• "病気療養児"(/)
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  1. 鳥取県議会 2019-02-01
    平成31年2月定例会(第1号) 本文


    取得元: 鳥取県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-07
    最初の箇所へ        午前10時00分開会 ◯議長稲田寿久君)ただいまから、鳥取県議会2月定例会を開会いたします。  これより、本日の会議を開きます。  まず、会議録署名議員の指名をいたします。  会議録署名議員は、3番森雅幹議員、28番斉木正一議員にお願いいたします。  次に、会期及び議事日程についてお諮りいたします。  本定例会会期は、本日から3月8日までの25日間とし、議事日程はお手元配付日程表のとおりとすることに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議はないものと認めます。よって、会期は25日間とし、議事日程はお手元配付日程表のとおりとすることに決定いたしました。  この際、諸般の御報告を申し上げます。  監査委員から、平成30年11月及び12月の例月現金出納検査報告並びに平成30年度行政監査結果の報告及び平成29年度決算に係る財政的援助団体等監査結果の報告議長のもとに提出されましたが、その報告書は、既に配付している写しのとおりであります。  次に、鳥取包括外部監査人から、平成30年度鳥取包括外部監査報告書及びこれに添えて提出する意見についての報告議長のもとに提出されましたが、その報告書は、既に配付している写しのとおりであります。  次に、本日、知事から議会の委任による専決処分報告11件、地方独立行政法人鳥取産業技術センター常勤職員数について及び長期継続契約締結状況についての報告書議長のもとに提出されましたが、その写しはお手元配付のとおりであります。  本日の議事日程は、議案第1号から第58号までについて、提案理由説明であります。  それでは、議案第1号「平成31年度鳥取一般会計予算」から第58号「鳥取税条例の一部を改正する条例」までを一括して議題といたします。  知事提案理由説明を求めます。  平井知事 ◯知事平井伸治君)(登壇)まずもって、今期4年、さらには就任以来、3期12年にわたりまして、県民皆様議員各位には県政に対して多大なる御支援、御協力を賜りましたことに対し、心より厚く御礼を申し上げます。  議員各位と任期をともにいたしました4年間は、災害の相次いだ4年間でございました。平成28年10月21日に発生した鳥取中部地震、昨年の7月豪雨や台風24号災害、さらにはたび重なる豪雪被害など、現場主義を貫いた復旧事業を初め、災害対応に追われ続けることとなりました。発災直後から議会とも迅速に協議を行い、中部地震住宅再建支援を一部損壊も含めて実施をしたり、商工支援選果場復旧インフラ復興などを速やかに進めることがかないました。さらには、災害ケースマネジメントにより一人一人の被災者に寄り添った福祉的手法全国でいち早く導入して注目を集めるなど、被災地復興並びに、福を興す福興県民地域と一丸となり進めてまいりました。  また、平成27年4月から鳥取元気プロジェクトチャレンジ70を掲げ、ふるさと鳥取の元気をつくり出す挑戦に乗り出し、その目標のほとんどを達成する見込みとなってまいりました。
     鳥取の元気をつくり出す鍵となるIJUターンは、今年度上半期までに目標4,000人を大きく超える7,000人の移住を達成し、過去最高のペースとなりました。  また、産業雇用環境改善に向け、地元中小企業経営革新を推し進め、新たな産業誘致を実現するとともに、全国で初めて鳥取未来人材育成基金による就学支援や本格的な県立ハローワーク開設など、正規雇用1万人の目標達成を視野に入れる雇用環境抜本的改善につなげてまいりました。また、和牛肉質日本一獲得史上最高200万円の松葉ガニ世界一認定を初め、ブランド化生産力強化を進め、農業産出額が765億円へV字回復するなど、農林水産業振興を図りました。  さらには、米子-ソウル便の週6便化や米子-香港便新規就航国際クルーズ船来航急増鳥取砂丘コナン空港の空の駅・ツインポート化や、境港改修整備瑞風、昭和などの鳥鉄の旅を初め、交流基盤飛躍的拡充を図り、外国人宿泊客数は昨年11月現在で既に知事就任時の10倍に相当する16万5,000人に達する勢いとなりました。  