ツイート シェア
  1. 愛媛県議会 2020-03-18
    令和 2年第367回定例会(第8号 3月18日)


    取得元: 愛媛県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-05
    令和 2年第367回定例会(第8号 3月18日) 第367回愛媛県議会定例会会議録  第8号 令和2年3月18日(水曜日)   〇出席議員 47名   1番  中 野 泰 誠   2番  西 岡   新   3番  山 崎 洋 靖   4番  菅   森 実   5番  浅 湫 和 子   6番  石 井 智 恵   7番  中 田 晃太郎   8番  大 政 博 文   9番  新 田 泰 史   10番  黒 川 理惠子   11番  欠     番   12番  欠     番   13番  武 井 多佳子   14番  田 中 克 彦   15番  西 原   司   16番  塩 出   崇
      17番  高 橋 英 行   18番  松 下 行 吉   19番  川 本 健 太   20番  帽 子 大 輔   21番  大 石   豪   22番  宇 高 英 治   23番  欠     番   24番  欠     番   25番  菊 池 伸 英   26番  古 川 拓 哉   27番  兵 頭   竜   28番  大 西   誠   29番  松 尾 和 久   30番  福 羅 浩 一   31番  三 宅 浩 正   32番  西 田 洋 一   33番  欠     番   34番  欠     番   35番  木 村   誉   36番  笹 岡 博 之   37番  鈴 木 俊 広   38番  石 川   稔   39番  梶 谷 大 治   40番  徳 永 繁 樹   41番  高 山 康 人   42番  渡 部   浩   43番  戒 能 潤之介   44番  欠     番   45番  欠     番   46番  越 智   忍   47番  横 田 弘 之   48番  毛 利 修 三   49番  赤 松 泰 伸   50番  本 宮   勇   51番  西 原 進 平   52番  中 畑 保 一   53番  明 比 昭 治   54番  岡 田 志 朗   55番  森 高 康 行   ―――――――――― 〇欠席議員 なし   ―――――――――― 〇欠  員 なし   ―――――――――― 〇出席理事者  知事          中 村 時 広  副知事         神 野 一 仁  副知事         八 矢   拓  公営企業管理者     兵 頭 昭 洋  総務部長        高 橋 正 浩  企画振興部長      金 子 浩 一  スポーツ・文化部長   高 石   淳  防災安全統括部長    福 井 琴 樹  県民環境部長      岸 本 憲 彦  保健福祉部長      山 口 真 司  営業本部長       八十島 一 幸  経済労働部長      田 中 英 樹  農林水産部長      田 所 竜 二  土木部長        杉 本   寧  会計管理者出納局長   菅   豊 正  教育長         三 好 伊佐夫  副教育長        武 智 俊 和  人事委員会委員長    安 藤   潔  公安委員会委員     渡 部 智磨子  警察本部長       篠 原 英 樹  監査委員        永 井 一 平  監査事務局長      山 本 亜紀子   ―――――――――― 〇出席事務局職員  事務局長        東 野 政 隆  事務局次長       八 塚   洋  参事総務課長      松 本 賢 固  参事議事調査課長    西 田 洋 一  政務調査室長      入 舩   理  議事調査課主幹     二 神 裕 志   ―――――――――― 〇本日の会議に付した事件  定第1号議案ないし定第19号議案、定第23号議案ないし定第64号議案  請願  定第65号議案ないし定第68号議案  議発第8号議案ないし議発第13号議案  継続調査承認の件  議長辞職の件  議長選挙の件  副議長辞職の件  副議長選挙の件  常任委員会委員改任の件  議会運営委員会委員辞任許可及び補充選任の件  新議長の環境保健福祉委員会委員及び少子高齢化人口減少対策特別委員会委員辞任許 可の件  前議長の少子高齢化人口減少対策特別委員会委員補充選任の件      午前10時 開議 ○(西田洋一議長) ただいまから、本日の会議を開きます。  本日の会議録署名者岡田志朗議員本宮勇議員を指名いたします。    ――――――――――――――――― ○(西田洋一議長) この際、知事から報告したい事項がある旨の申し出がありましたので、これを許可します。   〔中村時広知事登壇〕 ○(中村時広知事) 昨日夜9時ぐらいに、県内で3例目となる新型コロナウイルスの感染者が確認され、先ほど記者発表を行ったところでございます。ただし、市中感染ではなく、海外で感染した可能性が高いと考えております。また、御本人は県内に戻り1日が経過した時点で検査を行い、すぐに感染症指定医療機関に昨日中に入院をいただいております。加えて、御本人、御家族が感染予防のために極めて冷静かつ適切な行動をとられておりまして、県内への感染拡大の可能性は極めて低いと考えております。感染された方へお見舞い申し上げますとともに、適切な行動をとられたことに深く感謝いたします。  感染された方は30代の女性で、住所地は松山市でございますが、この数カ月は海外で生活をされており、3月16日、一昨日にイタリアから帰国をされ、同日16日中に松山市の自宅に帰ってこられました。イタリア滞在中からせきの症状があり、帰宅後、喉の痛みや倦怠感を伴った発熱がありましたことから、翌17日、昨日に、松山市内の帰国者・接触者相談センターに相談があり、PCR検査を行ったところ、陽性の結果となりました。
     現在、御本人は、発熱、せき等の症状はあるものの、肺炎の所見はなく軽症でありますが、昨夜のうちに感染症指定医療機関の陰圧病床に入院いただきますとともに、自宅等は消毒済みでございます。また、せきの症状が出て以降、移動中は終始マスクを着用され、帰宅後は自宅からの外出を控えるとともに、御家族には検査前から外出しないよう伝えられておりまして、結果判明後にも改めて松山市保健所から自宅待機と健康観察を要請し、御了解をいただいております。  県といたしましては、今後、松山市と連携して、判明した事実はできる限り迅速、正確にお知らせしたいと考えております。  繰り返しになりますが、御本人は海外で滞在中に感染した可能性が極めて高く、帰国後は他の方に感染を広げないために極めて冷静、適切な行動をとられており、現時点で県内で感染が拡大する可能性は極めて低いと考えておりますので、議員各位を初め県民の皆さんには、落ちついて受けとめていただきますようよろしくお願い申し上げます。  以上です。    ――――――――――――――――― ○(西田洋一議長) これから、定第1号議案令和2年度愛媛県一般会計予算ないし定第19号議案、定第23号議案ないし定第64号議案及び請願を一括議題とし、各委員長から審査の経過と結果を報告願うことにいたします。  まず、総務企画委員長に報告を願います。 ○(松下行吉議員) 議長 ○(西田洋一議長) 松下行吉議員   〔松下行吉議員登壇〕 ○(松下行吉総務企画委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、県庁本庁舎の耐震化についてであります。  このことについて一部の委員から、第二別館の建てかえや議事堂の耐震改修について、工法や整備内容の検討状況はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、第二別館は、現在地で建てかえることを想定し、来年度から地質調査を実施するとともに、庁舎解体及び建てかえ工事の設計作業に着手したいと考えており、4年度に着工、7年度の完成を目指している。整備内容については、防災オペレーションルームの設置や本庁舎外に配置しているスポーツ・文化部の集約、会議室の確保等による執務環境の改善などを想定している。  また、議事堂は、鉄骨ブレースの設置や議場つり天井脱落防止対策などの改修工事により耐震性を確保したいと考えており、2年度に実施設計を行うこととしている。改修工事は、3年度から約2年間で行うことを想定しており、定例会等に影響が出ないような設計・施工に努めたい旨の答弁がありました。  第2点は、デジタル総合戦略の推進についてであります。  