碧南市議会 > 2015-12-07 >
2015-12-07 平成27年第6回定例会(第3日)  本文
2015-12-07 平成27年第6回定例会(第3日)  名簿

ツイート シェア
  1. 碧南市議会 2015-12-07
    2015-12-07 平成27年第6回定例会(第3日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2015-12-07 : 平成27年第6回定例会(第3日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(鍔本達朗) ただいまの出席議員は20名であります。  よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより平成27年第6回碧南市議会定例会第3日の会議を開きます。  これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(鍔本達朗) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において7番神谷悟議員及び17番沓名宏議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(鍔本達朗) 日程第2「一般質問」を行います。  質問の許可は、議事日程表記載の順といたします。  大竹敦子議員の一般質問を許します。 4 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 5 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 6 ◆3番(大竹敦子) おはようございます。公明党の大竹敦子でございます。議長より質問のお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問させていただきますので、よろしくお願いします。  けさは一般質問3日目でございまして、爽やかな朝を迎えております。きょうの議論も、その空のように爽やかに進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  件名1、健康を守る施策の充実についてお尋ねいたします。  (1)高齢者用肺炎球菌ワクチンの接種事業についてお尋ねいたします。  碧南市におきましては、市長の御英断と、執行部の方、関係各位の皆様の御尽力により、平成25年7月より高齢者用肺炎球菌ワクチンの接種費用の3,000円の助成事業を開始していただきました。市民の方にも大変喜ばれています。心から感謝いたします。  肺炎は、当時4位でしたが、特に高齢者の肺炎は重症化しやすく、今や死因の3位を占めるまでになり、国も肺炎の予防が大変重要であると、平成26年10月、定期接種化になりました。
     そこでお尋ねいたします。  アとしまして、昨年度定期化された後のワクチンの接種率と今年度の現在までの接種率を教えてください。 7 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 8 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 9 ◆健康推進部長(永谷洋二) 平成26年10月より、高齢者肺炎球菌ワクチンが定期接種になりましたが、接種率は、26年度が46%、本年度は10月接種分までで24.5%であります。  以上でございます。 10 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 11 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 12 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  10月現在で24.5%ということで、10月から始まったインフルエンザの予防接種と一緒に打たれる方も多いと思います。今の時期に打たれていないということは大変厳しいのではないでしょうか。肺炎予防の重要性は認識をされていると思いますので、この数字について、多いとお考えであるのか、まだ少ないなとお考えなのか、お聞かせください。  また、市としまして、目標を持って取り組んでいるのでしょうか。また、他市の状況はどうでしょうか、教えてください。 13 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 14 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 15 ◆健康推進部長(永谷洋二) 高齢者肺炎球菌予防接種は、B類疾病の予防接種でございまして、定期予防接種の実施に際しては、接種を受ける法律上の義務はないことから、対象者がみずからの意思で接種を希望するものでございます。  平成26年度の近隣市の高齢者肺炎球菌の接種率は46から48%と、碧南市とほぼ同程度の接種率でございます。毎年10月から12月が定期予防接種B類高齢者インフルエンザの予防接種の時期となっており、インフルエンザ予防接種と同時期に高齢者肺炎球菌予防接種を打たれる方があると思いますので、10月現在で24.5%の接種率は、今後上がっていくものと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 16 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 17 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 18 ◆3番(大竹敦子) 今後接種される方がふえてくるのではないかというふうにお考えですけれども、インフルエンザの予防接種もある程度固定化されておりまして、打たれる方は毎年打たれる傾向にあるのではないかと思います。近隣市とほぼ同程度と言われておりますけれども、碧南市は、その中では高いほうではありません。高齢者用肺炎球菌ワクチンの今回の制度で自己負担は2,500円と、これまでよりさらに低い費用でワクチン接種が受けられるようになりました。  しかし、平成30年までの5年間、その年に65歳から100歳までの5歳刻みの年齢の方が接種の対象であり、平成31年からは新たに65歳になられる方のみの接種が、2,500円で接種ができるという制度でございますので、接種費用が補助されるのは、お一人1回のみというふうになっております。したがって、この機会にしっかりと接種していただくことが大切です。  イとしまして、接種推進の施策についてお聞かせください。 19 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 20 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 21 ◆健康推進部長(永谷洋二) おっしゃるとおり、接種対象となる年度は1人1回限りでございますので、接種を希望される方に打ち忘れがないように、1月に未接種の方には再度、勧奨の通知を予定しております。  以上でございます。 22 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 23 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 24 ◆3番(大竹敦子) 答弁からは、目標の数をお持ちでないようですが、このような場合、やっぱり目標を持って進めるべきかと思います。  九州の大分県の大分市では、70%という高い目標を掲げて取り組んでいる市町もあります。ここで接種していただけるかどうか、御本人のメリットもありますし、市の医療費の削減にもつながってまいります。ぜひ、再通知をしていただけるということですので、しっかりとやっていただけるよう期待をします。  そこで、また今回、残念なことには、肺炎球菌ワクチン定期接種化によりまして、それまでの3,000円の市の助成事業は、昨年度までで廃止をされてしまいました。対象に当てはまらない年齢の方や対象年度に打てなかった場合、接種は全て自己負担になってしまいますので、そこでお尋ねいたします。  ウとしまして、助成制度の再開のお考えはないでしょうか、お聞かせください。 25 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 26 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 27 ◆健康推進部長(永谷洋二) 平成26年度に助成事業を終える際、後期高齢者医療広域連合の被保険者の方には、事業終了と助成事業での最終接種の案内をさせていただきました。希望される方は、接種されたと考えておりますので、再開は考えておりません。  なお、市の方針としては、予防接種法で定められた定期予防接種、国の補助制度による予防接種のみに対応していく考えでございますので、よろしくお願いいたします。 28 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 29 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 30 ◆3番(大竹敦子) 今回の接種化では、この5年間トータルで考えると、65歳以上の方は定期接種で安く肺炎球菌ワクチンを打つことができる計算なんですけれども、例えばことし66歳とか71歳、76歳といった方は、最も遅い4年後の接種になるわけです。そういう方で早く打ちたい方は、今現在、全額自己負担になってしまいます。助成事業終了のお知らせを出して、希望者は済ませていると言われましたけれども、そのときの状況で打てなかった方もいると思います。安城市、刈谷市などは、市の単独の助成も継続している市があります。その点、おくれていくということになりませんか、お答えください。 31 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 32 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 33 ◆健康推進部長(永谷洋二) 助成事業終了の案内をさせていただきました際には、市民からの御意見は特にございませんでした。  また、助成事業の期間は、25年7月1日から2年程度ございまして、対象者の方には年度ごとの案内及び最終の案内も行っており、接種希望の方は接種できたと考えております。  また、予防接種に限りましては、副反応の問題等もございますので、実施しないことがおくれているという考え方は当てはまらないと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 34 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 35 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 36 ◆3番(大竹敦子) 国としましては、65歳以上の方全ての方をワクチンの対象とする費用が大変なので、5歳刻みの5年間をかけて一巡することが計画されているわけですので、市の制度で、早く打っていただきたい方は早目の予防が、市の助成があれば早目に打つことができますし、市の負担も、医療費としての負担も少なくなります。再度、ぜひ再考していただきますように要望をしておきます。  (2)に移ります。  ロタウイルスワクチンの助成について伺います。  厚生科学審議会予防接種ワクチン分科会の要望書の中で、ロタウイルスは、5歳未満の乳幼児におけるウイルス性胃腸炎の主な原因微生物であり、5歳までにはほぼ全ての小児がロタウイルスに感染し、胃腸炎を発症すると言われています。また、発症した場合に急速に脱水症状が進行するため、入院治療を要する場合が多く、その頻度は、40人から60人に1人と高い頻度になるというふうにしております。その上、現在のところ、まだ特効薬はなく、発症した場合には、対症療法として、ウイルスが体の外に出るのを待つしかなく、とにかく脱水症状を起こさせないよう水分補給をするだけという、子供さんにとっては大変苦しい病気になります。  また、悪化した場合には、脳炎、脳症など、重篤な神経系合併症を引き起こすこともあり、日本における小児の急性脳炎・脳症のうち、ロタウイルスによるものは4%で、インフルエンザ突発性発疹症の次に多いとされています。さらに、治療後の見通しは悪く、後遺症率は、インフルエンザ脳症の25%に比べ、38%と高くなっております。  このように、子供たちの大切な未来に影を落とすような心配な病気です。ワクチンを接種することでこの病気を予防することができるなら、我が子にワクチンを接種させてやりたいとはどの親も思うことだと思います。しかし、ロタウイルスに対応するワクチンは、2回接種のものと3回接種の2種類がありますが、1回の費用は1万2,000円から1万5,000円で、両方、3回も2回も、大体全部打つと3万円という、接種費用が大変高額になります。  先日、若い子育て中のお母さんにお話を伺ったところ、ワクチンのことは知っていましたが、やはり高額で、接種できていないということでした。やはりこのように、若い子育て家庭にとっては大きな負担になります。保護者の経済的理由によって接種できるか否か、その差異が生じてしまうのも問題だと思います。また、共働きの家庭では、子供さんが病気になって、その看病のために仕事を休まなければいけなくなることも大きな負担になります。  先ほども申し上げましたように、ロタウイルスの感染症に効く薬が今のところないので、ワクチンによる発症予防が唯一、最も重要な感染対策になります。近隣市では、安城市が昨年4月から、みよし市もことしの4月から助成を行っております。名古屋市や豊田市など、大都市では、既に実施をされております。本市でも早急な実施が待たれるところです。さらにお考えをお聞かせください。 37 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 38 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 39 ◆健康推進部長(永谷洋二) 先ほど申し上げましたとおり、市の方針といたしましては、予防接種法で定められた定期予防接種、国の補助制度による予防接種のみに対応していく考えでございます。しかし、御指摘のとおり、愛知県内近隣他市におきましても、重症化予防や医療費の削減などを目的として、少しずつ公費助成を始めていることは承知しております。  したがいまして、国及び近隣市における予防接種の動向を勘案しながら、今後の検討課題とさせていただきます。よろしくお願いします。 40 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 41 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 42 ◆3番(大竹敦子) 副作用の話も出たんですが、こういったワクチンの場合、リスクが全くゼロという薬はありません。その副作用の関係からも、ロタウイルスワクチンは、乳幼児の二、三ヵ月ごろまでに受けることが望まれておりまして、遅くとも3ヵ月半過ぎまでに1回目を接種しないと、それ以降にワクチンを接種しようとしても、それができないというふうに言われております。  近隣市の動向を見てと言われますが、既に県内10市で始められていますので、ぜひ御答弁のとおり、しっかりと近隣市を研究していただき、早期に補助を進めていただきたいと思います。強く要望させていただき、次に移っていきます。  (3)脊柱側弯症の早期発見についてお尋ねいたします。  脊柱側弯症、余り聞きなれない病名かと思います。私も先日、その方の娘さんが4歳のときに風邪でレントゲンを撮ったことから背骨が曲がっていることがわかり、発見したということで、脊柱側弯症の発症に気づき、克服されたというお母さんから、初めてその病気についてお話を伺わせていただきました。  その方は、初め、聞きなれない病名に戸惑い、病院も転々とされ、苦労の末、ようやくめぐり合った専門の先生の治療を受け、大体今は克服をされ、その娘さんは出産もできているというふうにお聞きしました。  脊柱側弯症は、10歳前後の女の子に発症することが多く、脊柱、背骨の部分がねじれを伴い、右か左に曲がってしまう難病で、現代医学でもその原因がわかっていないそうです。中には、生まれつき脊柱が曲がっていたり、筋ジストロフィーのようなケースもあるということですが、脊柱側弯症の約8割は突発性というふうに言ってみえます。  進行すると、腰や背中の痛み、また、肺機能の低下をもたらし、場合によっては、命に危険が及ぶ場合もあるという怖い病気です。発見できれば専用の装具をつけることで、成長とともに曲がる病状を抑え、成長期を過ぎると進行もとまり、装具を取ることができるということです。  脊柱側弯症を知らない保護者の方も多く、知らないうちに症状が進んでしまい、症状が顕著になってきてから病気に気づく場合も少なくないのが現状です。発症率は0.5%から0.1%と低いんですけれども、学校での内科健診の際に項目に入れていただき、そこで早期発見するのが最も的確で効果的な方法と言われています。学校保健法の一部改正によって、脊柱側弯症の健診も取り入れられていますが、現在、碧南市ではどのような取り組みになっているか教えてください。 43 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 44 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 45 ◆教育長(高松 透) 脊柱側弯症の発見につきましては、学校保健安全法施行規則に位置づけられておりまして、各学校では、1学期に健康診断で行っております。また、平成28年の4月1日から、四肢の状態が健康診断の追加項目となることに伴い、健康診断の実施方法や保健アンケートの内容について、検討していく予定であります。  脊柱側弯症は、なかなか気づきにくい上に、早期発見が重要であります。家庭の協力を得ながら、1学期の内科健診の際に、小さな変化や気になることが見つけられるように、取り組みを進めたいと考えております。 46 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 47 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 48 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  国の調査では、余り実施されていない自治体が多いということでしたが、我が碧南市においては、各学校で1学期の健康診断でしっかりと行っていただいているということで、大変すばらしい取り組みであり、安心いたしました。ありがとうございます。  では、現在行っている健診の方法と、その結果も教えてください。 49 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 50 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 51 ◆教育長(高松 透) 健診の方法につきましては、各学校が1学期に行う内科健診において、学校医のスクリーニングを行っております。健診の結果は、へきなんの教育に載っていますように、脊柱側弯症等の疑いのある児童・生徒数は、平成24年度、小学校3名、中学校6名、平成25年度、小学校4名、中学校5名、平成26年度、小学校3名、中学校7名であります。 52 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 53 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 54 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  今おっしゃられたように、少ないですけれども、やはり見つかってみえる方もみえるのかなということで、学校の健康診断によりまして、治療中の児童・生徒もいると思いますが、少ないんですけれども、疑いのある児童・生徒の早期発見にもつながっていることは間違いありません。  その後、病気と診断されれば、体に合った装具をつけたり、骨の関係ですから、成長の節々でレントゲンによる診断も多くあります。子供の体には、それが大変負担が大きい治療にもなります。そういった面からも、できれば、特殊な病気ですので、近辺でいえば愛知小児医療センターといった専門医の紹介などをしていただけるとありがたいと思います。また、しっかり事後の経過も学校のほうで把握していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  発症時期は10歳前後と言われておりますが、スクリーニングの結果を見ますと、小学生よりも中学生の方のほうが数が上回っております。ということは、小学校で発見できずに、症状が進んだ中学校で見つかっているというふうにも考えられるのではないでしょうか。  学校医によるスクリーニングの方法ですが、これは、上半身裸で前屈したときの背骨の左右の高さの違いから見つけるようになります。小学校高学年、中学生の女子には抵抗のある健診であります。そこで、家庭で親に見てもらうのも1つの方法だと言われております。  そこでお尋ねします。  イとしまして、保護者への周知と家庭での調査を実施してはどうでしょうか、お聞かせください。 55 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 56 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 57 ◆教育長(高松 透) 家庭で調査を実施して、脊柱側弯症を発見することは難しい面もございますが、保護者に脊柱側弯症について知っていただくことは大切であるため、いろいろな機会を通して、保護者に伝えることを検討していこうというふうに考えております。 58 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 59 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 60 ◆3番(大竹敦子) 家庭での調査は難しいのではないかというお答えなんですが、大分県では、県の医師会からも出された「家庭で行う側わん症チェック」というものを利用して、保護者への周知と家庭での調査を行っていますので、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思いますが、お考えをお聞かせください。 61 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 62 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 63 ◆教育長(高松 透) ただいま大分県の「家庭で行う側わん症チェック」のお話をお聞きいたしましたので、見せていただきまして、参考にさせていただきたいというふうに思いますので、どうもありがとうございます。 64 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 65 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 66 ◆3番(大竹敦子) ぜひよろしくお願いいたします。  また、弯曲の角度によっては治療が変わりますが、20度、30度、40度によって治療方法が変わるんですけれども、東京都豊島区の大塚治療院の大塚院長は、軽い症状の子供さんには、脊柱側弯症を改善するため、筋肉をつけることで背骨の変形を抑える体操を開発されています。そうした情報なども伝えていただきたいと思います。
     それでは、ウとしまして、重い方には装具が必要になるんですけれども、装具の助成の実施ということでお尋ねします。  弯曲が30度以上になりますと、装具を成長に合わせてつくりかえなければなりません。その費用がとても保護者には大きな経済的負担になります。ぜひ装具の助成の実施をと考えますが、お考えを教えてください。 67 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 68 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 69 ◆健康推進部長(永谷洋二) 脊柱側弯症の治療につきましては、矯正の補助のための装具治療、それから手術による治療になりますけれども、装具治療の装具の費用につきましては、治療用装具の取り扱いになりますので、医療保険で7割の負担ということになります。残りの3割でございますが、自立支援医療の育成医療の手続をすることで、公費の適用となる場合がございます。したがいまして、市としての助成は今のところ考えておりません。よろしくお願いします。 70 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 71 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 72 ◆3番(大竹敦子) 医療費負担の7割が負担されたりとかして、結局、自己負担がなくせるというふうにお答えがありました。現在、そうした制度で、装具で治療させている方にも適用されていると考えてよろしいでしょうか。 73 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 74 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 75 ◆健康推進部長(永谷洋二) ほぼおっしゃるとおりでございます。  治療用装具として医師が処方したものについて、自立支援医療が適用されますが、これは、所得に応じまして、医療費負担の1割が自己負担になる場合もございます。  以上でございます。 76 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 77 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 78 ◆3番(大竹敦子) よくわかりました。制度があるということですので、保護者の方にも、そういう装具を使っての治療を進めている場合には負担をしていただき、少しでも負担が軽くなるよう、配慮していただきたいと思います。  また、健康診断で疑いのある結果が出た子供さんへのフォローもしっかりしていただきたいということも加えて要望して、次の件名に移りたいと思います。  件名2、教育環境の整備についてお尋ねいたします。  (1)としまして、幼稚園の4、5歳児の各教室にエアコンの設置をということでお尋ねいたします。  昨今、温暖化の影響で、夏は猛暑、そして、冬は厳しい寒さが言われております。碧南市におきましては、保育園の保育室は、平成17年度、3歳児の保育室に、平成22年度、4、5歳児の保育室にエアコンが設置され、全ての保育園においてエアコンが設置されたと認識しております。  一方、幼稚園につきましては、3歳児の教室にはエアコンが設置されておりますが、4、5歳児の教室にまだ設置されていません。市内の同じ年齢でありながら、それでは不公平感もあります。実際、暑くて食欲も出ないということで、給食の時間にはホールや多目的室など、エアコンのある部屋に移動しているというふうに聞いております。子供たちも大変な思いをしております。  そこで、幼稚園の4、5歳児の各教室へのエアコンの設置を要望しますが、お考えをお聞かせください。 79 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 80 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 81 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 4、5歳児は3歳児に比べ体力も整っており、夏休みなど、夏期の大部分の期間は登園しておりませんので、扇風機での対応としているところでございます。  ただし、夏休み前後の気温が高い期間につきましては、園児の体調を見守りながら、プール遊びをしたり、暑い日の給食や室内遊びについては、クーラーがあるリズム室を利用するなどしております。  また、冬の寒さの厳しい期間におきましては、各保育室にあるガスファンヒーターを使用し、園児の体調管理に十分配慮をしております。 82 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 83 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 84 ◆3番(大竹敦子) わかりました。わかっちゃいけないんですけど。  クーラーのある部屋に、夏の特に暑い日には移動しているということで、やはり幼児の体調に影響があるということだと思いますので、なかなか設置していただくのは、今のお答えでは難しいようなんですが、参考までに、市内の公立幼稚園全ての教室にエアコンを設置するとしたら、その箇所数と設置費用を教えてください。また、他市の状況もよろしくお願いいたします。 85 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 86 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 87 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 公立幼稚園5園の保育室数は、全部で33部屋であります。現在、3歳児と預かり保育室の16部屋にエアコンを設置しておりますので、未設置の部屋は17部屋となります。設置費用についてでありますが、受電設備の変更等の必要がないと見ておりますので、1部屋当たり100万円程度で、17部屋分では1,700万円ほど必要だと見込んでおります。  また、西三河6市の公立幼稚園の保育室へのエアコンの設置状況でございますが、公立幼稚園のない知立市を除き、刈谷市は全ての保育室に設置済み、西尾市は本市と同様に3歳児保育室のみ、安城市と高浜市は保育室にエアコンは設置されていないというような状況でございます。 88 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 89 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 90 ◆3番(大竹敦子) 今、市長、お聞きになられたでしょうか。  2日目の1番議員の質問で、小中学校にエアコンの設置をする場合の費用に比べましたら、断然、幼稚園の4、5歳児の各教室に係る設置費用は1,700万円と格安であります。小中学校へのエアコンの設置は、(2)の質問をしようとしておりましたが、なかなか難しいようですので、まずは、夏休み、冬休みなど、保育園に比べ幼稚園は多いので、幼稚園に通う時間が少ないということもあります、また、お昼寝もないんですけれども、やはり小中学生よりも抵抗力の低い幼児たちですので、その幼児が過ごす幼稚園への設置をお願いしたいと思います。強く要望して、ここは終わりたいと思います。  (2)につきましても、先ほど答弁があったように、幼稚園のエアコンが設置されている刈谷市につきましては、幼稚園同様、小中学校全てに設置をされておる現状です。他市ではまだまだ設置されていないエアコンを、なぜ刈谷市が設置したのかという点や、そのことも調べていただき、より碧南市の子供たちの学習環境の整備という観点からも、よくよく検討していただきますよう要望して、時間も押してまいりますので、割愛したい。次に移っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  (3)としまして、スクールソーシャルワーカーの配置についてお尋ねいたします。  先日、名古屋市でまた、未来ある中学生がいじめによってみずから命を落とすという悲惨な事件が起きました。当初、学校関係者は、いじめは認められないと言っておりましたが、次第に真相が明らかになり、いじめに気がついていたことを認めております。  この事件を対岸の火事と見るのではなく、碧南においても、いつこのような悲しい事件が起きてもおかしくないというふうに捉えていただき、一番身近な担任の教師が1人で抱え込むことがないよう、専門的に取り組んでいく立場の、専門的の立場で取り組めるスクールソーシャルワーカーの配置は喫緊の課題だと考えます。これは、平成28年度の予算要望の重要項目に入れてあります。改めて、そのお考えをお聞かせください。 91 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 92 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 93 ◆教育長(高松 透) 児童・生徒の問題行動の状況や背景には、児童・生徒が置かれているさまざまな環境の問題が複雑に絡み合っていると考えられます。  教育分野に関する知識に加えて、社会福祉士等の専門的な知識や技能を有するスクールソーシャルワーカーを配置し、問題を抱えた児童・生徒に対し、その児童・生徒が置かれた環境へ働きかけたり、関係機関とのネットワークを活用したりするなど、多様な支援方法を用いて、課題解決への対応を図っていくことが必要だと考えてはおります。  愛知県は、他県に比べてスクールカウンセラーの配置が優先的に進められてきた経緯がありますが、県の事業や予算による配置は期待できないのが現状であります。