あわせて、国に先行し、中山間地に加え、第3子以降と低所得者世帯の第2子まで保育料無償化を実現するなど、子育て王国推進を図るとともに、議会と協議し、あいサポート条例を制定し、全国初の障がい者文化芸術活動推進計画を策定するなど、福祉先導的施策を展開いたしました。  さらには、県立中央病院改築鳥取ドクターヘリ導入など、命と健康を守るふるさとづくりを進め、都道府県初鳥取星空保全条例制定、伯耆の国大山開山1300年祭、「山の日」記念全国大会開催など、県民とともにふるさと鳥取県の発展の道を開いてまいりました。  人口最少鳥取県であっても、災害対策障害者施策子育て支援人材育成産業振興など、この国の先頭に立った施策を次々と展開することがかないましたのも、ひとえに議員各位県民皆様のお導きのたまものでございまして、改めて心より感謝を申し上げます。  また、このたび引退なさいます議員の方々に対しましては、長年にわたる惜しみない鳥取県政への御貢献に対しまして、衷心より厚く御礼申し上げます。  それでは、本議会に提案いたしました諸議案につきまして、その概要を御説明いたします。  今議会に提案いたしました議案は、予算関係32件、条例関係20件、その他の案件6件の合計58件でございます。  最初に、議案第1号、平成31年度鳥取一般会計予算についてであります。  これまでの産業雇用政策等により、本県生産は回復・上昇傾向を示し、正社員有効求人倍率は過去最高を記録する中、米中経済摩擦や英国のEU離脱TPP11・日欧EPA発効など、世界情勢不透明感が強まり、少子高齢化に伴う社会保障負担上昇、働き方改革外国人材の受け入れなどの喫緊の課題と向き合いつつ、地方創生をやり遂げ、人口減少にブレーキをかける必要性がいよいよ高まってまいりました。  一方、平成31年度の本県財政見通しは、県税収入の伸びが見込めない中、7年連続で臨時財政対策債を含めた実質的な地方交付税減少などにより、一般財源は前年度を下回ることとなり、非常に厳しい状況にはございます。  このため、選択と集中をより一層強力に行うこととし、徹底した事業見直し財源確保を進めた結果、県民皆様とお約束をいたしました財政誘導目標でございます平成30年度末基金残高300億円以上、実質的な借入金残高3,000億円以下、プライマリーバランス黒字の各目標数値について全て忠実に達成し、健全財政実現につなげる結果といたしました。  今回の予算は、統一地方選挙を控えていることから、新たな政策課題については新たな議場において審議をすることが有権者の意思のもとにおかれた民主主義のあり方と考え、骨格予算として編成することとし、原則として年度当初から早急な対応が必要なものを中心に計上することといたしました。他方、国の2次補正予算に呼応した2月補正予算とあわせた、いわゆる14カ月予算により編成することとし、TPP11等を踏まえた農林水産業国際競争力強化災害復旧防災対策を初め、必要な予算を積極的に計上いたしました。  それでは、平成31年度当初予算案概要につきまして、御説明申し上げます。  第1に、災害に強いふるさとづくりについてであります。  観光以上移住未満関係人口をふやすために、東京、大阪に関係案内所を設けるとともに、県外の若者による体験や課題解決活動支援するなど、市町村と連携し、地方創生推進してまいります。  また、生活上の困難を抱える世帯への住家修繕支援制度を創設し、中部地震復興の総仕上げを図るとともに、高速道路河川等基盤整備防災行政無線一斉指令システム更新避難所、酪農・観光施設等ブラックアウト対策流域一体となった総合的な流木対策等実施いたします。  第2に、活力あふれる産業と働き方改革についてであります。  境港を起点とする北東アジア物流ルートのトライアルを初めとした戦略的海外需要獲得対策や、県内製造業ICT産業生産性向上産業人材育成センターへの観光人材養成訓練課程設置などによりまして、産業の成長や人材確保推進してまいります。  また、梨新品種生産拡大支援GAP認証導入研修、にちなん中国山地林業アカデミー支援境港水産物ブランド化などを展開し、強い農林水産業づくりを進めます。  さらに、鳥取西道路全線開通にあわせた観光振興や、国際定期航空便・チャーター便を活用した海外誘客生体認証システムによる便利な決済・チェックインの実証実験など、大交流時代への進化を後押しいたします。  