仙北市議会 > 2018-06-13 >
06月13日-04号

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  1. 仙北市議会 2018-06-13
    06月13日-04号


    取得元: 仙北市議会公式サイト
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    平成30年  6月 定例会          平成30年第4回仙北市議会定例会会議録議事日程(第4号)               平成30年6月13日(水曜日)午前9時59分開議第1 議案第66号 仙北市地域型保育事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部付改正する条例制定について第2 議案第67号 仙北市都市公園の設置に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定について第3 議案第68号 平成30年度仙北市一般会計補正予算(第2号)第4 議案第69号 平成30年度仙北市生保内財産特別会計補正予算(第1号)第5 議案第70号 平成30年度仙北市病院事業会計補正予算(第1号)---------------------------------------出席議員(18名)      1番 門脇晃幸君       2番 武藤義彦君      3番 高橋輝彦君       4番 小木田 隆君      5番 高橋 豪君       6番 熊谷一夫君      7番 平岡裕子君       8番 田口寿宜君      9番 阿部則比古君     10番 黒沢龍己君     11番 荒木田俊一君     12番 小林幸悦君     13番 伊藤邦彦君      14番 真崎寿浩君     15番 八柳良太郎君     16番 高久昭二君     17番 稲田 修君      18番 青柳宗五郎---------------------------------------欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長        門脇光浩君     副市長      倉橋典夫君  教育長       熊谷 徹君     病院事業管理者  進藤英樹君  代表監査委員    戸澤正隆君     総務部長     阿部慶太君  地方創生・               市民福祉部長兼            小田野直光君             中村和彦君  総合戦略統括監             福祉事務所長  観光商工部長    高橋和宏君     農林部長     浅利芳宏君  建設部長      吉田 稔君     会計管理者    伊藤一彦君                      医療局長兼  教育部長      戸澤 浩君              高橋信次君                      医療連携政策監  総務部次長兼            大山肇浩君     危機管理監    加古信夫君  企画政策課長  田沢湖地域センター所長         角館地域センター所長            石川一幸君              長松谷 光君  西木地域センター所長          総務課長兼            佐藤人志君              朝水勝巳君                      事務事業移転室長  総務部財政課長   草なぎ郁太郎---------------------------------------事務局職員出席者  議会事務局長    三浦清人君     書記       藤岡 純君  書記        堀川貴吉--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) ただいまの出席議員は18名で会議の定足数に達していますので、これから本日の会議を開きます。 広報及び報道関係者の撮影を許可します。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。                              (午前9時59分)--------------------------------------- △議案第66号の質疑 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第1、議案第66号 仙北市地域型保育事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定についてを議題とします。 質疑を行います。通告により発言を許します。16番、高久昭二君。 ◆16番(高久昭二君) 通告に基づき若干質問させていただきます。 今回の国の省令による一部改正ではございますけれども、通告にもございますとおり、一つは代替保育を提供されている場合、小規模によるA、B、そして事業所内保育を今現在実施しているその事業者について、具体的にどういうところがあるのか、その事業者名を教えていただきたいと思います。 2つ目には、まとめて聞きます。アトピーとかアレルギー乳幼児等に配慮した給食を提供されるということが、当然これはこども園であれ、保育園であれ当然ですけども、調理員とか栄養士の配置、または資格を持っている方々を置いているのかどうか。さらには、これらをチェックなさる指導機関、県の保健所とか仙北市の担当部署では、どのようなチェックをなさっているのかお知らせ願いたいと思います。 3つ目には、家庭的保育事業を行う場合の現在働いている方々の体制はどうなっているのかと、あわせて預かっている子どもさんの人数についてひとつお知らせ願いたいと思います。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 答弁を求めます。中村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長福祉事務所長中村和彦君) それでは、高久議員の質問にお答えします。 1番目の代替保育を提供される場合につきましては、仙北市地域型保育事業の設置及び運営に関する基準を定める条例第6条において、地域型保育事業者は、連携協力を行う保育所、幼稚園、または認定こども園等を適切に確保しなければならないことになっており、これを連携施設と言います。この連携施設において保育事業者代替保育提供を受けることになります。代替保育は、保育事業者が職員の病気、休暇により、保育を提供できない場合に保育事業者に代わって保育を提供するものでございます。代替保育の提供に関しては、連携施設に関する協定書により運用しております。 2つ目アトピーアレルギー乳幼児に配慮した給食提供についてでございます。 