このことについて一部の委員から、デジタル総合戦略推進体制の具体的な組織構成やどのような効果を期待しているのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、来年度新たに、デジタル施策展開の司令塔となるデジタル総合戦略本部を庁内に立ち上げ、本県のデジタル化の方向性を示すデジタル総合戦略の策定や人材育成に取り組むほか、最新の技術動向や活用方策等に精通した外部人材をデジタルコーディネーターとして配置し、庁内募集により選定した3つのテーマについて、民間ならではの自由な発想や切り口で戦術的な助言・指導を得て、先進的で効果的な事業の実現を図りたい旨の答弁がありました。  第3点は、しまなみ海道魅力向上事業についてであります。  このことについて一部の委員から、しまなみ海道のさらなる誘客促進に向け、どう取り組んでいくのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、しまなみ海道は、これまでの取り組みにより、年間30万人以上のサイクリスト等が訪れるエリアになり、昨年11月には国からナショナルサイクルルートの指定を受けたところである。また、移住者や地域住民によるカフェやベーカリー等の創業も相次ぐなど、地域活性化に結びついていると手応えを感じている。  これらを踏まえ、しまなみ海道最大の魅力である来島海峡大橋にスポットを当て、より本県側への誘客を促進したいと考えており、当該エリアのブランドコンセプトに基づくモニュメントの設置やエリアでの滞在時間をふやすためのコンテンツを地元事業者等と連携して造成するほか、しまなみ海道の総合的、戦略的な振興を図るため、市町等の関係者間で共有できる振興ビジョンを策定したい旨の答弁がありました。  このほか、次期県税システムの開発、働き方改革の推進、新型コロナウイルス感染症に係る国と地方との連携や公共交通機関への影響、岡山理科大学獣医学部への支援などについても、論議があったことを付言いたします。  最後に、請願について申し上げます。  当委員会に付託されました請願1件については、願意を満たすことができないとして、不採択と決定いたしました。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(西田洋一議長) 次に、環境保健福祉委員長に報告を願います。 ○(松尾和久議員) 議長 ○(西田洋一議長) 松尾和久議員   〔松尾和久議員登壇〕 ○(松尾和久環境保健福祉委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、消防団広域協力体制構築事業についてであります。  このことについて一部の委員から、消防団の広域協力体制の構築にどう取り組んでいくのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、大規模災害時における消防団の広域応援体制のあり方を検討するため、消防団長や常備消防の消防長等による検討委員会で相互応援の要件や手順、活動内容等について協議を重ねてきた。  広域相互応援に向けては、被害規模等に応じ、近隣市町、東・中・南予ブロック内、同ブロック間の順に派遣範囲を検討すること等を盛り込んだ協定案を策定し、県内市町の同意を得ているところである。  また、昨年、広域相互応援の実効性を高めるため、東・中・南予ブロック近隣市町消防団の合同訓練を実施したところであり、来年度も引き続き、消防団の組み合わせを変えて訓練を行うほか、消防団同士の円滑な情報共有のため、共通機種の携帯無線機の整備を行う旨の答弁がありました。  第2点は、5Gを活用した遠隔医療支援システムについてであります。  このことについて一部の委員から、愛南地域での遠隔医療支援システムの内容はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、高精細かつ低遅延で患者の映像をリアルタイムで伝送できる5G通信により、在宅医療の支援が可能となり、まずは、医師不足が深刻な愛南地域において活用しようとするものである。  訪問診療等を行う若手の研修医や専攻医、看護師等がタブレットで南宇和病院の指導医師からバックアップを受けることにより、診断の手助けや不安解消のほか、患者に主治医が診療しているかのような安心感を与え、信頼関係の構築にもつながることになる。  さらに、南宇和病院CT画像等の診療情報を中央病院と共有することで、専門医から助言診断を受けられる体制も構築できるほか、南宇和病院総合診療専門医の研修拠点とすることで、地域に必要な医師の確保にもつなげたい旨の答弁がありました。  第3点は、新型コロナウイルス対策についてであります。  このことについて一部の委員から、新型コロナウイルスに関して、どのような対策をとっているのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、PCR検査体制は、3月12日から検査機器が2台となるほか、愛媛大学や松山市から職員の応援をいただき、1日の検査可能件数はこれまでの40件から80件に倍増する。検査が必要な重症者を優先するため、医師が感染を疑う場合は、インフルエンザ等他の疾患の鑑別を受けた上で、検査を実施することとしている。  また、県内の感染症指定医療機関では、使用可能な病床は20床あるが、一般病床で受け入れ可能な病床も含め、県全体で約70床を確保できる見込みである。圏域に入院できる病床がない場合は、他圏域での受け入れを調整し、軽症であれば、陰圧病床以外の一般病床でも対応可能となっている。  さらに、保育所等は1園が休園しているが、保育希望者がいれば受け入れている。幼稚園等は109園中87園が開園、22園が一部休園もしくは登園自粛の措置をとっている。各園には感染症対策の徹底を呼びかけている旨の答弁がありました。  このほか、プラスチック資源循環の促進、とべ動物園でのバイオマスの活用、伊方発電所で連続して発生したトラブル等衛生環境研究所の整備、若年がん患者への支援、食の安全安心推進条例などについても、論議があったことを付言いたします。  最後に、請願について申し上げます。  当委員会に付託されました請願4件については、いずれも願意を満たすことができないとして、不採択と決定いたしました。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(西田洋一議長) 次に、農林水産委員長に報告を願います。 ○(高橋英行議員) 議長 ○(西田洋一議長) 高橋英行議員   〔高橋英行議員登壇〕 ○(高橋英行農林水産委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、リアルタイム農業普及指導ネットワーク構築事業についてであります。  このことについて一部の委員から、当事業の具体的な内容はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、県では、5G通信網の整備等を見据え、現場の普及指導員試験研究機関、本庁を結ぶネットワークを構築し、農家の圃場から送られる鮮明な映像等をもとに、試験研究機関等と連携したリアルタイムでの生育診断や助言を行うほか、JAや市町も含めた濃密な意見交換等を可能とする体制づくりにも取り組むこととしている。また、普及指導業務を効率化することで生まれた時間を利用し、農業者と県の各指導機関等がより密接に連携していきたい。  将来的には、5G通信網の整備拡大を踏まえながら、農家がスマートフォン等で撮影した圃場の画像をもとにした診断システムの開発等にも取り組む旨の答弁がありました。  第2点は、愛媛あかね和牛の生産拡大についてであります。  このことについて一部の委員から、愛媛あかね和牛の現在の生産状況はどうか。また、今後、生産拡大にどのように取り組んでいくのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、この3年間で優良な母牛の増頭を進めた結果、今年度は82頭を出荷できる予定であり、肉質規格の適合率も現在は80%を超える状態になっている。来年度は100頭を超える出荷を見込んでおり、令和4年度には、目標としている年間240頭の出荷を達成できる見込みである。  また、現在は繁殖農家で生まれた子牛を肥育農家が購入して育成しているが、来年度からは、肥育農家が子牛の繁殖から肥育までを一貫して生産する体制づくりを推進することで、将来にわたって安定的な生産や増頭に取り組み、令和4年度以降もさらなる拡大を目指していきたい旨の答弁がありました。  第3点は、漁協の合併についてであります。  このことについて一部の委員から、合併後の新漁協への支援をどう考えているのか。また、合併に参加しなかった漁協にどう対応していくのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、今回、県内53漁協のうち43漁協が合併して新たに設立される愛媛県漁業協同組合の体制整備と円滑な運営を支えるため、設立時に要する初期費用への助成や運営経費への支援によって負担軽減を図ることとしている。  