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  1. 滋賀県議会 2019-03-14
    平成31年 3月14日スポーツ振興対策特別委員会-03月14日-01号


    取得元: 滋賀県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-14
    平成31年 3月14日スポーツ振興対策特別委員会-03月14日-01号平成31年 3月14日スポーツ振興対策特別委員会            スポーツ振興対策特別委員会 会議要録                                開会 10時25分 1 開催日時      平成31年3月14日(木)                                閉会 11時40分 2 開催場所      第四委員会室 3 出席した委員    角田委員長、粉川副委員長             藤井委員井阪委員有村委員岩佐委員、             奥村委員野田委員九里委員柴田委員 4 出席した説明員   浅見県民生活部長および関係職員 5 事務局職員     小森副主幹、林主査小橋主事 6 会議に付した事件  別紙次第書のとおり
    7 配付した参考資料  別紙のとおり 8 議事の経過概要   別紙のとおり                  議事の経過概要 開会宣告  10時25分 1 ワールドマスターズゲームズ2021関西の開催準備状況について (1)当局説明  大野スポーツ局交流推進室長 (2)質疑意見等柴田智恵美 委員  ワールドマスターズゲームズには、世界からたくさんの方が本県にお越しになるということです。資料1(4)宿泊交通で、県内の宿泊施設や各競会場に係る交通の状況等を今後しっかりと調査されるということですが、今まで県外の方が来られたときに、ちょっとした食事をしたいのだがどこへ行けばよいのか、滞在に必要な生活用品を買いに行くのにどこへ行けばよいのかといった、結構細かいところがよく聞かれました。  そういったことを少し頭に置いていただければと思います。また、観光との結びつきで、私も経験したのですが、やはり琵琶湖を見たときの皆さんの感動というのは非常に大きいものがあります。試合が終わって時間がある程度あくと、どこかへ行きたいと思っていただけるのです。そうすると、自分たちの思っている時間内にどこに行けるのかということをよく聞かれました。これから観光等の特別なプランをつくられるということですが、周遊の時間単位をもう少し細かくしていただいて、試合試合の合間や、試合終了後のあいた時間など、いろいろなパッケージをつくっていただきたいのですが、いかがでしょう。 ◎大野 スポーツ局交流推進室長  各競技会場にも、競技の受け付けとあわせて、交流の場や、各地域での観光協会商工団体などが連携してブースを出展し、案内もしていただけるような場を設ける予定をしております。  競技会競技に来られた方に、競技会場での観光地域周遊の情報も提供できるような検討をしていきたいと思っています。 ◆柴田智恵美 委員  各競技団体全国大会開催を、またボート競技では海外との関係でさまざまな大会開催されていますので、ぜひいろいろな経験から御意見を取り入れていただいて、有効な大会になりますようお願いをします。  ボランティアや各競技団体はいろいろなノウハウをお持ちですので、その一番いいところをどんどん取っていただき、ぜひ成功に結びつけていただければと思います。 ◆藤井三恵子 委員  資料1(5)交流観光周遊について、浜大津駅周辺と米原駅周辺で臨時受付予定され、観光協会などもタイアップしていろいろな宿泊プランを考えられると思いますが、具体的にどのような補助金を出すのか教えていただきたい。また、資料の参考にある推進体制で、彦根市実行委員会をつくられたとのことですが、あとは検討中となっています。3月ごろにはオープン競技も30競技予定されていますが、まだ指名されていないので、この状況でよいのか確認をしたいと思います。 ◎大野 スポーツ局交流推進室長  サテライトビレッジでの経費につきましては組織委員会で、運営費用につきましては開催市での負担となっています。 他の競技開催実行委員会の設立につきましては、現在、彦根市のほかに、大津市、草津市、東近江市、守山市のソフトボール、それから、東近江市と守山市の軟式野球、米原市、長浜市の4つの実行委員会での設立を検討されているところです。  