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  1. 千葉県議会 2017-12-14
    平成29年_総合企画水道常任委員会(第1号) 本文 2017.12.14


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時0分開会 ◯委員長(五十嵐博文君) ただいまから総合企画水道常任委員会を開会します。  会議に先立ち申し上げます。朝日新聞千葉総局ほか16者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(五十嵐博文君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に本間委員、横堀委員を指名します。        ─────────────────────────────        付託案件及び審査順序 ◯委員長(五十嵐博文君) 本委員会に付託されました案件は、総合企画部関係が議案1件、請願1件、水道局関係が議案1件であります。  なお、審査の順序は、初めに水道局関係、次に総合企画部関係とします。        ─────────────────────────────        審査の開始(水道局関係) ◯委員長(五十嵐博文君) これより水道局関係の審査を行います。        ─────────────────────────────
           議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(五十嵐博文君) 初めに、議案の審査を行います。  水道局長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  伊藤水道局長。 ◯説明者(伊藤水道局長) 水道局長伊藤でございます。よろしくお願いいたします。本日御審議いただきます議案の概要説明並びに諸般の報告を申し上げます。  今回提案いたしました水道局関係の議案は、議案第18号平成29年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)についての1議案でございます。  補正内容といたしましては、人件費について、平成29年人事委員会勧告に準じ、給料月額や期末・勤勉手当の支給割合の引き上げ等を内容とする給与改定を行うため、不足する予算を補正するものでございます。その結果、収益的支出資本的支出を合わせた補正額は5,200万円の増額となります。  議案の詳細につきましては、担当課長から説明させますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。  続きまして、諸般の報告として3点申し上げます。  まず、上下水道料金の徴収一元化について申し上げます。  平成24年に給水区域内全11市からの申し入れを受けて協議を開始した一元化については、平成26年3月に、当局と千葉市、成田市、市原市、鎌ケ谷市の4市との間で覚書を締結し、その後は主に下水道使用料の徴収に対応可能な新しい料金システムの開発に取り組んできました。また、本年2月議会では、県と4市との間の規約制定に関する議決を全会一致で得るなど、本件に関しては、議員の皆様からも御理解、御協力をいただいて進めてまいりました。そして、今年度は、お客様への周知、広報を徹底するとともに、当局職員や関係者を対象とした新しいシステム機器等の操作研修などを行ってきたところでございます。その一元化がいよいよ来年1月4日から、当局と4市との間で実施される運びとなりました。来年1月の一元化運用開始まで、年末年始を返上して新システムの最終チェックを繰り返すなど、あらゆる面で円滑な運用開始を目指し、万全を期していく所存でございます。さらに、一元化のスタート後も、お客様からの個別具体的な問い合わせに対し、丁寧な対応を心がけるなど、お客様サービスの一層の向上に努めてまいります。  次に、千葉県工業用水道事業次期中期経営計画の策定状況について申し上げます。  本県の工業用水道事業は、給水開始以来半世紀が経過し、老朽化対策や耐震対策が急務となっております。このため、将来にわたって工業用水を安定的に供給するため、千葉県工業用水道施設更新耐震化長期計画を平成28年3月に策定したところでございます。この長期計画に基づく、平成30年度からの最初の5年間の具体的な取り組みをお示しします千葉県工業用水道事業中期経営計画の策定を、受水企業の皆様からの御意見を伺いながら、平成29年度末を目途に進めております。今回の中期経営計画においては、施設の重要度や老朽度等の評価を踏まえ、南八幡浄水場や佐倉浄水場の施設更新等に着手し、耐震対策が必要な管路等の更新を進めていくこととしております。また、水源施設の完成が見込まれ、料金改定が必要となる千葉地区においては、現在国と協議を進めているところであり、協議が整った場合には、県議会で条例改正について御審議いただく予定でございます。今後とも、将来にわたる工業用水の安定的な供給と工業用水道事業の健全な経営に努めてまいります。  次に、登録有形文化財の登録による記念イベントの開催について申し上げます。  9月定例会の常任委員会で報告をさせていただきました千葉分場1号配水池及び栗山配水塔の文化財登録についてでございますが、去る10月27日、正式に登録有形文化財として文部科学大臣による告示がなされました。つきましては、登録記念イベントを来年2月4日に両施設において開催することとして準備を進めております。イベントの内容といたしましては、登録証の授与式、ふだん公開していない施設の見学会、登録施設をモデルとした小学生による写生会などを予定しています。イベントの概要につきましては、水道局ホームページや「県水だより」などにより広報するとともに、近隣住民の皆様へのお知らせを行ってまいります。なお、報道機関に対しましては、本日情報提供を行います。  以上、議案の概要並びに諸般の報告を申し上げました。よろしくお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第18号関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 初めに、議案第18号平成29年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  横尾財務課長。 ◯説明者(横尾財務課長) 財務課でございます。  それでは、議案第18号平成29年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。資料の1ページをお開きください。  初めに、補正の概要について御説明いたします。収益的支出資本的支出を合わせた補正額は5,200万円の増額で、補正後の支出予算総額は1,278億1,600万円となります。補正内容は、本年10月13日に報告、勧告された人事委員会勧告に準じて、給与月額及び期末・勤勉手当の支給割合の引き上げ等を内容とする給与改定を行うための人件費の補正でございます。表をごらんいただきますと、収益的収入の補正はございません。収益的支出は4,200万円の増で、その内容は人件費の増でございます。その結果、純利益は4,200万円減少して62億1,900万円となります。資本的収入についての補正はございません。資本的支出は1,000万円の増で、その内容は人件費の増でございます。  続いて、資料の2ページをお開きください。議案書写しに沿って御説明いたします。第2条は収益的支出の補正ですが、第1款水道事業費用の補正額は4,167万4,000円の増額で、その内訳は、第1項営業費用の補正で人件費の増でございます。次に、第3条資本的支出の補正ですが、第1款資本的支出の補正額は1,024万2,000円の増額で、その内訳は、第1項建設改良費及び第2項拡張工事費の補正であり、それぞれ人件費の増でございます。  資料の3ページをごらんください。第4条議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正ですが、職員給与費の増額に伴う補正でございます。  以上で平成29年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第1号)の説明を終了させていただきます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(五十嵐博文君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第18号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) 挙手全員。よって、議案第18号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  本間委員。 ◯本間 進委員 3問、ひとつよろしくお願いします。  私からは、まず第1問として、水道局と企業土地管理局の組織統合についてお聞きしたいと思います。今議会の自民党の代表質問に対して、企業土地管理局の後継組織について、平成31年度から水道局と統合したいと考えているという知事の答弁がありましたが、水道局としては、統合によってメリット、デメリットをどのように考えているのか、まずその1点をお願いします。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山口総務企画課長。 ◯説明者(山口総務企画課長) 総務企画課でございます。  今回の統合の考え方は、企業庁の後継組織である企業土地管理局の事業の進捗状況や、それから、公営企業会計の利点等を踏まえ、県として当局との一体化により組織の効率化を図るものでございまして、両組織の管理部門が集約化され、職員数の削減が可能となるものではないかというふうに考えております。統合後も各事業は会計別に運営していくことになるため、継続する現行水道事業、それから、工業用水道事業について現時点では特段の支障はないものと考えております。なお、今後、総務部、それから、企業土地管理局等の関係部局とワーキングチームを設置し、組織体制の規程の整備等、さまざまな視点から必要な検討をしていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 水道局は、企業土地管理局との統合に伴い必要となる費用を支出するのかどうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山口総務企画課長。 ◯説明者(山口総務企画課長) 具体的な検討はこれからということでございますが、統合に伴う必要な費用について、庁舎の改修、移転にかかる費用、それから広報等にかかる費用、さらに、組織名に変更があった場合はそういった関係費用がかかる、このように見込まれております。金額や、それから負担の仕方等、詳細につきましては、今後関係部局による協議の中でさまざまな視点から検討してまいります。よろしくお願いいたします。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 統合後の後継組織において、水道事業、工業用水道事業及び土地分譲、管理事業を担うこととなる。組織の規模が大きくなり、かなり職員もふえることになるが、その職員にどのように対応していく予定なのか、その辺もお聞きかせ願いたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山口総務企画課長。 ◯説明者(山口総務企画課長) 現在当局では、事業を効率的、効果的に実施できるよう、管理者のもとに3名の部長を配置し、管理者を補佐する体制をとっております。統合後は、局内に企業土地の管理を所掌する組織、こういったものが設置されることとなると認識しております。組織体制のあり方については、それぞれの事業の実施に支障を来すことがないよう検討してまいります。よろしくお願いします。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 統合されれば3つの事業の管理者となるわけだが、水道局長としての考えはどうか、最後に。 ◯委員長(五十嵐博文君) 伊藤水道局長。 ◯説明者(伊藤水道局長) 水道局長でございます。  今回示されました方針は、平成30年度末までの企業土地管理局に残る土地の処分について、公営企業法を適用して処分したほうが適当であること、そして、それを1人の管理者で行うほどの規模ではないことが主な理由であるというふうに承知をしております。造成土地管理事業に係る業務量がどの程度であるか、まだ私ども十分把握をしてない状況ではございますが、新たに水道事業、工業用水道事業に加え、土地分譲という仕事を抱えるわけでございますので、管理者になります方は相当大変な重責を担うものというふうに思われます。現在、水道事業約300万人の方に給水をし、また、工業用水道事業では281社に給水をしております。こうした方々に対する給水に影響が出ないことをまず第一に、今後、統合効果が発揮できますような、そういった体制の整備に向けて、水道局としても今後しっかりと検討していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 この件に関して要望します。自民党の代表質問の中で統合の話が出てきたわけだが、統合のメリットが不明確であること、組織の規模が大きくなることなど、懸念を示す向きもある。統合後に問題があったということでは済まされないので、今後、水道局においてもお客様への影響が出ないようしっかり対応してもらいたいと思います。  では、2問目です。県議会開会中でしたけども、我が地元で、千葉市春日町で火事の消化に当たり断水がありました。その問題でいろんな方、マスコミから──私も当日現場に行ったんですけども、その件について質問したいと思います。  今回の事故は、千葉市消防局で火災の消火中の消火栓からの漏水とのことだが、原因として、一般的には消火栓の老朽化、もしくは操作不良など推測するが、事故調査による事故原因は何か、まずお聞きかせ願いたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 渡辺給水課長。 ◯説明者(渡辺給水課長) 給水課でございます。  12月6日、千葉市中央区春日2丁目23番地先で消火栓から発生した漏水事故でございますが、千葉市消防局が現場付近で発生した火災の消火活動中に操作していた消火栓の上部から漏水が発生したものでございます。漏水の原因については、消火栓を固定していたボルトの劣化と考えておりますが、現在メーカーに破損した消火栓の調査を依頼し、詳細な原因究明を行ってるところでございます。  以上でございます。
    ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 今回、消火活動に影響はなかったのか。影響があれば大変なことになるが、今後の対応はどうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 渡辺給水課長。 ◯説明者(渡辺給水課長) 今回の事故におきましては、ぼやであったため消火栓からの水を使用せずに鎮火したことから、消火活動に影響はなかったと千葉市消防局から聞いております。しかしながら、当局といたしましても、緊急時に消火栓が故障して使用できないことにならないよう対応する必要があると認識しております。今後の消火栓での漏水事故の発生防止につきまして、当局ではこの事故を受け、老朽化が懸念される消火栓について緊急点検を開始したところであり、この点検結果をもとに市の消防局等と連携して消火栓の修繕や更新の方法等について早急に検討してまいります。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 今回の漏水事故、断水した家庭が34戸と聞いているが、激しい漏水で道路冠水による交通障害や第三者災害の発生はなかったのかどうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 渡辺給水課長。 ◯説明者(渡辺給水課長) 今回の漏水事故に伴い道路冠水は発生しておらず、交通事故等の二次災害や交通渋滞は発生しておりませんでした。また、人身事故などの第三者災害も発生しておりません。しかしながら、修繕工事に伴い、一時的に34戸のお客様が断水となり、御心配と御迷惑をおかけしましたことを心からおわび申し上げます。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 漏水現場周辺でも第三者災害等を防止する危機管理対策は、水道局としては当然強化していると思うが、県民の安全と安定給水を図るには、高い水道専門の知識、熟練の修繕技能、抱負な工事経験、迅速な資機材調達の各要件を満たす、例で言いますと、水道救急隊的な体制を局と請負業者との強い連携による構築をすることが重要だと考えるが、どうか、お聞きかせ願いたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 渡辺給水課長。 ◯説明者(渡辺給水課長) 当局では、いつ起きるかわからない管路の漏水事故に備え、24時間365日を通して緊急修繕業者がいつでも出動できる体制を整えており、先ほど申し上げましたとおり、今回の漏水事故でも交通事故や人身事故を起こすことなく修繕工事は無事終了いたしました。当局といたしましても、この高い技術力を持ったこれら業者の方々との連携は大変重要であると考えております。引き続き、漏水事故に即応した危機管理体制を構築してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 適切な維持管理体制の継続には、高い専門知識と修繕技能の継承が不可欠であり、技術研修による技術者養成、共同研究による新技術開発など、官民連携で行うことが非常に重要かと思うが、水道局の現状の取り組みはどうか、お聞きかせ願いたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 長田計画課長。 ◯説明者(長田計画課長) 計画課です。  水道局では、発注者として日進月歩の技術革新に対応するため職員の技術研修を行う際に、高い専門技術を有する民間企業に講師を依頼するなど、技術職員の育成に取り組んでおります。一方で、民間企業が受注者としての責務を果たせるよう、千葉県水道管工事協同組合などが主催して行う技術研修につきましても、講師として水道局職員を派遣するなど、技術者の養成に向けて協力を行っているところです。また、着実な施設更新や整備を行っていくための技術的な課題を解決するため、新技術の開発におきましても、これまで民間企業と千葉県水道管工事協同組合との三者による共同研究を実施し、官民連携を図っているところでございます。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 ありがとうございました。最後に、これは資料だけでいいです。東日本大震災以降の各浄水場の放射性セシウムの数値の表を後でペーパーで1つもらえますか。終わります。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかにありますか。  守屋委員。 ◯守屋貴子委員 よろしくお願いします。今、局長の御報告の中にもあったと思うんですけれども、今回、千葉分場1号配水池と栗山配水塔有形文化財に登録されたというふうにありました。ちょっと確認をさせていただきたいんですけれども、過去にこういった登録された施設、千葉県にはどの程度あるのか、幾つ、どこにあるのかというのをまずお聞きかせいただきたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 岡戸浄水課長。 ◯説明者(岡戸浄水課長) 浄水課でございます。  今回登録されました千葉分場1号配水池に隣接します千葉高架水槽が平成19年7月31日に登録されております。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 守屋委員。 ◯守屋貴子委員 ありがとうございました。今、平成19年に隣接しているところがあるというふうにお伺いしたんですけれども、これも御挨拶の中もありましたし、また、一般質問でも取り上げられていたと思うんですけれども、今回この新しく登録された施設は、イベント等を2月4日に開催する予定というふうに伺いましたけれども、この平成19年に登録されたところは県民向けのPRか何かはずっと行ってきているんでしょうか。そのあたりを活用しているのかどうかお伺いしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 岡戸浄水課長。 ◯説明者(岡戸浄水課長) 浄水課でございます。  千葉高架水槽でございますが、毎年桜の季節に施設見学会を開催しておりまして、登録有形文化財に登録されていることですとか、施設の歴史とあわせまして、県水道局の事業を県民の皆様へ紹介するPRの施設として活用しております。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 守屋委員。 ◯守屋貴子委員 ありがとうございました。では、今回登録されて3つになるというふうに思うんですけれども、先日の9月22日の日経新聞に、東京都が持っている水道のところを水道名所として、10月からインフラツアー等々を行っておりまして、すごく人気があって、また、そのPRにつながっているというような記事が載っておりました。この記事を見まして、今回の報告を受けまして、東京都のように登録文化財をめぐるツアーとか、3つしかないということなので、なかなかそれが地理的に難しいのであれば、千葉の持っている周辺の歴史的な資源等を組み合わせて、そういった水道のPRというものを行ったらどうかというふうに考えますがいかがでしょうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山口総務企画課長。 ◯説明者(山口総務企画課長) 総務企画課でございます。  局長のほうからイベントについてはお話し申し上げたところでございますが、御指摘のツアーなどによるPRということでございますけれども、これらの施設については、ライフラインにかかわる大変重要な施設でもございまして、セキュリティーの関係から常時開放できる施設ではございません。そうしたことから少し難しい面もあるのではなかろうかというふうに認識をしております。いずれにいたしましても、有形文化財に登録された水道局の施設を活用した、こういったPRというのは大変重要というふうに考えておりますので、例年開催している桜の季節の見学会の実施など、こうしたものに積極的に取り組んでいきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ◯委員長(五十嵐博文君) 守屋委員。 ◯守屋貴子委員 ありがとうございました。