◆11番(甫仮貴子) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 次に、大項目1、中項目(3)
自立支援型地域ケア会議についてお伺いいたします。
自立支援型に向けた取組をしてくださるということでございますが、県内の他市町の中でもそういった取組を推進している先進地域がございます。会議に専門職を入れ進めていただき、具体的な行動変容というか、
自立支援や
介護予防につながる
自立支援型地域ケア会議といった内容になるように進めていただくことをお願いしたいと思います。
○議長(
伊藤順男) 甫仮さん、質問ですか、お願いですか。どちらですか。
◆11番(甫仮貴子) お願いです。すみません。
○議長(
伊藤順男) お願いということは、質問ではないということですか。
◆11番(甫仮貴子) 質問でお願いします。
○議長(
伊藤順男) 湊市長。
◎市長(湊貴信) ただいまの御質問にお答えいたします。 今行われている
地域ケア会議の詳細といいますか、回数ですとか具体的なところは担当部長より答弁させますけれども、おっしゃるとおり、
地域ケア会議の役割を少し大きくした
自立支援型ということも大事だなと思っています。 ただ、一方で、今、厚い福祉ということを考えたときに、それとこの
自立支援を促すというあたりのバランスが非常に難しい部分もあるのかなという認識もしておりますので、その辺のことも研究しながらやっていきたいと思っていますが、現在、どのような回数で行われているかについて、担当部長より答弁させます。
○議長(
伊藤順男) 三浦
健康福祉部総合相談担当部長。
◎
健康福祉部総合相談担当部長(
三浦由美子) ただいまの御質問にお答えいたします。
自立支援型地域ケア会議を県内で実施しているところは3か所あります。三種町と羽後町と北秋田市の3か所でありまして、三種町では年4回、北秋田市では毎月の実施です。羽後町では毎年やっているわけではないという状況のようでした。 ただ、
由利本荘市では今まで
自立支援型地域ケア会議を実施しておらず、高齢者にとってどういった形というよりも、今実施しているケースについて、それぞれの職種の方々で検討しているという、今やっていることがいいのか、どうなのかということについて、まず検討している会議となっているんですけれども、専門職によって今計画されている
ケアプランを見直し、検討するということは、困っている高齢者の方々にとって結構大事なことなんじゃないかなと考えまして、私たちのほうでは、今、そういう
地域ケア会議だけでやっていますけれども、例えば、毎月やっている会議の中で専門職の方々を入れて、その中で
自立支援型地域ケア会議というものの形を取った会議を開催できればいいのではないかなと考えているところであります。
○議長(
伊藤順男) 11番甫仮貴子さん。
◆11番(甫仮貴子) 今の御答弁についてですけれども、秋田県で
自立支援型地域ケア会議をしている地域が3つというお話がございましたが、横手市や仙北市でもやっております。というのは、私、歯科衛生士会の職能団体に所属しておりますけれども、派遣させていただいております。そうしたように、県が積極的に進めているということもございますが、ほかにも様々な地域で取り組んでおります。なので、ぜひ本市でも
自立支援、すなわち介護度が上がらないように、結局は御高齢者本人の福祉の向上にもつながると思われますので、ぜひ推進していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
伊藤順男) 三浦
健康福祉部総合相談担当部長。
◎
健康福祉部総合相談担当部長(
三浦由美子) 現在、今の地域に住みたいけれども、支援が分からず困っているような高齢者のために検討できるような会議として、今おっしゃられたような形での会議を開催してまいりたいと思います。
○議長(
伊藤順男) 11番甫仮貴子さん。
◆11番(甫仮貴子) 先ほど質問の中でも簡単にお話しいたしましたが、2025年以降、高齢化が進むということで、非常に様々な社会的問題が起こるのではないかと言われておりますが、もっと細かくお話ししますと、2025年以降、医療介護人材の高齢化や不足が出てくる。2030年以降、団塊世代のフレイル、虚弱化の進展が進む。2035年以降、団塊世代が85歳以上で大量みとりが起こる。2040年頃、団塊ジュニア、非正規労働者が多い世代でもある人たちが
後期高齢者となるということで、非常に人ごとではない問題が起きてくると思われます。 ですので、こうした取組、
介護予防やそうした
地域づくりの取組は一朝一夕ではできるものではございません。今、そんな早い時期ではございませんが、今からどんどん積極的に、10年、20年先を見据えた行動をしていかなければならないと思います。 もちろん、これは行政だけの責任ではなく、
介護保険法の中に地方公共団体の責務と記されておりますが、同時に国民、いわゆる私たち市民の努力及び義務もあると言われております。ですので、ぜひ積極的に取り入れ、進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
伊藤順男) 湊市長。
◎市長(湊貴信) ただいまの御質問にお答えいたします。 甫仮議員は、いろいろと先ほども御自身でお話ありましたとおり、医療福祉についてはかなり精通されておられる方ですので、貴重な御意見ということで取り入れさせていただきたいと思います。 現在、市では、
地域ケア会議を毎月開催しておりまして、そこに、先ほど答弁でも述べましたが、
自立支援型のケア会議という要素を含めたケア会議もこれから取り組んでいきたいと思いますし、先ほど御指摘がありました将来を見据えたということも、これは大変大事な視点だと認識しておりますので、そこもしっかりと受け止めて進めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(
伊藤順男) 11番甫仮貴子さん。
◆11番(甫仮貴子) ありがとうございました。 では、大項目2、
子宮頸がんワクチンについて、中項目(1)未接種者への
定期予防接種に準じた
接種機会の確保についてお伺いいたします。 先ほどの市長の御答弁では、国の方針に従い進めていくということでございましたが、先ほどもお話ししたように、今、人が動く時期でもございます。進学や就職などで他県・他市に移動する方もいらっしゃると思いますが、そうした方たちは4月以降になると対象にならないということも考えられますが、そこら辺について御対応はできないということでしょうか。お伺いいたします。
○議長(
伊藤順男) 湊市長。
◎市長(湊貴信) 今の詳細については
