韮崎市議会 > 2001-12-17 >
12月17日-02号

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  1. 韮崎市議会 2001-12-17
    12月17日-02号


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    平成13年 12月 定例会(第4回)            平成13年第4回韮崎市議会定例会議事日程(第2号)                平成13年12月17日(月曜日)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------出席議員(22名)    1番 一木長博君     2番 望月正澄君    3番 嶋津健一君     4番 岩下照人君    5番 石井錦一君     6番 浅川 昇君    7番 千野英三君     8番 嶋津鈴子君    9番 小林恵理子君   10番 矢崎六彦君   11番 清水正雄君    12番 五味 篤君   13番 秋山武廣君    14番 野澤 正君   15番 清水 一君    16番 平賀武秀君   17番 清水 清君    18番 今福芳徳君   19番 青木正雄君    20番 神田明弘君   21番 土屋泰一君    22番 志村英文君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により出席した者の職氏名   市長      小野修一君   助役      大柴左京君   収入役     中島尚武君   市長室長    矢崎貢太郎君   総務課長    福田国夫君   企画財政課長  広瀬理紹君   市民生活課長  水川 勉君   福祉保健課長  榑林一孝君   産業経済課長  山本雄次君   建設課参事   中村正矩君   上下水道課長  新藤 稔君   会計課長    橋本重春君   市立病院           浅川 晁君   教育委員長   古屋幸子君   事務長   教育長     輿石 薫君   教育課参事   真壁静夫君   農業委員会           中田洋蔵君   事務局長---------------------------------------事務局職員出席者   議会事務局           議会事務局           野口紘明君           塚田冨士夫君   参事              次長   書記      今福 治君--------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(秋山武廣君) ただいまの出席議員は22名であります。 定足数に達しておりますので、休会前に引き続き議会を再開いたします。 これより本日の会議を開きます。                             (午前10時03分)---------------------------------------一般質問 ○議長(秋山武廣君) これより日程に入ります。 日程第1、一般質問を行います。 今回の質問の通告者は4名であります。お手元に質問順位が配付されておりますので、これに基づいて進めてまいります。 順次質問を許します。---------------------------------------土屋泰一君 ○議長(秋山武廣君) 21番、土屋泰一君を紹介いたします。 土屋泰一君。         (21番 土屋泰一君 登壇) ◆21番(土屋泰一君) ただいまご紹介にあずかりました21番議員の市政クラブ所属土屋泰一でございます。 お手元の通告書に従い一般質問を行いますので、執行部におかれましては懇切丁寧に的確なるご答弁を期待いたしておりますので、よろしくお願いいたします。 順次質問に移ります。 まず、第1次小野市政3年間の総括と任期残り1年間の政治姿勢について市長にお伺いいたします。 選挙当初の選挙公約は何%ぐらい実行できましたか。そして、その成果はいかがでしたか。また、そのときの公約においてやり残したものがどのくらい、幾つぐらいありますか。どのようなものがあるか、その対応についてもお伺いいたします。 次に、下水道についてお伺いいたします。 下水道事業については、先般、国・県の打ち出した下水道事業20%削減の方針が本市の下水道事業への影響の程度はどのくらいあるのか、事業計画全体計画における現在の進捗状況、完成の最終年度は当初のとおりに行えるかどうかお伺いいたします。 また、供用開始された区域内の水洗化率はどのようになっているかお伺いいたします。 次に、各家庭と本管を結ぶ工事を発注してもなかなか業者がすぐに工事に着工してくれない、また工事の金額が高いという市民の意見がありますが、当局ではご存じでしょうか。市民の負担が軽減されることを図るとともに、市ではこれを指導できないものでしょうか、お伺いいたします。このことが水洗化率の上がらない一つの原因になっていると思われますが、その点はどうでしょうか。 また、過日発生いたしました労災事故については、工事の発注段階の発注条件において業者に強いる無理はなかったか、事故発生の要因となるようなことが発注段階においてなかったか、ご検討してみたその様子をお聞かせください。 次に、市町村合併についてお伺いいたします。 国・県の指導並びに報道機関等で連日のようにこの問題を取り上げているので、多くの市民が関心を示しておるところでございます。そこでまず、本市において最良の合併の枠組みはどこにあるのか。 峡北地区合併の8町村の枠組みの中に本市が入っていない事情について詳しく教えていただきたい。 また、市民の間では本市は合併に対する熱意が感じられないとの指摘がありますが、この点についてはいかがでしょうか。 さらに、韮崎市は合併しないと財政面その他の面からの理由から、将来的に韮崎市の市政が成り立っていけないのかどうか、この点についてもお伺いいたします。 さらに、合併を実施して本市が受けるメリットデメリットについてははっきりと詳しく市民に開示し、市民の理解を得る必要があると思いますがいかがでしょうか。メリットデメリットにつきましてもここで開示願いたいと思います。 また、9市町村で仮に合併が実現した場合、市民の多くは地方交付税優遇措置において国からたくさん来るというように期待しておるわけですが、具体的な金額でどのくらいの間受けられるのかをお示し願いたいと思います。 次に、旧韮崎町だけにない地区公民館の設置についてお伺いいたします。 ご承知のとおり旧韮崎町の地区公民館は立市以来、市民会館の1室に設置されております。これを使用していることは一見便利なようにとられてはおりますが、市民会館の本来の市の事業と韮崎町の公民館活動が重なった場合、どうしても韮崎町が譲らなければならないという状態がずっと今まで続いてきたというのが現状でございます。そこで、韮崎の町にも他の10町と同じように独立した公民館を設置していただきたいというのが旧韮崎町の町民の切なる願いであります。市長のお考えをお示しいただきたいと思います。 次に、商工会館建設用地としての旧市役所跡地の利用についてお伺いいたします。 本件につきましては、市商工会より建設用地としての用地提供の願いが長年にわたり出されておりましたが、その進捗状況についてお伺いいたします。隣接する地元住民との了解はとれたのか。商工会の示す条件は具体的にどんな条件なのか。 建設に向け早急に結論を出すべきだと思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。 次に、図書館の建設についてお伺いいたします。 図書館建設につきましては、多くの市民から切なる要望によりこれを設置するということを英断した小野市長のこの気持ちは高く評価するところでありますが、計画の進捗状況はどうなっているのか、またいつごろ結論を出すのか、その日程についてをお伺いいたします。 なお、先進地視察を何回か繰り返しておるようでございますが、一体何カ所ぐらい視察してきたのか、視察の成果はあったのかもお伺いいたします。 また、市町村合併のタイムリミットが平成17年を目途に、もしこれが仮に実現した場合、仮にというよりは平成17年に実現というのがかなりの確立であると思うのですが、これがもし計画どおりの建設がどうしても必要になるのかということについてもお伺いいたします。 というのは、一つの市に仮に、北巨摩市でも峡北市でもよろしいですが、一つの市にあのような、大泉にも高根にもどこにも立派な図書館がたくさん出てくるというようなことにかんがみて、韮崎市のところにまた新たにそんな大きなものが必要かどうかというようなことを検討してみたことがありますか。県の博物館が昨今、縮小の見直しが打ち出されております。金曜日の県会でも非常にもめて、結論がきょう月曜日まで伸ばされたという報道がなされておりますが、本市においても果たして絶対的に新図書館が必要かどうかについて、合併を絡めた中で検討しているか、これをお伺いいたします。 次に、韮崎小学校改築についてお伺いします。 まず、韮小改築構想委員会を立ち上げるという予定を年度始めに伺いました。いつできるのかということを私も本会議で教育委員会にお伺いしたことがございました。6月には夏休みのうちにはつくります、9月のときには秋が過ぎたらつくります、さらに今回聞いたら来年の1月と徐々にこの立ち上がりが先送りされていますが、なぜそんなふうなことになったのか、その理由について詳しくお示し願いたい。 聞くところによると、韮小改築の設計コンペは早速12月中には行うというようなことも伺いましたが、構想委員会を立ち上げる前にコンペを行うということはいかがなものか、手順が前後してはいないかとも思われますが、この点について事情をご説明願いたい。 次に、韮崎小学校学区児童センターの建設についてお伺いいたします。 地元並びにPTAとの交渉の状況はどうなっているのか。 また、建設年度は具体的にいつごろの予定なのかをお伺いいたします。 次に、重度心身障害者医療費窓口無料化についてをお伺いいたします。 この件につきましては、たびたび本議会においてもその要望の意見を述べ、また他の団体からも請願等が出されております。その都度、市当局の答弁は、国・県並びに地元医師会との関係により実現不可能との答弁がなされておりますが、現在はどのような対応になっておるのか、一日も早い実現を切望しておるところではございますが、市長の本件に対する姿勢と、また熱意もお伺いしたいと思います。 同じような5歳未満児の場合にはこれがクリアできておりますが、その点についても市長のお考えをお伺いしたいと思います。 次に、韮崎市における障害者の雇用の促進に関する法律による障害者の雇用についてお伺いいたします。 国は政令で定める雇用率について、国並びに地方公共団体の職員数48名以上の機関においては、その 2.1%、都道府県の教育委員会の職員数50名以上の機関においては、その 2.0%以上を雇用しなければならないことを定めております。我が市においてはどのような現状になっておるのかをお伺いいたします。 障害者を何名雇用し、何%の雇用率なのか、またその内訳は従来の職員で健常者でおったものが障害者となったのか、それとも障害者を特別雇用したものかを、その区別もお伺いいたします。仮に従来職員であったものが障害者となって、それで政令の数値をクリアしていると考えておられるのなら、行政として民間企業にもこれが課せられておるわけでございます。それを指導していかなければならない立場としてはちょっと消極的過ぎると思いますが、その辺のところはいかがでしょうか。 次に、旧市役所跡地公園整備についてお伺いいたします。 当初の計画では平成12年度には公園をつくるはずになっておりましたが、いまだに手がつけられておりませんが、具体的計画は進んでおるのかどうか。 また、この計画を早くに市長にご質問申し上げたところ、国からの補助金により、よりよい公園整備を行うことを今検討中であると、こういうことで平成12年度にはできないんだと、こういうご説明を前回は伺いましたが、国との折衝の状況はいかがか、地元住民は一日も早い着工を望んでいるが、ことし、今年度中の着工、あるいは完成の見込みはあるのかどうか、詳しくお示し願いたいと思います。 次に、商工会主管空き缶等エコステーション設置事業についてお伺いいたします。 本事業については、新聞、テレビ及び地元の峡北新報でも大きく取り上げられたように市民に対して非常に評判のよい、また町内の商店街の活性化の一助になっておると市民の評価であります。そこで、この事業に産業経済課、あるいは市民生活課からの補助支援はあるのか。