まず、(1)、免震オイルダンパーの検査データ改ざん問題への対応でございます。昨年10月の問題発覚後、当初国内メーカーの生産見通しが不透明な状況だった中、各方面へのヒアリング等を行い、現時点において想定される必要経費として、約3,000万円の増額を見込んだものでございます。
次に、(2)、働き方改革による工程確保への対応でございます。建設業の働き方改革の取り組みを推進するため策定された建設工事における適正な工期設定等のためのガイドラインに沿った工程管理を行うことにより、約1億7,000万円の増額を見込んだものでございます。
次に、(3)、庁舎規模及び仕様の精査でございます。こちらにつきましては、各室の必要面積を確保した上で、その他の共用部等の面積を精査し、延べ床面積を約1万400平方メートルとするとともに、各種仕様の精査を図ることにより、約2億2,000万円の削減を見込んだものでございます。
次に、(4)、造成計画等の精査による見直しでございます。こちらにつきましては、防災拠点としての性能を確保した上で、敷地全体の造成レベルや建物配置計画等を見直すことにより、約1億1,000万円の削減を見込んだものでございます。
以上が、主な変更内容でございます。
結果的に、今回の見直し再検討によって、3、全体工程の見直しのとおり新庁舎開庁時期につきましては、あくまで現時点ではございますが、平成35年度になることが見込まれております。
具体的には、見直し検討期間を設けたことにより、当初計画しておりました平成31年度当初予算への本体工事費の予算計上に加え、上半期での入札、下半期からの本体工事着手といった全体工程に大きな影響を及ぼす状況となり、これまで御説明してまいりました平成34年度中の新庁舎の開庁が事実上困難となったものでございます。
新庁舎整備における工事工程につきましては、見直し再検討期間において、設計者とCM業者が一丸となり、先ほど御説明した建設業の働き方改革に伴う工程への影響を含めて、少しでも工期短縮を図り、早い時期での新庁舎の開庁を見据え、さまざまな検討を重ねてきたところでございます。
現時点におきましては、本体工事着手までのスケジュールを整理いたしますと、平成31年9月議会に本体工事の補正予算案を上程し、お認めいただいた後、平成32年1月から2月ごろを目途に施工業者の入札を行い、平成32年3月議会におきまして当該契約議案を上程し、お認めいただいた後、5月、6月ごろからの本体工事着手といったスケジュールを想定しております。
今回の見直し再検討により、4、実施設計案における概算事業費につきましては、現時点ではございますが、約105億5,000万円程度になることが見込まれております。
実施設計案における概算事業費につきましては、先ほどから申し上げておりますとおり、社会情勢の外的要因によるコストへの影響が避けられない中で、設計者とCM業者とともに設計内容の精査やその妥当性について検証し、基本設計見直し案からさらなる見直しを図ったものでございます。今後も引き続き、実施設計におけるさらなる精査を進めることにより、本市の財政負担の軽減に向けて、真摯に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
以上、説明とさせていただきます。
7:
◯委員長 これより質疑に入ります。質疑をどうぞ。
8:
◯八島進委員 今、増減等の大枠の説明を受けましたけど、億単位の増減の中で、免震ダンパー0.3億円増とか、働き方改革による工程確保への対応で1.7億円増なんですが、正直言ってさっぱり内容が理解できない。働き方改革によってなぜ1.7億円増になるのか、専門的なことはよくわからないので、もう少し踏み込んだ説明をお願いしたい。
それからオイルダンパーに関しても大問題になっていることはわかるんですが、なぜ0.3億円増になるのかという説明をお願いしたい。
とりあえず以上2点お願いします。
9: ◯新
庁舎建設課長 まず1点目、ダンパーの件で0.3億円の増ということで今回お示しをさせていただいております。こちらにつきましては、昨年オイルダンパーの製造メーカーの検査データの改ざん問題を受けまして、設計者からの情報でございますけれども、今後第三者機関による検査が恐らく義務づけられるであろうということが、今のところ見込まれております。そちらに対する検査費用といたしまして今回3,000万円程度増を見込んでおります。
