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  1. 碧南市議会 2019-03-01
    2019-03-01 平成31年第1回定例会(第3日)  本文


    取得元: 碧南市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-18
    2019-03-01 : 平成31年第1回定例会(第3日)  本文 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                            (午前 10時 0分 再開) ◆議長(沓名 宏) ただいまの出席議員は22名であります。  よって、本日の会議は成立いたしましたので、これより平成31年第1回碧南市議会定例会第3日の会議を開きます。  これより会議に入ります。  本日の議事日程は、お手元に配付の議事日程表のとおりであります。 ───────────────────・・─────────────────── 2 ◆議長(沓名 宏) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において8番生田綱夫議員及び14番神谷悟議員を指名いたします。 ───────────────────・・─────────────────── 3 ◆議長(沓名 宏) 日程第2「平成31年度施政方針」から日程第11議案第25号「平成31年度碧南市病院事業会計予算」までの10案件を一括議題といたします。  昨日に引き続き総括質疑を行います。  なお、発言の許可は、議事日程表記載の順といたします。  まず、鍔本達朗議員の総括質疑を許します。 4 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 5 ◆議長(沓名 宏) 21番。 6 ◆21番(鍔本達朗) 皆さん、おはようございます。昨日は少し映像の関係でトラブルがあったようでありまして、本日もトラブルがないように願っております。なるべくカメラに嫌われないような質問をさせていただきますので、ひとつよろしくお願いします。  まず、今回、総括質疑ということでありますので、本来ならば施政方針、教育行政方針に対する質問を行うべきところでありますが、件名1の題名のごとく、大いに問題があるのではなかろうかと思う事業が2件ありましたので、そのことについて質問をさせていただきます。  件名1であります。平成31年度予算案に計上された問題の残ると思われる事業についてということでありまして、まず1点目、スケートボードパーク整備事業についてお聞きいたしてまいります。  昨年9月議会で、一般質問の答弁として、突然スケートボード場を整備すると、決定事項として説明を受けました。そして、12月議会で2人の議員から質問を受け、その答弁でスケートボードパークとしての整備内容が大まかに説明されたところであります。しかしながら、これでは説明が不足と判断されたのか、それぞれの会派に対して、2度にわたり、その整備内容の詳しい説明があり、さらに現地視察も実施されたところであります。  このところ、ビーチバレーコートに始まり、碧南駅前線道路拡幅整備など、総合計画をもとに3年間の実施計画、ローリングプランの中にも盛り込まれていない政策決定が突然なされ、議会に何の説明もなく、決定事項としての事後報告となっています。今回のスケートボードパーク整備も同様であり、余りにも議会を軽視した事業開始に至る進め方ではないのかと思われます。
     そこで、なぜスケートボード場を整備する必要があるのか。そして、人工砂浜をなくして、そこにスケートボード場を整備しなければならないのか。もっと違ったスケートボードパークの整備方法があるのではないのかという観点から、以下、質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。  まず最初に、ア、人工砂浜をなぜスケートボード場に改築しなければならないのか。その経緯をおさらいする意味からも、いま一度御説明をください。 7 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 8 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 9 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 港南緑地の親水施設をスケートボードパークとして整備することとした経緯及び理由でございますが、港南緑地の親水施設におきましては、平成16年に港南緑地リフレッシュ事業として人工砂浜を整備いたしましたが、市民の関心も薄れ、利用者が見られない状況となっておりました。  この親水施設の状況を改善し、にぎわいの場を創出することを目的としまして、既存施設の有効活用を条件に、フットサルやビーチバレーコートのスポーツ施設及び遊具の設置、人工砂浜としての原状回復など、さまざまな案を比較検討してまいりました。その結果、既存施設の形状が高低差があり、スケートボードパーク施設に最も適していること、騒音の問題がクリアできること、また、スケートボードは将来性があり、大変人気のあるスポーツでありますが、西三河には公共の施設がなく、市内外からの集客が見込めることなどの理由により計画をしてあります。 10 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 11 ◆議長(沓名 宏) 21番。 12 ◆21番(鍔本達朗) 冒頭申し上げたとおり、突然決定事項のごとくスケートボード場の整備を明言し、予算計上されました。政策決定までの透明性は感じられず、市民要望の実態も説明もなく、これこそ議会軽視と言わざるを得ないのではというふうに考えております。いかがお考えでしょうか。 13 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 14 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 15 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 今回のスケートボードパークの計画につきましては、平成29年度末に既存施設の活用方策として取りまとめをしております。  また、過去のスケートボード場に関する要望等につきましては、過去、スケートボード場の早期整備に関する要望を書面で受けておるところでございます。  現在、スケートボードの愛好者は、教室等を通じ着実に増加しており、できるだけ早期の既存施設の有効利用により、交流人口も含めた施設利用増加を図りたいと考えまして、平成31年度での整備を計画したところでございます。 16 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 17 ◆議長(沓名 宏) 21番。 18 ◆21番(鍔本達朗) 執行部内部での政策決定過程を聞いているわけではないのでありまして、さきの9月議会で突然整備を言われたわけで、それまでスケートボード場などの計画も市民要望も何の説明もなかったわけであります。政策決定までの透明性がこれであるとお思いですか。議会軽視と思われないのですかということをお聞きしております。 19 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 20 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 21 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 今回のスケートボードパークの計画につきましては、利用者のない施設の改善ということで調査検討し、進めてまいりました。決して議会を軽視しておるものではございません。  今回は、公園の中の使われなくなった一施設、いわゆる既存施設の有効利用ということで、施設を前向きに活用していく上での計画でしたが、今後計画を進めていくに当たりまして、議会、市民への情報提供、説明に努めてまいりたいと考えております。 22 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 23 ◆議長(沓名 宏) 21番。 24 ◆21番(鍔本達朗) ここのところの新規事業の進め方には大変違和感を持っております。議会軽視と思われないようにしていただきたいように指摘しておきます。  それでは、次に、イについてであります。  人工砂浜は、国の補助金を使って整備されたものであります。その施設を取り壊し、別の施設を整備するわけでありますので、用途変更に当たり、適化法に抵触するおそれがあるのではと思いますが、いかがか。さきの12月議会において20番議員が指摘しておりますが、そのときの答弁では理解しがたく思います。人工砂浜とスケートボード場がとても同じ親水施設とは思えないのですが、細かな法的、確かな法的対応をお聞かせください。 25 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 26 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 27 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 適化法に抵触するか否かにつきましては、改修等によりまして施設が当初の目的から外れるかどうかという点が一番の問題になるところでございます。その点につきましては、社会資本整備総合交付金交付要綱第13条に基づきまして、監督官庁である愛知県に協議いたしましたところ、まず、過去に補助金充当した背面壁と人工砂浜底面はそのまま残して行う計画内容であること、また、海際で人が集う施設であることなどから、改修後も親水施設とみなせると判断していただいておるところでございます。  また、国への協議につきましては不要と判断がされたため、これに従って進めておるところでございます。 28 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 29 ◆議長(沓名 宏) 21番。 30 ◆21番(鍔本達朗) 後ほど質問させていただきますが、人工砂浜を整備した目的は、水に親しむ施設としてつくられたものであります。言われるように、スケートボード場が水に親しむ施設とは到底思えませんが、そのことは了解するとして、それでは、なぜ農業者コミュニティセンター、これ、いつも問題になりますが、この施設の名称変更をなかなかできないわけであります。この違いは何なのか、お教え願いたいというふうに思いますが。 31 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 32 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 33 ◆経済環境部長(鳥居典光) 西端公民館については築40年が経過しております。農業者コミュニティセンターにつきましては30年が経過しているということでありまして、いずれは大規模な改修もしくは建てかえという時期が参るかと思いますので、今後につきまして、公共施設の総合管理計画に沿った形になろうかとは思いますけれども、両施設の統廃合も含めて、将来的に考えていくと、検討課題であるということは認識をしております。 34 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 35 ◆議長(沓名 宏) 21番。 36 ◆21番(鍔本達朗) 答弁ありがとうございました。  西端公民館とコミセンが一緒になるだろうということでありますので、それは大変ありがたいことだというふうに思います。  私が聞いているのは、スケートボード場のほうが適化法に適合していると、違反していないと。どうしてコミセンと西端公民館の、ただ名称を変えるだけですよね。それなのになぜ、適化法に抵触してなかなか変えられないという説明がこれまでずーっとされてきました。このことを聞いております。違いは何でしょうかというふうに聞いておりますので、よろしくお願いします。 37 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 38 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 39 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 西端公民館は規模が小さく利便性が十分でないことから、農業者コミュニティセンターは地域の学習施設としての利用にも対応しておるということで、西端公民館は築40年以上、農業者コミュニティセンターは築30年以上が経過しまして、建てかえまたは大規模改修の必要が生じていることから鑑みると、両施設の統合も含め、将来的に検討課題として認識しているところでございます。 40 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 41 ◆議長(沓名 宏) 21番。 42 ◆21番(鍔本達朗) 余り深く追及するのはやめます。  では、次の質問です。  それでは、ウ、人工砂浜をつくるに至った経緯について確認したいと思います。  どのような目的を持って、コンセプトを持って整備されたものなのか確認したいと思います。人工砂浜の目的であります。よろしくお願いします。 43 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 44 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 45 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 当時の目的として掲げられたものとしまして、港南緑地の水辺環境を生かし、市民が水と緑に触れ合う空間、緑の拠点施設として親水護岸を整備するとしておりました。 46 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 47 ◆議長(沓名 宏) 21番。 48 ◆21番(鍔本達朗) それは企画書か何かに載せてある文章で、なぜ人工砂浜を整備したのかのコンセプトは、かつては新須磨、玉津浦として海水浴ができるきれいな砂浜を碧南市は持っていたわけですけれども、それを埋め立ててコンクリートの護岸ばかりにしてしまったので、港南緑地の護岸工事をする際に、少しでも海水と親しむことができる砂浜をつくり、市民に憩いの場を提供しようとしたものではなかったのでしょうか。確認します。 49 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 50 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 51 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 当時、現施設をつくった構想としましては、議員の理解のとおりと考えております。この機能を持った施設の利用が見られない状況を改善し、有効活用を図り、にぎわいの場を創出したいと考えております。 52 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 53 ◆議長(沓名 宏) 21番。 54 ◆21番(鍔本達朗) それでは、ここで人工砂浜の現在の写真を見ていただきましょうか。  ちょっと写真を映してください。映像を映してください。  先日の2番議員の質問のときの写真を反対側から見た写真ですね。よく見ればわかるかもわかりませんが、ごみがかなり実際は多くありました。アシがよく生えていますが、ごみのほうが大変多かったというふうに思っています。  どうもありがとうございました。  このように荒れた状態でありますので、そこでお聞きしてまいります。  エ、人工砂浜の管理はこれまでどのようにされていたのかお聞きいたします。 55 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 56 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 57 ◆開発水道部長(黒田敏裕) かつては人工砂浜にアシが茂り、管理が行き届かなかった状況もありました。現在は、週1回の清掃と年2回の除草を実施しておりまして、そういった管理を努めておるところでございます。 58 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 59 ◆議長(沓名 宏) 21番。 60 ◆21番(鍔本達朗) 週1回の清掃と年2回の除草実施と言われますが、本当ですかね。  もう一度写真を映してくださいね。  もう一回見て、どう見ても、年2回除草しておるわけですかね。週1回の清掃ですかね。  ありがとうございました。  本当にそうなのか、もう一度お聞きします。また、砂の入れかえは行っていないのですか。お聞きします。 61 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 62 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 63 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 週1回の清掃と年2回の除草を行っておりますけれども、それらの作業の合間におきましては、海際という場所の特性上、ごみが入ったりアシが繁茂する状況であったかもしれません。  また、砂の入れかえにおきましては、現在行っておりません。 64 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 65 ◆議長(沓名 宏) 21番。 66 ◆21番(鍔本達朗) 現状を見る限り、どのように言われても、とても週1回の清掃をしているとは思えないんですよね。海水が入る取水口から多くのごみが入るとは思えませんし、現場へ行きましたが、手で少しさわってみましたが、砂は本当に指がちょっと入るぐらいで、すぐ下のコンクリートか土かわかりませんが当たります。そういう状態でありますので、もう一度お聞きします。本当にそうなんでしょうか。 67 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 68 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 69 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 現地の人工砂浜の下の砂ですけれども、下の層は50センチほどございまして、ここにアシや草が茂っておる状態でございます。  ごみにつきましては、この場所が周辺に対して低地、低い位置になっていることから、風により周辺から集まってくるものと思われます。  また、これらに対しましては、週1回の清掃と年2回の除草を実際に行っているところでございます。 70 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 71 ◆議長(沓名 宏) 21番。 72 ◆21番(鍔本達朗) もう質問はやめます。わかりました。了解としておきます。  それでは、次の質問に移ります。  オ、人工砂浜の利用促進をこれまでどのように図ってきたのかお伺いいたします。 73 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 74 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 75 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 公園施設の一部ということで、人工砂浜に限った利用促進、PR、これにつきましては、具体的には行ってきておりませんでした。 76 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 77 ◆議長(沓名 宏) 21番。 78 ◆21番(鍔本達朗) それでは、次の質問、カ、人工砂浜の活用についてであります。
     人工砂浜の現状を、4枚の写真を続けて見ていただきますので、よろしくお願いいたします。  これは先ほどの写真ですね。これが逆の、現在水が入ってきた状態のところの写真ですね。  次。  これはアップしたんですけれども、水はかなりきれいです。  ちょっと戻してください。  その下にどうしても土が50センチもあるというふうに思えないんですけれども、よしとしましょう。  次の写真を映してください。  これが堤防部分から人工砂浜部分の両脇の端に備えつけられた丸い階段状のものですけど、ここで多分場所を区切るという意味合いだと思います。  ありがとうございました。  こういったように、潮の満ち引きにより海水に浸かったり乾いたりするわけであります。浜辺に遊ぶような疑似体験ができ、海岸線の景観は釣り広場から続き、一番奥のモニュメントのある広場まで観光施設となり得る魅力を内包しているものと思われます。スケートボード場に転用するのではなく、人工砂浜を活用する考えはないのでしょうか。 79 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 80 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 81 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 現在の人工砂浜の利用状況は、平常時はほぼ利用がない状態でございます。既存施設の有効利用、前向きな活用策としまして、施設改修をもって、緑地利用者・来訪者の増加を図っていきたいと考えております。 82 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 83 ◆議長(沓名 宏) 21番。 84 ◆21番(鍔本達朗) 人工砂浜の利用がないというふうに言われるわけでありますが、これまで適正な管理をしてきたとは思えませんし、市民に利用促進を促してきたわけでもなく、観光名所としての宣伝もせずにいたわけであります。すなわちほったらかしていたんですね。市民に利用してもらおうとする積極的な姿勢がなかったということではないのでしょうか。お答えください。 85 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 86 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 87 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 現施設の整備当初は、今と異なりまして広報ツールも限られまして、また、公園緑地の一施設ということでPR不足の点もあったかと思います。  このことから、今後の施設改修後におきましては、広報などの紙媒体のみならず、SNSの活用、また、地元情報紙への情報提供など、使える手法を幅広く用いてPRに努めてまいりたいと考えております。 88 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 89 ◆議長(沓名 宏) 21番。 90 ◆21番(鍔本達朗) スケートボード場のことを聞いているのではなくて、現在ある人工砂浜についてお聞きしております。人工砂浜の利用がないのは、市の管理が適正に行われなかったし、利用促進策もしてこなかったせいではないのでしょうかとお聞きしております。お答えください。 91 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 92 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 93 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 人工砂浜の利用がなかったのはさまざまな要因があろうかと思います。その中で、御指摘のとおり、管理やPR不足、その要因も一因ではないかと考えております。 94 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 95 ◆議長(沓名 宏) 21番。 96 ◆21番(鍔本達朗) 了解とします。  それでは、次に、キであります。今回計上されているスケートボード場の安全対策を中心にお聞きしてまいります。  まず、1点目として、(ア)照明、転落防止、トラブルなどへの対応はどのようになっているのか。これもさきの12月議会で20番議員が質問されていますが、しっかりと答えられていないように思われます。特に照明が環境に与える影響、トラブルが起こった場合の対応及びその対処方法など、どのようにされるのかお聞きしたいと思います。 97 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 98 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 99 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 照明につきましては、スケートボード場周りには、遊戯に最低限必要となる平均40ルクス程度の照明を設置していく考えでございます。この光量は、周辺環境に影響を与えるレベルのものではございません。  また、海際における安全対策につきましては、遊戯に対して安全が確保されるよう、転落防止のためのフェンス等の設置を行ってまいります。  また、施設のトラブル防止、防犯対策として監視カメラを要所に設置し、事故の防止と、万が一の際の事故の原因把握ができる体制を整えていきたいと考えております。 100 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 101 ◆議長(沓名 宏) 21番。 102 ◆21番(鍔本達朗) 施設は24時間利用できる無料開放施設となる予定とお聞きしておりますが、確認したいと思います。一晩中照明がつくわけでありますので、釣り客に影響はないのでしょうか。 103 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 104 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 105 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 予定する照明につきましては、主にスケートボードエリアを照らすものとし、海側や周辺に対しましては影響のないよう照明範囲を計画してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 106 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 107 ◆議長(沓名 宏) 21番。 108 ◆21番(鍔本達朗) 再度確認いたします。照明は一晩中つくのですか。 109 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 110 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 111 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 現在の計画としましては、利用者のニーズだとか、かつ夜間の騒音等の問題もクリアできることから、まずは夜間、時間を問わず利用できることを施設のPRポイントとしたいと思っております。  照明は朝まで点灯したいと考えておりますが、その上で、整備後におきましては、監視カメラで利用状況等が確認できますので、利用状況に応じましては、点灯時間について検討していきたいというふうに思っております。 112 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 113 ◆議長(沓名 宏) 21番。 114 ◆21番(鍔本達朗) それでは、次に、(イ)風がかなり強く吹いている場所なので、果たして競技に適した環境なのか疑問を持ちますが、その点いかがでしょうか。 115 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 116 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 117 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 現地に関しましては、海際で風も吹きやすい場所でございますが、これにつきましては、事前に愛好者に現地を見てもらいまして、遊戯、競技を行うことは問題ないという意見をいただいております。  また、転落防止のフェンス等も設置し、安全に遊戯ができる環境を整備したいと考えております。 118 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 119 ◆議長(沓名 宏) 21番。 120 ◆21番(鍔本達朗) 本当に大丈夫なのか心配します。風の強いときに現地を見てもらっているんでしょうか。お聞きします。 121 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 122 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 123 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 屋外でもございますので、雨、風等、多様な状況がございます。その上で愛好者に複数回現地を見ていただきまして、遊戯は可能という意見をいただいておるところでございます。 124 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 125 ◆議長(沓名 宏) 21番。 126 ◆21番(鍔本達朗) わかりました。  次に、ク、隣接する公園についてお伺いしてまいります。現地視察をさせていただき、新たな疑問を感じましたので質問させていただくところであります。  まず、(ア)樹木の剪定についてお聞きいたします。  港南緑地の道路の石こう、これが、皆さんも見に行きましたのでおわかりだと思いますが、非常に趣があるところであります。  どうもありがとうございました。  映画の撮影に出てくるような景色であります。剪定によりこの景色が損なわれるのは大変もったいないなと思われますが、いかがでしょうか。計画では強剪定となっていますが、どのようにされるのかお伺いいたします。 127 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 128 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 129 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 本緑地につきましては、緑地内を平成4年から平成7年度にかけまして整備して以来、一度も剪定を行っておらず、現在に至っております。スケートボードパークの整備後には、広範囲から若者、子供を問わず、多くの方が利用に訪れることが想定されます。これら緑地来訪者や遊戯に来られる方に対する安全確保を第一に考え、緑地内の全体の見通しが図られるよう樹木の強剪定を行ってまいりたいと考えております。 130 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 131 ◆議長(沓名 宏) 21番。 132 ◆21番(鍔本達朗) 強剪定をしようとしているところは、緩衝帯あるいは防風林の役割を担ったものではないのかと思います。中電の周りの緩衝帯が、苗木を植えた後は、人工的な手は加えず、自然のままにし、自然に淘汰される植樹帯をつくるというコンセプトで管理されていると思いますが、この港南緑地の緩衝帯もそうではないのですか。確認したいと思います。 133 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 134 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 135 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 緩衝緑地帯の機能としましては、議員の指摘のとおりでございます。現在あります隣接地との間の緩衝緑地帯の機能はそのままとし、緑地内の園路や広場、これら周辺を覆っている樹木を対象に強剪定を行う予定でございます。 136 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 137 ◆議長(沓名 宏) 21番。 138 ◆21番(鍔本達朗) 強剪定は、芸文ホールの前もそうですけれども、景観を大変損なうものであります。十分配慮して行うべきと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、(イ)公園内の照明についてお聞きしたいと思います。  港南緑地の公園の写真ですけれども、1つ、これが最初のところ、正面から見たところですね。  ありがとうございました。  公園内の照明はどのようになるのでしょうか。公園内というよりも堤防側の通路に照明塔があったほうがよいのではと思いますが、いかがでしょうか。 139 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 140 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 141 ◆開発水道部長(黒田敏裕) まずは既設の照明塔を利用しまして、緑地内の全体の見通しが図れるよう樹木の強剪定を行いまして、照明の照射範囲が広がるようにしたいというふうに考えております。 142 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 143 ◆議長(沓名 宏) 21番。 144 ◆21番(鍔本達朗) 公園部分や港南橋からの通路の照明塔の新設はないということですか。過度の照明塔は必要ないと思いますが、現状のままでよいとは言いがたいのですが。  また、公園内にはドングリの木があります。照明塔をふやすとなると、一晩中の照明となると、その育成、ドングリの実がなるのに対する影響はないのかどうかお聞きいたします。 145 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 146 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 147 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 都市公園における夜間の照明照度につきましては、公園に求められる照度基準平均3ルクス以上というものがございますので、この基準により、当緑地や市内のほかの公園、昨年開園しましたレールパークもそうなんですけれども、整備しているところでございます。  港南緑地の樹木等の植物への影響につきましては、当面は新たに照明を設置するわけではございませんので、今と変わらないと考えております。  また、照明塔の新設につきましては、状況等を踏まえまして検討していきたいと考えております。 148 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 149 ◆議長(沓名 宏) 21番。
