3つ目は、スマートフォンの活用でございます。スマホアプリを開発して無料で県民に配信し、落石の発見者が現場の写真と位置情報を容易に道路管理者に送信できる仕組みを構築いたします。タイムリーな落石情報により、迅速な現場対応と正確な落石情報の蓄積を可能にいたします。
次の5ページ目からは、2つ目の柱、斜面の点検について説明いたします。平成8、9年以降、20年間斜面に上がって点検をしてこなかった反省に立ち、ことしから4年程度かけて既に対策が終わっている斜面も含めて道路防災点検を実施して現状の把握を行います。またその後、引き続き5年に1度の定期点検を実施します。その際には樹木の将来的な影響を考慮して斜面の安定度を評価いたします。
そこで、(1)点検の実施というところの1)道路防災点検についてでございますが、ことしから4年程度かけて斜面の安定度調査を行い、対策が必要な箇所と継続して監視する箇所について防災カルテを作成いたします。この4年間においても落石履歴のある箇所から優先して行い、必要に応じて緊急対策を講じてまいります。
2)定期点検についてですが、防災点検で作成した防災カルテを用いて、5年に1度、定期的に斜面に上がって着目すべき変状の確認をいたします。それに基づき、斜面評価及び対策の優先度を適宜見直すことで計画的かつ効果的な対策につなげてまいります。
(2)の落石発生時の対応についてですけれども、こうした点検を行う間にも日々各地で発生する落石に対しましては、その規模や頻度によっては斜面に上がり、簡易な調査をまず行います。その結果、二次崩落等の可能性がある場合には、必要に応じてさらに詳細な安定度調査を行い、カルテを作成して定期点検に移行してまいります。
次の7ページにお移りください。7ページからは3つ目の柱、対策の進め方について説明いたします。対策工事の実施に当たっては、これまでの優先度に加え、落石の履歴や交通量を勘案した優先度を新たに設けて、スピード感を持って計画的かつ効果的な対策を進めてまいります。対策の中では、樹木の成長によって石の不安定化が見込まれる場合には、対策工の一つに伐採工を採用してまいります。
(1)緊急対策についてですが、今回の事故を踏まえ、今後実施する防災点検で発見される極めて不安定な状態の石に対して、3年程度をめどに小割りして除去をしたり、ワイヤーロープがけをするなどの緊急対策工事を行ってまいります。
次、(2)の定期点検時の緊急対応についてでございますが、今後継続して行う定期点検や落石発生後の点検においても、極めて不安定な石が発見された場合は、直ちに交通規制や緊急対策工事を行ってまいります。
次に8ページに移ります。(3)の段階施工の実施について御説明させていただきます。まずは、県内で発生している落石の状況を示している図5の円グラフをごらんください。これは4年間の集計でございますが、県内では延べ年間おおむね1万件の落石が発生しています。このうち大きさ30センチ未満の落石が全体の約97%を占めています。このことから、落石発生頻度の高い発生源を優先して対策を行い、一定程度の安全性を確保することで、県全体の安全度の底上げを早期に図ってまいります。その後に発生頻度のまれな発生源の対策へと段階的に対策を進めていく計画です。この段階施工のイメージですが、8ページ下の図6をごらんください。左側の従来施工の絵では1つの斜面にある落ちそうな全ての石の対策を行っていたため対策のスピードが遅くなり、結果的に未対策の斜面が多く残ってしまいました。今後は右側の図のように、まずは緊急対策として極めて落ちそうな、絵にある赤色の石に限定して対策を行います。次に、第1段階として頻繁に落ちる30センチ未満の大きさの緑色の石を対象とした対策を先行して行い、県全体の安全度を早期に底上げする計画です。
次の9ページをごらんください。1)第1段階の施工についてでございますが、この第1段階の対策は、今後10年間をめどに実施してまいります。このうち、初めの5年間は特に優先度の高い箇所から取り組んでいきます。図7は、第1段階の対策で一般的に用いられる標準的な落石防護網、通称ロックネットと申しますが、その工法の写真でございます。
