愛媛県議会 2019-03-13
平成31年第362回定例会(第7号 3月13日)
平成31年第362回定例会(第7号 3月13日) 第362回
愛媛県議会定例会会議録 第7号
平成31年3月13日(水曜日)
〇
出席議員 42名
1番 武 井 多佳子
2番 田 中 克 彦
3番 松 井 宏 治
4番 塩 出 崇
5番 高 橋 英 行
6番 松 下 行 吉
7番 川 本 健 太
8番 帽 子 大 輔
9番 大 石 豪
10番 宇 高 英 治
11番 欠 番
12番 欠 番
13番 菊 池 伸 英
14番 福 田 剛
15番 中 政 勝
16番 逢 坂 節 子
以上で報告を終わります。(拍手)
○(
鈴木俊広議長) 次に、
スポーツ文教警察委員長に報告を願います。
○(
古川拓哉議員) 議長
○(
鈴木俊広議長)
古川拓哉議員
〔
古川拓哉議員登壇〕
○(
古川拓哉スポーツ文教警察委員長) (拍手)報告いたします。
当
委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております
委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。
以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。
まず第1点は、
えひめ愛顔の
ジュニアアスリート発掘事業についてであります。
このことについて一部の委員から、本事業の現在の
取り組み状況はどうかとただしたのであります。
これに対し
理事者から、毎年3,000名程度の申し込みに対し、小学4年生から中学2年生までの5学年で40名程度を選考しており、何十倍もの競争率となる中、非常に
身体能力の高い
子供たちを選考することができている。
本事業では、
身体能力、メンタル、食事などのプログラムを年間約30回実施し、
競技団体とも連携しながら
適性競技を見つけていくこととしており、今年度は、40名の
ジュニアアスリートが60件の
全国レベルの大会に出場し、
ライフル射撃競技では、短期間の育成で才能を伸ばした選手が、
全国大会中学の部で優勝するほか、
ジュニアアスリートの修了生が、7人制の
女子ラグビーで次世代の
日本代表候補に選ばれるなど、
取り組みの成果が順調に上がっている旨の答弁がありました。
第2点は、
特別支援学校高等部生徒の就労についてであります。
このことについて一部の委員から、特別支援学校高等部の就職や就労についての
取り組み状況及び卒業生の就職率や進路はどうかとただしたのであります。
これに対し
理事者から、キャリア教育・就労支援充実事業の中で、企業や労働・福祉
関係機関等と連携し、学校独自の進路指導や技能検定を行っているほか、東・中・南予の特別支援学校に就労支援コーディネーターを配置し、就労先や現場実習先の開拓に加え、就労している卒業生の支援も行っている。
卒業生の就職率は、昨年度は35.8%であるが、希望した生徒全員が就職できており、今年度は現時点で36.6%となっている。
また、健康面の状況から在宅にならざるを得ないなどの生徒が数名いるものの、就職以外の進路も含め卒業生の100%近くが自分の希望する進路に進んでいる旨の答弁がありました。
第3点は、歩行者の交通死亡事故抑止対策についてであります。
このことについて一部の委員から、事故の抑止対策と、横断歩道止まろうキャンペーンの
取り組み状況はどうかとただしたのであります。
これに対し
理事者から、昨年の県内における交通事故死者59人中、歩行者と車の事故による死者は28人であり、そのうち夜間に21人が死亡していることから、来年度は事故多発路線の横断歩道にセンサーつきスポットライトを設置してドライバーの発見おくれによる事故を防止することとしている。
また、本キャンペーンでは、バスやトラック、タクシーなどの
事業者や関係団体が中心となり、横断歩道での確実な減速と一時停止等を定着させ、ドライバーの歩行者保護意識の向上に取り組むなど、今後も
関係団体等と連携して、交通事故のさらなる減少に努めていきたい旨の答弁がありました。
このほか、愛顔感動ものがたり発信事業、えひめ名建築発掘発信事業、障がい者雇用の促進、児童虐待、いじめ問題に対する社会全体での
取り組み、県警の児童虐待事案への対応、繁華街の浄化対策などについても、論議があったことを付言いたします。
以上で報告を終わります。(拍手)
○(
鈴木俊広議長) 以上で各委員長の報告を終わりました。
―――――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) お諮りいたします。
各委員長報告に対する質疑を省略することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認め、そのとおり決定いたします。
―――――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) お諮りいたします。
黒川洋介議員から、議発第15
号議案平成30年7月
豪雨災害からの復旧・復興等に関する意見書及び議発第16号議案が提出されましたので、日程を変更追加して、一括上程付議することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
鈴木俊広議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定をいたします。
お諮りいたします。
