◯松戸隆政委員 今、
立憲民主の
矢崎委員からもありましたが、私
たちも同様に、まず司法、
裁判についても一区切りがついたということ、そしてやはり私
たち、
県民の
皆様から送り出していただいているという私
たち県議会でしっかりと
調査をした上で、
県民の
皆様に
情報公開、発表していくべきではないかと。そして、今後の
再発防止につなげていくべきではないかということで、共同提案させていただいております。どうぞよろしくお願いいたします。
◯委員長(
木名瀬捷司君) 共産党、いかがですか。
◯丸山慎一委員 私
たちも、
設置をしてきちんと
調査をするべきだというふうに思います。それは、
裁判のことは今もう言われましたけれども、前
所長が1年6カ月で
業者の側も1年6カ月、元
課長が80万円という結果になりましたが、その過程の中で、やっぱり
県庁の組織や
職員の問題についてはそれなりに
調査がやられていますが、その
背景についてはなかなか明らかになっていないと思うんですよ。報道の中で、例えば
県会議員が2人、別々な
県議を囲む会というのがやられていて、別な
県会議員が年に2回やられたのが、それぞれ違う
県会議員が参加をしてそういう
会議がやられているわけですよね。そこに
県庁の
幹部職員と、それから
当該業者の
担当者が出ていたという
状況が報道されていますし、
議会の中でも問題になりましたが、そういう
中身というのは全くこの
裁判の中では、少なくとも表には出てきていないわけですよね。
それから、
OBからの
働きかけなどについてもほとんど解明をされていないと思います。県がやった
職員への
アンケートを見ても、
回答者が407人いたそうですけれども、その中で
業者との飲み会などにかかわったというのが32人、それから
利害関係者や
OBからの
働きかけを受けたことがあるというのは33人という結果も出ているわけです。もう1割もの
職員がそういうふうになっているわけですね。
やっぱり
県会議員から何か話があったら、なかなかそれは行っちゃいけないと思ったって断りづらいという問題があったり、
OBが話しかけてきたり、何かどうなってんのとかと言われたら、それはなかなか
力関係もありますから断りづらいというのがあるわけですよ。だから、どんなに
ルールを、県も今はきちんと
ルールを決めようということで、12月に
条例を準備しているようですけれども、
罰則等も設けてやろうということなので、今までよりは
ルール化されるんだと思いますけれどもね。でも、やっぱりそういう
ルールがあっても、その
ルールを守れるかどうか、その
ルールから外れたようなことで圧力がかかったら、なかなかそれは守ることが難しい
状況も生まれるんじゃないかと思うんですね。
今回だって、
コンプライアンス指針ではああいう会合はだめだっていうことになっていたのにそういう
状況になっちゃったわけですから、
罰則がないなどの問題はあるにしても。だから、やっぱり何でこういう問題が起こったのか、その
背景をきちんと明らかにするということが私は必要だと思うんですね。特に、
県議が出ている、それから
OBが出ている、そういうところ、実際にどうだったのか明らかにして、
再発防止に生かしていくということは私は必要だと思いますので、そういう意味でも今回の百条の
設置というのは
裁判とは別にやる
意義は十分あるというふうに思います。
それから、去年の12月の
議運のとき、
議運で百条を当時
設置しようという議論の中でも、
自民党からも
公明党からも、つくりたくないとか、つくらないという話にはなっていないわけですよ。
経過を見ましょうという、そういう御
意見だったわけですよね。それで10カ月ぐらいたって、
経過が過ぎて、やっぱり今この時点に立って、改めて百条
設置をして進んでいっていただけないかというふうに思いますので、よろしくお願いします。
◯委員長(
木名瀬捷司君)
公明党、いかがですか。
◯横山秀明委員 前回はそういう形で
捜査途中でしたので時期尚早という形で言いましたが、今回の
逮捕事案に関しましては、
捜査権のある警察が法の場で全部つまびらかにされています。それ以外の部分に関しても、訴追、起訴せずという
状況になっております。さらには、今回の問題に関して関係するところへの
アンケートをとって、今後
再発防止に向けた取り組み、改められることに加えて、
条例も新たに制定するという形で、二度と起こさないような体制を組んでやっていると。そういったものを
コンプライアンス委員会、外部の方にもしっかりと報告して了承を得ているというところが来ておりますので、私は百条をあえて行ってやるのはいかがかなというふうに思っております。