    150 ◆21番(鍔本達朗) それでは、結論として、ケ、人工砂浜を残し、隣接する公園側にスケートボード場をつくり、一体として整備活用してはどうかと思います。人工砂浜を残し、管理をしっかりし、清掃委託をし、常にきれいな状態を保つ、港の一番奥のモニュメントのある広場は興味ある空間であり、例えばここを恋人岬などと命名したらどうかというふうに思うんですけれども。  写真を。  ここですね。ここが一番奥にある広場です。  もう一枚、映像。  こういうモニュメントがありますが、ここの真ん中に2人が、恋人が座って写真を撮ると結婚できるとか、そういうようなうわさ話を広げればいいというふうに思いますが、碧南版「冬のソナタ」がほうふつとされるというふうに思われます。  どうも写真ありがとうございました。  こういうふうに計画を変えるということはできないのでしょうか。いかがですか。 151 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 152 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 153 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 今回の計画につきましては、既存の親水施設の形状が、高低差があり、スケートボードパークに最も適している、また、騒音等の問題もクリアできるといった点などに着目して計画しているものでございます。既存施設の有効活用、施設を前向きに活用していく上での計画であるということで御理解を賜りたいと考えております。  また、緑地の持つ魅力、資源、これらの有効活用につきましては、今後も多くの方から意見をいただきながら、よりよい緑地のあり方を考えてまいりたいと思っております。 154 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 155 ◆議長(沓名 宏) 21番。 156 ◆21番(鍔本達朗) 私の考え、提案はいかがでしたかね。ぜひお聞きしたいと思いますが、何もスケートボード場をつくるなとは言っておりません。少し場所を変えればどうなのかと申し上げております。釣り広場から人工砂浜、そしてモニュメントのある広場までの海岸線は見事にデザイン化されたものであります。一体として見ると非常にきれいであります。その一角をなくすのは、観光資源としても、市民の憩いの場としても、貴重な財産をなくすようなものであると思います。決して負の遺産ではありません。これまで活用しなかっただけではありませんか。お考えをお聞きします。 157 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 158 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 159 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 御提案につきましては、港南緑地の特色を生かした提案と思います。しかしながら、ほかの場所にスケートボード場をつくっても人工砂浜にかかわる問題は残ると思われ、まずもっては既存施設の親水施設の有効活用を図りまして、にぎわいの場の創出を目的に整備を行いたいと考えております。  また、今後の緑地全体のあり方につきましては、御提案の意見や多方面からいただく御意見等を参考に検討してまいりたいと考えております。 160 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 161 ◆議長(沓名 宏) 21番。 162 ◆21番(鍔本達朗) どうしても人工砂浜をスケートボード場にしたいというわけでありますか。  再度申し上げますが、釣り広場から人工砂浜、そしてモニュメントのある広場まで、一体としてデザインされた魅力的な景観となっております。この景観を壊すのはもったいないとは思いませんでしょうか。覆水盆に返らず、このことを指摘して1問目の質問は終了いたします。  それでは、次に、(2)ふるさと応援寄附金事業についてお尋ねをいたします。  時間が余りありませんので、途中で尻切れトンボになるかもわかりませんが、ひとつよろしくお願いします。  2点目に指摘させていただきたいのは、ふるさと応援寄附金についてであります。いわゆるふるさと納税として、平成20年度税制改革により導入された寄附金制度の特例であります。特徴は、皆さん御存じのように、寄附に対する返礼品があり、寄附額は2,000円を超える額について、所得税、住民税で全額控除され、実質2,000円で返礼品を買うこととなるということになります。本来は、故郷を離れて生活基盤を設けている人たちが生まれ育った故郷への応援として設けられたものが、制度改革の変遷はありますが、インターネットで簡単に寄附を行うことができ、今や買い物サイトと見まがうものであります。  碧南市においては、平成26年9月から制度を導入され、順調に寄附額を伸ばし、優等生の一員となっているところであります。過去にはいろいろと物議をかもしてもおりますが、この制度に対して過度の期待を込めるのはいかがなものかと思うところであります。  この制度は、納税者にとってはメリットの多い有用な制度ではあると思われますが、地方自治体にとっては果たして有用なものかどうか、しっかりと検証すべきではと思うところであります。予算書、決算書ではなかなか読み取りにくくなっておりますので、以下、質問をしてまいります。  まず最初に、おさらいの意味も込めまして、ア、ふるさと応援寄附金制度導入の本来の目的及び現在のその仕組みについてお教えください。 163 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 164 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 165 ◆副市長(松井高善) 総務省のホームページによると、ふるさと納税制度は、生まれ育ったふるさとに貢献できる制度、または自分の意思で応援したい自治体を選ぶことができる制度ということで平成20年に創設をされております。その仕組みや自分の生まれ故郷に限らず、どの自治体にでもふるさと納税を行うことができますので、各自治体のふるさと納税に対する考え方、集まった寄附金の使い道などを見た上で、応援したい自治体を選ぶことができます。  制度化された当初は大きく活用されることはなかったわけでございますが、東日本大震災を契機に、被災自治体を応援するということで注目を集めております。その後、寄附への感謝といたしまして、お礼の品を送付する自治体が登場したことから、爆発的な勢いで利用者がふえているものでございます。  しかし、その後、当初の制度設計とは異なりまして、寄附する自治体を選ぶきっかけが、各地の名産品を楽しむこととなってきております。自治体にとっては、お礼の品を通じて、各地域の名産品あるいは地場産業、これを全国に発信する貴重な機会にもなっていると考えております。  以上です。 166 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 167 ◆議長(沓名 宏) 21番。 168 ◆21番(鍔本達朗) それでは、次に、イ、本予算では寄附額7億円を見込んでおられるわけでありますが、その明細をお聞きしてまいります。アからエまで一括してお答えください。よろしくお願いします。 169 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 170 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 171 ◆副市長(松井高善) それでは、一括してお答えいたします。  まずはアのところでございますが、新年度のサイト運営手数料として見込んでいる金額は総額5,690万円余で、決済手数料を含めますと寄附額のおおむね10%、7,000万円ということになります。具体的には、ふるさとチョイスが8%で4,220万円余、楽天が5%、760万円余、ふるなびが8%、550万円余、ANAが10%、150万円余でございます。  イの返礼品の仕入れ金額でございます。  当市は総務省の示した基準を遵守しておりますので、寄附金額に対する3割以下となりまして、予算の積算としては7億円の30%、2億1,000万円でございます。  ウ、運送費等その他の経費でございます。  ポータルサイトやお礼の品代を除いた主な経費を申し上げます。運送費が8,460万円、決済の手数料1,030万円、PRの協力費として1,400万円、業務委託料といたしまして3,500万円でございまして、計で1億4,390万円でございます。  最後に、実の収入は幾らかということでございます。  当初予算で計上しておりますふるさと応援寄附金事業に係る歳出の総額は合計4億3,779万円余でございます。返礼品に係る予算のうち、昨年度寄附をいただいたものについて、新年度になってから発送を予定する予算として960万円余、これを予定しておりますので、これを引き算いたしますと、7億円の寄附金との差し引きでもって2億7,181万円余、率で計算いたしますと38.8%の実収入でございます。 172 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 173 ◆議長(沓名 宏) 21番。 174 ◆21番(鍔本達朗) ありがとうございました。38.8%にしかならないというわけであります。  それでは、次に、ウ、ふるさと応援寄附金制度の問題点についてお伺いしてまいります。地方自治体にとってのデメリットについてであります。  まず、(ア)碧南市民が碧南市にふるさと応援寄附をしている実数とその額についてであります。碧南市のホームページでも推奨しているように、自分の住んでいるところにもふるさと納税ができるわけでありますが、その実数を把握されているのか。平成30年の実績でお答え願えればと思いますし、予算ではどのように見込んでおられるのかもお聞かせください。 175 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 176 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 177 ◆副市長(松井高善) 今、平成30年度分というのは確定申告の段階で出てございませんので、平成29年分の実績でもってお答えをいたします。  碧南市民が碧南市へ寄附をしている人数は283人でございます。寄附金額は1,454万円でございます。30年分は、29年度の実績でもって、予算額7億円で計算をいたしますと、計算上360人、1,890万円余となります。 178 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 179 ◆議長(沓名 宏) 21番。 180 ◆21番(鍔本達朗) 単純に考えれば、もともと碧南市に納められる税金は1,454万円となりますね。ふるさと納税で1人2,000円を超える額が全額控除されるので、実質寄附額は2,000円で、283人が寄附者なので、総額は56万6,000円というふうに税収増となると思います。  しかしながら、返礼品があるので、その分を差し引かなければなければならないので、寄附総額1,454万円の30%、436万2,000円を差し引くと379万6,000円の赤字となると。輸送費、手数料もあるので、赤字はもう少しふえることとなると。そういうふうに考えてもよろしいのでしょうか。すなわち碧南市民が碧南市へふるさと応援寄附金をする場合でも市税は税収となると考えてよろしいでしょうか。 181 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 182 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 183 ◆副市長(松井高善) 碧南市民の方から寄附を受けなかった場合、こういうことを想定いたしますと、その方というのはほかの市へふるさと納税をすると、そんなことが想定されます。したがいまして、この場合、税額控除分の全額が単純に碧南市の収入減となってくると思われます。  一方、市民の寄附を受けた場合、市民の支払うべき国税、県税分は本市の歳入となりまして、返礼品の送付等に係る経費が全て市の赤字という認識は持っておりません。現行、この寄附金制度がある以上、寄附を受けないということは市にとって減収にしかならず、リスクの要因にしかならないという認識を持っております。 184 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 185 ◆議長(沓名 宏) 21番。 186 ◆21番(鍔本達朗) 碧南市民からの寄附を受けなかった場合、その市民は他市へふるさと納税をするという想定というふうに言われますが、本当ですか。わからないでしょう。そこまで想定できないものというふうに思いますし、まるで都合のいい想定にすぎないというふうに思います。碧南市民が碧南市へふるさと納税をすることだけに限定して考えていただきたいというふうに思います。その場合、寄附を受けないことが減収になるのではなく、逆ではないのですか。 187 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 188 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 189 ◆副市長(松井高善) 現行の制度では、碧南市民も碧南市に寄附ができるという、そういう制度設計になっております。したがいまして、市としては、その制度設計に基づきまして、先ほど私が申し上げたリスク要因がございますので、現行のままいきたいと思っております。 190 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 191 ◆議長(沓名 宏) 21番。 192 ◆21番(鍔本達朗) それでは、(イ)、次に、碧南市民が他市へふるさと応援寄附をしている実数とその額についてであります。  さきの(ア)の質問と同様に、平成30年の実績と本予算の見込みをお聞かせいただきたいというふうに思います。 193 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 194 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 195 ◆副市長(松井高善) 同じく平成29年度分の実績でもって申し上げます。これは人数が1,382人、寄附金額は1億7,344万9,311円でございました。  平成30年度分は、29年度分を計算でもって案分して計算上出しますと、1,790人、2億2,570万円余となります。 196 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 197 ◆議長(沓名 宏) 21番。 198 ◆21番(鍔本達朗) それでは、(ウ)として、相殺して、実際の税収増はどの程度なのかお伺いをいたします。さきの質問アとイは、実際碧南市に入る税収がその分減少するということであります。この制度による実収入から差し引きしたふるさと応援寄附金制度による碧南市の税収増は平成30年度はいかほどになっているのかお聞かせください。 199 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 200 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 201 ◆副市長(松井高善) 市民税の影響額というのは、申告に基づくデータを使用しております。この場合は、対象が1月から12月、1年間ということでございます。  これに対しまして、寄附金額対象経費、これ、予算に対応するということで、年度の数値となりますので、4月から3月でございます。したがいまして、あくまで参考として申し上げますのでよろしくお願いいたします。  平成29年度の寄附金決算額5億3,782万円から、碧南市民が市内、市外に寄附をされたことによる市民税の減少の影響額は8,002万円及びふるさと納税に関連する歳出決算額2億5,109万円を引きますと、残額2億671万円余が実際の収入増となります。 202 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 203 ◆議長(沓名 宏) 21番。 204 ◆21番(鍔本達朗) 寄附総額が5億3,782万円で、実収入は2億671万円、寄附額の38.8%ということでありますが、4割弱の実収入ということで、先ほどもお聞きしました7億円の予算の今年度の場合とほぼ同じということでありますね。だから、大体4割弱の実収入しかないということと解釈させていただきます。  それでは、(エ)このふるさと応援寄附金制度をどのように捉えているのかについて。  この制度の問題点は多くあると思われますが、自治体にとっての大きな問題点は、新たな税収を生むのではなく、税を受ける団体が変わるということであり、1つのパイを全国の自治体で取り合う形になっている点ではというふうに思われます。  また、返礼品競争により地域間競争をあおり、その力を利用し地場産業の活性化を図ろうとするもののように思われますが、勝ち組、負け組がはっきりし、本来は都市に多くの税収が集まる税の不均衡を少しでも減らし、地方である故郷を応援する目的だったものがより地域間格差を生む結果となっているのではというふうに思われます。特産品のある、なしでの新たなる格差を生む結果となっているのではと思われますが、いかがお考えでしょうか。 205 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 206 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 207 ◆副市長(松井高善) ふるさと納税は、ふるさとや地方を応援する納税者の気持ちを橋渡しし、支え合う仕組みといたしまして、毎年活用する人がふえてまいりました。また、近年多発する災害時における被災地支援としても活用されております。  人口減少が深刻化する現代におきまして、地域資源を最大限活用し、地域経済を再生させていくという上で、ふるさと納税は地方がさまざまな施策を実現するための手段として重要な役割を果たす制度であるという認識を持っております。  また、冒頭でも答弁をいたしましたけれども、寄附への感謝としてお渡しをするお礼の品は、地域の名産品や産業を全国の人に知っていただけるシティプロモーションという視点からも大変有効な制度であると考えております。  新たな地域格差を生み、それを助長する制度になってしまっているのではという御意見でございます。ふるさと応援寄附金制度自体の問題として、御指摘のように賛否両論があるということは十分承知をいたしております。また、それゆえに、一部制度の趣旨から逸脱をする自治体も見受けられる、これも事実でございます。  現行、本市にとってふるさと応援寄附金制度は、先ほどの財源の確保だけではなくて、シティプロモーションの観点から非常に効果的であることから、碧南市といたしましては、総務省の示す基準を守り、知恵を絞ってこの制度を活用していきたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。 208 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。
    209 ◆議長(沓名 宏) 21番。 210 ◆21番(鍔本達朗) 優等生の答弁ではなくて、本音をお聞きしたいというふうに思います。  言われる点で合点がいくところはクラウドファンディングのことです。ある事業の政策に特化して寄附を集めるということは、ふるさと納税の1つの利点と評価するところでありますが、現状は官製買い物サイトとなってしまっているのではというふうに思います。新たな税を生む制度ではなく、税の行き場を変えただけのものであります。返礼品を出すことにより、本来入るはずの税収がその分減となり、税収で、税金で品物を買い、それを送るといったことになります。地場産品を返礼品に使い、地場産業の活性化につながるとしていますが、実際はただであげるに等しく、寄附者には自腹を切って物を買う痛みは伴わないものであります。結果、普通にその商品を買い求めるかどうか疑問であります。  すなわち、本来の企業努力で自社製品を売る努力をすべきものが、それを怠る素地ができ、ふるさと納税の保護から離れたときにどうなるのか。かえって健全な企業努力を阻害するのではないのか大変危惧するところであります。  魅力ある地場産品を持つ者と持たない者の格差が生じ、地域間競争を余儀なくされ、本来は全額税収となるところを、税金で地場産品を買うという結果となっています。これでよいのか、違和感を持つものであります。いかがお考えでしょうか。 211 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 212 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 213 ◆副市長(松井高善) 返礼品がただ同然でもらえるのではないかという御意見でございます。しかし、寄附者の方が求める質というのは非常に高くて、当然他の自治体との返礼品やいろんなサービスの対応ともよく比較をされるわけでございます。  当市は、生ものや食品を多数取り扱いますので、当然寄附者からの苦情等、要望等がたくさんございます。こういった苦情などに柔軟に対応する、そして努力をされる事業者、こういう事業者ほどリピーターの寄附者がつくという傾向を確認いたしております。  こうした事業者の方々の努力というのは、ふるさと納税の返礼品以外でも、企業経営の中では必ず役に立っているのではないかと考えております。  また、魅力ある地場産品の有無により格差をという御意見でございます。ふるさと納税という仕組みがある以上は、本市といたしましては魅力ある地場産品を掘り起こしてPRしていく、そういう立場にしかないと思っております。こういうことで、現行のところでいきたいと思っておりますので御理解をお願いいたします。 214 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 215 ◆議長(沓名 宏) 21番。 216 ◆21番(鍔本達朗) 意見が平行線でありますが、ふるさと納税をされる方は、ふだん買えないものを返礼品で求めるという形だというふうに思います。普通の人はそうですよね。だから、もし買うとなったら、返礼品で指定したものを実際に買うかどうかというのは甚だ疑問でありますので、その点、よく考えていただきたいというふうに思います。  本音をぽろっと副市長は言われました。このふるさと納税の仕組みがある以上、魅力ある地場産品を掘り起こしPRするほかない立場というふうに言われました。まさにそう思います。自治体におりることのできないチキンレースを強いているようなものであります。国の制度が不合理であると私も思います。この点を指摘しておきます。  それでは、エ、昨年起きたふるさと納税に税理士の協力を要請した件についてお聞きしてまいります。  新聞に大きく報道された件であります。さきの12月議会の15番議員の一般質問でお答えいただいたところでありますが、少し納得がいかないところがありますので、改めて今回質問させていただきます。  まず、(ア)なぜこのような協力依頼をしたのか、その経緯を詳しくお聞かせください。 217 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 218 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 219 ◆副市長(松井高善) ふるさと納税は、現在インターネットサイト系のものがほとんどございます。この場合は、例外なく1割前後の手数料が発生する、そういう仕組みになっております。  本市は、ふるさと納税の推進は、インターネット事業者に限定をすることなく、さまざまな事業者の方が参入することが本制度の健全な発展に寄与するものではないかと考えておりまして、協力依頼をいたしました。 220 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 221 ◆議長(沓名 宏) 21番。 222 ◆21番(鍔本達朗) 本制度の健全な発展とはどのようなことを指すのですか。税理士さん個人を事業者と見るのですか。しかも、税理士さんに特定の自治体へのふるさと納税を奨励してもらうのはいささか違和感を持ちます。しかも、報道によりますと、なぜ東京だけなのですか。大阪や京都、札幌、博多ではないのですか。お考えをお聞かせください。 223 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 224 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 225 ◆副市長(松井高善) 本市は、総務省が自粛を求める過度な返礼率や金券等を返礼品としている、こういう自治体間の競争に加わるのではなくて、ふるさと納税をやってみたいけどよくわからない、こういう方々を裾野拡大の対象といたしまして、税理士さんに協力を依頼いたしました。当初から後発で同様の依頼をする自治体もあるのではないかと想定しておりまして、寄附者に本市のみを紹介するというような依頼はいたしておりません。  今回、税理士への依頼は東京から順次拡大していくと、そういう予定をいたしておりましたが、ダイレクトメールの受け取りを不快と感じられる方から総務省に連絡等がございまして、好ましくない旨の報道がされておりましたので、東京都の一部で中止をしたということでございます。 226 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 227 ◆議長(沓名 宏) 21番。 228 ◆21番(鍔本達朗) 市のホームページには、税理士の皆様、碧南市のふるさと納税に御協力いただけませんかというふうに書かれていました。今はありませんが、これはどう読み間違えても、碧南市を紹介する文面でありますよね。碧南市を、税理士さんにふるさと納税の対象として市を紹介してくださいということにほかならないので、この点はどういうふうに思われます? 229 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 230 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 231 ◆副市長(松井高善) 当然、碧南市のPRでございますので、前段の形は当然碧南市ということで載ると思います。ただ、後発で同じようなものが出るのではないかというのを想定していたと、そういうことでございます。 232 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 233 ◆議長(沓名 宏) 21番。 234 ◆21番(鍔本達朗) よくわかりません。  言いたいのは、税理士さんに碧南市を特定して紹介してもらうということはおかしいじゃないですかというふうに思うんですよね。その点、指摘しておきます。  それでは、(イ)総務省に不適切と指摘された内容はどのようなものであったのか詳しくお聞かせください。また、そのことを受け、市はどのような対応をされたのかもお聞かせください。 235 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 236 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 237 ◆副市長(松井高善) 本市は、この関係者の方々とも協議をいたしまして、問題なしということで判断をして実施いたしましたけれども、先ほど申し上げましたが、一部の税理士の方から総務省にダイレクトメールの受け取りを不快だと感じるとの意見が届いたということでございまして、不適切として報道等がされたというふうに認識しております。  本市は法令違反等はないということで、総務省が不適切と判断した根拠の説明等を求めましたけれども、これまでに文書の指導や具体的な説明はされておりません。 238 ◆21番(鍔本達朗) 議長、21番。 239 ◆議長(沓名 宏) 21番。 240 ◆21番(鍔本達朗) 時間がありませんので、質問を飛ばします。  最後の質問をします。  オ、ふるさと応援寄附金制度をどのように考え、今後どのように対応していくのかという点であります。  本来の目的を逸脱した制度のように感じられ、国の方針の確実性も疑わしい状況ではなかろうかと思います。この制度の活用を税収確保の観点から言うならば、余り確実性のあるものではなく、実質的な税収の継続的な確保に至るものではないと判断するものであります。  地場産品の宣伝、地場産業の活性化については、本来の目的ではない付加価値的に発生してきたものでありますが、官製の買い物サイトになってしまっているのではないかと思います。碧南市はこれまで、ふるさと応援寄附金制度の活用に力を入れてきたところであります。今後とも積極的にこの制度の活用をされていくようであります。幸い、現在、勝ち組でいますが、このままでいられるかどうか不確実であります。この制度に余り重きを置かないほうが賢明ではと思われますが、いかがお考えでしょうか。お伺いいたします。 241 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 242 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 243 ◆副市長(松井高善) ふるさと応援寄附金制度を安定収入とみなすべきではないと、こういう御意見でございますが、本市はこれまでも過度な返礼品の競争に加わることはなく、総務省が示す基準を遵守する中で一定の収入を確保してまいりました。  平成31年6月以降に、総務省基準を守らない自治体につきましては寄附金控除の対象としないと、こういう法改正がなされるということでございます。3割、地場産品にこだわって実績を積み上げてまいりました本市のふるさと応援寄附金制度にとっては、これは追い風になるのではないかと考えております。  これまで市内の事業者の方からは、ふるさと応援寄附金に参加して収益が上がったとか、事業が拡大したという声も届いております。これは本市がふるさと応援寄附金制度をスタートした平成26年度末は、数字で申し上げますが、パートナー企業は18社、25品目でございましたが、4年後の平成30年12月末現在では、パートナー企業は64社、品目は204品目ということになっていることからもこのことがおわかりいただけるんじゃないかと思います。  決して市税の増収という観点だけではなくて、制度の充実を図っているわけでございません。市内事業者の皆さんの御期待に沿えるよう、ふるさと応援寄附金制度を活用して、碧南市地元のおいしいもの、あるいはこだわりのもの、高い技術のものを全国に発信してまいりたい、このように考えております。議員におかれましても温かく見守っていただきますようお願い申し上げます。 244 ◆議長(沓名 宏) 以上で、鍔本達朗議員の総括質疑を終わります。  次に、大竹敦子議員の総括質疑を許します。 245 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 246 ◆議長(沓名 宏) 3番。 247 ◆3番(大竹敦子) こんにちは。公明党の大竹敦子でございます。  議長よりお許しをいただきましたので、総括質疑申出書に従って質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  件名1、災害に強いまちづくり・人づくりについてお尋ねいたします。  禰宜田市長は、平成31年度施政方針において、その取り組みを、「夢・希望・輝きあふれる碧南市」を目指し、1点目にまち・ひと・しごとの創生、そして2点目に安心安全対策を挙げられました。  1点目では、住みよいまち、住み続けたいまちにするための施策を進め、2点目には巨大地震、津波を想定した防災・減災対策を着実に進めていきたいと言われております。この2つは切り離せない関係であり、キーワードは人です。  高齢者も、障害を持つ人も、健常者も、市民一人一人が身近な人とのつながりを大切にして地域コミュニティーを築くことで、南海トラフなどの大災害にも備えた安心・安全のまちづくりを進めなければなりません。そして、いざ大災害が起きたとき、日ごろから大切にしてきた隣近所のつながりで声をかけ合い、助け合いながらどんな災害も乗り越えていかなければなりません。そのためのまちづくりとして、日ごろからの地域コミュニティー活動に心がけていく必要があります。  しかしながら、現実はかなりかけ離れた状況になっております。なぜなら、地域の代名詞、地域コミュニティーの核となる町内会が本来の意味を失いつつあり、町内会が本来持っていなければならないノーマライゼーションが失われつつあるのではないかと感じるからです。高齢者のみの世帯では、町内会の班の持ち回りの仕事も思うようにできなくなってきたことを重荷に感じ、町内会からの離脱をしたり、新たに引っ越してくる若い方たちは町内会に入ることの必要性を感じられないと町内会に加入せず、地域とのつながりを持とうと考えない人がふえているところでございます。  2015年、朝日新聞が読者に実施した町内会は必要か不要かというアンケートでは、町内会は不要の回答が34.4%で最も多く、必要だと回答した人は28.3%と3割に満たない結果という報告もされております。  これからは、高齢者も、障害をお持ちの方も、皆が安心して住み続けられるまちづくりが急務です。そして、若い方たちも地域の中で子育てをし、地域への愛着も育てながら、地域の力強い担い手として積極的にコミュニティーに参加していこうとするまちづくりを目指すべきではないでしょうか。そのための町内会の加入が不可欠となるように、町内会の現状を変えていくことも必要ではないでしょうか。  そこで、まず、(1)町内会のあり方についてお聞きします。  アとしまして、町内会の現状について、どのようにお考えかお答えください。 248 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 249 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 250 ◆副市長(松井高善) 私からお答えをさせていただきます。  町内会では、地域住民の親睦を深め、いざというときに困ったときの助け合いなど、快適で住みよいまちをつくり上げていくために、地域内の清掃、資源ごみの分別指導、防犯・防災活動、交流イベントなどを行っております。  碧南市では、市内の町内会長121名の方に連絡員になっていただきまして、住民の皆さんと行政との橋渡し役を担っていただいているほかに、広報紙やごみ袋の配布なども行っていただいております。町内会は、安心・安全な暮らしを支える組織といたしまして、非常に大きな存在であると考えております。 251 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 252 ◆議長(沓名 宏) 3番。 253 ◆3番(大竹敦子) 御答弁のとおり、町内会は安全な暮らしを支える組織として非常に大きな存在であると私も思います。にもかかわらず、先ほど述べましたようなことで、地域とそれぞれの世帯、特に若い世帯、そして高齢者世帯や障害者の方のいる世帯、また、外国人の世帯など、社会的弱者と思われる世帯との間に溝が生じてきているのではないかと思います。その点についてどのような認識を持たれているのか再度お聞きいたしたいと思います。 254 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 255 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 256 ◆副市長(松井高善) 若い世帯や高齢者世帯、さらに障害者の方がみえる世帯、外国人の世帯などを含めて、広く町内会に加入していただくことが安心・安全な生活につながってまいります。今後も地域のつながりの大切さや町内会活動への理解が深まるようにPRに努めてまいります。 257 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 258 ◆議長(沓名 宏) 3番。 259 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。区長さんや町内会長さんを初めとする多くの方の御尽力によって住みよい環境が築かれていることは間違いありません。しかしながら、先ほどのアンケートの結果にありますように、今や町内会に入って当たり前の時代ではありません。ぜひ市からも町内会への加入への魅力を感じるPRの方法で後押しをしていただきますようお願いしておきます。  その地域に住む人たちにとって、町内会は最も身近な組織です。まだまだ碧南市民において防災への意識が高まっているとは言えない状況の中、さまざまな町内会の取り組みの中に避難訓練、防災講座などのイベントも取り入れることによって、さまざまな年代の方で構成される町内会だからこそ、全ての住民に防災意識の向上につながるような取り組みができることは強みだと思っております。  そこで、今、町内会が担っている役割、広報の配布や町内会費の集金、ごみの立ち当番などから、それらは町内会を住みやすくするためには必要不可欠な取り組みではありますが、それらを町内会に加入する目的にするのではなく、これからは地域の一員、町内会の一員として防災に備えたつながりを構築することにシフトしていくべきはないかと考えました。そうすることによって、災害時要援護者となる社会的弱者の方たちも地域の中で町内会の一員として安心して住み続けられるのではないでしょうか。  そこで、イとして、防災の観点からの町内会組織を構築するべきではないでしょうか。お考えをお聞かせください。 260 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 261 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 262 ◆副市長(松井高善) 碧南市には、各町内会を基本単位といたしまして、市内38の自主防災会が組織をされております。この自主防災会は、地区住民の生命と財産を守るため、住民の隣保協同の精神に基づく自主的な防災活動を行っておりまして、各自主防災会ごとに年数回、防災備蓄倉庫の資機材点検や消火器及びAEDの取り扱い、可搬ポンプの操作等の訓練を実施いたしております。地区住民の防災を担う組織として十分機能しているのではないかと考えております。今後もこの形態を継続していくということで考えておりますので、よろしくお願いいたします。 263 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 264 ◆議長(沓名 宏) 3番。 265 ◆3番(大竹敦子) 町内会を基本とした自主防災会で、さまざまな活動を通して地域の防災の一翼を担っていただいていることに大変感謝を申し上げたいと思います。これからも各年度の町内会長さんを中心に、活発に自主防災会の活動を行っていただき、2年ごとに役員さんも入れかわっていく中で、多くの人が自主防災会にかかわり、地域の防災力、防災意識が向上することを期待しております。そうした活動の中に、住民も巻き込んでできるような工夫も入れていただきながら、ぜひ町内会、自主防災会を中心とした災害に強いまちづくりを目指していただきたい、行政にはそのための力強い後押しをしていただくよう要望して、次の質問に移りたいと思います。  災害に強いまちづくりは喫緊の課題です。地震規模でマグニチュード8からマグニチュード9と言われている南海トラフ巨大地震は確実に近づいてきており、30年以内に起きる確率は70%から80%と高い数値が発表されています。このような状況のもと、碧南市として、碧南市に特化した独自の減災対策に取り組み、平成27年度より、名大との共同研究を進め、昨年度、碧南市地震対策減災計画を策定していただきました。いよいよこれから本格的に市民を巻き込み、計画に沿って行動に移していかなければなりません。市長の施政方針からもその思いは伝わってまいります。  では、次の2点目、安心・安全対策を人づくりの観点からお聞きしてまいります。  (2)市民への防災意識の向上、周知徹底についてお尋ねします。  私は以前から、長岡市の事例をお示ししながら、地震に備えての備蓄を各家庭で進めていただくよう、市民への周知徹底を要望してまいりました。今でも避難所に行けば食べ物が分けてもらえると思っている市民は少なくないでしょう。では、市で備蓄されている食料の意義について、市民にはどのように説明をしたらよいのでしょうか。  (ア)市で備蓄している食料の意義について、改めてお伺いしたいと思います。
