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  1. 千葉県議会 2016-03-09
    平成28年_総合企画水道常任委員会(第1号) 本文 2016.03.09


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時0分開会 ◯委員長(江野澤吉克君) ただいまから総合企画水道常任委員会を開会いたします。  会議に先立ち申し上げます。朝日新聞千葉総局ほか16者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可いたしましたので、御承知願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(江野澤吉克君) 初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に阿井委員、松戸委員を指名いたします。        ─────────────────────────────        付託案件及び審査順序 ◯委員長(江野澤吉克君) 本委員会に付託されました案件は、総合企画部関係が議案3件、請願3件、水道局関係が議案2件であります。  なお、審査の順序は、初めに水道局関係、次に総合企画部関係といたしますので、よろしくお願いを申し上げます。        ─────────────────────────────        審査の開始(水道局関係) ◯委員長(江野澤吉克君) これより水道局関係の審査を行います。        ─────────────────────────────
           議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(江野澤吉克君) 初めに、議案の審査を行います。  水道局長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  田谷水道局長。 ◯説明者(田谷水道局長) おはようございます。本日御審議いただきます議案の概要説明並びに諸般の報告を申し上げます。  今回提案しております水道局関係の議案は2議案です。  まず、議案第21号平成28年度千葉県特別会計上水道事業会計予算について申し上げます。  水道局では、約300万人の県民の皆様に安全でおいしい水を安定的に供給できるよう、現在策定中の次期中期経営計画の素案に掲げた3つの基本目標に沿って予算を編成いたしました。平成28年度は、年間総給水量3億5,124万トンを見込み、収益的支出と資本的支出を合わせた支出予算総額は、更新工事等の建設事業費が増大したことなどにより、前年度当初予算と比べ約33億円、率にして2.6%増の約1,278億円を計上いたしました。  平成28年度の重点事業について、4点申し上げます。  1つ目は、ちば野菊の里浄水場第2期施設整備事業です。老朽化が進んだ栗山浄水場から近接するちば野菊の里浄水場に機能を移転し、あわせて高度浄水処理を導入するため、施設の本体整備工事に着手いたします。  2つ目は、浄・給水場設備の更新整備です。安全でおいしい水の安定供給に重要な役割を果たしている浄水場及び給水場の設備を中心に、経年劣化等の状況を踏まえた計画的な更新を引き続き実施していきます。  3つ目は、管路の更新整備です。更新整備の際には、耐震継手管を採用し耐震化を推進していくとともに、東日本大震災による管路破損等の教訓を踏まえ、湾岸埋立地域の更新を優先的に進めます。また、災害時の広域避難所や医療拠点等重要施設へ給水する管路、強度低下のおそれのある管路や赤濁水の発生が懸念される管路などについても更新を進めていきます。  最後に、4つ目は、新料金システム開発運用事業です。使用開始から24年が経過した現行の料金システムの更新とあわせて、下水道使用料徴収に必要な機能を付加することにより、上下水道料金徴収一元化に対応できるシステムの構築を進めます。  当局の経営は、これまでのところ比較的順調に推移しております。一方で、今後、給水収益の大幅な伸びが期待できない中で、老朽化する施設や水道管の更新に係る経費の増加が見込まれることなど、今後の経営環境は厳しくなっていくものと考えています。  これらの課題に対応し、将来にわたって安全でおいしい水を安定供給できるよう、施設更新を計画的かつ効率的に進めていくための長期施設整備方針と、経営戦略としての次期中期経営計画を策定しているところです。これらの計画等の初年度となる来年度は、健全で安定した経営の確保に努めながら、重点事業等の円滑な推進に取り組みます。  次に、議案第45号平成27年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。  補正の主な内容は、外環道や公共関連などの相手側の事情でおくれたことによる建設事業費の減などを行うものです。収益的支出と資本的支出を合わせた補正額は約90億円の減額で、補正後の支出予算総額は約1,152億円となります。  以上の議案の詳細につきましては、担当課長から説明させますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。  続きまして、諸般の報告として3点申し上げます。  まず、長期施設整備方針及び次期中期経営計画の策定状況について申し上げます。  議案の概要説明でも触れましたが、当局では来年度から30年間を対象とする長期施設整備方針を策定しているところです。これは、施設の老朽化に伴う更新需要の増加に対応し、安全・安心な水道を次世代につなぐため、適切かつ積極的な維持管理により施設の長寿命化を図りながら、局独自の目標使用年数を施設ごとに定め、計画的な更新整備を行おうとするものです。  また、同じく策定中の次期中期経営計画は、来年度からの5年間を計画期間とする水道事業の経営に関する基本計画であるとともに、長期施設整備方針の最初の5年間の具体的な取り組みを示すものでもあります。いつでも安全でおいしい水を安定して供給し、お客様からの信頼、安心を得られる水道という基本理念のもと、強靱な水道の構築、安全な水の供給、お客様からの信頼の確保の3つの基本目標の実現に向けて、管路の耐震化、ちば野菊の里浄水場の整備、おいしい水づくりのための残留塩素濃度のさらなる低減化、現行料金システムの更新と上下水道料金徴収一元化への対応などを進めていきたいと考えています。これらの事業の実施に当たっては、現行の料金水準を維持しつつ、健全性の確保に努めてまいります。先月実施した計画素案のパブリックコメントでいただいた御意見なども踏まえ、今月中に策定し、長期施設整備方針とともに公表してまいります。  次に、工業用水道事業の移管に伴う組織体制について申し上げます。  企業庁の改組に伴い、平成28年4月に工業用水道事業が水道局へ移管されることを受け、新年度からの組織体制について御報告いたします。工業用水道事業については、これを所掌する工業用水部を新設し、本局に事業管理課及び施設整備課を、出先機関に千葉工業用水道事務所葛南工業用水道事務所及び君津工業用水道事務所の3事務所を設置します。また、現水道局の技術部については水道部に改称いたします。工業用水道事業の移管を受け、当局として新たなスタートとなりますが、引き続き円滑な事業運営に努めてまいります。  次に、東ティモール民主共和国に対する支援について申し上げます。  本会議でも答弁したところですが、当局では、平成24年度から東ティモール民主共和国へ職員を派遣して技術支援に取り組んでいるところです。現地の水道は、当初1日数時間しか水が出ない状況でしたが、当局が派遣した職員による、24時間給水の実現に向けた計画づくりから管路整備までの技術指導と、浄水場の運転管理や水質管理及び設備のメンテナンスを実地指導したことにより、一部地域での24時間給水を実現することができました。  このような技術支援が軌道に乗りつつある中で、去る1月20日には、JICA、国際協力機構が現地で開催した水道事業に関するセミナーで、組織のあり方や公営企業としての事業運営などについて、私が講師を務めてきたところです。  東ティモールへの支援は始まったばかりですが、当局職員の精力的でひたむきな指導は現地関係者から大変感謝されており、今後の水道事業安定化に向けたさらなる支援に大きな期待が寄せられたところです。今後とも東ティモール水道事業のパートナーとして、経営に関する助言や技術指導を続けてまいりたいと考えております。  以上、諸般の報告を申し上げました。  なお、県営水道は、来年度で給水開始80周年を迎えることとなります。今後とも、委員の皆様の御指導、御協力をいただきながら、安全でおいしい水を24時間365日安定して供給していくため、ライフライン事業者としての責務を果たしてまいりたいと存じます。よろしくお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第21号関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 初めに、議案第21号平成28年度千葉県特別会計上水道事業会計予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  石井財務課長。 ◯説明者(石井財務課長) 議案第21号平成28年度千葉県特別会計上水道事業会計予算について御説明いたします。  お手元に配付いたしました議案説明資料の1ページをお開きください。  初めに、Iの予算規模ですが、収益的支出と資本的支出を合わせた支出予算総額は、この表の一番下に記載してございますが、前年度比32億5,200万円増の1,277億9,800万円を計上しております。  表の上段、収益的収支ですが、収益的収入は前年度比2億3,200万円増の803億4,400万円を計上し、その主なものは、給水収益が640億3,000万円、給水申込納付金が43億2,200万円、長期前受金戻入が77億4,600万円でございます。  収益的支出は、人件費や企業債の支払利息が減少したことから、前年度比10億3,900万円減の726億2,400万円を計上し、その主なものは、人件費55億9,900万円、減価償却費256億8,400万円、支払利息31億7,900万円です。  その結果、純利益は、前年度比9億3,700万円増の47億2,900万円を計上しています。  次に、資本的収支ですが、資本的収入は、企業債の発行を増額したことなどから、前年度比108億7,600万円増の239億8,900万円を計上し、その主なものは、企業債190億円、国庫補助金3億100万円です。  資本的支出は、建設事業費の増により、前年度比42億9,100万円増の551億7,400万円を計上し、その主なものは、建設事業費433億3,800万円、企業債償還金114億8,600万円です。  この結果、資本的収支における不足額は311億8,500万円となりますが、この不足額は減価償却費等内部留保資金で補填いたします。  続いて、資料の2ページをお開きください。議案書の写しに沿って御説明いたします。  第2条は業務の予定量です。(1)給水戸数144万9,000戸、(2)年間総給水量3億5,124万立方メートル、(3)一日平均給水量は96万2,000立方メートル、(4)一日最大給水量は112万立方メートルと見込んでいます。  第3条は収益的収入及び支出ですが、収入の第1款は、水道事業収益は803億余円で、その内訳は、第1項営業収益は給水収益などです。第2項は、営業外収益は長期前受金戻入などです。第3項特別利益は固定資産売却利益などです。  支出の第1款水道事業費用726億余円で、その内訳は、第1項営業費用は人件費、減価償却費、委託料、修繕費などです。第2項営業外費用は企業債の支払利息などです。第3項特別損失は会計基準改正に伴う引当金などです。第4項は予備費です。  3ページをごらんください。第4条は資本的収入及び支出ですが、収入の第1款資本的収入239億余円で、その内訳は、第1項企業債の発行です。第2項国庫補助金は八ッ場ダムに係るものなどです。第3項県補助金は一般会計からの補助金です。第4項工事負担金は公共事業に伴う工事の負担金などです。第5項開発負担金は開発者から徴する負担金です。第6項受託事業収入北千葉広域水道企業団との共有施設の改良工事負担金です。第7項の固定資産売却代金固定資産売却に係る帳簿価格分です。第8項その他資本収入は東京外かく環状道路工事に係る管の移設補償費などです。  次に、支出ですが、第1款資本的支出は551億余円で、その内訳は、第1項建設改良費は管路の布設がえや浄水場、給水場の設備更新工事などです。第2項拡張工事費は送配水管の整備工事やダムの水源負担金などです。第3項は企業債の償還金です。第4項年賦償還金はPFI事業に係る償還金です。第5項その他資本支出は工事負担金、開発負担金などの還付金です。  4ページをお開きください。第5条は債務負担行為ですが、浄給水場修繕工事以下、次ページにわたり24項目ございますが、これは、工期が複数年度に及ぶものや業務委託等の複数年契約をするものです。  6ページをお開きください。第6条は企業債ですが、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を記載のとおり定めるものです。  第7条は一時借入金ですが、限度額を45億円とするものです。  第8条は予定支出の各項の経費の金額の流用ですが、流用することができる場合として、営業費用と営業外費用を定めるものです。  第9条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費ですが、その内容は職員給与費81億8,595万円です。  7ページをごらんください。第10条は他会計からの補助金ですが、内容は水源調整計画分の一般会計からの繰出金で、金額は2億9,017万円です。  第11条はたな卸資産に係る購入限度額ですが、災害時に使用する水道資機材を保有するため、配水管などの購入限度額を1,000万円に設定します。  第12条は重要な資産の取得及び処分ですが、重要な資産として新料金システム関連機器一式を取得しようとするものです。  以上が平成28年度千葉県特別会計上水道事業会計予算の説明でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  本間委員。 ◯本間 進委員 先ほど来、議案で、来年度当初予算を次期中期経営計画の素案の基本目標に沿って編成したが、次期計画における経営状況の見通しはどうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 石井課長。 ◯説明者(石井財務課長) 水道局の経営状況は、現時点では比較的良好な状況でございますが、給水収益の大幅な増加が見込めない中、今後30年間にわたり施設の更新や耐震化に多額の費用が必要となることから、経営状況も厳しくなることと予想されます。このため、施設の長寿命化や工事の平準化を図るとともに、補助金、企業債、内部留保資金を活用して、収支のバランスを考えた計画的な事業運営を行います。こうしたことにより、次期中期経営計画の計画期間5カ年においては、先ほど局長からも申し上げましたとおり、現行の料金水準を維持した上で健全性を確保できるものと考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 本間委員。 ◯本間 進委員 6ページの企業債の中で、今ここに110億円で、年間の利率は9.0%以内という形だが、これは、今マイナス金利だから、考えて、低い金利に変更することは可能かどうか、ちょっと聞きたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 石井財務課長。 ◯説明者(石井財務課長) これにつきましては、現在借りかえを行いますと、満期までの利息を全部払うことになりますので、そういう特例で認められて一括償還する以外は、ちょっと利息の面で大分得ではない部分がございます。     (本間 進委員、「はい、わかった。いいよ」と呼ぶ) ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 すいません、予算の人件費の説明で、55億9,900万円というふうにお話しいただいたんですが、まず職員の定数、それからその中身ですよね。この55億9,900万円の根拠を教えていただきたいんですが。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 職員の全体の定数としては937名でございますが、この55億9,900万円は、このうち3条予算に計上してある人件費分でございまして、ここに計上されている人数は727人分でございます。それ以外のものは、資本的支出の建設事業費の中に12億1,300万円でございまして、ここに計上されている人数は151人分でございます。それぞれの人件費につきましては、今年度の9月1日現在の現員、現給をベースに、翌年度の昇給を見込んで計上をしてございます。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 すいません、よくわからないんですが、3条で727名分ですよね。それから、資本的支出の建設事業費の中に人件費があると。12億1,300万円というお話だと思うんですけども、もう少し詳しく、3条の727人と資本的支出の151人というのはどういう区分で分けているんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 4条のほうは……
        (阿井伸也委員、「3条、4条、どっち」と呼ぶ) ◯説明者(永島総務企画課長) まず、すいません、4条のほうは、建設事業に直接携わっている、すなわち管路や浄水場等の更新や整備に直接携わっている職員を充てておりまして、それ以外の管理部でありますとか、水道の給水等の維持管理、運営等を行っている職員については3条のほうに計上をしているものでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 要は、いわゆる現業職員が4条で、それ以外の職員は3条ということでよろしいんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 現業という表現は適当ではないかと思いますが、基本的には技術者の中でも直接更新整備や新たな拡張整備などの工事の設計、監督等に直接携わっている担当の職員、それ以外の技術職員も多々ございますが、その他の職員については3条のほうで計上しているところでございます。主に維持管理等を担当するということで、3条のほうに計上しているものでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 3条のほうが727ですよね。4条が151って私は聞こえたんですけど、足すと878なんですよね。最初おっしゃっていた937名分というのはどういう意味なんでしょう。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 937名は条例上の定数、いわゆる上限の人数でございます。実際に予算で組むのは現員、現給をベースに組んでおりますので、9月1日時点で在籍していた職員数を計上しているところでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ということは、正規職員、それから再雇用、臨時職員等の内訳はどうなっているんでしょうか。あわせて言うと、9月1日現在ですから、退職する人も入っているということですよね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 今、9月1日現在の手元数字がございませんが、短時間の雇用の職員が3条のほうで129人、4条のほうで27人、合わせて156人で、それ以外の人数がフルタイムの雇用の職員ということになります。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 たしか私の記憶の限り、再雇用の方がいらっしゃって、再雇用はフルタイムとは言わないんじゃないでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 再任用の職員も、通常の職員と全く同様の勤務形態で働くフルタイムの職員と、あとは週4日以下の短時間で勤務する職員と両方いらっしゃいますので、週5日間働く職員はフルタイム職員としてカウントをしております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 じゃ、通常の県の再任用と県水道局の再任用の定義は違うということでいいんでしょうか。労働時間の制約があるはずですけど。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 県の再任用との違いですか。再任用の制度上はオール県で、全県的には統一された制度でございまして、当然知事部局等の中でもフルタイム再任用はいらっしゃいます。特に労働法上、問題はございません。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 わかりました。ただ、条例上の定数と実際59名違うわけですよね。なぜ退職者の分の9月1日現在で退職後の予算を計上するのかというのは、普通に考えてもおかしいなというふうに思うんですけども、水道局はずっとそうやってやっているんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 当局では、その点が若干知事部局のほうの人件費の計上の仕方と違うところでございまして、知事部局ですと当年度に退職予定の方の分は控除し、そのかわり、その人数分を新採職員等で計上するというやり方をしてございます。ですが、当局の場合には、従来から9月1日現在の現員、現給で組むという方法をとってございまして、これは公営企業といたしまして、できるだけさまざまな変化等に柔軟に対応して、弾力的な経営ができるように、ある程度幅を持った人件費を計上させていただいているところでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 今、皆さん聞いていてわかると思うんですけども、この予算の根拠が基本的に崩れているわけですね。人件費55億9,900万円。実際には退職して、いない人の分まで計上してくる。実際、じゃ、退職された方と新採用の数が等しいにしても、給与が違うわけですよ、金額が。そうですね、課長ね。退職時の平均給与と、じゃ、新採用の給与、幾らなんですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 退職者の給与につきましては、手元に資料がございませんので、ちょっとお答えいたしかねます。新採の給与につきましては……     (阿井伸也委員、「委員長、ことし退職する人がいるから聞いたらわかります」と呼ぶ) ◯説明者(永島総務企画課長) たしか新採の給与は予算説明書の中に記載があったかと存じますが、初任給は、高校卒の場合14万9,000円、大学卒の場合18万3,300円となっております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 再度確認しますけれども、今回計上している55億9,900万円というのは条例上の定数で出してきたのか、9月1日現在の現数で出してきたのか、どちらなんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 9月1日現在の現員で出してございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 では、4月1日からはどういう人員で、職員数でやる予定なんでしょうか。新採も含めて。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 現在、来年度の新規採用者につきましては取りまとめをしておるところであり、全体的な職員数についてはまだ確定をしておりません。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 新規採用者はもう内定しているんじゃないんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 県内部では内々定はしてございますが、まだ辞退をされる方もいらっしゃいます。また、知事部局と当局とで一括して採用しておりまして、そのうち何人が知事部局、何人が水道局に割り当てられるというのも、まだ最終的な確定をしているわけではございません。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 今のを聞いていてわかると思うんです。非常にファジーな予算計上なんですね。以前、人事委員会勧告を受けて、県本局も、それから病院局ですとか、そういう公営企業も、みんなお金が足りなくなって補正予算を計上したんですね。でも、補正予算を計上しないで済んだのは県水道局だけなんです。わかりますか。要は吹かして予算計上しているということです。そうでしょう。9月1日現在ですから。ことしの9月1日現在で来年4月1日以降の予算を計上してくるわけです。永島課長、それで間違いないですよね。だから、例えば人勧があって上げるにしろ、補正しなくていいんですよね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 当初予算を編成する過程におきましては、まだ翌年度の組織体制や新規採用職員数など不確定な要素がございますので、それらの変化等に対応して、公営企業として弾力的な運用ができるように、ある程度の幅を持って予算措置をさせていただいているところでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 それは公営企業会計上、認められてるんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。
