山梨県議会 2001-06-01
平成13年6月定例会(第5号) 本文
| 承第二号 |平成十二年度山梨県一般会計補正予算 | 承 認 |
└───────┴───────────────────────────────────┴─────┘
平成十三年六月二十一日
総務委員長 秋 山 隆 信
山梨県議会
議長 横 内 公 明 殿
───────────────────────────────────────
教 育 厚 生 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
| 事件の番号 | 件 名 |審査の結果|
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
| 第六十七号 |山梨県営病院諸収入条例及び山梨県営病院事業の設置等に関する条例中改正の| 可 決 |
| |件 | |
| 第六十八号 |山梨県奨学金貸付条例中改正の件 | 可 決 |
| 第六十九号 |山梨県高等学校定時制課程及び通信制課程修学奨励金貸付条例中改正の件 | 可 決 |
| 第七十号 |山梨県地域改善対策高等学校等奨学資金貸与条例中改正の件 | 可 決 |
└───────┴───────────────────────────────────┴─────┘
平成十三年六月二十一日
教育厚生委員長 大 沢 軍 治
山梨県議会
議長 横 内 公 明 殿
───────────────────────────────────────
土 木 森 林 環 境 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
| 事件の番号 | 件 名 |審査の結果|
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
| 第七十三号 |契約締結の件 | 可 決 |
| | 附 帯 決 議 | |
| | 琴川ダム建設工事契約にあたり、次の項を強く付記する。 | |
| | 一 極めて異例の低価格が危惧される。 | |
| | ダムはその機能上、安全性の確保は絶対に必要である。 | |
| | 一 受注者に対し、建設資材等の品質確保はもちろん、責任施工を強く| |
| | 要請する。 | |
| | 一 発注者は、工事の管理・監督を徹底すること。 | |
| 第七十四号 |契約締結の件 | 可 決 |
| 第七十五号 |変更契約締結の件 | 可 決 |
| 第七十六号 |訴えの提起の件 | 可 決 |
| 第七十七号 |山梨県道路公社の定款変更に関する認可申請の件 | 可 決 |
└───────┴───────────────────────────────────┴─────┘
平成十三年六月二十二日
土木森林環境委員長 清 水 武 則
山梨県議会
議長 横 内 公 明 殿
───────────────────────────────────────
3
◯横内公明議長 次に、会議規則第九十二条第一項の規定に基づき、総務委員長、教育厚生委員長、土木森林環境委員長から、請願審査の結果について、お手元に配付の請願審査報告書のとおり提出がありました。
───────────────────────────────────────
総 務 委 員 会 請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託された請願は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第九十二条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────┬────────────┬─────┬──┬───┬──────┐
| | | | | | |処理顛末報告|
| 受理番号 | 件 名 | 請願者の住所氏名 |審査の結果|意見|送付先| |
| | | | | | | 請求の適否|
├───────┼─────────┼────────────┼─────┼──┼───┼──────┤
| | | | | | | |
| |原子力発電所の耐震| | | | | |
| | | | | | | |
|第十三-五号 |安全性に関する意見| ( 略 ) | 採 択 | | | |
| | | | | | | |
| |書の提出について | | | | | |
| | | | | | | |
├───────┼─────────┼────────────┼─────┼──┼───┼──────┤
| | | | | | | |
| |「地方交付税制度に| | | | | |
| | | | | | | |
|第十三-八号 |関する意見書」の提| ( 略 ) | 採 択 | | | |
| | | | | | | |
| |出について | | | | | |
| | | | | | | |
└───────┴─────────┴────────────┴─────┴──┴───┴──────┘
平成十三年六月二十一日
総務委員長 秋 山 隆 信
山梨県議会
議長 横 内 公 明 殿
───────────────────────────────────────
教 育 厚 生 委 員 会 請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託された請願は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第九十二条の規定により報告します。
記
