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  1. 千葉県議会 2020-02-01
    令和2年2月定例会(第1日目) 本文


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    令和2年2月招集  千葉県定例県議会会議録(第1号) 令和2年2月13日(木曜日)    現在議員94名で次のとおり        鈴 木 和 宏 君   平 田 悦 子 君   松 崎 太 洋 君        菊 岡 たづ子 君   宮 川   太 君   田 中 幸太郎 君        宮 坂 奈 緒 君   佐 藤 健二郎 君   伊 藤   寛 君        鈴 木 ひろ子 君   高 橋 秀 典 君   木名瀬 訓 光 君        市 原   淳 君   田 沼 隆 志 君   秋 葉 就 一 君        岩 波 初 美 君   仲 村 秀 明 君   鈴 木 陽 介 君        野 田 剛 彦 君   大 崎 雄 介 君   安 藤じゅん子 君        高 橋 祐 子 君   秋 本 享 志 君   川 名 康 介 君        小野崎 正 喜 君   伊豆倉 雄 太 君   森     岳 君        茂 呂   剛 君   小 路 正 和 君   中 村   実 君        伊 藤 とし子 君   川 井 友 則 君   水 野 友 貴 君        谷田川 充 丈 君   田 村 耕 作 君   横 山 秀 明 君        松 戸 隆 政 君   入 江 晶 子 君   守 屋 貴 子 君        大 川 忠 夫 君   三 沢   智 君   石 井 一 美 君        岩 井 泰 憲 君   小 池 正 昭 君   関   政 幸 君        中 沢 裕 隆 君   實 川   隆 君   斉 藤   守 君
           山 本 義 一 君   鶴 岡 宏 祥 君   坂 下 しげき 君        プリティ長 嶋 君   秋 林 貴 史 君   阿 部 俊 昭 君        礒 部 裕 和 君   天 野 行 雄 君   網 中   肇 君        高 橋   浩 君   矢 崎 堅太郎 君   林   幹 人 君        武 田 正 光 君   瀧 田 敏 幸 君   鈴 木   衛 君        木 下 敬 二 君   今 井   勝 君   臼 井 正 一 君        信 田 光 保 君   江野澤 吉 克 君   伊 藤 昌 弘 君        佐 野   彰 君   加 藤 英 雄 君   み わ 由 美 君        藤 井 弘 之 君   赤 間 正 明 君   竹 内 圭 司 君        田 中 信 行 君   河 野 俊 紀 君   石 橋 清 孝 君        宇 野   裕 君   本 間   進 君   酒 井 茂 英 君        浜 田 穂 積 君   川 名 寛 章 君   河 上   茂 君        伊 藤 和 男 君   小 高 伸 太 君   宍 倉   登 君        阿 部 紘 一 君   吉 本   充 君   阿 井 伸 也 君        鈴 木 昌 俊 君   山 中   操 君   西 尾 憲 一 君        小 宮 清 子 君        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         開     会     令和2年2月13日(木曜日)午前10時52分開会 ◯議長阿井伸也君) これより令和2年2月定例県議会を開会いたします。        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         議  事  日  程 議事日程(第1号)   令和2年2月13日(木曜日)児童・生徒表彰終了後開議 日程第1 会期決定の件 日程第2 会議録署名議員指名 日程第3 各種審議会委員補欠選出の件 日程第4 議案第1号ないし議案第95号、報告第1号及び報告第2号(知事提案理由説明) 日程第5 休会の件        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         午前10時52分開議 ◯議長阿井伸也君) 直ちに本日の会議を開きます。        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         議 長 の 報 告 ◯議長阿井伸也君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告を申し上げます。  