鹿角市議会 1998-06-22
平成10年第4回定例会(第4号 6月22日)
発議第3号 秋田県
大館保健所鹿角支所の機能の存続と
組織拡充に関する
意見書の提出について
発議第4号 インド・
パキスタン両国の核実験・
核兵器開発に反対する
意見書の提出について
発議第5号
保育施設の充実を求める
意見書の提出について
発議第6号 10兆円の
大型減税の
早期実施を求める
意見書の提出について
閉会中
審査事件及び
派遣調査事件の付託
――
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出席議員(24名)
1番 石 川 徹 君 3番 村 木 繁 夫 君
4番 小田切 康 人 君 5番 黒 澤 一 夫 君
6番 福 島 壽 榮 君 7番 石 川 幸 美 君
8番 米 田 健 一 君 9番 伊 藤 進 君
10番 奈 良
喜三郎 君 11番 阿 部 節 雄 君
12番 大 里 恭 司 君 13番 児 玉 政 芳 君
14番 中 西 日出男 君 16番 岩 船 正 記 君
17番 阿 部 邦 宏 君 18番 阿 部 佐太郎 君
19番 佐々木 義 隆 君 20番 勝 又 幹 雄 君
21番 大信田 喜 一 君 22番 齋 藤 啓 一 君
23番 佐 藤 洋 輔 君 24番 成 田 吉 衛 君
25番 黒 沢 直 弥 君 26番 高 杉 英次郎 君
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
欠席議員(1名)
15番 畠 山 玄 介 君
――
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事務局出席職員
局 長 畠 山 修 三 君
局長補佐 佐 藤 國 雄 君
主査 今 泉 修 君 主任 菅 原 勤 君
主任 安 保 一 雄 君 主事 小田嶋 真 人 君
――
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説明のため出席した者の職氏名
市長 杉 江 宗 祐 君 助役 佐 藤 秀 朗 君
収入役 木 村 正 司 君 教育長 淺 利 忠 君
代表監査委員 三 村 陽 一 君
総務部長 勝 田 尚 君
市民福祉部長 花ノ木 一 好 君
産業振興部長 木 村 久 男 君
都市建設部長 千 田 俊 夫 君
上下水道部長 賀 川 一 男 君
総務部付部長待遇 大 里 勲 君
教育次長 高 畑 直 君
農業委員会事務局長 阿 部 勝 男 君
総務課長 石 井 富士雄 君
財政課長 児 玉 一 君
○
議会事務局長(
畠山修三君)
ただいままでの
出席議員数をご報告申し上げます。出席24名、欠席1名でございます。したがいまして、
会議開会の定足数に達しております。なお、本日の
欠席議員は15番
畠山玄介議員であります。終わります。
午前10時02分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
ただいま報告ありましたように、
議員定数の半数以上が出席されておりますので、会議は成立いたします。よって、本日の会議を開きます。
ここで、発言の申し出がありますので、この際、これを許可いたします。助役。
○助役(
佐藤秀朗君)
第4回
鹿角市議会定例会における
上水道事業にかかわる報告及び
一般質問の答弁の訂正について、市長の指示により私から申し上げます。
6月8日の本会議において報告することにしておりました
上水道事業についてでありますが、この給水は、平成5年における
総合運動公園事業及び
花輪スキー場整備の
工事段階におきまして、
通称産土神地区の地下水及び
湧水利用者の
飲料水が、
工事等で一部に濁り水が発生し、さらに拡大が懸念されることから、
総合運動公園事業の実施に当たり、
地区住民の
不安解消と事業の円滑な推進を図るため、
緊急避難的措置として
関係住民の
水利用施設の代替としての
配水管布設工事を施行し、当面の
公園整備竣工をめどに暫定的な給水がなされたものであります。その間、望まれる
給水体制の確立をできずに現在に至ったものであります。
まことに不適切な対応でありました。まことに遺憾であり、心から
おわびを申し上げます。
今後の対応につきましては、
花輪スキー場及び
総合運動公園に配備されている市営の
飲用井戸から給水することで
建設水道委員会及び
教育民生委員会に報告しましたが、
建設水道委員会の意見を参考に
水源調整等が難しいとの判断から鹿角市
水道事業の
変更認可を申請し、この地区の拡大を図りながら、一連の手続を進めてまいりたいと考えております。しばらく時間をかしていただきたいと存じます。
なお、
予算措置の必要がありますので、次の議会に
予算措置をしてまいりたいと考えておりますので、この間の
水道料金相当分は
営業外収益として扱ってまいります。
次に、6月16日の
一般質問における、
精神障害者小規模作業所にかかわる答弁の中で、
青垣作業所は「県が設置したもの」と答弁いたしましたが、「
精神障害者の
家族会が設置したもの」と訂正いたします。
また、
精神障害者のバス等の
割引制度についての答弁の中で、
知的障害者について説明いたしましたが、
精神薄弱者が
知的障害者と用語を統一されると訂正いたしますのでよろしく
お願いを申し上げます。
終わります。
○議長(
佐藤洋輔君)
これをもちまして、助役の発言を終わります。
次に、
奈良議員より発言の通告がありますので、これを許可いたします。
奈良議員。
○10番(
奈良喜三郎君)
ただいま助役から、去る8日の本会議において、私がお尋ねしました
上水道の件について経緯のご報告がありましたが、そのよって来るべき要因についてはよくわかりました。
ただ、これに関連することなどで、ただいまの助役の説明にもありましたけれども、我が
教育民生委員会に対しても、あるいは
建設水道委員会に対しましても、当局が上水をとめて
スキー場の水を給水するということにしたということのご報告に対し、
建設水道委員会が現状どおり進めた方がいいと、そして正規の手続をすればいいというようなことになったという助役の説明でありますが、そうなりますと、市の態度がどんなものかと思われるわけであります。
と申しますのは、それではなぜ
スキー場から給水しますということを決めたのか。その辺の
委員会に付議をした過程がどうであったのかということに対して、何か今、
おわびはされたけれども、
おわびにならないのではないかという感じがするわけですけれども、その点はいかがでしょうか。
それから、2点目でありますけれども、
通称産土神地域の
給水区域外であったということについては、既に5年も経過しておるわけであります。本当に5年間も、あるいは1年間は緊急対応したということですから1年目は認めてもいいんです。翌年以降も本当に気がついておらなかったのかどうかということが疑問であります。したがって、少なくてもその時点で
緊急避難的措置であったとすれば、正規の状態に早く取り戻すべきであったろうと、これはだれしもがそう思うわけであります。それをしなかったということは、先ごろも8日に私がお伺いしたときに、部長が知らなかった、わからない、こういう答弁でした。しかし、この部長さんとて、3月まで
水道課長をやっておった方ですから、私にはどうも理解しかねるわけであります。
私の調査によりますと、工事が終わった時点で当然検査があるわけです。そうですね。口径が何ぼで何メートル掘削してどうやったという検査があります。その検査のときに、上水から引っ張るのはちょっと問題なのではないかというような、しかも会計も違う、おかしいのではないかというようなことを指摘をされていたやに聞きます。しかし、検査員は
会計内容まで検査するわけではないのですから、そこにとめ置いたというお話です。
それから、多分、当時年度末に監査も受けておるはずですから、そのときも何やら言われていただろうというふうに、これは私の予想であります。
そういうものが、代々課長が異動するときに引き継がれていなかったということにも大きな問題があると思いますし、まずもって、なぜわからなかったのかということが大きな問題だろうと思います。それをひとつお尋ねしたいのです。
それからもう一つは、この
上水道から給水する件については、単に
給水区域外ばかりではなくて
一般会計の事業で
布設工事が行われている、さらに、引き込み線などの工事についても、全部か一部かわかりませんけれども、別の会計で工事が行われているという実態です。
さらに、
工事用の資産は本来は
上水道資産でなければならないと思うわけですが、それもそうではないと。にもかかわらず、11戸中9軒のようですけれども、9軒の方々から
水道料金を徴収しているという実態であります。
一体、このようなものは、許可は県を通じて
厚生大臣に許可を受けなければいけない。水の量もそうですし、区域もそうです。そういったもの等々を含めまして行政上
かなりの
違反行為があるのではないかと思うわけですが、どの程度の内容の違反であるのか、この際そういったことをはっきりしないと今後の解決策にならないわけです。ですから、何と何と何が正規で、何と何と何がどの違反だ、何回か打合せをやられたということで
賀川部長が私のところに3回足を運んでくださいました。そのときもいろいろ聞いていましたが、そのことについては
かなり深く検討されたやに聞いておりますので、そこら辺の内容もきちんとしていただきたい。そうしないと今後の対策ができません。
