鹿角市議会 > 2003-12-25 >
平成15年第8回定例会(第4号12月25日)

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  1. 鹿角市議会 2003-12-25
    平成15年第8回定例会(第4号12月25日)


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    平成15年第8回定例第4号12月25日)    平成15年12月25日(木)午前10時開議  開議 第1 各常任委員会審査報告     質疑 第2 報告事件の審議     討論、採決  閉会 ───────────────────────────────────────────── 本日の会議に付した事件  1 各常任委員会審査報告     総務財政常任委員会     教育民生常任委員会     産業経済常任委員会     建設水道常任委員会  2 報告事件の審議     議案第77号及び議案第78号     議案第79号及び議案第80号     議案第81号     議案第82号から議案第89号まで
        15陳情第15号     15陳情第16号     15陳情第17号、15陳情第18号及び15陳情第21号     15陳情第 8号     15陳情第14号  3 日程追加     議員派遣の件について  4 日程追加     閉会中審査事件の付託 ───────────────────────────────────────────── 出席議員(24名)       1番  宮 野 和 秀 君     2番  成 田 尚 平 君       3番  小田切 康 人 君     4番  栁 舘 一 郎 君       5番  髙 杉 正 美 君     6番  田 村 富 男 君       7番  阿 部 博 文 君     8番  阿 部 佐太郎 君       9番  岩 船 正 記 君    10番  黒 澤 一 夫 君      11番  石 川 幸 美 君    12番  阿 部 節 雄 君      13番  中 西 日出男 君    14番  石 川   徹 君      15番  米 田 健 一 君    16番  村 木 繁 夫 君      17番  齋 藤 啓 一 君    18番  豊 田 重 美 君      19番  勝 又 幹 雄 君    20番  佐 藤   一 君      21番  大 里 恭 司 君    22番  児 玉 政 芳 君      23番  奈 良 喜三郎 君    24番  阿 部 邦 宏 君 ───────────────────────────────────────────── 欠席議員(なし) ───────────────────────────────────────────── 事務局出席職員 事務局長  山 口 勝 一 君    班長  今 泉   修 君 主  査  田 口 善 浩 君    主事  本 舘   匠 君 ───────────────────────────────────────────── 説明のため出席した者の職氏名 市長        佐 藤 洋 輔 君 助役       三 村 陽 一 君 収入役       大 里 博 志 君 教育長      織 田 育 生 君 総務部長      児 玉   一 君 市民部長     金 澤 文 好 君 産業部長      馬 淵 晴 彦 君 建設部長     米 田 公 正 君 市民部部長待遇   奈 良 勝 哉 君 総務部付部長待遇 児 玉 弘 志 君 教育次長      阿 部 成 憲 君 総務部次長    高 田 幸 良 君 産業部次長     佐 藤 光 正 君 建設次長     松 岡   昇 君 農業委員会事務局長 米 村 一 男 君 財政課長     内 藤 庸 夫 君 監査委員事務局長  川 又 武 美 君 ○議会事務局長(山口勝一君) ただいままでの出席議員数をご報告申し上げます。出席24名であります。したがいまして、会議開会の定足数に達しております。終わります。     午前10時00分 開議 ○議長(阿部佐太郎君) おはようございます。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は、議事日程第4号により進めてまいります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     議長報告 ○議長(阿部佐太郎君) これより議長報告を行います。  監査委員より、例月出納検査書地方自治法第235条の2第3項の規定により提出されております。  以上で議長報告を終わります。  ここで、市長より発言の申し出がありますので、この際これを認めます。市長。 ○市長(佐藤洋輔君) 私から、市町村合併についてご報告を申し上げます。  小坂町との1市1町の合併を目指して、任意合併協議において新市将来構想案の策定など、協議を進めてまいりましたが、12月18日に小坂町長と小坂議会議長が本市を訪れ、町長から「町民との対話を通じて今まで進めてきたまちづくりを引き続き進めるべきではないかと考え、自立の道を選択した」との報告を受けました。小坂町との合併を望む市民の後押しを受けながら、任意協議での話し合いも順調に進めてきたこともあり、十和田八幡平の観光を軸とした新市のまちづくりや合併による優遇策を生かした新市のまちづくりの推進により、将来の鹿角地域都市基盤整備財政基盤の強化が一層図られるものと期待しておりましたので、鹿角地域にとって大きな飛躍となり得るこのチャンスを生かすことができなかったことを、大変残念なことと受けとめざるを得ませんでした。この結果、本市も自立の道を歩むことになりますが、厳しい経済情勢や国の財政状況から地方財政の圧縮・削減がさらに加速されていくものと認識をいたしており、今まで以上に厳しい視点に立った既存事務事業の見直しとあわせ、行政のスリム化を図るなど、徹底した行財政改革を推し進めなければならないと考え、決意を新たにしているところであります。  こうした事態にひるむことなく業務に当たるよう、部課長会議を通じ職員に指示したところであり、今後の行政運営の取り組み姿勢について、市民や議会の皆様に対してもご理解とご協力をお願いを申し上げまして、市町村合併の報告とさせていただきます。 ○議長(阿部佐太郎君) これをもちまして市長の発言を終わります。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第1 各常任委員会審査報告 ○議長(阿部佐太郎君) 次に、日程第1、各常任委員会審査報告を行います。  去る12月8日及び12月17日の本会議において各常任委員会に付託いたしました議案第77号から議案第89号までの13件及び陳情5件について、それぞれの常任委員会審査報告を受けます。なお、継続審査となっておりました陳情2件の審査結果につきましてもあわせて報告願います。  まず、総務財政常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。総務財政常任委員長、阿部節雄君。     (総務財政常任委員長 阿部節雄君 登壇) ○総務財政常任委員長(阿部節雄君) 私から、去る12月8日の本会議において、当総務財政常任委員会に付託されました議案2件、陳情1件及び継続審査中の陳情2件について、その審査の経過と結果をご報告申し上げます。  まず、議案第77号鹿角市の施設の指定管理者指定手続等に関する条例の制定についてでありますが、本案は、地方自治法の改正により、公の施設について指定管理者制度を導入するため、条例を制定するものであります。  本案について、この制度の導入により、行政改革の推進や地域活性化の促進が図られると思われるが、どのような事業の場合にこの制度の適用が想定されるのかただしております。  このことに対し、本制度の導入により市の施設を民間に委託した場合、雇用の拡大にもつながると考えられるが、来年4月からは福祉プラザがこの条例の適用を検討しているほか、現在、市が管理を委託している施設、あるいは、市が直接管理している31施設について、この指定管理者制度の導入を各課で検討している状況であるとの答弁を受けております。  また、本条例案第2条に規定している「指定管理者の指定を受けようとするもの」という条文について、その解釈はどのようになるのかただしております。  このことに対し、総務省の通達では、指定管理者制度は、地方公共団体が指定する法人、その他の団体に管理を行わせる制度であり、その対象は民間事業者など広く含まれるものであるとしているとの説明があり、さらにこの「指定を受けようとするものについては、個人は想定されていない」との説明を受けております。  以上の審査の結果、本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第81号平成15年度鹿角市一般会計補正予算(第6号)中、条文、歳入全款、歳出1款議会費、2款総務費、12款公債費、13款諸支出金について報告をいたします。  今回の補正予算は、(仮称)総合福祉センター建設事業にかかわる外構工事費等の追加のほか、下川原分譲地購入等に対する補助金の計上、森林整備地域活動支援交付金事業費補助金の追加等を主な内容として編成されたものであり、条文第1条、歳入歳出予算の補正では、歳入歳出それぞれ2億5,075万1,000円を追加し、一般会計の総額を歳入歳出それぞれ169億6,446万6,000円とするものであります。  以下、本予算案の審査に当たり、委員より出されました質疑の主な内容について申し上げます。  まず、歳入12款県支出金森林環境保全整備事業費補助金森林整備地域活動支援交付金事業費補助金の予算措置に関連し、その事業内容についてただしております。  このことに対し、森林環境保全整備事業費補助金については、公有林の整備事業であり、また、森林整備地域活動支援交付金事業費補助金については、森林の現状を調査しながら、歩道等の調査、整備を図るもので、平成18年度までの事業期間となっているとの答弁を得ております。  また、商工費県補助金商店街空き店舗対策事業費補助金について、今回の事業対象となる出店地区についてただしております。  このことに対し、大町地区1店、駅前地区1店であるとの答弁を受けております。  次に、歳出2款総務費定住化支援事業費補助金について、その内容をただしております。  このことに対し、今回対象となる方は3分の1助成に該当し、土地の購入費に対する補助額は141万4,000円、また、合併処理浄化槽の設置に対する補助額は31万2,000円であるとの答弁を得ております。  以上の審査の結果、議案第81号平成15年度鹿角市一般会計補正予算第6号中、当常任委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、陳情3件についてご報告いたします。  まず、継続審査中でありました15陳情第8号清潔で公正・公平な国民奉仕を貫く公務員制度の確立を求める陳情についてご報告いたします。  本陳情については、願意は妥当であり、採択すべきとする意見とともに、陳情事項に不明確な点があるなど、意見書として出すには問題があり、不採択すべきとする意見があり、採決の結果、賛成少数により不採択とすべきものと決定いたしております。  次に、同じく継続審査中でありました15陳情第14号戦闘状態の続くイラクへの自衛隊派遣を見合わせることを求める意見書に関する陳情についてご報告いたします。  本陳情については、文面のとおり、慎重に検討の上、自衛隊派遣を見合わせることを政府に求めるということであれば、不採択にする理由がないとする意見や、自衛隊派兵ということは非常に多くの問題を残すということから、本陳情については採択すべきとする意見がある一方、日本も国際的貢献が必要であり、人道的支援として行くことや、日本の国益ということを考えた場合、本陳情は不採択とすべきであるとする意見があったことから、採決を行った結果、賛成多数により採択すべきものと決定いたしております。  次に、15陳情第16号消費税などの増税計画の中止を求める陳情についてご報告をいたします。  本陳情については、今後の財政施策を進めていくに当たり、消費税に頼らざるを得ないことなどから、願意は認めがたく、不採択とすべきものと決定いたしております。  以上、当総務財政常任委員会に付託されました議案及び陳情の審査の経過と結果をご報告申し上げ、報告を終わります。 ○議長(阿部佐太郎君) ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (総務財政常任委員長 阿部節雄君 降壇) ○議長(阿部佐太郎君) 次に、教育民生常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。