令和 4年 12月 定例会(第4回)令和4年第4回
市川三郷町議会定例会(第2日目) 1.議事日程 令和4年12月5日 午前10時00分開議 於議場 日程第1
一般質問 2.出席議員は次のとおりである。(14名) 1番 諏訪桂一 2番
一之瀬滋輝 3番 東 研一 4番 依田十造 5番 新津千吉 6番 秋山豊彦 7番
齋藤美佐 8番 丹澤 孝 9番 小川好一 10番 高尾 貫 11番 笠井雄一 12番 有泉 希 13番 松野清貴 14番 一瀬 正 3.欠席議員(なし) 4.
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(22名) 町長 遠藤 浩 副町長 依田誠二
政策秘書課長 井上靖彦 防災課長 林 茂一 総務課長 一瀬 浩 財政課長 海沼良明 町民課長 立川祐司 税務課長 芦沢 正 いきいき健康課長 望月和仁
福祉支援課長 櫻井 茂
保育課長 渡辺浩志 農林課長 望月順二
商工観光課長 塩沢正也
生活環境課長 丹沢宏友
土木整備課長 立川 潔
まちづくり推進課長 渡辺 潤
会計管理者 立川陽子
三珠支所長 丸山章仁
六郷支所長 木村竹実 教育長 渡井 渡
教育総務課長 相川由美 生涯学習課長 森川規彦 5.職務のために議場に出席した者の職氏名(5名)
議会事務局長 保坂秀樹 議会事務係長 進藤陽子
議会書記 相川伸也
議会書記 佐々木未緒 議会書記 依田慎也 開会 午前10時00分
◎
議会事務局長(
保坂秀樹君) おはようございます。 それでは、開会にあたりまして、あいさつを交わしたいと思います。 ご起立ください。 相互に礼。 着席ください。
○議長(丹澤孝君) おはようございます。 本日は、本会議の2日目ということで、議員ならびに町当局、職員各位には先週に引き続き、ご多忙のところ出席を賜り厚くお礼申し上げます。 本日も活発な質問と答弁を通し、相互の理解と適切な結論が得られますよう切望し、あいさつといたします。 また、
農林課望月順二課長につきましては、都合により欠席する旨の報告がありました。 代わりに、
地籍調査係丹沢貴広係長が出席しておりますので、ご了承願います。 ただいまから、令和4年第4回
市川三郷町議会定例会2日目を開会いたします。 本日は日程第1
一般質問の続きを行います。 順次発言をお願いします。 はじめに、第7番、
齋藤美佐さんの
一般質問を許します。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) おはようございます。 7番、
齋藤美佐です。 よろしくお願いいたします。
市川三郷町は、
手話言語条例の町ですので、はじめのあいさつのみ手話でさせていただきます。 それでは、
一般質問をさせていただきます。 1番といたしまして、
地域活性化の
取り組みについてでございます。 本町では、令和元年度に
国土交通省のかわ
まちづくり計画を登録し、水辺の
レクリエーション利用の促進、花火等の
地域産業活性化に取り組んでいただき、大変喜ばしいことだと高く評価しております。 本年、階段席も増設でき、事業の目的である、本町の
まちづくりと一体になった賑わいのある
水辺空間を創出するに相応しい事業になりました。また、現在は、車両も入れる護岸他工事を進めてくださっており、かわ
まちづくりに期待が高まります。この整備事業を花火以外にも活用して
地域活性化に繋げていくべきと考えます。 11月8日の皆既月食の日には女子学生の発想で、町内の
市川和紙を使用して
ランタン祭りが開催されました。学生の発想力と行動力、そして町内の和紙会社さんの応援で実現した、幻想的でステキな
イベントとなりました。このような好企画の地域おこしの
イベントを今後も続けていただきたいと思います。 このようなことを踏まえまして、3点質問させていただきます。 1.今後の
観光政策は。 2.
多目的広場(花火の階段席)の活用は。 3.賑わいの創出に向けて今後の
取り組みは。 ご答弁をよろしくお願いいたします。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君)
齋藤美佐議員の
一般質問にお答えします。
地域活性化の
取り組みについての1点目、今後の
観光政策についてでありますが、
少子高齢化や
人口減少時代に突入した現在、観光は
地域経済活性化の推進力として、また新たな成長の原動力として位置づけられ、
観光施策は地方自治体には必要不可欠な
取り組みであると認識しております。近年、観光の目的が多様化しており、地域の個性が大変重要な要素になってきていることから、本町においても、従来型の観光はもとより、これまでの
観光資源として気付かれていない独自の
地域資源を発掘し、自然、食、歴史、文化、産業、人などを組み合わせた幅広い
取り組みを行っていきたいと考えております。 具体的には、中東の工芸の
国オマーンとの交流を生かした和紙、はんこ、花火の販路開拓や、新商品開発、
信玄公まつり、JR東海との交流を生かした神明の
花火大会のさらなる集客と収益性、
六郷インター周辺整備による活性化、これらを観光と結びつける戦略。 歴史や文化、農産物などを活用した
体験型観光の推進、地域食材のさらなるブラシュアップなど、本町独自の豊富な資源を活用してまいります。 今後は、県と峡南5町で構成する
峡南ネクスト共創会議の推進、
観光関連動画の
SNS配信、インターネット上の
仮想空間メタバースやバーチャルを活用した
モデルコース紹介なども研究し、
観光施策から
地域活性へ導きたいと考えております。 2点目の、
多目的広場、花火の階段席の活用についてでありますが、本町では
市川三郷町第2次
総合計画において、
市川三郷らしさを育む
まちづくり方針を示しております。その中で、身近な水辺については
環境保全を図りながら、親水空間の整備を進めることとしており、
レクリエーション利用などの促進を図ることで、観光振興による
賑わい創出や
地域活性化につなげていきたいと考えております。 これまでに、
国土交通省と町による安全な
治水ハード施策と併せ、水辺活用を促進するための
多目的広場の整備を行い、神明の
花火大会等において利用しております。 現在、
国土交通省とかわ
まちづくり計画に沿って今後の利用方法について協議を行っているところであり、引き続き
利用拡大に向けて継続的に取り組んでまいります。 3点目の、賑わいの創出に向けて今後の取り組についてでありますが、
市川三郷町第2次
総合計画では基本方針として、自然・歴史・文化を生かした「にぎわい」づくりを定めており、町では
地域資源を活用した交流を主とするにぎわう
まちづくりを推進しているところであります。 過日行われた、
市川和紙を使用した「空飛ぶ
ランタン祭り・
in市川三郷町」では、
県内大学生と
町内和紙業者が共同で
地域資源の新たな活用方法を考案し、その魅力が広く発信されました。 こうした活動が町内各地に広がることで、本町の誇れる
地域資源のPRや賑わいの創出につながっていくものと考えております。 一方、小さな
取り組みではありますが、青洲高校前にある
神明公園を活用し、地域住民と高校生の交流の機会を提供することで賑わいを創出を活性化につなげる
取り組みも有効と考えております。 今後も数多くある
地域資源の情報を広く共有し、各関係機関が連携しやすい
環境整備を進めることで、
賑わい創出や地域の活性化を図ってまいります。 以上、答弁といたします。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ご答弁ありがとうございます。 多岐にわたっての
観光施策のご答弁だったと思います。 ご答弁の中で、
中東オマーンとの交流や、
信玄公まつり、JR東海などとの交流とのご答弁がございました。今後は、どのように具体的に推進していくのか分かりましたらお願いいたします。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君)
観光施策から
地域活性化ということでご質問をいただいております。今後、
地域活性をしていくためには、町外貨を町に取り込んでいかなければならないという観点で、1つとしては庁内で作る商品、製品を外に販売をしていく、町外に販売をしていく。 また、もう1つは、町外から観光によって人を呼び込んで来ていただいて、外貨を稼ぐという2点になるかというふうに思います。 その1つとして、オマーンとの交流を生かして、和紙、はんこ、花火、これの新販路ができないかという観点。それからもう1つは、新しい商品が開発できるのではないかということで、今後、議会が終わりまして、15日、大使が
市川三郷町においでいただくので、その時点でいろいろな議論、具体的な考えがそこから始まるのではないかというふうに期待をしております。 ただ、先月、大使館のほうにお邪魔をさせていただき、お招きをいただいてお邪魔させていただいた折には、大使は非常に花火にしても、はんこの掘る技術にしても、また紙もパームツリーというふうに言っていたんですけれども、ヤシの木なのか、実なのか、ちょっと分かりませんが、それを紙にしたいという熱意があったわけでございまして、今後、この和紙、はんこ、花火ですね、これについては非常に前向きに考えられるのかなというふうに思っております。 また、JR東海につきましては、はじめてになると思いますが、本社の
広報室交流ができたということで、今まではどちらかというと甲府から
市川三郷町のほうに向かってくる経路が大変に多かったんですが、今後は、南側からの進入、入ってくる
パッケージツアーなんかも企画できるのではないかということで、そういった部分からまた南側のJRの主要駅にPR活動ができるのではないかというところで、意見交換をさせていただきました。このへんについても、今後、新たな集客、また収益性の高いことができるのかなというふうに思っております。 以上です。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君)
信玄公まつりのほうはどうですか。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) これは
信玄公まつりは、今回、第34回神明の
花火大会が
信玄公まつりのコラボということで実施させていただきました。 お互いの客層、ファン層に周知をしていくということで、新たなファン層が期待をできるという観点でございまして、またそれぞれの、例えば神明の
花火大会には、信玄君が来ていただいたり、コロナ禍でなければ、いろいろなブースなんかも企画はしていてくれたんですけれども、そういうPR活動ができました。 逆に
信玄公まつりにおいては、
オープニングイベントとして、金曜日の夜に神明の花火という名前で花火を
舞鶴城公園でご披露していただいたということでございまして、非常にその点で
信玄公まつりに訪れていた観客の皆さんがすごいねという歓声が上がって、新たな顧客拡大につながるのではないかというふうに期待をしております。 以上です。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ありがとうございます。 ご答弁の中で、六郷の周辺の活性化についてもございました。2日に
笠井議員からも
六郷インターの周辺のことの質問がございましたが、
六郷インターの周辺の活性化について、観光と結びつける起爆剤となるような
活性化策などございましたら、お願いいたします。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君)
六郷インター周辺は、この前も
笠井議員のご質問にお答えをさせていただきましたけれども、今、スイッチが入ったような状態でございまして、今後、具体的な企業誘致等々も出てくるかなというふうに思っております。 そういう中で観光と結びつけるということでございますが、先ほど申し上げましたように、外からの交流人口を呼び込む、あるいは製品を外に出していくという観点から、観光にどういうふうに結びつくかということであります。 まず1つには、今、物消費から事消費というふうに、物はある程度ありふれているので、体験型の観光というふうなことも考えられるのかなと、例えば工場を見学してもらうツアーを作るとか、あるいはお客さんを、その地域で周遊してもらうとか、
パッケージツアーにしてできるのかなというふうに思います。 また、六郷周辺の整備については、今後の検討段階ということなので、その絵姿が出てこないと、その具体的な方向性は出来ないんですが、いろんな方法があると思いますので、今後の課題とさせていただきたいと思います。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ありがとうございます。 また、
地域資源を活用した
取り組みのご答弁もございました。
地域資源は大切な
観光資源の1つです。先日、新聞や
ニュース報道にもなったレモンの「りのか」という新しい農産物の導入も、
地域農業や観光の発展には欠かせないと思います。新たな農産物への思いなどございましたら、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) その「りのか」、新しいレモンということでございますけれども、実は私が、平成31年、4年くらい前だったんですが、ちょうど今ごろ
峡南農務事務所のほうで、静岡のほうで新しいレモンができたというか、研究してきたというふうな情報を聞いて、これはさっそくこの地域でできないかというご提案をさせていただいて、そのときに試験的に峡南5町に100本ずつ苗を配布をした。その100本が
三珠大塚地区に100本、富士川はゆずの里ですね、身延は手打沢という地区だったと思いますが、そんな感じで峡南5町に割り振られました。それが、今、だんだん4年経ったんですね、実になってきたということで、この「りのか」は、皮まで搾汁できるという、そして水分量が非常に多いレモンで、ジュースを作るために有効なものであります。 こういった新しい農産物が広まって、これをジュースにして6次産業化していくということになれば、さらにこの収益性が高くなっていくということでありますので、非常に期待をしているところであります。 技術的にも、
市川三郷の場合、効率がいい農業生産をしておりますので、非常に期待の持てる
取り組みかなというふうに思います。 以上です。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ありがとうございます。 新たな特産品として、
地域活性化につながるよう期待をしたいと思っております。 次に、
多目的広場、花火の階段席の活用についてでございます。先のご答弁のとおり、町の第2次
総合計画の
市川三郷らしさを育む
まちづくりという方針の中で、町民はもとより、町外の方々にも水辺の
環境保全を図りながら、
水辺空間で
地域活性化が図れれば大変よいことと考えられておりますが、現在、主に
花火大会で活用されている
多目的階段につきまして、お伺いをいたします。
花火大会以外に、
コンサートとか、
イベント開催など、どのように
利用拡大をしていくのか、また今後どのくらいの施設拡大、計画等がございましたら、教えていただきたいと思います。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) この
