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03月07日-05号

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  1. 周南市議会 2008-03-07
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    平成 20年 3月 第1回定例会平成20年第1回市議会定例会議事日程第5号  平成20年3月7日(金曜日)──────────────────────────────議事日程第5号  平成20年3月7日(金曜日)午前9時30分開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問──────────────────────────────本日の会議に付した事件      会議録署名議員の指名      一般質問       ・小 林 雄 二 議員       ・反 田 和 夫 議員       ・吉 平 龍 司 議員       ・伴   凱 友 議員       ・金 井 光 男 議員       ・久 保 忠 雄 議員       ・高 松 勇 雄 議員──────────────────────────────出席議員(34名)       1番  中 村 富美子 議員      18番  阿 砂 美佐男 議員       2番  青 木 義 雄 議員      19番  森 重 幸 子 議員       3番  長谷川 和 美 議員      20番  反 田 和 夫 議員       4番  伴   凱 友 議員      21番  立 石   修 議員       5番  炭 村 信 義 議員      22番  米 沢 痴 達 議員       6番  高 松 勇 雄 議員      23番  形 岡   瑛 議員       7番  田 中 和 末 議員      24番  福 田 文 治 議員       8番  金 井 光 男 議員      25番  兼 重   元 議員       9番  清 水 芳 将 議員      26番  田 村 勇 一 議員      10番  坂 本 心 次 議員      27番  藤 井 一 宇 議員      11番  藤 井 直 子 議員      28番  久 保 忠 雄 議員      12番  長 嶺 敏 昭 議員      29番  橋 本 誠 士 議員      13番  中津井   求 議員      30番  西 林 幸 博 議員      14番  藤 井 啓 司 議員      31番  小 林 雄 二 議員      15番  岸 村 敬 士 議員      32番  吉 平 龍 司 議員      16番  友 田 秀 明 議員      33番  尾 﨑 隆 則 議員      17番  西 田 宏 三 議員      34番  古 谷 幸 男 議員説明のため出席した者      市長             島 津 幸 男 君      副市長            住 田 宗 士 君      教育長            坂 本 昌 穗 君      監査委員           原 田 雅 史 君      水道事業管理者        松 原 忠 男 君      総合政策部長         山 下 敏 彦 君      財政部長           磯 部 恒 明 君      総務部長           宮 川 八 州 志 君      環境生活部長         峯 重 博 君      健康福祉部長         原 田 光 広 君      福祉事務所長         守 田 健 一 君      経済部長           青 木 龍 一 君      建設部長           中 村 司 君      都市開発部長         平 田 定 信 君      下水道部長          片 山 正 美 君      競艇事業部長         村 上 宏 君      会計管理者          土 井 公 夫 君      消防長            山 本 恭 正 君      教育次長           福 嶋 崇 男 君      水道局次長          重 永 武 千 代 君      新南陽総合支所長       近 森 進 君      熊毛総合支所長        木 谷 教 造 君      鹿野総合支所長        神 田 宝 君      入札監理課検査監兼技監    河 島 和 良 君事務局職員出席者      局長             田中徹      次長             手山恒次      次長補佐           松田秀樹      議事調査係          有吉勝次      議事調査係          高階信幸      議事調査係          多嶋田浩一      議事調査係          福田剛士   午前 9時30分開議 ○議長(古谷幸男議員) おはようございます。これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。────────────────────────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ○議長(古谷幸男議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第74条の規定により、金井光男議員及び兼重 元議員を指名いたします。────────────────────────────── △日程第2一般質問 ○議長(古谷幸男議員) 日程第2、一般質問を行います。 質問順位第8番、小林雄二議員。   〔31番、小林雄二議員登壇〕(拍手) ◆31番(小林雄二議員) おはようございます。刷新クラブの小林雄二であります。このたびは大きく3項目と、そして施政方針についてお伺いをいたします。それでは、通告順に従いまして一般質問を行います。 まず、下水道整備についてであります。これは市街化区域の下水道の進捗状況と今後のメンテナンス上の課題についてお伺いをしたいというふうに思ってます。というのも、合併前、それぞれの下水道計画の手法の違いがあったとしても、合併後、全体計画として下水道の推進は快適な都市環境づくり、そしてまた環境保全、水質汚濁防止の観点からも推進していくことが喫緊の課題であることも事実であります。しかしながら、それぞれ合併した経緯もありまして、下水道計画の開始年度の違いや若干の方針の差異などにより、周南市全体で考えるに当たり整理していかなくてはならない課題やメンテナンス上の課題があるのではないかというふうに思うわけです。この件について、まず御見解をお伺いをしたいわけであります。 小さく2点目としては、調整区域内における下水道計画の方向性についてであります。基本的には、下水道計画は市街化区域ということで進んでまいりましたが、環境保全的側面において計画拡大の方針が提起されたというふうに思います。今後における、調整区域における計画の方向性についてはどうかお尋ねをいたします。 小さく3点目でありますが、毎年度当初には下水道計画の方向性を説明するなど、計画が地域に十分説明されているかについてであります。下水道計画に伴う各家庭のトイレ改修計画などは連動しており、とりわけ計画対象地域の住民にとっては、その情報は日常生活にとって欠くべからざるものでもあります。きめ細かな情報公開が住民サービスの充実につながるものであり、年度当初における地域への十分な説明を求めるものであります。 大きく2点目でありますが、透水性舗装についてであります。この透水性舗装については、快適都市環境づくりの一環でよいというふうには思っていますが、一部において舗装砂利等の剥離が見られます。今後の補修計画及び方向性についてどうか、お伺いをしたいわけであります。都市化が進み、アスファルト舗装面積が拡大するほど、雨水の地中への浸透が阻害をされ、都市型洪水、地下水の枯渇が推進される懸念があり、地球温暖化の元凶を断つ手段の一つとして、雨水の地中還元が注目されております。ヒートアイランド対策においては、人口排熱の低減や、これについて具体的にはすべての諸施策による省エネの推進、地表面被覆の改善、具体的には各種公共敷地表面の緑化、水路再生などによる水面積の拡大、都市形態の改善、具体的にはコンパクトな市街地形成を図り、環境負荷小さな都市の形成など。そして、また、ライフスタイルの改善、具体的にはヒートアイランド現象緩和普及等啓発活動の実施等々が考えられます。こういった意味で、このヒートアイランド対策として国政的なレベルでも問題となっている課題でありますが、今回はとりわけ地表面被覆の改善として、透水性舗装の現状回復と今後の方向性及び改修基本計画についてお伺いしたいわけであります。よろしく御答弁のほどお願いいたします。 大きく3点目でありますが、ひとり暮らし高齢者の見守りなど、小地域福祉活動についてであります。地域のつながりが希薄化している今日、見守りや生活支援をボランティアに頼るには荷が大き過ぎる気がします。学校区単位での行政による推進支援ネットワークづくりが必要ではないかということであります。県下においては、昭和61年より、小地域福祉活動に取り組んできたとの紹介がそれぞれの書物であります。しかしながら、現状、核家族化の増加や近隣同士の交流の希薄化に伴い、地域の中でのつながりが薄れてきているのも事実であり、ここをどうにかするために地域のつなぎ役が求められているといったような、いわゆる評論家的現状分析だけでは、ひとり暮らし高齢者の切実な課題にこたえることができないのではないかというふうにも思うわけであります。県において、地域住民によるひとり暮らし高齢者などの要介護者を地域住民で支え合うとともに、要援護者に必要な支援をコーディネートする仕組みづくりを支援する事業が展開されるようであります。地区社協、小中学校エリアでありますが、この単位での支援システム、総合支援システムづくりが周南市でも必要ではないかというふうに思うわけでありますが、いかがでしょうか。 次に、施政方針についてであります。先般、施政方針をお伺いをいたしましたが、施政方針において市長の周南再生戦略会議への思いといいますか、戦略会議の役割が大変重要というふうに受け取ることができましたが、今後、周南再生戦略会議に諮問するに当たっての基本的な考え方はどうか、お伺いをいたします。そしてまた、戦略会議より答申を受けて執行側としての検討はどういった組織あるいは場で行われるのかお伺いをいたします。そしてまた、この戦略会議の構成について、今後の方針であります。これについては、課題ごとに構成員が変わるのか、継続していくのか、公募型も念頭に入れられているのか。それについて、今後の方針についてお伺いをいたします。 そして、2点目でありますが、これについても再生戦略会議より、徳山駅及び周辺のグランドデザインが答申されましたが、徳山駅周辺整備事業の全体の計画はどういうような構想になっていくのか。及び平成21年度都市計画決定に向けてというふうにありますが、これに向けての具体的な動き、進捗についてはどうかをお伺いをいたします。 以上、施政方針も含めて、大きく4点について質問をいたします。よろしく御答弁のほどお願いいたします。   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 皆さん、おはようございます。小林議員から多方面の御質問いただきましたので、早速お答えしたいと思います。 まず、1番目の下水道の整備、これは利用者に大変、この町にとって大きな問題でございます。一つは、いまだ未整備地域の問題、それともう一つは中心、まさに市街地にあります雨水との混入問題といいますかね、これが実は非常に私としては頭の痛い、大変巨額な100億円単位の金がかかるのは目に見えてますんで、こういう下水道全体の大きな流れの中で、どうしてとらえていくのかというとらえ方で、ひとつきょうはお答えしたいと思います。結論からいいますと、上下水道、上水道と下水道の、特に下水道の企業化、上水道との一体化を視野に入れまして、決めてはおりません、視野に入れまして今年度っていいますか、平成20年度からこれのための検討委員会を立ち上げたいと思っております。この中で、議員おっしゃったような未整備のエリア、それからこの中心エリアにおいて、特に徳山地域がひどいんですけども、しかも近々、また新南陽地域も発生しますけども、施設の老朽化による、かなり防災上の問題とか衛生上非常に問題がある噴き出しとか、これから必ず起きてくるそういう問題に対して、中長期でどういう対策をとっていくのかというのも含めまして検討を4月以降早急に立ち上げたいと。また、この検討の途中におきましては、議会の皆様への御理解を賜るために何回か御報告したいと思っておりますので、またよろしくお願いします。 それではまず、喫緊の住民の皆様のレベルで、いまだ、まだ未整備の状況、どうなってるんだというお話でございますけども、全体的な中で言いますと、いまだ未整備地域が、これ人口で言いますと、そうはいっても5,596人ということで、人口の約4%はいまだ未整備地域だということでございます。特にエリアによりましては、熊毛地区、それから鹿野地区ですね。熊毛では約16%の人口比でいまだ未整備の地域がある。それから、鹿野地区は21%ということで、この辺がいろんな格差が生じているということは事実だと思います。ただ、残されたエリアっていうのは、はっきり申し上げますと非常に難しいエリアが多いと言いますね。これは議員も御理解のところの、非常に費用がかかるところとか、それからなかなか簡単にいかないところが残っているのも事実でございます。ただ、そうはいいましても、この数残ってるというのは、決してそれだけの理由ではないということで、計画的な下水道の整備が必要だということで、私どもとしましては、先ほど申し上げましたような、ちょっときちっとした方針のもとに進めていかなきゃいけないと思っておりますのでひとつ、また細かい話は後ほど下水道部長からお話申し上げますけども、そういう大きな流れの中で必ずや対応していきたいと。100%どうだとおっしゃるんですけども、昔、戦前でも、台湾は疫病がはやるために児玉源太郎大将以下が、何とか台湾は戦前でも100%ということで、マラリアを初めとした熱帯性の病気を撲滅したという、非常に我々の先人の強い意思を持った歴史もあります。だから、戦前の台湾よりも、今はっきりいうと、この周南おくれてると言っても過言ではないわけで、目標100%でございます。ただ、それへの道筋をいろいろまた御相談したいと思っておりますので、よろしくお願いします。 そういう中で、下水道整備に当たって予算、実は不確定な、単年度に、いわゆる年度初め等を含めて細かい、いわゆる地域に対する整備計画を御説明すべき、またこれは本当はすべきだと思うんですね、利用者に。ただ、今のところは予算が不確定なときに説明してできない。だけど、私はある程度大まかなレベルでお話を申し上げるというのは必要だと思っております。この辺はちょっと調整のお時間を賜りたいと。ただ、あんまり予算もできてないうちから確定的にお話して、話が違うじゃないかというのも困るわけでございまして、この辺ちょっと事務レベルでこの手法を、手法というと言葉が失礼なんですけども、対応の仕方をちょっと検討しますんで、しばらくお時間を賜りたいと思っております。 それから、2番目の大きな御質問でございますけども、いわゆる透水性の舗装、透水性の舗装というのは、アスファルト舗装の中には保水性、いわゆる水をばんとはじく、これは道路なんかの、普通の自動車道路なんかはそういうのがいいわけです。それに対して排水性の舗装とか、それから今議員おっしゃった透水性ですね、水を通すアスファルト舗装がありまして、これはただ非常に自然に優しい、ヒートアイランドとおっしゃいましたけども、そういう面では効果が高いもんですけど、ちょっと一般舗装に比べると値段が高いというのがあります。それから、老朽化した場合、この機能を確保するために、これ当たり前ですけど全面打ち直しをしなきゃいけないという、部分舗装がきかないというような問題もありますけども、それはそれとしまして、議員おっしゃったような大きな地球温暖化とかヒートアイランド構想に対して、こういう分野での拡大を私どももちょっと視野に入れて検討をしていきたいと思います。また、その節はいろんなお知恵を賜りたいと。私、先般、施政方針の中で申し上げましたけど、国体に向けてといいますか、花いっぱい運動をやりたいと。花はもちろん、木も入ってますから、そういうことでこういう御提案、非常にありがたい御提案だと思っておりますので、早急にまた検討させていただきまして、具体的な進行状況については改めて御報告を申し上げさせていただきたいと思っております。 3番目は、ひとり暮らしの高齢者の見守りなどについての地域における福祉活動といいますかね、具体的には行政によるこういう方の、皆さんに対する推進のネットワークづくりの、大きく言えばそういうお話だと思うんで、これについてのお答えをお話したいと思いますが、私は基本的に高齢化が進みますと、70の方が80、80の方が90、90の方が100とは申し上げませんけども、やっぱお互いに助け合わなきゃいけない。いわゆるセルフヘルプの次は共助といいますか、お互いに助け合うと。もちろんそれに対して扶助といいますか、行政も手を加えて助け合っていくという体制をつくらなきゃいけないと思いますし、そういう意味では我々も知恵を出すけども、皆さんも一緒になって知恵を出していただき、また汗をかいていくという体制をつくるのが基本だと思います。戦前の話で五人組とありまして、これはちょっと意味が違うかわかりませんけども、やっぱりお互いが、5人が大体いいみたいですね、5家族ぐらいが。助け合うというのは、システムがもしできればですけど、残念ながらひとり暮らしの方とか高齢でそれどころじゃないっていう方も実はふえてて、ちょっと状況が違ってます。ただ、まずは御近所同士で助け合うという体制をつくらないと、私はこの話は幾らやってもうまくいかないと思っております。ただ、そういう中で、議員は多分こういうことをおっしゃりたいと思うんですけど、補助的に行政がもっと手伝えばいいじゃないかというお話だと思います。そういうことで厚生からの扶助といいますか、御一緒してこういう不安をなくすやり方としては、いろんな今、施設的なもので言えば地域の包括支援センター、地域包括支援センター、これはどちらかというと地域福祉の拠点という位置づけですけども、地域の自治会とか婦人会とか老人クラブの関係団体、それから民生委員、福祉委員等の地域の実情に詳しい方に御参加いただいて、ネットワークのいわゆる核となっていただいてこの輪を広げていきたいというやり方が一つと、社会福祉協議会、これは福祉委員中心ですけども、これも一つ。だから、この2つを中心に、この辺が中心になって何とか地域の安心安全な体制つくりたいということなんですけども、なかなかこれは、この程度では私はやっぱりだめなような気がするんですね。議員がおっしゃるのは、もうちょっと前へ出てやれというお話だと思う。これ少し来年に向けて、私、これかなり重い問題だし、この程度の話では本当に安心安全っていうのは確保できない。やはりひとり暮らしの方の孤独死とか、やっぱり現実の問題として出ておりますから、何とかもう少し体制的にもしっかりした体制を考えなきゃいけないんじゃないかと思っております。これもひとつ宿題としていただければありがたいと思っております。 それでは、4番目は、私の先般行いました施政方針についてでございますけど、特に再生戦略会議の役割について何点か具体的な御質問ございました。既存の、今の戦略会議、まずどうするのかと、維持するのか。問題、課題だけを、私、先般申し上げましたように、観光立市について、まず一つは諮問お願いしようと思ってます。それからもう一つは、これはまだ最終的に決めてはおりませんけども、育む力っていうか、人事とか育成とか評価とか、そういう面におけるひとつ検討をお願いしようかなと思ってます。そういうことで、既存というよりはメンバーの再編成を考えながら、そういう分野の専門家を入れて検討できたかなと思っております。これはもちろん人選につきましての御案内申し上げますし、途中経過も前回同様、ただ人事案関係はいろいろありますんで、途中秘密会があるかわかりませんけども、基本的には最初の約束どおり公開方式でやれたらと思っております。そういうことで、それではそういう諮問が出た後、大丈夫かというお話だと思います。我々は、こういう諮問がいただきましたら、まずはパブリックコメントをかけたいんですけど、その前に我々のサイド、行政サイドとしてこういうお話がありまして、我々はこういう考えでおりますが、いかがですかという執行部側の意見もきちっと添えて、具体的な施策の素案をパブリックコメントにかけたいと思っております。パブリックコメントは分野によっていろいろあります。ただ、人事関係でどうだといっても、これは聞く方がやぼでございます。やっぱりそういうときは、例えば大学のマネージメントの先生とか、これはやっぱり分野が違うと思うんですけど、観光関係だとやっぱり観光協会とか、実際そういう、道の駅やってる方とか、そういうところを中心にしながら、周辺の住民の方にももちろん聞きたいと思っております。だから、だれにも聞いていいものと、そういう専門的で聞いても、はっきりいうと関心を示されないところあります。その辺はまた十分考えながらやりたいと思ってます。そういうことでパブリックコメントを得ました後、執行部としての最終案を策定します。これは政策調整会議、我々は具体的には、例えば20数人集まる部長会議を頻繁に行ってます。その場で細かい議論をしまして、最終案を策定、決定します。その後に市議会にお諮りしたいと、こういう手順でやりたいと思います。これは今までと同じでございますので、ひとつよろしくお願いします。そういうことで、戦略会議についてはそういう進め方を前回同様進めていきたいと。 最後の御質問で、徳山駅周辺事業の全体像とか、そういうお話もあるやに思ったんですけども、この件も簡単にお話しますけども、これは、実は実行計画含めて、後ほど都市開発部長の方から細かくお話できますけども、一応今後5年間ぐらいの計画はつくってあります。いつごろどういうアクションを打つかという実行計画までの案が大体できておりますので、この辺について簡単な御説明を、後ほど都市開発部長から差し上げますが、これは、例えば幾らぐらいかけてやるのか。人、物、金、組織といいますか、具体的にどういうところをお願いするのか。その前にまずやらなきゃいけないのは地権者との関係なんですね。地権者というの一番大きいのがJR西日本。水面下ではいろんな打ち合わせをしておりますけども、公式な会議をきちっと、責任者が入った会議を立ち上げたいということで、今、国土交通省並びにJRさん含めてお願いに回ってるところ。こういう対外的な皆さんとのお話し合いを立ち上げていく、素案をつくっていく、その途中から国に対して、例えば合併特例債どうするかとか、市中銀行からの応援はどうするか、PFIはどうするかというような具体的財政計画も御相談しなければいけないんですね。私どもだけで決められない部分についてもありますから、そういうのを立ち上げていく。それお金の面ですね。組織も、今言ったJRさんとか、人の面も含めて組み入れていくという形でやっていきたいと思ってます。ただ、その前に利害関係が非常にあります商店街の皆さん、商工会議所の皆さんですね、含めて綿密なお話し合いをしていきたい。ただ、このときいつもお願いしたいのは、私利私欲で動くのはやめてもらいたいと、もういい加減に。本当に町のためじゃなく、どうも聞くと最後は自分のためだけという発想がどうも出てくるんですよね。だから、こういうのをいかにも町の代表みたいな顔をして言われるのはもうやめてもらいたいと。したがって、商店街も本当に代表者をきちっと選んで、3人が5人でも結構ですから、そういう方との綿密なお話し合いを我々はしたいということでお願いしておりますが、どうもいろんな打ち合わせをすると、いつも出ていく開発部長なんかは何か針のむしろなんですよね。私が出ていくというと、市長が出ていくと机をたたくようなことになるからやめてくださいと。それは議論じゃないですね。町をよくするというのは、お互いに新市の計画を出し合って、新しい新市にお話し合いをしていくと。で、行政が間違ってるなら変えます。だけど、いつも自分の言ってることがいかにも町のことと言いながら、どう見ても私利私欲に走る方が多いんだね。清水さん、その辺ひとつよろしくぜひともお願いしたいと思いますが、そういう面で、私は色をつけずに、まず事務レベル、今部長クラス含めてかなり今やっております。だから、そういうのをどんどん進めていきたいなと思っておりますんで、ひとつよろしく御協力を賜りたいということで、当面は南北の駅前広場、南北ですね、駅前広場と、それから自由通路の問題、これもろにJRさんと関係ありますんで、こういうところをきちっと提示しながら、それじゃどうするんだというお話をしていきたい。後ほどの質問にも、また議員の質問からもあると思いますけども、例えばデザイナーの関係とか、長嶺議員におっしゃったようなアートによるまちづくりとかね、こういうのをやっぱり取り込んでそろそろいかないと、もう間に合わないんですね。間に合わないっていうのは、一つはやっぱりゼロ、お金を全く出さないというわけじゃなくて、もし合併特例債を使うときになれば、やっぱり25年までにはつち音が聞こえなきゃいけないということでございますので、その辺も含めまして素案をきっちりつくって御説明、もちろんその都度議会の皆さんには御説明に行きたいと思っておりますので、ひとつよろしく御理解賜りたいと思っております。以上でございます。ありがとうございました。 ◆31番(小林雄二議員) どうもありがとうございました。市長答弁の中に他の議員の名前が出ましたんで、その議員の方に何分か私の質問時間をあげんにゃいけんのかなというふうに思ってますが、よろしいですかね、その分は。 それでは、最初の部分からお聞きをしたいわけですが、将来的な構想市ということで、上下水の一体化含めて、そんと考えりゃ当然最終的な下水処理場をどうするか、よりコンパクトにどうできるかとか、そういうことにもなるんで基本的にはいいんかなとは思うんですが、もうちょっと具体的になってみんと、私の方も見解ははっきり言うことができんのですけども、まず、検討する組織を立ち上げるということだったんですが、いわゆる雨水の合流型とか分流型とかちゅうていうんで、今それぞれ地域ごとに微妙に違ってるんですが、これを全体的にどういった方向で、何年度をめどぐらいに統一化していくのか、その統一化していくということはメンテナンス上もより省エネの部分にできると。いわゆる合流を分流にすれば、そんだけカバーする能力を抑えることができるわけですから、メンテナンス上のランニングコストは抑えることができるというふうに思うんですが、そのための初期投資がどうなるかっていうのはまた別の問題ですけども、その辺の計画についてはどういうふうに下水道の方は考えておられるんでしょうか。 ◎下水道部長(片山正美君) お答えいたします。まず、合流に対する考え方ということでお答えをさせていただきますけれども、合流改善については、これを分流化するということではありませんで、はけ口等を修理しながら、改修しながら分流並みの汚水の排除を図るという計画であります。今のところでは、これについて国の補助が認められるのが、平成25年までにはその辺を仕上げなさいということになっておりまして、今その準備をいたしているところでございます。 ◆31番(小林雄二議員) エリア的にはどのぐらいのエリアになるんですか。 ◎下水道部長(片山正美君) 徳山地区でございまして、東川でございますね、東川。これから以西といいますか、この地域に該当するようになるというふうに理解をしております。 ◆31番(小林雄二議員) もうちょっと具体的に言ってもらえますかね。東川以西ちゅうていうたら、私も以西なんですよ。 ◎下水道部長(片山正美君) 大変申しわけございません。基本的には東川から富田川という地域になりますけれども、実はその奥の方の議員お住まいのところについては新南陽区域に入ってるという、新南陽の浄化センターに入ってるというのもありまして、これについては分流でございます。要するに、旧徳山地区で開発された、おおむね東川から富田川までの部分が合流で対応してるという状況でございます。 ◆31番(小林雄二議員) 教えてもらってありがとうございました。それぞれ未整備地域の問題ですが、これは技術的な課題がクリアできないというところなのでしょうか。それとも費用的な側面なのか、その辺のところなんですがね。というのは、費用的な側面でいえば、それぞれ同じ地域に住んでるわけですから、費用的な側面を言うて、ここら辺が難しいよというんじゃ話が通らんと思うんですね。いわゆる技術的にクリアせんにゃいけん課題があって、その部分をどうしていくかが、時間が必要だというんならある程度理解はできるんですが、同じ税金払うて、あんたんとこだけ費用がかかるから難しいよちゅうていうんじゃちょっと話が通らんのじゃないかというふうに思うんですが、そこら辺についてはどういう理解をすりゃよろしいんでしょうか。 ◎下水道部長(片山正美君) 1番目の質問に入ると思いますけれども、市街化区域で残ってるのが3%です。97%処理できております。残る3%のうちの2%が区画整理地域内です。久米地区と、新南陽で言えば富田西部区画整理地域と、残るところが1%ということになっております。人口にすれば約1,000人ということでありまして、課題としては、まずは低地にあるということ、いま一つは、私道が絡んでいるということです。この2つがなかなか前へ進まない情景になっております。低地等については技術的に可能です。しかし、低地にあって、なおその道に私道があるという場合にダブルで一つの課題がかかってまいりますので、実は市長の方の答弁は大綱で答弁いたしましたけれども、その中に粘り強く地権者にお話をさせていただいて整備をしていくというつもりでおりますので、今後ともそういう方針で対応していきたいと思っております。 ◆31番(小林雄二議員) きのうこと電話がありまして、私道に隣接しちょったけど下水が来るようになったと喜んでおられましたんで、そういった意味では粘り強く交渉していただいて、市民、住民のために頑張っていただきたいというふうに思います。一つ、私の方の課題とすれば、通常下水の場合は自然流下ですね。高いところから低いところへ流れると。それが、例えば下水道母管よりも低いところにいわゆる家を構えておられる方、その方で言えばその方なりに言い分があると思うんですね。自然流下できるように下水道母管自体を下げりゃええじゃないかと。そういった工法をなぜとってくれんじゃったんかと、そういったところから話が出発するでしょう。しかしながら、現実問題としてマンホールポンプ方式で下水を実施しているところ結構ありますね。じゃその中でよりそれを、今実態をより改善していくにはどうかというふうに考えるときに、マンホールポンプ自体の管理が今後どうなっていくかという部分も大変重要な部分じゃないかと思うんですね。数戸の戸数が集まった場合のマンホールポンプの場合は、その点検なり、情報把握がより的確にできるけども、1軒あるいは2軒のためのマンホールポンプでいえば、昭和の時代からやっちょったんでずっと昔のままですよと。点検自体も自分でやってくださいよみたいなんじゃ、ちょっと酷じゃないかな、差があり過ぎるんじゃないかなというふうに思うんですね。いわゆる1戸または2戸をクリアしているマンホールポンプの管理、例えば通常私が仕事をしているときにでも、ポンプに問題があってとまったのか、それともレベル計自体に問題があったのか、それともマンホール自体にクラックが入ったのかとか。それでいえば、通常の家庭の主婦とかで言えばわからんわけですね。そういう意味ではもうちょっとぴしっと、何に問題があるのかとかいうのも含めて、素人が見てもわかるような状態ちゅうていうのを行政が、特にマンホールポンプ自体が行政の持ち物であるからこそ、そういうことをやっていかんにゃいけんのじゃないかなというふうに思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎下水道部長(片山正美君) ただいまの質問でございますが、個人マンホールポンプの維持と管理ということだというように思います。事前の聞き取りのときに、このことが大きな課題であるということ、私どもも理解しておりまして、一応個人マンホールポンプの状況を申し上げます。市内で個人マンホールポンプが20カ所ございます。そのうちの11カ所が、今言う管理上見やすいパトライトがついてると。残る9カ所がそういうものついてないという状況でございます。その9カ所すべてが実は新南陽地域でございます。議員御指摘のように、管理上そういうものがあるに越したことはないという理解はしておりますけれども、実は流れの中で個人マンホールについては維持管理、個人でお願いしたいということをしておりましたけども、下水道部ができた平成17年から、この個人マンホールポンプにつきましても毎月1回の点検、そして年1回の清掃、そしてオイル交換ということで今対応させてもらっておりまして、今現状、問題なく動いてるという状態でございます。当面は今この体制でいきたいと考えておりますけれども、今後の考え方といたしましては、古いものになりますと、24年前にもうつけたマンホールポンプ等もございますので、いずれポンプの寿命も来るだろうというふうに考えております。その際、更新のときにそういうことが可能な方法でやるとか、そういうことについて検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆31番(小林雄二議員) 古い分で言えば昭和59年とか8年とかいうふうに聞いたんですけども、そういった歴史があるんで一気に解決というのはなかなか難しいとは思うんですけども、しかしながら、それに対して不安を感じている方もいらっしゃいますし、片やパトライトがつく、いわゆる異常を知らせる装置がついているところとついていないところがあるわけですから、それはきちっと同じように実施をしていって、日常管理が素人が見てもわかるようにしてあげると。そういうのが筋だろうというふうに思いますし、それとあと電気代の件も課題として残っていると思うんですよ。公がマンホールポンプを設置したのに電気代は個人負担と、そういう部分がありますし、その2つについてはきちっと検討をしていただけますか。 ◎下水道部長(片山正美君) 前半につきましては、先ほど答弁したとおりでございまして、残る電気代につきましては、たしか平成17年3月に小林議員から問題提起をしていただいております。引き続き、この問題についても下水道の課題として検討してまいりたいというふうに思っております。