三河地区では、豊田市のみ配置しておりまして、現在3人配置されております。  スクールソーシャルワーカーの配置については、自治体ごとの採用の仕方や活動内容が異なっているため、碧南市に合った体制づくりに向けて、検討を進めていきたいというふうに思っています。 94 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 95 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 96 ◆3番(大竹敦子) 御答弁、大変ありがとうございます。  スクールソーシャルワーカーについては、何度かお願いをしているわけで、今回は、今までの御答弁より大変前向きな御答弁だったのではないかというふうに感じました。  前回の御答弁のように、各学校にスクールソーシャルワーカーにかわるコーディネーターがいらっしゃることは大変心強いですが、やはり兼務となりますので、ますます忙しくなってまいります。その上で、やはり専属のスクールソーシャルワーカーは必要だと思います。問題行動を発見した教師が安心して相談のできる体制をつくることがまずは肝心だと思います。  碧南市に合った体制づくりということで御答弁いただきましたが、具体的にどのように取り組んでいかれるのか教えてください。 97 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 98 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 99 ◆教育長(高松 透) 今後の取り組みにつきましては、現在、スクールソーシャルワーカーが配置されている自治体の情報を収集したり、研修会に参加して、スクールソーシャルワーカーの活用の仕方を学んだりしているところであります。  体制づくりにつきましては、担当部局、配置場所、雇用条件等が自治体によって異なります。活動内容も、不登校児童・生徒宅への訪問だけでなく、複数の家庭同士のトラブルを含む問題行動への対応や、教職員への研修の実施といった多岐にわたる活躍が期待されます。また、社会福祉士の資格を持ち、指導的な立場となる人材の確保等の課題もありますので、深く検討しなければならないというふうに考えております。 100 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 101 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 102 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。深く検討していかれるという決意を聞いて、大変安心しました。スクールソーシャルワーカーの配置について、前向きに取り組んでいただくことに大変感謝いたします。教師の方の職場環境の改善、保護者、児童・生徒の信頼を受けられるような人材確保をしていただけるよう、今後の取り組みに大変期待し、その推進状況についても注視していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  (4)学習支援事業の実施についてお尋ねいたします。  この質問も、昨年に引き続きの質問になりますが、教育長は、その答弁で、授業そのものを改善し、授業の中で理解させることが大事であると言われました。それは大変もっともなことだと思いますし、基本だと思います。1年生から、教育長の言われるような授業をしっかりと受け、基礎を積み上げてくることができた子供さんは大丈夫だと思いますが、五、六年生の時点で、何らかの理由でこれまでの授業についていけない子供さんには、幾らわかる授業をしても、学年をさかのぼっての内容の授業までは難しいのではないでしょうか。  先日、高浜市の行っている子供の学習支援事業を視察してまいりました。  高浜市では、600万円の委託料でNPO法人アスクネットに委託し、大学生のボランティアを募り、毎週土曜日に朝9時半から夕方4時まで、コマを区切って休憩をとりながら、苦手な課題に子供たちが楽しそうに取り組んでいました。お昼は、15の女性のボランティア団体が毎週かわるがわる昼食の用意をして支援もしてくださっていました。子供たちも、大学生も、そのおいしい昼食を励みに、1日頑張っておられました。  福祉文教委員会でも視察をさせていただきました南足柄市でも、金太郎まなび塾として、学習支援事業が展開されていました。ややもすれば、授業についていくことが困難で、自信を失ってしまいそうな子供たちが、そうした取り組みによって、どれだけ勇気と希望を与えられているかわかりません。ぜひ本市でも実施をお考えいただけないでしょうか、お聞かせください。 103 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 104 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 105 ◆教育長(高松 透) 前にもお話をいたしましたが、教師がこの問題についての対応を考えるときに、何よりも第一に考えるべきことは、授業そのものの改善であるというふうに考えています。わからないからといって、居残りや補習をさせて無理やり教えるのではなく、授業の中で理解させることが大切だというふうに考えています。  そのための事業として、学校教育力向上指定研究委託事業、指導法改善事業、現職教育研修委託事業、教職員研究指導委託事業などがございます。  また、各学校では、教員間でお互いの授業を見合って研修したり、授業についての情報交換をしたりして、授業力の向上に努めております。 106 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 107 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 108 ◆3番(大竹敦子) 本当に、毎回の大事な大事な授業の授業力アップへの取り組みは、大変頭の下がる思いがしておりますが、先ほど答弁で、無理やり教えるのではなくと言われましたが、これは、その授業については、御家族の方、そして御本人の参加希望の意思を持ってやっていることでございますので、よろしくお願いします。  家庭環境などの理由で、将来にもつながってしまうような負の連鎖を断ち切るには、しっかりと基礎を身につけて、高校、大学への道筋をつくることがとても大切です。それには、教師の授業力、指導力の向上も大事ですけれども、子供たちの現状に目を向ける必要があり、個別の学習だけでなく、励ましなど、生きる力につながるような学習支援も大切です。  学習支援事業を実施することで、教育現場で、改めて本当に支援を必要としている子供はいないのか、現状のままで見落とされてしまっている子はいないかなど、そういった子供たちに目を向けていくいいきっかけにもなるのではないかと、この取り組みには感じます。他市でどんどん始まっておりますので、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。強く要望させていただき、ここで終わらせていただきます。  件名3、地域ねこ対策の推進についてお尋ねいたします。  碧南市では、ことしの2月から、へきなん地域ねこの会というボランティア団体の方たちが、野良猫を減らすための活動をされておりました。  私も御近所の方から、野良猫が赤ちゃんを産んで困っている、野良猫が赤ちゃんを産んだので、家で育てながら、誰かもらってくれる人がいないか探しているなどの相談をいただき、どうしたものかなというふうに思っていましたところ、あるお店に張ってあった、へきなん地域ねこの会の猫の譲渡会のチラシを見つけました。すばらしい活動をされている方たちとここで出会うことができました。  地域猫の活動とは、トラップ、ニューター、リリースというTNR活動というふうに呼ばれまして、野良猫を不妊・去勢手術をして、住みなれた地域に戻し、地域のボランティアでトイレの設置、餌やりなどをして、野良猫の寿命は短くて、四、五年と言われるそうです。その短い命を全うするまで地域で面倒を見ようという、そういう活動です。  その活動によって、子猫がふえたり、ごみが荒らされたり、庭にふんをされるというような苦情は減り、地域の環境美化につながっていきます。その猫たちが地域猫というふうに呼ばれまして、去勢手術をした猫の耳の片方にはV字のカットをして、野良猫との区別ができるようになっております。また、子猫など、人になれ、飼い猫となることができる猫は、譲渡会などで里親を探す活動もしてみえます。  年間17万匹もの犬や猫の殺処分がされている現状を、少しでもその数を減らし、命の大切さを教え、人と動物が共生できるような優しいまちづくりをしようとされています。動物愛護の精神の、このような人道的な活動は大いに支援をしていくべきだと感じます。  先日、こうした取り組みを先進的に進め、大きな成果を出している大府市に視察に行ってきました。地域の問題として、町内会長さんを中心に、この活動への理解を深めていただき、しっかりと取り組んでみえました。大府市は、地域の環境問題として、地域猫の問題を扱い、不妊、去勢の手術費として、平成22年度、年間150万円から、平成26年度、27年度は100万円程度の予算をかけて取り組んでいるとのことでした。  執行部におきましても、こうした市民の方の地域猫への活動については御存じだというふうに思っておりますが、そこで(1)としまして、地域猫の対策として、碧南市は、今後どのように取り組んでいかれるのか、お尋ねいたします。 109 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 110 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 111 ◆経済環境部長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  まずは、碧南市における猫の苦情の状況について申し上げます。  平成26年度実績で、計23件の苦情がございました。毎年同じような件数がございまして、主な内容といたしましては、野良猫に餌をあげる人がいる、これは11件、ふん、尿で困っている、これが5件、放し飼い4件、畑を荒らす1件などでございます。  市の対応といたしまして、こういう状況を回覧板で回したり、周知の看板を配布したり、餌をやっている人に直接注意をするというようなことを行っております。  そこで、今後の碧南市の地域猫対策を申し上げますと、従来どおりの対応と、今御紹介のありましたへきなん地域ねこの会、こことタッグを組んでいけたらいいなと考えております。現在、同会に対しまして、市民公益活動活性化補助金、これを支給するとともに、活動の支援をしております。  具体的な支援といたしましては、地域猫活動を行う上で、まず住民の方々に十分理解をされず、反対をされてしまうようなことがありますので、まず、12月12日に講座を開催することといたしました。ここでは、「所有者のいない猫問題」、これを題名に、野良猫の適正管理や地域猫活動について、市民の方々に紹介をしていくと、そういう予定でございます。 112 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 113 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 114 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございました。  先ほど26年度は23件の苦情だったと言われておりますけれども、これはほんの氷山の一角で、皆さん、御近所のことだから言えないねと言いながら苦慮しているのが現状ですので、しっかりとその点、掌握していただきたいと思います。  おっしゃられますように、この活動は、地域の方の理解と協力がなくては進めることができません。貴重な講座が開かれるということです。多くの市民の方に来ていただきたいと私は思っておりますが、市民の方への周知をしていただきたい。また、この場で、先ほど日にちだけですけれども、時間と場所、また、周知方法もお聞かせください。  また、今後、活動を進めるに当たりまして、町内会長さんなどへの協力は不可欠だと思います。せっかくの機会です。そちらへのお声がけはどのようになっているのか、改めて場を設けることは大変です。進めていくべきだと思いますので、いかがでしょうか、お聞かせください。 115 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。
    116 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 117 ◆経済環境部長(松井高善) まず、周知といたしましては、広報11月1日号と市のホームページで行いまして、またさらに、碧南・高浜地域みっちゃく生活情報誌「フリモかわら」でも取り上げられてPRができました。時間は、12月12日午前10時からで、場所は、碧南市役所2階談話室3で行います。事前のPR効果もありまして、定員30人の募集に対して、現在満席となっているということでございます。  今回の講座につきまして、初めての開催ということもございまして、まず定員30人ということで開催をいたしました。今後の開催につきましては、これは検証しながら考えていきたいと思います。  また、御指摘の町内会長さんに対するということなんですけれども、まず定員30名ということで、今回は町内会長の方々に直接声はかけてはおりません。職員も今回の講座で勉強して、その内容については、野良猫などで困っている町内会長さんにもお伝えをしていくつもりでありますので、御理解をお願いいたします。 118 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 119 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 120 ◆3番(大竹敦子) 講座を開かれるということで、大変期待をしたわけでありますが、県の動物保護管理センターの方に来ていただいてお話をいただくなど、30人という募集はちょっと少なかったのではないかなというふうに思います。関係者だけでいっぱいになりそうな気がします。一般市民の方の参加は期待できるでしょうか、不安です。でも、今の御答弁で、今後の開催も考えていただけるということで、そちらに期待をしていきたいと思います。今後もこのような講座を引き続き開催していただいて、広く市民に周知していただけるようお願いいたします。  それでは、(2)としまして、大府市のように、野良猫の不妊・去勢手術への助成制度を実施するべきではないかと思いますが、お考えをお聞かせください。 121 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 122 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 123 ◆経済環境部長(松井高善) 近隣での地域ねこの会の支援について申し上げます。  安城市は、あんじょう地域ねこの会というのがございまして、要望等には対応しておりますけれども、補助金などの支出は支援はしておりません。刈谷市においては2団体がございまして、活動の支援はしておりますけれども、去勢手術費用の補助はございません。高浜市は、平成23年度に県のモデル事業といたしまして、試験的に大山公園で行ったそうなんですけれども、実は、現在は協力する人がなかなか集まらずに、逆に地元から反対者の方が出たということもありまして、実施をしていないと、そういうような状況でございます。知立市は、地域猫活動事業補助金を現在検討していると伺っております。  碧南市といたしましては、避妊、去勢への助成につきましては、へきなん地域ねこの会からの御意見や、また、活動の実績、さらには近隣市の状況を見ながら、総合的に判断していきたいと考えております。 124 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 125 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 126 ◆3番(大竹敦子) どの答弁もそういう感じで、近隣市の状況ということでございます。始める時期というか、助成をする時期について、近隣市との足並みをそろえるということではなく、それは、碧南市でいかに早目に取り組んでいただけるかを期待するところでございますが、やり方といたしましては、大府市さんなんかは大変参考になりますので、しっかりと研究していただきたいなと思います。  中心となって活動してくださるへきなん地域ねこの会の方々の意見を聞くことも大切なんですけれども、TNR活動の避妊・去勢手術は大変大きな負担です。ましてや猫を飼っているわけでもない、近所の何の関係もない被害を受けている方が自腹で協力してくださるとは考えられません。環境問題として捉えていくならば、行政だけではできませんが、住民の皆さんとの協力があっての事業になると思います。ぜひ市としても、前向きに取り組んでいただきたいと思います。いかがでしょうか、もう一度お答えをお願いいたします。 127 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 128 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 129 ◆経済環境部長(松井高善) おっしゃるとおりでございまして、このような取り組みは、行政だけではなくて、住民の皆さんの御理解や地域猫活動をしている方々の御協力があってこそ進められるものだと考えておりますので、前向きに取り組んでまいりますので、よろしくお願いをいたします。 130 ◆議長(鍔本達朗) 残り22秒でありますので、よろしくお願いします。 131 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 132 ◆議長(鍔本達朗) 3番。 133 ◆3番(大竹敦子) 前向きな御答弁をいただき、本当にありがとうございます。ボランティアの方たちと行政の方たちと関係者の方々で協議をしていただき、早目に取り組んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。  大府市におきましても、市が全部負担をしているというわけではなく、1万円するものを、ボランティア団体で3,000円とか、1,000円とか、持ってきた方も。そういうことでやっておりますので、よろしくお願いいたします。  以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 134 ◆議長(鍔本達朗) 以上で、大竹敦子議員の一般質問を終わります。  次に、下島良一議員の一般質問を許します。 135 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 136 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 137 ◆9番(下島良一) 改めまして、おはようございます。日本共産党の下島良一でございます。通告に従いまして、3点にわたりまして質問を行いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。  件名1の農業委員会法の改正についてお尋ねをしたいと思います。  安倍内閣のもとでTPPの交渉は、米、肉を初めとして野菜まで、大幅な自由化を進められようとしております。碧南の農業にも、今後大きな影響が予測されます。今回の農業委員会法の改正は、戦後70年間の歴史の中で最大の改悪改正ではないかと思っております。  そこで、(1)平成27年8月28日参議院で可決成立して、9月4日に公布されました農業委員会法の改正の概要についてお聞きをいたします。 138 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 139 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 140 ◆経済環境部長(松井高善) 私よりお答えをさせていただきます。  まず、今回の法改正におきまして、農業委員会の改革にかかわる点として、大きく3点がございます。  まず、1点目は、農業委員会の所掌事務に、農地利用の最適化の推進に関する事務、これを新設したということでございます。  2点目は、農業委員の選出方法が、これまでの公選制から市町村長の選任制に改められたということでございます。  3点目は、農業委員さんとは別に、農業委員会が選任する農地利用最適化推進委員、これを新設するというものでございます。 141 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 142 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 143 ◆9番(下島良一) ありがとうございました。  さらにもう少し問題点というか、改正の概要について、私から所見を述べさせていただきます。  まず、第1条の目的の中で、農民の地位の向上に寄与する、この事項が削られました。  第2に、第6条2項、所掌事務の中で、農業経営の規模の拡大、集団化、新規参入と農地の有効化及び高度化の促進、農業委員会がこれを最重要課題としていくという内容だと思います。また、同じ所掌事務の中で、農業生産、農業経営及び農民の生活にかかわる調査研究が削除されまして、農業一般に関する調査及び情報の提供、こういうふうに変わりました。また、地域農業や農家の意見を建議することができておりましたが、これも削除となりました。そして、農業委員会に諮問されたものに対して答申ができる、これも削除となりました。  これまで農業委員会は大変大きな役割を果たしてきたと思いますが、いろんな点で制限をされることになると思います。  また、これまで碧南市の農政、農業委員会は、水田の転作事業、これを推進してまいりました。農家の規模の拡大、そして、育成、施設園芸、畜産農家、露地野菜農家の規模の拡大、効率化を進めてまいりました。農地の利用権の集約を行って、多面的に農業経営の発展に寄与してまいりました。  今回の法の改正は、こうした全国一律の法改正を一方的に政府が進めるということで、碧南市の農業や農家に大きな影響を及ぼすのではないかというふうに思っておりますので、その点も留意していただきますようにお願いをして、次に移ります。  (2)の今後の条例改正に伴う日程、また、農家への周知などについてお伺いをいたします。 144 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 145 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 146 ◆経済環境部長(松井高善) 現在の農業委員さんの任期は平成29年7月19日まででございまして、法律の施行後であっても、現任期満了までは現委員が務めるということになっておりますので、次期の農業委員さんにおきまして、平成29年の6月議会において、議会同意を得て任命することになろうと思っております。  したがいまして、現行の条例の改正におきまして、その半年前の平成28年の12月議会にお諮りするということを現在想定しております。  それと、周知ということでございますけれども、各農家世帯の情報提供の手段といたしまして、毎年12月に農業委員会だより、これを発行いたしております。来年はこの手段を活用して、農業委員会だよりに掲載の上、10アール以上の農地を持つ農家世帯全てに発送を考えているということでございます。 147 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 148 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 149 ◆9番(下島良一) 法の改正は、第8条、委員の任命、第9条で、市町村長は、地域の団体から推薦を求め、委員となろうとする者から募集しとあります。これは公募を受けるということですので、公募を受けて人選を進め、議会の同意、承認を受けて、委員として任命する、こういうことになるわけですので、これらの団体からの推薦や何かの日程などはどの辺から始まっていくのか、お聞かせいただきたいと思います。 150 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 151 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 152 ◆経済環境部長(松井高善) 申しわけございません。まだ詳細については、ここで発表できるようにはなっておりません。  条例改正後において推薦から公募の期間は約1ヵ月間が要すると、その辺が決まっておりまして、今から、現実には詰めていくということでございます。ということで、御理解をいただきたいと思います。 153 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 154 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 155 ◆9番(下島良一) よろしくお願いいたします。  (3)の農業委員定数についてお聞きをいたします。  アの現在の定数について、少し詳しくお願いしたいと思います。 156 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 157 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 158 ◆経済環境部長(松井高善) 現在の定数についてでございます。  選挙による公選委員について、法の定数におきましては20名でございますが、碧南市では、碧南市農業委員会の選挙による委員の定数、条例によりまして16名ということでございます。法で20名のところ、16名ということでございます。  また、諸団体の推薦による選任委員につきましては、3団体から各1名ずつの3名、それと議会推薦4名の計7名のところ、これ、法でそうなんですけれども、実際には、団体推薦3名と議会推薦3名ということで、ここでは6名ということでございます。先ほどの16名とこの6名を足しまして、公選委員16、選任委員6名、合わせて計22名という現状でございます。 159 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 160 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 161 ◆9番(下島良一) 戦後70年間、農業委員会法、大きくは変わらずに来たわけで、今教えていただいたように、現在は減員をして運営しておるということでありますが、碧南市の農業委員会の歴史も50年以上たつわけで、それらの歴史について、どんなふうに定数が変わってきたのか、もう少し詳しく教えていただけませんでしょうか。 162 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 163 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 164 ◆経済環境部長(松井高善) わかっているところだけで申しわけございません。  昭和37年の時点では、定数が30名でございます。それから昭和41年では34人、それから昭和47年では25人、そして、平成17年からは22名ということで現在に至っております。 165 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 166 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 167 ◆9番(下島良一) ありがとうございました。  このように、碧南市の農業委員会も定数を徐々に減員してきておる状況でありますが、私は、イのところで、今回の法改正で、法定定数は14人となると思いますので、ぜひこれを確保していただきたいと、こういうふうに思いますが、どうでしょうか。 168 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 169 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 170 ◆経済環境部長(松井高善) 法改正後による農業委員の定数におきましては、農地の面積や農業者の数などの区分けによりまして、基準の定数が定められております。これによりますと、碧南市における定数は、区域内の農地面積が1,300ヘクタール以下で、推進委員を委嘱する農業委員会、この2つの条件に該当するため、議員の今御指摘のありましたように、上限の定数は14名となります。  うちは現行委員22名でございますけれども、現行委員数の半数程度にするというのが農林水産省の現在は基本的な考えであると伺っております。 171 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 172 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 173 ◆9番(下島良一) そこで、現行定数を半分程度というふうに言われたわけですけれども、農水省の考え方といっても、改正法とか施行令、こうしたものには何ら、そうした半数程度というのは書き込まれておりません。施行令の第5条の別表1で、碧南市は、先ほど言いましたような14に該当すると思います。  それによりますと、定数基準14ということで、今までの碧南市の農業委員会が果たしてきた役割、集団転作、利用権の設定、農地の売買のあっせんなど、他市の農業委員会に比べても多忙な農業委員活動を皆さんにしていただいております。そうした点から、ぜひ基準値の最大の14定数を守っていただくように要望しておきたいと思います。  次に、ウの任命制の内訳についても教えていただきたいと思います。 174 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 175 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 176 ◆経済環境部長(松井高善) 法律で、認定農業者が過半数を占めること、農業委員会の所掌事務に関して利害関係を有しない者を含むこと、さらには、委員の年齢や性別など著しい偏りが生じないように配慮すること、この3つが明記をさせておりますので、内訳につきまして、認定農業者を過半数にすることと、農業者以外の者で中立的な立場で判断をすると、公正な判断をすることができる者を1名以上含む以外は、決まっておりません。  地域の代表が何人、公募が何人というより、応募者や推薦された方々の中から碧南市における地区へ、年齢、さらには性別、その他営農の形態や営農の作種類などを考慮いたしまして、総合的なバランスを図りたいと現在は考えております。 177 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 178 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 179 ◆9番(下島良一) 私、14を定数とした場合に、認定の農業者を過半数にすると、こういうのが一定の法の基準ですので、碧南市の調整区域、これを南から言いますと、川口地区、前浜地区、平七地区、伏見屋地区と、北浦、新川、西端と、7つの地域が調整区域で大きくあると思います。ここに認定農業者7名の委員を置くというふうにして、過半数をこれで決めていくと。その他、見識を有する者や公募委員、これで7名の人たちをつくっていくというような、私、提案をしたいと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