それから最後になりますけれども、何回も言いますが、既に5年間もこういった状態にしておいて、しかもそれを踏襲した形の中で、
厚生大臣への
区域変更などの
認可手続をこれからされるというような意味の助役のお話でありますけれども、何か一たん打ち切ってやった方がベターではないかというのが私の考え方です。このままの状態でさらにこれをお認めいただきたいというのは、なかなか大変な問題ではないだろうかと、私の過去の経験からいってもそう思えるわけですので、その辺が大丈夫かなということでお尋ねしたいと思いますし、さらに、次の議会に補正をするというようなご説明ですけれども、補正をするとすればどういう会計から幾らぐらいの
区域変更するための
手続費用がかかって、どのような関係にどうして、いつごろから
区域変更ができるような状態になるのかとか、この辺もお聞かせいただきたいと思います。
以上4点についてお伺いします。
○議長(
佐藤洋輔君)
助役。
○助役(
佐藤秀朗君)
1点目の
教育民生委員会に説明したことと
建設水道委員会に説明したことが違うのではないかということでございますが、最初私どもが打合せした中では、当初の
目的どおり、
運動公園から接続して給水をするということが一番いいのではないかということでいろいろ検討したわけでございますが、その
前提条件といたしましては、
給水区域の変更にも
かなりの時間を要するということが懸念されました。その間、ご指摘のように現在のままの給水でいいのかどうかということもいろいろ検討いたしましたが、比較的早い期間で
区域変更ができるということも確認いたしましたので、それでは、
運動公園から給水してもまたいずれ
上水道に切り換える時期が来るわけでございますから、そういうこともございまして、お許しいただけるものであれば、現在の
給水区域を拡大して給水をしてまいりたいということでございます。
2点目のなぜ今までこういう状態が続いたのかということでございますが、その点につきましては、私どもも弁明の余地がございません。
奈良議員がおっしゃるように引き継ぎなりそういうことがぴちっとしていればこういうことが起きないわけですから、その点につきましては、これから我々ももう少し
内部体制をきちっと見直していきたいと思っております。
それと、もう一つの法的にどういうものに違反してということでございますが、これは給水する段階で
臨時的措置ではございますが、いろいろ検討された経緯もございましてこういう結果になったと思っております。そういうことで、殊さら法的に違反しているとは考えにくいと思っております。
○議長(
佐藤洋輔君)
暫時休憩いたします。
午前10時17分 休憩
――
―――――――――――――――― 〇 ――
――――――――――――――――
午前10時18分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
再開します。
上下水道部長。
○
上下水道部長(
賀川一男君)
非常に際どいといいますか、そういう感じがあると思いますけれども、
水道法の質疑の段階で、許可を受けた
区域外にも市長が公益上その必要があると認めるときは、支障のない限りその内部に給水することができるかというような質疑がございます。これについては、
給水区域外は
一般給水はできないので、この場合は
給水区域の拡張の手続が必要であると。ただし、その他災害等いろいろの理由によって緊急のやむを得ない給水をする場合は、法の範囲で認められるものと、こういう解釈でございますので、いずれ今の場合は緊急避難的にやらせていただいたことは確かですけれども、その間の期間が4年半にも上っているという状況ですので、この部分については非常に問題があろうかとは思います。
したがいまして、違反といいますか、法に触れる部分がどういうことかというようなことになりますけれども、最終的な
法律判断は非常に難しい部分があると考えますが、いずれ緊急的な
暫定措置としまして、進めた後の扱い方が非常に適切ではなかったということが一番の問題点であろうと思います。
その内在するものとしては、
給水区域を越えて長期間給水したということが一つ、これに伴う
給水料金の扱いが
一般給水と同じような
給水収益として扱ってきたというようなこと、これらであると考えています。
終わります。
(「予算はどうなるんですか」の声あり)
答弁が漏れておる部分がありますので、次の議会で予算を提案して
お願いしたいと申し上げておりますけれども、今考えられているところは、いずれ、国に対して
給水区域の拡大を図るために鹿角市の
水道事業の
変更認可申請の手続が必要でございます。これは、現在の我々職員では、この申請の水量計算等非常に困難をきわめる部分がありますので、委託により
計画書を作成したいと。おおよそ現段階でつかんでいる金額的なものは、 300万円ぐらいは必要であろうと考えております。
期間につきましては、電話等での照会でございますが、おおよそ1年近くというようなことが言われておりますけれども、それでは年度の問題がありますので、なるべく早く予算をいただいて年度末までには
計画書の作成の委託は終了したいと、それができ次第申請をしてまいりたいと思います。
(「予算化する会計は」の声あり)
予算化しようとする会計は、企業の会計に
お願いしたいものと思っております。
○議長(
佐藤洋輔君)
奈良君。
○10番(
奈良喜三郎君)
臨時的な措置であって、言ってみれば、ただいまの答弁のようにすぐ対応しなけばならないものをこれまでにしていたということは本当に臨時的な措置なのかどうか。
それから、その後4年半以上もこうしていたというような実態を踏まえて、そのまま上水から給水をしていくということについて、
かなりいいお話があったように、調べて聞いたらよさそうだというようなお話のようでありますが、それはどこから得た情報なのか。
そして、余り難しくなくできそうだというようなことは、どこで確認したのか。いつ確認したのかということです。
総じて、今のお話を聞いていますと、調べる時間も足りないし、今考えていることはこういうことなのだというように聞こえるわけですけれども、私は
賀川部長を責めるつもりはありませんが、私のところに8日を初めに3回おいでいただいたと。8日からきょうまで
かなりの期間はあるわけですから、
かなりはっきりしたことがわかって
お答えになるのだろうと思っているのですけれども、何かその方が杳として見えない。しかも、
委託費の 300万円程度で本当に上がるのかどうか。それと、比較的早く、本当は1年ぐらいと言うけれども、
会計年度の関係もあるから早く終わりそうだと、許可を受けられそうだというようなことですけれども、この辺のことをもう少し
裏づけを出していただきたいと思います。
それから、
違法性の関係でありますけれども、まず、他の会計でやった事業で水の値をとっていいのかということが一つ。
それから、認可を受けていなかったと、これは違法であったということははっきりしていますね。今、
お答えになっていますから。
それから、
資産関係は
一般会計で支出しているわけですから、本来は
一般会計からの
補助金でも
特別会計というのは災害とかでない限りままにならないわけです。にもかかわらず、布設された管はすべて
一般会計である、しかも一部引き込み線まで
一般会計の方から支出されている、この実態についてはどうご認識なさっているのでしょうか。
それら、こういったことでも、本当に
特別会計を設置した意義があるのかどうかという疑問もあるわけですけれども、それは別としても、このようなことが正しいのか正しくないのか。今回はやむを得ない措置であってこうしたのか。将来は、ではこの資産はどういうふうに変わってくるものなのか。
一般会計でずっと押さえておくものか。いつごろに
上水道に帰属するものか。その手続はどんなものか。こういったことだって現状から見れば、私は
違反行為だと思うわけですけれども、その辺には
違反性はないのですか。それから、今後の見通しはどうですか。
○議長(
佐藤洋輔君)
助役。
○助役(
佐藤秀朗君)
今の
奈良議員のご質問でございますけれども、やはり本来あるべき姿としては、幾ら暫定的とはいいながらも、早い時期に正規の手続を踏んで当初の
目的どおりの措置を講じるべきであったと思います。その点につきましては、先ほども申し上げましたが期間も非常に長くなりました。弁解の余地がないわけでございますけれども、そういうことでございます。
現在の
給水管の財産の件でございますけれども、今は
都市整備課の管理になっておりますけれども、
上水道の
給水区域の拡大にあわせてその管も
企業会計の方に移管してまいりたいと思っております。
○議長(
佐藤洋輔君)
奈良君。
○10番(
奈良喜三郎君)
今後対策についての
裏づけが何なのかということをお聞きしたい。
○議長(
佐藤洋輔君)
助役。
○助役(
佐藤秀朗君)
今後の対策についての
裏づけは何が根拠かということでございますが、我々も今の段階では、明確にこういうことで今後の対策はこうなりますということはちょっと言えないところもございます。もう少し時間をかけて詳細に検討してまいりたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(
佐藤洋輔君)
奈良君。
○10番(
奈良喜三郎君)
余り深くは追及したくないわけですけれども、問題は今後対策だと思うわけです。国・県を通じて認可をどうしてとるかというのが当面の大きな問題だろうと思います。
