八戸市議会 2009-09-14
平成21年 9月 総務常任委員会−09月14日-01号
7 議案第120号
定住自立圏形成協定の締結について〔*
原案可決〕
(南部町)
8 議案第121号
定住自立圏形成協定の締結について〔*
原案可決〕
(階上町)
9 議案第122号
定住自立圏形成協定の締結について〔*
原案可決〕
(新郷村)
10 議案第124号 八戸市
過疎地域自立促進計画を変更することについて〔
原案可決〕
11 議案第125号
市立桔梗野小学校校舎耐震補強改修工事請負契約の締結について〔
原案可決〕
12 議案第128号
個別外部監査契約の締結について〔
原案可決〕
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出席委員(9名) |
欠席委員(なし)
委員長 秋 山 恭 寛 君 |
委員外議員(なし)
副委員長 石 橋 充 志 君 |
委 員 藤 川 優 里 君 |
〃 松 田 勝 君 |
〃 三 浦 隆 宏 君 |
〃 山 名 文 世 君 |
〃 寺 地 則 行 君 |
〃 山 口 広 道 君 |
〃 上 田 善四郎 君 |
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出席理事者
南郷区役所長 沼 畑 龍 男 君
総合政策部長 高 島 司 君
総務部長 大 岡 長 治 君
財政部長 田名部 政 一 君
会計管理者 柳 町 信 廣 君
教育長 松 山 隆 豊 君
教育部長 芝 俊 光 君
博物館長 小笠原 忠 志 君
南郷区役所次長 宮 崎 光 弥 君
総合政策部次長 大 坪 秀 一 君
総務部次長兼
行政改革推進課長 荒屋敷 秀 俊 君
総務部次長兼
人事課長 早 狩 博 規 君
財政部次長兼
財政課長 梅 内 昭 統 君
財政部次長兼
資産税課長 獅子内 善 美 君
財政部納税統括監兼収納課長 堺 俊 昭 君
教育部次長 赤 坂 正 廣 君
教育部次長 伊 藤 有 信 君
教育部次長兼
文化財課長 工 藤 竹 久 君
図書館長 河 村 忠 治 君 他
関係課長
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出席事務局職員
副参事(
議事グループリーダー) 秋 山 直 仁
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午前10時02分 開会
○秋山 委員長 おはようございます。
本日は
全員出席であります。
ただいまから
総務常任委員会を開きます。
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●
議案審査順序について
○秋山 委員長 これより議事に入ります。
当委員会に付託になりました議案を順次審査いたします。
お諮りいたします。
議案の
審査順序でありますが、お手元に配付してあります
審査順序のとおり審査したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御異議ありませんので、そのように進めてまいります。
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●
議案審査
1 議案第96号 平成21年度八戸市
一般会計補正予算
○秋山 委員長 議案第96号平成21年度八戸市
一般会計補正予算中、当委員会に付託になりました第1条中の
歳入歳出予算の補正の
関係部分及び第2条地方債の補正を議題といたします。
なお、審査の方法は、初めに第1条中の
歳出予算の補正の
関係部分を審査し、続いて第1条中の
歳入予算の補正及び第2条地方債の補正を一括で審査し、最後に意見を徴したいと思います。
それでは、第2
款総務費の
関係部分について理事者から説明を求めます。
◎早狩
総務部次長兼
人事課長 おはようございます。
それでは、第2
款総務費の
補正予算について、その主なるものを御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の45ページをお開き願います。
第2
款総務費は8億233万2000円を
増額補正し、補正後の額を65億9095万円とするものでございます。
そのうち本委員会にかかわる事項について御説明申し上げます。
1項1目
一般管理費の4節共済費、7節賃金の
増額補正は、出納室に係る産休、
育休職員の補充のための
臨時職員にかかわる経費でございます。
9節旅費及び14節使用料及び賃借料の増額は、
出納事務に関しての旅費及び
複写機使用料を計上するものでございます。13節委託料のうち
設計等委託料2140万3000円は、
地域情報通信基盤整備推進事業にかかわる
光ファイバー網を整備する工事の
実施設計、
工事監理のための経費でございます。同じく委託料の
個別外部監査委託料550万円の増額は、
地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、
自動車運送事業について
外部監査を受けるために必要な経費を計上するものでございます。
15節
工事請負費3億6259万7000円の増額は、
地域情報通信基盤整備推進事業にかかわる
光ファイバー網の
整備工事費を新たに計上するものでございます。
3目
財産管理費は25節積立金を101万9000円
増額補正するものでございますが、本委員会にかかわる事項につきましては、
是川縄文の
里整備基金積立金に68万3000円、協働の
まちづくり推進基金積立金に2000円をそれぞれ寄附金を充当し、積み立てるものでございます。
4目企画費は2534万5000円の増額でございますが、本委員会にかかわる事項は、8節報償費、9節旅費、11節需用費、12節役務費及び46ページにわたりますが、14節使用料及び賃借料のそれぞれの補正は、
定住自立圏共生ビジョンを策定するための
事務経費の
増額補正及び協働の
まちづくりの研修会にかかわる
事務経費の
組み替え補正でございますが、
懇談会委員への謝礼や
共生ビジョンの
印刷経費が主なものでございます。
2項1目課税費のうち9節
普通旅費の2万1000円の増額は、
税務職員表彰への出席のための旅費などを計上するものでございます。11節需用費の修繕料8万4000円の増額は、
資産税課の車両の
車検取得のための経費を計上するものでございます。12節役務費、
通信運搬費の40万円でございますが、南郷区の不
均一課税終了に関する
文書発送のための郵便料を増額するものでございます。
2目収納費の11節修繕料の12万円でございますが、収納課の車両の修理のための経費を計上するものでございます。23節
償還金利子及び割引料3億円は、
法人市民税等の還付が生じたため所要の額を計上するものでございます。
以上で第2
款総務費の説明を終わります。
○秋山 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御質疑なしと認めます。
