• "山陽総合事務所長"(/)
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  1. 山陽小野田市議会 2019-09-18
    09月18日-05号


    取得元: 山陽小野田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    令和 元年 9月定例会(第3回)令和元年山陽小野田市議会(第3回定例会)会議録令和元年9月18日     午前9時30分 開議議員定数 (22名) 現員数     (22名) 出席議員 (22名)     議 長  小 野   泰 君     副議長  矢 田 松 夫 君     議 員  伊 場   勇 君     議 員  大 井 淳一朗 君     議 員  岡 山   明 君     議 員  奥   良 秀 君     議 員  河 﨑 平 男 君     議 員  河 野 朋 子 君     議 員  笹 木 慶 之 君     議 員  水 津   治 君     議 員  杉 本 保 喜 君     議 員  髙 松 秀 樹 君     議 員  恒 松 恵 子 君     議 員  中 岡 英 二 君     議 員  中 村 博 行 君     議 員  長谷川 知 司 君     議 員  藤 岡 修 美 君     議 員  松 尾 数 則 君     議 員  宮 本 政 志 君     議 員  森 山 喜 久 君     議 員  山 田 伸 幸 君     議 員  吉 永 美 子 君 欠席議員 ( 0名)          事務局職員出席者 局     長  沼 口   宏 君 議 事 係 長  中 村 潤之介 君 書     記  原 田 尚 枝 君説明のため出席した者 市     長  藤 田 剛 二 君 副  市  長  古 川 博 三 君 総 務 部 長  芳 司 修 重 君 企 画 部 長  清 水   保 君 地域振興部 長  川 地   諭 君 市 民 部 長  城 戸 信 之 君 福 祉 部 長  兼 本 裕 子 君 福祉部 次 長  川 﨑 浩 美 君 経 済 部 長  河 口 修 司 君 経済部 次 長  深 井   篤 君 建 設 部 長  森   一 哉 君 総合事務所 長  堤   泰 秀 君 教  育  長  長谷川   裕 君 教 育 部 長  尾 山 邦 彦 君 病院事業管理者  矢 賀   健 君 病院局事務部長  國 森   宏 君 水道事業管理者  今 本 史 郎 君本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問 ────────────午前9時30分開会──────────── ○議長(小野泰君) おはようございます。ただいまの出席議員数は22名で、会議定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 議事日程は、お手元に配付してありますとおり進めてまいります。──────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ──────────── ○議長(小野泰君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、伊場議員、奥議員を指名いたします。──────────── △日程第2一般質問 ──────────── ○議長(小野泰君) 日程第2、一般質問を行います。 一般質問の要領については前日同様に行い、本日は発言者を2名予定しておりますので、議事運営に御協力をお願いいたします。 それでは、ただいまから一般質問を行います。 13番、森山議員。(森山喜久君質問者席へ) ◆議員(森山喜久君) 皆さん、おはようございます。市民ネットの森山です。きょう、1番バッターということで、よろしくお願いしたいと思います。 今、千葉県では、いまだに台風15号による被害、その復旧作業が進んでおります。いまだに6万戸の停電、史上最高になるであろう農作業の被害額、それが予想されている中、一刻も早い復興を祈念いたしたいと思います。 その一方で、改めて電気や水道などのライフラインの重要性、それが浮き彫りになったと思います。 第二次山陽小野田市総合計画において、基本施策38、効率的で効果的な行政運営の現状と課題の項において、「公共施設の多くが老朽化による大規模修繕、更新の時期を迎えており、修繕、更新に係る経費は、今後増加が見込まれます。厳しい財政運営が予想される中、施設の維持管理や修繕、更新に要する費用を削減し、年度間で平準化する必要があります。「山陽小野田公共施設等総合管理計画」に沿って、全庁的・長期的な視点から公共施設の最適化を実現していくことが必要です」と記載されています。まさにそのとおりだと思います。 先日、不二輸送機ホールで行われた厚狭地区敬老会が開催された際、私も運営スタッフとして参加させていただきました。不二輸送機ホール、外見上はまだまだ新しいかなというふうに思ったんですけど、やはり25年もたっているということで、それなりに老朽化し、古くなっているなというのも感じたところです。 そこで、1、公共施設の整備更新について。 (1)公共施設の個別施設計画の進捗状況について問う。 (2)不二輸送機ホール施設改修計画(照明、音響設備を含む)について問う。回答をよろしくお願いします。 ○議長(小野泰君) 執行部の答弁を求めます。清水企画部長。 ◎企画部長(清水保君) おはようございます。それでは、私のほうからは、1番目の個別施設計画の進捗状況についてというところでお答えを申し上げたいと思います。 まず、公共施設の管理計画の策定経緯のほうから回答を申し上げますが、本市の公共施設の多くは建設から30年以上が経過しており、今後、修繕、更新に係る費用は年々増大することが予想されております。 一方で、人口減少や高齢化の進行に伴い、税収の減少や社会保障費の増加により、今後も厳しい財政状況が見込まれることから、公共施設の維持、管理、更新に要する財政負担を軽減する必要がございます。 このため、全庁的に統一した様式による施設台帳を作成し、この台帳をもとにして、公共施設の施設数や建設年度、種別ごと、あるいは地区ごとの状況をまとめた公共施設白書を作成・公表いたしております。この内容を踏まえて、平成28年度には公共施設等総合管理計画を策定し、公共施設の総量や年度別の整備状況、公共施設全体の管理に関する基本的な方針をまとめております。 現在、公共施設等総合管理計画に基づいて、施設の分類ごと、個別施設ごとに、長寿命化や統廃合などの施設の方向性を示す個別施設計画の策定に取り組んでいるところでございます。 個別施設計画の策定に当たっては、まず施設所管課から提出された個別施設計画の原案をもとにヒアリングを実施するなどし、施設の総量や老朽化の度合いを把握するとともに、今後の基本的な方針を取りまとめております。 方針検討の際は、施設の新規整備をできるだけ抑え、未利用施設や既存施設の有効活用を優先して検討する「総量抑制」、それから定期的な点検により計画的な予防・保全による維持管理を行う「長寿命化」、また官民連携手法による「民間活力の活用」、「近隣市町との連携」など、さまざまな手法を踏まえ、検討を行います。 さらに、具体的な取り組みとして、公共施設の複合化、集約化、用途廃止を進め、長期的視点で公共施設の適正な機能の確保・配置による最適化を図ります。 その後、維持すべき公共施設については、年次的に公共施設の修繕、更新に係る費用の縮減、平準化を図るため、支出可能な投資的経費を適切に判断しながら、修繕や更新に優先順位をつけ、適切な維持管理を行ってまいります。 個別施設計画は、今年度末までにまとめ、庁内での全体調整を行い、その後、市民の皆様の御意見を伺いながら、令和2年度末までに策定をいたしたいと考えております。 なお、既に小野田保健センターについては、重複していた機能を1カ所に集約することにより廃止し、また商工センターは民間活力の活用による施設のあり方について検討を始めており、個別施設計画の策定と並行して取り組みを進めている施設もあるところでございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 川地地域振興部長。 ◎地域振興部長(川地諭君) おはようございます。では、私のほうから、不二輸送機ホール施設改修計画についてお答えを申し上げます。 不二輸送機ホール──文化会館でございますけども、平成6年の開館以来、これまで市民の芸術文化活動の拠点といたしまして、また芸術文化イベントを通じて、市民生活を豊かにするための施設としての中心的な役割を果たしてきた施設でございます。 本館は、議員もおっしゃったとおり、開館後25年を経過いたしており、躯体自体の問題は生じてはいませんが、設備・機器の老朽化等によりまして、各種端末装置のふぐあいなどが発生しており、その都度、修繕対応してまいっているところでございます。 今後は、音響設備や舞台照明におきまして、将来性を考慮した機器更新の時期が到来しつつあります。 加えまして、会館屋根の防水対策、あるいは大ホール、つり天井の改修及びこれにあわせました照明機器の更新などの大規模な施設改修も必要となってきております。 このため、今後も会館を市の芸術文化振興の中心と位置づけ、長寿命化を図るために、個別施設計画に大規模修繕を計上いたしており、今後、計画的な整備事業の推進を考えているところでございます。 なお、施設改修や設備更新におきましては、多大な事業費を要するとともに、調査、設計から施工に至るまでに相当の期間を要し、施工内容によっては長期休館を余儀なくされることから、県内他市の同様施設の整備状況等を参考とし、庁内での協議等を重ね、計画的かつ効率的な改修を行えるよう、さらに利用者や他施設への影響も考慮しながら、改修計画を策定していくことといたしておる次第でございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) それでは、(1)の個別施設計画の策定の進捗状況について、るるお話をいただいたんですけれど、昨年、同様趣旨の質問をさせていただいた中で、行政改革の推進プロジェクトチームをつくっていくというふうな答弁もあったんですけれど、今、プロジェクトチーム自体の設置状況、そして会議等が行われておれば、会議の開催状況等を教えていただけたらと思います。 ○議長(小野泰君) 清水企画部長。 ◎企画部長(清水保君) 行政改革のプロジェクトチームにつきましては、市長、あるいは教育長、両事業管理者と、あと各部長等で構成しているメンバーでございまして、これは行政改革全般に関するプロジェクトチームでございますので、その1つの項目として施設の整備計画があります。それから、以前は行革のプランを作成したりしておりますので、それぞれにおいて年数回、開催をしているところでございます。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) わかりました。 今年度末までに取りまとめをして、令和2年度までに策定作業を終えるというふうな予定というふうな話だったんですけど、実際、当初の予定と比べて順調なスケジュールで進んでいるかどうか、それをお答えください。 ○議長(小野泰君) 清水企画部長。 ◎企画部長(清水保君) それにつきましては、平成28年度に公共施設等総合管理計画全体の計画をまとめ、その後、個別計画をするということでやっておりますが、一応令和2年度末までに、国のほうからも策定について求められているというところもございますので、そのあたりをめどに進めておりましたので、今、順調に進んでいると思っています。 ○議長(小野泰君) 森山議員。
    ◆議員(森山喜久君) 個別施設計画、本当に時間のかかる大変な作業だと思いますけれど、公共施設の適正な管理、再編の検討に必要なものでもあります。策定目標の時期に沿うよう、これからも頑張っていただきたいというふうに思います。 次に、(2)のほうに移らせていただきたいんですが、よろしいでしょうか。 ○議長(小野泰君) どうぞ。 ◆議員(森山喜久君) それでは、(2)の不二輸送機ホール施設改修計画についてですけれど、今るる説明していただきました。その中で、防水対策というふうな形の答弁があったというふうに思っております。 実際、雨漏り等をしているというふうな話も私のほうも小耳に挟んでいるんですが、その概要とか状況がわかれば、そちらのほうを教えていただけますか。 ○議長(小野泰君) 川地地域振興部長。 ◎地域振興部長(川地諭君) 雨漏りにつきましては、数年前ぐらいから始まっておりまして、全体までには至っておりませんけども、雨が降りまして、それを集める排水溝のところからどうしても傷んでくる。どうしても陸屋根でございますので、なかなか防水の耐用年数は過ぎているのかなというふうな形で出てきております。 ただ、文化会館の雨漏りに対する防水シートの張り方が、一面の四角でどっとなっていればいいんですけども、各層に分かれておりまして、非常に複雑であるということで、一度に多分できないかなというふうなことがありまして、3回ぐらいに分けてやる必要があるのかなと。 それと、大ホールの上も当然ございますので、それは計画的に、かつ慎重にやらなければならないかということで、今現在、その辺を検討いたしているところでございます。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) おっしゃるとおりと思います。 特に、また電気配線、そういったところにそういった水が入ってしまえば、どうしても火事とか火災の原因というふうなおそれもあるので、そちらのほうは速やかに進めていっていただきたいというふうに思います。 あと、先ほども少し述べましたが、この文化会館、不二輸送機ホール自体が25年、月日がたっていると。外観上はそれほどでもないのですが、中に入って気づくことというふうなことで言えば、先ほど指摘した雨漏りと照明が全体的に暗い、そして音響設備は古い、そういったところが気になったところであります。 25年というふうな形で一くくりに言いますけれど、25年前といえば、私も働き始めた時期です。そのときを思い出せば、事務仕事の中心はまだそのときは手作業、手書きというふうな形の部分で、文書作成するにしても手書きだったというふうに覚えております。紙の台帳から、電算機にデータ入力がされ始めたころだったというふうに認識しております。 パソコンも係に1台あるかないかという状況で、パソコンの記録媒体も3.5インチや5インチのフロッピーディスクと。