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09月14日-04号

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  1. 周南市議会 2009-09-14
    09月14日-04号


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    平成 21年 9月 第7回定例会平成21年第7回市議会定例会議事日程第4号  平成21年9月14日(月曜日)──────────────────────────────議事日程第4号  平成21年9月14日(月曜日)午前9時30分開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件      会議録署名議員の指名      一般質問       ・森 重 幸 子 議員       ・炭 村 信 義 議員       ・小 坂 玲 子 議員       ・長谷川 和 美 議員       ・青 木 義 雄 議員       ・金 井 光 男 議員──────────────────────────────出席議員(34名)       1番  中 村 富美子 議員      18番  田 中 和 末 議員       2番  井 本 義 朗 議員      19番  長 嶺 敏 昭 議員       3番  中津井   求 議員      20番  青 木 義 雄 議員       4番  清 水 芳 将 議員      21番  立 石   修 議員       5番  土 屋 晴 巳 議員      22番  米 沢 痴 達 議員       6番  小 坂 玲 子 議員      23番  炭 村 信 義 議員       7番  得 重 謙 二 議員      24番  形 岡   瑛 議員       8番  岩 田 淳 司 議員      25番  久 保 忠 雄 議員       9番  徳 原 尚 一 議員      26番  兼 重   元 議員      10番  坂 本 心 次 議員      27番  田 村 勇 一 議員      11番  高 松 勇 雄 議員      28番  森 重 幸 子 議員      12番  藤 井 直 子 議員      29番  吉 平 龍 司 議員      13番  西 田 宏 三 議員      30番  西 林 幸 博 議員      14番  長谷川 和 美 議員      31番  小 林 雄 二 議員      15番  岸 村 敬 士 議員      32番  福 田 文 治 議員      16番  金 井 光 男 議員      33番  尾 﨑 隆 則 議員      17番  反 田 和 夫 議員      34番  古 谷 幸 男 議員説明のため出席した者      市長             島 津 幸 男 君      副市長            住 田 宗 士 君      教育長            坂 本 昌 穗 君      監査委員           原 田 雅 史 君      水道事業管理者        松 原 忠 男 君      企画総務部長         手 山 恒 次 君      財務部長           磯 部 恒 明 君      市民生活部長         中 村 研 二 君      環境下水道部長        住 田 英 昭 君      健康福祉部長         上 田 秀 利 君      福祉事務所長         豊 岡 正 行 君      産業観光部長         山 下 敏 彦 君      都市建設部長         福 嶋 崇 男 君      中心市街地整備部長      平 田 定 信 君      競艇事業部長         椎 木 雅 信 君      消防長            山 本 恭 正 君      教育部長           原 田 光 広 君      水道局副局長         重 永 武 千 代 君      新南陽総合支所長       原 田 清 昭 君      熊毛総合支所長        青 木 龍 一 君      鹿野総合支所長        広 実 優 君事務局職員出席者      局長             宮川八州志      次長             松田秀樹      次長補佐           坪金誠      議事係            石田典子      議事係            高階信幸      議事係            今田百合夫      議事係            林宏至   午前 9時30分開議 ○議長(福田文治議員) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。────────────────────────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(福田文治議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、清水芳将議員及び炭村信義議員を指名いたします。────────────────────────────── △日程第2一般質問 ○議長(福田文治議員) 日程第2、一般質問を行います。 質問順位第14番、森重幸子議員。   〔28番、森重幸子議員登壇〕 ◆28番(森重幸子議員) 皆様、おはようございます。公明党の森重幸子でございます。私、実は2年ぶりの登壇でございます。大変緊張しておりますけれども、平常心でできたらいいなと思っております。どうかよろしくお願いを申し上げます。 まず初めに、女性特有のがん検診推進事業についてお尋ねをいたします。21年度補正予算には、厳しい不況を克服するために、経済危機対策として、公明党がこれまで取り組んでおります女性サポートプランで主張する女性の健康支援やがん対策として、健康手帳と無料クーポン券が盛り込まれました。この事業の対象者は、子宮頸がんについては、昨年4月2日からことしの4月1日までの間に20歳、25歳、30歳、35歳、40歳になられた方、乳がんは同時期に40歳、45歳、50歳、55歳、60歳になられた方です。対象者には、早速8月末に郵送がされました。これは、私のところに届いたものです。中には、健康手帳、そして無料クーポン券が入っております。この対策の目標は、安心と活力です。女性が安心して社会の中で活動していただくことは、ひいては地域の活力につながり、また少子化対策にもつながるものだと思っております。 近年、子宮頸がんや乳がんに罹患する若い女性が急増していることが指摘されております。毎年、子宮頸がんは約8,000人が罹患し、2,500人が死亡しており、乳がんでは3万5,000人が罹患し、約1万人の女性が命を落としております。映画「余命1ケ月の花嫁」、乳がんと闘い、24歳で生涯を閉じられた長島千恵さんのことは、皆さんもよく御存じのことと思います。また、先日はアーティスト川村かおりさんが、最後まで懸命にがんと闘い抜かれた姿は、だれもが感動と同時にがんの恐ろしさを痛感したのではないでしょうか。がん対策は、早期発見、早期治療が一番ですが、検診受診率がアメリカなど欧米諸国は70%から80%台ですが、日本は20%台でございます。中でも、20歳代の女性では11%と非常に低く、日本はOECD各国の中で最低でございます。日本の常識は世界の非常識なのです。周南市におきましても、子宮がん乳がん検診受診率はともに21%台だと聞いております。全国平均並みとなっておりますが、国が平成19年度に策定したがん対策推進基本計画で示した、平成23年度までに受診率を50%以上にするとの目標にはほど遠いものがあります。欧米諸国並み受診率向上のためには、広報に告知するだけではなく、行政がしっかり意識を持って、検診の重要性について周知徹底する必要があります。 また、厚生労働省の実施要綱には、対象者への利便性に十分配慮した、受診しやすい環境づくりを図ることと指摘しております。そこで、お伺いいたします。休日、早朝、夜間における検診の実施や女性医師での対応、また里帰りや他での利用も可能にするなど、積極的な受診率向上策で、一人でも多くの女性が受診をされ、早期発見、早期治療によりまして、がんで苦しまず、命を落とさず生活できるような推進を期待しておりますけれども、周南はどのように取り組もうとされているのかをお伺いをいたします。 2点目は、和田地区交通弱者対策についてお伺いをいたします。9月21日は敬老の日でございます。各地で敬老会が開催されました。今、真っただ中でございます。心よりお祝いを申し上げます。全国では65歳以上が2,822万人、高齢化率が22%、周南市では65歳以上が3万8,392人、高齢化率が25%、和田地域高齢化率が37%でございます。車を持たない世帯は76世帯あり、350人、今後ますます高齢化が進むことが予想されております。周南市における交通弱者対策は、山口県で初めて鹿野地域の乗り合いタクシーデマンド交通システムが施行され、定着し、喜ばれているところでございます。平成19年10月に道路運送法の改正により、定期路線以外の乗り合い旅客運送についても、地域公共交通会議を設置し、その合意に基づけば、国の許可を受けることで事業として運行することができるということで実現いたしました。当然、周南市の全域で同じような問題を抱えている地域はたくさんございますので、随時検討がされていると思いますけれども、和田地区は平成20年7月に和田の里づくり推進協議会和田地区交通弱者輸送確保検討委員会」を立ち上げられ、ことし2月には島津市長のほうに要望書も提出されたとお伺いをしております。この和田地域交通弱者対策について、周南市としてはどのような御見解をお持ちで、どのようにされようとしているのか、市長の御所見をお伺いいたします。 3点目は、安心安全対策として、このたびの豪雨を受けまして、2点お伺いをいたします。 まず初めは、夜市川でございます。7月21日の集中豪雨による河川のはんらんは、思わぬ大きな被害をもたらしました。被害に遭われた方々には、心からお見舞いを申し上げます。今回の一般質問でも議員12人が取り上げているように、どこもかしこも水路が大変な状況でした。私自身、要請を受け、さまざまな現場に出向き、特に私は福川の南小学校の裏、かせ河原に行きました。住民の方と5人で、腰まで水につかりながら土のうを運び、水の怖さを目の当たりにいたしました。土のうが足らず、職員二十数名が必死に土のうをつくっておられましたし、市長が今来られたけれど、防府が大変なんだと教えてくださったというところもありました。さすが現場第一主義の市長だなと感心をいたしました。臨時議会でも夜市川が決壊との報告も受けましたが、そのときはまだ湯野のジネンジョ畑や戸田の十軒屋のあたりを想像して、実際に見たもんですから、そこを思っておりましたけれども、そのときに写真を提供してくださった方がおられますので、皆様にもお見せしたいと思いますけれども、これは夜市の中村というところの決壊した場所でございます。これは自分のおうちから決壊したところを撮られた写真でございます。(写真を示す)このような状況でございました。その後の私いろんな方からの御相談で、この2カ所の今夜市川の決壊の場所を知ったわけでございます。今見てもらった状況です。また、現地の方から伺いましたが、以前にも二十数年前にこのような水害があったそうでございます。その後、工事したところはよかったんだけれども、このたびの決壊したのはやっていないところが決壊したとのことでございます。また、ある方は、平成元年には夜市川の河口拡幅計画があって、住民説明会もあって、一部動きもあって、その後、いつになっても何の進展もないんだけれども、一体この計画はどうなっているのかとのお話がございました。旧新南陽の議員である私は初めて聞く話でしたので、早速OB議員さんにその計画の全容を教えていただきました。 当時、赤迫第1号線整備、後で質問するんですけれども、その整備とあわせて、赤迫線の上に民間が住宅開発を計画していたそうでございます。それまでも、国道の北側に宅地がふえ、豪雨のときには的場川があふれるということで、それを何とかしなくてはいけないということで、原因は夜市川自体が水位が高いので飲み込まないという状況だからということで、夜市川の水位を下げるための計画、これは当然県の事業なんですけれども、そういう計画が持ち上がったそうでございます。ところが、皆さん御存じのように、あの戸田のところの道路、休止いたしております。それで、宅地開発も中止されております。どちらが先だったかというのは私はよくわかりませんけれども、いずれも休止、中止となっております。そして、的場川の改良も、その後そのままになっております。そして、夜市川の拡幅が、今、県の事業で、予算がないのでしょう、そういったことでとどまっておりますので、すべてが関連し合って、絡み合って現在に至っているとのことでございました。じゃ、どうするかということですけれども、「災害は忘れたころにやってくる」と、いつもよく言われることですけれども、私はこうした夜、戸田、このあたりの夜市川のこういったはんらんが起きて、町の中も水浸しでしたけれども、起こるべきして起こった水害ではないかと思ったわけでございます。的場川を改修しても、その出口は夜市川です。ですから、まずは崩れたところや、そういったところの優先順位をつけて、当面の補修工事をさせることは一日も早くしていただいた上で、根本的には現在の夜市川、旧新南陽のところまでは岸壁ができておりますけれど、護岸工事ができておりますけれども、その続き、そのあたりの続行と、また拡幅計画、その当時あったという拡幅計画が今どうなっているのか、もうなくなったのか、まだあるけれども、県が推進をためらっているのか、もろもろあるかと思いますけれども、その辺のことを教えていただきたいと思います。夜市川のことについて、市長の御所見をお伺いをいたします。 次に、本陣川のことでございます。本陣川については、この後、炭村議員さんが本陣川だけを取り上げられておりますので、期待をしておりますけれども、私は2年ぶりの質問ということで、余りにもたくさん上げております。本陣川、福川の町を山手のほうから本陣川、西光寺川、真福寺川と、この3本の川が福川の町を通っております。野球場のそばの中の川に流れ込んでおります。これまで、平成11年9月24日に大きな台風があったんですけれども、このとき大潮の満潮時に襲来したということで、そのあたり社地町がありますけれども、その半数が床上浸水したことがございます。そのときでさえ、本陣川のことは聞いたことはありませんでした。ですけれども、今回、本陣川のはんらんで、多くの床上・床下浸水の被害がございました。予想をはるかに超える雨量が原因、要因との一言で片づけてよいのだろうかと、私は思うのです。確かに、雨はたくさん降りました。防府の土砂災害、だれが予想したでしょうか。夜市川のはんらんといい、また福川中学校のプールのようなグラウンドの浸水も、私は今まで見たことがありません。それだけの降水量があったということでしょう。にもかかわらず、けが人はありましたが、死者がなかったことは幸いなことだったと思っております。しかし、被災された方々は、二度と同じことのないように、対策を求めておられます。 私なりに要因を考えてみました。幾ら考えてもどうなっているかよくわからないので、私は現地を中の川から上のほうまでずっと歩いてみました。歩く先々で6人の方に、長いこと川について、本陣川のこのたびの災害についてお聞きをしてみました。いろいろな御意見があったわけです。どれがどうなのかわかりませんけれども、参考までに申してみますと、これまでも豪雨のたびに現地の方が心配で上流に向かって見に行ったことがあるけれども、本陣川の橋のところまでは普通に歩けたと、旧福川の町の道がありますけど、そこまでは歩けたけど、その先は水があふれて、怖くてとても上に行ける状況ではなかったと言われております。今回、中の川の堰の状況はどうだったのかということで、あのあたりにも調査に行きました。別に変わった、大変だった様子はなかったということでございました。 ある方は、市役所に、ポンプ場がありますけれども、ポンプでくみ出したのかと聞いてみたと言われました。そうすると、このポンプは動かしていないという返事だったということでございます。また、ある方は、このポンプの動かし方がわかる者が今いらっしゃらないのではないかと言う方がおられました。なぜなら、市長、配置がえをたくさんされます。それで、なかなかそういったことを、災害もたびたびあるものじゃないので、それを何もないときに動かしてみるということもなかなかできないことでしょう。それで、ポンプの動かし方自体がわかるだろうかということを言われた方もおられます。また、県道を補修するたびに県道が高くなって、その横についている側溝が浅いから雨水が行き場を失い、このたびの浸水につながったのではないかという御意見、また、当時、お昼まで豪雨が続いたけれども、このときは干潮でしたということです。一部道路を拡幅するため、川幅が狭まったところの影響はないか、炭村議員が計算の図をやられているあそこのことだと思いますけれども、確かに遮っております、水の流れをですね。それが大きな原因になったのではないかと言われる方もおられました。この水害をなくすためには、蛇行している川を一直線にするしかないんですよと言ってくださる方もおられました。等々、さまざまな御意見もいただきながら、じゃ実際、あれだけ住宅も張りついているところをどのようにしたらいいのかというのは、私にはいい案が浮かびませんけれども、地域の皆さんの安心安全のために、本陣川の浸水対策について、要因、また今後の対応をどうされるのか、その辺のところを市長に御所見をお伺いしたいと思います。 最後、赤迫1号線についてお尋ねをいたします。平成5年着工の赤迫1号線建設計画については、平成20年12月議会に西田議員さんの一般質問で、島津市長はこう答えておられます。「凍結。凍結だから氷が解けることもあるし、もっとかたくなることもある」との答弁をされておりました。それから、また9カ月が経過をし、ことしの夏もあの周辺地域の方々は地獄の暑さを忍ばれました。ぎっしりと鉄板の、鉄板と言っていいのでしょうか、壁に囲まれておりまして、小さな子供が触れればやけどをするほど熱くなるそうでございます。外部から見ればさほど感じられないかもしれませんけれども、夏は地獄なんですよとおっしゃっております。当面、凍結ということであれば、あの鉄板を取り払っていただいて、これからの有効利用を考えた環境整備をするべきじゃないかと思っておりますけれども、市長の御所見をお伺いいたします。以上で登壇での質問を終わります。   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 皆さん、おはようございます。朝一番から、非常に足で稼がれたと言うと失礼ですけども、現地を直接見られ、また救助活動された森重議員に心から敬意を表します。お答えが十分したいと思って、私も実は現地を先般、先週末、全部見させてもらいました。頭の中には絵ができているんですけども、確かにおっしゃるところ、一つ一つそのとおりだと思っております。 それでは、まず4つのうち最初の女性特有のがん検診ということからお答えしたいと思います。 これ私の自宅のほうといいますか、公舎のほうにもちゃんと届いておりまして、しっかり中身も見させていただきました。おっしゃるように、が実施するがん検診子宮頸がんと乳がんにつきまして無料にするということで、きちょうめんなという言い方は失礼ですけども、いろんな資料もつけて、御自宅にお送りしておりますけども、おっしゃるように日本では欧米の七、八十%に比べて非常に受診率が低いと、全部でも約2割だという実態で、これは将来、健康な母体であれば、子育て、また新しい次の世代が産めるということでございますので、何とか我がとしましても20%から平均的な受診率を5割に上げたいということを当面の目標にしております。具体的に申し上げますと、周南市の子宮がん検診受診率は、昨年度で21.4%、やっぱり約2割なんですね。それから、乳がんのほうも21.5%ということで、これを2.5倍に何とか受診率を上げたいということで、そういう意味で昨年受診した、これは2年に1回ほど、医学的見地から受診すればいいということなので、昨年670人の方がされていますが、それを除外しまして、平成21年度4月1日、ことしの4月1日現在では20歳から25、30、35、40歳の人約4,000人、それから乳がんでは40、45、50、55、60歳で約5,000人の方が対象になっておりますので、何とか皆さんぜひとも、無料でございますから、受診していただければありがたいということで、8月28日に無料のクーポン券、先ほど議員お示しになられたものでございますけれども、既にお手元に間違いなく届いているはずでございますので、もし届いていなければ、また電話1本いただければ必ずお届けします。また、広報もの広報8月15日号で御案内しておりますけども、できましたら再度広報を出したいと思っておりますので、よろしくお願いします。 そういうことで、受診できる市内の具体的な医療機関も御案内しておりまして、その中で女性医師で対応できるところは1医療機関のみになっておりまして、そういうことで女性医師による対応が少ないんですけども、御理解賜りたいと。 それから、早朝、夜間、休日の対応は、大部分の医療機関は午前9時以降の診療になっておりますけども、特に夜間・休日対応が可能な2医療機関につきましては、手帳の中に記入してございますので、御存じのように、これはまたの広報の9月1日号でも御案内しておりますけども、ひとつ夜間、休日でも可能な医療機関もあるということで御理解賜りたいと思います。 それから、周南市以外でも受診ができますけども、当該医療機関との契約が必要になりますから、事前に健康増進課に御連絡賜りたいと。そうすれば、市外でも、私どもが連絡しまして、受診が可能になるようにしたいということで、かなりきめ細かくやっているつもりですけど、なかなか御本人にこの辺の御理解が賜っていないといいますか、PRが足らないところもございますので、この議会をまたかりまして、市民の皆様にもPRさせていただきたいと思います。そういうことで、受診期間は来年の2月28日まで、今回の分はですね、そういうことで2月の28日まで、2月いっぱいでございますので、ぜひとも早くお願いしたいと。 それから、これによります市内の子宮頸がんとか乳がんの検診、それから発見数というのは、大体受診者数が3,000人前後なんです、毎年二千数百人から3,000人、20年度はもう3,000人をおかげさまで超えましたけども、大体平均によると100人に0.5人とか100人に1人ぐらいが、100人に1人といったら率が高いんですけども、がんを発見させていただいております。それから、また市内の2つのがんの死亡状況というのは、合わせると平成19年度が約30人、29人でございますので、この数は、先般、御質問ございましたけども、自殺の43人とか、交通事故のこれは3人でしたね、それに比べると、やはり平成18年で19人、それから19年で29人ですから、これは決して少ない数字じゃないということで、やっぱりここもひとつ撲滅運動をやらなきゃいけないなというつもりでおります。ありがたい御質問で、再度、私どもとしても撲滅運動に対して力を注ぎたいと思います。ありがとうございました。 それから、2番目の交通弱者対策ですけども、特に御関係あると思いますけども、和田地区和田地区一族総合扶助といいまして、これがちょうど今タイミングが非常にグッドタイミングになっているというのは、平成21年の2月に和田の里づくり推進協議会のほうから、交通弱者輸送確保に関する要望書、この協議会で要望書をことしの2月に出していただきました。具体的には、自治会で輸送手段を立ち上げる、それから自主的に利用料金もいただきながら、自治会負担が例えば運転手とか事務員も自分たちで確保しますと、それからそれに対する謝礼といいますか、さらに油代等の維持経費の自治会負担でしますと、和田から小畑経由で、特に新南陽の市民病院への運行とか、かなり細かく検討を今されております。そういうことで、この検討にはの職員も必ず同席させていただいておりまして、一緒に知恵を出して、先日も地元の皆さんの、議員おっしゃったと思いますけど、意向調査もまたやっております。何回もやっていただいているんですけども、そういうことで何がグッドタイミングかといいますと、実はこういうバス、タクシー事業の類似行為を今までは、よく言っていましたね、白タクとかいろんなことを言って、これは禁止されていたんです。逆に言えば、事業が認可制度だったからできなかったんですけども、平成18年10月の法改正によりまして、地域住民の移動手段確保という観点から、事業者によることが困難で、地域住民の生活に必要な旅客輸送を確保するため、自家用車による有償旅客運送が必要であることについて、いろいろ条件があるんですけども、地域の関係者が合意している場合、だから関係者が今回合意を皆さんほとんどなされようとされていますけども、市町村とかNPO、例えば農協とか医療法人とか、特にことし中には再度の法改正、ことし中にはそれをさらに自治会まで広げようという動きがございますので、そうなりますと、まさに和田が第1号として堂々と運行ができるということで、も正面からお手伝いできるということで、今、非常に盛り上がっておりますので、よろしくお願いします。 これには、関係のバスの運行業者、それから国、県との関係機関とも今調整しておりますけども、今年中の再度の法改正ができたら、直ちにこういう形で、地元主体の運行ができるように進めていきたいと私ども思っておりますので、引き続き注視していただければありがたいと思っております。 御参考に申し上げますと、和田から新南陽駅まで今660円、それから高瀬から夜市を通って新南陽駅の場合は910円ということで、これが現行でございますので、より便利で安い形でできれば、私は大変ありがたいということで、和田地区の皆さんも自治会長、それからコミュニティの会長、婦人会長を含めて、大変この件では御尽力いただいておりますので、御一緒させていただければと思っております。 それから、3番目の自然災害ということで、議員の多くの方が、今回は本当にほとんどの方といいますか、議員みずから長靴を履かれ、また防災服をつけられ、ヘルメットをかぶられて、援助活動に邁進していただいたことをまた心から御礼申し上げます。そういうことで、森重議員にもその後フォローまでしていただいておりますので、私どもとしましても、今回、特におっしゃった夜市川、本陣川については大きな被害といいますか、問題も起きておりますので、御報告します。 夜市川は御存じのように二級河川ということで、山口県による管理、流域面積は53.3平方キロメートル、市内では大変大きな川の1つでございまして、御存じのように、現在、道の駅、それに対する親水公園とか、いろんな計画が進んでおりますけども、現在でもごらんになったらわかるように、1トン土のうがどんと並べて積んでありますので、ともかく早くやらないとこれはいけないなということでございますけども、それから周防高潮対策事業として夜市川が1つ取り上げられておりまして、河口から2,200メートルの区間については整備が進められておりまして、昭和54年事業着手されて以来、終点の瀬の上地区にある潮どめ堰の工事を進めておりまして、この堰は今年度完成予定と、このように県から伺っております。そういうことで、またこれが完成すれば、1つ大きな対策になるとは思っておりますけども、以前から上流区間の河川改修につきましては要望を十分わかっております。私もいただきまして、引き続き県に対して強く早い工事の進行をお願いするということで、また県知事に対する対応の上位順位としてお願いしようと思っております。 本陣川の次の河川改修工事、これは後ほど炭村議員からもある予定と伺っておりますけども、私も本陣町の家屋密集地点がちょうどぐっと狭くなって、しかも上流からどんと流れて、あそこがこういう平らになって、そこがまた狭くなっているということで、非常にこれ苦労しているところなんですね。私も実際に現地に行かせて見させてもらったんですけども、あの住宅密集地域で、例えば直流といいますか、直線に流すことの難しさを非常に感じまして、またこれは炭村議員から細かい説明があると思いますけども、普通なら川を広げればいいんですけども、ここは川の奥にトンネルというんですか、歩道じゃなくて車道を延ばして、こういういわゆる通るところを道の奥まで広くしているという、なかなか凝った工事をしているんです。