(湯の駅おおゆ)
議案第2号 平成29年度鹿角市
一般会計補正予算(第11号)
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出席議員(18名)
1番 戸 田 芳 孝 君 2番 金 澤 大 輔 君
3番 安 保
誠一郎 君 4番 田 口 裕 君
5番 舘 花 一 仁 君 6番 児 玉 悦 朗 君
7番 成 田 哲 男 君 8番 中 山 一 男 君
9番 栗 山 尚 記 君 10番 児 玉 政 明 君
11番 吉 村 ア イ 君 12番 宮 野 和 秀 君
13番 浅 石 昌 敏 君 14番 倉 岡 誠 君
15番 田 中 孝 一 君 16番 兎 澤 祐 一 君
17番 田 村 富 男 君 18番 黒 澤 一 夫 君
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欠席議員(なし)
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説明のため出席した者の職氏名
市長 児 玉 一 君 副市長 阿 部 一 弘 君
教育長 畠 山 義 孝 君 理事 安 保 一 雄 君
総務部長 児 玉 晃 君
市民部長 海 沼 均 君
健康福祉部長 豊 田 憲 雄 君
産業部長 田 口 善 浩 君
建設部長 山 口 達 夫 君
教育部長 奈 良 義 博 君
総務部次長 佐 藤 康 司 君
建設部次長 中 村 修 君
総務部付次長待遇 田 中 政 幸 君
会計管理者 黒 澤 香 澄 君
教育次長 加 藤 卓 君
農業委員会事務局長 大 森 誠 君
財政課長 大 里 豊 君
監査委員事務局長 佐 藤 千絵子 君
選挙管理委員会事務局長
佐羽内 浩 栄 君
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事務局出席職員
事務局長 渡 部 勉 君 主幹 小田嶋 真 人 君
副主幹 熊 谷 純 明 君 主査 石木田 慎 君
午前10時00分 開会
──────────────────────〇 ─────────────────────
開議
○議長(
宮野和秀君) ただいまから平成30年第1回
鹿角市議会臨時会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
本日の会議は、お手元に配付しております
議事日程第1号により進めてまいります。
──────────────────────〇 ─────────────────────
議長報告
○議長(
宮野和秀君) これより
議長報告をいたします。
監査委員より、
地方自治法第235条の2第3項の規定による
例月出納検査書が提出されております。
以上で、
議長報告を終わります。
──────────────────────〇 ─────────────────────
日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(
宮野和秀君) 次に、日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
本
臨時会の
会議録署名議員は、
会議規則第81条の規定により14番倉岡誠君、15番
田中孝一君を指名いたします。
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日程第2 会期の決定
○議長(
宮野和秀君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本
臨時会の会期について、お配りしてあります会期・
議事日程表のとおり、本日1日と決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、会期は本日1日と決定いたしました。
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日程第3 議案の上程
○議長(
宮野和秀君) 次に、日程第3、議案を上程いたします。
初めに、報告第1
号専決処分の報告について(
損害賠償の額を定めることについて)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
総務部長。
○
総務部長(児玉 晃君) おはようございます。
議案書の報告第1号をお開き願います。
専決処分の報告について。
地方自治法第180条第1項の規定により、別紙のとおり
専決処分したので、同条第2項の規定によりこれを報告する。
平成30年1月11日提出。
鹿角市長。
次の
ページをお願いします。
専決処分書です。
地方自治法第180条第1項の規定により、議会において指定されている
請求金額が50万円以下の
法律上市の義務に属する
損害賠償の額を定めることについて、別紙のとおり
専決処分する。
平成29年12月25日。
鹿角市長。
次の
ページをお願いします。
物損事故の損害を下記のとおり賠償するものです。
内容ですが、
