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平成31年第362回定例会(第7号 3月13日)

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  1. 愛媛県議会 2019-03-13
    平成31年第362回定例会(第7号 3月13日)


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    平成31年第362回定例会(第7号 3月13日) 第362回愛媛県議会定例会会議録  第7号 平成31年3月13日(水曜日)   〇出席議員 42名   1番  武 井 多佳子   2番  田 中 克 彦   3番  松 井 宏 治   4番  塩 出   崇   5番  高 橋 英 行   6番  松 下 行 吉   7番  川 本 健 太   8番  帽 子 大 輔   9番  大 石   豪   10番  宇 高 英 治   11番  欠     番   12番  欠     番   13番  菊 池 伸 英   14番  福 田   剛   15番  中   政 勝   16番  逢 坂 節 子
      17番  古 川 拓 哉   18番  兵 頭   竜   19番  大 西   誠   20番  松 尾 和 久   21番  欠     番   22番  欠     番   23番  木 村   誉   24番  石 川   稔   25番  梶 谷 大 治   26番  西 田 洋 一   28番  大 西   渡   29番  福 羅 浩 一   30番  三 宅 浩 正   31番  欠     番   32番  欠     番   33番  欠     番   34番  欠     番   35番  欠     番   36番  笹 岡 博 之   37番  黒 川 洋 介   38番  毛 利 修 三   39番  徳 永 繁 樹   40番  高 山 康 人   41番  渡 部   浩   42番  戒 能 潤之介   43番  鈴 木 俊 広   44番  欠     番   45番  横 田 弘 之   46番  越 智   忍   47番  村 上   要   48番  赤 松 泰 伸   50番  欠     番   51番  西 原 進 平   52番  中 畑 保 一   53番  明 比 昭 治   54番  岡 田 志 朗   55番  森 高 康 行   ―――――――――― 〇欠席議員 2名   27番  中 田   廣   49番  本 宮   勇   ―――――――――― 〇欠  員 3名   ―――――――――― 〇出席理事者  知事          中 村 時 広  副知事         神 野 一 仁  副知事         原   昌 史  公営企業管理者     兵 頭 昭 洋  総務部長        菅   豊 正  企画振興部長      西 本 牧 史  スポーツ文化部長   土 居 忠 博  防災安全統括部長    福 井 琴 樹  県民環境部長      金 子 浩 一  保健福祉部長      山 口 真 司  営業本部長       八十島 一 幸  経済労働部長      田 中 英 樹  農林水産部長      田 所 竜 二  土木部長        杉 本   寧  会計管理者出納局長   岸 本 憲 彦  教育長         三 好 伊佐夫  副教育長        武 智 俊 和  人事委員会委員長    宇都宮 嘉 忠  公安委員会委員長    渡 部 智磨子  警察本部長       松 下   整  監査委員        本 田 和 良  監査事務局長      山 本 亜紀子   ―――――――――― 〇出席事務局職員  事務局長        内 田 万 美  事務局次長       山 田 裕 章  参事総務課長      北 川 謙 二  参事議事調査課長    松 本 賢 固  参事政務調査室長    西 田 洋 一  議事調査課主幹     井 原 重 喜   ―――――――――― 〇本日の会議に付した事件  定第4号議案ないし定第58号議案  請願  議発第15号議案及び議発第16号議案  継続調査承認の件      午前11時 開議 ○(鈴木俊広議長) ただいまから、本日の会議を開きます。  本日の会議録署名者渡部浩議員横田弘之議員を指名いたします。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) これから、定第4号議案平成31年度愛媛県一般会計予算ないし定第58号議案及び請願を一括議題とし、各委員長から審査の経過と結果を報告願うことにいたします。  まず、総務企画委員長に報告を願います。 ○(西田洋一議員) 議長 ○(鈴木俊広議長) 西田洋一議員   〔西田洋一議員登壇〕 ○(西田洋一総務企画委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、働き方改革・行政事務効率化推進費についてであります。  このことについて一部の委員から、この事業の具体的な取り組み内容はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、本事業では、県民の多様なニーズや高度・複雑化する業務に対応しつつ、長時間労働の是正や業務効率化を実現するため、最新IT技術の活用や総務系事務外部委託等を推進することとしている。  具体的には、県民からの問い合わせに24時間365日対応可能なAIを活用した窓口応答システム導入実証に取り組むとともに、各所属におけるAIやRPAなどの活用を促進するため、民間アドバイザーによる技術支援を行うほか、給与・手当等の総務系事務の効率化に向けて外部委託電子化等の抜本的な見直しを検討することとしている旨の答弁がありました。  第2点は、E−BIKEスポーツ型電動アシスト付自転車の普及についてであります。
