• "地域活性化室"(/)
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  1. 山陽小野田市議会 2020-03-03
    03月03日-03号


    取得元: 山陽小野田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    令和 2年 3月定例会(第1回)令和2年山陽小野田市議会(第1回定例会)会議録令和2年3月3日     午前9時30分 開議議員定数 (22名) 現員数     (22名) 出席議員 (22名)     議 長  小 野   泰 君     副議長  矢 田 松 夫 君     議 員  伊 場   勇 君     議 員  大 井 淳一朗 君     議 員  岡 山   明 君     議 員  奥   良 秀 君     議 員  河 﨑 平 男 君     議 員  河 野 朋 子 君     議 員  笹 木 慶 之 君     議 員  水 津   治 君     議 員  杉 本 保 喜 君     議 員  髙 松 秀 樹 君     議 員  恒 松 恵 子 君     議 員  中 岡 英 二 君     議 員  中 村 博 行 君     議 員  長谷川 知 司 君     議 員  藤 岡 修 美 君     議 員  松 尾 数 則 君     議 員  宮 本 政 志 君     議 員  森 山 喜 久 君     議 員  山 田 伸 幸 君     議 員  吉 永 美 子 君 欠席議員 ( 0名)          事務局職員出席者 局     長   沼 口   宏 君 局  次  長   石 田   隆 君 主査兼庶務調査係長 島 津 克 則 君 議 事 係 長   中 村 潤之介 君 書     記   原 田 尚 枝 君 書     記   光 永 直 樹 君説明のため出席した者 市     長   藤 田 剛 二 君 副  市  長   古 川 博 三 君 総 務 部 長   芳 司 修 重 君 企 画 部 長   清 水   保 君 地域振興部 長   川 地   諭 君 地域振興部次長   吉 井 明 生 君 市 民 部 長   城 戸 信 之 君 福 祉 部 長   兼 本 裕 子 君 福祉部 次 長   川 﨑 浩 美 君 経 済 部 長   河 口 修 司 君 建 設 部 長   森   一 哉 君 建設部 次 長   森 弘 健 二 君 総合事務所 長   堤   泰 秀 君 教  育  長   長谷川   裕 君 教 育 部 長   尾 山 邦 彦 君 病院事業管理者   矢 賀   健 君 病院局事務部長   國 森   宏 君 水道事業管理者   今 本 史 郎 君本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問 ────────────午前9時30分開会──────────── ○議長(小野泰君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名で、会議定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 議事日程は、お手元に配付してありますとおり進めてまいります。──────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ──────────── ○議長(小野泰君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、笹木議員、水津議員を指名いたします。──────────── △日程第2一般質問 ──────────── ○議長(小野泰君) 日程第2、一般質問を行います。一般質問の要領については、先例により行います。なお、今回の一般質問通告者は、お手元に配付してあります通告書のとおり、7名であります。本日は4番まで行う予定でありますので、議事運営に御協力をお願いいたします。 それでは、ただいまから一般質問を行います。 1番、藤岡議員。(藤岡修美君質問者席へ) ◆議員(藤岡修美君) おはようございます。会派令和の藤岡修美です。 昨日の代表質問で、各会派の理念が述べられました。会派令和の理念もまほろばという言葉を用いて述べられましたが、御存じの方も多いとは思いますが、まほろばは、現在は余り使われなくなったすばらしい場所、住みやすい場所、あるいは理想郷という意味の日本の古語です。 古事記で日本武尊がなつかしいふるさとのすばらしさをたたえて詠んだとされている和歌があります。「大和は 国のまほろば たたなづく青垣山ごもれる 大和し 美し」「大和は 国のまほろば たたなづく青垣山ごもれる 大和し 美し」大和は国の中で一番よいところである。幾重にも重なり合った青い垣根のような山々に囲まれた大和は、本当に麗しいところであるという意味ですが、本日は、山陽小野田市がこのまほろばになるために作成されたであろう都市計画マスタープランについて、そして、本市公共施設の利用予約についての2件について、一般質問いたします。 通告とは順番を変えまして、昨年の12月議会で大変申しわけなかったんですけれども、時間の関係で質問することができなかった2の本市公共施設の利用予約(文化・スポーツ)についてから質問いたします。 本市の文化振興ビジョンによりますと、市民の文化活動の場、発表の場の確保は、文化・芸術の振興や伝統文化の伝承には欠かせない重要なものですとしてありますが、民間の文化施設が少ない本市にあっては、当面は、公共施設の利用が中心となるとしてあります。 また、本市のスポーツによるまちづくり推進計画策定時のアンケート調査によりますと、公共施設を利用する上で、利用手続を簡単にしてほしいとの要望が大変多かったようです。 そこでまず、(1)本市公共施設(文化・スポーツ)の予約方法についてお聞きします。次に、(2)本市公共施設(文化・スポーツ)の予約状況についてお聞きします。そして最後に、(3)公共施設予約システムの導入についてお聞きします。 以上について執行部の答弁、よろしくお願いいたします。 ○議長(小野泰君) 執行部の答弁を求めます。川地地域振興部長。 ◎地域振興部長(川地諭君) おはようございます。 それでは、2のまず(1)の本市公共施設(文化・スポーツ)の関連でございますけども、その予約方法につきまして御回答を申し上げます。 まず、不二輸送機ホールの申請受付についてでございますけども、予約は、使用開始予定日の1年前の同日9時から受付を開始いたしております。 その開始時に複数の使用希望があった場合でございますけども、そういった場合は、使用の希望者の方々の間で調整をしていただき、調整できない場合は、抽選により使用者を決定いたしておるところでございます。また、同日9時に使用希望者がない場合は、以後先着順という方法をとっております。 次に、市民館についてでございますけども、これは使用開始予定日の一月前の8時半から受付をいたしておりまして、特に、事前の周知が必要な催しなどにつきましては、6カ月前から受付をいたしているところでございます。 この開始時に複数の使用希望がある場合は、これは不二輸送機ホールと同様に、使用希望者間で調整をしていただきますけども、調整ができない場合につきましては、抽選によって使用者を決定いたしており、それ以後、先着順といたしておるところでございます。 一方、今度は体育施設のほうでございますけども、体育施設につきましては、使用開始予定日の一月前の8時から受け付けており、これは先着順といたしております。 ただ、体育施設におきましては、県大会などの定例的な大きな大会ですとか、文化行事などの開催開始となることも多いことから、その場合につきましては、そのスケジュールの調整のために、毎年2月に関係の事務局の方々に集まっていただいて、調整会議を開きまして、4月以降の使用について調整をいたしておるところでございます。 また、年の途中で臨時的な大会などを開催される場合につきましては、その都度、申請を受け付けているところでございます。 続きまして、(2)の本市公共施設(文化・スポーツ)の予約状況でございます。 予約状況となると、なかなかちょっと難しゅうございますので、使用率にかえてお答えをさせていただこうと思います。 まず、不二輸送機ホールでございますけども、最も利用の多いのは研修室でございまして、大体約8割方、続いて、楽屋が約7割方、大ホールは5割弱、小ホールは5割強の使用率となっております。これ以外の部屋とかいったものは、いずれも約3割前後の使用状況となっております。 次に、体育施設の使用状況でございますけども、本市には12の体育施設がございますけども、最も利用者の多い市民体育館につきましては、使用率はほぼ10割となっております。 そのほか、弓道場もほぼ10割となっております。 続いて多いのが武道館でございまして、武道館は約9割。小野田運動広場が8割強。続きまして、岡石丸運動広場ですとか高千帆運動広場、それから、赤崎運動広場下村テニスコートが約8割、アーチェリー場が約7割、厚狭球場が5割弱、野球場が約4割、サッカー場が約2割となっております。 ただし、この使用率が5割を切っている厚狭球場ですとか野球場、サッカー場につきましては、これは土・日の利用率はほぼ10割となっている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 清水企画部長。 ◎企画部長(清水保君) それでは、3番目の公共施設予約システムの導入について、お答えを申し上げます。 現在、本市では、システムによる公共施設の予約は行っておらず、窓口での申請書の提出をもって、施設の使用を承諾しているところでございます。このため、施設によっては、予約受け付けが開始される日に、利用希望者が早朝から並ばれている施設があるということも承知しております。 また一方で、予約受け付け開始日の開庁時間において、予約申請が重複した場合、その場で抽選を行い、運用で、利用者の利便性に配慮している施設もあるということも承知いたしております。 窓口で施設使用の申請を受け付ける利点といたしましては、特に、高齢者などのパソコンやスマートフォンを利用していない方でも申し込みができること、施設の設置目的に沿った使用であるかどうかについて、その場で判断できること、それから、会場準備に要する時間や備品、控室の必要性などを直接お聞きしながら、使用時間を調整できることが挙げられます。 他市で導入している施設予約システムを見てみますと、施設の空き状況のみを表示しているものや、システムで使用申請や利用料の支払いができ、窓口へ行かなくても予約が完了するものなど、利用環境はさまざまでございます。 本市といたしましては、他市の運用状況も参考にしながら、導入に伴う費用対効果、利用者の利便性向上の効果等を踏まえ、施設予約システムの導入について研究してまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。 ◆議員(藤岡修美君) スポーツ施設については、まずまず利用率が高く、特に、土日の利用は多いという答弁がありました。また、状況によって文化施設は、特に、高齢者にとって、窓口の申請がよいのではないかという答弁がございましたが、国の第二期スポーツ基本計画では、成人の週1回以上のスポーツ実施率を65%とする目標が掲げてあります。 そのうち、特に、働き盛りの社会人、そのスポーツの実施率を高めることが重要ということです。現実に仕事を持っている社会人が施設の窓口に出向いて予約申請するというのは、現実問題としては、なかなか難しいんではないかと思います。 そこで、ネットで検索してみました。 施設予約システム、このソフトのパッケージ製品が紹介してありました。このソフトを使用すると、施設予約はもちろん、予約台帳にも対応ができ、また、利用者登録、一回登録すると便利ですよね。それから、利用者のペナルティーの管理。そして先行予約、先ほど、不二輸送機ホール、抽選もあるということでしたけども抽選予約もできますし、また、使用者各種利用統計にも対応できるようです。 そこでお聞きしますけれども、先ほど、答弁で施設予約システムを導入している市もあるということですけれども、山口県内で何市ぐらいが導入されているのか、お答えください。 ○議長(小野泰君) 清水企画部長。 ◎企画部長(清水保君) 県内独自で今、予約システムを入れているという市町については、今聞いておりますのが6市町ということで聞いております。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。 ◆議員(藤岡修美君) それで、ちょっと私も調べてみまして、宇部市の施設、時々使うんで、宇部市、これ取り入れていますよね。宇部市の施設、検索しようとしたら、下関市と宇部市の選択画面が出てきて、これって多分、下関市と宇部市、同じシステムを使っておられると思うんですけれども、どちらも本市の両隣ですよね。 当然、そういったお互いに利用し合う機会、多いと思うんですけれども、この下関市と宇部市が使われているシステムに山陽小野田市が加わるということは難しいですか。 ○議長(小野泰君) 清水企画部長。 ◎企画部長(清水保君) 今現在ですね、宇部市と下関市ということで御報告ございましたけど、現在、山口県のほうで、山口県が使用している施設予約システムが、老朽化に伴いということで、今年度10月から広島県と共同利用されると聞いております。 県のほうからも、そのシステムに乗らないかというような打診も入ってきております。多分、下関市、宇部市等もそちらのほうに入られるというふうにも聞いております。 本市といたしましては、先ほどもお答えしましたとおり、費用対効果であるとか、そういったところの利便性を考慮した中で、それに加わるかどうかということについては、途中からの加入も十分可能でございますので、今後十分精査した中で検討してまいりたいと思っております。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。
    ◆議員(藤岡修美君) 情報通信白書によりますと、全国的なスマートフォン、あるいはタブレットの普及が大変著しくて、その世帯保有率は約80%だそうです。 昨日、スマートシティに取り組むという答弁もございましたが、市民体育館の利用率は10割、休日の江汐公園のテニスコート、あるいは今、県のサッカー交流公園ですね。この予約、申込開始日に早朝──これはかなり早い、午前2時、3時から車で行かれて並んで、苦労して順番をとられているという状況も聞いております。また、予約のダブルブッキングがあって、使えなかったという苦情も聞いています。 それらの予約状況の改善と公共施設の予約も、スマホあるいはタブレットでできる公共施設の予約システムの導入をお願いいたしまして、この質問は終わりたいと思います。 ○議長(小野泰君) 続けてください。 ◆議員(藤岡修美君) それでは、都市計画マスタープランについて質問いたします。都市計画マスタープランは、都市計画法第18条の2に規定される市町村の都市計画に関する基本的な方針のことです。 山陽小野田市都市計画マスタープランは、本市のまちづくり全般の基本的な方針を示す山陽小野田市総合計画や県が広域的な観点から定める都市計画区域に関する整備、開発及び保全の方針──都市計画区域マスタープランのことですけども、などの上位計画や関連計画の内容を踏まえるとともに、本市の特性や課題、市民の意見を反映しながら、市の都市計画に関する総合的な指針として策定されるものです。 このため、市民と行政が一緒になって、これからの本市のあるべき姿を考え、計画的なまちづくりを進めることを目的として策定されています。 そこでまず、都市計画マスタープランの計画の位置づけについて。 (ア)上位計画である山口県都市計画区域マスタープランとの整合性について。 (イ)上位計画である山陽小野田市総合計画との整合性について。 (ウ)計画策定における市民参画の状況についてお聞きします。 次に、平成21年に策定された計画からの改定点について。 (ア)現況と課題の改定点について。 (イ)まちづくりの基本目標の改定点について。 (ウ)全体構想の改定点について。 (エ)地域別構想の改定点について。 (オ)実現化方策の改定点について、お聞きします。 以上について、執行部の答弁をお願いいたします。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) おはようございます。 それでは、都市計画マスタープランについての御質問にお答えいたします。 まず、(1)の計画の位置づけについての(ア)山口県都市計画区域マスタープランとの整合につきましては、市の都市計画マスタープランの改定に当たり設置した改定委員会の委員に県都市計画課の職員に参加していただき、整合性が図れるよう御審議いただいております。 なお、県の区域マスタープランについては、現在、見直し作業を行っておられますが、市の意見照会を行っていただいております。ここで整合を図っていただいております。 次に、(イ)の総合計画との整合につきまして、計画期間を総合計画と同じ令和11年までとしております。また、第二次総合計画の基本理念「住みよい暮らしの創造」と将来都市像「活力と笑顔あふれるまち」、これを都市計画の分野から実現化していくことを目指して、都市づくりの基本理念、基本方針を設定しています。 また、将来フレームは、総合計画の目標人口である5万8,000人とし、将来、都市構造の土地利用区分や主要な拠点の配置は総合計画と同じで、整合を図っておるところです。 次に、(ウ)の計画策定における市民参画につきましては、市民の意向を把握するアンケート調査、また、地域ごとの現況意向を把握するワークショップを実施しております。 アンケート調査については、都市計画や生活環境に関する市民の意見を把握するため、無作為に抽出した18歳以上の市民2,000人を対象とした市民アンケートを実施し、808通の回答をいただいております。 また、市内に通学する高校生の視点から、本市の問題や課題などを把握するため、市内にある4つの高校の2年生を対象とした高校生アンケートを実施し、454通の回答をいただきました。 ワークショップについては、市内を小野田、高千帆、厚狭、埴生の4つの地域に分け、住民目線で、それぞれの地域の特性や課題、将来のまちづくりのテーマや方向性について話し合っていただきました。 各地域とも2回開催し、議員の方の参加もいただく中で、参加者から多くの貴重な意見をいただきました。これらの意見は、都市計画マスタープランの中の地域別構想の改定に活用させていただいております。 次に(2)の主な改定点についてお答えします。 都市計画や都市づくりは長期にわたるものであることから、平成21年に策定した都市計画マスタープランに示すまちづくりの方針や将来の都市構造は、おおむね継承していくものとなっておりますが、今回の改定の主な要素としまして、人口が減少する中でも、持続可能な都市づくりを推進するための集約型都市構造、また、山口東京理科大学の効率化と薬学部の新設、レノファやサンパークの集客力、大規模災害などを主な要素としております。 (ア)現況と課題につきましては、平成29年度の都市計画基礎調査アンケート調査をもとに、6つの分野、人口・財政、土地利用、市街地、交通、景観、都市防災で整理しております。 10年間で、公共施設の統廃合や小野田駅前の都市再生整備計画事業などの市街地整備、小野田湾岸道路の開通などの道路整備、護岸整備や河川改修などの防災施設整備などが進んでおりますが、人口減少や少子高齢化社会に対応したコンパクトなまちづくりや防災への対応などの課題につきましては、10年前と同様でございます。課題として、特に改定した点はありません。 (イ)まちづくりの基本目標の改定点については、都市づくりの基本理念として、「安心・安全・快適・便利な都市を創る」。「地域の個性や支援を生かした都市を創る」。この2本の柱だったものを「安心・安全」と「快適・便利」、それがそれぞれ協調できるように分割し、3つの柱を設定しております。 次、(5)の全体構想の改定点につきましては、将来都市構造の商業集積拠点として、小野田駅前を追加し、おのだサンパークから公園通りまでを一体的にしております。 また、きらら交流館に位置づけていた文化交流拠点を外し、竜王山公園ときららビーチ焼野周辺を一体的なレクリエーション拠点といたしました。 (エ)の地域別構想は、小野田、高千帆、厚狭、埴生の4つの地域別にまちづくりの方針を示しております。 主な改定点として、小野田地域では、おのだサッカー交流公園周辺での交流人口の増加を促進するためのサービス機能の充実を図ることや、山口東京理科大学周辺の居住環境の形成を図ることを追加しました。 高千帆地域では、市街地の浸水対策を追加し、整備が完了した小野田湾岸道路に関する記述と、小野田駅前都市再生整備計画事業の着手によって廃止しました土地区画整理事業の記述を削除しております。 厚狭地域では、都市拠点の土地利用方針を厚狭駅周辺まちづくり構想に基づいて進めることとしました。 埴生地域では、埴生地区複合施設を核としたまちづくりを記述しております。 次に、(オ)の実現化方策の改正点につきましては、新たに関連計画の策定の項を追加いたしまして、集約型都市構造の実現に向けた計画の検討や景観計画の策定について、示すこととしました。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。 ◆議員(藤岡修美君) それでは、個別に再質問に入ります。 若干わかりにくいと思いますので、資料1、用意しておりますんで、見ていただいたらいいかと思います。 これが都市計画マスタープランの位置づけです。 上位計画として、先ほど来から言っております県の都市計画区域の整備、開発及び保全方針、都市計画区域マスタープランと言っておりますけども、それと本市、右側にありますけども、本市の総合計画。 矢印に気をつけていただきたいと思います。中央に山陽小野田市都市計画マスタープランですね。昨年の12月に発表されました。 まず、県の都市計画区域マスタープランから、「卸す」となっております。これ、国の都市計画法の絡みで、国、県、市という感じで、都市計画法上、やむを得ないと思うんですけども、やはり、県の計画が上位計画にあって、山陽小野田市都市計画マスタープラン。 それがまた「卸す」となって、実際に、都市計画、計画決定であったり、事業認可等々出てくるんですけども、事業をする際にですね。地域地区、用途地域、それから地区計画、それから都市施設、道路、公園、下水道ですね。これ全て計画決定、事業認可をとってやるような形になって、「実施」で、まちづくりの実現化(実践)と書いてありますが、これちょっと色が薄くなっておりますけども、上位計画で、本来なら右の参加の矢印のところまで、左は関連計画の下までですね。四角で囲ってある状況なんですけども、こういう形の流れで、実際に、都市計画事業が実現していくと。 右の市民参画ですね。答弁にもございましたけれども、アンケート等々で参加していただいて、今回策定された都市計画マスタープランを情報公開で、市民の皆さんに公開していくと。まちづくりの実現化についても、市民の皆さんに参加していただくと。 実際、まちづくりの実現化をしながら、これをまた、都市計画マスタープランに反映させていって、また、その都市計画マスタープランを総合計画に反映させるという、こんな形になっております。 関連計画、左側にたくさんございます。 きのうの代表質問の中でも、まち・ひと・しごと創生総合戦略等々出てきました。人口ビジョンも出てきます。 それから、地域公共交通網形成計画公共施設等総合管理計画住生活基本計画、緑の基本計画、観光振興ビジョン地域防災計画空き家等対策計画農業振興地域整備計画等々ですね、これら全て整合しているということで、この整合性を確認していったら、とてもきょう、時間足りませんので、最初の質問に戻りまして、県の都市計画マスタープランとの整合性。 本市のマスタープランの改定に当たり、県のマスタープランと整合を図る必要があるので、改定委員会で県の職員を委員にして、見直す際に整合をとれるように進めてきたという答弁でした。 山口県では、県政運営の指針である「元気創出やまぐち!未来開拓チャレンジプラン」において、重点施策に位置づけている「暮らしやすいまちづくり」を効率的かつ戦略的に推進していくため、全県的な都市計画、都市づくりの考え方として、「山口県都市計画基本方針」を策定し、この基本方針をもとに、広域都市圏ごとの都市計画区域の方針を定め、都市計画法に基づく都市計画区域マスタープラン──先ほどの図に出ておりましたけども──を策定しています。 県の都市計画区域マスタープランは、平成24年に策定しております。山陽小野田市の都市づくりの基本理念、そのマスタープランの中で、「市街地を囲む丘陵地や、瀬戸内海の海岸線などの豊かな自然環境を生かした魅力ある都市景観の形成を図り、歴史・文化的環境と調和した美しい都市づくりを進める。宇部市、美祢市、下関市等との都市間連携の強化を図るとともに、中心市街地の再構築と郊外部での無秩序な市街地拡大を抑制し、集約型の都市づくりを進める。高速道路網や港湾等の広域交通の利便性を活かした都市間の連携や産業の振興を支える都市ネットワークの形成を図り、活力ある都市づくりを進める。住民と行政がそれぞれの役割と責任を分担しながら、エリアマネジメントの推進等、協働して地域特性を活かした個性豊かな都市づくりを進める」と策定されております。 現在、県の都市計画区域マスタープランの見直しを行っているとの答弁でしたけども、本市の現在の都市計画マスタープランとの整合性はどうなっているのか、お答えください。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) 先ほどからの県の都市計画区域マスタープランは、今、策定中ということですが、お互い、この策定時期というのはどうしてもずれが生じますけれど、それぞれがつくるときには、市から県への意見書を書いて、また、県から市への意見書の回答もやっておりますので、それぞれ、時点が変わっても整合はとれるようには常に行っているところでございます。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。 ◆議員(藤岡修美君) お互いに情報交換しながらやっているということなんで、大丈夫だとは思います。 それでは、本市の総合計画との整合性についてお聞きします。 第二次総合計画の基本理念と将来都市像を都市計画の分野から実現化することを目指して、本市の都市マスの都市づくりの基本理念、基本方針を設定したという答弁でした。 本市の都市計画マスタープランでは、本市の特性と問題、課題を踏まえ、これから本市が都市づくりを進めていく上で基本となる考え方である基本目標をもとに、市全体の骨格的都市構造、全体構造と各地域における詳細な市街地像、地域別構想を示されていますが、土地利用の計画、あるいは道路、公園などの都市施設の整備といった個別の都市計画についての本市の総合計画との整合をとりながら進めていくことでよろしいでしょうか。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) 先ほど、議員がお示しした資料にもありますように、総合計画に即した形で都市計画マスタープランをつくってあります。