ツイート シェア
  1. 山陽小野田市議会 2005-06-28
    06月28日-01号


    取得元: 山陽小野田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    平成 17年 6月定例会(第1回)平成17年山陽小野田市議会(第1回定例会)会議録平成17年6月28日     午前10時00分 開議 議員定数 (36名)現員数     (36名)出席議員 (36名)欠席議員 ( 0名)     議 長  相 本 繁 夫 君     副議長  一 倉 元 信 君     議 員  阿 川 照 平 君     議 員  伊 藤   武 君     議 員  岩 本 信 子 君     議 員  上 田 泰 生 君     議 員  上 野 正 昭 君     議 員  氏 永 創三郎 君     議 員  大 井 淳一朗 君     議 員  大 空 軍 治 君     議 員  小 野   泰 君     議 員  尾 山 信 義 君     議 員  川 村 博 通 君     議 員  河 村 雅 伸 君     議 員  佐井木 勝 治 君     議 員  佐 村 征三郎 君     議 員  佐 村 敏 和 君     議 員  硯 谷 篤 史 君     議 員  田 中 重 徳 君     議 員  田 中 恭 彦 君     議 員  田 辺 輝市郎 君     議 員  千々松 武 博 君     議 員  津 野   薫 君     議 員  津 野 啓 子 君     議 員  中 坪   智 君     議 員  二 歩 材 臣 君     議 員  花 本   徳 君     議 員  原 田   正 君     議 員  平 田   武 君     議 員  平 中 政 明 君     議 員  正 村 昌 三 君     議 員  三 浦 英 統 君     議 員  安 永   巧 君     議 員  山 田 耕 作 君     議 員  好 川 桂 司 君     議 員  吉 永 美 子 君事務局職員出席者 局     長  横 田 信 夫 君 次     長  蔵 本 一 成 君 調 査 係 長  西 田   実 君 主     任  玉 田 拓 男 君 書     記  安 重 賢 治 君説明のため出席した者 市     長     白 井 博 文 君 総 務 部 長     尾 原 勇 次 君 総務部次長       三 戸 正 樹 君 企画政策部長      尾 崎 謙 造 君 企画政策部次長     山 縣   始 君 まちづくり推進室長   加 藤 佳 雄 君 市民環境部長      長 尾 修 一 君 市民環境部次長     原 川 清 樹 君 保健福祉部長      蔵 川 安 雄 君 保健福祉部次長     笠 井 良 壽 君 産業経済部長      野 村 宗 司 君 産業経済部次長     岡 村 敏 雄 君 建設部長        坂 辻 義 人 君 建設部次長       福 重   亨 君 監理室長        野 田 武 廣 君 山陽総合事務所長    山 本 暎 二 君 公営競技事務所長    山 本 耕 二 君 公営競技事務所事業課長 安 田 克 己 君 病院局次長       山 根 雅 敏 君 病院局事務部次長    藤 井 耕 作 君 教育長         江 澤 正 思 君 教育次長        金 光 康 資 君 水道局副局長      山 縣 武 士 君 消防長         中 里 裕 典 君 消防本部次長      安 部   学 君 監査委員        白 川 英 夫 君 監査委員事務局長    川 村 輝 吉 君 総務課技監       佐久間 昌 彦 君本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 諸般の報告(行政報告・事務報告)日程第4 議席の一部変更日程第5 議会議案1件を上程、説明、質疑、討論、採決議会議案第7号 山陽小野田市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について日程第6 議会運営委員の選任について日程第7 特別委員の選任について 日程第8 議会議案1件を上程、説明、質疑、討論、採決議会議案第8号 特別委員会の設置について日程第9 意見書案3件を一括上程、説明、質疑、討論、採決意見書案第1号 市民生活を支える道路整備の推進を求める意見書の提出について意見書案第2号 地方六団体改革案の早期実現に関する意見書の提出について意見書案第3号 地方議会制度の充実強化に関する意見書の提出について日程第10 意見書案1件を上程、説明、質疑、委員会付託意見書案第4号 住民基本台帳の閲覧制度の早期見直しを求める意見書の提出について日程第11 報告2件を一括報告、質疑報告第1号 繰越明許費予算の繰越しについて報告第2号 繰越明許費予算の繰越しについて日程第12 平成17年度施政方針及び議案18件を一括上程、説明、質疑、委員会付託議案第7号 平成17年度山陽小野田一般会計予算について議案第8号 平成17年度山陽小野田訪問看護ステーション事業特別会計予算について議案第9号 平成17年度山陽小野田土地取得特別会計予算について議案第10号 平成17年度山陽小野田駐車場事業特別会計予算について議案第11号 平成17年度山陽小野田国民健康保険特別会計予算について議案第12号 平成17年度山陽小野田介護保険特別会計予算について議案第13号 平成17年度山陽小野田老人医療特別会計予算について議案第14号 平成17年度山陽小野田地方卸売市場事業特別会計予算について議案第15号 平成17年度山陽小野田下水道事業特別会計予算について議案第16号 平成17年度山陽小野田農業集落排水事業特別会計予算について議案第17号 平成17年度山陽小野田小型自動車競走事業特別会計予算について議案第18号 平成17年度山陽小野田水道事業会計予算について議案第19号 平成17年度山陽小野田工業用水道事業会計予算について議案第20号 平成17年度山陽小野田病院事業会計予算について議案第21号 山陽小野田市に収入役を置かない条例の制定について議案第22号 山陽小野田消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について議案第23号 山陽小野田非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について議案第24号 山陽小野田火災予防条例の一部を改正する条例の制定について日程第13 小野田・楠清掃施設組合議会議員の選挙について 委員会付託表(平成17年6月28日)┌─────────┬───────────────────────────────────┐│ 委 員 会 名 │         付    託    内    容          │├─────────┼───────────────────────────────────┤│総務文教常任委員会│・議案第9号 平成17年度山陽小野田土地取得特別会計予算について  ││         │・議案第21号 山陽小野田市に収入役を置かない条例の制定について   ││         │・議案第7号 平成17年度山陽小野田一般会計予算について(関係分) ││         │        参考:歳入 全部 歳出 別紙のとおり 債務負担行為  ││         │           地方債                     │├─────────┼───────────────────────────────────┤│民生福祉常任委員会│・議案第8号 平成17年度山陽小野田訪問看護ステーション事業特別  ││         │       会計予算について                    ││         │・議案第11号 平成17年度山陽小野田国民健康保険特別会計予算に  ││         │        ついて                        ││         │・議案第12号 平成17年度山陽小野田介護保険特別会計予算について ││         │・議案第13号 平成17年度山陽小野田老人医療特別会計予算について ││         │・議案第20号 平成17年度山陽小野田病院事業会計予算について   ││         │・議案第7号 平成17年度山陽小野田一般会計予算について(関係分) ││         │        参考:歳出 別紙のとおり 地方債           ││         │・意見書案第4号 住民基本台帳の閲覧制度の早期見直しを求める意見書  ││         │         の提出について                   │├─────────┼───────────────────────────────────┤│建設常任委員会  │・議案第10号 平成17年度山陽小野田駐車場事業特別会計予算について││         │・議案第15号 平成17年度山陽小野田下水道事業特別会計予算について││         │・議案第16号 平成17年度山陽小野田農業集落排水事業特別会計予  ││         │        算について                      ││         │・議案第18号 平成17年度山陽小野田水道事業会計予算について   ││         │・議案第19号 平成17年度山陽小野田工業用水道事業会計予算について││         │・議案第7号 平成17年度山陽小野田一般会計予算について(関係分) ││         │        参考:歳出 別紙のとおり 地方債           │├─────────┼───────────────────────────────────┤│産業経済常任委員会│・議案第14号 平成17年度山陽小野田地方卸売市場事業特別会計予  ││         │        算について                      ││         │・議案第17号 平成17年度山陽小野田小型自動車競走事業特別会計  ││         │        予算について                     ││         │・議案第22号 山陽小野田消防団員等公務災害補償条例の一部を改正  ││         │        する条例の制定について                ││         │・議案第23号 山陽小野田非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に  ││         │        関する条例の一部を改正する条例の制定について     ││         │・議案第24号 山陽小野田火災予防条例の一部を改正する条例の制定  ││         │        について                       ││         │・議案第7号 平成17年度山陽小野田一般会計予算について(関係分) ││         │        参考:歳出 別紙のとおり 債務負担行為 地方債    │└─────────┴───────────────────────────────────┘────────────午前10時開会──────────── ○議長(相本繁夫君) おはようございます。ただいまの出席議員数は36名で会議定足数に達しておりますので、これより平成17年第1回(6月)山陽小野田市議会定例会を開会いたします。 ここで、報道関係者からテレビ撮影の申し入れがありましたので、これを許可いたします。 会議を開きます前に、教育長に就任をされました江澤氏及び監査委員に選任されました白川氏からごあいさつをしたいとの申し出がありましたので、この際、自席でお願いいたします。 まず、江澤教育長、どうぞ。 ◎教育長(江澤正思君) おはようございます。私、5月31日に議会の承認をいただきまして、教育委員会によって教育長に就任した江澤正思と申します。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(相本繁夫君) 次に、白川監査委員、どうぞ。 ◎監査委員(白川英夫君) おはようございます。このたび監査委員に選任されました白川でございます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(相本繁夫君) 続きまして、出席参与の自己紹介をお願いいたします。この際、自席でお願いいたします。 まず、川村監査・公平委員会事務局長、どうぞ。 ◎監査委員事務局長(川村輝吉君) おはようございます。監査委員事務局長を兼ねて公平委員会事務局長の川村と申します。どうかよろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(相本繁夫君) 次に、安田公営競技事務所事業課長、どうぞ。 ◎公営競技事務所事業課長(安田克己君) おはようございます。公営競技事務所の事業課長の安田と申します。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長(相本繁夫君) これより本日の会議を開きます。 議事日程は、お手元に配付してありますとおり進めてまいります。──────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ──────────── ○議長(相本繁夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、大空議員、小野議員を指名いたします。──────────── △日程第2会期の決定 ──────────── ○議長(相本繁夫君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。今期定例会の会期は、お手元に配付してあります会期日程表案のとおり、本日から7月27日までの30日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から7月27日までの30日間と決定いたしました。──────────── △日程第3諸般の報告 ──────────── ○議長(相本繁夫君) 日程第3、諸般の報告を行います。 