滋賀県議会 2019-06-27
令和 元年 6月27日総務・企画常任委員会−06月27日-01号
7 配付した
参考資料 別紙のとおり
8
議事の
経過概要 別紙のとおり
議事の
経過概要
開会宣告 9時58分
《
知事公室所管》
1 報第4号
平成30
年度滋賀県
繰越明許費繰越計算書のうち
知事公室所管部分について
(1)
当局説明 上田防災危機管理局副局長
(2)
質疑、
意見等 なし
2
県ホームページ改善に係る
対応について
(1)
当局説明 松田広報課長
(2)
質問、
意見等
◆
塚本茂樹 委員 この間の
一般質問で、
田中議員がいろいろ
質問していたのですけれども、この6月中に入り口である
トップページを見やすく、わかりやすくするとか、
組織からも
記事ページを
検索できるようにするということですが、もう日にちがないですけれど6月中にできるのですか。
◎
松田 広報課長 トップページの
組織から探す、あるいはデザインを若干
改善するということについては、もう準備できており、アップする手前まで来ています。6月29日には公開できるように進めているところですが、
システムを一旦とめる
作業が出てきました。今台風が来るか、来ないかという
状況ですので、来たときにとめる
リスク等を考えながら、大丈夫であれば29日にアップさせていただきます。支障が出る
可能性があるということですと、週をあけてアップするということになります。
◆
塚本茂樹 委員 以前の
議論のやりとりの中で、再
構築して一応完成しているが、県のやるべき
作業がおくれていて、今やっているという話でしたが、
トップページを見やすくするとか、
組織からも探せるようになるということで、完成していた割には大きく変わるのかなと感じます。
また、今まで
トップページに
組織をクリックする
場所がなかったと思うのですが、それが29日にできると言われても、もうあした、明後日のことで、
トップページがどのようなものか見たいのですけれど、出せますか。
◎
松田 広報課長 1点目ですが、
組織から探すという
機能は、再
構築に当たって落としていた
機能ですけれども、
先ほど御
説明しましたように、その
機能を非常に利用されているということがわかっていなかったことから、復活させるということですので、完成した後に
組織からの
検索を追加することになります。
29日に向けて、今
舞台袖まで来ておりますので、
トップページをごらんいただくことは可能です。
◆
塚本茂樹 委員 それを、ちょっと見せてください。
それと、
議論をしていて、県は完成していると言われますが、やはり完成されているとは思えないので、
田中議員が
提案していたように、一回元に戻したらどうですか。
もともと予算を認めた1,000万円の
内容というのは
スマホ対応と、
障害者差別解消法ができて全ての
人に配慮した
情報発信という
内容で、見積もりも取ってやっていますが、その
部分が大きく変わってきています。当初は、徳島県の
ホームページが採用している
CMSがいろいろな
機能を持っていて非常に使いやすいので、その
機能の
特徴を生かして
滋賀県もつくりましょうとなりました。しかしながら、
打ち合わせの
段階のときに、この
CMSが持っている
特徴的で生かせる
部分が、いろいろな機器のサーバーの問題などで全部消えていき、本来採用した
部分の
特徴を全て生かせる
ホームページには到達しない
状況です。
プロポーザルでそういう
提案がされ、これがいいと決まって、しかし
打ち合わせの
段階で、これはできないとなったものが
完成品というのは、やはりおかしいと感じます。
私も、
ネットに詳しくないから、実際どうなのかわかりませんけれども、どうも話を聞いているとそうなのかなと感じています。
この前
もとにかく元に戻したらどうかという
提案に、
知事は最後に、「元の
ホームページに戻すということは現実的ではない、
従前の
ホームページよりも
改善されている」という話でしたけれども、本当に元の
ホームページに戻すのが現実的ではないとは思えないし、
従前の
ホームページより
改善されているとも思えないです。今
プロジェクトチームをつくって頑張っておられますが、それは
もともと予定している
仕事ではないです。今
各課が
ホームページを一生懸命
改善しているというのは、しっかりと
ホームページができて立ち上がっていれば、する
