しかし、足元を見つめてみますと、今、光市の財政は決してゆとりのある財政でないことは、財政力指数、経常収支比率、さらには
公債費負担比率などから見ても顕著に現れ、ここ数年の財政力低下は、誰もが危機感を感じ、今後の施策には厳しさを隠しきれません。
この現況は行政サイドも深刻に受け止め、多角的に行革の意識付けが図られ、平成8年から既に具体的な取組みがなされております。この取組みに一定の成果を生み出していることは大きく評価できるところでございます。
しかし、厳しい言い方をするならば、財政的に黄信号を発している今日、行革への取組みは必然的な義務であり、市民が安心して住めるまちづくりのためには、さらにさらに高いハードルを越さなければならないと私は思います。ただ、行革を進める上において、光市の将来を見据えた時どうあるべきかという適切な情勢判断が常に優先することを忘れてはなりません。
例えば地方分権法が適用される21世紀の光市として広域行政を展開する中、今後中核都市、即ち合併を目指すのか、それとも光市独自の行政を維持し、市民と共に乗り越えて行くのか、多角的な観点から将来を見据え、過去の概念を一層した幅広い取組みを勇気と決断を持ってどう展開するのか、適切に見極めることだと思います。その上に立って意識改革のみならず、国の流れからくる縦割り行政がゆえに感じる幾多の弊害や障害、現状の
組織機構そのものへの改革と今までの常識という概念にとらわれない新たな姿の検討が必要不可欠ではないでしょうか。そのためにも、我々議会や執行部、さらには各部署、個々人が幅広く周囲の情報や知識を迅速に収集、選択し、それぞれの立場で活性化し、市民に信頼と安心を与える施策の取組みが今最も求められるものではないかと思います。
こういった観点から、ことし3月に出されました光市
行政改革大綱、新たな行革への取組みの基本的な考えについて理解を深めるためお伺いいたします。
まず1番目に、一元管理の考え方についてであります。この取組みは、関心を持つとともに、大きな成果を期待しているところでございます。
1点目に、公用自動車の集中管理の拡大についてお尋ねいたします。集中管理の基本的なお考えをお尋ねし、公用車を集中管理することで、将来どのような方向付けを考えておられるのお尋ねいたします。因みに現状の公用車数の実態と活用状況についてもお尋ねいたします。
2点目は、時代に即応した組織・機構の見直しについてお尋ねいたします。行革大綱の中に、「地方分権、
介護保険制度導入などへの対応を図るため、効率的な組織・機構の再編整備に努める」あるいは「人員配置の流動化について人員異動の定期化」をうたわれておりますが、縦割り組織の中、今後どの程度までの一元化組織を目指されるお考えなのか、お尋ねいたします。
2番目に、最も気になる財政面についてでございますが、お尋ねと提案をいたします。
まず、お尋ねですが、これも項目の中にございます「
財政健全化計画の策定でありますが、中長期的な視点に立った予算編成の指針とする」とありますが、現状をどう認識し、今後どのように対応されるのか、具体的な策定がありましたら、お考えをお聞かせください。
次に、私なりの提案をいたします。ここ数年の予算を自分なりに分析してみますと、今後著しい経済成長は望めないことから、財源の伸び率も大きく期待できないと思います。そこで、限られた財源をいかに有効に使えるか、2つの方策を提案いたします。まず1には、集中投資でございます。これは誰もが感じられることでしょう。その時々の情勢に合わせた流動的な予算組み、これは傾向として既に実施されていると感じますが、さらに勢力的取組みを提案いたします。
2つ目は、ムリ、ムダ、ムラの削減でございます。「なあんだ、当たり前のことではないか」と思われるでしょう。しかし、地味ですが、予算の中では一番の効果策です。ただ数年的な対応では効果はさほど上がりません。私が提案するムリ、ムダ、ムラとは、各部署の経費節減は当然のことながら、
予算そのもの、すなわちシステム的な問題からくるムリ、ムダ、ムラの改善を求めるものでございます。
そこで、委託料の実例で示しますと、過去5年間の経過を見てみましても、委託業務は年々増加の傾向にあり、予算割合にも大きなウエイトを占めております。不必要な委託はされていないとは思いますが、現状では、委託内容が同じでも、部署が変われば、各々が業者と契約するのが実態でございます。簡単なことですが、ここに大きなムダが発生します。手数料も重めば、契約内容に差も出てくる。すなわちムラの発生も考えられます。
しかし、窓口を一元管理することで、効果的な交渉、さらには競争原理も発生し、大きな成果を得ることを確信いたします。この考えは在庫管理にも適応でき、一括発注・一括管理することで、ムダな在庫は抱えない、こうした積み重ねが大きな成果につながることは確信するところでございます。こういった効果の確信できるものは即座に取り入れていただきたいと思うのでありますが、お考えをお尋ねいたします。
2点目に、光市のまちづくり、情報の提供についてお尋ねいたします。冒頭にも申し上げましたが、昨今では、市民の政治離れが進み、政治に対する関心が薄らいでいることは残念なことながら隠しきれない事実ではないでしょうか。反面、情報公開が叫ばれ、情勢に関するチェックは今までと違った観点で高まり、そのことが市民と行政のパイプ役を果たしているようにも感じます。
今、光市では、21世紀のまちづくりに向けて都市づくりの基本となる
都市計画マスタープランの策定が進められております。この計画の下には、市民にアンケートを配布し、より多くのの意見が集約されながら進められる。まさに市民と一体になった計画が練られているようで、計画に策定には大きな期待をするところでございます。
さらに市長さんは、市民との距離感をなくす方策として、この秋に行われる2年に1度の市民集会、また、広報等にも御案内があり、既に先日から行われておりますふれあいトークの開催、24時間電話で受け付ける
おしゃべり伝言板など、積極的に市民の意見を聴取する場づくりに努力されておられます。これはまちづくりの原点であり、今後も活動の成果に大きく期待するところでございます。
しかし、情報提供、すなわち広報という観点から見た時、これで本当に十分なのでしょうか。目まぐるしく変わりつつある今日において、市民への広報活動にはまだまだ物足りなさを感じるのは私だけでしょうか。例えば、昨今の話題の1つとなっております周南合併問題、定例会ごとに多くの議員さんより質問の出ますが、果たして市民に中核都市を議論できる材料提供がなされているでしょうか。光市の方向性は今後どうであれ、議論に参加できるだけの知識、是非の判断ができるだけの情報を提供することが行政の務めではないかと感じるところでございます。広報手段にはいろいろな方法が考えられます。行政の責任と義務において手段を選択し、市民に話題性のある情報を正確で、なおかつスピーディーに発信するべきだと感じます。
これからのまちづくり、行政指導だけでは成り立たないことを十分御理解いただいていることは、今までの市長さんの発言の中で理解しているところでございます。であれば、適切な判断ができる情報を幅広く提供すべきだと私は思います。議会も市民への情報発信として、
都市づくり特別委員会の設置をいたしました。行政側の今後の対応についてお尋ねいたします。
3点目は、環境問題についてお尋ねいたします。環境の問題は毎日のように新聞、報道で取り上げられております。その影響で昨今では地球温暖化問題やダイオキシン、あるいは環境ホルモンの問題など市民意識も高まり、ある部分では過剰に反応されているこの頃であります。
そこで、我々の生活を見回してみますと、多様化する時代の反映とともに、一昔前とは比較にならないほど便利さを増し、生活環境も大きく改善されました。そこで付随し、ひたすら増え続けるのがゴミの山です。海に行っても、山に行っても、ゴミのないところはないくらい散在しております。環境に対する問題意識は働いても、自分の生活とは切り離された結果の現れではないでしょうか。そこに大きな問題は発生します。誰もが、このゴミ問題は地球環境に大変大きな影響を与えていることは感じております。
しかし、統計的に見てみましても、個人の消費するゴミ量は年々確実に増加し、昨年の光市の
個人ゴミ排出量は318キログラムと、10年前から比較すると約40%弱の増加となっております。その結果、よく定例会で質問されますゴミ処理場、特に不燃ゴミ処理の問題が深刻な悩みとなっております。
しかし、捨て場の確保に問題が集中することに、私なりの疑問を感じているところでございます。先日、岩国にあります
リサイクルプラザに施設見学に伺いました。
リサイクルプラザということで大きな期待を抱き伺ったのですが、結果的には埋立処理場の延命施設と説明を受け、少々落胆もいたしました。しかし、現状では単市ができる取組みとしては限界があることは理解せざるを得ないと感じております。
そこで、最大の疑問は、現状の行政施策に一方的に頼るあり方で、この問題がどこまで解決するかということでございます。よくドイツのリサイクルが話題として比較されます。私も何度か報道番組を見ましたが、確かにすばらしいものでございます。国策も国民意識も、ゴミに対する考え方は、今の日本では比較になりません。昨今ではようやく事業者責任が問われ、若干の積極性が現れ始めました。市内のスーパーなどでも資源化、リサイクルが推進されております。そのことが市民の意識高揚に徐々にではありますが、つながっていることを感じるこの頃であります。やはり、この問題は最終的には
市民一人ひとりの意識改革ができないことには、根本的な対策はかなわないものと感じております。
そこで、ここでも言えることは、市民への広報活動の重要性でございます。一人でも多くの市民に現状認識をしっかり理解していただくことが、今最も必要と感じるところでございます。このことは、担当である部署が一番感じられていることだと思います。
そこで、お尋ねいたします。まず1点目は、ゴミ問題の意識はいきなり身に付くものではございません。子供の頃からの自然な教育が肝心で、総合学習の一環として取り組むことも必要かと思います。また、地域に積極的に出て、
体験学習的活動も含め、一人でも多くの方に分別の必要性を肌で認識していただくことが必要と感じますが、行政指導として今後計画は予定されていないのかお尋ねいたします。さらに、市民意識の啓発にどのように対処されるお考えかお尋ねいたします。
2点目は、現在市内スーパーなどに設置されております
トレイ回収容器はかなり有効と感じます。空缶鳥と同じように市内の特定場所に設置できないものかお尋ねいたします。
4番目に、
総合福祉センターについてお尋ねいたします。
総合福祉センターは平成13年4月を目標に現在実施設計が進められている段階で、工事に関わる指定業者の発注も秋から行われると聞いております。
一方、来年4月から導入されます介護保険もたくさんの不安材料を抱えながらも準備が進められ、福祉の拠点として、その完成には大きな期待が寄せられるところでございます。特にセンターを中心に活動される団体においては期待は多大なものがあります。
そこで2点ほどお尋ねいたします。まず1点目は計画の中に
ユニバーサル計画という今までに聞きなれない言葉で、「誰もが使いやすい
総合福祉センターを目指す」とありますが、使う立場に立った機能性のニーズに対しどこまで対処いただいてるのか、現在までの経過をお尋ねいたします。また、
ユニバーサル計画とは、どこまで考えておられるのかお尋ねいたします。
2点目は
総合福祉センターが機能する際、交通手段の課題が残されております。ぐるりんバスの路線拡大など、過去の定例会で質問されましたが、現段階でどのような対処策をお考えなのか、お尋ねいたします。
最後に5点目です。青少年の育成についてお尋ねいたします。ことしの夏は鮫問題に天候の悪さも手伝い、光市の特徴を行かした目玉でもある海水浴の観光客は昨年より10万人強も低い水準で、とても残念な夏が終わろうとしております。
さて、全国的に学生の長期休暇には非行の数は確実に増加傾向にあります。毎年、この時期になりますと、子供達に非行問題が話題を呼びます。この問題は家庭、地域が一体となって取り組む大きな課題で、非行の原因となる環境整備も真剣に考えなければなりません。
光市においても、ことしは特に問題はなかったとお聞きしておりますが、夏場の補導件数は、毎年のことながら増加傾向にあり、補導指導員の方々には大変御努力いただいている次第でございます。そんな中、今一番問題意識を持っておりますのが、光駅周辺の環境整備であります。御承知のとおり、現在光駅は、JRの人員削減策として、夜8時50分より朝の7時まで無人化駅となります。このことは、我々が関与できる問題ではありませんが、無人化になることで、子供達の非行に関わる話題が耳に入ってまいります。光駅と言えば、言わば市の玄関口であり、そのまちを印象づける大切な場所でもあります。その場所が非行の火口となっては、責任の重さを感じるところでございます。
そこで、お尋ねいたしますが、光市総合計画の
ホスピタブルゾーン計画の中にJR駅周辺の開発予定計画があります。この計画は、今日の時代背景から開発の難しさを感じることは十分に認識しております。現在駐車場の利用など、ある程度の有効活用もされておりますが、この敷地内に島田駅と同じように浅江交番の移設はかなわないものでしょうか。将来の見通しを十分に考慮しながら御検討いただけないかお尋ねいたします。
以上で、壇上での質問を終わります。
◯議長(山本 幸伸君) 末岡市長。
◯市長(末岡 泰義君) それでは、阿部議員さんの御質問にお答えを申し上げてまいります。
まず光市
行政改革大綱についての御質問でございます。
財政健全化計画の策定についてでありますけれど、我が国経済は平成9年秋口以降、金融システムへの不安定、不安感、設備投資や個人消費の冷え込みなどによりまして極めて厳しい状況が続いております。
こうしたことから、昨年度成立間もない
財政構造改革法の施行を停止し、
金融システム安定化策や二度に渡る経済対策の実施など、経済再生に向けた取組みが目下なされております。その結果、雇用情勢など依然厳しいものの、景気の下げ止まりの傾向など、やや改善の兆しが見られるようになってまいりました。