次の10ページをごらんください。第2段階の施工についてでございます。第1段階の対策が完了し、県全体での安全度が一定程度の底上げが図られた後に、第2段階として、第1段階では対応し切れないまま斜面に残されている落石源の対策を行います。図の8は、第2段階で一般的に用いられる岩接着工法の写真です。樹木の影響や風化などによって割れて不安定化した岩の塊を接着して一体化させることで安定化させる工法でございます。
次に、人材の育成と技術力の向上について御説明いたします。道路防災点検の講習会を開催して職員の斜面を見る、見立てる力は継続的に養うとともに、所内で斜面安定度を判定する会議等を開催し、職員相互のスキルアップと後継者の育成に努めてまいります。
最後に、今回得られました教訓・知見の共有と情報発信についてでございます。落石という事象は全国共通の課題であり、国やほかの自治体における類似した事故の防止のためにも、今回での事故から得られた貴重な教訓と有益な知見を広く共有していかなくてはなりません。今後、各種関係機関が集まる会議や研究発表会の場で積極的に情報発信をしてまいります。
次の12ページは、これまでお話しした計画の全体工程表でございます。
13ページから18ページは、8月8日に委員会から受けました提言書を添付しております。
一番後ろの19ページは参考資料でございます。19ページにつきましては、上の段の表は落石に関する事故の全国の事例でございます。ごらんになってわかるように、落石が比較的小さなサイズであっても死傷事故に至る場合があることから、今回の計画で取り組みます落石の発生確率に着目した段階施工であっても、一定程度の効果が期待されると考えております。
また、下の段の写真でございますが、今後、第1段階の対策として設置される標準的な落石防護網、ロックネットが大きな石を捕捉して、路上に直接転がり出ることを防いだ事例の写真でございます。このように、設計時に想定された石よりも大きな石に対してもある程度の防護効果が期待できると考えています。以上でございます。
5:
◯加藤委員長
質疑に入りますけど、質疑の前に、本落石事故に係る和解、それから損害賠償等の議案については、今度9月29日に委員会へ付託される予定ですので、その場で質疑をしていただきたいと思っております。
それでは質疑に入りたいと思います。何かございますか。
大国委員。
6:
◯大国委員
3点伺いたいと思います。まず1点目が、2ページのところで、今後の取り組みの基本方針のところで、ハード、ソフト両面での計画的な対策の実行ということで、計画性が大事だということがここでも明記されているわけですが、この計画だと10、15年計画になると思うんですが、この計画を示して、これが実行できるかっていうところが財政的な裏づけも含めて非常に大事なことだと思うんですよ。職員の体制とか財源的な裏づけ、ここにどれだけ確実性があるかっていうとこが一つみそだと思うんですが、その点についてのまず見解を伺いたい。
もう一つが、この計画表の中で定期点検1巡目、2巡目、3巡目というふうにあります、これが今回言われた斜面の総点検に当たるものなのかどうか。この間の経過を見て、平成8、9年、20年前の総点検の結果に基づいて対策がとられて、結果3分の1が残っているというのが現状で、その中で対策を施したところで落石が発生したと、そういうことを踏まえるならば、総点検をした上で定期的な一定程度総点検に近い、総点検でもいいと思うんですよ、定期的な総点検というのが必要だというふうな結論に至ってるという認識なんです。ここで書いてある定期点検がそれに相当するものであるならば、これ非常にいいというか、安心できる点検の計画だというふうに思うんですが、これがそうなってるのかどうか。これが2点目。