┌──────┬──────────┬────────────┬─────┬──┬───┬──────┐
| | | | | | |処理顛末報告|
| 受理番号 | 件 名 | 請願者の住所氏名 |審査の結果|意見|送付先| |
| | | | | | | 請求の適否|
├──────┼──────────┼────────────┼─────┼──┼───┼──────┤
| |学校事務職員及び学校| | | | | |
| | | | | | | |
| |栄養職員等、現行の義| | | | | |
| | | | | | | |
| |務教育費国庫負担対象| | | | | |
|第十三-九号| | ( 略 ) | 採 択 | | | |
| |職員の範囲を堅持し、| | | | | |
| | | | | | | |
| |教育の機会均等水準維| | | | | |
| | | | | | | |
| |持向上について | | | | | |
└──────┴──────────┴────────────┴─────┴──┴───┴──────┘
平成十三年六月二十一日
教育厚生委員長 大 沢 軍 治
山梨県議会
議長 横 内 公 明 殿
───────────────────────────────────────
土 木 森 林 環 境 委 員 会 請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託された請願は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第九十二条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────┬────────────┬─────┬──┬───┬──────┐
| | | | | | |処理顛末報告|
| 受理番号 | 件 名 | 請願者の住所氏名 |審査の結果|意見|送付先| |
| | | | | | | 請求の適否|
├───────┼─────────┼────────────┼─────┼──┼───┼──────┤
| |抜本的な地球温暖化| | | | | |
| | | | | | | |
| |防止対策の推進と京| | | | | |
| | | | | | | |
|第十三-六号 |都議定書の早期発効| ( 略 ) | 採 択 | | | |
| | | | | | | |
| |に関する国への意見| | | | | |
| | | | | | | |
| |書提出について | | | | | |
├───────┼─────────┼────────────┼─────┼──┼───┼──────┤
| | | | | | | |
| |「道路財源の確保に| | | | | |
| | | | | | | |
|第十三-七号 |関する意見書」の提| ( 略 ) | 採 択 | | | |
| | | | | | | |
| |出について | | | | | |
| | | | | | | |
└───────┴─────────┴────────────┴─────┴──┴───┴──────┘
平成十三年六月二十二日
土木森林環境委員長 清 水 武 則
山梨県議会
議長 横 内 公 明 殿
───────────────────────────────────────
4
◯横内公明議長 次に、会議規則第七十四条の規定に基づき、各委員長から閉会中の継続審査申出書がお手元に配付のとおり提出がありました。
───────────────────────────────────────
閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 長期計画について
2 県民生活の安定対策について
3 北富士演習場対策について
4 土地対策について
5 防災対策について
6 青少年女性対策について
7 県の行政機構及び職員給与について
8 県税の賦課徴収について
9 公有財産の管理及び運用について
10 私学振興対策及び国際交流について
11 市町村の行政指導について
12 リニア実験線及びリニア中央エクスプレスについて
13 警察の施設、装備及び活動状況について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成十三年六月二十一日
総務委員長 秋 山 隆 信
山梨県議会
議長 横 内 公 明 殿
───────────────────────────────────────
閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 請願 特定疾患医療費の全額公費負担制度の復活を求めることについて
2 請願 学校給食における非遺伝子食材への切りかえに伴う財政措置について
3 請願 無年金障害者の救済に関する意見書提出について
4 社会福祉施設の整備充実とその福祉対策並びに地域福祉対策について
5 保健衛生の抜本的対策について
6 県立学校の管理運営について
7 社会教育、学校教育及び体育の振興について
8 芸術、文化の向上について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成十三年六月二十一日
教育厚生委員長 大 沢 軍 治
山梨県議会
議長 横 内 公 明 殿
───────────────────────────────────────
閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 農業及び水産業の振興対策について