また、合併に参加しなかった10の漁協に対しても、輸出事業のための施設整備への助成や、経営再建中の組合の債務解消のための利子補給を継続して行うなど、これまでと同様に支援することとしている。  県としては、新漁協が今後、スケールメリットを生かした強い組織へと成長することを期待するとともに、今回合併に参加しなかった漁協の加入が促進されるようサポートしていく旨の答弁がありました。  このほか、新型コロナウイルス感染症農林水産業への影響と対策、特別栽培農産物等認証の現状、えひめ森林公園の魅力向上、アコヤガイ種苗生産施設の整備、本県技術職員の育成と農林水産業の維持・発展などについても、論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(西田洋一議長) 次に、経済企業委員長に報告を願います。 ○(古川拓哉議員) 議長 ○(西田洋一議長) 古川拓哉議員   〔古川拓哉議員登壇〕 ○(古川拓哉経済企業委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、新型コロナウイルス感染症に関する中小企業等への支援についてであります。  このことについて一部の委員から、県内中小企業等からの相談状況はどうか。また、資金繰りや従業員の雇用維持のための支援はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、県や信用保証協会、商工団体、よろず支援拠点に合わせて213事業者、延べ300件の相談が寄せられており、内容は売り上げの減少や資金、融資等となっている。支援策については、今年度430億円の融資枠を確保している県の緊急経済対策特別支援資金で、融資対象を通常3カ月間の平均売上額の減少で判断するところ、最近の1カ月間で判断するよう要件緩和したほか、融資利率も、現行制度では最低の1.5%に引き下げることとしている。  また、雇用維持を支援する国の雇用調整助成金の対象拡大を受け、県独自に上乗せ助成している緊急地域雇用維持助成金も対象を県内全域に拡大し、国と連携して制度周知に努めている旨の答弁がありました。  第2点は、不織布タオル等製造効率化技術開発事業についてであります。  このことについて一部の委員から、事業内容はどうか。また、この事業による技術の開発で生産性や効率性がどれくらい向上するのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、県繊維産業技術センター県内タオルメーカーが連携して、3カ年計画で、不織布の糸を活用した乳幼児専用の抗菌性にすぐれたタオルや海外向けの硬水対応タオルなどの開発に取り組むこととしており、来年度は、限られた労働力で効率的な生産体制整備を行うため、AI・IoT等を活用した製造工程管理システムを開発するものである。  当システムの導入により、タオルを織る織機を停止して行っている重量測定をリアルタイムで実施したり、人の目では発見しにくい不良品を発見できるなどのメリットがあり、織機の稼働率を現在の70%から90%へ向上させるとともに、1人が操作する数を5台から20台に引き上げることを目標に取り組む旨の答弁がありました。  第3点は、県立病院における新型コロナウイルス感染症への対応についてであります。  このことについて一部の委員から、今後、感染が拡大した場合、感染症指定医療機関の対応病床をさらに広げていくこともあるのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、県立病院では、県立中央病院県立新居浜病院が第二種感染症指定医療機関に指定されている。  感染が拡大した場合の県立病院独自の取り組みとして、感染症病床以外でも、例えば、他の患者と動線を完全に分離できる、あるいは、陰圧機能を有していることで対応が可能な病床があり、これらと感染症病床を合わせて、県立中央病院では14室14床、県立新居浜病院では5室17床を準備しており、地域医療を守るため、県立病院としての役割をしっかりと果たしていきたい旨の答弁がありました。  このほか、新型コロナウイルス感染拡大による観光業への影響等、就職氷河期世代への能力開発支援県立新居浜病院の整備、肱川発電所の更新などについても、論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(西田洋一議長) 次に、建設委員長に報告を願います。 ○(石川稔議員) 議長 ○(西田洋一議長) 石川稔議員
      〔石川稔議員登壇〕 ○(石川稔建設委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、ダム貯水池保全緊急対策事業についてであります。  このことについて一部の委員から、当事業は、堆砂率の高い鹿森ダムで洪水調節機能の向上を図るとのことであるが、その実施内容はどうか。また、ほかのダムの対応はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、鹿森ダムは堆砂率が200%を超えており、これまで上流の貯砂ダムを中心に堆砂除去を実施してきたところである。  来年度には、ダム貯水池への進入路が完成し、直接貯水池内の掘削が可能となることから、洪水調節容量内等の土砂を除去することとし、まずは主放流管付近の約1万立方メートルの堆砂除去に本格的に取り組むこととしている。  また、黒瀬ダムや玉川ダムでも堆砂が進行していることから、ダム管理施設改良費などの予算も有効に活用しながら堆砂除去に努めていきたい旨の答弁がありました。  第2点は、自転車走行環境整備事業についてであります。  このことについて一部の委員から、当事業は、前年度に比べ大幅に予算が増加しているが、その整備内容はどうか。また、ほかの地域と差別化を図るための取り組みはどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、しまなみ海道は、昨年11月にナショナルサイクルルートの指定を受け、国内外から幅広い世代の利用が見込まれることから、さらなる安全性の向上に向け、来年度以降も自転車の走行環境整備に取り組むこととしている。  具体的には、歩道の一部を路肩に転換し、車道と歩道の間に自転車の走行空間となる広幅路肩整備を初め、高速本線取りつけ部の急勾配連続区間等への注意喚起看板の設置などを行うこととしている。  特に歩道の一部を路肩に転換する取り組みは、本県独自の取り組みであり、ほかのルートとは違った、世界に誇れるルートとして整備していきたい旨の答弁がありました。  第3点は、愛南町における海岸保全施設の整備等についてであります。  このことについて一部の委員から、津波の脅威にさらされている地域では、ハード・ソフトの両輪で進めていく必要があると思うがどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、愛南町は、町民の津波に対する防災意識が高く、避難訓練や防災教育に力を入れるとともに、津波避難ビルの指定を進めており、津波避難タワーについても検討しているところである。  また、ソフト対策だけでは、町民の生命を守れても、貴重な資産が失われ、復旧・復興に相当の時間を要することになるため、町民の合意のもとに、一日も早いハード整備による津波対策を進める必要があると考えており、ハード・ソフトの両輪でしっかりと津波対策を進めていきたい旨の答弁がありました。  このほか、新型コロナウイルス感染拡大による建設資材等への影響、建設業の担い手確保対策、県営住宅管理条例の改正と県営住宅のバリアフリー化などについても、論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(西田洋一議長) 次に、スポーツ文教警察委員長に報告を願います。 ○(兵頭竜議員) 議長 ○(西田洋一議長) 兵頭竜議員   〔兵頭竜議員登壇〕 ○(兵頭竜スポーツ文教警察委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、障がい者スポーツの普及についてであります。  このことについて一部の委員から、東京パラリンピックの開催が近づく中、障がい者スポーツをどのように普及していくのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、来年度は、障がい者スポーツの裾野拡大に重要な役割を果たす指導者の活動支援に力点を置くほか、引き続き、パラトップアスリート等の競技力向上もサポートしていく。新たな取り組みとして、ボッチャ競技の指導者養成や障がい者と健常者がともに楽しめるeスポーツの普及に取り組み、パラスポーツの県民への理解促進を図るため、障がい者スポーツ大会へのボランティア参加も促していきたい。  また、県では、車椅子バスケットなど障がい者スポーツに利用できる施設があるが、一部の市町では、利用の際、細かな条件がつけられる事例があると聞いており、施設の利用拡大に向け県からも働きかけていきたい旨の答弁がありました。  