教育民生常任委員長、村木繁夫君。     (教育民生常任委員長 村木繁夫君 登壇) ○教育民生常任委員長(村木繁夫君) 私から、去る12月8日及び17日の本会議において、当教育民生常任委員会に付託されました議案6件及び陳情4件について、その審査の経過と結果をご報告いたします。  まず、議案第78号鹿角市立体育館条例の一部改正についてでありますが、本案は、土床体育館設置に伴い条例を改正するものであります。  本案については、まず、土床体育館としての利活用の範囲についてただしております。  これに対し、屋外での軽スポーツ、ニュースポーツ関係を想定しており、具体的には、ゲートボール、テニス、フットサル、雨天時の野球のキャッチボール程度やジョギング、さらには、地域の祭典、イベント等の催しなども可能と考えているとの答弁がなされております。  また、管理運営については、一部種目の使用に偏らないよう、地域の団体や学校などとも協議を進め、より多くの方々から利用していただけるような環境づくりを行ってまいりたいとの市の考えが述べられております。  このことについては、さらに、使用申し込みはどのような形で行われるのかただしております。  これに対し、大湯体育館を除く市内の体育館については、公民館職員がそれぞれ兼務し、日中の管理をシルバー人材センターなどに委託していることから、通常は公民館への申し込みがなされるものであるが、直接体育館へ申し込みが行われても、随時公民館との連絡によるスケジュール調整が可能なことから、どちらでも対応は可能としているものであるとの答弁がなされております。
     本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第79号鹿角市福祉プラザ条例の制定についてでありますが、本案は、鹿角市福祉プラザの設置に伴い、地方自治法第244条の2第1項の規定により、条例を制定するものであります。  本案については、本条例文における開館時間と利用時間についてただしております。  これに対し、まず、開館時間の解釈としては、開館の瞬間を指すものではなく、始めから終わりまでの時間帯ととらえているものであり、また、利用時間については、福祉プラザは、児童センター高齢者センター障害者センター知的障害者デイサービスセンターという四つの機能をあわせ持つ複合施設と位置づけていることから、施設を一体と考えるプラザとしての開館時間と各センターの利活用時間を区別するという観点から、このような表現としているものであるとの答弁がなされております。  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第81号平成15年度鹿角市一般会計補正予算(第6号)中、当常任委員会所管の予算であります歳出3款民生費、4款衛生費、9款消防費、10款教育費についてでありますが、4款1項1目保健衛生総務費委託料について、減額の理由についてただしております。  これに対し、当初、人間ドック受診者を2,400人としていたのが、2,020人の実績見込みとなったこと、また、健康診査等においても、受診者を310人としていたのが、歯科検診で135人、その他の4検診についてもそれぞれ290人となったことに伴う受診者の減によるものであるとの答弁がなされております。  本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第82号平成15年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第83号平成15年度鹿角市老人保健事業特別会計補正予算(第4号)及び議案第84号平成15年度鹿角市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についての3件につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、15陳情第15号年金の「改悪」を中止し、安心できる年金制度の確立を求める陳情についてでありますが、現在、景気低迷等による保険料収入の伸び悩みや、年金受給者の増加に伴う年金給付費の増などにより、年金財政は悪化の一途をたどっている状況にあります。  また、今後の老後を支えていくためには、社会経済と調和した、持続可能な年金制度の構築を要するとともに、応分の負担と給付のバランスを考えていかなければならないものと思われます。  このことから、本陳情について、理想としては理解できるものの、現実から乖離しているものと言わざるを得ず、当委員会としては不採択すべきものと決定いたしております。  次に、15陳情第17号国立病院独立行政法人化に当たり、賃金職員の雇用継続と医療・看護体制の充実を求める陳情についてでありますが、今回の法人化を行うに当たっては、国の財政逼迫に伴う施策として方向づけがなされているものであり、法人化へ移行後は、経営の一層の合理化や効率化、また、経費の節減に努めるとともに、健全な労使関係の確立を目指すとの国の意向が示されております。  このことから、本陳情については、法人化へ移行後の今後の課題とも受けとめられることなどから、当委員会としては、不採択すべきものと決定いたしております。  次に、15陳情第18号安心してかかれる医療・介護保険制度確立を求める陳情についてでありますが、急速な人口の高齢化や医療の高度化に伴う医療費の増、また、長引く経済の低迷による保険収入の伸び悩みなどで、今後の医療保険制度を安定的に維持していくためには、自己負担限度額の見直しなどの改革が必要とされ、国では制度の改正が鋭意実施されているところであります。  本陳情については、既に地方自治体による取り組みや負担軽減措置が実施されているものもあり、さらなる一方的な負担軽減や減免、免除等については、現在の医療保険財政の実情を無視したものと言わざるを得ず、介護保険制度の趣旨あるいは公平性の観点から、理解は得がたいものと思われます。  よって、当委員会としては、不採択すべきものと決定いたしております。  次に、15陳情第21号芝の多目的グラウンドの建設についてでありますが、当委員会では、スポーツ振興という観点から、県内外の類似施設の活用状況並びに造成経費及び管理運営等についてを、執行部からの参考意見も踏まえながら審査を行いましたが、結論を出すには、さらなる情報収集とさまざまな観点から精査を要するとの全会一致の意見により、本陳情を継続審査すべきものと決定いたしております。  