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平成22年 9月 定例会−09月28日-付録
平成22年 9月 定例会−09月28日-05号

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  1. 八戸市議会 2010-09-28
    平成22年 9月 定例会−09月28日-05号


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    平成22年 9月 定例会−09月28日-05号平成22年 9月 定例会 平成22年9月八戸市議会定例会会議録(第5号)         ────────────────────── 議事日程第5号  平成22年9月28日(火曜日)午前10時開議 第1 認定第1号 平成21年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について    認定第2号 平成21年度八戸市公営企業会計決算の認定について    議案第124号 八戸市自動車運送事業欠損金資本剰余金による処理について 第2 議案第100号 平成22年度八戸市一般会計補正予算    議案第101号 平成22年度八戸市立市民病院事業会計補正予算    議案第102号 平成22年度八戸市都市計画下水道事業特別会計補正予算    議案第103号 平成22年度八戸市中央卸売市場特別会計補正予算    議案第104号 平成22年度八戸市老人保健特別会計補正予算    議案第105号 平成22年度八戸市農業集落排水事業特別会計補正予算    議案第106号 平成22年度八戸市介護保険特別会計補正予算    議案第109号 八戸市非常勤消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について    議案第110号 八戸市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について    議案第111号 八戸市広域医療連携基金の設置及び管理に関する条例の制定について    議案第112号 八戸市地区計画等の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例の制定について
       議案第113号 類家南ポンプ場エンジンポンプ設備整備工事請負契約の締結について    議案第114号 類家排水ポンプ場(電気設備)改築工事請負契約の締結について    議案第115号 市有財産の無償貸付けについて(八戸共同福祉施設用土地及び建物)    議案第116号 市有財産の無償貸付けについて(上の山地区生活館用地)    議案第117号 市有財産の無償貸付けについて(湊浜通り地区生活館用地)    議案第118号 市有財産の無償貸付けについて(長根地区集会所用地)    議案第119号 市有財産の無償貸付けについて(沼館地区集会所用地)    議案第120号 市有財産の無償貸付けについて(新井田西地区生活館用地)    議案第121号 市有財産の無償貸付けについて(是川団地集会所用土地及び建物)    議案第122号 市有財産の無償貸付けについて(南類家地区集会所用土地及び建物)    議案第123号 字の区域及びその名称の変更について    議案第125号 新処分施設本体建設工事請負契約の締結について 第3 請願1件、陳情2件 第4 閉会中の継続審査について 第5 議員派遣について   ────────────────────  本日の会議に付した事件 議事日程に同じ   ──────────────────── 出席議員(36名)        1番     工藤悠平 君        2番     藤川優里 君        3番     小屋敷孝 君        4番     山口広道 君        5番     森園秀一 君        6番     島脇一男 君        7番     夏坂 修 君        8番     松田 勝 君        9番     三浦隆宏 君        10番     田中 満 君        11番     下田保夫 君        12番     古舘傳之助君        13番     壬生八十博君        14番     豊田美好 君        15番     立花敬之 君        16番     坂本眞将 君        17番     山名文世 君        18番     大島一男 君        19番     松橋 知 君        20番     畑中哲雄 君        21番     石橋充志 君        22番     五戸定博 君        23番     八嶋 隆 君        24番     寺地則行 君        25番     越後賢司 君        26番     吉田淳一 君        27番     秋山恭寛 君        28番     大館恒夫 君        29番     前澤時廣 君        30番     伊藤圓子 君        31番     田名部和義君        32番     吉田博司 君        33番     坂本美洋 君        34番     上田善四郎君        35番     東野礼二 君        36番     荒川重雄 君   ──────────────────── 欠席議員(なし)   ──────────────────── 地方自治法第121条による出席者    市長          小林 眞 君    副市長         西 幹雄 君    副市長         奈良岡修一君    南郷区役所長      沼畑龍男 君    総合政策部長      高島 司 君    まちづくり文化観光部長 大岡長治 君    防災安全部長      白川文男 君    総務部長        早狩博規 君    財政部長        田名部政一君    商工労働部長      高谷勝義 君    農林水産部長      工藤良弘 君    福祉部長        山内 隆 君    市民健康部長      松浦伸一 君    環境部長        荒屋敷秀俊君    建設部長        田中 博 君    都市整備部長      妻神敬悦 君    教育長         松山隆豊 君    教育部長        芝 俊光 君    交通部長        梅内昭統 君    市民病院事務局長    林 隆之介君    監査委員        大野善弘 君   ──────────────────── 出席事務局職員    事務局長        宮崎光弥    次長兼議事課長     佐藤 卓    副参事(議事グループリーダー)                秋山直仁    主査          和田 智    主査          細谷地幸夫    主事          毛利誠司