それから、先ほど言った
委託費だけが 300万円であって、
変更申請は
委託費ばかりではない、これは
水量人口の
委託費だと言っていますので、
上水道の事業全体を直していくわけですから、300万円などのものではないだろうと私は思うわけです。今助役からお聞きしたら、期間も少ないし調査も十分していないし、何といいますか、根幹になることについてはわからない、これから努力してみるというようなお話ですからそれはわかるとしましょう。ただ、こういったことは
かなり違法性を踏まえているわけですから、やはり厳正に仕事をしていただければならないということと、先ほどからちょっと気になったのは、
建設水道委員会がそういう方向を出したためにそれに従ったかのような最初の説明であったように思えるので、やはりそれでは困る。市はこういきたいのだ、当局はこういきたいのだ、それがいいか悪いかというのを議会の判断を仰ぐのであって、何かそちらの方がそうだったからおらほはそれに追従したというような感にとらわれるような発言の仕方はうまくないのではないかと私は思います。
それから、やはり業務が、きちんきちんとこういう実態が引き継がれてきて、常に対応がきちんとしているという組織体でなければならないと思います。特に、
上水道事業というのは
管理者が市長であってすぐあとは担当の方が行うというような業務の性質ですし、他会計から安易に助成をしたり、あるいは財産の移譲を受けたりすることはそう簡単にできることではない、私はそう認識をしているわけです。何か今のご答弁をいただくと、管の移管なども簡単にできそうなように聞こえるわけです。しかし、
運動公園の事業だって起債も借りているのでしょうし、
補助金ももらっているのでしょうし、そういう縛りだって向こうの方にはあると思う。だから、こちらが認可を受ければすぐ移管ができるという性格のものであるかどうかということについては大変疑問に思うわけです。ですから、私でもその程度気がつくわけですから、プロである皆さんはこの件はこうなる、この件はこうなる、この件はこうなるということを整理して、8日以来のことですから、きょうあたりはきちんとした方向が本当は出ていて、それで議会の同意を得るというような姿勢でなければならない。ひょっとすれば、私の方はこれをずっと知らないでいたかもしれない。そうすると、後でまたまた大きな問題化してあったのではないかという疑問さえ思えるわけですから、この辺を要約して今後の腹をきちんと見せていただきたい。
○議長(
佐藤洋輔君)
助役。
○助役(
佐藤秀朗君)
先ほど来申し上げておりますけれども、本当に長い期間、こういう無秩序だといいますか、そういう体制できたということに対しましては非常に遺憾に思っております。
これからは、内部の体制といいますか、そういうお互いの
監視体制も含めまして、
執行体制をまずきちっとしていきたいと非常に強く思っております。
それと、これから先のいろいろな問題があるわけですけれども、それ等も速急に詰めて間違いのない方向に持っていきたいと思いますので、ひとつよろしく
お願いをいたします。
○議長(
佐藤洋輔君)
奈良君。
○10番(
奈良喜三郎君)
あとは質問はしません。今の
お答えのように速急に、しかも間違いのないように法のいろいろな条件は直ちにクリアしていただくように努力していただきたいということを要望しておきます。
○議長(
佐藤洋輔君)
これをもちまして、
奈良議員の発言を終わります。
本日の会議は
議事日程第4号により進めてまいります。
――
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日程第1 各
常任委員会審査報告
○議長(
佐藤洋輔君)
日程第1、各常任
委員会の審査報告を行います。
去る6月8日及び16日、各常任
委員会に付託いたしました議案第48号から第67号までの20件並びに請願1件、陳情1件について、それぞれの常任
委員会の審査報告を受けます。
なお、継続審査となっておりました請願1件の審査結果についても、あわせて報告願います。
まず、
総務財政常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。総務財政常任委員長、齋藤啓一君。
(総務財政常任委員長 齋藤啓一君 登壇)
○総務財政常任委員長(齋藤啓一君)
おはようございます。私から、去る6月8日及び6月16日の本会議において、当
総務財政常任委員会に付託されました議案11件、請願1件について、その審査の経過と結果をご報告申し上げます。
まず、議案第48号秋田県市町村会館管理組合の設立についてでありますが、本案は秋田県市町村管理組合の設置について関係市町村と協議するに当たり、地方自治法の規定に基づき議会の議決を求めるものであります。
本案については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第49号秋田県市町村職員退職手当組合規約の一部変更について及び議案第50号秋田県市町村議会議員、消防団員等公務災害補償組合規約の一部変更について、さらに、議案第51号秋田県市町村交通災害等共済組合規約の一部変更についての以上3議案はいずれも組合事務所の位置の名称が変更になったこと、また組合の監査委員制度を改めることなどの共通の内容もあることから一括して審査を行っており、その結果、3議案とも原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第52号、議案第53号、議案第54号の3議案はいずれも財産の処分についてでありますが、この3議案につきましても一括審査しております。
議案第52号は、旧岡田児童館の建物を処分するものであり、議案第53号は、旧山形児童館の建物を処分するものであります。
また、議案第54号は、旧宮野平消防器具置場の建物を処分するものでありますが、以上の3議案につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第56号鹿角市議会議員及び鹿角市長の選挙における
選挙運動用自動車の使用の公営及び
選挙運動用ポスターの作成の公営に関する条例の一部改正についてと、議案第57号選挙公報の発行に関する条例の一部改正についての2議案は、いずれも選挙に関連した議案であり、一括して審査をしております。
議案第56号は、
選挙運動用自動車の使用及び
選挙運動用ポスターの作成の公営に要する経費に係る限度額を引き上げるものであり、議案第57号は、選挙公報掲載文の字数制限が廃止されたことに伴う条例改正であります。
以上の2議案につきましては、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第58号特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてでありますが、本案は、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部を改正する法律が交付されたことに伴い、投票時間の延長等も勘案し、投票
管理者や投票立会人等の日額報酬額を引き上げるため条例を改正するものであります。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第62号鹿角市
一般会計補正予算(第1号)中、当
委員会所管の条文、歳入全款、歳出1款議会費、2款総務費、12款公債費について報告いたします。
今回の補正は経済対策関係事業費の追加、国・県の補助事業費等の確定による事業費の調整、定期人事異動に伴う人件費の調整などを主な内容としており、条文第1条歳入歳出予算の補正では、歳入歳出それぞれ5億 9,640万 4,000円を追加し
一般会計の総額を 174億 5,334万 9,000円とするものであります。
以下、本予算案の審査に当たり、各委員より出されました質疑、意見、要望等の主な内容につきまして申し上げます。
まず、歳入についてであります。
歳入11款2項公営住宅整備事業費
補助金の補正措置に関連し、市営住宅の建設候補地を生協付近に選定した経緯についてただしております。
このことについて、平成9年度、庁内に地域住宅政策検討
委員会を設け、そこで論議を重ねて3カ所に絞り込んだ後、今回の候補地を選定したものとの説明を得ておりますが、より土地価格が安くて適切な場所があるのではないかという点や、空洞化対策への配慮が必要であるという意見などについて指摘がなされており、この場所を再検討する必要があるのではないかとの意見が述べられております。
次に、15款1項の大湯財産区
特別会計繰入金の補正に関連し、大湯財産区のあり方については徹底した行革を進めていく上でこの問題は避けて通ることができないと思われ、また、さきにも大湯財産区については見直しの段階に来ているのではないかという意見があったが、その後、当局ではどのような検討がなされているのかただしております。
このことについて、現在、大湯財産区の方で長期の財政計画を立て、試案がまとまっている状況であり、今後、方向づけを行った上で、財産区議会に協議してまいりたいと考えているとの説明を受けておりますが、以前の財政計画等も十分考慮の上、前向きに取り組むべきとの意見が述べられております。
次に、17款3項の中小企業振興資金預託元利収入の補正に関連し、現在、市内の業者は厳しい経営状況下に置かれているが、鹿角市中小企業振興資金、いわゆる「マル鹿」の融資枠が拡大されても本当に必要な人に融資されている状況なのかただしております。