第2点は、令和4年度四国インターハイに向けた競技力向上についてであります。  このことについて一部の委員から、四国ブロックとして初めて開催されるインターハイに向けて、競技力の向上にどう取り組んでいくのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、県としては、8位以内の入賞件数について、えひめ国体開催年の48件を超える50件を目標に掲げ、中高生の競技力向上に向けた取り組みを一層強化することとしている。  強化方針としては、開催年に高校生となる学年をターゲット世代に位置づけ、県外遠征への参加選手、チーム数の拡大や実施回数の増加、県外強豪校を招いての練習試合や、全国トップレベルの優秀な指導者招聘による県内指導者の資質向上研修会の実施など、中体連や高体連等の関係団体とも連携し、国体レガシーとしての競技力強化のノウハウも活用しながら、計画的に取り組んでいく旨の答弁がありました。  第3点は、愛媛県迷惑行為防止条例の改正についてであります。  このことについて一部の委員から、条例改正を受け、今後、客引き行為等の摘発にどのように取り組んでいくのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、松山市中心部の繁華街対策として、県警本部と松山東警察署では、対策プロジェクトチームを発足し、客引き等を行っている店舗や暴力団が関係する店舗の実態把握のほか、防犯カメラの映像分析や視察、内偵等による客引き等の違法行為の取り締まりを行っている。  一方、実際には、警察官を見て逃げる者が多く、事前の客待ち行為を排除し、取り締まりの効果を高めるために、今回の条例改正を行ったものであり、今後も、客待ちを行う者や店舗に対する指導警告とあわせ、しつこい客引き等の違法行為の取り締まりを徹底するなど、総合的に対応していきたい旨の答弁がありました。  このほか、聖火リレーの準備状況、オリンピック・パラリンピックの事前合宿、フリースクールと連携した不登校支援、一斉臨時休業に伴う子供や学校現場への支援、誤認逮捕に係る再発防止策の徹底、交通死亡事故抑止目標達成の要因などについても、論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(西田洋一議長) 以上で各委員長の報告を終わりました。    ――――――――――――――――― ○(西田洋一議長) お諮りいたします。  各委員長報告に対する質疑を省略することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(西田洋一議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認め、そのとおり決定いたします。    ――――――――――――――――― ○(西田洋一議長) お諮りいたします。  知事から、定第65号議案愛媛県教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについてないし定第68号議案が提出されましたので、日程を変更追加して、一括上程付議することに異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(西田洋一議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。  知事の説明を求めます。   〔中村時広知事登壇〕 ○(中村時広知事) ただいま上程されました議案について説明をさせていただきます。  教育長の三好伊佐夫氏から、本年3月31日をもって辞職したいとの申し出がありましたので、新たに農林水産部長の田所竜二氏を任命したいと存じます。  田所氏は、農林水産部長として西日本豪雨災害からの復興やアコヤガイのへい死等の重要課題に的確に対応するとともに、経済労働部や企画振興部に在籍し、多様な産業を担う人材の育成に教育委員会等と連携して取り組んでおり、教育長として適任と考えております。  次に、収用委員会委員の高橋直人氏は、本年4月10日をもって任期満了となりますが、同氏は弁護士としての専門的知識を生かし、収用案件に適正な判断をいただくなど、収用委員会の運営に欠かせない人材でありますため、再任したいと存じます。  次に、監査委員の本田和良氏から、本年3月31日をもって辞任したいとの申し出がありましたので、新たに総務部長の高橋正浩氏を選任したいと存じます。  高橋氏は、防災安全統括部長、東予地方局長を歴任した後、総務部長として防災・減災対策、人口減少対策、地域経済の活性化など、重要課題の推進に向けた行財政運営などに手腕を発揮しており、監査委員として適任と考えております。  また、県議会議員から選任されておりました毛利修三氏が、本年3月17日をもって辞任されましたので、新たに森高康行氏を選任したいと存じます。  以上、適切な議決をよろしくお願いいたします。 ○(西田洋一議長) お諮りいたします。  以上の議案に対する質疑及び委員会付託は省略することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(西田洋一議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認め、そのとおり決定いたします。    ――――――――――――――――― ○(西田洋一議長) お諮りいたします。  横田弘之議員外13名から、議発第8号議案新型コロナウイルス感染症対策に関する意見書、横田弘之議員から、議発第9号議案アコヤガイ大量へい死対策の推進を求める意見書ないし議発第13号議案が提出されましたので、日程を変更追加して、一括上程付議することに異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(西田洋一議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。  お諮りいたします。  議案はいずれもお手元に配付のとおりでありますので、以上の議案に対する説明、質疑及び委員会付託は省略することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(西田洋一議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認め、そのとおり決定いたします。    ――――――――――――――――― ○(西田洋一議長) これから、定第1号議案令和2年度愛媛県一般会計予算ないし定第19号議案、定第23号議案ないし定第64号議案及び請願並びに定第65号議案ないし定第68号議案及び議発第8号議案ないし議発第13号議案を一括議題とし、討論を行います。 ○(武井多佳子議員) 議長 ○(西田洋一議長) 武井多佳子議員   〔武井多佳子議員登壇〕 ○(武井多佳子議員) (拍手)ネットワーク市民の窓の武井多佳子です。  反対討論を行います。  定第23号議案2019年度愛媛県一般会計補正予算中、今治新都市中核施設整備費補助金6億9,097万1,000円に反対をいたします。  加計学園獣医学部の整備に対して愛媛県が補助する税金は、合わせて31億円にも上ります。人獣共通感染症対策、新薬開発などの先端ライフサイエンス研究や地域における感染症対策など、新たなニーズに対応できる、また、アジア、アフリカ諸国の留学生を教育し、世界で活躍できる人材を養成する目的を掲げて、広域的に獣医師を養成する大学の存在しない地域に限るという条件のもと、開学して3年目を迎えています。  残念ながら、新型コロナウイルス感染という不測の事態にもお力を発揮していただいていないとのこと。また、韓国人受験生の入試において不当な扱いがあったのではないかと報道されましたが、現在、外国人留学生が15人では、受け入れ環境にも課題があるのではないでしょうか。世界に冠たる獣医学部が単なる建前でないことは、今後も注目されると思います。  さて、2013年9月議会で県議会が提出した獣医師養成系大学の設置に関する規制緩和を求める意見書の中で、公務員獣医師不足を強調していましたが、その対策として、加計学園は定員20名の四国枠を設けるとしていました。残念ながら、2018年4人、2019年1人、2020年はゼロ、全く実績が伴っていません。このような公益性に乏しい状況で、県民の大切な税金を補助することは認められません。  請願第7号選択的夫婦別姓の導入など、一日も早い民法改正を求める意見書の採択を求めることについての不採択に反対します。  ことし1月、朝日新聞が実施した調査によると、選択的夫婦別姓に賛成が69%、反対の24%を大きく上回っていました。また、自民支持層でも63%が賛成と時代は確実に変わっています。2月27日開催の選択的夫婦別姓を求める院内集会に、市民、弁護士、与野党を超えて多数の国会議員が集いました。  