山梨県議会 2023-06-01
令和5年6月定例会(第6号) 本文
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第五十号 │山梨県職員給与条例等中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第五十一号 │山梨県県税条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第五十二号 │山梨県地域経済牽引事業促進区域における県税の特別措置に関する条例中改正│ │
│ │ │ │
│ │の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第五十五号 │山梨県高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に係る信号機等に関する基準│ │
│ │ │ │
│ │を定める条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第五十六号 │令和五年度山梨県一般会計補正予算(第三号)第一条第一項歳入歳出予算の補│ │
│ │ │ │
│ │正額及び歳入歳出予算の総額並びに同条第二項歳入各款及び歳出中総務委員会│ │
│ │ │ │
│ │関係のもの、第二条継続費、第四条債務負担行為の補正中総務委員会関係のも│ │
│ │ │ │
│ │の並びに第五条地方債の補正 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第五十八号 │令和五年度山梨県市町村振興資金特別会計補正予算(第一号) │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 諮第一号 │審査請求に関する諮問の件 │棄却すべき│
│ │ │ものと答申│
└───────┴───────────────────────────────────┴─────┘
令和五年七月三日
総務委員長 桐 原 正 仁
山梨県議会議長 水 岸 富美男 殿
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教 育 厚 生 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第五十六号 │令和五年度山梨県一般会計補正予算(第三号)第一条第二項歳出中教育厚生委│ │
│ │ │ │
│ │員会関係のもの及び第三条繰越明許費の補正中教育厚生委員会関係のもの │ 可 決 │
│ │ │ │
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令和五年六月三十日
教育厚生委員長 臼 井 友 基
山梨県議会議長 水 岸 富美男 殿
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農 政 産 業 観 光 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第五十三号 │山梨県家畜伝染病予防法施行条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第五十四号 │山梨県公営企業の設置等に関する条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第五十六号 │令和五年度山梨県一般会計補正予算(第三号)第一条第二項歳出中農政産業観│ │
│ │ │ │
│ │光委員会関係のもの、第三条繰越明許費の補正中農政産業観光委員会関係のも│ │
│ │ │ │
│ │の及び第四条債務負担行為の補正中農政産業観光委員会関係のもの │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第五十九号 │令和五年度山梨県営電気事業会計補正予算(第一号) │ 可 決 │
│ │ │ │
└───────┴───────────────────────────────────┴─────┘
令和五年六月三十日
農政産業観光委員長 藤 本 好 彦
山梨県議会議長 水 岸 富美男 殿
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土 木 森 林 環 境 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第五十六号 │令和五年度山梨県一般会計補正予算(第三号)第一条第二項歳出中土木森林環│ │
│ │ │ │
│ │境委員会関係のもの、第三条繰越明許費の補正中土木森林環境委員会関係のも│ │
│ │ │ │
│ │の及び第四条債務負担行為の補正中土木森林環境委員会関係のもの │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第五十七号 │令和五年度山梨県恩賜県有財産特別会計補正予算(第一号) │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第六十号 │令和五年度山梨県流域下水道事業会計補正予算(第一号) │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第六十一号 │契約締結の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
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令和五年七月三日
土木森林環境委員長 長 澤 健
山梨県議会議長 水 岸 富美男 殿
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3
◯議長(
水岸富美男君)次に、会議規則第九十二条第一項の規定に基づき、教育厚生委員長から請願審査の結果について、お手元に配付の請願審査報告書のとおり提出がありました。
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教 育 厚 生 委 員 会 請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託された請願は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第九十二条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────┬────────────┬─────┬──┬───┬──────┐
│ │ │ │ │ │ │処理顛末報告│
│受 理 番 号│ 件 名 │ 請願者の住所氏名 │審査の結果│意見│送付先│ │
│ │ │ │ │ │ │請求の適否 │
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│ │加配定数の振りかえ│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │によらない小学校三│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │十五人学級の実施、│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │中学校での三十五人│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│第五─六号 │学級の実施、教職員│ (略) │ 採 択 │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │定数改善及び義務教│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │育費国庫負担制度拡│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │充を図ることについ│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │て │ │ │ │ │ │