2 商工業及び観光業の振興対策について
3 労働者の福祉及び雇用対策について
4 電気事業、温泉事業及び地域振興事業について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成十三年六月二十一日
農政商工委員長 高 野 剛
山梨県議会
議長 横 内 公 明 殿
───────────────────────────────────────
閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 環境対策について
2 林業の振興対策について
3 治山治水事業について
4 県有林野の管理運営対策について
5 道路、橋りょうの新設及び維持管理について
6 河川の管理、改修及びダムの建設、管理並びに砂防事業について
7 都市計画事業及び下水道事業並びに住宅事業について
8 土木施設災害復旧事業について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成十三年六月二十二日
土木森林環境委員長 清 水 武 則
山梨県議会
議長 横 内 公 明 殿
───────────────────────────────────────
閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 議会の運営に関することについて
2 議会の会議規則、委員会条例等に関することについて
3
議長の諮問に関することについて
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成十三年六月二十六日
議会運営委員長 土 屋 直
山梨県議会
議長 横 内 公 明 殿
───────────────────────────────────────
5
◯横内公明議長 次に、前島茂松議員外十二人から、議第四号議案及び議第五号議案、議第七号議案及び議第八号議案について、お手元に配付のとおり提出がありました。
───────────────────────────────────────
6
◯横内公明議長 次に、前島茂松議員外十一人から、議第六号議案について、お手元に配付のとおり提出がありました。
───────────────────────────────────────
7
◯横内公明議長 次に、日程第二、知事提出議案、第六十四号議案ないし第七十七号議案、承第一号議案及び承第二号議案、並びに日程第三の請願を一括して議題といたします。
ただいま議題となりました議案及び請願の審査の経過並びに結果について、総務委員長、教育厚生委員長の報告については、会議規則第四十条第三項の規定に基づき、委員会報告書を配付いたしましたので、これを省略いたします。
土木森林環境委員長から報告を求めます。清水武則委員長。
(清水武則土木森林環境委員長登壇)
8
◯清水武則土木森林環境委員長 土木森林環境委員会に付託されました議案及び請願の審査の経過並びに結果につきまして御報告を申し上げます。
まず、審査の結果から申し上げますと、議案につきましては、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定されました。
なお、第七十三号議案について、お手元に配付の委員会報告書のとおり附帯決議を付すことに決定いたしました。
また、請願につきましては、請願審査報告書のとおり採択すべきもの二件と決定をいたしました。
次に、審査の経過から、第七十三号、契約締結の件について、その概要を申し上げます。
この案件は、琴川ダム建設工事の入札結果による請負契約締結に当たり、議会の承認を得るものであります。
当該工事の入札結果は、県の積算金額百四十三億円余に対し、五十一億円余り下回る九十一億円余であり、県があらかじめ定めた低入札調査基準価格を下回るという極めて異例な低価格の落札であったため、各般にわたる慎重な審議が行われました。
まず、「落札金額から勘案して、県の積算金額が高過ぎたのではないか。」とただしたのに対し、「積算に当たっては、資材単価、労務単価、歩掛等の実態調査に基づいて作成される国土交通省のダム工事積算資料、県の土木工事標準積算基準書、実施設計単価表をもとに算出している。また、平成十二年十一月には、国土交通省と設計協議を行い、その承認を受けた中で積算しているので適正なものと考えている。県としては、これまでも積算基準の公表など透明性の確保に努めてきたが、今後はなお一層の県民の理解が得られるよう説明責任を果たしてまいりたい。」との答弁がありました。
さらに、「低価格の請負契約により品質確保の点が危惧されるが、どのような対策をとっていくのか。」とただしたのに対し、「品質の確保に当たっては、施工計画や施工体制台帳に基づき、企業体と綿密な打ち合わせを行うとともに、各施工段階において入念な確認を行っていく。また、監督員等を現場に常駐させ、監督体制の徹底を図る。さらに、ダムに関する経験を持った現場技術員を配置できるよう、財団法人ダム技術センターなどと協議していきたい。」との答弁がありました。
さらに、「低価格の請負契約により、下請業者へのしわ寄せが懸念されるが、工事の中で適切な監督ができるのか。」とただしたのに対し、「元請業者と下請業者との関係については、施工体制台帳の提出が必要となっており、その中では、両者の契約金額、
支払い条件等も確認できる形になっている。また、従来は一次下請までであったが、建設業法施行規則の改正により、ことしの十月からは二次下請以降についても提出が義務づけられることになったため、今まで以上の指導が可能と考えている。」との答弁がありました。