      ────────────────────   午前10時00分 開議 ○議長(山口広道 君)これより本日の会議を開きます。   ──────────────────── △日程第1 認定2件及び議案1件一括上程 ○議長(山口広道 君)日程第1認定第1号平成21年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定について並びに認定第2号平成21年度八戸市公営企業会計決算の認定について及び議案第124号八戸市自動車運送事業欠損金資本剰余金による処理についてを一括議題といたします。  決算特別委員長から、委員会における審査の経過と結果について報告を求めます。  立花敬之委員長  〔15番立花敬之君登壇〕 ◎15番(立花敬之 君)決算特別委員会における審査の経過と結果について報告をいたします。  審査の内容については後日会議録として作成し、配付いたしますので、当委員会の報告は、その概要のみ申し上げます。御了承願います。  最初に、認定第1号平成21年度八戸市一般会計及び各特別会計決算の認定についてであります。  理事者から、一般会計における決算の概要は、歳入決算額951億5325万1428円、歳出決算額924億8476万4163円となり、この結果、歳入歳出差引残額は26億6848万7265円となった。このうち水産物流通機能高度化対策事業小学校建設事業八戸ポータルミュージアム整備事業などの繰越明許費及び継続費逓次繰越に係る繰越財源4億7904万3197円を差し引いた21億8944万4068円が実質収支額となった。  次に、国民健康保険特別会計など15特別会計における決算の概要は、歳入決算額634億9423万891円、歳出決算額613億9913万3621円となり、この結果、歳入歳出差引額の合計は20億9509万7270円となった。  このうち八戸駅西土地区画整理事業及び公共下水道管ょ等築造事業繰越明許費に係る繰越財源1億5670万4000円を差し引いた19億3839万3270円が実質収支額となったとの説明があったのであります。  これに対する委員からの質疑、要望の主なるものを申し上げます。  まず一般会計歳出中、第2款総務費では、期日前投票所の利便性向上、いかずきんズのキャラクター展開、南郷区のコミュニティバス利便性向上、子ども見守り巡回パトロールの実施状況、友好都市の認知度アップの方策、住民自治懇談会における意見の総合計画への反映についてであります。  第3款民生費では、家庭相談の受付体制、認可外保育施設児童対策費補助金の内容、災害時要援護者の個別避難支援プラン作成状況社会福祉協議会と行政との役割分担、定額給付金等のDV被害者への支給実績、障がい児の仲良しクラブ利用状況についてであります。  第4款衛生費では、国が実施する妊婦健診助成の今後の見通し、生活環境保全条例関係の苦情内容と解決のための取り組みについてであります。  第5款労働費では、八戸フィルムコミッション設立・運営事業の目的と内容、福祉人材育成センター事業委託料の内容、緊急雇用創出事業の内容と長期雇用への取り組み、シルバー人材センター補助金の内容、ふるさと雇用再生特別基金事業の効果、中小企業振興条例の理念についてであります。  第6款農林水産業費では、あおもりの水田フル活用推進事業補助金の利用実績、八戸平原地区総合農地開発事業の効果についてであります。  第7款商工費では、知的所有権対策支援業務委託の内容と実績、立地奨励金補助金の内容、八戸駅西口のボードの活用、B−1グランプリにおける八戸せんべい汁の入賞による経済効果の検証、プレミアム付商品券発行事業の経済効果、八戸商工会議所事業補助金の内容と効果の検証、八戸三社大祭への大河ドラマ出演者招致による効果、中心市街地での朝市開催の見通し、アントレプレナー情報ステーション事業の実績についてであります。  第8款土木費では、中心市街地まちなか住宅取得支援事業事業期間延長の見通し、都市公園遊戯施設の保守点検の実施状況、東西自由通路管理業務委託料における当市の負担割合、国道454号豊崎地区の整備の見通し、街路樹の維持管理についての市の考え方、市道八幡坂線の歩道整備と安全対策、シーガルブリッジライトアップによる多角的活用の可能性、草花の苗配布事業の規模縮小についての市の考え方についてであります。  第9款消防費では、火災警報器の設置状況についてであります。  第10款教育費では、耐震補強設計の委託業者の選定方法、南部山アイスアリーナの施設補修への支援の考え方、縄文まつりにおける地元町内会との綿密な連携、私立幼稚園への補助拡充、体育施設の指定管理者における利用料金徴収の状況、スクールカウンセラーの確保と有効活用についてであります。  歳入では、収入未済額増加の理由、収入窓口の拡充への取り組みについてであります。  次に特別会計では、国民健康保険特別会計において、国保税の収入未済額発生の主な要因について、学校給食特別会計において、児童生徒の給食に対する感想の献立への反映についてであります。  次に、認定第2号平成21年度八戸市公営企業会計決算の認定について及び議案第124号八戸市自動車運送事業欠損金資本剰余金による処理についてであります。  まず、八戸市自動車運送事業会計決算及び八戸市自動車運送事業欠損金資本剰余金による処理についてであります。  理事者から、収益的収入及び支出の状況は、事業収益17億2060万6440円、事業費16億9625万2793円となり、この結果、当年度の損益計算では純利益2046万7592円が生じ、当年度の未処理欠損金は4億1047万7482円になった。  なお、未処理欠損金については、資本剰余金1億544万4420円を繰り入れ、繰越欠損金は3億503万3062円とする。  また、資本的収入及び支出の状況は、資本的収入6390万円、資本的支出1億5535万7722円となり、資本的収支において不足する額9145万7722円については損益勘定留保資金及び一時借入金等で補てんしたとの説明があったのであります。  これに対する委員からの質疑、要望の主なるものは、臨時職員の待遇改善についてであります。  次に、八戸市立市民病院事業会計決算であります。  理事者から、収益的収入及び支出の状況は、事業収益145億1908万7962円、事業費142億1989万8262円となり、この結果、当年度の損益計算では、純利益2億5947万3295円となり、当年度の未処理欠損金は132億3329万5014円となった。  