どっちかというと
PFIでいくことで出してきて、これだけ安いということになるけれど、実際にちゃんとした査定をされるのですか。
◎
丸山 障害福祉課長 今年度は簡易な
検討をさせていただいておりまして、来年度、詳細の
検討をさせていただいた上で
手法を選択いたします。
2
平成28年度
障害者虐待防止法に基づく
対応状況等に関する
調査結果について
(1)
当局説明 丸山障害福祉課長
(2)
質疑、
意見等
◆
山本正 委員 まずお聞きしたいのは、
状況をこうやっていろいろ御
報告いただいて
相談件数が何件でどういう
対応があってというところはよくわかるのです。数値にあらわすと1件かもしれませんけど、それぞれの1件1件はまさしく大変な場面があったり、いろいろな事情があったり、その後もそれぞれの
施設を
フォローしていることがあると思うのです。
今のお話ですと、極端にいうと3ページの一番下の
死亡事例まであるわけです。そういったことについて、1点はもうちょっとお聞きしたい。
それから、
虐待があった後の
フォロー、例えば
施設であったら、
通報を受けた後、どんな方がそこへ行かれて、どういう
対応されて、どういうシステムになっているのか。パターンが幾つかあると思いますが、それを簡単に御
説明願います。
もう1点は、例えば、
施設で起きたら、その
施設に対して、その後の研修があるということでしたけど、罰則じゃないですけど、やっぱり
指導とかいろいろされていると思います。そういったことについての
決まりがあるのかないのか、その
あたりの
説明をお願いしたいと思います。
◎
丸山 障害福祉課長 まず、1点目の死亡の
案件についてです。
基本的には、個別の
案件につきましてはプライバシー、あるいは
個人情報の
関係で詳細は控えさせていただきたいと思います。
この
死亡案件の2件のどういった
状態であったかということにつきましては少し申し上げます。
1件は、
精神障害のある方が暴れたため、両手足を
テープで縛って、その後、
テープを外したのですが、しばらくして様子を見に行ったところ、
心肺停止の
状態になっていたというものです。
もう1件につきましては、
知的障害のある方ですが、自宅内で
一定行動や外出を制限されていました。そういった中で、
病院を受診したところ、医師の判断により入院になって、その後、間もなく死亡したものです。
それから、2点目の
案件ごとの
フォロー、あるいは、どういった者が行くのかということですが、まず
通報がありますと、基本的には
市町が第一の
通報先になりますので、
市町において、その
案件について事実
確認が必要かどうかを判断する
コア会議を開いて、事実
確認が必要になれば、その市の
職員が出向いて事実
関係の
確認をします。
養護者の
虐待につきましては、
市町で完結する
仕組みになっていまして、その事実
確認調査の結果、事実があるということになりますと、継続的に
虐待の
対象になった方、あるいは
保護者について
助言指導や必要な保護を行っていくものです。
障害者の
施設において
虐待が起こった場合につきましても、基本的には
市町で
対応しますが、そのうち、
虐待の事実が認められたということと、それから、
市町だけではなく、県も一緒に事実
確認をする必要があると
市町が判断されたものについては県に
報告が来まして、県と
市町で一緒に事実
確認に入ります。
県の場合には
施設の
指導権限もございますので、その内容に応じて一般的な
指導あるいは権限を行使した
報告の聴取であるとか、重大な
案件ですと
指定の効力の一部停止や
指定の取り消しも手段としてはできる
仕組みになっています。
3点目の
施設に対する
指導の
決まりですが、ただいま申し上げました
指定権限を持っている県が行う
行政処分も含めての手段、それから、
市町につきましても
障害者総合支援法に基づきまして一人一人の
障害者に対して
支給決定をしている立場から、
支給決定権限に基づく
調査権限なり
指導権限も一定ございますので、それは
ケース・バイ・
ケースで
市町と県で連携をして
指導していく
仕組みになっています。
◆
山本正 委員 虐待の
施設等はわかったのですが、今出てくるこの
数字の中で、
虐待者への警察の
対応等、その後がわかるものはあるのでしょうか。
◎
丸山 障害福祉課長 先ほど御
報告、御
説明させていただきました
死亡案件2件におきましては、1件につきましては一旦逮捕されて、不起訴になったと。
もう1件につきましては、
事件性はなかったと聞いております。
◆
山本正 委員 ほかの
身体的虐待も、そういうことに発展することにもなろうかと思うのですが、ほかの
数字のところではどうですか。
◎
丸山 障害福祉課長 この法律で申しますと、必ずしも