    ◯説明者(永島総務企画課長) 予算執行に不足があってはいけませんので、全ての経費は大体そうだと思いますが、不足のないように計上させていただいているものと思います。特に法令上、抵触するところはないのではないかと考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ということは、県のほかの部局やほかの公営企業、病院局とかも、じゃ、全てそういうふうにやってるという解釈でいいんでしょうか。課長は財政課にいたからわかるでしょう。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 人件費につきましては、企業庁も病院局も当局と同様の計上の仕方をしてございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ですから、水道局だけ特別じゃないんですかと申し上げているんですけど。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) ただいま申し上げたとおり、人件費については、当局と同様に企業庁も病院局も人件費を計上してございます。当局だけが特別な計上をしているわけではございません。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 それは今の議論と違って、水道局だけが前年度の9月1日現在の──そうですね──職員数で計上しているとおっしゃったと思うんですけど。ということは、県もほかの公営企業も全て9月1日現在で計上しているんですか。財政課にいた方だからわかると思うんですけど。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 何度も申し上げてございますが、当局が9月1日で計上しておるのは、病院局も企業庁も同じでございます。知事部局につきましても、9月1日の現員、現給でははじいておりますが、退職者と新採等の、そこで調整はしているというところだけが、公営企業と知事部局との差異でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 では、なぜ、人事委員会勧告を受けて給与が上がったときに、水道局以外は全て補正をしなければならなかったんですね。なぜ、じゃ、水道局だけ補正しなくていい。これは言いますけど、ある職員の方が流用すると言っていましたよ。流用。流用とおっしゃったんですけど、ということは、ただ単に、55億9,900万円で出しておくけど、予算のそういうめり張りがなくて、どこからでも、簡単にいえば、だから、建設的支出、わかります……。建設事業費の中から幾らでも持ってこれるんじゃないんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 石井課長。 ◯説明者(石井財務課長) 委員の御指摘の件でございますけれども、平成27年度につきましては、9月で人件費の減額のほうをいたしまして、26年度は、委員おっしゃられるとおり、ちょっと余分なものがありましたもので、人事委員会勧告のときに増額することなく、流用はいたしておりませんが、給与の項目の中で増額分を払いましたけども、本年度27年度につきましては、9月補正で6月1日の現員、現給で落としまして、そういうふうに余分な予算を持たないような形で予算の補正をさせていただいたところです。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 これ以上は、ぬかにくぎだと思いますので。ただ、この建設事業費という中に人件費があること自体が非常にわかりづらい予算ではないかなというふうに思いますので、もう少し、今後、ぜひ詳細な説明をしていただかないと、人件費すらこのありさまですので、ぜひ皆さんにも共通の認識を持っていただきたいなと。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに。  矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 すいません、企業債の件で1点確認させていただきたいんですが、28年度も190億円調達するようですけども、28年度末での企業債の残高が幾らになる見込みかと、今年度末と比較してどのぐらいになっているのか教えていただければと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 石井課長。 ◯説明者(石井財務課長) 27年度末の企業債残高の見込みですが、1,473億3,600万円、28年度末の残高が1,548億5,000万円と見込んでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 そうしますと、28年度末で企業債、若干ふえるということなんですが、この考え方なんですけど、今は財務内容が割といいということですから、普通に考えると企業債を減らしていくという方向性になると思うんですが、ここでまた100億円ぐらいですかね、ふえる形になりますが、これというのは、今は低利で調達できるから、多少余裕があっても調達しておこうというお考えなのか。その辺、なぜふえるのかというところを教えてください。 ◯委員長(江野澤吉克君) 石井課長。 ◯説明者(石井財務課長) 28年度で190億円の起債を計上させていただいておりますけれども、これは次期中期5カ年計画、5年間で不足するであろう額を5年で割りまして、それでもって28年度は190億円を上限ということで予算計上させていただきましたので、事業の全体の5年間の必要なものを割って計上させていただいたということになっております。5年間で950億円ほど不足するのではないかということで考えてございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 そうしますと、5年分の資金調達というか、企業債で調達するということで、28年度調達したら、5年間は、ほかの年度は企業債では調達しないという考え方ですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 石井課長。 ◯説明者(石井財務課長) 企業債は毎年これから5年間、190億円を上限として発行するというか、企業債の発行につきましては、総務省のほうに協議をして、同意を得て発行するということで、政府融資資金のものと市場公募債があるんですけれども、ある程度我々が発行するに当たって、毎年同額程度を発行していかないと買い取っていただけないというようなこともございまして、なるべく平準化して同額を発行していくというようなことが望ましいというような指導を受けておりますので、そういう形で平準化した形の起債額を計上させていただいております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 そうすると、5年間は190億円を限度に調達をしていくという計画になっているということですかね。わかりました。はい。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論がないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第21号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 賛成全員であります。よって、議案第21号は可決すべきものと決定をいたしました。        ─────────────────────────────        議案第45号関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、議案第45号平成27年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  石井財務課長。 ◯説明者(石井財務課長) 議案第45号平成27年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第2号)について御説明をいたします。  先ほどの資料の8ページをお開きください。補正内容は、今年度の最終見込みをもとに係数整理を行うもので、収益的支出と資本的支出を合わせた補正額は、この表の一番下に記載のとおり、89億8,700万円の減額で、最終予算額1,152億4,600万円を計上しています。  表の上段、収益的収支ですが、収益的収入は、補正額2億6,700万円の増額で、最終予算額803億7,900万円を計上し、その主な内容は、長期前受金戻入の2億7,800万円の増額です。  収益的支出は15億2,400万円の減額で、最終予算額719億4,000万円を計上し、その主な内容は、薬品費8億7,900万円の減及び修繕費6億8,400万円の減額です。  その結果、純利益は、補正額14億6,100万円の増額で、最終予算額は54億5,200万円を計上しています。  次に、資本的収支ですが、資本的収入は、補正額61億1,500万円の減額で、最終予算額69億9,800万円を計上し、その主な内容は、企業債60億円の減額です。  資本的支出は、補正額74億6,300万円の減額で、最終予算額433億600万円を計上し、その主な内容は、外環道や公共施設関連など相手方の事情でおくれたものなどによる建設事業費79億1,600万円の減額です。  9ページをごらんください。議案書により御説明いたします。  第2条は業務の予定量の補正です。(1)給水戸数143万1,000戸に、(2)年間総給水量は3億3,310万2,000立方メートルに、一日平均給水量は91万立方メートルに、(4)一日最大給水量は101万1,000立方メートルに、それぞれ補正いたします。  第3条収益的収入及び支出の補正から第4条資本的収入及び支出の補正、12ページ上段までは、8ページの表で御説明したとおりですので省略させていただきます。  12ページをごらんください。第5条は継続費の補正です。第二北総〜成田線送水管布設事業ですが、北千葉道路の建設の進捗にあわせて年割額を変更するものです。
     13ページをごらんください。第6条は企業債の補正ですが、借入限度額を80億円から20億円に減額する補正です。  第7条は議会の議決を経なければ流用できない経費の補正です。職員給与費の増額に伴う補正でございます。  第8条は他会計からの補助金の補正で、水源調整計画分について一般会計から繰り出しを受けるものの増額に伴う補正でございます。  以上で平成27年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第2号)の説明を終了させていただきます。よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) これより質疑をお受けいたします。質疑はございませんか。──質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第45号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 賛成全員。よって、議案第45号は可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案の審査を終了いたします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、諸般の報告・その他に対する質問を行います。  なお、質問に対する答弁者として総合企画部長、水政課長が入室いたしますので、しばらくお待ちください。     (鶴巻総合企画部長、山口水政課長入室) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、質問がございましたら御発言を願います。  本間委員。 ◯本間 進委員 私から4点まとめて質問します。  まず第1点、長期施設整備方針では、局独自の目標使用年数を定めるとのことだが、法定耐用年数を超えて使用することについての問題はないのか。  2問目、長期施設整備方針に基づき大規模な更新工事を行っていくためには、技術力の維持向上が必要だと思うが、どのように対応していくのか。  また、第3問目、工業用水道事業の受け入れまであと1カ月を切っているが、移管に向けて作業は順調に進んでいるのか。  第4問目、各浄水場の、この放射性セシウムの一番新しい数値を、これは資料で構いませんので、よろしくお願い申し上げます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 堀江計画課長。 ◯説明者(堀江計画課長) それでは、私のほうから最初の2問についてお答えさせていただきます。  まず、局独自の目標使用年数を定めるとのことだが、法定耐用年数を超えて使用することについて問題はないのかということについてでございますが、法定耐用年数は施設ごとの減価償却費を算定する期間として、地方公営企業法施行規則に定められております。一方、水道施設には法定耐用年数を超えても十分に使用できるものがあるため、法定耐用年数とは別に、局独自に施設ごとの目標使用年数を定めることとしています。例えば、管路の法定耐用年数は40年と定められていますが、現在の管路状況等を十分勘案し、管路の種別等に応じて60年から80年を目標使用年数として設定します。今後は、目標使用年数を基本に、現在実施している管路パトロールや水道施設の点検、修繕を適切かつ積極的に行うことで長寿命化を図りつつ、確実に更新してまいります。  続きまして、大規模な更新工事を行っていくため、どのように対応していくかとの御質問ですが、委員御指摘のとおり、今後は、これまでに整備してきた大口径管路や浄・給水場施設の更新整備が必要となる一方、ベテラン職員の大量退職を迎え、技術の継承とさらなる技術力の向上が課題となっています。このため、ベテラン職員による中堅・若手職員に対する職場や現場における技術指導を強化するとともに、最新の専門技術を習得する研修を質、量とも拡充させ、職員のさらなる技術力の向上を図っているところです。今後増加が見込まれる更新工事に適切に対応できるよう、引き続き職員の技術水準の維持向上に努めてまいります。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 工業用水道事業の作業に関する御質問でございますが、現在、平成28年度当初から、予算、決算などの会計事務が円滑に行うことができるように、水道事業会計と工業用水道事業会計に共通する経費や収益を処理するため、財務会計システムの調整を行っております。また、庁舎についてでございますが、工業用水部は当面、現在の幕張テクノガーデンに置くこととなりますが、基本的には同じ庁舎内とすることが望ましいと考えており、移転先について引き続き検討しているところでございます。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 本間委員。 ◯本間 進委員 今、永島課長からも話がありましたけれども、これは要望としますけども、あくまで、今、幕張に水道局が移転しております。これからの工業用水道事業とともに、やはり危機管理、それと同時に、災害とか、いろいろなことがあった場合は、やはり県庁に、やはり移転をしたほうがいいんじゃないかなということを強く要望して、終わります。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに。  松戸委員。 ◯松戸隆政委員 私から大きく2問質問させていただきます。  まず1問目は、今も御指摘がありましたが、法定耐用年数を超えて施設を使用し続けるということで、できるだけ適切なインフラの点検作業が必要だと思うんですけれども、この点検作業をいかに効率化をするのか、いかに効果的に効率的に実施をするのかということで、今後県としてはどう取り組むのかをまずお聞かせいただければと思います。  大きく2点目は、ちば野菊の里浄水場第2期施設整備について、これは小さい問題、3点伺わせていただきます。  まず1点目が、ちば野菊の里浄水場の施設整備の現状と今後のスケジュールはどうか。  2点目は、老朽化が深刻化し、機能移転を行うほうの栗山浄水場、この今後のスケジュールと今後の利活用、どう活用していくのかということ。  3点目が、資材価格であるとか人件費の高騰、変動の影響を今後どう見込んでいくのか。この3点、お聞かせいただければと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 堀江課長。 ◯説明者(堀江計画課長) それでは、ちば野菊の里浄水場の整備について、それから栗山浄水場の今後についてというところで、3点御質問いただきましたので、お答えさせていただきます。  まず、ちば野菊の里浄水場第2期整備事業につきましては、今年度は浄水施設の実施設計と、工事用車両が通行するために必要な道路拡幅等の進入路整備を行っています。来年度からろ過施設と高度浄水処理施設の建設に着手し、平成35年度の稼働を予定しております。  続きまして、機能移転した後の栗山浄水場についてでございますが、これにつきましては、ちば野菊の里浄水場内の用地では、新たにつくった水道水を貯留するための配水池容量が少ないため、栗山浄水場の跡地に配水池や送配水するための施設を整備する方針です。  続きまして、これらの工事を続けていく上での資材の高騰等についてということの御質問でございますけれども、来年度から本格化するちば野菊の里浄水場の第2期整備事業におきましても、資材高騰等の影響が出てくる可能性もあると思われますが、そのような場合におきましても工事工程におくれを生じさせないよう、また、費用につきましても、工事コストの縮減を目指しまして適切に対応してまいりたいと考えております。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 宇内課長。 ◯説明者(宇内給水課長) 給水課でございます。  施設の点検について、どのようなことをしているかという質問に対してお答えいたします。  水道局では、給水区域全体における管路パトロール、それからあと水管橋の点検、大型仕切弁等の施設の定期的な保守点検、そういったことを計画的に実施しております。例を出しますと、水管橋の点検ですと、主要水管橋が291橋ありますけれども、これを対象に年2回点検するなどしてございます。この調査点検により漏水等を早期に発見することによりまして、大きな事故を未然に防ぐ、そういった効果が期待できるということで、その点検等に努めているところでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 まず、ちば野菊の里浄水場のほうなんですけれども、これは意見なんですけれども、ぜひ、まずしっかりと計画に従って実施をしていただきたいと。平成35年稼働ということでありますので、ぜひしっかりと計画に従って実施をしていただきたいということと、資材価格の高騰等、出てくる可能性もありますけれども、できる限り予算が膨らまないようにしっかりとチェックをして、削るべきところは削っていただいて、しっかりと管理をしていただきたいと思っております。  また、栗山浄水場なんですけれども、地元の方から、どういうふうになるのとか、結構頻繁に聞かれるんですね。意外と地元の方々もわかってないんで、今後、順次周知をしていただければなと思っております。  もう1点、老朽化のほうなんですけれども、インフラ点検のほうなんですけれども、できるだけ効果的、効率的に点検作業を進めなきゃいけないと思うんですね。これに対して、ICTであるとか、ロボット等の活用なんかもいろいろと取り上げられておりますけれども、ICT、ロボット等の活用について何らかの見解を持っているのか、お聞かせいただければと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 宇内課長。 ◯説明者(宇内給水課長) ICTとか先端の技術につきましてですけれども、使えるものについてはどんどん採用していきたいとは思っております。新しい技術については、いろいろと知見を深めながら、調査しながら検討していきたいと思っております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 今後、人手不足であるとか、また、負担をできる限り削減しなきゃいけないということもありますので、ぜひ効率的、効果的に実施するように、そういった新しい技術の導入も検討していただければと思っております。  以上、意見で結構です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 赤間委員。 ◯赤間正明委員 私のほうからは2点、中期経営計画と水道管の管路マップの情報提供のあり方についてお伺いをいたします。  まず、中期経営計画に関してなんですけれども、5年前の3・11東日本大震災で、浦安の液状化現場は特にですけれども、管工事組合の水道事業者の皆さんがすばらしい対応をされたということで、さきの常任委員会で県水だよりにその旨が記載されてないという指摘をさせていただき、水道局長から、千葉県水道管工事協同組合の方の力によって震災対応が行われたと明言いただいたわけでございますが、千葉県の中期経営計画には、基本目標の1に強靱な水道の構築が掲げられております。耐震化の推進とか危機管理体制の充実が記載をされておりますが、当然現場の皆さんの声を反映していると思いますけれども、そこで確認の意味でお伺いをいたします。  千葉県県営水道事業中期経営計画には、基本目標の1に強靱な水道の構築が掲げられておりますが、震災時に現場で作業に当たった千葉県水道管工事組合等からのヒアリングによる調査結果や意見が反映されているのか、具体的にどこで何回ぐらい話し合いを持たれたのか、お伺いをいたします。  次に、千葉県水道局の情報システムについてお伺いいたします。  同じく3・11の浦安の現場において作業された方、ずぶぬれになって液状化現場で作業された皆様から、水道管の管路情報をゼンリンの地図のようなファイルの、冊子による紙情報ではなく、もう皆さん常識で今持っておりますiPad等の電子情報として提供していただきたいとの強い要望をいただきました。現在、この電子情報は、極めてプライバシーというか、個人情報として守秘義務があるということで提供されておりません。水道管の管網図に関してですけれども。しかし、反面、紙情報として置かれているわけでございます。なぜ紙情報で大丈夫なのが電子情報ではだめなのか、ちょっとよくわかりませんけれども。現在、各地の水道サービスセンターでは、例えば個人の水道料金の未納者のリスト等を厳格に管理をされているということで、個人情報を扱うという意味で非常に厳格に、その管理は完璧に行われているわけでございますので、水道サービスセンターに冊子として、ファイルとして紙情報で置いてあるものを、ぜひiPad等の電子情報に変えるべきではないかというふうに思います。  そこでお伺いいたしますが、水道管管網図の電子情報を地域拠点であります水道サービスセンターに提供し、効率的で速やかな作業の実現を図るべきと考えるが、どうか。  そしてまた、平成28年度の情報化事業予算は19億4,300万円、毎年約20億円という巨額の情報化投資が行われております。IT技術の進歩はすさまじく、もし同じシステムであればコスト削減は十分可能であると思います。しかし、毎年5億円以上かけて行う管路情報の管理システムは、現在随意契約になっております。同じ一民間企業にお願いをして、今後とも随意契約を見直す考えはないとのことでございます。千葉県として今徹底的に行政改革に取り組んでいる中で、なぜ水道局だけがこういった競争原理を導入できないというふうにおっしゃるのか、よくわかりません。  そこでお伺いいたしますが、千葉県が徹底した行政改革に取り組んでいる中で、水道局が毎年5億円以上支出している管路情報管理システムの随意契約を見直して、入札制度を導入すべきではないでしょうか。  以上、2点でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 縣次長。