また、資本的収入及び支出の状況は、資本的収入14億3273万1344円、資本的支出19億7568万5875円となったとの説明があったのであります。  これに対する委員からの質疑、要望の主なるものは、医師確保の取り組み、医療費未収金の状況、紹介状のない患者への対応についてであります。  以上で認定第1号並びに認定第2号及び議案第124号に対する質疑を終了し、総括意見を徴したのであります。  自由民主クラブを代表して、小屋敷孝委員から、認定第1号並びに認定第2号及び議案第124号に賛成する。  当市においては、液化天然ガス輸入基地の立地等明るい兆しも見え始めているものの、厳しい地方経済下にあって、平成21年度の決算は、一般会計、特別会計それぞれに黒字を計上し、財政指標も財政健全化法に基づく健全化基準をいずれもクリアしており、また、実質公債費比率も昨年度より改善していることは、市長の強いリーダーシップのもと行財政改革に積極的に取り組んだ成果であり、高く評価する。  予算執行に当たっては、すべての事務事業において必要性、緊急性、効率性の観点から見直しを行い、財政健全化行財政改革の推進に配慮し、最小の経費で最大の効果を上げていることを評価する。  今後は、いかずきんズのバージョンアップによるさらなる利活用、友好都市交流事業の推進、八戸せんべい汁経済波及効果の把握によるさらなる普及促進、写真集Hachinohe Cityの利活用、ツイッター、ユーストリーム等ウエブの活用による八戸花火大会の寄附金集めと病院等施設での視聴、指定管理者制度導入施設での利用料金制の導入拡大、アントレプレナー事業の展開、シーガルブリッジライトアップによる多角的活用、市道八幡坂線の歩道整備と安全対策、是川縄文まつりの成果と課題、委託業務での地元労力の活用などについては十分検討されるよう要望する。  次に自動車運送事業では、利用者減少に歯どめがかからない経営環境の中、営業規模の縮小、運転技師の配置転換、人件費の節減、物品費の減少などにより本年度決算で純利益を計上し、5年連続で累積欠損金を減少させている。今後とも一層の経営健全化と、安心安全で信頼ある市営バスの実現に向け努めていただくよう要望する。  次に市民病院事業では、救命救急医療及び高度医療を中心とした地域医療支援病院として、連携による地域完結型の医療体制づくりへの努力に敬意を表する。新市民病院建設後初めて純利益を計上したが、今後は多額の費用支出が見込まれるため、一層の経営健全化に努めるよう要望する。また、市民病院へのドクターヘリ2機目の配置を引き続き県に強く要望するよう求める。  民主クラブを代表して、田中満委員から、認定第1号並びに認定第2号及び議案第124号について一部要望を付して賛成する。  現下の社会情勢の中、少子高齢化や扶助費の増加に伴い地方財政を取り巻く環境は依然として厳しいものがある。その中にあって、地方自治体には地方分権に伴う自己決定、自己責任に基づいた行政運営が一層求められている。  平成21年度決算では、財政環境の大変厳しい中、知恵を絞り市民に身近な社会資本の整備、少子高齢化等に対応した福祉の充実に取り組むなど、市勢発展のための重要政策への取り組みがなされたことを評価する。しかし、今後とも未済額の改善はもとより、歳出削減、歳入確保を通じた行財政改革を求める。  市民の理解のもとに、限られた財源の中で良好な行政運営を行うためには、最小の経費で最大の効果を上げる簡素にして効果的な行政運営、また公共サービスに係る民間との役割を明確にはかりつつ、住民の視点に立ったサービスを推進する中で、慣例にとらわれることなく費用対効果といったコスト意識の醸成に向けた取り組みを要望する。  自動車運送事業では、バス利用者の減少に歯どめがかからず、経営環境は極めて厳しい状況にあるが、経営健全化計画に沿った業務の効率化を推進し、5年連続黒字となったことを評価する。さらなる経営の安定化を図り、市民の足としての利用促進策へのより一層積極的な取り組みを期待する。  市民病院事業では、経営改善に取り組み13年ぶりの単年度黒字となったことを評価する。市民の医療需要に応じながらも、常に市民病院の果たすべき役割の原点を理解し、医療の質の向上と患者サービスの充実を図られるよう要望する。  社民党・市民連合を代表して、大島一男委員から、認定第1号並びに認定第2号及び議案第124号に一部意見、要望を付して賛成する。  厳しい状況下で徹底した行財政改革を推し進め、市民生活の向上に向けた戦略的な施策を効率的に展開した努力を高く評価するが、一層の財政健全化への取り組みを望む。  うみねこ学園・いちい寮民営化支援補助金については、施設の運営等をしっかり検証され、派遣職員の不利益にならないよう強く求める。  審査の過程で指摘した、安全・安心まちづくり推進協議会への支援の強化、行政、商工会議所、議会との連携強化、並行在来線への国の支援策の早期決着及び八戸線の未来についてのJRとの協議、災害時要援護者支援事業について情報の精度向上と共有の拡大、さらに地域の認知度対策、葦毛崎展望台等観光ルート化、国道454号整備促進期成同盟会取り組み強化と豊崎工区早期着工のための連携強化、安全確保のための市道前田小田線の歩道整備、重点港湾の指定と整合性のある特定重要港湾への指定要望の推進、南部山アイスアリーナの支援策の強化、小中学校の耐震化推進給食メニューへの子どもの声の反映、子どもたちに理解される手法での残渣の処分を求める。  次に自動車運送事業では、経営健全化計画を策定し、経営努力をされた結果、資金不足比率で計画値を下回ったことを評価する。しかし、バス事業を取り巻く環境は依然として厳しく、利便性向上に努めるだけでは経営健全化を図ることは極めて厳しく、公益事業に立脚した視点での公営交通のあり方を議論すべきと考える。  次に市民病院事業では、地域医療の質のさらなる向上を求めて各種事業の推進を図りつつ、新市民病院建設後初めての純利益を計上したこと及び外来患者数の増加を高く評価する。しかし、今後も厳しい経営環境であり、改革プランに沿って、なお一層の経営健全化を図り、地域医療の向上に努めるよう強く要望する。  公明党を代表して、夏坂修委員から、認定第1号並びに認定第2号及び議案第124号について賛成する。  決算状況については、長引く景気低迷により市民税の大幅な減収があったものの、一般会計、特別会計ともに黒字となった。これはまさに小林市長が率先垂範の行動力を発揮し、選択と集中による行政運営を進めた成果と高く評価する。  当市は依然として厳しい財政状況にあるが、雇用の創出や中小企業対策、はっちを核とした中心市街地の再生、ゲリラ豪雨や空き家などへの安全対策、高齢者支援、児童虐待、うつ病など新たな福祉の課題への対応について、小林市長の全身全霊をかけた取り組みを要望する。  また、職員の懲戒処分のDV条項の追加、子ども手当未申請者への周知徹底、妊婦健診14回分の公費助成の継続、八戸フィルムコミッションの早期設立、中小企業の新事業への支援充実などについて、現在の取り組みのさらなる充実とともに、新たな発想による事業展開を要望する。  