また、先ほど、都市構造等も基本的にはあわせてあるということでお伝えしましたが、今回の公園等の都市施設の整備、個別の都市計画等につきましては、この都市計画マスタープランに基づいてつくるものでありますから、結果として、総合計画には即しているということでございます。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。 ◆議員(藤岡修美君) それではですね、計画策定における市民参画の状況について質問いたします。 市民の意見を把握するためのアンケート調査、高校2年生を対象にも行ったという答弁でしたけど、あるいは、地域別ワークショップを開催したと。それらが都市計画マスタープランで示す地域別構想に反映させているという答弁でしたけども、これ、具体的に示していただけますか。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) 各地で行いました地域別ワークショップでございますが、さまざまな意見があり、全てここでお答えするのはちょっと難しいんですけれど、主なものだけ言いますと、例えば、高千帆地区なんですけど、駅前がにぎやかで活気のあるまちを望むという御意見がありました。 これを反映いたしまして、全体構想の中では、市街地整備の方針の中に、主要駅周辺などにおいては、都市再生整備計画事業等を活用して、賑わいを再生する計画的な市街地整備を図りますというものを入れております。 それで、地域別構想のまちづくり方針の中には、小野田駅周辺における都市拠点にふさわしい都市機能の集積促進という形で記載がしてございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。 ◆議員(藤岡修美君) 反映されているということで理解しました。 それから、平成21年に策定された前計画からの改定点について、再質問させていただきます。 全体構想の改定点について、将来都市構造で小野田駅前を商業集積拠点として追加した。あるいは、おのだサンパークから公園どおりまでを一体的な商業集積拠点として位置づけたという答弁でしたが、具体的に説明をお願いできますか。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) 今、小野田駅前につきましては、先ほどの回答でもありましたように、今、位置づけとしては、都市拠点という形で位置づけておりますし、現在、都市再生整備計画上、今もう進んでおるという中で、今後の活性化を期待した上で、位置づけております。 また、平成24年の用途地域の見直しにおきまして、サンパークを商業地域に変更、それから、消防署前に市道の沿線を県道に沿った商業の用途地域にあわせて、近隣商業地域という形に変更しております。 ここでは、基本的に用途地域としては、商業関係が一体となっておりますので、このたびの改定におきましては、そこ全体を一体という形で取ることにいたしました。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。 ◆議員(藤岡修美君) それではですね、続いてきらら交流館ですね。こちらに位置づけていた文化交流拠点を外したという答弁。そして、竜王山ときららビーチ焼野を一体的なレクリエーション拠点として位置づけたという答弁でしたけども、これ、具体的に説明していただけますか。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) この構造につきましては、総合計画と一緒でございますが、きらら交流館は青少年宿泊研修施設ということで整備されたものですが、現在、教育・文化を中心とする文化交流拠点というよりも、観光というものに捉えまして、観光ビジョンにおいても、竜王山、焼野海岸という一体となっておりますから、これを一体的なレクリエーション拠点という形で位置づけております。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。 ◆議員(藤岡修美君) 地域別構想の改定点で、小野田地域では、おのだサッカー交流公園周辺での交流人口を促進するため、サービス機能の充実を図るという答弁。それから、山口東京理科大学周辺の居住環境の形成を図るということを追加したという答弁でしたけども、これ、具体的に説明してもらえるものがあれば、お願いします。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) 現在、おのだサッカー交流公園ですが、レノファの練習拠点ともなっており、市内外から多くの方が集まるようになっておりますので、ここでのサービス機能の充実は必要ということにしております。また、理科大周辺ですが、今後も学生の住居としての活用は期待されておりますので、居住環境の充実ということで用意しております。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。 ◆議員(藤岡修美君) それから、高千帆地域で、小野田湾岸道路に関する記述、あるいは小野田駅前区画整理事業の記述をのけたという答弁でした。 湾岸道路については以前、地域高規格道路、今、セメント町周辺、二軒屋線ですか、県道の事業で拡幅はされているんですけど、たしかあのあたり、高架で越そうという計画があったように思いますけども、このあたりはどうなっていますか。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) 今言われる地域高規格道路の山口宇部小野田連絡道路というものですが、実際今、小野田湾岸道路が整備できまして、この10年間で、小野田湾岸道路と宇部湾岸道路をつなぐという、なかなか、その計画がちょっと実現化が、今ないものですから、これは、この10年間の計画として記載すべきではないということで削除したということでございます。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。 ◆議員(藤岡修美君) それでは、実現化方策の改定点について再質問させていただきます。 今回の改定で、集約型都市構造の実現に向けた検討、あるいは、景観計画の策定について示したという回答でした。 集約型都市構造の実現に向けた事業の事例として、今回のこのマスタープランの冊子に、下関市のJR長府駅の橋上化及び南北自由通路の整備の写真が掲載されております。本市でのこのような計画があるというふうに理解してよろしいでしょうか。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) 現在、具体的に計画とまではいいませんが、この南北自由通路につきましては、合併以前より小野田駅、厚狭駅、それぞれ要望が出ておりまして、当時から検討はされてきております。 まだ事業費が膨大ということで、実現化には至っていませんが、この記述については、まだ計画、検討の余地があるということで残しております。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。 ◆議員(藤岡修美君) 小野田駅の整備を待ってます。 それでは、集約型都市構造なんですけども、この中で、立地適正化計画というのがありますよね。資料を用意しておりますんで、資料2を見ていただけたらと思います。 これ、国交省の資料の抜粋です。地方都市の政策の方向性として、多極ネットワーク型コンパクトシティ、医療・福祉施設、商業施設、住居等がまとまって立地し、あるいは、高齢者を初めとする住民が自家用車に過度に頼ることなく公共交通により、医療・福祉施設や商業施設等にアクセスできるなど、日常生活に必要なサービスや行政サービスが住まいなどの身近に存在する多極ネットワーク型コンパクトシティを目指す、これは、集約型の一つの典型だと思います。 この多極ネットワーク型は、本市の都市マスあるいは総合計画でも、本市は3拠点、市役所周辺、そして厚狭地区複合施設周辺、埴生地区複合施設周辺という3拠点を設けてありまして、これをネットワークで結んでいこう、福祉・医療施設等を街中で計画的に配置し、公共交通を充実させていこうという計画です。 資料3をお願いします。 これが公共交通とのつながりをもっとわかりやすく説明した図面です。コンパクトシティ&ネットワーク。 現状という形で左ですね。駅を中心に拠点エリアがあって、拡散した市街地ということで、公共交通区枠地域があるとして、こういった地方、たくさん、本市も例外ではないと思うんですけども、バス路線が低頻度で運行していて、ほとんどマイカーで移動しているという状況。これを右側の図、これからの姿としてありますけども、拠点エリア、医療・福祉等の都市機能を誘導、公共交通沿線への居住の誘導、歩行空間や自転車利用環境の整備、それから拠点間を結ぶ交通サービスを充実、拠点エリアにおける循環型の公共交通ネットワークの形成、コミュニティバスなどによるフィーダー輸送、それから、乗りかえ拠点の整備、デマンド型乗り合いタクシー等の導入、これまさに、先日、産業建設常任委員会で玉野市に視察に行ったんですけども、こういった形で、玉野市はデマンド型の乗り合いタクシー、そしてコミュニティバスを上手に利用されて、こういったまちづくりを展開されております。 下に書いてありますけども、立地適正化計画、そして地域公共交通再編実施計画、これを連携して好循環を実現させるということです。 本市も、地域公共交通を見直されていまして、来年度、高泊地区のバス路線を検討するということでしたが、このあたりの計画はどうなっているのか、お願いします。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 今お話がありました高泊地区におきましては、来年度にコンサルタント業者とも協議しながら今、実際にもう、バス路線はコミュニティバスが走っておりますけども、十分なところまでいってないということも含めまして、どういった手法がいいかということを、来年度について、今から予算措置をさせていただいて、議決いただければ、その方向性で考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。 ◆議員(藤岡修美君) ぜひよろしくお願いします。 資料4お願いします。 コンパクトシティをめぐる誤解として、これよくあるんですけども、コンパクトシティというと一極集中、市町村の最も主要な拠点、1カ所に全てを集約させるのではないか。そうではなくて、右側ですね。多極型なんだと。中心的な拠点だけではなく、旧町村の役場周辺などの生活拠点も含めた多極ネットワーク型のコンパクト化を目指す。 それから、全ての人口の集約ではない。全ての居住者を一定のエリアに集約させることを目指すのではなくて、例えば、農業等の従事者が農村部に居住することは当然。集約で一定エリアの人口密度を維持すると。 それから、強制的な集約。居住者や住宅を強制的に短時間で移転させるのではなくて、誘導による集約、インセンティブを講じながら、時間をかけながら居住の集約を推進していく。これはあくまでも、国交省の方針であって、本市に全てがこのまま通じるというわけではないと思いますけども、このような形の立地適正化計画を本市は目指すことがあるのかどうか。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) 今、都市計画マスタープランの基本的な方針としては、この人口減少の中にあって、都市機能を有効に活用するためには、ある程度狭いエリアに人口が集まったほうがいいという基本的な方針はございますが、現在、山陽小野田市の場合は、合併後の公共施設再編等で、拠点の公共施設の施設もできておりますし、比較的、コンパクトな形にはなっておると思いますので、今すぐ市でこの計画を策定するかどうかというのは、まだ今後の検討であろうとは思っております。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。 ◆議員(藤岡修美君) なかなか難しいとは思うんですけども、検討の価値に値するとは考えておりますので、よろしくお願いいたします。 それから、景観計画ですね。これの策定についても示されております。 山口県は、山口県景観ビジョンを定めておられます。このビジョンは、県土全体を対象にして、景観形成の目標を定め、山口県における美しいまちづくりを継続的に推進するための基本方針及び景観施策の展開方向をこれで示してあります。 美しいやまぐちづくりとは、良好な景観の形成の目標に向けて、県民一人一人が地域の良好な景観に気づき、景観として感じ取り、住民、事業者、市町、県が一体となって、良好な景観を保全、創出、活用しながら、まちづくりに取り組むこととしてあります。 本市も景観計画を策定するということでしたが、具体的には、どのように取り組まれるのかをお聞きします。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) この景観計画策定なんですが、本市は、平成30年に景観行政団体ということに移行しましたので、この計画をつくったり、また、条例をつくったりすることができるようにはなっております。 この景観策定に当たりましてですが、本市の景観に関する情報は、これは、住民アンケートやワークショップなどを通じて、まず収集した上で、今後、景観アドバイザー等の専門家の意見を御協力いただいて策定するという形になろうかと思います。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。 ◆議員(藤岡修美君) 都市景観ですね。我がまちに誇りを持つシビックプライドにも大きく影響してくると思いますんで、そのあたり、よろしく御検討を願えたらと思います。 ヨーロッパの都市の中には、現在も、古い城壁に囲まれている都市があります。城壁の中で、教会を中心にして都市が発展してきたようにも思われます。きょう述べてきた都市計画、その中の線引きあるいは用途地域の考え方は、そのようなヨーロッパの都市形成の影響があるのかもしれません。 土地を線引きして、都市計画区域と区域外に分け、都市計画区域内に道路や公園などの都市施設を整備する。また、用途地域を指定することで、土地利用を規制し、誘導し、まちを築いていく。 市長は、スペインのバルセロナがお好きだと聞いております。私も、もう14年前になるんですけど、フランシスコザビエル生誕500年の祭りがありまして、山口県がスペインのナバラ州、姉妹県なんですけど、ザビエルの関係で。使節団を募集して、その一員として、そのナバラ州のパンプローナに行きました。ザビエル生誕500年のセレモニーで第九を歌ったんですけども、その後、バルセロナに行かせていただきました。 バルセロナといえば、建築家のガウディが設計したサグラダ・ファミリア教会が有名です。1882年の着工から130年以上が経過していながら、未完成のままです。完成まで300年はかかるといわれてましたが、その後の技術の進歩によって工期が半減し、ガウディ没後、100年に当たる2026年ですね、あと6年先の完成が見込まれています。 ガウディは、決して詳細な設計図を残してないんですね。ですけども、次世代の建築家たちが彼の意思を引き継ぎ、わずかな資料と職人たちの伝承をもとに、ガウディの設計構想を推測しながら、現在も建設が進められております。未完成のサグラダ・ファミリアは、バルセロナのまちづくりの象徴ともいえます。 本市も合併後15年を迎えますが、合併前の旧小野田市、そして旧山陽町の時代、あるいは、それ以前から先人たちが築いてきたまちづくりが、まだまだ続いております。 最後に、市長に、都市計画マスタープランを含め、今後の山陽小野田市のまちづくりへの思いを述べていただきたいと思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 藤田市長。 ◎市長(藤田剛二君) 行政の使命として、市民の生命と財産を守るというのがしっかりございます。 そして、都市づくりの基本理念、先ほど説明させていただきました安心・安全なまちづくり、そして、快適・便利なまちづくり、そのためにもこの都市計画マスタープランの計画に沿って整備を進めていくということになろうかと思います。 しかしながら、このハード整備につきましては、財政計画との整合性をとりながら、年次的に進めていくということになると思っております。 あわせまして、喫緊の課題といいますか、最優先の課題であります持続可能なまちをつくっていくということにつきましては、ハード整備ももちろん必要でございますけども、ハード以外のところ、ソフト的な面がさらに重要になっていくというふうにも考えております。 それは、基本的には、人と人のつながりを大切にするまちづくりであります。また、それぞれ地域にお住まいの皆様方が、それぞれの地域の課題について、主体的に向き合っていただきまして、地域の皆様方の力の中で、その解決に向けて努力をしていただく。当然そこに行政も入らさせていただいて、一緒に持続可能な地域をつくっていくと、そういったことが必要になっていこうかと思います。 そういった意味で、このたび、次年度から協創指針を策定いたしまして、それに基づいて、そういう対策についても積極的に推進してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 藤岡議員。 ◆議員(藤岡修美君) ありがとうございました。 以上で、私の一般質問を終わります。(藤岡修美君自席へ) ○議長(小野泰君) 以上で、藤岡議員の質問を終わります。……………………………… ○議長(小野泰君) ここで若干の休憩を挟み、10時40分から再開いたしますので、定刻までに御参集をお願いいたします。 それでは休憩いたします。────────────午前10時32分休憩午前10時41分再開──────────── ○議長(小野泰君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を続けます。 次に、2番、大井議員。(大井淳一朗君質問者席へ) ◆議員(大井淳一朗君) おはようございます。 声も大分戻ってきましたが、頑張ってまいりたいと思います。 会派みらい21の大井と申します。 今回は、新型コロナウイルスへの対応ということで、まずもって、新型コロナウイルスに感染されました皆様に対しまして、心からお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方に対しまして、心からお悔やみを申し上げます。この点について、また質問をしていきたいと思います。 まず、コロナウイルスの対応についてでございます。 昨年12月以降、猛威をふるっている新型コロナウイルスでございますが、国内でも感染者が確認され、さらなる感染拡大が懸念されます。万一の事態に備えて、市はどのように対応していくのかについて、質問いたします。 まず、(1)ですが、新型コロナウイルス対策連絡会議の役割と進捗状況とありますが、その後、通告後、市長を本部長とする対策本部が設置されております。この対策本部を含めて、役割と現在の進捗状況について、お答えください。 ○議長(小野泰君) 藤田市長。 ◎市長(藤田剛二君) 昨年12月以降、感染が拡大しております新型コロナウイルス感染症への対策に向け、本市におきましては、令和2年1月30日に、山陽小野田市新型コロナウイルス対策連絡会議を立ち上げました。 この連絡会議は、山陽小野田市新型インフルエンザ等対策行動計画に準じて、庁内の課長級で組織したもので、国や県から提供された情報や各課での対応状況、問題点等を共有し、庁内が一体となった取り組みを推進するために開催いたしました。 2月18日に2回目の連絡会議を開催し、近隣市の状況や庁内の情報共有を図りました。状況が日々変わる中、国内での死亡者があり、近隣県でも新型コロナウイルス感染症の患者が発生したこと、2月20日付の厚生労働省からのイベントの開催に関する国民の皆様へのメッセージを受けまして、2月21日には、私市長を本部長といたしまして各部長で組織いたします危機管理対策本部「山陽小野田市新型コロナウイルス対策本部」を立ち上げました。 2月25日には、政府の感染症対策本部決定、新型コロナウイルス感染症対策の基本方針及び感染症対策専門家会議による国の基本方針の具体化に向けた見解を受けまして、第2回目を開催し、市が主催をいたしますイベントや集会の開催方針の決定、アルコール消毒液等の備蓄状況の確認や市民への周知方法の強化等についての協議を行いました。 2月27日には、内閣総理大臣から文部科学省に対し、感染リスクにあらかじめ備えるため、春休みまで臨時休校の要請がありました。本市もこの要請を受けまして、翌28日の始業後すぐ、朝一に、私市長と教育長初め、教育委員会との緊急協議を行い、臨時休校を決定し、午後には第3回目の市の対策本部会議を開催いたしました。 第3回目会議では、教育委員会の最新状況、学校の臨時休校に対する児童クラブの方針と人的体制、市の施設の貸し出しについて協議、また決定をしたところでございます。 2月29日には、首相官邸におきまして、内閣総理大臣が緊急記者会見を開き、国民へのメッセージを、感染症予防と医療体制の強化、企業への対策も含め発表されております。今後も感染状況や情報等を的確に把握しながら、変化する状況に応じた迅速な対応をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) 御答弁いただきましたが、再質問させていただきます。 今、市長が述べられましたように、対策本部が立ち上げられ、現在まで3回本部会議が立ち上げられております。国も日々状況が変わっておりまして、後ほど述べますように、臨時休校ということを受けて、かなり影響があろうかと思います。 この対策本部でございますが、資料1をごらんください。 こちらの2月29日12時現在、厚生労働省の発表ということで、各都道府県の患者数でございますが、実は、その後、宮城県、兵庫県、高知県で発生しております。山口県の近隣も発生をしております。それから、福岡県でも新たに、2人から3人ということで、やはり山口県での感染も十分考えられると思います。 現在、先ほど答弁にありました行動計画の、いわゆる、今は地域未発生期というフェーズだと思うんですが、これが山口県でも発生した場合、地域発生早期、あるいは地域感染期というふうにフェーズが移行してくると思いますが、これによって、対策本部の対応というのはどのように対応、変化していくのでしょうか。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) 現在は、緊急対策本部ということで、いろいろなイベント等につきましては、原則、市が主催するものについての中止等の決定をしておりますけれども、この後、フェーズがだんだん危険度が増すようなことになれば、今、国のほうでも、特措法の法整備をされているように伺っておりますので、国の対策本部に準じた形での市での対応をしていくようになろうかと思います。 以上です。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) まだ発生はしておりませんが、フェーズが変わるごとでの対応を迅速に進められると思います。 今後、この対策本部、これも同じような質問になるかもしれませんが、今後、どういった課題について協議されるのかについてお答えください。 ○議長(小野泰君) 古川副市長。 ◎副市長(古川博三君) 今、担当の福祉部長が申しましたが、今はまだ、県内でも発生していないという状況。これが県内で発生すればまた、県のほうの指導なり、近隣の市町もフェーズが上がってくるという中で、今は主催者、市が主催する行事等については今、中止なり延期をしておりますが、それが今度、公の施設の閉鎖とか、そういうような段階のことについても今後、検討していくような段階になってくるのではないかということでございます。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) さまざまな状況を受けて対応していただければと思います。 それから、やはり、山口県とか近隣宇部市との連携ということは考えられると思うんですが、今、その県とか近隣との連携体制というのはどのようになっているでしょうか。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) 連絡体制につきましては、山口県からは、適宜国が発出されました通知につきましては、市町村のほうにおりてきております。そのほか、現在、近隣の宇部市、美祢市、下関市等の体制については、常時連絡を取り合って、現状把握と体制の確認を行っているところでございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) わかりました。 以上(1)については終わりたいと思います。 (2)でございます。市民への周知と情報提供についてでございます。 現在、コロナウイルスに対する情報が錯綜しておりますが、市民が不安にならないよう、正確な情報を周知徹底する必要があると思います。市の対応についてお答えください。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) それでは、市民への周知と情報提供についてお答え申し上げます。 市民への周知は、主に、市のホームページと市広報によって行っております。ホームページにつきましては、第1回目の対策連絡会議を開催いたしました1月30日から掲載を開始し、国・県の相談窓口や国・県・国立感染症研究所の情報が見られるようにリンクを張るとともに、日々刻々と変わる状況に応じまして、随時、最新情報を更新しているところです。 また、新型コロナウイルスの対策本部を設置いたしました2月21日からは、ホームページのトップページからすぐに新型コロナウイルスの関連の記事が一括して見られるようにし、市民の方がより見やすく、探しやすくなるようにしておるところでございます。また、市の広報につきましては、2月15日号と3月1日号に感染症予防対策や相談窓口について掲載もしております。 3月1日の広報配布にあわせ、市民の皆様へ新型コロナウイルス感染症予防について、市長のメッセージ及びイベント集会等の開催に係る方針についてというチラシを作成いたしまして、各戸配布をしておるところでございます。 その他、市民以外への周知でございますけれども、市内保育園、小中学校、福祉施設、関係施設に対しましては、国・県から発出される通知を関係各部署からメール等で流して、市民に対して必要な対応が行われるように、迅速に情報提供しております。 また、これらの各課における情報を現在のところ、健康増進課に連絡、発出したものは、全てメール等で集約をするようにしておるところでございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) 先ほど、答弁がありましたように、ホームページ上では、トップページに、ここをクリックという形でお知らせを載せて、情報を更新しているということであります。私たち議会に対しても、随時対策をメールという形で対策本部会議の状況がわかるようになっておりまして、その点は大変評価できるかと思います。 後ほど述べます学校との関係でございますが、学校の今回の一斉休業も含めて、学校からの情報提供というのは、今、現状についていかがでしょうか。教育委員会のほうになると思いますが。 ○議長(小野泰君) 長谷川教育長。 ◎教育長(長谷川裕君) いろいろとご心配をおかけしております。 まず、学校の状況について御報告したほうがよろしいかというふうに思います。 質問の(3)に関連してまいりますけども、よろしいでしょうか。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) やはり、(3)のところで、学校現場についてまとめて御答弁いただければと思います。 先ほどの質問は撤回をさせていただきます。教育委員会に対しての質問はですね。 それで、情報というのは常に変わってきますので、そのあたりのアップデートな情報の提供はしっかりとしていただければと思います。 また、先ほど、市長からのメッセージということで、チラシも入っておることも聞いております。また、できる限り、情報も常に変わってきますので、3月15日号の広報でも、現在では相談窓口のみの掲載となっておりますが、3月15日号での広報での情報提供もしっかりしていただければと思います。 それでは、(3)の保育所と学校現場での対応についてということでございます。 先日、安倍総理から学校の一斉休業の要請がなされました。これに対して、保育所は、感染の予防に留意した上で、原則として開所するとしております。いずれにしても、保育所も学校現場も大変混乱していると思われますが、保育所、学校現場それぞれの市の対応について、お答えください。 ○議長(小野泰君) 長谷川教育長。 ◎教育長(長谷川裕君) 今、議員から御指摘のありました件についてお答えいたします。 議員も御承知のとおり、2月27日木曜日、夕刻6時ごろでございましたけれども、内閣総理大臣から子供たちの健康・安全を考え、感染リスクにあらかじめ備える、この観点から、全国全ての小・中・高等学校、それから特別支援学校について、3月2日月曜日から春休みまで臨時休業を行うよう、報道を通じて要請がございました。 これを受け、市としての対応を協議し、3月2日月曜日の午後から3月26日木曜日までの期間、市内全小中学校を臨時休業とすることを決定いたしました。その決定と今後の対応を協議するため、2月28日金曜日11時から、臨時の校長会を開催しております。 その中で、卒業式の開催については、国の基本方針を再度確認しまして、感染拡大防止の措置をとり、参加者を抑え、規模を縮小し実施することを確認した次第です。児童生徒には、この休業の意味を十分理解させ、不要な外出、人混みに出ることを控え、基本、自宅で過ごすように指導がなされています。 今後、家庭への連絡につきまして、また、情報提供につきましては、学校からのメールや電話、そして、家庭訪問によりお知らせすることとしております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) それでは、保育所とあわせて、児童クラブにおける対応について御回答申し上げます。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、学校に対しては、内閣総理大臣から臨時休校の要請がされましたが、保育所及び児童クラブについてはこの要請の対象外であり、厚生労働省からは、いずれも保護者が働いており、家にひとりでいることができない、または困難な年齢の子供が利用するものであることから、感染の予防に留意した上で、原則として開所するようにと通知がされております。 特に、児童クラブについては、長期休暇等における開所時間に準じた朝から一日の開所とするなど、柔軟な対応が要請されているところです。 感染防止に関しましては、これまでも厚生労働省から、県を通じて、随時注意喚起等の通知が出ており、その都度、市から公立、私立保育所、児童クラブ等に情報提供をしております。 保育所及び児童クラブは、子供たちが長時間にわたり集団で生活する場であり、特に、保育所は抵抗力が弱い乳幼児を対象とした施設であることから、日ごろから、インフルエンザやノロウイルス等の集団感染が拡大しないよう、厚労省発出の感染症対策ガイドラインに基づいて、手洗いやうがい、消毒等の対策を実施しているところです。 このたびの感染拡大防止の対策としまして、公立保育園では、情報が入るたびに職員間で情報共有を行うとともに、園外行事や外部との接触がある行事は中止、または延期とし、中止が難しい卒園式などについては、来賓等の参加を控え、規模を縮小し、手洗い、マスク等の感染症対策を守った上で実施するという対応を行う予定です。 市内の私立保育所においても、同様の対応を行っていると報告を受けております。また、児童クラブについては、小学校が臨時休校となる3月3日から春休み前の26日までの間は、春休み期間と同様に、朝8時から18時まで開所し、年間利用と長期休暇利用の登録児童の全てを受け入れることとしております。 なお、急な開所時間の変更により、児童クラブでは支援員が不足するため、教育委員会とも連携して、支援員が不足するクラブに市職員を派遣することにより対応することとしております。今後も、あらゆる情報を注視し、子供たちの安全な保育環境の確保に努めてまいります。 以上です。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) 御答弁いただきました。まずこれ、分けてやりたいと思います。学校については、後ほど質問させていただきます。 まず、保育所についてでございますが、やはり長時間、室内でのリスクというものがあるということで、感染予防対策は今、次長が述べられたような対応をとられております。 今、御承知のように、トイレットペーパーはデマなんですが、なかなかマスクとか、いろいろな備品が不足している状況があります。私たち一般の市民はなかなか手に入らないという状況がありますが、私たち一般市民よりも、この保育所の園児とか職員の皆さんに対する消毒液とかマスクとか、そういった備蓄状況が心配されるんですが、このあたりについて、現状についてお答えください。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) 保育所の備蓄状況でございますけども、先ほど申しましたとおり、保育園については、常日ごろから集団感染防止のために、消毒液やマスク等の備品の備蓄はしておるところでございます。 ちょっと、この新型コロナウイルスが日本国内で発生した時点から、そこの備蓄の拡充を各園に指示を出しまして、今ある以上の備蓄を一応そろえまして、当面の間の備蓄はされておるところでございます。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) 当面の間、備蓄はされているとの答弁でございました。 それから、先ほど、保育所については、私立保育園も含めて連絡体制がとれているという答弁でしたので、この点の質問は割愛させていただきます。 学童、いわゆる児童クラブについて質問いたしたいと思います。 学校の一斉休業を受けて、児童クラブに負担がかかることは想像にかたくありません。支援員を市職員で確保するということでございますが、この市職員というのはどういった職員を確保するんでしょうか。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) 急な開所時間の変更で、朝から1日のシフトが組めないという現状がございましたので、教育委員会と連携をいたしまして、給食センターの調理員の方たちを、きょうから1日に16名ほど各児童クラブに派遣をするということで対応しております。 また、給食調理員につきましては、あくまで補助員として、児童クラブの支援の配置基準は1クラスに2名以上、その2名のうち、1人は必ず有資格者である支援員でなければならないという基準がございますので、この有資格者の部分については、受託者側で必ず配置をいたしまして、その補助員として調理員に入っていただくということで、実施することとしております。 なお、調理員は当然、クラブの支援については初めてのことでありますので、朝、少し早目に行っていただきまして、現場の支援員から、注意事項とか接し方についてのレクチャーを受けて、支援に当たるということで予定しております。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) 給食調理員の皆様には急な体制ということで大変であろうと思いますが、その一方で、特殊というか、支援員をやっていかなきゃいけないということで、その辺のレクチャーをされているということでございました。 それとは別に、きちっと支援員の基準を満たしているという答弁でございましたが、この点についてはまた、細部については委員会のほうでやっていただければと思います。 資料1をごらんください。 資料1の真ん中でございます。市内の児童クラブの状況でございます。 これが、いわゆる市の対策本部の配布資料より抜粋ということでございますが、このような今、状況でございます。恐らく、新規の登録はされていないということの情報も今、入っておるわけでございますが、現在の状況でもなかなか大変だろうと思います。 御承知のとおり、児童福祉法の第9条の専用区画、児童1人当たり1.65平米以上という基準があるわけでございますが、こちらの市内の児童クラブについて、専用区画児童1人当たり1.65平米以上というのは満たされているんでしょうか。これについてお答えください。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) 国の基準に基づく基準の1.65平米は満たされております。 ○議長(小野泰君) 大井議員。
    ◆議員(大井淳一朗君) 満たされているとのことでございました。ただ、平時と違って長期休暇と同じということでございますので、利用者によっては、長期休暇だけ利用されるという児童もいるということで、いつもよりはかなり多いということがあります。 やはり、全て基準は満たされているものの、支援員の方も入られて、確保というか、職員の補充もされて、マンパワーでカバーしていくのは大変大切ではあるんですが、クラスに何十人も入るということで、感染のリスクはやはり高いと思っております。これについて、対応策についてはどのように考えていらっしゃるでしょうか。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) 先ほどの面積基準については、長期休暇の子供たちが利用した場合でも、基準としては満たされているということでございますけども、これの、このたびのこの感染拡大防止に向けて、基準が満たされているにしても注意すべき点はたくさんあると思っておりまして、厚生労働省から流れている通知の中で、新型コロナウイルス感染予防の7カ条というのが示されております。 みんなの食べ物は1人ずつに分けてお皿に入れて食べるとか、流れる水とせっけんでしっかり手洗い、出るせき、くしゃみでしぶきを飛ばさない。空気の入れかえは1時間ごとに、こういった通知が出されておりまして、これを各児童クラブ、保育所等にも当然周知しておりますが、こういうことをしっかり守っていただいて、現場で少しお熱があるような場合には、必ず出席停止といいますか、出席を控えていただくことを保護者に要請するなど、そのあたりの保護者への通知も各クラブから行っておりますので、こういったことを守って、児童の様子を見ながら運営していきたいと思っております。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) 大変でしょうけど、今後もよろしくお願いしたいと思います。 それでは、学校について質問したいと思います。 急な一斉休業という要請がありましたことから、教職員の皆さんも大変だったと思います。休業中の対応が課題だと思われますが、先ほど、教育長の答弁から、今後は自宅待機している生徒に対するメールとか学校訪問を考えているということでございますが、それも含めて、現在いらっしゃる学校教職員のこの休業中の役割というか、これについて、もう少し補足していただければと思います。 ○議長(小野泰君) 長谷川教育長。 ◎教育長(長谷川裕君) 内閣総理大臣から要請を受けたときに、私の頭の中に浮かんだことは現場の混乱、それから子供たちの受け入れ、家庭の不安、地域も非常に困惑される部分もあったろうと思います。そういったものを、私たちは何かを決定していくときには十分配慮していかないといけないなというふうなことを思いました。 学校現場につきましても、その早急な対応というのが、急なかじ取りが難しいであろうということから、本来ならば、3月2日から休業要請があったわけですけれども、半日学校に出させて、そして休み中の指導であるとか、課題であるとか、そういったものをしっかり子供たちに渡し、指導していくというふうなことを行いました。土日も先生方は多分、学校に出て、そのための準備を進めたことと思います。 今後につきましては、教育課程の問題がございます。もしかしたらまだまだ積み残している学習内容もあろうかと思います。そういったものも、今回は1年間の成績評価を出すというふうな作業がございますので、そういった中で、どう評価していくかとか、そういったことについても検討していく必要があろうかと思っています。 それから、先ほどありましたけれども、児童クラブの指導者の問題ですけれども、本市は、特別支援教育の支援員というものを導入しております。この方々につきましても、同意が得られれば、この児童クラブの指導に当たるというふうなことを検討しております。 先ほども申し上げましたけれども、各校区での見回りとか、それから家庭訪問であったりとか、健康状態等も把握しないといけませんので、そういったことを定期的に行っていくということをしてまいります。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) 特別支援のことにも触れられました。このあたりもまた今後、市長部局と協議して、全庁体制でやっていただければと思います。 それから、先ほど、教育長が答弁されました、夏休みと違いますので、今回はしっかり自宅待機して、外には出ないようにという指導がなされており、先ほど3月2日午前中、私はこれは、やはり指導のために必要だったと思っております。 これは通わせて、指導させることはよかったんですが、一方で、そうは言うものの、なかなか、家庭でゲームをずっとしてしまうとか、コンビニとかカラオケボックスとかゲームセンターとか、そういったところに行ったり、たむろしたりとかいったこともないわけではありません。そうしたことを防止するために、やはり子供の命にかかわることですので、このあたりの対応についてはいかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 長谷川教育長。 ◎教育長(長谷川裕君) 家庭との連携につきましては、各家庭に通知文等を配布して協力をお願いをしているところでございます。 それから、先ほど心配されておりましたけれども、ゲームセンターであったりとか、子供たちが立ち寄りやすい場所については、本市にも安全サポーターがおりますので、そういったものの見守り、それから、先ほど言いましたけれども、先生方も校区の状況を把握するための見守りも行っていく予定にしております。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) わかりました。 それから、先ほど、学童保育との関係で、基準は満たしているということで、マンパワーも職員を確保する、支援員も確保しているという答弁がございました。その一方で、なかなか、児童館の現場の声を聞くと、児童館も確かにいいんだけれども、学校の教室のほうが広くて、環境もいいのではないかという声もあります。 先ほどの資料でも、児童クラブでございますが、旧小野田地区は、基本的に児童館のほうを使っております。それから、旧山陽町につきましては、小学校とか──厚狭は敷地内の児童クラブということでございますが、このように対応は違うわけでございますが、御承知のように、これ、あくまでも報道レベルで、どこまでできているかわかりませんが、3月2日に、学童保育でできる限り、小学校の空き教室を居場所として活用されてはどうかという通知がされております。 そういったこともありますし、また、新規登録は受け入れることはできないとのことですが、今後、共働きも多うございますので、何とか受け皿が必要だということもあろうかと思います。 そこで、学校の空き教室とか図書館とか特別教室を開放して、また、教職員も大変でしょうけど、そのほかの方もフォローも含めながら、そういった学校の開放についてはいかがでしょうか。検討についてお答えください。 ○議長(小野泰君) 長谷川教育長。 ◎教育長(長谷川裕君) 今、議員御指摘の御心配、本当に心配されるところであろうと思います。 本日、実は午後、校長会がございます。その際に、こういった児童クラブから学校施設の利用について要請があった場合につきましては、それに対応するようにというふうな指導をする予定にしております。 それから、児童クラブに行けない子で、どうしても配慮すべき児童等があった場合においては、先ほど議員が言われましたように、学校施設の開放も考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) 午後から校長会が開かれると思います。そのあたりの協議、そして市長部局との連携をされて、やはり今、困られている保護者とか児童の受け皿をどう確保していくかについて、また検討していただければと思います。 それでは、(4)に入ります。 外国からの観光客のことです。 現在、中国湖北省滞在の外国人など、一部入局を拒否していますが、外国からの観光客はゼロではありません。本市では余り実例はないかもしれませんが、外国からの観光客への対応についてお答えください。 ○議長(小野泰君) 吉井地域振興部次長。 ◎地域振興部次長(吉井明生君) 外国からの観光客への対応に関するお尋ねにお答えをいたします。 外国人観光客の誘致、いわゆるインバウンドにつきましては、県のインバウンド推進室を中心に、各市町が連携して取り組んでいるところであります。 このため、このたびの新型コロナウイルスへの対応につきましても、まず、県におきまして、中国で最も活用されているブログサイト、ウェイボーに1月27日付で記事を投稿し、せきや発熱等の症状がある場合は検疫へ申し出ること、手洗い、うがい、マスク着用等の感染症対策の励行、外国人観光客を対象に電話相談を行っている日本政府観光局(JNTO)の紹介等、注意喚起を行っております。 また、同様の内容を県の国際課のホームページにおきまして、5カ国語で情報発信もしております。 次に、本市におきましては、外国人観光客が多く来訪される施設に対しまして、消毒液の設置を促す等の対応を行っており、また、翻訳機能のついている観光協会のホームページを活用して、県及び厚生労働省のホームページへのリンクを掲載し、最新情報を取得するよう注意を促しております。 今後とも、国や県の状況を見ながら、外国人観光客やこれらを受け入れる市内各施設に対して、迅速に情報提供を行うよう努めてまいります。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) これについて、しっかりまた対応していただければと思います。ちょっと時間の関係がありますので、再質問は割愛します。 (5)でございます。 各種イベントへの対応です。 市内でも、各種イベントの開催が中止、または延期されるなど、自粛ムードが高まっており、この余波がどこまで続くのか懸念されます。各種イベント開催についての現状と対応策についてお答えください。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) 国の情勢が日々変わる中で、いろんな国からの通達に基づきまして、本市では、感染者の県内発生が現在確認されてないという状況での考え方ではございますけれども、3月中の市主催のイベントや集会は原則延期または中止とし、中止などができないものに関しましては、感染症対策に留意しながら実施するという方針で取り組んでおるところでございます。 また、民間団体等の主催される事業につきましても、あくまでも主催者側の判断ではございますけれども、市からも市の方針についてしっかり説明をさせていただき、不要不急の会合や会議室の利用については再検討を受付のところでお願いをしておるなどしており、現在、多くのイベント等の中止の報告は受けておるところでございます。 市も、今後も関係機関や団体と連携する中で、対策に万全な対応をしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) 資料1をごらんください。こちらの一番下でございます。中止が決定しているイベント抜粋ということで、全て載せられませんので、3月1日から15日、当面の2週間程度でございます。こちらに挙げられているのは抜粋ですので全てではないんですが、ほとんどのイベントが中止または延期ということになっております。 このように、中には子供とか高齢者もかかわるところもありますので、私自身はこの中止の対応はいたし方がないと、市民との協力ということも必要となっておると思います。 以上、今回コロナウイルスについて質問いたしましたが、通告外になりますので質問いたしませんでしたが、経済への打撃というのも多うございます。完全に関係ないことはないんですが、やっぱり学校給食の業者との兼ね合いもありますし、やはり、そのあたりの学校給食以外の事業者とかがこのコロナウイルスの影響を受けて、大変大きな打撃を受けると思います。国からの補助等もあると思いますけれども、市としても、その辺の情報提供、サポートというのは必要かと思っております。 それにあわせて、イベントの自粛ムードが大変高まっておりまして、この余波がどこまで続くのか、これが3月で済めばいいのですが、4月とか春先に延びるのではないかというふうに大変懸念されております。 このゴールの見えない状況でございますが、最後にコロナウイルスに対して、対策本部長である市長のほうから市民とか各関係団体に対して、メッセージというか、そういったものがあれば、御答弁いただければと思います。 ○議長(小野泰君) 藤田市長。 ◎市長(藤田剛二君) このコロナウイルスの感染拡大を防ぐためには、ここ2週間が最も重要な時期であるということも伝えられております。先ほどからお伝え申し上げております市が主催する事業、イベント等につきましては、この3月末までを原則延期、もしくは中止という対応をさせていただいております。 今後の状況変化もあり得る中で、それには迅速に対応していく予定でございまして、先ほど、教育長からも答弁がありましたけれども、学校施設の利用等の御理解をいただきながら対応していくことにもなろうかと思っております。 それに伴いまして、経済的なことも含めて、市民の皆様方に御迷惑をおかけしていることも事実でございますけれども、温かい御理解をいただければというふうに思っております。 また、最近では、間違ったネット情報等によりまして、一部、日用品が不足するなど、ちょっと混乱を来している一面もございます。市民の皆様方におかれましては、この感染拡大防止のために自分が何ができるかというのをお考えをいただきまして、節度ある行動等をお考えいただければ幸いだというふうに考えております。 そのためにも、正しい情報というのが何より必要にもなってまいります。今後とも、市のホームページや広報等を通じまして、市民の皆様方には迅速な情報提供に努めるとともに、国や県の動向にも注意しつつ、また、近隣市との連携を図りながら、市役所が一丸となって、感染防止に向けた万全な体制を整えてまいりたいと考えております。 市民の皆様方初め、関係皆様方の、今後とも引き続きましての御理解と御協力を賜りたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) それでは、2点目のシティセールスについて質問したいと思います。 まちの魅力を発信するとともに、市民のシビックプライドを醸成させるために、専属の部署を置き、県から職員を派遣してもらうなど、シティセールスに力を入れてきました。これまでの取り組みの検証と今後の展望について質問をしたいと思います。 まず、(1)でございますが、このシティセールスを進めてよかった点というのは何でしょうか。 ○議長(小野泰君) 川地地域振興部長。 ◎地域振興部長(川地諭君) それでは、シティセールスを進めてよかった点につきまして御回答を申し上げます。 初めに、一昨年の4月から本格的にシティセールスを開始して以来、これまで約2年間の取り組みにつきまして概略を御説明申し上げます。 まず、初年度にはシティセールスに取り組む目的を本市のファンづくりであると定義いたし、これを達成するための手法や体制等を示した「シティセールス推進指針」を作成しまして、シティセールスの言葉自体の普及啓発、取り組みに必要な具体的なツールづくり、それから、本市のファンとなられた方をまちづくりの戦力として確保していくための仕組みづくりの3点に注力をいたしたところでございます。 主な取り組みといたしましては、職員を対象といたしました業務説明会の開催、市政フォーラムやみんなdeスマイルトークを活用した市民への説明、PRロゴマークや市のイメージカラー・オレンジの策定、くぐり岩と花の海をモチーフにしたPRポスターの作成、ホームページのスマートフォン対応やフェイスブックの積極的な活用、さらには、スマイルプランナー登録制度の運用開始等が挙げられます。 2年目となる今年度につきましては、初年度の取り組みをさらに発展させるために、引き続き普及啓発活動を行うほか、シティセールスの一環としての観光振興の進め方を取りまとめた新たな「観光振興プラン」の策定に取り組んでいるところでございます。 また、市内外への魅力の発信といたしましては、本市の特徴をわかりやすく取りまとめた山陽小野田市ガイドブック「SO smile」といいますけども、これ、議員の皆様方にも配っておると思いますけども、この「SO smile」や観光PR動画の作成、あるいはふるさと納税PRサイトの増設、タンデム自転車の体験試乗会、さらには、ハロウィンイベントの開催等に取り組んできたところでございます。 このほか、シティセールス課以外の庁内におきましても、公用車へのロゴタイプの張り付けとか、デザインマンホールや御当地ナンバープレートの作製など、シティセールス課以外のセクションにおきましても、積極的に市をアピールしていこうとする動きが出てきておりまして、職員の意識は全庁的に高まりつつあるというふうに実感をいたしております。 また、全国に本市を知ってもらうことも目的といたしたふるさと納税の増加にもつながっていくというふうに考えておる次第でございます。 さらに、各地のイベントを通じまして、スマイルプランナーとして、市とともに、まちを盛り上げていこうとする市民の方々や学生とのコラボレーションも実現しており、シティセールスが少しずつではございますが、浸透してきているというふうに評価をいたしている次第でございます。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) シティセールスについて、よかった点を挙げていただきました。 確かに、後ほど課題で述べていただくと思いますが、すぐになかなか、特に、市民への浸透というのは難しいわけで、議会でもシティセールスという言葉が出たのが、本当つい3年、4年ぐらい前でございます。