周南市議会 > 2011-03-02 >
03月02日-02号

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  1. 周南市議会 2011-03-02
    03月02日-02号


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    平成 23年 3月 第2回定例会平成23年第2回市議会定例会議事日程第2号  平成23年3月2日(水曜日)──────────────────────────────議事日程第2号  平成23年3月2日(水曜日)午前9時30分開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 施政方針      (質疑)日程第3 議案第24号から第54号まで      (質疑、委員会付託)日程第4 議案第55号及び第56号      (提案説明、質疑、委員会付託)──────────────────────────────本日の会議に付した事件      会議録署名議員の指名      施政方針      議案第24号 平成23年度周南市一般会計予算      議案第25号 平成23年度周南市国民健康保険特別会計予算      議案第26号 平成23年度周南市国民健康保険鹿野診療所特別会計予算      議案第27号 平成23年度周南市後期高齢者医療特別会計予算      議案第28号 平成23年度周南市介護保険特別会計予算      議案第29号 平成23年度周南市交通災害共済事業特別会計予算      議案第30号 平成23年度周南市簡易水道事業特別会計予算      議案第31号 平成23年度周南市地方卸売市場事業特別会計予算      議案第32号 平成23年度周南市国民宿舎特別会計予算      議案第33号 平成23年度周南市駐車場事業特別会計予算      議案第34号 平成23年度周南市徳山第6号埋立地清算事業特別会計予算      議案第35号 平成23年度周南市水道事業会計予算      議案第36号 平成23年度周南市下水道事業会計予算      議案第37号 平成23年度周南市病院事業会計予算      議案第38号 平成23年度周南市介護老人保健施設事業会計予算      議案第39号 平成23年度徳山モーターボート競走事業会計予算      議案第40号 周南市空き缶等のポイ捨て禁止条例の一部を改正する条例制定について      議案第41号 周南市環境館条例制定について      議案第42号 周南市徳山リサイクルセンター条例を廃止する条例制定について      議案第43号 周南市鹿野資源物保管施設設置条例を廃止する条例制定について      議案第44号 周南市農業集落排水緊急整備事業基金条例を廃止する条例制定について      議案第45号 周南市特別工業地区建築規制条例の一部を改正する条例制定について      議案第46号 周南市手数料条例の一部を改正する条例制定について      議案第47号 周南市報酬及び費用弁償支給条例の一部を改正する条例制定について      議案第48号 周南市立学校給食センター条例の一部を改正する条例制定について      議案第49号 周南市大津島辺地総合整備計画の変更について      議案第50号 山口県市町総合事務組合の共同処理する事務及び規約の変更について      議案第51号 周南市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定について      議案第52号 住居表示を実施する市街地の区域及び当該区域の住居表示の方法を定めることについて      議案第53号 訴えの提起をすることについて      議案第54号 周南都市水道水質検査センター協議会の規約の変更について      議案第55号 平成22年度周南市一般会計補正予算(第11号)      議案第56号 平成23年度周南市一般会計補正予算(第1号)──────────────────────────────出席議員(33名)       1番  中 村 富美子 議員      19番  長 嶺 敏 昭 議員       2番  井 本 義 朗 議員      20番  青 木 義 雄 議員       3番  中津井   求 議員      21番  立 石   修 議員       4番  清 水 芳 将 議員      22番  米 沢 痴 達 議員       5番  土 屋 晴 巳 議員      23番  炭 村 信 義 議員       7番  得 重 謙 二 議員      24番  形 岡   瑛 議員       8番  岩 田 淳 司 議員      25番  久 保 忠 雄 議員       9番  徳 原 尚 一 議員      26番  兼 重   元 議員      10番  坂 本 心 次 議員      27番  田 村 勇 一 議員      11番  高 松 勇 雄 議員      28番  森 重 幸 子 議員      12番  藤 井 直 子 議員      29番  吉 平 龍 司 議員      13番  西 田 宏 三 議員      30番  西 林 幸 博 議員      14番  長谷川 和 美 議員      31番  小 林 雄 二 議員      15番  岸 村 敬 士 議員      32番  福 田 文 治 議員      16番  金 井 光 男 議員      33番  尾 﨑 隆 則 議員      17番  反 田 和 夫 議員      34番  古 谷 幸 男 議員      18番  田 中 和 末 議員      説明のため出席した者      市長             島 津 幸 男 君      副市長            住 田 宗 士 君      教育長            坂 本 昌 穗 君      監査委員           原 田 雅 史 君      水道事業管理者        松 原 忠 男 君      "いのち育む里づくり"部長   山 下 敏 彦 君      企画総務部長         手 山 恒 次 君      財務部長           磯 部 恒 明 君      市民生活部長         中 村 研 二 君      環境下水道部長        住 田 英 昭 君      健康福祉部長         上 田 秀 利 君      福祉事務所長         豊 岡 正 行 君      産業観光部長         原 田 英 夫 君      都市建設部長         吉 木 洋 二 君      中心市街地整備部長      平 田 定 信 君      競艇事業部長         山 本 貴 隆 君      消防長            山 本 恭 正 君      教育部長           青 木 龍 一 君      水道局副局長         渡 辺 隆 君      新南陽総合支所長       大 野 貞 基 君      熊毛総合支所長        福 嶋 崇 男 君      鹿野総合支所長        岩 崎 哲 司 君事務局職員出席者      局長             宮川八州志      次長             松田秀樹      庶務調査・議事担当主幹    西村和成      議事係長           石田典子      議事係            高階信幸      議事係            橘理恵   午前 9時30分開議 ○議長(福田文治議員) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。────────────────────────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(福田文治議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、中津井求議員及び長嶺敏昭議員を指名いたします。 ここで報告いたします。3月1日に開催されました懲罰特別委員会及び教育福祉委員会において、懲罰特別委員長に兼重 元議員、副委員長に西田宏三議員が、教育福祉副委員長に藤井直子議員が互選されました。以上であります。────────────────────────────── △日程第2施政方針(質疑) ○議長(福田文治議員) 日程第2、施政方針を議題といたします。 これより質疑に入ります。質疑は会派ごとの持ち時間によって行います。 まず、至誠会の質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆26番(兼重元議員) どなたもおはようございます。それでは、平成23年度施政方針質疑をさせていただきます。 かつてはどの2市2町議会も施政方針に対しては質疑ということでやっておられましたが、合併後長らく途絶えておりましたので、本年度復活ということであります。言い出しっぺの私が一番最初にやるということでありますので、これも何かの因縁でありましょうから、ひとつ後に続く皆さん方がやりやすいようにということで、ひとつよろしく市長にお尋ねして、いい御答弁をお願いいたしたいと思います。 まず、1ページ目からです。1ページ下段になりますが、「初年度は再生開始予算、二年度は再生ステージアップ予算、三年度は再生連鎖連動予算」と位置づけ、「さまざまな施策が本格稼動し、効果が目に見える形であらわれています。平成23年度予算は強い周南を確実にするため、すべての面において実効性を追求した予算です」と述べてありますが、このアピールを前提にしてお尋ねいたします。 まず、1番目、3ページの上段であります。いのち育む里づくりプロジェクトの推進から、市街地を除く周辺中山間地域をとらえる言葉でしょうが、果たして現状はいかがかということであります。何を置いても人口減少は避けがたいものがあります。実態は小中学校の統合廃止、集落の衰退、生活交通、地域医療の確保等々であります。定住策の根幹である経済活動の有効策が見出せないことが要因だと考えられますが、一地方自治体レベルで可能なのかどうか。 2番目は、3ページ中段であります。安心立市プロジェクトの推進から、8つのゼロ運動である、失業者ゼロ、自殺ゼロ、交通死亡事故ゼロ、災害ゼロ、孤立死ゼロ、待機児童ゼロを目指すとありますが、目標はよしとしても、市民が具体的に参加協力意識がなくては具現化しないと考えられますが、行政サイドはどう組織体制をつくりアピールをしていこうとされるのかと。 3番目は、3ページの下段であります。人財立市プロジェクトの推進から、国づくりは人づくりであることは、これは論をまちません。わけても教育環境でありますが、その中心的な役割を担う学校施設整備においては避けがたい人口減少社会にあって、児童生徒数の減少をしっかりととらえ、長期的スパンで進める必要があると考えます。これが全面的な建てかえなのかリニューアルなのか、維持管理体制とともに、基本策を整える必要があると思いますが、いかがでしょうか。 4番目は、4ページ中段であります。環境立市プロジェクトの推進から、リサイクルプラザの完成による市民へのリサイクル活動を啓発し、全市的にこれを展開し、市民ぐるみでごみの減量化・再資源化に努めるとあります。長期的なことも含め、目標数値とその具体的な再生はいかがかということであります。 5番目は、4ページ下段であります。産業立市プロジェクトの推進から、西部道の駅を平成24年度中の供用開始を目指すとあります。具体的な経営体制と肝心な収益性の確保をどう考えておられるのかということであります。 ○議長(福田文治議員) 兼重議員に申し上げます。ルールは特につくっておりませんが、できれば今5番目まで行きましたけど、一問一答で一つ一つの項目について市長に答弁いただいてという形で進めたほうが聞いておられる方もよくわかるんじゃないかと思いますが。 ◆26番(兼重元議員) 私は、わかりやすくページ数を言っておりますし、書いてあることを言いながらお尋ねしております。ですから、市長は聞かれて、そのことでぴらっとひらめかれるはずです。ですから、全部言います。そして、全部お答えいただいて、のどいりが悪ければ再質問をするというようにやりますので、(笑声)我が周南の市長なら大丈夫であります。そのことを私は考えて質問をつくりました。 ○議長(福田文治議員) はい。 ◆26番(兼重元議員) よろしくお願いいたします。 6番目であります。5ページの上段であります。観光立市プロジェクトの推進から、徳山動物園について、北ゾーンの実施設計に入るとあります。全体計画は確定しているのでしょうか、時期に合わせて変更していくのでしょうか。経済産業省の次世代エネルギーパークの認定を受けたとありますが、これをどう取り込んでいかれるのか。 7番目です。5ページの下段、重点推進プロジェクトから、学校図書館の充実であります。学校図書館の充実については、周南市の図書館行政の基本理念はいかがかということでお尋ねをいたしますが、平成22年度補正予算で、これは国の補正予算であります。地方自治体の新たな交付金として1,000億円がセットされました。片山善博総務大臣は、こう言っております。「地域活性化というと、必ず企業誘致とか公共事業などの経済活性ばかりになりがち、もちろんそれも重要ですが、地域の活性化には、一人一人の住民、人間が輝かないといけないのに、そこには目が向きにくい。代表例が図書館や文化芸術の分野です。中でも図書館はこれまで予算削減対象になり、司書が正規職員から非正規になったり、外部化されたりすることが横行しておる」と、「地域の知的基盤となる図書館はきちんと整備するべきである」と言われております。文部科学省が2007年度から進めてきた学校図書館整備5か年計画も御承知と思いますが、本市は事業仕分け対象に図書館の廃止や統合が俎上にのせられておりますが、お考えはいかがでしょう。 8番目に、6ページの中段であります。行財政改革、健全財政推進、職員力の向上から、特に健全財政推進計画についてどの程度実効性があるのか、どうも入るをはかりて出るを制すは疑問視しておるものでありますが、何をもって効果を上げていかれようとするのか、戦略性が乏しいように思いますが、いかがでしょうか。 最後に、7ページ下段であります。市長は、「私の理念は、周南を品格と上質な都市に育てること」「日本人の美徳である温かな思いが満ちる社会を築くこと。そのキーワードは、市民力、職員力、地域力です」とあります。まことにごもっともであります。しかし、実態はいかがでしょうか。あえて申し上げますが、孔子の言葉に「君子はその言の行いに過ぐるを恥ず」とありますが、これは実行を伴う、口下手の説得上手になりましょうという意味であります。さらに、聖書は、「思いやりは立場を超えて勇気を促す」ともあります。周南市民に夢を与え、勇気を奮い立たせるリーダーとしての働きに大いに期待と注目をしておりますが、言葉が多ければとがを免れない、自重をなさいませと申し添えて質疑といたします。 ◎市長(島津幸男君) 朝早くから目が覚めるようなたくさんの御質問をいただきまして、もし抜けておりましたら再質問でお願いしたいと思います。できるだけお答えしたいと思います。 まずは私から答えて、もう一つ、数字的に細かいところで、私からもし間違えたことを言うとまずいので、その場合は副市長以下からお答えさせますので、そういうことでよろしゅうございますでしょうか、はい。 それでは、まず第1番目、10ぐらいあったと思いますけども、一つ最初からまいりますけども、1番目といいますか、最初、人口減少に伴いながらいのち育む里づくりの関係だと思いますが、私は、この件はただ人を島おこし隊とか里山おこし隊とかって名前をつけておりますけど、それだけではだめです。やっぱり彼らが働いた形が経済的にも影響し、それが自然の形で町全体に広がっていく。したがって、私は道の駅を非常に重視してるわけです。だから、道の駅が一つのルートといいますか、まさに駅になってもらって、いろんな物産等も含めて広がりが出るということで、先般も30数項目ですか、1年でこれだけ新しい商品がみんな地元から出てまいりました。これがどんどん広がっていきますと、目標の500品目まで何とか3年、5年でいくんじゃないかと期待しております。そういう中で、ぜひともただ人を、今回は島おこし隊、これは山下部長頑張ってくれて、3人まず入れますけども、島の場合は、これがまずスタートです。早速大津島では彼らだけじゃなくて、こちらのほうからも行って、いろんな何でも屋さんをそれじゃ一緒にやろうとか、島内の観光案内のバスを──バスといっても小さな私が今乗ってるようなものですけども、使ってやったらどうだと、そういうことまで含めて広がりが出てきております。こういうのが我々一滴だけは投じましたけども、これから新しい仕掛けになっていくんじゃないかということで、そういう意味で加工所を渋川につくるとか、いろんなのもありますけど、これはまだ点でございます。布石でございます。これがいずれ線になり面になるということを期待するための仕掛けづくりをやらなきゃいけない。10項目ぐらいあるので、ちょっと短くやります。済みません。 次は、8つのゼロ運動、これも8つをゼロにできたらすごいです。これやらなきゃいけない。例えば、災害ゼロとか、自殺ゼロなんていうのは、今自殺が40人おりますから、きのうも駅に緑の旗を立てて、自殺ゼロの、特に中高年の男性向けの通勤者の方にみんな配りました。こういうのは私どもだけではなくて、警察とか社協さんとか、いろんな市内の団体含めて一緒にやらなきゃいけないと思っております。そういう意味で、議員おっしゃったように、市民運動にならないと成功しません。特に、隣のお宅の孤立死、もしくは孤独死でございますけども、さっと市役所に一言入れるとか、民生委員の方に入れるというような体制は、これは行政以上の力になると思いますのでぜひとも、我々も積極的にやりたいと思いますけども、議員おっしゃったように、市民と一緒にやりたいと。 3番目が、人財立市プロジェクトの中の特に学校の建設等、もしくはメンテナンス含めて、確かに今学校でふえてるところはほとんどありません、児童数が。少しありますけども、だけど基本的には減っていってると。それから、地域において教育長のほうから一応基本方針として統廃合を出しておりますけども、これはもちろん紆余曲折があるでしょう。だけども、どうしてもやっぱり児童がゼロになったというときには廃止しなきゃいけませんから、そういうところに新設の学校をつくってはいけません。名前は言いませんけども、北部で、できてまだ数年の立派な体育館が、おかげで地域の人の集会の場にはなるんですけど、どう見ても、あれだけ天井が高くては、熱効率高くて、集会所にならないんじゃないかというのありますから、その辺は教育委員会ともよく相談しながら、地域の人口動静、もしくはそう言いながらもいのち育む里というのは人をふやそうという基本理念がございますから、そういうところに対してはきっちり御案内したい。一つの例で、今──名前を言っちゃいけないですね。須金で、ある人が頑張っていただいて、5人だと思ったら7人目の子供ができたと、私これ表彰しなきゃいけないなと思ってるんです。7人もいらっしゃったら、これは学校が必要になるんじゃないかという、教育長も今頭を痛めてるんですけども、そういうことでありがたい、そういう頑張る方もいらっしゃるということでございますので、よろしくお願いします。これもおっしゃるような学校全体の今統廃合ばかり、いわゆるリストラばかりを考えてますけども、全体の再編といいますか、そこはハードの面からも考えなきゃいけないというのはおっしゃるとおりでございますので、大体私もイメージ的にはわかってるんですけども、しっかりその辺を一度早目に、また皆様に御報告できるようにやりたいと思いたいと思います。これはまだ今いただいたので、教育委員会とは話しておりませんけども、ありがたい御提案だと思います。 4番目が、リサイクル関係の市民に対する啓発を含めて、さらには数字的目標はどうだというお話でございますけども、間もなくリサイクルプラザが完成して、皆様にも御案内申し上げます。また、見られた方もあると思いますが、私は県内でも本当に一、二の立派なリサイクルプラザで、これが隣に東ソーさんがいらっしゃるんです。そういうことで、最終の廃棄物については東ソーさんのほうにお願いするというのはルートもきちっとできておりますが、まだまだ100%廃棄物処理が完成してるわけではございません。そういうことで、地元の会社とも提携しながら、そういう最終処分まできちっといけるように、またその後の活用も考えていきたいということでやりたいと思います。具体的目標数字は後ほど部長のほうからお話させていただければと思います。 その次は、西部道の駅、これ特に議員おっしゃったように経営体制、今まではツルが飛び立つような世界でも冠たる立派な設計もめどが立ちました。内藤教授によるです。だけど、問題は鉄骨が1本も柱が立ってない中でどういう運営をするんだというのが、まさにこれから大切なので、それに向けて今度の4月の人事含め、またその後の民間とのどういう融合を図るか、もしくは経営主体をどうするかということについてもしっかりこの1年は検討していきたい。そういうことで、2年後には十分なる体制ができるようにやっていきたいと思ってます。 それから、その次は観光立市の関係で、動物園です。全体計画は確定してるんじゃないか、もしくはしてないんじゃないかというお話だと思いますが、全体的な、アバウトという言葉はおかしいんですけど、概略的な計画はできております。その一つで、今回北ゾーンの実施設計を取り組みます。ただ、実施設計これからどんどんやっていく中で、議員先ほどおっしゃったように、次世代エネルギーパークの認定をおかげさまでいただきましたので、例えばこれがどういう効果があるかというと、これもちょっと具体的な数字は後ほど部長から言わせますが、たしか半分ぐらいの補助が出そうなんです、いろんな意味で。だから、そういう面ではぜひとも、これもなかなかさっと手を挙げて、さっと通ったのでよかったんですけども、ありがたいことでエネルギーパークとして非常に単なる動物園を超えたいろんな太陽光とかリサイクル、例えば動物の出すふんをどうするかとか、そういうのも今でもできてるんですけども、さらに進んだ形でやりたいと思っております。 次が、これ図書館でございまして、おっしゃるように事業仕分けの対象になってるじゃないかということでございますけども、私は図書館というのは町の文化、伝統の結実したものでございます。だから、この町にはかつて児玉源太郎先輩の児玉文庫がございました。残念ながら焼失しましたけども、たしか半分ぐらいがイギリスからの──ゼネラル児玉がつくったんならというんで、善意の英文の図書がたくさんあった。それがまたこの地域のいろんな学力の、英語力の向上に役立ったということで、戦前も非常に国際的な町になるというのもそういうのがあったと思います。だから、私は児玉文庫という名前がいいかどうかわかりませんけども、図書館、例えば福川図書館とそういうものはどういう形にしろ、そういう拠点があれば、例えば熊毛の今回図書館つくりましたけど、熊毛の文化がそこに集中するんです。いろんなものが、遺物も含めて。だから、ある程度の規模のそういうものは、名前が図書館というのが、どういう名前がいいのかわかりませんが、基本的には図書館がいいと思うんですけども、きちっとした再編を図っていかなきゃいけないということで、地域文化のいわゆる伝統を維持するための大切な拠点だと思っておりますので、その辺も事業仕分けをやるときには十分考えてやるというような考えでおります。 それから、財政の関係、財政規律、特に入るをはかりて出るを制すですけど、そこに戦略性がちょっと欠けてるんじゃないかと、ちょっとじゃなくて大分欠けてるんじゃないかというお話だと思いますが、これは議会のほうも長期財政についての委員会をつくっていただきまして、そこでどんどん指摘いただきたい。我々もそれに対して議論をしていきたいと思っておりますが、基本的には実質公債費比率が一つの目安だと思います。今1,750ですから約1,800、市は800ですけども、いずれにしろ市町村が1,800のうち623ですから約3分の1のところにあるんです、うちは。だから、財政的にはそれなりの健全度は図られていると、今後合併特例債でいろんなことが出てきて、半分ぐらいまで前後することはありますけども、長期的、いわゆる今後10年、15年を見込んだ方向でいけば、今の国のように予算の4分の1、25%を借金返済に戻すというのは、私はこれは大変大問題だと思いますが、うちの場合はせいぜい700億円で、年間30億円とか40億円、50億円、多くても40億円ですから、大体国に比べれば本当に1けた以上も違う返済率、いわゆる御自身の御家庭でいえば年収700万円であって、年間大体40万円ぐらい戻すと、月には3万5,000円ぐらい戻すとなれば、それほどの負担ではないんじゃないかと。 それから、もう一つは、市民の皆さんの家庭では貯金、だからこれはなぜ必要かというと、不要不急じゃなくて、緊急のときに、例えば災害時に10億円、20億円は緊急に出せるように持っておかなきゃいけないということで、今は20億円ちょっとでございますが、これからは26億円、できたら30億円、最終的には50億円ぐらいは持てるようにすると。この辺はいずれ委員会で議論があると思いますので、ひとつその辺も御指摘賜りたいと思います。 最後は、言葉ばかりべらべらしゃべって大丈夫かということでございまして、また撤回をするようなことがあるんじゃないかということでございますが、この地はまさに児玉源太郎じゃないですけど、陰徳積善、余計なことを言わない、黙ってみてくれといういい雰囲気があります。私が宇宙人なもので、一つ余計なことを言いますけど、ただ、リーダーは昔のように黙って目をつぶって、細い目の人がリーダーになる国って大体だめなんです。市民がトップリーダーの何言ってるかわからないような国が今までの日本だと思います。だから、堂々と目を見てくださいと。やります。アドバルーンじゃないけども、どんどん上げて、そういう方向でみんなで議論しながらやるというふうにやらないと、これからは腹芸とか、ああいうのをやめる。オープンの行政をぜひともどんどん進めていきたいということで、ただ、言い過ぎと品のなさはいけません。よくわかっておりますので、皆さんの御意見を聞きながら上質で上品なまちづくりと私言ってるんですから、みずからが下品では困りますので、またその辺は御注意賜って、ひとつよろしくお願いしたいと思います。抜けてる分は、またひとつ再質問お願いします。 ◆26番(兼重元議員) 議長の懸念は大丈夫じゃったです。きちっとお答えいただきました。 具体的に市長が数字を挙げてということでありましたので、環境立市プロジェクトについては、長期的な目標数値と、あるいは体制がどういうふうに今考えておられるかということがわかれば、それから次世代エネルギーパーク、これについてもう少し御説明いただければと思います。 教育長に問うというのはちょっとどうかなと思いますが、図書館のことであります。非常に教育長もこうした市民、しっかりと小さいころから文字に触れさせようということで、造詣の深さは私は敬服いたしております。私も本が好きなものでありますから、今度の事業仕分けについても、先ほどちょっと言いましたが、もう少し地域の文化の拠点としてむしろ小さく小さく分散してでも、こうした機会に触れる方向に変えていくというほうが私は好ましいんじゃないかと思うんですけど、それを含めてちょっと2点、教育長にちょっと図書館の件についてお尋ねしましたので、改めてまたお答えをお願いいたします。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) お答えをいたします。リサイクルプラザに関係する質問でございます。目標ということでございますけれども、大きく2つございます。リサイクル率の向上、それから埋立処分量の減量化という大きな2つの目標ございます。はっきりした数字は言えませんけれども、現在、リサイクル率は30%だったと思います。それを50%まで近づけるというのが大きな目標でございます。それから、埋立処分量でございますけれども、これにつきましては現行の半分以下にするというのが大きな目標になってます。以上でございます。 ◎産業観光部長(原田英夫君) 私のほうは徳山動物園の次世代エネルギーパークに関する御答弁をさせていただきたいというふうに思っております。実は次世代エネルギーパークの認定につきましては、この3月の4日に認定書を受けるという運びになっております。それで、動物園で次世代エネルギーパークの指定を受けて何をやるかということでございますけれども、これは徳山動物園で行う地球上の生息地を再現した各ゾーンを訪ねる園内のエコツアー、それから園内の最新エネルギー、これは次世代エネルギー装置などでございますけれども、この施設をめぐるエネルギーツアー、それから動物園外で実施される地域の産業観光ツアーを組み合わせたツアーを実施するというのが実施内容でございます。それから、次世代エネルギーパークでございますけれども、これまで平成19年から始まった制度でございまして、19、20、21年度で全国で25カ所、それで平成22年度の認定は大阪府、それから千葉県、川崎市、松山市などで合わせまして8件の認定を受けるということになっております。以上でございます。 ◎教育部長(青木龍一君) 図書館のことについてのお尋ねでございます。まず、学校図書館のことでございますけれども、私ども子供たちの教育にとって国語力というのがまず大事だというふうに思っております。ほかの教科についても、国語というものがベースになるというふうに思っております。そうした意味で、学校図書館の果たす役割というのは大変大きいというふうに思っておりまして、そのために今回新年度予算でもお願いしております図書館司書増員等、そういったマンパワーの充実には努めてまいりましたし、これからも努めていきたいというふうに思っておりますし、学校全体でそういった取り組みをぜひ進めていただきたいというふうに考えておるところでございます。市の公の施設であります図書館につきましては、各地域で生涯学習の拠点でございますので、これを充実させるということがこれからの高齢化社会の中でも大変大切だというふうに思っておりますので、地域地域にやっぱり図書館というものが必要であると、遠隔地におきましては移動図書館等でそれをまた補完すると、さらには地域公民館の中にも図書室というのがございますので、そういったものを全体的に配置して市民の皆さんの図書に対する親しみというか、その辺の生涯学習の推進というものを図っていきたいというふうに思っております。 ○議長(福田文治議員) 以上で至誠会の質疑を終了いたします。 次に、顕政会の質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆21番(立石修議員) 顕政会は一問一答でやっていきます。また、順次、きょう4人がやっていきますので、よろしく御答弁のほどお願いいたします。 最初に、ページ6ページの下から4行目ですか、競艇、病院、市場事業については、黒字恒常化へのめどが立ったと書いてありますけども、例えば23年度予算で見ますと、競艇は未処理の損失が9,700万円と、それから病院の場合は経常損失が3,800万円、未処理損失が約10億円近くあるわけでして、果たしてこれがどういうふうにめどがたったのかという非常に疑問を思ってるわけでございまして、できましたら何年度から未処理剰余金、あるいは利益が出るんだというのを数字で示していただかないと、ここは全然わからないと、理解できないものですから、その点をまずお聞きします。 ◎市長(島津幸男君) 細かい数字は部長から話させますけども、今までは悪い言葉で言えば赤字垂れ流しで、対応をどうしていいかわからなかったんです。私が就任しまして部外のアドバイザー等を含めて徹底的に薬の一つ一つ、1袋まで、もしくは大根の1本までチェックしました。やる気も出てきましたし、そういうことで黒転という黒字になるというのは、あるとき谷があって、谷から上がり出したということで、それが3年かかって、ようやく本当にこれは黒字が見えてきたということで、帳簿上、まだ赤字はありますけども、例えば病院の場合でしたら単月、今までラフに言うと数千万円単位、多いときは2,000万円、3,000万円赤だった。単月でです。今それが逆転しております。単月では黒と、だから累積は赤だし、いろんな例えば減価償却費を上げる上げないとか、これは民間的な発想と違う会計処理をやっておりますから、見にくいところがありますけども、私は来年、再来年に向けて本当の意味での黒字というものは胸を張ってできると。今もそういう実質帳簿の中身を見れば、私は黒字と変わらないと。民間でいうそういう形なものですから、胸を張って恒常化ができましたと。この3つの事業は、いずれにしろ我が町の最も重いお荷物だったんですけども、何とかそういう方向、恒常化、恒常的黒字に向けての方向ができたということで、後ほど具体的数字は差し上げます。いつまでにどういうことをしたいということはです。ただ、どこの町もといっては失礼ですけども、なかなか3つとも苦しい状況でございます。競艇なんかも私、競艇の関係やってますけども、つい先週も全国大会で、毎年9%、10%のダウンです。昔2兆円、今8,000億円ぐらい。だけど、その中でプラス方向は大胆に言うと、うちだけとは言いませんけども、最も優秀な事業所になりまして、ようやく、ずっと24競艇場びりだったんですけど、もしかしたらブービーを超えて、さらにいいところまでいけるというような状況になっております。よく頑張らさせていただいておりますので、その辺ちょっと担当の部長から説明させます。よろしくお願いします。 ◎競艇事業部長(山本貴隆君) 競艇事業についてお答えいたします。昨日も申し上げましたけども、22年度につきましては事業的には2,000万円の黒字となっておりますけども、これは公営企業会計にいたしましてので、減価償却という内部留保金を約2億円積んでの2,000万円でございますし、今年度につきましては土地の売却による売却損という数字上のものが6,000万円出ております。なおかつ、昨年度の欠損金がありますので、最終的には9,700万円ぐらいの赤字と見込んでおりますけども、23年度につきましては原因としてモーニングレースの売り上げによる収入増、新たにこれはこの2月から実施いたしました早朝レースでございますけども、これが今節、前節と、2節ほど実施いたしたわけでございますけども、当初目標電話投票2,000万円の売り上げにしておりますけども、12時間平均して4,300万円の収入になっております。これを23年度に続けて行うことによりまして収益増、新たに昨年12月から呉とオラレの早朝発売を実施しております。これにつきましても確実に黒字が出ております。なおかつ積極的な営業活動によりまして場間場外の発売の拡大もいたしております。そういう意味で、数字を積み重ねたら23年度には9,700万円の赤字を消して黒字転換とする予定でございます。以上です。
    ◎健康福祉部長(上田秀利君) お答えいたします。現在、病院の運営につきましては病院改革プランに沿って運営しているところでございます。この計画によりますと、平成24年度には黒字になるという計画になっております。22年度につきましては、計画では6,700万円の赤字、ただしこの見込みでは予定損益計算書にも掲載しておるとおり3,900万円の赤字が見込まれております。こういうぐあいに病院会計は、入院患者数、外来患者数ともふえておりますので、経営のほうは好転してきていると、24年度には黒字になるということでございます。 ◎産業観光部長(原田英夫君) 市場事業の黒字化ということで御説明いたします。市場事業というよりも青果の卸売業者の黒字化ということでございますけれども、実は平成20年3月に経営再生計画というのを立てていただきまして、それに基づいて経営改善を行っておるということで、平成20年に1,300万円の黒字と、21年に3,000万円の黒字と、それから22年度にまだ見込みでございますけれども、4,500万円の黒字ということで、3年連続の営業利益の黒字ということで順調に進んでおります。ただ、ここは累積損失が1億5,500万円ございまして、これは一応債務超過ということになっておりますけれども、この債務超過を脱するまで、私どもの見込みでございますと、あと2年程度、営業利益が上がれば脱することができるのではないかということで、昨日特別会計の予算の説明でも申しましたように、私どものほうでまた支援を続行したいという考えを持っております。以上でございます。 ◆21番(立石修議員) 私、持ち時間、あと2分しかないものですから、簡単にお聞きしますので、市長、簡単に御答弁願います。4ページにあるんですけども、福川地区総合グラウンドの整備、「マイナースポーツのメッカづくり」とありますけども、これイメージがわいてこないんです。私はよくわからないものですから、これサウジ行ってスポーツするんかなというふうに思ったんですけども、そんな意味じゃないと思いますけども、二流のスポーツをぜひあそこで、あこがれの場所といいますか、行って、そういうやってみたいなという気分に全国の人がぜひなってくれればいいのかなと思ったりして、いろいろ解釈すれば切りがないんですけども、どういうイメージで理解すればいいのか、そこをお伺いいたします。 ◎市長(島津幸男君) マイナースポーツという言葉悪いんですけども、マイナースポーツでもビーチバスケットとか、ビーチテニス、ビーチバレーとか、実は世界的にはメジャーなスポーツが日本ではマイナーであるわけです。だから、オリンピック競技にビーチバレーは入っておりますから、ソフトボールとか、野球が落ちても、ビーチバレーは入ってるんですから、これは世界的にはメジャーだけども、日本ではマイナー、そういう意味でのマイナーで、日本でまだ川崎とか、それからきらら浜とかあります。だけど、本格的なビーチバレーコートというのはないんです。例えば、そういうのをここでつくる。ビーチスポーツのメッカにしたいというのは一つの地理的な、前に黒髪島がございます。御影石がございます。この砂がまさに公認の砂なんです、あの岩を砕いて。だから、そういう意味ではせっかくの地の利、これは非常に安くできますので、目の前ですから運搬費もかかりませんし、そういうもので、ぜひともこれを一つメッカにしたいと。これに限らず、例えばワンちゃんがどんと投げると──あれフリスビーといったかな、ドッグのいわゆるぱっとやる、これ親水公園で、今これから多分、今年度以降全国大会が来ます。これなんかもマイナーですけど、実は愛犬家にとってはメジャーなスポーツでございます。そういういろんな面で、競艇場でもやってます。だから、そういうのをこの町はマイナーであるけども、実は非常に集客力が大きい。全国的にここのいろんな文化、スポーツの発信都市になるということで、こういうところにも目をつけようと。何でもサッカーと野球ばかりがスポーツじゃございませんので、これもちゃんとやります。だけども、そういう意味で、例えばなぎなた大会もここでやるとか、そういういろんなことも考えていきたいと思っておりますので、ひとつよろしくお願いします。 ◆22番(米沢痴達議員) 施政方針というのは総花的にならざるを得ないというのは理解をするんでありますけれども、このたびの施政方針の中に財政的な面が、財政方針といいましょうか、そういうものがちょっと述べられていないんじゃないかなと思います。「はじめに」というところで、吉田松陰先生の言葉が引いてございまして、「夢なき者に理想なし」、最後に「夢なき者に成功なし」と、こう述べられてあります。夢の実現のためには、あれもやりましょう、これもやりましょうというのでは、ちょっと困るわけでございます。入るをはかりて出るを制すという、その会計原則にのっとって市政運営というものをやっていただかねばならないわけでございますけれども、これから学校給食センター、道の駅、リサイクルプラザ。維持管理費、ランニングコストがどんどん膨らんでくる。平成26年度からは合併のいわゆる特例交付税がなくなってくる。一本算定になってくるという、そういう厳しい財政状況を見据えたときに、市長は強い周南ということをうたっておられますけれども、どういう財政的な裏づけでもって、強い周南を目指されるのか、そこをまずお伺いをしたいと思います。 ◎市長(島津幸男君) 後ほど必要ならば、これから15年先までの財政に関する、いわゆる返還交付税の関係とかができたものを、前にもちょっと差し上げましたけども、あれにのっとってきちっと実はやってるんです。だから、今後26年から31年に向けて段階的に交付税が減っていっても大丈夫なようにということで、実はことしから事業仕分けも始めたわけです。だから、そういう面できちっと26年度、31年度に向けて、さらにはその先に向けても、私どもとしてはこれまた御説明を例の特別委員会ですか、ございましたら細かいこういう数字を出しますけども、こういう形できっちりとした将来構想の中で、個々の事業を出しております。議員おっしゃったように、これをまずちゃんとオープンといいますか、示した上での説明が必要だというのは、私も改めてそこは反省して、もしできれば、そういう機会があれば、次回からそういうまず全体構想をこうですと、その中で個々の施策をというやり方に次回の施政方針、もし可能、できたら、できるチャンスがあればやりたいということで思っておりますので、ひとつありがとうございました。よろしくお願いします。 ◆22番(米沢痴達議員) 今私が質疑させていただいたのは、そういう将来的に厳しい状況がある中で、市長が言われる、本年度にうたわれてる強い周南とは何をもって、強い周南と言うのかということがお伺いしたいんです。 ◎市長(島津幸男君) 県とうちが違うのは、同じ予算、県は少しふえまして、我々は逆に数%減らしましたけども、その中で将来の次世代に向かってこういうことをやってると。だからマイナス的なことを言えば、おっしゃるようにメンテナンスコストがふえるじゃないかと。これはマイナス面ですけど、同時に、例えば産業関係でバルク関係とか、N7によって、一気にトータルでいえばN7の場合では国の直轄事業にしたためにいろいろ入れますと、80億円の市にとっての貢献があります。そういう面での大きないわゆる全体的な収入も上がってくることになっておりますし、そういうのを含めて、一つは私いつも申し上げるけど、目の前のくま手で、小さなお金を集めるのも非常に大切でございますけども、もう一つは投資的な財政運営といいますか、例えば港の整備とか、道の整備というのは今いろいろ言われてます、コンクリートとか何とか。だけども、将来構想をとって、この町を産業的な、個々にも私も申し上げましたけど、光から宇部の間を入れると、本当に政令指定都市に十分なってもいいし、まさに一番大切な消費ではございません。製造出荷額では、日本でトヨタを除けば──あれは特別ですから、トヨタ自動車は。一、二の4.8兆円も算出してる世界でも大工業地帯なんです。これがまさに強い周南そのものでございます。そういうところに、さらに元気が出るような施策を打っていくというのが僕は大切だと思います。だから、市民生活とか、いろんな形がもちろん最重点でございますが、もう一つは産業構造の変革、例えば造水システムをつくるというのはそういうことでございますけども、22世紀に向けての施策を今のうちから打っておく。それは確かに行政でも市レベルで無理じゃないかといえば、それは強くありませんけど、だけども、おかげで今日本で北九州と並んで、いや、うちのほうが進んでます、水の関係では。この前も大きなシンポジウムやりましたけど、全国から来られました。そういう意味で、そういう面での強い周南というのは、そういう次の世代に向けての投資的なものもしっかりやっていくということで、今回も御理解賜りたいということで、予算出しておりました。そういうことでひとつ御理解賜りたいと思います。以上です。 ◆22番(米沢痴達議員) それでは、いのち育む里づくりプロジェクトと大津島巡航の関係についてお伺いをいたします。今大津島の離島航路の改善協議会というものが立ち上がって、いろいろ協議がなされております。12月議会において私、少し懸念がありましたので、市長に減便という方向になるんじゃないかとお尋ねをいたしましたら、断じてそういう方向にはいかないと、社長としてそれは許せないというような発言がございました。