次に自動車運送事業では、営業規模の縮小や配置転換などの経営改革により純利益を計上し、資金不足比率も前年度から少なからず減少したことは高く評価する。今後も厳しい経営環境が想定されるが、事業の公益性がより一層向上するよう、地域のニーズに合った公共交通としての政策展開を要望する。  次に市民病院事業については、地域医療の質のさらなる向上を目指し、また救急医療体制の充実を図りながらも経営改善に努力され、純利益を計上されたことを高く評価する。今後の救急医療のさらなる充実と患者サービスの向上により一層精進されることを要望する。  日本共産党議員団を代表して、畑中哲雄委員から、認定第1号に反対し、認定第2号及び議案第124号に一部意見を付して賛成する。  個人市民税、固定資産税を納められない市民は合計で延べ1万人以上で、その額は22億円にもなる。交付税と国庫支出金の増額でこれらの減収分はカバーできたが、今後の国の地方財政政策については、大枠による締めつけに注意が必要となっている。  学校耐震化対策を初め子育て支援や看護師修学資金制度等での成果はあったが、財政再建の名での職員数の減少は住民サービスに影響を与えてきている。  また、深刻化する雇用、特に新卒者の20%以上に仕事がないという問題は、国の責任ではあるが、市としても環境重視の新産業創出や独自の事業を考えるべきである。  住宅リフォームの助成制度は、全国的にもその経済効果は証明されているもので、市も制度化を急ぐべきである。  誘致企業1社に1億数千万円も補助することは再検討し、地元の自営、零細業者に仕事をつくり出すことが、若者の雇用にもつながると考える。  大型事業については、国の施策の失敗から長期間多額の負担が重なり、福祉や教育、子育て予算にまで影響が出ていることも改めて指摘されることになった。  現在進められている公共事業も、後の負担額、維持費等も、きちんと計算して取りかかる必要がある。  桔梗野工業用地の多額の負債問題では、事業団の責任は大きいと考える。今後、事業団に事務負担金を出し続けることは再検討すべきである。  国民健康保険特別会計は未済額が膨らんでおり、一般会計からの繰り入れとともに、国の負担割合をもとに戻すよう要望すべきである。  また、当市の1人当たりの医療費は全国平均より少ないが、さらに保健活動に力を入れ、健診率も向上させて市民の健康を守るとともに国保会計の改善となるよう努めることを望む。  次に市民病院事業では、初期投資の大きさと相次ぐ国策による医療改悪の中、職員による血のにじむような努力を重ね、やっと単年度黒字になったが、今後も一層努力を重ね、中核病院として役割を果たすことを願う。  伊藤圓子委員から、認定第1号並びに認定第2号及び議案第124号に意見、要望を付して賛成する。  決算における歳入の増は臨時財政対策債の増による伸びにすぎず、歳出においての個人消費促進策や雇用対策、地域経済対策は成果や実効性に疑問が残り、政策の検証が求められる。  今後は、地域コミュニティ計画及び住民自治推進懇談会等の第5次総合計画の中枢への位置づけ、民生委員空白地域対策、障がい児者のための施策、資源物の分別回収システムの再構築、持続した雇用対策、若年者の雇用対策、八戸平原地区総合農地開発事業の検証、片町朝市存続への支援、花と緑のまちづくり推進、実効性ある中心市街地活性化策の推進、木造住宅耐震診断の拡充、住宅耐震改修補助制度の創設、1次産業の振興、地産地消、ブランド商品開発支援、有機・自然農法の推進と支援、静脈産業の振興、是川縄文館開館に向けて観光政策と連動した広報活動の推進、東北新幹線全線開業の成果を上げるための関連施策の総結集、外部監査の導入、学校適正配置の慎重な合意形成、学校給食の調理業務の民間委託に関して地場産食材の優先使用、食育等教育への寄与に重きを置くことを強く要望する。  次に自動車運送事業では、民間バスとの共同運行やバスロケーションシステム等は利用者から好評を得ている。資金不足比率が改善したことを評価するが、今後はサービスを向上させ利便性を高めて、新たな利用者をつくることと、八戸圏域における公共交通ネットワークの構築が求められることから、八戸圏域公共交通計画の策定に期待する。  次に市民病院事業では、急性期医療の充実に努められたことに敬意を表する。7対1の看護体制やDPC導入による医療の質の向上と増収に期待する。厳しい経営環境下での黒字化に一定の評価をするが、今後も経営健全化を図るための事業の推進と、不足している医師の早期確保に努めるよう強く要望する。また県に対しては、ドクターヘリの2機体制による通年運航を強く求める。  以上のとおり、それぞれ意見の開陳があったのであります。  続いて、認定第1号を採決に付した結果、賛成多数をもって認定することに決しました。  認定第2号及び議案第124号については、全員異議なく認定、可決することに決しました。  以上で報告を終わります。  〔15番立花敬之君降壇〕 ○議長(山口広道 君)ただいまの委員長報告に対し、御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山口広道 君)御質疑なしと認めます。  これより討論に入りますが、通告がありませんので、これをもって討論を終わります。  これより認定第1号を採決いたします。  本決算の委員長報告は認定であります。  本決算を委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(山口広道 君)御着席願います。  起立多数であります。  よって、本決算は委員長報告のとおり認定することに決しました。  次に、認定第2号及び議案第124号を一括して採決いたします。
     本決算及び議案を委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山口広道 君)御異議なしと認めます。  よって、本決算及び議案は委員長報告のとおり認定及び可決することに決しました。   ──────────────────── △日程第2 議案23件 △日程第3 請願1件、陳情2件 ○議長(山口広道 君)日程第2議案第100号平成22年度八戸市一般会計補正予算から議案第106号平成22年度八戸市介護保険特別会計補正予算まで、議案第109号八戸市非常勤消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定についてから議案第123号字の区域及びその名称の変更についてまで及び議案第125号新処分施設本体建設工事請負契約の締結について並びに日程第3請願1件、陳情2件を一括議題といたします。  各常任委員長から委員会における審査の経過と結果について、順次報告を求めます。  総務常任委員長の報告を求めます。  