まず、一の
公共事業再
評価制度について御
説明いたします。(一)の目的ですが、本制度は、
公共事業の
効率性及びその
実施過程の
透明性の一層の向上を図ることを目的としており、
県土整備部では、
建築都市部と共に平成十年度から導入をしております。
(二)の
公共事業再
評価検討委員会でございます。再
評価の
実施に当たりまして、
学識経験者や弁護士など八名の
委員で構成する
諮問機関として本
委員会を設置しており、
審議を行っていただいております。
(三)の
対象事業ですが、(イ)の
事業採択後十年間もしくは五年間が経過している
事業や、(エ)の再
評価実施後五年間が経過している
事業など、ここに記載しております(ア)から(オ)に示している基準に該当するものでございます。
続きまして、二の
令和四年度
公共事業再
評価対象事業及びその
対応方針についてでございます。恐れ入りますが、先に三ページをお願いいたします。今年度の再
評価の
対象事業とその
事業概要を
一覧表で示しております。左端の区分に示しておりますが、
道路事業が三か所、
河川事業が七か所、
海岸事業が一か所の計十一か所となっております。次の四ページに
箇所図を添付しておりますので、併せて御参照いただければと思います。これら十一か所の
事業につきまして、
事業の
進捗状況、
社会経済情勢の変化などの視点で総合的に
検討し、県として
継続実施とする
対応方針案を作成いたしまして、
公共事業再
評価検討委員会において御
審議をいただきました。
恐れ入ります、二ページにお戻りください。
審議の結果、(二)の
対応方針に記載しておりますとおり、いずれの
事業についても、県の
対応方針案は妥当であるとの御意見をいただきましたことを踏まえ、これらの
事業を全て
継続実施と決定したところでございます。
県土整備部としましては、今回の
審議結果を受けまして、各
事業の
実施に当たり、今後とも計画的かつ効率的な執行に努めてまいります。
説明は以上でございます。御
審議のほどよろしくお願いいたします。
6
◯江頭祥一委員長 説明は終わりました。
これより
質疑を行います。何か
質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
7
◯江頭祥一委員長 特にないようですので、以上で、本件の
質疑を終わります。
次に、
議題にはありませんが、その他として何かありませんか。
原竹委員。
8 ◯
原竹岩海
委員 委員長どうもありがとうございます。今回、
高尾川に関する
事業損失の
補償について確認と
質問をさせていただきたいと思います。平成二十六年八月の豪雨によって、
高尾川流域において
床上浸水被害が多く発生し、
筑紫野市街地に甚大な
被害が発生をしました。これによりまして、県では、平成二十七年度から
地下河川の
整備を進められ、
令和三年度に
工事が完了しております。
工事完成後、幾度かの豪雨を迎えましたが、
地下河川の効果が発揮をされ、
浸水被害は現在まで発生をしておりません。地元からは、感謝の声が多く
自分たちには届いております。
しかしながら、その一方では、
工事の影響による
建物等の
被害、いわゆる
事業損失が発生をいたしており、という声も
自分たちにしっかり届いております。
工事を行った
地下河川の延長が約一キロメートルと長く、損失の
対象物件も多いと思いますが、交渉は、
工事を担当した
那珂県土整備事務所が
対応されているものと認識をいたしております。この中で、特に
不満を持たれている方がおられると地元から伺っております。このことについて
質問をさせていただきたいと思っております。
まず初めでございますが、
高尾川の
地下河川工事を所管する
河川整備課は、このことを把握しておられますか。
9
◯江頭祥一委員長 北野河川整備課長。
10
◯北野河川整備課長 その件につきましては、
工事の影響のおそれがある
対象者約二百三十名を抽出しておりまして、
事前調査を行っております。その中の約六十名の方から
事後調査の
申出をまず受け付けております。その中で、おっしゃられます特に
不満を持たれている方につきまして、大きく二つの理由があるものと把握をしております。
11 ◯
原竹岩海
委員 六十名の
事後調査の
申出の方のほとんどの方にはしっかりと
対応をいただいておるということがはっきり分かりました。それでは、その二つについて御
説明をお願い申し上げたいと思います。
12
◯北野河川整備課長 まず、
一つ目といたしましては、既に
補償契約を交わしております。その後、
補償金の
支払いまで終えているものの、その後、納得いかないと再度申入れがあったものです。
また、もう
一つ目ですけれども、現在、
事後調査が終わっておりまして、
補償内容について
県土整備事務所にて
検討中ではございますが、その
補償内容について不安を持たれているものでございます。
13 ◯
原竹岩海
委員 一つは、
補償契約後に納得がいかないという御報告でございますが、それでは、どのような点で
不満を具体的に持っておられるのかお伺いします。
14
◯北野河川整備課長 まず、県から
補償内容について具体的に
説明を行いまして、