しかしながら、2月の改善協議会では、改善の方向で協議をしていくというような話し合いになっておりますけれども、市長として、社長としての考え方というものが改善協議会には伝わっていないんでしょうか、伝わった上でのいわゆる減便という考え方が生まれてきたのか、その辺をちょっとお伺いをしたいと思います。 ◎市長(島津幸男君) 実は委員会には、私、出席要請がなかったというより、知らなかったんです。これ不注意なんです。もちろん知らないというような言い方悪いです。やってるというのは知ってます。だけども、市長として、社長としての意見は全く反映されずに出ちゃった。これうちがやってるんじゃないんです、はっきり言うと。国の中国運輸局のほうでやられて、彼らは将来的な一つの案として、そういうのがありますよということですから、それが新聞にどんと出たので、私、直ちに中国運輸局長のところにはっきり言うと、文句言いに行きました。そしたら中国運輸局長は、それはそうだと。市長が今頑張っていのち育む里とか、島おこし隊で頑張ってるんだから、あれは公式な委員会として出してるんですよ。だけども、それは市長が言うとおり、頑張っていただいたら結構です。だから、減便をやれと言ってるわけじゃない。だから、私ははっきり言いましてやりません。だから、減便をするときは、例えば本浦のほうから含めて、次の港に5分、3分で車で送るとか何とかあれば別ですけど、歩いてきて、そっから乗れとか、そんなばかなことをして港の寄港地を減らしたり減便をするということは、我々のやってる施策と真っ向から対立するわけですから、これは運輸局長からもしっかり言質をとっておりますから、市長頑張って、社長としてしっかりやってくださいと、応援しますということですから、米沢議員も非常に御関心というか、大変御寄与されてるエリアでございまして、御心配にならないように、少なくても私の頑張ってる間は減便の方向は打ち出す気はありません。どうしても打ち出して、これが今言った1億円が5億円、10億円というような経営努力せずにそういう赤字の事態になったときに、どうしてもという指導があったときは、それまでには、例えば島内の車の運行状況を、生活交通をしっかりつくって心配ないようにするとか、いろんな事前の策は山のようにあるわけです。だから、そういうのももちろん考えてまいりますけども、島の皆さんにも私からも直接御案内しました。御心配にならないようにと、減便ありきということはやりませんよということで、そういうことで御質問にお答えしたいと思います。以上です。 ◆22番(米沢痴達議員) 大変安心をいたしました。それでは、6ページのところなんですけれども、プレミアム付市内共通商品券に助成をするということ、それから、51の緊急雇用対策事業を実施して213人の雇用の創出を図るというふうに述べられてあります。プレミアム付市内共通商品券につきましては、以前もこれは実施された経緯があろうかなと思います。そのことの費用対効果はどのように検証されているのかということ、それから51の緊急雇用対策事業の実施が述べられておりますが、今現在、生活保護受給者が1,300人にならんとしておりますけれども、このこととも関連をする中において費用対効果というものはどういうふうにとらえていらっしゃるのか、その辺の考え方を聞かせていただいたらと思います。 ◎産業観光部長(原田英夫君) 周南市のプレミアム付市内共通商品券の件でございますけれども、一応1,500万円の当初予算でこのたび計上させていただいております。実は平成21年、一昨年でございますけれども、昨年ですか、同じような形で実施をさせていただきまして、このときは販売金額が2億円ということで販売をさせていただきました。ですから、この経済効果というのは非常に難しいんですけれども、単純に市内での販売店を確定しておりますので、販売の囲い込みについては金額の効果があったというふうに思っております。平成23年度につきましても、どの程度のプレミアをつけるかというのは、また実行委員会等の中で話をしながら、効果的な実績が上がるような取り組みをしてまいりたいというふうに思っております。 それから、51の緊急対策事業でございますけれども、これは一つは、緊急雇用創出事業臨時特例基金事業ということで、平成23年度に計画しておりますのは事業数として43事業、新規雇用者数として189名、それからもう一つは、ふるさと雇用再生特別基金補助事業ということで、平成23年度に計画しておりますのは事業数で8事業、それから新規雇用者数で24人ということで、国の経済対策にのって私どものほうで積極的に手を挙げて、この基金を活用した新たな雇用を図るということで、これは平成21年度から実施をしておりまして、トータル的に緊急雇用創出事業のほうは118事業、495名の雇用と、それからふるさと雇用再生特別基金事業については22の事業で、新規の雇用が合計で67名という数字が上がってきております。以上でございます。 ◆22番(米沢痴達議員) 最初のプレミアム付市内共通商品券の件ですけれども、前回聞いておりますと、市内の商工業者全体の方が潤うというか、なかなかすべてに商品券が使われてなかったような実態というものを聞いております。特に、大型商業施設に随分の方が商品券を持っていかれて使われたというようなお話を聞いておりますけれども、その辺の検証がどうなっとるのかということが1点お聞きをしたいわけであります。 それと、もう一点は、本市におきましても臨時職員、来年度も34人採用というふうになっております。本年度もそういう形で採用されましたけれども、これはたしか1年という契約じゃなかったろうかなと思うんですが、1年の契約が過ぎた後、ことし採用された方は一体どうなるのかと、その辺もちょっとお聞かせをいただきたいと思います。 ◎産業観光部長(原田英夫君) まず最初のプレミアム付市内共通商品券の販売店の件でございますけれども、これも一つ、市内の購買数の囲い込みという目的ございますので、できるだけ多くの商業者の方に入っていただいて、せっかくの機会でございますので、商品券が回るといいますか、経済的な展開ができるような仕組みを考えてまいりたいというふうに思っております。以上です。 ◎企画総務部長(手山恒次君) 昨年も同じように市の臨時職員として未就職新卒者を対象に同じく15事業で30名強の枠を設けてスタンバイしたわけでございますけれども、実質的に採用は13名だったと、今日振り返ると、その13名の中で、既に新しい職に就職されている方もいらっしゃいます。それから、本年度の採用者がその後どうされるのかという御質問だったというふうに思いますけれども、議員御存じのように、臨時職員については継続がそのまま半年契約の一月休んでの再度ということになっておるわけですけれども、私どもも人事関係者といって、その人たちを切り捨てることのないように、また毎年毎年新卒の方が出てこられますので、そういう方も見ながら8つのゼロ運動のなりわいを失った失業者ゼロというところを解消するための一つとして新卒者、新たにつく職がない方については、私どもは助走期間としてこういった方々を市の臨時職員として雇用し、できるだけ速やかに正規職のほうに就業いただくように、その間はあらゆる方策を講じながら、法とにらみ合わせながらそういう市のほうの臨時枠を確保していきたいというふうに思っております。 ◆33番(尾﨑隆則議員) 3ページの上段のいのち育む里づくりプロジェクトについてですが、新年度から、またさらに組織を強化して、島おこし、まちおこし、これに続いて里山おこし隊を編成するとともに、夢プランの実現や地域活性化の取り組みを支援する"いのち育む里"創発事業を拡充しますというふうに言われてますが、このまちおこし、それからまた島おこしというのはわかったんですが、里山おこし隊というのはどういうふうなことを考えておられるんでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) ここは何といっても山下部長がどうしても言いたいと、本当に毎日外部の方も入れてがんがんやってますので、ちょっと申しわけないんですけど、山下部長からお答えさせてもらいたいんですけど。里山という名前をつけたのは私なんです。これがいいか悪いか、いろいろまた御議論もあると思うんです。県は、私、里おこし隊でどうだろうかと、山はないだろうと言ったら、県の部長さんが、いや、県もお手伝いするから山も入れてくれと、林業も含めていろいろお手伝いできるんだけどなというので、これ県の部長さんの御意見も入れて山がつきました。そういう名前はどうでもいいのかわかりませんが、大切なことでございますので、いずれにしろ里山おこし隊につきましては山下部長から答えさせてもらいます。よろしくお願いします。 ◎"いのち育む里づくり"部長(山下敏彦君) 昨年の12月の議会におきまして、周南市の政策推進における部等の役割を定める条例の改正をしていただきました。その中で、この"いのち育む里づくり"部の中に今度は農山漁村地域の多面的な機能の保全、それから農林水産業の振興を図るということで、農林課、水産課というのが今度4月から入ってくるというようなことになっております。また、それから支所のほうも大部分のところが、都市の近郊のところにしてもございますけども、中山間地域、いのち育む里にあるということで支所も入ってくる、さらには公民館の職員も兼務辞令を出していただきましていのち育む里と一緒になって仕事をしていくということで、里おこし、それから山おこしの体制をしっかり強化をしていくということで、新年度から取り組むということにしております。そういった中で、そういう一体的なことをするということで里おこし、それから山おこし隊ということで、新年度から進めていこうというところであります。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。 ◆34番(古谷幸男議員) 顕政会でいろいろ施政方針について聞かせていただいております。私のほうからそれぞれ今質問があったことについて100%理解をして終わってるという状況でもないと思いますけれども、時間の関係上、私からまた何点かお聞きをして、顕政会としては締めくくらせていただきます。 まず、5ページであります。5ページの重点推進プロジェクト以外の施策と、ここにあります福祉のことについて、この施政方針についてどのぐらい述べられているかということでお聞きしておきたいと思います。ここで、まず高齢者について少し述べられております。 次の6ページでありますが、ここで少々この辺がどうかなということが非常に気になっております。新たな就業の確保として、将来大きな可能性を秘める福祉分野を初めとするというようにここでうたってあります。残念ながら高齢者の分もありませんし、障害者とか、全体の福祉に対する考え方は、ここで就業の場を確保するためにということ以外は全体的にうたわれてないんです。うたわれてないから予算が何もないかといったらそうじゃない。予算は結構なボリュームで組まれてます。しかし、施政方針ですから、やはりしっかりとした福祉分野に対する基本的な考え方、障害者に対する考え方、高齢者に対する考え方と、いろいろあると思います。そうしたことについてしっかりと述べられるのが施政方針の本筋ではないかという気がいたしますが、市長のお考えはいかがでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) 大変ありがとうございました。まさに強い周南ばかり出ててまずいので、あこがれの周南も出てましたけど、肝心の優しい周南がそこに当たるので、これがちょっとおっしゃるように弱いなというのも私も今御質問伺いながら改めて反省しております。全体の福祉ということで、高齢者の皆さんにつきましては駅の関係から、道の駅もそうです。バリアフリーから始まりまして、ハード面での対応も考えておりますけども、同時に、特にハンディキャップのある皆さんが先般も御案内しましたけども、周南エリア、光から周南まで約100人の方のお子様がもしお母様がお亡くなりになったら、後だれがこの子の面倒を見るんだというような方が約100人いらっしゃいます。だから、私は今そういう全員の方、一人一人についてライフケアプランをつくりなさいと。1人の方、そして御家族の方に安心してくださいというような、そういう個別管理までしっかりしなきゃいけないと、そういうところまで実は福祉を含めて立ち入ったところにいかなきゃいけないというのを強く思っておりますので、そういうところがここは抜けているということで、もしチャンスがあれば一般質問の中でもそういうところをしっかりお答えしていきたいと思いますし、御指摘ありがとうございました。ハンディキャップのある方とか、いわゆる議員おっしゃるのは弱い立場の方に対するもう少しスポットライトを当てなさいという御指摘だと思いますので、心して対応したいと思います。以上です。 ◆34番(古谷幸男議員) 余り時間がないので、次にまいりたいと思います。福祉については福祉事務所のほうにも福祉政策課というものがありますが、今福祉に関する部分が、例えば高齢者の方は何を望んでるか、それから障害者の方は何を望んでおられるのか、今どうしていくのか、将来的を含めて現状を考えて取り組んでいただきたいということは御提言として申し上げておきたいと思います。 それから、次にまいります。5ページであります。観光・交流立市プロジェクトというところであります。ここにJR徳山駅の観光の駅というようにうたってあります。基本的に観光立市ということで、市長はいろいろな施策で取り組んでいこうということで、いろんな会とか、議会でも述べられていますが、基本的に何をもって観光立市とするのかというのが実はなかなかわかりにくい。あえてここでJR徳山駅の観光の駅と、こういうふうにされてるのはどうしてかなという気がするんです。そこのところをまずお聞きしたいと思います。 ◎市長(島津幸男君) 実は今回の予算でも入れていただきましたけども、駅のまずは新幹線おりたところのスペースが市のものでございます。特に、2階の窓際のところ、あそこに観光協会等も協力して、今は地場産で、下松、光、田布施まで入れた特産品がただ並べてあるだけなんです。これをきちっと販売できるようにしようというのとともに、やっぱり東山口の中心でございますから、ほかのところにはないようなゆっくりしたスペースがございますので、ゆっくりソファーにも座って、コーヒーでも飲みながら夕日を見ていただこうと、そういう快適な居場所にもしようということで、今回計画しております。これはできましたら連休明けですけど、ちょっと時間かかるんで、夏の帰省客の皆さんがおりた瞬間に、これはすごい応接コーナーと言っちゃ失礼ですけども、いいのができたなと、これなら国体に皆さんが来ても恥ずかしくないなというようなもので、これは単なる外向けの話ですけども、今申し上げましたように地場産業が今非常に頑張ってます。地場産の特に地場産業センター、30項目以上新しいものをつくってますから、こういうものももう少し、ただ展示するのではなくて、積極的にその場で販売するとか、そういう意味で、しかもあのコーナーを観光協会も一緒にやるというのは、今タクシーとか、散歩で市内の観光地を見てもらってますけども、そういう面での観光的な名称、もしくはスタジアムがどこにあるかと、観光案内含めた一つの拠点にしたいということです。駅全体を本当に観光立市の発信基地にできないかということで、いろいろJRさんとも話をしております。協力いただいております。そういうのをきょうちょっと大胆に言いましたけども、まずその手始めとして新幹線口の出たところのリニューアルを、これは市のほうで図らせていただければということで、今話をしております。非常に御協力いただいております、JRさんも。そういうことでございます。それが一つの例でございますので、よろしくお願いします。 ◆34番(古谷幸男議員) 今お答えの中で、徳山駅、今から整備をされます。南北自由通路等できます。顕政会としては、今までは南側にさまざまな提案してきました。つい最近では、よく市長も覚えていらっしゃる病院の誘致です。その前には何かといったら種子島のロケットを持ってくる、科学館をというような発想まで出していただきました。すべて行政のほうで、実はバツなんです。断られました。いろんな事情があるということも理解しております。でありますが、南側がなかなか見通しが立ってない。このことも事実であります。今言われた徳山駅をいわゆる拠点という意味合いでされるのならば、私はその拠点の価値観を高めていかなきゃいけないと。ここでうたってあります、いわゆる徳山、下松港のいわゆるバルク港戦略ということでうたってあります。国際化のほうを市長はこの中でうたってあります。ならばフェリー乗り場、フェリー、これをどうか活用できないかということです。 下関からこれ御提案も含めていたします。議長のほうへ市長が提案があったら言ってくれということでもありましたので、顕政会として今までいろいろ言ってきましたが、実は今そこのところも重要課題にしております。何かといいますと、フェリーがもう少し活用できないかということで──下関から今関釜フェリーが出てます。高速船も出てます。そうすると、実は今言われたように新幹線の駅、徳山駅、それを拠点、だったらもっと活用して、それに直結するフェリー、高速船ができないかということです。そうすると、いわゆる下関へつなぐのか、下関から関釜フェリーとなってますが、周南からだったら周関フェリーとか、周関の高速船とかなるかもわかりません。これをやると、実は非常に交通網のアクセスもいい。観光立市、それから港の整備、いろんなものがどんどん発想として大きな展開となってきます。そうしたことを市長もこれの中でうたっていらっしゃいますよね。夢を持って、夢は実現させていかなきゃいけない。一歩一歩着実に将来に向かっての具現化ということであれば、こうした発想が必ず出てこなきゃいけない。これは実は顕政会でも重要課題にしておりますが、全体的には実は町の地元の企業の方の発想から私がお聞きしたことなんです。そうしたことがなぜ進んでいかないのか、考えられないのかという話まで出てます。これは一つの提案であります。そうしたところまで考えていかないと、観光立市とか国際港とか、いわゆる全体的な徳山駅の活用とか、南側の整備とか、そうしたものが輝いてこないと私は思うんですが、市長いかがですか。 ◎市長(島津幸男君) 県議会でもこれだけの中身のある話はないと思います。私そのとおりだと思います。ただ、下関にやるのがいいかどうかとか、そういうのはリジェクトベースといいますか、拒否ベースじゃなくて、いろんな可能性の中で考えていくというのは大切だと思いますので、ありがたい提案としてお受けしたいと思います。実は去年、花火大会をやった余録で、豊後高田市の市長さんいらっしゃいまして、日帰りで花火見て、また帰られたんですけど、なぜ来られたかというと、まず徳山港を見たい。新幹線が近いというけど、本当はどれぐらい近いのか見たい。それと、できたら今あるフェリーを豊後高田に直接つけてもらえないかというお話なんです。これは別にオープンな話ですから堂々と言って、そのためならばフェリー乗り場の整備も考えますとか、確かに豊後高田に着きますと、高速道路もそばですし、宇佐にも近いし、今までなかなかできなかったこともできるということで、例えばそういうお話もあります。だから、そういうお話とともに、きょうの古谷議員のお話も一緒に検討したいと。港を活性化するには、一つは、ここからどこに行くかというのをつくらなきゃいけないです。境港が今非常に頑張ってるのは、船はないんだけども、韓国の資本でロシアの船が入ってきて、行き先は韓国の北部、韓国に行って、非常に多くのお客様を今境港は引き受けておられます。だから、そういうことで、ここの地勢学的に見てどこと、国内でいえばそれは下関とか豊後高田とか、もしくは岩国空港ができるので岩国空港はどうだとかといろんなお話の中で検討してみますけど、もう一つは海外との考えもしっかりやらなきゃいけないと、ただ、私、下関にいたときに関釜フェリーは成功してるんです。朝早く行って、山のように商売して帰られるんだけども、例の高速艇、これも非常に便利がよくて、早くて行けたんですけど、結局当時の市長さんが全部自己破産までかかる寸前までいかれて裁判闘争になって、あれ以来ともかく関釜の高速艇というのは非常にとまってしまったんです。 だから、そういうことで、経営面のいろんなプラス・マイナスもありますから、その辺はしっかり考えながら、またきょうの御提案は御提案として、もう一つは、商工会議所の皆さんとも今一生懸命いろんな、年に4回も大きな会議やってます。だから、その辺で我々からもこの辺をまた提起させていただきながら今の発想をいい方向に行かせるように頑張りたいと思います。下関とやろうとは思いません。それはまた一つのおもしろい案だなと思いますので、下関はともかく新幹線が通らないので、うなってるんです。周南に負けてるのは、ともかく新幹線がとまらないということと、ここは今度九州新幹線のさくらがとまりますから、全部じゃございませんけど、それから美術館、文化会館のすばらしいのがあるということで、私も下関には縁がありますけども、ひとつそういう面では市長同士も話しながらしっかりやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました、きょうの御提案。 ◆34番(古谷幸男議員) 今お答えいただきましたが、一つの提案だということでお聞きいただいたらと思うんですが、しかし、全体的な雰囲気を感じてると、今の話を申し上げたときに、残念ながら市長さんは一つの大きな検討課題、将来に向かってと、こう言われるんですが、隣近所あたり、市長さんが座ってる、首をかしげるような雰囲気があるんです。それはだめですね。施政方針に書いてあることを一つでもより以上にやっていこうという気があるんならば、一つの提案を市長がここで言われるんです、いつも。何と言われるかと、御相談申し上げます、今後よく御協議して取り組んでいきますとか言われるんですが、残念ながらここで言われたことについて、私はただの1回の御相談も御協議もいただいたことがない。これは今後反省して取り組んでいかなきゃいけない、そういう思いを持っていただきたいと思うんです。せっかくここで言っても、どこでだめになるか、どこでいわゆる話が進んでいるのか、全くわからない。それじゃ意味がない。だから、施政方針でせっかくやりましょうという質疑の中で、御提案も含めてということを市長も議長に言われたんでしょうから、だから私もきょう顕政会としてここで施政方針の部分で言ってるわけですから、ぜひこれは具体的に進める方向できちっと取り組んでいくんなら、いくということを言っていただければ一緒になってそれが進められるわけです。そういう部分で市長のお答えをいただいて最後といたしますので、よろしくお願いします。 ◎市長(島津幸男君) ここで格好よく古谷議員やりましょうと言いたいんですけど、今言ったようにこれは、例えば下関と組むときには船の問題とか、いろいろ出てきますから、それはそれで事務レベルで下関も含めて、港の活性化のためにどうするかというものの検討をさせたいということでございますので、御理解賜りたいと。副市長以下みんな横向いてると、あれは癖でございまして、(笑声)私の言ってるとき、わかったとき、ああいう体勢とるんで、最初私そう思ったんですけど、今はしっかり信用しておりますので、ひとつ御心配にならないようによろしくお願い申し上げます。以上です。 ○議長(福田文治議員) 以上で顕政会の質疑を終了いたします。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) ここで暫時休憩いたします。次の会議は11時から再開します。   午前10時48分休憩 ──────────────────────────────   午前11時00分再開 ○議長(福田文治議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) 続いて、日本共産党の質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆1番(中村富美子議員) 島津市長は、23年度はこういう形でやっていくというものを示されたわけでありますけれども、内容がいい悪いということは別にしまして、職員の方々の協力を得ないとやっていけないというものであるというふうに思うんです。それで、市長はこの中でおっしゃっているのが、和は私の力であるということをおっしゃってます。和というものは、市民との和、職員との和ということで、いろいろあるとは思うんですけれども、その中でも今回は職員力の向上というところでも内閣府や経済産業省などに若干職員をこれは9名ですか、派遣するというふうにおっしゃっていますけれども、ここでお聞きしたいのは、私は女性であります。女性の地位向上というものが非常に市の運営には欠かせないものであろうというふうに思うんですけれども、今現在、女性の管理職登用はどういうふうになっているのか、現状はいかがですか。 ◎市長(島津幸男君) 私が参りまして、今までなかった次長職に2人、3人と登用しまして、今現職についていただいていますが、それまでは次長職には女性はいなかった。過去は知りませんけど、私の前まではです。ところが、残念なことに登用というのは、例えば主任さんから突然部長にするというのは大変なんです。まず、議会の答弁がありますから、そういうのを含めてある程度課長をやり、次長をやり、部長やるというのは、それなりの訓練の流れなんです。そういう面で女性を、例えば部長職にしたいということで過去4年間非常に苦労をしました。今回4月1日にはそういうことになれるんじゃないかと、今副市長とか手山部長とも話しておりますけど、残念ながら女性登用が係長まではそれなりに4分の1とか、20何%あるんです。ところが、それから上が今東京でできてるタワーみたいにすっと細いんです。だから、課長クラスは今一生懸命女性をふやそうということでやっておりますし、また訓練もしっかりやっております。そういうことで、残り3年、4年たてば、私が目指してるのは3分の1まで無理にしても4人に1人ぐらいは女性管理職、特に副市長ともいつも話すんですけども、30人出ます幹部会議で女性が1人もいないんです。それで、例のがんのワクチンとか、いろんなことを話しても本当に本気にならないです。だから、そういう意味ではああいう場に、もちろん課長さんの女性はそういうとき入ってもらいます。だけども、それでも部長さんで3人、5人やっぱり入ってもらうようなシステム必要かなと、これは外でも同じです。例えば、今来ているのは農業委員会に女性を登用してくださいとか、いろいろそういう問題ございますので、私は女性、男性と言わず市の仕事というのは福祉関係、先ほど出ましたけど、女性が非常に大切だし、女性の持つやわらかさとか、温かさが必要な分野というのは非常に大きいと思います。普通の民間企業と比べると、だからぜひともそういう面では中村富美子議員と同じ立場ですし、同じ方向で努力したい。ただ、急にきょうのあしたというのは、部長、次長、課長とするわけにいかないんです。だから、そういう意味では少しずつでも見ていただきたいと、具体的に過去3年、4年でどれぐらい変わったかというのは担当の部長のほうから説明させますので、よろしくお願いします。以上です。 ◎企画総務部長(手山恒次君) 男性、女性ということでございますけれども、機会があるごとに議会でも御説明しておると思いますけれども、島津新市長をお迎えして、毎年役職の女性の割合は伸びておって、今たしか3割以上はなっていると思います。これは係長級以上でございますけれども、それから派遣でございますけれども、これは昨年県に派遣した1名、実際の勤務地は東京事務所でございます。ここには女性職員を派遣しまして、1年たって帰ってきまして、現在は観光政策課のほうで全国的な視野が持てると、また個人的な情報も持っておりますので、そういった形で今仕事に邁進しております。今現在、本年度につきましては女性職員が県の地域振興部の市町課のほうで勤務をし、県内の様子を逐次私どものほうに連絡を送っております。そういった形で、私は、特に女性がという形での意識はしておりません。組織として適材適所の人間を据えると、先ほど市長がお答えいたしましたけれども、役所の歴史を見ると、人事の相談を市長にさせていただくときに過去見ますと、年度年度の採用の割合が男性と女性で明らかな差があったと、最近は5割5割じゃないですけれども、4割6割ぐらいの割合で、女性の採用、これは現在の社会的な情勢というものがまさしく男女平等という形で進んできて、私どもの採用にも反映されているというふうに理解しております。 ◆1番(中村富美子議員) 管理職の位置づけですけれども、私は管理職というのは管理職手当を支給している方々のことを管理職というふうに言うのかと思いましたら、周南市では係長級以上の方を管理職というふうに扱っていらっしゃるようですけども、それはどうなのかなと思うんです。管理職というのは、管理職手当を出している方々をそういうふうな呼び方をすると思うんですけども、いかにも毎年島津市政になってから3割は管理職になっているというふうにおっしゃいました。係長級以上がそうなってるということで、でも、私は課長級以上が管理職というふうに思ってますから、そうするともっと低い割合になるんではないかなというふうに思うんですけれども、そのあたりはどうなのか教えてください。 ◎企画総務部長(手山恒次君) 済みません。管理職というふうにいいますと、私どもでは、議員が今おっしゃったように管理職手当を支給ということで定義づけておりますけれども、すぐさまそこにたどり着くわけではないと、当然その前の段階としてありますので、そういった形で、先ほどお答えさせていただきました。済みません。今何人かというふうなところと割合というものは、ちょっと今数字を持ち合わせておりませんので、申しわけございません。 ◆1番(中村富美子議員) 今回市長は内閣府やそれから経済産業省のほうにも9名の若手職員を派遣するということをおっしゃいましたけれども、この目的はどうなんでしょうか、職員の資質を高めるためにいろんなことを学ばせるということもあるでしょうけれども、内閣府と経済産業省を選ばれた理由は何でしょうか。 ◎市長(島津幸男君) 大変ありがたい誘導質問でございまして、実は本人の意識とか、勉強もありますけども、徳山市時代から、新南陽と比べてもそうなんですけども、外のいわゆる関係が薄かったです。独立独歩で徳山は動けたんです。ただ、これからは国の人、物、金、知恵もいただかなきゃいけないし、県の知恵もいただくものはいただこうということもありますし、情報は内閣府だと、ど真ん中です。経済産業省行きますと、いろんな施策が早くできる。また、それの面でのいろんな、先ほどのエネルギーパークなんかもそうですけど、情報も早いし、いろんな知恵がいただけるということで、国土交通省とか、私どもはいろんな関係で今声をかけております。人はどんどん今減っております。1,400人台になり、だけども、そんな中で本当に一騎当千の実力者を育てていきたいということで、今はやっておりませんけども、競艇関係でも日本財団にも入れさせていただきまして、そのおかげで福祉用の車両もどんといただけるようになりましたし、だからいろんなプラス・マイナス面がありますけど、特にプラス面を考えて、これからもどんどん出向させ、将来的には海外にも行かせて、そういう面での人材を育成していきたいし、それがそのまま市の大きなプラスになっていくと私は思っております。そういうことで、ぜひとも御協力を賜りたいと思っております。民間にもこれからは出ていくような仕組みも考えていきたいなと思っております。以上です。 ◆1番(中村富美子議員) 今この時代、長い不況の中、すごく市民の中にも大きな閉塞感があります。行政の中で、市民に接するのは職員です。職員が元気のある形で、やりがいのある仕事に率先して取り組んでいるという姿は非常に私たちもそうじゃなくてはいけないというふうに思うんですけれども、ここ最近の職員さんのいろいろなことを遠くから見てみますと、何だか元気がない、ちょっと肩が落ちてるかなというような気がするんです。職員は市民全体の奉仕者ですから、職員が元気を持って、明るく笑顔で市民に接するということも大事であろうかというふうに思うんです。それがここ何年かずっと職員の削減で、仕事も大変ハードになってきてるというようなこともあったりするのか、それは原因は何かわかりませんけれども、少し職員は元気がないかなというふうな気持ちがしているんです。市長は今回の施政方針の中では、和ということをおっしゃっています。市政運営を実行していくには、初めにも申しましたけれど、職員の力というのは援助、協力というのは非常に大事なものがあると思うんです。そういう和で、市長は職員との和についてどういうふうなお考えを持っていらっしゃるのかお尋ねします。 ◎市長(島津幸男君) 私も人事部長とかいろいろやって、昔の経営はにこぽんなんです。にこっと笑って、肩をたたく、これがいい管理職で、何もしないと。そうせい候といって、どこかの殿様でいらっしゃいましたけども、それが一番いい経営者だと言われてたんです。今は危機管理が非常に大きな問題になります。ここでも、例えば大水害が起きたときにいかに迅速に動くかということで、トップダウンを日常的な業務で、余りトップが口を入れてはいけません。だけども、ここ一番の危機の状況においてはトップが走り回るということが必要なので、私は、吉木部長なんか今頑張ってくれてますけども、災害時における行動力のすさまじさ、これは消防団も含めて、婦人会も含めて、私はこの町は天下一品だと思います。だから、安心してるんです、そういうところは。ただ、日常的な今おっしゃったようなあいさつとか、そういうところも窓口では非常によくなってると思います、よく褒められますから。だけど、まだまだ全職員から見ると、足らないんじゃないかというところもあります。ただ、議員おっしゃったように一部肩を落としてる方がいるとしたら、それは私の責任でございますから、これからもどんどん市長と語る会もやりますし、いろんなお話を聞きながらやっていきたいと思いますが、私は余り肩を落としてる人はいないと思うんです。例えば、精神的に弱い方も私が来てからは、逆に仕事があるために目がかっと開いて頑張るようになりましたし、だから一部いろんな御意見もあるかわかりませんけど、それはそれでまた議員のほうからも教えていただければ、一緒に仕事をする仲間ですから、まさに和ですから頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくひとつお願い申し上げます。以上です。 ◆12番(藤井直子議員) 5ページの重点推進プロジェクト以外の施策のところの「高齢者にとって、より住みやすい町にするために介護保険事業計画・老人保健福祉計画を策定します」とおっしゃっていますが、国の介護保険では幾ら計画を立てましても、高齢者が住みやすくならないのではないかというふうに思いますので、お聞きします。国の介護保険はますます認定者を減らしまして、そして利用料が高くて、認定してもらっても限度額いっぱいは使えないという声がたくさんあります。そういう介護保険の事業計画をつくりましても、高齢者にとってより住みやすい町になるということはないのではないかと思いますが、この点はいかがでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) 国が介護保険制度を非常に御苦労されてるのは事実ですけども、私どもも市としてやれるところは非常にこれ少ない分野なんです、おっしゃるように。だけども、そこは少しでも地元の御年配の方が安心して暮らせる町にしなきゃいけないということで、介護保険だけに特化すれば非常に我々も苦労しております、おっしゃるように。ただ、トータルのお年寄りにとって住みやすいまちづくりをしっかりやっていこうという強い気持ちを持っております。私どもは後期高齢とか、そういう何か昔の悪い言葉でいえばお年寄りを捨てるような施策は絶対とらない。我々自身がもう年寄りですから、藤井議員は違います。私どものレベルでございますから、そういう面で人ごとではなく、我々が安心して住める町というのがまさにあるんで、そういう差別なくやっていきたい。そういう面で500メートル以内に市営住宅をつくるというのもいろんな御意見あります。町の中心がよくならないんじゃないかとおっしゃるのもありますけども、これも一つはそういうお立場の弱い、もしくはお年寄りの方が一番便利な施策づくりだと思ってやっておりますので、御理解賜りたいと思います。以上です。 ○議長(福田文治議員) ほかに。 ◆24番(形岡瑛議員) 兼重議員の質疑に対する市長の答弁で、リーダーは黙ってるんじゃなくて、いろいろ話をして、アドバルーンと言われても掲げなければならないと、そういう趣旨の発言をされておられました。施政方針もそういう市長の気持ちが大変よくあらわれておるんではないかと思いますが、これは褒めてるんじゃないんです。(笑声)いろいろ意見があるんです。それは、例えば一番最後の「ツルは千年、フグは天然、国体はいよいよ本年」と、どこでも言われるんです。きのうは卒業式でお聞きしました。これは市長がそれがいいと思ってやられるんだから、言いません。ただ、私は余り感心しない。それはともかくリーダーがいろいろ発信しなきゃいけない。それはたしかだろうと思うんですが、根拠がないといけません、根拠が。市長は中国のこともよくお詳しいようですが、三国志という大変おもしろい歴史ドラマがありますが、あの中に魏の曹操という武将がいます。この人が非常に軍隊を進めるときに窮地に陥って、水がない、切れた。そのときに何を言ったかというと、もうちょっと頑張って進んだら梅の梅林があるよと、そこには梅がたくさんなってるから頑張れと言ったら兵士は頑張ったんです。これは単にまやかしじゃないんです。マジックじゃないんです。梅の実を想像する。梅の実で刺激をされて唾液が出てのどの渇きがいやされて兵士たちは頑張ることができたという、これちゃんと科学的な根拠がある。そういうものでなければならないということでお聞きをするんですが、4ページ。 ここで、製造品出荷額は全国第3位の4.8兆円とか、これはそのとおり根拠のあるデータです。ですが、ただ、いいことと思っていらっしゃるんでしょうけども、ただいいことばかりではないですね、必ず物事っていうのは。だから周南再生の周南の強みとおっしゃっても、強調されるのわかるんだけども、逆にどうもここはほかの地域と比べて劣ってると。その劣ってるとこは何かという認識がこの中にない。こういう点が弱点だからここはこうしなきゃあいけないということがない。いいことばっかりいいことばっかり、プロジェクトばんばんやりますと。こういう発信の仕方になってるんですよ。これちょっと根拠がわからない点もある。 だからお聞きします。周南というものの弱点、こういう弱点があるということを何か認識がありましたら言っていただけますか。 ◎市長(島津幸男君) 私は、この町は弱点を言えば山のようにあります。ただ、市民の皆さんに弱いところからいくとやっぱりマイナスにいくんですよ。だからやっぱりいいとこで頑張ろう。私がいつも申し上げるのは、世界で一番人がいいのは日本人、日本の中で山口県、山口県の中で周南地方、で一番いいのは、きょう来ていらっしゃる、例えば市議会の皆さん。これは私の常套句でございます。本当にそう思うんですよ。だからいいところから攻めなきゃあだめなんで、ただ、この町の弱点を言えば、それはプラスにもなりますけどマイナスになるのが、この金剛山の南と北ですよ。これはやっぱり圧倒的ないろんな面での差がありますね。交通の関係、生活弱者の立場、それから産業的にも非常に生産力が高いところ、言葉悪いけど低いところ、不便なところ、便利なところ、お医者さんの関係も。だからそこをいかに平均レベルまで上げていくということで今回もいのち育む里を出したわけです。だけどそれを弱点弱点と言うんじゃなくて、それを強みに変えていくという前向きな姿勢を私のやり方でやってるんで、反省は十分あるんです。あるっていうのは弱みもわかってます。だから350本以上の煙が出てる町で本当に公害大丈夫かというのも私もわかってます。だから心配してるんです。今は大丈夫ですけどね。だからそういう面でも一つも手を抜かずにやらなきゃあいけないということで、それから福祉関係も、さっき議員ございましたけど、まだまだ完全じゃあございません。駅前も商店街もそうですから、だからそういう面を十分わかった上で今回前向きな形で出さしていただきたいということで、十分わかった上でやってるつもりですけども、逆にまた議員のほうから、ここをもう少し注意しなさいということがあれば、今回は提案もありますんで、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。以上です。 ◆24番(形岡瑛議員) 実は、私が自分で研究したんじゃないから、正直に種を明かしますが、藻谷浩介氏のニッポンの地域力というのが、そこに2つの章があります。「乗りおくれが生み出した日本一の活力」これは山口県じゃあないですね。福岡県。実は、一番早く戦後工業発展した、インフラの整備されてるのが山口県でこうなっています。「縮小のとまらない交通至便な日本一の工業県」。なぜそうなっているかといいますと、早く工業が発展して、特に今、ここで掲げられている光、周南から上のラインっていうのは、早く高度成長で工業発展して、石油ショックまでに非常に大きな雇用を抱えたんですよ。我々の世代はそうです。ところが、石油ショック以来の合理化で、雇用率がここに書いてあるけど3割減ってる。ということは、一番活力が落ちてきた、高度成長以降、地域になってるんですね。おまけに、新幹線、高速道路があるもんだから、ここへ全部吸収されてしまう。サービス、全部行っちゃうんです。だからサービス産業の集積がない。そういう状態になっていまして、国立社会保障人口問題研究所の2002年の推計では、2020年に県の人口に占める70歳以上の比率が山口県がトップになるんですね。これは市長、今あなたが言われてる問題やなくて、これまでの日本の戦後の経済の発展と世界の趨勢の中から、今こうなってる動かしがたい、現実なんですよ。そこを認識しなきゃあいけないんじゃないかというのが私の質問の趣旨なんですね。 道の駅の話がありますが、道の駅、九州の福岡の道の駅ってすごい活気がありますね。本当に活気がある。つぼを言いますとさっきから言う裏づけがあるんですよ。乗りおくれが生み出した日本一の活力のある地区になってるんです。そういうことで何を考えるかということ。 ですから、やっぱり政治ですからリアリズムになきゃいかん。こういう、これはこの人の研究なんですが、もうちょっと深くそういうの研究をした上で施策打っていくという、そういうスタンスが必要なんではないかという。つまりリーダーはいろいろ言わなきゃあいけない。しかし、曹操のように根拠のあること言って、それがそう進めば必ず効果が上って物事が進むという、そういうリーダーで市長はあってほしいと私は思っておりますが、いかがでありましょうか。 ◎市長(島津幸男君) 曹操は通った後は、墓荒らしの曹操と言いましてね、昔は墓の中にいろんな物埋めたんで、墓の骨の一片もなくなるというぐらい立派な大将でしたね。立派っていうのは嫌みですよ。だけども中国の人は、トップとしてはこういう悪いやつをひとつあこがれる。厚黒学と言いまして顔の皮が厚い。お腹が黒い。これが中国の実は帝王学。日本は違います、残念ながら。劉備玄徳なんですよね。貧しくても、戦争に負けても10万の民を必ず助けるために敗走する。奥さんが赤子を連れてても、それを置いてでも10万の民のために頑張るというのが、だから徳なんですよやっぱり。まさに徳山の徳なんですね。私はリーダーとして、曹操を出されましたから言いますけど、私はできたら劉備玄徳になりたい。 だから、今おっしゃるように藻谷さんは、分析学では多分50万部を売れてるから立派。この町の出身ですよ、徳山高。だけど、私に言わせるとちょっと、日本じゅうの町を全部自分のお金で回ったことを前提に言われたってたまらないですね。ええ。NHKはたまたま採用されて、僕に言わせりゃあ藻谷さんは、それだったらこの町にひとつ何か教えてくださいよ。無理ですよ。そりゃあだから、ただ言ってるだけだから。 だから、僕は、今言ったように、まずこの町に優しさとか徳があるような町にして、しっかりと皆さんがまず連携組んでくと。貧しくともいい、いわゆる等しきを憂うるほうに行けばいいんですよ。だからみんな年寄りになれば何を心配要りますか。全員が年寄りになって、一緒に頑張っていけばいいです。だからそこんところあんまり心配されずに堂々と進んでいけばいい。