多目的広場の階段席、これは本来の目的は護岸を強固にしていくという目的でございます。これを多目的に活用してできるようにということで、
階段タイプにして、今、活用をさせていただいております。 この使い方につきましては、先ほど議員がお話いただきましたように、かわ
まちづくり、
国土交通省と提携をして、かわ
まちづくりによって
ルールづくりと言いますか、契約をしているんですけれども。ただ、細かい契約というんですか、ルールがないものですから、今後の
イベントにつきましては、新たに協定などを結んで、こういった場合はどうするんだというふうな協定などを結ぶ必要があるかと思います。 先日、木曜日だったか、
国土交通省の
甲府河川事務所の所長さんが別件ですがおいでいただいて、そのときにもそんなお話をさせていただきました。 今後、新たな
コンサートですとか、
イベントが行われるようなことも想定をして、そういった部分は早急に協定なり、
ルールづくりはしていきたいというふうに、今、考えております。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ありがとうございます。 本町の歴史ある神明の
花火大会の会場計画、また水辺の
利用拡大の推進を各関係機関と連携を取り、推進していただきたいと思います。 続いて、賑わいの創出の質問についてですが、11月18日、先ほどのご答弁の中にもございました。私も本部に入れさせていただきましたが、生涯
学習センターで行われました空飛ぶ
ランタン祭りin市川三郷町では、SDGsの
取り組みといたしまして、ひもでつないだ風船の周りを薄く大きな和紙で包み、
LEDライトを灯したものでした。 440年ぶりの饗宴でもある皆既月食の時間に合わせて、千年の歴史を誇る
市川和紙を利用したランタンを飛ばし、多くの方が参加し、歓声が上がっておりました。今後、
市川三郷町の風物詩として、
地域活性化につながってほしいと夢が広がる思いがいたしました。 これを大きく拡大して、例えば先ほどの階段席で行うとか、学生主体で実施していくための施策等については、町ではどのように考えているのかを伺います。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) まず11月18日に行われた
ランタン祭り、これは確かに町内の紙業者が関係していたんですが、手伝った団体が朱雀、
峡南エリアを拠点に活動しているグループで、また空飛ぶ
ランタン祭りが来年以降、
市川三郷町で行われるかというのは分からないです。これをどういうふうに活用していくかというのは、私どもとしては次回以降もやっていただければというふうに思っておりますけれども、主体はそちらの団体でありますので、何とも言えない部分があろうかと思います。
賑わい創出という部分では、こういった企画なんかは積極的に受け入れてやっていきたいというふうに思います。今後も、新たな
イベントや提案があるかと思いますけれども、そういった場合にも受け入れる体制はできておりますので、その点、
賑わい創出になるように努力していきます。 以上です。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ぜひ風物詩になるように期待をしております。 マルシェのことを、さっき答弁であったと思うんですけど、9月には
神明公園で2回開催されて、お
試しマルシェスモールマーケットして、
青洲高校生や若者、また地域の方もたくさんお集まりいただき、すぐに完売になったというお
試しマルシェでしたけど、この
取り組みも、大変好評でしたので、続けていっていただけるのでしょうか。
○議長(丹澤孝君) 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) こちらのほうは町が大きく関わっておりますので、その方向でいければというふうに思っております。また、民間でも地域のパン屋さんが
キッチンカーと連携して、販売、特売日なんかを設けている事例もございまして、それもかなりの集客もございますので、そういったところでも活用していただければというふうに思っております。 今後、そういう
スモールマーケットのようなものが、本町に限らず
神明公園だけではなくて、いろいろなところでできるような体制、あるいは情報発信はしていきたいと思っております。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ありがとうございます。 ほかにも魅力発信の
取り組みといたしまして、ゆるキャン▲とのコラボや、
体験イベント、また
コンサート、先ほど言ったマルシェや、ド
ローン教室、町の観光めぐりのツアーの売り込みをかけるとか、自発のPRとして夢工房の
インスタグラム発信など、町の魅力を知っていただけるのではないでしょうかと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) たくさんご提案をいただきました。 それぞれ
賑わい創出、あるいは
観光推進、
地域活性化につながることなので、ぜひ前向きにやらせていただきたいというふうに思います。 また、夢工房の活用につきましては、今、役場前線にありますミツマタ、これを紙の原料にして、それを活用をさせていただくエシカルプロジェクト、自称です。これを推進をしております。 またそういったところで発信ができればというふうに考えております。 以上です。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問ありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ぜひお願いいたします。 さらなる
地域活性化の
取り組みをご期待申し上げ、次の質問に移ります。 大きい2番といたしまして、人口増の
取り組みについてでございます。 山梨県の「住み続けたい
まちランキング2022年」では、本町は第2位となり、大変喜ばしい結果となりました。これは大東建託が山梨県に住む成人を対象に、過去最大級の
居住満足度調査を実施したもので、1位の昭和町に続いて嬉しい躍進となりました。さらに住み続けたい町にしていくためにも
人口減少対策は喫緊の課題です。 三珠地区では住宅地が次々に整備されており、
ハザードマップでの危険値でも比較的安全なことから、確実に
人口減少対策に繋がっている現状が伺えます。 大同地区の
山王住宅は良好な住環境として国交省からか表彰を受けたことも記憶に新しいところでありますが、本町の
若者定住促進事業のおかげで、毎年
山王住宅からの小学生が増えており、嬉しい限りでございます。
住宅環境を整えるとおのずと若い方が越してきて、人口増に繋がります。魅力ある雇用を創生し、
リモートワークやワーケーションの導入で移住促進も強化すべきと考えます。結婚、出産、育児・
子育て環境をさらに整え、魅力ある
まちづくりをと望むところであります。
市川三郷町第2次
人口ビジョンも踏まえ、以下の3点をお伺いいたします。 1.
人口ビジョンの現状と課題。 2.町全体の
住宅計画は。 3.
大同地域の
住宅計画は。 ご答弁をお願いいたします。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 人口増の
取り組みについての1点目、
人口ビジョンの現状と課題についてでありますが、町では
人口減少率の緩和を図るため、第2次
総合戦略と
人口ビジョンを策定し推進しております。 第2次
総合戦略の基本目標の「賑わうまち」の数値目標の中で、令和2年から令和8年までの7年間で町外からの移住総件数140件、年平均で20件を目標に掲げております。令和2年は21件、令和3年は23件の実績であり、年平均の目標を.若干上回る成果を上げております。しかし一方では、転出数の増加や、町全体の人口の自然減の推移が想定を上回っており、第2次
人口ビジョンの人口予想を下回る状況となっているため、さらなる
取り組みが今後の課題となります。 また、第2次
総合計画アクションプランの子育てしやすい
まちづくりでは、
不妊治療費助成事業、
子育て祝い金支給事業、病後児
保育受入れ事業を、移住・定住しやすい
まちづくりでは、若者定住促進住宅補助事業と空き家バンク登録・利用促進事業等の施策を中心に町内外へのPRを図り、人口減少の緩和に努めているところであります。 2点目の町全体の
住宅計画、および3点目の
大同地域の
住宅計画につきましては、直近では令和2年度に三珠地区桃林橋の町営住宅跡地を整備し、11区画の若者世代向けの分譲地販売を行い、翌3年度に完売となりました。現在、町有地で宅地分譲に適した土地はございませんが、今後、公共施設等の統廃合を実施する過程で有効活用が可能な候補地が出た場合は、
ハザードマップ等に照らし合わせて検討してまいります。 本町の住環境は、歴史ある街並みを残す反面、木造住宅密集地域や狭あいな生活道路など、防災や交通安全面で改善、整備が必要な地域が存在しております。これらの課題を検証し、現在見直しを進めております都市計画マスタープランにおいて、住環境をはじめとした安全・安心・快適な暮らしやすい環境づくり方針をお示し、民問活力の導入に取り組む中で、大同地区を含め町全体での良質な住宅地や住宅の供給、さらなる住宅促進のための支援策など
住宅計画に取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) 魅力ある声を創世し、
リモートワークやワーケーションの導入で移住促進も強化すべきと考えますが、この点についてはいかがでしょうか。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 初日の私のあいさつでもお示ししましたように、若者の中では
リモートワーク、ワーケーション、これはかなり前向きにとらえるところがございます。そういう意味で、将来的にはかなり広まっていくのではないかというふうに思います。 特にこのコロナ禍で、急速にインターネット環境が整備をされたというか、必然的にそうなってきたと思うんですが、かなり進展をいたしましたので、そう遠くない時期には方向性が見えてくるというふうに思います。 そういう中で、町としてどういう
取り組みができるのか、今後の課題ということで、人口増対策につなげていく政策が取れるように、検討をしていきたいというふうに思います。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ありがとうございます。 ご答弁の中で、子育て支援のこともございました。人口増の
取り組みとして、子育てしやすい
まちづくりは大変重要です。歯止めのかからない少子化に対して、このたび国では子育て支援として、妊娠期から伴走型相談支援として、計10万円相当の支援を打ち出しました。これは11月8日に公明党が発表した子育て応援トータルプランの一部を先行的に具体化するものです。 実施主体は、市区町村となっております。寄り添う支援といたしまして、産後ケアや、訪問家事支援だったり、おむつ券配布など、メニューを決めるのは各自治体となっております。
市川三郷町の人口増に向けても魅力的なメニューで、町外からも呼び込めるようなメニューを真剣に考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 いきいき健康課長、望月和仁君。
◎いきいき健康課長(望月和仁君) 出生子育て応援交付金につきましては、12月2日に補正予算が成立し、実施となった事業となっております。 当該事業は、支援が手薄な0歳児から2歳児までを対象に、妊娠時から出産、子育てまで一貫した伴走型相談支援の充実を図るとともに、妊娠、出産時の関連用品等の購入費を補助など、経済的な支援、先ほどありましたが、子ども1人当たり10万円の給付を一体として実施する事業となっております。 伴走型の相談支援は、すでに行っておりますが、経済的な支援となる給付につきましては、自治体の創意工夫によるものとされております。 国はクーポンやサービス券などの給付を想定しておりますが、現金給付等の扱いについて、詳細がまだ示されておりません。 詳細な実施要領等が示されましたら、本町に合った事業となるよう、取り組んでいきたいと考えております。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問ありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ぜひ
市川三郷らしい、他町から呼び込めるようなメニューをご期待申し上げます。
住宅計画につきましては、とにかく強力な民間への働きかけをなにとぞよろしくお願いをしたいと思います。 答弁をいただいてよろしいでしょうか。
○議長(丹澤孝君) 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 呼びかけを積極的にやっていけということでございます。私どもといたしましても、そういったことが人口増につながるということでございますので、情報提供、あるいはいろいろな持っているデータなどは、絶えずそういった住宅メーカーなどに分かるようにしていきたいというふうに考えております。 先ほども議員が主張されておりますように、子育て、これは確実に人口増につながっていく観点だと思いますので、議員のご指導の中で、今後も取り組まさせていただきたいと思います。 以上です。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ありがとうございます。 次の質問に移ります。 大きな3番といたしまして、災害弱者の避難支援強化についてです。 近年の激甚化する自然災害に対し、災害時に支援が必要な高齢者や障がい者、災害弱者ごとの個別避難計画の作成が市町村の努力義務と昨年よりなっております。 福祉避難所は、阪神大震災で要援護者が避難所生活の中で相次いで亡くなったことを教訓に1997年に制定されたものでございます。さらには福祉避難所は市区町村が主に民間の介護保険施設、障害者福祉事業所等と協定を結び指定するものとして「福祉避難所の設置、運営に関するガイドライン」が作成されました。 しかし、東日本大震災の時も福祉避難所の周知はされていたのですが、実際には避難所まで避難された方は12%、福祉避難所への避難はほとんどなかったそうです。 今、災害が起きたら命を守るために、障がいのある方も健常者も同じスタートラインから避難しなければなりません。実際に福祉避難所を利用するには、一旦地域の避難所まで行かなくてはなりません。その後、福祉避難所に避難するわけですが、自力で避難所に行ける人はほとんどいないと思います。その移動がどんなに大変で過酷か考えなければなりません。また、避難所での生活介助をしていただく方、健康チェックを行う看護師や保健師の方にも一緒に移動してもらわなければなりませんので、課題は多くございます。 しかし前に進まなければ助かる命も助けられなくなってしまいます。重い障がいをお持ちのお子さんのお母さん方から、障がい者の特性を考慮し避難する際は、最初から福祉避難所に避難することはできないかとのお声をいただきました。 