3点目が、さまざま登って点検される際に、これ要望でもありますが、地元のぜひ森林組合だとか地元の住民の皆さんだとか業者の方含めて、なるべく幅広い住民の方に点検も含めて参加してもらえるようなそういう仕組みづくり。例えば住民が参加すれば、ここは危ないんだなということが認識されて、例えば町内会の会合だとか、いろんなところでそういう危機意識が共有できることにもつながると思います。それは森林組合もしかりだと思いますんで、そういう住民参加の工夫というのをぜひしていただきたいというふうに思います。この3点についてお願いします。
7:
◯加藤委員長
末満総務課長。
8: ◯末満
土木総務課長
まず、大国委員からの一つ目の御質問についてお答えをさせていただきます。なかなか予算の話につきましては、毎年度毎年度御審議いただく話でもあり、将来のところについて現時点で確定的なことは言える状況ではございません。ただ、こうやって我々として道路防災計画というものをつくりまして、今年度から4年間かけて斜面の総点検の実施、また定期的な点検の実施、それと並行する形での極めて不安定な落石への緊急対策、また10年間を目標に第1段階の施工っていうふうなことを掲げているところでございまして、これが着実に実施できるように、必要な予算については確保していきたいと考えております。以上です。
9:
◯加藤委員長
山崎道路維持課長。
10:
◯山崎道路維持課長
委員の2つ目と3つ目の御質問にお答えしたいと思います。まず2つ目、1巡目、2巡目と書いてあるのは総点検と一緒なのかという御質問だったと思います。総点検は、ゼロベースで、過去に対策を行った斜面も全て見直しを行う点検として、これから4年間かけて実施する点検でございます。その後、そのときの状況を比較しながら点検していくカルテというものを持って現場を比較しながら点検を行っていく点検が5年に1度行われる定期点検でございます。
先ほどの、定期点検の際にも総点検のやり直しのような精度の高いものであればよいがという2つ目のお話だったと思いますけれども、それは、カルテというもので着目すべき、比較していくべき変状というものを確実に点検していくのが定期点検でございます。斜面全体の安定度評価もその都度、点検の結果に基づいてやってまいりますので、内容的には効率的に行うことではありますけれども、総点検に近いものを5年に1回やってまいります。ただ、定期点検は総点検のときに危険箇所、要対策箇所なりカルテ監視箇所と思われた箇所を基本的に行っていく部分が総点検とは違います。総点検はゼロベースで、ゼロの中から危険な箇所を抽出して行うという部分なので、その辺が違うということでございます。
3つ目、地元の協力を広く求めてということでございます。お話のありました森林組合等とも今調整中ではございます。協力をしていただける方向でお願いしてございます。あと、先ほど言われました町内会とか市の広報誌を使うなど、多くのチャンネルを利用して積極的に説明して、協力を求めていきたいと思っております。以上でございます。
11:
◯大国委員
ちょっと1点。
12:
◯冨樫土木部長
ちょっと補足よろしいでしょうか。
13:
◯加藤委員長
冨樫土木部長。
14:
◯冨樫土木部長
まず1点目でございますが、8ページで全体をやるところから段階的にというお話をさせていただきました。大体試算をすると、この第1段階、10年で、全体10年でというお話をさせていただきましたが、大体1箇所当たりの額の5分の1ぐらいですよと。ということは、結局のところ5倍ぐらい1年間でできるという考えで、それからいろいろと検討して、10年だったら何とかいけるだろうということで10年というものを今回打ち出させていただいたっていうことでございますので。実際これから総点検をしますから、どのぐらいの箇所が、ボリュームが出てくるかというところにもかかわってきますけれども、何とか我々10年間でやり通したいというふうに考えております。
2点目は、今ちょっといろいろ説明しましたが、基本的に斜面に登って確認をしていくということでございますので、今までののり面点検っていうのは、結局路上からこう見て、どっか悪いところはないのかということで見ていたわけですけれども、これでは全然実際の斜面の条件はわからなかった、そういう反省に立ってしっかりと登ろうと。5年に1回登って見ていくんだということでやっていこうと、こういうふうに考えております。
