◎
議会事務局長(
平賀富士夫君) 平成22年第2回
韮崎市議会定例会の開会に当たりまして、
一木議長よりご
あいさつを申し上げます。 (議長
一木長博君 登壇)
○議長(
一木長博君) 平成22年第2回定例会の開会に当たり、一言ご
あいさつを申し上げます。 議員並びに
執行部各位におかれましては、
公私ともに大変ご多忙の中を本定例会にご参集を賜り、厚く御礼を申し上げます。 4月20日、
宮崎県内において発生した家畜の伝染病、
口蹄疫ウイルスによる感染症は、いまだ終息に至らず、既に7万7,000頭余りの殺処分がされたところであり、全国の畜産農家への影響が大変懸念されるところであります。 一方、6月1日から鳩山政権での
目玉政策である
子ども手当の支給が始まりました。次代の社会を担う子供たちが健やかに育つことを応援するために支給するものであり、大変意義深い政策であると考えております。 また、菅新政権が発足し、新閣僚がそろい、
奇兵隊内閣と命名をされ、今後大いに期待をするものであります。 さて、本定例会に提出されます諸議案につきましては、後刻
横内市長より詳細にわたり説明されることと存じますが、慎重、公正な論議を十分尽くされ、市政発展に反映されますよう念願するものであります。 本会議がスムーズに運営されますよう、各位のご協力をお願い申し上げまして、開会の
あいさつとさせていただきます。
---------------------------------------
△開会及び開議の宣告
○議長(
一木長博君) ただいま出席している議員は19名であります。 定足数に達しておりますので、平成22年第2回
韮崎市議会定例会を開会いたします。 本日の会議を開きます。 (午前10時22分)
---------------------------------------
△
会議録署名議員の指名
○議長(
一木長博君) これより日程に入ります。 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員に7番、
森本由美子議員、15番、
清水正雄議員を指名いたします。
---------------------------------------
△諸報告
○議長(
一木長博君) 日程第2、諸報告を行います。 まず、議会の
会務報告でありますが、3月定例会以降の概要につきましては、お手元に配付した報告書のとおりでありますので、ご了承願います。 次に、
監査委員から
地方自治法第235条の2第3項及び第199条第9項の規定に基づく
例月現金出納検査並びに
行政監査、
定期監査の報告は、お手元に配付のとおりであります。 次に、市長から本定例会に提出する案件が送付されております。お手元に配付の議案目録(その1)のとおりでございますので、ご了承願います。 以上で諸報告を終わります。 次に、市長から議会に提出すべき事項として、
地方自治法第243条の3第2項の規定により、平成22年度の市が出資している
法人韮崎市
土地開発公社の
経営状況説明書及び
財団法人武田の
里文化振興協会の
経営状況の説明書が提出されました。 お手元に配付のとおりであります。 つきましては、この際その説明を求めます。
水川企画財政課長。
◎
企画財政課長(
水川秋人君) 韮崎市
土地改良公社の
経営状況について、ご説明申し上げます。 お手元の市が出資している法人の
経営状況説明書の3ページをお開き願います。 平成21年度韮崎市
土地開発公社事業についてご報告いたします。 まず、
公有地取得事業として、上ノ山・
穂坂地区工業団地用地7万8,412.53平米及び
市営墓地用地415平米を取得しました。 次に、
公有地売却事業として、売却した用地はございません。 次に、
理事会議決事項につきましては、平成20年度
土地開発公社事業報告、
決算認定等記載の6議案でございます。 次に、役員に関する事項として、平成21年度中の役員の
異動状況及び平成22年度の役員につきましては、記載のとおりでございます。 次に、4ページをお開き願います。 まず事業のうち、
土地取得に関する事項でございます。 上ノ山・
穂坂地区工業団地用地として、7万8,412.53平米を5億9,471万5,834円で購入し、また
市営墓地用地として、415平米を327万5,850円で購入いたしました。 次に、業務のうち、
事業収入に関する事項でございますが、
事業外収益として
受取利息1万9,660円、
利子補給補助金として、韮崎市より168万6,368円、雑収益として