第8
款土木費の
関係部分について理事者から説明を求めます。
◎大坪
総合政策部次長 第8
款土木費のうち本委員会に係ります
補正予算について御説明を申し上げます。
補正予算及び説明書の55ページをお開き願います。
4項
都市計画費1目
都市計画総務費の2218万5000円の
増額補正のうち2074万8000円は、
中心市街地活性化推進室の人員が3名ふえてございますので、人件費の調整でございます。
次に、11目
交流施設整備費は、56ページにわたりますが、1億8118万9000円の
増額補正で、その主なものは、仮称・八戸市
中心市街地地域観光交流施設の利用者の
利便設備といたしまして、
荷さばき用の駐停車場、小路、通路、休憩・
イベント広場等の整備をするための
用地取得、
施設整備並びに関連する経費でございます。
56ページをお開き願います。
13節の委託料は、
荷さばきや
イベントのための上屋に係る
設計等委託料といたしまして48万3000円を、15節
工事請負費は
荷さばき等の駐停車場、小路・
イベント広場等の整備費として4000万円を、17節
公有財産購入費は1106.91平米、約335坪の用地費といたしまして1億2508万1000円を、22節
補償補填及び賠償金は
建物移転等補償費といたしまして1504万円を
増額補正するものでございます。
以上で説明を終わります。
○秋山 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
◆寺地 委員
地域観光交流施設につきましては、前から再三申し述べてきたところであります。今回の整備費も約1億8000万円ということを前に説明をいただきました。このことについて、いろいろ
荷さばき場及び駐車場というようなことで、ある程度の理解もするわけですが、本来であれば全体的な進め方として、当初からそのようなことを計画してきたというようなことであれば、別に異論というものは少なかったろうと思うんです。ある程度ものを進めながら追加ありきで、そういうふうな施設に関する工事費が出て来ることに対しては、前回の
総務協議会のほうでも私は異論を唱えてきたところであります。
我々もそうですが、民間の気持ちとすれば、
地域観光交流施設の役割並びに今後の運営、それから八戸市の
中心商店の活性化について、本来費用対効果の話等もなければならない。しかしながら、
まちづくり3法以来、
中心市街地の活性化ありきで進んできているところにいささかの疑問と疑念を感じる。商業の活性化やさまざまなことについては、郊外型の
ショッピングセンターや流通の形態の変化によって、中心街とか従来の商店街についての既存の考え方はある程度崩壊してきている。極端に言えば、お客さんが中心街や商店に集まる形態ではなく、住民が住んでいるところに
商業施設が移った。端的な例で言えばスーパーとかがそういうふうなもので、
ショッピングセンターもそのとおりであります。お客さんが集まる要因、ある程度集まる形態のところに
商業施設が移るというように変わってきているさなかに、
まちづくり3法で中心街に人を集めようとするその
考え方自体が、極端なことを言えば時代おくれといいますか、今の商業、流通を無視しているということになりかねない。
商業アドバイザリー会議等がそのように進めてきたというふうなこともかなり無理がある。
今後、八戸の
中心市街地を例えば仙台なり
横浜なりの大都会や
交流人口が多い場所と同じように考えたら果たして成功するかどうか、これには大変大きな疑問があるんです。極端なことを言えば八戸で盛んに行われている朝市のように、人々が
自分たちの活力によって
経済活動を行うような原始的な商店街の形成なり
商業活動は、
資本投下が少ないことによって成功しているいい事例だと思うんです。そういうふうな考え方を無視して
中心市街地に箱物を建て、お金をかけ、そして経済の流れに反するような、または人の流れに反するようなことを仮にしたとしてもその実効性は大変危ういものがある。そういうふうなことを考えた場合に、再三申し上げているように
地域観光交流施設の経費はいかがなものでしょうかというようなことを伺っても、その答えさえ出ていないという現状です。その中にあって、また経費を増大し、さまざまな施策を講ずる。しかしながら現在でも、見てわかるように
八戸中心街の
交流人口はふえているわけではないし、商店街の衰退は相変わらずとまっていない。そういうふうなさなかの事業であります。
今回は、私たちの会派の中でも、ここまで来ているのだから反対すべきではないという声もあるので、反対は申し上げませんが、しかしそのことを反省し、また、行政がしてきたことについての検証は今後もしていかなければならないことだろうというふうに思います。そういうふうなことを踏まえて、財政の厳しい中でありますので、例えば今後、八戸市の行政をどのような方向性で持っていくか、または貴重な財源や行政が主導すべき活性化の問題については、もっと市民を交えた議論をと。そして今後、その実行に当たってはさまざまな観点からの検証と計画性を考え合わせた上でやっていくべきだというふうに思っております。このことについて私は御意見は求めませんが、そういうふうな意見もあるということを重々承知していただきたいということを申し上げて終わりたいと思います。
○秋山 委員長 質疑ではないですね。
他にありませんか。
◆山名 委員
寺地委員が言うように、やっぱり一体的な整備として最初に計画をして、そして
全員一致のもとに進めていくべきものが、なぜ当初の計画の中に
駐車場整備が含まれていなかったのかということについてお聞きしたいと思います。
◎風張
中心市街地活性化推進室長 委員の方々がおっしゃるように、最初から全体計画として申し上げることができれば、本当にそのほうがよかったと思っておりますが、この
駐車場用地取得の件につきましては、やはり地権者という相手がいることもございまして、ある程度地権者の意向等も確認した上でなければお示しすることができないということがあるのかなというふうには思います。
また、駐車場につきまして、施設をここに建てる場合に後ろのほうの土地を取得できるかどうかというのは、先ほど申し上げましたように相手のあることですので、なかなか取得したいという形では進めることはできませんでしたが、いずれにしろ利用を促進するためには、搬出入の駐停車場とか利用者の駐車場というものは、隣接する駐車場を借りるなどの対策をしていかなければならないということは当然のことながら考えていたところでございます。
今回、国の
まちづくり交付金の
最終年度だということで、賃貸と土地の取得とを比較検討し、今後のことを考えたときに
土地取得のほうが市に利益をもたらすということもございましたし、相手の地権者の方がこちらのほうのことを理解してくださいまして、今回、御承諾いただいたということもありまして、こういった形で御報告がおくれたことは申しわけないとは思っておりますが、そういった事情でございます。