このようなことを踏まえまして、以下の3点をお伺いいたします。 1.福祉避難所の収容計画とサポート体制は。 2.個別避難計画の進捗状況は。 3.福祉避難所へ直接避難の考えは。 ご答弁をお願いいたします。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 災害弱者の避難支援強化についての1点目、福祉避難所の収容計画とサポート体制についてでありますが、現在本町では、災害時の避難場所として、避難所82カ所、福祉避難所17カ所を指定しており、このうち福祉避難所については、町の施設に加え、町内の高齢者施設や障がい者施設にもご協力をいただいているところであります。 福祉避難所への収容計画につきましては、まずは一旦最寄りの避難所に避難していただいた上で、避難所での生活が困難な方には、福祉避難所へ移動していただく計画となっております。 また、サポート体制についてでありますが、基本的には要支援者のご家族にサポートを行っていただくことを前提としておりますが、現在、要支援者ごとの避難計画である個別避難計画の作成を進めておりますので、その検討過程において要支援者それぞれの状況等をしっかりと把握した上で、個別に対応を検討することとしております。 2点目、個別避難計画の進捗状況はについてでありますが、個別避難計画の作成に当たっては対象者の個人情報だけでなく、避難を支援する体制や避難所までの経路、・関わる医療機関を含む関係機関との調整も必要であり、個別の状況を綿密に調査・検討した上で作成する必要があります。 現在、要支援者の状況等を把握する中で、支援の必要性の程度などを考慮しながら、順次計画の作成を進めているところです。 これまでに3名の計画作成が完了しておりますが、今年度からは山梨大学のご協力もいただきながら計画作成を促進するための体制強化を図ったところであり、来年度中にはすべての要支援者の計画が作成できるよう鋭意取り組んでまいります。 3点目、福祉避難所へ直接避難の考えはについてでありますが、災害時の避難に関しましては、一刻も早く避難することが何よりも重要となります。 このため、現在の福祉避難所の収容計画では、原則として、まずは一旦最寄りの避難所に避難していただいた上で、それぞれの要支援者の状況や避難期間の見直しなども考慮しながら、避難所での生活が困難な方には福祉避難所へ移動していただく計画となっております。これは、福祉避難所を開設する際に、場所の確保だけでなく、電源の確保や必要な資機材の準備、人員の確保などの受け入れ体制や受け入れ環境を整える必要があり、また福祉避難所となっている高齢者施設等では、まず当該施設の利用者の安全確保や避難状況の把握等を行う必要があるため、受け入れまでに時間を要することなども考慮したものであり、国のガイドラインに則した計画となっております。 しかしながら、議員のご指摘のとおり、障がいのある方が災害時に移動することの大変さや過酷さは十分に認識しておりますので、現在進めている個別避難計画の作成の中で、それぞれの要支援者の障がいの程度や状況、家族の状況なども十分に考慮しながら、より実情に即した避難計画となるよう努めてまいります。 以上、答弁といたします。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ありがとうございます。 福祉避難所が17カ所とのことでございましたが、町の施設以外に協定を結ばれている施設名を教えていただきたいと思います。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。
福祉支援課長、櫻井茂君。
◎
福祉支援課長(櫻井茂君) 現在協定を結んでいる施設になりますけれども、まず全部お答えしますけども、清珠荘、りんどうの里、うぐいすの森、ナーシングプラザ三珠、デイサービス市川、デイサービスセンターさくらんぼ、デイサービスほほえみ、社協のミニデイサービス、リベルタ、きりあ、めぐみ園、アルテスパティオの12カ所になります。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ありがとうございます。 また、要支援者台帳の人数を教えていただけますでしょうか。
○議長(丹澤孝君)
福祉支援課長、櫻井茂君。
◎
福祉支援課長(櫻井茂君) 避難行動要支援者台帳の作成の件数、申請の件数ということでよろしいでしょうか。 現在、420件が出ております。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問がありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) 420件で、さっきの個別避難計画が3名ということでした。2年くらい前の委員会でも個別避難計画どのくらいですかと言ったときに3名ということで、なかなか進まない現状だなと思っています。この計画が3名以降進まないのは、本当に心配なんですけど、要因とかありますか。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。
福祉支援課長、櫻井茂君。
◎
福祉支援課長(櫻井茂君) ほかの町が進んでいないからいいということは決して考えていないんですけども、県内どこもやはり全く進んでいないというのが、現状というのがあります。 大きな問題としましては、まずやり方というものがなかなか具体的な例というものもないということで、各市町村ですね、非常に苦労しているというのが現状です。 たまたまなんですけれども、今年、山梨大学のほうから話がありまして、この個別避難計画の作成に向けて、峡南の5町で1つのフォーマットというか、計画を進めていくにあたって検討をしましょうというような会が初めて、打ち合わせというか、意見交換会がありました。 その中で、個別避難計画を作成に当たって
取り組みの現状や、作成の課題などをお互い意見交換をしたところです。具体的な検討内容、これからどうやって進めていくかというのは、これから大学のほうと、また峡南の他町で一緒に進めていく予定でおりますけれども、避難ルートの設定などから、どうやったほうが個別の実情に合っているのかということを含めながら、慎重に検討していきたいというふうに考えております。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) そうですね、山梨大学との協力ということで、国の努力義務になっておりますので、期待をしたいと思います。 福祉避難所となっている施設の避難訓練の実施状況はお分かりになりますでしょうか。
○議長(丹澤孝君)
福祉支援課長、櫻井茂君。
◎
福祉支援課長(櫻井茂君) それぞれの施設につきましては、年に2回の避難訓練というのが消防法の中で決められております。具体的には、実際に避難をしている方、車いすを使って避難をする、外に出て行くような避難の訓練をやったというお話はあります。 当然、施設だけではなくて、消防署とも連携して、そういった訓練を行っていたという今までの経緯があるそうです。 ただし、最近はコロナで、消防署と共同したような、そういった大規模な訓練のほうは、残念ながらできていないそうです。そうはいっても、年に2回の訓練というのが決められていますので、情報伝達訓練とか、簡単な初期消火訓練ということは年に2回やってくださっているようです。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問ありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ありがとうございます。 ここで支え合いマップという
取り組みを紹介させていただきたいと思います。 平成30年7月豪雨災害で、倉敷市の真備町では、本町と同じような地形の真備町ですけど、51名がお亡くなりになり、そのうち42名が避難行動要支援者のリストに載っていた人たちでした。その中で、ある知的障害のお母さんとお子さんも避難できず亡くなってしまいました。 ずっと関わってきた相談支援専門員さんは、災害時も電話で連絡を取り合ったそうですが、自分の家も浸水する中、さまざま手を尽くしたけれど、結局助けることができず、せめてもの思いで、後日、2人のために小さなお葬式をしたそうです。 身寄りもないので、誰も来ないと思っていたところが、地域の住民が大勢弔問に訪れ、みな口々に気にはなっていたけど、助けてあげられなかった。本当に申し訳なかったと言ったそうです。 このことを通して、避難行動要支援者の多くが福祉の関係者とはつながっていても、いざというときの支援につながりにくいため、一部の関わりではなく、普段からの地域住民とのつながりを築いていく必要性を痛感したそうです。 要支援者名簿を揃えることは大事ですが、その方たちが避難できる地域のチーム力をどう高めていくか、鳥取県では、県社会福祉協議会が中心となり、地域のつながりを確実に強めていく具体的な
取り組みとして、支え合いマップの作成を進めております。支え合いマップは、地域の地図に避難計画を住民同士で話し合いながら書き込む個別避難計画です。 しかもマップを使って終わりではなく、その後、活動として見守り活動や、支え合い活動、普段からちょっと困りごとなどを助け合う支え合い会議、避難訓練を継続しあっていく
取り組みで、それを支援するための補助金制度を設けているそうです。 地域の状況により難しい場合もあると思いますが、まずモデル地区で実施してみてはどうかというふうに思います。 地域コミュニティーを強める支え合いマップについて、ご見解をお願いいたします。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。
◎防災課長(林茂一君) 支え合いマップですが、先ほどから要支援者、いろいろな形で避難の方法、個別避難計画をはじめ、いろいろな方法がありますが、これを1つやれば、すべてOKというものはありませんので、いろいろな方法があるかと思いますので、こういった今まで被災した地域で始まっている新しい活動なんかも取り入れながら、研究していきたいと思います。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ぜひよろしくお願いいたします。 次の質問に移ります。 大きい4番です。男性個室トイレにサニタリーボックスの設置を。 男性個室トイレにサニタリーボックス、汚物入れを設置する動きが、一部の自治体や商業施設で広がっております。 加齢や、男性特有の前立腺がんや膀胱がんの増加に伴い、男性が尿漏れパットを着用する人が増えているといいます。国立がん研究センターの2018年度にまとめた統計によりますと、前立腺がんに罹患する男性は年間9万2千人で、膀胱がんに罹患する人は1万7,500人に上り、前立線がんの、罹患数は増加傾向で、罹患数は第1位となっております。今後、男性トイレにも汚物入れの需要は見込まれるものと考えています。 使用した尿漏れパットの廃棄場所がなく、持ち帰りを余儀なくされなかなか声に出せないと伺いました。 また、病気だけでなく、加齢などにより尿漏れパット等を使用している人も少なくありません。捨てる場所を気にせず安心して外出できる環境づくりが必要と考えます。 本町の役場や生涯
学習センターなど現在の設置状況と、今後の
取り組みについてお伺いいたします。 1.男性個室トイレにサニタリーボックスの設置の考えは。 ご答弁をお願いいたします。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 男性個室トイレにサニタリーボックスの設置の考えはについてでありますが、役場庁舎の男性個室トイレには、現在サニタリーボックスは設置されておりませんが、本町といたしましても、来庁者や職員がトイレを快適に使用できるよう環境を整えたいと考えております。 県内で設置されているのはまだわずかな自治体のようでありますが、徐々に
取り組みも拡大されておりますので、まずは先進自治体の状況を参考にして、本庁舎への設置や他の施設への拡大も検討していくこととしたいと考えております。 以上、答弁といたします。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) 前向きなご答弁ありがとうございます。 県内では、県庁や甲府市、山梨市、上野原市で庁舎にサニタリーボックスが設置してあります。女性の汚物入れが当たり前にあるように、今後は、そのような社会の流れになっていくのだと思っております。 本町でも、なるべく早く設置をしていただき、町として一番の先進地となるようお願いを申し上げます。 その際には、サニタリーボックスを設置していますと、必要な方に分かりやすい表示をしていただきたいと思います。 また、清掃される方への配慮や、また衛生面もございますので、捨てる際に手が汚れないよう、足で踏むと開くペダル式のものがいいと思います。この点についてはいかがでしょうか。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。
◎総務課長(一瀬浩君) 今お話をいただきましたペダル式のものを検討してまいりたいというふうに考えております。 また、本庁舎のみならず利用者が多い施設には設置をしていくように、前向きに考えたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第7番、
齋藤美佐さん。
◆7番議員(
齋藤美佐君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 多様なニーズに対応するために、準備が整い次第、1日も早い設置をお願いします。 誰もが気持ちよく快適に安心して、外出できるような環境づくりをお願い申し上げ、
一般質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。
○議長(丹澤孝君) これをもって、第7番、
齋藤美佐さんの
一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。 再開は、11時15分とします。 休憩 午前11時05分----------------------------------- 再開 午前11時15分
○議長(丹澤孝君) 再開します。 続いて、第10番、高尾貫君の
一般質問を許します。 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) 峡南医療センター企業団施設整備検討委員会設立に伴い、町長の所見を伺います。 はじめに、現状を共有しておく必要があるということで、経過について、少し整理をしておきたいと思います。 私は、平成27年12月第4回定例会、平成29年12月定例会、さらに令和3年12月定例会、令和4年9月定例会の総務厚生常任委員会におきまして、
市川三郷病院の建て替えと、老朽化による現状について質問をしてまいりました。 また、峡南医療センター企業団第1回定例会令和4年3月25日、令和4年8月24日第2回定例会におきまして、