今、なかなか難しいという話もありましたし、それもよくわかるんですけれども、今ポタリちゃんのキーホルダーとか、あるいはこういったお水とかでさまざまなPRをされていると思いますし、また、そういったふだん入れないからこそ、そこにプレミアム性を感じるというか、またそういったところに違うターゲットというか、そういった方々にPRができるのではないかなというふうに考えて、今回質問させていただきました。年に1回考えてくださるということなので、ぜひぜひもっともっとこういったものを生かしながら、県民の人たちに千葉のお水というものをPRしていただければと思います。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問ありますか。  塚定委員。 ◯塚定良治委員 2点伺いたいと思います。初めに、工業用水道の耐震化の状況についてであります。  先ほど局長からも、千葉県の工業用水道施設の更新または耐震化の長期計画についての話もありましたけれども、現在私の地元の市原市の五井市原地区工業用水道の耐震化工事、工事名は国分寺台地先導水管布設工事が行われているようであります。その進捗状況はどうなのか伺いたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 林施設設備課長。 ◯説明者(林施設設備課長) 施設設備課でございます。  市原市国分寺台地先において、耐震化が必要な導水管布設工事区間の1.3キロメートルについて、2工区に分けまして、ことし8月に契約を締結し、現在鋭意工事を進めているところでございます。現在の進捗状況でございますが、1工区で約45%、そして、2工区で約25%で進捗しておりまして、年度内に工事が完了する予定でございます。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 ありがとうございました。遅滞なく、遅延なくお願いをしたいというふうに思います。あわせて、工業用水道全体の今耐震化の状況はどうなってるか伺いたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 林施設設備課長。 ◯説明者(林施設設備課長) 工業用水道全体の耐震化の状況でございます。工業用水部では、平成28年3月に千葉県工業用水道事業施設更新・耐震化長期計画を策定し、耐震化事業を進めているところです。平成28年度末で耐震性を有する主な施設の割合は、土木施設で約30%、建築施設で100%、管路で約55%となっております。今後は先ほどの長期計画を具体化するために、平成30年度から5年間の中期経営計画を現在策定しているところでございます。この中期経営計画において、南八幡浄水場や佐倉浄水場など、優先度の高い施設の耐震化を行ってまいります。 ◯委員長(五十嵐博文君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 ありがとうございました。今後ともよろしくお願いしたいと思います。  2つ目の質問をいたします。昨日、管理部の業務振興課長から御連絡をいただきましたが、市原市における下水道使用料の算定において、システムエラーがあったということであります。それについて概要はどうなのか伺っておきたいと思います。
    ◯委員長(五十嵐博文君) 松宗業務振興課長。 ◯説明者(松宗業務振興課長) 業務振興課でございます。  市原市につきましては、来月からの上下水道料金徴収の一元化に参加しており、当局では、市原市も含めた4市の下水道の料金算定システムを取り込んだ、局としての新しい料金システムを今開発してございます。本件につきましては、まさにこのシステムの最終段階の確認として、条例と実際の各市の持ってるシステム自体に食い違いがないか、そごがないか、それをもう一度確認を依頼しまして、その中で判明したというものでございます。市原市によりますと、平成15年に開発した現行の下水道使用料の算定システムにプログラムミスがあり、転居ですとか、退去のお客様など、算定期間が2カ月を超えるようなイレギュラーな計算期間において、条例と照らして過大、過小のエラーが生じているというふうに聞いてございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 わかりました。今も言われましたように、来年1月4日から上下水道料金の徴収一元化ということが行われるわけですけども、それについての影響みたいなところはないのか伺いたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 松宗業務振興課長。 ◯説明者(松宗業務振興課長) 本件につきましては、最終チェックということで、開始前にプログラムミスが判明したために、来年1月からの一元化の開始作業につきましては、市原市と検討し、既に対処済みとなっております。具体的には、当面は今回のミスにより再計算が必要なお客様につきましては、これは1月以降、市原市の職員が個別に計算し、正しい請求額を新システムに入力して請求を行うと、このような対処をして、一元化後の業務には支障がないようにいたすという形にしてございます。また、平成30年度中には、市原市の負担により、県水道局で必要な料金システムの改修を実施していくというふうに予定してるところでございます。今後とも、お客様に御迷惑がかからないように万全を期してまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 今お伺いしましたように、過大請求、また過小請求とそれぞれあるわけで、過大請求したところは返金、また過小のところはいただくということになりますので、お客様に対して丁寧にやっていくと、これは市原市がやることでありますけれども、県といたしましても、市原市と綿密な連携をとりながら御指導いただきたいというふうに思っております。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問ありませんか。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 工業用水から聞きたいんですけども、工業用水道施設の更新・耐震化長期計画、これの予想される事業費、それから財源、それをまず聞きたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 林施設設備課長。 ◯説明者(林施設設備課長) 施設設備課でございます。  事業費でございますが、平成30年度から40年間の全体事業費で約1,853億円というふうに見積もってございます。財源につきましては、事業管理課のほうから説明してもらいたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山本事業管理課長。 ◯説明者(山本事業管理課長) 事業管理課でございます。  長期計画の事業を実施させるに当たりましての財源でございますが、受水料金の工業用水道の料金並びに企業土地管理局からの300億円の出資金、それから一部には企業債を考えております。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ありがとうございます。今御答弁いただいたんですけど、具体的にお金が出てきたのは300億円の企業土地管理局からの出資金ですよね。料金と企業債はどれぐらいを見込んでるんですか。料金収入と企業債──時間がもったいないので後で。  そこで問題となるのが、先ほど本間委員から御指摘のあったように、今後、水道局と企業土地管理局が一緒になるということは、300億円を出資する側、それから、出資される側が同一管理者になるわけですよね。これは僕はいかがなものかなというふうに思っています。厳密な根拠に基づいて、やはり出資する側と出資される側が、本来であれば別でなければいけないですよね。これが一緒になるということ事態が、私は最大の問題だというふうに思っています。先ほど、いみじくも山口課長、水道局長もおっしゃっていましたよね。工業用水道が水道局と一緒になるのは同じ畑で水道を扱うと、技術者も共通をしているという意味ではいいのかもしれませんけれども、今後、企業土地管理局という土地分譲とその管理を担ってきた畑違いの部署が一緒になると。それもその団体から工業用水道は出資を受けると。こんなおかしいことはないと思うんですね。県民にもわかりづらいし、会計も、それが同じ公営企業法全適の中で行われるということは、これは異常なことだと思うんですけども、山口課長、どう思うの。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山口総務企画課長。 ◯説明者(山口総務企画課長) 総務企画課でございます。  地方公営企業法では、公営企業の経理は事業ごとに特別会計を設けて実施するということでございますので、今後深く検討はしていきますけれども、法律上は特に問題はないというふうに認識をしております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 法律上は問題ないというのはわかるんですけれども、明らかに、企業土地管理局の30年度末で余剰金が949億円、そのうちもう既に300億円の支出を見込んでるわけですよね。あと、千葉ニュータウンとか、それぞれに647億円、余った322億円のうち50億円は災害のために内部留保とすると。残りの272億円、これを一般会計に戻すわけですよ。であるならば、企業土地管理局が別に出資をしなくとも、その300億円を別に戻せばいいわけで、そこから県が出資をしてもいいわけじゃないですか、工業用水道に対して。工業用水道としてはどう思うの。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山本事業管理課長。 ◯説明者(山本事業管理課長) 事業管理課です。  今後の施設の更新、耐震化を進めていくためには、いずれにしましても300億円の出資というのは必要だというふうに認識をしております。ただ、この出資の方法につきましては、私どもは、現在は引き続き後継組織から出資をいただけるものというふうに認識しておりますので、その方向についても今後検討いただけるものと考えております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 だから、企業土地管理局から出資をもらうのか、県から出資をもらうのか、その違いは何なの。 ◯委員長(五十嵐博文君) 伊藤局長。 ◯説明者(伊藤水道局長) 今の阿井委員の御質問でございますけども、今回新たに企業土地管理局を水道局というところに一緒にするという御提案を私どももいただいたところです。それについてのさまざまな問題があるということについては、今後検討すべき課題だというふうに認識しておりますし、今申し上げたとおり、今までの中で工業用水道の更新については、土地造成を担ってきたところからの出資金をいただくというのが今までの仕切りでございました。それについて、今御懸念のあるように、1人の管理者の中で、これも物事が恣意的に行われていいのかということについては、今後、それは県民の皆様にわかっていただけるようなルールづくりであるとか、それを今後検討していくことになるんだろうというふうに思っております。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 だから、これを現実的に実行すると悪い前例になるわけですよね。