◆山名 委員 お金のかかることだから確かに難しい部分もあるけれども、最初の段階に、あそこでは用地として狭いんではないかという意見があったり、
観光バスが来たらどうするんだろうという考え方もあったり、さまざまな荷下ろしの部分についてもいろいろと懸念はされていたわけです。そういう意味からすると、最初の構想の中でこういうような方向性で今検討していますというようなことを私は提起すべきだったと思うんです。そうするとある程度すんなりいったのかなと。
ところが施設だけが先に進んでしまって、今の段階になって個別にこの駐車場の件が出てきたので、さまざまな意見が出ているということです。私とすれば、初めからきちっとした構想の中でやるべきだったのではないかなという意見を付しておきます。終わります。
○秋山 委員長 他にありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御質疑なしと認めます。
第10
款教育費について理事者から説明を求めます。
◎赤坂
教育部次長 第10
款教育費の
補正予算につきまして御説明申し上げます。
説明書の58ページをお開き願います。
第10
款教育費は872万6000円を
増額補正し、補正後の計を103億5097万1000円とするものでございます。
1項1目
教育委員会費は147万4000円の
減額補正でございますが、19節
負担金補助及び交付金は
田代小学校中学校組合の前年度
繰越金繰り入れによる負担金の減額でございます。
3目
教育センター費は131万4000円の
増額補正でございますが、3節
職員手当等は時間
外勤務手当を増額するものでございます。
2項3目
学校建設費は400万円の
増額補正でございますが、13節委託料は小学校44校を
地上デジタル放送対応に改修するための
実施設計経費でございます。
3項1目
学校管理費は29万8000円の、2目
教育振興費は70万2000円の
増額補正でございますが、それぞれ11節需用費及び18節
備品購入費は寄附金の充当による楽器にかかわる消耗品及び楽器の
購入経費でございます。
3目
学校建設費は240万円の
増額補正でございますが、13節委託料は中学校24校を
地上デジタル放送対応に改修するための
実施設計経費でございます。
5項1目
社会教育総務費は138万6000円の
増額補正でございますが、3節
職員手当等は時間
外勤務手当を増額するものでございます。
4目
図書館費10万円の
増額補正は、御寄附をいただきました
金額相当の
図書類等購入費でございます。
10目
文化財調査費の補正額はゼロでございますが、
緊急発掘調査の増加に伴い14節使用料及び賃借料を減額し、13節委託料に組み替えるものでございます。
16目
市民大学講座費の補正額はゼロでございますが、講師の確定及び
開催場所の変更に伴い8節報償費、9節旅費を減額し、13節委託料、14節使用料及び賃借料に組み替えるものでございます。
以上で第10
款教育費の説明を終わります。
○秋山 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御質疑なしと認めます。
次に、第1条中の
歳入予算の補正及び第2条地方債の補正について、理事者から説明を求めます。
◎梅内
財政部次長兼
財政課長 では、議案第96号平成21年度八戸市
一般会計補正予算の
歳入予算について御説明申し上げます。
補正予算及び説明書の1ページをお開き願います。
まず初めに、今回の補正額と補正後の総額ですが、第1条にありますとおり34億6313万円を追加し、総額を874億955万5000円とするものでございます。
歳入の内容につきましては、後ほど予算に関する説明書で御説明申し上げます。
第2条の地方債の補正につきましては、第2
表地方債補正で御説明申し上げます。
7ページをお開き願います。
第2
表地方債補正につきましては、1、追加でありますが、
地域総合整備資金貸付事業及び
地域情報通信基盤整備推進事業について、限度額、起債の方法、利率、償還の方法を表のとおり定めるものであります。
2、変更でありますが、
道路橋りょう事業から
消防施設整備事業までの各地方債について、限度額を表のとおり変更するものでございます。
それでは、
歳入予算の内容を御説明申し上げます。
37ページをお開き願います。
第15
款国庫支出金は6億3984万2000円を増額するものですが、その主なものは、2項1目1節の
子育て応援特別手当事務費及び
支給事業費交付金は、それぞれ
子育て応援特別手当の支給に係る事務費及び
子育て応援特別手当に対する交付金であります。
3目1節の
まちづくり交付金は、仮称・八戸市
中心市街地地域観光交流施設の
駐車場等整備事業に対する交付金でございます。
6目1節の
地域活性化・
経済危機対策臨時交付金は、国の
経済危機対策に対応した事業に対する交付金であります。同じく
地域情報通信基盤整備推進交付金は、南郷区及び
種差地域の
光ファイバー網整備事業に係る交付金でございます。
7目1節の
住宅手当緊急特別措置事業補助金は、就労能力・意欲のある離職者で、住宅を喪失またはそのおそれのある者に
住宅手当を支給する事業に対する補助金でございます。
次の38ページに参りまして、第16
款県支出金は1490万3000円を増額するものですが、その主なものは、2項2目2節の
子育て支援特別対策事業費補助金は、
認定こども園事業費に対する補助金でございます。
4目2節のあおもりの
水田フル活用推進事業費補助金は、大豆への
転作支援に対する補助金でございます。
5目1節の元気なあ
おもりづくり支援事業費補助金は、当初補正で計上しました
経営健全化対策資金利子補給事業補助金に対する補助金でございます。
39ページに参りまして、第17
款財産収入は15万円を増額するものですが、1項2目1節の
三沢空港ターミナル株式会社からの配当金であります。
次の40ページに参りまして、第18
款寄附金は221万7000円を増額するものですが、1項1目1節
社会福祉基金寄附金13万3000円は、あおぎんオール八戸2009
サマーカップ実行委員会様から、
国際交流基金寄附金10万円は八戸工業高等学校同窓会ほつみ会様から、
都市緑化基金寄附金10万円は八林会様から、
是川縄文の
里整備基金寄附金68万2000円は
八戸中央ライオンズクラブ様、
八戸菓子商工業組合様、八ゆう会様及び個人の方お一人様から、協働の
まちづくり推進基金寄附金2000円は、協働の
まちづくり研修会における募金により御寄附いただいたものであります。3目1節の
文化事業費寄附金10万円は個人の方お一人様から、
図書購入費寄附金10万円は一葉会様から、
教育振興費寄附金100万円は、個人の方お一人様から御寄附いただいたものであります。
41ページに参りまして、第19
款繰入金は248万1000円を増額するものですが、2項1目13節の
定住自立圏振興基金繰入金は、
定住自立圏共生ビジョン策定経費に充当するため繰り入れするものであります。
次の42ページに参りまして、第20
款繰越金7億4805万7000円は今回の