アレルギー等乳幼児は、市内保育所に37名います。給食やおやつでは、子どもアレルギーに対応した調理を園内で行い、提供しております。調理できない食品については、アレルギー除去食を仕入れたり代替の商品で対応しております。 また、家庭的保育事業者は、市内に1カ所ありますが、自園調理を行っております。乳幼児の心身の状況に合わせた食事の提供を行っております。また、その1カ所、家庭内保育のところにおきましては、アレルギー乳幼児は現在おりません。 3番目の家庭的保育事業所を行う場所につきましては、現在、田沢湖生保内字武蔵野の「保育室ねむねむのき」がございます。こちらは定員が3名で、現在2名入っております。これは3歳未満児の受け入れとなっております。この施設は、平成27年10月1日より運営しております。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 答弁で触れておらない点もありますので、もう1回お聞きしたいと思います。できるだけ簡潔に聞きますので、よろしくお願いします。 この連携協定書に基づきまして代替保育を行っている事業所名をわかれば具体的に、広報等に載っていると言われればそれまでですけども、お知らせ願いたいと思います。 それから、アトピーとかアレルギー乳幼児に配慮した給食を提供されている。37名の乳幼児子どもさん方おられるわけですけども、栄養士さんとか調理士さん、こういう衛生面も当然それは、どこの食事を提供されるとかもかなり厳しくチェックされるわけでございますけども、県の保健所とか市の担当部署等で毎年1回チェックするとか、または現場見学といいますか視察というか、そういうのがあるもんでしょうか。その点について。 それから、3つ目のその家庭的保育事業を行っている「ねむねむのき」の2名の方が現在子どもさんおられるようですが、その中の体制ですね、保育士さんとか資格を持っている方とか、調理をできる方とか何名で対応されているのか、もうちょっと具体的にお知らせ願いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 中村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長福祉事務所長中村和彦君) 提供している施設は、社会福祉法人はなさき仙北のだしのこ園でございます。 あと、アトピーの患者については、だしのこ、神代、にこにこ、桧木内保育園につきましては、自前の給食でやっております。きちんとした栄養士さんもおります。角館西、白岩、中川については、日清食品さんのほうに委託をしております。 あと、「ねむねむのき」につきましては、ここは3人の定員でありまして現在2人でありますので、1人で対応できることになっておりますので、現在は1人で、田中さんが対応しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 今回この連携協定書に基づいて代替保育を提供されているわけですけども、神代のほうでは自前で食事を提供されているし、別のところでは日清食品さんということは、これはそれぞれその保育園に任せておるのでしょうか。給食の選定。うちのほうで自前でやると、本当は一般的に考えれば、自前のほうが安心する。どこでも調理する方は同じですけども、その辺のあたりどのように区分けしてやられているもんでしょうか。 それから、「ねむねむのき」、1名の方なようでございますけれども、子どもさん、大人もそうですけども、特に子どもさんは、乳幼児は、発達、成長期が著しいわけで、感染症とかいろんな流行性疾病等にかかりやすい場合は、そういうときはどのように診療所とか病院と連携なさって、田沢湖病院かなと思うんですけども、その辺ちょっとわかればお知らせ願いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 中村市民福祉部長。 ◎市民福祉部長福祉事務所長中村和彦君) 自前で行っているところは、当然栄養士さんもおりますし、きちんと食事は提供しておるところでございます。 その連携につきましては、当然ぐあいが悪くなると、それでもお父さん、お母さんが仕事をしなきゃならない場合は、当然代替保育って今話した制度がございますし、または自分のところで病院に連れていくということはきちんとやっています。特にお医者さんと連携とかでなくて、それは預ける親の責任においてやっているということです。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番、高久昭二君の質疑を終わります。 以上で、議案第66号の質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第67号の質疑 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第2、議案第67号 仙北市都市公園の設置に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例制定についてを議題とします。 質疑を行います。 通告により発言を許します。16番、高久昭二君。 ◆16番(高久昭二君) 仙北市都市公園の設置に関する基準等を定める条例について、二、三ちょっと、できるだけ簡潔にお伺いしたいと思います。 1つは、角館にあります落合運動公園野球場の建物が当然あるわけでございますけれども、この敷地面積が、それは私調べれば一番いいわけですが、もしおわかりであれば、そして、この割合を今回はこういうふうに100分の10を限度とするということで改正するわけでございますけども、その点で、まだ広げられる余地があるのかどうかですね、将来ですよ、そういうふうな点、もしわかればお知らせ願いたいと思います。 同じく田沢湖生保内にございます生保内公園敷地面積、これも自分で本当は調べれば一番よかったんですけども、もしわかればお知らせ願いたいとともに、この公園内にある野球場管理棟等の建物の割合が今はどうなっているのか、何%ぐらいなのか、もしわかればお知らせ願いたいと思います。