複数競技、あるいは複数市にまたがる実行委員会となるために、現在そのあり方は調整中となっています。  オープン競技につきまして、本県ではパドルテニストレイルランニングで固まっているという状況です。 ◆藤井三恵子 委員  今後、具体的に進められて、その開催地市町に大変な負担になることは問題があると思います。窓口を設けることは大事だと思いますが、全体を見ていただき、近隣も連携していく必要があると思いますし、今後の協議を踏まえていただきたいと思います。 ◆奥村芳正 委員  大会に向けての競技の運営などは、いろいろな協力で何とかうまくできるだろうという説明を受けました。しかし、先ほど柴田委員からも発言されましたように、我々はやはり訪れた選手の皆さんに、観光であるとか、地域皆さんがそれぞれどういった形で歓迎ムードを盛り上げていくとか、そのような部分取り組みが気になります。  県でも国スポに向けていろいろなことを考えておられると思います。もちろん市町協力も得る必要があると思いますが、その前哨戦としての機運の醸成や、それぞれの競技会場参加者おもてなしする取り組み仕掛けづくりを、しっかりと予算をとって取り組んでいくというところを見せていただきたい。  この数字ではまだまだ認知度がおぼつかないのではないかと読み取っていますが、そのあたり取り組み状況を、また市町地域との連携をどのように取り組んでいくのか教えてください。 ◎大野 スポーツ局交流推進室長  まず、競技会場でのおもてなしですが、例えば競技団体観光団体連携して、魅力あるプランができるように進めていただくようお願いしていきます。また、我々も観光部局連携をして、しっかりと取り組みたいと思っています。  それから、認知度向上につきましては、これまでから県内の各イベントなどでパンフレットを配布してPRしていますし、県庁新館入口にもデジタルサイネージで残日数計を展示しています。また、来年度からは横断幕なども設置をして、PRと認知度向上に努めていきます。来ていただいた方に満足していただけるような大会としていきたいと思います。 ◆奥村芳正 委員  そのようなことを想定して取り組みをされておられるということが、我々委員にはなかなかイメージとして湧いてきません。  それと、市町との連携会議を順次開催していくとか、タイムスケジュールを切ってでも協力体制をとっていくといった部分を具体的に考えておられると思いますが、やはりこういう場では説明に力点を入れていただけたらと思います。再度それについてどうですか。 ◎辻 スポーツ局局長  ワールドマスターズゲームズには、割と海外の富裕層が来られます。来られる方はスポーツを楽しまれるのはもちろんですが、観光楽しみにされているとか、地域の食事を楽しみにされているとか、そういう目的で来られる方が多いと聞いています。  我々はスポーツを楽しんでもらうのはもちろんですが、滋賀県のよさを存分に楽しんでもらうことを考えておりまして、現在、県でつくっている実行委員会には観光部局も入っています。今、彦根市で実行委員会ができていますが、地域の商工会などの方々も入っていただいています。今後、大津市や草津市でも実行委員会ができてきますが、地域観光関係団体との連携お願いしています。  試合会場では、競技を楽しんでもらうのとあわせて、地域特産品などを楽しんでもらい、会場からホテルまでの帰りの移動には、そのような名産があるところや観光地に寄ってもらうルートなどを考える必要があると思っています。  今の段階ではまだ具体的なルートはお示しできないですが、我々としてはそのような思いも持ちながらやっていますので、市町実行委員会に対してもそういうことはどんどん言っていきます。御意見を踏まえて頑張っていきます。 ◆九里学 委員  今、副局長が言われたとおりだと思います。私はことし、関西広域連合の理事ですが、今の観光の話にしても、そこはスポーツ局だけではなく、企画調整課関西広域連合事務局に強く言ってもらえたらと思います。関西広域連合事務局、あるいは企画調整課が京都や大阪に負けないようによろしくお願いします。 ◎辻 スポーツ局局長  関西広域連合組織委員会も、スポーツ部局だけでは無理だとよくわかっておられます。観光部局一緒になって話をさせて欲しいとの話も来ております。  組織委員会としても観光あってのスポーツのように捉えていますので、我々としても県の観光部局にしっかりと話をして連携していくように取り組んでまいります。 ◆岩佐弘明 委員  観光商工観光労働部になると思いますが、副局長がおっしゃったように、ワールドマスターズゲームズといえば参加者スポーツも飲食も楽しむ形で来られます。