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令和五年六月三十日
教育厚生委員長 臼 井 友 基
山梨県議会議長 水 岸 富美男 殿
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4
◯議長(
水岸富美男君)次に、会議規則第七十四条の規定に基づき、各常任委員長及び議会運営委員長から、閉会中の継続審査申出書について、お手元に配付のとおり提出がありました。
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 総合計画について
2 富士山登山鉄道について
3 富士五湖自然首都圏について
4 国際戦略について
5 リニア中央新幹線について
6 県民生活の安定対策について
7 男女共同参画及び共生社会について
8 北富士演習場対策について
9 土地対策について
10 防災対策について
11 県民協働について
12 県の行政機構及び人事管理について
13 県税の賦課徴収について
14 公有財産の管理及び運用について
15 私学・科学振興対策について
16 市町村に対する技術的助言について
17 警察の施設、装備及び活動状況について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
令和五年七月三日
総務委員長 桐 原 正 仁
山梨県議会議長 水 岸 富 美 男 殿
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 請願 「保育士配置基準改善と大幅な賃金引き上げを求める意見書」の採択を求めることについて
2 感染症対策について
3 福祉対策、社会福祉施設の整備充実及び地域福祉対策について
4 保健衛生対策及び地域医療について
5 子育て支援及び子供の福祉向上について
6 県立学校の管理運営について
7 生涯学習、学校教育及び体育の振興について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
令和五年六月三十日
教育厚生委員長 臼 井 友 基
山梨県議会議長 水 岸 富 美 男 殿
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 請願 最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書の採択を求めることについて
2 農業及び水産業の振興対策について
3 成長産業の推進及び商工業の振興対策について
4 労働者の福祉及び雇用対策について
5 観光の振興対策について
6 世界遺産富士山について
7 芸術、文化の振興及び文化財について
8 スポーツの振興対策について
9 電気事業、温泉事業及び地域振興事業について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
令和五年六月三十日
農政産業観光委員長 藤 本 好 彦
山梨県議会議長 水 岸 富 美 男 殿
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 環境対策について
2 林業の振興対策について
3 治山治水事業について
4 県有林野の管理運営対策について
5 道路、橋りょうの新設及び維持管理について
6 河川の管理、改修及びダムの管理並びに砂防事業について
7 都市計画事業及び下水道事業について
8 住宅事業及び建築事業について
9 土木施設災害復旧事業について
10 リニア中央新幹線について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
令和五年七月三日
土木森林環境委員長 長 澤 健
山梨県議会議長 水 岸 富 美 男 殿
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 議会の運営に関することについて
2 議会の会議規則、委員会条例等に関することについて
3 議長の諮問に関することについて
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
令和五年七月六日
議会運営委員長 河 西 敏 郎
山梨県議会議長 水 岸 富 美 男 殿
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5
◯議長(
水岸富美男君)次に、知事から、第六十二号議案及び同第六号議案ないし同第八号議案について、お手元に配付のとおり提出がありました。
───────────────────────────────────────
6
◯議長(
水岸富美男君)次に、知事から、地方自治法第二百四十三条の三第二項の規定に基づき、県が出資している法人の経営状況説明書が、お手元に配付のとおり提出がありました。
───────────────────────────────────────
7
◯議長(
水岸富美男君)次に、河西敏郎君ほか七人から、議第六号議案ないし議第十三号議案について、お手元に配付のとおり提出がありました。
───────────────────────────────────────
8
◯議長(
水岸富美男君)次に、日程第二、知事提出議案、第六十二号議案を議題といたします。
知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、
長崎幸太郎君。
(知事
長崎幸太郎君登壇)
9
◯知事(
長崎幸太郎君)本日追加提出いたしました案件につきまして御説明申し上げます。
過去に行った財産の取得一件に関し、本来議会の議決に付すべき契約及び財産の取得また処分に関する条例に基づき、議会の議決を経てから取得すべきところ、議会の議決を経ずに取得しておりました。
そのため、この財産取得について、事後となってしまいますが、議会へお諮りするものであります。
今後、二度とこうした事態を招くことのないよう、再発防止対策を徹底してまいります。何とぞよろしく御審議の上、御議決あらんことをお願い申し上げます。
10
◯議長(
水岸富美男君)知事の提案理由の説明が終わりました。
暫時休憩いたします。
午後二時三分休憩
───────────────────────────────────────
午後二時二十分再開議
11
◯議長(
水岸富美男君)休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第二の議事を継続いたします。
これより、上程議案に対する質疑に入るのでありますが、
発言の通告がありませんので、質疑はないものと認めます。
───────────────────────────────────────
12
◯議長(
水岸富美男君)次に、議案の付託について申し上げます。
ただいま議題となっております第六十二号議案については、お手元に配付の議案付託表(その二)のとおり、農政産業観光委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────────
令和五年六月
定例会
付 託 表(その二)
農政産業観光委員会
第六十二号 動産購入の件
───────────────────────────────────────
13
◯議長(
水岸富美男君)ただいま付託いたしました議案は、本会議休憩中、第三委員会室において農政産業観光委員会を開催し、審査を願います。
この際申し上げます。
本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。
暫時休憩いたします。
午後二時二十一分休憩
───────────────────────────────────────
午後三時十五分再開議
14
◯議長(
水岸富美男君)休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第三、報告をいたします。