光市においても、景気の回復が当面の緊急課題でありますが、税収の伸び悩みや公債費などの義務的経費の増嵩などにより、弾力性を失いつつある財政状況を考えます時、中長期的には将来の市民福祉の向上を目指す観点から徹底した行政改革を推進するとともに、財政の健全化に向けた取組みが必要であると考えております。
本年度予算編成では、経常経費の10%削減を初め、
団体運営費補助金の10%縮減、
納税組合報償金や敬老祝金の見直しなど、歳出の節減に努めてまいったところであります。引き続き本年3月に策定いたしました新たな
行政改革推進のための実施計画に基づいてたゆまぬ改革を進めてまいりますが、
財政健全化計画は、財政面から、この実施改革を補完し、地域的な財政運営の指針として策定するものであります。本計画では、光市財政の現状と課題を分析する中で、
中期財政見通しを明らかにしながら、今後の財政運営の方向性を示す財政計画を策定したいと考えておるところでございます。
特に、計画の基本的方向としては、税収入など自主財源の確保を図るとともに、市債依存体質からの脱却、投資的事業の重点化、選別化による縮減、行政改革による経常経費の徹底した削減などを柱として財政構造の改善に努めたいと考えておるところでございます。
なお、
財政健全化計画につきましては、今の予定では12月議会の所管委員会で御報告を申し上げたいと、このように考えております。
次に、
予算システムの見直しについてでございますが、ただいま議員から2つの御提言をいただきました。
まず1点目の集中投資についてでありますが、冒頭申し上げましたような厳しい経済の現状から、税収入などを自主財源の大幅な伸びは期待できない状況であります。その一方では少子・高齢化に向けた総合的な
地域福祉施策や
生活関連社会資本の整備、地方分権の推進などを新たな時代の要請への対応から、財政重要はますます増大をしてまいります。
こうした財政を取り巻く極めて現状を踏まえ、事務事業の選択に当たりましては、行政の責任分野を的確に見極めつつ、地域の実情に即して優先度や緊急度を検討し、さらには将来の財政負担を考慮した財源の計画的、重点的な配分が求められものと考えております。本年度予算でも
総合福祉センターの建設事業や道路、下水道、公園などの都市基盤整備、消防施設などの防災安全施策など、生活者優先の立場から重点施策として取り組んでいるところであります。
2点目のムリ、ムダ、ムラの排除でございますが、例示いただきました委託料を初め、行財政全般にわたって簡素で効率的な
執行システムの構築に努める必要があります。特に事務事業の委託に関しましては、光市
行政改革大綱でお示しをしておりますように、民間活力の導入による経費や人的な側面から積極的に推進し、行政の効率化を図ってまいりたいと考えているところでございます。議員御指摘の個別発注による諸経費等の非効率性につきましては、業務に携わる職員全てが事務事業執行に当たっての重要な視点の1つとして、常に念頭に置いて効率性の確保に努めてまいりたいと考えます。
また、一括発注、一括管理による効率性の確保につきましては、行政改革の理念を踏まえ、今後、組織・機構のあり方を十分検討してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、ムリ、ムダ、ムラの排除は行政の永遠の課題でありますので、今後とも改善の努力を重ねてまいりたいと思います。御理解を賜りますようお願いを申し上げます。
次に、4番目の
総合福祉センターについてお答えを申し上げます。御承知のように、本市における
総合福祉センターは、出産、育児の問題から疾病の予防、障害者や高齢者の
ケアマネージメント、そして、健康づくり、さらには
生きがいづくりまでの多様な機能を導入する計画でございました。乳幼児からお年寄りまでの全ての市民の皆さんが、それぞれの
ライフステージにおいて密接の関わっていく施設であると考えております。
こうしたことから、議員仰せのように、このたびの施設設計におきましては、障害のある方を初め、誰もが利用しやすい施設を目指して
ユニバーサルデザインという考え方を取り入れておるわけであります。これまでは、例えばバリアフリーという言葉が一般的でしたが、この
ユニバーサルデザインは、高齢者や障害者というふうに特定の利用者別に対策を考えるバリアフリーの考え方をさらに発展をさせ、最初から様々なタイプの利用者を想定して環境づくりを行おうとする考え方でございます。
こうした視点に立って実施設計に当たりましては、基本設計をベースとしながら、利用される方々の利便性や使い勝手と言った機能面、さらにそれに加えて、雰囲気等についても、福祉団体や
ボランティア団体を初めとした関係団体の御意見や御要望などをいただきながら、さらに検討を加えておるところであります。
こうした中で、施設内の床や廊下、階段、トイレ、ドア、カウンター、操作器具の隅々にまで利用される方々の立場に立った細やかな配慮を注いでいるところであります。現在、実施設計も最終段階を迎えておりまして、9月末には業務が完了する予定でございますが、
総合福祉センターが市民の皆さんに親しまれ、様々な福祉・保健・医療活動の拠点として気軽に利用できるような施設になるよう、私も全力で取り組んでまいりたいと考えますので、今後とも御指導とお力添えを賜りますようお願いを申し上げます。
なお、その他の点につきましては担当参与からお答えをいたしますので、よろしくお願いいたします。
それから、さらに一元管理に係る財政問題についてお尋ねをいただいとりますが、先ほど申しましたような観点の中で、また何かございましたら、お答えを申し上げてまいりたいと考えておるところでございます。
以上でございます。
◯議長(山本 幸伸君) 有光総務部長。
◯総務部長(有光 正純君) それでは、1番目の光市の
行政改革大綱のついてお答え申し上げます。行政改革を推進する上で重要なことは、議員御指摘のように光市の将来を見据えた時にどうあるべきかということであります。今回の実施計画の策定の当たりましては、地方分権や規制緩和など、今日の
社会経済情勢の目まぐるしい変化や国の改革の動きの中で、地方行政の果たす役割はますます重要性を増しており、自らの責任のおいてさらなる改革を進め、地方自治の新時代にふさわしい行財政の基盤の確立と体質の強化を図っていくこととしており、そのために簡素で効率的な行政を実現しているものであります。
お尋ねの1点目、公用車の集中管理につきましては、現在、出先機関も含めまして127台ございますが、そのうち本庁には66台の公用車があり、うち11台を集中管理しております。公用車の利用についてでございますが、現在その必要性から、各課に公用車を配属していますが、その稼働率においてバラつきがありますが、各公用車とも幾分かの空き時間が生じております。公用車の集中管理のメリットにつきましては、公用車を一元的に管理することにより、安全面からも定期的な点検整備を充実するとともに、公用車の削減を図り、行政経費の支出を抑えようとするものでございます。
また、環境問題の取組みの1つとして、公用車の更新に当たりましては、低燃費、低公害車の導入にも配慮したいと考えております。これらのことから、現在、平成12年度において一部特殊車両等を除き、集中管理車の大幅な拡大を図るよう準備をしてるところでございます。
2点目の時代に即応した組織・機構の見直しについてお答えいたします。御承知のように、行政に限らず組織というものは、時代の要請に対応し、絶えず適応力と柔軟性が求められ、種々のサービスの活動を有効かつ的確に展開させるような構造と機能を保持していかなければなりません。このような観点から、本市においても地方分権の推進や介護保険制度の導入など新たな行政需要の増大や複雑、多様化する住民ニーズに的確に対応するため、これまでも組織・機構の見直しを常に行ってきたところでございます。
また、横断的組織の体制としては、最適能力の職員を集めて、短期間に機動的に特別の任務を達成するプロジェクトチームの活用や選挙、統計、災害関連事業における相互間の応援体制の強化等にも取り込んでおります。
しかしながら、一方では、国を中心とした機能統制型、画一型の硬直的な縦割り行政の弊害が指摘されてることも事実でございます。いずれにいたしましても、限られた人員の中、人的資源の有効活用を図りながら、簡素で効率的かつ弾力的な行政組織の確立に向けて努力してまいる所存でございます。御理解いただきたいと思います。
◯議長(山本 幸伸君) 山本企画調整部長。
◯企画調整部長(山本 昌浩君) それでは、お尋ねに2点目の光市のまちづくりについて、情報の提供についてお答えを申し上げます。議員仰せのように、市民の積極的な市政参加を促進するためには、行政と市民が情報を共有することが前提でありまして、このため平成9年には、市が保有する情報は市民共有の財産であるとの認識の下、光市情報公開条例を制定し、市民がこれらの情報を容易に入手できるシステムの確立を図ったところでございます。併せて総合的な情報公開制度の整備、充実という観点から広報・広聴活動の充実、あるいは今年度から環境事業課職員により実施をしております訪問環境講座の開催等、様々な形で積極的な情報提供に努めているところでございます。
また、議員からは、周南合併問題の関する情報提供不足の御指摘もございました。光市におきましては、合併問題につきましては、これまでも補足調査の要約版の全戸配布や講演会の開催等、必要な情報提供に努めてきたところでございますが、現在、3市2町による法定合併協議会が設立をされ、合併に向けた協議が進められておりますことから、今後の協議会の動向を注視をするとともに、協議会の情報や合併についてのメリット、デメリットなどの情報の提供を検討してまいりたいと考えております。
いずれにたしましても、市政運営の指針の1つである市民参加による心の通ったまちづくりを推進していくためには、市民の皆さんと行政が一体となってまちづくりを進めていくことが必要であると考えておりますので、今後とも広報・広聴活動の充実を図りながら、より一層の情報の提供に努めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いを申し上げます。
◯議長(山本 幸伸君) 栗田市民部長。
◯市民部長(栗田 厚則君) それでは、3番目の環境問題についてお答えを申し上げます。まず、ゴミ問題の意識改革について行政がどのように指導するかということでございますが、子供の頃からの自然な教育が大切なことは、議員仰せのとおりでございます。このことから光市では、学校訪問環境講座、いわゆる出前講座を本年度から行うこととしておりまして、この6月9日に島田小学校を対象にゴミの分別の仕方や出し方、ゴミ収集車による実演や体験学習等を行ったところでございます。
この環境講座は、今後、中学校、高等学校、さらには地域の自治会まで発展できればというふうに考えております。また、学校から排出される毎日のゴミにつきましても、教育の一環として分別の徹底に取り組んでいただいているところでございます。
次に、市民への啓発でございますが、ゴミの年間収集日程表の個別配布や市の広報誌、また、本年度Q&A方式のゴミの手引きを作成し、ゴミの分別等の御協力をお願いしているところでございます。
しかしながら、ゴミの減量化及び適正処理の推進という大きな課題は、行政の施策や指導だけでは達成するものではございません。市民の協力が不可欠であり、市民の声に耳を傾け、行政と市民が相互理解の上に初めて達成されるものでございます。そのため、市民の代表者で組織する光市ゴミ減量等対策協議会や地域における推進者であり、行政とのパイプ役でもございますゴミ減量等推進委員、8地区に268人おられますけれども、これを市内全域の自治会等に設置をしていただておるところでございます。市といたしましても各地区で開催されるゴミ減量等推進委員会議の席で、ゴミの分別収集の徹底、減量化、リサイクルの推進等の呼びかけをし、啓発に努めているところでございます。
次に、
トレイ回収容器についてでございますが、市内スーパー等で
トレイ回収容器が現在8店舗に設置されております。これは、光市環境にやさしい協力店登録店舗を含めた店舗で、リサイクルの取組みとして協力をいただいております。市内の特定場所に設置してあとのことでございますが 現状では分別収集しても最終的には埋立てとなってまいります、今後、容器包装リサイクル法を踏まえた細分別収集について検討をしたいというふうに考えております。
次に、5番目の青少年の育成についての浅江交番に移設についてお答えを申し上げます。浅江交番の移設につきましては、これまでにも光駅前に移設できないかということで、議会でもお尋ねをいただいているところでございます。御承知のように現在の浅江交番所は、昭和43年に旧浅江派出所と島田派出所が統合され、現在の場所に設置された経緯がございます。浅江交番の管轄は浅江、島田の両地区となっていることから、管轄区域全体の事件、事故の発生状況から、当時では警察当局の見解を踏まえ、光駅前への移転は困難な状況であるとお答えをしていたところでございます。が、市といたしましては、JR光駅の夜間無人化など状況も変わっており、青少年の非行防止、また、防犯上からも必要と考え、光駅周辺への移設について旧JR用地の利用も含め、改めて警察当局にお願いをしてみたいというふうに考えております。
以上でございます。御理解を賜りますようお願いを申し上げます。
◯議長(山本 幸伸君) 石川福祉保健部長。
◯福祉保健部長(石川 宣正君) 4番目の
総合福祉センターについてのうち、2点目の交通手段の確保についてお答えを申し上げます。この交通手段の確保の問題、すなわち福祉バスの問題につきましては、これまでにも多くの議員の皆さんから御提言などをいただいており、庁内関係各課や関係機関とも協議を重ねているところでございます。
しかしながら、現段階では財源の問題や既存バス路線との競合問題など多くの課題があり、現状では、これといった方策を見い出すことができない状況にございます。
したがいまして、当面、障害者や寝たきりの高齢者など、交通手段の確保が困難な方につきましては、現状のリフト付タクシーの運行や福祉タクシーの助成などの利用の周知徹底を図るとともに、