今の若い職員に「フロッピーディスクって知っている」というふうな話をしたときに、「何ですか、それ」というふうな形の部分で、10代の職員には言われた状況もありますが、何が言いたいかというと、この25年の間にデータのやりとり自体も、フロッピーディスクからCD、CD─R、携帯用のハードディスク、ブルーレイディスク、そしてフラッシュメモリーと、さまざまに記録媒体が変わってきています。 その中で、不二輸送機ホールの音響設備では、全てのデータに対応できるのかなというふうに、今回、裏方をしながら思ったところなんです。 実際のところ、当時であれば、そういったフロッピーディスクとかCD、CD─Rについては対応されているというふうな形の部分は、そういった時代だったのでできるんですけれど、最近、フラッシュメモリーでのやりとりもふえてきている中で、そういった機器の更新がきちんとされているかどうか、全体的な機器の更新はされているのかどうかをお答えいただけますか。 ○議長(小野泰君) 川地地域振興部長。 ◎地域振興部長(川地諭君) 個々の音響の機器でございますけども、25年も経過しておりますので、かなりなかなかこういった音響機器はどんどんすぐれたものが出ておりますので、全てが対応できているかというと、なかなか厳しいものがございますけども、当初はカセットテープ、それからCD、DVD、CD─R等々も対応しておりますし、フラッシュメモリー等々についても今対応はできております。 ブルーレイが若干全て対応できているかというと、その辺は一部使えないものもあるのかなというふうなことは思っておりますけども、基本的には個々の機器につきましては対応をいたしておる次第でございます。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 昨年、質問させていただいた浄化センターについても、建物だけでなくて内部機器、装置の更新とか修理がどうなっているのかというふうな形で質問させてもらい、そういった内部機器とか装置の更新、修理は重要なんだというふうに指摘をさせていただきました。 不二輸送機ホールでも同様だと思いますし、他の公共施設についてもなかなか見落としがちになるんですけれど、そういったところをきちんと把握して、更新していかなきゃいけないというふうに思っております。 不二輸送機ホール自体、そろそろ施設として折り返しの時期というふうなことになるかもしれませんけれど、一旦機能回復、それをしていただきたいというふうに思いますし、機能低下が起こらないように、定期的な設備更新の計画を立てて、予算要求を原課のほうでもしっかりとしていただきたいというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 川地地域振興部長。 ◎地域振興部長(川地諭君) 先ほども御答弁をさせていただきましたけども、一応個別施設計画を提出をいたしておりまして、その中で音響ですとか、照明ですとか、天井の改修ですとかというものを出させていただいております。 特に、音響、個別の機器については対応できておりますけども、基本的にそれらを操るといいますか、プログラミングのデジタル化、これが実はできていない。ということは、今どうしているかというと、人が手で一生懸命やっていると。こういったことがついてきていないので、そういった大々的な端末装置の更新も必要になってきます。 それから、照明につきましても、今LED化ですか、若干、他の施設と比べると、どうしても私どもの館は暗いというイメージもございますけども、その辺あたりも一応やっていかなければならない。 ただ、大きな事業になってまいりますので、相当の計画をつくっていかないと、市民の方々にも御迷惑をかける可能性もございますので、その辺はしっかりと今後計画をつくっていこうと考えている次第でございます。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 本当、まさにそのとおりだと思います。特に、プログラミングの実際にかかわっている形の部分で、実際、先般の敬老会のときも人が足りないという形の部分で、「森山さん、ここの照明、このタイミングで上げてね」というふうな形の部分で、その場で言われて、どのタイミングとか相談しながらやらせてもらって、私のほうもどきどきしながら手伝いをさせてもらったんですけれど、実際、そういう形の部分で、機器が最新化にならなかったら人は要るという形の部分、人を少しでも省力化するならば、そういったところの機器の整備更新という形の部分は本当に必要になってくると思います。 そこのところは、原課のほうもしっかりと計画を立てて、予算要求するという形になりますので、そちらのほうは企画部長、ちゃんと個別施設計画のほうで検討していただけるようにお願いしたいというふうに思いますが、よろしいでしょうか。 ○議長(小野泰君) 清水企画部長。 ◎企画部長(清水保君) 来年度、個別施設計画を策定いたしますけれども、数多くの公共施設がございますので、それらを全て見て、費用を削減する、あるいは平準化していくという作業が必要ですので、その中で全て優先順位をつけてやっていきたいというふうに思っております。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) トータルの形になりますのであれですけども、ぜひ有用な施設、山陽小野田市が誇れる芸術文化発信の施設という形の部分を念頭に置いていただいて、また個別施設計画のほうを進展していっていただけたらというふうに思います。 次の2のほうに移ってよろしいでしょうか。 ○議長(小野泰君) どうぞ。 ◆議員(森山喜久君) それでは、次のほうに移らせていただきます。 第二次山陽小野田市総合計画の中になりますが、産業大分類別就業者数の推移が示されています。その中で、第一次産業の就業者は、平成7年で1,737人でしたが、20年後の平成27年度時点では912人と約半減しております。第一次産業の就業者が激減している状況が示されています。 また、市のホームページから、山口県統計年鑑になりますが、平成29年の地目別民有地面積を見てみると、民有地のうち宅地が占める割合が16.65%、田畑が占める割合が17.71%、山林が52.26%、牧場が0.05%で、残り約13%がその他の状況になっています。 要は、現在、民有地全体の約7割が山林と農地と言えます。それを農林業従事者、平成27年の時点で912人の方々で維持されているのです。人口割合で言えば、本当に1%とか1.5%あるかないかぐらいの数字かと思いますが、その方々で山林、農地を維持されているということになります。 しかも、農林業従事者の皆さんは、山林や農地を管理する一方で、子供たちの通学路だからという思いで、農地に接している県道や市道、地区道の草刈りも自発的にされていらっしゃいます。農林業の従事者の皆さんには、本当に敬意を表したいと思います。 ただ、その一方で、農林業の従事者の高齢化、後継者不足、そして担い手不足のまま、このまま何もせずに推移すれば、民有地7割はだんだんと荒廃していきます。 市役所本庁舎の東側に多くの農地があります。住宅地を初め、国道、県道、市道、地区道など、多くの路線も農地や山林と接しています。この維持管理もままならないとすれば、景観的、環境的にも問題が生じてきますし、移住や定住の促進、そういったところにも影響を及ぼすのではないでしょうか。 改めて、農林業へ目を向けていただきたいと思いますし、効果的な政策を推進するためにも、農林水産課、農林業に従事する職員の人員補強や、農林業への予算配分をきちんと考えていただきたいと思います。 それを踏まえて、2、本市の農業振興について、第二次山陽小野田市総合計画に基づく具体的な農業振興の施策について問う。 (1)経営耕作面積や農産物の生産量の減少と耕作放棄地の増加に対して、市の具体的な対策、取り組みについて問う。 (2)農業経営の安定化を図るため、市の具体的な支援、取り組みについて問う。 (3)畜産業の現状と課題、担い手の育成・確保や経営の安定化を図るため、市の具体的な支援、取り組みについて問う。 (4)地方卸売市場事業の現状と課題、市の具体的な取り組みについて問う。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(小野泰君) 答弁を求めます。深井経済部次長。 ◎経済部次長(深井篤君) おはようございます。 まず、(1)経営耕作面積や農産物の生産量の減少と耕作放棄地の増加に対して、市の具体的な対策、取り組みについてお答えいたします。 平成26年から平成30年の4年間で、耕作面積は約50ヘクタール減少し、耕作放棄地は約50ヘクタール増加しております。また、水稲の作付面積につきましては、平成19年度においては765ヘクタールございましたが、平成29年においては669ヘクタールであり、96ヘクタール減少しております。 この主な要因といたしましては、農業従事者の減少が考えられます。昨今の農業情勢におきましては、従事者の高齢化や後継者不足が問題となっており、本市におきましても、次世代を担う若手農業者の育成が課題となっております。 そのような状況の中、今年度より次世代を担う若手農業者を確保・育成することを目的に、本市独自の事業といたしまして、「新規就農者支援事業」を創設いたしました。 事業の内容といたしましては、経営の不安定な就農初期段階認定新規就農者に対し、農業用機械または施設の整備に要する経費の一部補助及び市外から市内へ認定新規就農者が転入した場合の家賃の一部を補助するという内容でございます。 これに加えまして、従前より取り組んでおります国の農業次世代人材投資事業を活用し、補助金の交付や、県や農協等の関係機関と連携をとり、就農支援を実施しております。 また、今後、担い手への必要な支援策の創設等を研究してまいり、今後も国や県の事業を活用しながら、担い手を確保・育成し、農産物の生産量の増加や耕作放棄地の解消等に取り組んでまいりたいと思います。 続きまして、(3)畜産業の現状と課題、担い手の育成・確保や経営の安定化を図るための市の具体的な支援、取り組みについてお答えいたします。 現在、本市は、畜産業に対しましては、家畜の診療を行います家畜診療所の運営負担金の支出、また酪農振興助成金を支出いたしまして、共済掛金の補助を行っているところでございます。 本市における畜産業についてですが、現在、市内に5軒ございます。先日、畜産農家の方々を訪問いたしまして、状況等をお伺いしたところでございます。その中で要望等もお聞きしておりますので、来年度以降、本市独自の支援策等について調査研究してまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) おはようございます。それでは、(4)の地方卸売市場事業の現状と課題、市の具体的な取り組みについて御回答申し上げます。 議員御存じのように、現状につきましては、取扱高が年々減っている、特に平成29年度から平成30年にかけては大きく減っているという状況がございます。 課題といたしましては、当然取扱高をふやしていくということになりますし、そのためには出荷量をふやし、買受人をふやしていくことが大切なことだというふうに思っております。 先日、中央青果のほうから、JA、そして市に対して協力要請の文書をいただきました。これにつきまして、市といたしましては、先ほど申し上げましたような取扱高を上げるために、買受人の取扱高をふやしていただくなど、取り組んでいきたいというふうに思っておるところでございます。 JAと一緒になって、中央青果とともにこれに取り組んでいきたいというふうに思っているところでございます。 また、今年度より、市場の運営協議会も設置いたしまして、関係者が委員としてなっていただいておりますので、皆さんからの御意見をいただく中で、取扱高を上げるためにはどうしたらいいのかということも含めまして御協議いただき、また環境についても改善するためにはどのようにしたらいいかということも含めて、協議をしていきたいというふうに思っております。 市としては、そのような具体的な取り組みを進めていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) それでは、(1)のほうから、再質問のほうに移らせていただきたいというふうに思います。 今、回答の中で、経営耕作面積自体が50ヘクタール減って、耕作放棄地が50ヘクタール増加したという答弁だったというふうに思いますが、耕作放棄地が増加するという形の部分は、従事者が減少すればいたし方ない面も出てくるのかもしれませんが、それに対して具体的な対策とか取り組みといった部分は市のほうで何か行っているのか、それについてお答えください。 ○議長(小野泰君) 深井経済部次長。 ◎経済部次長(深井篤君) 耕作放棄地の解消につきましては、農業委員会を中心に、農地利用の最適化を進める推進委員という方がいらっしゃいまして、この方たちを中心に農地の集積を進めているところでございます。農地の集積につきましては、中間管理機構であったり、また直接個人との契約といいましょうか、就農意欲のある方に農地を集積して、営農していただくという取り組みを進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 最適化推進委員、またそういう形での行動、そういった対応をするというふうなお話もあったんですけど、今出てきました農地中間管理機構、実際、農地中間管理機構への集積面積というのはこの間どれぐらいあったのか、それを教えてもらってよろしいでしょうか。 ○議長(小野泰君) 深井経済部次長。 ◎経済部次長(深井篤君) 少しお待ちくださいませ。──済みません、すぐに出てきませんので、出てき次第、お答えさせていただければと思います。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 別のほうでいきましょう。 先ほど、農産物の生産量で水稲のほうが、平成19年度で765ヘクタールという形のものが平成29年度で669ヘクタールということで、96ヘクタール減少したというふうなお話がありました。かなり大きな、10%以上、水稲が減ったというふうになると思います。 ただ、経営面積自体で言えば、ただ50ヘクタール減少というふうな形の部分で言えば、水稲自体が50ヘクタール減ったとしても、もともと水稲の96ヘクタール減った、でも全体では50ヘクタールしか減っていないという形で言えば、残りの46ヘクタール分はどこかがふえたというふうな形になるかと思うんですよね。農作物の耕作がふえた形の部分で、調整が入ったのかなというふうに思いますが、その辺はもし分析している状況があれば、それを教えてもらえますか。 ○議長(小野泰君) 深井経済部次長。 ◎経済部次長(深井篤君) 全部が全部、把握しているわけではございませんが、田んぼの耕作ができなくなった方がいらっしゃいまして、それで耕作放棄地になっていくというところでございますけれども、こういった土地を例えば新規就農者の方に貸し出しをして、田んぼから畑に変えていくというようなことで、田んぼの面積は減りましたけれども、耕作地全体ではそこまで減ってはいないというところでございます。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 新規就農者のほうに、今の話だと、新規就農者のほとんどが畑での栽培、野菜とか果物の栽培というふうな形の部分になるのかなというふうに思いますが、今、新規就農者のほうで実際水稲耕作の方がいらっしゃるのかどうか、その辺とどういったものを中心として、新規就農者の方が山陽小野田のほうで耕作をされているのか、わかる範囲で結構ですので、教えていただけますか。 ○議長(小野泰君) 深井経済部次長。 ◎経済部次長(深井篤君) 新規就農者の方の人数でよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり) 新規就農者の方は、5年のスパンで新規就農者の認定をしておりますけれども、今現在、新規就農者として認定しておりますのは7名いらっしゃいます。 それと、先ほどお答えできませんでした農地中間管理機構に集積した農地の面積でございますが、平成27年度から29年度までの合計が120万平方メートルとなっております。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) わかりました。120万平方メートルでいいんですかね。 ○議長(小野泰君) 深井経済部次長。 ◎経済部次長(深井篤君) この表に書いてあるのが平方メートルでしたので、1ヘクタールの面積がたしか1万平方メートルだったと思いますので、120ヘクタールということになります。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 今の水稲を基準にするならば、約5分の1から6分の1のところが、そういった形の部分で集積されているのかなというふうな形の部分がわかりました。 あと、新規就農者、今7人いらっしゃるという話なんですけど、新規就農者が耕作する経営面積自体は今トータルでどれぐらいありますか。 ○議長(小野泰君) 深井経済部次長。 ◎経済部次長(深井篤君) すいません、新規就農者の方が耕作される面積については、今、手元に資料を持ってきておりません。申しわけございません。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) わかりました。実際、新規就農者の方が7人いらっしゃると、その7人の方々が一定程度の面積をつくっていただかないと、そういった経営耕作面積とか、そういった農産物の生産量増加というふうな形の部分につながらないので、そちらのほうをまた確認しながら、また具体的に支援をしていっていただきたいというふうに思います。 先ほど、1、2が両方一緒くたに答弁されたというふうに認識しておりますので、そのまま2の農業経営の安定化を図るためという形の部分に移らせていただきたいと思いますが、今、具体的な支援、取り組みという形の部分で、市独自の部分、新規就農者への支援という形の部分を今とり始めたというふうな答弁だったというふうに思っております。 その中で、今現在、既に今まで活躍されている担い手の方々、そして法人の方々へ対して、長いところだったら本当10年とか、そういった近くの耕作を法人を立ち上げてやっているというふうな形の部分もあると思います。そういった方々自体は機械の更新とか、そういった面、もしくは後継の育成というふうな形の部分で、やはり悩んでいるところというふうなところもあると思います。 そういった方々へ、担い手や法人に対して、金銭的な面と精神的な人的な部分の面で、市として具体的な支援とか取り組み、今こういうのをしているよというふうなところがあれば、それを教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(小野泰君) 深井経済部次長。 ◎経済部次長(深井篤君) 新規就農者ではなくて、新規就農者のスパンを超えた農業従事者への支援ということでよろしいでしょうか。(「はい」と呼ぶ者あり) そのような方につきましては、市といたしましては、具体的なものは今ない状況でございますが、多面的機能支払交付金というのがございまして、これは国の事業でございますが、水路であったり、農道であったり、そういったところの整備を地区でやっていただく、個人ではなくて、集団でやっていただくことに対しまして、国のほうからの助成があるところでございます。 また、同じようなもので、中山間のものもございますが、今、国の補助事業によりまして、支援をしているところでございます。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 求めていた答弁とはちょっと違う形で残念なんですけど、要は農業経営の安定化、それを図るために、農業者の皆さんは一生懸命頑張っていらっしゃいます。担い手の方も法人の方も、そして新規就農者も、自分たちの生活のために一生懸命頑張ってきているという形の中で、その中で市として具体的な支援、取り組みとか、そういった形の部分、それを教えていただきたいかなというふうに思います。 一例を挙げれば、先ほど法人の部分にしても、法人間連携という形の部分で、法人が複数集まってやった中で、昨年度ですか、ドローンのほうを購入したという実績もあったというふうに思います。 そういった形の中で、ドローンのほうも病害虫の駆除とか防除の関係、肥料の関係を含めてやっていく対応というのを複数の法人で立ち上げたんじゃなかったかというふうに思いますが、そういったところでしていたと思うんですが、そういったところの部分で具体的に話があれば、そういったところをお聞かせ願いたいというふうに思って質問させていただいております。お願いします。 ○議長(小野泰君) 深井経済部次長。 ◎経済部次長(深井篤君) ただいま申されましたとおり、昨年度、複数の集落営農法人が集まりまして、新たな法人を立ち上げて、ドローンを買われたことがございます。これは、それぞれの集落営農法人の耕作する農地において、農薬をまいたりというのが主な目的でドローンを購入されまして、それについて助成をしたところでございます。 これを契機に、ほかの法人たちにも、ドローンに限らず、これからの先進的な農業に取り組んでいただくために、いろいろな情報提供をしたり、それによって法人の方がこれに取り組みたいというような相談がありましたら、こちらのほうとしてもできるだけそれに応えていきたいというふうには思っております。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 要望があれば、そういうふうな形まで応えたいというふうな形の答弁なのかなというふうに思っています。であるならば、今、担い手とか法人という形の部分で、先ほど畜産業の答弁の中にあったと思いますが、このたび訪問されたということの中で、実際のところ、畜産業の農家はすごい喜ばれておりました。 市の役職付の方が久しぶりに来てくれたと、なかなかこの数年来てもらえんかった分が来てもらって、話を聞いてもらえたという形の部分で、実際、自分たち第一次産業の関係のほうもきちんと見てもらえているんだというふうな認識を持っていただいたというふうに思っています。 その部分で言えば、先ほど担い手とか法人というふうな形の部分、その方々を1軒1軒回るのが実際のところ大変とは思うんですけれど、それらの方々を集めて意見交換をする場とか、今何が必要なのか、山陽小野田の農業として、どういった仕組みが必要なのかというふうな意見交換をする場というのがあったほうがいいのではないかというふうに思います。 担い手協というふうな話の部分が中心になるかもしれませんが、実際、山口市とかであれば、そういった担い手、認定農業者を集めての意見交換会をしているというふうなお話も聞いておりますが、そういった面をぜひ、認定農業者、担い手を集めて意見交換をする場、そして市として具体的な支援とか取り組みをする場というふうな形の部分の場を設けていただきたいんですが、それについてはどうお考えか、お答えください。 ○議長(小野泰君) 深井経済部次長。 ◎経済部次長(深井篤君) 今年度から新たに創設いたしました新規就農者支援事業も、担い手の方から要望があったものでございます。 このように、新規就農者を初めといたしまして、担い手の方からいろんな御要望を聞く中で、市としてどのような支援ができていくのか、それも研究していかなければならないというふうに思っておりますので、先ほどおっしゃいました担い手の方を集めての情報交換、これは非常に有効な手段だろうというふうに思いますので、これについて考えてみたいというふうには思います。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 情報交換の場、ぜひ設定していただけたらなというふうに思います。 あと1点、この関係になるかどうかなんですけど、実際、先日、「ミヤタマモチ」を使ってお酒をつくられたというふうな形のお披露目会があったというふうに聞いております。実際、もともとは南高泊干拓と菓子工業組合のほうでモチ米をつくって、契約をしていたというふうな状況の中で、最近、県菓子工業組合のほうもちょっと経営的なもので厳しくなったということで、モチ米が必要量、それほど要らなくなったという中で、どういうふうに対応していくのか、それをひねりながら地産地消も推進をしていくんだという形の部分で、モチ米を使ったお酒という形の部分で、本当の地産地消という形の部分が推進できないかというところを、農協を中心として進めてきたのかなというふうに思っております。 その中で、実際、市のほうではどれぐらいかかわったのか、どういう状況にあったのかというのを教えていただけますか。 ○議長(小野泰君) 深井経済部次長。 ◎経済部次長(深井篤君) ミヤタマモチを使ってのお酒の生産でございますけれども、農協のほうからこちらのほうに相談がありまして、その中で協議の中に加わったというところでございます。 ミヤタマモチにつきましては、地産地消という観点から、これまでお菓子の工業組合との契約の中で米を提供しておりましたけれども、それを使ってほかのものをつくっていくというのは大変すばらしいことだというふうに思います。 今回、酒というところでございますけれども、ぜひこれが多く広く販売されるようになるように期待をしているところでございますし、市としても支援についてどういうことができるのか、研究をしていきたいというふうには思っております。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 実際、協議のほうに参加していただいているという形の部分で安心しましたし、ただ、広く販売というふうな形の部分でやったときに、もともとがモチ米ということで絞り切れない、機械の中でろ過していくというふうな形の部分で、熱いモチ米を、ただでさえモチ米自体が粘着している状況の中でやったときに、なかなかろ過できずに、必要な生産量がそれほどとれないというふうな形の部分で、今から技術的な研究とか、そういった課題の部分が、それぞれモチとしての成分がどうなのか、そういったところをつくるときはどうなのかというふうな形の部分で、研究をしていかなきゃいけないというふうなお話も聞いております。 その中で、今後、逆に市として、県の技術センターとか県の農業振興課、ぶちうまやまぐち推進課、ぶちうまやまぐち推進課であれば、6次産業の推進というふうな形、6次産業化と農商工連携というふうな形の部分の面もあります。そういった形の部分で、今のそういったミヤタマモチを使ってのお酒の製造の面だけに限って言えば、特にそういった県との連携を深めるというふうな橋渡しは市として必要なこと、できることだというふうに思っております。 必要であれば、国庫補助とか、単県の補助、独自の補助というふうな形の部分も検討していただきたいというふうに思いますが、そういった面での協力姿勢というふうな形の部分でどのようにお考えか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(小野泰君) 古川副市長。 ◎副市長(古川博三君) おはようございます。 今、御指摘のミヤタマモチを使ったお酒ということで、試飲会が開催されまして私も行って参加したわけでございますが、まだまだ、今、議員がおっしゃるように発展途上、モチ米でお酒をというのはなかなか難しい作業でございまして、全国的にも珍しい。普通、山田錦とかを削り込んで、2割3分とか3割9分で削り込んでつくるんですけど、モチ米はなかなか削り込めない。 今おっしゃったように、すぐやわらかくなってと、そういうような手法もモチ米に対する性質上の問題もあるということの中で、やっと緒についたばかりで、今後、もっと研究したいということもお聞きいたしました。それは製造者の方からの話。 また、生産者の方からは、ミヤタマモチ、これ県下でも35%から40%のシェアが本市にあるということも聞いておりますので、これが特産品になればという気持ちも持っておりますので、その辺、生産者並びに今お酒等をつくっていらっしゃる方と協議をしながら、進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 積極的な答弁、ありがとうございます。そういう形の部分で、生産者、そして製造者の方々とまた意見交換を踏まえながら、また必要とあれば県の技術センターとか、そういったところとも連携をとりながら進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 では、続きまして、(3)のほうに行かせていただきたいというふうに思います。 (3)の中で、今、畜産業の現状と課題という形の部分で、訪問されて、今いろいろと要望を聞かれたというふうな話を言われましたが、その中でこれを改善しなきゃいけないというふうな形の部分で、市のほうとしてこれはというふうな部分があれば、それを教えていただけたらと思います。 ○議長(小野泰君) 深井経済部次長。 ◎経済部次長(深井篤君) 畜産農家の方を訪問したときに要望としてございましたのは、堆肥の処理でございました。これに結構費用がかかるということで、これ何とか市のほうから助成をしてもらえないかという要望がございました。全部の農家からではございませんけれども、一部の農家からあったところでございます。 