最初に、さきに任命されました行政委員会の委員を御紹介いたします。 (議長から、教育委員会委員井出元君、教育委員会委員貞廣斎子君、公安委員会委員小堀陽史君を議場に紹介)  次に、執行部に人事異動がありましたので、御紹介いたします。 (議長から、警察本部総務部長古川等君、警察本部生活安全部長鈴木満君、警察本部地域部長坂本和久君、警察本部交通部長佐藤剛君、警察本部警備部長小川哲兵君、警察本部総務部参事官総務課長石田武弘君、警察本部総務部参事官会計課長鏑木秀樹君を議場に紹介) ◯議長阿井伸也君) 次に、議長の出席要求に対する出席者については、お手元に配付の印刷物により御了承願います。  次に、監査委員から監査報告及び例月出納検査結果の報告がありました。お手元に配付の印刷物により御了承願います。  次に、佐野彰君からアメリカ合衆国への行政調査について、派遣議員を代表して報告したい旨の申し出がありましたので、これを許します。佐野彰君。     (佐野 彰君登壇) ◯佐野 彰君 議長の許可をいただきましたので、このたびの千葉県議会アメリカ行政調査団15名、すなわち副団長の竹内圭司議員瀧田敏幸議員武田正光議員林幹人議員斉藤守議員實川隆議員関政幸議員三沢智議員小路正和議員河野俊紀議員大崎雄介議員平田悦子議員、水野友貴議員、田沼隆志議員、そして私、佐野彰でございますが、調査団を代表いたしまして、その概要について御報告をさせていただきます。  私たち調査団一行は、去る1月20日から1月26日までアメリカ合衆国カリフォルニア州を訪問いたしました。調査の主な目的は、ICT産業を初め、さまざまな分野で先進的な取り組みが行われているアメリカ合衆国において、ICT利活用の推進、防災対策外国人観光客の誘客、進出企業の支援について調査をし、もって本県の経済活性化防災力の向上、魅力発信の推進など、今後の県政の発展に資することにあります。5日間の滞在中、それぞれの調査先において丁寧な説明を受け、意見交換現地視察により大変有意義な調査をしてまいりました。関係者の皆様に深く感謝を申し上げます。  調査の詳細については、後日、千葉県議会ホームページ等で御報告いたしますが、本日はその概要について申し上げます。  初めの調査目的であるICT利活用の推進については、コード・フォー・アメリカなど5カ所を訪れ、さまざまな分野における利活用の方法等について説明を受けました。主な調査先として、自治体とともにICTを利活用し問題を解決している団体では、食糧援助の申請書の入力に50分かかっていたものをシステムを単純化し、簡単に申請できるようにした事例について説明がありました。また、この団体では、自治体での納税や生活保護の手続で困っている人の手助けをしながら問題点を洗い出し、解決に役立てているとのことでした。ICTを利活用して問題を解決する際、AIなど技術的な話が先行しがちですが、一番重要なことは、利用者の視点に立って何が問題となっているか共感し、問題点を的確に把握することだとの御意見をいただきました。次に、教育分野においてICTを利活用している学校では、ソフトウエアを使用して教師と生徒が一緒に学習計画を立てており、このソフトを使用することで、生徒は自分がどこまで学習できているかがわかり、また、教師は全ての生徒の学習状況や課題を把握することができ、次の授業計画を立てやすいとのことでした。  次の調査目的である防災対策については、ロサンゼルス消防局など3カ所を訪れ、自主防災組織活動内容について説明を受けました。ロサンゼルス消防局では、消防隊の後方支援地域防災力向上に資する活動をしている、サートと呼ばれる自主防災組織の説明がありました。サートでは、さまざまな災害に柔軟に対応するため、チームのメンバーを固定せず、地震や火災など災害の種類に応じて、その災害に対応できる人を集める仕組みとなっているとのことでした。また、住民の防災意識の向上も重要であり、若者の利用者が多いSNSを活用して防災情報を発信しているとのことでした。一方、最近はサートの隊員数が多くなり、サートから提供される情報に消防局側が対応し切れない点が課題であるとのことでした。次に、ロサンゼルス緊急事態対策局ではさまざまな災害に対応するため、年に1回、地震やテロなどのテーマを決めて大規模な訓練を行っているほか、地域住民や企業などへ防災対策の指導を行うため、専属の指導者も雇用しているとの説明を受けました。  次の調査目的である外国人観光客の誘客については、サンフランシスコトラベルなど2カ所を訪れ、観光都市における外国人観光客誘客手法等について説明を受けました。アメリカの中でも有数の観光都市であるサンフランシスコにおいて、地域のさまざまな組織と協働して観光客を誘致している団体であるDMOでは、世界中のトラベルライターサンフランシスコを観光してもらい、記事を書いてもらうことで外国人観光客の誘客につなげているとのことでした。