相手方は、鹿角市
花輪字馬場4番地13、内ケ崎 郡氏です。
事故の概要は、平成29年10月26日午後5時ごろ、鹿角市
交流プラザ駐車場内において、
市車両を方向転換した際に、後方に駐車していた
相手方車両の
フロントバンパーに接触し、損傷させたものでございます。
損害賠償額は13万6,985円、
過失割合は100%です。
以上で報告第1号の説明を終わります。
○議長(
宮野和秀君)
提案理由の説明を終わります。
これより質疑を受けます。報告第1号について、質疑ございませんか。
安保誠一郎君。
○3番(
安保誠一郎君) 3番。
ちょっとお伺いいたします。
この
報告書を見ますと、去年の10月の26日なんですけれども、場合によっては前回の12月議会に報告できたのかなと思いますけれども、そのおくれた理由と、
あと業務そのものは
交流プラザへの業務ということでよろしいでしょうか。この2点、何とかお聞きいたします。
○議長(
宮野和秀君)
総務部長。
○
総務部長(児玉 晃君) まず、2点目の業務については、
交流プラザの関係する所管の業務で伺った内容です。
それから、示談の日が
専決処分の日になっております。12月25日に
示談書を交わしております。時間がかかった内容につきましては、物損の
相手方の車両に接触した部分の傷とかの
損害部分ですね、その確定に少し時間を要したというのが内容でございます。いわゆる傷とか、そのほかの傷とかもあったもんですから、そういった部分で
保険会社を通じて確認してもらったり、そういった内容で時間を要したものでございます。
○議長(
宮野和秀君) ほかにございませんか。
吉村アイ君。
○11番(
吉村アイ君) 11番吉村です。
時間のことと
駐車場の場所の2点お尋ねいたします。
5時ごろということで、仕事の都合で、遅い時間に帰宅って、庁舎に帰るということなんですけれども、何でこの時間が5時ごろかというの。その後、残業ついたりいろいろあると思うんですけれども、30分で帰れるって言えばあれだけれども、普通は割とぎりぎりに帰らないで、余裕を持って帰るんでないかなって思いました。
あと、
交流プラザには
駐車場が、下のほうの
駐車場と、こっちの上のほうの
駐車場と2カ所ありますけれども、どちらのほうの
駐車場かお知らせください。
○議長(
宮野和秀君)
総務部長。
○
総務部長(児玉 晃君) 業務で5時ごろまで時間を要して、その後、帰庁する際でございます。
また、
駐車場は上のほうの
駐車場で、
接触事故を起こしております。
○議長(
宮野和秀君) ほかにございませんか。
戸田芳孝君。
○1番(
戸田芳孝君) 1番戸田でございます。
済みません、私のほうからも1点お伺いしたいんですが、
事故形態、これ見ますと、一方的な事故で逆突ということのように感じられますけれども、当然、
公用車側の損害もあるかと思うんですね。その
損害額、修理代の
公用車側のを知りたいのと、それをどう処理されたのかの2点、お伺いしてよろしいでしょうか。
○議長(
宮野和秀君)
総務部長。
○
総務部長(児玉 晃君) まず、
公用車につきましては、修理を要しないような傷でございました。ということで、修理はしておりません。それから、今回、事故につきましては、毎年こういった
安全運転管理については、十分気をつけるように注意を促しているわけなんですが、残念ながら今年度、平成29年度初めてのこうした
損害賠償を伴うような事故が発生しております。そういった面では、今後そういった事故が起こらないように、さらに徹底していきたいなと考えております。
○議長(
宮野和秀君)
戸田芳孝君。
○1番(
戸田芳孝君) ありがとうございます。
もう1点お伺いしたいんですが、本来あってはいけないんですね、事故というのは。この
当該職員の措置というんですかね、当然市の損害、13万6,985円の損害が、まあ保険で対応するものにしても発生しているわけなんですが、これについて、一方的な事故であるということからすれば、何かしらの
当該職員に対する処分というのは、これはないのか、その辺ちょっとお伺いしたいと思います。
○議長(
宮野和秀君)
総務部長。
○
総務部長(児玉 晃君) こうした
車両事故、例えば職員の
交通違反とかありますけれども、そういった部分は、そういう
懲戒処分の規定がございまして、それに基づいて処分が行われております。(「ありがとうございます」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
本件につきましては、
地方自治法に定める
報告事件でありますので、報告をもって終わります。
次に、お諮りいたします。
議案第1号及び議案第2号につきましては、
会議規則第37条第3項の規定により、
委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。
議案第1
号指定管理者の指定について(湯の駅おおゆ)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
産業部長。
○
産業部長(
