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  1. 愛媛県議会 2020-02-25
    令和 2年農林水産委員会( 2月25日)


    取得元: 愛媛県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-05
    令和 2年農林水産委員会( 2月25日) 農林水産委員会会議録   〇開催年月日  令和2年2月25日(火) 〇開会時刻   午前   10時42分 〇閉会時刻   午前   11時10分 〇場所     農林水産委員会室審査調査事項等  〇 第367回定例会令和2年2月)提出議案   −件名は別添「農林水産委員会日程」のとおり− 〇出席委員[8人]  委員長     高橋  英行  副委員長    赤松  泰伸  委員      浅湫  和子  委員      石井  智恵  委員      宇高  英治  委員      岡田  志朗  委員      山崎  洋靖
     委員      渡部   浩 〇欠席委員[0人] 〇その他の出席者[0人] 〇出席理事者[14人]  農林水産部長      田所  竜二  農政企画局長      赤坂  克洋  農業振興局長      道菅   稔  農業振興局技術監    小崎  勝次  森林局長        山田  裕章  水産局長        岩井  誠司  農政課長        阿部  恭司  農地整備課長      越智  龍太  農産園芸課長      清水  伸一  畜産課長        手島  有平  林業政策課長      西浦  政隆  森林整備課長      尾花  充彦  水産課長        前原   務  漁港課長        津田   哲               午前10時42分 開会 ○(高橋英行委員長) ただいまから、農林水産委員会開会いたします。  これより議事に入ります。  本日の会議録署名者渡部浩委員石井智恵委員を指名いたします。  本日は、先ほどの本会議で付託を受けた議案に限って審査を行います。  なお、議案に関係する理事者のみの出席としておりますので、御了承願います。  それでは、定第20号議案議題として審査を行います。  理事者説明を求めます。 ○(農政課長) まず、農政課分について御説明をいたします。  資料6の16ページをお開き願います。  定第20号議案令和年度一般会計補正予算案について御説明いたします。  農地総務費9,085万5,000円は、国土調査法に基づき地籍調査事業を実施する市町に対し助成を行う経費で、国の補正予算に対応し補正するものでございます。  次に、資料3の9ページをお開き願います。  繰越明許費補正について御説明いたします。  第6款農林水産業費第3項農地費のうち、地籍調査事業費は、先ほど御説明いたしました補正予算9,085万5,000円の繰越明許をお願いするものでございます。  以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○(農地整備課長) 続きまして、農地整備課分について御説明いたします。  資料6の20ページをお開き願います。  定第20号議案令和年度一般会計補正予算案について御説明いたします。  土地改良費7億5,980万2,000円のうち、1は、西予市など2地区で、老朽化した農業水利施設機能診断保全対策工事を行う経費、2は、今治市の2地区で、農道整備を行う経費、3は、西条市など8地区で、担い手への農用地の利用集積を促進するため、水田や樹園地区画整理農道水路等整備を一体的に行う経費、4は、内子町など2地区で、営農飲雑用水施設ため池等整備を総合的に行う経費、5は、今治市の朝倉地区で、老朽化した農業集落排水施設改修を行う経費、6は、国営緊急農地再編整備事業道前平野地区事業費に対する県の負担金でございます。  次に、農地防災事業費3億8,350万5,000円のうち、1は、久万高原町など14地区で、水抜きボーリング工アンカー工などの地すべり対策工事を行う経費、2は、新居浜市など4地区で、老朽化し早期の対策が必要なため池補強工事を行う経費、3は、愛南町など3地区で、ため池排水路などの防災工事を総合的に行う経費、4は、今治市など12市町で、地震等による大規模災害に備え、市町ため池ハザードマップ作成を支援する経費でございます。いずれも国の補正予算に対応し、補正するものでございます。  続きまして、資料3の9ページをお開きください。  