仕事ではないと思うのです。
例えば
プロジェクトチームは何
人で動いているのかわからないですが、一
人一
人職員が動けばそれにかかった
工数をはじき出すとやはり相当な額になっていると思うのです。このまま
改善し続けて、多くの
工数をかけて、
人件費をかけてやっても、
もともとプロポーザルで
提案されたときの形に本当になるのかどうか我々はわからないので、もしもそれが
もともとの
提案どおりにならないのであれば……。
(発言する者あり)
◆
塚本茂樹 委員 もとに戻ってゼロ
ベースで考え直すことを検討の一つとして挙げるべきと思いますが、どうでしょうか。
◎
松田 広報課長 業者に出した
委託業務は、全てをつくるというものではありませんので、その
業務については完了しています。
今いろいろ御指摘いただいたように、
事前にどのような
環境にあるのか、どれだけのボリュームであるか、
CMSを変えることは
前提条件ではないのですが、結果的には変わるほうを採用したということで、そのことがどれだけ影響するのか十分理解できていなかったということです。
ですから、これでできていると思うのかということにつきましては、完璧なものとはなっていません。本来であれば昨年度に
各課に
作業をお願いしていることが、今年度にずれ込んでいるということです。
説明が十分できていなかったことから、本来それぞれでしていただく
作業が、今にずれ込んでいるだけで、全く新たに生じた
仕事というわけではありません。
◆
塚本茂樹 委員 では、その
作業が結局おくれていて、3月28日にその
作業ができていなかったから今回のようになり、その
作業を今しているという
認識で捉えます。
約4割の
職員が前の
ホームページは閲覧しにくいとか、
更新が難しいという声があって取り組んだわけだと思うのですけれども、2月ぐらいの
CMSの
説明会でも、百何十
人の方が講習を受けているので、実際にこの
ホームページの
更新に携わっている
人たちが
現状どうなのかということを……。
○
目片信悟 委員長 塚本委員、
質問をしてください。
◆
塚本茂樹 委員 はい。その辺の
職員に対する
アンケートも一回行ってもらいたいと思いますがどうですか。
◎
松田 広報課長 お答えできていなかった、ゼロ
ベースで見直さないのかということですけれども、
一般質問の
答弁の中でもありましたように、3月28日で前の
ホームページはとまっていまして、その後も新しい
ホームページにはどんどん
情報がふえています。また、そもそも
改善しないといけないものがあるから新しいものに変えたということがありまして、古いものに戻りますと、その
改善した
部分も消えてしまうことになります。
このようなこともありますので、元に戻ることにも、また新たな
課題が生じます。ただ、それを全く否定するものではないので、今、正直言いまして、それを見きわめるのに、いろいろな御
意見、御
提案をいただいているのですが、どれがどれぐらい手間がかかり、お金がかかるのか、どれがいいのかというところも正直わからないところがありますので、
専門家の方のお知恵や、利用される方の御
意見を聞きながらやりたいと思っています。否定するものではありませんが、どれを選ぶということは、今、ちょっとできない
状況です。
それから、
職員に
アンケートということは、確かに全然声が聞けていなくて、本当にみんなこつこつ頑張ってやってくれているところもありまして、
利用者側、それからいろいろな問い合わせが
ふぐあいであったと思いますし、その
あたりも含めて、ちょっと声は聞かないといけないと思っておりますので、ぜひとも実施したいと思います。
◆
本田秀樹 委員 先ほどから
説明の中で、
専門家の方や
県民の
皆様から御
意見をいただくという言葉がずっとあるのですが、その
県民の
皆様への
意見をいただく場を
設定するということですけれども、どれぐらいのペースで
設定を考えておられるのか、1点お聞きしたい。
あと、
県民の
皆様の御
意見につきましては、どのような
内容が一番多かったのか、わかるところで結構ですので、その
あたりをお聞きしたいと思います。
◎
松田 広報課長 県民の方の御
意見ですけれども、なるべく早いほうがいいと思っておりまして、来月には開催したいと思っています。
実際に幾つか会場を借りて集まっていただき、いろいろな御
意見を聞きたいと思いますし、