    180 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 181 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 182 ◆経済環境部長(松井高善) 御提案、どうもありがとうございます。  議員の御提案を踏まえまして、現在、農業委員さんの数は22名ということで、碧南市、現在の農業委員会が私は良好に運営できていると考えております。国の法律はこういうふうに変わるわけではございますけれども、農業委員さんの数は確かに減りますが、その逆に、農地利用最適化推進委員という方々が逆に半分ぐらいできまして、両方足すと同じぐらいになるという説明でございます。  そういう中で、現在うまく回っている碧南市の農業委員会、制度が変わっても、法の趣旨に反しない範囲内で、さらには地域の方々や農業者の方々、いろんな方々の意見を聞く中、一番いい形ができるように考えてまいりますので、よろしくお願いいたします。 183 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 184 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 185 ◆9番(下島良一) ありがとうございます。  エの女性農業委員の登用についてのお考えについてもお聞かせください。 186 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 187 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 188 ◆経済環境部長(松井高善) 先ほども御答弁をいたしましたけれども、年齢、性別に著しい偏りが生じないように配慮をするということもございます。女性委員を積極的に登用するということにされておりますけど、今、具体的にどういうふうにするということは決まってはおりません。 189 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 190 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 191 ◆9番(下島良一) 現在、3名の農業委員さんが活動しておるわけで、そうした点から、ぜひ考慮に入れていただきたいというふうに思います。  オの、先ほども出ました農地利用最適化推進委員の定数、また、農業委員と最適化推進委員の身分とか権限、こうした違いがありましたら、その点についてもお聞かせください。 192 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 193 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 194 ◆経済環境部長(松井高善) 農地利用最適化推進委員の定数につきまして、農業委員会の区域内の農地面積のヘクタール数を100で除した、100で割って得た数以下であることとあります。1未満の端数が生じたとき、1位を切り上げるという、こういう決まりがございまして、この計算によりますと、市街化農地が今140ヘクタール、そのほか農業振興地域内農地が809ヘクタール、これを合わせますと949ヘクタールでございます。これを100で割るということになりますと、9.49ということになるんですが、切り上げるということで、10名が上限の定数ということでございます。  また、先ほど御質問がございました、役割の違い、身分や権限の違いはという御質問でございます。  農業委員さんは、農地法やその他の法令による地域農業の健全な発展に寄与するために、合議体の組織として意思決定を行います。農地利用最適化推進委員さんというのは、みずからの担当区域内において、農業の担い手への農地利用の集積や集約化、さらには耕作放棄地の発生の防止、解消等、農地などの利用の最適化の推進に関する活動、これを行うことが基本となっているということでございます。ただ、農業委員さんと農地利用最適化推進委員さんともに、農地などの立入調査を行う、こういう権限を持ってみえるということでございます。  さらに身分といたしましては、ともに非常勤特別職ということがございます。ただし、農業委員さんは市町村長、うちでいうと市長の選任でございますが、農地利用最適化推進委員は、市長から選任を受けた農業委員会からの選任となると、この違いがございます。 195 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 196 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 197 ◆9番(下島良一) ありがとうございます。大変詳しく教えていただきまして、ありがとうございます。  農地最適化推進委員の皆さんは、例えば農業委員会のような情報交換を行うような会議を持つのか持たないのか、その辺についてもわかっておりましたら教えていただきたいと思います。 198 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 199 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 200 ◆経済環境部長(松井高善) 申しわけございません。ただいままだそこまでは詰めておりませんので、御理解をいただきたいと思います。 201 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 202 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 203 ◆9番(下島良一) 碧南市には、農業委員会の下に地区協力員の皆さんがおりまして、協力員制度があります。今後の方向、どういうふうにされていくのか、お聞かせをいただきたいと思います。 204 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 205 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 206 ◆経済環境部長(松井高善) 碧南市には、昭和58年の農業委員会の訓令ということで、碧南市農業委員会規程の第7条というところに「委員会の円滑な運営を図るため協力員を置くことができる。」、こういう規定がございます。また、同条第3項に「協力員の委嘱および定数は、会長が委員会にはかって定める。」ということでございまして、碧南市では、他市にはない地区協力員制度、これを古くから活用して、地区審査会を開催してまいりました。  農業委員さんは、地区審査会に出席をしていただいておりまして、毎月農業委員会で諮られる議案を、担当地区ごとの協力員さんとともに事前の審査を行っていただいておりまして、そこでの意見などを聴取して農業委員会本会議に臨むという形でございます。  現在、新川・西端地区では23名、旭地区では18名、棚尾・大浜地区で21名、計62名の方々が協力員として委嘱をされております。これだけの方々の人数がみえますので、農業委員さんだけでははかりしない地域に密着したいろんな情報を地区審査会で聴取すると、こういうメリットがございます。  まだ正式には決まっていないんですけれども、法改正に伴いまして、農業委員さんは大幅に減少するということの中で、地区協力員さんの役割については、さらに増すのではないかと感じております。できましたら今の形がいいかなと、現在は考えております。 207 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 208 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 209 ◆9番(下島良一) ありがとうございます。  継続することについては、私、異論はありませんけれども、JAの組織も総代制を重視した、こうした機構改革が行われております。そうした点で、地区協力員の選出基準、こうしたものを今後明確にしていただいて、そして、地区審査会を構成していただくようにお願いしておきたいと思います。  もう一つ、議会の関与というのが、今後、条例改正、そして議会の同意、承認と、こういうふうに大きな役割が議会としてもあるわけですので、ぜひ議員の皆さんも、今、農業委員会の改正法が出ましたので、今後も農政に関心を寄せていただいて、農業の発展にかかわっていただきますようにお願いをして、農業委員会法改正については質問を終わりたいと思います。  次に、件名2の大浜保育園と日進保育園の駐車場問題についてお伺いをいたします。  まず、大浜保育園は公設、民営で、社会福祉協議会に運営委託をしておる保育園です。それに長時間保育と乳児保育を行い、この保育園は市内各地からお子さんが集まってくると、こういう保育園だと思います。  そこで、(1)の大浜保育園の在園児数と送迎の状況について教えていただきたいと思います。 210 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 211 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 212 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 大浜保育園の在園児童数は、現在、定員160人に対して133人であります。送迎の状況につきましては、おっしゃるように、乳児長時間実施園でありますので、自動車を利用する方が多いのが実態ではないかと思っております。 213 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 214 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 215 ◆9番(下島良一) ありがとうございます。  そこで、(2)の送迎用の駐車場、駐車台数などをわかる範囲で教えていただきたいと思います。 216 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 217 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 218 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 送迎用の駐車場につきましては、保育園前に5台、土地開発公社所有地のうち中町ちびっこ広場の隣接地に50台ほど、岡崎信用金庫交差点角に3台ほど、パーク・アンド・ライドの月決め駐車場横にあります美術館との兼用駐車場が20台ほどの合計80台程度を確保しております。がしかし、実際には、臨海公園や大浜公民館の駐車場を利用している方もみえるというのが現状でございます。 219 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 220 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 221 ◆9番(下島良一) お聞きのとおり、園児が130人、それから、それに伴って保母さんも相当数おいでになるし、保母さんの駐車場の確保も必要ということで80台、でも、現在、今言われたように、大浜公民館や臨海公園駐車場から皆さん送迎をしておると、こういう状況ではないかと思います。  それで、大浜保育園は社会福祉協議会が運営をしておるわけでして、駐車場をもし整備するということになりますと、これに対する問題点などがありましたらお聞かせいただきたいと思います。 222 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 223 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 224 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 駐車場の確保は、経営主体であります社会福祉協議会が行うことになると考えておりますが、市から移管した園でありますので、市として、しっかりと対応していきたいというふうに思っております。 225 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 226 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 227 ◆9番(下島良一) よろしくお願いいたします。  それでは、(4)の県道岡崎碧南線の拡幅に伴って、大浜保育園線の拡幅工事、これらがあるのではないかと思います。そして、現在、電線地中化工事が行われております。こうした工事の進捗状況、今後の計画など、教えていただきたいと思います。 228 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 229 ◆議長(鍔本達朗) 建設部長。 230 ◆建設部長(中村正典) まず、市道大浜保育園線の拡幅工事についてでございますが、この道路は、臨海公園のアクセス道路としての機能を有しており、臨海公園の再整備とあわせて平成19年度に着工し、現在、臨海公園から大浜保育園までの区間、約120メートルが整備が完了しております。  未整備となっております大浜保育園から碧南駅西交差点までの区間、約60メートルでございますが、現在、愛知県で進めております県道岡崎碧南線の交差点改良とあわせて整備をする予定でございます。  県道岡崎碧南線の進捗でございますが、平成19年度から用地買収に入りまして、用地取得率としまして67%でございます。碧南駅西交差点以南につきましては、用地買収が済んでおりますので、今年度より道路拡幅並びに電線共同溝の整備に着手して、平成29年度の供用というふうに聞いております。  市道大浜保育園線が関係する碧南駅西交差点から北側の部分につきましては、道路東側の一部の用地買収を終えたものの、全体工事の見通しはまだ立っていないというふうに聞いております。よろしくお願いします。 231 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 232 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 233 ◆9番(下島良一) そうしますと、碧南駅から上ってきて交差点があります。そして、大浜保育園線が臨海公園につながっております。ここにある信号交差点、ここはどのような整備になるんでしょうか。 234 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 235 ◆議長(鍔本達朗) 建設部長。 236 ◆建設部長(中村正典) 29年度までの暫定の整備の考え方になります。信号交差点から南側については正規の断面がとれるということでございますが、信号から北の部分につきましては、今、東側の荒神社のあたりの買収ができたところで、暫定的な整備をさせていただいて、交差点内が危なくないように、南北に車道が通るように整備をするということで、北側の西角、大浜保育園線が関係する部分でございますが、ここについては、まだ用地買収をしておりませんので、その計画の中には入っていないということでございます。 237 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 238 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 239 ◆9番(下島良一) そうしますと、大浜保育園線の交差点部分の用地買収は29年度までにはできないということでしょうか。 240 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 241 ◆議長(鍔本達朗) 建設部長。 242 ◆建設部長(中村正典) まだ見通しが立っていないということで聞いております。 243 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 244 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 245 ◆9番(下島良一) (5)の大浜保育園前の乳児用の、親御さんが使っておる駐車場、これは道路収用となってくるわけで、収用になったときの対策というのはどのようにお考えなのか。 246 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 247 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 248 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 道路の拡幅に伴い、保育園前の5台分の乳児用駐車場と、そのほかに、正門から屋外トイレ、保育室の一部が道路用地に係る見込みとなっております。  まず、残った敷地内にこれら施設とともに、どう駐車場スペースを確保していくかを検討していくことになるかというふうに考えております。 249 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 250 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 251 ◆9番(下島良一) この道路に、今言われた、収用されます幅とか、何か面積とか、そういうものは出ておるんでしょうか。 252 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 253 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 254 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 済みません、具体的に面積等はちょっと手元に資料として持っておりませんけれども、今申しましたように、駐車場部分の5台分は全てかかってくると、それから、正門の部分からトイレの一部、それと西側のプレハブ園舎の一部が道路の線形上にあるということでございます。 255 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 256 ◆議長(鍔本達朗) 9番。
    257 ◆9番(下島良一) これ、基本的には社会福祉協議会に委託をされておるわけですけれども、市の建物ということになって、移転補償とかそういうのは、市の道路ですから一切発生しなくて、どんなふうに解決をするわけでしょうか。 258 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 259 ◆議長(鍔本達朗) 建設部長。 260 ◆建設部長(中村正典) まず、用地につきましては、現在、碧南市の土地になっておりますので、これについては買い取りということではなくて、用途変更するということでございます。  建物物件につきましては、所有者に補償をするという形になろうかと思いますので、社会福祉協議会の持ち物であれば、社会福祉協議会に補償をするという形でございます。 261 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 262 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 263 ◆9番(下島良一) わかりました。  (6)の大浜保育園西の開発公社の未利用地、ここの有効利用についてどのようなお考えなのか、お聞かせいただきたいと思います。道路収用があるわけですから、代替地とかそういうのを求めていくのか、その辺もちょっとお聞かせいただきたいと思います。 264 ◆総務部長(中山 修) 議長、総務部長。 265 ◆議長(鍔本達朗) 総務部長。 266 ◆総務部長(中山 修) まず、公社としては、御質問の碧南市土地開発公社の土地については、平成10年1月に、当時の福祉課からの要請によりまして、大浜保育園の拡張用地として先行取得したものでございます。その後、この土地への進入路確保のために、隣地の一部につきまして、所有者と土地の取得の交渉を行った経緯はございます。 267 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 268 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 269 ◆9番(下島良一) 今、これまで隣地を含めて土地の利用についていろいろ行ってきたというような話がありましたけれども、もう少し、何か詳しくお話することはないでしょうか。 270 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 271 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 272 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 今質問者おっしゃられたように、いろいろと検討しておるという中で、今後もということでございますが、公社用地への進入路の確保につきましては、保育園の北側の狭隘道路の拡幅だとか、公社用地西側の水路の暗渠化による道路利用なども想定されますが、現実面での対応には、それぞれ大きな課題もあるというふうに考えております。  いずれにしましても、この公社用地が保育園として有効利用できるように、今からさまざまな方法を関係部署と検討してまいりたいと考えております。 273 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 274 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 275 ◆9番(下島良一) この土地は、買うときも、私ども議会でも、いろいろ問題じゃないかというふうに言ってきたわけですけれども、塩漬け土地になりつつあるということで、先日、私、隣地になられる地権者のところにお話をお伺いしてまいりました。大浜保育園線の拡張工事のときも私は協力をしてきたと。それで、進入路をつくりたいと、こういう市からの意向のときも特に反対もしない、協力する意向だったということも言われました。ぜひ、地権者の意向もありますので、もう一度話し合いを持って。  少し時間がかかると思うんですよ。大浜保育園線も29年度までは、なかなか交差点改良もできないというようなところもあるという話ですので、二、三年かけてきちっと問題点を整理して、道路の整備とあわせて駐車場の整備を行っていくと、こういうことができないものかというふうに思いますが、どうでしょうか。 276 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 277 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 278 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 西側隣地の所有者との用地取得等の交渉のことについても含めてお話させていただきますと、19年度から20年度に、進入路の確保のために西側隣地の所有者の方と土地の取得の交渉をさせていただきましたが、不成立となったということでございます。条件面では折り合ってまいりましたけれども、契約の前提となる手続がとれなかったということで契約に至らなく、交渉がそこで終わってしまったということとなります。その後、臨海公園が整備されまして、公園駐車場を利用しての送迎ができるような状況になったため、所有者とのお話し合いの場は持っていないというのが現状であります。  いずれにしましても、先ほど申しましたように、保育園用地を目的とした公社の先行取得でありますので、当初目的でもって利用できるよう、さまざまな方法を考えてまいります。隣地の方へのお話しがけもその1つの方法というふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 279 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 280 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 281 ◆9番(下島良一) 周りの人や、それからお母さんたちからも、臨海駐車場を経由して通り抜けができる道路ということになったために、非常に朝夕の送迎の時間も車の通る台数が格段にふえたという点で、臨海公園の駐車場からの送迎が多くなって、子供が、親御さんが手を握ったりしてはおるんですが、非常に危ない、早く整備をしたほうがいいという御意見もいただいておりますので、ぜひ御尽力をいただきたい。  将来、保育園の整備をしなきゃならないような、改築も行わなきゃならないようなときのためにも、早急に土地の整備というのは必要だと思いますので、よろしくお願いをしておきたいと思います。  そこで、イの開発公社の土地の面積だとか、もし駐車場に利用したらどのくらい台数が置けるのか、この辺についてもちょっとお聞かせをいただきたいと思います。 282 ◆総務部長(中山 修) 議長、総務部長。 283 ◆議長(鍔本達朗) 総務部長。 284 ◆総務部長(中山 修) 公社所有の土地の面積は1,166.33平方メートル、もし駐車場として整備した場合は、約40台程度がとめられるということを思っております。 285 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 286 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 287 ◆9番(下島良一) 開発公社の土地、この際、現在どのくらいの土地代になっておるのか、当時からどのくらいになっておるのか、明らかにしていただきたいと思います。 288 ◆総務部長(中山 修) 議長、総務部長。 289 ◆議長(鍔本達朗) 総務部長。 290 ◆総務部長(中山 修) 取得金額、平成10年の段階では7,260万円余、昨年度末で、これが8,397万円余ということになっております。 291 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 292 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 293 ◆9番(下島良一) そういうことですね。8,000万円以上のお金がずーっと寝ておるということですので、これは塩漬け土地を解消するためにも、市を挙げて、各部署、力を合わせていただいて、やっていただくということで要望をしておきたいと思います。  次に、(7)の日進保育園の駐車場確保についてお伺いをしたいと思います。  アの霞浦公園の整備計画は、今現在どこまで進んでおるのか教えてください。 294 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 295 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 296 ◆開発水道部長(金沢宏治) 仮称の霞浦公園につきましては、これは昨年度お示しをいたしました、平成27年度から平成29年度、この実施計画では、平成29年度に実施設計、これを行うこととしております。  現在、来年度の予算編成あるいは来年度からの3ヵ年の実施計画策定に向けて調整をしておるところでございます。  以上です。 297 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 298 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 299 ◆9番(下島良一) 29年度ということは、来年、再来年と、建設に至るには30年度というようなことで、それほど地元要望は強くはないというふうに思っておったらいいわけですか。 300 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 301 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 302 ◆開発水道部長(金沢宏治) 地元要望というよりも、ことしから3ヵ年かけて碧南レールパーク、これを建設します。公園緑地としては、まず3ヵ年は、碧南レールパークの整備を中心にやっていくということでのスケジュールです。  以上です。 303 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 304 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 305 ◆9番(下島良一) 名鉄の跡地、ここに非常なお金がつぎ込まれて、地元の要望しておる公園は後回しと、こういうことになってくるかと思いますが、イの公園整備に伴って、送迎用の駐車場の確保についてはどのようなお考えで今おられるのでしょうか。 306 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 307 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 308 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 過日の本会議で6番議員にお答えしましたとおり、現在、日進保育園の送迎用駐車場として利用しております公園整備用地につきましては、当然公園整備が始まれば利用できなくなりますので、この土地の代替となる送迎用駐車場を近隣で確保ができていければと考えております。 309 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 310 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 311 ◆9番(下島良一) もう少し突っ込んでちょっとお聞かせいただきたいと思いますが、日進保育園というのは、近い将来は改築、そういうふうになっていくということはないわけでしょうか。そしてまた、長時間保育だとか乳児保育だとか、そういうことも社会の進展に伴って起きるのではないかと。  そうすると、保育園の増設だとか改築だとかそういうことも出てきますと、この用地の確保もいろいろ考えていかなければならないのではないかというふうに思いますけれども、その辺の長期的な考え方はどんなふうにお持ちなんでしょう。 312 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 313 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 314 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 現在、日進保育園のほうの改築の予定、見込みはございません。また、日進保育園での保育、長時間だとか乳児の保育の実施についても、今のところ予定はしておりません。 315 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 316 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 317 ◆9番(下島良一) ぜひ、将来の用地確保というのは建てかえのときも必要になるわけですから、駐車場の確保も含めて、借りるだけじゃなくって、きちっと用地買収も含めて進めていただくように要望をしておきたいと思います。  次に、件名3のちびっこ広場、そして、児童遊園の遊具についてお伺いをいたします。  婦人団体の新日本婦人の会碧南支部の方から要望もいろいろ出されておると思いますが、改めてお聞きをしたいと思います。  (1)碧南市内の公園、ちびっこ広場、児童遊園の危険度調査、こういうのを行っておると思いますが、その結果についてお聞かせください。 318 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 319 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 320 ◆開発水道部長(金沢宏治) 今年度の調査結果につきましては、ちょっと後ほど御説明をさせていただきますが、危険度調査のA・B・Cランクでございます指摘箇所は、都市公園におきましては210ヵ所、児童遊園においては73ヵ所、ちびっこ広場においては145ヵ所となっています。  以上です。 321 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 322 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 323 ◆9番(下島良一) (2)で、危険度調査というのを行われておるわけで、それでA、B、Cというふうにランク分けをしております。これらのランク分けをされておる内容、そして、特にアのちびっこ広場のAランク、11ヵ所、どの遊具がどんなふうに危険なのか、教えていただきたいと思います。 324 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 325 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 326 ◆開発水道部長(金沢宏治) まず、ランクの考え方を申し上げます。  Aランクにつきましては、遊具の使用を控え、早急に修理する必要があるもの、Bランクが、通常の使用に多少影響はあるものの使えるもの、Cランクは、通常の使用に影響はないが、今後監視が必要だというものでございます。  御質問のちびっこ広場Aランクの11ヵ所につきまして、今から申し上げます。  浜田町のちびっこ広場のジャングルジム2ヵ所、うんてい1ヵ所、北新川ちびっこ広場の動物型遊具ロープ1ヵ所、掘方町ちびっこ広場の動物型ブランコはしご1ヵ所、港本町ちびっこ広場のジムの滑り板2ヵ所、動物型滑り台1ヵ所、新須磨ちびっこ広場の動物型遊具の支柱1ヵ所、はしご1ヵ所、中後ちびっこ広場の動物型遊具1ヵ所ということです。  以上です。 327 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 328 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 329 ◆9番(下島良一) それじゃ、次に、児童遊園のAランク9ヵ所、これは、どこでどんな遊具なんでしょうか。 330 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 331 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 332 ◆開発水道部長(金沢宏治) 申し上げます。  油ヶ淵児童遊園のジャングルジム1ヵ所、霞浦児童遊園のジャングルジム1ヵ所、ブランコ2ヵ所、弥生町児童遊園の滑り台1ヵ所、西山町児童遊園のコンビネーションジム2ヵ所、浜尾町児童遊園のブランコ1ヵ所、ジャングルジム1ヵ所でございます。 333 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 334 ◆議長(鍔本達朗) 9番。