そのときに、先ほど交流推進室長がどちらかといえば競技団体がどのようにおもてなしをするのかとの雰囲気で言われました。でも、副局長は少し違うと言われたので、意思疎通ができているのかと思いました。  それで、ここに商工観光労働部が来て、このワールドマスターズゲームズを通じて滋賀県経済にどのような効果が出るのか、参加していただいた方にどのようにお金を落としてもらうかを考えてもらう必要があると思います。競技としては、おそらく今までから私が住む守山市でもやっているところなので、それなりに対応はしてもらえると思うが、そうでなければ滋賀県がワールドマスターズゲームズにかかわっている価値がありません。そのあたりはしっかりと考えていくのですか。 ◎辻 スポーツ局局長  まず、意思疎通ができているのかという話ですが、もちろんこの内容については、交流推進室長と私が一緒になって考えております。交流推進室長は、競技をする部分では実行委員会にも入っている競技団体の力も必要だという意味で申し上げましたので、決して意思疎通が図れていないものではありません。よろしくお願いしたいと思います。  それと、観光部局との話ですが、最近はスポーツツーリズムという話も出ております。国でもスポーツをやるだけではなく、スポーツを楽しむことを通じて観光にもつなげていこうという動きがありますし、県でもこれはしっかりとやっていく必要があるという状況です。  観光交流局にもこの話はしていますし、ワールドマスターズゲームズに関しても、観光交流局実行委員会へ入っていただき、一緒にやっていこうと話をしています。  先ほど、ワールドマスターズゲームズの具体的な観光、宿泊、交通宿泊調査をしているという話がありましたが、それらの業者の選定なども観光交流局に入ってもらっています。そのため、具体的な提案や実施の段階でも、観光交流局一緒に中身を精査していきたいと考えています。 ◆岩佐弘明 委員  ワールドマスターズゲームズに参加していただいた方に、どのように観光やショッピングなどをしてもらおうと思っているのか、商工観光労働部と相談して計画書を作成し、提出してもらえますか。 ◎大野 スポーツ局交流推進室長  今後、観光周遊プラン等を作成する予定をしていますので、でき次第、計画書委員会にお諮りさせていただきたいと思います。 ◆岩佐弘明 委員  期待しています。 ○角田航也 委員長  スポーツ局には委員会への計画書の提出を要求します。 2 滋賀スポーツ実施状況調査結果概要 (1)当局説明  大野スポーツ局交流推進室長 (2)質疑意見等奥村芳正 委員  調査結果が、総じて前回より取り組まれていないという数字に終わるのは、物すごく残念だと思います。皆さんはこれを県民スポーツ離れと捉えているのですか。これからも若い世代なり、女性なり、ターゲットを絞って取り組みを強化していかなければなりません。滋賀はこれだけいろいろな場面長寿社会、健康に取り組んでいると評価を受けているにもかかわらず、いざスポーツに焦点を合わせたらしていない人がふえています。これは少しマイナスイメージを植えつけると思いますので、このスポーツ離れにストップをかける意味で、何か施策を講じていただきたい。これは大きな課題になってくると思いますが、この結果を受けて、今後しっかりと結果の出せる取り組みが必要だと思いますが、どうでしょうか。 ◎大野 スポーツ局交流推進室長  スポーツをしていない人がふえていることは非常に残念ですし、また、国と比べても低いという状況も非常に残念だと思っています。  今おっしゃったように、20歳代、50歳代のビジネスパーソンや女性をターゲットに、先ほど申し上げた施策もやっていきたいと思っています。また、今回の調査で、スポーツをしている人の一番の目的が、健康づくり体力向上のためという回答が多かったので、そういった点にも着目をして、例えば健康等部局連携もしながらスポーツをしてもらうきっかけをつくったり、今後はオリンピックやワールドマスターズゲームズなどの機運も生かしながら、スポーツをされる方をふやしていきたいと思っています。 ◆奥村芳正 委員  そういった取り組みは当然必要だと思います。地域でも百歳体操や、健康推進委員皆さんがいろいろなイベント皆さんの前に立ち、さまざまな指導をしていただいている場面を見受けます。世代を超え県民を挙げてそういった取り組みをされています。子供はまだ学校等スポーツをする機会があると思いますが、社会人になるとなかなか機会に恵まれない実情がありますので、ターゲットの絞り込みに当たっても、働く女性はどうか、家庭の女性はどうかということをしっかりと描きながら取り組みをしていただけるよう要望しておきます。 ◆九里学 委員  この調査は2年ごとにやっているようですが、市町ごと調査結果はとっているのですか。 ◎大野 スポーツ局交流推進室長  平成28年度の調査では各居住地でのデータをとっていますが、今回は実施率調査が一番の目的で、地域データは持っていません。3年ごとに行うスポーツライフにかかわる調査につきましては、来年度に行いますので、その予算も要求させていただいているところです。認めていただきましたら、来年度にはそういった点も把握できるような調査結果を御報告したいと思います。 ◆九里学 委員  なぜこのようなことを言うかといえば、例えば草津市は、これから非常にスポーツ施設が充実してくるし、スポーツ少年団や学校、教育委員会、百歳体操などもがんばってやられています。マクロで見ることも大事ですが、エリアごとに遅れているところ、またスポーツ、運動や健康に関心が低いまたは高いところは、経年ごとに変わってくると思います。当然、トップの指針もあるでしょうが、これからスポーツに関心を持っていただかないといけない時期なので、そのあたりも視野に入れながら、市町連携をしていただければと思います。これはお願いと提案です。 ◆柴田智恵美 委員  予算特別委員会でも言いましたが、今後いろいろな施設整備が充実してきます。県民皆さんがそれを有効利用し、自分の健康にも結びつけられる状況にしてほしいと思いますが、運動をしていない人が、その機会がないという調査結果が非常に気になります。運動の機会について、たまたま私の近所で大津市がプールを新しくしたのですが、利用者がすごく多いのです。しっかりと広報もして新しくなれば、これだけたくさんの人が毎日プールを利用する状況を見て、すごいことだと思っています。そういったことも含めて、例えばびわこ文化公園に新しく体育館をつくりますが、あの一帯の公園や建物も大事ですが、その周辺のウォーキングが楽しめる状況整備したり、県が管轄する公園についても、予算が少ない中、結構荒れている状況なので、その整備にも目を向けていただければと思います。今は利用者が草刈りの協力をしているという状況もあります。また、スポーツ少年団もだんだん団員が少なくなっていると聞きますので、そことの連携などいろいろな角度から見ていただきたいと思います。ぜひこの機会を逃さずに、調査結果をしっかりと分析して、いろいろなところで話をして、目的とするところにつなげてほしいと思います。これは意見です。 ◎辻 スポーツ局局長  せっかく立派な施設をたくさんつくりますので、それが有効に活用されるよう、我々としてもいろいろな仕掛けを考えていく必要があると思っています。  調査結果としまして、スポーツに取り組めていない人の理由の1番が機会がないから、2番がしたいと思わないから、これは行政で何とかできる話かと思っています。施設の提供であったり、その中でどういう教室を開くかを、我々が知恵を絞り考えていくことで、これに応えられるのではないかと思っています。この結果をしっかりと受けとめ、対応したいと考えています。  公園整備は所管が違うためなかなか難しいのですが、一つ例を挙げますと、新県立体育館びわこ文化公園都市の中につくるため、公園連絡協議会にも参加しています。その中で、いただいた御意見なども披露しながら、我々としてもびわこ文化公園の中の施設ということで、各所連携しながら整備に取り組んでまいりたいと考えています。 ◆柴田智恵美 委員  よろしくお願いします。 3 第79回国民体育大会・第24回全国障害者スポーツ大会滋賀開催準備委員会 第7回常任委員会・第7回総会について (1)当局説明  中嶋県民生活部管理監 (2)質疑意見等岩佐弘明 委員  大会名称国民スポーツ大会に変わるとのことですが、第79回を表現するときだけ国民スポーツ大会という表現をするのですか。今開催されているのは国民体育大会だが、そのあたりの使い分けはどうすればよいのか、地元でも迷っています。 ◎中嶋 県民生活部管理監  現状は、滋賀大会の前年に開催される佐賀県大会の前までが国民体育大会名称です。例えばことしの福井県大会国体を使っており、滋賀県の結果も国体で何位だったかとしています。県の内部、あるいはスポーツ協会等でも、基本的には法律どおり滋賀大会は全て国民スポーツ大会で統一して、少しでも名称の浸透を図っていきたいと考えています。  ただ、その年々で開催される国体、あるいは2年後の国体は、あくまで国体ですので、国体と言わざるを得ないと考えています。一方で県で今後いろいろ話をいたしますのは、当然、滋賀大会の話が中心になりますので、いろいろな場面国民スポーツ大会と言っています。