そうすると、水道局内で水道局の会計、それから、工業用水道の会計、企業土地管理局の会計、会計は別だけども、そこでお金のやりとりが既成事実としてできることになるわけ。1つの組織の中で。わかります……。それぞれ何のために特別会計、事業会計にしてるのかという、私は大きな問題が出てくるというふうに思うので、今後、この件に関しては、よく行政改革推進課と──本当に取ってつけたような統合というのは、私は異常だというふうに思ってるので、だって、既に工業用水道なんか300億円を出資してもらうと見込んでるわけだから、長期計画の中で。わかります……。その辺、よく県民にわかりやすく、それからそれぞれの会計がきちっとできるようにしていただきたいなということを要望して終わります。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        閉会中における継続事件 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、閉会中における継続事件についてお諮りいたします。  水道局関係について、お手元に配付の継続事件項目表のとおり、閉会中も調査することとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)     (阿井伸也委員、「委員長、答弁があるんじゃない。最初の」と呼ぶ) ◯委員長(五十嵐博文君) 山本事業管理課長。 ◯説明者(山本事業管理課長) 先ほどお話のございました長期計画の財源でございますが、料金収入が約470億、企業土地管理局からの出資金が300億円、起債が約400億円でございます。  以上でございます。 ◯阿井伸也委員 足らないんじゃない。1,853億円にならないよ。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山本事業管理課長。 ◯説明者(山本事業管理課長) 事業管理課です。  その差額につきましては、内部留保を活用してまいります。  以上でございます。 ◯阿井伸也委員 内部留保があるの。工業用水道にあるの、そんな内部留保。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山本事業管理課長。 ◯説明者(山本事業管理課長) 工業用水道事業におきましては、費用といたしまして減価償却費を計上しておりまして、こちらに基づきまして内部留保を確保してございます。  以上でございます。
    ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 それは納得いかない。今幾らあるの。 ◯委員長(五十嵐博文君) 横尾財務課長。 ◯説明者(横尾財務課長) 今、内部留保資金というお話でございました。平成28年度決算見込み後の数字でございますけども、資金残高といたしましては、工業用水道事業会計で191億円ございます。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 足しても、でも1,853億円にならないよ。内部留保がそんなにあるんだったら企業債要らないじゃない。内部留保がそんなにあるなら何で企業債400億円も借金するわけ。 ◯委員長(五十嵐博文君) 横尾財務課長。 ◯説明者(横尾財務課長) 起債の考え方でございますが、水道等はこの施設の事業でございますので、要は、単年度の方に負担をかけるわけにはいかないので、負担の均等割ということで、起債もある程度の形で充てていくということで考えさせていただいております。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山本事業管理課長。 ◯説明者(山本事業管理課長) 長期計画の財源ですが、料金収入約470億円ではなく、料金収入から運営費等を引いた純利益や減価償却の合計としての内部留保が約1,150億円となっています。 ◯委員長(五十嵐博文君) それでは進行戻ります。  御異議ないものと認め、そのように決定します。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「正副委員長一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。  以上で水道局関係の審査を終了します。  暫時休憩します。        午前10時44分休憩        ─────────────────────────────        午前10時49分再開 ◯委員長(五十嵐博文君) 休憩前に引き続き審査を再開します。        ─────────────────────────────        審査の開始(総合企画部関係) ◯委員長(五十嵐博文君) これより総合企画部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(五十嵐博文君) 初めに議案の審査を行います。  総合企画部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  遠山総合企画部長。 ◯説明者(遠山総合企画部長) おはようございます。それでは、議案等の説明をさせていただきます。  初めに、議案の概要について御説明をいたします。  本日御審議いただきます総合企画部関係の議案は、1議案でございます。  議案第17号平成29年度千葉県一般会計補正予算(第6号)についてでございますが、これは人事委員会勧告に基づきまして、職員の給与改定を行うことに伴い、2,088万4,000円を増額いたしまして、既定予算と合わせた総合企画部関係の予算を107億3,784万9,000円としようとするものでございます。  詳細につきましては担当課長から御説明いたしますので、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。  次に、諸般の情勢等について2点御報告申し上げます。  まず、成田空港の機能強化について申し上げます。  成田空港のさらなる機能強化に関しましては、本年6月の四者協議会におきまして示された内容について、各地域で住民説明会が開催されておりまして、これまでに計66回実施されております。住民説明会におきましては、空港会社から夜間飛行制限の緩和の見直し案について、また、国及び県からは騒音対策区域の設定案などについて、それぞれ住民の皆様に説明しているところでございます。これに対しまして、地域住民の方々からは、夜間飛行制限緩和の見直し案によっても十分な睡眠時間が確保できないとの意見や移転補償や防音工事の対象となります対策区域の拡大を求める要望など、さまざまな意見、要望が出されているところでございます。今後も年明けにかけまして、一部の市町で説明会の開催が予定されているところです。また、地元の方々からも大きな期待が寄せられております地域振興につきましては、空港周辺地域の地域づくりの方向性、内容を掲げた基本プランの策定作業を現在進めておりまして、今後、空港周辺の市町、空港会社、国に対しましてプランの原案を示し、議論を深めた上で年度内の策定を目指して作業を進めてまいります。  次に、東葉高速鉄道の支援について申し上げます。  東葉高速鉄道は用地買収の難航等によりまして、約3,000億円という多額の有利子負債を抱え開業いたしまして、その後も利用者数が当初の予想を大きく下回り、経営難に陥ったことから、平成9年度から、県、沿線の船橋市、八千代市、そして、東京地下鉄株式会社等によりまして、出資等の支援を行ってまいりました。現在では、近年まれに見る低金利の影響もあり、会社の経営状況は改善方向にありますが、いまだ2,650億円の有利子負債を抱え、金利動向に左右される不安定な状況にございます。取り決めた支援は、昨年度、平成28年度で終了しているため、今後の支援のあり方については、会社が作成する長期収支推計を待って、関係者で組織する東葉高速自立支援委員会において検討を行うこととしておりました。こうした中、去る先月11月22日に開催されました自立支援委員会におきまして、会社からこの推計が提出され、現在281億円ある会社の内部留保資金が、平成48年度末時点で7億円まで減少するという見込みが示されました。資金は確実に減少傾向にございまして、金利動向によっては早期に資金ショートするおそれがございますので、自立支援委員会では、今後も関係者が一体となって支援のあり方について協議していく必要があることを確認いたしました。今後、自立支援委員会での協議を加速させていきたいと考えております。  以上、諸般の情勢等について御報告を申し上げました。よろしくお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第17号関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 初めに、議案第17号平成29年度千葉県一般会計補正予算(第6号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  高橋政策企画課長。 ◯説明者(高橋政策企画課長) 私からは、議案第17号平成29年度千葉県一般会計補正予算(第6号)について御説明申し上げます。  お手元に配付の総合企画部議案説明資料の2ページをごらんください。このたびの補正は、去る10月13日に出されました人事委員会勧告に基づきまして職員の給与改定を行うことに伴い、人事委員会を含む総合企画部関係として、第2款総務費を1,963万4,000円、第3款民生費を125万円、それぞれ増額するものでございます。今回の給与改定の内容といたしましては、給料表を平均0.2%引き上げるほか、期末・勤勉手当については年間支給割合を0.1月分引き上げまして、年間4.3月分から4.4月分といたします。また、地域手当については支給割合を0.2%引き上げて、9%から9.2%とするものでございます。なお、改定実施時期につきましては、平成29年4月1日から遡及し、適用するものでございます。  この給与改定に伴います人事委員会を含めた総合企画部関係全体の所要額は2,088万4,000円となっておりまして、その主な内訳につきましては、1ページの一番下の合計欄に記載してございますとおり、給料が195万1,000円の増、職員手当等が1,677万4,000円の増、共済費が215万9,000円の増となっているところでございます。  よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(五十嵐博文君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 質疑がないようですので、質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 討論がないようですので、討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第17号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) 挙手全員。よって、議案第17号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────        請願第73号、安倍政権の下での憲法9条改定を行わないことを求める意見書(案)、        拙速な改憲発議を行わないよう求める意見書(案)関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、請願第73号を議題とします。  また、本請願に関し、共産党から安倍政権の下での憲法9条改定を行わないことを求める意見書(案)が、市民ネット・社民・無所属から拙速な改憲発議を行わないよう求める意見書(案)が提出されておりますので、あわせて御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  書記に請願文書表を朗読させます。     (書記朗読) ◯委員長(五十嵐博文君) 当局に状況の説明を求めます。  高橋政策企画課長。 ◯説明者(高橋政策企画課長) 憲法改正の法的手続につきましては、憲法及び関係法規に基づきまして、衆参両院の憲法審査会及び本会議において審議することとされております。国会で可決された後は、国民投票によります過半数の賛成が必要となります。