    266 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 267 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 268 ◆副市長(松井高善) 市政アンケートでは、災害時用として各家庭で3日分の食料や飲料水等を備蓄していますかという設問に対しまして、約3分の1の方が備蓄をしていると回答されております。ただ、本市における市民の防災意識は決して高いとは言えない状況でございます。  現在、市では、想定避難者数2万3,070人に対しまして3日分の非常食と飲料水の備蓄を進めているところでございます。大規模災害時におきましては、避難所生活が長期化することで、自宅でそのまま避難生活をすることもあると思われます。このため、市の広報やハザードマップ、各防災講座など、啓発活動等の場におきまして、自助として各家庭で最低3日間分、できれば1週間程度の備蓄を行っていただくように周知を始めたというところでございます。  地震や津波によりまして家屋が流失や消失するなど、家庭で生活が困難な方につきましては避難所への避難を考えておりますけれども、家屋の倒壊等のおそれのない家庭につきまして、自宅で避難生活のためにも各自で備蓄をお願いしていきたいと、このように考えております。 269 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 270 ◆議長(沓名 宏) 3番。 271 ◆3番(大竹敦子) 備蓄食料については、これまでも何度もお聞きしているところですが、どうしても納得ができておりません。先に進むことができないのです。  繰り返しの質問になって申しわけないですが、そして、一昨年の9月に質問した際も、1週間程度の備蓄の周知を始めたところであると答弁されております。このたびも周知を始めたところと答弁をされました。いつになったら市民の間に周知が行き渡るのでしょうか。大変のんびりしているなとしか思えません。  アンケートの結果を受けて、市民の防災意識が高いとは言えないという御認識を持っていることはわかりました。食料、水、トイレなど、各家庭でできる備蓄については、方法を知れば誰でも簡単にちょっとした工夫と心遣いでできることだとわかります。市民の皆様が実際に大規模災害に見舞われて、不便な避難生活で大変な思いをすることのないよう、少しでも早く、一人でも多くの市民の目にとまるような施策を進めていただきますよう要望しておきます。  昨年よりは避難者数が改められ、備蓄食料の予算が約1,000万円も増額をされ、避難者数約2万3,000人の約2回分の食料を毎年1,527万円の予算で備蓄をしながら3日分の備蓄を目指していくということになっております。それだけの食料の備蓄をしているとすれば、避難所に行けば何か食べるものがもらえると思ってしまう方は少なくないと思います。避難所に避難しようとする方は、食料を持たずに避難しても大丈夫ということにはならないでしょうか。そして、4年後からは、年間3万5,000食の備蓄食料が5年の消費期限を迎えることになります。その有効利用方法も改めてお聞かせください。 272 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 273 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 274 ◆副市長(松井高善) 台風や集中豪雨など、事前に気象庁や報道により情報が提供されまして、避難が必要な場合は、市民の皆さんには各自避難所で必要な物資をお持ちいただきたいと思っております。しかし、津波など、一刻も早く安全な場所へ避難をする場合は、命を守ることを第一に避難行動をとっていただき、備蓄につきましては、津波や余震などの状況が落ちついた段階で自宅に取りに戻っていただくということを想定いたしております。  また、消費期限を迎える備蓄の食料につきましては、現在、自主防災会の防災訓練、市の総合防災訓練、市民ふれあいフェスティバルなどにおきまして、備蓄を推進していただくための啓発用品として活用いたしております。  今後増加が予想されます備蓄の食料につきましては、先ほどの啓発用として活用するほか、廃棄することがないように、他市の事例を参考しながら、より効果的な活用に努めてまいりたいと考えております。 275 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 276 ◆議長(沓名 宏) 3番。 277 ◆3番(大竹敦子) 命を守るということから、どうしても非常持ち出し袋を持って避難することができなかった方々に対して支給していくというために備蓄をしているということはわかりました。避難所において、どのように備蓄食料を支給するのか、非常持ち出し袋を持ってこられなかった方だけに支給をするのか、避難者の方全員に支給するのかもこの際はっきりさせておく必要があると思いますので、よろしくお願いいたします。  消費期限の来た備蓄食料の活用についても、まだ検討中であるということです。まだ4年先のことになると思います。でも、量が大変多くなっておりますので、しっかりと御検討いただいて、むだのないような使用をよろしくお願いいたします。要望しておきます。  碧南市地震対策減災計画では、1ヵ月後の避難所の避難者数を5,395人としています。これだけの人が1ヵ月後も体育館をメーンとする避難所で避難生活をしているということになります。全員の居場所の確保はできるのでしょうか。今、防災備蓄倉庫に備蓄されている避難所の備品は、あっても毛布のみです。現状、かたい床に横にならなければなりません。畳もベッドもありません。その上、日常的にプライベートを守るものもありません。それらのものはいつごろそろってくるのでしょうか。現在の避難所の環境は随分進んでよくなっております。家を失い、住むところをなくしてしまった人たちに少しでも過ごしやすい環境を準備するべきではないでしょうか。  イとしまして、避難所の備品の整備について、改めてお考えをお聞かせください。 278 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 279 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 280 ◆副市長(松井高善) まず、本市の避難所の収容可能人数でございます。1万954人で、南海トラフ地震発災1ヵ月後の避難所避難者数5,395人を上回っております。  次に、過去の震災の例で申し上げますと、東日本大震災の場合、物資が届くまで1週間程度、熊本地震の場合では二、三日程度かかったと伺っております。  愛知県が平成28年3月に策定をしております南海トラフ地震における愛知県広域受援計画によりますと、発災後3日目までに国が県の広域物資輸送拠点へ物資を輸送するということになっております。その後に県が市町村の救援物資集積所へ物資を輸送するとなっておりますので、こうしたことから、市の避難所に物資が届くのは発災から3日から4日が必要であると考えております。  避難所において不足する品物などの確保につきましては、予算や収納スペースなどの問題から、ベッドや間仕切りなどを事前に確保するというのは困難でございます。市が民間企業等と締結をする協定に基づきまして、発災後に依頼をしてまいりたいと考えております。  なお、物資がいつごろそろうかというのは、被災の状況によって大きく変わるため、お答えはできません。よろしくお願いいたします。 281 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 282 ◆議長(沓名 宏) 3番。 283 ◆3番(大竹敦子) 収容人数のほうは避難所の様子から大きく上回っているということで安心しましたが、そして必要な物資も、国、県を通して三、四日、遅くとも1週間程度で届くということを想定しているということだと確認いたしました。それでも三、四日は何もないわけですから、少しでも何か備蓄できるようにしていただければと思いますが、発災後、協定を締結している民間企業に依頼して物資の確保をするということですけれども、その民間企業には何をどのくらいの量、調達をしていくのか、そのリスト、また、それらは量的に調達可能であるのかという確認はされているのでしょうか。お聞かせください。 284 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 285 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 286 ◆副市長(松井高善) この協定に基づいて提供を依頼する物資につきましては、平成31年の1月末時点で19社と協定を結んでおります。協定締結時に取り決めました依頼の品目は延べ300品目以上になります。  また、提供していただく物資や量につきましては、各協定先の企業の在庫であるとか、発災時の被害の状況等によって変化するために、発災後に調達可能かどうか、これにつきましては事前に確認することはできませんので、よろしくお願いいたします。 287 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 288 ◆議長(沓名 宏) 3番。 289 ◆3番(大竹敦子) 御答弁のとおりだと思いますが、事前に確認ができなくても、発災時には市民の避難生活には必要となる物資でございます。非常時に必要な物資の整備、備蓄を少しずつでも進めておくべきではないかと思います。在庫や発災時の状況等によって少なくなる場合もありますので、その分も今のうちから少しずつ備蓄をしていく必要はあると思っておりますので、要望しておきたいと思います。  碧南市地震対策減災計画には、防災、減災の日常化を定着させると書かれております。発災時、自立した避難生活を送るためには、いざというときのために日用品やレトルト食品などを余分に買い置くなど、日ごろから事前に準備していくことはとても大切なことだと思います。それが防災意識の向上につながっております。  ウとしまして、防災、減災の日常化を定着させるための取り組みについて、何かお考えがあればお聞かせください。 290 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 291 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 292 ◆副市長(松井高善) 防災、減災の日常化のためには、災害について正確な知識を身につけ、備えを行う必要性を理解するということが大切でございます。そのためには、各種配布物やホームページ、市広報などで正確な知識を伝えるとともに、体験型のゲームや映像などを使いまして、市民の方々に具体的なイメージをつかんでいただく、こういう必要がございます。  昨年度より、本市と名古屋大学が共同開発をいたしました防災学習キットInOSSy、これを出前講座等で活用いたしておりまして、市民の方々に津波や地震の3Dアニメーションをごらんいただきまして、大変好評をいただいているところでございます。  また、来年度からは出前講座にHUGゲームを加えまして、大規模災害発生時の避難所がどのような状況になるか、これを楽しみながら学んでいただきたいと考えております。 293 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 294 ◆議長(沓名 宏) 3番。 295 ◆3番(大竹敦子) 防災学習キットInOSSyについてお話をされました。出前講座では大変好評をいただいているということで、このInOSSyについて、何回くらいの活用があったのか。また、講座を聞かれた方たちの年齢についてもお聞かせください。  HUGゲームは実際に体験することが必要だと思いますが、防災学習キットInOSSyは映像だと思います。もっと幅広く、市民がいつでも見られるように、市のホームページ等のトップに張りつけるようなことはできないでしょうか。聞かせください。 296 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 297 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 298 ◆副市長(松井高善) 防災学習キットInOSSyにつきまして、小中学校や高齢者教室、地区での防災講座など、受講者の方々の希望に応じまして、さまざまな方を対象に活用いたしております。  この実績につきましては、平成29年度は22回、764名の方。30年度は1月末時点で計14回、802名の方々に対してInOSSyを用いた講座を受講していただいております。  なお、InOSSyを市のホームページで紹介したらということでございますが、閲覧をするパソコンやスマートフォンには非常に高い処理能力が必要となりますので、現時点ではちょっと困難であると考えております。  したがいまして、ホームページの公開につきましては今後検討してまいります。 299 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 300 ◆議長(沓名 宏) 3番。 301 ◆3番(大竹敦子) まだまだ見ている方が少ないと思いますし、このInOSSyを知っている方も少ないのではないかと思います。映像で、3Dで、多分迫力のある映像で地震の緊迫感というか、そういうのをしっかりと感じながら、防災意識の高まりというのは確実にできると思いますので、PRをしっかりしていただいて、多くの方に見ていただけるよう、今後検討をお願いしたいと思います。  (3)に移ります。津波避難計画策定事業についてお聞きします。  ぜひ、避難の際には非常持ち出し袋を背負って避難所に避難をしていただきたいと思っておりますが、津波到達時間、移動可能な距離を考慮した津波避難経路図を全戸配布していくということで、とても画期的であり、実効性もあり、期待をしているところでございます。  そこでお聞きします。  ア、事業の進め方についてお聞かせください。 302 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 303 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 304 ◆副市長(松井高善) 津波避難計画は、名古屋大学との共同研究事業といたしまして、現在策定をしている最中でございます。  計画の内容は、避難対象地域における避難場所、避難路の指定、津波情報等の収集・伝達手段など、多岐にわたる内容を予定いたしております。平成31年度には、地区ごとの津波到達時間や避難所までの距離、避難経路を記したパンフレットを全戸配布していくということ考えております。よろしくお願いします。 305 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 306 ◆議長(沓名 宏) 3番。 307 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  避難経路が記されたパンフレット、全戸配布していただけるということで、とても期待をしております。  また、せっかくですので、市外から来ている人や自分の地域でないところにいるときに発災したときに、避難所の位置がわかるように、ぜひ道路に標示された標高と同じような形で避難所への経路も矢印などで標示してはと思います。要望しておきますのでよろしくお願いいたします。  避難というと、碧南市南部の住民が津波から逃げられるか大変心配になっております。川口町は川口結いの家がありますが、前浜町については避難すべき高い建物が近くになく、どこに避難したらいいのか不安に思っているところです。  イとしまして、蜆川周辺地域の避難方法についてお聞きしたいと思います。 308 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 309 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 310 ◆副市長(松井高善) 議員御指摘のとおり、前浜地区は周辺に標高の低い土地が広がっておりまして、また、地区内に十分な収容能力を持った避難施設がないため、市内では唯一の津波避難困難区域となっております。  このため、昨年11月には、地区住民の方々を対象に、南部市民プラザまで徒歩での避難訓練を含めたワークショップを実施いたしました。地震により津波が発生した場合、作成したパンフレットに従い、徒歩にて南部市民プラザまたは大浜小学校体育館へ避難をしていただくことを想定しておりますが、長距離での移動が困難な方は前浜集落センターの2階へ、発災後にさまざまな事情でどうしても避難行動ができない場合においては、そういう場合は自宅の2階以上へ垂直避難ということなどをお話しいたしました。  ただ単に避難するのではなくて、可能な範囲で、避難する途中において、近所の方や支援が必要な方に声かけをしていただくよう、そういうことをお話ししております。 311 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 312 ◆議長(沓名 宏) 3番。 313 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  市内で唯一の避難困難区域となっているということがわかりましたが、徒歩で南部市民プラザへの避難訓練を実施されたということで、時間はどのぐらいかかったのでしょうか。  また、避難が困難な方は前浜集落センターの2階ということです。前浜集落センターは、碧南市地震時応急復旧計画の避難所の一覧では三角となっており、一部浸水するが上層部は使用可能としている建物です。浸水深は1.2メートルとなっています。東北大震災の津波のように、建物ごと流してしまうような勢いで襲ってくることがあっても大丈夫なのかなととても不安です。建物の安全性について、改めてお聞きします。  また、発災時、津波の到達により避難所がぽつんととり残された状態になります。体力がなく、体の弱い方が避難されることを想定されておりますので、避難所としての備品の整備はあるのか、確認をしたいと思います。 314 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 315 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 316 ◆副市長(松井高善) 11月に実施をいたしました津波避難訓練では、前浜集落センターから南部市民プラザ、この約900メートルの道のりを、道中の危険箇所を確認しながら、徒歩で約20分かけて避難いたしました。  なお、内閣府が策定をした津波避難ビル等に係るガイドラインにおきまして、身体障害者の方、乳幼児の方、重病人など、徒歩での移動が困難な方、こういう方々の歩行の速度は1分間で30メートルとされておりまして、仮に南部市民プラザまで徒歩でこの方々が避難する場合、30分かかるということになります。  前浜集落センターの安全性ということでございますが、1.2メーターの浸水想定に対しまして、建物の2階部分の高さは2.63メートル。したがいまして、2階に避難をしていただければ津波については安全であると考えております。  また、食料や毛布などの備蓄品につきましては、現在は建物の1階にございますが、移設可能な備蓄につきましては、今年度中に建物の2階に移設をする予定でございます。 317 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 318 ◆議長(沓名 宏) 3番。 319 ◆3番(大竹敦子) よろしくお願いいたします。  徒歩で30分もかかるところを歩いていけないので、そうするとまた、御近所同士のつながりがやはりここでも必要になってくると思います。ぜひまちづくりの中で、しっかりと弱者の方を支えながらの避難ができるような訓練もまた今後よろしくお願いしたいと思います。  障害をお持ちの方は、一般の避難所での生活は困難になると思います。  (4)として、福祉避難所の備蓄についての進捗状況をお聞きしたいと思います。 320 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 321 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 322 ◆副市長(松井高善) 昨年の9月議会で15番議員にお答えをしているとおり、平成29年度をもって必要な資機材配置については完了いたしております。今後は、実践的な訓練を実施していく中で課題の検証を行い、実効性の向上に努めてまいりたいと考えております。
     なお、ことし2月15日に川口結いの家に御協力をいただきまして、福祉避難所への輸送・開設訓練を実施したところでございます。  今後も、福祉避難所、指定施設の御協力をいただきながら、継続して訓練を実施してまいりたいと考えております。 323 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 324 ◆議長(沓名 宏) 3番。 325 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。今後も実践的な訓練を実施して、検証も行っていただけるということで、大変重要な取り組みだと思っております。各指定施設の方々にも御協力をいただき、ぜひ進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  7ヵ所の福祉避難所にも定員はあると思いますので、受け入れ人数と避難を希望されている方の人数の関係はどうなっているのでしょうか。  また、川口結いの家での避難訓練を実施されたということですが、特に災害時要援護者の方への避難の方法として、最寄りの避難所に避難してから体の状況に合わせた福祉避難所への移動と聞いていますが、事前に避難先を決めておいて、最初からその福祉避難所へ避難するということは難しいのでしょうか。2月15日に行われた避難訓練の方法とあわせてお聞かせください。 326 ◆副市長(松井高善) 議長、副市長。 327 ◆議長(沓名 宏) 副市長。 328 ◆副市長(松井高善) 7ヵ所の福祉避難所の定員というのは計104名でございます。福祉避難所は、大規模災害が発生し、避難所における避難生活が長期にわたると想定される場合に、福祉避難所指定施設へ開設の可否、受け入れ可能人数を確認した後に、避難所での生活が困難と思われる方をトリアージいたしまして、福祉避難所へ移動していただく、こういう流れになります。このために、希望者を事前に確認し、最初から福祉避難所へ避難をしていただくということはできません。  なお、2月15日に実施をした訓練におきましては、川口農業センターへ避難をした方の中に避難生活が困難な方がいるとの想定でもって避難者のトリアージを実施いたしまして、川口結いの家へ輸送を行っております。輸送した川口結いの家で受け付けを行い、避難者の健康状態を確認した後に、整備した資機材を使用して避難スペースのレイアウトをつくりまして、受け入れ作業を整えるというところまでの訓練を実施いたしております。  以上です。 329 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 330 ◆議長(沓名 宏) 3番。 331 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。避難の流れが大変よくわかりました。実践さながらの訓練をしていただいていることにも本当に感謝いたします。  トリアージの結果、福祉避難所に移動できる方は心配ないのですが、一般の避難所に残らなければならない障害者の方も安心して避難生活を送れるよう、ぜひ今後は避難所となる学校施設との連携もしっかりとっていただきたいと思います。いろいろな方法で周知し、防災意識の向上に努めていただきたいということで、質問させていただきました自助、共助がしっかりとれたまちづくり、人づくりを進めていただきたいと思います。その上で、市民の皆様の避難生活の質も高められるよう、行政の御尽力をいただきますように切にお願いいたしまして、件名1の質問を終わらせていただきます。  件名2、児童生徒一人一人が輝く教育についてお聞きしたいと思います。  昨日の教育長の御答弁でもおっしゃられましたように、子供はかけがえのない宝であり、財産です。本当に私も同じ思いであります。  しかし、昨今の報道を見ていると、児童虐待、いじめによる自殺などが後を絶ちません。どうしてこんなことが起きるのだろうかと怒りと悲しみで心がいっぱいになります。どの命も落としてはいけない守るべき大切な命です。なぜ救ってあげられなかったのだろうかという思いと、絶対今後このようなことがあってはいけないと感じております。  中2の男子生徒の自殺の原因がいじめであると、7年たった今、判決が出ました。当事者の元同級生は遊びの範疇だったと主張しているようで、本当に悪質さを感じます。全ての家庭、学校で起こっているわけではないことはわかっておりますが、これらは氷山の一角であり、大人の社会のひずみから出た社会にたまった鬱憤が子供たちに反映してあらわれているように思えてなりません。  今、名古屋市では、オランダの教育方法であるイエナプランについて、名古屋市の学校教育で取り入れるための研究をしていると聞いております。世界で一番幸せを感じているのがオランダの子供たちだそうです。そして、孤独感は最下位、最も孤独を感じていないのがオランダの子供たちです。ちなみに、日本の子供たちの孤独感は断トツで1位という結果が出たそうでございます。どうしてそうなってしまったのか。碧南市の子供たちも例外ではないとの思いを持って、改めて考え直すときが来ていると思っております。  (1)、今、教育が直面している問題点はどこにあるとお考えでしょうか。お聞かせください。 332 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 333 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 334 ◆教育長(生田弘幸) 今の子供たちを取り巻く社会は、グローバル化の進展や絶え間ない技術革新等により、かつてないほどのスピードで変化しています。予測が困難な時代とも言われ、これまでにない新しい問題や課題が生じています。  児童生徒の発達の面では、身体的な早熟傾向と体力的、精神的、社会的な面での発達のおくれによるアンバランスが生じています。意識の変化として、何のために学校に行くのかの意識が一部の子供たちにうまく合っておらず、不登校に陥ってしまうことがあります。  家庭や地域社会では、少子化が進んで、子供は大人に取り囲まれて育つこととなり、人間性を鍛える機会が少なくなっています。こうした中で、特に10歳から15歳までに親から離れた集団型教育をしっかり行うことが学校教育の役割とも言えます。家庭の教育力や地域協働社会意識が低下しているとも言われ、学校教育への期待が増しています。これに応えるために、学校現場の過重負担感が広がっていることは否めません。  学校の教育活動の課題としては、学校教育の中でのつまずきに十分な手当がなされなかったことなどへの1種の反抗のあらわれとして、不登校やいわゆる荒れの状態に至るケースもあります。学校での指導について、言語による指導に加え、子供たちの発達を踏まえつつ、多様なメディア活動を図るなど、学びの方法論を考えることが必要だと考えています。  社会の階層分化とも言える状態が進む中、教育上困難な状況にある子供たちにもっと目を配り、義務教育としてミニマムをどうするのかを考えなければなりません。学校教育において、十分な基礎・基本を身につけられず、知識や技能、意欲を欠いたまま社会に出されることが、ニート、就労もせず、就学もせず、職業訓練も受けていない者、こういう者が増加している一因とも考えられるからです。  義務教育の成否の鍵を握るのは教員であり、すぐれた資質を持つ教員を必要十分な数だけ確保することは、義務教育を支えるための不可欠の条件です。しかしながら、少子化の予測から新規採用教員の採用が少なくなる傾向があり、教員確保が大きな課題となっています。社会の変化や保護者の意識の変化に対して、学校教育の見直しを行うことは重要ですが、急速な改革は影響する範囲が大きいと思われます。まず、改革ありきでなく、今どんな問題が生じていて、それに対応するためには何を改革すべきか、改革のプラス面、マイナス面は何かという順で論議してまいります。 335 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 336 ◆議長(沓名 宏) 3番。 337 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。今の御答弁の中で、意欲を欠いたまま社会に出ることでニートにつながる一因となっているとの認識は、今後の教育に大きな意味を感じました。  その原因は発達障害からも来ているかもしれませんが、それも個性と捉え、一人一人の尊厳を尊重して対応していただくことでその児童生徒の将来は大きく変わっていきます。ぜひ本来の教師としての資質を生かしていただき、かかわっていただきたいと切に思います。  先日、日進みらいの会5周年記念の講演で伺った大嶋先生のお話の中で、小学校低学年のときには大きな夢が絶対にかなうと信じていたのに、中学を卒業するころにはほとんど夢を持てなくなってきていると言われました。小学校、中学校と成長するにつれて、算数がわからない、英語が苦手という中で、自尊心が徐々に薄れてしまったのしょうか。  そこで問題なのは、困難にぶつかったとき、家庭や先生からどのように声かけをしてもらって、諦めないことを学んできたか。どんな場面でも、昨日教育長がおっしゃられたように、みずから考え、みずから判断し前に進んでいくことができたら、それは将来に大きな力になる、これこそ生きる力ではないかと思います。  発達障害のため、教室で大人しくできなかった子供にも、一旦クールダウンをした後、本人に、勉強がしたいなら戻ってくるよう、本人の意思を尊重して対応することで、前向きに勉強に取り組もうとする様子を見せて、学習に取り組むことができているという報告も聞いております。子供たちの可能性を引き出すアシストを教師の皆様方にお願いしたいと思っております。  そこで、(2)一人一人の個性を伸ばす教育について、どのようなお考えをお持ちかお聞かせください。 338 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 339 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 340 ◆教育長(生田弘幸) 日々の学校教育活動において、一人一人の児童生徒が持っているよさに目を向け、個性を生かしながら伸張させていくように配慮しています。  また、児童生徒の人格を尊重し、その言動を共感的に受けとめ、心の触れ合いを大切にしています。その中で、児童生徒が何を求め、何に悩み苦しんでいるのかを的確に捉え、心の痛みを理解して、温かい指導、支援ができる教師でありたいと思っています。  また、1人の教師だけでなく、学年や学校全体の教員でさまざまな角度から一人一人の児童生徒を見守り、チームとして育てているようにしています。 341 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 342 ◆議長(沓名 宏) 3番。 343 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。本当に児童生徒の心の安定、安全を守っていただけるような対応を先生方にしていただけているのかと感じました。心から感謝いたします。  子供たちの心が殺伐としていたとしても、奥底にある純粋で真っすぐな心を揺さぶりながら、友達が自分と違うことを受け入れ、他者への思いやりの行動をしたときの心の充実感を感じられたらいじめはなくなるのではないでしょうか。不登校もなくなるのではないでしょうか。そんな教育を実施している学校の授業を見てまいりました。  個々に自分の場所を見つけて行動しなければならない理科の実験の授業でしたが、ぽつんと座っている子は一人もいませんでした。みんな生き生きと自分の役割を果たしながら活動していました。また、普通教室での授業風景も自由闊達な雰囲気でした。みんなで教え合っているような感じも受けました。子供たち自身に幸福感で満たされていれば、自分より弱い者をいじめるような行動はとらないはずです。  (3)として、子供たちの幸福感を高めていく教育についてはどのようにお考えでしょうか。お聞かせください。 344 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 345 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 346 ◆教育長(生田弘幸) 人が幸福感を感じるのは、自己有用感に裏づけられた自己肯定感を味わうときだと考えます。日々の教育活動においては、児童生徒に学級の役に立った、仲間に喜んでもらえたという自己有用感を味わわせ、社会性の基礎となる部分を育成することを心がけています。そのために、児童生徒一人一人の居場所づくりを意識しています。また、学習や行事、児童会、生徒会活動等の際には、子供自身に目標や工夫をする点、努力する点などを考えさせています。その基準に沿って、集団の中でどこまで達成できたのかを評価することが自他ともに認めることにつながり、自己有用感を育むことになります。  お互いに認め合う温かい人間関係は、学校生活の全ての基盤となります。学級・学年通信などで教師の願いや仲間の思いを伝えるなど、日ごろから思いが通じ合うように心がけています。  また、児童生徒を主体とした活動を展開させる中で、総合評価をする場所を設けるなど、生徒がお互いに認め合い、励まし合い、高め合える集団をつくることを意識しています。これらの教育活動が自己肯定感を醸成し、幸福感につながっていくと考えています。 347 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 348 ◆議長(沓名 宏) 3番。 349 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  そのような環境の中でいじめは起きることはないと思いますし、不登校になる子もいなくなるのではないかとは思います。しかし、不幸にも、現在、不登校になってしまった子供たちには、それぞれ原因があると思います。友達、先生とのかかわりの中に原因がある場合もあるかもしれません。  そこで、(4)としまして、不登校についてお聞きします。  ア、不登校の原因とその解決への取り組みについてお聞きします。お願いします。 350 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 351 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 352 ◆教育長(生田弘幸) 不登校の理由にはさまざまなものがあります。周囲との人間関係がうまくつくれず、集団生活になじめない、学習への不適応、家庭の教育力の欠如から来る生活リズムの乱れ、無気力、中には特に理由が思い当たらないようなケースもあります。昨日も述べさせていただきました。  不登校児童生徒の人数はなかなか思うように減らすことができていません。平成31年1月末で、小学校12名、中学校52名、計64名。解決に向けて各校において努力をしているところでありますが、ケースごとにうまく対応するために、職員間で連携を図り、チーム学校としての対応を心がけています。  学校以外の諸機関の力をかりながら対応するケースもあります。例えば、碧南市適応指導教室ほっぷ倶楽部には、本年度10名の児童生徒が通っています。適応指導教室には、全く登校できないような状態の児童生徒を対象にしています。  学校では、現状不登校の児童生徒への対応を大事にしていますが、未然防止の側面から、不登校になる前に対応することも大切にしています。日ごろの観察や職員会の情報交換の中から、必要な児童生徒の情報を得て速やかに対応しています。生活日記の記述や児童生徒との会話の一言、表現や態度を職員が適切に見取ること、児童生徒の変化に敏感になることが対策であり、ちゃんと児童生徒に向き合うことが大事であると考えています。 353 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 354 ◆議長(沓名 宏) 3番。 355 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。不登校の子供たち、また、未然の防止にもきめ細やかに対応していただき、本当にありがとうございます。不登校の子供たちの中には、病気やけがによるものもあるかもしれません。  話がちょっと変わってくるかもしれませんけれども、先日お聞きしたことで、子供たちの不登校の原因に、頭痛や目まいなどの症状で学校に行けない場合があり、その占める割合は3割にも上っているとの報告がありました。その原因は、学校での体育の授業、放課後等に転倒して頭や腰を打ったことで起きた脳脊髄液減少症によるとの報告です。まだ余り知られていない病名なので、見逃してしまうと予後は大変悪く、その児童生徒のその後の人生にも大きな影響を与え、鬱状態、そして自殺願望も出てくるそうです。  友達同士の悪ふざけから、いじめの一環だったかもしれませんが、座ろうとしたところで椅子を引かれ、腰を強く打ち、それ以来、先ほどのような頭痛や目まい、そうしたふらつきなどの症状で学校に行くことができず、原因もなかなかわからなかったのですが、それで治療がおくれてしまった子供さんの体験も聞かせていただきました。  そこでお尋ねします。  イとしまして、脳脊髄液減少症が疑われる不登校の児童生徒はいないのでしょうか。お願いいたします。 356 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 357 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 358 ◆教育長(生田弘幸) 今年度の不登校児童生徒のうち脳脊髄液減少症の診断を受けている児童生徒はいません。  脳脊髄液減少症の典型的症状と似た症状である頭痛、朝起きられない起立性調節障害と診断された児童生徒は、小学校で2名、中学校で12名います。登校できなくなる理由であり、教職員に病気の知識がないと間違った指導をする可能性があるため、研修を進め、きちんと対応できるよう努めていきます。また、その疑いのありそうな場合には保護者にも連絡し、医療機関への受診を促します。 359 ◆3番(大竹敦子) 議長、3番。 360 ◆議長(沓名 宏) 3番。 361 ◆3番(大竹敦子) ありがとうございます。  今の御答弁の中で、起立性調節障害との診断を受けた子供さんがいるということでした。小学生で2名、そして中学校では12名、約3割弱の子供たちです。衝撃の強い転倒などをした場合には発症している場合があります。脳脊髄液減少症がですね。  起立性調節障害との診断を受けた子供さんの中に、脳脊髄液減少症を発症している場合もあるそうです。なかなか専門医でないと見つけられない病気ですので、ぜひそうした疑いのある方は、愛知県では専門が中京病院の脳神経外科のみです。ぜひ一度受診をお勧めしていただければと思います。適切な治療を受けることでまた元気になれる、また、皆さん、お友達と一緒に学校に通えるようになることもあるのではないかと思います。  これまで子供たちが一人一人輝くためのいろいろな角度からお聞きをしてまいりました。本当に御回答、御答弁のとおりのことが実践できれば、碧南市の未来は明るいし、子供たちの未来も明るいなと感じております。ぜひともここまでお示しいただいた碧南市の教育方針を現場ですべからく満ちあふれさせていただきたいと感じております。そのための取り組みや、そのための改革、積極的に進めていただきたいと要望して私の総括質疑を終わらせていただきます。ありがとうございました。 362 ◆議長(沓名 宏) 以上で、大竹敦子議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩をいたします。                            (午前 11時 54分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 1時 0分 再開) 363 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、鈴木良和議員の総括質疑を許します。 364 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 365 ◆議長(沓名 宏) 10番。 366 ◆10番(鈴木良和) 皆さんこんにちは。新政会の鈴木良和です。  議長より発言の許可をいただきましたので、申出書に基づき、一問一答方式にて質問させていただきます。執行部におかれましては、わかりやすい御答弁よろしくお願いします。  年末から年始にかけての愛知県知事選挙では、県内ざわざわとしていたと思います。私だけが感じただけでしょうか。その結果といたしまして、碧南市出身の大村知事が再選され、本市にとって国、県とのパイプが一段と太くなり、今後4年間、さまざまな政策を打ち出していかれると思っています。本市にとってもよい方向に近づいていかれるのではないでしょうか。  2月23日は、大浜まちかどサロンにて、からくり人形師、玉屋庄兵衛さんによるからくり人形の実演が行われ、市内外から来られた人たちは大変びっくりし、一生懸命のぞき込むような感じで見てみえました。玉屋さんは、大浜中区のからくり人形についても詳しく説明していただきました。これもまた碧南市のPR、シティープロモーションの1つと思います。  町並みの魅力と防災、交通との共存を実現するまちづくりのため、さまざま取り組みが実施されています。大浜地区整備の目標を、地区が有する水、緑、歴史、文化といった資源を有効に活用しながら質の高い生活空間と交流空間を整備することによる、歩いて暮らせるまちづくりの実現としています。碧南駅周辺の整備、碧南駅前線整備、美術館の整備と、課題は地区の最大の資源である歴史ある神社の集積を生かす、歩行回遊空間としてのてらまちの形成を目指すてらまち構想を推進するためです。市内外からのさまざまな人々の来碧により地区の知名度を高めるとともに、地区との交流を一層促進するためには、集客拠点の積極的な整備が必要です。  そこでお聞きします。  件名1、碧南駅周辺の道路・環境整備について。  碧南駅舎の取り壊しが始まり、新駅舎が誕生してきます。これに合わせ、周辺道路整備計画も予算化されようとしています。そこで、関連した事業についてお聞きします。