補正財源として充当するものでございます。
43ページに参りまして、第21
款諸収入は6億1058万円を増額するものですが、その主なものは、3項1目1節の
地域総合整備資金貸付金元利収入は今回の貸し付けに対する第1回償還分であります。同じく13節の
中小企業特別保証制度貸付金元利収入は、
中小企業特別保証制度貸付金の増額分に対する
元利収入でございます。
5項3目1節の
定住自立圏医療体制整備費負担金は、
市民病院の医師を三戸
中央病院へ派遣することに対する三戸町からの負担金でございます。
次の44ページに参りまして、第22款市債は14億4490万円を増額するものですが、その主なものは、1項4目1節の
道路新設改良事業債は、
西母袋子線道路新設改良事業の
増額補正に係る市債でございます。同じく2節の
地域観光交流施設整備事業債は、仮称・八戸市
中心市街地地域観光交流施設の
駐車場等整備事業に係る市債でございます。
5目2節の
消防施設整備事業負担金債は、
八戸消防署庁舎新築事業に係る市債でございます。
10目1節の
地域総合整備資金貸付事業債は、地域総合整備資金の貸し付け決定に伴う市債でございます。同じく
地域情報通信基盤整備推進事業債は、南郷区及び
種差地域の
光ファイバー網整備事業に係る市債でございます。
以上で歳入の説明を終わります。
○秋山 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴しますが、先ほど第8款のときに
寺地委員、それから山名委員からいただいた意見は賛成意見として扱ってよろしいですか。(「はい」の声あり)
それでは、これから意見を徴します。
◆寺地 委員 先ほど申し上げましたが、この件につきましては意見を添えて賛成したいと思います。
まず、補助金や交付金等々、いろいろありますが、先ほどの
地域観光交流施設の問題についても、やはり補助金や交付金ありきの政策だけでは今後の八戸の経済の発展は厳しいものがあるというふうなことを考えれば、
地域観光交流施設においても採算性を考えながら、そしてまた運営経費も考えながらというふうにさまざまな観点からの
まちづくりとか地域の振興策が必要だろうと思います。
そういうふうな意味では、
中心商店街の活性化のあり方や
まちづくりについては、今後十分検討されるように要望と意見を申し上げて賛成をいたします。
以上です。
○秋山 委員長 他にありませんか。
◆松田 委員 今回の
補正予算については反対をしたいと思います。
1つは、定住自立圏関係の予算が盛られておりました。これについては一般質問の中でもお話をしましたけれども、市長の答弁でも地域の活性化ということで、いわゆる市町村合併とか道州制に直接つながるものではないというふうなお話でありました。しかし私のほうでは、今の国全体の議論の中で言われているような背景がこの中にありますので、今回の定住自立圏構想、それに伴うこの予算については、形を変えた合併の推進に寄与するものだ、つながっていくものだということで、こういうものにはうかつに乗るものではないという立場で反対したいというふうに思います。
それからもう1点は、先ほどもお話がありましたけれども、
地域観光交流施設の
荷さばき場の予算の問題ですが、これについては当初から
地域観光交流施設そのものについての効果だとか予算の全体像だとかいろいろ問題点があります。確かに根はかなり深いところにあるだろうというふうに思っているので、簡単に議論できない部分もあるんですが、例えば今現在、
中心市街地を見ても二、三年前とまた様相がかなり変化してきていると。ほとんど飲食店街に変貌してしまったという感があります。物販のほうは、もう沼館のほうにかなり集中して
中心市街地が商業地としては非常に深刻な状況になっているという状況があります。これについては国のさまざまな施策やこれまでの流れで沼館地区を開発してきたといういろいろな背景がありまして、現時点だけの問題ではないと思うんですが、しかし本当に
中心市街地が商店街として復活できるかどうかという点についてはかなり深刻な問題がありますし、今市民の中でも、深いところで議論が行われているというふうに私もいろいろ聞いて考えています。特効薬が1つ、2つというふうな問題じゃないんですが、全体としてしっかりとした
まちづくりの構想が今までなかったというところに私は原因があるのではないだろうかというふうに思います。例えばイトーヨーカ堂が出てくるときもそうでしたし、撤退するときもそうでしたが、それに対して行政として本当に徹底した十三日町からイトーヨーカ堂が撤退するときの対応策が本当に十分であったのかどうか、沼館地区にああいう
商業施設をつくることについて我々としてどうだったのかとか、さまざまな問題が今問われているだろうというふうに思っております。
そういう点では、今回の
地域観光交流施設という建物を起爆剤にというふうに考えているようですけれども、果たしてそれで方向性、展望が開けるかどうかという点については大いなる疑問があります。ですからそれに伴う予算も危なっかしいような感じで、塀の上を歩きながら安全を確認しながら予算を執行するとか、さっきの話ですと売る人の了解を得たから買うことになったみたいなニュアンスもありますし、当初から予算に組まれていないという点では、本当に
地域観光交流施設そのものについても自信を持って進めているのかどうかちょっと私も疑問があるんです。本当に必要なものであれば当初予算からきちっと提示して議論の俎上に上げるべきだったし、そういう点で行政といいますか、市としての方向性についても非常に不安感を覚えているというのが市民の感覚ではないでしょうか。市民の中からは、本当にあれで中心街の新たな再生ができるかどうかという点で、以前と違った形で問題点も、そして不安感も出されている状況ですので、もう少し予算執行の前に考えるべきことが多いという点で、今回の
補正予算については私は反対ということでございます。
以上です。
○秋山 委員長 他にありませんか。
◆山名 委員
地域観光交流施設に関しては、前の中村市長のときからの発想で流れてきているというようなことでありますけれども、当初の予算段階において特殊工法を含めて非常に高額だということについて、我々の会派とすれば心から賛成はできないという立場に立っていました。当初から今の駐車場を含めた構想で、ある程度の概算要求みたいなものが出されたとすれば、これは反対していたかもしれない。観光交流施設そのものが賛成という形で流れてきている中で、今駐車場を確保したいということが単品で出されれば、逆に経費の面を除外すればいいことではあるんです。
観光バスも入れるし、荷下ろしの車も入れる、駐車場もある程度は確保できるという点ではいいのだけれども、そういう意味では初めからきちっとした構想のもとにやるべきものが中途半端な形で流れてくると、惰性で流されていくというような形はとるべきでないし、そういう意味では非常に不満な部分もあります。
だから結論とすれば、やっぱりきちっと計画性を持ってやっていただきたいということを要望して、賛成します。