私もはしりでやったんですが、そのときは、何だそりゃという感じではないんですが、それどころやないという感じで、十分ではなかったです。だから、この2年についての動きについては、私は一定の評価をしております。 ただ、一朝一夕ではいかないとはいえ、残された課題も一方ではあるかと思います。この課題についてはいかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 川地地域振興部長。 ◎地域振興部長(川地諭君) それでは、残された課題につきまして御回答申し上げます。 先ほど申し上げましたとおり、この2年間は、まだまだ基礎固めの段階でございまして、課題といえば、あらゆるものに課題を抱えている状況でございます。 3年目を迎える来年度におきましては、本市におけるシティセールスの取り組みを、これまで構築してきたツールや制度をしっかりと活用しながら、定着させることが重要となってまいります。 その上での課題を幾つか申し上げるならば、本市の特徴であり、最も大切な魅力である住みよさが市内外の方々にきちんと伝わるようなPRの手法ですとか、取り扱う素材を検討していくこと、そして、地域性や独自性、社会性等を加えまして、人々の共感を得られるようなプロモーション活動等を積極的に行い、本市の露出をこれまで以上に高めていくこと、さらには、スマイルプランナーを中心として、シティセールスの取り組みの輪を拡大しつつ、粘り強く継続していくことなどが挙げられるというふうに考えております。 特に、来年度は東京2020オリンピック・パラリンピックが開催されますし、本市におきましても、第8回の現代ガラス展も開催されることとなっております。 こうした機会を捉えながら、積極的に課題の解決に向けて努力していかなければならないというふうに考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) 今、課題を挙げていただきました。基礎固めの時期で、今からこれをどう、いかに広げていくかということが課題ということでございました。 資料2をごらんください。 資料2ですね。これ、私も昔から出していることなんですが、地域ブランド調査の結果でございます。これハンドブックなんですが、およそ1,000の自治体に対して、インターネットで調査をして、あくまでも主観的な評価でございます。 御存じのとおり、本市では住みやすさランキング、これは県内で2位ということで、公園とか医療体制、こういったことが充実している点が大きくて、県内では2位でございます。 ただし、この地域ブランド調査という点に鑑みますと、こちらにありますように、2019年、──2016年からずっとそうなんですが、基本的に、県内でも下のほうでございます。これ、実は変わってないんですよね。 訂正でございますが、2番目の魅力度とか認知度とかの説明でございますが、ごめんなさい。これは認知度がどの程度知っているのかということで、過去に1年間が情報接触度、魅力度ではどの程度魅力を感じるかということで、この辺、順番が逆になっておりました。この点、訂正をいたしますが、やはり、魅力度は、実は県内で最下位でございます。これは魅力がないということよりかは、まず情報接触度にもかかわりますが、まず知ってもらっていないのではないかということで、先ほど部長から答弁がありましたように、住みよさが伝わるPRということを、今後はしていかなくてはいけないと思っております。 やはり、そのことももちろん大事ではありますが、これからこの地域ブランドを上げていくためにはどうすればいいかということが課題とは思いますが、それとあわせて、シティセールスも行政主導ではいけないと思っております。市民のほうが、自分のまちのアピールをしていくという流れを作らなきゃいけないと思っております。 某テレビ局で、ふるさとCM大賞とかいうのがありますが、これ、小中学校とか一般の人が、我がまちの魅力をビデオとかで応募をするんですが、予選落ちしたのかもしれませんが、実は、本市からの応募はありませんでした。ただ、ほかの市では、本当、小さな市も含めて、自分たちの市はこんないいことあるんですよとアピールしております。 だから、幾ら行政が一生懸命にシティセールスに力を入れても、市民のほうが燃え上がらないと、これはうまくいかないという、これはこのシティセールスに限らないことでありますが、ですので、もちろん、今の時点では、よさを市民に浸透させる段階ではありますが、いずれは市民のほうから自発的に出てくる流れが必要だと思うんですが、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 川地地域振興部長。 ◎地域振興部長(川地諭君) 議員のまさしくおっしゃるとおりだと思います。 先ほどから、シティセールスについては、基礎固めがようやくできたというふうに考えておりまして、これからいかにこれを活用するかというのが最も大事だというふうに思っております。しかもそれが行政のみでなくって、やっぱり市民の皆さんと一緒に山陽小野田市を情報発信しながら盛り上げていくことが非常に大事だというふうに思っております。 先ほど、ふるさとCM大賞の件ができました。実は、シティセールス課が昨年出しておりまして、これは予選とかではございませんで、一発勝負で、ちょっと残念ながら入賞はできませんでしたけども、こういうことを、いろいろ私どもも情報発信をしながら、市民の皆様方もいろいろと、こういうふうにやっていただければいいかなというふうに考えてます。 今後ともシティセールス、これはずっと継続していくことがより大事だというふうに思っておりますので、今後とも全力をかけて傾注してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) それでは、(3)に入りたいと思います。 昨年10月、ハロウィンイベント、これが大型商業施設の駐車場で開催されました。地方創生の交付金を活用した事業で、市も500万円負担しております。来年度も開催する予算が、現在、計上されておりますが、計上されるのはいいんですが、きちんと検証がされているのか心配でございます。この事業に対する検証結果についてお答えください。 ○議長(小野泰君) 吉井地域振興部次長。 ◎地域振興部次長(吉井明生君) ハロウィンイベントの検証に関するお尋ねにお答えをいたします。 このイベントは、これまで市のPRなど、まちづくりに余り関心を持っていなかった若い人たちの力も総動員して、山陽小野田市がどんなに楽しいまちか、どんなに魅力的な人やもの、場所があるまちなのかを強力にアピールしていくような、観光・交流の風土を本市に定着させるきっかけをつくるということを目的として、昨年10月に初めて開催したものであり、市や若者団体、経済団体、大学生等で構成する実行委員会を実施主体としております。 イベントの成果につきましては、10月20日に、おのだサンパークにおいて開催したスマイルハロウィンパーティーの来場者数が約2万6,000人、スタッフとして参加していただいた市民の数が理科大生の75人を含む136人となっております。 また、10月の1カ月間、市内各地でハロウィンを盛り上げるためにさまざまなサービスを実施するスマイルオレンジフェアの取り組みに協力してくださった事業所が101カ所、それらで提供されたサービスの利用件数が4,256件となっております。 こうした数値を見れば、多くの市民に受け入れられ、官民一体となって、本市の魅力をアピールしていく観光・交流の風土づくりのきっかけにするという所期の目的は果たせているものと評価できます。 一方、イベント終了後に行ったスマイル・オレンジフェア参加事業所へのアンケート調査や、実行委員会メンバーで2度にわたり実施した意見交換会、個別の意見聴取等による検証の中では、市民が出演するステージイベントや仮装パレードが想像以上に人気で、新しい市の恒例行事にしたい。 オリジナルで制作した応援ソングがイベントの周知に大きく貢献したというプラスの評価がある反面、目玉事業とした取り組んだプロジェクションマッピングが期待以上のものにはならなかった。スマイル・オレンジフェアの参加店舗への来場者数をふやす工夫がなかった。イベント全体のPRが足らなかった等の反省点も多く挙げられました。 来年度に向けては、実行委員会において、今年度の取り組みの中で見出した当イベントの強みをさらに伸ばしつつ、課題となった点はきちんと克服できるよう改善を加えながら、より魅力的なイベントとなるよう準備を進めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) ただいま、検証結果について答弁がありました。 これについては、当初から、議会側からも懸念する声もありましたが、まずはしっかりやらせていただきたいということでやっていただきました。いい点もあるし、悪い点もある、これ事業全て悪い点のない事業はないです。常に課題は出てきて、それをいかに克服していくがが大事です。 ですから、そのための前提として、つまり、1年目にやったことをそのまま踏襲するというのはよくないわけで、やはりバージョンアップをしていかないと、何のための事業かということもありますし、一番心配なのは、この地方創生交付金が切れた後に、これを機会に終わってしまうということはよくあることなんですよね。そうしたことのないように、しっかり検証結果を踏まえて対応していただければと思います。 それでは、(4)に入ります。 組織的なものでございます。 シティセールス課というのは来年度から、企画部のほうに統合されるとなっております。課題はあるものの、ここ数年、力を入れてきたシティセールスが、この企画部に統合されることで、後退するんじゃないかというふうに心配ではございますが、この点について、市の考えをお答えください。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) 組織に関することでございますので、私のほうから答弁させていただきます。 先ほど、議員のほうからも示されております資料にもありますけれど、民間の調査とはいえ、非常に魅力の伝承というか、伝わっていないという、これをしっかりと現実として私どもも受けとめた上で、平成30年度の組織の改編を行ったところでございます。 その後の2年間での成果を評価もしつつ、今後、集中的に整えた指針をベースとして構築したツール、制度等も活用しながら、いかに従来の取り組みと融合、さらに政策的に展開させながら成果を出していくかというのが今、問われる段階にあるというふうに捉えております。 新年度からの改編につきましては、シティセールス課については企画部に移設をし、さらなる連携を図ることとしておりますが、シティセールスの本来的な目的というのは、山陽小野田市を知ってもらうこと、それから、山陽小野田市に誇りや愛着を持ってもらうということで、まちづくりを進める原動力となるシビックプライドを育て、協創の意識を醸成させること、その上で、人口減少が進む状況下、交流・定住促進につなげるということでございますので、シティセールスという観点であるとか、そのための多様な取り組み、これらについては、今後さらに重要度を増すというふうに考えております。 そうした意味でも、今回の改編は、決してシティセールスを後退するものではなく、さらに前進させるためのものであるというふうに認識しておりますし、全庁的な連携の中枢としての役割からも、今後も存続させる方向で考えております。 あわせまして、先ほど来、議員のほうからもありますけれど、こういった取り組みの輪を広げるということも極めて重要になってまいります。こちらのほうについては、市民部のほうというふうに考えておりますが、いずれにいたしましても、十分な連携をとりながら、今後さらに、効果が出るようなふうに進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) この企画部への統合というか、組織については、後ほど、同僚議員が詳しく説明される気がしますので、その辺はしっかりとやっていただけると思います。 私から1点です。 統合することによって、シティセールスと、後ほど述べます定住、これが実は結びつき、重要に関連してくると思いますので、私は企画部への統合は、必ずしも悪いことではないと思っております。これはまた、後ほどの質問につなげていきます。 それでは、最後に3点目でございます。 移住・定住の促進についてです。 各市町が移住・定住を促すためのしのぎを削っております。本市も、シティセールスによる魅力発信とともに、第一の矢として、転入奨励金制度を実施しておりますが、それに続く第二、第三の矢が見えてこないのが現状です。 移住・定住に特化した部署を置いて新たな推進策を講じるべきだと考えますが、本市の見解についてお答えください。 ○議長(小野泰君) 清水企画部長。 ◎企画部長(清水保君) それではお答えいたします。 本市の転入奨励金制度につきましては、他の市や町から転入し、住宅を新たに取得した市民に対し、価格部分の固定資産税額相当額を転入奨励金として、5年を限度として交付しているものでございます。 実績といたしましては、平成24年度の制度開始から今年度まで、延べ1,764世帯、うち新規の交付は485世帯ということになりますが、合計約1億286万円を交付しているところでございます。 その申請に際しまして、アンケート調査を実施いたしております。その内容からすると、申請者の年齢と世帯構成というのが、20歳代から40歳代で、かつ、子供がいる世帯というのが約7割を占めておりますので、このターゲットが子育て世代の利用が多いということがいえるというふうに思っております。 また、その中で、市がどのようなことに力を入れるべきかということに対しては、子育て環境の充実が2割を超えて最も多く、次いで、医療や福祉の充実ということになっております。 それから、住宅を取得した理由としては、進学や子育て環境など、子供の教育環境がよいを上げた方が1割程度にとどまっていることから、今後も子育て環境を充実させ、さらに周知を図ることが、本市へのさらなる転入促進につながると考えております。 この制度を知っていたかということについてお尋ねしたところ、近年は転入者のうち約半数がこの制度を御理解の上、転入をされているということもわかっておりますし、転入奨励金制度が住宅を取得する理由の1つになったかということについても、年々増加を続けているということから、この転入奨励金制度については、一定の効果が見られるということで、この事業は継続してまいりたいというふうに思っております。 それからその他、人口増につながる施策ということについてですが、第二次総合計画においては、「住みよい暮らしの創造」をまちづくりの基本理念に掲げていることからも、住みよさを実感してもらうことが、人口流出の抑制や出生率の向上につながると考えておりますので、この第二次総合計画のもとで実施される全ての事業が、本市の住みよさを向上させ、移住・定住につながる取り組みであると考えておりますので、引き続き、個別の分野の魅力を高め、市全体の魅力を高めていくことで、本市への移住・定住を進めてまいりたいと思っております。 ○議長(小野泰君) 藤田市長。 ◎市長(藤田剛二君) 続きまして、移住・定住促進の施策を進めるための専門部署の設置についてでございます。 市といたしましては、移住・定住対策、御指摘のとおり、大変重要な課題であるというふうに捉えております。来年度の組織改編におきまして、シティセールス課内に定住促進係を設置しまして、組織体制の拡充を図ってまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) 御答弁いただきましたが、再質問させていただきます。 市長がおっしゃったように、私も同じ考えでありまして、シティセールスは手段でありまして、移住・定住というのは、それによって得られる目的の一つだと考えております。 資料2をごらんください。 山口県内ですね。ですから、組織的な対応をしていただきたいんですが、先ほどの山口県内の地域ブランドの調査です。魅力度と居住意欲度というのが基本的にリンクしていると思うんです。もちろん、違う場合もありますが、つまり、魅力があれば居住意欲が、知ってもらう魅力があるということが居住意欲につながるわけでございますので、シティセールスを進めていくことが、ひいては移住・定住につながるということは、皆様も御存じのとおりかと思っております。 組織的な対応も今、市長のほうから直接述べられたように、係を置くということで、専門部署を置くということがありますので、この点は一定の評価をしたいと思います。 定住の相談ということでございます。 現在、企画政策課が定住の相談先となっておりますが、今後は、そのシティセールス課内の定住促進係が対応していくことと思います。 それはそれでしていただきたいんですが、私が1点指摘したいことは、その下の、資料2の下をごらんください。 移住・定住の相談窓口ということで、うちの市もそれをつくるということなんですが、ポータルサイトでございます。独自のポータルサイトがあるかないかということで、○、△とあります。△というのは、独自のポータルサイトまではいかないけど、各種リンクを張って政策とかもつけているということでございますが、本市は実は独自のポータルサイトがないと私は認識しております。 リンクをたたくと転入奨励金の紹介のみがあるのみで、やはりほかの市を比べてみるとわかるんですが、その市の魅力とかが直接目に飛び込んでこないんですよ。ですから、なかなか今、難しい課題を抱えておると思うんですが、この独自のポータルサイトを設けることについてのお考えをお答えください。 ○議長(小野泰君) 清水企画部長。 ◎企画部長(清水保君) その点につきましては、私どものほうとしても重々承知をいたしております。 移住・定住に対しての取りまとめというところがなかったというところがありましたので、パンフレットの作成というところも今、考えておったところでございます。それも含めまして、そういったインターネット上のポータルサイトの掲載ということもあろうと思いますので、それについては今後、検討をしてまいりたいと思っております。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) それから、具体的な政策についてはまた、担当のほうで考えていただければよろしいんですが、ひとつ鍵を握るものとして、地域おこし協力隊というものがあります。中山間地域づくり指針にも明記されておりまして、地域おこし協力隊についてあります。 これも今、1人が地域おこし協力隊に登録していただいておりますが、地域おこし協力隊というのは、別に中山間だけではないです。この協力隊が空き家の活用人材になったり、観光振興やICTの活用支援などをしたりして、さまざまな場面でやっております。 そうした地域おこし協力隊を今、地域活性化室に置いておりますが、これも含めた、つまり地域おこし協力隊が新たな定住を生むという仕組みにしていかなくてはいけないと考えますが、今後、地域おこし協力隊、もちろん中山間の面でも重要でございますが、これを今、市長が述べられた定住促進係、こちらでも担当することについて、市長せっかくですので、これについて、担当も含めて即答はできないかもしれませんが、これについて今、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(小野泰君) 藤田市長。 ◎市長(藤田剛二君) 全国の事例で、この地域おこし協力隊の方が、さまざまな場面で大変な活躍をされているということも当然承知をしております。 本市もちょっと今、出おくれ感がありますけども、全市的に地域おこし協力隊の方に御参加いただけるような、そういった体制もこれから整えてまいりたいと考えています。以上です。 ○議長(小野泰君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) 定住促進係に置くのか、地域活性化室に置いた上で連携をとっていくのかについてはまた今後協議、検討していただければと思います。 以上、駆け足になりましたが、私からの一般質問は終わります。(大井淳一朗君自席へ) ○議長(小野泰君) 以上で、大井議員の質問を終わります。……………………………… ○議長(小野泰君) ここで午前中の会議を閉じ、13時から再開いたしますので、定刻までに御参集をお願いいたします。 それでは、休憩いたします。────────────午前11時50分休憩午後 1時   再開──────────── ○議長(小野泰君) 休憩前に引き続き午後の会議を開きます。 一般質問を続けます。 次に、3番、吉永議員。(吉永美子君質問者席へ) ◆議員(吉永美子君) 皆様こんにちは。私は公明党の吉永美子でございます。 さて、最近は職員の不祥事やコロナウイルスの問題など、気が重くなる出来事が多い本市ですが、そんな重い空気を吹き飛ばすような心温まるニュースが飛び込んできました。学校、地域、社会が連携してキャリア教育に取り組んでいる埴生中学校が、キャリア教育優良学校文部科学大臣表彰を受けたとのこと。山陽小野田市の将来を担う子供たちが、心身ともに健やかに育つことを心から期待をしつつ、今回は6点にわたって質問あるいは提案をさせていただきます。 まず1点目は、東日本大震災を初めとする被災地の支援についてでございます。 来週の3月11日で、東日本大震災から9年目を迎えます。公明党は発災直後から被災地の皆様に寄り添い、人間の復興という基本理念を掲げ、支援を続けてまいりました。 一方、いまだに全国約4万8,000人の方が、全国47都道府県、975の市区町村に避難をしておられ、この地震がもたらした被害の大きさを表しております。また、昨年には台風15号や19号が発生し、多くの爪跡を残すとともに、大切な人命を失いました。私は被災した本市だからこそできることがある、そんな思いで毎年3月議会において質問を重ねてまいりました。 そこで、お聞きいたします。被災地支援の現状はいかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 執行部の答弁を求めます。芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) まず、被災直後につきましては、本市に一時的に非難されていた方が最大で10世帯21名ほどおられまして、現在は1名の方が転入されておられる状況にございます。個人的な情報になりますので、詳しくは申し上げることはできませんけれど、転入と同時に介護施設に入所され、現在に至っているというふうにお聞きしております。 それから、いろいろ全国的に災害が多発しているこの数年でございますけれど、そういった中で各地から被災された自治体のほうから応援要請ということもあるわけですけれど、本市におきましても多くの事業が山積する中、なかなか余裕であるとか、余剰人員の確保が難しいということで、現在はお断りをしている状況にあります。 ただ、今後、相互支援という観点からも、可能な状況であれば協力は惜しまないという心情につきましては、御理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 昨年も行っていただいておりますが、市役所1階に入ったところなど、公共施設に設置されておりますモニターに、「3.11を忘れない」こういったメッセージをことしも行っていただけますでしょうか。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) モニター広告のディスプレーでございますが、これにつきましては、今年度も市役所、総合事務所、市民病院、それぞれのディスプレーにおきまして、多分きのうから表示されていると思います。今月いっぱい「東日本大震災を忘れない」というメッセージの表示をさせていただくこととしております。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 今後ともよろしくお願いします。 そこで皆様に資料1を見ていただきたいと存じます。これはちょっと珍しくカラーでさせていただきました。なぜかというと、これはカラーじゃないとなかなか雰囲気がとれないと思ったからでございます。 この後ろには、これはチラシなんですが、仙台市の天文台がつくられたチラシです。その裏のほうに、あわせてのチラシを出しておられますが、一番下のところ、これ、白抜きの字で全く皆様に見えなくなってしまっておりますので、この仙台市天文台がせっかくつくられたものですから、お知らせをさせていただきたいと存じます。 ここには何て書いてあるかというと、「制作のきっかけ。仙台市天文台は震災の経験から、被災地の博物館として震災とどのように向き合うべきか、繰り返し考えてきました。そして、震災の象徴にもなっていた"星空"を被災者の手記とともに残し、伝えていく取り組みとして、プラネタリウム番組『星空とともに』を制作し、2012年3月に公開しました。その後、この番組は反響を呼び、現在では全国の多くのプラネタリウム施設で放映されています。本作、『星よりも、遠くへ』は、「星空とともに」の第2章となるプラネタリウム番組です。震災から時が過ぎ、被災地の状況や被災者の気持ちが変化する中で、第一章では伝えきれなかった星空がありました。より多くの方にその星空をごらんいただき、震災や自然と向き合うきっかにしていただければ幸いです。なお、本作はクラウドファンディングによって制作資金を集め誕生した作品です。御支援いただいた多くの皆様に改めて御礼を申し上げます。最後に、東日本大震災により亡くなられた方々の御冥福を心よりお祈りするとともに、全ての被災者の皆様に幸せな未来が訪れることをお祈りいたします」。このように書いてあるところでございます。 そこで、提案でございます。我が山陽小野田市におきましては、旧山陽町のときに設置をいたしました天文館がございます。プラネタリウムがございます。現在、今のところ星の教室などで使っていただいているところで、余り日の目を見ていない。確かに古く、いつ故障してもしようがない状況で、修理をしながら使っておられるということも聞いております。 しかし、逆に言うと、県内では宇部市にはあるようですが、ほかのところは私、わかっておりませんけれども、そんなにプラネタリウムが県内にたくさんあるとは思いません。 また、この番組はプラネタリウム番組としてつくっておられ、そして中を仙台市の天文台の方から送っていただきまして、中を見させていただきましたが、子供たちの星座の学習にも使用できるようなものであり、被災地の方々に心を寄せながら星座の学習ができるといったものでございます。 ぜひこれを今回のコロナによる肺炎に関する状況、これが一段落して終息した際には、ぜひ試写会を行い、そして市民の皆様、子供たちに向けてのメッセージとして、このプラネタリウム番組をこの青年の家の天文館で映写していただきたい。その思いでございますが、いかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) この作品が、今、議員言われましたように、被災地の博物館として震災とどのように向き合うかということを考えた成果としてつくられたということについては、私もしっかり受けとめたいというふうに考えております。 本市におきましても、青年の家の中に天文館、プラネタリウムがございます。