市長から報告事項の申し出がありましたので、この際、お願いいたします。白井市長。(市長登壇) ◎市長(白井博文君) おはようございます。議案の説明に入るに先立ち、山陽小野田土地開発公社ほか8件、決算及び予算の報告を受けましたので、お手元の資料を添えて概要を御報告申し上げます。 まず、山陽小野田土地開発公社についてであります。 お手元の資料よろしいでしょうか。まず、山陽小野田土地開発公社についてであります。合併による本市の誕生に伴い、山陽町土地開発公社と小野田市土地開発公社は統合しました。統合の手法につきましては、山陽町土地開発公社は小野田市土地開発公社に債権を譲渡し、債務を引き継ぎ、平成17年3月21日に解散いたしました。小野田市土地開発公社につきましては山陽町土地開発公社の債権を譲り受け、債務を引き受け、名称変更により山陽小野田土地開発公社として存続いたしました。 まず、山陽町土地開発公社の平成16年度決算につきましては、小野田市土地開発公社に土地7万4,043m2を譲渡し、当該土地代金に見合う債務15億785万4,221円を引き継ぎ、収益的収支においては283万6,433円の当期純利益を生じ、資産と負債の差引正味資産は2,451万1,966円となりましたが、精算費用を差し引いた残余財産は山陽小野田市に帰属することになっております。 次に、山陽小野田土地開発公社の平成16年度決算につきましては、山陽町土地開発公社から土地7万4,043m2を譲り受け、債務15億785万4,221円を引き受け、その他用地造成事業として旧小野田市から旧ポリテク用地1万884m2を取得し、用地売却事業として神帆地区密集住宅市街地整備促進事業用地1,746m2を旧小野田市に売却処分いたしました。一方、収益的収支においては1,433万5,828円の純利益を生じ、結果として、年度末剰余金の合計は2億6,705万4,175円となっております。 次に、平成17年度の予算につきましては、土地売却事業として駅南総合開発用地ほか5,594m2を売却する予定にしております。このほか、土地造成事業として旧ポリテク用地造成事業等、合計2億8,379万3,000円の支出を予定し、土地造成事業収益3億1,482万8,000円を予定しております。 今後とも、公社本来の目的達成のため業務の健全なる運営ができますよう、適切なる指導を行ってまいる所存であります。 次に、財団法人山陽小野田施設管理公社の平成16年度決算及び平成17年度予算であります。 平成16年度決算につきましては、支出は、管理費として2,496万90円と市民プール、公共下水道、市庁舎内外緑化焼野海岸C.C.Z.竜王山公園オートキャンプ場、緑地公園、緊急雇用竜王山桜整備及び小野田霊園管理等事業経費並びに租税公課費等1億2,432万1,956円を合わせ、総額1億4,928万2,046円となりました。 一方、収入は、受託事業収入等総額1億4,948万2,670円で、差引き20万624円の純利益を生じ、この処理につきましては翌年度に繰り越すことといたしました。 平成17年度の予算につきましては、支出は、管理費として2,065万5,000円、市民プール市庁舎内外緑化焼野海岸C.C.Z.竜王山公園オートキャンプ場市内公園緑地小野田霊園管理等事業経費及び租税公課費等1億1,925万円を合わせ、総額1億3,990万5,000円を計上しております。 なお、財源といたしましては、基本財産運用収入2,000円、事業収入1億3,820万2,000円、事業外収入等170万1,000円を充てております。今後とも公社設立の趣旨にかんがみ、各施設の管理運営を効率的に行い得ますよう、適切なる指導を行ってまいる所存であります。 なお、合併による本市の誕生に伴い、平成17年3月22日から法人名を小野田市施設管理公社から山陽小野田施設管理公社に変更しましたので、あわせて御報告いたします。 次に、財団法人山陽スポーツ協会の平成16年度決算及び平成17年度予算であります。 平成16年度決算につきましては、収入では、事業収入として、体育施設使用料44万7,460円、補助金収入450万円等、総額574万1,292円となりました。 支出につきましては、管理費の光熱水費の電気使用料のうち、運動広場夜間照明電気料が昨年度は213万5,433円でしたが、今年度は省電力化対策を行った結果、183万1,739円となりました。また、昨年の台風被害で体育館の修理に28万3,500円を要しましたが、保険により13万5,002円補てんされております。以上により、支出総額は506万6,977円となりました。 平成17年度予算は、歳入につきましては、市補助金570万円、事業収入43万5,000円等総額635万2,000円を計上し、歳出につきましては、管理費580万円、事業費54万2,000円等を計上しております。 次に、社会福祉法人山陽小野田社会福祉事業団の平成16年度決算及び平成17年度予算であります。 本事業団には、本部会計を初め、まつば園会計、なるみ園会計みつば園会計等8会計を設け、経理の明確化を図っております。 本部会計につきましては、平成16年度決算は、歳入549万4,342円に対し、人件費、管理運営費等、総額466万8,734円を支出し、82万5,608円を翌年度に繰り越すことといたしました。 また、平成17年度予算は、歳入につきましては、市補助金464万円、前年度繰越金等総額546万6,000円を計上しており、歳出につきましては、事務費及び予備費であります。なお、その他の会計につきましては、お手元の資料のとおりであります。 今後とも、本事業団の運営に関し適切なる指導を行うとともに、障害者の福祉の増進に一層努めてまいる所存であります。 次に、社団法人小野田シルバー人材センターの平成16年度決算及び平成17年度予算であります。 高齢化が急速に進む中、高年齢者の社会参画と熟練された技術や豊富な経験の活用を積極的に推進し、生きがいのある住みよい社会の創造を目的に、昭和62年に本センターは設立され、関係各位の御支援、御協力により事業も順調に推移しております。 平成16年度は、シニアワークプログラム事業を中心に、各種の技能や技術を必要とする分野、介護、家事援助等の講習会を計画的に行い、会員の技術の習得と技能の向上を図ってまいりました。 平成16年度における受託事業につきましては、厳しい経済状況の中で、企業からの受託が466件で8,954万円、一般家庭からの受託が2,123件で、5,592万円、公共団体からの受託が258件で5,556万円、合計2,847件で2億102万円となりました。この結果、受託件数につきましては、前年度に比べ30件、1.2%の増、受託額では554万円、2.7%の減となりました。 なお、平成16年度決算及び平成17年度予算につきましては、お手元の資料のとおりであります。 今後とも、地域の皆様の御理解と御協力を得ながら、会員の雇用の場の充実を図るため、本センターの運営に関し適切なる指導を行ってまいる所存であります。 次の2件は、一部事務組合であります養護老人ホーム長生園組合及び小野田・楠清掃施設組合の平成15年度決算及び平成17年度予算であります。 このたび行政報告をしております一部事務組合を除く他の法人は3月末において出納を閉鎖するのに対し、一部事務組合は普通地方公共団体の会計と同じく5月末をもって出納を閉鎖し、それから決算、監査及び議会の議決の手続を経るため、決算の報告が他の法人に比べ1年おくれた平成15年度分となっております。 なお、養護老人ホーム長生園組合の平成15年度決算及び平成17年度予算であります。 平成15年度決算につきましては、歳入1億5,320万7,397円に対し、歳出1億4,247万2,099円となり、差引き1,073万5,298円を翌年度に繰り越すことといたしました。入所者数は延べ676人であり、平成16年3月末現在において、定員60人のうち、旧小野田市16人、旧山陽町17人ほか合計55人が利用しております。 平成17年度予算につきましては、歳出は、事務費及び事業費1億3,249万4,000円ほか総額1億4,470万2,000円を計上しております。この財源といたしましては、分担金及び負担金1億4,009万9,000円ほか繰越金等を充てております。 なお、本市の分担金は2,210万5,000円であります。 今後とも、適切なる情勢判断のもと、入所者の処遇の向上と施設の効率的な運営に努め、なお一層老人福祉対策を推進してまいる所存であります。 次に、小野田・楠清掃施設組合の平成15年度決算及び平成17年度予算であります。 平成15年度決算につきましては、歳入1億7,762万4,934円に対し、歳出1億6,846万3,561円となり、差し引き916万1,373円を翌年度に繰り越すことといたしました。処理実績につきましては、総処理量3万797klで、旧小野田市分2万6,625kl、旧楠町分4,172klであります。 平成17年度予算につきましては、歳出は、議会費14万円、衛生費2,435万7,000円、し尿処理費1億1,836万7,000円及び予備費500万円で、総額1億4,786万4,000円を計上しております。この財源といたしましては、分担金及び負担金1億4,784万4,000円等を充てております。 なお、本市の負担金は1億1,703万3,000円となっております。 今後とも、施設の管理運営に当たりましては、よりよい生活環境を確保するため最善の努力をいたす所存であります。 次に、株式会社小野田公衛社の第36事業年度営業報告であります。 総収益3億1,394万5,740円に対し、総費用3億574万6,612円で、819万9,128円の純利益となり、当年度の未処分利益剰余金は2億5,519万5,294円となりました。 今後とも、事業の推進に当たりましては、良好なる生活環境の保全のため適切なる指導を行ってまいる所存であります。 最後に、小野田中央青果株式会社第23期事業年度営業報告であります。 小野田中央青果株式会社の事業展開につきましては、山口宇部農業協同組合を初め関係機関と連携を密にし、前年に続き地産地消の推進事業に取り組むなど積極的な市場展開に努めましたが、昨年の台風18号及び23号の影響により農産物が大きな被害を受け、平成16年9月から11月までの入荷量は前年度に比べ大幅に落ち込み、特に野菜につきましては最大で前年度比37%減となりました。 この結果、当期の青果物市況は、台風被害により一時的に単価高となりましたが、入荷量及び取扱金額ともに前年度に比べて減少しており、対前年度比は取扱金額で2%減、入荷量で10%減となっています。このように経営状況は依然として厳しい状況にあり、お手元の資料のとおり、当期利益は5万3,271円となっています。 今後とも、卸売業者としての公共的使命を踏まえながら企業努力により業績が上がるよう、引き続き適切な指導を行ってまいる所存であります。 以上、御報告申し上げます。(市長降壇) ○議長(相本繁夫君) 御報告いたします。 去る5月30日、有田議員、中島議員及び山田伸幸議員から、一身上の都合により議員を辞職したい旨の願いがありましたので、地方自治法第126条の規定により、同日これを許可いたしましたので御報告いたします。 また、去る6月21日、硯谷議員から議会運営委員を辞任したい旨の願いがありましたので、委員会条例第14条の規定により、同日これを許可いたしましたので御報告いたします。 引き続き、事務局長から事務報告をいたします。 ◎事務局長(横田信夫君) おはようございます。それでは、6月定例会の事務報告を申し上げます。 今回は、合併をいたしました日であります平成17年3月22日から6月27日までの事務処理状況についてであります。 まず、1の全国市議会議長会関係でありますが、5月12日に東京の九段会館におきまして全国自治体病院経営都市議会協議会第33回定期総会が開催されまして、議長が出席をされております。まず、「自治体病院の現状と課題」と題して、全国自治体病院協議会の小山田会長が講演をされております。その後、平成16年度の決算案、平成17年度の事業計画案などが審議をされまして、いずれも全会一致で可決をされております。 次に、2の市関係でありますが、約20件の行事に議長が出席をされております。内容はごらんのとおりであります。 次に、3の委員会、協議会関係につきましては、世話人会、全員協議会、また議会だよりの編集特別委員会等を載せております。 最後の4の他市からの行政視察についてでありますが、4月の27日、三重県の津市から視察に来られました。御協力をいただきました関係課員の方々にお礼を申し上げる次第であります。 なお、関係書類は事務局に保管をしてありますので、御高覧いただければというふうに思います。 以上であります。────────────