どうしても人が足らなけりゃあ外国には幾らでもいらっしゃるんだから、介護の方でもだれでも、フィリピンでもどこでも今来ていらっしゃいますから、それは心配要らないんです。 だけども、一番問題なのは、リビアとかほかの国にあるように、この市民が分裂するのが一番いけないんです。だから安心してくださいっていうのはスポ少の2,400人も、消防団の1,100人も、自治会も1,000人あります。こいうとこをきっちりみんなで認め合って、さっき申し上げた社会貢献ですね、議員の方も一生懸命やっていただいてますけども、地域のために頑張るというような温かい思いがある町にすれば、私はこの町は世界一の町になると思います。世界一の町になる。だからそういうまちづくりをやるんで、おっしゃるようにいろんな数字的な面とか、高齢化の御心配ありますけども、それは私は、それに対する心配よりも、何とか皆さんがいい今、思いで生きれるような町にしたいというのが最終的な強い思いでございますので、しっかり勉強はさしてもらいます。 ただ、私ももう60過ぎて、議員もそうです。勉強っていうのは本でやる勉強もありますけど、私も本も大好きですよ。だけどもう一つやっぱり経験がございます。皆さんもそうですね。だからその経験を出し合って、経験にまさる書物はありません。しっかりやらしていただきたいということでひとつよろしく。最後の2分ですから議員どうぞ。お願いします。 ◆24番(形岡瑛議員) 劉備玄徳と曹操、どちらが好きかと言われりゃあ私も玄徳が好きですね。諸葛亮孔明。それ人格の問題で言ってないんですよ。リーダーの言ってることの根拠があるかないかの話をしたの。 今の藻谷さんの話は、これ藻谷さんだけじゃあないんですよ。マクロ経済学のほうのある程度の流派の人の中で、生産に携わる現役世代の激減ということが、それは日本全体の生産性は上がるんだけども、GDPはもう下げてしまう。労働者の勤労所得も下げてしまう。それが内需の縮小、デフレ、日本の経済の陥没という事態になるよというのが、これは本じゃないんですよ。データで研究で出てるんです、科学的な。そこを認識しなきゃあだめですよ。私が単にその本読んで簡単に読んで言ってるんじゃあないの。それはもうそういう学問があるんだから、しっかりこれはここの4のようなことを言われるんだったらね、本当、人の研究から学ばなきゃあだめですよ。それを申し上げて終わります。まだ時間がありますからどうぞ、言いたいことがあれば。(笑声) ◎市長(島津幸男君) はい。終わります。また後ほど。 ○議長(福田文治議員) 以上で日本共産党の質疑を終了いたします。 次に、刷新クラブの質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆31番(小林雄二議員) 刷新クラブの小林であります。私どもの会派は私を含めて得重議員、田中議員、西林議員の4人で会派を構成をしております。私ども刷新クラブは1991年に結成をいたしました。その当時の名づけ親の諸先輩、御健在な方もいらっしゃいますし既に御逝去された方もいらっしゃいます。私どもは革新の旗印に刷新クラブという会派を結成をし、諸先輩の志に負けないように、それを継いでやっていこうということで今日まで至っております。若干メンバーは変わりましたが、これからもそれぞれいろんな立場で論議をしていきたいというふうに思っております。 まず、私ども会派質問ということで、質問のやり方でありますが、先駆けとしんがりは武士の誉れということでありますが、まず私のほうが御質問申し上げ、私の足らざるところはあと控えている会派のメンバーにやっていただくという立場で質問をいたしたいというふうに思います。 この平成23年度の施政方針に会派として質問するに当たり、まず、市長さん、当選されて以来、ずっとその根底に流れているテーマ、主張は何かなということで、平成20年度からずっと施政方針を読まさせていただきました。特徴的には平成20年度は再生開始の予算であると。そして、阻害する力にリーダーシップを持って対処をしていくというふうに力強くおっしゃいました。21年度はリーマンショック初めとして経済不況という中で、再生戦略、そして安心安全、子供を守る環境、環境立市、協働の推進ということで、市役所総がかりでこの困難さを切り開いていこうということをおっしゃいました。平成22年度は深刻なデフレ経済の中で周南再生、強い周南、そして平成23年度、市民の待ちわびた夢と希望の周南再生を推進するというふうに言われております。 市長になられてすぐ、平成19年に再生戦略会議をつくられていろんな御提言を受けられたということでありますが、再生戦略会議とか再生の具体的な中身については後ほど一般質問で取り上げられている議員もいらっしゃいますので、その辺の掘り下げたところはお聞きをいたしませんが、再生の中身とは何なのかという、一般的に言えば、この再生といえば、この世に生まれることとか、精神的に生まれ変わることとか、それとか再びもとのまま出すこと。それを含めて再生ということであります。再生という言葉、それぞれの立場によって受けとめが若干違う部分もあろうというふうに思うんですが、根底に流れているメーンテーマは、再生とそして経営感覚ということだろうと思うんですが、それは大変悪いことではありません。しかしながら、私はもうちょっと市政運営の基本方針というんですか、その部分の、言われてます安心とか安全とか命が最優先と。安心して暮らせる周南に住もうじゃないかとか、そういった部分をもうちょっと語ってほしいなあというのを正直なところ思いました。そういった意味で、これから具体的な施策でもってそれがカバーをされていくのかなとは思うんですが、やっぱり施政方針でもうちょっとその命が最優先とか周南に住みたいと、そういったところをもうちょっと語ってほしいなというふうに、これは思いました。これは、それぞれ今後の施策の中でカバーをしていただくということでよろしいですが、そういった立場でこの平成23年度の施政方針を読まさせていただて、具体的なページ数を上げて御質問をいたします。 まず、2ページ目になりますが、この中で事業仕分けや事務事業評価により事業の見直しを進め、選択と集中というふうに言われております。これにつきましても市長さん当選されて以来、全事業を見直すんだというふうに言っておられます。このたび、昨年度から事業仕分けを行われて事務事業評価ということになってるわけなんですが、この事業仕分けというのは、今年度やられた事業仕分けと同じような仕分け作業をやって、いわゆる市民公開のような格好での事業仕分けをイメージされているのかどうか、そういうなの含めてちょっとお聞きをしておきたいというふうに思います。 2点目はページ3でありますが、これも今年度にもう言われましたが8つのゼロ運動というふうにあります。失業者ゼロ、たらい回しゼロ、自殺ゼロ、交通死亡事故ゼロ、災害ゼロ、不正ゼロ、孤立死ゼロ、待機児童ゼロ、それぞれ質問されたところでいえば重複するかとは思うんですが、この8つのゼロ運動をじゃあ具体的にどういうふうに展開をしていくのか、どういうふうに努力をしていくのか、そこら辺のところをもうちょっと詳しくお知らせをお願いしたいというふうに思います。 それと、同じく3ページ目の人財立市の件であります。これも市長さん当選されてから職員研修費を3倍にふやすんだというふうにもおっしゃっております。これも具体的に人材を育てていく、そういった視点ではどういうところに重点を置いてやっていかれるのかというのもお聞きをしておきます。 それと、4ページ目、これもそれぞれ質問されたところでいえば重複する部分ありますが、マイナースポーツのメッカづくりというふうに言われています。メッカとはそれぞれ、これ辞書引けばわかりますが、どういったことをイメージをされているのかなというところももうちょっとお伺いをしたいところであります。 それと、次には5ページ目でありますか、重点推進プロジェクト以外の施策ということで、学校教育を上げておられますが、この学校教育の部分でいえば、ちょっとここで5ページに書いてあるのは、本を読む習慣等のための学校図書の司書の増員ということが上げられております。これもうちょっとそれぞれ、市長さんが施政方針ということで語られるんで、そういった部分でいえばちょっと舌足らずの部分もあるのかなとは思うんですが、人口規模的の部分もあるかもしれませんけども、例えば山口県でいえば35人学級、これ全国で初めですか、というふうに言われてますが、そういうふうに展開をされていくし、教育力の拡充とか不登校児の対策とかそれぞれやっていくんだというふうに表明されてますし言われています。いかに市とはいえやっぱり教育はこれももうちょっと語ってほしいなという部分がありますので、そこら辺のとこもぜひお聞きをしておきたいというふうに思います。 それと、最後の7ページですが、これ締めのような格好で、すべてにわたりコンプライアンス、現場主義を徹底すると。この現場主義は市長さんのおはこでありますからそれはわかりますが、ここに至ってまた、またというんですかそれは失礼ですが、すべてにわたってコンプライアンスというのは、まだそのコンプライアンスの徹底というのが不十分だというふうに認識をされているのかどうなのか。これ、行政が仕事をする場合でいえば当たり前のことで、当たり前のことをあえてまたここで語られるということは何か思いが、強い思いがあるのかなというふうにも思いますので、そこら辺のところをお伺いをしたいというふうに思います。 それぞれ答弁していただいて、気になったとこは再質問、また同じ会派の方の質問にお任せをするという立場でやりたいというふうに思いますのでよろしくお願いします。 ◎市長(島津幸男君) 6点にわたる御質問だと思いますので、またもし舌足らずと言いますか失礼ですけども、舌足らずは悪いですね。反省します。足りない部分ございましたら部長から説明させますが、まず最初に、事業仕分け、事務事業評価等を今後どういう形で、今までどおりのやり方でやるのかということですけども、私はやっぱり26年からの、例の国からのものが減りますから、ともかく事業仕分けはやっぱり重きを置いてやりたい。30億円目標ということで、今事業規模が御存じのように約635億円ですから、30億円というのは5%でございます。これぐらいは何とか知恵を出してやりたいということで。ただ、この我が周南は、本当に職員力のおかげで1,300項目にわたる、過去数年にわたる事務事業評価ができております。現時点ですよ。これはまたふえるんでしょうけども、そういういわゆる下支えがありますね。基礎学力といいますか。だから、事業仕分けをやるときに官製のものではあってはいけないんですけども、かなり具体的なものを事業仕分けの俎上に出せるというメリットございます。ここの強みを生かして、これからもできるところについて、すべてを1,300項目をばらばら出すんではなくて、やはり我々から見てもある程度これはどうかなというものを含めて出していきたい。それをまた、地元の皆さんの有識者の意見を聞き、最後には議会の皆さんとしっかり話し合いをしながら、決めていくというスタンスでこれからも続けていきたいと思っております。 2番目は、8つのゼロ運動の中で、これだけあるのに大丈夫かということでございます。これは最終目標でございます。ゼロでございますから。だけども1つでも2つでもこういう方向に行きたいということで、私はこれただやるやると言っても、おっしゃるようにそう簡単にはいかないです。今までできなかった、過去何百人にわたってできなかったやつを急にやれって言ったって無理ですけども、そう言えない。やっぱり緊急課題として、特に最近ではこの孤立死っていいますか孤独死っていいますか、非常に我が町でも問題になっておりますから、こういうのを含めてですね。これ横文字で失礼ですけどアクションプランって言ってね、何年度まで具体的にどういう数字で、そのためにどういう対策、どういう人・物・金を入れてやるんだっていうのをやっぱりつくっていかなきゃあいけないということで、各ハード面ですね、道の駅とか駅とかいっていうのはそういうのをぴしっとつくりましたけれども、この面でのどっちかというとこれソフト面っていいますか、対応が弱いんでですね。この8つについてはそういう毎年度別のアクションプランをきちっとつくっていくというので対応して、またこれも、議員には申しわけないですけども必ず御説明してですね、また議論していただければと思います。 3番目は、人財立市のことですけども、具体的な施策でどういうことだということなんですけれども、私は人材っていうのは、本人の学力を上げろ上げろっていっても上がらないんですよ。だからこれ給食センターがそうですね。やっぱり体力をつける、子供たちは特に。体力をつければ非常にこれは科学的であるかどうかは別にして、脳の容量も多くなる、発達度も出てくるということですから、それに鍛練を加えれば強くなるんで、やはりスポーツとか給食とか、そういうトータルの面で強いっていいますか、たくましい子供づくりをしていきたい。今、1学年が約1,300人でございます。だから6年プラス9掛けますと、計算できますけど1,300掛ける9でございます。この諸君にはぜひとも体力的にも、それから知力、それから徳育も含めて負けない子供たちに育ってもらいたい。 ただ、私はもう一つ言いたいのは、さっき申し上げた徳山ですから、やはり最後はいい人になってもらわなきゃあだめなんですよ。ええ。あいつとつき合ったら信用できないとか、彼とは契約書はつくっても最後は危ないっていうのは世界では絶対に認めてもらえません。だから、そういうだまされてもだますなというような人材になってもらいたい。これが結局最後は勝つんです、国としてですね。だから、日本が今非常にいいのは人がいい、世界で一番人がいいけども日本に住みたいっていう人が多いわけですから、そういうところも、これは後ほど教育長からも御説明あると思いますけど、私はそういうものは頑張ってやっていただければと思いますね。 4番目がマイナースポーツのメッカという、メッカというのは今余り名前よくないです。メッカというとみんなアラブの大騒動思い浮かべますけども、基本的にはやはり一つの聖地っていいますか、皆さんが集まるとこ、気持ちを持って。そういうところでございますんでマイナースポーツって言葉、ちょっと悪いのかわかりませんけど、ぜひとも日本じゅうから世界じゅうから同好の士が集まるような場所という意味でメッカというのを使わしていただきました。 それから、5番目は、これはもうどっちかというと学校教育ですから教育長がプロですけども、私なりのお話を申し上げますと、35人学級とかいろいろあります。ただ、先ほど申し上げましたように、やっぱり一人一人がきらきら輝くような子供たち、しかも人のいい子供たちになってもらうことが本当の国際人だと思いますので、そういう教育を今、教育長のもとでしっかりやっていただいていると思います。こういうこと言うとほかの市の市長には申しわけないけど、卒業式、入学式に行けない市があるんですよね、市長が。市長が行くのがいいのかは別にして、我々は議員の皆さんもみんな行けるでしょう。だからやっぱりそういう意味ではこの町は私は、そういう町は例外的ではないんですよね。結構今でも。だからみんなで町の皆さん、議員の皆さん、我々も含めて子供たちよ頑張れというような町おこしが一つの学校教育にとっても大切かなと思っております。ちょっと話がそれて済みません。 最後の6番目でございますけども、コンプライアンスですね。法令遵守。何か問題あるからこれ言うんじゃないかとおっしゃいますけどそうじゃないんです。いつもここに戻って我々は仕事しなきゃあいけない。今100条委員会なんかでもしっかりやっていただいてますけども、それはまさにコンプライアンスなんですよ。やっぱりそういう面でしっかりやるということが実は行政にとっても市民にとっても安心感が増すわけですね。だから、コンプライアンスというのは私やっぱり、今は大丈夫だと思ってますよ。だけどももしかしたら後戻りしたらまずいんで、常にこれは私がいる間は必ず言わしていただきたい。コンプライアンス。横文字だからあんまり本当は使いたくないんですけども、どうもちょっと法令遵守ともちょっと違う意味でね、もう少し精神的な広がりもあるもんだと思いますので。私は、吏道ってよく言うんですけど、古い。官吏の「吏」、吏の道というのをきっちり守ってもらいたいということでございますので、ひとつよろしく。あとは教育長から補足があると思いますので、よろしくお願いします。 ◎教育長(坂本昌穗君) 学校教育についてのお尋ねでございましたが、周南市の学校教育は今現在非常に充実してるし、落ち着いております。しかしながら、これに満足しておると崩れ出したらがたがたっといくということも知っておりますし、ここでこそ手綱を締めなければいけないっていうふうにも思っておるわけですけれども、一つは感性を豊かにさせたいっていうことでいろんなことに取り組んでおります。感性が豊かであれば思いやりの心、優しい心になってくれますし、そしてまた、もう一歩踏み込んで物を考える、これが今これからの日本にとって一番大事なんじゃないだろうかというふうに思っておりますし、ここは引き続いて力を込めていきたいと思っております。そして、目の前の苦しんでいる子供を一人ずつすくい上げていくっていうことをまた一つの柱にしております。さらに、もう一つ、ことしから力を入れようっていうふうに思っているのは、若干我慢ができる子がだんだん少なくなってきた。ここに焦点を絞って我慢強い子、辛抱できる子を育てたい。これはこういうふうにしなさい、ああいうふうにしなさいっていうふうに教育委員会のほうからトップダウンで各学校におろすっていうんではなくって、各学校は校長先生、教頭先生を中心にして特色のある学校をつくろうと一生懸命努力をしておられます。しかしながら、校長との面談がちょくちょくありますけれども、その都度私は、辛抱のできる子っていうのはどういうふうにしたらできるんでしょうか、何とかここを手を打っていただきたいっていうふうに訴え続けております。 県のほうも、先ほどありましたように35人学級とか非常に先進的な取り組みをしていただいておりますし、県とも一緒になってよりよい周南の学校教育をつくり上げていきたいと思っておりますので、今後とも御協力をよろしくお願いいたします。 ◆31番(小林雄二議員) 市長がそのすべて教育方針を言う必要はないと思うんですが、施政方針でありますから市長さんは市長さんとして言われますし、やっぱり教育長さんのほうにもそういう機会をぜひ与えて登壇していただいて、平成23年度教育方針についてというふうに、ぜひ語ってほしいなというふうに思います。これは24年度の課題ということでよろしくお願いをいたします。 それと、コンプライアンスの話ですが、法令遵守という意味だけではないというのを私は思います。いわゆる人間性の問題とか、人間として当たり前のことを当たり前のようにやんなさいよということがコンプライアンスが網羅していることだろうというふうに思うんですね。そういった意味でいえば、いわゆる行政サービスにもつながることだろうというふうには思うんです。 しかし、市長さん、最初の施政方針のときに強烈にコンプライアンス、不正は許さないちゅうふうにおっしゃったんで、23年もまた出てくるからどういう意味かなっていう思いが多少あったんですが、そういった意味では住民サービスも含めて基本的な市の職員のポジションというような意味で含めて、そういった意味合いであるということならば大変わかります。そういったことで、ぜひすべては住民サービスのために市の職員はあるといったところはやっぱり肝に入れてもらって、これからも対応のほどをぜひお願いをしたいというふうに思います。 それと、私のほうからはあと一つ。2ページの事業仕分け、事務事業評価であります。それぞれ今まで担当部署において事業評価が行われてきている。そういった礎があって次の展開ができると。そういった意味でのその事業仕分けだろうというふうに思うんですが、これは市長さんが当初言われたように、すべてについてやっぱ仕分けをしていく、見直していく、そういったことが必要だというふうには思うんですが、私は一番重要なのは、現場のいわゆる担当課の管理者がどういうふうに意識づけの中でやっていくのか、見直しをかけていくのか。ABCD、評価を次にどう展開していくのか。そういったことをやっぱ繰り返しやっていくし、ずうっと旧態依然の評価したのをそのまま踏襲するというやり方では何のための管理者かということになるというふうに思うんです。それはやっぱり現場でいわゆる評価をしたのをやっぱフィードバックして、なぜやれないのか、どこに問題があるのかと、そこはやっぱり管理者がそういった目で、意識でやらんとどうしようもないことだというふうに思うんですね。そういった意味で管理者の意識づけ、強化、そういったのについては力を入れていただきたいというふうに思うと同時に、そういった立場に立つと、やっぱり管理者なりが例えば一、二年、二、三年置きぐらいにころころ変わるとやっぱり、こういったのを言うちゃあちょっと話がずれますが、防災無線の調査特別委員会での話でも、私の担当じゃなかったからようわからんとか、やっぱりずうっと市の職員である限り、やめるまで責任は追求されんにゃあいけんと思う。そういった体制をどういうふうにつくっていくかというとこまで言うとちょっと言い過ぎですが、やっぱり一、二年で変わるというのはその事業見直し、事業評価をしていっていわゆる説明責任を果たしてやっていくという立場からいえば、考え直さんにゃあいけんのじゃあないかなというふうにも思ってるんですが、その辺を含めていかがでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) ほとんど私がお答えする前に小林議員のほうからいい御意見いただきましたんでありがとうございました。ただ、人事につきましては時間がないから簡単に言いますけども、私はローテーションっていうの必要だと思います。ぐるぐる。だから、例えば吉木部長、具体的な名前出して済みませんけど、同じところから棒上げっていうんですけど、これはやっぱりいろんな面でやっぱり外の経験も必要ですから、そういう面でぐるぐる回りながら、最後に課長さん、部長さんと行くような。やっぱりこれもローテーション、ジョブローテーションっていいますかね、そういうのもきっちりつくっていかなきゃあいけない。そういう面で全く初めてのポストで責任あるポストに行くっていうのはやっぱりまずいっていうのはよくわかります。その辺は十分考えますけども、ただ、人事はやっぱり最高で3年です。やっぱりそういうことになりますと、市の特に管理者のお仕事っていうのは、ポストにもよりますけど非常に権限が集中したりお金が集中したり、人知を越えて誘惑もあるでしょうから、そういう目でひとつ、基本は3年と。ただ、専門的なものについてはおっしゃるようにいろいろ考えていきたいと思いますので、この辺は人事担当の部長とか副市長と十分相談しながらさしていただきますのでよろしくお願いします。以上です。 ◆7番(得重謙二議員) 人財立市プロジェクトのところで私なりの疑問なんですけど、基本は夢をはぐくみ人を育てと、人が輝くというところにあるんですけど、次の行から見ますと、いわゆる小中学校のプールの建設、それから耐震の診断と改修、次ページに行って学び交流プラザの実施設計と、それからマイナースポーツのメッカづくりと、いずれもそのハード的な中身なのかなあという印象があるんですけど、この施設をどういうふうに活用していわゆる基本である夢をはぐくみと、人を育て人が輝くというところにつなげていくのか、そこら辺をきちんと展開を考えておかないと、やはり箱物行政的なイメージのままこの部分というのは読まれてしまうのかなあという思いがあるんですけど、やはり特に4番目のマイナースポーツのところ、スポーツにメジャーもマイナーもないとは思うんですけど、コートはつくりました、じゃあそれをどういうふうに運用してどういう施策があるんだっていうところを示していかないと、つくったはいいけどだれが使ってるのかというふうなことにもなりかねませんので、そこらあたりのお考えがあればよろしくお願いします。 ◎市長(島津幸男君) おっしゃるとおり、施策をばらばら出すと中身がないんですよね。私も自分でつくりながら、もうあとこれ100倍ぐらい時間があればもっといい説明ができたと思いますが、もう少し次回はですね、もしそういうチャンスがあればですけども、基本理念をもう少しやっぱりきちっと出すというのは必要かありませんね。それはきょうの議員からのグッド提案っていいますか、提案として私しっかり受けとめます。 ただ、このマイナースポーツのメッカのビーチバレーは、実はあれはバレーボールの日本一のお名前なんだったかな、河合選手も二度も三度もこの町に来ていただいています。彼が今ビーチバレーの最高責任者でございますけども、これができれば第一回のこの周南における世界ビーチバレー大会をやろうというところはできてます。 ただ、世界一がいいんじゃないんです。ここは富田中学校とか、それから防府のこれはどこでしたかね、高校は。有名な、バレーボールの。──えっ、誠英だ、誠英ですね。誠英なんかのように、ちょうどあの真ん中がビーチバレーのコートなんですよ。だから、将来的にバレーボールの選手がビーチバレーあるじゃないかと、世界大会行こうと言えば、私は人的な、言葉は失礼ですけれども、供給地っていう言葉失礼ですね。人的にも非常に伝統的なエリアの真ん中につくるっていう意識もございますから、いい方向に行くんじゃないかなと思ってます。そういう面を含めて、もう少し基本的な考え方を次回以降はしっかりやらしていただければと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。 ◆18番(田中和末議員) ハードの部分についてはいろいろと述べられておりますから、ちょっとソフトの部分についてお伺いをしたいと思います。 今回の施政方針で市長も4回目ということで、私も過去4年間の施政方針をずっともう一回見直さしてもらいました。ちょっと気がつくのが昨年からなんですが、いわゆる市民参画、あるいは市民協働、それから地域の育成という、こういった部分が今回もちょっと最後に市民力という言葉でくくられておりますけども、ちょっと昨年あたりからその辺が少しなくなったとは言いませんけども、かなり弱くなってるなという気がしてるわけです。そういった意味で、今、特に少子高齢化という中で、やっぱり市民との協働とかあるいは市民参画、それから特に地域の力の活用というあたりは非常に大きな今度力になってきますし、これ抜きではできないような気がするわけですね。そういった意味で少しその辺が、先ほども申しましたように市民力と、この3つの力で一緒にやっていこうというふうな言葉でくくられておりますけども、その辺のお考えについて確認をしておきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎市長(島津幸男君) 私、最後のこの7行ですね。世の中の約7割の人からというのでこの7行に思いを込めたんです。市民力ですね。だから、まさに田中議員もしっかり市民力の中心でやっていただいてますけども、ちょっと書き方が弱かったのかなと言うんですけども、マズローでしたかね、人間の欲求の5段階ってありまして、まず生存の欲求から順番に上っていくんですけど、今はちょっとだけ生活ができればどーんと世の中のために、例えば島おこし隊がそうですね。給料は16万円でも飛び込んでいこうじゃないかという、東京からも人が来るような、社会のためにやろうっていう方が特に最近55から60を過ぎて、いわゆる年金の立場に入った方がものすごく元気がいいっていうか、そういうとこに参加したいっていう意欲が強いんです。これは政府の総理府の統計でもきちっと出てるわけですけども、そういうこれは昨年ですか内閣府の調査で、社会意識に関する世論調査で、社会への貢献したいっていう方が本当にこんなにいるのかなって思うぐらい、みんな7割ぐらいいらっしゃるんですね、55超えると。だからこういう方がまさに、議員おっしゃったように市民力の中心になると。 だから、私は高齢化するのが悪いことじゃない。逆に言えば人のためとか、自分だけじゃあない、他利っていうんですけどね、他の人のためにも頑張るっていうような、本当に何か落ち着いたいい社会になってくるんじゃあないかなって思うような気がするんです。 そういう意味で、市民力とおっしゃいましたけどもまさにそのとおりで、もっと言えば、先ほど申し上げましたように、消防団とか自治会含めてですね、そういうきちっとした組織づくりの中でですね、桜木地域なんかもそうですけども、しっかりやっていただいてます。そういうのがきちっとしたまちづくりをすればですね、やっぱり安心・安全・命にかかわることも安心できるかなあと思いますんで、もう少しその辺を強く書かなきゃあいけなかったんですけども、これも反省しておりますんで、次回はしっかり書かさしていただきます。チャンスがあればでございますけど、ひとつよろしくお願いします。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。 ◆30番(西林幸博議員) もう時間もありませんので、なら2項目だけ質問さしてもらいます。 まず1項目が産業立市の項目なんですけども、今この周南市も第1次産業、第2次産業、第3次産業それぞれあります。その中で特に第1次産業と第2次産業がもう間髪を入れない対応が今求められておるだろうというふうに思います。これはもうこの周南市だけでなしに、また日本がもうこういうふうな方向でいくと。行ってもこのグローバル化された中で、もう貿易の中でですね、実際にもう選択の余地がない環境にあろうかと思います。 そして、第1次産業と第2次産業の中で、これはちょうど裏表になるわけですけども、今の農業についてはもうこの環太平洋の自由貿易、今TPPで進んではおりますけど、韓国なんかはもう既に先陣を切っていろんなところとそういった関税の撤廃で今取り組んでおられて、今自給率が10%ももうダウンしてますね。そういったところでこの周南市もいずれそういった環境の中で第1次産業が戦っていかなきゃあいけないというふうに思います。 それと、あともう一個は第2次産業の中で、今N7も含めて、そして今のバルクターミナル、そういった先駆けで一生懸命今取り組んでおりますけどね、このインフラ、特に港湾については県が窓口ですけど、このインフラはもう国が中心になって、国策としてやってもらわないと絶対にもう対応できないということです。だからここにやはり県とともに一生懸命にアドバルーンをぜひ上げていただきたいと思います。 この下松から宇部までのこのスーパーバルクだけとらえても、この港湾の水深が12メーター、14メーターの今一生懸命なこのせめぎ合いをやってますけどね、今の国内で20メーター以上というのはほとんどないですね。ただ、下松は今19メーターですね。そういった中で、今ちょっともう外を見ますと、韓国とか台湾はもう20メーター以上ですね。中国なんかマイナス30メーターです。だからそういった中でもう即ですね、この半年、あるいは1年の対応が必要だろうというふうに思います。だからこういった中で、第1次産業、第2次産業のこの県とのパイプというか、県とともに国に対する働きかけ、こういったものがやはり絶対にもう必要なわけですね。だから、周南市として何をせんにゃあいけんかと、だからまた、県の今の課題といったものをよく把握されて対応してもらいたいというふうに思いますけども、だから今の、周南市の今からの対応とそれから県の今の課題、どういうふうに思っておられるか、まずお聞かせください。 ◎市長(島津幸男君) バルクターミナルにつきましては、宇部市長、下松市長、私と3市長がまさに火の玉となってやってるんです。県がなかなか苦労されてる。やらないとは言いませんよ。だから、今回もようやく県知事、副知事と合わして、来週ですけども、特に宇部興産を初めとしたこの一連の大企業のトップ、全部集めてですね、県知事、副知事と談判やります。本気でやってくれと。50億円、100億円がなくて何をそんなに心配されてんだと。7,000億円使ってる中で550億円のお金、そのうちの3分の2は国が出すと言ってるわけですから、残りを我々も頑張るからと。だけどこれは将来に向かって、もしこれができれば1,000億円、2,000億円の設備投資をやりますとみんな企業は言ってるんですよ、ここだけでも。だから何で、広島、岡山県知事が一緒になって頑張ってるのにうちがやらないんだっていうことで、ただ、県知事、副知事はまさに県の足元の財政のために、1回乗るとお金がかかりますから、それはどうもちょっとなかなか判断できないなということであるんですね。だから、これお立場の違いがありますけど、私どもとしては、これは県とか国を越えて、まさに今の生きてる皆さん、次世代のためにも、この周南しかないと国交省も言ってるんですから。だけども県がサインしなきゃあだめなんですよ。だから、我々は強く強く、これは3市長が全く一致してやってます。国会対応も含めて全部我々がやってるんですからね。だからそれはぜひとも皆さんのほうのルートも含めて、強く要望していきたい。今は県会議員の皆さんもおかげさまで一緒になってやってくれるようになっておりますから、あとは県がバルクターミナルの重要性を今のマイナスの県の財政と比べて比較考慮じゃなくて、将来のために歯を食いしばってでもバルクターミナルやろうという強い気持ちをぜひとも県としても持っていただきたい。非常に御苦労されてます。県知事もね。だけどもここは何とかお願いしたいということで、来週ですか、企業のトップ入れてやりますんで、また、そういう意味での御協力を賜ればありがたいということで、県は本当に苦労されてますからね、そこはぜひともわかっていただかなきゃあいけないということで、よろしくお願いしたいと思います。以上です。 ◆30番(西林幸博議員) 県には本当に力強いアプローチをお願いしたいと思います。 それと、あともう一点質問なんですけども、いのち育む里づくりのプロジェクトですけども、以前に1回お話したことありますけども、それぞれのこの地域があります。今、中山間地域というのはこの656平方キロの約7割ぐらいですね。しかし、そこには8分の1の2万人が対象ということなんですね。だからもう、今の限界集落等と含めてそれぞれ地域一生懸命やっておられるというところで、均等な対応をぜひお願いしたいというところです。過去のいろんなインフラの整備やってこられてます。それを通して、それから面積等も比較しますけど、人口割でいきますと、やはり片やそこの市民の、その地域が1人当たりやっぱり600万円を超える地域もあります、片や100万円までを割る地域もある。だから余りにも差があってはいけないと。だからそういったやっぱり全体、中山間地域全体の対応をお願いしたいということです。そこについてお願いします。 ○議長(福田文治議員) 時間が来ております。簡潔にお願いいたします。 ◎"いのち育む里づくり"部長(山下敏彦君) 一生懸命地域の方と一緒になってやっていきたいと思っております。 ○議長(福田文治議員) 以上で刷新クラブの質疑を終わります。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) ここで暫時休憩します。次の会議は13時10分から再開します。   午後 0時10分休憩 ──────────────────────────────   午後 1時10分再開 ○議長(福田文治議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) 続いて、民主の会の質疑を行います。 ◆23番(炭村信義議員) 民主の会の炭村でございますが、民主の会は高松勇雄議員と私2名なんで20分であります。よって、早速を質問をさせていただきたいと思います。 これは財政問題であります。6ページの後段あたりに書いてあります。財政規律については市長は、入るをはかりて出るを制するということがこの財政規律の基本方針だということを言っておられますが、一方で、地方財政法は、その第3条2項において、正確なその財源を補足し、その収入を算定し予算に計上すること、いうふうに書いてあります。要するにその年度に入ってくるお金はしっかりと見積もって、それをその年度で予算化をしていくというのが地方財政法の基本であります。 そこで、今回のこの平成23年度の施政方針に当たって、この平成23年度の周南市内の企業の動向、それをどのように判断をしておられるかということを1点お聞きしたいと思います。なぜこういうことをお聞きするかというと、総務省が発表しておるこの地方財政の中では、法人市民税と地方法人2税が全国で19.4%の伸びを平成23年度は示すんじゃあないかという予測がされております。一方で、山口県のこの予算、県の予算をつくるに当たっては県内の企業収益が改善されてくるであろうという判断のもとに県税は4.3%の伸びを見込んでおられます。そうしたことから、この周南市として、この地方法人2税当たりの伸びをどのように算定をされているのか。プラスに見ておられるのかマイナスに見ておられるのか、その点をお聞きしたいと思います。 ◎市長(島津幸男君) お答えします。今、景気は一般的に大雨の状況から薄曇りで、もう少しいって薄日が差し始めてるかなという感じではありますけども、これはあくまでも全体の話でございまして、我が市は大企業においてもまばらですね。元気のいいのはどっちかっていうと西のほうの大企業でございまして、東のほうはちょっと、具体的に名前挙げませんけどもちょっと心配というか──心配じゃないんですよ。つぶれるという意味じゃなくて、まだまだ万全ではないという大手もございます。また一般的に言えばちょっと薄明かりが出てきているのは事実だと思いますね、大企業は。ただし、中小におきましては、逆に大企業の薄明かり分だけ薄暗くなっているといいますか、決していい状況ではございません。だから我々はトータルでは大企業の市の法人税に対する、例えば固定資産に対する影響は大きいんですけども、それはそれとして、私自身はそれほど安心はしておりません。特に中国を含めた依存度が我が国、特に我が市は大きいんですよね、依存度が。それと原材料ではオーストラリアというように、南のほうのオーストラリアでは大水害が起きてその復旧もままならない。中国も上海万博まではバブルは大丈夫だろうと、オリンピック、上海ですね。それはもう一般的なこれは世界の常識でございますから、国が大きいから大丈夫っていうのはあれは素人の言うことで、私はバブルっていうのは必ず来る。特に中国の場合は激しいですからね、中国の人は。だからそれがいつ来てもいいような対応をしとかなきゃあいけないんで、今この瞬間よくても。だから私は国は、例えば19.2とか県のこの予想は、現在の現時点ではいいんですけど、例えば年度後半にこういくかどうかっていうのは非常に疑問視しています。そういう、これちょっと悲観的な発想で今回も予算を立てておりますので、その辺は御理解賜りたいということで、よろしくお願いしたいと思います。以上です。 ◆23番(炭村信義議員) 平成23年度の税収といいますか、このあたりは法人市民税等についてはある程度かた目に見てると。歳入欠陥起こさんようにしっかりと見てる、確実にかた目に見てるという判断でいいのかどうか。 ◎財務部長(磯部恒明君) 法人市民税、特に法人税割、市民税の法人税割ですけれども、今回の予算関連案でも税制改正で上がっておりますけれども、5%相当が減税になるというのもございます。そういう中で、私ども一応予算をつくるに当たって11月ぐらいに大手の企業さんなり主要な企業さんに経理担当の方にお聞きします。そういう中で見積もっておりますけれども、やはり今の大手6社ぐらいでもやはり、ことしもだったんですけれども、法人税割で納税していただいたのは1社という形です。ことしがですね。ごめんなさい。23年なるとこれまたやはりことしの影響もありますけれども、これよりもふえるのはどうなんかなということで、議員おっしゃるようにかた目で見てるかと言われれば確かにそうですけれども、全体で見てもやはり今の22年の予算の今見込みが大体17億円から18億円ぐらいだと思うんですけれども、やっぱりそのぐらいで見ざるを得ないと。それと今、先ほど言いました減税の関係があれば、なかなか難しい状況にあります。 そういうことで、見ておりますけれども、今やはり本当今底かなと、逆に今から上がってくるんじゃあないかなというのは新聞報道でもやはり景気は今から上がるんじゃないかっていうのも、大手の会社ですけれどもそんなのがありますんで、その辺は期待はしています。 ◆23番(炭村信義議員) 次の問題に移ります。お伺いをしたいと思いますが、5ページの下段部分に書いてあるかと思います。学校図書館の図書館司書を増員しますということで記入がされておりますが、学校図書館と普通の市の一般的な図書館、この司書の仕事というのは私は違うというふうに思っておりますので、学校図書館についてお伺いをいたしますが、ただ、これは司書をふやせばいいという問題ではないというふうに思います。 そこで、学校図書館の司書の仕事、この一番大事な部分、何点かあるかと思いますが、その辺をどのように理解をされてふやそうとされているのか。 ◎教育部長(青木龍一君) お答えいたします。学校図書館にこれまで司書の方を毎年年次的に増員をさしていただきました。私どもそのことの意図するところは、やはり学校図書館にというのを、一つは子供たちにいわゆる本を読むということを盛んにして、子供たちのその情操を向上させるとかあるいは知識をふやしていくとか、物を考える力をつけるとか、そういったことになろうかと思いますけれども、その辺がやはり学校図書館で担っていただく一つの担い手だというふうに思いますし、また、学校の授業との連携ということだと思います。やはり学校の先生方と調べ学習等を通じて学校の授業をより深めて、みずからが主体的に深めていくような取り組みをやっぱり学校図書館と連携しながら進めていかなきゃいけないというふうなこと等がございます。 そういったことを通じて、やっぱり子供たちの先ほども少し、兼重議員のときもおっしゃいましたけども国語力を高めていくということが将来の子供たちの学力の向上、あるいはいわゆる心の情操の向上といったようなことに必ずつながっていくというふうに考えております。 ◆23番(炭村信義議員) まさに今言われたとおりだろうというふうに思います。そういう目的を持って学校図書館の司書をふやしていく。その目的がきちんと今までの状況を検証されて、それが確保されてるというふうに認識をされてるのか、その辺をしっかり過去を振り返ってこれからどうしていくかというのは非常に大切なことだろうと思いますので、ふやしていくに当たってはどういう検証をされたのか。 ◎教育部長(青木龍一君) これは各学校でやはり図書の貸し出し冊数なり、いわゆる朝読書の時間、あるいはもちろん朝だけでなく昼になる場合も学校によってはございましょう。そういったことのいわゆる状況をきちっと毎年把握をしておりますので、そうした中で、そうした向上が図られているというのを確認してる分もございます。もちろん貸し出し冊数が単にふえたからといって直接的にどうだというのが、ややもすると貸し出し冊数をふやすためによく読まずに貸し出し冊数をふやしてしまうというようなことがないように、きっちりとその辺もフォローしながら、そういった実態を把握する中で、やっぱり今さっき申し上げましたような学校図書館の活動というのが盛んになってきているというふうに思いますし、もちろんそれには司書の方の力量というか、ことが大変かかわってくるというふうに思いますので、それは各学校の図書館に配置いたします司書の方の資質の向上といったこともあわせて取り組んでいかなきゃいけないというふうに思っております。 ◆23番(炭村信義議員) 学校図書館司書、これは先生といかに連絡をとりながら授業に図書を生かしていくか、あるいはそこの学校だけにある図書ではなくして、場合によったら市の図書館あるいは県立図書館、そうしたところをちゃんと網羅しながらいろいろな資料を取り寄せて授業に生かしていくっていうのが大きな仕事というふうに聞いております。そういうことも当然理解されてるというふうに思いますが、そこで、学校司書、これをこれからふやしていくに当たって少し規模を広げて、県内全域、場合によったらもう少し広い範囲にその人材を求めるということは考えておられるのかおられないのか、その辺をお伺いしたいと思います。 ◎教育部長(青木龍一君) 私どもは今具体的に司書の方を選定する場合に、市内に限るとかいう形でやっているかどうか、ちょっと私もそこまで把握しておりません。