また、働き方改革で1.7億円増ということでございます。こちらにつきましては、現在多くの建設業におきましては4週4休、週に1日のお休み、週休1日というところが結構多うございます。おととし平成29年から、国におきましては建設業におきましても働き方改革ということで4週8休、週休2日というような形で進めていこうということで、その中で当然1日程度週の休みがふえれば、工事期間、施工期間が延びていくと、そこに関して当然労務費等がかさんでくるというようなものがございます。
また、平成30年7月2日に建設工事における適正な工期設定等のためのガイドライン、こちらは国の建設業の働き方改革に関する関係省庁連絡会議が取りまとめたもので、あくまで国土交通省発注の工事の規定でございますけれども、こちらにおきまして4週8休以上の事業者については、発注者は労務費ですとか機械経費ですとか共通仮設費、現場管理費等に1.04もしくは1.05、この補正係数を掛けて発注をしなさいというようなことが示されております。恐らくこういった形が地方自治体のほうにも、横並びといいますか、そういうような形でかかってくるのではないかというところで、今回1.7億円の増ということで見込ませていただいておるところでございます。
10:
◯亀卦川参生委員 配置のほうでもよろしいですか。
いろいろと点線で丸をしてあるんですけれども、これはどういう意味があるのか、それぞれ色によってどう違うのかを説明いただきたいと思います。
11: ◯新
庁舎建設課長 お手元の資料、配置計画図、右下のページ番号で1ページと記載してございます配置計画図でございます。
今、亀卦川委員おっしゃられました実施設計案、右側の図面で破線で色分けして囲んだところがございます。このページの下を見ていただきますと見直し内容ということで大きく6項目分けさせていただいております。
例えば、青の破線、点線で囲んだところにつきましては、庁舎棟の配置見直し、オレンジの破線でございますと車庫棟の配置見直し・倉庫棟の廃止、緑ですと造成計画の変更、黒ですと動線計画の変更、紫ですと東側広場及び緑地等のレイアウト変更、赤につきましては、駐輪場、障がい者等用駐車場のレイアウト変更ということで、左側のほうにも丸をつけさせていただくと、さらにわかりやすかったかもしれませんが、一応そのような形で色分けをさせていただいております。よろしくお願いいたします。
12:
◯亀卦川参生委員 そうしますと、例えば1ページのいわゆる1階部分といいますか、地べた部分といいますか、ここの部分で造成費でいくとマイナス1.1億円になっておるわけなんですけれども、前はたしかここ全部2メートルでしたか、2.2メートルでしたか、それくらいまでかさ上げをするということになっておったんですけど、そこは変わってはいないんですか。
13: ◯新
庁舎建設課長 今回の計画見直し、実施設計案ということでございます。今、亀卦川委員おっしゃられました基本設計見直し案のときにお示しさせていただいたものは、できる限り高い場所を設けるということで御説明をさせていただきました。
しかしながら、周辺の方からといいますか、北側の駐車場のところへ例えば2メートルの擁壁がどんと建ちまして、そちらから車の出入り、特に出なんですが、そうすると壁のところから急に車が歩道へ出てくる、ちょっと危険じゃないかという御意見ですとか、あと圧迫感が非常にあるのではないかというような御意見もいただいておりました。
そうした中、今回お示しをさせていただいております、ちょっと下ベースの色とかぶって緑の破線なんですが、ちょっとわかりづらいかもしれませんが、庁舎棟の南側、これが東西へずっと延びてそれぞれ東西のところから上へ上がっておるんですが、庁舎棟の北側、図面でいいますと上側の通路部分、それから右側の障がい者等用駐車場部分、それから右側の広場、こちらのところ、それから左側におきましては平面駐車場というところ、こちらのほうまでをまず約2.2メートル盛りましょうということで、北側の平面駐車場と右側の緑地部分につきましては、以前御説明をさせていただいた2.2メートルからちょっと落としまして、道路からでいいますと約30センチから緩やかなスロープで、緩やかな傾斜をつけまして庁舎棟のほうへ向かって上げていくというような形で今回のところ実施設計案としてお示しをさせていただいたものでございます。