3点目も、森林組合だったら可能なのかもしれませんが、住民ということになると、やはり安全性の問題とかもございます。だから簡単に住民も参加して一緒に山に登るというのは果たしてどうなのかというところがございます。しかし、住民の方々に知っていただくという面でも、終わった結果をしっかりと説明するというようなことは十分考えられるのかなというふうに思いますので、今後のやり方については検討してまいりたいというふうに思います。
15:
◯加藤委員長
大国委員。
16:
◯大国委員
事故を受けて、おおむねいい計画ができるかなということを期待しておりました。やっぱり鍵になるのは、しっかり予算確保して計画どおりできるかっていうことだと思いますんで、なかなか将来のことはわからないかもしれませんが、土木部として、やっぱり今回の事故を受けて住民の安全が脅かされることあってはいけないという決意のもとでしっかり対応していただきたいということを申し上げて、私からは終わります。以上です。
17:
◯加藤委員長
ほかにありませんか。
18:
◯福田委員
ないようでしたら、ありますが。
19:
◯加藤委員長
福田委員。
20:
◯福田委員
いろいろ各方面から検討されたということで敬意を表したいと思ってますが、1年間で1万箇所の落石があるというお話聞いてきたんですが、既に公表されたかもしれませんが、道路はさまざまな種類といいますか管轄がありますよね。管轄いいますか、土木部が建設される道路であったり、それから農林水産部のほうでされる道路であったり、あるいは林道であったりしますが、この1万箇所の落石があるということですが、その1万箇所の内訳というんでしょうか。私の近くの林道もしょっちゅう落石してるんですね。だから、1万箇所といっても、きちっと、国道みたいな形で道路構造的に整備精度が高いというんでしょうか、そういう道路と山の中につくる、あるいは海岸につくる、林道だとかは道路整備の水準が違うかもしれませんので、その内訳を、公表されたかもしれませんが、どれぐらいの割合になってましょうか。
21:
◯加藤委員長
山崎道路維持課長。
22:
◯山崎道路維持課長
この数字は、島根県が管理している道路を島根県の道路パトロールをしている道路パトが発見した箇所に基づいて集計されたものでございますので、先ほどおっしゃられた島根県が管理している県道、国道に限ったことでございます。市町村とか今の農道、林道は入ってございません。
23:
◯福田委員
農道、林道は入ってないということですね。
24:
◯山崎道路維持課長
はい。
25:
◯福田委員
なるほど。そうしますと、市町村が管理するのもありますし、農道、林道のほうが松江市内を見ても、むしろ落石が頻繁に発生している状況なんですね。そうすると農道、林道については、やっぱり土木部が統括的にこの基準に基づいて、対応策に基づいて管理をしていくという話なんですか。
26:
◯加藤委員長
山崎道路維持課長。
27:
◯山崎道路維持課長
いえ、そういうことじゃ考えておりません、そうではございません。
28:
◯福田委員
県管理だけですね。
29:
◯山崎道路維持課長
はい。
30:
◯福田委員
県管理だけちゅうことですね。
31:
◯加藤委員長
福田委員。
32:
◯福田委員
各市町村もそれぞれ技術者はいると思いますけどね、土木、農林も。その専門家がいて、それは管理するかもしれませんが、県全体として統括的に、今回せっかく専門家の先生方、プロの目で見た現状と課題、対応策をおつくりになったもんですから、そこはせっかく議論されたんでね、土木部長さん、何かリーダーシップを発揮していただいて、県下の各市町村に対して、あるいは農林水産部、あるいは林道担当、こうしたとこにも一つ何か共通した問題、共通意識を持たせるようなことは必要ないのかなと、改めて県だけの管理ということなもんですから、そこらあたりどうなのかなとちょっと疑問といいますか、何か指導力を発揮していただくと、余計住民は、道路は、地域住民は何と子どもも通るわけですから、そこらあたりどうなんでしょうかね、整理の仕方といいましょうかね。