     このことについて一部の委員から、E−BIKEの普及に向けた来年度事業の取り組み内容はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、シニア層、女性層の獲得による裾野拡大や新たなツーリズムの創出に向け、しまなみ海道地域佐田岬地域等を対象に、各自転車メーカー等の協力のもと、実証実験として、レンタル用EBIKEの配備や充電スポットを設置し、安全面も考慮した利用環境の整備を検討するとともに、利用者拡大に向け、旅行雑誌等を対象としたメディアツアーによる情報発信等を行う予定である。  なお、事業展開に当たっては、全国に先駆けた取り組みとして、官民連携組織を設置し、関係者との緊密な連携のもと、E−BIKE先進県のイメージを定着させるとともに、安全で幅広い層が楽しめるサイクリング環境の構築を目指したい旨の答弁がありました。  第3点は、デジタルマーケティングについてであります。  このことについて一部の委員から、来年度のデジタルマーケティング事業の具体的な内容はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、今年度の事業成果を踏まえ、デジタルマーケティングを戦略的に展開していくこととしている。  具体的には、人材育成と基本戦略の共有を図るため、推進会議や勉強会の開催など全庁的なデジタルリテラシーの向上に取り組むとともに、今年度実施したモデル事業の分析結果を踏まえ、テーマ性を深化させ、インバウンド誘客サイクリスト誘致、すご味・すごモノなどの県産品販売促進の3分野で施策展開を図り、認知拡大や来訪意欲の向上等を促進することとしている。  さらに、それぞれの施策で得られたデータを蓄積・リスト化し、効果的な情報発信等に活用する、全国初の仕組みとなるデータマネジメントプラットフォームを構築する予定である旨の答弁がありました。  このほか、えひめチャレンジオフィス、仮称でありますが、の設置、平成31年度の県税収入財源対策用基金の状況と今後の積み立て、県・市町連携チーム愛媛推進事業費地域公共交通の再編、岡山理科大学獣医学部などについても、論議があったことを付言いたします。  最後に、請願について申し上げます。  当委員会に付託されました請願4件については、いずれも願意を満たすことができないとし、不採択と決定いたしました。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 次に、環境保健福祉委員長に報告を願います。 ○(宇高英治議員) 議長 ○(鈴木俊広議長) 宇高英治議員   〔宇高英治議員登壇〕 ○(宇高英治環境保健福祉委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、災害情報伝達設備強化支援事業についてであります。  このことについて一部の委員から、災害時の情報伝達設備について、どのような改善・強化を進めていくのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、昨年の7月豪雨災害では、屋外の防災行政無線を通じた避難勧告等が雨音で聞こえなかったという報告があったことから、雨音があっても遠くまで聞こえる高性能機材へ改修するための市町への補助や、戸別受信機導入補助を実施することとしている。  補助対象については、崩れ始めてからでは避難が間に合わないなど、リスクの高い土砂災害危険箇所を中心とするが、市町において浸水害など特に必要と思われる箇所への設置を希望する場合は、個別に検討したい旨の答弁がありました。  第2点は、外国人介護人材受け入れ支援についてであります。  このことについて一部の委員から、本県における外国人介護人材受け入れと支援の状況はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、本県では、経済連携協定により85人を受け入れうち介護福祉士国家試験合格者が12人で、現在、5人が県内に就業しているほか、介護福祉士養成施設の留学生は今治明徳短期大学に3人、技能実習生松山市内特別養護老人ホーム等で7人を受け入れ、さらに7団体程度受け入れ準備を進めている。  支援については、来年度、新たに愛媛県外国人介護人材支援センターを設置し、関係団体等との連携や情報共有等を図る連携会議を開催するほか、相談員による窓口相談巡回相談、研修会の開催、受け入れ人材相互交流会等の開催に加え、個別支援として、経済連携協定による受け入れ人材や留学生に対する日本語等学習支援を実施することとしている旨の答弁がありました。  第3点は、障がい者芸術文化活動の推進についてであります。  このことについて一部の委員から、障がい者芸術文化活動推進事業の内容はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、来年度は、障がい者の芸術文化活動を総合的に支援する拠点として県障がい者アートサポートセンター県社会福祉事業団に委託して開設し、障がい者等からの相談支援や研修会の開催による人材育成情報発信などを通じて障がい者の芸術文化活動を支援することとしている。  