    ◯説明者(縣技術部次長) 私からは、千葉県水道管工事組合とのヒアリングをどこで何回くらい行われたかにつきまして御回答させていただきます。  今回の中期経営計画策定に当たりまして、現在の中期経営計画2011から次期中期経営計画を策定する過程において、千葉県水道管工事協同組合とは、東日本大震災の教訓を踏まえまして、平成26年3月4日に災害時における水道復旧活動に関する協定の改正をしているところでございます。この改定では、発災直後の管路の被害調査や、応急復旧や応急給水に加えて、新たに後方支援の業務を細目協定で定めることで、各水道事務所に設置されました現地対策本部や支部における工事の調整や工事に必要な資機材の調達、配管材料の入出庫などに御協力をいただくことになりました。具体的にどこで何回話し合いを行ったかという記録ははっきりとは残ってございませんけれども、特に平成25年度におきましては精力的に話し合いを持ったところでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 宇内課長。 ◯説明者(宇内給水課長) 私からは、2問目、3問目についてお答えいたします。  まず、2問目の水道管管網図の電子情報を地域拠点である水道センターに提供し、効率的で速やかな作業の実現を図るべきと考えるが、どうかという質問に対してですけども、まず当局では、水道事務所、それからその支所に管路情報管理システム端末を33台配置してあります。当局職員が管路図等を速やかに出力し、緊急修繕工事受注者に管路情報を提供できる体制を確保してございます。緊急修繕工事や維持修繕工事などは競争入札により受注者を決定していますので、同工事の入札参加者の側面も持っております水道センターに限って管路情報管理システムを配置した場合は、公平性の観点から問題があるのではと考えてございます。  それから、3つ目の質問でございます。千葉県が徹底した行革に取り組んでいる中で、水道局が毎年5億円以上支出している管路情報管理システムの随意契約を見直し、入札制度を導入すべきではないかという御質問についてなんですけども、まず当局の管路情報管理システムについてですけども、同システムは、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社が著作権を有しますシステムを、当局の業務内容に合わせて改造を加え、開発したものでございます。そのため、システム開発者の著作権が及ぶ業務をシステム開発者以外に委託することはできない状況にございます。そのため、地方公共団体の物品等又は特定役務の調達手続の特例を定める政令第10条第1項第1号の規定によりまして随意契約しているもので、適切な契約と考えてございます。  なお、システム開発者の著作権が及ばない業務等については、競争入札を導入し、コストダウンに努めている状況でございます。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 赤間委員。 ◯赤間正明委員 私は、震災が起こったときに、その後、後方支援とかどうするかとか、そういった話し合いを持ったのは十分わかっているわけです。私がお伺いしたいのは、次期の中期経営計画の策定に当たって、今後の震災対応等、どうやっていくかという、こういった計画をベースとしたような話し合いを持った事実があるのかというふうにお聞きをしているわけでございまして、私は、皆さんからこういった話は1回も持たれていないといった事実も聞いておりますけれども、何かありますでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 縣次長。 ◯説明者(縣技術部次長) 先ほど水道局長から、諸般の報告の中で、次期中期経営計画は今月中に策定して公表すると申し上げたところでございますけれども、千葉県水道管工事組合とは今月中に幹部との意見交換会を予定してございます。これらを含めて、いろいろな御意見等を踏まえながら成案に向けて取り組んでまいりたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 赤間委員。 ◯赤間正明委員 当たり前のことですけれども、中期経営計画は机上の空論ではいけないと思います。5年前の3・11東日本大震災の経験、特に浦安などのすさまじい液状化の震災対応を踏まえて計画をまとめていただきたい。震災を風化させないでいただきたいと思います。  それから、管路網に関してなんですけども、今答弁ありましたとおり、なぜ随意契約を変えられないか。水道局の説明では、千葉県民の水道管の管路網に関する情報は、一民間企業の、要するに特許になっているということでございました。どのようなことでしょうか。私も説明を聞いてあんまりわかりませんけども、当然私は、千葉県民の水道管に関する情報は水道局が管理すべきではないかというふうに思います。  そこでお伺いいたしますけども、本来、水道管などの基本的な位置情報は公の水道局の情報でなければならないと思いますけれども、千葉県水道局の管路情報の特許が特定の一民間企業にあるということは、リスク管理の観点からも問題があるのではないでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 宇内課長。 ◯説明者(宇内給水課長) ただいまの質問についてお答えいたします。  御指摘のとおり、管路情報は水道局の情報でございます。ですので、本システムの使用者は当局の職員に限定されます。また、本システムは当局の管理下においてのみ使用できることとしてございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 赤間委員。 ◯赤間正明委員 私が言っているのは、一民間企業、たった1社の民間企業が特許を所有し、それがあって随意契約を今後とも続けざるを得ないといった、こういった状況を、変えていく必要があるんじゃないかなと思うんですけれども、そこら辺についてはいかがですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 宇内課長。 ◯説明者(宇内給水課長) 御指摘のとおり、競争原理の導入や技術革新によりまして、コストダウンやすぐれたシステム等が導入できる可能性等もございますので、今後の技術開発の動向、他事業体における最新技術の導入状況等に注視しまして、機会を捉えまして適切に対応してまいりたいとは思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 赤間委員。 ◯赤間正明委員 もう1回確認をいたします。適切に対応するということは、一民間企業が所有している先ほど言いました著作権、特許、これに依存しているという、千葉県水道局の、この管路網システムの今後のあり方について、抜本的に見直すというような必要性を感じている、競争原理を導入しなければならないという、こういった意識を持っているということでしょうか。御説明いただいたときには、今後とも随意契約は見直す必要はない、できないといったような御回答をいただいていたわけでございますけれども、そこら辺について確認の意味で、抜本的に見直すかどうかということだけお伺いしたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 宇内課長。 ◯説明者(宇内給水課長) 管路情報システムは、先ほど説明もいたしましたように、もともと既存のシステムをその事業体に合わせてカスタマイズして構築していくものでございます。ですので、何かしらの形で作成者、もともとソフトを持っている会社なりの著作権なりは絡んでくると思います。そういった点で、将来的に随契等についてはどうしても生じてくるのかなと思います。  ちなみに、他事業体、20の事業体を調査したところ、著作権に関する業務に関しては、全ての事業体が随意契約をしてございましたので、当局としてそれに対して適切だというふうに考えてございます。     (「ちゃんと直さなきゃまずいよ」、「まずいでしょう」、「いいよ。どうぞ」と呼ぶ者あり) ◯説明者(宇内給水課長) ただ、先ほど申しましたように、新しいシステム等が出てきたときには、いろんな新しい技術については導入していきたいと考えてございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 赤間委員。 ◯赤間正明委員 特定の民間企業と、また水道局との癒着と言われないようにしていただきたいんですが、実は5億円以上の随意契約が従来2つありまして、1つは水道料金のオンラインシステム、そしてまた、もう1つが今言った管路網のシステムですけれども、今、水道料金のオンラインシステムは競争原理を導入するという方向で進んでおります。当初はこれも、水道料金のオンラインシステムですから、これは競争原理にはなじまないと。こういった個人の情報が集約化している、データが集約化しているシステムなので、これは競争原理になじまないと言っておりましたけれども、今回、競争原理が導入できるわけです。ですから、管路網に関しても、これは競争原理が導入できないわけはないわけでございまして、しっかりと競争原理、千葉県が今行政改革に取り組んでいるわけですから、永久に随意契約を続けるといったことがないように対処していただきたい、このように思います。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに。  矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 私のほうから、新しい中期経営計画に関連して3問と、長期施設整備方針に関連して1問お聞きします。  まず、新しい中期経営計画ですけれども、先ほど局長からもパブリックコメントを実施されたということなんですが、これが何件ぐらいあったかということと、その内容についてわかったら教えていただきたいというのが1点。  2点目は、管路の耐震化ということで、これも引き続き経営計画の中に入れていただきまして、湾岸埋立地域の管路を優先するということで、ありがたく思っておりますが、現状の埋立地域の進捗率を教えていただきたいと思います。また、その中でも浦安市がわかりましたら教えていただきたいと思います。  それから、企業債のほうなんですが、先ほど予算のところでも御質問して、平成27年度が1,473億円の見込みということなんですが、これが32年度末ではどのぐらいになるのか教えてください。  もう1つ、長期施設整備方針のほうですが、事前に概要版の説明をいただきまして、そこで事業費の5年ごとの合計が出ていますが、その内訳が、事業費は浄・給水場ということと管路施設に分かれていて、あと維持修繕ということで、最初の平成32年度までが約2,500億円、次の5年間が約2,500億円ということで、ちょっと内訳は増減あるんですが、最初の5年と次の5年と約2,500億円ずつということで、非常にざっくりしてるなという印象なんですけど、これの算出方法を教えてください。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 次期中期経営計画についてパブリックコメントを実施いたしましたが、提出意見数は5件ございました。主な意見といたしましては、整備更新の必要性等について、利用者がわかりやすい記載にしてほしい。また、中長期の更新需要や財政見通しがどのようになっているのか、利用者にわかりやすく説明することが必要である。また、人材、技術力、費用の確保について、具体的にわかりやすい記載にしてほしいというものでございまして、こうした意見を踏まえた対応等につきましては、現在検討しているところでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 宇内課長。 ◯説明者(宇内給水課長) 私は、湾岸埋立地域の更新、耐震化の進捗状況、それから浦安市についてどうかという質問についてお答えいたします。  まず、湾岸埋立地域全域についてですけども、管路は平成26年度末現在で約685キロメートルありまして、耐震化率は30.3%となってございます。それから、これを浦安市に限定いたしますと、同じく26年度末現在ですけども、18.1%でございます。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 石井課長。 ◯説明者(石井財務課長) 中期経営計画の最終年度の企業債残高は1,861億円となる見込みでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 堀江課長。 ◯説明者(堀江計画課長) それでは、私のほうからは、長期施設整備方針に計上した事業費をどのように算出したかについて御回答させていただきます。  今回計上した内容につきましては、浄・給水場等の施設整備に関するものと、それから管路に関するもの、大きく分けて2つございますが、いずれも、まずこれまで更新工事を行ってきた実績をベースにして算出しております。浄・給水場につきましては、19年10月に稼働いたしましたちば野菊の里浄水場の更新費用がございますので、それをベースにいたしまして、不足するところにつきましては、厚生労働省のほうから水道事業の再構築に関する施設更新費用算定の手引きというのがございまして、そこに施設ごとの更新費用の見込み、概算費用が掲載されておりますので、それを参考として今回の事業費算定を行ったところでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 まず、そうしますと、耐震化のほうですけども、これはそれぞれ、湾岸埋立地域全体、それから浦安市内もそうなんですけども、大体いつぐらいまでに完了する見込みなのか教えていただければと思います。  それから、企業債なんですが、今の御答弁だと、新中期経営計画が終わるときに、27年度より約400億円ほどふえるということなんですが、これは健全経営という観点からすると、ふえるというのは何らかの新たな設備なり、それなりがあるんだとは思うんですが、その辺、なぜふえるかというのを教えていただければと思います。  それから、パブコメについては、それぞれ意見が出たということで、これを反映させていただくということなので、お願いしたいと思うんですが、ちょっと話がそれちゃいますけども、先ほど赤間委員のほうから管工事協同組合の方の意見を今月聞くというお話がございました。これまでは聞いてなかったというお話だったんですが、多分これ、この中期経営計画のことで聞かれるんだと思うんですけども、今月中に聞いて、もう今月末には公表するということの中で、それって間に合うのかどうかということですね。その辺をちょっと教えていただければと思います。  それから、事業費の算出方法なんですが、そういうことで出されたということなんですけども、最初の5年と後半の5年間が全く同じという、まあそうなっていますね。この30年間の中で、確かに20年後、30年後を出すのは厳しいかもしれませんけども、10年先ぐらいまではもうちょっと緻密な数字で出したほうがいいんじゃないかなということと、あと、そのときいただいた概要版で、平成38年度以降は現在精査中ということで、今後の状況を踏まえ検討していきますとありますが、これはいつの段階で平成38年度以降についての事業費は公表されるのか。今回の今月末に公表される中に入っているのか、それとも、もっと先になってしまうのかということを教えていただければと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 宇内課長。 ◯説明者(宇内給水課長) 湾岸埋立地域における耐震化、これはいつまでにできるかということですけど、湾岸埋立地域の主要管路や重要施設へ給水する管路について限定いたしますと、まず平成36年度末までに耐震化率が100%になるように、まず目標といたします。あと、同じ36年度に湾岸埋立地域全域で66%以上となることを目指してございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 堀江課長。 ◯説明者(堀江計画課長) 今の質問に続けてのお答えになりますけれども、長期施設整備方針の中では達成目標を掲げておりまして、そのうちの1つといたしまして、管路の耐震化率、湾岸埋立地域については100%を目指しますよと。これについては、目標年次といたしましては52年達成ということで予定しております。  それから、10年間の事業費につきましてですが、委員各位に御説明いたしました事業費の中で、現在精査中と書いてあるもの、大変こちらの説明が不足していて申しわけなかったんですが、10年分の事業費について精査中であるということで御理解いただければと思います。つまり、10年目以降につきましては、水道施設の更新整備の事業費の算定するに当たりまして、その都度の社会情勢や経済状況などの影響を大きく受けるというふうに考えていますので、当面10年間の事業費をお示しするということで、その後につきましては、5年ごとに中期経営計画の策定をするのに合わせまして都度見直しを行って、5年たったらまたその先10年分の見通しを立てていくという、そのような考え方で、長期的な費用の算出をできるだけ現状に即した値で見積もっていきたいというふうに考えております。
    ◯委員長(江野澤吉克君) 石井課長。 ◯説明者(石井財務課長) 企業債の残高についてでございますけれども、次期中期経営計画中の更新や整備事業費等で約2,500億円ということで本会議のほうで答弁させていただいておりますけれども、その2,500億円ふえていく中で、給水収益、内部留保資金、補助金等を使っても、なおかつ不足するであろうものの上限を定めまして企業債を発行していくということで、どうしてもこの計画中に企業債の残高がふえていくような形になってございます。     (矢崎堅太郎委員、「あと管工事協同組合の件」と呼ぶ) ◯委員長(江野澤吉克君) 縣次長。 ◯説明者(縣技術部次長) すいません、大変おくれました。縣でございます。  年度内の成案に向けて、どのような形で取り組むのかという御質問だったかと思いますけれども、日数的には、もう3月に入っておりますけれども、今計画が今年度中に計画期間が終了いたしますので、それに間に合わすような形で作業は進めてございますので、よろしくお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 ちょっと質問の趣旨が違ったと思うんですけど、管工事協同組合の方の意見を聞いたものが計画に反映するかどうかということで、間に合うのかということです。これからお聞きするということだったので、意見を。 ◯委員長(江野澤吉克君) 縣次長。 ◯説明者(縣技術部次長) 素案につきましては今できておりますけれども、管工事組合との意見交換会は今月の14日に予定してございますので、それを踏まえながら、意見を入れながら進めてまいります。 ◯委員長(江野澤吉克君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 間に合うということですので、お願いします。  あと、事業費のほうなんですけど、そうすると、私が勘違いしていたのか。皆さんのほうにこの概要版が事前に説明されてたと思うんですけど、今の課長の話だと、この現在精査中というのは、この最初の10年を今精査しているということの理解でいいんですかね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 堀江課長。 ◯説明者(堀江計画課長) その件につきましては委員おっしゃるとおりでございまして、私どものほうの説明がちょっと不適切で、十分説明できなかったことは大変申しわけなく思っております。最初の10年分についての事業費が精査中であるということで本来御説明すべきところでございました。 ◯委員長(江野澤吉克君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 そうしますと、逆に言うと、平成38年度以降はその都度見ていくということなので、今の段階で平成38年から平成57年の20年間の事業費というのはざっくり──ここはある意味ざっくりでもしょうがないと思うんですけども、それは出されないということでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 堀江課長。 ◯説明者(堀江計画課長) 委員御理解のとおりでございます。ただ、説明の中では、例えば今の10年分で年間毎年500億円かかるというペースで、じゃ、30年という話の説明を、委員のほうから、そういう形でおっしゃられたことはございますけれども、それにつきましても、現時点におきましては、まだ10年分しかお示しすることができていない。今後については、その都度算定して御説明させていただければというふうに考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 そうしますと、余りこの30年の計画の意味がないような気がするんですけれども。数字がなかったらですね。それだったら10年計画みたいな形で、10年たったら見直していくみたいな、そういうことにもなりかねないと思うんです。