このことに対し、「マル鹿」については、平成10年3月31日現在で、融資件数 322件、債務保証残高は13億40万 5,000円となっており、平成10年度予算では40件を見込んでいるところであるとの説明があり、当該融資については、業種の全般にわたって広く利用されている状況であるとの答弁を受けております。
次に、歳出について申し上げます。
まず、2款1項東京事務所費の補正に関連し、
一般質問の答弁では、東京事務所所長を来年から嘱託所長にしたいとのことであったが、その業務内容や待遇についてはどのように考えているのかただしております。
このことに対し、嘱託所長の業務内容としては、中央省庁の情報収集並びに企業誘致活動を主なものと考えており、待遇面について概略は試算しているが、具体的には決定していない状況であるとの答弁を得ております。
次に、同じく2款1項の花輪高等学校全国高等学校総合文化祭出場費
補助金の補正に関連し、県立高校に対する市の助成のあり方について基準を設けるべきではないかただしております。
このことに対し、今回は花輪高校クラブ後援会に対し補助をするものであるが、今後において補助基準等の検討を行ってまいりたいとの答弁を得ております。
次に、2款3項のあきた北空港圏域観光キャンペーン実行
委員会負担金の補正に関連し、キャンペーンの内容についてただしております。
このことに対し、今回のキャンペーンは東京お台場のプリズムスクエアとJR大阪駅の地下街のイベントスペースで行われるもので、内容は、観光PRコーナー、体験コーナー、お祭りイベントコーナーなどが計画されており、本市の関係では、お祭りイベントコーナーに大湯大太鼓、毛馬内盆踊りの出演を検討しているところであるとの答弁を得ております。
次に、2款4項徴税費の補正に関連し、出納閉鎖時点で市税の収納状況はどのようになっているのか、県内各地の状況はどうか、また収納率向上のために本市ではどのような対策がとられているのかただしております。
このことに対し、景気の低迷等の影響により、県内ほとんどの市が昨年を下回る収納率となっており、本市でも、景気の低迷に加え、一般税の納付率にも影響する国民健康保険証の更新年でなかったことなどの要因も重なり、一般税の収納率は 94.20%と、平成8年度を0.14ポイント下回っている状況であるとの説明を受けております。
また、収納率向上のためには、口座振替の推進が効果的と考えており、収納率向上対策事業等によりその推進を図ってきたところであるとの答弁を得ております。
なお、市税等の収納率を向上することの困難な点は理解されるが、今後において、一層努力されたいとの要望が出されております。
以上の審査の結果、議案第62号平成10年度鹿角市
一般会計補正予算第1号中、当
委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、請願の審査結果についてご報告申し上げます。
請願第3号10兆円の
大型減税の
早期実施を求める請願についてでありますが、景気の状況は容易ならざる事態に至っており、抜本的な対応が必要と考えられることから本請願については採択すべきであるとする意見があり、本請願については全員異議なく採択すべきものと決定いたしております。
以上が、当
総務財政常任委員会に付託されました議案及び請願の審査の経過と結果であります。
本会議におかれましても、当
委員会の決定どおり議決くださるよう
お願いを申し上げまして報告を終わります。
○議長(
佐藤洋輔君)
ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。奈良君。
○10番(
奈良喜三郎君)
先ほどの委員長の報告の中に、今の住宅の建設の敷地の報告がございましたが、今のところは活性化の対策というようなことに留意点を置かれて報告されたようですけれども、できればもう少し詳しく質疑応答繰り返されたことをお知らせいただきたい。
それから、もう一つはそれと関連して、そういう質疑があったという程度で報告があったのですけれども、当局の答弁を求めるようなことがなかったのかどうか。例えばどうするとかこうするとか検討するとか、そういったことがなかったのか、ただ言いっ放しで終わったものか。そのことについてもお尋ねをします。
○総務財政常任委員長(齋藤啓一君)
奈良議員の質問に
お答えをいたします。
質疑の内容につきましては委員長報告でも申し上げましたが、選定場所の根拠について伺っておりまして、それと、その用地取得の見通しについても質問がありまして、まだ計画の段階で地権者にはまだ当たっていない。また単価のこともいろいろ出ました。それと、地権者の人数についても質問がありまして、地権者は6人のようですというようなお話でありました。
3カ所絞り込んだという場所につきましては、この場所と扇ノ間、三日市方面というものを選んだようです。そして、いろいろ論議を重ねた結果、今回はこの場所にしたという部分でした。
詳しくとなると大体このくらいなのですが、当局の答弁は余りなかったように思いました。
それから、質問の中では、商業地域という部分に思われるが、住宅にするというのであれば今までのまちづくりに一貫性がないのではないかというご意見もありました。
それに対して答弁としては、いろいろ詰めまして最終的には3カ所ということで適切な場所なわけで、その適切な場所が生協の周辺ということの答弁でした。
○議長(
佐藤洋輔君)
奈良君。
○10番(
奈良喜三郎君)
ちょっと私疑問に思いますのは、場所を確定していないで議会に提案するというのはそもそも変だなという気がするわけです。やっぱり、ここを買うのですよと、そして坪単価はこれぐらいだと、しかし、どこのものでどこのものということについては言いにくいとか、そういうことはあったとしても、議会に提案する以上その
裏づけがきちっとしていないのに提案するということはそもそもおかしいのではないかという気がしてお尋ねしているわけですが、もし、その
お答えがあったら、ひとつ。
それからもう一つは、場所をもっと広く検討してもいいのではないかというような意味の発言の中で、当局は再検討してみるというようなお話もあったやに伺っているわけですけれども、その辺はいかがですか。
○総務財政常任委員長(齋藤啓一君)
場所につきましては、当局の答弁は生協の周辺ということ以外は地名は出なかったと思いました。
それから、先ほど言いましたように地権者は6人。それから、坪当たりの単価は、ここら辺の地域の不動産鑑定は、参考までにも一応平均で1平方メートル当たり1万 8,000円ぐらいではないかという答弁もありました。
それと、それに対しての検討するとの答弁は、キャメルマートとか生協などがあって、買い物等に便利性がいいだろうということでここに候補地を決めたというような答弁で、検討するというのは委員の意見としては出ましたが、それに対する答弁はありませんでした。
○議長(
佐藤洋輔君)
奈良君。
○10番(
奈良喜三郎君)
本当に確定していないのか確定したのか、そして提案したのか、そこをはっきり言ってもらわないと、きょう決めようがないでしょう。
○総務財政常任委員長(齋藤啓一君)
候補地として確定したということです。(「しているのですか」の声あり)はい。
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。大里君。
○12番(大里恭司君)
この補正予算書では、建水の方なんだけれども、土木の8款住宅建設事業費として用地造成費1億 2,000万円、用地購入費、面積1万 2,000平米、金額2億 4,000万円、そのほかに委託料として実施設計委託料、基本計画策定委託料、その他もろもろあるわけです。
こういうふうに明確に予算化されているわけです。ということは、場所を決定しないでやるのであれば調査費しか計上できないわけです。どこを選定するか、調査費なんですよね。例えば先ほど委員長が言っている3カ所、こことこことここ、そこのどこに決定するか、これは調査費用でもってまず決定しなければいけないわけです。でも、用地購入費、用地造成費まで予算が計上されているということは、場所が決定しなければできないことなんですよね。ですから、委員長、その辺がどうなのかはっきり答弁してほしいです。
○議長(
佐藤洋輔君)
暫時休憩いたします。
午前10時57分 休憩
――
―――――――――――――――― 〇 ――
――――――――――――――――
午前10時58分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
再開いたします。
○総務財政常任委員長(齋藤啓一君)
いずれ、総務財政
委員会では、候補地として生協の周辺に確定した、候補地としてこれから交渉してみるというような答弁でした。
委員会ではそれ以外の言葉は出ませんでした。
○議長(
佐藤洋輔君)
大里君。
○12番(大里恭司君)
委員長の申していることはわかります。確定していないけれどもということであれば、総務財政ですからお金を扱っているところですよね。私は総財を批判するわけではないんですよ。ただ、確定していないものに対して用地造成費とか用地購入費という4億弱の金が計上されているわけです。まだ、どこだかはっきり場所が決定していないのに、こういうことが果たしてできますか。我々は建設水道ですから、少なくても予算を検討する総財の方がもっと詳しいと思います。私でさえそういうふうに疑問に思う。ということであれば、その辺をもっと慎重に審議してもらわないと困ります。そんなあいまいなもので8款として
