そのほか、
県政一般に関する質問がありましたらお願いいたします。
22 ◯き
久委員 本部長のほうからるる御
説明をいただきました。少し教えていただきたいのですが、一ページの全
刑法犯ですね、
検挙率が四二・五%、前年度に比べると四・一%ふえています。そして、
重要犯罪も
検挙率九六・六%、前年が七四・四%、これは二九・九%ふえているということになっておりますが、あと、全
窃盗犯の
検挙率のほうも、二ページを見てみますと、前年度三四・六%に対して、三八・四%、二・三%増、
知能犯の事件の
検挙率につきましても、前年に比べますと、一二・五%増というふうになっています。
説明を聞いていると、
鹿児島県警は、非常に能力を発揮されているというふうな認識なんですけど、四十七
都道府県の中ではどういう位置づけにあるのかを少し教えていただければと思います。
23
◯山下刑事企画課長 まず、全
刑法犯でありますが、二十八年四月末で、本県の
検挙率は四二・五%、全国は三四・一%でございます。また、
重要犯罪でありますが、本県は九六・六%に対し全国は七八・九%、さらに、全
窃盗犯でありますが、本県は三八・四%に対し全国は二九・三%と、いずれも全国を上回っているところであります。
なお、
治安情勢の一つの目安としまして
犯罪率というのがございます。これは人口一万人当たりの
刑法犯の
認知件数でありますが、過去十五年間を見てみますと、全国で、
認知件数が少ないほうから本県は十番以内、また、
九州管内でも三番以内の位置で推移しているところでございます。また、本年四月末現在におきましても、本県の
犯罪率は十三・四件、全国の平均が二十四・五件であり、全国では九番目、九州では三番目に少ない数字となっているところであります。
以上です。
24 ◯き
久委員 本当に、県警の
皆様方の日々の御
努力等々含めて、また、体制とか、職員一人一人のモチベーションの高さとか、そういったものが、こういう
検挙率の高さにつながっていると思います。
また、今後とも、持続的にさらに
検挙率を上げていただけるように頑張っていただきたいというふうに思うんですけど、五ページのほうに、
サイバー犯罪の概況とありまして、前年度の
相談件数が二千九百三十四。今回、二十八年の四月末で九百五十二、前年度比で八十五ふえているということなんですけど、主にどのような
犯罪だったのか教えてください。
25
◯井出上
生活環境課長 サイバー犯罪の現状、課題について
説明をいたします。
サイバー犯罪というのは、
不正アクセス禁止法違反、コンピュータ・
電磁的記録を対象とする
犯罪、それからいわゆる
ネットワーク利用犯罪のことですが、これらが
インターネットの普及と定着によって非常に増加している状況にあるわけでございます。
相談の内容も、年々増加している状況でございますが、これらの大半は悪質商法的なものや
架空請求とか、
ワンクリック詐欺などで、約八割を占め、一割程度が
名誉毀損といった類いの
相談でございます。
犯罪の
検挙につきましては、ことしで二十六件の三十名を
検挙しております。内容は、
詐欺、それから
著作権法違反、
商標法違反等でございます。あと、
わいせつ図画という罪で
検挙しております。やはりこれは
インターネットの普及ということと、それから利用する方々の関心の高さ、それから不安が大きくなっている、いわゆる
サイバー空間の脅威というのが増大している現象であろうと思っております。
26 ◯き
久委員 ただいまの御
説明の中で、
サイバー犯罪が年々増加しているということでありましたけど、そういう中で、
皆様方の体制について、今後、専門的な職員の増員が必要になってくるのではないかと思うんですけど、そのあたりの分析や、将来的見通しはどんなものでしょうか。
27
◯井出上
生活環境課長 サイバー犯罪に対する対処能力の強化ということですが、平成十九年に
サイバー犯罪対策室を設けまして対応に当たっております。今後、部内での総合力を高め、各部門間の横断的な運用、連携の強化というのを図って対応してまいりたいと考えております。これに加えまして、
警察だけではなく、民間の知見を活用し、各プロバイダー、民間事業所等、それから
インターネットカフェ、こういったところとの協議会等を通じまして、情報交換して対応してまいりたいと思っております。
なお、
広報啓発活動の一つとして今行っているのがサイバーセキュリティ・カレッジでありまして、民間の事業所ないし学校関係、学生、
保護者、こういったところを中心に、