     なお、本年におきましては、これまで衆議院の憲法審査会が10回、参議院の憲法審査会が4回、それぞれ開催されております。いずれも、憲法及び憲法に密接に関連する基本法制に関する調査を議題として行われているところでございます。  説明は以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 意見等がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) ないようですので、これより討論を行います。  討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 討論がないようですので討論を終結します。  それでは、請願第73号の取り扱いはいかがいたしますか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) これより採決を行います。  請願第73号を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) 挙手なし。よって、請願第73号は不採択と決定しました。  ただいま意見書の提出を求める請願は不採択となりましたが、共産党から提出されております安倍政権の下での憲法9条改定を行わないことを求める意見書(案)の取り扱いについて御協議願います。  本意見書案について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないこととします。  次に、市民ネット・社民・無所属から提出されております拙速な改憲発議を行わないよう求める意見書(案)の取り扱いについて御協議願います。  本意見書案について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        政治分野における女性の活躍促進を求める意見書(案)関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、先ほど請願とあわせて御協議いただいた意見書のほかに意見書案が5件提出されておりますので、御協議願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  初めに、民進党から提出されております政治分野における女性の活躍促進を求める意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。──それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        北朝鮮の核実験とミサイル発射を糾弾し、直接対話への外交努力を求める意見書        (案)関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、共産党から提出されております北朝鮮の核実験とミサイル発射を糾弾し、直接対話への外交努力を求める意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        重大事故が繰り返されているオスプレイの日本からの撤退を求める意見書(案)        関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、共産党から提出されております重大事故が繰り返されているオスプレイの日本からの撤退を求める意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        水道事業の民営化・広域化を進める水道法改正に反対する意見書(案)関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、市民ネット・社民・無所属から提出されております水道事業の民営化・広域化を進める水道法改正に反対する意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        日英戦闘機ミサイル共同開発に反対する意見書(案)関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、市民ネット・社民・無所属から提出されております日英戦闘機ミサイル共同開発に反対する意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(五十嵐博文君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、諸般の報告その他について御質問がありましたら御発言願います。  本間委員。 ◯本間 進委員 まず、オリンピックのことで2点行きます。  ホストタウン交流事業についてお伺いしたいと思います。東京2020オリンピック・パラリンピック大会の開催に向け、国は全国の自治体と参加国、地域との相互交流を図り、地域活性化を促進するホストタウン交流事業を推進していますが、このたび、県もオランダを相手国としてホストタウンに登録されたと伺いました。今回、県はどのような経緯でホストタウンに登録したのか、また、今後、オランダとはどのような交流を行っていくのかお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 内田推進課長。 ◯説明者(内田東京オリンピック・パラリンピック推進課長) 東京オリンピック・パラリンピック推進課でございます。  ホストタウンの対象国となりますオランダとは、昨年7月にオランダオリンピック委員会との間で、東京オリンピック・パラリンピックにおけます22競技の事前キャンプを千葉県、本県で行うことについて基本合意をしております。その後、オランダの競技関係者、事前キャンプに当たりましての視察等に本県を訪れておりましたが、その中で、大会前あるいは大会後のスポーツ・文化交流、あるいはパラスポーツを通じました地域社会の課題解決等について、共同で取り組んでいくことなどが、オランダとの交流についての一定の方向性として見えてきたところでございます。そこで、今回ホストタウンの申請を行って、登録に至ったものでございます。今後は、ホストタウンの交流計画に基づきまして、オランダ競技関係者によりますスポーツ教室の開催であったり、あるいは障害者アスリートの特別支援学校等への訪問、さらにはオランダ大使館職員を招きまして、県民へのオランダ文化や歴史等の紹介などの各種交流を推進したいと考えております。  以上でございます。
    ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 ホストタウンへの登録は、事前キャンプを誘致している自治体がオリンピック・パラリンピックに向けて、市民の機運を高める有効な手段だと思いますので、県内、より多くの市町村がホストタウンに登録できるよう、県のサポートをよろしくお願いをしたいと思います。  オリンピックに関連して、五輪宝くじの収益の今後の配分についてお伺いしたいと思います。五輪宝くじの収益については、今年度は46億円で、このうちバレンタインジャンボの収益36億円は、都外に競技会場が所在する8道県、会場数や開催日数、予想来客数に応じて配分されるとのことですが、また、配分額は、今回は多い順で埼玉県が約10億7,000万円、神奈川県が約8億円、我が千葉県は約5億円と聞いています。  そこでお伺いしますけども、この比率で今後も宝くじの収入の配分が決まってしまうのか心配でたまりませんので質問をしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 内田推進課長。 ◯説明者(内田東京オリンピック・パラリンピック推進課長) 今、委員御指摘ございましたバレンタインジャンボの宝くじにつきまして、東京都のほうから発行に当たりまして、総務省との発行に関する協議を行うに当たりまして、その協議の中で各県への配分案を示す必要があるとされまして、その手続上、時間が非常に限られている中で、今回に限り、つまり来年2月に発行される今年度分の発行に限りまして、競技会場数、観客数及び競技日数を基本として、東京都が作成した暫定的な配分案で協議を行いたいという申し出がございました。本県といたしましては、これは暫定的な配分であることを確認し、また、時間が限られているという中で今回の配分に承諾をし、今回の配分額となったものでございます。ただ、承諾に当たりましては、改めまして今年度の配分が暫定的なものであって、今後しっかりと見直していくこと、その見直しに当たっては、各自治体の実需要額、実際に使われる額に応じた配分となるよう配分方法を検討した上で、さらには今年度の配分と合わせて、その合計額で調整をするようにということを要望いたしております。このようなことから、来年度以降発行される宝くじの配分につきましては、今後協議をしていくこととなるということでございます。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 東京都が責任者ですので、東京都知事は非常にきな臭い人ですから、この暫定じゃなくて、しっかりその配分を頑張ってもらいたいなというふうに思います。  また、我が千葉県に配分の約5億円は、我が地元であります政令指定都市である千葉市分も含んでいるのか、ちょっとその辺を。 ◯委員長(五十嵐博文君) 内田推進課長。 ◯説明者(内田東京オリンピック・パラリンピック推進課長) オリンピック・パラリンピックの会場道県に係る宝くじの支援につきましては、競技会場のある道県と、それから政令市も対象となってございます。今回のバレンタインジャンボ宝くじの収益金は、一度道県に配分された後に、各道県からそれぞれ会場のあります政令市へ配分するという決まりになってございます。そのため、今回の千葉県の配分額約5億円の中には千葉市分が含まれてございます。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 この件から要望します。2018年度は112億円、2019年度は112億円、2020年度は70億円の配分が予想されていますが、東京都に負けないで、千葉県の配分をしっかり把握して、財源を獲得して、オリンピック・パラリンピックを大成功させてもらいたいと思います。  次の質問に入ります。羽田空港の問題について質問したいと思います。  羽田空港に着陸する航空機のほとんどが、我が地元千葉市を初めとする本県上空を通過してます。千葉市民の関心も非常に高いことから、私も何回も何回もこの常任委員会で質問をしてきました。