以上でございます。
14:
◯山内隆久委員 3点ほどお願いいたします、確認事項も含めてですけど。
まず、出していただいている書類のこれなんですが、これまでの経緯のところで、丸の2個目です。庁舎敷地の用地取得は全て完了したということで、契約が全部履行されて、さらに登記も全部完了したということでよろしかったですか。まずそれが1点目。
次の2の丸の2つ目です。「市、設計者、CM業者が一丸となって」とアンダーラインが引いてあるんですが、このCM業者、今回導入していただいて新たな試みだと思うんですが、このCM業者の報告書なり、ここがどのように機能しているかということを我々どうやって確認したらいいのかということで教えていただきたいというのがあります。
あと、その丸の3つ目なんですが、これもアンダーラインのところで、「概算事業費の増加につながらないよう、実施設計案の取りまとめを進めております。」ということで4のところに表がありますけど、この概算事業費が増加にならないといったときの概算事業費というのは、一番最初の基本設計のことをおっしゃっているのか、今実施設計案ということで(C)というふうに示されてますけど、ここの金額のことを想定されてここで書かれているのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
15: ◯新
庁舎建設課長 まず1点目の用地関係でございます。委員御指摘のとおり昨年12月に契約並びに登記、こちらのほう全て完了させていただいております。
それから、CM業者、こちらの業務効果といいますか、そういったものの確認がどのような形でということでございますけれども、CM業者とは今、原則的に毎週打ち合わせを行っております。それから設計者とあわせて月1回から2回打ち合わせも行っております。そうした中、CM業者からさまざまな、こういったところはどうなんだ、こういったところをこうしたらどうなんだというような提案もございます。それらを今のところですと毎月まとめて報告書という形で、うちのほうへ取りまとめて、例えば昨年の12月はこういう業務を行いました、こういう形になりました、こういう方向性を確認しましたというような形で報告書をまとめて提出をしてもらっております。そういったもので確認をしていただけるかと思っております。
それから事業費のさらなる抑制、増加につながらないようというような形でございます。委員おっしゃられました基本設計のときなのか、もしくは今の実施設計のときなのかということでございます。もちろん我々といたしましては、4番の本文のところに書いてございます「今後も引き続き」というような形で今回お示しをさせていただいた実施設計案(C)、こちらのほうからさらに精査をして抑制ができないかということで、今もまた設計者、CM業者からもいろいろ知恵を出してもらっておるところでございます。
以上でございます。
16:
◯亀卦川参生委員 進捗状況の2番の(3)のところで、延べ床面積約1万400平方メートルとなっておって、200平米減ることになるかと思いますけれども、具体的には、5階まであるんですけれども、単純平均ですけども割る5で40平米ずつ減っていくということなんでしょうか。
17: ◯新
庁舎建設課長 今回の面積精査でございます。(3)の本文のほうでも記載させていただいておりますが、主に共用部分、こちらの部分をさらに使いやすく、さらに無駄なところを省けないか、廊下ですとかそういったところの精査ということでございますので、今委員おっしゃられました1階で、2階でというような形で、ほぼほぼ同じようなところが削られてきているということで御理解をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
18:
◯柏原功委員 構造的な部分をお伺いしたいんですけれども、庁舎の免震部分でダンパーとか免震ゴムとかありますけど、地下の高さ、下から天井までの高さってどれくらいあるのか確認したいんですが。
19: ◯新
庁舎建設課長 高さといたしましては、およそ3メートル強というところで、現在想定させていただいております。
20:
◯柏原功委員 3メートルということは、例えば市民病院のように地下駐車場というのは、できるのかできないのか確認をしたいんですが。
21: ◯新
