• "市街地南"(/)
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  1. 長野県議会 2014-10-14
    平成26年 9月定例会危機管理建設委員会−10月14日-01号


    取得元: 長野県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-16
    平成26年 9月定例会危機管理建設委員会−10月14日-01号平成26年 9月定例会危機管理建設委員会 危機管理建設委員会会議録(その2) ●招集年月日時刻及び場所   平成26年10月14日(火)午前10時、議事堂第5委員会室に招集した。 ●出席した委員の氏名    委  員  長           西 沢 正 隆    副 委 員 長           続 木 幹 夫    委     員           服 部 宏 昭       同              清 沢 英 男       同              太 田 昌 孝       同              両 角 友 成       同              吉 川 彰 一       同              下 沢 順一郎       同              鈴 木   清 ●欠席した委員の氏名    な し ●説明のため出席した者の氏名  (建設部
       建設部長           奥 村 康 博    建設技監           油 井   均    参事兼砂防課長        田 中 秀 基    参事兼建築住宅課長      山 田 邦 仁    建設政策課長         内 堀 幸 夫    道路管理課長         臼 田   敦    道路建設課長         西 元 宏 任    河川課長           宮 原 宣 明    都市・まちづくり課長     水 間 武 樹    施設課長           岩 田 隆 広    技術管理室長         丸 山 義 廣    公営住宅室長         町 田 隆 一  (危機管理部)    危機管理監兼危機管理部長   青 柳 郁 生    消防課長           西 澤   清    危機管理防災課長       玉 井 裕 司 ●付託事件   10月10日に同じ ●会議に付した事件   前半(建設部関係)10月10日に同じ   後半(危機管理部関係付託事件のうち1、10、11、17、18、25、27及び危機管理部関係所管事務一般について ●開議時刻 午前10時00分 ●西沢委員長 開会を宣した。  ▲ 日程宣告     前半 建設部関係審査     後半 危機管理部関係審査  ▲ 議題宣告建設部関係)     付託事件及び所管事務一般を一括して議題とした。 ○西沢正隆 委員長 委員質疑等発言を許可した。 ◆下沢順一郎 委員 9月補正予算の件ですが、都市まちづくり課松本平広域公園陸上競技場の件と、松本平広域公園機能向上検討事業の件なんですが、この2億円のその詳細について教えてもらいたいのと、それから、2,493万円のアルウィン関係なんですが、これもちょっと詳細を教えてもらえればと思います。 ◎水間武樹 都市・まちづくり課長 最初に、陸上競技場の約2億円の内訳ですが、資料6にありますように、現在、陸上競技場バックストレート側大型映像装置がありますが、これは平成11年につくられた施設で、約15年経過しており、大分、老朽化をしています。具体的には、表示ができない部分があり、大きな大会等を開催する場合に非常に運営に支障を来しているということで、大分システム自体も古いということで、今回、このパネル部分、大きさでいうと、縦が6メートル、横が13メートルぐらいの大きさのものなんですが、LED表示のものにすることによってフルカラーにできる。それから表示を制御するコンピュータシステムを一式更新したいということで、それによって、高解像度化ができる。それから動画のフィニッシュ、例えばゴールした映像をすぐリプレイできるというようなこともしていきたいと思っています。  また表記についても、現在のシステムですとカタカナの表示しかできないんですが、これも漢字を含む、いろいろな文字表示をしていきたいというようなことで、そんな施設の充実を図っていきたいと思っています。  それから資料6の機能向上検討事業ですが、具体的には対象とする施設はアルウィン、それから陸上競技場を対象にしていまして、アルウィンについては、今現在、山雅FCホームスタジアムということで、1試合当たり大体12,000人くらい観客を動員しているということで、非常に有用に使われているということです。  そのほかにも、ラグビーですとかアメリカンフットボールなど、ほかの球技に使われているんですが、そういった球技関係試合環境を整えていきたいということで、現在、特に屋根が、ホームスタジアム側にしか屋根がかかっていないということで、多くの観客の安全確保、それから快適な環境を確保するということで、屋根をかけることが可能かどうかという検討もしていきたい。それから芝生も大分傷んできています。大型映像装置等も少し老朽化してきているということで、それらを含めて全体の検討を進めていきたいと思っています。  陸上競技場についても、スタンド側の下に大会運営の部屋がありますが、それらの部屋の見直し、それからバリアフリー化として車椅子用施設エレベーター等の施設がありませんので、そういった施設をつけていくための検討をしていきたいという内容です。 ◆下沢順一郎 委員 アルウィンのほうなんですが、J1仕様と考えていいわけですね。 ◎水間武樹 都市・まちづくり課長 J1仕様になっていまして、ことしのJ1のライセンスも既に得ています。 ◆下沢順一郎 委員 よろしくお願いします。それから資料10の県営住宅の家賃の滞納者関係なんですが、これは先日の説明で、17件中8件が確か松本市なんです。松本市に非常に集中しているというところはどういうふうに考えればいいのか、ちょっと教えてもらいたい。 ◎町田隆一 公営住宅室長 各地方事務所から、滞納の関係の報告が出てきていまして、私も過去の経緯を全て見ているわけではないんですが、松本地方事務所から今回まとまってきたということが原因かと思います。 ◆下沢順一郎 委員 松本市で最近非常に経済が苦しくなっているのかなとか、いろいろなことが考えられるので、たまたま集中したと考えていけばよろしいですか、わかりました。  継続して、もし、また変化があるようだったら、ちょっと中信地域とすると問題かなというふうに思っていますので、また指導をしてもらえればと思います。  最後に松本糸魚川連絡道路関係なんですが、実は平成23年7月に安曇野地域概略ルート案が公表されているわけです。今回の議会でも随分、質問されていましたが、一応、再度確認のために、その後の進捗状況について、お聞きしておきたいと思います。 ◎西元宏任 道路建設課長 平成23年度に起点の5キロについて示したルート案について、地域住民の意見を受けまして、まず橋梁仮設の河川への影響、地下水影響予測設計速度、あるいは整備効果の確認などさまざまな観点からルート検討を行っているという状況です。 ◆下沢順一郎 委員 それで、概略ルートを発表された後に安曇野北インター(仮称)を新設して、高瀬川右岸道路を通るBルート案が基本だと地元も理解しているわけなんです。最近になって、池田町側の高瀬川左岸を利用するという案が浮上してきたのではないかという疑惑が持たれているんですが、その点、ちょっと確認したいということなんです。 ◎西元宏任 道路建設課長 平成23年公表した安曇橋から大町市街地南の間ですが、これは高瀬川右岸道路を活用するというルートを基本としつつ、幅広くルート検討をしているということです。 ◆下沢順一郎 委員 どういう基準で幅広く検討されますか。 ◎西元宏任 道路建設課長 高瀬川右岸ルートを基本とするという形で、幅広くといいますので、東側のルートも含めてということにはなります。ただ、建設部としては、今あくまでも現道利用を基本として検討しているという状況です。 ◆下沢順一郎 委員 多分、右岸道路検討されたときにも、費用対効果の問題が随分出たと思いますし、近隣の松川村の住民だとか、それから大町市の住民もそれに従って計画を基本的に立てているはずだと思うので、ぜひ基本路線をしっかり固持する中で、ちょっと頑張っていただくようにお願いしたいと思うんですが、いかがでしょう。 ◎西元宏任 道路建設課長 地域高規格道路ということで整備手法を考えていくわけですが、地域高規格道路として求められる費用と効果の関係、また地元住民の意見とか要望、そういうことを含めて、さまざまな観点で検討しておりますので、まだ検討段階ではありますが、早期に整備方針を示せるように、必要な調査をやっていきたいと思っております。 ◆下沢順一郎 委員 ぜひ頑張っていただきたいと思います。  それと、ちょっと途中経過のところで教えてもらいたいんですが、結局、新しい明科のバス停あたりからずっと北に延びていって、それから明科の光というところにぐるっと回って、高瀬川の右岸のほうに入っていく計画だと思うんです。  そこのところで橋をかけたらどうかというのが最初にありました。A案のときに、確か水関係、あるいは地下水関係で随分調査されたと思うんですが、その調査結果というのは公表されているのかどうか。地下水伏流水だとか、それからわさびの体系に影響があるとか、いろいろなことがあって、そこは調査していますというような話が当時あったんです。その後、どんなふうになっているのか、ちょっとわかったら教えてもらいたい。 ◎西元宏任 道路建設課長 今の3線合流部分に、当時、平成23年に示した、AルートBルートがありまして、長野県としては影響の少ないほうのBルートを基本に調査を進めていくという形で考えてきております。  地下水等は継続的に検討しておりまして、それを公表しているということはありませんので、地下水への影響等を含めて、今、検討しているという状況です。 ◆鈴木清 委員 木曽谷梨子沢の災害を委員会で現地視察させていただいて、支川を含めて砂防堰堤が4つぐらいあった。それで今回9億円の予算で、下流部に新たな砂防ダムをつくるという報道がありました。  それで確認したいんですが、よくポケットという言葉を使いますが、ポケットというのは、ダムをブロックするこのくぼみというか、その受け入れる許容量の範囲をポケットというんですか。 ◎田中秀基 参事兼砂防課長 ダム、砂防堰堤上流側土石流が出ると土砂が堆積するエリアのたまるまでの容量をポケットと称しています。 ◆鈴木清 委員 そこで確認したいのは、先般の梨子沢の災害のときに、いわゆるポケットが通常のメンテナンスをしていなかったから既にいっぱいだったのか、あるいは、従前どおり機能を十分発揮するだけのポケット空き容量があったのか、その辺はどういうふうに捉えていますか。 ◎田中秀基 参事兼砂防課長 通常、砂防の土石流対策計画を立てる際に、出てくると計画する土砂量を決めます。それをどれだけの砂防堰堤でその出てくると計画した土砂が下流に流れ出さないようにする。それのバランスをとって計画していくわけなんですが、その際、砂防堰堤の効果をどう考えるかという点については、砂防堰堤は、通常急な渓流に入れますので、その際に堰堤を入れますと、堆砂がいっぱいになると、もともとの渓流が、堆砂面は勾配が従来よりも緩くなります。そのゆるくなることによって、あるいは幅が広がることによって、土石流の勢いがそこでとまりますので、満砂になってもそこでとめられる。満砂になった状態で勾配が緩くなった堆砂地の中で土石流が突っ込んできまして、スピードが遅くなって、そこに土砂を落としていく。その量を実はカウントをしておりまして、満砂になった状態で、その上に土石流が来たらどれだけ土砂がとまるのかと、それの足し算をしていきまして必要な堰堤基数を計画上は立てておりますので、計画上だけの話しをしますと、砂防堰堤が全て土砂で埋まっていても、計画の土石流に対して下流は安全だという考え方でまず計画を立てます。  今回、ポケットを新たにつくるということで除石作業をやっているのは、そうはいっても、堰堤が満砂になっていなければためられる量というのはさらに増えますので、計画よりも、それ分、余裕を持たせるという意味で除石工事をして、ポケットをさらにつくっていくというような内容になっています。  補足ですが、梨子沢に関して言いますと、4基あるうち1つは長野県が昭和初期につくったもので、低いものでしたのであまり降下量は発揮しないということなんですが、残りの3基のうち2基が国直轄でつくったもので、1つは本体ができ上がったばかりで全く空いていたということです。国でつくったもう1つはできてはいましたが、鋼製のジャングルジムのようなものを真ん中につけるタイプの砂防ダムで、そこもほとんど土砂がたまっていなかった。長野県がつくりました、高さ20メートル程度の砂防ダムについては、水通しと呼んでおりますが、いっぱいまでたまるその高さから5、6メートル下がったところが、その前の年の点検のときに確認していたところで、5、6メートルぐらいが満杯よりは下がっていた状態であったと考えています。 ◆鈴木清 委員 堆砂したものが満杯であっても、機能は発揮するというものを見込んで設置してあるということなんですね。  ただ、現場を見せていただいて、素人目から見ると、ポケットが既に従前からある程度埋まっておって、それを越流した形で下流に行ってしまったのかなというのが一つと、今、想定外という言葉がはやっていますが、今回の梨子沢想定外の雨が降り、土石流となったために、4つの砂防堰堤が、機能は果たしたんだけれども、それを見込んだものを上回るだけのものが下流に流れ出て被害が出てしまったと解釈していいのかどうなのか、その辺はどうでしょう。 ◎田中秀基 参事兼砂防課長 一つは、今回の雨の降り方というのは、やはり想定を超えるものであったと考えています。2時間で100ミリを超えるような急な、それも集中的にある特定の地域だけに降ったということで、計画上で取り扱われていないような雨でした。  それからもう一つ、現象面として今回特徴があったと考えているのは、その後、国、あるいは財団関係専門家なんかが入っていて聞いていると、本川の大梨子沢のほうと小梨子沢のほうで両方から土石流が発生していて、それもそんなに時間の感覚があかずに二波が流れてきたということで報告などが出ており、それらを見ますと、そういうある短時間のうちに両方から出てくるというのは、計画上、やはり想定するのは難しいということです。 ◆鈴木清 委員 たまたま浅川ダムが、今、完成間際になってきました。浅川ダムは、通常、ある一定の水量、常に流出していますね。それで浅川ダム方式の常に水を数量出しているという、その堰堤、ダムというのは長野県内、何カ所ぐらいあるんですか。  というのは、私は物理的なものを、コンクリートの壁でとめておくよりも、ある一定の量、既に流しておいたほうが、逆にいえば、堆砂が少なくて済むのかなという気がするんですが、これは素人考えで、いや違いますということなのか、どうでしょう。 ◎田中秀基 参事兼砂防課長 砂防は通常、洪水の調節は砂防堰堤ではしませんので、出てきたものは水であれ土砂であれ、基本的には、土砂のほうはコンクリートで壁のようなものをつくっている構造ですと、とまります。最近は、渓流環境なども総合的に考えて、スリット堰堤ということで、水が通るところに間隔をつくるといいますか、すき間をつくって出てきた土砂も、通常の雨の場合はそのまま下流に流していくというようなものも工法として選択しておりまして、そのあたりは、現場の条件を見て判断をさせていただいているところです。 ◆鈴木清 委員 いずれにしても、同じような目的を持ったものが長野県内に相当ありますね。「あそこの砂防堰堤はいつごろできたんですか」という問いに対して、どうやって調べますか。 ◎田中秀基 参事兼砂防課長 個別の砂防堰堤の構造ですとか、いつぐらいにできたというものに関しては、砂防施設の台帳をつくっていますので、そちらで確認することになります。 ◆鈴木清 委員 建設部長に見解を聞きたいと思うんですが、これはもう昭和前期、あるいは戦後も含めて、長野県内、ありとあらゆる砂防堰堤が相当の数あると思うんです。その地域の地勢、地形、それから樹層を含めて、ピンポイントでどのくらいの雨量が降ったら堆砂がいっぱいなるとかというものをシミュレーションしたものをデータベース化したほうがいいと思うんです。  実は公共機関が一旦つくってしまうと、あとのメンテナンスがついおろそかになる。台帳という話ではなく、当時の経緯やいきさつを若干コメントを入れた、スタートの時点の情報をデータベース化してやっておいたほうがいいと思うんです。  長野県内、ある一定の雨量、水量が出た場合はどういう影響が出る。どういう地勢、地形でどういう樹層だというようなものを、今の時代ですからすぐパソコンを駆使して、管轄の建設事務所へ連絡する、市町村へ連絡する、あるいは住民に情報を流すというようなデータベース化というものを、その台帳を一々確認するのではなくて、というものはどうですかというのを、私、最後に申し上げたかったんです。 ◎奥村康博 建設部長 やはりそういう降雨の履歴、地域の状況といったところはわかりやすい形でまとめて、それで引き継ぎの際に失われないような形に残していくというのは、本当に必要なことだと思っていますので、またそういうところも気をつけて検討させてもらいたいと思っております。 ◆鈴木清 委員 費用対効果からいっても、台帳をめくってどうのこうのというよりも、全部、パソコンでつなげておいて、すぐタイムリーにデータを出すほうが対応ができるし、早いと思うんです ○西沢正隆 委員長 ほかに御発言もありませんので、以上で質疑を終局したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、質疑を終局いたします。  ただいまから議案の採決に入ります。  最初に第1号「平成26年度長野県一般会計補正予算(第2号)案」中、第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中 歳出第9款土木費、第2条「第2表 繰越明許費」中の一部及び第3条「第3表 債務負担行為補正」中の一部について採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に第17号「一般国道152号道路改築工事小道木号トンネル変更請負契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に第18号「一般国道152号道路改築工事小道木号橋上部工変更請負契約の締結について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に第19号「主要地方道上高地公園線道路改築工事上高地トンネル変更請負契約の締結について」採決いたします。本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に第20号「訴えの提起について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
     次に第21号「訴えの提起について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に第22号「訴えの提起について」採決いたします。  本件、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本件は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、請願及び陳情審査を行います。当委員会に付託されております建設部関係の請願・陳情を一括して議題といたします。過日、お手元に配付いたしました審査資料をごらん願います。  建設部関係の請願・陳情は、請願の継続分2件、陳情継続分16件、陳情新規分13件であります。  なお、審査に際し、あらかじめ委員各位にお願い申し上げます。新規分について継続審査とする旨の御発言をされる場合は、なるべくその理由を一緒に述べていただくようお願いいたします。また願意が複数ある請願・陳情で、その一部が採択できないために継続審査と決定した場合は、付記事項として請願者または陳情者に通知することについて、その都度、委員長案をお諮りしたいと思いますので御了承願います。  最初に、継続分の請願の審査を行います。継続分審査に当たっては、6月定例会以降、状況に変化のないものについては一括して審査を行い、状況に変化のあるものについては取り出して審査を行うことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  それでは、継続審査となっております請願2件について、状況に変化がありましたら理事者から説明願います。 ◎内堀幸夫 建設政策課長 請願2件について、状況に変化はございません。 ○西沢正隆 委員長 それでは、特に状況に変化のない請願2件を一括して審査いたします。  お諮りいたします。請第24号及び請第25号につきましては、引き続き継続審査とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、継続審査と決定をいたしました。  以上をもちまして、請願の審査を終局いたします。  次に、陳情審査を行います。審査手順について、あらかじめお諮りいたします。最初に継続となっております16件の陳情を、続いて新規の陳情13件について順次審査をお願いしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  まず継続分陳情審査を行います。継続分審査に当たっては、6月定例会以降、状況に変化のないものについては一括して審査を行い、状況に変化のあるものについては取り出して審査を行うことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  それでは、継続審査となっております陳情16件について、状況に変化がありましたら理事者から説明願います。 ◎内堀幸夫 建設政策課長 陳情の16件につきましては、状況に変化はございません。 ○西沢正隆 委員長 それでは、特に状況に変化のない陳情16件を一括して審査いたします。  お諮りいたします。陳第31号、陳第150号、陳第151号、陳第174号、陳第175号、陳第315号、陳第337号、陳第369号、陳第407号、陳第460号、陳第468号、陳第501号、陳第527号、陳第540号、陳第558号及び陳第566号につきましては、引き続き継続審査とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、継続審査と決定いたしました。  続いて、新規分陳情審査を行います。  まず陳第600号についてであります。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について質疑等ございますか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で、質疑等を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょうか。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言がございました。お諮りいたします。陳第600号については採択とするに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定いたしました。  次に陳第606号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょうか。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との発言がございました。お諮りいたします。それでは、陳第606号については採択とするに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  ありませんので、採択と決定をいたしました。  次に、陳第607号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょうか。     〔「採択」・「不採択」と呼ぶ者あり〕  陳第607号については委員各位からさまざまな御意見がありましたので、この取り扱いについて、順次挙手により決することといたします。  これにより、第607号について挙手により採決いたします。念のため申し上げます。挙手しない方は不採択とみなします。  陳第607号を採択とすべきものと決するに賛成の委員の挙手を求めます。      〔挙手多数〕  挙手多数であります。よって、陳第607号は採択すべきものと決定をいたしました。  次に、陳第609号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょうか。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言がございました。お諮りいたします。それでは、陳第609号については採択とするに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定をいたしました。  次に、陳第610号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょうか。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言がありました。お諮りいたします。それでは、陳第610号については採択とするに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定をいたしました。  次に、陳第621号について審査を行います。陳第621号につきましては、10月9日の本会議で可決された「議第10号空き家に関する施策の推進を求める意見書」と同じ趣旨でありますので、陳第621号は、採択すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  次に、陳第625号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょうか。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言ございました。お諮りいたします。それでは、陳第625号については、採択とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定いたします。  次に、陳第626号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしますか。