    ◆31番(小林雄二議員) ぜひ前向きに検討してください。これ、周南市全体で言えば、わずか数軒ということになるかもしれませんけども、それを見放しちゃいけんと思うんですね。それきちっと前向きに検討していただきたいというふうに思うんですが、市長さん一言、この件について御見解を、ありましたらよろしくお願いいたします。 ◎市長(島津幸男君) 非常にきめの細かい議員活動をされてることがよくわかりました。私も、言われた具体的なものを見させてもらいました。やっぱりこういうものは行政でつけるのがいいのかどうなのかというのもひとつ最初は思ってたんですけど、だんだんお話を聞いてるうちに、やっぱりこれある程度行政側の責任もあるなと。低地に住むなと言えないことでございますし、実際喜んで住んでるわけじゃないということも伺いましたんで、これはちょっと事務レベル含めてきっちり検討させてもらって、また御報告できるようにしたいと思っております。結論は急ぎますので、また御案内します。 ◆31番(小林雄二議員) ありがとうございました。 次に、透水性舗装の件ですが、拡大を視野に入れるということで、大変ありがたい御答弁であったんですけども、これからじゃ具体的に、特にこういったものはヒートアイランド対策として、対市民への啓発活動にも当然つながってくることですし、どこを重点的にやっていくのかとか、そういったこともやっぱりすり合わせをした方がいいと思うんですね。で言えば、いわゆる今で言えば中心市街地の活性化の問題とか周辺整備とか駅周辺整備とかちゅうのありますけども、例えばそういうような事業とドッキングしてこういうものを拡大の視野に入れるということになるのかどうなのか。となれば、それを建設の方と中心市街地の方と、どこでどういうふうなすり合わせをしていくのかとかいう問題もありますんで、その辺についてどういったすり合わせをするのか。例えばどういったところを重点的にやっていったらいいなということになるのか。その辺のところ、それぞれの部との調整になるんか、その辺ちょっとようわからんのですが、それぞれ答えてもらったら助かるんですが。 ◎建設部長(中村司君) まず、建設部の方からちょっとお話させていただきたいと思うんですけども、この件につきましては、当然議員おっしゃいますように環境によろしいっていう格好の透水性舗装でございます。これにつきまして、また周南市、旧徳山の時代でございますけども、それが平成6年か7年ごろ、これが当初やった経緯がございます。それにつきまして3路線もやってるんですけども、それからおおむね10年。これにつきまして、舗装につきましておおむね10年くらいな耐久については限界だろうという格好の中にこういうお話が出るんでございますけども、今後につきましては、当然環境の点を考えれば、という透水性舗装っていうのは有力な工法だと思っております。しかし、若干、市長も説明しましたように、費用の方が2倍ぐらいかかるっていう格好の中にあっております。そうは言いつつも、今後、例えば私どもといたしましては進めなきゃいけない事業と思っていますので、本題に入りますけども、まず優先順位という格好になりますと、私どもにおきましては、まず具体的にいいますと、まず全面舗装がまずあれば最優先課題の中に検討する余地があると思います。それともう一つ、市街地化整備計画の中、それとバリアフリー計画ということもございます。その中にある程度の舗装分につきましての、要するに改修事業があれば、その時点で透水性舗装については最優先という格好になろうかと思いますけども、そこら辺につきましての各部署の事業の整合性とかいうこと考えますと、現段階につきましては今後の検討課題になると思います。ただ、建設部単独で考えますと、やはり透水性舗装につきましては歩行者の多いところ、中心部になろうかと思いますけども、そこの点につきましての全面打ちかえについての条件っていいますか、植栽があったり、それから長い区間を整備するなど、ある程度やっぱりボーリング的なものもございますが、その辺のものはある程度計画といいますか、クリアできれば計画の中に入れて、それから優先順位等を決めたいと思いますけども、先ほど申しましたように、ほかの事業と関連ございますから、その中につきましては優先順位とか変わってくるんじゃなかろうかと。では、トータル的にいいますと、いわゆる将来的には透水舗装が全市内といいますか、全舗道ができれば一番理想じゃないかとは思っております。 ◎都市開発部長(平田定信君) お答えいたします。 駅周辺整備事業におきましては、そういう舗装の構成ということにつきましては、今から20年度に向けて基本計画等を作成していこうとしておりますけれども、おっしゃいますように環境等の対応から時代にマッチした舗装であるという認識を持っております。しかし、建設部長も申しましたように費用の問題等ございますので、全体の事業の内容等精査する中で、さらに施工後は各施設管理者にも移行していくわけでございますので、その辺の施設管理者への協議という中で、またそういうふうな透水性舗装の必要性等についてもしっかりと協議をしていきたいと、そのように考えております。 ◎下水道部長(片山正美君) 私ども、下水道部といたしましては、この透水性の道路ができること非常に喜んでおります。特に二、三年前からいろいろな議員の方から言われてますように、大雨のときの、やっぱり雨水の対応といいますか、これがなければ下手に一手に集まってくるということがございますので、私たちの部としては、できるだけこの透水性の道路ができることを喜んでおります。この辺については、今から都市開発部並びに建設部とそういう連携をとりながら対応していきたいと思いますし、他の道路についても道路管理者に、いらわれるときにはぜひ透水性でお願いしたいという要請をしてまいりたいというふうに考えてます。 ◆31番(小林雄二議員) それぞれの部がそれぞれの事業との整合性も含めてちゅうていうことに、いうような意味合いなんですけども、どうなんですかね、横の調整ちゅうていうことになるのか。しかし、いわゆる周南全体、周南市として今、例えば透水性舗装でもって、拡大を視野に入れて、対市民への啓発活動も含めて、国体もある、その中でどうしていくかというようなときに、それぞれの部が各事業との整合性をということになるのか。私は何らかの格好で下水道が、雨水が大雨のときに入って困っちょる。その悩みの部分も含めて、じゃどこで話して、どこで方針を出していくか、そういったとこが必要じゃないかなちゅうていうふうに思うんですけども、それ後の話になるのか、政策調整会議での課題になるのかどうなのかですけども、どういったところでそういった各事業との整合性とか何とかいうのが話されるということになるんでしょうかね。これは総合政策の方になるんですかね。 ◎総合政策部長(山下敏彦君) 今、透水性の舗装のことについて環境の問題とか、また維持管理の問題とか、いろいろな問題抱えておるわけでございます。私どもとしましても、今おのおのの部のそういう状況も把握もできましたし、今後もそういう点では相談しながら全体的な調整を図ってまいりたいというふうに考えてます。 ◆31番(小林雄二議員) その件についての詳しいの、後の施政方針の部分でちょっと聞きますけども、その前にひとり暮らしの高齢者、見守り含めた小地域の福祉活動についてでありますけども、確かに市長の方からも言われました孤独死の問題とか、それとか私の方にもちょっと、ひとり暮らしでだれも尋ねてきてくれん、寂しい、電話に手が届く前に死んじょったらどうしようとか、そねえな手紙も来たんですけども、そういった意味では本当に、確かに今子供の問題ちゅうのは、子供は学校に集中しますから子供のサインとか何とかちゅうのは見れるじゃろうと思うんですが、高齢者、特にひとり暮らしの高齢者、要支援の方々についてのサインちゅうていうのは、なかなか日常的に高齢者がどっかへ、とにかくいらっしゃる、デイサービスに毎日いらっしゃるとか、そういうことならわかるんでしょうけども、そういったことじゃない高齢者、ひとり暮らしの高齢者とかも結構多いわけで、それやっぱり小地域で見守り活動なり福祉支援をしていく。そういったコーディネートする組織ちゅうていうのがやっぱり必要だろうと思いますし、県の方の施策も若干紹介をしましたけども、小中学校地域単位でコーディネーターを配置をしてきちっとやっていきましょうとか、そういった新たな事業が展開されると。ちゅうていうのは、やっぱりそういったことが今求められているんじゃないかというふうに思うんですが、その包括支援センターでというような話もちらっとありますけども、本来包括支援センターが地域ごとにありゃ私は一番いいと思うんですけども、本来の包括支援センターの考え方が、何かしらん、変わってきて、全体的なものを面倒見ようとかいうような格好になってまして、きめ細かな部分は極めて限られるんじゃないかというふうに思うんですが、県の新しい地域福祉活性化事業とかいうのをどの程度調べておられるのかは別にして、そういったことが必要じゃないかなというふうに私は思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。 ◎福祉事務所長(守田健一君) 今、小林議員が言われましたように、私どもも地域でネットワークづくりというの非常に重要だというふうに考えております。そこで、今現状では地域包括支援センターで地域ネットワークづくりというのをしております。現在、全地域というわけにまで整備いってませんけども、小林議員お住まいの菊川地区でそういう形のネットワークづくりをできております。それを全体的に広げていきたいというふうに考えております。 ◆31番(小林雄二議員) 時間があれなんで、施政方針のところに移ります。先ほど市長さんの御答弁で、それぞれ諮問して、その中で答申についてより行政側として意見をつけてパブリックコメントというふうにおっしゃって、パブリックコメントを経て最終案を政策調整会議でもってかけて市議会への提案というふうに話されたんですけども、行政サイドとして意見をつける、行政サイドとして見解をつける、ここはどういう場、組織ということになるんでしょうか。それと、市議会へ提出という部分でいえば、市議会は通常予算が伴う部分が提案されて、予算が伴う部分が提案されるちゅうていうことは、その前にどういう動きで、答申に対して執行側がどういう見解を持って、どうしたかちゅうていうのが、いつ市議会に知らされるのか。市議会に知らせるちゅうていうことは市民に知らせるということなんで、そこら辺の流れをもう一回、ちょっと整理してお聞きをしておきたいというふうに思うんですが。 ◎市長(島津幸男君) まず、最初の方のポイント、2つあると思います。一つは、今まで何となく、ごみの有料化もそうですね。ぽんと出していかがですかというんでは、市民の皆さんも答えられないと思うんだね。だから、私が今言ってるのは、10円がだめならば20円ではいかがですか、30円、50円というような、10円か50円でどうだっていうようなやり方は、僕はやっぱりあんまりスマートじゃないなと。だから、市民のお知恵もいただくけども、お知恵をいただく前に、行政はプロですから、やっぱりそういういろんな選択肢を御案内するというのが、これプロポーザル方式ですね、今はやりの。いろんな意味で。だから、ある程度行政の考え方も入れながら御意見を伺わないと、私は市民の皆さんに、ぽんとパブリックコメントはどうだって言われても答えられないと思うんですよ。特に少子・高齢化が激しい時代、そういうのをわかりやすく御案内しなきゃいけないと思ってますね。それから、さっきのお話、私はこれはちょっと議論があるかな、2番目の件ですけどね。議会との関係なんですよね。議会の本来的な役割というのは予算のときに検討していただければいいという発想もありますけど、私はできましたら、いろんな大きな問題ですね、特に中長期計画とか、それから財政問題のような大きな、これはもうただぽんと出して、さあどうですかというよりは、いろんな事前の委員会、それからパブリックコメントの一つとして私は、まことに失礼ですけども議会が一番最大のパブリックコメントの対象ではないかと思ってる。だって、皆さんは地域の、まさに代表でいらっしゃるわけですね。だから、そういう意味ではパブリックコメントの一つの最大のお話を申し上げる、しかも事前に。これはやはり議会じゃないかというので、もしこれ間違ってましたら、この辺私、素人なもんですから逆にお教えを賜りたいと思ってます。よろしくどうぞお願いします。 ◆31番(小林雄二議員) 委員会とか本会議とか手法もありますし、当然いわゆる全員協議会とかちゅうていうようなやり方もありますし、ぜひいわゆる行政側としての見解、方針を知らしめてほしいと。協議会でも本会議でもそうですけど、私らに知らしめるっていうことは、いわゆるテレビ放映等もされてますし、全市民に知らしめると、情報公開するということになりますので、ぜひその辺をよろしくお願いをしたいというふうに思います。その件で、もうちょっと具体的な話をした方が流れとすりゃわかるんかと思うんですけども、答申が出たと、答申が出たことに対して行政サイドの意見をつけるとかちゅうて今おっしゃいましたが、要するに行政の側として、執行をする側として、その答申に対してどうするかというところをやっぱり示して初めて次動くわけですから、例えば、今で言えば、先般の本会議の中でもありましたけども、例えば一例ですけども、給食センター答申が出たと。それに対して、それをどこで執行側の見解なり方針を出すのか、いうことじゃろうと思うんですね。その場とすれば、平成17年にその給食センターの建設推進委員会というんですか、平成17年にできてます。教育長は、先般の質問のときに、教育長は再生戦略会議が給食センター出された答申、12センター方式正しいと思うちょると、それがええと思うちょると。それ基本的には自校方式だとも思うというふうにおっしゃいましたが、平成17年にできた給食センターの建設推進委員会ですか、審議会、委員会ですね、それぞれ教育次長が会長になって、それぞれの財政部長等が入ってますね。そういったところで検討されて、その結果、教育長さんは教育委員会としての方針がこうだというふうになったですかね。だから、その辺のところがあるんですよ。じゃどこでそういうのが出るのか。そこをちょっとお聞きをしておきたいです。 ◎市長(島津幸男君) それ間違ってると思う、はっきり言うと。だって、私がなって、もうその話はなくなったんです、17年の話は。それを、継続性を皆さん持ちたがるけど、そこは変えてもらわないと私は仕事できませんね。だから、教育長が今やってる12カ所がいいかどうかは別にして、継続性は、おっしゃるんなら私は新しいこの体制で、やっぱり今まで1万3,000食って、もう全くありませんよ。だから、そこのところは間違い。ただし、組織として、おっしゃるのだと思うんだけど、私がもし間違えたら教えてもらいたい。そういう面について継続性って言うんなら、それは必要ですね。だから、独断で決めてもらっても困るし、パブリックコメントも必要、皆さんの御意見も必要ということで言うなら全くそのとおり。ただ、中身については全くゼロということは御理解賜りたいですね。1万3,000食ありません。よろしくお願いします。 ◆31番(小林雄二議員) どうも市長、話をぽんと飛躍させてですから、継続性をどうこうとか、1万3,000食をどうこうちゅうて話をしよるんじゃないんですよ。答申が出たと、その答申に対して執行側の見解なり方針ちゅうのをどこですり合わせて方針を出したのかという、それは平成17年にできた給食センターの建設委員会がありますよと。しかし、そこで話されたんでしょうか。それ建設委員会ちゅうていうのは、それぞれ部長やらも入ってあるわけですから、じゃそれがなくなったならなくなったんでいいんですよ。その要綱は廃棄をしたというんならいいんです。そういう要綱があるんです、今。ちょっと御紹介しましょうか──いいですか。周南市学校給食センター改善対策委員会要綱、平成17年にあるんです。ですから、それはこねえなのはなしと、この要綱は廃棄をしたと。で、全く新たなところで話すんですよというんなら、それはそれでいいんですよ。それをちょっと継続の1万3,000食がええから、それを続けなんちゅうのを私言ってるわけじゃない。どこで、じゃそれが話されるんですかと。政策調整会議なら政策調整会議で ○議長(古谷幸男議員) 小林議員、時間がまいりました。 ◆31番(小林雄二議員) そういうことで、お間違えのないようによろしくお願いします。 ○議長(古谷幸男議員) 以上で、小林雄二議員の一般質問を終わります。────────────────────────────── ○議長(古谷幸男議員) ここで暫時休憩いたします。次の会議は10時45分から再開します。   午前10時32分休憩 ──────────────────────────────   午前10時45分再開 ○議長(古谷幸男議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○議長(古谷幸男議員) 続いて、質問順位第9番、反田和夫議員。   〔20番、反田和夫議員登壇〕 ◆20番(反田和夫議員) 公明党の反田和夫でございます。よろしくお願いいたします。質問の前にお礼を申し上げたいと思います。昨年の12月議会の一般質問において、港町庁舎に看板の設置をという提案をさせていただきましたが、早速設置をしていただきまして、要望者の方から大変喜ばれておりました。市長さん、大変ありがとうございました。 それでは、質問通告に従い、4項目についてお伺いいたしますので御答弁のほどよろしくお願いいたします。 1点目に、動物行政について、動物の愛護及び管理に関する法律、通称動物愛護法の改正に伴い、本市の対応のあり方についてお尋ねをいたします。平成17年6月15日、改正動物愛護法が成立をいたし、そして平成18年6月1日に施行されておりますが、この法律の改正に伴い、本市として現在どのように対応されてきたのか、また、今後どのように進めていかれるのかをお尋ねをいたします。まず、この普及啓発においては、学校、地域、家庭等におけるという言葉が入ることになっております。学校、地域、家庭等における教育活動と広報活動について具体的に明言されました。学校での取り組み、地域での取り組み、家庭での取り組みの計画、これをどのようにお考えなのかをお伺いいたします。環境大臣は、動物の愛護及び管理に関する施策を総合的に推進するための基本的な指針を定めなければならないことで基本指針を定め、都道府県は基本指針に即して、都道府県の地域における動物の愛護及び管理に関する施策を推進するための計画を定めなければならないということを義務づけております。また、都道府県は動物愛護管理推進計画を定め、またこれを変更しようとするときは、あらかじめ関係市町村の意見を聞かなければならないと明記しております。本市として、このことを受けて動物愛護管理推進計画を市としても策定する必要があるのではないかと思いますが、御見解をお尋ねをいたします。また、そのためには、市は動物の愛護及び管理に関する法律全体を執行する所管を置かなくてはならないわけですが、これはどの課が担当するのか、あわせてお伺いをいたします。その他、動物実験については、今回初めての実験動物福祉の原則で苦痛の軽減、使用数の削減、動物を使わない方法へ置きかえることが明記され、また罰則が強化され、愛護動物に虐待した場合、30万円が50万円になり、20万円引き上げられました。また、愛護動物を破棄した場合も同じであります。以上の変更点を申し上げましたが、本市として今後の対策についてお伺いをいたします。 次に、市の有休地を利用してドッグランができないかについてお尋ねをいたします。近年、少子高齢化、核家族の影響かと思われますが、犬や猫を飼っている家庭が随分ふえてきており、ペット専門のテレビ番組もあります。人間関係が難しい昨今、犬や猫がよきパートナーとして扱われ、心の安らぎを求めつつ、毎日が張りのある生活を送られているようです。先日もある番組で、ペットを飼う人の約87%の人が家族同様と考えており、また、今後団塊の世代の人が定年になり、心のいやしを求めてペットを飼う人がさらに増加するであろうと言われていました。本市におきましても、動物病院やペットショップが次々開院したり、開業したりしており、まさにペットブームであります。しかし、反面、無責任な迷惑行為があり、ペットに関する苦情がふえており、飼い主には正しい飼育を心がけていただきたいとの声も上がっております。以上のことを踏まえ、ドッグランについて質問をいたします。今までは、ドッグランという言葉自体余り知られておりませんでしたが、今全国的に犬の遊び場、ドッグランが好評を博しております。ここ最近では、山口市内に民間で有料のドッグランがオープンをし、人気を博しております。実は、私もこの質問に当たり、この山口市のドッグランに行ってまいりました。ここは3,000坪の広大な敷地に犬をノーリードで運動させたり、遊ばせたりと、まるで人間の子供たちが公園で遊ぶ姿と同じで、犬同士もすぐ仲がよくなりじゃれ合っておりました。当然愛犬家同士も話が弾んで社交の場ともなっていると感じました。そこで提案ですが、市の有休地を利用して、このドッグランを設置して周南市を初め、近隣の地域の愛犬家の方に開放できないか、お考えをお尋ねをいたします。 2点目に、義務教育におけるクラブ活動のあり方についてお尋ねをいたします。今や学校でのクラブ活動のあり方に関心が高まり、各方面でいろんな議論が交わされています。本来、中学校の課外クラブ活動、運動部、文化部を問わず、その種目や関心を持つ同好の生徒が互いに協力し、助け合う精神の中で友情を深め、好ましい人間関係を育てる場であり、学校生活を豊かにする場と考えております。小学校のクラブ活動、中学校、高校の部活動が我が国の競技スポーツ等を発展させてきたばかりではなく、スポーツが日々の生活の中で欠かせないものへとなりました。このように中学校のクラブ活動は心身の成長、発展だけでなく、生涯スポーツの普及にも役に立っております。部活を指導しておられる先生方は、土曜、日曜を返上して家族へのしわ寄せの中、生徒が部活動を通して人間的に成長し、練習中の生徒の表情、技能、記録が伸びたとき大変喜ばれております。御承知のように2011年、平成23年、国民体育大会が山口県で開催されます。県下のさまざまな競技が開催されると思います。周南市はテニス、バスケット、レスリング、ハンドボール、軟式野球の会場になっております。こうした国体との関係もあるかもしれませんが、市内の学校の競技で、教師でない方でクラブ活動の指導をしておられる方がいらっしゃると伺っております。しかし、技能を持つ優れたコーチの方が指導をすれば、反面、技術面、作戦面では向上いたしますが、見逃せない問題も出るのではないかと危惧をしております。中学校における運動部の活動は、生徒たちがスポーツの楽しさを体験し、スポーツを通して相手を敬い、感謝や礼儀など人間的な成長を目指すものと考えます。教育委員会はこのことについてどのようなお考えをお持ちなのかお尋ねをいたします。 次に、部活で経験のない先生方もいらっしゃると思いますが、その場合、外部のコーチをお願いすることもあり得ると思います。しかし、外部からの指導者を受け入れることによって勝利至上的な指導に陥ることはあってはならないと私は思っております。そのあたりは部活動における専門の先生と外部からの指導者の位置づけは明確にされていると思いますが、教育委員会としてはそのあたりはどのように位置づけられておられるのかをお尋ねをいたします。 3点目に、自治会活動の行政支援について、行政と自治会の相互協力についてお尋ねをいたします。一般的には、自治会活動における自治会長の役目は市広報の配布や回覧物のとりまとめ、ごみ出しの指導からごみステーションの管理運営、そして何より地域社会の第一線にいらっしゃいます関係で、地域のトラブルをいろいろお持ちになっておられます。その上、会員の高齢化により組織の弱体化、さらには自治会の基盤を揺るがしかねない自治会未加入世帯の増加等が多くの問題を抱えておられます。また、多種多様な市民の暮らしの身近な問題を、ある面では行政の下請け的な問題も引き受けておられます。いずれにしても、自治会とよきパートナーとして協力関係の維持が大事であると私は思っております。行政運営にしましては、今やまちづくりにおきまして、自治会活動というものは非常に重要な活動であり、行政のいわば代行組織でもあると考えます。もし自治会が組織として機能を発揮しなければ、あるいは発揮できなくなったら行政として非常に困ることも出てまいります。御承知のように個人情報保護法という法律もあり、自治会も個人主義の行き過ぎもできません。それでも組織を運営していかなければなりません。そこでお尋ねですが、今後行政と自治会との相互協力はどうあるべきかをお尋ねをいたします。 次に、自治会未加入世帯の解消と今後の対応についてお尋ねをいたします。先ほど述べましたように、自治会未加入世帯の問題は自治会の組織そのものを弱体化させる要因の一つでございます。自治会として未加入世帯に対し、再三再四加入協力を求めておりますが、これを拒否されれば自治会に何らかの強制力もなく、解決の方法が見当たらないのが現状であります。行政としてはこの問題に対してどのように考えておられるのかお尋ねをいたします。次に、自治会未加入世帯のごみステーションの設置についてお尋ねをいたします。自治会のごみステーションは、ごみ箱の設置、清掃等の管理等、自治会独自事業と考えます。このため未加入世帯の方々にはその利用をお断りしておられます。この未加入世帯のごみ処理の問題は、行政と未加入世帯で解決すべきと考えますが、行政としてはどのような解決方法を考えておられるのかをお尋ねをいたします。次に、自治会活動を中心にコミュニティ活動を促進しやすい環境の整備についてお尋ねをいたします。最近、自治会の話の中でよく出てくる言葉でありますが、地域コミュニティの再生とか地域力の強化が問われております。少子・高齢化が進み、自治会の行事や地区のイベント等の運営も残念ながらできなくなる状態になりつつあります。その反面、確かにさまざまなコミュニティが生まれておりますし、活動を始めております。地域コミュニティの再生こそ、また、それによる地域力の強化こそ、行政運営にとってこれほど力強いものはありません。地方分権が進む中、市町村のより強い自立が求められている昨今、市民と行政が合意し、しっかり策定をすべきと考えます。現在、市内各地の自治会長さんは、自治会活動が円滑にできるよう、あるいは市民の皆さんが喜んで、また生きがいを持ってコミュニティ活動に参加できるよう頑張っておられます。行政としても参画しやすい環境の整備をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。次に、自治会の管理するごみステーションへの不法投棄の対応についてお尋ねをいたします。ごみステーション不法投棄は、365日昼夜に問わず投棄され、犯人の特定が難しいため、自治会は大変苦慮しております。不法投棄ごみは、行政が処理すべき問題と思いますが、一たんステーションに不法投棄されますと、町内のごみとして取り扱わなければなりません。また、このために分別されていないごみも町内のごみとされます。分別されていないごみは1週間程度張り紙をし、町内に放置され、大いに迷惑をしております。なかなか善処されないのでいるのが現状であります。このことについてどのように考えておられるのかお尋ねをいたします。 最後の4点目に、市民、高齢者の健康づくりについてお尋ねをいたします。介護予防の普及、啓発運動はどのようになされているのかについてお尋ねをいたします。介護保険制度改正の大きな焦点は、介護を受けなくていい状態で、高齢者が元気で住みなれた地域で安心して生活ができ、暮らしていくために介護予防サービス事業は重要と考えます。取り組みについては周南市に4カ所の地域包括センターが設置されてありますけれども、これからの超高齢化社会の中で重要な機関となってまいりますことから、市民に介護予防の普及や啓発運動をどのようにされているのかお尋ねをいたします。次に、地区の既存公園に介護予防に役立つ施設の設置はできないかについてお伺いいたします。通常、公園と言えば幼児や児童が対象であり、遊具と言えば滑り台やブランコ、シーソーなど子供中心でありますが、少子高齢化を反映し、どの公園も子供の減少で利用者が少ないのが実態であります。一方、介護保険制度の改正により介護予防を主体にやっていこうということで、軽度の要介護者を対象とした新予防給付と要支援、要介護になるおそれのある高齢者の方を対象とした地域支援事業が始められたことであります。介護予防事業では、生活機能の向上や自立した生活の継続ができるようになることを目指すため、介護が必要になるおそれの高い方、生活技能の改善に向けた通所または訪問サービスを利用することにより、要介護状態の予防あるいは重度化の防止、さらには状態の改善を図ることとしてさまざまな事業がなされています。本市としても、介護予防について周南市介護予防サービスガイドの中で、要介護状態にならないようにすること、また、要介護状態の人の重度化を防ぐこと、メニューとしては、筋肉向上のトレーニング、ストレッチ運動、引きこもり予防、栄養改善指導などがあり、軽度者の特性にあった、より自立度を高めるサービスへと転換されていると認識をいたしております。その一つの方策として、既存の公園に介護予防に効果がある遊具で足腰などの筋力アップ、体の柔軟性やバランスの向上、腰痛、肩こり、転倒予防、持久力の向上などに効果のある屋外遊具を設置することで、いつでも気軽に利用できるのではないかと考えます。遠く離れた施設や箱物の中で限られた空間で行う運動よりも、自分の住んでいる近くの公園で、青空のもと伸び伸びと自然空間を楽しみながら運動を行うことは、より一層健康によいのではないかと思っております。人は今の年齢をストップさせておくことはできませんし、また、市民がいつまでも健康であることは行政の宝ではないかと考えます。そこで、お伺いいたしますが、周南市においては多くの公園があろうかと思いますが、逐一で、年次計画のもと、この既存の公園に介護予防に役立つ健康遊具を設置することも一つの方法だと考えますが、市長の御所見をお尋ねをいたします。 以上で壇上での質問を終わります。御答弁のほどよろしくお願いをいたします。   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 反田議員から大きく4つの御質問をいただいたと思いますが、2点目の義務教育におけるクラブ活動のあり方につきましては、教育長の方から答弁させていただきます。 それでは、最初に動物行政と言っていいんだと思いますけど、この件についてお答えします。私も、今でも猫を2匹飼っておりまして、ワンちゃんの方はもう何十年もずっと飼ってたんですけど、飼い犬に飼い主がかまれるってばかなことしたために、今飼っておりませんけども、ずっと動物については子供のときからひとときも離れたことありません。そういうことで、先ほどお話ありました動物愛護法、これ私、天下の良法といいますか、いい法律だと思っておりますけど、せっかくこういうものが出まして、国に対しては基本方針を出しなさいと、県に対しては動物愛護管理推進計画アクションプランを策定、これ義務づけております。そういうことで、御質問は、じゃ市としてはどうするんだというお話だと思いますが、この法律の中で特に御案内申し上げたいのは特定動物、特に人に危害を与えるおそれがあるトラとかワニ、タカなどについてまで、細かく650種の動物についてまで規定してあるという非常にきめ細かい法律でございます。そういうことで、この飼育といいますか、飼養育の、飼養というんですかね、いわゆる動物をお飼いになる方のための規制の全国一律化をきちっと定めたということが一つの改正点であるとともに、先ほどおっしゃいましたような家庭とか学校における動物愛護の普及をやりましょうという、ある種の宣言だと思っております。そういうことで私どものところには動物園がございまして、最近盛んに動物園ちょっと放してますけど、あそこの中だけじゃなくて地域の、実際やってますけども桜木地域とか、いろんな防災訓練があるときにはポニーとかいろんな、羊とか、御一緒に子供たちに出しましょうと。もっと言えば、なるべく動物園の動物が、トラとかヒョウはまずいんですけども、町ん中に出ていろんなイベントのときに御案内したいというような町中、本当に町ん中の動物園にしようじゃないかという話まで出てます。そういう中で、この市の取り組みでは、私もこれは最初知らなかったんですけど、昭和39年に県内で初めての子犬の譲渡会である「ワンワン銀行」を設立しましたということで、こういうことをきちっとしながら狂犬病の予防とか動物自身のそういう対応をきちっとしなきゃいけないということで、調べましたら、昨年の末、12月末現在で9,116頭の犬が登録されてると。登録されてないワンちゃんもいるはずですから、多分1万頭を軽く超えてる。猫に至っては、特に大津島、粭大島に行きますと人口よりも猫の方が多いんじゃないかと思うぐらい猫がおりますから、ここの統計はないみたいなんですけども、非常に多くの動物が我々と共生してるという事実がございます。そういうことで、ひとつ我々としては、動物の愛護の基本は飼い主のモラルなんですね。モラルといいますか、やはり命あるものを責任持って最後までみとるということができない飼い主は動物に触ってはいけません。これが基本ですね。だから、私ども大切なのは動物愛護よりも、実は飼い主の教育が非常に大切じゃないかと思っております。そういうことで、この「ワンワン銀行」の開催時とか、こういうものを含めて、飼い主のモラル、マナーの向上も含めていろんな啓発活動、ますます進めていきたいと思っております。 そういう中で、私も議員から言われるまでわからなかった、ドッグランですね。ドントランっていうのがあるんですよね。ウォークドントラン、急げば回れって、走るなって言うときはドントランなんだけど、このドッグランというのがあるというのを聞きまして、早速調べました。おっしゃるように、確かに県内6カ所、そのうち1カ所が鹿野のサービスエリアの上り線にドッグランの施設があるということで、これは外部から、一般道からも入れるということで、非常に結構な施設。それから、先ほどおっしゃった3,000坪の「ドッグランやまぐち」というものが非常に好評であるとも伺いました。そういうことで、これ外国では結構普通なんですね。ある閉ざされた公園の中で、いわゆる犬の輪、輪っていうか、ひもですね。リードを外して自由に遊ばせると。おっしゃるように、犬同士は非常にすぐ仲よくなりますから、そういうもので犬も、私、ワンちゃんにもストレスがあると思うんですけど、ストレス解消とか、ここにはあんまりいらっしゃいませんけどメタボ解消になるというような対応まで考えるということで、私、この町にも、鹿野ですけども、1カ所あるというのはありがたいなと。これが市内の遊休地ですね、例えば。こういうところある程度、外に逃亡されると困るし、また大型犬で慣れてない人に危害を与えるとまずいんで、こういうのをきちっとしとけば、やはり今の時代ですから、これも一つの周南地域の上質さといいますか、品のよさの一つかなと思います。この辺は貴重な御提案として検討させてもらいます。確かにこれだけ、特に住宅地に非常にいる、猫も含めてペットが多いっていう実情あります。私、参考に申し上げますと、今から10数年前に、下関にいたときにペットラリーというのやったんですね。獣医さん含めてね。まさかそんなに来られると思わなかった、ワンちゃんとか猫ちゃんぐらい来ると思ったら、ワニとかトカゲまで持ってこられて、彼らは歩くわけにいきませんので抱っこして市内をずっとラリーしたことを覚えてるんですけど、そういうイベントもあってもいいのかなと思っております。この分野は非常にこれから夢のある話でございます。その一助としてドッグランといいますか、そういう施設も考えていきたいなと思っております。民間でもやってらっしゃいますけども、行政としてできることは考えていきたいと思っております。 それから、2番目っていいますか、3番目の自治会活動の行政支援ということだと思いますけども、私、行政の代行組織、まさにそのとおりだと思います。代行組織としての自治会、これやはり地域活動、防災、防犯含めて基本の組織だと思ってますね。だから、特に日ごろ大変、この議員の中にも数人いらっしゃいますけども、自治会長として大変御活躍いただいてる。本当に心から御礼申し上げたいと思っております。そういうことで、昔の言葉で言うと、これは問題ないと思いますけど肝いりとかね、庄屋さんに当たるんだと思うんですね。いろんな問題解決とか、同時にいざというときには、昔はちょっとお手当じゃないんだけども用立てしたとか、最悪のケースにはお上に盾突いて、一向一揆じゃないですけど、一揆も起こすようなことまで中心になってやったという、本当に言葉は悪いんですけど顔役っていうんですかね、肝いりだったという。私はやっぱり、今の自治会長もそういう何かやっぱり日本的な伝統ですね、引き継いでんのかなという気がしております。昔とは確かに違うんですけども、やはりエリアの一つの中心的な役割を果たしてたということで、あの方に聞けば何でもわかると、やっぱりこの町の歴史もあの人に聞きなさいというような方が中心になっていただくと、もっと何となく、緩やかですけどもありがたい組織になっていくんじゃないかなと思っております。そういうことで、この自治会の活動は、おっしゃるように親睦団体とか、道路とか公園の清掃のような環境美化、それから防犯灯の設置の管理とかいろんな、それから先ほどおっしゃったようなごみの関係ですね、幅広い対応をされておりますんで、今どこの自治会に行きましても一様に言われるのが、昔と比べて経費節減の一言で活動費がどんどん削られていくというお話ありました。ことしはそういうことはないと、予算編成もしてるはずでございますけども、そういうところには余り惜しむことはないようにしたいと思っておりますんで、またひとつよろしくお願いしたいと思います。 自治会の実際の数、見ますと、現在、周南市では982あるんですね。982あります。全世帯が6万6,440、これ現時点ですけども、そのうちの、6万6,440のうちの5万4,523世帯ですから、加入率は82.1%これちょっと微妙に0.1%ずつぐらい減ってるんです。これやはり加入率の、微減って言っても0.1ですけども、やっぱりこれはまずい。私は逆に何とか加入率を上げようと。とにかくこれがすべての町の基本の組織ですよという意識を持ってもらわないと困る。約10人のうち2人の人が入ってないというのはやはりまずいと思うんですね。まずいというのは、いろんな防犯関係、ごみ出しの関係含めて、やっぱり社会活動、社会生活は地域とともにあるというのはそういうこともあるんですから、ひとつぜひとも強くこれはお願いしなきゃいけないということで、今、市民ガイドブック、今度またなかなか分厚い、いいやつをつくりますけど、そういうものも含め、また私、このところいろんなところでお話聞いてますけども、やっぱり一番効果的のは今度やってみようと思うんですけど、市役所に来たときは、私も移ってきたときは、もうそこの人ってみんな決まってるんですね。だから、それよりも、最初にやることはガス、電気の申し込みとともに家を探すことなんですね、新しく来たら。そうすると不動産屋さんなんです。不動産屋さんに、必ず自治会に入ってください、自治会のところで、ここはこの方に連絡してくださいと、いろいろ面倒見てくれますよという不動産屋さんを押さえるのが何か一つのコツみたいなんですね。これ行政よりも、残念ながら不動産屋さんの方が迫力あるんです。なぜならば、そこで家やマンション、アパート借りられるわけですから。これは一度ぜひとも不動産協会の皆さんとお話して、こういう自治会の勧奨を、単に何となくガイドブックで入れたり、電話帳へ入れたり、ホームページにやるだけじゃなくて、プラスアルファそういう少し実効性のある場所で対応してみたらおもしろい、やってみようかなと思っておりますので、またこの辺のお知恵を賜りたいと思ってます。 そういうことで、大きな問題が、一つは、自治会ではごみステーションの管理でございまして、私は先般、私の家の医院の近くなんですけども、のべつ幕なしカラスがいたずらするんですね。