    △日程第4議席の一部変更 ──────────── ○議長(相本繁夫君) 日程第4、議席の一部変更を議題といたします。 議員の辞職に伴い、お手元に配付してあります変更座席表のとおり、議席の一部を変更いたします。──────────── △日程第5議会議案第7号 ──────────── ○議長(相本繁夫君) 日程第5、議会議案第7号山陽小野田市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。 提出者より提案理由の説明を求めます。一倉副議長。(一倉元信君登壇) ○副議長(一倉元信君) おはようございます。議会議案第7号について提案説明を行います。 議会議案第7号は、山陽小野田市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてであります。 このたびの改正は、議員辞職に伴い委員の定数を改正するもので、総務文教常任委員会を11人から10人に、民生福祉常任委員会を9人から8人に、産業経済常任委員会を10人から9人に、議会運営委員会を12人から11人に改正するものであります。 よろしく御審議の上、御議決いただくようお願い申し上げます。(一倉元信君降壇) ○議長(相本繁夫君) 提出者の提案理由の説明が終わりました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第7号は、会議規則第36条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま議題となっております本件は委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより議題となっております本件について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 討論なしと認めます。 これより議会議案第7号について採決いたします。本件は原案のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。──────────── △日程第6議会運営委員の選任について ──────────── ○議長(相本繁夫君) 日程第6、議会運営委員の選任についてを議題といたします。 議会運営委員が1名欠員となっておりますので、その選任について事務局長から報告させます。事務局長。 ◎事務局長(横田信夫君) それでは、御報告をいたします。 議会運営委員につきましては、佐村敏和議員。 以上でございます。 ○議長(相本繁夫君) お諮りいたします。委員会条例第8条第1項の規定により、ただいま事務局長が報告いたしましたとおり議会運営委員を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御異議なしと認めます。よって、事務局長が報告いたしましたとおり議会運営委員を選任することに決定いたしました。──────────── △日程第7特別委員の選任について ──────────── ○議長(相本繁夫君) 日程第7、特別委員の選任についてを議題といたします。 議会だより編集特別委員が1名欠員となっておりますので、その選任について事務局長から報告をさせます。 ◎事務局長(横田信夫君) それでは、御報告をいたします。 議会だよりの編集特別委員につきましては、佐村敏和議員。 以上でございます。 ○議長(相本繁夫君) お諮りいたします。委員会条例第8条第1項の規定により、ただいま事務局長が報告いたしましたとおり議会だより編集特別委員の指名をいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御異議なしと認めます。よって、事務局長が報告いたしましたとおり議会だより編集特別委員を選任することに決定いたしました。──────────── △日程第8議会議案第8号 ──────────── ○議長(相本繁夫君) 日程第8、議会議案第8号特別委員会の設置についてを議題といたします。 提出者より提案理由の説明を求めます。氏永議員。(氏永創三郎君登壇) ◎議員(氏永創三郎君) おはようございます。このたび、初日、きょうですが、議会の議員の定数適正化の検討特別委員会を設けようじゃないかということがせんだって提案されまして、そのことについて皆さんにお願い申し上げます。 ちょっとこの文案を読ませていただきます。昨年10月の合併協議会において、両市町の議長が、議員定数の検討を行うことを約束した経緯があります。また、昨今、行財政改革が叫ばれていますが、本市議会において議員定数について早急に結論を出す必要があります。このような観点から特別委員会を設置したいと思います。 以上が趣旨でございますが、そういう意味で、一応山陽小野田市議会議員定数適正化検討特別委員会、ちょっと長い名前でございますが、この特別委員会をつくらせていただきたいと思います。よろしく御審議お願い申し上げます。(氏永創三郎君降壇) ○議長(相本繁夫君) 委員の数は何ですか。氏永議員。 ◎議員(氏永創三郎君) 委員の数は今のところ11名が予定されております。 ○議長(相本繁夫君) 提出者の提案理由の説明が終わりました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第8号は、会議規則第36条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま議題となっております本件は委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより議題となっております本件について質疑を行います。御質疑はありませんか。岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 山陽小野田市議会議員定数適正化検討特別委員会、適正化とはどのぐらい、多くなるのか、そのままなのか、少なくなるのかという、適正化というのは本当にアバウトな感じなんですけれど、この辺はどういうふうにとらえていらっしゃいますか。 ○議長(相本繁夫君) 氏永議員。 ◎議員(氏永創三郎君) この適正化というのは、これは私が決めるわけでないんで、委員の方が11名が今選出されまして、その11名が協議なすって決めるということでございます。大体の幅は、今のところ聞いておるところによりますと、24名から定数の30名まで、いろいろ幅がございます。それは私が決めるわけではなくて、11人のその検討委員会の委員の方が決定なさるので、私どもはそれを尊重したいと思います。 以上でございます。 ○議長(相本繁夫君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) じゃ次に、委員会のタイムスケジュール、何回ぐらい開催されまして、そしてこれ多分条例を制定しなければいけなくなるんじゃないかと思うんですけど、これの上程される時期とか、そういうタイムスケジュールをちょっとお聞かせ願いたいんですけれど。 ○議長(相本繁夫君) 氏永議員。 ◎議員(氏永創三郎君) そのタイムスケジュールちゅうのが非常に難しくて、この議会が7月27日までありますわね。そうすると、8月のわずかな期間しかございませんので、7月の議会中でも皆さんに集まってもらうというても、各委員会がありますので非常に困難をきわめます。8月に、わずかな期間で決定しなきゃなりませんので、委員の方には非常にスケジュールが込むだろうと思いますが、御協力していただいて、できれば8月の21日の全協までに結論を出していただきたいと。 ということになると、なら何回開かれるんかということになると、非常に困難をきわめると思いますが、できれば3回ぐらいで、3回ぐらいは確実に開いて、11名の方が結論を出していただきたいと。でないと、これを9月に持ち越して、9月の何日とか何とか言っても、皆さん御承知のとおり、今住民リコールが行われておりますので、9月になると非常に日程がまた逆に厳しゅうなります。ですから、大体の日程を8月21日の全協に報告できるという日程で逆算しますと、そういう結論になろうかと思いますので、ぜひその辺は御理解を願いたいと思います。 以上です。 ○議長(相本繁夫君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 最後の質問をさせていただきます。この議員の定数というのは市民の関心の的だと思うんです。それで、市民の意見を少し聞く機会とか、チャンスとか取り入れたりするという機会も持った方がいいんじゃないかと思うんですけど、今タイムスケジュール的にはちょっと何か無理かなと思ったりもするんですけれど、その辺はどうお考えでしょうか。 ○議長(相本繁夫君) 氏永議員。 ◎議員(氏永創三郎君) 市民の意見を聞くちゅうのは大変いいことだろうと思いますが、今のように、この議会が7月の27日まででありますので、そういう時間的な余裕が非常にないということでございます。ですから、本来ならば公聴会でも、いろんな公民館、あるいは市民館で市民の意見を聞くと一番いいだろうと思いますが、日程的にその辺がございません。ですから、今までの皆さんの知恵と御協力で、大体本山陽小野田市議会は30の適正な数が今あるわけですね。30、法定定数が30、それを幾らにするかというのは、議員皆さんが知恵を出し合って考えると。市民の意見はまた別のときにしないと、もう日程的にございませんので、その辺が非常に苦しゅうございますが、そういうことでございます。 ○議長(相本繁夫君) ほかに御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) これをもって質疑を終わります。 討論を行います。討論はありませんか。岩本議員。(岩本信子君登壇) ◎議員(岩本信子君) では、山陽小野田市議会議員定数適正化検討特別委員会設置について、反対の討論をさせていただきます。 一応理由としては、まず第1に上げられることは、現在、議会早期解散請求の住民投票を行う署名活動が行われております。現在、2万4,000余りの署名が集まっております。これでリコールが成立するんではないかと思われます。議会の名誉のためにも、リコールが成立する前に早期に議会が自主解散するべきではないかと考えております。 2つ目は、今まで議員削減には、旧小野田市の例にもよって、1年近く審議されて、本当にかかってるわけなんです。慎重審議されております。ましてや山陽地区との今からバランスとかを勘案すると、到底この期間では結論が出てこないのではないかと推測します。 また、議員削減は、新しい議会になって、改めて大幅な定数削減を議論していった方がいいのではないかと考えております。例え今短期間で決めてしまうことが、1人、2人削減していくというのは、市民向けの何かポーズのような気がして、余計市民の不信を招くような気がします。今の議会の、今後の議会の運営のためにも、これはよくないのではないかと私自身は考えております。 市民の代表である議員は、新しい市民の代表となって、市民のそれぞれが、その市民の方々のそれぞれの意見を十分に聞く機会を持って定数適正化の条例制定に臨んでいくべきではないかと思います。よって、私はこれに反対いたします。(岩本信子君降壇) ○議長(相本繁夫君) ほかに討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) これをもって討論を終わります。 これより議会議案第8号について採決いたします。本件は原案のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あ り) ○議長(相本繁夫君) 御異議がありますので、起立により採決いたします。本件は原案のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。(賛成者起立) ○議長(相本繁夫君) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。 お諮りいたします。今設置されました山陽小野田市議会議員定数適正化検討特別委員会の委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、氏永議員、大井議員、尾山議員、川村博通議員、佐村征三郎議員、千々松議員、中坪議員、二歩議員、花本議員、原田議員、正村議員、以上11名の議員を指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました11人の議員を山陽小野田市議会議員定数適正化検討特別委員会の委員に選任することに決定いたしました。 ここで本会議を暫時休憩し、山陽小野田市議会議員定数適正化検討特別委員会を開催し、正副委員長の互選を行いますので、委員の皆さんは第2委員会室に御参集をお願いいたします。 本会議を暫時休憩いたします。────────────午前10時40分休憩午前10時51分再開──────────── ○議長(相本繁夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 御報告いたします。休憩時に開催された山陽小野田市議会議員定数適正化検討特別委員会において正副委員長の互選の結果、委員長に氏永議員、副委員長に尾山議員が選任されましたことを御報告いたします。 お諮りいたします。本特別委員会は検討事項が終了するまで存続することにいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御異議なしと認めます。よって、本特別委員会は検討事項が終了するまで存続することに決定いたしました。 委員会におかれましては、閉会中といえども十分なる検討をしていただきますようお願いいたします。──────────── △日程第9意見書案第1号~第3号 ──────────── ○議長(相本繁夫君) 日程第9、意見書案第1号市民生活を支える道路整備の推進を求める意見書の提出についてから、意見書案第3号地方議会制度の充実強化に関する意見書の提出についてまでの計3件を一括議題といたします。 提出者より提案理由の説明を求めます。一倉副議長。(一倉元信君登壇) ○副議長(一倉元信君) 意見書案第1号から第3号までの提案説明を行います。 ただいま上程されました意見書案第1号から意見書案第3号までについて、順次御説明いたします。 まず、意見書案第1号は、市民生活を支える道路整備の推進を求める意見書の提出についてであります。 活力ある地域社会の形成を推進するとともに、地球規模での環境問題に対処し、安全・安心を実感できる国土の実現を図るために、高速道路を含む道路整備はより一層重要となっております。 また、人々が安全で、安心して快適な生活を送り、自立した個性ある地域づくりを進めるためには、市内外との交流、連携を促進する交通ネットワークの整備を進めるとともに、人や自然に優しい交通環境の整備が必要不可欠であります。 しかしながら、本市の道路整備はいまだ不十分であり、地域の交流と連携を進める地域高規格道路である山口宇部小野田連絡道路、国道や県道などの幹線道路や日常生活に密着した市道の整備促進、さらには渋滞解消による沿道環境保全、交通安全対策、道路防災対策等を計画的かつ効率的な道路整備の推進が緊急かつ重要な課題となっております。 よって、国に対し、平成18年度の予算編成に当たり特段の配慮がなされるよう強く要望するものであります。 次に、意見書案第2号は、地方六団体改革案の早期実現に関する意見書の提出についてであります。 地方六団体は、「基本方針2004」に基づく政府からの要請により、昨年8月に、地方分権の理念に沿った三位一体の改革を実現すべく、地方六団体の総意として、その改革案を小泉内閣総理大臣に提出したところであります。 しかしながら、昨年11月の「三位一体の改革」についての政府与党合意の税源移譲案は、その移譲額を平成16年分を含めおおむね3兆円とし、その約8割を明示したものの、残りの約2割については、平成17年度中に検討を行い結論を得るとし、多くの課題が先送りされ、真の地方分権改革とは言えない状況にあります。 よって、政府に対し、真の「三位一体の改革」の実現を図るため、残された課題等について、地方六団体の提案を十分踏まえ改革案の実現を強く求めるものであります。 次に、意見書案第3号は、地方議会制度の充実強化に関する意見書の提出についてであります。 