庁舎建設課長 市民病院は確かに地下に駐車場を設けております。ただ、今回この庁舎と市民病院の免震のやり方で違うところは、今回我々としては基礎免震構造といいまして、地面のほうに、先ほど委員おっしゃられました免震装置、免震ゴムを設置するという形で考えております。
それに対しまして市民病院のほうは、柱頭免震といいまして、建物側に免震装置をつけるという形で、それは下の空間を効率的に使うということで、もともと市民病院は地下駐車場が構想にありましたので、そちらのほうを採用したということがございます。
今回こちらのほうでも、そちらを採用するか否かというところで、いろいろ当初の段階から検討項目としてはあったんですけれども、今回我々としては、地下の駐車場を設けますと事業費の増加につながるというようなことを設計者のほうから提案がありましたので、基礎免震構造で進めさせていただいておるところでございます。
以上でございます。
22:
◯柏原功委員 先ほどから、削減、削減とか、できるだけ小さくしようとか、そういう方向で向かっていると思うんですけども、果たしてそれで本当にいいのかなというふうな感じは僕はしているんです。利用者の市民が気持ちよく来ていただけるっていう環境をつくるっていうのは、僕は一番大事なのかなと。その中の削減っていうのであれば僕はいいと思うんですけども、立体駐車場もなくなってしまいましたし、駐車場もスペースは、立体駐車場の部分は多分確保してみえるんだろうと思いますけども、本当にこれからは高齢化社会になってきますので、市民病院のように地下から上に上がって行けるような状況がつくれると、庁舎にも本当に来やすくなるのかなというふうに僕は思うんですけども、もう一度そういう検討というものはできないものなんでしょうか。
23: ◯新
庁舎建設課長 我々当局としては、非常にありがたい御提言だと思っております。しかしながら、これまで積み上げてきた検討経過というのもございます。確かに市民の皆様の利便性、それを求めますと事業費の増加というところにつながってまいります。そのあたりのバランスをどうとるかというのもこれまで検討をさせていただいてきた、それに基づいて今回このような形で進めさせていただいているというところが現状でございますので、今のところはそういうような形で進めさせていただいておるというところでよろしくお願いいたします。
24: ◯山本雄一委員 済みません。2の(3)で約2.2億円コストを削減できたということなんですが、200平米延べ床面積を少なくしたということ以外にも何かありますでしょうか。
25: ◯新
庁舎建設課長 確かに延べ床面積の縮減だけでは、これだけの金額にはなりません。さまざまな項目の積み上げということになるんですけれども、例えば設計者のほうから出てきたものでございますが、避難安全検証法という、火災が発生した際にどのような形で避難誘導するのかというところで、建築基準法施行令及び告示によりまして、避難安全性能を検証いたしまして、当該建物が避難安全性能、建物自体が有しているということで検証された場合に、建築基準法で定められました避難関連規定、こちらの一部を除外することができる、具体的に言うとどういうことかといいますと、例えば防火区画の大きさを500平米で設けなければならないところが、1500まで拡大できますよとか。
あと排煙窓、煙を逃がす窓ですとか、そういったものを省くことができますよと、簡単に言いますと屋根の形状でそこで煙を滞留させると、その間に逃げる時間をつくり出すというような形で、そうしますと機械部分のお金がかなり削減できるであろうというような形で、今回採用させていただきたいなと考えております。
26:
◯山内隆久委員 済みません。もう1つ教えていただきたいんですけど。
3の工程のところで、平成34年度の開庁予定が、平成35年度、前半だと思うんですけど、に変わっておられます。合併推進債の関係というのは、どのようにお考えになっておられるか教えていただきたいと思います。
27: ◯新
庁舎建設課長 委員御指摘のように今回お示しをさせていただいたスケジュールで申しますと、2023年度、平成で申し上げますと35年度に開庁がずれ込むであろうと今のところ見込んでおります。合併推進債でございますけれども、こちら一度期間の延長を議会のほうでもお認めをいただきまして、新市基本計画の改定ということでお認めをいただきまして、それによりまして平成36年度末、平成で申しますと37年3月31日まであま市としては活用ができるということになっております。庁舎の建設またその他新市基本計画に掲載されております事業につきましては、平成37年3月31日まで活用ができるというような形で、今のところスケジュール感としては見込んでおります。よろしくお願いいたします。