あるとすればそれはどのような形になって行っているのかをお伺いいたします。 また、市から補助があるのであればもっとこれを増額し、市内の要所に何カ所か設置するのはどうか。町の活性化の一助にしたらいかがかと思います。市民に評判のよいことはいずれ市長の評判がよいということになるわけですから、どうかひとつそのようなものに大いに金を出していただくように、そのお考えがあるのかどうかお伺いいたします。 次に、テロ事件に対する本市の対応についてお伺いいたします。 全世界、人類の身も心も震撼させたこの同時多発テロについては、いつ我が国、我が日本、我が韮崎の町にも起こらないとも限らないような事件でありました。我が市においてもこれらの危険防止の対策についてはどのように考えておるのか、万全を期しておるのか、もし炭疽病による事件が発生した場合、日常の医療機関の受け入れは、その体制はどのようになっているのか。また、水源の防犯体制は。その対応状況についてのお考えを示されたいと思います。 既に、甲府市、富士吉田市等については対策委員会を設置しているが、本市はいかが対応するのかお伺いいたします。 次に、学校給食についてお伺いいたします。 日本人の食生活は、昭和30年代に比べると米を食べる頻度は激減し、食事だけの問題ではありませんが、その当時よりも国民の病気も多くなってきたと言われています。近年、アメリカやヨーロッパでは米飯食は栄養の高い健康食として、またダイエット食品としても見直されてきています。そこで、米の内需拡大を図るという意味でも、学校給食において米飯給食を大いに取り入れるべきと考えますが、現在、本市の米飯給食は週何回ぐらいかお伺いいたします。また、ふやすお気持ちがあるかどうかもお伺いいたします。 最後に、農業問題についてお伺いいたします。 猿やイノシシなどの野性動物からの農作物への被害対策、従来各地域の猟友会に委嘱する駆除が中心でありましたが、ここ数年来、電気さく設置による防護対策が地域と協力した事業として導入され、円野町から実施されております。そこで、今年度の見込みを含めた今までの総事業費、総延長及びその進捗状況はどのくらいか。また、予定地区への設置がすべて終了するのはいつごろになるのかをお伺いいたします。 次に、近年、水田農業経営確立対策のもとで需要に応じた米の計画的生産の定着、拡大を図り、水田を中心とした土地利用型農業の活性化を図るという美名のもとに、生産調整が行われておりますが、これにより不耕作水田が増加し、加えて以前からの養蚕業の不振による桑園の荒廃も進み、遊休農地が増加し、山村地帯などでは山林と見間違えるほどの状態になっております。遊休農地とは耕作放棄地や不作付地の総称ですが、2000年の農業センサスによれば耕作放棄地は5年前に比べ3割に増加しており、販売農家の不作付地は8割近くも増加しているとのことです。食料・農業・農村基本計画食料自給率を高めるために優良農地の確保と耕地利用率の向上を進めるものとしています。 また、農地の活用主体である担い手の育成は喫緊の事柄であります。本市ではこれらのことについてはどのような取り組みを図っているのか。あわせて本市には遊休農地はどのくらいの面積があるのかをお伺いいたします。 以上をもって私の質問を終わらせていただきます。ご静聴ありがとうございました。 ○議長(秋山武廣君) 土屋泰一君の質問に対する市長の答弁を求めます。 小野市長。         (市長 小野修一君 登壇) ◎市長(小野修一君) 土屋泰一議員一般質問に対する答弁を申し上げます。 まず、公約の実現と今後の対応についてのお尋ねであります。 私は市長就任以来、政治は奉仕なりを政治信条として市民福祉の向上に鋭意諸施策を推進してきたところであります。厳しい財政状況下ではありますが、議員各位のご協力を賜る中で、当時の公約、重点8項目についてほぼ完遂、もしくは軌道に乗ったと理解しておりますが、その成果につきましては私からその評価を申し述べることは差し控えさせていただきたいと思います。 いずれにいたしましても、今後は国におけるさまざまな改革の具体策を見きわめ、第5次長期総合計画との整合性を図りながら、市民本意の市政執行に取り組んでまいります。 次に、下水道事業についてのお尋ねであります。 公共下水道整備事業費削減につきましては、現状では昨年並みを予定しているところであります。 次に、本事業の現在の進捗状況につきましては、全体整備計画面積 1,220ヘクタールのうち平成13年度末での整備面積は 396.6ヘクタールで32.5%となります。これが完成予定は県の釜無川流域下水道事業計画では平成22年度を見込んでおりますが、国の財政事情等により多少のおくれが予想されるところであります。 次に、水洗化率についてであります。 11月末現在で58.6%となっております。 次に、宅内から本管への接続工事についてであります。 まず、接続工事の遅延につきましては、発注者の希望がかなえられるよう業者を督励してまいります。また、接続工事標準単価表を示すことは独禁法で禁じられておるところであります。 次に、水洗化率の上がらない理由の一つに、市街地の建物連檐による工事不能箇所が相当見受けられるために、水洗化率の向上しない一面があります。今後さらに下水道に対する理解を深めていただく中で、水洗化率の向上、啓発、普及に努めてまいります。 次に、過日発生した労災事故の犠牲者に対しましては心より哀悼の意を表するものであります。この工事は国の示す工事設計、施行、安全対策等を基準とした設計仕様により発注をいたしておりますが、事故発生原因につきましては現在関係機関が調査しておりますので、その結果を見守りたいと考えております。 次に、市町村合併についてのお尋ねであります。 まず、本市のとるべき対応についてであります。昭和の大合併から50年を経た現在の地方行政は、地方分権の推進、国の財政再建による地方交付税の縮減、少子・高齢化の進展、福祉施策の推進確立などが重なり、合併はどうしても避けて通れない課題であります。また、合併パターンにつきましては、折に触れリーダーシップをとり、よりよい対応を模索しておるところであります。 次に、峡北地区で話し合われている8町村の中に本市が入っていない事情についてでありますが、合併促進のため研究会発足の際、振興局より会長就任を要請されましたが、今後の合併推進に支障を来すとの懸念から会長は町村長に就任を願ったところであります。諸協議につきましては、折に触れ参画しておるところであります。現在、8町村の研究会は協議を重ね、その成果を持って本市と協議する手順であります。 次に、合併への熱意につきましては、先般、市内 117名の区長に対しまして合併の必要性について説明をしたところであります。民意の集約等につきましては、来年1月15日を目途に地区長を通じ集約することとなっております。 なお、地区別に説明会が必要な場合には積極的に対応をしてまいります。 次に、市としての存続の見通しについてでありますが、現在の経済環境から判断して今後税収が大幅に伸びるようなことは考えにくい状況にあります。加えて国の構造改革に伴い地方交付税もますます減少される状況にあり、単独での地方自治体は困難と思料されます。 次に、合併を実現して本市が受けるメリットデメリットについてでありますが、さきに申し上げましたことを含める中で、合併の基本理念を踏まえ市民の意見を尊重して、よりよい地域づくりに努めてまいります。 次に、地方交付税優遇措置についてでありますが、合併関係市町村における合併前の交付税合算額が10年間保証されております。 次に、商工会館建設用地としての旧市役所跡地の利用についてのお尋ねであります。 まず、商工会館建設用地についてであります。この建設予定地につきましては、正式に本年10月22日商工会より旧庁舎跡地の貸付申請がありました。これを受けて去る11月29日、地元関係区長への説明会を行い、その利用について了解を得たところであります。 次に、用地の貸付条件でありますが、全体面積の3分の1であり、商工会は会議室の地域への無料開放であります。 次に、早急に結論を出すべきとのお尋ねでありますが、当初より旧市役所跡地利用を提示しておりましたので、産業経済常任委員会及び総務常任委員会にお諮りし対応してまいる考えであります。 次に、韮崎小学校区の児童センターの建設についてのお尋ねであります。この建設につきましては、教育委員会と協議した結果、併設した場合も小学校の面積が十分確保され、学校運営上、また教育面からも支障がなく、センターを利用する児童の安全性、利便性にも最適と考え、併設を決定したところであります。これを受けて学校並びに保育園関係者には数次にわたり事業内容を説明したところであります。 次に、具体的な建設年度の予定につきましては、韮崎小学校改築にあわせて建設してまいります。 次に、重度心身障害者医療費窓口無料化についてのお尋ねであります。現状では、社会保険診療報酬支払基金法により支払い業務が委託できないことと国民健康保険への国庫負担金の減額等、諸制裁があり、今のところ実施は困難でありますが、今後も引き続き国・県を始め関係機関に制度改正を求めてまいる考えであります。 また、この件につきましては、全国市長会及び全国市長会関東支部においても国に強く要請をいたしておるところであります。 次に、旧市役所跡地公園整備についてのお尋ねであります。前段でご答弁申し上げたところでありますが、商工会館の完成を待って市民に親しまれる公園整備を行ってまいる考えであります。 なお、国・県の補助金につきましては、その獲得に努力をいたしてまいる所存であります。 次に、エコステーション設置事業についてのお尋ねであります。 拠点施設整備事業として県より 240万円の補助金を得、市補助金80万円、商工会負担金80万円を加えて開設したこの施設は、中心市街地に商店を利用する機会をふやし、活性化を図るとともに環境保全の一助になるものと期待するものであります。 次に、施設の増設でありますが、新たな設置については本ステーションの成果を見きわめながら検討をしてまいります。 次に、テロ事件に対する本市の対応についてのお尋ねであります。 まず、防止対策についてでありますが、公安当局にその対応をゆだねるものであります。 次に、炭疽菌による事件が発生した場合、市立病院の対応につきましては、国の通知に基づき炭疽菌のおそれのある患者が来院した場合は、保健所や警察に通報するなど、国が医療機関等に示したマニュアルにより対処は可能であります。 また、水道につきましては、既に職員が定期的に水源や配水池等の巡視や門扉の施錠、確認、施設周辺のフェンス等の整備、不良箇所の補強、不審者の有無を確認するための清掃の実施をし、施設の管理強化に努めております。 簡易水道組合につきましては、責任者に安全管理に万全の体制をとるよう指示したところであります。 また、委員会設置の有無につきましては、本市では総務室をテロ対策総合窓口として、関係機関等との緊密な連絡を図る中で情報の収集に努めるとともに、市民への速やかな情報提供と危機管理を周知して、危険防止に万全を期してまいる所存でありますので、当面新たな委員会設置は考えておりません。 次に、遊休農地の現状と対策についてのお尋ねであります。 農業従事者の後継者の不足と高齢化が進行する中で、本市の耕作放棄地は 297ヘクタールに及んでおります。これら不耕作地を減少するためにも食料・農業・農村基本法に定める遊休農地活用対策として宮久保、日之城、若尾地内に市民農園を開設しております。 なお、これが事業につきましては、インターネットを通じ広くPRしてまいりたいと考えております。今後も同様な事業を取り入れる中で遊休農地の解消を図ってまいります。 次に、農業の担い手育成対策についてのお尋ねであります。 農業の後継者が減少し、活力の低下も生じている中で農業基盤の整備、新規就農者への支援、農業ヘルパー制度導入よる経営規模の拡大や花卉等の特産ブランド化や観光農園化を進める中で、関係機関の技術指導をいただき、すぐれた経営力を持つ農業者を育て、農業経営の安定を図ってまいります。 他の答弁につきましては、関係課長及び教育委員会よりお答えをいたします。 ○議長(秋山武廣君) 福田総務課長。 ◎総務課長(福田国夫君) 韮崎市における障害者の雇用の促進に関する法律による障害者雇用の実態についてご答弁申し上げます。 本市の市長部局における雇用者数は3名で、雇用率は 2.1%であります。 なお、雇用の内容につきましては、採用時からの障害者1名、採用後の傷病による障害者2名であります。 また、教育委員会部局における雇用者はありませんが、今後は法に定められた雇用率の遵守に努めてまいります。 以上であります。 ○議長(秋山武廣君) 山本産業経済課長。 ◎産業経済課長(山本雄次君) 農作物鳥獣害防護対策についてご答弁申し上げます。 