少々年季が入っておって、なかなか使い勝手という面はあろうかというふうに思うんですけれど、このDVDの投影というか、上映につきましては、その要件等多分あるというふうに思いますので、そのあたりもしっかり確認をしながら、星の教室の主催団体であります青年の家のプラネタリウムの会、こちらのほうであるとか、青年の家のほうにもしっかり投げかけをさせていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) ぜひこれは映写をしていただきたいと思います。このプラネタリウム震災特別番組放映に際してのお願いということで、この仙台市天文台が出されている資料を見ますと、「当番組は東日本大震災の記憶を風化させず、防災に役立ててもらうことを目的とし、制作した番組です」と書いてあります。 ぜひ山陽小野田市も被災地としてもまた、これからもいつ災害が起きるかわからない、そういった意味では、ここの仙台市天文台が防災に役立ててもらいたいという思いを持っておられ、またクラウドファンディングであることからだと思いますが、観覧は無料で行っていただきたい。DVDを送ってもらうその送料程度になると思います。 そういう意味では、ぜひこのDVDを天文館でパソコンを使って映写をしていくということは可能だということを、青年の家で確認をとっておりますので、ぜひ行っていただきたいというふうに思いますが、時期も含めてもう一度明言をお願いします。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) 市の主催でするのか、プラネタリウムの会主催でするのかといったこともございますけれど、先ほど申しましたように、その思いというのはしっかり私どもも受けとめる必要があるというふうに考えております。 その上で実際の上映がどういうふうな感じになるのか、来ていただいた方々にどのように見ていただけるのかということも踏まえながら、しっかり現地でその辺の確認もさせていただきたいというふうに思いますし、できればぜひ上映ができるような形で進めさせていただけたらというふうに思っております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) ぜひ団体の皆様と一緒に試写会をしていただいて、教育委員会にもぜひ参加をしていただいて、子供たちにも見せるといいねということは、絶対になると私は確信しておりますので、ぜひこの点よろしくお願いいたします。 それでは、2点目に入ります。2点目は、対象者の立場に立った日常生活用具等給付事業についてでございます。 この事業は、障害者総合支援法第77条の規定による地域生活支援事業の一つですが、用具の種目によっては、例えばストーマ装具のように、障害者手帳の発行以前から必要な場合があります。 しかし、障害者手帳が手元に届いてから初めて申請をできるものであり、遡及してその給付の対象にならないというふうに確認をいたしております。よって、対象者の立場に立てば、医師の診断書により給付できるようにすべき、このように思いますが、市のお考えをお聞きいたします。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) それでは、対象者の立場に立った日常生活用具の給付事業の展開についてということでお答えいたします。 先ほど議員も言われましたように、日常生活用具給付事業は、重度の障害をお持ちの方に対しまして、日常生活がより円滑に行われるよう障害の種類や程度に応じて必要な日常生活用具を給付する事業でございます。 現在、日常生活用具の申請は障害者手帳の所持が要件となっておりますので、県から障害者手帳が市に送られてきた後、市の窓口で障害者手帳を交付する際に、用具の申請を受理いたしまして、その日以降の購入分について給付を行っております。 確かに用具の中では、ストーマ──人工肛門を、造設者へのストーマ装具というのは、早期の段階から必要だということになることはわかっておりますけれども、現在の要項の中では申請を受理して、その後手帳を交付するまでの2カ月の間、やはり自費で購入をしていただいているという現状があります。 このことに対して、今後県内の状況といろんな財源も含めながら、関係課と協議をしながら考えていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) ぜひやはり、その立場に立たれたら、先ほど申し上げました、部長も言われましたけど、ストーマ装具、ストーマをつけたときから必要じゃないですか。この中には、一時的にストーマをつける場合もあると。だけど、ずっとつけないといけないと。いけない場合もあると。この点については市民病院で協力いただけまして、外科医の方に確認をしていただきましたら、いわゆるずっと必要であるという診断書は出せると、このように聞いておりまして。 ということは、もう確実に、オストミー協会のホームページを見ても、4級には相当するということがはっきりしているわけです、手帳の。ということは、遡及をしないのであれば、その間医療費としても見てくれない。結局実費になります。そこはよく考えていただきたい。 例えば障害の程度が進んでしまって、こういうのが必要になりましたとか、そういうのはその申請のときにはまだ必要でないもの、たくさんあるかもしれません。でも、はっきりしているのは、ストーマ装具、これはそのときから必要です。こういった改善を、ぜひしていただきたいと思います。 これは早急に検討していただきたいと思いますが、もう一度御回答お願いいたします。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) 日常生活用具の給付事業、今、現在のところ42種類の生活用具がございます。重度の障害をお持ちの方が、地域で生活を支援するという目的でこの事業を実施しておりますので、このたびの議員の御提案も含めまして、少しでも地域生活がしやすいように、用具全体の見直しを適宜する必要もあろうかと思いますので、関係各課との協議も含めさせて考えさせていただきます。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) ぜひ対応は早急に、このように私はやっぱりスピード感を持って行っていくことが、私は山陽小野田市に求められているものではないかと、日ごろから実感いたしておりまして。ぜひよろしくお願いいたします。 それでは、3点目に入ります。3点目は、シティセールス推進についてでございます。 待ちに待ったシティセールスを推進する課が2年前に設置をされました。地域振興部の中にシティセールス課ができ、この2年、川地部長を核として、県から派遣されたシティセールス課長を先頭に、シティセールス推進指針のもと、PRロゴマークやイメージカラーの策定、スマイルプランナー制度の開始などさまざまな取り組みの展開をしてこられました。 そして、この第二次総合計画の策定に当たったときの平成30年3月、活力と笑顔あふれるまちの実現に向けてということで、市長がコメントを寄せておられます。「市民や本市を訪れた人が笑顔でいきいきと過ごしているまちのイメージを『スマイルシティ山陽小野田」というキャッチフレーズにして、本市の魅力を市内外に広く発信していくシティセールスにも取り組んでまいりますので、市民の皆様もぜひ本市のPRに御協力をお願いします」。このようにシティセールスに取り組んでいくという思いを告げておられます。 そこで、市長にお尋ねをいたします。このシティセールスを推進する課を設置しての2年間、この評価はいかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) まちの魅力の見える化であるとかイメージアップ、そのための情報発信力の向上を図りながら、定住人口増並びに交流人口増として市を活性化させることは、総合計画に基づく各種施策の取り組みとあわせまして、極めて重要であるというふうに考えております。 本市の情報発信力の不足につきましては、午前中の議員の資料からもありましたけれど、全国の自治体と比較しても、相当下位であるという民間調査からも明らかであります。 本市におきましては、平成30年度の体制において、いわゆるシティセールスに係る部門を集約し、地域振興部を新たに設置し、多彩な地域資源、各素材のブラッシュアップを図りながら、積極的に発信を通して、誇れるまち、魅力あふれるまちの実現を図ることといたしました。 新設から2年が経過いたしましたが、その間全庁的な構成によりますシティセールス推進本部での協議等を経て、同部門における今後の方向性を集中的に協議・検討しながら、本市のシティセールス推進の指針をまとめたほか、議員のほうからもありましたけれど、イメージカラーやロゴ等のビジュアルアイデンティティーによるブランド化、それから観光プロモーション調査に基づく観光振興プランの策定、誇れるふるさとの主体者としてのスマイルプランナー制度の創設など多様な取り組みを通して、一定の成果を得たと判断をしております。 今後は、これら集中的に整えました指針等をベースとして、各取り組みを継続させる中で、いかに従来の取り組みと融合、さらには政策的に展開させつつ成果を出していくかが問われる段階にあるというふうに考えております。 今回の組織の改編は、確かに2年という短期間での見直しではありますけれど、私どもとすれば目的達成に向けた取り組みが一定のレベルに至った段階で、さらなる発展や展開、効果を求めて、その地点でのよりよい形にしていく。形、組織という形だけにこだわるのではなく、あくまで人や事業を中心に見据えて、よりやりやすい形を求めていきたいというふうに考えております。 時代が急速に変化する中で、常により機能し、かつ目的達成のために必要な組織体制とする見直しと再構築、これは不可欠であるというふうに考えておりますし、組織目標の達成に向けた個々の業務の位置づけ、それから役割をしっかり意識する中で、実施体制の構築についてはスピード感を持って行ってまいりたいというふうに考えております。 シティセールスを推進する課、いわゆるシティセールス課につきましては、今後も連携の中枢として、さらに重要度を増すというふうに考えておりますし、それはこの2年間があったからこそと評価しているところでございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 協創を進めるその思いの市長のもとで進めて、このシティセールスを進めてこられたわけですので、私としては、市長からの答弁がいただけないのは、お願いしていた思いでしたので残念でございます。 そんな中、このシティセールスのレポートを作成して、ホームページで公表をしておられますが、こんな中で私は職員への意識啓発という普及啓発、ここのところで、まず初めに平成30年の7月から8月に向けて行われました業務説明会、これが一番のはしりと思っています。 そこで、「始めようシティセールス」という名称のもとで行っておられますが、これはお聞きをすると、係長以上は出てくださいということで、かなりのそのうちの係長以上の方は出てこられたということですが、私は若い人たちだからこそ、山陽小野田市のいろんなシティセールスに向けて、どういうことをしていったらいいかという具体的な提案も出てくる可能性を秘めているという思いがございまして、このシティセールスについて始めようということで、第二弾ということで、これは係長以下、いわゆる新しい職員でのこの普及啓発をするための説明会、また研修を行っていただくべきと思いますが、いかがですか。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) シティセールスであるとかシティプロモーションという考え方というのは、この数年、全国的に取り上げられているものでございますが、あえて本市においてもそのシティセールス課という部署を設置した上で進めたわけですので、まず管理職というか責任のある立場の職員に、その意識をしっかり持ってもらうということで、当初そういった研修をしたというふうに記憶しております。 今後、当然シティセールスにつきましては、今後まだまだこれからというふうに捉えておりますので、今後さらに若い職員に対してもそういった投げかけと申しますか呼びかけ、そういったそれは具体的な研修ということになろうかというふうに思うんですが、それについてもしっかりやっていきたいというふうに考えております。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) ぜひ、今、要は係長以上ということでしたということですので、やはり、今、部長が言われた感じだと課長以上に認識を持ってもらうという感じが私には聞こえてしまったんですけど、若い職員にもっともっと、ないとは言いませんよ、ないとは言わないんですが、せっかく4回もやって、時間中に貴重な時間を割いて、それでなかなかその部屋の大きさ等もあるでしょうが、場所によっては37人というところもあったりするわけですから、会場のキャパとか考えていくと、もっともっとたくさんの職員に、やはりシティセールスとは何ぞやというところでやっていただきたいので、今後もぜひこれは引き続きやっていただきたいというふうに思っています。 次の2つ目についてお尋ねをしたいと思っています。 実は今月いっぱいで地域振興部が廃止となります。これまでどおり、またこれまで以上の事業展開は大丈夫でしょうか。今後の展開予定をお聞きいたします。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。
    ◎総務部長(芳司修重君) 業務の継続という意味におきまして、今回の改編の対象である地域振興部、それと企画部、市民部で協議をしている状況でございます。現段階ではなかなか明言できないんですけれど、この2年間の総括を踏まえて、さらに効果的な取り組みとして引き継がれるものというふうに考えております。 シティセールス課におきましては、現在と同様の3係体制で、午前中、市長のほうからもありましたけれど、定住促進係というものも入ってこようかと思いますが、そういったものも含めて事業自体の継続を前提とする中で、今後必要な人員配置についても適材適所を念頭に詰めているところでございます。 最終的には、改めて新年度、新体制のもとで企画部内でシティセールスについては調整をするということになろうかというふうに思います。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) それでは、資料2を見ていただけたらと思います。ここは現在の配置の状況です。部長を含めて今29名の方、それで一般職員が19名ということで、それ以外が再任用の方、任期つきの方、常勤、臨時職員の方がいていただいての状況でございます。 今、係を3つと言われました。具体的にはこの、今、地域政策係、観光振興係、広報係、また市民館という、こういった形があるわけですが、これはどういうふうになる方向性を考えておられるんでしょうか。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) 係につきましては、昨年度、今年度については地域政策係、観光振興係、広報係の3つでございましたが、観光振興、それと広報については引き続き、それから地域政策係については定住促進係というふうにいたしたいと考えております。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) ということは、この3つの係の体制は変わらないということでございますが、そうなっていきますと、このいわゆるシティセールス課から市民館を抜けば現在12名でございます。部長を抜けばですね。この体制はこれからも維持していくというお考えでよろしいですか。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) 適正な人員配置をしていきたいというふうには考えております。正確な人数につきましては、現在4月1日付の人事異動に向けて現在調整をしているところでございます。最終的には全体的なバランスをしっかり図った上で、全体の適材適所、これに努めていきたいというふうに思っておりますので、最終的に何人になるかというのは、ちょっと今の段階でははっきり申し上げられないということでございます。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 現在のところでは、何人になるかはっきり言えないというのは、わからなくはないんですけれども、人数を減らすということは事業の衰退につながるというふうに思っています。そういう意味では、この人員配置する場合に人数の減をとにかくしないように確保していく。人数を確保していくという考えはあるということで、こちらは理解してよろしいですか。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) 業務量に対して必要な人数を確保していくというふうに申し上げておきたいと思います。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 業務内容に対して必要な人数ということは、もしこれが仮に減ったとなったら、業務の量が減ったということになってしまうということですか。 ○議長(小野泰君) 芳司総務部長。 ◎総務部長(芳司修重君) 企画部の中でいろんな調整をされる部分も出てこようかというふうに思っております。シティセールス課で全て完結ということではないというふうに思っておりますので、なかなか表現も難しいところではございますけれど、大事な取り組みというふうに考えておるのは、先ほど申し上げたとおりでございますので、そういった考え方のもとで人数調整をしていきたいということでございます。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) この人数調整については、当然ほかの部とかがあるというのはよくわかるんですけれども、山陽小野田市のやはり売りというところで考えていきますと、こういったこの中には文化とかスポーツがありますが、こういったことを市のまちづくりとして進めるんだということは、前よりかるた教室もそうですし、それとガラスのこともそうですが、ここを少なくしていくという可能性は、私はあってはいけないというふうに思っています。そういう意味で、4月以降どういう体制になるかは、注視をさせていただきたいというふうに思っています。 そんな中、これからの展開予定というところで、あえてお聞きいたします。先ほど申し上げました市長の挨拶というところでございましたが、ここで、「山陽小野田市が将来にわたって持続可能なまちであり続けるためには、健全な財政運営を行いつつ、これからの時代にふさわしい『住みよさ』が実感でき、子どもからお年寄りまでが『住んでよかった』『住みよい』『住みやすい』と思えるまちを目指して、市民の皆様にとって住みよい暮らしを創造していくことが必要であると考えています」このようにおっしゃっています。 そんな中ですね、前の市長のときには、住みよさランキングをとても意識して、いろいろ広報等に載せて、やっぱり市民からするとランキングが高いということは山陽小野田市はやっぱりよそから見て、いい評価をしていただいているんだなと。ここはやはり山陽小野田市民にとてはシビックプライド、ここにもつながることだと思うんですけれども、この住みよさランキングというところをもっと前面に出すべきではないでしょうか。 ここでなぜ言わせていただくようにしたかというと、これについては山陽小野田市議会が行っております議会報告会でも、市民からの意見として、もっと前面に出すべきではないのかということが出ましたので、この場で取り上げをさせていただいております。お答えをお願いします。 ○議長(小野泰君) 清水企画部長。 ◎企画部長(清水保君) 先ほどの住みよさランキングについて、私どものほうも昨年の6月議会でしたか、2019年のランキングが出たときに6月か9月かどちらか忘れましたけど、少し発表させていただきましたが、山陽小野田市としては、総合順位としては93位というところでございました。全体としては市と特別区合わせての812の中の93位というところでございます。このあたりについては、快適性が36位というところで、人口1人当たりの公園の面積であるとか気候であるとか、そういったところの快適性がいいというところも含まれております。 ただ、これについては住みよさというところで93位ということで、いいランキングであるということでありますが、それぞれいろいろ、こういうランキングをつくっておられるところもございますので、それでこれがいいから全ていいんだというところではございません。 ただ、今の私どもの総合計画の中にあります「住みよい暮らしの創造」というところに基本理念がございますので、住みよさということはアピールしていかなければならないというふうには思っておりますので、そのあたりについてのPRですね、前面に出していく方法については今後も検討してまいりたいと思っております。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) ぜひいい面を本当に出していただきたいというふうに、私も議会報告会で市民から言われたときに、とても実感をした次第でございます。 そんな中で、このスマイルプランナーの登録、これは昨年7月22日に市が発表したときには22団体でございましたが、今は51団体までふえているところでございます。そしてまた、人数につきましても60名が157名ということで倍以上、ちなみにあえて言わせていただくと、スマイルプランナーに山陽小野田市議会シティセールス議員クラブも入らせていただいておりますので、PRさせていただきます。 そんな中で、このスマイルプランナーのこれから当然ずっと募集していかれて、登録をどんどんふやしていき、山陽小野田市のファンをつくっていくということは当然だと思いますが、次にどう活用していくかというところでございます。 そんな中で、この山陽小野田市が出しておられます将来は、スマイルプランナーを中心に任意団体、スマイルシティー、デザインセンター──これは仮称ですが──を立ち上げ、より柔軟に活動を展開と、このように指針の中で示しておられますが、この点につきましては、できれば早い時期に、これだけふえていっているんですから、ふやしながら、そういったこの活動がもっと進むようにしていただきたいと思うんですが、お考えはいかがですか。 ○議長(小野泰君) 川地地域振興部長。 ◎地域振興部長(川地諭君) スマイルプランナーの件でございますけれども、今現在、議員が言われたとおり、51団体の157名、計200件を超えていますか、の団体と人数はあります。 それで、この活用について、今、検討中でございまして、本来スマイルプランナーにつきましては、お互いの、といいますかスマイルプランナー同士、あるいは行政との情報の共有というのが今から非常に重要になってきていると考えております。 やはり情報がお互いにないと、どのようにしてまちづくりをしていいのかわからないとか、スマイルプランナーの方々が行政に対してどのような要望をお持ちなのかとか、その辺がはかりかねておるところでございますので、そういった情報の共有をするツールづくりを今現在考えております。 まずはそこが、今、重要かなというふうに思っておりまして、その辺がきちんとできていきますと、先ほど申し上げましたセンターの構築も可能になっていくのではないかというふうに考えておる次第でございます。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 極力早くこのデザインセンターをつくって、よりスマイルプランナーが活動しやすいようにしていただきたい。また、活動を応援できるようにしていただきたいということをお伝えして、この点を終わります。 4点目は、令和2年度から始まるスマイルエイジングパーク事業についてでございます。 令和2年度は、須恵健康公園に健康遊具が設置されます。市民からの要請を受け、平成28年に近隣の自治会長名で健康遊具設置の要望書を市長に提出をしておりましたが、ようやく設置の運びとなり、関係者が喜んでおられるところです。 今後はほかの公園にも整備をするとのことですが、この事業を効果的に展開させるための行動予定をお聞きいたします。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) それでは、スマイルエイジングのことについてから少し説明させていただきますが、スマイルエイジングとは、スマイルの源となる心身の健康を保ちつつ、誰もが笑顔で年を重ねていくことで、健康寿命の延伸を目標とするものです。 このスマイルエイジングパーク事業は、健康寿命の延伸を目指すさまざまな事業の一つではありますが、市民が運動を始め、またその習慣を継続するための環境づくりとして、都市公園のウオーキング園路の整備や改修、また健康遊具の設置などを行うものです。須恵健康公園、江汐公園、糸根公園などにおいて、順次、整備する予定としております。 議員言われましたように、令和2年度については、須恵健康公園において、ウオーキング用園路舗装の部分改修、それから健康遊具5種類の設置を予定しております。それぞれ健康遊具には、名称、使用方法などを書いた説明板も設置する予定としております。 この設置した健康遊具を多くの市民の方に利用していただくために、11月にスマイルエイジング強化月間というのを設けておりますが、そこで須恵健康公園でウオーキング講座等イベントを開催して、その中で健康遊具のPRや正しい使用法についても説明したいと思っております。 また、市のホームページでも健康遊具の設置場所や種類、使用方法などの紹介を行って、周知を図りたいと思っております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 当然市民へ周知をしていただきたいと思いますが、ここでぜひ福祉部長からもお答えいただきたいんですが、住民運営による通いの場、いわゆる百歳体操をこの近くでやっておられませんでしょうか。こういったところにも、ぜひお声をかけていただいて、こういったところがあり、また使い方もお知らせをして、より正しく、よりじゃなくて正しく使っていただきたいという。そして、せっかくついたのだから使っていただきたいというところですが、こういった百歳体操への声かけというのはいかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) 現在の自主運営による住民運営通いの場につきましては、百歳体操等のいきいき体操を中心にやっておりますけれども、こういうのも長年続けておりますと、やはり新しい取り組み等も必要になってくると思いますので、そのあたりの御紹介でありますとか啓発については進めていけるものと思っております。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) それで、これはそういった公園における遊具というか、そういったものの会社のカタログがインターネットで引っ張り出せたんですが、ここには子供の健康はもちろん、若者からお年寄りまで、幅広く利用できる健康遊具というふうに書いてあります。ここは年齢層ですね。やっぱりそういったところでは、担当部としても、いわゆる森部長のところも、子供たちの遊具も置きたいという気持ちは当然あられるわけですが、この子供からお年寄りまで使えるという形での考え方というのはいかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) 健康遊具についてはさまざまな形がありますので、どのようなものを設置するかにつきましては、健康増進課等とも検討をしながら、適正なものをつけていきたいとは思っておりますし、その中には子供用のもあるかもしれないとは思っております。