建設水道委員会に予算計上されているんです。出す方がはっきりしないで、審議をしないで、使う方が審議をしているわけです。出す方があいまいなもので金を出しているわけです、あなたの方で。おかしいのではないですか。別に私は
委員会を批判するのではない。これは両方にまたがるから言っているんです。使う方にははっきり明細化して金が出ているんです。面積も1万 2,000平米と報告されているんです。私はおかしいと思いますよ、総財でそういう考えでもってやるのであれば。建水だってあいまいにしかできないと思います。もっとそこを確認して……
○総務財政常任委員長(齋藤啓一君)
お答えいたします。このことについては何度も確認したわけですが、候補地として選定をした生協の付近ということで地番とかそれは全然答弁はなかったです。
○議長(
佐藤洋輔君)
大里君。
○12番(大里恭司君)
審議した審議しないということよりも、根本的に、私が言ったのは、まだ決定していないのであれば、場所を決定するまでの期間が必要なわけです。そして、もしそれに費用がかかるのであれば、調査費としていろいろな事務経費があるわけですから、まずそれを計上しておくと、そして場所を決定して、場所が決定してから予算化するべきではないですか。その辺を総財の方で審議してもらわないと非常に困ります。そういうものではないでしょうか。
○総務財政常任委員長(齋藤啓一君)
いずれ、今言った以外の審議はありませんでした。
個人的な意見を言ってもいいのだったら……
○議長(
佐藤洋輔君)
いや、ここではそういうことは……。ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ないものと認め、質疑を終結いたします。
(総務財政常任委員長 齋藤啓一君 降壇)
○議長(
佐藤洋輔君)
次に、
教育民生常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。教育民生常任委員長、岩船正記君。
(教育民生常任委員長 岩船正記君 登壇)
○教育民生常任委員長(岩船正記君)
私から、去る6月8日及び16日の本会議において、当
教育民生常任委員会に付託されました議案4件及び陳情1件並びに継続審査となっておりました請願1件について、その審査の経緯と結果をご報告いたします。
まず、議案第59号鹿角市国民健康保険税条例の一部改正について、ご報告いたします。
本案は、国民健康保険法施行令の一部を改正する政令が交付されたことに伴う条例の改正でありますが、この内容は国保税の減額対象とされる条件を一部拡大するほか、新たに、特定中小会社が発行した株式に係る譲渡損失の繰越控除等に係る課税の特例を設けるものであります。
本案の審査に当たり、ここに言う「特定中小会社」が市内にあるのかどうかただしております。
これに対して、「特定中小会社」の適用を受けるためには、県の許可が必要とされるが、現在、市内にはこれに該当する会社はないとのことであります。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第62号平成10年度鹿角市
一般会計補正予算(第1号)中、歳出3款民生費、4款衛生費、10款教育費についてご報告いたします。
本案の審査に当たり、質疑、意見等のありました主な内容について申し上げます。
まず、4款衛生費において、不燃物投棄場に関連した排水及び地下水の調査手数料が予算計上されておりますが、その内容についてただしております。
これに対して、昨年行われた厚生省による一般廃棄物最終処分場の全国調査の結果、本市の不燃物投棄場は不適切な施設とされ、これにより、さらに排水及び地下水の調査を行い報告することになったものである。この調査結果により、新たな指示がなされるものと思われる。
また、昨年、関係法施行令が改正され、平成11年6月から本市の施設にも改正後の基準が適用されることになり、現状のままではこの基準が適用されるとそれ以降の使用は困難となる。
現在、鹿角広域行政組合では、新たな最終処分場の建設を最優先課題として取り組んでいるが、本市としても、これとの連携を図りながら対処していきたいとの答弁がなされております。
次に、10款教育費について、ご報告いたします。
まず、公民館費の補正に関連して、公民館の並列方式及び総合方式について説明を求めております。
これに対して、これまで各公民館が独立した公民館経営を展開する並列方式でやってきたが、今後は、管理運営について、中央公民館を中心とした総合方式で進めたいとのことであります。
また、将来的には中央公民館が花輪公民館を吸収し、(仮称)生涯学習センター内に位置づけたいとのことでありますが、市民が利用しやすい場所、あるいは利用しやすい条件を考慮するとともに、利用者の希望、意見等も十分に把握し、対処されたいとの意見が出されております。
次に、図書館費において、図書館の日曜開館への取り組みについてただしております。
これに対して、日曜開館については、今年度中に実施する方向で検討を進めているとのことであります。
このことについてはさらに、実施に当たっては応急的な職員配置などにより、サービスの低下を招くことのないように、十分に体制を整えた上で実施されるよう意見が述べられております。
また、花輪図書館のトイレについて、使用することがためらわれるほど老朽化が著しいことから、この改善を検討されるよう意見が出されております。
次に、学校給食費について、市内の学校で使用している給食食器の安全性についてただしております。
これに対して、現在、環境ホルモンの関係で給食食器等の安全性が話題になっているが、その影響等についてはまだ十分に解明されておらない状況である。また、国がその調査段階に入っていることから、市としてはその調査結果を見定めた上で、適切な対応をしたいとのことであります。
次に、
花輪スキー場管理費の財源の組み替えに関連して、スポーツ振興事業団では前年度会計決算による収支差額の一部を財源として予備費を設けるとのことでありますが、その必要性と執行についてただしております。
これに対して、不測の事態が生じた場合に、施設利用者に迷惑をかけないよう適切に対処するためにも、予備費を措置することが必要である。また、その執行に当たっては、市とも協議することにしているとの答弁がありました。
また、施設の今後の利用見込みについてただしたところ、インカレを初めとする冬季の各種競技大会のほか、前年に引き続き夏季のジャンプ大会等にも計画されている。また、駅伝大会に関連して、実業団チーム等の合宿も予定されているとのことであります。
次に、施設の管理運営に関連して、本施設は多額の投資により完成した施設であり、これまで冬季国体、インカレなどの全国的なイベントを開催してきた。しかし、市民の盛り上がりや、この施設に対する市民の親しみ感はいま一つのように思われる。イベントの終了後には反省点等について十分に話し合い、そのことを次の事業に反映させるよう努められたい。また、市民の積極的な参加を得るためにも、日ごろの社会教育活動については、各種団体等の連携を密にして事業展開を図ることが必要であるとの意見が述べられております。
次に、3款民生費と10款教育費における、草木保育園と草木小学校の
上水道引き込み工事費について、今回予算を計上した理由についてただしております。
これに対して、両施設では、これまで水不足や水質の悪化等が見られており、今回
上水道の配水管が付近に布設されるとのことから、この際、両施設に
上水道を引き込み、水の確保を図ろうとするものである。また、両施設の引き込み工事の発注に当たっては、本管の布設が確認された段階で実施したいとの答弁がなされ、これを了としております。
以上が、議案第62号平成10年度鹿角市
一般会計補正予算(第1号)中、当常任
委員会所管の予算の審査に当たり、各委員より出されました主な質疑、意見等の内容であります。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第63号平成10年度鹿角市国民健康保険事業
特別会計補正予算(第1号)について、ご報告いたします。
今回の補正の主な内容は、人事異動に伴う人件費の調整と、9月に開催されるタートルマラソンの関連経費であります。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第64号平成10年度鹿角市老人保健事業
特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、本案は人事異動に伴う人件費の調整と、前年度医療給付費の精算に基づく調整であります。
本案につきましても、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、陳情第9号がん検診にかかわる陳情について、ご報告いたします。
本陳情は、がん検診に対する
補助金が廃止され一般財源化されることで市町村の財政負担の増加が懸念されるが、これにより、がん検診の規模を縮小したりレベルを低下させることのないように陳情するものであります。
本陳情につきましては、願意妥当と認め採択すべきものと決定いたしております。
次に、継続審査となっておりました請願第6号
保育施設の充実を求める請願について、ご報告いたします。