また、それがプラスかマイナスかは別にして、できることはそこまでやっているので、専門家とも現地に私は行かせて御一緒に相談したんですけども、その辺どこまで広げるか。ただ、中にあれ下水管ですか、あるんですよね。多分、炭村議員、その辺をお話しになると思います。また、しかも川の下に、上から見られたら水が澄んでいるから見えるんですけども、川の下に下水が走っているんですね。いろいろ苦労して、密集地でございますので、やっている経緯はあるんですけども、それはそれとして、実際そういう濁流がオーバーフローしているのは事実でございますから、もう少し専門家の意見を入れて、早急なる対応ができるように検討させていただきたいということで、もう一度精密な調査をやらせまして、また御報告を申し上げたいと思っております。 それから、4番目の安心安全対策で赤迫1号線、これもおっしゃるとおりですね。私も行きまして、夏の暑くはなかったんですけども、鉄板が囲ってありますよね。それで、輻射熱というんですね、あれ、地元でも伺いました。たまらないんですよということで、これは議員からの御質問というか、御指示もありましたし、仮設的なフェンスでやっているものを撤去して、例えば網というんですか、金網の熱くないようなフェンスの設置とか、これ付近のいわゆる近所の皆さんにちょっと御相談させていただいて、来年の夏にまたこういうことがないように、また子供たちがさわったりすると危ないですから、熱さでですね、きちっとやらせていただきます。そういうことで、しばらくお待ちください。ただし、平成17年度以降、この道路の新設事業は休止しております。私は強い言葉で凍結と申し上げたんですけども、現状ではそういう形で当面の対策は打ちますので、御理解賜りたいということで、よろしくお願いします。以上です。 ◆28番(森重幸子議員) それでは、再質問をさせていただきます。 乳がんの無料クーポン券のことでございますけれども、こうやって届けられましたら、私も早速この中をよく読ませていただきました。一通り知っていたと思っていたんですけれども、でもこれを読んで、ちょっと、ああ、そうなのかといったところがございます。それは、乳がんというのは、1つのがん細胞が1センチになるのには15年かかるんだそうです。ですけれども、1センチになったのが2センチになるには2年もかからないという、だから早期発見が大事なんだということが書いてありました。ああ、なるほどなと、本当、私も受けておりますけれども、私はこのたび対象者としていただいていますけど、去年も受けたんですね。そうすると、1年1年受けなくてもいいよと、2年に1度でいいよと書いてありますので、それはそれでいいんだなと思いましたけど、こうやって受けた人がさらに受けてもよろしいんでしょうか。 ◎健康福祉部長(上田秀利君) お答えいたします。医学的に申しますと、2年でも1年でも効果は同じということで、今、議員が言われたように、1センチから2センチになるまでは1年、そのかわり1センチになるまでは15年要するということですから、15年の間に受診されれば、その間に恐らく発見される確率というのは高くなりますので、1年であろうと2年であろうと、その効果は同じと言われております。以上です。 ◆28番(森重幸子議員) よくわからなかったんですけど、要するに重ねて受けてもいいですよということにとらえてよろしいでしょうか。 ◎健康福祉部長(上田秀利君) お答えいたします。2年に1度で結構ということでございます。それと、経費につきましては、この事業が国の事業で1年ということに限られておりますので、来年からは通常の個人負担といいますか、受診の際、負担がかかるようになります。 ◆28番(森重幸子議員) 私がお聞きしたいこととはちょっと違うんですけれども、無料クーポン券が配布されたということは、私も毎年受けていることですので、受けたいと思います。そして、思うんですけれども、健康手帳、私が今、1センチになるには15年かかるとか、もろもろ書いてありますけど、これとてもいいと思うんですよね。健康手帳というのは、このたびの無料のこういう対象者じゃない人にもすべてこれは差し上げられたんでしょうか。 ◎健康福祉部長(上田秀利君) この手帳は、今回対象になる年代、5歳刻みでやっております。この対象者のみに配布しております。 ◆28番(森重幸子議員) それでしたら、ぜひ、これは本当に受診率50%にするということは、対象者だけじゃなく、ほかの人たちも受けなくちゃ50%にならないわけですから、ぜひ健康手帳、これを一家に1つ届けば、それはそれでいいと思うんですけど、そういったお考えはないでしょうか。 ◎健康福祉部長(上田秀利君) 内容が非常にすぐれておるということ、またわかりやすいということですので、他の年代、対象者、この方にも配布するように検討していきたいと思っております。 ◆28番(森重幸子議員) ぜひ、検討していただきたいと思います。そして、先ほど、さらに広報を1面使って出すよと市長が言ってくださったと思うんですけれども、確かに8月15日号のお知らせを見ましたら、5センチ四角の本当に小さいものでした。なかなか目につかないぐらいの、それで私はいつお知らせがあるんだろうかと思ったぐらいなんですよね。ですので、ぜひA4ぐらいの1面に、別のチラシでもいいですから、それを皆さんに今これを配布するとおっしゃっていた、そこに一緒に入れていただけたらいいなと思います。 そして、先ほど申しましたように、若い人にこういった乳がんが今ごろは多いという、子宮頸がんは多くなったというところから、二十歳代の人、若い人はとても何で受診に行かないかと、恥ずかしいということがございます。先ほど、女医さんで対応されるところが1カ所あるとおっしゃいましたけれども、ぜひそうしたことも若い方にはしっかり宣伝をしていただけたらと思います。そういった意味では、成人式のときとか、若いお母さんたちが集まる子育て支援センターだとか、そういったところではそういったことをしっかり宣伝していただけたらと思います。 そして、乳がんは自己検診もできるんですよね。検診に行く前に自分で、グローブというのがあるそうです。それを購入して、それで自分で検査をして発見することもできるとあるんですけれども、そういった私が何でこんなことを言いますかといいますと、普通に無料クーポン券を配っておけば、皆さんが受診してくださって、50%の目標には行くよという、そういう安易なものでは私はないと思うんですよね。あの手この手で、いろいろ女性の方に検診に行っていただくような対策が要るのではないかということで、もろもろ申しているわけでございますけれども、そうしたグローブというのが、きょう持ってくればよかったんですけど、手元にないんですけれども、2枚重ねのグローブというんですけど、それを当てて検診すると、自分でもがんができているところがわかるという、そういう手袋がございます。そうしたものとかの推進もしているところもございますけれども、そうしたことはどう思われますか。市長、いかがでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) かなり乳がんの場合は、私も少しは経験というか、自分があるわけじゃないんですよ、もちろん、わかっておりますので、かなり自主的な判断といいますか、検診ができるといいますか、可能性があるところでございますけども、そういう自分でも感じられると同時に、こういう特に今回は無料でございますから、ぜひとも皆さん全員が、対象者が一度は検診いただければありがたいなと思っております。おっしゃるような機器といいますか、自己検診用のものがあるのは存じ上げておりますけども、今回は特に専門家で診ていただけるわけですから、そちらのほうをお勧めしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。以上です。 ◆28番(森重幸子議員) それでは、和田の交通弱者対策についてお伺いをいたします。今、市長、御答弁ございましたように、着々と進んでいるというふうに理解をいたしました。そして、国土交通省の法改正の後に許可がおりるんでしょうけれども、大体それはいつごろになるんでしょうか。今年度以内には見込みはあるんでしょうか。 ◎市民生活部長(中村研二君) 自家用自動車による有償運送につきましては、先ほど市長が申しましたように、平成18年10月の道路運送法の法改正によりまして、市町村、あるいはNPO法人が実施可能になったと。ただ、残念ながら、今、和田地区では自治会のほうで主体的にこれを運行したいということで、いろいろと計画をされておりますが、現時点ではこういう自治会、いわゆる地縁団体でございますけれども、まだ運行主体にはなれないという状況でございます。一応、この春の時点では、秋ごろには地縁団体、自治会とかコミュニティ団体につきましても運送主体になれるであろうというお話、国のほうからそういうお話はおうかがいはしているんですけども、まだ現時点でその方向性、まだこの秋というのがいつというのは現時点ではちょっとまだ確定しておりません。本年度中というように私どもも想定をしまして、地元の方々と、あるいはバス事業者等と協議、調整をさせていただいている、そういう状況でございます。
    ◆28番(森重幸子議員) それと、現地の方たち、アンケート実施をされておりますけれども、その中でどういう御心配が皆さんあったかといいますと、自治体で経営する、運行する、こういうことができたにしても、防長交通、それは残していただきたいというようなこともアンケートの中に見ましたけれども、自治会の人が運営するこれができたときに、防長交通のバス、これはどんなようになりますか。 ◎市民生活部長(中村研二君) これが一番難しい悩みどころでございます。先ほど市長も御説明いたしましたけれども、法改正で自治会が有償運送の実施主体になることができたと、認められたという場合につきましても、逆に道路運送法では、この地域においてバス事業者による運送が困難な場合というただし書きがついておりまして、どういうことかといいますと、バス路線とNPOによる有償運送の運行路線が競合するのはちょっと難しいですよというお話なわけですね。そういうことで、またあるいは地元には子供たち、小学生のスクールバス的に路線バスを利用されている部分もあるということがございます。あるいは、地元に今10本ばかりバス路線が走っておりますけれども、数だけで言えば、非常に恵まれているんじゃないかというように思われる部分もあるわけですけれども、逆に先ほど言われたアンケート調査の結果を見ますと、非常に使いづらいというのがあります。結局、便数としては多いけれども、地元の方々にとっては使いづらいというのが実情ではないかと、そういう部分も見られますので、この辺の今の部分について、もっと国、あるいはバス事業者、地元の方々を含めて、もっと詰めた形で調整をさせていただく必要があろうかと思っておりますし、これはあくまでも前向きに取り組まさせていただきたいというふうには思っております。以上です。 ◆28番(森重幸子議員) まだ、クリアしなくてはいけないところが大きいよということを私は思うんですけれども、皆さん、いつも、一番奥が高瀬ですけれども、そっちに行くバス、定期便がほとんど人が乗っていない状況があるんですよね。それで、途中でおりられるから、高瀬の奥にはというのはあるんですけど、それにしても空気を運んでいる状況が余りにも目につくので、皆さんが何とかできないのかという発想にもなったと思うんですよね。そして、まず地域医療の問題もございました。今、先生はとてもお元気になられてやってくださっていますけれども、高齢であるということ、それで鹿野のデマンドと少し、鹿野の地域の方とちょっと違うなと思うのが、鹿野は鹿野の町まで出ていただきさえすれば、鹿野に今は診療所も整備していただきましたし、いろいろな鹿野で大方が済むわけですよね。それから、基幹のバスに乗って町の中に出てこれる。和田、米光って、1つのところに出てきても、和田が中心かなと思いますけれども、お医者さんは米光にありますし、いろんな商店も小さな商店はありますけれども、大きなものはございません。そこで、いろんなことで、これまで本当に協議を重ねられた上での今はこういう自治体でもやるしかないかというところになっているんだろうとは思っているんです。ですけれども、本当にこれで皆さんが本当に使い勝手がいいのかなというところは、私も懸念するわけでございます。とにかく、基幹の防長バスが走ったにしても、バス停まで出てくる方、そこまでが大変なわけですね。いろんな一番長い人でも3キロぐらいありますかね。そうしたところから歩いてバスに乗るためには出てくるという、そういう大変なことがございます。ですから、鹿野のように、そういったところの方が基幹のところの基本線を走っているところまで何かお手伝いできて、出てこられたら、あと和田にすべてのものがないというのがまた問題なんですけれども、そこに例えばコンビニエンスストアを誘致するとか、米光企業団地とか、米光の団地もたくさんできたんですけど、常々、米光団地の方がおっしゃるのは、子供たちがよく学校で要るものを夜に言うというんですよね。そうすると、買いに行くところがないということがあるもので、本当、和田地域にもコンビニエンスストアができたらいいねということはよく聞くんですね。そういった富田まで、また徳山まで出てこなくちゃ生活ができないという状況から、今のような自治体の何交通というんですか、そういうことが考えられていると思うんですけど、市長にお伺いしたいんですけれども、和田の人たち、医療はこっちの町場に出てくるのがベターだよと思っておられるんでしょうかね。 ◎市長(島津幸男君) 御存じのように、和田には先生が1人、今、頑張っていただいておりますけども、本当に長い間、頑張っていただいてきておりますし、まだまだ頑張っていただきたいんですけども、やはり1人の先生ということは何があるかわかりませんので、先生御自身が病気になる可能性だってあるわけですから、人間ですから、そういうことも含めまして、やはり総合病院的な市民病院とか、地元からいわゆる中心的なところに来れるような足を確保することで、非常に和田地区の皆さんに安心感を差し上げられると思っておりますので、そういうことでひとつ御理解賜りたいと思っております。以上です。 ◆28番(森重幸子議員) 私、このたび和田地域の交通対策を取り上げましたけれども、私が取り上げたことで、さらに皆さんが悩まれて、後ろ向きになったら本当とんでもないことなので、そういうふうにとらえないでください。すべて本当に皆さんがどうしたらいい交通システムができるかというところに悩んでいるわけでして、そうしたことがないように、くれぐれもよろしくお願いしたいと思います。 そして、和田に限らず、こうした地域はたくさんありますね。私が、今回、和田のことを取り上げたのは、鹿野ができています。熊毛のことは久保議員が、尾﨑議員も質問されました。着々と進んでいるんだと思うんですね。そして、和田のことは、私たち全体のことを考えていまして、着々と市長は考えてやってくださっていると思っているものですから、信頼して待っているわけですけど、地域の人からすると、鹿野や熊毛のことはよく出るけど、和田はどうなっているのという思いがやっぱりあるんですね。そうしたことで、やっぱり全体観に立ったまちづくりというのが私は要ると思うんですけれども、それにしても鹿野、熊毛が何か優先的にどんどん進んでいるような思いに見えるんだと思うんですね。それで、本当に和田に限らず、そうした僻地、同じように目を配っていただいて、推進していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。熊毛も進んでおりますか、心配しておられます。 それと、済みません、夜市川の計画はちょっとよくわかりませんでしたけど、あるけれども、県の予算の関係で休止されているのか、夜市川の河口の拡幅、いずれにしてもそれぞれの的場川、いろんなところの水の問題がありますけれども、そこをいらったからといって、夜市川が飲み込まなかったら解決にならないわけですよね。そうしたことで、うちにも県会議員もおりますけれども、県にもしっかりその辺のことを予算を取っていただくように訴えていただきたいと思うんですけど、その辺、もう一度、御答弁よろしくお願いいたします。 ◎都市建設部長(福嶋崇男君) お答え申し上げます。潮どめ堰からの上流の2,500メーターにつきましては、平成15年4月に夜市川水系河川整備計画が県のほうで策定されております。流下能力向上対策区間ということで、河川改修を今から始めるということでございます。御承知のように、今回、夜市川と、それから久米の西光寺川、思わぬ被害を受けました。県におかれても、改めて河川改修の必要性というのを痛感されたというふうに私どもも理解しておりますし、そういうことを述べております。したがいまして、今後、市長とも話をしているわけですけれども、県のほうに強く河川改修を早急に進めていただきたいということを要望していきたいというふうに思っています。 以上です。 ◆28番(森重幸子議員) よろしくお願いいたします。 そして、私、この水害のことでいろいろ歩くときに、地域住民の方がこの計画、当時、私たちは住民説明会も受けたんだけれども、その後、何もないんだけどという御心配のところがございましたけれども、ぜひ時にはこういった、もう長い間、平成元年といいますともう20年以上たっているわけで、変更とか休止とか、いろんなことがあると思うんですけれども、その辺のことは皆さん御心配なんですね。一度、きちっとその地域に行かれまして、説明とかそういったものをしていただく必要があるかと思いますけれども、そういう予定はございますか。 ◎都市建設部長(福嶋崇男君) 御提案いただきました件は、また県の周南土木建築事務所のほうとよく協議して、また御返答申し上げたいと思います。 ◆28番(森重幸子議員) 本陣川のことは炭村議員にお任せするとして、済みません、あそこの赤迫1号線とつけなくちゃいけないんですかね、例の大きな道のところの、今、市長が言ってくださいましたように、来年の夏に向けてそれを撤去して、景観を整えてくださるというお答えだったので、それでいいかなと思うんですけれども、それにかわるさくをされて、またそこを中が入れないようにされますか。 ◎都市建設部長(福嶋崇男君) 先ほど市長が答弁申し上げましたように、実は近隣の住民の皆様方に与えている輻射熱及び鉄板がああいうふうな高いところで遮へいしておりますので、近隣に与える圧迫感というんですか、それはやっぱり相当なものがあるというふうに私ども考えております。先ほど市長も申しましたように、フェンス、いわゆる風が通る、向こうが見えるようなフェンスをかわりに設置してまいりたいと。もちろん立入禁止ということも十分配慮しないと、何か中へ寄って途中で事故があっても困りますので、そのあたりのところは配慮しながら、工事を進めていきたいというふうに思っています。 ◆28番(森重幸子議員) 休止をされている道のところなので、何かがあったらいけないということで、そういうさくも必要ということだと思うんですけれども、何かあそこの先には危険なところがございますですか。 ◎都市建設部長(福嶋崇男君) 御承知のように、山を切り開いて途中まで工事を行ってきた区間でございます。かなりの土砂等が30万立米ぐらいの全体では恐らく土量になるだろうと思うんですけれども、そういうこともありますので、もし何かこのたびのような大雨とか、そういうような災害で何かあっても非常に困りますので、そのあたりの立入禁止等の措置は引き続き継続していきたいというふうに思っています。 ◆28番(森重幸子議員) あと少し時間があるので、ちょっとお尋ねしてみるんですけれども、赤迫1号線、凍結とか休止とか言われておりますけれども、これは例えばそのままにしておかなかったら、本当にこれはもうやらないよというような、決めたときには何かペナルティーとか、そんなものが発生するんですか。 ◎都市建設部長(福嶋崇男君) 特段のペナルティーというのは、現在、想定しておりません。単独で行ってきた事業でございますので、そのあたりのペナルティーというのはどこまでやっていくか、ちょっと今想定しておりません。 ◆28番(森重幸子議員) ペナルティーがないのでございましたら、今、市長は道の駅を進めようとされておりますけれども、戸田の駅のあたりを想定しても、そこじゃない、今、河川公園とか言われておりましたけど、そちらのほうになるんだと思うんですけれども、先日の土屋議員の質問の中にもありましたけれども、皆さんがそれを望んでおられるのかなというところはよく見えないところもあるんですけれども、そういったことも加味しながら、早急に、あれをあのままということは何かもったいないように思うわけですね。何か、やめるならやめる、続けるなら続ける、もっと細くして道をつけるとか、あのままの広さじゃとても無理だったら小さくして続けるとか、何かやっぱり結論を出すべきときが来ているんじゃないかなと思うんですけれども、その辺はいかがですか。 ◎都市建設部長(福嶋崇男君) 御承知のように、現在、戸田の国道2号の拡幅が国交省の直轄事業で行われております。今後、これが4車線化になりますと、また交通量等の状況も変わってくると思います。そうした直轄事業の進捗状況を見ながら、改めて赤迫線を検討していきたいというふうに思っています。 ○議長(福田文治議員) 以上で、森重幸子議員一般質問を終わります。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) ここで暫時休憩いたします。次の会議は10時40分より再開します。   午前10時28分休憩 ──────────────────────────────   午前10時40分再開 ○議長(福田文治議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) 続いて、質問順位第15番、炭村信義議員。   〔23番、炭村信義議員登壇〕 ◆23番(炭村信義議員) 通告番号15番、民主の会の炭村信義でございますが、質問をさせていただきます。今回は、1点についてお伺いをいたしております。大きな設問で1点でありますが、内容はごく限られた範囲のピンポイントで質問をさせていただきたいと思います。 今回の質問は、去る7月21日の豪雨被害、今回も一般質問において多くの皆様方がこれを取り上げていらっしゃいます。ほぼ質問者の半分近くが取り上げられているという状況でありまして、市民にとって大きな被害であり、またこれからどうしていくかという大きな問題だろうというふうに思います。今回の質問は、こうした多くの被害者の方々がいらっしゃる中で、私が住んでいるごく近くの本陣川のことについてのみお伺いをいたします。本陣川の関係で、これは川がオーバーフローしまして、周囲が床下浸水、あるいは床上浸水ということが起こりました。正確に数えたわけではないんですが、約40軒か50軒ぐらいの床下浸水、そして床上も10軒程度あったのではないだろうかというふうに思っております。その中の1つである私の家も床上浸水になりましたので、ひとつ心して答弁をお願いをしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。 これの原因について、いろいろ言われております。後、原因についてもお伺いをする予定でありますが、ここの川は既に20年前ぐらいにもこれがオーバーをして、床下浸水に多くの家屋がなっております。今回、こうした中で改めて取り上げたというのは、その後、これは合併後ですが、市長におかれましては島津市長就任前の話なので、少し御迷惑なところもあるかもわかりませんが、合併後、寿西町線の本陣川にかかる橋がこれが改良されました。この改良については、既に議会の皆様方も御存じかと思いますが、その地域の3自治会から改良してほしいという要望が出てきまして、それにこたえた形で改良されたといういきさつのものであります。お手元に資料でお配りをいたしておりますが、これは私自身が直接そこに行って調べて書いた図面でありますので、これ完全に正確かと言われたら、その辺もちょっとわかりづらいところもありますが、これは今道路の部分、これを全部取り除いた場合に、川の姿がどうなっているかというものを上から見た形で書いております。そして、ポイント、ポイントの幅を、これ一番川の底の面です。多少川の擁壁が斜めに上がっておりますので、上部はまだこれより少し広くなっていると思いますが、一番底の面でこれをはかっております。それと、たまたま後ほどの質問の長谷川議員の資料で出ております写真の中の一番上の段の真ん中、これが本陣川の状態であります。これは既に少し水が引いてきた段階だろうと思います。もう少しこれがまだ上の段階、この手すりがあるところから写真に向かって右側が川です。左側は道路です。そういう姿で水があふれたということであります。 なお、現状について、少し皆様方に認識をしていただきたいという意味で説明をさせていただきますが、本来、これが改良前であれば、上流側と下流側、本陣川の左岸側はほぼ真っすぐでありました。この図面からすると、三、四十センチ、ぽこっと出ているような格好になっている。本来、真っすぐの姿でありながら、そのときでさえ既にオーバーをしたというような状況でありました。しかしながら、今回、こういう工事がされていた。このことについては、工事が終わった段階で、すぐ地域の方から、これはおかしいよと、これをやったらまた水が越すんじゃないのという指摘を受けておりました。しかしながら、そのときにはまだ現実に越したという実情はありませんでした。しかしながら、今回、この雨でこの部分から越していったと。ここが1つの大きな要因を示したのではないかということを少し、その当時、私自身も川のところに行って見ましたので、それを報告して、質問にかえさせてもらいたいと思います。 というのは、この川の上流側、下流側、これを見たとき、まだ下流側には少し余裕がありました。越しておりませんでした。しかし、橋の下で水が盛り上がるような格好をして、上流側からすれすれのところまで来て越し始めたというような状況が起こっております。通常、これが川幅に相当余裕があり、雨水も十分流れる川であれば、こういう加工もあるいは大丈夫なのかもわかりませんが、もともと容量いっぱいいっぱいで走っておるこの川、これをこういう形で加工されたら、水の流れがどう変わるであろうかと、あるいはどういうことを想定してこれを許可されたんだろうかというのが地元のいろいろな方々の不審な点であります。そうした意味で、今回、このあたりをしっかりと説明してほしい、そういうことで今回あえてこの問題だけを取り上げさせていただきました。 先ほど市長のほうから、この川の状態は炭村議員のほうから少し説明もあるでしょうという話もありましたが、本陣川、先ほど市長も言っておられましたように、この川底には公共下水の本管が敷かれております。これが土かぶりがどのくらいあるかというのは私どもにもよくわかりませんが、この川を河床を下げていくというような加工はほとんど難しい状態ではないだろうか、あるいは川幅を広げていくというのもこれも至難のわざであります。そうした中で、少しでも不安が募るような、こうした加工がどういう経過で起こってきたんだろうかということであります。その辺を少し後ほど説明をしていただけたらと思います。そいう背景を持ちながら、まず今回、この川がはんらんした大きな原因は何だろうか、小さい原因もいろいろあるでしょうけど、考えられる原因は何だったのかということをまず1点お伺いをいたしております。想定外の雨量が降ったから越したんだ、そういう理由にはなかなかならないだろうと思いますので、その辺はしっかりと答弁をしていただきたいというふうに思います。 そして、2点目として、これも河川管理に問題はなかったのかというお伺いをいたしておりますが、これは当初、こういう改良計画が出されて、この改良で大丈夫でしょう、これでいいですよという許可が出されて、そして工事に入られ、当初の目的としたものがきちんと図面どおりに得られたんだろうというふうに私は想定しておりますが、河川管理者としてそうであったのかどうかというのが2点目です。 3点目として、福川ポンプ場及び新地のポンプ場の管理はどうだったのかということをお伺いしておりますが、これは今ここの本陣川の水は福川ポンプ場のところに流れていきます。そして、オーバーした水は、これは新地のポンプ場に流れていきます。そうした意味で、そこのポンプ場の運転状態はどうだったのか、あるいは満潮、干潮、この関係がどうだったのかということをお伺いをしたいと思います。 