だから、これを、あと紙を張って、ちゃんとしなければ、とらないっていうのはおかしいじゃないかと。だって、地元の人はちゃんと出してるんですから。いい加減に出す人は、どっちかっていうと自治会に入ってない人とか、失礼ですけどね、可能性があるな。それとあと、空を飛び回ってるカラスですから、それに幾ら張り紙したってカラスは字を読めません。だから、それよりも汚いごみがあったらその場でなぜ持っていかないんだと、言っていったんですよ。張り紙をして1週間置くとか、もうああいう自治会長にやらせて何を考えてるんだと言ったら、私もこれ恥ずかしかった。市の職員が早速対応してくれましてね、市長の家のマンションの前だけきれいにしとる。ばかなこと言っちゃいけませんね。私が言ってるのはそういうことじゃなくて、これは半分冗談なんですよ。だけども、やはりごみが、汚れてたら、私もちょっと余りに汚いもんで手でやるわけには、足でやりますけども、そうじゃなくて、やっぱりそのためにごみ収集があるわけですから、それちゃんと、伺いましたら、それ集める、くま手じゃないけども持っていってるそうなんです。だから、それちゃんと少し時間がかかってもやってくださいよという話をしたんです。これ間違ってるかわかりません。また、事務レベルから反論があるかわからないんですけども、これ私、どうみても町の一番汚い一つの原因だなと思ってるんで、またこの辺は私の私見です、今。だから、またちょっと行政サイドできちっとした対応をとってお話したいと思いますが、そういうことでございます。 そういうことで、あとは自治会などがやる、活動しやすい環境整備を検討したらどうだということで、先ほど申し上げましたように、先ほどのごみ出し、地域の環境の美化とか防犯関係含めて、やっぱりリーダーシップをとっていただける方になっていただいてるわけだし、またリーダーシップをとっていただけるようないろんな支援策をやっぱり行政として、費用の面もそうですけど、きっちり御案内しなければ、これやっぱりいけないんじゃないかということを改めて強く感じておりますので、この具体的な方法等きっちりまた御案内申し上げますんで、いましばらくお待ちいただけると思います。 それから、ステーションへの不法投棄の対応ということで、先ほど分別されてないごみは自治会長さんが分別って、そんなばかなことしちゃいけないんです。それは本当は、そういうことをした人がやらなければ、市の方でやればいい。もっと言えば、そういう、いわゆる集配っていいますかね、するところでやるべきだというのは私の意見なんですけど、これはもう少しお時間ください。とにかく美しいまちづくりをしたいというのが希望でございますから、何とかそういう方向でやりたいと思います。 それでは、最後の4番目でございますけども、高齢者の健康づくりということで、おっしゃるように楽しく体を動かして介護予防体操っていいますか、介護予防にいかないっていうのは、これは本当に一番大切なことですね。ともかく私は、いつもおやじ、おふくろが言ってたけど、亡くなるときは、親孝行じゃないですよ、子孝行と思って健康で亡くなってくれって。これちょっと親不孝ですけど、本当にそのとおりなんですね。私の一族、大体お寺さんで、お供養の最中に亡くなったりね、とても子孝行っていいますか、子供に面倒かけない一族なんですけど、そういうこともありまして、何とか健康で長生きしてもらうというのが基本だと思いますね。そういう前提で考えれば、先ほどの予防体操とか出前ですね、介護予防出前講座とかっていろいろあるんですけども、まずは楽しく遊んでもらいながら健康して、なっていただくということで、御参考に申し上げますと、この出前講座は昨年度、1月末現在ですから全部じゃないんですけど、75回で2,214人。18年度は1年で101回で、2,277人ですから、多分19年度も100回を超えて二千五、六百人、前年度よりもはるかにふえて、皆さんに御参加いただけると思ってる。こういうのはきっちり進めていきたいと思ってます。それから、「周南しゃっきり体操」って、この前ちょっとケーブルテレビジョンで見まして、何やってるのかなって最初思ったんですけども、自分でもやってみてしゃっきりしましたんで、間違いなくしゃっきり体操だなと思ったんですけども、これケーブルテレビジョンで流してます。これも周南オリジナルでございますね。こういうのも含めて、認知症のサポーター育成講座とか、そういう人的なフォローもやっぱり幅広くやらなきゃいけない。 そういう中で、最後の御質問でございました公園ですよね。市民、特に高齢者向けの公園の取り決めはどうだということで、健康器具で今現在、市内で6カ所ほど、そういうお年寄りが歩きながら足の裏を鍛えるとか、背筋を、私もちょっとやってみたんです、伸ばす、ぐっとなると、背筋が伸ばせるような器具を置くということ。ただ、心配してるのは、そこまで来られる方は健康なんですよね。来られない方がちょっと問題かなと思ってます。私も家の中でいつもつり下がりっていうか、ぶら下がり棒ですね、日本で一番むだな健康器具はこれだと言われる。なかなか健康器具を使ってる健康っていうのは継続が難しいんですよね。だから、多分議員がおっしゃりたいのは、そういう本当に楽しく健康が維持できるような器具を考えて設置してくれということで、お子様の遊戯場所と並行して、御老人用のそういう健康器具の設備はこれからもふやしてまいりたいと思っておりますので、全部で都市公園は143カ所あるんですね。現在、そのうちの6カ所が、全部とはいかないと思いますけども、私どももあすは我が身でございます。我が一日でございますから、しっかりそういう面も対応していきたいと思ってます。 以上です。ありがとうございました。   〔教育長、坂本昌穗君登壇〕 ◎教育長(坂本昌穗君) 反田議員の御質問にお答えします。 まず、部活動を通して協調性と友情を深め、楽しく安全な学校生活を豊かにする対応を、という御質問でございますが、昨今、少子化傾向が続いて、子供たちが地域で群れて遊ぶっていうことが少なくなってきております。一方、携帯電話やメールによる間接的な関係が急増し、人間関係の構築がうまくできない子供たちがふえていると言われております。学校でも、子供たちがお互いに支え合い、高め合う集団をつくることが難しくなっており、それが不登校やいじめ等の問題のきっかけになっているとの指摘もあります。このようなことから、義務教育を終えるまでに人間性を高めるために友達づくりや地域とのつながりを持つことは非常に重要な課題となっております。そのため、各学校では教育目標や経営方針等の中で、人間性や他者とのかかわり等をキーワードに掲げ、人間形成に向けてさまざまな取り組みをしております。例えば、授業においては子供同士のかかわりを大切にして、人間関係づくりを重視した授業を行ったり、地域の方をゲストティーチャーとして招いたりしております。また、学校の行事等においても、地域の方をお招きするなど地域との交流を積極的に進めております。先ほど議員のお話にあった部活動も、まさに豊かな人間性の育成や明るく充実した学校生活の展開といった意義があり、子供たちの人間形成に大きく貢献する活動でございます。私も野球を通していろいろな経験もしましたけれども、子供たちは部活動の中でさまざまな葛藤して、そして人間関係の摩擦も起こります。しかしながら、夢を追い、目標を持っている子供たちは、お互いに力を合わせて、ときには教師や親あるいは地域の方々の支援を受けながら困難を乗り越えていきます。部活動は人間関係づくりの貴重な経験となって、そしてその仲間たちは生涯、兄弟以上のつき合いをしていきます。勝つときも負けるときもございますけれども、私は30年間、子供たちとか、坂本と3年間野球やってよかったというふうに言わせて卒業させたい、その一念でずっと続けてまいったわけです。そして、私が一番うれしいのは、卒業生たちが訪れてきて、再会して、そのときに仕事の上で厳しい、つらいときもあるけれども、その都度、あの厳しい野球の練習を思い出して、あの苦しさに比べれば、これしきのこと大したことはないと思いながらいつも困難を乗り越えているっていうようなことを聞くたびに、本当にうれしさが込み上げてまいります。 続きまして、部活動の外部指導者の位置づけと役割についてお答えします。外部指導者には、大きく分けて2種類があり、県教育委員会が事業として派遣する場合と地域の方々がボランティアで来てくださる場合があります。県教育委員会の運動部活動外部指導者活用事業では、部活動の充実及び競技力の向上を図るとともに、地域社会との連携を深めることを目的としており、本市では鹿野中、大津島中、住吉中の3校において、それぞれ卓球、バドミントン、サッカーの専門的な技術指導をしていただいております。この事業では、1回の指導時間は原則2時間で、年間30回派遣され、謝金は県より支給されております。一方、地域の方々のボランティアによる外部指導者としては、学校からの依頼や外部からの申し出により、専門的な技術指導や試合の審判等をしていただくケースが多いようです。また、普段は学校で活動していない臨時的な部に社会体育の指導者を充て、試合等で指導や助言をしていただくケースもあります。このような外部指導者は、県中学校体育連盟に登録することで正式に学校で部活動を指導したり、試合でベンチ入りしたりできます。本市では12校、45名となっております。ボランティアの外部指導者への謝金でございますが、指導の形態もさまざまであることなどから、現時点ではお支払いすることが困難でございまして、市教育委員会としては、今後検討していくということで御理解いただきたいと思います。部活動の運営についてでございますが、いずれのケースにおいても顧問の教員が技術的に十分な指導をできない場合に、外部指導者にお願いして子供たちの指導をしていただくという形が多いようです。その場合にも顧問の教員が子供たちの心身の健康管理や人間関係づくりなどの面できめ細かな指導をしつつ、技術的な指導力も身につけるよう努めております。議員の御指摘にもありましたけれども、勝利至上主義には絶対走ってはいけない。まだ体もでき上がっていない中学生では、厳し過ぎる練習は絶対に避けなければならないものだと思っております。部活動は教育活動の一環として、顧問と外部指導者が協力して指導に当たり、ただ勝てばよいということではなくて、部活動を通して子供たちの人間性を高めるという姿勢で取り組んでおります。 以上でございます。 ◆20番(反田和夫議員) 御答弁大変ありがとうございました。 動物愛護という観点から二、三質問させていただきます。ペットフードの工業会というのがございまして全国で報道しておるわけでありますが、犬、猫の飼育数は2,400万頭と、子供の数は約1,740万人ということで、ペット数が人間を大きく上回ったということを報道しております。それはなぜかという答えでございますが、動物はいやし効果があるということで、最近の家庭住宅においても、そういうペットを飼ってもよいという、そういう条件のもとでこのような報道がされております。とはいえ、今、壇上で申したように、今非常にペットブームでありますが、動物に関するいろんなトラブルが地域に起こっておるということで、行政としても大変苦慮されておるんではないかと思っております。そこで、私は環境対策として飼い主のモラルとか動物愛護法の精神を取り入れたペット条例なるものを制定してはと考えますが、そのあたりはいかがでしょうか。よろしくお願いいたします。 ◎環境生活部長(峯重博君) お答えいたします。 周南市では、周南市合併する前ですが、平成10年に4市4町ですか、これでいわゆるポイ捨て禁止条例というのを制定しております。その中で、大きく2本立てといいますか、一つは、空き缶等のポイ捨てが一本で、もう一本、犬のふん害防止といったことで制定をしております。しかし、残念ながら、これは市民のマナーということで制定しておりますけど、今回、今年度、20年度になりまして、この条例全体をやっぱり見直しを今したいと考えてます。その中に、さらに罰則ですね、やっぱり罰則規定を設けてという、この前、まちづくり懇談会の中でもそういった意見が多くございました。不法投棄等もございましたので、そういった中でいろいろ新しく、ちょっと環境美化も含めた全体のそういったもので、今動物愛護の上位法もありますけど、含めたことで検討してみたいと思ってます。 以上です。 ◆20番(反田和夫議員) ありがとうございました。希望の持てる答弁をいただきました。 次に、これも以前質問をさせていただいたことがあるわけなんですが、御屋敷山斎場にペット専用の火葬場はできないかというお尋ねをいたしたことがあるんですが、そのときの回答は周南3市で事務組合で運営をしておるということで、会議があるときには協議をしてまいりたいと、このようなお話でありましたが、その後、日にちも大分経過しておりますが、今の現状がわかればお尋ねをいたします。 ◎環境生活部長(峯重博君) お答えいたします。 これにつきましても、以前、従来からそういった議論があったということは聞いております。そういったことで、また今回、先般も議員さんからございましたけど、運営協議会の方で検討したいと思ってますが、何分斎場につきましては、ちょっと敷地とかも狭いとかっていろんな事情がございます。もう一度、運営協議会の方で、周南市だけではどうしようもできませんので、話を出していきたいと思ってます。 以上です。 ◆20番(反田和夫議員) ありがとうございます。新南陽にもペットの火葬場があるわけですが、3市ということになりまして、下松の皆さん、また光の皆さんも御屋敷山の斎場でという御要望もあるんじゃないかと思うわけですが、そのあたりで会議の中でお話があるのかどうか。 ◎環境生活部長(峯重博君) 新南陽斎場にもペット火葬がございます。これをまず一番、第一として、御屋敷山につきましては、一応そういった質問ございましたので、一応提案をさせていただきます。 以上です。 ◆20番(反田和夫議員) ありがとうございます。それと、もう一件。これも以前質問させていただいたことがございますが、犬、猫の去勢といいますか、不妊に対しての助成の支援制度をお尋ねしたことがあるわけなんですが、県内においては下関とか美祢、岩国などが実施をされておるわけでありますが、本市としてはこの助成制度について、今後どのようにお考えかお尋ねをいたします。 ◎環境生活部長(峯重博君) 今おっしゃいましたように、下関とかそういったとこで5,000円ですか、そのあたり今補助をしておりますけど、周南市としては今のところそういった考えは、ペット補助をするといった考えは持っておりません。 以上です。 ◆20番(反田和夫議員) ありがとうございます。 それと、自治会活動の行政支援についてでございますが、建設部長にちょっとお尋ねをいたしますが、ごみステーションの整備、清掃の当番制を設けることで、ごみに対する住民意識の向上を図っている自治会があるやに聞いております。こうした自治会の活動について、行政から各自治会に啓蒙していくことはできないのかどうかをお尋ねいたします。また、ごみステーションの新設については、世帯数の基準と道路の幅員との関係は必要なのかどうかをお尋ねをいたします。 ◎環境生活部長(峯重博君) 私の方からお答えいたします。 ごみ収集につきましては、やはり設置のときには各自治会の会長さんたちとも相談させていただいて、そしてまた交通の事情とか、パッカーの離合とかもありますので、そのあたりでいろいろ現場に行って確認しながら設置をしたいというふうに考えております。 ○議長(古谷幸男議員) 以上で、反田和夫議員の一般質問を終わります。 続いて、質問順位第10番、吉平龍司議員。   〔32番、吉平龍司議員登壇〕 ◆32番(吉平龍司議員) 私は、公明党の吉平龍司でございます。 平成20年度に対しての市政運営に係る所信を市民の皆様に発表されました。市長に就任され10カ月、市長就任当初の御決意と、このたびの所信でさらなる御決意を述べられて、その思いはひしひしと感じられ、感激しているのは私だけでありましょうか。しかしながら、方向転換された部分もあるのかとも聞き及んで、尋ねてほしいとの声でありますので、改めて市長の政治姿勢並びに市の当面する諸課題について総括的な質問を行い、これまで御答弁賜った内容を中心に、市政運営全般として大きな1項目として5点ほど。また、質問の中身が重複する部分もあるかもしれませんけれども、質問通告の順に従いお尋ねをさせていただきます。私も議会に、皆様の御理解と御支援でお送りいただきました。その間、間違っていなければ68回の定例市議会があり、副議長職の4回と身内の葬儀告別式が重なって1回と、計5回以外は、間違いがなければ63回。地域現場におもむき、市民の皆様の生活される中での相談や要望など担当窓口に出向き、ともに悩みながら諸課題に真正面からとらえ、さまざまな行政課題を、この議場で市民生活の安心・安全を最重要としてとらえ、一回も欠かさないようにと一般質問させていただき、御提案・御要望を申し上げ、一歩一歩市民の福祉向上に、質問ごとにこれが最後の質問になるのではないかと、大げさと感じられるかもしれませんけれども真剣勝負で訴えてまいりました。自分が受けた一部の人からの御恩をどのようにお返ししていくのか、いわゆる知恩、報恩の魂を与えていただいた大きな立場で奮い起こして、このたびも真摯にお尋ねをいたしますので、御答弁のほどよろしくお願いを申し上げます。 それでは、はじめの1点目は、行政改革と財政運営など行政運営への市長の政治姿勢についてお尋ねをさせていただきます。島津市長の行政哲学は「再生と誠実」、いわゆるインティグリティと掲げられ、満足度の高い市政を実現するための考え方として、物事を市民の視点で誠実にとらえる姿勢から生まれ、情報公開の徹底によって頑強に支えられていくものだと思い、「すべては市民のために」という思いを職員全員と共有してまいりますとありました。昨年の新市長就任されての市政運営の所信への私の質問、答弁でも、 私の政治哲学、政治姿勢というのは、常に誠実と、市民に対しても、市の職員に対しても誠実であるということを心がけたいと思っております。市役所は本市の地域最大のサービス産業という位置づけも言われており、私もそのとおりだと思っており、すべてのサービスはすべて市民のためであるということを心して頑張りたいと思っております。その中で一つ具体的には、安心・安全・命、これが私の第一優先度の高いものでございますということをお伝え申し上げます。議員もおっしゃったように、一つの言葉の中でやっぱり「市民力」という言葉をおっしゃっていた。市民の力とは非常にいい言葉だと思います。地域力とか市民力とかいろんな言葉がありますが、私はこの市民力というのを強める、高めるということも一つ大きな目標といいますか、そういう形になっていけばいいなというつもりでおります。との答弁でありました。先般、20年度における新年度の予算編成や施政方針を発表され、先ほども紹介いたしましたけれども、「政治哲学、政治姿勢というのは、常に誠実と、市民に対しても、市の職員に対しても誠実であるということを心がけたいと思っております」との市長の政治姿勢について10カ月が経過をいたしましたが、不変で揺るぎないものと信じるものですが、先日の施政方針では、「仮にも、志というものを立てたら、ときや場所を選ばず、徹底的にやり抜くべきである」と大決意を披瀝されました。自立した財政構造の確立に向けたむだな非効率性を省き、財政再生への改革と財政健全化を目途とした財政運営の再生へ、10カ月の御経験を踏まえて行政運営全般に徹底してやり抜かれるのか。また、取り組み成果を示される方向性について、また国から地方へ、小さな政府や官から民など方向性はさまざまですが、改めて市長の御見解をお伺いをいたします。 2点目は、少子高齢社会への対応についてであります。少子高齢化の影響によるソフト面への重点施策については、新市長就任の昨年6月議会においても、高齢者や障害者の方々への在宅施設支援を中心として、これまでの計画が着実に推進されることと同時に、ソフト、ハードの事業について早期に着手可能なもの、できるだけ速やかに実現可能と考えるものは、できるだけ速やかに実現されるのか、少子高齢化対策などのソフト面での市長の基本指針について、15万余の市民の福祉維持向上をどのようにお考えなのか、御所見をお伺いをいたしました。その当時、市長答弁としては、もう既に65歳以上の方が4人に1人近くになっているということ、このあたりも心してやらなければならない。老人クラブを中心にした健康で元気で、老人方皆さん含めて頑張るというような体制にしていきたいとのことでありました。 高齢者や障害者の方々への施策とあわせて、このたびは、市長はさきの施政方針において、第3の重点項目として「実効ある子供の育み」の一つに「学校教育の充実」との具体策と、あわせて新たに加えた「子供を育む体制の充実」の2つを掲げられたことについては評価されるものであります。「未来を担う子供たちが、笑顔で健やかに暮らせる安心安全な社会を築くために何とかしなければならない」との心情を披瀝されましたことに強く共感をいたします。子供たちにとって安心安全な社会を、我が党はチャイルドファースト「子供優先社会」と呼んでおります。どのような時代、どのような地域にあっても、子供たちの笑顔は私たち大人に幸福感を与えてくれます。であるがゆえに、私たちが住む町に、子供たちが笑顔を輝かせながらやってこれるような町とするためにどうしたらよいのか。常に子供たちが訪れることを念頭に置きながらまちづくりに取り組んでいただきたいのであります。逆に言うならば、子供たちが興味を示さないような場所、地域は、必ず衰退するといっても過言ではありません、との指摘もあるようであります。近年、子供たちが仕事で稼ぐ疑似体験を通しながら自分たちの町をつくり上げていく、いわゆる「子供の町」が全国で誕生をし始めておるそうであります。先般、私どもも東京の方の東京キッザニアへ会派で視察させていただく機会をいただきました。私も中で見学、見させていただきながら、本当に今の若い子供さんに対する施策という、そういう労働体験の擬似でありましたけれども、本当にびっくりもした施策だなということで感慨深いものでございました。本市においても、2市2町で合併をして、広大な行政面積を有し、新幹線と在来のJRの鉄道の駅があり、地元の商店街はもちろんのこと、海と山の緑の自然豊かさも誇れる市民の森、渓谷、または歴史的文化財や芸術品など子供たちがもっと楽しめるよう、子供たちの視点から工夫を凝らしてみてはいかがでしょう。子供が楽しむ姿は親にとってもうれしいことであり、子供たちが楽しむ姿にまた来てみたいとリピーターが増していくのだと思われます。そして、何よりも子供たちの笑顔が市内に広がれば、周南の元気度は間違いなくアップするものと確信をいたしますし、その市で育った子供たちが地域から出ていってから、育った郷土を愛し、誇りに思う心が培われるとも考えますが、市長の御見解をお聞かせください。 次の3点目は、地球温暖化対策とまちづくりについてお伺いをいたします。私たちの将来に重くのしかかる難問として、先ほどの高齢化社会における少子化と地球温暖化への地球全体としての対策と伺うところであります。まさに、「地球益」「人類益」に立った協調行動が求められ、これまでの国連におけるUNEP、いわゆる国連環境計画の「地球環境概況」の機能強化に加え、「世界環境機構」のような専門機関へと発展的な改変・改組を提案されているやに聞くものであります。草の根レベルでの行動の輪をどう広げることができるのかが欠かせないともされているところであります。地球温暖化対策は待ったなしという現状の中にあって、これからの都市計画や交通政策などには必ず地球温暖化対策の視点を盛り込んだ、公共交通を中心軸とした拠点集中型の都市構造を図ることも求められるとも考えますが、本市においての、これまでの市民の協調についての循環型リサイクル行政とあわせて、地球温暖化対策の視点に立ったまちづくりを推進すべきと考えますが、市長の御所見をお伺いをいたします。あわせて、本市で先進的に取り組まれた省エネルギーの推進改修で得られる光熱水費の削減を基本としたESCO事業の導入拡大への新年度からの取り組みと、20年度の新事業として環境省による二酸化炭素、いわゆるCO2の排出削減のための省エネ製品の購入や公共交通機関の利用など、環境に配慮した行動をするとポイントがたまり、後でほかの商品購入などに使えるエコポイント制度の普及を御研究されてはと提案するものですが、市長の御見解をお伺いをいたします。 4番目は、国、県が主に権能であります医療体制について3点お伺いをいたします。初めは、本市または近郊市における救急医療の現状とドクターヘリ導入についてあわせてであります。1分1秒を争う救急医療。救急医療を必要とする患者が適切な医療を受けられないケースが後を絶たず、私のところにも結果、救急搬送時の実態について不安視される声や、大津島の離島に限らず、常駐されているお医者さんがおられない地域や中山間地域において、一人で生活をされている、特にお年寄りの方々など無医村地域が点在しております本市だけに限らず、国民の不安が各県や市の地域で高まっておるようであります。私ども公明党は、昨年の夏に奈良県で起きた救急搬送システム不備による痛ましい妊婦死産の事件などを受け、「救急医療の体制整備に関するプロジェクトチーム」を設置し、昨年の10月に、これを「救急医療対策推進本部」として格上げをする一方、関係機関へのヒヤリング等を精力的に行い、24時間365日受け入れ可能な体制整備の充実を柱とする要望書を厚生労働省また総務省両省に提出をいたしました。そして、生活の目線から、さらに踏み込んだ政策を打ち出すためには、地域の実態を正確に把握することが肝要と考え、このたび地方議員と国会議員が連携して、課題解決を進めるネットワーク政党としての強みを生かし、「二次救急病院に対する調査」の行いをさせていただきました。その調査方法は、該当病院の方からの自己記入方式で、対象は各都道府県から任意に選んだ1,140病院へ出向き、全国で救急医療に関するアンケート調査を行いました。また、「都道府県・政令市の関係団体へのヒヤリング調査」につきましても、同趣旨、同期間で、対象団体はそれぞれの医師会、看護協会、助産師会、消防本部の4団体。原則として該当団体の自己記入方式を採用し、202団体から回答をいただきました。御協力をいただきました関係者の皆様に、この場をお借りして心よりお礼を申し上げます。本市においても、私どもも医療現場に赴き、直接お医者さんから現況をお伺いをいたしました。少しアンケート結果を御紹介いたしますと、救急スタッフの勤務ローテーションについては、「極めて厳しい」と「厳しい」が、あわせて全体の84.4%の962施設、勤務医の過酷な労働実態と「医師」「看護師」等の医療スタッフの不足が突出されておりました。もう一つの大きな声は、消防への空きベッド情報提供ができる状況でないが4割弱も、具体的なアンケートでは必要不可欠な基盤整備である空きベッド情報を消防に提供するシステムがあるのかないかについては、「なし」が414施設で36.3%と全体の4割近くに達し、導入予定は、そのうち22施設で1.9%にとどまっている現況であるようでありました。救急医療向上のための改善策として、診療報酬の引き上げ、また公的支援の強化、また3番目に医療スタッフ不足の解消を求める声が多く占めている実態が浮き彫りになりました。私ども、これまで森重議員が救急医療体制やドクターヘリ導入について、県・国に要望されてはと一般質問で取り上げました。その市長答弁では、東京での救急医療体制やドクターヘリについて、現在の東京などの首都圏における救急医療体制と比較して、山口県は山口大学医学部附属病院ほか3カ所の救命救急センターがあるとの御見解を示されました。現状からは前向きなドクターヘリ導入の必要性は、おおむね御理解をいただいたやの答弁でありました。県内の救急救命センターが存在するのか、また、本市における救急医療の現状はどうか。東京や大阪での救急医療体制とかなりの格差があるように私は考えておりますが、率直な市長の現状についての御認識をお伺いをいたします。救急救命センターの周南地域への配備や山口県の中心に位置する周南市にドクターヘリが配備されるよう強く働きかけていただきたいのであります。市長の御見解をお伺いをいたします。 医療体制についてのもう一つの地域における治療の初期段階での緩和ケアの実施についてであります。全国各自治体の緩和ケアの取り組み自治体と比べて、山口県は先進的かつ積極的な取り組みの現状となっているように伺っております。多くの市民の皆様に緩和ケアの普及啓発を願いたいとの声にこたえていただきたいと、要望になります。お伺いをいたします。議員立法により「がん対策基本法」が成立し、昨年6月に同法に基づき「がん対策推進基本計画」が閣議決定されたところであります。その基本計画に治療の初期段階からの緩和ケアの実施、またそのケアに関する個別目標としてがん診断を行っているすべての医師が研修に参加し、緩和ケアについての基本的な知識を習得すること。また2番目に、原則として全国すべての2次医療圏において、緩和ケアに関する専門的知識及び技能を有する緩和ケアチームを設置して、拠点病院等を複数箇所整備することが掲げられているのが目標の2つの柱のようであります。全国の各地域においても、国立がんセンターの指導者研修会を研修して、医師等を講師として、がん診断を行っている一般の医師を対象とした、単なる座学ではなく、2日間程度の緩和ケアの研修会を開催するなど、緩和ケアの普及啓発に取り組んでいくことが求められているそうでありますが、本市のこれまでとこれからの緩和ケアの周知など、市としての現状をどうとらえておられるのか、御見解をお伺いをいたします。 最後の5点目は、周南市の観光戦略と振興策についてであります。国土交通省では、平成16年1月当初から外国人旅行者の訪日を促進するために、官民で取り組む戦略であるグローバル観光戦略を策定し、ビジット・ジャパン・キャンペーンなるものを推進し、また、観光振興を核として国内外からの交流人口を拡大する地域づくりが重要となっていることから、町並みや暮らしぶり、地域との交流などの広がりを持ち、旅行者にとって魅力ある観光交流空間づくりを推進してまいるとの指針を示しました。さきの施政方針で、「観せる力」の実現に「観光立市」への取り組みとして観光交流やコンベション誘致など、市長はかねがね周南における観光振興策をグリーンツーリズム、エコツーリズムの育成を中心に、周南らしさを内外にPRできる観光戦略として、有効な施策であると発信をされております。2市2町の合併で周南市が誕生して5年が経過いたしました。さまざまな経過の中で、言いわけがましい表現になりますが、一体感の醸成をにらんだ観光資源の掘り起こしや活用など期待するものであります。周南市としての観光構想が見えてくるのかこないのか心配するものですが、どのように戦略を描かれているのかについて、市長のお考えを改めてお聞かせいただければと思います。 以上で1回目の質問とさせていただきます。   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 吉平議員からの5点にわたる御質問に対してお答え申し上げます。よろしくお願いします。 まず最初に、私の市政運営と諸課題の取り組みということで、特に行政改革と財政運営について、一緒にすれば行財政改革についてという御質問だと思いますのでお答えしたいと思いますが、私としてはこの行政改革大綱実施計画というものが既にあるわけでございますから、これに基づいて、これ42項目ございます。その中で、特に今まで成果をやっぱり上げてきてる、その一つが定員適正化計画ですね。これはもう20年度にはきっちりでき上がると、前倒しででき上がるということでございますので、この件につきましては、これからは余り極端でないけども、やっぱり引き続き、この適正化計画は今の、来年で終わりというんではなくて、もう一度そこで見直そうということで考えております。したがって、この人数含めて職員の適正化っていうのは、基本的に住民の皆さんとのサービス度、サービスレベルがやはりこれ以上落ちないということが基本だと思います。そういう視点をしっかり持ちながら、再度計画は立てていきたい。それから、2番目は、新たな収入の確保ということで、これは先般も市の車30数台にわたってまずやりました。550台ありますから、全部とはいかなくても、ひとつそういう、例えばそういう面での報告を含めて、入るをはかるというか、少しでも収入の確保というのは必要じゃないかなと思っております。それから、3番目として効率的な行政運営ということで、行政評価、これは引き続き、私もここに来てびっくりしたんですけども、行政改革の部門がものすごく頑張っているんですね。膨大な数の項目をチェックし、また検証しながらフィードバック図っていくという、これが本当に動けば、私はこれ大変な行政評価ができると思っております。この辺の実効性もう一度、みずからしっかり鉛筆をなめながらというか、古い言葉ですけども、チェックしていきたいと思っております。それから、指定管理者制度を含めた外部委託。私は、基本は、議員もおっしゃいましたけど、やはり小さな政府、小さな行政システムだと思うんですね。ただ、小さいと言いながらも絶対に譲れないところありますね。例えば福祉の分野なんてのは、やはりあんまり、これは効率的とか何とかいうものを超えてますから、こういうところはやはり市の中核として残していくということで、そこで、ちょっと話が飛んで申しわけないんだけども、いわゆる安心安全、命にかかわる分野について、やはり我々が責任持って直接やっていくとか、学校教育、公立学校等についてはやはり責任持ってやっていくとかっていうことで、出していいもの、外部委託をしていいもの、もしくはもう一度取り組むものっていうものについて、実は、平成20年度はもう一度検証してみたいなと。民間で言いますと、例えば、私いつも申し上げて申しわけないんだけれど、NTTの場合は22万5,000人ほど実は、昔の言葉で言うとアルバイトの方を養ってたんですね、雇ってたんですけど、それを全部正社員化しましたね。これは経営という面だけで言えば、お金の面だけで言えば、これは非常に高い買い物かも、買い物って失礼なのかもわかりませんけども、やはり仕事に対する思い入れとか、企業に対するロイヤリティーというのはお金では買えない、いうことなんですね。私は、行政っていうのはそういうところがもっとすごいんじゃないかと。だから、もちろん一番バックボーンの一つとして財政というのはありますけども、場合によってはそれを超えてそういうサービスのもとになるものについての大切なところを忘れてはいけないなということで、その辺も含めましてしっかり周南市の行政改善審議会に報告するときは、そういう面にも配慮しながら報告できるような体制にしなきゃいけない。ただ、お金がないからとか、お金を少しでも得るためにということで、安きに走ることがないように心がけたいと、また心していきたいと思っております。それから、そのポイントがやはり市民サービスの向上でございますね。やっぱり各議員からおっしゃるように、少子高齢化でいろんな問題が噴出している中で、やはり行政として市民サービスが落ちていくというのは、やっぱりどんなことがあっても防がなきゃいけない。これをいかに落とさない、もしくは向上していくのがっていうのが私どもの仕事だと強く思っております。そういうことで、平成20年度から「第2次周南市行政改革大綱及び実施計画」の策定作業、「第2次周南市行政改革大綱及び実施計画」の策定というものを着手することにしておりまして、今までの計画を精査するとともに、今言った視点をきっちり入れて、住民サービス向上を大前提として策定していきたいと思っております。 もう一つの大きな問題は財政運営、これも裏表ございますが、私かねがね入るをはかって出ずるを制す、いわゆる歳入に見合った歳出の財政運営、健全な財政運営というのを申し上げてるわけでございますけども、特にこの平成20年度は、もう私どもの言葉で言いますと「再生開始予算」と今回の予算を位置づけておりますんで、そういう意味では強い周南の礎としての予算編成が私なりには行われているんではないかと。基本的にはすべての事業を一たんゼロベースで見直しました。そういうことで、やはり従来以上に予算をつけた方がいい、ここは削ろうじゃないか。ここはもっと民間に委託しようじゃないかということをやってみたんですけども、そういうことで、そのポイントとしましては、一点集中主義といいますか、いわゆる一点じゃないんですけど、重点施策に対して傾斜的に予算をつけるということで、例えば、先ほどお話がありました「環境立市」とか、それから「観光立市」ですね、「環境立市」、「観光立市」、いわゆる環境とか観光、それから「周南再生に向けた戦略的プロジェクト」には、予算の多い少ないは別にして、優先的な配備方針。それから、老朽化してるこの建物をかなりというよりはほとんど、日本でも数少なくなってきつつありますけども、老朽化してる象徴でございますけども、ただ、私は学校等の建てかえもそうですけど、基本的には、まずなるべく多くの子供たち、児童に対して安心して学校に通えるように、まずは改修、修繕を優先しなさいと。新しいものをつくると一つつくるのに2億、3億、4億とかかって、ほかで今10校、20校改善しなきゃいけないとこがまた先送りになる。子供たちはどんどん卒業していきますから、そういう面ではなるべくメンテナンス、メンテナンス重視の施策をしていこうじゃないかということで、今回の予算でもメンテナンス優先しております。ただし、そうはいっても、やっぱりもう、具体的に名前出しませんけど、ここの講堂はもう無理だというようなとことか、ここの実験棟つくらなきゃいけないっていうのあるんですね。