これにつきましては、実際、堆肥処理にかかる費用がどのぐらいなのかというところも確認をいたしまして、市としてどのような支援ができるのか、それについて今後研究してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 本当、かなりな費用がかかるというふうに聞いておりますので、そちらの対応のほうをお願いしたいと思います。 また、先ほど言われたように、市内も5戸しか畜産業をしているところはありません。実際、5つの畜産業の方々の中で、担い手、後継者の方がどれぐらいいるか、それを確認されているなら、教えていただけますか。 ○議長(小野泰君) 深井経済部次長。 ◎経済部次長(深井篤君) 5戸の方の後継者につきましては、確認はしていないところでございます。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 少なくとも、親子でやっているというところも1つしかないというふうに認識しております。そこも、平成17年、18年あたりだったと思いますが、大規模に費用をかけて設備投資をされたというふうな状況もありますので、そういった方々が今からまた生産に取り組めるように、またそういった状況の把握をしていただきながら、先ほどの農業だけじゃありません。こちらのほうの畜産業の担い手の育成・確保、そちらのほうに進めて取り組んでいただきたいと思いますが、そのお考えをお聞かせください。 ○議長(小野泰君) 深井経済部次長。 ◎経済部次長(深井篤君) 第一次産業として、農業と畜産業、同じように考えているところでございます。農業の振興につきましても、いろいろな事業を創設、またこれからどのような事業をしていけばいいのかということも、情報収集しながら研究してまいる所存でございますけれども、同じように畜産業のほうも、これから市としてどのような支援をしていく必要があるのか、そういったところも情報収集をしながら、研究をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) そういう形ででもまたしていっていただきたいと思いますし、先ほども認定農業者の段でも言いましたけれど、実際、関係者を集めての意見交換、そういった形の部分、もしくは現場に行くというふうな形の部分は本当に必要だというふうに思いますし、ただ、その一方でなかなか現場に来てもらえないというふうな不満の声も聞いておりますので、皆様方の生産者の声、そういったことを聞いていただきながら、農業政策を具体的に推進していっていただきたいと、それをお願いして、次に移りたいと思います。よろしいでしょうか。 ○議長(小野泰君) 続けてください。 ◆議員(森山喜久君) (4)のほうに移らせていただきます。 この間、同僚議員の質問の中で出てきた形の部分で言えば、今回で言えば、市場は残すというふうな方向性は示されたというふうに認識しております。次に考えるべきこと、それについては小野田中央青果をどうするのか、そういうことだというふうに思っております。 これは、3月に社長が交代して、問題の洗い出しと立て直しを図っていくとされたわけなんですけれど、個人的にずっとひっかかっているのが、昨年の9月議会で私のほうは、最後の最後なんですけども、県と市で合同調査をするべきだと、周南市が徳山青果の問題のときに合同調査をしましたよと、その分でいったら半年もかからない状況の中で、明らかになって進んだよというふうな話を最後の最後にさせてもらったんですけれど、結局、合同調査自体はしていただいておりません。 実際、そのとき、条例の関係、経営の関係、業務の関係、これらについて本当早急に明らかにすべきだったのではないかというふうに思っております。 明らかになった中で、問題は多数出たでしょうけど、クリーンな面も出るわけなんです。問題点は改善していけばいいというわけで、それは改善することで、買受人を初めとする市場関係者に示すことはできて、安心させることができたのではないかというふうに思っていますし、また県と市の合同調査をしておけば、この3月の急な社長交代、市の職員が社長に就任するということもなかったのではないかというふうに考えます。 昨年、合同調査に踏み込まなかった、もしくは踏み込めなかった理由があれば、お答えください。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 今、御質問ありました県との合同調査の件でございますが、昨年といいますか、今現在、3月20日の社長交代によりまして、法令遵守という部分が大きなことだろうというふうに思っておるところでございます。 山口県にお聞きしましたところ、業務検査につきましては、卸売業者が法令を遵守しているということ、市場業務を行っているのを検査するということでございましたので、今現在といたしましては、市の職員が社長も兼務しておりますが、この辺の法令遵守はしているということで、合同調査をしていないということでございます。 また、今回、先ほどもちょっと申し上げましたけども、市場の運営協議会も設置いたしましたので、そのほうからの法令遵守ということも御意見の中で協議をしていただきたいということもございますので、今のところ、そういう県との業務検査はしないということでございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 今の県のほうの業務検査というふうな形、卸売業者が法令遵守しているか否かという形の部分の業務検査というのは、定例的に行う業務検査のことかというふうに思いますが、どうでしょうか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 今、県が実施されています業務検査のお話をさせていただきました。県はいろんな事業所等を回っておられるということもお聞きしています。その中の内容としては、県がされていらっしゃるのは卸売業者の法令を遵守しているかどうかということを主な検査としておられるということをお聞きしておるところでございます。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) その中で、私のほうは県の通常の業務検査というふうな話ではなく、昨年の9月議会で指摘したのは、周南市、そして県のほうに、卸売業者である徳山大同青果のほうが問題があるというふうな形の部分の情報が入ったという形の中で、それで特別というふうな形の部分を含めて、合同調査に踏み切ったというふうな形の部分を指摘させてもらっているわけなんです。 その部分で、実際、9月に指摘して、法令遵守ができていないというふうな認識であるならば、そのときに入るべきではなかったのか、要請するべきではなかったのかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 基本的には、法令遵守はされているというふうに思っておりましたので、県との業務検査はしておらないということでございます。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 昨年で言ったら、3月から各同僚議員を含めて、条例違反、条例に抵触というふうな形の部分は散々指摘させていただいた中で、それは当時も条例に抵触していないというふうな判断で、しなかったということでよろしいんでしょうか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 今、3月で条例も改正いたしましたけども、当然その条例にも抵触していないという判断でございます。 ○議長(小野泰君) 森山議員。
    ◆議員(森山喜久君) 質問の内容を変えます。 では、先ほどの県の業務検査、こちらは山陽小野田市地方卸売市場に対していつ入ったのか、それを教えてもらえますか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 山口県にお聞きしましたところ、これは定例の検査ということでございますが、平成22年に入られたということをお聞きしております。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) ちなみに、平成22年何月に入って、少なからず問題点があれば指摘されたというふうに思いますが、そちらがもしわかれば、いつ入ったのか、そして問題点を指摘されたのであればどういった問題点を指摘されたのか、それをわかる範囲で結構ですので、お答えください。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 申しわけありません。何月に入られたかという確認はしておりませんで、内容につきましても、指摘はあったということはお聞きしました。内容について、ここで詳細にお話しすることはできません。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 実際、平成22年に通常の業務検査に入ったという形の部分で、そこでちょっとひっかかったのは、小野田青果販売が設立したのも平成22年なんですよね。邪推すれば、どうなんだろうというふうな形の部分で、県から問題点を指摘された部分で、受け皿として小野田青果販売は設立されていないよねというふうな形の部分とか、ちょっと考えるというふうな形の部分も若干頭の片隅にあったのかなというふうに思います。 それはそれであれなんですけれど、実際、昨年、小野田青果販売の件があるから、合同調査の要請をしなかったというふうに、場合によっては見てもとれるんですけど、今からでも県と市で合同調査はしないのか、それについてお答えください。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 先ほどから申し上げましておりますとおり、法令遵守ということが主でございますので、その辺で市としてその辺が守られていないような状況があれば、県との合同調査も考えられるかもしれませんが、今のところはそういうことは考えておりません。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) いろいろと残念な答弁なんですけど、実際、条例問題の関係であれば、先ほど言われたように、3月に個人的には不十分だなというふうに思いますが、一応条例も改正されました。経営調査の関係も、広島のほうにお願いして、経営状況はどうなのかというふうな形の部分で、実際、今目に見える形で出てき始めたのかなというふうなところは一定程度評価はできると思います。 ただ、業務改善、この間、同僚議員も皆で指摘させてもらっているのは、伝票はどうなのか、販売原票の流れをきちんと押さえているのか、そこを見なきゃいけないんじゃないかというふうな形の部分を言わせてもらっているし、伝票関係の改善が一向に進んでいないというふうに見えるんですよね。そう言わざるを得ないと。 今後、業務改善自体はどのように進めるのか、今時点、開設者として、小野田中央青果に対してそういった指導をする考え、具体的な考えがあれば教えてください。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 今、中央青果の内容でございますので、開設者としてでございますが、今、場長を置いておりますので、場長のほうのそこまでの範囲はないのかもしれませんが、場長もその辺のチェックもしていくというようなことで、対応していこうというふうに思っております。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 今、市場長の関係がありましたので、昨年からちょっと言わせてもらっている部分でいったら、市場長も昨年初めて登用という形で開始されたという中で、実際、初めてづくしなのでわからないというのは当然と思います。 その中で、宇部の市場のほうに行って、どういったところをチェックするのか、管理事務所としてしていかなきゃいけないのかというところを、例えば宇部なんかに行って情報交換してやってもらったほうが、効率よく市場運営のほうに寄与することができるのではないかというふうな形の部分でお話はさせていただいておるんですが、実際、その中で市場長のほうは周辺の市場のほうにそういった形で研究とかされた形跡はありますか、それを教えてもらえたらと思います。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) そういう御意見があったと思いますが、現状のところはそういうところは行っておりませんので、今、御意見がありましたので、その辺の研究もさせていただこうというふうに思います。 ○議長(小野泰君) 森山議員。 ◆議員(森山喜久君) 本当いろいろと残念かなというふうに思っています。 これ以上言っても、時間的な部分もあるので、終えていきたいというふうに思います。 ただ、市場事業も含めて本市の農業振興自体が、県内他市に比べてもまだまだおくれているというふうに言えるというふうに思います。ただ、おくれているということは、伸び代は本市のほうがはるかにあります。 ですので、本市の農業振興、先ほどから何遍も述べているように、現場の声を聞いて、そして具体的な農業振興政策に活用していただくことをお願いして、私の一般質問を終えたいと思います。 以上です。(森山喜久君自席へ) ○議長(小野泰君) 以上で、森山議員の質問を終わります。……………………………… ○議長(小野泰君) ここで若干の休憩を挟み、10時50分から再開いたしますので、定刻までに御参集をお願いいたします。 それでは、休憩いたします。────────────午前10時40分休憩午前10時50分再開──────────── ○議長(小野泰君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 次に、14番、矢田議員。(矢田松夫君質問者席へ) ◆議員(矢田松夫君) それでは、いつものように、あなたの心に幸せを、幸せ配達人の矢田松夫でございます。1人欠けましたけれど、会派市民ネットの代表をしております。早く終われという声が私の背中を押しておりますけれど、やはり70分間という時間の中でエキサイティングな質問になるかは執行部の回答次第だというふうに思っております。 それでは、最初の質問に入ります。厚狭地区複合施設については、建設前後から厚狭高の同窓会や46団体1,347人の利用者団体であります厚狭公民館利用者協議会、本日も前会長が来ておられますけれど、市長、議長宛てに何度もこれまで要望書が出されまして、私もこの場で何度か疑義をただすべき質問をしてきましたけれど、結果としてかたくなに市民の声を聞こうとしない姿勢には、厚狭高校の同窓会を見れば、利用者側が折れて我慢しつつ利用するか、もしくは、他の場所へ振りかえるかしているのが現状ではないでしょうか。 