会議規則第七十六条の規定に基づき、農政産業観光委員長から第六十二号議案にかかわる審査の結果について、お手元に配付の委員会報告書のとおり提出がありました。
───────────────────────────────────────
農 政 産 業 観 光 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第六十二号 │動産購入の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
└───────┴───────────────────────────────────┴─────┘
令和五年七月六日
農政産業観光委員長 藤 本 好 彦
山梨県議会議長 水 岸 富美男 殿
───────────────────────────────────────
15
◯議長(
水岸富美男君)次に、日程第四、知事提出議案、第五十号議案ないし第六十二号議案、諮第一号議案及び日程第五の請願を一括して議題といたします。
ただいま議題となりました議案及び請願の審査の経過並びに結果について、各委員長から報告を求めます。
まず、総務委員長の報告を求めます。総務委員長、
桐原正仁君。
(総務委員長
桐原正仁君登壇)
16
◯総務委員長(
桐原正仁君)総務委員会に付託されました議案の審査経過並びに結果につきまして御報告申し上げます。
審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、第五十号議案ないし第五十二号議案、第五十五号議案、第五十六号議案及び第五十八号議案については、原案のとおり可決すべきもの、諮第一号議案については、棄却すべきものと答申することに決定いたしました。
次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
まず、第五十六号議案、令和五年度山梨県一般会計補正予算のうち、富士山登山鉄道構想化検討費についてであります。
「検討委員会の開催や技術課題等の調査とはどのような内容か。また、県として地元との合意形成をどのように行っていくのか」とただしたのに対し、「富士山登山鉄道構想化検討費は、有識者で構成する検討委員会及び技術面や法制度等についての課題を検討する調査委託費、鉄道事業の実施に当たり官民双方にメリットがある手法を調査検討する調査検討費、加えて、合意形成や五合目来訪者への意識調査の実施に要する経費が含まれている。また、今年度は既に知事みずから山小屋組合と意見交換を行ったほか、この予算案公表と同時に、地元市町村長等に対して説明を行った。今後は、調査の中間報告に基づき、説明会やシンポジウムを開催し、地元に対して丁寧でより詳しい説明を行っていく」との答弁がありました。
次に、やまなし共生社会推進事業費についてであります。
「今回、憲章を制定するということであるが、その狙いは何か。また、この憲章の制定はどのようなプロセスで行っていくのか」とただしたのに対し、「性別や年齢、障害や疾病の有無、そして国籍等にかかわらず、誰もがその個性や能力を生かして活躍できる共生社会を実現するためには、県民誰もが他人事ではなく、我が事として当事者意識を持ってもらうことが重要である。このため、県民運動として共生社会の実現を推進していくため、憲章を制定することとした。その中に目指すべき地域社会の姿を位置づけていく。また、制定に当たり、まず、外部の方々を構成委員とする懇話会を立ち上げ、共生社会推進のための議論や意見を聞く中で、憲章案の作成を進め、その後、パブリックコメントを実施する予定である。パブリックコメントの募集にあわせ、共生社会への意識啓発や憲章に対する関心を喚起することを目的に、若年層をターゲットとしたシンポジウムを開催する予定である」との答弁がありました。
以上をもちまして、総務委員長の報告といたします。
17
◯議長(
水岸富美男君)総務委員長の報告が終わりました。
次に、教育厚生委員長の報告を求めます。教育厚生委員長、
臼井友基君。
(教育厚生委員長
臼井友基君登壇)
18
◯教育厚生委員長(
臼井友基君)教育厚生委員会に付託されました議案及び請願の審査の経過並びに結果につきまして御報告を申し上げます。
まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
また、請願につきましては、請願審査報告書のとおり、採択すべきもの一件と決定いたしました。
次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
まず、第五十六号議案、令和五年度山梨県一般会計補正予算のうち、山梨県忠清北道姉妹県道締結三十周年記念青少年交流事業費についてであります。
「高校生同士の実質的な交流を行うとのことだが、具体的にどのような交流を行うのか。また、互いの文化に触れることができる大変貴重な経験を、今後どのように生かしていくのか」とただしたのに対し、「具体的な交流としては、互いの国の料理をつくり合ったり、県内の名所を一緒にめぐるなどの体験活動を行うほか、チームを組んでディスカッションを行うなど、食や歴史、対話を通じて交流を深めていくことを考えている。また、今回の交流では、忠清北道と県内の高校生が共同生活をするという今までにない取り組みを予定している。同じアジア圏域で生活する同年代の生徒同士が、一つ屋根の下で交流することで、さまざまな違いに気づき、理解することを学んでほしいと思っている。こうした交流により、忠清北道の青少年との友好関係をより深く強固なものにするとともに、高校生が主体性・積極性、異文化理解の精神を身につけ、グローバルな視野で活躍するための資質・能力を育むことを期待している」との答弁がありました。
次に、外来対応医療機関確保事業費補助金についてであります。
「新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが五類に移行したが、感染症自体がなくなったわけではなく、身近な医療機関で受診できる体制を確保することは、非常に大切である。県では、外来対応医療機関の拡充に向け、どのように取り組むのか」とただしたのに対し、「県では、外来対応医療機関の拡充に向け、県医師会を通じて参画の働きかけを行っているところであり、新たに新型コロナウイルス感染症患者を診療しようとする医療機関に対して、県の感染症専門家医師が直接医療機関に出向き、感染症対策や受け入れについて助言する体制を整えている。引き続き、新たに外来対応を始める医療機関に対し、補助制度や専門家医師による支援策を示しながら丁寧に説明し、感染拡大時にあっても必要とする人に必要な医療が届けられるよう努めていく」との答弁がありました。
以上をもちまして、教育厚生委員長の報告といたします。
19
◯議長(
水岸富美男君)教育厚生委員長の報告が終わりました。
次に、農政産業観光委員長の報告を求めます。農政産業観光委員長、
藤本好彦君。
(農政産業観光委員長
藤本好彦君登壇)
20
◯農政産業観光委員長(
藤本好彦君)農政産業観光委員会に付託されました議案の審査の経過並びに結果につきまして御報告申し上げます。
まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
まず、第五十六号議案、令和五年度山梨県一般会計補正予算のうち、やまなし野菜推進事業費についてであります。
「本県野菜のブランド化に向けたニーズ調査はどのように行うのか。また、品目はどのように選定するのか」とただしたのに対し、「ニーズ調査は、県内外の主な市場や中卸業者、小売業者などを対象に、本県野菜の取り扱われている状況、今後の取り扱いの意向、そして見込み、産地に求める品目や品種について調査をする。また、選定する品目については、生産量が多く、市場出荷されているものや、今後、伸びが期待されるもののほか、地域で栽培されている特産野菜と考えている。JA、市場関係者、有識者などで構成する検討会において、品目ごとに生産の現状や生産・販売上の課題、担い手の確保状況などを踏まえ、今後、重点的に推進すべき品目を選定していく。ニーズ調査の結果も踏まえる中で、生産者の方々とも連携を図り、一体となってやまなし野菜の推進に向けて取り組んでいきたい」との答弁がありました。