地方分権一括法の施行や市町村合併などにより、地方議会を取り巻く環境は近時大きく変化してきております。 また、三位一体の改革などが進められる中で、税財政面での自己決定権が強まれば、それに伴い議会の執行機関に対する監視機能を強化し、みずから住民のための策を発信していかなければならないのは必然であります。 このような中、住民自治の代表機関である議会の機能のさらなる充実とその活性化を図ることが強く求められており、これらの環境に対応した議会の機能を十分発揮するためには、解決すべきさまざまな制度的課題があります。こうした課題は、現行の地方自治制度制定60年が経過しているにもかかわらず、ほとんど見直されておらず、議会に係る制度が実態にそぐわなくなっていることから、議会制度全般にわたる見直しが急務であります。 現在、第28次地方制度審査会において、「議会のあり方」を審議項目として取り上げ、活発な審議が行われているところであり、地方議会制度の規制緩和、弾力化はもとより、地方議会の権能強化及びその活性化のため抜本的な制度改革が図られるよう、国に対し強く要求するものであります。 以上であります。よろしく御審議、御決定いただくことをお願いいたします。(一倉元信君降壇) ○議長(相本繁夫君) 提出者の提案理由の説明が終わりました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております意見書案3件は、会議規則第36条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま議題となっております意見書案3件は委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより、ただいま議題となっております意見書案3件について質疑、討論、採決を行いますが、質疑、討論、採決については1件ずつ行います。 意見書案第1号市民生活を支える道路整備の推進を求める意見書の提出について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 討論なしと認めます。 これより意見書案第1号について採決いたします。本件は原案のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。本件の取り扱いについては議長に一任願います。 意見書案第2号地方六団体改革案の早期実現に関する意見書の提出について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 討論なしと認めます。 これより意見書案第2号について採決いたします。本案は原案のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。本件の取り扱いについては議長に一任願います。 意見書案第3号地方議会制度の充実強化に関する意見書の提出について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 討論を行います。討論はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 討論なしと認めます。 これより意見書案第3号について採決いたします。本案は原案のとおり決したいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御異議なしと認めます。よって、本件は原案のとおり可決されました。本件の取り扱いについては議長に一任願います。──────────── △日程第10意見書案第4号 ──────────── ○議長(相本繁夫君) 日程第10、意見書案第4号住民基本台帳の閲覧制度の早期見直しを求める意見書の提出についてを議題といたします。 提出者より提案理由の説明を求めます。吉永議員。(吉永美子君登壇) ◎議員(吉永美子君) 意見書案第4号につきましては、案文の朗読をもちまして提案趣旨及び理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 住民基本台帳の閲覧制度の早期見直しを求める意見書、現在、個人情報保護に関する法整備の進展とともに、行政機関のみならず民間事業者においても、より適切な個人情報の保護を図ることが喫緊の課題となっている。 しかしながら、本年4月から個人情報保護法が全面施行された中にあって、市町村の窓口において、住民基本台帳法第11条により氏名、住所、生年月日、性別の4情報が、原則としてだれでも大量に閲覧できる状況にあり、この点は早急に検討、是正すべき課題である。 住民基本台帳制度は、昭和42年制定以来、住民の利便の増進、国及び地方公共団体の行政の合理化を目的とし、居住関係を公証する唯一の公簿として広く活用されてきたところである。 しかし一方、高度情報化社会の急速な進展により、住民のプライバシーに対する関心が高まるにつれて、住民基本台帳の閲覧制度に対する住民の不満や不安は高まっているのも事実である。 さらに、最近では閲覧制度を悪用した悪徳商法や不幸な犯罪事件が発生しており、住民基本台帳法第11条による閲覧制度が現実として住民の権利を著しく侵害しつつあり、自治体独自の取り組みでは補い切れない課題を生じさせている。住民を保護すべき自治体としては、現行の閲覧制度のもとでは、こうした事態への対応は極めて困難である。 よって、国・政府に対し、住民基本台帳法に「何人でも閲覧を請求することができる」と規定されている閲覧制度を、原則として行政機関等の職務上の請求や世論調査等の公益に資する目的に限定するなど、抜本的な改革を早急に講じるよう強く要望する。 以上でございます。 なお、皆様既に御存じかと思いますが、先日の新聞報道の記事によりますと、総務省が行った住民基本台帳の閲覧制度の実態調査によりまして、2004年度に全国の市区町村であった閲覧請求のうち、何と6割強がダイレクトメール業者など営業目的の民間業者によるものであったことが判明しております。このことを最後に述べさせていただきまして、議員の皆様には、この意見書案に対し何とぞ御賛同いただけますようよろしくお願い申し上げまして、提案を終わらせていただきます。ありがとうございました。(吉永美子君降壇) ○議長(相本繁夫君) 提出者の提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております意見書案第4号は、お手元に配付してあります付託表のとおり所管の常任委員会へ付託いたします。委員会におかれましては十分なる御審査をお願いいたします。──────────── △日程第11報告第1号~第2号 ──────────── ○議長(相本繁夫君) 日程第11、報告第1号繰越明許費予算の繰越しについて及び報告第2号繰越明許費予算の繰越しについて、計2件を一括議題といたします。 市長から報告を求めます。白井市長。(市長登壇) ◎市長(白井博文君) それでは、報告第1号及び報告第2号の繰越明許費予算の繰越しについて、地方自治法施行令第146条第2項の規定により御報告申し上げます。 まず、報告第1号は、山陽小野田一般会計予算で、次世代育成支援対策行動計画策定事業、埴生漁港改修事業、市道楴山線ほか9路線道路改良事業、公営住宅萩原団地建設事業等22事業について、お手元の繰越計算書により御報告申し上げます。 次に、報告第2号は、山陽小野田下水道事業特別会計予算で、市道旦山手線道路改良工事及び旦地区汚水面整備管埋設工事のうち下水道工事分について、お手元の繰越計算書により御報告申し上げます。 なお、この事業は既に完了しております。 以上、御報告申し上げます。(市長降壇) ○議長(相本繁夫君) 市長の報告が終わりました。 本件は報告事項でありますので質疑のみにとどめますが、質疑については1件ずつ行います。 報告第1号繰越明許費予算の繰越しについて質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 報告第2号繰越明許費予算の繰越しについて質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。──────────── △日程第12議案第7号~第24号 ──────────── ○議長(相本繁夫君) 日程第12、議案第7号平成17年度山陽小野田一般会計予算についてから、議案第24号山陽小野田火災予防条例の一部を改正する条例の制定についてまでの計18件を一括議題といたします。 市長の平成17年度の施政方針及び議案18件に対する提案理由の説明を求めます。白井市長。(市長登壇) ◎市長(白井博文君) ただいま上程されました平成17年度山陽小野田一般会計予算外諸案件の説明に入るに先立ち、平成17年度におきます施政方針並びに予算編成につき所信を述べたいと思います。 我が国の経済は、世界経済の回復が続く中で、生産や設備投資が増加するなど企業部門が改善することを背景に、景気回復が雇用・所得環境の改善を通じて家計部門へ波及する動きが強まり、消費は着実に増加すると見込まれますし、その結果、民間需要中心の緩やかな回復が続くものと予想されます。 国においては、「平成17年度予算編成の基本方針」に沿って、「改革断行予算の継続」、「予算制度改革」、「行政改革」、「税制改革」を柱に構造改革を一層推進しようとしています。 一方、地方におきましては、依然として地方税を中心とした一般財源収入と歳出規模の大幅な乖離という根本的な問題を抱えながらも、住民に最も身近な行政主体として数多くの課題に直面しており、その責務はますます増大し、かつ重大になると思われます。 また、今後の約10年間は、市町村合併の成果を問われる期間として、新たな社会資本の整備やソフト事業の充実が期待される一方、財政健全化への取り組みが最重要課題となってまいります。 このような状況の中、3月22日に小野田市と山陽町が合併し山陽小野田市が誕生いたしましたが、合併に至るまでには、その枠組みの問題等、住民の皆さんの間で意見が対立するなど、さまざまな紆余曲折がありました。しかし、いずれの意見も、地域の発展や住民生活の向上を願ったものに違いはなく、これからは市民が一致団結して、ともに汗を流し、一体感のあるまちづくりを推進することが必要であろうと考えております。 私も4月末より市政を担わせていただくこととなり、5月の市議会臨時会の就任あいさつにおいて、私の基本姿勢である「公平・公正・公明正大」のもと、「市民参加による市民本位のまちづくり」を推進していくことを申し上げたところでございます。 その方法といたしましては、まず市民の皆さんに行政の計画立案の段階から参画していただく、その機会として審議会や委員会における公募委員枠を拡大するほか、市民の公募による「まちづくり市民会議」を設置するなど、さまざまな場面で市民参画を取り入れてまいります。 また、今年度より、新市のまちづくりの基本理念、方向性を示す第1次山陽小野田市総合計画の策定に取り組んでいくこととなりますが、市民の意見を十分に聞きながら、平成19年度中の策定をめどに行ってまいりたいと考えております。さらには、市が抱えるさまざまな課題につきましても、市民の知恵をかりながら解決に努めてまいります。 このように、まちづくりの主役である市民の皆さんの知恵とエネルギーを最大限生かして、市民、行政と議会が協働してまちづくりを進めてまいりたいと思います。どうか幅広い各界、各層の皆さんのまちづくりへの参加、アイデアの提供をお願いいたします。 次に、市長就任後初めてとなる平成17年度の予算編成でございますが、厳しい財政状況を踏まえ経常的経費は実績を勘案した必要最小限の経費を計上し、投資的経費は継続事業を中心に投資的効果を踏まえ厳選した事業費を計上いたしております。 それでは、平成17年度の予算につきまして、新市建設計画に掲げる7つの基本方針に沿って具体的に述べたいと存じます。 1 多様な雇用機会を創出する活力ある産業づくり まず、工業の振興についてですが、活力あるまちづくりに不可欠な雇用の場の創出及び地域経済の活性化を目的とした企業誘致の推進につきましては、企業情報の収集や県を初め関係機関等との連携をより一層強化するとともに、企業の円滑な事業展開を支援するための工場設置奨励制度などの優遇制度を活用し、積極的な誘致活動を展開してまいります。 また、商工会議所などとの連携により、すぐれた人材の育成や経営支援を行い、既存企業の内発促進(活性化促進)等を図ってまいります。 さらに、山口東京理科大学、商工会議所等との産学官連携による地域資源を生かした付加価値の高い製品開発や新産業の創出にも取り組んでまいります。 次に、商業の振興についてですが、相次ぐ大型店の出店などにより、地元商店街を取り巻く環境は非常に厳しくなってきております。このような状況を踏まえ、中小企業大型店対策資金などの融資制度により、中小企業を初め、既存商店街の支援を商工会議所との連携を図りながら推進してまいります。 さらに、商工業の活性化、中小企業の振興対策の観点から、本市はもとより、国、県等の事業に対し市内業者の優先発注を求めるなど、市内業者の育成に努めてまいります。 観光の振興につきましては、観光協会等との連携のもと、自然や伝承文化、文化財、レクリエーション施設などの観光情報を広く紹介し観光施設の利用促進を図り、交流人口の増加に努めます。 イベントにつきましては、地域のコミュニティづくりや地域文化の振興のため、今後も継承されるよう支援してまいります。また、新市の一体感醸成の観点から、一本化した方がより効果的と思われるイベントの把握やその開催方法について検討を行ってまいります。 次に、農林水産業の振興ですが、農林水産業従事者の高齢化、担い手不足に加え、産地間の競争などにより経営状態が非常に厳しくなっております。このような状況を踏まえ、農業につきましては、農業従事者を初め、関係機関、団体と十分に意見交換をした上での米政策改革を推進するとともに、担い手の育成支援、地域の特色を生かした作物振興、学校、病院等の給食への地元食材の利用促進による地産地消の推進、畜産の振興、さらには圃場整備等、各種生産基盤の整備に取り組んでまいります。 林業につきましては、市有林の育成を行い、森林資源の確保に努めます。 水産業につきましては、「獲る漁業」から、「つくり育てる漁業」への転換を図り、漁業資源の回復支援、水産施設整備の支援、栽培漁業の促進に努めてまいります。漁港整備については、機能性の高い水産基盤施設としての早期完成を目指し、漁業のさらなる振興を図ります。 