さらに、「今回の低価格による請負契約が、今後の山梨県内の公共工事全般に影響を及ぼすのではないか。」とただしたのに対し、「今回の低価格による落札は、企業体のぎりぎりの企業努力と特別な経営判断によるものであり、極めて異例であるため、このことが今後の県内の公共工事に及ぼす影響はないと考えている。」との答弁がありました。
また、第七十三号議案を可決すべきものと決定した後、次のとおり附帯決議を付すことを決定いたしました。
一、極めて異例の低価格が懸念される。ダムは、その機能上、安全性の確保は絶対に必要である。
一、受注者に対し、建設資材等の品質確保はもちろん、責任施工を強く要請する。
一、発注者は、工事の管理・監督を徹底すること。
以上をもちまして、土木森林環境委員長の報告といたします。
9
◯横内公明議長 土木森林環境委員長の報告が終わりました。
これより、総務委員長、教育厚生委員長、土木森林環境委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
10
◯横内公明議長 質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
発言の通告がありますので、中岡晴江議員の
発言を許します。中岡晴江議員。
(中岡晴江議員登壇)
11
◯中岡晴江議員 日本共産党を代表して、第六十七号、山梨県営病院諸収入条例の改正、第七十二号及び七十三号、契約締結の件、並びに第十三の七号「道路財源の確保に関する意見書」の提出を求める請願の採択について反対いたします。
以下、その理由を申し上げます。
まず、病院諸収入条例の改正です。
この条例改定は、県立中央病院の入院室料、いわゆる差額ベッド料を大幅に値上げするものです。
差額ベッド料は、低診療報酬の中で病院側の経営上から生まれたもので、医療の公平性の確保、患者に格差をつくらないとの医療の原点から、本来あってはならないものです。
まして公的病院が新病院建設を理由に差額ベッドを二五%も値上げすることは、県民の経済実態からしても、患者に格差を広げるもので許されないことです。
次に、契約締結についてです。
提案されている県庁舎本館耐震改修工事と琴川ダム建設工事は、いずれも入札前に談合情報が寄せられました。
入札結果は、二例とも情報どおりのJVが落札し、県庁舎工事は、落札額が予定価格の九六・九%と高値落札で、談合の結果と考えられるものです。
現在、県発注工事の圧倒的多数が、予定価格の九五%以上で落札されていますが、琴川ダム建設工事の低入札価格は、これがいかに税金のむだ遣いになっているかを示すとともに、談合排除の重要性を改めて示すものになりました。
今回の相次いだ談合情報は、県が言う「偶然にすぎない」などというものではないことは、県政に汚点を残した九四年、建設業協会八支部の公正取引委員会からの談合での排除勧告、その後の九七年、石和土木事務所発注工事での談合・汚職事件からも明確です。
この反省の上に立って、談合排除のための確固とした対策が強く求められるものです。
石原秀文県議が一般質問で提案したように、全国で既に実施が始まっている談合排除の具体的施策の実現を強く求めるものです。
琴川ダム建設については、我が党は、利水・治水からも建設中止を繰り返し求めてきました。よって、契約締結には反対です。
さらに、今議会で問題になりました予定価格の六四%の低価格での契約は、品質の確保ができたとしても、建設業の健全な発達を阻害するものであり、また、人件費、管理費の二十三億円もの減額は、下請を初め、建設労働者の賃金、労働条件の確保を困難にするもので認められません。
最後に、道路財源の確保に関する請願についてです。
本請願は、小泉内閣の道路特定財源の見直しを受け、それを危惧し、請願されたものであることは、「道路整備のために安定的な財源を確保する」との文書からも読み取れるものです。
生活関連道路の整備のための財源を確保することは重要ですが、毎年約六兆円にもなる道路特定財源を使い切るとの仕組みが、不要不急と見られる道路を生み出す仕組みになっていることは明らかであり、また、今日の車社会が、温暖化や大気汚染など大きな社会的負担をもたらしていますが、これらの解決のためにも、道路特定財源を使うべきというのは、国民多数の声です。
我が党は、八一年から一般財源化を主張してきましたが、その実現を強く求めるものです。
また、請願には、二〇〇四年度予算で、道路整備費を大幅に拡大することを求めていますが、国・地方自治体の危機的財政状況からして、このような意見書は上げるべきでなく、県民意識からもかけ離れているものであることを申し上げ、討論を終わります。
12
◯横内公明議長 以上で討論を打ち切ります。
これより、まず第六十七号議案、第七十号議案、第七十二号議案及び第七十三号議案、承第二号議案を一括して起立により採決いたします。
本案に対する総務委員会、教育厚生委員会の報告書及び土木森林環境委員長の報告は可決または承認であります。
お諮りいたします。本案は委員会報告書及び委員長報告のとおり可決または承認することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
13
◯横内公明議長 起立多数であります。よって、本案は委員会報告書及び委員長報告のとおり可決または承認することに決定いたしました。
次に、第六十四号議案ないし第六十六号議案、第六十八号議案、第六十九号議案、第七十一号議案及び第七十四号議案ないし第七十七号議案、承第一号議案を一括して採決いたします。
本案に対する委員会の報告書及び委員長の報告は可決または承認であります。