水稲、野菜類を主とした農作物被害が平成8年度に急激に増加したことを受け、有害鳥獣駆除を中心とした対策では被害規模の減少が望めないことから、平成9年度より電気さくを導入してまいりました。本年度までの総事業費の見込みでございますが、 6,462万 5,000円で延長にしまして1万 5,033メートルの完成予定であります。 効果につきましては、確実な成果が得られ、被害対策としましては最も有効な手段と確信をしております。 また、平成14年度に計画している地区にございましては、神山町、また旭町の地区でありまして、これをもって予定をされたすべての地区が設置完了ということになります。ご了解をいただきます。 ○議長(秋山武廣君) 古屋教育委員長。 ◎教育委員長(古屋幸子君) 旧韮崎町だけにない地区公民館の設置についてお答えいたします。 現在、韮崎地区公民館市民会館に併設し、日常活動を展開しているところでありますが、単独施設としての設置につきましては、市の長期総合計画の実施計画のローリングの中で検討してまいります。 次に、米飯給食の普及についてお答えいたします。 米飯給食の実施は、市内小・中学校平均で平成12年度、週 2.8回、平成13年度、週 2.9回実施しております。なお、これからの状況について土屋議員から質問がありましたけれども、米というのは栄養的に見ても非常に見直されておりますので、既に平成14年度以降、回数をふやすという方針を打ち出している学校もあり、これから増加の傾向にあると思います。 以上、2点です。 ○議長(秋山武廣君) 真壁教育課長。 ◎教育課参事(真壁静夫君) 図書館建設につきましてお答え申し上げます。 まず、建設構想の進捗状況については、現在、建設構想委員会で最終答申に向け鋭意努力をしているところであります。また、答申の日程でありますが、3月末を予定いたしております。 次に、先進地視察の成果についてでありますが、昨年より6回、20カ所の先進地を視察いたしました。いずれもそれぞれの特徴と工夫が見られ、当市の計画に大変参考になりました。 次に、新図書館の必要性については、生涯学習時代の拠点施設として大変重要であり、必要な施設と考えます。 なお、合併等想定される中にあっても、人口等から見てそのセンター的役割を果たす拠点施設は当市に必要であり、それらを視野に計画を検討していく考えであります。 次に、韮崎小学校の改築についてお答え申し上げます。 まず、今年度校舎の耐力調査と国・県との協議に相当の時間を要したものでございます。 次に、設計コンペについてでありますが、平成14年度に基本実施計画を行うためには本年度中に業者を選定する必要がありまして、コンペの性格から3カ月程度の期間を要するもので、12月にコンペ、発注としております。 また、工事の工程につきましては、平成14年度中に設計を行い、平成15年度、16年度の2年間で工事を完了する予定であります。 以上であります。 ○議長(秋山武廣君) 土屋泰一君の再質問を許します。 ◆21番(土屋泰一君) 答弁漏れ。構想委員会のおくれはどうなっているか。
    ○議長(秋山武廣君) 真壁教育課長。 ◎教育課参事(真壁静夫君) 先ほどご説明申し上げましたように、当初、秋、構想委員会を立ち上げるという計画で進めてきたところでありますが、韮崎小学校の耐震調査、耐力調査が8月、9月とかかっておりまして、その後、果たしてそれが国庫補助の対象になるかならないかということで、県、国との協議を重ねてきたことに時間を要しまして、1月の立ち上げとなるものでありますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(秋山武廣君) 土屋泰一君の再質問を許します。 土屋泰一君。 ◆21番(土屋泰一君) 答弁はほぼ伺いました。 とにかくただいま答弁していただいたことを単なる約束というようなことではなくて、それが実行に、また市民が納得ができるような形で実現ができるような努力をしていただきたいということを申し上げまして、私の一般質問は終わります。 ○議長(秋山武廣君) 以上で土屋泰一君の質問は終わりました。 これより土屋泰一君の質問に対する関連質問を許します。 清水 清君。 ◆17番(清水清君) 土屋泰一議員の農業問題について、私は2点ほどお伺いいたしたいと思います。 まず、遊休農地の先ほどの答弁でございますけれども、面積が 297ヘクタールとお聞きしておるわけでございます。このままでいくとますますふえるばかりで何とかしなければならないと、そんなような気になりまして質問するわけでございます。 まず私は、農業委員会とJAで協力して遊休農地検討委員会というふうなものを設置していただきたい、組織化していただきたい。先日の全国農業新聞によりますと、宮城県のある市ではこの検討委員会が農地の耕起の日、掘り起こす日というふうなことを定めて、各委員会がトラクターを準備し、重点地域を決めて集中的に耕起していると。それに従いまして各農家が順次自分の遊休地を耕起している。それで適地適作を考えまして、遊休農地解消に努力するとともに農地、農業について考えようとしているイベントを行っておる、こんなようなことが書いてあったわけです。本市においてもこのような農地検討委員会をつくって、組織化して、農地の耕起の日を定め、農地の解消、また農業の振興、これらを図るべきと考えますが、農業委員会のお考えをお伺いいたしたいと思います。 いま一つは、市民農園についてであります。 先ほどの答弁で市民農園については穂坂町、大草町、このように答弁があったわけですけれども、大草町におきましては先般開園したと聞いておるわけですけれども、その利用率についてひとつお伺いいたしたいと思います。 また、最近、どの町にも新しい住民がふえておるわけです。大草町、穂坂町ばかりでなく各町にこの市民農園を設置していただきたいと、地域の振興を図っていただきたいと、このように考えますが、関係当局の答弁をひとつお願いいたしたいと思います。 以上です。 ○議長(秋山武廣君) 清水清君の関連質問に対する答弁を求めます。 中田農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(中田洋蔵君) 農地検討委員会の設置についてのご質問でございますが、今後、農業委員会活動の中で検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(秋山武廣君) 山本産業経済課長。 ◎産業経済課長(山本雄次君) 清水議員さんのお尋ねでございます市民農園の利用率でございますが、これは平成13年度末の結果になりますが、穂坂の宮久保につきましては 100%、日之城につきましては95%、また大草につきましては今回開設をしたばかりでございまして、現在40区画中32カ所の申し込みがあるということでございます。 また、各町にこのような市民農園をつくったらどうかというご提案でございますが、これにつきましては、今回つくりました大草の市民農園の経過を見ながら、各地区へもそのような考えを持っていきたいというふうに思いますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(秋山武廣君) 五味 篤君。 ◆12番(五味篤君) 土屋泰一君の関連質問を3点ほどしたいと思います。 まず、電気さくにつきましてですが、円野を出発いたしまして1万 5,000メートルやる予定のようでございますけれども、円野地区等の住民の意見もちょっとお聞きしているんですが、あのさくをつくっても大変猿が利口者でありまして、多少は効果があるとは言っているようですが、支柱がところどころあるようで、そこを中心に猿が出入りをしているというふうなことで、時期が来ると一向にさくが効果がないというふうなことも言われております。群れからはぐれた猿、ボスといいますか、そんなふうなものが二、三匹群れから離れているのが被害をかなり危険性があるというふうなことを言われているわけですが、円野地区におきましても何か区の会議の中でも、これは弱ったことだ、問題化しなければ人の被害になっては困るというふうなことが盛んに協議されているようですが、そういう対策をできるかどうか、調査をする必要があると私は思いますが、それが1点。 それから、逐次あのさくの工事をしているわけですけれども、その作業をする地区におきまして、始まりから補助金等が出されているようでございますけれども、特に人件費、あるいは機械代、ボランティアの奉仕ばかりではやり切れない事情があるようでございます。現実に20万円程度の補助金があるようでございますけれども、もう少しそういう補助金を出してもらえるかどうかというふうな声が今盛んに上がっております。そんな点もどんなふうに対処できるか。 もう1点につきましては、 6,000万円近い金をかけて1万 5,000メートルもの距離を猿のさくをつくって防除するわけですけれども、実際のこれだけの金をかけてこれだけの距離をやりまして効果があるかどうか、そういうことも始める前にかなり研究はしているとは思いますけれども、仕上がった地区、そういうところの調査、意見等も聞いて、今後実際に効果があるかどうかというのも調査する必要があると思いますが、その点いかがか。 3点ほどご答弁願います。以上です。 ○議長(秋山武廣君) 五味 篤君の関連質問に対する答弁を求めます。 山本産業経済課長。 ◎産業経済課長(山本雄次君) 五味議員さんのお尋ねでございます。 円野地区のさくの外へ出た残り猿といいますか、ボス猿ですが、この対策をどのようにしたらということでございますが、円野につきましてはたまたま現在、すべてが完成しておりません。その格好の中でその地区と地区の沢から出るというふうな格好の猿だと思います。これにつきましては、地元の有害鳥獣の駆除、また猟友会等にお願いした中でもってその捕獲、または銃器による駆除ということを今後行ってまいりたいというふうに思っております。 また、次の電気さく、また設置の補助金をもう少し市の方でもって見たらどうかというお尋ねでございます。 これにつきましては、当初、平成7年、8年に地元からはぜひ地元でやるのでさくの工事費、さくの材料費等を補助してもらえないかというようなお話がございました。その中でもって現在、市におきましてはすべてのさくにつきましては、市から補助をしております。これにつきましては、ちなみにメートル当たり約 5,000円、場所によりましては大体 1,000メートルくらい、 500万円のさく代と。また、これ以外に地区の、当時建設しますとお茶を飲んだりいろいろあります。そんなような格好の中で 100メートル当たり約2万 5,000円の補助を行っております。このような中でやはりすべてを補助という格好ではなくて、地域によります連結、また地区の結束等を図る意味で、これからもこれ以外の補助金は余り考えないという予定でございます。 また、さくの設置について成功したかどうかというお尋ねでございますが、先ほど申しましたとおりまだすべてが完了しておりません。たまたますべて完了した旭町の北割、中割地区につきましては、ことしは本当に例のわい化リンゴ等の被害が一切ないというふうなお話も聞いております。市としましては場所によっては成功したというふうに感じております。 以上でございます。 ○議長(秋山武廣君) 野澤 正君。 ◆14番(野澤正君) 2項目にわたり幾つか質問させていただきます。 まず第1番目が町村合併についてですが、市長は答弁の中で、韮崎市は町村合併しないと単独として市としてやっていけるかどうかという質問に対して、非常にびっくりしたわけですけれども、将来的には単独としてはやっていけないだろうというふうな、私の聞き違いかどうかわからないですが、ご答弁があったように記憶しております。 その前の答弁の中で、峡北8町村が合併について話し合いをしているようだけれどもというふうな質問に対しましては、その結論がついた段階で韮崎市と協議をするとなっていますというふうなご答弁がありました。その結論のときに8町村が8町村で市をつくりますというふうな結論に達して、市長がおっしゃるように韮崎市としては単独で市としてこれからえらいという状況を2つ踏まえたときに、では韮崎市はどうするのかといったときにどうも矛盾を感じるんですが、その点を1点お伺いをしたいと思います。 それから、下水道の問題ですが、水洗化率が58.2%とかというご答弁がありましたが、今、下水道工事が終わっているところは韮崎本町地内でして、人家の密集地域、これから順につい最近上ノ山をするというような説明もあったようでありますが、農村地帯へ移っていくわけです。