ホームページというテーマですので、例えば
ネット上で御
意見を聞く場ができたらいいと考えております。詳細はこれから詰めるのですが、そのような形で、足をお
運びいただかなくても御
意見が聞けるようなことがあればふさわしいと考えております。
それから、
県民からの御
意見ですけれども、圧倒的に多いのは、そもそも用事があって見ようとして見つからないという、お困りの声がすごく多かったです。それ以外には、もうちょっとこうしたらどうかとか、いつまで工事しているのだというようなおしかりも、当然ありました。
◆
本田秀樹 委員 県民からいろいろな御
意見があったということですが、どれぐらいの
意見があったのか教えてほしいのですが、わかりますか。
◎
松田 広報課長 広報課に「
県民の声」がありまして、そこに来ておりますのが、
電話が323件あります。それから、「
知事への手紙」が20件あります。ただ、
電話の中には、「
ホームページが使えないので、どこどこの課に回してください」ということも含めて323件ありました。
◆
小川泰江 委員 3点お伺いしたいと思います。
先ほどから今までのことがいろいろと出ていますが、やはりなかなか
専門家でないとわからないということもありますので、
現状と今後について、絞ってお伺いしたいと思います。
1点目は
現状の
部分で、いろいろな
危機感があるという話も出ておりますが、現
段階で
県民の
皆さんにとって大きな不便がある重篤な状態であると、まず
認識されているのか。
2点目が、今後について、
先ほど、戻す、戻さないとの
議論もありましたし、
田中議員の
質問で、今の
システムのままでは
職員の力だけではどうにもならないというような文言も本
会議中にありました。これが本当かどうかも私
たちにはわからない。それについて
見解がありましたらお伺いしたい。
あと、3点目、
本田委員とも少しかぶりますが、
専門家の方や
県民の
皆さんの御
意見を聞く場で、
専門家の方というのはどういう方なのか。私
たちもわからないような問題をすぱっと「こうだよ」と言ってくださるような方を期待できたらと思うのですが、どういった方を、今、思われているのか、お聞かせください。
◎
松田 広報課長 御指摘いただきましたように、非常に御不便をおかけしていることは間違いないと思っております。
ふぐあいがなくても、変わった時点でどう変わったのか、どう利用するのかということを、
事前に変わることもお知らせしないといけなかったと思います。びっくりされたところもあるでしょうし、開けてみて見つからないこともありますし、
検索したら
検索もできないということで、本当にどうしたらいいのだということでおしかりがあっても仕方のない
状況であることは間違いないと思っております。早期に解消できなく今まで引きずっていることについては、本当に申しわけないと思っております。
職員の力だけでということですけれども、確かにそもそもの
設定のところや再
構築に当たっての
環境、それから、
提案があった
内容についてどれだけ実現できるかにつきまして、
情報政策課と連絡はとっていたのですけれども、詰められていないというか、よくわかっていないところもありまして、一部専門的なところにつきましては、もうわかったふりをするのではなく、わからないことはちゃんと聞いて、わかるまでとことんやるということが、この際、必要であると思っております。今後もどんどん大きくなっていきますので、今やっておかないと、また10年後にぐちゃぐちゃになっては何もなりませんので、せっかくいただいた
予算ですので頼れるところは頼らないといけないと思っております。
一方で、
作業の面で、
職員も一定作成していくことについては
ルールを設けて、しっかりそれを理解した上で
情報を載せていくことが必要かと思っておりますので、そこは両方をうまくかみ合わせながら育てていければと思っております。
それから、
専門家ですが、
総務省に
ICT関係の
専門家の
アドバイザー制度があると聞きましたので、そちらにお願いできないかと考えております。二百数名いらっしゃるリストでぴたっと来る方がいらっしゃるかどうか、あるいは、御都合が合うかどうかもありますので、まずそこにお願いしてと考えておりますが、具体的にまだどなたということまでは決まっておりません。
◆
村上元庸
委員 時々見せてもらうのですけれど、私も古い人間ですので、どこが悪かったのか