電柱土地使用料として7,500円、計171万3,528円でございます。 次に、事業費に関する事項でございますが、販売費及び
一般管理費として、事務費2,100円、
事業外費用として
支払利息168万6,368円、計168万8,468円でございます。 5ページをお開き願います。 平成21年度
土地開発公社決算報告です。 1といたしまして、
収益的収入及び支出でございますが、これは先ほど
業務内容事項で説明いたしました
事業収入及び事業費に関する事項の決算の明細でございます。 次に、6ページをお開き願います。
資本的収入及び支出でございます。 収入は、
長期借入金として5億9,630万円でございます。 支出につきましては、
公有地取得事業費として
市営墓地用地取得事業費327万5,850円。
都市開発用地取得事業費5億9,471万5,834円であり、合わせまして5億9,799万1,684円でございます。 7ページは、
損益計算書でございます。 8ページの
貸借対照表について、ご説明いたします。 資産の部は、
流動資産のうち
現金預金が7,713万7,325円、次に、未
処分土地については、11ページの明細表をごらんいただきたいと思いますけれども、旧
合同庁舎跡地、
穴山デイサービスセンター残地、上ノ山・
穂坂地区工業団地、
市営墓地用地の帳簿価格7億2,760万5,132円であり、
資産合計は8億474万2,457円でございます。 次に、負債の部でございますけれども、
流動負債の未払金6,605万7,246円で、
固定負債は、
長期借入金7億2,471万3,448円であり、
負債合計は7億9,078万9,462円でございます。 資本の部は、
基本財産として韮崎市からの出資金が500万、準備金は、
前期繰越準備金が892万7,935円、当期純利益は2万5,060円であり、
準備金合計は895万2,995円で、
資本合計は1,395万2,995円となり、
負債資本合計は8億474万2,457円で、
資産合計と一致いたしたものでございます。 次に、9ページでございますけれども、これは
キャッシュ・フローの計算書でございます。 10ページにつきましては、現金及び
預金明細表でございます。 11ページは、
公有用地明細表でございます。 12ページは、
長期借入金明細表でございます。 13ページは、
資本金明細表でございます。 以上で、平成21年度の韮崎市
土地開発公社事業及び決算の報告を終わります。 次に、15ページをお開き願います。 平成22年度
土地開発公社事業計画についてであります。
公共用地取得及び
処分事業として、
処分面積415平米を計画しております。 次に、16ページをお開き願います。 平成22年度
土地開発公社会計予算についてご説明申し上げます。 業務の予定量として、
公有地売却事業として
市営墓地用地415平米を
売却予定であります。 なお、
公有地取得事業の予定はございません。
収益的収入及び支出の予定額でございますが、まず収入として、
事業収益は
公有地取得事業収益として、
市営墓地用地売却収益337万6,000円、
事業外収益は、
受取利息1万円、次に、補助金として、韮崎市
工場等用地整備事業利子補給補助金802万8,000円、雑収益として7,000円、
収入合計は1,142万1,000円でございます。 次に、支出でございます。
事業原価は、
公有地取得事業原価327万8,000円。販売費及び
一般管理費は、
事務費等11万3,000円。
事業外費用は、
支払利息802万9,000円、
支出合計は1,142万1,000円でございます。 次に、
資本的収入及び支出でございます。
資本的収入は、
長期借入金6億1,284万9,000円であり、
資本的支出は、
公有地取得事業費等合わせて6億1,768万2,000円でございます。 17ページの
長期借入金、一時借入金、予算の流用につきましては、記載のとおりでございます。 18ページ、それから19ページにつきましては、
予定実施計画書でございます。 20ページをお開き願います。
予定損益計算書でございますが、当期につきましては純利益はございません。 21ページの
予定貸借対照表について説明いたします。 資産の部は、現金及び預金、未
処分土地など合計13億5,295万4,848円でございます。 負債の部は、
長期借入金等合計13億3,900万9,848円でございます。 資本の部は、資本金、準備金の
資本合計1,394万5,000円でございます。
負債資本合計は13億5,295万4,848円で、