総合福祉センターに開設予定の身体障害者デイサービスセンターにおきましても送迎バスを配備する計画でございますので、これらの利用促進を図ってまいりたいと考えます。
なお、引き続き庁内関係各課や関係機関との協議を実施してまいりたいと考えますので、御理解を賜りたいと存じます。
◯議長(山本 幸伸君) 阿部議員。
◯5番(阿部 克己君) ありがとうございました。ちょっと2〜3まだ質問をさしていただきたいと思います。
まず、一元化管理についてでございますけど、御説明の趣旨はよく分かるんですけど、公用車の一元管理、経費削減をしていきたいというお話ですけど、私が御提案したいのは、今の制度を、集中管理についてもう一歩踏み込んだ管理ができないかということを期待するものでございます。先ほども申し上げましたけど、限られた財源を有効に使う、これは財産も同じことでございます。今、御答弁いただきました
総合福祉センターのところでも触れましたが、今までにいろいろな形で議論されましたぐるりんバスや福祉バス、現状ではお答えのように難しい、苦慮されているようでございますが、ここに一元管理の合理性を最大に生かせないかということでございます。
例えば、一元管理を庁舎だけに限らず、光市の財産の活用と考えた時に、社会福祉協議会のバス、あるいはリフト付バスの活用、さらには役場のバス、そして、極端には議会の抱えるバスの活用と、思い切った今までの常識にとらわれない対応策を考える、流動的な人員配置も含めて積極的に進め、運用できないものか、そのことによって、人も財産も最大限に活用でき、市民に対するサービスの充実も図ることができるんではないかと、このことが大きな行革の成果の現れとなるんではないでしょうかということなんです。
それと、財政についてでございますが、これも同じ考えでございます。工夫の仕方で魅力のある財政の管理ができるのであれば、極端に光市の独自性を出した管理の仕方、そういったものを希望するものでございます。これは決して無謀な冒険とは私は思っておりません。魅力のある将来に向けて多角的な検討をしていけないものか、この点について、もう一度お考えをお聞きいたします。
それと、委託業務の件ですが、これは、集中一括管理することによって、業者にとっては一時的に大きな痛手になることも考えられるんですけど、また、その中で、行政指導の立場からいろいろと難しさも考えられております。
しかし、財政危機に陥ろうとしてる今日、お互いが共倒れすることのない方策を真剣に考える時期だと私は思います。今回の提案は一例でございまして、予算策定の根底にこうした常識という殻を打ち破り、いろいろな障害や弊害を乗り越えて行くことで、有効的な財源の活用につながるものと信じます。将来に希望や夢の持てるまちづくりを目指し、現状の予算の中で、より魅力ある政策を議会と一体となってお互いに考えていけないものでしょうか、重ねてお尋ねいたします。
それと、次に、情報の提供なんですけど、御答弁いただいた趣旨はよく理解できるんですけど、一言付け加えさせていただければ、確かに広報と広聴ということを活動目標に展開されているようですが、与える側と受け取る側の意識の差ということを常に考えていかなければならないことを忘れてはならなうと思うんです。どこに妥協点を見い出すかというとても難しい問題ではありますど、少なくとも提供する側の立場では、情報発信にやり過ぎはないと私は思っております。このことをいつも念頭に置いていただきたいなと、ここを勘違いすると、お互いの意識には大きな溝が発生し、一体感は決して生まれないものだと思います。市民が今何を望み、行政が何を発信するか、お互いがしっかりとアンテナを張りめぐらせ、適切な情報提供なされることを切にお願いいたします。
次に、環境問題ですが、この問題は早急な対応は難しいと私も感じております。しかし、事は深刻であるだけに、確実な成果を上げるために、辛抱強く市民に対し意識付けをお願いいたします。
それと、
総合福祉センターの問題ですが、市民の期待も大きいだけに、機能性の充実には重ねてお願いいたします。
ユニバーサル計画、幅広い観点で機能性を重視する市民の皆様が苦しい財源の中、本当に造って良かったと感じる、ぜひそんな設備にしなければなりません。経過報告は今後もよろしくお願いいたします。
また、交通面につきましては、先ほど集中管理のところでお話いたしましたけど、部署だけの問題でなく、幅広く活用することで対応することをお願いたします。
それから、青少年育成についてですが、長期休暇の間に発生する非行が原因で新学期には登校拒否が始まることがよくあるようです。学校崩壊やいじめの問題と適切な対応策が見い出せないまま、子供達の問題は深刻な課題となっております。そんな中、少なくても環境整備で非行の芽を摘むことが少しでもできるのであれば、真剣に考えていかなければならないと感じているところでございます。ぜひ積極的に御検討をお願いいたします。
数点お尋ねいたしましたが、御回答のほどよろしくお願いいたします。
◯議長(山本 幸伸君) 末岡市長。
◯市長(末岡 泰義君) 私の方から1点、再度の質問にお答えを申し上げたいと思います。今、一元管理に係る財政問題等に関しまして御指摘をいただいたところでございまして、先ほどからムリ、ムダ、ムラのない
予算システムということで、いろいろ御提言もいただきました。さらに今議員さんからは、人も、人的なもの、それからまた、資産と言いますか、財産を有効に活用して効率のよい効果を上げてほしいというようなお話がございました。全くもって私も同感に考えておりますので、御提言の趣旨を十分踏まえて、生かしてまいりたいなと思います。
それから、もう一つは、やはり従前のこの役所の常識、枠にとらわれないような、そのような対応をということでございました。これまた、私も痛く感ずるところがございます。絶えずそのような観点から、職員と一緒になって改革を進めているつもりでございますけれど、さらにそうした御提言の趣旨を踏まえまして、これからも改革に当たってまいりたいと思いますので、御理解をいただきたいと思います。
◯議長(山本 幸伸君) 有光総務部長。
◯総務部長(有光 正純君) 一元管理についての再度のお尋ねですが、確かに人員や財産各々の垣根を越えて流動的な運用を図ることは、より大きな効果が期待できると考えられます。
しかしながら、範囲の拡大、あるいは組織の中での一元管理、一元化管理方式をとることは、調整て言いますか、連携、管理責任など、様々な問題も考えられるところでございます。ただいまの御意見は、公用車に集中管理問題に限らず、他の分野におきましても行政改革を進める上での御提言として受け止めさせていただきます。御理解いただきたいと思います。
◯議長(山本 幸伸君) いいですか、はい、阿部議員。
◯5番(阿部 克己君) ありがとうございます。じゃあ、最後にくどいんですけど、もう一度お願いと、ちょっと市長さんにお答え、もう一度お願いしたいと思いまして。今、世間では、中小零細企業のみならず、大手の企業においても、あすの行く末が分からないほど大変厳しい時代を迎え、生き延びをするために懸命に努力している状態でございます。市の財政においても、御認識のとおり、厳しい時代を迎えることとなることは推察できるところでございます。
しかし、厳しい財源の中を苦慮しながら魅力ある、あるいは希望の持てる行政管理を行うことが、市民から課せられた義務ではないでしょか。私は、議員として約1年半を過ごしました。この間、特に感じてきたことに、縦割り行政がゆえに発生する大きなムダでございます。これは国の流れから来るもので、改善は難しいと感じておりますが、少なくとも、もっと、もっと横とのつがりを深めていくことで大きな改革ができるものだと信じております。そのために、今までにない視点や発想の転換によって少しずつ障害や弊害を除外していく柔軟な取組みが必要だと感じております。
そういった思いから、今回、管理・集約の推進を強く望みました。この管理・集約で人も、お金も、物も最大限に活用していく、結果として、直接効果だけでなく、大きな波及効果も生み出すことと信じております。物事を改革するには、勇気と決断、そして、多大なエネルギーを必要とするでしょう。
しかし、今は、エネルギーを惜しみなく使う大切な時期ではないかと思っております。市長さんは選挙の中で刷新と改革という主張をされております。21世紀の光市を魅力あるものにするため、市長さんの新たな決断に大きな期待をいたしております。
また、光市の将来を考えた時、市民の意見を広聴することも大切でしょうが、市長さんの適切な判断の下、ある部分では強引なリーダーシップ性を発揮していただき、市民を導くことが必要ではないかと痛切に感じることろでございます。苦悩の時代だけに、リーダーとしての役割は大きく、市民に安心と安らぎを与えるためにも、魅力あるリーダーとして情報発信を御期待するところであります。今後の取組みについて、もう一度市長さんのお考えを最後にお尋ねし、自席からの質問を終わります。
◯議長(山本 幸伸君) 末岡市長。
◯市長(末岡 泰義君) 行政改革という全般的なとらえ方をすれば、そういうことが言えるのかなと思いますけど、それに対する私の情熱でありますとか、そういうような観点での御質問であったかなと理解をいたしまして御答弁申し上げますけれど、まさしく私も刷新や改革ということを旗頭に市長にも就任さしていただいておるわけでありまして、この情熱は覚めるどころか、ますます熱く燃えたぎっております。皆さんの御期待に沿うような、これからも若い方に向けて十分な対応をしてまいりたいなと思っておるところでございますし、また、当然必要に応じては決断をすることは、リーダーシップとしてとる上で不可欠な問題でございます。大いに勇気を持って、これからも市政運営に努力を重ねてまいりたいと思いますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。
◯議長(山本 幸伸君) ここで暫時休憩いたします。再開は振鈴をもってお知らせします。
午前10時53分休憩
………………………………………………………………………………
午前11時05分再開
◯議長(山本 幸伸君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
守田佳裕議員。
◯1番(守田 佳裕君) おはようございます。光翔クラブの守田です。よろしくお願いいたします。議員活動も1年3カ月になりまして、少しは慣れてきたところでございますが、現在新人議員の5名で行政につきまして毎月1回の勉強会を実施しております。その都度、執行部の皆様方におかれましては、大変御迷惑をかけているところですが、親切丁寧に、また、快く引き受けていただいておりますことに対しまして厚く御礼申し上げます。
私は、住みよい、住みたい、住んでよかった明るい21世紀のまちづくりを目指して一生懸命頑張っていきたいと思います。
質問内容もちょっと見ましたら、私の一般質問の通告書が、1ページの最初から下まであるようでございまして、時間がお昼前にならないように、なるべく質問だけで進みたいと思います。よろしくお願いを申し上げます。
さて、現在、光市も他市同様に大変厳しい財源事情の中におきまして、市長さんを初め、執行部の皆様方、人も街も自然もひかり輝く元気なまちづくりを目指して邁進しておられる姿に対し、心より敬意を表します。本当に御苦労様でございます。
それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。まず1点目に、今後の政策、行政の見通しについてでございます。末岡市長は、3月議会において、新たな行政改革への取組みということで、いろいろな改革案を出されております。1番目に事務事業の見直し。2番目に時代に即応した組織・機構の見直し。3点目に定員管理及び給与の適正化。4点目、効果的な行政運営の推進と職員の能力開発。5番目に情報化に推進等による市民サービスの向上。6番目に公共施設の設置及び管理運営と、この6項目につきまして、現在までの取組みの成果をお尋ねいたします。
続きまして、2番目に福祉行政についてでございますが、先行の阿部議員と重なるところがあるかも分かりませんが、よろしくお願い申し上げます。
1点目に
総合福祉センターも平成12年度から着工、13年度完成と、福祉業務も著しく転換の時を迎えるわけですが、
総合福祉センターについて、建設について現在までの進捗状況をお尋ね申し上げます。
次に、介護保険については、10月からいよいよ認定申請が始まるわけでございますが、その対応と計画策定についての取組み状況はどのようになっているのか。
3点目に、介護保険認定審査会の委員は決定したのか。
4番目、市外他地域においては、市外では、他地域においては混乱を避けるために、介護保険の認定を前倒しで実施しているところがあるのですが、光市はどうかということでございます。
先日、視察研修で宮城県の白石市の
総合福祉センターを見学して感じたわけですが、非常に効率的に周囲の施設が整っていることに関心しました。
総合福祉センターが小高い丘に建設されまして、そのセンターを中心に公立総合病院、これは現在建設中でございます。その隣にデイサービスセンター、在宅介護支援センター、ケアハウス、特別養護老人ホーム、精神障害者小規模作業所、各施設が連携をとりながら躍動している姿を目の当たりにしまして、感動いたしました。
5番目に、当市においては福祉の里づくりに対してどう考えておられるのか、以上5点についてお尋ねをいたします。
3番目に、少子化対策臨時特例交付金についてお尋ね申し上げます。本年8月5日付で、厚生省児童家庭局長と文部省生涯学習局長名で少子化対策臨時特例交付金の実施についてという通知が各自治体に首長宛に出されました。この目的は、少子化対策の呼び水として、地域における少子化対策の一層の普及促進を図るとともに、雇用、就業機会の創出に資するとあります。山口県も少子化問題調査検討委員会を作り、少子化の対応をしているわけですが、問題を10のテーマに絞り、テーマごとに仮説を立て、それを検証しながら議論を深めていっております。テーマは時代背景、子育て支援、この中には経済的な支援も入ります。不妊や妊娠中、出産後の健康管理、仕事と育児の両立、子供との心のふれ合い等に大きく分けられると思います。時代背景、すなわち若者の結婚に対する意識とか男性の家事、育児に対する意識等は、豊かな時代に育った自立が未成熟な若者たちの意識の変革については、一地方自治体の手に負えるところではありませんが、他のテーマ、自治体の知恵で少しは少子化に歯止めをかけられるのではないでしょうか。