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) ここのカタログでは9つの遊具が載っているわけですけれども、いろんな遊具が、健康遊具があると思うんですね。それをいかに効果的に選んで、効果的に使っていただけるように選んでいただきたいというふうに思います。 そんな中、先ほど市民への周知ということで伝えていただきましたが、埼玉県の鶴ヶ島市、これは人口約7万人ということで山陽小野田市と余り変わりません。健康遊具が4カ所にあるわけですけれども、この設置場所は当然出しておられますが、健康遊具の使い方ということでビデオですね、それを使ってホームページで、いわゆるとまった状態ではなくて、こうやって使うんですということを出しておられるので、よくわかりやすいようになっていて。 これをうまくDVDに焼けば、また先ほどの運営通いの場、そういったところでもこういうのが、今、できていますよというアピールにもなると思うんですが、こういった鶴ヶ島市のような事例を、ぜひ参考にしていただきたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(小野泰君) 兼本福祉部長。 ◎福祉部長(兼本裕子君) 今の御提案は、今、初めてちょっとお聞きしましたので、またそこの先進地の状況も見させていただきまして、何が一番本市にあったPRであるかということを考えまして、よいものは取り入れていくという方向で考えたいと思います。 以上です。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 当然これから公園の指定管理を受けている会社で、健康遊具についても汚れていたら拭いてくださったりとか、いろいろあると思うんですが、雨が降ったりとかすると、やはり汚れが目立ったりすると思います。 ここの鶴ヶ島市のホームページをぜひ見ていただいて、ここには健康遊具が汚れていることがありますということで、さっと拭けるよう雑巾など持参することをお勧めしますとか、本当に具体的に出しておられまして、ここは利用上の注意として、対象は12歳以上の方、このようにも書いておられますから、決して高齢者だけではないというところで、そういった視点をどこに置くかというのがもちろんあるわけですが。 ただこれは、このスマイルエイジングというのは、高齢者だけじゃないですよね。と考えますと、やっぱり子供たちも巻き込んでいくという視点での健康遊具を設置していただきたいというふうに思います。 そして、皆様のお手元にあります資料3、これは千葉県市川市の広報でとらせていただきました。ここは人口も多いですが、設置されている公園、たくさんございます。健康遊具の設置の公園マップ、また御紹介、このようなことがありまして、こういったふうに広報等で当然出していただきたい。 それプラスここで申し上げるのが、一番上にあります皆さんの寄附で、健康遊具などを新しく設置しますということで、これは企業側から見れば、ずっと企業名がその健康遊具に残るということは、その会社に対してイメージアップにもつながる。 また、会社のPRにもつながって、健康遊具自体がその何百万円もするものではありませんから、それを考えると、これから糸根公園、江汐公園とか広めていく中に、少しでもこの企業を、市民もされる方がもしあれば市民もそうでしょうけど、一緒になって健康遊具の設置を推進をするという、これがまさに市長の言われる協創じゃないでしょうか。 そういう意味では、こういった寄附でつくっていくということを視点にしていただきたいですが、いかがですか。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) 公園の遊具ですが、実際、今、老朽化がどんどん進んで、実は撤去をするばっかりで、なかなか新しく設置できる状況にないところもありますので、こういうことで寄附が集められるというものがあれば、ちょっと研究してみたいと思っております。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) ぜひ市民また市内の企業の皆様のお力をお借りして、協創のまちづくりを進めていただきたいということを期待いたしまして、この4点目、終わりたいと思います。 5点目です。5点目はガラスのブランド化推進事業についてでございます。ガラス文化は本市の売りであり、独自の文化であるとの思いで、これまでも何度か取り上げてまいりましたので、来年度から始まるガラスのブランド化推進の事業を歓迎するところでございます。 この事業は市長が目指される協創のまちづくりの観点からも、市民とともに推進をすることが必要と考えますが、どのように展開していく予定なのかお聞きいたします。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) それでは、ガラスのブランド化推進事業について御回答を申し上げます。 本市のガラスによるまちづくりの取り組みにつきましては、きららガラス未来館の体験学習や、3年に一度開催している現代ガラス展を中心にして、主に教育文化振興の分野で山陽小野田市のガラスを浸透させてきました。特に3年に一度開催している現代ガラス展では、既に7回を数え、今では全国的な知名度を誇る若手の登竜門的コンペティションとなっております。 このような中、本市では第二次総合計画において、地域資源の活用、特産品の開発を重点プロジェクトに掲げており、本市の持つさまざまな魅力のうち、このガラスをピックアップし、市内で活動するガラス作家が制作する作品をブランド化することにより、商品の販売に力を入れ、本市の特産品として産業振興の面で活用していきたいと考えております。 ガラスのブランド化は3年間で実施する予定としており、1年目にどのようにブランド化していくのかブランドのテーマ、コンセプト及び事業計画を策定いたします。そして、2年目、3年目に、1年目で策定した事業計画に基づいてブランド構築の事業を展開してまいります。 事業の実施に当たっては、専門のコンサルタント業者に委託して実施しますが、コンサルタント業者に後方支援をしていただきながら、地域でブランドを作り上げていきたいと考えており、ブランド化の推進協議会を立ち上げて、商工会議所、観光協会などの市内団体と連携しながら、地域全体のイメージ向上を目指し、地域のブランドということを念頭に置きつつブランド化を進めていきたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 先ほど質問の中で申し上げましたが、いかに市民とともにこの事業を推進していくのか。その点についてはどのように考えておられるのでしょうか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 市民とのかかわりでございますが、このブランド化につきましては、当初はやっぱり専門的な部分もあると思いますが、コンサルタント業者等の協議の中で、どのように市民の方にかかわっていただけるかということも協議しながら、進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) こうなってきますと、このコンサルタント業者に全てがかかっている感じに私は受けとめてしまいました。この計画では、令和2年度はブランド化推進事業委託料1,220万円ですが、令和3年度は2,000万円、令和4年度は1,800万円ということで、全体では5,000万円、そのうちの2分の1が山陽小野田市の手出しということで、これによって本当に大きく効果を出していかなければ、5,000万円も税金を使う価値が出てくるのかということを思うわけですが。 これはガラス造形作家、私の認識では現在6名おられると思うんですけど、こういった方々にとって、このガラスのブランド化推進事業は、彼らの活動また生活、こういったところでも強く押し上げる効果があるという認識を持ってよろしいですか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 今の御質問ですが、ガラス作家の方ともお話をする中で、ぜひこれを進めてほしいということもございましたし、当然このブランド化、商品の販売にも力を入れていきますので、そのあたりはクリアできるのではないかというふうに、すぐには表れないかもしれませんが、進めていくことができるのではないかというふうに考えております。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 私の認識が間違っていたら申しわけないんですが、このガラス造形作家の定住というところも目指しておられる事業だと思っているんですが、この点はいかがですか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) この事業につきましては、これが進むことによって、今の人数もふえてくることも予想しておりまして、定住につながるものというふうに考えております。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 富山市が当然ガラスでとても有名な市ですけれども、ここが平成30年度から富山ガラスラグジュアリーブランド化推進事業というのを行っておられるのは当然御存じだと思います。そんな中で、ここはどこに、要は開発の委託をしたかというところはつかんでおられますか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 申しわけございません。そこはつかんでおりません。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 本市にはないといえばないんですが、第三セクターである富山ガラス工芸センター、ここに委託をお願いされて、ここからプロデューサー、またデザイナー、売り場の確保、こういったことをしていただくということで、今、次が令和2年度が3年目、最後のこの事業の年になると思っています。 そんな中で、ここは本当に三越と連携協定をされて、そういった百貨店で、こういった富山ガラスのブランドを売っていただくような、そういった形をとっていくということでされているわけですが、そういったところまで富山のやり方に一緒にしろとは言いません。 しかしながら、これだけのお金をかけて、5,000万円かけてやるわけですから、本当に効果を大きく出さなければいけないと思います。選択と集中と言われているわけですから、こういった点では、効果については、この百貨店等を含めた販売の販路の拡大、これにつながるという認識でよろしいですか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 今、言われました富山の例も参考に当然させていただきます。それから、ブランド化を進める上では、まずはプロジェクトを立ち上げること、それから戦略を決めること。これはガラスという戦略はございますが、商品開発、それから販路拡大という、この4つの点が大事なことだというふうに理解をしておるところでございます。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 現実にうちの計画を見まして、ブランドが完成した後は、小野田ガラス株式会社が運営していくとあるわけですよ。これは間違いないわけでしょう。ということは、この小野田ガラス株式会社の中におられる、そのガラス造形作家がどこまでこの推進事業に入ってこられるかというとこを考えると、コンサルタントに委託をして、それでやっていたものをやっていただくというになると、ちょっと違う気がするんですけど、どこまでこの事業に口を出し、提案しというところができるか。 なぜ申し上げるかというと、この予算の中で委員としてでしたっけ、そのお金というのは幾らでしたっけ、令和2年度は4万8,000円という何とも少ない。例えばそのガラス造形作家が富山から来られている方もあるわけですが、そういったよそに行って販路の拡大とか、どのようにしているかとか、いろんなやっぱり調査をすることが必要だと思うんですけど。 令和2年度は計画をつくるというところなので、でも逆に言うと、計画をつくるときだからこそ、こういったガラス造形作家を活用することが大事だと思うんですが、私は全く見えてこないんですけど、この方々を横に置いて、コンサルティング会社がつくっていくというイメージはありませんよね。ガラス造形作家が動きますよね。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 今、言われましたように、その造形作家の方も協力いただけるような話になっておりますので、当然コンサルタント会社が推し進めるだけではなく、それは後方支援ということを考えておりますので、そこを中心にしていきたいというふうに思っております。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) しつこくて申しわけないですけれども、だから令和2年度は、こういった造形作家が動くという予算は入っていないということになるわけですが、この点はどうなっていますか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 造形作家の方の意見もお聞きするような形をとっております。予算の中でも入っているというふうに理解しております。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 予算というのは4万8,000円の中でしょう、令和2年度。資料4で、先ほど資料を出していますよね、4万8,000円でしょう。この委員報酬でしかガラス造形作家にお金を出さないんじゃないんですか。違うんですか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 済みません。これは造形作家の方には委託料として出すようにしておりますので、この1,220万円のうちに入っております。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) このブランド化推進事業委託料というのは、コンサルタントに対しての業者に委託するって書いてあるわけですが、その業者に委託料が1,220万円ではないということですね。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 済みません。コンサルタント業者などと書いておりますので、ここに加えております。済みません。 ◆議員(吉永美子君) これ、やはりこの議会としても、今後審査していくときの資料として出てくるものでしょうから、こういったことはきちんとやはり具体的に出すべきだと思います。などに入れてしまっているんですか、ガラス造形作家の動きを。それはちょっと余りにも寂しい話でした。 いずれにいたしましても、この富山市の取り組みを参考にして、富山市の状況を調査し、検証しながら進めていただきたい。販路の拡大にしていただきたい。ガラス造形作家を活用していただきたい。この思いを持って今回取り上げさせていただいておりますので、場合によってはまた来年取り上げますから、よろしくお願いします。 では最後、6点目でございます。6点目は、若者会議推進事業についてでございます。 本市の将来を担う若者の意見を市政に反映させ、若者が本市に愛着を感じ、定住を促進するため、若者会議の設置を以前より何度か提言をしてまいりました。現在の事業は、来年度までの2年間となっておりますが、さらなる事業の展開が大切と考えます。今後の展望をお聞きいたします。 ○議長(小野泰君) 川地地域振興部長。 ◎地域振興部長(川地諭君) それでは、若者会議の今後のテーマにつきまして、お答えを申し上げます。 若者会議は、もう議員御承知のとおり、シティセールスを推進していく上で、若者の視点から本市の魅力発信に関する意見を聞き、地域振興の諸施策に反映させることを目的として、今年度から2年間でございますけど、この2年間の予定で設置をいたしたものでございます。 委員の対象となる若者ですけども、一応18歳以上30歳未満の者で、現在山口東京理科大学の学生ですとか、両商工会議所及び青年会議所の会員の皆さん、それから市職員並びに公募委員として、今年度は16名で会議を構成いたしております。 また、今年度は会議のテーマをスポーツといたしまして、実際に市が実施しておりますレノファ山口のホームゲームを活用したPR事業ですとか、パラサイクリングナショナルチームと市民との交流事業に参加してもらった上で、自由に意見等を提案をしてもらっております。 現在、これらの意見をまとめた提案書として、とりまとめを行っているところでございますけども、人気のサッカー解説者を呼んだイベントの開催ですとか、親子対抗タンデム自転車レースの開催のほか、市内の学校へのゴルフ部の設置、山陽オートレース場のイベント会場としての活用等、ゴルフやオートレース等を含めた本市のスポーツに関するさまざまな地域資源の魅力を高め発信していく手法につきまして、若者らしいアイデアが盛り込まれておるところでございます。 今後、提案書が提出された後には、その内容をきちんと評価をいたしまして、可能なものは施策の中に、今後取り組んでまいりたいというふうに考えております。 なお、来年度はテーマを文化とする予定でございまして、今年度同様実際にガラスやかるた等のイベントに参加してもらったり、スタッフとしてかかわったりした上で提案をしてもらうことといたしております。 今年度の取り組みの中でも、さまざまなアイデアを出していただいておりますので、まずは2年間の取り組みの結果を検証する中で、また若者たちの意見を聞きながら、3年目以降継続すべきかどうかを判断すべきというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) まずお聞きしたいのですが、若者会議推進事業が令和2年度予算の内訳ということで、これは若者会議の委員の報酬が2,000円掛け10名掛け5回ということは、外から来ている方は10名だけという予定ですね。もともとの立ち上げは何名でしたか。 ○議長(小野泰君) 川地地域振興部長。 ◎地域振興部長(川地諭君) もともと20名を予定いたしておりまして、この20名の中には、市の職員の若手職員も入れるということを考えております。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 若手職員が入ること自体はいいと思うんですけれども、現在が16名でしょう。ということは本来であれば20名だったら、一般から来られる方をプラス4名は目指していくべきじゃないでしょうか。それを結局、令和2年度の予算で、もう最初から10名にしてしまった理由は何ですか。募集はしないんですね。 ○議長(小野泰君) 川地地域振興部長。 ◎地域振興部長(川地諭君) 一応今年度も公募委員、結局公募委員といたしましても、理科大生が公募をしてくれたんですけども、その辺も含めて一応16名体制になっていまして、そのうちの数名が職員となっております。この現状を鑑みまして、公募委員も含めて報酬の出る委員の数を、今のところ10名として設定をいたしたところでございます。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) やはり人数の幅というか、やっぱり人数は多ければ多いほうがいろんな意見が出てくるわけですから、そういった意味では、ここのメンバーの対象なんですが、山陽小野田市は18歳以上ということで、結局は高校生は省かれているということになりますよね。高校は義務教育、まあ教育とイコールはしませんが、義務教育は一応終えていますね。高校生を入れない理由は何ですか。 ○議長(小野泰君) 川地地域振興部長。 ◎地域振興部長(川地諭君) 実際に過去山陽小野田市で、高校生を含めた若者会議的なことをやっておりまして、これは実は総合計画をつくる上でやっておりましたが、なかなか高校生の皆さん、会議場所に行くにもちょっと自分で行かれませんので、場所とかに制約があるとか、あるいは時間に制約があるとかいうのもございました。 さらに高校生と大学生、あるいは社会人等とが一緒になって話をしますと、どうしてもやっぱりちょっと高校生の皆さん、ちょっと委縮がちになってしまいますので、自由闊達な意見がなかなか聞きにくいということもございます。 そうした中で、今回別件で、ハロウインイベントで高校生がいろいろ参加してくれたんですが、会議ではなくていろんなイベントの中で、高校生の意見というのも聞くことができるかと思っておりますので、今回の若者会議は高校生を入れずに18歳以上ということにいたした次第でございます。
    ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) やはり、高校生というのも若者として取り入れていただきたいなって、とても思っています。山陽小野田市の自治基本条例がございますが、この中に青少年の権利というのを第8条にうたっています。「20歳未満の青少年は、その人権が尊重されるとともに、年齢に応じてまちづくりに参加する権利を有します。市民等及び市は、青少年の意見を尊重し、これをまちづくりに反映をさせます」ということです。 それから、この自治基本条例の第8条、これを考えますと、もっと若い年齢の青少年からの意見がきちんと反映をできるように、今後やはりやっていただきたい。先ほどの答弁だと、場合によっては来年度で終えてしまうというふうに聞こえなくもありませんでした。 それはやはり取り組みの仕方次第だと私は思っています。これだけ理科大生が山陽小野田市のまちづくりに対して、とても興味を持ってくれたり、いろんなことに参加をしてくれる。かなりの割合の人がここにいたいというか、アンケートを理科大でとったときに、結構な割合の人がここに、要はいたいといった旨のアンケートの答えがあったとも理科大から聞いておりまして、やはり若い人たちの意見がどこまで山陽小野田市の市政に反映をされているか。それが見えに見える形がとても大事だと思うんですよ。 そんな中で、この資料5ですが、ここは、私は本当に先進的にやっているところだと思います。愛知県の新城市、ここは山陽小野田市より人口は少ない市です。しかしながら、平成27年に若者議会を設置されて、今、第5期の若者議会が活動しておられます。 これは、ちょっと漫画チックになっているのは、若者議会が提案をして、よりわかりやすくするために漫画を作成したということで、その漫画から引っ張りましたので、ちょっと漫画チックにはなっておりますが、これはやはり市長が、若い人たちの声を市政に反映をさせていくという、その思いのもとでの活動だと私は認識をしています。 この中で、市長が5月ごろに諮問をして、そして若者議会でいろいろ議論をしていく中、しかし先ほど言われました高校生が何かちょっと控えてしまうとか言われましたけど、漫画でつくっているからこうなっているわけですが、委員がいる、そして市外の委員がいる、そして、そこにはサポートをするメンターの市民、いわゆる市外から来ている市民がいる。そして、メンターの職員がいる。そして、事務局にまちづくり推進課の人がやっていくということで、本当にサポートをして、若者議会の中でいろんな提案をいただく。 そして、今、愛知大学のあるゼミの論文によりますと、およそ1,000万円ほどの予算をここの若者議会に、市長が要は与えるというかそんな感じで、大変その論文の中に出ていましたんですけれども、図書館についてその利用を提言する。そういった形のことを行って、それが要は取り上げられて、大変解決策を導いたというところです。 そして2016年度には、新城若者予算として955万2,000円が用意されて、図書館リノベーション事業、新城市若者議会PR事業や新城魅力創出事業などを含めた7つの政策案を市長に答申しておられて、これらの事業が実際に実施されまして、大変市民からも喜んでいただいているといったような旨のことが書いているところでございます。 こういったふうに見える形で若者の声を政策にして反映をさせていくということは、私はこれから先本当に必要だと思います。山陽小野田市に対して愛着を持っていただくということでは大事な取り組みではないかと思うんですが、現在の山陽小野田市の若者会議の先に目指すものは、こういったいわゆる予算を使って、こういったことをやりたいと。それが目に見える形、例えばまちの中を歩いていたら、若者議会のメンバーが、ああ、私たちがあのとき言ったのがこういう形になったよねとか、そういったことがやはり私は大事だと思います。 これからの主権者教育、本当に山陽小野田市も、大変選挙のときの投票率に苦しんでいるというふうに認識をしておりまして、公明党議員が新城市にもおりまして、聞きますと、まだその投票率にどれだけ反映したかは全くわからないと。 しかしながら、新城市のことがとても好きになったとか、新城市のことがよくわかるようになったとか、そういった声が若者議会と新城市の市議会が意見交換をして、声が出てきたと。こういったことを繰り返していくことが、すごく私は大事だと思っておりまして、この新城市若者議会に対しての評価について市長のお考えをお聞きします。 ○議長(小野泰君) 藤田市長。 ◎市長(藤田剛二君) このたび御提出いただいております、この新城市の若者議会の内容については、大変すばらしい取り組みであるというふうにも思っております。若者の方を含めて市民のいろんな方の御意見を頂戴して、それを市政に反映するということもあわせて必要だという視点はございます。 昨年のスマイルハロウィンイベントも随分若者の人たちのアイデア、そしてまた実行力、そういったものをしっかりと示していただいた、いい事例の一つかなというふうに思っております。 また、今、御指摘のとおり、やっぱり山口東京理科大学という、またこれも本市の強みでございますので、そういった本市の強みもちゃんと生かしながら、若者も含めた協創によるまちづくりというのを進めていこうというところでございます。 これは、ちょっとほかのことでも申し上げましたけど、地域づくりもこれからそういうふうにやっていきたいんだということも含めて、若者の意見がちゃんと取り入れられるような、そういったこともしっかり調査研究を進めて、今後のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。 ○議長(小野泰君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 若者の意見を市政に反映をさせていくという一つの形として、この若者議会の設置ということも視野に入れて、今後若者政策を進めていただきたいというふうに思っています。 理科大と言われましたが、理科大の森田学長が今月いっぱいですかね、多分学長を退かれるとも聞いておりますが、本当に学長が言われていた言葉、「若者、馬鹿者、よそ者」この意見というのはとても私は大事だというふうに、本当に何の束縛もなく、本当にその思いを語ってくれるというふうに認識しておりまして、この言葉はとてもいい言葉だと思っています。 