秋山恭寛委員長  〔27番秋山恭寛君登壇〕 ◎27番(秋山恭寛 君)総務常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第100号平成22年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2款総務費では、徴税費において、法人市民税等で還付の必要が生じたため税過誤納金還付金を増額するものであります。  第8款土木費では、都市計画費において八戸ポータルミュージアムに係る光熱水費及び警備業務等委託料を計上するものであります。  第10款教育費では、小学校費において、柏崎小学校の移転改築に伴う電波障害対策用のケーブルテレビ使用料を計上するものであります。  一方、歳入予算では、県支出金、繰入金及び繰越金を増額するものであります。  第2条債務負担行為の補正では、八戸ポータルミュージアムの警備業務等維持管理委託料について債務負担行為の期間及び限度額を設定するものであります。  第3条地方債の補正では、道路橋りょう事業及び都市計画事業について起債の限度額を変更するものであります。  審査の過程において委員から、時間外勤務手当の増額理由について質疑があり、理事者から、新規事業への対応のほか、勤務時間外や休日に開催される市民協働に関する地域の会合への対応などが主な理由であるとの答弁があったのであります。  また委員から、八戸ポータルミュージアムの警備業務委託の発注方法について質疑があり、理事者から、指名競争入札で行う予定であるとの答弁があったのであります。  さらに委員から、学校建設に係る電波障害対策事業の内容について質疑があり、理事者から、対策が必要となる147世帯に対して八戸テレビが視聴できるようにするものであるとの答弁があったのであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  次に、平成22年陳情第2号永住外国人への地方参政権付与に反対する意見書提出を求める陳情については、藤川委員、寺地委員から、参政権付与により外国の意向を受けた首長が誕生する可能性も取りざたされており、慎重な対応が必要である。また、帰化によって参政権を得ることができることから採択とされたい。  一方、山名委員、松田委員から、永住外国人に限定していることや納税者の権利確保を考える必要があること、さらに法案が提出されていない現在の状況で意見書を提出すべきではないことから不採択とされたいとの意見が出されたのであります。  本陳情を採決に付した結果、起立多数をもって採択と決しました。  以上で報告を終わります。  〔27番秋山恭寛君登壇〕 ○議長(山口広道 君)経済常任委員長の報告を求めます。  大島一男委員長  〔18番大島一男君登壇〕 ◎18番(大島一男 君)経済常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第100号平成22年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第7款商工費では、小中学生を対象とした体験型起業家教育を行うため産業人材育成支援事業等委託料を計上するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第103号平成22年度八戸市中央卸売市場特別会計補正予算の主なる内容は、歳出において市場内取引に係る統計処理システムの機能修正等作業の委託料を計上し、歳入においては繰越金を増額するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第115号は、市有の土地及び建物を八戸共同福祉施設用として八戸企業団地協同組合に無償貸し付けするためのものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  次に、平成22年陳情第1号最低賃金法の抜本改正と安定雇用の創出、中小企業支援策の拡充・強化を求める陳情については、小屋敷委員から、現下の厳しい経済情勢の中、最低賃金1000円は現実と大きくかけ離れた金額であり、地方においては800円にも届いていない現状にあることなどから、今回の陳情は不採択とされたいとの意見があり、本陳情は全会一致で不採択と決しました。  以上で報告を終わります。  〔18番大島一男君降壇〕 ○議長(山口広道 君)民生常任委員長の報告を求めます。  田名部和義委員長  〔31番田名部和義君登壇〕 ◎31番(田名部和義 君)民生常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第100号平成22年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第2款総務費では、総務管理費において、寄附金を社会福祉基金積立金に積み立てるものであります。  第3款民生費では、児童福祉費において、是川、三条、南浜の3つの児童館の水洗化工事費を計上するものであります。  第4款衛生費では、保健衛生費において、新型インフルエンザワクチン接種における低所得者世帯に対する助成措置のための経費を、定住自立圏形成協定に基づく市民病院から五戸総合病院への医師派遣事業に係る負担金として市民病院事業会計負担金を、それぞれ計上するものであります。  第10款教育費では、保健体育費において、南部山健康運動センター事務室の中央監視装置改修工事費を計上するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第101号平成22年度八戸市立市民病院事業会計補正予算の主なる内容は、収益的収入及び支出のうち、収入については、定住自立圏形成協定に基づく医師派遣事業に係る一般会計からの負担金を増額するものであります。  支出については、DPC分析支援システム導入に伴い経費を増額するものであります。  資本的収入及び支出においては、八戸市広域医療連携基金の造成に伴い、収入では他会計負担金を増額し、支出では基金造成費を計上するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第104号平成22年度八戸市老人保健特別会計補正予算の内容は、歳出においては国庫負担金、県負担金等について、実績に基づき金額が確定したことに伴う返還金を、歳入においては前年度繰越金を、それぞれ増額するものであります。  議案第106号平成22年度八戸市介護保険特別会計補正予算の主なる内容は、歳出においては国、県及び支払基金への超過分の返還金を計上し、歳入においては前年度繰越金を増額するものであります。  以上の各特別会計補正予算は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第109号は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴い、規定の整理をするためのものであります。  