平成 29年 9月 定例会(4回)平成29年9月6日平成29年第4回
下松市議会定例会会議録第1号───────────────────議事日程 平成29年9月6日(水曜日)午前10時開会、開議 日程第1、
会議録署名議員の指名について 日程第2、会期の決定について 日程第3、同意第13号 下松市
教育委員会の委員の任命について 日程第4、諮問第 2号
人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて 日程第5、議案第35号 平成29年度下松市
一般会計補正予算(第1号) 日程第6、議案第36号 平成29年度下松市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 日程第7、議案第37号 平成29年度下松市
介護保険特別会計(
保険事業勘定)
補正予算(第1号) 日程第8、議案第38号 平成29年度下松市
介護保険特別会計(
介護サービス事業勘定)
補正予算(第1号) 日程第9、議案第39号 平成29年度下松市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 日程第10、議案第40号 下松市
セミナーハウス条例の一部を改正する条例 日程第11、議案第41号 下松市
火災予防条例の一部を改正する条例 日程第12、議案第42号 下松市
都市公園条例の一部を改正する条例 日程第13、認定第 1号 平成28年度下松市
水道事業会計決算の認定について 認定第 2号 平成28年度下松市
工業用水道事業会計決算の認定について 認定第 3号 平成28年度下松市
簡易水道事業会計決算の認定について 認定第 4号 平成28年度下松市
公共下水道事業会計決算の認定について 日程第14、報告第18号 専決処分した損害賠償の額の決定に係る報告について 日程第15、報告第19号 専決処分した損害賠償の額の決定に係る報告について 日程第16、報告第20号 専決処分した生野屋市
住建設工事(建築主体)請負契約の一部を変更する契約の締結に係る報告について 日程第17、監査報告第3号
例月出納検査報告について本日の会議に付した事件 日程第1から日程第17まで
出席議員(20人)11番 森 繁 哲 也 君 12番 藤 井 洋 君13番 近 藤 康 夫 君 14番 磯 部 孝 義 君15番 河 内 裕 文 君 16番 松 尾 一 生 君17番 永 田 憲 男 君 18番 阿 武 一 治 君19番 堀 本 浩 司 君 20番 高 田 悦 子 君21番 近 藤 則 昭 君 22番 渡 辺 敏 之 君23番 田 上 茂 好 君 24番 中 谷 司 朗 君25番 村 田 丈 生 君 26番 中 村 隆 征 君27番 山 本 朋 由 君 28番 金 藤 哲 夫 君29番 内 冨 守 君 30番 浅 本 正 孝 君欠席議員(なし) 説明のため出席した者 市長 國 井 益 雄 君 副市長 近 藤 和 彦 君 教育長 河 村 崇 君
上下水道局長 白 木 正 博 君 総務部長 藤 本 泰 延 君
企画財政部長 玉 井 哲 郎 君
生活環境部長 小 田 修 君
健康福祉部長 小 林 樹代史 君
経済部長 清 水 信 男 君 建設部長 古 本 清 行 君 教育部長 吉 次 敦 生 君 消防長 原 田 雄 次 君
子育て支援担当部長 鬼 武 良 光 君
監査委員 河 村 堯 之 君
議会事務局職員出席者 事務局長 原 田 克 則 君
議事総務課長 大 空 之 文 君
議事総務係長 引 頭 朋 子 君───────────────────────────────午前10時00分開会
○議長(浅本正孝君) おはようございます。ただいまの
出席議員20名であります。これより平成29年第4回
下松市議会定例会を開催いたします。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付をしておるとおりであります。
△日程第1.
会議録署名議員の指名について
○議長(浅本正孝君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員の指名は、会議規則第81条の規定により、議長において、
磯部孝義議員、
近藤康夫議員を指名いたします。
△日程第2.会期の決定について
○議長(浅本正孝君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から9月22日までの17日間としたいと思います。これに異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 異議なしと認めます。よって、会期は17日間と決定をいたしました。
△日程第3.同意第13号下松市
教育委員会の委員の任命について
○議長(浅本正孝君) 日程第3、同意第13号下松市
教育委員会の委員の任命についてを議題といたします。 市長から
提案理由の説明を求めます。
國井市長。 〔市長
國井益雄君登壇〕
◎市長(
國井益雄君) おはようございます。同意第13号下松市
教育委員会の委員の任命について御説明を申し上げます。 この議案は、現委員であります
江口雄二委員の任期がこの9月30日をもって満了いたしますので、後任の委員の任命について議会の同意を求めるものであります。 私は、現委員の江口雄二さんに再任をお願いしたいと考えております。 江口さんは、昭和22年生まれの69歳で、市内の東陽にお住まいであり、平成21年から2期8年にわたり、下松市
教育委員会の委員を務めていただいております。 教育、学術、文化等に対する識見に十分なものがあり、人柄につきましても、高潔な方であると思っておりますので、江口さんの
教育委員会の委員への任命につきまして、御同意をいただきますようお願いを申し上げます。 以上でございます。
○議長(浅本正孝君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております同意第13号については、人事に関するものでありますので、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 異議なしと認めます。よって、同意第13号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより同意第13号下松市
教育委員会の委員の任命についてを採決いたします。本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 異議なしと認めます。よって、同意第13号は原案のとおり可決されました。
△日程第4.諮問第2
号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて
○議長(浅本正孝君) 日程第4、諮問第2
号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。 市長から
提案理由の説明を求めます。
國井市長。 〔市長
國井益雄君登壇〕
◎市長(
國井益雄君) 諮問第2
号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて、御説明を申し上げます。 本市では、現在7人の
人権擁護委員が法務大臣から委嘱されております。 このうち、白井春好委員の任期が本年12月31日に満了いたしますので、その
後任委員の候補者の推薦について、議会に意見を求めるものであります。 私は、白井さんに再任をお願いしたいと思っております。 白井さんは、平成17年に
人権擁護委員に就任されており、
周南人権擁護委員協議会では、
啓発部会長として
人権尊重意識の普及に取り組まれるなど、
人権擁護についての深い理解を持っておられます。 また、保護司、
防犯指導員、
社会福祉協議会評議員等の幅広い活動を通じて、地域の
人権擁護に貢献されており、
人権擁護委員としての要件を十分に備えておられます。 白井春好さんの
人権擁護委員候補者への推薦につきまして、よろしくお願いを申し上げます。 以上でございます。
○議長(浅本正孝君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております諮問第2号については、人事に関するものでありますので、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 異議なしと認めます。よって、諮問第2号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論はございませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより諮問第2
号人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。本案は、原案のとおり答申することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 異議なしと認めます。よって、諮問第2号は原案のとおり異議ない旨、答申することに決しました。
△日程第5.議案第35号平成29年度下松市
一般会計補正予算(第1号)
○議長(浅本正孝君) 日程第5、議案第35号平成29年度下松市
一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 市長から
提案理由の説明を求めます。
國井市長。 〔市長
國井益雄君登壇〕
◎市長(
國井益雄君) 議案第35号平成29年度下松市
一般会計補正予算(第1号)について、御説明を申し上げます。 この
補正予算は、
歳入歳出予算にそれぞれ5億5,775万6,000円を追加し、補正後の予算総額を214億5,775万6,000円とするものであります。 総務費は、
職員異動等に伴う
非常勤職員等経費の増額として790万3,000円、
県派遣職員にかかる経費として67万円、前年度
決算剰余金の
財政調整基金への積立金の増額として3億1,800万円、
防災棟建設実施設計業務として540万円、
防災行政無線局再免許申請に伴う経費として47万9,000円、住民票への
旧姓併記対応に伴う
システム改修として750万円を計上しております。 民生費は、避難行動要
支援者個別計画作成に伴う経費として50万円、
過年度事業の精算に伴う国・
県支出金の返還金及び
療養給付費等負担金の精算金として1億2,551万4,000円、
社会福祉法人松星苑に対する
社会福祉施設整備資金補助金として366万8,000円、
ファミリーサポートセンターアドバイザー報酬改定等に伴う