一例を挙げれば、昨年まで保育所の保育の入所は行政の措置でありましたが、地域住民のニーズこそ、子育て支援に資するものではないでしょうか。本交付金は、光市に対しましては5,100万円拠出されるようでありますが、山口県少子化問題調査検討委員会の中で興味深いテーマと仮説が出されております。テーマは、子育て家庭に対する経済的支援についてで、仮説といたしまして、「出産祝い金などの一時的な経済的支援では効果がなく、断続的な支援に効果がある」と、仮説2は、「本質的に子育ては無償の行為でしかあり得ず、経済的支援に動機付けは非常に難しい」といういことであります。これに対する議論は深まりませんでしたが、考えるべき視点の1つではないでしょうか。
さて、他の自治体は少子化対策にどのような手を打っているのでしょうか。大体以上の5点ぐらい集約できると思います。1番目に子育てのための住宅を含めた暮らしの環境の整備。2番目、保育所の充実。3番目、学校のいじめ、非行をなくし、親の不安解消。4番目に育児休業の習得が昇進や給与等に響かない雇用のルールの確立であります。5番目に子育てに関する情報の提供、相談体制の充実であります。
長野県松本市では、所得制限はあるものの、5歳以下の子供の医療費を無料にしたり、豊後高田市のように、第3子以降は出生児に2万円支給、小学校入学時には、ふるさと創生資金を使って金100グラムを贈るという事業をしているところもあります。今回の少子化対策臨時特例交付金には、各自治体の能力を試されているのかもしれません。
そこで、本交付金による事業は原則として平成11年度中に執行することになっておりますが、交付金の交付の対象となる事業として基金の造成を認めておりますが、基金を造成する可能性があるのでしょうか。2番目に光市としましては、どのような事業に交付金を使おうとしているのか、以上2点についてお伺いいたします。
4番目に防災行政についてでございます。市町民の生命・財産を守るために、日夜活躍されている消防職員並びに消防団員の皆様、本当に御苦労さまでございます。
それでは、1番目に阪神淡路大地震がいつ起きても不思議でない今日、地震対策の整っていない消防署の建設はもう間近と聞いておりますが、現在までの進捗状況をお願いいたします。
2番目に三井地区にあります訓練場の存続についてでございますが、そのまま訓練場として残すのかどうかであります。もし残すとすれば、照明が非常に暗い、また水道が現在引かれておりません。ただいま5分団が山口県消防大会に出場するために、ほとんど毎日練習されておりますが、飲料水等は全部ポリ容器で持参となっております。その点につきましてお伺いをいたしたいと思います。
3番目に、消防長が団本部・分団長会議の席で、豪雨、地震等が発生した場合に危険箇所、これを器材点検、慣らし運転は毎月1回行っているわけですが、その時に調査するよう指示があったわけでございます。各分団長は、調査報告は、悪いところの箇所はすぐできるのだが、その付近に住まれている要介護者、独居老人の方がいられたとしましたら、分団長ぐらい、幹部ぐらいには教えていただきたいと、そうすれば、避難体制も素早く対応ができるのではなうかということでございます。名前の公表はできるのか、以上の3点についてお尋ねいたします。
続きまして、財政管理についてでございます。光市の財政危機を脱するために、市長及び三役自ら賃金の一部カット、また、各種団体への補助金の一部カットを実施し、財政再建を目指しておられるわけですが、市全体に必要経費減少を考える意味におきまして、市所有の車両維持管理費も重要なポストになっているのではないのではないかと思います。定期点検整備、車検整備にかかわる費用も相当な額になっていると思われます。年間を通して1,000キロも走らない車両、2万キロを超える車両、いろいろ、様々あろうかと思います。
そこで、1番目にお尋ねいたしますが、現在市所有軽自動車、普通、貨物車、いろいろございますが、台数及び年間にかかる総経費をお願いしたいと思います。
それから、2点目、3点目の方は管理課の方から書類をいただいておりますので、省かさしていただきます。
次に、2点目といたしまして、今後の軽減策に向けて車両の一括集中管理、先ほど阿部議員さんの方からもございましたが、いろいろな方法あろうかと思いますが、経費削減についてどのように考えておられるのかを、この2点をお尋ねいたします。
6番目に道路整備についてお尋ねいたします。瀬戸風線及び虹ケ丘森ケ峠線の道路拡張については、市民の皆様が早期完成を待ち望んでおられるわけです。予算の関係もあるのか、なかなか前に進んでいないように思います。特に市民ホール入口付近の混雑は想像を絶するものがあります。市民の皆様からは、道路ができないのならば、当面信号を時差式にしてもらえないのかとの意見が出ております。
そこで1点目、道路整備について土地の買収はどのようになっているのか、島田地区から要望の出ている側溝の改修も道路工事と並行して行うとのことでございますが、早急に工事はできないのか。
2番目に、市民ホール交差点付近の一部の買収が整えば、早急に右・左折レーンの工事は着工できるのか。食料品店、コンビニ店が移転されまして、かなりの経日がたっております。1年余りたってようやく土地の買収の話が来たと、私の知人は言っています。契約を結んで、また年月がかかるようでは買収された県の土地も、いろいろ草等が生えまして、管理面も大変だと思いますが、その点すぐできるのか、できないのかをお尋ねいたします。
3番目に島田地区にホワイトロード工事についてお尋ねいたしますが、これは、去年ですか、一般質問で10年度からの県事業で着手予定と聞いておりますが、地域活性化を図るためには早急にお願いしたいわけですが、現在まで1年間の進捗状況をお尋ねいたします。
7番目に冠山総合公園についてでございますが、光市でも観光旋風を巻き起こすべきして計画されました冠山総合公園の工事も順調に進んでいると思います。市民はもちろんのこと、市外の皆様も待ち焦がれている冠山総合公園の早期完成をお願いするわけですが、1番目に冠山総合公園の進捗状況を現在までお願い申し上げます。
続きまして8番目に入ります。現在、教育はいろいろな問題を抱えているわけですが、先日、新聞記事に「6・29豪雨マニュアル見直し進む」と大きな見出しで掲載されていたわけですが、いたのが目にとまりました。広島県を中心に大きな被害をもたらした6月29日の豪雨では、下校中や下校後の小・中・高校生が災害に巻き込まれ死傷するケースが目立った。2カ月後の今、学校現場では、防災マニュアルの見直しなどが進む。中でも、これまで台風や大雨が予測される場合は、児童・生徒を早目に帰宅させるというケースが多かったのを改め、危険が予測される場合は学校に残す方が安全ではという声が出ています。私の娘の子も、中学校2年の時に大雨がございまして、氾濫した川と道路の区別がつかなくて、川に自転車ごと転落しまして、幸いにも自転車が防護網ですか、網の役目を果たしまして、それ以上前に行かれない状態で浮かび上がったところを、たまたま通りかかられた通学中に教頭先生に助けていただいたという記憶がございます。これから台風シーズンを迎えるわけですが、1番目に当市においては、どのような対応策を考えておられるのか、また、危険な場所等についてのマニュアル的なもの、資料等はあるのか、お尋ねします。
2番目に、教職員のモラルの問題ですが、最近、この原稿を作りましても、その後にいろいろ問題が出ておりますが、援助交際、隠しビデオ撮り、恐喝し暴行、最近新聞記事をにぎわしているのが教職員の不祥事、目に余るものがあります。私の学生時代は、先生は神様、先生の言う事を聞いていれば、絶対間違いないと信じて学校に通ったものです。ところが、最近不良先生が多いと言いますか、ちょっと言葉は悪いかも分かりませんが、大変驚いております。中には真面目な先生もたくさんいらっしゃいます。
そこで非常に難しい問題かもしれませんが、長い間教員生活を経験された教育長さんにお尋ねするわけですが、不祥事を起こす教職員が増えた原因。4番目といたしまして、採用時に問題はないのか、一応お尋ねいたします。
それから、先月8月28日土曜日に、私ども中学生リーダー養成講座の会員を22名連れまして、牛島の清掃活動、レクレーションを兼ねて行きました。12時30分まで、お昼過ぎましたけど、海岸の不燃物収拾を行ったわけですが、誰一人12時過ぎても、もうやめようという言葉がありませんでした。ゴミもたくさんありましたが、約50袋の回収をしまして、牛島公民館に着いたら、1時を過ぎてたわけですが、それから、各自が持参しましたむすびを、昼食、やっぱりしまして、14時前から魚釣り等をやって楽しんだわけでございます。学校、学年は違っても、お互いに助け合い、非常に頑張っておりました。中高生の本当の姿に接したような、我々企画委員は感じたわけでございます。その光市青少年ボランティア育成協議会中学生リーダー養成講座会長の教育長さんにお願いでございますが、やはりいろいろな面で、これから将来に向かってリーダーたちが羽ばたいていけますように御協力のほどお願いを申し上げます。
9番目に、ぐるりんバスについてでございます。中国地方初のタクシー感覚の乗合バス、ぐるりんバスが運行開始しまして1年半が経過しようとしております。現在1便当たり16人の乗客数が採算ラインと言われているのですが、なかなか達成できないようでございます。7月の1日当たりの平均乗車数は246.9人、1日平均11.8人、6月に比較しましてやや伸びておるわけですが、まだまだ赤字が続いております。赤字が続いていると言われております。これまでも、数多くの同僚議員の方から質問、提案がありましたが、民間企業であるJRがこのまま放置しておくわけにはいかないと思います。1番目に、JR自体はどのように考えているのかをお尋ねします。
採算ラインには乗っていなくても、1月にしまして7,600人もの方が利用しておられ、その方の多くは自家用車の利用ができない、いわゆる交通弱者であります。その方々のために存続は重要なことと思います。存続をさせるためには、利用向上が主だと思っております。その利用率向上を上げるために、今、我々、光翔クラブの会員も、ああしょうか、こうしょうかといろいろ考えた挙げ句、ほいじゃあ、こうしょうと言うことでございまして、(笑声)光翔クラブ会員全員が、8名が、5,000円です、1枚ね。このバスカードを今回購入いたしまして、全員がバスを利用しようということでございます。このバスは一応JRバスしか乗れないとは限られておりませんが、バスは皆乗れるそうですが、ぜひJRバスを利用しまして、存続を図っていただきたいなと思っております。そういうことで、これは宣伝ではございません。こういうふうな本当に買いましてやって、我々光翔クラブは存続をかけて頑張っております。
できるだけバスを利用するということが決定しまして、例えば、役所の方が、1回目にノー・マイカーデーに合わせてバスを利用したとしますと、7月換算で1日平均12.3人、2回利用しましたら、1便平均13人となるようです。さらに自家用車の使用をやめた場合、これは公害対策係にお願いしまして、副次的な効果で二酸化炭素がどのぐらい減るかというのを計算していただきまして、昨日資料をいただきまして、151.7キログラムの減少が、一酸化炭素が減少するそうでございます。まさに一石二鳥ではないでしょうか。
2番目に、この他にもいろいろな方策があろうかと思いますが、具体的にはどのようなお考えを持っておられるのか。
3番目に、さらに補助金等が出せないJRに対する支援策は他にはないのか、以上3点についてお尋ねします。
以上9項目につきまして、壇上からの質問を終わらさしていただきます。
◯議長(山本 幸伸君) 末岡市長。
◯市長(末岡 泰義君) 守田議員さんの御質問にお答えを申し上げますが、大変たくさんの御質問を頂戴しておりますので、少し、やや雑駁になろうかなと思いますけれど、早口でしかも御回答申し上げさしていただきます。お許しをいただきたいと思います。
1番目に今後の政策、行政の見通しについてでございますけれど、日本経済は景気回復の兆しが明確に見い出せないまま、閉塞状況が続く中、経済の再生と国際化に対応するため、金融ビックバンを初めとして、規制緩和により金融界や産業界においては、再編の指導が始まっております。
また、国においては、戦後から続いて来た日本型システムの政治体制の弊害から、明治維新、敗戦に続く第三の改革として省庁の再編や地方分権の実施など、かつてない大きな改革にうねりが押し寄せておるところでございます。
こうした中、地方自治体を取り巻く社会環境は大きく変容して、少子・高齢化、高度情報化、国際化、環境問題など、新たな行政課題への対応が迫られておるところでございます。厳しい地方財政の下、全国の自治体においても、大胆な行財政改革への取組みが進められています。光市においても、このような状況の下で、自らの責任において、さらに行政改革を推進し、新たな時代に対応できる行財政基盤の確立と体質の強化を図るため、本年3月に数値目標を盛り込んだ45項目からなる行財政改革の実施計画を策定して、取組みの強化を行っておるところでございます。
しかしながら、今後の行財政見通しは決して楽観できない厳しい状況にございます。さらに徹底した改革を押し進める必要があるものと考えております。地方自治体も従来の行政システムから脱却をして、21世紀を展望した行財政運営の基盤づくりのために、より簡素で効率的な行政システムを確立しなければなりません。そのためには、市民の皆さんにも厳しい状況を御理解をいただきながら、痛みを分かち合っていただくことも必要かと考えており、御協力を、これまでにもお願いしとりますし、今後とも賜りたいなと存じておるところでございます。
なお、行財政改革に取組みの成果につきましては、あとで担当参与から報告をさせますので、よろしくお願いを申し上げます。