私もこれまで質問しましたけれど、前回の質問で諦めました。何を言ってもだめだと。つまり諦めの心境に陥ったわけですが、さらには、今後、一切複合施設の関連する質問はしないと、このように運用することを決めておりましたけれど、ここに、本年3月8日の総務文教分科会の議事録、たまたまこの録画を見ておりましたけれど、内容を読んでみますと、このように記載をされております。「現在のところ、厚狭公民館の利用勝手が悪いというところは聞いておりません」。さらに、このように述べられておられます。「利用勝手が悪いという、今、私の耳に直接入ってきておりません」。このように教育委員会は回答されておられますけれど、私は、これまで何度も要望書を出された団体の意見について、まさに愚弄する回答にはいささか驚きを感じたわけであります。 だから、あえて私は今回質問したくはないんです、実は。ないけれど、やっぱりここまで言われたらば、やっぱりそこの執行部の姿勢をただすべきなのが議員ではないかというふうに思って、あえてこの発言について質問をするために、この壇上に立ったわけであります。 まず、これまでの利用者協議会から2016年9月の1日付の要望書を含め、各団体から数多く要望書を出されておられますけれど、要望は全て保存されているのか、あるいは目を通されているのか、検討されてきているのか、まずこれをお答えください。 ○議長(小野泰君) 執行部の答弁を求めます。堤総合事務所長。 ◎総合事務所長(堤泰秀君) おはようございます。今の議員の質問につきまして御回答申し上げます。 2016年(平成28年)の9月1日付で厚狭公民館利用者協議会のほうから提出されております要望書を含め、各団体、個人からの要望は、関係書に保存しております。また、提出された要望書等につきましても、確認はしているところでございます。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 保存しているし、検討されているし、目を通してきたと、こういうことでありますけれど、ほとんど検討されている回答が続いたわけでありますけれど、1つだけほめることを言います。 あの調理実習室の子供には調理台が高いということで踏み台を設置するよう求めたんですが、転倒のおそれがあるということで、危険だというこの理由で、これだけは踏み台を設置しないとの100%拒否をされました。しかしながら、この5年間たった、寝太郎さんは3年3月で考えたんですが、教育委員会は5年間たった今ごろ、工夫されて踏み台を設置されたことが唯一実現をされました。唯一です。ついでに、この調理実習室の要望書を見てみますと、食器洗いが狭くて鍋が洗えない、ガスコンロの台が狭くて鍋がかけられないなどについて検討と言いながら、いまだに放置され続けておられます。一つ一つ要望項目を見てみれば、点検すれば、ほとんど踏み台以外には解決しておりませんし、前進していません。 研修室の面積も確かに3倍になりました。近視眼的に見れば、ただ単に利用人数の増大を見て利用勝手がいいと言われる方もおられます。しかし、体育館を含めて、今以上に地域のまちづくりに、生きがい活動に寄与するか、さらには、魅力ある施設にするならば、真摯に利用者の声を聞くべきではないでしょうか。要望書に対する基本的な対応にこの5年間どう向き合ってきたのか、私は、堤所長の包み隠さずの考えをお願いしたいというふうに思っております。いかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 堤総合事務所長。 ◎総合事務所長(堤泰秀君) 厚狭地区複合施設におきましては、これまでも利用者の多くの方から御意見、御要望をいただいておるところでございます。御要望、御意見につきましては、その内容を確認しまして対応を考えておるところでございますが、いただいた御意見、御要望にすぐにお応えできないものもございます。お応えできていないものが多いかと思いますが、今後は、厚狭地区複合施設の利用者の皆様にとって、より便利で使いやすく親しみの持てる施設となるように努力してまいりたいと、私自身考えております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) ぜひとも堤所長には非常に前向きな考えでありますけれども、在職期間が来年の3月まででありますので、残された半年間、ぜひ今言われたように、利用者にとって利便性なり、あるいは使いよさなり、そして、地域の人が新しくなってよかったなという使い勝手のほうに向いていただくようにお願いしたいと思います。 そこで、この複合施設についての基本的な部分についての要望書について、核心に入ります。 この議事録のいうところの一部には、「使い勝手が悪い、非常によくないという傾向は全くない」というこの御意見もありますが、反面、現実には堤所長自身、複合施設の管理者、責任者としての堤所長が赴任して以来、これまでの要望書を見て、点検してあなた自身が、先ほどはこれからのことを言われましたが、現実にその場に立って施設の状況を見て、使い勝手が悪いのか悪くないのか、はっきりこの場で回答をお願いしたいと思います。 ○議長(小野泰君) 堤総合事務所長。 ◎総合事務所長(堤泰秀君) 私は昨年の4月に厚狭地区の複合施設に参りました。2年目でございます。厚狭地区の複合施設に対しまして、利用者の方から御意見、御要望いただいております。そのことにつきまして、利用者にとっては、使い勝手の悪いところもあるとは、私も思っておるところでございます。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) そうですね。やっぱり使い勝手が悪いというふうに、施設長もそういうふうに感じておるんです。ですから、この議事録を見てみますと、少し実際におる現場の責任者とこの内容は違っているというふうに私は思うわけであります。 ついでに、もう一つ、今度は教育委員会による使い勝手の悪さの発言について御質問いたします。 ちなみに、この埴生の複合施設がちょっとかわるんですけれど、企画課から教育委員会に移行されまして所管がかわりました。平成29年の1月の18日の総務文教常任委員会での江澤前教育長はこう述べられております。厚狭の複合施設の二の舞という言い方はしていませんが、あそこのいろんなまずい点、あそことは厚狭地区の複合施設ですが、あそこの、厚狭地区複合施設のいろんなまずい点にならないようにしましょうと、埴生建設委員会の皆さんによく言っています。このように言われたんです。ですから、堤所長も前教育長も、厚狭の複合施設については使い勝手が悪いんだというふうに答えておられるんです。 そして、その結果、一例挙げれば、埴生地区の複合施設はこのように新しく使い勝手がよくなりました。厚狭公民館では、受付でお互いの顔が見えない。だから、対面式の窓に変えましょうと。さらに、複合施設の体育館のそばの便所は冷たいと、女子便所が。これについては暖房式に変更しましょうと。さらには、不足するクラブ倉庫、ステージの袖に置かれるコンパネ机は、演技の邪魔になっている厚狭公民館に対して、備品等についてはしっかり置かれるような大きな倉庫、収納庫も各場所に設置しましょう。さらに、防音室設置の附帯決議を出した厚狭公民館に対して、埴生複合施設については、国道側に二重サッシを設置し、講座等で騒音が気にならないようにします。至れり尽くせりです。それはなぜかといったならば、厚狭公民館の使い勝手の悪さを見て変えられたんです。 改めて教育委員会にお尋ねしますが、長谷川教育長おらなかったからいいです。後ろの方がおられたんですが、厚狭地区の複合施設の利便性に欠ける状況、これをいわゆる反面教師として、埴生地区の皆さんが心地よく使われるようにつくられたんではないでしょうか。今も厚狭地区の複合施設は使い勝手が悪いんじゃないんですか。お答えください。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) 厚狭複合施設を反面教師として、埴生の複合施設を設計したというところについては、参考には十分させていただきましたが、決して反面教師ということの認識は全くございませんので、よろしくお願いをいたします。 厚狭地区複合施設につきましては、要望等いただいておるということは、私も承知をいたしておりまして、きょう御質問の中にありました利用者協議会からの要望書につきましては、私も回答案の決裁途中において、印鑑を合議でついておる1人でございますので、認識をいたしております。 以前の旧厚狭公民館では、講堂にエアコンがついておって、そこでいわゆる地域の大きな会合とかが実施できておりましたけれども、新しい厚狭複合施設では、研修室にエアコンがついているけれども、研修室を例えば3部屋つないでも狭いというふうなことから、体育館のほうを使わざるを得ないということの中で、季節によってすごく暑いとか、すごく寒いというふうなこともあって、使い勝手が悪いということはもう認識をしておりますので、決して施設全体として問題がないという認識は全く持っておりませんので、御理解をいただけたらと思います。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 言われると、私もまたエキサイティングになるんですが、厚狭複合施設の一部です。一部ですが、だから、前教育長はまずい点にならないように、あそこのまずい点にならないようというのは、厚狭地区の複合施設じゃないんですか、違いますか。だから、まずい点があるんならあるって言ってください。よその今研修室の話していないんです。研修室はたしかに3倍になったら、行事人口はふえたんです。しかし、一部については、今言った、私が1から4番目まで言った、このことについては直されたんです。それは、なぜ厚狭地区の状態がまずいから。まずかった面がありましたと答えてください。 ○議長(小野泰君) 尾山教育部長。 ◎教育部長(尾山邦彦君) 施設自体に御利用者の方からいろいろ御要望いただいておりまして、本当にそういうふうにつくづく感じておられたことを、文書でもって市のほうに改善要望をお出しになっていらっしゃるということでございますので、よくないというか、不便である点が何点かあるということで承知をいたしております。決して満足がいく施設であるということでは、全体としてはないということで認識しております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 今、尾山部長が言われたように、やっぱり実態とそぐわない、そういう回答もあったということで、基本的なことについては、堤所長も尾山部長も、そういう回答であったということで納得したわけでありますが、そこで、これまで出された全てについてどうなのかと、どうなったのか5年間という質問いたしませんが、特に、一番要望が多かった2項目です。空調設備と、それから中庭の利用について。ここで再度5年間何をしてきたのかということについてお答えを願いたいと思っております。 この空調設備については、思えば6年前です。7月の臨時議会を開催しまして、厚狭地区複合施設施設整備事業を全会一致で可決いたしました。非常に難産の末でございました。完成後、あれから5年ほどたちました。利用者団体からは、「体育館ではない、厚狭公民館の附属施設としての講堂だ」と言い続けてきましたけれど、これについては、どう検討されてこられたかということであります。 私は、そこに座っている3名とは言いません。市役所の幹部が、私は私の思いです、ボタンのかけ違いからこれスタートした問題ではないかと思っております。小野田地区のような体育館をつくればいいんじゃという言い方と、いや、違う、厚狭公民館プラス講堂プラス調理室という一つの動線でつながった旧厚狭公民館であり、使い勝手もよく、利便性が結果として地域のにぎわいにつながってきたんだという、この思いと、もうスタートから違っていたと、私はこのように思うわけであります。 その結果として、この5年間、一度だって、調理室で温かい調理をつくったこともなし、多くの笑顔が集う体育館でのイベントもしたことがありません。食事も音響も全て持ち込みなんです。多く集まった場合です。 もう一度お聞きしますが、これから先も、体育館だから体育施設には空調設備については不要という固い決意でおられるのか、お考えをお願いしたいと思います。 ○議長(小野泰君) 堤総合事務所長。 ◎総合事務所長(堤泰秀君) 空調設備の要望についてですが、先ほど申しましたように、9月1日付で厚狭公民館利用者協議会のほうから要望書が提出されております。また、平成25年9月25日には、厚狭高等学校の同窓会からも要望書が提出されております。また、個人の方からも御要望、御意見をいただいておるところでございます。 また、矢田議員からも、数回にわたり御質問をいただいております。しかしながら、厚狭地区複合施設の体育館につきましては、現時点では、空調設備を早急に設置することは難しい中で、その対応といたしまして、平成29年度には、大型扇風機を3台購入いたしまして、利用者の皆さんには御活用いただいておるところでございます。 また、今年度につきましては、熱中症予防温湿度計測定器を設置いたしました。熱中症予防にお役立ていただきたいとは思っております。現状では、体育館の利用に際して、申請時に利用者のこまめな休息や水分補給など、熱中症対策を喚起することが必要であり、利用者の皆様に周知しているところでございます。利用者におかれましては体調には十分気をつけられて、御利用いただければと思っております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 結論的にいいますと、自己解決せえと、けがと弁当は自分持ちで、来る人は熱中症になろうとなるまいと、体育館に来る人はそれなりの覚悟で来いと、そういう言い方ですよね、今の回答を聞くと。大型の扇風機、確かに3台あります。卓球なんかどうします、球打ったら返ってくるんじゃないですか、扇風機で。実際、実用したというけれど、もう少し中見てください、みんながやっていることを。私はやっぱり今まで検討するとか、前向きにとか言われた、これまでの結果からすると、今の堤所長の回答は、もう何か永久にこの複合施設には体育館には、「クーラーをつけないんだ」と、こういうように聞こえるんですが、副市長どうですか。僕は市長でもいいんですけど、恐らく副市長のほうに行くと思いますので、どうですか。 ○議長(小野泰君) 古川副市長。 ◎副市長(古川博三君) 今、堤所長のほうが真摯に答弁をさせていただいておるところでございます。