この誘客手法では、世界中に広告を出すことに比べれば安くプロモーションできるとのことでした。また、本県では、さまざまな観光関係団体がそれぞれ別々に活動しているが、効果が出にくいので、観光施設はもとより、ホテルやレストランなどが一体となって取り組むことが重要であるとの助言をいただきました。  最後の調査目的である進出企業の支援については、JFC internationalなど5カ所を訪れ、日系企業現地進出後の課題について説明を受けました。カリフォルニア州は、古くから日系アメリカ人が多く、日本語によるサービスを受けることができるため、日系企業を立ち上げやすい環境であると説明を受けました。また、最近、日本食ブームであるため日系外食チェーン店の進出がふえており、設立時のコストは日本よりも高いものの、物価が高く、価格設定を高くしても日本食は人気なので、まだ進出数がふえるのではないかとのことでした。一方、行政は企業誘致には熱心であるが、進出後の支援は余りなく、税金も高いことなどから他の地域に移転してしまう日系企業もあり、また日本と同様、賃金が上昇しており、失業率も低いことから人材を確保することが難しく、今後は作業工程などを見直し、少ない労働力で最大の効果を生み出すことが課題であるとのことでした。  以上、調査の概要につきまして御報告いたしましたが、私たちは今回の調査を通じて訪問先の団体や企業の方々から直接説明を受け、意見交換をさせていただき、多くのことを学ぶことができました。私たち団員一同、この調査の成果を踏まえ、今後の県政運営推進のため一層の努力をしてまいります。  終わりに、このたびの調査に当たり、県議会、その他多くの方々から賜りました御厚情、御支援に対しまして心から御礼申し上げ、私からの御報告とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         会 期 決 定 の 件 ◯議長阿井伸也君) 日程第1、会期決定の件を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例県議会の会期を本日から3月13日までの30日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長阿井伸也君) 御異議ないものと認めます。よって会期は30日間と決定いたしました。        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         会議録署名議員指名 ◯議長阿井伸也君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  千葉県議会会議規則第132条の規定により議長から指名いたします。       信 田 光 保 君   宮 川   太 君   田 中 信 行 君        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         各種審議会委員補欠選出の件 ◯議長阿井伸也君) 日程第3、各種審議会委員補欠選出の件を議題といたします。  お諮りいたします。現在欠員となっております水道事業運営審議会委員補欠選出については、議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長阿井伸也君) 御異議ないものと認めます。よって議長において指名することに決定いたしました。  水道事業運営審議会委員川井友則君を指名いたします。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長阿井伸也君) 御異議ないものと認めます。よってただいま指名のとおり選出されました。        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         議 長 の 報 告 ◯議長阿井伸也君) 本日、知事から議案の送付があり、これを受理いたしましたので、御報告いたします。        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         議案第1号ないし議案第95号、報告第1号及び報告第2号 ◯議長阿井伸也君) 日程第4、議案第1号ないし第95号、報告第1号及び第2号を一括議題といたします。  知事に提案理由の説明を求めます。知事森田健作君。     (知事森田健作君登壇) ◯知事森田健作君) 本日、ここに2月定例県議会を招集し、当面する諸案件について御審議いただくことといたしました。  今回提案いたしました案件は、令和2年度の当初予算案令和元年度の補正予算案各種条例案及びその他附帯議案の95議案のほか、報告2件でございます。  初めに、令和2年度当初予算案について申し上げます。  