○秋山 委員長 反対意見がありましたので、これより採決いたします。
本案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
〔賛成者起立:賛成7、反対1〕
○秋山 委員長 御着席願います。
起立多数であります。
よって、議案第96号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────
2 議案第108号 八戸市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について
○秋山 委員長 議案第108号八戸市
手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎梅内
財政部次長兼
財政課長 それでは、御説明申し上げます。
議案書の13ページをお開き願います。
議案第108号八戸市
手数料条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものでございます。
改正の理由でございますが、汚染土壌処理業許可申請手数料の額を定めるとともに、租税特別措置法の一部改正に伴う規定の整理をするためのものであります。
改正の内容につきましては、お手元にお配りしてあります資料に基づきまして御説明申し上げます。
資料をごらん願います。
1の汚染土壌処理業許可申請手数料につきましては、八戸市
手数料条例の別表中、第39の項の次に第40の項を加え、土壌汚染対策法の一部を改正する法律による改正後の土壌汚染対策法の規定による汚染土壌処理業の許可の申請に対する審査の事務に対しまして新たに汚染土壌処理業許可申請手数料を徴収することとし、その額を1件につき20万円とするものであります。
施行期日につきましては、規則で定める日からとするものであります。
2の優良宅地造成認定申請手数料及び優良住宅新築認定申請手数料につきましては、八戸市
手数料条例の別表中第98の項で規定されている優良宅地造成認定申請手数料及び第99の項で規定されている優良住宅新築認定申請手数料につきまして、租税特別措置法の一部改正に伴い条項が移動しましたので、これを運用している部分の規定を整理するものであります。
施行期日につきましては、公布の日からとするものでございます。
以上で説明を終わります。
○秋山 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
◆寺地 委員 1つだけ。汚染土壌に関する手数料の1件につき20万円という根拠はどのようになっているのか、説明をお願いしたいと思います。
◎梅内
財政部次長兼
財政課長 手数料の額の根拠については、事務に係る人件費及び物件費がどれぐらいかかるかということを算定して金額を決めたものでございます。
以上でございます。
◆寺地 委員 ありがとうございます。別に20万円がどうのこうのではないんですが、全国的というか、ほかのところも大体このぐらいですというふうなことなのか、今おっしゃったように八戸市が独自に算定して決めたのか、その辺はいかがですか。
◎梅内
財政部次長兼
財政課長 これは八戸市が独自に積算して決定した金額です。
○秋山 委員長 他にありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第108号は原案のとおり可決されました。
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3 議案第116号
定住自立圏形成協定の締結について
(おいらせ町)
4 議案第117号
定住自立圏形成協定の締結について
(三戸町)
5 議案第118号
定住自立圏形成協定の締結について
(五戸町)
6 議案第119号
定住自立圏形成協定の締結について
(田子町)
7 議案第120号
定住自立圏形成協定の締結について
(南部町)
8 議案第121号
定住自立圏形成協定の締結について
(階上町)
9 議案第122号
定住自立圏形成協定の締結について
(新郷村)
○秋山 委員長 次に、議案第116号
定住自立圏形成協定の締結について−−おいらせ町−−から議案第122号
定住自立圏形成協定の締結について−−新郷村−−までは関連がありますので、一括して審査したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御異議ありませんので、議案第116号から議案第122号までの議案7件を一括して審査をいたします。
理事者から説明を求めます。
◎石田 政策推進課長 それでは、議案第116号から議案第122号
定住自立圏形成協定の締結につきまして、お手元の資料により一括して御説明申し上げます。
議案書は29ページから97ページにかけて記載してございます。
それでは、資料にお戻り願います。
まず初めに、1の協定を締結する理由でございますが、中心市宣言を行った八戸市とその宣言に賛同した周辺町村との間において、相互に役割分担をして定住に必要な都市機能及び生活機能の確保、充実を図るとともに、自立に必要な経済基盤の整備を促進することにより、全体として魅力ある定住自立圏を形成することに関して必要な事項を定めることを目的に、八戸市議会の議決すべき事件を定める条例第2条の規定によりまして、
定住自立圏形成協定を締結するものでございます。
続いて、2の当市と協定を締結する町村でございますが、議案順に、おいらせ町、三戸町、五戸町、田子町、南部町、階上町、新郷村となってございます。
次に、3の締結する協定の内容でございますが、今協定は全7条から成っておりまして、第1条の目的では、先ほど協定を締結する理由で御説明した内容を規定してございます。
次に、第2条は基本方針、そして第3条の連携する取り組みの分野及び内容並びに甲及び乙の役割分担では、その具体的な取り組み内容や役割分担を規定してございます。
なお、具体的な連携施策の内容につきましては、後ほど御説明をいたします。
次に、第4条の事務執行に当たっての連携、協力及び費用負担では、第3条に規定する取り組みを推進するため、八戸市と周辺町村とが相互に役割を分担をして連携、協力して事務の執行に当たることと規定しております。それからまた、取り組みを推進するために必要な費用が生じるときは、相互の受益の程度を勘案しながら協議の上、負担していくこととなります。
第5条の協定の変更は、協定を変更する場合、八戸市と周辺町村が協議の上、定めるというものでありまして、この場合、あらかじめ議会の議決を経る必要がございます。
次に、第6条の協定の廃止では、協定を廃止する場合はあらかじめ議会の議決を経た上で、その旨を他方に通告することを規定しております。
なお、協定は通告のあった日から起算して2年を経過した日に効力を失うということになります。
そして、第7条の疑義の解決は、協定に関する疑義が生じた場合、双方が協議の上、定めるというものでございます。