よりよい人材の登用という意味ではそういったことも考えていかないといけないし、一方では、やはり周南市の文化とか歴史とかいうものにもやっぱりその辺も、そういう知識を持った方にもなっていただきたいという面もございますので、その辺を総合的に勘案しながらその辺は考えていきたいというふうに思います。 ◆23番(炭村信義議員) 次に移ります。これは書いてあるというより、むしろ書いてないから、なぜ書かれないのかということで1点お聞きしたいと思います。 と言いますのは、昨年の10月19日に出された平成23年度予算編成方針、これの中には多少書いてあるんですが、第三セクターの改革に関するガイドライン等々からして土地開発公社、これは平成23年度では一切触れないということなのか、それとも何かをされようとする意思があるのか、その辺をまずお聞きしたいと思います。 ◎企画総務部長(手山恒次君) 土地開発公社につきましては、所管の委員会のほうで事務調査を今議決をいただいて調査を進めて、議会のほうで進めていただいていらっしゃいます。私どもも一度それにつきまして御報告をさしていただいたところでございます。これは要するに今のままで続くと手持ち資金も枯渇するし、将来負担が一括して来た場合には大きなリスクを一時期で負わなければならないということから、その債務に伴う平準化というものを大前提に、昨年からですか第三セクター債、これを活用して解消を図るという制度が設けられております。これについては私どもも今十分調査、研究を行いながら、これは外部委員会のほうからも25年度までには解散をというような答申もいただいておりますので、これは新しく年度に入って、可能な限り早急な形で積極的に取り組んでいきたいというふうに思っております。それについてはもちろん、最終的な御判断を議会のほうにお願いするようになります。 ◆23番(炭村信義議員) いや、お聞きしてるのは、何らかの平成23年度で結論を出して、実際第三セクター債とかいう借り入れ等々については平成23年度では行わないという意識でいいのか、それとも結論が出たら23年度中にもそういうことをやることがあるよということなのか。もしこの第三セクター債等は大きな数字の問題です。これはやはりその年の市の運営の方針に掲げるべきだろうというふうに思ってますので、掲げてないということは平成23年度ではそういうことはないという判断をしていいのかどうか。 ◎副市長(住田宗士君) 先ほど部長申しましたように、土地開発公社についてはもう一応の結論といいますか、どういう方向に向かっていくというものにつきましては結論を出しているわけでございます。 ですから、23年度中に、この施政方針には今もうそういう結論が出ておりますからあえて掲げてはおりませんけど、23年度中に所要の手続をして、解散に向けて、24年度に向かっていくということで、23年度中に三セク債の計上、また所要の議会等の手続にも踏み込んでいく状況になろうというふうに思います。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。 ◆23番(炭村信義議員) 開発公社については23年度中にある程度の大きな動きがあるかもわからないという状況。そういう状況であれば私は施政方針にやっぱり大きな問題ですから、これは記述をしていくべきではなかったかなというふうに思いますが、それはそれでいいです。 次に、先ほどから他の会派の質問等の中でもありましたが、市長の言葉をちょっと変えておられたんでいいかなと思ったんですが、確認しておきますが、ビーチバレーコート、このものをどうこう言ってるんじゃあないが、これをマイナースポーツのメッカと、こういう限定というのは少し極端ではないかなあと。これは施政方針に書かれる言葉としてどうかなというふうに思いますので、ビーチバレーをマイナースポーツなんだというその位置づけ、これは少し変えたほうがいいんじゃないかと思いますが、その辺どうなんでしょうか。 ◎副市長(住田宗士君) マイナースポーツという、我々受ける通常のイメージはそういうふうなイメージかもわかりません。しかしながら、やはり今から市内において、また県内において普及していこうという意味でのスポーツの普及ということで考えれば、今メジャーがあればマイナーがあるというふうな解釈をしております。 基本的に砂場をつくるわけでございますので、できるだけ多くのビーチスポーツがあそこで可能になるように、また、昔になって子供が砂場で相撲をとったとかいろいろなことがあるように、そういうことを目指していきたいというふうに思います。 ○議長(福田文治議員) 以上で民主の会の質疑を終了いたします。 次に、周南会の質疑を行います。 ◆2番(井本義朗議員) それでは、周南会を代表いたしまして、平成23年度の施政方針に対する質疑をさせていただきます。 施政方針の中で市長が提唱されている、我が周南市をコアとする宇部市から光市までの都市ネットワーク、周防灘ネットワーク構想というのは、島津市長らしいスケールが大きくおもしろい構想だと思って拝聴させていただきました。これからは地方の時代の到来と言われ、地域間競争が激しくなる中で、我が市が勝ち残っていくため、また、生活、文化、環境レベルの構造のためには、私も周辺地域と連携強化は必須の取り組みであると感じましたが、この構想は具体的にはどのような目的や将来像を持ったものなのでしょうか、少し詳しくお聞かせいただけたらと思います。 また、具体的には23年度はどのような連携の動きを見せる予定なのでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) この周防灘ネットワークというのはまだ熟成はされてないんですけど、必ずこうなるという一つが、例の観光の各課の提携ですね。下関の海響館からフラワーランドの柳井、もちろん宇部のときわ公園からですね、そういう面でおのおのの、私はスライスと言うんですけどね、事業別。例えば、観光だったらそういうことで、お互い半額同士にしてお客様を相乗効果を上げてふやそうとか、それからこの前も申し上げましたけど、回天の、海の回天のロードということで呉から平生、光、私ども、それから日出町というように、回天のかつての基地とか研究所があったところについては提携した一つの連携とると。これは、一つの観光の面でございますが、バルクターミナルだと今度は宇部とうちと下松というようになりますね。 そういうことで、簡単に言いますと、従来だとすぐ道州制とかああいうものをね、まだ江戸時代とか平安時代の発想なんですね。日本の皆さんの一般的な発想は。いわゆるぶつ切り方式なんです。地域別に分けようとする。また、昔私が言いました、NTTだと東西に分けるとかね、九州、例えばJRつくるとか、これはやっぱり成功しないんですよ。地域差っていうのがあるもんで。だからそういうときに横ですね、スライスっていうのはぶつ切りじゃなくてスライス、三枚おろしっていうやつで、観光とか例えば港とかいのち育む里とか、例えば道の駅の地域間の交流とか、こういう事業部別のスライス方式っていうのは私も経験ありますけど、非常に成功する度合いが高いんです。そういうことで、ぜひともそのスライス方式の一つとして。だから道州制とかそういうものにどっちかというと真っ向から対抗するもんですよね。そういう発想が全くない、今日本の中にはね。だけど、そういうのをぜひとも私はひとつ提唱していって、これだとすぐ下松のどうの、光のどうのってなくなるんです。みんなでハッピーになりますからね。そういう意味で周防灘ネットワークですけど、私が今つくってるのは瀬戸内会っていう会をつくって、海じゃないですよ会。これは岡山とか倉敷、今度知事になられましたけど松山の市長さんも、前の市長さんも一緒にやろうということでね、呉とかね。もっと言えば九州のほうまで、瀬戸内海に面したところを一緒にやろうじゃないかと。 だから、そういう言葉はきついんですけども、今、戦う市長会ってのありましてね、私もその一つのリーダーなんですけども、戦うっていい意味での戦いなんですけどね。ぜひともそういう面で、党派とか地域を越えたスライス方式の地域行政っていいますか、やっていこうじゃないかというつもりでおります。 これは、将来的にはこれまた大ぶろしきで言いますけども、東南アジア、アジア、世界へのそういう連携が広がっていくということで、私はそういう、まだ布石ですけども海外の姉妹都市もそういう発想で見てるんですけども、御理解賜るように一生懸命これからお話をしていきたいと思います。まずは目の前の周防灘ネットワークを成功させたいと思っておりますのでよろしくお願いします。 ◆2番(井本義朗議員) 続きまして、ちょっと動物園と中心市街地についての話ですが、私も小さな子供を持つ親としましては、徳山動物園のリニューアルは大きく期待するところです。我が市で一番の集客力を持ち、中心市街地に近いという大きな特徴持つ施設ですが、一方で施政方針の中に南北の都市軸として市街地と動物園を結ぶ新たな景観づくりをするとあります。動物園のにぎわいを市街地に結びつけるために、園内のリニューアルだけでなく動物園の雰囲気をその動線である都市軸にもあふれさせることも重要ではないかと思います。 例えば、2号線の入り口にカバの地下道の入り口がありますが、あそこを通るたびに私の子供は動物園に連れていけとねだるんで、あのカバ一つとってもそういう子供の感性に訴えるものがあるんだなといつも拝見しておるところですが、例えばあの幹線道路沿いに大きな目立つ動物園のゲートをつくるだとか、また、できるかどうかは別としまして、道路標識や交通標識に動物を使ったものを使うとか、そういうことも含めて動物園と市街地の連携をこの南北の都市軸の景観づくりについて、具体的にはどのようにお考えになられているのでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) 最近も株式会社まちあい徳山をつくってくれた若い連中を含めていろんな話をして、またキャリアデザインの、この前終わりましたけれども卒業展覧会なんか行っていろんなお話すると、今若い人、意外とみんな共通してるのは駅をおりて動物園までわかんないと。わかりやすいんですけどわからないと。 だから、あそこに例えばカバさんとかゾウさん、キリンさんの、道にもしくは見えるとこに足跡をつけてくれないかと、気がついたら動物園に入ると。よく病院なんかで黄色い線引くと南棟に行きますとかありますね。あれのもう少し動物版をつくろうとかね、駅のとこにキリンさんの像を持って、ともかくそれをつながっていくと動物園に行くとか、そういうのを一つ考えてくれないかと、お話もいただいています。その一環として今ときわ公園にキリンの等身大の立派な彫刻があるんです。実際はステンレスでつくってるんですけども、例えばそういうものも2号線の入り口に例えば置くとかですね、これからいろんなそういう知恵が市民の皆さんからも今出てきております。またそういう意味で若い皆さんがいろんな知恵をいただいてますんで、私はそれなんかはひとつアイデアとして採用していいのかなということで、これは市長の独断では決めるつもりありませんので、動物園の関係者とか観光関係の市内の皆さんと相談しながら決めていきたいと思います。そういう意味で井本議員のお話はそういう方向と一致してると思いますので、また御協力よろしくお願い申し上げます。 ◆2番(井本義朗議員) では、施政方針の中で来年度予算案の一般会計の3つの柱の一つとして行財政改革の推進を挙げられております。現在、財政問題調査特別委員会の中でもさまざまな調査や議論が行われているところでありますが、行財政改革大綱を中心に、定員適正化計画や公共施設見直し指針など、さまざまな改革指針、計画をより実効性の高いものとして職員全体がとらえ、原則その枠から出ないように心がけないといけないと。 また、昨日の西田議員との討論にもありましたが、すべての事業や施設、組織には明確な目標や期限をはっきりと徹底して、その役割を終えたものは思い切ってやめてしまうというようなこともしていかないと、健全財政化計画の中にあります平成22年から26年の歳入確保と歳出削減の目標額81億6,800万円というのは達成はなかなか困難ではないかと思いますが、どのように思われますでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) まず、定員適正化でございますけども、私の市長としてじゃなくてですね、前の社長としての発想っていうのは、リストラっていうのは、言葉は品が悪いですけど首切りと日本の経営者は間違えてるんですよ。リーストラクチャリングですからね。一回削りますけど、あとぐんと伸びるための仕事、いわゆる再建計画であって首切りとは違うんですよね。ところが、何でもかんでも合理化ということで、これまた合理化っていう名前が悪い。リーゾナブルっていう、リーゾンって合理化ですけど、これは非常に世の中に合った適正なっていう意味なんですね。適正価格とか。だからみんなどうも暗いほう暗いほうに日本の経営陣っていいますか、リーダーの方が持っていく悪い傾向がありますね。 だから、そうじゃなくて、適正化も私はやはりある程度の規模までくれば、逆に市民の活動、市民の人口とは別ですよ。経済活動がふえればそれに見合って市の職員をふやすことは何ら悪いことじゃない。営業やるときに支店と営業所をどんどん減らしていったら会社はつぶれます。一時期は締めても、できたらどんどん広げていくというような発想を持ってやらないとだめなんですね。そういう意味で適正化が最終的に1,300人とか1,100人とかあるでしょうけども、それとともにもう一つは拡大路線ってのあると思うんです。ただ、今は少し我慢していただいて、そういう方向に持っていこうっていうことですね。だから、本当の適正規模っていうのは何かっていうことをよく考えてやらないと、簡単なんですよ。会社でもそうです。本当に合理化して一番いいのは、損をなくすのは会社をつぶせばいいんです。プラマイゼロですから。それでは会社は成り立っていかないですね。特に市の場合はそういうことで、何でもかんでも減らせばいいってもんじゃあございません。 もう一つ逆に言えば、少し給料を下げてもより多くの人を採用して、ここに職を求めてゆっくりゆっくりですよ、東京みたいにがちゃがちゃじゃないでゆっくりした生活をみんなで一緒になってやるというのもあると思うんです。だからそういう意味で、これは皆さんと長い議論が必要かもわかりませんけども、本当の市の職員は減らすだけでいいんですか。だから今臨時職員の方なんかも採用してるでしょう、30人、20人と。これなんかは本当にいい意味での弱い立場の人を助けてるわけですから、だから何でもかんでも減らすっていうのは私は賛成はしてないんですね。だからこの辺皆さんと議論あると思うんでひとつよろしく。 実際、島おこし隊は新卒の高卒の皆さんと同じ16万円で家族で頑張っていただいているんですよ。だからそういう実態もあるというふうに事実を我々は真摯に受けとめてひとつ頑張っていきたいということでございますので、いずれにしろ、だけど非常にポイントを突かれた御質問だと思います。 もう一つの質問のほうは、私ちょっとしゃべり過ぎて忘れたんで、担当の部長から話させますんでよろしくお願いします。 ◎財務部長(磯部恒明君) 財政健全化計画についての御質問でございますけれども、私どもはこの健全財政推進計画につきましては当然22年から26年までの不足額が81億6,800万円ということで、一応目標額を定めてそれに向かって各年である程度の目標額を決めて進んでます。 そういう中で、ちょっとまだ予算ベースなんで、本当決算ベースでの検証が必要だと思いますけれども、予算ベースでちょっと数字を御案内しますと、まず22年では未利用地の有効利用、土地を売ったりいろんな形で、ことしであれば例えば自動販売機の、議会でも御質問いただいたんですが、自動販売機での有効活用っていいますか、収入のアップを目指すということで、そういうなのも入れて約1億円の予算ベースでもって利用を図ってます。 それから、職員定数、これは今退職される方と採用する方の差なんですが、この関係で22年で1億8,000万円程度の財源を出しております。 それから、実施計画、これについては、実施計画は夏から予算取りにかけていろいろな形で企画等でいろいろ次の年の事業を選定するんですけれども、これについては約5,000万円の財源を出しております。逆にちょっと先送りにしたっていうのがあるんですけれども、そういうので出しています。それで約3億3,000万円。そして、この23年度に、予算つくるに当たって、やっぱり未利用地の有効利用っていうことで約2億1,000万円程度ぐらいの予算化をしてます。また、職員定数の関係でも2億7,000万円、それから実施計画が1億6,000万円、公共施設の統廃合、これちょっと100万円ぐらいですけれどもあります。それから、民間活力の導入っていうことで1,700万円程度、あと大きいのが事業仕分け、これと、ちょっと事業仕分けとほかのこともありますけど約6,700万円ぐらいの財源も出しております。それから、その他の事務事業の見直しっていうことで1,200万円、約7億5,000万円程度でやってます。目標が24億円の目標でございました。22年、23年ですね。これで合わせると今10億円、約11億円ぐらいしかないんですけれども、これに加えてことしも来年も5億円ずつの財政調整基金を積み立てることができた。それと減債基金が約2億円程度、どっちもなんですけれども、それ積んでいます。 そういうことで、おおむね所期の目的は達成してるというぐあいの理解でもって今健全推進計画を進めているところでございます。 ◆2番(井本義朗議員) もう一つ、前の質問ちょっと重複がありますんで悩んだところでありますが、気になってるキーワードが、いい意味でですがマイナースポーツのメッカづくりという言葉ですが、(笑声)12月議会の一般質問で私がちょっと提案しましたクライミングのメッカ周南とちょっと重なって私には聞こえていますが、それはともかくとしまして、ビーチバレーも、私もバレーをずっとやっておりましたので、できたらぜひ利用してみたいなと思っておりますが、競技場が完成しましたら大会や合宿の誘致などソフト面の充実っていうのが図れることが施設整備にもまして重要であると思います。施設はつくることが目的ではなくて、その機能を継続して十分に発揮し続けることが重要であり、使われ方の検討も同時に行わなければならないと思いますが、例えば周防大島ではビーチバレーの大会なんかはかなり一般市民の参加も多くて、大変な話題と集客を呼んでいるということもありますが、ぜひともそれも同時に検討していかれてはどうかと思いますが、どうでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) どうもマイナーっていうのはまずかったみたいですね。今さら訂正はできないんですけど、これビーチに変えとけばよかったと今は思ってますけども、おっしゃるようにクライミングとかスケボーって、スケートボード、これは初めて競艇場の中でやらしていただいて、非常に愛好者がいらっしゃいますね。だから、一般的に余り知られてないスポーツのことをマイナースポーツと申し上げたんですけども、これちょっと反省してます。訂正する気はございませんけども、ビーチと読みかえていただければありがたいんです。 いずれにしろできた後が問題ですね。先ほどありました維持管理費を含めて、やはりそういう面ではどんどん来てもらうということで、一つのいい例が今のアリーナですね。行かれたらわかりますけど、私は毎週土日必ず朝7時半とか行かされてます。もう朝からですね、本当に九州から名古屋のあたりまでのここがメッカってまた使っちゃあいけませんね。中心になっておりますね。だからいつも2つや3つやないです。あのボード、入り口のボードが全部いつも真っ赤ですよね。それぐらい使っていただいていると。さらにまだ希望者も多いという状況です。ああいう状況にこのビーチバレー中心にしたグラウンドもなってくように努力したいと思っておりますので、またひとつよろしくお願いを申し上げます。以上です。 ◆13番(西田宏三議員) お聞きいたします。第6点目として、「中心市街地活性化基本計画では、関係機関と協議を進めながら、新年度における認定に向け全力で取り組みます」という形で書いてございます。これは株式会社まちあい徳山ができまして、本当に私たちの町を何とか取り戻すんだという形のあらわれなんですよ。それに対して行政がどのような対応でやっていくのかということがお聞きしたいなということがあります。それは、何しろ周南市の顔としての町は非常に小さくなってきてるっていう感じがいたしてなりません。 市長にお聞きしたいのは、銀座通が、100年たってもあそこへ銀座通りがあるとは限らないわけなんです。そうすると今の地下駐車場も、50年はあってもあそこに地下駐車場がありますよっていうのは限らないわけなんですよ。そうするとあの地下駐車場なんかを地下街にするとか、そして地下であの銀座通りを持っていくと。そして、その今の銀座通りは町並みにするんだとか、そういった市長さん、大きな形でこの周南市を考えないと、あるものはもうよけて通ってこういうふうな形で物をつくりましょうって言ったらよその町と一緒のような形になるわけですよ。ほいで、よく言われているのが戦後、戦災復興という形で今の徳山の町並みをつくったわけなんですよ。だったら今度はあなたが、市長さんが、おれは戦後復興をやるためにここに来たんだと、だったら今みたいなやっと若者たちが町並みでこういうふうな形でやろうじゃないかと言ったときには、いやいやもっと大きな形でやっていこうじゃないかと、地下駐車場なくすよと。そしてそこに商店街を持っていくよとか、いうような大きな発想でやっていかないといけない。これはできるのは行政しかないわけなんですよ。町の人たちがそうしてくれってもできないんですよ。そうすると行政の人たちがそういうふうな図面をかいてあげて、これをみんなでやっていこうじゃないかという形でないと、ちまちました形ではそりゃあ到底よその地域に対して勝てるわけはないんですが、そのあたりのこの感じっていうのは、市長さんどう思われますか。 ◎市長(島津幸男君) 西田議員からちまちまと言われたので、私もまいっちゃったんですけれども、大きな気持ちで、構えを大きくしてやらなきゃいけない、そのとおりだと思いますけれども、ただ、私はやるときは、気持ちは大きく、だけど実際は繊細な対応をしなきゃいけないということで、駅ビルとか、駐車場云々越えて、例えばここの建物をつくり直す、どうするかという、そういう、まずピンポイントから行って、それが波状的に広がっていくような仕掛けをしなきゃいけない。だから、市営住宅の借り上げ方式もそれだけで出したわけじゃないんです。町全体の一つの景観とか、それから住みやすさとか、そういう全体の中で考える一つとして出したわけです。 ただし、トータルのコンセプトといいますか、町がこうあるべきだというのは、これは私は失礼だけれども、自分だけで考え、また──この短期間ですよ。私が20期ぐらいやらせてもらえるなら別です。せいぜいあとやっても10年か、8年か知りません。場合によれば4年かわかりません。そういう中で自分としては、自分の立場でやれる部分だけはきちっとやっていく。その後は後世に任すということでやりたいと思っていますけれども。 一つはやはりあるものを大切にする、これは議員も同じだと思うんですけれども。南北の緑の機軸です。御幸通から2号線、さらにはそのまま真っ直ぐ上がって栄谷に行き着くところまでですけど。この標高差100メートルの、しかも真直線の場所については、やっぱり戦後、戦災復興の宝として我々は大切にしていかなきゃいけない。だから、駅の南北自由通路も今度は南北自由通路から見ると真っ直ぐ緑の線がずっと見えるようなところにつくるわけです、ちょっとずらして。そういう意味では、私は今、今回お願いしたのが、例の大学の内藤教授もですけど、篠原教授といえば、世界の景観の神様です。しかも、非常にこの町に縁があるということで、一生懸命、あれだけの大先生が何回も、今でも来てくれています。 だから、トータルの景観という面でのまちづくりをしたい。そういう中で議員おっしゃったような駐車場のあり方とか、そういうのをまた、考えていかなきゃいけないと思っていますので、この辺は観光協会の会長として一番一家言をお持ちでございますから、十分お話を伺いながらやっていきたいと思いますし、一つだけ申し上げれば、今度南北の自由通路ができますと、人の流れは一気に変わります。今まではローソンの前から郵便局の前を、ここの子供たちはみんな来ていたんですけれども、多分今度はこちら側に来ると思うんです。だって、降りてからそのまま真っ直ぐ上がっていけば、来る道は東側の通路なんです。 だから、そういう面で例えば、そういうところに、できるかどうかは別にして、パリのような、シャンゼリゼにあるオープンカフェみたいなものをつくっていくとか、いろんな若い発想が今、出ておりますので、我々行政はそういういい意味での発想をどんどん取り入れていくという、柔らかいフレキシブルな行政でやっていきたい。もちろん我々も知恵を出します。また、ひとつ議員からもきょうのようなお知恵を賜ればと思います。よろしくお願い申し上げます。 ◆13番(西田宏三議員) いろいろお話しいただきましてありがとうございます。ただ、神代の昔から町をつくろうと思ったら、商業地を一番先に織田信長、また秀吉なんかもどんなところでも商業地をまず盛んにして、それから港をやって、それから、いわゆる自分たちの食料庫をどうするんだという形で、まちづくりをやっているわけなんです。だから、あっちをやったり、こっちをやったり、こっちやったり、あっちやったりしていたら、それは間に合わなくなりますので、やはりそこには一点集中ではありませんけれども、今、町がこれだけ病んできている中で、それ相応の力を入れ込んでやっていただきたいというのが、私たち町の人間の思いなんです。 それはもう、昭和30年代の徳山、今、周南でございますけれども、あの町並み、町の活気、これを取り戻す、また戻したいというのが、本当偽らざる町の人たちの気持ちじゃないかなと思っております。そういった人たちの気持ち鼓舞するような、やはり物の見方、物の言い方をやっていかないと、結局若い者がやっぱりだめかというような形の行政の取り組みであってはならないと思いますので、そのあたりをまた、ひとつ市長、もう一度市長の考えを言っていただきましたらなと思いますが。 ◎市長(島津幸男君) 今回の施政方針の最後にあります市民力、最初に書きました。職員力の前に市民力、地域力の前に市民力と書きましたのは、そういう意味でございまして、議員と同じ立場でございます。 だから、今、ちょうどまちあい徳山の会社が立ち上がりました。これも30歳の河村君が中心になってやるという非常に、しかもいつもは一家言ある我々が後ろに下がって支えていこうという珍しい形でございますので、しっかりやっていただきたいし、我々も積極的に陰ながら応援するということで、人・物・金・情報を入れるという体制できております。 いろんな今イベントが、この前も子供たちの職業訓練のために子供のお金を1,000円で1,100円分のチケット出して、この週末やりました。幼稚園の子供があれ、お札にかわるようなチケットを売りながら商売するというのは、私もびっくりしたんですけれども、そういうものも実は行政と地域の若者が一緒になってつくったんです、今回初めて。だから、どんどんこれから毎週そういういろんなイベントが起きますし、その中で成功しているものについては継続していくということで、私は非常にやり方は時間がかかるかわからないけれども、しっかり再生しつつあるなと思っておりますので、議員のおっしゃるように、こちょこちょ小さいことを考えずにどんとやれなんていうのを、気持ちはしっかり持ちながらもこちょこちょやらせてもらいたいと思いますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。
    ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。 以上で周南会の質疑を終了いたします。 次に、新政会の質疑を行います。 ◆27番(田村勇一議員) 新政会の田村です。まず、初めに市長さんにお伺いしたいんですが、施政方針の中で冒頭に市長としてうれしかったことは、「多くの市民の皆さんと出会えたこと」とこうあるんですが、私も自他ともに市長さんはいろいろ多くの地域にはせ参じられておられると思いますが、その出会いを大切にされているということは十分わかるんですが、出会われた方々との出会いの中で感じられた率直な御感想をお聞かせ願いたいというふうに思います。 ◎市長(島津幸男君) これは私どものスタッフがいろいろ考えてくれて、市長と語る会とか、いろんな会をつくってくれまして、公務としてどんどん行ったんです。最初は心配なもので、みんな部長さんがついて来られました。副市長もいつもついてきたんですけれども、これはだんだんやるうちに今は大体課長補佐クラスです、来ているのが。課長補佐クラスが堂々と住民の皆さんとの対話で見事に答えるんです。イエス・ノーをまずぴしっと言って、その後こういう理由でやりません、こういう理由でやらせてもらいます。基本的にリジェクトベースっていうんですけど、断ることはないですね。必ずやりましょうと。そういうのが部長さんから課長さん、課長補佐さんまで、今、ずーっとしみ込んでいるというのがうれしい。これはどういうことかというと、市民の皆さんもやっぱり4年前のときは、非常にこう、言ってもだめじゃないかと、もしくは言っても本当にクレーマーといいますか、文句を言うけれども、まあ期待はしていないよというのが強かったんですけれども、今は言えば、ほとんどやってくれるというか、前向きな回答が出るものですから。最初は本当に多いときは40問、50問質問が各人から出たんですけど、今は逆に地域の、変な意味じゃなくてコミュニティとか、婦人会の皆さん、前もって御相談されたりして、地域としてワン・ツー・スリー、これは我々もお願いしたんですけど、必ずやりますから、ワン・ツー・スリー出してくださいと。50項目すぐやれったってすぐはできないんだから、ワン・ツー・スリーやったら、次のまたワン・ツー・スリーでやりましょうって言いましたら、多分この3年間でどうですか、400項目ぐらい。小さいこともあります、トイレの改修とか窓ガラスとか。だけれども、次から次へ目の前のことがやっていくことによって、地域の皆さんの信頼度は増していると思うんです。 そういうことで非常に私は住民の皆さんも行政に対してかなり御理解いただいてきていると思うとともに、こちら職員力といいますか、私どものスタッフも非常に対応も、私から見るとかなり合格点に近いところまで上がっているんじゃないかと思います。そういうことで市民の皆さんと本当に一緒になって、町をよくしようということでの活動ができている。 田村議員は桜木地域であれだけのいろんなコミュニティスクールとか、地域防災も頑張っていただいていますけど、ああいう形でみんなが一緒になって町を守ろう、よくしようという気持ちになれば、私はいい町に間違いなくなっていっていると思っています。そういう意味でここに書かせていただきました。以上です。 ◆27番(田村勇一議員) これは非常に大切なことでありまして、今後もぜひ続けてほしい。市民の一つ一つの声が市政に反映されるようなことが実現できればというふうに思っていますのでよろしくお願いしたいというように思います。 それから、3ページで安心立市プロジェクトの中で、学校給食のことなんですが、栗屋、住吉学校給食センターが新学期からスタートいたします。(仮称)高尾学校給食センターについては平成24年度に運用をされるようになっておりますが、給食センターについてのあれは、島津市政の根幹の一つではないかというふうに思っております。今後の将来計画を含めて、25年には合併特例債も切れますし、その後の、市長さんは最初12センターという計画をされておりますが、将来的に情勢も変化しておりますし、この辺について将来計画等はやっぱりある程度示されないと、今後どういう形でなるか、私は情勢によっては変更せざるを得ない状況にあるんじゃないかという、財政問題も含めてそういうふうに思いますが、将来的なことについてのお伺いしたいというように思います。 ◎市長(島津幸男君) これは私の最大公約の一つでございまして、公約といいますか、マニフェストの一つでございます。12センターということで申し上げました。今回、皆さんもたしかごらんになった方も多いと思うんですけれども、栗屋のセンター等、私、実際見させていただきました。やっぱりああいうのを見ると給食センターというのはきちっとつくらなきゃいけない、衛生管理も含めて。私から見ると本当に満点超えています、完璧です。今の最新の給食センターというのは、すごいの一言です。 だから、こういうものはやっぱりきちっとつくる。そのときに今回、今できたのが大体全部合わせて半分ぐらいです。7,000食ぐらいかな。いろいろ入れると、高尾まで入れると7,500食。だから、かなりの部分もうできていっているわけです。これから残ったところをどうするかという話でございますけれども。 やはりこういうような最新の完璧な安心安全の衛生設備を備えたおいしい食事ができるようなシステムをきちっとしなきゃいけない。そういう中で、12をどうするか、こうするかって話が出てくると思います。 ただし、財政の面からではなくて、あくまでも子供たちのたくましい子供づくり、お子さまづくりのためを前提にしながら、また、それは事情の変更を含めて考えるときは考えますけれども、現時点では今のところはそういう変更を前提にした発想は持っておりません。ただ、状況の変化というのはございますから、そのときはそのときで、また皆さんと御一緒に相談しながらということはお話しを申し上げておきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆27番(田村勇一議員) それから、6ページの上段のほうに「市内外に誇れる品格のある都市景観を創造するため、徳山港から動物園までの南北の都心軸について新たな景観づくりをスタートさせます」と、こうあるんですが、どのような手法で想定されておるのか。また、景観もどういう想定されているか。景観構造の策定までが頭にあるのかどうか。 それから、以前からよく出ているんですが、ウォーターフロント、これとの、この辺の立ち消えみたいな感じになっていますが、将来的に含めて南北自由通路ができますが、やはり私は港の周辺が整備されて魅力ある町でないと、南北自由通路をつくっても意味がないと私は思います。その辺も含めて、この構想はどういうことになっているか、お聞かせ願いたいというように思います。 ◎市長(島津幸男君) これは十分、皆さんも含めて御一緒に相談しながらつくり上げなきゃいけないんですけれども、まずは、これも布石みたいなものですけれども。駅とか、駅ビルとか、南北自由通路とから始まって、やはり先ほども申し上げましたけど、戦後の戦災復興でつくったこの御幸通はやっぱりこの町の宝です景観的にも。 だから、この広がりをやっぱり考えて、先ほど申し上げた篠原教授とか、一生いいよといただいてますから、そういうプロの目も入れながら、市民の皆さんの声を聞きながらつくっていく。そういう中で、私は基本的にはウォーターフロントはぜひともやりたいと思っています。今すぐどうのこうのとは言いませんけれども、やはり港を、これは川崎の市長と話したとき言われたんですけれども、川崎は今まで本当重工業地帯の港だけだったんです。だけれども、市民に開かれた港づくりを今の市長さんは立ち上げてやられて、それでビーチバレーコートとかつくられたんです。非常にやっぱり港の環境がよくなりました。市民の人が入ってくることもあって。 だから、私どもとしては、せっかくあの大津島巡航の港とか、魚市場もございますから、ぜひともあの辺を含めて。ただ、残念なことにこれ県の港なんです。だから、県がお金がない。これ去年もたしか約束で県はペンキを塗るとか、あの辺を直すと、真っ赤な赤さびた岸壁が見えます。御存じのように。あれを直すということで、直されたのは前にあった、何ですか、こちらのほうの港の土が落ちたところだけは埋めてくれましたけれども。やはりお金がない一点でなかなかやっていただけないんです。だから、私は本当にできれば、これはこんなまで言って、また叱られるかもわからんけど。市の直轄港にしてもらいたい。私どもやりますと、県がお金がないんなら。だから、ペンキの一つも塗らないような、安心安全できないんじゃ困りますということで、知事はたしか去年、わかった。それだけはやってあげると言われたんだけど、ことしもう一回言いますけど。ペンキぐらいは自分で塗りますよ。だけど、今はペンキも塗っちゃいけないんですから。だから、そういうことは別に県とけんかしているわけじゃないんですよ。県が苦しいならば、我々もお金を出しますし、やりますからということでやらせていただきたいというようなことができるような体制に変えていかなきゃいけないなあと思っております。 いずれにしろ、この我が町は県からほとんど、例えば青年の家を含めてないんです。あそこに総合庁舎つくってくれたぐらいで。ほかの町は山のようにあるんです。おかげで話は飛んで申しわけないけど、最近県がやっていけないものだから、維持管理費で。青年の家も全部落としてきます。宇部なんかもそうですけど、特に大島郡から萩というように財政的に苦しいところはみんな下りてきている。それは受けるわけいかないんで、みんな大騒ぎしています。私どもはくださいと言ったら何もない。うちだけです、何もないのは。県からおろすものがないのは。それぐらい我が町は独立国として頑張っているということでございますから、港もぜひとも自分たちの力でやれるような体制に変えていくようにお願いしたいと思いますし、県知事が最初に通られたときはポートルネッサンス、立派な本をつくって、その最初に徳山の港がすばらしい港に書いてありますけど。何回も行くたびに、私は嫌みですけれども、知事に持って行って見せるんです。これどうなりましたって言って。だから、我々としてはそういうことでウォーターフロントからしっかり南北の機軸を我々の力で、我々の手で変えていかなきゃいけないと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。以上です。 ◆27番(田村勇一議員) 私ちょっと四日市に2年間おったんですが、あそこには県の埠頭なんですが、シドニー通りというのがありまして、非常ににぎわっておるところなんです。本市もタウンズビルと姉妹都市を結んでますし、タウンズビル通りというような構想もあってもしかるべきじゃないか。これと県とのいろいろ交渉の中ではあると思うんですが。やはり、港の近くは親水公園を含めて、ちょっとイメージ的に暗いんです。その辺も含めて南北自由通路に通じる、その魅力あるまちづくりというのは不可欠だというふうに思いますので、今後のいろんな構想の中でその辺を進めていったらというふうに思うんですが。 もう一つ、動物園に通じる、先ほども話がありましたですが、徳山駅から動物園まで文化ゾーンとして、あそこの桜並木を美術館から並木をおりて、平和通を通って、徳山駅までのこの文化ゾーンをきちっとした形で展開すれば、また、先ほど西田議員の話じゃないですが、やっぱり町も栄える一つの要素になるんではないかというふうに思っておりますので、その辺も踏まえて、ちょっと構想でもあれば、お聞かせ願いたいというふうに思います。 ◎市長(島津幸男君) この3月末からまた市内の有志の方が東川からずーっと、でこぼこはありますけれども、桜通り、桜馬場から文化会館までの間にいろんなフリーマーケットを初めとして去年よりもまた一段と数多い出店があるということでやられる予定でございますし、我々もお手伝いしております。 そういうことでポイント、ポイントで非常にこの町はアピールできるといいますか、すばらしいところはたくさんございますから、季節、季節に。そういう面はもう少し全体的を見ながら、ちょっと言葉はきついですけど、戦略的に対応していくような姿勢を、また、担当の部を含めて検討させてもらいます。 今は、まず、市の職員も今まではどっちかというと壁をつくって外へ出なかったんです。だけど、今は商工会議所の中にも徳山市商工会議所で9人、それから新南陽にも3人というように市の若い職員が直接飛び込んで一緒になってやっていますから。次は汗をかく、その次は今度は知恵を出すということで、一緒になってそういう組織づくりなり、イベントづくりを今やっていますけど、さらなるものをやってもらえればありがたいし、我々はそれをてこに手伝うつもりでおりますので、どうぞよろしく、ひとつ御一緒させていただければと思います。以上です。 ◆27番(田村勇一議員) 6ページに、施策の推進のためにということで、強い周南ということがあるんですが、私はこの中に行財政改革と健全財政改革、職員の向上というようにあるんですが、やっぱり地域力、これが一番これからは大切になってくるんではないかなと。特にコミュニティ、私もそれに関与しておるんですが、コミュニティの組織ができて30数年になるんですが、非常に地域によって温度差があります。特に2市2町合併して、やっぱり後からできたところはやっぱりその辺についてはなかなか前に進んでいないというのが現状ではないかというように思います。 やっぱりこれから地域がいかに防災、防犯についても地域力をつけて自分の町は自分の力で、というような形で展開していかないと、行政だけではなかなか難しいんじゃないかというふうに思います。 その辺で、これから地域力を育むためには、やっぱり行政の手で促進するような、例えば今、地域防災については六十数%ぐらいの状況ですが、これを100%に持っていけるような状況にして、我々も協力しますが、その辺を推進するような形の展開をやるべきではないかというように思うんですが、市長さんのお考えを。 ◎市長(島津幸男君) これは一言でいえばおっしゃるとおりでございます。以上です。 ◆5番(土屋晴巳議員) それでは、私のほうから1点ほど、この施政方針につきまして少し詳しく話を聞きたいところがあります。 6ページです。組織機構についてなんですけれども、"いのち育む里づくり"部の拡充、これも昨年に引き続いてことしもより拡充していく。これは理解します。上下水道部局の統合、これもこの4月からスタートということで理解するところなんです。次です。防災建設部の新設、これは先ほど、私ども新政会の田村代表が言いましたが、自主防災を含めてこの地域を市民の力あるいは行政と一緒になって、ひとつ守っていくということとは思うんですが、これを今の防災建設部という形の新設にするということ、それと次総合支所の見直しを図り、さらにスピードを加速してとありますけれども、スピードを加速していろんな行政を進めていくということには大賛成なんですが、この総合支所の見直しということにつきましては、ちょっとここで思うのが3総合支所の見直しなのか、あるいは各地区に支所があります。この支所を含めてなのか、あるいはまた、全然違った発想で考えてらっしゃるのか、もう少しここのところを今の防災建設部の新設と、この総合支所の見直しということについて、少しお考えをお尋ねしたいと思います。 ◎企画総務部長(手山恒次君) 防災建設部でございますけれども、その前に組織につきましては、昨年、ことし、それからことしの12月に、本年度の12月、昨年の12月ですか。という形で矢継ぎ早に組織を変更しております。これにつきましては、常にタイムリーで適時適切に市政運営に取り組んでいくということで、一方で安定不動の組織形態のほうが記憶も確かだし、所管もはっきりするという一方であります。そういう気持ちも私どもは理解できるわけでございますけれども、日々変化する状況、市民のニーズに即応した形での組織展開ということで、大なり小なりではございますけれども変換を図っていると。 そして、その中での防災建設部ですけれども、一昨年のゲリラ豪雨、それから昨年、一昨年ほどではございませんでしたけれどもやっぱり水害というようなことを迎えまして、単に防災だけではなく、これは12月の提案説明のときもお話しいたしましたけれども、防災だけではなく減災、それから復旧、こういったものを一元的に推進していくためには、やはり防災と建設を一本の組織としてそれに立ち向かっていくという根本的な考えでこのたび設置したわけでございます。 総合支所につきましては、これは常に今、特段のこれという考え方を持っているわけではございませんけれども、既に県内で合併、私どもより後発の合併の新市がございますけれども、その中でも総合支所を、支所を含めての見直し、これが進んでおるように私どもで情報を掌握しておりますので、私どもも今のままがいいのか、それとも新しい展開をしていくのがいいのか、昨日ですか、条例の提案をいたしましたけれども、単に公式な諸証明等を交付するのは、今や郵便局でも可能になってきているということであります。