以上をもちまして、教育民生常任委員会の報告を終わります。 ○議長(阿部佐太郎君) ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。豊田君。 ○18番(豊田重美君) 私からは、国民健康保険の交付金の返還問題についてお尋ねします。  この問題は、9月の定例議会後に新聞報道されていますので、委員会報告をここで聞かせていただきたいと思います。  まず、その内容は新聞等では伺っていますけれども、どういう内容であったのか。  そして、その新聞報道などで得た資料では、単純な事務間違いだというふうに報じられておりますが、このようなことが二度と起こらないためにはどんな対策があったかという話など、議論されたのかお尋ねします。  ちょっとわからないか。では、もう一回言います。(「ゆっくり言ってもらえますか」の声あり)はい。これは、国民健康保険の交付金に……(「今の陳情の」の声あり)いや、陳情ではありません。国民健康保険の交付金の返還問題についてお尋ねしているんです。  その一つは、どういう内容であったのかということが一つ。  二つは、単純な事務間違いと言っていますけれども、そういう間違いが二度と起こらないというふうな対策などが話し合われたのかということをまず伺いたいと思います。 ○教育民生常任委員長(村木繁夫君) お答えします。  交付金の返還についてということについては、審査中には出なかったと思います。 ○18番(豊田重美君) 審査中ではありません。ただ、9月議会の後でこの問題が出ましたので、委員会の状況を伺う機会がなかったので、今伺っているわけであります。 ○教育民生常任委員長(村木繁夫君) それで、単純なるというようなことでありましたけれども、それも委員会では出なかったんです。(「対策など」の声あり) ○議長(阿部佐太郎君) 豊田君、挙手して。豊田君。 ○18番(豊田重美君) そういう問題が報道されたわけですが、そういう対策などはどうでしょう。お話しになったんでしょうか。そういうことを二度と起こさないというふうな対策などはお話しになったんでしょうか。 ○教育民生常任委員長(村木繁夫君) 報道されたということは、委員会の内容が報道されたということですか。 ○議長(阿部佐太郎君) 豊田君。 ○18番(豊田重美君) これは、当然私は新聞を見た範囲でのことしかわからないものですから、委員会のそのときの状況を伺ったわけであります。 ○教育民生常任委員長(村木繁夫君) ちょっと私理解しにくいんですけれども、そうしたことについては、委員会として出なかったんです。 ○議長(阿部佐太郎君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (教育民生常任委員長 村木繁夫君 降壇) ○議長(阿部佐太郎君) 次に、産業経済常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。産業経済常任委員長、石川 徹君。     (産業経済常任委員長 石川 徹君 登壇) ○産業経済常任委員長(石川 徹君) 私から、去る12月8日の本会議において、当産業経済常任委員会に付託されました議案2件について、その審査の経過と結果をご報告いたします。  まず、議案第80号鹿角市工場設置促進条例の一部改正についてでありますが、本案は、用地賃借料助成金の新設及び用地取得助成金の見直しに伴い、条例を改正するものであります。  今回の改正は、用地取得助成金について、これまでの取得単価に応じた助成金算出方式を改め、用地取得に要する経費の20%、あるいは、県が造成した工場用地の場合は30%に相当する額とする。また、用地取得が困難であるとして、リース制度についての問い合わせもあることから、工場等の賃貸借料を助成対象とするため条例の改正を行うとする等の説明がなされております。  本案に対し各委員から出されました質疑、意見の主なる内容について申し上げます。  まず、今回の条例改正に当たり、実際に対象となる企業はあるのか。また、中央の企業に対しての宣伝活動がどのようになされているのかただしております。  これに対し、現在、進出を予定している企業はないが、数社と交渉を行っている状況にあるとの答弁があり、また、首都圏等においての誘致活動については、県主催の企業立地セミナーや東京鹿角に参加しているほか、個別の接触を進めているとの答弁を得ております。  また、一つの企業が工場の企画から物流までかかわるという時代に入っているが、サービス業は本条例の適用対象とならないのかただしております。  このことについて、サービス業は対象とならないが、今後そのような点についても総体的に検討してまいりたいとの答弁がなされております。  以上の審査の結果、議案第80号鹿角市工場設置促進条例の一部改正につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第81号平成15年度鹿角市一般会計補正予算(第6号)中、当常任委員会所管の予算であります歳出5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費について各委員から出されました質疑、意見の主なる内容について申し上げます。  まず、5款労働費の勤労者福祉施設費の管理委託料に関連して、労働福祉会館は市の管轄から切り離す考えはないか。また、この施設の利用状況はどのようになっているのかただしております。  これに対して、施設の利用率は大変低い状況にある。行政改革の一環として無償譲渡などにより有効な活用をしていただくことも方策の一つであり、今後も引き続き労働団体の方々と協議してまいりたいとの答弁がなされております。  次に、6款農林水産業費3目農業振興費の補正に関連して、まず、公共牧野集約化に伴い牧野の廃止を行うに際し、農業振興地域の用途変更について及び現在残っている牧野の現状と今後の見通しについてただしております。  これに対し、国有地である熊取平共同利用模範牧場及び花輪牧野については、林野庁から早期に農業振興地域の除外をしてほしいとの要請があり、5年ごとに行われている全面見直しを2年早めて、今回行うものであるとの答弁を得ております。  