田口善浩君) 議案第1号をお開き願います。
議案第1
号指定管理者の指定について、
地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり
指定管理者を指定することについて議会の議決を求める。
平成30年1月11日提出。
鹿角市長。
指定管理の
対象施設の名称は、湯の駅おおゆ。
指定管理者となる団体の名称は、
ノリット・ジャポン株式会社。なお、団体の概要については
議案資料の1
ページにございますので、あわせてごらんをいただきたいと思います。指定の期間は、平成30年4月1日から平成33年3月31日までの3年間であります。
提案理由でございますが、施設の効率的な管理・運営を図るため、湯の駅おおゆの
指定管理者を指定するものであります。
なお、指定に当たりましては、鹿角市の施設の
指定管理者の
指定手続等に関する条例第2条の規定による、公募によるもので、
応募者は、今回指定する団体を含め二つの法人であり、
指定候補者選考委員会で審査した結果、
指定候補者として選定され、今議会へ提案となったものでございます。
以上でございます。
○議長(
宮野和秀君)
提案理由の説明を終わります。
これより質疑を受けます。議案第1号について質疑ございませんか。
安保誠一郎君。
○3番(
安保誠一郎君) 3番安保です。
ちょっと伺います。まず、
大湯観光協会が辞退したということは非常に残念に思いますけれども、その辞退の理由が
経営形態の困難であるということなんですけれども、当局の公募の条件として、
樹木管理1,000万円以外は
指定管理料基本的にゼロということなんですけれども、辞退した理由として、財務の関係が非常に大きく関連していると思いますけれども、今後も
指定管理料ゼロで行くのか、それを確認したいと思います。
○議長(
宮野和秀君)
産業部長。
○
産業部長(
田口善浩君) お答えをいたします。
前回もそうでございましたが、
樹木管理については協議をするということでありまして、それ以外については
指定管理料はゼロというスタンスは変わってございません。
○議長(
宮野和秀君) ほかにございませんか。
吉村アイ君。
○11番(
吉村アイ君)
委員会の中でもお尋ねしたんですけれども、この新しい
指定管理者さんになるときに、やはりこの
指定管理者に伴う業務というところに、地元の方々との交流、連携とか、そういう部分も書かれてあります。地元の方々との連携に関しては、
指定管理者の応募の
プレゼンテーションをやるときにどう答えていたかという部分と、この湯の駅を経営するときに、やはり
カフェの部分と大湯の市日の
スペースに関しては営業が大変容易でないのではないかなというお話も聞いておりますし、私自身も
委員会の中でもお話しさせていただきましたけれども、冬期間の営業は大変容易でないなと思う部分ですけれども、ここを活性化するために、どのように
プレゼンテーションでお話があったか、この2点をお尋ねいたします。
○議長(
宮野和秀君)
産業部長。
○
産業部長(
田口善浩君)
選定委員会の中でのお話ということで、私も委員でございましたのでお話しさせていただきます。
まず、1点目でございますが、地域との連携という部分でございます。ノ
リットさんとしましては、湯の駅おおゆを運営していく上で、地元との緊密な連携は大変重要との認識を持っておりまして、提出されました
計画書においても、その旨が記載をされ、
大湯地域に溶け込みながら、そして
大湯地域の活性化に結びつけたいとお話をしております。
なお、もし
指定管理者となった場合には、早々に地域の方々はもとより、地域にかかわる諸団体等との話し合いの場を持ちたいという意向を伺っております。
それから、
カフェについてでございますが、計画では、テーブルが4席ということで、16人の収容。これを1日40人程度の来客を見込むとしておりますけれども、お話の中では平日と土日、それから、夏期、冬期によって入り込みパターンがいろいろ違うだろうということで、これらも研究をされておりました。
ノ
リットさんのコンセプトというのは、ここでしか食べられない、ここで食べていただきたいという
メニューを提案したいということでありまして、既に
日本最大級のグルメサイト食べログの
肉バル部門で、平成27年に立ち上げました
肉バルNORICHANG(ノリチャン)というのがございますけれども、そこが全国1位を獲得した実績を持っております。この主体となっておりますのが
鹿角牛や
八幡平ポーク等の本市の地元の畜産物を使用しております。こうした
地域名物、
大湯名物商品の開発に取り組むこととしているということであります。
また、
カフェでは、
共有スペースも有効に活用するほか、イートインに加えまして、売り上げを向上させるため、テイクアウト
メニュー、これを展開を予定しておりまして、
メニュー例も既に提案をされておりました。
それから、市日についてですけれども、
市日会とも連携をもちろん図っていくわけですけれども、通常の4と9がつく日以外においても
市日スペースを、