内容について納得をした上で
契約を行っているものと聞いております。しかしながら、
契約後に、当時の
補償内容について十分でないということで
不満を持っておられると聞いております。
15 ◯
原竹岩海
委員 それでは、
当該者の方は、この
契約書に
署名、
捺印はしておられますか。
16
◯北野河川整備課長 契約時には、
契約書への
署名と
捺印は頂いている確認を
事務所に行っております。
17 ◯
原竹岩海
委員 なかなか難しい問題ですね。この
事業は、私も地元の議員として、当時の
県会議員と共に大きな責任を感じております。それで、
補償契約書に
署名と
捺印まで行っておられ、
支払いも済んでいるということを今日ちょっと確認させていただきました。また、もう一つは、
補償内容を
検討中とのことでございます。
事業損失にはいろんな
不満を持たれておられる方もいらっしゃると思いますが、いずれにしましても、丁寧な
対応が必要だと思います。今後とも、誠意ある
対応をしっかりとやっていただきますよう強く要望しまして、今日は時間もございませんので、
質問を一旦終わります。以上です。
18
◯江頭祥一委員長 ほかに、
原口委員。
19
◯原口剣生委員 関連でさせていただきたいと思います。この案件については、当時、
高尾、
鷺田川、大氾濫が起きました。この問題については、川の下に川を造るというような形の中の発想の中でこれはやられたと思います。その中で、あそこの
問題点は、
大賀酒造さんがあそこの
地下水を迷惑がかからないようにしたらどうだろうかとか、いろんな案件の中において、これは今まで計画をした中においてあの
工事ができて、この間、竣工した。
その中で、今、
北野課長が言われるような形の中で、私たちは、この
補償の問題、これについては十二分に
県土整備部、特に
那珂県土整備事務所の担当の方もそれに十分に気を払った中においてやられてきたと思います。そして、その中で、いつもここの中で問題が起きないように
コンサルさんを中に入れた中において物事を進めていく。そして、こうこうこういう箇所がこういうふうになってきたから、これについてはこういったところの
補償をこれだけありますというようなことでそれを整理されていくと思うんですね。
でも、その中でそのお二方、一人の方は今
検討中というようなことでありますから、この方については
コンサルさんを中に入れた中において明確に今からやっていかれるだろうと思います。もう一方におかれては、
署名、
捺印までして、やっておみえになっているとするならば、これについては、どういったところがどういうふうにいかんのか、そういった調査は必要だと思います。でもここの中で、これを蒸し返してやっていっても、私は問題が解決するとは思いません。
そこで、私が思うのは、今後の
対応として、これについてはやはりこの
県土整備部の一番の長は部長でありますから、部長のほうから今後どういうふうな在り方で物事を進めていくか、どういうふうにやっていくかということをまずここでお聞かせをしていただく中において、今後の
対応、対策を進めていかれたらどうかというふうに思いますので
質問をさせていただきます。以上です。
20
◯江頭祥一委員長 西川県土整備部長。
21
◯西川県土整備部長 今御指摘いただきました件につきましては、
公共事業で御協力いただいた方に
事業損失が出たケースにつきましては、今御指摘いただきましたように、しっかりとした資料を客観的に整えて、それで御
説明をしながら公明正大に手続を取らさせていただいているところでございます。いずれにしましても、今回の事案、御指摘をいただいておりますけれども、その点につきましてもしっかりと、
公共事業に御協力いただいた方でございますので、
事業損失の
内容につきましてしっかりと精査をして、今後とも
事業主体の県として責任持って真摯に
対応していきたいというふうに考えてございます。以上でございます。
22
◯原口剣生委員 はい、ありがとうございます。
23
◯江頭祥一委員長 よろしいでしょうか。
24
◯原口剣生委員 よろしいです。
25
◯江頭祥一委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者がある〕
26
◯江頭祥一委員長 特にないようですので、次に進みます。
次に、「今後の
委員会活動について」お諮りいたします。
今後の
委員会活動につきましては、正副
委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者がある〕
27
◯江頭祥一委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。
最後に、
会議録署名委員を指名いたします。
原口剣生委員、
原竹岩海
委員、以上二名の
委員を指名いたしますので、よろしくお願いいたします。
以上で、本日の議事は全て終了いたしました。
これをもちまして
県土整備委員会を閉会いたします。どうもありがとうございました。
午 後 三 時 十 八 分 閉 会
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