自分では余りわからないので、そんなに困ってはいないのです。このたびのことによって、実際に大きな
実害があったかどうかなのですが、見つかりにくいというのは見つけにくいだけで、また見つかるわけでいいと思うのです。罪の大きさというか、このことによって間違った
情報をしたから、すごく
県民の方が大きな被害を受けたというのであれば非常に大きな問題になるのですけれど、多分そういうのではなくて、見つかりにくいという感じだったら、そんなに大きな問題ではないのかなと思うのです。ここに書いてあるように、過去の
資料がないというのは、これは消えてしまったのでしょうか。これは、もしかしたら
実害としては大きいのかもわかりませんので、過去の
資料がないとは、どういうことか教えていただけますか。
◎
松田 広報課長 過去の
資料の中で、本当に大分前の
参加者募集みたいなものまで残っていたりしておりまして、それは移行するときに大体捨ててきているのですけれども、捨て切れずに残っていたり、それから、あるのだけれども、どこにあるのかわからないというようなこともありまして、元のは残っておりますので、全く存在しないということはないのですけれども、ある
場所がわからない、あるいは、潜ってしまって探せないということも……。
◆
村上元庸
委員 その
データは、
県民にとって大事な
データなのですか。
先ほどの
募集要項は、なくてもいいような
データです。そうではなくて、本当に大事な
データが消えたのでしょうか。
◎
松田 広報課長 消えていないです。ただ、今後、それこそ年間5,000
ぺージからふえていく中で、どれを残すか、残さないか、どういう形で残し、お見せするのかについては、
ルールを決めてやっていかないとどんどんふえることになりますので、貴重なものが失われないように、見やすいようにしないといけないと思っております。
◆
村上元庸
委員 過去の
資料はないということではないのですね。
◎
松田 広報課長 あります。
◆
村上元庸
委員 でしたら、直したほうがよろしいですね。この2番目のところに「過去の
資料がない」という。これではないわけです。
◎
松田 広報課長 はい。
◆
村上元庸
委員 それと、一般的な
感覚からすれば、例えば家を建てるときに
建設会社の
人に頼むのですが、
契約の
段階で、建ててもらった後、戸が開かないとか、雨が漏るとかであれば、まだ使って間もない
段階でしたら、
建設会社の
人が来て無償でちゃんと修理をしてくれるのが一般的だと思うのです。
そういうイメージが普通の
感覚としてあるのですけれど、このたびの件ではこの前の
答弁でも、
会社に対する話が何も出てこなかったのですが、僕としては、
データを入れ込むのは
職員の
仕事かもしれませんが、見つかりにくいとか、つながらないというのはその
会社の責任ではないかと思うのですけれど、その辺のところはどうでしょうか。
◎
松田 広報課長 お願いしている
仕事につきましては完了しているのですが、公開した後に、実際動かしてみると
ふぐあいがありました。ちょっとおかしいのではないか、見つかりにくいのではないかという
改善点というのは、もちろん出てきておりまして、うまくいかないところもあり、それは今年度、
保守契約を同じ
業者と新たに結んでおりますので、動かしていく中で、その
会社が一緒になって直しているという
状況です。
◆
村上元庸
委員 契約の仕方が問題かもしれませんけれども、相手の
会社のレベルの問題とか、その辺のことをもうちょっと追及してもいいのではないかと思うのですが、どうでしょうか。
◎
松田 広報課長 まさにその
あたりがわかっていなかったがゆえに、指摘することができていなかったり、あるいは、
業務量に忙殺されて、
スケジュール管理として、ここまでちゃんとやってください、ここをもうちょっとしてくださいというような、もう少しよりよくなるものがあったのかもしれないですけれども、そこがし切れていなかったところはあったのではないかと
反省しております。
◆
細江正人 委員 後でもいいのですが、
検索エンジンについて
説明がどこにもないのです。僕はこの辺に何かトラブルの
もとがあったように感じるのですが
説明できますか。
○
目片信悟 委員長 検索エンジンのどういう……。
◆
細江正人 委員 仕組みです。オリジナルでやったのか、どこかとやっているのか。
◎
松田 広報課長 グーグル検索を使っております。