    335 ◆9番(下島良一) ありがとうございました。  (3)で、ちびっこ広場と児童遊園の平成27年度の修繕費予算、これについてですが、今年度の修繕費は100万円ということで、なかなか修繕が進まないというふうにお聞きしておるわけですが、どんなあんばいでしょうか。 336 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 337 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 338 ◆開発水道部長(金沢宏治) 質問者がおっしゃるとおり、今年度の修繕費予算は100万円でございます。これにつきましては、Aランクの遊具修繕について、所管のこども課と調整をいたしまして、今年度中に全て修繕する予定でございます。  Bランクにつきましては、来年度予算において全て修繕できるように、今、予算調整中でございます。  以上です。 339 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 340 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 341 ◆9番(下島良一) 公園緑地課というか、都市計画課のほうでは100万円しか予算をとらなかったけれども、こども課のほうの予算があるということで、その予算を修繕費に回して、Aランク全部は修繕ができるということで、これ、100万円がどのくらいに膨れ上がるわけですか、修繕費は。 342 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 343 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 344 ◆開発水道部長(金沢宏治) 今申し上げました100万円というのは、公園緑地課が所管しておる予算でございます。都市公園のほうと合わせて900万円ほどの修繕費を予定しておりますので、これで全てAランクの箇所については修繕をする予定でございます。  以上です。 345 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 346 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 347 ◆9番(下島良一) それで、八柱神社の児童遊園ですが、これは弥生町になると思うんですが、私、見に行きました。そうすると、現在、ジャングルジムや滑り台、ブランコ、こういうものが一体となっておるものと、滑り台と、2ヵ所にテープが張って使用禁止と、こういうふうになっておるわけですね。大分ペンキも剥げて、全体が古く感じるわけですが、ここの場合は、私が見た範囲では、ややここは早くやらないかんなというふうに見えなかったわけですけれども、どこが危険だったのか。ジャングルジム全体や滑り台、ブランコ、全部だめで、今後取りかえていくというようなことなのか、もう少し八柱神社については教えていただきたいと思いますが。 348 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 349 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 350 ◆開発水道部長(金沢宏治) 修繕については、業者に委託をして点検していただいています。その際に、Aランクについては職員も見に行っております。そんな中で、使用禁止だとか、そういう対応はさせていただいております。  ただ、遊具の取りかえだとかそういうことについては、また予算が別になっておりますので、できるだけ修繕できるものについて、Aランクについてはまずは使用禁止にして、業者と一緒に、その対応についてはできるだけ早くやっていくということが基本的な考え方でございます。  以上です。 351 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 352 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 353 ◆9番(下島良一) 何か私が見る範囲だと、ジャングルジムから滑り台のほうに行く通路みたいになっておる高い踊り場が、下から見るとペンキだけはきれいに塗ってあるけれども、かなりさびて穴があいたりなんかしておるから危険だと判定されたのかなということですが、設備そのものは古い形式のもので、そろそろ全体を取りかえていくというような方向のほうがよりベターなのかなというふうに思いますので、いつまでもテープを張っておくのではなくて、早く修繕を進めていただきたいというふうに要望しておきたいと思います。  次に、都市公園の平成27年度の修繕予算についてもお聞きします。  アの都市公園Aランクの40ヵ所、この40ヵ所の修繕計画、どんなふうに修繕をしていかれるのかお聞かせください。 354 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 355 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 356 ◆開発水道部長(金沢宏治) 先ほどちょっと予算面のことも申し上げましたが、現行の予算の中で、Aランク40ヵ所につきましても今年度中、全て修繕する予定でございます。  以上です。 357 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 358 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 359 ◆9番(下島良一) 先ほど今年度のちびっこ広場や児童遊園のほうの予算は100万円しかないと、そして、都市公園のほうから800万円を持ってきて900万円でやるというようになると、都市公園のほうの40ヵ所もこの900万円の中で行うと、こういうふうに理解をしておればいいんですか。 360 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 361 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 362 ◆開発水道部長(金沢宏治) 先ほど私が申し上げたのは、公園緑地課の都市公園関係が800万円の修繕費、それからちびっこ広場、児童遊園関係等で100万円ということで予算を持っておりますので、その範囲の中で、Aランクは全て修繕できるという見込みでございます。  以上です。 363 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 364 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 365 ◆9番(下島良一) 部長がやれるということですので、早く市民が安全に利用できるようにしていただくように、この問題も要望しておきたいと思います。  それでは、(5)は、臨海公園のテニス場の観覧席柵の修繕、これについてお聞きをしたいと思います。 366 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。 367 ◆議長(鍔本達朗) 教育部長。 368 ◆教育部長(鈴木重幸) 利用者の皆様には大変御迷惑をおかけしたんですが、先週の金曜日に工事完了しておりますので、よろしくお願いいたします。 369 ◆議長(鍔本達朗) 残り時間、少ないですので。 370 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 371 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 372 ◆9番(下島良一) ありがとうございます。  私、木曜日に見に行ったらまだできていなくて。そうしたら、土曜日になったら市民の人から電話があって、下島さん、下島さん、直ったぞ、直ったぞといって電話がありました。早急な対応、ありがとうございます。  市民の人には、担当課のほうで予算がないと。修繕はそうできないと言って、なかなかやってもらえんかったけれども、予算がどこかから湧いてきたんですか。 373 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。 374 ◆議長(鍔本達朗) 教育部長。 375 ◆教育部長(鈴木重幸) 御質問いただく前に、実は修繕の業者に修繕の依頼を出しておりましたので、予算的には、もともとスポーツ課で修繕の関係の予算を、全体の分ですけど、持っていますので、その中で対応させていただいたということなんです。 376 ◆議長(鍔本達朗) 残り47秒ですので、よろしくお願いします。 377 ◆9番(下島良一) 議長、9番。 378 ◆議長(鍔本達朗) 9番。 379 ◆9番(下島良一) ぜひ公園のほうも、遊具のいろいろ点検もしていただき、施設の危険度調査、こういうのもやっていただいて、市民目線で、予算がないといって引き延ばさずに、きちっとした対応をしていただくように強く求めて、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 380 ◆議長(鍔本達朗) 以上で、下島良一議員の一般質問を終わります。  この際、昼食のため暫時休憩といたします。                            (午前 11時 46分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 381 ◆議長(鍔本達朗) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、山口春美議員の一般質問を許します。 382 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 383 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 384 ◆2番(山口春美) 日本共産党の山口春美です。  この12月議会は、来年度予算の前哨戦であるとともに、来年4月の市長選挙、市会議員選挙に向けて、今後の碧南市をどのような方向に進めていくのかが問われるものです。  安倍政権は、国民の大きな反対運動を踏みにじって、憲法違反の安保法制、いわゆる戦争法を強行しました。これに対して国民は、平和や立憲主義、民主主義を守ろうと世論と運動を広げています。  日本共産党は、立憲政治と民主主義を守る政治を取り戻す、戦争法廃止の国民連合政府を共同してつくろうと呼びかけました。国民の思いと逆行する再来年4月の消費税10%増税、沖縄新基地強行、原発再稼働など、日本の将来が危惧されています。  こういうさなかに行われる碧南市議選と市長選挙は、国のこうした暴挙にどのような立場をとるのか、まさに戦後70年目にして住民の平和と暮らしを守るための地方自治の立場が問われるものと考えます。  そこで、まず第1番目に、日本共産党が去る10月13日に禰宜田市長に提出しました2016年度碧南市予算編成に対する要望書について伺います。  中身は70項目で、平和と暮らしを守るために8項目、防災対策について10項目、エネルギー・環境問題で6項目、子育て支援施策で6項目、命を守る施策で7項目、教育施策について10項目、地域産業活性化とまちづくり施策で22項目、介護保険について3項目です。  どれも全国的な視野から見れば他市並みの施策ばかりで、市長がその気になればすぐにできることばかりです。  まずは、この各項目に対する実現への決意と抱負をお聞かせください。 385 ◆総務部長(中山 修) 議長、総務部長。 386 ◆議長(鍔本達朗) 総務部長。 387 ◆総務部長(中山 修) 平成28年度の予算編成につきましては、安心・安全対策の重点実施など、継続事業を基本に取りまとめをしているところでございます。  提出いただきました70項目の要望につきましては、税収の予想も含めて、全体の財政需要や要望事項などを含めて精査しているところでございます。 388 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 389 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 390 ◆2番(山口春美) 継続事業ということで、新規事業も含めて、私たちは提案させていただいたんですが、今後、市議選も含めて、この全項目を実現するために引き続き頑張っていきたいと思っています。ぜひ、熟読していただいたと思いますので、可能な限り前に進めていただきたいと改めて要望させていただきます。  そこで、2つ目の質問ですが、次期市長選挙への出馬と公約はということで、12月議会の初日に、市長は、来年4月の市長選挙への出馬表明をされました。そこで、次期市長選挙への公約について何をお示しになるのか、この場でお示しください。 391 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 392 ◆議長(鍔本達朗) 市長。 393 ◆市長(禰宜田政信) 3期目に向けての公約につきましては、選挙日程に間に合うように、これから細かい部分や具体的事項につきましては詰めていくということでございますので、よろしくお願いいたします。 394 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 395 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 396 ◆2番(山口春美) 実は、予算要望書を提出したときに、市長は、他市がうらやむまねのできない施策を今考えているんだということで言われました。  そんな、胸の中に秘めておくんじゃなくて、私たち、予算編成の時期でほぼ固まったということも聞いているんです。何ひとつ聞いていません。  継続事業が当然優先されるとは思うんですが、他市がうらやむ施策とは一体どのようなものなのか、ぜひ、秘密のうちで進めなくて、やはりきょう、ぜひ少子化対策なども含めて、今からも、今までも、各議員の皆さんも提案されてみえるわけですから、あるなら披瀝していただきたいと思います。 397 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 398 ◆議長(鍔本達朗) 市長。 399 ◆市長(禰宜田政信) 私の思いの中にはいろいろありますけれども、これはやれるかやれないかも含めまして、予算も含めましていろんなことを関係部署とも調整をしながら、最終的にマニフェストとして出していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 400 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 401 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 402 ◆2番(山口春美) 予算編成権は市長にあるとはいうものの、市民とのいろいろな投げかけ合いのもとでつくっていく、本来ならば予算であるべきだというふうに思います。  全て水面下でつくられて、以前は、12月の議会の最終日に全員協議会が開かれて、3年間の実施計画が示されました。そうなりますと、来年度から3年間新規事業なんかもぱらぱらと入ってきたわけですが、それも2月に先送りされてみえるわけですから、もうほぼ固まったと、新年度予算が。この中で新規事業はなしということになるんですか。  新規事業があれば少なくともこの場で明示していただいて、市民の皆さんに周知徹底していくことが当然必要だというふうに思いますが、来年度の予算の新規事業や目玉政策というものがあるのかないのか、公約にも絡んで。公約は言えないと言われましたけど、じゃ、来年度、新年度予算については私たちの税金でつくられるものですので、新規事業、目玉政策、あるならお示しください、ないならなしと見ますが。
    403 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 404 ◆議長(鍔本達朗) 市長。 405 ◆市長(禰宜田政信) 今回の予算につきましては、骨格的な予算ということで、私のほうの新しい公約、マニフェスト等につきましては、6月議会の補正にて予算的なお示しをすると、こういう形になっておると思います。  以上です。 406 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 407 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 408 ◆2番(山口春美) とはいえ、3月あたりには多分立候補のいろんな歩みが出てきて、公約も一定示されるので、そのときには6月補正が議決されるかどうかもわからないわけですから、何らかの形で示されるというふうに思いますので。  私は早々と示して、私たち碧南市の未来について一定の予想ができるような形にしていくというのが当然だというふうに思います。  それで、いろいろ日程的にも詰まっている問題もあるわけで、3つ目の地方創生計画、先日も大変話題になりましたけれども、やっぱりこれは今年度以内につくっていくわけですよね。私は9月議会で、4月に750万円で委託されたと、業者さんに。それ以降、11月3日に推進会議の設置規定が、11月3日にようやくできるわけで、それで、12月16日、1月19日、3月18日とたった3回で練り上げていくということですから、余りにも急速で、もう市民の声なんか入る余地もないというふうに思わざるを得ませんけれども、政府は、アベノミクスの3本の矢だとか何とか打ち出しましたけれども、この経済政策は見事に破綻しているんですが、これに全く反省しないで新3本の矢ということで、地方に対しても責任を押しつけてきているわけで、こういう中で、私は、今の11月3日につくったこの規定のもとで、公募の委員も3名の者が1名しか入らなかったということなんかも含めて、一体何を、大体決まっているんじゃないんですか、12月の末には議会に報告すると言われたんですから。だから、9月のときは全く白紙だったと思うんですが、現在までにどういった方向が出されているのか、これもまた白紙ですかね。 409 ◆総務部長(中山 修) 議長、総務部長。 410 ◆議長(鍔本達朗) 総務部長。 411 ◆総務部長(中山 修) 総合戦略については、4つの項目、1つ目が仕事づくり、新しい人の流れ、結婚、出産、子育ての環境づくり、元気あふれる地域づくりの4つの項目で、それぞれの所管で今、項目、体系をまとめているところでございます。  また、実施計画をいろいろ検討する中で、その項目の体系に当てはめていくということでもって現在進めておりまして、年度内には作成してまいりたいということでございます。 412 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 413 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 414 ◆2番(山口春美) 公約にも新年度予算にも新規事業なしと、それから、この年度末につくられる地方創生計画も、これ、新規事業や既設の事業なんかに交付金が出されるわけですけれども、これも示されないと。全く白紙状態なんですが、国のほうは、東京の一極集中だとか地方の衰退は、これは、歴代の自民党政権がつくり出してきたものなんですが、全くこれに無反省で、大企業、財界のもうけを優先させる地域・国土政策を基本とされています。  ですから、国の言いなりになっていくのは大変危険なので、私たちは独自に、今まで私も議会で示してきましたし、今、碧南市が足らない子育て支援だとか、そういうものを積極的にここに組み込んで交付金の対象にしていくなどという努力をするべきだというふうに思うんですが、こんなわずかな3回の会議で、2060年ですか、合計特殊出生率1.8にするだけの施策が編み出せるのか非常に懸念に思うんですが、いかがですかね。 415 ◆総務部長(中山 修) 議長、総務部長。 416 ◆議長(鍔本達朗) 総務部長。 417 ◆総務部長(中山 修) 3回予定しています外部委員の意見聴取は、基本的にはそれぞれの立場で意見をいただくという中で、事務局として事業立てをしていくというものでございます。  また、今言われた合計特殊出生率と、いわゆる転入、転出の関係は、国のレベルでも出生率は1.8に2030年には持っていきたいと。2040年には2.07に持っていきたいという国の計画があります。それに基づいて愛知県も同じような計画をつくりましたので、先週に申し上げたとおり、人口についてはそのような形で国と県とあわせて考えてまいりますと、2060年では7万人を維持したいという目標を掲げているところでございます。 418 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 419 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 420 ◆2番(山口春美) 私は改めて予算要望書だとか中小企業対策の住宅リフォーム補助だとか保育拡充だとか、ものを求めていきたいというふうに思うんですが、具体的な子育て支援、若者定住の施策を示していただきたいというふうに思います。  実際につくられた各市のものを見ても、余り具体的な施策に踏み込んでいないように思われます。県のものももちろんなんですが。それでもって成果度をはかるわけですから、今の時点で素案を12月の末に示していただけるとするならば、どんなものが入っているのかというのは方向的には言えるんじゃないですか。 421 ◆総務部長(中山 修) 議長、総務部長。 422 ◆議長(鍔本達朗) 総務部長。 423 ◆総務部長(中山 修) 方向性と具体的な事業については、先ほど申し上げましたとおり、4つの項目で体系しております。  いわゆる新規事業につきましては、昨年の実施計画で今年度以降の新規事業として捉えたものは当然計上してまいりますけれども、新たに、来年度以降の新規事業については、時期的なこともありますので、また6月補正、また、総合戦略自体も来年度にはまた見直してまいりたいということを思っております。 424 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 425 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 426 ◆2番(山口春美) ここまでのところ、具体的に出ているのは工場地域の拡張で雇用をふやしていくというようなことぐらいしか見当たらないんですが、私は最近つくづく思っているんですが、吉浜棚尾線が高浜まで開通して、あそこにコンビニができて、宅地開発がどんどん進んで、この間はアドバルーンまで立てて、何十件もの宅地開発をされました。  ところが、道を隔てた碧南側に来ると、調整区域なのでばったりと家屋もなくなり、農地がずっと連担していくという、こういう状況です。吉浜棚尾線はあと2年で開通するというふうに思うんですが、都市計画マスタープランには、高浜市の市街化区域に隣接する区域については、吉浜棚尾線及び西尾知多線の整備に合わせて新たな住宅地の整備を検討しますというふうに書かれてあるんですが、市長にもしや、この調整区域の市街化だとかいろんな方法があるんですが、あの吉浜棚尾線の碧南高浜線沿いのことについては目こぼしがされていないでしょうね。どうですか。 427 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 428 ◆議長(鍔本達朗) 建設部長。 429 ◆建設部長(中村正典) 御指摘いただきました吉浜棚尾線の市街化の件でございます。  ごらんのとおり、都市計画マスタープランでは、西尾知多線も含めて市街化区域にするという方向性を出しております。ただ、実際のところはいろんな要件がございまして、面積としては20ヘクタール以上ですとか、それから、実際にやろうとすると、その手法、整備が確実になっていなければならないということがございまして、区画整理事業とかそういったことを含めないとなかなか市街化区域に編入することは難しいという状況でございます。  引き続き、地権者の方の意向が出てくるのかどうか、その辺も含めまして、国だとか県の動向を踏まえて検討はしていくという考えでおりますので、よろしくお願いします。 430 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 431 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 432 ◆2番(山口春美) 実際に走ってみると、本当に碧南側はちょっとかすんでしまうという状況ですよね、客観的に見ると。それで、いつが都市計画の見直しの時期なのか、あそこは調整区域の白地にしていくのか、市街化に取り込むのか、あるいは沿道サービスにしていくのか。あの沿線上に今は何もないんですが、何か活性化する方向を持っていこうとするならば、どういう方向で進めようというふうに市長は考えてみえるんですか。  工場用地のほうはなかなか大変ということで、かなり壁が高いというふうに見たんですが、もう目前に迫っている吉浜棚尾線沿線上はどういうふうなイメージでみえるんでしょうか。 433 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 434 ◆議長(鍔本達朗) 建設部長。 435 ◆建設部長(中村正典) 繰り返しになろうかと思いますが、まずは、農業振興地域という農用地ということでございますので、宅地化するにつきましては、当然除外ということが必要になってまいります。それにつきましても、農業委員会等の意向だとか実際に農業している方の意向がございます。  こういったことを含めまして、少し長い年月がかかろうかと思いますが、引き続き、市街化に向けてという努力はしてまいると。  それから、あと沿道サービスという観点で申しますと、少し小さい範囲で何か考えられないかということでございますが、それについては研究をしてまいりますが、今のところ種々の条件には当てはまらないということがございますので、引き続き検討はしてまいります。 436 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 437 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 438 ◆2番(山口春美) 雇用や若者定住等、まちの活性化を含めていくと、私は、農地を守っていくのは当然なんですが、じきに2年間の間に開通する沿線上に対して、市長、黙ってみえるけれども、一体いつが変更のためのタイムリミットになっていくのか。それ、明確に示していただいて、相当先になると、相当先まであの状態でずっと、高浜はにぎやかだけれども、碧南の西端に入ったら閑散としているという状況になってしまう可能性が濃厚なわけで、やっぱりこれは手を打っていく必要があると思うんですが、いつがタイムリミットですか。可能性も大変、工場用地と同じぐらい可能性は薄いというふうに、市長はどう見てみえるの。市長に聞きたいです。 439 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 440 ◆議長(鍔本達朗) 市長。 441 ◆市長(禰宜田政信) そういうことにつきまして、私も別に消極的な立場は一切とっておりませんで、常に積極的に考えておるわけで、可能な限り碧南市が発展できるようにやっていくと。だけど、タイムリミットその他も含めましていろんな制約はあるということの中で最大限の努力をするということしか言えないんですね。  とにかく、いろんな面で頑張ります。ほかの地区でもまだ開発しているところが山ほどありますので、そこにどんどん定住はできると思いますし、また、順番にどんどんやっていくと。ここのあたりにつきましても、ぜひ商業地並びにそういう住宅地ですか、可能なように整備できればというふうに思っております。 442 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 443 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 444 ◆2番(山口春美) 西端は、市街化区域が島のようにすごく限定された地域で囲まれているものですから、何か西端保育園も子供の数が減ってきているということで先行きがとても心配されますし、高浜境の状況を見ると、碧南は何をやっているんだということを率直に市民の方も言われるわけで、ぜひ、機会を逃さず、県のほうは抵抗があるそうですよ、市街化は十分活用されていないということで抵抗されているそうですから、相当プッシュが必要だというふうに思いますので、強く求めておきたい、機を逃さずやっていただきたいというふうに思います。  それから、4番目の、この間、45項目、ずっといろいろ、市民に直接関係ないものは省いていきますと、この25年、26年の間に45項目、約2億円の市民負担が強化されました。財政再スタート宣言はやめたものの、これは置き去りにしたままで負担は強化されっ放しです。  ここが私は市民の中に非常に閉塞感と何となく暗い雰囲気を醸し出しているんじゃないかというふうに思いますが、市民の皆さんは、トヨタの法人税が復活したならば、やっぱり負担させた2億円はぜひ元に戻してほしいというふうに率直に言われるわけです。この45項目、2億円の市民負担の撤回については、一遍やったら戻さないということではなくて、やっぱりもう一度精査していただいて、やっていただくということが必要ではないかというふうに思うんですが、自己評価80点というふうに言われましたけれども、とても、私たちの行った市民アンケートの中でも、こういった市長に対する厳しい声も出されてきています。  2億円の撤回というものはいかがなんですか。市民にとって重たい2億円ですが、市全体では、この2億円のお金ならば何とでもなるような形だと思います。むしろこれを減らして活性化の方向に、市民の購買力を引き上げていくという経済的な効果もあるわけですから、いかがですか。 445 ◆総務部長(中山 修) 議長、総務部長。 446 ◆議長(鍔本達朗) 総務部長。 447 ◆総務部長(中山 修) 平成24年の9月に宣言いたしました財政再スタート宣言の取り組みは、基本的には税収に対応できる財政構造の確立というものが最大の目的でございました。その上で積極的な施策を実施していくというものでございますので、現時点では少し税収は戻りましたけれども、これからも厳しい税収は続くと思いますので、税収の落ち込み、また、厳しい時期が続きますので、現在のところ戻すということは考えておりません。あくまでも今が標準的な行政、財政だということを思っております。 448 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 449 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 450 ◆2番(山口春美) もっともバブルの最盛期でも厳しい、厳しいということはいつでもずっと市は言ってきたわけです。5つ目に、それをやらないとするならば、私は2億円の財源を宛てがえば白紙撤回できるものだというふうに思うんですが、他市並みの行政ということはやめていただいて、法人市民税を12.1%にしていくということをぜひやっていただきたいです。  私たちもこの間、ずっと会派の視察なんかも行かせていただくと、どこでも、12.1%の法人市民税で超過課税の増収を得ております。いかがでしょうか。 451 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) 議長、市民協働部長。 452 ◆議長(鍔本達朗) 市民協働部長。 453 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) 法人市民税の現行の標準税率が9.7%に対しまして、制限税率であります12.1%を採用することにつきましては、財政上特別の必要があると認められる場合とされておりますので、特別な行政需要が発生した場合の財源確保のためであると認識をしておりますので、現時点では上げることは考えておりません。 454 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 455 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 456 ◆2番(山口春美) 12.1%にすると、ことしの予算で言えば2億5,000万円、新たな増収があるわけです。安倍内閣は、来年度の税制改正で法人税の実効税率を29.97まで下げると。現在は32.11で、16年度から31.33にする予定だったんですが、またさらにこれを引き下げると言っています。それと引きかえに、外形標準課税で中小業者の皆さんにも課税をとっていくということを言っています。  こういう本当に理不尽な大企業の減税制度をやっぱり市の段階で変えていくためには、12.1%の税収で得られたものを中小企業対策やら市民のために回していくということがとても必要だというふうに思うんですが、そういう経済的な見方は全くされないんでしょうか。 457 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) 議長、市民協働部長。 458 ◆議長(鍔本達朗) 市民協働部長。 