一応形としては30年あっても、具体的な数字が入っていなければ余り意味がないような気がするんですが、その点はどうでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 堀江課長。 ◯説明者(堀江計画課長) それでは、長期施設整備方針につきましては、今後の施設の更新、それから整備につきましての基本的な考え方と、それをどういう形で更新していくかというところをお示ししたところでございまして、現在の施設が、古いものでは60年近くたっているものがございますので、法定耐用年数でいう土木構造物については60年というところがあるんですけれども、それをさらに延命化して使っていく。例えば、あと20年もつとした場合に、既に今見込んでいる30年の計画の中に入ってくるものですから、そういったところを、その30年先を見据えたときに、今の施設をどのような形で維持更新していくかというところを中心にまとめたものが長期の施設整備方針でございまして、具体的にそれを実施していく段階になったときにかかってくる費用であるとか、それから人員、当然業務量がふえますので、人もそれに対して手当てしていかなければいけないと。そういった話になってきますと、なかなかその30年分をお示しするというところが難しいものでございますので、現時点におきまして見通しが可能な10年分を1つの区切りといたしまして、それを繰り返していくことによって、確実かつ継続的に事業を実施していくということで取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 課長のおっしゃることもわかるんですけど、それでしたら、私は、やっぱり30年という計画をつくるならば、ある程度のやっぱり数字をつくっていただいて、いろいろ算出方法が複雑なのかもしれませんけども、そこをやっていただいて、そして、具体的には5年ごとなり10年ごとなりに見直していくというほうがいいんではないかなというふうに思います。これは意見として言わしていただきます。  もう1つ、最後に、企業債のことなんですけども、課長がおっしゃるとおり、これから設備のこととかでお金がかかっていくので、調達しなければいけないというのもよくわかりますが、そうすると、今の事業費のほうとも関連しますけども、企業債は、今後、その先ですけども、逆に言えば、収益が伸びが期待できない中ということで、それに設備投資がふえていくとなると、企業債はふえていくトレンドになっていくということでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 石井課長。 ◯説明者(石井財務課長) 基本的には、事業費がふえれば企業債がふえるという形です。企業債の充当率というものもございまして、今回も190億円を上限としてということで、やはりある程度のところで抑えませんと借金だらけになってしまって、健全経営が難しいので、その辺は、ただ事業費がふえていくから伸びていくかというと、ほかのところで経費節減等をして、建設工事費用、更新費用を出さなければいけない部分も出てくるかと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 本当にこの財政健全化というのは、水道局も、今はいいですけども、将来的にはやはり、非常に厳しくなっていくのがわかっていることですから、その辺、しっかりやっていただきたいなということを要望して、終わりたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 じゃ、すいません。     (資料配付) ◯阿井伸也委員 資料を配っていただいている間にお話をしたいというふうに思いますけども、県水道行政の最も重要な課題というのは、平成15年7月の県内水道のあり方検討会から始まって、長年かけてきた、この県内水道の統合・広域化ということだというふうに私は認識をしております。そして、ちょうど平成27年7月に、リーディングケースである県営水道と九十九里・南房総の用水供給事業体と統合、そして末端水道の統合・広域化ということに対して、関係する全ての市町村から賛意が得られたというふうに県のほうから伺っておりますけれども、再度確認いたしますけれども、県水道行政の最重要課題というのは、この県内水道の統合・広域化であるというふうな認識でよろしいんでしょうか。委員長、せっかく総合企画部長が来ているので、部長に答弁を求めたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 鶴巻総合企画部長。 ◯説明員(鶴巻総合企画部長) 委員の御質問は、県内水道行政の最重点課題が統合・広域化でよろしいのかということだったかと思います。まさに阿井委員がずっと──ずっと前という言い方はよくないかもしれませんけど、以前から、将来の人口も見据えて、将来的な課題として今やっておかなければならないということで強く訴えてきたものが、ようやく先ほど御案内のございました市町村長の合意もとれて進み出すということでございますので、今後の千葉県の将来を考えた場合には、まさに一番大事なことであろうというふうに認識しております。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 それでは、本題であります(仮称)千葉県水道事業中期経営計画、まだ策定中ということで、この25ページにわたる素案というのが皆さんも御説明を受けたというふうに思います。今、県水道行政の最大の課題である、また取り組みである、その部分についての記載をしたものが、皆さんにお配りした、まず資料1がそれであります。赤のアンダーラインで書いてあるところでございまして、簡単に言いますと、まず、このわずかにある記載です。25ページ中ここしかないというところでありまして、社会情勢・環境の変化ということで、これまでの取り組みが時系列的に入っております。それが1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11行ですね。  それから、21・22ページのほうには、統合・広域化について、大規模事業体としての責務及び社会貢献というふうに、主要施策(7)になっているんですね。その最後のほうで、主な取り組みという中の3番目、国際貢献及び他事業体への支援という中に4行、まさに付録のようにぶら下がっているんですね。さらに、平成27年9月に県が公表した「「県内水道の統合・広域化の進め方(取組方針)」を踏まえ、九十九里地域・南房総地域の用水供給事業体と県営水道との統合(リーディングケース)に向けた取組に引き続き参画するなど、県が進める県内水道の統合・広域化に向けた検討に協力していきます」と、非常に他人行儀な、まさに県と県水道局は別な組織のような書き方だというふうに私は捉えられる。皆さんもそう捉えるというふうに思います。  2つ目の資料が、これがことしの3月までの中期経営計画でありまして、これは非常に立派なことが書いてありますね。「県内水道の中核として期待される役割を踏まえ、統合・広域化に向けた取組に参画する」と。また、「多様な主体との連携を図り、県内水道の発展に貢献する」と書いてあります。ほかも見ていただくとわかるんですけれども、現中期経営計画のほうがまだましかなというふうに思います。  それから、3番目の資料は水道事業運営審議会での議事録でありますので、後ほどお話の中に出てくると思いますので、認識をしていただきたいというふうに思います。  まず、一昨日まで行われました予算委員会で次期の中期経営計画の問題を取り上げさせていただきました。その中で、県水道行政と中期経営計画のところで、いわゆる県水道局というのは、県の水道行政の中の一部ではないのかという質問をさせていただきました。そうしたところ、総務企画課長の永島課長からこういう御答弁がありました。水道行政の定義は明確ではございませんが、県水道局は、地方公営企業法及び千葉県水道事業の設置等に関する条例に基づき、水道事業管理者のもとに、千葉市など県北西部地域の11市に対し水道を供給している県営の地方公営企業です。一方、県営水道を含め、県内水道事業体のあり方など、水道事業に関する政策立案──これは重要なんですよ──水道事業に関する政策立案を所掌しているのは総合企画部ですという答弁でした。永島課長、間違いないですよね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 先日の予算委員会ではそのように答弁させていただきました。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 その答弁に私は再質問したんですね。実は県の職員録にそれぞれの所管といいますか、分掌事務というのが載っております。そこには、総合企画部水政課は上水道事業の管理、それから施設整備に係る指導に関すること、それから水道局に関することを所掌するというふうに書いてあるんですね。永島課長の答弁が政策立案を所掌しているんだという答弁でしたんで、そういうふうに再質問したところ、今、委員御指摘のとおり、総合企画部は水道局に対する指導なり調整なりの役割も当然担っていますという答弁だったんです。永島課長、間違いないですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 先日の予算委員会ではそのように答弁させていただきました。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 県の職員になると、最初にこのそれぞれの分掌事務というのを私は研修をするというふうに聞いているんですね。この最初の永島課長の答弁、これは多分本音だったんじゃないかなと思っているんですけど、田谷局長は、この最初の答弁は御存じだったんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 田谷水道局長。 ◯説明者(田谷水道局長) 当然存じ上げております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ということは、県の分掌事務も理解をしていない方々が幹部にいるということなのかなというふうに私は感じた次第であります。だから、恐らく永島課長も田谷局長も正直なんでしょう。総合企画部の所管じゃないよと。水道局は独立しているんだよということなんでしょうか。どうなんでしょう。
    ◯委員長(江野澤吉克君) 田谷水道局長。 ◯説明者(田谷水道局長) 若干法律的な整理を1回させていただきたいと思いますが、地方公営企業法という法律がございまして、地方公共団体は、地方公営企業を条例の定めによって設置することができるとなっております。あわせまして、その事務を執行させるために管理者を置くという規定がございます。ここで大事なのは、管理者の設置につきましては、地方公営企業を経営する地方公共団体に、地方公営企業の業務を執行させるため管理者を置くということになっておることでございます。それが法律でございまして、それに従いまして、その設置について、千葉県水道事業の設置等に関する条例というのがございます。県は水道事業を設置する。それから、給水区域はここですよと。給水人口はどれぐらいです。一日最大給水量もこれぐらいですよということが書かれています。さらに、局長の権限に属する事務を処理させるために千葉県水道局を置くというふうになっております。この条例は知事が提案をして、議会で可決されたものでございまして、水道局には条例提案権はございません。法律上はあくまで、知事部局が設置した水道事業を、知事部局が決定したエリア内で事業運営するのが水道局の役目ということでございます。当然のことながら、水道局は、いわゆる水道政策、あるいは県内水道がどうあるべきかということに関しては書けないということになっております。  また、現行の用水供給事業につきましても、後発の南房総を含めまして、6企業団方式、他県でよく見られております県営一括化ということではなくて、6企業団方式……     (阿井伸也委員、「すいません、それは聞いていない話です」と呼ぶ) ◯説明者(田谷水道局長) いや、ちょっと関連がありますので。それも当時の恐らく水政課が決定したものでございまして、統合・広域化について、県営水道の中に2つの企業団を取り入れるということであれば、当然条例の改正が必要になってまいります。その条例については、知事が提案するという形になっておりまして、私どもが、じゃ、手を広げて、南房総と九十九里、はい、入れましょうという政策決定は、私どもではできません。法律的にはそういう形になっております。ただ、法律的にはということでございまして、当然のことながら、協力なり会議への参画というのは当たり前のことでございますので、進めていきますし、また、議会の場でございますので、法律に準拠したことしか申し上げられないという部分もございますので、その辺は御理解いただければと思っております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 わかったような、わからないような。ということは、現経営計画は踏み込み過ぎたということなのかなというふうに今の答弁では感じました。  その次の私の再質問があったんですよ。これは非常に重要で、委員の皆さんも聞いといていただきたいんですけども、今回の次期中期経営計画のこの素案、皆さんがいつ説明を受けたかわかりません。皆さんに説明の前なんですね。それも水政課、それから水道事業運営審議会には概要は──概要ってこれですよ。紙っぺら1枚。何も書いてないに等しいやつですね。こういうやつです。これから今回出てきたのも大分変わっております。これを説明したというふうにおっしゃっているんですけど、問題は、水政課との調整も終わらず、審議会への素案というのは説明をされていないんですね。にもかかわらず、2月の16日、多分委員の先生方も説明を受けたのはそれ以降だと思います。水政課もその素案自体は知らなかった。2月16日にパブリックコメントに公表したんです。どうしてなんだという質問に、永島課長は、今話したように、素案の概要については12月の水道事業運営審議会で説明しましたと。この1枚ですね。これを説明したとおっしゃっています。水政課とは基本的には、中期経営計画は水道局で自主的に作成しているもので、必要な情報は提供しているかと思いますが、素案の概要の説明については、今どの段階で、どの程度御説明したかという点については定かではありませんと言っているんです。わかります……。要は水政課にいつ話したかわかんないと、その担当している課長が言うんですね。水道事業運営審議会を12月に開催する以前に、その概要については総合企画部に伝えていますというふうにおっしゃっているんですね。おとといですよね。永島課長、間違いないですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 予算委員会ではそのように御答弁させていただきました。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 そこで伺いたいんですが、定かではありませんが、12月に開催する前に、審議会を、その概要については総合企画部に伝えていますと。これはどういう形で伝えたんでしょうか。課長が知らないということは、誰が、どのように水政課にこの素案を伝えたんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 12月の審議会を開催するに当たりましては、次期中期経営計画についてどのようにお諮りするかということは、水政課とは相談をさせていただきました。その段階でお示しできる内容として委員御指摘のペーパーを作成し、それをうちの政策室のほうから水政課のほうにお届けし、この内容で審議会に諮りましょうということで御了解のもとに審議会に提出をさせていただきました。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 その何だか室のどなたが、いつ、誰に届けたんですか、水政課の。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) そこまではちょっと把握をしておりません。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 いや、課長、だって届けたって、あなた、おっしゃったんだよ。いつ、誰が、どうやって届けたか知らないのに、何で届けたって答弁できるんですか。うそついているんですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 審議会開催前に、水政課とはこのペーパーで説明をするという相談をさせていただいたことは事実でございますので、届けたと申しました。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 水政課、答えられる……。去年の12月の前の話ですよ。誰が、いつ届けたか知らないと言っているんですけど、水政課は記憶にあるんですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 総合企画部水政課長、山口課長。 ◯説明者(山口水政課長) 水道局のほうから、この審議会の開催の前に、委員が先ほどお示ししたペーパーでやりたいということを、うちの担当のほうを通じて水政課のほうにも情報はいただいて、それを踏まえて審議会のほうを開催したところでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ですから、これは知ってたんですね。でも、この素案は知らなかったということでいいんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 山口課長。 ◯説明者(山口水政課長) その時点では、まだ素案全体を示せる段階にまでは来ていないというお話はいただいております。それで、その概要をお示ししたという形になっております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 いや、ではなくて、私が聞いているのは、2月16日、パブコメの前にこの素案について御存じだったんですかというのを聞いているんです。 ◯委員長(江野澤吉克君) 山口課長。 ◯説明者(山口水政課長) 大変失礼いたしました。素案の内容をいただいたのは、委員が先ほど言いましたが、パブリックコメントとあわせてという形で提示をもらいました。事前にという形はありませんでした。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 そういうことですね。所掌するところ、課長は答弁しています。政策立案──中期経営計画というのは政策立案じゃないのか、よくわからないんですが──を所掌する水政課、総合企画部にもこの素案すら説明せずに、パブリックコメントですよ。これはあり得ないことだというふうに思います。県の行政で、所掌するところの了解なしにパブコメを公表する、インターネットにというところは、私の知る限りないんですけども、水道局長、あるんでしょうか、そういうことが。 ◯委員長(江野澤吉克君) 田谷水道局長。 ◯説明者(田谷水道局長) 水道局の、これは中期経営計画でございますので、いわゆる政策ではございません。企業の経営計画と全く同じものと御理解いただければよろしいかと思いますけれども、公営企業法上、水道事業管理者である水道局長には、経営面について非常に大きな権限が付与されているということから、今回このような形になってしまったかと思いますけれども、ただ、予算委員会でも永島のほうから御答弁いたしましたが、水政課については、十分な説明がなされていないとすれば遺憾なことであり、申しわけなく思っておりますというふうに最後で申し上げさせていただきました。先ほど事務分掌の話がございましたけれども、水道局についてというのは水政課の事務分掌でございまして、水道局のあり方等も含めて水政課が所掌するということになっておりますが、冒頭申し上げましたように、経営面につきましては管理者に非常に大きな権限が与えられているということで、そのような形になったのだと思っております。ただ、永島が申し上げましたとおり、そのようなこともありまして、その後、私は同席できませんでしたけれども、総合企画部の次長と私どもの幹部のほうで改めて意見交換をさせていただきまして、必要な修正意見をいただいたところでございます。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 そのさきの再質問、今、局長から答弁ありましたけれども、おくればせながら、そういう調整が行われたと。パブコメに発表するということは公表するということです。これはほぼクーデターに近い私は出来事ではないかな。組織の体をなしていないというふうに私は感じたわけであります。また、その中で永島課長、要は中期経営計画は、別に、審議会への諮問、答申についてというところで、県営水道事業の運営に関する重要事項じゃないから、要は必要がないんだというような言い方をされたんですね。  資料の3番目を見ていただきたいんですけど、水道事業運営審議会会議結果ですね。ここにいる方で出席しているのは鶴巻総合企画部長ぐらいですかね。このとき、3枚目を見ていただきたいんですが、当時の水道局総務企画課長が、こう答弁してるんですね。「中期経営計画を審議会に諮る件につきましては、適正に対応したいと思います」。私は、その「適正な対応はどのようなことでしょうか」と問い詰めたら、「総合企画部とも相談しながらやらせていただきたいと思います」と言ってるんですね。審議会に諮ると言っているんですね、ここで。諮るというのは報告とか説明ではない。実際そういう相談が水政課にあったんでしょうか、今回。諮るというのは説明、報告ではない。諮問するということは答えを出すということですから。委員長、どうでしょうか。答弁を求めてください。 ◯委員長(江野澤吉克君) 山口水政課長。 ◯説明者(山口水政課長) 考え方から少し言わせていただきますと、県水道局、もちろん給水区域の11市に浄水を供給する水道事業体でございます。ただ、その規定上云々のところとは別といたしまして、やはり県内水道の中核として、これも予算委員会で言わせていただきましたけれども、県内水道の発展に貢献する立場に県水道局はある。そういう役割が求められているんだということをお話をさせていただいたかと思います。そのような中で、先ほど委員からもお話ありましたが、県内水道の統合・広域化に進捗が出ております。そういうことも踏まえて、中期経営計画の中に反映できるところは反映していただきたいというようなことで、事前に御相談、先ほど意見は出させていただいたというお話もありましたけれども、そうあれば、その前に意見も出させていただくことができたのかなというふうに認識をしております。ですから、水道局のほうとは協議をしながら進めていくというものでございます。     (阿井伸也委員、「「審議会」と呼ぶ) ◯説明者(山口水政課長) 大変失礼しました。審議会にかけるということについては、12月の審議会に状況の説明をするというお話はいただいております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ちょっと的の外れた答弁ですけど、私の質問とはちょっと若干違うんですね。要は25年のこの水道事業運営審議会で岩津課長が答弁したのは、今後、中期経営計画を審議会に諮問するかどうかを水政課に相談すると。だから、25年以降そういう相談があったのかないのかという話なんです。 ◯委員長(江野澤吉克君) 山口課長。 ◯説明者(山口水政課長) 諮問という形ではございませんが、少なくても重要事項ということで報告等はしていきますというお話はそのときに、今回そういうお話をいただいております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 通常、報告というのは、こんな紙っぺら1枚、さっきごらんいただいたやつですね。素案も素案の概要です。これを説明しただけであります。通常は素案となってから普通は説明をして、素案なりになってから意見を求めるのが重要事項だというふうに私は認識をしております。皆さんもそうだというふうに思います。  では、ちょっと次に行きたいんですけども、私も水道事業運営審議会の委員をずっとやっておりました。今回首にされたんですけど、恐らく文句ばっかり言っているからだと思うんですけど、第1回の、前々回の中期経営計画のときにはきちっと説明がありました。それは、ほぼ素案の段階でした。おいしい水のときの始まったときだったというふうに思います。今後もぜひ、審議会に諮るのか、報告するのか、どの時点にするのか、よく考えてお取り組みをいただきたいなというふうに思います。委員の皆さんも、要は県民よりも後から素案を説明を受けたというふうに理解をしていただきたいなというふうに思います。  委員長、すいません、いいですか、続けて。