本請願については、乳児保育料の別立て設定は行わないとする請願事項について、さらに精査を要するとして、これまで継続審査としておりました。
国が実施しようとしている乳児保育料の別立て設定は、保育コストに見合う保護者負担を求めたいとするものであります。乳児保育は増加する傾向にあり、しかも保母の配置基準から保育コストがほかと比べて高くなり、国が行おうとする別立てについても理解はできます。しかし、本請願の趣旨は、相対的に収入の少ない若い人たちが保育サービスの利用を妨げられることのないようにするという観点から、国の公的責任が後退することのないように、この責任を明確にして保育施策の充実を求めるものであり、その願意は妥当と思われます。よって、採択すべきものと決定いたしております。
以上が、当
教育民生常任委員会に付託されました、議案及び請願、陳情の審査の経緯と結果であります。本会議におかれましても、当常任
委員会の決定のとおり議決くださるよう
お願いを申し上げまして、報告を終わります。
○議長(
佐藤洋輔君)
ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ないものと認め、質疑を終結いたします。
(教育民生常任委員長 岩船正記君 降壇)
○議長(
佐藤洋輔君)
次に、
産業経済常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。産業経済常任委員長、阿部佐太郎君。
(産業経済常任委員長 阿部佐太郎君 登壇)
○産業経済常任委員長(阿部佐太郎君)
私から、去る6月8日の本会議において、当
産業経済常任委員会に付託されました議案2件について、その審査の経過と結果について、ご報告申し上げます。
まず、議案第60号鹿角市八幡平ふれあいやすらぎ温泉センター条例の制定についてでありますが、本案は鹿角市八幡平ふれあいやすらぎ温泉センターの建設に伴い、地方自治法第 244条の2第1項の規定により、条例を制定するものであります。
本案に対し、質疑、要望等のあった主なるものを申し上げますと、まず第1点として、施設利用予想者数と年間収入見込額についてただしております。
このことに対し、利用者を市内・市外という区分はせず、施設周辺に設置されている大沼キャンプ場や八幡平
スキー場、さらには周辺温泉の湯治客や一般利用者を想定し、年間利用者数を1万 149人と推定しているとの説明がなされております。
また、年間維持費は 1,900万円ほど、収入見込み額は 1,600万円を想定しており、差し引き不足額については営業努力をしていただき、市の委託料の範囲内で運営していただくという考え方であるとの答弁がなされております。
このことについてはさらに、設置目的が市民のためにつくられる施設にもかかわらず、市民以外の利用を見込まなければ経営が成り立たないということであれば問題があるのではないか、また、経営状況を勘案し委託料の増減が予想されるのかただしております。
このことに対し、条文上は市民となってはいるが、国民保養温泉地全体の活性化をねらって設置するものであり、できるだけ多くの方々から利用していただきたいものである。委託料については、施設面積における公共部分割合の43%を全体管理費に乗じ交付するものであり、不足を生ずる場合には上限額までの範囲内で料金を調整することもあり得るものであるとの説明がなされております。
第2点目として、管理運営を八幡平温泉リゾート協会に委託した経緯についてただしております。
このことに対し、当初、八幡平温泉旅館協同組合に委託を考えたが、税対策上等いろいろな問題があり、任意団体として設立した八幡平温泉リゾート協会に委託することで合意が得られたものであるとの説明がなされております。
第3点目として、利用時間と冬期間における暖房料金の設定は考えているのかただしております。
このことに対し、利用時間は規則で朝9時から夜9時までと定めており、暖房料金については、現時点では設定していないとの答弁がなされております。
第4点目として、無料開放等オープニングイベントをする予定があるのかただしております。
このことに対し、施設がオープンする前に実施するのかオープン後に実施するか今後検討してまいりたいとの答弁がなされております。
以上が質疑のありました主なる内容ですが、議案第60号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第62号平成10年度鹿角市
一般会計補正予算(第1号)中、当常任
委員会所管の予算であります、歳出5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費について申し上げます。
今回の補正は、定期人事異動に伴う人件費の調整のほか、農林水産業費においては新規事業の追加がなされており、商工業関係では経済対策として実施する中小企業振興資金利子補給費
補助金の追加、並びに中小企業振興資金預託及び融資保証の追加がなされております。
観光振興関係では、補助事業の確定に伴う地域間交流支援事業費の追加がなされております。
以下、各委員から出されました質疑、要望、意見等のありました主なる内容と審査結果について申し上げます。
まず、6款農林水産業費においては、肉用牛肥育経営拡大対策事業費
補助金に関連し、肥育農家数及び肥育頭数、並びに生産高についてただしております。
これに対し、肥育農家数は 243戸で、肥育頭数は繁殖牛、飼育牛、肉用牛合わせて 2,528頭であり、かづの畜産協同組合における昨年の市場売上額は3億 1,400万円であるとの説明がなされております。
次に、園芸振興費における青果物価格安定基金協会の補てん内容についてただしております。
これに対し、青果物価格安定基金協会では毎年各野菜ごとに引受単価を設定しており、設定されている引受単価より取引価格が下がり価格差が生じた場合に基金から補てんされるものである。また、引受価格は過去の各市場データを参考に年ごとに定められているものであり、季節ごとに変動するものではないとの答弁がなされております。
次に、林業振興費における特定間伐促進事業に関連し、鹿角地域における植林面積及び樹齢比率についてただしております。
このことに対し、人工林全体では1万 2,539ヘクタールで、うち五、六齢級が 4,752ヘクタールと一番多く、三、四齢級及び七、八齢級と比較すると2倍ほどの面積であるとの説明がなされております。
次に、7款商工費においては、商工振興費における中小企業振興対策の現状についてただしております。
これに対し、各企業等を訪問し経営状況を調査したが、大変厳しい状況にある業種としては製材業、家電販売、衣料関係であるとの説明がなされております。
さらに、各種貸付資金に対し、貸付枠の拡大や保証料の負担等の施策が講じられているが、貸し渋りがあるのではないかただしております。
これに対し、貸し付けの審査は信用保証協会が行っており、一部には貸付限度額を超えて対象とならない人もいるが、総じて鹿角地域においては貸し渋りはないものであるとの答弁がなされております。
以上が質疑のありました主なる内容ですが、当常任
委員会所管の予算につきましては、全款にわたり、次のような意見が述べられております。
農林業、商工業、観光全般にわたり地場産業に大きな投資をすることにより生産が活気づき所得が向上すれば、購買力に結びつき将来展望が開けることから、継続して予算投資に努力していただくよう意見が述べられております。
以上が質疑のありました主なる内容ですが、議案第62号平成10年度鹿角市
一般会計補正予算(第1号)中、当常任
委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
以上が、当
産業経済常任委員会に付託されました議案についての審査の経過と結果であります。
本会議におかれましても、当常任
委員会の決定どおり、議決くださいますよう
お願い申し上げまして、報告を終わります。
○議長(
佐藤洋輔君)
ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ないものと認め、質疑を終結いたします。
(産業経済常任委員長 阿部佐太郎君 降壇)
○議長(
佐藤洋輔君)
次に、
建設水道常任委員会付託事件の審査結果について、委員長の報告を受けます。建設水道常任委員長、児玉政芳君。
(建設水道常任委員長 児玉政芳君 登壇)
○建設水道常任委員長(児玉政芳君)
私から、去る6月8日の本会議において、当
建設水道常任委員会に付託されました議案6件について、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。
まず、議案第55号鹿角市簡易
水道事業特別会計への繰入れの変更についてをご報告いたします。
本案は、漏水による配水管移設工事費等の調整のため、地方財政法第6条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第61号鹿角市営住宅条例の一部改正についてをご報告いたします。
本案は、市営住宅のうち、尾去沢地区の新山住宅について、耐用年限を経過し、老朽化したため、使用に供し得ない状況と判断されることから、この用途を廃止するため条例を改正するものであります。
本案の審査に当たり、質疑、意見等がありました主なる内容を申し上げますと、まず、新山住宅のほかに昭和33年当時建設された住宅がないのかをただしております。