そして、4点目として、緊急対策は何か方針があるのか。これは将来の雨水計画という意味ではなくて、差し向き何かをやっていかないと、少し雨が降ると、またこういう状態になるのではないかという、常に不安が地域の者にはあります。一生懸命家の中を直してきれいにしたけど、また台風でなるんじゃあるまいか、そういう不安を持ちながら生活していくというのも、これも大変でございますので、何か緊急対策、将来的な雨水排水計画というのは既にお持ちだろうと思いますが、これは正直な話、私が議員になって30年前に既にでき上がった計画がいまだに何も手がつけられていないという状況でありますので、これを待っていたら、私はこの家にはいない状態になるんじゃないかと思いますので、ぜひ早い対応をしていただきたいという意味で、緊急対策は何か考えていらっしゃるかということであります。以上で質問を終わります。   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 炭村議員から、まずは私のほうからお見舞い申し上げまして、床上浸水という、私も昔1回あるんですけども、この後の処理が本当に大変なんですよね。床下と床上が分ける理由はそれなんです。衛生上を含めまして、本当にまさか人を選んで大水になったわけではないと思いますけども、議員のところに直接こういう被害があるというので、本当、私も身につまされる思いでお答えしたいと思います。十分な御答弁ができないかと既に思っておりますけども、しっかり答えさせていただきたいと思います。 まず、はんらん原因、びしっと想定外の大雨と言うなと言われましたけども、やはり2カ月分が1日で降るような当時の降雨量でございまして、ここまではやはり想定はできなかったということで、想定外ということも1つ使わせてもらいたいということでございます。ただ、ここの場所、本陣川につきましては、想定外でなくても、おっしゃるようなはんらん状況になるということが、これはやっぱり想定しなきゃいけなかったということでございます。御参考に申し上げますと、このときの降雨量、ちょうど富田の音羽橋での雨量計によりますと、7月21日の朝5時から昼まで8時間で217ミリメートル、8時から9時まで1時間で41ミリメートルということで、これはやっぱり豪雨を超えているんですよね。英語で言うとキャット・アンド・ドッグ、猫もわんちゃんも一緒に降ってくるという、まさにどしゃ降りでございまして、そういう強烈な雨ということはひとつ御理解賜りたいということで、私どもはやはりこれも大きな原因の1つだったと思っております。 それから、もう一つの要因としまして、河川の断面阻害といいますか、川の断面の阻害ということが、これはやはり要因の1つになったのではないかと考えております。具体的には、私も実際現地調査、見させてもらいまして、立ち会わさせてもらいましたけども、一部箇所といいますか、橋のところ、議員おっしゃった、人家等への接続橋や横断する占用物件等によって、河川断面を阻害しているのは事実でございます。そういうことで、河川管理についてのお尋ねでございますが、本陣川の管理は河川法を準用する準用河川の指定は行っていませんので、法定外公共物として管理を行っていると。法定外公共物管理条例に基づいて、河川における工作物の新設、撤去等の認可申請につきましては、道路法に基づく道路構造令や河川法に基づく河川構造令などで、法的には準拠した審査を行っておりますし、これは準拠しておりますということでございます。この辺、細かい経緯等につきましては、担当の部長からまた説明を申し上げます。 それから、ポンプ場の件、これも1つ、今回いろいろ御意見があると思いますが、おっしゃるように、ちょうど朝の7時16分、このときが朝の7時が実は満潮で、280センチメートルの満潮、午後1時58分、被害がどんどん出だしたときには11センチメートルの干潮ということで、まだまだこれは幸いだったということは言えるわけでございます。そのとき、おっしゃるように、福川のポンプ場ゲートは常に開放した状況で、雨水は海へ自然流下させておりますので、ポンプの稼動には至っておりません。それから、もう一つ、オーバーフローした部分が出てくる新地ポンプ場の管理状況ですけども、これは西桝地区にございまして、現在、来年度の完成を目指して建設中でございます。建設中の雨水排水対策としては、既設の排水ポンプはもう2台あるんですけど、さらに仮設のポンプの3台を合わせて計5台を設置して、これは西桝地区がメーンになりますけども、浸水対策に当たらせております。当日、雨が降り始めて間もなく、朝の6時半には排水ポンプを稼動し、干潮によって、今申し上げましたように、潮位が低下しましたので、昼過ぎの13時50分には既設の排水ポンプ1台のみの稼動を確認して、このときは支障なく運転していたということは確認しております。 さらに、緊急対策、いても立ってもおられない、まさに議員のおっしゃるとおりだと思いますが、1つははんらんの場所、議員もおっしゃるように、はんらんしているときに、特に橋のところの断面の阻害箇所、さっき申し上げたようなポンプがあったり、それから流水の阻害箇所も見受けられますので、この箇所におきましては具体的手を早急に打てるように、今も調査を始めております。そういうことで、今度雨が降ったらどうするんだということですけども、調査に時間がかかってはいけないんですけども、あの場所は議員も多分頭を抱えられると思うんですけども、本当に密集地帯で、何とか道の下までえぐるような格好で溝をつくったりしておりますが、長期的には議員御存じのように、山のほうから落ちてきたやつを夜市川のほうに大きく迂回させるというのしかないんですね。これができれば安心なんですけど、これには大変な巨額な額と調査が必要でございますので、当面の緊急措置としては、後ほど専門家の話があるかもわかりませんが、私はまずはいざとなったら私どもも最優先でお伺いしまして、土のうの山で何とか防ぐしかないのかなと。ともかく、あの場所、おっしゃるように、何であれちょっと曲げたのかとか、今から言えばいろいろ言われるんですけども、当時としてはそれなりの判断でやったと私は思っておりますし、当時の技術者の皆さんが道の下までえぐって、そういう川幅を広げているというのも知恵だったんです。問題は、その広がっているところを道の下までやっておけば、多分真っすぐだったんですけど、そこがまた狭くなっているということで、あそこが渦巻いてといいますか、オーバーフローするような格好になっております。いずれにしろ、原因並びに理由につきましては、議員と私ども共通の認識でおりますので、もう少し詳しい説明は私どもの部長のほうからもさせますので、よろしくお願いを申し上げます。以上です。 ◎都市建設部長(福嶋崇男君) 現在、本陣川の今はんらんについて御質問を受けたわけですけれども、平成19年の道路工事に関して、主に議員指摘されておりますけれども、本陣川の施設構造から判断いたしますと、隣接する家屋も多くありますし、道路の幅員確保など、改修当時といたしましては非常に厳しい施工制約がある中で、機能向上を目的とした効果的な河川改修をしたというふうに私どもは認識しております。既設断面に比べて、19年11月に工事を施工した後の断面は幾らか断面積がふえておりますので、その時点でぎりぎりの施工であったというふうには理解しております。以上です。 ◆23番(炭村信義議員) いろいろとちょっときちんと詰めておきたいところがありますので。私自身、質問の中で想定外の雨量というのは、これはあるでしょう。想定外というのは、想定した数字があるわけですね。本陣川の場合、この前の被害報告のときに55ミリメートル、1時間当たりの雨量で計算していると言われましたが、それ以外にも数値があると思うんですが、想定をされた数値はどれぐらいで、想定以上どう降ったのか、その辺をお願いいたします。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) お答えいたします。計画上、55立米ということが計画上ありますけれども、当日の雨量につきましては最大雨量51ミリメートルということでございました。計画ということで設定の55ミリメートルでございますけれども、現在、雨水計画というのを定めておりますけれども、これは公共下水道の認可区域の中において、雨水計画というのを汚水と一緒に定めることになっておりますけれども、計画を実行するに当たっては、55ミリメートルを確保するということが工事内容としてはあるわけでございます。現に、富田西部土地区画整理事業で今行っておりますけれども、富田の雨水の工事につきましては当然55ミリメートルを確保するという工事で施工されております。 もう一つ、現実的に今の雨水計画の進捗状況で申し上げますと、実際には下水道認可区域の中で約20%の施工率でございます。ですから、徳山地区の合流地域はもともと雨水と汚水が一緒になっていますので、これは雨水対策をされているということで理解されるんですけれども、新南陽等におきましては雨水と下水が別々の分流式ということになっておりますので、汚水は汚水として単体で管を埋める、雨水につきましては計画を立てて、計画にのっとって実施をするということでございます。ですから、実施に当たりまして55ミリメートルは確保いたしますけれども、現在の現実的な河川の幅といいますか、雨量の処理能力といいますか、これにつきましては55ミリメートルを下回っているものが多々ございます。現実的な問題としては、そういう状況でございます。 ◆23番(炭村信義議員) 私が言いたいのは、こういう河川をいらう場合、その場合には必ずこうした想定雨量、これを確保できるように、それが流水断面が確保できるように工事をやっていくのが普通じゃないんですか。それより前とか後ろが狭かったから、そこも狭くしても大丈夫、そういう問題じゃないと思う。そうして1カ所1カ所やるときにきちんと断面を確保して、何年かたったときにその川が全部よくなってきたよということはあると思う。これ想定は、10分間で降るんだったら133ミリメートルまでは想定しなきゃいけないんですよ。それが1時間当たり、10分間に集中して、1時間当たり133ミリメートルの雨が降るということは想定の中なんですね。だから、それを超えた雨量が降ったよと、想定外と言われる以上ですね。こういう原因を皆想定外、想定外という形でやったら、本当の原因をつかむところが薄れていくんじゃないかという意味で、あえて私はちょっと厳しい意味で言っているわけです。だから、ここの道路を改良するときに、河川の断面をこれでも確保していると、皆様方も当然現場に行って、そこを見られたと思います。私が今、私がつくった図面を提示しておりますが、大きな姿として、いよいよ小さいところまではちょっと別にして、大きな姿として、この姿をまず担当の方は認められますか、どうですか。それだけちょっとお伺いします。 ◎都市建設部長(福嶋崇男君) こういう形を認めるか云々というふうなお話だと思います。先ほど私、御答弁申し上げましたように、家屋密集地、そしてそれぞれの河川の線形から考えまして、当時の工事はこれで精いっぱいではなかったかなというふうな理解はしております。先ほど環境下水道部長が御答弁申し上げましたように、確かに計画降雨強度55ミリメートル、1時間当たりということでございますけれども、確かに議員のおっしゃるように、改修工事をやるときにはこれを確保しないといけないというのは私どももそれはよく認識しております。ただ、形状等によりまして、現在、下水道計画でも市道の寿西町線の上流部は流下能力を不足しているという結果となっております。流下能力に満たないところは市内でも多くあるわけですけれども、今後、改修するときはさまざまな制約の中で精いっぱいの改修をしていきたいというふうに思っております。 なお、ちなみに19年に改修したときは、改良前の断面積の一番狭いところが2.57平米、これに対して改良後の計画的な入り口の断面積が3.00平米ということでございますので、従前に比べ断面積を確保できるという観点から、この改良工事を行ったということでございます。以上です。 ◆23番(炭村信義議員) そういう言い方をされると、この図面でどの部分で断面をはかられたんですか。一番狭い部分の断面を見ていかなきゃ、意味がないと思うんです。それと、もう一つは水の流れがどういうふうな流れを起こすのか、これをしっかり見なきゃ、ただ物があるからいいよということにはならないだろうと思うんです。その辺で、今の数字というのはどこをはかられたのか、教えてください。 ◎都市建設部長(福嶋崇男君) 改良前の中央部の断面積というのは、ちょうど議員がおっしゃられるB地点ということで、特に上流側入り口断面積も同じB地点で、2.57平米に対し改良後は3.00平米ということでございます。 ◆23番(炭村信義議員) これは事前にいただいた資料によりますと、改良部、これは改良の入り口側、上流、これは3.0平米ですね。下流部分2.86平米、あるいは既設部分で、これは既設部分にはNTTか何かのパイプが入っております。これから下で計算すれば、確かに面積が小さくなってきているというふうに思います。しかし、この部分の幅よりは入り口の部分のほうが幅が狭いんですよ。高さは同じなんです。何で入り口部分が広くなるんですか。 ◎都市建設部長(福嶋崇男君) 先ほどからの繰り返しになると思いますけれども、これは道路を上の部分の拡幅するというふうな目的がございましたので、そういうふうな形になっているということでございます。 ◆23番(炭村信義議員) わかりました。その辺がきちんと確認できればそれでいいと、私は今回の質問を思っているのは、要するに道路の利便性をある程度確保するために、流水のほうの犠牲は少しかかってもいいねと、そういう改良をしたということが確認できればいいんですが、それでいいのかどうか。 ◎都市建設部長(福嶋崇男君) 非常にお答え申し上げにくいことなんですけれども、先ほどから申し上げておりますように、道路の拡幅をする必要がある、つまり曲がり角でございますが、橋を渡ってのすぐ右折等の場合には道路のある程度面積を確保しなければならないという制約があると。その中で、可能な限り、断面積のほうも、水の断面積のほうも極力広げるという形で、両方を両立させるという形での工事であったというふうに思っております。 ◆23番(炭村信義議員) 大体のいきさつというのは私自身はわかってまいりましたので、今後については地域に住む人がどういう反応をしていくかというのはそれぞれあるかと思います。 そこで、緊急対策については、今のところまだ専門家の意見を聞きながら、どうしたらいいかというのを出していきたいということでありますが、確かに私自身もそのところを見ながら、緊急的にできる問題はどこがあるのかと、あるいは余りお金をかけずに何かできる方法はないか、そういうことを想定したときに、本当にそれができるのかどうかというのはちょっと難しいところもあるんですが、寿西町線の本陣川にかかる橋から上流部分の道路の部分にガードパイプがやってあります。このガードパイプの下地にセメントで15センチか20センチぐらいの高さで、奥行きというか、長さが30センチぐらいのものがずっと点々に置かれております。これに板か何かを、厚板か何かをはせることによって、道路に水が上がらんようにすることはできるのかどうかというようなことも地域の住民の方から言われております。一方、これをやると、反対側に東側に上がっていく、左岸側の被害が大きくなっていくということも考えられますので、そういう対策ができるのかどうか。 それと、ここの川の特徴と言ったらおかしいんですが、ずっと調べてみたら、左岸側の擁壁といいますか、のり面、これは個人の所有物です。のり面の一番下地、川の底に近いところが境界になっています。これは現実にそうなっているんだから仕方がないんでしょうけど、これをどうにか加工することが可能なのかどうなのか。個人の土地を買い取るかなんかしなきゃ、護岸が加工が難しいんじゃないかと思うんですが、そういう現状にある川だということを認識して、これから緊急の対策、できるだけ早く、すぐ工事をやるという意味じゃなくして、こういう対策を考えているということをできるだけ早く出していただきたいと思うんですが、その辺はどんな計画なのか、その辺をお伺いします。 ◎都市建設部長(福嶋崇男君) お答えいたします。今回、実はこの地域は床下浸水が25件、床上浸水が8件、その他の浸水被害が54件出ています。地域の住民の方々の不安を早急に取り除いてまいりたいという思いは強く持っております。したがいまして、ちょっとお答えになるかどうかわからないんですけれども、現在、橋の下の橋台の基礎の部分が流れに対して直角になっている部分があります。ここを流下能力に対して損失になっているというのも事実だというふうに認識しておりますので、コンクリート基礎の突角部、とがっているところ、直角になっている部分を取り除いて修正したいというのがまず1点でございます。 それから、今の橋の下に、私も実は橋の上に横になって下をのぞいたわけですけれども、ガス管が2本通っております。これもある程度、例えばごみ等が付着すれば、もちろんこれは断面障害をすぐ引き起こすということもありますので、これは山口合同ガスに対して移設の依頼等も含めまして、協議に入りたいというふうに思っています。 それから、先ほど今、議員がおっしゃった張り出しについては、実はその案も内部のほうでは検討しております。ただし、張り出しに当たっては、今、議員が御指摘のように、さまざまな問題が出る。この張り出しを高くしますと、おっしゃられるように、反対側の家屋のほうに余計に流入するという危惧もあります。したがいまして、そのあたりのところは、そこの部分については綿密な調査を行いまして、対応してまいりたいと、また思っております。この工事をやるに当たっては、また周辺の方々の御理解と御協力がなくしては、私どもちょっとできないというふうに思っておりますので、そのときにはよろしくお願いしたいと思います。以上でございます。 ○議長(福田文治議員) 以上で、炭村信義議員の一般質問を終わります。 続いて、質問順位第16番、小坂玲子議員。   〔6番、小坂玲子議員登壇〕 ◆6番(小坂玲子議員) 小坂玲子です。炭村議員の厳しい質問の後、お口直しの質問をさせていただきたいと思います。通告に従いまして、1、まど・みちおさんの記念事業に際し、全国に向け詩を募集できないか、2、学校給食について、3、が窓口となり、団塊世代による支援サークルはできないか、この3つについてお伺いいたします。 この9月の広報の中に、「よかったね、まどさんがいてよかったね」というタイトルで、本市で幼いころを過ごされまして、周南市をふるさとにされます詩人まど・みちおさんの記念事業の御案内がございます。長くまど・みちおさんの詩のすばらしさを研究されていた方々にはもちろんのこと、私たち市民にとりましても数多くの先生の作品に触れるすばらしいよき機会だと、大変楽しみにしております。「よかったね」という詩は、本市の小学4年生の国語の本に出ていると知りました。子供たちも、そして大人も、先生の詩は私たちの生活に生きているのだなと感じました。これを記念して、そしてこの行事を機会に、全国に向けて詩のすばらしさ、楽しさを発信することはできないでしょうか。本はもちろん、全国に向けて詩を募集することはできないでしょうか、お尋ねいたします。そして、この事業がもしできますれば、単年度事業にならずに、毎年、詩の募集ができないかをお尋ねいたします。 2つ目、学校給食について。昨年の9月、東広島に稼動を始めました1万2,000食の大型給食センターの見学会にことし出かけてまいりました。多くの家族でにぎわっておりまして、職員の方の丁寧な御案内で、センター内を見て回ることができました。ピカピカのすばらしい調理器具が並びまして、例えば煮込みの回転鍋などは400リットルの容量がありますが、それが20基ずらっと並んでおります。そして、余り人の手をかけずにスピーディーに、最新式の調理器具で次々と子供たちへの給食がつくられてまいります。若いお母様方は、感嘆の声を上げておられました。そして、その給食センターから、10時40分過ぎますと、市内の小学・中学生に向けて給食が運び出されていきます。私は、この給食センターを後にしますときに、なぜか近未来の工場見学をしたような感を受けました。 さて、本市におきましては、できたてのよりおいしい給食を子供たちにという思いと、地産地消を進めたいというお考えで、12センター方式をとられます。子供たちへの食育という理念、そして健康増進を図り、新しい施設の整備にあわせて、その独自性を出すためにも、私は現在見直されております玄米食の導入を検討できないか、お伺いしたいと思っています。玄米食といいますと、多くの方が黒くてかたくてまずいと思われると思いますが、それは間違いです。まずく炊けばまずく、おいしく炊けばおいしく、かたく炊けばかたく、やわらかく炊けばやわらかくおいしい玄米食ができます。私が提案したいのは、子供たちにおいしい玄米食を提供していただけないだろうかという問いです。御存じのように、玄米は精米した白米よりもはるかに栄養価、ビタミン類は整っております。昭和29年、学校給食法が制定されまして、世相を反映して給食もいろいろ形を変えてまいりました。私は、さきの一般質問でも申しましたが、今、私たちは普通に生活していて、1年間に約4キロの食品添加物をとる生活をしています。その中で、子供たちは育っております。そして、社会の生活形態も大きく変わってまいりました。今ここに来て、もう一度、食育ということに対して見直す時期に来ているのではないかと思いますが、いかがお考えでしょうか、お聞かせいただきたいと思っています。 そして、3つ目、団塊世代による支援サークルはつくれないかということですが、昭和22年前後に生まれましたベビーブームの子供たちは、脱脂粉乳の給食を食べ、そしてクラスも学年も満杯の中で、競争社会の中で生きてまいりまして、オイルショックをくぐり、バブルの波をかぶり、それでも頑張って日本を周南を支えて働いてまいられました。しかし、近年、この方たちが60歳を迎えられ、定年退職されます。すると、そのすばらしい知識や能力を持ったまま一線を退かれます。一言で言えば、本当にもったいないということだと思います。御本人たちも、何とか社会に自分の能力、そして持っているノウハウを生かしたいという思いはお持ちなのですが、その道筋がありません。私は、にこれを交通整理する、そういう支援サークルができないかな、団塊の方々のやる気を形にする、そういうサークルができないかなと提案いたします。現に、今、団塊世代に向けてのいろんな講座は持たれておりますが、教養を高める、そういう講座ではないかな、もう一歩進めて、社会に向かって何かを発信する、そういう道をつくる支援サークルの実現ではできないかなと思います。周南再生戦略会議というのが市長は持たれておりましたが、まさに私は団塊再生戦略会議、そういうものをつくっていただきまして、この周南の宝とも言える団塊世代の方の能力を生かすことがこの町の発展につながるのではないかと思います。 以上3つを質問いたします。   〔教育長、坂本昌穗君登壇〕 ◎教育長(坂本昌穗君) 小坂議員の御質問にお答えします。 まど・みちおさんの生誕100年の記念事業についてのお尋ねですけれども、この記念事業を何としてでも成功させなければということで、今、各界の皆様が大変頑張っていただいているところで、これからPRにも努めなければいけないとき、こういったタイムリーな御質問をいただき、ありがたく思っております。 まず、全国に向けて詩の募集はできないかとのお尋ねでございますが、繰り返しになりますが、詩人まど・みちおさんは、明治42年11月16日に現在の周南市辻町にお生まれになり、大正8年に台湾へお渡りになるまでの約10年間、本市に住んでおられました。まど・みちおさんの代表作と言われております童謡ぞうさんを初め、その作品の原風景は、多感な幼年期を過ごされた徳山での日々と、ふるさとの自然であると言われております。まど・みちおさんがお生まれになり、ことしでちょうど100歳をお迎えになることから、全市を挙げてお祝いしようと、文化団体を初めとする関係団体や公募委員による実行委員会を5月に立ち上げまして、記念事業の取り組みを進めているところでございます。記念事業の一部を紹介させていただきますと、11月14日には、文化会館において、まど・みちおさんの世界を歌や朗読などをお楽しみいただくNHKふしぎなポケットコンサートを予定しております。また、11月14日から12月27日まで、美術博物館特別展として、美術博物館に収蔵されておりますまど・みちおさんが描かれた絵画290点や手紙など、関係資料を展示するまど・みちお展を開催する予定でございます。さらには、12月6日、文化会館において、まど・みちお全詩集を編集されました伊藤英治さんや、まど・みちおさんの御長男であります石田京さんをお呼びしての基調講演・シンポジウムを計画しております。また、既に美術博物館では「まどさんへの絵手紙」の募集を始めておりまして、現在420通の応募があり、送られてきた絵手紙をロビーに展示しております。この絵手紙につきましては、最終的にはまどさんにお送りする予定にしておりまして、応募されました皆様のお気持ちがまどさんに直接届き、喜んでいただけるものと考えております。そのほか、実行委員会では、市内の小・中・高校に依頼して、まど・みちおさんの詩からイメージした絵、絵画の募集をお願いしているところであります。このように、市民の皆さんを中心として、いろいろな取り組みがこれから始まりますが、多くの皆さんの参加でまどさんの生誕100年をお祝いするとともに、これまで培われてきたまど・みちおさんのすばらしい業績を全国に向けて広く情報発信していきたいと考えております。これまでも、まど・みちおさんの心を受け継ぎ、それを音楽や詩の朗読などとして発表するコスモス音楽会という催しを継続的に開催しておりまして、ことしで17回目を迎えます。生誕100年の記念事業が開催される本年をきっかけに、新たな形で詩人まど・みちおの精神を受け継ぐといいますか、精神を生かす催し物に、今後、取り組んでまいりたいと考えております。 次に、2点目のこの記念事業をきっかけに、全国に向けて詩の募集を毎年できないかとのお尋ねでございますが、実を申しますと、以前より市長は既に林忠彦賞と双璧となる世界童謡賞というものを、下松、光と一緒にできないかと申しておりまして、先般より御本人や御家族の方、関係者の方々にお会いし、市長の意向をお伝えする中で、協議をしてきているところでございます。詩人まど・みちおさんは、多くの中から優秀なものを選ぶとか、あるいは序列をつけるということがお嫌いな方でして、「命は皆平等だ、このような精神が生かされるならいい」、こういうふうにおっしゃっておられます。これからも、御本人、御家族、関係者の方々と十分な協議をして、新しいものを考えてまいりたいと思いますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。 次に、学校給食について、小規模分散方式で整備する新学校給食センターにおいては、独自性のある従来と違うものを提供してはということから、学校給食に玄米食の導入は検討できないかとのお尋ねでございますが、現在、学校給食の米飯につきましては、業者に委託して炊飯を実施しているセンターと、自炊設備にて炊飯を実施しているセンターがございますが、いずれにおきましても必要な栄養素を摂取するために、1割の麦をまぜ込んだ米飯を提供しております。今後、順次、新センターを整備してまいりますが、すべてのセンターにおきまして米飯の自炊設備を整備し、炊飯を実施していくこととしております。今回、御提案いただきました玄米食につきましては、日本の伝統的な食文化に触れることができることや、日本型食生活への見直しという食育の面からも、意義のあることと考えております。また、玄米は、精白米に比べて食物繊維やミネラル、ビタミン類、カリウム、鉄分などが豊富に含まれ、栄養価も高いと言われており、他や他県におきましても1割程度の玄米や発芽玄米を白米にまぜて炊くなどして、学校給食に玄米御飯を取り入れているところもあるようでございます。一方、玄米につきましては、精白米と比較して価格が高いことや、炊き上がったときの色が茶色っぽく、視覚的においしく感じられるかどうか、炊く前に玄米を浸漬、いわゆる水に浸す必要があり、炊き方が白米と異なっていること、また最近は家庭用では玄米を炊くのに対応した炊飯器が出回っておりますが、学校給食センターの炊飯設備での対応が可能かという問題もございます。