また、牧野の草地改良については、草地は荒れてきているので、年次計画で進めていかなければならない段階にあり、草地林地一体的総合整備事業を取り入れるなど、農家の意向を聞きながら取り組んでまいりたいとの答弁がなされております。  次に、5目の水田農業対策費に関連し、ブランドニッポン農作物供給体制確立条件整備事業費補助金の減額補正を行うことについて、その経緯をただしております。  これに対し、生産振興総合対策という事業の中で、食味計とカドミ分析器等の事業申請をしていたが、国の配分、予算枠との関係で優先順位があり、食味計は不採択という形で内示を受けているものであるとの答弁がなされております。  また、今回の補正では、国、県の予算配分に伴う対応ということだが、来年度から実施される米政策改革大綱なども見据え、鹿角市独自のしっかりしたビジョンを持って水田農業対策に取り組んでいただきたいとの意見が述べられております。  次に、13目冷害対策費の緊急農村整備事業費補助金の措置について、かづの土地改良区間瀬川工区が事業主体となり、救農土木として、用排水路のしゅんせつ等を行うということであるが、その具体的な事業内容についてただしております。  これに対し、冷害による農家の減収分については救農土木に就労して所得を得るということで、その作業内容は、用排水路のしゅんせつ、農道のわだちの解消、水路の補修及び防護さく塗装などが対象となり、1件当たりの事業費が30万円以上である。  また、事業費に係る労務費の割合は6割以上で、材料費は4割以内となり、受益者負担は、事業費の2割で人力施工であるとの説明を受けております。  このことについては、さらに、できるだけ農家経済の向上に資するよう、積極的な取り組みに努められたいとの要望がなされております。  次に、7款1項商工費5目中心市街地活性化対策費の株式会社「花の輪」設立出資金に関連し、まず、株式会社「花の輪」の平成16年度事業の進め方について確認しておりますが、このことに対し、TMOは企画調整の役割を持ち、全体を調整しながら運営していくということから、ソフト事業が中心となるが、出資金は、ソフト事業の推進だけでは減っていくため、収益事業も実施する必要があることから、公の施設の管理業務やテナントミックス事業等に取り組む方向で検討してまいりたいとの答弁がなされております。  次に、TMOの設立時期と事務所の位置についての確認がなされております。  このことに対し、TMOの設立時期は、年明け2月をめどに準備を進めている状況にあり、事務所の位置は、大町「まちなかハウス」に設置する予定であるとの答弁がなされております。  また、来年度以降も市の助成や支援を考えているのかただしておりますが、TMOの運営に当たっては自立が基本であるが、中心市街地活性化の推進には官民一体の取り組みが必要であり、状況に応じて検討してまいりたいとの答弁を得ております。  以上の審査により、議案第81号中、当常任委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  以上、当産業経済常任委員会に付託されました議案の審査の経過と結果をご報告申し上げ、報告を終わります。 ○議長(阿部佐太郎君) ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (産業経済常任委員長 石川 徹君 降壇) ○議長(阿部佐太郎君) 次に、建設水道常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を求めます。建設水道常任委員長、米田健一君。     (建設水道常任委員長 米田健一君 登壇) ○建設水道常任委員長(米田健一君) 私から、去る12月8日の本会議において、当建設水道常任委員会に付託されました議案6件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  まず、議案第81号平成15年度鹿角市一般会計補正予算(第6号)中、歳出8款土木費について、本案の審査に当たり、各委員会委員から出されました質疑、意見の主なる内容について申し上げます。  8款土木費2項4目交通安全施設費に関連し、市道新川線改良事業の進捗状況についてただしております。  これに対し、本事業の採択要件として、車道5.5メートル、歩道2.5メートルであることから、それに向けて事業を進めている。現在は、買収する用地が確定したことから、地元説明を実施し、用地交渉中であるとの答弁を得ております。  また、このことについて、委員から、踏切の改良にかかわるJRとの交渉はどのように進められているのかただしております。  これに対し、JRとの交渉は、昨年暮れに文書で打診し、交渉はしているものの、いまだ公式な見解が出されていないことから、今後も引き続き交渉を継続していくこととなるとの答弁がなされております。  次に、8款土木費4項2目街路事業費に関連し、現在計画されているもので未着手の路線はどの程度あるのか。また、その未着手のものは今後どう対応していくのかただしております。  これに対し、計画は26本あり、未着手のものは12本ある。これについては、計画から30年ほど経過していることから、都市計画の見直しをしていくとの答弁がなされております。  また、このことについて、さらに委員からは、早急に見直しを実施し、必要のない路線については計画から除外するなどして経費を削減しつつ、これからの鹿角市全体のまちづくりに努めていただきたいとの意見が述べられております。  以上の審査により、議案第81号中、当常任委員会の所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第85号平成15年度鹿角市高田地区土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第86号平成15年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第3号)に関連し、車両通行が困難な道路にも管を埋設するのか。また、一部所有権が個人名義の市道にも管を埋設できるのかただしております。  これに対して、車両通行の可否に関係なく、計画区域内であれば、住居の有無により築造することになっている。また、個人名義の市道については、市道認定により道路法が適用されることから、市道管理者から占用許可を得て施工しているとの答弁を得ております。  