28: ◯岩本一三委員 配置計画図のところ、庁舎棟の配置見直しということで、「庁舎棟の位置を敷地南西に寄せることで敷地全体を効率的に利用することができる」と言ってみえるんですけど、実際実施設計案と基本設計見直し案を見ると随分異なっているような気がするんです。ということはやっぱり、庁舎がこういう位置にくると上空というか、高圧線が走ってますよね、その高圧線から早く言えば5階建てですよね、棟がその高圧線からどれだけ離れているのか。
29: ◯新
庁舎建設課長 今回お示しをさせていただいております配置計画図、こちらについて大きく目につくのが庁舎位置が南にずれたというところだと思います。しかしながら、こちら若干西へもずれております。現在、詳細な距離図は持ち合わせておりませんけれども、高圧線が庁舎の敷地、この図面でいくと右側、東側に走っております。こちらからは十数メートル、建物までは離隔距離があると現在のところ考えております。
以上でございます。
30:
◯柏原功委員 駐車場なんですけども、以前は思いやり駐車場っていうのがあったと思ったんですけども、今回なくなっているのはなぜなんでしょうか。
31: ◯新
庁舎建設課長 今回表記といたしまして、障がい者等用駐車場ということで実施計画案として庁舎の北東側と庁舎の西側にそれぞれ設けさせていただいております。思いやり駐車場でございますけれども、申しわけありません、こちらのほう東側の現在障がい者等用駐車場、こちらの並び、こちらのほうで設けたいと考えております。今回この図面については、記載のほうをしておりませんでしたので申しわけございません。そのような形で現在考えておりますのでよろしくお願いいたします。
32:
◯八島進委員 実際的な着手の、大ざっぱにどれぐらい延びるんですか、着手が。
それと社会情勢とかいうことで、再検討が必要となって工期が延びたと、避けられなかったということが書いてあるんですけど、オイルダンパーの社会情勢は確かに書いてあるんですけど、そのほかの大きな要因。
ざっくりどれくらい延びるのか。お願いします。
33: ◯新
庁舎建設課長 先ほど部長からの御説明で若干触れさせていただいたかと思います。まず着手時期につきましては、進捗状況についてというところで、右上の3、全体工程の見直し、ちょっとざっくりとした表ですのでわかりにくいかもしれませんけれども、おおむね半年程度のずれ、半年強ぐらいになるかと思いますが、それぐらいの着手時期のずれを見込んでおります。
それから社会情勢ということでございます。先ほど申し上げましたオイルダンパーの関係、また働き方改革というところでございます。
今回この図面、スケジュール表の図面を見ていただきますと、それほど延びているのかなと捉えられた委員各位もおみえになるかもしれませんけれども、働き方改革、こちら先ほどお話をさせていただきました4週8休ということで当てはめますと、実はもう10カ月程度延びてしまうというような結果が出ました。そうしますと先ほどの山内委員からのお話でもありました合併推進債の活用、そういったところへの影響が非常に大きいということで、これは設計者のほうに再度スケジュールの見直しができないかというところで、提案が出てきましたのが、造成工事の方法の見直しを行ってはどうかというところで、先ほど申し上げましたもうちょっと延びるというところとその工事費用のどちらが多いんだ、少ないんだというところで、ほぼほぼその部分がニアリーということで、それよりもスケジュールが短くなるというところのほうが我々としてはメリットが大きいというところで今回このような形で進めさせていただいておるというところでございます。
以上でございます。
34: ◯後藤哲哉委員 済みません。ちょっと確認ですが、駐車場なんですけど、来庁する人の駐車場だけということでよろしいですか。
35: ◯新
庁舎建設課長 こちら来庁者の方並びに公用車、こちらのほうを想定しております。こちらのほうに職員の駐車場を設けるですとかいうところが、恐らく現在のところこちらには設けずに、来庁者の方と公用車だけというような形で対応することになろうかと思います。