資産合計と符合するものでございます。 22ページにつきましては、
予定キャッシュ・フローの計算書でございます。 以上で、韮崎市
土地開発公社の
経営状況についての説明を終わらせていただきます。
○議長(
一木長博君)
横森教育課長。
◎
教育課長(
横森淳彦君) それでは、
財団法人武田の
里文化振興協会の
経営状況について、ご説明を申し上げます。
財団法人武田の
里文化振興協会の
経営状況についてでありますが、平成18年度から
指定管理者制度を導入し、事業の弾力的な企画と実施、経費節減を図るためのより効果的、効率的な運営に努めるとともに、
芸術文化の振興と創造及び情報の発信を図り、豊かで潤いのある
地域文化の発展に努めているところであります。 それでは、
経営状況についてご説明を申し上げます。 まず初めに、平成21年度の
事業内容を報告いたします。 資料の25ページをお開き願いたいと思います。
施設使用総件数は1,099件で、対前年比106.7%と増加いたしました。 会議室を除く
施設使用件数は298件で、昨年比114.2%と増加し、
自主企画事業での
ホール利用者、
展示室等の
貸し出し館事業を合わせての
入場者数は9万9,599人でありました。
自主企画事業では、幼児からお年寄りまでのだれもが気軽に楽しめることのできる事業の提供を
基本姿勢に、多種多様なジャンルから
地域住民のニーズに応じ、積極的に事業を展開したところであります。 中でも、航空自衛隊中部音楽隊韮崎ふれあい
コンサート、
いきものがかりコンサート、
葉加瀬太郎コンサートは、高い入場率を数え、はいだし
ょうこファミリーコンサート、アコースティック・
ナイトinNIRASAKI、
北山たけしコンサートなどの公演も好評であり、全体の入場率は69.92%でありました。 また、
地域文化の発展と向上を図ることを目的とした
育成事業においては、武田の
里音楽祭、
陶芸ワークショップ、
落語ワークショップ等に取り組み、多くの市民の出演をいただき
ステージ体験をしていただきました。 主な具体的な諸事業は、次のとおりであります。 会議等の
開催状況は、理事会、評議会、
運営委員会をそれぞれ開催し、
事業報告、
決算報告、
事業計画等について審議を行いました。
運営管理体制につきましては、各種の
職員研修会に職員を参加させ、資質の向上に努めました。
各種事業の実施につきましては、
芸術鑑賞事業、
育成事業、
支援事業など6種類の事業を実施いたしました。
施設管理受託事業は、韮崎市より
東京エレクトロン韮崎文化ホールの
施設管理を受託したものであり、施設等の
利用許可件数は、671件でありました。 次に、29ページをお開きください。 平成21年度
財団法人武田の
里文化振興協会決算報告書であります。 まず、収入の部であります。
基本財産運用収入は25万円、
受託収入は、管理及び
事業受託収入を合わせて9,400万円、
事業収入は入場料、
物品販売収入、広告料、
友の会会費収入などで1,950万6,756円、
補助金等収入は8万円、
利用料金収入は施設及び附属設備の
利用収入を合わせて2,005万3,630円、諸収入は、
受取利息、雑入で53万715円でした。 以上を合計した
収入合計は1億3,442万1,101円でありました。 次に、支出の部であります。 管理費の
一般管理費として230万3,049円、事業費は
芸術文化鑑賞事業費、
文化芸術活動支援事業費、
施設管理受託事業費を合わせて1億3,150万2,761円、予備費の支出はありませんでした。 以上、
支出合計は1億3,380万5,810円でありました。
収入合計から
支出合計を差し引いた当期の
収支差額は61万5,291円でした。 次に、32ページをお開きください。
正味財産増減計算書であります。 当期の
収支差額は61万5,291円でありましたが、非
常用電源確保のための
蓄電池整備により、
貸借対照表中の
繰り延べ資産に420万円計上したことにより、
支出差額と
繰り延べ資産を足した481万5,291円を当期
計上増減額に計上し、
法人税等、充当額の133万5,000円を差し引いた、348万291円を加えた1億920万818円が
正味財産期末残高となります。 次に、35ページの
貸借対照表であります。 資産の部は、
流動資産と固定資産で、
資産合計1億3,711万230円であります。 負債の部は、
流動負債のみで、
負債合計2,790万9,412円で、正味財産の部は1億920万818円であります。 負債及び正味財産の合計は1億3,711万230円であり、
