ツイート シェア
  1. 千葉県議会 2018-09-28
    平成30年_議会運営委員会(第3号) 本文 2018.09.28


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    6 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午後4時28分開会 ◯委員長木名瀬捷司君) ただいまから議会運営委員会を開会いたします。  会議に先立ち申し上げます。大松委員岩井委員外議員石井委員外議員には、欠席する旨の届け出がありましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        発議案について ◯委員長木名瀬捷司君) 決議案が1件提出されておりますので、御協議願います。  決議案の文案はお手元に配付してあります。  立憲民主党千葉民主の会及び市民ネット社民無所属から提出されております千葉東葛飾土木事務所における官製談合防止法違反事件に係る調査特別委員会設置についての決議案について御意見がありましたら発言願います。  矢崎委員◯矢崎堅太郎委員 この決議案について簡単に説明させていただきたいと思います。  こちらの事件概要につきましては、もう皆さん御存じのとおりだと思いますけれども、昨年の11月に県発注排水路工事をめぐりまして、東葛飾土木事務所所長維持課長だった職員2人が官製談合防止法違反で逮捕されたという事件でございます。この事件は、やはり県政に対する県民の信頼を裏切るもので、やはり県民に与えた失望感が相当大きかったというふうに思っております。そして、昨年の12月議会ですけれども、当時の民進党のほうから同様な百条委員会設置してほしいという提案をさせていただきましたけれども、このときは当該事件裁判中ということもあって意見一致が見られず、設置はされませんでした。それから9カ月たちまして、裁判のほうも終わりまして、職員有罪判決も確定し、またその業者のほうの元役員も有罪判決を受けました。この間、県のほうも調査など再発防止策を講じてきましたけれども、しかし、その調査の結果を見てみると、職員業者の言い分が食い違っていたりですとか、再発防止策についてもまだ不十分なところがあるというふうに感じております。  ですので、今の状況の中で、この特別委員会設置して調査しても、裁判も終わっておりますので捜査の支障になるということもありませんので、ぜひ今回百条委員会設置していただいて、この事件調査をして究明をし、そしてまた再発防止策県議会としてしっかりとつくっていきたいという趣旨発議案を出させていただきました。ぜひとも当委員会として提出していただくように、皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 ◯委員長木名瀬捷司君) 千葉民主の会、いかがですか。  松戸委員
    ◯松戸隆政委員 今、立憲民主矢崎委員からもありましたが、私たちも同様に、まず司法、裁判についても一区切りがついたということ、そしてやはり私たち県民皆様から送り出していただいているという私たち県議会でしっかりと調査をした上で、県民皆様情報公開、発表していくべきではないかと。そして、今後の再発防止につなげていくべきではないかということで、共同提案させていただいております。どうぞよろしくお願いいたします。 ◯委員長木名瀬捷司君) 共産党、いかがですか。 ◯丸山慎一委員 私たちも、設置をしてきちんと調査をするべきだというふうに思います。それは、裁判のことは今もう言われましたけれども、前所長が1年6カ月で業者の側も1年6カ月、元課長が80万円という結果になりましたが、その過程の中で、やっぱり県庁の組織や職員の問題についてはそれなりに調査がやられていますが、その背景についてはなかなか明らかになっていないと思うんですよ。報道の中で、例えば県会議員が2人、別々な県議を囲む会というのがやられていて、別な県会議員が年に2回やられたのが、それぞれ違う県会議員が参加をしてそういう会議がやられているわけですよね。そこに県庁幹部職員と、それから当該業者担当者が出ていたという状況が報道されていますし、議会の中でも問題になりましたが、そういう中身というのは全くこの裁判の中では、少なくとも表には出てきていないわけですよね。  それから、OBからの働きかけなどについてもほとんど解明をされていないと思います。県がやった職員へのアンケートを見ても、回答者が407人いたそうですけれども、その中で業者との飲み会などにかかわったというのが32人、それから利害関係者OBからの働きかけを受けたことがあるというのは33人という結果も出ているわけです。もう1割もの職員がそういうふうになっているわけですね。  やっぱり県会議員から何か話があったら、なかなかそれは行っちゃいけないと思ったって断りづらいという問題があったり、OBが話しかけてきたり、何かどうなってんのとかと言われたら、それはなかなか力関係もありますから断りづらいというのがあるわけですよ。だから、どんなにルールを、県も今はきちんとルールを決めようということで、12月に条例を準備しているようですけれども、罰則等も設けてやろうということなので、今までよりはルール化されるんだと思いますけれどもね。でも、やっぱりそういうルールがあっても、そのルールを守れるかどうか、そのルールから外れたようなことで圧力がかかったら、なかなかそれは守ることが難しい状況も生まれるんじゃないかと思うんですね。  今回だって、コンプライアンス指針ではああいう会合はだめだっていうことになっていたのにそういう状況になっちゃったわけですから、罰則がないなどの問題はあるにしても。だから、やっぱり何でこういう問題が起こったのか、その背景をきちんと明らかにするということが私は必要だと思うんですね。