2003年、国連女性差別撤廃委員会が日本政府に勧告し、2015年、第4次男女共同参画基本計画に検討することが明記され、ずっと足踏み状態が続いていましたが、今、各政党内でも学習会が開かれるなど、法改正への機運は高まりつつあります。互いの生き方を認め合う寛容な社会を目指して、ここ県議会においても、選択的夫婦別姓への誤解を解くべく、大いに議論が深まることを期待いたします。  請願第10号伊方原発の工事を停止させ、トラブルの原因究明及び廃炉を求めることについて及び請願第11号の不採択に反対します。  四国電力は、伊方原発3号機の定期点検において、ことし1月12日、原子炉容器内の核燃料を取り出す準備作業中、制御棒を過って引き抜くという世界的にもまれな事故を起こしました。  原子力規制委員会の更田豊志委員長は、私たちの知る限りでは前例はないと異例のトラブルだと強調し、同委員会の山中伸介委員は、事業者の深刻度や捉え方が少し軽過ぎるのではないかとも指摘しました。  ところがわずか8日後の1月20日、核燃料をラックに乗り上げるという事故が続き、更田委員長は、トラブルが続くということは、何か背景がある。ちょっと四国電力を心配していると、さらに苦言を呈しています。  私は、急遽1月24日、県下29名の自治体議員と連名で、直ちに定期点検を中止し、事故原因を調査し、県や住民への説明責任を果たすよう要請しました。ところが翌25日は、電源喪失という重大事故を引き起こしました。折しも、1月17日、広島高裁が2度目の運転差しどめ仮処分決定を出したところです。  ことし2月、愛媛新聞の県民調査によると、稼働に否定的な意見が68.8%、原発の安全性に関しても不安、やや不安合わせて89.1%。今、県民の不安は増大しています。10回目の3月11日を迎え、福島第一原発事故の収束とはほど遠い現実からも、私たちは廃炉しかないということを真摯に学ぶべきだと思います。  以上で私の反対討論を終わります。  皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。(拍手)
    ○(西田洋一議長) 討論を続けます。 ○(田中克彦議員) 議長 ○(西田洋一議長) 田中克彦議員   〔田中克彦議員登壇〕 ○(田中克彦議員) 日本共産党の田中克彦です。  まず、定第23号議案令和元年度2月補正予算案、特に今治新都市中核施設整備費補助金、学校法人加計学園への最後の財政支援、これまでの2回と合わせ約31億円となりますが、反対の立場から討論を行います。  県議会もガバナンスとコンプライアンスを学園に求める決議を上げました。その後、理事長の記者会見はあったものの、県民から説明責任が尽くされていないと批判も上がりました。うそをついた学園幹部に対し、第三者による調査があったとは聞いておりません。  最近では、2019年推薦入試で韓国人受験生が不当に扱われたと報道されたことに対し、文部科学省の聞き取りでも全員が面接ゼロ点で全員が不合格だったことは認め、文科省も引き続き大学としての説明を求めたいとされています。  こうした問題が起こりますと、大学が調査委員会を設置するものですが、今回もそうした対応は確認されず、ホームページでの釈明のみとなっています。建物はできても、法人の姿勢はこれからも問われるものではないでしょうか。  設置許可はされたものの、留意事項で指摘された統合参加型臨床実習の課題や病原体を扱う人獣共通感染症学実習などは、今後、国からチェックがまだ残されております。また、武井議員からも指摘があったように、四国枠の受験生は3年間で16人にとどまっています。公務員獣医師の確保には、抜本的な処遇の改善こそ必要なことが改めて浮き彫りにもなったように思います。ぜひ、その対応を図っていただきたいと考えます。  3年で31億円、支援の理由として公益性を言われるからには、獣医学部とどう連携し、どういった成果を上げるのか、地域経済の活性化にどう生きるのか、具体的な説明をその都度、県民に示していただくことが必要になると強く申し上げて補正予算案に反対いたします。  次に、国家における憲法論議の推進と国民的議論の喚起を求める意見書について、反対の立場で討論いたします。  第1に、提出された意見書にも、国民主権、平和主義、基本的人権は憲法の根幹をなすものであり、今後も堅持されなければならないと書かれてあります。堅持せよと言うのに、なぜ憲法論議を進めよという意見書を国に提出しなければならないのでしょうか。ぜひ堅持すべきという意見書にしていただきたいと思います。  新型コロナウイルス感染防止対策への予算措置を渋り、対策の立て直しこそが急がれたのに、国会での議論なく首相独断での全校一律休校、東京高検検事長の定年延長問題でも、取ってつけたように首相答弁との整合性を図らせるなど、司法にまで介入し、おおよそ立憲主義を踏まえているとは言いがたい事態が今でも続いております。  さかのぼれば、財務省の文書改ざん、集団的自衛権の行使が可能となるよう解釈を突然変える閣議決定など、数限りなくありました。立憲主義を理解せず、憲法の根幹を掘り崩している行政府、安倍政権の姿勢こそが、国会で隠さず議論されるべきではないかと考えます。  2点目には、国民の側からは急いで憲法を変えろと議論を求める状況はありません。世論調査でも、憲法9条を守る声が多数、急いで議論する必要はないが多数となっています。昨年の参議院選挙の結果から見ても、そのことは明らかではなかったでしょうか。  3点目に、憲法99条にある憲法遵守義務は、地方議員、地方議会にもあるものだと私は思います。  意見書には、国民の安全を確保し、福祉の向上を図ることが求められるともあります。そのために必要なことは、憲法改正ではなく、憲法が軽んじられる政治から憲法が生きる政策を実現することにあります。緊急事態宣言という首相の独断でなく、基本的人権の尊重という憲法の根幹が堅持されることだと考えます。  新型コロナ感染による県民の暮らしや実体経済への大きな影響にこそ寄り添い、科学的根拠、正確な情報提供こそ国民から求められていると考えます。  ぜひ、この意見書を国に提出することは、今からでも撤回していただきたい。そのことを申し上げ、討論を終わります。  御清聴ありがとうございました。(拍手) ○(西田洋一議長) 討論を続けます。 ○(福羅浩一議員) 議長 ○(西田洋一議長) 福羅浩一議員   〔福羅浩一議員登壇〕 ○(福羅浩一議員) (拍手)自由民主党の福羅浩一です。  議発第13号国会における憲法論議の推進と国民的議論の喚起を求める意見書について、賛成の立場から討論させていただきます。  日本国憲法は、昭和22年5月3日の施行以来、国民主権、平和主義、基本的人権の尊重の三原則のもと、我が国の発展に大きな役割を果たしてきました。この三原則は憲法の根幹をなすものであり、今後も堅持されなければならないと考えます。  一方で、制定されてから70年余りが経過する中で一度も改正されておらず、施行当時と比べ、我が国をめぐる内外の諸情勢に大きな変化が生じていることを鑑みれば、憲法についても直面する諸課題から国民の安全を確保し、福祉の向上を図るため、我が国の現状に即した内容であることが求められるのではないでしょうか。  我が国には、安全保障や災害対策、選挙制度や教育など、憲法の改正によらなければ将来が見通せない課題が多岐にわたっておりますが、その中で1点お示ししたいことがございます。それは、我が国の憲法には緊急事態対応の規定が設けられていないことであります。  今般の新型コロナウイルスによる感染症への対応において、我が国政府によるチャーター機の第1便で武漢市から帰国された方々のうち、お二人が検査を拒否して御自宅に向かわれたと聞き、大変大きな衝撃を受けました。米国では即座に緊急事態が宣言され、自国民に対する強制隔離等、厳格な措置が迅速にとられたと聞きました。全ての先進国では、憲法に緊急事態対応についての規定が設けられており、緊急事態における政府や議会のとり得る例外的な権限等が憲法を根拠に明らかにされておりますが、我が国にはございません。  県民の間でも、果たして今のままでよいのかとの疑問が生じていることから、国民の生命と健康を守るための法整備と憲法改正の必要性について、今こそ、強く国会に訴えなければならないと考えるのであります。  復興庁の東日本大震災における震災関連死に関する報告によりますと、救命医療活動について、一般病院や施設の機能停止が大きな死亡要因となったのは、長期間のライフラインの停止、物資や人の支援がおくれたためであり、背景にガソリン不足があると結論づけております。  もし我が国政府が、他国同様に最高法規を根拠に非常事態を宣言し、迅速に対応できておれば、被災地を優先したガソリン等の供給もかない、多くの命が失われずに済んだことは明白であります。  大災害やパンデミックなど、国会による法律の制定を待てない特別の事情が生じる事態を想定し、憲法に緊急事態対応の規定を設けることが立憲主義の精神にかなうものと確信するところであります。  