     (1)岡崎碧南線について、ア、進捗状況について。  この路線は皆さん御存じの美術館前の県道で、美術館前から港橋北交差点まではほぼ完了していると思います。それでは、美術館から碧南駅西交差点までの歩道の完了予定についてお聞きします。 367 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 368 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 369 ◆建設部長(中村正典) 県道岡崎碧南線の美術館から碧南駅西交差点までの区間でございますが、昨年度、暫定的な整備を終えまして、来年度は電線共同溝への入線等及び電柱等の抜柱を行うというふうに聞いております。したがいまして、歩道につきましては、現在アスファルト舗装で仮舗装されておりますが、来年度、平板ブロック舗装を施工し、完了となる予定でございます。 370 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 371 ◆議長(沓名 宏) 10番。 372 ◆10番(鈴木良和) ちょっと言いにくいんですけど、それでは、美術館南側の歩道ブロックは道を挟んで東西で色の濃さに違いがあると思いますが、美術館から北側はどのようにされていかれるかお聞きします。 373 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 374 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 375 ◆建設部長(中村正典) デザインは同じでございますが、若干の色の濃淡の、濃さの違いが西側と東側があるということでございます。  今後の北側の県道部分につきましては、西方寺側の西側の同色の色のデザインということで整備してまいる予定でございます。  以上です。 376 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 377 ◆議長(沓名 宏) 10番。 378 ◆10番(鈴木良和) 要するに、濃いほうということですね。はい、わかりました。ありがとうございます。  駅西交差点から羽根交差点の事業の進捗状況をお聞かせください。 379 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 380 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 381 ◆建設部長(中村正典) 碧南駅西交差点から北側の区間につきましては、現在用地取得を進めており、路線全体の用地取得率は約83%となっております。 382 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 383 ◆議長(沓名 宏) 10番。 384 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  続きまして、イ、港橋北交差点から大浜小学校北交差点までの道路拡幅についてお聞きします。  市道権現線整備事業費が継続計上されています。事業の目的は、国道247号線の4車線化に伴う交通対策として、大浜地区を南北に結ぶ重要な補助幹線道路である本路線の整備を早期に実現し、大浜小学校の児童を初めとした歩行者の安全確保及び交通の円滑化を図るとなっています。大浜小学校北交差点より北側の県道は手つかずのままです。港橋北交差点から大浜小学校北交差点までの道路拡幅事業をいま一度強くお願いできないかお聞きします。 385 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 386 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 387 ◆建設部長(中村正典) 港橋北交差点から大浜小学校北交差点までの区間の整備につきましては、これまで大浜地区、天神会商店街振興組合様を初め地域の皆様から御要望いただき、市から愛知県への要望を続けております。また、平成29年9月には、地域の皆様が直接愛知県知立建設事務所へ要望されているとお聞きしております。こうした中で、県からは、必要性は認識しますが、厳しい財政状況の中、整備効果を上げるために箇所を絞った投資をし、新規事業の採択は困難な状況と聞いているところでございます。  市といたしましても、交通の安全確保や地域の活性化の面からも整備の必要性を認識しているところでございますので、地域の意見としてしっかり県へ要望してまいりたいと思っております。 388 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 389 ◆議長(沓名 宏) 10番。 390 ◆10番(鈴木良和) よろしくお願いいたします。  地区住民の皆さんは、将来に向けての計画を持ってみえると思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。  (2)碧南駅前線整備事業について。  先人の御努力により、碧南駅前線整備事業の継続が予算計上されます。  画像をお願いします。これが駅から見た西側、碧南駅西、臨海公園のほうですね。これ、一方通行をずーっと上がっていくんですけど。  ありがとうございます。  地区住民の皆さんが要望されてきた道路整備事業をどんなふうに描かれていかれるか関心を持ってしまいます。これから何年かかけて絵を描かれていかれると思います。先日、地区関係者の説明会での御意見をお聞きしたいと思います。 391 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 392 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 393 ◆建設部長(中村正典) 碧南駅前線の整備につきましては、12月補正予算にて予備設計などに要する費用を計上し、検討を始めております。  御質問の説明会は、道路沿線の土地や建物を所有されている関係権利者の皆様方に御案内をし、事業の説明をさせていただいたもので、46名の方に御出席をいただきました。説明会の中で、事業の実施は決定か、皆さんは了解されているのか、拡幅する幅が北側と南側で異なる理由は、拡幅によりまちがにぎやかになるのかといった御意見を伺っております。なお、説明会では特段反対という意見はなく、事業を前向きに考えていると感じております。  説明会開催後、関係権利者の個別訪問を進めておりますので、引き続き皆様からの御意見を伺いながら事業を進めてまいりたいと考えております。 394 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 395 ◆議長(沓名 宏) 10番。 396 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  私もお伺いしましたところ、46名の多くの関係者が事業説明会に出席されたことは、事業を前向きに考えてみえると私も感じました。今後もよろしくお願いいたします。  (3)碧南駅前整備についてお聞きします。  今回、旧駅舎を取り壊した……。  映像をお願いします。ありがとうございます。  これ、南側から写した映像なんですけど、今現在はブルーのシートも取れていまして、結構、今、変わっています。  ありがとうございます。  跡地を利用して待合所やバスレーンの整備をするとお聞きしていますが、碧南駅前線が整備されるとさらに利用する自動車がふえ、駅前ロータリーの拡張が必要と考えます。  将来、駅前ロータリー南の店舗が閉じた場合、空き店舗の用地を利用してロータリーを拡張してはどうかと思いますが、本市のお考えをお聞きします。 397 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 398 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 399 ◆建設部長(中村正典) 事業中の名鉄碧南駅西駅前広場の拡張整備は、主に駅舎跡地を活用して新たにバス専用レーンを設け、バスと一般車両の分離を図るものであり、既存のロータリーは現状を維持した計画となっております。  議員がおっしゃるとおり、碧南駅前線の拡幅整備が完了しますと、乗用車のみならず大型バスが碧南駅前線を行き来できるようになり、駅前ロータリーの混雑が増してきますので、既存ロータリーの拡張が必要となってまいります。将来を見据えながら、駅前広場の拡張用地の候補として動向を注視してまいりたいと思っております。 400 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 401 ◆議長(沓名 宏) 10番。 402 ◆10番(鈴木良和) その節は市長さん、よくお話しし合って、拡張される用地のほうを何とかよろしくお願いします。ちょっと言いにくいもんですから、申しわけありません。  (4)碧南駅からレールパーク大浜口広場までの整備についてお聞きします。  本来のスタート地点は碧南駅と思います。碧南駅南から大浜口広場までの廃線跡地が残っており……。  映像をお願いします。ありがとうございます。  こちらは、大浜口広場から写した、先のほうが碧南駅方面ですね。ありがとうございます。  この区間については廃線跡地のまま、未利用のままの状態となっています。この区間について、碧南駅周辺整備に合わせて整備をしていくべきと考えますが、現在の計画予定がありましたらお聞かせください。また、整備の形態なども具体的に決まっていればお聞かせください。 403 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 404 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 405 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 碧南駅南から大浜口広場までの間の廃線跡地につきましては、平成31年度に用地を碧南市土地開発公社から購入し、平成32年におきまして、駅前広場と時期を合わせ整備する計画でございます。具体的な設計等はまだございませんが、碧南駅からの既存のレールパークとの連続性を考慮した整備を考えております。 406 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 407 ◆議長(沓名 宏) 10番。 408 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。  次に行きます。  (5)旧織布工場跡地の活用についてお聞きします。  平成29年6月議会において、この工場跡地の活用について質問しました。そのときの御答弁は、まちづくりの視点も考えて資産活用課を中心に活用方法などを検討してまいりたいと考えていますとの御答弁でした。1歩踏み込んだ内容を期待していますので、お聞かせください。 409 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 410 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 411 ◆総務部長(金沢宏治) この工場跡地につきましては、当初、碧南駅前一帯の区画整理事業を行うため、土地開発公社が先行取得した用地でございまして、面積は約3,849平方メートルでございます。現在はその区画整理事業の計画はなくなりましたが、ちびっ子広場、大浜保育園職員駐車場などで活用しているところでございます。  この用地につきましては面積が大きく、碧南駅に近いということから、この地域のまちづくりに大きく関係していくということも考えられます。現時点では、平成30年3月に策定をいたしました市有財産利活用基本方針に基づきまして、単純な貸し契約処分ではなく、望ましい利用用途などを想定いたしまして、民間事業者による事業提案型の公募など最適な利活用について検討していきたいと考えております。  以上です。 412 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 413 ◆議長(沓名 宏) 10番。 414 ◆10番(鈴木良和) 都会のほうでしたら結構駅前にマンションだとか、あと老人用のマンションだとかそういうのも来たらいいなと思うんですけど、ひとつそちらのほうの検討もよろしくお願いいたします。  続きまして、件名2に移ります。  資源ごみ特別搬入場について。  1月の寒い日に港湾河川係の皆さんが大浜と棚尾に流れる堀川の清掃をしていただきました。大変ありがとうございました。地区の皆さんも喜んでいましたので、今後も碧南市の美化をよろしくお願いいたします。  (1)レールパーク大浜口広場南側に位置している少々古い建物、塩浜事務所の委託内容についてお聞きします。 415 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 416 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 417 ◆経済環境部長(鳥居典光) 市では、不法投棄ごみ等収集業務委託におきまして、塩浜事務所の施設管理も含め、平成21年7月より業者に委託を行っております。委託内容につきましては、従事は祝日も含め、毎週月曜日から金曜日の午前8時半から5時までで、作業員は5名です。業務は塩浜事務所の施設管理のほかに不法投棄ごみのパトロール及び回収、猫や鳥などの死骸の回収、環境美化事業や市イベントでのごみ収集、地区資源ごみステーションの巡回指導とステーションの草刈り、草刈り機や煙霧機などの貸し出しや整備、毎月1回日曜日に実施する資源ごみ特別搬入受け付けでの分別指導などがございます。 418 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 419 ◆議長(沓名 宏) 10番。 420 ◆10番(鈴木良和) 詳しくありがとうございました。  (2)受け付けの日時について。  月に一度の実施のため車が多く、施設駐車場がいっぱいになり、道路に停車するほどです。  画像をお願いします。今、赤いぽっちがついているところまで、入れないもんですからずーっと先に行くとゲンキーのほうなんですけど、そちらのほうまで道路に並んでしまうということで。  ありがとうございます。  この問題の解決方法をお聞きします。 421 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 422 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。
    423 ◆経済環境部長(鳥居典光) 塩浜事務所で実施する資源ごみの特別搬入受け付けは、平成20年12月より、毎月第2日曜日の午前9時から午前11時まで実施しております。市としましては、資源ごみ搬入は、基本的には平日朝、月2回開催される各地区の資源ごみステーションの御利用をお願いしております。しかし、中には平日でのごみ出しが難しい方もみえるため、日曜日での対応としまして、クリーンセンター衣浦でのごみの特別搬入受け付けのほかに、塩浜事務所では資源ごみ回収のみではありますが、毎月1回、資源ごみ特別搬入受け付けを実施しております。利便性が評判となり、議員おっしゃったとおり、近年では多くの方が利用されるようになりまして、開門前や混雑時には道路に十数台の車が渋滞する状態が続いております。  そこで、現在の午前中の2時間のみの受け付けを、平成31年の秋より受け付け時間を延長しまして、午後も受け付けすることを検討してまいります。このため、一般会計4款2項2目13節委託料のうち、不法投棄ごみ等収集業務委託料は、日曜資源ごみ回収分としまして56万円余の増額を計上しております。これにより、多様化する市民生活に対する資源ごみ受け付けの利便性や搬入する車両渋滞の緩和などにつなげ、さらなる市民サービスの向上を図りたいと考えております。 424 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 425 ◆議長(沓名 宏) 10番。 426 ◆10番(鈴木良和) ちなみに、実施日は何台ほど来場されているか、また、過去にトラブル等はなかったかお聞きします。 427 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 428 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 429 ◆経済環境部長(鳥居典光) 来場数及び車両台数は申しわけございません、把握をしておりません。また、トラブルや事故等については、現在のところ、特には聞いておりません。 430 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 431 ◆議長(沓名 宏) 10番。 432 ◆10番(鈴木良和) 先ほども言いましたけど、南側にゲンキーさんがありますもんですから、ゲンキーさんは10時からかな。ただ、時差はあるんですけど、余り御迷惑かけないようにという御指導のほうをよろしくお願いいたします。  ちなみに、ちょっとお聞きするんですけど、クリーンセンター衣浦の資源ごみの受け付けはどうなのかお聞きします。 433 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 434 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 435 ◆経済環境部長(鳥居典光) 衣浦衛生組合のクリーンセンター衣浦では、祝日を含む月曜から金曜まで、午前8時半から11時半まで、午後は1時から4時半まで受け付けをしております。また、年間7日の日曜日、奇数月の第3日曜日及び12月の年末に近い日曜日になりますけれども、ごみの特別搬入受け付けとして、可燃ごみ、不燃ごみ、資源ごみ及び粗大ごみの全てのごみの受け付けを行っております。時間は8時半から11時半までで、12月のみが午後も開催をしております。 436 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 437 ◆議長(沓名 宏) 10番。 438 ◆10番(鈴木良和) 私も年末におうかがいしたことがあるんですけれども、田んぼの中のあぜ道というか、あそこまでずーっと混んでいますものですから、これは衣浦のほうなもんですから、結構でございます。  (3)塩浜事務所日よけ設置工事についてお聞きします。 439 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 440 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 441 ◆経済環境部長(鳥居典光) 平成31年度一般会計予算、塩浜事務所維持管理事業におきまして、日よけ設置工事費560万円を計上しております。これは、先ほど説明しました塩浜事務所での資源ごみ特別搬入受け付け時間延長に伴い、雨降りや炎天下での日差しから市民や作業員の健康を守るため屋根を設置するものでございます。 442 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 443 ◆議長(沓名 宏) 10番。 444 ◆10番(鈴木良和) 来月なんですけど、4月27日から5月6日までの10連休の本市の対応をお聞きします。 445 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 446 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 447 ◆経済環境部長(鳥居典光) 大型連休ということでございまして、ごみの収集につきましては、クリーンセンター衣浦も含めまして、年間を通じて土曜、日曜日及び年末年始以外は通常どおり業務をしております。したがいまして、大型連休であっても、祝日休日関係なく、土日以外は通常どおり業務いたします。 448 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 449 ◆議長(沓名 宏) 10番。 450 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。よくわかりました。  続きまして、件名3、シティープロモーションについて。  日本語では地域の売り込みや自治体の知名度の向上とうたっています。シティープロモーションには自治体にない営業という要素が多くあります。自治体の特産品をテレビなどマスメディアでアピールしたり、地元のマスコットとしてゆるキャラ、または市制70周年で記念切手をつくられたり、地元地域を宣伝しています。営業活動、宣伝、広報のことをシティープロモーションと言っています。これにより安定した雇用、移住促進、若い世代の子育て支援、地域間の連携が生まれてくると言われています。魅力的なまちづくりに力を入れる必要があると考えます。  ちなみに、記念切手の販売はどうだったのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 451 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 452 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 453 ◆総務部長(金沢宏治) 私から魅力発信の活動ということと記念切手、2つともの点についてお答えをさせていただきます。  先ほど副市長より御答弁申し上げましたが、まずはふるさと応援寄附金、このお礼の品を通じて、地元の名産品あるいは産業を全国に知ってもらえる貴重な機会と捉えております。  次に、観光という視点から魅力発信をしている事例を申し上げますと、台湾人有名ブロガーを招いた観光情報の発信、台湾人を対象にしたモニターツアーの開催、香港向けの観光情報誌、散策王名古屋を発刊しましたヨランダ・チャウ氏を招いた碧南めぐり、あるいは醸造と器をテーマに常滑、半田、西尾、碧南の4市が連携をいたしました竜の子街道プロジェクト、中部国際空港における電子看板を通じたPRなどがございます。  次に、人のつながりという視点からでございますと、全国醤油サミットでは、市内の醸造業者や料理人のネットワークを生かし、全国的にも活躍をしてみえます料理研究家等が「勝手に醤油サミット応援隊」というフェイスブックを立ち上げまして、東京や鎌倉でイベントを開催するなど、多くの方に本市の魅力を発信させていただいています。  また、コレゾ賞表彰式も、本市にある醸造会社社長のネットワークから本市で3年連続開催されまして、表彰式当日は元国土交通省事務次官や現在の国土交通省顧問、中部運輸局局長あるいは観光部長にもお越しをしていただいております。コレゾ賞というのは、こだわりを持った本物の食品づくり、物づくりをしているつくり手を表彰することで、よいものを次の世代につなごうという活動でございまして、全国からこだわり職人が集結しネットワークづくりの場となっており、表彰式後は本市をめぐるツアーも開催され、魅力発信につながっていると考えております。  それで、切手という御質問をいただきました。  市制70周年のPR用グッズということで、オリジナルフレーム切手をつくっております。これまでに昨年の4月5日の市制記念式典を初め市民憲章の講演会、ナイトアカシパーク、てらまちウォーキング、ふれあいフェスティバルなどイベント開催時にもあわせて販売をさせていただいておりまして、1,000枚作成したうち700枚近くを販売しましたが、300枚ほど残っておる状況でございます。現在、経営企画課の窓口のほか、公共施設の販売場所といたしまして、藤井達吉現代美術館、無我苑、文化会館、ものづくりセンター、臨海会館にて絶賛発売しておりまして、市制70周年記念事業の最終事業となります水族館のリニューアルオープンイベントでも販売をしていく予定でございます。  議員各位におかれましても、ぜひお買い求めいただけるようよろしくお願いをいたします。  以上でございます。 454 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 455 ◆議長(沓名 宏) 10番。 456 ◆10番(鈴木良和) 丁寧な御答弁、ありがとうございます。私、個人的には本当に買いますので。皆さんはどうかわかりません。よろしくお願いいたします。  次に行きます。  新たな自治体同士の交流についてお聞きします。  大浜地区には、ほかにないブルーオーシャンというんですかね、いいところがあります。織田信長初陣の地大浜と徳川家康、神君伊賀越えで白子から大浜港、そこから岡崎城へ、この2つの歴史にかかわった市町村と交流してはどうか。また、信長サミット、家康サミット等がもしあれば参加してはどうかと思いますが、本市のお考えをお聞きします。 457 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 458 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 459 ◆経済環境部長(鳥居典光) 信長サミットにつきましては、全国10市町で構成され、来年度、名古屋市で開催されるとお聞きしております。今後、開催状況を視察するなど、研究してまいりたいと考えております。  また、家康サミットにつきましては、全国家康公ネットワークという組織がございまして、岡崎市、浜松市、静岡市といった特にゆかりの深い自治体、商工会議所が正会員となっている組織でございますが、無料で登録できる特別会員というのがございまして、それに参加をし、取り組み内容などの情報収集をしてまいりたいと考えております。 460 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 461 ◆議長(沓名 宏) 10番。 462 ◆10番(鈴木良和) これ、お金がかからないということで、積極的によろしくお願いいたします。  魅力発信の活動はいろいろあると思います。友人同士の交流、団体同士の交流、自治体同士の交流、さまざまあると思います。本市職員さんはどのような発信活動をされているかお聞きします。 463 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 464 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 465 ◆総務部長(金沢宏治) 20代から30代の若手職員で構成をいたしますシティープロモーションプロジェクトチームというのを昨年度から発足して、それが写真班、動画班、企画班の3班に分かれて、それぞれ個人の得意分野を生かす形で活動しております。写真班につきましては、昨年、市勢要覧とともに作成をいたしました碧南の風景を集めた写真集「irodori」を市内外に配布しております。また、この写真数枚をパネルにして市民図書館と市役所ホールで展示するとともに、碧南の風景写真をインスタグラムに投稿してもらうよう、市民に呼びかけをしております。投稿いただいた写真につきましては、4月1日号の広報へきなんの表紙にする予定でございまして、現在約290枚、100人の参加がございます。市民ホールのパネル展示は、パネルを撮影している人や、市民課職員に写真仲間とロケ地に撮りに行こうと思っていると話していただける方もおみえになるほど反響がございました。  動画班は、撮影から編集まで全て手づくりで大浜てらまちウォーキングときらきらウォークを紹介する動画を作成しております。  企画班は、市のホームページの子育て関連ページでございます子育てナビを親しみやすく見ばえがよいように、若手の感性でリニューアルをしております。その中で、子育てするママたちの生の声を届けたいと市内の子育て支援センター等を回り、写真撮影やアンケートを自分たちで行っております。写真班、動画班は、本市の魅力をファインダーを通して切り取り発信し、企画班は子育てしやすい碧南市をホームページを通じて発信するような活動をしております。これらは、本日リニューアル化をいたしました市ホームページでごらんいただけますので、ぜひごらんいただきたいと思います。  以上です。 466 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 467 ◆議長(沓名 宏) 10番。 468 ◆10番(鈴木良和) 今後ともよろしくお願いいたします。頑張ってください。  (2)人を呼び込む活動について。  2月17日に半田において第25回知多・衣浦地区山車祭り交流会議が開催され、300人の祭り人が集まりました。大浜中区山車保存会は三番叟を披露し、碧南市をPRしてまいりました。シティーセールス、営業が大切です。この会議を碧南で開催してはどうか。また、からくり人形サミットというやつが現在ないんですけど、もしこういうからくり人形サミットが開催されたときはいの一番で手を挙げて、ぜひ碧南市で第1回目を開催する。そこで本市の特産などを物販することで本市を全国にPRすることは考えられないか。イベント開催時にはお金がほとんどかからず、PRすることで費用対効果も大きいと考えます。本市のお考えをお聞きします。 469 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 470 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 471 ◆教育部長(奥谷直人) まずは知多・衣浦地区山車祭り交流会議の開催についてでございますが、これまで半田山車祭り保存会の主催で半田市を会場に行われ、参加団体は昨年度から半田市のほか、市外の祭りばやし団体も参加されているとお聞きしております。  この交流会議を本市で開催できないかという御提案でございますが、主催者である山車祭り保存会様からお話があれば、半田市の対応と同じように、本市でも開催のお手伝いをしていけるものと考えております。  次に、からくり人形イベントについてでありますが、大浜中区山車保存会の皆さんの御協力により、昨年3月の碧南レールパーク開通イベントや4月4日の姉妹友好都市歓迎会でからくり人形の実演を行っていただいたほか、10月の大浜てらまちウォーキングでは、大浜中区山車保存会主催による犬山、魚屋町と大浜中区の乱杭渡り人形兄弟名乗り30周年を記念したからくり人形の共演があり、からくり人形の巧妙な動きに大きな歓声が上がっていました。また、先週の土曜日には、質問者も触れられましたが、藤井達吉現代美術館の企画展関連イベントで、日本を代表するからくり人形師、玉屋庄兵衛氏によるからくり実演とお話が開催され、多くの方にお越しいただき、盛況に終わりました。  このように、からくり人形の実演は、現在さまざまな市のイベントで行われ、市内外または海外の方に本市の伝統芸能を伝える魅力発信の1つとして重要な役割を担っていただいております。そこで、からくりイベントを開催し、これを目的とした新たな交流人口を呼び込むという議員の御提案は興味深いものと感じております。ただ、今のところ、からくりサミットというものがまだないということもありまして、開催地にいの一番に名乗りを上げるというところまでは考えておりません。  いずれにしましても、今後もからくり人形の魅力が広がり、イベント等の機運がさらに高まってくることを期待し、市としましても情報の収集、発信を文化、観光面で連携を図るよう努めてまいります。  以上です。 472 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 473 ◆議長(沓名 宏) 10番。 474 ◆10番(鈴木良和) 今の御答弁をお聞きすると、持ってきたらすぐにオーケーが出そうな御答弁だったものですから、ひとつよろしくお願いいたします。  続きまして、スポーツ大会における碧南市のPRについてもお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 475 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 476 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 477 ◆教育部長(奥谷直人) スポーツイベントについてでございますが、まず、碧南緑地においては、市のビーチコート及び管理棟整備、また愛知県の緑地内整備が進み、31年度ではこれらの施設を生かしながら、ビーチスポーツの全国規模の大会を誘致、開催する予定でございます。また、ビーチコート以外でも、臨海体育館では女子バスケットボール、Wリーグや女子バレーボール、Vリーグの開催、臨海公園グラウンドでは、全国女子軟式野球選抜交流碧南大会の開催など、広域的かつ集客力のある大会などが行われるようになってまいりました。  現在、これらスポーツイベント開催時における碧南市のPRとしまして、農産物など特産物の提供や地元の食材などをPRするため露店の出店、レセプションでの食材提供などを行っております。  今後も、引き続きスポーツ関係団体や産業界、観光施設とも一層の連携を図りながら、市内外からの誘客に取り組み、碧南市の魅力を発信するとともに、地域の活性化に寄与するよう取り組んでまいります。 478 ◆10番(鈴木良和) 議長、10番。 479 ◆議長(沓名 宏) 10番。 480 ◆10番(鈴木良和) ありがとうございます。ただいまの御答弁のように、経済界、観光施設と一層の連携を行い、集客に取り組んでほしいと思います。よろしくお願いいたします。  最後になりますが、県内各地で春祭りが行われる季節がやっています。知立まつり、知多半島一帯でのお祭り、兄弟名乗りをした犬山のお祭りと次々と開催されていきます。犬山祭には、中区保存会メンバーはいつも毎年出向いて交流をしています。ことしも交流されると思います。  先ほども言いましたが、人と人、団体と団体、自治体と自治体が関係を持ち魅力発信をしていけば、ますます力が増し、シティーセールスが広がっていくと思います。期待したいと思います。ますますの市の御努力のほうをよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。執行部におかれましては、前向きなわかりやすい御答弁、ありがとうございました。 481 ◆議長(沓名 宏) 以上で、鈴木良和議員の総括質疑を終わります。  次に、磯貝明彦議員の総括質疑を許します。 482 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 483 ◆議長(沓名 宏) 1番。 484 ◆1番(磯貝明彦) 皆さんこんにちは。日本共産党の磯貝明彦です。  申出書に従って質問をさせていただきますので、よろしくお願いします。  件名1、子育て支援策として国保税引き下げと18歳まで医療費無料化をということであります。