だから、そこら辺のバランスを考えながらでございますから、新規の教室の建設とか講堂の建設を全くゼロというつもりではございませんので、この辺はひとつ見てやっていただければと思っております。それから、もう一つのポイントは、まちづくり総合計画に掲げる各種施策、こういうポイントで、かなりめり張りのある予算編成に心がけたと思っております。 その結果、実は一般会計の当初予算額は、昨年度、前年度ですね、これ19年度に比べまして、額にして約8億円、率にして1.4%増の574億円にいたしました。これ1.4%ふえてるじゃないかとおっしゃいますけども、実はこれ特別要因でございまして、公的資金の補償金免除繰上償還、例の繰上償還ですね。高い利率のものを低いのに変えるということで、これが7億5,400万円ぐらいありましたんで、これは、いわゆる特異事項ですから除きますと、19年度と20年度の予算の比でいきますと0.1%増、いわゆるほとんどふえてないということで、これだけの新しい施策をやっていこうということでございます。今申し上げました公的資金の繰上償還、これは先般も御案内申し上げましたけども、4会計まとめまして節減効果が10億8,000万円、非常に大きな額ですけど、ございましたので、これは御報告申し上げます。これは国の施策で、平成19年度から3年間で5兆円規模の公的資金の償還を行うんで、周南も一緒にやろうということでやらせてもらいました。非常に効果の大きい施策、いわゆる大きなポイントであります。それから、もう一つは、これも国の方からの地方再生対策費ということで、地方交付税需要額算定に盛り込むことができました。この平成20年度の地方財政対策としてこの地方再生対策費が創設されまして、国としては4,000億円の財源が確保されたもんで、これに見合って本市には3億7,600万円、約4億円近い地方交付税の需要額が算定盛り込みができました。これも御報告します。余り長くなると議員の質問がなくなりますんで、どんどんいきまして済みません。そういうことで、財政健全化計画は、これまた御案内しなきゃいけませんけども、1年間前倒しでやろうと、もう早速やろうということで動いておりますので、これはもちろん議会の皆様に前もって十分なる御説明をしたいと思っておりますので、ひとつよろしくお願いします。 2番目の大きな問題は、少子・高齢化への対応ということで、私どもとしましては、やはりお子様は宝だということでチャイルドファーストという言葉ですね。また、私はちょっとおっちょこちょいだから、チャイルドシートの間違いだと思った。これやっぱチャイルドファースト、いい言葉で、これからは使わせていただければと思っております。そういうことで、この子育て支援につきましては決して後退が許されない。特に、隣の市の岩国市が、いろいろあっても国からの大きな補償金といいますか、補償金と言ってはいけないのかな、について子育てにかなり重点的に、傾斜的にやりたいと。例えば小学校全部についての、いわゆる保険金をただにするとか。これは、実は一種の競争なんですね、各市町の間に。例えば杉並区っていうのは、義務教育の期間は学校、家庭に限らず、全員にたしか2万円だったですかね、年間。いわゆる保険をかけて、あらゆるそういう安心安全を確保した。こうなりますと、やはりどうしても杉並区にお子様、それじゃ集めようじゃないかということになりますんで、こういう競争状態にあるっていうことは、いい悪いは別にしまして、私どももやはり、もちろん少子高齢化、基本的に絶対大切ですけども、そういう中でも、少なくとも西日本で一といいますか、山口県では一番の対策がとれるように頑張りたいなと思っておりますので、基本的な考え方を述べさせていただきました。それから、この次世代、いわゆるお子様ですね、「次世代育成支援行動計画」の後期計画策定にも平成20年度から、まずはニーズ調査っていいますかね、これやらなくてもニーズあるんですけども、本当に大切なんだっていうことを、アンケートを含めましてちょうだいしながら策定をしていきたいなと思っておりますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。 それから、3番目に、地球温暖化の関係で、ESCO事業拡大、導入拡大の取り組み等どうなんだというお話ございまして、これは後ほど、また担当の部長からも話を、御案内しますけども、いろんなエコポイントとか市民節電所事業とか、それから統一省エネラベルの紹介とか、いろんなおもしろい施策っていいますか、ございます。ただ、まだなかなか市民の皆様には御理解賜ってないというよりは、ほとんどPRができてないと私は思っております。私も事前勉強したときに、これ何だと、初めて聞くよと。市長が初めて聞くようなんではだめだよということで、もう少しこの辺、御一緒になって、地球温暖化という大きな問題に対しての対策として市民全体でこういうもので、ある意味では楽しくと言っちゃおかしいんですけども、御理解得ながら取り組んでいきたいなと思っております。 それから、飛びまして申しわけないんですけども、市長の市政運営と諸課題の取り組みについて、特に緊急医療、ドクターヘリの関係等の御質問ございましたのでお話申し上げておきますが、実は、先般市長会と県との、特に総務部との関係でかなりやりとりありまして、この消防関係なんですけどもね、3つの地域で分けたいというのが県の御要望なんです。それに対して市長会の、ある市長から県内に一本にするというのもあるよと、消防の組織を。私はどうかなと思ったんだけども、それは多分、言われた市長さん冗談で言われたんですね。それは、県の人はさすがにさえてますね。それをすっと吸い取られまして、一本化はどうだって言われだしたんですね。だから、我々は3つに分けようが、これは私どもから東です。岩国までを一体と。防府の市長は、防府と周南は兄弟だから、おれは周南に行きたいとかいう、騒いでますけども、いらっしゃるなら堂々と言ってるんですけど、例えばそういう中で、いずれにしろ広域化消防体制、広域化が進んでまいります。そういう中で、一つは、機材、経費の面で実は結構お金がかかるんですね、一本化する方が。200億ぐらいかかるという、県全体でありますけど、ただし、メリットとしましては、こういうドクターヘリとか、非常に高性能、それから高層階に行けるはしご車とかっていうような機器類も充実できるっていうのはプラス面でございまして、こういう面で消防関係の、いわゆる再編化の中でこの救急医療の一つの入り口としての救急車の対応等についての検討も、実は県も含めて一緒に進めております。したがって、この辺はもう少しお時間いただければ、改めてきちっとお話ができるし、簡単に申し上げますと、ドクターヘリも実はこの市内にヘリポートが必要なんですね、御存じのように。ヘリポート自体は、この市内にはたしか29カ所でしたかね、20数カ所、ちょっと待ってください。──済みません。ヘリポートは25カ所あるんですね、周南には。だから、その中で一番問題なのは徳山中央病院のそばにあるのかということなんですけども、臨時へリポート、災害用として緑地公園の使用ができるようになっております。そういうことで、本当は屋根の上にどんと、屋上におりなきゃいけないんですけども、そばにおりれるということで対応ができるようになってます。したがって、既にございます消防用防災ヘリの「きらら」と、今回の新しいドクターヘリ、県には2機ということになります。御案内のとおり、ぜひともこれを一番産業災害等が起きる可能性が大きい周南に持ってきてくださいとお願いしております。最終的にどうなるかは別にしまして、何とか地域、安全安心のためにもお願いしたいということを強く願っているところでございます。 それからもう一つ、徳山中央病院の緩和ケア病棟、25床の関係で、これは最近も新聞記事等で盛んに出ておりますけども、県内4つの地域ですね、これ具体的に言いますと、宇部の山陽病院、それから下関の安岡病院、それから山口の山口赤十字病院、最後に周南で100床ほど新規に、いわゆる拡大といいますか、つくるのについて25床ほどを周南の、もちろん徳山中央病院ですけども、この秋をめどに整備をしていただけると、またしたいということで動いてます。これができますと、緩和ケアの病床についても県内の一つの核になれると思っておりますので、御案内申し上げます。 それから、最後に、観光立市といいますか、観光関係のビジョンづくりでございます。昨年3月に周南市の観光ビジョンが策定されまして、今後8年間の、この観光振興の指針よくできておりまして、私もじっくり読ませてもらいました。なかなかの力作ですし、私はこれに従ってやろうと、このとおりにどんどんやっていこうじゃないかということを言っております。したがって、先般、西林議員の御質問にもお答えしたと思いますけども、その大きな流れの中で具体的には、例えば、ぜひとも徳山湾における花火大会とか、それから今、長野山の、今回もお願いしてますけどもひとつ整備をきちっとやると。それから動物園の整備とか、それから冬のツリー祭りのLEDの導入とかっていったものについて、もちろん調査費のレベルもありますし、実際の予算もございますけども、今回ばっちり20年度予算の中に入れてありますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。それから、道の駅の整備とかエコグリーンツーリズム、コンベンションシティー化とか、こういうものも入り口として予算お願いしておりますので、最終的に、大胆に言えば今100万人を切ってる観光の、いわゆる市にいらっしゃるお客様を何とか下関並みの300万人目標で頑張りたい。ありがたいことに、まだ正式発表してない、まずいのかもわかんないけども。動物園がおかげで正式に30万人、間違いなく超えます。それのイベントもやりますけど、やはり20万人ちょっとだったのが3年で30万人超えるという。先般、山口の市長と話しておりましたら、えらく何か私のことを対抗意識を燃やされる、渡辺市長が。どうしたんですか、市長と言いましたら、いやいや、観光客の数が山口を、湯田を抜かれたんだよ、周南がって言って。これは動物園が一つですけど、もう一つは定収とか、いろんな外からいらっしゃる、働いていらっしゃる方が非常に多いというのもあるんです。非常に山口と今競争やってます。決して負けることはないと思います。こういう面でもひとつ観光という面から頑張りたいと思っていますので、雑駁で申しわけないんですけども、第1回目のお話を終わります。ありがとうございました。────────────────────────────── ○議長(古谷幸男議員) 吉平龍司議員の一般質問の途中ですが、ここで暫時休憩いたします。次の会議は13時25分から再開します。   午後 0時20分休憩 ──────────────────────────────   午後 1時25分再開 ○議長(古谷幸男議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○議長(古谷幸男議員) 吉平龍司議員の一般質問、続行いたします。 ◆32番(吉平龍司議員) 御答弁ありがとうございました。ちょっと項目がちょっと欲張り過ぎて、答弁で再質問ないというふうな雰囲気もありましたけれども、御配慮いただきまして重ねてお礼を申し上げます。ちょっと質問通告を5点ほどさせていただいたんでありますけれども、最後の地域観光の振興策ということについてから再質問させていただければと思います。 観光資源についての掘り起こしという観点からお伺いをしたいと思うわけでありますけれども、これまでも観光行政については民間が主にプロの集団、団体の方々、ある意味では主導的にやってこられたという経緯は理解をするところでございます。先般、ある方から御案内がありまして、これは観光名所とかそういうことじゃございませんけれども、ちょうどこの4月の6日に、桜の森の16代の佐野藤右衛門という方が特別講演でこの周南市へ来ていただけるというふうな御案内をいただきました。その中で、その会を催されたメンバーの方からもちょっとお伺いをしたわけでありますけれども、これも一つの観光資源の発掘の一つの事例かなということですので、ちょっと御紹介をさせていただければと思います。これ万葉の森、いわゆる西緑地公園の中で、従来あった桜だそうでありますけれども、樹齢50年の八重山桜という桜があるということが中心で取り組まれたいうか、発会して現在まであるというふうに伺っているわけでありますけれども、西緑地の中での八重山桜が、地元の方で樹木医をされてる宇佐川先生という方が、当初からこの桜についてはかなり注目をされておられたという経緯の中で、その方が京都御所の左近の桜を手入れをされてたという関係上、この周南西緑地の中での八重山桜が本当にその左近の桜よりも本当にすごいというふうなお声をメンバーの方も聞かれたそうであります。そんな中で、やはりそういう専門的な方が言っていただいたわけでありますから、かなりある意味では、市としてはかなり貴重なんではなかろうかということだったんではなかろうかと思うわけであります。そんな中で、やはり今回、京都の御所で言えば本当に桜の、本当にある意味では全国的にもかなり権威の方というふうに伺っているわけでありますけれども、周南市に来ていただいて、その八重山桜、またその西緑地にも高砂桜とか、かなり山桜でありますとか、ソメイヨシノとかあるそうでありますけれども、そこをぜひ見ていただいて、また市民の方にこういう桜が市にあるということを発信していこうということが大きな目的もあるそうであります。そのように、やはり観光といいますと、市民の方からここはすごいところがあるんですよというのも一つであります。また、他地域から来ていただいて、すごい、ここはいいまた観光名所があるという、またある意味で感動していただいたことの声を全国発信することが、ある意味で言えばその地域の、ある意味全般的な観光行政の取り組みの大きな柱になるんではなかろうかと思うわけであります。そんな中で、今回私も、平成18年の国民文化祭のときにも、この議場で、多く他市から来られるんで、ぜひとも迎え入れる中でこの周南市の、ある意味で言えば観光名所とか、そういうところをぜひとも見ていただいて、感動もある意味で言えばお渡ししていったらどうかという提案をさせていただきました。この前、国体の準備委員会で私も一応役員ということで参加をさせていただきまして、そのときに観光団体の方からいろいろお叱りの声も出たわけでありますけれども、やはりこういう国体も、他市からスポーツのために来るというのが目的でありましょうけれども、やはり山口県全体で受け入れて、周南市は種目があるそうでありますけれども、やはりそういう、来ていただいたときに、やはり市長さん中心にして行政側もしっかり、ここの市の観光名所とかいろいろなところを本当に発信をしていくという絶好の機会ではなかろうかと思うわけですね。 そういう意味で、私も、先ほど議場でお話させていただきましたけれども、合併して5年、この観光については私も合併当初、いろいろ広域の中で見て回らさせていただいて、いつかは取り上げていかなくちゃいけないという思いもあったんですけれども、それ以上に調整をしていかなくちゃいけない。インフラ整備とか福祉の問題、いろいろさまざまな課題がありましたので、きょう取り上げさせていただいたわけでありますけれども、そこらについて、市長さん、昨日の質疑の中でも言われておられました。私も、その気持ちは同感なんですけれども、改めて、先ほどの桜の話を、事例としてお話をさせていただきましたけれども、やはり民間にお願いした部分はお願いした部分、だけど行政としてもう一回、再度この国体を一つの節として利用するという、ちょっと言い方、言葉が違うんかもわかりませんけれども、この機を逃すともうこういう機会っていうの余りないという前提で、しっかりこういう観光の資源という部分、また地元物産とか、そういうことについて改めてもう一回、ある意味で言えば、若いメンバーがいいのかどうかわかりませんけれども、そういうことを考えた戦略というのが必要ではなかろうかと思うんですけども、そこらについて市長の見解がありましたらお伺いをしておきたい。 ◎市長(島津幸男君) 桜を例にして、八重山桜、ありがとうございました。私も早速、もうちょっとたったら春ですから、いい花が咲くと思うんで伺わせてもらいたいと思います。桜はもともと好きでしてね、今度入る予定の市長公舎にも1本立派な桜がありまして期待してるんですけど、そういう中で、私は観光っていうのはやはりある程度、ただ何となくありますよ、御先祖様のこんなものがありますよというよりは、やっぱりかなり戦略的にやった方がいいんじゃないかということで、先般申し上げましたように、再生戦略会議の20年度のメインテーマの一つにしたいと。その中で、今回も施政方針の中でお金のかからない施策でいきますと、「元気あいさつ日本一」という、これは新南陽のある会社の社長さんがずっとやってらっしゃることなんです。やっぱりまず声を出して、ほかのエリアから来られた方にあいさつをまず大きな声ですると。2番目は、やはり花いっぱいと。ここの通りは今何とか花が咲くように、一人のお年寄りが頑張っていただいておりますが、これを町じゅうに広げたいということで花いっぱい運動をやりたい。こういう、どっちかっていうとソフト面のやり方とともに、おっしゃるように歴史とか文化とか、例えば鹿野、やはり私は非常に文化度が高い。人口は減ってるかわかりませんけども、お習いごととか、いつも申し上げます漢陽寺のお茶の会、市の職員がみんなはかま姿でサービスをしてるっていうの、これ男性ですけどね、見ていますとやっぱりなかなかのもんだなと思うんですね。そういうこれまでの継続的な観光資源っていうのは、実は山のようにあるんですね。だから、そういうものをもう一度掘り起こして、ぜひとも、そういう恒常的にあるものと、もう一つはフェスティバルっていうか、お祭りでございます。これ、今んところ21でしたかね、市で全部、今度の4つあわせると。それを、恒常的にやるものとは別に、これはイベントですから、そういう中にツリー祭りのLEDとか、それから夏のお願いしたいと思っております徳山湾の花火大会とかを繰り込みましてやれば、かなりこの町全体がいい意味でわんわんとなっていくんじゃないかと期待しております。ただ、そのための道筋を、ことししっかり専門家を入れた再生会議で諮問いただきたいと。しかも早くいただかないと国体が来ますんで、この中にはもちろん動物園も含めた再生計画を考えてます。そういうことで、周南エリア全体の観光資源をもう一度掘り起こして考えてみたい。それから、先般申し上げましたそういうのを、全国的なウォークラリーとか24時間マラソン含めて、市民全体もまた一緒に参加できるものも含めてやってみたいなと思っておりますので、トータルの案を一度また御提案しますので見てやっていただけると思っております。 以上です。 ◆32番(吉平龍司議員) ぜひとも資源の発掘ということも含めて、私も熊毛の地域行かせていただきまして、やはり担当者の方もかなり言われるんですけど、私も正直言うところ全部見たわけでもございません。やはりこのとらえ方一つによれば、市長さんがここがええよと言うてしまうと、もうおしまいなわけでありまして、できるだけそういう本当に地域にある声を、出てきたことを後ろから支えていくというふうなことがやはり成功の大きな秘訣ではなかろうかなという一点と、もう一点、やはり観光ですので経済を伴うというのが最優先というのが、恐らく今まで考えられた大きな考えの一つがあったんではなかろうかと思うわけでありますけれども、先ほども市長さんが答弁の中で、動物園の30万の入場者ということが、見込みか確定かわかりませんけれども、お話されておられました。私ども会派の中、よくお話するわけでありますけれども、やはりこういう、動物園も正直長い間、かなり入場者数も減ってきてる現状の中で、やはり一点関心したのはやはりスタッフのメンバー、また園長さんも含めて、旭山動物園もそうですけども、やっぱり生き物を大事にするというその心が、やっぱり来場者、一回来られた方、また改めてまたこれリピーターとして来られるというのも、やはりそこらがあるから入場者数がふえるんではなかろうかなという、私たちも注目をした中身であるわけでありますけれども、そういうところもまた感じながらやっていきませんと、今回、駅にもエレベーター、エスカレーターつきました。やはりそういうふうにバリアフリー、いろいろな配慮をして、来ていただいた人にやっぱり喜んでいただける、やっぱりその魂っていうんですか、そういう部分が大事ではなかろうかと思いますので、ぜひとも、国体だけに限らず、しっかり広範囲の中で、いろいろな角度がありますので、もう市長さんがこれだちゅうて、余り極端に人の名前を関して言わずに、出てきたものをどうやって引き出すのか、プロデュースをされるのが市長さんじゃなかろうかと思うわけでありますので、ぜひともそこら、意に介して取り組んでいただければと、要望でありますが、よろしくお願いしたいと思います。 もう一点、4番目の医療行政について、私も市長さんも、ある意味で言えば、東京、大阪でいろいろ現場見てこられたいう経験、私はあるようにいろいろ質疑をする中で経験しております。だけど、やはりこの周南市がやはり救急救命センター、ある意味では中央病院を中心として、もうするぐらいの本当に受け入れ体制で、お医者さんがかなり日夜24時間受け付けていただいてる現状は、今回もいろいろなところでお伺いをいたしまして、そういうこの周南市の医療体制というのは、県の、ある意味は権限の及ぶところがありますので、余り議場で話しても、現状がやっぱり前へ表に出てこない、その中での課題が、ここの私は議員のところにも入ってくるのが、またこういう形で質問させていただくわけでありますけれども、市長さんがもし都会でいろいろお仕事されてる中で、この周南市のそういう救急医療について、本当に十分なのか十分でないのかいう認識について、ちょっと所見がありましたらお伺いをしておきたいと。 ◎市長(島津幸男君) 結論から言いますと、やはり十分じゃない。私の家族のことも何ですけども、やっぱり大きなムチウチ症にあって、ここでは無理ですね。やはり東京の一流の大学病院でなくては治らない病気が結構あるということです。だから、やはりこのエリアで一般的な言葉だけど大丈夫だと、少なくても赤ちゃんが生まれたとき安心だよ、救急で問題ないという、最低の医療水準はどんなことがあっても確保しなきゃ。だけど、どうしてもの場合は宇部にお願いする、下関、山口の方にお願いすることも仕方がないと思うんですね。実際にここの救急車、結構高速道路を走って下関行ったりしてますから、そういうことで100%完全じゃないけども、少なくても最低の60%といいますか、合格点はとっていきたいと。これは新南陽病院もそうです、徳山中央病院、医師会病院の皆さんも頑張っていただいてます。本当に頑張っていただいてるんで、そういう面でのお手伝いはしっかり行政としてもやっていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。 ◆32番(吉平龍司議員) ぜひとも、また現状、どちらかというと市民病院を抱えてるという現状からすれば、市民病院だけが、何かこう、行政からすればある意味では全般が見えるというふうな形になろうかと思いますけれども、やはり医療体制全般がどうなのかということも、やはり担当部局の方には申しわけございません、現状把握をしていただかないと、今の現状のままでは、本当に安心安全のまちづくりという部分からしたら、若干不十分ではなかろうかなというふうな気もいたします。 また、ちょっとこういう場で申しわけないんですけど、先ほどアンケートで空きベッドの情報ということを、私どもアンケートで全国的な結果も出たわけでありますけれども、この周南市においての大きな病院、救急、2次、3次、いろいろまた、夜間休日診療所、また診療所、またある意味で言えば医療機関全般が、ある意味では救急体制のときに空きベッドがあります、その情報を共有は、消防を中心としてできてるのかどうか。もし、消防本部の消防長からちょっと現状があればちょっとお聞きをしておきたいと思います。 ◎消防長(山本恭正君) 今、全国で言われておりますシステムでございますけれども、当周南市においてもございます。しかしながら、空きベッド、必ずしも十分とは言えない情報でございまして、できるだけ病院、消防、これができるだけ情報を確実にいただくように努力したいと、このように思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ◎市長(島津幸男君) 先生が一応、十分いらっしゃるときの空きベッドと、もう一つ、緊急時、大災害が起きたときの空きベッドというのは、実は十分あります。実際使ってない医師会病院でも20や30なんてちゃんとあるんですね、医師会病院も。だから、その辺のベッドも、議員おっしゃったら多分お医者さんもついた空きベッドという意味だと思いますけれども、本当に大災害が起きたときの空きベッドというのは、実は十分確保されておりますので、御心配にならないようにお願いします。 ◆32番(吉平龍司議員) ぜひとも現状認識の中でしっかり医療体制について、またこれからも、また提案する機会がありましたら、ぜひと思いますけども、現状をしっかり担当部局の方とも協議いただきまして、現状についてまた把握をしていただければというお願いをさせていただきまして、終わらせていただきます。 以上でございます。 ○議長(古谷幸男議員) 以上で、吉平龍司議員の一般質問を終わります。 続いて、質問順位第11番、伴 凱友議員。   〔4番、伴 凱友議員登壇〕 ◆4番(伴凱友議員) 民主一意会、伴 凱友です。 最初に、職員の給与について質問いたします。昨年の12月の議会で、市長は職員の昇格・昇給に業績評価を持ち込むと表明されました。現在の日本は資本主義社会であります。競争を前提とした社会ですから、職場に業績評価を持ち込むことに原則的に賛成であります。しかし、競争社会が、現在のように行き過ぎた市場主義で、弱肉強食があらわになり、弱い庶民をいじめる事態を引き起こすようになっては問題です。競争で個人個人が成長し、社会が発展する。それが競争の意義であります。競争社会が人類の生活を阻害するマイナス面があらわれた現在、政治力によって人類平等や社会保障の充実、弱者救済という面を取り入れなければならないことは現実が教えています。日本の戦後から高度成長時代は、当時充実していたヨーロッパ的社会保障制度を求めた国民に政治がこたえた結果であります。当然、嘱託・臨時職員、まれなケースでありました。しかし現在、特に若年労働者の多くは派遣労働、つまり嘱託や臨時、その仕事は生活していくための主要な収入源となっています。中には日雇い労働に過ぎないものも、若い人がネットカフェ難民やホームレスに陥っているなど、ゆゆしき事態であります。こうした労働者の貧困化が始まった端緒は、1999年の労働者派遣の自由化だと思います。2003年には、製造業への派遣が解禁され、同じ労働でありながら派遣労働者と正規雇用との極端な賃金格差が始まりました。各企業がそろってこのような労働形態に突入しては、当面のコストダウンにはなっても、本当の企業の力はつかないと考えます。給料が安くても雇用への安心感があった時代は、それなりの人生設計、技術の取得、勉学の目標などを定めて自己研さんができました。また、職場の先輩から受け継いでいった技能は、技能オリンピックで圧倒的な強さを発揮していました。安定した雇用関係が世界一の職場技能を育てました。今やそうした技術と技能が日本で失われていってることに危機感を持つのは私だけではないと思います。現在のような嘱託・臨時・派遣労働に依存する就業形態は早急に改めるべきではないか。昨日、炭村議員が取り上げ、後、私も触れますが、鹿野体育館の仕上げを見ましても、とても素人とは思えない。これは、仕事が派遣労働などに頼ってる結果、まともに企業で労働者が育っていたら、ああいう仕上げっていうのはあり得ない状態です。周南市でも、安易に正規職員から嘱託と臨時職員へシフトすればよいと考えるとしたら、これは百年の計を誤ると考えます。正規・嘱託・臨時職員は、それぞれの特徴を生かすことで就業の成果を上げるようにすべきであります。その中での業績評価の導入は、職員に働く喜びを喚起し、働く意欲を向上させ、自己研さんの動機となるものでなくてはなりません。 以上、私の基本的見解を述べた上で、2点質問いたします。正規職員と嘱託職員の給与格差は余りにもひど過ぎます。行政上の資格を有する保育士と保健師で比べてみますと、嘱託と臨時の給与は正職員の3分の1弱であります。保健師の場合は、正規職員の産休などのときに臨時採用されているようですが、保育士の場合は、正規職員と同じ仕事をしています。保育士の職員数は、正規職員117名ですが、嘱託84名、臨時74名、正規職員は保育園の中で4割強に過ぎません。同じ労働でありながら、過半数以上が給与の3分の1以下で働いているのでは、これは働く意欲を生む職場とはなり得ません。業績評価を持ち込むとしたら、こうした全く業績を反映しない雇用条件を改めるべきではないでしょうか。市長は、現在の雇用形態をどうするのか、嘱託と臨時職員の給与はどういうふうに改めていくのか。その将来像をお聞かせください。2点目は、業績評価の内容ですが、どのような業績評価をするのか、だれを対象に、どういう手段で行うのでしょうか。お尋ねいたします。 2点目ですが、鹿野小学校の屋内運動場について質問します。この問題は、昨日、我が会派長、炭村議員がただしたところであります。私は、少し観点を変えて質問したいと思います。それは、このたびの工事ふぐあいに際してとられている職員の隠ぺいの体質です。ここに写真を出しておりますが、これは2階へ上がるドアの部分です。張り紙が2枚あります。張り紙には「立ち入り禁止、危険です」と書かれてあります。この張り紙が、我々民主一意会が行った最初の視察、これは2月7日ですが、この屋内運動場に入ったときにははがされていました。私たちの視察には教育委員会総務課、建設部建築課が立ち会いましたが、校長室で打ち合わせが終わり、屋内運動場へ向かう前に、これは教育委員会の職員が副市長と建築課の指令で先回りしてはがしていたことがわかりました。校長先生は、この張り紙については、教育長とも相談して隠すようなことはしない、どの会派が来ようとも事実だからそのままにしたという方針をちゃんと定めていたそうであります。今でこそマスコミが取り上げて、これは危険な廊下の、この危険は紛れもない事実として、皆さんの前に明らかになっていますけれども、こういう2月時点では、まだ隠して、問題が解決すると考えておったんではないか。執行部の間でこの問題を議員にも公開して、市民参加のもとで解決しようしておる方もおられます。しかし、これを隠ぺいしようとしている部分もあります。そのことが非常に明瞭になりました。それどころか、昨日の炭村会派長の質問に対する市長答弁は、大変衝撃的な答弁でありました。職員の隠ぺいを認めました。そして、この議場で部下を批判されました。隠ぺい体質から抜け切れない、旧態依然の役所にいらつかれたんだと思いますが、その市長の気持ちがわからないことはありませんが、市長は行政のトップであります。すべての職員を指導する責任があります。行政をチェックするのは私たちですから、批判は私ども議員に任せていただきたいという気持ちも私の正直なところです。生意気を申すようですが、市長が部下を批判するときには、やはりその人を向上させると、その人のためになる、どんな批判も愛情を持って職員を信じて行っていただきたいというのも私の願いです。次に、幹部職員の方にも訴えたいことですが、私たち市民が一番行政に対して不満を持っているのは隠ぺい体質です。わからない、何かいつも知らないうちにものが決まる、これが一番嫌なことであります。選挙で島津市長が圧倒的な多数で支持されましたけれども、「民はこれによらしむべし、これを知らしむべし」こういう行政の体質に、役場の体質にそれを改める、そのことを住民が望んだ結果だと思います。私は、市長の「市民に知らしむべし」という情報公開の姿勢を強く支持するものですが、責任は市長がとるのですから幹部職員の方々も情報隠しに精を出す必要はないと思いますがどうでしょうか。もし、あなた方が「自分の意向に沿わない市長には協力しない」としたら、市民に対して「自分たちの意向に沿う市長を選べ」それを押しつけるもので、主権者を批判しようとする傲慢な態度と言わなければなりません。 私は通告書で、この問題について、鹿野屋内運動場は建築後1年近く経過しているのに満足に使えない状態である。工事不具合の対策について一貫した市の方針を立てるべきではないかという項目と、市の建設課が教育委員会の職員に業務を命令、指令していることは教育行政への介入、直ちに改めるべきではないか、2点を質問しておりますが、昨日の市長の答弁は、庁内の不一致を認め、本格的な対策をとろうとしている市長と対処療法的なところでとどめようとする内部不統一もあることがわかりました。これではここに言う業務の指令などが乱れることも当然のことです。したがって、私は市長には答弁を求めません。副市長以下にあと再質問でいろいろお聞きしたいと思います。 3件目です。市民防災でありますが、現在災害対策はいろいろ考えていますが、いざ災害が起こった後のことを考えました。災害マップならぬ救助マップを準備したらどうかということであります。災害時に、ほんのわずかでも市民に役立ちたいと考える立場の人に立って自分はこんなことができるという情報を大切にしたいと考えました。電気がとまったら、自分の会社には自家発電機があるから使ってくれてよいという人もいるでしょう。水道管が破裂したら、自分ところには井戸があるから使ってほしい、役立てたいという人もいるでしょう。そうした思いやり情報を地域で把握しておき、対処できるような準備をしておいたら非常に便利ではないかと、助かるのではないかと考えます。市長の見解を聞きします。 以上で登壇での質問を終わります。(拍手)   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 静かながらも迫力ある伴議員の御質問で私が答えなきゃいけないところを答えさせていただきます。 かねがね女房からは、父さんはいつも大きな声を出したがるけどあれでは高血圧と間違えられるよと、しかるときは静かにしかりなさいといつも電話でしかられております。きょうは何か女房からしかられてるような気持ちになっておりまして、部下の指導につきましては改めまして心して対応したい、愛を持って地球を救いたいじゃないですけども、そういう立場で頑張りたいと思ってますが。 まず、臨時職員、嘱託の関係のポイントですけども、これは私もかねがね実際にそういう方々から強い御希望と批判をいただいております。やはり2分の1とか3分の1で同じ仕事、いろんな言いわけします、私も最初の議会でいろいろ言いましたけども、やっぱおかしいと、これは。だから私今回、今、課長さん以上の全部の面接を大体終わったんですけど、その中で保育関係のいろんな分野の課長さんとかのお話聞きました。その中で、言葉が失礼なんだけども、とてもお子様とかお母様に愛されてる、これをもし優秀な保育士と言うんなら、そういう優秀な保育士をピックアップしててくれと、すぐにだめでも必ずそういうきちっとした処遇もしくは正職といいますか市の職員に登用したいと、年齢は問わないという話を差し上げております。何人かいただいてます。というのは、実際採用試験は私これ全部立ち会っておりません。少ないんですよね、受ける方が。だから実際みんななりたいと言いながら正職で受けに来る方が少ないからおかしいなと思うので、多分何かそこに私のわからない何かがあるんだと思って、それならばもう直接現場で、今言った言い方が優秀ならば、優秀と言い方で正しければそういう方をもうピックアップしてもらうという作業を実は進めております。そういうことで手ぬるいとおっしゃるかわかりませんけども、やはりそういう面からも差別をなくしていかなきゃいけないなと。おっしゃるとおりでございます、3分の1とか2分の1の差別で大切なお子様を預けるという方が心配されるのは当たり前だと思っておりますので、これはちょっと時間をいただきたい。いろんな施策を打っていきたいと思ってます。 それから、もう一つは、これはちょっと申しわけないけども伴さんと真っ向から対立することになります。私は、現在の業績評価は、多分おっしゃるのは目標による管理という発想的だと思うんです。資本主義だから競争ということはありません。私が今、今回やってる業績評価というのは競争をさすためじゃないんです。もっと言えば市の職員というのは会社で言うと総務部ですよ。総務部の職員というのは普通に一生懸命やって普通なんです。BとCの間ぐらいですかね。それ以上はAもつけようもない、Eもつけようがないんです、普通にやったら。いわゆる総務関係の仕事というのはそういうもんなんですよ。だから非常に差はつけづらいと。だから私が言いたい業績評価というのは、一つは、特に課長さんについて言えば、今部下が自己申告書というのが出せないんです。出してもいいんだけど、書類はあるけど出せないんです。だから少なくても長がつく人の最大の責任は仕事の遂行じゃないですよ、部下の育成です。組織で仕事をするんですから。100人の部下を持ったら課長が1人頑張るよりも99人の部下をいかに動かすかというのがこれが仕事です。その長としての役目をここは全く忘れてるというんで、各課長さん全員を集めてというか、1人ずつやってるんですけどね。きっちりそこを教える。だから、まずやることは自己申告を出させてくださいと。