やはり、このクーラー問題、過去からいろいろ御要望もございましたが、今、やはり多面的、多角的、全庁的に考える中での所長の答弁だというふうに理解いたしております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) それでは、改めて聞きますが、検証するということと同時に前向きにという言葉をいただいたんですが、この回答もほごにして、かたくなに今後はつけないというように聞こえたんですが、例えば、前任の白井市長は、空調設備は、供用開始後検証を経て必要な措置を講じる。さらに、山陽小野田市議会も、空調設備設置の附帯決議を満場一致で可決された。トップが約束、さらに議会も要望したんです。どうなんですか。さらに、体育館のクーラーよりも小学校の冷房が先だと、その後に検討するというふうにも言われてきました。どうなんでしょうか。 結局のところ、一番最初に私が言いましたように、ボタンのかけ違いで、体育館ありきだから設置をしないという、この基本を、どねえかボタンを一つにする方法というのはないんでしょうか。 ○議長(小野泰君) どなたが答えられますか。古川副市長。 ◎副市長(古川博三君) 最初のボタンのかけ違いという御指摘もございましたが、コミュニティー体育館、体育館という形で捉えるのか、講堂という形で捉えるのか、他の施設等々との兼ね合いもある中で、当初そのような答弁をしたのではないかというふうに理解いたしておるところでございます。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 他の施設の兼ね合いというのは、やっぱり小野田地区には体育館にはクーラーがないと。だから、厚狭地区にもクーラーないでいいんじゃないか。このボタンのかけ違いを、一刻も早く整理をされたらどうなのかということでありますが、こればっかりやると70分来ますので。県内の状況は、これは、杉本議員も言われましたけれど、宇部市の武道館では本市の武道館の2倍の競技面積であり、もう既に供用開始をされています。俵田体育館は、来年4月には完成をいたします。さらに、下松市では、本年8月に臨時議会を開いて、下松スポーツ体育館に空調設備を設置ということを可決しております。私自身も、運動するのにクーラーを入れてまでというふうな思いがありましたけど、やっぱり今の時代は、もう熱中症対策のために、これは不可欠の問題であります。 あとまだ質問ありますが、やめまして、次に中庭に行きます。 次に、中庭について質問いたします。 堤所長には、1年前に赴任したときに、石ころごろごろの空き地を見てどう思うのか。率直な感想をいただきたいというふうに私、質問したんですが、この回答がこういうふうに言われたんです。「正直、特に何も感じない」と。「何か感じるでしょう」と言ったら、「いや、何も感じない」と。あの空き地を見て、今もその考えに変わりはないですか。 ○議長(小野泰君) 堤総合事務所長。 ◎総合事務所長(堤泰秀君) 現在の中庭の状態を見てみますと、真砂土舗装でございますが、雨の影響がございまして、表面が流されております。その影響で石ころが出てきております。また、紫外線の影響もあると思います。表面が少しずつ傷んできており、傷みぐあいも少し早いのかなとは思っておるところでございます。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) そうですね。今、堤所長が言われましたように、真砂土の舗装ですから、5年も経過すれば劣化し、昨年ごろから雨水で表面に凹凸が出始めました。いわゆる水に真砂土が流されてきております。これを、年二、三回の使用だからいいですけど、今まで以上にイベント回数を求めれば、あるいはイベントを開催すれば、表面は傷つき、恐らく今後は、修繕費用等維持管理費がかかると思いませんかということで、現状を見て変えないといけんというお気持ちがあるかどうなのかお答えください。 ○議長(小野泰君) 堤総合事務所長。 ◎総合事務所長(堤泰秀君) 中庭の真砂土舗装につきましては、平成28年に厚狭地区複合施設がスタートいたしまして、3年半が過ぎておるところでございます。 今後は、真砂土舗装が劣化し、表面の凹凸がひどくなり、また、亀裂が生じることが予想されております。そうなると、つまずいたりして、危険な状態になる可能性がございます。早い段階での改修方法を考えていく必要があるかとは思っております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) いわゆる早急に真砂土舗装については改修していくという回答をいただきました。 あえて私はここで、このような状態であるがゆえに提案をしていきたいんですが、年に二、三回ですから使い勝手が悪いんです。旧山陽町の役場であれば、裏口からでも進入できて、そして、役場に入ることができた駐車場もあったわけですが、しかし、真砂土舗装があるがゆえに、自家用車の進入はできません。1年中鉄柵で閉められておられます。つまり、早期に改修と言いながら、このままの状態が誰かがどこかで判断をしなければ、このままの状態が続くというふうに私は思います。中庭には植栽は経費がかかるので中止、テーブルも椅子も置かない。ならば、早急にアスファルト舗装で駐車場に用途変更するか、もしくは不足する倉庫、他の利用方法も模索するべきだと思いますが、修繕以外に他の方法の利活用はないでしょうかお答えください。 ○議長(小野泰君) 堤総合事務所長。 ◎総合事務所長(堤泰秀君) 中庭の利用につきましては、芝を張ってほしい、木陰になるような木を植えてほしい、駐車場にしたほうが便利である、ベンチを置いてほしいなどの御意見もいただいておるところでございます。 今後は、真砂土舗装を改修する際には、利用団体を含む施設の利用者の意見をお聞きしながら、改修方法を考えていきたいと思っております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 厚狭地区複合施設の使用課題については最後にしたいと思いますけれど、先日もあの広大な150台の駐車場、1日平均約25台の職員専用駐車場付近に住む住民の方が、豪雨で住宅駐車場が浸水し始めたので、この広大な駐車場を利用しようと思ったら、関係者以外使えないという表示がしてあったと。これは、あとすぐのけられたそうでありますが、まだ休日も夜間もいまだに鎖で閉めておられます。むしろ公用車をパンクさせられ、夜間は飲食店の臨時駐車場にもなっている本庁の駐車場こそ防犯上問題であるが、鎖さえしておられません。厚狭地区複合施設の真ん中に1年中空き地が存在し、寂しさが漂う風景にも感じられます。この空き地を使わなければならないのに、使えば使うほど破損し、負の実態が生じる不条理な実態、きょうは2件の利用勝手が悪いことについて質問しましたけれど、先ほど言いましたように、市長含めてどこかで誰かが決断しなければ、このままでいいということがずっと続くと思いませんか、市長。市長が言うところの市民ファースト実現のために、何のための市政か、誰のための市政か、市民の意見を聞き、選択された行政サービスが公共施設の再編により低下しないよう工夫を凝らすことが重要であればこそ、市長、厚狭地区複合施設に行かれたとき、もう一度現状を見てください。利用者協議会を含めて、市民の声を聞く姿勢が今求められると思うんですが、5年たちました。毎日行ってくださいということじゃない。行ったときには、そういう実態をぜひ見て改善をしていただくようにお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 藤田市長。 ◎市長(藤田剛二君) それぞれ具体的な御要望もいただいておりますし、それ以外もきっとおありになろうかと思います。それについては、今御回答させていただきましたけども、山陽総合事務所長として、まずは現場の責任者として、しっかり皆様方のお声をお聞きして、それを我々市政にも反映していくというところでございますが、私も、もちろん総合事務所に伺う際に、現場の所長ともよく話をしながら、それぞれの課題の確認にも努めさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) そういうことで、ぜひ市長も、現場の責任者と同時に、市民の前に出ていかれて、やっぱり利用者協議会と話をされて、何が不足して利便性が悪いのかという声を真摯に聞いて対応していただきたいというふうに思っております。 次に、山陽勤労青少年ホームの廃止問題について質問いたします。 6月議会では、会派市民ネットの河野議員の一般質問で、初めて山陽勤労青少年ホームについて廃止を示されました。初めて。それまで何度か言ったんですけど、廃止という言葉はされませんでした。公共施設の再編個別計画については、素案を出して今年度中にまとめる、その後、パブリックコメント等市民の意見を聞くと、昨年6月、あるいは本日の市民ネット森山議員の質問に、清水企画部長が答弁をされました。基本構想を聞いた森山議員、そして類似施設の統廃合を聞いた河野議員、そして、今回いきなり廃止宣告をされた山陽勤労青少年ホームについて、私がもっと深くこれから質問をさせていただきます。 なぜ今この時期に、山陽勤労青少年ホームだけが先行発車で廃止を決断をされたのか、なぜ今の時期なのかお答えをください。利用者からいうと、突然言われても困るし、昨年1年間だけでも述べ8,700人が利用されておられます。行き場を失う全く不当な扱いに怒り心頭であります。なぜ今なのかお答えください。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) それでは、山陽勤労青少年ホームにつきまして、御回答を申し上げます。 山陽勤労青少年ホームの今後の方向性につきましては、現在、勤労青少年、これは35歳未満の利用が、全体利用者のわずかにとどまっており、ほとんどが公民館的な利用と変わらない状況になっていること。昭和50年の開館で築後40年を経過し建物の老朽化が著しいこと、また、厚狭地区複合施設が開館しまして、会議室やアリーナなど、当ホームと同様の施設が近隣にあること、平成27年度の法律の一部改正による山陽勤労青少年ホームの望ましい基準の取り扱いの廃止の理由から、当ホームを廃止する方向で考えているところでございます。 現在、本市では、個別施設ごと個別施設計画を作成し、施設の複合化や統廃合といった具体的な公共施設の再編に取り組んでいることといたしており、当初のその計画の中で廃止について判断することとしておりましたが、当ホームが老朽化していることもありまして、前倒し廃止の方向で検討しているところでございます。 今後、当ホームの廃止について庁内で必要な調整を行った上で、廃止までのスケジュールを作成し、利用者の皆さんにお示ししたいと考えておるところでございます。 なお、廃止までは利用者の安全を考えながら、当ホームの管理運営を行うとともに、廃止につきましては、今すぐに廃止するものではなく、利用者の皆さんに説明をし、アンケートや意見交換等を行うことで、利用の意向を把握し、また、公民館等の利用状況の情報を提供してまいります。 また、他の施設で継続できるよう、教育委員会等とも一緒になって、できる限りの配慮してまいりたいと考えております。説明会を行うことで、廃止までには以上の時間が必要であるというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) もう一度、河口部長に聞きますが、この廃止をした理由は、老朽化であるからという回答であったんですが、これでいいんですか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 2つありまして、今言われました老朽化、これにつきましては、今後大規模改修をしていくのか、新築をしていくのかというふうに考えたところであれば、大変難しいなというふうに思いますし、また、先ほど申し上げましたように、勤労青少年ホームに関する法律がありますが、これの望ましい基準の取り扱いというのが廃止されたということもありまして、勤労青少年ホームの設置ということが事実上なくなったということですので、大きくこの2つについての理由が主なものでございます。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 老朽化と類似施設を統廃合という、この結論から廃止に至ったと、こういうことなんですが、私、最初に言いましたように、なぜ今の時期なのか、なぜこの6月で廃止をしなければいけないという答弁をされたのか。 私は、清水部長の回答をいただくと、令和2年度に大体出てくると言われましたけど、なぜ勤労青少年ホームだけ先に前倒しで廃止を言われたのか、そこを聞きたいです。言われたのは、老朽化と類似施設の統廃合だけじゃないんでしょう。これは安全がかかっているんじゃないですか、どうでしょうか、今の時期言われたの。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 老朽化イコール整備もありますけども、危険ということはまだ言えませんけども、その辺を配慮したことで廃止というふうな方向性を持ったところでございます。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) それでは、老朽化と類似施設の統廃合と危険というこの3つの要素で廃止をしたということでいいんですね。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 危険というのは、すぐさま危険ということではございませんが、その可能性があってはいけないということでのことでございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) やっぱり最後の危険ということではないという、こういうことの発言というのは問題あります。命というのは、金にかえられない。あの実態、後ほど私言いますけど、それはちょっとおかしいなと私は思いますし、やっぱり危険である、崩落する、そういうことで、あの会館は使えなくなったというのが正しいと思います。でなければ、別に令和2年度まで待てばいいんですから、違いますか。 この廃止の決定は市長をトップとしました行政改革推進プロジェクトチームを経て、最終決断に行ったのかお答えください。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) これにつきましてはプロジェクトチームをまだ通しておるところではございませんが、基本的にはそのスケジュールを今から内々で市長、副市長とは協議をしておりますが、その辺をスケジュールを今から考えていって、方向性を出していきたいというふうに思っております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) それでは、誰が決断したんですか。