     私は、昨年の9月、12月議会において、この高過ぎる国保税を何としても引き下げるため取り上げてきましたが、なかなか理解していただけないので、今回も取り上げることにしました。  昨年9月議会において、私は、2016年度の国保実態調査によれば、国保加入世帯の約8割が所得200万円以下であると訴えてきました。そして12月議会では、碧南市では約6割の世帯が所得200万円以下ということが明確になってきております。  現在の国保加入世帯の構成は、非正規雇用者や無職の高齢者が多くなってきております。これでは所得水準は下がる一方です。全国では保険料が払えず保険証を取り上げられ、病院にも行けず亡くなっていく事例も出てきております。日本の皆保険制度としては、こんなことは絶対にあってはならないことであります。そして、国保には、世帯人数に応じて保険料を負担していく均等割があります。それもゼロ歳児から負担していく仕組みになっております。これでは子育て世代にとって経済負担が大き過ぎます。  2月7日、衆議院予算委員会での日本共産党の倉林明子議員は、この高過ぎる国保税について、ゼロ歳児に応分の負担をかけるのか、子育て支援に逆行するものだと痛烈に批判をしておりました。  そこで、質問として、1、子育て支援策として逆行している国保税の均等割は廃止して国保税を引き下げていくべきではないか、お考えをお聞かせください。 485 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 486 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 487 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 国民健康保険制度におきましては、均等割につきましても受益に対する負担を考慮する見地などから、制度上御負担をお願いしているものであります。法令等に基づき課税することとされております。したがいまして、碧南市独自の制度による廃止は考えておりません。  以上です。 488 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 489 ◆議長(沓名 宏) 1番。 490 ◆1番(磯貝明彦) 今、御答弁で、碧南市独自の制度による廃止は考えていないとされていますが、国保の制度上問題があるから、全国の国保加入者は悲鳴を上げているのではないでしょうか。だから、自治体独自の制度を考えていかなければならないと思います。それが行政としての仕事ではないでしょうか。  日本共産党機関紙、赤旗の2月16日付には、岩手県の宮古市、人口約5万3,000人ぐらいの市ですが、宮古市で子供の均等割を免除する2019年度の予算を発表したという記事がありました。そして、均等割免除は子育て世代の経済的支援が目的とありました。そして、対象は高校生まで見込み、財源にはふるさと寄附金、市長におまかせを活用するとありました。このように、全国の自治体でも国保の均等割は子育て支援に逆行しているという意識が高まってきているのではないでしょうか。9月議会でも答弁されていますが、碧南市でいうと、高校生までの均等割の合計は5,065万円です。宮古市のようにふるさと寄附金、市長におまかせを活用すれば財源はつくれます。  再度お聞きします。子育て支援策として子供の均等割を廃止していくべきではないでしょうか。 491 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 492 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 493 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 繰り返しの答弁になります。先ほどから申し上げているとおり、均等割についても受益に対する負担を考慮しております。法令等に基づき課税をしております。そういった考えは持っておりません。  以上です。 494 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 495 ◆議長(沓名 宏) 1番。 496 ◆1番(磯貝明彦) なかなか理解していただけないですけれども、私はこれを引き続き問題を取り上げていきます。  (2)国保税による子供の被保険者に応じての交付活用ということでありますが、さきにも述べさせていただきましたが、日本共産党の倉林議員が予算委員会で痛烈な批判をした質問に対して、安倍首相はこう答えております。平成30年度から行っている国保改革の中で、子供の被保険者が多い自治体への財政支援を強化していると答弁しております。  そこでお聞きします。アの碧南市はこの交付金があるのか。あるのだったら幾らあるのかお聞かせください。 497 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 498 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 499 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 御質問の交付金ですが、平成31年度における国保事業費納付金に係る当該交付金の算定額は625万8,000円であります。 500 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 501 ◆議長(沓名 宏) 1番。 502 ◆1番(磯貝明彦) それでは、イの質問ですけれども、碧南市の被保険者未就学児の均等割は全部で幾らかお聞かせください。 503 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 504 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 505 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 平成31年2月1日現在の未就学児の人数から試算をいたしますと1,563万円余となります。 506 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 507 ◆議長(沓名 宏) 1番。 508 ◆1番(磯貝明彦) それでは、この1,563万円余の具体的な試算の内訳を教えてください。 509 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 510 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 511 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 平成31年2月1日現在の未就学児の被保険者数は464人で、これに医療分の均等割額2万4,400円と後期高齢者支援金分の均等割額9,300円の合計である3万3,700円を乗じますと、影響額として1,563万円余となるというものであります。 512 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 513 ◆議長(沓名 宏) 1番。 514 ◆1番(磯貝明彦) そうしますと、碧南市の交付金、先ほど言いましたように、625万円余あるんだったら、これは市民に還元していくべきではないでしょうかということです。高校生までの均等割の合計は5,065万円余りありましたので、高校生までは無理としても、未就学児だけでも軽減できるのではないでしょうか。  未就学時の均等割合計は1,563万円、そして、その約4割に当たる交付金が碧南市に来ているということです。464人の未就学児を持つ子育て世代の経済負担を軽減させるためにも、ウの質問ですが、未就学児均等割軽減に交付金を活用すべきではないでしょうか。お考えをお示しください。 515 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 516 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 517 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 当該交付金につきましては、国の公費拡充により20歳未満の被保険者数に着目した財政支援の拡充が図られたため、国から県に交付される特別調整交付金が増額をされたものであります。ただし、その交付金は碧南市の歳入として受け入れるものではなく、納付金額から減額された形で最終的な納付金額が愛知県から提示される取り扱いとなっているものであります。  御存じのように、国民健康保険特別会計の財政状況は、年々増加する医療費に対して、国、県等の負担や国保税収入だけでは不足しているのが現状であります。こうした状況の中で、当該交付金相当額を活用するという考えは現在ありません。  以上です。 518 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 519 ◆議長(沓名 宏) 1番。 520 ◆1番(磯貝明彦) 県からの納付金から交付金の額を減額された形、そういう形だからとおっしゃっておりますが、交付金の目的は子供に対しての財政支援である以上、子供のために活用していくべきです。  私は9月議会で言いましたけれども、愛知県内では一宮市、大府市、田原市がこの子供の均等割を軽減する対策をとってきております。そして、子育て支援策として、碧南市においても最低限、未就学児だけでも均等割の軽減をしていくべきではないか、再度お聞かせください。 521 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 522 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 523 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 先ほど来御答弁をさせていただいております均等割につきましても、制度上、御負担をお願いしているものであります。国民健康保険特別会計の財政状況、先ほど御質問にもありました近隣市の状況を踏まえる中で、現在考えておりません。御理解をお願いいたします。 524 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 525 ◆議長(沓名 宏) 1番。 526 ◆1番(磯貝明彦) 先ほど述べましたように、私、この国保の制度上に問題があるということがあります。ですから、これを碧南市独自で制度をつけて高い国保税を引き下げていくべきだと私は思います。これに対して、私、また引き続き取り上げていかせていただきます。どうかよろしくお願いします。  それでは、(3)に移っていきます。  18歳までの医療費無料化をということですが、日本共産党碧南市会議員団は、これまで何度もこの18歳までの医療費無料化について質問をしてきました。全国を見ますと、200を超える自治体が18歳までの医療費を進めてきております。県内を見ますと東郷町、飛島村、南知多町、設楽町、東栄町、豊根村が実施してきております。近隣市では安城市が入院のみ高校生までを無料化していますが、ほかは碧南市と同様、中学生までが無料となっております。  ここで碧南市がリードして、子育て支援策として18歳までの医療費無料化を実施していくべきではないか、お考えをお聞かせください。 527 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 528 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 529 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 幾度となく御答弁をさせていただいておりますが、近隣市と比較しましても当市は標準的だというぐあいに思っております。現在のところ拡大をする考えはございません。 530 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 531 ◆議長(沓名 宏) 1番。 532 ◆1番(磯貝明彦) そういうことを言われますけれども、アベノミクスにより格差、貧困が広がってきて、もう中学生の6人に1人が貧困で医療にかかれない状態も生まれております。碧南市では約6,000万円で18歳までの医療費無料化は実現できます。18歳までの医療費無料化を実施して、子育てするなら碧南市へと言える市にするためにも、中学生から18歳までに拡充していくべきではないでしょうか。市長、どうですか。お答えください。 533 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 議長、健康推進部長。 534 ◆議長(沓名 宏) 健康推進部長。 535 ◆健康推進部長(杉浦秀司) 繰り返しの答弁になります。近隣市と比較しましても標準的であります。中学生までの医療費無料化を実施しているところでありますので、その拡大は考えておりません。  以上です。 536 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 537 ◆議長(沓名 宏) 1番。 538 ◆1番(磯貝明彦) この問題もなかなか、私たち日本共産党市会議員団、一生懸命頑張ってきていますが、なかなか実現ができませんが、諦めず頑張っていきますので、よろしくお願いします。  それでは、件名2に移っていきます。  件名2、碧南市における豚コレラの防疫体制についてお伺いしていきます。  昨年9月、26年ぶりに岐阜県内の養豚場で家畜伝染病、豚コレラの感染が拡大していると報道がされていました。そして、その後、2月6日、豊田市の民間養豚場で感染が確認され、そして、関連養豚場である田原市も感染していることがわかったとしています。そして2月9日、豊田市5,620頭、田原市1,611頭、合わせると7,000頭を超える豚が殺処分されています。しかし、いまだ感染の原因は判明しておらず、養豚農家の方たちは不安を抱いていると思われます。  碧南市においても、川口町に養豚団地があり、そこでは4軒の養豚農家の方たちが1万頭を超える豚の飼育をしていると聞いております。私たち日本共産党碧南市会議員団は、2月8日、川口町の養豚農家の方に要望をお聞きしてきました。養豚農家の方は一日でも早く消石灰の支給をしてほしい、豚舎周辺にはカラスが多いので、カラスが菌を運んでくるかもしれないので、豚舎を囲む金網対策も必要などなどの要望がありました。そして、私たち市会議員団は、2月12日、禰宜田市長宛てに豚コレラへの対応に関する緊急要望書を提出しております。  そこで質問をさせていただきます。  碧南市では、今回の豚コレラに対する防疫対策はどのようにしているかお聞きします。 539 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 540 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 541 ◆経済環境部長(鳥居典光) 昨年9月に岐阜県で豚コレラが発生した際に、碧南市と安城市とで組織します碧海豚防疫対策協議会におきまして、管内の養豚農家に対して消毒剤等の薬剤を配付させていただいております。また、2月に愛知県で発生した際にも、同協議会を通じて管内養豚農家に対して消石灰を配付しております。  市としましては、毎年各農家に必要な消毒剤等の配付を行っており、今年度につきましては2月7日以降、順次配付させていただきました。その他、愛知県、JA等の関係機関と連絡をとり合い、情報収集に努めております。 542 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 543 ◆議長(沓名 宏) 1番。 544 ◆1番(磯貝明彦) それでは、画像1をお願いします。  現在、消石灰が養豚農家の方々に支給され、養豚団地周辺の道路には、このように消石灰がまかれております。  画像2をお願いします。ちょっと小さいですので拡大をお願いします。  このように、養豚団地周辺の畑にはカラスが非常に多くて私も驚きました。この写真を撮りに行ったときには、まだこれ、カラスは少ないほうです。養豚農家の方々も言っていましたが、これほどカラスが多いと思いませんでした。一般の農家の方からもカラスの被害に遭われていると聞いております。  画像を消してください。  現在拡大している豚コレラの感染の原因は判明しておりません。いつ碧南に感染が拡大してくるのかわかりません。養豚農家の方も心配で夜も眠れないと言っておられました。  このように、消石灰をまいても風や雨などで流れてしまって、すぐ効果がなくなるというようなことも言われております。そういう場合にはこれ、追加支給はされるんですか。ちょっと確認でお聞かせください。 545 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 546 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 547 ◆経済環境部長(鳥居典光) 予算の範囲内で考えていまいります。 548 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 549 ◆議長(沓名 宏) 1番。 550 ◆1番(磯貝明彦) 今後とも、養豚農家の方の御要望をお聞きして対応していただくようにお願いします。  今回の豚コレラの報道を見ますと、養豚団地という言葉はいつも出てきます。  画像3をお願いします。このように、川口町には養豚団地が、豚舎がずーっと並んで団地化しております。養豚がなぜ団地化しているのかという素朴な疑問があります。
     画像を消してください。  そこでお聞きします。  碧南市において、養豚団地化したのはなぜかお聞かせください。 551 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 552 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 553 ◆経済環境部長(鳥居典光) 本市の養豚は、過去には堆肥生産を兼ねた農家の副業として使用しているものが大半でございました。その後、昭和40年ごろから化学肥料の普及や悪臭、騒音といった畜産に起因する公害の表面化とともに飼養農家数が減少する中で、住宅地との分離や多頭化による規模拡大を図るために専業の養豚農家で団地化の動きが出てきたとのことでございます。  団地の形成後、昭和51年度に農事組合法人碧南市畜産営農組合を組織し、畜糞発酵施設等を共同で整備し利用する等、環境面に配慮しての集約というだけでなく、団地化による産地の形成、施設等の共同利用による効率化を目的としたものであると推察をしております。 554 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 555 ◆議長(沓名 宏) 1番。 556 ◆1番(磯貝明彦) 化学肥料の普及とか悪臭、騒音、公害というのが表面化してきたためと、住宅地からの分離が求められると。多頭化、規模拡大を図るため団地化してきたということですが、市としても1ヵ所に豚舎を集めたほうが家畜伝染病に対して対応がしやすい、市としていろんな指導がスムーズに進むというような、いわゆる農業政策の一環指導として団地化を進めてきた経過があるとも言えるのではないかと思いますが、そういうお考えはどうですか、お聞かせください。 557 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 558 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 559 ◆経済環境部長(鳥居典光) 団地化をした当時は、このような拡大をするような伝染病があるとは考えていなかったと聞いております。 560 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 561 ◆議長(沓名 宏) 1番。 562 ◆1番(磯貝明彦) ですので、こういった家畜の伝染病が蔓延するというような状態で進めてきて、団地化して、団地化を促進させるようなことだと思います。  3番の質問に移りますけど、今後の防疫体制をどうしていくのかお聞きします。 563 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 564 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 565 ◆経済環境部長(鳥居典光) 今のところ、西三河管内では豚コレラは発生しておりませんが、引き続き愛知県やJAを初めとします関係機関との連携を密にし、情報収集に努めていまいります。  万が一、近隣及び市内で豚コレラが発生した際には、碧南市家畜伝染病防疫対策本部を設置規程に基づき設置するとともに、愛知県等の指示により適切な防疫体制の整備に努めてまいります。 566 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 567 ◆議長(沓名 宏) 1番。 568 ◆1番(磯貝明彦) 市内で豚コレラが発生した際にはと答弁されておりますけれども、これは発生してからではもう遅いのではないかと思います。発生したらこれ、豚を殺処分しかありません。そうすれば碧南市の養豚農家は壊滅です。1の質問の事項と重なりますけれども、防疫対策としての体制を整えるべきではないでしょうか。  隣の西尾市では、豊田に感染が拡大した直後の2月7日には、農協の施設に養豚業者の車を対象にした消毒ポイントを設けて、豚舎から目的地に行く途中や目的地から豚舎に帰る途中に立ち寄って、車に消毒をしてウイルスを豚舎に持ち込まない体制をとってきております。碧南市においても、この消毒ポイントを設けていくお考えはあるのかないのかお聞かせください。 569 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 570 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 571 ◆経済環境部長(鳥居典光) 消毒ポイントにつきましては、発生農場の半径10キロ圏内に設置されることとなっております。市では独自に消毒ポイントを設置するという考えは持っておりませんが、飼料及び家畜運搬車を初めとするJAあいち中央の関係車両につきましては、豚舎付近に行く際は碧南営農センター、または安城市の総合センターにおきまして、事前の車両消毒を行っているところでございます。 572 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 573 ◆議長(沓名 宏) 1番。 574 ◆1番(磯貝明彦) 消毒ポイントは重要であります。碧南市、例えば川口町は、豚舎の周りは畑、農地だということであります。農家の方たちに協力していただいて、農地の片隅に仮設のような道路をつくって、そこを消毒ポイントとしてやっていくということも考えられるのではないかと私は思います。この件に関してもどうぞ検討のほうを、なるべく消毒ポイントをつくっていただく要望をしておきます。  そして、件名3に移っています。  件名3、名鉄碧南駅周辺の活性化についてということでありますが、名鉄碧南駅は、今は新駅舎が完成して、2月16日から供用開始されております。  画像4をお願いします。このように駅舎、シートの奥には新駅舎がもう稼業開始されており、旧駅舎を取り壊す際に粉砕などが飛び散らないようにシートがかけられております。  次の画像。これは、供用開始される前、2月十五、六日から開始という御案内の看板なんですが、これの黄色い部分が閉鎖される部分であり、水色が新駅舎につながって利用してくださいというものです。このように、今現在の入り口は知立方面、北口のほうから入っていただいて新駅舎へつながっていきます。  次の写真をお願いします。このように、上がっていきますと新駅舎に到着します。右側にある壁が、これが、新駅舎が全部パーフェクトに使用開始されますと壁が取られて、これが入り口となります。  次の写真をお願いします。これ、券売機と改札口、2つですね。  次の写真をお願いします。このように、2つの改札口があり、中にはもう待合室もないということですが、ホームに入りますと、次の写真をお願いします。このように、新しくホームがかさ上げされまして、4両編成が必ずきれいに並ぶような形になっています。  次の写真をお願いします。こんなように、ホームはかさ上げされて、昇降のお客様の負担を重ねないように、バリアフリーのことも考えて、段差が今は従来よりも非常に少なくなっております。  写真、ありがとうございます。  このように、名鉄の駅舎が完成して、利用がされております。  1番の質問のほうに移っていきますが、名鉄碧南駅舎の建てかえの進捗についてお伺いします。  アの旧駅舎の棟は、今現在取り壊しておりますが、完了はいつかお聞かせください。 575 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 576 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 577 ◆建設部長(中村正典) 先ほど議員の質問の中にもございましたが、平成31年2月16日で新駅舎のほうに切りかわりまして、現在、旧駅舎の取り壊しが進められているということでございます。現状につきましては、駅舎の建屋がほぼ壊れたということで、防護シートが取り除かれているという状況でございます。まだこの基礎部分、それから職員が使っていたところについてはまだ残っているということで、名鉄のほうからは、旧駅舎含めて全ての取り壊しを31年3月末完了の予定をしているというふうにお聞きしております。 578 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 579 ◆議長(沓名 宏) 1番。 580 ◆1番(磯貝明彦) それでは、2の質問ですけれども、(2)名鉄碧南駅西駅前広場の整備についてお伺いしていきますが、第1期工事、待合室、階段、スロープ等の整備予定を、概略をお聞かせください。 581 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 582 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 583 ◆建設部長(中村正典) 平成31年度の第1期工事では、主にバス専用レーンと歩道の整備、それから待合所兼トイレの建築物と歩道の屋根の建築を行ってまいります。この中で、駅舎と待合所をつなぐスロープ及び歩道と駅舎をつなぐ階段、スロープを整備してまいります。  工事の進め方につきましては、旧駅舎の取り壊しに伴い、既に待合所がない状態となっておりますので、できるだけ早期に発注に努め、待合所の建築を優先的に進められるよう検討してまいります。 584 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 585 ◆議長(沓名 宏) 1番。 586 ◆1番(磯貝明彦) 碧南駅舎というのは、道路から一段高くなっております。当然、階段がなくては上がっていけない、スロープがなければ上がっていけないというふうに思っております。ですので、これがつきもので碧南駅というふうなものがあるわけです。その部分を階段、スロープ、碧南市がつくっていくことになっていますけれども、この費用、駅というものの、名鉄が費用を、これ、碧南市が出していくということですか。それとも名鉄から補助があるのかどうか、それを確認しておきます。 587 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 588 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 589 ◆建設部長(中村正典) 名鉄と話し合いを行っていく中で、駅舎以外の駅前広場に関する整備については市で行うということになったものでございます。階段やスロープにつきましては、駅前広場の歩道と屋根や待合所兼トイレの建築物の高さとの関係が深いことから、市で計画、整備をすることが望ましいと考えております。費用負担についても、碧南市が負担をするということでございます。 590 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 591 ◆議長(沓名 宏) 1番。 592 ◆1番(磯貝明彦) 私たち日本共産党市議団は、名鉄がお金を出さないということで痛烈に批判をしておりましたが、碧南市が出すということですね。  それでは、(3)の質問に行きます。  碧南駅前線の拡幅整備についてお伺いしていきます。  昭和25年にこの都市計画決定されたのが道路幅員15メーターだから15メーターで進めるということですが、アの質問として、この道路幅員15メーターの変更は可能かどうかお聞かせください。 593 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 594 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 595 ◆建設部長(中村正典) 道路の幅員につきましては、道路構造令や県や市が定める道路構造の技術的基準を定める条例におきましてその基準が規定をされておりまして、計画交通量などから必要な幅員が決まってまいります。  碧南駅前線は、先ほど議員おっしゃられたように、当初、昭和25年に都市計画決定されておりまして、当時から幅員は15メートルということになっております。  今後、予備設計を進める中で検討はしてまいりますが、交通量の推計からしますと、標準で16メートルの幅員が必要と考えられます。しかし、変更のほうは難しいと思っております。なお、現在、関係権利者の皆様の個別訪問をしておりますが、幅員15メートルの計画について御意見を伺ったところ、今のところ反対意見はないということでございます。 596 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 597 ◆議長(沓名 宏) 1番。 598 ◆1番(磯貝明彦) 現在の道路幅員は約6メーターをちょっとオーバーするぐらいですけれども、これを15メーターにすれば9メートル分南北の敷地が削られてくるということになります。このようなことになりますと、代替地を希望される方も出てくる可能性はあると思います。  イの質問ですけれども、代替地は予定されているのか、あるのかどうか、お聞かせください。 599 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 600 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 601 ◆建設部長(中村正典) この碧南駅前線の代替地として確保した土地ではございませんが、市または市土地開発公社が保有する未利用地は、市有財産利活用基本方針に基づき、保有する土地の利活用や処分を進めているところでございまして、地権者の希望に沿う用地があれば代替地として提供していきたいと考えております。 602 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 603 ◆議長(沓名 宏) 1番。 604 ◆1番(磯貝明彦) それでは、ウの質問ですけれども、大浜保育園前の道路は現状のままかということでありますが、碧南駅前線、15メートル拡幅がされますと、その次に臨海公園へ向かうとかいろいろ交通アクセス、大浜保育園の前の道が結構、またこれも交通量がふえてくると思いますけれども、この大浜保育園前の道路は現状なのか、それともどう変わっていくのか教えてください。 605 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 606 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 607 ◆建設部長(中村正典) 市道大浜保育園線でございますが、これにつきましては、臨海公園を再整備する際に、東からのアクセス道路ということで、標準部で幅員9メートル、交差点部につきましては約15メートルということで片側歩道の道路計画を定めまして、平成18年度から拡幅整備を進めているところでございます。  現在、碧南駅西交差点から大浜保育園までの約60メートルが未整備となっておりますが、県道岡崎碧南線の交差点改良と合わせ整備を行い、碧南駅前線の整備とともに交差点全体の安全で円滑な道路交通の確保を図ってまいりたいと考えております。 608 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 609 ◆議長(沓名 宏) 1番。 610 ◆1番(磯貝明彦) そうしますと、碧南駅前線は、2026年アジア競技大会の年までに完成を目標にしております。そうした場合、この碧南駅西交差点改良、それから市道大浜保育線整備も、これは同時に完了してくるのか、それ、どうなっていくのかお聞かせください。 611 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 612 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 613 ◆建設部長(中村正典) こちらにつきましては、県事業との絡みがございますので明確なお答えはできませんが、市のほうからは、碧南駅前線に合わせて整備が進むよう要望させていただいておるところでございます。 614 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 615 ◆議長(沓名 宏) 1番。 616 ◆1番(磯貝明彦) それでは次、エの質問に入っていきますけれども、画像12をお願いします。これは、昨年の6月22日に開催された経済建設部会での資料ですけれども、碧南駅前西広場の基本構想図であります。これを見ますと、駅西広場から市道中町前浜線に面している出入り口を見ますと、出口のほうが狭いと思われます。  画像13をお願いします。これは、駅前広場から、ロータリーから碧南駅前線を除いた入り口になってきますけれども、入り口です。  次の写真をお願いします。これは出口という形で出されていますけれども、これ、入り口に比べてタクシー乗り場があるおかげで若干狭くなっているように感じております。  写真ありがとうございます。  碧南駅前線が拡幅されれば、交通量もふえて駅前広場にも車両の往来が多くなってきます。このままでは出口の混雑があるのではないのかと思いますが、エの質問として、碧南駅西駅前広場からのアプローチをどう考えているのかお聞かせください。 617 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 618 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 619 ◆建設部長(中村正典) 碧南駅前線の拡幅整備後におきましても、駅前広場への車両の出入りは現状と同様、ロータリー北側の入り口から侵入し、南側の出口から出ていくことになるということでございます。