以上の審査により、議案第86号平成15年度鹿角市下水道事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第87号平成15年度鹿角市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)に関連し、今後の事業計画についてただしております。  これに対し、平成12年度に策定した生活排水処理整備構想に基づき11カ所での事業を予定しており、現在実施している谷内、永田地区の事業が終了するまでに次の事業箇所を特定したいとの答弁を得ております。  また、計画には7集落が一帯となった地区があるようだが、これの農業集落排水から外れて合併処理浄化槽に移行したいとする要請があった場合、計画を見直す考えはあるのかただしております。  これに対し、計画策定の見直しについては検討していくが、要請があった場合は、柔軟に対応していきたいとの答弁を得ております。  以上の審査により、議案第87号平成15年度鹿角市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第88号平成15年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)についてでありますが、使用料を減額補正する理由についてただしております。  これに対して、その要因としては、団体の使用水量が落ち込んだこととの答弁を得ております。  また、料金について、市民の平等性、公平性、均衡ある行政の確立の観点から、上水道料金と同額にする考えについてただしております。  これに対し、使用者の意見を聴取するなどして、早期実現に向けて進めていきたいとの答弁を受けております。
     以上の審査により、議案第88号平成15年度鹿角市簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  次に、議案第89号平成15年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第3号)につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。  以上で、当建設水道常任委員会に付託されました議案の審査の結果報告を終わります。 ○議長(阿部佐太郎君) ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ないものと認め、質疑を終結いたします。     (建設水道常任委員長 米田健一君 降壇) ○議長(阿部佐太郎君) 以上をもちまして、各常任委員会に付託にいたしました事件の審査報告を終結いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程第2 報告事件の審議 ○議長(阿部佐太郎君) 次に、日程第2、これより採決をいたします。  初めに、議案第77号鹿角市の施設の指定管理者指定手続等に関する条例の制定について及び議案第78号鹿角市立体育館条例の一部改正について、委員長の報告は原案可決であります。  本2件の議案について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第77号及び議案第78号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第79号鹿角市福祉プラザ条例の制定について及び議案第80号鹿角市工場設置促進条例の一部改正について、委員長の報告は原案可決であります。  本2件の議案について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第79号及び議案第80号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第81号平成15年度鹿角市一般会計補正予算(第6号)について、委員長の報告は原案可決であります。  本議案について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第81号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第82号平成15年度鹿角市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)から議案第89号平成15年度鹿角市上水道事業会計補正予算(第3号)までの8件については、委員長の報告は原案可決であります。  本議案8件について、委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、議案第82号から議案第89号までの8件は原案のとおり可決されました。  次に、15陳情第15号年金の「改悪」を中止し、安心できる年金制度の確立を求める陳情については、委員長の報告は不採択であります。  本件について、討論の通告がありますので、これを認めます。豊田君。 ○18番(豊田重美君) 陳情第14号戦闘状態の続くイラクへの自衛隊派遣……(「ちょっと」「年金だよ」「15陳情第15号です」の声あり)どうも失礼しました。  改めて質問します。  質問ではなくて討論いたします。  15陳情第15号年金の「改悪」を中止し、安心できる年金制度の確立を求める陳情は、委員会では不採択となっております。私は、不採択ではなくて採択すべきとして討論いたします。  私たちが年金に加入するとき、60歳で年金をもらえるというふうに言い聞かされてきました。それが60歳ら65歳に支給年齢が引き上げられるばかりでなく、もらうお金、いわゆる支給金額も逆に引き下げられる。また、掛金も段階的に引き上げてきております。そういうことから、制度加入を拒否する若者がふえていますし、また、失業や会社の倒産などで社会不安、経済不況の中で掛金を納めることができずにして、滞納者がふえているわけであります。  今度の年金改革は、市民や国民の負担を求める改革となっていることから、不採択ではなくて採択すべきとして討論いたします。 ○議長(阿部佐太郎君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ないものと認め、討論を終結いたします。  これより採決をします。  この採決は起立により行います。  本陳情に対する委員長の報告は不採択であります。