次に、信玄公祭り甲州軍団出陣第五十回開催記念事業費補助金についてであります。
「五十回の節目を迎える信玄公祭りにおいて、初の女性信玄公役として冨永愛さんを起用した意図と、祭りの具体的な内容は何か」とただしたのに対し、「冨永さんの、変化を恐れず、あらゆる可能性にチャレンジするイメージが、本県が目指す開の国の理念と一致したことから起用した。冨永さんの持つ世界に向けた発信力は、世界最大級の武者行列を世界中にアピールできるチャンスであり、さらなる知名度の向上につなげていきたい。また、今回は節目となる五十回目の祭りであり、県民総参加の新たな祭りを目指すとともに、本県経済の活性化につながる祭りとすべく、次の五十年に向けたスタートとしたい。具体的な内容は、パレードや飲食、スポーツ、音楽の四つのジャンルを融合し、祭り全体の魅力をさらに向上させ、県民はもとより、国内外からの観光客が祭りと一体となって盛り上がる内容を企画しており、詳細については、現在、実行委員会で検討している」との答弁がありました。
以上をもちまして、農政産業観光委員長の報告とさせていただきます。
21
◯議長(
水岸富美男君)農政産業観光委員長の報告が終わりました。
次に、土木森林環境委員長の報告を求めます。土木森林環境委員長、長澤健君。
(土木森林環境委員長 長澤 健君登壇)
22
◯土木森林環境委員長(長澤 健君)土木森林環境委員会に付託されました議案の審査の経過及び結果につきまして御報告を申し上げます。
まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
まず、第五十六号議案、令和五年度山梨県一般会計補正予算のうち、市街地再開発事業費補助金についてであります。
「岡島百貨店の跡地の再開発事業に対して補助を行うとのことであるが、補助内容はどのようなものか。また、どのような効果を見込んでいるのか」とただしたのに対し、「再開発を行う民間事業者に補助する甲府市に対して、補助金を交付するものである。補助対象については、調査設計費、建築物除却費、共同施設整備費等である。これらに要する経費を、国、民間事業者、地方公共団体がそれぞれ三分の一を負担することとしており、その地方公共団体が負担する額の二分の一を限度として、県が甲府市に補助するものである。今年度については、建物の解体費用や建築設計等に係る費用を計上している。また、現在の建物は、老朽化し耐震性が不足していることから、この建物を撤去することにより、地震時の倒壊による人的被害の防止、応急活動に資する緊急輸送道路の機能確保など、県民の安全・安心が向上する。また、優良な建築物が整備されることで、定住人口の増加や快適な都市環境の形成、さらに、甲府城南側エリアの整備との相乗効果により回遊機能が高まり、中心市街地のにぎわいの創出につながるなどの効果を見込んでいる」との答弁がありました。
次に、電気自動車等導入促進事業費補助金についてであります。
「電気自動車や充電設備に助成するとのことであるが、補助内容はどのようなものか。また、国の補助事業とどう違うのか」とただしたのに対し、「この事業は、運輸部門での脱炭素対策強化のため、既に国が実施している補助制度とは別に、本県独自で電気自動車及び充電設備の購入補助を行うものである。車両については国の補助制度と同様に、電気自動車を対象とし、補助額は自動車の蓄電容量に応じ、車両ごとに定められた額としている。また、国の事業では、電気自動車や充電設備をそれぞれ単独で導入可能としているが、県の事業では、再生可能エネルギーの発電設備と接続して充電することを、基本的要件としている。電気自動車や充電設備の導入に加え、太陽光等の再エネ電源の利用拡大も目的としているという点が異なる」との答弁がありました。
以上をもちまして、土木森林環境委員長の報告といたします。
23
◯議長(
水岸富美男君)土木森林環境委員長の報告が終わりました。
これより各委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
24
◯議長(
水岸富美男君)質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
発言の通告がありますので、順次
発言を許します。
まず、名取泰君の
発言を許します。名取泰君。
(名取 泰君登壇)
25
◯名取 泰君 議案第五十六号、令和五年度山梨県一般会計補正予算(第三号)に反対の立場から討論します。
補正予算には、私たちが求めてきた医療福祉現場への支援金など評価できる事業もありますが、今後の県政運営を考えた際に見過ごせない問題点を含んでいます。
まず、大型プロジェクト推進のための事業費についてです。
菅野県議が一般質問でも指摘したように、富士山登山鉄道、空港建設、富士五湖自然首都圏構想など、富裕層をターゲットにした大型プロジェクトは、富裕層を呼び込み、その富を県民に還元するという、まさにトリクルダウンの発想です。
今年四月、米国の資産家や富裕層でつくる団体は、富裕層への課税を大幅に強めるよう連邦議会に要請する提言書を発表しました。提言書では、過去五十年近く、富裕層が潤えば、成長が刺激されて恩恵が滴り落ちるというトリクルダウン理論が喧伝されたものの、実際にはそうならなかったと批判しています。
また、国際NGOオックスファムは、今年初め、新型コロナウイルスの発生以降に生じた世界の富の三分の二が富裕層上位一%に集中していると、報告書で明らかにしました。トリクルダウンという今や世界が否定する古い発想ではなく、九九%の人のための政治を行うべきです。
よって、空港整備調査研究事業費、富士五湖自然首都圏フォーラム運営事業費、富士山登山鉄道構想事業化検討費に反対するものです。
加えて、今年四月に富士山火山避難基本計画が策定され、より一層災害のリスクが高いことが明らかになってきました。いつ噴火してもおかしくないとされる活火山に登山鉄道をつくることは、危機管理上も問題があります。
次に、補正予算のうちやまなしスタートアップ推進事業の資金調達サポート事業費は、ベンチャーキャピタルが認めた新規参入の企業に資金をつぎ込む内容ですが、ベンチャーキャピタルはただ資金を出資するだけではありません。出資した企業のほかのファンドへの転売や企業合併など、あらゆる手段を尽くして最大のキャピタルゲインを得ようとします。そこには、当然リスクも伴います。企業が行き詰まってしまえば、出資金を回収できなくなる危険があります。税金を投資につぎ込むようなことは慎むべきです。
次に、市街地再開発事業費補助金、いわゆる岡島百貨店跡地の再開発へ国及び甲府市とともに補助金を投入する事業についてですが、民間業者の開発への税金投入については、経済波及効果を含めて、慎重な検討が必要です。
過去にも再開発事業に税金投入を行った例として、甲府市のグランパークは、事業費六十九億円に対して、国や山梨県、甲府市から補助金が拠出をされ、一九九七年にオープンしたものの、大手の玩具販売店、同じく大手の衣料量販店、ボーリング場、さらに隣接したシネコンも含めて撤退が相次ぎました。甲府市のココリも、事業費約百七億円に対して同じように補助金を拠出しましたが、地域経済活性化のための協定まで結んでいた大手スーパーが撤退するなど、迷走が続きました。
県は公金を投じた再開発後の経済波及効果の検証や、企業の撤退時のリスク回避策は講じたのでしょうか。過去の事業への総括や反省もないまま、税金の投入は認められません。
最後に、今回の補正予算では、財源として総額百十四億円余りの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用しましたが、中には、先ほどの空港整備の調査研究費や富士五湖自然首都圏フォーラムの運営などの財源にも充てられています。国が示した交付金の活用メニューに含まれているからと言うかもしれませんが、一方で、今年に入って物価高騰の影響から廃業した事業者もあります。臨時交付金は、コロナ禍や物価高騰の影響で今を乗り切ることさえ大変な県民や事業者にこそ振り向けるべきです。
以上のことから、補正予算に反対するものです。
26
◯議長(
水岸富美男君)次に、浅川力三君の