         〔「不要」と呼ぶ者あり〕  本件について質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょうか。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言ございました。お諮りいたします。それでは、陳第626号については、採択とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定いたしました。  次に、第627号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょうか。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言がございました。お諮りいたします。それでは、陳第627号については、採択とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定いたしました。  次に、陳第628号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  以上で質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょうか。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言がございました。お諮りいたします。それでは、陳第628号については、採択するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定いたしました。  次に陳第629号について審査を行います。説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょうか。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言がございました。お諮りいたします。それでは、陳第629号については、採択とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定いたしました。  次に、陳第636号について審査を行います。陳情第636号につきましては、10月9日の本会議で可決された「議第10号空き家に関する施策の推進を求める意見書」と同じ趣旨でありますので、陳第636号は採択すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  次に陳第639号について審査を行います。理事者の説明はいかがいたしましょうか。      〔「不要」と呼ぶ者あり〕  質疑等ありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑を終局いたします。  それでは、この陳情の取り扱いはいかがいたしましょうか。     〔「採択」と呼ぶ者あり〕  ただいま採択との御発言ございました。お諮りいたします。それでは、陳第639号については、採択とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、採択と決定いたしました。  以上で陳情審査を終局いたします。  以上をもちまして、建設部関係審査を終局いたします。  午後1時30分まで休憩を宣した。 ●休憩時刻 午前10時38分 ●再開時刻 午後 1時30分 ○西沢正隆 委員長 再開を宣した。  △ 日程宣告    危機管理部関係審査  △ 危機管理部関係付託事件の報告     予算案1件、請願2件、陳情4件  △ 議題宣告危機管理部関係)     危機管理部関係付託事件及び所管事務一般を一括して議題とし、議題に関連して理事者の説明を求めた。 ◎青柳郁生 危機管理監兼危機管理部長 別添、部長説明要旨に基づき説明した。 ○西沢正隆 委員長 第1号「平成26年度 長野県一般会計補正予算(第2号)案」中、第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中 歳出 第2款 総務費中 危機管理部関係及び第2条「繰越明許費」中の一部について、理事者の説明を求めた。 ◎西澤清 消防課長 議案、予算説明書及び別添資料1により説明した。 ○西沢正隆 委員長 理事者から発言を求められていたので、これを許可した。 ◎玉井裕司 危機管理防災課長 別添資料2「御嶽山噴火災害について」及び追加資料「平成26年9月27日(土)長野県御嶽山噴火災害」により説明した。 ○西沢正隆 委員長 委員質疑等発言を許可した。 ◆服部宏昭 委員 まずは南木曽町での土石流の災害、そして今回の御嶽山の災害におきまして亡くなられた皆さんにお祈り申し上げ、多くの皆さんも負傷されているわけでございますが、お見舞いを申し上げ、また7名の皆さんが行方不明ということで、一刻も早く救出されますことをお祈り申し上げたいと思います。  御嶽山の噴火の災害について、ちょっとお聞きしたいと思います。噴火事故としては戦後最大ということで、過酷な条件の中で、連日、行方不明者の捜索に当たられている自衛隊員、消防関係者、そしてまた警察関係者を初め関係各位の大変な努力に対して、心より感謝を申し上げたいと思います。  また、危機管理部においても、まさに連日連夜、青柳危機管理部長を中心にして、大変な努力をして、今日まで、まさに対策本部の中心的な役割を担っていただいたわけでして、その努力に心から感謝を申し上げ、敬意を申し上げたいと思います。  まずは、よく判断としてはというようなことで、レベル1で来たわけですが、「レベル2まで上げたらどうか」とか、それからまた「レベル3ではどうだ」という話があります。今、レベル3まで上がっています。気象庁の責任において行われる仕組みだと聞いています。  そんな中で、気象庁から、噴火前の11日には火山性地震が増加したというような火山の状況に関する解説情報が発表されましたが、それは県のほうにも、危機管理部のほうへももちろん情報がきて、それをまた町村のほうへも連絡したり、いろいろなシステムとしてなっていると思います。  その辺について、どのような状況であったのか。わかる範囲で結構ですので、説明していただけたらありがたいと思います。 ◎玉井裕司 危機管理防災課長 9月11日に発出をされ、それを含めて噴火までに合計3回発出をされているわけです。危機管理部を経由しまして、自動起動によるファックスでそれぞれの市町村に流れているものです。 ◆服部宏昭 委員 ありがとうございました。今後、またいろいろ検証されたりすることと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。  また、県内の消防関係者にも協力してもらっているとは思いますが、自衛隊や他県の消防隊にも応援をしてもらっているわけですが、その応援の申請などの取り組みを危機管理部が中心になってやってもらいたいと思いますが、その様子などについて、ちょっとお話しをしていただきたい。 ◎玉井裕司 危機管理防災課長 自衛隊への要請については、王滝村、木曽町の要請に基づき、県から駐屯地指令にお伝えをし、要請をお受けいただくという形です。  活動については、県庁内に警察、消防、自衛隊のそれぞれの司令部を一室に設けまして、連絡調整をしながら行っているものです。 ◎西澤清 消防課長 まず被害の状況がわかってくる段階において、木曽広域消防本部とのやり取りの中で、県内消防には応援要請をしたものの、火山性の有毒ガスという特殊災害下では消防力が装備等の面で不足していると、そんな話がありました。  