オープンスペースですか、これを多様な活用を積極的に進めたいというお話を伺っております。以上であります。
○議長(
宮野和秀君)
吉村アイ君。
○11番(
吉村アイ君) 大変ご丁寧にご説明ありがとうございました。
一つだけ、今回残念なことに
指定管理者を辞退した
大湯観光協会さんとのかかわりとか、そういうことについてはお話あったでしょうか。
○議長(
宮野和秀君)
産業部長。
○
産業部長(
田口善浩君) まず、
大湯観光協会さんにつきましては、私どもで伺っておりますのは、今後
役員体制の変更とか、
組織改革に取り組むという早急な手続きをとりたいということを伺っております。
そして、ノ
リットさんとしましても、この協会との連携がメーンの一つとなると考えておられるようですので、いずれ協会さんの体制が変わったといたしましても、湯の駅設置にかかわってきた協会の役割などを考えますと、新たな湯の駅おおゆの
指定管理者を盛り上げる立場として、側面から応援していただけるものと、私どもは期待をしているところであります。
○議長(
宮野和秀君) ほかに質疑ございませんか。
戸田芳孝君。
○1番(
戸田芳孝君) 1番戸田でございます。
この
当該企業ノリット・ジャポン社の、もう少しちょっと会社の概要についてお伺いしたいんですが、資料で
設立年月日、業務内容わかるんですが、そのほか、
資本金の額とか
従業員数、それからそういった会社の規模、あわせてこれまでの
当該企業の
売上高とか、損益などの
財務状況について教えていただきたいと思います。
○議長(
宮野和秀君)
産業部長。
○
産業部長(
田口善浩君) 資料にもございますとおりでございますけれども、
ノリット・ジャポンさんの内容でございますが、地場産の食材を利用した
飲食店の経営、それから、
地方特産品や食材の
販売プロモーションの企画、デザイン、製作、そして
情報発信のほか、
地域ブランドや
地産商品に関するコンサルティング、それから、
マーケティング業務などを行っている
ベンチャー企業であります。
資本金につきましては500万円、それから、従業員については約30人と伺っております。それから、
先ほどもちょっと申し上げましたけれども、平成27年の1月に
肉バルNORICHANG(ノリチャン)という肉を主体とする
飲食店を開業しておりまして、翌平成28年には
魚バルTOSHICHANG(トシチャン)というのを開店されておりまして、これはいずれも秋田市にございます店でございますが、それぞれ肉を主体にしたもの、それから魚を主体にしたそういうお店を開いています。
それから、
経営関係のところでございますけれども、
経営状況としましては、
肉バル、
魚バルの2
店舗出店と、それから、このほかにスープや、それから調味料、そういったものを販売している
食品工場に対して
設備投資をしています。現在の
損益計算上は多少厳しい状況でありますが、店舗、
工場出荷品については
大変好評でありまして、それから、
先ほど申し上げましたとおりに、全国の食べログでも第1位を獲得しているという追い風もございまして、経営も安定に向かっているほか、今後は増資の予定もあると伺っておりますので、経営上は問題ないものと私どもは考えております。
○議長(
宮野和秀君)
戸田芳孝君。
○1番(
戸田芳孝君) ありがとうございます。
財務状況をもう少し詳しくお伺いしたいんですが、数値で示していただきたいんですけれども、直近の
売上高とあわせて、損益がどうなのか。決算時期が多分3月だと思うんですけれども、昨年度3月末の数値について教えていただけませんでしょうか。
あわせて、できれば
自己資本比率ですね、この辺もお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
宮野和秀君)
産業部長。
○
産業部長(
田口善浩君) 済みません、ちょっと今そこら辺の資料ちょっと時間をいただきますでしょうか。(「はい、大丈夫です」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) 副市長。
○副市長(
阿部一弘君) いずれ、今資料をお持ちしますけれども、この
選考委員会の委員のメンバーには
金融機関の
関係者の方も
選考委員に入っておりまして、その方もこの
経営内容について審査していただきましたけれども、問題ないという見解でありました。
○議長(
宮野和秀君)
産業部長。
○
産業部長(
田口善浩君) まず、平成28年度の
売上高でございますけれども、2億9,217万2,655円という
損益計算書の内容でございます。(「損益はいかがですか」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ほかにございませんか。
戸田芳孝君。
○1番(
戸田芳孝君) 済みません、
先ほどお伺いした損益についてちょっとお伺いしたいと思います。平成28年度の。
○議長(
宮野和秀君) よろしいですか。
産業部長。
○
産業部長(
田口善浩君) 損益、当期純利益(「そうです」と呼ぶ者あり)のところでございますけれども、これが