◯委員長(
木名瀬捷司君)
自民党、いかがですか。
◯今井 勝委員 我が党としては、この
趣旨には賛同できかねるということで、やらせていただきたいと思います。
◯委員長(
木名瀬捷司君) その他。
市民ネット・
社民・
無所属の
小宮議員。
◯小宮清子議員 県民を裏切るような
事件を再び起こさないためにも、
議会として百条
委員会を
設置して
調査することは
意義があるのではないんでしょうか。
提出者として訴えたいことです。
◯委員長(
木名瀬捷司君) ただいま各
会派からいろいろと発言がありましたけれども、確認をしたいと思います。
(
丸山慎一委員、「
委員長、いいですか」と呼ぶ)
◯委員長(
木名瀬捷司君) はい、
丸山委員。
◯丸山慎一委員 今、
自民党さんや
公明党さんはそこまでやる必要はないんじゃないかというお話でしたが、例えば
県議が同席をしていたというような問題はどうお
考えなんですか。あれは全く解明されていませんよ、
名前すら表に出てきてないんですから。何でそこにいたのかもわからないわけですよね。新聞のコメントの中にちょこっと書いてあるのから私
たちは理解するしかないわけで、でも、決定的な問題なんですよ、
県議会とすれば。それは、当局も一生懸命やっているかもしれませんし、
裁判もありましたけれども、その中できちんと解明されたというふうには私は全く言えないと思いますけれども、その辺はどういうふうにお
考えなんですか。
◯委員長(
木名瀬捷司君)
中台副
委員長。
◯中台良男副
委員長 そういった御指摘も踏まえて、
自由民主党としては多角的に検討した結果、賛同するに値しないという
結論を出したということで御理解いただきたい。
◯丸山慎一委員 ちょっとその検討の
中身を教えてもらえますか、そうしたら。
◯中台良男副
委員長 それは詳細を言う必要はないじゃないですか。
◯丸山慎一委員 だって、
県議っていうことが出てきているわけですよ。6月と9月は別な
県議ということが出てきているわけですね。だから、記事が本当だとしたら、複数の
県議が絡んでいるわけですよ。実際にやってはいけない場にいたわけですよね。それはもう全く
不問に付すということになっちゃうじゃないですか。
◯中台良男副
委員長 そういう
情報がもろもろあったにもかかわらず、
裁判ではその
結論が出ているわけですから。
職員の処分も決定しているわけです。
◯丸山慎一委員 ああ、そういうこと。もうそれで
決着と。
◯中台良男副
委員長 それから、
職員に対しての
倫理条例も、今
パブコメまで進んで成立しようとしているわけですから。したがって、
自由民主党としては、そういう諸般の環境を
考えて、今回はこの
決議案には賛同するには当たらずという
結論を出したということです。
◯委員長(
木名瀬捷司君) はい。
◯丸山慎一委員 裁判というのは、あくまでも
法律に照らしてどうなのかをやるわけですよね、
法律に照らして。それで
決着がついたと。
行政は
行政として、みずからの襟を正すためにどんな
ルールが必要なのかを検討しているということなんですよね。それで全て終わりというふうにはならないと、
県議会の立場からすれば。
県議という言葉が出てきて、
県議が絡んでいるんですよ。どの程度かんでいるか、全く今はわからないわけですよね。誰が呼びかけたのかもわかりません。でも、
名前は
県議を囲む会だというふうになっていたわけですよね。そういう
状況があるにもかかわらずこれを
不問に付したら、
法律上は
決着がついても
県議会としての道義的な責任は私は果たせないと思いますよ。
◯中台良男副
委員長 委員長、言っているのはわかるんですけれども、ここで……。
◯丸山慎一委員 いやいやいや、だって、それはすごく大事なことじゃないですか。
◯委員長(
木名瀬捷司君) いろいろと
皆さん各
会派意見があるわけですけれども、それでは、本
趣旨の
決議案を本
委員会として提出することに
賛成の
委員は
挙手をお願いいたします。
(
賛成者挙手)
◯委員長(
木名瀬捷司君) それでは、
意見の
一致が見られませんので、本
委員会としては提出しないことといたします。
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閉 会
◯委員長(
木名瀬捷司君) 以上で
議会運営委員会を閉会いたします。
午後4時41分閉会
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