    ○議長(青柳宗五郎君) 吉田建設部長。 ◎建設部長吉田稔君) ただいまの高久議員の質問にお答えします。 都市公園運動施設敷地面積の基準に基づく仙北市の運動施設は具体的にどうなっているかということでございます。 仙北市の都市公園運動施設のある公園は、生保内公園落合公園の2カ所でございます。 初めに、生保内公園ですが、今質問されました敷地面積ということでしたけれども、開設済み敷地面積が13.8ヘクタールでございます。そのうち運動施設野球場ですけれども1.6ヘクタール、それからサッカー場が0.84ヘクタール、テニスコートが0.21ヘクタールで合計2.65ヘクタールでございます。敷地面積に対する運動施設の割合につきましては、約20%でございます。 次に、落合公園ですが、開設済み敷地面積が5.09ヘクタールでございます。そのうち運動施設は、野球場が1.92ヘクタール、バスケットコート、それからテニスコートゲートボール場で0.2ヘクタールでございます。合計2.15ヘクタールとなってございます。敷地面積に対します運動施設の割合は約43%となってございます。 生保内公園が100分の20、それから落合公園が100分の43、どちらも100分の50未満ということでございます。 それから、敷地に対しまして広げる余地があるかということでございますけれども、今言いました面積でございますので、広げる可能性は100分の50ですので、あるかと思いますけれども、今後予定しております角館の落合公園につきましては、あくまでも改修でございますので、この面積に収まるのではないかなと思ってございます。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) ただいま建設部長から説明していただきました落合運動公園の今回の改修と言いますか、一部改修を予定されておるようですが、具体的にどういう箇所なのか、もしかすれば説明されたのかもしれませんが、もう一回確認したいと思います。 それで、特にですね議員の方から強く、私じゃなくてほかの議員の方からも強く質問等も出ておるわけでございますけども、スコアボード電光掲示板にするというようなことを予算がもし獲得できれば検討なさるというふうなお考えがあるものでしょうか。 それから、生保内公園のですねテニスコートの部分があるわけでございますけれども、現在どのような状態になっているのかお知らせ願いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 吉田建設部長。 ◎建設部長吉田稔君) 角館落合公園ですけれども、昨日の一般質問でも答弁しましたとおり、今後、各関係団体と協議を行いまして各施設について行っていきたいと思います。 昨日、市長が申しましたように、スコアボードバックスクリーン、内野、外野、九つの施設につきまして改修すると答弁しておりますけれども、バックスクリーン電光掲示板につきましても、今後協議を進めながら考えていきたいと思ってございます。 それから、生保内公園テニスコートということでございましたけれども、生保内公園につきましては平成24年から平成25年に野球場サブグラウンド、そのようなものを改修して完了してございます。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) これも予算が伴うわけなので、必ずいつできるというふうに確約はできないとは思うんですけども、スコアボードは大体何年ころ、机上プランとしてですね、もしお考えがあれば、まだはっきり未定だといえば未定でも結構ですので、お知らせ願いたいと思います。 それから、生保内公園にございますテニスコートは、現在、使える状況になっているのかどうか、その点をちょっと確認したいと思いますので、実際または使っているのかどうかですね、その点をちょっと確認したいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 吉田建設部長。 ◎建設部長吉田稔君) 一般質問でも申し上げましたとおり、平成31年度に実施設計、平成32年度から工事着手という予定を立てていますけれども、あくまでも財源の確保が第一条件になりますので、3年から4年にかけましてスコアボード等も考えてつくっていきたいと思っているところでございます。 それから、テニスコートの状況につきましては、私ちょっとその状況を確認してございませんので、この後、確認しまして答弁したいと思いますけれども、よろしいでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 終わりです。 答弁というよりも、高久さんに後で教えてやってください。 ◎建設部長吉田稔君) はい、わかりました。 ○議長(青柳宗五郎君) 高久さん、それでいいですか。 ◆16番(高久昭二君) できれば議会のときに報告していただきたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) できますか。 ◎建設部長吉田稔君) はい。 ○議長(青柳宗五郎君) そうすれば、終わるまで。ちょっと指示してやって、わかるようにしてください。 ◎建設部長吉田稔君) はい、わかりました。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番、高久昭二君の質疑を終わります。 以上で、議案第67号の質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第68号の質疑 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第3、議案第68号 平成30年度仙北市一般会計補正予算第2号に対する質疑は、予算常任委員会で行います。--------------------------------------- △議案第69号の質疑 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第4、議案第69号 平成30年度仙北市生保内財産特別会計補正予算第1号を議題とします。 質疑を行いますが、通告がありませんので質疑なしと認めます。質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第70号の質疑 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第5、議案第70号 平成30年度仙北市病院事業会計補正予算第1号を議題とします。 質疑を行います。 通告により発言許します。16番、高久昭二君。 ◆16番(高久昭二君) それでは簡潔にできるだけお伺いしたいと思います。 今回の議案説明もございましたので、市立角館総合病院事務職員、特に窓口業務等に携わっている職員の方々が、メディカルにこれまで派遣なさっておったわけでございますけれども、それが今回契約ができなかったということなんですが、なぜできなかったのか、もう一回ですね、ちょっと私聞き漏らした点もあるので大変失礼ですけども、その点もう一回確認したいと思います。 それと、今回派遣から、そうなれば臨時雇用の、つまり臨時職員になるのかなと思うんですけども、9,227万5,000円のうち、これ何名分を予算として、年間予算でしょうけども見ているのかということと、その結果によってですね臨時職員に対する病院給与規程はもちろんあるんですが、これまでの派遣職員よりも給料、つまり上がるのか下がるのか変わらないのか、もちろん手当も当然、それは市の一般職員もそうですけども、必ず手当があるんですが、そういうのはこれまでも含めてつくのかどうか、通勤手当も含めてですね。