最近は、炊きやすい玄米もあるとお聞きしておりますが、どういった方法であれば玄米を炊くことができるか、先ほど申し上げた問題点も含めまして、今後、研究してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどお願いいたします。 次に、が窓口となり、増大する団塊世代による支援サークルはつくれないかについてのお尋ねでございますが、本市では団塊世代の方々に対してさまざまな講座を提供し、地域に愛着を持っていただき、みずからの知識や経験を地域づくりに生かしていただくことができるように支援をしております。また、今後の生き方をみんなで考えながら、楽しく仲間づくりをすることを目的に、平成19年度から全体を対象とした団塊生き方塾を公開講座といたしまして、毎年1回から2回開催し、今年度も6月から5回シリーズで開催いたしました。参加されている年齢もおおむね60歳代の方で、男性の方の参加が多く見受けられ、今年度は16名の参加がありました。団塊世代の方々の中には、さまざまな知識や経験をお持ちになられている方がおられると思いますが、そうした人材を発掘して、その方々の活動の輪を広げていただくことがまちづくりの課題の1つであると思っております。団塊生き方塾は、そのような方々も御参加いただけるように、受講者のニーズに沿った魅力のある講座を目指すとともに、多くの方々の参加がいただけるように、広報活動にも力を入れてまいりたいと思います。 この団塊生き方塾の卒業者がグループ化され、仲間づくりでありますとか、まちづくりに参加をすることを目的に、団塊サルビア会が平成19年につくられ、現在26人の方が登録されております。その他、地域の自主的な活動例といたしましては、秋月地区では秋月団塊生き方塾が組織され、地域のボランティアを中心に活動されていまして、その組織の輪も広がりつつあるとも聞いております。また、周陽地区にも団塊世代の人たちによる組織ができ上がりつつあり、来年度から活動を始められると聞いておりまして、今後も各地域での活動の輪が広がってくると思っております。今後、団塊世代の方々の活躍の場の設定や、その活動の輪を広げるためのシステムづくりをとしてどのようなかかわりができるのか、またどのような支援が必要なのかを研究してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ◆6番(小坂玲子議員) 今の教育長の御答弁の中にもございましたけれども、まど・みちお先生は生きとし生けるものにすべて平等だという心優しいお考えをお持ちで、先生にお会いになった方から、大変仏様のような方だというお話をうかがいました。また、あるテレビで、編集者、出版社の方が、まど先生に新しい詩集を出していただけないだろうかという話を持っていかれたときに、先生は自分の詩集を出すためにまた木を切らなければいけない、そういう犠牲を出すことを自分は嫌うので、本は出したくないというふうにおっしゃったと聞いております。その中で、そういう先生のお人柄を深く察しながら、今回の事業を進めていかれるわけですけれども、先ほど私が言いました詩を募集するということは、その詩のよし悪しといいますか、やはり順番というか、順番づけをつけなきゃいけないので、詩がなかなか募集できないんだという、そういうふうに受け取りましたけれども、また3、下松とかで一緒に童謡賞というお話も聞きましたが、いつごろそういうふうな詩の募集なり童謡賞なり、そういうめどが立っているのでしょうか。お話の進捗状況をお聞かせいただけたらと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎教育部長(原田光広君) お答えいたします。先ほどの答弁でもお答えしておりますように、市長のほうから世界童謡賞といいますか、そうしたものを企画をして、まどさんをさらに全世界に情報発信をしていきたいという強い希望を聞いております。教育委員会としても、その実現に向けて、現在、中のほうでいろいろやっているわけでございますが、御意見にありましたように、まどさんは序列等を決めるのは、非常にそういうことでのそうした賞を行うことについてはなかなか御理解がいただけないという形の中で、今、直接御本人にお会いをしながら、どういう形でやれば進められるのかという内々の協議を現在進めているところでございます。我々としましては、そうした形で、まどさん御自身の御理解がいただけるような企画をこれから検討していかなくちゃいけないだろうと。しかしながら、できるだけ早く実行に移りたいということで、今年度ぐらいに調整をしながら、来年、実行に向けていろんな取り組みをしていけたらということで、できるだけ早い時期にということでございまして、今ここでいつということは確実な御返事はできませんが、できるだけ早くそうしたものを実現をしたいというふうに考えております。 ◆6番(小坂玲子議員) ありがとうございます。次に、学校給食ですけれども、先ほど言いましたように、東広島の見学会ですけれども、その中で大変私が心を打たれましたのは、そこで働いておられる職員の方の明るさというか、前向きさといいますか、来られた方に何とか給食を理解していただきたいという大変前向きな姿勢をひしひしと感じました。本市におきまして、給食に携わる方、そういう方に対しての研修とか教育とか、そういうものがもしございましたら、お示しいただきます。 ◎教育部長(原田光広君) お答えいたします。学校給食センターの関係者の研修についてでございますが、まず安心で安全でおいしい給食を提供するということのために、知識とか技術能力を図るということが必要となります。そうしたことの中で、教育委員会といたしましては、職員、栄養士、嘱託職員、臨時、パートを対象に、栄養面を中心とした研修を年1回、必ず開催をするということにいたしております。また、県とか学校給食会の主催の衛生管理の講習会や技術研修会にも、そうした調理員や栄養士を参加させる。さらに、の職員として、資質の向上にも努めていっているところでございます。具体的にどうしたことをしているかということを申し上げますと、まず食中毒の防止とか伝染病の予防のための衛生管理の強化を図るという形の中で、栄養士とか衛生管理者を対象にした学校給食衛生管理者研修会というのを行っております。また、学校給食の調理員としての知識と技術能力の向上を図るということで、調理員を対象といたしました学校給食調理員の研修会、さらには学校給食の指導、それから管理運営の改善充実に向けての研究、協議を行って、学校給食の意義と役割というものを深めるために指導力を向上させるということで、職員、栄養士の研修会として、山口県の学校給食会の研修協議会のほうにも参加させていただいております。そのほかにも、食に関する指導になっております栄養教諭、あるいは学校栄養職員の専門的な知識を深め、指導力を向上させるということで、栄養教諭や学校栄養職員の調理研修会というような形も行っております。私どもとすれば、これから12カ所の給食センターを整備していくわけでございますから、の職員として、またおいしくて安心安全な給食を提供するための研修はさらに必要があるだろうということで、これからもそうしたものには力を入れていきたいというふうに思っております。 ◆6番(小坂玲子議員) 給食は、先ほど言いましたように、たくさんの器具を使ってつくりますが、人の心がつくるのが給食だというふうに思っております。そして、今のそれに携わる方の教育もですけれども、新センターに向けて、また今の給食にもですけれども、市民の方の子供さんを持たれた家庭、そしてその地域のその方たちに対する啓発といいますか、給食に興味を持って、どういう給食を自分たちはこれから欲していかなきゃいけないのかとか、そういう思いを育てるためにも、地域を巻き込んだ、家族を巻き込んだ、そういう催し、それは講演会とかそういうことではなく、もう少しアイデアのある、遊びの部分も含んだような、そういう催しは検討されないでしょうか。 ◎教育部長(原田光広君) 給食センターのPRといいますか、市民、児童生徒との交流を図っていくと、さらに給食を知るためのイベントをとして今後どういうふうにしていくのかという御質問だと思います。栄養士、調理員によりまして、現在、学校を訪問しながら、児童生徒を対象としながら巡回指導、あるいは試食会に栄養士が参加をして、保護者との意見交換会というふうな形のものは現在も行っております。さらに、給食を知るということでのイベントにつきましては、現在、職員労働組合のほうで元気フェスタin周南という形の中で、学校給食の試食をしていただいて、学校給食を知っていただくというふうな取り組みをされております。これは非常に我々としても感謝しているところでございますが、こうしたイベントが我々としてもこれからさらに学校給食を知っていただくために取り組んでいかなくちゃいけない事項だというふうには十分認識をしておりますので、そうした取り組みの方法等をこれから具体的に検討していきたいというふうに思っております。 ◆6番(小坂玲子議員) 私たち、ちょうど私のような子育てを終えました多くの女性の中から、子供の給食はコストじゃないんだと、どういうものをどう提供していくのか、それをもっと議論してほしいという声がたくさん上がっております。そのことを含みまして、例えば南国では教育の一番根幹、真ん中に食育ということを置かれております。本市におきましては、給食という置かれている状況、そういうことをどういうふうにおとらえになっていらっしゃるのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎教育部長(原田光広君) 学校給食センターにおけるまず大きな目的は、安心で安全なおいしい給食を提供するということが最大の目的ではございますが、やはり食育にもどういうふうな形でかかわっていくかというのは非常に大きな問題だというふうに思っております。したがいまして、学校教育の中での食育の取り組みというのも、各学校でいろんな形で今なされているわけですが、それらと連携をとりながら、さらに周南の食育をどういう形で進めていけばいいのか、これから研究させていただきたいというふうに思います。 ◆6番(小坂玲子議員) 先ほど答弁の中にも、周南団塊世代を対象にした講座が持たれまして、今、サルビア会が26人活動しているというお話をいただいて、私も実はそのメンバーの中の1人として勉強させていただいているのですけれども、実は私がこの質問を申しましたときに、これを受ける課がございませんで、生涯学習課のいわゆる教養とか、その人たちの知識を高めるための講座、そういうものはたくさんございますけれども、本当に団塊世代の方々の能力、そういうものを生かしていく、そういう課はどこなのでしょうかと言ったら、実はどの課も、うちは半分違う、半分違うという形で、受けていただくところが実はありませんでした。もう少し、ここは抜けている部分といいますか、先ほども冗談のように、団塊再生戦略会議が要るんじゃないかというようなことを申しましたけれども、団塊世代、たくさんの人数で、これからもふえてまいりますけれども、の隠れた財産とも言えるこういう能力をこのままに置いていてはもったいないという思いを私はしているのですが、市長、どういうふうにか御答弁いただけないでしょうか。受ける課が、今の教育のほうの生涯学習課に出しましても、これは少し無理といいますか、今までのその辺と少し違います。私が言うのは、即社会に向けて、自分たちの能力を生かす場所が欲しいと言っているのであって、教養を深めたいとか、知識を深めていきたいというのではまたありません。 ◎市長(島津幸男君) これは、実は大変難しいというのは、今まで50年、60年、ぼうっと生きていた方はいないと思いますよ。だけど、即社会に役立つためのいわゆるステップといいますか、助走された方はすぐに役立つわけですね。だから、我々も実は60まで、再チャレンジ採用でどうぞと言って、実際そういう方も、だから皆さんも、私自身もそうですけども、ここでペンショナーといいますか、年金生活になったときに、社会に何が貢献できるんだといって問われたときには、自分の胸に手を当てると、なかなか熱が出るんですよね。だから、行政のほうにつくれ、つくれというのもありますけど、私はぜひともお願いしたいのは、今、NPOで自由にできるんです。株式会社も1円からつくれるんです。だから、そういうお手伝いは幾らでもしますけども、やはり御本人もそういう面で貢献したいということがあれば、やっぱり準備をしてもらいたいということが1つですね。 それから、御存じのように、ここでは2,600人のスポ少の若い人に対して今600人、そういう先生方、コーチがいらっしゃいますし、消防団も1,200人の定員に対して1,100人でございます。不足しておりますし、自治会もありますし、いろんなまだ皆様として、そういう特別な能力、資格がなくても御一緒できる場は、この町はこれはやっぱりすごいのはそういうキャパシティーがあるんですよ。だから、そういう面で、ひとついろんな顔を出していただきまして、そういう中で仲間をつくり、おれたちはこういうのをやりたいんだ、私たちはこういう組織で頑張りたいということを、これはやはり皆様からも出してもらわないと、何でも行政、行政という時代じゃないんです。そういうことで、我々も非常にいい御提言をいただいたので、考えてまいりたいと思いますね。だから、そういうことで、ひとつこれからもどうぞ御意見を賜りたいと思っております。以上です。 ○議長(福田文治議員) 以上で、小坂玲子議員の一般質問を終わります。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) ここで暫時休憩いたします。次の会議は13時より再開します。   午前11時53分休憩 ──────────────────────────────   午後 1時00分再開 ○副議長(岸村敬士議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○副議長(岸村敬士議員) 続いて、質問順位第17番、長谷川和美議員。   〔14番、長谷川和美議員登壇〕 ◆14番(長谷川和美議員) それでは、質問順位第17番、長谷川和美です。質問に入ります前に、きょうはヘルスメイトの皆さんが周南スープを用意してくださり、ちょうど昼食にいただきました。毎月19日は食育の日、私も及ばずながらヘルスメイトの1人であります。しっかりとおいしいスープを食べた後で、頑張りたいと思います。それと、この夏休み中は、去る6月議会での一般質問で、ラジオ体操の必要性を訴えましたが、多くの皆さんの御賛同をいただきまして、無事夏休み中、ほぼ毎日、ラジオ体操をすることができました。高いところではございますが、お礼申し上げます。 それでは、本題に移ります。きょうは2つの質問をいたします。まず第1点は、7月豪雨災害の課題と対策は、2つ目、学校図書館の早期充実を、この2点でございます。 まず、7月豪雨災害の課題として、今後の具体策についてお尋ねをいたします。お手元の資料をごらんください。写真は7月21日の早朝から約2週間にわたって、被災地の調査をしたものであります。余りに大きな被害が市内各地に起こりまして、すべてを網羅してはおりませんが、特に被害が大きいと思われるところの写真9枚をお示しいたします。1は徳山駅の浸水状況です。(写真を示す)前のパネルにも大きく映しておりますが、私はこの7月21日という日は沼城小学校でラジオ体操がありまして、朝4時起きをやることができず、母の介護のために9時20分にデイサービスに出した後、さてどこに状況を見に行こうかと。最も最初に気がついたのは花陽町の1丁目、土砂崩れの可能性を心配しました。しかし、過去に徳山駅の浸水状況につきまして、2回質問いたしました。このときに、時の部長以下、下水道関係の皆さんの努力で、地下の埋設管をつけかえまして、たしか駅西は浸水をしなくなったというふうに思っておりましたので、この程度の雨ならまだ大丈夫かなと思いつつ、車をあれでもと思って上流地域、徳山郵便局よりも上に置きまして、歩いて徳山駅に向かったのは10時近くになってからでございます。この写真はそのときに撮ったものでありますが、既に私が行ったときは足首状態、それからしばらく歩いて駅まで行こうとしたときには既にひざ頭の上まで水が押し寄せておりました。近くにいた人が、こちらに来ては危ないからと、ちょうどこの写真の有楽ホテルの看板がある入り口のところ、駅西に行く通路ですが、既に自転車の車輪の真ん中まで水が来ておりました。このような状態で何ミリの雨が降ったかといいますと、の情報では129ミリメートルが8時半、11時半で199ミリメートル、私が行きましたときは150ミリメートル程度だと考えます。この150ミリメートル程度でひざ頭より上まで浸水する徳山駅は、今、駅開発を一生懸命市長がおっしゃって、120億円をかけようとしておられますけれども、駅まで歩いて行ける駅と、そういうキャッチフレーズでございます。バリアフリーの駅です。しかし、これはまさにバリアだらけで行かれない。私は長靴を履いて行きましたが、駅までたどり着けなかったというのが真実でございます。周南バイパス以下はすべて合流式の下水道のため、汚水と雨水がまじったこの水はふん尿がまじっており、大変汚いものです。周南バイパス下の全体の下水道整備全体の計画こそ、私は先ではないかというふうに考えております。 次の写真は、福川本陣川のはんらんであります。(写真を示す)先ほど炭村議員も申されましたが、国道2号の雨水の引き受け方や、上流の県の砂防ダムの定期清掃が果たして十分だったのか、検証の必要性があります。なぜならば、本陣川を横切る水道管、またガス管、これに上流から流れてきた流木がたくさんたまり、そのために地元の人はこれを除く作業が大変だったと。それでも、土のうを積んで3段目が流れてしまった。それほどの水量でございました。ここを歩いたとき、私は、既に水が引いた後でございましたけれども、地元の関係者の方にちょっと見てくれと言われて、そのあたりを歩かせていただきました。確かに、すごい水量が来たな。1つには、地元のU字管、つまり雨水のU字管が泥で8割方たまっておりまして、この泥の作業、溝掃除はいつやっているんですかとお聞きしましたら、ついぞやったことがないと。しかし、今回、これだけの災害に遭ったために、今度、自治会としてはここの清掃をしようというふうにみんなで話し合っていると、私は大変すばらしい住民の意見だなということで感心をいたしました。しかし、残念なことに、本陣川よりは東のみで、西の炭村議員のほうの自治会はまだそういう形にはなっているかどうか、よくお聞きしておりませんが、できましたらあの辺一帯の清掃は月1回の定期清掃なりに、2カ月に1回の定期清掃は地元住民の力でやっていくという、その力が自己防衛の一番基本ではないかというふうに考えまして、すばらしい地域だなというふうに感じました。 第3点は、夜市鬼石の住宅地の浸水であります。(写真を示す)これは床上浸水で、この周辺はの公共下水道整備計画がない地域であります。県が進める夜市川水系河川整備計画は、平成15年4月から30年計画で、完成は平成45年とお聞きしております。それができるまで何も手が出せない、放置状態でいいのかどうか、大いに疑問であります。 次、4番目は、平成12年から、県と国が各50%出資をし、工事中の大島地すべり対策事業を実施した事業の崩壊の現場であります。(写真を示す)ごらんのように、県周南土木建築事務所のまるで業者丸投げではないかと思われる工事であります。なぜ、それが言えるか。カルバートボックス、つまりコンクリートの管が横に崩れています。その下をごらんください。この下には、コルゲート管が除去されないまま残っております。カルバートボックスとコルゲート管の関係は、水路を一時方向を変えて、カルバートボックスを埋めるために置かれたコルゲート管でございます。水路を一時変えて、そこで養生をして、カルバートボックスを設置しなければなりません。しかし、これはコルゲート管の上にカルバートボックスが置いてあります。そのまま土をかけたと思われます。おかげで、山の中腹の家々は集水された水で床下浸水、畑は土砂で埋まり、二度と作物ができないほどに破壊されております。県と国に対して、住民は損害賠償の請求をしてもおかしくないと思われるほどひどい状況であります。市長にも、地元住民とともに、ここを検証していただきました。7月27日の2時のことでございます。地元連合自治会は、県に早急な復旧整備の要望書を8月の5日に出しております。しかし、今のところ、具体的な動きは見られません。 5として、大島大原の共同墓地の写真であります。(写真を示す)これは少し小さいのですが、墓地ですので、余り大きなものは遠慮させていただきました。これは共同墓地を襲った鉄砲水の被害状況です。調査の結果、無認可の共同墓地であることがわかりました。無認可の共同墓地は、公的な助成は受けられません。担当課は、現在、検討中であります。このような共同墓地、市内に何カ所あるか。関係される方々は、自分の家のこととして大変心痛な思いで、この修復工事を考えていらっしゃいます。 6は、桜南団地のがけ崩れです。(写真を示す)予防対策はできなかったのでしょうか。民家の外壁まで、山が崩れてきています。これは、久米の西光寺川の越流により浸水した民家の状況であります。応接間まで水がひたひたと押し寄せ、高齢者の住宅にとりましては、家具を持ち上げる暇さえなかった。水につかったものは大量のごみになり、処分に困っていましたところ、担当課がすぐに対応していただき、住民は大変感謝されていましたが、浸水問題については未解決のままであります。 8は、花陽1丁目の山の上のがけ崩れでございます。(写真を示す)私は、今回の大雨で、ここが一番心配でした。民有地の山が崩れまして、多数の巨石、この机よりももっと大きな石が20個も30個もあるような山でございます。黒岩団地に転がり落ちる危険性もありましたが、担当課の素早い対応で危険は回避され、住民に大変大きな安心を提供できたと考えます。 次は、夜市川の決壊です。(写真を示す)川岸のステンレス加工工場は、11時15分ごろに足首まで水が来たので、警察と消防に連絡、過去に同じ経験があり、一たん水が引いたので安心して昼食をとっていたところ、12時過ぎに一気に床上浸水になり、営業車3台と従業員の車7台が完全に水没、全くの廃車になってしまった。レンタルの車はまだ残金が残っているにもかかわらず、仕事は待ったなしの状態、新たにレンタルをしなければなりません。損害額は軽く1,000万円を超え、本当にこの経済不況の中で困っていると話されていました。情報がもっと早かったら、被害は最小限に食いとめることもできたのではないかと思います。川岸の田畑は、現在は石と泥で全滅状態であります。県に対しても、夜市川周辺の田畑の復旧を担当課は早急に検討していただきたいと思います。 代表的な9カ所の被害状況から、次の質問をします。1、情報は十分に伝達されたのか。アとして、連絡方法は。公民館や支所等、地域に対してです。イとして、各関係部署の連携はいかがでしたでしょうか。ウとして、被害者への各種制度、救済措置、税金の減免等です。 2番として、今後の被害防止対策は。アとして、県への地すべり対策事業への対応は、としてどういう申し入れをするのか。イとして、徳山駅周辺、夜市、久米、大島地区の浸水対策と、公共下水道計画がない地域をゼロにする方向性はあるのか。ウとして、花陽1丁目や桜南団地等、各地の土砂崩れへの対応は。エとして、緊急時の応急処置の考え方は。 次に、大きく2点目、学校図書館の早期充実を。周南市の学校図書館は、充実しているのか。子供の学力低下が指摘される現在、学校図書館は子供の教育環境に重要な位置を占めています。文部科学省は、学校図書館の条件整備として、次の人的、物的条件整備を2つ上げております。1つは、各校に専門的人材体制確立、特に司書教諭の発令の促進と学校司書の配置の必要性です。2として、学校図書館図書標準を達成した図書館整備です。図書標準というのは蔵書のことです、主として。この2点について周南は、学校司書の名は周南市には文言としてありません。時給820円の活用推進員2名がこれに当たるということでしょうか。次に、図書館の本の冊数ですが、文部科学省の示す図書基準の中学校、これは周南は何%とお考えですか。達成率は25%以下であります。小学校に至って50%未満、つまり半分以下だということです。本が少ないのです。本の量をもっとふやして、専門の学校司書を置きなさいと国は言っているのです。 秋田県が、大変学力優秀だという結果が新聞紙上でもありました。調べてみましたが、秋田県の中のどの市町村も25%以下なんていう小学校はございません。50%以下もほとんどないと言っていいでしょう。むしろ、75%以上100%未満のほうがあるのですね。幸い、周南は、すぐれた学校司書の仕事のできる時給820円のパート雇用の推進員の方と、地元のPTA、さらに学校図書館を考える会の献身的なボランティア活動に触発をされ、学校図書補助員から学校図書指導員に名前を変えた、図書整理等を雇用目的にした19名の臨時職員で取り組まれています。そこでお尋ねをします。学校図書館の早期充実をとして、1、司書職の専門性への具体策はないのか。アとして、名称の変更は可能か。イとして、業務の専門化と待遇改善はできないか。エとして、市内小中学校の学校図書館充実に向けた整備計画はどのようになっているのか。 以上、質問は大きく2つの問題について伺います。以上で、壇上での質問は終わります。   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 長谷川議員の実にピンポイントの恐ろしいほど現実を直視された御質問に心から敬意を表します。ただ、お願いできれば、この難局に立ち向かったの職員だけじゃございませんね、消防団、皆さんもそうです、それから実は本当に防府に比べると周南市の個々の市民の方が本当に一緒になって、私がいつも申し上げている自助から互助というか、本当によく立ち上がっていただきまして、今、ほとんど防府と比べるとつめ跡がないという状況で、先ほど御質問がありました、ひどかった粭島、特に大島エリアの場所におきましても、これは長谷川議員が非常にいい意味でしりを県に対してたたかれたので、県の職員も脂汗というか、冷や汗を流しながらやっていただきまして、大体9月中には大体のめどが立ったと。私も、先般、現地をまた再度見させていただきまして、これはこれで県もよくやってくれたなということで、お礼を申し上げておきました。そういうことで、本当に皆さんがこの難局に対して一致団結といいますか、いろいろなそごはありましたけども、少なくてもほかのところよりはよく頑張っていただいたと。ただ、頑張っていただいたのをなおさら教訓にして、きょうの御質問だと思いましたので、いい言葉で言えば愛のむちという感じでお答えしたいと思っております。ただし、今でも1つ申し上げますと、例えば先般申し上げました大島の十三、四世帯で守っていた、とても風格のある、小さいですけども、中の観音様も立派なものが、観音様は助かったんですけども、建物が完全にこの前行きましたら崩壊しておりました。こういうものを小さな部落単位でどうするんだと、非常に皆さん悩んでいらっしゃいますね。だから、私どもとできるとしたら、そういうところにお金を直接は入れられないんですけども、裏山のいわゆる補強のための資材として、少し余分のものでも差し上げて、地元の方に御奉仕できればと思っております。 そういうことで、2番目の学校図書館の早期充実は、これは何といっても教育長のほうからお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 最初に、この災害、特に本当に情報伝達はどうなっているんだと、特に現場の公民館、支所への連絡体制、これも我々本当に反省するところなんです。これはおっしゃるとおりでして、7月21日、当日午前8時45分、これは私どもは非常に早く災害対策本部をまず立ち上げたんです。構えていたんですけども、それでその時点では災害対策本部員への連絡体制から、また本庁の中でも、皆さん御存じのように、庁内放送等で体制をとっていたんですけども、実際に災害が出だして昼前後になりますと、電話はふくそうするわ、こちらからも電話がかけられないぐらいの状況になりまして、そういう段階で、議員おっしゃったように、非常に多くの災害情報が一気に入ったものですから、公民館、支所への連絡体制がほとんど麻痺したような状況になっておりまして、これは大変な反省事項だと思っております。そういうことで、先般も申し上げましたけども、連絡体制で被害情報収集体制、これが1つは指令班、受信班、連絡班、渉外班、5名から10名を事前に今度からはつくっておこうということで、これはまだ案ですけども、いずれ体制ができ上がりましたら、皆さんにも、また庁内でも周知しようと思っておりますので、よろしくお願いします。