市川三郷病院の立て替えと、持続可能な地域医療体制を確保するための公立病院改革ガイドラインが総務省より発出されたのを受けて、公立病院改革ガイドプランの策定が令和5年度までに策定が要請されていると。改革と建て替えを町民の声として受け止め、両立されるよう町と、さらに企業団に求めてまいりました。 結果、企業長の答弁は、今後は新型コロナウイルス感染症が収束に向かうなど、ある程度の目途がついた段階を判断し、建設検討委員会の立ち上げを図ってまいりたいと考えております。 さらに病院の建て替えについては、令和5年度に策定する公立病院経営強化プランの病院の機能分化の観点から方向性を示さなければならないと考えておりますと前向きな答弁をいただきました。 これを受けて、私は昨年12月議会および令和4年3月議会におきまして、
市川三郷病院建て替えについて町長にお訊ねしました。 町長答弁で、町民への医療・福祉政策に対する考えを改めて二度、三度と読み返してみました。大変心強さをいただいたような気がいたします。 以来、考え方に変化はないと思いますが、現在の心境を改めて町民に聞かせてください。答弁を求めます。 2つ目は、町民が必要な医療や福祉が受けられる環境をつくることは町民の命と暮らしを守るという行政としての、一番大切な使命を果たすことだと思います。医療は誰のためにあるのでしょうか、私はそこに生きていく人々のために、絶対必要不可欠のものであると考えます。 町長の見解を改めて求めます。お答えください。 3点目は、病院機能についてお尋ねいたします。 平時には、あまり必要でない感染症病床も新型コロナに苦しむ今のような現状で、毎年のようにさまざまな感染症に伴う注意喚起が厚生労働省より発出されております。 民間病院による医療提供が困難なへき地等の公立病院は、不採算が想定されても医療体制を構築していかなくてはなりません。つまり、
市川三郷病院もこうした機能を備える必要があると思いますけれども、町長は今後どのような考え方をもって推進していくのかお尋ねいたします。答弁を求めます。 4点目は、10月28日の金曜日、峡南医療センター企業団臨時議会が開催され、その席で全員協議会が開催されました。 議事中、(2)の中では、峡南医療センター企業団施設整備検討委員会規定(案)が提案されまして、企業団議会におきまして、全会一致で確認し、設置する運びとなりました 施設整備検討委員会の設置を受けて、町長はどのような考えと、所見を持って臨むのかお尋ねします。答弁を求めます。 5として、
市川三郷病院の建て替えについでは、今後は峡南医療センター企業団施設整備検討委員会、これは11月1日の公布になりますけれども、委ねることとなりますが、町としては今後、課長会議等をはじめ町民への周知等については、どのような考え方をもって臨むのか、町民に示していただきたいと思いますので、町長の見解と答弁を求めます。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 高尾貫議員の
一般質問にお答えをします。 峡南医療センター企業団施設整備検討委員会設立に伴い、町長の所見をの1点目、
市川三郷病院の建て替え等に係る現在の心境についてでありますが、昨年の12月定例会以降、
市川三郷病院の建て替えへのご質問には何度かお答えしておりますが、早期建て替えを望む町民の思いを実現できますよう、富士川町および企業団と連携を図るとともに、積極的な働きかけを行いたいという考えに変わりございません。 また、町民の医療・福祉施策に対する考えも就任時より変わってはおらず、町民が生涯を通じ、心身ともに健康な生活を送ることができるよう鋭意取り組んでまいります。 企業団議員の皆さまにおかれましても、改めて一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げます。 2点目、医療は誰のためにあるのか町長の見解をについてでありますが、議員ご指摘のとおり、町民が必要な医療や福祉を受けられる環境づくりは、非常に重要な施策と考えます。 町民がいきいきと自立した生活を送っていくためには、何よりも健康が大事であり、医療は病気やけがの治療を通じ、その地域に住む皆さまの命と健康を守るために不可欠なものであると認識しております。 3点目、
市川三郷病院の機能についてでありますが、過疎地域である
市川三郷町において町民に必要な医療提供体制を確保するために、
市川三郷病院が果たしてきた役割は、非常に大きいものと考えています。こうした体制を持続可能なものにしていくためには、安定的な経営が不可欠であり、そのためには機能分化や、連携強化などの経営強化につながるさまざまな
取り組みも重要であるとされております。
少子高齢化や人口減少が急速に進んではおりますが、町民の命と健康を守るためには、地域において、今後も必要な医療を提供していく体制が必要であると考えておりますので、開設者である峡南医療センター企業団が進める公立病院経営強化プランの検討過程などにおいて、こうした機能の確保を働きかけてまいりたいと考えております。 次に4点目、施設整備検討委員会の設置を受けて、町長はどのような考えと、所見をもって臨むのかについてでありますが、建設検討委員会は、新型コロナウイルスの感染拡大により設置が一時中断となっておりましたので、建て替えに向けてやっと一歩歩み出したというところが、率直な感想でございます。当該委員会におかれましては、すでに委員の選考に入られたとの情報もございます。今後は、峡南医療センター企業団ならびに施設整備検討委員会により協議が進められるものと理解しております。 さまざまな問題が山積しておりますが、就任なさる本町選出の委員の皆さまのお力もお借りし、早期に目的が達せられますよう取り組んでまいりたいと考えております。 次に5点目、町民への周知等について、どのような考えをもって臨むのかについてでありますが、先ほどの答弁と重複をいたしますが.今後は施設整備検討委員会において、審議がされ、事業の実施へと繋がっていくものと思っております。 町民の関心も高い内容でありますので、公表できる決定事項に関しましては、積極的にお知らせしたいと考えております。 以上、答弁といたします。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) 答弁は答弁として、いわゆる組合議会議員とともにそこはしっかり受け止めながら、今後の建設検討委員会等に反映をしてまいりたいと思います。 そこで、やっぱり過去をしっかり、町長も、そして行政職の皆さん方も、現在どのようになっているのか、あるいはそれはどのようになっているかということと、そしてもう1つは、今ある旧市川大門町立病院、これがどのような経過をもって設置されて来たのか、町長、生まれていたのかどうか分かりませんけれど、その経過についてどの程度把握しているのかお答えください。 答弁を求めます。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) まず設置につきましては、正確な何年というのはちょっと失念いたしましたけれども、山梨大学附属病院が建設される数年前に、市川大門町立病院が設置をされたというふうに記憶をしてございます。 当時は郡立で建設をしようという動きがあったんですけれども、いろいろな過程の中で町立でいったということで、当初、総合病院機能を持っていたということもあって、大変な財政上厳しい経営をしていたという認識をしております。 またその後、いろいろな努力があって、経営は改善をしていったんですが、平成16年臨床研修医制度が始まることによって、医師の中央への一極集中が始まって、診療科も削減をせざるを得ない状況にあって、また赤字経営が余儀なくされたということで、その後は、経営状態が改善せずに富士川病院との統合が、当時は3病院ですね、鰍沢病院も含めて統合計画案が出てきたということで、最終的に市川大門町立病院と、富士川病院が統合したということでありました。 そういう中で、今、経営状態というのは、議員もご理解いただいていると思いますけれども、非常に厳しい状態でございまして、またこのコロナ禍において、診療控え等もあって、大変な状況であります。ただ、経営上は医業外収入、具体的には空床補償ですね、コロナの空床補償などで、今、医業外収入があるということで、表面上は黒字になっていますが、医業収益は成り立っていない状況であるというふうに認識をしております。 以上です。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) 経過をしっかりつかんでおくことによって、いわゆる峡南医療センターの富士川病院、ないしは
市川三郷病院が成り立っていくわけでありますけれども、町長答弁の中で合っているのが1つありました。 郡立のところだけ、よく勉強しましたね。そこのところだけは。 実は、みんなぜひ知っておいてほしいんですけれども、地域や町に公立病院が必要って解いてくれたのは、先人の知恵なんですけれども、当時はほとんど職員も分からないと思うんですけど、小林町長の時代だったんですね。その当時、今からちょうど数十年前ですから、55~56年前だと思うんですけれども、市川大門、旧町内には、実は病院が、いわゆる病院と言いますか、医院の件数が本当に数軒しかなかったということであったんですね。夜間の救急対応が、あるいは
休日の対応が非常に難しい状況にあったと、町民の命を守りたいと、そういう一心で先人は、実は病院を、先ほどの郡立の話も有りましたけれども、11町は反対し、最終的に県にもお願いをしたけれども、本町がやらざるを得ない、苦しくてもやろうと、こういうところに持って行ったわけです。そういう歴史がありますから、そこのところを総務省の指示でもって、先ほど町長も答弁の中でありましたけれども、確かにそれは総務省との関係で、そういうふうになったことは、私も承知をしていますけれども、大変残念ですけれども、本来ならば
市川三郷病院として、公立病院として残していくべきだったのかというふうに思いますけれども、いずれにしても医師会とか、山梨県や、そして関係機関に働きかけた、結果的に病院設置となって、3年後にへき地の病院と指定されたということであります。 先ほど申し上げましたけれども病院の存在というのは、やはりそこに生きていく人々のために、あるいは命を守るために造っていくということでありますから、ぜひそのことは職員全体、共有をしていただきたいなということで、あえてその歴史のその部分の経過の部分だけ察していただいたということになります。 それから、ちょっと触れていただきましたけれども、2病院の統合は、なぜ行われなければならなかったのか、総務省と県の医務課と力を入れてきたんですけれども、当時、先ほど申し上げた3病院が峡南病院は逃げたという言い方は失礼ですけれども、峡南病院はあのまま自分たちで存続していくということになりました。 把握している程度で、先ほど説明をいただいたんですけれども、2015年ですね、先ほど平成27年の話ですけれども、3月1日付に総務省の自治財政局長から発信されました。全国の統廃合の関係です。ガイドラインも含めて出されたんですけれども、当時、副町長は福祉保健部にいたか分かりませんけれども、その経過は福祉保健部時代に、
市川三郷病院の建て替えも含めて、若干の話があったのかどうなのか、あるいはそういうガイドラインについて、どの程度まで把握していたのか、副町長にお尋ねしたいと思います。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 副町長、依田誠二君。
◎副町長(依田誠二君) 県職員でいた時代のお話ですけれども、すみません、ちょっと今、その当時、どういう状況ということは、想定をしておりませんでしたので、手元に資料がないので、すみません、お答のほうは控えさせていただきたいと思います。
○議長(丹澤孝君) 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) ちょっと事業名ははっきり覚えておりませんけれども、その当時、50億円の基金を国中と富士東部のほうで活用できるようにということで、基金が設置されたという認識でおります。 私も当時、町議会議員をやらせていただいた時期でございますので、詳しい県の情報等は分かりませんけれども、そういう流れの中で国中で使える基金を活用して、その統合に至ったという記憶はございます。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) 責めるつもりはありませんけれども、通告してありますから、広く全般で把握をしておいてほしいなと思います。ぜひここはしっかりつかんでおいてほしいんだけれども、昨年の10月に総務省が地方財政、いわゆる総務省地方自治財政局長から全国の該当する公立病院に対して、いわゆる来年度、令和5年度、再来年、2023年度末までに公立病院の経営強化プランの策定を求められている。先ほど、私が
一般質問の最初のところで述べたところですね。いわゆる機能分化をきちんとして、その上で将来的には
市川三郷病院も建て替えなくてはならない、老朽化しているから建て替えなければならないということを企業長は答弁をしているわけですよね。それに対して、しっかりここのところはつかんでおいてもらいたいんです。 来年の3月、2023年度末です。ここに焦点を当てて、私たちも動くわけです。町も動いてほしいんです。という意味を強く求めているわけです。そこはどうですか。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 今、高尾議員のご指摘をいただきました公立病院経営強化プランの策定ということでありますが、これを策定していく上で重要なのが、
市川三郷病院の建て替えということになる。病院がどういうふうな形で建て替えるのか、またこのプランに盛るということでありますから、十分その点は承知をしておりますので、開設者会議等で機会があれば、そのことはご発言をさせていただきたいというふうに思っております。
○議長(丹澤孝君) 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) ぜひそこはお願いをいたします。 それから、昭和48年、先ほどありました1973年に造られて、半世紀経っていますよね。 今の町立病院、今の
市川三郷町立病院、峡南医療センター
市川三郷町立病院の現状を、この間9月のときに、私のほうから実態の話をさせていただきましたけれども、その後、病院を見ていただいたでしょうか。
○議長(丹澤孝君) 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) その後、病院のほうにはまだ行っておりません。