最後に、雇用機会の安定確保についてですが、ハローワーク、商工会議所との連携による市内企業への雇用要請を初め、企業誘致の推進、インターンシップ(学生・生徒の就業体験)の啓発、中小企業者への低利資金の融資、中小企業退職金共済掛金の助成などを通して雇用確保に取り組んでまいります。また、雇用能力開発支援センターの有効活用により、職業能力の開発向上に取り組んでまいります。 2 活気に満ちた往来のあるまちの基盤づくり まず、市街地の整備につきましては、道路、公園、下水道などの都市基盤整備を図り、魅力あるまちづくりに努めてまいります。 次に、厚狭駅南部地区土地区画整理事業の早期完了に向けて推進してまいります。また、橋上駅を含む小野田駅周辺整備や厚狭駅南北連絡道整備につきましては、引き続き関係機関と協議を進めてまいります。 次に、交通体系と高度情報化への対応についてですが、高速交通体系及び広域道路網の整備につきましては、小野田湾岸線の建設促進、山陽自動車道宇部下関線の早期4車線化、国道2号厚狭・埴生バイパスの整備促進、国道190号の4車線化、県道小野田山陽線を初めとする市内の主要県道各線の整備充実の促進、さらには本市と宇部市船木を連絡する市道有帆大休線の整備に向けて引き続き取り組んでまいります。 公共交通対策につきましては、市民の足を確保する一方で、多大な費用負担を要することから、効果的な地方バス路線維持のあり方についての検討を行います。 高度情報化社会への対応につきましては、引き続き電子自治体(電子情報を紙情報と同等に扱う行政)の実現を目指して、情報システムの整備やセキュリティ対策の充実を図ります。特に今年度は、家庭や職場からインターネットを介して住民票の交付申請などの行政手続が行える電子申請システムの運用開始に向けて取り組んでまいります。 最後に、国際交流の推進についてですが、国際化の進展にあわせ、英語指導助手の招致や中学生海外派遣事業を通して、国際感覚を養う体制づくりや国際感覚豊かな人材の育成に取り組んでまいります。また、レッドクリフ市及びその国内姉妹都市ウィントン市と本市合同による姉妹都市子ども写真コンテストをそれぞれの市において開催し、姉妹都市交流のより一層の発展に努めてまいります。 3 夢と生きがいを持ち、魅力と個性ある教育・文化づくり まず、学校教育につきましては、次代を担う子どもたちが夢や希望を持ち、確かな学力を身につけ、豊かな心を持ち、健やかな体をつくるなど、将来をたくましく生き抜いていく「生きる力」をはぐくむことを基本に推進してまいります。そのためには、きめ細やかな教育を目的として少人数学級の支援に取り組むとともに、地域の人材、自然、文化等を活用した「心ときめき教室」(地域人材活用事業)の開催や学習支援ボランティアの導入など、開かれた学校づくり推進事業に取り組みます。 また、学校図書館の図書充実や学校間の貸借制度など読書環境の整備に努めるほか、子ども読書活動推進計画の策定に着手してまいります。 また、子どもの学校安全対策に取り組むとともに、青少年育成センターを中心とした校外補導を充実し、青少年の健全育成に努めてまいります。 さらに、学校施設の整備保全及び教育現場にふさわしい環境整備に努めてまいります。 生涯学習の推進につきましては、「いつでも、どこでも、だれでも学べる」ための環境や支援体制を整備し、一人一人が生きがいを持ち、生き生きとした活力ある地域づくりを目指すとともに、公民館等各施設のさらなる連携による効率的な運用を図り、多様な学習の場の提供に努めてまいります。 また、広報等を通じて(放送大学、山口学習センター)の利活用を促進し、学習の機会の多様化に取り組んでまいります。 また、「さんようおのだ子どもの居場所づくり推進協議会」を中心に、地域と連携して放課後及び休日における子どもの活動拠点を広げ、子どもの健全育成に取り組んでまいります。 スポーツ振興では、「スポーツによるまちづくり」の拠点施設として県立のサッカー交流施設が整備され、来年度には供用開始の予定となっております。この施設を核として、スポーツ交流を中心とした幅広い住民の参加と連携によるまちづくりを推進してまいります。 また、市民が気軽に参加でき、楽しめるスポーツレクリエーション活動も、関係団体と連携して、その普及に努めてまいります。 最後に、文化振興においては、まず、来年開催予定の「第21回国民文化祭・やまぐち2006」では、「創造・現代ガラス展」、「ジャズダンスフェスティバル」、「少年少女合唱祭」、きらめき公募事業として山口県かるた協会による「小倉百人一首かるた競技全国大会」が本市において開催される予定となっており、その成功に向けて全市を挙げて取り組んでまいります。 本年はプレフェスティバルとして、「ふれあいガラスフェスタ」を8月に、「ジャズダンスフェスティバル」を11月に、「少年少女合唱祭」を12月にそれぞれ開催することといたしており、機運醸成と文化発信に努めてまいります。 また、文化会館等を利用した講演会、芸術鑑賞、各種講座の開設及び市民文化祭の開催により、市民が多く参加できる場を提供してまいります。 次に、岩崎寺県指定文化財保存事業、菩提寺山磨崖仏の調査など、貴重な文化財の調査、保護に努めてまいります。 さらには、合併記念事業として、歴史民俗資料館において特別企画展「灯り展」を開催するなど、文化の薫り漂うまちづくりを推進してまいります。 4 健康で、優しさと笑顔のあふれる福祉社会づくり まず、健康づくりの推進では、本市の現状分析から世代ごとの対策、目標設定、健康づくりのための条件整備、情報、サービスの提供などを盛り込んだ「健康さんようおのだ21計画」を平成18年度末をめどに策定し、健康づくりの啓発、乳児医療、母子、成人、老人保健を総合的に推進し、市民が生き生きと暮らせる健康長寿の実現を目指します。 また、国民健康保険事業につきましては、保険事業を積極的に推進し、高騰する医療費の抑制に努めてまいります。 市民病院につきましては、市民病院将来構想検討委員会を設置し、2つの市民病院のあり方について、統廃合を含め機能分担や経営形態等もあわせて早急に検討を行い、健全な病院運営、地域医療の充実に努めてまいります。 次に、福祉においては、サービスの平準化、公平化を図るとともに、制度の適正な運用に努めてまいります。 高齢者福祉では、高齢社会に対応した諸施策を総合的に推進するための「高齢者保健福祉計画」を本年度中に策定し、介護保険事業計画とあわせて、高齢者が長年住みなれた地域で安心して暮らせるよう、各種サービスの維持向上に努めてまいります。 また、山陽地区に新たにPFI(民間資金などの活用による公共施設の整備手法)によるケアハウス事業に取り組むことといたしております。 障害者福祉につきましても、在宅福祉の推進、働く場と生きがいの確保、社会参画の促進、障害者福祉施設の整備充実等を総合的に推進するため、新たに「障害者福祉計画」を策定してまいります。 児童福祉では、庁内の機構が係から児童福祉課に変更されたことを機に行政サービスの一層の向上に努めるとともに、公募による市民代表者等で構成する次世代育成支援対策推進協議会及び庁内における実施委員会を設置し、総合的な推進体制を構築することといたしております。 また、児童クラブにつきましては、保育内容を統一し、充実を図るとともに、保育所につきましても充実した保育が維持できるよう努めてまいります。 さらに、児童福祉法の一部改正により、児童虐待に対する市町村の責務が強化されたことに伴い、虐待を受けている児童の早期発見、適切な保護の実施、自立に至るまでの切れ目のない支援を提供するため、民生委員、警察署、教育委員会等の関係機関・団体などからなる要保護児童対策地域協議会を設置することといたしております。 最後に、地域福祉では、社会福祉協議会、社会福祉事業団及びボランティアグループとの連携により、だれもが幸せに暮らせる地域福祉の実現に向けて取り組んでまいります。 5 自然と共生した安全で快適な生活環境づくり まず、安全な生活環境の確保についてですが、交通安全対策につきましては、警察署を初め、関係機関、団体と連携を図る中、幼児から高齢者まで各階層に応じた安全教育を推進します。 また、市民交通災害共済制度への加入の促進に努めるほか、歩道の整備やガードレール、カーブミラーの設置など、安全対策にも取り組んでまいります。 防犯につきましては、警察署や防犯対策協議会を初めとする関係機関、団体との連携強化を図り、暴力や犯罪のない明るいまちづくりを進めてまいります。 消防につきましては、合併により拡大した市域において、迅速かつ的確な消防・救急救助体制を確立するため消防緊急通信指令施設の更新整備を行い、新市消防力の向上を図るとともに救急の高度化に努めます。 また、市民の安心と安全を確保するため、救急救命士を初め、消防署員の資質向上に努めます。さらには、市民に対する消火訓練及び応急手当指導を積極的に実施し、市民との協働による自主救護体制等の強化を図ってまいります。 防災につきましては、地域防災計画の策定に着手し、山陽地区への地域防災無線の配置等防災体制の充実を図るとともに、防災訓練などにより市民の防災意識の高揚に努めます。また、洪水、高潮に備えハザードマップ(洪水・高潮避難地図)を県と共同して作成し、住民が迅速に避難できるための情報提供を行います。 市域の保全につきましては、地すべり対策事業、急傾斜地崩壊対策事業、高潮対策事業、海岸保全施設整備事業などの防災事業の推進に努めるとともに、危険ため池の改修や住宅地の浸水対策として排水施設の機能改善に努めてまいります。 生活道の整備につきましては、利便性の向上や国道、県道及び主要箇所への円滑なアクセスを図るため、市道の新設・改良に引き続き取り組んでまいります。 次に、自然との共生を図った快適環境の創造につきましては、魅力ある都市景観を形成するため街路樹の剪定、公園・緑地の管理に努めるとともに、花壇コンクールなどを通して都市景観形成の啓発を図ってまいります。 住宅及び宅地の供給につきましては、住宅地造成などの開発行為に対しては適正誘導を図ってまいります。また、「青葉台住宅団地」の分譲を促進するほか、優良住宅に対しての利子補給制度を引き続き行ってまいります。さらには、公営住宅の建てかえ事業につきましても、厳しい財政状況下ではありますが、国の有利な財源を活用しながら引き続き取り組んでまいります。 上水道の整備につきましては、安全で安定した水道水の供給を行うため、小野田地区及び山陽地区の水道施設の統合や相互連絡管の整備など、総合計画の策定に取り組んでまいります。また、水源涵養林を保全整備し、良好な水質の保持に努めてまいります。 下水道につきましては、市街地における公共下水道の整備のほか、計画区域外における家庭用浄化槽の設置支援など、地域の実情に応じた効率的な整備を図ってまいります。 公園・緑地の整備につきましては、緑豊かで潤いのあるまちづくりを推進し、江汐公園や縄地ケ鼻公園などの都市公園の整備に引き続き取り組んでまいります。 最後に、環境衛生の向上につきましては、循環型社会の形成を目指し、ごみ分別の徹底や生ごみ処理容器の購入に対する支援等を通して、引き続きゴミの減量化や資源の再利用化を推進するとともに、新たに一般廃棄物処理計画の策定に取り組んでまいります。 また、関係団体と連携しながらアダプトプログラム(市民との協働によるまち美化活動)や環境美化運動を引き続き実施するなど、地域美化、環境衛生に対する意識の高揚を図ってまいります。 さらに、地球温暖化防止対策の推進並びに公害の未然防止対策及び調査・監視体制の充実にも努めてまいります。 6 協働による住民主役のまちづくり まず、コミュニティづくりにつきましては、市民活動のさらなる充実を図るため、新たに創設された市民活動推進課を中心に各種市民活動団体と連携を深め、NPO(民間非営利組織)やボランティア活動支援を通して、一層の市民参加を推進してまいります。 男女共同参画社会の形成につきましては、男女共同参画推進条例に基づき新たに参画プランを策定し、男女の人権が尊重される社会の実現に向けて取り組んでまいります。また、好評の「女と男の一行詩」の募集発行を通して、男女は社会で対等な立場であることの啓発に努めてまいります。さらに、DV(家庭内暴力)、特に夫婦間の暴力については、相談業務対策の充実を検討してまいります。 次に、住民と行政のパートナーシップ(協働)の確立についてですが、市民の行政参画につきましては、審議会や委員会の委員の公募枠を拡大するほか、「まちづくり市民会議」を設置するなど、市政への市民参画を推進してまいります。 また、市民の皆さんから意見を伺う手段として、新たに「対話の日」を設け、私(市長)が直接地域に出向き、車座になって住民の声を聞く機会をつくります。また、情報発信として、わかりやすく、親しみのある広報紙づくりに努めるとともに、ホームページの充実に努めてまいります。さらには、常設型の住民投票条例の制定やパブリックコメント制度(市民提言制度)の導入に取り組んでまいります。 7 効率的な行財政基盤を持つまちづくり まず、行政運営についてですが、市の基本構想や基本計画などの総合的な計画につきましては、速やかに策定委員会を初めとする推進体制を整え、合併時の「新市建設計画」を踏まえつつ、市民の意見を取り入れながら計画策定に取り組んでまいります。 また、今後の実施計画の策定に際しましては、公平・公正・効率の観点から、行政評価システムのさらなる充実に向けて取り組んでまいります。 行政組織の見直しにつきましては、地方自治法の改正を機に収入役を廃止するほか、機構全般の見直しと、それに伴う職員の適正配置など、行政組織の合理化、効率化を図ってまいります。 公共施設につきましては、施設の統廃合を含めた効率的な配置の検討に取り組むとともに、その管理につきましては、新たに平成18年度からの指定管理者制度が導入されることに伴い、施設管理のあり方について検証し、条例の制定及びこれに伴う民間公募の可否の検討を進めてまいります。 地籍調査につきましては、引き続き調査、測量、地籍図、地籍簿の作成を行って、地籍の明確化を図ってまいります。また、地籍調査が終了した地区については、市民の皆さんの住所をわかりやすく表示するため、地元自治会の要望等も取り入れながら住居表示の実施を推進してまいります。 次に、財政運営についてですが、財源不足に対応する中、基金の取り崩しを余儀なくされておりますが、その残高も少なくなるなど非常に厳しい状況にあります。こうした中、自主財源の確保、事業評価による財源の重点的かつ効率的な配分に努めてまいります。 オートレース事業につきましては、国と協議した収支改善計画に留意しつつ経営の健全化に努めるとともに、「まちづくり市民会議」の中に市民の声を十分に聞きながら、将来構想の検討を重ねてまいります。 