これに対し、花輪地区の赤坂住宅が昭和31年、同じく花輪地区の柏木森住宅が昭和32年から34年にかけて、そして尾去沢地区の水晶山住宅が昭和34年から40年にかけて建設されているとの説明がなされております。
さらに、耐用年限の過ぎた市営住宅については、将来的に解体するのか、または個人に売却するのかを今後検討されるよう意見を付しております。
以上の審査の結果、本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第62号平成10年度鹿角市
一般会計補正予算(第1号)中、歳出8款土木費についてご報告いたします。
今回の補正は、市道六日町三日市線凍結防止対策無散水施設整備工事費及び経済対策として実施する花輪地区公営住宅建設事業費が主なものであります。
本予算案の審査に当たり、質疑、意見等がありました主なる内容を申し上げますと、まず、8款1項5目道路新設改良費における市道六日町三日市線の凍結防止対策無散水施設整備工事費につきましては、当初計画延長50メートル、面積 530平方メートルに今回新たに80メートルを追加し、延長 130メートル、面積 1,491平方メートルとするものであるとの説明がなされております。
本工事に関連して、この路線以外にも市全体の中で危険な箇所が多数あることから、緊急度的なものを見きわめながら、随時対応してほしいとの要望をいたしております。
次に、8款4項1目都市計画総務費における都市施設整備構想策定委託料につきましては、花輪駅前街区公園の変更及び街路舟場上野線の廃止にかかわる委託料であるとの説明がなされております。
本委託料について、どこの公園を想定し構想を策定するのかただしております。
これに対し、公園は(仮称)生涯学習センター建設予定地内にある上中島公園であるとの説明がなされております。
さらに、その面積は幾らか、街区外への移設はできないものかただしております。
これに対し、面積は 2,200平方メートルで、街区外への移設については平成6年度より県とも協議をしてきており、全く不可能というわけではないが、生涯学習センターの前庭的な形で整備することが望ましいのではないかとの指導を受けている。移設するには都市計画の変更が必要なこともあり、相当の理由がなければ難しいのではないかとの説明がなされております。
次に、8款5項2目住宅建設事業費における花輪地区公営住宅の建設については、国の総合経済対策の一環として建設省が、平成10年度の補正予算で公営住宅の新規着工戸数を 7,200戸上積みしたことを受け、木造平屋建て10戸及び鉄筋コンクリートづくりの6階建て住宅2棟を平成10年度から15年度までかけて建設する計画であり、今回の補正については、この事業にかかわる各委託料、用地造成費及び用地購入費が主なものであるとの説明がなされております。
本事業について、建設予定地の土地購入に関し、地権者との折衝はしているのかただしております。
これに対し、折衝していないとの答弁がなされております。
さらに、本事業の実施計画、実施設計がまとまり次第、
委員会に対し早急に詳細なる説明をするよう要望しております。
以上の審査の結果、議案第62号平成10年度鹿角市
一般会計補正予算(第1号)中、当常任
委員会所管の予算につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第65号平成10年度鹿角市下
水道事業特別会計補正予算(第1号)について、ご報告いたします。
本案は、人事異動に伴う職員給与費の調整による補正をするものであります。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第66号平成10年度鹿角市簡易
水道事業特別会計補正予算(第1号)について、ご報告いたします。
本案につきましては、甚兵エ川原の簡易水道配水管の漏水修繕料の追加、及び水沢簡易水道配水管の漏水について、工事費から修繕料への予算組み替えによるものが主なるものであります。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
次に、議案第67号平成10年度鹿角市
上水道事業会計補正予算(第1号)について、ご報告いたします。
本案は、人事異動に伴う職員給与費等の調整による補正をするものであります。
本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしております。
以上が当
建設水道常任委員会に付託されました議案の審査の経過と結果であります。
本会議におかれましても、付託されました議案6件については、当常任
委員会の決定のとおり、議決くださいますよう
お願い申し上げまして報告を終わります。
○議長(
佐藤洋輔君)
ただいまの報告に対し質疑を受けます。質疑ございませんか。奈良君。
○10番(
奈良喜三郎君)
議案第62号の
一般会計の補正予算の関連ですが、これは先ほど総務財政委員長にお尋ねして建水の委員長にお尋ねしないということはどうかと思いますので、あえてお尋ねをいたします。
住宅費の今回の補正は、全体として2億 8,300万円ばかりでありますが、これは相当に大きな金額であります。私どもが、議会開会前に助役等の説明を受けておりました。そのときも、これから用地を折衝すると、場所の確定もこれからすると、こういう話でしたから、議会に予算を提案する以上はやっぱり確定をして、そして予算として上程すべきだということを、特に私どもの方の会長から意見を付しておったのです。ところが、先ほどの総務財政
委員会の委員長の報告でも、場所は確定していないでこれから交渉すると。ただいまの建設水道委員長の報告もこれから交渉するというようなことであって、どうもそういった取り扱いがきちんとしていないものを議会が簡単に認めてしまうということは、私は
かなり問題があると。やっぱり何にこういうふうに使ってここをこうするのだということで提案なわけですから、その根幹がはっきりしていないものを議決するということについては甚だ問題だと思うのです。多分、その辺を配慮して、決まったならば早く
建設水道委員会で報告しなさいというような条件をつけてお認めになったようですけれども、何かその辺の矛盾について、
委員会の中でご議論がなかったのかどうかお尋ねしたいと思います。
○建設水道常任委員長(児玉政芳君)
奈良議員の質問に
お答えいたします。
場所につきましては、3候補地があるということでございますけれども、今出された件につきましては、いわゆる生協とあそこの間ということでそれに関連しての平面図は出されておりましたので、そういう形で審査をしております。
いわゆる買収について、本予算で確実なのかという心配の意見が出されましたけれども、これについては、努力して予算の中で実施したいというようなことで答弁をいただいております。
以上でございます。
○議長(
佐藤洋輔君)
ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ないものと認め、質疑を終結いたします。
(建設水道常任委員長 児玉政芳君 降壇)
○議長(
佐藤洋輔君)
以上をもちまして、各常任
委員会に付託いたしました事件の審査報告を終結いたします。
――
―――――――――――――――― 〇 ――
――――――――――――――――
日程第2
報告事件の審議
○議長(
佐藤洋輔君)
次に、日程第2、これより採決をいたします。
議案第48号から議案第51号までの4件については、委員長の報告は原案可決であります。
本議案4件について委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、議案第48号から議案第51号までの4件については原案のとおり可決されました。
次に、議案第52号から議案第54号までの3件については、委員長の報告は原案可決であります。
本議案3件について委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、議案第52号から議案第54号までの3件については原案のとおり可決されました。
次に、議案第55号から議案第58号までの4件については、委員長の報告は原案可決であります。
本議案4件について委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、議案第55号から議案第58号までの4件については原案のとおり可決されました。
次に、議案第59号から議案第61号までの3件については、委員長の報告は原案可決であります。
本議案3件について委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、議案第59号から議案第61号までの3件については原案のとおり可決されました。
次に、議案第62号については、委員長の報告は原案可決であります。
本議案について委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、議案第62号については原案のとおり可決されました。
次に、議案第63号から議案第67号までの5件については、委員長の報告は原案可決であります。
本議案5件について委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、議案第63号から議案第67号までの5件については原案のとおり可決されました。
次に、請願第3号及び陳情第9号の2件と継続審査中の請願1件については、先ほどの委員長の報告のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。