マイナスの2,128万1,295円となっております。これは、
先ほども申し上げましたけれども、
魚バル、
肉バル、それから
食品工場への
設備投資ということで、この平成28年度については
マイナス計上となっているというところでございます。
○議長(
宮野和秀君)
戸田芳孝君。
○1番(
戸田芳孝君) 非常にそういう面での
当該企業の
経営状況が安定するのかというの、非常に大事な指標の一つになるかと思うんですね、
選定基準のですね。平成28年度
マイナス決算という、2,128万円ですか、ということのようなんですが、果たしてどうなんでしょうね、平成21年の設立で、年数はまだ浅い企業ですね。幅広くいろんな業務を手掛けているようですし、今後、指定されて運営するに当たって、やはり何て言いますか、資金力、いろんな面で調達できるのかという部分が、ひとつ私は不安なところあるんですね。その辺からしても非常に大事な、
財務状況というのは一つのよしあしという面でも、一つの基準になるかと思いますので、その辺きちんと精査していただいて、事を運んでいただきたい、こう思っております。
それから、もう1点、非常に社歴が浅いということもありまして、本当にその経営のノウハウが十分なのかという部分もちょっと心配されるところなんですね。いずれにせよ総工費10億円という大きな事業なので、本当に失敗しては絶対に許されないという事業なもんですから、どうか慎重に事を運んでいただいて、お願いしたいと思います。
○議長(
宮野和秀君) 副市長。
○副市長(
阿部一弘君) 十分にその辺は審査をしたところでありますけれども、
先ほど申し上げましたように、その
選考委員の
金融機関の代表の方は、その
金融機関が
取引銀行にもなっておりまして、その
銀行自体が問題ないと、この年度は
設備投資、
製造工場とかそういうものをつくった関係での
赤字決算ですけれども、経営上は問題ないという見解でありましたので、引き続き留意しながら見ていきたいと思います。(「ありがとうございます」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ほかに質疑ございませんか。
栗山尚記君。
○9番(
栗山尚記君) 9番栗山です。
湯の駅おおゆ、大湯の方々の地域の活性化という強い期待といろんな希望を持って、こういう形になりました。直前、
指定管理がドタキャンしたという、非常事態を経た上での今回の新しい
指定管理者だと思います。そこでお尋ねしたいんですが、
先ほど吉村議員も質問あったと思いますが、私、こちら
ノリット・ジャポン、非常にいろんなところでお名前も聞くし、やっている事業内容も非常に期待の持てる会社だと思います。ただ、やはり地域の期待を込めて始まった事業、あくまでも。やはり大湯の方々の思いであったりとか、参画が全てこの湯の駅にかかっていると思います。
そこで、
先ほど吉村議員の質問のお答えにあったんですが、直前辞退された団体がこの後もかかわっていくようなお話がございましたが、世間の倫理的に考えますと、やはり辞退した責任という、そういうものも非常に重いと思われます。そういったこともあると思いますので、市としての考えとしては、この後、地域住民とともにこの施設にかかわっていく際に対して、辞退された団体をそのまま素直に受け入れ、意見を聞いて一緒に歩んでいくのか、それとも、形を変えたり、組織刷新等々を望みながらこの後おつき合いをしていくのか、そういった点、何かお考えがありましたらお聞かせください。
○議長(
宮野和秀君) 副市長。
○副市長(
阿部一弘君) お答えをいたします。
今回の件を受けまして、地元の観光協会では、会長以下一連のこの出来事の責任をとって辞意を表明したところでございまして、相応の責任を十分感じておられると受けとめております。
しかしながら、本当のその責任の所在というのは、過ぎたことをいつまでも責めるよりも、今回の一連のこの出来事を逆に契機としまして、この地域の悪弊である真に一本にまとまるということを一体となって地域が連携して、この施設にかかわっていくと、こういうことが本来の責任のとりかたではないかなと思っております。
実際に、大湯温泉協会の新年会の場でもそういう会員の声が多く聞かれましたし、また、地域連絡協議会のほうでもそういう声が多く聞かれておりますので、十分にかかわっていくという姿勢であると理解しております。
会社側のほうもこの施設運営のコンセプトを、「縁が輪になる大湯のえんがわ。」と、これを運営コンセプトにしており、地域との縁、つながり、これでのいろんな商品開発とか運営、これがポイントということで、必要不可欠としておりますので、十分連携をとりながらやっていただけるものではないかなと思っております。
○議長(
宮野和秀君)
栗山尚記君。
○9番(
栗山尚記君) 9番。
今、お答えいただいたとおりだと思いますが、やはり本当に大湯の方々のバックアップがなければ、成功という2文字が浮かばない施設だと思いますので、責任は責任としてしっかりととっていただいて、いい形で地域の活性化にできるような施設、そしてこちらの