インターネットの危険性、利用上の留意事項について啓発、指導を行っているところでございます。なお、現時点で、約百十回開催し、約一万一千人ぐらいの聴講を得ている状況でございます。
28 ◯き
久委員 わかりました。終わります。
29 ◯向井(俊)
委員 一点だけお伺いいたします。
先日の代表質問の中で、一般
県民の方へのアンケート調査の中で、パトカーによる巡回や、巡回訪問が不足だと、もっとしてほしいというような結果が出ているということでした。それは、しっかり一軒一軒訪問しても留守をしていることが多いのと、実際に家にいても、独居老人の場合、対応に出てこないというケースも多いんじゃないのかな。というのは、私どもも、後援会の皆さんとか、支持者の皆さんの顔をなかなか見らんからといって訪ねて行っても、ほとんど九割方、留守なんですよね。それで、三回も四回も足を運んでも留守。それなのに回ってこん、回ってこんと言われるわけですよ。だから、自分たちのそういう状況と照らし合わせて、恐らく、若い交番員や、駐在所の
警察官が一生懸命訪問しても、実際それが
県民の皆さんに通じていないというケースが多いんじゃないかと。だから、それに対してこれからどうするかということだと思うんですよね。何日何時何分お伺いしましたけど、お留守でしたと、一言メモを入れるとか、私どもはよく名刺を入れたり、そして、何かあったら御連絡くださいということをやるわけですけど、実際そういうことはなさっているんですか、現場のほうは。ただ、留守だということで帰ってくるだけですか。
30 ◯大川
地域課長 今、
委員御指摘のとおり、本県におきましては、やはり、核家族化とか、共働きの増加から、いわゆる巡回連絡で
地域の
警察官が巡回しても不在、また、あわせて、マンションのセキュリティーの関係で、一軒一軒、入り口から入っていかないといけないということから、若干、以前と比較しますと、巡回連絡の面接においては困難が生じているのかなというふうに感じております。
昼間御不在のお宅につきましては、
地域交番・駐在所の
警察官が時間帯を変えて、若干時間をずらして夕方訪問するとか、また、今、
委員が言われたとおり、パトロールメモといいまして、受け持ち地区の
警察官が何月何日何時ごろお伺いしましたということで、また、何か御要望等、御意見等ございましたら、いつでも電話くださいというようなパトロールメモ等を交付しまして、対応しているところであります。
委員が言われたとおり、一軒一軒のお宅を訪問して、いろんな
交通事故防止、
犯罪抑止等の
説明をして回る。また、管内の実態を把握するというのは、
地域警察官、交番・駐在所の重要な任務でありますから、引き続き積極的にこのような巡回活動に取り組んでいきたいと思っております。
31 ◯向井(俊)
委員 ありがとうございます。
いつも見守ってくださっているという、そういう気持ちが
県民の方、市民の方に伝われば、それは、十分役割を果たしていると思う。奄美署の周辺農村部の駐在の方々というのは、島のブルースという曲を流しながらパトカーで回っているらしい。そうすると、昔は、お巡りさんが来た、パトカーが回ってきたと、一瞬引いていたおじいちゃん、ばあちゃんが、畑から手を振って応えてくれるとかそういう話も聞いたりします。ただ、署長と話していたら、それが、曲を流しながら回っている間は、パトカーが来たと、悪いことをする人はいないんだけど、その曲が聞こえないときは、悪いのが出てくると。でも、極力、そういう、しっかり巡回しているよということだけは意思表示をしていきたいと、そういうお話もお聞きしたところなんです。
ですから、やはり
県民の皆さんに、パトカーもしっかり回っていますよということだけは、わかる方法を何か考えていただけたらということです。別に答弁は要りません。ありがとうございます。
32 ◯桃木野
委員 何点かお尋ねします。
いわゆる可視化法が成立をして、その対象は裁判員裁判対象事件と検察の独自捜査事件が対象と、こういうことになっているわけですけど、いわゆる志布志事件などの反省も踏まえて、捜査における可視化ということがいろいろ言われたんだろうと思うんですね。そうしたときに、裁判員裁判対象事件と検察の独自捜査事件が対象となりますと、一般の任意段階での捜査は、対象となっていないということになるわけですかね。志布志事件もそこにいろいろ問題があったということになっているわけですけど。
33
◯山下刑事企画課長 今回、
改正されました取り調べの録音・録画制度の導入につきましては、裁判員裁判対象事件及び検察の独自捜査事件について、逮捕または勾留されている被疑者を取り調べるときは、原則として、取り調べの全過程の録音・録画を義務づけるということでありますので、任意事件は入っていないということになります。