したがいまして、これからは支所、総合支所をどういう形で展開していくのがいいのか、あるべき姿をもう一度原点に立ち上って見直してみたいというふうに考えておるところでございます。 ◎市長(島津幸男君) 総合支所は減らすわけじゃないんです。私どもの原点は住民サービスの充実ですから、ふやすことがあっても減らすことはない。もっといえば、今、支所がいろいろありますけれども、例えば人口8,000人のところでも4人とか5人、久米とか櫛浜は。そうじゃなくて、2,000人ぐらいでも3人、4人とか、これはもうともかくばらばらなんです。いわゆる基準がない。だから、住民の皆さんは、例えば1,000人当たりに必ず市の職員は2人置くとか、そういうのも基準ですから、必ずしもそのとおりすることはないんですけれども、考えるとやはり、私いつも見るのは投下資本っていうんですけど、住民1人当たりに今までどれぐらいサービスでお金をかけているか、例えば建物を含めて。そうすると、やはり西部地域の夜市、戸田、湯野、それから櫛浜、久米、鼓南地域というのはやっぱり少ないんです、異常に。だから、今度道の駅をつくるから少し西のほうはよくなりました。あそこも建物を含めて、夜市、戸田、湯野等の支所を一緒するという意味じゃなくて、それは残してもそこをひとつ統括的にできるようなものがあってもいいのかなと──いいのかなですよ、まだ、これは全然検討していませんから。私の頭の中で一生懸命で考えてる。 それから、東部のほうは櫛浜の今の給食センターのところが空きますから、例えばあの辺に一つ。あそこはちょうど災害の中心でもありますから、そういう総合支所的なものか、もしくは準じるものを置いて、統一的なことができたらちょうど。それから北部です。北部の今、消防署をつくらせていただきましたけれども、あそこがいいのか、中須がいいのか、それは別にして、やっぱり山を一つ越えるというのは、結構それなりの時間も手間暇も、時間は実際かからないんですけれども、ありますので、例えば北部の総合支所を充実するとか、いろんなこれから案が出てくると思います。住民の皆様含めていいよと、俺のところは要らない、今の支所で十分だとか、逆に支所の人数ふやしてくれとか、いろんな御意見もいろいろあるんです。 だから、そういうのを今、聞いて、いろんな意見が出ているものですから。そういう意味である程度、長期構想として将来の人口動態とか、いのち育む里の活動状況を含めてやはり総合支所というもののあり方を検討することを始めてもいいんじゃないかということで、私自身が筆を加えさせていただきました。以上です。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。 ◆15番(岸村敬士議員) 続けて質問させていただきます。 その前に、今市長が総合支所の話が出まして、北部へということを聞きました。大変うれしく思っておりますので、いっときも早い実施をお願いできたらと思います。 さて、実は事業仕分けについてお尋ねしたいと思うんですが、民主党政権になりまして事業仕分けがありました。私も見ておりまして非常に興味があったわけですが、残念ながら省庁の抵抗があって、なかなか前に進んでいないのも実態だと思っております。 市長はしょっちゅう入るをはかりて出るを制すと言っておられます。本市においても事業仕分けを行われました。ところが、出てきたのがなかなか住民と密着した事業が要らないんじゃないかとか、あるいは民間に委託したらどうかというのが出ておりますが、ただ、この中にも平成22年度事業仕分けの今後の削減効果額は10億円あるいは26年度までに30億円を目指すとあります。市長は、事業仕分けされた事業、仕分けされた事業については強いリーダーシップを持ってやっていかないと事業仕分けの意味がないんじゃないかという気がしておるんですが、その当たり市長のお考えをお聞きしたいと思います。 ◎市長(島津幸男君) 事業仕分けは国の場合と、こういう住民密着型の事業仕分けって、やっぱりおのずと性格が違うというのを私改めて感じているんですね。だから、例えば福川のプール一つどうするんだ、特に図書館どうするんだというとき、経済的含めて、それはないほうが維持管理含めてプラスだけれども、ただ、文化とか住民の皆さんが例えば福川図書館をつくったときの経緯とかって、やっぱり思いお持ちなんです。そういうのを無視して、はい、1、2の3でやるほど、私は失礼だけれども情けがない市長ではないと思っているんです。だから、本当に納得ずくで、例えば太華荘もそうなんです。タイミングはあると思いますが、確かに危険だけれどもやっぱりあれがなかったら鼓南地区の人はどこでみんな集合するんだといったら集合する場所ないです。学校の体育館で寒い中やるのかって話になってくると。だから、そういう日常的な本当に住民サービスに密着しているところと、今言った安心安全です。がけ崩れがあっちゃいけないとか、どうしても古くなったから建てかえるにはこれだけお金かかるから、こうだからどうするかとかっていうのを、やっぱり事業仕分けが一つの契機でございます。契機っていうのはとっかかりでございますから、それをもとに判断は皆さんとよく相談しながらやっていく。そのために事業仕分けが終わった後も、議会の皆さんの御了解を得なければできないようにできているわけです。 だから、そういう意味では十分皆さんと、御意見を話しながら、だけども、皆さんの方からでも何でも反対ではなくて、これはしようがない。そのかわりこちらのほうでプラスしてくれとかいう話があると思うんで、そういう面で少し言葉が失礼ですけど、緩急自在といいますから、その辺はひとつ考えながら。トータルでは大きな流れは、だけど事業仕分けの方向、今回も今後って書いてあります。今後10億円ですから、ことし10億円じゃございませんから、ことしは約四、五千万円です。ただ、これの方向で決めていけば、今回決めたやつを時間かけていけば、今後10億円、来年またこういうのが出て、それがだんだん重なってきますからトータルで30億円いくのは、私はそんなに難しい話じゃない。特に平成26年から31年度の間までに30億円を超えるのは、私は今回の事業仕分けの手法で十分やっていけると思っておりますので、ひとつ御理解賜りたいと思います。以上です。 ◆15番(岸村敬士議員) 行財政改革ですが、旧徳山のときに行財政改革の中で民間にできることは民間に任そうというのが随分ありまして、現実に今一部民営化されたところはあったんですが、現在も残っております。例えば保育園の問題、あるいはごみ収集の100%の民営化等、大きな行革があるかと思うんですが、そのあたりは市長はどのようにお考えでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) 例えば保育園の民営化も、隣のところでは御苦労されていますけれども。やはりおのずと国とか、東京でやるのと、この周南でやるのはやっぱり違うと思うんです。私も、だからこれが進んでいるからやるとか、やらないとか、進んでいるとかという判断自体も含めて、井川市長は頑張ってらっしゃいますけど、私はやっぱりこの町でできた経緯、やっぱり下松と徳山、新南陽で違うと思うんです、いろんな意味で。 だから、余り性急に決めてやる気、例えばこの保育園の関係もやる気ありません。ただ、検討はやっぱりしなきゃいけないのかと思っております。だけど、それによって今、実際働いている方が、不安を持たれては困りますので。だから、本当に決め決めにしないで検討するということはあってもいいけれども、民営化ありきで検討するというのはやっぱりちょっと不安をお与えすることになるんで、私は市長をやって、その辺がちょっと人によっては軟弱になったと言われるんですけれども、僕はこういう面で市長として軟弱になるのはいいことだと思っておりますので、この辺はだから何回も申し上げますけど、皆さんと、特に古谷議員から言われていますけど十分御相談を、今度は本当にやりますから、ひとつ御理解賜りたいということで、やっぱり働く人の立場、実際預けているお母さんのお気持ちです。そういう、それからさらにはもちろん私立でやっている方を含めて、今のところはそれなりにおさまっているのかなと思っております。ただ、長期的な面は十分考えながらやっていかなきゃいけないと思っておりますので。 それよりももっと効果があるものは、これからどんどん事業仕分けでは出していきたいと思っておりますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。 ◆15番(岸村敬士議員) 続きまして、花いっぱい運動についてお尋ねをしたいと思うんですが。5ページにあるんですが、重点推進プロジェクト以外の施策の中で花いっぱい運動っていうのがあって、ちょっとさみしいんですが。私は花が好きでして、この花っていうのは今さら言うまでもないんですが、人の心を本当に豊かにすると思います。また、先ほども出ておりましたが、子供たちの感性や心をつくる大きな役割があるかと思うんです。 今の岐山通をどういいますか、花壇の整備されておられます。約1キロあるんですが、大体終わっているようですが、あれが本当に花いっぱいになるとすばらしいロードになっていくと思うんです。ホームページ見たりしますと、シンボルロードということで整備されておられますが、これが本当によくなって、県下で今、そういうところが宇部市に入る途中にある。それで下松市の海岸線の188号線ですか、あの通りもありますが、それと同じように本当に立派になろうかと思うんです。 そこで、私の考えは花というのを使って、全国に名前を売っている市っていうのはたくさんあるわけですね。大きなのが富良野とか、あるいは広島の世羅高原なんか花いっぱい。全国にたくさんあります。そこで、周南市もそんなにお金かかりませんから、ぜひ観光交流立市の一つに花いっぱいを入れて進めていったらどうだろうかと思うんです。そうすることによって、休耕田等がありますから、それが立派になるし、いろんな意味で面白いんじゃないかと思うんですが、そのあたりは市長はどういうようにお考えでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) 議員から花のお話が出るんで思い出しまして、一昨年ですか、正月の1日からほうかぶりしたおじさまが交差点で何かやってるな、危ないなと降りていったら、議員が花を正月の1日から整備されていたんで感心したんですけれども、寒い中を。やっぱり最近も申し上げましたけれども、農林水産大臣賞で富田の名前を言わなくてもわかると思うんですが、シクラメン日本一ということで全国的にも大変評判になっています。 だから、私はこの花いっぱい運動というの市民レベルでどんどんやっていただくという契機として、ともかくこの御幸通だけは花いっぱいしようじゃないかということで。今まではある人が一生懸命やってくれたんですけど、ルピナスを。これからは四季折々の話をいつもいっぱいになるようにしようということでやっております。これは国体が終わってもやろうと思ってます。 私どもちょうど春には花とワインのフェスティバルというのが去年たしか6万人でしたか、2日間で。屋内でやるのに、あんなに集まるってなかなかないんですよね。だから、広島のフラワーフェスティバルと負けてないと思っているんですけれども。いずれにしろそういうことで花いっぱい、本当に心安らぐことでございますので、ひとつこれからも、特に地域で花壇づくりと、それからこの議会棟の向こうにあります壁沿いはいつも議員と有志の奥様方やっていただいていますけど、死ぬまで頑張っていただいてやっていただければと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(福田文治議員) 以上で、新政会の質疑を終了いたします。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) ここで暫時休憩いたします。次の会議は14時45分から再開します。   午後 2時31分休憩 ──────────────────────────────   午後 2時45分再開 ○議長(福田文治議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) 続いて、公明党の質疑を行います。 ◆16番(金井光男議員) 公明党でございます。よろしくお願いをいたします。 まず、私のほうからは6ページのこの重点プロジェクトの施策の推進のためにというところで、強い周南の下支えのための健全財政等についてなんですが、先ほどもお話が出ましたけれども、私ども議会としても26年以降、合併の支援がなくなる後のことを見据えてということで、財政問題の調査をさせていただいておりますが、その中でるる出されている資料を拝見して、いろいろそのときにも思ったことなんですが、ここにその柱という位置づけだろうなと思うんですが、第2次行政改革大綱と健全財政推進計画、これがスタートして、これにのっとって「入るをはかりて出るを制す」という取り組みをしていくという流れだろうと思うんです。そのことについては当然の話だろうと思うんですが、ただ1点、前段といいますか、前提として申し上げておくと、大きなそれぞれの重点プロジェクト、これはもう力強く推進をしていただかなきゃいけないものであるという認識を持っているという前提のもとに、ちょっと確認をしたい、ちょっと懸念の部分もあるんで確認をしたい部分があるんですが。行財政改革の行財政、その柱は私は先ほどから出ていますけれども、前も一般質問等でも申し上げておりますが、行政評価、このシステムをこれはもう大変な全事業をチェックしているという、こういう財産がある。これは大きな柱になるべきであろうと思うんです。 その上で、それを柱にした上で事業仕分けもあるというふうに私は認識をしているんですが、その意味でいうと若干心配な点というのは、まだ、横断的でない部分がある。例えば行政評価で、どれだけの効果を出すかという指標が、金額が、具体的にいうと金額が第2次行政改革大綱では4,500万円ってうたってあるんです。ところが健全財政推進計画では、10億円捻出するってうたっているんです。この開きは莫大違います。この2つの大綱と計画を柱にしてやりますというけれども、この組み立ててある計画そのものが同じ行政評価のシステムで捻出する額が極端に違うわけです。ほかも違う数字はいっぱいあるんです。先ほども出ました民間活力の導入とか、指定管理者とか、この辺も計画によってそれぞれ違うんです。成果額っていうんですか。これがあるので。そこへもってきて、今回また、さらに同じ26年度までに、これどっちも26年までです。第2次行政改革大綱も、健全財政も。その同じ中に、今度は市長の所信表明の中で26年度までに、これは事業仕分けをベースにしてということなんですけど、今回また、30億円という数字が出てきた。これもまた違う。数字としては違います。 そういうことで若干下支えとなる、この施策の推進のためにという、この財政のもとになる部分が若干、そういう意味で懸念があるというか、不安があるというか、そういう意味ではちょっとこの辺の組み立てをきちっとして、それぞれの計画を否定しているんじゃないんです。それぞれ本当に御苦労してつくられたと。ただ、それが独立しちゃっているとしか思えないんですね。それが横断的に、全庁的に、例えば健全財政推進計画であれば、先ほど言った80億円足らない、それは全庁挙げてそれを捻出するにはどうするかということを財政部で考えて組み立てているわけです。一方、市長部局というか企画の方で行政改革大綱つくっているわけです。これがそれぞれなんです。だから、市長のリーダーシップのもと、これをきちっと全庁的な共通認識のものにしていくということが、まず大前提で必要じゃないかなという気がするんですが、その辺のとらえ方をちょっと確認しておきたいんですが。 ◎市長(島津幸男君) 大変ありがとうございました。全く同じような疑問を市民の皆さんもお持ちになると思います。だから、ここは整合性が取れた数字できちっと80億円か30億円か、4,000万円かというのを出せるようにします。 ただ、事業仕分けで、これ書いてありますけれども。ことし4,000万円は間違いなく出ます。だけど、今後出るのが10億円ですというようなもの、トータルでは30億円と、この数字は整合性がとれているんですけれども、さっきおっしゃったように、その前につくった計画との整合性について、もう一度市民の皆様にも御理解できるように、ああ、なるほどこういうことかとわかるようにはきちっと、我々ではできていたつもりなんですけれども、おっしゃるように確かに数字がひとり歩きしますので、十分注意してやらせていただきますし、もう一度その辺を財務部長のほうが今の段階での御説明をさせてもらいますので、よろしくお願いします。 ◎財務部長(磯部恒明君) 行財政改革の大綱、これと健全財政推進計画、これで目標数値を定めていますけれども、この差異があるということでございますけれども。基本的には行財政の大綱、これの財政面を補完するのが健全推進計画でございます。ですから、当初は健全財政推進計画のほうで一応、目標額を決めました。そういう中で今、ちょっとクローズアップされるのが、事業仕分けでございますけれども、これは当然、いろんな事務事業の見直しをやる中でいろんな形で、これ特に表に出して、これをやっていこうということが途中から出ました。 そういうことでいろんな形で仕分けをして、ある程度、また、目標額を出しているんですけれども。私どもはこの22年から26年にかけてどのぐらいの、今、財源不足が生じるだろうかというので、まずやりましたので、ちょっと財政的な見通しと、行財政での目標の数値と、ちょっとそれを誤差があると思いますけれども、基本的には毎年行革の大綱のほうは見直しをしますので、当然変わってもいいと思ってますし、また、それをやってもらわないと、やはり今からの行政のいろんな財政面での課題、これには対応できないと思っていますので、やはりこれは違ってもいいし、また、大きく出ても、いろんな見直しを想定していますので、どうぞ不必要といいますか、無駄を省く意味では、やはりこれはやっていくべきだと思っています。 ◆16番(金井光男議員) ぜひ、その辺のまず、計画の精査とかっていうのは、これは誤差の範囲じゃないと思うんですね。10億円と4,000万円じゃ、かなりこれは説明がなかなかつかない差だろうというふうに思うんですが、それはそれで置いておきます。 事業仕分けがいい例だと思うんですが、これは行政評価システムそのものを膨大なデータを見える化した、市民の目に見える化したということに大きな価値があると思うんです。それと同じように、じゃ、会計制度、先ほどどなたかも言われましたが、この会計制度もひとつネックになっている部分があるんじゃないかと、今、言った数字が見えにくい。だから、財政の見える化ということが重要だろうと思うんです。 周南市では、平成19年から企業会計の手法を取り入れた新地方公会計制度導入して、財務諸表をつくられています。これが残念ながら総務省方式というか、総務省改定モデルを使われていると思うんです。これではまだまだ、ちょっと見えにくい部分がある。それと基本的には単年度で現金が幾ら入って、入るを単年度で見て、出るも単年度で見てという、この行政の単年度の壁というんですか、そこら辺でもうちょっと行政コストとか、財政の見える化をするためには、もう一歩進んだ基準モデルをちょっと導入する方向で、これによると他市との比較もしやすくなるし、これを越えて東京都なんかはもう既に国際標準みたいなことでやっています。そこまではなかなか難しいかもしれませんが、この会計の将来負担とか、各事業間のコストとかということを明確にする、見える化をするためには、この辺の手法として会計制度のもうちょっと総務省方式じゃなくて、基準モデルを採用していくような方向で見たほうが、そういう財務諸表もより明確に複数年度で見れるようになると思うんですが、この辺のお考えだけちょっと確認しておきたいと思います。 ◎財務部長(磯部恒明君) 公会計の導入ということでございますけれども、確かにもうずっと戦後、こういうような形で公会計がやっていって、これを今の企業会計方式にということで、ここ数年、そういうような形でなっていますけれども、まず、資料的なものが45年だったと思うんですけれども、45年の決算統計、これをベースにずっと今、つくっています。そして、市が持っている財産、土地とかいろんな公共施設とかありますけれども、これを全部簿価といいますか、時価評価をしなきゃいけない。これに莫大なお金がかかるわけです。今、お話に出ました東京都も何百億円だったか、相当かけて今の公会計をつくっています。 そういうことで、私ども今、議員おしゃったように総務省の基準モデルでもってつくっています。確かにいろんな矛盾があります。ほとんどアバウトです。ですから、本当のコスト、行政コストがどのくらいかかるというのはある程度わかりますけれども、やはりこれをどこまで突き詰めて言えるかというと、普通の企業とは違いますので、この辺は難しいところがありますけれども、大まかな目安ということで、今判断をしていますけれども。やはり最低でも市の資産を売れるものと売れないもの、学校なんか持っていても資産たくさんありますけれども、これ売れるわけないんですから、そういうのは売れるとっていうのは、まず早く時価評価できるような形でしなさいというのが総務省の方針なんですけれども。やはりこれも費用が相当かかります。 そういう中で、徐々にはやっていきますけれども、どこの市町村もなかなか進まないというのが現実でございます。私どももなるべく早く、そういうようなのにもっていきたいということで、今は固定資産の評価でもってはじいている。わかるところははじいていこうということで進めているのが現状でございます。 ◆28番(森重幸子議員) 時間が迫っていますので、たくさんお聞きしたいことはあるんですけれども、重複したところは避けまして、6ページの競艇、病院、市場事業について黒字恒常化へのめどが立ちましたということは一部質問はあったんですけれども、私が思いますのに、企業会計ということでこの3つがここに並んでいると思うんですけれども、この病院っていうものをここに、ほかのところには見当たらないんですけれども、ここに上げるのが私はどうなのかっていう思いがあるんですけど、私、平成9年に議員になりまして12年に市民病院ができましたけれども、できたときの経緯とか、もろもろあります。自治体病院といいながらも医療公社に委託はしているわけですけれども。そうした中でやっぱり利益、利益ということも大事です。本当に病院経営の質を向上させていくということからしたら、利益優先で、そこだけじゃないような気もするわけですけれども、そういったところの市長さんのお考えはどうなんでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) これは森重幸子議員のおっしゃるとおりでございまして、私どもは院長とか、名誉院長と、いつも私、そうですね、月に二、三回はお会いして実は話しております。私は利益優先は思っておりません。 ただ、光市のような状況になると、名前言ってはいけません、まずいので。最低の経営努力ということで、目標でやっていただいています。ただ、おかげさまで3年前と比べるとほとんど満床でございますし、非常に先生一人一人が本当によく頑張っていただいています。最近、これはまだオープンするほどでもないかわかりませんが、私は院長先生からもお話し受けて、たまたま泌尿器科含めて強いんですけれども、整形とか、もう一つはこの町は意外と豊かなのかどうかわかりませんが糖尿病の方が多いんですね。糖尿病の方は御存じのようにこれはまだ、学説的に定説ではないんですけれども、遺伝する要素がすごく強いということで、例えばDNAです。遺伝子を髪の毛1本で今はわかるわけですから。それを市民の皆さんで、反対、個人情報でいやな方は別ですけれども、家族で糖尿病がある場合は髪の毛1本残していただければ、それがずっと記録として集積して、そういう面で事前に、次の世代の方に糖尿病に対する予防措置がとれるというような時代なんだそうです。 そういうのがなかなか全国的にもできていないんだけれども、例えばそういう分野で日本一の糖尿病に対する遺伝子の分野での成果を上げさせてもらえないかという話もいただいています。お金も少しはかかるんですけど、そういう面での非常にこれマイナーっていったら、また、しかられますけれども、その分野ではやっぱり日本でも世界でも一番というような病院が新南陽病院がなれば、これはまた大変な市民にとってプラスになることでございますので、特に糖尿病が今ふえている状況でございますので、例えばそういう面でやるというなら、それはある程度のお金をかけてもやってもらおうとか。 だから、そのためにはある程度財務基盤がしっかりするのが前提でございますので、そういう先生方としては高い目標のためにも頑張る。したがって、それだけ頑張っている場合にはわずかですけれども、私どもは横並びじゃなくて、ちょっと頑張った人にはプラスをしてもいいんじゃないかということでやらせてもらっています。 病院の院長先生は一銭も取ってらっしゃいませんが、頑張っている皆さんはそれなりに少しですけれども、頑張り度合いに応じてやっていただいていますね。だから、そういう面で今、病院経営が私うまく行っているのは、やっぱりやる気があります、新南陽病院。ありがたいことです。しかも、そういうさらに次の大きな目標──それがどうか別です。そういう次のステップで医療機関としてやっぱり先端的なことがやれるんだということになれば、さらに元気が出ますので。この辺はまた、さらに詰めたところで皆さんにも御紹介して、そういう面での措置が必要になれば、また、お願いしたいし、また、そういう面でやっぱり新南陽中心ですけれども、周南でも徳中、医師会病院、新南陽市民病院っていうのは、ワン・ツー・スリーでございますから、次の先端的なもの。 それから、もう一つは機器類です。医療機器については、今、徳中、それから今度新しくつくります医師会病院も非常に先端的なものを入れられますけれども、やっぱり例えばPETとか、MRIとか、完璧にそろったような最低限の先端医療についてできるように、やっぱりこれは私ども努力して充実しなければいけないと思っております。 そういう面で森重議員と意見は同じだと思いますが、私は利益だけでやる気はありません。ということで御理解賜りたいと思います。以上です。 ◆28番(森重幸子議員) その方向でよろしくお願いいたします。 それで、一つだけ質問というか、要望にもなるかもしれませんけれども、先生たち頑張っていただいているというのは、よく知っておりますけれども、手術をするときの麻酔科がないということで、1週間のうちに固まってずっと1日のうちにやられるじゃないですか。そして、心配するわけです。先生も人間ですから、交代してやられるとは思いますけれども、そうやって1日のうちにやってしまうと、医療過誤かとミスとか起きるんじゃないかしらって心配をするわけです。医師不足とかあるかとは思いますけれども、新しい分野に広げるのにも必要ですけれども、まずは今のところの充実です。市民に対して安心安全というところの確保をしっかりとお願いしたいと思いますけれども、答弁いただけますか。 ◎市長(島津幸男君) 議員おっしゃるように、麻酔科の先生がいないと手術ができないんです。当たり前ですけれども。そういうことで我々も本当に全国ネットで今、お願いしているんですけど、なかなか麻酔科の先生  。この前、本当にもう少しでとれたんですけど、残念ながらだめだったんです。そういうことで何とか、早めにということで、これは各大学を含めて、または全国でそういう組織があるんですけれどもお願いしているんです。お金じゃなくて、ともかく先生1人お願いしたいということ。 それからスカラーシップで、今、私ども毎年2人ほど、いわゆる医学部に行く方の関係でお願いをしておりますけれども、この中にもぜひともそういう、例えば眼科とか、麻酔分野等についても選考の対象に強くしたいと思っておりますのでひとつよろしくお願いします。以上です。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。 ◆17番(反田和夫議員) 3ページのいのち育む里づくりプロジェクトの推進。昨年"いのち育む里づくり"部を創設をされております。そこで、私は21年の6月議会で森林事業のまちづくりについて一般質問をしております。そこで22年に森林再生事業が出されております。その後の成果と23年事業に森林づくり計画により森林整備の予算が計上されていますが、今後の計画をお伺いいたします。 ◎産業観光部長(原田英夫君) ただいま森林づくりの基本構想につきましては、パブリックコメントで今年度末、3月末には構想ができ上がるということで、議員の皆様にもお示しをしているところでございますけれども、この森林づくり基本構想の核となりますものは、先ほど事業仕分けの中でもございましたけれども、今まで切り出し間伐をしておったものを、今度搬出間伐で特別な財源として収入を得ようというのもございますし、この森林づくりにつきましては、10年後、それから20年後、50年後の森林をどうしようかということで仕組みづくりをつくっております。その内容につきましては、具体的には新年度予算を見ていただいたらわかると思いますけれども、今、周南市の市有林は全体の森林のうちの1割ということでございますけれども、まず、市有林を整備していこうということで23年度から林道を整備していこうと、そういう予算を計上して、豊かな森林づくりに向かって目指していこうということで取り組んでまいりたいというように思っております。以上です。 ◆17番(反田和夫議員) 今も言われましたが、周南市は市有林が5,000ヘクタールあると、こういうことになっておりますが、この宝の山をどういうように今後、利活用されるのか、お考えがあればお伺いします。 ◎産業観光部長(原田英夫君) 周南市の森林は、川上、川下と申しまして、今、議員おっしゃったように豊かな森林がある。それから、もう一つ川下には石油コンビナートがあるということで、例えば森林づくりをする中で、間伐したものを例えばチップ化して森林バイオマスとして燃料に活用するとか、そういう利活用も含めて今後取り組んでいきたいというふうに思っております。これも周南市の森林の特徴だというふうに思っております。 ◆29番(吉平龍司議員) それでは、市長のほうに私も市長が平成19年6月に市長に就任されて、その都度私も市長の政治姿勢ということを中心に質問もさせていただきました。今回の市長の先日の施政方針で、特に印象に強く持ったものがございまして、やはり地域の雇用問題のかぎの一つとなる景気浮揚への3カ月前倒し予算でありますとか、ある意味では国の動向もあるわけでありますけれども、中小企業の振興策としての利子補給制度の市独自の1年間の延長と、さまざまな環境福祉、教育もあわせて継続事業や新規事業、また、合わせて6つの柱の重点推進プロジェクトを掲げての取り組みということで、施政方針でうたわれておりましたキーワードを並べかえをさせていただきまして、私なりに並べかえさせていただいたことをちょっと述べさせていただきまして、市長の御見解を伺いたいのは、「天の時」と「地の利」をあわせもち、「市民力」、また「職員力」、また「地域力」の3つの力を、また「人の和」をもって、あこがれの周南に向けての具体化策実行への施政方針と理解をいたしました。 また、これまでも私が再三市長に確認をさせていただきましたのは、就任時と、また、就任以来これまで島津市長が、行政哲学としての誠実ということを掲げられて今日まで運営をされて、満足度の高い市政を実現するための考え方として、また、姿勢として、また、市民目線が情報公開の徹底によって頑強に支えられていく。また、すべての市民のために志高きまちづくりにという思いを共有してまいりますと、これまでも述べられておられました。このことについて、再度市長のお考え、また、私が先ほど並べかえさせていただきました政治姿勢の部分、あわせてお伺いをしておきたいと思います。 ◎市長(島津幸男君) 私も並べかえたほうがいいなと今思っておりまして、ありがとうございました。 ただ、いつも反省はしなきゃいけない。まだまだ、私自身の考えからすれば、スピード感が足らない。これは職員の責任じゃないです。私の例えばオーダーの出し方とか、もしくは仕事のやり方でこれが一つです、反省は。スピード感が足らない。だけど、同時に行政というのは、民間経営と違うのっていうのも改めて僕よく感じるんです。それは例えば、パブリックコメントがそれなんです。やはり決定する前に、それから議会の皆さんもそうです。必ずいわゆるきちっと、周知とか、それから皆さんの意見を取り入れなきゃいけないと。こういう、まさに民主的な仕組みで時間がかかることもあるわけです。 そういう反省の上に立ちながらも、事実も見ながら、それでもやはり我々、議員の皆さんも4年間で何をやるかと決まると、市長も4年間で何をやるかという期限がございますから、そういう一つ一つの区切りでしっかり成果が出ていかなければいけないということでやらせていただきたい。そのためには、先ほど申し上げましたように、我が町は非常に人がいいということ、いい意味でいいんです。本当に人がいいということは私は宝だと思っているんです。これ職員が特にそうです。だから、そういう意味で私も少し品の悪くぎゃーぎゃー言ったりするんですけれども、それは何回もやめようと思いながらなかなかやまらないんですけれども。やっぱりそういう面で一生懸命やる人は一生懸命見てあげるということで、私自身反省することは多々あります。 そういうことでコンプライアンスというのは、別に私は他人に、もしくは市の職員に求めていることよりも自分自身にそういうものをやっぱり律するということをきちっとやらなきゃいけないなと思っておりますので、その辺は自戒を込めまして、そういう基本をもとに、今回、ちょっと羅列的になっているんですけれどもお許し賜って、ひとつよろしくお願いしたいと思っております。以上です。 ◆29番(吉平龍司議員) ぜひ、施政方針で決意された中身で取り組んでいただきたいということと。 あわせて1点、事業について若干気になるところがございますので、本来ですと予算の中で質疑するところでありますけれども、4点目の環境立市のプロジェクトの推進の中に、今回私どもが提案をこれまでもさせていただきましたLEDの防犯灯の設置への補助、本当新たに今回、昨年は確か市独自の太陽光の発電に対する助成を市で継続するという。あわせて今回、このように助成が事業として取り組まれるというのは私も評価する一人でございますけれども、若干、先ほど市長に市民力と職員力と地域力という3つの柱ということでお話させていただきましたけれども、LEDについてはまだ、技術的なもの、また、イニシャルコストの部分、また、ランニングコストの部分、さまざま課題もありますし、また、照度の問題も私もちょっと漏れ聞いているところであります。 そういうことで、やはりこのように助成をされることはすごい前進でありますけれども、このことはちょっと私も地域でいろいろさまざまな防犯灯のことについてもお声も聞くことがございます。そういう意味でいえば、余り行政がやるからどうかというよりも、若干パイロット的にここでやってみてこうだからという実験データをもとに、私は取り組まれるべき中身であろうかなと思うんでありますけれども、そこらについては、まだまだそこまで答弁できるかどうかわかりませんけれども、基本的なところについてお伺いをしておきたいと思います。 ◎市長(島津幸男君) パイロット的にやるというやり方は非常に僕はいいやり方だと思います。まさに、この市役所の本庁舎の廊下、あれLEDなんですけれども、あれ別に暗くしているわけじゃなくて、あれが一番明るいんです。ところが最近のLEDは実は普通の蛍光灯よりもはるかに明るい。今の数倍明るくて、本当に昼のような明るさのLEDがようやくできております。それが今、普通になっておりますので、議員おっしゃったように、この辺の技術革新が非常にLEDは進んでいるんです。 だから、パイロット的にやることによってそういうベストなものを入れられるということもありますので、この辺はちょっとその手法はちょうだいしまして、いいものを早くつけるというためにはパイロット方式でやらせていただきたいと思っております。以上です。 ◆29番(吉平龍司議員) ぜひ、さまざまな課題って私は申し上げましたけれども、つけたから終わりというのではなくて、つけてのその地域にもまた弊害が若干出てくる場合もございますので、そこらもちょっとぜひとも一つ一つ誠実に取り組んでいただければと思います。 最後になりますけれども、私ども市長さんにこれまでも現場第一主義ということで今回もまた、これまでの施政方針でも市長が取り組んでいただきました。そういう意味でいえば、今、国の状況を見ておりますと、私ども地域回ってみますと、本当に厳しいお声、やはりもうしっかりしてくれよという、今までにない叱咤激励もいただきながら、地方議会、また、地方自治、また、本当に地方に期待する声が非常に高まってきているというふうな感じもするわけでございます。そういう意味で、私どもも党是として生活者が本当に中心ということで、現場第一でこれまでも取り組んでまいりましたし、これからも取り組む姿勢は変わらないわけでありますけれども、市長さんも19年6月の当初に現場第一で4年間で走ってこられましたけれども、そのことについて、4年間本当にどういうんですか、全力で走り抜かれたんではなかろうかと思いますけれども、その走り抜かれての感想というか、評価というか、そこについて。これからどう生かしていくのかもあわせて市長の御見解をお伺いしておきたいと思います。 ◎市長(島津幸男君) 私は本当に土日もなく歩かせてもらいました。だけど、まだまだ、やっぱり足りない。例えば今回も徳山高校の卒業式に行かせていただいたんですけど、やっぱり周南っていうのはすごいなと。これは今まで行った高校もすごいんです、みんな。だけれども、やっぱり徳高のあのやり方。やっぱりさすが徳山高校岐山会だなと思って、改めて感心したんです。これは徳山小学校とか、もっといえば、ほかのところもそうなんです、実は。だから、教育面でいろいろありますけれども、私はやっぱり周南の強さというのは、この教育力というか、地域力っていうんですけど、実はお母様方も含めた教育熱心なこの町、こういうのを大切にするための下支え、頑張らなきゃいけないなと思っております。 そういうことで、いろいろ回るといろんな御意見なり、いろんなおくれているところも見えますので、また、議員の皆さんがありがたいことに市長と語る会のときに必ず2人とか3人、場合によっては4人来ていただいています。これは大変ありがたいと思うんです。だから、一緒になってやっぱり町をよくする、地域をよくするという姿勢が続いていけば、私はこの町は強くなっていくし、また、やさしい町になっていけると思っております。 そういう意味では、また、議員の諸氏のぜひとも地域に対する思い入れを強く持っていただきたいとともに御一緒できればと思っております。以上です。 ◆29番(吉平龍司議員) 最後にいたしますけれども、やはり市長が施政方針で述べられております「ぶれず、動じず、ひるまず」ということでこれまでも、また、これからもぜひ、取り組んでいただきたい事業、また、精神的な事業もあろうかと思います。ぜひ、取り組んでいただきたいわけでありますけれども、4年間、言い続けられました誠実でコンプライアンスをしっかり守って取り組んでいただきたいという考えが私はお願いの部分もありますけれども、申し上げますけれども、そこについてどのようにお考えか、ひとつ最後に御答弁いただければと思います。 ◎市長(島津幸男君) 「ぶれず、動ぜず、ひるまず」というのは強い言葉でございますが、もう一つ加えればやっぱり人の意見を聞かなきゃいけないなと、つくづく思っております。だから、そういう意味ではやっぱり唯我独尊はいけない。この年になって言う言葉じゃないかわかりませんけれども、皆さんの意見もしっかり伺いながらやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。 ○議長(福田文治議員) 以上で、公明党の質疑を終了いたします。 次に、参輝会の質疑を行います。 ◆8番(岩田淳司議員) 大トリになります参輝会の岩田です。昨日のくじ引きでは予備抽せんでは1番を引きましたが、その1番に9番を引いてしまって最後になりました。最後まで一生懸命頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。 やはり皆様が同じところで興味を持たれているところが多いですが、私も重なるところがないように質疑をさせていただきたいと思います。6ページのやはり「入るをはかりて出るを制す」、私も一生懸命、そちらのほうの勉強は重ねておるつもりですが、そういった意味でその中、それに関連して4ページの私は周南の港湾、国際バルク戦略について、港湾計画については大いに私自身賛成をしております。というのは、やはり私どもの周南市は強みにしろ、弱みにしろ、企業城下町というところが強うございます。その大企業がやっぱりもうかる、業績が上がると税収も上がる。そういったことを考えられての港湾整備等の積極的な戦略だと思われるので、その辺については私大変すばらしいと思っております。 それで、そのための税制アップにつながるための港湾整備、今、いろんな取り組みをされておると思うんですが、それについて全部うまくいけるように頑張っておられると思うんですが、やはり、入るをはかるために先に出しているわけですね、この場合は。そうすると、いつ入ってくるのか、いつ税収アップにつながってくるのか。今期だけの、23年度だけのことではないかもしれませんが、そういったことについてどれぐらいの展望で市長として考えておられる、税収アップ、企業が潤ってと。もちろん国際的に競争力をつけなきゃいけない周南市ですから、その辺をちょっとお聞かせください。 ◎市長(島津幸男君) 一つの例で挙げますと西のほうに名前言わなくてもわかる、一番単一工場では日本一のコンビナート企業ございますけど。その会社でも今後港が整備されれば、さらに一千数百億の設備投資をしますと。これ設備投資をされますと、次の年から一千三、四百億円といいますと、大体二、三十億円はだまって入るんです。固定資産税が。だから、即効性がすごくあるんです。また、工場は今つくるのが早いですから、1,300億円の工場でも1年半でつくっちゃうんです。だから、すごいスピード感でどんどん国際競争力を増されるし、また、この地でつくりたいという会長、社長のお言葉もあります。これは知事もよく存じ上げております。 そういうことで新南陽、徳山、下松港をバルクターミナルでお願いしますと言っているんですけれども、百に一つバルクターミナルにならなくても、もう実際うちはバルクターミナルなんです。だから、いわゆる国内の見学者は全部うちに来るんです。ほかの十数港は。だから、そういう意味で実際上、動いています。しかも、民間主導で動いている唯一の港でございますから、私どもは心配はしていないんですけれども、これをさらに貯炭量を上げるとか、レベルアップするというようなことでやれば、どんどん直接的に市税の増収につながるということは御理解賜ると思うんです。そういう意味で非常に即効性のある施策を港を持っているということを御理解賜りたい。 ただ、企業城下町とおっしゃいますけど、これは申しわけないけど、私はそうは思ってない。たまたまそれは大企業が二十数社ありますけれども、この町はもっと城下町としては本当の城下町ですよ。別に毛利藩が城下町じゃなくて、ものの発想が非常にきちっとしている。そういう意味では伝統的な文化、DNAがつながっているということで、そういう意味でしっかりした町だと、統一がとれたというと言葉はきついんですけれども、非常にスクラムが組める町だと思っておりますので、御理解賜りたいと思います。以上です。 ◆8番(岩田淳司議員) わかりました。 それでは、ちょっと質問を関連で変えていきます。5ページにやはり26年度からは合併特例債の適用一本化となりまして、5ページに書かれているような徳山駅周辺整備や、それから久米中央や、富田西部等の区画整理事業等が合併特例債を見込んで今、大急ぎというか、取り組まれておりますが、26年度からは、残念ながらそのスピードダウンがちょっと懸念されるんですが、その計画で財務部長が示されておられます年次市債の40億円程度の起債でという計画で、どこまでのスピードダウンをさせずにそういったことが進められていくのか、そういう心配があります。