    ◯委員長(江野澤吉克君) はい。 ◯阿井伸也委員 先ほど、水政課については十分な説明がなされていないとすれば遺憾なことであり、申しわけなく思っていますと。そうですね。課長も、今、局長もおっしゃいました。遺憾というのは残念とか心残りなんですね。十分な説明がなされていないって、これ、課長、局長が知らないはずはないというふうに思うんですけど、これは確信犯なんでしょうか。承知の上でこういう答弁をされているんですか。どちらでも結構ですよ。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) パブコメ前に水政課に十分な説明がなされていないことにつきましては、本当に私の不徳のいたすところだと思っております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 それは課長の判断でそうしたんですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 田谷水道局長。 ◯説明者(田谷水道局長) 先ほどもちょっと申し上げましたけれども、中期経営計画、これは経営計画でございまして、繰り返しになりますけれども、管理者に経営面については非常に大きな権限を付与されているということから、そのような形で進んでしまったのかもしれないと思っております。思い返せば、私ども、指導機関は知事部局水政課でございますので、しかるべく御説明をするべきだったのかもしれませんが、申し上げましたとおり、おくればせながらでございましたけれども、両部の幹部同士で1度意見交換をして、必要な修正を図るという方向で今検討させていただいております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 じゃ、次に、リーディングケースの取り扱い、非常に、さっき御説明したとおり、消極的な記載しかないんですけれども、その中の予算委員会の答弁で、永島課長はこういうふうにおっしゃったんですね。中期経営計画は現行の水道事業についての財政的に裏づけられた5年間の経営計画であるというふうにおっしゃってるんですが、財政については、この素案には全く入ってないんですね。さっき矢崎委員の質問、長期のもありましたけれども、全くないんですね。10年間で5,000億円、5年間で2,500億円しか聞いていないというふうに思います。何でこんな素案で財政的に裏づけられたなんて言えるんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 中期経営計画の5カ年の財政収支につきましては、第4章のほうで記載する予定としておりまして、現在、数字の精査をしていることから、まだ素案の中にお示しをしておりませんでしたが、最終的に精査が済みましたら、公表をする段階では盛り込んでまいりたいと考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員、長そうですか。 ◯阿井伸也委員 いやいや、まだまだやります。 ◯委員長(江野澤吉克君) それじゃ、お昼休憩、後で質問を受けたいと思います。 ◯阿井伸也委員 はい、どうぞ。 ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、1時まで暫時休憩いたします。        午後0時3分休憩        ─────────────────────────────        午後1時0分再開 ◯委員長(江野澤吉克君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。  質問をお受けいたします。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 では、引き続きですね。ちょっと後戻りになりますけども、中期経営計画は財政的に裏づけられた5年間の経営計画であるというところなんですけども、委員の皆さんも第4章があることは知らなかったというふうに思います。恐らくその第4章で財政計画というのが出てくるんだと思うんですけど、それについて、永島課長、具体的に教えていただけないでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 現在取りまとめ中の財政収支についてでございますが、次期中期経営計画の5カ年で、水道料金収入などの収益的収入で、5カ年で4,009億円見込んでおります。一方、水道をつくって供給する費用などの収益的な支出が3,541億円見込んでおります。差し引きで468億円の収支差益を見込んでおります。  一方、施設の整備改良にかかわる収支でございます資本的収支についてでございますが、施設整備費などの費用でございます資本的支出は、老朽化が急速に進んでいく浄・給水場、管路の更新に対応するために、現在の中期経営計画2011よりも528億円ふえる2,824億円を見込んでおります。これに対する資本的収入といたしましては、企業債借り入れなどで1,159億円を見込んでおります。この差額として1,666億円の不足が生じますが、これにつきましては、減価償却費などの内部留保資金で補填する予定でございます。次期中期経営計画の5年間は、施設整備費などが増加をいたしまして経営が厳しくなってまいりますが、収支は黒字が見込まれ、経営の健全性は維持できるものと見込んでおります。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 誰も第4章があるというのは知らなかったわけでありまして、先ほど田谷局長が、いや、これは経営計画だと。経営計画というのは、まず財政のこと、収支のことが、肝心であるべきと思うんですけど、局長いわく、要は経営計画だとおっしゃったのと、最終的に財政計画があるのかないのか誰も知らなかったと。水道事業運営審議会にもそんなことは説明してないし、我々議員も説明を多分受けてないのかなというふうに思うんですけど、それが本当に経営計画なのか。単なる方針とビジョンのように私は感じるんですけども、本当の経営計画なんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 中期経営計画の性格は、まさに水道事業の経営の指針となる基本的な計画でございまして、パブコメなり議員の皆様方、また審議会の皆様方に今お示ししている素案につきましては、直接水道の利用者にとって水を安全でおいしく、また安定して供給するために直結してまいります取り組み、どんな取り組みをしていくのかということをお示しして御意見を頂戴するために、素案を先行して公表させていただいたところでございますが、もちろん財政収支はその裏づけとして大変重要なものと考えておりまして、これにつきましても公表段階ではきちんとお示しをしていきたいというふうに考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ならば、なぜ、2月16日に出したパブコメですよね。その中には第4章は入ってないんですね。これでは県民にも、また水道料金を徴収している利用者にも説明責任を果たしていないんではないかと。先ほどいみじくも5件しかコメントがなかったということでありますけども、単なるポーズと言ったら言葉は悪いかもしれませんけども、でパブコメをやっているような私は気がするんですけども、なぜ第4章を入れずにパブコメに出したんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 財政収支につきましては、5カ年で取り組むべき事業が確定いたしませんと、その正確な数字が出せませんので、まずは事業内容、取り組み内容をお示しし、意見をいただき、それを反映させた上で財政収支には取りまとめたいと考えております。また、なお、現中期経営計画のときにも同様な手法で対応させていただいたところです。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 そのやり方自体、答弁でもあったんですけど、PDCAサイクルで、簡単に言えば毎年変わるんですね。毎年。だから、ある程度ファジーなものにしておかないと都合が悪いというのが実情じゃないんでしょうか。どうなんでしょう。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 中期経営計画では、取り組むべき内容を、また、その目標を明確にお示しをいたしまして取り組んでまいります。状況の変化等を踏まえ、必要な見直しがあればそれを取り込んでいくという、対応は柔軟でありますが、そのお示しの仕方につきましては、しっかりと見据えたものをつくっているというふうに考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 しっかりしたものとどれだけの方が本当に感じているのかは、私を含め、ここにいらっしゃる委員の方々も、今までのやりとりを聞いていてお思いになっているかなというふうに思います。さらに、県民、そして利用者にはやはりもっと情報提供して、せっかくパブコメをやるんであれば、そういう形での計画づくりというものが本来あるべき姿ではないかなというふうに思っています。  それでは、若干視点を変えまして、先ほど田谷局長から設置条例ですね。水道局の設置条例の件に移りたいと思いますけれども、局長は、ちょうど12月議会ですかね、東ティモールに行って、私みずからとおっしゃって、東ティモールに行ったお話をされました。平成24年からですかね、この国際貢献事業をやっていらっしゃるのは。間違いないでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 堀江課長。 ◯説明者(堀江計画課長) 現在、国際貢献として取り組んでおります東ティモールへの支援につきましては、委員おっしゃるとおり、平成24年度から開始したものでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 私もその設置条例を持ってるんですが、設置条例に国際貢献とか全く書いてないんですね。だから、本来、水道局として、県営水道としてやるべき業務ではないんではないかなというふうに思うんですが、どうしてそういう事業が行えるのか御答弁願います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 堀江課長。 ◯説明者(堀江計画課長) 国際貢献につきましては、厚生労働省のほうでも進めておるところでございまして、水道事業体におきましては、多様な主体との連携を図るというところの中で、県内水道事業体への支援、それからもちろん日本の水道が世界に対して飲める水を供給できる数少ない国であるというところもございまして、そういったところから日本の水道の技術を国際的にもどんどん広めていって、安全な水を飲める人たちをふやしていきたいというような、そんな考えのもとに千葉県県営水道事業の中でも国際貢献に取り組んでいるところでございます。  なお、設置条例というか、公営企業法の中では、その他事業という形で、本来事業ではございませんが、その他事業という中で、その一環として国際貢献も含まれているものというふうに理解しております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 東ティモールへの国際貢献を実施するに至った経緯、これは例えばどこから要請があって、誰が最終的に判断をしたのか。本清委員からも若干この間お話がありましたけれども、その費用の負担も含めて、どのようになっているのか伺いたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 堀江課長。 ◯説明者(堀江計画課長) 東ティモールへの支援につきましては、平成23年度にJICAからの要請を受けまして、平成24年度から東ティモール共和国へ職員を技術協力専門家として派遣しております。これにつきましては、東ティモールから日本国政府に対して水道事業に対する技術的な支援を求められた、それを受けて、JICAが窓口になりまして、正式には厚生労働省から千葉県水道局に要請を受けて、千葉県水道局がそれに派遣するということを承諾したところでございます。また、現在、費用につきましては、長期派遣、それから短期派遣がございますけれども、全てJICAが負担する費用で行っておりまして、当局からの直接の費用の支出についてはない状況でございます。
    ◯阿井伸也委員 厚生労働省から直接水道局にお話があったということでよろしいんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 堀江課長。 ◯説明者(堀江計画課長) 厚生労働省から直接職員派遣についての要請を受けております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 派遣を決めるのに、ここでまた総合企画部は御相談を受けたんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 山口課長。 ◯説明者(山口水政課長) 当時、私がおりませんから、そのところ、確定した言い方はできませんが、こちらのほうに相談は来ていないというふうに認識しております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 では、県の派遣ですので、どなたの了解をとって派遣されたんでしょう。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 派遣につきましては、外国の地方公共団体の機関等に派遣される職員の処遇等に関する条例、この適用が水道局も受けますので、この条例のもと、局長の決定により派遣をしております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 それは執行部の条例でありまして、今までの議論の中で、設置条例の中のことしか水道局はやりませんよと言っていながら、この海外派遣については、県の条例を適用して派遣を決めるというのは、私はいかがなものかというふうに思うんですけども、どういうお考えのもとに進めておられるんですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 条例第2条では、「任命権者は、県と外国の地方公共団体等との間の合意若しくはこれに準ずるものに基づき又は次の各号に掲げる機関の要請に応じ、これらの機関の業務に従事させるため、職員を派遣することができる。」ということで、2号に外国政府の機関などと記載されておりますが、これは各任命権者に適用される条例であるというふうに考えております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ですから申し上げているんで、先ほどは再三再四、皆さんおっしゃっているのは、じゃ、例えばその派遣された職員の方は、一旦知事部局にお帰りになった方なんでしょうか。籍は水道局にあるとするならば、その派遣する権限というのは水道局にはないんではないでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 条例は任命権者に適用されます。水道局の局長も任命権者でございますので、何ら条例上、問題はございません。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 公営企業の職員の方であっても、任命権者がオーケーをすればその条例は適用できるという解釈でいいということですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) そのとおりでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 わかりました。先ほどいみじくも堀江課長ですかね、おっしゃっていましたね。その他の事業という中で国際貢献をしていると。東ティモールに人を送っているということなんですけども、それが私、非常に気になりまして、この中期経営計画の素案の中で、国際貢献及び他事業体への支援という中に、後段に県内水道統合・広域化の進め方ってあるんですね。本来の業務でもないことを、その他の事業を、この中期経営計画、局長はおっしゃいましたよね。水道局の経営にかかわる計画だと。にもかかわらず、その他の事業でやっていることがいよいよ主な事業、それも県水道行政が進める県内水道の統合・広域化よりも上に私は来ているというふうに、この素案を拝見する限り、私には感じられるんですが、誰がどう考えても、県内の水道事業と国際貢献と、どちらが優先順位が高いと思われます……。せっかくですから、総合企画部長、どうですか。一般論で結構ですよ、一般論で。 ◯委員長(江野澤吉克君) 総合企画部長。 ◯説明員(鶴巻総合企画部長) 一般論でということでございますけども、当然、県の組織でございますので、県のほうが大事であろうというふうに考えます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 水道局長、どうですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 田谷水道局長。 ◯説明員(田谷水道局長) 書く順序で重さが違うというわけでは、特にそこまで意識して書かれたものではないと思っております。国際貢献も、ボリューム的に非常に大きな違いはあろうかと。もちろん、県内の水道の統合・広域化がもし進むのであれば、水道局としてそれに対するかかわりというのは非常に大きなボリュームがありますし、国際貢献のほうは、相対的にはボリュームは少ないということは言えようかと思いますけれども、特に書く順序については、特に意識したものではないと思っています。  なお、先ほど来の御意見等を踏まえまして、この辺の記述については、改めまして検討させていただきたいと思っております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 堀江課長。 ◯説明者(堀江計画課長) ちょっと説明不足がございましたので、訂正をさせていただきたいと思います。先ほど私がその他の事業と申し上げましたのは、地方公営企業法の中において記載されている公営企業が行うべき事業としてある中で、例えば千葉県水道局の場合は、水を供給する事業が本来事業なんですけれども、それ以外にもという意味でのその他の事業ということで、言葉としては、あくまでも地方公営企業法上の中で使われている言葉ということでございまして、ただいま中期経営計画のお話の中で、その他の事業としての国際貢献というお話がございましたが、申しわけありません、ちょっと十分説明できていなかったと思いますので、あくまでも公営企業法上のその他の事業という言葉で御理解いただければと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 今まで、そういう意味では水政課と水道局、予算委員会を通じた議論の中で、非常にスタンスの隔たりというのを私は感じました。千葉県、ここで言う総合企画部水政課も県水道局も、県民、利用者からすれば同じ県であります。本来、その組織が統一的な考え方と県の決めた方針に基づいて物事を進めなければ、これはおかしなことになってしまうんではないかなと私は危機感を持っています。ぜひ、統合・広域化、これは森田知事以下、県執行部が進める県水道行政の最重要課題であります。特に、将来に向けてこの問題は、今やっておかなければ将来に遺恨を残す問題だというふうに、以前、沼田知事時代も2度チャレンジをした問題であります。ぜひ、経営検討委員会の答申にもありましたけれども、これを尊重して、皆さんが一丸となって取り組まないといけないのかなというふうに思います。ぜひ、ここで統合・広域化を進めていくに当たって、水政課、総合企画部はどのように取り組んでいく考えなんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 山口課長。 ◯説明者(山口水政課長) 県内水道の統合・広域化につきましては、県水道局にも御了解をいただきまして、平成22年の3月に県内水道の統合・広域化の当面の考え方、これを県下にお示ししたところでございます。当然これを踏まえて取り組んでいただいているものというふうに認識をしております。  そして、先ほど委員からもございましたけれども、その進めておりますリーディングケースにつきまして、九十九里・南房総地域の関係市町村・団体等から検討していくことについて賛成の回答が得られましたので、さらに先へ進めたという認識をしております。今後、さらに県と水道局、より一層連携を密にして取り組んでいかなければならない、いくものというふうに認識をしております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 同様に水道局はどのように取り組まれていくんでしょうか。改めて伺います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 田谷水道局長。 ◯説明員(田谷水道局長) 本日、委員会の冒頭で少し法律的な整理の部分を答弁させていただきました。私どもの役割と水政課の役割はおのずと違うということでお示ししたつもりですけれども、その辺を踏まえまして、今後の検討会議につきましては、私ども、参画をいたしまして、審議に協力をしてまいりたいというふうに思っております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 本会議でもそうだったんですね。それから、予算委員会でもそうだったんですけど、水道局は一貫して検討には取り組んでいくとおっしゃるんですね。じゃ、検討はするけど、事業化には協力しない、そういう意味なんでしょうか。どうなんでしょう。 ◯委員長(江野澤吉克君) 田谷水道局長。 ◯説明員(田谷水道局長) 冒頭、その辺を含めて法律的なお話をさせていただいたと思っておりますけれども、私どもが九十九里や南房総に、一緒にやりましょうという声をかける立場にはないということなんですね。水政課がそういう政策決定をすれば、それに向かって当然進んでいくという、法律的にはそういう立場にございます。ただ、実務的にはいろんな検討が必要でございますので、その辺については一緒になって取り組んでいきますということで、一貫してお答えしているところでございます。冒頭申し上げましたけれども、議会の場ですので、法令に準拠のないことは申し上げられませんので、その辺は御理解いただきたいと思っております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 今まで法令とか規則にあり得ないことを委員会、議会で答弁されてきているわけで、今さら、それは条例改正が必要なのはわかっています。ただ、水道局の姿勢がどうなのかというのが、前期の──今のですね、現中期経営計画よりも、私は次期中期経営計画を、素案を読む限り、何か後退をしているように私には感じられる、そういう意味で申し上げているんですけども、先ほど局長、一部書きかえるというようなお話をされました。せめて現期ぐらいの水道の──千葉県の県内水道の中核を担う事業体であります。県民のほぼ半分に給水をしている全国3番目の規模の水道事業体であります。ぜひ、そういう立場も考えて、積極的な記載ができるのかどうか、再度伺いたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 当局の取り組み姿勢につきましては、委員の御意見を踏まえまして、よりわかりやすく記述を見直すことを検討させていただきます。
    ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。     (「もうそろそろ結論」と呼ぶ者あり) ◯阿井伸也委員 はい、もうすぐ。あと30分ぐらい大丈夫です。持ち時間1時間あります。  それでは、先ほどちらっと局長の答弁ですかね、要は幹部同士でのお話をしたという答弁があったんですけども、実際総合企画部水政課のほうでは、どのような意見を水道局のほうに出していらっしゃるんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 山口課長。 ◯説明者(山口水政課長) 県が進めておりますリーディングケースの統合・広域化につきましては、先ほどと少し重複しますが、昨年の7月に地域管内全ての事業者、事業体から検討を進めていくことについて賛成を得ました。これを踏まえて、現在詳細な検討を行う検討会議の設置準備を進めております。これがスムーズに進捗すれば、次期中期経営計画の期間中にも統合というようなことの検討が進んでいくことになります。そのため、このような状況を踏まえて、次期中期経営計画への反映ということで、具体的には、県内水道の統合・広域化の取り組みについてを、先ほどもちょっと出ておりましたけれども、独立していただけないか。それから、取り組みの表現についてを意見として出させていただいたところです。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 今、水政課から答弁がありました。法律上、条例上どうあれ、今回のリーディングケースは県水道局が統合の母体、もととなる方針案であります。ですから、県水道局が後ろ向きであると、例えば水政課が2年もかけて、部長も次長も各関係市町村を、首長を訪ねて、2年かけて全ての関係市町村等から賛意を得たわけでありまして、ぜひそんな積極的、前向きな、今、水政課からも要望というか、意見を出しているということでしたけども、ぜひ統合・広域化、項目として、言葉はあれですけど、国際貢献と一緒の話じゃないと思いますね。千葉県なんですから、まず県民のことが優先ではないんでしょうか。そういう意味で、そういうような表現をしていただけるんでしょうか。再度伺います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 県水道局は、基本的には給水区域に安全でおいしい水道を安定して供給するということが唯一の使命であります。しかしながら、地域における中核的な水道事業体として、さまざまな貢献が求められている立場でもあるというふうに考えております。そういった立場の1つが国際貢献であり、地域への貢献、市町村に対する貢献であろうというふうに考えております。     (「答弁が悪いよ。もっとぴしっと言えば早く終わるのに」と呼ぶ者あり) ◯説明者(永島総務企画課長) 水政課の御意見も当然踏まえて、しっかり記述の見直しは検討してまいります。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 歯切れが悪いなというふうに皆さんも感じているというふうに思いますけれども、この中期経営計画、まずこの冒頭に書いてあるんですよね。計画の趣旨及び性格に、厚生労働省が策定した新水道ビジョンに基づき、各水道事業体が地域水道の理想像を具現化するために策定する水道事業ビジョンでもあると書いてあるんですね。平成25年3月、これは厚生労働省の新水道ビジョンの地域水道ビジョンの中で、その中で言うならば、県水道局のような地域の核となる水道事業体については、その高いレベルの技術力の確保ですとか留意しつつ、周辺の中小規模水道事業を支援する役割を意識した水道事業ビジョンを策定し、発展的広域化によって地域を牽引するというふうに、そのビジョンのつくり方、書いてあるんですけども、それは御存じですか、局長。 ◯委員長(江野澤吉克君) 田谷水道局長。 ◯説明者(田谷水道局長) その辺は存じ上げておりますけれども、全体像、正確にはちょっとあれですけど、その辺につきましては、今回の統合・広域化以外にも、技術者の派遣ですとか、あるいは私どもの内部の職員研修を市町村の水道事業にも公開するとか、そういった取り組みも含めて、中期経営計画上も取り組むというような形にしております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 単なる経営の計画ではないんですね。ちゃんと書いてあるんですよ。水道事業ビジョンなんです。ということは、当然、県水道行政をつかさどる総合企画部、また水政課ともきちっとした調整を図った上で、この中期経営計画はやはり策定をされるべきだという私は裏づけではないかなというふうに思っています。県もいよいよ県の水道ビジョン、これでそろそろスタートが切れるのかなと。関係の市町村からも賛意が得られましたので、最後の県の水道ビジョンについての見通しを水政課、伺いたいと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 山口課長。 ◯説明者(山口水政課長) 今、委員からもお話がございました。県のほうも水道ビジョンの策定をしていかなければいけないという認識をしております。今回、統合・広域化について、先ほど言わせていただきましたリーディングケースの進捗が図れました。これを踏まえて、県のほうも来年度からビジョンの策定に取り組むということで、今回の当初予算案の中にも、そのための調査費、委託費用について計上させていただいているところでございます。実質的に来年度から取り組んでまいります。     (「早く言えばいいんだよ、そんなことよ」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 そろそろまとめないと皆さんお疲れになってきたと思いますけれども、15年この水道問題、取り組んでおります。先ほどもお話ししたように、沼田知事の時代からこの問題は解決をしようという試みをして、2度失敗をしています。その理由については、あえてここでは申し上げませんけれども、県の水道局の職員の皆さんに申し上げたい。特に技術の方々に申し上げたいのは、皆さんも県の職員であり、総合企画部も県の職員であります。ましてや水政課と水道局、行ったり来たりしてるんですね。職員の方もたくさんいらっしゃるわけで、今までの私の経験上、水政課にいるときは水政課の立場で物事を言うんですね。水道局に行くと、今度水道局の立場に変わるんですね。ぜひ、それをやめていただいて、今の水道局は、それはもうかるところをやっているんですから、多少ファジーな計画をつくろうが、それはやっていけるんでしょう。別に県からの繰り入れもないし、ある意味では検討会議の答申のとおり、本来であれば用水供給に専念をし、市町村に末端の給水は移譲しなさいという答申が出ているわけであります。でも、恐らくこのことには水道局は一切触れていないんですね。その辺の意識からぜひ変えていただいて、皆さんは水道局の職員である以前に、県の職員と同様、県民の公僕であるというぜひ意識を持っていただいて、このような執行部と水道局が意見が食い違うようなことが二度とないように、もう3月末まで日にちがありませんけれども、ぜひ、今後5年間の大切な中期経営計画でありますので、その表現、また財政的裏づけについても、胸を張って県民の皆さん、また利用者の皆さんに発表できるような、中途半端なパブコメを出すような、そんなことをしないような、ぜひものにつくり上げていただきたいということを要望して、私の質問は以上で終わります。御協力ありがとうございました。 ◯委員長(江野澤吉克君) 総合企画部については御苦労さまでございました。     (鶴巻総合企画部長、山口水政課長退室) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、ほかに質問はございませんか。  本清委員。 ◯本清秀雄委員 JICAから言われて職員を派遣していますね、県は。そのときに、その給料とか、もし人災事故でもあったときにはどのような協定を結んでいるか。ちょっと心配ですから、派遣されている職員が。どのように契約をしておりますか、お答え願います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 条例に基づく派遣期間中の身分等服務につきましては、身分は派遣当時ついていた職を有するままでございますが、勤務時間、休日、休暇等服務関係は、派遣先の定めに従うこととされております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 本清委員。 ◯本清秀雄委員 いや、保険なんかはどうしているか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 永島課長。 ◯説明者(永島総務企画課長) 災害等をこうむった場合には公務災害が適用されることになっております。     (本清秀雄委員、「日本の」と呼ぶ) ◯説明者(永島総務企画課長) はい。     (本清秀雄委員、「JICAでやってくれるんだね」と呼ぶ) ◯説明者(永島総務企画課長) 身分は局の身分を持っておりますので、局としてその公務災害の適用を処理いたします。     (本清秀雄委員、「おかしいね。まあいいや」と呼ぶ) ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに質問はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 質問がないようですので、以上で諸般の報告・その他に関する質問を終結いたします。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、委員長報告すべき事項がありましたら御発言願いたいと思いますが。     (「一任」、「委員長一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 特に発言がないということでございますので、委員長報告につきましては正副委員長に一任を願いたいと思います。  以上で水道局関係の審査を終了いたします。  45分まで暫時休憩といたします。        午後1時40分休憩        ─────────────────────────────        午後1時45分再開 ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、休憩前に引き続き審査を再開いたします。        ─────────────────────────────        審査の開始(総合企画部関係) ◯委員長(江野澤吉克君) これより総合企画部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(江野澤吉克君) 初めに、議案の審査を行います。  総合企画部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願いたいと思います。  鶴巻総合企画部長。 ◯説明者(鶴巻総合企画部長) 初めに、議案の概要について御説明いたします。
     本日御審議いただきます総合企画部関係の議案は3議案でございます。  まず、議案第1号平成28年度千葉県一般会計予算ですが、総合企画部関係の歳出予算総額として、115億8,484万4,000円を計上いたしました。  主な事業といたしましては、市町村水道総合対策事業補助金29億8,300万円、東葉高速鉄道に対する出資金15億1,000万円、広報事業に係る経費7億1,605万2,000円などでございます。  次に、議案第25号平成27年度千葉県一般会計補正予算(第3号)ですが、3億5,749万8,000円を減額し、既定予算と合わせた総合企画部関係の予算を127億6,467万2,000円としようとするものでございます。  次に、議案第60号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてですが、県民の利便性向上を図るため、旅券事務を身近な窓口である市町村に移譲するものでございます。  詳細につきましては、それぞれの担当課長から御説明いたしますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。  次に、諸般の情勢等について2点御報告いたします。  まず、東京オリンピック・パラリンピックについて御説明いたします。  2月3日に、東京オリンピックの追加種目として提案されているサーフィン競技について、九十九里・外房地域を会場候補地として選定していただくよう、組織委員会に対し要望書を提出いたしました。今後も、地元市町村や競技団体と連携しながら、誘致実現に向けて取り組みを進めてまいります。  また、2月5日には、公益財団法人日本オリンピック委員会との連携を強化するため、JOCパートナー都市協定を締結いたしました。今後は、オリンピックの成功に向けた取り組みやスポーツの振興にJOCと連携して取り組んでまいります。  次に、平成27年国勢調査における人口速報値について御説明いたします。  昨年10月1日を基準日として、平成27年国勢調査を実施し、2月3日に人口、世帯の速報値を公表いたしました。人口は622万4,027人、世帯数は260万7,079世帯で、前回の平成22年調査に比べ、人口が7,738人、世帯が9万1,175世帯増加となりました。本年10月には、国による審査、集計を経て、人口の確報値が公表される予定です。さらに、世帯に関する集計が平成29年9月に公表されるほか、それ以降もさまざまな集計結果の公表が予定されておりますので、これらの周知と統計情報の利活用の促進に努めてまいります。  以上、議案の概要並びに諸般の情勢等について御報告申し上げました。よろしくお願いいたします。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 初めに、議案第1号平成28年度千葉県一般会計予算を議題といたします。  当局に説明を求めます。  田中政策企画課長。 ◯説明者(田中政策企画課長) 政策企画課の平成28年度当初予算案について御説明いたします。  2月定例県議会議案説明資料の抜粋、こちらの49ページをお開きください。第2款第2項第1目企画総務費、予算額20億9,380万7,000円で、その主なものといたしましては、女性サポートセンターを除く総合企画部全体の職員人件費でございます。  次の50ページをお開きください。第2款第2項第2目計画調査費、予算額1億5,975万円で、その内容は表に記載のとおりでございますが、このうち主なものを御説明いたします。  まず、1の東京オリンピック・パラリンピック推進事業についてですが、このうち2つ目のキャンプ・国際大会誘致・受入事業につきましては、東京オリンピック・パラリンピックにおける事前キャンプや国際大会の本県への誘致を進めるため、プロモーション活動を実施するとともに、キャンプの決定した国・地域の選手を受け入れるための準備を行うものでございます。また、5つ目のオリンピック・パラリンピック普及教育推進事業につきましては、オリンピック・パラリンピック競技への県民の理解を深めるため、本県で開催する7競技の体験イベントを開催するとともに、2020年に向けた機運醸成やオリンピック教育の推進を図るため、公立中学校において中学2年生を対象としたJOCオリンピック教室を実施するものでございます。  次に、2の企画調査事業でございますが、このうち3つ目の政策検討基礎調査につきましては、本県の強みなどを踏まえた戦略的な県政運営を行うため、政策検討の基礎となる社会移動や社会経済の動向などの調査を行うとともに、平成27年の国勢調査結果などを踏まえ、今後の千葉県の将来人口を推計するものでございます。  次の51ページ上段をごらんください。第2款第7項第2目委託統計費、予算額315万6,000円で、その内容は、国の委託統計事業に係る職員の時間外勤務手当でございます。  下の段をごらんください。第3款第1項第1目社会福祉総務費、予算額1億5,711万6,000円で、その内容は、女性サポートセンター職員の人件費でございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 鎌形国際課長。 ◯説明者(鎌形国際課長) 国際課の平成28年度当初予算案について御説明いたします。  同じ資料の52ページをお開き願います。第2款第1項第15目諸費、予算額4億2,559万6,000円で、その内容は表に記載のとおりでございますが、主なものといたしまして、1の国際化推進事業ですが、アメリカ・ウィスコンシン州やドイツ・デュッセルドルフ市を初めとした国際交流のほか、海外関連施策の方向性を示す国際戦略の策定や、通訳ボランティアの養成を行うものでございます。さらに、世界に向けた千葉の魅力発信並びに外国人県民にも暮らしやすい地域づくりを推進するため、さまざまな取り組みを行うものでございます。  2の旅券発給事業ですが、旅券事務所等の嘱託人件費及び運営費のほか、来年度から実施いたします旅券発給事務の市町村再委託に係る経費で、権限移譲に係る交付金を除いたものでございます。  次に、53ページをごらんください。第2款第2項第1目企画総務費、予算額512万1,000円で、この内容は、国際課の運営費でございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 高橋報道広報課長。 ◯説明者(高橋報道広報課長) 報道広報課の平成28年度当初予算案について御説明いたします。  同じ資料の54ページをお開きください。第2款第1項第3目広報費、予算額7億8,748万1,000円で、その主な内容は表に記載のとおりですが、主なものといたしまして、まず、広報事業でございますが、企画広報は、本県のブランドイメージの向上を図るため、テレビ、ラジオ、新聞などの各種メディアを効果的に活用し、観光や農林水産物などを初め、本県の有するさまざまな魅力を積極的に情報発信する事業でございます。来年度は、10月に開催されるちばアクアラインマラソン2016などのさまざまな機会を活用しながら、効果的な情報発信に努めてまいります。また、「ちば県民だより」を初めとした刊行物広報や、テレビ、ラジオによる放送広報、ホームページ広報など、広報媒体の特徴を生かして千葉県の施策やイベント情報をわかりやすく丁寧に広報してまいります。  次に、広聴事業でございますが、このうち、県政に関する世論調査は年に2回、それぞれ県内在住の方を対象に、生活意識や県政の各分野に関する関心、要望を調査し、県政推進の基礎資料とするものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますよう、よろしくお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 津森統計課長。 ◯説明者(津森統計課長) 統計課の平成28年度当初予算について御説明いたします。  同じ資料の55ページをお開きください。第2款第7項第1目統計調査総務費の予算額は1,934万3,000円です。その主な内容は、本県における人口、産業、文化等の各分野に係る統計資料を収録した統計年鑑などを発行する統計資料整備事業及び嘱託職員の人件費や消耗品購入などの運営費でございます。  次に、56ページをお開きください。第2款第7項第2目委託統計費の予算額は3億9,416万4,000円です。その内容は、国から委託を受けて実施する労働力調査を初めとした統計調査16事業に係る統計調査員手当、市町村委託費などの経費です。なお、平成27年度は国勢調査が行われたため、前年度当初予算と比較して26億3,327万円の減額となっております。  次に、57ページをごらんください。第2款第7項第3目県単統計費の予算額は477万6,000円です。その内容は、毎月常住人口調査など県独自の統計調査や、統計調査結果報告書の作成に要する経費です。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 山口水政課長。 ◯説明者(山口水政課長) 水政課の平成28年度当初予算案について御説明をさせていただきます。  同じ資料の58ページをお開きください。第2款第2項第6目水政費、予算額44億6,901万8,000円でございます。内容は以下に記載のとおりですが、主なものといたしまして、3、水道事業対策の5項目めにあります県内水道の統合・広域化の合意形成に向けた事業ですが、これは、県内水道の統合・広域化のリーディングケースである九十九里・南房総地域の水道用水供給事業体と県営水道との統合に向け、統合効果などを調査する委託経費と、末端給水事業体が検討に要する費用の一部を補助するもので、新規の事業となります。なお、一部事業費につきましては、一番下段の6に債務負担行為とありますけれども、こちらで29年度までの債務負担としております。次に、6項目めにあります千葉県版水道ビジョンの策定ですが、これは、本県には現在、昭和52年に策定した基本構想がありますが、昨今、水道を取り巻く環境の変化を受けまして、国が水道ビジョンを策定したことを踏まえ、県においてもこの基本構想を見直して、新たに千葉県版のビジョンを早急に策定するということで、平成28年度にこの基礎調査を行う予算を入れさせていただいたところでございます。次に、その下、7項目めにあります生活基盤施設耐震化等交付金ですが、これは、水道事業体が行う施設の耐震化、基盤強化等に対しまして、これまでは国から水道事業体に直接交付されていた補助金が県を通しての交付に変更されたものです。このため、財源は全額国費となります。  次に、4、経営健全化対策の1項目めにあります市町村水道総合対策事業補助金についてですが、これは、水道料金の格差を是正し、住民負担の軽減を図るとともに、経営の健全化を促進するということで、市町村等が経営する水道事業体に補助をするものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 山中空港地域振興課長。 ◯説明者(山中空港地域振興課長) 空港地域振興課の平成28年度当初予算案につきまして御説明をいたします。  同じ資料の59ページをお開きください。第2款第2項第3目国際空港対策費ですが、予算額は3億4,361万4,000円でございまして、その内容は以下に記載のとおりでございますが、主なものといたしまして、航空機騒音対策事業でございますが、これは、住宅防音工事の助成など航空機騒音等の障害から住民の生活環境を保全するための補助事業並びに公益財団法人である成田空港周辺地域共生財団への出捐金でございます。このほか、成田空港活用協議会負担金でございますが、これは、成田空港を活用した県経済の活性化を図るため、官民が連携して立ち上げた成田空港活用協議会の事業費等の一部を負担するものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 穴澤交通計画課長。 ◯説明者(穴澤交通計画課長) 交通計画課の平成28年度当初予算案について御説明いたします。  同じ資料の61ページをお開きください。第2款第2項第9目交通計画費ですが、予算額22億987万6,000円でございますが、その内容は以下に記載のとおりでございますが、主なものについて御説明いたします。  まず、1の鉄道網整備事業ですが、東葉高速鉄道出資金利子補給金につきましては、東葉高速鉄道の経営安定化に資するため、関係市等とともに出資及び利子補給を行うものです。続いて、いすみ鉄道基盤維持費補助につきましては、線路等のインフラ部分の維持、修繕費等に対して関係市町とともに助成を行うものです。また、鉄道輸送対策事業費補助につきましては、中小の鉄道事業者が行う安全輸送のための設備整備に対し、国、関係市町とともに助成を行うものです。鉄道施設耐震対策事業補助につきましては、大規模地震に備え、輸送人員の多い路線などを対象に、鉄道施設の耐震化に要する経費に対し、国、沿線市とともに助成を行うものです。  次に、2のバス対策事業につきましては、地域住民の日常生活に必要なバス路線のうち、広域的、幹線的な路線の維持を図るため、当該バス路線の事業者に対し、国とともに助成を行うものです。  最後に、3の交通バリアフリー対策事業につきましては、高齢者や障害者等の利便性、安全性の向上を図るため、鉄道駅のバリアフリー設備の整備やノンステップバス等の導入に対し助成をするものです。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 渡辺男女共同参画課長。 ◯説明者(渡辺男女共同参画課長) 男女共同参画課の平成28年度当初予算案について御説明いたします。  同じ資料の62ページをお開きください。第2款第2項第7目男女共同参画費の予算額は4,878万2,000円でございます。その内容は以下に記載のとおりでございますが、主なものといたしまして、1、計画の策定及び推進につきましては、男女共同参画施策を推進するために、幅広い分野からさまざまな意見を聴取するための男女共同参画推進懇話会の開催や民間団体の自主的な取り組みを促進し、相互連携を図るための男女共同参画推進連携会議の開催などに係る経費でございます。  2、DV被害者等の支援につきましては、女性に対する暴力に関する広報啓発やDV被害者の早期の社会的自立を支援するための経費でございます。  3、千葉県男女共同参画センター事業につきましては、相談事業、広報啓発及び研修などに係る各種事業費等でございます。  次に、63ページをごらんください。第3款第1項第7目婦人対策費の予算額は1億5,570万7,000円で、その内容は、配偶者暴力相談支援センターに係る経費でございます。主なものといたしまして、1番目にあります嘱託職員人件費につきましては、女性サポートセンターの電話相談員及び生活支援員等の人件費でございます。4番目にあります一時保護委託事業につきましては、DV被害者への支援を行うため、一時保護業務を民間団体等に委託する経費でございます。5番目にあります地域配偶者暴力相談支援センターにつきましては、各健康福祉センターに配置されているDV専門相談員の人件費等でございます。6番目にあります女性サポートセンター運営費等につきましては、入所者の食材費、施設の維持管理に要する経費等でございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(江野澤吉克君) 松本人事委員会事務局任用課長。 ◯説明者(松本任用課長) 人事委員会事務局の平成28年度当初予算案について御説明申し上げます。  同じ資料の397ページをごらんいただきたいと思います。第2款第8項第1目委員会費、予算額892万5,000円で、その内容は、人事委員会の委員に係る報酬等でございます。  次に、398ページをごらんください。第2款第8項第2目事務局費、予算額は2億9,861万2,000円で、その内容は以下に記載のとおりでございますが、主なものは、事務局職員の人件費と、職員採用試験費及び警察官採用試験費等でございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(江野澤吉克君) これより質疑を行います。質疑はございませんか。  中沢副委員長。 ◯中沢裕隆副委員長 政策企画課に質問いたします。この中で、今、東京オリンピック・パラリンピック推進事業の中で、国際大会の誘致ですとか国際スポーツ競技大会支援事業ということになっておりますけれども、2019年にラグビーのワールドカップが開催されるわけでありますけれども、仮に本県でキャンプ地ですとか事前合宿等、行われることになれば、このあたりからの支援というのは可能なんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 内田課長。 ◯説明者(内田東京オリンピック・パラリンピック推進担当課長) オリンピック・パラリンピック担当でございます。  事前キャンプに対します支援の方法といたしましては、費用的なものに関しましては、基本的に、市町村が施設を所有する場合には、市町村がその費用を負担をすると。県の場合には県というような今までの整理になってございますので、直接的にこの中から費用の支援という形は現状では考えておりません。
    ◯委員長(江野澤吉克君) 中沢副委員長。 ◯中沢裕隆副委員長 例えば仮に、県営の体育施設などが私の地元にはあるんですけれども、例えばそういう物質的な協力などというのは想定されているんでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 内田課長。 ◯説明者(内田東京オリンピック・パラリンピック推進担当課長) 競技施設等につきまして、県の施設を使用したいということであれば、当然県といたしまして、そのキャンプについて協力できるかと考えております。     (中沢裕隆副委員長、「ありがとうございました」と呼ぶ) ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに質疑はございませんか。  松戸委員。 ◯松戸隆政委員 1つだけ確認させていただきたいと思います。鉄道施設耐震対策補助事業についてなんですけれども、これまでの耐震対策の補助によって、北総鉄道であるとか東葉高速鉄道の対象路線の耐震対策はどの程度進んでいるのか。また、来年度を含めて、今後どのようなスケジュールで、どれぐらいのコストで耐震化対策が進んでいくのかということをお聞かせいただければと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 穴澤課長。 ◯説明員(穴澤交通計画課長) 鉄道施設耐震対策事業でございますが、まず1点、スケジュールにつきましては、これは国のほうで29年度までに主要路線等の耐震補強を実施するように鉄道事業者のほうに努力義務が課されまして、26年度から29年度までのスケジュールで事業を実施しております。対象の事業者としましては、成田空港高速鉄道株式会社、それから北総鉄道、千葉ニュータウン鉄道、東葉高速鉄道が対象になっておりまして、4年間で事業を進めていくということです。今までの実績といたしましては、26年度は成田空港高速鉄道株式会社が42カ所ほど事業を終了させておりまして、27年度、まさに現在、事業継続中でございますが、27年度はそのほかに北総鉄道、それから東葉高速鉄道が事業を開始しているという状況でございます。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 松戸委員。 ◯松戸隆政委員 私の地元の松戸市では北総鉄道が走っているんですけれども、地域の方々から、この北総鉄道の柱の部分が大分老朽化というか、ちょっと危ないんじゃないのというような危惧するような声がありまして、順次計画に従って補修をしていただければと思っております。  以上で結構です。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 質疑がないようでありますので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員の挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 挙手全員であります。よって、議案第1号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第25号関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、議案第25号平成27年度千葉県一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。  当局に説明を求めます。  田中政策企画課長。 ◯説明者(田中政策企画課長) 議案第25号平成27年度千葉県一般会計補正予算(第3号)のうち、総合企画部関係につきまして一括して御説明をいたします。  お手元の総合企画水道常任委員会議案説明資料の3ページをごらんください。総合企画部関係の2月補正予算における補正額の合計は3億5,749万8,000円の減額となっております。  次に、4ページにお示ししました科目別資料に沿って補正額の主な内容を御説明いたします。  初めに、第2款総務費第1項総務管理費の補正額は2,661万9,000円の減額であり、主な内容は、第15目諸費の旅券発給事業701万2,000円の減額等によるものでございます。  次に、第2項企画費の補正額は1,180万7,000円の減額であり、主な内容といたしましては、第1目企画総務費の職員人件費3,006万8,000円の増額、第2目計画調査費の北京世界陸上事前合宿受入事業1,045万5,000円の減額、第9目交通計画費の鉄道施設耐震対策事業費補助3,390万2,000円の減額等によるものでございます。  次に、第7項統計調査費の補正額は3億1,457万8,000円の減額であり、主な内容は、国の委託統計事業等の事業費の執行見込み額の減によるものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(江野澤吉克君) これより質疑をお受けいたします。質疑はございませんか。  本清委員。 ◯本清秀雄委員 これからオリンピックを幕張に呼んでいろいろやるということになると、通訳はどこの課が担当するんですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 鎌形課長。 ◯説明者(鎌形国際課長) 国際課でございます。  ただいま本体競技ですとかキャンプ誘致ですとか、そういったものを県内で行う際の通訳ボランティアというものを、私どもの課のほうで、今、養成の事業を行っているところでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 本清委員。 ◯本清秀雄委員 予算化しているのか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 鎌形課長。 ◯説明者(鎌形国際課長) 予算化をさせていただいております。     (本清秀雄委員、「はい、わかった」と呼ぶ) ◯委員長(江野澤吉克君) ほかにございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 質疑がないようですので、質疑を終結いたします。  続いて、討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第25号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 挙手全員です。よって、議案第25号は可決すべきものと決定いたしました。        ─────────────────────────────        議案第60号関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、議案第60号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。  当局に説明を求めます。  鎌形国際課長。 ◯説明者(鎌形国際課長) 議案第60号千葉県知事の権限に属する事務の処理の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。  お手元にございます、総合企画水道常任委員会議案説明資料の5ページをお願いいたします。本条例は、県民の利便性の向上を図るため、旅券事務を身近な窓口である市町村に移譲するものでございます。  内容は、旅券法及び旅券法施行規則に基づく旅券の発給申請受理及び交付等の事務について、市川市、浦安市、成田市及び我孫子市へ権限を移譲することとしております。  施行期日は、市川市及び浦安市については平成28年7月1日、成田市及び我孫子市については平成28年10月3日となります。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(江野澤吉克君) これより質疑をお受けいたします。質疑はございませんか。  本清委員。
    ◯本清秀雄委員 千葉県で早くやった、松戸なんかは早いうち旅券事務所のあれには参加して、費用はほとんど松戸市がそのときは出したというふうに私は感じておるんですけど、端末機が外務省で余ったから早いうちやったらどうだというので聞いて、慌てて松戸市は早いうち旅券事務をやった。そのときは全部松戸市で出したような気がするんですけど、今後、新しくやるときは、補助金はどのくらい出す予定ですか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 鎌形課長。 ◯説明者(鎌形国際課長) ただいまのちょっと委員の、昔のお話ですいません、ちょっと存じ上げなくて恐縮なんでございますが、今回新しく始めます再委託に関しましては、通常、初めに市町村で準備するためにかかる費用、これに対しましては県のほうで助成をする予定でおります。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 本清委員。 ◯本清秀雄委員 松戸市はもう全然もらえないということですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 鎌形課長。 ◯説明者(鎌形国際課長) 再委託のほうをやるということになりまして、確実に決まれば、それに必要な窓口の整備ですとか、そういった初期費用、そういったものを助成させていただきたいと思います。     (本清秀雄委員、「もう終わっちゃったんだもんな。わかった。いいです」と呼ぶ) ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 質疑はないようですので、質疑を終結いたします。  これより討論を行います。討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。  これより採決を行います。  議案第60号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 挙手全員。よって、議案第60号は可決すべきものと決定いたしました。  以上で議案の審査を終了いたします。        ─────────────────────────────        請願第33号、環太平洋連携協定・TPPの批准中止を求める意見書(案)関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、請願の審査を行います。  初めに、請願第33号TPP(環太平洋パートナーシップ)協定を国会で批准しないことを求める意見書の提出についてを議題といたします。  なお、本請願に関し、共産党から環太平洋連携協定・TPPの批准中止を求める意見書(案)が提出されておりますので、あわせて御協議を願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  書記に請願文書表を朗読させます。     (書記朗読) ◯委員長(江野澤吉克君) 当局に現状の説明を求めます。  田中政策企画課長。 ◯説明者(田中政策企画課長) 請願第33号について御説明いたします。  TPPについては、政府が国益にかなうと判断し合意に至ったものと認識しています。一方で、千葉県は農業県でもあり、農林水産業への影響に対する懸念もあることから、協定の承認に当たっては、農林水産業への対応策も含め、国会においてしっかりと議論していただきたいと考えています。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 意見等がありましたら発言を願います。     (「採決をお願いします」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) ほかになければ、これより討論を行います。  討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。  それでは、本請願の取り扱いはいかがいたしましょうか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 採決という声がありましたので、これより採決を行います。  請願第33号を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 挙手なしであります。よって、請願第33号は不採択と決定いたしました。  次に、意見書の提出を求める請願は不採択となりましたが、環太平洋連携協定・TPPの批准中止を求める意見書(案)の取り扱いについて御協議を願います。  本意見書案について御意見がございましたら御発言を願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        請願第35号、請願第37号、安保法制の廃止を求める意見書(案)関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、請願35号及び請願第37号は、国の安全保障関連法に関するものでありますので、一括議題といたします。  また、本請願に関し、民主党、共産党、市民ネット・社民・無所属、維新の党、護憲保守の会、千葉県民の声、かとり無所属の会及び我孫子無所属の会から安保法制の廃止を求める意見書(案)が提出されておりますので、あわせて御協議を願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  書記に請願文書表を朗読させます。     (書記朗読) ◯委員長(江野澤吉克君) 当局の状況説明を求めます。  田中政策企画課長。 ◯説明者(田中政策企画課長) 請願第35号及び第37号について一括して御説明いたします。  安全保障関連法は、日本の安全保障を確保するため国会において審議され、平成27年9月に可決成立した法律であると認識しております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 意見等がありましたら御発言を求めます。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 意見等ないようですので、これより討論及び採決を行います。  採決は分割して行います。  最初に、請願35号の討論を行います。討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。  それでは、請願第35号の取り扱いはいかがいたしましょうか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) これより採決を行います。
     請願第35号を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 挙手少数。よって、請願第35号は不採択と決定いたしました。  次に、請願37号の討論を行います。討論はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 討論はないようですので、討論を終結いたします。  それでは、請願第37号の取り扱いはいかがいたしましょうか。     (「採決」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) これより採決を行います。  請願第37号を採択することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) 挙手なし。よって、請願第37号は不採択と決定いたしました。  ただいま意見書の提出を求める請願は不採択となりました。安保法制の廃止を求める意見書(案)の取り扱いについて御協議を願います。  本意見書案について御意見がございましたら御発言を願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、意見の一致が見られませんでしたので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        北朝鮮による四度目の核実験に対する抗議決議(案)関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、先ほど請願とあわせて御協議いただきました意見書のほかに、決議案が2件、意見書案が6件提出されておりますので、御協議願います。  決議、意見書の文案はお手元に配付してあります。  なお、これから御協議いただく意見書案のうち、2つ以上の委員会にわたる意見書案については、当委員会の所管に属する部分について御協議をいただき、その協議結果は参考意見として議会運営委員会に報告することになりますので、よろしくお願いいたします。  初めに、民主党、共産党、維新の党、護憲保守の会、千葉県民の声、かとり無所属の会及び我孫子無所属の会から提出されております北朝鮮による四度目の核実験に対する抗議決議(案)について、御意見がございましたら御発言を願います。──それでは、本趣旨の決議案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、意見の一致が見られませんでしたので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        北朝鮮によるミサイル発射に抗議する決議(案)関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、民主党、共産党、維新の党、護憲保守の会、千葉県民の声、かとり無所属の会及び我孫子無所属の会から提出されております北朝鮮によるミサイル発射に抗議する決議(案)について、御意見がございましたら御発言を願います。──それでは、本趣旨の決議案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、意見の一致が見られませんでしたので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        成田空港のさらなる機能強化に関する意見書(案)関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、自民党から提出されております成田空港のさらなる機能強化に関する意見書(案)について、御意見がございましたら御発言を願います。     (「賛成」、「賛成をお願いします」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、当委員会としての意見書案を提出することに決定いたします。  