また、障がい者芸術文化祭を初めて開催することとしており、10月をめどに松山大街道商店街ステージ発表等を行うとともに、12月には、県美術館で作品を展示発表する障がい者アート展を開催することとしている旨の答弁がありました。  このほか、廃棄物処理センターの運営、消防団員確保対策及び消防団広域協力体制の構築、女性活躍の推進、看護師の養成状況、発達障がい者支援などについても論議があったことを付言いたします。  最後に、請願について申し上げます。  当委員会に付託されました請願2件については、いずれも願意を満たすことができないとして、不採択と決定いたしました。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 次に、農林水産委員長に報告を願います。 ○(松下行吉議員) 議長 ○(鈴木俊広議長) 松下行吉議員   〔松下行吉議員登壇〕 ○(松下行吉農林水産委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、樹園地の復旧に向けた取り組みについてであります。  このことについて一部の委員から、7月豪雨で被災した樹園地の復旧についての現況はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、被災した樹園地約300haのうち約140haについては、災害復旧事業市町単独事業等により原形・改良復旧を行う見込みとなっており、今後、必要な詳細設計等を行い、順次工事を発注し、平成32年度までの完了を目指している。  また、再編復旧は、事業の検討を希望する県下10カ所のモデル地区において整備構想図等を提示するなど、農家が復旧方法を選択して合意形成できるよう努めた結果、松山市興居島の由良地区では、事業計画の作成に来年度から着手するほか、同市高浜地区では、災害復旧事業による改良復旧を図ることで合意できたところである。  残る地区は、現在地元において検討中であるが、県としては、3つの復旧方法のメリット、デメリット等を丁寧に説明し、被災農家の方々が納得できる結論が出せるよう支援していきたい旨の答弁がありました。  第2点は、外国人材受け入れについてであります。  このことについて一部の委員から、農業支援外国人材受入促進事業の具体的な内容はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、外国人材受け入れ増加が見込まれる中、外国人技能実習制度については、昨年国が策定したガイドラインにより、JAが共同選果場等の施設と複数の農家圃場を組み合わせることで、年間を通じた実習生の受け入れが可能となったところである。  このため県では、関係機関と連携して体制整備を図るとともに、労働力のニーズ調査や適正な受け入れに向けた研修会を開催するほか、柑橘の技術交流を通じて良好な関係にあるスリランカからの受け入れに向けた協議も進めたい旨の答弁がありました。  第3点は、林業躍進プロジェクトについてであります。  このことについて一部の委員から、プロジェクトのこれまでの成果はどうか。また、今後、林業・木材産業の振興にどう取り組んでいくのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、林業躍進プロジェクトでは、平成26年度から、林業の成長産業化に向け、主伐を導入し、関係業界を挙げて県産材の増産等に取り組んだ結果、素材生産量の5年間の増産目標に対する達成率は約98%で、ヒノキ生産量が日本一に返り咲くなど成果を上げてきたが、一方で、労働力不足や林業就業者の高齢化、低い定着率、産地間競争の激化などが問題となっている。  このため、次期プロジェクトでは、ICT技術を活用した経営効率化最新林業機械の導入等による低コスト化などにより、さらなる増産を進めるとともに、営業活動の強化による需要拡大を図り、林業を次世代につながる産業へ育成していきたい旨の答弁がありました。  このほか、ドローン防除農薬適用拡大普及事業普及組織が先導する戦略的な産地づくり鳥獣害対策ニジマス養殖災害対応等も見据えた技術職員の確保などについても、論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 次に、経済企業委員長に報告を願います。 ○(大西誠議員) 議長 ○(鈴木俊広議長) 大西誠議員   〔大西誠議員登壇〕 ○(大西誠経済企業委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、グループ補助金等被災中小事業者支援についてであります。  このことについて一部の委員から、発災後8カ月が経過したが、グループ補助金に係る事業の進捗状況はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、2月末までに52グループ596事業者を認定し、そのうち161者に対し約20億円の補助金交付決定をしている。  グループ認定については、現地で被災事業者を個別に訪問し、補助金活用の意向などを調査確認しており、ことし秋ごろまでには完了させたい。  また、補助金の申請手続については、事業者の負担軽減を図るため、来年度からは、行政書士等専門家による個別支援を重点的に実施するなど、現地サポート体制を強化し、迅速な補助金交付につなげていきたい旨の答弁がありました。  