そうすると加入金の問題ですが、加入金は平米 310円掛ける 3.3で、坪当たり約1,000 円というふうな加入金を本管を引いた地域は税金と同じで強制的に徴収するという取り決めになっておりますが、農村地帯では宅地面積が都会部と違って大変大きいわけです。1軒で 300坪、大きい家は 400坪の家もあるでしょう、敷地面積ですから。そうすると 400坪というと40万円です。これは自分の家から市役所でつくってくれる、行政でつくってくれる溜升までの距離も自分のうちで工事金は出さなければいけない。先ほど土屋議員の質問の中にありました、それが高いのではないかというような質問もありましたが、それも自分で負担をし、なおかつ加入する加入金も広い面積にかかってくる。これではせっかくいい施設をつくっても水洗化率は上がっていかないと思うんです。農村地域へ入ってきても。ですので、これを決める15名からなる審議会か委員会かがあるようですが、ぜひとも農村地域には農村地域に合うような料金設定をお考えになるかどうか。 以上、2点をお聞きします。 ○議長(秋山武廣君) 野澤 正君の関連質問に対する答弁を求めます。 広瀬企画財政課長。 ◎企画財政課長広瀬理紹君) ただいまのご質問でございますが、ただいま市長の方でご答弁したとおりでございまして、今後は税収等の大幅な面が非常に見にくいと。また、国の構造改革等に伴うもの、また地方交付税等の減額の見込み、この傾向、これらのものが重なりますと、どうしても財政的に今のレベルを維持するのが困難という意味でございますので、ご理解願いたいと思います。 以上でございます。 ○議長(秋山武廣君) 新藤上下水道課長。 ◎上下水道課長(新藤稔君) 下水道の水洗化率の関係、それから加入金ということで料金の改定の考えはというようなご質問でございます。 下水道につきましては、加入金という表現は使っておりませんので、受益者負担金という表現でさせていただきます。これにつきましては、整備時点での工事単価と現行負担金単価の差、またはその負担区域の負担の均衡などに基づきまして設定されます。これらにつきましては、その時点で韮崎市の公共下水道事業審議会に諮って決定していくものでございますのでご理解願います。 ○議長(秋山武廣君) 野澤 正君。 ◆14番(野澤正君) 答弁漏れが1点あります。課長、わかるだろうと思うんですが、要するにそういう状況だと市長なり執行部がお考えだということはいいです、それはお考えはお考えで結構ですが、それでは8町村が結論を出した後、市は単独で現在の状況ではえらいと言っているものを、それを持ってきたものを見て協議しますなんていうことで、将来的な市の見通しでそんな状態でいいのかということを先ほど質問したと思うんです。市長は答弁は結構ですから。 ○議長(秋山武廣君) 小野市長。 ◎市長(小野修一君) ただいまの野澤議員の合併についてのご質問でありますが、早い話が8町村が合併をした場合には、韮崎市は置いていかれるのではないかと、こういうことだと思うんです。先ほどの答弁の中でも、それらを見きわめる中で我々も進行形としていかなければならないと、こういう趣旨でご答弁申し上げたんですが、さきの答弁の中にもありましたように峡北の21世紀を考える会という研究会が立ち上がったわけです。その中にありまして、先ほども答弁したように私にその長役をとってほしいと、こういう町村並びに振興局から要請があったわけです。しかしながら、そうでなくても我が市がこれに積極的に前へ出てきますと、小さい自治体につきましては、吸収だという声が上がるわけなんです。もう既にこの声が逆に上がりまして、その件についてはこういうことなんです。私どもは隣近所、いわゆる双葉町、それから明野村、須玉町、それから武川村、これはまさにお隣ですから、いつでも私どもは声をかけてください、話し合いには応じますという、お互いにそういう連携をとり合いましょう、こういうことはもう既に言ってあります。その背景はやはりある自治体から、韮崎は吸収合併ではないかというふうな発言が責任者からございましたから、そんなことは決してございませんと。要するに吸収合併ということはあなたの村の村長さん、町長さんおやめください、議員さんもおやめくださいというのが吸収合併と私は承知しておるんですが、そんなことは決して今できる時代ではないし、私どもはやはり民主的に協議を重ねる中で、いろいろなものの制度等をすり合わせもしていかなければ合併できませんから、そんなことは毛頭ございませんと、こういうごあいさつはしてあります。 さらには、8町村が合併、合併と言っているんですが、きょうの山日新聞にもその実情が書いてありますように8町村が決まったものではございませんし、それからまた、21世紀の峡北を考える会の中へもその結果を韮崎にも報告しながら、また協力関係も構築をしていきますというのが流れなんです。ですから、何か一見、峡北地域が8町村に市になってしまったと。あるいは韮崎だけが合併できないというような状況は恐らくないのではないかというふうに思います。 話が前後して恐縮ですが、さらにはその会長問題、これにつきましては今言う理由から中巨摩の6町村、これにつきましても何と八田村のそのために齋藤村長さんが取りまとめ役と、こういういろいろな事情も私も聞き及んでおりますから、どうせなるのであればやはり小さい自治体さんに、まことに失礼だが骨を折ってくださいと。我々どういう協力体制、あるいは協議体制をいたします、こういうふうなお願いをしているのが現状でありまして、必ずしも韮崎市だけが合併できないというふうな状況ではないというふうに伺っておりますし、たったけさほども須玉の町長さんがおみえになりまして、そんな話も、これは支障がありますからちょっと内容の数字的なものは差し控えさせていただきますけれども、韮崎を含めたパターンはこんなパターンが論議をされておりますと、こんなお話も承っておりますので、韮崎市だけ取り残されるというようなことはまずはないのではないかというふうに思うわけであります。しかし、これは人間で言えば結婚と同じことですから、絶対ないということは言い切れません。しかし、逆に強引に押しかけていって結婚してくださいといっても、相手があることですからいやだといえばしようがないですし、でも、先ほどの話にありますように本市につきましては、財政もおかげさまで当初予算で自己財源53%、さらには今問題になっております少子・高齢化の問題、これにつきましても18%という状況ですから、おのずとそろばんをはじけば韮崎に入っていただくことがほかの自治体は大変得になる、こういうことではないかと思います。 そこで、私もこの前、知事を囲む会の中で発言をしたんですが、私の理想は、やはり合併というものは同じ価値観を持った人たち、地域が合併することが今後においても非常に望ましい、こういうことを申し上げておったわけです。ということは、北巨摩郡という政治経済、あるいは教育、あらゆる面で一つの地域を成している、言ってみれば、裏を返せばそこには一つの文化圏が形成されているということであります。その文化圏というものはどういうものかといいますと、やはり同じ価値観を持っている人たちが峡北地域という地域を形成していくということは事実であります。昔は郡役所なんて言ったぐらいですから。ですからそれが一つになることが一番同じ価値観を持った人たちで、同じ物差しを持った人たちが集まる自治体というのが非常に強固でもありますし、やはり我々はそういう文化というものを大切にしていくことが基本ですから、そういうことを唱えておったわけですが、たまたま双葉町がどうなるかはわかりませんけれども、今のところは中巨摩と合併をしたい、こういうことで一つの町が外れましたから残り8町村、こうなったわけなんです。そのことにつきましては、県の方へもよく私の合併論に対する趣旨はきちんと述べて、県もそれは確かにそういうことだと、こういうことはおっしゃってはおりますけれども、それでは今度は8町村が1つ抜けたら今度は7だと。そういうこそくなやり方でなくて、やはり長い間北巨摩郡というものでみんなで構築した地域でありますから、そういうところが私はいいのではないかと言っているんですが、これまた今言う北部4町村はこの間の発言ですと学校、病院、これをやっているから北部4町村がいいんだと、こういう強い意見もこの間、某首長さんから発言があったのも事実であります。 したがいまして、これらはぜひ今度の市町村の合併特例法に関する法律、これらを見ますと第1条、あるいは第4条、あるいはまた第4条の2、これらはいわゆる民間発議、あるいは議会発議、こういうことが大きな今回の合併特例法の改正点でございますので、ぜひそういう趣旨からも議員さん方の調査研究、あるいはご協力を賜りますよう心からお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 ○議長(秋山武廣君) 関連質問を打ち切ります。 以上をもって土屋泰一君の質問に対する関連質問を終わります。--------------------------------------- △千野英三君 ○議長(秋山武廣君) 7番、千野英三君を紹介いたします。 千野英三君。         (7番 千野英三君 登壇) ◆7番(千野英三君) ただいまご紹介をいただきました7番議員の千野英三でございます。 21世紀の幕が上がり、景気回復への夢を託してスタートを切りました平成13年でありましたが、9月11日、世にもまれな出来事が発生し、多くの人類を驚き震え上がらせました。期待された世界経済は大きな打撃を受け、日本経済はさらに不況への拍車を加えてしまいました。このような状況の社会状況の中にあっても、小野市長にはたゆまざる努力を重ね、教育、文化、福祉等、市民生活の向上のため、日夜懸命にご奮闘なされ、本当にありがとうございます。その労苦に対しまして厚く敬意を表するものであります。 特に峡北広域が抱えた大きな課題であるじんかい焼却場の建設問題も解決の道を開き、今、建設も順調に進められております。今後の附帯施設等の建設へもご考慮をいただく中で、地元住民の意に沿うようお願い申し上げ、すばらしい施設が完成いたしますよう切に希望するものであります。 さて今回、私は新世クラブ諸兄のご推挙を得て一般質問の壇上に立たせていただきました。まことに光栄に思う次第でございます。以下、順次質問させていただきます。 1、「感性豊かな躍動都市にらさき」の事業推進について 「感性豊かな躍動都市にらさき」という第5次長期計画の基本計画にのっとり、武田の里のまちづくりの未来像としての合言葉とも言えるこの表題は、未来への夢を大きく膨らませてくれる言葉として私は心から共鳴を覚えるものであります。この遠大な理想計画も今、第一歩を踏み出しましたが、私が最も期待していることは、地方分権、つまり地方の時代を迎えた韮崎市が市の独自の持ち味、市の個性をどのように生み出していくかということであります。この市の個性の表出について以下、3点を質問いたします。 (1)太陽光発電基地の実現について。 私たちの住むこの山梨は、我が国の中でも有数の晴天日の多い県であります。茅ケ岳の南西に広がる山麓と八ヶ岳の南麓に位置しており、日照時間も長い好条件に恵まれています。この天から授かった自然条件を十分生かした太陽光発電基地の計画をぜひ実現してほしいと願うものであります。市でお考えのような牧歌プロジェクトとして発電基地を誘致し、買う電力から売る電力へと着想を転換させて、文字どおり躍進する韮崎市の実現に向かって取り組んでほしいと強く願っているものです。このことについて当局の取り組みの実情をお伺いいたします。 (2)各種活動ゾーンの形成について。 産業別ゾーンはおおよそ固まりつつありますが、文化施設ゾーン及びスポーツ施設ゾーンについては、未確定のまま経緯してきていると聞き及んでいます。今後、新設を予定されている図書館の建設や文学資料等を含めた武田の里歴史資料館、もしくは博物館の建設、美術館及び芸術作品等の陳列館などの建設には、駐車場の設備確保を考慮した上で、複合型の施設ゾーンを設定すべきであると思います。多くの市民が教養を高め、文化を広めていくことに努め、感性を豊かに磨き上げていく上にも、まとまりのある施設ゾーンは利用者にとっても利便性があり有効であると考えます。 また、スポーツ施設についても中央公園の陸上競技場を中心とした総合型の体育施設を考え、野球場、テニス場、水泳プール、さらには格技等も含めた体育館等をまとまったゾーンとして形成し、去る9日に立ち上げた総合型地域スポーツクラブの活用に供し、あわせて管理体制の一元化を図って経費の節減をも考えるべきではないかと思います。 このことについて当局はどのようにお考えかお伺いいたします。 (3)子育て支援体制の確立について。 今、子育てが多様な場面で多様な内容で進められていますが、市としましてできるだけ先導型の支援体制を確立してほしいと思います。