資産合計と符合いたすものであります。 次に、39ページをお開きください。 平成22年度
財団法人武田の
里文化振興協会の事業計画についてご説明いたします。 平成22年度も引き続き、地域に親しまれるホールづくりを目標に、幼児からお年寄りまでのだれもが気軽に親しむことのできる事業の提供を基本方針に、事業を展開してまいります。 次に、平成22年度
財団法人武田の
里文化振興協会予算書について説明します。 41ページをお開きください。 まず、収入の部であります。
基本財産運用収入は25万円、
受託収入は、
施設管理及び
事業受託収入を合わせて9,390万円、
事業収入は、入場料、
物品販売収入、広告料、
友の会会費収入などで4,178万6,000円、
補助金等収入は1,000円、
利用料金収入は、施設及び附属設備の
利用収入を合わせて1,489万6,000円、諸収入は、
受取利息、雑入で49万1,000円を計上しました。 収入の合計は1億5,132万4,000円であります。 42ページをお開きください。 次に支出の部であります。 管理費の
一般管理費として211万3,000円、事業費は
芸術文化鑑賞事業費、
文化芸術活動支援事業費、
施設管理受託事業費を合わせて1億4,091万1,000円で、予備費として20万円を計上いたしました。 以上、
支出合計は1億5,132万4,000円であります。 なお、文化ホールネーミングライツにつきましては、引き続き東京エレクトロンAT株式会社と命名権譲渡契約を継続したところであります。 以上をもちまして、
財団法人武田の
里文化振興協会の
経営状況の説明を終わります。
○議長(
一木長博君) 説明は終わりました。
土地開発公社及び武田の
里文化振興協会の
経営状況につきましては、報告事項でありますので、ご了承願います。 以上で、報告事項は終わります。
---------------------------------------
△会期の決定
○議長(
一木長博君) 日程第3、会期の決定を議題といたします。 本件につきましては、議会
運営委員会が開かれておりますので、議会運営委員長の報告を求めます。
野口紘明議会運営委員長。 (議会運営委員長
野口紘明君 登壇)
◆議会運営委員長(
野口紘明君) 議会
運営委員会の報告を行います。 平成22年第2回定例会の開会に当たり、去る6月3日午前9時より全委員の出席を得て、議会
運営委員会を開催いたしました。 執行部から
横内市長・福田副市長・深澤
総務課長・
水川企画財政課長、議会事務局から平賀局長・土屋次長の出席があり、お手元に配付されております平成22年第2回
韮崎市議会定例会議案目録のとおり、提出案件の説明がありました。 次に、本定例会の会期日程について慎重に審議した結果、お手元に配付の会期日程表のとおり、本日6月10日から6月25日までの16日間とすることに決しました。 以上で、議会
運営委員会の報告を終わります。 議長をして、よろしくお取り計らいのほどをお願いいたします。
○議長(
一木長博君) 議会運営委員長の報告は終わりました。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、委員長の報告のとおり、本日から6月25日までの16日間とすることにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
一木長博君) ご異議なしと認めます。 よって、会期は16日間と決定いたしました。 なお、会期中の会議予定につきましては、委員長の報告のとおり、お手元に配付の第2回定例会会期日程表によりたいと思いますので、ご了承願います。 また、一般質問の要領など申し合わせ事項につきましても了承され、議会運営に協力されんことを望みます。
---------------------------------------
△市長所信表明
○議長(
一木長博君) 日程第4、市長所信表明を行います。
横内市長。 (市長
横内公明君 登壇)
◎市長(
横内公明君) 本日ここに、平成22年第2回市議会定例会の開会に当たり、提出いたしました案件のうち、主なるものにつきましてその概要を申し上げ、あわせて私の所信の一端を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。 私の所信を申し上げる前に、先月ご逝去されました故