この際、暫時休憩いたします。
午前11時47分 休憩
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午前11時52分 開議
○議長(
佐藤洋輔君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
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日 程 追 加
○議長(
佐藤洋輔君)
ただいま発議4件が追加提案されました。
お諮りいたします。ただいま追加提案されました議案を本日の日程に追加し、直ちに議題に供したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、発議4件を本日の日程に追加し、議題とすることに決しました。
次に、お諮りいたします。ただいま提案されました議案につきましては、
委員会付託を省略し、本会議において決したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。
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議案の上程(発議第3号から発議第6号まで)
○議長(
佐藤洋輔君)
ただいま中西日出男君外5名の方々により提出されました発議第3号から発議第6号までの4件を一括議題といたします。
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提 案 説 明
○議長(
佐藤洋輔君)
提案者の説明を求めます。中西日出男君。
(14番 中西日出男君 登壇)
○14番(中西日出男君)
私から、発議第3号から発議第6号までの4件について、提案理由を順次ご説明申し上げます。
発議第3号秋田県
大館保健所鹿角支所の機能の存続と
組織拡充に関する
意見書の提出についてでありますが、秋田県では、県福祉事務所と保健所を統合し、新たに保健福祉センターを設置することにより、
大館保健所鹿角支所を廃止する方向を明らかにしております。
このことは、鹿角地域における保健・医療行政の迅速かつきめ細かな行政サービスが低下し、住民の利便性に大きな影響を与えることは必至であります。
このため、現在の
大館保健所鹿角支所機能を存続強化し、食品・環境部門を加えた
組織拡充を求めるため、
意見書を提出するものであります。
次に、発議第4号インド・
パキスタン両国の核実験・
核兵器開発に反対する
意見書の提出についてでありますが、地球上から核兵器をなくし、世界の恒久平和と安全を図るため、さきに強行されたインド・
パキスタン両国の核実験・
核兵器開発に強く抗議し、今後の核実験の中止を求めるため、
意見書を提出するものであります。
次に、発議第5号
保育施設の充実を求める
意見書の提出についてでありますが、少子化対策として重要な取り組みである子育て環境の整備及び子育て支援の確立など、
保育施設の充実に必要な財源の確保を求めるため、
意見書を提出するものであります。
次に、発議第6号10兆円の
大型減税の
早期実施を求める
意見書の提出についてでありますが、危機的状況にある日本経済を立て直すためには、個人消費を確実に喚起させる施策が不可欠であります。
このため、政府に対し、10兆円の
大型減税の
早期実施を求めるため、
意見書を提出するものであります。
以上ご提案申し上げましたが、何とぞ満場一致ご可決くださるよう
お願いいたしまして、提案説明といたします。
○議長(
佐藤洋輔君)
説明を終わります。
発議第3号から発議第6号までの4件について、質疑を受けます。質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ないものと認め、質疑を終結いたします。
(14番 中西日出男君 降壇)
○議長(
佐藤洋輔君)
本発議4件につきましては、討論を省略し直ちに採決いたします。
発議第3号から発議第6号までの4件について、原案のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、発議第3号から発議第6号までの4件については、原案のとおり可決されました。
――
―――――――――――――――― 〇 ――
――――――――――――――――
日 程 追 加
○議長(
佐藤洋輔君)
次に、お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長より、会議規則の規定により、閉会中の
審査事件並びに派遣調査のための特定事件の申し出がありますので、この際、これを本日の日程に追加し直ちに議題に供したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。
――
―――――――――――――――― 〇 ――
――――――――――――――――
閉会中
審査事件及び
派遣調査事件の付託
○議長(
佐藤洋輔君)
お諮りいたします。閉会中の
審査事件及び派遣調査のための特定事件について、お手元に配付しております閉会中
審査事件付託表及び
派遣調査事件表のとおり決するにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
佐藤洋輔君)
ご異議ないものと認めます。よって、さよう決します。
市長より発言の申し出がありますので、この際、これを許可いたします。市長。
○市長(杉江宗祐君)
このたび、本職は、全国市長会が主催いたします米国・カナダ都市行政調査団の副団長として、アメリカ・カナダの主な都市を訪問し地方自治の実態及び行政施策の実情を調査するとともに、都市行政の責任者との交流や意見交換を行うために海外に出張することになりました。
期間は7月14日から7月25日までの12日間でございます。大変長い間でありますので、職務代理者として助役を指名してまいりたいと存じますので、留守中よろしく
お願い申し上げたいと存じます。
○議長(
佐藤洋輔君)
以上をもちまして、第4回市議会
定例会の
議事日程は全部終了いたしました。
今期
定例会は、去る6月8日より本日までの15日間にわたりましたが、この間における議員各位並びに市長初め関係理事者のご精励とご労苦に対しまして深く敬意を表するとともに、議長に寄せられましたご協力に対し衷心より感謝申し上げます。
当局におかれましては、審議の過程で出されました議会の意見等を十分に尊重され、効率的 な行財政運営に当たられますよう切望いたしまして、第4回市議会
定例会を閉会いたします。
午後0時00分 閉会
閉会中
審査事件付託表
(平成10年6月22日提出)
委員会名
審査事件名
総務財政 地域経済活性化対策について
常任
委員会
災害対策について
教育民生 所管施設の管理及び運営状況について
常任
委員会
産業経済 農林業及び観光・商工業の振興について
常任
委員会
建設水道 道路整備状況の調査について
常任
委員会
議会運営 地方自治法第 109条の2第3項に規定する事項、及び議会の歳出見積に関す
委員会 る事項、全員協議会に関する事項、その他議会の組織構成に関する事項
派遣調査事件表
(平成10年6月22日提出)
委員会名 期間 派遣先 調査事項
総務財政 7月14日 長崎県島原市 ◇災害防止及び避難対策について
常任
委員会 〜
7月17日 長崎県佐世保市 ◇都市再開発と地域活性化対策について
教育民生 7月6日 北海道上磯町 ◇生涯学習施設の管理運営について
常任
委員会 〜
7月8日 北海道札幌市 ◇図書館サービスについて
産業経済 7月14日 三重県伊勢市 ◇伝統的まち並み保存と観光施策の推進につい
常任
委員会 〜
7月16日 大阪府岸和田市 ◇観光拠点施設を活かしたまち興こしについて
建設水道 7月14日 兵庫県洲本市 ◇道路交通網の整備状況について
常任
委員会 〜
7月17日 愛媛県西条市 ◇まちづくりについて
(アクアトピア事業等の概要について)
平成10年第4回
鹿角市議会定例会(2日目)
阿部節雄君の質問事項に対する答弁書
鹿角市が出資している観光関連の第3セクターは、下記の6社です。
出資額 出資比率
名称 所在地
(単位:千円) (%)
八幡平観光開発 八幡平字熊沢国有林 2,400 4.3
八幡平山麓開発事業団 八幡平字切留平20−32 50,000 35.7
八幡平オートキャンプパーク 八幡平字切留平15−1 24,100 48.2
尾去沢鉱山開発 尾去沢字獅子沢13−5 30,000 26.8
鹿角観光ふるさと館 花輪字新田11−4 25,500 51.0
大湯温泉リゾート開発 十和田大湯字中谷地5−1 3,000 6.3
累積損失額については、大湯温泉リゾート開発は平成8年に設立した会社であり、現在、多額の減価償却中であることから、この会社の損失額を除いた5社の累積損失は、合計330,633千円となっています。
なお、この中には、まだ株主総会が終了しておらない会社も(決算が承認されていないもの)含まれております。
平成10年第4回
鹿角市議会定例会(2日目)
児玉政芳君の質問事項に対する答弁書
平成9年度の八幡平地域経営公社無人ヘリコプターの防除散布実績については、防除計画面積15haに対して、7.77haの散布実績となっております。
議 長 佐 藤 洋 輔
署名議員 佐々木 義 隆
署名議員 大信田 喜 一...