20時30分に木曽町長、王滝村長から要請があったため、同時刻、知事から消防庁長官に対して緊急消防援助隊の派遣を要請しました。根拠法は、消防組織法第44条です。  これを受けて、消防庁において、火山性ガスの検知資機材を有する各県の隊員、それから山岳救助隊を有する隊ということで、愛知県、静岡県、東京都、山梨県を選定していただきまして、それぞれの都県の隊が出動してきたというような状況です。 ◆服部宏昭 委員 それから、9月28日には、県庁西庁舎において国の災害対策本部が設置されたと、先ほども説明がありましたし聞いています。県と国との連携だとか、もちろん町村とも連携をとっていただいたんですが、そんな関係について説明をお願いしたいと思います。 ◎玉井裕司 危機管理防災課長 国の現地対策本部は西庁舎の同じフロアにあります。普段から意見交換をしているわけですが、こちらから本部員会議と合同で国の現地対策本部会議も行っている。合同会議において最終的には情報の共有を図り意思決定をしているところです。  また市町村とも情報連絡員などを通じ、また木曽地方部ともテレビ会議なり、常日ごろの連絡で情報共有を図っているところです。 ◆服部宏昭 委員 最後ですが、台風19号において、大変心配されましたけれども、土石流等、あまり災害もなかったということで安心しております。  また雨のため、きのう、それからまたきょうも一応捜索は中止ということですが、今後、3,000メートル級の山ですから降雪の心配やらいろいろありまして、どういうふうに救助、捜索がされるのかなということですが、これ青柳危機管理監兼危機管理部長にちょっとお尋ねしたいと思います。 ◎青柳郁生 危機管理監兼危機管理部長 昨日、本日と台風の影響により捜索活動ができない状況が続いておりまして、現在も山の上には雲がかかっており、上空からも含めて状況が把握できない状態になっています。しかしながら、きょうの遅くから、あす、あさってにかけては天候が回復するという見込みがされておりますことから、山頂での捜索活動が可能になり次第、再開をしたいと考えています。  今後についても、捜索者の二次災害には十分過ぎるほどの留意を払いながら、行方不明者全員の発見を目指しながら、またしかしながら、指摘のように、天候、気象条件の厳しい状況もある。それらを踏まえながら、可能な限りの救助救出活動を続けていきたいと考えているところです。 ◆服部宏昭 委員 どうも御説明ありがとうございました。ぜひ、また引き続き頑張っていただきたいと思います。ありがとうございました。 ◆清沢英男 委員 被災者の皆さんに対する思い、それから救助をしていただいている皆さんに対する気持ちは服部委員と同様であります。  1点だけ、ちょっと要望をしたいわけですが、これは全て事が済んでからということかもしれませんが、今、県民が毎日報道に接して思っていることは、もちろん噴火を防げなかったのかという思いというのはあるとは思うんですが、それはもう胸の内にしまいまして、やはり救助隊員が、再噴火とかその恐怖、あるいは有毒ガスの恐怖、そういう最悪の環境にありながら、あの泥ねいの中を御苦労いただいて救助に当たっていただいているということに対する、本当にありがたいなと、御苦労さまだなという思いであろうと思います。  そこで、事が済んだ場合において、例えば県警、それから県内の消防関係者、それから国では自衛隊、県外の消防隊、それから警視庁まで出てくださったわけですが、そういう御苦労いただいたあらゆる団体の関係者に、物心両面で、何とか長野県民の気持ちを報うことができないだろうかという思いであります。  これは、故石田治一郎議員もそういう話をしていらっしゃったというようなことも仄聞いたしますので、この委員会で申し上げるべきことでないかもしれませんが、ただ、災害対策本部の中枢にいる危機管理監が出席しているので、ぜひそんなことを要望させていただきますので、よろしく御検討をいただければと思います。 ◆両角友成 委員 思いは服部委員、清沢委員と同じです。本当に木曽の御嶽山の噴火に当たり、連日の捜査活動、大変に御苦労さまです。  3.11が起きてしまって、日本列島全体が地震であれ火山噴火であれ、いつ何があってもおかしくない状況だということは、専門家からも指摘をされている。そんな中で、9月27日に御嶽山で水蒸気噴火が起きてしまって、これは本当に予知が難しいと言われているものですが、木曽で起こってしまったということで、非常に私も残念に思っています。
     小規模噴火ながら、登山者に甚大な被害を出した今回の御岳山ですが、大変な状況が見てとれているんです。一つ、ここは名古屋大学が中心だと思うんですが、人間でいったらホームドクターのような専門家、「ここの火山については私たちで」というような担当の大学、これは国がもちろん責任を持って行ってもらう必要があると思うんです。  インターネットで気象庁等が出している資料を見ますと、活火山とされるものが全国で110ということですが、長野県に関係するもので10、見てとれるんです。そういうものを、専門家が「この山は担当する」ということをぜひ国に要望していただきたいというのが1点です。  それと、9月10日に火山性地震が52回、11日は85回。この部分で、「データが来ます」という話があったんですが、普段、そういうものの解析の中で、県はどういうことを、例えばそれをインターネットで知らせるとかというのはあったのかどうか確認しておきたいと思います。 ◎玉井裕司 危機管理防災課長 御嶽山含め、火山について多くは噴火警戒レベルを導入しています。長野県としては、火山の状態を火山性地震なり火山性微動で、直接把握するということではなく、そのレベル化の判断でやるということが前提になっているわけです。  気象庁においても、そのことについて、地震なりの状況を見て検討ということであったと思いますが、今後どういった見直し強化策が行われるのか、国も強化していくということのようですので、そういったことを見ながら対応していきたいと考えています。 ◆両角友成 委員 国の対応で、資料の中に火山活動監視強化等というようなことが、実際に要請内容でうたわれているんですが、具体的にはどういうことを要請するのか。  例えば、専門家によると地震計というのは1キロに一つというようなことを具体的に挙げている者もいるんですが、もし中身がわかれば、教えてください。 ◎玉井裕司 危機管理防災課長 強化の中身というのは、これから国において検討していくであろうと考えています。  先ほど挙げましたように、火山というのは押しなべて見るということではなく、一つ一つの火山の状態をそれぞれ専門家が見ていくということが重要であると考えていますので、そういったことで、国において検討すればいいのかなと考えています。 ◆両角友成 委員 とにかく「この110という火山を国の責任で」ということを強く言わないと、浅間山を見ても国からの二人の職員でやっているとか、この部分が手薄になっている。