お諮りいたします。本案は委員会報告書及び委員長報告のとおり可決または承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
14
◯横内公明議長 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会報告書及び委員長報告のとおり可決または承認することに決定いたしました。
次に、請願第十三の七号を起立により採決いたします。
本請願に対する土木森林環境委員長の報告は採択であります。
お諮りいたします。本請願は委員長報告のとおり採択することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
15
◯横内公明議長 起立多数であります。よって、本請願は委員長報告のとおり採択することに決定いたしました。
次に、請願第十三の五号及び請願第十三の六号、請願第十三の八号及び請願第十三の九号を一括して採決いたします。
本請願に対する委員会の請願審査報告書及び委員長の報告は採択であります。
お諮りいたします。本請願は請願審査報告書及び委員長報告のとおり採択することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
16
◯横内公明議長 御異議なしと認めます。よって、本請願は請願審査報告書及び委員長報告のとおり採択することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
17
◯横内公明議長 次に、日程第四、議員提出議案、議第四号議案ないし議第八号議案を一括して議題といたします。
太田道夫議員から上程議案に対する提案理由の説明を求めます。太田道夫議員。
(太田道夫議員登壇)
18
◯太田道夫議員 今回提出いたしました意見書五件につきまして、提出者を代表いたしまして、その提案理由を御説明いたします。
まず、「原子力発電所の耐震安全性強化等に関する意見書」についてであります。
近い将来、発生が懸念される東海地震は、マグニチュード八クラスの地震が想定されており、この地震の発生と、これに伴う静岡県の浜岡原子力発電所の被害が重なった場合、本県への重大な影響が予想されます。
このため、国に対し、浜岡原子力発電所を初め全国で運転されている原子力発電所の耐震安全性を一層高めるとともに、非常事態に備えて、地震等による事故を想定した災害予想図の作成等、原子力発電所の信頼性と住民への安全性の一層の強化を強く要請するものであります。
次に、「抜本的な地球温暖化防止対策の推進と京都議定書の早期発行に関する意見書」についてであります。
昨年十一月、オランダのハーグで開催された温暖化防止のための気候変動枠組条約第六回締約国会議で、京都議定書を各国が批准可能にするための交渉が行われましたが、合意に至ることができませんでした。
さらに、ことし三月末に、米国が京都議定書からの離脱を表明したことは大変遺憾なことであります。
そこで、日本が国際交渉の場でリーダーシップを発揮するためにも、まず、日本国内において強力な温暖化対策を実現することが求められております。
よって、国におかれては、国内の地球温暖化防止対策をさらに強力に進めるとともに、本年七月に再開予定の会議において、京都会議の
議長国として国際的なリーダーシップを発揮し、京都議定書の二〇〇二年発効の実現に向け努力することを強く要望するものであります。
次に、「道路財源の確保に関する意見書」についてであります。
道路は、産業、経済、文化活動や豊かな地域づくりに欠かすことのできない最も基本的な社会基盤施設であります。
しかしながら、本県における道路整備は、依然として立ち遅れており、道路整備は喫緊かつ重要な課題となっております。
このため、中部横断自動車道などの高速道路から生活に密着した市町村道に至るまで、体系的、計画的な道路整備が推進できるよう安定的な財源を確保することが不可欠であります。
よって、国においては、新たな道路整備五箇年計画の完全達成を図るために、引き続き必要な道路財源を確保し道路整備事業を一層積極的に推進されるよう強く要望するものであります。
次に、「地方財源の確保に関する意見書」についてであります。
本県地方行政においては、少子化対策、高齢化対策等地域福祉の充実、生活関連施設の整備、農林業の振興など個性豊かな地域づくりのため、各般の政策課題を着実に推進する役割が求められております。
昨年から実施されている介護保険制度に見られるように、今後、市町村の役割はますます増大するものと思われます。
このような中、政府では、地方交付税制度の見直しを含めた議論をされておりますが、地方への財源が削減されることは、地方自治体の根幹にかかわる重大な問題であります。
よって、国に対し、国と地方の役割分担について十分議論の上、必要となる財源の確保に十分配慮し、地方公共団体の自立的・自主的な行財政運営が確保されるよう要望するものであります。
最後に、「義務教育費国庫負担制度の堅持に関する意見書」についてであります。
義務教育費国庫負担制度は、現行教育制度の重要な根幹をなすものであります。
しかしながら、政府は、行財政改革の一環として、義務教育職員の給与費を国庫負担対象から外し、地方に負担転嫁するための制度の見直しを強めてきております。
このことは、深刻な財政難に苦しむ地方に対し一層の負担を強いるばかりでなく、義務教育の円滑な推進に重大な影響を及ぼすことは明らかであります。
よって、国においては、教育の機会均等と、その水準の維持向上を図るため、現行の義務教育費国庫負担制度を堅持されるよう強く要望するものであります。
議員各位には、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由とさせていただきます。