議案はいずれもお手元に配付のとおりでありますので、以上の議案に対する説明、質疑及び
委員会付託は省略することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認め、そのとおり決定いたします。
―――――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) これから、定第4
号議案平成31年度愛媛県
一般会計予算ないし定第58号議案及び請願並びに議発第15号議案及び議発第16号議案を
一括議題とし、討論を行います。
○(武井多佳子議員) 議長
○(
鈴木俊広議長) 武井多佳子議員
〔武井多佳子議員登壇〕
○(武井多佳子議員) (拍手)ネットワーク市民の窓の武井多佳子です。
反対討論を行います。
まず、山鳥坂ダム建設費負担金10億7,494万円を含む定第4号2019年度愛媛
一般会計予算に反対します。
負担金の内訳は示されませんが、ダム本体工事の調査費が含まれているとのことです。
さて、今年度完成の鹿野川ダム改造は420億円の事業費が487億円に膨れ上がり、県の負担は113億6,803万円となって、18億2,440万円もふえました。また、完成年度は3年も延びました。
山鳥坂ダム850億円の事業費がこれ以上ふえることはないのでしょうか。地盤が緩いと言われる中、2026年とした完成年度がさらに延びることはないのでしょうか。昨年7月、肱川流域でダム洪水を経験し、流域の住民からダムが治水になり得るのかという疑問の声が上がっています。甚大な被害を出しているのですから、このような被災者の声には真摯に応えるべきではないでしょうか。ダム操作の問題を検証し、改善が図られるべきは当然のことです。その上で、山鳥坂ダム建設は一時凍結し、新たな知見と技術の進歩を柔軟に取り入れて、肱川水系河川整備計画を見直すべきと考え、反対します。
次に、今治新都市中核施設補助金を含む2018年度定第23号愛媛県一般会計補正予算に反対します。
2015年2月の加計学園理事長と安倍首相の面会について、学園は県に対して虚偽報告をしたとのことですが、昨年10月7日、今治市で行われた加計孝太郎理事長による記者会見では、その証拠は全く提示されていません。とても説明責任が果たされたとは言えません。その上、愛媛県が国会に提出した文書にも目を通していないとは不誠実きわまりありません。
このような状況で、今治新都市中核施設補助金として加計学園に10億1,764万円を補助することは、県民理解を得にくいものと考えます。知事は、腑に落ちないとも言われておりますが、財政厳しい折、県民の貴重な税金を用いるのですから、最低でも疑念が払拭されるまでは支出は見合わせるべきと考えます。
また、深刻な四国の獣医師不足解消を大義名分とし四国枠を設けましたが、定員16名以内に下げてもなお、ことしの合格者は1名のみです。公益性と強調してきた公務員獣医師の養成は機能していません。政治の私物化、ゆがめられた行政と言われながら、開学ありきで無理を通したほころびが見えています。
次に、請願第146号子どもの医療費助成の対象年齢を引き上げることについての不採択に反対します。
20自治体でばらばらの子供の医療費制度でよいはずありません。国にナショナルミニマムを求めるのなら、愛媛に生まれた
子供たちが等しい条件で医療が受けられるよう、まず県として努力していただきたいと考えます。
請願第150号四国電力に中央構造線断層帯沿いの変電所問題への対処を求めることについての不採択に反対します。
四国電力の変電所が中央構造線断層帯沿いにあるという問題は深刻に受けとめるべきではないでしょうか。南海トラフ巨大地震が迫る中、変電所に異常が起きてブラックアウトに至り原発事故につながることも想定しなければなりません。3.11を迎えるに当たり、愛媛新聞が行った調査では、原発の安全性に不安、やや不安と回答した県民は8割を超えています。県民の安全を守るためには、伊方原発敷地外での対策に万全を期すべきだという今回の問題提起は重要と考え、不採択に反対をいたします。
以上で私の反対討論を終わります。
議員の皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。(拍手)
○(
鈴木俊広議長) 討論を続けます。
○(田中克彦議員) 議長
○(
鈴木俊広議長) 田中克彦議員
〔田中克彦議員登壇〕
○(田中克彦議員) (拍手)日本共産党の田中克彦です。
定第23
号議案平成30年度2月補正予算案、特に、今治新都市中核施設整備費補助金、学校法人加計学園への2回目の財政支援10億円、昨年度分を合わせると約24億円となりますが、反対の立場から討論を行います。
何より、県民は納得できないと考えます。うやむやなまま問題が終わってしまいそうな感じ、政府も同様に思える、しっかりと対応すべき、真相がわからない限り私たちの税金を使われるのは嫌だ、こうした声をお聞きいたします。真摯に受けとめるべきではないでしょうか。
愛媛県議会が全会一致で決議を上げたにもかかわらず、県としても腑に落ちない部分があると言われ、説明が尽くされていないと指摘されるような加計理事長の記者会見が一度開かれただけにとどまっています。安倍首相と加計理事長が面会したとうそをついた学園幹部にかかわっての学園自身の調査もされておりません。学園の責任で疑念を払拭すべきというのが県議会決議の主要テーマでしたが、それは果たされてはおりません。
御答弁でも公益性を強調されておりますが、率直に申せば、法人自身がその公益性を自覚しているのかと指摘せざるを得ない状況ではないでしょうか。このまま財政支援していいとは思えません。