そういうことで、これは言われたとおりでございますので、大変反省材料として、私ども強く思っております。そういうことで、そういう中で担当の専任化といいますか、専門的職員の育成とともに、先端化をきちっとしておくと、組織的にですね。それから、その中で特に支所、公民館、地域、自治会長とか、そういう消防団に対する体制の強化、情報伝達体制の強化を改めて図っていきたいと思っております。 それから、関係各部署との連携につきましては、特に部外におきましては電話、ファクスで、これはきちっとやっておりましたけども、消防を中心に県の防災部局、それから周南警察署、そういうところで、1つは防災行政無線、電話、ファクス等で、これはこれなりに機能はしていたと思います。そういうことで、今後は情報連絡員といいますか、連絡担当職員を、何回もございました、皆様のほうから、それなりの支所に配置するなり、もしくは連絡ができるような体制強化を図っていかなきゃいけないんだと、私自身も思っております。 それから、被災者への各種支援制度につきまして、これ実はどういう支援制度があるかというと、いろいろあるので、ばらばら出すんじゃなくて、ともかくこれは私の指示の仕方も悪かったんですけども、稚拙でもいいから、まず市民の皆様にこういうのがあるよというのを一挙でどんと出しなさいと、そういうことでちょっとわかりにくくて、議員、多分おっしゃりたいと思うんですけども、もうちょっとわかりやすくきちんとつくれよということで、これも反省しております。そういうことで、今、一応こういうのがあるというのはわかりましたので、被災者の立場からわかりやすいひな形を今作成中でございますので、よろしくお願い申し上げたいと思っております。 それから、課題と対策ということで、今後の被害防止対策ということでございまして、1つは実施中の地すべり対策事業、これは大島地区の場合は平成11年9月から、まずは現地調査から始まりまして、数回にわたる地元説明会、それから自治会からの地すべり地区の指定対策工事の要望書が出されて、現在も工事が実施中ということでございますね。そういう中で、議員がこれまさに指摘されましたように、これは何だと、下にビニール管があって、上に土管といいますかコンクリートで、これは完全に手抜きというよりは、私はてっきり二重構造かと思ったんですけども、ひどい状況を御一緒に見させていただきました。県のほうも言いわけができなかったという状態もございますし、また水抜きの50メートルぐらい土の中にぶち込んでおりますパイプにつきましても、ほとんどのパイプが完全に詰まっていたということで、今回ももう一度、土の中に50メートルぐらいこういうパイプをずっと何十本と、それで水抜きを数十メートルにわたってするんですけども、それは改めて今回新設をしていただいたのを私も現地で確認させていただきました。そういうことで、大島地区の地すべり対策というのは、としても強く県に要望しておりますし、またこれは一番御理解があるといいますか、わかっていらっしゃるのは地元の方でございますので、きちっと私どもも見ますけども、またいろんな場で御要望を伺いたいと思っております。 それから、そういうことで県とは現地も、これは議員の非常にリーダーシップによりまして、県の方も2人ほど来ていただきまして、そのときなかなか即断はできなかったんですけども、よくやっていただきました。そういうことで、9月中には完全復旧ということでやっていただきましたけども、こういうことがないように、さらに県とはともよく連携をとってやりたいと思っております。 それから、徳山駅の雨水計画ということでございまして、平成18年度に徳山駅西有楽町付近の管路の改良をしたり側溝工事をやって、一定の評価が得られたと思ったんですけども、これとんでもないことで、全然評価しちゃいけないですね、これは。私も有楽あたりの横手の裏側あたりの皆さんとお話ししましたけども、皆さん頑張って土のうをみずから持ち込んでやっていただいたと。逆に言えば、なれていらっしゃるんじゃないかと思うぐらいやられて、そういう状態にしてはいけないということで、今ここの中心市街地における、実は金剛山の下からずっと全部やると数百億円、30年以上かかるような計画ですが、まず中心のところだけ22年、来年から27年の5カ年計画で、少なくても今よりは改善をしたいということで、下水関係を含めまして、これのちょうど住田部長からもお話があるかわかりませんが、実行するつもりでおります。この詳細計画は、また議会でも報告させていただきます。そういうことで、議員おっしゃったように、まず足元からきちっとしようというつもりでおりますので、よろしくお願いしたいと思います。 そういうことで、これにつきましては、バイパス管の新設とか、表面水の処理施設整備とか、いろいろ取り組まなきゃいけないことが山のようにあるんですけども、基本的に周南、特に徳山の中心市街地というものが金剛山から見事に扇状地と言っていいのかどうかわかりませんが、なだらかな汚水、雨水にとっては本当に見事に中心の駅の周りに集まるような構造になっておりますので、少なくても回避のための迂回ルートはきちっとつくっていきたいと思っております。 それから、大島地区や夜市の地区でございますが、公共下水道雨水計画のない地域には、今後、浸水原因、大体わかっているんですけど、もうちょっときちっと調べて、住民の皆様ともお話ししながら、今後の雨水計画にしっかり生かしていきたいと思っておりますので、いましばらくお待ちいただければと思います。 それから、花陽1丁目、桜南団地等の土砂崩れ、これは民有地から民有地とか、そういうケースも多かったんですけども、のほうとしまして、ともかく民から民であっても我々がやろうということでやらせていただきまして、地元の中小含めた土木会社といいますか、建設会社が本当に粉骨砕身していただきまして、よくやっていただきました。自分のところも大変なのにですね。そういうことで、小型ですけども、動力化といいますか、機械化ができたおかげで、非常に早く復旧できたことに、これは地元の業者の方に心から御礼申し上げたいと思っております。それから、ここにあります、さっき言いました桜南団地の土砂災害、これは災害関連緊急急傾斜地崩壊対策事業として実施できるように、これは県に対して協議を今進めているところでございます。 それから、今度は川でございますね。夜市川から的場川、伊賀川とか、それから貝籠川ですか、そういうところにつきまして河川改修、おっしゃるようにやっぱり必要だということはよく理解しております。特に、夜市川、先ほど出ましたけども、これは強く県に要望していきたいと。今までも何回も、毎年、実はしているんですよね。だけど、今回、本当に実は我が地域の中でも最もひどい状況であるのも事実でございますから、しっかりやりたいということでございます。伊賀川とか西光寺川もおっしゃるとおりでございまして、私も全部現地に行かせて見させてもらいましたけども、そういう議員同様、現場主義でしっかりしかるべきところには要望を強く出していきたいと思っております。 それから、大島東中浦の排水路でございますね。これもまたありまして、緊急時に水中ポンプをリースして対応しておりますけども、そういう対応、これ櫛ヶ浜ではそうなんですけども、そういう対応を直ちにできるような体制もつくっていきたいと思っておりますので、議員本当に私ども以上に現場をよく見ていただきましたし、またいろんなサジェスチョンをいただきましてありがとうございました。心から御礼申し上げますとともに、県よりも、言ったらいけないんですけど、私どものほうがちょっと進んでいたかなと、のほうが体制がよかったかなというのは、少しの職員も含めて現場の方、本当に現地の方が一緒になってやっていったという事実だけは改めて御礼と御報告を申し上げまして、以上です。ありがとうございました。   〔教育長、坂本昌穗君登壇〕 ◎教育長(坂本昌穗君) 長谷川議員の学校図書館の早期充実についての御質問にお答えします。 司書職の専門性への具体策はとのお尋ねでございますが、最初に学校図書館の現在の取り組みについて御説明いたします。学校図書館法改正に基づいて、現在は原則として12学級以上の学校には司書教諭が置かれております。しかしながら、司書教諭は教員であり、日常の指導業務を中心に行っているのが現実でございます。そこで、周南市教育委員会では、小中学校の学校図書館の充実に向けて、平成17年度からこの司書教諭を補助する者として、市内に13名の学校図書館補助員を配置してきました。当時は、司書の資格を有する方もまだ少ない状況にあり、司書資格を任用条件として示しておりませんでした。児童生徒の読書活動の推進や学校図書館の充実整備が求められる中、近年においては次第に司書の資格を有する方もふえ、学校図書館整備状況も少しずつ改善してまいりました。平成20年度からは、学校図書館活用推進モデル事業として2校に、平成21年度からは4校に司書資格のある方を活用推進員として配置し、事業の検証を行っているところでございます。このように、周南市においては、学校図書館司書を活用推進員として配置してまいりました。これらの活用推進員の方には、それぞれの小学校において週4日、1日6時間、主に校長の監督のもとに、学校図書館を担当する業務に当たってもらっております。例えば、蔵書管理や新刊図書の広報活動、読書指導、読書相談、学習指導に必要な資料の準備・収集、公共図書館との連携、読書会等学校行事の支援、貸し出し、返却等、幅の広い内容になっております。このほかにも、図書館環境の整備や児童の学習に必要な図書の選出など、学級担任ではできない業務に尽力し、学校図書館司書としての役割を担っております。蔵書の整備だけをとりましても、単なる分類ではなく、子供たちにわかりやすい配置を工夫されるなど、専門的な知識がなければ携われないものです。活用推進員の方々は、これらの業務をこなすかたわら、年間4回の情報交換会を通して、読書指導にかかわる効果的な取り組みを紹介し合い、質の高い図書館環境をつくり出そうと努力されております。ここで培われた経験や知識をさらに発揮していかれるものと期待しております。 また、周南市では、これらの活用推進員のほかに、18名の学校図書館指導員を36校の小中学校に配置し、週2日、1日5時間、いずれも学校図書館の業務に当たってもらっております。これらの指導員の方は、2校の担当校を受け持ちながらも、学校図書館の環境整備や推薦本の紹介など、子供たちが読書に親しんでいけるよう工夫して取り組んでもらっております。また、指導員の方には、活用推進員の方とともに、年間2回の実技研修会を通して、司書としての資質、能力の向上に努めております。このような周南市における学校図書館の整備充実に向けた取り組みは、県内でも先進的なものであり、他に比べても進んだ取り組みであると認識をしております。 このような周南市の取り組みにかかわって、まず業務の専門化と待遇改善及び名称の変更についてのお尋ねでございますが、業務については、蔵書管理を初め広報活動、読書指導など、幅広い内容になっております。専門的な知識や経験を有する人でなければ、このような業務を行うことは困難でもあり、適切な待遇改善を行っていくよう考えております。また、学校現場においては、子供との信頼関係を築き上げることが重要です。始業前や休み時間、放課後など、授業時間以外において、子供たちと触れ合うことができる時間を確保できるように努力していきたいと考えております。活用推進員の方には、モデル事業として司書資格のある方を任用し、事業を進めてきた経緯からも、この名称を活用推進員から司書へと変更していくことも、先ほど申し上げた待遇改善とともに検討してまいりたいと考えております。 最後に、市内全小中学校の学校図書館充実に向けた整備計画についてのお尋ねでございますが、児童生徒の読書活動の充実はもとより、国語力の向上に向け、教育活動を推進していくことが重要です。そのために、平成23年度までに8名の学校図書館活用推進員を配置していく計画を着実に進めてまいりたいと考えております。平成24年度以降については、平成23年度までの学校図書館の活用状況、学校図書館活用推進員及び指導員の取り組み状況、各学校からの要望等を総合的・全市的な立場で検証した上で、検討してまいりたいと考えております。学校教育の充実に向け、学校図書館の果たす役割は大変大きいものであると認識しています。学校図書館の整備充実に向け、これらの事業を推進していく中で検討を重ねてまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ◆14番(長谷川和美議員) それでは、再質問に移らせていただきます。 情報が十分に伝達されたのかということで、まず夜市川のことでお伺いをいたしますが、浸水から足首の時点で、地元企業が消防と警察に連絡したと、この点で災害対策本部はこの情報をきちんとつかまれていたのか、そして夜市川があふれるというか、危険水域に入ったということは当然県から連絡があったはずと私は思うんですが、その辺のところの地元への対応、これがもう1時間、だから1時間あったんですが、それがなぜおくれて連絡ができなかったのか、そこがよくわからないんですが、それをどういうふうにお考えでしょうか。 ◎企画総務部長(手山恒次君) 災害対策本部での情報のやりとりにつきまして御説明申し上げます。まず、災害対策本部へ、夜市川近辺のところから浸水等で夜市公民館に避難をさせる旨の通報が、周南警察署から11時30分に本部のほうに連絡が入っております。それを踏まえて、本部から夜市支所のほうに、避難者が行きますよという連絡を11時32分にしております。それから、12時前ぐらいでございましょうか、自主避難者が2世帯7名が支所のほうに到着されていらっしゃいます。それを踏まえまして、夜市支所のほうから、現地の周辺パトロールに向かっております。しかし、もう既にこのときには増水のためなかなか近寄れないという、既にそういう状態でありました。なお、その時間とほぼ前後しまして、12時30分過ぎだろうと思うんですけれども、消防のほうへ119番、中村地区のほうから救助の出動要請が入っております。それで、消防は30分過ぎに3台7名で出動しておりますけれども、4分後にさらに増強が必要だというふうに判断されて、別に3台5名の救助特命を出動させております。それから、3時前、2時50分ぐらいには、既に自主避難者が帰宅されたと、1世帯6名、その10分後にはもう1世帯の1名の方が帰宅されておりまして、救助出動隊も消防署のほうに帰っておるという流れを掌握しております。都合3時間20分の間でございました。 ◆14番(長谷川和美議員) 11時半には公民館に情報が入っていると、公民館には広報車がございますよね。広報車にはたしかスピーカーがついていますが、広報車の役割についてお伺いしますが、担当課はどちらになりますか。広報車は、当然、地元に対して避難というか、危険だということの通報が先に行くのかどうか、その辺はいかがですか。 ◎企画総務部長(手山恒次君) 災害対策本部としてお答えさせていただきたいと思います。議員が既に想定されていらっしゃいますように、現地確認と同時に、やっぱりその周辺が危険な地域であるという広報活動はすべきだったというふうに思っております。 ◆14番(長谷川和美議員) 私が情報をキャッチした中で、ある公民館は21日、災害対策本部が立ち上がりまして、朝は広報車があったのですが、そこの館長の話で、生涯学習推進員の職員も1人おりましたが、その2人からお聞きしたのですが、朝8時半のときはあったと、その後、広報車が見えなくなった。ずっとなかったのか、あったのか、その辺のところの広報車の存在についてどう把握されているか、お伺いをいたします。これは某公民館と申しましたのは、それなりに地域も努力しておりますので、名前は伏せて申し上げます。 ◎教育部長(原田光広君) 公民館での公用車の状況がどうであったのかということでございますが、公民館の今議員さんが御質問になっておりますのは単独館においての公用車だというふうに認識をしております。この公用車につきましては、リース会社からリースを受けているものでございまして、リース会社のほうから点検の時期が7月26日に参りますということで、7月26日には点検を受けてくださいという形のものを受け取っておりました。その公民館としましては、業務に支障がないという形の判断の中で、7月26日の日曜日に車検といいますか、点検に出したと。その日の夕方17時に車検を終わって、その車を納車をしていただいたということになっております。 ◆14番(長谷川和美議員) 今、部長は26日とおっしゃいましたけど、私は21日だと考えております。7月21日、つまり沼城小学校の体育指導があった、ラジオ体操があった日、これが災害対策本部が8時45分に立ち上がっておりますが、その日のだから8時か9時か、その辺のところから公用車が見えなくなったと、1日中探しておったと。これはなぜそういうことを言うかというと、やはり土砂崩れとかを地域に連絡しなければならない、緊急避難も申し上げなきゃいけない。26日というのは、もう既に災害は随分終わってからのことで、私も大島の公民館に行ったのは27日でございます。21日というのは、祭日の翌日でございます。このときに公用車が存在しなかったと。その辺のところ、地域参画型公民館のあり方、これが地域の命が守れるのかどうか、その辺のところをしっかりと担当課のほうは、今回、この災害が大きな教訓として、公用車の存在が災害対策本部が立ち上がってからいなくなったということでは、地域に対して申しわけがない、その辺のところをどうお考えでしょうか。 ◎教育部長(原田光広君) 再度お答えしますが、7月24日にリース会社のほうから点検の時期が来たということで、26日に点検を行いたいという旨の連絡があって、26日の朝8時半に日曜日にその車を出したということで、私は確認をしております。おっしゃいますように、公民館、類似館を含めて41館あるわけでございますが、そうした中での避難場所として指定されている公民館は33カ所ございます。それの中で、の職員が配置をされているところ、あるいはの職員が配置をされていない単独館というのがございまして、33カ所のうちの職員が配置をされているのが11カ所、それから単独であるのが22カ所ということで、嘱託職員のみが配置をされているのが12館あるわけでございます。当然、公民館は避難場所となっておりますので、私どもとして対策本部が立ち上がったときに、7月21日でございました。施設の被害状況、それから避難者の状況等を各公民館のほうに連絡をして、確認をさせていただきました。そこの26日に公用車が車検に出していていなかったということにつきましては、そういう状況の中で、そういう日程の調整がつくのであれば、そうした形で対応すべきであったというふうには思っております。以上でございます。 ◆14番(長谷川和美議員) 時間がないので、短目に答弁のほうをよろしくお願いいたします。 公民館や支所は、やはり伝達の拠点でございます、地域に対して。そういう中で、被災者に対してやはりしっかりとした準備の必要性、いかに職員体制を何班に分けようとも、何人配置しようとも、情報の伝達がきちんといかない、それでは避難が20分でやらなくちゃいけない、何分かの中で事故が起こります。そういうところを、災害対策本部とされましては、横の連携も確かに大切ですが、常日ごろからの情報伝達が地域にどう伝わるのか、その辺のしっかりとした連絡網の体制をこの際もう一回見直すべきだというふうに考えます。 次の質問に移りますが、被災者について各種の制度がありますが、ある地域では罹災証明書がもとの市長の名前のままのものが存在しました。こういう内容が、被災の後、1週間以上もたってからそういうことが明白になりまして、こういったところもしっかりと総務とされましては対策の後のフォロー、そしてしかもこういったの広報に載りましたこういったものももう少し整備をしていただかないと、市長もさっきも反省していますとおっしゃっていらっしゃったので、これ以上のことは言いませんけれども、貸付はどうなっていて、そして何が減免なのか、減免措置と罹災証明書の発行がどう結びつくのか、もう少し内容を精査してあげて、専門的なものをきちっと出されないと、個人への情報なのか、小企業に対するものか、これも整理されていないので、その辺のところをよろしくお願いしたいと思います。 ちょっと時間がないので、もう少したくさんのことをお聞きしたかったんですが、次へいきます。熊毛の総合支所に対して、ちょっとお伺いします。大河内の常安寺の表参道についてお伺いしますが、今回の修復工事、どういうふうになっていますかね。ちょっと短目によろしくお願いします。 ◎熊毛総合支所長(青木龍一君) お答えいたします。今、お尋ねの熊毛地域内の常安寺に行く市道が土砂崩れによって通行不能になりましたので、私どもは当日、現地を確認の上、即全面通行どめにいたしまして、安全を確保いたしますとともに、その後、速やかに歩行者とか二輪車の通行ができるような形での緊急対応をいたしました。その後、内部で地元の方々とも協議した上で、仮設道を迂回路として建設すべきだというふうに私どもも考えましたので、今おっしゃいます常安寺への道ということで、民家はほかにはございませんけども、やはり檀家の方や、あるいは常安寺の方自体も通行ということが孤立してはいけませんので、そういう対応をとりたいということで、仮設道を9月2日に今整備したところでございまして、一応それによって通行という機能は確保できておりますので、今後は災害の復旧ということになろうと思います。以上です。 ◆14番(長谷川和美議員) ありがとうございました。いろんなところで、支所も行政サイド、それぞれのところが大変な努力をされての今回の災害の復旧でございますので、市民もそこはしっかりとわかっていると思いますので、できるだけ早い対応をよろしくお願いしたいと思います。 ちょっと時間がなくなりましたので、最後の図書館のことについて、先ほど検討中とおっしゃいました学校司書の名前の採用ですね。まず、私は、最初出発はここからだろうと思います。文部科学省が示しています、元の鳥取県知事が子どもの読書サポーターズ会議をずっと開かれておられます。この中でも、片山氏がやはり座長でございますけれども、公立学校図書館のあり方について、やっぱりはっきりと学校司書の配置という名前が載っておりますよね。こういった流れと、蔵書をもう少しふやすということで、またちょっとお尋ねしますが、蔵書予算、1校当たり幾らなんでしょうか、年間。小学校、中学校で、端的にお金だけで答えてください。 ◎教育部長(原田光広君) お答えいたします。平成19年度になりますが、小学校で1校40万円、中学校で65万円ということで、それ以降、平成20年度から、小学校、中学校それぞれに0.5%程度の増額をいたしているところでございます。 ◆14番(長谷川和美議員) これが多いのか少ないのかわかりませんが、全体的な蔵書の基準量を全国的に見ますと、山口県は非常に子供の体重と身長も最下位の46位と47位でございますが、蔵書も大変低く、山口県内のどこの市町村もよっぽど胸を張って言えるような状況ではございません。それで、これインターネット上でしっかりと数字的に上がっておりますので、ここでは控えますが、できるだけ予算のほうがあれば、それを子供たちの教育環境の中で、指導員さんの雇用にもお金をかけなければいけませんけれども、ある程度、教育費というものが本で十分な状況で子供たちに提供できるということを切に望んでいるわけでございます。 それで、先ほど雇用条件と勤務時間について、学校司書と呼ばせていただきますが、推進員さん、これについて改善の兆しがあるということをおっしゃいました。勤務時間が今8時からの人と9時からの人とばらばらでございますが、子供たちと8時から3時までで触れ合える時間はほとんどないだろうと予測されます。その中での待遇改善、特に時間給に対しましてどういう条件を出されるのか、いつまでに出されるのか、その辺が具体的にありましたらお聞かせください。 ◎教育部長(原田光広君) 今おっしゃいました学校の活用推進員につきましては、県内で4が実行しているわけでございまして、周南市におきましては、人数、勤務時間等につきましては他に比べて遜色がないような状況にございます。ただ、1時間当たりの単価が非常に他と比べて少ないということ、低いということで、ここらあたりは改善に向けて、新年度のほうで検討していきたいというふうに思っております。それから、先ほど言いました20年度に0.5%ふやしたと言いますが、1.5倍の予算の充実をしたところでございますので、御訂正を申し上げます。 ◆14番(長谷川和美議員) ありがとうございました。やっぱり学校図書館を充実していかなければ、いい子供ができないので、教育長にしっかり頑張っていただき、部長にも頑張っていただくことになると思うんですが、今、特に本は学校図書館活用推進研究事業をいたしております。それにつきまして、その検証が公にまだないのではないかと、いつまでに出される御予定なのか、今、読書推進計画も出たことでございますが、この中の推進計画の中にきちっとうたってはありますが、その辺、専任司書の継続的な配置が望まれますと書いてあるんですが、推進事業につきましての具体的な検証の結果がいつまでに出される御予定か、お伺いをいたします。 ◎教育部長(原田光広君) 平成23年まで、活用推進員につきましては毎年2名ほど増員をしていきたいというふうな形で考えております。先ほど答弁いたしましたように、そこらをやった後、充実をさせた後、全体的にどうだったのかということをすべて検証する中で、それからの取り組み、どういうふうな形で進んでいくのか、方向性もきちんと出していきたいというふうに思っております。 ○副議長(岸村敬士議員) 以上で、長谷川和美議員の一般質問を終わります。────────────────────────────── ○副議長(岸村敬士議員) ここで暫時休憩をします。次の会議は14時15分より再開いたします。   午後 2時00分休憩 ──────────────────────────────   午後 2時15分再開 ○議長(福田文治議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) 続いて、質問順位第18番、青木義雄議員。   〔20番、青木義雄議員登壇〕 ◆20番(青木義雄議員) 参輝会の青木義雄でございます。今回、大きく3点、質問いたします。マニフェストの検証、それから7月中国・九州北部豪雨災害、3点目が新型インフルエンザの対応ということの3つ、大きく質問いたします。この3つの質問、いずれも私にとって、この定例議会で必ずしておいておかなくちゃならない、非常に強いそういう思いを持って質問を出しました。したがいまして、私はどちらかというと、登壇での質問はなるべく短くしておるんですけども、今回はきめ細かく、たくさん最初に上げておりますので、登壇での質問の時間が長いかと思いますけれども、その辺を御理解いただきまして、なるべく再質問のないような御答弁をいただけたらというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それでは、最初の質問のマニフェストの検証2ということで質問いたします。検証2というふうに示しておりますので、当然、前段がありまして、昨年の6月定例議会で、私、マニフェストの検証1ということでさせていただきました。その時点で、既に検証2があるよというのを既にある程度予告しておいたつもりでございます。ついでながら予告しておきますと、マニフェストの検証3も市長の任期が終わるころに恐らくするであろうということも、これも予告しておきます。したがいまして、今回のマニフェストの検証2は、どちらかといいますと中間報告的な、市長の任期も2年を過ぎましたし、そういった意味合いがあります。マニフェストの検証1というのを昨年6月の定例議会の一般質問で私させていただいたんですけども、そのときの状況というのはどういう状況であったかといいますと、市長も就任された直後は年度の途中でありまして、なかなかみずからの予算編成というのが非常に厳しい予算が組まれておりまして、そのときは市長のみずからの手で、みずからの思いを十分反映できる20年度の予算を市長が組まれて、そして議会がそれを可決して、その後の状況でございました。それから、今回1年たって、マニフェストの検証2というわけなんですけども、既に20年度の市長のみずからの手で編成された予算の決算がこの議会のほうにもいずれ上程されて、またその認定ということにもなるんですけども、数字的なもの、内容的なものは十分把握されておられると思いますし、今、21年度の予算が半分来ております。