第2点は、外国人労働者受け入れ等についてであります。  このことについて一部の委員から、新たな外国人労働者受け入れ制度が始まるが、県の対応はどうか。また、海外との人材交流の状況はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、外国人労働者への生活全般の情報提供相談対応のため、新たに県国際交流センターワンストップ相談窓口を設置することとしており、地域に密着した案件については、市町の国際交流協会や企業等とも緊密に連携しながら対応していきたい。  海外との人材交流については、これまで外国人技能実習生受入組合協議会が、ベトナムやミャンマー、カンボジアの各政府機関等技能実習生受け入れに関する協定書を締結している。また、来年度は、中国大連市や遼寧省と、医療や介護分野のほか、観光やスポーツなど幅広い分野でのさらなる交流に向け、協定の再調印を予定しており、これらを通じた交流の拡大、深化の中で人材交流にもつなげていきたい旨の答弁がありました。  第3点は、県立中央病院手術室増設についてであります。  このことについて一部の委員から、手術室を増設する理由は何か。また、その効果をどう見込んでいるのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、現在、県立中央病院に手術室は14室あるが稼働率が高く、症例によっては最大で4カ月から5カ月の手術待ちが発生している状況にあり、各診療科からも増設要望が多くある。  また、手術を実施するために必要な麻酔科医について、当面の安定的確保にめどが立ったこともあり、今回、手術待ち期間の短縮による患者サービスの充実や病院の機能強化を図るため、1室増設することとしたものである。  手術室の増設により、年間で約480件の手術件数の増加が見込まれ、症例にもよるが、手術待ちの期間を1カ月から2カ月程度短縮できると見込んでいる旨の答弁がありました。  このほか、県立高等技術専門校外国人観光客周遊消費傾向等調査事業、権利の放棄、院内保育所設置状況などについても、論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 次に、建設委員長に報告を願います。 ○(兵頭竜議員) 議長 ○(鈴木俊広議長) 兵頭竜議員   〔兵頭竜議員登壇〕 ○(兵頭竜建設委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、三島川之江港へのガントリークレーンの整備についてであります。  このことについて一部の委員から、整備の進捗状況と整備後に期待される効果等はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、三島川之江港のガントリークレーンは、地元からの強い要望を受けて整備に取り組んでおり、来年度の国の補助採択が得られるよう、昨年8月と11月、また、ことし2月に国土交通省に要望を行ったところである。  今後、三島川之江港に設置されているハーバークレーンの1.5倍の荷役能力を有するガントリークレーンが整備されることで、荷役の停滞や、船舶の沖待ちが解消され、また、万一故障の際も、既設のハーバークレーンを予備機として活用することができるなど、地元経済活動の活性化や取扱貨物の増加を期待している旨の答弁がありました。  第2点は、災害からの住民の避難支援についてであります。  このことについて一部の委員から、洪水避難支援体制強化事業の具体的な内容はどうか。また、洪水や土砂災害からの住民の避難支援等にどう取り組んでいくのかとただしたのであります。  これに対し理事者から、本事業では洪水浸水想定区域図の策定や河川監視カメラの設置などを予定しており、浸水想定区域図については、策定進度を上げるため、来年度5地区を追加し、洪水ハザードマップを作成する市町と連携して取り組むこととしている。  また、緊急時に住民が適切な避難行動をとれるよう支援するため、緊急速報メールなどにより切迫した土砂災害の危険度の周知を図るほか、防災教育を充実し防災意識の向上にも取り組むなど、ソフト対策ハード対策を効果的に組み合わせ、県民の安全・安心の確保に努めていきたい旨の答弁がありました。  第3点は、県内の高速道路のミッシングリンクの解消についてであります。  このことについて一部の委員から、未着手となっている内海、宿毛間の概略ルートの内容と事業化への見通しはどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、先月、国の四国地方小委員会で了承された内海、宿毛間については、国道56号の代替ルートとなる2車線の自動車専用道路とされており、津波による浸水の影響を受けない高台に建設され、市街地や防災拠点等とのアクセス性にすぐれたルートとなっている。  既に国土交通省において最終決定され、計画段階評価が完了したところであり、今後は、詳細ルート等の検討、都市計画決定環境影響評価などの手続が進められることから、引き続き国等と連携し、早期事業化に向け協力していきたい旨の答弁がありました。  このほか、JR松山付近連続立体交差事業、とべ動物園の魅力向上、県内建設業界の将来の見通しなどについても、論議があったことを付言いたします。
