10: 【
川上委員】(自民党)
特例選挙区については、平成3年4月の選挙無効を求める訴えに対する平成5年の最高裁判決で、南設楽郡選挙区と北設楽郡選挙区を特例選挙区としたことは、適法であるとされたところであるが、平成12年の国勢調査においては、両郡とも人口が減少している。
これまでの議論の経緯は承知しているが、去る2月20日及び3月8日に、各首長並びに各議長から、特例選挙区の存続についての要望書が提出されていることから、特例選挙区の在り方について、地元の状況を調査するなど、慎重に検討していく必要があると考える。
11: 【
黒川委員】(民主クラブ)
前回の条例提案のときの提案理由説明で、人口が急激に増加するなど特別の事情がない限り、1期のみで廃止することとなっている。それを踏まえて検討すべきである。
12: 【
米田委員】(公明党)
平成10年12月15日の前回の特別
委員会の取り決めどおり、南北設楽郡の特例区は廃止する。
13: 【
田島委員】(県政同志会)
平成9年、10年の特別
委員会での議論のとおりとすべきである。
14: 【
吉田委員】(新政クラブ)
平成10年の議論の際に、人口が急増するような特別な事情がなければ、廃止しようというのが、前回の申し合わせであった。それ以降人口は増加するのではなくて減少しているので、減にすべきではないかと考える。
15: 【
林委員】(共産党)
前回の経過もあるし、本県の最大較差の主要因となっているのは事実であるので、合区すべきである。
16: 【三輪
委員】(自由党・ローカルパーティーズ)
特例区は、一定の期間認められた制度であり、10年度の合意がなされた経緯からいって合区すべきである。
17: 【
山本委員長】
検討事項の「2 選挙区のあり方について」のうち「(2)選挙区の設定と任意合区について」に対する各会派の検討状況を伺いたい。
18: 【
川上委員】(自民党)
公選法が選挙区の設定を、郡市の単位を原則としているのは、郡市が生活環境や住民感情等を背景として、長年の間に形成されてきた行政区画であり、その代表として選出された議員を通じることにより、住民の意向を県行政施策に反映させたり、逆に、県行政に関する地元の理解を図りやすいという考え方に立っている。そして、このことが、住民の利益にも合致し、県全体の発展にも寄与するものであると考える。そこで、人口の変動のみを勘案して、合区をするということになると、こうした機能を十分に発揮できなくなる恐れもあり、慎重に検討すべきであると考える。
19: 【
黒川委員】(民主クラブ)
党としての具体的なまとめはしていないが、地域の事情に応じ任意に合区すべきところは合区すべきである。地域事情を大きく勘案すべきである。
20: 【
米田委員】(公明党)
投票価値の較差是正を念頭において、個別に議論していきたい。
21: 【
田島委員】(県政同志会)
県内で市町村合併が進んでいる。市町村合併の方向づけがなされたら検討してもよい。
22: 【
吉田委員】(新政クラブ)
投票の価値の較差の是正の観点から適用は必要であるが、選挙区の事情も考えなくてはならない。今後、検討していくこととしたい。
23: 【
林委員】(共産党)
投票価値の較差是正の問題がある一方で、地方自治制度も含めてそれぞれの選挙区が動いているので、今後の検討課題である。
24: 【三輪
委員】(自由党・ローカルパーティーズ)
地方分権に対応しうる広域行政圏が、これからの大きな取組となる。そういった動きを見極めながら対処したい。
25: 【
山本委員長】
検討事項の「3 各選挙区の定数配分について」のうち「(1)投票価値の較差の是正について」に対する各会派の検討状況を伺いたい。
26: 【
川上委員】(自民党)
公選法第15条8項は、定数配分について人口比例を最も重要かつ基本的な基準としているが、選挙区の設定が郡市を単位としていることから、人口比例により定数を配分したとしても、3倍程度の較差は生じることになる。そこで、本県においては、特例選挙区の場合は別として、最大較差を3倍未満とすることを一つの目標として、今後、較差是正に向け、個々の選挙区について検討していくべきであると考える。
27: 【
黒川委員】(民主クラブ)
投票価値の較差の是正については、最大限努力すべきである。公選法15条8項については、現実の問題として、これから検討すべき課題である。
28: 【
米田委員】(公明党)
投票価値の較差是正を念頭において、個別に議論していきたい。
29: 【
田島委員】(県政同志会)
市町村合併等を考慮に入れ、今後検討したい。
30: 【
吉田委員】(新政クラブ)
様々なケースが考えられるので、個々の選挙区について、今後検討したい。
31: 【
林委員】(共産党)
民主主義の問題として、投票価値の平等や人口比例の原則を踏まえながら、較差是正すべきであるが、特例区問題がまず第一である。
32: 【三輪
委員】(自由党・ローカルパーティーズ)
特例区以外も、できる限り投票価値の較差是正に努めるべきである。
33: 【
山本委員長】
検討事項の「3 各選挙区の定数配分について」のうち「(2)公選法15条第8項但書の適用について」に対する各会派の検討状況を伺いたい。
34: 【
川上委員】(自民党)
公選法第15条8項ただし書きは、特別の事情があるときに、各選挙区において選挙すべき議員の数を、おおむね人口を基準として、地域間の均衡を考慮して定めることができるとされている。そこで、このただし書きの、具体的な選挙区への適用の是非については、その地域の特性や、全体としての均衡上、著しい投票価値の不平等を生じない範囲かどうかを、今後、十分検討していく必要があると考える。
35: 【
黒川委員】(民主クラブ)
適用については、地域事情があるので、今後十分検討したい。
36: 【
米田委員】(公明党)
投票価値の較差是正を念頭において、個別に議論していきたい。
37: 【
田島委員】(県政同志会)
民主クラブと同じである。
38: 【
吉田委員】(新政クラブ)
民主クラブと同じである。
39: 【
林委員】(共産党)
民主主義の原則が十分機能することを前提にして、全体を見ながら、また、個別の事情を勘案しながら、今後慎重に検討したい。
40: 【三輪
委員】(自由党・ローカルパーティーズ)
特例区を除き、県内の地域特性にあまりこだわることなく、公平を第一に進めるべきである。
41: 【
山本委員長】
検討事項の「3 各選挙区の定数配分について」のうち「(3)逆転現象の取扱いについて」に対する各会派の検討状況を伺いたい。
42: 【
川上委員】(自民党)
逆転現象については、避けることが理想ではあるが、公選法第15条第8項ただし書きを適用した結果生じるものであり、このただし書き適用の是非をしっかり検討することが重要であると考える。
43: 【
黒川委員】(民主クラブ)
逆転現象を解消することは、結構な考えではあるが、できる限り増員区は増やさないようにするのが我が党の考え方である。
44: 【
米田委員】(公明党)
投票価値の較差是正を念頭において、個別に議論していきたい。
45: 【
田島委員】(県政同志会)
公明党と同じである。
46: 【
吉田委員】(新政クラブ)
逆転現象はなくすべきではあるが、諸事情を考慮し、定数増にならないよう、選挙区ごとに慎重に検討していきたい。
47: 【
林委員】(共産党)
逆転現象は解消に向けて努力すべきであると思う。民主主義の原則からいけば、現行定数にこだわらず、増員も含めた柔軟な対応を検討すべきである。
48: 【三輪
委員】(自由党・ローカルパーティーズ)
公選法第15条第8項のただし書きにこだわらず、総定数において減員となる範囲内で、配当基数を考慮し、公平性のうえから個別選挙区の増員も検討すべきである。
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