34 ◯桃木野
委員 これは、いわゆる検察庁が原案をつくって、それを国会に出して、そして、国会で議決して、こういう法律ができているわけなんでしょうけど、志布志事件については、任意の段階で捜査が度が過ぎたといいますか、違法じゃなかったかということで問題になったと思うんですけど、今回は、そのあたりについては加味されなかった。志布志の人たちは、可視化されたことについては少しの評価はするけれども、自分たちのことが反省として生かされていないと、そういう新聞のコメントもあるわけですね。だから、そういった点については、県レベルでどうこう言えないことなんでしょうけれども、またそういう意見もあるということを県警としてもぜひ念頭に置いていただきたいとそのように思います。
それから、録音・録画の機器について、これは新聞情報ですけど、県警本部と全二十八署に配備されて、今後ふやすとありますけど、この機器というのは、大体、単価というのはどのぐらいで、最終的にはどのぐらい配置しようというふうに考えておられるのか、今の段階で。
35
◯山下刑事企画課長 二十八年現在で三十二基の計三十六カメラを設置しております。これは県下全
警察署二十八
警察署、離島の幹部派出所三カ所及び刑事企画課の合計三十二基でございます。
なお、今後、カメラの設置要求等を行っていくということにしておりますが、現在、カメラにつきましても、機器の録音・録画時間が九十分であったり六十分であったりしますので、それによって単価は違ってくるということであります。予算要求に向けて、現在詰めているところでございます。
36 ◯桃木野
委員 それと、一台当たりの単価とか、大体わかれば。
37 ◯井上会計課長 録音・録画機器の一基当たりの単価という御質問でございますけれども、現在導入しております機械の一基当たりが、おおむね百万円程度というふうに認識しているところでございます。
38 ◯桃木野
委員 新聞にイメージ写真みたいなものが出ていたんですけど、これは、例えば、
警察の方がおられて、被疑者がおって、隠しカメラみたいなやつじゃなくて、実際に、そこに機器があるんだというのがはっきりと目で確認できて、自分が言うことは録画されているということがわかるような格好になっているわけですか。
39
◯山下刑事企画課長 カメラの設置でございますが、取調室内に設置しており、被疑者に対しても録音・録画を開始する旨を伝えるというふうになっております。
なお、最新の機器でありますけれども、当然、調べ室内に設置いたしますが、不適正事案の
防止ということで、現在、執務室、刑事課長等が見られる部屋からも、見ることができるシステム等の導入を順次図っているところであります。
40 ◯桃木野
委員 今の御
説明で、一般的にカメラで撮られているとなると、圧迫感があって、例えば話しをしたことが、後になって、いや、あれは違いましたということは言えないなど、可視化になったということは、それはそれで前進ではあるんでしょうけれども、非常に話しにくいといいますか、圧迫感とかがあって、逆に、捜査が非常にやりづらいという面もあるものなんでしょうか。
41
◯山下刑事企画課長 当然、カメラを導入することにより、被疑者自身も供述しにくい部分等はあります。現在においても、暴力団対象事件、あるいは被疑者が拒否した場合等については録音・録画をしないということになっておりますので、当然、その辺のところを録音・録画するメリット、あるいは取り調べに支障が生じないような形で捜査、今後の取り調べを進めていくという形をとっているところであります。(「わかりました」という者あり)
42 ◯田畑
委員 信号機の問題で、今年度の信号機の設置件数は何件を見ているのか。それと、現在で、今年度設置すると決まっている箇所があったら教えていただきたいと思います。
43 ◯樋渡交通規制課長 信号機の設置についてでございますけれども、平成二十八年度は、補助事業三基、県単事業七基程度の合計十基程度の信号機を新設する予定でございます。
なお、現在の信号機の設置状況についてでございますけれども、現在、県下各
警察署からの上申された信号機の新設要望箇所について取りまとめを行っておりまして、全体の中から、交通量ですとか、道路環境等を踏まえて、現在協議を進めているところでございます。現時点においては最終決定には至っておりません。
44 ◯田畑