ノリット・ジャポンさんにもそういった形での運営に挑んでいただきたいなということを希望いたします。以上です。
○議長(
宮野和秀君) ほかにございませんか。田口 裕君。
○4番(田口 裕君) 4番。
今回のこの流れについては、非常に誰しもが同じ思いで釈然としないものがあるなと。今回、こういう一連の動きを受けて、年明け早々いろんな会合あるわけですが、事あるごとにこの話題といいますか、非常に市民からの声が大きく出ます。今回の、私は土地の選考から地域との同意を含めて、今回の辞退された団体を含めて、一連の流れを見てみると、非常にやはり市としてのかかわりというのをもっとしっかりしていくべきじゃなかったのかなという感じもしております。やはり市のかかわりが非常に大きいなと。特に今回は多額な投資をして地域の将来にかかわる
設備投資事業ですので、その辺がやはりもっと市が主体的に取り組んでくるべき事項ではなかったのかなと思っています。
新しく今回提案されているわけですが、道の駅の大きな要素となるのは、やはり産直。この間、ある講演会でありましたが、道の駅に地域のものをどのぐらい提供できるかと、徹底してやることができるかというのが命運を分けますよという話をされている講師の方がいました。この直売所、道の駅の指定も受けたわけで、花輪の駅と合わせて大湯地区のものをしっかりと提供できればなと思っていますが、今回のその主体となるべき女性の方々、ないしは大湯の若い人方の意見がほとんど見えてきません。この辺の、今回のこれからの道の駅の運営に当たって、この辺を具体的にどのように取り組んでいくのか、それを1点。
あと、もう1点は、今後、この経営の内容について市が、経営の取り組みですね、これについて市がどのように取り組んでいくのか、市のスタンスを、2点伺います。
○議長(
宮野和秀君)
産業部長。
○
産業部長(
田口善浩君) 産直についてでございますけれども、今回の場合、オープンまでの時間がちょっと短いということで、今回、本日の議決をいただいた場合には、早急にノ
リットさんのほうで動くということは伺っておりますけれども、初年度につきましては、十和田地域の農家さん、あるいは農業法人等を中心に協力を仰ぎながら進めたいとお考えのようであります。
また、冬季の、春先にかけての品不足等々、そういった部分もしっかりと考えられておりまして、出荷農家、あるいは法人グループ化や連絡協議会等のそういった部分を模索しながら、農産物の確保を図りたいというお考えのようであります。
それから、今後の考え方ということでございますけれども、本市には二つの道の駅がございます。南のあんとらあと北の湯の駅ということになるわけですけれども、あんとらあにつきましては、株式会社鹿角観光物産公社、これがDMO、これを認定をされましたので、市全体の観光プラットホームとしての役割を担っていくと。そして、道の駅おおゆにつきましては、湯の駅の特色、それから、国立公園十和田を背景としました道の駅として、本市北側の観光拠点では役割を担うということとなると考えております。
いずれ、それぞれの特色を生かした道の駅としてのさまざまな面で連携を図っていくと、こういうスタンスで進めてまいります。
○議長(
宮野和秀君) 田口 裕君。
○4番(田口 裕君) そういう、文書的にはその辺でわかりますが、いずれこの委託管理をしたところが主体で取り組むというのではなくて、やはり地域の大湯地区の将来がかかっていますので、市の取り組みを強く求めます。
それで、2点目ですが、次の質問に入りますが、今回辞退したところが2年前に法人化をして、土地をこの協会が賛同して、そして法人化をして受けることになりました。今回の12月の冒頭の行政報告の中でも、辞退の理由として経営体制の構築が困難であったということがありました。私は、2年間かけて取り組みがどういう運びをされてきたのかなと、非常に疑問を感じています。この辺がやはり私は市がもっと関与すべきじゃなかったのかなと。理由として、この理由では余りにもダサ過ぎるなと思っています。そこで、内容について少し質問します。
今回、
先ほど委託管理費はゼロで、樹木の1,000万円前後だけを市が負担していくというのを、これまで二度答弁をいただいております。今回の事業計画、収支計画は、もう再度質問します。議会には具体的にこの計画の説明は受けていませんが、ほかのほうから聞いておりますけれども、いずれこの今回の事業の収支計画ですね、再度質問します。なぜかというと、今回委託管理費ゼロで、この新しい経営者がやっていけるのかどうかというのを非常に懸念しております。特に
カフェが人数が少ない。物販についても非常にやはりなかなか難しい面があるだろうと。あとは産直経費の中で人件費を含めて経費が生み出せるのか、その辺を非常に懸念がありますので、この財政、収支計画ですか、その辺と今後の経営の見通しについて伺います。
○議長(
宮野和秀君)
産業部長。
○
産業部長(
田口善浩君) まず、
先ほどの質問に対する追加答弁ということで、地元と一体となった取り組みの部分でちょっとお話しさせていただきますと、ノ