令和2年度当初予算案は、「次世代への飛躍 輝け!ちば元気プラン」の総仕上げとして、これまでの取り組みの成果を次世代へとつなげ、さらに発展させていくための予算として編成をいたしました。具体的には、激甚化する災害に備える防災・減災対策防犯対策の充実などのくらしの安全・安心の確立、障害者ひとり親家庭への医療費助成の充実、私立高校授業料負担の軽減などの子ども・子育て世代への支援や福祉・医療の充実を初め、各分野にわたり、「くらし満足度日本一」の実現に向けた事業に重点的に配分をいたします。また、国の補正予算を活用し、元年度2月補正予算と一体の切れ目のない予算として、特に台風等災害からの復旧・復興を加速化していきます。さらに、東京オリンピックパラリンピックを円滑に開催するために必要な予算を計上いたします。この結果、一般会計の当初予算規模は1兆8,194億8,529万余円で、前年度と比べ3.3%の増となっております。また、2月補正予算では、災害からの復旧・復興や防災・減災対策などの経費として183億673万円を計上いたしました。当初予算とあわせて事業を実施してまいります。  続いて、当初予算案などに計上した主な事業について、その概要を申し上げます。  第1は、くらしの安全・安心の確立です。  次世代に向けて飛躍していくためには、令和元年台風等災害からの速やかな復旧・復興を進めることが必要不可欠でございます。このため、一部損壊の住宅の修繕や農業用施設の再建に対する助成を増額するほか、新たに地域コミュニティー施設復旧費用への助成を行います。また、30年間で4度目の甚大な浸水被害が生じた一宮川流域については、抜本的な治水対策を早期に実施するため、国に特段の財源措置を要望してまいりましたが、去る1月30日に河川激甚災害対策特別緊急事業として採択されました。これにより、調節池の増設や河道拡幅などの事業を加速化してまいります。そのほかの河川、ダムのしゅんせつ、護岸改修等についても、予算を増額して実施するとともに、土砂災害警戒区域早期指定を進めていきます。このほか、農地・農業用施設、山地の防災対策も強化するとともに、道路や電線など、重要インフラ施設に近接する森林の倒木被害を防止するための緊急対策を支援いたします。さらに、自主防災組織の育成など、地域防災力の向上については、市町村への総合支援補助金の期間を延長するとともに、大幅に増額して促進を図ります。また、備蓄物資の増強や、より実践的な防災訓練を実施してまいります。続いて、防犯・交通安全対策としては、繁華街への防犯カメラの増設やカメラの映像を迅速かつ効率的に解析するシステムを導入するとともに、防犯ボックスの設置を進めます。また、交通事故死者数の減少を目指し啓発等を強化するとともに、歩道整備交差点改良、信号機の設置など、交通安全施設の整備を行います。
     第2は、子ども・子育て世代への支援の充実でございます。  家庭の教育費負担の軽減を図るなどのため、私立学校経常費補助について、高校、幼稚園に係る県単独の補助単価を引き上げるほか、私立高校授業料減免などの県単独補助を拡充します。また、県立学校ICT機器の整備を進め、その特性を生かした効果的な学習に取り組むほか、スクールカウンセラー等の増員やSNS相談の拡充を行います。次に、今年度、充実を図ってきた児童虐待対策について、令和2年度は対策をさらに推し進めていくため、児童相談所の職員を増員するとともに、ICT環境の整備により、虐待事案に迅速、的確に対応できる体制を整えます。また、研修の拡充や里親数の増加を図る取り組みなどを進めるほか、DV部門との連携を一層強化いたします。  第3は、福祉・医療の充実でございます。  まず、介護人材確保対策について、令和2年度はベトナムから初めての留学生を受け入れます。そのため、支援センターでの相談支援に加え、介護施設等とのマッチングや日本語学習に対する助成などについて予算を増額し、対応してまいります。さらに、福祉の充実に向けて、令和2年度中には重度心身障害者への医療費助成の対象に精神障害者を加えるほか、老朽化が進んでいる千葉リハビリテーションセンター社会福祉センターの再整備を進めます。医療について、医師、看護師の確保対策として、修学資金の貸し付けなどを引き続き実施するほか、夜間、休日の救急安心電話の相談時間を延長いたします。また、令和2年秋ごろに開設予定がんセンター新棟について、最先端の医療機器を整備するほか、(仮称)総合救急災害医療センターの整備も進めます。  第4は、千葉の魅力発信でございます。  いよいよ開催される東京オリンピックパラリンピックの成功に向け、事前キャンプの受け入れ、都市ボランティアの育成、運営、聖火リレーなど、万全の準備を整えます。また、大会期間中はライブサイトやクールスポットを設置し、県産品のPRや観光案内等を行うとともに、県内の児童生徒に対し、大会を観戦する機会を提供します。さらに、県民参加型の文化プログラムを実施するとともに、障害者スポーツの振興を図ります。  