健康福祉部長より答弁させますが、先ほど答弁したように、市では平成12年度から17年度生まれの6学年の方に対して、ぜひやるという方向で検討をしていたところ、国のほうでも今考えるということがあったものですから、そちらの状況も見ないとなということで、今、国の状況を見ているという段になったということであります。 先ほどの質問の詳細については、
健康福祉部長から答弁させます。
○議長(
伊藤順男) 大平
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(
大平久美子) ただいまの甫仮議員の再質問にお答えいたします。 今、市長が答弁いたしましたとおりでございますけれども、我々のほうでもこのことに関しまして問題意識を持ちまして協議を進めてきたところであり、早速取り組もうとしていたところではあったんですが、今、国のほうでこのような動きがあります。これから国のほうでも対象をどうするか今後詰めていく予定となっております。その対象からどのような年代の方が外れるかということは、今後の
進捗状況を注視していくところではございますが、なるだけ皆さんに
予防接種を受けていただけるように、こちらのほうとしましても前向きに考えていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
伊藤順男) 11番甫仮貴子さん。
◆11番(甫仮貴子) ありがとうございます。では、国の動きを注視し、
由利本荘市でも迅速に対応していただけるようにお願いいたします。 次に、大項目2、中項目(2)
定期予防接種対象年齢以降の希望者への
接種費用の助成についてお伺いいたします。 先ほど市長の御答弁では、当該年代について、
HPV検査をしているということで、
ワクチン助成はなさらないというお話だったと思いますが、
ワクチン助成はしないということでよろしかったでしょうか。
○議長(
伊藤順男) 湊市長。
◎市長(湊貴信) ただいまの御質問に
健康福祉部長より答弁させます。
○議長(
伊藤順男) 大平
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(
大平久美子) ただいまの甫仮議員の再質問にお答えいたします。 この
ワクチン接種につきましては、年齢が高くなると
予防効果が下がることが研究で分かっております。このことからも、本市といたしましては、2次予防として検診によるスクリーニングのほうに重きを置いて実施していきたいと考えているところであります。 好発年齢であります20歳から39歳までと40歳
代偶数年齢の方々に、先ほど市長も答弁いたしておりますとおり、
HPV検査を実施しまして、ハイリスクとなるヒトパピローマウイルスに感染していないかどうかを見て、経過観察し、がん化しないようにしていくというところに、
予防接種とは別の段階で観察して、がん患者が発生しないように努力していきたいと考えているところであります。 以上でございます。
○議長(
伊藤順男) 11番甫仮貴子さん。
◆11番(甫仮貴子) ありがとうございました。では、ぜひそうした2次予防の推進をつなげていっていただきたいと思います。 大変御丁寧な御答弁をいただき、ありがとうございました。数々の不手際がございまして、大変申し訳ございませんでした。 以上、
一般質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
伊藤順男) 以上で、11番甫仮貴子さんの
一般質問を終了いたします。 この際、10時35分まで休憩をいたします。
△午前10時22分 休憩………………………………………………………………………………………………………
△午前10時34分 再開
○議長(
伊藤順男) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
一般質問を続行いたします。 6番正木修一さんの発言を許します。6番正木修一さん。 [6番(
正木修一議員)登壇]
◆6番(正木修一) 新しい会派サキホコレの正木修一です。
由利本荘市が、そして市民の皆さんが日々輝き満開に咲き誇れるように、今後も市民生活向上のために頑張っていきますので、サキホコレ、よろしくお願いいたします。 議長より発言の許しをいただきましたので、通告順に従い、大項目5件につきまして質問させていただきます。 コロナ
ワクチン接種が順調に進み、全国でも感染者が少なくなってきています。医療関係者の皆様、市職員の献身的な御貢献に対しまして、感謝と敬意を表したいと思います。 10月1日の緊急事態宣言解除によって、少しずつにぎわいも戻ってきてはいますが、これまでの生活を取り戻すまでには、まだまだ時間が必要と感じます。感染が沈静化して活気ある日々になるように願っています。 この秋、秋田県では、新品種ブランド米サキホコレがプレデビューし、話題になっていますが、米価の下落によって農家の元気がなくなってきており、今後の対策に期待しているところです。 初めに、米価下落に対する施策について質問させていただきます。 大項目1、米価下落対策について、中項目(1)米価下落が地域経済に及ぼす影響についてお伺いいたします。 本市の基幹産業である農業は、稲作を中心とした経営体が多く、米への依存度が非常に高い農家が多いのが現状です。今年の収穫期を迎えた9月、JAが示した集荷時に支払う米概算金は、農家が想定した金額をも下回り、収穫が始まる中、今後の農業経営をどうするかなど、思案しながらの収穫作業となりました。 大幅な収入減少が確定し、収穫後の精算となる生産資材費や秋口より日々高騰する燃料費など経費も増え、支払いの重なる年末をどのように乗り切るか、心配が尽きない農家の声が大きくなっています。 また、借入れ農地の小作料支払いや来年に向けての農事計画をどうしようかとの心配も重なっています。米価の下落は過去にもあり、その都度、農家は負けずに、先祖代々の田んぼを休耕田にしたくない、地域を守っていきたいとの思いで、資金の借入れや機械更新の先延ばし、コスト削減などぎりぎり切り詰め、これからよくなるとの一心で乗り越えてきました。 米価の低迷は、稲作農家への影響にとどまらず、関連業種も含めると大きな影響があり、農業者だけでなくさらには地域社会、地方経済の悪化につながっていきます。 11月の臨時会では、米価下落に伴い、秋田しんせい農協が創設する対策資金の一部を支援する補正予算案、農業経営緊急対策資金利子補給事業が可決されました。これは融資への利子補給で、当面の運転資金を借り入れる農家への対策として必要ですが、来年度以降の農業経営を見据えての支援策も打ち出すべきと考えます。市は、米価の下落幅が大きい状況をどのように捉えているのか、お伺いいたします。 また、農家の疲弊は地域経済へも大きく影響します。持続可能な営農への相談窓口をJAと共に設け、対応してもらえたらと思います。