平成19年に日本国憲法の改正手続に関する法律が成立したことに伴い、国会に憲法審査会が設置され、憲法第96条に定める改正のための国民投票が可能となったところでありますが、現在、議論が進展しているとは言いがたい現状にあります。  昨年の参議院議員選挙の公示前に新聞社が行った立候補者を対象としたアンケートによりますと、当選者のうち61%が憲法改正に賛成であると回答するとともに、昨年11月に実施された新聞社等による世論調査では、実に73.3%が憲法改正に向けた議論をもっと活性化させるべきと回答しており、国民が憲法改正を求めていることは明白であります。  こうした民意に押され、昨年11月7日、2年ぶりに衆議院憲法審査会で自由討論が行われましたが、野党の中からも、憲法の中身についても自由に討議すべきだとする意見が出されたと聞きました。我が国の将来について、活発な議論が与野党の枠を超えて深まりますことを願わずにはおれません。  つきましては、国会において活発かつ広範な憲法論議が推進されますとともに、国民的議論が喚起されますことを切に要望するものであります。  議員各位の御理解と御賛同を心からお願いを申し上げ、討論を終えさせていただきます。  御清聴まことにありがとうございました。(拍手) ○(西田洋一議長) 以上で討論を終局し、表決を行います。  まず、定第1号議案令和2年度愛媛県一般会計予算、定第23号議案、定第49号議案及び定第59号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(西田洋一議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認めます。  よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。  次に、定第2号議案令和2年度愛媛県災害救助基金特別会計予算ないし定第19号議案、定第24号議案ないし定第48号議案、定第50号議案ないし定第58号議案、定第61号議案及び定第62号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認めます。  よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。  次に、定第60号議案令和元年度港湾事業の負担金の額の変更についてを議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(西田洋一議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認めます。  よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。  次に、定第63号議案専決処分の承認について及び定第64号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも承認することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認めます。  よって以上の議案は、いずれも承認することに決定いたしました。  次に、請願第7号選択的夫婦別姓の導入など、一日も早い民法改正を求める意見書の採択を求めることについてないし請願第11号を一括議題といたします。  以上の請願に対する委員長報告は不採択であります。  以上の請願をいずれも委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(西田洋一議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認めます。  よって以上の請願は、いずれも委員長報告のとおり決定いたしました。   〔田所竜二農林水産部長 退場〕   〔退場する者あり〕    ――――――――――――――――― ○(西田洋一議長) 次に、定第65号議案愛媛県教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認めます。  よって本件は、同意することに決定いたしました。    ―――――――――――――――――   〔田所竜二農林水産部長 入場、着席〕   〔入場する者あり〕 ○(西田洋一議長) 次に、定第66号議案愛媛県収用委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認めます。  よって本件は、同意することに決定いたしました。   〔高橋正浩総務部長 退場〕    ――――――――――――――――― ○(西田洋一議長) 次に、定第67号議案愛媛県監査委員の選任につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認めます。  よって本件は、同意することに決定いたしました。   〔森高康行議員 除斥、退場〕   〔退場する者あり〕    ―――――――――――――――――   〔高橋正浩総務部長 入場、着席〕 ○(西田洋一議長) 次に、定第68号議案愛媛県監査委員の選任につき同意を求めることについてを議題とし、本件を同意することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認めます。
     よって本件は、同意することに決定いたしました。    ―――――――――――――――――   〔森高康行議員 入場、着席〕 ○(西田洋一議長) 次に、議発第8号議案新型コロナウイルス感染症対策に関する意見書を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認めます。  よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。    ―――――――――――――――――   〔入場する者あり〕 ○(西田洋一議長) 次に、議発第9号議案アコヤガイ大量へい死対策の推進を求める意見書ないし議発第12号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(西田洋一議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認めます。  よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。   〔退場する者あり〕    ――――――――――――――――― ○(西田洋一議長) 次に、議発第13号議案国会における憲法論議の推進と国民的議論の喚起を求める意見書を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(西田洋一議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認めます。  よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。    ―――――――――――――――――   〔入場する者あり〕 ○(西田洋一議長) お諮りいたします。  お手元に配付のとおり、各委員長から継続調査承認要求書の提出がありましたので、これを承認することに異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(西田洋一議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。  なお、各特別委員会の委員長から提出がありました調査報告書は、お手元に配付のとおりであります。    ――――――――――――――――― ○(西田洋一議長) 議事の都合により、副議長と交代いたします。   〔議長退場、副議長議長席に着く〕 ○(梶谷大治副議長) お諮りいたします。  ただいま西田洋一議長から、辞職願が提出されましたので、日程に追加して、議長辞職の件を上程付議することに異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(梶谷大治副議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定をいたします。  辞職願を事務局長に朗読させます。   〔事務局長朗読〕                    辞  職  願  このたび一身上の都合により、愛媛県議会議長を辞職したいので、許可されるようお願いいたします。  令和2年3月18日          愛媛県議会議長 西田洋一  愛媛県議会副議長 梶谷大治 殿 ○(梶谷大治副議長) これから表決を行います。  議長辞職の件を議題とし、本件を願いのとおり許可することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(梶谷大治副議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認めます。  