非常勤職員等経費の増額として142万4,000円、一時預かり児童の利用増に伴う
児童センター運営等経費の増額として150万円、寄附金を活用した
児童センター遊具等購入費の増額として66万円を計上しております。 衛生費は、
過年度事業の精算に伴う国・
県支出金の返還金として35万2,000円、寄附金を活用した
子育て世代包括支援センター遊具等購入費の増額として60万円を計上しております。
農林水産業費は、
交付対象者の増加に伴う
農業次世代人材投資事業費の増額として75万円、
栽培漁業センター新
種苗棟建設事業に伴う
水質調査業務、
敷地造成費として1,400万円を計上しております。 土木費は、
市道橋上通りエレベータ設置事業にかかる
用地測量等業務として850万円、
栽培漁業センター進入口の
市道道路改良として3,000万円を計上しております。 教育費は、
過年度事業の精算に伴う国・
県支出金の返還金として1,543万5,000円、単価改訂に伴う準要保護児童・
生徒入学学用品費の増額として183万円、
公民館主事補の
報酬改定等に伴う笠戸島・
米川公民館経費の増額として95万円9,000円、
図書整備指定寄附に伴う
図書等購入費の増額として305万円を計上しております。 予備費は、906万2,000円の増額を計上しております。 以上の財源として、
地方特例交付金、
地方交付税、
国庫支出金、
県支出金、寄附金、繰入金及び繰越金を充当するものであります。 また、
小規模事業者経営改善資金利子補給、平成27年度及び平成28年度徳山下松港末武2
地区野積場整備事業負担金について
債務負担行為を設定するものであります。 以上、概略を御説明いたしましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 以上でございます。
○議長(浅本正孝君) これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
阿武一治議員。
◆18番(
阿武一治君)
栽培漁業センターについて幾つか質問をさせていただきます。 まず、
栽培漁業センターの前の道路を土木費として3,000万円上げていらっしゃいますが、これは
栽培漁業センターを今回、改良というか、再構築をするためにどうしても必要になったものか、それとも自然にそういうことが必要であったのか、これをまず教えてください。 私は、この
栽培漁業センターが全国にも例がない希少価値のあるものだと思いますし、漁業振興の新しい展開も期待できると、そして、日本の
食糧自給率が40%を切る中で、この施設の持つ意義が高いと思うし、笠戸島は宝であるという
言葉どおり、周辺観光の目玉になると思っております。 市民に誇りと自信を与える施設として、大いに期待をしておるわけですが、しかしながら、昨年、説明を受けて後、その後の経過説明がありません。 当初、昨年は6億円程度お金がかるけど、もう少しふえるかもわからない、そういう説明がありましたが、その後どういうふうになったのでしょうか。何もお知らせがなくて、こういうふうに徐々に予算を計上するというやり方はふさわしいものですか。その見解を求めたいと思います。
○議長(浅本正孝君)
清水経済部長。
◎
経済部長(清水信男君)
栽培漁業センターの前の
細折海岸線、
細折海岸支線の道路改良につきましてお答えいたします。
栽培漁業センターの新種苗棟、そして、管理棟の建てかえです。そういったものの計画の中で、基本構想にもありましたように、この施設は漁業の振興のための
栽培漁業の振興だけではなく、観光面でも役立つ施設としてつくるようにしております。 そういった意味で、大型バスの
乗り入れ等が可能なように、道路の斜度、傾きを若干緩やかに改造をしなければなりません。さらに、車同士の離合が可能なように、道路の幅員、こちらのほうも広げる必要がありますので、今回こういった形で道路改良の予算を上げさせていただいております。
栽培漁業センターの事業につきましては、当初予算等で繰り越しで今、設計のほうを行っております。
基本設計、実施設計のほうが一応9月末で完了ということで契約しておりましたが、国との土地の交渉につきましてなかなか、保安林の解除等で時間を食っておりまして、なかなかそういったところが進んでいない状況でございます。
基本設計が終わった段階で議員の皆様には改めて御説明させていただきたいと思っております。
○議長(浅本正孝君)
阿武一治議員。
◆18番(
阿武一治君) 改めて説明をするということですが、6億円の当初の話が、まさか10億円や12億円になるということはないでしょうね。 それ、流れとして許されますか。何か許しにくいと思うんですけど、大城のときもそういう感じの予算の組み立てではなかったかと思うんですけれど、大体このぐらいの金がかかるんだということをぜひ教えてほしいと思うんですけど、それは、我々も市民に説明するような責務があると思うんです。 なぜそんなことを言うかというと、同僚議員の中には、その投資額が大きいということで、この案に反対の方もいらっしゃいます。それを、こともありながらも進めていらっしゃるわけですが、私は、前々回でしたか、一般質問で寄附のこと、それから、国や県からの補助のこと、そして、法人の寄附と個人の寄附というようなことを提案をさせてもらいました。 そういう資金調達というか、そういう面で工夫をされておられますか。どういうふうな進め方になっていますか。
津田恒美記念館というのをこのたび出したとある新聞記事で読みましたが、クラウドファンディングというような、個人でネットで寄附を集めるという方が成功しておるように聞いています。 世の中には魚好きの人はたくさんいると思うんです。そういうことに訴えるような何か工夫を積み上げておられますか。資金調達の面でぜひお聞きしたいと思うんですけど。
○議長(浅本正孝君)
清水経済部長。
◎
経済部長(清水信男君) 新種苗棟の建設につきましては、やはり漁業者の方、こちらのまずは振興、そういったもの役立つということで、漁協さんからの寄附をいただいておるところでございます。 そして、現在、国の補助金につきまして、該当する補助金について、県を通じて国と調整をしているところでございます。 新種苗棟につきましては、そういった事業に該当する見込みがございますので、現在交渉中ということでございます。 あとは、全体の事業費につきましては、
基本設計が完了した段階で皆様にお示ししたいと思っておりますが、基本構想を皆さんに御説明したときの予算につきましては、やはりあらかたの粗予算という形になっておりますので、また改めて皆さんには丁寧に説明させていただきたいと思っております。
○議長(浅本正孝君)
阿武一治議員。
◆18番(
阿武一治君) 6億円が7億円になるときには、それほどの説明は要らないと思いますが、6億円が10億円、12億円になる場合は、きちんとした説明をいただきたいと思います。答弁要りません。
○議長(浅本正孝君) ほかに。田上茂好議員。
◆23番(田上茂好君) おはようございます。この補正第1号につきまして、歳入及び歳出の項目について、実は、
財政運営の基本といいますか、本来の財政はこういうふうな形でなければまずいのではないかという立場から質問をするわけです。 歳入のところで、
地方交付税、確定額が出されております。ここでいつも気になりますのは、下松は財源が十分にある自治体なのかという点をまずどのように認識しておられるのか、あるいはすべきなのか、認識をされておるのかということが一番もとにあるんですけれども、臨対債、この活用をぜひ進めて、これを市民生活の向上、あるいは市の施策の充実に充てるべきだということをずっと申し上げておるわけでございますが、この
地方交付税の中で、当初予算で13億2,000万円ありますけれども、その中で、結果的に
地方交付税額、この金額は思ったほどの収入額にはなっていないということが言えると思うんです。 さらに、
臨時財政対策債振替分といたしまして8億7,100万円余りがありますけれども、これも当初の予算と比べますと多少ふえておるという状況があると思うんです。そういう中で、実際にこの臨対債を活用しようということで予算計上をされておりますのは5億円であると、こういうふうに思っております。 臨対債の発行の可能額は8億7,000万円余りということになりますが、この差額がおよそ3億7,000万円、これだけの財源が、いわば目の前に転がっておるという状況があるんです。 先ほど言いましたように、
財政運営の基本という点でまず1点は、この4億円近い目の前にある財源を活用する、そういう基本方向を私はとるべきだと思うんですけれども、それに対する考え方をお聞きしたいと思います。 次は、いつも執行部のほうからは、この臨対債もいわば借金であって、できるだけ抑えるというようなことをずっと言われておりますけれども、他の市債と比べたら全く性格の違う内容のものです。それは十分認識をされておると思います。そういう意味では、この
財政運営の方向を切りかえる必要があるのではないかなというふうに思います。その点で、先ほどの質問です。 それで、歳出の項目で、
財政調整基金、これが平成28年度の決算額から一定額が積み立てられております。この資料のとおり法的に積み立てが必要な金額は2億1,897万5,000円ということになっておりますが、実際に積み立てられたのは3億1,800万円ということです。およそ約1億円、これを余分に積み立てをしております。これがどういうことを意味をするのかというところに問題があるんです。 本来積み立てる必要のない約1億円の金額、これを積み立てて、いわば基金の中に入れてしまっておるという状況です。今の下松市政の中で、緊急とは言わないにしても、緊急でしょうね、やっぱり。やるべき施策が本当にないのかという点を考えたときに、私はいろいろなところにあると思うんです。 今、非常に顕著にあらわれてきておるのが、小さい子供たちに対する施策、これはかなり不十分な点があるのではないかなと。しかも、これはいわば急いでやらんにゃいけん、そういう性格の施策ではないかなというふうに考えるわけなんです。 ひとつ言えば、保育園の定員不足、さらには児童の家の今の現状、そして、小学生の置かれておる現状です。こういうものを見たときに、これはやっぱり予算化をして、こういう方向でいきますということで、自治体としては議会にも示すべきではないかなというふうに思うんです。 そういう意味で、この1億円、なぜ基金にとめ置いておくのかという点で、私はこのやり方は問題があるなというふうに思いますが、そこはどのように考えられるのか質問をいたします。 それとあわせて質問をいたしますが、今のが財調の問題と臨対債の簡単な質問でありますけれども、
総務課一般管理費の中で、職員異動に伴う