それから健康保険なり、厚生年金なりは、当然恐らくついていると思うんですが、それもあわせてお伺いしたいと思います。 それと、もう一つはですよ、特に日直ですね。祝日、祭日、土日ですね、日中お仕事をなさっておるわけです。病院救急指定なもんですから、患者さんも救急で搬送されたり、急患で来られる場合、そこでもやっぱりお仕事をなさっていくのかどうか、その点をちょっと確認したいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 高橋医療局長。 ◎医療局長医療連携政策監高橋信次君) 高久議員の御質問にお答えいたします。 まず最初に、なぜ今回、委託から転換になったかという御質問だと思います。少し経緯も踏まえて御説明したいと思います。 前回、当初、初めに提案理由の際にも若干御説明いたしましたけれども、今回、新年度の委託契約を目的に指名型プロポーザル方式により、入札参加資格を持つ3社を指名いたしました。3社のうち2社が参加を辞退、残る1社によるプレゼンテーションとヒアリングを行っておりましたが、その後、参加した1社から、まことに遺憾ながら当社では期待に応えられず、その結果、病院に御迷惑をおかけすることになるというような内容の辞退届がございまして、想定外の事案ではありましたが、院内で協議したところ、直営下に対し、むしろ前向きの意見が多かったことを踏まえまして、直接下での業務運営を今回判断したという経緯でございます。 それから、今回の補正予算の内容でございますけれども、臨時職員の人数については、常勤換算で30名の予算を置いてございます。賃金でございますけども。 それから、給与が変わらないのかということでございますが、受託業者に勤務されておった給与体系については詳しくはこちらで把握してございませんけれども、いずれ業者さんのほうからその内容等を聞き取りしまして、委託業者に勤務されていた当時の給与より下がらない、ボーナスもあったと思いますが、全体的にその給与より下がらない水準で給与を決定している状況でございます。 手当等については、病院臨時職員の基準がございまして、それにはボーナスというところはございませんけれども、全体的に例えば前に200万もらっていたとすると、200万の年収を下がらないような、そういう状態に決定しております。その他手当、交通費については、従前の職員と同様の対応をしておりますので社会保険等もございます。 それから救急の場合の日直でございます。委託している場合の救急の土日、祝祭日の場合は、これまでも委託していたところの職員が対応してございましたが、引き続きそれも病院の職員となりますけれども、引き続きそれを担うということになります。 以上だったと思いますが、よろしいでしょうか。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 実は、旧市立角館総合病院のときから、こういうふうな委託というか派遣と言いますか、そういう形で事務職員の方々が、特に窓口業務に携わっておったんですが、原則から考えれば、私もやっぱり市の職員になっていただく、病院職員ですね、市立角館総合病院の職員になっていただくのがベターだとは思っています。というのは、あの方々は、別に派遣されておっても、ちゃんとやっぱり仕事をこなしておったし、非常に勤務態度も私はまじめだと思うし、それはそれなりにいいんですが、やっぱり待遇、身分が病院職員になれば、やっぱり気持ちがやっぱり変わってくると思いますから、それをさらに一歩高めていく上では私はいいのではないかなと思います。 2点目はですね、なぜそのメディカルさんが辞退したのかなというふうに考えたんですけども、やはりプロポーザルでこれまでも3社なり2社なりを選定してやっておったもんでしょうか。そこをちょっと私、病院の中のこと、ちょっと詳しくわからないものですから、それでやっぱりほかの2社がですねメディカルさんにやっぱりおもんばかって辞退したというふうなことも、同業者ですからね、そういうこともあり得るんじゃないかなと思うんですが、それはげすの勘ぐりなもんでしょうか。ニチイ学館とかいろいろなほかの会社もあるというふうに私は聞いていますけども、今後ですねやっぱりそういうふうな直営で今後いくのかどうか、その路線をね病院開設者及び管理者等では、どのように話し合っているのか。それはそのときそのときでないとわからないと言われればそれまでですけども、その点についてひとつお答え願いたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 高橋医療局長。 ◎医療局長医療連携政策監高橋信次君) 最初にプロポーザルの件でございました。プロポーザルについては、3社、先ほども御説明いたしましたが、市のほうに指名願届けがなされている業者、今回の場合3社でしたので3社を指名したという状況でございます。 それから、指名をしましたけれども2社参加しなかったということになっておりますけれども、なぜ参加したかについては、参加しなかったのでその詳しい内容まではお聞きしておらないわけでございます。ただ、これまでのその2社の他の病院での業務等もやっておる状況でございますので、推測ではありますけれども、多分お受けできない状況があったのかなというふうに思っております。 それから、今後の方針ですけれども、ずっと委託で行ってきたわけですけれども、今年度については直営で1年間やりたいというふうに思っております。その結果、これまでの委託業者での業務の内容と、それから直営で行った場合のその状況が比較できる状況が発生するというふうに考えております。その結果、直営方式がベターなのか、それから委託がやっぱりよかったのかということもありますけれども、そのほかに一部委託ではどうなのかと、そういうことも含めて、この後、比較検証しながらその方向性を決めたいというふうに思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番。 ◆16番(高久昭二君) 1つだけちょっとお伺いします。直営方式が私はベターだとは一般的に思うんですけども、ただですね、ちょっとやっぱり今後、職員となった場合ですね、これまでも派遣職員であってもいろいろな何といいますか接遇、患者さんに対する対応をね十分に教育指導なさってきたとは思うんですが、特に病院というところは一般の事業所とか、または市役所と違いまして、患者さんの命にかかわるために、例えばですよ、きょうは診断される日だと、悪性の病理診断の結果が出る日だとかということで、やっぱり深刻な顔をして行く方も結構おるんですよ。ただ、それに対して、やっぱり最初は総合受付、最後が会計の方も混じっていますけども、そしてABCDと分かれているわけですよね。そうすれば、どうしてもその患者さんの何と言いますか、気持ちはやっぱり人間ですからわからないわけですよ。