繰越明許費補正について御説明いたします。  第6款農林水産業費第3項農地費土地改良費は、先ほど御説明いたしました補正予算のうち、かんがい排水事業費など5事業、5億7,580万2,000円、農地防災事業費は、地すべり対策事業費など4事業、3億8,350万5,000円の繰越明許をお願いするもので、補正後の額は、土地改良費55億9,400万4,000円、農地防災事業費30億9,121万1,000円となります。  以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○(農産園芸課長) 農産園芸課分について御説明いたします。  資料6の26ページをお開き願います。  定第20号議案令和年度一般会計補正予算案について御説明いたします。  農業振興費3億469万7,000円は、収益力の高い産地づくりを図るため、宇和島市の大規模野菜苗等生産法人が実施する太陽光利用型育苗ハウス等整備に対し助成を行う経費で、国の補正予算に対応し、補正するものでございます。  次に、資料3の9ページをお開き願います。  繰越明許費補正について御説明いたします。  第6款農林水産業費第1項農業費産地収益力強化支援事業費は、先ほど御説明いたしました補正予算3億469万7,000円の繰越明許をお願いするものでございます。  以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○(畜産課長) 畜産課分について御説明いたします。  資料6の30ページをお開き願います。  定第20号議案令和年度一般会計補正予算案について御説明いたします。  畜産振興費3億9,352万5,000円は、地域が一体となって規模拡大生産効率化を図るため、地域畜産クラスター協議会が実施する豚舎等施設整備に対し、助成を行う経費でございます。  次に、家畜保健衛生費943万5,000円は、CSFASF、いわゆる豚熱アフリカ豚熱防疫体制強化するため、交差汚染防止対策として、野生イノシシ専用検査機器整備する経費でございます。いずれも国の補正予算に対応し、補正するものでございます。  続きまして、資料3の9ページをお開き願います。  繰越明許費補正について御説明いたします。  第6款農林水産業費第2項畜産業費のうち、畜産収益力強化整備事業費は、先ほど御説明いたしました補正予算3億9,352万5,000円、CSF等防疫強化緊急対策事業費は943万5,000円の繰越明許をお願いするものでございます。  以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○(林業政策課長) 林業政策課分について御説明いたします。  資料6の34ページをお開き願います。  定第20号議案令和年度一般会計補正予算案について御説明いたします。  林道費1億8,074万4,000円は、西条臼坂黒谷線の県営1路線及び内子道房掛橋線ほか団体営路線整備するための経費で、国の補正予算に対応し、補正するものでございます。  次に、資料3の9ページをお開き願います。  繰越明許費補正について御説明いたします。  第6款農林水産業費第4項林業費のうち、林道費は、先ほど御説明いたしました補正予算1億8,074万4,000円の繰越明許をお願いするもので、補正後の額は、14億3,666万6,000円となります。  以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○(森林整備課長) 森林整備課分について御説明をいたします。  資料6の38ページをお願いいたします。  定第20号議案令和年度一般会計補正予算案について御説明いたします。  林業総務費4億6,714万2,000円は、木材製品国際競争力強化に向け、原木を安定的に供給するために実施する搬出間伐路網整備等に対し、助成を行う経費でございます。  造林費4億4,777万2,000円は、健全で多様な機能を有する森林の造成を図るため、市町森林組合等が実施する間伐等に対し、助成を行う経費でございます。  治山費6億1,950万円は、西予市など6市町で、山地防災対策を実施するための経費でございます。  いずれも国の補正予算に対応し、補正するものでございます。  次に、資料3の9ページをお願いいたします。  繰越明許費補正について御説明いたします。  第6款農林水産業費第4項林業費のうち、林業成長産業化総合対策事業費は、先ほど御説明いたしました補正予算4億6,714万2,000円の繰越明許をお願いするものでございます。