     整備に当たりましては、碧南駅前線を通行し駅前広場西に侵入しようとする車両が円滑に通行できるよう、車両や歩行者の動線を考慮し、道路線形や道路構造物の位置などを決めてまいります。ただし、駅前広場の拡張ということのときには、改めて出入り口の精査も図っていきたいというふうに思います。  以上です。 620 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 621 ◆議長(沓名 宏) 1番。 622 ◆1番(磯貝明彦) ぜひともこれを、駅前広場、せっかく整備し直しますので。  1つ確認しておきますけれども、今のタクシー乗り場と植樹帯、中のロータリーの。これは全然なくならないということなんですか。それ、1つ確認しておきます。 623 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 624 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 625 ◆建設部長(中村正典) 今回の平成32年度までの工事の範疇では現状維持ということでございます。  以上です。 626 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 627 ◆議長(沓名 宏) 1番。 628 ◆1番(磯貝明彦) それでは、4番の質問に移っていきます。  碧南駅周辺の活性化をどう考えているかということでありますが、このようにして駅周辺、駅前広場、駅西広場、それから碧南駅前線、道路拡幅していきますと、どんどん碧南駅周辺が変わってきます。碧南駅周辺の活性化をどう考えているか、市のほうとしての意見を、考えをお聞かせください。 629 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 630 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 631 ◆建設部長(中村正典) 碧南駅周辺の活性化につきましては、まち全体の魅力を高めていくことではないかと考えており、都市計画道路や駅前広場の整備のみではなし得ないものと思っております。  碧南駅前線や駅前広場の整備におきましては、道路、鉄道、バスなどの交通利便性の向上や良好なまちの景観形成に配慮し進めていくとともに、事業を通じて地元商店街や地域住民の皆様と対話をしていく中で、沿線の土地利用やにぎわいの創出について考えるなど、まちの魅力向上に向けた動きが芽生えていくことを期待しております。 632 ◆1番(磯貝明彦) 議長、1番。 633 ◆議長(沓名 宏) 1番。 634 ◆1番(磯貝明彦) 一応そういう、私も、碧南駅前線の沿線沿いの方にも何人か要望を聞きました。皆さん、道路を拡幅することに対して反対をする方はみえませんでした。ただし、駅西広場の整備や道路拡幅することで駅周辺の活性化にぜひつなげてほしいという、こういう要望をいただきました。行政が駅周辺の基盤整備をやれば駅周辺は活性化するとは思いません。今後は、地元の方たち、商店街の皆さん、そして行政がタッグを組んでこの駅周辺の活性化に向けて努力していかなければならないのではないかと思います。  私も、このことに関して非常に、要望を受けた側として全力で頑張っていきたいと言いまして、私の質問を終わっていきます。どうもありがとうございました。 635 ◆議長(沓名 宏) 以上で、磯貝明彦議員の総括質疑を終わります。  この際、暫時休憩をいたします。                            (午後 2時 27分 休憩) ───────────────────・・───────────────────                            (午後 2時 40分 再開) 636 ◆議長(沓名 宏) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、山口春美議員の総括質疑を許します。 637 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 638 ◆議長(沓名 宏) 9番。 639 ◆9番(山口春美) 皆さん、日本共産党の山口春美です。きょうは傍聴の皆さんも来ていただきまして本当にありがとうございます。後ろから押していただいている気持ちで頑張ります。  2019年度予算案に対しての総括質疑を行います。  沖縄辺野古基地の県民投票では、7割を超える反対票が示されました。それでも工事を中止しない安倍内閣。アメリカ・北朝鮮問題も平和の話し合いが行われ、紆余曲折はあるものの、北朝鮮のミサイル発射の危機感をあおってきた安倍内閣は完全に蚊帳の外で、世界世論と違和感を広げています。  2019年度は、元号が変わるとともに、安倍内閣の消費税10%増税を阻止する参議院選挙も控えています。  消費税10%増税とともに法人税国税化により、かつては12.3%の最低税率だった碧南市の法人税率は半分以下の6%となり、保育料の無料化も、公立は全額市町村持ち、私立は4分の1など、理不尽なやり方が進められようとしています。  2億5,000万円投入して強引に進めた私立保育園碧のうさぎ保育園の4月の開所、市民からの要望もないのに、へきなん・第2へきなん保育園の認定保育園化など、4月を目前にして、議会も市民もその動向が大変気になっています。  それなのに、毎年発表される入園応募状況の情報が、総括質疑のきのう1日目の当日に配付されました。  こういうみんなの情報を執行部がなかなか議会に示さないということは、本当に今まで不祥事が何度も続いて何度も謝ってきたのに、心から市民に対して謝罪がない、議会に対して謝罪がないというのと同じことです。市長は強くこれを受けとめていただいて、ぜひこういう情報の早い時期での公表など、努力していただきますように改めてこの場所から指摘をさせていただきます。  それでは、まず、第1番目の幼稚園、保育園、児童クラブなどについて伺います。  まず、1番目に、新年度の申込状況をお示しください。  幼稚園についてまずお答えください。 640 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 641 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 642 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) それでは、まず、幼稚園の入所の予定の人数を申し上げます。  新川幼稚園が100人、中央幼稚園は88人、大浜幼稚園は79人、棚尾幼稚園が116人、西端幼稚園100人となっております。  以上です。 643 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 644 ◆議長(沓名 宏) 9番。 645 ◆9番(山口春美) そうしますと、平均では56%の入園で、定員に対する入園で、最低は46.8%の中央幼稚園など、前年度と比較しても大幅に入所の数が下がっているということになりますけれども、466人の同時期の昨年の入園から比べると483ですから大きく減っていますけれども、その要因についてはどのように受けとめてみえるんですか。ふたをあけてみてどうだったですか。 646 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 647 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 648 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 昨年の4月1日入所予定者が459人でございますので24人増加しているというふうに考えております。  これはさまざまな要因があるとは思いますが、1つには、天道と、それから羽久手保育園におきまして、私的契約児の入所をやめたためということも影響の1つとしてあるのではないかなというふうに考えております。  以上です。 649 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 650 ◆議長(沓名 宏) 9番。 651 ◆9番(山口春美) それで、幼稚園についての20人学級、30人学級は変更なしで、従来のお部屋の数と、それから配置という形で進められていくのでしょうか。 652 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 653 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 654 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 今、質問者がおっしゃられたとおり、現行のまま、定員もそのままの状態で4月1日を迎えるということで考えております。  以上です。 655 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 656 ◆議長(沓名 宏) 9番。 657 ◆9番(山口春美) それでは、引き続き、保育園についての、公立保育園、私立保育園、各年齢児ごとの入園の応募状況を教えてください。 658 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 659 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 660 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 各年齢児ごとで申し上げます。  まず、羽久手保育園につきましては、2歳児が4名。以降、私的契約児も含めて申し上げます。3歳児が16、4歳児が20、5歳児は23人、合わせまして63人となっております。  天道保育園につきましては、2歳児が7名、3歳児23人、4歳児が44人、5歳児は32人、合計106人となっております。  築山保育園につきましては、2歳児が6人、3歳児は31人、4歳児が31人、5歳児が28人、合計96人となっております。  日進保育園につきましては、2歳児が11人、3歳児が49人、4歳児は49人、5歳児が39人、合計148人となっております。  鷲塚保育園は、ゼロ歳児2人、1歳児16人、2歳児が18人、3歳児58人、4歳児47人、5歳児が59人の合わせて200人、合計200人となっております。  続きまして、荒子保育園です。ゼロ歳児が1人、1歳児が14人、2歳児は18人、3歳児が33人、4歳児が32人、5歳児が32人、合計130人となっております。  西端保育園は、ゼロ歳児が2人、1歳児が16人、2歳児が11人、3歳児が30人、4歳児が32人、5歳児が31人の合計122人です。  大浜保育園は、ゼロ歳児が2人、1歳児が18人、2歳児が21人、3歳児は30人、4歳児が32人、5歳児が29人の合計132人となっております。  棚尾保育園は、ゼロ歳児が1人、1歳児が19人、2歳児が22人、3歳児が31人、4歳児が32人、5歳児が31人、合計136人でございます。  新川保育園は、ゼロ歳児はゼロ、1歳児は15人、2歳児が17人、3歳児が31人、4歳児が30人、5歳児が31人の合計124人となっております。  二葉保育園は、ゼロ歳児はゼロ人、1歳児が10人、2歳児が15人、3歳児が28人、4歳児も28人、5歳児が36人の合計117人です。  かしの木保育園は、ゼロ歳児が3人、1歳児が10人、2歳児が11人、3歳児は14人、4歳児が21人、5歳児が16人の合計75人となっております。  新設となります青のうさぎ保育園につきましては、ゼロ歳児が3人、1歳児が21人、2歳児が5人、3歳児が18人、4歳児が7人、5歳児が3人の合計57人でございます。  保育園につきましては以上でございます。 661 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 662 ◆議長(沓名 宏) 9番。 663 ◆9番(山口春美) そうしますと、公立で最大に減ったのが羽久手で35人、天道で30人という形で、合計しますと29人、鷲塚ではふえているんですけれどもあとの4園は全部減っています。  そうしますと、現行の定員の増減等はどうなるんでしょうか。 664 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 665 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 666 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 定員でございますけれども、まず、羽久手保育園につきましては、平成30年度で110人だったものを75人に減らします。  天道保育園につきましては、現行150人のものを120人に変更いたします。  築山保育園につきましては、120人のものを100人に変更させていただきます。  日進保育園は、165人のものを160人に変更させていただきます。  鷲塚につきましては、205人から210人ということで変更をさせていただきます。  私立のほうで申し上げますと、荒子保育園につきましては、130人から135人に5人ふやしてまいります。  棚尾保育園につきましては、180人から160人に変更させていただきます。  新川保育園につきましては、115人から125人に増員をいたします。  あとは、新設の碧のうさぎ保育園ということで、定員90ということで、以上でございます。 667 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 668 ◆議長(沓名 宏) 9番。 669 ◆9番(山口春美) そうしますと、公立全園で、ふやすところも含めて85人の定員を減らすということになりますので、1つの公立園をなくするような結果でなっています。
     特に羽久手保育園なんかはかつて160まで行ったと思うんですが、その半分以下の75ということで、保育園の体をなさないような惨たんたる状況だと思います。  後で言う、公立保育園の無料化分を自分で持ってという、こういう安倍内閣の指示どおりに公立保育園を減らしていこうという姿が如実に見えるなというふうに思います。  それで、後で聞きますが、それでは、碧のうさぎのことを聞きますので、写真をお願いします。  これは、4月に開園する碧のうさぎです。前のほうはほとんど、小さなお庭があるだけで、こういう遊具でなっていますけれども、まず、碧のうさぎの年齢ごとの申込状況について、先ほど言われて、90名の、もともと定員だったんですが、57名ということで、ゼロ、1、2歳が中心になっていて、でも、年長児の方なんかもおみえになるんですが、碧のうさぎの申込者は第1希望で皆さん入られてみえますか。 670 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 671 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 672 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 今、細かい資料は持ち合わせておりませんが、必ずしも第1希望ばかりではなかったのではないかなというふうに思っております。 673 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 674 ◆議長(沓名 宏) 9番。 675 ◆9番(山口春美) とにかく2億5,000万円も出してつくったわけですから、恐らく第2希望の方も含めて、碧のうさぎ、どうですかというような働きかけ、調整があったんじゃないかなというふうに思います。  そこで、定員の63%ということなんですが、保育士の確保やクラス編制なんかはどういうふうにされていくように伺ってみえるんですか。 676 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 677 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 678 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 保育士の確保につきましては、確保できているということは伺っております。  クラス数は、申しわけございません、クラスの数は、今、数字を持ち合わせておりませんが、保育士につきましては確保できているということは伺っております。  以上です。 679 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 680 ◆議長(沓名 宏) 9番。 681 ◆9番(山口春美) 基本、90人定員ですからその方向で多分保育士を募集してみえたんですけれども、実際には54人しか来ないので、よその園に回されたとか、そういうことなのかなというふうに思うんです。  ちょっと不安定だなと、初めからそんなに経験年数の長い方はみえないのでとても不安定だなと、ゼロ歳児、1歳児、2歳児が多いのにねということはとても心配されます。  それで、私たち、それ以降、全然何の情報も受けていないんですけれども、碧のうさぎについては、年間行事などは既に出されて吟味をされて、こんな狭いところで運動会なんかはどうされるおつもりで示しておみえになるんでしょうか。 682 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 683 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 684 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 具体的な詳細な事業の内容につきましては伺っておりません。現在も調整中ということで伺っておりますが、行事といたしましては、保育参観、夏祭り、運動会、生活発表会、もぎ取り体験等を行う予定であるというふうに聞いております。  なお、運動会につきましては、中央小学校にお願いして運動場を借用する予定であるということも伺っております。  以上です。 685 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 686 ◆議長(沓名 宏) 9番。 687 ◆9番(山口春美) 立派な公立保育園の、園庭も広い、施設も十分にあるところをがらがらにしておいて、中央小学校に出かけていかなければ運動会ができないようなところをつくったということは、この園に決めるときに、体操を中心に重視しているから決めたんだということを1つの選定理由にされたのとは裏腹に、刈谷の保育園もそうですけれども、すごい子供たちにとっては日常的に遊ぶわけですから、こういうところで本当にちゃんと体を目いっぱい動かした運動なんかができるのかなということでとても心配です。途中で全然そういうことも報告されないことも疑念を持っているところです。  それでは、次に、認定こども園のことについて伺います。  具体的な要望は、私は直接親御さんから、認定保育園、つくらないのとかいう話は聞いたことはないんですが、へきなん保育園と第2へきなん保育園の入園状況を教えてください。 688 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 689 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 690 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) それでは、まず、へきなんこども園から申し上げます。2号、3号の保育園コースということで、ゼロ歳児は3人、1歳児が21人、2歳児が26人、3歳児が43人、4歳児が37人、5歳児が39人の169人です。1号認定の幼稚園コースということで、3歳児が6人、4歳児が2人、5歳児が3人の合計11人。合わせまして180人でございます。  第2へきなんこども園につきましては、2号、3号の保育園コースで、ゼロ歳児が5人、1歳児が9人、2歳児が11人、3歳児が15人、4歳児が11人、5歳児が17人の合計68人です。1号認定の幼稚園コースのほうは、3歳児が1人、4歳児が1人、5歳児が1人ということで3人の合計71人ということでございます。  以上です。 691 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 692 ◆議長(沓名 宏) 9番。 693 ◆9番(山口春美) 幼稚園コースということも加味されて、大変複雑な保育の体制になるわけですけれども、前々、私も鷲塚にいたときから、鷲塚学区は幼稚園がないからということで若干声も聞いたことはあるんですけど、実際にふたをあけてみたら3人しか、当初、初年度だということもあるかもしれないですけど、だということで、やっぱり社会のニーズは、ゼロ歳から含めた長時間保育も対応できる保育園にニーズが傾いているんだなということで、何のためにこの認定こども園をつくったのかなというふうに思わざるを得ないような状況だったというふうに私の率直な感想としては思います。  それで、ここの部分は保育料が直接契約で園のほうに入るわけですが、どういったような保育料の体系、料金の体系と、それから、総額については、へきなん保育園、第2へきなん保育園はどのぐらいになるんでしょうか。 694 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 695 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 696 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) まず、保育料ということで、2号・3号認定の保育園コースのほうで申し上げますと、これにつきましては、碧南市の保育所保育料徴収基準額表に定める額となりますので、市内の保育所入所児童と同額となります。  1号認定であります幼稚園コースのほうにつきましては、入所児童は認定こども園利用料基準額表に定める額でございまして、これは公立の幼稚園保育料と同額の月額7,900円を上限とさせていただきます。  以上でございます。 697 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 698 ◆議長(沓名 宏) 9番。 699 ◆9番(山口春美) 直接園のほうにお金が入るので、公定価格があるとはいうものの、例えば保育士さんの給料もそちらで払うということになりますよね。そうすると、かつてみどり園が、公金の補助金の、不正に使って結局廃園に追い込まれたんですけれども、またそういったことが起きる土壌をつくっていくことになるんじゃないかと思うんですが、その辺は具体的にどういうストップの歯どめをかけているんですか。 700 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 701 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 702 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) これにつきましては、監査でもって実際に保育士がちゃんと働いているかどうかも聞き取りも行う中で確認しながら、内容につきましてはしっかりと見ていきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。 703 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 704 ◆議長(沓名 宏) 9番。 705 ◆9番(山口春美) 親からの保育料は直接園にとどまるけれども、市は今までどおりにちゃんと保育料の正当な使途についてはきちっと目が届くんですか。恐らく今までのようにはならんじゃないかと、自由裁量がふえてくるんじゃないかというふうに危惧するんですが、いかがでしょうか。 706 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 707 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 708 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 改めて申し上げますが、しっかりと徴収の内容も我々のほうで確認をし、そういったことが二度と起こらないように我々としてもしっかりと見ていきたいというふうに思っております。 709 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 710 ◆議長(沓名 宏) 9番。 711 ◆9番(山口春美) それで、消費税をストップさせるとこの保育園の無料化もストップするのかなというふうには思うんですが、これはこれで住民要求ですから実現するとして、自治体負担を、100%を押しつけるなということはともに運動をしていかなきゃいけないと思うんですが、私、12月議会でも言いましたけど、給食費は決まっていない、それから、所得の低い方は、保育料が今安いので、給食費を実費徴収すると高くなってしまうということですが、もう今は、給食料金は示されたんでしょうか。  10月以前と10月からの保育料の変化について、公立保育園の総額、それから、私立保育園の4分の1の総額、それから、認定こども園についての無料化の負担はどうなっていくんでしょうか。 712 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 713 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 714 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) まず、こども園の給食代につきまして申し上げますと、2号、3号の保育園につきましては月額1,000円となります。それから、1号認定の幼稚園分につきましては月額5,000円を徴収するということで聞いております。  無償化でございますけれども、4月から9月までの保育料につきましては、碧南市保育所保育料徴収基準額表に定める保育料となります。10月からは、議員のおっしゃられたとおり、3歳から5歳までは無償化となり、ゼロ歳から2歳までは住民税非課税世帯を対象として無償化となる予定でございますので、そのような状況になっていくということでございます。 715 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 716 ◆議長(沓名 宏) 9番。 717 ◆9番(山口春美) そうすると、保育園も給食費は1,000円ということですか、全部無料化になるところは。  それで、総額については幾らで、新年度予算にはそれが反映されているんでしょうか。 718 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 719 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 720 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 給食費につきましては、公立は、10月以降につきましては今後、無償化の内容を見ながら決定はさせていただきたいというふうに考えております。  以上です。      (「総額は」という者あり) 721 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 失礼いたしました。  前にもお伝えしたと思いますが、予算上はまだ無償化の部分は反映しておりませんので、よろしくお願いいたします。 722 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 723 ◆議長(沓名 宏) 9番。 724 ◆9番(山口春美) 反映していないっていったって、公立は100だから4分の1ということで推定すると、3億円と合わせて1億円ぐらいで4億円ぐらいの市負担になるんですか。ねえ、市長。施政方針で言ってみえたじゃないですか、自治体負担のことも触れられて。じゃないんですか。そのぐらいははじいているでしょう。予算書には全く影響していないけど、それだけが新たに私たちの負担になるんですよ。国はやらずに私たちの税金から補填することになるんでしょう、4億円近いお金が。そこはちゃんと言ってもらわないと。ねえ、市長。4億円ぐらいじゃない? 725 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 726 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 727 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 無償化の金額につきましては反映はしておりませんけれども、人数については把握しておるということで……。答えになっていません。済みません。 728 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 729 ◆議長(沓名 宏) 9番。 730 ◆9番(山口春美) 予算審査は私じゃないので、所管が違うので、多分公立だと私的契約とかいろいろあるけれども、3億円から4億円ぐらいが新たな負担になってしまうということで、これはもう、本当に市長、挙げて反対しなきゃいけないところだと思いますよ。何で消費税で取りながら、また、住民税も取りながら、また新たに私たちの住民税で保育料の補填をするんだということは、みんな共通する安倍さんの批判の対象じゃないですかと思います。  じゃ、それでは、児童クラブについての年齢ごとの、児童クラブごと、分館と本館ともし分かれるなら教えてください。 731 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 732 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 733 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) それでは、児童クラブということで、学年ごとの数字を申し上げます。  新川児童クラブは、1年生が36人、2年生は44人、3年生は37人、4年生が30人、5年生が13人、6年生が2人、合計162人です。  中央児童クラブにつきましては、1年生が34人、2年生が27人、3年生は33人、4年生が12人、5年生が4人、6年生が6人、合計116人です。  西端児童クラブは、1年生が19人、2年生が28人、3年生が17人、4年生が9人、5年生が4人、6年生が2人、合計79人です。  棚尾児童クラブは、1年生が50人、2年生が46人、3年生が34人、4年生が22人、5年生が7人、6年生が6人の合計165人です。  鷲塚児童クラブは、1年生が23人、2年生が28人、3年生が16人、4年生が14人、5年生が9人、6年生が1人、合計91人です。  大浜児童クラブは、1年生が32人、2年生が26人、3年生が17人、4年生が17人、5年生が3人、6年生が1人、合計96人です。  日進児童クラブは、1年生が21人、2年生が12人、3年生が21人、4年生が8人、5年生が1人、6年生が2人の合計65人となっております。  二葉保育園の児童クラブは、1年生が11人、2年生が3人、3年生が4人の18人です。  第2へきなんの保育園の児童クラブにつきましては、1年生が4人、2年生が3人、3年生が4人、4年生が5人、5年生が3人、6年生が1人の20人となっております。  以上でございます。 734 ◆9番(山口春美) 議長、9番。
    735 ◆議長(沓名 宏) 9番。 736 ◆9番(山口春美) そうしますと、定員に対して、定員の685人に対して812人と、127人が全体ではみ出しています。  3割増までは認めるとはいうものの、棚尾保育園では1.29倍というと3割にほぼ近い。それから、中央ですね。今、プレハブ、つくっていますけれども7月までは完成しないということで、それまでは別の工作室を使ってやるんだけれども、もうぎりぎりですよ。それから、棚尾児童クラブも1.27で、もう3割増に接近しているというところで、これだけたくさんの人数が来ていること自体が、やっぱりうれしいことではあるんですけれども、今後の対応については、3割3割と言っていても1クラスが相当な数になってしまうので、その具体的な対応と、いつまでも3割増というわけにはいかないので、どうするんですか、今後。 737 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 738 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 739 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 今申し上げました人数は申し込みをいただいた人数ということで、あくまでも必要に応じてこちらでお預かりするということですので、毎日これだけの人数がいるわけではございません。また、中央につきましては、今、増築をするということで、そういったことで受け入れとしては確保してまいりたいというふうに思っておりますが、年度当初はどうしても人数が多いということで、後半に従うに従って徐々にこの人数も、実際に利用される方も減ってくるという状況がございますので、その中でしっかりと見られるように体制としては整えていきたいというふうに考えております。 740 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 741 ◆議長(沓名 宏) 9番。 742 ◆9番(山口春美) 児童クラブについては一生懸命増築をやっていただいて、それは評価しているところですが、こんな状態が長らく続いているものですから、ぜひ積極的に増築の対策も含めてください。  この時点で指導員の確保はきちっとされているんですね。各クラブごとの先生の数も教えてください。 743 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 744 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 745 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 確保のほうはしっかりとされている中でこれだけの受け入れをさせていただいております。人数につきましては、申しわけございません、資料を持ち合わせておりませんので、よろしくお願いいたします。 746 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 747 ◆議長(沓名 宏) 9番。 748 ◆9番(山口春美) ぜひ、平日は一月3,000円、それから、短い子が3,000円、長い子が5,000円、夏休みが8,000円というお金を取っているんだで、これだけの人たちが来れば相当な収入になると思うので、処遇改善も含めて先生の確保に最後まで全力を挙げてください。  それで、きのうの答弁で、保育園での定員はみ出しや、兄弟別々の園で行っている方が10世帯の27人おみえになると言われましたけれども、それはどこの保育園で、第1志望ではみ出しているのか。3人の方もみえるんだね、だから、1世帯で3人の方も。27人ということは、7人の方が3人いるということじゃない?だから、教えてください、どういう形でばらばらになっちゃったのか。だから、待機児童はいないといったって、これだけの人は事実上の待機児童ですよね。 749 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 750 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 751 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) もう一度、今、2月1日現在で申しますと、10世帯23人が別々の園に通う予定でございます。  園でいきますと、日進、へきなんこども園、鷲塚保育園、二葉保育園、大浜保育園、鷲塚保育園、かしの木保育園、碧のうさぎ保育園のところで別々に通ってみえる方があるということでございます。  以上です。 752 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 753 ◆議長(沓名 宏) 9番。 754 ◆9番(山口春美) 碧ははみ出してきたのか、碧からはみ出してよそへ行くのか、だから、日進なんかは、ゼロ歳児、1歳児とかやればそこの同じ園に行けると思うので、やはり課題ですよ、市長ね。みんなが子供を育てやすく若い人たちが集まってくるというのが施政方針の命題だったので、そうすると、やっぱり公立保育園も含めて全部、競争ができるように、ゼロ歳児、1歳児、全部整えて、時間も整えていく。市長も、自身も碧南の保育園で育たれたんじゃないんですか、子供も。私も全部お世話になってきたのに今さら、安倍さんが100%負担するということで公立保育園を弱小化させていくなんていうことは許せないので、義理はちゃんと返さなきゃいけないと思うんですが、拡充していく時期ではないですかね、無理こやっこ、私立、2億5,000万円も出してつくりながら。どうですか。 755 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 議長、福祉こども部長。 756 ◆議長(沓名 宏) 福祉こども部長。 757 ◆福祉こども部長(岡崎康浩) 市としましては、子ども・子育て支援事業計画におきまして、市域全体を区域として定めてやっております。  保育園、幼稚園、こども園を含めて、その中で入所できる環境を整備するというのが責務であるというふうに考えております。  また、碧南市におきましては、入所受け付けの際に保護者の方の意向を確認しながら、御兄弟がある場合につきましては、入所の選考基準の基本指数でもって加点を加えて配慮を行っているものでございます。  昨日の5番議員の御質疑でも御答弁申し上げましたけれども、近隣市に比べて碧南市は別入所は少ないという状況でございますので、よろしくお願いいたします。 758 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 759 ◆議長(沓名 宏) 9番。 760 ◆9番(山口春美) さらなる努力をお願いしまして次の質問に入ります。  住生活基本計画について伺います。  これは、2010年、平成22年から、来年、再来年の平成32年に向けて、2020年に向けてつくられたものです。なかなかしっかりしたもので、具体的な現計画の成果指数と目標達成率を、ぜひそれまで示して、ちゃんと5年ごとに達成した状況も報告するようにというふうに書いてあるので、5年ごとでちゃんと総括してこの数字を出したのかどうか、ことし1年で、これ、つくり上げたわけですから、この成果の指標は明確にしないと、お互いに、議会も、執行部も。  まず、この各項目ごとに、成果の指数、100%も含めて目標数字があるわけですから教えてください。 761 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 762 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 763 ◆建設部長(中村正典) 碧南市住生活基本計画につきましては、平成18年に住生活基本法が制定されまして、住宅の量の確保から生活全般の質の向上へと政策転換が図られたことによりまして、住宅マスタープランにかわる計画として平成23年の3月に策定をしているということでございます。  本計画では、住まいとまちづくりに関しまして5つの基本目標を掲げておりまして、19の指標を設定しております。  まず、その指標の中で既に達成しているものにつきましては、市所有の建築物及び学校施設の耐震化、後退用地の取得延長、介護保険制度を利用した住宅のバリアフリー化。      (「順番、順番」という者あり) 764 ◆建設部長(中村正典) 達成しているものを順番に言ってまいります。  グループホーム等の施設数、市営住宅の長寿命化改善工事、太陽光発電施設整備補助累計件数が達成しているものでございます。  それから、民間住宅の耐震化率につきましては、当初の計画目標90%に対して86%ということで、耐震改修補助対象者への個別訪問は1地区のみとなっております。  市営住宅のバリアフリー化の目標は35%に対して29%、シルバー・ハウジング・プロジェクトの目標が50戸に対して34戸、地区計画決定、民間連携の住まいの総合窓口の設置につきましては実施しておりません。  空き家率の目標は10%に対して11.5%、リフォームヘルパー派遣利用は目標644件に対して201件、最低住居面積水準につきましては、統計調査によりますので、現時点のデータはございません。  長期優良住宅の比率の目標50%に対しましては39%、景観計画の策定、重要建築物の指定については実施しておりません。  計画期間はあと2年ということでございまして、達成は厳しいものがございますが、今回の計画を見直す中で今後の対応を検討してまいります。  以上です。 765 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 766 ◆議長(沓名 宏) 9番。 767 ◆9番(山口春美) 私の質問に答えただけなんですが、近々やっぱり正式にきちっと各項目についても、指標を口頭で言うだけじゃなくて、大きく乖離したものもあります、リフォームヘルパーの派遣なんかは途中でやめちゃいましたもんね、これ、やめて、だから、目標の644のやつが200しか行っていないということも含めて、またぜひ改めてきちっとした数字を出していただきたいなというふうに思います。ずりずりっといっても、執行部がつくるわけでしょう、これ、専門家も招きながら。議会が置いてきぼりになるという可能性もあるのでお願いします。  それで、宮下住宅の写真をお願いします。  これは宮下住宅、左側が第1期工事で30戸できました。今、第2期工事が30戸完成して、間もなく引っ越しが始まるところであります。  ありがとうございました。  それで、そうなりますと、今後吹上側についてはどうするのかというのがまだ不明のままで今日に来ています。  先ほどの住生活基本計画の中でももちろん固有の市営住宅の数も含めて盛り込まれていくと思うんですが、だから、31年度中には明確に方向性がはっきりするということになるので、この場で市長に、吹上側については広大な公共用地を持っています、もう二度と、あれだけの土地、確保できません、180戸が前提で今までの計画が全て、吹上側も含めてつくられておりますので、当然吹上側は建てかえ計画を、33年に3期計画が終わると同時に、同時並行で進めていかれるんですよね、市長。 768 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 769 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 770 ◆建設部長(中村正典) 前からも申し上げておりますとおり、平成32年度に半崎側が完成するということで、33年度には宮下住宅側を解体するということで実施計画のほうで計上させていただいております。      (「吹上側ね」という者あり) 771 ◆建設部長(中村正典) 吹上側の解体をするということで実施計画に計上しております。  