この際、いわゆる愛媛県文書が提出されたわけですが、学園や内閣府を初め国とのやりとりを初め、さらに県としても情報開示していいただくことや、大学の施設整備は完了するわけですので、少なくとも検査が終われば大学施設の図面を初めとしてオープンにするよう学園や今治市にも強く求めていただきたいと考えます。
ぜひ、補助金支出は撤回、凍結をして、学園や国が説明を尽くすことこそ求めるべきではないでしょうか。
加えて、2回目の補助金支出を行うことにより、さらに県としての説明責任も問われてくると考えます。今治市が示されている地域経済活性化、波及効果の試算とのかかわりでも実態はどうなのか、節目節目で具体的な説明が市民、県民に求められてくるものと考えます。
委員会での質疑でも、できるだけオープンな形で具体的に説明していくことの重要性は認められております。ぜひその立場で対応いただくよう期待するものです。
次に、請願第146号子どもの医療費助成の対象年齢を引き上げることについては、
委員会審査結果では不採択でしたが、採択することを求めます。
一般質問への御答弁では、松山市に対する補助率引き上げも松山市の制度設計を待っているとされ、対象年齢引き上げは来年度予算編成では検討されなかったとのことでした。
豪雨災害からの生活となりわいの再建を最優先することは承知をしております。基金を取り崩しながら進められている現状も認識をしております。しかし、請願者の願意は、巨額の財政支出をしろとは言っておりません。県内どこに住んでいても医療費無料という水準に格差が生まれないよう、県の役割を果たしてもらいたい、対象年齢を引き上げることを議会が求めてほしいというものであります。
私は、この願意は、代表質問、一般質問を踏まえれば、議場におられる皆さんは十分理解されていると思います。議会がそのメッセージを発すること、行政に働きかけることによって子育て支援拡充を願う皆さん方の声に応えることこそが、議会に求められていると考えます。
議員各位の皆さんの御賛同をお願いして、討論を終わります。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
○(
鈴木俊広議長) 以上で討論を終局し、表決を行います。
まず、定第4
号議案平成31年度愛媛県
一般会計予算、定第50号議案及び定第57号議案を
一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第5
号議案平成31年度愛媛県災害救助基金特別会計予算ないし定第21号議案、定第24号議案ないし定第47号議案、定第49号議案及び定第51号議案ないし定第56号議案を
一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第22
号議案平成31年度愛媛県病院事業会計予算及び定第58号議案を
一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第23
号議案平成30年度愛媛県一般会計補正予算を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。
次に、定第48号議案愛媛県港湾管理条例及び愛媛県の海を管理する条例の一部を改正する条例を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。
次に、請願第145号住民の安全・安心を守る公務公共サービスの拡充・向上と自治体臨時・非常勤職員の地位・待遇改善を求めることについてないし請願第150号を
一括議題といたします。
以上の請願に対する委員長報告は不採択であります。
以上の請願をいずれも委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。
起立多数と認めます。
よって以上の請願は、いずれも委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議発第15
号議案平成30年7月
豪雨災害からの復旧・復興等に関する意見書及び議発第16号議案を
一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。
〔賛成者起立〕
○(
鈴木俊広議長) 全員起立。着席を願います。
全員起立と認めます。
よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。
―――――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) お諮りいたします。
お手元に配付のとおり、各委員長から
継続調査承認要求書の提出がありましたので、これを承認することに異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○(
鈴木俊広議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。
―――――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) 以上で、今議会に提出されました全議案を議了いたしました。
なお、各特別
委員会の委員長から調査報告書の提出がありましたので、お手元に配付しております。
これをもって議事を閉じます。
―――――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) この際、上甲俊史特別参与から挨拶があります。