平時でございますと、恐らく平面駐車場、来庁者用駐車場は結構あいているような状況になるかと思いますけれども、確定申告ですとか、そういう時期になりますと、駐車場が足りなくなると、現状本庁舎におきましても職員用の駐車場、庁舎裏側にありますけれども、職員の半数は美和グラウンドの駐車場へ駐車をして対応しているような現状がございますので、一応そのような形で今回こちらは来庁者用駐車場並びに公用車駐車場として確保したいということで考えております。
以上でございます。
36: ◯後藤哲哉委員 わかりました。
職員さんのはどうされる予定ですか。
37: ◯新
庁舎建設課長 そちらにつきましては、我々もちょっと悩んでおるところでございます。以前もお話をさせていただきました、例えば近隣の公共施設、そういったところが活用できないかですとか、そういったところを今、さらにちょっと研究を進めておるところでございますので、方針等固まりましたらまた御報告をさせていただきたいというような形で考えております。
以上でございます。
38:
◯亀卦川参生委員 4階の議会部門でちょっとお尋ねしたいんですけれども、赤の破線で西南のほうを囲ってありますね。基本設計見直し案とは変わったというのはわかるんですけれども、どうして赤の破線なんでしょうか。
39: ◯新
庁舎建設課長 こちらの各階レイアウトの変更につきましては、諸室のレイアウト変更を赤の破線で示させていただいております。左下に凡例として載せさせていただいております。
ちなみに議会部門、今回赤の破線で囲った部分でございます。何が変わったのか。左側の基本設計見直し案を見ていただきますとACMR、エアコン・マシン・ルーム、空調機械室であったものが、今回5階の機械室に4階部分の機械を一緒に設けられるのではないかということで、そうしますとここがあいてきますので、そこを有効に活用したいということで、今回書庫ということでお示しをさせていただいております。
以上でございます。
40: ◯野中幸夫委員 全体で、今回見直しで、免震オイルダンパー、働き方改革、庁舎規模の問題と造成計画の見直しということなんですけども、4番で「実施計画における更なる精査を進めることにより、財政負担の軽減につながるようコスト縮減に努めます」というふうになっているんだけども、これって今言った(1)、(2)、(3)、(4)というのは、小出しにしているということなんですか、そうすると。
41: ◯新
庁舎建設課長 小出しにしているということではございません。今回3月議会が始まる前に特別委員会を開催させていただきたいと考えておりました。実際、CM業者、設計者とも話をしておりまして、もうちょっと、言葉は悪いですけどそぎ落とせるところがあるんじゃないかというようなところもまだ話はしておるところでございます。しかしながら、今現在の方向性をお示しをさせていただくタイミングとしてはここしかないだろうということで、今回このような形で、特に影響の大きい(1)(2)などこういったものが起きましたので、今回こういう形でお示しをさせていただいたと。あくまでこちょこちょこちょこちょ小出しで出していきますよというつもりは毛頭ございませんのでよろしくお願いいたします。
42: ◯野中幸夫委員 個別に聞きますけども、免震オイルダンパーの検査データが改ざんされたからということで、0.3億円の増というふうになっているんですけども、言われたことは第三者の検査が義務づけられるからというふうに言われました。そのことが法的に担保されているのかどうかということとあわせて1社だけしか検討していないから、そういう形になっていくんじゃないかという思いがするんです。その点からオイルダンパーの件については、何社検討しているのか。競争原理が働いていないんじゃないかとの思いがするんです。その点どうなんでしょうか。
43: ◯新
庁舎建設課長 オイルダンパーにつきましては、検査が法的に義務づけられているのかというような御質問だったかと思います。先ほどもちょっと御説明させていただきました。恐らくこれからされるであろうというところの見込みでございます。後で決まりました、3,000万円上がりますというのを決まってから上げるというよりも、今現在見込まれている、危惧されるリスクと言っては言い過ぎかもしれませんけれども、そういったもので今回お示しさせていただいておるところでございます。