それでは、次に第3条の連携する取り組みの内容について御説明いたします。
資料の裏面をごらんいただきたいと思います。
まず、医療の分野では、地域医療体制の充実として、八戸市立
市民病院からの医師派遣体制を構築するほか、救急医療体制の充実といたしまして、八戸市立
市民病院へのドクターカーの導入により救命率の向上と救急医療水準の高度化の推進。また、周産期医療体制の充実といたしまして、八戸市立
市民病院及び五戸総合病院の医療機器の更新整備により産科機能の維持、充実を図るとともに、八戸市立
市民病院の地域周産期母子医療センターにおけるハイリスク妊婦等の円滑な受入体制を整備することとしてございます。
次に、福祉の分野では、子育て支援の充実といたしまして、八戸市の各種子育て支援事業の対象区域を拡大し、圏域全体として安心して子育てができる環境を整備することとしてございます。
そして産業振興では、農業振興にかかわる情報提供体制の構築といたしまして、農業体験情報等を相互に提供し合う体制を構築し、担い手の育成、発展を図ることとしております。
次に、教育の分野では、社会教育の推進として、圏域内で実施される各種講座等の開催情報を相互に提供し合う体制を構築し、生涯学習の機会の充実を図ることとしております。
続いて地域公共交通では、効率的、効果的な公共交通体制のあり方と対応策をまとめた仮称・圏域公共交通計画を策定し、推進することとしております。
そして、デジタルディバイドの解消に向けたICTインフラの整備では、ブロードバンド未整備地域等への光ファイバー等の整備を行うほか、ICTインフラの利活用として圏域内の関係団体等が共同で仮称・ICT利活用研究会を設置し、光ファイバー等を活用した連携施策を検討、推進することとしております。
次に、地域内外の住民との交流・移住促進では、八戸市東京事務所を活用した地域情報の発信として、首都圏において圏域内の各種情報を発信するとともに、当圏域出身者を含めたUJIターン希望者等の各種相談に対応するほか、グリーン・ツーリズムの推進として三八地方農業観光振興協議会の運営体制を整備しまして、受入農家の支援及び首都圏への情報発信機能の強化を図ることとしております。それからまた、空き家バンク等を活用した移住促進として、空き家バンク制度を構築し、圏域内への移住に必要な情報を発信することとしてございます。
次に、安全・安心な
まちづくりで、安全・安心情報システムの構築は、現在、八戸市で実施しているほっとスルメール配信サービスを圏域全域に拡大することとしてございます。
そして、最後の視点である圏域マネジメント能力の強化では、圏域内市町村職員の育成として、合同研修、学官連携地域シンクタンク事業を活用した人材育成を行うほか、NPO等の活動促進といたしまして、八戸市市民活動サポーターセンターの機能を活用し、圏域内のNPO等の各種情報を市町村間で共有し、圏域住民に発信することとしております。
以上が協定案に盛り込んだ連携する取り組みとなります。
なお、今後の予定といたしましては、各市町村議会におきまして、協定締結に係る議決をいただければ、その後できるだけ早い時期に調印式を行いまして協定を締結したいというふうに考えております。
それからまた、協定締結後には次の手続である
定住自立圏共生ビジョンの策定に着手したいというふうに考えております。
以上で説明を終わります。
○秋山 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
◆松田 委員 何点かありますが、1つは最後の説明の今後のスケジュールの中で、協定を結んだ後にビジョンの策定ということで、常識的に考えるとビジョンがあった上で協定だというふうに考えるんですが、その辺の協定の次にビジョンという行程の意味をちょっと先に教えていただきたいと思います。
◎石田 政策推進課長
共生ビジョンがあって、その次に取り組み内容というのが一般的ではないかという質問だと思うんですが、今回の手続は国からの要綱で示されてございまして、中心市宣言を行いまして、そしてその次に今度は議決を経て協定を締結すると。そしてその次の手続としてビジョンを策定するというような流れでございます。
その考え方でございますけれども、中心市宣言をいたしまして、まずそちらに賛同して、その次に今度は協定を締結するということで初めてその時点で圏域が確定をすると、議決をいただいた上で確定するということとなります。
そしてさらには、いきなり何もないところから議論を始めるのではなくて、中心市宣言、そしてまた協定の取り組み内容等があって、それをたたき台にして次の
共生ビジョン策定に行こうと、そういった考え方だというふうに考えてございます。
以上でございます。
◆松田 委員 そうしますと、八戸市もそうでしょうし、また三戸町だとかそういう周辺のところでもビジョンを議論する中で、実際にこの協定の中で盛られている取り組み内容と違ってくるということは考えられないんでしょうか。その辺はどうですか。
◎石田 政策推進課長 基本的に
共生ビジョンといいますのは、中心市が策定をするということになってございます。メンバーは関係者、民間の関係者とかそういった方々を中心に議論していくことになりますが、取り組み内容等に応じて基本的に周辺町村と協議をするということになってございます。
以上でございます。
◆松田 委員 ちょっとわからないんですが、例えば具体的に質問しますけれども、裏面の最初の医療のところですが、決算特別委員会のときにも畑中議員のほうからお話があった三戸町、五戸町への
市民病院からの医師派遣の問題です。三戸町については派遣をするというふうなお話になっているようですけれども、五戸町についてはこれからだということなんですが、私たちの認識だと
市民病院も医師確保に大変苦慮していると。そういう点からいくと、三戸町なり五戸町のほうに派遣することは、お金の面については国のほうからの支援策もあるようですけれども、人の面で果たしてそれだけの余力があるのかなというちょっと心配があるんですけれども、その点はどうですか。
◎石田 政策推進課長 今の医師の派遣をするに当たりましては、担当しております
市民病院のほうと十分協議をさせていただきまして、その結果、現時点で何とか大丈夫だという御了解をいただいております。
ただ、詳細の中身につきましては、私どもでは把握はしていないということでございます。
あともう1点、先ほどの説明で少し不足していた点がございましたので補足させていただきます。今、中心市である八戸市が中心になってビジョンを策定するということでございますが、例えばその中で医療ですとか公共交通ですとかいろいろな分野の問題がございます。それにつきましては、各町村の方々からの御出席を願いまして、地域全体でその辺の問題を考えていきたいということでございます。
◆松田 委員 医師の派遣については病院のほうでは大丈夫だというお話でしたけれども、例えばドクターヘリの問題だとか新たな機能的な役割がふえてきておりますし、なかなか心配なところはあります。
五戸町への医師の派遣については、これからどういうふうに発展していくんですか。まだ煮詰まっていないということですか。