第5は、商工業の振興・雇用です。  中小企業振興資金について、過去最大の融資枠を継続するほか、本県への企業立地を促進するための助成を行います。また、中小企業の円滑な事業承継を推進するため、新たにコーディネーターを配置するとともに、海外展開支援や健康・医療分野ものづくり支援について拡充します。このほか、ジョブカフェちばにおける就職支援人材確保支援障害者雇用拡大中小企業の働き方改革に向けた取り組みを行います。  第6は、農林水産業の振興でございます。  県産農林水産物輸出拡大に向け、アジア地域でのプロモーション活動を強化するほか、本県が開発した米の新品種、粒すけのPR活動を実施いたします。また、園芸産地の生産性の向上に引き続き取り組むほか、被害が拡大しているジャンボタニシ緊急防除対策を進めます。さらに、捕獲した有害鳥獣を処理する施設の整備に対して助成し、捕獲従事者負担軽減を図ることにより捕獲数の増加を目指します。畜産業については、和牛産地としての基盤強化ブランド力の向上を支援するほか、CSFの感染予防のため、ワクチン接種を実施いたします。また、森林整備に対する助成や水産総合研究センター再編整備を進めてまいります。  第7は、社会基盤づくりでございます。  県民生活の利便性の向上や経済の活性化につながる道路ネットワークの整備については、引き続き予算を増額して強力に進めます。具体的には、北千葉道路東側区間を初め銚子連絡道路長生グリーンラインなどのアクセス道路や、地域に密着した道路の整備、道路のり面対策耐震対策などの防災対策を実施します。また、北千葉道路西側区間については、都市計画案環境影響評価準備書の縦覧を今月4日から開始したところでございますが、来年度中には必要な手続を完了させ、その後速やかな事業化を図れるよう取り組んでまいります。さらに、駅のバリアフリー設備への助成や、路線バス等活性化に取り組む市町村への支援を行います。  最後に、文化・スポーツ環境施策の推進です。  県立図書館県文書館複合施設を整備するとともに、総合スポーツセンター野球場照明設備を設置します。また、5回目となるちばアクアラインマラソンを本年10月に開催するとともに、障害者アスリートを強化、支援する取り組みに対し助成をいたします。このほか、印旛沼及び手賀沼で急速に繁殖している外来水生植物の計画的な駆除等を進めます。  続いて、令和元年度2月補正予算案について申し上げます。  2月補正では、12月補正に引き続き、台風等災害からの復旧・復興経費を計上するとともに、国の補正予算に対応した防災・減災対策などの経費、CSFワクチン接種に要する経費を計上するほか、人件費、社会保障費などについて、実績を踏まえた減額を行いました。この結果、一般会計補正予算額は298億7,280万余円の減額となりました。  次に、このたび提案いたしました主な議案の概要について申し上げます。  議案第1号から議案第48号までの48議案は、一般会計及び特別会計予算案でございます。  次に、議案第49号から議案第73号までの25議案は、いずれも条例の制定、一部改正に係るものでございます。そのうち主なものについて御説明申し上げます。  議案第49号は、地方自治法の改正に伴い、知事や職員などの地方公共団体に対する損害賠償責任について、賠償の限度額を定める条例を制定しようとするものでございます。  また、議案第50号は、職員の適正な定員管理を行うため、議案第51号は、知事の権限に属する事務処理について市町村への事務移譲を進めるため、議案第52号は、使用料、手数料の新設、改定等を行うため、議案第57号は、保健師等修学資金貸付金について、貸付期間満了後の手続を見直すため、議案第67号は、青少年に対して自画撮りを要求する行為を禁止するため、議案第71号は、学校職員の適正な定員管理を行うため、議案第72号は、成田国際空港警備隊の再編成に伴い、警察官の定員の改正を行うため、議案第73号は、盗撮行為について規制場所の拡大と罰則の強化を行うなどのため、それぞれ条例の一部を改正しようとするものでございます。  また、議案第74号は、県営住宅の建設に係る契約を締結するため、議案第75号及び議案第76号は、労務単価の上昇や設計の見直しに伴う工事請負契約の変更のため、議案第77号は、新型インフルエンザ対策に係る備蓄用治療薬を取得するため、議案第78号から議案第84号までの7議案は、今後の回収が見込めない県の債権を放棄するため、議案第95号は、知事の給料を減額するための条例の制定について、専決処分したことの承認を求めるため、それぞれ議会の議決を得ようとするものでございます。  以上がこのたび提案いたしました議案の概要でございますが、なおこの際、当面する諸問題について御報告申し上げます。  まず、新型コロナウイルス感染症への対応について申し上げます。  