○議長(丹澤孝君) 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) やっぱり足を運んで、現状を見てくださいよ。ここで私から言われて検討するでは、ちょっとそれはトップとしてはうまくない。私は怒りませんけれども、そこはちゃんとしてもらわないと、町民は怒りますよ。私はそう思います。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 明日、伺いたいと思います。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問がありますか。 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) ぜひお願いいたします。 それと、ここは今度は角度を変えます。11月22日の臨時議会で、これは大変非常に大事なところです。昨年の11月22日に開催をされました臨時議会におきまして、町長の就任にあたりまして所信表明が行われました。その中で、町長は医療、介護については次のように述べられております。 身近な医療の充実は、安心して生活していただくために必要です。峡南医療センターを核とする医療提供体制の整備と、多面的な介護サービスの提供が構築できるよう、施策を推進してまいりますと。施設などの運営に関しても、支援体制を、これまた構築していきますと。はっきり表明されております。 当時、選挙公約にもなっておりましたから、町長に寄せられている町民の期待というのは非常に大きいわけです。町長就任以来、早くも1年、早いものでございます。この間、どのようなことが具体的に構築されてきたのか、そこを伺います。これもまたしていないというのなら、それは私、許せませんけど。つまり構築ですから。積み上げですよ。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) そのフレーズに関しましては、医療体制ということでございます。 まず1つには、峡南医療センターの
市川三郷病院建て替えが大前提ということになります。これがピラミッドの頂点になる。 就任直後、診療体制ということで、三珠にあります国保診療所、ここも前の体制では、十分な医療提供体制とは言えないような課題もございましたので、ドクターの専任制というふうな形で、体制を切り替えました。 また、そういった観点で、いろいろな個々の政策に関しましては、その都度都度行っておりますけれども、まずは大きな流れとして、峡南医療センターの
市川三郷病院建て替えについて、企業団の開設会議などで議論をさせていただいた経緯はございます。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問ありますか。 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) 次に、これも先ほど質問の中で触れましたけれども、3月議会でも質問し、提言してまいりましたけれども、病院問題を本当に真摯に考えてほしいと、新年度になってから、課長会議等において、病院問題について、庁舎内ではどのように共有されて来たのか、あるいはもっと言えば、何回くらい具体的に開催してきたのか、少し内容も含めて、説明をしていただきたいと思います。 答弁を求めます。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。
◎総務課長(一瀬浩君) 申し訳ありませんが、課長会議等でその議題に積極的に会議を行ったという経緯はございませんでした。
○議長(丹澤孝君) 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) 所掌事務の中で、町長の所掌事務は外に積極的に出て行く、それは大変ありがたいことだし、町民としても期待をしているところでありますけれども、そこはそれでいいです。 副町長、全体の中での統括というんですか、総務課長が答弁をされましたけれども、全体統括は副町長が行うべきではなかったのかなと、就任してそろそろ半年以上が経ちますから、その中でやっぱり副町長が先頭になって、総務課長なり、あるいは政策をきちんと指示してやらせるべきではなかったのかなというふうに思いますけど、そこはいかがですか。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 今まで具体的な動きがなくて、今回初めて施設整備検討委員会が設置をされたということでございます。それまでも、副町長も私と一緒に同行をして、企業団との意見交換もさせていただいたこともございます。 今後は、こういう動きがありますので情報交換を密にしながら、課長会等でも情報提供等はさせていただく方針でございます。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問ありますか。 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) ぜひそこはそういうことでしっかりと発揮をしていただきたいというふうに思います。 それから、私はこれもやっぱり若干お話をさせてもらったんですけれども、9月のときにですね。いわゆる、私は峡南医療センター、あるいはガイドライン、あるいは病院の建て替えという話になってくると、そういう意味ではかなり重たい課題だろうというふうに思います。 それぞれがどういうふうに思うか分かりませんけれども、私は今、いきいき健康課長が峡南医療センターのさまざま情報のやり取りをしているということは承知をしています。だけど本来ならば、町長の足元にきちんとおくべきだと、いわゆる峡南医療センターとの関係を構築していく、作り上げていくには、私は政策秘書課でそのへんをやるべきではないかなというふうに思うんですけれども、つまりどういうことかというと、さまざまなことを政策と作り上げていくわけですから、例えばこれからはもっと病院の問題については、
市川三郷としてはこういうふうな考え方で、町民はこう思っているからというのを、峡南医療センターに投げなければならないわけですね。投げる場合もあるでしょう。私たちも投げますけれども。そこは、議会と行政が一体になっていかないと前に進まないんですよ。それを私は言っているんですよね。だから、町長が先ほどもそれが何々会議が開催されなかったと、さらさらっと答えていますけれども、本来はそういうものではないんですよ。町長が常に把握をし、町長の足元に置いて、私は検討委員会等の中に声を上げていく必要があるのではないかなと、それが行政の役目ではないかなというふうに思いますけど、いかがでしょうか。
○議長(丹澤孝君) 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) この峡南医療センターの
市川三郷病院建て替えに関しては、重要案件という認識は一緒だというふうに理解をしております。 また、役場内の組織につきましては、今、機構改革をしておりますので、そういう中で検討はさせていただきたいと思いますし、今、いきいき健康課もかなりの大所帯ということで、スタッフも充実をしております。そういう中でどういうポジションがいいのかということは、検討をさせていただきたいと思います。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) 全部で、この再質問だけで11項目あるんですけど、時間がなくなってしまって、弱ったなと思っている。 そういうことでぜひ、そこのところはしっかりとお願いをしておきたいと思っています。 次に、つい最近のことなんですけれども、11月4日金曜日のことです。これは、夜の9時ごろですけれども、私の家内のところに友人が急性の下血になってしまいまして、救急搬送をお願いしました。救急車両はすぐに到着をしてくれました。今度は搬送先の病院を確保するのに2時間くらいかかりました。 これはよくあることなんですよ。峡南地域の病院は富士川病院、
市川三郷病院、ほとんど駄目、結果受け入れ先は県立中央病院になってしまいました。 この間患者は、大変不安な気持ちで救急車の中で待たされていました。 人々の命と健康を守るということは、大変大事なことなんですけれども、そこでこうした事態を行政としては把握をしているのかどうなのか、こういう事態を、私はお金の話はあまりしたくありませんけど、たくさんお金を出しているんですよ、町から峡南医療センターには。うちだけでも2億9千万、繰出基準だけは2億4千万ですから、基準でいけば。 そういうふうになっていても、町民がいざというときにはセンターで見れない、最初は徳洲会だという話になって、弱たなと思ったんですけど、帰ってこらないかなと思ったんだけど、たまたま中央病院という話になりましたらよかったんですけれども、トリアージもできないというのはちょっと。 前、私、峡南医療センターの、何年か前にも言ったんですけれども、トリアージしろ、これは私も峡南医療センターのほうで、組合議会のほうにも物を申しますけれども、患者が重傷なのか、あるいは緊急度が高いのかというのをそこで見て、そして中央病院でとか、あるいは医大でとかという、そういう方法を取るのが一般的ではないのかなと思うんだけれども、それができない。大変残念です。 それは当時、該当する先生がいなかったかもしれませんけれども、私が熱が出たときに、小児科の先生に診てもらいましたよ。そういうふうなことがなぜできないのか、自分の車でいきましたからねそれは。でもそういうことをしっかりとやるということと、その実態の調査をしてほしい。実際にそういうことがあるのかどうなのか。これからこの町は年寄りばっかりになるんですよ。そういう人が多く出てくるんです。ぜひそれは把握をしてほしい。いかがですか。
○議長(丹澤孝君) 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 議員のご指摘をいただきました。確かに夜間、土日などは医師が少なくなるということがあって、そういった事態も聞き及んでいるところであります。もちろんそれはあってはならないことでありますけれども、そういう状況は十分にあり得る話かなと思います。 また、そういう中で救命救急士の配置もしているわけで、峡南消防本部としても、そういった間違いがないような体制は十分に取れているというふうに認識をしております。 実態把握につきましては、状況等は消防本部とも情報を密にして、徴取をしていきたいというふうに考えます。 以上です。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) では把握をしていただけるということでよろしいですか。 いいですね。 いきいき健康課長に言っている、大変だから。 そこで、もう1点、細かい話ですけれども、第2次
総合計画の中で、第3次はどういう形になるか、これから見なければ分かりませんけれども、健康に暮らせる
まちづくり、地域医療の整備推進の中で、現状と課題については記されております。 医療環境が整っているかという調査で、これを感じた医療体制が整っているかというふうに感じた町民、何%かと思いますか。 32%なんですよ、当時ね。 今はもう少し悪くなっていると。それで職員のワークショップの中でも、あるいは町民のワークショップの中でもその話は地域医療の推進が必要だというふうに強く強くアンケートの中でも言われております。ぜひそういう
総合計画も前の町長が中心になって作ったものですけれども、今度新しく第3次を作るには、遠藤町長が中心になるわけですから、ぜひそのへんのことも含めて、検討いただきたいと思うんですけども、実際にそういう状況にあるということを、ぜひつかんでおいていただきたい。しつこいようですけれども、再度町長の決意を、この病院の問題についてのみお話をいただきたいと思います。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めす。
◆10番議員(高尾貫君) しないであればいいです。 いきいき健康課長に聞きます。 先ほど私が、両町で8月に1億円、12月に1億円、これはあくまでも繰出基準の中での合計ですから、トータルでいけばそのほかの負担金だとか、産科セミオープンだとかを入れれば、もう少し高い金額になるんですけれども、いずれにしましても両町で相当額出しているので、基準というのはいきいき健康課長、分かります。
○議長(丹澤孝君) いきいき健康課長、望月和仁君。
◎いきいき健康課長(望月和仁君) 議員のご質問の件なんですけれども、令和3年度、本町から出しております負担金、繰出基準分につきましては、確定額で2億4,700万円余です。また、償還分等が5,400万円ほどありますので、それに議員がおっしゃるセミオープン分合わせますと3億291万9千円となっております。今年度につきましては、予算上ですが、繰出基準分が2億4,176万9千円、償還分につきましては5,458万1千円、セミオープン分が98万7千円となっておりますので、合わせまして2億9,733万7千円となっております。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) そういうことですね。そういうふうに多額な金額を負担しているわけでございますから、私たちも議会としてもしっかり対応をせざるを得ないのかなというふうに思っています。ぜひ町長もそのつもりでお願いをしたいということを付け加えておきたいと思います。 それでは、次の2点目の質問に入ります。 狭あい道路に悩む緊急車両の対応と実態についてですけれども、本町の管理している道路のうち、幅員4メートル未満の道路で一般の人々が生活している道路を指しますが、私たちが日常生活をしていく上で、通行上、環境衛生上の問題があるばかりでなく、地震や災害などには、消防車や救急活動に支障をきたす。そこで、どのような対策が取られているのか伺いますので、次の点についてお答えください。 1つは、町の狭あい道路は何キロメートルあり、本町の指定する整備促進路線は何カ所あるのか教えてください。 セットバックや個人の寄附を待つのではなく、行政として積極的に関与していただきたいと思っていますから。 2つ目は、セットバックは、旧3町が合併してから、何カ所で、延べ何キロメートル実施されたのか教えてください。 また、本町のセットバックの基準値はどのようになっているのか、これも教えていただきたいと思います。 それから、後退用地の舗装費用や整備支障物件などの除去費用のほか、擁壁の築造替えなど、そういった工事費の助成はどのようになっているのか、詳しい内容について、リーフレットの作成などを行って、町民に狭あい道路の拡幅の必要性について、もっともっと促してはどうかと思いますけど、どのような考え方を用いているのか、お答えをいただきたいと思います。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 狭あい道路に悩む緊急車両の対応と実態についての1点目、町の狭あい道路の延長と本町の指定する整備促進路線の箇所数についてでありますが、本町の都市計画区域内の住宅地域で幅員4メートル以下の生活道路は、路線延長すべてが対象となるものから、路線の一部区間が対象となるものまで多岐にわたるため、これらをまとめた総延長の算出は行っておりませんが、拡幅が必要な箇所は約330カ所が対象となっております。 また、整備促進路線いわゆる狭あい部の解消を目的に町が整備を計画している路線は現在のところありませんが、通学路等の安全対策として4メートル以上に整備を行った路線は過去にございます。 2点目、狭あい道路整備事業の実施状況とセットバックの基準値につきましては、平成17年度より狭あい道路拡幅整備に関する要綱を制定し、土地所有者のご理解とご協力をいただきながら、町内生活道路の狭あい部288カ所、整備延長6,236メートルを改善してまいりました。また、セットバックの基準値につきましては、対象地の隣接者、対面者および道路管理者との境界確認により道路中心線を確定し、中心線から2メートルにかかる敷地を後退用地として提供していただいております。 3点目、町民への狭あい道路拡幅の必要性の周知についてでありますが、狭あい道路整備事業は、住宅建て替えなどの建築行為等に伴い、土地所有者のご理解とご協力をいただきながら道路後退を推進するもので、狭あい道路の解消には長い期間を要すると考えております。これまで広報やホームページ、組回覧を活用し事業目的や助成金制度を周知してまいりましたが、議員ご指摘のとおり、大規模災害発生時など有事の際には、緊急車両の進入や、救命・消防活動に支障を及ぼす可能性も想定されるため、狭あい部の解消をはじめ、木造住宅の耐震化や可搬式消火ポンプの整備など、これまで以上に地域の強靱化に向けて