市の考えをお伺いいたします。 中項目(2)今後の支援策についてお伺いいたします。 農家の努力により、令和3年産主食用米の作付面積は、生産の目安を達成したものの、人口減少及び食生活の多様化による米消費の減少や、コロナ禍により中食・外食産業向けの業務用米の需要が低迷し、巣籠もり需要を見込んだ個人消費も伸びず、米消費は大きく落ち込みました。 米の在庫が増え、全国では米余りになり、先ほども述べましたが、JAの概算金は前年より大幅に下落し、農家の経営環境は大変厳しい状況となっています。 景観形成や水害防止、水源涵養など、水田が果たす多面的な役割については、国民の理解が深まり、農家も農業の持つ多面的機能維持に努めてきましたが、今年の収入減少という厳しい現実を前に、継続的な農業に不安を感じ、離農を考えている農家も見られます。米価の下落により収入減少となっている主食用米の生産者に対して、持続可能な経営支援も考えてもらいたいと思います。 補正予算で行ってもらった融資への無利子化は大きな助けとなっていますが、今後は、既存資金の償還猶予に係る金融機関への要請、再生産に向けた支援策など、国・県と一体となって取り組んでいただきたいと思います。 また、農家の生産意欲減退を抑制し、生産農家の経営安定につなげていただくためにも、緊急的に支援金を給付するなどの対策も考えていただきたいと思います。農家の生産意欲と経営安定に対しての支援を期待しています。 農業政策については、国の施策待ちですが、市が直接・間接的な支援策を考えているのか、お伺いいたします。 大項目2、市道、林道管理についてお伺いいたします。
由利本荘市と鹿角市を結ぶ国道341号の岩城地域内の整備も進んでいますが、高尾山ルートなどがあり、国の道の国道ではなく、酷い道の酷道とも言われています。そんな広大な面積を有する本市では、市道、林道の本数、管理距離も長く、所管部署の建設部、農林水産部の日々の努力も察するところです。 市道、市管理林道については、所管部署によりパトロールを行って日々の状況を確認していると思います。市民の皆さんの生活道路や避難路または迂回路に位置づけられている道路もあり、特に道路の穴やひび割れ、倒木、落石などでの通行の妨げ、適期での草刈りが進まず、スムーズな通行ができない箇所も見られます。 特に草刈り業務は毎年のように、各総合支所の建設課、産業課より業務発注され作業が行われていますが、適期での作業が行われていない箇所も見受けられます。 通行量の少ない道路でも、通勤として頻繁に通行している方も多く、特に市道・林道の草刈りの時期が遅れますと、草が道路に覆いかぶさり、道幅が狭くなり視界不良を招くほか、草が車に当たり、損傷の原因ともなっているようです。市民の皆さんの身近な問題となっており、早期の事業発注やパトロールの強化など、対策が求められています。 道路の穴やひび割れ、土砂や落石などには都度対応されているようですが、草刈りについては、通行量の少ない市道は、町内会への委託などが多く、林道などは業者への委託と認識していますが、発注時期が遅いのか、町内会、業者の作業が間に合わないのか、適期での作業が遅れている箇所も見られます。所管部署で状況を把握されているとは思いますが、改善策をお伺いいたします。 大項目3、
由利本荘市沖洋上風力発電事業者決定後の取組について、中項目(1)事業着工に伴う市の対応についてお伺いいたします。 複数の事業者が応札を望んでいる
由利本荘市沖洋上風力発電事業ですが、11月頃には事業者が決定され公表の予定でしたが、まだ公表されていません。受注を目指す事業者へのヒアリングも完了しておらず、選定が年明け前後にずれ込むとの見方も広がっています。 洋上風力発電整備を優先的に進める促進区域は、発電拠点及び産業拠点の形成を目指しての事業となります。事業者決定後の工程は、大まかに分けると基礎工事、風車設置工事、電気工事と進んでいくようです。 風車建設に不安を持たれている市民の皆さんも多く、例えば建設開始時のくい打設音をはじめとした騒音への心配、建設工期の情報公開はどのようにされるのか、工事の遅延などの連絡など、不安を持たれている皆さんはささいな情報も求めています。 工事の期間、概略、
進捗状況の把握や市民への情報公開など、大規模な工事になるからこそ、事業者との連携が重要になってくると思います。発生する事象の説明、発生時の対処など、建設前後の市民の皆さんへの対応も重要と考えます。 これまで市は、事業者の責任で対応する事案は事業者が、市が相談窓口などで市民の声を聴いて対応していく事案などは市が、それぞれに責任を持って対応していくとしています。今後、様々な事案が発生した場合、市と事業者との緊密な情報交換や対応策など連携を取って対処していかないと、市民の皆さんの不安、不信感が増していきます。 工事開始前後からの情報の公開、市民生活への影響があった場合の市の対応など、市の役割も大きくなりますが、事業者責任で対応させるのではなく、連携して対応していくべきと考えます。市の考えをお伺いいたします。 中項目(2)地域活性化につながる貢献策についてお伺いいたします。 国は、2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、再生可能エネルギーを最大限導入することが急務であり、特に洋上風力発電は、大量導入の可能性、コスト低減効果や経済波及効果の大きさの観点から、再生可能エネルギーの主力電源化の柱と考えています。
由利本荘市沖洋上風力発電事業者の選定も遅れていますが、間もなく決定され事業が前進していきます。私たちも事業決定に伴い、再生可能エネルギーへの理解を深め、事業メリットを享受できるようにしなければなりません。 事業者が、建設時に地元事業者に対して附帯設備工事の発注や、漁業振興につながる工法の工夫などでの漁業環境の向上や、風車建設・メンテナンス時の警戒船としての漁船の活用、事業者との共同事業の提案、風車建設に関する製造・物流・メンテナンス関連産業を誘致し、地域産業として育成していくなど、様々な地域活性化につながる方策があります。また、風力発電と再生可能エネルギー施設と合わせた産業観光など、観光面からの活性化も期待されます。 洋上風力発電事業に関する地域貢献策のアイデアは、今後、市に活性化をもたらすことができるかの大きな試金石となります。まだまだ検討段階の事案であると思いますが、様々な選択肢がある中で、どのような構想を持っているのか。また、事業者決定後、事業者が提案する貢献策について話し合われていくと思いますが、貢献策はどのような方向性を持って進めていく考えなのか、お伺いいたします。 大項目4、町内会要望事項への対応について、中項目(1)要望事項への回答についてお伺いいたします。 住みよい