あなたが勝手に判断したんですか、6月に。おかしいでしょう。私、清水企画部長のずっと答弁全部見ました。最終的にはここでやるんです、行政改革推進プロジェクトチームで最終決断するというふうに言われているんです。そして、さらに、それは今まで各課からいろんな意見を求めてそこで言って、そして、それをもとに今度はパブリックコメントからいろいろ聞いた。でも、今回6月に突然言われたから、私質問するんです。あなた自身の回答ですか、決断ですか、おかしいですよ、それは。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 私自身だけの決断ではございません。当然、老朽化という問題がありますので、市長、副市長と協議をした上での話でございますし、ただひとつ、プロジェクトチームにかけるかけないという問題につきましては、今までもそういう例はありますので、そこにかけるかどうかというのは、まだその判断が要ろうというふうに思っております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 河口部長の苦しい答弁ですが、本当はそこのプロジェクトチームを経ていくはずなのが、そこをかけていない。じゃあ誰と相談したかと、市長と相談したって。じゃあ市長に相談しますが、市長も今の勤労青少年ホームを老朽化プラス類似施設の統廃合プラス危険であると、この3つの実態を河口部長から聞いて最終判断された。非常に大事なんです、ここの勤労青少年ホームの廃止、なぜ最初に私何回も言うように、ここだけ先行発車しなければいけなかったのか。どうなんでしょうか、市長。 ○議長(小野泰君) 古川副市長。 ◎副市長(古川博三君) この公共施設につきましては、延命化、また長寿命化等々の考え方がある中で、まずこれ勤労青少年ホームに関する法律というのが、平成27年に失効いたしております。そうした中で、まず勤労青少年ホーム、ですから、小野田の勤労青少年ホームを基本的には、もうその用を終焉しておるというのがまず第1点でございます。それを、今、経済部長が申しましたように、老朽化、また近隣に同様の施設がある。その中でやはり昭和50年にできておりますので、もう50年近くたっておりますので、その辺の今議員が申されました安全性の面も考慮する中で、プロジェクトにかけるかけないというのがございますが、今、商工センターにつきましても、このプロジェクトをかける前に、その手法としてLABVということでの今後の商工センターの方向定めをいたしております。そうした中で6月にそのように説明いたしましたのは、令和2年の3月になくすというんじゃなくて、そのようなアナウンスをする中で、今後、そこで今いろいろ使われている方に、今後の方策等も考えていただきたいということの中で、6月に経済部長のほうが答弁をさせていただいたということでございます。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。
    ◆議員(矢田松夫君) 答弁に対する聞いておられる方は何を答弁されたかようわかりませんけれど、どうでしょうか。6月の議会答弁では、河口部長は手続をしながら廃止をするという、手続は先ほど言われたアンケートをとるとか、みんなに話をするとか言われますけれど、それ以外、どんな手続をされるのか、これから、私は、閉鎖をして手続をするのか、閉鎖の日にちを決めて閉鎖をするのかと思うんですが、使いながら閉鎖をするという回答をいただけたんですが、それでいいんですか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 今、お話ありましたように、手続というのは、最終的には、条例の廃止ということにはなろうと思いますが、それまでには、先ほど言われましたように、利用者の方への説明、意見交換等も行います。その辺もありますので、その辺がはっきりできた段階で最終的な判断をしていくと、それによって手続を進めていくということになろうというふうに思っています。それまでは使っていただくということになります。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 少し飛びまして、廃止をされるまで使用を続けていかれるというふうに今言われましたけども、命にかかわる2階階段の亀裂、2階音楽室の雨漏り、自動ドアの故障、ドア付近の夜間外灯故障、軽運動施設空調設備の故障等、これらについては修繕しながら使用されるという理解でいいんですか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 廃止までにつきましての軽微な修繕につきましては、予算の範囲内で行っていきたいというふうに思っておりますが、例えば、今お話ありました、2階の音楽室の雨漏り等につきましては、今、使用を禁止している状態でございましたが、先日、応急処置としてちょっとブルーシートを張ったりすることによって使用が可能になるということ。それから、玄関前のところに外灯があるんですけども、そこにつきましては、早急に改善したところでございます。 そのほかエアコンにつきましてとかは、やはり規模的に大きな支出がありますので、その辺につきましては、2つあるうちの1つという形であります。今後も、いろんなところが傷んできたときは使用をしないということも含めて検討していきたいというふうには思っております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 私は2階階段の亀裂を見て、早急にやっぱり2階に上がらすべきではない、ロープを張るべきだと、こういうふうに思うんですが、それらを含めて、安ければ修繕するけど、高ければしないという、こういう言い方であるとするならば、2階の階段の亀裂はどうされるんですか。もういいです。おかしいと思うでしょう。そこで、手続にはどのくらいの時間、日数がかかるかと、およそのいつごろのめどをやっぱり言うべきだと思うんです。今は、狼が来ると言い方でしょう、廃止したと言って。ですから、大体のめど。例えば、議会についても、何月議会ごろに廃止の条例案を出したいと、これを言うのがあなたたちの責任の回答じゃないですか。誰でも言うでしょう、廃止する、それで終わっているんです、今。それが市民への説明責任じゃないんですか、お答えください。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 本来ならば、そういうふうな形をとりたいというふうには思いますが、今先ほど申し上げましたように、利用者との説明会等、それからアンケート調査等もありますので、その辺につきまして、まだスケジュールがはっきりしておりませんので、それができ次第、また回答ができるというふうには思っております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 利用者の皆さんがこのまま使用させてくれと、命にかかるけれど1階の部分はいいだろうと、こういう回答があれば使わせることなくて、もう廃止への準備、スケジュールというのはあるでしょう。もうそれを示さんと、やっぱり皆さん方は不安を抱きながら、この会館を使用しなければいけないということなんですが、そこで不当な扱いでありますけれど、山陽勤労青少年ホームの利用者がもれなく厚狭公民館等、希望する公共施設でクラブ活動が継続できる保証についてお答えください。ここが一番大事なところなんです。どうでしょう。 ○議長(小野泰君) 河口部長。 ◎経済部長(河口修司君) 今お話ありましたような、中に使用をされる方につきましてはクラブ活動として使用される方、それから、あと一般使用という形に分けられるというふうに思っております。 クラブ活動につきましては、1つほどあるというふうに聞いており、その1つにつきましては卓球ということを聞いております。これにつきましては、今、近くでいえば厚狭公民館でもその卓球教室、同じ方が指導されていらっしゃるということもありますが、ここら辺のキャパもあると思います。その辺も含めて、それが利用可能かどうかということは、私たちのほうで、その指導者の方にも御相談したいと思います。 あとは一般の使用につきましては、情報提供はできると思います。中には、今まで講堂を使っていたものが、研修室でもできるような内容もあるかもしれませんので、その辺のお話は当然していきたいというふうに思っておりますし、あと基本的には、一般利用につきましては、申請主義でございますので、その辺で対応はされるということになろうというふうに思います。 以上です。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 小野田の勤労青少年ホームには利用者協議会というのがあるんですけど、山陽の勤労青少年ホームには、この利用者協議会というのが存在していないんです。解散したんです。だから、情報提供でなくて、ここを使っている皆さん方に、今後どうするのか、どうしたらいいのかというアンケートは、ぜひ全員にとっていただくようにお願いしたいと同時に、やっぱり皆さん方が何回も聞くんですけれど、厚狭公民館へ行って使えるのかと、部屋があいていなければ、利用させないというふうに言われるんじゃないかと、こういう声が多いんです。部屋があいていなくても、利用させることができるのかどうなのか、ここは一番大事なんです。 地方自治法の第244条第2項、これも既にあけておりますけれど、正答な理由がない限り、公の施設を利用することを拒んではならないということでありますが、やはり、そこには住民が公の施設を利用することについて、不当な差別的取り扱いをしてはならないと。ですから、利用者の皆さん方が、厚狭公民館ほか公共施設に行って使いたいという思いを大事にするならば、その気持ちを買って、私は早急に、大体何年ごろ廃止をして、皆さん方には安心というか、問題なく移行することができますということを最後にお答え願いたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 今言われましたように、利用者の方々には、その辺の廃止の時期については、できるだけ早い時期にお示しをしたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) できるだけ早くというのは、私は1カ月後とか2カ月とか言いませんが、年内なのか年度内なのかお答えください。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 先ほど申し上げました利用者の方々につきましての説明会等は今年度中に行っていこうというふうに思っておりますので、できるだけ早い中で答えを出していきたいなというふうに思っております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 一番最初に厚狭地区の複合施設も同じように言ったんです。もう5年たっているんです。類似団体については統廃合すると。厚狭地区の複合施設ができたときから、この統廃合したいという、そっちの執行部の基本設計には書いてあるんです。5年間何をしてきたのかと、私は、あえてこの場をかりて言いたい。 急に、ある日突然、三点セットで廃止をしますと。路頭に迷う利用者、どうされるんですか。非常に私は今回のこの質問については、いまだに時期については明示をしない、早急にという回答しかいただけないということについては、利用者の皆さん方については、やっぱり非常に納得できない回答だというふうに思っているところであります。 そこで、厚狭公民館に皆さんが行ければいいんですが、行けないということを予想されまして、厚狭公民館クラブ運営要領というのがあるんですが、使用会場については、多くの市民の利用に供するために、その使用を一部制限するということがあるということと、同時に、第9条には公民館長は公民館の都合により、クラブの定期的な使用日時及び使用室を変更または中止することができると、こういうふうに書いてありますが、これらを含めて、今後、厚狭公民館への対応、恐らく教育委員会と商工労働課の間でやられますが、先ほど言いましたように、これについても早急に、皆さんが行けるようにぜひお願いしたいんですが、最後でありますが、廃止時期も決めずに、手続をしながら閉鎖していくという回答から一歩進んで、早急に所管する課で、厚狭公民館にスムーズに移動できるようにしていくという回答をお願いしたいんですが、いかがでしょうか。 ○議長(小野泰君) 河口経済部長。 ◎経済部長(河口修司君) 今利用されていらっしゃる方に不便のないようにしていきたいとはいうふうに思っております。ただ、スムーズにといいますか、やはり、先ほど言われましたように、体育館につきましても、なかなか今普通に見ただけではあいている状況は少ないという状況があります。 先ほど言いましたように、例えば、講堂で体育館でしなくても済むようなもの、研修室でできるものは、そちらのほうに移行していただいたり、そういうような説明は当然していきますので、その辺でいろいろな御意見をいただくと思いますので、できるだけそれに応えてはいきたいというふうに思いますが、100%ということにはならないこともあるというふうに思っております。 以上です。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 今の回答聞くと非常に残念です。やっぱり廃止だけを先に決めて、後のことは計画も出さずに先へ進むということが果たして市民へのサービスなのか、非常に難しいところでありますが、非常に私は今の部長の回答をいただきますと、利用者の皆さん方は、本当に毎日あそこに行くのに「いつ潰れるのかな、いつ廃止されるのか」と言いながらプレーするのと、もう行くところがわかって廃止するのと全然気持ちが違うと思うんですが、また、あえてここで何度も言うてもこれ以上の回答は出ませんが、年内か年度内か、これさえ答えが出なかったということについては、非常に私は残念であります。 最後に、放課後児童クラブについて質問いたします。 本来なら、私の所管する民生福祉常任委員会関係であり、問題があれば、しっかりとそこで民生福祉常任委員会で議論すべき課題であります。今回の一般質問、たくさん自分の所属するところの一般質問が出ておりますけれど、あえて私はこの一般質問をするのは、所管する委員会でありますけれど、この児童クラブの置かれている状況は、ただ単に、民生福祉常任委員会だけの問題ではなくて、1つは、児童クラブの運営の成否が、第二次総合計画推進の一翼にもなっていることであり、本市が置かれている人口減少への歯どめ、若者の定住促進に必要な働く場所の確保です。