33:
◯加藤委員長
冨樫土木部長。
34:
◯冨樫土木部長
今回のこの落石事故を受けて、市町村からもまさにそういう要望が出ております。予算の確保だけではなくて、そういった技術的な指導とか、そういった面もぜひお願いしたいという要望をいただいておりますので、今後しっかりと対応といいますか、そういった連携のとり方、どういう連携のとり方があるのかというところも含めて検討してまいりたいというふうに思います。
35:
◯福田委員
ありがとうございます。特に10年間こうしていろいろ実際の斜面を検査していこうということですから、ぜひ連携をしていただいて、安全度が向上するような対応策をぜひ講じていただきたいと、要望を私もさせていただきます。ありがとうございました。
36:
◯加藤委員長
浅野委員。
37: ◯浅野委員
今のことは大事でございまして、私らも長くおって、国道、県道も一番基準が高いわけなんだから、費用対効果すると、どっこでも国道、県道を持っていきちゃまずいということがあるわけで、それでトンネルしたりするんだが、なかなかそれに対応できないところは、農免道なんかやりますと、農林水産部だわね、つくるときは農林水産部、県がやりますよ、農免道は。やりますが、つくってしまうと市町村に委託してしまうんだから市町村が管理しなきゃいかん。それから今度はふるさと農道かなと。これまた基準が楽なわね。どっこへでもって言っちゃいけんが、これもあってもいいしという格好で、農道のちょっといいぐらい。こんな、費用対効果ではふるさと農道が一番いいんだっていうような格好でまたやるわけだが。そういう、結果的には道路ができて喜んでいるんだけども、さあ、この落石のことになると、楽にやろうというのがどんどん下に下がるわけで、林道なんか森林組合がやるのは、これは特に自分のわかったやなとこへ、木を切るためだけんというんでやるわけだ。ところが、道路は道路だから歩いとる人がおる。したがって、これは県が基準つくられると、それに従って市町村もまた管理者になっていますからやらなきゃいけんわけだが、管理者がやらなきゃいけないと。そこで、県が基準をつくられることは当然のことでいいことです、模範例ですからね。すると市町村もまたそれに倣わなきゃいけない。
それと同時に、人身事故っていうのが今度戦後2回目だっていうことだから、全国でも。あっちゃならんことで、それは申しわけなかった、気の毒なことだったがな。それで、今まではたくさん、自動車が、事故してちょっとけがしたとかって補償金払ってますわな。これはたくさんあるわけではなくて、市町村でもあると思うわ、市町村管理のところ。
ところで、やっぱり要望します県民っていうのかな、地元の、我々もまず、我々もやっぱり道路をつくるときまでは用地買収からこれいろいろやるだけど、つくってしまうとどなたさんの山だやわからんわね。それで、山を持ってらっしゃる人、ほんなら市町村が全部山の上へ上がって見ててなんてこと、なかなか人的な様相にならへんと、現実には。それで、そういうことを特別にやらせるということになると大変な金もかかるわけだが。山の所有者もいらっしゃるわけですよね。これも最近は高齢化になって、なかなか自分とこの山がどげになっとうか、ほんにあばかんということもありますが、山の所有者の方々も、全部頂上まで買ってるんじゃないんだから、そこんとこまで買ってるわけだから、その辺の所有者の方々にも意識を持ってもらって、何とああいうことになっちゃいけんので、自分とこの山の中から落ちたってぐあい悪いわけだからということで教えていただくようなこともあわせてね。あわせて、また自動車で運転する者も非常に気をつけて、これからはこんなにね、数字見ると、ああ本当だなと、運転者は気をつけてやらないけんてって、上まで見てはおらんけども、下へ落ちて下になっちょうやつは気をつけてやらないけんということも警察等々は言ってもらうような格好で。今は運転しちょう者の、人のことばっかり気きかいてやれっていうが、警察も。