459 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) 今後の税制改正に関しましては、今後の政府の流れを見ながら考えていきますけれども、先ほど言ったとおり、制限税率については今のところ考えていないということでございますので、御理解をお願いします。 460 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 461 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 462 ◆2番(山口春美) だから、2億5,000万円もまけているのにかかわらず、きのうも、4日も出ましたけれども、固定資産税の減免制度は、65歳以上の高齢者を初めとする弱者の減免ですけれども、25年度は525戸で2,598万円の減税をしていたのに、26年度では171戸でわずか570万円と2,000万円も削減してしまったわけです。一方で、2億5,000万円を大まけしているんだったらば、高齢者の皆さんに、年金も減り、負担もふえているわけですから、これをもとに戻していくと。これは市民とともにつくり上げた制度です。一方的に禰宜田市長がぱさっと切っていくという類いのものではないというふうに思いますので、他市並み行政と言いながらも、おうちの面積を決めていない自治体もあるわけで、これ、ぜひ、法人市民税を大まけしているんだったらば、高齢者に対しても前にやっていた制度ぐらいは復活するべきだというふうに思いますが、どうですか。 463 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) 議長、市民協働部長。 464 ◆議長(鍔本達朗) 市民協働部長。 465 ◆市民協働部長(鈴木友喜広) 固定資産税の減免につきましては、先ほど議員が言われましたとおり、他市並みということで検討させていただいて決めておりますので、御理解をお願いいたします。 466 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 467 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 468 ◆2番(山口春美) C・Sミーティングも私、西端に参加させていただいたんですけれども、税務部長も含めて、市民協働部長も含めて。今後、幾らか税収はあったけれども、国税への転嫁だとかそういうもので大変だと。大変、大変ばっかり言っていたんですけれども、その一方で、市長は、6番目に入りますが、10月1日の広報のC・Sコラムで一方的に財政調整基金を80億円ぐらいを目標にしたいと。バブルの最盛期のところまで貯金していくんだということを平気で書いてみえると。市民に2億円も負担を押しつけておいて、わずかの2,000万円の固定資産税の減免制度もなくしておいて、何をせっせと80億円も目標にして財調を積んでいくんだと。これは行政のやることではありませんよ。  私たちの税金は、暮らしを守るために、憲法で守られている基本的人権を守るために、あなたたちが施策を行って還元していただく、地域を活性化させていただくその源ですから。せっせせっせとためる方向ばっかり向いて、絞るわためるわ、これじゃ、本当に市民の暮らしを守ることはできない。どんどん衰退していく方向に行ってしまうじゃないですか、地方創生なんかで元気出せと言われているにもかかわらず。これじゃ、全然方向性が間違っていると思いますが、いかがですか。改めて、市長に伺います。 469 ◆総務部長(中山 修) 議長、総務部長。 470 ◆議長(鍔本達朗) 総務部長。 471 ◆総務部長(中山 修) 財政調整基金の残高のピークは、おっしゃるとおり、平成20年度末でございまして、その段階では86億円余ございました。  この基金の残高のおかげでリーマン・ショックによる財源不足に対する補填を行いまして、市民生活に大きな影響が出ないように回避できたということは皆様も御承知のとおりだと思います。また、現在、経済環境のグローバル化が進んでおりまして、リーマン・ショックのような状況がいつ来るかもわからない、また、最近では海外でもいろんな経済不安など、多くの景気低迷の要素が存在しております。  将来リスクに備え、ある程度の基金残高を保つということは財政運営上必要なことでございますので、できる限り積んでまいりたいということを思っております。 472 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 473 ◆議長(鍔本達朗) 市長。 474 ◆市長(禰宜田政信) 私はとりあえず目標としてはそういうふうに掲げておりますけど、別にここ二、三年の間に80億円まで持っていこうというふうには考えておりませんで、中長期的にこれぐらいをめどにということで、必要なものにつきましては、お金は使っていくというふうに考えておりますので、徐々にはそういう目標に向けて調整基金をためるということが1つの目標だというふうに考えております。 475 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 476 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 477 ◆2番(山口春美) 地方財政法などで繰越金の半分は財調に積み立てるという、こういう措置もされていて、それ以上の過大な無用な積み立てというのは、やっぱり市民生活を圧迫するというふうに断ぜざるを得ませんので、ぜひ一考いただきたいというふうに思います。  それでは、2つ目の子育て日本一の碧南市ということです。  ためるわ削るわで、子育ての支援が大きく滞ってしまってはいけませんので、提案するものです。
     私たちは、兵庫県の相生市に11月17日から3日間の会派視察の中で行かせていただきました。ここは、全国で初めての学校給食費をただにするという、これを初めとする11の子育て支援の施策を行っているものでした。  碧南市は、県下で唯一、合計特殊出生率が平成15年から19年に1.65が平成20年から24年に1.63に引き下がったまちで、他に例のない唯一の下がったまちです。県下上位で高浜2位、知立3位、刈谷市4位、安城5位の中で、西三河の衣浦5市は全部頭そろえてトップクラスでいる中で、碧南市だけが4位から14位に下がってしまったということは、やっぱり外国人がふえたというこの一言で済ませる問題じゃないと思うんです。やっぱり、今の碧南の危機を私はここで如実に示しているというふうに思います。  今なお、逆にさっき言った財政再スタート宣言で6,500万円の保育料の引き上げを行い、出産手当も早々に御自分の手でやめてしまわれたということで、子育て支援の足を引っ張る方向に進めてきたわけですから、こうなることは半ば当たり前といえば当たり前で、碧南市は血の通わない先端の地域にあるわけですから、よその衣浦5市の中でも、とりわけ頑張らなければいけないというふうに思うんですが、ぜひ碧南市も思い切った子育て支援施策で子育て日本一にというふうに思うんですが、そういうお考えはないんですか。 478 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 479 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 480 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 本市では、子育て支援の基本理念、「子どもたちに安心・安全を約束できるまち へきなん」を掲げました、子ども・子育て支援事業計画において、現在、保育園、幼稚園を中心とした質の高い保育、教育環境の整備や仕事と生活の調和のとれたきめ細やかな子育て支援施策を実施することで、子育て環境日本一を目指すということで考えております。 481 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 482 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 483 ◆2番(山口春美) それでは、ぜひ日本一を目指していただきたいというふうに思いますので、2つ目の学校給食の無料化のことです。  もともと義務教育は無料で、食育基本法などもつくられて、やっぱり給食で食べるということは、一つ一つが食を学ぶことであります。自分の体調管理や栄養をきちっととっていくという、全てが学習の1つになるというわけですけれども、全国で学校の給食の無料化というものが広がってはきているんですが、あなたたちは日本一を目指すならば、国内状況というのは、最新の状況を把握されてみえるんでしょうか。 484 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。 485 ◆議長(鍔本達朗) 教育部長。 486 ◆教育部長(鈴木重幸) 学校給食を無料ということの御質問ですが、学校給食法第11条には、材料費である給食費は保護者に御負担していただくということが規定をされておりますので、学校給食費を無料にすることは考えておりませんので、お願いをいたします。 487 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 488 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 489 ◆2番(山口春美) 考えてもいないし、全国の状況も調べてもいないということですか。 490 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。 491 ◆議長(鍔本達朗) 教育部長。 492 ◆教育部長(鈴木重幸) 全国の状況は手元にちょっと持っておりませんが、近隣の状況でまず申し上げますと、西尾が、保育園、幼稚園の給食費の主食代を無償にしておるというふうにお聞きしております。安城は、無料化に向けて検討してみえるということですが、具体的な内容はまだ承知をしておりません。それ以外の西三河の市町村はそういう予定はないというふうにお聞きしております。 493 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 494 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 495 ◆2番(山口春美) 相生市、それから大田原市、南アルプス市、大子町、鳥取県の伯耆町、それから和木町、小鹿野町、三笠市はもちろん初めのうちにやりましたけれども、この間、ことしの4月から地方創生交付金を全額投入して、青森県の南部町だとか北海道の浦幌町なども7月1日からやっているんです。  先ほど言った子育て支援は、国の新3本の矢の中にも加わる問題ですので、私は考えていく必要があると思うんですが、総額3億円ですよね。江戸川区のように軽減措置を行って半額としても1億5,000万円ということで、私は全部の子供たちに責任を持っていくためにはやってもいい施策だというふうに思うんですが、もうないない尽くしの碧南市ですけれども、教育長と市長が一緒になってやらないやらないと言っているんじゃ、どこが日本一だということになるわけで、どうですかね。3億円、あるいは1億5,000万円。 496 ◆教育部長(鈴木重幸) 議長、教育部長。 497 ◆議長(鍔本達朗) 教育部長。 498 ◆教育部長(鈴木重幸) 先ほどの答えと同じですが、法の趣旨に基づきまして、無料化にする考えはございませんので、お願いをいたします。 499 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 500 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 501 ◆2番(山口春美) それでは、3点目の保育料の引き下げについてです。  西三河トップだと言ったら市長が2位だと言われたみよし市ですが、みよし市は9月議会で保育料を改定されました。トップの座は嫌だということで返上されたので、文字どおり碧南市がトップになったんですが、さらに通常時間と、それから、短時間という形で二分化されて、長時間保育料は、朝7時半から午後の7時までは標準保育時間11時間の中に入れ込むんだという形でやりましたけれども、詳細を御存じですか。 502 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 503 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 504 ◆福祉こども部長(奥谷直人) まず、保育料の引き下げということを言われておりますので、今、碧南市の西三河9市の中での保育料の状況について、少し説明をさせていただきます。  国の定めます基準保育料に対して、実際に保護者の方から負担していただいている保育料の割合、これを弾力徴収率と言いますが、平成26年度の決算は、本市の場合、52.1%でありました。これは、西三河9市のうちでは6番目で、近隣市の平均より低い状況にあります。それと、みよし市さんが28年度から保育料の見直しをしておるということの状況は承知させていただいております。 505 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 506 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 507 ◆2番(山口春美) みよし市と比較すると、比較的碧南市は所得の低い方は安くなっていますが、D4階層から上の方はみんな高くなってしまうんです。  碧南市の場合、1時間に5%ごとの割り増し長時間保育料を取っていますので、例えば12時間預けたとすると、D4以上の方がみよし市よりも高い保育料になってしまいます。そうすると、全体のうちの82%がD4以上ということで、D4以下の方はわずか総勢318人の中で、3歳未満児、57人しかおみえになりません。ほとんどの方はみよし市よりも高い保育料ということになります。  3歳以上の方でも全体が1,658人の中で1,404人、85%がみよし市よりも高くなって、わずか249名という15%足らずの人たちが所得が低い方なので、みよし市よりも低いということになります。刈谷市さんも朝7時半から午後7時まで長時間保育料を取らずにやっているんですが、月にすると1万4,000円、碧南市と違うんですよ。年間にすると15万円も違うんです。それで日本一の子育て支援をするというのは全く道理が通らないし、これだけの負担を保育園に預けている80%以上の方にみよし市よりも高い保育料を課しているんですよ。少なくとも私は、5%増しの随分前にやられたんですけれども、1時間ごとに割り増ししていく、このやり方はやめていただいて、国が言っている標準の保育時間の11時間以内は保育料に組み込むと。保育料の額そのものも引き下げていただきたいですが、この長時間保育料のあり方については見直しをしていくと、こういうふうにしていただきたいというふうに、遠慮した要求ですけれども、どうですか。 508 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 509 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 510 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 今、質問者のおっしゃいました階層ごとの割合でございますが、これは保育時間とは関係なくその階層におる方との割合だと思っています。  今、おっしゃいました7時半から7時までの11時間半、12時間と計算するところでございますが、そこは確かに質問者のおっしゃるとおりかもしれませんけれども、ただ、みよし市の場合につきましては、それから1時間、例えば18時、19時じゃなくて18時でもって保育時間が終わったという場合では、当然ながら碧南市のほうが安くなってくるということでありますので、時間単位でそういった加算をしていく保育料で保育に対する必要な保育料、これは適切だというふうに思っておりますので、見直す予定はございません。 511 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 512 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 513 ◆2番(山口春美) 市長、日本一の子育て支援を目指すというふうに言われましたけれども、この11時間も違反しています。それで、5%増しの長時間保育料も苛酷です。働く女性がちゃんと正規で働いて残業もやってくるという中で、今、職場の状況からすれば、当然働けば働くほど割り増し料金になってしまうというのは撤回すべきだというふうに思いますが、聞いていてどうですか。 514 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 515 ◆議長(鍔本達朗) 市長。 516 ◆市長(禰宜田政信) 預けられる環境はつくってあるわけですね、7時とか。だから、残業でそこまで、要するに受け取りに行けない場合はそういうのを使っていただければいいわけで、そこは、だから、一応残業手当等も御本人たちもいただいておるわけですから、だから、できるだけ効率よく、早く帰れるときは早く帰って子供と一緒にいていただくと、こういうほうがより健全だというふうに私は思いますので。  一応環境は整備してあるわけですよ。そういう選択をしたい、遅くまで働きたい人は働けるようになっているわけですから、それはそれでいいかと、うちの制度のほうがよりいいと私は信じております。 517 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 518 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 519 ◆2番(山口春美) 幾ら信じても、客観的には、刈谷、みよし市と比べて苛酷な取り立て方法になっているわけですから、このあり方を変えていただきたいというふうに思います。  それから、ウのプチ保育の需要と待機状況について教えてください。 520 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 521 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 522 ◆福祉こども部長(奥谷直人) プチ保育は、今年度から新たに西端保育園で開始し、現在、市内7保育園で実施しております。  平成26年度の延べ利用児童数は6,366人で、平成27年度は10月末までの利用者が延べ4,213人となっております。昨年の同時期と比較いたしまして891人の増となっております。  これを1園当たりでの1ヵ月単位で比較をいたしますと、26年度が88.4人、27年度が86.0人であり、ほぼ同程度だというふうに思っております。 523 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 524 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 525 ◆2番(山口春美) 事前に毎日3時間以上働かれる方は64時間、月になって、3ヵ月前に予約と。それから、それ以外の方は1ヵ月前に予約というふうになっているんですが、年間を通じて予約の待機状況はどうなんですか。 526 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 527 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 528 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 今おっしゃったように、プチ保育を利用をする理由につきましては、保護者の就労を理由とする特定保育の増加等もございますが、園ごとでは1日の定員がおおむね10人としておりますので、園によっては利用できない日も生じているということは私どもも承知いたしておりますが、7園全体で見れば利用可能な状況であるというふうに思っております。 529 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 530 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 531 ◆2番(山口春美) 実際には、緊急の一時保育を3ヵ月前に予約するなんてことは不可能だというふうに思うんですが、結局、公立保育園で、エのところに入りますが、4園でその地域ではゼロ歳児保育、長時間保育をやって除外しているわけですから、よその園に行けということで。  実際に市民の方とお話しても、長時間保育園に申し込みをしたら入れなかったと。あるいは、小林記念病院の院内保育に預けて、3歳児、3人目だから無料になるんだけど、入れなかったからこうしているという、実際には待機児童がいる状況が目に見えているんですが、私は、公立保育園4園で長時間ゼロ歳児保育をやって、きちっと公立保育園が役割を果たしていくと。何で3ヵ月前に予約するような、こんないいかげんなプチ保育で人の配置もなかなか難しい、やっぱりこれを広げていかなければならないというふうに思うんですが、ここは、部長は私のキーワードは4と5と11だということで、4園の公立保育園の長時間乳児保育、それから5%増し、それから11時間のクリアと、この3つの課題がやれなければ碧南の保育は、とりわけ公立保育園の保育行政は、大きく西三河の中でも愛知県の中で立ちおくれている状況ですよ。これで少子化を、県下で一番減った碧南市がこのまま漫然としていたら、この状況が引き続いてしまうと思うんですが。 532 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 議長、福祉こども部長。 533 ◆議長(鍔本達朗) 福祉こども部長。 534 ◆福祉こども部長(奥谷直人) 今、質問者のほうから4と5と11というキーワードをいただきましたが、これにつきましては、子ども・子育て支援事業計画のニーズ量の調査を踏まえて、現行の保育体制での保育を実施しておるところでございますので、今のところ4と5と11については、我々としてはクリアしておるというふうに思っておりまして、今すぐに公立4園の拡大というのは必要ないというふうに考えております。  プチ保育のことにも触れられましたけれども、それを拡大していくということも、利用状況からすぐには必要ではないと考えておりますけれども、1つの要因としては保育室の確保、これは公立保育園の乳児保育についてもでございますけれども、もう一つは保育士の確保の問題もございますので、今の仕組みが可能な体制の確保というものがまず最優先していかなければいけないのかなというふうに思っております。  ただ、これまでも答弁をさせていただいていますが、今後において乳児保育の需要を勘案しながら必要な対応について図ってまいりたいというふうには考えております。 535 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 536 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 537 ◆2番(山口春美) 今後も求めていきたいと思います。  4つ目に、相生市では、若者の定住策として新築補助や住宅家賃補助をやっていました。うちは新築補助を一応やっているんですけれども、商工課が担当して若者定住という位置づけはありません。それで、もう一度施策を検討し直していただいて、若者の定住策として打ち出していく、あるいは、相生市は1万円の月々の補助を3年間やっていくという、こういう住宅への家賃補助もやっていましたけれども、この辺についてはいかがでしょうか。 538 ◆経済環境部長(松井高善) 議長、経済環境部長。 539 ◆議長(鍔本達朗) 経済環境部長。 540 ◆経済環境部長(松井高善) 碧南市では、御存じのとおり、定住対策だけではなくて、地域経済の活性化、住宅環境の改善、住宅建設の促進を図ることを目的として、平成22年度から新築住宅建設等促進補助金制度を設けております。これは、愛知県の県下でも非常に例の少ない補助制度でございます。  この制度は、当初は平成22年と23年の2年間の限定ということで始めたわけでございますが、既に御案内のとおり、補助率を見直した上で、平成24年度以降に完成した住宅も対象として、現在も制度を継続しているということでございまして、今後も継続をしてまいるということでございます。  今、若者定住対策ということで家賃補助ということを言われたわけですけれども、現時点では碧南市では考えておりません。  碧南市におきまして家賃補助ということはございませんが、御存じのように、市営住宅につきまして、近隣市ではほとんど改修がない中、碧南市では新しい市営住宅をつくっておりまして、若くて収入の少ない方々にはこういうところも御用意もしておりますので、そういうような意味も含めまして、住宅、家賃の補助制度というのは考えておりません。 541 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 542 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 543 ◆2番(山口春美) 日本一という言葉がずんずんと崩れていっているんですけれども、5番目に、高校までの医療費無料化と、これは安城境との格差をなくするという意味で、入院だけだと600万円、通院も含めて6,000万円ということで、ほかに何かいい方法があるんですか。私が提案している、限られた予算の中でえらい効果的だと思うんだけれども、せめて安城並みの600万円でやっていくということなんかは、即地方創生の中に組み込めるじゃないですか。何か策があるの、ほかに。 544 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 545 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 546 ◆健康推進部長(永谷洋二) まず、高校生までの医療費無料化でありますけれども、これは6月議会でも9月議会でもお答えさせていただいているとおりで、今以上に拡大する考えはございません。  高校生になれば自分で健康管理ができる年齢になるということでございますので、余り無料でやっていくというのはふさわしくないのではないかと思います。  経済的にも、高校生になれば自分で家にいることができるということでありますので、母親の就労も可能でありますので、経済的にも恵まれてくるのではないかということは考えています。  それから、ただ単に医療費をこのようにお金で差し上げるのではなくて、ほかに子育て支援の施策に向けたほうが有効ではないかと思っておりますので、今のところ拡大する考えはございませんので、よろしくお願いいたします。 547 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 548 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 549 ◆2番(山口春美) 6つ目に、もっと魅力的な施策のPRをやったほういいんじゃないかというふうに思います。  相生市は11の鍵ということでばーんと打ち出して、電車のつり広告だとか、あるいはテレビコマーシャルまでやってみえるんです。碧南市も子育て応援都市宣言を行っていく、これはどうですか、市長、お金が要らないことで。 550 ◆総務部長(中山 修) 議長、総務部長。 551 ◆議長(鍔本達朗) 総務部長。 552 ◆総務部長(中山 修) 広報という立場でお答えさせていただきますけれども、子育て支援の施策のPRにつきましては、昨年度より市のホームページにおいて、住もまい!へきなんというページを設けて、本市で行っているさまざまな取り組みを紹介しております。
     また、国の交付金を使って活用して、本市への移住・定住促進につなげることを目的としましたPR動画、龍が護る街もことしの10月より配信しており、総務省が開設しました自治体のプロモーション動画の部では全国19位のアクセスをいただいております。  また、ふるさと応援寄附金では大幅に伸びておりまして、これは、碧南市の特産品を通じた市のPRということなんですけれども、こういうことも含めて碧南市の魅力を発信しているということでございます。今後も引き続き行ってまいります。 553 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 554 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 555 ◆2番(山口春美) 100万人が集まる水族館や明石公園や臨海公園やあおいパーク、サン・ビレッジなどがあるわけで、対外的に市外に大きな看板も出しておみえになります。  子育て宣言をして、そこに碧南市は子育てしやすいまちを目指していますという、こういう宣伝だとか看板を掲げたり、子育て支援リーフをやっていただきますように、こういうことは、ぜひ、ばらばらにやってみえるから全然効き目がないというふうに思いますし、中身の充実も含めて求めます。  それから、3つ目の介護保険の改悪から市民を守るということで、もう時間もなくなってきましたので、11月11日に福祉文教委員会の視察で荒川区に視察させていただきました。担当課長も御一緒に行かれたので詳細には御存じだと思いますが、荒川区での週1のおげんきランチ、あるいは1時間半の体操をやっていくだとか、あるいは口の周りの筋肉体操を行うなど、サロンをいっぱいやっていました。1ヵ所に150万円の補助金を出していましたが、こういったことをやるお考えはありませんか。 556 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 557 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 558 ◆健康推進部長(永谷洋二) 1から3まで、一遍の御質問のような感じなんですけれども、荒川区につきましては、先進的に介護予防事業の総合事業を実施しておりまして、視察させていただきました。  私も復命を受けているわけなんですけれども、視察で得ました情報を参考としまして、状況が荒川区とは若干違うところもありますので参考にいたしまして、本市でもおおむね荒川区で実施しているような事業は予定しておりますので、29年4月に向けて介護予防事業の総合事業のほうを構築していく方針でございますので、よろしくお願いします。  (2)で市が責任を持ってとありますけれども、当然、市町村事業になるわけですので、市が責任を持って行っていくことは当然でございますので、責任を持って29年4月までに総合事業を始めたいと思っております。よろしくお願いします。 559 ◆議長(鍔本達朗) 残り38秒ですのでお願いします。 560 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 561 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 562 ◆2番(山口春美) サロンの設置というのは、余り第6期計画には入っていませんでした。この時点で、県内の状況はどういうふうに把握されてみえるのか確認したいと思います。  それから、立ち上げの費用だとか場所の確保だとか、そういうのは、財政的な援助というのが絶対不可欠だと思うんですが、その点についてもきちっと考えておみえなんでしょうか。 563 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 564 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 565 ◆健康推進部長(永谷洋二) サロンというのは荒川区で実施していたサロンだと思いますけれども、全く同様なものを行うというわけではございませんが、似たようなのものを準備していくという方針は変わりございません。  財政的には、介護保険の地域支援事業でございますので、おおむね介護保険の割合の財源で支弁されますので財源的には確保されていると言えますので、よろしくお願いします。 566 ◆2番(山口春美) 議長、2番。 567 ◆議長(鍔本達朗) 2番。 568 ◆2番(山口春美) 要支援1、2のサービスは、そのまま引き続き続行しながらやっていくということを荒川区でもやっていました。東海市は、立ち上がりの30万円、毎月10万円、家賃1万円という形でやっていますし、知立市も10万円の家賃補助あるいは設置補助なんかをやっています。  最近、尾城町にハッピーシニアという全く個人でやられているという方もみえて、やはりここら辺でもニーズがあるんだなということをとても思いました。二月に1回の会食は、碧南市は一銭も出さずに社会福祉協議会の赤い羽根募金でやっていますので、ぜひ前向きにやっていただきますようにお答えください。 569 ◆議長(鍔本達朗) 質問時間が終わりましたので質問を終了してください。 570 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 571 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 572 ◆健康推進部長(永谷洋二) 言われる中で家賃補助というのは、今回の総合事業には含まれておりませんので、それについては、今は考えておりません。  そのほかのサービス事業につきましては、他市を参考に進めてまいりたいと思います。