取り組み、情報発信を強化し、狭あい道路解消の必要性の周知を図るとともに、防災課をはじめ関係各課と連携しながら、町民の防災意識の向上に努めてまいります。 以上、答弁といたします。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) 今、答弁いただいたとおりで進行していただければ、これは幸いですけれども、いずれにしても最近は救急車も高規格救急車両の配備ということになっていますから、上が高くて横に幅が若干広くなっているというような、そういう車両があって、緊急車両が入れないという、いわゆる対応できないケースというのが、これまでにもあったと思うんですけれども、これも行政で把握ができきれない部分もありますから、ぜひこの点も峡南消防本部のほうにそういう例が
市川三郷町内でそういうことがあったのかどうなのかを把握をしていただいて、今日でなくて結構ですので、後ほどぜひ知らせていただきたいということをお願いしたいと思いますけどいかがでしょうか。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 今、消防救急の観点からご質問をいただきました。先ほども答弁をさせていただいたとおり、狭あい道路拡幅整備事業というのは、いわゆる2項道路、1.8メートル以上4メートル未満の道路ということで、原則的には寄附と言いますか、そこを公共で活用していいというそういう行為によってやっていく事業ということでございます。 先ほども答弁をさせていただきましたが、これには長い年月がかかっています。 そういう事態の中で、救急あるいは消防業務等に影響があるのではないかということでありますので、多角的な考え方で可搬式ポンプですとか、救急においてはキャリーというんですか、キャスターというんですか、そういったものの整備なんかが必要かなというふうに思います。 もちろんそのへんに関しましても、どういった活用があるのか、現状の把握というのに努めろということでありますので、先ほどの点も含めて、消防とは連携をしていきたいと思います。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) あとちょっと教えていただきたいのは、都市計画道路ってありますよね、都市計画道路の整備順というのがあって、それが
市川三郷町に該当するかどうかあれですけども、甲府の場合などは、都市計画道路の整備順の見直しがあったりして、毎年、変えていくんですよね。その順序どおりに変えていって、先般、池田通りとかあの辺は新たに開通をしてきているというような、そういうことになっているんですね。それは県とそれから甲府市でお金を出してくれるんですよね。そういう対応もしてくれるんです。そのへんも活用できないのかなということなんだけど、そこらへんのところを含めて、少し働きかけなどをしていただければと思います。まず都市計画道路が実際に
市川三郷にはあるのか、何カ所あるのか。含めてそういった部分の順序の見直しは毎年度してきているのか、したのか、そこをちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 甲府市との比較でございますけれども、狭あい道路拡幅整備もそうなんですが、町村の場合は特定行政庁で県が差配をしているというふうに記憶をしております。今、質問いただいたところで、率直に今思い出したことなので、正確な情報ではないのかもしれないので、後日またそのへんについてはお知らせをいたしますけれども、いずれにしても狭あい道路も、都市計画道路も計画によって実施をしていくということで、権限がどこにあるのかということが重要になるかと思います。 また詳細については、後日ご報告をさせていただきたいと思います。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) ぜひそこは、そういうことで何か起きてからでは間に合いません。できるだけ第3次計画の中に、そのへんのことも少し具体的に入れていただければ、それに基づいて私たちも町民の皆さんと一体となり、行政の皆さん方とひとつになりながら、ここはこうすべきではないかと、ああすべきではないかということが問題にできるわけです。 できるだけ、町長も遠慮せずに全員協議会のところに用がなくても、たまにはあいさつに来て、こんなことが起きていますよということをやったほうがいいではないですか。そうしないと、町長と副町長は、それぞれ部屋に入っていて、あとはみんな現場の課長に任せるというのは、これはいかがなものかと思うんだけど、これはちょっと余計なところに走ったんだけど、全体的にそういう構図が見えない。別にサボっているとは思っていませんよ。カメラが付いているんだから。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) どっちが先の議論だとあれなんですけども、最初私のほうから申し出たんですが、そのときはお断りをされたというふうに記憶しております。もしお許しをいただければ、今後、出向かせていただきたいというふうに思います。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第10番、高尾貫君。
◆10番議員(高尾貫君) そういうことでしっかりと受け止めますから、ぜひいい話も、悪い話も、町民が知る前に議会とは相談をしていただければというふうに、私は思います。議員の皆さん方もおそらくそう思っていると思いますから、ぜひよろしくお願いいたします。 以上で終わります。 ありがとうございました。
○議長(丹澤孝君) これをもって、第10番、高尾貫君の
一般質問を終わります。 ここで暫時休憩します。 再開は午後1時30分とします。 休憩 午後12時12分----------------------------------- 再開 午後1時27分
○議長(丹澤孝君) 再開します。 続いて第4番、依田十造君の
一般質問を許します。 第4番、依田十造君。
◆4番議員(依田十造君) 私は依田十造です。 私は議員になって、まだ3カ月も満たない新人ですが、質問に立たせていただけるお礼を申し上げまして、最初の質問に入らせていただきますので、よろしくお願いいたします。 私の質問は2点です。 最初に、地域の防災の要である自主防災会と防災無線について伺います。 近年、国内では毎日のように地震が頻発し、想定される巨大地震発生が危惧されています。 また、地球温暖化の影響からか、突発的な集中豪雨や、記録的な降水量による洪水も全国各地で多発し、大きな被害が出ております。 幸いにも、近年、
市川三郷町には大きな災害が起きていませんが、そのためか住民の災害に対する防災意識が低いように思われてなりません。 テレビ・ラジオ等のマスコミによる被災した地域からの報道を見ますと、災害も大きくなればなるほど自助、そして共助の強化が求められ、特に共助は防災の要とも言われております。 では、
市川三郷町における共助の実態はどうかというと、町からの指示により地域に自主防災組織が設置されているとは思いますが、その大半は名目だけの組織であるように感じられてなりません。果たして、このような状態で有事に対処できるのか、大変心配しております。 そこで町長にお尋ねします。 町では、自主防災組織は地域でどのような位置づけで、どのような体制であるべきかについてお尋ねします。 私が認識している
市川三郷町の自主防災会の大半は、自主防災会と称してもその実態は区長、組長が役員として重複して就任し、区長、組長の役員任期終了とともに、新たに選任されております。 果たしてこのような役員体制で有事に対してできる防災の知識が習得できるのか疑問です。 そこで自主防災会の役員は、組の役員とは別に選任し、複数年お願いしたらどうかと考えますが、この点について町から各区、組への指導はできないかお尋ねします。 次に、転入者や、若年者世帯の組への未加入が増加する傾向にあると聞いていますが、区、組への未加入者世帯の把握や、防災関連の連絡方法など、自主防災会はどのように対処するかお尋ねします。 続いて、防災無線についてお尋ねします。 防災無線の重要性については、説明するまでもなく、常に住民の命にかかわる重要な事項を伝えるものでありますが、町内にはよく聞こえないとか、聞こえないという地域があると承知をしています。 そこで町では、防災無線難聴地区を把握し、どのように対処しているのか。また現在の機器は合併時に更新したもので、老朽化していると聞いています。更新計画の有無、およびその費用の概算額、加えて聴覚障害者等の伝達方法についてお尋ねします。 答弁をよろしくお願いします。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 依田十造議員の
一般質問にお答えをいたします。 自主防災会の現状と防災無線についての1点目、自主防災組織はどのようにあるべきかについてでありますが、自主防災組織は、自分たちの地域は自分たちで守るという自覚、連帯感に基づき自主的に結成する組織であり、災害による被害を予防し軽減するための活動を行う組織とされております。 この自主防災組織に関しましては、災害対策基本法において、市町村がその充実に努めなければならないとされていることから、町では、これまでその組織化を推進してきており、現在、すべての地域で175の自主防災会が設置されているところであります。 この組織化に当たっては、既存の団体の財源を活用できることなどから、既にある自治会等の団体をベースとする場合が一般的とされておりますが、その一方で、議員ご指摘のとおり、こうした組織は専門性を高めることが難しいとの指摘もされております。 自主防災会の活動を担う人材は、とりわけリーダーは、平常時には地域の安全点検や防災知識の普及、避難行動要支援者の把握、防災訓練の指導等を行う必要があり、また、災害発生時には自主防災組織を適切に指導し、率先して行動することが求められることから、その役割は非常に重要であると考えております。 このため町では、平成30年から町独自の地域防災リーダー養成講座を開催し、自主防災会の活動を担う人材の育成を推進してきており、これまでに165人の方に受講していただいております。 地域防災リーダーは、地域の中に何人いてもよく、1人でも多くのリーダーがいることにより、防災力がより向上するものと考えております。 ご質問の自主防災会の形態につきましては、町民の皆さまのご協力により成立しており負担も伴うことから、町としては、一律の形態ではなく、それぞれの地域の実情等に即して、より有効に機能するような組織化をお願いしたいと考えております。その上で、専門性の向上に向けて、引き続き地域防災リーダーの養成を推進し、地域における自主防災会と地域防災リーダーの連携を強化することで、地域の防災力を高めていきたいと考えております。 区や組に入っていない方への有事の際の対応につきましては、生命にも関わることでありますので、区や組に入っている人と同様に自主防災会の皆さまにはご協力をいただきたいと考えております。町といたしましても、防災無線やホームページの活用、さらにはプッシュ型で配信される県の災害情報メールや、土砂災害警報情報システムの登録などさまざまな広報媒体を活用して働きかけ、避難行動に繋げていきたいと考えております。 2点目、防災無線の現在の状況把握についてでありますが、現在、町で運用している防災行政無線は、合併後平成18年から19年にかけ、デジタル化とともに整備したものであります。放送が良く聞こえないなどの不具合につきましては、住民の方から連絡をいただく中、調査し、改善の対応を行っております。 しかしながら、デジタル化導入から15年が経過しているため、更新時期を迎えております。更新の費用といたしましては、現在の仕様で最新のものにするとおおむね6億円掛かるもと見込んでおります。多額な費用が掛かるため、オプションの設定や他機種、他メーカー等も調査し、限られた予算で最大の効果を出せるよう検討を重ねております。 次に聴覚障害者への情報提供につきましては、現在はFAX送信や、Lアラートによるテレビからの文字放送等で対応しております。今後は、固定電話、携帯電話、防災アプリ等、多メディア配信の導入や高齢者や障がい者などの要配慮者の個別避難計画の充実を図り、だれ1人取り残されることの無いよう取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第4番、依田十造君。
◆4番議員(依田十造君) ただいまの回答を受けまして、大変心強い思いをしているわけですが、引き続き防災について質問させていただきます。 県で開催している甲斐の国防災リーダー研修に、町からも助成し、受講者を募っていると承知しています。 また先ほども説明がありましたが、町でも独自で地域自主防災活動の推進を図る目的から、区長、組長を対象にリーダー研修を行っていることも承知しています。 これで、この修了者を町では今までにどのような形で活用していただいたか、そのへんをお尋ねしたいと思いますし、合わせて甲斐の国防災リーダーの研修に行った方々は、どのくらいなのかも教えていただければと思います。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。
◎防災課長(林茂一君) 現在、把握している、町独自で行っている防災リーダー講習会の受講者は、平成30年から始めておりますが、令和4年まで、令和3年はコロナの関係で中止しておりますが、今年度行いましたので令和4年までを入れますと165名、それから県のほうで行っている甲斐の国防災リーダーですが、こちらで把握している人数は、平成25年から今年令和4年までで、合わせて58名となっております。 今現在、行政を中心に行っている関係で、特にこの人たちを中心に、特別な避難訓練とか、そういうものは計画をしておりませんが、それぞれ各地区の防災訓練等で活動してもらっている者と考えております。 今後は、こういう人たちにも、もっと活躍していただけるような場を作って、取り組んでいきたいと思います。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第4番、依田十造君。