なぜかというと、自己申告には自分はここが得意だよと、自分は実は今肝硬変だよと、つらい仕事は許してくださいとか、家族がこんなに困ってるとか、これ自由に書けるようにすれば長としては、あっ、こういう仕事はやめさせてこっちで伸ばそうとか、いわゆる育む力、職員の育成のための私は業績評価という意識を持っておりますから、ここはちょっと御理解賜ればありがたいなと。評価しなくてもいいじゃないかと、これは違うんです。やっぱり仕事に応じて応分に頑張っている人と、それからいい加減にしてる人、皆さんも御存じでしょうけども、きょう、いわゆる来ていらっしゃる2階の方もときどき、きついおしかりを受ける方が多いと思うんですね、我々に対して、仕事をしてないじゃないか。午後3時になったらもうたばこ吸って寝てる、何やってんだと。2人の仕事を3人でやってるんじゃないか。みんな私わかってます。だからそういう人と本当に、よく言えば朝まで頑張って仕事をしてる、頑張るというのがいいかどうかは別にして、頑張ってやってる人と私は当然差がつけて当たり前。給料じゃないんです、これは。私はボーナスで差をつけると言ってるんです。管理者ですね、まず。そういうことです。これが成功すれば、これはなぜかというと人を評価するのは難しいんです、課長さんに申し上げてる。何回もここで申し上げますけども、中国では人事とは言いません、神の事、神事です、人を動かしたり占ったりすることは、そういう人の一生にかかわるようなことをするのが長の責任でもあります、課長さんも部長も。だからそういう意味では真摯な謙虚な気持ちでそういう評点のできるような訓練をしたいと思っております。そういうことで単なる業績を上げるための評価じゃなくて、あくまでもその人、部下を育成する育むための評価ということであることを御理解賜りたいということでございます。長くなるとまずいので。 次は、市民防災、これはおっしゃるとおりです。井戸が私のうちにあるけども地震が来ても絶対この水飲ませないと、こういう人はもう気にしなくていいんじゃないですか。ええ、もう全部調べる徹底的に。何がこれが私有権とか市民の財産ですか。こういうことを言ってるからおかしくなる。徹底的に調べてどこに井戸があるか全部、大体地球にあるものは共有財産ですよ、たまたま私有権があるだけ。間違えちゃいけません。私は法学部出てますけども、この基本を忘れて個人の権益とか利益だけでやるからこの町みたいになるんです。だからだめですね。だからそういう緊急時においては全部失礼だけど行政の責任で市民のマップ、マップというのはいわゆる井戸がここにあるとか、ここに食料品があるかっていうのは事前にわかっていなくて大災害に対応できません。だから、私も神戸で苦労したんです、実は。そのときやったときに何が一番大変だったかというと水なんです。水洗になってるんです、みんなトイレも何も。本当にせっちん詰めですよ、臨時の物は全く役立ちません。バイオでやるなんのは日ごろでありまして、そういう苦労もありましてね。だからそういうときに水がどこにある、一番いいのはプールなんです。ルネッサンスとかいろいろありますけども、ああいうときのプールがもし壊れてなかったらここにみんなバケツ持っていって水洗で流すやり方するわけです。こういう一つ一つのノウハウが既に神戸の大震災で非常に蓄積されておりますので、そういうのを見ながらその中で議員おっしゃったような井戸がどこにあるとか、どこに食料が確保されてるかっていうのは基本的な情報でございますので、これは申しわけないですけども徹底的にいい御提案ですので対策をつくって調べさせていただきたいと思っております。もし間違えておりましたらどうぞ御批判を賜ればと思います。 以上です。ありがとうございました。 ◆4番(伴凱友議員) 先に鹿野の屋体運動場のことについてお聞きしますけれども、先ほど言いましたように「危険です、立ち入り禁止」、副市長が指示されたと言われてるんですが事実ですか。 ◎副市長(住田宗士君) お答えいたします。 私がまいりまして、2月5日だったですかね、まいりまして、その張り紙を見まして、直接そこでそれをはぎなさいというふうな言い方はしておりません。ただ、こういうのがありますというふうな状況の説明を受けたときに私の申したことがやはり少し言い方がまずかったのかなというふうに今思っております。そういうことで部下の方がそういうふうな行為を行ったということにつきましては私の責任でございますので、そういうことはここでおわび申し上げたいというふうに思います。 ◆4番(伴凱友議員) ポスターをはがしたのは、これは教育委員会の職員なんです。それにどうして副市長の指令がいくんですか、そしたら。なぜですか。 ◎副市長(住田宗士君) ですから私はそういう状況の鹿野小学校の屋体の現状を見に行ったわけでございます。ですからその施設の管理をいたします教育委員会の総務課の職員がその状況を学校長と一緒に、2度目ですから総務課の職員が案内をしてくれてこういう状況になっておると説明してくれました。そのときの中でそういうふうな、その職員が受け取り方をしたということであります。 ◆4番(伴凱友議員) 非常にあいまいなんです。それはいつのことですか、何日ですか。 ◎副市長(住田宗士君) 民主一意会の視察の前日ということですから、たしか2月の5日か6日というふうに今思っております。 ◆4番(伴凱友議員) 張り紙をはがした人は、その後、何度も鹿野小学校に行っては校長と口論してるんです。何を口論してるかいうと建築課の依頼で見に来ましたと、私どもは7日の次、たしか15日に行ったと思うんです、それも途中で駆けつけてきたという感じで、何か見に来たと、校長が呼んでないはずだ、いや、建築課からいろいろ不備があって点検しろいうことを言われて来たと言われてたんです。校長としては教育課の指令でもない何でもないことで何で来てるんかちゅうことで非常に議論してたんです。その中でまたこのポスターの話も出てきまして、いや、ポスター、危険です、立ち入り禁止と書いてあるのはいいけど危険ですと書いてくれちゃいけんじゃないかと校長を説教してるんです。だれの入れ知恵ですか、これ。少なくとも教育長ではないと思いますよね。教育長は校長とは話して確認がとれてるんですから。どうしてこんな奇妙なことが起こるんですか。副市長が直接出されんかったんだったら建築課のだれかが出されたんですか、そういう指令は。 ○議長(古谷幸男議員) だれが回答しますか。 ◎建設部長(中村司君) 職員のあれはちょっとわかりませんけれども。 ◆4番(伴凱友議員) 何言われたか全然わからなかったんですがね。私が言いたいことは、副市長からあるにしても、建設部から話があるにしても、それは教育委員会にちゃんと言っていかんにゃいけんでしょ。教育長なりに人を派遣してくれと言わなきゃいけないじゃないですか。そんなの一回でもあったんですか、ほんなら鹿野中学校に行ってくれちゅうのは、教育長にお願いしてるんですか。どうですか、建設部長、されてますか、それ。 ◎建設部長(中村司君) 基本的には私どもとしましては教育委員会の総務課を通じていつも協議しているわけでございますけれども、それで学校に入る際につきましても教育課の総務課の方を通じまして学校長、学校の中については連絡体制をとって現地に行っているところでございます。 ◆4番(伴凱友議員) そしたら教育委員会の総務課長にそちらから命令が出てるんですか、こういう命令というのは業務の依頼が、そういうことですか。それですとまたちゃんと真相を調べてみますので私の方では。 ◎建設部長(中村司君) 最初は工事依頼書が出ますので、その関係の中につきましては当然協議やっていきます。それで例えば設計に当たり、それから現地に当たり、これにつきましてはすべて総務課の方と協議をいたします。それにつきましての協議事項につきましては私どもの方から例えば連絡というのはいついつ、例えばこういつもよくなりますと事前にそれは協議の段階でお互いに連絡をとりましょうということもありましょうし、それから私どもは勝手に走るということはまずないと思っておりますけども、必ず総務課の方を通じまして、それから学校の方に行くようになってるというようなシステムでございます。 ◆4番(伴凱友議員) どうもそこを議論してもどうも余りいい答え出てきそうにないんですが。じゃあ、副市長にお伺いいたしますけれども、この張り紙があった、これを何となくあいまいにされたんですが、そういうあいまいにするところをみんな怒るんですよ。はっきり自分は何言ったって、何も隠すことないんですよ、住民なんですから。市民が主人公なんですからね。主人公の負託を受けて皆さん仕事してるし給料ももらってるんですからきちっと言ってほしいんですが、そのポスターを見たときあなたははがしてもらいたいと思ったんですか、それが言葉に出たわけですね、そうですね。 ◎副市長(住田宗士君) 私も現場に行きましてその紙を見ました。そして、ドアは施錠してありました。ですから危険につき立ち入り禁止というふうな状況がありました。ですから危険につき立ち入り禁止という張り紙については、私はここは張る必要があったかなというふうな気持ちには一応なりました。はい。それがその総務課の職員にそういうふうな感じで伝わったんではないかというふうに今は反省しております。 ◆4番(伴凱友議員) ということは外してもらいたい気持ちになったと言うけど、気持ちじゃなくて必ず口で発言しているはずです、それは認めますね。発言しているでしょ。 ◎副市長(住田宗士君) その辺については私も定かではないんでございますが、そういうふうに受け取ったという職員がおることにつきましてはそうであろうというふうに思います。 ◆4番(伴凱友議員) すごい答弁ですね。その張り紙見て取ってほしくないな、取ってほしいなと思ったら近所にいた部下がそれを感じ取ったということですよね、すごい超能力ですね。何かで出されているんじゃないんですか。じゃあ、なぜ取ってほしいと思われました、張り紙を。あれは校長先生が危険だと思ったから張ったんですね、学校管理者、校長先生ですよね。なぜあなたがそういう、何を見てそういう判断されたんですか。 ◎副市長(住田宗士君) 私は、危険につき立ち入り禁止というふうに書いてありましたので、そういう書き方について少し抵抗がありました。 ◆4番(伴凱友議員) 今の言葉をやっぱり副市長から出ているとわかるんです。教育課のお二人が盛んにそれを言ってたんです。私にも言いました。危険につき、何で危険なんだ。立ち入り禁止はいいちゅんですよね。危険につきは取ってくれって校長先生にも盛んに言ってましたよ。やっぱり同じ、たまたま同じ発想になったというより、副市長の意向が伝わったと考えるのが自然ですよね。問題は、あなたが危険と感じてない、学校長が危険と感じているということでしょ。それは違うんですよ。あなたの考え方で管理しているんじゃなくて学校長が子供たちのことを思って管理している施設ですから学校長に任せなきゃおかしいんですよ。それこそ教育行政の介入なんですよ、物すごい大事なことなんですよ。立ち入り禁止というのは理由がなく入っちゃいけんということなんです。子供たちに理由を教えないんです。ここはあなたたちが入る場所じゃないという宣言なんです。でも危険につきというのはちゃんと理由が書いてあるんです。危ないから入るな、きちっと直せば次は入れる、皆さんが使えるという、子供たちに使えるという意思表示なんです。教育の観点じゃ逃せられない物すごい大事なことです。それをどうして教育長も学校長もほっぽり出してそんなことをさせたんですか、結果的にさせてるんですよ。させたことに関してどう思ってますか。 ◎副市長(住田宗士君) ですから先ほど申しましたようにさせたことに関しまして私は責任を感じております。申しわけございませんでした。 ◆4番(伴凱友議員) 副市長は責任を感じてる、いいと思います。それは今後、責任を感じてるということは今後どういうふうにやるかということなんですよ。市長が業績評価ということを言いましたけど、大体業績ちゅうのは普通0点から100点までつくんでしょうけど、これは加算していけれるんです。ただ失敗したことを取り繕って物を隠そうとしたり逃げ回るとこれは0点じゃない、今までの成果を台無しにするんです、マイナス点になるんです。イージス艦の事故がありましたけど、確かに漁船員2人が死んだ。非常に不幸な事件ですけれども、みっともないのはそれを隠そうとする人がもっとひどいでしょ。だからそのことを反省して、本当に情報を公開することには協力できないはずはないと思います。ちょっと時間がありませんので。私は、きのう炭村会派長がなかなか時間的にできなかった部分があるんで、これは建設部長でしたか、きのう、まず構造上問題ないと言われましたよね。これは市長は構造上問題あるというとらえ方された答弁をされたんですよ。建設部長の方は構造上は問題ないと、ひびに関しても問題ないと言われたんですが、ひびはだんだん拡大していきます、大体3ミリを超えたら危ないんじゃないかと、(「0.3ミリ」と呼ぶ)それをはかるのはきちっと長さとか幅とかを何月何日はどれだけだったというように記述していくそうです。それはきちっとやられてるんですか。 ◎入札監理課検査監兼技監(河島和良君) ただいまのひび割れの追跡調査をしておるかという御質問でございますけれども、これは毎日ではございませんけれども、ときどき行きまして建築課の方で確認をして、特に雨が降って校長の方から連絡があったときには行っておるというふうに聞いております。 ◆4番(伴凱友議員) そういう問題じゃなくて、私は素人ですからわかりませんけれども、ちゃっと鉄筋コンクリート建築物の収縮ひび割れ施業設計施工指針、そういうものがあるんですよ。これは何月何日にどれだけの長さだった、次にはひびの幅がどれだけになった、きちっと記録とるようになってますよ。それがきのうはある言われたんでしょ。だから検査監は少なくとも見てないということですね、今のことをお聞きすると、そうですね。検査するとき見てないいうことですね。まずあるかどうかから答弁してください。 ◎入札監理課検査監兼技監(河島和良君) 私は見ておりません。 ◎建設部長(中村司君) 竣工後でございますけれども、詳細なひび割れの経過のチェックについてはしておりません。それで、一応状況につきましてのチェックは行っておりますけども、今まだ追跡調査中でございますので定期的なチェックをやっておりません。 ◆4番(伴凱友議員) それでははっきりと検査やってることにならないと思います。それから、もう一つ、設計図どおりやられてますと言われたんでしたよね、市長は設計どおりやられてないと言われたんです。これが見えますか、これはここにひびが入ってるんですが、ドアのとこ内部なんですけど、ちょっと何か塗ってあるんです。これはもと打ちっぱなしの設計図だったはずですよ。それでひびがひどいから、非常に悪い言葉になるが隠すために上に塗ったんですよ。さらに上に塗ったのもこんなに破れてるわけでしょ、斜めにずっと亀裂が入ってる。これで設計図どおりになってると言えますか。ここにね、これは兼重議員が調べていただいた分ですけども、コンクリート打ちっぱなし仕上げになってるんです。ところがその後、打ちっぱなの後ね、ちゃんとあれしてるんです、打ちっぱなしのはずなのに塗装してるんです。どうしてですか、塗装してるのが多いんですよ、ここで見ると。これ設計図どおりですか。 ◎入札監理課検査監兼技監(河島和良君) 工事に当たりまして、工事を進める中に施工図等で順次進めていく中にその打ちっぱなし面の仕上がりについてここは塗り仕上げにした方がいいであろうという判断で、工事担当課と業者の方で協議をしてやっておるところもありますけど、今の写真の部分につきましては珪藻土仕上げというふうに図面ではなっておりまして、あそこの部分を打ちっぱなしの部分を塗り仕上げにしたんではなかろうかというのは違いまして、当初からそこは珪藻土で仕上げるというふうな設計になっております。 ◆4番(伴凱友議員) わかりました。これは全体のちょっと私も全部調べ切れてないので、これはもとからそうだと、それは認めましょう。それはいいんですけれども、打ちっぱなしの仕上げをわざわざそこにもう一度仕上げをやるというのはコストかかりますよね、ただじゃできませんよね、絶対費用をかけるんです。費用をかけてまで打ちっぱなしをやめなきゃいけないちゅうのは何か理由があるわけでしょ、その理由は何ですか。 ◎入札監理課検査監兼技監(河島和良君) 先ほど申し上げましたように施工する段階で打ちっぱなし仕上げというふうになっておりますところが、最終的に打ちっぱなし仕上げ部分ができばえ等でこれは見づらいなというふうなことが起きましたときに、業者の方からここはちょっと打ちっぱなしが見づらいからきれいにさせてくれとか、工事担当課の方がこれはちょっと見づらいぞということで、こういうふうに訂正をかけようではないかというふうなことを協議いたしまして訂正をかけて仕上げ変更をしたということでございます。 ◆4番(伴凱友議員) いろいろちょっとごまかし的なところはありますがいろいろ真相はわかってきました。要するに打ちっぱなしの状態ではそのまま放っておいたらとても人に見せられる物じゃないと、これは直しておこうというわけですね。それを検査でずっと認めてきたんですよね。それで、検査で認めてきた工事検査復命書、これはきのう市長が言われた20回検査したとかいう分ですね。20回検査したときに検査方法だとか所見だとか書いてありますけれども1行もないですよ、この中にそういうことは。打ちっぱなしの壁面をこういう要求があった、私が見落としてるんですかね、どっかあるんですか、これ。どうですか、建設部長、御存じないですか。 ◎建設部長(中村司君) 私どもの方はちょっと審査受ける側でございますので、それで一応検査監の方で検査されておりますので、そこ辺でちょっと詳細については私の方では  。 ◆4番(伴凱友議員) それじゃ、検査監お願いします。 ◎入札監理課検査監兼技監(河島和良君) ただいまの仕上げの変更等につきましては、先ほど言いましたように業者及び工事担当課の方で、ここはこういうふうにした方がよかろうということを協議いたしまして変更いたしました。その件についてはこういうふうな協議が整ったのでこういうふうに変更いたしますということは検査監の方へ届きます。それで、じゃ、こういうふうに変更になる、設計図がこういうふうに変更になったんだなということで、それをもって検査をいたしております。 ◆4番(伴凱友議員) それではこういうふうに設計変更したいと、それを承認したのは建築課ということになりますよね、そうですね。検査ではないですね、承認した後検査されたということですよね。そしたらそのことに関して建設部長は当然責任がありますね。それはここで答弁していただく必要がありますよ。どういう状況でこんなに表面仕上げが変わったのかは。 ◎建設部長(中村司君) ちょっと今手元に資料がございませんので、申しわけございません。 ◆4番(伴凱友議員) そういう答弁ではやっぱり市民に対して責任が持てないですよ。時間がないからそりゃ本当もっとやってもいいんですけど、まずクラックとかひび割れちゅうのは確かに柱構造ですから恐らく物が倒れるような危険というとこにいくまでには中がさびて鉄筋がいわゆるさびて膨らむと爆発ちゅう状況になるんですけど、それはそんなに差し迫った問題じゃないと思うんで、構造上の問題じゃないと思うんです。ただ、構造上は全然問題がないかと言われると私非常に心配なところがあるんです。ここにですね、これは天井ですね、これは木造トラスという部分ですね、これはアリーナって言うんですかね、これ今はやりなんだそうですけど、やっぱ非常に力学的に弱いので、やはり建築の部門ではいろんな問題点が指摘されてるそうですよ、このことを建設部長御存じですか。 ◎建設部長(中村司君) 私は、申しわけないんですけれども建築士でございませんので詳しくはわからないんですけども、検査監の方で建築士等がおりますので、それとうちの方の建築課につきましては建築士の方で進めてやっておりますので、申しわけないんですけども構造的なものにつきましては私はちょっと詳しくは専門的なことはわかりません。 ◆4番(伴凱友議員) 言っておきますけど私も専門家じゃありません。だからこういうときは専門家に聞いて勉強もします。建設部長を4年以上もやってたら少しは勉強してくださいよ、はっきり言って。少なくともこういう構造がどういう所で使われてるのか、全国でどのくらい使われてるのか、それは技術者じゃなくて建築課、建設部の仕事でしょ。それで問題が起こってないのか、こういう設計図が出たときには。当然じゃないですか。私たちは、この横の危険と言われている廊下の上に、さらにはしごをかけて、この柱の垂直度を、上からの、たらしましたね、重りを。この傾きも調べたんです。2本の柱調べましたが、1本はまっすぐでしたが、1本は35ミリですかね、下が、あいてたんです。ちょっとゆがんでたんです。それは型枠がずれとるんだろうと思うんですよ、鉄筋までゆがんでるんじゃないと思うんですけれども。しかし、そういうことがあると非常に不安になりますよね。構造上が問題ないという結論は出せませんよ。ちょっと答弁できる人いませんか、建築課が何をやってたのかわからないんです。 ◎入札監理課検査監兼技監(河島和良君) ただいまの木造トラスの件でございますけども、この木造トラスについては設計の段階できちっと構造計算もしておりますし安全であるというふうに確信しております。 ◆4番(伴凱友議員) その言葉を信じたいんですけども、姉歯事件のようなことがあるからね、私ども専門家といえどもなかなか信用できないんですよ。素人感覚が非常に正しいこともありますよ。いいですか、このはり見てください。いいですか、こういうふうに傾いてるんです、真ん中高いんですよ、いかにも安定感があるでしょ。なぜかいうたら重量が側にかかるからなんです、こうなってるから。今このトラスは我々がはかったところでは真ん中が落ちてるんですよ。いや、本当なんです、下がってるんです、真ん中が。真ん中が下がってると怖いと思いませんか。そりゃ素人考えでもそうなんです。私は身内に建築士も設計監理士もいますから、実はこれ写真送って聞いたんです。こちらの一緒に立ち会ってくれた人にも聞きました。これはこういうトラスのくいの打ち方、これは真ん中に対して曲がろうとするんだから真ん中に対してこうなってなきゃいけないんですよ、強さを保とうとしたらですよ。これをインターネットで送ったんで、すぐ、あっ、半分遊んでますねって言われましたし、こちらもこれ非常に弱い設計ですね。これは確かに建築物というのは実用面もありますけれども、芸術面ですね、一つの一種の。ですが飾りというのは決して否定するんじゃないんですけれども、こういう設計で問題なかったのか。なぜもう少し強くしなかったか。こちらに向いてるはりを反対に向けて何も障害はないんです。帰りにこれ見て設計書の方と一緒に見てましたけど、帰りにこの橋がありまして、私は素人ですが、ねえ、見てごらん、全部こうなってるでしょ、真ん中に対してこうなってるんです、全部。これ強いちゅんですよ。強いから40年ぐらいたつんですかね、びくともしませんよね。そういうことは恐らく建築の専門家ならわかってるはずですよね。真ん中が少したれとる、調査の結果。そしたらこれは非常に重要な問題じゃないか、構造上の。十分調査は値すると思われませんか、検査監。いいですかほっといて、このままで。 ◎入札監理課検査監兼技監(河島和良君) 今のトラスの斜材が逆じゃないかということでございますけれども、先ほど伴議員も言われましたように意匠的なものもございます。それで、そこで強度が必要な強度を確保できる物と、それと意匠と取り合わせて設計をしております。ですからあの部材が小さくしなくちゃいけないと、もうちょっと小さくしなくちゃいけないよということになれば、あの形で強度がとれないということになれば強度がとれる方向に斜材を入れてくというふうな形になると思いますけども、あの設計においては意匠と強度、強度は両方確保できているということでございます。 ◆4番(伴凱友議員) それで強度を確保していると言われます。じゃあ、積雪がありますね、鹿野は。積雪何メートルまでで設計されているんですか、強度は。 ◎入札監理課検査監兼技監(河島和良君) ちょっと申しわけありません。積雪加重につきましては今ちょっと手持ち、申しわけありません、鹿野地区につきましては積雪加重80センチメートルで計算をしております。 ◆4番(伴凱友議員) 3月3日に夕張市で落ちましたよね、温水プールがね。それであれは積雪ですね。それから福井県の大野市でもちょっと窓がぶち破れたのがあるが、あれも屋根の一部が壊れたというか下の方がちょっと雪をとめれんかって破れたんですけど、積雪による事故が多いんですよ。わかっておられますね、私ら以上によく御存じと思いますけれど。82センチメートルでオーケーの強さで設計したんなら、もう少し強い設計をしても問題なかったはずです。私は、あの傾きを反対にしたから美的センスが、美的に落ちるというふうにはちょっと考えられないんですよ。なぜああいうふうにわざわざ弱く設計したのか、これも非常に疑問なんです。そしたら、今確かに温暖化なんですけど気候ちゅうのは非常に極端化してるんですよね。積雪のときにも非常に極端に、とくにボタン雪みたいな水をたくさん含んだ雪がどか降りしたときということ十分考えられるわけです。80センチメートルが1メートル超えることも2メートルに達することもなきにしもあらずですからね。少しでも強く設計するということの方が大事じゃないですか、安全から言って。私はよく砂防ダムとかダムとかむだなものつくるなと、国は400年に一遍の洪水に備えるためと言ってるんですよ。じゃあ鹿野の体育館も400年に一遍の起こるような積雪に耐える設計にしとった方がいいのは間違いないことでしょ、そう思われませんか。それで通りますか、今ので。 ◎入札監理課検査監兼技監(河島和良君) ただいまの件ですけども、建築の構造計算につきましては、すべて安全率が3倍見てあります。それと今、伴議員が言われますように80センチメートルは1メーター、1メーターは2メーターという話になった場合、学校の文科省の補助金をもらって建てております。そうするとそこまでやりますと過大設計だという話にもなってきます。ですから補助金がもらえる最大限の中で設計をしてくるということで設計を進めているわけでございます。 ◆4番(伴凱友議員) 今の説明をどう聞いても、はりをもうちょっと設計上強い方にして差しさわりがあるということにはなりませんよね。ただ私なんかは見ただけでちょっと、少しでも安全な方がいいと感じるからそうすべきじゃないかと思うわけで、そんなに何で無理やりこう否定されるんでしょうかね。最初にすぐ気づくことだと思うんですけどね、ああいうことは。まあいいですわ、時間がないので、もうこの後は月曜日の友田議員に申し送ることにいたしまして。 ちょっと、市長に給与問題、1点だけお聞きしておきたいと思います。 市長と業績評価の問題でそれほど違ってるわけじゃありませんので私の考え方は。ただ、きょうお聞きしたいのは、ことし臨時職員、臨時職員の給与改定がありましたけれども、一般事務、保育士、幼稚園教諭、看護師、保健師、全部少しずつ上げられてるんですよね。少しアップされております。しかし、調理員、これが少し下がってるんですよね。それからボイラー、これも日額で100円下がってるんですが、これは何か理由があったんでしょうか。これはちょっとまずいような気がします。 ◎市長(島津幸男君) 今回の件は人事院勧告に従って一般職員については組合とも話して一切1年いわゆる据え置きますと、このままにしますということで、それ以外につきまして御苦労かけているところには上げると。下げるというのは聞いたことがないんで初めて伺います、すいません、ちょっと総務部長から話させます。 ○議長(古谷幸男議員) 以上で伴 凱友議員の一般質問を終わります。──────────────────────────────
    ○議長(古谷幸男議員) ここで暫時休憩いたします。次の会議は15時から再開いたします。   午後 2時44分休憩 ──────────────────────────────   午後 3時00分再開 ○副議長(森重幸子議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○副議長(森重幸子議員) 続いて、質問順位第12番、金井光男議員。   〔8番、金井光男議員登壇〕 ◆8番(金井光男議員) 公明党の金井光男でございます。通告に従いまして静かに一般質問をさせていただきます。 まず、防災減災対策についてから何点かお伺いをいたします。地震が起きない地域と思われていた能登で昨年3月震度6の地震が発生いたしました。しかし、耐震補強を施していたおかげで助かったという事例がいくつか報告されております。改めて日本全国どこでも耐震対策が必要であることを強く思い知らされたところであります。耐震改修が減災にとって重要なかぎを握ることは既に共通認識となっているにもかかわらず、我が周南市において耐震化が進んでいるかといえば残念ながら進んでいるとは言い難い現状であります。平成15年、住宅土地統計調査のデータによると周南市内の住宅総数は約6万4,860戸であり、このうち耐震化の対象となる昭和56年5月以前の耐震基準、いわゆる旧耐震基準で建設された住宅は約3万550戸で、全国平均39%、山口県内平均49%と比べ、周南市は53%とその割合が高く、半数強が旧耐震基準で建設された住宅であります。さらに、耐震化の対象となる住宅のうち7割弱を木造戸建て住宅が占めております。こうした現状を踏まえ本市では旧耐震基準で建てられた木造戸建て住宅に対し昨年6月から耐震化に対する補助制度を創設されております。耐震診断50戸、改修5戸の募集戸数で創設されましたこの耐震補助制度の活用状況並びに制度周知の進捗状況についてまずお伺いをいたします。次に、民間建築物に対する耐震診断の補助制度の創設についてお伺いいたします。旧耐震基準で建築された多数の者が利用する建築物等は我が周南市内には約500棟ありますが、このうち耐震性があるとされる建築物は約160棟にとどまり、耐震化率は約32%であります。また、公共の建物も含めた周南市全体での耐震診断を行った建築物は約47%でありますが、民間の建築物だけを見れば約22%にとどまっており耐震診断も進んでいないために耐震性そのものが確認されていない多数の者が利用する建築物が数多く存在していることになります。これは法の規定が努力義務であることや、耐震改修等には相当の費用を要することなどの理由から耐震化が進んでいないと本市でも分析されております。そこで、耐震化率の向上のために民間建築物に対する耐震診断の補助制度の創設が急務であると考えますが、市長の御所見をお伺いいたします。防災減災対策の2点目としまして、小中学校の耐震化についてお伺いいたします。学校施設は、地震等の非常災害時に児童生徒の身体生命を守るとともに、地域住民の緊急避難場所としての役割も果たすことから、その安全性の確保は不可欠であります。文部科学省が昨年3月末に発表した公立学校施設の耐震改修状況調査の結果にその深刻さがあらわれております。本市における小中学校の現状の耐震化率は約45%、幼稚園については約30%にとどまっております。本市の学校施設の耐震診断及び耐震改修、補強の進捗状況をまずお伺いをいたします。続きまして、現在計画的に耐震化を進めるための耐震化推進計画を県内では15市町が策定し公表しております。本市においてはいまだ公表はされておりませんが、耐震化へのその道筋である耐震化推進計画の策定、公表はきわめて重要であるとの認識をいたしておりますが、本市における取り組みの進捗につきましてお伺いするものであります。また、災害時に防災拠点となる公共施設のうち約6割を学校施設が占めており、災害時の避難所としても重要な役割を担っております。これらの学校施設は被災者を受け入れるのみならず地域住民に必要な情報を収集発信するとともに、食料、生活用品などの必要物資を供給する拠点になるなど、さまざまな役割が期待されております。しかしながら、避難場所に指定されている学校施設の防災機能の整備状況を見ると、防災倉庫等が設置されているのは約27%、自家発電設備の準備は約14%、水を確保するための上水設備等の整備は約27%という状況であり、避難場所の指定と防災機能の実態が必ずしも整合されていないのが現状であります。阪神淡路や新潟中越沖地震のときも被災者を受け入れた学校施設の中には避難所として求められる施設の耐震性やトイレ、水道、電気等の対策、さらには避難住民の生活環境等の防災機能が必ずしも十分ではなかったために避難生活に少なからず支障が生じたことも報告されております。本市におきましても避難所指定がなされている学校施設の防災機能の整備充実は重要な課題であると考えますがいかがでありましょうか、御所見をお伺いいたします。防災減災対策の4点目でありますが、災害時要援護者支援対策についてお伺いをいたします。水害や地震などの大災害が起こるたびに高齢者等が犠牲となっていることから、災害時にみずからの身を守ることが困難である高齢者や障害者等、要援護者を適切に避難させる体制を整備することが減災における重要な課題としてその対策が求められております。災害時要援護者名簿の作成及び安否確認や避難を円滑に行うための災害時要援護者の避難支援ガイドラインが中央防災会議から示され、具体的な避難支援計画の策定等の取り組みを要請しております。しかしながら支援の柱とも言うべき要援護者名簿の作成等については、各地で個人情報保護を理由に情報の共有や提供を拒むケースも多く、総務省調査では要援護者の避難支援計画を策定している自治体は、年度内に策定予定を含めても8.8%と1割にも満たない現状となっているところであります。そこで本市における要援護者リスト等の整備状況、要援護者支援プランの策定計画、また、全庁横断的なプロジェクトとしての要援護者支援チームの設置に関する市長の御所見をお伺いいたします。 大きく2点目といたしまして、子育て支援対策について何点かお伺いをいたします。まず、妊婦無料健診の拡充についてでありますが、近年、妊婦健診を受けることなく出産間際に初めて病院に飛び込むいわゆる飛び込み出産が増加傾向にあります。データを公表されておられる神奈川県内の機関病院の集計では2003年に20件だった飛び込み出産は年々増加し、2007年には105件にも上るとされております。病院側にとって母体や胎児の状態がわからない妊婦の受け入れはリスクが高いことなどから緊急搬送の受け入れを断る要因の大きな一つになっております。事実、総務省消防庁の行った緊急実態調査の結果によれば、飛び込み出産が理由で医療機関が受け入れを断った全国の件数は、2004年の37件に対し2006年には148件と実に4倍にふえております。本市におきましても数件ではありますが未受診のまま出産を迎えるケースが報告されております。さらに、近年の社会情勢の変化等から高齢やストレス等を抱える妊婦が増加傾向にあるとの指摘もあり、母体や胎児の健康確保を図る上で妊婦健診の重要性、必要性が一層高まっているところであります。妊婦健診は14回程度の受診が望ましいとされておりますが、保険適用がなく全額自己負担であり、総額は1人当たり平均で約12万円にも上ります。こうした背景を受けて厚生労働省は昨年1月16日妊婦健康診査の公費負担の望ましいあり方についてと題する公費負担拡大への通知を出しました。2007年度の予算編成ではそれを裏づける財源として、妊婦健診の助成を含む少子化対策に充てる地方交付税の配分額を700億円と倍増しております。さらに、公費負担による受診回数についても受診回数は13から14回程度となると考えられること、このため公費負担についても14回程度行われることが望ましいと通知されております。なおかつ財政事情等によりどうしても14回が困難な自治体の場合においても、健康な妊娠、出産を迎える上で経済的理由により受診をあきらめるものを生じさせないため5回程度の公費負担を実施することが原則とされております。平成20年度税制改正で税源の偏在是正のために創設される予定となっている交付金等を活用し、段階的にでも回数を拡充し、将来的にはすべての妊婦健診の無料化を目指すべきではないかと考えますがいかがでありましょうか。また、出産を里帰りで希望されるケースも多いことから、里帰り健診のさらなる利便性の向上や周知の方法など県外での健診、出産のサポート体制の強化についてもあわせて市長の御所見をお伺いいたします。子育て支援対策の3点目といたしまして、5歳児健診の導入についてお伺いをいたします。現在、乳幼児健診は母子保健法の規定により対象年齢ゼロ歳、1歳半、3歳となっており、その後は就学前健診になっております。3歳児健診から就学前健診までのこの間の開き過ぎは特に近年増加している発達障害にとって重要な意味を持つ期間であることが指摘されております。発達障害は早期発見、早期療育の開始が重要で、対応がおくれるとそれだけ症状が進むと言われており、就学前健診で発見されても親がその事実を受け入れるのに時間がかかってしまうケースが少なくなく、その場合、適切な対応、対策を講じる余裕がないまま就学を迎えることになり、状況を悪化させてしまっているといった現状が指摘されております。厚生労働省による平成18年度研究報告によれば、先進的に取り組んでいる鳥取県内の全市町村で実施している5歳児健診では9.3%、同じく栃木県では8.2%もの児童が発達障害の疑いがあると診断されたものの、こうした児童の半数以上は3歳児健診では何ら発達上の問題を指摘されていなかったということであります。この報告書の結論として現行の健診体制では十分に対応できていないとしております。平成17年4月1日に施行された発達障害者支援法は市町村の役割として発達障害児に対して発達障害の症状の発現後できるだけ早期に発達支援を行うことが重要であることから、発達障害の早期発見のために必要な措置を講じることと定められております。