よって本件は、許可することに決定をいたしました。    ――――――――――――――――― ○(梶谷大治副議長) 西田洋一前議長から挨拶があります。   〔西田洋一前議長 入場、登壇〕 ○(西田洋一前議長) 一言御挨拶を申し上げます。  昨年の5月15日に議長に就任をさせていただいてから、約10カ月がたちました。本日を迎えることができましたことを大変安堵いたしております。これまでの議員各位並びに中村知事を初め理事者の皆様に御理解と御協力をいただきましたことを、心から感謝を申し上げたいと思います。  令和の新しい時代がスタートした年でありましたが、本県においては、災害の復旧・復興の問題、また、人口減少対策問題、多くの課題に加えて、新型コロナウイルス感染症対策、県民の生活や県内経済への影響対策など、難題が山積しております。今こそチーム愛媛の一致団結とその力が必要とされているときであります。  新しい議長のもとでスタートする愛媛県議会と中村知事をトップとする県政の両輪が力強く推進し、県民の期待に応えていただくことを期待する次第であります。  重ねて議員各位、理事者の皆様方、各報道機関の皆様に感謝を申し上げるとともに、議員をやめるわけではありませんので、今後とも、御指導をよろしくお願い申し上げたいと思います。  最後に、終始私を支えていただきました梶谷副議長、事務局職員の皆様に心から感謝を申し上げまして、辞任の挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)    ――――――――――――――――― ○(梶谷大治副議長) お諮りいたします。  ただいま議長が欠員になりましたので、この際、日程に追加して、議長選挙を行うことに異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(梶谷大治副議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。  これから議長選挙を行います。  なお、選挙は単記無記名投票をもって行います。  次に、立会人として森高康行議員、中畑保一議員、兵頭竜議員、石川稔議員を指名いたします。  お手元に配付の白色の議長選挙用投票用紙に被選挙人の氏名を記入願います。   〔被選挙人の氏名記入〕 ○(梶谷大治副議長) 次に、立会人は立会人席まで参集願います。   〔立会人所定の席に着く〕 ○(梶谷大治副議長) ただいまから投票を行います。  お手元の投票整理番号票を持参の上、1番から順次速やかに投票を願います。   〔投   票〕 ○(梶谷大治副議長) 投票漏れはありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(梶谷大治副議長) 投票漏れなしと認めます。  開票を行います。   〔開   票〕 ○(梶谷大治副議長) 選挙の結果を報告いたします。  投票総数47票、有効投票46票、無効投票1票。  有効投票中戒能潤之介議員46票、以上のとおりであります。  この選挙の法定得票数は、12票であります。  よって戒能潤之介議員が議長に当選されました。(拍手)  戒能潤之介議員を紹介いたします。   〔戒能潤之介新議長登壇〕 ○(戒能潤之介新議長) 議長就任に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  ただいま皆様方の御推挙をいただきまして、不肖私が愛媛県議会第108代議長の要職につかせていただきました。身に余る光栄であり、その責任の重さに身の引き締まる思いであります。これもひとえに先輩諸氏の御指導と議員各位の御支援のたまものと心から感謝を申し上げます。  さて、我が国は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を初め、世界経済の後退懸念、米国大統領選挙、英国のEU離脱など、先行きの見通しが極めて不透明かつ厳しい状況にあります。  加えて、本県においては、西日本豪雨災害からの創造的復興を初め、少子高齢化に伴う人口減少対策、南海トラフ地震などへの防災・減災対策、地域経済の活性化対策など、さまざまな課題が山積しております。特に新型コロナウイルス感染症対策については、中村知事を先頭に、県民の生命と健康を守るため、懸命に取り組んでいただいており、県議会としても理事者の取り組みをしっかりとバックアップしつつ、西田前議長のもとで立ち上げた議会対策本部を通じて、国へ必要な措置等を要請するなど、オール愛媛でしっかりと取り組みを進めてまいる所存であります。  今後とも、中村知事の強いリーダーシップのもと、着実に成果を上げられることを期待いたしますとともに、その実現にはオール愛媛の体制で取り組むことが必要不可欠であり、県議会といたしましても、県民の皆様の声を十分に反映しながら、二元代表制の一翼を担う議決機関として、その役割をしっかりと果たしていかなければならないと考えております。  このため、県議会が県民の負託に応え、活発な議会活動を通して、その使命を達成できるよう、長年にわたって築き上げられた愛媛県議会の伝統を受け継ぎ、議会秩序の維持と公平・公正で円滑な議会運営に努め、県政の発展のため、微力ではございますが、精いっぱいの努力をしていく所存であります。どうか議員各位の御指導と御協力、さらには県民の皆様方の御理解、御支援を心からお願い申し上げます。  最後になりましたが、中村知事を初め理事者の皆さん並びに報道関係の方々におかれましても、御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、就任の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)    ――――――――――――――――― ○(梶谷大治副議長) 新議長と交代をいたします。   〔副議長退場、新議長議長席に着く〕 ○(戒能潤之介議長) お諮りいたします。  ただいま梶谷大治副議長から、辞職願が提出されましたので、日程に追加して、副議長辞職の件を上程付議することに異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(戒能潤之介議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。  辞職願を事務局長に朗読させます。
      〔事務局長朗読〕                    辞  職  願  このたび一身上の都合により、愛媛県議会副議長を辞職したいので、許可されるようお願いいたします。  令和2年3月18日          愛媛県議会副議長 梶谷大治  愛媛県議会議長 戒能潤之介 殿 ○(戒能潤之介議長) これから表決を行います。  副議長辞職の件を議題とし、本件を願いのとおり許可することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(戒能潤之介議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認めます。  よって本件は、許可することに決定いたしました。    ――――――――――――――――― ○(戒能潤之介議長) 梶谷大治前副議長から挨拶があります。   〔梶谷大治前副議長 入場、登壇〕 ○(梶谷大治前副議長) 副議長を辞任するに当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  昨年の5月臨時議会におきまして、皆様の御推挙により副議長に就任をさせていただきました。以来、西田議長を初め議員各位の格別の御指導、御協力と、中村知事を初め理事者の皆様方の御理解と御支援によりまして、大過なく本日を迎えることができました。心からお礼を申し上げますとともに、深く感謝を申し上げます。  今後は、微力ではありますが、県政のさらなる進展のため、努力をいたす所存でありますので、一層の御指導と御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。  終わりに、この1年間、何かとお世話くださいました事務局職員並びに関係者の皆様方に心からお礼を申し上げまして、辞任の御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)    ――――――――――――――――― ○(戒能潤之介議長) お諮りいたします。  ただいま副議長が欠員になりましたので、この際、日程に追加して、副議長選挙を行うことに異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(戒能潤之介議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。  