そうじゃなくって、下に落ちた石に対して自動車が事故したときに、また被害が出るじゃいけんけんということの指導をしていただくと、全国でやってないと思うけども。でもね、2回目の島根県だわ、これ、御迷惑かけたわけなんだから、本当に模範的なこともやっぱりやっていただくと、御苦労さんですが。林道、森林組合、大まか、県庁か林道か、それから農林のほうともども、そういう格好で。安上がりの道路をつけましょうという費用対効果になっとる。特に安上がりの道路をつけてでも車が行くようにしようというのが県民の意識なんだ、我々もそれをよいとしてきておるわけだから、これについてもそういうことの警告になるように、それで僕のほうから、土木部がみんなせいったって無理だと、それぞれの部署のほうへ発信していただくと。すると農林もあるわけだから、農林のほうでもやるし、それから林業のほうでもやるという格好でやっていかんと、またあってはならんことですから、よろしくお願いしたいと思います。
38:
◯加藤委員長
冨樫土木部長。
39:
◯冨樫土木部長
確かに、一義的には道路管理者がしっかりと道路利用者の安全を確保するというのが責務として負ってると思っておりますので、やはりまず第一義的には我々がやらないといけない。しかしながら、おっしゃるように全てが全部できるのかというような問題もありますので、そういった地域の方とか、今おっしゃった森林組合とか、いろんな人たちの力をかりて、できるだけそういった安全性を担保するようなことについても引き続き我々も考えていかなければいけないなというふうに思います。ありがとうございます。
40:
◯加藤委員長
ありますか、園山委員。
41: ◯園山委員
福田委員の意見にちょっと補足ですけど、道路を通っとる人は、そこが林道か漁業関連道か、市道か県道か国道かっていうのはあんま意識がないと思うんですよね。ナビに出とりゃわからんわけではない。だから、せっかく危険箇所番号標という画期的な今提案もあっとるわけで、それについては農林水産部、それから市町村、こことうまいこと話をして、ガードレールにつけてもいいしね、金がなかったら。必ずごうぎな看板が必要なのかどうかも含めて、できるだけあちこちにそういう標示が、今は住所表示はいっぱいありますけど、ここは何々町っていう、ああいうもんのかわりに、ここはちょっと危険地域で、この番号は何ぼですよというのがつけられるなら、そういう話を一緒にやられるといいがなと思いますが。ぜひ考えてください。
42:
◯加藤委員長
山崎課長。
43:
◯山崎道路維持課長
委員のおっしゃるとおりでございますので、そういう方向でお願いしてまいりたいと思います。
44:
◯加藤委員長
ほかに。
吉野委員。
45: ◯吉野委員
この提言内容等、非常によくできたものだと思います。これから調査等をしっかりやられ、現実的にも情報収集していく、このことについて、県民に不安をあおるということではないんですが、やはりある程度きちんとした情報提供をしていくこともまた注意の喚起につながるんじゃないかと思います。どういうやり方がいいかというのはまた御検討いただいて、そういった部分も考えていただければと思います。
46:
◯加藤委員長
山崎課長。
47:
◯山崎道路維持課長
わかりました、しっかり取り組んでまいります。ありがとうございます。
48:
◯加藤委員長
ほかに何かありませんか。
ないようでしたら、報告事項を終わりたいと思います。
その他何かございますか。
ないようでしたら、土木部所管事項の調査を終了いたします。執行部の方は御苦労さまでございました。退席をお願いいたします。委員の方はそのままお待ちください。
〔執行部退席〕
49:
◯加藤委員長
この際、何かございますか。(「ありません」と言う者あり)
特にないようでしたら、終わりにしたいと思います。よろしいでしょうか。(「はい」と言う者あり)
これをもって本日の建設環境委員会を閉会いたします。御苦労さまでした。
発言が指定されていません。
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