議案第110号は、国民健康保険法の一部改正に伴い、規定の整理をするためのものであります。  議案第111号は、広域医療連携基金を設置するためのものであります。  議案第116号は、市有土地を上の山地区住民の生活館用地として上の山町内会に、議案第117号は、市有土地を湊浜通り地区住民の生活館用地として湊浜通り生活館運営委員会に、議案第118号は、市有土地を長根地区住民の集会所用地として長根町内会に、議案第119号は、市有土地を沼館地区住民の集会所用地として沼館二丁目第一町内会に、議案第120号は、市有土地を新井田西地区住民の生活館用地として新井田西町内会に、議案第121号は、市有の土地及び建物を是川団地住民の集会所用として是川団地中央集会所運営委員会に、議案第122号は、市有の土地及び建物を南類家地区住民の集会所用として南類家町内会に、それぞれ無償貸し付けするためのものであります。  以上10件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  次に、平成22年請願第1号認可外保育園及び園児に対する支援を求める請願については、審査の過程において委員から、認証保育所制度に対する市の考え方について質疑があり、理事者から、子育て支援策の中での優先順位を考えながら検討しなければならないとの答弁があったのであります。  続いて本請願に対して意見を徴したところ、森園委員から、県に対して支援を求める必要があることから採択とされたい。  また松橋委員、下田委員、夏坂委員、畑中委員から、保護者や園児のために支援の充実が必要であることから採択とされたい。  さらに伊藤委員から、認可外保育園の果たす役割の重要性から採択とされたいとの意見があり、本請願は全会一致で採択と決しました。  なお、本請願は、執行機関に送付し、その処理の経過と結果の報告を請求することに決定しました。  以上で報告を終わります。  〔31番田名部和義君降壇〕 ○議長(山口広道 君)建設常任委員長の報告を求めます。  八嶋隆委員長  〔23番八嶋隆君登壇〕 ◎23番(八嶋隆 君)建設常任委員会における審査の経過と結果を報告いたします。  議案第100号平成22年度八戸市一般会計補正予算のうち、当委員会に係る歳出予算の主なる内容は、第8款土木費では、道路橋りょう費において、融雪剤購入経費及び除雪業務等委託料を計上するものであります。  本案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第102号平成22年度八戸市都市計画下水道事業特別会計補正予算の内容は、歳出では、総務費において管きょ布設替等工事費を増額するものであります。歳入では、前年度繰越金を増額するものであります。  議案第105号平成22年度八戸市農業集落排水事業特別会計補正予算の内容は、歳出では、総務費において農業集落排水処理施設及びマンホールポンプの修繕料を増額するものであります。歳入では、農業集落排水事業債を増額するものであります。  第2条地方債の補正では、起債の限度額を変更するものであります。  以上の各特別会計補正予算は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  議案第112号は、下田屋前上沢巻目線沿線地区計画区域及び沼館第二地区計画区域の区域内における建築物の用途、敷地及び構造に関する制限を定めるとともに、その他所要の改正をするためのものであります。  議案第113号及び議案第114号は、類家南ポンプ場――エンジンポンプ設備――整備工事及び類家排水ポンプ場――電気設備――改築工事の請負契約を締結するためのものであります。  議案第123号は、住居表示の実施に伴い、地方自治法第260条第1項の規定により、字の区域及びその名称を変更するためのものであります。  議案第125号は、新処分施設本体建設工事の請負契約を締結するためのものであります。  以上5件の議案は、全員異議なく原案のとおり可決されました。  以上で報告を終わります。  〔23番八嶋隆君降壇〕 ○議長(山口広道 君)以上をもって各常任委員長の報告は終わりました。  ただいまの委員長報告に対し、御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山口広道 君)御質疑なしと認めます。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  坂本眞将議員 ◎16番(坂本眞将 君)私は、本市議会議員の立場をいただいている坂本眞将であります。  所属政党、党派を超えてこの八戸市を思い、地方を思い、日本の国民の幸せを思い、日本の国の安定、国家を憂うる立場で、陳情第2号永住外国人への地方参政権付与に反対する意見書提出を求める陳情の採択に賛成する立場で討論を行うものであります。  現在、世界に203の独立国家がある中で、地方自治レベルで居住外国人の投票権、参政権を認めている国は39カ国とのことであります。  我が国においては平成11年10月、自民党、自由党、公明党の連立合意の際に、公明党の要請により法案化についての合意がなされたことがその始まりになっております。  さて、世界に居住外国人の投票権、参政権を認めている国が39カ国あると言えば、世界の流れがその方向に進んでいるようにも見受けられますが、しかしながら、その多くはEU加盟国、すなわち欧州連合と、加えてイギリス連邦諸国であり、EU加盟国間ではその加盟の条件として、相互主義的に地方参政権を認めることを課しているものであり、また、そもそもEUの設立目的が、外交、安全保障、経済、通貨、社会の統合を目的としたものであり、彼らは国家を超えて欧州連合の市民という概念を持ち、その帰結として居住外国人の参政権を認めているものであります。