◆4番議員(依田十造君) ありがとうございます。今の説明で分かりましたが、町でも研修などに金を出して、わざわざ甲斐の国防災リーダーの研修に行ってもらうというようなことをしているようですので、受講者には、町へ帰ってきてそれを生かしてもらえたらと思っておりますので、そのへんのご指導をよろしくお願いします。 続きまして、要援護者についてお尋ねします。 災害弱者、聴覚障害者も含まれているわけですが、と言われる要援護者については、現在、支援を必要とする住民について、町で把握した状況、防災訓練の際、組に通知し、対応を求めていますが、水害時の避難など、事前の対応が可能なものについては、組に委ねることではなく、町でバスなどを巡回させ、積極的に避難行動を行う必要があると思いますが、お考えをお聞きしたいと思います。 よろしくお願いします。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。
福祉支援課長、櫻井茂君。
◎
福祉支援課長(櫻井茂君) 事前のバスの避難という例が、議員さんのご指摘のほうでありましたけれども、現実、そのバスでの避難ができるかどうかというのが、なかなか難しいかなと思います。 ただ、午前中の
一般質問、齋藤議員からの質問でもありましたとおり、ただいま個別避難計画を作成している段階ですので、その作成を進める中で個別に対応ができることを考えたいと思いますので、それがバスがいいなのか、それとも地区の人たちにお願いするのが一番いいのかというところも慎重に検討していきたいと思っています。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問ありますか。 第4番、依田十造君。
◆4番議員(依田十造君) ただいまの回答で、バス等の巡回は大変難しいというような話があるわけですが、ここにも言いましたように、水害時など、最初に災害が予想されるというものは、前もって動くということができるので、できればそういうような対応を取っていただければありがたいと思いますし、地域で補うとなると、その責任等がどこにあるのかというようなことも関わってきますので、そのへんのところの回答を、もう一度お願いします。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。
福祉支援課長、櫻井茂君。
◎
福祉支援課長(櫻井茂君) 災害のときに地域の方が避難をお手伝いしていただいて、そのときに万が一ということがもちろん想定はされると思います。 ただ、基本的にはそういった災害時に、万が一があったとしても、それは地域の方に責任が及ぶことではないとは思っております。 ただ、一方で、このことを議論してしまうと、なかなか地域での活動というのが進まなくなってしまうということもあると思いますので、やはり地域のほうで実情に応じて、そういう計画は進めるべき、必要があるのではないかと思います。 できる限りは地域のほうで支え合いの中で、避難をお手伝いしていただきたいというのが、町としては考えの基本になると思います。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第4番、依田十造君。
◆4番議員(依田十造君) よくその辺は、行政のほうで考えていただきまして、住民の負担にならないような施策を取っていただければと思いますので、よろしくお願いします。 先ほど尋ねましたが、防災無線について重ねて質問します。 現在、難聴地区は存在しており、その対応策として一部の地域には個別の屋内受信機を配置していることを承知していますが、近年の家屋は機密性が増していることから、降雨時に窓などを閉め切ると防災無線が聞こえなくなることが確認されています。そこで緊急時に生命の安全を確保するためにも、全体放送のほかに各戸に戸別受信機を配備し、避難を周知する考えはありませんか。 よろしくお願いします。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。
◎防災課長(林茂一君) 戸別受信機の件についてですが、今現在、難聴地域とか、どうしても屋外のスピーカーから届かないという場所もありまして、55台の戸別受信機が設置されていますが、現在のシステムの中の戸別受信機と言いますと、1台の単価が場所によって、その受信機本体だけで受信できる場合であれば7万円、8万円くらいで仕上がるんですが、難聴地域ということで屋外にアンテナを立てて、アンテナ工事をして室内に配線してとなると15万から20万くらいかかっておりますので、それを全戸にというと、かなりの金額になりますので、全国を見てみますと、いろいろな防災無線も今現在うちで入れているシステムが主流と言えば主流で、全国で7割、8割程度、この形のものを入れていると思うのですが、近年、また違った形でのシステムを入れているところもありますので、そういうところも研究しながら、戸別受信機がもう少し安価に設置できないのか、そのへんも含めて検討をしていきたいと思います。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第4番、依田十造君。
◆4番議員(依田十造君) 戸別受信機を配備するということになると金もかかるということで、今財政難ということもあるので、そのへんのところはあまり強くは言えないんですが、これは命にかかわることですので、検討していただければと思っております。 引き続きまして、2つ目の質問に入りたいと思います。 敬老会に対する補助金廃止について伺います。 地区によっては、敬老会を地区の活動の大きな柱の一つとして,毎年開催し、大人はもちろん子どもまで関わって、地域のきずなを確かめてきた経緯があり、今般の廃止により、敬老会の開催が難しくなった地域があると承知しています。 そこで町からの補助金は、公共性をもった有意義な事業に対し支給されるものと理解しておりますが、当該の事業は歴史があり、地域住民が親しみを持って行っている事業にも関わらず、一律に補助金を廃止したことに理解することができません。 補助金が廃止になった経緯と、その理由をお聞かせください。 答弁をお願いします。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 敬老会補助金廃止についての1点目、敬老会補助金を廃止した経緯についてでありますが、敬老会の行事につきましては、地区公民館が主体となった運営と、社会福祉協議会が事務局とする実行委員会による運営があり、町では敬老会運営費の補助金として、各実施主体に対し、地区内の対象者1人につき1,450円を補助しておりました。 以前は、敬老を祝う行事として、対象となる方々を招待し、式典や演芸などの余興、飲食を伴う慰労・お祝いの行事を行っておりましたが、近年は生活様式の多様化や、元気な高齢者が増えたことから、敬老会への参加者も年々減少傾向でありました。また、ここ数年は、コロナ禍における各種催しの中止要請などもあり、敬老会につきましてもお祝い行事は行わず、記念品を配布するのみという状況となり、本来の慶祝事業の意味さえ変わってしまい、対象の方々からもさまざまなご意見をいただいておりました。 このため、近隣市町の敬老会事業の実施状況や、その内容、町からの補助金の有無、敬老会の趣旨、補助金の廃止にあたり、代わりとなる支援事業など、敬老会事業に関する現状を精査し、令和4年度当初予算の編成方針に基づき、類似重複する事業、対象者が極めて限定される事業、目的を果たしている事業などの改編や、給付支援型から公共支援型への転換などを総合的に検討した結果、補助金の廃止を決定いたしました。 2点目、個人給付と公共給付との違いについてでありますが、自治体が実施する支援策につきましては給付支援型と公共支援型があり、前者は対象者に対し、個別に直接的な支援を行うもの、後者は支援を必要としている方々を広く間接的に支援する施策であると考えております。 給付支援型は個別の直接的な支援であるため、対象者や支援の内容が極めて限定されるものであるのに対し、公共支援型は、全ての利害関係者に対し、広く満遍なく支援を行う持続可能な支援策であります。 高齢者を巡る環境は、
少子高齢化や人口減少などの急速な進展により大きく変わってきており、求められる支援のあり方も変化をしております。このため、町としては年に一度の高齢者のみを対象にした慶祝事業である敬老会事業への補助という方法ではなく、お年寄りを含む、支援が必要な方々を地域が支える活動を推進し、支援が必要な方々の生活援助や見守り、声掛け、サロン活動等による、年間を通じた地域への支え合い活動に対する補助に変えていきたいと考えております。 本町では、平成28年度から生活支援体制整備事業を進めており、本年度から高田地区を本事業のモデル地区として事業の説明会や勉強会などを行っております。本事業は、住民が主体となった支え合い活動を推進し、地域全体で高齢者等の生活を支えるための体制づくりを進める事業であり、敬老会の趣旨である高齢者の皆さまに敬意を表し慰労する事業に繋がる事業でもあります。 町といたしましては、これらの支え合い活動を行う地域への公共支援を行うことで、さまざまな支援を必要とする方々を、広く支援していきたいと考えております。 以上、答弁といたします。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第4番、依田十造君。
◆4番議員(依田十造君) ただいま町長からの説明を受けまして、確かに個人給付という形では見えるかもしれませんが、先ほども言いましたように地域全体が一つになって、その事業を行っているということを考えれば、あとで説明がありました公共給付と類似するところがあるのではないかと思いますが、その点についてはどうでしょうか。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 私も平成20年くらいからだったと思いますけれども、八乙女自治公民館というところで、館長をさせていただく機会がございまして、この時、やはりメインの行事の1つが敬老会でございました。これは八乙女自治公民館には約300戸くらいが加入しているんですが、その皆さまから、年間1千円という会費をいただいて、その中の運営でやっておりました。敬老会自体、自主的な費用で賄って、その当時はやはり以前と同じように余興があったり、歌があったり、また飲み食いがあったりということで、大変盛大にできたんですけれども、年年時代が変わってまいりまして、だんだん参加者が減少してまいりました。招待者に対して3割くらいの参加というふうになってきていて、だんだんその事業自体が公民館内部で位置づけとしてどうかというふうなことも議論をされるようになってきたり、また最終的にはコロナ禍ということもあって、お祝いのお品をお配りするだけになってしまったということで、逆に今度お配りをする方の負担のみが増えてきたいという状況でございます。 また、今回、敬老会の補助金を廃止した背景にもいろいろそういう同じような事例とか、従事している方のご意見とか、またそういうお祝いのお品の各地区の差があったり、あっちはいいものをもらっているねみたいなこともあったりして、統一性が取れなくなってしまったということであります。 先ほど、給付型支援から、公共型支援ということでございますけれども、町から補助金を出してやっていることで格差が出てしまうということは、これはそれぞれの地域にとって、やはり一方ではうらやましくなったり、あるいは一方ではよかったりするんですけれども、それぞれが地域の活動経費の中でやっていただけるのであれば、それは理由が付くわけで、それが個別と公共の違いかなというふうに思います。 公共型支援として、では公民館に対して何ができるのかと言いますと、やはり施設整備ですとか、そういった方向で個別にお金を撒いてしまうのではなくて、それを確保しておいて、一気にそういう例えば建設費に充てるとか、修繕に充てるとか、そういったところで公共として地域に対して、公民館に対して尽くすべきではないのかなというふうな思いで、給付支援から公共支援というふうななことに切り替えた、そういう経緯もございます。 先ほどの質問の中で、そういう給付の仕組みがよくご理解をいただけないかというように思いますけれども、私どもはそういう方向で、地域でできることは地域でやっていただいて、公共でやるべきことはやるということで、ご理解をいただければというふうに思います。 また、今後、敬老会は年に1回なんですけれども、例えばサロンなんかは毎月できることなので、今月、いけなくても来月行けるとか、そういったことで参加が容易になってくるというふうに思いますので、今後、またいろいろなご意見をいただきながら、進めたいと思います
○議長(丹澤孝君) ほかに質問をありますか。 第4番、依田十造君。
◆4番議員(依田十造君) ありがとうございます。 質問は、説明自体はよく分かって、理解しているつもりですが、納得いかないところもたくさんありまして、地域によっては、敬老会というものを、やはり地域の主体としてやっている。また地域が1つになる絆の1つとして、確かめながらやっているというようなところもありますので、そのへんのところをまた考えていただきたいと思いますし、先ほどの話が出ました公民館につきましては、自治公民館と地域公民館の違いもありまして、その形態等が違うとは思いますが、おそらくそのことについて、町長からの説明があったと思うんですが、これにつきましてはやはり地域によっては公民館の運営費というような形の中で、これを各戸からお金を取って運営しているというところもあります。 それでも、まだ足りないから、今言う補助金がほしいというような状況で話をしているわけですが、そのへんのところはまたこれからも検討していただくことで、よろしくお願いしたいと思います。 私の質問は、以上で終わりますが、こういうことから地域の絆がしっかりと結ばれ、防災に強く安全で安心して住める
市川三郷町であることを願いまして、私の質問を終わりたいと思います。 どうもありがとうございました。
○議長(丹澤孝君) これをもって、第4番、依田十造君の
一般質問を終わります。 続いて、第5番、新津千吉君の
一般質問を許します。 5番、新津千吉君。
◆5番議員(新津千吉君) 新津千吉です。
一般質問をさせていただきます。 私は、3点の質問をいたします。 先ず1点目、青色パトロールカー廃止後の状況について伺います。 本年4月よりシルバーの方たちに依頼していた学童生徒の安全な下校の見守り活動がなくなりました。 少子化の中、貴重な子どもたちが安心、安全な登下校ができるように、父兄の皆さまは、毎日心配されていると思いますが、万が一にも犯罪や事件に巻き込まれないよう、地域の皆さまも心配されております。 登校されるときは各地区のボランティアの方たちが、危険と思われる横断歩道や交差点に立ち、見守り活動を長年やられているのを見るたびに、頭が下がります。 そこで、下校時の見守りは警察からの講習を受け、不審者に対する対処法など学んだ方々が担当し巡回しておりました。 青パト廃止に伴い鰍沢警察署にはその旨を連絡してありますか。職員が庁舎間の移動や現場、現地に向かう時、同様の見守り活動ができているのでしょうか伺います。 学童、生徒を職員が行う見守り活動で、下校時間に合ったものか、また、帰宅周辺ルートにも目配りされているのか疑間ですが、職員の負担はどのように変わったのか、無理なく行われているのか伺います。 まずはじめに、青パト廃止について、鰍沢警察署に連絡し、今後職員がその役目を引き継ぎ、児童・生徒の見守りを行う旨の連絡をしているのか伺います。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 新津千吉議員の