半分執行されて、時間的に半年過ぎておりますし、新年度、22年度の予算も今から念頭に入っている時期だろうと思います。この議会が終わりましたら、市長も職員さんを集めて、新年度の予算の基本的な考え方、方針等を恐らく伝えられるというふうに思いますが、そういった状況の中で、やはり9月の定例議会でマニフェストの検証の2をするのが一番ベストのタイミングであるというふうな思いを持って、質問をしております。 折しも、8月30日に、衆議院の選挙が行われました。いわゆるマニフェスト選挙というふうに言われておりまして、政権交代するわけなんですけども、私も今回その選挙の中で、民主党にやらせてみようという声は確かにありました。その声というのは、もう少しかみ砕いていくと、やはりマニフェストだと思うんですね。やはり民主党さんが出されたマニフェストをやらせてみよう、そこにやはり尽きるんだろうと思います。当然、その後のマニフェストの実行力に、また同時に厳しい目が注がれるわけでありますけども、これは非常に私としてもいいことですから、こういった理解が深まっていくというのは、さらにローカルマニフェストにも発展、拡大していくというふうに思っております。いずれも今回の衆議院でのマニフェスト、国民、もしくは市民のマニフェストに対する態度、関心度、注目度、非常に高まったと思っておりますし、その流れは恐らく今後も変わらないと思います。むしろ、加速していく、拡大していくというふうに思っております。そういった状況もありますので、島津市長が就任された直後と今を全く同じ尺度で比較するのは多少難しい面もございますけれども、そうはいいましても、やはりマニフェスト選挙で市長になられたわけですから、今回、任期の途中と、中間という位置づけの中で、やはり検証がされなくてはならないというふうに強く思っております。 では、細かい質問に入っていきます。まず、小さい質問のアとして、大型商業施設断念、これは6月の定例議会のときに駅周辺特別委員会でも市長をお呼びして、その説明もございましたが、今回は私はぜひマニフェストの定義、そういった視点から説明があればお願いしたいというふうに思っております。数値、期限、財源、工程表という流れの中で、そういう範囲で結構です。全部の観点からの説明は非常に難しいと思いますので、可能な範囲で結構ですので、説明がいただけたらというふうに思います。 2点目のイとして、その他のマニフェストの達成度、進捗度をお伺いいたします。これも、たくさんのマニフェストがありますけれども、概略的なもので十分かと思いますが、そのあたりを可能な範囲でお示しをお願いしたいと思っております。 3点目のウとして、今後のマニフェストの進捗について、後期基本計画との関連性、整合性についてお伺いをいたします。島津市長が就任された直後の一般質問で、私は市長の基本的な姿勢を確認しました。そのときに、いわゆる10年間のまちづくり総合計画を基本的には踏襲するという、基本的にはその計画に従ってやっていきたいという市長の基本的な姿勢でありました。22年度から後期基本計画がスタートしますが、10年間の基本計画の残りの5年間ということで、前期基本計画はどちらかといいますと抽象的なものになりがちな計画だったと思うんですけども、5年たっての後半の、ある意味仕上げの後半の5年間ということでありますから、具体的なものもある程度盛り込んでいける計画だろうと思いますし、当然、そこで市長が示されているマニフェストとの整合性、関連性というのもあるんじゃないかというふうに思っておりますので、そこのところをお尋ねをいたします。 4番目のエとして、これは私の提案になりますけれども、いわゆるこれからの時代の中でのマニフェストというものを見据えていくならば、ここであえて市長としても思い切りそのことに踏み込んでいくと、信頼性を高めていくという意味で、内部で市長を委員長としたマニフェスト検証委員会、そして外に向けては外部有識者と公募で構成するマニフェスト強化委員会、名前はどういう名前でもいいんですけども、それをやはり設置をするというのはどうだろうかというふうに思います。このタイミングでやはりしておくべきではないかなというふうに思っておりますので、私の提案に対して御見解をお尋ねをいたします。 次に、大きく2点目の7月中国・九州北部豪雨災害についての質問であります。今定例議会でも、たくさんの議員の皆様が質問をしております。 (1)桜南団地崩落災害と西光寺川はんらん災害の今後の展望と当局の対応をお伺いをするという設問でありますが、前段の長谷川議員の中でも御答弁もございましたので、この点については省略をいたします。 (2)これは防府での災害の教訓を受けてという観点からですけども、防府では多数の犠牲を伴う大惨事になりました。いかんせんばでございますが、犠牲になられた方には心からお見舞いをし、また復興を祈念するものでありますが、それを受けて、細かく3点ほど設問をしておりますが、まず1点目、特別養護老人ホームが土石流により被災しました防府です。周南市でも同じような状況の施設はないかという質問でございますが、これは先日の米沢議員のときの答弁で1カ所あるということでありましたので、これについても省略をいたします。答弁は必要ありません。 あと、小さい2つ、イとウ、この2点については、ちょっと私としても私なりの観点もありますので、ちょっと質問をそのままさせていただきます。1点目の細かい質問のイ、隣接自治体、そういった隣の自治体等の連携強化、これは今後の多分課題になっていくんだろうと思います。今回もいろいろ周南市も防府に職員を派遣されたりされましたけども、今後の強化という意味で、どのように取り組むのかをお尋ねしたいと思います。 そして、2番目のウですけども、よりプロフェッショナルな防災エキスパートの育成を官民ともに取り組む必要があると思いますが、いかがかという質問であります。これも、先般の米沢議員の質問のときに答弁がありました。たしか、3名の配置の中で1名は消防職員だというお答えであったと思いますが、これについてはちょっと私も再質問で少し掘り下げたい観点を持っていますので、答弁をいただいた後にまた時間がありましたら、質問ができたらというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 3点目、新型インフルエンザの対応であります。今、我々市民生活の中での直近の大きな問題は、インフルエンザの問題だろうというふうに思っております。きのうもNHKスペシャルで、インフルエンザ、取り上げられまして、改めて非常にやはり怖いという思いも持ちましたし、やはりきちっとした対応をしておかないといけないし、このことにつきましては、8月に集団感染が一気に広まりまして、その勢いというのはとどまることを知らずに拡大しております。新聞、テレビ等でも、連日、このことについては報道されておられますし、当然、市民生活、今後、その拡大が予想される中で、やはり影響がある面である部分でございますから、この問題をスルーしてはいけないということで、やはり9月定例議会できちっと議論はしておかないといけないというふうな思いがありましたので、取り上げさせていただきました。これについては、厚生労働省が国としての方針や対応や、またいろんな指示、そういったものが多分おりてくるんだろうと思うんですね。県、というのは、そういった縦の流れの中で、として独自に何をするかという問題ではないというふうに思っております。国の決めた対応をしっかりとスピーディーに行うというふうなことが、多分基本的な姿勢になるんだろうと思いますけども、情報が刻一刻進展しておりますので、そういったこともあわせて、の取り組みというものをしっかりとお示しをいただけたらというふうに思っております。 それでは、細かい質問に入ります。1点目のアとして、妊婦や乳幼児、基礎疾患、糖尿病や腎機能障害などある患者が重症化しやすいというふうに言われております。啓発活動等もやはり強化というものが必要になってくると思いますが、そのことについてのの御見解を求めます。 2点目、2学期が始まりました。昨日も中学校で運動会がありましたけども、学校での感染拡大というのはやはり懸念されることだろうというふうに思います。今から、あわせて季節性インフルエンザのいわゆる流行期というのが今からやってきますし、やはり学校での感染がまた家族の中でまた感染が広がり、そしてまた家族からそれぞれのまた職場とかいう形で、やはり1つの大きな感染経路にもなっているだろうというふうに思いますので、学校での対応、現時点ではどのようになっているか、お伺いをします。また、保育園が休業の場合、共働きされている保護者、預ける場所がなかったりするということも発生する可能性もございますので、そういった場合の保護者の影響をとしてはどのように考えられているか、お尋ねをいたします。 そして最後に、患者が急増した場合、その場合の医療体制、これは急増するというのがある程度予測というよりも恐らくそうなるだろうというふうに思いますし、これについてはやはり早急な整備というものが必要だろうと思いますので、どのように考えているか、お尋ねをいたします。以上で、登壇での質問を終わります。   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 青木議員から、今回の議会というのは、私は危機管理といいますか、防災議会だと位置づけてもいいような、画期的といいますか、大変中身の濃い議会だと片方で思うとともに、きょうは議員からもう一つマニフェストという、私のもともとこれ選挙公約です。政権公約と言われていますが、ラテン語で「マニ」は手で、「フェスト」というのはぽんとたたくと、よくわからない、それがなぜマニフェストかわからないんですけども、要はそういうマニフェストということなんですけど、そういうことで、まずはマニフェストのお話からしたいと思います。(資料を示す) ここに今出しておきましたけど、これは私ども内部のマニフェストの検証でございます。全部細かく、いつまでにどういうお金でどういう準備段階というのが色分けしてありまして、黄色から青、最後に薄紫色が終われば全部終わったということで、私どもの内部としましてはもう断念したと、先ほどございましたが、大型商業施設は断念ということで、あそこにもありますけど、マイナス2と、断念の場合はマイナス2と、それから全くやっていない未実施の場合はマイナス1、それからもう着手している、例えば給食センターは着手はしていますけど、まだ計画、実際でき上がる、12カ所ができ上がるまでは相当時間がかかるんですけども、着手したのがプラス1と、もう動いていますよと、予算も取っていただいて少しずつ、それから実施済み、これは今回はコアプラザかのとか、それから出水との姉妹提携、友好都市とかというのはこれはプラス2という、こういうのでラフに数字をつけてみますと、平均でありますと、できていないのがいわゆる断念したのが今申し上げました大型商業施設の誘致は断念、マイナス2、それから今申し上げましたプラス2はコアプラザかの並びに出水の姉妹提携都市、それからあとはマイナス1が1個ずつ、これはマイナス2と言われる方もいるかわかりませんけど、産業道路の東進、それから須々万トンネル、先般ございましたけど、栄谷のトンネルについては、我々は決して断念したわけじゃないんですけど、非常に厳しい状況なんですけども、これから頑張りますということでマイナスということで、平均しますと27項目中、これ8つの力、食の力とかありますけども、それを全部合わせますと27項目ございまして、22点ですから0.8と、甘いじゃないかと、まだ2年足らずで0.8いったら行き過ぎじゃないかと私も思うんですけども、例えばこういう数字で部内的には出せます。 議員の御質問、最後のところから言いますけども、部外の青年商工会議所とか、かなり専門的にJCの場合なんかは公開型の検証大会もやっていただいておりますので、依頼するのも1つかなというのもございますし、ただ私自身は、今1,600人ぐらい終わりましたけど、地域の有識者並びに自治会、地元の皆さんといろんな語る会で必ずこれをお見せして、皆さんのところもいかがですかということでお話をうかがっています。それから、若手は今度10月に徳山大学の皆さんとの公開討論会をやりますので、そういうところで私自身はこれぐらいやっていると思うんだけど、皆さんから見てどうですかというように、ちょっと階層的にいろいろマニフェストは検証したほうがいいんじゃないかということで、プロ的な方にもお話を聞くのも1つかなと思いながら、そういう状況でございます。したがって、マニフェストの内部的な検証はこういうことでしっかりやりながらというか、これは実は議員の皆様から準備期間、いわゆる助走している、着手しているというときはいろんな予算をいただかないと着手となりませんので、そういう意味では私は議会の皆さんとの共同作業ということで、本当にありがたいことだと思っております。できないのもできるのもありますから、ひとつこれをまた皆さんで見ていただきまして、これはおかしいじゃないかとか、これはもっと早くやれとかというのをいただけるとありがたいと思っております。 そういうことで、オバマ氏が「チェンジ」と言う前に、我がには「変える」という、同じことですけど、市長選挙を前回選ばせていただきまして、その意識はいまだに変わっておりません。そういうことで、マニフェストに従ってきっちりやると。ただ、マニフェストは、何回も申し上げますように、別にイギリスとか共産党宣言が最初のマニフェストではなくて、我が周南といいますか、防長味覚といいますか、毛利藩のときに四境の役ですか、四境の戦いのときに、全当時の市民といいますか、皆さんに対して、全戸数に対して長州藩から、毛利藩から、こういうことで我々は戦うんだと、義の戦いであるというマニフェストといいますか、2回にわたって出ていますから、そういうことで我が特に周南はマニフェストの先進都市であるという強い思いを持ってやっております。そういうことで、ひとつまたこの中身についてどういう形でやるか、今みたいに私の広範にわたるマニフェストの検証がいいかどうかを含めて、また御意見を賜ればと思っております。 その中で、特に大型商業施設は断念と、マイナス2と入っていますので、ひとつ御説明をもう一度させてもらいますけども、先般の徳山駅周辺整備対策特別委員会、6月3日に開催されましたけど、そこではっきりと申し上げましたけども、非常に世界の経済情勢が悪いまま、いまだに御存じのように消費拡大であっても超氷河期に入っています。ユニクロが例外でして、それ以外は本当に恐ろしい状況でございますから、特別政府がてこを入れたエコ関係の車とか家電は別です。手を入れていないところは、本当に恐ろしい状況になっております。そういうこともありまして、私が一番危惧したのは、現在ある商店街並びに近鉄松下さんのほうがもし撤退されるようなことになれば、大型商業施設以前の問題でございますから、こちらのディフェンスのほうをまず一生懸命やるということで一生懸命やらせていただきまして、今のところ何とかなっていると思っております。それから、駅ビルに大型商業施設を、私も非常に誘致、今でもノーではないんですけども、何回も申し上げるように、ただ、それもですけど、それよりも特に清水議員が非常に今頑張っていただいていますけども、商店街の皆さんが最近非常にやる気になっていると、開発も含めましてね。そういうところで御一緒にこの町をみんなで盛り上げていくというほうが、私はやり方としては正しいのではないかということで、そういう意味もありまして、大型商業施設が真横に来ますと、まず周辺のこれはほかの下松とかなんとかを見られたらわかりますけど、駅前に幾らしっかりしたものをつくっても申しません。そういうことで、それよりも先般から申し上げておりますように、骨董を南銀座でやるとか、これからできる広い広場を使いましてのいろんなイベント関係をやるとか、常に徳山駅の前には何かやっているというほうが集客能力が大きいのではないかと思っております。 それから、もう一つ、やっぱり基本的に考えなければいけないのは、合併特例債、これはいろいろ意見があると思いますけども、これだけの低金利といいますか、ものがあるうちに、選択的にピンポイントでこの際やることはやっておくというのは私は1つの施策だと思っておりますので、よく皆さんと意見を交わしながらでもありますけども、できるものはやっていきたいと思っております。そういうことで、現時点では大型商業施設を断念、マイナス2、駅前のただし広場等を含めて、新しい積極的な対応ということで、これは点数はつけておりませんけども、いずれにしろ断念したことについては変わりありません。 それから、マニフェストの重点項目で、ここにありますように8つほど出ておりますが、実はこれ以外に、先般から申し上げておりますように、中山間地域の再生とか、人の問題でも今回の危機管理における危機管理要員といいますか、そういう面でのものが入っていないんですね。だから、今回の特にこの議会に出たら、いろんなまど・みちおさんなんかの文化面での促進もそうだと思いますし、学校の図書館の司書の関係もそうだと思いますけども、そういうものをまた加えて、またこれはプラスアルファという形で再点検をしたいと思っております。そういうことで、個々の観光都市立に対する取り組みとか、道の駅の整備、港湾整備等々、それから環境立への取り組み、リサイクルプラザの関係とか、大体お話が出た分についてはほとんどの、さっき言った0.8というのは大体10件のうち8件が着手しておりますと、皆様のおかげでということでございますので、ひとつよろしくお願いしたいと。これをさらにあと1年半のうちにもっともっと進めて、さらに点数が0.9、1.2と上がるように頑張りたいと思っております。 そのためには、1つは、私が戦略という言葉を使い過ぎるんですけども、さっき申し上げた中山間再生戦略室とか、もしくは会議というものをきちっとつくって、戦略、これは「正々の旗印」の「正々」ですけども、それと同時に人づくり、組織づくりをきちっとしていくと、こういうやり方でこれからもやらせていただきたいし、おかげさまで、ふるさと納税、ふるさと大使とございまして、最近も前の林野庁長官の、何回も申し上げますが、下松出身の林野庁長官、非常にありがたいことに、1週間に1遍以上お電話賜りまして、これをああしたらいい、これこうしたらいいという、そういう部外のアドバイザーの方も非常にいろんな意見を今いただいています、専門的なですね。こういうものを公的なものとして、いわゆるふるさと大使ときちっと位置づけて、皆さんともできましたら委員会等にも出席していただいて、御意見をいただくというのも1つの手じゃないかなと思っております。そういうことで、話が飛んで申しわけないんですけども、評価委員会、外部有識者を入れた評価委員会については大変ありがたい御示唆でございますので、私としては、青年会議所がいいかどうかは別にして、我々だけで見た自己満足ではなくて、外部の専門家から見た検証を図っていくというのはぜひとも早い時期にやっていきたいと思っております。ありがとうございました。 それから、2番目の例の豪雨関係でございまして、特に特別養護老人ホームの件はそういうことで、1カ所ということで御理解賜ったということと、それから災害時における隣接自治体等との提携でございまして、これはどっちかというと、今回は私どものほうが、うちもひどかったんですけども、特に防府、山口に対しては、水道関係、それから火葬場の関係、それから実際上、人員の派遣等を含めて、かなりこちらのほうから積極的にお手伝いしたという形でございます。先ほどからの話のように、本当はお手伝いするよりも自分のこともあったんですけども、これは本当により甚大な被害を受けられたところへの御一緒に周南地域といいますか、周防の国を一緒に盛り上げていこうというような強い気持ちでやりましたので、御理解賜りたいと思います。 もう一つ、余り時間がないので早くやりますけども、防災エキスパート、リーダーの話だと思いますね。私も、一般的に言えば、日ごろから訓練させますよというのが回答だと思うんです。だけど、今回も何回も申し上げますけども、国土交通省がつくったテックフォースという、専門的にヘリコプターに乗って四、五人でばんばん、これはだれがやる、これは幾ら金を出すというのを瞬間的に決めていくわけですね。あのシステムはやっぱり、多分そういうことも考えていらっしゃると思うんですけど、やっぱり今回みたいな同時多発的な災害のときは必要だと。例えば、桜南団地で、よしこれはこの重機を持ってきて、だれとだれがやれと、ぱっぱぱっぱ、これが市長とか副市長ではなくて、そういう先端チームを福嶋部長のもととか、下水関係でいえば住田部長のところから人を出してもらって決めていくと、人、物、金を、そういうのもやっぱりつくっておく必要があるんじゃないかというような気持ちがしますが、この辺ちょっともう少し検討させてください、本当の意味でのエキスパートはですね。ただ、消防は、レンジャー部隊を含めて、非常によくできていますので、その辺はひとつ消防長等を含めて、勉強させてもらいたいと思います。 それから、3番目の新型インフルエンザの関係でございまして、これは実は10月が一番の最盛期といいますか、恐れているところでございまして、8月23日までに報告された、5,000の医療機関で新型インフルエンザの疑われる患者数は1万1,636人、どんどんふえておりまして、間もなく9月の下旬から10月の上旬がピークだと言われているんですね。そういう意味で今回の御質問だと思いますけども、今回は簡易検査によるインフルエンザA型陽性者、またはお医者さんからインフルエンザと診断された方は新型インフルエンザの疑いの患者と、どんどん余り細かい検査より、それで水際作戦でどんどん認めてやっていこうと。実は、きょうもお年寄りが結構重症な患者として報告がございました、市内でも。そういうことで、非常に我々も注意しておりますけども、ただ8月25日の150人、これまで新型は8月25日現在で150人ですけども、その間、幸いにも重症化に至った、もちろん死亡も含めて例はございません、この町では。そういうことで、既に9回、対策本部を立てておりますし、市民への正確な情報提供、感染防止対策用品の備蓄、学校等の臨時休業等への基準等をきちっとつくっております。啓発活動をきちっと強化したいということで、これからもの広報9月15日号から始まりまして、駅前、バス停の前の電光掲示板とか横断幕、看板等にどんどん10月のピークをクリアするための特に標語とかPR、注意事項を掲げて、市民の皆様への啓蒙活動を進めたいと思います。もちろん、ケーブルテレビジョンにも既にお願いしているところでございます。 それから、一番これから問題になる、もう始まっていますけど、2学期が始まりまして、特に小学校、幼稚園等でございますけども、これも早期受診、早期治療、無理して登校しないというような形で、教育委員会のほうからも細かい、マスクをいつやるんだとか、体調のよくない場合はどうするんだとか、細かい指示を各校に出されております。そういうことで、既に各学校には手洗い用の石けん、マスク、殺菌の消毒液も配布してございますし、実際、今回、敬老の日で、いろいろ小学校が会場になっていますね。熊毛を回っても、みんな入り口で、おじいちゃん、おばあちゃんも一緒にシュッシュやって、そういうのが普通になっておりますので、それなりの防疫体制はできておると思っております。 それから、もう一つ大きな問題が、保育園における休業した場合、共働きの保護者の影響ということで、これが一番実は悩ましいところなんですけども、私どもとしては、重症化する可能性が乳幼児の場合、非常におそれが強いもんですから、保育環境の安心安全を維持するために、休業の措置をとることには全く迷わないでやると、そういう場合はつもりでおります。そういうとき、保護者の皆さんが仕事を休まざるを得なくなるというケースが出てきますね。だから、それはやっぱり困るということで、必要に応じて、休業に伴う影響を配慮した希望保育、だから子供はまだ、仲間はかかっているけども、まだお子様はかかっていない場合、親御さんも元気で、自分も働きたいというときは、そのお子さんを希望保育という形で行いたいと思っております。 それから、最後の御質問で、医療体制は大丈夫かということでございますけども、特に入院医療、それから一般医療機関における休日・夜間診療、それから診療時間の延長などは、これは私どもだけでは行えないので、国とか保健所の方針に沿った医療体制を医療機関と相談しながらやっていくということで、いずれにしろ各お医者さん、それから病院も含めて体制はしっかりできておりますので、市民の皆さんもひとつ御心配にならないように、ただ、しっかり自分のことでもございますから、危ないなと思ったらすぐに病院のほうに来ていただきたいということでございます。以上です。 ◆20番(青木義雄議員) それでは、最初のマニフェストについて再質問いたします。御答弁をいただいて、私のマニフェストの描いているものと市長の描いているもの、ちょっとずれがあるかなと、正直私は思いました。その辺がちょっと修正というか、すり合わせできたらいいなという思いの中で、まず質問をいたしますが、まず最初の大型商業施設断念、これは本来、何の目的で、何のねらいで大型商業施設というものを取り組もうとしたか、その目的、ねらい、そこをお聞かせください。 ◎市長(島津幸男君) にぎわいの創出です。 ◆20番(青木義雄議員) わかりました。つまり、じゃ確認します。確かに、大型商業施設は断念された。これはあくまでも目標達成するための施策、手段です。目的は変わっていないということで理解していいですか。 ◎市長(島津幸男君) そのとおりです。 ◆20番(青木義雄議員) わかりました。では、大型商業施設断念した、しかし目標、目的、ねらいは変わっていないと。それは、今から取り組む駅周辺整備構想の中で、当然、それにかわる取り組みというものが今後示されていくという理解でいいのかどうか。 ◎市長(島津幸男君) そのとおりでございます。 ◆20番(青木義雄議員) 後ろで部長が手を挙げたがっていますので、部長、同じようなことでよろしいでしょうか。まだ、補足があれば、どうぞ。 ◎中心市街地整備部長(平田定信君) お答えいたします。市長が先ほど申しましたように、にぎわいの創出ということが大きな目標ですよ、目的ですよというお話をしました。にぎわいをつくり出すということの真ん中には、やはり地元の熱意というものが真ん中にあります。地元の熱意が真ん中にしっかりしたものがあるから、民の投資が起き、官の投資が起きるということであると私は考えております。その官の投資の1つが中心市街地への集中投資、駅周辺整備事業でございますし、また民の投資の後押し、背中を押す1つのこれからつくる中心市街地活性化基本計画という、そういうソフトの手当だと、そのように考えております。 ◆20番(青木義雄議員) 部長、よくわかりました。市長も非常に明快な方で、それが市長のいいところでもあるんですけども、私は施策というのはやはり目的を達するための手段としてあって、市長はそのときにやはり大型商業施設ということを自分が描かれて、それをマニフェストにされたと。ですから、よく説明をしていただきたいというか、今後も私からもお願いしたいところは、断念したということ、ちょっとマニフェストの概念から、100とかゼロというんじゃないと思うんですよね。ですから、本来の目的は変わらず、だけど具体的な施策としては一応断念というところで、私は前も申し上げましたけども、そういう説明もあわせて修正マニフェストという部分が必要ですし、やはりそこはきちんと、すぱすぱっというような説明の仕方よりはもうちょっとかみ砕いたほうがいい。というのは、例えば前回も私、易しい予算解説書のことを少しさせていただいたときも、それも易しい予算解説書、今年度も出されていますけども、やはりそれは情報交換の徹底という、目標として、施策として、手段としてそれがあるわけですよね。本来なら、全世帯配布ということをうたわれましたけども、それはできなかった。しかし、易しい予算解説書、実は周南市議会のホームページを見ていただいたらわかるんですけども、非常に視察が、昨年度も今年度もある意味視察の内容が一番多いぐらい、他から非常に注目をされているということなんですね。ですから、そこのところ、断念した、だからそのものが何か終わったような、何かそういう錯覚を非常に多くの市民の方に与えかねないところがあるので、そこは私は手段としてそれが修正マニフェストなのか、短期マニフェストなのか、ちなみに短期マニフェストという言葉は隣におられる長嶺議員がそういうことを過去の議会で言われている名言だと思っておりますけれども、そういう形でやはりもう少しやられたほうがいいのではないかなという意味で、非常に頭の中では多分入っておられると思うんですけども、その辺の説明といいましょうか、目的は変わっていないし、目的はほかのマニフェストについてもそうなんですけど、そこのところをちょっとやはりかみ砕いて言う必要があるんじゃないかと思いますけども、いかがでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) 私も、つい一言で物事を、あいさつも短いんですけど、言う悪いくせがあるんですね。