また、適宜まとまったら議会のほうにも報告させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 573 ◆議長(鍔本達朗) 以上で、山口春美議員の一般質問を終わります。  次に、杉浦哲也議員の一般質問を許します。 574 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 575 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 576 ◆13番(杉浦哲也) みらいクラブの杉浦哲也でございます。ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に基づき、一問一答方式にて2件の一般質問をさせていただきます。執行部におかれましては、わかりやすく前向きな答弁をよろしくお願いいたします。  それでは、早速質問に入ります。  件名1、公園についてお伺いをいたします。  内閣府に設置されている国民生活審議会によると、国内において、住宅を除いたその他の生活環境施設の中で整備が最もおくれているのは公園緑地であるというふうにされています。  私たちがふだん利用している都市公園は、地球温暖化の防止、ヒートアイランド現象の緩和など、良好な都市環境づくりに寄与するとともに、市民生活における活動の場、憩いの場を提供し、豊かな地域づくり、地域の活性化に不可欠な存在です。また、地震などの災害時には、避難場所として活動拠点としての役割も担っている貴重な施設であります。  そこで、本市の公園について、整備状況、維持管理の状況など、確認の意味も含め順番にお聞きをしてまいります。  まず、(1)公園の総面積についてであります。  都市公園法施行令の第1条では、住民1人当たりの都市公園の敷地面積の標準が示されており、市町村区域内の都市公園の住民1人当たりの敷地面積の標準は10平方メートル以上とし、当該市町村の市街地の都市公園の当該市街地の住民1人当たりの敷地面積の標準は5平方メートル以上とするというふうに定められています。  本市においても、この標準値を目標として設定されていると思います。そこで、現在の碧南市の状況をお聞きいたします。 577 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 578 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 579 ◆開発水道部長(金沢宏治) 公園の面積につきましては、碧南市の都市公園条例、これに市民1人当たり10平方メートル以上としております。  また、碧南市の緑の基本計画では、平成32年までの目標値、これを1人当たり8.6平方メートルとしております。  現状を申し上げますが、平成26年度末までの1人当たりの都市公園の面積が5.47平方メートルとなっております。それでまた、現在整備中の公園につきましては、0.3ヘクタールの権現公園、これが今年度末完成予定でございます。また、2.3ヘクタールの碧南レールパーク、これが平成29年度末に完成予定で、これを加算しますと、市民1人当たりの面積が約5.8平方メートルとなります。  以上です。 580 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 581 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 582 ◆13番(杉浦哲也) ありがとうございます。  平成29年度末には、市民1人当たりの面積は約5.8平方メートルになるということですけれども、その後についてはどうでしょうかということで、イとして、今後の取り組みをお答えください。 583 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 584 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 585 ◆開発水道部長(金沢宏治) 今後の都市公園の整備の見込みでございますが、まず、近隣公園、これが碧南伊勢土地区画整理区域内に1ヘクタールの伊勢町公園を整備する予定です。それから、街区公園としては霞浦町に0.21ヘクタール、緑町に0.1ヘクタールの公園を順次整備しまして、目標値に近づくよう努力してまいります。  以上です。 586 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 587 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 588 ◆13番(杉浦哲也) ありがとうございます。目標に近づくようにしていくということですけれども、今後、やっぱり目標値に近づけるためには用地の確保、これが一番の問題点だというふうに思います。市域面積の狭い本市においては、公園用地を確保するということは大変大きい課題であると考えられます。  そこで、未利用地になっている空き地を、地権者との協議、調整を進めながら、公園緑地として活用していく借地公園制度というものがあります。この制度は、平成16年の都市公園法の改正で、借地に公園を整備することができるもので、土地貸借の契約期間は原則10年というふうにされていますけれども、地権者の同意があれば延長も可能で、公園用地の確保が容易になり、安い費用で迅速な整備ができるというふうに言われております。  また、土地の提供者にとっても貸し出しそのものは無償ですけれども、貸し出し期間中は固定資産税と都市計画税がかからないというふうなメリットがあるというふうにお聞きしております。土地を手放したくないけれども、維持費を抑えたいという方には大変魅力的な土地活用法とされています。  今、近隣では、隣の西尾市さんがこの制度をホームページにアップして、積極的な活用を推進しているようですけれども、各市によっていろいろな条件が設定されているようですけれども、本市では、公園緑地課の所管内で尾城公園とほか2ヵ所が借地に公園等を整備されているというふうにお聞きしていますけれども、今後、この制度のさらなる活用について、現状どう考えておられるのか、お答えください。 589 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 590 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 591 ◆開発水道部長(金沢宏治) 今、質問者がおっしゃるように、既に碧南市においても借地公園制度というものを、制度が始まる前だったかもしれませんが、現実的には実施しております。  ただ、先ほど申し上げました、今後、公園の整備について10年ほど年月がかかると思われます。当面はこれらの公園の整備を推進することをまず1つの方針として定め、御指摘の借地公園制度の充実につきましては課題と捉え、次の研究課題として踏まえていきたいというふうに考えています。  以上です。 592 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 593 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 594 ◆13番(杉浦哲也) 今後の中長期的な視点での活用ということで、近隣市の状況、そういうことも参考しながら検討され、都市環境の充実という意味においても公園面積の確保に努められるようによろしくお願いをいたします。  では、次に、(2)維持管理についてであります。  アとして、公園施設の維持管理の詳細についてお聞きをしますけれども、公園には樹木、広場、植物、それから遊具、トイレ、水道、砂場、それから余暇を楽しむ施設などが設置され、市民にとって憩いの場を形成している場所であります。  それぞれの施設に適切な維持管理が必要であります。そこで、公園施設全体の維持管理についての詳細をお答えください。 595 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 596 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 597 ◆開発水道部長(金沢宏治) それでは、維持管理を行う施設といたしましては、都市公園のほかに広場、ちびっこ広場、児童遊園、緩衝緑地、道路植栽等がございます。  緩衝緑地と道路植栽につきましては単年度契約でございますが、それ以外のもの、これにつきましては、地区及び種類に分けて11件の委託を平成26年度から3ヵ年の長期継続契約で契約をしております。その理由といたしましては、1年間の管理は公園の特性を理解する時間が短い、こういったことから剪定時期や樹形を考慮した剪定方法など、適正な管理が難しいこと、それと、長期継続契約のほうが経費の節減ができるというものでございます。また、遊具につきましては、保守点検業務を専門業者に委託しておりまして、そこでふぐあいがあれば、早急に修繕をすることとしております。トイレにつきましては、シルバー人材センターに清掃を委託しております。  以上です。 598 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 599 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 600 ◆13番(杉浦哲也) 公園の特性を理解して、より適正な管理を図るというふうに、と同時に、先ほど経費の削減にもなるということで、平成26年度から3ヵ年の長期継続契約で11件の委託をしているということですけれども、これまでは単年度契約だったということで、長期継続契約に変更され、どのくらい経費の削減になったのか、概算で結構ですので、金額を教えてください。  また、もう一点、ちょっと細かい話になるんですけれども、C・S地区ミーティングの際に公園の砂場の衛生管理についての質問があったと思いますけれども、きょう、午前中に3番議員の、地域猫が砂場によくふんをして、猫の特性として砂で覆いかぶせるので、結局子供さんが遊んだら、知らずにこうやってやっていたら猫のふんが出てきたというような苦情も実際ちょっと、私も聞いたことはあるんですけれども、今、砂場のことがなかったので、現在、何ヵ所の公園に砂場が設置されていて、どういう管理をされているのか、あわせてお答えください。 601 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 602 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 603 ◆開発水道部長(金沢宏治) まず、経費の節減額でございますが、3年間の長期に変更したことによる節減額といたしましては、先ほども11件申し上げましたが、11件の設計金額で申し上げますと、総額で1年間当たり約415万円、3年間にしますと約1,245万円となります。これは、設計額に対して約3.3%の金額となるということです。  それで、もう一つは公園の砂場の状況ですが、まず、箇所数でございますが、都市公園で32ヵ所、ちびっこ広場及び児童遊園などで25ヵ所を砂場設置しています。  管理につきましては、砂場清掃委託として、全砂場の清掃と消毒を年に1回実施をしております。方法といたしましては、消毒剤を散布した後にごみ拾いつき耕運機にて砂場を深さ約30センチメートルぐらいで攪拌をいたしまして、地中のごみを拾いながら消毒をしております。  以上です。 604 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 605 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 606 ◆13番(杉浦哲也) ありがとうございます。ちょっと砂場の件に関しては年に1回ということですので、先ほどちょっとふんの問題というのがある中で、またそこの部分についてだけでも結構ですので、もう少し回数をふやしていただけないかなということでお願いをしておきます。  あと、公園の中にいろんな施設があるので、先ほども9番議員が遊具のことを言われましたけれども、遊具が設置してあるのであればやっぱり適切な管理が必要でありますので、安全にやっぱり使えるような状態に常にしておかなきゃいけないので、その辺の修繕等、今後も引き続き適切な維持管理をお願いしておきたいと思います。  それでは、次に、イとして、苦情の状況と対応についてお聞きをいたします。  平成26年度の成果報告書では、公園施設維持管理事業における事業成果として、公園緑地等の美化に努め、市民からの公園に関する要望や苦情に迅速に対応できたというふうにあります。  そこで、苦情の状況として具体的な内容と対応についてお答えをください。 607 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 608 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 609 ◆開発水道部長(金沢宏治) 公園や緑地、ちびっこ広場、児童遊園地、街路樹等の245ヵ所の維持管理におきまして、平成26年度の苦情件数は約500件でございました。  年間を通して多い苦情といたしましては、いたずらや経年劣化による器物、遊具の破損、トイレなどの詰まり、それと照明灯の球切れなどによるものでございます。
     また、季節による特有の苦情では、春は毛虫駆除の要望、夏におきましては樹木、雑草の成長による交差点等の見通し確保のための剪定・除草依頼、秋から冬にかけては枯れ葉の飛散による苦情が多数寄せられております。これらの苦情に対しましては、まず、職員が現場を確認し、早急に対応するようにしております。  以上です。 610 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 611 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 612 ◆13番(杉浦哲也) 今、答弁のほうになかったんですけれども、近年、愛犬家とさまざまなペットの愛好家の方たちがふえていて、そういう愛好家の方たちがやっぱり公園は多く利用されるということで、以前にもちょっと聞いた話なんですけど、臨海公園にタカを連れてきた人がいたということで、数年前なのかな、それで遊びに来ている方が大変恐怖を感じたということで、特殊な事例だと思いますけれども、ペットに関する苦情や要望という点ではどうでしょうか、お答えをください。 613 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 614 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 615 ◆開発水道部長(金沢宏治) 特に最近では、ペットに関する苦情というものは、あるいは要望というのは寄せられておりません。  以前より公園内におきましては、ペットを連れて公園にお越しいただく際には必ずリードでつないでいただくようお願いをしております。その成果というんでしょうか、そのかいもあって、市内の公園だけではなく、市外の公園でも同じようなルールとなっている公園が多く、ルール自体が浸透されておると感じています。それは、市民の皆様のマナーに対する意識が年々向上されていると感じているところでございます。今後も良好な環境の維持に努めてまいります。  以上です。 616 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 617 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 618 ◆13番(杉浦哲也) ありがとうございます。平成26年度苦情件数、今、約500件あったということで、当然、大きい、小さいという細かいクレームもあると思いますけれども、極力苦情の出ないような環境づくりに努めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、次に、ウとして、公園愛護会の活動内容と募集状況はということでお聞きします。  公園の美化に努め、御活躍されている公園愛護会ですが、現在の具体的な活動内容はどうなっているのか。また、公園愛護会がない公園もあるようですので、その募集状況はどうなっているのか、あわせてお答えをください。 619 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 620 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 621 ◆開発水道部長(金沢宏治) まず、公園愛護会の構成要件でございますが、地域住民5人以上で構成された団体で、活動内容が年12回の清掃、年6回の除草などというものでございます。  愛護会に対しましての支援でございますが、年間で1団体当たり基本金額、これは年間5万円と面積に応じた面積額、公園では平米当たり10円、緑地では平米当たり40円、これを報償金としてお支払いをしております。  現在の公園等愛護会の活動といたしましては、29団体により36施設で活動をしていただいている状況でございまして、団体数につきましては、最近ではほぼ横ばいの状況です。  愛護会の募集状況につきましては、愛護会のない公園は各公園のホームページで募集があることをお伝えしております。ほかにも、地域の方とお会いする折にお話をさせていただいておりますが、現実的にはなかなかふえていかないのが現状でございます。  今後とも個々的な方法で募集をしてまいりたいというふうに考えます。  以上です。 622 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 623 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 624 ◆13番(杉浦哲也) ありがとうございます。  今、答弁の中で、愛護会に対し、年間1団体基本金額5万円と面積額ということで報償金を出しているということですけれども、この報償金について、近隣市と比較してこの金額は標準的なのでしょうか。そのあたりをお聞かせください。 625 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 626 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 627 ◆開発水道部長(金沢宏治) 刈谷市、安城市、知立市で公園等の愛護団体が活動されておりますので、そこの比較で申し上げます。  まず、刈谷市でございます。基本金額が1,000平米未満で1万5,000円、1,000平米以上2万5,000円、これに面積1平米当たり10円を乗じた額というのが報償金です。  安城でございますが、これは一律で基本金額が2万円で、公園面積1平米当たり10円、緑地では1平米当たり35円、これが報償金です。  それから、知立でございますが、基本金額が1,000平米未満で1万5,000円、1,000平米以上が2万円、それに面積平米当たり8円を乗じた額ということになっておりまして、碧南市は、先ほど申し上げました基本金額5万円ということをお支払いしておりますので、近隣各市に比べて高いレベルでお支払いしておるんじゃないかというふうに思っています。  以上です。 628 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 629 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 630 ◆13番(杉浦哲也) 少し高いということでありますけど、それだけ公園事業に力を入れているということで理解させていただきますので、報償金はこのまま、現状のまま維持していただきたいと思います。  また、愛護会の募集についても、今後より効果的な方法を検討していただきますようよろしくお願いをいたします。  それでは、次に、エとして、管理委託業者と公園愛護会の関連はということでお聞きします。委託業者と愛護会の連携、お互いの作業内容についての関連ということではどうなっているのでしょうか、お答えをください。 631 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 632 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 633 ◆開発水道部長(金沢宏治) まず、公園につきましては、業者による樹木の剪定、除草などの維持管理を行っております。その中には、愛護会が活動を行っている公園もございます。したがいまして、両方で管理をしておるという公園もございます。  それで、愛護会が活動している公園につきましては愛護会に、先ほど申し上げましたが、除草、清掃を行っていただいておりますので、この業務については業者への委託内容からは外しております。ただ、どうしても愛護会だけではできないというものについては、臨時で委託をすることもございます。  以上です。 634 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 635 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 636 ◆13番(杉浦哲也) 管理委託業者と愛護会が同じようなことをするということもあるということですけれども、それでは、委託業者に対する維持管理費についてですけれども、愛護会がある公園、ない公園で差があるということなのか、それは関係なく一律の金額でお願いをしているのかという、そこら辺のことをお答えください。 637 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 638 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 639 ◆開発水道部長(金沢宏治) 先ほど両方の公園があるということですが、愛護会が入っている公園につきましては、委託業者の業務の仕様から外しておりますので、委託金額につきましても、除草分及び清掃分の費用が含まれておりません。したがいまして、愛護会のある公園とない公園では委託費の差があります。  以上です。 640 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 641 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 642 ◆13番(杉浦哲也) わかりました。了解です。  それでは、次に、(3)に移りますけれども、災害等有事の際に機能する公園の整備についてということで、東日本大震災の発生以降、公園の持つ防災機能への関心は一段と高まっており、大都市では大規模な防災公園の整備が推進されていると同時に、身近な公園においてもその規模に合わせた防災機能の強化が求められているところです。  本市においても、中長期的な施策として防災公園の整備を検討していただきたいと思いますが、まずは、防災・減災機能を有する都市公園の役割などの再確認と再整理をしていただき、身近な公園づくりと総合的なまちの防災力向上を図っていくことが重要だと考えます。  そこで、災害等有事の際に防災・減災機能を発揮する公園整備の推進について、現状のお考えをお答えください。 643 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 644 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 645 ◆開発水道部長(金沢宏治) 碧南市の地域防災計画、この中では、公園につきましては、災害時の応急避難場所、広域避難場所、避難路あるいは救援活動の地域拠点の1つとして防災上重要な役割を持つ施設として位置づけられております。  したがいまして、公園の計画段階から地域の避難場所としてオープンスペースの確保を初め、耐震性貯水槽の設置、防災倉庫の設置やかまどベンチ、収納ベンチなどの設置により、防災施設の整備と防災機能の充実を図るよう、防災担当部局と協議しながら計画をしております。  以上です。 646 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 647 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 648 ◆13番(杉浦哲也) ありがとうございます。現在は、地域防災計画の中で計画を作成しているということで、今回は防災ではなく公園の機能について質問しておりますので、これ以上は申しませんけれども、現在、防災課のほうでBCP計画の作成に取り組んでいるというふうにお聞きしています。  当然、その中で公園が果たす役割というのを今後見直すというか、当然活用していくことになると思うんですね。ですので、これ、所管をまたがるんですけれども、その中で十分に検討を重ねて、新しい公園に限らず、今ある既存の公園についても防災、減災という観点からもう一度見直しをしていただき、防災機能を有する整備を進められるように要望としておきます。よろしくお願いいたします。  それでは、この件名の最後に、(4)臨海公園の新たな魅力づくりについてということであります。  平成20年に開園され、ことしで8年目を迎える臨海公園は、1.5ヘクタールの広大な芝生広場、斜面滑りができる碧の山、小さい子供が楽しく遊べるちびっこ広場、健康広場、音と光で演出する大噴水、水遊びもできるじゃぶじゃぶ池、雨の日もスポーツができるドームなど、大人から子供までが楽しめる総合運動公園として週末を中心に多くの市民の方が利用されている市を代表する公園であります。  その臨海公園の新たな魅力づくりということで、ソフト面で2点の提案をさせていただきたいと思います。  まず1点目は、企画から開催まで、業者に委託をする形で結構なので、芝生広場やドームを使用し、開放感の中で毎月1回程度、定期的にミニイベントを実施してはというものです。  ことしのふれあいフェスティバルにおいても臨海公園を利用され、毎年やられている踊りの披露に加え、音楽バンドの演奏があり、悪天候にもかかわらず大変盛り上がっていたと聞いています。フェスティバルは大変大きいイベントですので、そこまでとは言いませんけれども、定期的にミニイベントを実施することにより、公園に遊びに来ている方がそういうものを見て楽しんでいただけるということで、新たな魅力づくりとさらなる利用促進につながると思いますので、この件についてどうでしょうかということが1点目。  2点目は、公園の雰囲気を音と光で演出する大噴水についてです。  現在、10時から20時までの間、平日は12曲、休日は22曲、一定の時間になると公園全体に音楽が流れ、曲に合わせて噴水が上がるという仕組みになっており、公園の魅力を演出するという意味では大変効果的であると思いますが、問題はランダムに流れている曲です、細かい話になりますけれども。  ホームページを閲覧したところ、今、プログラムされている楽曲は17曲、これ、ちょっとホームページから一覧を見ると、ちょっと言いますね。  「元気ッス!へきなん」、「アイ・ワズ・ボーン・トゥ・ラブ・ユー」、「ジュピター」、「崖の上のポニョ」、「おもちゃのチャチャチャ」、「アンパンマンのマーチ」、「バタフライ」、「ウルトラソウル」、「愛燦燦」、「あとひとつ」、「カルメン」、それから「ありがとう」、「さんぽ」、「情熱大陸オープニングテーマ」、「てらまち小僧の唄」、「キセキ」、「Let it Go」。  下のところに、当然、「元気ッス!へきなん」と「てらまち小僧の唄」はイベントのある月に流すということで、これは理解できます。その上に、平成27年7月14日に新曲「キセキ」、「Let it Go」を追加しましたというふうに書いてあるんですけど、ここの中に入れる曲としては新曲なのかもしれませんけど、曲自体は全然新曲ではないんですよね。本当に細かい話で申しわけないんですけれども、今言った曲がランダムに流れているということで、これが同じプログラムの曲が1年間ずっと流れているんですよね。  公園をよく利用される方、ペットや何か、あと夜の公園の噴水を楽しむために時間時間に行っても、1年間ずーっと同じ曲で、せっかくあんないい公園をつくったのにもったいないということを市民の方から聞いた声もあるし、ちょっと変な言い方というか、碧南市のセンスを疑うわという女性の方もいて、これ、ずっと前に言われていた話なので、今回公園ということでちょっとここに挙げさせてもらったんですけれども、せっかく音と光と噴水が共演して魅せる公園というものを演出しているのですから、せめて3ヵ月に1回ぐらいは楽曲を入れかえて、選曲も含めて工夫をしてはどうかというふうに思います。いかがでしょう。これは2点目です。あわせて御答弁をお願いします。 649 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 650 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 651 ◆開発水道部長(金沢宏治) 臨海公園につきましては、今、質問者おっしゃったとおり、明石公園と並んで碧南市の中で非常に人気のある公園でございます。  公園につきましては自由利用、これが基本でございまして、ただ、市のイベントや民間の活動で占用利用することもございます。例えば、駅伝大会やスラックライン全国大会など、スポーツ関係イベントでも多く活用されております。  今後につきましては、公園管理者である私ども公園緑地課ではなく、市の各部局に積極的な活用をお願いするとともに、民間の活動も柔軟に取り込んで、多くの方に見ていただけたり楽しんでいただけたり、そういったイベントを充実していきたいなと思っています。  それと、2点目の大噴水のことでございます。  土日祝日は1時間ごと、平日は2時間ごとに約15メートルの高さで打ち上がって、質問者もおっしゃるとおり、夜間ではライトアップもしております。  音楽については1年間同じであり、マンネリというような御指摘だと思います。今後は季節を感じられるような演出、こういったことも念頭に含めて、センスを磨いて楽しい音楽になるように努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 652 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 653 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 654 ◆13番(杉浦哲也) ありがとうございます。  音楽と噴水の件については、そんなに費用と時間をかけなくてもプログラミングだけだというお話ですので、20曲まで最大入るということで、やれるんじゃないかなということで、来年度からでもできるんじゃないかということで早急に検討していただきたいというふうに。先ほど部長が言われたように、春、夏、秋、冬と、季節を感じるような曲を流すということで、そうすれば魅力も上がると思いますし、選曲なんかは今、芸文が指定管理になっていて、やっぱり音楽のプロの方たちがいるので、そういう旬な曲だとか、当然専門の方がいるので、そういうところにちょっと編集してもらったりするということでも結構ですので、その辺はよりよい公園の雰囲気づくりを図っていただきますようお願いします。  ミニイベントの件に関しては、部長が言われたとおり、本当に臨海公園は貴重な公園でありますので、臨海公園のさらなる付加価値を高める意味でも、小さい規模でいいので、毎月第何週の何曜日というふうに定期的にやるというふうにするといいと思います。  ちょっとイメージ的にすごく大がかりに考えてみえるんですけど、私のイメージの中では、昔、僕ぐらいの年代の方だと知っていると思いますけど、マンモスプールがあったときに、小学校のとき、夏の時期に土曜日とか日曜日になると、コーラ早飲み大会とか、日焼けをやるような黒んぼ大会とか、ボール投げ大会とか、何かそういう1時から2時までの1時間の間だけとかというような、午前中1回、午後1回みたいな、そういう本当に小さい規模のやつが楽しみで行っていた覚えがあるので、そういうイメージなんですよね。  ですので、そういうイメージでそういうことがやれないかなということで提案をさせていただきましたので、前向きにまた検討していただくようにお願いしたいと思いますけれども、もう一度御答弁をお願いします。 655 ◆開発水道部長(金沢宏治) 議長、開発水道部長。 656 ◆議長(鍔本達朗) 開発水道部長。 657 ◆開発水道部長(金沢宏治) 先ほどちょっと申し上げましたが、今、芝生広場、園路などでは、サッカーの簡単な練習、キャッチボール、バドミントン、ウォーキングなど、さまざまな方が芝生広場で自由な活動をされておられると思います。  そういったミニイベントにつきましては、現状、明石公園が実施をしております。ただ、臨海公園で実施をしていくということになりますと、管理運営面、具体的に申し上げますと、例えば運営を指定管理者制度導入とか、そういった話にもなろうかと思います。そういった内容も含めて、今後研究をしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 658 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 659 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 660 ◆13番(杉浦哲也) ありがとうございます。今後、管理運営面など、指定管理者制度も含めて、今後の研究課題ということで言われましたので、前向きに検討していただくようにお願いしておきます。