次に、介護保険に関する御質問でのお答えでございますが、介護保険制度につきましては、介護が必要な高齢者を社会全体で支えるとともに、現在の福祉と医療に別れている高齢者に関する制度を再編成する社会保障制度改革の第一歩であり、私といたしましても、地方分権の大きな流れの中で、この制度を円滑に導入することが、地方自治体に課せられた使命であり、責務であると考えておるところでございます。
したがいまして、昨年4月に担当係を設置し、現在7名の専任職員を配置するとともに、関係各課連携の下、全庁挙げて各種準備に取り組んでおります。
こうした中、議員仰せのように、10月1日からいよいよ要介護認定の申請受付を開始することになりますが、この認定作業は、サービスの利用に当たっての入口であり、当初の申請分から、均一かつ公平公正な取組みが必要と考えております。
こうしたことから、医師会や施設など、推薦された審査会委員予定者21名につきましては、既に内諾をいただいておりまして、調査実習や模擬審査を含めた各種の研修活動に着手していただいておりまして、10月1日には正式に委嘱を行い、予定どおり実施をしてまいりたいと考えております。
また、本市におきましては、新たな制度の開始に伴う高齢者の皆さんの不安を解消するため、市内5カ所の相談窓口設置による個別相談機能の強化に加え、7月末の地区説明会に続き、9月11日からは、認定申請に関わる地区説明会を市内10会場で開催することといたしております。特に申請の受付けに当たりましては、市内の6つの公民館に2〜3日程度職員が出向くなど、市民の皆さんに混乱のないように、着実に実施したいと考えております。
次に、高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画の進捗状況でございますけれど、昨年実施した高齢者保健福祉基礎調査等に基づいて現計画の進捗状況や事業量の見込み、政策推進に当たっての基本的な考え方などについて、現在中間的な取りまとめを行っており、本議会中にお示しをしたいと考えております。
また、中間取りまとめに盛り込むこととなる第1号被保険者の保険料につきましては、国に仮単価の提示や県などとの調整なども踏まえ、一つの案に絞り込みを行い、新たに試算した結果、未だ不確定な要素は多いものの、およそ2,850円程度になるものと考えております。今後は、この中間取りまとめを下に、高齢者保健福祉計画等策定市民協議会などの意見も伺いながら、具体的な施策展開のあり方等について、さらに検討を加えてまいりたいと思います。
いずれにいたしましても10月からの要介護認定の円滑な実施を図るとともに、各種サービスを円滑に提供することにより、全ての高齢者の皆さんが安心して暮らせる光市の実現に向け、全力を傾注してまいる所存でございますので、よろしく御理解を賜りたいと存じます。
以上ございます。
◯議長(山本 幸伸君) 有光総務部長。
◯総務部長(有光 正純君) それでは、1番目に今後の政策、行政の見通しについて、御質問の6項目についての現在までの取組みの成果につきましてお答え申し上げます。
1点目に事務事業の見直しにつきましては、内部事務経費2,310万円の削減を初めとして、補助金などの見直しにより2,086万円、
納税組合報償金の廃止により4,419万円、敬老祝金の見直しにより2,890万円など、本年度予算ベースで、総額1億2,082万円の節減を行っております。
2点目に時代に即応した組織・機構の見直しにつきましては、来年4月にスタートいたします介護保険に対応するため、本年4月に介護保険準備係を介護保険係とし、職員数を3人から7人に増員しております。また、行政の情報化に対応するため、情報化推進室を情報管理課に昇格するとともに、行政改革を初めとして、複雑化する市政の円滑な実施を図るため、市政推進課を新設したところでございます。
3点目の定員管理及び給与の適正化につきましては、平成11年度から5カ年で、退職不補充を原則として、職員数を5%削減目標とすることとしております。また、今回提案しております旅費の見直しを初めとして、特殊勤務手当の見直しを検討中でございます。
4点目の効果的な行政運営の推進と職員の能力開発につきましては、目まぐるしく変化、変わります社会経済の下、複雑多様化する行政需要を総合的に判断し、効果的な行政運営に心掛けているところでございます。また職員の能力開発につきましては、職員の資質の向上を基本に、時代に即応した専門能力や政策形成能力を開発する各種実務研修を初めとして、管理者研修、情報化に対応したパソコン研修など年間延べ600人を超える研修を実施し、職員の能力開発に取り組んでいるところでございます。
5点目の情報化の推進等による市民サービスの向上につきましては、暮らしのテレホンガイド、ホームページの開設に加えて、本年度議事録検索システムを整備するとともに、財務会計システムを導入し、予算執行などの事務処理の迅速化により市民サービスの向上を図っており、現在147台のパソコンの導入を行っております。
6点目に公共施設の設置及び管理運営につきましては、先行して実施しております文化振興会による文化施設の一元管理に準じて、体育施設の一元管理を目指しており、現在検討を行っているところでございます。
以上、実施計画において本年度中に実施することとしている28項目のうち、既に25項目を実施しており、来年度以降の実施予定分については、現在実施に向けて検討作業に着手しているところでございます。今後ともあらゆる視点から行財政を見直し、市民の皆さんの御理解と御協力を得ながら、スリムで効率的な行政運営を確立するため、取組みの一層の強化を図ろうとしておりますので、御理解いただきたいと思います。
◯議長(山本 幸伸君) 石川福祉保健部長。
◯福祉保健部長(石川 宣正君) 2番目の福祉行政についてのうちの
総合福祉センターの進捗状況についてお答えを申し上げます。
総合福祉センターの実施設計につきましては、先行議員への市長答弁の中でも申し上げておりますが、現在、基本設計に基づきながら、平面、立面などの詳細設計や設備設計、構造設計などの最終的な検討を進めており、9月末には業務が完了する予定でございます。今後実施設計を終えた時点で、庁内関係部署と連携しながら、入札準備に取りかかり、順調に進めば、明年4月には建設工事に着手できるものと考えております。
また、旧光井中体育館の解体につきましては、現在、既存施設の利用者や地元関係者との調整を進めておりますが、予定では11月頃から解体工事に着手し、本年中には工事が完了できる見込みでございます。
次に、介護保険の説明会における理解度につきましは、これまで各種団体等への説明会を40回開催し、延べ1,900名の御参加をいただくとともに、本年7月末には市内10会場で1,046名の御参加の下、地区説明会を開催したところでございます。地区説明会では、プロジェクターを使用するなど、高齢者に方々により分かりやすい説明に努めるとともに、関心の高い保険料についてお示ししたことから、「よく分かった」、「安心した」との声をいただいており、制度概要の一定の理解や保険料負担に対する不安はある程度解消されたものと考えております。
しかしながら、要介護認定の手続などについては、複雑な仕組みとなっておりますことから、市長も申し上げましたように、申請に関する具体的な説明会を開催することとしております。
次に、前倒し認定についてでございますが、議員から御紹介がございましたように、10月1日以前に申請を開始される自治体もございますが、本市といたしましては、当初の申請分から同一の基準で公平公正な認定を行うことが、最も重要であると考えており、認定申請の開始までに、調査員及び認定審査委員の研修を十二分に行いたいと考えておりますし、申請に当たっては混乱を回避する視点からも、認知度の高い10月1日の実施をいたしているところでございます。
次に、福祉の里についてでございますが、宮城県白石市の
総合福祉センターについての御感想をいただきましたが、当市におきましては、市内全体を室積・光井地区、浅江地区、三井・島田・周防地区の3つのエリアに分け、地域バランスを考慮しながら、地域密着型の福祉等の整備を推進しております。その中には、特別養護老人ホームが2箇所、老人保健施設が1箇所、養護老人ホームが1箇所、デイサービスセンターが3箇所あり、これらの福祉施設と市内3箇所に設置しております在宅介護支援センターが密接な連携を取り、様々な福祉ニーズへの迅速な対応とともに、より地域に密着したサービス提供体制の構築に努めておるところでございます。
さらに、ますます複雑化、多様化する将来の福祉ニーズに的確に対応するため、現在、保健・福祉・医療の機能が一体化した
総合福祉センターの整備に取り組んでいますが 今後は、この
総合福祉センターを中心に、これまでの市内関連施設の一層の連携、強化を図り、総合的かつ効率的な福祉施策の推進に努め、市内全域の高齢者の方々が住み慣れた地域で安心して暮らすことができる福祉のまちづくりを推進し、いわゆる福祉の里となるようなまちづくりに向けて取り組んでまいりたいと考ておるところでございます。
次に、3番目の少子化臨時特別交付金についてのお尋ねでございますが、議員仰せのように、この度の少子化対策臨時特別交付金は地域における少子化対策の一層の促進を図ることを目的として創設されたところでございます。この交付金は、保育所待機児童の解消を初めとする少子化対策の呼び水として、効果的な創意工夫、あるいは幅広い取組みの保育・教育などの事業に対して交付されるものでございます。光市の交付限度額は、約5,100万円となります。現在こうした国の制度の趣旨を踏まえ、少子化対策に資する保育・教育あるいは子育て支援事業、さらには基金設定なども考慮に入れながら、様々な角度から検討をいたしているところでございます。今後、議員御提言の趣旨を十分に踏まえて、交付金の有効な活用を図ってまいりたいと考えておるところでございますので、引き続き御指導、御支援をいただきますようにお願いを申し上げます。
◯議長(山本 幸伸君) 山根消防担当部長。
◯消防担当部長(山根 恒憲君) それでは、4番目の防災行政についての1点目、消防庁舎新築の進捗状況についてお答えをいたします。
まず、建設用地につきましては、現在、開発公社の方で種々取り組んでいただいているところでありますが、現在までの状況を申し上げますと、地権者14名の方々に御協力を賜り、全て契約が完了いたしました。大変感謝をいたしているところでございます。地権者の方々に対しまして厚くお礼を申し上げたいと存じます。
その後、県の開発審査会に申請書を提出しておりますので、10月末頃には、その回答書を受領できる見込みとなっております。引き続いて開発許可申請を行う計画で事業を進め、造成工事もできるだけ早い時期に着工できるよう進めてまいりたいと考えております。
次に、消防庁舎について、どういった庁舎が望ましいのか、調査建設検討委員会におきまして検討協議を重ねてまいったわけでありますが、その結果を消防組合議会においてお示しができるよう現在準備を整えているところでございます。
次に、2点目、三井訓練所の存続についてのお尋ねにお答えをいたします。
光市消防団の教育訓練の場として、まず基本的な考え方について申し上げますと、光市消防団の訓練所につきましては、団員の規律や消防活動に必要となる消防訓練技術等、その向上を図っていくため各分団ごとに設置されるのが望ましいわけでございますが、現実には、物理的に非常に困難なことであります。したがって、消防団の出動態勢を考慮いたしまして、清山を境として、西部地区を第1大隊、東部地区を第2大隊として、組織編成をいたしておりますので、最低、西部地区と東部地区の2箇所に訓練所が必要と考えているところであります。
西部の第1大隊につきましては、現在の三井訓練所を当てることにいたしております。東部の第2大隊の訓練所の整備が課題となっておりますけれど、現在のところ、訓練所用地としての適地がございませんので、消防庁舎が新築移転された場合に、光地区消防組合の訓練所を使用させていただくよう予定をいたしているところでございます。
お尋ねの三井訓練所に必要な施設についてでありますが、議員御承知のように、団員の方々の強い要望もありまして、平成8年度に訓練所に併せて40トンの防火水槽、夜間の照明設備等の整備を完了し、その後、各分団がそれぞれ消防訓練に使用され、また、訓練所の草刈りなどの整備、維持管理等も行っておられるわけでございます。
また、訓練所に必要な設備につきましては、平成9年度で仮設トイレ、簡易倉庫の設置、平成10年度で照明灯を3基増設するなどの整備をいたしておりますが、三井訓練所は、先ほど申し上げましたように、消防団の常設訓練所として、今後もできる限りの設備の整備を図ってまいりたいと考えております。
次に、3点目の要介護者、独居老人の公表についてでございますが、光市消防団では、緊急時の対応として、平素より、分団長以上の役員会議等において、各分団が管轄しておられます区域の地理や道路状況、水利の状況調査、あるいは、災害危険区域の把握などに努めながら、また、各分団長責任の下で、団員とのコミュニケーションも図っていただき、消防活動に一層役立てていけるよう、特にソフト面の対応について御尽力を賜っていただいているところであります。
議員お尋ねの要介護者、独居老人等、災害弱者の方を事前に把握しておいて、避難体制など効率的な消防団活動を展開できるようにという御質問についてでございますが、複雑多岐にわたってきている消防活動であるだけに、今後とも、人命最優先の立場から考えていかなければならないわけでありますので、議員仰せのように、まさしくそのとおりでございまして、ぜひとも必要なことではないかと痛感いたしております。
それから3点目は、地元自治会からの要望でもある周辺整備の状況について、今後の計画をお聞かせいただきたいということでございます。
それから4点目の、いよいよきょうのスペシャルメニューでございます。ゴミ問題についてお尋ねをいたします。
先達て、ある議員さんのお誘いで7月の27日ですが、岩国の
リサイクルプラザというところを見学さしていただきました。施設そのものは40億ぐらいのいわゆる