だから、ワンフレーズは今はやりませんので、少し説明できるようにやりたいと思いますし、今回も項目的には大型商業施設誘致は断念、だけどもこれでマイナス2だけども、逆にプラス2になるように、いろんな例えば市営住宅を町の真ん中に持ってくるのを商店街と一緒にやるというのが意味があるわけですけども、近鉄松下さんもしっかりいずれリニューアルをしていただくとか、そういう面での逆にプラスを入れれば、私はマイナス2を自分勝手に言えばプラスマイナスゼロからプラス1に変えたいと思っております。その基本はにぎわいの創出でございますので、ありがとうございました。副市長の隣に座っていただきたいような御説明でございました。ありがとうございました。 ◆20番(青木義雄議員) 先ほど表をわざわざお示しをいただきまして、市長も細かくまちづくり懇談会等で回られて、そういうふうなわかりやすい示し方、いわゆる工程表というふうな理解をしているんですけど、工程表というのは、マニフェストも進化していますので、従来、特に市長が就任されたころはまだ工程表という概念はなかったんですね。たしか、浜松市の市長だったと思うんですけども、マニフェストというものをよりもっと精緻なものに、きちっと説明責任を果たすというふうな中で、工程表というのが最近生まれてきた概念なんですね。そういう意味で、そういう形を取り入れられていくのは非常にわかりやすいし、評価はできるというふうに思いますが、ただ、拝見させていただいて思うところは、施策も当然やらないといけない施策というのがあると思うんです。それはどの市長が就任されても、それはしないといけないのですよね。別に、それは事業として動いているわけですから、それは私はちょっとマニフェストとは概念が違うというふうに思っています。マニフェストというのは、あれもこれもというときじゃなくて、ある程度選択、幾つかあるうちの選択として示すものがマニフェストなんだろうと思うんです。あくまでも、当然やらないといけないものというのは、少し例えば見させていただきましたけど、学校耐震化事業とか出されていますけども、当然どなたがなられてもしなくちゃならないわけですよね、それは。ですから、その辺は、そういうやり方でお示しするのは、やはり私とすればいいやり方だろうとは思うんですけども、そこのちょっとずっと継続的な事業の分と、これは皆さんの生活、インフラに関係する部分、これは継続的な部分と、あと市長がさらにそこで、あれもこれもでなくて、選ばれたマニフェストとはちょっと区分けして示されると、非常に受け手のほうもわかりやすいというふうな思いがしているんですけども、そのあたりのもう一段区分けというか、整理するということはどうでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) これは、私と意見が全く違いますね。これだけのことを粛々とやるというのは、今までやれていますか。僕は違うと思いますね。皆さんもこれ御理解いただいて、やっぱりこれ優先順位がついているんですよ、ちゃんと。だから、この中で特にさらに真っ赤に線を引いて、絶対優先的にやらなきゃいけないというのがあるかわかりませんけども、私はやっぱりこれだけの15万4,000人のの皆さんが、中山間部に行ったら町の中心市街地のことは全然意見は出ませんよ、はっきり言うと。私は全部回っていますからわかります。だから、このように各地域ごとに、例えば須金だったら今までこれだけやっていますよとか、こういうのが一番御理解賜るわけですよ。だけど、これだけ全部やるためには、一人一人が御理解をマニフェストにいただくためには、私はやっぱりこういうやり方でやらないと、住民の皆さんにも御理解できない。ただ、こういうように色分けしていますけど、いずれ差し上げますが、ピンク色は近々大きなことでやる予定ですよと、青いやつはもう終わっていますよと、こういう私は本当はマニフェストというのはそんなに、格好をつけた難しい数字もありますけども、市民の皆さんが夢として語るピンク色、今ここをやってもらいたい、青い色という形で、それをいつまでにどういう形でやるかというのをやはり各、言葉は悪いんですけど、集落、部落ごとに説明できなかったら、私はやっぱり市長として失格だと思うんです。それで、非常に細かくなっています。まだ、これのまた何倍も実はあるわけですけども、そういうのをひとつ御理解賜って、青木議員のいらっしゃる櫛浜地区でもこれだけやっていますよと、やらせてもらいますというのをやっていくのが、僕は地場に密着したマニフェストの進行管理だと思っておりますが、その辺はまた別の機会に議論させていただければありがたいと思います。以上です。 ◆20番(青木義雄議員) この議論をこのまま続けても、時間もありませんし、先ほど市長も私が提案した、私も外部での評価委員会というのはいわゆる外でやっぱりしていただくということで、先ほども形にこだわらず、いろんな団体でしていただけたらありがたいという言葉がありましたから、その議論をまた見据えながら、またマニフェスト検証3を楽しみにしておきたいというふうに思いまして、このあたりでマニフェストについてはちょっとおいておきたいというふうに思います。 次に、2の災害なんですけども、今回、多くの議員さんがそれぞれのピンポイントでの質問等をされましたので、ちょっと視点を変えて大きく見たいというふうに思います。近隣の連携という意味で、いわゆる広域防災というものがやはりより現実的になったのかなというふうに思います。そもそも想定外の災害、そもそもなぜ起きるのかということをよく言われますけども、地球温暖化の影響というふうに言われていますね。これは我々人類が長い歳月をかけてある意味つくり出してしまったものであり、今、その反動がこういった形で返ってきているというふうな見方が大きな見方ではできると思うんですけども、今後も私はそういう意味で、そういう原因からして、もし災害、異常気象等が起こるのであれば、今後も当然想定外のことは起こり得るということを前提に立たないといけない時代に入ったというふうに思います。そこで、隣の自治体というところはもっと広げて考えると、広域防災という観点になると思うんですけども、そういった状況に対応するには、やはり専門性がより高いエキスパート、災害対策本部をつくられて、市長も本部長に就任されますけども、大きな判断を市長がなされるんだろうと思うんですけど、それを実態としている核の方は非常に専門性が非常に高い人がつかないといけないと思うんですね。それは、やっぱりそこに石の上に3年じゃありませんけども、そういうところにやはり私はしっかりと育成として投資をすることもやぶさかではないと思いますし、そういった今後の大きな流れを見据えた人材育成をしないといけないというふうに思いますので、これは部長というよりも市長の強い判断だろうと思いますので、そのあたりの認識を再度確認をお願いしたいと思いますので、お願いします。 ◎市長(島津幸男君) おっしゃるとおりだと思いますね。今、消防の広域化で、私ども周南エリアは山口から防府、私どもから田布施まで、実に山口県の3分の1以上、4割近くを占めるエリアで一緒になってやろうということで、もちろん私の希望としてはその本部はここにつくるということでやろうとしておりますけども、そういうのを含めたとき、今ならまだ消防は御存じのように200人なんですよね。だけど、これ全部一緒になれば、1,000人とは言いませんけども、やっぱりスケールメリットが出てくるわけです。そうすると、消防の中だけでも50人、100人とは言いませんけども、50人、70人の専門チームをつくれるわけですね。だから、そういう意味では、やはり私どもは各市町は一緒にやろうという強い気持ちでやっております。そういうことで、これは単に消防だけではなくて、広域的ないろんな問題にしてもそうですので、結果的には現これからの政権がどういう姿勢をとられるか、私は余り存じませんけど、どうもマイナスな方向らしいんですけども、ぜひとも道州制とは言いませんけども、そういういい意味の集合体に向けて、私は努力したいと思っております。以上です。 ◆20番(青木義雄議員) 今回の災害で、私も災害の現場も行きましたし、私の住んでいる櫛ヶ浜は非常に被害が大きいということもありました。我々の会派の岩田議員も同じ久米で、非常に災害に見舞われまして、今回もそれを踏まえて質問もされておりますし、我々の会派の徳原議員も同じような立場から、またそれぞれ質問をいたしております。我々会派としては、ちょっとたまたまそういった経験というのを受けましたので、実はこの議会が終わりましたら、兵庫県の三木というところにちょっと広域災害に対する取り組みというのを視察予定を組んでおりますけれども、どういうところかといいますと、阪神大震災に遭った経験を生かして、三木というのは神戸からちょっと山間に入った、20キロぐらいの山間部のところなんですけども、そこは日ごろは防災公園として陸上競技場があったり、野球場があったり、または有名な遠藤秀平先生が設計された室内のテニスコート、このテニスコートも国際的なテニスコートでして、いざというときには備蓄に使われるということで、どういうことかというと、エリアを神戸を含めた播磨地方を全部視野に入れたそういう体制等を既にとっておる。まだ、見に行っていません。今から行って、会派として我々は意見をまとめて、また何らかの形でお示し、または提案していきたいというふうに思っておりますけれども、以前、私が一般質問でしましたスポーツ公園ありますね。あそこに私は以前、区画整理の道路があります、区画整理が進んでいますけども、縦のラインに対して横のラインがそのまま何とかスムーズにスポーツセンターのほうにアクセスできるようにしたらどうかというのを私は以前提案したことがありますよね。あそこにあるお墓をじゅうりんしろというんじゃないんですよ。お墓はお墓で残したまま、何とか横のラインをスムーズに、現状の中でできる範囲でスムーズにアクセス、真っすぐにできるとは思っていません。真っすぐできるとは思っていませんけども、何とかアクセスをスムーズにやっていくことによって、国体がもしかそれに間に合えば、国体のアクセスとしても当然利用できますし、表と裏の2方向からアクセス、高速道路から行けば時間は恐らく3分の1短縮されるでしょう。それを理想を言えば、国体にあわせてやり、しかもそれが災害に対しての大きな拠点になるのではないかという、私はそのイメージを少し、広域という意味で、コンビナートもございますし、東部というエリアを考えたときに、そういった形の整備、いわゆるこれは戦略的なまちづくりになると思うんですけども、そういったことをまた思い出しましたので、それを国体に間に合うかちょっと難しいかもわかりませんが、やはり周南市の将来を考えて、やっておくべきではないかなという思いを今回の災害を通じて、より広域災害、そして想定外の災害というのが現実味を帯びてきたという中で、そういったことをちょっと以前質問したことがまた再度浮かんだわけですけども、市長、御所見がありましたら、よろしくお願いします。 ◎市長(島津幸男君) 実は、中山間再生戦略の1つとして、防災のそういういわゆるシェルターといいますか、だから例えば中須とか須々万あたりにやっぱり1つの5,000人、8,000人という人がいざとなったら生活できる、短期間ですよ、それから長田の団地のうまくいけばビーチバレーかどうか知りませんけども、あの1万坪とか、それから熊毛のエリアとかで、やっぱり市内に5,000、8,000人という、例えば宝塚の場合は6,000人が約半年間、市役所の周りに集まって生活されたんだそうですけども、そういう意味では少し中山間部を入れて、実は近いんですよね、須々万とここも。だから、そういう意味で、中山間部の今回の戦略の中にも、そういう防災拠点としての発想、道の駅も当然そうなっています。そういうのを考えながらやらせていただければ、ありがたいなと思っておりますので、きょうの御意見も、ちょっと道をすぐ、僕は墓の下につくるのは反対なもんだから、それは冗談にしちゃいけませんよ。だけど、その辺も含めて、きちっとやっぱり、しかもそれは下松、光、防府も入れて考えていくというような発想でやらせていただければありがたいかなと思っております。以上です。 ○議長(福田文治議員) 以上で、青木義雄議員の一般質問を終わります。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) ここで暫時休憩いたします。次の会議は15時25分より再開します。   午後 3時14分休憩 ──────────────────────────────   午後 3時25分再開 ○議長(福田文治議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) 続いて、質問順位第19番、金井光男議員。   〔16番、金井光男議員登壇〕 ◆16番(金井光男議員) それでは、通告に従いまして、大きく2点、お伺いをいたします。 初めに、生活排水対策についてお伺いをいたします。生活排水対策は、市民生活において、電気、ガス、水道とともにライフラインの基盤であり、快適な日常生活を送るために欠かせないインフラであります。一方で、環境面から見れば、水質汚濁の原因がこれまでの工場排水などによるものが多かった時代から、現在では河川や海などの公共用水域の水質汚濁は炊事や洗濯、トイレなど、日常家庭から排出される生活排水が大きな要因となっております。例えば、東京湾ではその割合が70%とされております。さらに、財政面から見ると、下水道管を100メートル布設するための費用は約1,200万円程度かかると試算され、このほか集まった汚水を浄化する最終処理施設も必要になるなど、下水道整備については一般的に多額の建設投資を要することから、その負担が過大になれば、の財政運営を圧迫しかねない状況にあります。下水道事業経営研究会の資料によれば、地方公共団体の企業債残高のうち、下水道事業債の占める割合が5割を超えるとされております。しかも、総務省の資料によれば、下水道事業の汚水処理費は2兆2,304億円、ところがこのうち使用料で回収されているのは1兆3,910億円で、回収率62.4%にすぎず、不足分の約4割はすべて市町村の一般会計が負担しているわけであります。これを1世帯当たりに換算すれば、年間約9万9,000円の使用料不足が発生しているということになります。北海道夕張の場合は、2005年度時点の回収率は実に17.4%にすぎず、その一般会計への過大な財政負担も財政破綻の大きな要因の1つであったとされております。しかしながら、生活排水処理施設の整備は、健康で快適な生活環境の確保とともに、公共用水域の水質保全という環境の観点からも非常に重要な事業であり、その整備負担の大きさにより、事業の進捗が抑制されるようなことがあってはならないというのが今回の質問通告の趣旨でありますが、その趣旨に従いながら、以下、何点かお伺いいたします。 初めに、今後の下水道処理施設の統廃合を含めた整備計画についてでありますが、財政状況は依然として逼迫しており、汚水処理施設の整備についても、施設の更新時等、必要に応じ、より一層の効率化が求められるわけでありますが、今後の整備計画についてのお考えをお伺いいたします。 次に、汚水のリサイクルシステムについてでありますが、昨年7月に北海道洞爺湖で開催されたG8サミットで確認されたように、廃棄物の発生抑制、適正な循環的利用及び適正な処理により、天然資源の消費が抑制され、環境への負荷ができる限り低減される循環型社会の形成は、持続可能な社会基盤構築のための大きな課題でありますが、汚水処理過程におけるリサイクルシステムはどの程度、どのように進捗しているのか、お伺いをいたします。 次に、浄化槽の普及促進についてお伺いいたしますが、現在、汚水処理対策の主力は下水道が担っております。しかし、集合処理方式の代表と言える下水道は、市街地など住宅密集地では効率的で有効でありますが、中山間部や田園地帯を抱える地域では、点在する住宅をつなぐ下水管の布設には膨大な経費と時間がかかるため、下水道管が布設されるまで20年以上かかる計画も珍しくありません。このような状況を考えれば、生活排水処理の各種のシステムの特性、効果、経済性等を十分に検討し、各地域に最も適したシステムを選択し、過大な投資を避けながら、効率的な整備を図ることが重要であることは論をまちません。このような中、合併処理浄化槽の推進は、今後の生活排水処理施設の整備対象地域を勘案すれば有効な手段であり、生活排水対策の重要な柱として、一層積極的に整備区域の設定を行うなど、計画的にその促進を図っていくことが重要であると考えます。特に、近年の浄化槽の処理能力は大きく向上しており、水質汚濁の指標となるBOD、生物化学的酸素要求量の除去率は90%以上、つまり家庭からの生活排水に含まれる汚濁物質を10分の1以下にでき、これは下水道処理場での2次処理能力に匹敵するものであります。その上、取付工事が簡単で、小規模な浄化槽であれば1週間程度で設置できる点や、地形の影響を受けず、ほとんどどこでも設置が可能であるなど、メリットは大きいものと考えます。浄化槽の整備対象地域が下水道などの集合処理計画区域以外の区域を対象とするといったような消極的な位置づけではなく、整備区域の優先順位を定め、集中的投資をするなど、より積極的な推進計画が必要ではないかと考えるものですが、その意味から、まず公共下水道区域の大胆かつ抜本的な見直しが必要ではないかと考えますが、この点についての市長の御所見をお伺いいたします。 次の点は、浄化槽整備推進のためには、下水道事業以上に利用者の御理解と御協力、また同意が必要不可欠であるという点であります。極めて受動的な事業展開にならざるを得ない中で推進するためには、特に高いハードルとなっている設置者負担をどこまで軽減できるのかを初めとする条件整備も重い課題であります。この点をどう認識されておられるのか、お伺いをいたします。 大きく2点目といたしまして、ICT利活用による地域活性化対策について、お伺いをいたします。現在、厳しい社会経済情勢のもと、地域経済の疲弊や、医療サービス、行政サービスなどの低下が懸念され、地域の安心安全の維持向上対策が喫緊の課題となっております。こうした課題に対し、世界最高水準と言われる我が国におけるブロードバンド環境、いつでもどこでもだれとでもというユビキタスネット技術の確立が、地域の医療、福祉、防災など、行政関連のみならず、産業、農業、観光など、幅広い分野において、地域の特色、創意工夫に基づいて十二分に発揮されることにより、諸課題克服の大きな一助として期待が高まっております。総務省では、地域ICT利活用モデル構築事業の推進に力を入れてきましたが、地域ICT利活用モデル構築事業とは、地域経済の活性化への対応等、地域が抱えるそれぞれの課題について、ICTの利活用を通じて、その解決を促進するためのモデル的取り組みを市町村等に委託して実施することにより、地域のユビキタスネット化などの促進を図ることを目的とした事業であります。今後は、こうしたICT利活用の成功モデル、成功事例を全国各地域に本格的に普及、展開させていくことが次のステップとされております。本年4月、IT戦略本部において、デジタル新時代に向けた新たな戦略、3カ年緊急プランにおいても、地域活性化に大きな効果が期待されるユビキタス技術の実用化に向けた取り組みとして、ユビキタスタウン構想の推進を集中的に実施することとされたところであります。いよいよICT関連技術を集中的・効果的に活用して、地域住民が生活の利便性の向上、安心安全を実感できるまちづくり、ユビキタスタウンの全国展開を推進するため、各地域におけるICTの導入支援が本格的に始動したわけであります。 現在、案として発表されているICT利活用による地域活性化メニューの中で最もポピュラーなものは、何といっても児童見守りシステムであろうと思います。その活用内容も、単に関係機関が情報を共有するというものから、電子タグを活用した登下校時の個別情報発信型、またGPS機能を活用した位置情報まで提供できるシステムや、さらにはGPSプラス防犯ブザー機能まで付加し、児童が何らかの危険を察知した場合に、ブザーを押すことにより、自動的に緊急通報が警察や自宅など関係機関へ、現在地の位置情報とともに発信されるというものまであります。こうしたシステムは、確立すれば、ほぼそのまま高齢者見守りシステムや被災者支援システムとしても活用でき、この汎用性はICTの利点の1つでもあります。また、本市においても、近年、特に有害鳥獣被害が深刻になってきておりますが、ICTを活用した鳥獣被害対策システムは、農作物に有害鳥獣が近づくと自動的にその情報が配信され、効率的な駆除が可能となり、見回りの費用や労力の削減に寄与するものと期待されております。さらに、遠隔医療システムは、例えば医師と高齢者等の間で日々の健康管理、健康相談が可能となることにより、慢性期疾患、生活習慣病などを初めとした病状の悪化防止、健康の改善が期待できるとともに、診療所などにおいても遠隔地の中核病院、専門病院からリアルタイムでアドバイスが受けられること等により、医療サービスの向上が図られるものと期待されております。ともあれ、ICTを利活用する上で、本周南市において最も優位性は何といってもCATV網がこの広い市内全域に整備されていることであります。本市においても、こうした優位性を最大限に生かし、具体的に利活用について研究、検討すべき時期に来ているのではないかと考えるものでありますが、市長の基本的なスタンスについてお伺いをいたします。 大きく2点について、御答弁のほど、何とぞよろしくお願いを申し上げます。   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 金井議員から、大きく2つ御質問を賜りましたので、お答えしたいと思います。まず、生活排水対策につきまして、2点に分けまして御質問がございまして、1つは公共下水道についての下水道処理施設整備計画の方向性、もう一つは汚水のリサイクルの進捗状況ということだと思いますので、お答えします。 本市の公共下水道事業は、昭和21年、戦後すぐスタートしていますから、もう64年たっているわけでございまして、おかげさまで20年度末の普及率は84.3%、もちろんこれは県内トップでございます。そういうことで、非常に先進的にやってきた分だけ、実は古くなっていると。60年はもちませんね、水場でございますから。そういうことで、トップクラスの普及率は、逆に言えば、これからやらなきゃいけないことが実は山のようにあるということでございます。そういうことで、浄化センターの再構築、合流改善、施設の統廃合など、組織も入れて上下水道を一体化するかどうかも含めまして、これからやることは実は山のようにございまして、またそれに対する投資金額は一説による250億円、場合によると400億円と言われております。特に、先般も豪雨の中で駅前の状況、先ほど長谷川議員からもございましたけども、そういう面を含めて、かなり焦って急いでやらなきゃいけないという状況であるのは事実です。 そういうことで、リサイクルの推進ということでございますが、汚水処理を行うときには、浄化センターからは汚泥と処理水が発生しますけども、このうち汚泥は100%再資源化を図っておりまして、肥料とかセメントの原材料になっております。片方、処理水でございますけども、本年度は再生水として利用する実用化試験が徳山東部浄化センターで実施されておりまして、工業用水などの持続可能な代替水源としての利用可能性が高く、リサイクル化が進むものと。これは国からもたしか1.6億円ですか、ちょうだいしまして、調査に入り、いずれ東部のセンターにそれなりのプラント的なものも立ち上がっていくと思います。これは、特に海水半分、例の汚水といいますか、処理水半分という形で、工業地帯、コンビナートにおける冷却水への活用を図ることで、その分、水道水等を使う量が減りますから、全体的には非常に効率的な水の使い方ができるということで、これは全国でも私どもが最初でございますので、しっかりやらせてもらいたいと。非常に水の戦略的な見方を、これは国からの御指導もございますし、やりたいと思っておりますので、これから注目していただければと思っております。 それから、公共下水道区域の見直しでございますけども、この計画区域は汚水処理施設整備構想に基づきまして、整備方法とか整備計画区域の方針を定めております。というのも、議員もおっしゃったように、今、人口の減少期、平成17年からもう既に始まっておりまして、これは全国的な話でございますけども、私どもも地域によっては人口がふえている地域と、逆に激減している地域がございまして、今回、下水道の対象地域というのはどちらかというと人口が減少地域に多く見られるということが1つの問題点でございまして、そういうことで整備方法の従来型の方法から、議員おっしゃったように効率化といいますか、汚水処理整備につきましても考えをきちっとしていきたいと思っておりまして、国もこれは国土交通省、農林水産省、環境省で、平成19年度に人口減少等の社会情勢の変化を踏まえた構想の見直しの推進についてという国からの通知が来ました。その中で、事業規模の見直しを図りなさい、それから効率化に向けた整備方法の選定をしなさいということで、従来型の基本構想の主たる見直しを周知徹底するような指示が来ております。そういうことで、私どもとしましても、人口減少期に突入し、特にそれの高齢化も含めて激しい地域が北部5地域、これは大道理、大向、長穂、須金、中須の5地域の連合自治会長様から、さらに御一緒に地域の代表者の皆様から、北部地域農業集落排水事業を求める要望書をいただきました。これ昨年の11月でございますけども、これは大変にその地域の切実な問題として私どもとしても認識しておりますし、集合処理である農業集落排水事業では多大な経費を要するということで、個別処理である浄化槽の推進も含め、その整備方法につきまして今鋭意検討を進めております。本年度のまちづくりの大きな柱としての環境立の1つのバックグラウンドといいますか、非常に強く注目しているところでございます。 個別処理によって事業推進を図っていきたいというのが、私どもの気持ちでございます。そういうことで、これは今後、浄化槽の整備を促進することによって、早期に水洗化の100%を図りたいという強い気持ちのもとに、ただ、そうするときに、今のままでしたら個人の皆様への非常に負担が大きくなりますので、私どもとしましては条件整備の推進ということで、抜本的に1つは集合処理であります下水道計画区域で実施されています融資のあっせん、それから補助率の拡充、特に利子補給制度の拡大適用などを、また後ほどかなり具体的な話ができると思いますので、御説明申し上げますけども、設置促進施策を検討を今しているところでございます。そういうことで、これならいいよと、やろうじゃないかというお気持ちになっていただくように、その結果、市内全域の水洗化100%実現したいと思っております。こういうことで、中山間エリアを中心にした水洗化の100%と、逆に既にあるけども古くなったところの再構築という、これは下水道はこれから本当ににとって、私が見た限り最も、投資という言葉は悪いんですけども、お金がかかる、しかも目立たない分野なんですね。だけど、これはどうしてもやらなきゃいけないということで、これからますます皆様も御関心を強く持っていただければありがたいと思っております。そういうことで、現在、浄化槽に関する精緻なる調査を、これちょうどいいことに生活排水浄化対策基礎資料調査事業ということで、緊急雇用創出事業の一環としてやらせていただくことで動き出しております。この調査結果をもとに、汚水処理施設整備構想のレビューといいますか、見直しというんですか、の基礎資料にしたいということで、この基礎資料をもちまして、早期の水洗化実現を目指したいと。基本は、議員もおっしゃいましたように、効率的な整備を住民の皆様の御理解を賜りながらやる、その環境整備も図っていきたいということでございますので、よろしくお願い申し上げます。 それから、もう一つ、これまた大きな問題で、私は電子立と言っているんですけども、ICT、ICTというのはまたITからICT、どう違うんだと言われますけども、これはインフォメーションのI、コミュニティのC、Tはテクノロジーですか、ちょっと違っているかもわかりませんけど、いずれにしろそういうことでICTと、情報地域社会づくりですかね、何というのか、地域、ICTと言っていますけども、ところがこれ山口県というのはこういうのが全くやる気がないんですよね。