◎石田 政策推進課長 基本的にこの協定案をたたき台にいたしまして、これからさらに詳細を詰めていくということになります。したがいまして五戸町への医師派遣につきましては、今後、これからさらに細部の協議をしていくということになります。
以上でございます。
◆松田 委員 これからだと。
それとの関係で、ほかを助けると言えば語弊があるんですが、ほかと連携して医師派遣をするという点では、八戸市立
市民病院としてそのことによって得られるメリットというのはどう考えたらよろしいのでしょうか。
市民病院の機能や役割やさまざまなことを考えた場合に、果たして医師派遣によって
市民病院に何か得るものがあるのかどうかという点ではどうですか。
◎石田 政策推進課長
市民病院はこの地域の中核病院としての意味合いを持ってございます。それで、今現在考えていますのは、医師派遣を行うということでのメリットは直接的なメリットということではなくて、この中核病院としての役割を果たしていくということで、魅力的な地域の病院としての機能を高めていこうというふうに考えてございます。そうした機能を高めることによりまして、例えば医師の方が集まりやすくなるとかそういったことも出てくるのかなというふうに考えています。
以上でございます。
◆松田 委員 じゃもう1つ別なことなんですが、今、民主党を中心にした政権ができてくるんですが、そのことによってこの構想自体に影響というのは考えられるんでしょうか。そこはまだわからないかとは思うんですが、どう考えているんですか。
◎石田 政策推進課長 今、その件に関しては何も伺っていない状況で、何ともお答えしようがないという状況でございます。
以上でございます。
○秋山 委員長 他にありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
◆寺地 委員 このことについては賛成はします。ただ、今後圏域でどのようなビジョンをつくるのか。人口が定着してこの圏域が豊かになるというふうなことが第一だと思うんです。その際に、ご存じのように少子高齢化、そしてまた雇用の場の問題など、今後この八戸圏域に定住人口がきちっとふえるような政策や方策がとれるのかという問題は大変大きいと思うんです。そのことに関しては、どうしても政策とか財源の問題とか、そういうふうなさまざまなことが加わってくると思うんです。今決められている産業振興とかそういうふうな項目を見ても、これだけで例えば圏域に人口が定着して幸せとか安心が得られるかというようなことになると、いろいろな危ういところもあるし、それから東京事務所を活用して情報を発信するんだというふうな話ですけれども、こういうふうなものは全国どこでもやっているんです。例えばこの八戸圏域が他都市との競争に勝てるかどうか、そういうふうなことを考えれば、さまざまな課題があろうと思うんです。ですから単に定住自立圏構想の協定を町村と結んだからいいという話ではなく、これを確実なものにするためにもっともっと施策や考え方を進めていただきたいというふうに思うんです。
そういうふうな中で、我々は地方分権の考え方を進めていかなければならないと思うんです。先ほど松田委員が危惧された、地方を切り捨てるような、または道州制においても、国が中心になって地方をただまとめればいいというふうな考え方の道州制ではいけないと思うんです。やはり地方が元気になり、地方から情報、財源、活力などさまざまな発信をするような、そういうふうな地方分権になっていかなければならないし、地方が中心になっていかなければならないというふうな理念のほうが正しいというふうに思っているわけですので、今後その財源や方策、施策の問題はもっともっと深化させていくべきだというふうな意見を申し上げて、賛成したいと思います。
○秋山 委員長 他にありませんか。
◆山名 委員 一般質問のほうでも取り上げてきましたけれども、雇用問題、あるいは企業誘致ということが非常に大事だろうというふうに思っていました。ただ、いろいろな利害関係があって、例えば企業を八戸に誘致した場合に郡部のメリットは何なのかということの中で、なかなか難しい問題があろうかというふうに思います。ただ、そこのところをうまく調整してクリアしていくというのが中心市の役割でないのかなというふうに思っていました。
地方のほうに企業を誘致するためには、国の助成体制がなければと。要するに地方に企業の子会社を持っていくというようなことに国のほうがそれを補助するという政策がなければなかなか難しいのかなと。ですから要望というようなことをやって、どんどん地方に会社を分散してこそ初めて定住すると思うんです。そこの役割をきちっと発揮していっていただきたいなということの意見を付して賛成します。
○秋山 委員長 他にありませんか。
◆松田 委員 一般的にそれぞれの自治体が協力したり締結するということについては何も反対するものではありませんけれども、ただ、今回の定住自立圏構想については、この行き先がどういう展望を持って進むかという点では、やはりこれは国全体の中での施策だという位置づけで見ないと本質がわからなくなるだろうというふうに考えております。
これがどういうふうにこれから発展していくのかという点でいきますと、小規模自治体のさまざまな権限や自治権というものとの関係では非常に危ない状況に入っていくというふうなねらいがありますので、これについては私は反対でございます。本当に国が地方を活性化させようというのであれば、これまで削ってきた地方交付税をきちんと小さな自治体についても保障していくと、それが本当に自立できるような体制にするということで、本来の国でやるべき役割だろうという点について、皆さんのほうからもぜひ国のほうに上げていただきたいということで反対であります。
○秋山 委員長 反対の意見がありますので、これより採決いたします。
議案第116号から議案第122号までの7件の議案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。
〔賛成者起立:賛成7、反対1〕
○秋山 委員長 御着席願います。
起立多数であります。
よって、以上7件の議案は原案のとおり可決されました。
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10 議案第124号 八戸市
過疎地域自立促進計画を変更することについて
○秋山 委員長 次に、議案第124号八戸市
過疎地域自立促進計画を変更することについてを議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎山地 企画総務課長 それでは、議案第124号八戸市
過疎地域自立促進計画を変更することについて、お手元の資料によりまして御説明申し上げます。
議案書では101ページから102ページにかけて記載しております。
それでは、お手元の資料により御説明いたします。
まず、1の変更の理由でございますが、南郷区内における地域情報化の推進を図るため、八戸市