現在、国が進めている羽田空港の機能強化においては、南風時の一部の時間帯とはいえ、いわゆる都心上空ルートが導入されることにより、南風時に着陸機が集中する千葉市の騒音軽減に一定の効果があるものと期待していますが、一方では、現行の飛行ルートを使用する時間帯の影響については国からは明確には示されておらず、住民も不安を感じていると思います。こうした中、去る11月14日に羽田再拡張事業に関する県・市町村連絡協議会が開催され、国から羽田空港の機能強化や騒音軽減策などについて説明を受けたと聞いています。  そこでお伺いしますけれども、連絡協議会では羽田空港の機能強化策や騒音軽減策について、国からどのような説明があったのかお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山中空港地域振興課長。 ◯説明者(山中空港地域振興課長) 空港地域振興課でございます。  今回の連絡協議会におきましては、国から主に3点の説明があったところでございます。1点目といたしましては、北風時の富津沖海上ルートの利用拡大、これを図るために、現在も海ほたるの上に設置してございます航空灯台の明るさを上げることといたしまして、平成30年度の予算で工事を実施し、同年中に運用を開始するというのが1点目で、報告があったところでございます。2点目でございますが、機能強化に伴います航空機運用案につきまして、現在国土交通省の中で概定作業中であると。この概定内容が明らかになり次第、予想されます本県上空の通過機数、あるいはその具体的な騒音影響とあわせて速やかに提示をすると、これが2点目でございます。3点目でございますが、昨年度に引き続きまして、羽田空港の航空機運用に関する市民相談会を来年3月に県内3カ所で開催する、この3点につきまして、今回説明があったところでございます。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 国が富津沖海上ルートの活用拡大について、機能強化に先行して実施する方針であることはわかりました。しかし、機能強化に伴う本県の騒音影響については、いまだに具体的な情報が国から示されておらず、非常に懸念しています。国に対して、機能強化に伴う本県への具体的な影響を早急に示すよう、引き続き求めてもらいたいと思います。一方、国が今年度も、羽田空港に関する市民相談会を開催する方針を示したことは一定の評価ができると考える。住民への丁寧な説明を積み重ねていくことは非常に重要であると思います。  そこでお伺いしますけども、来年3月の羽田空港に関する市民相談会の具体的な開催日時や会場は決まっているのかお伺いしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山中空港地域振興課長。 ◯説明者(山中空港地域振興課長) 空港地域振興課でございます。  国からの説明といたしましては、前回と同様でございますが、いわゆるオープンハウス型の市民相談会を、千葉県内羽田空港への着陸につきましては3種類のルートがございますので、主にその3種類に分けまして、1カ所ずつ会場を設けて実施したい、こういう説明があったところでございます。なお、具体的な開催日時、あるいは場所につきましては、千葉市を含め関係自治体の意見を聞きながら、現在国と調整を図ってるところでございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 市民相談会の会場については調整中、3種類ある着陸経路に対する形で設けられるとのことであったが、南風時に着陸機が集中する千葉市において開催されるよう強く要望します。また、市民相談会での説明については、会場が位置する地域ごとに異なる特性や住民の関心、意見に応じた内容を盛り込むよう国に求めてもらいたいと思います。そして、国に対して、市民相談会が住民の意見を聞くだけの場にならないよう住民の意見も踏まえて、本県の騒音軽減にしっかりと取り組むよう、引き続き求めてもらいたいと思います。  最後に1点です。私から質問します。女性活躍推進に向けての取り組みについてを質問したいと思います。  去る9月定例県議会で議決を得て決定した新千葉県総合計画には、ポイントの1つとして、女性の活躍推進が主要な施策の項目に位置づけられており、新聞でも報道されたところでありますが、また、県では、ことし6月に男女共同参画推進連携会議の中に、新たに女性活躍推進特別部会を設置し、官民一体となって、県内における女性活躍の支援を協議しているところであると聞いております。このように、ことしは県内で女性の活躍推進に向けての動きが幾つも見られ、この機運が盛り上がりつつあると感じております。  そこでお伺いしますけども、女性活躍に向けての機運の高まる中で、県は何か具体的な施策を考えているのかお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 福田男女共同参画課長。 ◯説明者(福田男女共同参画課長) 男女共同参画課でございます。  今、委員から御指摘がありましたとおり、県内において、現在女性の活躍推進に向けて機運が盛り上がりつつあるところでございます。県といたしましても、この機会を捉えまして、男女共同参画推進連携会議の女性活躍推進特別部会の行事といたしまして、来年の1月31日の午後、千葉市中央区にある京葉銀行文化プラザにおきまして、女性の活躍応援、これをテーマに、連携会議の構成員の皆様のほかに、一般県民の皆様も広く参加できるシンポジウムを開催することとしております。このシンポジウムは、元NHKニュースキャスターの宮崎緑先生、現在千葉商科大学の国際教養学部の教授でいらっしゃるんですが、この宮崎先生から第1部として御講演をいただきまして、さらに、第2部といたしまして、これまで女性の活躍が進んでいなかった分野の第一線で活躍する民間企業の若手、中堅の女性リーダー3名によるパネルディスカッションを今予定しているところでございます。一般県民の皆様向けには300名ほど募集を予定しておりまして、1月上旬から参加の申し込みを受け付ける予定でございます。女性にも男性にも幅広く御参加いただきまして、本県における女性活躍の機運、これを一層高めてまいりたいと考えているところでございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 本間委員。 ◯本間 進委員 よくわかりました。1月に私の地元千葉中央区でのイベントを開催することは、ぜひ成功させてもらいたいと思います。最後にこれを要望したいと思います。少子高齢化、人口減少社会の中で本県の活力を維持してくためには、男性も女性も誰もがその個性に応じた能力を発揮することが必要です。今回のイベントにとどまらず、その後も継続して効果的な施策に取り組まれるよう要望して、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問ありませんか。  横堀委員。 ◯横堀喜一郎君 東京オリンピック・パラリンピック推進課に質問なんですが、2020年の東京オリンピックのサーフィン会場についてなんですが、地元の一宮町が望んでいる形等を今千葉県ができるよという話が、なかなかうまくいってないというような話が聞こえてくるんですが、まず、地元の要望と県が提示した内容の状況をざっくり教えていただけますでしょうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 内田推進課長。 ◯説明者(内田東京オリンピック・パラリンピック推進課長) 東京オリンピック・パラリンピック推進課でございます。  サーフィン会場につきましては、競技会場そのものは海面でございますけども、その関係施設を海岸に仮設で組織委員会がつくるということになっておりますが、この海岸につきましては、いわゆる保安林の区域と、それから自然公園区域が重複された区域でございまして、それぞれ活用に当たりまして法律上の制約がございます。私どもといたしまして、オリンピックの後、何らかの形で、この地域にレガシーとなるようなものを残したいというようなことで町とも協議をいたしまして、保安林の一部を解除いたしまして、自然公園施設としての園地を整備し、その上に一宮町が上物としての建物を整備するということで協力して、今進めてるところでございます。委員御指摘の一宮町が考えております構想は、その競技会場の外に一宮町として施設を準備したいという要望があるようでございまして、こちらにつきましても、同じく保安林区域の中にあるということもございまして、保安林を所管しております農林水産部局と一応協議を行ってるというふうには聞いておりますが、やはり保安林の解除はなかなか難しい問題があるということで、そこは今、委員御指摘のように、意見がまだ一致は見られないというところだと私どもは理解しておるところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 横堀委員。 ◯横堀喜一郎君 確かに、釣ヶ崎海岸というのは九十九里の南端で、やはり津波の危険があるというのは理解できます。ただ、そこの町が望んでるのは、たしか海抜6メートル以上のところに市の交流施設だとか、サーフィンをする方の憩える施設なんかをつくりたいという話ですが、そこをぜひ会場と少しでも一体化できるような形で施設整備ができるように、これは要望になっちゃうんですけれども、農林水産部局への働きかけ、これはぜひお願いしたいと思います。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問ありませんか。  矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎君 私からは、東葉高速鉄道について質問させていただきます。  私が、ちょうど1年前のこの委員会から毎回要望してまいりました会社の長期収支推計が、ようやく先月出されまして、先ほど部長の御報告にもございました。今回の本会議でも、我が民進党や自民党の代表質問でも取り上げさせていただきまして、その答弁の中でも、自立支援委員会で今後支援をしていくということでは一致したということで、県としても、答弁の中で、今後議論を加速していきたいということでありました。我が会派の代表質問でも、できれば今年度中に支援策を取りまとめていただきたいという要望をしましたけれども、しかし、この間の会社の取り組み、それから県の取り組みを見てまいりますと、余りにもスピード感がないということで、今後も大変不安を感じております。ということで、まず協議していくに当たっては、支援のたたき台が当然必要になってくると思うんですけれども、このたたき台については県がつくるのか、それとも東葉高速鉄道がつくるのか、それについてまずお聞きしたいというふうに思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 野村交通計画課長。 ◯説明者(野村交通計画課長) 交通計画課でございます。  会社の長期収支見通しを受けまして、今後支援のあり方、加速化していきたいというふうに考えておりますが、たたき台といいますか、私どもとしては、県は最大株主でもございますし、自立支援委員会の事務局も担っている立場でございますので、私どものほうで実際の委員会を引っ張っていくようなイメージで協議を進めてまいりたいというふうには思っておりますけども、たたき台といいますか、本当の素案というか、そういったものもいろいろ考えながら、あくまでも自立支援委員会でさまざまな方の御議論を伺いながら、自立支援委員会としての案をつくっていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎君 当然委員会で協議されるんでしょうけど、今、課長がおっしゃったとおり、その案というものは、やはり県が主導していくというようなお話でしたから、まず県として、その支援策の案、県の案というものはこの年度内につくっていただけますでしょうか。それをお聞きしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 野村交通計画課長。 ◯説明者(野村交通計画課長) 交通計画課です。  案といいますか、どこまでの熟度になるものかはわかりませんけども、平成28年度で支援が終了するということはわかっておりましたので、今後どうするかということでいろいろな考え方はあろうかと思います。ただ、それをやる前提として、さまざまな国ですとか、それから債権者である機構とか、そういった方々の御意見も伺わなければいけませんので、そういった上でこれから固めていきますので、具体的に時期というのはちょっとなかなか今申し上げられませんけど、本会議でも申し上げましたように、やっと収支推計が出ましたので、これからはなるべくスピードアップしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 矢崎委員。