事件性に直ちにつながるという
仕組みではございません。
この制度につきましては、
虐待が起こったことをとらまえて
虐待を防止していく、より
虐待のない環境をつくっていくために統計をとって公表をしています。
もちろん、犯罪ということになれば、このスキームとは別に、直ちに警察に
通報するなり相談をするなり、
現場で
対応いただいているところです。
3
滋賀県
新型インフルエンザ等対策行動計画の一部変更について
(1)
当局説明 岡本健康医療福祉部技監
(2)
質疑、
意見等
◆
生田邦夫 委員 国が決めてきたものだから仕方がないとは言え、今まで
備蓄の分で出したことがあるのはほんのわずかですね。
◎
岡本 健康医療福祉部技監 備蓄分の放出の件だと思うのですが、数を申し上げますと、
平成21年度に
新型インフルエンザが発生いたしました。そのときの保健所の
職員の
接触調査の分として8人分を出したことと、
平成23年度には
東日本大震災がございましたので、このときに
被災地への
支援として824人分を
支援として提供させていただいています。これにつきましては福島県から既に返却していただいている
状況です。
◆
生田邦夫 委員 いつも言うのですけれど、こんなに
備蓄しないといけないのかな。使いませんよ。
自分の経験から言っても、
タミフルを2錠、4錠飲むのは、若干問題があるし、
タミフルは1錠で効きます。また、
インフルエンザのAになった人が、しばらくしてまたBになって何でなるのかと怒られるのです。要するにAになって、
タミフルを飲まれるのだけれど、どれだけ飲んでいたらならなかったのかと言われても、統計が出てきません。
だから、話がちょっと脱線したけど、国から
費用が出るとは言いながら、もったいない。これは廃棄処分するのでしょう。市場に出さないでしょう。こんな無駄なことをいつまでしているのかと思います。
そろそろ一遍変えてもいいと思っていて、5日分飲めというのも一遍変えたらいいし、そろそろ全体見直したほうがいいのではないの、と思いました。
◆
山本正 委員 今度、変更になってどれぐらいの
費用がかかるのでしょうか。
◎
岡本 健康医療福祉部技監 平成18年から順次
備蓄をしておりまして、そこに書いていますように、昨年度まで25万5,700人分です。それが減量されるということですが、順次廃棄し
備蓄をしておりますので、今までに要した
費用としては7億8,200万円ほど要しました。
◆
山本正 委員 この薬は、
使用期限があって、おそらく毎年一部を
更新していく形になっていると思うのですが、1年当たり大体どれぐらいの予算が入っていましたか。毎年違うのでしょう。
◎
岡本 健康医療福祉部技監 毎年、廃棄する分、
更新する分によって全然違ってきますし、今回、
備蓄量が変わりましたことによっても変わってきます。
1年間でどれだけの投資をしてきたか、平均的な計算は出ませんけれども、少なくとも、今後
備蓄量も少なくなっていきますので、廃棄した分、その元の数を
備蓄する必要はございませんので、これからは少なくなっていくと思います。
今、5
種類の薬剤を
備蓄しておりますけども、4
種類につきましては10年間の
使用期限ということですので、10年スパンで
更新をしていきます。
経費の詳細はここではすぐに出せないことを御理解いただきたいと思います。
◆
山本正 委員 結構です。
4
国民健康保険事業費納付金等の算定について
(1)
当局説明 正木医療保険課長
(2)
質疑、
意見等 なし
休憩宣告 14時17分
再開宣告 14時26分
《
病院事業庁所管分》
5
小児保健医療センター基本計画(案)について
(1)
当局説明 八
里経営管理課長
(2)
質疑、
意見等
◆
山本正 委員 こうして
基本計画の第4章以降が新築で移転と決まったことを受けまして、ここまでいろいろな経緯があって、懸念されていたことがさまざまありましたけれど、払拭された上で、とりあえずのところ道筋、めどが立ってきたかな、非常によかったなと思っているのです。
それから、この
ハード面がこうやって決まってくると、全国にいろいろなタイプの
病院があると思いますが、いよいよ
病院をこの場所でどんな形にするのか。特に
滋賀県の場合は、名前が変わった
総合病院と同じ敷地内にあって、もちろん
機能も全く別だけど、今後はここに挙げていただいていますように、限られた
施設の中で連携協働することによって、よりよい
病院となるように取り組まれることがいろいろな
説明からわかってきたところです。
魅力ある
環境づくり、魅力ある
病院という意味で今考えておられることがあると思いますので、
病院事業庁長にその
あたりをちょっと聞かせていただきたいと思います。
◎笹田