地域づくりを目指し、市などと協力しながら、その地域内に生ずる様々な問題に対処するために、毎年各町内会から要望書を提出してもらい、計画的に事案に対して対応していくために、地域からの現状を吸い上げています。 しかし、何年も継続との回答や実施は厳しい状況との回答も多くあり、市民の皆さんからも予算がつかないことへの不満が聞かれます。 町内会要望への対応については、これまでも
一般質問にて取り上げられていますが、ずばり実施は不可能との回答は出しにくいのか、継続とか実施は厳しい状況との回答のため、町内会でも根気強く要望をし続けているのが現状です。 要望事項の中でも道路改良や側溝整備、河川改修などインフラ整備に関する割合は非常に高く、防犯、交通安全に関わる要望が続いています。また、要望内容によっては、今後町内会で解決すべき課題であったり、工事内容が多額の予算が必要だったりする要望など、実施が厳しい事案も見受けられます。 市は、要望の
進捗状況や実現のめどなどについて、より具体的な回答に努めるとともに、軽微な予算での要望事項や緊急性のある要望などは、早期に予算づけして問題解決を図ってもらいたいと思います。 厳しい財政状況と理解していますが、要望に対しての回答を的確にしていただき、10年以上も継続との回答ではなく、今後の道筋を説明して理解してもらうべきと考えます。市の考えをお伺いいたします。 中項目(2)情報共有できる環境整備についてお伺いいたします。 ナイスアリーナの完成、JR羽後本荘駅の新駅舎完成、そして今、停車場栄町線の工事が急ピッチで進められています。そのような光景とは裏腹に、町内会の要望事項に対しては、継続や厳しい状況との回答が多くあり、市民の皆さんからも予算がつかないことへの不満が聞かれます。 様々な財源での工事のため、予算配分での考えも変わりますが、市民の皆さんの声は理解していただきたいと思います。すぐに実施できないとの回答に対しても、例年同様の要望が提出され、地域の
課題解決の手段として機能していないケースもあるようです。市としても、町内会要望への回答方法について、改めて考え直す必要があるのではと考えます。 これまで町内会要望においては、町内会へ説明をしてその年度の要望への回答としていますが、今後、
ホームページなどで要望事項を見える化し、市から町内会要望に関する情報を発信し、市民と市が情報を共有することが、地域の
課題解決を前進させることにつながっていくと考えます。 また、緊急性や実施目安といった情報を回答と併せて記載することで、他町内会要望との比較ができ、自分たちの要望がどの程度現実的な要望であるか確認することができると思います。市の考えをお伺いいたします。 大項目5、スクールバス乗車範囲についてお伺いいたします。 本市では、学校統合や路線バスの廃止などで、スクールバスの運行が始まり、児童生徒の安全な通学に大きく寄与しています。 全国では毎年のように、児童生徒が被害者となる事件や事故が発生しています。犯罪を含む身の回りの事件、交通事故などが発生する中で、子供たちの安全を守ることの重要性が一層高まっています。 スクールバス通学以外の児童生徒の毎日の光景ですが、大きなランドセルを背負った子供たちが、高学年の児童に挟まれ、黙々と歩いていました。列の前後には、子供見守り隊の皆さんが周囲を気にしながら安全確保をしてくれており、地域で子供たちの安全確保を担ってくれています。 全国では、見守り活動を含めた防犯
ボランティア活動者数は年々減少しており、市内の子供見守り隊の平均年齢も高くなっており、年々一緒に歩いていくのが容易でなくなってきている、これまで見守ってきたけど、足腰が弱くなり見守られる側になってきているとのボランティアの寂しい声も聞かれます。 学校統合でのスクールバス乗車範囲は、従来の路線バスへの補助地域を基に決められています。今後、児童生徒数の減少が進み、乗車範囲でない地域で低学年児童だけになってしまう場合も出てきます。スクールバス乗車範囲以外でも、通行路線においては、登下校の安全確保の観点から柔軟な対応が望まれています。 市のこれまでのスクールバスの趣旨、公正性、平等性からの観点など、これまでの御答弁は十分承知していますが、今後、少子化や地域の状況など想定される事案に対して柔軟な対応も必要と考えます。市の考えをお伺いいたします。 以上、大項目5件について質問させていただきました。御答弁よろしくお願いいたします。 [6番(
正木修一議員)質問席へ]
○議長(
伊藤順男) 当局の答弁を求めます。湊市長。 [
湊貴信市長 登壇]
◎市長(湊貴信) それでは、
正木修一議員の御質問にお答えいたします。 初めに、1、米価下落対策についての(1)米価下落が地域経済に及ぼす影響についてにお答えいたします。 昨日の
佐々木隆一議員の御質問にお答えいたしましたとおり、本年産米の概算金下落は、農業経営ばかりでなく、地域経済にも影響を及ぼしているものと認識しております。 こうしたことから、市では、11月の市議会臨時会において、営農の継続に向けた農業経営緊急対策資金利子補給事業と農業者省力化支援事業の2つの農家支援策を承認いただいたところであります。 今後とも、国や県の動向を注視しながら、再生産可能な農業につながる支援の在り方について検討してまいります。 また、営農相談の窓口につきましては、これまでも市と農協がそれぞれの立場において、農家からの様々な相談に応じておりますが、農協の相談専門部署である農業経営支援室などとのさらなる連携を図りながら、農家支援に努めてまいります。 次に、(2)今後の支援策についてにお答えいたします。 御質問にありました既存資金の償還猶予につきましては、農協では、借入者個別の対応として既に実施しているとのことであります。 また、再生産に向けた支援策や緊急的な支援金の給付などの今後の市の支援につきましては、先ほどの御質問でもお答えいたしましたとおり、国や県の動向を注視しながら、再生産可能な農業につながる支援の在り方について検討してまいります。 次に、2、市道、林道管理についてにお答えいたします。 広大な面積を有する本市に張り巡らされた市道及び林道約2,410キロメートルの草刈り業務を含む適切な維持管理につきましては、本市の大きな課題となっております。 これまで草刈り業務は、時期やルートを
調整しながら、経済的かつ効率的な作業に努め、道路パトロールや市民からの連絡による対応も行ってきているところでありますが、今後は業務の早期発注や路線ごとの実情に合わせた作業時期を再確認するなど、適切で迅速な草刈り実施により、通行の安全確保に努めてまいります。 次に、3、