これはもう産業建設常任委員会になりますが、家庭、地域との連携、これ教育委員会になりますけれど、子供教育のあり方など、本市にとって非常に重要な共通した課題であるということであり質問させていただきました。 それでは、最初に児童クラブの現状を点検した結果、私も今回随分歩きました。基本的なことについて質問いたします。 次に、そのことが解決をしないままに運営している施設の改善・改修を急務とする高千帆と厚狭クラブ2つの実態について質問いたします。 最初に、運営の主体事業者、つまり委託先であります社会福祉協議会と担当課とで定期的に連携支援がされているのかどうかお尋ねをいたします。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) それでは、放課後児童クラブについての御質問で、事業の委託先である社会福祉協議会との連携支援についてお答えします。 児童クラブ事業の基本的事項については、山陽小野田市児童クラブ条例で定めており、受け入れ学年については、市内の小学校に在学する児童とし、原則としては6年生までの受け入れを行うこととしております。また、定員については、施行規則でおおむね何人と定めております。その他、設備や運営についても条例で定め、事業の受託者には、これらの例規で定められた基準に従って事業実施を行っていただいております。 受託者である社会福祉協議会と担当課との定期的な連携支援についてでございますが、施設の維持管理や災害発生時の対応等について、常日ごろから受託者である社会福祉協議会との連携に努めております。第2厚狭児童クラブ以外のクラブは、現在、全て社会福祉協議会に委託していることから、市と各クラブとの連絡調整にかかわる職員として、コーディネーター2名が社会福祉協議会の事務所に配置されていますので、このコーディネーターと市担当者が日ごろから細かな連絡をとっており、必要な場合には、市の係長以上の職員も調整に加わり、相互の連携には努めているところでございます。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 最後の定期的に連携支援がされているかということを聞いたんですが、維持管理とか、災害発生等についても、日常的に連携がとられているということを今言われました。そういうことで間違いないですね。 そこで、1つ例を挙げてみます。先月の29日は豪雨災害も予想されるので、厚狭中学校は休校になりました。この場でいち早い対応した教育長はほめられました。残念ながら、児童クラブを利用する児童は小学校の施設に行ったわけです。危険だから休園した幼稚園・保育園、休校した中学校、親の都合か伝達の方法の不徹底かわからないけれど、どう思われますか。やっぱり先ほど維持管理とか、災害発生については、日ごろから連携支援されていると言いながら、やはり、運営団体との連携は、この1つ、災害発生を見てもとられているのかどうなのかと非常に疑わしくなったんですが、いかがですか。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) 今、御質問のありました、先日のあの災害の時点におきましては、私、自宅で防災メールで緊急な情報が入りました。そのときに、すぐにその社会福祉協議会のコーディネーターのほうに携帯電話で連絡をとりました。そのときに、すぐに社会福祉協議会のほうに、厚狭地区の児童クラブについては閉鎖ということで、保護者に連絡をお願いしますというふうに申し伝えました。社会福祉協議会の職員は、今、社会福祉協議会では、保護者の緊急メールのシステムを持っておりますので、すぐに社会福祉協議会の事務所に行かれて、保護者にメールにて、児童クラブ閉鎖を流していただいたというふうに聞いております。 ただ、緊急メールの登録がされていなかった保護者が一部いらっしゃったということで、その方には、電話連絡をされたようなんですが、そこがきちんと連絡とれなかった保護者が何人かいらっしゃるというふうには聞いておりますが、その方たちについては、緊急メールの登録を再度社会福祉協議会のほうからお願いをして、体制の整備には努めておるところでございます。 以上です。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 一例を挙げましたが、親の都合で伝達方法がうまいこといかなかったと、こういうふうに理解をしました。 少し飛びまして、本市の放課後児童健全育成運営に関する条例では、この児童クラブの支援の対象者、小学校に就学していると、こういうふうに書いてありますけれど、小学校に就学しているというのは、1年生から6年生までですが、そのような実態になっているでしょうか、お答えください。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) 御質問のとおり、今、児童クラブ条例では6年生までの受け入れについて明記しております。市の条例の記載部分ですが、第3条において、市長が特に認める場合を除き、市内の小学校に在学する児童と、児童クラブの対象者を定めております。この小学校に在学する児童とは、基本的には6年生までということになりますが、条文に市長が認める場合を除きとありますので、条例上は必ずしも全てのクラブで6年生までを受け入れないといけないというものではないと認識しております。 しかしながら、全ての児童クラブで6年生までの受け入れが実現できるよう、ここ近年、毎年可能なクラブから6年生の受け入れを実施してきたところでございます。 今後も引き続き、まだ6年生までの受け入れができていないクラブについても、課題の解決に努めて努力をしていきたいと思っております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 1年生から6年生までの受け入れるといいながら現実はそうなっていないということです。それから、1クラスについては40人以下の規模と示されておりますけれど、そのような実態で運営されているのか。現状、私、見た限りは、詰め込みの実態があるというふうに思うんですが、どうでしょうか、簡潔にお願いします。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) 児童数についてでございますが、児童数についても、条例において定めておりまして、1クラスの児童数はおおむね40人以下と定めております。この1支援単位の児童数については、厚生労働省から局長通知が出されておりまして、児童クラブは毎日利用する児童と、塾や習い事、保護者のパート就労等により週のうち数日を利用する児童との双方がいるということに鑑み、その平均利用人数によって考えることと示されております。 昨年度の児童クラブの受け入れ児童数に対する実際の利用児童数の割合は、約65%でございますので、これにより、1支援単位の児童数を計算すると、現在条例で定めております定員を上回る受け入れはないと考えております。 ただ、これは、あくまで平均でございますので、日によっては、平均以上の児童が利用する日もございます。受け入れ人数については、受託者と協議して決定しておりますが、待機児童が生じることがないよう、できる限り受託者の御協力をいただいているところでございます。今後も、受託者と協議しながら、可能の範囲での受け入れを行ってまいりたいと考えております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 40人以下の規模で運営されているかないか、それだけお答えください。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) 済みません。40人…… ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 簡潔にお願いしたいんですが、1クラス、おおむね40人と言われましたけれど、そういうような実態で市内では運営されているのか、全部じゃないです。運営されているところもあるし、運営されていないとこもあるというふうにお答えください。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) 済みません。先ほどの国の示した考え方で、どのクラブもおおむね40人以下で運営がされておると認識しております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) それは間違いないんですか。私調べたところもあるんですが、何月何日まで。ですから、そういうときもあるし、そういう場合でもないというのが正しい回答じゃないですか。一律全部40人以下ですか。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) あくまで平均利用人数で考えたときのことでございまして、当然、先ほども申しましたとおり、平均人数以上の利用がある日もございますので、おおむね40人以下になっていない日も当然ございます。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 最初からそういうふうに答えたらいいでしょう。 支援員の単位、クラスごとに支援員2人以上置くことになっておりますけど、現状は、入所児童数に関係なく、2人の最低基準では安全面の管理やきめ細かな指導が必要であることなど、1クラスごとに3名が妥当ではないかと思うわけなんですが、さらなる延長保育の拡充や、40人以上クラスにおいては、違法状態を解消するためにも、3名以上の支援員が配置であるというふうに思うんですが、簡潔に回答お願いします。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) この条例で国の基準省令に基づいて、1クラス2名以上の配置と定めておりまして、必要に応じて定員の人数や支援が必要な児童がいる場合には加配をお願いしております。実際、受託者においても、内規で多い場合には3名の配置をしていただいておりますし、厚狭児童クラブにおいても2クラスでございますが、平日は常時7名の配置を基本としているというふうに聞いておりますので、条例上は2名以上としておりますが、実際には、必要な支援員の配置がされておると認識しております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 今年度から、特に8月の長時間保育を朝夕と延長されましたけれど、この場合は、1日の支援員の適正配置は何人でしょうか。5時以降1名になっているところもあるんですが、プラス1名は時間外労働の対応にされているとこもあるんですが、どうでしょうか。本来の適正な配置人員です、延長保育の夏休みです。何人でしょうか。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) 延長保育の時間帯も、基本的には1クラス2名以上の配置をしていただいていると認識しております。労働条件、時間外勤務手当になっているかというところは、受託者の雇用条件に委ねているところですが、そのあたりについては、またこちらのほうでも確認をしたいと思っております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 少し飛びますが、児童クラブの入所案内でありますが、毎年12月の中旬ごろ申し込みを締め切りまして、翌年2月ごろに入所決定を通知されますが、申込書に申込書を民生委員に提供すると、それは出された内容が正しいのかチェックするためなのか、あるいは児童の相談等に使われるのかどちらですか、個人情報ですが。 ○議長(小野泰君) 川﨑福祉部次長。 ◎福祉部次長(川﨑浩美君) 今年度までの申込書に、この申込書は児童クラブ受託者及び民生委員に提供する場合がありますという文言が入っておるんですが、これ実は随分以前に内職等のお仕事をしていらっしゃる方の雇用証明として、民生委員の証明をいただいていたという時代がございまして、こういう文言が入っておりました。今現在も、数年前からなんですが、内職等の方についても、申立書により就労の証明をうちはとっておりますので、この民生委員に提供するという文言は、以前から適用されておらなかったんですが、申込書に記載がされたままとなっておりました。この文言については、来年度の申込書から訂正をしたいと思っております。 ○議長(小野泰君) 矢田議員。 ◆議員(矢田松夫君) 後は、今回の委託金額が300万円不用額で残っているんです。こういうことがないようにぜひ積算方法を見直して、そこに働く支援員の皆さん方の労働条件を含めて、賃金アップをするとか、あるいはその40名以上とか超えるところのその支援員の皆さん方に手当をつけるとか、ぜひ300万円の不用額を残すのであれば、ぜひともそういうふうに改善をお願いをしたいと思っております。 あとたくさん質問がありますけれど、今回、私随分回ってみましたが、旧山陽町内においても、埴生、津布田、それから、厚陽のクラブを除き、早急に改善しなければならないのが出合小クラブであります。ここは、夏休みに行けなかったが先日行ったところ、生活の場、遊びの場、狭くて限界であります。ぜひ早急にこのクラブを点検をされて、実態調査をされるようお願いをしたいと思います。 いずれにしても、子供の視点に立ち、子供の最善の利益を保証し、子供にとって、児童クラブが安全安心であると、過ごせる生活の場になるよう提言をしまして、矢田松夫の9月議会の一般質問を閉じさせていただきます。ありがとうございました。(矢田松夫君自席へ) ○議長(小野泰君) 以上で、矢田議員の質問を終わりました。 これをもちまして、本定例会における一般質問通告者全員の質問が終了いたしましたので、一般質問を終了します。 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 ここで、これからの日程を申し上げます。来週25日は委員会の開催となっておりますので、付託案件の御審査をお願いいたします。また、9月27日は午前10時から本会議を開き、付託案件に対する委員長報告、質疑、討論、採決を行いますので、御参集をお願いいたします。 本日はこれにて散会いたします。お疲れでございました。────────────午後0時 1分散会──────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  令和元年9月18日   議  長   小 野   泰   署名議員   伊 場   勇   署名議員   奥   良 秀...