     以上で報告を終わります。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 次に、スポーツ文教警察委員長に報告を願います。 ○(古川拓哉議員) 議長 ○(鈴木俊広議長) 古川拓哉議員   〔古川拓哉議員登壇〕 ○(古川拓哉スポーツ文教警察委員長) (拍手)報告いたします。  当委員会に付託されました議案の審査結果は、お手元に配付されております委員会審査報告書のとおりでありまして、いずれも原案のとおり可決決定されました。  以下、審査の過程において論議された主な事項について、その概要を申し上げます。  まず第1点は、えひめ愛顔ジュニアアスリート発掘事業についてであります。  このことについて一部の委員から、本事業の現在の取り組み状況はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、毎年3,000名程度の申し込みに対し、小学4年生から中学2年生までの5学年で40名程度を選考しており、何十倍もの競争率となる中、非常に身体能力の高い子供たちを選考することができている。  本事業では、身体能力、メンタル、食事などのプログラムを年間約30回実施し、競技団体とも連携しながら適性競技を見つけていくこととしており、今年度は、40名のジュニアアスリートが60件の全国レベルの大会に出場し、ライフル射撃競技では、短期間の育成で才能を伸ばした選手が、全国大会中学の部で優勝するほか、ジュニアアスリートの修了生が、7人制の女子ラグビーで次世代の日本代表候補に選ばれるなど、取り組みの成果が順調に上がっている旨の答弁がありました。  第2点は、特別支援学校高等部生徒の就労についてであります。  このことについて一部の委員から、特別支援学校高等部の就職や就労についての取り組み状況及び卒業生の就職率や進路はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、キャリア教育・就労支援充実事業の中で、企業や労働・福祉関係機関等と連携し、学校独自の進路指導や技能検定を行っているほか、東・中・南予の特別支援学校に就労支援コーディネーターを配置し、就労先や現場実習先の開拓に加え、就労している卒業生の支援も行っている。  卒業生の就職率は、昨年度は35.8%であるが、希望した生徒全員が就職できており、今年度は現時点で36.6%となっている。  また、健康面の状況から在宅にならざるを得ないなどの生徒が数名いるものの、就職以外の進路も含め卒業生の100%近くが自分の希望する進路に進んでいる旨の答弁がありました。  第3点は、歩行者の交通死亡事故抑止対策についてであります。  このことについて一部の委員から、事故の抑止対策と、横断歩道止まろうキャンペーンの取り組み状況はどうかとただしたのであります。  これに対し理事者から、昨年の県内における交通事故死者59人中、歩行者と車の事故による死者は28人であり、そのうち夜間に21人が死亡していることから、来年度は事故多発路線の横断歩道にセンサーつきスポットライトを設置してドライバーの発見おくれによる事故を防止することとしている。  また、本キャンペーンでは、バスやトラック、タクシーなどの事業者や関係団体が中心となり、横断歩道での確実な減速と一時停止等を定着させ、ドライバーの歩行者保護意識の向上に取り組むなど、今後も関係団体等と連携して、交通事故のさらなる減少に努めていきたい旨の答弁がありました。  このほか、愛顔感動ものがたり発信事業、えひめ名建築発掘発信事業、障がい者雇用の促進、児童虐待、いじめ問題に対する社会全体での取り組み、県警の児童虐待事案への対応、繁華街の浄化対策などについても、論議があったことを付言いたします。  以上で報告を終わります。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 以上で各委員長の報告を終わりました。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) お諮りいたします。  各委員長報告に対する質疑を省略することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認め、そのとおり決定いたします。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) お諮りいたします。  黒川洋介議員から、議発第15号議案平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興等に関する意見書及び議発第16号議案が提出されましたので、日程を変更追加して、一括上程付議することに異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(鈴木俊広議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定をいたします。  お諮りいたします。  議案はいずれもお手元に配付のとおりでありますので、以上の議案に対する説明、質疑及び委員会付託は省略することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(鈴木俊広議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認め、そのとおり決定いたします。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) これから、定第4号議案平成31年度愛媛県一般会計予算ないし定第58号議案及び請願並びに議発第15号議案及び議発第16号議案を一括議題とし、討論を行います。 ○(武井多佳子議員) 議長 ○(鈴木俊広議長) 武井多佳子議員   〔武井多佳子議員登壇〕 ○(武井多佳子議員) (拍手)ネットワーク市民の窓の武井多佳子です。  反対討論を行います。  まず、山鳥坂ダム建設費負担金10億7,494万円を含む定第4号2019年度愛媛一般会計予算に反対します。  負担金の内訳は示されませんが、ダム本体工事の調査費が含まれているとのことです。  さて、今年度完成の鹿野川ダム改造は420億円の事業費が487億円に膨れ上がり、県の負担は113億6,803万円となって、18億2,440万円もふえました。また、完成年度は3年も延びました。  山鳥坂ダム850億円の事業費がこれ以上ふえることはないのでしょうか。地盤が緩いと言われる中、2026年とした完成年度がさらに延びることはないのでしょうか。昨年7月、肱川流域でダム洪水を経験し、流域の住民からダムが治水になり得るのかという疑問の声が上がっています。甚大な被害を出しているのですから、このような被災者の声には真摯に応えるべきではないでしょうか。ダム操作の問題を検証し、改善が図られるべきは当然のことです。その上で、山鳥坂ダム建設は一時凍結し、新たな知見と技術の進歩を柔軟に取り入れて、肱川水系河川整備計画を見直すべきと考え、反対します。  次に、今治新都市中核施設補助金を含む2018年度定第23号愛媛県一般会計補正予算に反対します。  2015年2月の加計学園理事長と安倍首相の面会について、学園は県に対して虚偽報告をしたとのことですが、昨年10月7日、今治市で行われた加計孝太郎理事長による記者会見では、その証拠は全く提示されていません。とても説明責任が果たされたとは言えません。その上、愛媛県が国会に提出した文書にも目を通していないとは不誠実きわまりありません。  このような状況で、今治新都市中核施設補助金として加計学園に10億1,764万円を補助することは、県民理解を得にくいものと考えます。知事は、腑に落ちないとも言われておりますが、財政厳しい折、県民の貴重な税金を用いるのですから、最低でも疑念が払拭されるまでは支出は見合わせるべきと考えます。  また、深刻な四国の獣医師不足解消を大義名分とし四国枠を設けましたが、定員16名以内に下げてもなお、ことしの合格者は1名のみです。公益性と強調してきた公務員獣医師の養成は機能していません。政治の私物化、ゆがめられた行政と言われながら、開学ありきで無理を通したほころびが見えています。  次に、請願第146号子どもの医療費助成の対象年齢を引き上げることについての不採択に反対します。  20自治体でばらばらの子供の医療費制度でよいはずありません。国にナショナルミニマムを求めるのなら、愛媛に生まれた子供たちが等しい条件で医療が受けられるよう、まず県として努力していただきたいと考えます。  請願第150号四国電力に中央構造線断層帯沿いの変電所問題への対処を求めることについての不採択に反対します。  四国電力の変電所が中央構造線断層帯沿いにあるという問題は深刻に受けとめるべきではないでしょうか。南海トラフ巨大地震が迫る中、変電所に異常が起きてブラックアウトに至り原発事故につながることも想定しなければなりません。3.11を迎えるに当たり、愛媛新聞が行った調査では、原発の安全性に不安、やや不安と回答した県民は8割を超えています。県民の安全を守るためには、伊方原発敷地外での対策に万全を期すべきだという今回の問題提起は重要と考え、不採択に反対をいたします。  以上で私の反対討論を終わります。  議員の皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 討論を続けます。 ○(田中克彦議員) 議長 ○(鈴木俊広議長) 田中克彦議員   〔田中克彦議員登壇〕 ○(田中克彦議員) (拍手)日本共産党の田中克彦です。  定第23号議案平成30年度2月補正予算案、特に、今治新都市中核施設整備費補助金、学校法人加計学園への2回目の財政支援10億円、昨年度分を合わせると約24億円となりますが、反対の立場から討論を行います。  何より、県民は納得できないと考えます。うやむやなまま問題が終わってしまいそうな感じ、政府も同様に思える、しっかりと対応すべき、真相がわからない限り私たちの税金を使われるのは嫌だ、こうした声をお聞きいたします。真摯に受けとめるべきではないでしょうか。  愛媛県議会が全会一致で決議を上げたにもかかわらず、県としても腑に落ちない部分があると言われ、説明が尽くされていないと指摘されるような加計理事長の記者会見が一度開かれただけにとどまっています。安倍首相と加計理事長が面会したとうそをついた学園幹部にかかわっての学園自身の調査もされておりません。学園の責任で疑念を払拭すべきというのが県議会決議の主要テーマでしたが、それは果たされてはおりません。  御答弁でも公益性を強調されておりますが、率直に申せば、法人自身がその公益性を自覚しているのかと指摘せざるを得ない状況ではないでしょうか。このまま財政支援していいとは思えません。  この際、いわゆる愛媛県文書が提出されたわけですが、学園や内閣府を初め国とのやりとりを初め、さらに県としても情報開示していいただくことや、大学の施設整備は完了するわけですので、少なくとも検査が終われば大学施設の図面を初めとしてオープンにするよう学園や今治市にも強く求めていただきたいと考えます。  ぜひ、補助金支出は撤回、凍結をして、学園や国が説明を尽くすことこそ求めるべきではないでしょうか。  