またダンパー製造メーカーを1社しか見ていないのではないかということでございますが、これも以前お話をさせていただいたかもしれませんが、現在日本国内でオイルダンパーをつくっておるメーカーが4社ございます。我々設計者のほうも特別どこかのダンパーでないとこれはできませんというものではございませんと、どのダンパー、どこの会社のダンパーでも対応可能な設計にしておりますというような形で今回進めさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
44: ◯野中幸夫委員 働き方改革で1億7,000万円の増となっているですけども、これが労務費が加算するということが言われました。ただ、あま市の場合はこれだけ大きな公共事業で進めていく上で、公契約条例がないのに労務費がかさむということについての検証ができないんじゃないかという思いがするんです。悪い言い方をすれば、ゼネコン等業者がひとり占めしてしまうという形も、そのことを理由にしてなきにしもあらずということだと思うんです。その点で今言った労務費がかさむということについての検証は、できるのかどうか。どういうふうにしていくのか、というようなことなんですけれども。
45: ◯新
庁舎建設課長 先ほど私、国の例、国土交通省の例ということで御説明をさせていただきました。先ほど国がガイドラインを設けまして、これを公共事業の工事に対して積極的に当てはめていくというような方向づけをしておるような動きがございます。そういった中で恐らく地方公共団体のほうにもそういったものを課されるような状況になってくれば、そういった方法ですとかもあわせて示されるというような形になってこようかと思っております。
現段階ではあくまで見込みというような形でお示しをさせていただいております。よろしくお願いいたします。
46: ◯横井敏夫委員 1点だけ。交通アセスメントはどういうふうになってますか。
47: ◯新
庁舎建設課長 主に自動車関係の、道路整備の関係なんですけれども、これも平成28年だったと記憶しておりますが、平成28年、29年あたりに、交通量調査を行いまして、それに基づいて今、周辺道路に関する設計も進めておるところでございます。そういった形で何とか、地元の方も危惧されておるようなところ、渋滞ですとか、事故ですとかそういったものが軽減できるような、特に自転車ですとか歩行者の方が安全に歩けるような形をとるべく今、事業を進めておりますのでよろしくお願いいたします。
48: ◯横井敏夫委員 それもあるんですけど、御承知のとおりかなり渋滞の激しい道が東側になってますので、そこのところのバイパスとか車の抜け道とかそういったところに関しても十分配慮のある設計をしていただきたいと思いますし、先ほど来職員の方がもう車では来庁しないというような話もありましたので、随分最初……
(
発言する者あり)
49: ◯横井敏夫委員 まだ決まっていないの、それは。まだ決まっていないのね。
どうなるかわからないですけど、そこを含めてちょっとしっかりと駐車場の位置、アクセス道路、交通量というのをやっていただきたいのでよろしくお願いします。
答弁はいいです。
50: ◯野中幸夫委員 工期が変更になるのに伴って、ここでいうコンストラクション・マネジメントの業者の費用についても、変更になっていくんじゃないのかという思いがするんですけども、これはこの間契約した金額そのもので進めていくということになるんでしょうか。
51: ◯新
庁舎建設課長 今回工期の変更というのが、実際の庁舎建設工事のほうでございます。CM業務につきましては、昨年10月に契約をさせていただきまして、これがことし2019年、平成で申しますと31年の10月までとなっております。こちらについては、変更は今のところはございません。しかしながら先ほどから申し上げております着手時期の変更ですとか、そういったものを見据えて今後例えば、CM業務を契約期間の延長ですとかそういうものが発生したら、そういうような形で手続をとる必要があるとは思いますが、現段階ではこのような形で考えております。よろしくお願いいたします。
52:
◯委員長 よろしいでしょうか。
(質疑なし)
53:
◯委員長 では、質疑もないようですので、新庁舎整備事業に係る進捗状況については、説明を受けたと決します。
54:
◯委員長 2.その他を議題とします。