19
◯横内公明議長 太田道夫議員の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第二項の規定に基づき、委員会の付託はこれを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
20
◯横内公明議長 御異議なしと認めます。よって、委員会の付託はこれを省略することに決定いたしました。
これより、議第六号議案を起立により採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
21
◯横内公明議長 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、議第四号議案及び議第五号議案、議第七号議案及び議第八号議案を一括して採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
22
◯横内公明議長 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
重ねてお諮りいたします。ただいま可決いたしました議員提出議案の条項、字句、数字、その他整理を要するものについて、その整理を
議長に委任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
23
◯横内公明議長 御異議なしと認めます。よって、委任の件はお諮りしたとおり決定いたしました。
暫時休憩いたします。
午後二時五十八分休憩
───────────────────────────────────────
午後三時零分再開議
24
◯辻 彌副
議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
ただいま横内公明議員から
議長の辞職願いの提出がありました。
この際、
議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
(「
議長の乱造反対」と呼ぶ者あり)
25
◯辻 彌副
議長 御異議がありますので、起立により採決いたします。
お諮りいたします。
議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
26
◯辻 彌副
議長 起立多数であります。よって、
議長辞職の件を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
議長辞職の件を議題といたします。
地方自治法第百十七条の規定により、横内公明議員の退場を求めます。
(横内公明議員退場)
27
◯辻 彌副
議長 お諮りいたします。
議長の辞職を許可することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
28
◯辻 彌副
議長 起立多数であります。よって、横内公明議員の
議長の辞職は許可することに決定いたしました。
(横内公明議員入場)
29
◯辻 彌副
議長 横内公明議員から、
議長退任のあいさつをいたしたい旨の申し出がありますので、これを許します。横内公明議員。
(横内公明議員登壇)
30
◯横内公明議員 議長退任に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび、一身上の都合によりまして、
議長を辞職させていただきました。
私は、昨年九月の定例県議会におきまして、議員各位から御推挙を受け、第百七代
議長に就任させていただき、皆様方の温かい御協力の中、民主的な議会運営と県政の進展に全力を傾注してまいりました。
おかげをもちまして、今日まで無事県議会
議長という要職を務めさせていただくことができました。
これもひとえに、皆様方の御指導、御協力のたまものであり、改めて心から厚く御礼申し上げる次第であります。
議長在任中を省みますと、フランス共和国ソーヌ・エ・ロアール県への訪問、大雪の中で開催されました第五十六回国民体育大会冬季大会「かいじきらめき国体」への出席、天皇皇后両陛下の御臨席のもと、須玉町瑞牆山麓で開催されました第五十二回全国植樹祭記念式典への出席、また、両陛下の県内御視察への随従など、数々の貴重な体験に恵まれ、感慨ひとしおの思いがございます。
今後は、一議員といたしまして、微力ではございますが、県民福祉、県政発展のために尽力してまいる所存でありますので、旧に倍して御交誼をお願い申し上げる次第であります。
終わりになりましたが、議員並びに知事を初め執行部各位の御健勝を心から御祈念申し上げまして、退任のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
31
◯辻 彌副
議長 ただいま
議長が欠員となりました。
この際、
議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
32
◯辻 彌副
議長 御異議なしと認めます。よって、
議長の選挙を日程に追加し、選挙を行うことに決定いたしました。
議長の選挙を行います。
選挙は投票により行います。
議場の閉鎖を命じます。
(議場閉鎖)
33
◯辻 彌副
議長 ただいまの出席議員は四十二人であります。
会議規則第三十一条第二項の規定により、立会人に太田道夫議員、相馬紀夫議員、石原秀文議員、以上三人を指名いたします。
投票用紙を配付いたさせます。
(職員、投票用紙を配付)
34
◯辻 彌副
議長 念のため申し上げます。投票は単記無記名であります。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