本陳情を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。もう一度申し上げます。本陳情に対する委員長の報告は不採択であります。本陳情を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(阿部佐太郎君) 起立少数であります。よって、15陳情第15号は不採択とすることに決定されました。  次に、15陳情第16号消費税などの増税計画の中止を求める陳情については、委員長の報告は不採択であります。  本件について、討論の通告がありますので、これを認めます。豊田重美君。 ○18番(豊田重美君) 15陳情第16号消費税などの増税計画の中止を求める陳情は、委員長報告では不採択となっております。私は、これに対して反対討論いたします。  今の経済状況の中で、消費税の引き上げという考え方はまず異常であります。今までにも「福祉のため」と消費税導入されてきましたが、医療や福祉に生かされておりません。その福祉の財源もまた国民の負担で賄ってきていることが事実であります。国民から集めた消費税額に等しい額は、法人税をまける分というふうな事実が明らかになっています。今消費税値上げは、値上げを10%から18%など無作為に言われていますが、経済不況のあおり、国民の貧困と社会秩序の混乱を招くばかりであります。  したがって、不採択ではなくて、消費税引き上げさせない陳情を採択とするべきとして反対討論いたします。 ○議長(阿部佐太郎君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ないものと認め、討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  この採決は起立により行います。  本陳情に対する委員長の報告は不採択であります。本陳情を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(阿部佐太郎君) 起立少数であります。よって、15陳情第16号は不採択とすることに決定されました。  次に、15陳情第17号、15陳情第18号及び15陳情第21号について、先ほどの委員長報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  次に、継続審査となっておりました15陳情第8号清潔で公正・公平な国民奉仕を貫く公務員制度の確立を求める陳情については、先ほどの委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  次に、同じく継続審査となっておりました15陳情第14号戦闘状態が続くイラクへの自衛隊派遣を見合わせることを求める意見書に関する陳情については、委員長の報告は採択であります。  本件について反対及び賛成の討論の通告があります。まず、反対の討論を認めます。阿部邦宏君。 ○24番(阿部邦宏君) 私は、15陳情第14号戦闘状態の続くイラクへの自衛隊派遣を見合わせることを求める意見書に関する陳情の採択に反対する討論を行います。  政府は、既にイラク復興支援を行うためイラクへの自衛隊派遣を閣議決定し、続いて、去る18日は自衛隊の活動を定める実施要綱も策定され、さらには、19日自衛隊の派遣命令が出され、本格的な活動に踏み出す状況に至っております。イラク復興支援特別措置法による活動は、人道復興支援活動と安全確保支援活動に関する業務を実施するため自衛隊を派遣するものと聞き及んでおります。世界においても既に37カ国がイラク復興のため軍隊を派遣しており、日本においても、国益と国際社会に貢献し、人道的支援を通じイラク復興のため日本の信念を世界に示すことは当然の行為であり、自衛隊を派遣する必要はあるものと思います。  したがって、15陳情第14号戦闘状態の続くイラクへの自衛隊派遣を見合わせることを求める意見書に関する陳情の採択には反対するものであります。  以上。 ○議長(阿部佐太郎君) 次に、賛成の討論を認めます。豊田重美君。 ○18番(豊田重美君) 15陳情第14号戦闘状態の続くイラクへの自衛隊派遣を見合わせることを求める意見書に関する陳情について、委員長報告では採択となっております。  私は、鹿角市議会の良識と受けとめ高く評価して、賛成討論いたします。  日本の自衛隊をイラクに派遣しなければならない理由は、まずわかりません。テロをなくすということだけで、力で、戦力で抑えるということは、テロをふやし、自衛隊もテロの対象にされることは明らかであります。テロの根本にあるのは世界の貧困であるということは、だれも承知しております。アメリカの誤った戦争協力に追随することではなくて、独立国日本として国連を中心に問題解決に努力することはたくさんあります。  したがって、イラク派兵反対の陳情を支持し、賛成討論いたします。 ○議長(阿部佐太郎君) ほかにございませんか。大里君。 ○21番(大里恭司君) 私から15陳情第14号について、委員長の採択という報告に対し反対する立場から討論させていただきます。  本陳情では、「国連主導によるイラク復興支援となっていない」となっておりますが、この陳情書が受理されて以来、国連決議では、1001号11で復興支援がするようなされております。  また、日本政府はイラクへの人道支援、復興支援のため自衛隊を派遣するということを世界に対し表明しております。表明している今日、派遣に対して賛成とか反対とか見合わせるとかの論議は既に通り越されております。今イラクへの派遣を白紙に返すとすれば、世界諸国は日本をどう評価するか。湾岸戦争のとき、日本は1兆円以上の金を支出しております。しかし、世界各国からは「小切手外交」として不評を買っております。  今日本国民は、一国平和主義、一人幸せ主義を考えるときではなく、日本の国益とは何か、日本の威信とは何か、世界貢献とは何か、世界協調とは何かを真剣に考えていくときであると私は考えます。イラクへの人道支援、復興支援を至急行い、世界諸国の審判を仰ぐべきときと考えております。  そこで、私は、本陳情を不採択とするよう求めるものであります。 ○議長(阿部佐太郎君) ほかにございませんか。齋藤君。(「いいですか」の声あり)どうぞ。 ○17番(齋藤啓一君) 私も15陳情第14号の陳情採択に反対の立場で討論いたします。  戦闘状態が続く危険な地域に自衛隊派遣を見合わせるとのことですが、本来この人道支援は文民によって行うべきが妥当でありますが、その文民によるものが困難であるからこそ、日常戦闘行動をも日夜訓練している自衛隊が行える支援であると思います。