中国を中心に全世界で感染が拡大している新型コロナウイルス感染症については、県内においても、これまでに5名の患者が確認されております。県では、先月23日に健康危機管理対策本部を設置したのに続いて、31日に県民からの専用電話窓口を設置するとともに、国内の感染の拡大を踏まえて、今月7日には、感染の疑いのある人を確実に専門の診療機関につなげるための相談センターを各保健所に開設するなど、感染の拡大防止に向け、関係機関と連携して、全庁一丸となって取り組んでいるところでございます。また、中国・武漢市から帰国された方のうち、検査後、症状がなかった方について、国の主導により、経過観察のため勝浦市内のホテルで受け入れが行われてまいりましたが、再検査の結果、昨日、全員が陰性と確認され、退所できることとなりました。この間、県も国や勝浦市と連携し、全面的にバックアップしてまいりましたが、何よりもホテルの関係者や地元住民の方々に大変な御苦労と御尽力をいただいたことに対し、この場をおかりして心から感謝を申し上げるとともに、このような英断をしたホテルや地域の皆様が風評被害を受けることがないよう、しっかりと応援してまいります。今後とも、何よりも県民の皆様の生命と健康を守ることを最優先に、緊張感を持って必要な対策を実行し、感染拡大防止に全力を尽くしてまいりますので、県民の皆様におかれましては、せきエチケットや手洗い、うがい等、通常の感染防止対策をしっかりと行っていただくとともに、正しい情報に基づき冷静に対応していただくようお願いいたします。  次に、成田空港の機能強化について申し上げます。  一昨年3月の四者協議会における合意を受け、航空法の変更許可のための手続が進められてきたところでございますが、去る1月31日に国から空港会社へ許可があり、さらなる機能強化の実現に向けて、いよいよ動き出すことになります。県といたしましては、機能強化の実現に当たっては、空港周辺の環境対策や地域振興が欠かせないものと考えていることから、引き続き住民の生活環境の保全にしっかりと取り組むとともに、機能強化がもたらす経済効果を空港周辺の全域に波及させ、地域全体がくまなく発展することを目指してまいります。今年度中には具体的な地域活性化策を取りまとめた実施プランを策定することとしており、今後とも地域の発展と空港の発展が好循環する地域づくりの早期実現を図ってまいります。  以上、このたび提案いたしました議案の概要及び当面の諸問題等について御報告をさせていただきました。よろしく御審議くださいますようお願いを申し上げます。        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━         休 会 の 件 ◯議長阿井伸也君) 日程第5、休会の件を議題といたします。  お諮りいたします。議案調査のため、2月14日、17日及び18日は休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ◯議長阿井伸也君) 御異議ないものと認めます。よって2月14日、17日及び18日の3日間は議案調査のため休会とすることに決定いたしました。  以上をもって本日の日程は終了いたしました。  2月19日は定刻より会議を開きます。  これにて散会いたします。         午前11時29分散会        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━        本日の会議に付した事件 1.開  会 2.議長の報告 3.千葉県議会アメリカ行政調査団報告 4.会期決定の件 5.会議録署名議員指名 6.各種審議会委員補欠選出の件 7.議長の報告 8.議案第1号ないし議案第95号、報告第1号及び報告第2号 9.知事提案理由説明 10.休会の件        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 出 席 議 員   議   長   阿井 伸也 君   副 議 長   今井  勝 君   議   員   鈴木 和宏 君   平田 悦子 君   松崎 太洋 君           菊岡たづ子 君   宮川  太 君   田中幸太郎 君           宮坂 奈緒 君   佐藤健二郎 君   伊藤  寛 君           鈴木ひろ子 君   高橋 秀典 君   木名瀬訓光 君           市原  淳 君   田沼 隆志 君   秋葉 就一 君           岩波 初美 君   仲村 秀明 君   鈴木 陽介 君           野田 剛彦 君   大崎 雄介 君   安藤じゅん子君           高橋 祐子 君   秋本 享志 君   川名 康介 君           小野崎正喜 君   伊豆倉雄太 君   森   岳 君           茂呂  剛 君   小路 正和 君   中村  実 君           