非常勤職員及び臨時職員の増額ということになっておりますけれども、これの配置をする部署、どういう部署にどういう職務内容を実現するために、それぞれ何人の方を派遣をしておるのかということをお聞きをいたします。 さらに、この増員を行った結果、下松市の職員さんの全体の数の中で、非常勤とか臨時とか、そういう方の割合は大体どれぐらいになるのかという点を2つ目にお聞きをいたします。 以上、質問をいたします。
○議長(浅本正孝君)
玉井企画財政部長。
◎
企画財政部長(玉井哲郎君) おはようございます。何点か御質問ございましたので、お答えをいたします。 まず、
臨時財政対策債の問題についてでございます。これは、かねてから党の議員さんといろいろお話をしてきておるところでございます。基本的には、まず、
地方交付税法第6条の3第2項、これの遵守を国に求めていかないといけない。 ということで、
臨時財政対策債というのは平成13年度から始まった制度でございます。臨時と言いながらも15年、16年続いた制度でございますので、これについては法定の5税、国税率のアップ、これを求めるというのが基本的な考えでございます。ただ、やはり
臨時財政対策債に頼らざるを得ない状況で、本市においても今回5億円ほど借り入れを予定しておるところでございます。 議員さん御指摘のもう3億数千万円あるじゃないかと、これを活用しなさいというお話でございますけれども、将来にわたって負担を残すということにはなってまいります。地方債ということでなってまいりますので、この辺は抑制をしたいというふうに考えております。 結局は、歳入でとったにしても、将来的に公債費としてどうしても負担をしていかないといけない。歳入で取らなければ、将来にわたって歳出は削減できるというところで、歳入と歳出の相殺といいますか、そういった理論でこの制度は成り立っております。 将来にわたって歳入の確保という観点からも、こういった制度については、全体のバランスを考えながら借り入れのほうはさせていただいておるところでございます。 それと、
財政調整基金の1億円につきましては、今おっしゃいましたように、今後の緊急に備えるために繰越金がございましたので、1億円加算して今回は計上をしておるといったところでございます。 以上でございます。
○議長(浅本正孝君) 藤本総務部長。
◎総務部長(藤本泰延君)
総務課一般管理費の職員異動に伴う
非常勤職員及び臨時職員の増という御質問でございます。 4月1日の人事異動によりまして、不足分といいますか、職員の配置をしております。非常勤につきましては3名の補充をしております。それぞれ笠戸島出張所、末武公民館、それから、消費生活センターということでございます。 それから、臨時職員につきましては2名の増ということで、現在は1名になっているんですが、この4月1日は2名で、福祉支援課と健康増進課に臨時職員の配置をしております。 それから、パートタイマーにつきましては、主には児童の家の補助員、これに伴うものということで増員をしております。 それから、何人になったのかということですが、直近でいいですか。それとも4月1日で。直近でいいですか。直近で言えば、8月1日現在で正規職員が406名に対して、非常勤・臨時・パート合わせ365人ということになっております。非正規率でいいますと47.3%という数字が出ております。 以上でございます。
○議長(浅本正孝君) 田上茂好議員。
◆23番(田上茂好君) 最初の
財政運営の基本の点でありますけれども、臨対債が将来に負担を残していくというふうに今言われましたけれども、長期で見ればそういうのがずっと続いていきます。 今までの国の政策の流れからいくと、この臨対債の制度というのは、多分ひょっとしたらかなりいくんじゃないかと思うんですが、その間ずっと引きずってはいきますけれども、この市債の償還金は、これは確実に交付税措置されるわけでしょ、ずっと。 ですから、全くいわば、他の市債と違って償還のために苦労をするという性格が全くないものであります。そういうものを、国はいわば最初から、国の財源がないからとりあえず借金しちょってくれということで、いわば借りてくれてもいいですよと言っておるわけです、国のほうも。 その一方で、さっきも言いましたように、基金には1億円も置いておるけれども、すぐやるべき施策はあるはずなんです。そのために、財源というのは最大限確保すべきだ思うんです。それが基本じゃないでしょうか。ぜひ、そこのところは改める必要があるなというふうに思います。 それと、臨時職員の件ですが、今47.3%というふうに言われましたけれども、担当のところで、この現状は改善すべき方向であるか、あるいは致し方がないパーセントであるのか、もっとふやしても仕方がないと、ふやす方向で考えているのか、そのあたりは、この位置づけについてはいかがでしょうか。
○議長(浅本正孝君)
玉井企画財政部長。
◎
企画財政部長(玉井哲郎君) 臨対債と
財政調整基金のお話でございます。確かに田上議員さんおっしゃいますように、借り入れをすると、将来にわたって交付税措置をされる、これは間違いないということでございます。 借りないとした場合にどうなるかと、これも将来にわたって基準財政需要額に措置されると、ということは、将来にわたってこの財源というのは確保されるものだというふうな認識を持っております。 ちなみに、現在、
臨時財政対策債の償還、これがどのぐらいあるかと言いますと、5億円を超えております。予算書の地方債のところを見られても結構だろうと思うんですけれども、利息を含めて5億円を超えておるというような状況です。いえば臨対債を借りて、それに償還に回っているというのが現実なところでございます。 借りない部分につきましては、将来にわたって交付税措置されますので、将来にわたって、年限は10年、20年とかかりますけれども、当然、我々の手元に入ってくる、そういう財源でございますので、全く放棄をしておるとか、そういったことにはつながらないというふうに考えております。 それと、
財政調整基金につきましては、すぐやる施策はないのかというお話でございます。すぐやる施策もあろうかと思います。それに備えるために、今回1億円追加で基金のほうへ造成しておるということで、将来にわたってこのやる施策に使うといために今回お願いしておるところでございます。 以上でございます。
○議長(浅本正孝君) ほかに。藤本総務部長、何か。
◎総務部長(藤本泰延君) 非正規職員の位置づけといった御質問だと思うんですが、実際の数で言いますと、昨年の4月1日現在に比べて非正規職員は減っております。ちなみに平成28年の4月1日現在で372名の非正規職員でしたので、先ほど365と言いましたので7人減ということです。 減った原因というのは、民営化に伴う要するに例えば保育園であるとか、あるいはそれぞれ民営化、あるいは民間委託を進めておりますが、そういったことによって全体的な職員、非正規職員の数は減っているのが現実です。 ただ、民営化、あるいは民間委託を進めましても、市民要望というのはどんどん増してきております。それに応えるべく職員の増で賄っていかないとこれは追いついていかないというような現状もございます。 市としましては、適材適所、職場の実態に合わせて、必要な部署については必要な職員を配置するというような基本的な考え方で進んでおりますので、この数について、将来的にはどうなのかということは一概には言えないというような実態でございます。 以上です。
○議長(浅本正孝君) ほかに。金藤哲夫議員。
◆28番(金藤哲夫君) 1点だけお尋ねをしたいと思います。委員会付託でございますので、委員会の中で詳細については審査・お尋ねをしていきたいと思っておりますが、総務費の庁舎管理費の中で、防災棟建設実施設計が540万円上がってございます。 まず、この名称でありますが、防災棟という名称に決定がされておるのかどうなのか、そのことをまず1点。 それから、中身で、消防の機動分団の車庫及び詰所、それから、防災備蓄倉庫、上下水道局給水車、このたび給水車2トン車を購入されて配置がされておりますが、そのあたりで、たしか私の記憶が間違いなければ、女性分団の機庫、詰所が併設されるやに聞いておったかと思うんですが、そのあたりはどうされるのか。 それから、防災備蓄倉庫ということになれば、どういったものをどういったぐらいに備蓄をされるおつもりなのか、まず、そのあたりをお示しいただいたらと思います。
○議長(浅本正孝君) 藤本総務部長。
◎総務部長(藤本泰延君) 防災棟の名称ですけれども、正式決定という認識はありませんが、ほぼ防災棟という名称で我々も考えております。 といいますのが、旧消防庁舎の跡地ということで、いろいろ庁内で検討をしました。総務としては、来庁者用の駐車場もふやしたいんだけれども、今まである消防団の機動分団の機能も持たせないといけない。上下水道局の公用車も駐車場が不足していると、新たに給水車も購入したと、こういったことがありまして、庁内でいろいろ検討をしました。 結論的には、そういった防災という名称でいろいろな消防であり、上下水道であり、防災危機管理であり、あるいは土木の倉庫、こういった横断的かつ機動的に防災減災事業を実施したいというような窮余の中で、こちらのほうを防災棟というふうな位置づけで協議が整ったと、こういったことで、今お示ししたような機能を配置をしたというような経過がございます。 防災の機器には何をどういったものを位置づけているのかということですが、現在、庁舎内に、今不足している防災のいろんな物品、そういったものをここに集約をして、毛布であるとか、あるいは食料であるとか、その他もろもろの防災備蓄をこちらに集約したいと、それから、各避難所にスムーズに、今、市内各地にあります防災倉庫と連携しながら、スムーズに供給したいと、こういった考えで、こちらの防災備蓄を考えております。 それから、消防の関係で言えば、今現在は消防団の機動分団の機能がございますので、基本的にはこれを維持しようということで進んでおりますので、女性分団については、最終的にはこちらのほうには、絵にはないというふうに聞いております。 私のほうからお答えできるのは以上でございます。
○議長(浅本正孝君) 金藤哲夫議員。
◆28番(金藤哲夫君) 大体わかったんですが、女性分団の機庫等についてはないという、そういった御答弁であったかと思うんです。 ただ、消防庁舎、向こうの本庁のところと、この防災棟の、そういった名称にしたときのその位置づけが、どういった位置づけになるのか。それから、装備品とか、そういった部分についても、今後、拡大の可能性を秘めておるのかどうなのか。 防災棟というその位置づけになれば、当然そこに防災の諸機材等を装備して有事の際に備えるという、そういった位置づけになるのが本来の姿であろうと思うんですが、そのあたりの防災棟としての今後の位置づけ、そしてまた、施設の拡大、そういったところが今後の方向としてあるのかどうなのか、それを確認しておきたいと思います。