◆
細江正人 委員 グーグルを使った。それで見つからない。
○
目片信悟 委員長 まだまだ御
意見があろうかと思いますが、私から、改めてですけれど申し上げておきたいのは、この原因と
反省すべき点の中に、
先ほど御指摘もあった、コストの
部分の
認識が薄いのではないのかという気がします。
以前にも
安物買いの銭失いと言いましたが、
最初に
自分たちでやろうとしたことが、そもそもこういう大きな問題になって、結局後で取り繕うのに、ここに書いているようなことができていなかったというのは、これこそがまさしく、こういうことがあってはならないということではないですか。それを
反省点で挙げること自体がナンセンスなので、こういうことがあってはならないということの中でやったのだから、それはもう深く
反省をしていただきたい。
それと、6月中を
目途に、今、
舞台袖まで準備ができているという話ですが、これは
ホームページ全体の
構築の中で何%ぐらいがこういう
状況になっているのか、そして、
残りあと何%
改善をしていかなければならないのか。なおかつ、
公室長の
答弁で中長期的にと言っておらたけれども、このようなものはすぐに修正していかなくてはいけないことで、これを
職員に、それこそこれからそういった
作業も含めて労力をかけてずっとやっていかなければならないのに、いつまでやらないといけないのかということが見えてこない。これについては、「継続して検討していく」なんて、こんな悠長なことは私は許されないと思います。
逆に、いつまでに完全なものを一旦仕上げるということを、
期限を切ってください。終わった後でも不都合は出てくるかもしれないけれども、
最初に目指していたものを、いつまでに一旦
改善して公開しますという、この
期限を一回切ってください。このようなものにいつまでかかるのかという
議論をいつまでしていても仕方のない話で、それによってどれぐらいの費用がかかるのかということも含めて、早急に検討して答えをください。そうでなければ、いつまでたっても同じようなことを繰り返しているわけにはいかないので、
公室長、そういうところを
答弁いただいて、この話は終わりにしたいと思います。
◎
水上 知事公室長 当
ホームページの問題につきましては、大変御不便、御迷惑をおかけして申しわけありません。
今ほど、
委員長からもいただきましたように、やはりこの問題は大変大きな問題ですので、
スピード感をもってしっかりと
対応していく必要があると考えております。そういうこともありまして、まず緊急に
対応すべきことをしっかりやろうということで、
緊急対策チームを立ち上げて、6月中を
目途に、今、
作業を進めているところです。
この
緊急対策としての
対応は一旦区切りをつけさせていただきまして、ただいま専門的な御
意見、技術的な御
意見も含めて、大変多くの御
意見をいただいておりますので、その専門的、あるいは技術的な面も含めて、もう少し見きわめをする必要があります。このことにつきましては、
専門家あるいは
県民の
皆様から御
意見をいただく場をしっかり
設定する中で考えていきます。その中でいただいた
意見も、
即時に
対応できるものはできるだけ
即時に
対応していきたいと考えているところです。
議会の本
会議場で「中長期的に」と申し上げましたが、これは継続してやれるところからどんどんやっていきますという意味で申し上げたことであり、だらだらと長くやろうという意図では決してありません。次の
議会に、一定の
方向性をもって臨むということが大事かと思いますので、そのことをしっかり考えながら、しっかりと
対応してまいりたいと思います。
3
一般所管事項について
○
目片信悟 委員長 今月18日に
消防学校へ行ってまいりました。
消防学校の装備が非常に古いです。研修している
人が非常に困っているので、その辺もう一度再確認していただきたいと思います。
休憩宣告 10時38分
再開宣告 10時40分
《
総合企画部所管》
4 議第134号
令和元年度
滋賀県
一般会計補正予算(第1号)のうち
総合企画部所管分について
(1)
当局説明 山元総合企画部次長
(2)
質疑、
意見等
◆
小川泰江 委員 この
地籍調査は、例えば私の地元の守山市でも、とにかく進まないということで市
議会でも
課題となっておりました。
それは、県内の
市町で
進捗度に
ばらつきがあるのですか。また、進まない