伊藤とし子 君   川井 友則 君   水野 友貴 君           谷田川充丈 君   田村 耕作 君   横山 秀明 君           松戸 隆政 君   入江 晶子 君   守屋 貴子 君           大川 忠夫 君   三沢  智 君   石井 一美 君           岩井 泰憲 君   小池 正昭 君   関  政幸 君           中沢 裕隆 君   實川  隆 君   山本 義一 君           鶴岡 宏祥 君   坂下しげき 君   プリティ長嶋君           秋林 貴史 君   阿部 俊昭 君   礒部 裕和 君           天野 行雄 君   網中  肇 君   高橋  浩 君           矢崎堅太郎 君   林  幹人 君   武田 正光 君           瀧田 敏幸 君   鈴木  衛 君   木下 敬二 君           臼井 正一 君   信田 光保 君   江野澤吉克 君           伊藤 昌弘 君   佐野  彰 君   加藤 英雄 君           みわ 由美 君   藤井 弘之 君   赤間 正明 君           竹内 圭司 君   田中 信行 君   河野 俊紀 君           石橋 清孝 君   宇野  裕 君   本間  進 君           酒井 茂英 君   浜田 穂積 君   川名 寛章 君           河上  茂 君   伊藤 和男 君   小高 伸太 君           宍倉  登 君   阿部 紘一 君   吉本  充 君           鈴木 昌俊 君   山中  操 君   西尾 憲一 君           小宮 清子 君        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 欠 席 議 員           斉藤  守 君        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 出席説明者           知         事         森田 健作 君           副    知    事         高橋  渡 君           副    知    事         滝川 伸輔 君           総  務  部  長          今泉 光幸 君           総 合 企 画 部 長         石川  徹 君           防災危機管理部長            岡本 和貴 君           健 康 福 祉 部 長         横山 正博 君           保健医療担当部長            渡辺 真俊 君
              環 境 生 活 部 長         冨塚 昌子 君           オリンピック・パラリンピック推進局長  高橋 俊之 君           商 工 労 働 部 長         吉野  毅 君           農 林 水 産 部 長         半田 徹也 君           県 土 整 備 部 長         河南 正幸 君           都 市 整 備 局 長         保坂  隆 君           会 計 管 理 者           宇井 隆浩 君           企  業  局  長          玉田 浩一 君           病  院  局  長          矢島 鉄也 君           教    育    長         澤川 和宏 君           警 察 本 部 長           早川  治 君           人事委員会事務局長           藤田  厳 君           代 表 監 査 委 員         中島 輝夫 君        ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 出席事務局職員           事  務  局  長          加瀬 博夫           事 務 局 次 長           堤  紳一           議  事  課  長          飯田 満幸           政 務 調 査 課 長         伊藤 正秀           議 事 課 副 課 長         粕谷  健           議  事  班  長          荻原 裕一           委 員 会 班 長           石塚 春美 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....