シミュレーションはできておらえるんでしょうか。それから、スピードダウンはしないんでしょうか、お願いします。 ◎財務部長(磯部恒明君) 事業とその財政の面での整合性でございますけれども、25年度までは合併特例債、これはもちろん御承知のように交付税の算入があるということで、私どもは積極的にこれを使っていっています。積極的に使っているというのは、逆に言いますと、今までやらなければならなかった事業、例えば区画整理、これももう合併する前からの各々市、町での懸案ですし、また、学校の整備もそうです。こういうなのは通常的なものにもつながっているのが大体半分。新しく市になって、いろんな計画でもってつくっている、いろんなコアプラザとかありましたし、いろんなものがあるんですけれども、これが大体約半分。今からちょっとこちらのほうが伸びていくと思いますけれども、あと180億円ぐらい残っておりますけれども、これは、そういうような形で有効的に使っていきたいと。 ただ、シミュレーションでもお示ししてますけれども、26年以降は、そういうような特例措置がないものになりますので、当然ペースは下げていかなきゃいけないと。そうしないと、後年度の負担というのは大きいです。ただ、今ずっと言っているのは、合併特例債がありますから、その分を差し引けば、今の負担よりも少ないですよというような形になっていますけれども、急激に40億円にするのかと、その辺は非常に難しいと思いますので、なだらかな形でそれに持っていかなきゃいけない。しかしながら、やはり今100億円ぐらいから百二、三十億円ぐらいまでの投資的経費をやっていますけれども、これはペースダウンしなきゃ、とても財政はもたないと私は思っています。 ですから、その辺はメリハリをつけて何をやっていくのかというのは、また、取捨選択をする中でやっていかなきゃいけないと。やはり、今、合併で使えるものは使えるけれども、やはり将来の見通しも立ててやっていかなきゃいけないというのが、私どもが言えるあれなんですけれども、それでもって今、推計はしています。 ◆8番(岩田淳司議員) そういった中で、100億円が一気に40億円に下がるというようなことではないでしょうけども、なかなかやはり途中で事業が途切れるようなこともあってもいけないし、その辺のことを心配されているから、ほかの諸議員が資産の利活用等の質疑を上げられて、それにこたえるような形で準備をされているということで、そちらに期待をしていくということで、この件については。 最後に、私からはあと一つだけ、一つ気になるところは、やっぱり福祉の件です。先ほど、顕政会、古谷議員から福祉の件について、ちょっと取り組みの熱意がこの書面からでは少ないなということで、私も正直な話、ちょっと書いてないなあと。特に障害福祉についてです。この間から、私も市長に一般質問等で直接上げさしていただいているように、わかっていただけるとは思いますが、そういう100人の、市長が先ほどおっしゃられた100人の親のうちの1人です。その中で、やはりどうしても子供についてると力が半分になって、外に向けて発信できるという力が弱いんです。ですから、老齢福祉ですけど、老齢福祉の問題は、やはり上に向かってみんな年を重ねていかれるので、その間に、自分が行く道ですから準備もできると思いますが、障害といった部分に関しては、そういったことで非常に発信力が弱いところがあります。 で、私申し上げましたけども、やはり周南市の財政の部分でも非常に厳しい中で、施策の中に、またそういったものをきっちりと織り込んでいっていただかないと、なかなか県を待ってても立ち行かないことも多いでしょうから、そういったことで、ぜひ、先ほど市長はおっしゃられましたが、ライフケアプラン等をつくられるとか、それをちょっと立ち入ってみれば、県がプランを立てて、アクションを市が起こすというのは結構通りそうなところもあるんでしょうけども、そういったことができるんであれば、ぜひやっていただきたいと思って、もう一度、古谷議員と重なるかもしれませんが、そちらについての取り組みの意欲を、この施政方針には載っておりませんが、そういったことを言っていただけるということでしたので、ぜひ一言お願いいたします。 ◎市長(島津幸男君) 私自身では、今までなかったように、例えばハンディキャップのある団体の皆さんと年に2回必ず要望を伺う会をスタートしまして、ずっと4年間続けております。それから、今みたいなライフケアプランとか、私もきっちりやりたいということで。 これは、本当はこれに書くまでもなく、やらなきゃいけない基本的なことだと思ってるんです。ただ、まだまだ確かに市民の皆様にもっと発信しなきゃいけないということはありますので、古谷議員も言われましたけども、これはちょっと反省として、私のほうでは当然のことと思ってやり始めたことですけども、もう一度発信力を強めてやらなきゃいけないと思っておりますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。以上です。 ◆9番(徳原尚一議員) それでは、続きまして、施政方針の4ページの産業立市プロジェクトについてお尋ねいたします。 下の行になります。造水事業、水をつくる事業については、「水資源に悩む周南コンビナートにとって「恵みの水」になるとともに、「ウォータープラザ周南」が21世紀における世界戦略の一端を担うものと期待しています」というふうに書かれております。 このウォータープラザ周南といいますか、水事業を展開されてると思いますけれども、市民の方もたくさんテレビを見ていらっしゃると思いますので、改めてこの水事業について、市長のお考えをお聞かせください。 ◎市長(島津幸男君) 実は、先々週ですか、先週ですか、この日本で珍しいんですけど、造水プラントの関係の、お手元にありますねパンフレット、やらしていただきまして、150人ぐらいの日本じゅうから大学の先生、行政の方、それから実際のプラントの方を含めて来られまして、非常に大成功であったと思いますが、その中に北九州からも来ていらっしゃいまして、どうして来られたんですかというふうに言いましたら、市長から特にこれだけは行ってこいと言われたというんで、北九州市と今、実はうちが張り合っているのをわかっているんですね、北九州の市長も。うちのほうが進んでいる。これは中身的にも、海水からだけじゃなくて、うちは、もう海水を抜きにして、下水と工業用水からまた新しい造水をしていくというところで、本当に先端的な、日本でも今最も進んだノウハウと実用化が日本ゼオンさんとの間でできています。 そういうことで、我が町でシンポジウムを開いていただいたんですけど、だんだんこのやり方が気がつかれてるんですね、ほかの町でも。だから、うちでもやろうじゃないかというところが出てきております。だけども、我が町は何が有利かというと、その渇水状況です。本当に命がけで水をつくらないとやっていけない町なんです、工業用水は。それと、もう一つは、やっぱりこの港があって世界に開かれている、国際性が豊かであるということでございます。 造水事業は、我が町のためだけにやるわけじゃありません。まさに、これから姉妹都市をやろうとしているシ博市を含めた中国全土は、今、渇水状況で困っております。もっと言えば、世界じゅうが今困っておりますね。だから、そういう中で本当に命の恵みといいますか、これで利益を得るとか得ないとかを超えて、人類にとって絶対やらなきゃいけない事業だと、我々は強く思っています。また、その先端をこの町が走れるような地の利とか、天の時があるということはありがたいことだと思って、しっかりやりたいと思います。 ということで、先般のシンポジウム、議員も参加されましたけども、あの熱気は、私は多分これからどんどん大きくなっていくと思いますので、常にこの分野では、造水の分野では、我が町が日本のリーダー役、いわゆるトップリーダーとして走っていけるように頑張りたい。これがそのまま市民の皆さんにとってもプラスになることでございますので、ひとつ御協力方、よろしくお願いしたいと思います。 そういう意味で、今のエリアを、ここにありますけども、ウォータープラザ、名前は格好いいんですけども、造水のいろんな設備、基地、それから上下水道の基地として展開できるようなために、こういう名前をつけさしてございましたので、どうぞ、また改めて御見学賜りたいと思います。以上です。 ◆9番(徳原尚一議員) すばらしい事業ではないかなというふうに思っております。先ほど中国のことを言われましたけれども、中国の経済というのがすごく成長していると、高成長であって、それに伴い人口の増加、都市化、工業化などの進展によって、工業用水と生活用水に対する水需要は急速に増大しているというようになっているということです。で、先ほど市長は、お金には関係ない、別に商売しとるわけじゃないということを言われましたけども、中国50兆円の水ビジネス争奪戦というような、世界的に注目しているようなところにあるみたいです。今後10年で50兆円が投入されるということで、水不足と水質悪化の問題が深刻であるということであります。そのようなものを技術的な形で造水するというような知恵といいますか、そういう事業を世界からいただきたいと。そういったところで、まず周南市は全国でも先を走っているというお話だと思います。 これは、水不足というのは、いわゆる今だけの問題じゃなくて、これから水というものは、先ほどの産業とか世界を見ても不足するというような実情にあると思います。そのような中で、中国の富裕層の方々が、国内では北海道とかそういったところの山林の地域を買われるということが出てますけれども、その山林の地域を買う目的というのが、その水を確保するというようなことがあって、これも大きな問題になっているというふうに聞いております。 そのような中で、先ほど、地方自治体によっては長年蓄積してきた上下水道管理の技術とノウハウを武器に中国に打って出ようという動きが始まっているというふうなところで、本市もやっておりますけれども、よその地方自治体も、こういったところで連携されてやっておられる、そういうふうなこの水の造水というような仕組みを、今みたいなことで確立するというんでしょうか、そういうふうなところで取り組んでいるということでございます。 そのような中で、今みたいなところでありますけれども、次の質問に移らさせていただきます。 水と同時に、あわせて、食料危機というような現状にありますですね。物が高くはなっているというふうな形のところで、これは中東の紛争等も問題等もありますけれども、先ほど申しました中国等の発展等に伴う問題があります。そのような中で、いわゆる新興国、中国、インド等の消費の拡大や人口の増加、それから異常気象とかマネーゲームというふうな、そういうふうな作用によって物が上がってくるというふうな形になっております。食料危機というものが叫ばれておりますけれども、こういった食料も大きな問題ではあります。 市長が掲げられておるこの施政方針の中で改めてお尋ねいたしますけれども、3ページの一番最初のいのち育む里づくりプロジェクト、ここでは、昨年 "いのち育む里づくり"部を新たに創設されたということで、それから、6ページの、ことしですけれども、今年度は"いのち育む里づくり"部の拡充というものが組織として変えられたということでございますけれども、この組織変更でございます。 改めてお尋ねいたします。"いのち育む里づくり"部というものは、どういったことを取り組まれるのか、そして、この取り組まれた結果によって周南市はどのような形になっていくのか。また、改めてこの部を組織拡大されたということはどういうことなのかということを、お尋ねいたします。 ◎市長(島津幸男君) 理論的には、山下部長がすばらしい理論を持っていますので、後ほどフォローしてもらいますけど、私の気持ちを述べさしてもらいますが、やっぱり金剛山を境にして、本当にコンビナート、世界でもトップレベルのコンビナート群に対して、金剛山から後ろ、もしくは島嶼部、半島部においては、先ほど申し上げましたように、市民1人当たりの投下資本も少ないし、私が、強い言葉で言ってはいけないんですけど、やっぱり格差といいますか、やっぱり感じるんです。だから、不便度とかを含めてですね。 そういう意味で、やはり生産力をいい意味で上げる。もっと言えば職がそこで持てる。生活ができる。子供たちを学校に行かせるというような意味で、やっぱり目をいろいろ向けてみると、やっぱりここは工業地帯にないすばらしい自然と、まさに水もですけども、ございます。それから、300メートル、350メートルの高さの、これからもし地球温暖化が本当に起こったときに、まさに日本でも残された肥沃な土地があるわけです。その高さなら幾らでもあるんですよ、火山地域にいけば。あの阿蘇山に行けば。だけども、これだけの肥沃な土地はないわけですから、そういう意味で、ぜひともこの宝の山を今のうちに、いざというときに使えるだけじゃなくて、もっと多くの市民の方がそういういのち育む里に出入りしてもらう、もしくは住んでいただく。近いんですからね。須々万なんか本当に十数分で行けるなんていうと、東京でいうと、東京駅から新宿へ行くより近いんですから。だから、そういう便利なところに、これだけのすばらしいエリアがあるわけです。そういう意味で、ぜひともこの宝の山というか、宝の海を皆さんと一緒に共有したいと。 私、この前、森林の関係で調べましたら、市民1人当たりたしか100本だったかな、材木が。いろいろあるから100本とは限りませんけど、少なくとも数十本は1人当たり持っているぐらいの、市有林でですよ。もう大変な恵まれた、皆さんに差し上げるとは言いませんよ、これは市に預からせてもらっていますけども。そういう意味で、それ一つ見ても力があるという町でございますので、そういういろんな思いで、これも単に利に走っているわけではありません。これだけの自然がきれいな空気とか水を与えてくれてるわけですから、そういうトータルな面で大切にしていきたいし、しかも、天候的にいえば、ここが荒れてても、渋川は75センチの大雪だと。ことし申し上げていませんけども、本当に鹿野の総合支所は雪おろしでてんてこ舞いだったんです。今までないことでございます。だから、逆に言えば、そういういろんなバリエーションのある町でございます。本当に日本の縮図だと思っておりますけど、そういうトータルでいろんなそこに住む人がハッピーで、不便のないような生活にするための努力をしなきゃいけないと思っておりますので、ひとつよろしくお願いします。以上です。 ◆9番(徳原尚一議員) よくわかりました。中山間地域の再生といいますか、そういった取り組みですけれども、先ほどもお話ししましたように、そういうふうな中山間地域を盛り上げるということと、先ほどもお話ししました世界的なことからいうと、いわゆる水とか、食料というものがこれからどれだけ大切なものかというものを、改めて今の世界を見ると、そういうふうな危険性等、そういったものを自分たちのところから生産できるということが、これからとっても大切になってくるんではないかなと。その中で、先ほどの造水と、そして、"いのち育む里づくり"部の取り組みというものが、そして農業の振興といいますか、そういったものに力を入れていくということが、我々にとって将来かけがえのない財産にもなるし、世界的にもとてもいろんな困難に対しても大切な早期からの取り組みになるんではないかなというふうに感じております。 そのような中で、改めてお尋ねいたしますけれども、市長は、そういうふうな見方をしていると、お世辞でも何でもないんですけど、いろいろ打たれとる手が、先ほどの造水のウォータープラザ周南とか、それからシ博市との連携とか、それから、いのち育む里づくり、それから、道の駅、給食センター、そういったものと今のいのち育む里づくりをつないでいくというふうなとこだというふうに見えてくると、いろんなこの周南市としての財産というものと、それを効果的に発揮していくハードの建物というものが見えてくると思うんですけれども、最近ちょっと気がかりなのが、以前言われていました食育とか、地産地消とか、もちろん山下部長のところでは大切に取り組んではいらっしゃると思うんですけれども。きょうは、この施政方針ということでお尋ねいたしますけれども、そういったものが、このハードの建物だけでなくて、そういったことを意図した道の駅のあり方とか、それから、給食センターのあり方、子供たちを思ってとか、農業の振興とか、そういったものとつないでいくというような話がなかなか今見えてこずに、道の駅というものは、こういったものは出てくるんじゃなというよりも、思いがなかなか感じられないんです、そこんところでですね。 だから、決してそういうことじゃないとは思っております。今みたいな形のことでから、そういうふうな市長の周南再生というものは、そういうふうなねらいがあると思いますけれども、そういったところも含めて、もう一度さっきの食と、農業と、それから道の駅と給食センター、この辺に対する思いをお聞かせください。 ◎市長(島津幸男君) 地産地消とか食育は、もう今までは、いわゆる文句というんですか、スローガンだったんですけど、今はもう実行されてるんですね。実行至上主義で、もう実際走り出しておりますので、あえて言うことはないのかなということで、落したんです。 ただ、おっしゃるように、そうは言っても、まだ道の駅は完成してないわけですから、そこに向かってやっぱり地産地消というのは基本だよということを打たなきゃいけないというのは事実です。おっしゃるとおりだと思います。 ただ、例えば食育も、これは教育長以下の教育委員会も頑張ってくれて、やっぱり3年半前の体格が非常に悪かった小中学校から比べて、体格もよくなってきたし、細かいことがかなり改善されたために、それに応じて学力も非常に伸びましたね、この3年半で。そういう一つ一つがプラスの方向にもう動き出しているもんですから、私は、その加速をどんどんしていけばいいと思っておりますので、今回、本当はやっぱり載せなきゃいけなかったとは思いますけども、特に省いたわけではございません。もう実際動き出しているんで、少し安心して落としてしまったというのが事実でございますので、おっしゃるとおりだと思っております。 道の駅も含めて、これももうどんどん実体化しております。具体化しております。具現化しておりますので、ひとつ皆さんと御一緒に進めていきたいと思っております。 要は、今までの空文句といったら言葉は悪いんですけども、スローガンだけじゃなくて、有言実行が緒についたということで、今回のこの施政方針にさしていただきました。以上です。 ◆20番(青木義雄議員) 今回の施政方針を短い時間ではありましたけども、何度も読まさせていただきました。非常によくできているというふうに思っていますし、市長の思いがこの文章に詰まっているんだろうというふうに思いました。私なりに読む中で、そうはいいましても、少し疑問というか、疑念に感じた部分が幾つかありましたので、その部分は今までの議員の方々の質問がほぼ出てますので、重複は避けますので、2点ほど確認というか、私の疑問にお答えをいただきたいというふうに思います。 まず、4ページ、「鶴保護対策につきましては、本年11月、本市において、国際会議「生きものと人・共生の里を考えるシンポジウム」を開催します」ということであります。当然そのシンポジウムを開催するということなんだと思うんですが、私はちょっと、方針として大切なのは、やはり保護鶴移送事業だろうと思うんです。これは、今までも取り組んできておりますし、周南の八代にツルの飛来数を回復するというのと同時に、あわせて、出水の集中をまた分散するという壮大な計画、国も県もお金を出していますし、まさに世界に誇れるビッグプロジェクトだと思うんですが、そのことに全く触れられてないと。シンポジウムがいけないというわけじゃないんです。シンポジウムも大切だけども、やはり方針として大切なのは、やはりそちらの事業じゃないかなと思うんです。それが記載されてないのは、ちょっと私、あれと思ったんで、ちょっと確認をしたいと思います。 ◎市長(島津幸男君) 実は、ダイバーシティというんですけど、いわゆる分散化をどーんと出すと、これは私初年度にそれをやって大失敗したんですね。100や200羽ぐらいのツルは、出水の市長さん、頼みますよと言って、出水で大問題になりまして、出水の人は万羽ヅル、万もいるんですけど、それは自分たちが1羽1羽大切にしたからここまできたんだと。それを、どっかから市長が来て、100や200は、いいでしょうなんて言うとは何だというんで、えらく失笑という批判を受けまして、ああ、そういうもんだなと。この出水も、うちもそうですよ。八代もそうだけども、出水の人のツルに対する思いってすごいんだなと改めて反省しながら、出水の市長さんとも話して、私ども今、出水市に行ったら、ツルの総合病院、世界で唯一は熊毛の八代ですよ。だから、連れてきてください。実際そこに来た、治ったツルが今年もまた行きましたけど、今2羽かな、うちに戻らずに、残念ながら出水に戻っているわけですね。 そういうことで、私どもとしては作戦というと失礼だけども、ここでいえば作戦にならないんですけども、この国際シンポジウムは、実は環境省とか文部科学省と一緒に、まさにツルの鳥インフルエンザで今、大問題になっておりますけども、この分散化のための世論、しかも、うちだけじゃなくて関係する、北朝鮮は来られるかどうかわかりませんけども、韓国も、中国も、それからロシアの皆さんも入れて。しかも、単に学者だけではなくて、できたら、その地域の子供たちも含めた、NPOも含めた大会にしたいという強い思いがあるわけです。要は、これは一つの、議員がおっしゃったような分散化の世界的な世論づくりの一つなんですよ。そこをぜひとも御理解賜りたい。 ただツルが来て、ちょいな、ちょいなとやってる場合じゃなくて、まさに、我々が日ごろから言ってる分散化をしないと、ツルが全滅しますよというのが目の前に、去年、ことしと出てきたわけですよね。だから、そういう意味で、今回の会議は非常に注目されます。また、国も力を入れてくれることになっております。山階鳥類研究所も含めて、国立大学の先生方も非常に注目していただいています。手伝ってくれるということも約束も得ております。 そういう意味で、単なるシンポジウムじゃないということを、ひとつ御理解賜りたいし、また、皆さんもぜひとも御参加いただいて、我が周南の本当にツル、「ツルは千年」と言うと笑われるんですけども、ぜひともそういう意味での、かなり戦略性のあるシンポジウムだということを御理解賜りたいと思います。よろしくお願いします。 ◆20番(青木義雄議員) 今回この八代のツルのことを一般質問に上げている方もおられますので、もう触れませんけども、私はシンポジウムを否定しているわけではない。これも大事だけども、今までずっと継続しているその保護鶴移送事業もすごく大事だと。その文言がないというのが、どうなのかということをお伺いをしたということでございます。 次の質問にいきます。5ページの中ごろですけど、「本年10月、いよいよ「おいでませ!山口国体・山口大会」が開催されます。開催まであと、214日」ということであります。 国体が開催が決まって10年、周南市に国体準備室が設置されて6年、ことしがその集大成です。私は、ある意味いろんな事業も大切だと思いますけども、ある意味この国体というのは、本年度の最重要事業と思います。その割には、ちょっとこの施政方針の中でその思いが、私はちょっと感じられなかったと、文言としてですよ。文言として私はちょっとその部分の意気込みといいましょうか、その取り組む姿勢というものがそこまで感じることができなかった。これ正直そう思ったんです、これ読んで。 だから、そこまでの期間をかけてやってきていますし、特に、山口県の国体というのは、例えば広島とか、岡山とかという巨大都市があって、そこに競技が集中するという状況ではなくて、やはり周南市程度の規模の市が適度に分散して、いわば種目も適度に分散して開催される。これが山口県の国体のある意味特徴なんですね。その中で、それぞれが合併後のまちづくりの進んでいる中で、それぞれが国体を開催する。これはどういうことかというと、私は、単なる国体は一つのスポーツイベントではなくて、それぞれの市の合併後のいわば市民力、職員力、地域力、それがそれぞれの市で試される場だというふうに思うんです。ある意味、周南市が強い周南、市長が掲げる品格と上質な都市、それを示す絶好のチャンスですよ。そういうとらえ方の中で私はちょっと国体というのを見ていますので、そういう意味では、やや物足りない部分があるので、多分フォローがあるんだろうと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◎市長(島津幸男君) 大変ありがとうございました。駅の看板から含めて、私はほかの市には負けてないと。いわゆる派手ではないかわかりませんけど、結構派手にやってるんですよね。だから、見ていただければわかりますけども、それは、まさにこの御幸通から始まって、花いっぱい運動から含めて。 ただ、もっとやれと、昔のオリンピックが来たときのようにやるんだというのもあるでしょうけども、私は、私のこの町のレベルでは、市民の皆さんも、例えばボランティアでも500人の予定が600人、700人と来ていただいてますし、ただ、十分とは言えませんけども、それなりの意識は上がってきてると。 で、第一、アリーナを含めた毎週週末のスポーツ関係のイベントを含めてですが、本当に全国レベルで今どんどん、それから町の旅館も含めてね。ただ、まだまだここに来られた方が本当に国体がここで何があるんだというのを、駅には大きなポスターがたくさん、もしくは壁絵がかいてありますけども、そのためにも5月明けにはやりたいと思いますが、駅の一番目立つところに、そういう国体の案内所とか、新幹線を出たら、もう国体だらけになってるというようにしたいということで、今回も、南口の駅の2階のフロアーをもう一つ大胆にレベルアップしようと思っています。これも基本的には国体も一つの大きな契機でございますので、ひとつ御心配にならないように。また、逆に議員のほうもいろいろやっていただいていますけども、これからもひとつよろしくお願いしたいと。 ただ、従来の国体と比べると何かいま一つね。県は、やるやると言ってるんですけども、これは一種の戦争と同じと言うと失礼ですけど、総力戦なんですよ。だから、1つだけやるやると言うんじゃだめで、花もあいさつも含めてですけども、この町の観光とか、歴史、文化。もっと言えば、文化会館から、音楽の関係とか、すべてが国体に向けてずっと集中していかなければ、なかなかイベントとして盛り上がらない。そういうのを見ながら、我々は、ちょうどこの秋はいろんなこのツルのシンポジウムもやりますけども、同時にNHKが中心になる「坂の上の雲」、いよいよ児玉源太郎閣下が出られるその時期に、いろんな意味でそこにフォーカスを当ててやっています。ここには出ていませんけども、花火大会も国体のプレイベントとして9月17日ですか、2週間前にやろうということで、今のところ大体内定しました。本当は10月1日にやりたいんですけど、これは絶対無理だということで。 そういうことで、いろんなイベントを含めて、そこにずっと集中しておりますので、ひとつ議員もぜひともそれに参加してもらいたいということで、この中に、最初に、まず第1号に国体に向けてと、やるべきだという御意見だと思いますが、それはひとつ思いがここに入っているということで、御理解賜りたいと思っております。国体については、私も本当に積極的にやっています。議員の諸氏にも、みんな国体のマークを結構つけていただいてて、本当にありがとうございます。これからどんどん買っていただいて配っていただければと思いますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。以上です。 ◆19番(長嶺敏昭議員) 皆さん、お疲れさまでございます。最後の質問者となりますと、もう落ち穂を拾うほどの質問しかないんですが、2点ほど簡単に確認をさしていただいて終わりたいと思います。 最後のページに、まあ触れらた方もいらっしゃいましたが、コンプライアンスの厳守と現場主義に徹底しますという文言があります。コンプライアンスという部分では、当然のことであります。で、現場主義ということで少し市長のほうもお話しになったと思うんですが、これは、市長が各地の現場にフットワークよく出向いて行かれるということばかりの方針ではないはずでありまして、職員力というか、行政力、これを一歩進めるための方針であろうと思うんですが、これをどのようなイメージで私たちはとらえたらいいのかというこの1点、確認をさしてください。 ◎市長(島津幸男君) まあ現場主義というのは、本当は現地・現場主義なんですね。事件が起きたり、もしくは、がけ崩れが、もしくは、ごみ袋が落ちてるといったら、その現地ですぐに責任者なり担当が行って、即対応する現地・現場主義でございます。そういうことによって、ともかく現地を見ることによって対策もとれるし、迅速な処理ができるということでございまして、これは、私、今回の災害だけではなくて、いろんな住民の皆様からの、ごみ袋が夜中の2時に落ちてて、とりにこいといったときに、即行くというようなことも含め、また、工事関係では、今は、もう3回目ですから、また本人からしかられますが、吉木部長のところは本当に、もうそういう意味での言葉は悪いんだけども、特殊部隊みたいな感じでつくっていただいてやっております。 だから、私は、そういう意味ではかなり、すぐやる課というか、そういう面で、この現場主義が生かされるのが筋だし、まだまだそういう意味では、例えば栄谷ではまだごみが落ちてるよとか、いろいろあります。だけど、そういうのをいただきながら、やれるところからどんどんやっていくということでやっていきたい。 特に、先ほども青木議員からありましたけど、国体に向けて、やはりお客様が来られたときに、周南というのはいいとこだなというようなためにも、そういう面で市民の皆様からのいろんなそういう御注意を賜って、そこに対して即応していくという体制が現場主義だと思っておりますので、ひとつよろしくお願いします。 ◆19番(長嶺敏昭議員) 特定の部署だけでなく、その現地・現場主義ですか、こういう徹底をして市民に、行政力とか、職員力が見えるようなことにつなげていっていただきたいと思います。 最後ですが、今、市長も触れられました。私も昨年、シ博市のほうへ派遣していただきまして、ちょっとあちらの都合で延期となったシ博市との友好都市提携でありますが、あちらの市役所の市長さんの都合ということであったんですが、日中間はいろいろなことがあったと思うんですが、不安なく進められるのか、連携はとれているのかというのを確認をさしていただいて、最後の質問にしたいと思います。 ◎市長(島津幸男君) 最近もまた市長からお手紙をいただきますし、私からも、もう本当に頻繁に、月1回以上連絡を取り合っています。そういう意味では、少なくとも市長同士の友情については変化ありません。向うも何とかことしはやりたいということで来ておりますから、ただ、国の事情もありますけど、今またかなり改善されたと思っておりますので、何とか今年じゅうにやりたいと。 そういう面もありまして、6月の7日から13日でしたか、ちょっと日にちがもし間違ってたら申しわけないんですけど、6月に、山東省にあります孔子の生誕地は曲阜でございます。同じ山東省です。それで、私どもは、徳修館、熊毛に孔子を祭った200年にもわたる聖堂もございまして、そういう面で孔子の像をいただいたんですけども、6月にこの市の美術博物館で、これは珍しいんですけども、孔子の展覧会を1週間ほどやってみようかなということで、今、動いています。孔子の実際の現物、いろいろお使いになった物とか、いろんな孔子にまつわるものも含めて、いい意味での日中友好ですけども、それを超えて、この地元で200年も、また、徳山小学校等におけるいろんなそういう助の気持ちとか、いろんなものがございますので、ひとつやらしていただければと思います。 そういう意味で、いろんな瞬間的な政局といいますか、ございますけども、我々はやっぱりシ博市との間を含めて山東省とは仲よくしていきたいと強く願っております。ひとつよろしくお願いしますし、そのために、この先週ですが、春節祭、中国のお祭りというか、正月はまさにこの時期なんです。そういう意味で春節祭、スプリングフェスタを市民ホールでやらしていただきまして、いろんな中国の実情と日本との差なんかもシンポジウムをやらしていただいて、そういう面で、やっぱり我々は隣の国とは仲よくしなきゃいけないし、また、違いは違いとして認めるということで、その中で、奥様が一番びっくりされたのは、やっぱりごみの分別で、これだけ資源を大切にするというのはすごい。何でもかんでも同じ袋に入れる中国と違って、やっぱりここだけで日本というのはすごい国だということを言われたときは、なるほどなと思いました。そういうことで、ごみの分別もひとつ御迷惑をかけますが、よろしくお願いしたいということで、私からの話を終わります。以上です。 ○議長(福田文治議員) 以上で、参輝会の質疑を終了いたします。 これで施政方針の質疑を終了いたします。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) ここで暫時休憩いたします。次の会議は16時20分から再開します。   午後 4時06分休憩 ──────────────────────────────   午後 4時20分再開 ○議長(福田文治議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) ここでお諮りいたします。本日の会議時間は、議事の都合により、この際あらかじめ延長したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 御異議なしと認めます。よって、本日の会議時間は延長することに決定いたしました。────────────────────────────── △日程第3議案第24号から第54号まで         (質疑、委員会付託) ○議長(福田文治議員) 日程第3、議案第24号から第54号までの31件を一括議題といたします。 これより質疑に入ります。 まず、議案第24号について質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆34番(古谷幸男議員) 二、三点ありますが、一つずつ行います。ページを言ったほうがいいですね。 ○議長(福田文治議員) はい、お願いします。 ◆34番(古谷幸男議員) まず、土木費のことですが、財務部長の説明では16.7%減ということであります。周南市一般会計予算書及び予算に関する説明書の238ページ、土木費が載っております。で、施政方針の中で、先ほど機構改革で、防災建設部ということで、新年度から行うということであります。で、気になるのが、今も申し上げましたように16.7%減ということです。これで何が気になるかといったら、企画総務部長の話では、先ほどのお答えでは、すべてのいわゆる天災、自然災害等に対応できるということでこの部をつくるんだということでありました。市長もそのお考えだと。 そうすると、この16.7%のマイナス予算です。これにかかわるものとして、実はそういう災害対策に対する技術職の職員の配置はどうなるんであろうかとか、予算全体がそういうものに対応できる予算がどういうふうになっていくのかということです。そうしたことが非常にわかりにくい予算と、考え方と、体系によって出ておるということです。このことについて、まずお聞きをしたいということであります。 ◎財務部長(磯部恒明君) まず、16.7%減ということで、15億5,000万円程度減額になっておりますが、これの一番大きな原因は、下水道が公営企業化しました。そういうことになります。そういう関係で約23億円ぐらい繰出金であるんですけれども、これが衛生費のほうに行っています。これが一つは大きいんで、ちょっとその辺で見方が異なると思うんですけれども、これがございます。 で、土木が落ちた原因というのは、やはり大きいのは、そこにも上げておりますけど、久米の区画整理の件とか、そういうようなのがありましたので、一番大きいのは下水道の組み替え、これが一番大きい原因でございます。 ◆34番(古谷幸男議員) ということは、通年ベースでいくと通常の土木費の予算体系であると、こういうことですね。そうすると、先ほど言われたいわゆる防災に対する迅速な対応とか、そして、その部分に対する予算措置とか、そうしたものはどう対応されていくのであろうかということが非常にわかりにくいと私は思いますが、市長、お答えになりますか。──そうですか、お答えいただいたらと思います。 ◎副市長(住田宗士君) お答えいたします。組織を防災建設部としたということでございまして、要するに、危機管理課及び土木関係を一緒にして防災建設部といたしました。予算は、それぞれこれ予算というのは目的別でございますから、組織とは若干異なってまいります。ですから、防災の経費につきましては従来どおり消防費の防災費、また、災害復旧工事につきましては災害復旧費、これは従来どおりの組み方をしています。 そういうことで、その辺の組織と予算の形というのは所属別ではなくて、予算的には目的別になっていますから、これは従来と何ら変わったものはございません。 ◆34番(古谷幸男議員) 言われることは十分理解できるんですが、いわゆる防災建設部ということになりますと、そこですべての機能を達しようということであれば、今言った考え方で本当にいいのか。技術職の配置はこれで十分なのかという検証はきちっとされてるかどうかということです。そうしたことを考えた上で、私はやはり防災建設部とした名前をつけられるんであれば、そういう対応をしていかなきゃいけないというように思うんですが、いかがでしょうか。 ◎副市長(住田宗士君) これは、今までも企画総務部と都市建設部で分かれておりましても、防災危機管理課のほうの指示によります、また、現場の指示によりまして、お互いに連携をとりながらやっておったということであります。予算も従来どおりそれぞれが所管して、それぞれでやっておったということでございます。 ですから、今度は、その頭が防災建設部ということで、管理課をトップにして今の土木関係部署が一緒になって、先ほどから担当部長が説明しておりましたが、災害時の応急対応、また、災害時の復旧について連携をより密にしてやっていこうという組織でございますので、人員配置等につきましても従来と何ら変わりません。 ただ、応援班とか、地域班とか、それぞれほかの部署におります災害での応援体制につきましても、これは従来どおり企画総務部におりましょうが、防災建設部におりましょうが、その防災危機管理課のほうから指示を出して全体的な職員配置を行ってまいりたいというふうに思います。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。 ◆1番(中村富美子議員) 新年度の一般会計の予算は635億円でございます。で、今回この内容を見てみますと、基金を取り崩しをしなくても編成ができたということで、ましてや今度は基金のほうも20億円程度いろいろなところで積み立てをされていますけれども、このように20億円程度の基金ができたという主な理由は何でしょうか。 ◎財務部長(磯部恒明君) 21年度の年度末の財政調整基金が10億円ということで、今年度約21億円程度ぐらいになるんですけれども、それから、来年5億円積むことになりました。 それは、基本的には、我々は当初から財政の中期見通しをつくる中で、健全計画にも入れているんですけれども、ある程度の調整基金はつくっていきたいということで、基本的にはそれを含める中で今回の査定に臨みました。予算編成に臨んで査定しました。そういう中で、ある程度意識的にそういうなのはつくっていきたいということでやってきましたんで、ある部分はいろんな形で所管に協力していただく中でやってきましたし、また、いろんな事業も、一つは15カ月予算ということで、12月補正でもっていろんな事業を、きめ細かな事業とか、そういうような国の対策を活用する中で、そのような財源をつくっていったというのが実情でございます。 ◆1番(中村富美子議員) それで、地方交付税のところでお聞きしたいんですけれども、新年度は地方交付税が85億4,800万円、あわせて、臨時財政対策債が28億円ということになっていますけど、臨時財政対策債は後年度に地方交付税に措置されるというふうなことをおっしゃってますけれども、この23年度の85億4,800万円のこの地方交付税を見ると、どういうふうにこの臨時財政対策債が反映されているということになるんでしょうか。 ◎財務部長(磯部恒明君) 臨時財政対策債の交付税算入というのは、これは国で交付税法でもって定められるんですけれども、償還が20年で利率を決めるわけです。これはもう、実際本市が借りる場合、5月ごろ大体借りていきますので、そのときの実際の政府資金なら政府の資金でもっての利率が決まるんですが、国が定めて、償還は20年でもって利率を決めていきます。そして、それでもって交付税算入していきますので、例えば市が借りたときには1.5%だったけれども、国のその決めたのが2%というようなものもあります。ちょっと利率は大きいですけれども、まあそこまで大きくはありませんけど、その差はあります。ありますけれども、20年にわたってそういうような形で翌年度から算入があります。ですから、100%算入というのはそういう意味でずっとやっていますので、ことし、22年に借りれば、23年には、もう利子が出てきますので、利子相当分については、もうその次の年の交付税算入にはなっていくと。それからずっと20年なら20年なっていくということなので、翌年度から算入されているということです。 今回そういうふうな借金を国が交付税を、本来、昔だったら交付税はみな減じてくれてたんですけれども、国も財政が厳しいということで、臨時財政対策債というのをやって、後年度で見てあげますよというような形になってますけれども、仕組みとしてはそういうような形で、理論算入というんですけれども、そういうような形で措置してくれるというようなシステムになっています。 ◆1番(中村富美子議員) それで、新年度の予算もそうですし、22年度の予算も基金を取り崩ししなくて編成できているということで、基金もそういうふうに積み立てをしているということで、これまでは、市のほうとしては財源がないということで、いろいろ市民の皆さんには負担を強いてきたところもあると思うんですが、ここ一、二年の経過を見ると、財源はあるというふうに私は思うんです。私はそういうふうに認識しているんです。それじゃあ、財源はあるんだから、じゃあ市民の皆さんにいろいろな要求があるんだから、そっちのほうへ回すべきじゃないかと。だから、基金も全くしないでいいとは言いませんけれども、その基金の額も財調は5億円でしたか、今回はされていますけれども、それほどしなくっても、もう少し市民生活に回せる何かがあったんじゃないかというふうなことを思うんですが、そのあたりはどうでしょうか。財源は私はあるというふうに認識します。この考えが間違っていないか、いるか。 ◎副市長(住田宗士君) 私は、その考えが間違っているとも、間違っていないとも、よう言いませんけど、一応取り崩しができなくて予算が組めたということは悪いことではないと思います。 そして、先ほどの質疑の中でもいろいろ出ておりました。25年で合併特例の措置が終わると。26年度からは一本算定に段階的に入っていく。合併特例債もないという状況の中で財源調整のための基金として一定の額を確保しておくというのは、やはりこれは余剰ではなくて、やっぱり目的だろうというふうに思います。 ですから、そういう趣旨で、できるだけ財政調整基金の取り崩しをしないで、調整基金のほうとか、減債基金のほうへ積み上げていくという短期、中期の財政運営の結果だろうということに思いますので、そういうふうに御理解をいただけたらと思います。 ◆24番(形岡瑛議員) 一般会計について大体3項目、主な項目として質問をさしていただきます。 まず、第1点、"いのち育む里づくり"部関係の事業。大体大綱質疑ですから、予算の概要に基づいてやらしてもらいます。これは10ページ、第1のプロジェクトとして掲げられております。昨年は、初めて市長が、私が一生懸命中山間地を自分の足で何年かかけて歩いて、それを市長にぶつけたことが、多少は私もここの役に立ってるのかなと。