これから副議長選挙を行います。  なお、選挙は単記無記名投票をもって行います。  次に、立会人として森高康行議員、中畑保一議員、兵頭竜議員、石川稔議員を指名いたします。  お手元に配付の青色の副議長選挙用投票用紙に被選挙人の氏名を記入願います。   〔被選挙人の氏名記入〕 ○(戒能潤之介議長) 次に、立会人は立会人席まで参集願います。   〔立会人所定の席に着く〕 ○(戒能潤之介議長) ただいまから投票を行います。  お手元の投票整理番号票を持参の上、1番から順次速やかに投票を願います。   〔投   票〕 ○(戒能潤之介議長) 投票漏れはありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(戒能潤之介議長) 投票漏れなしと認めます。  開票を行います。   〔開   票〕 ○(戒能潤之介議長) 選挙の結果を報告いたします。  投票総数47票、有効投票23票、無効投票24票。  有効投票中徳永繁樹議員20票、笹岡博之議員2票、石川稔議員1票、以上のとおりであります。  この選挙の法定得票数は、6票であります。  よって徳永繁樹議員が副議長に当選されました。  徳永繁樹議員を紹介いたします。   〔徳永繁樹新副議長登壇〕 ○(徳永繁樹新副議長) (拍手)副議長就任に当たりまして、御挨拶を申し上げます。  ただいま議員の皆様方の御推挙をいただきまして、副議長に就任させていただくことになりました。まことに身に余る光栄と存じますとともに、皆様方の御厚情に対しまして心から感謝を申し上げます。  もとより浅学非才でありますが、幸いにして人格、識見ともにすぐれた戒能潤之介議長のもとでしっかりと御指導をいただきながら、そのよき補佐役として、円滑な議会運営に誠心誠意尽くしてまいる所存でございます。  どうか議員の皆様方におかれましては、温かい御指導、御鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げる次第であります。  また、中村知事を初め理事者の皆様方並びに報道機関の皆様方におかれましても、御理解と御協力を賜りますよう心からお願い申し上げまして、簡単ではありますが、副議長の就任の御挨拶とさせていただきます。どうかよろしくお願いを申し上げます。(拍手)    ――――――――――――――――― ○(戒能潤之介議長) お諮りいたします。  この際、日程に追加して、議長指名により常任委員会委員の改任を行うことに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認め、そのとおり決定いたします。  それでは、新たな常任委員会の委員定数及び委員をお手元に配付の名簿のとおり決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(戒能潤之介議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認め、そのとおり決定いたします。  お諮りいたします。  この際、日程に追加して、議会運営委員会委員の辞任を許可し、議長指名により補充選任を行うことに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(戒能潤之介議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認め、そのとおり決定いたします。  それでは、お手元に配付の名簿のとおり決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(戒能潤之介議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認め、そのとおり決定いたします。  お諮りいたします。  私、戒能潤之介は、環境保健福祉委員会委員及び少子高齢化・人口減少対策特別委員会委員を辞任したいと思いますので、これを許可することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認め、そのとおり決定いたします。  お諮りいたします。  ただいま私の委員辞任により欠員となりました少子高齢化・人口減少対策特別委員会に西田洋一議員を補充選任することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(戒能潤之介議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認め、そのとおり決定いたします。  各委員会におきましては、休憩中にそれぞれ委員会を開き、正副委員長を互選の上、議長まで報告を願います。  暫時休憩いたします。      午前11時50分 休憩    ―――――――――――――――――      午後0時25分 再開 ○(戒能潤之介議長) 再開いたします。  この際、報告いたします。  各委員会正副委員長の互選結果は、お手元に配付の正副委員長名簿のとおりであります。    ――――――――――――――――― ○(戒能潤之介議長) 以上で、今議会に提出されました全議案を議了いたしましたので、議事を閉じます。    ――――――――――――――――― ○(戒能潤之介議長) 知事から、挨拶があります。   〔中村時広知事登壇〕 ○(中村時広知事) 2月定例県議会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。  先ほどは、新しい議長並びに副議長の選任を初め、議会人事が決定されまして、まことに御同慶に存じます。  西田洋一前議長並びに梶谷大治前副議長におかれましては、御在任中、円滑な議事運営のために格別の御高配を賜り、心から感謝を申し上げますとともに、今後のさらなる御活躍を祈念申し上げます。  そして、新しく就任されました戒能潤之介議長におかれましては、これまでと同様、円滑な議事運営を、徳永繁樹副議長におかれましては、議長のよき補佐役としての御活躍を心から期待申し上げます。  また、今議会に提案いたしました議案につきましては、終始熱心に御審議をいただき、全て滞りなく議決を賜り、厚く御礼を申し上げます。  特に、今議会での新型コロナウイルス感染症への対応におきましては、議長を初め議員の皆さんも、我々理事者と危機感を共有いただきまして、我々の動きがスムーズに進むように、私を初め関係理事者の本会議での欠席及び代理出席や委員会の日程短縮など、県政史上例のない異例の対応を議会の立場で御配慮いただきましたことを重ねて御礼を申し上げます。  なお、私が欠席をさせていただきました本会議2日間においては、午前中に、議長にその日の対応方針を説明させていただき、午後にはその日の対応活動状況を報告させていただきましたことを申し添えさせていただきます。
     さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、現時点において、県内で陽性が確認された方が3名となっておりますが、これらの方から感染が広がっている状況ではございません。県民の皆さんからのさまざまな不安の声を受けとめ、今月7日からは、県と松山市との合同で24時間体制のコールセンターを設置し、相談体制を強化したところでございます。また、12日からは、リアルタイムPCR装置を1台追加導入し、2台体制で運用するとともに、検査対応人員も7名から10名体制に拡充したことで、1日最大80件の検体を検査できる万全の体制を構築しております。  加えて、今後の検査件数の増加に備えまして、愛媛大学からも応援職員の派遣の申し出をいただくなど、未知のウイルスに対する不安解消に向けた取り組みに全力を尽くしておりますので、県民の皆さんには御安心いただき、引き続き、冷静に対処をお願いできたらと思います。  県としましては、今後とも緊張感を持って、これまでと同様、何か事態が起こった際には速やかに公表するとともに、できる限りの対策を迅速に講じていく所存でございますので、議員各位におかれましても、引き続き、御支援・御協力をお願い申し上げます。  また、今議会で賜りました御意見や御提言につきましては、今後の県政運営に当たりまして十分に配慮してまいりたいと存じます。  なお、先般、国の新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策第2弾が決定されましたが、その対応を含め、次の議会までの間にやむを得ない事案が生じました際は、慣例に従いまして私に御一任いただき、改めて報告を申し上げることにしたいと存じます。  以上をもちまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。    ――――――――――――――――― ○(戒能潤之介議長) これをもって、第367回愛媛県議会定例会を閉会いたします。      午後0時30分 閉会...