発言を許します。浅川力三君。
(浅川力三君登壇)
27
◯浅川力三君 私は、第五十六号議案、令和五年度山梨県一般会計補正予算(第三号)について原案に賛成の立場から討論を行います。
長崎知事は、今定例県議会に二期目初めての本格的政策予算として、肉づけ予算としては最大規模となる五百七億円余の予算を提出されました。県民一人ひとりが豊かさを実感できるやまなしの実現に向けた知事の強い決意を感じるものです。
今回の補正予算は、予算の規模だけではなく内容的にも、喫緊の課題である物価高騰対策、知事の公約の実現に向けたふるさと強靱化・開の国づくりと、当面する課題や本県が目指すべき姿の実現に向けて、的確に対応したものであります。
まず、物価高騰対策では、国の公定価格で収入が算定される医療機関や福祉施設への光熱費などの高騰分の支援や、介護施設などの職員の賃上げに対する支援など、物価高騰が長期化する中、必要な支援策が講じられています。
次に、ふるさと強靱化については、県土強靱化に係る公共事業費のほか、引き続き、必要な方に必要な医療を届けることができる体制の堅持に加え、新興感染症の発生時などにも即応できる超感染症社会の構築、中小企業の賃金アップ、省エネ・再エネ設備導入への助成、医療機器や水素・燃料電池関連産業の市場拡大への支援、全国初となる子ども家庭福祉大学院の設置など、将来を見据えた事業展開が図られているところであります。
次に、開の国づくりについては、次世代モビリティーの活用検討、富士五湖自然首都圏構想の推進、あらゆる県民のデジタルへの適応力の向上に向けた取り組みなど、新たな時代にふさわしい山梨の創造に向け、果敢に挑戦する内容となっております。
さらに、支援拠点の整備やベンチャーキャピタル等と連携した資金調達面での全国初となる取り組みなどのスタートアップ支援、ブドウのオリジナル品種の生産拡大など、地域経済の収益力の向上に向けた予算も計上されております。
また、各事業には、国庫補助金や有利な財源措置のある地方債を積極的に活用するなど、県民負担の最小化を図っている点も大いに評価できるところであります。
以上申し上げましたとおり、今回の補正予算は、財政の維持可能性の確保にも配慮しながら、豊かさ共創社会の実現に向け、着実な歩みとなる予算であると認め、賛成討論といたします。
28
◯議長(
水岸富美男君)次に、志村直毅君の
発言を許します。志村直毅君。
(志村直毅君登壇)
29
◯志村直毅君 私は、議案第五十六号、令和五年度一般会計補正予算(第三号)に賛成の立場から討論いたします。
まず、討論の冒頭、再び県議会の議席をお預かりした身として、私はこれまでと変わらず是々非々の姿勢を貫き、今後も県民の皆様の多様な声を代弁する議員として、しっかりと意見・提言を行っていく所存であることを申し添えます。
さて、今回の補正予算は、長崎知事の再選後、政策的な予算などを盛り込み、五百七億二千九百万円余の規模で編成された肉づけ予算であり、その内容は、県民生活や各分野において必要な施策・事業が数多く計上されております。
新型コロナウイルス感染症の五類感染症への移行後も、引き続き県内の医療提供体制の強化を進めるとともに、この三年余りで疲弊した県内経済の反転攻勢に向けた施策、県民生活や県内産業の再起を図るための施策の数々は、県民の皆様にとってあすへの希望と活力を支えるものとなるであろうと期待しております。
加えて、その財源として、各種の国庫補助金や交付金を最大限活用し、新型コロナウイルス感染症関連の交付金だけでも、百億円以上を充当して編成された補正予算案となっています。
そのほか、原材料価格の高騰や長引く物価高に対し、医療機関や福祉施設への光熱費や食費の高騰分への支援を行う事業や、県民生活にかかわる産業での人手不足への対応などの取り組みも盛り込まれ、県民生活に寄り添った施策に、今補正予算案への県民の皆様の御理解もいただけるものとなっていると感じております。
一方で、慎重を期す必要があると感じられる内容もありました。
富士山登山鉄道構想については、六千二百万円余の補正予算額でありますが、県内の首長や県民の皆様からは必要性に疑問を感じる声もあり、富士五湖自然首都圏構想には賛同するものの、登山鉄道構想には慎重な意見も多いと承知しております。
登山鉄道の整備ありきで技術課題等の検討やコンセンサス形成を行うということではなく、世界文化遺産である富士山の保全と活用の課題解決のために、観光や登山を含めた山岳施策への向き合い方も含め、万機公論に決すべき一大事であります。
私としても十分な議論を重ね、地元を初め県民や国民の皆様と、その必要性や代替策なども幅広かつ多角的に検証をすることが重要であると感じております。
富士山を本来の姿に戻していくことの解が、登山鉄道の整備のみなのかどうかもあわせて、十分な議論に資するための調査や検討を行っていただきたいと付言いたします。
そのほか、空港整備の調査研究やコーポレートブランド「やまなし」関連の各種の委託費用など、交付金等を活用しているものも多いとはいえ、予算編成に当たっては、その内容や予算額、執行方法など、財政当局による厳しい目を持って、今後の財政運営をしていただけることを期待いたします。
あわせて、新型コロナウイルス対策関連の交付金が活用できなくなってからの将来を常に見据え、これまで以上に健全な財政規律を維持しながら、県政運営に向き合っていただけることを念願いたします。
以上、本補正予算案について、総合的に判断し、議決後、速やかに各種の施策を実行に移していく必要があるものと思います。この補正予算案が、先を見据えた施政のために前に進む大きな一歩となることを期待して、賛成討論といたします。
30
◯議長(
水岸富美男君)以上で、討論を打ち切ります。
これより、まず、第五十六号議案及び第五十八号議案を一括して起立により採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。本案は、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
31
◯議長(
水岸富美男君)起立多数であります。よって、本案は、委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第五十号議案ないし第五十五号議案、第五十七号議案及び第五十九号議案ないし第六十二号議案を一括して採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。本案は、委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
32
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、本案は、委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。
次に、諮第一号議案を採決いたします。
本案に対する総務委員長の報告は棄却すべきものと答申するものであります。
お諮りいたします。本案は、委員長報告のとおり棄却すべきものと答申することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
33
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、本案は、委員長報告のとおり棄却すべきものと答申することに決定いたしました。
次に、請願第五の六号を採決いたします。
本請願に対する教育厚生委員長の報告は採択であります。
お諮りいたします。本請願は、委員長報告のとおり採択とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
34
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、本請願は、委員長報告のとおり採択することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
35
◯議長(
水岸富美男君)次に、日程第六、知事提出議案、同第六号議案を議題といたします。