由利本荘市沖洋上風力発電事業者決定後の取組についての(1)事業着工に伴う市の対応についてにお答えいたします。 本市沖の洋上風力発電事業につきましては、国による事業者の公募が今年5月27日で締め切られており、国や第三者委員会による審査や評価を経て、近く事業者が選定されるものと考えております。 国内初の大規模洋上プロジェクトとなることから、期待や不安など様々な声が寄せられておりますが、秋田港や能代港の洋上風力基礎工事で発生した打設音については、音の大きさだけではなく、何の音か分からないことによる問合せも多く寄せられたと伺っており、工事内容の周知など、情報発信の必要性を改めて認識しているところであります。 市といたしましては、本市沖の洋上風力発電事業は、民間の事業活動でありますので、事業者に対し、市民への正確で迅速な
情報提供をお願いしていくほか、不安や疑問の声が寄せられた場合などは、事業者と連携を図りながら、速やかに対応できる体制を構築してまいります。 次に、(2)地域活性化につながる貢献策についてにお答えいたします。 国は、今年10月に地球温暖化対策計画の改定と第6次エネルギー基本計画を閣議決定し、これからの地球温暖化対策やエネルギー施策において、再エネの電源構成比率を2019年度の約18%から2030年度には約36%から38%を目指すとしております。 正木議員御指摘のとおり、今後、再エネの大量導入に伴い、いかに発電コストを下げて安定した電気を供給できるか、また、地元への経済波及効果などが重要な課題になるものと考えております。 市では、これまでも法定協議会や計画事業者向けの説明会等を通して、ローカルサプライチェーンの構築を含め、建設工事やメンテナンス、またそれらに関わる従事者の宿泊や飲食等、地元への経済波及効果が最大化されるよう要請してきているところであります。 市といたしましては、事業者選定後に開催される法定協議会において、地元企業の参入や出捐金の使途など、地域活性化につながる協議を進めてまいりたいと考えております。 また、国内初の大規模洋上風力発電事業に伴う視察や観光客の受入れ体制についても、市商工会など関係団体の協力を得ながら取組を進めてまいります。 次に、4、町内会要望事項への対応についての(1)要望事項への回答についてと、(2)情報共有できる環境整備については、関連がありますので一括してお答えいたします。 町内会等の地域からの要望につきましては、その地域にお住まいの皆様の生活に密着した切実な課題について、その解決を求め、毎年提出されているところであります。 もとより一つ一つの要望に対しては、できるだけ早期に実現できるよう取り組んでいるところでありますが、厳しい財政状況の中で、全ての要望に添った対応がなかなかできていないのが実情となっております。 私は、これまでの役所的に、単にお金がないからできないとするのではなく、地域の実情をしっかりと把握した上で、特に緊急性の高いものは、必要な予算措置を講じてまいります。 しかしながら、全ての要望に直ちに応えることは難しいことも確かであり、なぜできないのか、どうすればできるのか、別の方法で解決する道はないのかを市民の皆様と徹底的に話し合うことを通して、様々な解決策を摸索していくことも大事であると考えております。 また、いただいた要望に対しましては、より具体的に分かりやすく回答することを心がけてまいりますが、例えば、地域において対応していただかなければならないものについては、そのお願いをするなど、
地域課題の解決につながる、より実効性のある要望となるよう取り組んでまいります。 地域からの要望や、その回答内容につきましては、今年度より市
ホームページにて公表してまいります。 次に、5、スクールバス乗車範囲については、教育長からお答えいたします。 以上であります。
○議長(
伊藤順男) 秋山教育長。 [秋山正毅教育長 登壇]
◎教育長(秋山正毅)
正木修一議員の教育委員会関係の御質問、5、スクールバス乗車範囲についてにお答えいたします。 スクールバスの運行につきましては、国が定めている遠距離通学の基準に基づいて実施しており、小学校においては、おおむね4キロメートル、中学校においては、6キロメートル以上の通学距離があり、路線バスなどの公共交通機関を
利用できない児童生徒となっております。 また、冬期間の降雪状況を勘案した冬期スクールバスの運行や学校の統廃合により通学距離が延びた場合における通学支援としても、スクールバス運行の対象にしているところであります。 なお、昨今の児童生徒をめぐる様々な犯罪や交通事故をはじめ、少子化や見守り隊の高齢化などの地域事情により、保護者や地域の方々からのスクールバス要望も高まっております。また一方では、秋田県の子供たちの体力低下が懸念されていることや、通学支援を行うためには、国からの財政支援が必要不可欠であるという市の現状もあります。 今後は、本荘地域の学校統合も控えておりますが、人口減少が年々進む中、児童生徒を対象にしたスクールバスのみに限らず、市全体の地域交通に関する議論の中で、地域の方々や保護者の意見なども踏まえながら、児童生徒の通学方法について総合的に検討していかなければならないものと考えているところであります。 以上であります。
○議長(
伊藤順男) 6番正木修一さん、再質問ありませんか。
◆6番(正木修一) 丁寧な御答弁ありがとうございました。 何点か再質問させていただきます。大項目1の米価下落対策についての(2)今後の支援策について再質問させていただきます。 確かに昨日、佐々木議員への答弁にもありましたけども、最終的には国・県の動向で支援が決まるというような御答弁でなかったかなと思います。ただ、お金を使わなくても支援できるというか、先ほど市長が答弁されましたけども、資金繰りが困っている人の償還を延ばすとか、いろんな方策をJAでもやっているというお話でしたけども、やはりなかなかそういうお願いをしても、実現できないというのがこの借入れのお金でありまして、農業者がお金がないと地域経済にお金が回らないというのが結構あるので、もう少し柔軟な融資といいますか、そういうのも必要ではないかと思います。 それに対しまして、今回秋田しんせい農協が創設した利子補給の事業でありますけども、もう少し償還期限が長い借入れに対する利子補給とか、そういうのも必要ではないかなと思いますけど、いかがでしょうか。
○議長(
伊藤順男) 湊市長。
◎市長(湊貴信) ただいまの正木議員の御質問にお答えいたします。 詳細については、
農林水産部長より答弁させますけれども、先ほども、昨日の
佐々木隆一議員にも同様のお答えをさせていただきましたが、今回の米価下落というのは、農業経営だけではなくて、地域経済に大きな影響があるということは、私も認識をしているところであります。 一方で、今、正木議員おっしゃるとおり、例えば、融資についても借りるということは、いずれ返さないといけないわけでありまして、長期的な視点に立ってみたときには、またいろんな支援策というのは考えないといけないんだろうなというようなことも考えています。 今、国や県でも様々な支援策について検討しているということでありますし、私どもも市長会等々を通じて要望も出させていただいておりますので、それらの回答もじきに出るものと思っていますので、それらと併せて検討してまいることと考えておるところであります。 詳細につきましては、