加えて、2回目の補助金支出を行うことにより、さらに県としての説明責任も問われてくると考えます。今治市が示されている地域経済活性化、波及効果の試算とのかかわりでも実態はどうなのか、節目節目で具体的な説明が市民、県民に求められてくるものと考えます。  委員会での質疑でも、できるだけオープンな形で具体的に説明していくことの重要性は認められております。ぜひその立場で対応いただくよう期待するものです。  次に、請願第146号子どもの医療費助成の対象年齢を引き上げることについては、委員会審査結果では不採択でしたが、採択することを求めます。  一般質問への御答弁では、松山市に対する補助率引き上げも松山市の制度設計を待っているとされ、対象年齢引き上げは来年度予算編成では検討されなかったとのことでした。  豪雨災害からの生活となりわいの再建を最優先することは承知をしております。基金を取り崩しながら進められている現状も認識をしております。しかし、請願者の願意は、巨額の財政支出をしろとは言っておりません。県内どこに住んでいても医療費無料という水準に格差が生まれないよう、県の役割を果たしてもらいたい、対象年齢を引き上げることを議会が求めてほしいというものであります。  私は、この願意は、代表質問、一般質問を踏まえれば、議場におられる皆さんは十分理解されていると思います。議会がそのメッセージを発すること、行政に働きかけることによって子育て支援拡充を願う皆さん方の声に応えることこそが、議会に求められていると考えます。  議員各位の皆さんの御賛同をお願いして、討論を終わります。  御清聴ありがとうございました。(拍手) ○(鈴木俊広議長) 以上で討論を終局し、表決を行います。  まず、定第4号議案平成31年度愛媛県一般会計予算、定第50号議案及び定第57号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認めます。  よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。  次に、定第5号議案平成31年度愛媛県災害救助基金特別会計予算ないし定第21号議案、定第24号議案ないし定第47号議案、定第49号議案及び定第51号議案ないし定第56号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(鈴木俊広議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認めます。  よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。  次に、定第22号議案平成31年度愛媛県病院事業会計予算及び定第58号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認めます。  よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。  次に、定第23号議案平成30年度愛媛県一般会計補正予算を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認めます。
     よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。  次に、定第48号議案愛媛県港湾管理条例及び愛媛県の海を管理する条例の一部を改正する条例を議題とし、本件を原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認めます。  よって本件は、原案のとおり可決決定いたしました。  次に、請願第145号住民の安全・安心を守る公務公共サービスの拡充・向上と自治体臨時・非常勤職員の地位・待遇改善を求めることについてないし請願第150号を一括議題といたします。  以上の請願に対する委員長報告は不採択であります。  以上の請願をいずれも委員長報告のとおり決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(鈴木俊広議長) 起立多数。着席を願います。  起立多数と認めます。  よって以上の請願は、いずれも委員長報告のとおり決定いたしました。  次に、議発第15号議案平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興等に関する意見書及び議発第16号議案を一括議題とし、以上の議案をいずれも原案のとおり可決決定することに賛成の議員は、起立を願います。   〔賛成者起立〕 ○(鈴木俊広議長) 全員起立。着席を願います。  全員起立と認めます。  よって以上の議案は、いずれも原案のとおり可決決定いたしました。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) お諮りいたします。  お手元に配付のとおり、各委員長から継続調査承認要求書の提出がありましたので、これを承認することに異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(鈴木俊広議長) 異議ないものと認め、そのとおり決定いたします。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) 以上で、今議会に提出されました全議案を議了いたしました。  なお、各特別委員会の委員長から調査報告書の提出がありましたので、お手元に配付しております。  