リサイクルプラザなんですけれども、非常に勉強になりました。たくさん資料もいただいて帰ってきたんですが、その中の資料をちょっと使いながら質問さしていただきたいんですが、その前ちょっと市長さん見ていただきたいんです。
新聞でも取り上げていただきましたけれども、私どもの会派は初日、議会の本会議の初日は、こういう揃いのユニフォームを着ましょうと。これは、ペットボトルの再生のブレザーです。ここにかわいいワッペンを付けたんですけれども、リサイクルをするには、少しでも私どもも協力できればと。ただ、リサイクル商品というのは流通してないので、意外に割高ということに気がつきました。これも結構割高だなと思ったんですけれども、新聞なんかでも紹介されたことでもあるんですが、どんどん積極的に使われればと思います。そういう質問をちょっとしますので。
先に済いません、ちょっと予定を私間違いました。先に、市長さんにこれからの環境対策、とりわけゴミ対策について、新しい総合計画でも記載をされるでしょうけれども、どういうスタンスで取り組まれるか、この点をまずお伺いをして、2点目にこのリサイクルひも、エコひも君についてお尋ねをしたいと思います。きょうは議長さんの許可をいただきまして、皆さんのお手元に荷造り人結びという、ちょっとコピーが悪いんですが、結び方を案内しました。これは書いてありますけれども、NHKの番組で紹介をされたひもの結び方です。この結び方は、NHKのホームページ「ためしてガッテン」というところを見れば載ってますし、こういうコピーで取ることができます。ただ、その結び方もさることながら、見ていただきたいのは、この再生回収ひものエコひも君なんです。これは市内の福中商店さんが取り扱っていらっしゃるんですが、牛乳パックで作られたひもだそうです。120メートルが250円で、以前、地方紙でも紹介をされたんですが、この荷造り人結びというのでこれを縛ると非常によく締まります。ちょっとやってみますんで、うまくできるかどうか分かりませんが、ちょっとやってみます。新聞きょうもってきてますから。
本当言うと、大道芸人じゃありませんが、ここでバックミュージックでもかかればいいんですが、議会でそういうわけにいきませんから、ちょっと簡単にやりますので。
何かしーんとして妙な空間が議会らしくないんですけど。(笑声)済いません。私がちょっと未熟だったもので、本当はきちんと結べるんです。今ちょっと取れてしまいました。取れたのはしようがないことですから。
皆さんも参考にしてみてください。他にも、ある議員さんから教えていただいたんですが、こおり結びとか、この手の結び方はたくさんあるそうです。ただ、私は余りそういうことに見識がありませんもんで、参考にしてください。
それで、当局に対する御質問ですが、例えばこのリサイクル商品の活用とリサイクルの啓蒙のために、当局を挙げてPRのお手伝いをする必要があるんではないかと思います。それで、販売の斡旋や各種イベントの粗品として、活用促進のお手伝いを当局で検討していただけませんかということが質問でございます。
それから2点目ですが、埋立ゴミと資源ゴミは、今同じ袋で捨てられています。青い透明の袋ですが。
実は岩国に行ったら、その透明の袋のことが、光市の透明の袋のことが資料に載ってました。これリサイクル山口という分なんですが、ゴミ減量課長さんが書いたやつなんですけど、いわゆる導入によってリサイクルの率が向上しましたと。作業の効率化と安全性の確保ができましたと。環境美化などのメリットが考えられますということで、ちゃんとカラーでここに説明されて、これ紛れもなく光市の透明ゴミ袋ですね。
ところが、私2年間ゴミ減量推進委員をやらさしてもらいましたけれども、未だに資源ゴミと埋立ゴミが分けられない状況がやっぱり続いています。かなり良くなったとは思うんですが、それで、ゴミ減量推進委員の資料の中に、こういうゴミの手引きというのが、これ読んでもらうと分かるんですが、ここの16ページの問の7、先ほど部長さんが答弁で言ってましたが、「不燃ゴミの指定袋に名前を書く欄がありますが、名前は書かないといけないのですか」という質問があります。当然これ名前書く必要ないんですけど、私はこの次から捨てるときに名前を書いて捨てようと思います。それは私も間違って捨てるかもしれないから、間違えれば誰かに指摘してもらいたいという意図も込めてです。
いきなりそういうことをやっても難しいでしょうから、本当を言うと埋立ゴミと資源ゴミの袋の色を変えてほしいというふうにお願いをしたいんですけど、それはちょっと難しいでしょうから、捨てる人にちゃんと目的意識を持ってもらうために、同じ袋じゃ困りますんで、資源ゴミですよ、埋立ゴミですよとちゃんと表記をして捨てていただく啓発をしたらいかがでしょうかというのが、第2点の質問でございます。
第3点目の質問は、ゴミの分別について。
これも最近ちょっと悩みになるんですが、ゴミ置き場に、最近、市内か市外か分かりませんけれども、家電業者だろうと思うんですが、まとめてテレビやビデオデッキを置いていかれるんです。私は最初は、うちの近所の人はみんなお金持ちなんだなと。7台も8台も毎回毎回置かれているんで、替えていかれるんだなと素直に思っていたんですけど、どうも様子が違うようで、ずっと続くんです。うちは鍵も閉めていません。フェンスもありません。だから置きやすいんだと思うんですけれども、業者の人にはきちんと捨てていただきたいというお願いにはなりますが、実は光市のゴミの分別の仕方というのは、岩国に行ったときもリサイクルセンターで見て感じたんですが、4種類というのは実は5種類なんですけど、回収しないゴミがありますから。非常に少ない。岩国なんかもう19種類なんです。
家電製品なんか、特に出す方も困られるんだろうと思うんです。皆さんちょっと聞いてみたいんですけど、電子レンジは埋立ゴミでしょうか、資源ゴミでしょうか。お分かりになりますか。電子レンジは資源ゴミに出すんです。大きなテレビとか洗濯機とかは埋立ゴミになるんです。ところが、トースターとかの小さい家電ゴミは、資源ゴミに出すように分けられているはずなんです。
ところが、よく考えてください。私たちの身の回りには今、電化製品はいろんな種類のものがあって、プラスチックだと金属だとか分けられないものが今ほとんどになってきてますので、そろそろこの4種類の分別というのも、容器リサイクル法や家電リサイクル法なんか、もう13年とか12年とかにありますけれども、そろそろ限界があるんじゃないかなと。いわゆるゴミを分別して減量していくモードに入っていかないとキリがないんじゃないかと。
このゴミの大別を考え直す時期に来てるのではないかと、当局に対してそういう時期じゃございませんかという質問をいたします。
それから5点目ですが、遊休土地の活用について。
これは、1点目はJRの跡地の活用について6月議会以後の進展があるやに伺いましたが、御報告をお願いしたいと。
それから、ソフトパークの新たな進展についてをお伺いいたします。先行議員さんとこれ重複しますけれども、実はもう少し突っ込んで聞きたいところがあります。何か広告を載せるというような御答弁だったと思いますが、ややそれでは不満を感じますので、もう少し突っ込んだ御説明をお願いしたいと。
それから6点目は、公共工事の発注について。
これはいつも私がお尋ねすることですが、項目を省きますけれども、6月以降の状況についての御報告をお願いします。
以上で、壇上の質問を終わります。
◯議長(山本 幸伸君) 石川福祉保健部長。
◯福祉保健部長(石川 宣正君) 1番目の
総合福祉センター建設についてのうち、休日診療所の実施内容についてお答えを申し上げます。
まず、1つ目の検討経過についてお答えいたします。
休日診療所につきましては、これまでに内科系と外科系の2科目を実施した場合と、内科系のみを実施し、外科系は現行どおりとした場合の二つのケースを想定し、現行の在宅当番医制度との比較をしながら、また他市の状況なども調査にしながら、それぞれのメリットとデメリットの検討、整理を行うとともに、必要となる運営費用と収入額を試算し、市が投入することになる概算費用をはじき出したところでございます。
現在、こうした資料を医師会にお示しし、サービス内容とコストのバランスといったことも念頭に置きながら、診療科目や診療体制などを中心に協議を進めておるところでございます。
したがいまして、お尋ねの2つ目にございました実施内容と診療科目につきましては、現時点では御説明できるまでに至っておりませんので、御理解をいただきたいと存じます。
次に、3つ目のランニングコストと増加費用についてでございますが、試算によりますと、内科系と外科系の2科目を実施した場合の運営費用は、建物と設備に係る減価償却を含めますと約2,600万円程度となり、また内科系のみを実施した場合は約2,500万円程度となります。
一方、収入額につきましては、現行の在宅当番医制度の実績を下に休日診療所における1日当たりの患者見込み数と患者1人当たりの診療報酬額を算出し、必要となる一般財源をはじき出しておりますが、内科系と外科系の2科目を実施した場合の一般財源は約1,400万円程度であります。また、内科系のみを実施した場合の一般財源は約1,300万円程度となります。
この結果、増加費用につきましては、現行の在宅当番医制度に必要な一般財源が約900万円でございますので、400万円程度から500万円程度の増額ということになりますが、減価償却費を除いた実質必要となる一般財源、これは現行と比べて百数十万程度の増加になる、増加にとどまるんではないかと見込んでおるところでございます。
いずれにいたしましても、
総合福祉センターの建設着手も間近に迫っておりますので、今後、休日診療所につきましては、早い時点で一定の方向を見い出せるよう、十分に協議検討を重ねてまいりたいと考えております。
引き続き御指導、御支援をいただきますよう、お願い申し上げたいと思います。
◯議長(山本 幸伸君) 西村議員。
◯13番(西村 憲治君) 済いません。一問一答方式ですから、一つずつ。済いません。
今、説明を伺ったんですが、先ほども先行議員さんに
総合福祉センターのことについてるる説明があったんですけれども、予定を聞いておりましたら10月、11月に解体ですか、それから12月議会で契約、入札も11月ぐらい、着工は1月ぐらいということなので、それにしちゃちょっと決まってないことが多いんじゃないかな。9月の末に実施計画ですかいね、これができるのでやむを得ないかなとも思うんですが、今度議会があるのは12月ですから、こういう大きな案件で議会の本会議でお尋ねをしたときに、まだ決まってませんという答えが返ってくることには、いささか疑問を感じざるを得ないかなと、私は思います。
それで、ちょっと今の休日診療の件で2〜3お尋ねをしたいんですが、勤務医の体制について、入院設備を持ったところのお医者さんはどうするかと。それから、眼科、小児科、耳鼻科の医者はどうかと。それから、市立病院のお医者さんは、引き続き診療するのかと。現状の当番医制との差ですね。金額的なものは分かりましたが、制度的なものがどうか。それから、看護婦さんや薬剤師さんはどういう体制でするのかという相談をされてるか、ちょっとお尋ねをしたいと思います。
◯議長(山本 幸伸君) 石川福祉保健部長。
◯福祉保健部長(石川 宣正君) お尋ねの入院設備を持ったところの医者はどうするのかというようなお尋ねであったろうかと思いますが、先ほどお答え申しておりますように、診療体制など実施内容について、現在医師会と協議中でございます。今後も現行の体制が基本になっていくのではあるまいかと考えておるところでございます。
また2点目にお尋ねがございました眼科なり皮膚科あるいは耳鼻科の医者はどうするのかということでございますが、この辺につきましても現在、医師会と協議を行っておるところでございますが、これも現行の体制、いわゆる在宅当番医で今現在お医者さんがなさっておるわけでございますが、そうした体制が基本になるものと考えておるところでございます。
それから、市立病院の医者はどうするのかというようなお尋ねがあったろうかと思いますが、現行の在宅当番医制度には、市立病院の医師は属しておいでになりませんので、今後も現行の体制が基本になるのではあるまいかというふうに考えております。
それから、次に現状の当番医との差ということで、運営費については先ほど申し上げたとおりでございます。
それから、メリットとデメリットとあるわけでございますが、休日診療所を実施した場合は、診療所が市の中央部といいますか、今度は総合センターに今入れるということはいろいろ協議をしているわけでございますが、そういったことで非常に中央部に利便性のすぐれた場所に固定化され明確化されるということで、市民の皆様方には当番医を捜さなくても済むように、そういうような安心感が確保できるんではあるまいかなと、こう思っているところでございます。
また、一次救急医療を担う休日診療所と二次救急医療を担う光市立病院などが役割分担することで、急病の患者の実態に応じた適切な医療というものが提供できるのではあるまいかと思っておるところでございます。
それから、デメリットとしましては、施設整備費として、この休日診療所を現在総合センターに計画している面積が180平米程度でございますが、事業費にしますと7,430万程度かかるわけでございますが、そういった設備費がかさむと。それから、初度備品といいますか、我々の試算では、内科のみでは1,100万、外科を入れますと1,700万程度、高額にかかるというような点、その辺。現在これについては医師会と協議中でございますが、できるだけ下がるような方法はないか、そういったことで今しておりますが、我々の見積りではそのぐらいの差がある。こうした点がいかがかなということでございます。
それから、さらに看板どおりの、特に外科系でございますが、看板どおりの診療サービスができない恐れがあるんじゃないか。そういった点についても、現在協議を行っているところでございます。そういった点がデメリットでございます。
それから、看護婦の体制でございます。これまた現在、医師会と協議しとるところでございます。体制とすれば、内科系の場合は看護婦が1名、それから内科、外科を合わせますと看護婦が2名ということになるわけでございますが、この体制についてもなかなか市では困難でございますので、医師会の全面的な御協力もいただきたいということで、現在協議を重ねておるところでございます。