建設委員会でも発言したんですが、公務員をただ減らすとか、起こり得るかわからないところから撤退していくというような傾向がありますので、ぜひ、県としても国にしっかり物を言ってもらいたいと要望しておきます。  現場は3,000メートルを越える部分であり、台風、雨、そして雪も近い。大変な状況が続くと思いますが、二次災害、そして健康に留意して事に当たってもらいたいということを申し上げて質問とします。 ◆下沢順一郎 委員 すみません、1点、要望だけお願いしたいと思います。  本当に日ごろ活動されて疲労困憊だと思いますが、本当に御苦労な上に、さまざまな事象に事に当たらなければならない。それから地元の王滝村、それから木曽町の住民も本当に大変だということをよく聞いているものですから、心配すると同時に、慰労ができるようなことがあれば本当にいいなとつくづく思う次第です。体だけは気をつけていただいて、活動していただきたいなと思います。  それで、捜索の件なんですが、実際、自衛隊員も参加して大変な、1,000人以上の規模での捜索活動になっているわけですが、これ、全員見つかれば本当にいいなと思うんですが、見つからない場合もあるかもしれません。そこで、自衛隊員がその中で引き上げていく事態があるかもしれません。  そうなった後の話なんですが、実は御岳神社の関係者は毎日、山に登っている人々です。その人々が、もし捜索等で協力ができるようなことがあれば、ぜひ協力したいという話がありました。ただし、現在の時点ではかなわない話ですし、自衛隊員が先頭に立って本当に御苦労されていることもよくわかっていますので、そういったような段階の次の段階に入ったときに、危機管理部がまた表に出なければいけないようなときに、ちょっと参考にしていただければ大変助かるなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆鈴木清 委員 今回の災害で、完結型の装備、設備を持った自衛隊が大変な働きをされたということは、報道を通じたりして、十分認識して理解しています。  長野県の場合、隣県の新潟県の陸上自衛隊高田駐屯地との協定などの関係はどういう状況に、今なっていますか。 ◎玉井裕司 危機管理防災課長 隣接の部隊との連携についても、松本駐屯地を経由して行うということですので、自衛隊のそれぞれの管区の中での調整であろうと思っております。 ◆鈴木清 委員 それはわかるんですが、首都直下型地震が30年以内に70%確率で言われているんです。仮に、一つの例ですが、東京が数字的に10の被害があった場合、おそらく長野県も5ないし6ぐらい被害を受けるのではないか。その場合、松本駐屯地は、長野県に残らないですね。おそらく全部首都へ応援に出ます。その場合、この長野市を中心とした県機能が麻痺し、インフラが混乱したときに、どこに頼るのかといった場合、比較的影響のないところは新潟県しかないんです。だから、今からそういう事態を想定した連携をどうするのかという、きちんとした手続的な問題も含めて検討に入ってもらいたいというのが一つ。  それと自衛隊と消防の共同の訓練をことし6回やりました。そこへ今回の御嶽山の災害を教訓として、災害の面に対する対応として、ぜひ危機管理部も関与をし、そこへ常備防災の消防も入り、自衛隊と警察、2プラス2で、今後、来年からいろいろなシミュレーションを想定した取り組みを考えたらどうかというのが提案なんです。  というのは、一元的に危機管理部が中心になって、県庁に災害対策本部ができました。手足となる実戦部隊は、応援の消防局であり、機動隊であり、自衛隊なんです。ですから、その辺のコントロールタワーを働かす危機管理部がこの際、警察と自衛隊と密な連携をとる意味で、おそらく来年も、とりあえず警察・自衛隊だけのがありますから、加わってもらいたいということを提案しているんですが、どうですか。 ◎青柳郁生 危機管理監兼危機管理部長 まず1点目の自衛隊の活動ですが、首都直下型地震のような対応の場においても、長野県に被害があれば、危機管理部からは松本にある連隊に支援要請を求め、結果として松本駐屯地から出るのではなく、高田、あるいは他の地域から来ることはありますが、自衛隊との窓口は原則として松本駐屯地にするということで、今回も実は新潟県から応援ということで、人員交代の中では新潟県から既に派遣されてきていますので、そういった対応をとってもらえるのではないかと考えています。  それから2点目ですが、自衛隊と消防との連携についても非常に今回有意義だったと考えており、今回特にこちらの県本部においても合同作戦本部が立ち上がり、また現地においても合同指揮本部が立ち上がり、三者連携により効率的な捜索活動が進められているということがありまして、こうした経験も踏まえ、今後の事前訓練等についても、こういった教訓を踏まえながら、連携のとれる体制を構築していきたいと考えているところです。 ○西沢正隆 委員長 ほかに御発言もありませんので、以上で質疑を終局したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、質疑を終局いたします。  ただいまから議案の採決に入ります。  最初に第1号「平成26年度長野県一般会計補正予算(第2号)案」中、第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中の歳出第2款総務費、第6項防災費及び第2条「第2表 繰越明許費」中の一部について採決いたします。  本案、原案のとおり可決すべきものと決するに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に請願及び陳情審査を行います。当委員会に付託されております危機管理部関係の請願・陳情を一括して議題といたします。過日、お手元に配付いたしました審査資料をごらん願います。  危機管理部関係の請願・陳情は、請願の継続分2件、陳情継続分4件であります。  それでは、継続分の請願の審査を行います。継続分審査に当たっては、6月定例会以降、状況に変化のないものについては一括して審査を行い、状況に変化のあるものについては取り出して審査を行うことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定をいたしました。  それでは、継続審査となっております請願2件について、状況に変化がありましたら理事者から説明願います。 ◎玉井裕司 危機管理防災課長 状況に変化ございません。 ○西沢正隆 委員長 それでは、特に状況に変化のない請願2件を一括して審査いたします。  お諮りいたします。請第27号及び請第35号につきましては、引き続き継続審査とするに御  異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、継続審査と決定いたしました。  