これをもって議事を閉じます。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) この際、上甲俊史特別参与から挨拶があります。   〔上甲俊史特別参与登壇〕 ○(上甲俊史特別参与) 本議場で、しかもこのような高いところから皆様方に退任の御挨拶を申し上げる機会をいただきまして、まことにありがとうございます。  私は昭和53年4月に県に奉職し、主に総務部、企画部、県民環境部、保健福祉部などで務めてまいりました後、平成26年4月から参与、同年8月から4年間は副知事として、そして昨年8月からは特別参与として勤務し、通算41年間、県庁で仕事をさせていただきましたが、このたび退任させていただくこととなりました。  特別職としての5年間、愛顔あふれる愛媛づくりのため、南海トラフ地震への備えや伊方原発の安全対策といった防災・減災対策、国際サイクリング大会の実施や愛媛県自転車の安全な利用の促進に関する条例に基づく自転車の安全利用対策等を通じた自転車新文化の推進などに、私なりに精いっぱい力を尽くしてまいりました。  そして、このように、今日まで任務を全うすることができましたのも、ひとえに議員の皆様方の御指導、御鞭撻のたまものであり、心から感謝を申し上げます。  とりわけ副知事在任中はさまざまな出来事があり、多くの貴重な経験をさせていただきましたが、その中でも特に一昨年、天皇皇后両陛下や皇族の方々の御来県を仰ぎ、オール愛媛での愛顔のおもてなしにより、えひめ国体・えひめ大会を成功させることができましたことは、深く胸に刻み込まれております。  今後は、違う立場からではございますが、中小企業の振興による地域経済の活性化などに微力を尽くし、愛顔あふれる愛媛づくりのサポートに努めてまいりたいと思いますので、引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げます。  最後に、議員の皆様方がますます御健勝で活躍されますことを心からお祈り申し上げまして、お礼の御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) 知事から挨拶があります。   〔中村時広知事登壇〕 ○(中村時広知事) 2月定例県議会の閉会に当たりまして、御挨拶を申し上げます。  議員各位におかれましては、終始熱心に御審議をいただきまして、まことにありがとうございました。おかげをもちまして提案させていただきました議案につきましては、全て滞りなく議決を賜り、厚く御礼を申し上げます。  今議会で賜りました御意見や御提言につきましては、今後の県政運営に当たりまして十分に配慮してまいりたいと存じます。  また、上甲特別参与の退任に際し、本議場において挨拶の機会を与えていただきました議長を初め議員各位の温かい御配慮にも感謝申し上げたいと思います。  さて、議員各位におかれましては、この議会が今期最後の議会となるわけでございますが、この4年間、県政推進のために格別の御尽力を賜りましたことに対し、県民を代表いたしまして、深く感謝を申し上げます。  今期をもって勇退されます村上要議員、大西渡議員、中田廣議員、逢坂節子議員、中政勝議員、各位におかれましては、長年にわたりまして、県政発展のために全力を尽くされましたこと、心から敬意を表させていただきます。  議員を勇退されますと、生活のリズムが随分変わろうかと思います。どうぞ御健康には十分に御留意いただきまして、また、それぞれのお立場で地域の発展のために御尽力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。  また、再選を期して県民に信を問われます議員各位におかれましては、再び県民の信任を得られまして、この議場でお会いできますことを御期待申し上げさせていただきたいと思います。  なお、次の議会までの間に、やむを得ない事案が生じました際は、慣例に従いまして私に御一任いただき、改めて報告を申し上げることにしたいと存じます。  さて、いよいよ来月20日から東予東部圏域における初めての広域振興イベント、えひめさんさん物語が開幕いたします。  新居浜市山根公園で開催する開幕祭を皮切りに、新居浜市、西条市、四国中央市の3市において、この圏域ならではのすぐれた資産と、映像や音楽などのアート、サイクリングやキャンプなどのアクティビティーを融合させた多彩なイベントが予定されております。  同圏域が誇るものづくり産業を新たな観光コンテンツとして、また、西日本最高峰の石鎚山を初めとする魅力的な山々を西日本の山登りや山遊びのメッカとして広く発信するとともに、県内外からの積極的な誘客に努め、同圏域の観光振興や交流人口の拡大はもとより、地域産業の担い手確保にもつなげてまいりたいと思いますので、議員各位におかれましても格別の御支援と御協力をよろしくお願い申し上げます。  また、今月23日からは球春を告げる選抜高校野球大会が開幕し、本県からは松山聖陵高校が2年連続で出場することとなっております。  先般、応援旗の贈呈の折に、それぞれの力を信じて思う存分プレーしてきてほしいというエールを送らせていただきました。聖陵高校の甲子園での初勝利を期待しまして、県民の皆さんとともに大声援を送りたいと思います。  以上をもちまして閉会の御挨拶とさせていただきます。  どうもありがとうございました。   ――――――――――――――――― ○(鈴木俊広議長) これをもって、第362回愛媛県議会定例会を閉会いたします。      午前11時59分 閉会...