     また、イギリス連邦につきましては、イギリスと旧大英帝国であった諸国であり、連邦を形成する中で、そのイギリス連邦の国民的意識を持っているものであり、今、我が日本国が参政権を認めようとしている永住外国人の持っている意識とは中身を異にしております。  今、我が日本国に住まいする永住外国人は、平成20年末で42万305人で、その内訳は韓国、朝鮮の方々が41万6309名で全体の99%、台湾の方々が2892名であり0.7%、その他は1104名で0.3%であり、この永住外国人と呼称する方々は、大東亜戦争に前後して我が国に来られた方々、そしてその2世、3世の方々であります。  大変に恐縮でありますが、今、韓流ブームとなり、韓国の俳優、歌手、アーティストが日本国内で人気を博しております。  しかし、ほんの20年くらい前までは、大変に悲しい差別がこの日本の国の中で行われていた、また現在においても一部でそれが続いていると認識いたしております。  そんな中、私は個人的には多くの在日韓国、在日朝鮮の方々にかわいがっていただき、時に個人の方の御自宅で韓国、朝鮮料理を振る舞っていただいたりしております。そして、その時々の会話の中で、幼いときに日本人にわけもなくいじめられた、石をぶつけられたという話を聞かされました。  そしてあるとき、親しくしている2世の方に言われました。自分は来たくて日本に来たのではない。生まれたくて日本の国で外国人として生まれたのではない。親が日本にいた。そこで外国人として生まれた。小さいときにいじめられた上に、今現在、税金を払っているのに参政権はない。おかしいと思わないか。  大変に胸を突く内容であり、その言葉を言われてから約30年、その言葉は私の胸を締めつけておりました。  もし我が国の多くの方が確固とした国家観を持ち、この国に誇りを持ち、この国を愛し、時の権力者も間違いのない国家観の上に国益を考え、確固とした態度で外国に対峙できるのであれば、居住外国人ということではなく、大東亜戦争に前後して我が国に来られた方々、そしてその2世、3世の方々、すなわち永住外国人の方々に最小限の参政権を認めることについて積極的に反対を唱えるものではありません。  しかしながら、この日本の国土は日本人だけのものではないと言っている人が、つい数カ月前までこの日本の国の総理大臣をやっておられました。式典で国旗に礼をすることを拒み、そして最後まで国歌を斉唱しなかった人が現在、我が国の総理大臣をしておられます。国家の意識があいまいな方が、この国の代表者なのであります。  そして、日本の領海を侵犯し、さらに海上保安庁の船に故意に衝突し、これを一部破損させ、公務執行を妨害して逮捕された中国漁船の船長が、何と一地検の判断で――その真意は極めて疑わしいものでありますが、公式には一地検の判断で処分保留のまま釈放されました。国家観もなければ、三権分立という法治国家の基本をなすことへの意識も欠落した現況であります。  さらには、事実を歪曲した歴史により、国民が国に誇りを持てない、日本人が日本の国に誇りを持てない状況になりつつあります。  今からちょうど100年前の明治43年――1910年、我が日本は分断前の南北朝鮮と日韓併合条約を締結いたしております。  条約締結当時、朝鮮国内に小学校はわずかに4校、その後、大正13年――1924年には2500、昭和11年――1936年には朝鮮国全土に各1村ごとに小学校が日本政府の手によって建設されております。  さらには、アジアの国のあちこちに国立大学、国立病院が、その国の人たちのために日本の政府によって設立、建設された事実があります。  植民地支配という観点からはおよそほど遠い、世界に例を見ない海外政策でありますが、これらを記した書物は、戦後にほとんどがGHQにより焼却処分され、歴史の事実が抹消されております。  毎年8月15日、日本の敗戦の日が近くなって、まちで若者に靖国神社参拝をどう思いますかと問いかければ、戦犯、戦争犯罪人が祭られているのでしょうと答えが返ってまいります。  大東亜戦争後、米国と戦勝連合国、そしてインドとフィリピンの2カ国を加えた極東委員会11カ国の裁判官により行われた東京裁判において、戦犯、戦争犯罪人として軍人、政府関係者25名がA級戦犯として裁かれました。絞首刑は7名、そしてアメリカ、フランス、イギリス、オランダ、フィリピン、ソ連、中国でもBC級の戦犯とされる人たちが裁かれ、1100名以上が絞首刑となり、多くが靖国神社に祭られております。  ここで百歩引き下がって、A級戦犯とされる人たちを除いてBC級戦犯とされる人たちに限って言えば、その多くは、みずからの意思にかかわりなく国家から徴兵され、日本の国を守ろうとして戦い、その戦争に勝利した側から戦争犯罪人とされ、絞首刑になり、靖国神社に祭られている方々であります。  日本を守るために戦って敗れて、勝った側から裁かれて絞首刑になった日本人を、現代に生きる日本人が犯罪人と呼んでおります。  日本の国は病んでいると私は思います。その病んでいる中で、今、永住外国人の地方参政権を認めるという、居住外国人参政権の門戸を開いてしまえば、さまざまな海外からの圧力に屈する形で、なし崩し的に歯どめがかからないままに、無秩序に無制限にそれらが広げられていく危険を帯びていると考えます。  永住外国人の枠が居住外国人に広げられれば、まずは中国からの大量移民を考えなくてはなりません。中国の人口は13億人であります。国策として1979年より一人っ子政策を推し進めてきましたが、その影響で女子の胎児が中絶されることが多く、その結果、2006年の発表で、2005年末現在で25歳以下の人口を見れば、男子は女子の数を3400万人上回っているとのことであります。  つまりは、3400万人がこのままでは結婚をできないということであり、その解決策として中国政府が呼びかけているのは、外国に移り住んで、その国の女性と結婚するということであります。国籍はそのまま、中国人としてその国家意識を持ったままということであります。  もしその10分の1の340万人が日本に来て、過疎の村に住んで、居住外国人としての参政権を認められたとすれば、5000人ずつに分散して680の村に住んで参政権を行使することが可能になります。1万人ずつに分散して340の町に住んで、参政権を行使することが可能になります。  10分の1ではなく5分の1の680万人が日本に来たらどうなるのでしょうか。中国の年間増加人口は1200万人であります。いまだに一人っ子政策をやめることなく推し進めておりますので、国内にとどまれば結婚にあぶれるという男子が物すごい勢いで増加していきます。  国策的に移民をさせる中で、何人かを選んで帰化させることは可能であります。日本は現在、居住10年で帰化が可能になります。となれば、移民してきた中から代表者数名に日本国籍を取得させ、町村長、町村議会議員を自分たちでつくり上げることは容易なことになってしまいます。  我が八戸市の有権者数は18万人、選挙の投票率はいつもおおむね40%台であります。となれば、ねらいを定めてこの八戸市ぐらいの自治体を乗っ取ってしまうことは本当に難しいことではなくなってしまいます。  まさかそんなと思うかもしれません。しかし、それは近年まで経済的に潤い、他国から武力侵略をされることなく、いわば平穏に生活してきた中での、もしかしたら国際的にはぼけていると言われるかもしれない日本人の感覚の中でのことであります。  尖閣諸島の問題で、中国国内では大がかりなデモが繰り返され、日章旗が焼き払われたり、また泥靴で踏みつけられている映像が流されております。日本のメディアが撮影しているのを承知しながらの無礼を超えた行為であります。  しかし、私はこの日本で外国の国旗を焼き払ったり踏みつけたりという場面、映像を見たことがありません。