病院事業庁長 今、御指摘いただきましたように、これから日本の
医療は大きく変わっていくだろうと予測しております。
きょう御
説明させていただいたように、この
病院は順調に進めば約6年かかって完成いたします。
そうすると、
病院の使用する期間というのは大体30年、40年になりますので、先のことを十分見込んで、それが今言う魅力のある
病院になろうかと思います。
それでは、これからの
小児の
病院というものはどうなっていくかというと、多分、
病気の
種類が大きく変わっていきます。
そういう新しい
病気の中で、私自身が注目しているのは、やはり心の
健康障害、こうしたものに対するしっかりとした
対応をするということです。
それから、
病気、命をとめるということについての、今、我々が
小児における高度なと申し上げていますが、実際に生まれながら残念ながらいろいろ
障害を持っていても、その方が一生健康的な
生活をしていく流れを実際につくっていくような
医療。やはり最終的には生まれ育ったところで
生活ができる
仕組みをつくっていくこともやっぱり大事な新しい魅力ある
小児医療だと考えています。
そのほか、それに伴うこといろいろございますが、私が今一番大きな点は今申し上げたとおり、心の健康ということと、一生涯その人にとって健康的な
生活ができる、そういう基本的な
仕組みを全県の皆さんに届けていけるような
企画立案、そして
実践体系に結んでいく役割があると考えております。
◆
山本正 委員 現在の
病院をけさ見せていただきました結果、非常に
老朽化が進んでいて、そして、現在の
医療では、
人工呼吸器やさまざまな機器がふえてきていることから、狭くなってきています。
それが本当に大きな課題というのは
計画の前からわかっていることですけれど、実際見てきて寒く感じました。
子供たちには、入院というよりも
生活の場になっていますよね。その
生活の場になっているところで本当に、我々が入院したときの
イメージではなく、やっぱり
子供の
病院ですので、
慢性疾患の
子供たちにとってはそこが本当に
生活の場であり、命のよりどころになっていますので、今度はもうちょっと温かな
病院を目指していただけたらなというのがあります。
これから5年間、6年間の間、今の
病院をどういうふうに、いずれできるのですから、その場その場しのぎの
対応でもいいのかとは思いますが、それでも、最低限のことはやっぱり
対応していただけたらと思います。
特にけさも言ったのですけれど、窓枠にもう1枚窓をはめるインナーサッシ、非常に安い金額でできるのですけれど、それで寒さ、暑さ、騒音が極端に変わるのです。
そういったことは
検討されているのかなというのがあったのです。別にインナーサッシの話だけじゃないのですけれど、そういうことの
検討についてはどうでしょうか。
◎西澤
小児保健医療センター次長 まず、冷暖房の
関係ですが、病棟は一定の温度を保つことができていると思っております。
今、問題になっておりますのは、現地に行っていただきましたけれど、病棟から出ました廊下や増設しました浴室、そういったところに少し課題があると。
それともう1点は、暖房が構造的にそういったところに行かないことになっておりますので、現地でも
説明させていただきましたとおり、そこは補助暖房を使いつつ、できるだけ患者さんに御不便をかけないような
対応をしている
状況です。
◆
生田邦夫 委員 ずっと申し上げているのですが、経営面で県立
病院としてどう責任を果たしていくのかというのが一つ。
それから、二つ目は県立
総合病院との
関係。一体的にと言われますが、一体的という言葉ほどには一体にはなっていないです。これが二つ目。
それから、
滋賀県下における
小児救急体制の中での県立
病院としての役割はどうなのか、その視点が一切ないということが三つ目。
それから、療育部門と養護学校を外して84億円ですが、現在の
小児保健医療センターの存在意義は療育部門と養護学校との
関係において成り立っています。全体の
計画がない段階でなぜ進めようとするのか。県立のいろいろな養護
施設。ほかにも似た症状、疾患の
子供さんを預かっている
病院との
関係をどうするのかという視点がない。
それから、何を展開するのか。先ほど、
ハード面が固まってきたという話がありました。違うと思うのです。何の役割を果たすか、その中で何を準備しなければならないかということなのに、逆転していると思います。この辺について話がありません。
もう一つ、つけ加えるならば、健康
医療福祉部でも言ったのですが、これから数年間の間に
国体関係で恐らく600億円近い金が要ります。ほかにも
希望が丘、学校の
トイレ、それから今言われた
小児保健医療センター、療育部、守山養護学校などがあります。