委員 まだ一件も決まっていないということだと思うんですけれども、どのような基準が一番大きな決定要因になるのかお聞かせいただきたいと思います。
45 ◯樋渡交通規制課長 信号機の新設整備につきましては、
警察庁の設置基準というのがございまして、これに準拠しつつ、
交通事故の発生状況、交通量、道路状況等を総合的に検討いたしまして、
交通事故の抑止につながるか、また、他に代替手段等がないかなどを含めまして、緊急性、必要性を検討しているところでございます。
46 ◯田畑
委員 南薩縦貫道がよく新聞にも出ているんですよね。私の地元なんですけれども、では、市町村とか、そういうところからの要望が、前年度何件あったのか。それで、二十八年度の新規の要望が何件あったのか、お聞かせいただきたいと思います。(「暫時休憩をお願いします」という者あり)
47
◯持冨委員長 暫時休憩いたします。
午前十時四十九分休憩
────────────────
午前十時四十九分再開
48
◯持冨委員長 再開いたします。
49 ◯樋渡交通規制課長 平成二十七年度の信号機の設置要望数でございますけれども、
警察署等への信号機設置要望件数というのは、全体では約百五十件ほどございまして、そのうち、
警察署が必要と判断して交通規制課へ報告、いわゆる上申したものが五十件ございました。この五十件の中から、交通規制課では、交通実態、道路状況等を調査いたしまして、昨年度、定周期式信号機を七基、押しボタン式信号機七基の計十四基を新設いたしました。
なお、平成二十八年度における信号機の設置要望数でございますけれども、現在、交通規制課に対して
警察署から上申がなされものが合計で四十五件ございます。この四十五件の中から、本年度は十基程度の信号機を新設することといたしております。
50 ◯田畑
委員 この二十七年度で漏れたものも二十八年度に盛り込まれているのがあるんですか。
51 ◯樋渡交通規制課長 二十七年度に引き続きまして本年度も上申がなされているものはございます。
52 ◯田畑
委員 南薩縦貫道については、事故が多いということで新聞にも載っていたんですけれども、私も地元なんですけど、非常に危険だなというふうに感じるんですね。交通量とかそういう条件も言われておりますけれども、田舎に行ったら、それこそ車があまり通らないようなところも結構、信号がついているところがあるんですよね。そういうのを考えれば、どういう基準で設置されるのかなというふうに感じたものですから、南薩縦貫道のほうも、ぜひ要望に沿えるような形で考えていただきたいなと、非常に事故が多くて、私も危ない目に遭いましたので、再検討していただいて、前向きに対処していただきたいというふうに要望しておきます。
終わります。
53 ◯き
久委員 この間の熊本地震で、広域緊急災害連携協定のようなものが各県で結ばれているんでしょうけど、今回の熊本地震で応援に行かれたんですよね。何人ぐらいで、期間はどれぐらいで、おおむね経費というのはどれぐらいかかるものなんですか。
54 ◯今村警備課長 熊本地震につきましては、発災直後に警備部隊を出動させております。さらに交通部隊、それから航空隊を出動させております。その部隊につきましては、いずれも、四月二十五日までで、これらの警備部隊、交通部隊につきましては一旦引き上げております。なお、交通部隊につきましては、五月の連休に、五月一日から一週間、七日まで、またさらにゴールデンウイーク期間中の
交通整理ということで出動をしております。
それから、一般部隊としまして、自動車警ら隊の部隊、それから生活安全部隊、それと特別機動捜査隊の部隊、これらも出しておりますけれども、この中で現在も活動をしておりますのは自動車警ら部隊と機動捜査部隊、この二つの部隊だけでございます。
なお、本日までの延べ出動人員でございますけれども、九百三十六名でございます。(「延べですね」という者あり)はい、延べ人数でございます。
なお、予算等につきましては、現在まだまとめておりませんので、出ておりません。
55 ◯き
久委員 ありがとうございます。
今後、このような災害、これは地震のみならず、集中豪雨なんかもそうですけど、ふえていくと考えられます。そうなっていきますと、もっと動員をせざるを得ないということになってきますよね。そうすると、本来の仕事自体がおろそかになってきます。そういう視点から考えていきますと、全県警の主な方たちが災害に対する知識というのはしっかり持っておかないといけないんではないかなと、こう思ったりするんですね。したがって、将来の災害に向けてのそういうシミュレーション、現在は大体これぐらいの人員を出しているんですけど、将来もっと出さざるを得ないという部分も想定されてくると思います。そういった面でのシミュレーションはされているんですか、また、今後される考えはあるんですか。