まあ市長のイニシアチブでしょうけども、思ってはおりますので、これを取り組まれたことは高く評価しましたが、中身についてはいろいろ、昨年度も問題点を指摘さしていただいたんです。2年目のことし、ちょっと、これ本当に申しわけないんですが、昨年は新しいからぱっと何かまばゆかったんです。ことしはちょっと色があせて見えるんですね、悪いけど。 それで、そうじゃあないんでしょうけど、中身は。実は、ここの"いのち育む里づくり"部のことしの予算編成は農林水産が入ってませんから、どうも創発事業とか、補助金とか、そういうものがあっております。ただ、それらと、やがて新年度から一緒になる農林水産関連の事業との連関です。連関がどうなっているのか、ここがどうつながっている、現在あるプロジェクトと、その辺のトータルな関係というのをちょっと。まあ、それは担当部長が答弁されるのか、市長が答弁されるのかわかりませんが、ちょっと言っていただけますか。 ◎"いのち育む里づくり"部長(山下敏彦君) まず、いのち育む里づくりプロジェクトについてということでありますけども、この総務費の中で上げております中山間地の振興対策ということでありまして、この部分と予算的には農林水産業費とは直接的には関係ございませんけども、私ども地域にも入りまして、また、市の組織、現行の組織ですけども、農林課とも一緒になって取り組みを進めているというところであります。 ◆24番(形岡瑛議員) もうちょっと元気のいい、はっきり見通しのある答弁を期待しとるんですけども、えらい元気がないですね、部長。 何が欠けてるかということですね。市長、議会というのは市長と議会と二元代表制です。ですから、市長のやられることを応援してばっかりじゃ、褒めてばっかりじゃ議会は存在意義はないんですよ。だから、辛口でやりますよ、当然。それが議会の一つの役割ですから。ですから、足を引っ張るんじゃないんですよ。 ですが、何が欠けてるかというと、分析がなかなか出てこない。つまり周南市のいろんな中山間部の集落はこういう状態であるから、こういう施策を展開すれば、ここの農林水産業、農業なりとが連動して生産が拡充されて、人口定住も進みますよという分析がなかなか示されないんですね、市の担当者の。だから、私は幾らでもきっちりした実態調査を、それは大野先生でもいいんですが、あの限界集落の概念を出された。あの先生でなくてもいいんですけども、科学者によるきちっとした調査をやった上で施策を出していくという、そういう方向性は見えないのかということをやったんですが、部長は、そういうことはお考えにならないんですか。それがあれば、予算の連関というのは言えるんじゃないんですか。予算とつながってないけども、やっぱりそういう農林水産業の予算による事業と、"いのち育む里づくり"部のプロジェクトとがやっぱり有機的につながっていかないと、なかなかうまくいかないんじゃないですか。どうですか。 ◎"いのち育む里づくり"部長(山下敏彦君) 例えば、私ども今、大津島のことで離島活性化プロジェクトということで取り組んでおりますけども、例えば農林課のほうでは、この耕作放棄地の再生ということで、特に大津島については牛を入れまして、それで耕作放棄地を下刈り、牛の舌でやる下刈りですけど、これをやっていこうとか、そういうところで連携しながら、おのおの地域の実情も見ながら取り組みを進めております。決してつながりがないわけじゃなく、ほかにも、ツーリズムでいえば、今の観光政策のほうとも、特に鹿野とかでやっておりますスノーツーリズム、こういうことも連携しながら取り組みを進めているというところであります。 ◆24番(形岡瑛議員) やっぱり再度注文を出しておきますが、やっぱり調査と分析、これがこうだから、これをしますという。どうも、大津島では牛に食べさせるというけど、これは山口県の山口型放牧だけど、全国で注目されているんです。須々万のほうでも個人的にやっておられる方があります。それはそれでいいんですけども、じゃ、それをやって、今度はそこで何を生産するのかね。耕作放棄地の草をやって。まずは草を牛に食べらしてみようというんでは、先が見えないんですよ。だから、私はちょっと、去年はよかったけども、ことしはちょっと元気がないなと。今、部長の答弁も元気がないんだけども、いうことなんであります。どうでしょうか。 ◎"いのち育む里づくり"部長(山下敏彦君) 元気がないことはなく、しっかり元気がありますので、特に形岡議員には常日ごろから、本当にいのち育む里に目を向けていただいて、いろんな情報、また、分析の結果なんかもいただいておることには、この場をかりて感謝も申し上げたいと思います。 私ども特に今力を入れておりますのが、地域の夢プランづくりということでありまして、これは当然地域の中で住民の方、私どもが一緒になってしっかり分析をして、そこの地域独自のいろんなことの施策、これを夢プランの実現ということで結びつけるということで取り組みをしているところであります。 ○議長(福田文治議員) 続けて3項目ということになりますと、他の議員がおられますので、その後にお願いいたします。 今ここに台湾の公共テレビの方が徳大の関係で来られています。議会を傍聴したいということでビデオ撮影をされるということを報告しておきます。 ◆26番(兼重元議員) 予算編成の基本的な考え方でありますが、せっかくこのすてきな色つきの資料を出していただきました。実行資料予算3プラス12、これは、まあだれでもわかるようなことでありますけども、これです、これです。まことにきれいな、これいただきました。だから、やっぱりちょっと聞いてあげんにゃ気の毒かと思って。 私は、平成22年の経済対策に係る補正予算というのがちょっとありますが、これはほとんど国がしっかり地方で頑張れということで、国の政策ですね。こういうことであって、気になるのは、まあ15カ月予算もよろしいんだが、息切れがしないかということが懸念されるわけです。本当にきちんと国が考え、地方が元気になることが国が元気になるということでしょうが、しかし、国の財政も非常に息切れ状態になっておると。地方にこういう形でしっかりきめ細かな交付金とか、光をそそぐ交付金とありますが、国からそういうふうな形で財源は措置されますけども、受ける側としてはどうでしょうか。これがしっかり定着して、まさに息切れをしない周南市の財政基盤なり、経済基盤なりということになるのかといったことでありますが、その辺の見解をお聞かせください。 ◎財務部長(磯部恒明君) 15カ月予算ということで、議員お示しのように、国の経済対策、補正予算ということで10億7,000万円ぐらいの事業を補正で上げております。 これにつきましては、ソフトもありますし、基本的には、私どもは今回23年度予算を編成するに当たって、各所管からいろんな要求が出ました。その中で、約10億円、まあ10億円までいきませんけれども、国の施策もありますけれども、特に、きめ細かな交付金事業については、23年の予算からこちらに相当回しています。学校関係もありますし、例の図書館の司書2名というのもことし基金に積んで、来年からやっていこうということ。それと、デイサービスについても、新たに支援学校を卒業される方の対応もしてるということでそういうなのをやっていますし、基本的には23年度要求を前倒しでもってこっちに入れてやったというのがありますし、有効に使わせてもらったという面がありますので、息切れというよりも、本当政府のこういうふうな施策に乗って私どもは予算を前倒しでもってやれたと。それが逆に、今度は地域経済にもそれだけの影響があったということで、逆に感謝はしています。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑は。
    ◆16番(金井光男議員) 今のお話も含めて、若干懸念があるんで、市長にぜひここだけは確認をさしていただきたいんですが、一つは国の動向です。今言った国の動向が非常に不透明というところで、特に関連法案が非常に不透明な状況で、今回の予算が、個人、法人も含めて市税が落ちている、減と見込んでいる分、交付税に頼っている部分が22年度よりは大きくなっています。 そうすると、そういう関連法案の関係とかということでの、3月中に国のほうが確定をしないというような不安要素が非常にあるんですが、一つは、この交付税にちょっと依存というと、ちょっと言葉がきついですが、ちょっと当てにしている部分が去年よりも強いということを考えると、若干そういう懸念要素があるのかなという気がするのと、それと、今言った、下がっている中で、税制改正大綱では法人実効税率の5%、実際に地方は0.87ということになるんですが、この辺の影響も含めて若干懸念要素があるんですが、その辺、できれば安心のメッセージを出していただければなという気がするんですが。 ◎副市長(住田宗士君) 合併特例債事業がある程度進行しておりますから、どうしても普通交付税はふえる状況にある。それにプラス税収減ということでふえるというふうなことで、それはおっしゃるとおり普通交付税にシフトが移っているというのは確かであろうというふうに思っております。しかし、これはルール分でございますから、そういう形にはこれは必然的になってくるということであります。 また、減税等の関係ですけど、今、法人税減税については、もうある程度加味してありますから、もし通らないということになれば、逆に減らないということでふえてまいるという逆効果にもなるんですけど、一番心配はこども手当等の関係が出てくるだろうというふうに思っております。今、新聞情報ですけど、二、三日前からつなぎ法案の話もそろそろ出かかっているようでございますから、これは我々としては注視していかざるを得ない、当分の間は見守るしかないなというふうな今判断をしているところでございます。 ですから、やはり国のほうも、県、市、地方が財政的な運営に支障が出るようなことは極力避けてくれるものというふうに、いいほうには解釈しておりますが、今のところこちらから積極的にどうのこうのというふうな状況にはないというふうに思っております。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。 ◆31番(小林雄二議員) 予算に関する説明書でいえば231ページでありますけども、造水システムの構築事業の委託料の件であります。質問内容が所管をまたぐということにもなりますので、この場でお聞きをしておきたいというふうに思います。 まず、造水システムの部分でいえば、いわゆる水をつくるということでしょうから、水といってもいろいろ種類がありますから、どの程度のグレードの水をつくるということで進んでいるのか。それと、あわせて、たしか説明では工水につなぎ込むというようなお話がありました。工水につなぎ込むということは、当然そのダムの水を含めて使っているのが上水、水資源としての上水ということになりますが、上水をつくる側として、そういった水のグレードに耐え得るのかどうなのかという話にもなりますから、これ、そのつなぎ込みあわせて計画ということなら、上水のほうとのすり合わせの部分も当然あるであろうし、計画的にはどういうふうに、何年ごろをめどにやって、上水の水資源として使用するということにもなると思いますので、その辺のことをそれぞれ。上水のほうでいえば、どの程度のグレードならば上水の水資源として使用可能であるか、そういったすり合わせができているのかを含めて、ちょっとお聞きをしておきたいというふうに思います。 ◎産業観光部長(原田英夫君) お答えをいたします。この造水システムにつきましては、上水ではなくて、新たな工業用水の確保というのが目的でございまして、この造水システムにつきましては、先ほど質問にもありましたように、一つは下水の処理水と、それと工業用水とを混ぜて活用して、新たな工業用水として使うというのが、先ほどありましたウォータープラザというところで、今、実証実験をやっております。 もう一つは、東部浄化センターのほうでやっておりますのは、下水処理水と海水とを混ぜて新たな工業用水をつくると。この2つが実証実験として今行われておると。一つは、経済産業省のNEDOの事業、それから、もう一つは経済産業局の事業ということで、私ども周南市のほうで、この2つの造水の実証プラントが今行われておるというものの、この造水システムという意味でございます。以上です。 ◆31番(小林雄二議員) 工業用水をつくると、工水をたしかつなぎ込むというふうにおっしゃったですね。工業用水管に。工業用水管につなぎ込むということは、当然、工業がつきますけれども、ダムの水、夜市からのくみ上げ水を含めて、その源は当然上水にも使用されるんですね。 で、ここでつくった水を単独にトラックで運んで工場に持っていくということじゃないでしょう。工業用水管につなぎ込むということでしょう。ですから、工業用水管につなぎ込むということは、工業用水管は皆ずっとつながっていまして、上水の原水とも当然つながるわけです。水道水は単独にどっかからトラックで運んできて、これが水道用の原水ですよということにはならんわけですから、そういった意味では、それは配管をどこでつなぐとか、工水の流れがどういうふうに流れるかとか予測をしながら、極力その水道上水の原水に紛れ込まないようにするとか、そういったことは、いわゆる上水のほうのノウハウを含めて検討すれば、それは可能だろうとは思うんですが、つなぎ込むということは、当然その上水の水資源として、水源としてつながっていくわけですから、つながるわけですよ。配管でいえば。ですから、その辺は上水のほうとすり合わせができているのか。じゃあ、上水のほうは、水資源として造水システムでもってでき上がった水資源がどの程度であれば上水として使用可能であるというふうに判断をされているのか、そこら辺のところをお聞きをしておきたいんです。完全に工業用水管を上水用ですよちゅうて遮断しちょるわけじゃないわけでしょう。ですから、どの程度のグレードの水をつくるというふうに考えられているのか。じゃあ、上水と当然つながるわけですから、上水の側でいえば、どの程度のグレードであれば原水として使用可能であるというふうに判断をしておられるのか。ですから、その2つ所管がまたがるので、あえてここで聞いておきたいということで質問を申し上げたわけです。 ◎産業観光部長(原田英夫君) この造水のシステムを今実証をしておるところは、一つは徳山中央浄化センター。これは工業排水と下水処理水を混ぜておるということです。それと、もう一つは東部浄化センターで、下水処理水と海水を混ぜておるということで、完全に工業配水管につなぎ込むということで──ですから、将来的には、今は実証プラントですけれども、将来的には工業用配水管につなぎ込んで、工業配水として活用できる水質、水量、コストがすべて整った段階で、その工業配水管につなぎ込むというのが将来的な目的でございます。 ◆31番(小林雄二議員) ですから、工業配水、捨てる排水じゃないんでしょう。配る配水でしょう。ですから、つながるわけだから、いいですか、その上水は地下水と、地下水と上水がつながるのも物すごい気にして完全に縁切りするわけですね。ですから、その送る、配る水管とつながるということは、上水の水の源とも当然、それはまあ技術的にそれは流れ込まんようにということはできるでしょうけど、つながるのはつながるんですよ。可能性が全くないというわけじゃないわけで、じゃあ、そうなると、上水の側でいえば、耐え得る水のグレードはどの程度のグレードになるかというふうにお聞きをするんです。 じゃあ、万が一を考えて、耐え得るグレードの水でないことには、それを配る配水管につなぐというのは、ちょっと待たんといけんのじゃないかと。将来的にやるとしても、待たなくてはいけないと思うんで、その辺のとこをお聞きをしてるんで。ですから、その辺のちょっとすり合わせをやらんといけんでしょうというのを言っているんです。 ◎水道局副局長(渡辺隆君) 議員御指摘のとおり、もし実証が終わりまして、工業用水の配る管のほうにつなぐ段階になりましても、つなぐ場所と申しますのが、日本ゼオンの近くとか、東ソーの近くの夜市川の近くでございまして、浄水場はもう既に過ぎております。そして、水というのは、上から下のほうに水圧で下がってきておりますので、そのつないだ工業用水、造水した水が水道局の浄水場のほうに配管で配られてくるということは考えられないというふうに考えております。 ◆34番(古谷幸男議員) 具体的な項目なんですが、市長の政治的意思確認という意味で、ここで行わせていただきたいと思います。 159ページの子ども手当のことです。先ほども少しどなたかが述べられましたが、国会のほうで関連法案等今から審議に入られるということですが、いわゆる子ども手当の予算は可決される見通しが立っている。しかし、関連法案については、まだまだ不透明な状況があると。ここに計上されています。で、子ども手当、関連法案が通ってずっと実行されれば、それはそれで、子ども手当がいいかどうかというのは、また問題は別個なんですよ。周南市だけ配らないというわけにはいきませんから、お配りになられるかもということで予算が上がっています。 しかし、関連法案が通らなかったら、これできないということになります。そうすると、子供の扶養控除との関係が出てきます。これは23年の1月1日から廃止ということになりますから、大体1人38万円として、一般的には1人当たり3万8,000円所得税の増と。完璧な税金の増税対象になると。こうしたことが国の状況によって地方に大きな、住民生活に大きな影響があるということについて、市長として今後どういうふうに働きかけをしていかれるか、どのように考えていらっしゃるのか、それは確認をしておきたいと思います。 ◎市長(島津幸男君) これは、一言で言えば国の責任ですよ。もうしっかりやってもらうよりほかにないということで、答弁を終わりたいんですけども、そうもいかないんで。実際大変お困りになる状況もありますけども、国のほうもいろいろ情報によれば、先ほど副市長が申し上げましたように、つなぎ関係とか、いろんな知恵を与野党ともに出していく状況になっているみたいでございますので、それを注視するということしか、今、私どもの立場では言えないんですけども。これについて議員のほうからもう少し前向きにやれとか、いろんな意見があると思いますけども、いずれにしろ、国のほうでしっかりやってもらいたいということで、我々としては、ともかく既定方針どおりにやるんならやるで、きちっと私どもに教えてくださいということは、私どものレベルからも国に上げております。そういうことで、今のところ注視してるということでございますが、刻々と時は迫っておりますので、議員同様、非常に心配しておりますが、何とか4月からでも動けるように期待しているとこでございます。 ただ、政局が今のような状況でございますから、非常に私自身としても国に対して不信を持っております。そういうことで、ちょっとお答えになってないかわかりませんけども、ひとつよろしくお願い申し上げたいと思ってます。 ◆34番(古谷幸男議員) 項目を変えます。これも確認をしておきたいということです。285ページに、いわゆる防災行政無線整備事業費3,674万8,000円と、こう載っております。補正で、いわゆる23年度にまたがり24年度へ出ました。この新年度予算にも債務負担出ております。合わせますと、やっぱり7億8,000万円、プラスこの3,700万円余りになります。この3,700万円は、いわゆる7億8,000万円より別個のお金として3,700万円ということになるのか。それとも、いわゆる債務負担の部分からこの部分を出したものなのか。どちらになるかということですね。 それと先ほど少し聞きましたけども、防災という部分の担当が、いわゆる防災建設部に入りましたね。そうすると、この担当は防災建設部に4月1日よりなっていくのかどうか。所管が変わるのかどうかということを確認をしておきたいということであります。 ◎企画総務部長(手山恒次君) 単純に予算のほう、金額のほうから申し上げますけれども、この整備工事2,988万7,000円、それに、この新年度予算で債務負担行為をお願いしております3億6,454万6,000円、これを足したものが現年度、22年度での繰り越しを除いた債務負担の3億9,443万3,000円というものになっております。 それから所管の関係ですけれども、部の所管は変わるかもわかりませんけれども、主管課は現在の防災危機管理課ということで変わることはございません。 ◆34番(古谷幸男議員) そうすると、ここに7番に書いてある防災行政無線の整備工事、すべてが3,700万円がということではないんですね。いわゆるここに書いてある管理委託料679万5,000円とか書いてありますが、これを含めたもんですか。 ◎企画総務部長(手山恒次君) これは工事費だけでございます。 ◆34番(古谷幸男議員) じゃあ、この部分については、管理委託料については、全く防災行政無線7億8,000万円余りの部分とは違う部分だということですね。関連してないという数字ですね。関連したものは2,988万7,000円、ここだけだという理解でいいですか。 ◎企画総務部長(手山恒次君) そのとおりでございます。 ◆30番(西林幸博議員) 先ほどの工水と上水のお話ですけど、一つだけ確認をお願いします。過去のいきさつもあって、渇水の時期で、上水が配給できないぞということもあって、今、企業によっては、企業の中で上水をつくっておるわけです。だから、工水をそのプラントの中でつくっておるということがありますので、ですから、一応、配水のラインの確認と水質の確認、これをお願いします。その答弁お願いします。 ◎産業観光部長(原田英夫君) よくわかりました。ただいま実証実験を行っておるところでございまして、まだまだ将来的なものというのは、近い将来でございますけれども、例えば、それが上水に回らないようにというようなことも含めて検討材料ということで考えております。以上です。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。 ◆24番(形岡瑛議員) 2項目であります。先ほどと、今回はちょっと、これ関連深いんですけど、予算の概要の11ページにあるいのち育む里づくりプロジェクト、どちらかというと、これは予算の款項目からいうと農林水産のほうの予算ですね。それと、30ページのこれは産業立市プロジェクトの中の農林水産業関係の事業があります。林業関係でいいますと、これらの事業で、現在の周南市の森林、里山等の現況から、どの部分に手がついて進んでいくのかという大きい意味での見通しをどうつけてるのか。細かいことでなくてということです。 それからあと、産業立市のほうにも掲げられてるの含めてですけども、11ページと30ページあります。これらが生産拡充、農林水産業の、農林、水産は今あります。農林業のね。どうつながっていくのかなというのがあれなんです。例えば具体的に言うと、30ページの集落営農等生産拡大事業費補助金とある。これらは、どういう形で生産拡充に働いていくのか、そのこと含めてちょっと概要を説明していただけたらと思います。 ◎産業観光部長(原田英夫君) まず集落営農等支援事業でございますけれども、今周南市の農業につきましては、耕作放棄地対策と、それから新たな担い手づくりというのが一つの大きな課題になっておるというふうに思っておりますけれども、この新たな担い手づくりとなるこの集落営農方針、これの支援を今後していかなきゃならないというのが今後の大きな課題ということで、こういう予算を組まさせていただいております。 それから、あと森林づくりのお話でございますけれども、これは先ほどありましたけれども、今年度末にこの周南市の新たないのち育む森づくり構想というものを策定をいたします。この中で取り組むべきことは、先ほど申しました森林とコンビナートの観点から木質バイオマスの燃料としての利活用、それから森林環境教育の機会を広く市民に提供していくということで、まず手をつけるというのは、市有林の、まず保育と施業というものを重点的に取り組んでまいりたいというふうに思っております。 ◆24番(形岡瑛議員) 今言われたいのち育む森づくりという、それ大変ちょっとこう、ぱっとこう光が見えたかと、ちょっとしたね。さっきああ言いましたけども。それで、それを説明して、どういうものですか、その構想は。それは今、どれぐらい具体化してるのかわかりますか。 ◎産業観光部長(原田英夫君) 具体化といいますか、今パブリックコメントの真っ盛りでございまして、いろんな御意見をお聞きしております。議員諸氏からも資料として概要版をお配りしておりますので、御意見ございましたらどしどしお寄せいただきたいというふうに思っております。 まず、この森林づくりの構想の特徴でございますけれども、先ほど言いました木質バイオマスの燃料としての利活用、それから特徴といたしましては、森林環境教育の機会を広く市民に提供していくということで、どんどん森林を知ってもらおうと、市民の方にも森林を知ってもらおうというのが一つ、それから今まで切り捨て間伐を行っていたものを搬出間伐を行おうということで、当然これには林道の整備というのも当然かかってこようというふうに思っております。 それからもう一つ、これ市長のほうから指示がございましたけれども、公共建築物に、どんどん周南の木材を活用していける部分については活用していこうというのが特徴となっております。 ◆24番(形岡瑛議員) その辺の関連で、昨年度から始まった森林の作業道といいますか、いわゆる林道じゃなくて、そういう作業も進められてるようですが、その辺の継続が、ここの中、今年度あるのか、どういうふうに。 それと、今の大体植林した人工林の森林の中だろうということになりますが、いわゆる落葉広葉樹林、景観から国土保全から非常に水害を防ぐような機能もある。その辺のあたりの視野というのは、ことし入ってくるのかどうなのか、思うんですよ。よく私"いのち育む里づくり"部では、それの雑談をするんですけどね。それちょっとまだ農林のほうじゃやりにくい話もあるんです。ただ、例えば、そういう落葉混合林の活用で、あるいは間伐材の活用でもペレット、ペレットストーブとの関係もあるんですが、ペレットまでやらんでもまきストーブだと、木を切って短くくれば燃料に使えるし、CO2対策にもなるような、徐々に、この地域でもまきストーブの利用者徐々にふえてまして、その辺までこう視野に入れたらと思うんですけど、今年度の事業としては、森林の、部長どうですかね、入りますか、そこまで。 ◎産業観光部長(原田英夫君) まず作業道の整備でございますけれども、公有林保育事業費といたしまして、森林組合の委託料ということで、作道の整備については、今後もどんどん進めていきたいというふうに思っております。 それから、市有林の、今ちょうど、もう50年ぐらいの木でございますので、出せるものは出していこうというふうに思っております。その後、議員御提案のように、以前からお話がありますように針葉混合林ということで、杉、ヒノキに頼らない植林をしていこうというふうに思っております。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。 ◆11番(高松勇雄議員) 人財立市プロジェクトの中で、小学校の耐震、中学校の耐震工事が出ておりますけども、先般から、やはりニュージーランドとか、その前、中国でしたか、小中学校で、また専門学校で、実際に被害が出て、まだニュージーランドのほうは28名の安否確認もできてないという中で、先ほどからありますように、計画的に財政調整基金積んでいくというのもわからないでもないわけですが、そういう部分に対して急いでやるというか、確実に早くやるという振り分けというか、そういうのが考えられないのかどうかというのをまず1点。 ◎副市長(住田宗士君) この小中学校の耐震化についでございますけど、これにつきましては、経済対策、そのほかを利用しまして、相当な勢いで今やっている状況です。ですから、はっきり言って業者さんのほうも、ある意味、仕事的には相当量抱えて今やっておられるというふうに私は認識しております。 ですから、この当初予算でも、もう少し出そうかなというふうなあれもあったんですけど、ちょっと今、多少我々のほうとして在庫を抱えてる状態で、またこれは9月、12月、6月、今後の補正の中でもやっていこうというふうな意向は持っておりますから、これはもう相当な勢いで二次診断までは行くんではないかと。それから具体的な方策に入っていけるというふうに思っております。 ◆11番(高松勇雄議員) 今、補正の中でという話もありましたが、小中学校だけでなくて、ほとんどの公共施設が耐震を満たしてない。周南の場合、特にその割合が大きかったと思うんですけど、県内でもですね。ですから、小中学校に限らず、市役所も含めてなんですが、避難場所に指定されてる公共施設に関しては、早急に、余裕があるとは言いませんが、そういう財調に積むお金があるんであれば積極的に回していただくようお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。 ◎副市長(住田宗士君) 今おっしゃるように、避難場所と小学校、中学校というのは非常にリンクする場合が多ございます。ですから、我々とすれば、そういうところからやっていこうということも頭にありました。今言われるように、ほかの公共施設においても、そういうふうに避難場所として利用しているところは優先的に今後も、その辺は進めていこうという気は持っております。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。 ◆1番(中村富美子議員) 福川地区総合グラウンド整備についてお聞きしたいんですけれども、これは長田地区にある公共用地につくるということですが、当初は、地域の方にお話伺ったら、こういうものが欲しいということでやっていくということだったと思うんですけれども、今現在ではビーチバレーコートをつくったりするっていうことになってます。 それで、私、このグラウンドについては、面積は広いんだけれども、そんなに大がかりなものではないというふうに思ってたんですけども、今回予算見ましたら管理棟もつくるっていうふうになっていますけれど、こういうグラウンドだから、市民の皆さんが、いつでも気軽に立ち寄って、いろいろ利用できるっていうものでなければいけないと思うんです。そういうふうな内容にはなっていると思うんですけれども、管理棟までつくるっていうことになると、いろいろ少し規模が大きくなってきて、実際はどうなんだろうかっていうふうに思うんですけれども。管理棟の規模とか、それから中身について、もう青写真できていると思うんですが、どういうふうになっているのか。地元の皆さん、周辺の方々が利用しやすいような内容になっとかなきゃいけないと思うんですが、ビーチバレーのコートをつくるといったら、砂も何か特殊な砂を使ってやるっていうふうなことをおっしゃってて、なかなか市民には開放しませんよっていうふうなことになってもいけないと思うんですが、そこら辺のあたりはどういうふうになっていますか。しっかりと市民に開放される、そういう総合グラウンドということになるのかどうか。 またこれネーミングが福川地区総合グラウンドっていうふうに、これ仮称ですけれども、なってますけども、今までの市政方針なんかの話を聞いてみますと、ちょっと少しかけ離れてるようなグラウンドになるような気がしてならないんですが、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎教育部長(青木龍一君) お答えいたします。今年度、グラウンド及び管理棟の基本設計を今やっているところでございまして、その中でどういった形になるかというのがはっきりしてくるわけですけども、今私どもが想定してますのは、いわゆる野球やサッカーができる多目的広場、まずこれを第一に確保するというのがございます。それとともに、ビーチスポーツ場を整備したいということでございます。これはビーチバレーはもちろんのこと、もう少し広い形でのビーチサッカー等もできるような形でというのを考えております。 その2つをつなぐというか、その両方兼用できるような形で管理棟をというのを考えておりまして、更衣室やシャワー室、簡単なミーティングができる部屋とかいうようなことは、必要最低限の形で管理棟も整備したいということで、今年度の予算、それから新年度の予算もお願いしているというところでございまして、当然、市民の方に使っていただくのが第一義でございますので、気軽に今の多目的広場にしても、ビーチスポーツ場にしても、ぜひどんどん使っていただくように、私どもも各スポーツ団体等とも連携しながら、ここがたくさん使われてスポーツの振興に寄与できるように努めていきたいというふうに思っております。 ○議長(福田文治議員) 議員の皆さんに申し上げます。申し合わせにより、予算議案につきましては大綱質疑となっておりますのでよろしくお願いいたします。 そのほか質疑はございませんでしょうか。 ◆1番(中村富美子議員) 大綱質疑と言われましたけれど、私にとっては重要な問題であるし。 ○議長(福田文治議員) 議会のルールで、そういう申し合わせでございます。あなたのルールではございませんのでよろしくお願いいたします。(「私がそう思うから、議長、許可お願いします」と1番中村富美子議員呼ぶ) ◆1番(中村富美子議員) 済みません、改めて。管理棟をつくるとおっしゃいましたけれども、それは管理はどういうふうになりますか。 ◎教育部長(青木龍一君) いわゆる人員の配置等というふうなことだというふうに思いますけども、まだその辺は決定しておりません。これから詰める中で考えていきたいというふうに思います。 ◆24番(形岡瑛議員) 何が大綱質疑かちゅうのは、なかなか難しいところもあろうかと思うんですけどね。それはちょっといろいろ声が出てるから、私どもも自覚はせないかんと思うんですね。 観光交流立市プロジェクト、32ページです。動物園リニューアル事業ですが、北ゾーンの実施設計1億1,000万円の予算です。これが始まると、もう全体のレイアウトそのものが、もう固定化するような、今までのあれ見ますと、絵を、なるのかなという印象を受けるんですよ。 それで改めて一般質問でも提案しましたが、今、出されてる絵そのもの、例えば、北ゾーンのほうに牛を飼って、田んぼすいて、里山のゾーンというのをつくるという絵がありましたけど、これは今まで出された絵のとおりなるんかどうなのか。それが気になるんですよ。ぽっとこう予算出てるけども。 それで、改めて全体の予算規模、私はもっといろいろあそこの狭いエリアだけ、身の丈に合ったような見直しをして、余り事業規模と今後の維持費が膨らまないようにという提言はしてるんですけども、そういう見直しがあったのかなかったのか含めて、どうなってるんですか、これは。 ◎産業観光部長(原田英夫君) この動物園のリニューアル事業につきましては、昨年の3月に基本計画を策定いたしまして、議員御説明に、あの絵ができ上がってるわけでございます。それで全体計画といたしましては、今お示しをしておるとおり5ヘクタールというのが全体の面積でございまして、北ゾーンと南ゾーンに分けて、平成23年度から25年度にかけて北ゾーンを整備していこうと。それで、その事業費につきましては約21億円から24億円の間ということで、私どものほうで今計画をしております。 それから南ゾーンにつきましては、これ平成26年から32年度までということで、これを議員御承知のとおり、23年から10年かけて動物園をリニューアルしていこうという事業でございまして、まだ全体の事業費については確定をしておりません。以上です。 ◆24番(形岡瑛議員) 部長、今答弁が欠けてるんですよ。 ○議長(福田文治議員) 追加しますので、再度確認の質疑をお願いいたします。 ◆24番(形岡瑛議員) 1回目の質問の確認ですよ。いいですか。 ○議長(福田文治議員) どうぞ。 ◆24番(形岡瑛議員) 今までかかれた絵のとおりにやるのかどうかということをお答えがないんです。北ゾーンにあの絵がかいてあって、農家のわら屋根の家がつくってあって、そして田んぼつくって水田に、こう牛が田をすく絵があるんですよ。それは、この市長も、すぐぽっと行けば田んぼのあるとこは広大ないのち育む里へ広がっている周南市の動物園で、そんなものが要るのかと。それだったら、観光を含めて、そういういのち育むとか、案内をしたほうがいいんじゃないかという提言をしたでしょう。じゃが、あの絵のとおりになるんだったらどうなのかということをちょっと。これははっきり答えがないんで、1回目に。これは質問の答えを求めてるんですよ。どうですか。 ◎産業観光部長(原田英夫君) 昨年の3月に策定いたしました基本計画には、そのようにその絵を出しておりますけども、あくまで絵でございまして、今後、今年度予算を組みました実施計画の中で詳細については詰めていきたいというふうに思っております。 ◆24番(形岡瑛議員) ですから、ああいう絵を全部配っておいて、今度、実施設計に当たっては、その絵がどうなるかわかりませんでは、それはちょっと困るでしょう。見直しなら見直しをして、北はこうなって南はこうなると。それで、市民の中に、動物園のリニューアルは100億円近いお金が出るんかなということを聞かれたことがあるんです。総額ね、北と南で。どれだけの事業になるのかという心配もするし、つくり方によっては大変な維持管理費がかかりますよ、これは。 動物園というのは、水族館は海峡館2,000円ですよね、入館料が。上野動物園が800円なんです。そしたら、なかなか上野動物園より高い入館料いかないと、これ収支が大変になるんです。そういうことも含めて、はっきりきちっとしたプランを立てないと、今の答弁、大変心配ですね。ちょっと、だからこうなるという絵をもう一回出して、そのもとに実施設計やるという、そういう予算でないと、実施設計、動物園きれいになる、いいことですね、観光に役立ちますね、はい、いいですというふうに議会としてはいかないんじゃないか。ちょっと心配な点があるんで、再度答弁求めます。 ◎産業観光部長(原田英夫君) 先ほど答弁いたしましたとおり、実施設計の中でその辺を含めて検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。 ◆23番(炭村信義議員) 先ほど我が会派の高松議員が学校の耐震化について質問いたしましたが、これ県の状態ですが、県は、この平成24年度、23年度の次の年、24年度を終わって、県内の小中学校の耐震化率80%以上という目標を立てて進めておりますが、この周南市23年度を終わって小中学校の耐震化が何%ぐらいになるのか、その辺がわかれば。 ◎教育部長(青木龍一君) お答えします。今の見込みでございますけども、約60%という見込みを立てております。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第24号について質疑を終了いたします。 次に、議案第25号について質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆24番(形岡瑛議員) 補正のほうで、基金を全部崩して医療費が増大した分を何とか賄ったということになってました。そうすると、23年度、新年度について、これはぎりぎりいっぱいの予算になってるかなと思うんです。値上げをされなかったのは今の時点では、市長が言われたとおり値上げされてません。下がってないのが不満ですけども。 それと、この来年度について医療費が予想以上にかからなかったらいいんだけども、やっぱり2億円、3億円という医療費が余計かかった場合、そういう事態において、次の年度でまた今度は保険料の問題がどうなるのかという、そういう財政計画なり政治判断とか、そういう見通しはどのように立てておられますか。 ◎健康福祉部長(上田秀利君) 医療費は、これまでは約4%の伸び、今回の補正では、補正等合わせまして6%近く伸びてるということで、非常に予算も厳しい状況でございます。今議員が言われたように、このような状況で医療費等伸びますと、いろいろ保険給付費も支出が多くなってくる。次の年は非常に難しいということになります。もし赤字になったらどうするかというような問いだろうと思いますが、この場合は、一般会計繰り入れとか、前年度繰り上げ充用とかということが考えられます、赤字になった場合。方法としては、今申し上げました二通りがあるわけでございます。実際に赤字になった場合、どうなるかわかりません。医療費額がこのまま落ちついてくる場合もあって、昨年と同じように国の調整交付金等が交付される場合もあります。また国のほうでも公費の増額ということを考えておられますので、この先、赤字になったら、そのときは、先ほど申しました二通り、どちらをとるかということは検討していきたいと思います。 ◆24番(形岡瑛議員) ですから、保険料負担を引き上げるという話は、今のところないわけですね。ただ、今現政権のほうでは、一般会計からの繰り入れをとめると、そういう繰り入れ、今まである繰り入れ基準以外の。いわば加入者割合が25%で、ほかのほうからいろいろ声があるというんで、そういう報道も流れておりますよね。 そうなってくると、今のような部長の答弁だったら、対応が政府から縛りをかけられるということになってくると保険料の引き上げになってくるんですね。繰り上げ充用というたって限度がありましょうから。だから、ある意味では、これ周南市として、これをどうするのかと。あくまで市民の加入者の負担を増大させないという決断も迫られている時期になるんじゃないかと思うんですが、そういうことは今考えておられますか。 ◎副市長(住田宗士君) 国は、今いろいろな社会保障全体、保険制度全体のいろいろな仕組みを検討しておると。県内においても、国保は非常に脆弱な財政負担であるということで、どうあるべきか検討しているということであります。 ですから、周南市独自でというふうなあれでございますが、それはそのケース・バイ・ケースで考えていかなければいけないというふうに思います。基本的には、やはり今までのルールどおりやっていくというのが私は原則だろうというふうに思っております。 ◆24番(形岡瑛議員) それは答弁にはならんでしょう。今の状況からいったら、今までどおりでは足らなくなるということで、あり得ることとして現実的な問題聞いてるんで、私は。だから国のほうがああいうふうな縛りをかけてくるときに、やっぱり自治体として腹を決めないといけなくなるという状況のもとに聞いてるんですよ。 だから、それで今副市長のように、今までどおりの対応で済むんだったら、私がここに立って質問することはないんですよ。今、いろんな日本の経済の動向について、消費税の増税は避けられないという論者がいる。その消費税の増税と、それからもう一つは、消費税を上げても追いつかんよと。社会保障のほうを見直して、ずっと切らないと、とても足りないという議論もあるんです。その枠の中での議論になってるんです。これは見解がありますが私ども、それは言いませんけども。ですから、あなたはそんなのんきなこと言ってたらだめなんですよ。迫られつつあるんですから。市民負担をふやすか、決断して繰り入れをして、その赤字を出さないようにしてやるかという。それは今までどおりやるのが原則なんて、そんな答弁じゃ困りますよ。現実には、もうみんな大変なことになるんだから、このまま行けば。医療費の増大で赤字になれば。22年度はラッキーに交付金がおりたから、まだ済んだわけでしょう。あれがなかったら3億円近い赤字でしょう、22年度の国保は。 そして市長が言われたように一銭も上げないなんて言ったって、どうするかという話にすぐなるんですよ、繰り入れするかどうか。それだから、ちょっと副市長、ちょっと心構えを考え直してきちっと答弁してください。 ◎副市長(住田宗士君) 先ほど部長が答弁しましたように、医療費の動向というのは、今現時点では1年後どうなるかというのはわかりません。また国からの支援も、1年後どうなるかというのはわかりません。 ですから、今議員言われたように、腹をくくるのは私も腹をくくるときはくくるべきと思いますけど、今は腹をくくるときではないと思います。今は、やはり現制度の中で、きちんと対応していくということが、今私の答弁にありまして、それはそのときになれば、その状況の中で決断していくときもありましょうし、いろいろな方法があるというふうに理解しております。 ◆1番(中村富美子議員) 今、国保の広域化というのが、いろいろと取りざたされているんですけれども、県内ではどういうふうな状況にあるでしょうか。 ◎健康福祉部長(上田秀利君) お答えいたします。後期高齢者医療制度、これが新しく変わるようになっております。この関係で、75歳以下の被用者保険の、以上の現在、後期高齢者被保険者の方、これが国保に入るのと、もう一方は被用者保険に入るというようになっております。