造林費は4億4,777万2,000円、治山費は6億1,950万円の繰越明許をお願いするもので、補正後の額は、造林費18億3,459万4,000円、治山費28億793万3,000円となります。  次に、11ページをお願いいたします。  債務負担行為補正について御説明いたします。  第3表の治山事業は、国の補正予算に対応し、荒廃山地の復旧など特に早急な対策を講じ、事業執行の前倒しを行う必要があるため、山地防災治山事業費の2億4,000万円について債務負担行為をお願いするものでございます。  以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○(水産課長) 水産課分について御説明いたします。  資料6の42ページをお開き願います。  定第20号議案令和年度一般会計補正予算案について御説明いたします。  水産業振興費1億66万7,000円は、水産研究センターにおいて、ブリ等種苗を安定的に量産できる生産棟などを整備するため実施設計等を行う経費で、国の補正予算に対応し、補正するものでございます。  次に、資料3の10ページをお開き願います。  繰越明許費補正について御説明いたします。  第6款農林水産業費第5項水産業費のうち、水産研究センター施設整備事業費は、先ほど御説明いたしました補正予算1億66万7,000円の繰越明許をお願いするものでございます。  以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○(漁港課長) 最後に、漁港課分について御説明いたします。  資料6の46ページをお開き願います。  定第20号議案令和年度一般会計補正予算案について御説明いたします。  漁港建設費3,170万円は、愛南町魚神山漁港海岸において、高潮対策のため離岸堤整備を行う経費で、国の補正予算に対応し、補正するものでございます。  次に、資料3の10ページをお開き願います。  繰越明許費補正について御説明いたします。
     第6款農林水産業費第5項水産業費のうち、漁港建設費は、先ほど御説明いたしました補正予算3,170万円の繰越明許をお願いするもので、補正後の額は、19億4,699万1,000円となります。  以上、御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○(高橋英行委員長) 以上で理事者説明が終わりました。  委員皆さん議案に関する質疑はありませんか。 ○(宇高英治委員) 2つお伺いします。まず1つは、畜産課豚熱対策として、野生イノシシ検査をするという御説明をいただきましたけれども、具体的にどういうことをするのかということと、今回の補正予算は、国から一斉にお金が出ているので、四国4県足並みがそろっているのかということをお伺いします。  2つ目は、農地防災事業費説明の中で、ため池という言葉が出てきました。先ほどの本会議の知事の説明の中でも、このため池の話が出てきたのですが、県内にはため池がどのぐらいあって、これからどのように対応していくのか、お伺いできたらと思います。 ○(畜産課長) 現在、死亡した野生イノシシについては、通報を受けて家畜保健衛生所におきまして検査を行っておりますが、実際に他県で、遺伝子等検査の過程で交差汚染が発生し、診断支障を来したという事例がございましたので、今回、国から、死亡した野生イノシシ検査飼育豚検査は区別して行うという対応方針が示されたため、本県におきましてもこの方針に基づきまして、イノシシ専用検査機器整備することとしております。  なお、今回の整備につきましては、四国を含め全国で国からの方針に基づいて対応しているという状況でございます。 ○(農地整備課長) ため池につきましては、今回の補正予算では、先ほど御説明申し上げましたとおり4地区で進めることとなっております。今、調査中で数字がちょっと動いているところもございますが、本県には、約3,150カ所のため池があります。そのうち、約400カ所を重点ため池として優先して老朽化対策を進め、あわせて耐震対策にも計画的に取り組んでいきたいと思います。 ○(赤松泰伸委員) 地元なので、ちょっと教えてください。産地収益力強化支援事業についてですが、太陽光という説明がありましたけれども、もう少し具体的に教えてもらえますか。太陽光を使って接ぎ木も含めてどういう形でやろうとしているのか。 ○(農産園芸課長) 産地収益力強化支援事業でございますけれども、県では、国内の産地間競争が激化する中、意欲ある農業者事業者が高収益生産体系の転換を図るために必要な高性能な施設機械整備に対して、国の補助事業を活用して支援しているところでございます。  