56 ◯今村警備課長 御質問の今後たくさんの部隊を出す場合のシミュレーションということでございますけれども、県警におきましては、これまでも県あるいは市町村の防災訓練に参加しております。さらに、今回も出ました
広域緊急援助隊、これの合同訓練ということで、九州の部隊が全部一カ所に集まっての訓練というようなのも実施をしているところでございます。基本的には、第一陣として、この
広域緊急援助隊がまずは出るということを想定しておりますので、いきなりたくさんの
警察官が出ていくということは想定はしておりませんので、今、
委員が御質問されたような、一度にたくさんの
警察官が出ていくというシミュレーションは現在はしていないところでございます。
57 ◯き
久委員 おっしゃるように、体制的には第一陣が出て、それで災害状況を見て、次々とふやしていかざるを得ないというのが、今後、災害の大きさによっては出てくるかもしれませんね。そういった面では、本来の仕事とプラスアルファ、それは県警のみならず、県職員、市町村関係、そういうところもそうかもしれませんけど、そういうシミュレーションというのは今後なお必要になってくるのではないかなと思ったところでした。
58 ◯西高
委員 今、田畑
委員から信号機の質問がありましたが、私たちの
地域も多く信号機設置の要望はあります。ただ、高規格道路が、結局は全部信号機をつけていかなきゃいけなくなったのと一緒で、恐らく、田畑
委員が言われているのも南薩縦貫道だと思うんですね。そういうところの事故率は非常に高いから、要望箇所としては非常にウエートが高いんだろうと思います。
その中で、自分の地区で思ったことが、信号機設置をお願いされるけれども、なかなかできない場所がありまして、では、横断歩道をつけようというときに、まず、交通規制課のほうに志布志
警察署のほうからお願いをして、どういう形にこの道路を改良すれば横断歩道が設置できますかということでお願いをしたら、ある程度の図面ができました。それをもとに、市議会議員さんにお願いをして、市のほうから県のほうに上げてもらって道路改良したんです。そうしましたら、そこは横断歩道がついて、ぴしゃっと皆さん、しっかり一時停止をされて、信号機がなくて済んだと。
もう一つは、これも地元の高速の出口なんですが、停止線位置が非常に奥まっていまして、付近に道の駅もできて、看板が立って見通しが悪くなったところを、これも
警察署長さんに御
相談して、停止位置をまだ前にもってきても、事故率が上がったり、危険性が増すことにはならず、見通しがよくなることがわかったんですね。だから、そこも地区の方が信号機をと言われたんですけど、そういう形で今回解決してみようかと僕らは今、動いているんです。
そういった意味で、非常に信号機設置をするには条件的に難しくても、県の土木部と交通規制課のほうでいろいろと御
相談をされて、道路改良を少しするだけで、信号機がなくても事故率の落ちる場所というのがあるなというのも、僕もここ何年間で経験しているんです。そのあたりについては、やはり
警察署だけで解決しようという問題ではなくなってくるもんですから、土木部と、これについてはこういった改良ができるということで解決していけば、事故率の低下とプラス信号機設置の要望が多いものもある程度は落ち着いてくるんじゃないかなというのを感じたんです。ですから、地元からの要望があった時は、私たち議員でもそうなんですが、ここについては信号機設置を言われますけれども、実は、こういう道路改良をしていただいたら、信号機は設置しなくても事故率は落ちますよねというそういう御提案もある程度はあっていいんじゃないかなと、僕は今回思っていまして、ぜひ、そういうところも気にかけていただけたら、信号機設置の要望に対応できない部分も、事故率低下も両方うまくいくんじゃないかなと思うもんですから、そこはよろしくお願いをしたいと思います。御要望ですので、よろしくお願いします。
59
◯持冨委員長 ほかに質問はありませんか。
[「なし」という者あり]
60
◯持冨委員長 ほかにないようですので、
県政一般を終了いたします。
以上で、
警察本部関係の審査を終わります。
明日は、午前十時から
教育委員会及び学事法制課の審査を行います。
本日は、これをもちまして散会いたします。
御苦労さまでございました。
午前十一時散会
鹿児島県議会 ↑ ページの先頭へ...