本市においても検討すべき段階に来ているものと考えますがいかがでありましょうか、御見解をお伺いいたします。 最後に、平日の来庁が困難な市民の方々のために休日の市民課窓口担当業務を開庁できないかお伺いいたします。ライフスタイルの多様化などにより休日夜間の窓口業務の開庁を求める市民の声が寄せられております。また、平日の混雑を緩和することを目的とした休日夜間の市民サービスを実施する自治体もふえております。本市における取り組みとして電子市役所構築が推進されておりますが、確立するまでの間、人的対応が望まれるところでありますがいかがでありましょうか。 以上、大きく3点につきまして御質問を申し上げます。御答弁のほどよろしくお願いを申し上げます。(拍手)   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 金井議員の御質問に早速お答えしたいと思います。 まずは金井議員より大きく3つの御質問がいただいておりますが、防災対策のうちの小中学校の耐震につきましては、後ほど教育長から御説明申し上げますのでよろしくお願いします。 まず、最初の耐震関係、耐震改修の件でございます。やはりこの町ではそういう意味では幸せなんですね、山口県というのはたしか、もし私が間違えてなければ全都道府県のうちの下から2番目、地震の発生率並びに体感ですね、東京に行きますと毎日体感しますから、建物をつくるときに例えばかわらをどうするかとかというのはもう一番考えるわけです、スレートの方がいいとか。当然のようにそれが普通の日常生活に入っておりますけども、私はこの町に来て地震というものを感じたことはありません、5年にわたってですね。だから結局、山口県は県を挙げて耐震関係では意識が低い。したがって、実は山口県の中で一番改修工事等についても実績がナンバーワンは実はこの町だと。その数が、しかもたった耐震改修工事総数13件で山口県一ですから、いかにこの町の人たちは幾ら言ってもだめだし行政もその気がないということで。ただ地震というのはおっしゃるようにいつ来るかわからないということで、公的な部分においては少なくとも最低の準備はしておかなきゃいけないということを私も強く思っております。そういうことで耐震診断の総数が35件とか改修工事が13件で県内一だからといって威張ってる場合じゃなくて、山口県全体の認識度の低さを改めて感じるところでございます。そういうことで実際はこの町にも岩国断層地震とか東南海、南南海の地震の活断層がどこまで届いてるかわからないんです、金剛山に来てるとかっていううわさもありますけども、またどうもそういう意識が皆さんにはないということで。地震というのは逆に準備がないとこに来たときに怖いんですよね、神戸がそうでした。全く準備してないところにどんと来たときに被害が物すごい起きるということなんで、今後は防災対策なんかも含めたときに地震も一つの対策の項目として考えていきたいと思っております。現在、市がケーブルテレビのCCSとかKビジョンを利用して木造住宅耐震化のすすめというのをやってますけども、これではやってくれませんね。だからもう少し具体的に、例えば現在100万円を一番アッパーというんですか、補助を出せるという制度があります。その実際は150万円かかったら掛ける3分の2で100万円、県と市からは6分の1ずつ補助、国が3分の1と、こういうのをもう少し具体的な金額をお見せして市民の皆様にPRを図りたいと。もっと言えば、先ほど申し上げましたけども、不動産関係、特に実際の建物を建てるときが一番大切なんです。もちろん後の補修もありますけど。だからそういうメンテナンスとか建物を建てる業界の方にまず耐震はされたらこういう補助が入れられますけどもいかがですかという、こういうところをきっちり御案内しないと一般の方に幾ら耐震がどうのこうの言っても、やってせいぜい13件と、こういう結果になるわけで。この辺もまた議員と相談しながら、攻めどころですね、一番効果的な攻めどころというのを少し考えていきたいなと思っております。そういうことで2つ目は、特に学校、防災の拠点は学校、60%というお話そのとおりだと思いますが、ここに例えば自家発電装置、既に既設のものが47基ございます。ただ借り入れがさらに二、三十基と言ってますけども、これ1基借りたんでは1つの学校ではもたないんです。だから実際何かが起きたときに市も実はレンタルといいますか借りるようになってるんですね、これはだめ。やはり必ずできたら2基ずつぐらいはそういう場所に置いておくというのが必要だと思ってます。こういう指定の避難場所に自家発電装置がないというのは結局基本的なことができてないと、こういうのはちょっと急いで対応を考えてまいりますので。そういう中で一つは自家発電装置だけじゃなくて、先ほど申し上げましたけど簡易トイレ、組み立て式ですけど、これもなかなか大変なんですけども。それからパックになってる毛布、特に水ですね、それから投光機、夜ですね。御存じのように地震は日本の場合は3日我慢しますと全国から応援隊が来るようなシステムになってる。非常にボランティアの方も頑張っていただいてる。この3日が大変なんです。3日我慢すると本当におなかも破裂しちゃうますからそういうことがないように、3日間を何とか生き延びると、そうしますと一時的には波が収まる。ただし実際は御自宅が崩壊したような場合はこれからまた半年、1年という仮設住宅等の生活等が待っております。そういうのを含めまして基本的な浄水装置とか可搬型のポンプ、東京ではちょっとしたビルはみんな地下が実は雨水をためる、そういうようになってるんですがね、だから例えばNTT、JRさんも全部地価は巨大なプールなんですよ。それが御存じのように今御堀の水も全部飲みますよ、防災の訓練のときは。浄化装置をつくりましてね。だからこういうのをここの例えば東川の水をみんなで飲んでみると。これはもちろん浄水器を使ってですけども。そういう訓練がどうもできてないと。やっぱりやらなきゃいけないと思いますね、そういう装置を使って。だからそういう東京、大阪では普通のことがここではやっぱり意識も含めて行政の指導もよくないということでですね。議員おっしゃったようにちょっとしっかりことしはやってみたいなと。またそのときはぜひとも御支援賜りたいと思っております。それから、防災減災対策で要援護者のリスト、これが先般からお話申し上げたように非常に問題があるということなんですけども、平成17年から手挙げ方式っていう、いわゆる私もリストに載せてもいいですよというのがたった65人なんですよね。だから今我々が考えてるのは、これは新潟県の中越沖地震でやっぱりこういういろんな御身体に御不自由な方とか御高齢の方で問題があったので、逆に障害者本人の同意を民生委員の皆様等にお願いして、御自宅に直接伺っていかがでしょうかと、お名前をリストに載せていただけませんかということで、いわゆる同意方式、これをやりますと一気にどうも手を挙げるんじゃなくて同意する方がふえそうなんです。この辺も一つ早急に進めてみたいなと。ただ、これはあくまでも本件の目的以外は使わない。本人の事前事後の了承もどっちかはとりますということやっぱり前提でございますが、民生委員さんとタイアップして早急にここもやらなきゃいけないと思っております。御存じのように個人情報保護条例では個人情報の保護審査会の諮問が出され、そこで理解が得られれば可能ということでございますので、基本的には私はいわゆる手挙げじゃなくて同意方式をどんどん進めて、早く名簿の完成を図れればと思っております。そういうことで、あとは災害時の要援護者の避難支援ガイドラインというのが18年の2月に県でも策定されておりますけども、こういうのをもう少ししっかり事あるごとに勉強していくということで、こういうガイドライン等を参考にしながらいろんな情報とか防災関係の伝達支援体制を再度見直していきたいと思っております。特に要援護者支援チーム、先ほどの名簿の次に来るものがこれでございます。このチームの設置がきちっと立ち上げなきゃいけないと思っております。この支援チームができてないと災害が起きた瞬間に何をどうしていいかわかんなくなって。私が一番ここで一言付け足しますと、この建物ですよね、いかに耐震の関係、学校もですけど、防災センターがこれでは残念ながら役立たないんです。だからすぐ建て直せとは私言いません、建て直すのどっちかというと反対の方なんですけど、ただこの建物を見ると、しかも防災の9月1日にいつも我々がやってますけど恥ずかしいの超えてますね。防災センターに黒い電話機持ってきて置いてこんなやってる、僕は行政というのは見たことないというか、多分ほかにも山口県は普通なのかわかんないけど。やっぱり防災センターというのはきちっと、これは消防署の防災センターごらんになったらわかります。やっぱりきちっとパネルで映像で瞬間的に判断してこうしようというのができなきゃだめなんです。だからそういう意味では最悪のケースは消防署に行って防災センターをつくるか、この前にあります絶対壊れないNTTの建物を、不法占拠じゃないですよ、前もってお願いしておいて使うか等しないと、私はこの建物では残念ながら防災センターの機能は果たせないと思っております。この辺も十分考えながら最強の対策をとっていきたいと思っていますので。もし建物を建て直すときには1に防災センターとしての機能持った建物にしなきゃいけないということを私自身は肝に銘じていきたいと思っております。 次に、子育て支援対策でございまして、これは金井議員がおっしゃるようにまだまだ足りないということで、妊婦健診、実は3回から5回への公費負担回数拡充ということはおかげさまできちっとしておりますので、この辺は5回で拡充して内容の充実をしっかり図っていきたいと。これは従来から御質問にあった内容でございます。それから、35歳以上の妊婦さんに実施しておりました超音波検査を年にすべての妊婦さんに2回実施し、健診内容も血液検査項目をふやします。これはプラスです。それから、もう一つは数は少ないんですけども低所得者の方につきましては、これがよくわからない、申請によりと、申請しなくてもやらなきゃいけないと思ってますけど、この辺ちょっと確かめますが、2回分の妊婦健診を追加交付。したがって、今5回でございますね、さらにプラス2回ということで7回に追加交付しておりますが、この制度は続けてまいりますということで。さらに、先ほどお話がございました県外での妊婦健診等は、これは非常にいいことだと思うんですけども、本市ではコンビナートの関連の会社が多いもんですから県外に実家があるという妊婦さんが多いんですけども、県外で受診された場合には受診後に補助金として支給申し上げますよということを母子手帳の交付時に御案内きっちり申し上げているということなんですけども、また改めましてここはしっかり御案内できるようにしたいと思っております。そういうことで、さらには、5歳児の発達相談の件でございますが、これは18年12月に森重副議長からたしか御質問があったと思いますけども、17年、18年は県のモデル事業として5歳やってみたんです。その結果が出ておりまして、やはり3歳児の健診ではわかりにくい。早期発見等に役立ってるんじゃないかということで。ただ残念ながら相談希望者は14名だったと。残念ではないんですけど少ない方がいいので。14名だったんですけども、具体的なそういう軽度もしくはわかりにくいそういう発達障害児の具体的な早期発見はなかったんだそうですけども、やったことによりまして非常に安心感をお母様方には与えたということでございます。そういうことでこういうものについてもしっかりまだまだPRが足らないというのを強く思っておりますので、しっかりやりたいと。 それから、最後に市民サービスの拡充で新南陽には既にございますけども、休日対応にかわる自動交付機の関係とかありますが、各総合支所のいわゆる宿直窓口では前もってお電話を賜ればここで宿直の窓口で休日でも交付しますよとありますが、なかなかこれが気がついていただくにはそう簡単じゃないですね。こういう書類については。自動交付機があれば、来られればそういうのができますということで便利なんですけども、ただ自動交付機がちょっと高いんですよね。トータルでシステム改修見ますと4,000万円かかる。物自体は800万円なんです。いろんなまた特異のシステムとか何とかやりますので。それから住民基本台帳カード対応の自動交付機だと1億1,600万円。何でこんなにかかるか私もよくわかんないんですが異常に高いんですよ。ここまではちょっときついんでということで。もちろんこのうちの半分ぐらいは補助が出るんですけども。今のところは例えば今年度のこの3月、4月が一番申請におけるピークでございます。したがって、3月の末から4月初旬にかけて市民課の窓口業務、土日も9時から1時まで、これが1時というのがまたよくわからないんだけど、9時から1時まで一応開庁します。それから3月31日から4月3日までの平日は午後7時まで、夕方も遅くまでは窓口業務の延長を行うということで、この件につきましては3月15日号の市の広報でしっかりPRさせてもらいたいと思いますし。また、これは大変いいことだと思うんですけども、転勤者の市内の事業社70社につきましては時間延長の御案内をすると。もしできたら、またここはオーダーといいますか指示は出してないんですけど、先般外国人の方で徳機さんですかね、外国人が来られたときに、わざわざ市の職員が工場まで行って手当してあげたんです、大変ほめられまして、もちろん外国の方はどうしていいかわかんない方がほとんどですから。だからできましたらそういう出張サービスも今後は考えていかなきゃいけないなと。やっぱり待って、来るのが当たり前だというのはお役所だけですからね。お役所とコンビニぐらいのもんで、やっぱりこれからはどんどん出ていくと。またそういうところで市民の皆さんの意見を伺うというような形をとっていくような仕掛けを考えていきたいと思っております。 以上です。ありがとうございました。   〔教育長、坂本昌穗君登壇〕 ◎教育長(坂本昌穗君) 金井議員の小中学校の耐震についての御質問にお答えいたします。 周南市におきましては学校施設に係る耐震診断を、平成15年度を初年度として平成17年度までの3カ年で実施し、対象となるすべての建物の第1次耐震診断を既に終えているところでございます。現在は、これらの第1次耐震診断の結果をもとに各学校の実情等を踏まえまして基本的な耐震化の方針、耐震改修の優先順位、耐震改修のため概算費用の算出、年次整備計画等を検討いたしまして、学校施設における耐震化基本計画を本年度中に策定する予定で作業を進めているところでございます。また、本計画を策定後は事業計画に沿って具体的に各学校の施設ごとに、さらに詳細な第2次耐震診断を実施し、その診断結果をもとに補強工事を進めていくこととなります。現在、周南市は、小中学校合わせて51校ございまして、学校施設につきましても校舎を初め屋内運動場等と多種多様な施設がありますことから、これらの施設を日々維持保全していくことはもちろんのこと、大規模な改修等にも努めているところでございます。また、老朽化した施設につきましては建てかえによる改築を進めていくことにより、現在の耐震基準に合った建物として整備をし、耐震化率の向上を図っておるところでございます。近年、阪神淡路大震災を初めとし、日本全国で地震が頻発していることから地震に対する防災意識も高く、学校施設についても地震に対する改修を推進していくことは重要な課題であると考えております。いずれにいたしましても学校施設は、児童生徒が学校生活を過ごす上で安心で安全な場所でなくてはならないものです。あわせて学校施設は、台風や震災等の災害時、地域住民の避難場所に指定されている建物が多いことから、できるだけ早い時期において地震に対しての改修や補強等の対策を進めていくことが大切なことだと考えております。 ◆8番(金井光男議員) 御答弁ありがとうございました。 何点か確認をさせていただきたいんですが、防災関係で、まず、今創設をされている民間の戸建ての分、先ほど市長の方から件数の御答弁もいただきましたけども、これでも県内一ちゅうのはすごいですね、大変敬意を表します。敬意を表すんですが、27年までに5,600件ぐらいの目標でたしか進んでるかと思うんです。それからすると年にこの数字で年数をざっと計算しただけでも気の遠くなるような気がするんですが、この辺の目標に対しての、初年度ですからこんだけやったちゅうことは評価すべきと思います、私も。ですけど、もうちょっと周知も含めてペースを上げていかないとどうなのかなということが1点と。もう一つは、県の補助要綱を見ると、県よりこれはやった分だけ市の持ち出しもあるわけで、現実的にはなかなか県と全くどんぴしゃりと同じでちゅうとかなり財政的負担もくるのかなというように思うんですが、県との補助金額との乖離といいますか、その差ですね、若干低いです、周南市の補助率。この辺の関係をちょっと確認をさせておいていただきたいんですが。 ◎建設部長(中村司君) まず1点目でございますけれども、まず、先ほど市長が申しましたのは県下の数字でございます。周南市に置きかえてみますと耐震診断につきましては、予算につきましては50戸ほど予定しておりました。それで申し込みそのものというのが30件ほどございました。それで実際に実施されましたのは9件という格好でございます。それで耐震改修でございますけれども、申し込みが5件で実績が5件、予算が5件でございました。これにつきましては19年度につきまして6月1日になりますけども、これは事業者向けの耐震化促進事業説明会、これにつきましては下松とタイアップいたしまして132名の建築士の方とか不動産の方を参考にして一応開かせていただいた経過があるんですけども、その中に至りましてはケーブルテレビで周南ニュースアイとか、それにつきましては補助金制度の紹介とか、それから市民交流センターについてはパネル等の展示による一応PRとかいう格好の中にやってした経緯はあるんですけれども。先ほどちょっと申しましたけども30戸の申し込みという中に説明会の中については、やはり診断費に加え自宅の耐震改修を行うとなると100万円単位になってくるということと、それとこの地域は地震が起こらないというようなやっぱり感覚もやっぱり多くございます。したがいまして、私どもといたしましては説明いたしますけども、やはり実際にいたしましては費用がかかることは否めないところでございます。それで当然参考に一つ申しますけども費用につきましては限度はございますけど3分の2の国・県・市で一緒に補助を出しますので、そこあたりについては何らかのもう少しPRしなきゃいけないかなと。それで今後の20年度に向けましてのPRなんですけれども、4月20日に事業者向けの新年度の補助の内容の通知をいたしたいと思っております。それで5月1日には広報特集といたしまして、耐震診断、改修制度の募集につきまして2ページから4ページを割いて何らかの方法で広報特集をやっていきたいと思っております。それで6月上旬になりすけども、ケーブルテレビとか周南市市政だよりの中に補助金制度の紹介を2週間程度、それから7月には耐震と改修の相談会、随時になりますけども出前トークとかPRパンフレットの配布、窓口の耐震診断、改修等の相談等につきまして一応計画は今持っております。確かに先ほど申されましたよう5,600件につきまして、今までは例えば5件とかいう格好の中に意識の改革もやっぱり最重要課題ではなかろうかなという格好の中に、今後このようなPR活動がいかに放送していくか、もし放送されるかもっと違う方法といいますか、もう少し周知を図っていかれるというように理解していただくような方法というのもまた新たに検討しなきゃいけない時期が来ようかと思っています。それで、2点目でございますけども、先ほどちょっと触れてしまいましたけれども、全体の金額から言いましても木造につきましての耐震診断補助につきましては、補助対象限度額というのがかなり小さくございまして4万2,000円でございます。その中に2万8,000円につきましての補助対象になりますけども、それの約3分の1が国から出ております。残りの3分の1というのは県と市の折半でございます。ですから確かに市の財源も使いますけども、県と市の割合についてはほとんどフィフティ・フィフティという格好で行っているところでございます。 ◆8番(金井光男議員) 今30戸、目標50件に対して30件の問い合わせがあって、そのうち実際実施されたのは9件という、これは逆にいうと、問い合わせしたけれどもしなかった理由というのはつかんでいらっしゃるんですか。 ◎建設部長(中村司君) 先ほど説明会で出ました内容のことがやはり費用が少し高いから待ってみたいというような話なんですけれども、それとリフォームも考えていると、同時にやっていきたいという話もございまして、やはり耐震だけの事業であればよろしいんですけれども、やはりリフォームというのも一応絡んできますと、かなりの高額な費用等がかかるという話の中に、もうしばらく検討させてください。また、改めてお願いに参るかもわかりませんけど、その節までよろしくお願いいたしますというような方が多うございました。 ◆8番(金井光男議員) わかりました。ありがとうございます。県でいうと155戸目標で、じゃあ13件ということだろうというふうに理解をしましたが、この辺、御存じの方も多いと思うんですが、私は生まれたところが新潟でありまして、私が小学校4年ぐらいのときにもビルが3階が1階になったとかというような大きな地震がその昔あって、そのときにはそこで体験をして、ちょうど学校に行っておりまして、木造の学校でしたから、今みたいにサッシじゃないですから、窓が降ってくるんです。木造3階建てで、物すごい怖い思いをして林の中に逃げた経験があって、地震に対しては非常に敏感でございますので、そういった最近の2回にわたる地震、これも前のときの地震で新潟もしばらく、何十年も来ないという想定が、すぐにもう、二、三年で来るというような、本当に予断を許さないような状況、ここも災害の少ない、本当に私から、そういう新潟の地で生まれたものからすると、ここは本当に天国だとよくいうんですけど、それぐらい温暖だし、災害もないし、その分だけ、さっき市長の御答弁にもありましたけど、何かあってときには逆に怖い側面も、もろ刃の剣で持っているからという気はしますので、ぜひこの辺の対策はよろしく推進をお願いしたいと思います。 それと、学校関係、これはまず、この辺についても先ほど市長の御答弁にもあった、地震が少ない地域ということでの、あってはならんとは思うんですが、まずは、こういう学校施設に対する耐震化についての基本的な教育長のお考えを、それが大きく左右するということもあろうかと思いますので、基本的なお考えがあればお聞きをしておきたいと思うんですが。 ◎教育次長(福嶋崇男君) お答えいたします。先ほど教育長が答弁でも申し上げましたように、学校等の施設につきましては児童生徒はもとより、地域住民の方々の避難場所であるという位置づけがなされております。そのため、私ども今、一次診断をそれぞれの棟、51校ある小中学校あるいは幼稚園の園舎ですか、それにつきまして一次診断を終了しております。それに基づきまして、現在、2次診断あるいはその改修計画等を見据えた、今、幼小中耐震化基本計画を策定して、今年度末を目途に現在策定しているところでございます。したがいまして、先ほども申し上げましたように、重要ないざというときの避難場所であるということも見据えまして、耐震化に向けては整備を進めていきたいと、そういうふうに思っております。 以上です。 ◆8番(金井光男議員) それこそ市長が前のときの答弁で県内一というお話をされていましたけれども、県で出している資料なんですが、学校施設の耐震化でいうと2番なんです。言われない2番で、下から2番。要するに耐震性のない学校施設、これが下関は群を抜いているんですが、180とあるんです。2番が、そういう意味ではワーストツーということになるんでしょうか。パーセントは50%近くあるんですが、パーセントとしてはあるんですが、耐震化が必要な棟数ということで、県に多分出されたんだろうと思うんですが、全県の分を調べて86棟、周南市はあるということで、これが数でいうと2番なんです。そういう意味では、この学校施設の耐震化も、今言った複合的に、もちろん第一義は児童生徒の安心・安全ですけれども、複合的な役割を担っている。今、次長が答弁されたとおりと思っておりますので、この辺も策定、今年度中というともうすぐということだと思うんですが、ぜひ、その辺で計画的な耐震改修を強力に推進をしていっていただきたいなというのを強く要望をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 それで、もう一つ悩ましいことが、要援護者の関係です。これ非常に、何というんですか、議会でもかなり真剣な議論がなされているとおり、かなりハードルが高いなというのは非常に感じております。そこで、先ほど市長の御答弁で手上げ方式から同意方式にということで、ここまでのことなら、私の認識では個人情報保護条例の例外規定とかを使わんでも可能なんじゃないかなと。同意するわけですから。ただ、最近は指針として出ていることがもうそれでもつかないから、関係者共有方式にしようじゃないかということも出てきております。これはいわゆる個人情報保護条例をきちっと精査しないと厳しいんですが、どうなんでしょうか、同意方式でとりあえずは掌握をしていくということで方向としてはなっているんですか。ここまで行ってないと、関係者共有方式までは行ってないという認識でいいんでしょうか。 ◎福祉事務所長(守田健一君) 高齢者の方につきましては、民生委員さんと関係者共有してそれは同意するという形でいっています。障害者の関係につきましては、今、同意方式まで行っていません。そこで、個人情報の保護条例に諮りまして諮問をいただきまして、同意方式で民生委員さんの方に同意方式して、同時に登録もお願いするという形で共有方式に近づけるような形で、この4月から個人情報の諮問をいただいて、4月から民生委員さんに個別に訪問していただいて同意方式で行こうという準備を今しています。 ◆8番(金井光男議員) はい、わかりました。 いわゆる減災、災害を最小限に抑えるということからいうと、犠牲、昨今の災害のデータを見ると、やはり高齢者の方とかということがかなり多数を占めて被害に遭われているということを考えると、ここの部分もかなり手上げよりは相当踏み込んだ同意を求めにこちらから行くというようなことですから、かなり踏み込んだ対応には前進しているというふうに受けとめさせていただきますけど、ここら辺の整備というのは非常に重要だろうと思うんです。それと、支援チーム、これが今は、きのう一般質問でも民生委員さんのことが議論されておりましたけれども、かなりこの点にも民生委員さんにかなりのウエートが今かかっている状態で、通常の業務だけでもきのうの議論にもあったように、民生委員さんかなり大変な業務を担っていただいているという中で、もう、自分も被災した中で、何十人、下手するとかなりの数の人たちを抱えている民生委員さんがどこまでできるかということを考えると、これは地域にいる民生委員さんを核にしてということは非常に重要とは思うんです。思うんですが、やっぱりほかの、広域的ないわゆる支援チームというか、そういうのをちょっと確立をしないともたんのじゃないかなという気がするんですが、その点はどうでしょう。 ◎総務部長(宮川八州志君) お答えをいたします。今、私どもで取り組んでおります要援護者の関係でございますけれども、高齢者、障害者あるいは妊婦の方、乳幼児の方、これらにつきましては市の方で情報の把握ができておりますので、災害が実際に起きた場合に災害対策本部の要請に従って、本人に同意があろうとなかろうと、そういう名簿は提供できるというような個人情報保護条例の例外規約があります。 もう一つ、傷病者、一時的にけがをされた方とか病人の方、これらについてはなかなか把握が難しい。そういう方も要援護者というふうに考えておりますけれども、それらについてはやはり本人からの申し出を待つ以外にはないなというふうには思っております。 それと、そうした災害対策本部からの要請、非常時以外の平常時に例えば自主防災組織であるとか、消防であるとか、そういうことがどこにどういう方がいらっしゃって、いざという場合には災害救助に向かわなくちゃいけないというようなことを事前に知っておくために、要援護者の名簿というものが出さないということについて、今、なかなか個人情報保護条例の限界がございまして、今、その辺については検討しておりますけれども、国の方の基準でだんだんそういう方面は緩んできておる、緩んできておるといいますか、災害の要援護者の支援についての制度の整備を今、されておられるところでございますので、その辺については私ども対応していきたいというふうに思っております。 それから、20年度、今年度から支援プランのまず、全体計画、これの検討に入る。全体計画をつくりますと、今度は個別に一人一人の対応について、その支援チームといいますか、こういう災害が起きたときにこの方についてはどういう障害の程度があるから、どういう方々でどういう救助をしてどこに運ぶと、一人一人の個別計画をつくっていくということになります。これはなかなか膨大な作業量になりますので、まずは全体計画つくって、それから今度は個別計画というふうに考えているところでございます。 ◆8番(金井光男議員) はい、ありがとうございました。そうですね、非常時に備えて通常のときが逆にいうと大きなウエートがあるんだろうと思います。ぜひ、よろしくお願いします。 それと、市長の御答弁で非常に力強く受けとめさせていただいたのが、いわゆる学校に限られることではないですが、一番スペースがあるのが学校かなという気がするので。それと、避難所の指定されているところの6割が学校施設ということもあって、学校施設の防災機能の向上というのは、市長も先ほど御答弁されていましたけれども、私も先ほど申し上げたような事情で新潟もすぐ行きました。地元の公明党の議員さんと避難所なんかも回らせていただいたんですが、やはりどこでも、一定期間たつと、もうこれはしばらく要らないよというぐらい物資が来るんだそうですが、やはり最初の1週間程度かなり混乱をする。そういうときにやっぱり一番どこも困ったのが、一番困ったのがやっぱり水だそうです。それは今、流す水もあれば、食料としての煮炊きをする水であったり、飲料水であったりとかいうことで、基本的に水が一番ということで、その辺の御認識を、市長はかなりしっかりお持ちというふうに、先ほど御答弁いただいて感じたんですが、そこら辺の今後の、この辺の取り組みの方向性みたいなのを再度、確認をしておきたいんですが。 ◎市長(島津幸男君) 水の重要性というのは、日常でもそうですけど、災害時は本当に大変なんです。だから、さっきも申し上げましたように、これからは建物をつくるのは、建物自体もちゃんとつくらなきゃいけませんけれども、同時に先ほど申し上げましたように地下に当たり前のようにプールをつくっておく。いわゆる雨水をためる装置です。これは実はそんなにかかるもんじゃないんです。東京ではほとんどの大きな建物はみんなついていますから。だから、そういうのを前もって入れるというのも我々は大切だなと。だから、学校設備をこれからつくるときは、きょうの議論、改めて重く受けとめまして、教育長と相談しながらそういう大きな体育館の中には必ず地下は大きなプールをつくるというようなしかけも今後検討していきたい。これはまだ、私の持論でございますから、いろんな経費の面も含めて考えながら、そういう方向でもできたらと思っております。よろしくお願いします。 ◆8番(金井光男議員) ありがとうございました。ちょっと時間が押してきたんですが、子育て支援、今回3回から5回に妊婦健診、拡充をということで、ちょっと言い方はあれかもしれませんが、先ほど申し上げたように、昨年1月にこういう望ましいやり方についてという通知が出されて、それによると最低が5回というようなことで来ております。望ましいのは14回。14回というとほとんど全部ですから、そこまで一足飛びにはというふうに私も思いますが、段階的にでも拡充していく方向で考えておられるのかどうかだけ、確認させていただきたいと思うんですが。 ◎健康福祉部長(原田光広君) 無料健診の回数を拡充していくかということでの御質問でございますが、今、県下の状況を見ますと5回以上が13市中、今5回以上というところが萩市の1カ所、それから5回以下ということで岩国市が1カ所ということで、他の11市は5回ということで今実施をしようとする状況にあります。ただ、先般、光市の方が3子以降の健診についてはすべてを無料化するというふうな新しい考え方も出されているようでございますので、私どももそうした子育て支援していく上でこうした先進事例をよく研究させていただきながら、今後また検討していきたいというふうに思います。 ○副議長(森重幸子議員) 以上で、金井光男議員の一般質問を終わります。────────────────────────────── ○副議長(森重幸子議員) お諮りいたします。本日の会議時間は議事の都合により、この際、あらかじめ延長したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(森重幸子議員) 御異議なしと認めます。よって、本日の会議時間は延長することに決定しました。────────────────────────────── ○副議長(森重幸子議員) 続いて、質問順位第13番、久保忠雄議員。   〔28番、久保忠雄議員登壇〕 ◆28番(久保忠雄議員) 周南会の久保でございます。人間やさしいですから、やさしい質問がたくさんありますけど、的確にお答えいただきたいと思います。よろしくお願いします。 熊毛はサービスは高い方に、負担は低い方にと、そういうことを言われて合併して、ちょうど5年になるわけですが、旧熊毛町はすばらしい周南を夢見ていたと思います。上水もすぐとりかかる、下水も早く完備する。福祉バスもすぐ取り組むと、下松市とたもとを分かち、先行合併という名で合併をいたしました。でも、行政とは無関係かもわかりませんが、住民、特に交通弱者にはひどい状況になっております。農協、今はJAといいますけど、大河内、勝間、八代、高水、今月から三丘支所もなくなりました。残るは本所のみです。郵便局は安田、八代に特定局がありますが、呼坂の本所と3カ所です。銀行も西京銀行が6月に消えてなくなります。呼坂の山口銀行のみです。利用者は非常に困っております。交通弱者は不便極まりない状態です。地域格差は広がるばかりです。そこで格差是正のために質問をいたします。 まず、福祉バスに関して。高齢者とは限りませんが、交通弱者のための足の確保のために福祉バスに関して合併して5年、それ以前から繰り返し何回も質問しておりますが、運行計画はどうなっているのか。大田熊毛町長時代、河村前市長の時代、もちろん島津市長にも質問をしたと思います。いずれもその回答は前向きな返事だったと思います。しかし、何の話もなかった鹿野地区は乗合タクシーを実現しました。熊毛は置いていかれました。熊毛地区もぜひ実現してください。これは切実な問題です。 二つ目、上水の問題。今も金井議員に水の問題いろいろ言われておりましたけど、熊毛地区の上水問題はどうなっているのか。たびたびいろいろな議員から質問があったと思いますが、ほとんど動きはない状態です。どうなっているのか、本当にやる気があるのか、ないのか、前向きな返事、後ろ向きなのか。この問題も合併以前からの問題です。少しは現実的な話を聞かせてください。 続いて、三つ目、下水の問題。地区ごとに少しずつ工事は行われておりますが、本線はできても各所に問題を残しております。八代地区の集落排水を見て回りましたけど、非常にきめ細かく行われております。あれが本当の姿だと思います。今、現在、熊毛地区でやられている下水ですけど、1、2軒を残すことなく、集落全部に問題を残さない方法で進めていただきたいと思います。 その次、四つ目ですけど、質問というより要望に近い問題もありますが、新しい事業も大事ですが、現在の施設の保守管理も十分に目を向けていただきたいと思います。熊毛中央公民館の屋根、特に雨どいが非常に傷みがひどい状態です。保守管理はどうなっているのか、お聞かせください。 続いて、熊毛農村婦人の家は地震の被害で使用不能の状態になって5、6年が経過しております。使用できないだったら解体するなり、対策を考えるべきではないでしょうか。被害に遭うまでは三丘地区の婦人の活動の中心だったのです。通学路に隣接しておるため、子供や不審者等の立ち入りができないようなことを考えるべきではないでしょうか。 その次の問題、JA周南三丘支所の建物の跡地を市として利用できないのか。以前には三丘地区の中心的な場所でした。食品、雑貨、農薬、もちろん金融もあり、住民の集まる場所でした。熊毛農村婦人の家の代替の可能性はないのか。現在は同敷地内に農産加工所、島田川漁協、下郷構造改善組合の事務所があります。でも、もし、なくなってこれを売り払うということになれば、その三つの施設はまた行くところがなくなる状態になります。事務所の外には立派な公衆トイレがつくられております。 その次、三丘の観光のスポットの一つ、徳修館、宍戸記念碑の前にある熊毛北高の教員住宅の件ですが、家の中がどんな状態になっているか不明ですが、もう何年も使用してない状態です。中の状態を見て使用可能だったら、市営住宅なり利用方法を考えるべきではないかと思います。このまま放置するのはいかがなものか。 次の通学路についてです。三丘小学校から高森方面に向かって1キロの間歩道がありません。ほとんど直進道路です。スピードも非常に出やすいところです。県道ですが、県や警察に対策を考えてください。