土屋泰一議員におかれましては、連続8期の長きにわたり、韮崎市の限りない発展と市民福祉の向上に多大なるご尽力を賜りました。生前のご功績に対しまして、深く敬意を表するとともに、心からご冥福をお祈り申し上げる次第であります。 一昨日、菅直人新内閣が発足したところでありますが、首相が唱える強い経済、強い財政、強い社会保障の実現に向けて、景気回復や社会保障の充実など地方を重視した施策展開に期待しているところであります。 さて、私が市長に就任してはや4年目を迎え、任期も余すところ5カ月余りとなりました。 私は、市長就任以来、市民協働のまちづくりを行政執行の基本に、事務事業の外部評価を初め、市民の皆様から広くご意見をいただくパブリックコメントやまちづくり懇談会を実施するなど、新たなまちづくりに取り組んでまいりました。 その結果として、穂坂町ふるさと協議会によるワイン・ジャムのブランド化、地域の活性化につなげるための穂坂自然公園の整備や小林一三・保阪嘉内などふるさとの偉人に学ぶまちづくり等が進行しております。 また、韮崎の地をストーリーにした絵本ニーラを発刊し、着ぐるみを作製するなど韮崎市を国内外にアピールするため、このニーラをイメージキャラクターとしたところであります。 (仮称)市民交流センターの館内施設につきましても、NPOやボランティアなど市民団体との協働による運営をも含め、明年夏のオープンを目指し、着々と準備を進めているところであり、まさに「地域力」が根付いてきたものと実感しているところであります。 さらに、本年度から神山町を中心とした「歴史と景観をおりなす里づくり」や、サッカーを核とした
健康で活力に満ちた「元気なまちにらさき」を目指す「まちづくりプロジェクト」が始動するなど、新たな市民との協働によるまちづくりがスタートしたところであります。 さて、今年度の主な事業の動向について申し上げます。 まず、企業誘致及び企業立地支援対策についてであります。 「上ノ山・
穂坂地区工業団地」につきましては、議員各位を初め地権者の方々や隣接地権者並びに関係地区の皆様のご理解とご協力により、今月より造成工事に着手する運びとなりました。ここに、改めて関係者の皆様方に心からお礼申し上げる次第であります。この工業団地への入居予定企業につきましては、既に新聞報道等でご案内のとおり、東京都杉並区に本社のある製薬会社、救心製薬株式会社と先月18日に土地売買契約書を取り交わしたところであります。さらに、明日には株式会社山梨日日新聞社とも契約書を取り交わす予定であります。 いずれも優良な企業でありますので、本市の活性化に大いに寄与していただけるものと考えております。今後も引き続き私自らがトップセールスマンとなって、本市にふさわしい企業誘致に渾身の努力をしてまいります。 次に、(仮称)韮崎市民交流センターの整備につきましては、2月下旬から約1カ月間にわたり基本概要案のパブリックコメントを行い、この概要案に対し、多くの市民の皆様からご意見・ご提言をいただきました。これらのご意見や特別委員会を初め、議員の皆様からのご意見を踏まえ、今月末の詳細設計の完了を目途に関係団体と最終の協議を行っているところであります。 また、今議会には、管理運営の基本となるセンターの設置を初め、図書館、子育て支援センターなどの各条例案を提出しております。センターに多くの市民の皆様が集い、さまざまな分野で交流できるにぎわいのある新たなまちづくりの拠点施設として運営できますよう、議員各位のご理解とご協力をお願い申し上げる次第であります。 次に、子宮頸がんの予防ワクチン接種に関する費用の助成についてであります。 日本産婦人科学会などは、11歳から14歳までの女子に優先的に接種することにより、将来的に子宮頸がんが7割以上減ることが見込まれると提言され、昨年暮れには子宮頸がん予防ワクチンが正式に承認されたところであります。 これを受け、本市におきましては、小学6年生と中学3年生を対象に、1人でも多くの児童・生徒が接種を受けられるよう、接種費用の全額を助成することといたしました。また、この接種に当たりましては、児童・生徒に正しい知識を理解させるとともに、保護者の方々には説明会の開催やパンフレットを配布し、正しい情報の提供に努めてまいります。 次に、社会基盤整備の基幹である道路整備についてであります。 国道52号線と県道北原・下条南割線との交差点改良につきましては、3月末に供用開始されたところであり、安全・安心な歩行空間の確保と、交通事故の防止が図られたところであります。 また、藤井町駒井地内の交差点改良につきましても、本年9月の供用開始に向け、順調に工事が進捗しております。 さらに、県道武田八幡神社線道路改良につきましては、昨年度地権者の同意を得て事業が再開され、本年度末に供用開始の予定と伺っております。