最後に、私の選挙公約でありました市長の報酬額について、特別職報酬等審議会を設置し、見直しに着手してまいります。 また、来年度の予算編成に向けては、厳しい財政状況に対応するため、定員適正化の推進、内部事務経費の徹底的な見直し、費用対効果の視点に基づいたコスト意識の徹底など、総力を挙げて行財政改革に積極的に取り組んでまいります。その中では、今後市民の皆さんにもいろいろと負担をお願いすることになろうかと思いますが、何とぞ御理解の上、御協力をよろしくお願いいたします。 以上、私の施政方針並びに予算編成に対する所信を申し述べさせていただきました。どうぞよろしくお願い申し上げます。(市長降壇) ○議長(相本繁夫君) 市長の平成17年度の施政方針が終わりました。 次に、議案第18件に対する提案理由の説明を受ける前に、ここで5分間休憩をいたします。────────────午前11時45分休憩午前11時50分再開──────────── ○議長(相本繁夫君) それでは、休憩前に引き続き会議を再開いたします。 引き続き、議案第18件に対する提案理由の説明を求めます。白井市長。(市長登壇) ◎市長(白井博文君) それでは、引き続きまして諸議案につき順次御説明申し上げます。 まず、議案7号は、平成17年度山陽小野田一般会計予算であります。 予算総額は歳入歳出とも273億円で、前年度の小野田市及び山陽町の当初予算合算額に比べ0.6%、1億5,700万円の増額となりました。 各項目の主な事項につきまして、款を追ってその概要を御説明申し上げます。 まず、歳出につきましては、議会費では、議会運営経費2億8,562万4,000円を計上し、総務費では、総合計画策定経費、情報管理費、広報広聴活動費、防災対策関連経費、税務行政推進費、戸籍住民基本台帳関連経費、市長選挙費、農業委員選挙費及び国勢調査費等28億2,935万3,000円を計上しております。 次に、民生費では、PFI方式による新型ケアハウス整備事業費、障害者福祉費、高齢者福祉費、国民年金事務費、児童扶養手当の支給費、保育所運営費、児童クラブ、児童館の管理運営費等、子育て支援関連事業費、母子福祉関連経費及び生活保護扶助費並びに国民健康保険特別会計、介護保険特別会計及び老人医療特別会計への繰出金等80億6,355億3,000円を計上しております。 なお、児童扶養手当業務及び生活保護業務につきましては、合併により旧山陽町区域の事務が県から移管されましたので、これらに必要な経費も予算計上しております。 続いて、衛生費では、母子保健事業費、高齢者保健事業費、小児科休日急患診療事業費等、市民の健康づくり関連経費、環境美化を含んだ公害対策事業費、霊園、斎場の管理運営費及び合併処理浄化槽設置推進事業費のほか、ごみ処理施設整備事業費、焼却灰のセメント原料化に伴う経費、小野田・楠清掃施設組合負担金並びに病院会計繰出金等25億6,838万1,000円を計上し、労働費では、雇用能力開発支援センター管理費、シルバー人材センター運営補助事業費、勤労者福祉対策費及び勤労青少年ホーム管理運営費等7,151万9,000円を計上しております。 さらに、農林水産業費では、地産地消推進事業費、野菜価格安定事業費、農業経営対策事業費、農業管理センターの運営補助及びライスセンター、集出荷貯蔵施設等大規模農業施設の建設償還補助など農業振興対策事業費、排水機場維持管理費、土地改良施設整備事業費、冷泉地区危険ため池整備事業費、松くい虫防除事業を含む林業振興費、刈屋漁港及び埴生漁港改修事業費並びに地方卸売市場事業特別会計及び農業集落排水事業特別会計への繰出金等11億5,163万3,000円を計上し、商工費では、地方バス路線の維持支援費、住宅用太陽光発電システム設置補助事業費、企業誘致推進関連経費、中小企業振興対策融資事業費、商業起業家支援センター管理運営費、イベント開催を含む観光宣伝事業費及び商工センター運営費等5億1,071万6,000円を計上しております。 土木費では、市道桜川石丸線等生活関連道路改良事業費、洪水、高潮対策ハザードマップ作成事業費、小野田港焼野海岸整備事業費、縄地ケ鼻公園整備事業費、厚狭駅南部地区土地区画整理事業費、高齢者向け優良賃貸住宅整備事業費及び市営住宅平原団地、萩原団地建てかえ事業費並びに下水道事業特別会計繰出金等34億8,804万円を計上し、消防費では、緊急通信指令装置整備事業費、はしご車オーバーホール事業費等消防救急救命体制の強化に要する経費及び消防団運営経費等12億8,042万円を計上しております。 教育費では、楽しい学び舎づくりステップアップ事業、中学校第2・第3学年少人数学級化支援事業、地域人材活用「心ときめき教室」の開催、マタニティブックスタート事業等ゆとりある心の教育推進事業費、岩崎寺県指定文化財保存事業、磨崖仏調査事業等文化財保存整備事業費、2006年やまぐち国民文化祭及び2011年、山口国民体育大会整備経費等23億6,941万2,000円を計上しております。 災害復旧費では、鉱害復旧関連事業費及び市道鴨庄上洗川線道路復旧事業等1,124万円を計上し、公債費では、地方債元利償還金及び一時借入金、利子償還金等33億9,506万9,000円を計上しております。 また、諸支出金では、土地開発公社貸付金12億円を計上いたし、最後に、予備費といたしまして7,500万円を見込んでおります。 続いて、歳入について御説明申し上げます。(市長降壇) ○議長(相本繁夫君) 市長の議案説明の途中でありますが、ここで午前中の会議を終わり、午後1時から会議を再開いたしますので、定刻までに御参集をお願いいたします。 では、休憩いたします。────────────午後0時00分休憩午後1時00分再開──────────── ○議長(相本繁夫君) これより午後の会議を開きます。 午前中に引き続き会議を続行いたします。白井市長。(市長登壇) ◎市長(白井博文君) 続いて、歳入について御説明申し上げます。 まず、市税につきまして、市民税では、個人市民税が地方税法の改正により均等割及び所得割が増額となり、法人市民税も企業収益の増収により増加を見込んでおります。 固定資産税においても、地価の下落修正はあるものの、家屋の新増築及び企業の設備投資により増額を見込み、軽自動車税も登録台数の増加により増額しております。 市たばこ税は、実績を勘案してほぼ横ばいとなり、入湯税は、地方税法に基づき旧山陽町区域を新たに課税したため増額となり、都市計画税でも、固定資産税と同様に増額を見込んでおります。 市税全体では、前年度の小野田市及び山陽町の当初予算合算額に比べ5.3%増しの97億3,298万6,000円を見込んでおります。 次に、地方譲与税につきましては、国税収入の一部を地方へ移管する税源移譲の一環として昨年度に新設された所得譲与税が増加したことにより48.6%増の5億3,200万円となり、利子割交付金については、近年の低金利の影響により33.3%減の7,000万円となりました。 また、昨年度に新設された配当割交付金及び株式等譲渡所得割交付金については、実績を勘案し、合わせて2,500万円の歳入を見込んでおります。 また、国内消費の上向き傾向により、地方消費税交付金が5%増しの6億4,700万円となり、ゴルフ場利用税交付金及び自動車取得税交付金は、最近の実績を勘案して微減を見込み、合わせて2億200万円を計上しております。 続いて、地方特例交付金は、法人市民税の増加に伴い、国の恒久減税による減収影響額が増加したことから41.6%増の3億3,000万円を計上し、地方交付税は、市税、地方譲与税等の増加に伴う基準財政収入額の増により3.3%減の44億800万円を見込んでおります。 以上の一般財源のほか、特定財源といたしまして、分担金及び負担金は、旧山陽町において保育所運営費負担金が使用料として予算計上されていたのを負担金に組み替えたことにより22.8%増の3億7,388万9,000円となる一方、使用料及び手数料は12.7%減の5億1,511万8,000円となりました。 また、国庫支出金につきましては、国の三位一体改革による削減影響はあるものの、児童扶養手当及び生活保護業務の拡大等に伴い1.7%増の26億5,169万2,000円を見込み、県支出金については、三位一体改革の影響及び普通建設事業費の縮小により7.6%減の16億206万5,000円となりました。 財産収入につきましては、土地売払収入の減収により66.4%減の1億3,438万9,000円となり、繰入金については、財源不足額に対する基金からの補てん措置として11億6,161万9,000円を計上し、繰越金については3,000万円としております。 また、諸収入は、土地開発公社及び病院会計への貸付金にかかる元利収入の増加や旧山陽町にて加入しておりました退職基金組合からの返還金の計上等により50.9%増の26億8,833万2,000円を見込んでおります。 最後に、市債につきましては、社会資本の整備に不可欠な投資的経費の特定財源として、あるいは国の恒久減税による市税の減収や地方交付税算定の振りかえ等、一般財源収入の減収影響額の補てん措置として21億8,590万円を計上しております。これは、対前年度比37.4%の減少となりますが、昨年度は、平成7年度、8年度に借り入れた減税補てん債の満期一括借りかえが11億3,060万円ありましたので、これを差し引くと7.4%の減収となります。 以上、歳入歳出全般について簡単に御説明いたしましたが、歳入、特に特定財源収入につきましては、今後とも関係機関と密接なる連携のもと、その財源の確保に最善を尽くし、また歳出につきましては、最小の経費で最大の効果を得られますよう努力いたす所存であります。 なお、今年度につきましては、現在までのところ、4月から7月まで4カ月間に必要な経常経費等を暫定予算にて計上しておりますが、今回上程いたしました本予算案は、この暫定予算分も包括した年間予算となっております。 また、予算の執行に当たりましては、適正かつ倹約に努めると同時に、来年度の予算編成に向けて行財政改革に着手し、市民の皆さんのさまざまな意見やアイデアを取り入れて「市民本位のまちづくり」を推進いたします。 次に、議案8号は、平成17年度山陽小野田訪問看護ステーション事業特別会計予算であります。 歳入歳出とも3,286万7,000円を計上しております。 歳出につきましては、訪問看護事業費3,173万7,000円、居宅介護支援事業費26万円、医業費57万円及び予備費30万円を計上しております。 これに要する財源といたしましては、療養収入2,020万8,000円、居宅介護支援収入365万4,000円、そのほか財産収入、繰越金及び諸収入として900万5,000円を計上しております。 次に、議案9号は、平成17年度山陽小野田土地取得特別会計予算であります。 歳入歳出とも7,796万8,000円を計上し、土地開発基金繰入金等をもって代替地等の用地取得を行うこととしております。 次に、議案10号は、平成17年度山陽小野田駐車場事業特別会計予算であります。 歳入歳出とも5,117万円を計上しております。 歳出につきましては、駐車場管理費として710万1,000円、公債費として4,356万9,000円及び予備費50万円であります。 これに要する財源といたしましては、駐車場使用料として2,700万円、繰越金2,400万円及び自動販売機売上等の諸収入17万円を計上しております。 次に、議案11号は、平成17年度山陽小野田国民健康保険特別会計予算であります。 歳入歳出とも63億6,930万7,000円を計上しております。 歳出につきましては、保険給付費42億9,784万7,000円、老人保健拠出金14億8,333万5,000円、そのほか介護納付金3億1,051万6,000円、総務費9,902万8,000円等を計上しております。 これらに要する財源といたしまして、保険料を16億3,936万6,000円、国庫支出金17億4,218万6,000円、そのほか療養給付費交付金18億8,977万5,000円、繰入金5億8,406万6,000円、繰越金2億2,500万円等を計上しております。 次に、議案12号は、平成17年度山陽小野田介護保険特別会計予算であります。 保険給付費につきましては、高齢者の増加に伴う要介護認定者の増加によるサービス利用の増加を見込んでおります。歳入歳出とも35億6,008万3,000円を計上しております。 歳出につきましては、保険給付費34億3,660万3,000円、総務費1億1,378万9,000円、財政安定化基金拠出金344万8,000円を計上しております。 これに要する財源といたしましては、保険料5億8,080万9,000円、国庫支出金8億8,792万6,000円、支払基金交付金10億9,971万2,000円、県支出金4億2,983万2,000円及び繰入金5億6,151万2,000円などを充てることとしております。 次に、議案13号は、平成17年度山陽小野田老人医療特別会計予算であります。 歳入歳出とも86億5,434万6,000円を計上しております。 歳出につきましては、医療諸費86億3,640万円、総務費1,782万6,000円等を計上しております。 これに要する財源といたしましては、支払基金交付金48億3,045万5,000円、国庫支出金24億8,022万9,000円、県支出金6億1,995万6,000円、繰入金を7億2,355万4,000円、そのほか繰越金及び諸収入として15万2,000円を計上しております。 次に、議案14号は、平成17年度山陽小野田地方卸売市場事業特別会計予算であります。 歳入歳出とも1,777万5,000円を計上しております。 歳出につきましては、市場管理費1,501万4,000円、公債費276万1,000円を計上しております。 これに要する財源といたしましては、使用料、一般会計繰入金等を充てることとしております。 次に、議案15号は、平成17年度山陽小野田下水道事業特別会計予算であります。 歳入歳出とも39億5,034万円を計上しております。平成17年度は汚水管5,530mを施工する予定であり、これにより整備区域面積が22.42ha増加し802.19haとなり、普及率は41.7%と相なる予定であります。 なお、この事業に要する財源といたしましては、使用料4億1,409万5,000円、国庫支出金4億7,319万1,000円、一般会計繰入金12億5,020万8,000円、市債17億5,420万円等を充てることとしております。 次に、議案16号は、平成17年度山陽小野田農業集落排水事業特別会計予算であります。 歳入歳出とも8,820万1,000円を計上しております。 