その後の計画につきましては、住生活基本計画及び総合ストック計画、こちらのほうを31年度中に改定していくという中でどういう方向性を出していくかということを決定したいというふうに思っております。  以上です。 772 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 773 ◆議長(沓名 宏) 9番。 774 ◆9番(山口春美) 今、国民年金で本当に大変な中でも、本当に幸い市営住宅が1万円台で入れるということで、何とか自活の方向でやっていけるんですよ。こういう高齢者が、今、3人に1人が65歳以上という中で、私たちのときには4人に1人、逆かね、もっとふえてしまうので、やっぱり180の宮下住宅は必須だと思いますので、ぜひ早目に、みんな住んでいる人も不安になっているし、いよいよ今度は一般公募になるので、今、満タンの市営住宅の応募の人たちも、宮下住宅ができればということで待ってみえる方も大勢みえるので、早く明確に示してください。  それで、3つ目の3期目工事の中身なんですが、具体的に年度と手順と月までわかれば、大体の予想も含めて教えてください。特に3期目工事が完成したのと同時に進められる周辺の集会施設やその他の施設についての進捗状況を、予測をお示しいただきたいと思います。 775 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 776 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 777 ◆建設部長(中村正典) 宮下住宅第3期の工事でございますが、ことしの8月ごろまでに半崎側の旧の住棟を取り壊しを行いまして、その後、住宅敷地の造成工事を行った上で、平成32年の年明けごろになろうかと思いますが、それから10月末ごろを目標に、第3期の住棟30戸の建設に入ってまいります。  それから、夏ごろになると思いますが、集会所、包括支援センター、駐車場、公園などの外構工事、これを開始いたしまして、32年度末には全ての工事を完成する予定でございます。 778 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 779 ◆議長(沓名 宏) 9番。 780 ◆9番(山口春美) そうなりますと、来年の夏にはもう集会場が入ってくるわけですから、具体的な中身を集会場などについて伺いたいと思います。  集会施設や包括センター、高齢者サロンがこの計画の中の42ページのところに図入りで明確に出されています。  そういう高齢者の皆さんのたまるところきちっとつくりましょうということで書かれている計画ですので、この具現化を求めたいと思います。  まず、何世帯を基準にこれらは設計、建設されるんですか。 781 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 782 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 783 ◆建設部長(中村正典) まず、集会施設ということに関しましては、この宮下住宅の専用ということになってまいりますので、この90戸を対象に整備するということでございます。  包括支援センターのところ、これにつきましては、地域に開いたという形ですので、具体的な戸数というものはございません。  それから、高齢者サロンにつきましては、これはもともと集会所が平日利用ということで、市営住宅の高齢者の方が使ってみえるということで、新しい集会所につきましてもこういった高齢者サロンという機能を持たせていくという考え方でございます。  以上です。 784 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 785 ◆議長(沓名 宏) 9番。 786 ◆9番(山口春美) それ、90戸と言われたところにちょっと危険性を感じたんですが、そうなると、残りの吹上の90戸は別に集会所をつくるということですか。今、新しい役員さんを決めるのに、全住民の集会なんかを、三度山でもどこでも開かれますよね。当然、一度に集まらないと、2回に分けてやるなんていうことはできないので、180戸を対象に集会所をつくって総会でも何でもやれるようにしていくというのが本来のあり方だと思うんだけど、90戸と言われたのはちょっと解せないです、市長。180戸に変えてもらってやると。  それから、せっかく計画の中に、42ページに書いてあるので、健康部長は知らん顔をしていないで、ちゃんと、今、西端公民館が、二月に1回、ひとり暮らしの高齢者を集めて大体50人前後でやっているんですが、食事会をやっているんですよ。きょうのコミセンの話でも、近々統合するという話を、実際にもう、トイレも共用だし、コミセンのドアも自動でないしということもあって、10年ぐらいの間には多分合併するんじゃないかというようなことを、何か入院した館長ともども考えてみえるそうで、そうなるともう、10年ってすぐですよ、行政からいえば。平成33年ごろにはもう次の計画を出さないかんので、来年の夏までにはこのやつが進んでしまうので、それも視野に入れて、きちっと周辺住民も含めた、高齢者が集まる場所、食事会ができる場所、体操もできる場所、さまざま、とりわけ高齢者がたくさん集まる180戸の市営住宅ですから、ちゃんと打診してもらって、市長も、これ、計画、きちっと読んでもらって、このとおりに高齢者が本当に集まって、防災もそうですよ、知らん顔をしていなくて、避難所で上に行くはいいよ、5階に、だけど、そんな、廊下に並んでおるだけで、いざというときには下に来て炊事をやったりおにぎりを握ったりしなきゃいけないので、防災施設、介護施設、それから高齢者施設ということで、ここをがばっととっておけばやれるじゃないですか。そういう発展的な計画をちゃんと示してほしいんですが、知らん顔をしているでしょう、よそを向いて。みんな関係あるのよ、これ。どう。 787 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 788 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 789 ◆建設部長(中村正典) 集会所につきましては、現在、半崎側と吹上側を合わせて使用しておる状況でございますが、集会所の面積に関してはこれと同等がとれるということで計画をしております。  それから、実際の使い道につきましては、自治会のほうで役員会等を開くわけなんですが、これは月1回夜間のみということで、総会につきましても頻繁に行われるものではないというふうに思いますが、現在で30世帯ほどしか集まっていないという状況もございます。  それで、例えば180戸になった場合ということでございますが、まだ自治会がどうなるとかということも決まってございません。そういった中で、現在の敷地、この計画の中でおさまるかどうかを含めまして、その段階で考えていきたいというふうに思います。 790 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 791 ◆議長(沓名 宏) 9番。 792 ◆9番(山口春美) きょうでもあしたでも、至急会議を開いてもらって、ちゃんと敷地の中で。今の集会所、本当にちっちゃいですから、だから、あんな程度じゃだめなので、180戸をにらんだ、包括センターも地続きでやるんでしょう、施設をつないでやるので、どっちみちみんなで使えるように広くしていただくように強く求めておきたいと思います。  5番目に、家屋の耐震化もこの中の1つの大きな項目としてカウントされていますので、この中には安価な工法の確立と普及や補助制度の拡充をということも書いてあります。  それで、ぎりぎりで今、計画を持ってみえて、32年度までに95%の民間家屋の耐震化を求めて狙っていかれるんですが、実際に私が計算したところによると、今、83%を95%にするためにはあと800戸やらないとだめで、あと2年間ですから、平成31年、32年と、400戸ずつやっていくという計算になるんですが、そうですよね、どのぐらいをやっていこうと思っているんですか。ことしの予算は、改修は4件しかやっていません。それから、取り壊しもその他も含めて全部含めても、40件予算化されてみえますが、それで足りるんですか。
    793 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 794 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 795 ◆建設部長(中村正典) まず、今の耐震化の率でございますが、現在86%ぐらいになろうかというふうに思います。  それで、目標の95%に対しては、残り2年間という中では非常に厳しいということは認識しております。  これは碧南市だけでなく、近隣市町、愛知県の中でも同様な感じだというふうに伺っております。  それで、具体的な数というものに関しましては、これは民間の方の意向ということがございますので我々からどれだけということではございませんが、老朽化により除却という部分もございますので、全てがこの耐震化ということではないというふうに思っております。  次期計画に当たっては95%の検証も必要かというふうには思っております。 796 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 797 ◆議長(沓名 宏) 9番。 798 ◆9番(山口春美) それで、課長もみえるので、31年の1月9日締め切りで無料耐震診断の件数を締め切られたんですが、30年度中に無料診断の申し込みがどれだけあって、診断件数はどれだけあって、耐震化が必要な戸数はどれだけあったんですか。もしわかれば教えてください。 799 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 800 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 801 ◆建設部長(中村正典) 済みません。資料を持っておりませんので、部会のほうでまた報告させていただきます。 802 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 803 ◆議長(沓名 宏) 9番。 804 ◆9番(山口春美) いずれにしても大変な勢いでつくっていかないとだめだということで、県は毎年、安価な、100万円少しぐらいでできる耐震化の工法について、ことしも3月12日に、ホームページの中で市からたどっていくとリンクしてあるんですが、募集しています。そういう人たちは、今の建築課が耐震化で掲げている人は比較的大手の方が多いので、介護のほうの住宅改修の人たちは細かい方が多いです。そういう人たちも含めて大工さんに、3月12日、あるいは県のやっている講習にきちっと出ていってもらって、安価でできる工法を主流にしていく、そして、高齢者なんかの弱者に対してきちっと補助金が100%、100万円どうせ出して、1にすればいいわけだから、耐震化率を1にすればいいわけでしょう、だから、どっちみち100万円出すんだから、それは8割補助じゃなくて100%補助にして、安価なもので40件50件とやっていくと、これでなきゃ32年度目標は達成できないのでお願いします。  次に伺います。バリアフリー法のことです。  この中に、42ページのところにこんなふうに書いてあります。  人にやさしい街づくり計画を見直して、公共施設、民間建築物、ユニバーサルデザイン、バリアフリーの推進を行いますということで、一番欠けているのは既設の公共施設や民間施設のバリアフリーだというふうに思いますので、今の愛知県の人にやさしい街づくりを引っ張ってきたこの碧南市でやり方では、全くこういうものを対象にしていませんので、やっぱりここに書いてあるように、皆さんが決めたこの計画に書いてあるように新たな条例を制定して、既設のものにもきちっと目を向けていくということが必要だと思うんですがいかがでしょうか。 805 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 806 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 807 ◆建設部長(中村正典) 議員のおっしゃるバリアフリーにつきましては、高齢者や障害者等の不特定多数が利用する2,000平米以上の建築物、これ、特別特定建築物といっておりますが、これにつきまして条例を定めることができるというふうになっておりまして、これにもたれて愛知県が人にやさしい街づくりの推進に関する条例ということを設定しております。この中で整備方針も出しているということでございます。  これについては、建築許可の中で県のほうがしっかり審査をしているということで、碧南市において条例化をする必要はないというふうに考えております。 808 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 809 ◆議長(沓名 宏) 9番。 810 ◆9番(山口春美) いずれにしても31年度予算ができて、31年度中にこの計画をつくるので、立派な計画から一歩も後退しないように、さらに碧南市並みに細かく砕いて、現実的に前に進んでいく計画にしていただくように、また随所で指摘もさせていただきたいと思います。  それでは、3つ目の碧南市の魅力を引き出す観光行政をについて伺います。  市長は施政方針でも、交流人口増加のための種まき事業をやっていくんだということで、発信力の強化として碧南市観光協会ホームページの多言語化を行うことで、他市にない資源を生かし、本市の魅力を国内外に発信すると言っています。  外国の人狙いというのもそれはそれでいいんですが、私は、県内外各市から碧南市を訪れていただくことを、まずは力を入れていくべきだと考えています。  思いつきのスケートボード場や、トヨタ自動車株式会社に求められたビーチコートの建設など、合わせて5億円近い公費を投入しています。  碧南市には年間100万人規模で来場者のある明石公園やあおいパーク、一流の本物の見られる美術館など、貴重な集客施設が既にあります。  きょうも見てきたんですが、無我苑の前の江戸小彼岸桜、今、満開です。こういう情報は新聞でしか知られないというところで、こういう花ショウブ、広藤園の藤、油ヶ淵の水辺公園には今後ハスも咲くし、ハナモモも咲くし、いろいろ、3年や4年はだめですけど、咲いてくるというふうに希望を持っています。こういう魅力あるものの開花状況の提供だとかイベント情報など、全部個々ばらばらで誰もまとめていません。2019年度の7款商工費の観光費は1,892万3,000円です。そのうち大浜のにぎわいまちづくりに505万7,000円、花まつりのプロジェクトに680万円、残りは500万円そこそこです。脆弱なものです。  市民や業者とタイアップして、美術館、無我苑、臨海公園やこうした施設の情報を適切に案内できてこそ、市内外から観光客が来るのではないでしょうか。  それで、写真をお願いします。  これは皆さん御存じのように、碧南市の市役所庁舎2階にあります観光協会です。全然見えません。商工課の角に、後ろに隠れてあって見えません。それで、商工課の職員の方がいろいろな兼務でやってみえて、本当になかなか専門で観光の案内をするなんてことは、大体2階になんか、よその人が聞きに来ないですもんね、観光情報を。ということです。  お願いします。  これは、西尾市さんが3年前に、コンベンションホールの中につくられた観光協会です。  お願いします。  ここにはこういったお土産物の販売コーナーもありまして、これが西尾市のパンフレットで、パフェだとかいろいろなものを一生懸命PRしておみえになります。  ありがとうございました。  ここはJTBも入れて1億円のお金を投入しているそうですから、それを見習えとは言いませんけれども、もうちょっと空き店舗を利用して、やっぱり観光協会をきちっと設立すると。そして、官民一体となったお得情報つきのパンフレット、こういうものを、市の職員が兼務ではなかなか、個々のお店屋さんに行って、こういうパンフレットをつくりませんかということを言えませんよね。ここにいろんなお風呂の割引券だとかいっぱいついていて、3年ごとに更新されるそうですけれども、こういったものをつくるにはやっぱり手間暇かかるので、こういったやり方を行っていくべきではないかと思うんですが、繰り返しますが、観光協会の施設の確立、体制の確立、人材の確保、これで、生の声で、ちゃんと出先に行ってそこの場所に行けば、碧南のことを何でも案内してくれる、こういうところにしたほうが絶対にいいと思うんです。やっぱりソフトの部分で、金ばっかばらまいてあれこれ施設をつくるけどつくりっ放しということではなくて、ちゃんとリンクして、皆さんが本当にいいなということで2度3度碧南に訪れていただいて物を買っていただけるようにしていくべきではないですか。商工行政が本当におくれていると、観光行政、ぜひ、そういうふうに思いますがいかがでしょうか。 811 ◆議長(沓名 宏) 質問者に申し上げます。時計を見てくださいね。 812 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 813 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 814 ◆経済環境部長(鳥居典光) 今の御質問だと多分、(1)と(2)が一緒になっているかなと思いますので、ちょっとそこら辺をまとめながら答えのほうをさせていただきたいと思います。  まず、公共施設のそれぞれイベント等につきましては、ホームページ上で当然のごとく案内をさせていただいております。  それから、大きなイベント等につきましては、個別にポスターやチラシを作成しまして、商店街や市内の関係機関などで掲示、配布を依頼して、市内外の情報を発信しておるところであります。  また、報道各社への情報提供、それから、愛知県のイベントページ、それから情報誌への掲載、それからメディアへの売り込みということで、あらゆる機会を通して観光行政ということでPRはしているところであります。  それで、官民一体となってということでありますが、まず、碧南市としましては、竜の子街道プロジェクトで、宿泊プランであるとか、それから西三河広域観光推進協議会でのスタンプラリーの実施などを進めているところであります。  また、観光協会を独立させたらということでありますが、メリットとしまして、当然、市の中に、庁舎の中にあるものですから、公共施設との緊密な連携、協力ができると。それから、市イベントへの観光協会会員の出展、出品がスムーズに行えるという利点があろうかと思います。  また、費用対効果ということを考えたときに、先ほどの西尾のようなすばらしいものができればいいんですけれども、やはり1億円というようなお金をかけて、碧南市の場合ですと1,200万円強、1,300万円弱で行っておりますので、そこらあたりを総合的に判断すると今のような状態でいいのではないかというふうに考えております。 815 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 816 ◆議長(沓名 宏) 9番。 817 ◆9番(山口春美) 実際観光協会とうたっているものの、一生懸命職員の人たちは、油ヶ淵のちょうちんをかけに行ったり、いろいろやってくださっているけど、ふらっと訪れた方が実際に観光案内を求めて窓口に来た例があるんですか、三島さん。 818 ◆経済環境部長(鳥居典光) 議長、経済環境部長。 819 ◆議長(沓名 宏) 経済環境部長。 820 ◆経済環境部長(鳥居典光) 少なからず窓口にお見えになったこともありますし、それから、電話での問い合わせのほうは入っております。当然市の職員は丁寧な対応をしておりますので、よろしくお願いします。 821 ◆9番(山口春美) 議長、9番。 822 ◆議長(沓名 宏) 9番。 823 ◆9番(山口春美) 実際にこの5市の中であるのは刈谷と西尾ですよね、観光協会がちゃんと別施設であるのは。あとは庁舎内にあって五十歩百歩なんですが、やっぱりこの碧南市はそれだけにいろんな集客施設もたくさんあるというふうに最近はなってきたので、やっぱりこれを生かしていくということを本当に率直に思うので、それこそ、好きで好きでたまらない、お花の好きな人やら、碧南の好きな人をちゃんと専任で置いて、その人のサポートを市の職員がしながらやっていくということは、私は最低限必要なことだというふうに思いますので、ぜひ、歌を歌っているばかりじゃなくて、やっぱり広く、楽しいすてきな碧南市のPRを、拠点を置いてやっていくということで、ぜひ強く要望しておきたいと思います。お願いします。  ありがとうございました。 824 ◆議長(沓名 宏) 以上で、山口春美議員の総括質疑を終わります。  次に、小池友妃子議員の総括質疑を許します。 825 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 826 ◆議長(沓名 宏) 7番。 827 ◆7番(小池友妃子) こんにちは。みらいクラブの小池友妃子です。  議長から発言のお許しをいただきましたので、みらいクラブを代表して、総括質疑をさせていただきます。  議員にならせていただいて3年、そのうち大トリが何と3度目、ある意味どれだけ運がよいのかとも感じます。平成31年2月5日に禰宜田市長から御回答をいただいております、みらいクラブの平成31年度予算編成要望書内容を盛り込みながら、本定例会初日に行われました平成31年度の市長の施政方針演説及び教育長の教育行政方針演説と、平成31年度予算案の中から質疑をさせていただきます。  質疑の順序は、申出書に示したとおりです。本定例会最後の質疑者でもありますので、重複するところもあるかと思いますが、いま一度わかりやすく、そして、丁寧な御答弁をぜひよろしくお願いいたします。  件名1、平成31年度施政方針についてお尋ねいたします。  先日の施政方針で、禰宜田市長は、3期目の締めくくりとなる平成31年度につきましても、最大の市民満足度と費用対効果を追求するとともに、世界に誇れる碧南市を目指してをテーマに掲げ、市民の皆様と約束をしました8つの公約の実現に向けて、誠心誠意努めてまいりますと述べられました。市政運営に当たりましては、任期最後の総仕上げとして臨まれる決意を感じました。  そこで、(1)碧南市における予算編成のメルクマールについてお聞きいたします。  30年度は、70周年記念事業として数々の施策を実施しておられましたが、31年度におかれましても、いろいろな施策があるかと思います。  そこで、市長はこの予算編成の中で、メルクマールをどのように考えていらっしゃいますか。お聞かせください。 828 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 829 ◆議長(沓名 宏) 市長。 830 ◆市長(禰宜田政信) 予算編成のメルクマールと、目がくるくる回ると。よくわからないというか、いや、これは何か指標とか目印というようなことだろうと思います。  本市の特徴といたしまして、市税のうち、とりわけ法人市民税の増減が大きいと、景気によってですね。この法人市民税でありますが、振り返りますと、平成20年度では40億円を超えておりましたが、リーマン・ショックの影響によりまして、その後は10億円を切る状況が続いたということで、これにつきましては、景気に大きく左右されるということで、そのため、安定した市政運営ができるように、固定的支出と安定的収入のバランスを常に意識しながら予算編成を行っているということで。あとの部分につきましては、その時々の状況に合わせまして柔軟に対応していると、こういう感じでございます。  また、財政調整基金でございますが、これもリーマン・ショックによる市税収入の急減によりまして、平成20年度末で86億1,000万円余あった残高は、24億5,000万円余まで減少してしまいました。  市民生活に大きな支障を来すことのないように、財政健全化に取り組むとともに財政調整基金の取り崩しと市債の発行によってソフトランディングに努めてきたところでございます。  その結果、その後の景気回復によりまして、基金残高は50億円近くというところまで回復をして、持続可能な財務体質への転換が進んできたのではないかというふうに思っております。  さて、平成31年度の市税収入でございますが、前年度比2億3,650万円の増、そのうち法人市民税は、大手自動車関連企業の収益の増を見込み、前年度比5,200万円の増の20億円余を計上しております。  こうした財政状況から、平成31年度においては、将来にわたり活気にあふれ、にぎわいのあるまちとして進化、発展していくために、名鉄碧南駅前の周辺整備やビーチコートを活用した、ビーチスポーツの推進などの交流人口の増加を目的とする投資的な事業を盛り込む予算編成を行っておるということでございます。 831 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 832 ◆議長(沓名 宏) 7番。 833 ◆7番(小池友妃子) それでは、(2)歳入についてです。主に2つの点に絞ってお聞きしたいと思います。  平成31年度一般会計は、前年度対比1.4%増の289億7,000万円余、特別会計は6.2%増の168億6,000万円余、企業会計は0.5%増の122億8,000万円余、総額581億2,000万円余で、前年度対比2.6%増とされております。  全体の60%を占める市税は、ここ直近5年を見てもほぼ右肩上がりとなっておりますが、31年度も総額で前年度対比1.4%増の173億8,000万円余で、このうち法人市民税は2.7%増の20億円余、さらに、固定資産税は1.4%増の86億8,000万円余と見込まれております。  そこでお聞きいたします。  ア、本会議初日で若干の説明もありましたが、法人市民税、固定資産税の前年度対比が増と見込んでいる要因についてお聞きいたします。  市民税の中でも、法人市民税、固定資産税が増額と見込まれていらっしゃいますが、増額の要因とされているものがあれば、具体的にお示しください。 834 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 議長、市民協働部長。 835 ◆議長(沓名 宏) 市民協働部長。 836 ◆市民協働部長(遠山隆夫) 法人市民税の増額となる要因ですが、主には大手自動車関連企業などが公表しております決算情報から業績の好調を見込み、前年度当初予算からは5,200万円、率にして2.7%増の20億970万円といたしました。  固定資産税の増額となる要因ですが、家屋と償却資産の税収の増が挙げられます。  家屋につきましては、平成30年度が3年に一度の評価替年度に当たり、在来家屋の経年減価に伴う減額により、新増築家屋の新規課税分を含めても減収となりましたが、平成31年度は評価替年度ではないため、年間の新増築家屋数及び滅失家屋数を算出し、前年度対比5,800万円、率にして2.3%の増としました。  償却資産につきましては、過去5年分の新規設備投資の状況及び減価償却に伴う減価分を加味し、前年度対比6,600万円、率にして2.3%の増としました。  ちなみに、土地につきましては、評価替中間年度であり、特に大きな増減はなく、前年度対比400万円、率にして0.1%の微減であります。  結果、固定資産税の予算額としましては、86億8,540万円、前年度対比1億1,870万円、率にして1.4%の増といたしました。 837 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。
    838 ◆議長(沓名 宏) 7番。 839 ◆7番(小池友妃子) 市長は、さきの施政方針の中で事業推進するための財源不足につきましては、財政調整基金や公共施設維持基金などを活用するほか、市債の発行などにより対応してまいりますと述べられております。  先ほども述べさせていただきましたが、市税が右肩上がりであるときこそ、これまでの借金を返済しなくてはと考えるのではと思うのですが、市長は基金の取り崩しをしたり、市債の6億5,000万円余を発行する予算編成をされております。  そこで、イ、基金と市債についてお聞きいたします。  基金を10億円余取り崩したり、市債を6億円余発行する理由をお聞かせください。 840 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 841 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 842 ◆総務部長(金沢宏治) 平成31年度は、これまで市長が申し上げておりますが、まちづくり再スタートの年と位置づけをされておりまして、交流人口の増加を目的とする投資的な事業を実施していくことから、現世代の負担が大きくならないよう、現世代と後世代の費用負担の公平化を図るため、借り入れを行ってまいります。  市債の発行でございますが、適債性のある事業に限られておりますので、事業推進のための財源不足分につきましては、財政調整基金を初めとする基金を活用することで補填をしております。  以上です。 843 ◆市長(禰宜田政信) 議長、市長。 844 ◆議長(沓名 宏) 市長。 845 ◆市長(禰宜田政信) 財政調整基金で10億円程度補填するという予算編成になっておるわけですが、基本的にはこれは予算の話で、決算になってくると不用額が出まして、10億円ぐらいまた戻ってきますので、このあたりは問題ないというふうに考えております。 846 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 847 ◆議長(沓名 宏) 7番。 848 ◆7番(小池友妃子) それでは、ここ10年の地方債元金償還返済費を確認させていただきますが、一般会計の償還額、特別会計の償還額、企業会計の償還額を大まかな数字で結構ですから、年平均どのぐらいの金額を返済しているか、お聞かせください。 849 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 850 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 851 ◆総務部長(金沢宏治) まず、一般会計の元金償還額でございますが、これは決算額で申し上げますと、平成20年度から23年度におきましては15億円から19億円余、平成24年度から29年度におきましては10億円から13億円余でございまして、平成30年度末残高は103億7,098万円余となる見込みでございます。  それと、公共下水道事業特別会計の元金償還額でございますが、ここ10年の元金償還額につきましては、7億5,000万円余から11億1,000万円余でございまして、平成30年度末残高は145億6,627万円余となる見込みでございます。  次に、水道事業会計、病院事業会計を合わせた企業会計全体の元金償還額でございますが、例年3億8,000万円余から9億円余でございまして、平成30年度末残高は28億6,392万円余となる見込みです。  以上です。 852 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 853 ◆議長(沓名 宏) 7番。 854 ◆7番(小池友妃子) 合計278億円余の起債残高があるんですね。碧南市の人口が約7万3,000人ですから、住民1人当たりだと、約38万円余の借金があるということになってまいります。  平成31年度、財政力指数1.283の碧南市で、一見碧南市はお金に困っていないように多くの方が感じていらっしゃると思いますが、実は借金もあるということもきちっと見ていかなくてはいけないかと思います。  では、(3)歳出について、会計ごとにお聞きいたします。  ア、一般会計について、(ア)安心・安全対策についてお聞きします。  市長は、市長になられた当初より、安心・安全対策については重点課題として掲げられていらっしゃいました。  そこで、これまでの成果及び実績として、どのようなことに取り組まれてきたのか。そして、31年度は具体的にどういった事業でどこをターゲットにして安心・安全対策を考えていらっしゃったのかを一般会計の歳出の中でどのあたりにあらわれているのかをお示しください。 855 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 856 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 857 ◆総務部長(金沢宏治) まず、これまでの安心・安全対策に対する実績ということでございますが、小中学校の校舎耐震改築工事、同じく、小中学校の体育館の窓ガラス飛散防止工事、また避難所用間仕切りや仮設トイレなどの仮設災害備蓄備品の強化、水道施設の耐震化など地震対策事業を着実に進めております。  碧南市地域防災計画、同じく応急復旧計画、業務継続計画、BCPですが、これらを初めとした各種計画を策定し、災害時への対応を進めるとともに、消防団員の確保策といたしまして、企業防災力向上研修支援補助金の創設、消防団協力事業所制度の創設等々のソフト面の対策につきましても同時に進めております。  また、浸水対策といたしまして、蜆川ポンプ場の早期完成の要請、中田川ポンプ場の建設、市内ポンプ場の耐震化、設備の長寿命化、あるいはまちの安全対策といたしましては、小中学校や公共施設、町内会、商店街等々に防犯カメラの設置、青色、赤色回転灯掲載車両による防犯パトロールの実施、危険箇所のカラー舗装化などに取り組むなど、市民の皆様が安心して暮らせるような取り組みを進めてまいりました。  平成31年度に取り組む安心・安全対策事業といたしましては、これまで進めてまいりました地震対策、浸水対策、交通安全対策、これらも継続して実施をしてまいりますが、市民の皆様の命を守る市民病院の入院病棟の改修を進めてまいります。  市民病院は昭和63年に開設し、30年が経過するため、施設の老朽化が進んでおります。地域医療の中心的役割を担っております市民病院のサービス向上を目指してまいります。  また、高齢者安全運転支援事業として、75歳以上の高齢者を対象とした衝突被害軽減等安全支援措置とドライブレコーダーを搭載した自家用車購入費補助金を創設してまいります。  以上でございます。 858 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 859 ◆議長(沓名 宏) 7番。 860 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  市民の安心・安全を守るためのさまざまな取り組みについて感謝いたします。  しかし、市民を巻き込んでの地震対策、浸水対策、交通安全対策をしなくてはならないのですが、一部の方々だけにとどまり、まだまだ市民一人一人が自分のこととして捉えていないように感じます。ぜひ、このあたりも気にかけていただき、市民一人一人が自分のこととして、対策を考えていけるような働きかけもよろしくお願いいたします。  病院改修もそうです。改修し、ハード面は万全になりますが、ソフト面はどうでしょうか。人は病気であるときなど、ちょっとした温かな気遣いに涙するときもございます。こういったちょっとした心遣いが全職員にできていらっしゃるでしょうか。  また、自動車購入費補助金ですが、75歳以上で対象措置のついた新車を購入した人だけに補助ということですが、対象者はどのぐらいいるでしょうか。また、どのような手続をとるのでしょうか。車がないと生活に困る碧南市ですが、車がなくても生活に不自由を感じない対応をこれからは考えていかないといけないのではないでしょうか。このあたりにつきましては、分科会でじっくりと質問をさせていただきたいと思います。  では次に、(イ)交流人口の増加を目的とした種まき事業推進についてお聞きいたします。  そもそも交流人口がふえて市長は何がしたいのでしょうか。  昨日の16番議員の御答弁でも、交流人口増を目的としてと言われましたが、目的は交流人口の増加ではなく、私は交流人口増の先に見える碧南市の将来像ではと思いますが、市長はどのような将来像をお考えなのでしょうか、お聞かせください。 861 ◆総務部長(金沢宏治) 議長、総務部長。 862 ◆議長(沓名 宏) 総務部長。 863 ◆総務部長(金沢宏治) 今質問者のおっしゃるように、交流人口の増加そのものが本来の目的ではないということで考えております。  交流人口が増加することによって、碧南市のシティープロモーションの強化、あるいはにぎわいの創出など、活性化につなげていくことが目的でございます。  正直なところ、なかなか市外等へのPRについては、いろんな手法を行っておりますが、有効なものが見つからないというのも現実でございます。  しかしながら、碧南独自できらりと光るような事業、施設、こういったものを積極的に推進していくことで、碧南市に訪れる方々の増加等による経済効果、あるいは知名度向上によるさまざまな副次的な効果に期待をするものでございます。  以上です。 864 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 865 ◆議長(沓名 宏) 7番。 866 ◆7番(小池友妃子) では、そのきらりと光るような施設、事業などとして、市長が交流人口増の種まき事業として挙げられているのが、名鉄碧南駅周辺整備について、ビーチコートを活用したビーチスポーツの推進について、スケートボード専用施設整備についてなどだと思いますので、この3つについてお聞きいたします。  まずは、名鉄碧南駅前周辺整備についてお聞きいたします。  一般会計8款5項3目名鉄碧南駅西駅前広場整備事業は、平成29年度基本構想策定に246万円余、平成30年度基本・詳細設計、待合所実施設計に1,380万円余、そして、平成31年度は、駅前広場整備・建築工事に1億5,880万円余の事業費予算となっておりますが、具体的に今年度どのような工事を行い、最終的に完了予定の平成32年度までには、総事業費予算幾らをかけ、名鉄碧南駅西駅前広場がどのように整備されていくのかをお示しください。 867 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 868 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 869 ◆建設部長(中村正典) 名鉄碧南駅西駅前広場整備事業でございますが、これは名古屋鉄道株式会社が行う駅舎建てかえに合わせ、駅前広場の拡張整備を行うものでございます。  工事は、平成31、32年度の2ヵ年を予定しまして、31年度には主にバス専用レーンと歩道の整備、待合所兼トイレの建築物と歩道の屋根の建築を行ってまいります。  平成32年度は、鉄道の留置線部分を活用し、碧南駅と碧南レールパークをつなぐ新たな遊歩道の整備を行う予定でございます。平成32年度までの総事業費といたしましては、2億800万円余を予定しております。  整備内容といたしましては、新たに専用バスレーンを整備し、ロータリーを利用するバスと一般車両の分離を図り、交通混雑の緩和を図ってまいります。駅舎と待合所兼トイレの建物の前の歩道には、屋根を設け、雨の日もぬれずに移動ができるように配慮をしてまいります。  また、待合所兼トイレの建物につきましては、瓦を用いるなど、てらまちや美術館との調和のとれた色彩、デザインに配慮し、地域の玄関口として観光情報を提供できるような施設整備を行ってまいります。 870 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 871 ◆議長(沓名 宏) 7番。 872 ◆7番(小池友妃子) さらに、碧南駅前整備事業ですが、昭和25年に都市計画決定され、やっと77年がたち、平成でいうと38年度に完成する運びとなりました。  そこで、具体的に平成31年度はどのような事業を行い、38年度までには総事業費予算幾らをかけ、碧南駅前線をどのように整備されているのかをお示しください。 873 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 874 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 875 ◆建設部長(中村正典) 碧南駅前線整備事業は、一般県道碧南停車場線を都市計画道路として、市道として拡幅整備するものでございます。平成31年度は、工事に必要な道路及び電線共同溝の詳細設計並びに用地取得に必要となる用地測量と物件調査を行ってまいります。  その後の予定につきましては、平成32年度から用地取得を開始し、平成36年度に工事に着手、平成38年度の事業完了を目指してまいりたいと考えております。  総事業費は、約12億9,000万円と試算をしてございますが、来年度の詳細設計などを進める中で精査をしてまいりたいと考えております。  整備内容といたしましては、現在の道路幅員約6メートルを都市計画決定された15メートルの2車線に拡幅し、一方通行から相互通行の道路にしてまいります。道路の両側には歩道を設け、電線共同溝の整備により、無電柱化を図るなど、駅前通りとしての景観に配慮した道路空間の形成に努めてまいります。 876 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 877 ◆議長(沓名 宏) 7番。 878 ◆7番(小池友妃子) 碧南駅周辺を開発することが交流人口の増加と、どのように関係をしてくるのか、お聞かせください。 879 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 880 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 881 ◆建設部長(中村正典) 碧南駅周辺地区は、てらまちとして、地域特有の歴史、文化資源を数多く有し、駅周辺には美術館、臨海公園、水族館、鉄道跡地を利用した碧南レールパーク、碧南緑地ビーチコートなど、碧南を代表する施設があり、新たに魅力的な店舗が立地するなどの動きも出ております。  既に、美術館の企画展や大浜てらまちウォーキング、棚尾村まつりなどのイベントを通じ、市内外の皆様にお越しいただいておりますが、2026年にはアジア競技大会が開催され、会場候補地の碧南緑地ビーチコートには、国内外から多くの皆様が碧南に来られる機会がございます。  これらの来訪者の皆様にも、碧南の魅力を伝えていただき、来訪者の輪が広がっていくことが交流人口の増加につながっていくことと考えております。  名鉄碧南駅は、この地域の玄関口であります。名鉄碧南駅周辺の施設整備は、鉄道駅の機能の利便性や安全性を高め、さらに町並みの景観向上につながり、地域の魅力を一層高める取り組みとなります。  この整備が、地域の活性化を促し、行政だけでなく、まちが一体となって魅力を高めていくよう、取り組むことが交流人口の増加につながるものと考えております。 882 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 883 ◆議長(沓名 宏) 7番。 884 ◆7番(小池友妃子) 今の御答弁の中で、来訪者の皆様にも碧南市の魅力を伝えていただき、来訪者の輪が広がっていくことが交流人口の増加につながっていくということとお話をされておりますが、具体的な案はあるのでしょうか。  私は、碧南の玄関口は、碧南中央駅だと思っていましたが、この中央駅でさえ、今は駅テナントビルの2階は全て空き家となっており、活用されておりません。同じようなことにならないような名案はお持ちなのでしょうか。お聞かせください。 885 ◆建設部長(中村正典) 議長、建設部長。 886 ◆議長(沓名 宏) 建設部長。 887 ◆建設部長(中村正典) 地域に魅力があれば人を介して情報が伝わるものというふうには考えております。  碧南駅に新設する待合所には、地域の魅力を伝えることができるよう、観光情報や地場産品の紹介ができる施設としていきます。  また、昨今のスマートフォン等の普及から、誰もが容易に情報を発信し、共有し合えるソーシャル・ネットワーク・サービスは非常に魅力のあるツールでありますので、待合所にはWiFi通信環境の整備を行ってまいります。碧南駅が地域の情報発信の場となるよう環境整備に努めてまいります。 888 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 889 ◆議長(沓名 宏) 7番。 890 ◆7番(小池友妃子) 次に、種まき事業の2つ目としてのビーチコートを活用したビーチスポーツの推進についてお聞きいたします。