○議長(浅本正孝君) 藤本総務部長。
◎総務部長(藤本泰延君) 今、庁舎内に分散しておりますいろんな物品や機能、防災関係で言いますと、先ほど言いました毛布であるとか、さまざまな食料であるとか物品がございます。 これを災害の時にすぐに搬出でき、それぞれの市内にある防災倉庫と連携をとりながら、避難所にすぐに供給できるという、そういった観点からこういった防災倉庫を考えているんですが、その他の土木関係で言いましても、こちらに集約しましたら、庁内、構内に分散しておりますいろんな機能もこちらのほうに集約できますし、横断的・機動的にすぐにそういった災害対応ができるというようなことが期待できるのではないかというふうに思っています。 今後の拡充・拡大につきましては、まだいろんなことを想定しながら進んでいかないといけませんので、関係機関とよく連携しながら、また、よく協議をしてスムーズに連携でき、機動できるような、こういった協議の中で拡大・拡充についても協議はするんだろうというふうに考えております。 以上です。
○議長(浅本正孝君) 永田憲男議員。
◆17番(永田憲男君) 補正第1号に関しまして、1点だけお聞きしたいと思います。 社会福祉総務費の中に、パートタイマーで災害発生時の避難支援に関する個別計画作成のための避難行動要支援コーディネーターの配置というのが記載をされておりますが、これの内容に関しましてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(浅本正孝君) 小林
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(小林樹代史君) このコーディネーターの件ですけれども、この3月に避難行動要支援者の個別計画、支援プランを策定するために、このコーディネーターを任用して計画を進めていくという位置づけにしております。 具体的には、現在、1,606人の方に通知をいたしまして、承諾、それから、その計画の中に幾つか項目があるんですが、その項目を記載していただいて、返信いただいているのが281人いらっしゃいます。この281人の方の個別計画を具体的に詰めていく、そういう作業をしていただく方になります。
○議長(浅本正孝君) 永田憲男議員。
◆17番(永田憲男君) ただいま御説明をいただきましたが、非常にいいことだと思います。 最近、どこでどんな災害が起きるかわからないというのが現実的な問題でございますが、ただ、今把握されている方が281人と御発言なさいましたが、じゃ、それに対してコーディネーターというものはどのぐらいの人数でもって配置されるのか、また、その業務の内容に関しましておわかりのところがあれば御説明いただきたいと思います。
○議長(浅本正孝君) 小林
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(小林樹代史君) コーディネーターは1名で対応する予定にしております。 先ほど同意書を送って返信していただいている方が281名というふうに申し上げましたが、その同意書の中には、それぞれの方が個別の計画を記載していただくようになっております。具体的には、災害時に必要な支援、それから、緊急時家族等連絡先、それから、避難支援者、それから、情報伝達の流れ、避難時に携行する医薬品等、こういったものを記載していただいた上で返信をいただいています。 ただ、この記載が、8割程度の方はほぼ記載があるんですけれども、不十分な計画もございますので、そういう方々を中心にコーディネーターが直接訪問しまして、地域の支援者の方と一緒になってその計画を立てていくということになります。もちろん、ほぼ完成している80%の方についても確認作業をしていくことになろうかと思います。
○議長(浅本正孝君) 堀本浩司議員。
◆19番(堀本浩司君)
補正予算(第1号)について、関連でお尋ねしたいと思います。 細かいことについては委員会でお尋ねしたいと思います。 先ほど金藤議員も質問をされましたが、庁舎管理費防災棟建設実施設計540万円であります。ホームページを見ますと、入札・見積・随意契約結果表が2,500万円出ておるわけです。今後解体されるのではないかと思います。 今後、事業自体はどの程度の見込みを考えておられるのか、また、市単独事業なのか、お尋ねしたいと思います。先々のことになりますけど、また図面が添付されてくるわけですけど、残りの旧消防庁舎跡地についてのお考えをお尋ねしたいと思います。 もう1点は、道路橋りょう新設改良費、測量設計ほか850万円であります。これも先々のことになってしまうんですが、エレベーターは4基だったと思うんです。構内2基、市道2基、そのあたりを確認します。 また、どのあたりを測量されるのか、今後、土地代を含めて事業費は幾らと見込んでいるのか、また、一般財源はどの程度出すように考えているのか、あるいは国の補助金の負担の考えについてお尋ねしたいと思います。
○議長(浅本正孝君) 藤本総務部長。
◎総務部長(藤本泰延君) 防災棟に関する御質問です。旧消防庁舎跡地、これは先ほど言いましたように、来庁者用の駐車場と、上下水道局の公用駐車場、それから、この防災棟という、そういった活用を考えております。 防災棟については、今から設計してみないと、全体的には幾らの予算になるのかということがわからないんですけど、ざっと今、計画では、この設計費も含めて全体の防災棟に関する予算は5,000万円というふうに見込んでいます。 ただ、これにつきましては実際に設計してみないと出ませんので、当初予算か、遅くなりますと来年度の補正でこちらのほうにはお示しをしていく予定です。 財源についてはまだ内部で協議中ですので、その辺も含めて、またお示しができるのではないかというふうに思っております。 以上です。
○議長(浅本正孝君) 古本建設部長。
◎建設部長(古本清行君) エレベーターの関係での御質問があったかと思います。 一応、今4基というふうに議員さんおっしゃいましたけども、2基はJRさんが設置をされますので、市が関係するものであれば2基ということで、橋上通りの南北それぞれに1基ずつを設置するということで考えております。 大体の位置なんですけども、北口側ですけども、北口に階段を上がっていきます。そうするとフラットな面に来て、右折して駅のほうに行きますけども、エレベーターの位置は、それを左折したところの位置に来ると思います。 それと、南側につきましては、南側の階段を上がっていって、左折して駅のほうに行きますけども、その左折したところの部分にエレベーターが設置されるという形になります。 今回、この850万円の補正をお願いいたしておりますのは、用地の提供をいただくようになろうかと考えております。この用地につきましては、JR貨物さんの所有の土地になりますので、そちらのほうの面積を確定させたいということで、今回の補正をお願いをしておるということでございます。 事業費につきましては、今、当初予算でお認めいただきました予算でもって実施設計をいたしております。今回この用地費等も確定いたしますので、今の段階では概算経費等も大まかは、こっちの思いはあるんですけども、やはり用地につきましては単価等の調整、そのもろもろがございますので。 それと、北口につけますエレベーター設置場所においては、現在ありますトイレがあろうかと思うんですけども、トイレの移設等も当然出てくるかと思いますので、そういったもろもろの経費を今、正式に設計等で積算をいたしておりますので、それを待っていただければなというふうに思っております。 以上です。
○議長(浅本正孝君) 堀本浩司議員。
◆19番(堀本浩司君) 1点確認したいと思います。 今説明があったんですけど、エレベーター等の維持管理について、JRが、今後協議されると思うんですけど、JRが絡むと非常に高額な金額を要求されるケースが多々あると思うんです。このあたり公平公正にされるのか、今後のことになりますが、お尋ねしたいと思います。 また、今後、エレベーターの維持管理について、それは市が見るのか、JRが見るのか、折半なのか、このあたりをお尋ねしたいと思います。
○議長(浅本正孝君) 古本建設部長。
◎建設部長(古本清行君) 基本中の基本だと思うんですけど、市のものは市で当然維持管理経費は見ます。やはり、4基のエレベーターがある程度連動したほうがいいという思いも当然ありますし、維持管理をする上では、それぞれの業者、要は、市のものは市が見る、JRのものはJRが見るというのはあろうかと思うんですけども、故障をしたときに連動性がとれる仕様も当然あろうかと思うんです。 それであれば、どういった方法がいいかというのは、今、JRと協議をしております。ですから、そのあたりは今後の協議を進める中でまた決まればお示しをさせていただきたいと思っております。 それと、高額になる云々というのがございますけども、市の業者でもってやりたいという思いは当然あります。ただ、JRに関連する近接工事並びにJR構内に入っていく工事になります。そうなると、ある程度の一定資格が必要になるという条件がつきます。 そうなると、どういった方法がいいのかというのも今あわせて協議をさせていただいておりますので、その辺は、基本的な考え方は、議員さんおっしゃいますように、極端に高いものは私どももJRに対して意見を申し上げて調整はさせていただきたいというふうに思っておりますので、その辺は今後の協議にお時間をいただければと思います。 以上です。
○議長(浅本正孝君) 高田悦子議員。
◆20番(高田悦子君) 2点ほどお聞きしたいと思います。 先ほどの社会福祉総務費のパートタイマーの事業内容につきましては理解をできました。それで、この1名の方の身分はどうなっているのか。10月から3月までの雇用と考えていいのか、そのあたりを確認したいと思います。 それと、このコーディネーターというのは、今、お話し聞きますと、個人情報にも係る非常に重要なお仕事になるかなというふうに考えます。こうした方を、専門的な知識も必要になろうかと思いますけれども、どういった方を雇用されようと思われているのか、確認したいと思います。 それから、先ほど1,606名送付して、返信が281名とありました。ということは残りの1,300名近い方は返信がなかったわけです。今後の考え方といたしまして、全てのそうした避難行動について、高齢者等、支援が要る方の避難行動の個別計画というのは、今後も残りの方をどういう形で計画を策定されるのか。 来年度以降のお話になりますけれども、今回この50万円が出たということは、来年度はどうなるのかなというふうには思いますので、そのあたり少し考え方も含めてお聞きしたいと思います。 それと、もう1点は、今回、株式会社ヴィーテックさんから、ふるさと応援寄附金ということで77万9,000円、非常にありがたい寄附がございました。それについて歳出のほうでは、児童センターの管理運営費、そして、先日オープンいたしました子育て世代包括支援センターの運営費のほうで使われるようです。 非常にありがたいお話しなんですけれども、特に児童センターのほうは、私はオープンしたときに、そうした遊具というのは予算化されておりましたので、それで終わっていたと思っていたのですが、運営してみて、もう少し不十分なところがある、もう少しこうしたほうがいいという意見があって、御要望があってここにしたのかということと。 子育て世代包括支援センターも6月1日からオープンしておりますので、何かしら必要なものがあったのだろうとは思いますけれども、少し主な具体的なこの遊具等につきまして、大きいものでいいですから、その経緯等含めてお聞きしたいと思います。 以上です。