一般質問にお答えをいたします。 青色パトロールカーについてでありますが、これまでシルバー人材センターに委託して運行していたものを、今年度からは町での直接運行に変更しており、鰍沢警察署と連携はしてございます。 これに伴い、町では現場などの外出巡回機会の多い生活環境課の職員や、児童生徒の見守り、通学路の安全パトロールなどを行っているスクールガードリーダーなどにも新たに警察署の講習を受講していただき、職員への負担が過度にならないよう配慮しながら運行体制の拡充を図ったところです。 また、新たに作成した啓発用のマグネットを公用車等に貼り活用するなど、児童生徒の見守り活動を強化しました。現在、ワンタッチ式の青色回転灯の導入も検討しているところであり、今後、青色パトロールカーの台数も増やしていきたいと考えております。 一方、児童生徒の見守り活動等は行政だけでなく、民間のご協力をいただきながら進めていくことが必要であると考えます。 議員ご指摘のとおり、地域の方々のご協力のもと、ボランティアで登下校時の見守り活動をしていただいていることには、大変感謝しているところです。 町でも新たな
取り組みとして、地域と学校が連携・協働して、地域全体で子どもたちを支えていく「地域学校協働本部」の設置を推進しているところであり、来年度には全地区に設置される予定となっております。こうした組織の活動のひとつとしても、見守り活動の強化を図っていきたいと考えております。 さらには、昨年4月、町内にある郵便局と、また本年2月には明治安田生命保険相互会社と包括連携協定を締結し、それぞれの機動性を生かし、安全・安心な
まちづくりにご協力をいただいているところです。 今後もさまざまな分野の方々にもご協力をいただきながら、町全体、社会全体で子どもたちの見守り活動が展開され、安心・安全が確保されるよう取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第5番、新津千吉君。
◆5番議員(新津千吉君) 3時前には各地区に防災無線で下校時の見守り要請を毎日しておりますが、職員が行う見守り活動は青色パトロールカーで下校時間に合わせた巡回になっているのか、また帰宅周辺ルートにも目配りができているのか、地域住民の方たちとも協力を得るということがありましたけれども、職員がそういった配慮もできた活動になっているのかお伺いします。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。
◎防災課長(林茂一君) 青色パトロールカーの巡回につきまして、今現在、以前から使っていた白と黒に青い回転灯のついた車は1台、防災課で管理をしております。その車につきましては、庁舎内で検討を行ったところ、先ほどの答弁にもありましたが、生活環境課の
環境整備のほうで協力してもらえるということで、そちらとまた教育委員会のほうで補助金で設置しているスクールガードリーダー、この方も乗っていただけるということで、その方々には皆さん、私も含めて、私も青色パトロールカーの講習は受けていなかったものですから、今回、新たに鰍沢署のほうに、この方々とみんなで行って、講習を受けてまいりました。 一応、手分けということで、一部の職員だけですと負担になったり、回れる時間も限られてしまいますので、月曜日、火曜日を生活環境課のほうでお願いをして、火曜日、木曜日を防災課、それから水曜日をスクールガードリーダーの先生にお願いをする形で、1週間組み立てて回る計画を立てております。 それから答弁のほうにもありましたが、鰍沢警察署に講習を受けに行った際に、他の市町村で今、うちで使っているような青パトではなくて、公用車に青い回転等を付けたもので、何台かそれを用意して、町内くまなく、多くの台数で回れるような
取り組みをしている市町村もありますので、その話をしたら届け出を出してもらえば、そういう許可をもらった車であればそういう回転等を用意して付けて回って構わないということで、そちらのほうの申請も今、取り組んでおりますので、それが通れば台数を増やしながら、今1台の車をそれぞれで回していますが、それぞれその課の車に付けていただければ、台数が増えればもう少し広い範囲でというか、抑止効果も上がるのではないかと思って考えているところであります。 以上です。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第5番、新津千吉君。
◆5番議員(新津千吉君) 以前も、現在も犯罪が横行している状況を鑑みると、これは今朝の報道にもありましたけれども、児童が下校途中に、昨日ですか、知らない人に声をかけられて連れて行かれそうになったと、たまたまお父さんが近くにいたものですから、その犯人を捕まえたというふうな報道が今朝ありました。 そんなようなことで、犯罪が横行していると、そういう状況を鑑みると、昨年度まで通常業務をしていた職員が外に出るタイミングで、児童生徒に意識を集中させて運転する姿は、心苦しいものがあります。そこで職員の負担はどのように変わり、無理なく業務や見守り活動が行われているのか伺います。 日常業務、非常に神経を使ってやられていると思いますけれども、それにプラスアルファ、やはり児童見守り、あるいは不審者を発見したときの対応とか、いろいろ難しい場面があると思いますけれども、そこらへんのところを伺います。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。
◎防災課長(林茂一君) 職員の負担の件ですが、先ほども申しましたが、今回、今言ったような3つの部所で手分けをして行う形を取りましたが、今後、これを実施していく中で、この形でいいのか、もっと別の形があるのか、そのへんも検討しながら進めていきたいと思います。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第5番、新津千吉君。
◆5番議員(新津千吉君) 青色パトカーの廃止の原点に戻りますけれども、青色パトロールカーの巡回事業を廃止したのは、事業効果がなかったからですか。それとも財政改革のためですか、そこをお伺いします。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) まず、児童生徒の見守り安全対策と、青色パトロールカーの廃止というのは分けて考えていただきたいと思います。 平成16年のことです11月ごろだったと思いますが、奈良で当時小学1年生の女の子が連れ去り、殺害されるという事件が起こりました。そのまったく同じ日に、
市川三郷町の当時小学1年生の男の子なんですが、富士見地区の周辺で男性の方に抱き着かれるという事案がございまして、これを起点として、警察、学校、PTA、そして当時私、町議会議員をやらせていただいておりましたが、この児童生徒の安全対策というのは、この町にスイッチが入ったということになります。そのとき、警察と一緒にどういう、事件に至るまでの経過、あるいは犯罪者の心理、行動、そういったものをいろいろな事例を基に研究をして、その下校時だけ犯人というか、犯罪者が来るのではなくて、早くからこの地に来て、地域を歩いて学校からどのくらいのところで子どもが1人になってしまう、そういう空間があるんですけれども、そういったところを物色しているということが分かりまして、そういう対策を取ってきたということです。 その当時からPTA、そして学校と協力体制は取って児童生徒の安全は推進をしているということです。そして、青色パトロールカーの導入につきましては、もちろんその児童生徒の見守りも必要なんですが、これは地域全体のことでございますので、当然巡回も必要になってきます。 子どもたちのことだけを見ているのではなくて、地域全体の安心安全について、これを巡回をしていくということで、ご理解をいただきたい。 今まで、シルバー人材センターのほうにお任せをしていたんですけれども、逆にシルバー人材センターの方よりは、町を知っている職員のほうがポイントが分かる。何が危険で、何が正常なのかということがよく分かるというふうに理解をいたしまして、移行をしたということでございます。 また、今使っておりますプリウスは、一番当初のころのモデルでありますので、これもいずれ老朽化をしていくということもあって、ではまた同じような白黒の車を買うのかという選択もあるんですけれども、財政上厳しいということもあって、それではワンタッチ式のもので、乗る職員がそういう適切な講習を受けながら乗ってもらう、そういう職員を多く作ることによって、地域の安全安心が確保できていく。何も青黒の青パトロールカーがすべての安全の確保ということではなくて、みんなの目がそういう方向に向くということを狙いとしているわけでございます。 青色パトロールカーを廃止したということではなくて、これをシルバー人材センターに委託をしていたことを止めたということでありますので、今後、安全安心に向けては、ご理解をいただいて、また足りない部分はご指導をいただければと思います。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第5番、新津千吉君。
◆5番議員(新津千吉君) 車の老朽化もありますけれども、今は性能もよくなって、何十年も何十万キロも車ももつようになっていますので、そこらへんも一概に車が駄目になるというふうな考え方ではなくて、せっかくそうやって児童生徒の見守り活動をやるというふうな、最初の趣旨で導入されたわけですから、そこらへんもまた変わるにしても、職員の方たちも非常に今の業務を複雑化された業務の中で一生懸命やられている、それに合わせて今度外へ出たときには、児童生徒を見守るというふうなところから、交通事故とか、自分の体調とか、いろいろあると思いますけれども、そこらへんのほうが心配になってくるわけです。 ですから、またそういうふうな財政健全化に向かって出てきたときには、やはり抑止力のある青色パトカーというのがありますので、やはり犯行を犯される方などは、事前に調査をしても、やはりこれが巡回して回ってきているから、ちょっとまずいなとあきらめるような瞬間も出てくるんではないかと思いますので、そこらへんはまたおいおい検討をしていただきたいと思います。 また効果のほうも確認をしたかったわけですけれども、次の質問に移ります。 次に、ニードスポーツセンターについて、こちらは11月25日の全員協議会の中で、いきいき健康課長から、私の
一般質問の内容が提示され、説明をされました。 しかしながら、私も
一般質問の通告をしてありますので、改めてもう一度質問をいたしますので、よろしくお願いします。 9月定例議会において、ニードスポーツセンター存続の請願書は、全議員の賛成で可決されました。 しかし、町長は答弁で、六郷の里委員会や利用者の皆さまにも会議に入っていただき、今後の運営について協議を行う旨の回答がありましたが、今日現在まで、協議が行われているのか、また行われているとしたらその内容がどのようになっているのか、今後の方向性について答弁を求めます。 協議をしているのであれば、参加するメンバーの選考はどのような方法で決めたのか、密室での内容に、スケジュール、協議、結果が、またアクションに繋がることが見えないが、答弁を求めます。 9月議会において、ニードスポーツセンター存続の請願書を全会一致でこれを採択し、町長は議会が請願を採択した場合には、その請願をどのように取り扱うべきと考えているのか伺います。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) ニードスポーツセンターについてですが、六郷の里運営委員会は、先月4日に第1回運営委員会を開催いたしました。 委員の構成につきましては、六郷の里運営委員会規則に基づき、利用者代表、各種団体の代表、学識経験者で構成する10名となっております。 委員の選考に当っては、企画調整会議などで協議を行い、学校関係者、郡医師会、地元区長、町スポーツ推進委員会、施設利用者のほか、山梨学院大学スポーツ科学部および経営学部からも教授1名ずつに加わっていただき、専門的な見地からご意見をいただくこととしております。 会議の内容につきましては、今回は最初の委員会でしたので、まず委員の委嘱、役員の選出を行い、会長には佐藤和人元学校長を、副会長には村松昭彦スポーツ推進委員会委員長を選出した上で、ニードスポーツセンターの今後のあり方についてご検討いただくよう、私から委員会に対し諮問を行ったところです。 議事においては、今回、委員会への諮問に至った背景にある利用状況や収支状況などのセンターが抱える課題を説明するとともに、一方では、センターの存続を求める署名が提出され、請願が町議会で採択されたことなども説明し、委員の皆さまからは、委員会設置に関するご質問や今後の審議の進め方などのご意見をいただきました。 このため、次回の会議では今後の審議方針等を協議することとし、来年一月に開催することが決定されたところです。 今後は、2カ月に1回程度の間隔で委員会を開催し、委員会の独立性を尊重する中でニードスポーツセンターの今後のあり方について幅広い視点からご協議をいただき、来年秋ごろを目途に答申をいただく予定としております。 町としては、この答申の内容を踏まえた上で、今後のニードスポーツセンターのあり方を検討し、決定してまいります。 以上、答弁といたします。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第5番、新津千吉君。
◆5番議員(新津千吉君) 先ほどちょっと触れたんですけども、このニードスポーツセンター存続の請願書を全会一致で採択をしたわけなんですけれども、町長は議会が請願を採択した場合、その請願をどのように取り扱うべきであると考えているのか伺います。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) ただいまもご答弁をさせていただきましたが、その請願を採択されているということは、この委員会のほうにご説明をいたしております。この委員会がその請願採択についてご意見をいただく中で、町としても判断をしたいと思います。 請願採択につきましては、真摯に受け止めているところであります。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第5番、新津千吉君。
◆5番議員(新津千吉君) 議会が全会一致で請願を採択した以上、このたび発足した六郷の里委員会は、ニードスポーツセンターを存続することを前提に検討すべきではないかと思うのですが、いかがですか。
○議長(丹澤孝君) 答弁を求めます。 町長、遠藤浩君。
◎町長(遠藤浩君) 今、答弁をさせていただきましたけれども、委員会の独立性は尊重しておりますので、答申に基づき検討してまいります。
○議長(丹澤孝君) ほかに質問はありますか。 第5番、新津千吉君。
◆5番議員(新津千吉君) 町長は赤字が原因でこの施設を廃止すると言っているんですが、それならこの施設の赤字解消の方策を講じるべきだと思いますが、町長はどのように考えていますか伺います。