現在、少子化の時代を迎えて若い母親には育児の仕方がわからない人もいるようです。自分が産んだ子は自分の手で育てるということを基本に据えて、どういう子供に育てていこうかというみずからの規範や目当てが何一つないようです。乳幼児から3歳くらいまでは基本的な生活習慣を身につけさせるためのしつけをきちんとやっておけば、後は成長していく段階で子供自身が自分のものとして習得していくと言われています。保育園、幼稚園等の集団生活に入る前の段階が子育てでは最も大切な時期だと言われます。この時期で子育てする母親たちへの育てのガイドにはどんなものがありますか。また、どんな方法で作成されたものか、もしありましたらお伺いいたします。 大きい2つ目の問題といたしまして、快適都市構想のうち特に道路行政と公園化推進について。 私たちの生活は、車社会を迎え道路交通を取り巻く情勢は日増しに厳しさを増してきています。例えば運転免許保有者を見ても本県の適年人口(16歳以上)は、男子36万人、女子38万人の合計74万人です。このうち男子は90%の32万人、女子は63%の24万人、合計56万人が免許保有者で、 1.3人に1人の割合となり、全国6位の保有率を示しています。韮崎市内では市の人口の63%に当たる2万 750人が保有しており、1世帯当たりの車両保有数も3万 327台の総数ですから、実に1戸に2.84台の数に及んでいるわけでございます。このような状況ですから、交通が渋滞することも当然生じますが、いつまでも現状のままでは社会情勢が許しません。この件については今まで多くの先輩議員からも指摘がありましたが、一向に改善される動きが見られません。私もあえて質問して改善への方途を見出してみようと思います。 (1)釜無川右岸への国道20号バイパス整備及び国道 141号とのアクセス道路の整備促進について。 現在、清哲町、円野町内地内は新規採択農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業、大変長い名前ですが一口で言うと農免道路というわけですが、それで整備も進み、橋梁を中心とした3カ所を残して完遂しようとしています。この道路への連結を図って西中学校より以南の神山町、大草町、竜岡町へと延長しますと、船山橋付近の渋滞も緩和し、あわせて峡北広域のごみ焼却場への通行もスムーズになり、極めて重要な幹線道になると思います。実現へ向けての推進を強く要望するものであります。関係機関への働きかけと取り組みの経過がありましたら具体的に示してください。また、今後の見通しについてもお伺いいたします。 (2)船山橋北詰めの渋滞緩和施策について。 このことは市議会が開かれる都度、各議員からの提示されている質問内容でありますが、朝夕のラッシュ時に通行時間が多少延長されたことと、右折レーンが設定された程度の改善が今日に及んでいます。この渋滞はこのままでいくと悪化の一途をたどります。毎年、高等学校を卒業する生徒の60%の生徒が免許を保有しますが、そのうちの50%の人が自家用車を持つと仮定します。卒業年次1万人強の高校生ですから、およそ 3,000台の車がふえて県下を走行することになります。毎年毎年通行量はふえ続けていくばかりですから、渋滞のみならず交通事故も増加します。このことの解決策は船山橋北詰めの20号バイパスを高架にするか、一ツ谷交差点まで4車線化にするか、いずれかだと思います。1つ目の質問ともあわせて解決策を図り、早期施策を講じていただきたいと思います。当局の取り組みと対応策を示してください。 (3)市内循環バス構想の実現について。 ネットワークシティ連関都市構想の中にも交通アクセスとして交通渋滞の緩和及び利便性の向上を掲げていますが、その研究はどう進んでいるかお伺いいたします。さきに私は車社会と申しましたが、その中でも交通弱者と言われるお年寄りや身体障害者などが多く見られます。ちなみに80歳以上の人はねたきり老人を除いても 1,560人もいますし、身障者も1,248 人います。身障者の中には車を運転できる人もいますが、実質 2,800人が市内に居住しています。 以前にも提案されました市内循環バス構想も踏まえる中で、現在運行していない地域を重点的に考慮して、朝昼夕の1日3回、小型バスで運行していただけたらかなり便宜も図られると思います。運行コースには市役所、市立病院、韮崎駅は常時停車し、文化ホールでのイベント日には必ず回送するという案です。小型バス運行ですから電話などで前もって連絡があった場所へは運行していただくという利用者側に立った運行が実現できたらと思います。また、冬期、悪天候時は西中、東中をも含めて周回コースに加えていただき、生徒の安全確保が図られますと保護者の負担も軽減できると思う次第です。当局の構想も含めて計画がありましたらお示しいただきたいと思います。 (4)御勅使川左岸の公園化について。 御勅使橋上流 100メートル付近から福祉村一帯にかけての左岸は県土木部の残土置き場、ストックヤードと申しますが、それと雑木林になっています。このうち県土木のストックヤードの部分は南側が少しずつ整備されて小公園化されてきています。この土地のほぼ中央部には武田氏の遺跡である将棋頭もあり、ときどき研修に訪れる人影も見られます。教育委員会でも除草をして整備に努めているところでありますが、白根町側の将棋頭に比べると整備にも大きい差が見られます。今、建設中の中部横断道も増穂インターが完成しますと、現在使用しているストックヤードとしての活用を検討すると伺っています。この際、甘利地区の人を中心にした憩いの場づくりを考え、公園造成をお願いしたいと思います。当局のお考えをお伺いいたします。 (5)釜無川河川公園の整備について。 釜無川河川公園は、武田橋の上流の河川敷を活用した公園として平成8年度から平成12年度の5カ年計画で整備され、ゲートボール場、少年野球場、水に親しむ憩いの場や触れ合いの場として幼児から大人までレクリエーション施設として利用されています。しかし、公園南側にはまだ広く利用できる部分が残っており、来年度から実施されます完全5日制等も考慮し、北側同様に整備されるべきだと考えますが、当局のお考えをお伺いいたします。 次に、教育問題に入ります。 3、新指導要領の全面実施について。 全国の小・中・高校で来年から新しい学習指導要領が全面実施される予定ですが、完全学校週5日制の導入に伴う改定で、新要領には授業時間の弾力化、授業内容の3割削減、総合的な学習時間の新設など、さまざまな要素が盛り込まれています。学校現場ではこれらへの移行のために職員研究会を開き、対応に万全を尽くすべく努めていることと思い、そのご労苦に敬意を表するものであります。この平成の大改革とも言える新指導要領への移行に対し、今どう取り組んでいるのか、次の5点についてお尋ねします。 (1)授業時間の弾力化について。 現行では授業時間は小学校で45分、中学校で50分に設定されていますが、文部科学省では各学校の創意工夫で柔軟な時間割が組めると授業時間の弾力的な取り扱いを推奨しています。市内の各小・中学校ではどのように組み立てようとしていますか。今までの研究の中で取り組まれた学校がありましたら具体例で示してください。また、どんな取り組み方をすることが望ましいかもお伺いいたします。 (2)総合学習の試行について。 新しい学習指導要領で新設される総合的な学習の時間、つまり総合学習の取り扱いについては現場の先生方は苦慮していることが多いと考えられますが、2年間の試行した経緯もあり、その学習内容の取り扱いが地域性に富んだものが多いと推察されます。一つの題材に取りかかるには準備にかかわる時間も多く、教科の持つ目標及び評価についても設定尺度は難しいものと思います。それぞれの各学年に相応した体験学習も試行されたことと思いますが、その取り組みの例及び試行してみての問題点などについてお伺いいたします。 (3)IT教室の活用状況について。 情報技術教育(IT教育)のため、小・中学校に整備されたコンピューター教室の利用回数や授業内容に学校間の開きが大きく、1学級当たり週1時間以上利用している小学校は、11月現在で調査対象の約6%にとどまっていることが会計検査院の調査で明らかになったと報じられています。このことは高価な機器を導入してあげたから教育効果が上がるように活用しなさいと言っているわけです。しかし、現場ではそうたやすく活用できるものではありません。市の教育委員会としましてもIT講習会を何回か開設し、受講生を応募していますが、どのくらいの人が受講しているのか。その中に学校職員はどのくらいの割合を占めているのかお知らせください。 別の問いかけとしては、教職員の中でパソコン等を使いこなせる割合はどのくらいかもお伺いいたします。準備期間があったとはいえ、現場は多忙をきわめていると思います。IT教室の活用面で問題点にはどんなものがありますか、重ねてお伺いいたします。 (4)週休2日制にかかわる地域の受け皿について。 指導要領の改定によって来年4月より完全5日制で実施されます。つまり毎週土曜日、日曜日の2日連続の休みになります。そうなりますと子供たちは地域の人たちとのかかわりが多くなってきます。各家庭によっても連休の過ごさせ方はさまざまな対応を示します。遊び、休息、スポーツ、おけいこごと、学習塾、そしてときには地域社会の行事へ参加するというさまざまな活動が展開されていきます。特に小学校の児童にとっては保護者の目や手が必要であり、地域の子供は地域で育てていくという責任もあります。子供たちの保護者や地域住民がよく話し合って、これからの社会への対応や大人になるための自立など、共通の理解の中で共通体験を通して目的達成の努力をすべきだと思います。土曜日なり連休なりの受け皿としての地域活動を計画しているモデル地区がありましたらお示しいただきたいと思います。 (5)学力問題と学校支援について。 週休2日になる休日の増加や現行の学習内容より3割も削減されるという今回の大改定をめぐって、子供たちの学力が落ちるのではという心配の声がちまたに広がっています。過日、11月24日の朝日新聞でも「学力は今」という特集欄を設けて、独自に学力検査を実施する各地の教育委員会の取り組みが報じられていました。また、現場でも授業が終わってから行う放課後塾や、1日7時間の時間割試行や、習熟別にして組分けする学校などの出現を見るにつけ、これから先の不安材料が山積しています。「学力は低下しますか」の問いに当局はどう受けとめているかお聞かせください。 また、今後の学校教育のあり方として、総合学習の実施や教育機器の操作及びプログラミングへのかかわりとして、教育ボランティアや授業を支援してくれる人たちを一般社会人から導入する考えがあるか、お伺いいたします。 大きい4つ目としまして、甘利小学校への通学路の改善について。 竜岡町下条南割地内の国道52号線と県道北原下条南割線の変則交差点が問題の場所であります。私が議員になって初めての質問の折も、この問題について当局のお考えをお伺いしておきましたが、2年経過しても改善されようとする目安さえ立っていません。この道路は進入路が狭いために歩道もない車道を児童は歩行し、車とすれすれの状態が繰り返されていますので、大変危険であることから問題視されてきています。甘利小は統合して18年を経過しました。当時の関係者はこの道路の拡幅を統合条件として考えていなかったのでしょうか、疑問とするところであります。以来、人口は急激に増加し、児童数もふえている地域ですから、主要通学路と言えます。しかし、その大切な通学路の改善が18年間も手つけずにいることに、地域住民は当局に対する不信感さえあらわしてきています。地域住民の協力があればとだけ言われて今日に及んでいるわけですが、改善の方途を何か考えなければならないと思います。また、信号も点滅信号から感応式の信号にかえていただくわけにはいかないものでしょうか。あわせてお伺いいたします。 終わりに、堀切橋のかけかえについてです。 市道竜岡1号線が平成15年度には貫通すると伺っていますが、これに伴って堀切橋のかけかえについてお伺いいたします。現在の橋は乗用車のすれ違いが精いっぱいの狭小で、しかも重量制限が14トンという軟弱な橋です。市道竜岡1号線から国道52号線へのアクセスとして使用量も増加するものと思われます。かけかえについて計画がありましたら具体的にお伺いいたしたいと思います。 以上で私の質問を終わります。よろしきご回答をご期待申し上げて降壇させていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(秋山武廣君) 暫時休憩いたします。再開は午後1時といたします。                             (午前11時46分)--------------------------------------- ○副議長(浅川昇君) ただいまの出席議員は21名であります。 定足数に達しておりますので、休憩前に引き続き会議を再開いたします。                             (午後1時00分)--------------------------------------- ○副議長(浅川昇君) 秋山議長は所用のため欠席いたしました。かわって私が議事を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 傍聴者の方々に申し上げます。 韮崎市議長傍聴規則第9条により、傍聴席においては録音をしてはならないとなっておりますので、ご協力をお願いいたします。 千野英三君の質問に対する市長の答弁を求めます。 小野市長。         (市長 小野修一君 登壇) ◎市長(小野修一君) 千野英三議員の一般質問に対する答弁を申し上げます。 まず、「感性豊かな躍動都市にらさき」の事業推進についてのお尋ねであります。 まず、太陽光発電基地の実現についてでありますが、現在、私たちを取り巻く環境問題は世界的規模での取り組みが必要とされ、本市においても地球環境の保全を視野に入れた地域づくりの一環として将来を展望する中で、良好な日照条件を生かした太陽光発電に着目し、第5次長期総合計画に位置づけたところであります。恵まれた条件のもとでクリーンエネルギーの供給事業は世界の共感を得られる事業と考えられますので、国及び関係機関に積極的に働きかけてまいります。 次に、各種活動ゾーンの形成についてのお尋ねであります。 機能を集約したゾーンの形成は、利用者並びに管理面においても大変好ましいことと考えます。しかし、このゾーン形成にはまちづくりの根幹をなすインフラ整備が必要となり、膨大な投資が予想されるため、長期的展望の中で検討してまいります。 次に、快適都市構想のうち特に道路行政についてのお尋ねであります。 一級河川に並行する国道20号整備につきましては、国土交通省において現道4車線化を検討中と伺っております。しかし、実現には相当の日時を要すると思われますので、当面の対応策として現道拡幅やアクセス道路網の整備に努めてまいります。 次に、市内循環バス構想の実現についてのお尋ねであります。 市内循環バスについてでありますが、検討の結果は利用者側から見ると発着時間が一定しないこと、目的地に対し乗車時間が長いことなどから不評を買うと思われ、これらを解消するには相当数の車両の確保が必要と考えられます。したがいまして、平成14年乗り合いバスに対する需給調整規則が廃止になることから、民間事業者による参入も視野に市民バスの運行を充実をしてまいりたいと考えております。 次に、御勅使川左岸の公園化についてのお尋ねであります。 この地域では将棋頭を初め石積み出し、堀切、十六石といった武田信玄にまつわる歴史的治水の業績を証する遺構が存在しております。これらの施設郡の保存と歴史的意義の学習や住民にやすらぎの場を提供する治水歴史公園として整備の必要性を認識し、これらの整備、保存について国などへ要望してまいりました。この結果、今年9月に国道交通省甲府工事事務所の主唱で信玄堤の評価及び今後の整備について信玄堤懇談会を立ち上げたところであります。この会の主導で地元地権者のご協力を得る中で、国直轄事業として着手すべく努力してまいります。 次に、釜無川河川公園の整備についてのお尋ねでありますが、本公園は当初計画の 4.6ヘクタールを整備し、特定河川公園とする計画でありましたが、施設整備上の制約があり、3.27ヘクタールをもって事業を中止したところであります。公園南側の部分につきましては、市民からの強い要望がありますので、多目的な河川公園として利用ができる施設としての整備を再検討してまいります。 次に、甘利小学校への通学路の改善についてのお尋ねであります。 この通学路の拡幅改良について国土交通省に協議した結果、本交差点改良を行うには道路構造令で交差点の前後約 150メートルの拡幅が必要であります。その間、地元の役員を介して用地交渉に当たってまいりましたが、現時点では同意が得られず、拡幅に必要な用地の確保が困難であります。 また、信号機の時点感応制御化でありますが、山梨県公安委員会を初め関係者の立ち会いのもと、現地にて各方面から検討いたしましたが、国道よりの進入路の幅員確保ができなければ改善は不可能との判断であります。今後、さらに地元関係者のご理解とご協力をお願いするものであります。 次に、堀切橋のかけかえについてのお尋ねでありますが、この橋は車両総荷重25トンで延長約90メートル、車道2車線と片側に歩道を設置し、幅員8.75メートルを計画し、現在河川管理者である国土交通省と協議を進めているところでありますので、ご理解をお願いいたします。 他の答弁につきましては、関係課長及び教育委員会よりお答えをいたします。 以上です。 ○副議長(浅川昇君) 榑林福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(榑林一孝君) 子育て支援体制の確立についてでありますが、子育てする母親たちへの子育てガイドにつきましては、北東、甘利の両児童センター、藤井保育園内の地域子育て支援センターに専門の出版社が作成した各種育児書を備えるとともに、それぞれのセンターで毎月作成するしおりの中にも掲載しております。また、保健福祉センターにおいては4カ月児から3歳児までの各種健診のときに県で作成したもの、あるいは専門の出版社が作成した育児に関するパンフレット等をお配りして子育ての支援に努めております。 以上でございます。 ○副議長(浅川昇君) 輿石教育長。 ◎教育長(輿石薫君) 教育、特に新指導要領の完全実施に伴う諸問題につきまして順次お答えいたします。 まず、授業時間の弾力化についてでありますが、年間35週以上にわたって授業が展開できるように計画すること、週当たり授業時間数が児童・生徒の負担荷重にならないように配慮すること、地域や学校、教科や学習活動の特性に応じて、創意工夫を生かした時間割を弾力的に編成するよう求めています。これを受けて、各学校では授業時間の分割や延長等の弾力的運用を施行しております。 次に、総合的な学習の試行についてでありますが、移行段階の平成12年度より市独自の研究助成を受け、各校それぞれ新要領を先取りして展開しております。小学校3年生が地域の身近な問題を取り上げて取り組む学校区の探検、縮めて校区探検と呼んでおりますが、校区探検や校訓に掲げてある切磋琢磨の琢磨をとって「琢磨の時間」と名づけて校外へ出て環境やふるさとの歴史について学んだり、交流教育の実を上げるべく他校を訪問する中学生もいます。グループなどで校外に出かける児童・生徒の安全確保の問題が最大のネックとなっております。 次に、IT講習につきましては、現在までに53講座を開催し、 935名が受講しております。そのうち教職員の受講者はおりませんが、既に県においては数年前、本市では2年前から講習を行い、ほとんどの教職員はパソコン操作が可能であります。活用面におきましては、直接パソコンによる教室での授業ができない不便さがありますが、授業には影響ないと考えられます。 次に、週休2日制にかかわる地域の受け皿についてでありますが、地域活動のモデルといたしましては、小学校3年生から6年生までを対象として実施する地域で進める子供外国語学習による国際理解、小学生や中学生を対象として実施する合唱団、また親子ゲートボール等々があります。 次に、学力問題と学校支援についてでありますが、学力については教育内容の厳選により確かに共通に学ぶ知識の量は前に比べて減ることになります。しかし、ゆとりを持って読み書きそろばんなどの基礎、基本をしっかり習得し、学ぶ意欲や学び方、あるいは探究心などを身につけることによって、生きる力としての学力の質を向上させることができますし、選択幅もこれまで以上に拡大しますので、生徒の特性に応じた授業展開が行われ、学力低下の心配はございません。 ボランティアや授業支援のスタッフにつきましては、各校とも相当数のご支援をいただき、韮崎教育の充実、発展に大きく貢献していただいているところであります。 以上です。 ○副議長(浅川昇君) 千野英三君の再質問を許します。 ◆7番(千野英三君) ちょっと回答漏れがあります。 2の(2)、船山橋の北詰めの問題です。 ○副議長(浅川昇君) 中村建設課長。 ◎建設課参事(中村正矩君) お答えいたします。 これは先ほど市長が申し上げました道路行政ということでお答え申し上げてありますので、ご理解願いたいと思います。 ○副議長(浅川昇君) 千野英三君の再質問を許します。 千野英三君。 ◆7番(千野英三君) それでは、再質問をさせていただきます。 1番目に、太陽光発電基地の実現について伺いますが、先日12月5日の山日、これはごらんになったと思いますが、甲府市で新エネルギー策定委員会という会を設定いたしまして、その中で太陽光の活用に期待という言葉で載っておるのをごらんになったと思います。さらに風力とか水力発電、温泉水、そういうものを活用してエネルギーを公害のないものをつくっていくという発想のもとに甲府市では取り組もうとしているわけですけれども、私が言いたいのは、先ほども計画を有効な日照時間があるために働きかけていきたいという答弁でございましたので、それで結構なんですけれども、かなり中身のこともご存じの上で答弁されたと思うわけでございます。 と申しますのは、私も気象庁、甲府の方へ行ってちょっと調べたんですが、一体どのくらいの日照時間があるのだろうかと。ただ甲府の場合、調べてくれてあるのは韮崎の気象観点は実はちょっと日が陰りやすいところに設定されているようでございます。そこで、相談をしましたら明野中学校で気象観測を生徒たちがやっているので、それを参考にしたらどうですかということを言われまして、明野中へ赴きまして資料をいただきましたら、皆さんご存じかもしれませんが、ちょっとその資料を発表させてもらいたいと思います。 1996年と1999年にかけての資料がございました。一番日照時間の長いのは、日本です、南鳥島の年間 2,749時間という時間が出てきて、その次に何とこの明野村でございました。それが 2,664時間という時間でございまして、時間的に1日を割ってみますと明野の場合、1日に7時間29分、毎日日が照っているということになります。甲府はどのくらいかと言いますと、同じような比べ方をしますと6時間23分、実に甲府と明野では約1時間の日照時間の違いが毎日毎日あるということになります。これだけの日照時間ですから、甲府でもって新エネルギー策を図ろうとしているということよりも、実は明野と地続きの穂坂地内へこういうものを国家的プロジェクトとして持ってきたら、これは大した韮崎の個性、これが韮崎なんだというようなものをつくれるのではないかという、実は私の大きな願望としてまず第一番に上げたわけでございます。そういうものをできるだけ前向きに取り組んでいただくということで、先ほどの質問をさらにお答えいただくことはご遠慮いたしますけれども、ぜひ前向きに向かっていっていただければありがたいと思います。 それから、2つ目といたしましては、私が子育ての問題を出したのはしつけ教育さえきちんとやってあれば、あとは実は幼児虐待等もなくて進んでいけるのではないかという、そちらの方で言いたかったわけでございます。種別から見ますと、例えばの話が、これも新聞紙上によるわけでございますが、一番虐待の種別としてはネグレクトと言いまして、食事を与えない、それから子育てそのものを放棄してしまう、こういう親が実は50.5%、それから身体的虐待を与える親が44.8%、その2つを合わせただけでももう95.3%という比率を示しているわけでございます。 だれがそういうことをやるのかというと、実は驚くべきことがわかってきています。一番多いのが実母でございます。実の母でございます。これが63件もございます。それから、その次が実の父でございます。あとは7とか3とかというふうに少なくなっているわけですが、自分の子供を実の母がいじめる、これは大変なことになると思ってここへ出したわけでございますが、その中で年齢的にはゼロ歳から3歳までが15%、3歳から就学前まで38%、小学生が32%と小学生までが実に85%を超しているということでございますので、言葉としてやはり幼児虐待という言葉が当てはまっていくのではないかと思うわけです。 