リットさんのほうでは、今後、地元出資も含めた現地法人の子会社、これを予定しておりまして、湯の駅おおゆの運営の一部をこの地元がかかわる子会社が担うことで、より地域に根差した運営を目指したいと考えておるようでございます。そうした部分で、より地域と一体となった進め方ができるのかなと捉えております。
それから、収支の関係でございますが、計画では、当初の計画と比べまして、準備期間において3カ月以上のハンディがございます。準備期間が短いということもありまして、初年度につきましては赤字計上の計画となっておりますが、2年目でこれを、1年目の赤字を原価率の減少、それからその他費用の圧縮等によって解消をすると。そして、最終年度であります3年目で経常収益を黒字転換するという計画としております。収支内容としましては、集客減のリスクを伴う冬期においての具体的な戦略、これはインバウンド対策も含めてでございますけれども、これらもしっかり持っておりまして、堅実な計画であるという感触を得ております。
また、ノ
リットさんの得意とする分野は、
先ほど言いましたように、食でございます。これにつきましては、外国人の期待度が最も高い要素がその食であるということですので、この食のコンテンツを生かした集客が図れるというところで私どもは期待をしているところであります。(「収支計画の金額教えてください」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君)
産業部長。
○
産業部長(
田口善浩君) まず、初年度ですけれども、
先ほど言いましたけれども、収支としましては
マイナス約700万円、それから、翌年度、平成31年度の収支としましては、プラスの700万円、そして、最終年度の平成32年度としましては、黒字の1,700万円ということで計画は出されております。
○議長(
宮野和秀君) よろしいですか。田口 裕君。
○4番(田口 裕君) 最後に、今回のこの委託管理を決議ないしは議会の中での流れの中で非常に私は疑念といいますか、残念なことがあります。9月の定例議会で委託管理者を決めて、その後辞退されたわけですが、辞退に伴って11月の下旬から議会には担当
委員会への説明で終わったと。我々、少数の議員の中で全体協議会の説明の申し入れをしたわけですが、議長から当局に開催要請をしたわけですが、それは会派の皆さんからの意向も聞いた上で必要ないということで却下がありました。私は、議会に対して、議会の決議事項というのは非常に重く考えるべきじゃないのかなと。それから、決議した我々議員としても、やはり決議した責任は大きく伴うものと思っています。今回、多額の投資、これに対する市民の声を聞くにつれても、やはりしっかりと議会に対して説明をしてほしかったなと思っています。
最後に、市長に伺いますが、議会の議決についての今回の取り組み含めて、考え方を再度お伺いをします。
○議長(
宮野和秀君) 市長。
○市長(児玉 一君) 多くの市民の声という話ですが、これは例えば、コモッセのときもそうでしたけれども、やっぱり議会とはいろんな意味で議論重ねながら、情報は共有しながら、今までも進めてきました。そういう意味では、今回、まことに遺憾な事態になったわけですけれども、
先ほど副市長もお話ししましたが、やっぱりこれを糧にして、前へとにかく進もうと。せっかく多額の投資をしながら、地域の、地元の方々の意見も聞きながらやってきたわけですから、これからもそれは決して揺るがないと私は思っています。そういう意味で、決して議会軽視ではなくて、その都度情報は提供しながら進めてきていると。このスタンスは従前と少しも変わっていないと思っています。
○議長(
宮野和秀君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
次に、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認め、これより採決いたします。
議案第1号について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第1号については、原案のとおり可決されました。
次に、議案第2号平成29年度鹿角市
一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
総務部長。
○
総務部長(児玉 晃君) 補正予算書の1
ページをお開き願います。議案第2号です。
平成29年度鹿角市の
一般会計補正予算(第11号)は、次に定めるところによる。
第1条歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,179万4,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ194億2,877万9,000円とする。
第2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び金額は、第1表歳入歳出予算補正による。
第2条繰越明許費の追加は、第2表繰越明許費補正による。