特に、県議が出ている、それからOBが出ている、そういうところ、実際にどうだったのか明らかにして、再発防止に生かしていくということは私は必要だと思いますので、そういう意味でも今回の百条の設置というのは裁判とは別にやる意義は十分あるというふうに思います。  それから、去年の12月の議運のとき、議運で百条を当時設置しようという議論の中でも、自民党からも公明党からも、つくりたくないとか、つくらないという話にはなっていないわけですよ。経過を見ましょうという、そういう御意見だったわけですよね。それで10カ月ぐらいたって、経過が過ぎて、やっぱり今この時点に立って、改めて百条設置をして進んでいっていただけないかというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ◯委員長木名瀬捷司君) 公明党、いかがですか。 ◯横山秀明委員 前回はそういう形で捜査途中でしたので時期尚早という形で言いましたが、今回の逮捕事案に関しましては、捜査権のある警察が法の場で全部つまびらかにされています。それ以外の部分に関しても、訴追、起訴せずという状況になっております。さらには、今回の問題に関して関係するところへのアンケートをとって、今後再発防止に向けた取り組み、改められることに加えて、条例も新たに制定するという形で、二度と起こさないような体制を組んでやっていると。そういったものをコンプライアンス委員会、外部の方にもしっかりと報告して了承を得ているというところが来ておりますので、私は百条をあえて行ってやるのはいかがかなというふうに思っております。 ◯委員長木名瀬捷司君) 自民党、いかがですか。 ◯今井 勝委員 我が党としては、この趣旨には賛同できかねるということで、やらせていただきたいと思います。 ◯委員長木名瀬捷司君) その他。  市民ネット社民無所属小宮議員◯小宮清子議員 県民を裏切るような事件を再び起こさないためにも、議会として百条委員会設置して調査することは意義があるのではないんでしょうか。提出者として訴えたいことです。 ◯委員長木名瀬捷司君) ただいま各会派からいろいろと発言がありましたけれども、確認をしたいと思います。     (丸山慎一委員、「委員長、いいですか」と呼ぶ) ◯委員長木名瀬捷司君) はい、丸山委員◯丸山慎一委員 今、自民党さんや公明党さんはそこまでやる必要はないんじゃないかというお話でしたが、例えば県議が同席をしていたというような問題はどうお考えなんですか。あれは全く解明されていませんよ、名前すら表に出てきてないんですから。何でそこにいたのかもわからないわけですよね。新聞のコメントの中にちょこっと書いてあるのから私たちは理解するしかないわけで、でも、決定的な問題なんですよ、県議会とすれば。それは、当局も一生懸命やっているかもしれませんし、裁判もありましたけれども、その中できちんと解明されたというふうには私は全く言えないと思いますけれども、その辺はどういうふうにお考えなんですか。 ◯委員長木名瀬捷司君) 中台委員長◯中台良男委員長 そういった御指摘も踏まえて、自由民主党としては多角的に検討した結果、賛同するに値しないという結論を出したということで御理解いただきたい。 ◯丸山慎一委員 ちょっとその検討の中身を教えてもらえますか、そうしたら。 ◯中台良男委員長 それは詳細を言う必要はないじゃないですか。 ◯丸山慎一委員 だって、県議っていうことが出てきているわけですよ。6月と9月は別な県議ということが出てきているわけですね。だから、記事が本当だとしたら、複数の県議が絡んでいるわけですよ。実際にやってはいけない場にいたわけですよね。それはもう全く不問に付すということになっちゃうじゃないですか。 ◯中台良男委員長 そういう情報がもろもろあったにもかかわらず、裁判ではその結論が出ているわけですから。職員の処分も決定しているわけです。 ◯丸山慎一委員 ああ、そういうこと。もうそれで決着と。 ◯中台良男委員長 それから、職員に対しての倫理条例も、今パブコメまで進んで成立しようとしているわけですから。したがって、自由民主党としては、そういう諸般の環境を考えて、今回はこの決議案には賛同するには当たらずという結論を出したということです。 ◯委員長木名瀬捷司君) はい。 ◯丸山慎一委員 裁判というのは、あくまでも法律に照らしてどうなのかをやるわけですよね、法律に照らして。それで決着がついたと。行政行政として、みずからの襟を正すためにどんなルールが必要なのかを検討しているということなんですよね。それで全て終わりというふうにはならないと、県議会の立場からすれば。県議という言葉が出てきて、県議が絡んでいるんですよ。どの程度かんでいるか、全く今はわからないわけですよね。誰が呼びかけたのかもわかりません。でも、名前県議を囲む会だというふうになっていたわけですよね。そういう状況があるにもかかわらずこれを不問に付したら、法律上は決着がついても県議会としての道義的な責任は私は果たせないと思いますよ。 ◯中台良男委員長 委員長、言っているのはわかるんですけれども、ここで……。 ◯丸山慎一委員 いやいやいや、だって、それはすごく大事なことじゃないですか。 ◯委員長木名瀬捷司君) いろいろと皆さん会派意見があるわけですけれども、それでは、本趣旨決議案を本委員会として提出することに賛成委員挙手をお願いいたします。     (賛成者挙手◯委員長木名瀬捷司君) それでは、意見一致が見られませんので、本委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長木名瀬捷司君) 以上で議会運営委員会を閉会いたします。        午後4時41分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....