○議長(浅本正孝君) 小林
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(小林樹代史君) 避難行動要支援者のためのコーディネーターについての御質問です。 まず身分ということですけれども、予算のほうに書いてありますように、パートタイマーということで考えております。 どういう方を想定しているのかということでございますが、これにつきましては、防災・消防・福祉等に従事した経験を持つ方を一定想定しております。または地域の福祉関係者、こういった方の中から適切な方を任用したいというふうに考えております。 それから、1,606名のうち281名の回答が、同意もあったわけですけれども、そのほかの方々についてはどうするのかということでございますけれども、今年度は当面、回答のあった方々の計画を策定することに集中したいと思っておりますけれども、その以外の方、もちろん中には全く支援計画をつくる必要がない、家族のしっかりしたサポートがあるとか、それから、病院に入院している、施設に入所している等で、これも計画の必要がないという方もいらっしゃいました。 そういう方を除いた方々に、今後なるべく計画を出していただけるように、まだ具体的にどうこうするということは考えていませんけれども、その方向で進めたいというふうには考えております。
○議長(浅本正孝君) 鬼武
子育て支援担当部長。
◎
子育て支援担当部長(鬼武良光君) ヴィーテックとWAONのほうの寄附金の利用ですが、まず、児童センターのほうですが、こちらのほうは現在、大変好調というか、利用者が大変多くございます。 特に、3歳未満児の御家庭の利用が多くございます。中庭等でも遊具を既に設置しておったんですが、未満児以下の遊具、まだまだ必要な状況がありましたし、当初は児童センターをアピールするような、具体的に言いますと、今回大きなものとしまして、象さんの滑り台を購入させていただいたんですが、設置場所も目立つように置こうと思っておったんですが、将来的には目立つ所に置きたいとは思っておるんですが、今現在の利用状況から中庭に設置するようになりました。 遊具の具体的なものは、児童センターのほうが、今言いました象さんの滑り台と、お子さんがちょこんと乗って遊ぶような、ひよこのスツールというんですか、それと、中庭の安全対策と、泥が中に上がってこないように、グラスマットを購入させていただきます。緑のグラスマットです。 子育て世代包括支援センターのほうは、健診ホールのほうでいろいろな健診をしますが、こちらのマットが大変古くなっておりましたので、こちらのほう、マットを購入させていただいております。それと、木製の遊具、お子さんがお待ちになっている間に楽しんでいただく遊具のほうを買わしていただく予定としております。 以上です。
○議長(浅本正孝君) 高田悦子議員。
◆20番(高田悦子君) 寄附金の内訳につきましてはよくわかりました。 先ほどの避難行動要支援者のコーディネーターについて、もう1点確認したいと思います。 仕事の内容として、今回は281名に集中したいということで、多分今年度に終わらせようとしているのか、それとも来年度にかかるかもわかりませんけれども、その仕事の内容と、あと、この人数です。要支援者の必要とされる方の人数。 先ほど、御家族がしっかりしている人は、それでいいと思うんですけれども、それでも、そういう人たちをのけていっても、かなりの人数が今後計画をつくっていくことが必要になってくるのかなというふうに考えるわけですが、それに対して、私はパートでいいのかなというふうなことを少し考えるわけですが、そうした大事な仕事ですから、そのあたりが、来年度からのことになると思いますけれども、今回はパートでやってみようと、次は考えようと思って、実績を見て考えようと思っていらっしゃるのかなとも思いますが、そのあたりはいかがでしょうか、確認をしておきたいと思います。
○議長(浅本正孝君) 小林
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(小林樹代史君) 先ほども少し触れましたように、基本的に防災・消防・福祉等にかかわったことのある方、適した方を任用したいというふうに考えておりますので、そういう方が見つからない場合どうするかという問題もあるんですけれども、そういう方を探していきたいというふうに思っております。 それから、今後の話ですけれども、今年度で全て終わるかどうかというのはまだはっきりはしておりません。 それと、今回、この同意書といいますのは、もともとの同意の内容が、消防本部や警察署、民生委員、社会福祉協議会、自主防災組織に、この名簿等を提供することに同意される方で、なおかつ計画を立てていただくという内容になっておりますので、中には情報を出したくないという方もいらっしゃるというふうに思っております。ですから、なかなかそれぞれの御事情もありますので、余り無理強いもできない内容です。 ですから、どういうふうな形で皆さんの、中には理解できないとか、それから、忙しくて手がつけられないと、そういういろんな事情がございますから、しかもデリケートな話もありますので、そのアプローチの仕方については少し研究させていただいて、来年に取り組んでいきたいというふうに考えています。
○議長(浅本正孝君) 会議の途中ですが、10分間休憩をいたします。午前11時10分休憩 午前11時20分再開
○議長(浅本正孝君) 会議を再開いたします。 議案第35号平成29年度下松市
一般会計補正予算(第1号)の質疑を続けます。質疑ある方は。渡辺敏之議員。
◆22番(渡辺敏之君) この議案が総務
教育委員会に付託をされることは承知をしておりますが、総務
教育委員会には
國井市長は出席なさいませんので、本席で
國井市長の基本的な認識について確認をしておきたいというふうに思います。
補正予算の説明資料の1ページに、
地方交付税にかかわって、その算定根拠がここに記載をされています。ここに記載されている数字というのは、単なる数字の羅列ではなくて、意味を持っているものだというふうに私は理解をしていますので、そのあたり市長さんはどのように認識をしておられるか、お尋ねをするところです。 この説明資料の1ページの
地方交付税のところで、基準財政需要額(
臨時財政対策債振替前)、こういう欄があります。93億8,518万円という数字がここに示されていますが、この93億8,518万円という数字は何を意味しているのか、これが1点。
國井市長の認識をお尋ねをしておきたいと思います。 2つ目です。さっき田上議員のほうからも質問がありましたが、
財政調整基金の積み立てが今度の
補正予算で出されています。 ここの2ページ目の財調については、法律で、前年
決算剰余金の2分の1以上を積み立てなければならないというふうなことで、平成29年度で積み立てが義務づけられている金額は2億1,897万5,000円だという数字がここに示されていますが、実際には3億1,800万円が積み立てられるということに、そういう計画になっています。 私、振り返ってみますと、ここ最近、そういう繰越金の
決算剰余金の2分の1の金額に切りよく繰り上げて、そういう金額が過去ずっと積み立てられてきたんじゃないのかなというふうに、私の記憶ではそういうふうに思うんです。 ことし、それが切りよくしているんですが、その切りよくするのも9,900万円も上積みして切りよくするというふうなのは、これまで例があったかいなと、私の記憶をたどる範囲では、そんなんがあったかいなと思うて、何でやという素朴な疑問がここで浮かびます。 ざっと今までの財調の流れをずっと見たときに、多いときには27億円ぐらい財調がありました。ところが、平成29年度の予算の審査をしたときの年度末の見通しというのは6億2,300万円だと、財調は。というふうな形で、27億円に比べて激減をする、20億円以上激減をするというふうな、そういう状況になっています。 決算をして、2分の1以上を積み立てるというふうなことで、毎年そこは取り崩しちゃ積み立てを戻すというふうなことでずっと推移はしているんですけれども、大幅に目減りをしてきたというふうなことが、この上乗せの一つの動機になっているのかなというふうに勝手に推察をするわけですが、過去にこういうことがあったのかどうなのか、何でわざわざ1億円近く上積みをされる、そういうことが提案されているのか、そのところをお尋ねをしておきたいというふうに思います。 それから、先ほど同僚議員のところで、投資額が多いから反対をしちょる議員がおるというふうにおっしゃった方がおられました。どうも私のことみたいに聞こえたんですが、私は、投資額が多いから反対をするという立場に立っていません。そこは誤解をしないでほしいんです。