歳出につきましては、施設の維持管理にかかる一般管理費を1,999万5,000円及び公債費を6,815万6,000円等を計上しております。 これに要する財源といたしましては、使用料2,355万8,000円、繰入金5,483万6,000円、市債970万円等を充てることとしております。 次に、議案17号は、平成17年度山陽小野田小型自動車競走事業特別会計予算であります。 歳入歳出とも135億6,778万2,000円を計上しております。 本場の開催日数については年間56日開催することとしており、GⅠ第11回平成チャンピオンカップ、GⅠプレミアムカップ、GⅠ第40回スピード王決定戦、GⅡ第16回若獅子杯争奪戦のグレードレースほか普通開催レースを含め、すべてのレースにつき他場において場外発売を実施することとしております。なお、受託場外発売日数については年間253日行うこととしております。 歳出につきましては、総務管理費として9,474万4,000円計上しており、主なものは人件費であります。 事業費のうち事務費は9億2,890万2,000円で、主なものとして、開催賃金4億2,662万円、競走会業務委託料2億5,115万8,000円などを計上しております。 宣伝業務費は6,410万円で、主なものとして、宣伝委託料5,530万5,000円を計上し、場内整理業務費は1億1,310万2,000円で、主なものとして、警備委託料2,942万2,000円などを計上しております。 競走場管理費は1億7,987万2,000円で、主なものとして、光熱水費6,703万2,000円などを計上しております。 賞典費は7億2,807万7,000円で、選手賞金7億2,779万7,000円などを計上しております。 勝車投票券払戻金は86億8,732万円、勝車投票券返還金は1億円を計上し、公営競技対策費1,500万円を計上しております。 施設改善費は2,276万1,000円、特別発売費は場外発売事務協力費5億8,834万円など13億9,261万4,000円を計上しております。 公債費は2,031万2,000円、諸支出金は公営企業金融公庫納付金として1億2,404万9,000円、予備費は6,392万9,000円を計上しております。 また、前年度繰上充用金として10億3,300万円を計上しております。 これらに要する財源といたしましては、事業収入の入場料収入2,656万円、勝車投票券発売収入117億3,740万円などを計上し、事業外収入の諸収入は7億2,517万7,000円で、主なものとして、場外発売事務協力収入5億3,877万円を計上しております。そのほか財産収入、繰越金等を計上し、また、雑入として歳入欠陥補てん収入10億3,300万円を計上しております。債務負担行為については、新投票システムリース料など10件となっております。一時借入金については、場外発売経費等の借入金の最高額を30億円としております。 次に、議案18号は、平成17年度山陽小野田水道事業会計予算であります。 本年度の給水使用量は、節水型社会への移行が進む中、水需要の減少傾向が続くと想定されることから、小野田地区624万5,700トン、山陽地区は簡易水道分を含めて261万9,300トン、計886万5,000トンを予定しております。 支出につきましては、建設改良費において浄水場施設や配水施設の整備を行うほか、水源涵養林関連事業などを行う予定としております。 まず、収益的収支予算の支出につきましては、収益の状況は厳しいとの予測から、より一層の抑制に努め、総費用17億2,152万8,000円を計上しております。なお、消費税納付額は5,355万円を予定しております。 一方、収入につきましては、簡易水道分を含めた料金収入として16億5,320万円を見込み、総収益17億3,407万5,000円を計上しております。 以上の結果、税抜き後の損益計算では、単年度利益647万3,000円となり、利益処分前の剰余金は844万2,000円と相なる予定であります。 次いで、資本的収支予算の投資的経費としての建設改良費につきましては、浄水場、配水、庁舎関連などの各施設の整備、水源涵養林用地の取得及び整備などに1億2,322万5,000円を計上し、企業債償還金及び予備費を含めて支出総額を6億882万円としております。 これに要する財源といたしましては、企業債、工事分担金、出資金等8,757万8,000円を計上しております。 以上の結果、5億2,124万2,000円の収入不足が見込まれますが、当年度損益勘定留保資金などの内部留保資金で全額補てんすることにしております。 次に、議案19号は、平成17年度山陽小野田工業用水道事業会計予算であります。 まず、収益的収支予算の支出につきましては、当年度から受水費単価が引き上げとなったため、水道事業と同様により一層の抑制に努め、総費用2億9,077万4,000円を計上しております。 一方、収入につきましては、責任契約水量の料金収入として2億8,340万1,000円を見込むとともに、修繕引当金を戻し入れるなど収入の確保に努め、総収益として3億90万4,000円を計上しております。 以上の結果、税抜き後の損益計算では、単年度利益425万9,000円となり、利益処分前の剰余金は518万円と相なる予定であります。 次いで、資本的収支予算の投資的経費としての建設改良費につきましては、送水、庁舎関連などの各施設の整備、水源涵養林用地の取得及び整備などに5,320万5,000円を計上し、企業債償還金を含めて支出総額を6,825万6,000円としております。 これに要する財源といたしましては、企業債として3,000万円を計上しております。 以上の結果、3,825万6,000円の収支不足が見込まれますが、過年度損益勘定留保資金などの内部留保資金で全額補てんすることにしております。 次に、議案20号は、平成17年度山陽小野田病院事業会計予算であります。 小野田市民病院と山陽市民病院とを合わせた予算となります。 まず、収益的支出は、病院事業費用を57億7,064万円といたし、うち医業費用としては、給与費、材料費、経費等で55億2,950万8,000円といたしました。医業外費用としては、支払い利息、退職給与金負担金等で2億2,663万2,000円を計上いたしました。 これに対し収入は、病院事業収益59億3,173万1,000円といたし、うち医業収益は、入院収益、外来収益、その他医業収益で55億3,810万4,000円を計上し、医業外収益は、他会計補助金、他会計繰入金等で2億3,362万7,000円を計上しております。 また、特別利益として、第五次病院事業経営健全化計画繰入分として1億6,000万円を計上しております。 この結果、税抜き後の損益計算では、1億6,728万4,000円の単年度利益を見込みました。 次に、資本的支出は、医療機器の年次更新事業などの建設改良費及び企業債償還金で3億9,052万5,000円を計上いたしました。 これに対し収入は、一般会計からの建設改良費及び企業債償還元金の負担金、企業債及び補助金等で2億9,667万6,000円といたしました。 この結果、収支差引不足額9,384万9,000円は、当年度分損益勘定留保資金で補てんすることとしております。 次に、議案21号は、山陽小野田市に収入役を置かない条例の制定であります。 従来、市において収入役は必置とされておりましたが、昨年の地方自治法改正において、地方公共団体の組織及び運営の合理化を図るという観点から、人口10万未満の市においては条例で収入役を置かず、市長または助役にその事務を兼掌させることができることとされました。 ついては、本市財政の厳しい現況等にかんがみ、行政改革の一環として収入役を廃止し、市長に収入役の事務を兼掌させるほか、関係条例の改正を附則において行うものであります。 次に、議案22号は、山陽小野田消防団員等公務災害補償条例の一部改正であります。 今回の改正は、地方公務員災害補償法が改正されたことに伴い、非常勤消防団員等に係る障害の等級等についても、これに準じて改正するものであります。 次に、議案23号は、山陽小野田非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部改正であります。 今回の改正は、平成17年政令第48号をもって、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令が改正されたことに伴い、中間層の消防団員の退職報償金の支給額を引き上げ、処遇の改善を図るものであります。 次に、議案24号は、山陽小野田火災予防条例の一部改正であります。 今回の改正は、消防法、消防法施行令等が改正されたことに伴うものであります。 改正の内容の1点目は、燃料電池発電設備が新たに対象火気器具等として位置づけられたことに伴うものであります。 2点目は、指定数量未満の危険物及び指定可燃物について、従来の「貯蔵及び取扱いの基準」に、「貯蔵し、又は取り扱う場所の位置、構造及び設備の技術上の基準」を加え、両基準を整理するものであります。 3点目は、住宅火災による死者の低減を図るため、住宅用防災警報器の設置及び維持について定めるものであります。 以上、提出いたしました諸議案につき、その概要を御説明いたしましたが、なお詳細にわたりましては、御質問に応じ、私及び関係参与から御説明申し上げますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 以上です。(市長降壇) ○議長(相本繁夫君) 市長の平成17年度の施政方針及び議案18件に対する提案理由の説明が終わりましたので、これより質疑を行いますが、質疑については1件ずつ行います。 議案第7号平成17年度山陽小野田一般会計予算について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 議案第8号平成17年度山陽小野田訪問看護ステーション事業特別会計予算について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 議案第9号平成17年度山陽小野田土地取得特別会計予算について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 議案第10号平成17年度山陽小野田駐車場事業特別会計予算について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 議案第11号平成17年度山陽小野田国民健康保険特別会計予算について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 議案第12号平成17年度山陽小野田介護保険特別会計予算について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 議案第13号平成17年度山陽小野田老人医療特別会計予算について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 議案第14号平成17年度山陽小野田地方卸売市場事業特別会計予算について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 議案第15号平成17年度山陽小野田下水道事業特別会計予算について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 議案第16号平成17年度山陽小野田農業集落排水事業特別会計予算について質疑を行います。御質疑はありませんか。花本議員。 ◆議員(花本徳君) 集落排水は農業地域に特に布設されとるものですが、特に私が関係しておった旧山陽町では、ポンプが非常に破損してきたということで、かなりの事業費を要するということを聞いております。ですから、これを排水集落事業云々というのは、むしろ今から新築云々される方については、合併浄化槽というふうな形でやられた方がいいんじゃないかなと、こう思います。 集落排水これについて、私は旧山陽町でお怒りを受けた点がありますが、この集落排水事業の賦課金、特別賦課金になろうかと思いますが、この辺を上げたらどうかということを申し上げましたらお怒りを受けました。ですから、今旧山陽町でやってることは、これはいたし方ないことですが、それだけ経費として次々修繕等云々持つならば、やはり合併浄化槽の方が適当じゃないかなと、こう思っております。それについて首長はどのようにお考えなのか、あるいはこの集落排水の値上げ云々を考えておられるかどうなのか、ちょっとお伺いいたします。 ○議長(相本繁夫君) 坂辻部長。 ◎建設部長(坂辻義人君) 農業集落排水事業につきましては、小野田地域が2カ所、山陽地区が1カ所で3カ所があります。すべてこれの事業については完了しておりまして、今は維持管理、それから若干まだ権利があって入れ込みができる戸数があります。100%がまだできておりませんが、それの各戸の引き込みが残っておりますけども、実際的には維持管理です。 先ほど言われましたように、今後老朽化していきますと、それの維持管理費用というのはかかってきます。したがいまして、今の使用料等については、小野田地域は下水道の使用料と同じに合わせております。これらの料金の問題等ありますが、値上げ等については現在のところ考えておりません。 それから、農業集落排水事業につきましては、これまで旧小野田市でも、農業集落排水事業の取り扱いについていろいろ論議ありまして、その事業が完了した後に、新たな農業集落排水事業は計画としては起こしていかないという方針を決めておりますし、今現在、山陽地区においても新たな地域における農業集落排水事業という計画はないというふうにとらえております。したがいまして、先ほど議員さんが言われましたような合併浄化槽等の問題、あるいは公共下水道等の問題との関連を決めながら、有利な、あるいは経費がかからない方法での環境整備というのは、今後研究していく必要があろうというふうに思っております。したがいまして、現在のところ、農業集落排水の新たな事業展開というところは考えておりません。 ○議長(相本繁夫君) 花本議員。 ◆議員(花本徳君) 新しく云々ということについては、私もそれなりに評価してよろしいんじゃないかなと、こう思っております。ただ、維持費が非常に高くなるもんですから、この維持費云々を集落の方々に、農家の方々に全部お任せするということについてはいかがなものかなと。確かに自分たちが使用してるもんですから、それは維持費としてやっていかなきゃなりませんが、そういう形のものがいまだに残っていくということについては将来的にどうお考えか、先ほど言われたように、新しく云々のところについてはやっていかないと、これは結構だと思います、私は。ただ、公共下水の通らないところ、はっきり申し上げて、私のところは永久的に公共下水が通らないとこですから、どうしても合併浄化槽でなければならないということで、高くつきますが合併浄化槽をとりつけたという状況がございますので、この集落排水については、そういう事態になったら、それなりに御検討いただきたいなと、こういうふうに思っております。 以上です。 ○議長(相本繁夫君) 答弁はええですか。(「はい、よろしいです。」と呼ぶ者あ り) ほかに御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) これをもって質疑を終わります。 議案第17号平成17年度山陽小野田小型自動車競走事業特別会計予算について質疑を行います。御質疑はありませんか。硯谷議員。 ◆議員(硯谷篤史君) 13番、硯谷でございますが、私の記憶では、4月2日、従事員の雇用契約を一たん切って、新たに契約を結び直すと。その際に支払われるはずであった退職金がいまだ支払われていないように聞いておりますが、それは事実かどうか。 それともう一点は、その退職金について会計処理はどこでされるのか。この今年度の予算には、そういう退職金のようなものは計上されてないように思いますが、どうなっておるのかお尋ねをします。