ここで私が聞きたかったのは、基本的な生活習慣のしつけ方みたいなものは、県とかあるいは先ほどお答えがあったように、お答えだと思いますのでそれなりのやり方はとっていてくれるわけですが、何か韮崎独自の、韮崎の子はこういう子をつくるんだというような、そういうものが出はしないかな、つくってもらえないかなというような、やはりこれも願望として出したわけでございますが、そういうようなことができる研究体制か何かをつくっていただいて、もう大きくなってから、幼稚園に行った、保育園に行った、そこでもってしつけようとしてもちょっと手おくれがあるのではないかということで実は出したわけでございます。何か研究会かでもって検討していただくわけにはまいらないでしょうか。そのことを1点お伺いしておきたいと思います。 もう一つは、実はIT教室とかそういうパソコンの問題で、教員はほとんどできますと言うんですが、なかなかプログラムをつくって実際に授業をやるということは多難なことだと思います。それで、できることでしたら、そういうプログラムをつくるような研修を市内なら市内の小学校の先生方などにお願いして、やはりこれをさっきと同じように委員会か何かちょっとした研究会を構成してつくっていった方が、お互いにどの学校も同じように使っていけるのではないかということでお願いするわけでございます。 学力の問題についても生きる力と言いましたので、そのことだと思いますが、私はやはり学ぶ意欲を持たせたいということがまず第1ではないかと。勉強しなければ始まってくれないということで、ぜひ学ぶ力を育てる方向へ持っていってもらえればいいと思っています。 あと一つだけお願いしたいと思います。 それは、週休2日になったときの受け皿でございますが、これも先ほどおっしゃられたようなことが地区によってはあるわけでございます。だけれども、全地区にはそういうものはないわけで、今から恐らく考えていくのではないかと思うわけです。その中でできることだったら公民館長さんを中心に、あるいは主事さんとか、ただその人たちだけではとてもつくれませんから、地域の人たちを仲間へ入れる中で、ぜひ社会教育委員さんの活動の場を与えていただいて、社会教育の中での受け皿体制をとれないものかということで、これもちょっと欲どおしいですけれども、何か懇話会かそういうものでもって、竜岡ではどうしよう、大草ではどうしようか、旭地区ではどうしようかというようなものを、とにかく一度話し合っていただきたいと、そういう体制の中で、あるいはいいものが生まれてくるかもしれないということでもってここへ出させていただいたわけでございます。何か委員会構成みたいなことだけでもってお願いして申しわけないのですけれども、以上、質問でございますのでよろしくご回答お願いしたいと思います。 ○副議長(浅川昇君) 千野英三君の再質問に対する答弁を求めます。 榑林福祉保健課長。 ◎福祉保健課長(榑林一孝君) 子育て支援の実親の虐待等の問題、それのガイドブック関係でございますが、今、保健福祉センターの方で4カ月、7カ月、9カ月、1歳児、1歳6カ月児、2歳、3歳、4歳、その健診時に先ほどの言ったように山梨県とか、構成市もあるわけですが、子供との暮らしを応援する本、「それでいいのか、それで大丈夫なのか」という本もお配りしながら、親たちの指導を行っているところでございます。 先ほどのお答えのとおり韮崎独自の子育て支援という形の研修会等で検討はどうかということでございますが、本年度12月1日から主任児童委員が各町2人、前より1人ずつふえております。そんな関係でその人たちも中へ入れた中で検討させていただきたいと思いますのでご理解願いたいと思います。 ○副議長(浅川昇君) 輿石教育長。 ◎教育長(輿石薫君) 教育問題について3点ご質問があったように記憶しておりますが、まずはITの問題でございます。 IT講習、これはやはり教育の中の時代対応の問題でございまして、大いに進めていかなければならない問題でございます。しかしながら、学校にはパソコンに精通した教員もおりますし、初歩の教員もいるわけでございます。ばらつきがございます。そんな中で全体としての研修を深めるということも大事ですけれども、まず足元の学校の中で、すぐれた教員がもう少し力を入れなければならない教員の面倒を見るというようなことを現在進めております。よそと比べてどうこう言ってはいけないんですけれども、そんなふうなことを進めておりますので、大分いい線にいっているのではないかと評価しております。 しかし、ご提案の全体でもっと効率よくITの講習をして、子供たちにその成果を還元したらどうか、こういうご指摘でございますので十分検討してそのようにしたい、こんなふうに考えております。 ITについては以上でございます。 次に、学習意欲の問題が出てまいりました。いわゆる力の問題、学習内容、中身の問題、学力の問題と関連して意欲の問題が出てまいりました。確かに学習をしていくのに意欲は基本的に大事なことでございます。意欲は喜びから生まれるというようなことでございますので、子供たちにやった、というような気持ちを植えつけさせる、そうすると次にまた挑戦してみようというような気持ちがわいてまいります。意欲は喜びからと思います。喜びはやはり子供一人一人に成功感を味わわせるということでしょう。やった、できた、というようなことを持たせることによって学習意欲がぐんと増してくるのではないかと思います。意欲を持って学習に取り組む子供を育てていきたいというようなことで、実はこのことについても日常、先生方とひざを突き合わせてそんな話をしているところでございますが、実を上げるように努力したいと思います。 それから、5日制について社会教育委員さんの出番をというようなお話がございましたが、確かにおっしゃるとおりでございます。今、議員さんの方でもって集約して社会教育委員さんの力量、立場、そういうようなことについてるるお話がございましたが、実は本年度の私たちの教育委員会で、社会教育委員さん方にこんなことを考えていただくとありがたいんですが、それについてどんなふうにお考えでしょうかというふうな諮問をいたしまして、過日、諮問に答申をいただいた経緯がございます。これをしっかり社会教育という分野でもって力量発揮していただくと同時に、実を上げてもらうような方法を講じようというようなことで、事務当局では鋭意このことについて具体化に向けて検討を進めているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○副議長(浅川昇君) 千野英三君の再々質問を許します。 千野英三君。 ◆7番(千野英三君) 一つだけ再々質問をさせていただきます。 甘利小学校への通学路の改善についてでございますが、現状では早く言うとどうにもならないということですが、ただこのまま進めていくと現状打破には全然なっていかないということでございますので、もしできたら朝のあの大勢の、竜岡の甘利小への子供たちは 280名ほどございます。若尾新田も幾らかいますので二百五、六十名はほとんど坂の上と、それから、いわゆるこの信号のあるところが大部分でございます。そういう子供たちが朝、私が見ていると7時20分から7時40分くらいまでの間に、ぞろぞろ甘利小の方へ向かって登校班ごとに登校していくわけでございますが、できることだったらその時間帯だけでも時間規制ができないかどうかということをお願いして、私の質問を終わりたいと思います。何とか時間規制ができないものかどうかというご相談でございます。よろしくお願いいたします。 ○副議長(浅川昇君) 千野英三君の再々質問に対する答弁を求めます。 中村建設課長。 ◎建設課参事(中村正矩君) お答えいたします。 国道52号北原線の交差点についてのお尋ねでございますけれども、私ども朝のラッシュ時、十分承知しているところでございます。確かに現場については大分厳しい状況が続いて、今日に来ておるわけでございますけれども、これから地域役員、また事業当事者等、具体的な方策ができるよう努力してまいりますけれども、時間規制についても関係機関に努力してまいりたいと考えておりますので、ご理解を願いたいと思います。 ○副議長(浅川昇君) 以上で千野英三君の質問は終わりました。 これより千野英三君の質問に対する関連質問を許します。 石井錦一君。 ◆5番(石井錦一君) それでは、道路行政と公園化推進について関連質問をさせていただきます。 国道52号線の七里岩トンネル、武田橋、船山橋の交差点が慢性的な交通渋滞があるわけでございますけれども、この解消策として、第5次長期総合計画の中に釜無川右岸へのバイパス整備が基本構想基本計画にありますが、これが実現をいたしますと韮崎櫛形豊富線の交通緩和と釜無川右岸地域の開発にもつながると思いますが、既に消防本部までは4車線化が進んでいる状況の中で、この実現性と、どのようなルートをお考えをしてこの長期計画を策定したのかお伺いをいたしたいと思いますが、単なる構想に終わらないようにぜひこの実現をさせていただきたいと思うわけでございます。 それから、公園の関係で一つお伺いをいたしたいんですが、先ほど市長から御勅使川左岸に治水公園というふうなものを考えておられるようですが、新しい公園を整備することももちろん必要でもございますけれども、古い昔からの歴史のある公園を守っていくことも必要ではないか、こんなふうに思うわけですが、その中で特に午頭島公園の管理の問題があるわけですけれども、34歳で半分ぐらい流出をして残ったところの松が、ここ数年の松くい虫で侵されておるわけですけれども、あの午頭島公園も松があって初めて人が寄ってくるというふうなことですけれども、恐らくここ二、三年であの松は全部枯れてしまうと思うわけですけれども、あの松がなくなった場合、なくなれば本当にただの河原になってしまうわけですけれども、その整備を今のうちから何か大きい木を植えていくとか、別の樹種を植えていくとか、そういうふうなことを考える必要があるのではないかと思うんですけれども、その点についてお考えがあったらお示しをいただきたいと思います。 以上です。 ○副議長(浅川昇君) 石井錦一君の関連質問に対する答弁を求めます。 中村建設課長。 ◎建設課参事(中村正矩君) まず初めに、国道20号線バイパスと、それから52号線に伴う交通渋滞等についてお答えいたします。 長期計画に伴いまして主要幹線道路については、計画を持って上げているところでございますけれども、この長期の計画の中には西中学校南から南下します大草1号線については第5次で位置づけしておりますけれども、このことの中で52号の接続ということで検討してまいるところでありますが、アクセス道路も今武田橋、八幡神社線の工事、それから神山1号線についても整備をしております。 そして、20号の慢性化されている渋滞についてでございますけれども、先ほど市長がご答弁申し上げたとおりいろいろ私どもも要望しておるところでございますが、先日、市長が直接国土交通省の甲府事務所のところへ要望したところ、消防署西側交差点のところから北上については、現道センター振り分けの拡幅という計画を持ちましょうということで、建設課もその資料に今検討を加えているところでございますので、ご理解願いたいと思います。 それから、午頭島の維持管理についてでございますけれども、確かに今、松くい虫対策ということでいろいろな山林が方策に追われているところでございますけれども、午頭島には今、松が 111本ございまして、これも今回の12月補正でその駆除対策の予算をお願いするところでございます。これからについては当然、松くい虫対策を講じていきますと生態系が狂ってまいりますので、これにかわるものについてはこれから十分あらゆる角度から検討を加えて対策をしてまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 ○副議長(浅川昇君) 岩下照人君。 ◆4番(岩下照人君) 千野議員の質問に対します関連質問を二、三点行いたいと思います。 先ほどから論議されております道路行政でございます。国道20号線の4車線化でありますけれども、先ほどから申しましたとおり消防署の信号まではある程度工事が着工されているようでございますけれども、何か聞くところによりますと、一住民の土地がまだ了解を得ていないというようなことを聞き及んでおるわけでございます。そうなりますとなかなか北進できないということでありますので、その辺は今どのようになっているかお聞かせをいただきたいと思います。 また、武田橋の改修でございますけれども、平成7年度に着工いたしまして平成17年度には完成する予定になっているようでございますけれども、なかなかはかがいかないということでございます。平成17年度の完成でございますけれども、いち早く対応いたしましてスムーズに工事が行われますよう努力をしていただきたいと思うわけでございます。 それから、都市計画道路であります下町相岱線の北原石材から南側の道路でございますけれども、私も前からの一般質問で行ったわけでございます。行き詰まりの道路になっておるわけでございます。