資料3-①にあるとおり、第79回国民体育大会・第24回全国障害者スポーツ大会滋賀開催準備委員会という名称は、組織的にも第79回国民スポーツ大会全国障害者スポーツ大会滋賀開催準備委員会に改めます。あるいは県の組織名称も、国体全国障害者スポーツ大会準備室から国民スポーツ大会に改めていくということで、我々としては国民スポーツ大会という名称が浸透することが、滋賀県で大会開催するというPRと表裏一体であると考えていますので、県としてはできるだけ国民スポーツ大会を前面に押し立てて使っていきたいと考えています。 ◆岩佐弘明 委員  では、滋賀県で開催される国体に関してこれからいろいろな資料を出したり、会議をするときには、当然第79回に向けての動きなので国民スポーツ大会という名前を前面に出していくということですね。
    中嶋 県民生活部管理監  おっしゃるとおり、今後つくっていくパンフレット等については国民スポーツ大会という名前を使用していきます。  ただ、対象や内容によっては、いつから国民スポーツ大会という名称に変わりますと注意書きをつけます。今も注意書きをつけている資料がありますが、基本的には国民スポーツ大会という名称でPRしていきたいと考えています。 ◆奥村芳正 委員  既に新聞報道されていました国スポスローガンはもう決まったのですか。 ◎中嶋 県民生活部管理監  公募した愛称とスローガン候補作を広報の専門部会でそれぞれ5点選んでいただきました。その中から1万票を超える一般投票により決まりました。  発表は、今年度末にスローガンをロゴ化したような形で発表させていただく予定です。 ◆奥村芳正 委員  新聞報道されたとおり、あの何点かの中から絞り込まれると思いますが、このスローガン募集の発表があった時点で、今の滋賀県のイメージで考えれば、応募作品に「健康」などのキーワードが入ってくると思っていました。滋賀県は平均寿命全国1位をとり、「健康しが」をテーマに頑張っているので、「健康しが」国体などになるかと思っていたら、全然そんなイメージも入っていません。これは、ある意味県のミスリードなのかと思うくらい、募集の前に、滋賀県が今、全国の中でどのような位置にあるか、どのような評価を受けているのか、どのようなことをテーマに取り組んでいるかなどを伝えておくべきだったのではないかと思います。これはいけないことかも知れないけれども、携わっている我々はそのようなものをイメージして聞いていただけに、実際は全然違うものばかりが5つほど出てきました。応募された皆さんは、滋賀県の受けている評価や取り組んでいるテーマを知らない人なかりではないか、器の小さいところで我々はそのようなことを議論していたのではないかと、少し反省をしました。これからいろいろなところでサブタイトル等も考えられると思いますが、そういった場面では、今、滋賀県が全国で一番誇らしくしている点であるとか、これで滋賀県を引っ張っていこうというのをうたい込んでいただけたらと思っています。来年度から文化スポーツ部もできるので、しっかりとそのあたりをリードしていただけたらと思います。今聞いているだけでも観光交流局健康医療福祉部等連携する部分が多々ありますが、国体に向けて部局連携は大切なテーマだと思いますので、そのようなところからの意見も吸い上げて考えてもらいたいと思います。 ◎中嶋 県民生活部管理監  先ほどのスポーツ実施率の中でもありましたように、スポーツをする目的や理由というのは、やはり健康です。健康にスポーツが大きく寄与するということは、委員御指摘のとおりです。  今回、愛称とスローガンは、高校生、中学生が中心となって応募いただいたこともあり、名称で商標上に問題があったものがありました。結果的には候補として残らなかったものもありますが、開催基本構想でも、滋賀県が健康長寿日本一であるとか、健康とスポーツ、あるいは滋賀県と健康はくっつけてPRしていきたいと思います。また、部局連携もしっかりやっていきたいと思います。 ◆奥村芳正 委員  それと、このような議論をするときに、我々は、県と市町協力体制が当然できているとイメージしているのです。そんな中、滋賀県は過去にも財源不足により、一番スポーツをする方への応援体制がとれていませんでした。そのため、国スポを一つの契機として、県民皆さんスポーツ熱スポーツに対する取り組みを拡大していき、ますますスポーツに取り組んでいただけるよう、今まで全然取り組んでこなかった施設整備に着手し、市町一緒取り組みを進めていただきたい。私は、ここからますます健康長寿に取り組んでいくという滋賀県の姿勢を見せていただきたいと、常々考えています。