    ○議長(相本繁夫君) 山本公営競技事務所長。 ◎公営競技事務所長(山本耕二君) 今の御質問でありますが、従事員に退職金がまだ払われてないという御質問でありますが、6月の中旬にすべて支払いはいたしております。 それと、今のどこから出ておるかということでありますが、出の方で従事員賃金の中に全体の数に入っております。ページで言うと、17ページの節、賃金の4億2,662万円の中に今の退職金が含まれております。 ○議長(相本繁夫君) ほかに御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) これをもって質疑を終わります。 議案第18号平成17年度山陽小野田水道事業会計予算について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 議案第19号平成17年度山陽小野田工業用水道事業会計予算について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 議案第20号平成17年度山陽小野田病院事業会計予算について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 議案第21号山陽小野田市に収入役を置かない条例の制定について質疑を行います。御質疑はありませんか。好川議員。 ◆議員(好川桂司君) 御質問いたします。 今は収入役も、それから助役さんもいらっしゃいません。もうかれこれ2カ月ということになりますし、私も公には聞いたことはないんですけども、新聞で見るとこによりますと、市長さん御自身が助役も当面、必要がない間は置く考えはないというふうにおっしゃってたということですけども、このことについてのお考えをお聞かせをいただきたいというふうに思います。済みません、質問の趣旨がはっきりしませんね。収入役あるいは助役を、と助役を置かない理由についてお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(相本繁夫君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 議案21号には助役は含まれておりません。 ○議長(相本繁夫君) 好川議員。 ◆議員(好川桂司君) 議案21号には確かに助役は含まれていないんですけども、その中にありますように、新しい条例では、市長または助役にその事務を兼掌させることができるというふうに改正をされました。ということは、ここで市長さんが兼掌するというふうにおっしゃってますので、それはそれで問題ないのかなと思ってますけども、そうは言いながら、助役がいないということに対しての、あるいは今回、収入役をこれで置かないということに対する弊害というものはないのか。市内のいろんな業務はもとより、対外的な問題で問題はないのかということをお伺いしたかったので、収入役あるいは助役について設置の考えをお聞かせをいただきたいというふうに思ったわけです。よろしくお願いします。 ○議長(相本繁夫君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 収入役を置かない自治体は、山口県下、既にもう例が出始めております。山陽小野田市だけではありません。そして、この二、三カ月、まだ3カ月になりません、4月24日からですから、まだ2カ月ちょっとですけれども、非常に優秀な職員に支えられて市長の職で仕事しておりますけれども、収入役を置かなくても十分やっていけると、そういう私なりの方針を立てることができました。 なお、参考までに、助役については適当な人材を募集しております。 ○議長(相本繁夫君) 好川議員。 ◆議員(好川桂司君) 私がちょっと聞いた情報なので、これ確かな情報かどうかわかりませんけども、市長さんは、助役は置かなくて済むんだったら、コスト低減の一環として置かないことも考えているというふうにおっしゃっておりまして、これはこの議案とは直接は関係がないわけですけども、ただ、そうは言いながら、先ほど言いましたように、兼務することができるということですから。私は逆に、今、市長さんは非常に元気にあちらこちらにごあいさつ行っておられますけども、とても体一つじゃ足りないだろうというふうにも思いますし、特別職の仕事の中に市長の代行という大きな意味合いというのも私はあろうかなというふうに思いまして、そういう意味では、市内のいろんな業務、あるいは対外的な業務、県とのつながりだとか、いろんなこと考えますと、そういうとこに穴があいてしまうというようなことは、山陽小野田市にとって決してよくないことだろうというふうに思ってますので、そういう事象がないのかどうかということを確認したかったのですが、そのことについて御意見ありますでしょうか。 ○議長(相本繁夫君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 助役の件については…… ○議長(相本繁夫君) 市長、ちょっとマイクをもうちょっと自分の方へ。 ◎市長(白井博文君) 助役の件につきましては、御意見として承っておきます。 ○議長(相本繁夫君) 好川議員は3回終わりです。ほかに御質疑はありませんか。花本議員。 ◆議員(花本徳君) 今、好川議員の質問と関連するかと思いますが、要するに収入役を置かないという一つの弊害をお答えになったようですが、ちょっと聞き取れなかったんですが、私は監査委員が今、きょう昼からお休みですが、この大事なときにお休みされるちゅうことはいかがなもんかなと思うんです。今後、市長が兼掌するということになると同時に、監査委員の方に非常に負担もかかるが、権限が非常に向いていくんじゃなかろうかなちゅう、私はそういう危惧を持っておるんですが、その辺についてはお考えはどのようになったのかお聞かせいただきたいですが、いかがなもんですか、市長。 ○議長(相本繁夫君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 今後、収入役を置かないことによる具体的な支障が出てきたら、どうぞ御指摘ください。そんなことはあり得ないように業務を執行します。 ○議長(相本繁夫君) ほかに御質疑はありませんか。大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) 関連する質問でございます。確かに収入役は最近会計事務の電算化に伴いまして、それほど従来に比べては必要性がなくなったということもあります。そして、何よりも行財政改革の一手法として、収入役を置かないということには意義があると私は思います。 しかしながら、会計事務が適正に行われるためには、命令機関である市長と、そして会計事務を行う機関が別々に分離していなければならないと私は考えております。したがいまして、実際に法律も市長は収入役を解任できない、助役と違って解任できないということで、収入役の独立性を担保しているということでございます。私が言いたいのは、市長さんと会計事務をつかさどる機関は別々でなければならないと考えます。実際ほかの自治体はどう考えてるかと言いますと、先進地である前原市では助役に兼掌させております。本市では助役がいませんのでどうしようもないんですけども、助役が選任された場合、この会計事務の兼掌は助役に移されるお考えはあるのでしょうか。 ○議長(相本繁夫君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 地方自治法改正の解説書をひとつよく勉強していただきたいと思います。 ○議長(相本繁夫君) 大井議員。 ◆議員(大井淳一朗君) 私の勉強不足ということでいいんですけれども、実際、総務省は次なる改正で、出納長、収入役を、この事務を助役あるいは副知事、助役に移そうという方向性を示されてるということでございます。確かに法律上では市長または助役に兼掌と書いてありますので弊害がないのですが、実際に法律が改正される前は市は収入役は必置でありましたし、また今回の改正でも10万人以下と絞っております。これは、会計事務と、命令機関と会計機関が分離することが望ましいという法の趣旨であると私は考えます。したがいまして、助役が選任されたならば、助役さんに兼掌させることが望ましいと考えますが、御意見として伺ってもよろしいでしょうか。 ○議長(相本繁夫君) 市長、どうしますか。白井市長。 ◎市長(白井博文君) 参考にさせていただきます。なお、地方自治体の行政、議会との役割の分担、今の職掌の問題もそうですが、例えばもう市長をやめようという、そういう総務省の検討課題も出始めてますね。議会の議員の中から市長職、今現在で言うところの市長職、市を代表する人、それを選べばいいじゃないかと。二重に市長を選び、議員を選び、議員の中から代表者を選びと、それは効率的にも財政的にも余り有意義なことじゃないんじゃないかと、そういう指摘もあります。そういう制度そのものの見直し随分動いております。そういう中で、収入役が果たして必置なのかというふうな問題意識から、今回の地方自治法の改正になったわけです。しかし、御意見は十分頭に置いておきます。 ○議長(相本繁夫君) ほかに御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) これをもって質疑を終わります。 議案第22号山陽小野田消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例の制定について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 議案第23号山陽小野田非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例の制定について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 議案第24号山陽小野田火災予防条例の一部を改正する条例の制定について質疑を行います。御質疑はありませんか。(「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御質疑なしと認めます。 以上をもって議題となっております議案18件に対する質疑を終わります。これらの議案は、お手元に配付してあります付託表のとおり、所管の常任委員会へ付託いたします。委員会におかれましては、十分なる御審査をお願いいたします。──────────── △日程第13小野田・楠清掃施設組合議        会議員の選挙について ──────────── ○議長(相本繁夫君) 日程第13、小野田・楠清掃施設組合議会議員の選挙を行います。 なお、本件は、本組合議会議員が1名欠員となっていることに伴う補欠選挙であります。 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、さきの全員協議会で決定いたしましたとおり指名推選によりたいと思います。これに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決定いたしました。 お諮りいたします。議長において指名することにいたしたいと思います。これに御異議はありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決定いたしましたので、指名いたします。さきの全員協議会において御承認を得ました大空議員を指名いたします。 お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました大空議員を小野田・楠清掃施設組合議会議員の当選人と定めることに御異議ありませんか。(「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(相本繁夫君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました大空議員が小野田・楠清掃施設組合議会議員に当選されました。 ただいま当選されました大空議員が議場におられますので、本席から会議規則第31条第2項の規定により告知をいたします。大空議員、承諾されますか。 ◎議員(大空軍治君) はい、謹んでお受けいたします。お願いします。 ○議長(相本繁夫君) 大空議員が承諾されましたので、大空議員が小野田・楠清掃施設組合議会議員に決定いたしました。 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。これで、これからの日程を申し上げます。 明日6月29日から7月4日までは休会といたします。7月5日は午前10時から本会議を開き、一般質問を行いますので御参集をお願いいたします。 本日はこれにて散会いたします。お疲れでございました。────────────午後1時52分散会──────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  平成17年6月28日   議  長   相 本 繁 夫   署名議員   大 空 軍 治   署名議員   小 野   泰...