栽培漁業、中間育成だとか、放流事業だとか、そういうふうな事業について、よそがやっていない事業を下松がずっと20数年、30年ぐらいやっていますか、ずっとやっているというふうなことは、瀬戸内の水産資源を涵養するという意味では異議のあることだと。それでも毎年数千万円、市が一般財源で負いを打たないと収支のバランスがとれないというふうな状況があって、よその町はやっていないのに、そういう非常に崇高な目的を持った事業ではあるけれども、身の丈を考えないけんのじゃないかと、背伸びをしてひっくり返ったことは過去にも下松はありますから、その辺は身の丈を考えないと大変じゃないのかと。 規模を大きくすれば、当然そこにかかわる運営費、毎年の経常経費というふうなものもふえるだろうというふうなことが想定をされるから、それは果たして下松の身の丈に合うちょるんかいと、よそもやっていないのを、そういうふうな財政的な見通しも示さんままに新規に拡張するというのはいかがなものかと、こういう趣旨で私は意見を申し上げているんで、投資経費が多額になるからというふうな、それは経常経費のほうがふえるよと、身の丈との関係でどうなのかというところで申し上げているんであって、単純に申し上げていないということを、そこのところは釈明をし、執行部の見解もお尋ねをしておきたいと。 それから、設備投資もさっきおっしゃっていましたように、6億円ぐらいの基本計画、基本事業費があって、あと何ぼかかるかというのは、それは10億円を超えるかもしれんというのが、計画を説明されたときにそういう話がたしかあったと思うんです。わかりませんと、それは、計画していないで。 だから、それが法外に、さっきも5億円が6億円になるぐらいは理解できるがという話がありましたけれども、そういうふうな下松の身の丈、当初の設備投資だけじゃなしに、後の運営費が私は問題になろうかというふうに思うんで、そのあたりについて、どういう検討がされているのか、誤解を解くと同時にそのあたりの、身の丈との関係で、新規に拡張することが下松の財政との関係で、ほかのところにしわを寄せることにならないかというのを心配をするので、確認をしておきたいというふうに思います。
○議長(浅本正孝君)
國井市長。
◎市長(
國井益雄君) 交付税のお話でございますが、考え方につきましては、財政当局と私、考え方は共有しておりますので、細かい点は全般的にお話がありましたように、身の丈に合った
財政運営という面から、財政当局と常に慎重に協議をしながら進めておりますので、その点は御理解をいただいて、財政のほうからお答えをいたしたいと思います。
○議長(浅本正孝君)
玉井企画財政部長。
◎
企画財政部長(玉井哲郎君)
地方交付税の基本的な考え方というお尋ねでございます。
地方交付税につきましては、
地方交付税法の第7条にありますように、地方財政計画、これに基づいて国と地方、地方の
財政運営について定義をされております。その中で、よく議員さんおっしゃいます第1条の財政保障、財政調整、そういった機能を持った交付税制度ということで成り立っております。 過去は、地方財政平衡交付金、そういったところでよくこの場で議論をされておるところなんですけれども、基本的には、全国市町村が標準的な行政サービスができる、それを基準財政需要額として、人口、あるいは面積、道路の延長と、そういったいろんな物差しではかって額をはじいておるというようなものでございますので、このたび本市が基準財政需要額、振替前で言えば93億8,518万円と、振替後は、ここに書いてありますとおり85億1,408万7,000円という基準財政需要額を算定をしたということでございます。 それと、
財政調整基金で、これまでは2分の1ちょっと超えた額を積み立てておったんではなかろうかということでございます。確かにこれまでは2分の1に多少加えた格好で
財政調整基金のお願いをしておりました。このたびは繰越金について全て取っております。全額取っておると。 今までは、繰越金については今後の12月、あるいは3月の財源として確保をしておったということもございました。最終的に余裕財源につきましては
財政調整基金、あるいは減債基金、あるいはまちづくり推進基金といった基金に積み立てておったわけでございます。 このたびにつきましては、若干市税に留保財源も見られる可能性があるということもありまして、今回、9月補正で1億円の増額をお願いしております。若干、御指摘のとおり、
財政調整基金がかなり目減りをしておるのも確かでございます。そういった将来的な次年度に向けての対応も考えておるところでございますので、御理解をいただきたいというふうに思います。 以上でございます。
○議長(浅本正孝君)
清水経済部長。
◎
経済部長(清水信男君)
栽培漁業センターの運営についてお答えをさせていただきます。
栽培漁業センターは、とる漁業から育てる漁業へということで、安全で安心した魚を安定して供給するための事業を行っております。このたび新種苗棟の建設計画を出ささせていただいております。この新種苗棟が拡大することによって、現在の能力よりもますます安全で安心な魚を安定的に供給できる体制になっていくものでございます。 確かに施設のほうは規模が大きくなりますので、予算規模も膨らむ予定でございますが、収益性につきましては、その辺を確保して、事業といたしましては、公益事業と収益事業、そういったものがあります。県外に出荷する種苗等につきましては収益事業となっておりますが、県内での魚の種苗生産、放流、そしてヒラメの養殖、トラフグの養殖、そういったものに関しては公益事業ということで行っております。 事業につきましてはよく計画いたしまして、現在、市からいただいております負担金、この範囲内で何とか回るように努力していくものでございます。
○議長(浅本正孝君) 渡辺敏之議員。
◆22番(渡辺敏之君) 今、
経済部長がおっしゃったとる漁業から育てる漁業にと、これはそういう基本的な考え方というのか、資源が枯渇しないように、そういうスタンスで、トラフグでも、この間報道をされていましたけれども、瀬戸内で、20センチ以下をとると資源がなくなるよと、だから20センチ以上ということで規制を強化したというふうなことが報道をされていましたけれども、育てる漁業が大事なのは私も承知をしています。 ですから、これまでも、ここで、
栽培漁業センターで多少の赤字が出ても、それがどうだこうだと、赤字が少ないほうがいいんで、稚魚を買っていただく下松市だとか、周南市、その他の海域の自治体のほうにも、その放流する稚魚の値段を、生産品に見合う価格に引き上げて、赤字が生じる、そういうふうなものを圧縮をすると、そういう努力がより一層求められているんじゃないのかというのも、これまでも申し上げてきました。 だから、一定の赤字が生じるというのは、それはとる漁業から育てる漁業にということで、目をつぶらなきゃならない問題はあるんですが、身の丈をやっぱり考えにゃいけんのじゃないかと。だから、今まででも毎年2,000万円、3,000万円が消えていくというふうな状況がずっと続いているという状況のもとで、養殖のほうも余り芳しくないというふうなことで、余り規模を拡大するのはどうなのかというのはずっと私、言い続けてきていますので、そのあたりは、今度、大きくすれば、経常経費がさらに膨れ上がるじゃないですか。 そのあたりはどういう見通しを立てています。まだ計画段階だからわからないんですか。行き当たりばったりということになりますよ、もしそうだとしたら。 ですから、そのあたりでは、どのぐらいに経常経費を抑えると、市からの繰入金もこれぐらいが限度だというふうな、そういう一定の財政的な見通しを持って計画をしていかないと、出たとこ勝負じゃ、それこそ親方日の丸というふうに批判、免れませんよ。そのあたりはどうでしょう。 設備投資がどれぐらい最終的にかかるのか、完成した後の運営費がどれぐらいかかって、一般会計から充当しなければならない財源がどれくらいになるだろうと、限度はこれくらいに考えていますというふうなものがあるんですか、ないんですか。そのあたりはっきり答えてください。 財政のほうに行きます。先ほど玉井さんのところで御答弁いただきました基本中の基本だと思うんですが、93億8,518万円という数字は、標準的な行政レベル、行政サービス、それをやるに必要な一般財源額、こういうことですよね、違いますか。 それを自前で何ぼ確保できるのかというふうなことで、ここに書いていますように、自前では0.75を掛けた数字ですが、基準財政収入額が75億500万円と、それだけしか調達できない、足らんところを交付税ということですよね。だから、足らんところを十分財源を確保して事業費に充てていかなければ、標準的な行政サービスができないということになりはしませんか。 その行政サービスを維持するための財源が基準財政需要額ではないんですか。私はそういうふうに理解をしておるんですが、間違いですか。そこのところは間違いなのか、そのとおりなのか。 もう一つついでに、市長に隣におられる副市長さんにお尋ねしますが、平成13年からこの
臨時財政対策債なる制度が生まれたんですが、県のほうはどういう対応をしています。当時から現在に至るまで。そのあたりもそこのところでお尋ねをしておきたいというふうに思います。 それから、財調の積み立てですが、ことしは繰越金を全額計上したと、税のところで伸びる見通しがあるから云々とおっしゃったけれども、いいですか、玉井さん。やらなきゃいけないこと、お金がないからできません。財政的に厳しいから人件費を軽減しなきゃならない、民営化しなきゃならないというふうにずっと言ってきたわけ。 今でも子育て支援に必要な保育所は足りません。学童保育もそうです。やらなきゃいけない課題は山積していると思うんです。一般質問でお尋ねをする予定の学校の空調もそうですよ。財源はいっぱいいっぱい要るんです、すぐにでも。 ところが、さっきの臨対債のほうで100%借り入れをしないで、財源を確保しないで対応をしようとなさっているというふうなことで、ことしの繰越金についても財源十分まだ、今から先、半年あるんです。半年間そういうふうな新しい事業をやろうとしたときに、その裏づけになるのが財源でしょ。 早々と、積み立てたから一切使えないわけじゃないけれども、また繰り戻さないけん、取り崩さないけんというふうな手続が要ります。留保しておれば、すぐ
補正予算に計上して予算を組むということにはなるです。ですから、なぜ今までにやったことがないそういう対応をするのかというのがわからないんです。 それで、それは一つのあれとして、もう一つあわせて質問をしておきたいと思うんですが、平成28年度の決算の結果として、財調が予算の段階では14億2,138万1,000円というのが決算見込みとして予算のときに言われていましたが、28年度の決算を打って、この28年度の11億円を取り崩すというふうに予定をしていた取り崩しが幾らで終わったのか。 当年度の積み立ては、最終的には幾らになったのか。それで17億9,366万8,000円になったのか。そのあたりの数字の推移、そのあたりを説明をしてください。
○議長(浅本正孝君)
清水経済部長。
◎
経済部長(清水信男君)
栽培漁業センターの今後の運営の計画についてということで御質問をいただきました。 まず、栽培センターの新種苗棟におきましては、今までの種苗の生産の仕方は、高密度で生産しておりましたので、そちらのほうが、施設が大きくなることによって、余裕を持ってつくることができます。それが高密度で育てると、病気とか、そういった危険性が大変高いのですが、その辺を安定して生産できるということにつながります。 魚を育てるために必要なのは、餌代と燃料代、そして人件費になりますが、それを効果的にするためには、いかに早く魚を成長させるか、そういったことになってくるかと思います。 新しい施設においては、年間を通じて安定的に生産できるように、そういった、水温とか水の環境、そういったものを最新の技術、環境において効率的に生産できるように設計しております。 先ほども申しましたが、市からの補助がなければ、なかなかこういった施設の運営自体難しいんですが、現在いただいております市からの補助金、その範囲内を超えることのないような生産ができるように努めてまいるものでございます。