ですので、その市のまちづくり、いわゆる市長の目指す協創のまちづくりという点では、若者の声を本当に市民の声を大事に当然するわけですが、これから市を背負っていってくれる若者の声を、本当に市が大切にしているという形を見せるように頑張っていただきたい。その思いをお伝えいたしまして、私の一般質問を終わります。(吉永美子君自席へ) ○議長(小野泰君) 以上で、吉永議員の一般質問を終わります。……………………………… ○議長(小野泰君) ここで若干の休憩を挟み、14時20分から再開いたしますので、定刻までに御参集をお願いします。 それでは休憩いたします。────────────午後2時10分休憩午後2時20分再開──────────── ○議長(小野泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 次に、4番、岡山議員。(岡山明君質問者席へ) ◆議員(岡山明君) それでは、皆様、こんにちは。 皆様の安心・安全な暮らしを守ります公明党の岡山明でございます。それでは、通告に従いまして、質問させていただきます。 まずは、小野田南中川墓地の管理についてであります。 本来であれば、昨年の9月の定例会で質問する項目でありましたが、延びに延びて今回の質問という形になりました。 9月には、歴史民俗資料館にて、笠井順八没後100年記念企画展「笠井順八のまちづくり」、これが開催されております。 この歴史民俗資料館は、日本初の民間セメント製造会社を設立したこの笠井順八、その小野田セメントから創業100周年記念の寄附を受けて建設された建物でもあります。その開催にあわせて質問をすると、そういう予定でございました。それが延びたという形でありました。 この笠井順八翁、笠井家が残された遺産と意志、これを受け継いだ山陽小野田市の人々は、さらなるまちづくりを目指して努力してまいりました。笠井家はそのような山陽小野田市の人々を静かに見守りを続けていらっしゃるという状況で、その笠井家の墓所、これが南中川墓地の一角にあるということでございます。 その南中川墓地、市営墓地としての維持管理について問題があるために質問させていただくということでございます。 少し前置きが長くなりました。本題に入らせていただきます。 まず、今回の質問ということで、お墓をどうするかという質問でございます。その話から進めてまいりたいと思います。 移動や永代供養の方法など現代の墓問題について、まずは、御先祖様に申しわけないと、一筋縄ではいかない、そういった墓問題があります。加速する高齢化や世帯数の減少に伴い、最近では住宅問題だけではなく、この墓問題もクローズアップされているようになってきております。逆に、ふるさとにある墓の管理をどうすればよいのか、移動してもよいものなのか、墓のことを子供世代に面倒をかけたくない、子供を持たない世帯は自分の墓をどうしたらいいのか、永代供養はいつまでやってくれるものなのか、そういった悩みがあちこちで聞かれているという状況でございます。 住宅の場合にはおきましては、売るなり貸すなり処分の方法が思いつきますが、墓となると先祖代々が眠る神聖な場所という恐れや、また、罰が当たりそうといった複雑な思いがよぎります。そう簡単に解決できないと感じていらっしゃる方が数多くいらっしゃいます。 文化庁の宗教関連統計の資料集によりますと、御先祖様をとうとぶと答えた人が66%、1年に1回以上墓参りへ行く方が72%、そういう数が出ております。これも事実という状況でございます。 今、その対象になっているのが、今回お話をする市営南中川墓地でもあるということでございます。都市部よりも人口減少に早く直面している地方。墓の所有者の多くは都市部に住み、本人の高齢化などの影響から次第にお墓にさえ行けなくなっているという状況で、自治体が墓の所有者に連絡をとろうにも所在さえわからない、そういったケースがほとんど出てきているという状況でございます。 しかしながら、何となく御先祖様に顔向けできない、そういったような迷いが生じていらっしゃる方々が結構いらっしゃいます。先祖代々守り伝えてきた家名、屋敷、墳墓、土地、そういった地縁血縁のつながりが、しがらみにとらわれるそういった感覚があるということでございます。このような感覚は、日本の死生観の変遷によって醸成されたものでございます。そうした延長線上に、現在の南中川墓地の姿形、これができ上がっているのではないでしょうか。まずは、この地域墓地、なかんずく市営墓地としての維持管理をしっかり進めていただきたいと。その思いで質問させていただきます。 まず1つ目に、改葬等、また基数の動向はどうかと。この小野田南中川墓地の管理についてという状況で改葬等、今言った基数の動向はどうかと。 2つ目に、環境整備等の管理状況はどうか。 3つ目に、設備、水道の維持管理・継続について、また、ごみステーション、駐車場といった施設はどうか。 4つ目に、今後の管理・運用についてどう考えるか。 まずは、この4点お伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小野泰君) 執行部の答弁を求めます。城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) それでは、昨年の9月から大事に抱えておりましたので、南中川墓地の管理についてお答えを申し上げたいと思います。 まず1点目、改葬等、基数の動向についてお答え申し上げます。 南中川墓地は、墓地、埋葬等に関する法律に定める墓地といたしまして、本市墓地条例で市営墓地として定めておりますが、議員も御存じのとおり、一山全体にほぼ無作為にお墓が建立された墓地群でございまして、現在は、お墓の新規建立は認めておりませんので、動向といたしましては、墓参りであるとか、あるいは管理のしやすい場所を求めてほかの墓地などに改葬される方がふえております。基数自体は年々減少している状況にございます。 ちなみに、南中川墓地から他の墓地などへ改葬され、返還された件数でございますけども、この5年間では47件の返還がございまして、改葬された遺骨の総数は160件という状況でございます。なお、南中川墓地へ新たに埋葬された件数は、同じくこの5年間で10件という状況でございます。 それから次に2点目でございますが、環境整備等の管理状況でございます。 南中川墓地の環境整備といたしましては、お盆や彼岸など、墓参りの利用者が多くなる時期に、墓地への進入路など共用部分について草刈り、あるいは剪定などの作業を実施しております。また、倒木が墓地内の通路を塞ぎ、墓地の利用に支障になっているとこういった利用者から連絡、あるいは御相談があった場合には、その都度場所を確認いたしまして、倒木の伐採、あるいは撤去など可能な限り、これは職員で対応している状況でございます。 3点目でございますけども、設備、水道の維持管理・継続、あるいはごみステーション、駐車場の整備についてはどうかということでございますけども、まず、水道設備でございますけども、これは、これまで土地所有者の御厚意によりまして、土地を無償でお借りして水道の立水栓を設置いたしておりましたけども、一部利用者のマナーが悪く、ごみの放置、こういったものが後を絶たないという状況でございましたので、まず注意喚起の看板等を設置いたしまして、適正な維持管理と使用について利用者に御協力を求めておりましたけども、これが一向に改善が見られないということがございまして、土地所有者の方にも多大な御迷惑をおかけするという状況が続いておりましたので、やむを得ず水道施設につきましては撤去をいたしました。この水道施設につきましては、これまでいわゆる墓地内といいますか、市有地内への設置等も検討いたしましたけども、適当な場所が確保できないということから、設置は今、困難というふうに判断をいたしたところでございます。 また、ごみステーションの設置でございますけども、この南中川墓地につきましては山林でございまして、ごみ収集車の進入が困難ということもございまして、ごみステーションの設置に適した場所がこれも確保できないということから、利用者の皆様には、これまでどおり各自でごみをお持ち帰りいただくということをお願いをいたしているところでございます。 駐車場につきましても同様で、地形的にこの市有地内に駐車場を整備するというスペースもございませんので、現在のところ、駐車場の整備も困難というふうに考えております。 墓地利用者の利便性の観点からは、どれも必要な設備であろうというふうには考えておりますけども、今申し上げましたように地形的な問題等もございまして、いずれも困難な状況であるということは御理解をいただきたいというふうに思います。 それから、最後4点目でございますけど、今後の管理・運用についてということでございます。 南中川墓地につきましては、先ほど議員の御説明にもありましたとおり昔ながらの地域墓地を取り込んだ形でございまして、ここには管理上の区画番号もございません。また、使用権者の情報も把握できていないという状況でございまして、もちろん使用料、あるいは管理料も徴収していないということから、基本的には利用者の皆さんにおいて自己管理をお願いしているというところでございます。 また、墓地内には、参道、あるいは区画がかなり密集した箇所もございまして、仮に斜面等の崩落等が起きた場合も改修工事等をすることも難しいという状況にございますので、今後の管理といたしましても、利用者が多くなる時期に共有部分の草刈り、あるいは倒木の伐採作業など、こういった環境整備を中心に維持管理をしたいというふうに考えておりますが、運用の方針といたしましては、冒頭に申し上げましたとおり、今、新規建立は認めておりません。他の墓地等へ改葬される方がふえておりまして、ここ年々減少している状況にございますので、利用者から御相談があった場合は、お墓を例えば小野田霊園であるとかそういった区画された墓地への改葬であるとか、あるいは永代供養等御検討いただくように、引き続き助言や御提案をしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) 再質問の形を少しとらせていただきます。 南中川墓地として、敷地が広大と、そういう地方墓地の中では結構大きいような土地と思うんですけど、墓石数ももう一度あと確認したいと思うんですけど、墓地管理者、当然市営墓地ということですので市ですね。墓地の清掃など日常業務、墓地運営上の管理、事務的な業務、これを行う人を墓地管理者ということなんですが、埋設許可証、これを提出する先、これが納骨する墓地の墓地管理者、当然、市と思うんですが、また亡くなられたときの埋葬だけでなく、ほかの墓地に改葬する場合も同じような墓地の発行する改葬許可証が必要であるという状況なんですが、新たに埋葬する墓地の墓地管理者に提出する必要が当然あると思うんですが、ある程度その数、南中川墓地の数の掌握って、これはとれていないんですか。それちょっと、数の部分で再確認したいと。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) 南中川墓地につきましては、区画として判断できるもの、これは約700基程度あるというふうに把握しておりますが、ただし、実際には山林の中にもっと多くの墓碑が点在をしておりますので、今正確な墓石数、これを把握することは困難な状況でございます。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) 700基程度、実際はそういう数じゃないと思うんですけど、そういった状況で敷地面積、これはどの程度ありますか。今、こちらとしては市営の小野田霊園があるんですけど、小野田霊園と比べて大きさはどの程度になりますかね。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) 南中川墓地の面積でございますけど、先ほど言いました山林の土地の面積は約3.5ヘクタールございます。そのうち、墓地群がある部分をおよそ計測いたしますと大体2.7ヘクタールという状況でございます。 それから小野田霊園につきましては、周辺の緑地部分を含めて7.2ヘクタールございますので、そのうち墓地部分は約5.4ヘクタールという面積でございます。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) 今のお話でいくと、山林と合わせて3.5ヘクタール、墓地近辺が2.7ヘクタールということで、小野田霊園がお墓の部分で5ヘクタールあるという。2.7ヘクタールというと4.7ヘクタールが東京ドームの大きさと思うとるんですけど、東京ドームの半分ちょっとあるようなそういう敷地面積がどうもあるような状況じゃないかと、今、数値を言われました。大体半分強ぐらいの敷地があるという状況で、もう一度市営墓地として管理している中で埋葬、改葬といって、改葬の部分は5年間で47件という話と、もう一つ埋葬の部分が実際に納められていると、市のほうに埋葬手続をとられて埋葬されている件数と。もう一度その部分を確認したいんですけど。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) 埋葬された件数は、これは市に届け出があった件数でございますけども、この5年間で10件でございます。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) そういう形で埋葬に関しては5年間で10件あるという状況で、墓石の新設、これはないと言われましたね。新しい墓地は作らせていないと、そういう形でよろしいですかね。新しい墓地はないと先ほどお話されましたので。新しい墓地はつくっていないけれど、埋葬に関しては5年間で10件。新設は許可していないけれど、埋設に関しては5年間で10件もらっておると。そういう状況になるとちょっとつじつまと言ったらおかしいんですけど、新設はだめ、埋設はいいですよとなると、なかなか南中川墓地の管理上の部分で違和感があるんですけど、当然私も埋設のほうも、今の状況になると新設をしていない状況であれば、埋設に関しても許可を出さないようになるかと思ったら、10件出ている話は、その辺はどういうもとで10件埋葬されているか確認したいんですけど。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) 墓地管理上も、今、新たなお墓をここに建立するということは認めておりませんけども、既にお墓があってそこをお守りしておられますので、その御家族の方が亡くなられたりということがあれば、そのお墓に御遺体を会葬される、埋葬されるということは特に禁じているわけではございません。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) 今そういう部分でやむを得ないという話も聞きました。そうすると南中川墓地の市営墓地としての相対的な捉え方というか今後運営していく形で、市としてはどういう捉え方、運用をどういう形で進められるか、それだけ確認の意味でお聞きしたいです。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) 先ほども申しましたけども、市営墓地全体といたしましても、将来こういったお墓の維持管理が困難になるというふうなことを懸念されてか、今、永代供養のできるお寺の納骨堂であるとか、あるいは他の墓地などに遺骨を移される方が多いということで、ここ近年の傾向といたしましても、市営墓地全体では、貸出区画数よりも返還される区画数のほうが若干多いということで、以前のようにいわゆる抽選でも待機者が出るというふうな状況ではないということでございますので、だんだん規模としては縮小されるのではないかというふうに考えております。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) そういうことで相対的な捉え方、考え方をもう一度お伺いさせていただきました。 あと、敷地も先ほど言われたように広大、墓石の数も結構──数としては700という数字も出ています。そういった状況の中で、今、維持管理が困難であるというお言葉を伺いましたので、まず問題になるのが、先ほどもずっと話されておるんですけど、墓地の境界線、そういう部分が非常に──のり面とかいう傾斜地に対する崩れた場合の境界線、これが微妙になってくると。それがお話の中で伺えると。そういった状況の中で地籍図、墓籍図、図面のようなものがあるかどうか、その辺お聞きしたいんですが。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) これも先ほど申しましたけども、区画を示すような区画番号等もないということで、実はこの南中川墓地につきましては、市営墓地になったのが昭和46年、その時点で引き継いでおります墓石簿というのがございますけども、これには一つ一つの墓の形を示す見取り図のようなものがついておりますけども、今議員から御質問がありました墓の境界であるとかそういった区画を示すような図面は存在はしておりません。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) 今言われたように、墓図、地籍図というのがないという状況になると、今までにそういうトラブルがあったかどうか、その辺は私も確認はしていないんですけど、そういった墓地関係者のほうからそういう要求があった場合、自分の墓石が崩れた場合に関しまして、そういう図面、帳簿、書類等が閲覧できるという墓地、埋葬等に関する法律第15条で、「墓地、納骨堂又は火葬場の管理者は、省令の定めるところにより、図面、帳簿又は書類等を備えなければならない」という状況の中で、この墓地使用者が崩れたということでちょっと見せてくれとそういう請求ができると第15条に載っとるような感じなんですけど、崩れた方から図面見せてくれという要求は今までなかったということでいいんですか。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) 私の知る限り、今までそういった御請求はないというふうに認識しております。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) 長年の間崩れて行方不明と──先ほど私も話をしたんですけど、なかなか連絡も、墓石自体も存続が厳しいという状況の中で、崩れたら崩れたままという現状で、市としては、今言われたのが昭和46年に市営に移譲したと今言われたんですが、その昭和46年以降にいろいろ形が崩れたというのは確認のしようがないと、昭和46年の市営のときにそれをチェックしていないという状況で今に至っている形でいいんですか。それをお聞きしたいんですけど。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) 昭和46年でございますので、50年以上前になりますか、その時点からのことを今私がお答えすることはできませんけども、基本的には墓地のお墓の管理については、利用者の方に自己管理をお願いしているということでございます。ただ、御存じのとおり山の中に斜面も含めて無作為に墓がつくられておりますので、なかなか場所によっては、先ほど言いましたように崩れたりしても工事もままならないと、そういう現地であるということは御理解をいただきたいと思います。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) そうすると、市のほうに関しまして、墓地使用管理規則等と、こういう規則台帳のような形はないということですね。今、言われたように利用者にお任せしている状況で、市としては、墓の南中川総体としての管理はしていないと。あとは利用者に何かあれば利用者で対応してください。市はあくまでも運営にかかわることはノータッチのような形──埋葬とかそういう部分は書類上の手続はするけれど、現場に対する対応はほとんどしていないと。これは現状として、地域墓地としての今の現状ですよということでよろしいですか。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) 今のいわゆる使用管理規則というものがどのようなものを指すのか、私はわかりませんけども、市営墓地に関しては、この維持管理に関するものとしては、墓地条例、あるいは規則で定めてございます。先ほどから言いましたように、この南中川墓地につきましては、そういった状況でございますので、こういったいわゆる環境面ですね、草刈りであるとかそういった維持管理を中心に管理をしていくという考えでございます。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) そういうことで南中川墓地は、管理は利用者がそれぞれ個別にしなさいという話で、そういう管理になると思います。 それともう一つ、私も家に帰る道すがら思うんですけど、山の一部に墓地がぽつんぽつんとあると。そういう個人の山の一部を墓地として使用されている。納骨・火葬・埋葬許可、そういった部分で個人の土地に一つぽつんとある墓地、その許可というのは市がおろして、お宅の土地で埋葬してお墓を建てて、そういう許可は市が出しているということですいね。そうしないと自分の個人の土地に一つぽつんと建っているという状況は、結構見とるんですけど、その辺は市の許可が得て建てられている状況ですか。それちょっと確認したいんですが。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) 基本的には、墓地として許可されて市が管理しております墓地台帳に登録をしていただくということが基本ではあろうと思いますけども、今、市のほうが把握しておりますのは、市内に59カ所の墓地は把握しております。ただ、今議員が言われたように個人の山の中とか、そういったところにぽつんと点在するような墓地ということまでは、市としては把握はしておりません。当然、だから許可も出ていないものというふうに思います。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) そういうことで、個人で建てられた墓地に関しての管理は市はしていないと。手続も書類関係も受けていないというお話をお聞きしました。 次に、市内の地域墓地といったらおかしいけど、墓地の数が59カ所というお話を伺って、これは多いか少ないか私はよくわからんのですけど、市としてはこの数自体は掌握されていると思うんですけど、この数自体は多いか少ないか、それをお聞きしたいんですけど。数自体は、こういう地方に、山陽小野田市に59カ所という数字を言われましたので、よそと比べて数が少ないとなるとよそに個別に散っとんかなという状況も考えられるもんですから、山陽小野田市としてよその市町村と比べて59カ所であれば、そんな違いはないかなと、こういう比較判断といったらおかしいんだけど、そういう意味で59という数字がどういうものかお聞きしたいんですが。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) 今の59カ所というのは、先ほど申しましたように墓地として許可されて市の墓地台帳に登録のある墓地ということで、ただこの59が多いか少ないかということに関しては、他市と比較したことがございませんので、多いか少ないかというのはお答えできません。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) そういうことで、次に移りまして、まずは、南中川の水道ですね。水道、先ほどお話があったんですけど、注意喚起したが、そういう状況で改善が図れないというお話なんですけど、今、新型肺炎でなかなか墓参りも厳しいという状況なんですけど、3月20日には春の彼岸法要という形で皆さん結構墓参りされるんじゃないかと思うんですけど、そういう状況の中で、水道設備がないと。今、お話したんですけど、基数、墓石として700あるということは、極端な話、先人、先祖そういう世帯が700世帯あるということは、最低700世帯があって、それに対して市の市営墓地として水道を1本も延長していないというのは、私はちょっとこの市営という名前がついていなければ問題ないんでしょうけど、市営墓地という名前で、あそこに先人、先祖が700世帯の方々が住まうと言ったらおかしいけど、そういうお墓がある。それに対して水道施設もないということは、私はせめて水道1本、そういう状況で、今回は施設のいろいろ問題の中で、施設運用の中で維持管理に問題があったということで、最善の場所に水道施設を設置する。市として水道1本、私は引っ張ってもおかしくはないと思うんですけど、その辺はどうですか。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) これは先ほども申しましたように地形的な問題がございまして、墓地の中に水道の立水栓を設置しようということで検討いたしましたけど、どうしても山の中でございまして、水圧が足らないということで、これまで民間の土地をお借りして水道の立水栓を1カ所設けておりましたけども、先ほど言いましたようなごみの放置であるとかそういった状態が続いたということで、やむなく撤去したということで、墓地の中に水道の施設を設けるということは水圧の関係等があって難しいということでございます。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) ちょっとしつこいんですけど、もう1回だけ確認したいんですけど、この部分は先ほど私も話したんですけど、最低でも700世帯の方々の先祖、先人がいらっしゃるという、それに本管がない水圧が低いからできんというのは、私は市として考え方を改めていただきたいと。そういう意味で水道1本ですよ──本管も必要なんでしょうけど──水道1本延長していただく、これができんというのは、私は市営墓地として怠慢ではないかと思っているんですが、その辺は私の個人的な意見で最後にこの部分もう一度お聞きしたいんですけど、同じですか。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) これはどのようなルートで水道の管を敷いていくかというのもあると思いますけども、これまでは、民間の方の水道施設から分岐をしていただいて1カ所設けていたということで、どのようなルートで何百メートル引けばいいのかわかりませんけども、最終的には、今言いましたように高低差のある山林の中でございますので、なかなか難しいということでございます。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) では、話を次に移したいと思います。 ごみステーション、ごみの収集も一緒なんですけど、今言われたようにごみの収集車が入らないという状況で、先ほどお話ししたんですけど、3月20日に春の彼岸という法要がある中で、皆様、墓に対して先祖に対して、花とか必ず持っていかれると。そうすると、後処理として非常に困ると。なかなか持って帰られる状況じゃないと思うんですよね。そういう意味で、例えば帰るときにごみステーションがあればそれなりの始末ができると思うんですけど、ごみの収集も小野田霊園に関してはお金を払っているということで、水道からごみ収集からすごい完兎な施設で同じ市営で払うか払わないか、すごい極端に違いがあるんですけど。終わったあとのごみの回収とかもそういう近隣の方がせめて集められるようなごみステーションの設置というのは考えられませんか。 