    ◯矢崎堅太郎君 今、課長御自身でもおっしゃっておりましたけれども、これまでの支援計画が昨年度末で終わるということは、もう最初からわかっていたことですから、本来はそれに向けて準備をしていただきたかった。当然、交通計画課としてもそういうふうにやってきたとは思うんですけども、その流れの中でいくと、例えばこれがおくれれば支援計画がおくれて、実際に支援されるのが1年後、2年後になった場合ですと、例えばことし、もしやっていれば、これまでやってきたように県や八千代市や船橋市の支援で繰り上げ償還が、これまでもたくさんしてきましたけども、それができたかもしれない。そのことによる期間の喪失みたいなことも十分考えられるわけですから、そこは県が、今、課長がおっしゃっておりますけども、まず早急につくっていただくということを重ねて要望したいというふうに思います。  そして、関連して、長期収支推計についてであります。これについては1年前の常任委員会から、毎回この常任委員会で求めてまいりました。その都度、課長のほうからは、このできない理由としては、アメリカのトランプ政権誕生後の世界経済の状況、そして、それによる金利動向がどうなるか見極めたいですとか、それから、船橋の海老川上流地区の土地区画整理事業の計画の公表を待ちたいというようなお話でしたので、私は今度の長期収支推計がどんなに精密で、すばらしい計画なのかなと思って拝見をさせていただきました。この積算方法ということで資料をいただきましたけども、これを見る限り、例えば金利動向ですけども、基本ケース、低金利ケース、高金利ケースでそれぞれ0.1%、0.2%、0.3%、毎年上がっていく。10年間上がっていって、それ以降は横置きしていくというような機械的なものでありましたし、それから、海老川上流地区の区画整理事業についても平成38年度末に見込むということで、平成39年度に輸送人員が1日6,000人程度ふえる、それから、それに伴う売り上げが約6億円ふえるというような極めて簡単な根拠に基づく計画となっておりましたので、これでしたら課長が毎回、私の質問に対してこの場で非常に苦しい御答弁をしていただいた割には、1年もかける計画じゃないんじゃないかなというふうに思っております。これであれば、もっと早く、昨年度中にも出せたんじゃないかなと思いますけども、この長期収支推計についての県の評価はどうでしょうか。 ◯委員長(五十嵐博文君) 野村交通計画課長。 ◯説明者(野村交通計画課長) 交通計画課でございます。  恐らく、昨年1月の自立支援委員会で長期収支見通しを策定するということが合意されて、それまで、ここまで時間がかかったということに関する評価ということだと思いますけれども、私もこれまで会社ともいろいろやりとりを重ねてまいりましたけれども、例えば金利1つにしても、6月にアメリカが利上げをしたと。そのことによって、実際日本の金融政策がどうなるんだというところの見極めは、やはりどうしてもしたかったというところがございます。内閣府の中長期見通しなんかも踏まえて、このベースラインの基本ケースというのを決めさせていただいておりますので、その辺の時間的なやむを得ない部分があったかなというふうにも思っておりますし、また、船橋の沿線開発につきましても、この沿線開発に伴って新しい駅ができるという計画にもなってございまして、この駅ができることによって利用者がどうなるのかというような、実際ほかの交通機関から、例えば東葉高速鉄道に推移する方々の動向なんかも踏まえる必要がございまして、その辺どうしても専門家の力をかりないとなかなかできないというようなところもありまして、専門家からもその辺が確定しない限りなかなか推計というのは難しいですということも言われておりましたので、そういったような事情もございまして、今回、これだけ間を置いてしまったという点については、会社としてもやむを得ない面があったのではないかというふうに考えているところでございます。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎君 今、課長からるる御説明いただきましたけれども、私は再三言っておりますが、この東葉高速鉄道の財務内容がよくて余裕があるのであれば、そういうような時間をかけてもいいと思うんですけども、先ほどから言っているとおり、本当に切れ目のない支援というものが求められてるわけですから、そんなに悠長に精密なもの──結果そんなに精密とは思えないような計画が出てくるようであるんだったら、もっと早い段階で、そんな精密じゃない計画でも支援のあり方、大枠というものはできたんだというふうに思います。ですので、これはもう終わってしまったことですから仕方ないですけども、今後、やっぱり支援計画をつくるに当たっても、会社がもっと当事者意識を持って、これまで10年間見てきましたけども、やっぱり受け身の経営だというふうに思いますので、本当に県も自立させたいということであれば、そういったところも強く会社のほうに指導していただきたいということを要望いたしまして、終わりにしたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問はありませんか。  塚定委員。 ◯塚定良治委員 私も、東京2020オリンピック・パラリンピックの準備状況の中でちょっと伺いたいと思います。特にパラリンピック大会ということになると思いますが、11月5日付の新聞報道で、実は国土交通省が2020パラリンピックへ向けて、全国のホテルや旅館のバリアフリー化について大規模な実態調査をしたということが載っておりました。この報道によりますと、あわせて国際オリンピック委員会はバリアフリー対応の客室、つまり車椅子対応の客室ですが、不足しているということを指摘しており、5月には、東京大会の組織委員会と事務折衝で、関係者が泊まるホテルのバリアフリー化に関して改善が必要ということを言っているということが載っておりました。この件について、私も議会で幾度となく指摘をさせていただいて、バリアフリー化、特に車椅子用の客室が足りないんじゃないかという話をさせていただいております。改めて、ここら辺の指摘、記事を見まして大事なことだというふうに思っております。千葉県も幕張メッセ会場において、パラリンピック4競技が開催されるのでありますので、もちろんパラリンピックだけじゃなくてオリンピックもそうですけども、恐らく幕張のホテルを中心にして、その近隣の千葉北西部エリアのホテルが利用されるのではないかと思っております。  そこでまた、改めて伺いますけれども、このパラリンピック会場である幕張エリアで車椅子の客室の需要が高くなると思われますが、車椅子の利用者が快適に過ごすことができる宿泊施設が整っているとお考えかどうか伺いたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 内田推進課長。 ◯説明者(内田東京オリンピック・パラリンピック推進課長) 東京オリンピック・パラリンピック推進課でございます。  委員御指摘の車椅子対応のホテル、宿泊施設の関係でございます。私ども、幕張エリア、あるいは千葉中央地区のエリアのホテルの関係者の方とも、その部分について意見を聞いたりもしてございます。やはり、ハード面についての不安について言及される方もいらっしゃいます。一方で千葉県内、特に千葉市内では、2010年の全国障害者スポーツ大会や、あるいは、2015年車椅子バスケットボールのアジア・オセアニア選手権、国際大会でございますが、こういう障害者スポーツのさまざまな大会が開催されております。この大会で利用された宿泊施設の多くは、いわゆるバリアフリールームを整備してない、あるいは非常に少ない数のルームしか持たないような施設でございましたけれども、一定数の選手等の利用者を受け入れたということでございまして、その点につきましては、各施設において備品の貸し出し、あるいは従業員のサポート、一部客室の改良もあったかとは思いますけども、ソフト面の工夫によって受け入れを行ったものと考えています。また、そのようなお話も聞いたところでございます。県といたしまして、官民連携組織、推進会議、その下にいます専門部会などを通じまして、宿泊施設、福祉団体、市町村等の関係者と一緒になりまして、パラリンピック開催に向けまして、宿泊施設のソフト面でのバリアフリー化の促進について、今後どのようにできるか検討を進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 本当に対応できるのかなということでありますが、実際、幕張のホテルを中心に車椅子対応の客室の数は、具体的に掌握されてるんでしたら数字をお示しください。 ◯委員長(五十嵐博文君) 内田推進課長。 ◯説明者(内田東京オリンピック・パラリンピック推進課長) 具体的な数字につきましては、全数調査は私どももしてございません。また、一部の調査につきましても、2010年の障害者スポーツ大会の際に宿泊施設のバリアフリー、現地調査も含めてかなり詳細にやったものがございまして、私どもの手元にあるのはその調査でございます。幕張を中心とした千葉北西部エリアでは、約20の宿泊施設が調査対象となって、その調査時点でございますので7年前でございますが、完全なバリアフリールームとして報告があったものは6室という形で聞いてございます。今申しましたとおり、この調査は対象範囲も限られます。また、7年前ということもございますので、県といたしましてはこの調査を補完する調査を実施したいと考えておりましたが、先ほど委員御指摘の国土交通省の調査、あるいは千葉県旅館ホテル生活衛生同業組合も独自の調査を今実施してると聞いてございまして、それらの調査結果を関係団体と一緒になって分析をして、今後の対応を図りたいと思っています。具体的な回答じゃなくて申しわけございません。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 塚定委員。 ◯塚定良治委員 先ほどから、過去にあった2010年、それから、その後の2015年のバスケット大会、障害者のですね。その話を取り上げて言われておりますけれども、大事なのは正規の車椅子対応の部屋があるかということがまず基本です。これはバリアフリー化と言えるのはそうなんです。ただ、今言われたやむを得ず、ドアが広いところは車椅子が入ります。