深刻な顔して行く人もいるし、きょうは判決が、裁判じゃないけども判決が下される日だと思って行く方もいるんで、やっぱりその接遇なりですね、できるだけやっぱり患者さんに気を遣って、やっぱりあの、私も以前若干働いた経験があるんですが、よく言われたんですけども、やっぱり患者さんはお客さんだと。言葉悪いんですけどね、そういうふうな接遇の仕方と同じ気持ちで接していただくように努めていただくように教育指導を、ときになさっておるもんでしょうか。その点ちょっと確認したいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 門脇市長。 ◎市長(門脇光浩君) 先ほど議員から開設者としてのというお話もありましたので、私のほうから今の件についてもあわせて御答弁させていただきたいと思いますけども、これまで東北メディカルエイドサービスさん、一生懸命頑張っていただいたことは議員もよく御承知のとおりだと思います。 私どもは、さらにそれを充実させていきたい、特に接遇、対応、それから患者さんの方々の思い、心象に寄りそうという病院づくりをしていきたいという思いがありました。私の推測するには、そのような私どもの要求・要望に対し、なかなかそこまで手が回らないという判断があったのかもしれません。これは推測であります。一方で、今、直営となりますと、その指示系統が病院管理者を中心にストレートに皆様方、職員の方々にお伝えし、また、教育指導を充実させることができる。さまざまなトラブルがあったときに、即時対応が可能だということがあります。もちろん受託事業者を通して今までもやってきましたけれども、それがストレートにできるということで、改善が進むスピード感も違うのではないかというような期待も持っております。 以上な状況から、直営での手法ということも、まずことし1年やってみようということでの判断ということで行っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 進藤病院事業管理者、答弁して。 ◎病院事業管理者進藤英樹君) 我々が直接雇用いたしますので、従来にもましてそういう接遇関係については、きめ細やかに教育指導体制を整えまして、しっかりしたものをやっていきたいと思っております。 ○議長(青柳宗五郎君) 16番、高久昭二君の質疑を終わります。 次に、5番、高橋豪君。 ◆5番(高橋豪君) おはようございます。それでは、議案第70号について質疑をいたしますが、ただいまの高久議員の質疑と似たようなというか、そういう内容で通告はしてありますが、順番に質問したいと思います。 まずその1点目ですけれども、角館総合病院の医事業務のこの業者選定については、プロポーザルの参加者全てが結局辞退したということになりますけれども、その理由には何があるかという質問です。これは先ほどの答弁では、経緯はわかりました。経緯はわかりました。3社中2社が辞退をして、そして最終的に残った1社についてもお断り申し上げるというような内容だったということです。それで、その理由、最終的に残った1社も断った理由というのは何かということをお伺いしたいというふうに思います。 それから、病院側でやってもらいたいといっている内容が、これまでは業者に委託してやってきたということですから、同様の内容なのかというふうに思いますが、それでもなおかつやる人がいなかったというところについて、どういうふうに判断しているのか。つまり、その理由ですね、なぜ下りたかということについて今一度確認をさせていただきたいと思います。 それから、ちょっと基本的な確認ですけども、今回その対象としている医事業務というのは、具体的にどういう内容ですかということについてお伺いをいたします。 それから、業務委託した場合と、それから直営の場合におきまして、経営、業務、また、患者さんに対する対応、こういったものにどういうふうな影響を与えるのかということについてをお伺いをします。 それから、これまでのこの委託業者の方を臨時採用して病院直営でこの医事業務を行うというような御説明でしたけれども、この職員採用の規模はどの程度になるのかという質問です。先ほどの答弁では、30名くらいということで予定しているというような話でしたが、まず、今まで何人だったのかということと、これからどうなるのかについてお伺いをします。 それから、この新たに採用する職員の雇用条件というか、働く条件、これは委託だった場合と比較して、どういうふうになるのかということです。先ほどの答弁では、これまでの委託業者に勤めていた場合の給料等は、具体の部分までは把握していないけれども変わらないというような方向でやっていきたいということなんですが、例えば昇給であったりとか、それから退職金だったりとか、または金額以外の福利厚生面というのもあるのかなというふうに思います。そこで、今回は補正予算ということで、その規模の予算も算出して、このような形で提案されているということでありまして、この辺は今後どういうふうになるのか、本当に同じなのか、それともよくなるのかというあたりについても確認をしたいと思います。 また、これも先ほど質疑の一部にありましたけれども、この医事業務に関する指導、監督というふうなものについては、今までは委託業者さんの中でそういったものをやられていたというふうに思いますけれども、この後、誰がどういうふうにそのスタッフの方々を指導して、または監督していくのかということについて、どういうふうになるか伺いたいと思います。 それから、今後は人材の確保、しかも医事業務に精通している方の安定確保というのも、これは委託の場合と違って病院直営でやるわけですから、病院側に求められてくるということでありますけれども、今、病院に限らずいろんな分野でも人材確保というのが非常に課題になっております。この辺は、まずはことし1年間やってみるということでありますけれども、やっぱり多くのスタッフを抱えた場合、途中で退職されたりとか休んだりとかいう場合があると思います。そのときにどういうふうにしてこの安定確保できるのかなというあたりについてのお考えをお伺いしたいと思います。 それから、今回は結果的に業者を選定することができなかったということで、今後、病院のこの医事業務については、今は直営でやるけれども、今後どういうふうにするかと、どういう形で臨みますかということです。先ほどは、こういう状態の中で相談したところ、直営に前向きな意見があったということで、まず1年間は直営でやって、それで委託と比較した場合どっちがいいのかということをこの後判断したいということでありましたけども、ちょっと基本的な部分に立ち返れば、これまで何で委託だったのかと。それから、直営に前向きな意見というのは、何をもって前向きな意見だったのか、その中身ですね。直営にしたほうがこういうふうになるからいいんだというような恐らく、それでもやれるんだというような意見だと思いますけども、その具体的にどうなのかというあたりについて答弁を求めます。 ○議長(青柳宗五郎君) 高橋医療局長。 ◎医療局長医療連携政策監高橋信次君) 高橋議員の御質問にお答えいたします。 最初の1つ目ですけれども、参加業者全てが辞退した理由、経緯については先ほど御説明いたしましたのでということでしたので、理由でございます。 これまで委託していた業者では、苦情に対する会社の対応や人材の確保、それから職員の弾力的な運用についてですけれども要望してきた経緯がございます。しかしながら、なかなかその対応が進まないという部分がありまして、こうしたことが辞退届にある病院の期待というものにお応えできないというようなことなのではないかなと推察しているところでございます。 それから、2つ目の対象としている医事業務でございます。 具体的な医事業務の内容については、受付、それから入院・外来の診療費の算定業務、それから料金収納などが主な業務となってございます。 それから3つ目です。3つ目の業務委託した場合と病院直営の場合においてという御質問でございます。 直営下による業務内容等も含めまして、今後検証する必要がありますが、直営の場合、経費的には今回補正予算に上げさせていただいておるとおり、経費的には削減になるという状況でございます。これは賃金等について消費税が非課税であるということも要因の一つと思ってございます。また、苦情処理などは、会社を通じた対応になっておりましたけれども、今後は直接指導することができるということで、スピード感をもっての対応ができるというふうに考えてございます。 一方、委託の場合は、労務管理費の事務作業や研修会などを病院が行う必要がないなど、これは一つの例でございますが、それぞれメリット、デメリットがあるように考えてございます。 経営や患者に対する影響でございますが、これまで委託先に所属し、指導と訓練を受けている職員の大部分が残っていただきましたので、病院の運営や患者に対し、支障を来たすものではないというふうに考えてございます。 職員の規模でございます。委託していた場合の職員の必要人数、常勤換算では32人を想定してございました。実際は先ほど御質問の際にもありました産休だったりとか、途中で辞められる方だったり、ここは結構出入りがありまして、現在、ほとんど移行されてきたわけですけれども、現在28人の職員で、年度初めに補充した分もございますけれども、現在28人、それから労務管理、それから研修会などをその場にリーダー的な存在の方もおりましたけれども、今回直営ということでございますので、その分が人数的には削減になると。それで32人から30人というような人数を想定しております。現在28人ですが、2人内定してございますので、間もなくその想定している30人になるという状況でございます。 それから、4つ目の、これまでの委託業者の職員を臨時採用し、という御質問でございます。 委託業務の場合は、今お話したとおり常勤換算で32名の職員を積算しておりましたけれども、労務管理、それから現場を統括する人員、それから医事業務の指導的な役割を担う人員が不要になるということで、先ほど説明した新年度からは常勤換算で30人を必要人数というふうに考えてございます。 雇用条件は、勤務時間等には変更がございません。これまでと同じでございます。基本的に仙北市病院事業臨時職員就業規程に基づいた内容で行っている状況でございます。 なお、賃金につきましては、さきの勤務先の勤務年数、それから経験年数等考慮しまして、角館総合病院臨時職員賃金基準というのがございますので、これに基づき採用された職員が不利益にならないように配慮させていただいているところでございます。 それから、昇給についてでございます。賃金基準は、年数に応じて少しずつ上がっていくような基準になってございますので、それに基づいて対応したいというふうに思います。現在、退職金等については措置されておらない状況でございますが、地方公務員法の改正、それから地方自治法の改正ですか、平成32年度の4月から会計年度職員ということで、これまでの臨時的職員については、その制度に基づいて、いろいろありますけれども、その制度がなりますと、そこではいわゆるボーナス、それから雇用関係につきましてもそういう待遇が一般の職員と格差が大きくないようなという措置が平成32年度から施行されるということでございますので、それにあわせてその内容についてもこの後検討していきたいというふうに考えております。 それから、5つ目の医事業務に関する指導、監督はどうするのかという御質問です。 医事業務につきましては、新病院開院にあたりまして、新たに医事課に医事企画係を設け、業務の拡充を図っております。平成29年度、開院にあわせましてですけれども、医事専門職を採用しまして、出納基準や診療報酬に精通している職員を配置し、人材確保や育成強化を図っており、直営化に伴う医事業務に関する指導、監督については、この部門で担うという体制をとってございます。 それから、直営になった場合の人材確保の件でございますけれども、おっしゃるとおり非常に難しい課題だというふうに思ってございます。委託しておった場合であっても、その補充するのが非常に難しくて、なかなか対応できない部分がありました。確かに難しい部分ではございますが、直接関与すると言いますか、こともございますし、これまでのいろいろなネットワークも生かしながら努力していきたいというふうに考えております。 それから、6つ目の委託業者を選定することができなかったが、この後どのような形態で臨むのかということでございます。 先ほどの高久議員の質問の際も若干述べさせていただきましたけれども、いずれ直営で今やりだしたところでございますので、これまでの委託方式、それから、今進めている直営方式、また、その中で一部委託がよいのかということを検証しながら、利用される患者、働く職員、業務の運営に最も適した業務体制をこの後検討したいというふうに思っております。 なぜ委託したのかという御質問でございました。 当時、どういうふうな形で委託方式をとったのかという経緯については、ちょっと私把握してございませんけれども、一般的に業務を委託するというような場合は、まず一つは民間のノウハウを使いたいということ、それから、民間になりますと業務運営の維持管理のコストが縮減になるのではないか、もしくはサービスの向上への意識が高くなるのかというようなことを一般的に想定して、当時、委託業務への転換というふうな形をとったのかなというふうに思ってございます。 それから、直営にした前向きな声という内容でございます。これについては、先ほど来若干御説明させていただいておりますけれども、まず一つは、苦情であったりさまざまなものについては、全部業者を通じないと進まなかったという状況がございます。一緒に働いている職員も、多分そのことでなかなか進まないなと感じておったと思いますので、それがその中で発生した場合に直接それを対応できるということがあると思います。