平成30年1月11日提出。
鹿角市長。
今回の補正は、現在、車両重量規制を行っている鏡田橋について、できるだけ早期に安全な通行を確保するため、実施設計委託料等を追加するものです。
4
ページをお願いします。
第2表繰越明許費補正の追加は、8款2項道路橋りょう費の橋りょう長寿命化対策事業について、鏡田橋の実施設計について、年度を越えて委託期間を確保する必要があることから、繰越明許とするものです。
8
ページ、9
ページをお願いします。
2歳入です。17款2項1目の財政調整基金繰入金1,179万4,000円は、今回の補正財源として繰り入れるものです。
次の
ページをお願いします。
3歳出です。8款2項2目道路橋りょう維持費の橋りょう長寿命化対策事業1,179万4,000円は、今年度実施した詳細調査において鏡田橋の橋桁や橋台部分に経年劣化が確認されたことから、早期に対策を講じる必要があるため、地質調査及び実施設計委託料をそれぞれ計上するものです。
なお、鏡田橋は国道282号に接続し、車両等の通行が多く、市民生活に密着した橋であることから、新年度にかけかえ工事を予定しております。
以上で議案第2号の説明を終わります。
○議長(
宮野和秀君)
提案理由の説明を終わります。
これより質疑を受けます。議案第2号について質疑ございませんか。金澤大輔君。
○2番(金澤大輔君) 2番金澤です。
この橋はいつできる予定かというのと、あと、市内にほかにこのような橋梁はないのか。あるとすれば何カ所くらいあるか、この後の方向性を伺います。
○議長(
宮野和秀君)
建設部長。
○
建設部長(山口達夫君) お答えします。
現在のこの鏡田橋につきましては、詳細設計をやった段階で11月の末から車両の交通規制をかけておりますけれども、いずれ今回のこの補正をいただいて、工事完成は平成30年度末の年度末に完成予定ということで考えてございます。
それと、今現在、橋梁の点検をやってございますけれども、今現在、このように交通規制云々というような形の橋梁については、今現在報告は上がっておりませんので、今現在これは1橋のみということで考えていただければと思います。
○議長(
宮野和秀君) ほかに質疑ございませんか。金澤大輔君。
○2番(金澤大輔君) 2番金澤です。
あそこの場所は、国道に非常に出づらく、車の人がおりて押してから信号変わるのを待っているような状況ですので、市の事業ではないと思いますが、簡易信号でもいいので、県や国のほうへ要望を上げていただきたいのですが、どうでしょうか。
○議長(
宮野和秀君)
建設部長。
○
建設部長(山口達夫君) いずれ今の現況とすれば、なかなか交差ができないという状況で、信号待ちという状況でございますけれども、今回橋のかけかえありますので、2車線を確保しながらやりたいと思いますし、信号につきましては、今後関係機関と協議させていただければと思います。
○議長(
宮野和秀君) ほかに質疑ございませんか。児玉政明君。
○10番(児玉政明君) 10番。
関連しまして、この橋なんですけれども、
先ほど車両通行も大変多くて、市民生活に重要な橋ということであったんですけれども、工事期間中はここ通行どめにして迂回するのか、それとも仮設の橋をかけてそこを通るようにするのか、そこら辺はどういった計画になっていますでしょうか。
○議長(
宮野和秀君)
建設部長。
○
建設部長(山口達夫君) 皆さんご存じのように、今の鏡田橋そのものにつきましては、ほかにちょっと橋をかける場所もないもんですから、一旦歩道のみの仮設橋をつけさせていただいて、歩道を確保して、あそこを落橋するというようなことで、車については迂回させていただきたいということで、今地元のほうにもその旨、提言させていただいておりますので、いずれにしても工事期間中は迂回をしていただくという状況でございます。
○議長(
宮野和秀君) ほかに質疑ございませんか。児玉政明君。
○10番(児玉政明君) 地元のほうにそういう説明されていただいているということであれば、まず地元の人方がそれを理解していると思いますので、そのように進めていただければと思います。
○議長(
宮野和秀君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認め、質疑を終結いたします。
次に、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ないものと認め、これより採決いたします。
議案第2号について、原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
宮野和秀君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第2号については、原案のとおり可決されました。
以上で、本日予定しておりました
議事日程は全て終了いたしました。
ただいまの時刻をもって、平成30年第1回
鹿角市議会臨時会を閉会いたします。
午前10時49分 閉会
議 長 宮 野 和 秀
署名議員 倉 岡 誠
署名議員 田 中 孝 一...