     あと、臨海公園のことで2点ほどちょっと申し上げておきますけれども、この間、夜に行ったらやっぱりちょっと照明が暗いんですよね。結構ジョギングしたりウォーキングしている方たちがいて、芝生広場の真ん中の辺がちょっと薄暗いかなという気がするので、もう少し照度を上げたほうがいいのかなというような気がしましたので、ちょっとまた見に行ってください。  あと、体育館につながる渡り通路の先のほうで、体育館側のほうは階段しかなくて、車椅子の方は地下道を回ってくださいというような看板がついているんですね。それはわかるんですけれども、じゃ、あれは、車椅子の方は地下を通れという意味にもとれるので、やっぱりちょっと親切ではないんですよね。これまでたくさんの議員がそういうことを言われたということはお聞きしておりますので、もう一度私からも要望しておきますけれども、体育館側の階段、あの辺はちょっと何とかならないかということをまた再度検討していくようにお願いをして、また、公園全体については、防災機能を含めた公園の整備、適切な維持管理、新たな魅力づくりなど、より一層市民に親しまれる公園づくりを目指し、今後とも鋭意努力していただきますようよろしくお願いをいたしまして、この件名の質問を終わります。  続きまして、件名2、学校教育についてお伺いをいたします。  (1)学校経営についてであります。  アとして、学校経営の方針についてお聞きをいたします。  市内の小中学校では、毎年各学校で教育目標、目指す生徒像などを示した学校経営方針というものを作成されるとお聞きしております。そこで、各学校の経営方針がどのような流れで作成されているのか、どう活用されているのか、お答えをください。 661 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 662 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 663 ◆教育長(高松 透) 学校経営の方針については、教育委員会の指導方針及び各学校の実態に基づいて校長が作成をしております。  碧南市教育委員会から学校経営案の骨子や作成上の留意点等を示しており、それをもとに各学校で学校経営案を作成します。この学校経営案は、それぞれの学校が独自に具体的かつ実践的な諸計画を示すものでございまして、教職員はこれに従って教育活動を推進いたします。  愛知県教育委員会からは、学校教育に対する指導の方針と指導の重点、学校経営案作成の趣旨と内容について示されています。 664 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 665 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 666 ◆13番(杉浦哲也) ありがとうございます。  教育委員会から学校経営案の作成上の留意点を示されていることですけれども、各学校が統一して示していることもあれば、学校の実態にあって独自性を示したものもあると思いますけれども、そのあたりについてはどうなっているのか。また、毎年同じような方針が示されるのか、校長先生がかわれば、その校長先生の権限の中で大きく変更されることがあるのか、お答えをください。 667 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 668 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 669 ◆教育長(高松 透) 学校経営案に記述すべき事項については、県教委が示した項目に統一をしております。  内容については、各学校が独自に具体的かつ実践的な諸計画を示しております。  校長がかわったことで学校が混乱するほどの大きな変更はございませんが、校長の方針をもとに教育活動の重点となる取り組みや特色ある教育活動を盛り込みながら各学校の実態に合わせて見直しをしております。  以上です。 670 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 671 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 672 ◆13番(杉浦哲也) わかりました。  それでは、次に、イとして、学校行事の見直し等についてお聞きをいたします。  文科省によれば、学校行事は学校生活に秩序と変化を与え、学校生活の充実と発展に資する体験的な活動を行うこととされ、特色ある学校づくりを進め、よりよい校風をつくっていく上で中心的な役割を果たしていると言われています。  そこで、学校行事の見直しなどについてはどうされているのかお答えください。 673 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 674 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 675 ◆教育長(高松 透) 行事の精選、見直しにつきましては、毎年、各学校で行事の反省を踏まえて、行事検討委員会や行事精選委員会等で検討をしております。  年々、新規事業やさまざまな機関からの協力依頼がございますが、実施するかどうか、また、実施時期や内容、方法等について見直しを図っています。  近ごろ、地域と学校が協力して子供を育てる事業を推進することも求められておりますが、各学校で過密な日程とならないように、先を見通して行事等を計画的に進めております。 676 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 677 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 678 ◆13番(杉浦哲也) ありがとうございます。以前にも同じような質問をしたことがあるんですけれども、最近、各地域で学校が協力して行われる授業が多過ぎるというふうに感じています。これは、教職員や児童・生徒にとって大きな負担になっているのではないでしょうか。  学校行事は、学習指導要領に定められている特別活動の1つであり、地域社会に協力をするという学校の姿勢は理解しますが、あくまでも児童・生徒の本分は勉学や部活動に励むことであると思います。学校内の行事と学校外の各地域での行事のバランスをよく考え、教職員や児童・生徒にとって大きなストレスにならないような配慮が必要だと考えますが、教育長のお考えをお聞きします。 679 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 680 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 681 ◆教育長(高松 透) これからの教育は、地域で子供を育てることが大切であるというふうに言われております。ですから、授業や部活動における地域講師であったり、児童の登下校を見守るスクールガードであったりと、さまざまな形で地域の方々と連携を図っていきたいというふうに考えています。  ただ、子供にかかわる行事や活動はどれも意義のあることでありますが、全てを実施することは困難であり、負担の増加につながってしまいます。そこで、地域における行事等につきましても、子供の立場を優先して検討しています。中には、これまで長年続いてきた行事でもやむなく廃止したり、参加を見合わせたりすることも行われています。そして、これからも子供を主体とした教育活動のあり方を見詰めていきたいというふうに思っております。 682 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 683 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 684 ◆13番(杉浦哲也) ありがとうございます。今後も授業時間の確保、過密する行事の分散、それから、児童・生徒の負担軽減などを考慮しながら適切な行事計画を立てていただきますようにお願いをいたします。  次に、情報教育についてお聞きをします。  今回お聞きする情報教育については、人が情報を扱う上で求められる道徳、情報社会に参画する望ましい態度の育成を狙いとした情報モラル教育の観点から質問をさせていただきます。  近年、児童・生徒が情報モラルに関連したトラブルに巻き込まれる事件が頻繁に起こっております。情報モラルの育成が情報教育の重要な課題となっていますけれども、そこで、この課題についてどういう取り組みをされているのか、お答えをください。 685 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 686 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 687 ◆教育長(高松 透) 情報教育、情報モラル教育についてでございますが、各学校の学校経営案の教育計画に位置づけられており、全学校で取り組んでおります。  家庭や地域の実態や児童・生徒の発達段階に応じたカリキュラムにより実践をしております。  指導の重点の例としましては、小学校低学年では、相手に嫌なことを言わない、書かないという思いやりについて。それから、小学校中学年では、著作権の意識やパスワードの理解、文字情報を相手に伝える難しさについて。次に、小学校の高学年では、個人情報の大切さ、携帯電話、メール等のマナー、情報の信憑性について。中学校では、情報セキュリティー、情報社会における自分の責任や義務、人格権、肖像権、著作権の尊重、それから違法な行為、例えば詐欺だとか誹謗中傷、出会い系、不正アクセスなどの違法な行為を行わない。それから、ネットワーク上のコミュニティーに適切に参加することなどを取り組んでいます。  以上であります。 688 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 689 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 690 ◆13番(杉浦哲也) 現在、全国的に児童・生徒の携帯電話に関するトラブルが多いというふうに言われていますけれども、小中学生の現在の携帯電話等の保有率はどうなっているのでしょうか。  また、情報モラルの教育は、学校だけでなく、携帯電話を与えている保護者においても責任があります。そこで、学校から保護者にお願いしている留意点等はどういうふうなものになっているのか、あわせてお聞きをいたします。 691 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 692 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 693 ◆教育長(高松 透) 平成27年の1月に生徒指導主事主任会でまとめたアンケート結果によると、保有率につきましては、小学校3年生から6年生までの平均で約25%、それから、中学校全体の平均で48.5%でございます。  碧南市では、小中学校、幼稚園、PTA連絡協議会、それから青少年育成推進連絡会、おやじの会連絡会が各学校を通じて家庭に通知し、スマートフォンや携帯電話の9時以降の使用を禁止するなど、安全な使用についてのルールを家庭で決めていただくよう依頼をしております。 694 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 695 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 696 ◆13番(杉浦哲也) ありがとうございます。情報モラルの教育については、学校だけでなく、保護者にも協力を得る中で、今後また、引き続き適切な指導をお願いいたします。  では、次に、(2)いじめの防止対策についてであります。  以前から社会問題になっているいじめに関する事件が後を絶ちません。先月も名古屋で中学校1年生の男子生徒がいじめに遭ったという遺書を残してみずからの命を断ったという事件があり、このことは記憶に新しいと思います。  いじめに関しては本当に根が深く難しい問題であり、これまでも多くの議員が質問されてきた件ですけれども、再度、防止対策についての取り組みの考えをお答えください。 697 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 698 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 699 ◆教育長(高松 透) いじめを含む問題行動につきましては、どの学校にも、どの学級にも起こり得るものであるとの認識に立ち、未然防止、早期発見・早期対応、再発防止の3つの観点を意識して取り組んでいます。  各学校においては、毎年改正する学校いじめ防止基本方針に沿った生徒指導を展開しています。学校いじめの防止基本方針はホームページにも公開し、いじめは許さないといった学校の指導方針や取り組みの内容について発信をしております。  具体的には、いじめアンケートを実施し、それをもとに個別の面談をしたり、人権教育や道徳の授業等で心を育てる教育を推進したりと多岐にわたって取り組みをしております。  防止策としましては、校内指導体制、校内相談体制、関係機関との連携の3つの点を中心に、生徒指導や保護者の目線で生徒指導の充実を図っております。 700 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 701 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 702 ◆13番(杉浦哲也) ありがとうございます。この問題は本当、教職員の先生方の本当に神経をすり減らすような問題で、大変御苦労をおかけしますけれども、人命の大切さということもありますので、引き続き、前向きに御指導のほうをお願いしておきます。  では、次に、(3)部活動の現状と意義についてであります。  部活動は教育課程外の活動であるものの、身体的及び精神的にも強い意思のある人間を育成するとともに、規則を守り、礼儀正しい人間を育成することと、単に技術だけを高める場ではなく、お互いに協力し、助け合い、社会的にも豊かな性格をつくる場であるとされ、学校教育において大きな意義や役割を果たしていると言えます。  そこで、本市の部活動の現状と意義について、体罰の問題も含めてお聞きいたします。 703 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 704 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 705 ◆教育長(高松 透) 部活動への参加については、基本的には全員いずれかの部活動に所属しております。  学校外でクラブチームの活動や習い事に深く取り組んでいる場合には、その活動を認めながらできる範囲での部活動への参加を勧めることもございます。  運動部の活動は、自発的、自主的にスポーツを行い、より高い水準の技能や記録に挑戦する中でスポーツの楽しさや喜びを味わい、豊かな学校生活の実現のために行っております。また、学級や学年を離れて生徒が活動を組織し展開することにより、生徒の自主性、協調性、責任感、連帯感などを育成する場としての意義もございます。これは文化的な活動の部活動においても同じようなことが言えます。  次に、体罰につきましては、部活動の場面に限らず、学校教育法及び文部科学省の定める規定、定義に基づいて禁止をされております。職員に対しては、各学校や各種研修会等のさまざまな機会を通して体罰が絶対に起こらないように周知を徹底しております。 706 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 707 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 708 ◆13番(杉浦哲也) 部活動では、今教育長が言われたとおり、学級や学年を離れて生徒が活動を組織し展開しています。その中でちょっと私が気になっているのは、組織の中での上級生、下級生との上下関係と言われるものが希薄になっているのではないかという点です。  私としては、単に技能だけを高める場であることよりも、むしろ、そういう規則を守ることや礼儀正しい人間を育成する場としての部活動であってほしいというふうに願っています。  この点については、顧問の先生方にそこを重視していただき、指導をしてもらいたいと思いますけれども、どうでしょうか、お答えをください。 709 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 710 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 711 ◆教育長(高松 透) 部活動は、先輩、後輩の上下関係といったことだけでなく、他者を尊重し、他者と協力する心、公正さと規律をとうとぶ態度や克己心を養い、実践的な思考力や判断力を育むなど、人格の形成に大きな影響を及ぼすものであります。  生涯にわたる健全な心と身体を養い、豊かな人間性を育む基礎となるものであることを意識して指導に当たっております。 712 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 713 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 714 ◆13番(杉浦哲也) ありがとうございます。上下関係だけではないということは理解します。  しかしながら、先ほど言ったように、単なる技術を高めるというよりも、人間育成の場としての部活動の意義をより重視していただきたいということで、今後とも適切な指導をお願いいたします。  それでは、この件名の最後に、(4)教職員の資質向上についてであります。  昨今、全国的に教職員の不祥事によるさまざまな事件が連日のようにニュースや新聞で報道されています。  そんな中、県の教育委員会では、ことし9月18日、再三の注意喚起、意識啓発や厳しい処分にもかかわらず、教員による不祥事は後を絶たず、とりわけ児童・生徒への不適切な行為も含めたわいせつ行為は昨年度14件と過去最高であり、今後、教員の不祥事根絶に向け取り組んでいくというふうに発表されています。
     本市においては、歴代の教育長を初め学校関係者各位の御尽力もあり、過去に大きな不祥事は起きていないと認識していますけれども、ストレス社会と言われている現代です。この件に関しては本市においても対岸の火事ではないというふうに思います。  そこで、教職員の資質向上についての取り組みをお答えください。 715 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 716 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 717 ◆教育長(高松 透) まず、教職員の資質向上の取り組みについては、市の事業として指導法改善事業がございます。  これは、授業実践における指導理念、指導方法の改善、工夫等を指導していただける講師を希望する学校へ派遣し、指導法改善を通して教育の質の向上を図るものでございます。ことしは各学校2回程度、講師を派遣し授業研究を行い、授業力の向上を図っています。  また、各学校では毎年テーマを決めて研究活動を行っており、その中で自主的な学習会や授業についての情報交換をしながら指導力向上に努めております。  次に、不祥事防止につきましては、各学校で県が作成した不祥事防止チェックリストや県から送付される不祥事関連記事を活用したり、管理職がその都度不祥事関連の新聞記事の切り抜き等を教職員に配付したりして規範意識を高めるための指導をしております。  また、管理職が常に教職員に声をかけ、励ましたり悩み事を聞いたりして信頼関係を深め、明るい職場をつくることで不祥事防止に努めております。 718 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 719 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 720 ◆13番(杉浦哲也) ありがとうございます。  先ほど、県が発表したということで、県のほうが有識者や学校現場関係の委員をするプロジェクトチームを4月に設置して、5月から月に1度の協議を行い、有効な対策の検討を行ってきたそうです。その後、9月10日にこのプロジェクトチームから教員の不祥事(特にわいせつ行為)防止のための提言があり、愛知県教育委員会としてはこの提言を踏まえ取り組んでいくということですけれども、大変デリケートな問題なんですけれども、この件について、碧南市の教育委員会としてはどう受けとめられているのか、お答えをください。 721 ◆教育長(高松 透) 議長、教育長。 722 ◆議長(鍔本達朗) 教育長。 723 ◆教育長(高松 透) 県教委が設置しましたプロジェクトチーム及び提言につきましては、市教委も把握をしております。  市教委としましては、この提言を踏まえ、県教委、各学校と連携して教職員の不祥事防止の意識啓発を図っていきたいというふうに思っております。 724 ◆13番(杉浦哲也) 議長、13番。 725 ◆議長(鍔本達朗) 13番。 726 ◆13番(杉浦哲也) よろしくお願いします。  先ほども対岸の火事ではないということで言わせていただきました。  先ほども、これからの子供は、学校だけではなく地域と一緒に育てていくんだということを教育長も言われました。こういう事件が起きてしまいますと、今まで積み上げてきたそういう信頼関係というのが全部壊れてしまいますので、その点はちょっと注視しておいてください。これまで先人の方たちが培ってきた碧南の学校教育は、碧南市が他市に自慢できる、誇りを持てる1つであり、市の強みであるというふうに思います。  市長のC・Sメッセージの中でも、世界に誇れる碧南の教育力、碧南の教育力は世界に誇ってもいいぐらいすばらしいという、こういう平成23年の11月1日号にも書いてありますのでね。その強みをさらに伸ばし、強固なものになるよう御期待申し上げ、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 727 ◆議長(鍔本達朗) 以上で、杉浦哲也議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。                            (午後 2時 50分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 3時 5分 再開) 728 ◆議長(鍔本達朗) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、祢宜田拓治議員の一般質問を許します。 729 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 730 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 731 ◆11番(祢宜田拓治) 皆さん、こんにちは。新政会の祢宜田拓治でございます。  議長のお許しがありましたので、通告に基づき、一問一答方式で一般質問をさせていただきます。  市民の安心・安全、そして、心安らかに、穏やかに暮らせる安寧なまちづくりのために、今回3つの質問をさせていただきます。執行部におかれましては、簡潔で前向きな御答弁をよろしくお願いします。  アンカーであります。今回、4回目のアンカーでありますけど、へこたれずに頑張りたいと思います。よろしくお願いします。  では、件名1、青パトについてを伺います。  まず、(1)巡回回数、巡回市域についてでありますが、ことしの夏の暑い日の夜中に、私の家の引き込み道に草花が植わっておるんですけど、そこをパンツ一丁で水をまいておりましたら、向こうのほうから青パトがやってきまして、くるくるくるくる回して、ゆーっくり走ってきまして、こっちをしっかり見るんですね、変なやつだなと思いながらも。ゆっくりそのまま通り過ぎたんですが、こんな夜遅くまで回っておってくれるんだなということで大変頼もしく思ったわけであります。  たしか平成26年6月議会で、青パトについて一般質問をさせていただいた際に、7月1日から午後10時から午前4時までの間で走らせるという答弁をいただき、安堵した覚えがあります。  大変御苦労なことでありますが、巡回回数は月に何回なのかなとか、月曜から日曜日まで休みがないのかとか、いろいろ疑問に思うことがありまして、また、この日は西端、次の日は新川とか、そういった市域を決めて市街地を回るのか、また、公園とか人の集まりの多いところを特に重点的に回るのかといったことについて教えてください。 732 ◆副市長(金原 功) 議長、副市長。 733 ◆議長(鍔本達朗) 副市長。 734 ◆副市長(金原 功) 青パトは、警備会社に委託しまして、警備員2名で防犯パトロールを今実施しております。  巡回回数ということでございますが、7月1日から3月31日までのうち、7月から9月、夏の間は毎日、そして、10月から3月までは週末を中心に月に15日間ということで、合計で180日実施をしております。  パトロールについては市内全域が対象でありまして、住宅街あるいは公園、駅、学校などを中心に実施しておるところでございます。  なお、出発前には碧南警察署との連携を図りながら、特に重点地域がある場合は警察からの指示を受け、パトロール地域やルートを決定して巡回しておるところでございます。 735 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 736 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 737 ◆11番(祢宜田拓治) ありがとうございます。  では、(2)の声かけ等についてをお伺いします。  夏ですと、夜遅くまで公園などで遊んでいたり、騒いでいる中高生の方とか若い衆がみえるでしょうし、徘回しているような高齢者に会うこともあると思いますが、巡回する際に、そのような人に、もう遅いで帰りなさいとか、大丈夫ですかと声かけをするんでしょうか。  どのような対処が適切かはケースバイケースだと思いますが、実際にどのような対処をされているかを教えてください。 738 ◆副市長(金原 功) 議長、副市長。 739 ◆議長(鍔本達朗) 副市長。 740 ◆副市長(金原 功) 不審者などへの声かけにつきましては、基本的には自身では行わずに速やかに警察に連絡し、警察からの指導があるということであります。ですから、基本的に不審者を発見した場合は、警察にまずは通報して指導を受けるということでございます。  今年度、声かけや通報の事例はございませんが、平成26年度におきましては、深夜に駅前ロータリーで騒いでいた五、六名の若者について碧南署へ通報した事例、あるいは駅前ベンチで泥酔して寝込んでいる男性に声かけをし、帰宅させたなどの事例がございました。 741 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 742 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 743 ◆11番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、(3)効果、犯罪抑止力についてを伺います。  先ほどの自分の水まきのときは、青色の回転灯の車が、青色回転灯装備車が来たときはどきっとしました。多分、今から悪いことをしようかなと思うやからはそういうのを見ると一目散にそこから退散するんじゃないかなと思ったわけですね。  碧南でも自動車窃盗とか、それから車上狙い、それから部品狙いといった自動車関連窃盗が多発した時期もあったようでありますが、青パトによる迷惑防止や犯罪抑止の効果が何か数字で出ているようなものがありましたら、お示しいただければと思います。 744 ◆副市長(金原 功) 議長、副市長。 745 ◆議長(鍔本達朗) 副市長。 746 ◆副市長(金原 功) 過去3年間の一般刑法犯の数字で申し上げますと、平成24年度は795件、うち侵入盗件数は109件、自動車盗、これが28件。平成25年が732件、うち侵入盗が69件、自動車盗が31件。平成26年552件、侵入盗69件、自動車盗16件ということで、犯罪発生件数は減少傾向にあるというふうに捉えております。  地域の方々の防犯活動や防犯意識の高揚も深くかかわってきているということでございますが、深夜にこうした青パトでパトロールすることで抑止力になっているというふうに考えております。 747 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 748 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 749 ◆11番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  次に、(4)今後の予定についてを伺います。  再開した青パトにつきましては、防犯上、大いに効果があると思いますので、今年度はもちろん、ぜひ来年度以降もずっと続けて走らせていただきたいと思うわけであります。  今後の予定等について教えてください。 750 ◆副市長(金原 功) 議長、副市長。 751 ◆議長(鍔本達朗) 副市長。 752 ◆副市長(金原 功) 予定ということで、犯罪発生件数から見ても減少傾向が見られるということで、効果が高いというふうに思われます。事業は継続して実施してまいりたいと考えております。  また、西端地区あるいは伏見屋地区、警察官のOBの方々のグループでも青色回転灯搭載車で防犯パトロールを実施して協力もいただいております。今後も引き続き、関係機関と連携し、市民の皆さんの安心・安全なまちづくりに努めてまいります。 753 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 754 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 755 ◆11番(祢宜田拓治) ありがとうございました。青パトが市内を回っていて目を光らせておっていただくということ、非常に抑止力、防犯になります。これはもう確実だと思います。多分、皆さんも夜中に会うとどきっとすると思いますのでね。  御答弁で期間延長とかを検討していただけたり、ほかの地区でもということをお伺いしました。本当に頼もしく思います。ぜひしっかり継続していただきまして、目を光らせていただきたいと思います。よろしくお願いします。  では、次に、件名2のほうに移らせていただきまして、件名2、健康維持・増進についてを質問させていただきます。  これは私、五、六年前に、実際、仕事として所管していた事業でありますが、ここのところの状況についてお伺いしたいのと、提案したいと思いまして、今回質問させていただきますので、よろしくお願いします。  まず、(1)脳ドックについてですが、実は広報を見て、今回の後期の脳ドックに応募しようと思ったんですが、ついつい忘れておりまして、思い出したときに保健センターに電話したんですけど、申し込み期限が切れておりまして、残念ながら今回は申し込みできなかったんですけど、そのときに、今の脳ドックの制度はどうなっているのかなと。昔、2回だったり、3回になったりしておったと思うんですけど、今はどうなんだろうと思いました。  そこで、ア、実施回数、応募状況についてをお伺いします。  回数等を教えてください。また、実際に1人にかかる経費と本人の負担、いろいろ部位によって違うと思いますけど、本人負担は幾らなんでしょうか。また、年間の募集人数や応募状況について、最近の状況を含めて教えてください。 756 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 757 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 758 ◆健康推進部長(永谷洋二) 募集回数につきましては、平成16年度の事業実施初年度は年2回でありましたが、平成17年度以降は年3回の募集になっております。  年3回の内訳としましては、7月から9月までの実施分を前期として70人、10月から12月までを中期として65人、1月から3月までを後期として65人、合計200人を募集しております。  1人当たりの経費につきましては、基本項目が3万3,480円、追加項目の頸椎MRIが1万800円、VSRADといって、早期にアルツハイマー型認知症を発見する検査が3,240円であります。本人負担額は、基本項目が1人当たり1万円で、追加項目につきましては実費でございます。  募集の状況でございますが、平成23年度は定員150人に対し455人と多くの方が応募されましたので、平成24年度からは定員を200人に増員しております。その後、平成24年度は305人の応募がありましたが、平成25年度は247人に減ったため、平成26年度からは2回目の方も応募可能にしております。その結果、平成26年度は応募が430人、うち新規の方が335人、平成27年度は460人で、うち新規の方が293人になっております。  以上でございます。 759 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 760 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 761 ◆11番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  27年度の場合ですと、定員200名で応募者が446人、そのうち293人が新規ということでありますが、446名は平等の抽選になるのでしょうか。それとも、新規の293名の方を優先させて、その方の中で抽選となるのでしょうか。  過去の経緯はありますが、今までに受診されていない方を優先的に受診していただいたほうが早期発見、早期治療に合致すると思うんですが、どうでしょうか。 762 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 763 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 764 ◆健康推進部長(永谷洋二) 多くの方に受診していただきたいという観点から、応募者多数の場合は、新規の方を優先に抽選を実施しております。
