富山県議会 2016-09-01 平成28年9月予算特別委員会
8月31日、飛鳥IIが台風10号の影響で金沢港に寄港できず、伏木港に臨時寄港しましたが、発着型のクルーズを初め、内航、外航ともにクルーズ客船の寄港実績が、金沢港や舞鶴港と比べ見劣りする現状にあります。
8月31日、飛鳥IIが台風10号の影響で金沢港に寄港できず、伏木港に臨時寄港しましたが、発着型のクルーズを初め、内航、外航ともにクルーズ客船の寄港実績が、金沢港や舞鶴港と比べ見劣りする現状にあります。
2005年から2011年の10年間の伸び率を見てみますと、島根の浜田港が132.2%、山形の酒田港が103%、石川の金沢港が101%、そして近畿唯一の京都舞鶴港が50.9%もふやしております。これはある意味大変なことで、関西の産業力を対岸諸国の経済活動につなげていく、その物流を京都舞鶴港が支える、このような考えのもと、本府におけるさらに積極的な展開が重要になると考えているところであります。
全国的には博多や長崎が上位にあり、この近辺では主に名古屋港や金沢港となります。つまり、海や港があっても、寄港できなければクルーズ船による観光に関しては海なし県と同じ条件であり、その意味では本県が特に不利なわけではありません。 むしろ重要なのは、寄港先からの距離であります。現状、クルーズ船からの観光は日帰りに限定されており、観光先は港から片道一時間半圏内に制約されています。
金沢港を有する石川県では、ことしの寄港予定回数は30回、日本海側ではトップクラスであります。日本船籍のほかに、アメリカやイギリスなど外国クルーズ船が多く、このうち金沢港の発着は15回あります。
客船の質問をするわけでありますけれども、質問の都合上、本県の伏木富山港との対比も含めて金沢港を持ち出しますけれども、金沢港がずっといろいろな意味で格下の港であった時代が少し過ぎまして、我が伏木富山港とライバル関係になることが多くなってきました。
今、クルーズ船が日本に寄港するときに、国が認めたのは金沢港である。敦賀港でも福井港でもない。舞鶴港は指定を受けてないが、準じた形で頑張ると言っている。 そういう状況の中で、敦賀港にもっと絞って、真剣に、戦略を立ててやるべきである。年間何億円も使って、しゅんせつを繰り返してやってきたが、そんな状況の中で、なお福井港にクルーズ船という話は通らない。
またお話しのように、北陸地域は新幹線の開業、東海北陸自動車道、また中部縦貫自動車道等の整備が進みまして、富山きときと空港や小松空港がある、伏木富山港、金沢港、敦賀港などが集積するということで、今後東アジアとの関係も含めて、さらに飛躍する大きな可能性を持った地域だと思っております。
また、貿易状況については、輸出額において、統計開始以来、初めて本県が石川県に追い抜かれる結果となり、ダブルで残念なわけでありますが、石川県の輸出額増加の要因としては、地元企業が船積み港を他県から金沢港に切りかえる動きが追い風となったとされています。 本県においても、他県へのポートセールスも重要ですが、県内企業の伏木富山港の利用率を高めることが何よりも重要なのではないかと考えます。
クルーズ客船誘致をめぐっては、昨年、金沢港では、国内と外航を合わせて19回寄港し、ことしはさらに増える見通しとのことであり、本県では国内クルーズが回復したとはいえ、5回ではまだまだ少ない状況にあります。
先月中旬にも、私みずから金沢港を有する石川県と合同で、船会社、旅行会社に対する訪問営業活動を実施したところです。具体的には、金沢港を初めとする北陸の港に寄港するクルーズ船については白川郷や飛騨高山などを、また名古屋港などの太平洋側の港については馬籠宿や関の刀の鍛錬見学、美濃和紙の紙すき体験、関ケ原古戦場などを含んだツアーを提案しているところです。
こうした中、ことし1月から10月までの我が国へのインバウンド観光客数が1,500万人を超えたことは皆さん御承知のとおりでありますが、観光客の訪日手段も多様化する中、先ごろ、金沢港など日本海沿岸5地域が連絡会を設け、国際クルーズ客船誘致の検討を始めたとの報道がありました。
既に金沢港、富山港経由で、高山市や白川郷観光などのPR活動も実施されており、まさに日本の中心に位置する本県は、日本海からも太平洋からも日本の中心部を縦断する形で、陸海空の交通手段を活用して広域観光ルートを組み立てることができます。
ところで、国土交通省は平成23年、敦賀港を国際フェリー、国際RORO船の日本海側拠点として指定したにとどまり、金沢港は国際海上コンテナと外交クルーズ、いわゆる背後観光クルーズの2分野で、伏木富山港や新潟港に至っては、「総合的拠点港」に選定し、国の整備支援を示したのであります。
富山県の港関係では伏木だとか、あるいは金沢港もそうであるし、それ以外の企業誘致もそうである。改めて、これはただ人や物流だけではなく、完全に経済活動全体が、社会動態が定着してくるということの中で、おくれて今、中部縦貫道の建設促進を進めているが、これは何としても急ぎたい。私も皆さん方同様に人一倍このことは思っている。
石川県の金沢港等も一生懸命誘致しているが、今後、本県でも外国船の大型クルーズ船の寄港を誘致するとなると、福井港では深さが足りないので、敦賀港で何とか受け入れたい。 現在の施設では、外国船は船体が大き過ぎるので、船が当たっても岸壁が壊れないよう保護するための防舷材や、船からおろしたロープをひっかける係船柱等の強度が不足する部分がある。
106 ◯野田委員 敦賀港の港湾使用料は、伏木富山港、金沢港、舞鶴港と比較して、どのような状況か。 107 ◯港湾空港課長 ほぼ横並びである。
ちなみに本年は金沢港18回、舞鶴港7回、境港15回に対し、残念ながら敦賀港は国内のみの4回であります。しかし新年度は国内5回と、釜山やウラジオストクなど国外3回、計8回の発着を予定しています。それを最終的に5年後、国内15回、国外5回の計20回を目指すとしています。 本年実績の5倍にも当たる計画遂行のためには、ハード、ソフト両面の積極的な取り組みが必要です。
県はどのような対応しているかというと、我が県は新産都市新港開発において、または石川はサイエンスパーク等において、あるいは金沢港の新規の工業用地において、福井県も福井港の工業用地において展開しております。おのおの見ていただきますと、まだまだ計画用地に余裕もありますし、また大規模なものも持っております。
さらに、切り口を変えてみますと、石川県金沢港には、フランス、アメリカ、イギリス、イタリアなどの海外の富裕層らが利用する国内外の大型クルーザーが寄港します。大きい船では、乗客定員二千三百九十四人という客船もあります。
近県のCFSの使用料金についても同様であり、金沢港が1平方メートル当たり782円、舞鶴港が550円、境港が539.7円、新潟港が411円、それから敦賀市のCFSが500円となっている。敦賀市のCFSは、港内の市有地の使用料収入を建設費に充てているということで500円になっていると聞いている。