理由はなんですか。やはり災害のことを考えると
必要性は非常に高いと思いますので、県の
見解をお聞かせいただけますか。
◎
目片 県民活動生活課長 ばらつきですけれども、確かに進んでいるところと進んでいないところがありますが、県全体としましても、
平成30年度末で13.7%の見込みで全体的に低くなっています。
都市部でも進んでいるところと、そうでないところもありますし、林地が多いところは、やはり
進捗が遅いので、その差はあります。
進まない
理由ですが、やはり
土地所有者の立ち会いの
もと、
市町の人員、経費を使いながら進めていただくことになりますので、国から2分の1、県から4分の1の
補助金はありますけれども、
市町での事業の
優先順位というものがあり、こちらからも働きかけはしておりますが、
市町の御判断もあると思います。
◆大野和三郎
委員 結局全体の6分の3は
市町で、6分の2が国費で、6分の1が県費ということですか。
◎
目片 県民活動生活課長 国が2分の1、県が4分の1、
市町が4分の1です。
◆大野和三郎
委員 平成30年度で、何
市町実施したのですか。
◎
目片 県民活動生活課長 ただいま休止中の栗東市を除く18の
市町で実施されています。
(3)採決 起立全員で原案のとおり可決すべきものと決した。
5 報第4号
平成30
年度滋賀県
繰越明許費繰越計算書のうち
総合企画部所管部分について
(1)
当局説明 山元総合企画部次長
(2)
質疑、
意見等 なし
6 公益法人等の経営
状況説明書について(
滋賀県土地開発公社)
出資法人経営評価の結果について(
滋賀県土地開発公社)
(1)
当局説明 中田企画調整課長
(2)
質問、
意見等
◆大野和三郎
委員 土地開発公社の関係で、7ページの行政経営方針実施計画に関する事項で、3段目の下のほうに、長期未利用地について記載されています。びわこ文化公園内の土地の34億291万円についてはどうですか。具体的な見通しは立っているのですか。
◎中田 企画調整課長 長期未利用地ですが、ワーキンググループ等を設置しまして、
課題整理や利活用の検討を行ってきたところです。まだ具体的な利活用方策を示すまでにはいたっていないのが
現状です。
◆大野和三郎
委員 そういうこととは違います。私が言っていることをわかっていますか。処分について具体的なことがあるのかということです。利活用や処分も含めて、具体的なことがあるのか、ないのか、それだけです。
◎中田 企画調整課長 一つは、びわこ文化公園都市ですが、新県立体育館を核としたスポーツ健康づくり拠点を整備できるように進めているところです。
◆大野和三郎
委員 何回言わせるのですか。具体的なことがあるのか、ないのかと尋ねているのです。処分や利活用の具体的なことが、今あるのか、ないのかと尋ねているのです。
◎中田 企画調整課長 具体的なことですが、新県立体育館、米原駅前私有地の開発計画の検討を行っておりまして、それ以外につきましては、まだめどは立っていない
状況です。
◆大野和三郎
委員 それで、どうするのですか。いつまで塩漬けにしておくのですか。一定目指すべきところ、
目途というか、示す必要があるでしょう。処分するにしても、利活用するにしても、具体的なことをまず部局内で
議論して、調査もしながら、例えば3年後には処分するとか。竜王の工業団地の売却を進めていくことも結構だけれど、34億円が何十年も塩漬けになっているでしょう。具体的なことを真剣に考えないといけないですが、部長どうですか。
◎廣脇 総合企画部長 御指摘のとおりで、なかなか進んでいないのが実態です。
今申しましたように、新県立体育館については今年度、米原駅については来年度程度に買い戻しをお願いしたいと思っております。びわこ文化公園の中の土地は、御存じのとおり地形的に非常に開発が難しいことと、権利関係が非常に入り組んでいるということがありまして、今ある施設との連携で、できるだけ
機能発揮をしたいということでワーキンググループをつくって検討しているのですが、具体的なめどは全く立っておりません。これについても引き続き、特に大学などの立地が進んできますので、今度の新県立体育館などと一緒に利用できるようなことはないかということを含めて、改めて検討したいと思いますが、具体的にいつまでというのを示すことは、まことに申しわけないですけれど、今はできません。
◆大野和三郎