大きな音量で街宣車を走らせる過激な政治集団も、マイクで罵声を発しておりますが、他国の国旗を焼き払ったり踏みつけたりということはないように思います。  日本人は良識人であるのか、おとなし過ぎるのか。日本は四方を海に囲まれた島国であり、EU――欧州連合などの大陸的思考または連邦を形成するイギリス連邦の国民的意識とは大きな隔たりを持っております。  そして、国家の歴史は2670年と世界一長いのであります。ちなみに、EUに加盟するデンマークは1200年で世界で第2位、イギリスは900年、中国は建国からわずかに60年であります。  参政権を認めるという政策は、経済政策、福祉政策のように後で修正できる、もとに戻すということができないものでありましょう。  その今の国家、社会は過去から受け継いでおりますが、未来から預かっているということの重要性をもっと真剣に考えなければならないと思います。建国2670年の歴史の重さをもっと考えなければなりません。  今この時代に、国のあり方を現代に生きる我々だけで大きく変更してよいのでありましょうか。この国じゅうが病んでいる今このときに、外国人を大量に受け入れ、外国人に一部地方自治体の政治をゆだねることになる、永住外国人への地方参政権付与に反対する意見書提出に賛成し、ここにおられる議員各位が、所属政党その他さまざまなしがらみを超えて、国民を守り国を守る、市民を守る、地方を守るとのみずからの第一とする使命感により採択に賛成いただきますことを心から願って、陳情採択に賛成する討論を終わります。 ○議長(山口広道 君)以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山口広道 君)これにて討論を終結いたします。  これより議案第100号から議案第106号まで及び議案第109号から議案第123号まで並びに議案第125号の議案23件を一括して採決いたします。  以上の議案は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山口広道 君)御異議なしと認めます。  よって、以上の議案は委員長報告のとおり可決されました。  〔7番夏坂修議員、29番前澤時廣議員退席〕 ○議長(山口広道 君)次に、平成22年陳情第2号を採決いたします。  本陳情の委員長報告は、採択であります。  本陳情は、委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(山口広道 君)御着席願います。  起立多数であります。  よって、本陳情は委員長報告のとおり採択と決定されました。  〔7番夏坂修議員、29番前澤時廣議員着席〕 ○議長(山口広道 君)次に、平成22年陳情第1号を採決いたします。  本陳情の委員長報告は、不採択であります。  本陳情は、委員長報告のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○議長(山口広道 君)御着席願います。  起立多数であります。  よって、本陳情は委員長報告のとおり不採択と決定されました。  次に、平成22年請願第1号を採決いたします。  本請願は、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山口広道 君)御異議なしと認めます。  よって、本請願は委員長報告のとおり決定いたしました。  なお、ただいま採択されました平成22年請願第1号は、執行機関に送付し、その処理の経過及び結果の報告を請求することにいたします。   ──────────────────── △日程第4 閉会中の継続審査について ○議長(山口広道 君)日程第4閉会中の継続審査についてを議題といたします。  各常任委員長から会議規則第104条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。  お諮りいたします。  各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山口広道 君)御異議なしと認めます。  よって、各常任委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。   ──────────────────── △日程第5 議員派遣について ○議長(山口広道 君)日程第5議員派遣についてを議題といたします。  お手元に配付いたしました議員派遣一覧表のとおり議員派遣の申し出があります。  お諮りいたします。  議員派遣一覧表のとおり議員を派遣することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山口広道 君)御異議なしと認めます。  よって、会議規則第164条の規定により、議員派遣一覧表のとおり派遣することに決定いたしました。  お諮りいたします。  ただいま議決されました議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任されたいと思います。  これに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(山口広道 君)御異議なしと認めます。  よって、議員派遣について変更を要するときは、その措置を議長に一任することに決しました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。   ────────────────────   市長あいさつ ○議長(山口広道 君)この際、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。  市長
     〔市長小林眞君登壇〕 ◎市長(小林眞 君)平成22年9月八戸市議会定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  議員の皆様には、去る9月7日から本日までの22日間にわたり、本議会に提案しました平成22年度八戸市一般会計補正予算など議案26件、認定2件について、終始熱心かつ慎重に御審議を尽くされ、全議案とも原案のとおり議決を賜り、厚く御礼申し上げます。  議決いただきました各議案の執行に当たりましては万全を期してまいりますとともに、本議会において議員の皆様から寄せられました貴重な御意見、御要望等につきましては、今後の市政運営において十分に配慮してまいりたいと存じます。  何とぞ今後とも御指導と御支援を賜りますようお願い申し上げ、閉会に当たってのあいさつといたします。  〔市長小林眞君降壇〕   ────────────────────   閉 会 ○議長(山口広道 君)今期定例会における議員並びに理事者各位の御精励に対し、深甚なる敬意と感謝の意を表します。  これにて平成22年9月八戸市議会定例会を閉会いたします。   午前11時08分 閉会...