以前、3年か4年ぐらい前だったと思いますが小学生が下校中に事故に遭いました。現在、多分中学生になっていると思いますが、現在は義足で通学されています。 もう一つ、12月の議会で徳山地区の住居表示の問題を質問されておりましたが、熊毛地区も大字小松原、大字呼坂、大字大河内、合併のときに解決しておくべきだったと思いますが、住民や外部の人に理解しやすい表示に変更することを考えるべきではないかと思います。今からでは難しいかもわかりませんが、周南市熊毛町とか、大字の前に熊毛町を入れるとか、皆さんにわかりやすい方法を考えてはいかがでしょうか。 これは市長にぜひ力になっていただきたいんですが熊毛地区の市外局番について。熊毛地区の市外局番が異なるのが統一するように働きかけることはできないのか。これは市長の本当に専門分野かと思いますが、光、下松も含めて0833が要らない方法を周南の人も徳山の方の人も0833というのが要らない方法、恐らく今から何カ月の間には多分熊毛の方にも電話をかけられると思いますが、非常に難しいんじゃないか。難しかったら余り利用しなくても結構ですけど。 その次に、高水駅の公衆トイレについて。昨年の市長選挙のときから地域の住民からの要望も強かった問題ですが、通告後予算化されていることで非常に喜んでおります。戸田駅前のトイレとまでは言いませんけど、JA三丘支所前のトイレぐらいな立派なのをつくっていただきたいように期待しております。 以上で壇上での質問を終わります。   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 久保議員から大変多岐にわたる、しかも生活に密着した、きょうは熊毛の町長としてという感じでしっかりお答えしたいと思っております。 まず、八つほど御質問いただきましたけれども、教育委員会に関する点につきましては教育長から後ほどお答えします。 最初に、まず、JAの勝間とか、また三丘、郵便局が3カ所になったり、銀行も呼坂だけになってしまう。どうしてくれるんだということでございますが、これは熊毛に限らず須金とか、中山間部に本当に共通して、そういうところに住むなというような感じを皆さん持たれているんじゃないかと思っております。銀行で小口ならばコンビニもあるからという話もあるでしょうけど、やはり銀行がそれなりにあるというのは町の風格でもありますし、今回は残念ながら、また、鹿野の方は支所の中に銀行が来てくれたんですけど、私どもとしても熊毛にもしっかり銀行がまた行ってくれるように期待してますし、今、人口はそれなりにまた、熊毛の方もそう極端に減っているわけじゃございませんから、しっかりお願いはしていきたいと思っておりますが。 そういう悲しい実態を踏まえながら、行政でできる、例えば乗合タクシーといいますかデマンドキャブ、鹿野でやりましたけれども、鹿野だけなぜといううらめしいお言葉もありました。これいろいろ事情がございますが、事情は別にして検討が進んでいないというのが事実でございます。ただ、昨年9月から熊毛生活交通検討チームというのをようやくつくりました。ようやくですけど。それに基づいて、この20年度にはさらに一歩進んで組織として環境生活部生活安全課に生活交通担当、これの第1の仕事を、熊毛のこの分野での調査並びに実現度についての専門的なチームをつくってやりますので、いましばらくお待ちいただきたいと思いますが。 ひとつは鹿野の場合はタクシー会社が1社だったんです。熊毛は数社とは言いませんけど、やっぱり複数あると。こういった問題もあったりして、ありますけれども、ただ先般申し上げましたようにJR西日本とのお話し合いで岩徳線の沿線からデマンドタクシー、乗合タクシー等がどんどん駅に行ってもらえれば岩徳線の本数もふやしてもいいよというお話までいただいていますので、こういう交通体系をもうちょっと前向きな形で見直していきたいなと。これは行政だけじゃなくてJR西日本とも組みながら、より便利な町おこしができたらということで、今動いております。何とか昔の熊毛とは言いませんけど、熊毛町長のようなプライドを持った町おこしができるように、私ども頑張りたいと思っておりますので、いましばらくお待ちいただきたいと思います。 上水問題につきましては、これがまた悩ましい問題でございまして、平成11年11月開催の光地区の地域の広域水道企業団において、中山川ダムの水利権の分割という方針が正式に決定されましたので、現在、厚生労働省の各構成団体の今後の給水人口及び給水量の予想等についての水需要予測算出資料、難しいんですけど、水をどれぐらい使うかというものについての資料を提出して、現在、協議を行っております。時間がかかっていてまことに申しわけないと思いますけれども。来年度からまず、動こうと、平成20年度から少しでも動こうということで配水管の更新整備等につきましては実施してまいりますので、こういうことで少しでもつち音が響くことによって、おおやっているじゃないかという意識を持っていただくように頑張りたいと思いますが、いずれにしても上水道整備につきましては水利権分割の国の同意が得られました後に、新たに熊毛地区を加えた周南市水道事業としての認可を取得して、これから熊毛地域の上水道整備事業に着手していかなければいけないと思っております。 それから、もう一つ、今度は下水関係です。すべての問題が熊毛あるんですけど、下水道対策についても落ちこぼれがないよう、言葉は悪いんですが1軒も取り残しがないようにして、集落一帯の整備をしてほしいと、この辺はちょっと専門家の方からお話をさせていただきたいと思っております。 それから、施設管理でございますけれども、ひとつはまずは熊毛農村婦人の家は地震災害、先般ございました、平成13年芸予地震の被害で使用不能になっているということで、実はこれ昭和56年につくったときは4,700万円でつくって、これもちょっと今よく調べさせておるんですけど、既に使用不能ということで平成17年に国、県に対する補助金の610万円を返還しておりますから、もう壊すだけになっております。ところが壊す費用が3,000万円かかると、これもよくわからないんですけど。みんなが行って、よってたかって壊せばいいんじゃないかと思ったんですけど、なかなかそうはいかないという話でございまして、これは鹿野の問題も同じようなものがございますけれども、とりあえず立入禁止の措置をしているということですけれども。この辺は財政事情の許す限り、やはり撤去するのが筋だと思っております。ただ、こういうのが多いんですね、この町は。そのままに残してて不審者が入ってくるとか、いろんな問題が起きてくると思うので、まずは撤去できるものは撤去したいと思ってます。少し、これ3,000万円が本当にかかるかどうか、また実際調べたら1,000万円だったということもあるかわかりませんので、もう少し調べさせてできるだけ早く対応したいと思っております。 それから、JAの同じく周南の三丘支所、これ私も行ってまいりました。2階建ての建物。場所的には確かにいいものでございますが、JAさんはなかなか調子がいいというか、のべつ幕なしに市に持ってくるんですよ、建物。この市内でも何カ所も私のところに来ておりまして、自分たちが要らなくなったやつは全部市に持っていけば済むぐらいに思っているんです。だから、それはやっぱり甘いと。自分たちでも処理しなさいということで、この前追い返しましたけれども。ただ、いいものは私どももいただくこと、また、手に入れることについてはやぶさかではございません。ここは公衆トイレとかありますし、水産加工所、確かに私も見させてもらいました。女性グループの。こういうのもございますから、公衆トイレについては少なくとも継続させてくださいよということでお話をしておりますが、何か、JAさんにしてみれば基本的には第三者への売却したい。もうこれJAさんの基本方針です。なるべくみんな売っぱらいたいという基本方針をお持ちなので、私どもにただでくれと言ってるんですけど、さすがそれはだめらしくて、売りたいということを盛んにおっしゃっています。我々ははっきり言って買う気はありません。あの場所では。いろいろ調べましたけれども、ちょっと、例えば道の駅がもしできる候補としては小さすぎる。ただ、メリットがあるとしたら、あれ温泉がそばにあります。あれをまさに久保さんの方と関係するんですけれども、そういうワンセットで考えれば少しは使い道があるかなと思っています。ただ、婦人の家としての存在価値をどのような形で代替を考えるかというのは、同時に考えていかなきゃいけないと思っておりますので、この辺はもう一度ちょっと地元の代表である久保議員とお話ししたいと思っておりますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。 それから、もう一つ、熊毛北高の教員住宅を市営住宅にしたらどうか。これもまた、悩ましいんですね。熊毛は全部悩ましいの固まりなんですけれども、これ全く同じ話が鹿野にもございまして、鹿野はもうみんなでよってたかって壊そうというような形になると思いますけれども、この熊毛の北高校の教職員住宅なんです。もう10年来使ってなくて、昭和41年にできているんです。41年、42年にできた木造ということで、現地以外の場所に建てかえたり、再整備する計画をこの三つの住宅については考えておりますので、現在はここについてももちろん入居募集もしていませんし、建て直すのもちょっとどうかなということで、これも私現地みさせてもらったんですけど、おっしゃるように老朽化が激しくて、また、こういう危険な住宅への入居される方は相当度胸がある方だなと思うぐらい、どこかの高校よりもはるかに、中学校といいますか講堂よりももっと悪い状況でございますから、いかがかなと思っております。ただ、熊毛地区の住宅、市営住宅につきましては、現在、三つの比較的設備の整った第2勝間とか勝間とかございますので、そちらの方で、特に困窮する低所得者の皆さんへはそちらの方を貸与という方でやっていけるんではないかというのが行政サイドの試算でございます。この辺、なかなかやるぞというお話ができなくて申しわけないんですけど、その辺はひとつ、また御相談、少しやっていきたいと、個別に。よろしくお願いします。 それから、熊毛の住居表示の問題です。これはもともと非常に議論のあったところです。徳山エリアもそうですし、それから、新南陽も同じだと思います。だから、こういうことで住居表示の問題で、確かに今も私も調べましたら、周南市大字熊毛呼坂、熊毛を入れるというようなやり方ってあると思うんです。周南市熊毛呼坂と。そういうことで、ただ、合併時に新しくスタートする周南市の一体感の醸成や機運の向上を目指す上でということですけど、皆さんが全部変えろといったら変えますよ。 これは先ほどの電話と同じなんです。一部の人が6割の人がやろうってもだめなんです。電話も同じなんです。全員がいいですよと言ったら、もう即、0833に変えられるんです。だけど、残念ながら今熊毛はそういう状況じゃないんです。だから、下松の方に経済圏を持っている。電話かける人が多い人はまとめてやると0833で全部まとめればいいんですよ。下松、光も。そうしたら市内10円ですけど、そうはいかない。市が別ですから。そうすると熊毛から下松、光に通っている方については、今の方が便利だということがあるということで、この辺が実は悩ましい、これも悩ましいんです。だから、本当はおっしゃるように0833で全部、実は合併してたら、こういうことはならない。合併効果が出たんです、ここは。 そういうことで、これはNTTの方にはお話し申し上げています。NTTの広島の責任者は市長のいうことならいつでも聞きますと、いつでも聞きますが、市長が迷惑になるようなことはできないんで、皆さんの意見をまとめて来ていただければ、即やりますからどうぞと言われてます。したがって、議員のお力で全熊毛をまとめていただければということをお願いして、ひとつ申しわけないですけれどもよろしくお願いします。 ということで、もう一つここにありました熊毛呼坂とか、そういう名前にすることです。これも私は本当にそれをやればよかったのかなと思いながら、旧海軍が光、呉というように、やっぱり1文字でみんな軍港をつくっていった。これもひとつの知恵なんです。熊毛も律令時代には久米計って3文字だった。みんなは筆で書くから、筆で書くのに3文字は大変だからっていうんで熊に毛という当て字をつけたんです。だから、そういう歴史的な長い1300年の歴史の熊毛ですから、消すにはしのびないんですけれども、そういうところまで含めてなるべく簡単にしたということならば、それはそれで一理あると。ただ、熊毛の思い入れがなくなったことによって寂しいということを皆さんがおっしゃるということになれば、これは決して地名をもとに戻すことはやぶさかではございません。私も徳山というのを戻そうかって思ってたんですけれども、周南というのがいつも申し上げるように吉を囲み、幸せという字が南の中に入っているということで言われてから、ああ、徳山やめたと、やっぱり周南の方がいいやと、今そういう気持ちになっていますので、何かその辺で御理解を賜ればと思っております。 今回の議員からのお話では、何となく否定することが多かったんですけれども、申しわけございません。ただし、最後におっしゃったように、高水駅のトイレにつきましては今回しっかりと予算計上しております。これは、久保議員初め熊毛選出の各議員の皆さんの強い要望が実ったと思っています。何とかデザインも少し、戸田のような和風とはいきませんけれども、ツルに関係したようなデザインとか、もっといえば中身もできましたら戸田よりも立派な、使用時における立派なトイレができたらと期待しておりますので、しばらくお待ちください。 そういうことで最後だけで申しわけございませんでしたけれども、よろしくお願いします。   〔教育長、坂本昌穗君登壇〕 ◎教育長(坂本昌穗君) 久保議員の熊毛公民館の保守についての御質問にお答えします。 熊毛公民館は昭和48年8月に建築された鉄筋コンクリートづくり2階建ての建物でございますが、築後34年余りが経過しておりまして、議員御指摘のとおり、近年雨漏りなどいろいろ不具合が出てきているのが実情でございます。 当該施設の補修につきましては、平成16年度に屋上防水工事を、平成17年度に講座室の畳の表がえと外壁の補修を、平成19年度には大会議室の部分の雨漏りの修理を行っております。今後は、施設の維持を図るため、視聴覚室の雨漏り修理等を予定しております。 このように、熊毛公民館を初め、公民館の施設管理につきましては、利用者の皆様に安心して気持ちよく御利用いただけるように努めるとともに改修につきましては、緊急を要するものから順次、計画的に実施をし、適正な管理に努めてまいりたいと考えております。 次に、三丘小学校前の県道の通学路対策についての御質問にお答えいたします。議員御指摘の、県道光玖珂線は三丘小学校と熊毛中学校の児童生徒が通学路として利用しています。この道路は一部歩道のない部分もありますが、ほかにかわる道もなく、交通安全に十分注意しながら通学しているのが現状でございます。 児童生徒の通学時の安全確保につきましては、学校では年間の交通安全指導計画を立て、交通安全教室の開催や、集団登下校、教員による交通指導等に取り組んできています。また、PTAや地域住民の方々による交通安全指導など、地域の皆様方の御協力をいただきながら子供たちの交通安全に努めているところでございます。 このように、学校としてできること、児童生徒にできること、そして地域としてできることには最大限取り組んできていますが、一方で歩道の整備やガードレールの設置など、安全施設の整備による児童生徒の通学時の安全確保が切に望まれるところでございます。 議員御指摘の歩道の設置につきましては、道路管理者に対しまして必要な情報提供等を行い、学校とも連携を図りながら改善要望を積極的に行ってまいりたいと考えております。 以上です。 ◆28番(久保忠雄議員) 二、三、ちょっと再質問させていただきます。 福祉バスは来年ぐらいからぼつぼつ考えるという御返答がありましたけど、もうぼつぼつ考えて6年も7年もなっているわけ。当時は免許があった人も現在は免許を取り上げられた人もたくさんいらっしゃるわけです。三丘の農協がなくなったことで、そこへお金を出し入れしとった人も、タクシーでいかないけないような状態になっているわけです。だから、これは緊急を要することです。だから、ぼつぼつ相談するんじゃなくて、これは本当に早く対応を考えていただきたいと思うんです。 銀行も本当は役場の近くに出るという話もありましたけど、いろんな金融事情とか、いろんなことで呼坂にそのまま居すわっておりますけど、こあプラザが今度、支所のところにという話がありますけど、もうそのときにはできたらあちらの方に、鹿野と同じような方法を考えていただけないか、そういうことも考えております。 一緒に質問したらあれですから、とりあえず、そのぐらいのことから御回答いただきます。 ◎総合政策部長(山下敏彦君) まず、生活交通のことでございますけれども、先ほど市長が答弁いたしましたように、現在、熊毛の総合支所の中に熊毛生活交通検討チーム、これを設置をいたしまして検討して進めております。前回と申しますか、昨年の6月の定例会におきましても久保議員からこういうことの御質問もいただいております。そういうことで、私どももできるだけ早くやりたいということで、鋭意取り組んでいるところでございますので、いましばらく待っていただきたいというように思っております。 それから、どういう新しい交通システムになるかということもありますけれども、確かにコアプラザ、熊毛の中心となる複合施設だというふうに思っております。そこのところがしっかり利用できるようなような形の交通システムということで検討したいというように考えております。 ◆28番(久保忠雄議員) 上水の問題ですけど、これも早めにという返事はいただきましたけど、上水のこと、案外皆さんは御存じないかと思うんですけど、団地は簡易水道があるわけです。団地じゃない一般のところは、私どももそうですけど井戸ですけど、井戸で皆さん対応されているわけです。そうじゃなくて、今度は20軒ぐらいのミニ団地が熊毛にはあるんです。青葉台とか、三丘に昔、中学があったところに三丘住宅って20軒ぐらいの団地があります。それも私、熊毛町議の時代に水が枯渇したんです。その枯渇した原因が周東町の方に推進で下水を掘っていったんです。急に出なくなったら対応はすぐできたんでしょうけど、急じゃなくてぼつぼつ出なくなった。そういうことで、多分、木谷支所長も御存じだと思うんですけど、熊毛町時代に大分町にかけあって何とかしてくれっていうことでしたんですけど、とうとうあんたら勝手に部落でやりなさいということで、部落の人がまた新しく井戸を掘って、現在それで対応しているわけです。もう1カ所、青葉台というところもやはり集落の人が20人ぐらいで対応している。それもそこの水道が、もしそれが枯渇したら大変なことにまたなるわけです。三丘住宅のときにはタンク車をあそこへずっと置いておいて、しばらく置いておいて掘って、今現在もそれで対応されています。だから、そういう事情があるわけですから、本当ぼつぼつじゃなくして、早急に対応していただきたいようにお願いします。これはもう返答いいです。大体返答はわかっておりますから。 それでもう一つ、下水の問題ですけど、下水、今、何カ所か集落ごとに完備されつつありますけど、どこも何軒か残されているんです。2、3軒残したり、5、6軒残したり、そこの集落の人は集落の住民同士で何かお前のところだけ、うちはやってくれんのじゃと、そういう状態になっているわけです。だから、そういうことがないように、今から熊毛完備されるところはそういう残されそうなところがたくさんあるんです。それは部長に私何回か、直接言いましたけど、そこらのところを今度どういうふうにするのか。ちょっと部長から最後のお土産できちっとした返答をいただきたいと思います。 ◎下水道部長(片山正美君) 結論から申し上げます。そういう久保議員おっしゃられるように努力をさせていただきます。これが結論でございます。 ただ、今、状況が少しずつ変わっておりますので、その状況だけちょっと御紹介を申し上げておきます。合併前は熊毛町、鹿野町ということで、町の時代は補助が非常に小さい町村については手厚く見られていたわけです。それが合併後5年間は特例条項に基づく弾力条項ということで、旧の状態で補助対象になったわけです。これが19年度末では一応切れるということで、我々としては続けてやってくれと、今残っているのは町村部分が残っているから続けて、その弾力条項が適用できるように続けてくれんかという要望をしてきました。正式の通達ではございませんが、どうも3月末ごろにもう5年続けようという、今、方向が出ているようでございます。しかも、この方向がもう少し柔らかくしようじゃないか、というような方向も出ているようでありますので、例えば具体的な例で申し上げますと、10軒の集落を迎えにいこうとするならば補助事業だったら5軒しか拾えない。それが今から出る弾力条項であれば、ひょっとしたら9軒拾えるかもわからない。残り1軒が単独になるということでございます。我々としては非常に補助が認めていただければ財政との話もかなり前に進められますので、できるだけそういう補助事業を使いながら、久保議員がおっしゃるような一体的な整備ができるように努力してまいりたいというふうに考えています。 以上です。 ◆28番(久保忠雄議員) 10軒のところ9軒ということですけど、それが10軒になるようにぜひ努力していただきたいと思います。 それと、そういうふうに迎えにいく場所があるところはいいんですけど、全く私が住んでいるところなんか、迎えに来るところもないんですよ。そういうところが、熊毛にどれぐらいまだあるのか。私、熊毛の議員じゃないから、また、皆さんに言われるかもしれませんけど、熊毛地区でどれぐらい区域に入ってないところがあるのか、ちょっとそこのところをお聞かせください。 ◎下水道部長(片山正美君) たしか熊毛では2カ所というふうに理解をしております。たしか清尾、久保議員が住んでいらっしゃるところの地区と、たしか安田の一部が認可の中に、全体計画の中には入っていますけれども、認可区域の中に入ってないという理解をしております。 ◆28番(久保忠雄議員) 今度、片仮名ふって住所をきちっと教えますけど、あれは「せいのう」と読むんです。 八代に私この間ずっと回っていたんですけど、本当、農道ぐらいのところも、農道も下水がずっと迎えに行っているんです。だから、それはそこまでやるのが本当のサービスじゃないかなと思うんです。だから、熊毛にも清尾にもそうですけど、私の住んでいるところはもともとタヌキとキツネぐらいしか住んでなかったんですけど、今は私、人間が住んでいるんですけど。そういうところがたくさんあるわけです。だから、ぜひ、そういうところも、恐らく清尾の安田というのは石光じゃないですか。石光じゃなくて安田にもあるんですか、残っているところが。 ◎下水道部長(片山正美君) 安田の方の一部に残っております。先般、そこの現場の方に出てまいりました。 それとちょっと御理解だけしておいていただきたいんですけれども、公共下水道の整備と農業集落排水の整備の手法がちょっと違うということだけは御理解を願いたいと思います。集落排水は一応一定のエリアの中で決めまして、希望されるところ、これを全部確認をします。確認をしたところには行きます。したがって、八代全部つながっているかといえば、そうじゃございません。希望されないところには行っておりませんので、そこだけはお間違いないようによろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ◆28番(久保忠雄議員) それと、私がオーバーに北高の教員住宅を市営住宅と言ったのは、ちょっとオーバーにお聞きしたんですけど。これは、消防署が以前にお話がありましたけど、安田の消防署が何か統合するというお話があったんです。そこの住民からあそこはもう何年もほっている状態だ。県から買い取ってか、あるいは払い下げてもらってもあそこに消防署車庫、安田地区のを移転して、あそこと清尾と何カ所か集めて、あそこへつくったらどうか。結構坪数でも300坪近くあるんじゃないかなと思うんですけど、そういうことがあったもので、教員住宅のことを私、質問したんですけど。確かに市長の答弁でもありましたけど、住めるような住宅じゃないです。というのは、住めるような住宅じゃないというのは、あれを今までそのままに放っておいたというのに問題があるんじゃないかなと思うんです。だから、もし、消防の統合する気があったら、あそこなんかを考えたらどうかなと思うんですが、消防長のお考えをちょっとお聞かせください。 ◎消防長(山本恭正君) 合併以来、消防団機庫の話だと思います。合併以後、消防団、鹿野、熊毛地区でございますが、主に。南陽地区も入っておりますけれども。全体を今、現状把握ということをしております。そして、小さい散在しておりますところを一つの拠点地域として改廃するという場合と、そのまま大きな機庫は残すとか、そういう現状把握した後に、消防団、常備、非常備部がよく協議しまして、どのようにするかを今、話し合っている途中でございます。まだ、結論が出ておりません。ですから、当地区、当土地につきましても、まだ結論が出ておりませんので、先になろうかと思います。 ◆28番(久保忠雄議員) すぐ決まるとは思っていませんけど、そういうのを頭の中に置いといていただければ、今度新しく土地を探すのに非常に見やすいんじゃないかと思いましたので、お尋ねしました。 それと、通学路の件ですけど、非常にかわいそうな事件があって、もう皆さん、忘れられてしまっているんですよね。膝から下をなくして、今、義足で、多分中学生になっているんじゃないかなと思うんですけど、通っていらっしゃいます。それは歩道がないところから歩道があるところが少しあるんですね。それから、今度部落に入るところに横断歩道がないところを渡っててけがした。横断歩道でも交差点ですけど。そこを渡ってけがして足をなくしてしまったことがあります。 今、私があそこを思うのは、今、教育長から返答がありましたけどガードレールをつくるとか、非常に狭いから、私もあそこを毎日、車で通るんですけど、ちょっと狭いんです。狭いけど、非常に皆さんスピード出すんです。私もスピード出すんです。というのは、交通量が余りないからスピードが出やすいんです。ちょうど坂道になっているんです。両方から。だから、あそこをスピードを制限をするとか、あるいはガードレールを何か工夫してつくるとか、何かせんかったら、三丘小学校も非常に生徒数が少ないのに事故があったりしたら、非常にかわいそうじゃないかなと思いますので、そこらのところは、まず、最初にスピード制限をするなり、そういうことを警察、公安委員なんかに御相談になって、そういうことを考えていただければ非常に住民の方も喜ばれるんじゃないかと思います。そこらのところでちょっとお聞かせください。 ◎教育次長(福嶋崇男君) 今、久保議員から御質問にあります当該道路については私も十分把握しております。三丘小学校の今、全校の児童数が89人、このうち22名が当該、今御質問の道路を通学路にしているという状況がございます。 未整備区間は現在600メートルということで、かねてより久保議員御承知のように県に対して、いろんな要望等を行っておるわけですけれども、例えば今、ガードレールをつける等のハード的な整備ということになりますと、もう両側に民家が建っております。そうなると民地のため、歩道整備、そうした安全策を講じるということになりますと用地交渉という問題が出てまいります。今、御提言いただきましたスピード制限とか、交通安全策のソフト部分あるいは一部ハードを含めたような施策については、ちょっと学校等も含めまして総合的に考えていきたいと思いますので、御了解のほどよろしくお願いいたします。 ◆28番(久保忠雄議員) 余り長く質問したら、皆さん余り喜ばれないと思いますので、これでやめますけど。高水のトイレは非常にいいのができるのを期待しておりますのでよろしくお願いします。 以上です。 ○副議長(森重幸子議員) 以上で、久保忠雄議員の一般質問を終わります。────────────────────────────── ○副議長(森重幸子議員) ここで暫時休憩いたします。次の会議は17時5分から再開をいたします。   午後 4時48分休憩 ──────────────────────────────   午後 5時05分再開 ○議長(古谷幸男議員)  休憩前に引き続き会議を開きます。────────────────────────────── ○議長(古谷幸男議員) 続いて、質問順位第14番、高松勇雄議員。   〔6番、高松勇雄議員登壇〕 ◆6番(高松勇雄議員) 質問順位14番、市民が主役の民主、心は市民と一つ、民主一意会の高松勇雄でございます。 昨年の4月以来、議員として3回一般質問をしてきたわけですけれども、慣れてないときは慣れていないときで、ああすればいいのに、こうすればいいのにと思って市政を見ていたわけですが、いざなってみるとなかなか思うようにはなることとならないことがたくさんあるなというのが実感でありますが、いろいろ頼ってきていただける人たちには解決をして喜んでもらえることもありますし、まだまだ宿題をたくさん抱えているという状況であります。 国を見ますと薬害の問題であったり、直接我々の生活につながります年金の問題であったり、また、今一番関心の高い道路特定財源、イージス艦の海難事故といろいろもやもやとすることがたくさんあるわけですが、昨日の島津市長の我々民主一意会での視察からの一般質問に対しての答弁は、そういう心の中と頭の中のもやもやをすかったとさせるというか、私自身は前市長が仲人でありましたが、その前の選挙から何とかこの市は変わらなくちゃいけないということで島津市長を応援したわけでございます。いろいろ地元ではそういうこともありまして、虚言を呈されたり、ほされることもありましたが、きのうの島津市長の発言で、ああ、本当にこの人を推してよかったなと心のもやもやが晴れる思いで、会派長炭村も涙しながら言いましたが、私も涙、感無量でございました。もう少し、なかなか思うようになりませんが、もう少し頑張ってみようという勇気をいただいた次第であります。ましてやもともと民主党でございますから、正義を振りかざしていろいろ、正義の御旗を振りかざすということはなかなか、ここ山口県ではなかなかしんどいことでございます。が、正しいことを正しいと言える、言い切れるという部分に関しては、ああ、間違ってないんだなという思いがした次第であります。部長の皆さんもなかなか厳しい顔でありましたけれども、隠すことよりもそのまま正直に言える、情報をオープンにできるということに関しては、非常に楽なんじゃないかなというふうに思いますので、ぜひ、情報を共有しながら市民の役に立つ人、役に立つところ、市役所でございますから、ともに頑張っていければなというふうに思います。 一般質問に当たりまして、通常聞き取り調査というのがあるんですけれども、その中でも我々は少なくとも一般質問すること、内容に関しては住民からの要望であったり、また、こういう町でありたいなという思いのもとにいろいろ勉強、研究してくるわけでございます。聞き取り調査のときに、職員の皆さんもいろいろいますけれども、ああ、これいいですねと、やれるようになったら面白いですよねという職員もいますし、これはこういうふうに書いておきます。答弁書に書くために我々は一生懸命勉強しているわけじゃないんで、何か前向きに町の将来であるとか、あり方であるという部分を、その方向性の一つになるように一生懸命勉強するわけでございますから、ぜひ、職員の皆さんも一緒になってこの周南の未来を考えていくという部分では、ちょっと後ろ向きな部分は寂しいなというふうな思いがしました。 今回の質問は、1番目に循環型社会形成についてということで、一つ、バイオディーゼル燃料精製装置の設置はできないか。二つ目は病院関係や一般家庭から廃油回収はできないか。三つ目には休耕田や転作田畑での菜の花プロジェクトの取り組みはできないか。4番目には、バイオディーゼル燃料でごみ収集車やバス等の公用車の運行はできないか。 大きい二つ目としましては、桜南団地急傾斜地崩壊防止工事についての件でございます。小さく一つには県、市、住民との工事に関する情報の共有ができないか。また、その情報を小出しにするのはなぜなのか。二つ目には工事の嘆願書提出の前に急傾斜地崩壊危険区域に指定するのが先ではないのはなぜか。 大きく三つ目には、学校施設等の利用料についてでございます。所得のない青少年の施設使用料、利用料、照明料がなぜ免除できないのか。 これらの点についてお伺いをしたいと思います。登壇での質問を終わります。   〔市長、島津幸男君登壇〕 ◎市長(島津幸男君) 勇気凛々の勇雄様、高松勇雄さんでございますから、議員の名演説を伺いながら、周南も大丈夫だと、次の次の世代までこういう方がいれば、まだまだ周南は強くなれますよということを、今、一瞬、一瞬ですけど思いました。 質問を伺いまして、なかなか具体的な質問でございますけれども、かなり意に沿わない回答になると思いますがお許しを願いたい。 というのは、まず、バイオディーゼル燃料精製装置、これはバイオマスタウン、頑張ってやっていたんですけど、どうも山口県で第1号のバイオマスタウンは宇部になりそうだということで、やはり国会議員がしっかりしていると違いますね、宇部は。もう行くたびに河村建夫先生はバイオマスタウン、島津君、頑張れよ。宇部に負けるなよ。自分が宇部で出ているくせにそういうことを言う。やっぱり取られました。だけど、2号は必ずうちが取る。なぜならば、徳山を含めて、この産業地帯、それから私どもこれだけのバイオマスのもとになります材木資源、いろいろございます。決して宇部には負けません。そういうことでここで宣言しまして、バイオマスタウンの構想、これは各党を含めまして皆さんからも強い期待を持っておられるということで頑張りたいと思いますが。 その中でバイオマスタウン構想周南といいますか、周南市のバイオマスタウン構想を今年度中にまた作成すると、今年度が多いんですけれども、どうも助走期間が短かったもので済みません。国に対してもこれは非常に補助も大きいんです。また、効果も大きいものですから何とか頑張りたいということで。ただ、先般ございました水素シティーといいますか、長嶺議員のお話があったり、今回はバイオディーゼルでございます。実現性が微妙に違ったりするんですけど、やはりそういう方向でしっかりやらなきゃいけないということは、我々の共通認識だと私は思っております。 そういうことで、このバイオマスタウンの構想をまずつくり上げて、また御説明申し上げますから、その中で、また、その途中でひとつしっかりしたお話を賜ればと思います。同じ方向でございますから決して後ろ向きではございませんので、よろしくお願いしたいと思います。 バイオディーゼルというのは御存じのようにいろいろ、今でもそれなりの必要ができているわけですけど、ここにも出光さんがありまして、バイオ燃料の研究しっかりされております。ただ、なかなか実用化といいますか、実験化はできているんですけど、実用化がいかないというのは、いろんな、先般申し上げましたように、いわゆる何といいますか、機器がつくるのが大変とかいろんなことがあるんです、機器の。いろんな妨害もあるみたいです。小泉首相もみずから頑張ってやっているんだけど、残念ながらなかなか、いらだちをお持ちみたいですけど。ただ、こういうものは間違っていない方向だと私思っていますので、しっかりやらせてもらいたい。 そういう中で具体的に提案で、料飲関係の廃食用油については、また、家庭用も含めて活用できると三方一両得ではないかというお話でございました。私も実はこの廃食用油の関係といいますか、いわゆる廃油です。もとの職場が大きな社員食堂、何万人とか何千人のを持っていましたので、研究したことございまして、それなりの効果は上げていると思うんですけれども、これひとつ、研究させてください。もう一回。そういう目で、行政の目でやるとき、どうかというのの研究をさせていただきたいと思います。 その中でもう一つ、菜の花プロジェクト、名前もいいんですけれども、全国で既に100近い自治体、団体が取り組まれてネットワークがあるそうです。菜の花のネットワークが。ただ、残念ながら、この町はまだ1.4ヘクタールのいわゆる水稲、お米の転作作物として1.4ヘクタールが植えつけられている程度で、これもうちょっとあるんじゃないかと思うんですけれども、他の園芸作物に比べて、価格的にちょっと大変だということで、ほとんどというか、まず、全部が全部景観用の作物。菜の花の花を見て喜ぶだけで終わりということになっているものですから、たった1.4ヘクタールでちょっともったいないんで、この辺のまず経営的な面で見ると1.4ヘクタールでは全くやっていけません。したがって、農家の方に経営面含めてボランティア的にも含めて少し拡大しませんかというお話をしてまいりたいと思っております。 実際、このバイオディーゼル、菜の花の油もそうですけれども、使ったごみ収集車以外の公用車への運用というのは山口市では小郡町で廃食用油を使ったごみ収集車が動いております。あと東京とか、京都とか、北海道の滝川ではまさにこの菜種の油を使って冬季の走行を、今、実際走っています。だから、できないことはないんですね、これは。アルコールでも走るんですから、ブラジルは全部アルコールですから。一杯飲みながら走らすようなものでございます。だから、サトウキビから含めて、日本でも実験していますけど、菜種からあらゆる油、戦争のときは松根油、松の油でバスは走っていたわけですから。そういう面でもう少し軽い気持ちでこれをやったら面白い。