今回、宇和島市の大規模野菜苗等生産法人が、野菜苗生産体制強化するために、これまで手作業で行っていました播種作業機械化するとともに、苗の生育を促進させる太陽光を利用した大型連棟ハウスや、人工光による完全閉鎖型の施設等整備するものでございます。  太陽光ハウス人工光施設の違いでございますけれども、まず太陽光ハウスは、太陽の光を利用し、また、熱交換システムなどを整備して温度調整しながら苗を生産するもので、計画面積は2,592平米でございます。そしてもう一つ、人工光による完全閉鎖型の施設については、完全に室内で光、温度、水を人工で自動制御し、病害虫の侵入を防ぎ、そして苗の生育もそろわせながら良質な苗を作るというものでございまして、計画面積は499平米となっております。  これらの施設整備することによって、良質な野菜苗大量生産システムを構築できることになります。  ここで生産された苗でございますけれども、県内野菜産地に対しても供給される予定にしておりまして、生育のよい苗を使うということは、高品質な野菜生産につながりますので、普及組織など関係機関が連携してこの取り組みを支援し、農業者所得向上を図ってまいりたいと考えております。 ○(赤松泰伸委員) 今回は播種作業機械化と、あと太陽光ハウス人工光施設整備するということで、苗の接ぎ木などはしないのですか。 ○(農産園芸課長) 生産される野菜苗の大半が接ぎ木苗でございます。今回整備する施設の中で育った苗を一次苗として、目的に応じて太陽光または人工光で育苗していくことになります。 ○(赤松泰伸委員) もう一点だけ。先ほどの2,592平米と499平米の施設場所はどこですか。 ○(農産園芸課長) 宇和島市の津島町でございます。 ○(赤松泰伸委員) 津島のどこ。すぐ答えられなかったら後でいい。 ○(高橋英行委員長) では、後ほどお願いします。 ○(赤松泰伸委員) 去年水産研究センターを視察して、ちょっと老朽化がひどいよねということで本会議でも高橋委員長が質問しましたが、今回の補正予算水産研究センター施設整備事業費について、もう少し具体的に、どういう整備計画としているのか教えてください。 ○(水産課長) 県の水産研究センターでは、漁業者から多様なニーズが上がっておりまして、それに取り組んでまいりました。開発できた技術については、速やかに生産現場の方にいくようにしているわけですが、本県水産業養殖業をさらに発展させるため、築40年を経過して老朽化が激しい現有施設改修整備については、単なる施設更新でなく、今後を見据えた機能強化などを図っていく必要があると考えておりました。委員皆さんにも視察していただき、そのような御意見をいただいて、大変ありがたく思っております。  このたび、国の補正予算を活用しまして、当センターの業務に支障を来さないよう、今年度から令和4年度にかけて種苗生産棟及び稚魚飼育棟を順次整備することとしており、今回は、これらの施設実施設計と、一部施設解体撤去等を行おうとするものでございます。  今回整備する施設では、開発済み技術を活用し、漁業者から要望の強い、低魚粉配合飼料でも通常の飼料と同等に成長するマダイのほか、輸出用大型ブリ生産に向けて、現在、技術開発中の完全養殖ブリを量産し、周年供給を目指すものでございます。 ○(農産園芸課長) 先ほど申し上げました津島町の設置場所ですが、津島町北灘で、この法人既存施設内に整備する予定と聞いております。 ○(赤松泰伸委員) 分かりました。 ○(高橋英行委員長) ほかにございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(高橋英行委員長) それでは、質疑もないようですので、採決を行います。  定第20号議案令和年度愛媛一般会計補正予算(第4号)中、歳出第6款、繰越明許費関係分債務負担行為議題とし、本件を原案のとおり可決することに賛成の委員挙手を願います。                〔全員挙手〕 ○(高橋英行委員長) 全員挙手と認めます。  よって、定第20号議案原案のとおり可決決定いたしました。  以上で、当委員会に付託されました議案審査を終了いたしました。  なお、委員長報告につきましては、私に一任いただくことで御異議ございませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(高橋英行委員長) 御異議ないものと認め、そのとおりに決定いたします。  以上をもちまして本日の農林水産委員会閉会いたします。               午前11時10分 閉会...