○議長(浅本正孝君)
玉井企画財政部長。
◎
企画財政部長(玉井哲郎君) 基準財政需要額のお尋ねがございました。 基準財政需要額、2つあります。振替前と振替後ということで、現在で言うと基準財政需要額は、
地方交付税法の第11条の中で定められております。ただ、附則の第6条の3の事項で
臨時財政対策債というところで差し引くように基準財政需要額というのは、この法律の中で定められております。 マニアックに言いますと、法律的には、基準財政需要額は振替後の85億円というふうになるわけで、財政力指数もこれにカウントして0.89、そういったところを今機能しておるというところでございます。 標準的な行政サービス、これは、確かにおっしゃるとおり基準財政需要額に算定されたところでございますので、振替後の基準財政需要額が今の需要額、それと、
臨時財政対策債の振替分ということで、これは借り入れをしてもいいと、上限額ということで定義をされております。 県内の市・町を言いますと、全額借りておられるところもあります。全然借りていないところもあります。市町村によってこれは柔軟に対応ができるということで、下松市においては、その折半というところで、今回5億円を借りる予定にはしております。 そういったところで、全体の借入額の状況を見据えながら、また、将来の負担といったところも考えながら、この交付税制度の中で、この
臨時財政対策債は将来にわたって基準財政需要額に借りようが、借りまいが、算定をされます。将来にわたって入ってくる財源として捉えておりますので、先ほど田上議員さんにもお答えしましたように、現在、
臨時財政対策債の償還は5億円をちょっと超えたところです。5億借りて、5億円を返しておるというような状況にございます。 お答えになったかどうかわかりませんけれども、そういったところでございます。
財政調整基金の積み立てにつきましては、経緯についてをお知らせということで、平成28年度末残高は、おっしゃるように17億9,400万円、これが決算カードでお配りしましたのでおわかりいただけると思います。 決算ベースで取り崩しは、8億5,000万円ほど取り崩しております。今回、平成29年度末を見込むと、今回の補正を入れますと13億円強といったところの29年度末の見込みになるということでございます。 それと、今回、
財政調整基金に1億円プラスしたのがどうもわからないということのお尋ねでございます。 今回、繰越金を全て取ったということで、保留財源がないのではなかろうかというお尋ねでございました。 先ほども答弁しましたように、若干市税のほうが留保財源として残っておるということで、今後の補正につきましては市税の活用をさせていただきたいということで御理解いただけたらと思います。 以上でございます。
○議長(浅本正孝君) 近藤副市長。
◎副市長(近藤和彦君) 渡辺議員さんから、
臨時財政対策債の発行の県の状況ということでお尋ねがあったと思います。 私が平成11年度から16年度まで県の財政課に在籍をしていたということも関係しているのかもしれませんけれども、平成13年度、地方財政制度の変更により、
臨時財政対策債というのが
地方交付税の中で発行できるようになったものではありますけれども、その当時、県が幾ら発行したかまでは、いかんせん16年前にもなりますので、金額までは、申しわけないですけども、記憶にございませんけれども、その制度創設の平成13年度以降、毎年、県のほうでは
臨時財政対策債は発行をしております。 ただ、毎年度の発行額までは、申しわけないんですけれども、現在手元にもございませんし、詳しいことまでは答弁はできないことは御容赦ください。 以上です。
○議長(浅本正孝君) 渡辺敏之議員。
◆22番(渡辺敏之君) 玉井さんのところでいろいろおっしゃるんですが、今は、振替後の金額が、その基準財政需要額だというふうにおっしゃいますけど、振替前の金額はじゃ何なんですか。 それは、国が交付税財源全体を、法定5税の交付税率を据え置いたままで財源が足らないからということで、その枠の中におさめるがために振替をやりよるわけでしょ。 だから、それを実際には赤字地方債は基本的には認めない、国のほうもそうです。認めないけれども、背に腹はかえられんから、赤字地方債を発行して財源に充ててくれと、それを一般財源として使うてくれということでしょ、
臨時財政対策債というのは。だから、それは一般財源に準ずる財源です。 だから、下松で言えば93億8,500万円、これだけはかかるよと、一般財源が。圧縮をした金額でおさめてくれなんていうふうなことは、国のほうは口が裂けてもそれは言えない。 なぜ下松のところが、市民の方はそういう仕組みについて御存じないということをいいことにしているのかどうか知りませんが、文句を言われんからというんで、圧縮をした形で一般財源を充当して予算を計上し、予算を執行すると、結局は市民の皆さんに我慢を押しつけているということになりませんか。私はそういう理解をするんですよ。 だから、その辺では、人が我慢をするのは100年でも痛うはないわいということなのかもしれんが、子育てをしていらっしゃる、御高齢の方々の日々しんどい暮らしをしていらっしゃる、そういう方々が熱望をしているさまざまな施策について、じゃ、かゆいところに手が届くほど財源は充当しよるんかちゅて言うたら、そうなっていないやないですか。 ですから、そのあたりでは、県だって100%借りていますよ、私の知り得た情報では。だから、県内でも借りていないところもありますみたいな、それは、そんなとこともあるかもしれない、あるでしょう。 しかし、それは結果として、そこに暮らしていらっしゃる方々に我慢をしてもらっているということでしょ。それ以外に考えられないじゃないですか。経費を圧縮すると。その辺はいい加減にせないけんのじゃないかなというふうに思います。 もう一つは、総務
教育委員会でもやりますけども、さっきの財調の積み立てにしたって、今、当初予算、今度の
補正予算で計上された予算額で、市民の皆さん、満足しているかどうか、そんなことはないですよ。やらなきゃいけないことは山積している。口を開けば予算がありません、財源がありません、そうやって皆さんに我慢を押しつけてきたんじゃない。 ですから、その辺では、いろんな要望に積極的に、財政的に応えていく、そういう構えは、私は維持する必要があるんじゃないのかなと。だから、さっき玉井さんもお認めになりましたけれども、財調が、さっきも紹介しましたが、多いときには27億円、今の、29年度の決算で言えば13億円、半分になると、そこまで圧縮をする、そういう状況があるのに、一般財源にそこで食い込んでいるわけです、財調が。そっちに充当しよるわけやろ。 交付税を十分計上しないで、活用しないで、要は万一のときのそういう財源がどんどん目減りするような
財政運営がまともなんですか。 よく、國井さんはそんなことをおっしゃらないが、前の市長は、二度も財政破綻をした下松は三たびやっちゃならん、口ぐせのように言っておられましたけども、だからといって、こういう
財政運営が許されるんですか。 私は、そういう喉元過ぎれば熱さを忘れというふうなことになっていないかなと、当時のことを知る数少ない者の一人として、このことはきちんと引き継いでいただきたいんです。何か昔の話で、うるさいことを言うなやというふうに、顔を見ていたら、そんなふうに映るんですけど、あとは総務
教育委員会でやります。 ということで、総務
教育委員会に宿題を残しておきます。
○議長(浅本正孝君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 質疑なしと認めます。 ただいま議題となっております議案第35号は、総務
教育委員会に付託をいたします。 会議の途中ですが、13時まで休憩をいたします。午前11時59分休憩 午後 1時00分再開
○議長(浅本正孝君) 会議を再開いたします。
△日程第6.議案第36号平成29年度下松市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
○議長(浅本正孝君) 日程第6、議案第36号平成29年度下松市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題とします。 市長から
提案理由の説明を求めます。
國井市長。 〔市長
國井益雄君登壇〕
◎市長(
國井益雄君) 議案第36号平成29年度下松市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、御説明申し上げます。 この
補正予算は、
歳入歳出予算にそれぞれ5,515万9,000円を追加し、補正後の予算総額を67億6,515万9,000円とするものであります。 具体的には、
過年度事業の精算に伴う国・
県支出金及び療養給付費等交付金の返還金として5,515万9,000円を計上しております。 以上の財源として繰越金を充当するものであります。 以上、概略を御説明いたしましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(浅本正孝君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第36号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 御異議なしと認めます。よって、議案第36号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論はございませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 討論なしと認めます。よって、討論を終結をいたします。 これより案第36号平成29年度下松市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 異議なしと認めます。よって、議案第36号は原案のとおり可決をされました。
△日程第7.議案第37号平成29年度下松市
介護保険特別会計(
保険事業勘定)
補正予算(第1号)
○議長(浅本正孝君) 日程第7、議案第37号平成29年度下松市
介護保険特別会計(
保険事業勘定)
補正予算(第1号)を議題といたします。 市長から
提案理由の説明を求めます。
國井市長。 〔市長
國井益雄君登壇〕