以上でございます。
◯議長(山本 幸伸君) 西村議員。
◯13番(西村 憲治君) ありがとうございました。非常に丁寧な御回答で、ある程度満足のいくものではないかなと思いますが、ちょっと要望しておきます。
市立病院を充実さした方がうまくいくんじゃないかというような話もあるぐらいですから。せっかく休日診療所をやるということになれば、やっぱり休日診療所を開かない方がよかったねと、経費もかかるしお医者さんも来んしと、せっかく、せっかくという言い方は適切かどうか分かりませんが、休日診療所に行ってみたらお医者さんがいなかったと。今いみじくも言われましたが、特に外科のお医者さんです。いなかったというようなことのないように、いいものを造っていただきたいということで、御要望をしておきます。
それと、薬剤師さんの件は触れられませんでしたが、院外薬局が望ましいと思いますので、もし薬剤のところがあれば、お薬のところがあれば、そういうところを院外薬局でお願いをしたいなということで要望して、次の消防庁舎にお願いします。
◯議長(山本 幸伸君) 山根消防担当部長。
◯消防担当部長(山根 恒憲君) 3番目の消防本部庁舎建設についての1点目、用地買収状況と今後の進捗見通しについて、お答えいたします。
用地買収状況につきましては、先行議員にもお答えいたしましたように、地権者全ての方と契約が完了し、現在開発許可申請ができるよう諸準備を進めてまいっているところであります。今後、開発許可手続が順調にいきますと11月頃には造成工事に着手できるのではないかというふうに考えております。
また、今年度予算化しております基本設計につきましては、光地区消防庁舎建設検討委員会で種々検討してまいりました結果を、光地区消防組合議会に報告できるよう、現在準備を進めておりますので、その後に基本設計の発注にとりかかる予定というふうにいたしております。
今後とも、消防庁舎建設事業に対しましては特段の御支援と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
◯議長(山本 幸伸君) 桝村建設部長。
◯建設部長(桝村 洋紀君) それでは、消防本部庁舎建設造成周辺整備についての2点目のアクセス道路の整備について、お答えを申し上げます。
市道虹ケ丘森ケ峠線の金山交差点から紺屋浴自治会館の間、計画延長が380メートルの未整備区間は、本路線の光井−島田間の開通に伴い車両の動向の変化及び歩行者の増大等、交通安全確保の観点から、拡幅整備が必要とする路線として位置付け、昨年度に測量調査設計を実施し、この成果に基づき本年度より用地買収に着手しているところでございます。
まず1点目の用地買収の進捗状況でございますが、金山交差点から紺屋浴自治会館の交差点の間において実施設計を完了しておりまして、本年度はそのうち紺屋浴自治会館前交差点周辺の用地取得及び建物移転補償を予定しております。
今日まで、この交差点周辺の用地の一部を取得し、現在さらに残る用地の取得及び建物移転補償等について、関係地権者と折衝を鋭意行っているところでございます。早期に当該用地の取得及び建物等の移転補償が完了しますよう、今後とも引き続き努力をしてまいりたいと考えております。
2点目の消防庁舎完成時期までの開通ができるかのお尋ねでございますが、本路線の今後の整備の見通しにつきましては、現在、用地及び建物補償等について着手しており、来年度も引き続き用地及び建物補償等を進めてまいりたいと考えております。
本路線の完成時期は、今日までのところ平成14年度末を予定しているところでございますが、できるだけ消防庁舎供用開始に併せたいと考えているところでございます。
3点目の地元自治会からの要望でございますが、周辺整備についての今後の計画についてでございます。議員御指摘のように、金山交差点南側周辺は未整備のため、隣接住民の方々に大変御迷惑をおかけてしております。また、本路線の光井−島田間の開通に伴いまして、交通量の増大により緑ケ丘団地への接続箇所の安全対策等、本路線の整備に併せて検討してまいりたいと考えております。
いずれにいたしましても、用地及び建物補償が多数あり、困難と思われる状況にもございますが、本路線の重要性を鑑み、早期完成に向けて鋭意努力してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願い申し上げます。
◯議長(山本 幸伸君) 西村議員。
◯13番(西村 憲治君) 御回答ありがとうございます。2点目の今後のスケジュールについては、そう新しいものはなかなか先行議員さんにお答えされましたので出てこないと思いますが、ちょっと心配なことがありますので、これは質問というよりも要望ということになるでしょうが、熊毛町さんが法定協に入られて、ひょっとしたら広域消防を含めていろんな広域の枠組が変わるんじゃないかと。それにつけても財政的な問題、それから耐震性の必要の問題、いま一度ここらでちょっと足を止めて、もう一度確認する必要があるのかなという気もしないでもありません。ただ、消防議会というちゃんとしたものがありますので、論議はそちらの方に持っていくということで1番は了解いたしました。
2番についてですが、アクセス道路の整備については、もう実施設計もできています。消防署が完成するのに併せて、やはりあの路線が完成するのが望ましい。それにしては、やや予算のつけ方が、お金がないですから、ないですからって私が威張って言うことじゃないんですけど、たくさんのお金がこういう市街地の路線の拡幅には必要になりますでしょうから、一時にたくさんつかないのは分かりますけれども、市長さん、歩いたりはされませんか。車が多いですか。私、最近お腹が出たので、子供を連れてよく歩くんですけど、やはり車の量がちょっと尋常でないぐらい増えました。これは島田市と道路がつながったから、便利になったからだと思うんですが、非常に交通危険箇所にもなっていますし、高校生が通ったりもしますので、フル回転で予算をつけていただきたいということで、そのあたりはどうかということで、市長さんの御回答がもしいただければと思います。
◯議長(山本 幸伸君) 末岡市長。
◯市長(末岡 泰義君) 議員も御承知のように、道路を整備していく上には、その財源と手法がいろいろあるわけであります。やはり補助金がつきましたり起債がつきましたり、そういうふうな優位な私ども施策も、その道路整備には兼ね合わせてやっていかなきゃいかんわけでありまして、単市で全てができれば一番いいんでありますけれど、そういうわけにはなかなかいきませんで、そういう意味では、今、国や県とも十分協議の上で、そうした優位な財源の確保を求めて、今、整備をしていこうといたしておるところでございます。
なかなか姿が見えないので御懸念があるのかなと思っておりますけど、担当部署としては、私も含めまして鋭意努力をいたしておるつもりでございます。
また、それと地権者の問題もやはりございます。御承知のとおりでございますんで、そういうことの整備も今できるところから図っておるわけでございまして、早期完成を目指して引き続き全力で努力をしてまいりたいと思いますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。
◯議長(山本 幸伸君) 西村議員。
◯13番(西村 憲治君) ありがとうございます。もう前向きな回答ということで受け止めさしていただきまして、次のゴミに移らしていただきます。
◯議長(山本 幸伸君) 末岡市長。
◯市長(末岡 泰義君) それでは4点目にゴミの問題で、今後の総合的なゴミに関する観点からお尋ねをいただきましたので、お答えを申し上げたいと思います。
私達を取り巻く生活環境は、先ほどからの話のように大変便利で豊かになってまいりましたが、一方では経済性や効率性を追求する余りに、日常生活の中でゴミの量の増加と質の多様化が生じて、先ほどからお話のように不燃物にしろ可燃物にしろ、大変な処理が必要となっておりますし、またこの処理方法や処理施設の確保が非常に困難になってくるというような大きな問題が生じておるわけであります。
そこで、地球環境の保全や限りある資源の有効活用を行うために、ゴミの減量化やリサイクルを推進して、環境への負荷の少ない循環型の社会を構築していくことが重要だということでありまして、これは議員も仰せのとおりでございます。
こうしたことで、光市においては、先ほど岩国の視察の中等でも光市の話が出ましたけれど、他市に先駆けて、昭和48年に制定した光市の環境をよくする条例を平成8年に全面改正をしまして、この条例の理念に基づいて、平成9年には、光市環境保全行動計画を皆様の御支援もいただきながら策定をして、この行動計画の中で体系化された事業例を実施しておるところでございます。
また、議会におかれましても、平成8年に「ひかり輝くまちづくり環境都市宣言」を採択をいただいて、私どもにも大きな一つの刺激を与えてもいただいておるわけでありまして、このように今日の多様化する環境問題に対応して、光市の豊かな自然環境の保全はもとより、かけがいのない地球環境を守るために、議会や市民の皆さんと行政が一体となって、これからも取組みを進めていかなければならないなと考えております。
お尋ねのゴミ対策でございますけれども、平成6年3月に策定した光市一般廃棄物処理基本計画というのがございますけれど、これに基づいてゴミの排出の抑制でありますとか減量、さらにはリサイクルの推進を市民や事業者や行政が一体となって取り組んでいこうとしておりますし、また実際にそういうふうな取組みを行っておるところでございます。
具体的な取組みの一つといたしましては、先ほどからのお話もございましたかと思いますが、ゴミ減量等対策協議会がございます。私たち
市民一人ひとりの暮らしの中でのゴミを少しでも減らす工夫や生活のあり方を見直していくことの大切さを認識して、この会を中心にゴミの減量やリサイクルの推進等を図っておるところでございまして、大きな成果を上げているものと私は認識をいたしておるところであります。
また、市内で各自治会ではゴミ減量等推進委員、議員さんもそうであるようにおっしゃっておりましたけれど、御設置をいただいて、自治会内での啓蒙啓発活動に努めていただいておるわけでございます。併せて、自治会や子供会を初めとする各種
ボランティア団体等による資源回収等、リサイクル推進において大きな役割を果していただいておるところであります。
また、事業者の協力としては、容器の包装回収でありますとかリサイクルであるとか包装の簡素化、再生品の普及拡大など積極的に取り組み、資源の有効利用と環境保全に協力している事業所や商店を、光市環境に優しい協力店として登録指定をいたしておるところでございます。
また、環境教育という観点が非常に大切でございまして、私も非常に嬉しく思ったんでありますけれど、自らの職員のことを嬉しく思うというのもおかしな表現でありますけれど、本年6月、島田小学校の4年生を対象に、環境事業課の職員が自主的にパッカー車等、現実に回収しているゴミ等をサンプルに持っていって、学校訪問の中で環境出前講座といいましょうか、そういうようなものを実施いたしておるところでございます。これからも、こうしたことをもっと他校への広がりも私自身は期待をいたしておるところでございます。
取組みの一部を紹介さしていただきましたが、いずれにしましても、ゴミ問題は議員も御指摘のように、
市民一人ひとり、そして私ども行政、議会、全てのものが一体となって取り組んでいく必要があろうかと思っております。こうした認識は不可欠であります。私もリーダーシップをそういう面で環境問題にさらにとりながら、ゴミの問題についてはこれからも対処してまいりたいと思いますので、御理解を賜りたいと思います。
◯議長(山本 幸伸君) 栗田市民部長。
◯市民部長(栗田 厚則君) それでは、ゴミ問題についての1点目、エコひも君の活用促進についてお答えを申し上げます。
ただいま御紹介いただきましたエコひも君でございますが、エコひも自体が牛乳パックや雑誌、古紙の再利用品であるだけでなく、資源ゴミとして排出される新聞や雑誌をくくる際のひもとして使用すれば、ビニールひもの場合は分別が必要となりますが、エコひもを使用する場合、そのままリサイクルできる100%循環型の商品でございます。これまでにも、光市ゴミ減量等対策協議会や、ただいま市長が申しました自治会等で設置されているゴミ減量推進委員会議の席で、このエコひも君を紹介させていただいておりますし、また先日行いました市役所庁内オフィスクリーンの中でも、再生品の利用、リサイクルの重要性から、活用をさしていただいたところでございます。
エコひも君の販売斡旋につきましては行政が行うことは難しいと考えますが、資源回収団体等への紹介など、様々な機会をとらえ活用促進に努めたいと考えております。
次に2点目の埋立ゴミと資源ゴミ袋の区別についてでございますが、光市は不燃ゴミの収集に透明指定袋を平成10年3月から導入したところでございます。現在では、ゴミ袋が統一されたことにより、分別状態の確認ができることから、混入ゴミが減少し、分別収集の徹底が図られて来てはおりますが、まだ一部では理解していただけていないのが現状でございます。
議員御提言のマジック表示あるいは袋の色を変える方法でございますが、さらなる市民の分別に対する意識の高揚につながってまいりますので、今後ゴミ減量等対策協議会等で協議をし、検討してまいりたいと考えます。
次に3点目のゴミ分別の種類についてでございますが、快適な生活環境の確保、さらには地球環境保全の観点からも、単に燃やして埋めるというこれまでのゴミ処理を見直し、ゴミの減量化、リサイクルを推進することが極めて重要になっております。
現在、光市は4分別収集を実施しております。議員御指摘の家電類につきましては、テレビ、冷蔵庫、洗濯機などは、埋立ゴミとして収集をしておりますが、この家電類には金属類など多くの資源物となるものが含まれておりますので、現時点では別の場所に保管しリサイクルをしているところでございます。
若干、処分の方法を紹介させていただきますと、テレビがブラウン管を、また冷蔵庫はフロン回収後、コンプレッサー、モーター、外側の箱の部分を、また洗濯機はモーターと外側の箱の部分をそれぞれ有価物としてリサイクルをしているところでございます。