     昨年、7月より、ビーチコートが供用開始となり、さまざまなビーチスポーツ大会やイベントが実施されるようになりました。  一般会計10款6項3目碧南緑地スポーツ施設整備事業では、ビーチコート周辺暫定整備工事費として、3,704万円余が予算計上されております。  これは、多目的スポーツ広場予定地を2026年アジア競技大会開催までに、暫定整備されるとのことですが、具体的には第1期整備と言われている今年度までに、どのような整備計画のもと取り組まれるのでしょうか。お示しください。 891 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 892 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 893 ◆教育部長(奥谷直人) 碧南緑地スポーツ施設整備構想における第1期整備工事は、平成29年度からの3ヵ年の計画で進めてまいりました。  平成29年度予算では、ビーチコートの整備を行い、昨年7月に供用を開始いたしました。平成30年度予算では、管理棟の整備費を計上し、この4月に供用を開始する予定でございます。そして、最終年度であります平成31年度では、多目的スポーツ広場の整備を予定しているところでございます。  多目的スポーツ広場用地は、第2期整備において、天然芝少年サッカー場の移設用地でありますが、ビーチコート供用開始後の利用実態から、駐車場の確保の必要性や、2026年アジア競技大会開催における碧南緑地全体の利用形態が不明確であることを考慮した結果、土舗装による駐車場及びイベント時の多目的スペースに活用するための最低限の整備にとどめ、工事実施することが適切であると判断し、予算計上させていただいたものでございます。  以上です。 894 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 895 ◆議長(沓名 宏) 7番。 896 ◆7番(小池友妃子) ビーチスポーツの推進としまして、31年度の市民ビーチコート利用促進目標をどのように掲げていらっしゃいますか。  さらに、東京2020オリンピックの事前合宿誘致につきましては、昨年末に碧南市も事前トレーニングキャンプ地のオンラインガイドに登録を行ったとのことでしたが、今後市として具体的にどのような合宿誘致活動を行っていくのでしょうか。お聞かせください。 897 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 898 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 899 ◆教育部長(奥谷直人) 今年度は、ビーチスポーツに既に取り組んでみえる方を初めとする多くの方々に、まずはビーチコートを知っていただくよう、PRに努めてまいりました。  31年度以降につきましては、整備構想で掲げた目標である新たなスポーツの掘り起こしによるスポーツ機会の創出と、市民のスポーツ実施率の向上を目標としてビーチスポーツの市民への広がりに努めてまいります。  次に、東京オリンピックの事前合宿についてでございますが、昨年末に事前キャンプ地ガイドに掲載し、インターネットでのPRは行っていますが、オリンピックの出場チームはことしから2020年6月までの間、この1年半の各大会の成績や、その累積ポイントで決まってまいります。よって、本格的な出場国が決定するのはこれからとなります。  今後も引き続き、今回のヨーロッパ強豪国のような引き合いや、関係機関、ビーチバレーボール連盟等でございますが、こういった関係機関を通じましてPRを図ってまいりたいと考えております。 900 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 901 ◆議長(沓名 宏) 7番。 902 ◆7番(小池友妃子) 本来の予定では、ビーチコート北側にサッカー競技場や陸上競技場の予定もあったかと思いますが、現在どのようになっているのでしょうか。お示しください。 903 ◆教育部長(奥谷直人) 議長、教育部長。 904 ◆議長(沓名 宏) 教育部長。 905 ◆教育部長(奥谷直人) 碧南緑地スポーツ施設整備構想においては、ビーチコート北側に、内部に人工芝サッカー場を配置した陸上用トラック及び駐車場を第2期整備部分として、平成33年以降に社会情勢や経済情勢を勘案しつつ、整備を行う予定としておるところでございます。  2期整備については、早期の整備を目指す考えには変わりはございませんが、現時点ではビーチコートを中心とする1期整備とその運営に力を注いでいくとともに、2026年アジア競技大会開催におけるビーチコートや運営上必要となる施設等の規模、レイアウトなど、碧南緑地全体の利用形態も見きわめながら進める必要もあり、精査に至っておりません。  以上でございます。 906 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 907 ◆議長(沓名 宏) 7番。 908 ◆7番(小池友妃子) 種まき事業の3つ目として挙げられる一般会計8款5項5目碧南スケートボードパーク整備事業ですが、平成31年度みらいクラブの要望書で、適切な場所での選定を要望させていただいております。  もともとは、港南緑地内にある親水施設は、利用者が見られない空間であるということで、何度か計画変更の提案をしたことから、スケートボードパークとして整備することが決定したとお聞きしております。スケートボードは、東京2020オリンピックでも正式種目になり、今後愛好者もふえ、碧南市民だけでなく、市外からも愛好者が足を運ぶようになるということについては期待しておりますが、本日、21番議員の質問の御答弁を聞かせていただいて、さらに不安になってまいりましたが、先日の議会の視察の際にも強風が吹いており、とてもスポーツができる状況ではないという声も聞こえてきたり、交通手段も非常に不便で、中高生が気軽に行ける場所ではなく不安であるとか、24時間使えるということで、人目につかないところもあり、治安が悪くならないかという心配の声も出ていたようです。  そこで改めてお聞きいたします。港南緑地内につくる施設として、スケートボードパークにしようとした理由を改めてお聞かせください。 909 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 910 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 911 ◆開発水道部長(黒田敏裕) まず、港南緑地の親水施設をスケートボードパークとして整備することとした理由でございますが、港南緑地の親水施設につきましては、平成16年に港南緑地リフレッシュ事業として人工砂浜を整備しております。その後、思うような成果を上げることができず、利用者が見受けられない状況となっておりました。  この親水施設の状況を改善し、にぎわいの場を創出するためを目的としまして、既存施設の有効利用を条件に、さまざまな案を比較検討してまいりました。  その結果、既存施設の形状は高低差があり、最もスケートボードパーク施設に適していること、騒音の問題がクリアできること、また、スケートボードは将来性があり、大変人気のあるスポーツであることから、かつ西三河には公共の施設がなく、市内外からの集客が見込めることなどを理由として選定しております。  安全性等に関しましては、事前に愛好者に現地を見てもらい、遊戯、競技を行うことには問題ないとの意見をいただいております。また、転落防止のフェンス等も設置し、安全に遊戯ができる環境を整備したいと考えております。  また、防犯カメラの設置や緑地の照明照度の確保のための樹木の選定、また、利用状況により青パト等の巡回をお願いするなど、治安の向上も図っていく考えでございます。  また、アクセス性に関しましては、近隣にくるくるバスの停留所もあり、自転車、徒歩で来られる方に対しても、現地までの案内看板を設置いたしまして、誘導を図ってまいりたいと考えております。 912 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 913 ◆議長(沓名 宏) 7番。 914 ◆7番(小池友妃子) 御答弁の中で、愛好者に現地を見てもらいと言われましたが、来訪者をふやし、不特定多数の方たちの交流人口増を考えると、安全面では多少不安に感じるところもありますし、くるくるバスの停留所も決して近隣ではないと私は感じます。  それから、31年度みらいクラブ要望書でも要望させていただいておりますが、スケートボードパークにネーミングライツを採用されることを考えられてはいかがでしょうか。  西三河地域で初めてとなるスケートボード専用施設を整備されるわけですよね。スケートボードに力を入れているスポーツ用品会社もあるとお聞きしております。民間企業とも連携をとり、さらなる交流人口をふやすことをお考えいただけないでしょうか。お聞かせください。 915 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 916 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 917 ◆開発水道部長(黒田敏裕) スケートボードパークのネーミングライツにつきましては、今後、施設利用の高まりを見ながら検討していきたいと考えております。  また、スポーツ用品店等の連携につきましては、現在施設の計画など、かかわっていただいている民間企業さんもおりますので、今後、そちらの企業等と相互協力し、大会やイベントの開催、SNSを活用した情報発信による施設のPRなど、交流人口をふやすさまざまな方法を検討してまいりたいと考えております。 918 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 919 ◆議長(沓名 宏) 7番。 920 ◆7番(小池友妃子) 交流人口の増加を目的とした種まき事業の推進であるのに、ネーミングライツは、施設利用の高まりを見ながら検討したいと御答弁いただきましたが、何か矛盾していませんか。こういった施設には、環境を整えてお迎えするものだと思いますので、施設計画にかかわっていただいている民間の企業には、ぜひネーミングライツも含め、これまで以上の協力依頼をお願いいたします。  そして、決してまた閑古鳥が鳴くような公園にならないように、多くの皆様から愛され、利用されるスケートボードパークになるよう、よろしくお願いいたします。  次に、移ります。  イ特別会計についてお聞きいたします。  特別会計の中でも、公共下水道事業が前年度対比21%、訪問看護事業が前年度対比32.3%増となっております。  これらは、特別会計の中で際立った増になっておりますが、その理由を具体的にお聞かせください。 921 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 922 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 923 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 公共下水道事業についてお答えします。  歳出総額は前年度対比21.0%の増で、金額で申し上げますと7億3,700万円余となります。  主な理由は、幹線整備事業でございまして、金額で申しますと7億6,800万円余の増でございます。これは、国からの通知により、平成37年度までに整備を進めないと、国からの補助金をいただける保証がないため、平成32年度から現在の年30ヘクタールの整備面積を年40ヘクタールに拡大していく予定でございまして、県の管につながる深い幹線は、下水道管の面整備の前年に施行する必要があるためでございます。 924 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 925 ◆議長(沓名 宏) 病院経営管理部長。 926 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 私からは、訪問看護事業特別会計についてお答えさせていただきます。  訪問看護事業特別会計の歳入歳出予算が、前年度対比大幅増になったのは、事業を市民病院に移管して以降、市民病院からの依頼による末期がんや難病など、医療保険による訪問看護利用者が増加していることが主な理由であります。  これに伴いまして、介護保険特別会計、介護サービス事業勘定で支出していました人件費の一部について、訪問看護事業特別会計の歳出につけかえをしているものであります。  以上でございます。 927 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 928 ◆議長(沓名 宏) 7番。 929 ◆7番(小池友妃子) 訪問看護ですが、医療保険による訪問看護利用者がふえているということですが、直近3年の推移をお聞かせください。 930 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 931 ◆議長(沓名 宏) 病院経営管理部長。 932 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) それでは、3年分についてお答えさせていただきます。  平成28年度は、医療保険で348人、介護保険で798人、合計1,141人で、医療保険の利用者割合は30.5%でした。平成29年度は、医療保険で428人、介護保険で869人、合計1,297人で、医療保険の利用者割合は33.0%であります。平成30年度は1月末まででございますが、医療で395人、介護で634人、合計1,029人となっておりまして、医療保険の利用者割合は、38.4%となっております。  以上でございます。 933 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 934 ◆議長(沓名 宏) 7番。 935 ◆7番(小池友妃子) それでは、ウに行きます。  企業会計について、水道事業会計につきましては、前年度対比4.8%増、病院事業会計につきましては、前年度対比0.4%減となっております。  水道事業会計につきましては、増になる要因は何であるのか、また、病院事業会計につきましては、病棟改修事業等も始まるので、増になるかと思いきや減になっておりますが、その要因は何なのでしょうか。それぞれお聞かせください。 936 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 議長、開発水道部長。 937 ◆議長(沓名 宏) 開発水道部長。 938 ◆開発水道部長(黒田敏裕) 水道事業会計についてお答えします。  最も大きな増額要因としましては、4条予算資本的支出の中の配水施設費におきまして、大幅な予算増を予定させていただくためでございます。  前年度対比で9,576万円余、率にしてプラスの19.3%の増でございます。これは1つ目として、下水道事業の整備に合わせた配水管の更新のための布設がえ工事と、これ以外の老朽管の更新のための布設がえ工事を合わせて、前年度対比プラス1億円。2つ目としまして、水管橋の耐震補強工事として、前年度対比皆増のプラス1,200万円によるものでございます。なお、区画整理工事関連の減等を合わせまして、先ほどの増額となる予定でございます。 939 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 議長、病院経営管理部長。 940 ◆議長(沓名 宏) 病院経営管理部長。 941 ◆病院経営管理部長(永谷洋二) 病院事業会計について、私からお答えさせていただきます。  平成31年度病院事業会計予算のうち、収益的支出は、前年度対比3.7%、3億226万円余の増、資本的支出は、前年度対比15.5%、3億3,910万円余の減で、合わせて御質問のとおり前年度対比0.4%、3,684万円余の減となっております。  収益的支出の増は、給与費の1億6,300万円の増が主な要因であります。  資本的支出においては、建設費の中で病棟改修事業2億900万円を新規に計上しておりますが、その他の建設費は1億7,700万円で前年度対比44.1%と、大幅な減少であります。  これは本年度に、約1億2,000万円という高額な電話交換機更新工事を行ったこと及び新年度の建設事業を最小限にとどめたことによるものであります。  また、資産購入費については1億7,100万円で、前年度対比52.1%と大幅に減少しております。これは本年度に、約1億7,000万円という高額なナースコール機器の更新を行ったこと及び新年度の医療機器の購入を最小限にとどめたことによるものであります。  その他、定期預金の預け入れ予定額が5億円と、前年度対比2億円、28.6%と大幅に減少しております。結果としまして、総計で0.4%の減になっているところであります。  以上でございます。 942 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 943 ◆議長(沓名 宏) 7番。 944 ◆7番(小池友妃子) 水道事業につきましては、公共下水道事業が今の国の話では、平成37年度までに整備を進めないと国からの補助金をいただける保証がなくなるための拡大整備にあわせた布設がえ工事を進め、市民に経済的な負担が少なくなる形での事業運営を今後ともよろしくお願いいたします。  碧南市民病院につきましては、累積赤字もそうですが、最近では合併問題等の報道もされており、議会といたしましては注視していかなくてはならない問題であると思っております。次回以降じっくり質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
     それでは、件名2に移ります。  平成31年度教育行政方針について、教育長にお尋ねいたします。  (1)小学校の外国語教育の一層の充実についてです。  一般会計10款1項3目小学校英語専科事業の31年度事業費は643万円余でございます。  生田教育長は、さきの平成31年度教育行政方針で、平成30年度においては新学習指導要領の全面実施に向け、ALTを増員し、小学校の外国語教育の充実に努め、新学習指導要領への移行の準備を進めることができましたとのことでしたが、まずは、何をもって新学習指導要領への移行準備を進めることができていると評価されたのでしょうか。生徒、先生の双方から具体的にお示しください。 945 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 946 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 947 ◆教育長(生田弘幸) 本年度はALTを1名増員して、合計3名にしました。3、4年生の授業全てと、5、6年生の35時間分に配置し、ネーティブの先生と一緒に学ぶ環境を整えました。ALTがいる安心感も手伝い、教員の表情が和らぎ、授業が少しずつ楽しめるようになってまいりました。  一方、教育研究室では、平成29年度に本年度用に準備した全授業の指導案に新たにワークシートを追加し、英語を専門としない教員がより授業展開を考えやすくしました。  加えて、児童がどれだけできたかを自己評価できるCAN─DOリストと事業を盛り上げるアイデアを集めたアクティビティー集を掲載した研究紀要第68集を発行しました。3月から全教員に配付し、電子化することで本年度以上に事業準備の段階でも役立つものとしました。また、夏季休業中に全小学校に講師を派遣して実施し、冬季休業中にも小学校英語実技研修を実施しました。参加者した教員からは英語が専門ではないが、授業の組み立てがわかってきたとか、ALTとのかけ合いがうまくできるようになってきたなど、研修の効果が聞かれます。  子供たちからも英語の授業がある日は、朝からわくわくしているよとか100まで英語で数えることができるようになったよとか、曜日を全部英語で言えるよなどの声も聞かれます。  休み時間にALTを階段まで迎えに行く姿も見られ、毎授業を楽しみながら英語に親しむ様子が見てとれ、移行準備が順調に進んでいると考えます。  笑顔あふれる、英語を身近に感じることのできる授業を目指し、今後も計画的に研修会を開催し、研さんを深めていく予定です。 948 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 949 ◆議長(沓名 宏) 7番。 950 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  さらにそれに踏まえまして、平成31年度は、現在、県費により、1名の英語専科教員が配置されておりますが、全小学校での授業ができずにいたので、授業の質の平等性を保つため、未配置校に英語専科非常勤講師を配置し、その専門性による学習効果の向上を図っていくとのことですが、まず、平成30年度英語専科教員が教鞭をとった小学校はどこでしょうか。いなかった小学校はどのように授業を進めてきたのでしょうか。いたところといなかったところの違いがあって、31年度は市費で、さらに、2名を配置し、全小学校で取り組んでいけるようになると思うのですが、31年度の目標をどう掲げられ、取り組まれていくのかをお聞かせください。 951 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 952 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 953 ◆教育長(生田弘幸) 平成29年度には担任が授業を行えるように準備を進めてまいりましたが、急遽県費小学校英語専科教員1名が廃止されることになりました。そこで、4月から7小学校のうち、新川、日進、西端の3小学校、5、6年生で授業を受け持つことにしました。この英語専科教員には、中学校英語免許を持つ教員を充てました。  専科による授業は英語を専門としない教員の授業に比べ、英語独特の授業リズムがあり、英語でのやりとりも子供たちの思考を先回りしてうまく表現できない場合もフォローできるため安心感を生んでいます。子供たちは何の違和感もなく授業を自然に受け入れていました。  一方、専科でない教員は努力を重ね、最低限の内容を授業に盛り込もうとしているものの、英語表現にたどたどしさが残ってしまいました。正直申しますと、自信を持てるまでの経験値がありません。ALTの協力を得ながら、その差を埋めようと日々努力しています。  この現状を踏まえ、来年度は県費1名に加え、市費非常勤講師を採用し、全小学校5、6年生で専門教員の事業が実施できるように予定しています。これにより、どこの学校でも同程度の外国語教育が受けられるようになります。  しかしながら、平成32年度には授業時間がさらに年間20時間ずつ増加するため、全ての事業を英語専科やALTで網羅することができなくなります。再び担任が授業をすることが必要となるため、平成31年度のうちに、英語専科やALTの授業を学級担任が空き時間を利用して参観し、時には子供たちにまじり、授業を体験しながら研修を深めていくことを考えています。  完全実施までの残り1年を準備期間とし、担任が自信を持って授業を行えるぐらいの高い目標を掲げ、スキルアップを目指します。 954 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 955 ◆議長(沓名 宏) 7番。 956 ◆7番(小池友妃子) グローバル化が急速に進展している中、外国語、特に英語によるコミュニケーション能力は、生涯にわたるさまざまな場面で必要とされてきています。  教育の中で、日本人としてのアイデンティティーや日本の文化に対する深い理解を前提としての豊かな語学力、コミュニケーション能力、主体性、積極性などを身につけていくことが課題ともなってまいりますので、ぜひコミュニケーション能力の育成を意識した効果的な英語教育をよろしくお願いいたします。  次に、(2)教員のさらなる指導力の向上についてです。  一般会計10款1項3目教員研修充実事業として、31年度事業費599万円余となっております。  2年前から1名の教員研修指導員が学校を巡回し、主に教職員経験の浅い教員を対象に指導助言をし、今回、指導員2名体制にしていくということですが、これまでの効果も含めて、具体的に今後どのように事業の充実を図っていかれるのかをお示しください。 957 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 958 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 959 ◆教育長(生田弘幸) 2年前から行われている教員研修指導員による研修は、1年目は市内で12校59名、2年目の今年度は1月末までに53名の指導を行いました。  学習規律の確立、発問や板書の改善、授業構想の立て方などを分析し、的確な指導助言をすることで、確実に教員の指導力がついてきます。  また、1度見てもらった教員の中には、再度指導を受けたいと希望する者も多く、そういった場合は期間をあけて指導を行っています。そうすることで、指導員もその教員もさらに力量の向上を実感することができ、互いに有意義な研修となっていると聞いています。  しかしながら、全員を複数回指導するには1名では限界があるため、来年度からは優秀な再任用教員1名を増員し、2名で研修を行うということにしました。別の指導員が指導することで、また違う視点で指導することができるので、より授業力の向上が期待できるものと考えています。 960 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 961 ◆議長(沓名 宏) 7番。 962 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  文部科学省の新学習指導要領の基本的な狙いによりますと、いまだかつてないような急速かつ激しい変化が進化する社会を一人一人の人間が主体的、創造的に生き抜いていくために教育に求められているものは、みずから学び、みずから考え、主体的に判断し、行動し、よりよく問題を解決する資質や能力、みずからを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性、たくましく生きるための健康や、体力などの生きる力を育むことであると記されております。  これは、子供たちだけではなく、教える先生方にも同じことではないかと私は感じます。  先日、会派視察で行きました東京都千代田区麹町中学校では、これまでの学校の当たり前を廃止されています。固定担任制を廃止し、そのかわりに全員担任制を導入しています。チームで取り組むことで、必然的に職員室での教員同士の会話もふえ、関心の対象はどんどん広がり、効果が出ているとのことでした。  副担任となる日には、教室の後ろで様子を見て主担任の補助をし、教員同士で学び合う機会にもなっているとのことです。子供たちに伝わりやすい話し方は何だろう、どのように生き方について語りかけよう、そんなことを教員同士で学び合う機会を自然とつくり出し、先生みずからも主体性を持って、互いに指摘し合いながら、経験を積まれていらっしゃいます。  先生が互いに学ぶ姿勢を見せることもまた、子供たちにとってもよい学びになってくるのではと感じさせていただきました。ぜひまた、今後の参考にしていただければと思います。  最後に、(3)中学校部活動の支援についてお聞きします。  31年度みらいクラブの要望書の中にも、中学校の部活動についての要望を提出させていただいてはおりますが、一般会計10款6項3目中学校部活動支援事業で、31年度事業費211万円余となっております。  中学校部活動の縮小化による運動機会の減少を補うため、体育協会と連携し、市内中学校の部活動で実施されている運動種目のうち、指導者が確保できる種目において日ごろから行われる運動部活動に加え、活動機会の増加や、さらなる専門性を身につけたいと感じる市内中学生を対象に、学校時間外においても活動できるような体制をつくり、中学生期におけるスポーツ活動の充実を図り、スポーツ推進につなげていくというものであるということと御説明をいただいております。  これは多分、私が思うに、全国的にも例を見ない画期的取り組みになるのではと感じ、期待をさせていただいております。  そこで、この事業の推進に至った経緯及び31年度の取り組み内容につきまして、確認をさせていただきたかったのですが、今回複数の議員から質疑が出ており、御答弁いただいておりますので、私はその先の今後の展望についてのみ教育長のお考えを詳細にお示しいただきたいと思いますので、お聞かせ願えますでしょうか。 963 ◆教育長(生田弘幸) 議長、教育長。 964 ◆議長(沓名 宏) 教育長。 965 ◆教育長(生田弘幸) 今後の展望についてですが、まず、少しでも多くの希望者が参加可能な体制づくりが必要だというふうに考えております。  次年度はまず、指導者等の確保できる範囲の4種目から行っていき、調整しているところでございますが、より生徒たちの要望に応じた展開ができるようになればと思っております。  具体的には、他種目への対応や、次年度は種目ごとに市全体での実施予定をしていますが、学校単位での実施、同種目を複数の会場で行えるような体制づくりなど、指導員と活動場所の条件整備が必要でありますが、実施状況を見きわめながら、引き続き、運用の検討を行っていきたいと思います。  本事業は、名称のとおり、あくまでも学校部活動を主眼に置いた取り組みになります。  そのため、学校との連携を強化し、地域と学校が一体となって子供たちを支援していく体制づくりに努めてまいります。 966 ◆7番(小池友妃子) 議長、7番。 967 ◆議長(沓名 宏) 7番。 968 ◆7番(小池友妃子) ありがとうございます。  運動部だけでなく吹奏楽部などの文化部でももっと練習したいと思う生徒もいると思いますので、文化部についても前向きに御検討いただければと思います。  生田教育長、学校って何であるのでしょうか、誰のためのものなのでしょうかと、生徒に聞かれたとき、どのように答えられますか。  私個人としては、学校は子供たちのもので、学校は子供たちが社会人になるための準備期間を過ごすところだと思っております。だから、学校に来たら世の中が嫌いになって、大人になんかなりたくないと思ってしまう生徒児童が出てしまうのは悲しくなります。  さまざまに起こる子供たちの問題、先生を初め、私たち大人一人一人が変わらなければ子供たちも変わりません。大人っていいよね、この世の中まんざらでもないと感じられる子供たちがふえるために、我々大人も、子供たちも、一緒に、主体的、創造的に生きていきませんか。いま一度考えてみていただければと思います。  今回、総括質疑ということでいろいろ確認をさせていただきました。  禰宜田市長、いよいよ3期12年目が始まります。地方議会の中では、多選自粛条例があるところもございますように、長期政権はとかくよくは言われません。しかし、みらいクラブといたしましては、一概に悪いとも考えてはおりません。要は、自信が過信や傲慢になってしまったり、さらには独裁的な市政運営になってしまいがちなところにさえ注意していただければ、あとは禰宜田市長が好きな言葉である敬天愛人の精神で、市政運営のかじ取りをしていただければ、市民にとってすばらしい市長ではないでしょうか。禰宜田市長の31年度の御活躍を期待し、総括質疑を終了させていただきます。ありがとうございました。 969 ◆議長(沓名 宏) 以上で、小池友妃子議員の総括質疑を終わります。  これにて総括質疑を終結いたします。  ただいま一括議題となっております平成31年度予算関係議案8案件は、会議規則第36条第1項の規定により、議案等付託表のとおり、所管の予算審査特別委員会に付託することに御異議ございませんか。      (「異議なし」という者あり) 970 ◆議長(沓名 宏) 御異議なしと認めます。  よって、本8案件は予算審査特別委員会に付託することに決しました。 ───────────────────・・─────────────────── 971 ◆議長(沓名 宏) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  この際お諮りいたします。  議事の都合により、明日から3月21日までの二十日間は休会したいと思いますが、これに御異議ございませんか。      (「異議なし」という者あり) 972 ◆議長(沓名 宏) 御異議なしと認めます。  よって、明日から3月21日までの二十日間は休会することに決しました。  再開は3月22日午前10時であります。  本日は、これにて散会いたします。                            (午後 4時 46分 散会) ───────────────────○────────────────────  地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。    平成31年3月1日                   碧南市議会                     議 長  沓 名   宏                     議 員  生 田 綱 夫                     議 員  神 谷   悟 Copyright © Hekinan City Assembly Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...