農林水産部長より答弁させます。
○議長(
伊藤順男) 今野
農林水産部長。
◎
農林水産部長(今野政幸)
正木修一議員の再質問にお答えいたします。 融資制度の長いものについての検討というお尋ねだったと思いますが、11月臨時会で御承認いただきました融資の利子補給についてでございますけども、これにつきましては10月1日に農協のほうから、5年程度で償還できるものについてぜひ応援してほしいという要望に基づいてやったものでございます。現場を知る農協のほうから提案されたものでございますので、その期間が適切なものであるのではないかと市でも認識しておりまして、農協にも再度、この
利用状況について確認いたしましたところ、89件の相談が寄せられており、既に51件対応しているという情報もありますので、御理解をお願いしたいと思います。
○議長(
伊藤順男) 6番正木修一さん。
◆6番(正木修一) ありがとうございます。利子補給事業で大変助かっている農家さんもおられますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。 ただ、経営安定対策の中でセーフティネットがあるわけですけども、そのセーフティネットに入っている農家と入っていない農家。要するにセーフティネットの要件を満たさない農家といいますか、そういう農家さんも戸数にすると半分ぐらいいると思うんです。収入減少影響緩和交付金というのがあるんですけども、それに入っている農家、それから収入保険に入っている農家と、それから何も入っていない農家さんがいらっしゃるわけです。今、セーフティネットに入っている農家は、来年に向けてある程度の補填金が来るわけでありますので、何とか大丈夫かなという観点でいるんですけれども、やはりセーフティネットに加入していない、要件を満たさない農家さんは、やめるかというような声も多くあります。そこら辺の吸い上げといいますか、市はどのように現状を把握しているのかお伺いしたいと思います。
○議長(
伊藤順男) 今野
農林水産部長。
◎
農林水産部長(今野政幸) ただいまの
正木修一議員の再質問にお答えいたします。 ナラシ対策あるいは収入保険への加入状況ということでございますけども、事前通告がありませんでしたので、詳しくはお話しできませんけども、基本的にナラシ対策の部分については認定農業者という要件があります。その要件に当てはまらない場合は、集落営農組織に加入して対応するということでありますので、経営規模が小さくても、そういうところに入ることによって、ナラシ対策の対応はできるものでございます。 そしてまた、収入保険につきましては、ハードルが一段上になるという認識でおります。認定農業者の方々も青色申告を行うよう、計画を策定しているところでございますけども、なかなかそちらのほうには移行し切れていないと認識しておりまして、おおむね本市の場合はそうした形で対応しているものと認識しているところでございます。
○議長(
伊藤順男) 6番正木修一さん。
◆6番(正木修一) ありがとうございます。とりあえずセーフティネットに加入していない農家さんも結構いるので、そういう農家さんへの配慮などもやはりお願いしたいなと思います。 先ほど御答弁いただきましたけども、市の支援は、まず先ほどの2件で、利子補給と省力化支援事業ということですけども、せめて先ほど申し上げましたセーフティネットに加入されていない農家などは、今年をいえば20%ぐらい減収しているわけですので、せめて再生産に係る種子の補助とか、そういうようなことも今後検討していってもらいたいと思いますけども、そういうようなお考えは持っていないのか、そこら辺お伺いしたいと思います。
○議長(
伊藤順男) 湊市長。
◎市長(湊貴信) ただいまの再質問にお答えいたします。 繰り返しの答弁になってしまうかも分かりませんけども、国・県の動向、また農協等々の
関係機関とも今連携をいろいろ図らせていただいておりますので、その辺との
調整を図りながら検討してまいりたいと思っております。よろしくお願いします。
○議長(
伊藤順男) 6番正木修一さん。
◆6番(正木修一) ありがとうございます。市のほうも最大限、下落については懸念を持って対応してくださるというようなことだと思いますので、今後とも1次産業の大切な部分を何とか保護していってもらいたい、支援していってもらいたいと思います。 それでは、大項目3の(1)事業着工に伴う市の対応についてお伺いしたいと思います。 私は秋田港とか能代港のくい打設音でのトラブルとか、それから潟上市の陸上風力発電での電波障害のトラブルとか、そういうことで市民の皆さんが一番初めに問合せに来るのは、新聞社とか報道とかじゃなくて、やはり市のほうに来ると思うんですよね。そこら辺を事業者で対応、それから市は市民から聞いて事業者に対応させるというような方法では、なかなかこの大きな事業では大きな問題となっていくんじゃないかと懸念しております。先ほど、今までのとおり、事業者で対応することは事業者というような御答弁だったと思いますけども、そこら辺もう一度お願いしたいと思います。
○議長(
伊藤順男) 湊市長。
◎市長(湊貴信) ただいまの再質問にお答えいたします。 詳細については、
市民生活部長より答弁させますが、正木議員おっしゃるとおり、私も大変気になっておりますし、答弁の中でもお話しさせていただきましたが、基本的には民間の事業者がやる事業であるということはありますが、とはいっても市が全く関与しないということは考えておりませんで、今回もいろいろな苦情等々について、速やかに対応できる体制を整えていきたいといったようなことも考えております。市民の皆さんの不安ですとか、また、打設音については、工事ですので無音でというわけには多分いかないだろうと、大小だとかは別として、やっぱり音が出るものだろうなと。なので、そういったものは事前に、いつどのような工程でという辺りを、どこまで周知できるかという辺りも大変大事なことだと思いますので、その辺についてはしっかりと対応してまいりたいと考えております。 詳細については、
市民生活部長のほうから答弁させます。
○議長(
伊藤順男) 齋藤
市民生活部長。
◎
市民生活部長(齋藤喜紀) 正木議員の再質問にお答えいたします。 まさに今市長が答弁したとおりというところでございますが、市が一切関与しないというわけではございませんし、どういったところについて市が関与すべきかというところを今具体的に申し上げるわけにはいきませんが、いずれ選定事業者が決まりまして、こういった情報は市からも発信するべきだと、そういう情報がありましたら、市としても連携して発信していくのが適切な対応ではないかと考えているところでございます。