     以上でございます。 765 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 766 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 767 ◆11番(祢宜田拓治) 新規の方優先と聞いて納得しました。  次に、イ、異常が認められる状況についてでありますが、当然、検査結果は、要精密検査とか要治療といった方もいると思います。  これらの検査結果の状況などについて教えてください。 768 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 769 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 770 ◆健康推進部長(永谷洋二) 平成23年度から3年間の状況を申し上げますと、合計受診者545人のうち、要精密検査対象者は108人で、要精検率は19.8%でございます。このうち、実際に精密検査を受診した方は51人であります。  精密検査の結果としては、異常なしが11人でありましたが、残りの40人、受診者の7.3%が疾患ありの結果でありました。  内訳としましては、脳動脈瘤が18人、脳血管狭窄が12人、脳梗塞が1人、脳腫瘍が2人、その他が7人になっておりますので、皆さんもお気をつけ願います。 771 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 772 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 773 ◆11番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  本当に人ごとではありません、私も。要精密検査とか要治療の検査結果が出ますと、普通なら、私なら心配になってすぐ精密検査を受けたり、治療を受けると思うんですね。しかし、中には、忙しいからとか、まあいいかとか、そう思って、指示を受けたにもかかわらず、ほったらかしの人もいるわけです。非常に残念だなと思います。  数字で見ますと、精密検査対象者の約半数しか実際に受診されていません。そこで、ウ、改善指導と改善状況についてお伺いします。  検査を受けた方への指導の方法や、本来、何か異常があればと検査したわけですので、ほったらかしの人への指導はどのようにされていくんでしょうか。また、精密検査や治療の結果、完治とか治療の必要なしとか、逆に治療すべきとなったなどの状況を教えてください。 774 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 775 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 776 ◆健康推進部長(永谷洋二) 脳ドックの受診の結果、精密検査が必要となった方には、委託医療機関から主治医へ御相談いただくなど、精密検査の受診勧奨をお願いしております。また、主治医から精密検査の結果報告がない場合は、碧南市からも精密検査の受診勧奨をしております。  過去3年間の状況では、入院が2人、通院が10人、合わせて12人の方が治療を受けております。なお、治療開始後の改善状況につきましては把握をしておりませんが、早期発見、早期治療につながったと考えております。  以上でございます。 777 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 778 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 779 ◆11番(祢宜田拓治) 御答弁いただいたように、主治医からも市からも受診勧奨していただいているようですが、それでもなお受診しない方はどういう方なんでしょうかね。  脳ドックを受けようとして申し込んでいるんですね。運よく当選しまして、お金を払い込んで、検査機関に出向いて、受診して、それで出た自分の今後の健康に重大な影響を及ぼす結果が出たにもかかわらず、それを無視するということはどういうことなんでしょうか。理解できないわけです。  そういう人は、市からも、本人負担のほかは市が補填しておるわけですので、これ、差額分が2万2,000円強ですか、これを徴収してもいいのではないかなと私は思うんです。それくらいしてもいいんじゃないかなと私は思うんですけど、皆さんはどう思われますかね。これを意見として聞いておいていただきたいですね。実際、そういうことはできないと思いますけど、それぐらい申込書のところに精密検査しなさいよとか、再検しなさいよとか、治療してくださいよという結果が出て、ほったらかしの方は差額をいただきますというようなただし書きをつけても私はいいんじゃないかなと思うくらいであります。  では次に、エ、実施回数をふやすことについてですが、希望しても抽選で当たらずになかなか受けられないという方もみえるようです。  実際に目まいがするとか、頭が痛いとか、そういう現に症状がある方は、脳ドックの検査ではなく、直に医療機関で診察してもらうべきだと思います。そうすれば、体全体について総合的な診察もしていただけますので、より安心ではないかと思うわけです。これはあくまでも私の私見ですが。  ともかく、応募者が少ないときもあったようですが、今は2倍から3倍くらい倍率があるようですので、要望に応えるという意味で、現在の200人を徐々にふやしていただくというお考えはありませんか。 780 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 781 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 782 ◆健康推進部長(永谷洋二) 今まで脳ドックを実施して10年を経過する中で、定員をふやしたり、2回目の方も応募できるようにするなど、柔軟な対応はしてまいりました。  ただ、脳ドックを委託している医療機関の受け入れ体制などの問題もあり、今以上に実施回数をふやすことは難しい状況にありますので、当面は現在の200人でもって実施してまいりたいと思います。  それから、精検受診をしない方の問題でありますけれども、2回目以降の申し込みができないなどのペナルティも考えられますので、検討はしてまいりたいと思います。  以上でございます。 783 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 784 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 785 ◆11番(祢宜田拓治) ありがとうございます。ぜひそのようにしていただければと思います。受けたい方が、本当に必要な方が受けられるということが必要だと思います。よろしくお願いします。  受け入れ体制の容量もあるということで、増員ということはちょっと難しいということは理解させていただきます。せっかく受けたわけですので、御自身の健康維持のためにも、ぜひ結果を尊重して、必要な方は必要な処置をしていただきたいと思います。  これで(1)を閉じまして、次に、(2)肥満に起因する生活習慣病予防についてをお伺いします。  この問題は、少し油断するとすぐ太ってしまう私の直の問題でもありますし、この議場の中にも心配されたほうがいいかなという方も何人がみえると思いますが、先日、新政会の行政視察で沖縄の宜野湾市を訪問いたしまして、生活習慣病予防のユニークな取り組みを勉強させていただきましたので、今回いろいろお聞きいたします。よろしくお願いします。  その視察の際の御説明をいただく初めに、沖縄県の現在の平均寿命の全国ランキングを言われました。  私どもは、みんな男女とも全国1位か、それとも悪くてもベストスリーぐらいに両方入っているんじゃないかなということでざわついておったわけですが、皆さんは、沖縄県男女、全国で大体何位ぐらいと思われますかね。多分上位じゃないかなと思われると思いますが、実際は、女性は全国3位、これは順当かなと思いますが、男性は何と全国30位であるということでした。朝ドラのあささんではありませんが、びっくりぽんでありました。本当にみんなびっくりですね。ちなみに平成22年では、愛知県は、女性が31位、男性は17位でありました。  かつては、沖縄は男女とも全国1位だったこともあったようですね。しかし、坂道がとても多い土地柄でありまして、道も狭く、バスのような公共交通機関が入れない道がたくさんあって、昔はそれでも交通手段がないもんですから、皆さん、そこを歩いて荷物を運んだりしておったようですけど、今、もうみんな車です。  そういう、どこに行くでも車といった生活習慣の変化、そして、ファストフードの1人当たりの消費量が非常に多いといった食生活等の激変により、このようになってしまったと保健師さんは嘆いてみえました。  それに輪をかけて、宜野湾市の平成26年度の特定健診受診率が沖縄県最低の31.6%であったということもあって、大変な危機感を感じたことが新しい事業を進める根幹にあったと言ってみえました。  そこでまず、ア、特定健診受診率の推移についてをお伺いします。本市の状況をお示しください。あわせて特定健診の受診意義ということもお願いします。 786 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 787 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 788 ◆健康推進部長(永谷洋二) 碧南市の国民健康保険における特定健診の受診率は、平成23年度が42.0%、平成24年度が41.4%、平成25年度が42.6%であります。愛知県の平成25年度の平均が37.5%でありますので、5%ほどは県平均より高くなっております。  特定健診は、糖尿病や高脂血症などの生活習慣病の発症や重症化を予防することを目的に行うもので、メタボリックシンドロームの該当者及び予備軍の人を抽出し、該当者に特定保健指導を行うことによりその減少を図るものでございます。  以上でございます。 789 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 790 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 791 ◆11番(祢宜田拓治) ありがとうございました。本市の特定健診の受診率が県の平均より多く、42%を超えておるということですね。宜野湾市よりもまた10%以上多いと聞いてうれしく思いました。  次に、イ、肥満状況と生活習慣病の状況はについてお伺いします。  私は、現在はちょいメタぐらいですね。でも、昔は体重が95キロありまして、ウエストも九十四、五センチありまして、それぐらい太くなってしまいまして、完全なメタボ状態でありました。  今は昔に比べて、メタボとか、ダイエットとか、野菜中心とか、カロリーオフとか、そういう気使いが老若男女、全国民に浸透する時代になっていますが、そんな中、現在の碧南市民の肥満状況はどうなんでしょうか。また、それに伴う生活習慣病の状況はどうなんでしょうか。関連性についても教えてください。 792 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 793 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 794 ◆健康推進部長(永谷洋二) まず、肥満の状況でございますが、特定健診の結果で見ますと、メタボリックシンドローム該当者及び予備群の割合、腹囲基準以上該当者率、BMI25以上該当率は、全て男女ともに愛知県の平均より高くなっております。  へきなん健康づくり21プラン(第2次)策定時の平成22年度データで申し上げますと、メタボリックシンドローム該当者プラス予備軍の割合は、愛知県が男性36.8%、女性13.1%に対し、市では男性42.3%、女性17.8%で、男性が5.5%、女性が4.7%も上回っております。  腹囲基準以上該当者率は、県が男性43.4%、女性15.1%に対し、市では男性46.8%、女性19.2%で、男性が3.4%、女性が4.1%上回っております。  BMI25以上該当率は、県が男性27.1%、女性17.1%に対し、市では男性30%、女性23.6%で、男性が2.9%、女性が6.5%上回っております。  次に、生活習慣病の状況でございますが、特定健診のうち糖尿病に関連した項目で申し上げますと、空腹時血糖、ヘモグロビンA1cのいずれも愛知県の平均より高くなっております。  これもへきなん健康づくり21プラン(第2次)策定時の平成23年度のデータで申し上げますと、空腹時血糖の有所見率は、県が男性21.8%、女性13.5%に対し、市では男性30.6%、女性18.3%で、男性が8.8%、女性が4.8%も上回っております。  ヘモグロビンA1cの有所見率は、県が男性57.5%、女性58.5%に対し、市では男性71.8%、女性76.3%で、男性が14.3%、女性が17.5%も上回っております。  実際、心不全、脳内出血といった循環器系の疾患による死亡率は県平均よりかなり高くなっておりますので、これも皆様、お気をつけ願いたいと思います。  このような状況を受けまして、へきなん健康づくり21プラン(第2次)では、メタボリックシンドローム該当者及び予備群の減少、肥満者の減少を重点項目に掲げまして、メタボリックシンドロームや肥満に起因する生活習慣病予防対策に努めているところでございます。 795 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 796 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 797 ◆11番(祢宜田拓治) ありがとうございました。大変恐ろしい数字をたくさん並べていただきましたが、本当に私も気をつけなあかんなと思います。皆さんもぜひ気をつけていただいて、やっぱりどこに行くでも車で行ってしまうという車社会と食べ物が豊富になったせいかなという気がいたします。  先ほど申し上げました宜野湾市では、肥満に起因する生活習慣病を予防すると、そういう目的で子供からお年寄りまで実施可能かつ肥満解消に有効な筋肉運動を取り入れた体操プログラムを開発して、さまざまなイベントでオリジナル曲に合わせた健康体操を実施し、市民に運動習慣の普及、定着と楽しみながら運動を行う雰囲気づくりを図ってみえました。これは、先ほど申し上げたように、状況が大変な状況であると、これを何とかせないかんと、そういうせっぱ詰まった危機感からの発議だったようであります。  そこで、ウ、健康づくりの事業についてをお伺いします。  本市も健康づくりに関する事業を行っていますが、どのようなものが効果的と言えるでしょうか。今、行っている事業でも結構ですし、先進地の事業でも構いませんので、何か効果的な事業があればお示しください。  また、宜野湾市のように、オリジナル曲に合わせたオリジナルの健康体操、例えば元気ッス!がありますが、これに体操を組み合わせて元気ッス!体操とかそういったものですね。そういったものはどうなんでしょうか。  私たちもDVDと、それから、現場の講師の先生方の振りを見ながら、みんな上着を脱いで一緒に美らがんじゅう体操を行いました。美らというのは、御案内のとおり、美しいという、そういう意味であります。がんじゅうというのは健康という意味の方言でありまして、美しく健康になる体操という、そういう意味であります。4分20秒ということで、大変いい運動になり、汗をかかせていただきました。  曲の内容も、健康に気をつけて、腹八分目で、運動して元気に過ごしましょうといった内容で、明るい調子の覚えやすそうな曲でありました。DVDをもらってまいりましたので、よかったら差し上げますし、差し上げるのがまずかったら、ずっとお貸ししますので、ぜひ参考にしていただければと思いますが、健康体操をつくって、いろんな機会にみんなで体操するアイデアについてのお考えをお聞かせください。 798 ◆健康推進部長(永谷洋二) 議長、健康推進部長。 799 ◆議長(鍔本達朗) 健康推進部長。 800 ◆健康推進部長(永谷洋二) 現在、へきなん健康づくり21プラン(第2次)に基づきまして、子供から高齢者までの健康づくりを推進しているところであります。この取り組みの1つとしまして、平成28年1月からへきなん健康マイレージ事業を実施いたします。  この事業は、健康づくりにつながる取り組みを各自が実践することにより、マイレージポイントを獲得するものであります。一定以上のポイントをためると、1年間有効の優待カード、まいかの交付を受け、これを提示することにより、県内の協力店でさまざまな特典を受けられるというものであります。マイレージポイントとなる健康づくりにつながる取り組みの対象としましては、各種健診の受診のほか、各自が運動や食生活などの目標を立て、これを実践すればポイントになりますので、運動の習慣化や食生活の改善に役立つと考えております。  また、地域における協働の取り組みとして、健康推進員の事業があります。各地区の健康推進員の皆さんが、地域の特性に応じた運動や食生活改善の事業を企画し、実践しているところであります。  健康推進員の取り組みとしましては、御質問いただきました体操の例として、中京大学の湯浅影元先生と日本舞踊西川流との合同で考案された、通称NOSS、踊りを使って筋力の衰えを防ごうなども実践されてみえるところであります。  御提案をいただきました健康体操は、運動の習慣化には非常に効果的な事業であると感じます。今後の事業展開の参考にさせていただきたいと思います。  以上でございます。 801 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 802 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 803 ◆11番(祢宜田拓治) 前向きな御答弁、まことにありがとうございます。よろしくお願いします。  本市の肥満状況は、特定健診結果で見ますと、メタボリックシンドローム該当者プラス予備軍の割合、腹囲基準以上該当者率、BMI25以上該当率、いずれも男女ともに愛知県の平均より高くなっていることから、その対策として各地区の健康推進員の皆さんが地域に合った運動や食生活改善の事業を企画し実践されていたり、また、子供から高齢者までの健康づくりの推進の取り組みの1つとして、平成28年1月からへきなん健康マイレージ事業を実施されるとのことをお聞きし、大いに健康増進、生活習慣病予防に期待するところであります。一旦重篤な病気にかかりますと本人も家族も大変ですし、お金もかかります。公費負担も大変であります。  いずれにしましても市民の健康維持・増進には、市民の皆さんの御理解と御協力、特に各健康事業への御参加が最も大切ですので、周知を十分図っていただくことをお願いするとともに、御参加もお願いしたいと思います。  今回提案しました健康体操は、参考にしていただけるということですが、楽しく子供からお年寄りまで運動するきっかけづくりに有効だと思いますので、ぜひ導入していただくことを要望しまして、この件を終わらせていただきます。  では、次の件名3、河川の廃船についてに移ります。  私のよく知っている漁師さんが、この前、矢作川の堤防についておる廃船を国が片づけてくれてえらいきれいになったと言ってみえました。すごい喜んでみえました。そうしたら、ほかの漁師さんから、蜆川に廃船が沈んでいたり、置いておったりするので、何とか片づけてもらえないかと、そういう依頼がありまして、実際に蜆川を見に行ったところ、数そうの廃船がありました。  沈んだ廃船は沈廃船というらしいんですが、沈廃船のほかにも、堤防のすぐ下の川沿いですけど、踊り場のような、幅1メーターぐらいのところがあるんですね。ずーっと川に沿ってあるんですけど、そこは低水護岸というようですが、そこにも、いかにも廃船らしい船が、これまた数そう置いてありました。  川によって所管が違うようですが、沈廃船等を片づけるにはどうしたらいいのかという疑問を抱きました。  まず、そこで、ア、河川管理、廃船の撤去の所管はということでお伺いします。 804 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 805 ◆議長(鍔本達朗) 建設部長。
    806 ◆建設部長(中村正典) まず、蜆川でございます。河川延長約4.8キロメートルの2級河川でありまして、管理者は愛知県でございます。  また、2級河川蜆川の志貴崎橋以南、棚尾橋のところでございますが、これ以南につきましては、蜆川漁港として第1種漁港に指定され、碧南市が管理をしております。したがいまして、蜆川は、愛知県管理の河川区域と碧南市管理の漁港区域が重複している河川となっております。  具体的には、河川の構造物である堤防等は愛知県が管理しておりまして、漁船等を係留する係船環、堤防から河川へ乗りおりする階段等については、漁港施設として碧南市が管理を行っております。  次に、廃船の撤去の所管についてでございますが、河川管理者であります愛知県と漁港管理者であります碧南市が協力して適正な処理を行っているところでございます。  以上です。 807 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 808 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 809 ◆11番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  今の御答弁の中に、2級河川蜆川の志貴崎橋以南は蜆川漁港として第1種漁港に指定され、碧南市が管理を行っているということですが、第1種漁港というのはどういう種類なんでしょうか。また、ほかに種類があるんでしょうか、教えてください。 810 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 811 ◆議長(鍔本達朗) 建設部長。 812 ◆建設部長(中村正典) 碧南市が管理している第1種漁港といいますのは、主に利用範囲が地元の漁業を主とするものということでございます。  その他の種類といたしましては、第2種は利用範囲が第1種よりも広い範囲ということで、第3種は利用範囲が全国的なものとなっております。  ちなみにですが、大浜漁港は愛知県管理の第2種の漁港というふうになっております。 813 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 814 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 815 ◆11番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  では次に、イ、廃船の放置状況と撤去についてということで、実際に放置状況はつかんでみえるのか。また、それらの撤去についての段取りや手配や見込みについて教えてください。 816 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 817 ◆議長(鍔本達朗) 建設部長。 818 ◆建設部長(中村正典) 2級河川蜆川における放置艇等の状況確認は、4年ごとに愛知県と碧南市で調査を行っているほか、放置艇の通報があれば逐次対応をしているという状況でございます。  平成26年度に行いました調査におきまして、漁船、モーターボート等のプレジャーボートを合わせまして388隻の船の係留が確認をしております。そのうち、いわゆる放置艇というものが130隻ございまして、沈廃船というのは、当時は確認されておりません。  沈廃船の処理の手順でございますが、簡潔に説明いたしますと、沈廃船を発見しましたら、まずは所有者の特定を行うということになります。船に記載をされた船体番号等で所有者の特定が可能な場合につきましては、その所有者に対して適正処理の依頼を行い、所有者の特定が困難な場合につきましては、警告文の掲示や所有者照会の公告を行います。  あわせて、関係機関であります衣浦海上保安署、碧南警察署、大浜漁協との現地立ち会いを行いまして、沈廃船の財産価値の判定を行います。判定の結果、沈廃船が無主物、無価値というふうに認定をされましたら、愛知県と碧南市が費用負担を協議し、産業廃棄物として処理をするということになります。 819 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 820 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 821 ◆11番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  県と市が協議して産業廃棄物として処理しているということでありますが、実際、沈廃船の過去3年くらいの処理状況を教えてください。 822 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 823 ◆議長(鍔本達朗) 建設部長。 824 ◆建設部長(中村正典) 平成24年度以降の沈廃船の処理状況でございます。  平成24年度が4隻、平成25年度が4隻処理をしております。26年度については実施をしておりません。  議員から御指摘のございました二ツ橋のたもとの沈廃船につきましては、愛知県と協力して適正に処理を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 825 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 826 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 827 ◆11番(祢宜田拓治) よろしくお願いします。  大きいやら小さいやらいろんな船がありまして、沈廃船とか廃船もいろんなサイズがあると思いますが、大体、1そうを片づけるのに幾らぐらいかかるんでしょうか。 828 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 829 ◆議長(鍔本達朗) 建設部長。 830 ◆建設部長(中村正典) 1そう当たりの処分費につきましては、議員のおっしゃるとおり、船の規模により引き揚げや処分にかかる費用が異なりますので一概には言えませんけれども、過去の実績といたしまして、平成24年度は1そうの引き揚げ処分で約44万円、平成25年度については4そうの引き揚げで、これは引き揚げだけということで14万円、処分のほうは愛知県が行っておりますので把握はしておりません。  碧南市といたしましては、沈廃船の処理にかかわる費用を1そう当たり25万円程度というふうに考えておりまして、年間2そうの50万円を予算に計上しておりまして、必要に応じて対応してまいります。  以上、よろしくお願いします。 831 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 832 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 833 ◆11番(祢宜田拓治) ありがとうございました。  本当は所有者が片づけるべきものでありますが、廃棄され、放置されたので、仕方なく税金を使って県あるいは市が片づけるということになってしまっておるわけであります。しかし、放っておきますと、災害時とか台風時の増水の際に廃船が暴れると、予想外の被害やほかの係留船への損害に及ぶかもしれませんので、適切な処理をお願いいたします。  次に、(2)新川についてでありますが、私が蜆川のことを道場山にお住まいの方に申し上げたところ、新川にも沈んでいる船があるので、ついでに聞いてくれということでありました。  私は、新川に以前、数そう沈んでおったことを覚えていますが、今はきれいに片づいているというふうに思っていました。しかし、今回整備されました両岸の散歩道を散歩しながら確認しましたところ、満潮時には1そうか2そうでしたけど、干潮時は本当に沈んでいる船が浮かび上がるといいますか、発見されまして、数そうの沈廃船があることがわかりましたので、一緒にお聞きすることにいたしました。  (1)と同じですので、ア、河川管理、廃船の撤去の所管についてと、続いて、イ、廃船の放置状況の把握と撤去の段取り、見込み等をあわせてお示しください。 834 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 835 ◆議長(鍔本達朗) 建設部長。 836 ◆建設部長(中村正典) 新川でございますが、河川延長約2.4キロメートルの2級河川ということで、管理者は愛知県でございます。したがいまして、河川管理、廃船の撤去の所管につきましては管理者であります愛知県が行っております。  新川における放置艇等の状況確認でございますが、2級河川蜆川と同様に、4年ごとに調査を行っております。同様に、26年度に行いました調査におきまして、漁船、モーターボート等のプレジャーボートを合わせまして114隻の船の係留が確認され、そのうち、無許可艇など放置艇が17隻、沈廃船が5隻確認されたというふうに伺っております。  また、今年度、新川地区のC・Sミーティングにおきましても、新川における沈廃船や不法投棄物の撤去の要望を受けております。現場を確認いたしましたところ、9隻の沈廃船と自転車やタイヤなどの不法投棄ごみが確認できましたので、愛知県の知立建設事務所に撤去をお願いしているところでございます。 837 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 838 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 839 ◆11番(祢宜田拓治) ここも同じように、過去3年くらいの沈廃船の処理状況を教えてください。 840 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 841 ◆議長(鍔本達朗) 建設部長。 842 ◆建設部長(中村正典) 平成24年度以降の沈廃船の処理状況でございますが、平成24年度が3隻、平成25年度が3隻、平成26年度が4隻、平成27年度は11月現在で1隻の沈廃船を処理していただいております。撤去にかかわる予算が非常に厳しいというふうに聞いておりますが、適正に処理していただけるよう愛知県に今後も要望してまいりますので、よろしくお願いいたします。 843 ◆11番(祢宜田拓治) 議長、11番。 844 ◆議長(鍔本達朗) 11番。 845 ◆11番(祢宜田拓治) ありがとうございます。沈廃船を発見次第、処理を知立建設事務所に要望するなり、また、協力してその都度片づけていただいているようでありますが、残念ながら、不届き者による廃船の投棄が絶えないようです。まことに遺憾であります。  多分、毎年この問題は発生するのではないかなと思いますので、ほかの不法投棄ごみとあわせて、安全や景観のため、引き続き適切な河川の管理をお願いいたします。  お伺いしますと、愛知県の知立建設事務所予算で管内の河川の堤防等に係るごみや沈廃船の処理に要する経費も予算化されているということでありますが、知立建設事務所も管内が厳しい、守備範囲が広いですので、要望してすぐ片づけていただけるということはないかもしれませんが、ぜひ、河川管理、沈廃船処理を蜆川、特に新川も含めて、この2河川をしっかりやっていただくように強く県に働きかけていただき、きれいで安全な河川の管理をお願いし、この件を閉じさせていただきます。  これで今回の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 846 ◆議長(鍔本達朗) 以上で、祢宜田拓治議員の一般質問を終わります。  これにて一般質問を終結いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 847 ◆議長(鍔本達朗) 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  再開は明8日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 3時 55分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    平成27年12月7日                   碧南市議会                     議 長  鍔 本 達 朗                     議 員  神 谷   悟                     議 員  沓 名   宏 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...