これ一番すごいのは九州なんです。やっぱりITアイランドとか言っていまして、42カ所ほどモデル地域が手を挙げているんです、やっているんですよ、もう既にかなり。42カ所のうち10カ所、10のが手を挙げているのはやっぱり九州なんですよ、進んでいるんですね。東北も多いですね。ところが、残念ながら、中国地方は1割の4つですけども、これも島根県は頑張っているんですけど、やっぱりだからリーダーシップなんでしょうな。リーダーシップがこういうものについてきちっと持てれば手を挙げていいんですけども、山口県はゼロです。ぜひとも周南が手を挙げて、モデル地区になってもらいたい。非常に広範にわたりまして、議員おっしゃったように、児童の見守りもありますし、観光関係、それから今回の被災者関係とか防災関係のシステム、高齢者の見守りとか、農作物の我々いつも今問題になっていますけども鳥獣被害対策、遠隔医療と、42種類全部違っているんですよ。これを勉強するだけでも相当中身の深い、子育ての支援システムとか、それからさらには介護サービスから国産材、木ですね、あらゆる分野について、皆さんそれなりに町とかが頑張ってやっていらっしゃるのが42カ所もあるわけですから、またその辺は手を挙げさせていただきながら、皆さんに御報告申し上げたいと思いますけども、後進県そのものですね、これは。だから、お子さんの学力が、最近、教育長なんかのおかげで、どんと戻ってきてよくなったんですけども、まだ大人のほうがこういうところについての勉強が足らないということを改めて感じるところでございます。しっかりやらせてもらいたいと思っております。 そういうことで、この町はそれなりに防災情報とか行政情報の配信等は、御存じのように、周南メールサービス、これ基礎ができておりますから、まだ5,000人ぐらいでしたかね、加入者は、これをどんどんふやすことによって、もっと、一番手軽ですから、携帯電話でやれるのがですね。そういうことで、周南マップ等も追加して、いろんな例えばAEDがどこに置いてあるかというのがすぐ瞬間的に出るようにしたいと思っております。そういうことで、ICTの利活用の高度化につきましては、ぜひとも議員諸氏の御理解も賜りながら、やっぱり非常に効率化のいいものです。 ただ、導入のとき注意しなきゃいけないのは、往々にしてこの業界は、言葉は品が悪いんですけども、やらずぶったくりなんです。チェックできないんですよ。非常に高いものを知らないうちに買わされているということで、私ども、少し私もわかるので、皆さんと一緒に適正価格で入れるならいいということで、しっかりやらせていただきたいと思っております。そういうことで、導入に際しましては、常に費用対効果をしっかりチェックしながらやらせてもらいたいということで、私としては具体的にどれから入ったらいいのかと思いますけども、やっぱり安心安全にかかわることから入るのが筋かなと思っております。これ皆さんとまた御相談しながら、手を挙げるときの項目として、皆さんと御一緒に考えていって、早い時期に手を挙げさせていただきたいと思っております。そういうことで、ICTシステム、電子立というのが正しいかどうかわかりませんけども、観光、環境立、それから中山間部の再生戦略を含めまして、そのツールとして、手段としてぜひとも活用したいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。以上です。 ◆16番(金井光男議員) 大変前向きな御答弁をいただきました。何点か確認をさせていただきたいんですが、まず生活排水のほう、これは壇上でも申し上げたんですけども、御答弁にもありましたとおり、大変な大きな財政負担があると。しかしながら、生活水準、また地域の環境ということを考えると、財政負担で進捗がスローになるようではまたいかがなものかということもありますもので、そういう意味でちょっと整理をさせていただく意味で今回取り上げたんですが、今言いましたように、まず下水道でいうと、これが一番大きな器として汚水処理を担っていただいているんですが、普及率が上がれば上がるほどランニングコストは当然ながらかかってくるということで、理想を言えば、なるべく近いところで最終処理をしてあげるのが、災害時とかいろんなことを考えるとと思うんですが、ただ効率ということを考えると、一定の今ある中でもこれはすぐつぶすとかという意味じゃないんですが、更新時期に合わせて整理統合もしていく必要があるんじゃないかと。今までいくと、このエリア、市内のエリアは当然公共下水道、山間部、海の辺に行ったら集落排水、農業であったり漁業であったり、集落排水、うちの場合、特別環境、特環と言われる部分と、熊毛地域では流域と、いろんな手法が、やることは一緒なんですけど、手法が違っていますよね。今までは、それぞれでワンパッケージで処理も当然、要するに完結型としてワンパッケージで整備をしてきたと思うんですが、どうなんでしょうか、今後、地域が広がってくるにつれて、旧、昔つくって、新しくつくって、それぞれにそれぞれ立派な施設があってというよりは、ちょっと整理統合、次の更新時期にはできるんじゃないかという気がするんですが、その辺の整備計画というのがあるのかどうか、ちょっと確認をさせていただきたいんですが。
    環境下水道部長(住田英昭君) 将来的な整備計画といいますか、統廃合を含めたということでございますけれども、基本的にまだそこまで詰めた検討はしておりません。現有施設をいかに有効に使って、経費を節減しながら続けていくかということで、先ほどの普及率が84.7%ということで、かなり高いということは、整備の時期から管理運営、維持管理の時代に入ってきたということだと思っています。その中には、当然、更新ということも考えないといけない。今言われた再構築、統廃合というさまざまな課題を抱えておりますけれども、現在のところ、具体的に何年にどういうふうにしていくということは、今のところはまだ計画を定めておりません。 ◆16番(金井光男議員) ぜひ、この辺もあわせて、計画の見直しをさっき御答弁でされるということですので、まさにおっしゃったとおり、公共下水道は普及から今度は維持管理に入ってきたと。じゃ、残ったエリアのほうが広いわけですよね。戸数はともかくとして、広いエリアが残っているわけです。普及率が高いということは、イコールこれから1%管を延ばすというのは大変な、普及率を1%上げるためには相当の管渠の長さになると。この投資を考えたら、先ほど、後先になるかもしれませんが、これからの残ったエリアというのはやはり私は単独処理型、いわゆる浄化槽、この辺が担っていくというのがコストの面から見てもごく当然というか、自然な流れだろうと思っております。その意味では、そういう方向にシフトをしていくということで御答弁があったんですが、その中で今回もPRをしていただいていますね。9月1日、これ非常に説得力のあるPRを載せていただいているんですよね。浄化槽は小さな浄化センターだと、先ほども言いましたけど、90%以上のきれいな水に還元できるという、ここがちょっとPRの中で、ともするとごちゃごちゃになっている節があるんですね。いわゆる、だから単独浄化槽と合併処理浄化槽、単独というのは当然トイレだけのことですね。合併処理浄化槽というのは、当然おふろの水も台所の水も一緒に処理をしましょうという、実はトイレ以上に生活排水が、東京湾なんかの数字を見ると、生活排水がかなり汚濁物質を占めているということを考えると、これは当然合併浄化槽、これは法律も17年に変わって、合併処理浄化槽しかつけられなくなったわけですが、事実上、この辺の誤解が少しあるような気がするんですね。 だから、そこまでの性能があるということが、単独浄化槽のイメージでいくと、そこまできれいになるというふうな認識とかということがどこか誤解をされている部分もあるんじゃないかなと、そういうPRも必要なんじゃないかなと思っていたときに、今回のお知らせの文は非常に説得力がある。「例えば」と書いてあるんですけど、例えば魚が生きる川にするためには、カップラーメン1杯の汁でも浴槽1杯分300リットルの水が希釈しないと、要するに薄めないと、魚が住める川の水にならないよと。もっと言えば、てんぷら鍋1杯の油にすると浴槽330杯分というような、非常にわかりやすい表現で書いてあるんです。余り油をそのままじゃっと流す方はいないとは思うんですが、ラーメンの汁はちょっとどきっとする部分があるんですが、こういうことがかなり閉鎖性水域の近くとかというのは、特に閉鎖性水域だから、沼とか湖とかダムとか、随時流れているというよりは閉鎖的な環境の中に流れ込むということになると、かなりのそこの水質に負担がかかってくるだろうと思うんですね。そういう意味では、そういう誤解を解くという意味でも、こういうPRを今回非常に遠慮がちに出されておりますが、もうちょっと具体的にPRする必要があるんじゃないかなという気がするんですが、その辺はどうでしょうか。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) 今おっしゃるとおりでして、昔の単独の部分はし尿だけですので、かなり浄化処理といいますか、それが悪いということがイメージが残っていらっしゃる方が多いようで、現状の合併処理浄化槽におきましては、先ほどBOD言われましたけれども、90%が取り除かれて、10分の1以下になってしまうという、普通の浄化槽とほぼ変わらない性能を持っているというのが現状でございます。その中でも、高度処理とか、いろんなタイプはございますけれども、一般的にはそういう形で、浄化槽とほぼ同じ機能を持っているというのが実情でございます。それのPRでございますけれども、やはりそういうちょっと昔の感覚といいますか、昔はそうであったというイメージがありますことから、現状の合併処理浄化槽の性能について余り深く理解をされていない市民の方も多々いらっしゃるんじゃないかと思いますので、こういったことにつきましては、私ども、先ほど市長が申しましたけれども、浄化槽の推進に当たっての補助率のかさ上げ、あるいは制度の拡充におきまして、あわせまして市民の皆様方へ説明をする機会を多分とらないといけないと思っておりますので、そのときにそういったPRも兼ねて、積極的に行っていきたいと思っております。 ◆16番(金井光男議員) さっき条件整備というふうに私申し上げさせていただいたんですが、やっぱり高いハードルになっているというのは自己負担という部分だろうと思うんですね。先ほどの御答弁で、もうちょっと教えてほしいんですが、融資制度という部分がありますが、これは例えば下水道か上水だと、設置するときにお金をどんとまとめてというのは大変だから、お借りをして、家の中の整備を、個人負担の分の整備をお借りをして整備するというような、たしか制度があると思うんですね。ただ、合併浄化槽にはそれがないと思うんですよね。だから、そういうことも想定されての融資制度なのか、全く別の考え方の融資制度なのか。 それと、もう一点は、今、少なくとも環境省、きょう現在の大臣はまだ斉藤大臣だと思うんですが、環境省は今、整備促進に当たって、今まで3分の1でしたね、県も3分の1、これを2分の1に国が引き上げたいということで、今るる調整をしてずっときました。これが新政権でどうなるかというのは不透明な部分があるんですが、そもそも上からのお金もさることながら、実際、設置者の皆さんにもうちょっと手厚くというんですか、もうちょっとハードルを低くしてあげるようなことも考えての融資制度であったり、補助であったりということをお考えなのかどうか、そこをもうちょっとわかりやすく教えていただけますかね。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) 融資制度につきましては、現在、公共下水道、あるいは農業集落排水におきましては、あっせんと利子補給という制度を持っております。それと全く同じ制度を合併処理の設置に対して行おうというのがまず1点でございます。それから、現行の補助率でございます。例えて言いますと、例えばですけれども、高度処理の5人槽あれば44万4,000円が補助金として市民のほうに参ります。全体的には多分100万円近い工事費等がかかると思いますけれども、そういう形で現行はかなり本人の負担が高いということが事情がございます。この個人の負担をできるだけ小さくしようということで、今考えているところでありまして、その割合につきましては、全体の予算というのがございますので、その中で幾ら一般財源使えるかということの枠があります。かなり引き上げようとは思っておりますけれども、今この段階で幾らにしますというのは言いにくいところがございますけれども、かなり積極的に対応したいという思いは持っております。以上でございます。 ◆16番(金井光男議員) わかりました。財政面ではかなりハードルが低くなると思うんですが、もう一点、先ほども言いましたけども、今は公共下水の整備区域がありますよ、それは色がついた図面もホームページにも出されています。それ以外何もないところは全部合併処理浄化槽の区域だよというふうにしているんですが、戦略的に集中的に一気に上げていこうと思ったら、逆にエリアも、例えば先ほども言いました、ここは閉鎖性水域に流れ込むところの処理だから、この地域は人口は少ないけども、要するに優先的に整備を促進していこうとか、一定の集落があるから、ここはやっていこうとか、もうちょっとアバウトにほかは全部そうだよというよりは、その中でもさらに優先順位をつけて、そこにそれこそその地域に直接ひざ詰めで話して進めていくぐらいの、何かもうちょっと具体的に集約した形での取り組みということも一方で必要じゃないかなという気がするんですが、そういったお考えはどうでしょうか。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) ことしでございますけれども、汚水処理施設整備構想というのが見直しの時期に来ております。来年から5年間の計画をつくるという時期でございまして、こういう形で水洗化を進めるためにはどうしたらいいかというのを知恵を絞りながら、市長とともに検討しながら、今申し上げた方針が決まったということでございます。なお、合併処理浄化槽について、補助金の対象となりますのは、もう御存じと思いますけれども、集合処理の範囲外ということになります。ただ、今申されましたように、集合処理という形で計画をされている区域につきましても、かなりまだ残ったところがございます。それを今からどうするかというのが非常に大きな課題でございまして、それにつきましてもできれば、今から内部で調整をする必要がございますけれども、補助率等の確定ができましたら、いわゆる集合から個別への移行ということで、きちんと地元に入って説明をして、理解をしていただいた上で、計画の見直しなりをお願いする場合があろうかと思います。ただ、今の段階ではその方向性が少しまだ決まっておりませんので、今後の来年度に向けた計画の中で再度詰めていきたいというふうに思っております。 ◆16番(金井光男議員) そうすると、先ほど緊急雇用の分を使って調査をされているというのがありましたが、そういった調査、例えば今まで計画区域だから、浄化槽も補助がないからつけないでずっと我慢してきた、もう20年もたつ、そういうところもあると思うんですね。そういうところに対しても調査の対象になっているんでしょうか、そういう今の。だから、今どんな調査をしているかを教えてくれればいいと思うんですが。 ◎環境下水道部長(住田英昭君) 調査につきましては、計画区域外の地域に限って調査をしております。ですから、先ほど出ましたけども、北部5地域というのがその対象になっていると思います。内容につきましては、合併浄化槽の意向なり、まず現状の状況、現状はどうしているのかと、し尿処理なのか、自分で既につけられておられるのかということですね。実態調査を含めて、あるいは仮に敷地面積というか、床面積等がかなり該当しますので、おおむねを教えていただくとかという形もアンケートの中に入っていようかと思います。 ◆16番(金井光男議員) わかりました。そうしたら、今言った地域も当然移行というんですか、計画の中に入っているけど、ちょっと今回、先ほど市長の答弁にあった人口減少とかいろんな形で、数十年前はかなり密集していたけども、大分まばらになってきたとかという地域もあろうかと思うんですね。そういうところはそういうところできちっとした意見を集約する必要というのは当然あるので、それは当然やられるであろうと思いますので、よろしくお願いします。 それと、後先になりますけども、リサイクル、今、工業用水に、これはどうなんでしょうか、ストレートに聞くと売れるものなんでしょうか。ただで差し上げるようなことになるのか、売れるとうれしいなと思うんですが。 ◎副市長(住田宗士君) 今の水の再生利用の話でございますが、基本的には今無料ということは考えられないと思います。幾らかの対価をいただいて、そして回すというふうな状況になろうかと思います。 ◆16番(金井光男議員) ありがとうございます。わかりました。ただ、この地域は水がちょっと不足してくると、すぐ工業用水で調整をしていただいて、我々家庭生活に影響がないようにということで、ほとんどそこの時点で調整をしてくださっているという現実もあるもんですから、余り無茶は言えないんですが、これがやっぱり少しでもきちっと幾らかでも収入になるということは非常に喜ばしいことと思います。そういう意味から、浄化槽を推進するという方向で、力強い推進をしていくという御答弁をいただきました。るる申し上げたような懸案事項も加味していただきながら、ぜひ推進をよろしくお願いをいたします。 それで、2番目にいきます。ICTの利活用のほうなんですが、これは以前、市長とITのことでやったときに、私は耳朶に残っているんですが、この分野は2番手がいいんだよということをおっしゃっていました。要するに、確かに設備投資を過大な投資をしてというのは、1年前とまた今回の事例、今おっしゃったような事例が北は北海道から南は沖縄まであるわけですね。そういう中で、1年前とことしじゃ、多分コストも全然違ってきていると思うんですね。そういう意味で、それがあって確かに先頭を走るよりは、いろんな事例を集約して、周南に合った形で導入するというのがベストであろうというのは、そのときも含めて私もそれは同感でございます。その意味で、今言った事例だけで42カ所ぐらい、地域もさまざまで、やっているやつも1次産業から、防災とか福祉とかというのは当然なんですが、1次産業から中小企業支援から、かなり幅広い分野で42カ所で、ことしまだふえると思うんですが、しかも先ほども言いました子供見守り事業、これが実は事例としては、これは1個の事例なんですが、1個の事例というか、一くくりなんですよね。子供見守り事業ということで、42カ所の中に1つだけの項目なんですが、その中で事例は物すごいあって、これは一部を出したんですが、これ全部出したら126ページぐらいになるので、全部は出さないで、一部欲しいところだけ出したんですが、子供見守り事業だけで120ページにわたって出てくるような、これはインターネットでこういう事例があるよというのは配信しているんですが、物すごいあるんです。さっきも言いましたように、今、周南でもやっていますよね、不審者情報とか。ああいう情報を共有する形の入り口のものから、さっきも言いました、昔、ブザーがありましたよね、ビーと鳴るブザーと同じ機能がついていて、子供が、昔はビーと音がするだけで、だれも気づかなかったら終わりだったんですが、それがちゃんと警察なり、例えばの防災なり、学校なり、保護者なりに、希望するところ、たしか事例では5カ所ぐらい設定ができると書いてありましたけど、これに通知が行くと、何らかの対策ができると。そういうことを考えると、これだけの事例があるわけですから、前に市長が言った2番手がいいと、その中でいいものをとるという、コストも安くなったころという意味では、壇上でも申し上げました、すぐどうこうというんじゃない、そろそろ調査、研究する段階に、こういうのを精査する段階にあるのではなかろうかというちょっと問いかけなんですが、これは多分市長にまずその辺のことを確認をさせていただければと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) 議員おっしゃるとおり、そのとおりなんですね。2番手じゃなくて、43番手になっちゃいましたけども、非常に先進の各全国での市長は頑張っています。そういうことで、我々もこの中で2番手といいますか、43番手といいますか、しっかりしたものをやっていきたいということで、今回も危機管理の議会でございます。そういうことになれば、そういう面も含めて、何でも新しいこと、1番がいいとは限りません、この分野はですね。特に、非常に費用がかかるものでございますから、しかも地域の皆さんも結構専門家がいらっしゃるんですよね。そういう方と御一緒に、システム構築とか、知恵を出し合っていきたいと思っております。以上です。 ◆16番(金井光男議員) 今言いました、一番ICT利活用でモデル事業が多いのが子供見守り事業ということなんですが、山口はおくれているという話がありますけど、当然その流れをくんでいるんだろうと思うんですが、教育委員会としてはどうなんでしょうか、こういったものを研究してみようというようなスタンスがあるのかどうか。というのは、私の地域も、桜木小校区ほどじゃないんですが、今宿の小学校区もかなり社会福祉協議会を中心に、それこそ団塊の世代の皆さんがしっかり見守りサポート活動を展開してくださっております。もちろん、それこそぬくもりのあるというんですか、そういう人的な温かい見守り、これが理想だろうと思うんです。例えば、だから機械警備にしたから、人的なそういうものは要らないよということでは決してないわけで、あくまでも先ほど市長の御答弁にもあったと思うんです、安心安全を補完するツールとしてという意味で、かなりうちの場合でいけば、高齢化も進んでいて、これ何十年も続けられないよという声もお聞きをしております。そういう意味では、そういう皆さんの補完する勢力として、そういったような取り組み、負担を軽減するという意味合いでの、だから余り高度ながちがちのものは要らないかなと、周南においてはですね。そういう意味では、補完する程度のもので、ちょっとでも使ったら、いろんな意味で安心安全が広がるという側面もあるので、教育委員会としてはこの辺はどうなんですか、今後、課題として取り上げていける方向なのかどうか、ちょっと確認をさせてください。 ◎教育部長(原田光広君) お答えいたします。子供たちに対する地域の見守り、大変教育委員会としては感謝しているところでございます。今ありましたICTの利用環境というのが非常に変化しております。御意見のように、子供たちの安全確認等も含めまして、現在、いろんなシステムが開発されているというのは承知をしております。今後、専門家等の御意見を聞く中で、教育委員会としても全市的に対応について研究してみたいというふうに思っております。 ◆16番(金井光男議員) これは個々の事例もいろいろ書きましたけども、別に個々のそのまますぐどうこうという話ではなくて、趣旨としては、今言ったようなことというのは当然今度は福祉の関係の高齢者の見守りシステム、全く同じシステムで多分できると思うんですね。そういう意味じゃ、被災者の情報も、また被災場所からの情報、そういったものもあわせて、ほとんど同じような、1回アンテナなり整備をしたら、ほとんどそういうことにも広く活用できると。今言った鳥獣被害なんかも、ちょっと工夫すればできるんじゃないかという可能性の広さというんですか、汎用性の広さみたいなことがかなり利点かなと思うんですね。そろそろちょっと腰を上げて研究してくださいよという意味はといったら、私なりの解釈でいくと、いわゆる地デジに切りかわるという、地上デジタル、今はさっきも市長がおっしゃったように、情報、私も不審者情報とか、の周南メールをいただいています。メールで今は情報をいただける時代になりました。これもすごいことです。ただ、例えば被災者情報とかということになると、果たして要援護者の皆さんがメールでどうかなということもあります。 今度は、地デジになったときには、メールから今度はテレビに媒体が移行できる可能性があるわけですね。だから、タッチパネルのテレビとか、どんどんその辺も地デジに切りかわるころまでに相当技術開発もされてくるだろうと思います。そういう意味では、その中で既に周南の場合はCATV網が網羅されております。実際、埼玉県の蕨というところは蕨ケーブルテレビジョンが、やっている実施主体は児童見守り協議会という任意の団体なんですが、使っているものはケーブルテレビジョンのエリアを使っていて、それに関連機関として、PTAの連合会であったり、とだわらび青年会議所、これは多分青年会議所が戸田と蕨と合同なんだろうと思うんですが、そこの会議所との教育委員会、こういうところが参加機関として、子供見守り事業というのを展開しているわけですね。そういうことからすると、我がの優位性というのは本当にCATV網がしっかりあるという、これは民間団体、民間企業ですので、がどこまでどうできるのかは別にして、CATVの側からしても新たな戦略、事業展開として、非常にこれは有力なものだろうと。としても出資している以上、これを有効に活用しない手はないということからすると、かなり具体的に事業展開が可能な分野がたくさん出てくるんじゃないかなということで、そろそろ取り組まれて、ちょうど地デジにまるきり移行するころには、地デジのいわゆるツーウエーの一方通行じゃない情報のやりとりができる地デジを活用した安心安全のシステムの構築、ただ遠隔地で医者不足でというところでも、いながらにしてお医者さんと、また看護師さんと直接顔色を見ながらやりとりができるというようなことも、これは実際、そういうところをやっているところもあるぐらいですので、そういうことを想定して、今回ちょっとそろそろしっかりこういう事例がここまで煮詰まってきたので、少しよって、周南としてはこの分野、医療の分野がこうだから、中山間部医療をこういうのを確立しようとか、そういった組み立てをそろそろぜひお願いしたいなということで取り上げさせていただいたんですが、総括的に市長のほうで、今の私の意見に対して御答弁があればお願いをいたします。 ◎市長(島津幸男君) 今回の豪雨のときも、何回も申し上げますけど、NHKとかKRY、いろんな出たんですね。ただ、市内の桜南団地がどうのこうのって出せないんですよ。だから、それができるのはやっぱりCATVなんです。今回、CATVさんには、私どもも悪いんですけども、一番肝心なときに全然そういう被害情報も含めて出れないシステムになっていますね。だから、まさに議員おっしゃるように、こういうまさに辛い経験があったわけですから、今度はいわゆる土砂崩れが起きそうだ、この地区は逃げろとかというのも、広報車でぐるぐる回るよりもテレビでどんとCATVでやれるわけですから、皆さんテレビをつけてくださいということで、ただし商用電源が切れたら終わりですから、そのときは形態をどうするかは別にして、ともかく一般的にはテレビ、CATVで全部連絡できるようにしたいというのは同じ気持ちでおります。どうぞよろしくまたお願い申し上げます。 ○議長(福田文治議員) 以上で、金井光男議員の一般質問を終わります。────────────────────────────── ○議長(福田文治議員) お諮りいたします。本日の会議は延会したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(福田文治議員) 御異議なしと認めます。本日の会議は延会することに決定いたしました。次の本会議は9月15日午前9時30分から開きます。 なお、この後、議会運営委員会が第3会議室で開催されます。委員の方はお集まりください。 本日はこれをもって延会いたします。お疲れさまでした。   午後 4時25分延会 ──────────────────────────────地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。                周南市議会議長    福   田   文   治                周南市議会副議長   岸   村   敬   士                周南市議会議員    清   水   芳   将                周南市議会議員    炭   村   信   義...