さらに、災害時にその安全性が期待される駅前旭町通り線の電線地中化と歩道のフラット化につきましては、本年度詳細設計による地元説明会を開催し、明年度工事に着手する予定と伺っております。 このように、長年の懸案事項でありました県事業は、以前より着実かつスピーディーに推進されており、非常に心強く感じているところであります。今後も地元の皆様のご理解とご協力をいただく中で、これまで以上に県との連携を深め、事業を推進してまいります。 次に、韮崎市プレミアム「ふれ愛商品券」の発行についてであります。 まちなか活性化推進の一環として、また、地元商工会の強い熱意と要望にこたえ、本年度におきましても、「韮崎消費拡大キャンペーン」と題して「ふれ愛商品券」第2弾を発行することといたしました。今回も昨年度と同様、10%のプレミア分を上乗せし、5,000セット・総額5,500万円分を、来月1日から販売する予定であり、地元消費の拡大による市内商工業界の活性化に資するものと期待するところであります。 次に、「安全・安心に生活できる地域体制の構築」についてであります。 発生すると多大な被害を及ぼすおそれのある東海地震や糸魚川・静岡構造線地震を想定し、各地域の震度を示した「揺れやすさ」と建物被害の「危険度」を表示した「地震防災マップ」を作成し、先般各戸へ配布したところであります。このマップにより、これまで漠然としていた自宅やその近隣の地震時の危険性に対する認識を深めていただくとともに、減災力の向上に資してまいりたいと考えております。 次に、市民バスへの学生割引制度の導入についてであります。 昨年市民バスの路線及び運行時間の全面見直しを行うとともに、本年4月からは、穂坂線の終点を延伸するなど、利用者のニーズに応じた運行形態により、利便性の改善とコスト削減による収益率向上に努めてまいりました。今後さらなる利便性の向上と市民の身近な足の確保を図るため、今期夏休みを皮切りに、冬休み、春休み期間中は、小学生から大学生までを対象に、ワンコイン50円の格安料金を導入し、試行することといたしました。 次に、小林一三翁に学ぶまちづくりについてであります。 本年10月30日から約1カ月にわたり、県立美術館で開催されます「小林一三の世界展」に、本市も主催者の一員として事業運営に参画することといたしました。この機会に、多くの市民の皆様に郷土の偉人の生涯や業績を知っていただくとともに、コレクションにも触れていただくため、無料市民バスを運行してまいります。また、この展覧会を新たなまちづくりの機運醸成につなげる絶好の機会ととらえ、公共施設への図録の配置や市内小中学校の児童・生徒に冊子を配布することとしております。 さらに、一三翁ゆかりの地を巡るふるさと学習散歩を開催するなど、開催期間中を通して「逸翁すみれ会」との協働による啓発活動を展開するとともに、昨年に引き続き、学校・地域におけるスミレの植栽を通じて、郷土愛を育む教育を推進してまいります。 また既に、「にらさき文化村」として活用している小林一三翁の生家跡地についてでありますが、先般所有者であります財団法人逸翁美術館から土地の寄附をしていただいたところであります。引き続きにらさき文化村としての利用に供してまいりますが、逸翁すみれ会や地元自治会等との協働による、一三翁の生涯を学ぶ活動の拠点としての活用にも供してまいりたいと考えております。 次に、甘利山グリーンロッジについてであります。 今回のリニューアルに際しましては、昨今の利用形態に即した宿泊施設の一部個室化や屋内厨房の設置など、利用者にとってより使い勝手のよい施設にするとともに、山岳資料コーナーや屋外テラス、天体望遠鏡の新設等に加え、我が国を代表する山岳写真家、白籏史朗氏の写真パネルを展示するなど、新たな付加価値の創造にも意を注いだところであります。 今後は、天文観察会など自然から学ぶ機会の創設にも取り組むとともに、インターネットやダイレクトメール等を通じて、積極的な情報発信を行い、青少年のみならず、ファミリーから写真愛好家に至るまで、幅広い層での交流人口の拡大に努めてまいります。 次に、市営体育館ビギナーフィットネスルームの設置についてであります。 これまでのトレーニングルームは、ウエイト負荷によるものが中心であるため、利用者のほとんどが男性であり、女性や高齢者の利用はわずかな状況でありました。このため初心者や女性にも気軽に利用できる最新機器を導入し、市民の