それを延長いたしまして、あそこが本当に未開発地域になっておるわけでございますので、道路1本でどうにでも活用ができるということであります。それを延長しまして、栄町塩川橋から栄町を通りまして新塩川橋まで道路を新設すると、船山橋の渋滞が避けられると思うわけでございますので、その辺のお考えもひとつよろしくお願いいたします。 次に、市民バスの運行についてであります。 市民バス運行は、市内タクシー業者に委託してからはや2年が経過するわけでございますけれども、利用者は運行開始時と比べて現在の状況はどのようになっているか。また、運行経費はどのようになっているか。また、利用者のアンケートを実施したことはあるか。もしあるとしたならばその結果をどのように反映し、改善したのか。昨年の議会の答弁では、平成13年度の運行バス規制緩和を見て、市内循環バス運行を検討するとのご回答でありましたけれども、今後、コンセンサスを持つことはもちろん、関係町村との調整をする中で真剣に検討してもらいたいということであります。 以上であります。 ○副議長(浅川昇君) 岩下照人君の関連質問に対する答弁を求めます。 中村建設課長。 ◎建設課参事(中村正矩君) お答えいたします。 まず、国道20号線の4車線化の道路敷についてでございますけれども、これらも白地等のところも大分多くありまして、いろいろな面で厳しい状況に来ております。これらについても道路管理者である国土交通省と十分協議をしながら改善策をとってまいりたい、また、その方向が出るように努力してまいりたいと考えております。 それから、武田橋改修についてでございますけれども、これも工期的な問題は長期になってきておりますけれども、やはりいろいろなスパンの中で一気にできることの厳しさもありますから、私どもこれから市役所裏通り線も含めた中で、早期完成できるよう県に要望してまいりたいと思います。 それから、道路の計画についてでございますけれども、地域開発にはインフラ整備が必要ではないかと考えております。地域の現状や交通状況の諸状況を照らし合わせながら投資効果の上がる整備ができるかどうか、道の未来を描きながら検討してまいりたいと考えておりますので、議員さんのご協力もよろしくお願いいたします。 以上であります。 ○副議長(浅川昇君) 福田総務課長。 ◎総務課長(福田国夫君) ご質問の市民バスの運行状況等についてご答弁を申し上げます。 昨年とことしの比較についてちょっと申し上げてみたいと思いますが、市民バスというのは3路線ございますが、3路線合計で委託業者への支払いは約20万円ほどことしの方がふえてしまう、こんなふうなことで、いわゆるほとんど昨年と変わらないような利用状況にあるということでございます。 したがいまして、昨年の状況についてちょっと参考までに申し上げてみますけれども、社会福祉村線につきましては年間2万 2,433人、月平均 1,869人の利用者がございました。それから、鍋山経由穴山橋線ですけれども、年間2万 4,679人、月平均 2,056人、それから穂坂線につきましては2万 1,109人、月平均 1,759人でございます。昨年年間合計しますと利用者が6万 8,221人、月平均 5,685人ということの数字でございまして、この市の運行経費でございますけれども、年間 1,994万 7,000円支払いを行っておりまして、乗客1人に対する年間の支払いは 292円、こんなふうな実績で推移をいたしておりました。今年度につきましてもおよそそんなふうな経過になろうか、こんなふうな見通しでございます。 続きまして、今後円滑な運行に向けての計画推進に向けては事業者との対策会議等を、前にあったんですけれども、これを十二分に活用いたしまして経営者、あるいはドライバーを含めて市側との協議検討会を持ちまして、発着時間、あるいはまた料金の問題、あるいはまた乗車時間等について綿密に打ち合わせを行いながら交通弱者の足として利便性を向上させてもらいたい、かように考えております。 アンケートについて、今年度実施をいたしました。そのアンケートの結果は、利用料金はほぼ理解できるということ、それから運行回数についてもほぼ理解が得られる、こんなふうな回答が多くありました。少数意見としましては、運行する発着の時間の調整をしてほしいということと、日曜日等に平日と同様の時間帯の運行をお願いしたい、こんなふうな意見がございました。 以上でございます。 ○副議長(浅川昇君) 望月正澄君。 ◆2番(望月正澄君) 千野英三議員の一般質問に対します関連質問をさせていただきます。 学校週休2日制による学力低下の懸念について質問させていただきます。 ふえる休日、減る学習内容、子供たちの学力が落ちるのは当然だ、今、県内の塾や私学関係者を中心にそんな声が広がっています。吹き出した学力低下論を背景に、私立校では新要領に寄らず独立路線を歩む動きが出始めています。中高一貫教育を行っている私立の山梨学院大学附属中・高校、また小学校まで含めた一貫教育を行う駿台甲府中・高校は来年度以降も学習内容を削減せず、現行のカリキュラムを踏襲するようです。学校5日制の実施については現在、検討中と言っておりますが、中学校は第2、第4土曜日を休み、高校は毎週土曜日も登校日という現制度を維持する可能性が高いと言っております。進学を強く意識して入学する生徒が多い中、大学入試制度が変わらない現状で、そうした生徒や保護者のニーズにどのようにこたえるかを第一に考えなければならないと述べております。公立学校では進学重視の指導をうたう、俗に言う私学に危機感を抱いております。教育委員会の見解を求めます。 また、公立学校では授業時数確保のため、早朝課外のゼロ校時、放課後の時間帯を勉強に充てる7校時を導入するとか、理解度が同程度の子供たちを集めて授業を行う習熟度別クラスを検討しているといいます。これらについての市の教育委員会のお考えを求めます。 ○副議長(浅川昇君) 望月正澄君の関連質問に対する答弁を求めます。 輿石教育長。 ◎教育長(輿石薫君) お答えいたします。 学習指導要領の性格についてまずは申し上げたいと思うわけですが、新しく実施されます学習指導要領、もう骨格が表へ出ておりますけれども、その学習指導要領は議員もご承知のように教育の最低基準を示したものでございます。これはお話の中に出てきました私学の問題もあるわけでございますが、公私立、私学などを問わず学習指導要領にのっとって授業を展開するという大原則がございます。お話のような取り組みをすることにつきまして、いろいろと意見があるわけでございますけれども、基本的にはそうでございます。ですから、私どもは私学、公立を問わず学習指導要領、基本を守っていくというふうに理解をしております。最低基準でございますので、たまたま基礎的、基本的なことに力を入れて定着を図っていくということでございますけれども、ゆとりの気持ちを持ちながらそういう対応をしていくわけですが、したがって、先ほど申し上げましたように教える中身を厳選する、今までこれも基礎だ、これも基本だというような向きがございました。そこのところをチェックして、ここがもとであるというようなことを公立も私学も見直して厳選をしていくと。その厳選をした中身については完全に定着するように頑張るということで進めております。 たまたまラッキーにもその私たちがねらいます基礎、基本がしっかり子供たちに定着したA君がいるという場合には、発展的な学習としてプラスして取り組むことも認める、その認め方も、無理をして体を壊すような状態でもって取り組むということは厳に慎まなければなりませんけれども、持てる力なども考慮しながら、置かれている条件も考慮しながら対応していく、そんなふうな気持ちも持っております。 それから、授業時数の問題でございますけれども、各学校から毎週、週間の予定表を面倒ですけれども上げてもらっております。それをチェック窓口にいたしまして、時間数が先ほど申し上げました35週以上が確保できているか、A教科に対する時間が所要の時間を確保しているかどうかというふうなことをチェックさせていただいています。もし抵触するような場面があるときには、学校の方へここのところはどんなふうに解決をしていきますかというような細かい指導もさせていただく中で、時間数は確保してまいっております。 したがいまして、学校5日制になりましても、例えばA教科について時間が足りないというような場合にはそれなりに長期の休暇の短縮、その他のことを考慮しながら時間は確保していくということにしております。 それから、今、このままでいくと学力が落ちてしまって大学や、義務教育で言いますと高校なんかの入試に不利になるのではないかというようなことでございますが、生きる力をはぐくむという基本姿勢が打ち出されて、当然そこにはどういう力を身につけているかということが問われるわけでございますから、その学力に対する今までの知識、学んだ量が多いのが学力だというふうに置いていくことなのか、それとも実際に自分が悪戦苦闘して身につけた力になるもの、自分の人生のエネルギーになるもの、エンジンに当たるものがしっかり定着したかどうかということの方が大事になると思うわけですが、それを一言で言うと新しい学力観と申しますが、子供たちの入試の問題につきましてもそういうような観点でもって、当然入試制度の関係についても考えていかなければならない。ただいまのところ、まだ新しい学力観と古い学力観、そういうものが交錯している状況でございますが、その点については現場の先生方にもしっかりそこのところをつかんでいただいて、これが一番の子供たちを育てる道だというようなことで頑張ってもらっていることをご理解いただいて、ご協力をいただきたい、こんなふうに考えております。 なお、具体的に抵触の問題などありましたら、お聞かせいただきたいと思います。 以上です。 ○副議長(浅川昇君) 望月正澄君。 ◆2番(望月正澄君) 先ほどの教育長のお答えでございますけれども、私が駿台甲府中学校の先生にお聞きしましたところ、「学校が休みの子供をだれが責任を持って管理監督をするのか。今の世の中では結局ゲームセンターへ行くか、塾で拘束するしかない。私たちは目いっぱい勉強させ、部活動をさせた中で学習のゆとりが出てくる」と言っております。私は教育の機会均等を言うなら、公立と私立では大変な格差が出てくるのではないか、このように感ずるわけでございますが、再度教育長のお答えをお願いします。 ○副議長(浅川昇君) 輿石教育長。 ◎教育長(輿石薫君) 子供たちを健やかに育てるということは、一人学校だけでもってやることではございません。毎度議員さん方からもお話が出ますように子供の学習の場所、勉強する舞台は学校と家庭と社会、この3つである。みんなで力を合わせて、みんなでということは学校の教員も、地域の皆さんも、家庭のお父さん、お母さんもということです。みんなで力を合わせて実を上げていこう、こんなふうなことで取り組んでいるわけでございまして、学校が5日制になったからゲームセンターへ行く、塾通いがふえるということでは本来の姿にならないと思います。 学校教育は、かつては就学適齢期の子供たちが学校で学ぶことがそのまま人生のすべての問題を解決する、こんなふうに考えて取り組んだ経緯がないとは言えません、ございました。しかしながら、現在ではこういう世の中で、不透明な世の中とかいろいろ難しい問題があるというようなことの中で、学校教育の中でもって 100%パーフェクトに子供たちの教育が完了するとは考えておりません。本当にみんなでもって力を合わせてやっていかなければならない。もしも子供たちがゲームセンターへ行ってしまって困る、塾通いがよろしくない、塾だって立派な教育ですけれども、例えば塾通いがよろしくない、こういうならば塾通いをしないでもいいような体制をつくっていかなければならない、それが生涯学習社会だと思っています。 そんなふうなことで私たちも一生懸命努力いたしますが、問題もあると思います。とはいってもこういう問題があるではないかということがあると思いますが、個別の問題をお聞かせいただいて、それはどんなふうにしたらいいかお互いに額を寄せ合って進めてまいりたい、こんなふうに思います。よろしくお願いします。 ○副議長(浅川昇君) 関連質問を打ち切ります。 以上をもって千野英三君の質問に対する関連質問を終わります。 これにて本日の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○副議長(浅川昇君) 次の本会議はあす18日午前10時より議会を再開し、一般質問を続行いたします。 本日はこれをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。                             (午後1時59分)...