知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、
長崎幸太郎君。
(知事
長崎幸太郎君登壇)
36
◯知事(
長崎幸太郎君)山梨県教育委員会委員の任命について同意を求めるの件につきまして御説明申し上げます。
教育委員会委員、岡部和子さんは、令和五年七月二十四日をもって任期満了となりますので、その後任として、南都留郡山中湖村山中、椙浦陽さんを任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四条第二項の規定に基づき、県議会の同意をお願いする次第であります。よろしく御審議をお願いいたします。
37
◯議長(
水岸富美男君)知事の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託は、これを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
38
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託は、これを省略することに決定いたしました。
これより、同第六号議案について採決いたします。
お諮りいたします。本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
39
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、本案は、これに同意することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
40
◯議長(
水岸富美男君)次に、日程第七、知事提出議案、同第七号議案を議題といたします。
知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、
長崎幸太郎君。
(知事
長崎幸太郎君登壇)
41
◯知事(
長崎幸太郎君)山梨県監査委員の選任について同意を求めるの件につきまして御説明申し上げます。
監査委員、小泉久司さんは、令和五年七月二十四日をもって任期満了となりますので、その後任として、甲府市丸の内、中込正純さんを選任したいので、地方自治法第百九十六条第一項の規定に基づき、県議会の同意をお願いする次第であります。よろしく御審議をお願いいたします。
42
◯議長(
水岸富美男君)知事の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託は、これを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
43
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託は、これを省略することに決定いたしました。
これより、同第七号議案について採決いたします。
お諮りいたします。本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
44
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、本案は、これに同意することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
45
◯議長(
水岸富美男君)次に、日程第八、知事提出議案、同第八号議案を議題といたします。
知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、
長崎幸太郎君。
(知事
長崎幸太郎君登壇)
46
◯知事(
長崎幸太郎君)山梨県公安委員会委員の任命について同意を求めるの件につきまして御説明申し上げます。
公安委員会委員、武田信彦さんは、令和五年七月二十二日をもって任期満了となりますので、その後任として、甲府市丸の内、飯室元邦さんを任命したいので、警察法第三十九条第一項の規定に基づき、県議会の同意をお願いする次第であります。よろしく御審議をお願いいたします。
47
◯議長(
水岸富美男君)知事の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託は、これを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
48
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託は、これを省略することに決定いたしました。
これより、同第八号議案について採決いたします。
お諮りいたします。本案は、これに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
49
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、本案は、これに同意することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
50
◯議長(
水岸富美男君)次に、日程第九、議員提出議案、議第六号議案を議題といたします。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、提出者の説明及び委員会の付託は、これを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
51
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、提出者の説明及び委員会の付託は、これを省略することに決定いたしました。
これより、議第六号議案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
52
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
重ねてお諮りいたします。ただいま設置されました指定管理施設・出資法人調査特別委員会の委員の選任については、委員会条例第五条第一項の規定に基づき、望月勝君、
藤本好彦君、石原政信君、中村正仁君、
臼井友基君、伊藤毅君、古屋雅夫君、名取泰君、福井太一君、久嶋成美さん、以上十人の議員を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
53
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました十人の議員を指定管理施設・出資法人調査特別委員に選任することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
54
◯議長(
水岸富美男君)次に、日程第十、議員提出議案、議第七号議案ないし議第九号議案を一括して議題といたします。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、提出者の説明及び委員会の付託は、これを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
55
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、提出者の説明及び委員会の付託は、これを省略することに決定いたしました。
これより、議第七号議案ないし議第九号議案を一括して採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
56
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
57
◯議長(
水岸富美男君)次に、日程第十一、議員提出議案、議第十号議案ないし議第十二号議案を一括して議題といたします。
久保田松幸君から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。久保田松幸君。
(久保田松幸君登壇)
58 ◯久保田松幸君 今回提出いたしました意見書につきまして、提出者を代表して、その提案理由を御説明いたします。