この新しく後期高齢者の方で、国保に入る方については、県単位で運営をしていこうということで、今国のほうでは、県のほうにいろいろ協議いたしまして広域化ということを話しております。県のほうでも広域化についての計画書を策定しておる段階で、まだ今後、どういうような状況になるかというのは不透明な状況でございます。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第25号について質疑を終了いたします。 次に、議案第26号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第26号について質疑を終了いたします。 次に、議案第27号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第27号について質疑を終了いたします。 次に、議案第28号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第28号について質疑を終了いたします。 次に、議案第29号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第29号について質疑を終了いたします。 次に、議案第30号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第30号について質疑を終了いたします。 次に、議案第31号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第31号について質疑を終了いたします。 次に、議案第32号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第32号について質疑を終了いたします。 次に、議案第33号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第33号について質疑を終了いたします。 次に、議案第34号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案  何ですか。(「35号について何項目か質疑を用意してるんですけどね」と24番形岡 瑛議員呼ぶ)34号を今言っております。(「いえいえ、だから議事進行です。その次のことで。だから34号まではいいんですけども、35号で質疑を予定しております」と24番形岡 瑛議員呼ぶ)議事進行ですか。(「はい、そうです」と24番形岡 瑛議員呼ぶ)形岡 瑛議員。 ◎24番(形岡瑛議員) 35号で質疑を用意している、何項目かね。先ほどの休憩から大分時間がたっておりまして、質疑をきちっとするために34号が終わったら休憩を入れていただきたいということです。 ○議長(福田文治議員) はい、形岡議員から議事進行発言がございましたので、とりあえず34号については質疑はございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第34号について質疑を終了いたします。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) 形岡議員から議事進行ということで、暖かい気持ちありがとうございます。質疑の途中ですが、ここで暫時休憩いたします。次の会議は17時55分から再開いたします。   午後 5時42分休憩 ──────────────────────────────   午後 5時55分再開 ○議長(福田文治議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) 次に、議案第35号について質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆24番(形岡瑛議員) 久しぶりに水道に対する質問で、私は、水道予算というのは企業会計で、極めて1円けたまで明快にわかるもんで、大変、これやるの好きなんですよ。よろしくお願いします。 水道会計の予算の条項の設定が、款が変わっておりますね。これは、以前は徳山水道事業という款があって、それから新南陽水道事業、それから夜市戸田湯野、もっとさかのぼればね。さらに現在残っている簡易水道事業と分かれておりましたが、この書き方を、現在のように水道事業と簡易水道事業の2つの款に整理をされた。これは、どういう理由でいつからやられたのかということですね。それをまずお答えください。 ◎水道局副局長(渡辺隆君) 確かに議員言われましたように、昔は徳山、新南陽、それから夜市戸田湯野、上水道事業でいきましたら、そういうふうに分けておりましたけれども、ちょっとうろ覚えでまことに申しわけございませんが、19年のたしか3月の31日付で認可の変更を行いまして、今申し上げました徳山、新南陽、夜市戸田湯野を合わせて1つの水道事業とするというふうに認可をとりました。 それで、簡易水道事業につきましても、昔は料金も違いますので、徳山簡易水道事業と新南陽簡易水道事業というふうにしておりましたけれども、それも設置条例のほうで合わせて1つの簡易水道事業とするというふうに改めまして、それ以降、款のほうにつきまして、水道事業と簡易水道事業、2つの款で水道事業を運営するというふうに変更いたしております。 ◆24番(形岡瑛議員) それで認可をとったのはいいんですけど、周南の水道が、例えば水系が夜市川、菊川、島地川、錦川、末武川と、夜市川も水をとってる水系に入ってると思うんですけど、それと5つの河川から水をとってるね。 それから浄水場が、新南陽楠本、それから菊川、大迫田、一の井手と4つですかね。それぞれのところから給水をしてるわけですね。そうすると、当然、その水系と、それからその水系のあるダム、それから浄水場による配水でコストが違うでしょう。そうすると、コスト計算がそれぞれ違うものがぱっとこう一緒になってると、これはなかなか正確なコスト計算ができなくなるんじゃないかなと。つまり、予算のつけ方、決算の仕方を統合してしまうことによって、何度も言ってますけども、現状分析というのが予算書から見えなくなってくる。そういう問題点を私感じるんですけど、その点は水道局のほうでは自覚しておられるでしょうか。 ◎水道局副局長(渡辺隆君) そういう御指摘は、以前からもいただいております。確かに、もとの、例を申し上げますと、夜市・戸田営農水道事業収益の見込みは今どうなのかとか、それから今議員が御指摘のように、各浄水場で来てる水も違います。ですから、各浄水場でそれぞれ収支はどうなってるのかと。 そういうことについては、昔も浄水場ごとで経費は出しておりませんし、今のように、徳山、夜市──例えば上水道事業で申し上げましたら、徳山、新南陽、夜市戸田湯野で1つにして、その中で、今費用のほうの積み上げは個々やりますけれども、職員の割り当てとか、いろんな費用につきましても、もう一括で水道事業に、例えば60人とか、そういうふうに割り振りをしておりますので、議員御指摘のように昔の細分化した収支というのは、現在では把握できないということは確かでございます。 ただ、平成28年度ぐらいをめどに、1市1事業、奥のほうの簡易水道、それから熊毛、鹿野、それも全部含めて周南市1事業というふうにということが国の指導でございますので、こういうふうに取りまとめておるというのが現状でございます。 ◆24番(形岡瑛議員) だから、全部1市1事業になるから、なお私心配するんですよ。例えば、簡易水道の現在にかかってるコストですね。大体立米当たり300円ぐらいでしょう。それを市街地と合わせてやってるわけですね。だから、簡易水道事業のほうには他会計負担金というのが相当数入ってる。1市1事業にしてしまうとどうなるのかということです。全部、効率のいい市街地の水道料金でカバーするということになる。そこにどういう問題が生じるかということなんです。 そういうふうに考えますと、やはり非常に横に広いから水系が多くなる。1事業にして水道局60人のあれでいうと、それぞれの昔のような款、夜市戸田湯野とか、新南陽とか、区分してコストは出せないというけどもそんなことはないですよ。JRでも私つくづく思うんです、関心するんですよ。博多から東京まで、ぱあっと突っ走って、JRが、JR九州から西日本から東海、東日本、4つの会社にまたがっとるんですよ。ちゃんと計算してるじゃないですか。今のようなコンピューターシステムが発達しておれば、それなりに合理的な区分をして、コスト計算をして、ここの人の水道料金の負担の仕方、北部の簡易水道の負担の仕方を考えて、そして、しかるべき一般会計からも手当てをするという合理的な根拠が出るようにしないと、28年度統合したときに、事業を、いろんな問題が起きるんじゃないですか。そういうことを、きょうはちょっと質疑の中の提言なんですけども、検討していただく余地があるでしょうか。 ◎水道局副局長(渡辺隆君) 御指摘のように、全部1市1事業というふうなことで会計をいたしますと、議員御指摘のような御懸念があることについては私も否定は申しませんが、周南市で水道事業を利用されてる方の料金については、統一料金、1市1料金でやるということでやりますと、今のような事業運営にならざるを得ないかなと思います。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第35号について質疑を終了いたします。 次に、議案第36号について質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆1番(中村富美子議員) 23年度から下水道は企業会計になりますけれども、そうすると独立採算ということになります。一番私が心配してるのは一般会計からの繰り入れなんですけれども、これは企業会計になっても、従前どおり一般会計からの繰り入れはあるのか。それとも政府のほうの変更があったりとか、何だかんだで減る可能性があるのか。そのあたりはどういうふうになっていますか。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) お答えいたします。23年度の予算編成ですけれども、基本的には、これまでの特別会計の予算編成と変わっておりません。従前であれば一般会計繰入金のほうで対応させていただきましたけども、同様に対応させていただいております。 ◆24番(形岡瑛議員) 今の問題ですけど、ちょっと中村議員が単純に独立採算というふうになると今言いましたけども、そういう方向があるのは承知しています。企業会計にするについて。ただし、水道と違いますからね、浄水とも。下水道事業を独立採算でやったらどんなことになるかと、本当に、真っ当に独立採算したら。そのことは十分認識されておると思いますが、念のためにちょっと答弁してください。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) お答えいたします。下水道の従前、今もそうですけれども、繰り出しの基準がございます。ルール基準内と基準外というのは当然ございますので、当然、全く赤字を出さないという体質になるかと言われたら、なかなか難しいと思ってます。それは基本的には何で賄うかと言われたら、使用料のアップということにつながってまいりますので、市民の方々に負担がかかるということですので、今23年度から企業会計になります。当然、水道局との組織も一体になりますので、その辺の合理化、いわゆるどうやって経常経費をなくしていくかという形の努力が必要になってくると思います。その努力なくして使用料に転嫁するというのはいかがなものかというふうに考えておりますので、私どもも企業会計になりましたけれども、しっかり経営の職員も含めて、そのあたりを考えて、いかに効率的な事業を進めていくかということをまずやっていきたいというふうに思っております。 ◆24番(形岡瑛議員) それは、ぜひやらなきゃいけないんですが、考え方として、企業会計だから独立採算なんだというふうに、下水道の場合ならないという認識が必要ではないかということなんです。つまり、投下資本に比べて営業効率というのは、これは大変になるんです。 周南市の場合は市域広いでしょう、横に。だから管が物すごい多いし、浄水場も、中央、東部、新南陽と、そして北部の山間部、それから農水があるというふうになってくると、それだけの資本費を含めて使用料で賄うといったら、これとても市民が負担に耐えられない値段になるんですね、使用料が。だから、今までどおりきちっと、営業努力と、それから繰り入れ基準に基づいた一般会計の負担とか、必要だということ。そういう認識に立たないと、もう企業努力の限界だから、もう市民の皆さん、やっぱり値上げですよということになっちゃうんです。そういう認識があるかということなんです。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) はい、お答えいたします。下水道の使用料で賄うべきものは何かということだと思いますけれども、基本的には維持管理経費が中心になろうかと思います。当然、雨水とかいうのは、もう一般会計、一般事業でございますので、当然繰り入れて、こちらが実施するということになりますので、そのあたりまで使用料で賄うならいかがなものかというふうに考えてます。 当然、繰出金が全くゼロになることは全くないと思ってます。必要なものは、ちゃんといただくと。一般の市長部局のやる仕事につきましては、しっかりお金をいただいて下水道をやるということになりますので、そのあたりでいえば、全く繰出金がゼロになるということは想定はしておりません。ただ先ほど言いましたように、やはり企業になります以上は効率的な経営をするというのが、まず大事じゃないかなと今思っています。 ◆24番(形岡瑛議員) ゼロになるということはあり得ないと言われると、ちょっとまたね微妙な言い方だなと、含みがこう、奥歯に物が挟まってるんですね。そういう基本的な認識要るんじゃないかということなんです。今度の予算の書き方だと、なるほど雨水処理費、それからいろんなそれぞれ一般会計が何を負担し、どういうふうに負担することになってる非常によく見える予算になってるんですね。これは私は企業会計の利点だろうと思うんです。 今までは、一般会計からの繰入金ちゅうので一括して出てますから、そのお金がどこに行くのかというのが、何の負担か見えにくかった。その点いいと思うんですが、部長ね、繰出金がゼロになることはあり得ないんじゃなくて、膨大な資本費がかかってくるという。以前、徳山時代に資本費の何割までは使用料で見てもらうとか、そういう議論があったんですよ。現在、たしか資本費の40%か50%ぐらいまで行ってるんじゃないですか、使用料の。以前は30%ぐらいだったはずですよ、大まかな数字が。どんどん資本費に賄う使用料の部分上がってるんです。 前回の値上げのときは、財政部長が言ったのは、地方交付税の算定基準のほうから見れば9億円余計出してるんだと、一般会計が。30%値上げをしたとき、そういう説明をしている。そうすると、あと6億円ぐらいは、当時の財政部長に言わせれば余計出してるんだという話になってるからね。しかし、じゃああと6億円、そうやって値上げをして、市民が耐えられるかという問題になってくる。だから基本的な認識の考え方を聞いてるんです。いかがですか。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) このたびの予算編成の中で、一般会計からの出資金、補助金、負担金という3種類で繰出金が明記されております。基本的に負担金は、当然一般会計が負担すべきものだということで理解していただけたらと思います。出資金につきましては、ルール分とルール外、若干ありますけれども、それは一般的には一般会計のほうで見ていただくと。いわゆる補助金というのが、いわゆる足らない分を出していただいてるという数字でございます。これ、恐らく1億3,300万円あったと思います。これは、いわゆる不足する額ということで、これは繰出金のほうで従前どおり補てんしていただいてるという実態でございます。 だから、下水道が、やはり水道と違いまして、投資資本と雨水対策、資本への投下がかなり違いますので、そのあたりは私も重々理解しております。そういう意味で御理解いただけたらというふうに思います。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第36号について質疑を終了いたします。 次に、議案第37号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第37号について質疑を終了いたします。 次に、議案第38号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第38号について質疑を終了いたします。 次に、議案第39号について質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆24番(形岡瑛議員) 提案説明で、わずかながら黒字になる剰余金が出る予算になっておりますと。大分努力されてるんでしょうね、事業部。何か汗をかきながらこう言われたような気がするんですが、それでやっぱりいろんなことが起きますよね。時計がとまってとか、あれは今影響してるんですか、収支に。予定したレースがとまったでしょう。どうですか。
    ◎競艇事業部長(山本貴隆君) お答えいたします。このたび時計の事故におきましてレースが中止になったものにつきましては、次の代替日数で対応しております。その中で、実質的に損害をこうむっているのは、選手の補償金、賞金の補償金等でございますので、今それについては、今からちょっと業者と話をさせていただきたいと思っております。ですから、今回の分については、当面、今これには入っていませんというか、通常の今から消化する日数で計算したもので計上しております。 ◆24番(形岡瑛議員) その部分は、もし入ってきますと、これは23年度の収支に当然影響してくるわけですね。それは、どれぐらいになるのかということもはっきり確認しておきたいのと、やっぱり何が起きるかわからないこともあります。台風が来てつぶれることもあるし、そうするとお金がかかっちゃうという。そういう意味じゃ、かなり大変でしょうけど、ちょっとその辺の見通しと踏まえて一応の予算ですから、やっぱり安否なんですよね。だから、その2点、ちょっと答えてください。 ◎競艇事業部長(山本貴隆君) お答えいたします。今の今回の選手賞金の補償等については4,000万円ちょっとぐらい。あと、それに伴う当日の出走表とか、いろいろのものが約1,000万円ぐらい。あとはそういうほかのものがどのぐらい請求できるかといったら、今ちょっと協議しておりますので、それと天候等により中止になることもございますけども、今回の予算につきましては、歳入につきましてかなり控え目な予算で計上しております。そういう意味では、モーニングレース、現在、さっき言いましたけども、今平均4,300万円ですけども3,800万円ぐらいで計上しておりますし、場間場外の日数につきましても、今営業活動しながら日数ふやしておりますけども、それもかなり低い数字で見ておりますので、その辺はカバーできるかと思っております。以上です。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第39号について質疑を終了いたします。 次に、議案第40号について質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆23番(炭村信義議員) 1点だけお伺いいたします。今度、これ条例が変わりますと過料が発生をいたします。これは2万円以下の過料ということでありますが、これ2万円以下ということですので、1万円もあれば5,000円もある、1万5,000円もあるということになるかと思いますが、そのあたりの判定というのは、ほかの部分できちんと決められるのか。その判定はだれがするのか。その辺をお聞きしておきたいと思います。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) お答えをいたします。このたび条例の改正によりまして、初めて過料という項目を入れさせていただきました。2万円以下ということで明示をしておりますので、以下であるから幾らかということだと思うんですけれども、いろんな他団体の例を見ますと、規則で定めたり、市長決裁でやったりと、いろんなパターンがございます。基本的には、周辺でいいますと下関さんでいけば1,000円という額を定めておられます。 ですから、特に2万円という額を設定してはおりますけれども、やはりそれほどの額は過料として取る気はございませんけれども、やはりある意味、それを守っていただくという担保でございますので、やはり若干地域周辺部、周辺の市並みに何らかの形で規定をさせていただきたいと。規則でやるか、市長決裁という形で取っていきたいと思っております。 ◆23番(炭村信義議員) これの運用の仕方として、監視員みたいな方がそこを歩いて、一つの例がたばこを吸ってた。それを見て、「あなたはたばこを吸いましたね。はい、1,000円下さい」という形になるのか。どういう運用をされるのか。その点を、どういうふうに考えておられるか。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) このたびの予算の中でも巡視員の予算をとっていただいております。いわゆる現行犯という形、いいかどうかわかりません、吸ってる状況、要するに指定区域がありますけれども、喫煙禁止区域を指定告示をするわけですけれども、その中でたばこを吸ってると、指定の場所以外で吸ってる場合に該当します。それは巡視員の方が現場を見て、それから対応させていただくということになろうかと思います。 現に下関さんにおかれましても、70数件のもう対象者で過料を取っておられます。よその団体も、かなりの過料を取ってる団体もおられますので、私ども、そういう巡視員の中で現場を見られたら、その対応をさせていただくと。ただし、施行日は7月1日で、過料につきましては、さらに2カ月おくれということで、過料を取るまでは5カ月期間がございます。しっかり周知徹底を図って対応させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。 ◆2番(井本義朗議員) 私も喫煙者なんですが、路上喫煙はいけないということは重々承知しております。そんな中で今回の議案が出てきたわけですが、条例改正の文面にありますが、灰皿等、たばこ吸い殻を収納する容器が設置している場所を利用ということがありますが、ただでさえ施設屋内では今吸えない時代ということになっております。外に出てもだめということであれば、そういった場所というのを整備するような配慮があってもいいんじゃないかなと思いますがどうでしょうか。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) お答えいたします。喫煙禁止区域に指定した箇所につきましては、何十メートルかわかりません、喫煙場所をセットいたします。そこでは吸ってもよろしいということです。それ以外のところで、歩きながら、あるいは吸っていただくと、もし見つかりましたら過料の対象になるということでございます。 喫煙禁止区域以外につきましては、そういう歩きたばこ、あるいは周りの人に迷惑をかけないたばこの吸い方をしてくださいよということで、この指定区域以外の喫煙については過料はございません。 ◆2番(井本義朗議員) もう一つちょっと気になるのが、よそから来た人ですね。例えば新幹線で駅に着いて、この町のそういう条例があるとか、そういう状況を知らない方がおられて、いきなり「はい、過料」という形、私もよその町に行ったら、この町はどうなのかなとかって気になることがあるんですが、なかなかその情報が得られない。やっぱりそういったよそから来る人が多い場所には、そういう条例があるよということを周知する必要があると思いますがどうでしょう。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) 市民の皆様方には、3カ月の周知期間というのがございます。確かに言われるとおり市外から来られる方、あるいは県外、いろいろあると思いますけれども、その方々に対する周知の方法といたしましては、当然看板も要りましょうし、いろんなポスターも要りましょうし、その期間が経過した後に来られて、もし現場を見つけられたということでありましても、諸事情を勘案して、1回目という初回につきましては、それは取らないという方法もあろうかと思います。ですから、駅に着きまして、うちはそういう区域がありますよという何らかのメッセージを常に見れるような形にできればというように思ってます。 ◆14番(長谷川和美議員) この条例を今回上程された本市の現状、状況と背景ですね。そういったところは、今回迷惑条例というか、迷惑な部分も迷惑行為として入れておられます。そういう点で、これを上げられたその背景、現状をお話しいただけますか。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) お答えをいたします。いろんな市民の方々から苦情の問い合わせ等いっぱいあるのが、野犬対策、野犬に対してえさをやられる方がいらっしゃるということ。それから、たばこのポイ捨ても当然ございます。空き缶もございます。いろんな市民の方々からのメッセージが届いております。そういった中で、やはり今までどおりの空き缶等の狭い迷惑行為だけではなく、今からはそういう広い意味の迷惑行為まで含めて対応しないといけないんではないかということであります。 環境立市を唱える我が市におきましても、国体もあります。きれいな町をつくるということもありますので、そういうことを前提に、今回いろんな迷惑行為も含めながら全体的な条例改正をさせていただいたということでございます。 ◆14番(長谷川和美議員) 二面性があると思うんですね。えさをやる人は、捨てた犬がかわいそうと言う。そして、わざわざ車で団地までえさをやりに行く人も実際あるようです。それか、または犬、猫を飼ってない人は、野菜畑に猫がふんをして、とても食べられた状態ではないという非常にそういった切実な問題もあります。 そういう中で、今回の過料の問題ですけれども、過料2万円以下の過料に処するとされた根拠ですね。それで、特にこれ第8条の規定に違反した者とか、つまり空き缶のポイ捨てと、それからたばこの吸い殻だけに過料が加わるような、科せられる。例えば、迷惑行為の中については、過料は関係ないというふうな方向ではないかと思うんですが、この点についてはどうなんでしょうか。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) まず過料の2万円という限度額でございます。これは均衡の問題がありまして、周辺の状況もみんな聞いてまいりました。基本的には2万円、あるいは1万円ということでございますけれども、2万円という部分が多かったということが一つの理由でございます。 それから、過料の適用の行為でございますけれども、今現状は、今言われたように法指定等、指定区域内での喫煙、指定場所以外の喫煙ですけれども、この2つに絞っております。犬のえさやりとか、いろんな迷惑行為ございますけれども、それは、先ほど言いました現行犯という形があるんですけれども、今の市民と議員の方も含めて環境、県、市のほうで早朝からえさやりのチェックをして、パトロールをしてるときがございます。だから、朝とか、夕方とか、非常に目が届かない部分がいっぱいあります。やはり、それは、そこに調査員を派遣して、お金を払って取っていくほうがいいのか。そのバランスの問題があろうかと思います。 ですから、他市もそうなんですけれども、基本的には、この2つに絞り込んだ過料の設定が多ございます。そのあたりで整理をさせていただいたということでございます。 ◆14番(長谷川和美議員) これやはり、過料の問題、過料があればこそ守るということもあるし、それは酷だという声もあるかもしれません。そういう中で、今後、これを市民に周知徹底させていかなければならないと思うんですけれども、その辺で何かしっかりとした方法として、市としてぜひこれを進めていきたいという環境立市の中での取り組みとして特徴のあるものがありましたら最後にお知らせをいただきたいと思います。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) お答えいたします。まだ、特にこういう手法がいいというのはないんですけれども、当然、もう市広報、あるいはCCS、当然でございます。それからJR徳山駅、新幹線がとまるということで外から来られる方も多ございます。そのあたりの、その場の活用でPRができないかということ。そういったものを含めまして、国体があるというのも大前提の中で早く周知を図りたいという思いも持ってますので、そのあたりは少し検討させていただけたらというふうに思います。 ◆8番(岩田淳司議員) 今、長谷川議員が大分質問してくださったんであれなんですけども、やはり私も今諸先輩議員と環境政策課の方と犬の野犬対策で回らせていただいておって、やっぱり二面性がある中で、私は過料を、犬のことでもある程度検討していく、もう少し推進すべきだと思います。というのは、やはり、えさをあげてられる方というのは何が悪いのかと思われる方もおられました。かといって、私もいろんなメールをいただいたりする中で、もう環境政策課にお届けしてますが、周南という町におりた途端に野犬が多いと。そういったものをしっかり対策を立てていただきたいということの中で、そういうお声もいいだく両面性の中で、今は氏名公表ぐらいだということでお聞きはしとるんですけれども。今後、その部分の過料でなく、軽微な罰則というか氏名公表といった形をそのままで、また進展性がなければ、今後、また違った形の、やはり過料までといったことを考えていかれるかどうか、今後に向けての考えをお願いします。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) お答えをいたします。このたび、犬のえさにつきまして、初めて条例の明文に載っけたということでございます。言われるように、いろいろ個人個人の考え方がございます。犬にかわいそうだからえさあげるという方もいらっしゃいましょうし、えさをやるから野犬がふえるんだという逆の効果もございます。ただ私どもが思うのは、野犬による被害が出ないうちに早く対応しないといけないなという思いは持っております。 ですから、今回、過料なしの制定でございますけれども、これは状況を見ながら改正はできると思っています。どんどんよくならない方向性があれば、やはりそれは過料にするのか、あるいは、いわゆるとが料、罰則になりますけれども、そこまで持っていくのかということも検討する必要あると思いますけれども、とが料になりますと刑罰になりますので、このあたり慎重にしないといけないなというふうに思っております。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第40号について質疑を終了いたします。 次に、議案第41号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第41号について質疑を終了いたします。 次に、議案第42号及び第43号について一括質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第42号及び第43号について質疑を終了いたします。 次に、議案第44号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第44号について質疑を終了いたします。 次に、議案第45号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第45号について質疑を終了いたします。 次に、議案第46号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第46号について質疑を終了いたします。 次に、議案第47号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第47号について質疑を終了いたします。 次に、議案第48号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第48号について質疑を終了いたします。 次に、議案第49号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第49号について質疑を終了いたします。 次に、議案第50号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第50号について質疑を終了いたします。 次に、議案第51号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第51号について質疑を終了いたします。 次に、議案第52号について質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆14番(長谷川和美議員) 議案第52号ですが、懸案でありました大字徳山の部分で、住居表示の方法がこのたび一部明らかにされていくということで、今までいろんな一般質問とかで取り上げられ、多くの議員の方も改善の方向を訴えられてきました。 その中で、特に大字徳山のほうなんですが、これからどういうふうにしたら、この地名、地番、そういったものが変えていけるのか。地域住民の人がしっかりと認識してない部分あるかと思います。本当に困っているんだけど、どうしたらいいのかなっていうことで。ここで改めて、こういうふうに今宿地区ですか、変わる部分がありますということですから、ほかの地域もどうやったら変わるのかということを改めてちょっと御説明いただきたいと思います。 ◎市民生活部長(中村研二君) このたび2地区におきまして、秋月と今宿地区につきまして住居表示のエリア設定、それから表示方式につきまして議会にお諮りするという段取りに至ったわけでございます。特には、秋月地区につきましては50世帯ということで、これはもうまとまりがありまして、すぐにでも住居表示の審議会のほうに移れるような段取りに来ておりますけれども、一番大きいところ、今宿地区でございますね。これにつきましては、市内でも広い地域で、今回も1,000世帯の対象地域ということでございまして、この住居表示を進めるに当たりましては、やはり地域住民の方々の御理解と御協力がないと難しいと。そういった中で、今宿地区につきましては、自治会長さん、それからコミュニティの役員の方々にも入っていただきまして、協働して全体的な意思統一を図っていただいていると。これが一番大きかろうと思います。今、今宿地区につきましては、一部町名の関係で、まだ未調整の部分が一部ございますけれども、全体的には住居表示に対して100%必要だということで御理解いただいているような状況でございます。そういうことで、我が家の職員も、これの住居表示につきましては、一つの生きがいというぐらいの意気込みを持って地域に出かけていって、地域の方々とお世話をいただいてる方と一緒に、いろんな御質問、疑義のある方につきましては、そちらのほうに出かけていって、直接お会いしてお話をするという流れの中で、今宿地区につきましては、ここまでたどり着いてきたというように思っております。 ほかの地区でも、まだ大字地名がまだ住居表示をしなければいけない地域が旧徳山では、まだ3割程度まだ残っておりますけれども、そういったとこにつきましても担当職員がそういった自治会のほうにも積極的に、もうどんどん出かけていって御説明をさせていただくと。地域の方々の御理解も御協力もいただくと、そういう連携プレーをこれからもとっていきたいと思っております。 ◆14番(長谷川和美議員) 大変力強いというか、住民の方も今まで大変不便な中で我慢しているところがあります。そういうところで、特に大字徳山という地名といいますか、昔から使われているものが、特に郵便局なんかの集配といいますか、その辺も大変困っているというふうに局長自身もおっしゃっているような状況です。 今、出かけていって話をする。そして自治会長さんやコミュニティ、これらの方々の協働での意思統一とおっしゃいました。その辺が、地域の中である程度でき上がっていく。そういった自治会長さんの努力とか、コミュニティの会長さんの努力で、もしもそういった希望が出てきたとしたら、そこにぜひ市民生活として行っていただいて統一させていくというか、一つの改善をしていく方向というのはこれからも続けていかれるということで、もう一遍確認ですけど、済みません、よろしくお願いします。 ◎市民生活部長(中村研二君) おっしゃるとおりでございまして、住居表示をしますと、集配の関係もございますけれども、やっぱり災害があったときに、消防等も、救急車等も、やはり速やかにたどり着けるという、そういった安心安全な面もかなりあるわけでございますので、そういった意味でも、私どもも安心安全を追求するといいますか、確保するためにはぜひ住居表示を進めたいという思いを持っておりますので、今長谷川議員がおっしゃったように、どんどん職員が出かけていって地元の方々と協働で進めてまいりたいと思っております。以上です。 ○議長(福田文治議員) ほかに質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第52号について質疑を終了いたします。 次に、議案第53号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第53号について質疑を終了いたします。 次に、議案第54号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第54号について質疑を終了いたします。 以上で質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております議案第24号から第54号までは、お手元に配付しております委員会付託表のとおりそれぞれの常任委員会へ付託いたします。本日、各委員会へ付託した議案は3月23日までに審査を終わるようお願いいたします。────────────────────────────── △日程第4議案第55号及び第56号         (提案説明、質疑、委員会付託) ○議長(福田文治議員) 日程第4、議案第55号及び第56号の2件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。   〔財務部長、磯部恒明君登壇〕 ◎財務部長(磯部恒明君) 議案第55号、平成22年度周南市一般会計補正予算(第11号)について御説明を申し上げます。 今回の補正予算は、市議会議員の辞職に伴う補欠選挙の実施及び子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌のワクチン接種を受けられる方の大幅増が予想されることによる歳入歳出予算の補正でございます。 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億2,790万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ699億6,079万7,000円とするものでございます。 それでは、歳入歳出予算につきまして事項別明細書によって歳出から御説明いたします。10ページをお願いいたします。総務費でございます。選挙費、市議会議員選挙費の1、市議会議員補欠選挙事務費348万4,000円は、議員辞職により市議会議員に欠員が生じたため、公職選挙法第113条の規定に基づき、市長選挙にあわせ市議会議員補欠選挙を実施することになったため、これに要する準備経費を新たに計上するものでございます。 衛生費でございます。保健衛生費、予防費の1、予防接種事業費1億2,442万5,000円は、国の補正予算により、新たに1月より開始した子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌の各ワクチン接種につきまして、接種を受けられる方が大幅増になることが予想されることから接種委託料を増額するものでございます。 次に、歳入について御説明を申し上げます。 前に戻っていただきまして8ページをお願いいたします。県支出金につきましては、歳出の事業に対応した特定財源を計上いたしております。繰入金の財政調整基金繰入金7,416万1,000円は、今回の補正予算の財源調整によるものでございます。この調整により、財政調整基金の22年度末現在高見込額は20億9,295万9,000円でございます。 以上で、議案第55号、平成22年度周南市一般会計補正予算(第11号)について説明を終わります。 続きまして、議案第56号、平成23年度周南市一般会計補正予算(第1号)について御説明を申し上げます。 今回の補正予算は、市議会議員の辞職に伴い補欠選挙を実施する必要があることから、歳入歳出予算の補正を追加上程するものでございます。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,934万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ635億2,934万1,000円とするものでございます。 それでは、歳入歳出予算につきまして、事項別明細書によって歳出から御説明いたします。10ページをお願いいたします。総務費でございます。選挙費、市議会議員選挙費の1、市議会議員補欠選挙事務費2,934万1,000円は、議員辞職により市議会議員に欠員が生じたため、公職選挙法第113条の規定に基づき、市長選挙にあわせ市議会議員補欠選挙を実施することになったため、これに要する経費を新たに計上するものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げます。前に戻っていただきまして8ページをお願いいたします。繰入金の財政調整基金繰入金2,934万1,000円は、今回の補正予算の財源調整によるものでございます。この調整により、財政調整基金の23年度末現在高見込額は25億6,575万円でございます。 以上で、議案第56号、平成23年度周南市一般会計補正予算(第1号)について説明を終わります。 よろしく御審議、御決定いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(福田文治議員) これより質疑に入ります。まず議案第55号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第55号について質疑を終了いたします。 次に、議案第56号について質疑を行います。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 質疑なしと認めます。これで議案第56号について質疑を終了いたします。 以上で質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております議案第55号及び第56号は、予算決算委員会へ付託いたします。付託した議案第55号については3月4日までに、議案第56号については3月23日までに審査を終わるようお願いしたいと思います。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。次の本会議は、3月7日午前9時30分から開きます。 なお、この後、第1会議室で防災行政無線施設整備に関する調査特別委員会が開催されますので委員の方はお集まりください。 本日は、これをもって散会いたします。お疲れさまでした。   午後 6時44分散会 ──────────────────────────────地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。                周南市議会議長    福   田   文   治                周南市議会議員    中 津 井       求                周南市議会議員    長   嶺   敏   昭...