健康増進を図ってまいります。 次に、新しい視点と感性に基づく「地域おこし」の実践的な取り組みとして進めております「ニーラ」に関連する事業であります。 昨年より、武田の里ふるさとまつりや武田の
里音楽祭など、各種イベントでの着ぐるみの活用に加え、日本郵便が発行するオリジナルフレーム切手のデザインに取り入れていただくなど、「ニーラ」による本市のイメージアップに努めてきたところであります。 さらに今年度は、全国はもとより世界に向けて本市をアピールすべく、ニーラが韮崎市の案内役として登場する映像作品を作成し、過日インターネットユーチューブに3作品の動画を配信したところであります。検索件数も増加傾向にあり、本市並びにニーラの認知度の向上に寄与しているところでありますが、引き続きノベルティ製作や着ぐるみの積極的な活用を通じて、地域の活性化に努めてまいるとともに、キャラクターの定着を図ってまいりたいと考えております。 次に、さきの3月議会から今日までの行政執行の中で、地方税法を初めとする各種法律の改正に伴い、市税条例の一部改正等を初め、予算につきましても補正の必要が生じたので、専決処分を行い、対処したところであります。 これらを含め、今議会でご審議をお願いする案件は、報告案件6件、補正予算案件1件、条例案件8件であります。 まず、平成21年度予算の専決事項の主なるものについてであります。 3月補正予算編成後において、職員給与費の増額及び国の経済対策に係る地域活性化・きめ細かな臨時交付金の追加内示に伴う、児童センター運営事業費並びに市単独道路整備事業費の増額など総額1億9,952万3,000円の追加補正の必要が生じましたので、平成21年度一般会計補正予算第6号を専決いたし、対処したところであります。 また、後期高齢者医療保険料の収入増による広域連合納付金38万3,000円の増額補正が生じましたので、平成21年度後期高齢者医療特別会計補正予算第2号を専決いたし、対処したものであります。 次に、平成22年度一般会計補正予算について、その概要を申し上げます。 まず、総務費であります。国民投票に係る当日投票システム構築費154万3,000円及び制度改正に伴う国民
健康保険システムの改修費238万4,000円など総額632万7,000円を追加計上いたしました。 次に、民生費であります。山梨県安心子ども基金を活用し、子育て環境のさらなる充実を図るべく、各施設の消耗品や備品の購入費等、児童センター運営事業に920万円、地域子育て支援センター運営事業に1,900万2,000円をそれぞれ増額するなど、総額3,466万8,000円を追加計上いたしました。 次に、衛生費であります。近年の自殺者の増加に対応するため、山梨県の要請に基づく相談窓口の設置や専門的な人材育成などを行う地域自殺対策緊急強化事業に68万5,000円を計上するとともに、子宮頸がん予防ワクチン接種費用の全額補助金とあわせ、総額1,437万4,000円を追加計上いたしました。 次に、農林水産業費であります。国の新規施策である米の戸別所得補償モデル事業等の実施に伴う事務受託事業費に460万1,000円を計上するとともに、制度改正となった今までの生産調整推進対策補助事業費2,600万円の減額及び遊休農地解消事業における企業への補助金とあわせ、総額1,539万9,000円を減額補正いたしました。 次に、土木費であります。上ノ山・穂坂地区農工団地アクセス道路整備工事と下水道管布設工事をあわせて施工するための
土地開発公社からの負担金により、4,200万円を増額補正いたしました。 次に、教育費であります。市営体育館にフィットネストレーニング機器を設置するため、総合運動場管理事業に732万円を追加計上いたしました。 以上の結果、一般会計補正予算額は8,929万円の増額補正となり、現計予算額は127億1,629万円となります。 その他の案件につきましては、いずれもその末尾に提案理由を付記してありますので、よろしくご審議の上、ご議決あらんことをお願い申し上げ、私の所信といたします。 以上でございます。
○議長(
一木長博君) 以上で市長の所信表明は終わります。
---------------------------------------
△散会の宣告
○議長(
一木長博君) 以上をもちまして、本日の会議は全部終了いたしました。 明日11日から20日までは、議案調査のため休会であります。 休会明け本会議は、6月21日午前10時会議を再開し、市政に対する一般質問を行います。 本日の会議は、これをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。 (午前11時09分)...