○議長(
伊藤順男) 6番正木修一さん。
◆6番(正木修一) ありがとうございました。この問題については、やはり不安を持たれている方々は、ここまで市がやらないのかというような感じでいると思いますので、情報公開などどのようにしていくのかというようなことも、これからも考えていっていただきたいと思います。地域の皆さんが、この事業が来て最終的にはよかったなと言われるような形に持っていくためにも、やはり最初が肝心だと思いますので、私は事業者は事業者、市は市というような考えは捨てて、今事業者が決定するわけですけども、十分な話合いを持って、情報公開をどのようにするかなど検討していってもらいたいと思いますけども、市長いかがですか。
○議長(
伊藤順男) 湊市長。
◎市長(湊貴信) まさに御指摘のとおり、心配される気持ちもそのとおりだと思いますので、今の御指摘も含めて検討してまいりたいと思います。
○議長(
伊藤順男) 6番正木修一さん。
◆6番(正木修一) ありがとうございました。この件については、何とか不安を持っている皆さんを中心に情報の発信、それから不安要素の払拭をお願いしたいと思います。 続きまして、大項目4の町内会要望事項への対応についてでありますけども、本当にこれまでにない、こういう回答がいただけるとは思っていませんでしたので、びっくりしました。市長の市民生活がいちばんとの思いが伝わってきた御答弁だったなと今感じております。 やはり要望事項の見える化というのは、市民の皆さんも、それから他町内会の皆さんもほかの地域と比べることもできるので、いいことだなと思います。早速、情報公開してくれるということですので、期待したいと思います。 ただ、一つだけ、今市長も丁寧に、いろんな町内会のお話を聞いて対応していくというような答弁でしたけども、財源がないので、あまり、これもやります、あれもやりますということはできないと思いますけども、来年度予算には少しはこの予算を盛り込んだんでしょうか。そこら辺お伺いします。
○議長(
伊藤順男) 湊市長。
◎市長(湊貴信) ただいまの再質問にお答えいたします。 今、要望活動の時期ということもあるのか、いろいろなところから様々な要望をいただいておりまして、なかなかできなくてというのは、大変心苦しい中でもそう言わざるを得ないといいますか、理解していただかないといけないことがあって、そういった面でお話をさせていただいているところであります。 ただ、先ほども答弁いたしましたけども、必要なところにはしっかりと予算を取ることは大事なことだと思っています。これから精査をしてまいりますけれども、来年度予算には少しいろんなところを盛り込めるようにという思いで予算組みも進めておるところでありますので、できる限り要望に応えられるように努力していきたいと思っているところであります。
○議長(
伊藤順男) 6番正木修一さん。
◆6番(正木修一) 本当に今までの町内会要望はいつもずっと継続か、なかなか厳しいという答えばっかりだったなと思っていたのが、今日は市長より前向きな御答弁をいただきましたので、何とか地域の問題解決に御尽力いただきたいと思います。よろしくお願いします。 大項目5のスクールバス乗車範囲についてお伺いします。 スクールバスの運行につきましては、十分理解しておりますけども、やはり地域によっては、この子一人乗せることできるんじゃないかという場面が結構聞かれますので、しゃくし定規じゃなくて、地域の実情に合った運行をしていただきたいなと思いますけども、教育長はどのような考えか教えてください。
○議長(
伊藤順男) 秋山教育長。
◎教育長(秋山正毅) 正木議員の再質問にお答えいたします。 私も学校在職中にはスクールバスを運行している学校に何校か勤務しまして、その登校指導や下校指導のときに、一生懸命歩いている子供の横を空席のある通学のスクールバスが通ったりしたときには、乗せたいなというのが正直な気持ちだったと思います。保護者の皆様や地域の皆様から、そういうような御要望があることも重々承知しております。あくまで私たちが遠距離通学に対する支援としてのスクールバスや定期券の補助などをしているのは、国の制度設計の枠組みの中でやっているものでありまして、その枠の中で柔軟に対応できるところについては、できるだけ個別の案件として対応しておりますけれども、その枠を超えたところに関しては、たまたま運行経路の子はよくて、それと同じような距離でそうじゃない子はどうするのかというような公平性の観点からも考えていかなければいけないと思います。そこ辺りも含めて、この枠を超えた子供たちの安全・安心とか、それから難儀さについては、やはり考え方が変わってきていて、通学の困難さ以外の部分でどう担保していくかについて、改めて議論していくべきだと考えています。 先ほど答弁で申し上げたとおり、小中学生だけに限らず、例えば高校生とか御老人の方とかも含めて、地域交通の在り方の総合的な枠の中でそれらも検討していければと考えておりますので、御理解をお願いいたします。
○議長(
伊藤順男) 6番正木修一さん。
◆6番(正木修一) 教育長の心も今分かりましたので、ありがとうございます。今後、地域の実情に合った運行を切に望みます。子供たちの安全・安心が一番でありますので、何とかそういう地域の実情を踏まえた運行をこれからもお願いしたいと思います。 以上で終わらせてもらいます。再質問への御対応、ありがとうございました。
○議長(
伊藤順男) 以上で、6番正木修一さんの
一般質問を終了いたします。 以上をもって、
一般質問を終わります。
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○議長(
伊藤順男) 日程第2、これより
提出議案に対する質疑を行います。 この際、議案第147号から議案第181号までの35件を一括議題として質疑を行います。 ただいままでのところ、質疑の通告はありません。質疑ありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊藤順男) 質疑なしと認めます。よって、
提出議案に対する質疑を終結いたします。
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○議長(
伊藤順男) 日程第3、
追加提出議案の説明並びに質疑を行います。 この際、議案第182号及び議案第183号の2件を一括上程し、市長の説明を求めます。湊市長。 [
湊貴信市長 登壇]
◎市長(湊貴信)