危険であるからといって責務から逃げるような趣旨の陳情は、私たち市民生活に直接かかわる治安を守る警察官や火中の命を救う消防士が責任を逃げてもよいかの印象を助長させ、市民生活の安寧を損なう思想をも生まれかねないようなことであります。  よって、私は、この陳情採択に反対をいたします。 ○議長(阿部佐太郎君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ないものと認め、討論を終結いたします。  これより採決をいたします。  この採決は起立により行います。  本陳情に対する委員長の報告は採択であります。本陳情を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(阿部佐太郎君) はい、どうぞ、お座りください。  起立少数であります。よって、15陳情第14号は不採択とすることに決定されました。  暫時休憩いたします。     午前11時07分 休憩 ──────────────────────〇 ─────────────────────     午前11時11分 再開 ○議長(阿部佐太郎君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程追加 議員派遣の件について ○議長(阿部佐太郎君) 次に、日程追加、議員派遣の件についてを議題といたします。
     お諮りいたします。地方自治法第100条第12項及び鹿角市議会会議規則第159条の規定により、議員派遣の件については、お手元に配付しております議員派遣一覧のとおり議員を派遣したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。 ──────────────────────〇 ─────────────────────     日程追加 閉会中審査事件の付託 ○議長(阿部佐太郎君) 次に、お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長より、会議規則第104条の規定により閉会中の審査事件の申し出がありますので、この際これを本日の日程に追加し、直ちに議題に供したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  お諮りいたします。閉会中の審査事件について、お手元に配付しております閉会中の審査事件付託表のとおり決するにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(阿部佐太郎君) ご異議ないものと認めます。よって、そのように決定いたします。  以上をもちまして、第8回市議会定例の議事日程は全部終了いたしました。  本定例は、去る12月8日から本日までの18日間にわたりましたが、会期中における議員各位並びに市長初め関係理事者のご精励とご労苦に対しまして深く敬意を表するとともに、議長に寄せられましたご協力に対して衷心より感謝申し上げます。  当局におかれましては、審議の過程で出されました議会の意見等を十分に尊重され、効率的な行財政運営に当たられますよう切望いたしまして、第8回市議会定例を閉会いたします。     午前11時14分 閉会               議員派遣一覧                            (平成15年12月25日提出) 1.かづの地域任意合併協議   (1)派遣の目的  第6回かづの地域任意合併協議出席のため   (2)派遣期間   平成15年12月26日(1日間)   (3)派遣地    鹿角市   (4)派遣議員   阿部佐太郎議員・奈良喜三郎議員・阿部節雄議員 2.秋田県市議会議長   (1)派遣の目的  秋田県市議会議長定例出席のため   (2)派遣期間   平成16年2月5日~2月6日(2日間)   (3)派遣地    大曲市   (4)派遣議員   中西日出男議員(副議長)              平成15年 第8回鹿角市議会定例              閉会中審査事件付託表                             (平成15年12月25日提出) ┏━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃委員会名 │      付託内容                         ┃ ┠─────┼───────────────────────────────────┨ ┃総務財政 │市総合計画の推進について                       ┃ ┃常任委員会│                                   ┃ ┠─────┼───────────────────────────────────┨ ┃教育民生 │15陳情第21号 芝の多目的グラウンドの建設について           ┃ ┃常任委員会│所管施設の管理運営状況並びに教育行政及び福祉施策の推進について    ┃ ┠─────┼───────────────────────────────────┨ ┃産業経済 │農林業及び観光・商工業の振興について                 ┃ ┃常任委員会│                                   ┃ ┠─────┼───────────────────────────────────┨ ┃建設水道 │除雪の状況について                          ┃ ┃常任委員会│                                   ┃ ┠─────┼───────────────────────────────────┨ ┃議会運営 │地方自治法第109条の2第3項に規定する事項及び議会の歳出見積に関する事 ┃ ┃委員会  │項、全員協議に関する事項、その他議会の組織構成及び運営に関する事項 ┃ ┗━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛       議 長      阿 部 佐太郎       副議長      中 西 日出男       署名議員     村 木 繁 夫       署名議員     豊 田 重 美...