過疎地域自立促進計画、いわゆる過疎計画を変更するものでございます。
次に、2の変更の内容は、新旧対照表の左側、新の欄をごらんいただきたいと思います。
第3、交通通信体系の整備、情報化及び地域間交流の促進の2、その対策(7)情報化の文言中に、下線表示部分の「及び光ファイバ網の整備」を追加するものでございます。
3、事業計画の事業においては、事業名の(3)林道と(8)道路整備機械等の間に(5)として「電気通信施設等情報化のための施設 その他の情報化のための施設」、事業内容には「
地域情報通信基盤整備推進事業」、事業主体には「八戸市」をおのおの追加するものでございます。
3の県との事前協議でございますが、過疎計画を変更するに当たっては、議会の議決前にあらかじめ県と協議をしなければならないこととなっております。県からは去る8月27日付で、計画変更に異議のない旨の回答をいただいております。
加えて、この変更については南郷区地域協議会にも御説明し、去る8月30日付で同意をいただいております。
なお、過疎計画に事業内容が追加されることにより、南郷区内で行われる当該事業の財源として過疎対策事業債、いわゆる過疎債を充当することが可能となるものでございます。
以上で説明を終わります。
○秋山 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第124号は原案のとおり可決されました。
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11 議案第125号
市立桔梗野小学校校舎耐震補強改修工事請負契約の締結について
○秋山 委員長 次に、議案第125号
市立桔梗野小学校校舎耐震補強改修工事請負契約の締結についてを議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎古川 教育総務課長 それでは、議案書その2の1ページをお開き願いたいと思います。
議案第125号
市立桔梗野小学校校舎耐震補強改修工事請負契約の締結について御説明いたします。
この議案は、市立桔梗野小学校校舎耐震補強改修工事について、別紙のように請負契約を締結するためのものでございます。
2ページをお開き願いたいと思います。
工事の場所は、八戸市大字市川町字尻引前山31番地2。
契約額は1億1623万5000円。
期間は、契約締結の翌日から平成22年3月25日まで。
契約者は、寺下建設株式会社。八戸市大字長苗代字上中坪36番地1、代表取締役寺下寅五郎であります。
請負契約内容細部につきましては、八戸市財務規則によるものでございます。
以上で議案の説明を終わります。
○秋山 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
◆寺地 委員 ちょっと1点、入札の状況についてを聞きたいんですが、これについては指名競争入札だったろうと思うんですが、何社を指名し、内容的にどうであったかお伺いしたいと思います。
◎古川 教育総務課長 入札は指名競争入札の方法で行いました。10社を指名してございます。市内に本店を有する建設工事業者、登録業者のうち10社を指名してございます。
以上でございます。
◆寺地 委員 多分管財契約課のほうでもそうですが、指名競争は大体10社程度で区切っているみたいで、ローテーションとか契約高とかさまざまあると思うんですが、そういうふうな決まり的なものは公表できますか。その辺、公表できれば後で私はいただきたいと思うんですが、トータル的な要因はどういうふうになっているかお聞きしたいと思います。
◎原田 管財契約課長 トータル的な要因ということですが、指名競争入札、あるいは一般競争入札の手法がございますけれども、市内の業者につきましては、登録時点におきましてそれぞれ経営事項審査による点数がございまして、それと主観的事項審査による点数で総合的な点数をつけまして、それによってランクづけをしてございます。それぞれA、B、C、Dという形で業種に基づくランクづけをしておりまして、工事の内容、規模に応じましてその中から適当な業者数をこれまでの実績等を見ながら指名していくという形で実施しているという状況でございます。
なお、入札の執行状況につきましては、指名された業者の社名、それから指名の理由等は入札後に執行書をホームページのほうで公表してございますので、それを参考にしていただければと思います。
○秋山 委員長 他にありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第125号は原案のとおり可決されました。
──────────────────────────────────────
12 議案第128号
個別外部監査契約の締結について
○秋山 委員長 次に、議案第128号
個別外部監査契約の締結についてを議題といたします。
理事者から説明を求めます。
◎梅内
財政部次長兼
財政課長 御説明申し上げます。
それでは、議案書その2の7ページをお開き願います。
議案第128号は、
個別外部監査契約を締結するためのものでございます。
契約締結の理由でございますが、
地方公共団体の財政の健全化に関する法律第26条第1項後段の規定により適用される地方自治法第252条の41第4項において準用される同法第252条の39第6項の規定により、
自動車運送事業の経営に関する事務の執行に係る監査について、
個別外部監査契約を締結するためのものでございます。
次のページをお開きください。
契約の内容でございますが、1、契約の目的は、
自動車運送事業の経営に関する事務の執行に係る監査及び監査の結果に関する報告。
2、契約の期間は、契約締結の翌日から平成21年11月30日まで。
3、費用の額の算定方法は、550万円を上限とし、基本費用、執務費用及び実費の額を合算して算定する。
4、費用の支払い方法は、監査の結果に関する報告の提出後に支払うものであります。
5、契約の相手方は、八戸市大字番町16番地3、公認会計士淡路栄一氏でございます。
以上で説明を終わります。
○秋山 委員長 これより質疑を行います。御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御質疑なしと認めます。
これより意見を徴します。御意見ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御意見なしと認めます。
本案を原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○秋山 委員長 御異議なしと認めます。
よって、議案第128号は原案のとおり可決されました。
以上で当委員会に付託されました議案の審査を終了いたします。
なお、報告内容については委員長に一任願います。
──────────────────────────────────────
○秋山 委員長 これにて
総務常任委員会を閉じます。
午前11時15分 閉会...