まず、加配定数の振りかえによらない小学校三十五人学級の実施、中学校での三十五人学級の実施、教職員定数改善及び義務教育費国庫負担制度拡充を図るための意見書についてであります。
小学校三十五人学級実施に当たっては、加配定数の振りかえではなく、教職員定数の実質的増員で行うことが重要であり、また、小学校だけにとどめず、中学校への三十五人学級の実施も必要であります。
一方、三位一体改革の中で、義務教育費国庫負担率が引き下げられ、地方自治体財政を圧迫し、自治体間の教育格差が生じることは大きな問題であり、子供たちがどこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが必要であります。
よって、国においては、豊かな学びや教職員の働き方改革を実施するため、教職員定数の改善と少人数学級の推進、また、義務教育費国庫負担制度の堅持と国負担割合の復元、さらに、教育条件の格差解消を図るため、国における教育予算を拡充するよう強く要望するものであります。
次に、防災・減災、国土強靱化のさらなる推進を求める意見書についてであります。
本県では、国の防災・減災、国土強靱化のための五か年加速化対策等を活用し、災害に強い県土づくりに向けた取り組みを着実に進めており、その効果もあらわれてきているところでありますが、いまだ十分な状況とは言えません。
そのため、災害時における被害を最小限に迎え、県民の生命と財産を守り、経済・社会活動を将来にわたり持続的に発展させる強靱化の取り組みを強力に進めていくことが必要です。
よって、国においては、各年度予算の十分な確保とともに、五か年加速化対策後においても必要な予算・財産を通常予算とは別枠で確保すること。また、五か年加速化対策に続く次の計画を早期に策定し、現計画を上回る事業規模とすること。さらに、地方財政措置の充実・強化を図ること。以上、強く要望するものであります。
次に、森林環境譲与税の譲与基準の見直しを求める意見書についてであります。
本県の市町村が、森林経営管理制度に基づき、今後、本格的な森林整備を着実に進めていくためには、想定以上の費用がかかることが見込まれております。
また、近年多発する豪雨によって引き起こる災害から国民を守るためには、国土保全や水源涵養などの公益的機能を有する森林の管理と、その担い手となる人材の確保・育成も必要となっております。
こうしたさまざまな課題に対応するためには、多くの森林を抱える市町村の財源を確保することが必要でありますが、現在の譲与基準のままでは、森林整備の費用に不足が生じております。
よって、国においては、森林の多い市町村が必要な森林整備をより一層推進するため、譲与基準の見直しを行うよう強く要望するものであります。
議員各位には、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
59
◯議長(
水岸富美男君)久保田松幸君の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託は、これを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
60
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託は、これを省略することに決定いたしました。
これより、議第十号議案ないし議第十二号議案を一括して採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
61
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
62
◯議長(
水岸富美男君)次に、日程第十二、議員提出議案、議第十三号議案を議題といたします。
河西敏郎君から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。河西敏郎君。
(河西敏郎君登壇)
63 ◯河西敏郎君 今回提出いたしました第八十六回国民スポーツ大会及び第三十一回全国障害者スポーツ大会の招致に関する決議につきまして、提出者を代表して、その提案理由を御説明申し上げます。
国民スポーツ大会は、我が国最大のスポーツの祭典として、昭和二十一年に第一回が開催されて以来、広く国民の間にスポーツを普及し、地方スポーツの振興と地方文化の発展に大きく寄与してきました。
また、全国障害者スポーツ大会は、多くの人が障害スポーツに触れることにより、国民の障害に対する理解を深め、障害者の社会参加の推進に寄与してきました。
本県においては、昭和六十一年に、第四十一回国民体育大会「かいじ国体」と第二十二回の全国身体障害者スポーツ大会「ふれあいのかいじ大会」を開催したところであり、県下各地で友情とふれあいの輪が生まれるとともに、輝かしい成績と感動を与えた本県選手団の活躍や、県民の総力を挙げて大会を支えた誇りと自信は、本県のスポーツ振興に多大な影響を与え、その後の県勢発展の原動力となりました。
再び国民スポーツ大会及び全国障害者スポーツ大会を招致することは、多様なスポーツ環境の提供、スポーツに携わるさまざまな人材の創出、県民が生涯にわたりスポーツに親しめる機会の創出などにより、文化としてのスポーツをさらに地域に定着させ、持続可能なスポーツの振興や共生社会の実現につながることから、極めて有意義であります。
また、県内全域を会場として大会を開催することで、来県される方々に本県の豊かな自然環境などの魅力を体感いただくことにより、観光振興や活力ある地域社会を実現をする絶好の機会となります。
よって、本県議会は、令和十四年の第八十六回国民スポーツ大会及び第三十一回全国障害者スポーツ大会を本県に招致することを強く要望するものであります。
議員各位には、よろしく御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。
64
◯議長(
水岸富美男君)河西敏郎君の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託は、これを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
65
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託は、これを省略することに決定いたしました。
これより討論に入ります。
発言の通告がありますので、順次
発言を許します。
まず、菅野幹子さんの
発言を許します。菅野幹子さん。
(菅野幹子君登壇)
66 ◯菅野幹子君 第八十六回国民スポーツ大会及び第三十一回全国障害者スポーツ大会の招致に関する決議案に反対の討論を行います。
国民スポーツ大会の開催に当たっては、二〇三五年から三巡目の大会が始まる予定になっていることから、大会そのもののあり方を検討し、スポーツイベントとしての国民スポーツ大会の位置づけをより明確にする必要があるとして、日本スポーツ協会が三巡目国民スポーツ大会在り方に関するアンケート調査を行いました。その中で、特に大きな課題と考える上位三項目として、開催地の経費負担、大会施設基準に合わせた競技施設整備、宿泊施設の確保が挙げられていました。施設の整備には莫大なお金がかかります。
新聞報道などによれば、二〇二二年に国体を開催した栃木県では、陸上競技場、水泳場、体育館などを一体整備しました。地域のスポーツ振興や経済効果につながったものの、数百億円に上る事業費が問題視されました。二〇二四年に開催される佐賀県では、大型アリーナ建設に二百五十七億円がかかる上、陸上競技場や球技場を初め、五施設の改修費などを含め、アリーナ一体の施設整備などで二百八十三億円に達することから、人口八十一万人なのに規模が大き過ぎる、必ず負の遺産になるといった声も残ります。そして、二〇二五年に開催予定の滋賀県では、施設整備に総額五百十一億円にも及ぶ税金がつぎ込まれようとしていることに対して、異論が出されています。
今回の国民スポーツ大会招致に当たっては、県内全域を会場として開催することが前提となっていることから、他県の例に見るように、多種多様な施設建設・改修などにより、多額な費用負担は避けられません。巨額の税金を投じる国民スポーツ大会を招致することに対して、県民の理解を得ることができるでしょうか。