〔上甲俊史特別参与登壇〕
○(上甲俊史特別参与) 本議場で、しかもこのような高いところから皆様方に退任の御挨拶を申し上げる機会をいただきまして、まことにありがとうございます。
私は昭和53年4月に県に奉職し、主に総務部、企画部、県民環境部、保健福祉部などで務めてまいりました後、平成26年4月から参与、同年8月から4年間は副知事として、そして昨年8月からは特別参与として勤務し、通算41年間、県庁で仕事をさせていただきましたが、このたび退任させていただくこととなりました。
特別職としての5年間、愛顔あふれる愛媛づくりのため、南海トラフ地震への備えや伊方原発の安全対策といった防災・減災対策、国際サイクリング大会の実施や愛媛県自転車の安全な利用の促進に関する条例に基づく自転車の安全利用対策等を通じた自転車新文化の推進などに、私なりに精いっぱい力を尽くしてまいりました。
そして、このように、今日まで任務を全うすることができましたのも、ひとえに議員の皆様方の御指導、御鞭撻のたまものであり、心から感謝を申し上げます。
とりわけ副知事在任中はさまざまな出来事があり、多くの貴重な経験をさせていただきましたが、その中でも特に一昨年、天皇皇后両陛下や皇族の方々の御来県を仰ぎ、オール愛媛での愛顔のおもてなしにより、えひめ国体・
えひめ大会を成功させることができましたことは、深く胸に刻み込まれております。
今後は、違う立場からではございますが、中小企業の振興による地域経済の活性化などに微力を尽くし、愛顔あふれる愛媛づくりのサポートに努めてまいりたいと思いますので、引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
最後に、議員の皆様方がますます御健勝で活躍されますことを心からお祈り申し上げまして、お礼の御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)
―――――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) 知事から挨拶があります。
〔中村時広知事登壇〕
○(中村時広知事) 2月定例県議会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。
議員各位におかれましては、終始熱心に御審議をいただきまして、まことにありがとうございました。おかげをもちまして提案させていただきました議案につきましては、全て滞りなく議決を賜り、厚く御礼を申し上げます。
今議会で賜りました御意見や御提言につきましては、今後の県政運営に当たりまして十分に配慮してまいりたいと存じます。
また、上甲特別参与の退任に際し、本議場において挨拶の機会を与えていただきました議長を初め議員各位の温かい御配慮にも感謝申し上げたいと思います。
さて、議員各位におかれましては、この議会が今期最後の議会となるわけでございますが、この4年間、県政推進のために格別の御尽力を賜りましたことに対し、県民を代表いたしまして、深く感謝を申し上げます。
今期をもって勇退されます村上要議員、大西渡議員、中田廣議員、逢坂節子議員、中政勝議員、各位におかれましては、長年にわたりまして、県政発展のために全力を尽くされましたこと、心から敬意を表させていただきます。
議員を勇退されますと、生活のリズムが随分変わろうかと思います。どうぞ御健康には十分に御留意いただきまして、また、それぞれのお立場で地域の発展のために御尽力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
また、再選を期して県民に信を問われます議員各位におかれましては、再び県民の信任を得られまして、この議場でお会いできますことを御期待申し上げさせていただきたいと思います。
なお、次の議会までの間に、やむを得ない事案が生じました際は、慣例に従いまして私に御一任いただき、改めて報告を申し上げることにしたいと存じます。
さて、いよいよ来月20日から東予東部圏域における初めての広域振興イベント、えひめさんさん物語が開幕いたします。
新居浜市山根公園で開催する開幕祭を皮切りに、新居浜市、西条市、四国中央市の3市において、この圏域ならではのすぐれた資産と、映像や音楽などのアート、サイクリングやキャンプなどのアクティビティーを融合させた多彩なイベントが予定されております。
同圏域が誇るものづくり産業を新たな観光コンテンツとして、また、西日本最高峰の石鎚山を初めとする魅力的な山々を西日本の山登りや山遊びのメッカとして広く発信するとともに、県内外からの積極的な誘客に努め、同圏域の観光振興や交流人口の拡大はもとより、地域産業の担い手確保にもつなげてまいりたいと思いますので、議員各位におかれましても格別の御支援と御協力をよろしくお願い申し上げます。
また、今月23日からは球春を告げる選抜高校野球大会が開幕し、本県からは松山聖陵高校が2年連続で出場することとなっております。
先般、応援旗の贈呈の折に、それぞれの力を信じて思う存分プレーしてきてほしいというエールを送らせていただきました。聖陵高校の甲子園での初勝利を期待しまして、県民の皆さんとともに大声援を送りたいと思います。
以上をもちまして閉会の御挨拶とさせていただきます。
どうもありがとうございました。
―――――――――――――――――
○(
鈴木俊広議長) これをもって、第362回愛媛県議会定例会を閉会いたします。
午前11時59分 閉会...