このように、今後もできるだけ分別し、リサイクルに努めてまいりたいと考えておりますが、今後とも分別の方法等について容器包装リサイクル法の対応も含め、検討を進めたいと考えております。
以上、御理解を賜りますようお願いを申し上げます。
◯議長(山本 幸伸君) 西村議員。
◯13番(西村 憲治君) ありがとうございました。ちょっと不手際で、市長さんがそんなに力が強いとは私は思いませんでしたので、優しく縛ったら、ブチッと切れてしまいましたけど、しつこいようですが、このエコひも君、私はなかなかいいと思いますし、しかし以外と市内の皆さんが御存じない。どうしてかなと。生協なんかで値段を見たら400円とか450円とかなんですけれども、福中さんでお願いすれば250円で手に入る。雨の日にはちょっとこれ紙のひもですから弱いという欠点もあるんですけれども、やはり我々こういう行政や政治に携わる者が率先をして、私は使っていきたいと。
できたら、今当局にお願いしているんですけど、この横に荷造り人結びを、失敗しましたけど印刷してほしいと、今お願いをしてるんですが。
それと、市長さんには前もってお願いしておきましたが、きょうは可燃粗大置き場、資源ゴミ置き場を見て議会に出てきてくださいねと、きれいだったか、そうでなかったか。多分市長さんの自治会ですからきれいだったと思うんですけれども、以前も私お願いをいたしましたが、ここの議会の中にいる皆さんにお願いをしたいことがあります。1カ月でいいです。毎週1回しかありませんから、大体4回か多くても5回になろうかと思いますが、御自分の自治会のゴミ置き場をどうか見に行ってください。感じられたままが、このゴミの行政の問題点だろうと私は思います。私は2年間ずっと行って、何が残ってるか何が問題か、いろいろ考えることがありました。とにかく、難しい理念とか巨大な施設とかよりも、我々が一人ひとり1個ずつ分ける、減らすと。そうすれば、私は6億5,000万だと思ってたんですが5億幾らなんですね。5億8,000万ぐらいがゴミの処分費ということなんですけれども、少しでも減れば、きっと市長さんは優しいですから、それを溝を直したり道路を直したりするお金に代えてくれるというふうに思います。これは要望にいたしておきますので、必ず行って見てください。
次の質問をお願いします。
◯議長(山本 幸伸君) この際、本日の会議時間は議事の都合により、予めこれを延長いたします。
山本企画調整部長。
◯企画調整部長(山本 昌浩君) それでは5番目の遊休土地の活用についての1点目、JR跡地の活用についての御質問にお答えを申し上げます。
6月以降の状況ということでございますが、JR跡地の活用策につきましては、これまでも西村議員さんを初め多くの議員の皆さんから、数々の御提言をいただいてきたところでございます。また、市といたしましても、これからのまちづくりにおきましてJR跡地の早期利用が課題となっておりますことから、議会を初めとする皆様方からの御意見等も参考にさしていただきながら、これまで庁内に設置しておりますJR跡地等利用計画検討会の場で、整備計画案や導入する機能等につきまして慎重に協議、検討を重ねてまいりました。
現段階でございますけれども、検討会として一定の意見がまとまりましたので、その概要を御報告を申し上げたいと思います。
まず、導入する機能につきましては、適切で効率的な事業展開を図るという意味から、民間活力の導入ということを念頭に置きまして、文化交流機能、駐車場機能、福祉機能、住機能の四つの機能を抽出いたしました。土地の利用につきましては、それらの機能に基づく施設の複合的な整備を考えているところでございます。
次に、それぞれの機能につきまして具体的な整備例を簡単に御報告を申し上げたいと思います。文化交流機能の整備例といたしましては、多目的な空間を備えたコミュニティー活動施設等が考えられます。また、このような施設に観光案内などの情報案内施設や交番、駐輪場等の公共サービス施設を併設するという考えもあろうかと思います。
駐車場機能は、光駅利用者のパークアンドライドを支援し、交通結接点としての利便性強化を図るための駅前駐車場としての整備でございます。
福祉機能の整備例といたしましては、美しい自然景観と温暖な気候という本市の恵まれた居住環境を生かした民間のシルバーマンションやケアハウス等、高齢者向けの居住施設の整備が考えられます。
住機能の整備例といたしましては、本市の恵まれた居住環境に加え、駅前という立地条件の良さを生かした一般向けの民間マンション等が考えられます。
以上が、検討会においてまとめました導入機能の整備例でございます。いずれにいたしましても、ただいま申し上げました各機能を軸としての有効な土地利用の促進に努め、市の玄関口として活力や賑わいのある魅力的な空間の創出に努めてまいりたいと考えております。
今後とも、議会を初めとする皆様方からの御意見等をいただきながら、さらに協議、検討を重ね、最終的には現在、策定作業を進めております新しい総合計画の中で、その基本的な方向をお示ししたいと考えております。
御理解賜りますよう、お願いを申し上げます。
◯議長(山本 幸伸君) 大久保経済部長。
◯経済部長(大久保宏也君) それでは、御質問5番目の2点目、ソフトパークの取組状況についてお答え申し上げます。
この事業を推進するためには、特に情報発信が大切になってくるわけでございますので、企業訪問活動はもちろんでございますが、先行議員に御説明申し上げました専門誌へのPR事業以外にも、収益の伸びの大きな2,000社程度を対象にしたダイレクトメール事業、この中ではアンケートも含めて発送したいというふうに考えております。
さらには、調査専門会社による企業動向調査等、多様な手段を講じてまいる所存でございます。
また、ソフトパークの付加価値を高めていくという点では、市道川園線や瀬戸風線の整備による交通利便性の向上、企業の高度情報化に対応できる高速通信環境整備の促進等、これからも取り組んでいかなければならない課題でございますけれども、こうしたものと関連し、一部民間ベースで新しい取組みが準備されているものもございますので、今後とも企業動向、経済動向に注視しながら、誘致活動を展開してまいりたいと存じます。
御理解のほどお願い申し上げます。
◯議長(山本 幸伸君) 西村議員。
◯13番(西村 憲治君) ありがとうございます。耳に新しい答えが一つ返ってまいりました。JRの跡地、民間活力を使って開発をするということで理解をしていいのかどうか悩むところではありますが、民間活力を使って開発をしていくというような方向が出たような気がしますが。私が前からお願いをしていることですので、できればコンペをしたり、いろんな形で活用をどんどんしていきたいと思うんですが、具体的に何か動くような形は考えてるんですか。今はまだ検討会で一つ結論が出ただけと。総合計画の中にのせて、今から具体的に動き出すのか。その辺もできればお示しをいただきたいなと思います。
それと、ソフトパークですが、一つの考え方ですけれども、虹ケ丘の1丁目区画整理のとき、これこのたび開発公社に売却いたしましたけれども、この土地は家しか建てられないんです。しかし、ここのソフトパークの土地は、形を変えれば家も建てられるし企業も誘致できるということですから、この不景気な御時世ですので、そう簡単に光市に企業が誘致できるとは、我々も、我々て言うたらいけません、私は思っておりません。
ただ、利息がかかって借金がかさむという余りいい材料ではありませんから、そういう財政的に圧迫するというようなものもあるんですけれども、例えば大久保さんなんかは御存じでしょうけれども、大垣市のソフトピアジャパン、御存じですね。ベンチャービジネスの育成に只でフロアを貸したり、スーパーコンピュータを安く貸したり、これは県の事業ですから、世界に向けてそういう事業を取り組まれて、そんなことにも活用ができればなと思いますけれども、ただそんなに焦ってあの土地を埋める必要があるのだろうかというようには思います。
そういう意味では、市長さんトップセールスで張り切ってやると、これはいつ聞いてもそういう答えが返ってくるんですが、私はいいものが来るまでは、ややは時を待つべきなのかなとも思います。
2点目は、要望とも質問ともつきませんけれども、そのように思っておりますので、ゆっくり腰を落ちつけて、余り落ちつけちゃいけませんが、ゆっくり急いでやってください。
1問目について、ちょっと御回答をお願いします。
◯議長(山本 幸伸君) 末岡市長。
◯市長(末岡 泰義君) 駅前といいますか、駅の横の遊休地につきましては、企画調整部長の方から御答弁いたしましたけれども、民間導入というような方法であろうかというような念押しがございましたけれど、確かにそういうような活力を導入をして将来開発したらというような思いがございます。
ただ、民間活力の導入といいますと思い出されるのが第三セクター方式で、いろんなところで全国でいろんな、特にリゾート関係が主でございましたけれど、レジャーだとかいろんなことをやりまして、今大きな問題、お荷物になっておるのは御承知のとおりであります。
そうした反省から、最近、PFIというような、これの説明をしよりますとまた長くなりますけど、そのようなことで民間と行政の責任をきちんと当初から分担をしまして、第三セクターのように破綻をしたら全てが残った公共が責任をもっていくというような方式ではなく、事前にそういうもののきちんとした明確な役割等を決めましてやっていこうというような方法が、話題を呼んでおるところでございまして、できれば今後こうしたことも検討しながら、また皆さんとともに勉強会等もしてみることも必要かなと思ってもおりますし、いろんな形でPFIという新しい方法も法制化されておりますので、ひとつ勉強を進めてみたいと思っております。ぜひ議員の皆様方も私ども勉強する場合には、御参加をいただければと思っておるところでございます。御理解をいただきたいと思います。
それから、ソフトパークの方は、今おっしゃったとおりでございまして、当初計画どおり最善の努力をした後に、さらにそれをどうするかというのは、そういうものを頭に置きながらやっていきますと、私のまた情熱も薄れてまいりますので、とりあえず今の方針のまま、もう少し時間を頂戴をいたしたいなと思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。
◯議長(山本 幸伸君) 西村議員。
◯13番(西村 憲治君) どうもありがとうございます。確認をさしていただいたような形になりますが、ぜひとも頑張ってやってほしいと思います。
それで、今の民活の関係じゃありませんが、PFIでしたかね、私も事務局から紹介を受けて、中身を若干ではありますが存じあげておりますけど、冒頭紹介しました黒川村、わざわざ紹介したのは、実はもう一回よく思い出してください。ここは6,000人の村なんです。村営でいろんなスキー場だとかされているんです。いわゆる第三セクター方式のようなことをやって、何とか生き残っておる。
私、聞き逃さなかったんですけれども、最初のコンセプトが村の中で消費すれば事業が失敗しない規模でやりましたと。私も議員になって10年ぐらいになりますけれども、ちょうどバブルが落ち目のパンクのときになったものですから、どうもバブルがまだ頭にくっついてまして、どうしても外から人間を呼ばないと気が済まないと、そういう計画にばっかりに目がいってたような気がするんです。何かちょっと鱗が落ちたような気がしまして、やはり4万8,500でしたか、その人口の中で消費ができるもの、事業が完成できるものを、この計画の中には入れるべきなのかなと。そこもちょっと頭の隅に置いていただいて、お願いをしたいと思います。
最後の質問、お願いします。
◯議長(山本 幸伸君) 山本企画調整部長。
◯企画調整部長(山本 昌浩君) それでは6番目の公共工事の発注状況について、お答えを申し上げます。
8月末の発注状況でございますが、件数、金額、比率の順にそれぞれ一般会計で200件、7億9,700万円、件数比47.8%、金額比34.4%、下水道会計で58件、5億8,700万円、65.9%及び58.8%、病院会計で13件、7,200万円、61.9%及び54.5%、水道会計で12件、6,100万円、50%及び60.4%になっておりまして、全体では284件、15億2,100万円、51.4%及び42.8%でございます。
昨年同期の契約率は、金額比で申し上げますと全体で61.1%でございましたので18.3ポイント下回っているという状況にはございます。これは昨年度、し尿処理施設の建設事業費が算入されていたということによるものでございます。
今後とも現状の深刻な景気状況に配慮し、早期発注に努めてまいりたいと考えております。御理解賜りますよう、お願いを申し上げます。
◯議長(山本 幸伸君) 西村議員。
◯13番(西村 憲治君) 御答弁ありがとうございました。この件については再質問ございません。
以上で、私の質問を終わります。ありがとうございました。
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延 会
◯議長(山本 幸伸君) この際お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会し、あすに議事を継続したいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
◯議長(山本 幸伸君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決しました。
本日はこれにて延会いたします。大変お疲れでございました。
午後5時00分延会
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地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
光市議会議長 山 本 幸 伸
光市議会副議長 国 広 忠 司
光市議会議員 今 村 鐵 雄
光市議会議員 木 本 信 正
光市議会議員 西 村 憲 治...