あとごみの収集、それもあとお話をしようと思うんですけど、ごみのステーション、ごみの回収──車、私は入れるんじゃないかと思うとるんですけど、その辺の見直し、せめて春と秋の彼岸程度には、ごみの回収をしていただきたいと。それがちょっと確認でもう一度お話いただきたいんですが。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) 今ごみステーションでございますけども、唯一考えられるのは190号のバイパスに一番近いところあたりであればとは思いますけども、実はこれも墓地の中では一番北側の外れも外れのところでございまして、実際に墓地にお墓参りをされた方がわざわざそこまでごみを捨てに行かれるかというと、私は甚だ疑問に感じております。山林の中ということで、一番便利のいい、例えば真ん中とかその辺に置ければいいんですけど、当然そんな斜面をごみのパッカー車が入ることはできませんので、ごみステーションについても、今、設置はしないということでございます。ごみについては、申しわけないけど持ってこられたものは持ち帰っていただきたいということでございます。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) では、ちょっと確認するんですけど今の状況でいくと、水道もない、ごみのステーションもない、ごみの回収もない、そういった南中川墓地という状況ですね。何もしていないと。話聞くと、墓地に関してごみの収集もしていない水もない、そういう先人、先祖が住まわれているお墓、それに対して市は返事していない。ごみの収集車は一回も入っていないという状況ですね。それだけ確認してその部分は話をやめたいんですけど、それだけ確認させて。それを市民の方に説得せんにゃいけんもんですから、それでよろしいですね。 ○議長(小野泰君) 城戸市民部長。 ◎市民部長(城戸信之君) 何もしていないというか、何もできないということでございます。ただ墓参りが多くなる時期とかその前には環境課の職員も見て回っておりまして、例えばごみが捨てられていたりということがあれば、不法投棄ということで環境課の職員が回収したりとそういったことは行っておりますけども、定期的にごみのパッカー車を回してということは難しいということは御理解いただければと思います。進入路がございません。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) そういうことで私のほうから、この南中川墓地には、先ほどもお話したんですけど、近代工業国家日本、なかんずく山陽小野田市の建設に大きな貢献を果たしており立役者であります先人の笠井順八翁のお墓もあるという状況ですが、ノータッチという話です。歴史民俗資料館にも9月に笠井順八没後の100年記念企画展「笠井順八のまちづくり」の中でもお墓の位置にランプが表示されるといった展示もありました。そういった場所、お墓の維持管理に対しまして、もう少し市としての尽力、支援をしていただきたいと。そういう希望いたしまして、この南中川墓地の管理ついての項目は終わらせていただきます。 次、移ってよろしいでしょうか。 ○議長(小野泰君) はい、どうぞ。 ◆議員(岡山明君) 次の項目に入ろうと思います。次の項目につきましては、道路の整備というお話でございます。 道路は地域住民に最も身近な公共施設であります。生活に密着し、住民は道路を徒歩、自転車、車椅子、自動車などの手段で利用し、利用時間もさまざまであります。 また、道路には住民の生活で欠かせないそういった上下水道、電気、ガスなどのライフライン施設も布設されております。道路管理者は、住民が道路を快適に利用するため常時、維持管理を行っておりますが、問題は山積みの状態であります。その中で利便性の代償として、交通事故の問題が大きな課題となっているという状況でございます。住民にとって最も身近な危険があるということでございます。近年の交通事故死亡者、それは歩行中また自転車乗車中の死亡者、これが全体の半数を占めております。その半数が自宅から500メートル以内の身近な道路で発生している状況であります。 国土交通省は生活道路における交通安全対策の推進、これを重点的に取り組むべき課題としております。このような情勢を踏まえまして、人優先の考えのもと、通学路、生活道路等において歩道の整備等による歩行空間の確保、これをより一層進めるなど歩行者の安全確保対策を推進していく必要があるということでございます。 自転車については、事故によって被害者・加害者のどちらにもなり得ると考えられております。そのため、事故を起こさない、被害を受けない対策、これをそれぞれ講じる必要があるということでございます。 また、高齢者と子供の安全確保につきましては、本市では、ほぼ3分の1が65才という高齢社会を迎えております。65才以上の高齢者の死亡者の数が全体の半数前後を占めております。そのうち半数が歩行中の事故で、その大半が道路横断中に発生した事故となっております。高齢化が一段と進む中で、高齢者の交通事故対策、重点的に取り組む必要性が差し迫っているということであります。高齢者運転の増加に伴い、高齢運転者による事故の増加が懸念されることから、高齢者が歩行及び自転車等を交通手段として利用する場合と、もう一つ自動車を運転する場合に分けて対策を推進する必要が今後あると思われます。加齢による身体の機能の変化にかかわりなく高齢者が交通社会に参加することを可能にするため、バリアフリー化された道路環境、この形成も重要であります。 また、少子化が進展している中で、安心して子供を産み育てることができる社会、これを実現するためにも、子供を交通事故から守る交通事故対策にも重点的に取り組む必要があります。関係機関が連携して通学路の定期的な合同点検、この実施また対策の改善などに継続して安全確保に取り組むとともに、通学路等の歩道整備等一層の交通安全対策、これを推進・継続する必要があります。 生活道路、通学路、高齢者、障害者における交通安全対策確保のための質問として、まず1つ目に街路灯の設置状況、動向はどうか。設置基準等に県道、市道の違いはあるのか。 2つ目に街路樹の管理状況はどうか。県道、市道に違いはあるのか。 3つ目に県道や市道と交差している踏切の通行帯は、拡幅された道路より狭い状況であります。通行に際し、歩行者への負担が大きいと思われるがどうか。 4つ目に労災病院周りの市道の一部に、非常に狭い幅の道路があります。この市道は通学路も兼ねておりますが問題はないのか。 この4点について質問させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(小野泰君) 執行部の答弁を求めます。森弘建設部次長。 ◎建設部次長(森弘健二君) (1)街路灯の設置状況、動向はどうか。設置基準等に県道と市道に違いがあるのかについてですが、市道における道路照明についてどのような設置基準で設置しているのか、また県道と市道において取り扱いに相違点があるのかについて回答いたします。 まず、道路照明の設置について、県道と市道の取り扱いが違うのかという御質問に回答いたします。これについては、市は山口県が作成している道路整備技術の手引きを準用しており、県と市の取り扱いについては同様となっております。 次に、市道の道路照明の設置状況についてですが、道路整備技術の手引きの中に、道路照明の設置場所が示されていますので、それを踏まえた上で、道路管理者は、市道と市道が交差する信号機の設置された交差点や横断歩道、必要に応じて信号機がない交差点や横断歩道にも設置するとともに、橋梁や踏切等にも設置しております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) 続きまして、(2)の街路樹の管理状況はどうか、それから県道と市道に違いはあるのかということにお答えします。 今、市が管理している街路樹は、県道では一部の4路線と市道19路線、合計で1,200本ございます。限られた予算の中での管理となっておりますので、毎年剪定する木、それから数年に一度剪定する木などと剪定計画を立てまして、順次実施しております。 近年では、人件費の上昇や諸経費の増加によって維持管理費も増大しておりますので、計画どおりになかなか剪定できていない部分もございますが、樹木の成長を抑制する薬剤を使用するなどして、工夫をしながら適正な管理に努めています。今年度の管理といたしましては、高木剪定を480本、抑制剤樹幹注入を122本に行いました。 なお、市が管理している街路樹につきましては、管理方法に県道と市道の違いはございません。 以上です。 ○議長(小野泰君) 森弘建設部次長。 ◎建設部次長(森弘健二君) (3)県道や市道と交差している踏切の通行帯は拡幅された道路の幅より狭い状況である。通行に際し歩行者への負担が大きいと思われるがどうかについてですが、踏切はJR西日本が所有する線路敷地内に設けてあり、道路管理者が独断で歩道設置などの改良はできません。このため、JR西日本との事前協議が必要となり、その協議が整えば線路内での事業が可能となりますが、事業スケジュールの決定や工事の実施は全てJRが行うこととなります。併せてこれに係る費用の全てを市が負担することとなりますので、現段階での踏切部分の改良は困難であると考えています。 次に、(4)労災病院周りの市道の一部に非常に狭い幅の道路がある。この市道は通学路も兼ねているが問題はないのかについてですが、まず、通学路が市道となっている場合の道路管理者のかかわり方について回答いたします。 議員はよく御存じと思いますが、山陽小野田市では教育委員会を中心として、山陽小野田市通学路安全推進会議を設置しており、この構成員として市道の道路管理者である土木課が参加しております。この中で、市道における通学路の危険な箇所を減らすべく計画的に事業実施をしているところです。 さて、議員から御質問いただいた路線、市道南中川千代町線は、この通学路安全推進会議の中でリストアップされている路線であり、土木課でも対策中の路線です。ここについては、水路の改良を行い路線の拡幅を要望されている箇所ですが、現在実施中である他の歩道拡幅等の事業もあり、すぐの事業化は困難です。このため、今年度は路肩部分と車道部分を明確にするため、区画線を引いて通学する生徒の歩行空間を設けたところです。今後、他路線の事業推進に応じて、この路線の整備も実施したいと考えております。それまでは、通学路安全推進会議の中で教育委員会や学校関係者の方に生徒の安全啓発をしていただくようお願いしております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) それでは、道路の整備についての再質問という形をとらせていただきます。 まず、街路灯ということですね。今、お話もあったんですけど、街路灯ということで、街灯、街路灯似たような言葉なんですが、微妙な違いがあるようで、街灯は公共の空間を照らすために用いる照明装置、その街灯による種類の一つとして分類されるのが街路灯という状況で、その街路灯は、特にデザインを重視した照明のようでございます。その街路灯の種類として、防犯を目的として用いられる防犯灯、道路交通に必要な道路照明──この道路照明の部分で、局部照明、連続照明とその辺も分類がそれぞれあるような形で、もう一度申しわけないんですけど、道路照明、局部照明の定義づけというかどこに設置されるものか。どこかしこにもつけられないものか、住民のほうから「ここつけてくれ」とそういう形で設置できるものか。局部照明の定義づけ、設置基準というか、その辺をもう一度確認したいんですが。 ○議長(小野泰君) 森弘建設部次長。 ◎建設部次長(森弘健二君) 先ほども説明いたしましたとおり、道路整備技術の手引きの中に、道路照明の設置場所が示されていますので、それを踏まえた上で市道管理者は、市道と市道が交差する信号機の設置された交差点や横断報道、必要に応じて信号機がない交差点や横断歩道に設置するとともに、ほかにも橋梁や踏切等にも設置しております。これらを総称して局部照明と呼称しており、その名のとおり道路の危険な部分を照らすことを目的としております。 交差点においては、自動車の運転者が遠方から交差点の存在を認識することや、交差点付近または交差点内にいる自動車や歩行者が識別できるように、横断歩道については、これに接近してくる自動車の運転者に対し、その存在を認識させ横断中及び横断しようとする歩行者等の状況をわかるようにするものです。 以上が市道における道路照明の設置状況です。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) 最初の部分はよくわかった、市道と市道の交差点、信号機があるなしで云々という話を聞きましたが、これは後ほどそういう関連の質問をさせていただく状況で、市道と市道の交差点の部分が設置条件であると、その辺はもう一度確認させていただきます。市道、県道、この街路灯、その設置状況というのは確認の意味で、市所有以外の設置場所、市全体として、街路灯、街灯、そういう照明施設がどの程度あるか、その辺の数をお聞きしたいんですが。 ○議長(小野泰君) 森弘建設部次長。 ◎建設部次長(森弘健二君) 市道に設置され、市で維持管理している道路照明については268灯あります。また市道に設置されている街灯でも、街路灯管理委員会等が設けられ、その団体に維持管理してもらっているものが、パークアベニュー街路灯管理委員会、新沖線街路灯管理協会、大塚工業団地企業協会、大学通り街路灯管理委員会があり、街路灯の総数は101灯になります。このほかに山陽小野田市街路灯管理委員会が維持管理しています小野田駅から西の浜までの県道に設置されている街路灯が132灯あります。LEDについては、今後設置するものについて積極的に採用しようと思っておりますが、今現在は29灯となっています。 以上です。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) 結構本数があるという状況で、今、市が管理しているのが268灯と。あとその他街路灯委員会の本数も言われたんですが、市が268灯、市トータルで何本ありますかね、合せると。合計の本数ってわかりますか。 ○議長(小野泰君) 森弘建設部次長。 ◎建設部次長(森弘健二君) 団体が維持管理している──先ほどの委員会ですね──これが249灯と市自体が管理している268灯で、合計517灯になります。 以上です。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) 今お話があったように、市の管理が268灯で、あとそういう企業スポンサー絡みが249灯ということで、トータルで517灯の街路灯、照明灯と、局部照明とそういう形の照明としての施設がトータルで517灯あると、そういう数を確認させていただきました。 そういう状況の中で、NHK放送7時前にCMのような形で若者の主張というのが1分か2分程度そういう放送が流れています。その中で、夜間の照明について現状の課題として学生がしゃべられております。そういう若者の主張と、これがNHK放送で流れています。その中で、まずは一番最初、私も気が付かなかったんですが、そういう照明の話をぽろっと聞いたもんですから、私の市民相談と同じような形が出たもんですから、そういう状況の中で、どういう話をされておるかといいますと、山口東京理科大学、この地元の学生は「街灯が少なく側溝に落ちる危険性がある。また夜間に散歩やジョギングする人も危ない」これは、山口東京理科大学。梅光学院大学、これに関しては「夜道が暗いので、街灯がほしい」。3つ目が山口県立大学。これは「山口は街灯が少ない。歩行者も自転車も通行が危険。アルバイトで帰宅する際に段差があってなかなか気づけない。危ないという感じである」という話もされています。東亜大学におきましては「街灯が少なく、車も少ないので、道が暗い。帰宅で明るい大通りを回ると時間がかかる」。5番目に山口大学「街灯が少ないので暗い」と。6つ目に岩国短期大学「夜が暗いから星がきれいに見える。しかし、夜お店が閉まっていて、友だちと一緒に御飯を食べに行くところがない。昔に比べて人が少なくなり、道など暗くて怖い」ということが、これはNHKのホームページに載っていますので、読まれたら、そういう街灯に関する若者のお話が出ております。NHKの中で若者の主張というのが載っておりますので、ぜひ参考にということで、お話ししているんですけど、何が言いたいかというとやはり地元の理科大学の学生でさえ、そういった声が出ているのが現状であります。まずお聞きしたいのが、大学の街路灯委員会──先ほどもお話があったと思うんですけど──この設置場所、箇所、何箇所あるのか。またいつ設置されたものか、その辺お聞きしたいんですが。 ○議長(小野泰君) 森弘建設部次長。 ◎建設部次長(森弘健二君) 23灯です。設置は平成2年度です。 以上です。(「ちょっともう一回言ってください」という者あり) 23灯。設置は平成2年度です。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) そうすると、今、令和2年ですね。 街灯を23灯設置されたという話なんですけど、これが平成2年ですいね。そうすると約30年前に23灯設置されて、それ以降は毎年1灯ずつでもふえているという状況ではないということですね。ふえていないという数だけ確認したいんですけど。
    ○議長(小野泰君) 森弘建設部次長。 ◎建設部次長(森弘健二君) それ以降の増設はございません。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) そういうことで、平成2年に23灯設置された以降は、本数が1本もふえていないというのが大学の現状であります。 そういう状況の中で、先ほど設置にいろいろ街灯委員会とかがあるんですけど、理科大の薬学部を設置して、新たに大学ができたということで照明、局部照明も一緒なんですけど、そういう分が1灯でもふえているかどうか、その辺の数をお聞きしたいんですがわかりますか。 ○議長(小野泰君) 森弘建設部次長。 ◎建設部次長(森弘健二君) 局部照明に関してはふえてはおりません。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) 局部照明はふえていないということは、どのように考えて、──ちょっと滑舌が悪いんで申し訳ないんですけど──道に関しては照明施設はついていないという状況ですね。そういうことで大学設置の照明も、あと委員会設置の照明も設置されていないという状況で。 あともう一つ、夜間の安全性確保のために市内のそういった企業等スポンサーになっていただいた街灯委員会。また、新たなメンバーを確保するために、市として企業に協力要請、支援は、新しく今回薬学部ができたということで、市のほうからお願いはとれるかどうか、その辺はちょっと微妙と思うとるんですが、市としてどういう形をとられているかお聞きしたいんですけど。 ○議長(小野泰君) 森弘建設部次長。 ◎建設部次長(森弘健二君) 先ほどから説明しておりますとおり市道における道路照明は、その基準によって整備しています。連続照明については、市街部において交通量が2万5,000台以上/日の場合に設置することが望ましいとなっています。このため、新たに街路灯を設置してスポンサーを募ることは計画しておりません。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) 最後に聞くんですけど、この局部照明という道路関係の照明が現状としては、平成2年以降ふえていないと。あとは市内のそういった街路灯委員会の部分もそんなに極端にふえていないという状況で、明るさに関しては非常に暗いというのが継続されておると。そういう状況で、街路灯以外でもう一つ学生に一番大切な防犯に関しまして、防犯灯があると思うんですけど、この防犯灯の設置に対して大学のほうはどういう支援をとっておりますか。それだけお聞きしたいんですが。 ○議長(小野泰君) 森弘建設部次長。 ◎建設部次長(森弘健二君) 防犯灯というわけではなくて、大学自体が学生から聞き取りを行って、大学において必要な箇所に照明を設置するという動きを、今、見せていらっしゃいます。今年度は、とりあえず5カ所を計画していらっしゃるということです。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) 局部照明ではなくて防犯灯を5カ所、大学のほうがつけられている状況ですか。そういう状況ですか。 ○議長(小野泰君) 森弘建設部次長。 ◎建設部次長(森弘健二君) 議員のおっしゃるとおりです。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) この部分は終わります。 次に、街路樹について1件だけ。高木の根上げについて、その辺どういう対応をするか、ここに私も質問書いているんですけど、小野田港の歩道、これが結構高木で根上がりしている状況で、自転車で走行中に転倒して病院に運ばれたという事例も出ておりますが、高木に対する根上がり、この対応をどうされておるか、その辺だけ一つお聞きしたいんですが。 ○議長(小野泰君) 森建設部長。 ◎建設部長(森一哉君) 街路樹につきましては、歩道ですね、確かに根が大きくなった段階で根が上がって、歩道ががたがたになっている部分がございます。 県道につきましては、あくまで道路管理者、県のほうにそういう状況があれば、こちらからも情報提供をするなどして対応をしていただいております。 市道につきましては、平成30年8月、実態調査を一度全部行いまして、状態の悪い箇所から順次改修するとして、今年度は危険度の高い4カ所を採用いたしました。引き続き、来年度等も順次危険度の高い部分から対応したいと思っております。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) そういうことで、根上げの部分で地域住民の安全確保で、伐採といったら大変申しわけないんですが、伐採のような形で歩道のフラット化という部分も考えの一つとしてあるんじゃないかと。今後フラット化という意味で高木に対する対応の一環として、フラットにするということで伐採という考え方も住民の安全という部分で一つの考え方としてはあるんじゃないかなと思っております。今後参考の形をとっていただきたいと思っております。 次に、踏切ですね。踏切のお話ししていただきたいんですが、先ほど最初の3番の項目と全く同じ状況で、道に関しまして、普通の歩道がある道から線路に入った状況であれば、どうも歩道の部分がないと。車が通る車道しかないと、歩道の部分がないという状況で非常に問題もあると。 そういった状況の中で、竜王町の踏切、ここで自動の車椅子の方が脱輪されて転倒され、近隣の方々が救急車で対応されたという状況であります。そういった意味で、踏切内の拡張といったらおかしいんですけど、道路と市道とせめて同じ幅に拡張できないかどうかという質問なんですけど、その辺お話しすると、JRとの協議の上でという話もありました。予算もそういう話になれば市が出せという話で、なかなか拡張ができんという状況で、住民の安全に対する形が今の踏切の中では対応がとれていない、安全が確保できていないということに対して、その辺の状況をもう一度どうなんだということをお話を聞きたいです。 ○議長(小野泰君) 森弘建設部次長。 ◎建設部次長(森弘健二君) 議員がただいまおっしゃったとおり市民の方々からすれば、そういうふうに思われるのは当然と思います。しかしながら、先ほど回答申し上げましたとおり、踏切の工事は、JR主導で行われるので、このあたりの協議が整わないと現時点での整備は困難と考えております。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) そういうことで、この話私もだいぶ質問の項目をつくっとたんですが時間がありませんので、JRとの協議の上で住民の安全を確保していただきたいと。まずは、歩道と同じ幅の踏切を設置していただきたいと。そういう予算もいろいろあるでしょうけど、その辺は命にかえがたいものがあるんではないかとそう思っております。 もう一つ、次に労災病院の市道の件なんですけど、現在、あの道、のり面から雨水というか水漏れがある状況で、土砂も一緒に流れてきている状況。この辺は市として確認されていますか、どうですか。 ○議長(小野泰君) 森弘建設部次長。 ◎建設部次長(森弘健二君) 現地を確認しております。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) 確認されているということでありますので、対応はどうされるんですか、これそのままですか。当然、市道ですから、のり面ですから市の管轄じゃないという状況で、この辺は市の対応としては、上に報告とか話は関係ないと思います。私は関係ないと思います。これはどうですか。 ○議長(小野泰君) 森弘建設部次長。 ◎建設部次長(森弘健二君) あくまで私の土地から出ている水ですので、投げかけはしておりませんけれども、こちらのほうから何かをするということはございません。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) そういうことで、私の確認した状況で、上層にあるのが保育園なんですね。労災病院のきららキッズ保育園、これがあります。開園しているときにどうも水が出ているという状況で、この夏ごろに補修、改修工事を行うという話を聞いております。 その時期と、上層の保育園の状況でされる工事に伴って同時に狭い道路、その拡張のそういう市道の工事を行うということは考えられないということですか、無理ですか。 ○議長(小野泰君) 森弘建設部次長。 ◎建設部次長(森弘健二君) 道路の拡幅、この場合は通学路安全対策の事業として行いますので防災安全交付金、これを使うことになろうと思います。そして、もうあと10日後ごろには来年の予算の話になりますので、この8月にそれを運営するというのはちょっと不可能と考えております。 ○議長(小野泰君) 岡山議員。 ◆議員(岡山明君) そういうことで、予算、あとは緊急性という状況の中で、早期の拡張工事は厳しいという状況であります。 現在、道路に区画線として白線のみ引かれているという状況で、子供たちが使用する通学路でもあります。そういった意味からも児童の安全確保のために、通学用のグリーンライン──緑の区画線──これも引いていただきたいと、せめてグリーンラインを引いていただきたいという希望を訴えまして、私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございます。(岡山明君自席へ) ○議長(小野泰君) 以上で、岡山議員の質問を終わります。 これをもちまして、本日予定しておりました一般質問者の質問は終わりました。 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 明日4日は午前9時30分から本会議を開き、一般質問を行いますので、御参集をお願いいたします。 本日はこれにて散会いたします。お疲れでございました。────────────午後3時31分散会──────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  令和2年3月3日   議  長   小 野   泰   署名議員   笹 木 慶 之   署名議員   水 津   治...