委員 その辺、利活用や処分も含めて、可能な限り速やかに示してください。
7 公益法人等の経営
状況説明書について(公益財団法人
滋賀県国際協会)
出資法人経営評価の結果について(公益財団法人
滋賀県国際協会)
(1)
当局説明 白井国際課長
(2)
質疑、
意見等
○
目片信悟 委員長 今、自立性という話だったけれども、現在、公費とそれ以外の資金の割合はどれぐらいですか。また、その比率をどれぐらいにもっていこうというお考えで自立性を高めていくという
認識なのか、その目標に対していつまでに実現しようというお考えなのか、この3点についてちょっとお聞かせいただけますか。
◎白井 国際課長 現在の収支の関係ですが、1億3,700万円の収入があるうちの県からの補助といたしましては、約9,500万円で、ほとんどが県からの委託です。これは、県が直接事業できない、例えば彦根市のミシガン州立大学連合日本センターの運営や、
外国人のための
相談窓口を県にかわってしていただいている関係で、このような割合になっております。
独自財源としましては、パスポート発行の手数料や寄附金を頑張って集めていただいております。これらをいつまでにと申しますとちょっと難しいですが、今度の経営計画を立てるときに、その辺も合わせて示すようにさせていただきたいと思います。それで、自立できる協会を目指してもらいたいと思っております。
○
目片信悟 委員長 わざわざ自立と言われるので、それでは、自立するのにどれぐらいの割合だったら自立することになるのかということも含めて考えてもらいたいです。昭和54年に設立されて以来、公費の割合はほとんど変わっていないと思います。他の資金を獲得しようという努力は認めるけれども、それをあえて今回も「自立」という表現だったので、その思いを現実にするには、では幾らぐらいを比率として目指して、それをいつまでにするというのが本来の事業計画であるべき報告と違うのかなと私は思うので、ちょっとその
あたりももう少し言葉だけではなくて、現実を踏まえて
説明していただく必要があります。例えば今言うように、ではいつまでにやるのですかと聞かれて答えられないようなものだったら、私は言うべきではないと思いますので、その
あたりをもう少し再
構築して
説明してもらうようにお願いしたいと思います。それは、国際協会だけではなくて、さまざまな団体も、そういう
方向性をちょっと意識してもらいたいと思います。
8 公益法人等の経営
状況説明書について(公益財団法人淡海文化振興財団)
出資法人経営評価の結果について(公益財団法人淡海文化振興財団)
(1)
当局説明 板倉
県民活動生活課
県民活動・協働推進室長
(2)
質疑、
意見等
◆
小川泰江 委員 私も、淡海
ネットワークセンターには、二十数年前にNPOを始めたときから大変お世話になってまいりました。そのこともありまして、大きく2点ほど伺います。
まずは、おうみ未来塾ですが、15期ということで、本当に長きにわたって開催されていますが、塾生はふえてきているのか、減ってきているのか、また実際広がっているのかどうかという
部分と、これまで何
人卒塾生がいらっしゃるのか。
それから、計画には、卒塾生との連携促進を図るとありますが、具体的に何かあるのかということについてお伺いします。
もう一点が、
情報提供事業で、おうみ
ネットの発行が1万部で、私も送っていただいております。多いのか、少ないのかは別にして、メーリングリストで942件とありますが、
情報発信のあり方も、この20年で随分変わってきたかと思います。恐らく紙のものは送る先が固定化しているのではないかという思いもありますので、
情報発信事業に関して、例えばLINEなど、新しい媒体を使ったような、もっと違う形での
情報発信として、何か新しいことを考える余地があるのかどうかお伺いします。
◎板倉
県民活動生活課
県民活動・協働推進室長 まず、おうみ未来塾につきましては、今、手元に
資料がありませんので合計人数は後ほどお答えさせていただきます。
先に2点目の、
情報発信のあり方についてですけれども、
委員御指摘のように、20年前とは
情報のやり方がいろいろ変わっておりますので、例えば、
ホームページも見やすいようにリニューアルも行い、ブログやフェイスブック等での
情報発信も行っているところです。新しいところというのはそういうところです。
また、今の
情報発信では、当室において協働
ネットしがという