この車は松根油、これは菜種油、これは木のなんだと、ユーカリだというんでもいいんだと思うんですけど。残念ながらなかなか自由に変えられないところが残念なところなんですけれども。実験的なことを含めて、これ少し検討しますという、大きな流れの中で。 それから、桜南団地ですか、この急傾斜地の崩壊防止工事、これ地図もいただきました。ありがとうございました。これで、特にこの急傾斜地崩壊防止工事についてどうして小出しにするんだと。質問するたびにちょこっちょこっと出していく。どんと計画から含めてお話をしていただけないのかというお話だと思いますけれども。これが書いてあるとおり読んで申しわけないんですけど、この法律、いわゆる急傾斜地の崩壊を防止するための法律というのは、がけの所有者やがけ崩れで被害を受けるおそれのある方によって基本的には急傾斜地の崩壊の手を打っていただくのが原則だということで、これは法律ですから。ただし、非常に多額の費用と個人負担には当たり前ですね、耐えられないという場合が多々ありまして、そういう場合、個人が工事することが困難とか、不適当であると考える場合に、これ多いと思うんですけど、この場合に限ってということになっていまして、皆さんの生命安全のために県とか市町が工事を行う事業ということになっております。 ただ、なぜ、小出しに出すんだということなんですけれども、実は地域住民を土砂災害から保護するという、もう一つの観点で、建築基準条例に基づき家屋の家屋の新築、建てかえ等に関して私権の制限を、いわゆるここに該当しますよといったら、勝手に家を今度は建てられなくなるんですね。その急傾斜地では。そういうこともありまして、仮に危険区域の指定のみを行い、それから対策工事が施されれば私権制限をかけたままになります。したがって、この辺が私権を余り制限かけてほしくないという場合と、工事をしたら必ずかけますよというところのせめぎあいみたいなのがございまして、基本的には対策工事を実施することを前提に対策工事をしますよと、それを前提にこの危険区域の指定を行いますということになっているものですから、かなり行ったり来たりがあるんです。そういうことで素直な気持ちでともかく工事やってくれよという方に非常に面倒くさいという気持ちをお持ちになるということになっています。だから、私権の制限しても結構ですよといえば、もし、やろうといえば、何も問題ないんで、そのように少し簡単に行政をしてもいいんじゃないかという、私は思っております。この辺は少し検討させてみます。 非常に、特に太華山のふもと、大島に向けてほとんどの、粭もそうですけど、がけ崩れの実はほとんど指定されているというようなエリアでございますから、これは金剛山も含めて、この周南には非常にそういうエリアが多いものですから、そういう危険、安心安全、命が第一と言っておりますので、手続的にも簡単にできるようにできればと思って、ちょっと検討してみます。 それから、学校施設の使用に関してのお話でございますけれども、これは毎回、高松議員が本当に私が感心するぐらいスティッキーと言うんですね、英語で。日本語で言うとちょっと悪い言葉、しつこいということになりますと、英語で言うとスティッキーという、いわゆる食いついたら離さない。高松さんのまさに真骨頂のところだと思いますが、ここは申しわけないけど、私の方も前回、教育長からお話しありました。教育というのは設備が整った方が以外と教育効果が落ちることが多い。グラウンドでは石灰をまぶして、こうしてバントの練習した方が甲子園に行けるんだという、いいお話がございました。私はあちこちであれを使わせていただいてます。これ決して冗談で言うんじゃなくて、やはり集中力とか、教育の中でもそういう面もひとつのものもありますけど、ただ、残念ながらそこだけで教育は終わりません。やはり基本的には体育館の中で、冬の雪の中でできない運動をするというのもひとつあります。 そういうことで、ここはちょっとパスというわけにはいかないんですけど、また、次回の質問を期待しながら、私の回答にさせていただきたいと思います。御趣旨はよくわかってます。しかも、負担する費用が学校施設、体育施設において250万円、これぐらいはいいよと皆さんがおっしゃれば、また、考えることはありますけれども、私どもとしてはこれもひとつの頑張っている象徴として申しわけございませんけど、どうしてもお子さまで払えない方がいたときについては、それはそれでやっぱり考えなきゃいけない、ということでございますが、高松議員の強い青少年に対する愛着は十分理解しながら、ひとつ私の答弁はここで終わらせていただきたいと思います。次回をまた、楽しみにしております。 ◆6番(高松勇雄議員) まず、バイオディーゼルから行きます。 市長答弁にもありましたように、宇部がバイオ燃料で回送ということで、定期バスを全国で初めてバイオ燃料だけで走らすと、年間、その1台だけで70万円浮くわけです。大体リッター当たりが84円。軽油が今125円か130円ぐらいまでになっていますから。1リッター当たりでそれだけの部分が浮くということです。これ、先ほどの答弁の中にもありましたように、全国的にも、もう実証済みでどんどんやられていることなんです。経費節減の折、子供たちからも照明代取らなきゃいけないというぐらいの締め方で、こういうやれることからどんどんやっていくという部分は、それも機械も下は50万円から200万円、400万円と、そのくらいの機械でそのまま多くのところは、自治体は清掃処理場のところにおいて、集めてきたのをそのまま精製する。200リッター持って帰ったら、約200リッターのものができるということでございます。その部分を、この町は料飲が人口密度でいうと西日本では2番目にそういう店が多いところでございますし、大手のスーパー、または給食センター、たくさんそういう廃油を実際には業者に取っていただいている。お金を出して取っていただいているというところが多いわけです。その部分を無料で集めても、先ほど、無料で出す方も助かるし、家庭も固めるテンプルでわざわざお金を使ってごみとして出しているわけです。それを無料で集めたものが燃料になるということがなぜできないのか。その辺をちょっとお答えください。 ◎環境生活部長(峯重博君) お答えします。今度、建設にかかりますリサイクルプラザ、この中でそのバイオディーゼルですか、これの精製といいますか、一応考えてあります。この中で、いわゆるごみ収集車とか、そういったことに利用できたらというように考えてます。 また、今、考えておりますのは一般家庭からというのも考えておりますが、今言われた事業系、そのあたりも持ち込みがいいのか、収集までするのか、個別収集するのかといろいろありますけど、一応リサイクルプラザの中でそういったことを、今、バイオディーゼルを考えております。 以上です。 ◆6番(高松勇雄議員) そのまま軽油で走るよりも、この町は小児ぜんそくが多い町なんですけれども。硫黄酸化物であるとか、いう部分も非常にクリーンになる。廃油を精製してそれで走らすことによってエンジンも長持ちする。非常にいいということです。エンジンも長持ちするし、出てくる排気ガスも非常にクリーンなものが出てくる。悪いところ何もないんです。これ、わざわざリサイクルセンターができるまで待つことはないんじゃないかと思うんですが、いかがですか。 ◎環境生活部長(峯重博君) 一応、考え方としてリサイクルセンターの稼働とあわせるというように、今考えてはおりますけど、敷地の問題とか、いろんなところもあります。そういったところで一応、その考え方としたらリサイクルプラザの稼働とともにということで、今スタートをしたいというようには考えております。 以上です。 ◆6番(高松勇雄議員) そのときに、引き取りのときは一応家庭用を主体にというか、事業用を集めないというようにちょっと聞いているんです。わざわざただでもらえるものを集めて精製しないというのはいかがなものかと思いますし、市民からしても、あと事業をしている人も実際に困っているわけですから、それがそのまま公用車に使えるのであれば、ぜひ集めるような形で、事業用の廃油についても集めていただくというような形で対応していただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎環境生活部長(峯重博君) 事業系と家庭系の問題もちょっとクリアしないといけない部分もございます。そういったことで一般家庭と事業系ということで考えていきたいと思ってます。 以上です。 ◆6番(高松勇雄議員) クリアしなくてはいけない問題点はちょっとよくわからないんですが、多くのところはスーパーであるとか、ホテルと提携してNPOが集めたり、また、そのまま収集車が集めて持って帰ったりというふうに、たくさん集めれば、たくさん集めるほど燃料になるわけですから、これは事業用と分けなくちゃいけない理由って何なんですか。 ◎環境生活部長(峯重博君) 今、当初、やっぱり一般家庭といいますか、いわゆる一般廃棄物ということを対象で考えておりました。一般家庭から出る食用油です。今、議員もおっしゃいますように事業系の方も圧倒的に多いわけですから、リサイクルプラザの稼働にあわせて、その事業系も一応受け入れできるかというようなことも考えていきたいというように考えてます。 ◆6番(高松勇雄議員) 料飲組合からもぜひ、それを切にお願いしたいなというふうに思うわけでございます。 菜の花プロジェクトの件なんですが、皆様にお配りしているんですけれども。資料の字が見えないのは別に老眼のせいでありません。にじんでいます。済みません。写真からとっておりますので、申しわけありません。詳しく見たい方はホームページの方を見ていただけたらと思います。 全国的に、もう十数年前から行われております。近いところでは広島の中に、これはテレビの放送がありましたので、そこで僕は初めて見たんですけれども。それももう十数年前の話だったと思いますけれども。こういう循環型社会は長嶺議員の水素の循環の話もありましたし、昨年の一般質問でも私、水素太陽熱等やっております。これ見ていただくとわかるように、きれいに循環するわけです。これで菜の花自体、食用にもなりますし、この一面に広がる菜の花畑というのも観光のスポットにもなるわけでございます。その種から抽出した油はそのまま食用として使って、その廃油をバイオディーゼルに使う。そのときに出る油粕等は、また、堆肥、また、牛、動物園等、そういうところにの飼料の配合に使うということで、きれいに一周してむだがないわけです。 今、食糧自給率の問題も大きく取り沙汰されているところでございますが、先ほど1.4ヘクタールしかないということですが、もっとあると思います。これは転作されている広さがこれだけであって、今、もう荒れ地になっているというか、完全につくられていないところというのは、もっとあると思うんですが、実際の農地というのはどのくらいあるんでしょうか。 ◎経済部長(青木龍一君) お答えいたします。2005年の農業センサス、これが今、一番新しい調査でございますけれども、それで現在、周南市の中では、324ヘクタールの耕作放棄地というか遊休地があるという、今数字になっております。 ◆6番(高松勇雄議員) そうですよね。耕作放棄地という形で324ヘクタールと。先ほど言われたのは1.4ヘクタール。こういうところはなぜ素直に大きい部分から出ないのかなといつも思うわけです。これを耕作放棄地をそういうふうに一時期は水田等もレンゲを、水田をつくらないときもレンゲをずっとつくっておくことによっていつでも水田に戻せるという形で、1回荒れてしまうと戻すのに5年、10年かかってしまうわけです。それを例えば、今から食糧自給率を上げていこうよ、というときにすぐ転用できるように、こういう形の菜の花プロジェクトという形で、菜の花やったりとか、ヒマワリ畑をやったりとか、いろいろ油の取り方っていうのはあると思うんですけれども、こういう形ですることについてどういうふうにお考えでしょう。 ◎経済部長(青木龍一君) 耕作放棄地となる原因というのも御承知のようにいろいろありまして、高齢化とかあるいは耕作が非常にしづらい地形とか、いろんな、もちろん採算の問題とか、いろんな問題があるのは御案内のとおりでございます。そういった中で農政サイドとしては、やはり食糧自給率を上げるということとともに、やはり日本の国土として遊休農地というか、荒廃地がないようにしたいということが大変大切であるというふうに思っております。 そのひとつの手法として、今、高松議員がおっしゃられたような菜の花プロジェクトという形で取り組むということも、ひとつの大きな耕作放棄地をなくすためのひとつのいいベクトルになるんじゃないかというふうには思っております。私どももこういったことも、まだ、実際にその中で具体的に調査、研究しておりませんので、やはりこれはひとつの課題として、今後、ぜひ、研究させていただきたいと思います。 ただ、当然、御承知のとおりこの辺をやるには当然、採算の問題であるとか、担い手の問題というのが当然出てきます。先ほども言いましたように、高齢化等でやはり耕作をする担い手というのがなかなか、というところがこういう現状になっておりますので、先ほども言いました1.4ヘクタールというのも景観作物ということで、いわゆる収穫をしておりません。それはやはりいろんな、今言いました担い手であるとか、採算の問題でそういった形になっておりますので。この辺のプロジェクトがそういう採算とか、担い手、いわゆる農家だけじゃなくて、市民グループも含めてやっぱり担い手になっていただく方を見つけるということが大きなキーポイントだというふうに思いますので、やはりこれは農家だけで担い手になるということだけでなく、もう少し広い形でも検討していかなきゃいけないんじゃないかなという気がしておりますので、この辺は先進地も含めて勉強させていただきたいというように思います。 ◆6番(高松勇雄議員) その担い手なんですけれども、子供たちが学校授業でやるとか、あと今、新しい施策でIターン、Uターン、Jターンという部分で企業戦士たちが町から疲れて、60過ぎるとなぜか土いじりがしたくなるということで、畑をうってみたりとかする人がたくさんいるわけです。そういう人たちに無償で貸す制度であるとか、一つ一つは小さいんだけれども、それを足しあわせていくとそこ全体が使えるというような形で、いわゆるIターン、Uターン、Jターンのひとつの材料になるというか、そういうことも考えられるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎市長(島津幸男君) やっぱりこういうのは言い出しっぺっていうんですよ、高松議員。あなたがやらなきゃだめなんです。だから、人にやるとか、人のお金をやるというようなのは、やはりこれはだめなんです。だから、人材育成っていうのは言い出しっぺですよ、必ず、どんなことでも。それができなかったら、やっぱりこういうのは案で終わってしまうんです。だから、ここをやっぱり、よく心に、肝に銘じられて、自分ができないなら自分の一族の奥さんをもんぺ姿で出てもらう。それができないというか、もしか仲間でやる人がいるというのでなくては。商店街でいつも言っているのはそれなんです。自分でやらないで不在地主みたいになっちゃだめなんですよ。 だから、この件もお手伝いしますよ、幾らでも。ただ、市の職員が菜の花いって、菜の花の種まけっていうわけにいかないんで。だから、必ずいつも申し上げているのに、みずからもしくは仲間をつくって自分がやらないなら、そういう育みといいますか、一緒に連携しながらやるというので頑張る。私は大変大切な施策だと思っていますから、雄々しい、名前どおりの御活躍を心から期待して。次回は、議員というよりはそういうコーディネーターとしての御活躍を心から期待しています。よろしくお願いします。 ◆6番(高松勇雄議員) 大島から例のアサリの今、埋め立てをしているところまでの横全部田んぼなんです。これ全部遊んでいるので、ぜひ、まず、自分の地区から緑のロードができるように頑張ってみたいなというふうに思いますが。 では、桜南団地の急傾斜地の方に移りたいと思います。これは私も4回ほど地域の住民の方と、あと河川港湾課が担当に市役所にあるわけなんですけれども。お話の中にまぜてもらいまして、お話をするわけなんですが、御存じのように、これ地図がつけてありますけれども、ここは2年前に粭島線が大崩落をしましたときに、同時にこの団地内のがけが崩れたんです。その部分を今、土砂だけのけてそのまま放ってある状態でございます。各櫛ヶ浜支所の支所長さんを初め、行政の方々の御尽力によりまして嘆願書を出すという形で、平成20年度には一応予算、調査費がつくということになっているんです。 何が問題かというと、予算がつくのはいいんですが、先ほど言われたように受益者負担が発生するわけです。地元の負担が発生するわけなんです。地元負担発生するのは受益者だからしようがないといえばしようがないんですが、これ、幾らになるかわからんと言われるわけです。初めのスタートは7,000万円以上の急傾斜地の部分であれば、2.5%から10%、地元負担が。ということは、市が2分の1ですから、地元の負担というのは5%から20%なんです。周南市の負担が。それの2分の1を地元が負担するということで、下が2.5%から上が10%まで。今回は5%が適用された。市が5%、地元が5%と言われているわけです。 今回、初めてこの急傾斜地という部分で、周南市も余り数やってないみたいなんですが、勉強いろいろさせてもらいますと、ずっと市の河川港湾課の課長初め、金額わかりませんと、工法はわかりません。でも、地元負担は発生しますよと。調査、測量に入ったら逃げられませんよと言われてきた。これでやれという方がおかしいんじゃないかと思いますが、いかがですか。 ◎建設部長(中村司君) この工事につきましては、御存じのように県事業でございまして、私どもの方につきましても当然、負担金発生するわけでございます。地元の方と同じように市の方も。その関係で当然、うちとしましても多分予算要求の中に工事金額等、お知らせいただけるように県に要望します。何とかしてくださいと。それで、地域の方も当然、負担金等ございますので。それについてなかなか情報を得られないというのが現実なんですけれども。ただ、県の言い方とすれば、やはり実際の調査に入ってない。測量もしてない。設計もしてない。その中に工事金額を提示するのは難しいであろう。それで一番最初わかるのは、調査費については大まかわかると思うんですけれども、主に3,000万円かかると思いますけれども、工事費につきましては、調査、設計しないと、トータル的な工事費がわからないということにつきまして、私どもなかなか県にお話ししましても、私どもに報告いただけないというのが現実でございました。 したがいまして、地域の方に、地元の方につきましても、そういう方向の中でちょっとわかりませんと。私どもも県に聞いても教えていただけない、わかりませんということになりますので、そこの点につきまして、なかなか地域の方にそれはちょっと設計してないとわかりません。何ぼかかるかわかりません。言い方はちょっとまずいかと思うんですけれども、実際、私どもも一応問い合わせてしてりますけれども、やはりその返事はいただけなかったのが現実でございます。 ◆6番(高松勇雄議員) これ非常に世の中の一般常識から比べると非常に乖離していると思うんです。通常は見積もりまでは、その会社なりが持って、こういう金額になりますと、出して、どうされますかと、やりますか、やりませんかと。地元負担これだけかかりますといってやるのが普通のやり方ですよね。ずっと一貫してわかりませんと。これ、本当に測量、調査に入ったら、途中でやめることはできないんですか。 ◎建設部長(中村司君) それは100%ないと思います。というのは、例えば、調査、測量をやります。それで確かに補助金、国の補助、県補助になりますので、かなりやめることは難しいかと思いますけれども、これにつきましては当然、また、後ほどの協議になろうかと思います。したがいまして、基本的に今までやめられた事例はないかと思いますけれども、それをまた、お話しなきゃいけないかと思っていますけれども。 というのは、あくまでも何といいますか、県におきましても地域の方からの要望を踏まえて、それである程度の概略的な測量をしながら、それで写真を見ながらある程度エリアを決めます。それで、当然、写真上の例えば勾配とりますと、のり面が何メートルになるのか、そこ辺についてなかなか情報をつかめてない段階で、本来であれば私どもといたしましては計画を提示するのであれば、当然私どもとしても全体事業費を提示してほしいのは私どもも同じでございます。地域の方も、私どもも同じでございます。ただし、県といたしましては、なかなか数字というのを出してしまうとひとり歩きする可能性がありますので、なかなか明示していただけないというのは根拠がないから明示していただけないということになりますので、そこ辺につきましての、例えば測量、例えば地域の方がそんなに負担が1,000万円であれば払えっこないじゃないかと、払えないということになった場合については、当然県との協議になろうかと思いますので、その場合につきましては工事もやむなしということも想定はできるかと思っております。これは実際、今まで経験ございませんので、明確にお答えすることはできませんけれども、そういうことも想定されるのではないかとは思います。 ◆6番(高松勇雄議員) 工事を途中でやめることはできるんですよ。国交省に確認したら文書で返ってきました。市もできないと言う、県もできないと言う。おかしいわけですよ。どう考えてもおかしいでしょ。そんな法律がちゃんとあるのか。明文化されているのかというふうに国交省に確認したんですよ。そしたら、できないわけじゃありません。そういう規定もありません。ただ、補助金返還が発生するから、そういうことがないように県等には指導していますという答えなんです。だから、できないというのと、それを正確に伝えないと、意味が違うと思います。いかがですか。 ◎建設部長(中村司君) この事業は県の方に私どももお伺いしているのが現実でございます。県の方の事業でございますので。ただし、今、申しましたように私的にはやっぱり途中でも、例えば測量の段階で、費用負担がかなり高額になった場合については、やはりそういう協議の場を持てることはできるんじゃないかということではございます。 ◆6番(高松勇雄議員) 当初、私もそれぞれ河川港湾課の皆さんから聞いていた話は、7,000万円以上にならないと、この急傾斜地の補助事業対象になりません。だから、7,000万円以上には必ずなります。栗屋の藤井県議のところの裏側です。これ同じようなものをやっているんですが、これが1億2,000万円でした。だから、あれが1億2,000万円でありますので、かかっても1億円でしょうという話から始まっているんです。根拠がないのに、そういう話をしていて、その話がまず、地元の中で話し合われるわけです。ああ、このぐらいの負担やったらできるよね。それもコンマ2、2.5%、一番低い率でできますよと、言われているんです。これは僕も聞いているし、地元の人も自治会長初め、皆そういう話を一番初めに聞いているんです。ところが、ふたを開けてみると、今、金額わからないと言われましたけど、3億6,300万円っていう数字だった。3億6,300万円の根拠は何なのか。これ県に直接聞きました。教えてくれないから、市は。3億6,300万円まで出るということはある程度図面も引いているんでしょうということで、県に聞いたら、図面、粗で書いてあるんですよ。こういう根拠でこれだけの数量表があって、3億6,300万円という数字が出ています。なぜ、これ市が言えないんですか。 ◎建設部長(中村司君) その件につきましては、私は本当わかりませんでした。というのは、その件につきまして地域の方言われまして、私どもも聞きました。聞いてもやっぱり教えていただけませんでした。それにつきまして根拠がないということも教えてもらえませんでした。 それで、高松さんが県議の方と一緒に行かれたときに、だから、それ出されたんだろうと思いますけど、私どもには教えていただけませんでした。これは現実でございます。 ◆6番(高松勇雄議員) 私、県議と行ったわけじゃない。県議に課長さんつないでもらいましたけれども、私一人で行きました。ちゃんと根拠はあるわけですよ、そういうふうに。それがわからない、わからないと言いながら地元には負担したら逃げられませんよ。その逃げられないというのも偽りですよね。こんなやり方をしてていいんですか。 ◎建設部長(中村司君) それはいけないと思います。その話は、やはり地域の方の事業といいますか、その安全を守るための事業でございます。それで市の方も負担を出します。それで、例えば7,000万以上でないと工事できない。それで、例えば何ぼ、何ぼになります。これあくまで数字上の話になりますけれども、最終的に県の方で一応事業の枠だとか、事業費だとか、それと負担金についても県の方から指示が出ますので、その点についてはもっと正確に伝えなきゃいけないとは思っています。 ◆6番(高松勇雄議員) もともとの金額から言うと6倍の地元負担金が発生しているわけです、話から言うと。もう半ば地元としてはこれだけの金額払えない。あきらめってわけです。9日に説明会があるようですが。 もっと解せないのは、これ皆さんにお配りしている土砂災害危険箇所マップという、真ん中に大きな矢印があって、実際これカラーなんですけど、皆さんの手元は白黒で行っていると思うんですけれども。あの位置はもう既に国交省でいわすと、これ県土木が出しているんですけれども、危険地域になってるんですよ。危ないと。土砂崩れ起こりますよと指定されているんです。これは今、指定されていない状態というふうに聞いているんですけど、どういう、これの整合性はどうなんですか。 ◎建設部長(中村司君) この件につきましては、国土交通省の方で県を通じて調査しておりますけれども、これは全国的に調査をしております。それで、この分のずれにつきましては、国交省の方の2万5,000分の1の図面を参考されて、コンターとか延長とかにつきまして、勾配30度以上、これにつきましての一応エリアを全部プロットしております。この分につきましては、実際の調査につきまして、平成18年から実際に入っておられます。それで周南市におきましては、20年度までに東部、北部と西部、そのあたり、これがはっきりと現地の方で測量いたした段階につきましては指定といいますか、そういうことについては周知を図ります。これ、もともと国交省がやられましたのは、本来であれば、今やっていますような急傾斜地の問題とか土砂災害とか、これについては工事やるのが一番ベストでございますけれども、国といたしましても膨大な事業費がかかるということの中に、今回のこの作業のこういう図面につきましては、住民の方に周知を図るというソフト事業の中の一環でございます。 しかしながら、これにつきましての最終的な現地踏査していませんので、実際の話につきましては、これはあくまでコンター上の話でございます。そうはいいつつも今回桜南団地のように早急に手当をしたいとものにつきましては、緊急にその地域に入って補助対象になるかどうかという点については調査入ります。並行しながら周南市全域、だから、今、周南市におきまして参考までに言いますと2,768カ所、急傾斜だけでも1,580カ所ございます。図面上は。だから、それを今、国交省に、県を通じてなんですけれども、現地踏査の中に地域の方に御了解得ながらとなると思うんですけれども、個人の土地入りますので。そこ辺についての図面というのはこれが出てきていると思います。 ◆6番(高松勇雄議員) これ、粗で図面が書かれてましたので、この部分はやめてください、要りません。地元の人はこの部分を除けたら半分ぐらいになるじゃないかということで、いろいろ交渉しているわけです。でも、それできませんというわけです。できないということになると、この金額が払えなければ、この工事はやりませんという話になるわけです。実際に2年前に1回崩れているんです。その下にはすぐ家です。これ、そのまま放っておくんですか。 ◎建設部長(中村司君) 法律上の話でまことに申しわけないんですけど、冒頭に市長が申しましたように、やはり生命、財産を個人で守るという大前提の法律でございますので、そうは言っても現実的な事情があります。そうした場合にある程度、情報伝達という方法になろうかと思いますけれども、ただ、今言いましたように、工事例えばやめたと、あれを放置するのかと言われれば、現実的には工事着手できないのが現実でございます。そういたしますと、じゃあ、どうなるのかとなりますと、地域の方にこういう地域ですから、例えば大雨だとか、地震があった場合については避難していただくようにお願いいたしますというような格好になろうかと思います。 ◆6番(高松勇雄議員) 市長、こういう制度のあり方について、どう思われますか。 ◎市長(島津幸男君) やっぱり生命、安心、安全というのは基本ですから。今、言った。議員のおっしゃる二つあると思うんです。一つは何で早く出してくれない、3億円かかるから3億円だしてくれないか。そうしたら、また、考え方もいろいろあるだろうという、そういう情報開示の仕方に問題が一つと、それからもう一つ、やっぱり額です。1億円が3億円になったら、それは払うものも、たとえ2.5%も払えないじゃないかというのもあります。だから、この辺は額の方はもし、行政との間で2.5%決まっててもいろいろ交渉事もこれからあるかわかりませんけれども。 その情報の断絶についてどうか。これは、だけど、私、役人の、役人というとちょっと嫌味ですけど。要は官僚システムというのは、常に風穴を開ける人がいるんです。市でも議員の皆さんから言われたらばっと動く連中います。私を飛び越えて。県会議員になったらもっとそうです。はっきり言うと。だって、県知事も言われていましたもの。「これから島津さん、頼むときは地元出身に頼んでください。早いですよ」にやっと笑われました。だから、これはそれが実態なんですよ。今の議員民主制の。だから、そこで高松議員がおれが行ったらやれたと、お前たち隠してるというのは、ここは私はよくわからないんだけれども、そういう実態もあるかもしれないと私は感想述べますけれども。 だけど、この件では私、今までは建設部長とこれですけれども、この件は彼はそんなに私うそは言っているとは思いませんよ。もっと言うと顔見ていただくとわかりますようにかなり自信持っていますよ、この件は。私もいろいろ伺いました。そういういろんな問題が重層的にあるというのもよくわかりました。ただ、情報の開示の仕方については、これはそんなに議員おっしゃるほどの隠してない。ただ、隠していないと実際地元の住民の方がこういうやり方で納得できるかというと、私は納得できないと思います。私がそうだったら納得しない。だから、その辺、ちょっといろいろありますけれども、一度、これも市長の仕事ですから、ひとつお任せいただいて、ちょっと待ってください。 そういうことでひとつよろしくお願いします。 ◆6番(高松勇雄議員) これ、せめて測量の部分、調査の部分、あそこ岩があるんで、そこまでやらなくてもいいんじゃないか。もともと開発した人が言っているんです。だから、測量調査を済ませればそこまでやらんでもええやんかという話にもなりかねないわけです。その部分だけでも市ないしは県で面倒見てもらうというのは不可能ですか。 ◎建設部長(中村司君) 実際の設計と測量の方法を見させていただきまして、当然、市の方も負担金払うわけですから、その中の当然正式な図面等、横断、平面、それから詳細等出ますので、その中につきましては。ただ、この分については単県、単市というのはなかなか難しいかとは思うんですけれども。例えば、もう少し延長を短くというのが、要するに全体の工事費の見直し等につきましてのやはりうちとしての見解ということも大小説明できるんじゃなかろうかなと。当然、私どもも払う身でございますので、地域と同じように。折半で払いますから。ですから、私どもといたしましてもやっぱり納得のいかないものは払えないということになりますので、そこ辺での協議が若干あろうかと思いますけれども、全体的にこの分については県見てください、国見てくださいというのはなかなかこれは難しいと思います。ひとまず全体の事業費についての工法的な見直しってこれなかなか難しいと思いますけれども、延長的なものだとか、それとのり面の長さだとか、そこ辺についての協議には入れるんじゃなかろうかなと思っています。 ◆6番(高松勇雄議員) ぜひ、その辺は吟味していただいて。地元の人はやりたいわけです。やりたいけれども、いきなりこんな金額出されたらやりたいけれどもできない。ここまで大規模な工事は望んでないわけです。それをなぜか、あんな思っていたより3倍以上ののり枠がつけられて、ここまでやらなくちゃだめですと言われる根拠は調査しなければわからないといいながら、そういう図面書いているわけです。その辺がよく見えてこないというか、地元の人も納得してないわけです。わかりやすく、ちゃんとお互い納得できて気持ちよく安心安全を手に入れることができるという部分はこれは情報を提供していただいて、その辺を密にしていただいて、住民の方に提供していただくということを努めていただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎建設部長(中村司君) はい、私どもも同じような考えで、これから県につきましてはなるべく早めに情報いただくように。まして、今、言いましたように、当然、今度私どもにつきましても、地元の方からの御質問をいただいて、私もまた、再質問するわけですけれども。ただ、こういう質問をちょっと加味しなきゃいけないかなという肉づけをしながらの質問もしていきたいと思いますので、情報開示につきましても、当然私どもと地域の皆さんにつきましては情報開示早く認めるように、私、県の方にまた、強くお願いしていきたいと思っています。 ◆6番(高松勇雄議員) ぜひともよろしくお願いいたします。 最後ですけれども、学校施設、スポーツ施設の利用料、このたび教育委員会等担当課の方から出していただきまして、学校体育館は2月末現在で160万円、新南陽の体育館等公共施設の体育館の方は23万1,300円、そして野外、屋外、これは富田中、福川中、富田東小で屋外の街灯の照明使用料70万円と先ほど言われました250万円。先ほど、公用車のバイオディーゼル化だけで1年間で70万円、1台で70万円出るんです。そうしたら、この町に、また公用車のマイクロバス、また、大型バスが何台あるかというのは実数つかんでいませんけれども、1台で70万円、すぐ出るんじゃないですか。 ◎市長(島津幸男君) 高松議員もお店を経営されていますよね。節約するときは、いいですか、爪に火をともすぐらいのところから始まらないと節約というのはできないんです。これだけ安くなるからできるだろう。私も今、はっきり言ったら結構ぼろ車です。私が今乗っている公用車は。もう、山口まで行くとつくりが悪いから酔っぱらうんです。そんなぼろ車に乗っていて、年間多分80万円あれで浮きます。リッター、あれだけ走りますから。だから、そういう体を酷使しながら、酔っぱらいながら山口まで往復しているわけですから、私はこちらでこうだから、こうだからという議論でされますと、ちょっと違うんじゃないかな。 だから、大きなところでぐんと切り込んでいきます、私は。2億円、3億円、5億円ってありますけれども、もう一つはたとえ10円でも、やっぱりこれは市民の皆さんからいただいたお金ですから、1億円は何でもない人もいますけど、10円が本当に命がけという人もいらっしゃるわけです。だから、その気持ちは私、ありますので、議員ももちろん十分経営者でいらっしゃるから、おわかりになっていらっしゃると思うんですけれども。その辺、少し何とか、同じ土俵に乗っていただければと思っております。よろしくお願いします。 ◆6番(高松勇雄議員) 西林議員がやられました水道の節水コマとか、契約を見直すだけで光熱水費基本料金が下がるとか、小さいことからこつこつとというのも大切と思うんです。そういう節約をしながら、ぜひ、所得のない子供たちから、なぜ、こんなことをしなくちゃいけないのか。ましてや指導員を含め、大人たちはやっぱり署名活動までしなくちゃいけないのかと、本来のあれと違う活動までしなくちゃいけないのかと言っているわけです。そんなことをさせないように健全化に努めていただきたいことをお願いしまして、終わりたいと思います。 以上です。 ○議長(古谷幸男議員) 以上で、高松勇雄議員の一般質問を終わります。────────────────────────────── ○議長(古谷幸男議員) お諮りいたします。本日の会議は延会したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(古谷幸男議員) 御異議なしと認めます。本日の会議は延会することに決定いたしました。次の本会議は3月10日午前9時30分から開きます。 なお、この後、第1会議室で議会広報編集特別委員会が開催されますので、委員の方はお集まりください。 本日はこれをもって延会いたします。お疲れさまでございました。   午後 6時05分延会 ──────────────────────────────地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。                周南市議会議長    古   谷   幸   男                周南市議会副議長   森   重   幸   子                周南市議会議員    金   井   光   男                周南市議会議員    兼   重       元...