なお、意見書の文案については正副委員長に一任を願います。        ─────────────────────────────        北朝鮮による日本人拉致問題の完全解決を求める意見書(案)関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、自民党、民主党、公明党、護憲保守の会及び我孫子無所属の会から提出されております北朝鮮による日本人拉致問題の完全解決を求める意見書(案)について、御意見がございましたら御発言を願います。     (「賛成」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、当委員会として本趣旨の意見書案を提出することに決定いたします。  なお、意見書の文案については正副委員長に一任を願います。        ─────────────────────────────        沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設中止を求める意見書(案)関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、共産党から提出をされております沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設中止を求める意見書(案)について、御意見がございましたら御発言を願います。──それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会としては提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        「緊急事態条項」新設議論の停止を求める意見書(案)関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、市民ネット・社民・無所属、護憲保守の会から提出をされております「緊急事態条項」新設議論の停止を求める意見書案について、御意見がございましたら御発言を願います。──それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、賛成者がいませんので、当委員会として提出しないことといたします。        ─────────────────────────────        甘利前経済再生担当大臣の「口利き」疑惑の徹底解明と企業団体献金の全面禁止        を求める意見書(案)関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、この後御協議いただきます意見書案は2つ以上の委員会にわたるものであります。  まず、共産党から提出をされております甘利前経済再生担当大臣の「口利き」疑惑の徹底解明と企業団体献金の全面禁止を求める意見書(案)のうち、当委員会に所管部分について御協議を願います。  本意見書案について、御意見がございましたら御発言を願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、賛成者がいませんので、本意見書案を発議することに賛成者がいなかった旨、議会運営委員会に参考意見として報告することにいたします。        ─────────────────────────────        国立大学予算削減方針の撤回を求める意見書(案)関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、共産党から提出されております国立大学予算削減方針の撤回を求める意見書(案)のうち、当委員会の所管部分について御協議を願います。  本意見書案について、意見がございましたら御発言を願います。──それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(江野澤吉克君) それでは、賛成者がいませんので、本意見書案を発議することに賛成者がいなかった旨、議会運営委員会に参考意見として報告することといたします。        ─────────────────────────────
           諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がございましたら御発言を願います。  赤間委員。 ◯赤間正明委員 それでは、私から2点御質問させていただきます。  1点が東京オリンピック・パラリンピックの推進事業について、特に千葉県スポーツコンシェルジュ運営事業について、2点目が旅券発給事業について、交付期間の短縮化についてでございます。  東京オリ・パラに関してですけども、千葉県は2020東京オリンピック・パラリンピックの競技開催地となったことから、総合企画部の中に東京オリンピック・パラリンピック推進課を新設するということです。県内経済活性化のためには、何としても大会を成功させなければなりません。そのためには全県的開催機運の醸成が不可欠でございます。  そこでお伺いいたしますが、千葉県としてスポーツコンシェルジュ運営事業を通し、キャンプ誘致、国際大会受け入れに向けた市町村の取り組みをどのようにサポートしていかれるのか。  旅券の関係ですけども、平成16年の旅券法改正によりまして、都道府県が行うパスポート発給に係る申請受け付け、交付などの事務が市町村でも可能となり、いよいよ7月1日から市川市、浦安市でスタートする予定でございます。今後さらに市内の身近な場所で、ワンストップでできることで、手続時間の短縮などの利便性が向上していくことになると思います。佐賀県では、移譲に当たりまして、従来6日かかる交付の日数を、県と市町の双方で事務の効率化を図るとともに、県において作業の見える化などの業務改善を進めた結果、何と申請から交付に要する日数が5日間、佐賀市においては何と4日間に短縮をいたしました。  そこでお伺いをいたします。7月1日に市川市、浦安市でスタートする旅券事務の移譲に当たり、県と市の業務改善により事務の効率化を図り、交付期間の短縮ができるようにすべきと考えるが、どうか。  以上、2点でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 内田課長。 ◯説明者(内田東京オリンピック・パラリンピック推進担当課長) オリンピック・パラリンピック担当でございます。  スポーツコンシェルジュに関しまして、昨年6月に設置いたしましたスポーツコンシェルジュにつきましては、本年度、千葉市、習志野市、市原市、成田市の4市と連携いたしまして、2018年の女子ソフトボール世界選手権大会の誘致に成功いたしました。また、キャンプ誘致を希望する市町村に対する説明会や個別相談などを行い、さまざまな形でサポートをしてきているところでございます。今後も引き続き、市町村のキャンプ受け入れ体制づくりを整備していくための受け入れノウハウの提供でありますとか、あるいは市町村、大学、宿泊施設などとの連携体制の構築をサポートしてまいりますとともに、競技団体の情報収集や市町村のニーズ把握に努めまして、市町村と競技団体のマッチングなどを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 鎌形課長。 ◯説明者(鎌形国際課長) 国際課でございます。  交付期間につきましては、外務省の示す処理基準を参考に、限られた人員の中で厳正なチェックを確保しながら、可能な限り早く正確に交付できるよう、現在、地域振興事務所のほうでは9日としており、移譲に際しましても市町村に同様のサービスをお願いする予定でございます。委員御指摘の佐賀県の例でございますが、全県下への移譲が済み、県と市町村の役割が確定した後に、県と市町村双方が事務処理の改善に取り組み、それぞれ短い日数の中で厳正な審査を確保できる仕組みをつくっていったと聞いております。県といたしましては、交付期間の短縮につきましては、まずは全市町村への移譲を着実に進め、県の新しい事務体制や市町村における事務処理の習熟度を踏まえながら、住民の利便性向上のため、県と市町村とで検討していくべきものと考えており、移譲後の将来的な検討課題と認識しております。 ◯委員長(江野澤吉克君) 赤間委員。 ◯赤間正明委員 1点だけ。具体的に山武市でスリランカのキャンプ誘致、決まっておりますけれども、山武市に対しての支援はどうなっているのか。特に通訳ボランティアとか、いろんな言葉の問題等もあると思うんですけど、そこら辺の財政的な面、また側面的な面も含めまして、今決まっていること、ありましたら教えていただければと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 内田課長。 ◯説明者(内田東京オリンピック・パラリンピック推進担当課長) 山武市のキャンプ誘致につきまして、直接私ども、支援について相談等、まだ受けてない部分もございます。ただ、全県的なキャンプ誘致を進める中で、先ほど委員おっしゃられました通訳ボランティアの話は非常に重要なものでございます。県といたしましても、国際課あるいは観光などとも連携いたしまして、そういう人材育成について今後努めてまいります。また、それ以外の支援につきましても、スポーツコンシェルジュを初め、さまざまな私どもの持っていますノウハウを市のほうへ提供していくという形でサポートしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに。  本間委員。 ◯本間 進委員 2点。  まず、いつも話している京葉線とりんかい線の相互直通運転についてです。京葉線とりんかい線の相互直通運転については、私も毎回質問しておりますが、12月の常任委員会で、国やJR、東京臨海高速鉄道株式会社に対する要望を行うほか、国の交通政策審議会でもしっかりと要望しているという答弁がありました。私としても執行部の取り組みを後押ししたいと考え、ことしの1月、千葉県で開催されました1都3県の議長会において、同席した東京都、埼玉県、神奈川県の議長に対して、京葉線とりんかい線の相互直通運転の実現について協力を要請したところであります。  そこで、交通政策審議会の答申が間もなくまとめられると聞いているが、その状況はどうか、お伺いしたいと思います。まず第1点。 ◯委員長(江野澤吉克君) 穴澤課長。 ◯説明者(穴澤交通計画課長) 交通政策審議会の次期答申についてでございますけども、国のほうでは今年度中を目途にまとめるということで作業、検討が行われておるんですが、現在、2月の24日に答申の骨格案、それから自治体からの事業提案の検討結果などを議題とする小委員会が開催されている状況ではございますが、現時点ではまだ国のほうから具体的な情報は得られてはいない状況です。  いずれにしましても、県といたしましては、相互直通運転が京葉線沿線地域の利便性、それから活性化、当然これはもちろんのことですけども、南房総、それから外房地域の通勤圏の拡大であるとか、産業、観光の振興につながること、また、オリンピック・パラリンピックを控えまして、競技会場が集中いたします幕張、それから東京湾岸部における国内外からの観客等の利便性ばかりでなく、また、大会を契機として、これから大きく発展が期待される同地域の産業、観光等の振興にもつながるということで、本県のみならず首都圏の発展、それから国際競争力の強化のために重要であるということを交通政策審議会のほうに訴えてきたところでありまして、その状況を現在注視しているところでございます。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 本間委員。 ◯本間 進委員 話はよくわかりました。じゃ、このことで私は要望したいと思います。交通政策審議会の答申も気になるところですが、私も引き続き4月に予定されている13都道府県議長会において、再度協力の要請をしたいと考えておりますので、県においても、答申の内容いかんにかかわらず、引き続き相互直通運転の実現に向けて取り組まれるようお願いします。  もう1点、これは空港地域振興課。昨今の航空機の落下物に対する県民の不安が多いわけでありますが、成田空港周辺では昨年4件、過去10年間に航空機からの落下物、部品や氷塊が見つかったケースが計18件もあったと聞いております。これまでに人的被害はないものの、再発防止を強く申し入れたと聞いているが、その申し入れはこの申し入れで、自分も預かっておりますけれども、成田空港ばかりじゃなくて、羽田空港の飛行ルートは、年間44万7,000回は全て千葉県の上空を飛行するのでありますので、特に我々千葉市の上空が多いわけですので、成田の落下物の件は国交省、国への要望をしているが、羽田ルート、千葉県の上空を通っている、そういった形でどういう対策を今とっているかどうか、ちょっと1点確認したいんです。 ◯委員長(江野澤吉克君) 山中課長。 ◯説明者(山中空港地域振興課長) 成田空港の関係につきます落下物でございますが、実は平成27年度、既に5件生じておりまして、ここ二十数年間では、平成11年ですかね、同じく5件あったと同じ過去最高、二十数年では最高になっているという状況になっております。非常に数が多いという状況になっておりまして、県といたしましては、成田空港の関係につきましても緊急要請を先日行ったところでございます。  ちなみに、羽田空港に関する落下物につきましては、平成26年8月に君津市におきまして工場の屋根に氷塊が落下する、こういう事案が発生しております。この事案につきまして、一歩間違えば人命にもかかわるものであり、県及び地元君津市と連名により、翌月9月には原因究明と再発防止策について航空会社へ徹底した指導をするように、また、翌平成27年2月には救済制度の改善につきまして、国土交通省に対し要望書を提出したところでございます。  航空機からの落下物は飛行ルート下の住民に対しまして大きな不安を与えるものであり、あってはならないと考えております。県といたしましては、国土交通省に対しまして、引き続き防止対策を徹底するよう求めてまいりたいと考えているところでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 本間委員。 ◯本間 進委員 しっかりやってください。はい、終わり。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに。  網中委員。 ◯網中 肇委員 男女共同参画行政について2点お伺いさせていただきたいと思います。  まず1点目は、市町村における女性管理職の登用の状況についてであります。地域における男女共同参画行政の担い手として市町村が大きな役割を担っていると思うんですが、その市町村において、一般行政職において女性管理職が1人もいない県内の市町村数について、最近2年間の状況はどうか教えてください。  2点目です。昨年の6月の議会の私の一般質問のほうでもちょっと質問させていただきまして、それで鶴巻部長から本当に前向きな御答弁をいただいたんですけれども、DVに関する事例調査の関係でございます。DV被害者の自立支援のために事例調査をして、それをいろいろ情報を共有していくというような御答弁をいただいたんですけれども、その事例調査の進捗状況はいかがでございますでしょうか。そしてまた、それ、今後どのように活用していくのでしょうか。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 渡辺課長。 ◯説明者(渡辺男女共同参画課長) 男女共同参画課でございます。  まず、女性管理職のいない市町村数に関する御質問ですが、内閣府の調査によりますと、県内54市町村中、一般行政職における女性管理職のいない市町村数は、平成26年4月1日現在で18市町、平成27年4月1日現在で19市町となってございます。  次に、DV被害者の事例調査に関する御質問でございますが、DV被害者に対し相談から自立までの継続した支援を行うには、身近な窓口である市町村の支援が大変重要ですが、昨年6月議会で答弁申し上げましたとおり、市町村では自立支援の経験が蓄積されておらず、対応に苦慮していると聞いております。  そこで県では、今年度、自立に至ったDV被害者が、行政や民間支援団体等からどのような支援を受け、自立した生活ができるようになったかについての事例を調査したところです。調査はDV被害者を継続して支援している民間支援団体に委託し、10件の事例について被害者に面接して聞き取りを行いました。現在、調査結果を事例集としてまとめているところでございまして、年度内に県や市町村の相談機関に提供する予定です。この事例集を市町村が行う自立支援に活用してもらうとともに、県では困難な事例について助言をし、より多くのDV被害者の自立支援につなげてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 網中委員。 ◯網中 肇委員 御答弁いただいてありがとうございます。DVの調査関係でございます。こちらももう、年度内ということは今月中ということだと思うんですけれども、市町村への配付をしていただいて情報共有していただけるということで、前向きな取り組みをしていただきまして本当にどうもありがとうございます。感謝申し上げます。引き続きお取り組みをよろしくお願い申し上げます。  1問だけ質問です。平成27年度において女性管理職が1人もいない市町村は19。26年と比較して1団体ふえたということなんですけれども、一般行政職における女性管理職のいない市町村の割合を全国と千葉県で比較するとどのようになっておりますでしょうか。 ◯委員長(江野澤吉克君) 渡辺課長。 ◯説明者(渡辺男女共同参画課長) 内閣府の調査によりますと、一般行政職における女性管理職のいない市町村の割合は、平成27年4月1日現在で全国の26%に対し、本県では35%となっております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 網中委員。 ◯網中 肇委員 御答弁ありがとうございます。本県、女性管理職の方が1人もいない市町村の割合が全国と比較して約9ポイント高いということでございます。すぐこれでどうのこうのということではないんですけれども、比較的ちょっと少ないのかなという気がいたしますので、引き続き千葉県においても、市町村でのこういった取り組みについて、いろいろ御助言等をしていただければありがたいなというふうに思います。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 鉄道に関連して1問質問させていただきます。  新聞報道等を見てますと、駅からの落下事故等がまだ見受けられるわけですけれども、これに関して、やはり防護策としてはホームドアが有効だというふうに考えます。まず最初に、県内のホームドアの設置状況について教えていただければと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 穴澤課長。 ◯説明者(穴澤交通計画課長) ホームドアでございますけれども、県内には11カ所に現在設置されておりまして、1つはつくばエクスプレス、これは県内5駅ございますが、県内では全てが、それからディズニーリゾートラインですけれども、4駅ございますけれども、この4つも整備されております。そのほか、東武東上線につきましてですが、これは25年度、26年度にかけて県の補助金も活用しまして整備をしていただいたんですが、東武東上線の船橋駅と柏駅の2カ所ということで、11駅が……     (「東武野田線」と呼ぶ者あり)
    ◯説明者(穴澤交通計画課長) すいません、東武野田線でございます。失礼しました。東武野田線の船橋駅と柏駅、2駅、計11駅が整備されております。  以上でございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 今、11駅ということですけども、今後どのように整備していくか、その取り組みについて教えていただければと思います。 ◯委員長(江野澤吉克君) 穴澤課長。 ◯説明者(穴澤交通計画課長) 国におきましては、ホームからの転落防止のために、その対策をするために、平成23年度に事業者に対しまして、利用者10万人以上の駅にホームドアまたは内方線つきの点状ブロックを優先的に整備するように方針を示しております。これを受けまして、県といたしましても、平成25年度から補助制度を設けましてその整備促進を図っているところでありまして、先ほど申し上げました東武野田線の2駅の整備の補助を行っております。また、ホームドアの整備には技術的な問題、ドアの位置であるとか、そういった問題や膨大な費用の問題があることから、その技術開発の推進であるとか予算の確保について、国に対して要望を行っております。  なお、国が優先して整備するようにというふうにしております利用者10万人以上の駅については、県内に17駅ございますけれども、そのうちホームドアが先ほど申し上げました東武野田線の2駅のみの設置にとどまっておりますけれども、内方線つきの点状ブロックにつきましては、今年度に、それを含めますと全ての17駅について整備が完了する見込みとなっております。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 内方線つきの点状ブロックなんですけども、これは駅にある黄色いあれなんですか。ちょっとそれを教えていただければ。 ◯委員長(江野澤吉克君) 穴澤課長。 ◯説明者(穴澤交通計画課長) 視覚障害者の方が方向を見失ってしまいますと、点々という点だけのブロックでは方向がわからなくなるということで、内側サイド、ホームの内側、安全サイドに線状に突起がついているブロックということで、視覚障害者の方が方向を見失ったときに、どちらが安全かということを確認できるブロックとなっております。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 そうすると、それが全部設置されるということだということでよろしいんですね。 ◯委員長(江野澤吉克君) 穴澤課長。 ◯説明者(穴澤交通計画課長) これにつきまして、23年度に国が示しました利用者10万人以上の駅、本県では17駅ございますけれども、その駅については、今年度でホームドア、それから内方線つきのブロック、いずれかが設置されるということでございます。 ◯委員長(江野澤吉克君) 矢崎委員。 ◯矢崎堅太郎委員 はい、わかりました。落下事故について、今、点状のブロックもありましたけれども、やはりホームドアのほうが有効だというふうに思いますので、いろいろ費用の面とか設備の面で課題があると思うんですが、県としても積極的に推進していただけるように要望したいというふうに思います。  以上です。 ◯委員長(江野澤吉克君) ほかに。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結いたします。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(江野澤吉克君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言を願います。     (「委員長に一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(江野澤吉克君) 特に発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任を願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(江野澤吉克君) 以上で総合企画水道常任委員会を閉会いたします。        午後3時3分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....