ネットサイトを持っておりまして、NPO法人の貸借対照表や事業報告などを載せていただくものがあります。そのサイトには当室が公式ツイッターと公式フェイスブックを持っており、財団なども書き込みしていただけるので、特に淡海文化振興財団は、セミナーの開催や開催結果などもツイッターやフェイスブックを通じてお知らせしていただいているところです。
それと、1点目のおうみ未来塾につきましては、昨年度からは卒塾生に塾生へのアドバイス的な講演などもしておりますし、それから、今回、社会的インパクト評価の事業では、このおうみ未来塾を伴走支援という形で一緒に行い、そこで
アンケートを行っております。実際312名の卒塾生に
アンケートを送っております。なお、卒塾生の総数は326名です。
それで、ふえてきているのかということですが、おおよそ20名程度を募集しておりますので、同じような動きかと思っております。
8 多文化共生推進プランの改定についておよびしが
外国人相談センターの
状況について
(1)
当局説明 白井国際課長
(2)
質疑、
意見等
◆
村上元庸
委員 我が国も人口減少で、
外国人に働きに来ていただかなければならない状態になっているのはよく理解できますが、この多文化共生についてちょっとどんな感じか教えていただきたいのです。最終的な感じとしては、
外国人の方が
外国人だけの村や地域をつくって、そこで
自分たちが機嫌よく生きていくようなことを目指しておられるのか、我々日本人の中に入って、日本文化や日本の習慣などを身につけて日本人みたいな感じで生きていくことを目指すのか、我々が彼らに合わせていろいろな言葉をちょっと変えていくようにするのか、今まで生まれてきて歴史も全然違う方が来られるわけですから、共生というのは言葉は簡単だと思うのですけれども、現実は難しいと思うのです。
例えば、電車に乗っていてもすぐにわかります。大きな声でしゃべっているのは大体
外国の方です。そういう方に、彼らを尊重すると言えば、そういう彼らの習慣を甘んじて受けるのか、我々の習慣に合わせてもらうとすれば、彼らに「ちょっとそういうことは日本人は好ましくないと思っているので、そういうことは注意してください」としていくのか、その最終的な感じが、共生というのがちょっと僕にはわかりにくいので、教えていただきたいと思うのですが。
◎白井 国際課長 この多文化共生の基本目標である、
県民一
人一
人が持つ力を十分に発揮して、地域のさらなる活性化につながるものが多文化共生ということですので、地元に入っていただいて、その
外国人の方が地元の
皆さんと一緒に地域をつくっていくことを目標にしております。
ですから、やはりコロニーとして固まるのではなくて、地元の
皆さんと一緒に生活をして、海外のことも学び合って、日本のことも教え合って、それを理想として地域をつくる、そしてそれを地域の魅力にしていくという、そういった点も多文化共生の目指すべき方向と考えております。
◆
村上元庸
委員 例えばアメリカでしたら、英語のニュースとスペイン語のニュースのように、そういう方が非常に多いところは言葉を変えることもすると聞いておりますが、そういうことはないと考えてよろしいですか。
◎白井 国際課長 分けるのではなくて、一緒に生活するということです。
◆
村上元庸
委員 ということは、我々も尊重しますけれど、彼らに我が国の文化を身につけていただくということが、どうしても相入れないところもあると思うのです。そういうときは、どちらが合わせるのかということになると思うのですけれど、やはり合わせていただくということでよろしいのでしょうか。
◎白井 国際課長 条件にもよりますが、やはりその地域に生活するための
ルールはありますので、その
ルールを教え合っていただくということが必要かと思います。
9
滋賀県誘客経済促進センターの開設について
(1)
当局説明 白井国際課長
(2)
質疑、
意見等 なし
10
一般所管事項について
(1)
質疑、
意見等 なし
11 信頼される政府統計を目指して更なる統計改革を求める
意見書(案)について
(1)
質疑、
意見等 なし
(2)
意見書(案)の取り扱いについて
案文配布の文書のとおりとし、
委員会として提出することに決定された。また、字句等の整理については、
委員長に一任された。
12
委員長報告について
委員長に一任された。
閉会宣告 11時50分
県政記者傍聴:京都
一般傍聴 :なし...