以上をもちまして、請願の審査を終局いたします。  次に、継続分陳情審査を行います。継続分審査に当たっては、6月定例会以降、状況に変化のないものについては一括して審査を行い、状況に変化のあるものについては取り出して審査を行うことにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定をいたしました。  それでは、継続審査となっております陳情4件について、状況に変化がありましたら理事者から説明願います。 ◎玉井裕司 危機管理防災課長 状況に変化はございません。 ○西沢正隆 委員長 それでは、特に状況に変化のない陳情4件を一括して審査いたします。  お諮りいたします。陳第224号、陳第226号、陳第479号及び陳第505号につきましては、引き続き継続審査とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、継続審査と決定いたしました。  以上で、陳情審査を終局いたします。  次に、先月27日に発生した御嶽山の噴火は、多くの尊い命を奪うなど、戦後最悪の火山災害となりました。火山活動の監視強化や情報提供の充実、土砂災害の防止など、安全確保に向けた早急な取り組みが求められているところです。  よって、火山防災対策を強化して、国民の生命や財産の安全を確保するため国が必要な措置を講じるよう、「火山防災対策の強化を求める意見書(案)」につきまして、正副委員長案を作成しましたので、お手元に配付いたします。      〔正副委員長案配付〕  少し時間をとりますので、ごらんいただければと思います。  本案を議題といたします。  お諮りいたします。本案により委員会発議することに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、本案を会議規則第23条第1項による本委員会提出の意見書案とすることと決定いたしました。  ただいま御決定いただいた意見書案の署名についてでありますが、慣例により提出者は委員長、賛成者の筆頭者は副委員長としたいと思いますが、御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  なお、本意見書案の取り扱いにつきましては、提案説明省略、即決の申し出を議長宛てにしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  それでは順次、御署名をお願いいたします。      〔意見書案署名〕  ありがとうございます。この際、何か御発言ありますか。 ◆服部宏昭 委員 ただいま、火山防災対策を強化していく意見書の提出が決定したところです。  火山活動による災害の防止、災害発生時の対策の整備などについては、全国の関係する都道県議会で構成する「活動火山・大規模地震対策都道県議会協議会」が設置されておりまして、調査研究や関係機関への要望活動を行っていると聞いているところです。  ついては、本意見書について、同協議会からも国へ要望として提出していただくよう議長に取り計らってもらったらどうかと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。 ○西沢正隆 委員長 ただいまの発言について、何か御異議等ありますか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、服部委員の発言にありましたとおり、本意見書については、「活動火山・大規模地震対策都道県議会協議会」からも国へ要望として提出いただくよう、議長に取り計らっていただきたい旨をお伝えいたします。  以上をもちまして、危機管理部関係審査を終局いたします。  次に、本委員会の閉会中継続調査事件はお手元に配付いたしました資料のとおりとし、なお慎重に調査を要するためとの理由を付して、議長に申し出ることとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議ありませんので、さよう決定いたしました。  次に、委員長報告について、何か御発言ありますか。      〔「一任」と呼ぶ者あり〕  それでは正副委員長に御一任願いたいと思いますが、よろしいですね。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  さよう決定いたします。  この際、何か発言がありますか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕  閉会を宣した。 ●閉会時刻 午後2時19分 △採決結果一覧(建設部関係) (付託議案) ▲原案のとおり可決すべきものと決定したもの(簡易採決)  第1号 平成26年度長野県一般会計補正予算(第2号)案中      第1条「第1表 歳入歳出予算補正」中        歳 出 第9款 土木費      第2条 繰越明許費      第3条 「第3表 債務負担行為補正」中の一部
      第17号 一般国道152号道路改築工事小道木2号トンネル変更請負契約の締結につ      いて   第18号 一般国道152号道路改築工事小道木2号橋上部工変更請負契約の締結につ      いて   第19号 主要地方道上高地公園線道路改築工事上高地トンネル変更請負契約の締      結について   第20号 訴えの提起について   第21号 訴えの提起について   第22号 訴えの提起について (請願) ▲継続審査としたもの(簡易採決)  請第24号、請第25号 (陳情)  ▲採択すべきものと決定したもの(簡易採決)   陳第600号、陳第606号、陳第609号、陳第610号、陳第621号、陳第625号、陳第626号、陳第   627号、陳第628号、陳第629号、陳第636号、陳第639号  ▲採択すべきものと決定したもの(挙手採決)   陳第607号  ▲継続審査としたもの(簡易採決)   陳第31号、陳第150号、陳第151号、陳第174号、陳第175号、陳第315号、陳第337号、陳第   369号、陳第407号、陳第460号、陳第468号、陳第501号、陳第527号、陳第540号、陳第558   号、陳第566号 △採決結果一覧(危機管理部関係) (付託議案) ▲原案のとおり可決すべきものと決定したもの(簡易採決)  第1号 平成26年度長野県一般会計補正予算(第2号)案中      第1条 「第1表 歳入歳出予算補正」中        歳 出 第2款 総務費            第6項 防災費      第2条 繰越明許費 (請願)  ▲継続審査としたもの(簡易採決)   請第27号、請第35号 (陳情)  ▲継続審査としたもの(簡易採決)   陳第224号、陳第226号、陳第479号、陳第505号 (議員提出議案)  ▲本委員会発議による意見書案と決定したもの(簡易採決)    火山防災対策の強化を求める意見書案...