ただ、すぐそうすれば解決するかというふうになれば、それはちょっとあれなんですが、これまでと違うのは、直接、例えば苦情があった場合、その場で直接指導ができるというものがまずできると思います。そういった意味からも、今回、院内で検討した中では、直接やれるからいいのかなという声のほうが多かったというそういう状況でございます。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 5番。 ◆5番(高橋豪君) 答弁をいただきましたが、まずはプロポーザルに参加した3社のうち、最終的には残った1社も下りたと。その理由としては、今も答弁ありましたけれども、苦情対応とか、それから人材確保について要望してきたけれども進まないということのようでした。これ、今非常に、逆にその民間業者であれば、そういったノウハウというか苦情に対しては、いろんな病院やられていると思うんで、こういうふうに対応したらいいだとか、そういったものがあるのかなというふうに思ってはおりましたけれども、実際にはなかなかそういう対応できなかったということかと思います。これは非常に問題だなというふうに思いますし、今後その、直接その働いている方々に指導できるということでありますけれども、ちょっとその具体例というか、具体的にどういう苦情があって、今まで業者のほうにこう言ったけれども何か進まなかったというようなことについて、もしあるのであればお聞かせ願いたいと思います。 それから、最終的には今回臨時採用する方々、将来的に、この後もずっと臨時なのか、それとも正職員に変わるのかというあたりについて、もし御検討されているのであれば確認したいと思います。 まだほかにもありますけれども、時間の関係上、以上2点答弁願います。 ○議長(青柳宗五郎君) 高橋医療局長。 ◎医療局長医療連携政策監高橋信次君) まず、苦情ですけれども、これは何と言いますか、これまでも議員の皆様からもさまざまな具体的な事例も受けてお話を承っておりますけれども、まず一つは接遇、来院された患者さんに対する接遇、言葉だったり態度だったりということが一番だと思います。これはかなり以前からそういうこともございましたので、そのことが一点だと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 簡潔にお願いします。 ◎医療局長医療連携政策監高橋信次君) はい。それから、臨時でいくのか、この後どうするのかということでございますが、先ほど会計年度職員のことも若干お話させていただきましたので、それとあわせてこの後検討させていただきたいというふうに思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 5番、高橋豪君の質疑を終わります。 次に、6番、熊谷一夫君。 ◆6番(熊谷一夫君) それでは、今回の仙北市の病院事業会計の補正予算の1番の委託業者の辞退した理由につきましては、これは先ほど詳しく答弁いただきましたので、私は2番の今後のレセプト事務関係の体制と業務遂行についてですね、非常に今も答弁ありましたけれども、接遇に関して非常に言葉使いとかそういった態度についていろんな改善が進まなかったと、それも一つの理由であるというようなお話ありましたけれども、もう少し具体的な、じゃあこのようにしていくんだというようなものがあればお聞かせ願いたいと思います。 それから、3番の固定資産税の過少徴収が起きているという、起きた中で病院事務のチェック体制がこれから直営になって大丈夫なのかと。それがまた、今後直営で行っていく方針かと、当面は1年間は直営で、その後また検証して考えるというようなことでありましたけれども、これが一時的な措置になるのか、それともこの後もですね、また何年か直営でやって、やっぱり委託しなきゃいけないというような形になるのか、その点をお聞きしたいと思います。 4番目の7ページで予算書の負債合計が128億5,508万4,000円となっております。減価償却費を引いた単年度決算で1円でも黒字にしていくのが病院経営の基本であると、このように前の宮川病院事業管理者が話していたことが非常に印象的でありました。また、さすがに小さい病院から100人体制の医師を持つ病院、また、大学を創った先生だなという思いもいたしましたけれども、今後の病院事業の現状、今のですね病院事業の現状と課題について、それから、今後の病院経営の見通しと改革についてのお考えをお伺いしたいと思います。特にずっと何か患者さんが減っているというような状況の中で、一体どうしていくのか、また、この前いただいた第2次仙北市総合計画の実施計画の中では3億円近くの、要するに田沢湖病院での基準外繰り入れが、ずっと3億円、3億円、3億円と3年間続くというような状況で書いてありましたけれども、この計画を遂行する、もしくはこの金額を圧縮していくのかどうか、そこら辺のことについてもお伺いしたいと思います。 ○議長(青柳宗五郎君) 高橋医療局長。 ◎医療局長医療連携政策監高橋信次君) 熊谷議員の御質問にお答えいたします。 2つ目からの御質問でございました。今後のレセプト事務関係の体制ということでございます。 事務体制及び業務体制についてでありますが、これまで受託業者に任用されていた大部分の職員が病院の臨時的任用職員として引き続き業務にかかわっていただけることになり、このことから、これまでの事務及び業務体制に支障を来すことがなく、現在も運営されているという状況にあります。 次に、レセプトチェックのことでした。 現在は電子カルテの導入によりまして、多くの部分は自動化され、記入漏れや請求漏れなどの点検は医事課職員及び担当職員の複数職員でのチェック体制というふうになってございます。さらに、勉強会、研修会を適宜開催し、請求漏れ等の防止に努めているというところでございます。 次に、今後は直営でいくのかという御質問です。一時的な措置かということの質問でございましたが、今年度は直営での業務を行ってまいります。このことにより、委託業務と直営化による業務と比較することが可能になるということでございまして、双方を検証した上で、さらに一部委託なども含めまして、次年度以降、最も最適な業務体制を検討したいというふうに考えております。 次に、病院事業の現状と課題ということでございます。ここでは病院事業全体の内容を想定し、御答弁させていただきたいというふうに思います。 最初に、病院事業の現状と課題であります。 多くの地方の病院が抱え、常態的となっている常勤医師を含む看護師などの医療スタッフの確保が長く課題となっている状況でございます。中でも角館総合病院の常勤医師不在に伴い休止となっている精神科病棟の再開が急務となっている状況にあります。 また、病院事業だけの問題ではございませんが、少子化、超高齢化とあわせまして人口減少などの問題が今後、病院経営にも影響することが見込まれ、病院機能等のあり方も含めた検討が必要になっていると考えてございます。 