35
◯辻 彌副
議長 配付漏れなしと認めます。
投票箱を改めさせます。
(議事調査課長、投票箱を点検)
36
◯辻 彌副
議長 異状なしと認めます。
これより投票に移ります。
職員の点呼に応じて順次投票願います。点呼を命じます。
(次長の点呼に応じて投票)
37
◯辻 彌副
議長 投票漏れはありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
38
◯辻 彌副
議長 投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。
太田道夫議員、相馬紀夫議員、石原秀文議員、立ち会いを願います。
(立会人三名立ち会い、開票)
39
◯辻 彌副
議長 選挙の結果を報告いたします。
投 票 総 数 四十二票
有 効 投 票 数 四十票
無 効 投 票 数 二票
有 効 投 票 中
保 坂 武議員 三十八票
中 岡 晴 江議員 二票
以上のとおりであります。
この選挙の法定得票数は十票であります。よって、保坂武議員が山梨県議会
議長に当選されました。
議場の閉鎖を解きます。
(議場開鎖)
40
◯辻 彌副
議長 ただいま
議長に当選されました保坂武議員に、会議規則第三十二条第二項の規定に基づき告知をいたします。
(事務局長、当選告知書を伝達、承諾書受理)
41
◯辻 彌副
議長 ただいま
議長に当選されました保坂武議員を御紹介いたします。保坂武議員。
(保坂 武議員登壇)
42
◯保坂 武議長 議長就任に当たりまして、一言お礼のあいさつを申し上げます。
ただいまは、多数の皆様の御推挙をいただきまして、山梨県議会第百八代
議長に御選任を賜り、心から厚くお礼を申し上げます。
このことは、私にとりまして、まことに身に余る光栄であります。
同時に、その職責の重要性と使命の重大さを痛感しているところであります。
さて、個性豊かで活力に満ちた分権型社会を構築するため、地方分権一括法が施行され、国と地方との役割分担の見直しが進められてきており、地方が、それぞれの多様な個性と創造性を十分に発揮し、互いに競争していく中で、地域社会の活力を引き出し、自立した地方として発展していくことが求められております。
こうしたことから、地方の自己決定権と自己責任は一層拡大しており、その意思決定機関である私ども議会が担う役割は、ますます重要なものとなってまいりました。
私は、このようなときに
議長という要職に御選任をいただきました。
御選任をいただいたからには、議会の民主的かつ公平で円滑な運営に最善の努力を傾注してまいりますとともに、現下の諸課題に全力で取り組んでまいる所存でございます。
もとより微力な私ではありますが、議員並びに知事を初め執行部各位の御協力をお願い申し上げまして、就任のあいさつとさせていただきます。
まことにありがとうございました。(拍手)
43
◯辻 彌副
議長 新
議長と交代いたします。
(副
議長、
議長と交代)
───────────────────────────────────────
44
◯保坂 武議長 次に、日程第五、閉会中の継続審査案件を議題といたします。
お諮りいたします。本件は、各委員長申し出のとおり、閉会中の継続審査案件として付議することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
45
◯保坂 武議長 御異議なしと認めます。よって、継続審査案件はお諮りしたとおり決定いたしました。
以上で今
定例会に付議されました案件はすべて議了いたしました。
これをもって平成十三年六月山梨県議会
定例会を閉会いたします。
午後三時二十五分閉会
───────────────────────────────────────
46 ◯塩谷元由事務局長 平成十三年六月山梨県議会
定例会の閉会に当たりまして、
議長からごあいさつを申し上げます。
47 ○保坂
武議長の閉会あいさつ
閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
去る六月十三日に開会されました本
定例会も、すべての案件を議了し、ここに滞りなく閉会の運びとなりました。
これもひとえに、議会運営に対します各位の御協力のたまものと感謝を申し上げます。
さて、本
定例会におきましては、琴川ダム建設工事の請負契約を初め、市町村合併の推進、道路網の整備、情報化の推進、資源循環型社会の構築、学校安全対策等々、当面する諸課題につきまして審議がなされたところでありますが、執行部におかれましては、審議の過程で提起されました問題点を十分に取り組まれるとともに、社会経済情勢の変化等に敏速に対応されまして、県民福祉の向上と県政進展のため一層の御努力をお願いするものであります。
ところで、ことしはアイオワ州と山梨県とが姉妹州県を締結して四十周年の記念すべき年に当たりますので、県議会といたしましても、友好訪問団を編成し、知事一行とともに、来る八月、同州を訪問し、友好親善の輪をさらに広げてまいりたいと考えております。
これから盛夏に向かい、暑さが本格化してまいります。
議員並びに知事を初め執行部各位におかれましては、御健康に十分留意され、御活躍されますよう御祈念申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。御苦労さまでした。(拍手)
発言が指定されていません。 Copyright © Yamanashi Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...