提出議案の説明に先立ちまして、諸般の報告を申し上げます。 先月発表されました国勢調査結果についてであります。 11月30日に、国より令和2年国勢調査の人口・世帯に関する人口等基本集計結果が発表され、本市の人口は7万4,707人、前回調査から5,220人の減少となり、5年間の人口減少率が6.53%と前回より拡大傾向にあることが見られ、今後も減少が続くことが避けられない状況であります。 市といたしましては、一層の危機感を持った施策展開を図るため、この9月に
由利本荘市
総合計画「新
創造ビジョン」後期基本計画
重点化プロジェクトを定め、未来のさらなる飛躍を実現する6つの重点施策により、各施策を積極的に展開し、直面する人口減少という課題克服を目指してまいります。 次に、新型コロナ
ワクチン追加接種についてであります。 3回目の追加接種は、2回目接種後から原則8か月を経過した方が対象となります。医療従事者等の接種は、12月20日から開始の予定であり、接種券につきましては、今年3月と4月に接種した方へは、12月6日に発送いたしました。また、5月に接種した方へは、24日に発送を予定しております。 市民への接種につきましては、集団接種と個別接種の併用で実施する計画であり、令和4年2月から開始できるよう、医師会等、
関係機関と
調整を図りながら準備を進めておりますが、接種券につきましては、1月中旬以降、順次発送する予定であります。 また、接種間隔につきましては、報道等で6か月に前倒しという情報もありますが、今後も国からの情報に注視しながら、迅速に対応してまいります。 以上で報告を終わります。 それでは、
追加提出議案について概要を御説明申し上げます。 本日、追加提出いたします案件は、補正予算2件であります。 議案第182号一般会計補正予算(第15号)でありますが、通常分の主な経費といたしまして、民生費で福祉灯油購入費助成事業費を追加し、農林水産業費で漁港管理費を追加するとともに、消防費で消防施設撤去移設事業費を追加いたします。 また、債務負担行為において、本荘由利総合運動公園陸上競技場走路等沈下改修事業における令和4年度以降の経費を追加するものであります。 次に、新型コロナウイルス感染症対策に係る経費といたしまして、民生費で子育て世帯への臨時特別給付金を追加し、衛生費でPCR検査センター設置事業費を追加いたします。 これらの財源といたしましては、国・県支出金及び市債を追加するとともに、一般財源分を地方交付税で対応し、5億5,933万9,000円を追加いたしまして、補正後の予算総額を485億2,102万6,000円にしようとするものであります。 次に、議案第183号
介護サービス事業特別会計補正予算(第2号)でありますが、予備費を追加しようとするものであり、200万円を追加し、補正後の予算総額を4,750万6,000円にしようとするものであります。 なお、補正予算の概要につきましては、お手元に配付しております補正予算概要を御覧くださいますようお願いいたします。 以上が、本日追加提出いたします議案の概要でありますので、御審議の上、御決定くださいますようよろしくお願い申し上げます。 以上です。
○議長(
伊藤順男) 以上をもって、
追加提出議案の説明を終わります。 これより、
追加提出議案に対する質疑に入ります。 この際、本日追加提出されました議案第182号及び議案第183号の2件に対する質疑の通告は、休憩中に議会事務局へ提出していただきます。 この際、暫時休憩いたします。
△午前11時44分 休憩………………………………………………………………………………………………………
△午前11時45分 再開
○議長(
伊藤順男) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 これより、追加提出されました議案第182号及び議案第183号の2件を一括議題として質疑を行います。 ただいままでのところ、質疑の通告はありません。質疑ありませんか。 [「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊藤順男) 質疑なしと認めます。よって、
追加提出議案に対する質疑を終結いたします。
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○議長(
伊藤順男) 日程第4、
提出議案及び陳情の
委員会付託を行います。 議案・陳情
委員会付託表のとおり、各委員会に審査を付託いたします。
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○議長(
伊藤順男) 日程第5、
本荘由利広域市町村圏組合議会議員の補欠選挙を行います。 去る11月22日付で、18番長沼久利さんより
本荘由利広域市町村圏組合議会議員の辞職願が提出され、これが許可されたことに伴い、同組合規約第5条第2項の規定により、同議会議員の補欠選挙を行います。 この際、お諮りいたします。選挙の方法につきましては、投票による選挙を行わず、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊藤順男) 御異議なしと認めます。よって選挙の方法は、指名推選とすることに決定いたしました。なお、その指名は議長にお任せ願いたいと思います。これに御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊藤順男) 御異議なしと認めます。よって、指名の方法については、議長において指名いたします。
本荘由利広域市町村圏組合議会議員に、4番松本学さんを指名いたします。ただいま指名いたしました4番松本学さんを、当選人と決定して御異議ありませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
伊藤順男) 御異議なしと認めます。よって4番松本学さんが、
本荘由利広域市町村圏組合議会議員の当選人と決定いたしました。
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○議長(
伊藤順男) 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 明9日、10日は各常任委員会による議案審査のため休会、11日、12日は休日のため休会、13日は各常任委員会による議案審査のため休会、14日から16日までは事務整理のため休会、17日午前10時より本会議を再開し、各常任委員会の審査報告、質疑、討論、採決を行います。 また、討論の通告は、16日正午まで議会事務局に提出していただきます。 なお、限られた委員会の審査日程でありますので、各委員会審査には特段の御配慮をお願いいたします。 本日はこれをもって散会いたします。 大変御苦労さまでした。
△午前11時48分 散会...