次に、今後の病院経営の見通しについてでございます。 地方公営企業の経営健全化を判断する指標に資金不足比率がありますが、会計制度の改正などの影響もありまして、平成28年度決算でその比率が病院事業全体で10%を超えております。平成29年度決算におきましては、当該比率の算定における経過措置がなくなったことで、この比率は上昇する見込みとなっていますが、今年度からの一般会計繰出基準の見直しや今後の経営改善により10%を下回る年を平成32年度、資金不足を解消する年を平成34年度と見込み、経営努力を進めていきたいというふうに考えてございます。 また、自治体病院としての役割を果たしながら、仙北市における医療ニーズに応じた診療体制や病棟機能のあり方についても検討し、現在ある課題の解決に取り組んでいくことが病院の経営改善につながるものというふうに認識してございます。 繰り入れについての今後の見込みでございます。 田沢湖病院が平成28年度から1億円の基準外の繰り出しございました。それから平成30年度から一般会計の繰出基準の見直しを行っていただきまして、それぞれ新しい形での繰り出しをしていただくことになってございますが、決して繰出金額が固定しているということではございませんで、できるだけ一般会計からの負担は少なくできるように経営努力していきたいというふうな考えで現在進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 6番。 ◆6番(熊谷一夫君) 苦情の答弁がなかったものですから、もう1回苦情の答弁をお聞きしたいのが一点と、それから、今のその基準外の件ですけれども、常勤医の件はよくわかりますけれども、やっぱり精神科医がいなくなった、ましてや精神病棟がなくなったというのは、非常にやっぱり大きな問題ではないかなと思っておりますし、また、今後その認知症対策等についてもですね非常に精神科対策というのは非常に大きな要因かと思っておりますので、その点についての答弁をお願いしたい件と、これは自治体病院の使命というようなことで前にも宮川先生とお聞きした点でございますけれども、不採算であっても民間にできないことをやるのが自治体病院であると。いわば、赤字の覚悟でやるのが病院だけれども、特にその地域医療にとっては、地域の人たちの生命と財産を守る、または健康を守っていくのが、その地域医療であるというようなお話も伺いました。 その中で、今後、また進めていくには、かなりの財政負担が一般財源から注ぎ込まなければいけないんではないかなということが懸念されますけれども、その点については進藤管理者はどういうようなお考えでいらっしゃるのか、その点についてお伺いしたいなと思います。この2点にお願いします。 ○議長(青柳宗五郎君) 最初に、進藤病院事業管理者。 ◎病院事業管理者進藤英樹君) 今後の病院経営の考え方でございますが、議員おっしゃるとおり公立病院の使命、今、世の中の風潮はいろんな面で効率化、いろんなことも求めて本来の病院事業このままでいいのかと、大学もしかりだと思います。いろいろな面で我々にとって非常に厳しい環境がどんどん発生しております。 おっしゃるとおり、一定のその不採算であっても、この地域でやっていかなければならない今の現状の医療、さらにまた、新しい環境ももっと出てくるかと思います。今は角館であれば急性期を中心とした総合的な医療、これがもっと慢性期に傾斜したような医療も、これからさらに必要になってくる可能性も出てまいります。そういうものについても、それはもっともしかしたら不採算的な要素が含んでいるかもしれませんけども、この地域で病院をやっていくからには、そこについてもやっぱり避けては通れない課題だと思っています。そういう環境的に不利な条件はたくさんあるわけではございますけども、その中でやはり基本的には病院、企業でございますので、経営でございますので、その中で我々とすれば、何とかして収支がこれ以上拡大しないような細かい積み重ねではありますけども、いろんな工夫を凝らしながら、これ以上の赤字拡大にならないようなことに努めまして事業を継続してやってまいりたいと思います。決して不採算だから取り組まないとか、不採算だからこの事業を今後廃止するとかと、そういう選択肢は私はとるべきではないと思って病院経営に臨んでいるつもりでございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 高橋医療局長。 ◎医療局長医療連携政策監高橋信次君) 病院についての苦情という内容だと思います。 これも先ほど若干触れさせていただきましたけれども、一般に医事課ということだけでなくて、病院全体の接遇についての苦情が最も多い状況にございます。その中には、態度が悪いというんですか、そういうのも含めましてありまして、直接声かけてくださる患者さんの中には笑顔が少ないねというようなお話をされる患者さんもありました。 一つ一つありますけれども、大きくこれまで患者さん等からの苦情ですと、1番は何といっても苦情という状況でございます。 以上でございます。 ○議長(青柳宗五郎君) 6番、熊谷一夫君の質疑を終わります。 以上で、議案第70号の質疑を終わります。---------------------------------------          (発言する人あり) ○議長(青柳宗五郎君) はい、議案第67号の生保内公園のことについて答弁、吉田建設部長。 ◎建設部長吉田稔君) 先ほどの高久議員生保内公園テニスコートの状況ということでございます。 現在、テニスコートは3面ございまして、1面がオムニコートと言いまして全天候型、それから、もう2面はクレーコートといって土のコートでございます。現在使用可能で貸し出ししているコートは、全天候型のオムニコート1面ということでございます。 以上です。 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で、各議案に対する質疑を終わります。--------------------------------------- △議案第66号~議案第70号の委員会付託 ○議長(青柳宗五郎君) 日程第1、議案第66 仙北市地域型保育事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定についてから日程第5、議案第70号 平成30年度仙北市病院事業会計補正予算第1号までの各案は、お手元に配付しました付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託をいたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(青柳宗五郎君) 以上で、本日の日程は全部終了をいたしました。 これで本日の会議を閉じ、散会をいたします。                             (午前11時04分)...