そういったところをバスケット大会では使って、カンデオホテル、名前を個別に出していいかどうかわかりませんが、その近くのたまたま扉が広いところを車椅子対応にできたということでやったと。これは、じゃ、どなたがそういう努力をしたかというと、競技者たちが真剣に、車椅子の選手を泊めなきゃいけないから、わざわざホテルも調べて現地も行ったからわかったことなんです。それが現状だと私は思っております。  要は、今数字として挙げていただいたのが、今のところわかってる範囲で6室ということですね。6室ですよ。果たして、何人の車椅子の競技の選手が来て、あわせて応援される方、恐らく車椅子とか障害者の方が多いと思いますね。パラリンピック大会ですから。そうした人たちがまるきり受け入れる場所がないわけです。泊まれるホテルがないわけです。だから、たまたま扉が広いところで使われてもいいですよ。私が言いたいのは、やっぱり現実、もうカウントダウンで1,000日を切った段階で、今障害者の対応というのがこういう現状であるということを、もう少ししっかりと認識していただきたいというふうにまず思います。はっきり言って、国土交通省も今ごろ調査して、じゃ、どうするのかというのはちょっと私も疑問です。これは総合企画部だけで考えられることではなくて、はっきり言えば、日本の国の障害者に対してのバリアフリー化という認識が非常に弱いということだと思います。そういう面ではこの福祉のまちづくり、具体的に交通バリアフリー、また、今私が指摘しているのは建築バリアフリーという話だと思いますが、その基準が非常に緩いし、まだまだ障害者の皆さんが行動するに当たってのさまざまな面が行き届いていないということだと思います。  まず、推進会議でつくられております2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた千葉県戦略という中に、戦略の4にバリアフリー化の促進というのがあります。その中に、今言いました交通バリアフリー、ハード面ですね。それから、宿泊、観光、ショッピングなど施設のバリアフリー化、これが今私が指摘させていただいている宿泊施設のバリアフリー化だと思いますが、ここには具体的に、その対応というのが余り明確ではありません。スロープとか、手すりとか、トイレとか、バリアフリー化を進めますと。また、ある面では事業者、施設者への周知、これははっきり言えばホテルの人に協力してもらいましょうという話です。さっきも言われました。事業者の皆さんは宿泊という事業の中で、やっぱり平時は観光ということを考えたり、収益も考えたりするわけで、やはり行政が車椅子の対応の部屋を幾つつくってもらえませんかというような行政的な指導がなければ、やや大変な、少しお金かかるかもしれませんし、余り意識はないと思います。ですから、その面では、繰り返し言いますが、50室以上に1つ、2,000平米以上に1つという基準もあわせて福祉のまちづくり、これは福祉のほうですけども、連携をしたり、建築のほうの指導課と連携をしたりしながら、本当にこれでいいのかということを検討していただきたいなと思います。  ちょっと長くなって申しわけありません。私も議会に取り上げて指摘した経緯から、実は平成27年の秋にアンケート調査をさせてもらったんですよ。平成28年の2月ぐらい、やっと時間をかけてまとめたんですが、これは北西部エリアの64のホテルにアンケートをしました。残念ながら回収率はよくなくて、29.7%で16事業者、ホテルでした。その中で見ると、限定された話で申しわけありませんが、見ますと、これはバリアフリー法制定前はそういうことは指摘されておりませんから、バリアフリー法制定以降は19施設のうち14施設でありまして、そこにはきちっと今決められた車椅子対応の部屋はつくられておりました。しかしながら、先ほど6室という話をされましたが、私が調査しても、この浦安から千葉エリアにかけての64の施設全部見ましても、26室しか車椅子の部屋はありませんでした。ですから、もう一度しっかりと現実を見て、そして対応をしていただきたいと思います。  恐らく、これから新しく車椅子対応の部屋をつくるということは無理だと思います。ですから、さっき言われたように、少なくともドアが広くて対応できそうな予備というか、そういう部屋が幾つあるのか。また、それでもホテルの中には、県が応援してくれるような仕組みがあるのなら、国が応援してくれるようなサポート支援があれば、ぜひ改修したいと。そして、少しでも準備をさせていただきたいという声もアンケートの記載の中に入っておりました。これは唯一心強い話だと思いますので、早急にどのぐらい必要なのかということのまず計算、掌握、そして、現実は幾つあるのかということをしっかりと調査をしてもらって、対応策を図っていただきたいなというふうに思っております。そういうふうにしないと混乱が非常にあるのではないかと。何だかんだとやっぱり泊まるところがないというのは、どこに泊まれというんだという話になりますので、十分対応を今後お願いしたいということで終わります。  以上です。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問ありませんか。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 2点、済みません。  まず1点は、空港地域振興課なんですけども、四者協議会、今の地元の状況、例えば横芝光等、あれだけの人数の署名が集まって反対運動が起こってるわけで、今後、四者協議会を開くとすると、さらなる案を変えていかないと、特に夜間飛行制限、これについては相当な反対があります。この緩和についてはね。だから、今後、四者協議会を開くに当たって、それぞれが納得するような形に持っていけるのかどうか、それをやるのが千葉県の役割だと思うんだけど、どうでしょう。 ◯委員長(五十嵐博文君) 山中空港地域振興課長。 ◯説明者(山中空港地域振興課長) 空港地域振興課でございます。  6月の12日に四者協議会、第5回目でございますけれども開催して、それから、もう70回ほど住民説明会を開催してるところでございます。成田市、あるいは多古町、あるいは芝山では全体5回ほど終わった後、横芝で住民説明会を13回、それから騒音関係団体1回、合わせて14回、皆様に説明会のほうを実施したところでございます。御指摘のありましたように、やはり各地区によって特質がございますので、さまざまな御意見はあるわけなんですが、夜間の関係につきまして非常に厳しい御意見がある、あるいは要望書等を知事にお出しになった団体もあるという記事もあるところでございます。そういう点を含めて、まだ年明けにかけまして住民説明会開かれていきますので、地域の声、私ども、実は住民説明会基本的に全部出ております。国土交通省も出ております。空港会社も出ております。その雰囲気、しっかりわかっておりますので、そういう点を踏まえて、まずお聞きをした上で、どういう形で次の形を持っていくかということを検討してまいりたいと思ってるところでございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ぜひ、県としては地元の市町村を代弁するような形で、国、NAAに対して物を言っていただかないと、地元の市町村からすると、県はやっぱり腰が引けてるという御意見が多いので、ぜひ、次の四者協議会をちゃんと開いて、プランを発表できるような状態をつくっていく努力をしてもらいたいなと要望します。  それからもう1点いいですか。水政課なんですけど、さっき水道局にも聞いたんですけど、企業土地管理局との統合についてなんですけども、まず水政課はどう思うの。 ◯委員長(五十嵐博文君) 井田水政課長。 ◯説明者(井田水政課長) 水政課でございます。  私も今議会でこの話をお伺いしまして、まだちょっと不勉強なところございます。事業が一応別だというようなお話を伺っていますので、上水道関係のほうには影響ないかと思いますけども、今後の推移を見守っていきたいと思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 水政課の所掌というのは水道法に関すること、それから、水道局に関する部分なのね。ここに現在工業用水道も加わっているわけだ。本来、工業用水道の所掌は水質保全課だけなんだよね。あと産業振興が若干あるかもしれないけども、今度、企業土地管理局という全く畑違いのところが一緒になって、それも水道局だとすれば、所掌を変えない限りは水政課が所掌することになるわけだ。どう思います。 ◯委員長(五十嵐博文君) 井田水政課長。 ◯説明者(井田水政課長) 水政課でございます。  今確かに水政課に水道局に関することの事務分掌ございます。かつて工業用水が水道局に来る前も、企業庁の工業用水道に関することは水政課の事務分掌になっておりました。ということを考えますと、将来水道局に土地管理局が来たときに、それを除外するような規定になることを期待しているところです。済みません。  以上でございます。 ◯委員長(五十嵐博文君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 今答弁があったように、今度所掌がばらばらになるわけよ。1つの組織、水道局、工業用水道、それから企業土地管理局と、これが1つの管理者のもとなのに所掌が分かれるわけだ。はっきり言うと、こんなおかしいことはないと思うので、行政改革推進課の話だけれども、ぜひ所掌している水政課としても、その辺は行政改革推進課サイドにきちっと物を言ってほしいなと。特に現在、水道の統合・広域化を進めてるわけですよ。そこにまた余分な土地分譲、管理の業務まで1人の管理者のもとでやろうなんてことは、私はおかしいというふうに思うので、ぜひとも総合企画部の皆さんに御認識をいただきたいなと思います。  以上で終わります。 ◯委員長(五十嵐博文君) ほかに御質問はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        閉会中における継続事件 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、閉会中における継続事件についてお諮りいたします。  総合企画部関係について、お手元に配付の継続事件項目表のとおり、閉会中も調査することとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 御異議ないものと認め、そのように決定します。        ─────────────────────────────        委員の派遣 ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、委員の派遣について申し上げます。  ただいま決定されました継続事件項目の調査に伴う委員の派遣については、正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        委員長報告
    ◯委員長(五十嵐博文君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「正副一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(五十嵐博文君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(五十嵐博文君) 以上で総合企画水道常任委員会を閉会します。        午前11時55分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....