多様なスポーツ環境の提供や、文化としてのスポーツを地域に定着させるという考え方は理解できますが、老朽化した施設の改修などは、国民スポーツ大会の有無にかかわらず行うものであり、本大会の招致とは切り離して考えるべきではないでしょうか。
今後の国民スポーツ大会のあり方としても、前述のアンケート調査でも意見が出されている、競技種目の全国大会を開催している会場を利用しての定点開催や、複数の都道府県との共同開催なども検討される時期に来ているのではないでしょうか。
以上のことから、決議案に反対します。
67
◯議長(
水岸富美男君)次に、望月勝君の
発言を許します。望月勝君。
(望月 勝君登壇)
68 ◯望月 勝君 私は、議第十三号議案、第八十六回国民スポーツ大会及び第三十一回全国障害者スポーツ大会の招致に関する決議について、原案に賛成の立場から討論を行います。
本県では、昭和六十一年に第四十一回国民体育大会「かいじ国体」を、第二十二回全国身体障害者スポーツ大会「ふれあいのかいじ大会」を開催しました。
県内がスポーツの活力に包まれ、選手、県民が一体となって競技を盛り上げ、全国各地から訪れる多くの選手、大会関係者と交流し、感動の輪が広がったことを鮮明に記憶しております。
また、両大会の開催を通じて、本県のスポーツ環境は著しく向上し、現在のスポーツの振興に結びついています。
このように、両大会の開催は、スポーツの振興のみならず、地域の活力向上などに大きく貢献するとともに、県民の一体感の創出にも資するものであります。
今回の大会招致については、山梨県スポーツ協会並びに山梨県障害者スポーツ協会からも招致要望書が提出されております。
多くの方々から大会の開催に向けた大変強いお気持ちをいただいており、県議会としても重く受けとめ、それに応えなければなりません。
長崎知事は、本会議において、大会開催に際し、共生社会と持続可能性に重点を置くと答弁されております。
また、多大な負担が後世に残ることがないよう、新たな時代の大会モデルを大胆に全国に示していくとのお考えも述べられております。
長崎知事のもと、今や本県は、グリーン・ゾーン認証制度に代表されるように、全国に先駆けた施策を展開しております。
国民スポーツ大会、全国障害者スポーツ大会においても、全国に先駆けた斬新な運営を行い、山梨大会から大きく変わったと評価されるようなすばらしい大会になり、豊かな山梨に結びつくよう、二元代表制の一翼を担う県議会としても、積極的に推進すべきものと考えます。
以上申し上げ、賛成討論といたします。
69
◯議長(
水岸富美男君)以上で、討論を打ち切ります。
これより、議第十三号議案を起立により採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
70
◯議長(
水岸富美男君)起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
重ねてお諮りいたします。ただいま可決いたしました議員提出議案の条項、字句、数字、その他、整理を要するものについて、その整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
71
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、委任の件は、お諮りしたとおり決定いたしました。
───────────────────────────────────────
72
◯議長(
水岸富美男君)次に、先ほど設置されました指定管理施設・出資法人調査特別委員会の正副委員長互選のため、第四委員会室において委員会を開きますので、御了承願います。
暫時休憩いたします。
午後四時十六分休憩
───────────────────────────────────────
午後四時五十分再開議
73
◯議長(
水岸富美男君)休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第十三、報告をいたします。
先刻開かれました指定管理施設・出資法人調査特別委員会におきまして、正副委員長互選の結果、委員長に望月勝君、副委員長に
臼井友基君がそれぞれ選任されました。
───────────────────────────────────────
74
◯議長(
水岸富美男君)次に、日程第十四、閉会中の継続審査案件を議題といたします。
お諮りいたします。本件は、各委員長の申し出のとおり閉会中の継続審査案件として付議することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
75
◯議長(
水岸富美男君)御異議なしと認めます。よって、継続審査案件は、お諮りしたとおり決定いたしました。
以上で、今
定例会に付議されました案件は、全て議了いたしました。
これをもって、令和五年六月山梨県議会
定例会を閉会いたします。
午後四時五十一分閉会
───────────────────────────────────────
76 ◯事務局長(小田切三男君)令和五年六月山梨県議会
定例会の閉会に当たり、議長から御挨拶を申し上げます。
77 ○議長
水岸富美男君の閉会の挨拶
閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
去る六月二十日に開会された今
定例会も、全ての案件を議了し、ここに滞りなく閉会の運びとなりました。これもひとえに、議会運営に対します各位の御協力のたまものと感謝申し上げます。
今
定例会は、私ども議員が県民の新たな負託を受けて臨んだ初の
定例会であるとともに、長崎知事からは、政策予算案の提出や新たな総合計画の素案の概要の報告があった議会でもありました。
物価高騰対策や富士五湖自然首都圏構想の実現に向けた事業など、総額五百七億円余の一般会計補正予算案や山梨県県税条例の改正案など、審議とあわせ、県政に対する諸課題につきまして、活発な議論が交わされたところであります。
執行部各位におかれましては、本会議及び委員会で提起されましたさまざまな意見や課題を今後の県行政に反映されるとともに、長崎知事が掲げる、県民一人ひとりが豊かさを実感できるやまなしの実現に向け、なお一層の御努力を切望するものであります。
県議会では、水素エネルギーが日常生活などで普遍的に活用される社会の実現に向け、調査研究等の取り組みを行うことを目的とした水素社会推進山梨県議会議員連盟、また、富士五湖自然首都圏フォーラムの取り組みを推進し、その効果を全県に波及させることを目的とした富士五湖自然首都圏構想推進山梨県議会議員連盟を、新たに設立したところであります。
加えて、本日設置されました指定管理施設・出資法人調査特別委員会の活動など、県議会としての機能・役割を十分に発揮できますよう、議員各位におかれましては、さまざまな場面において精力的な調査研究などの取り組みを、引き続きお願い申し上げます。
また、本年度、ベトナムのクアンビン省との友好交流事業が予定されており、県議会といたしましても、訪問団を編成し、来週から同省を訪ね、新たな友好関係を樹立すべく交流・誘客に向けた調査を行ってまいります。
観光庁が公表した令和五年四月の宿泊旅行統計の速報によりますと、国内のホテル・旅館などに宿泊した外国人は、前年同月の一九・五倍となる延べ千三十八万人であったと報告されております。一千万人を超えるのは、新型コロナ後初めてということであります。
本県においても外国人の宿泊者数は増加しており、さらにクアンビン省との友好関係を構築することにより、海外から多くの観光客が訪れ、観光業界が活性化することで、県内景気の回復が加速されることを期待する次第であります。
六月定例県議会は、本日をもって終了いたします。
議員並びに知事を初め執行部各位におかれましては、これから本格的な夏を迎える中、健康には十分御留意いただき、本県のさらなる発展のため、引き続き御尽力賜りますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。
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