第3に、安心・安全な地域社会についてであります。  厚生病院に、がん患者支援センターを新たに整備するとともに、県立中央病院には手術支援ロボット導入し、がん医療等高度化を図ります。  また、強度行動障害者居住支援制度の対象に日中サービス支援型グループホームを加え、新たに失語症向け意思疎通支援者を養成するとともに、国の制度改正活用して幼児教育保育無償化を前進させます。さらに、西部拠点施設開設により医療的ケア児等地域生活支援を拡大し、高齢者居場所づくり商業施設連携型クールシェアスポット設置など、熱中症予防対策を強力に進めてまいります。  第4に、人と地域未来を拓くについてであります。入国管理法改正を踏まえ、外国人総合相談センターを東・中・西部それぞれに開設するほか、企業向け研修日本語学習支援外国人患者対策防災アプリ多言語化、学校での日本語指導など、多文化共生推進してまいります。  また、家庭学習意欲向上に向けた実践事例集活用問題集の作成、教員の指導力向上サイト構築など学力向上対策を講じますとともに、病気療養児学習に資するロボットオリヒメ導入などを行います。  さらに、東京オリ・パラに向けたキャンプ支援選手強化等を行うとともに、関西シニアマスターズ大会レーザー級世界選手権大会全国ろうあ者体育大会を開催いたします。また、アートピアとっとり活性化県立美術館整備を進め、第30回全国みどりの愛護のつどいを開催し、沿道の緑化等も含め豊かな緑を全国へアピールいたします。  以上の事業を計上いたしました結果、平成31年度当初予算案総額は、3,182億7,700万円となるものであります。  次に、議案第22号、平成30年度鳥取一般会計補正予算(第7号)についてであります。  このたび成立しました国の補正予算活用し、農林水産業国際競争力を強化するとともに、産地パワーアップに向けた共同利用施設畜産クラスター施設整備収益力の高い野菜産地づくりに向けた生産資材導入等支援するとともに、農業ハウス強靱化防風ネット設置による災害防止対策を進めるほか、路網整備航空レーザー計測等による林業振興を図り、境漁港高度衛生管理型市場整備を進めます。  また、防災減災対策として、河川内の樹木伐採河床掘削ダム下流域浸水想定図の策定、水位観測局停電対策河川水位計の増設などを行うとともに、人形峠周辺環境モニタリング整備や、保育士修学資金貸付制度の創設、障害福祉サービス整備費支援大山山頂、六合目避難小屋改築などを行うことといたしました。  これらの経費を計上するとともに、予算執行状況に基づく金額の精査を行った結果、93億3,000万円余を増額することとし、補正後の平成30年度予算総額は3,778億円となるものであります。  次に、予算関係以外の主な議案につきまして御説明いたします。  議案第33号、鳥取県非営利公益活動促進条例の一部改正につきましては、事業者が非営利公益活動を通じて果たす社会的貢献の意義に鑑み、事業者が行う非営利公益活動促進について定めるものであります。  議案第37号、鳥取教育委員会の権限及び事務処理の特例に関する条例等の一部改正につきましては、文化財の保存から活用まで一体的に実施することで、貴重な財産を次世代へ継承するため、文化財の保護に関する事務教育委員会から知事部局に移管しようとするものであります。  議案第45号、鳥取営鳥取空港設置及び管理に関する条例の一部改正につきましては、運営事業者経営安定性透明性確保するため、事業実施状況経営状況県議会報告する制度を創設しようとするものであります。  議案第53号、鳥取行政組織条例及び鳥取監査委員条例の一部改正につきましては、適正な事務執行等確保推進する体制を整備することとあわせ、監査委員定数等につき見直しを行おうとするものであります。  議案第58号、鳥取税条例等の一部改正につきましては、障害者家族等自動車税等について減免措置を拡充するとともに、地方法人課税の新たな偏在是正措置消費税率引き上げに伴う制度改正住宅ローン減税延長などの措置を講じようとするものであります。  以上、今回提案いたしました付議案につきまして、その概要を御説明申し上げました。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ◯議長稲田寿久君)以上で提案理由説明は終わりました。  本日の議事日程は全て終了いたしました。  これをもって散会いたします。        午前10時17分散会    ────────────────...