施設整備が無駄遣いと言われがちですので、今までほったらかしていたことを大いに反省し、いいスタートを切れるよう、スポーツをする若者等を応援するためにも、これは必要な取り組みであると、どこかの場面でしっかりとうたい込み、市町連携で取り組んでいただけるように思います。 ◎中嶋 県民生活部管理監  市町には、国民スポーツ大会を契機に、あるいは会場地が決まったことを契機に、非常に積極的に取り組みを進めていただいております。  また、施設整備につきましても、この機会に大きいものから小さいものまで積極的にやろうと、いろいろお話もうかがっているところです。  国民スポーツ大会に絡めた施設整備の枠組みは、既に市町に示していますが、具体的にやっていくといろいろな課題もあるとうかがっています。市町のお話も十分うかがい、きちんと相談をさせていただきながら、ともに一生懸命に取り組んでまいりたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。 ◆藤井三恵子 委員  今、奥村委員から無駄遣いというお話がありましたが、私どもは大きなお金が動く大会になると考えています。  そういった点で、資料3-④では2023年に施設整備完了(改修・修繕)となっており、今いろいろな課題があるということですが、見通しはどのように立てていますか。あと4年ほどの中で、各競技会場のあり方、市町協力という話がありましたが、その点はどのように検討しているのか、もう一度確認したいと思います。 ◎中嶋 県民生活部管理監  施設整備については、当然、リハーサル大会の前年までには終える必要があり、県立施設で大きなものについては、今お示ししているようなそれぞれの計画に沿って進めていきます。各市町施設でも、資料3-③の市町協議施設設備費補助にありますように、現在それぞれで整備されている体育施設に、助成をさせていただいているところです。  ただ、中央競技団体の正規視察が今年度から始まっており、今後も続きますが、例えばバレーボール会場体育館の天窓は、競技場として遮光が必要という指摘を受け、来年度予算で対応費用を計上しています。このような事例がこれから出てまいりますし、全国障害者スポーツ大会会場として使い勝手を検討していく場合に、安全上必要なものもあろうかと思います。その部分施設改修、あるいは本番で仮設対応する部分などもこれから具体的に検討し、リハーサル大会の前年までには必要な改修を終えるなり、方向性を出すといったことで進めたいと考えています。 ◆藤井三恵子 委員  全国障害者スポーツ大会もあるということで、今言われたようなバリアフリーや遮光などのようなものは本当に大事だと思います。そのような手だては早く検討していただく中で、皆さんの御意見も踏まえた協力的な配置も進めてもらいたいと思っていますが、私どもは華美で大きな施設整備は見直したほうがいいと提案をしています。財政運営を大きく圧迫しますので、身の丈に合ったものにという検討を、最後まで進めていただきたいと要望しておきます。 ○粉川清美 副委員長  施設整備について、県民の皆様の御理解がまだまだ浸透してないというのはすごく感じています。  先ほど奥村委員からも話がありましたように、本当なら今まで計画的に進めてこなければならなかったスポーツ施設、体育施設整備を何十年もしてこなかった事実を、県民の皆様にはっきりとわかっていただくことが、施設整備を御理解いただくスタートだと思います。そこがなかなかできていないので、この機会市町施設整備を、またこの機会に立派なものをつくろうという少し曲がった主張と理解されやすいところがあります。ぜひ、これまで整備してこなかった体育施設を、「健康しが」実現のため、また県民の皆様に利用いただくために整備をしているんだ、それは無駄遣いではないということを、県民の皆様に正しく御理解いただけるよう、説明にも心を砕いていただきたいので、意見として申し上げます。 ◎中嶋 県民生活部管理監  委員御指摘のとおり、我々の説明、あるいは今後政策を進めていくためには、県民に理解いただくのが大事です。また、広報や説明については、理解していただくためにするので、今いただいた御意見を踏まえながら、多くの方に正しく理解していただき、しっかりと応援していただける広報を目指し、いろいろ考えてやっていきたいと思います。 4 委員長報告について  2月定例会議において、委員長報告を行うことが決定された。  内容については、委員長に一任された。 閉会宣告  11時40分  県政記者傍聴:京都  一般傍聴  :なし...