◎市長(
國井益雄君) 議案第37号平成29年度下松市
介護保険特別会計(
保険事業勘定)
補正予算(第1号)について、御説明を申し上げます。 この
補正予算は、
歳入歳出予算にそれぞれ1億2,460万3,000円を追加し、補正後の予算総額を50億6,060万3,000円とするものであります。 具体的には、介護給付費準備基金の増額として5,160万9,000円、
過年度事業の精算に伴う国・
県支出金及び支払い基金交付金の返還金として7,249万8,000円、平成28年度決算に伴う一般会計繰出金として49万6,000円を計上しております。 以上の財源として、支払い基金交付金及び繰越金を充当するものであります。 以上、概略を御説明いたしましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(浅本正孝君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第37号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 御異議なしと認めます。よって、議案第37号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論はございませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 討論なしと認めます。よって、討論を終結をいたします。 これより議案第37号平成29年度下松市
介護保険特別会計(
保険事業勘定)
補正予算(第1号)を採決いたします。本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 異議なしと認めます。よって、議案第37号は原案のとおり可決をされました。
△日程第8.議案第38号平成29年度下松市
介護保険特別会計(
介護サービス事業勘定)
補正予算(第1号)
○議長(浅本正孝君) 日程第8、議案第38号平成29年度下松市
介護保険特別会計(
介護サービス事業勘定)
補正予算(第1号)を議題といたします。 市長から
提案理由の説明を求めます。
國井市長。 〔市長
國井益雄君登壇〕
◎市長(
國井益雄君) 議案第38号平成29年度下松市
介護保険特別会計(
介護サービス事業勘定)
補正予算(第1号)について、御説明を申し上げます。 この
補正予算は、
歳入歳出予算にそれぞれ507万9,000円を追加し、補正後の予算総額を2,517万9,000円とするものであります。 具体的には、介護予防サービス計画策定委託料の増額として369万4,000円、予備費は138万5,000円の増額を計上しております。 以上の財源として、サービス収入を充当するものであります。 以上、概略を御説明いたしましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(浅本正孝君) これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第38号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 異議なしと認めます。よって、議案第38号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第38号平成29年度下松市
介護保険特別会計(
介護サービス事業勘定)
補正予算(第1号)を採決いたします。本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 異議なしと認めます。よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。
△日程第9.議案第39号平成29年度下松市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
○議長(浅本正孝君) 日程第9、議案第39号平成29年度下松市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 市長から
提案理由の説明を求めます。
國井市長。 〔市長
國井益雄君登壇〕
◎市長(
國井益雄君) 議案第39号平成29年度下松市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、御説明を申し上げます。 この
補正予算は、
歳入歳出予算にそれぞれ146万4,000円を追加し、補正後の予算総額を8億8,246万4,000円とするものであります。 具体的には、前年度に受け入れた保険料に対する後期高齢者医療広域連合納付金として146万4,000円を計上しております。 以上の財源として、繰越金を充当するものであります。 以上、概略を説明いたしましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(浅本正孝君) これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第39号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 異議なしと認めます。よって、議案第39号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論はございませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第39号平成29年度下松市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。本案は、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 異議なしと認めます。よって、議案第39号は原案のとおり可決をされました。
△日程第10.議案第40号下松市
セミナーハウス条例の一部を改正する条例
○議長(浅本正孝君) 日程第10、議案第40号下松市
セミナーハウス条例の一部を改正する条例を議題といたします。 市長から
提案理由の説明を求めます。
國井市長。 〔市長
國井益雄君登壇〕
◎市長(
國井益雄君) 議案第40号下松市
セミナーハウス条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この議案は、下松市セミナーハウスの設置目的等について、規定を整備するものであります。 具体的に申しますと、当該施設は、現在、宿泊を伴う研修施設としては使用していないことから、現状に合わせた設置目的等の規定に改めるものであります。 以上、議案第40号について御説明いたしましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(浅本正孝君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。田上茂好議員。
◆23番(田上茂好君) 下松市
セミナーハウス条例でございますが、第1条(設置)のところで、先ほど市長が説明をされました「集団宿泊研修」、これを「研修等」に変えるということであります。 あと字句の訂正が少しありますが、その後に、このセミナーハウスの目的の中に「心身の鍛錬、自主的・自発的生活態度等の養成を図り、人間性豊かな云々」と、こういうのがあります。この心身の鍛錬から自発的生活態度等の養成という目的を削除するというふうになっておりますが、これはどういう意味合いを持っておるのかお聞きをしたいと思います。 以上であります。
○議長(浅本正孝君) 吉次教育部長。
◎教育部長(吉次敦生君) セミナーハウスの関係で御質問をいただきました。 心身の鍛錬、自主的・自発的生活態度というのは、先ほど市長のほうの提案説明もありましたが、宿泊を伴って、その中で自主性を重んじる生活態度というか、その中で集団行動をしたり、もちろん体の鍛錬もありますけれども、そういうことを過去にはやっていたというのが実情でございます。 昭和60年5月に完成して、それから約10年ちょっと、そういう目的も含めてやっておりましたけれども、今現在、最近については宿泊としての機能をなしていないというか、浴室等に含めてもボイラーの油タンク等も老朽化して撤去したような状況でありますし、ここ数年間宿泊等もございませんので、このたびその分の集団宿泊に伴っての心身の鍛錬、自主的・自発的生活態度、そこについても削除をさせていただいたという状況です。 その中にもろもろないろんなカリキュラムの中で、子供たちの心も体も鍛えるというようなところが過去にはあったようですけど、今はそういう状態ではないので、ここを削除しております。 以上です。
○議長(浅本正孝君) 田上茂好議員。
◆23番(田上茂好君) 新しい条例に読みかえますと、最初の集団宿泊がなくなりまして、研修等を通じて、あと子供たちのさまざまな育成を図るということになるんです。 研修等の中にはさまざま形態があると思うんですけれども、この中で、さっきも言いましたように心身の鍛錬、あるいは日常生活の生活態度、それを正しいものにしていくというふうな目的自体がなくなるというのは不思議に思うんですけれども、前の
セミナーハウス条例では、集団的宿泊を通じてということがありますけれども、今度は研修等を通じてということです。 ですから、研修ですから、全ての研修だと思うんですが、その中で、先に言うた、例えば心身の鍛錬という目的をなくすことが正しいのかどうなのか、その辺はどのように考えられますか。
○議長(浅本正孝君) 吉次教育部長。
◎教育部長(吉次敦生君) 先ほど説明不足でしたかもしれませんが、この施設については平成11年5月に、適応指導教室希望の星ラウンジとして、下松市教育支援センターを開設をしております。 そういうことで、今、研修については、ここ何年間も、例えば生徒会のリーダー研修等で使ったのが数回ある程度でして、主にこの施設そのものが今の適応指導教室希望の星ラウンジとして、平成11年から衣がえをしているという状況で、そこで不登校の児童生徒等を、そこの施設の中で自主学習とか共同学習の中で、そして、学校への復帰とか、そういうことを目指している施設になっていると思います。 今、研修等について残したというのは、例えばそういう生徒会リーダー研修等で、夏とか夏季休暇のときに使ったりということがあるので、研修等ということを残したという状況で、幅を持たせた形で集団宿泊をとったという状況です。 以上です。
○議長(浅本正孝君) 松尾一生議員。
◆16番(松尾一生君) 何点かお尋ねしたいと思います。 まず、条例の、今御質問もありましたけれども、「集団宿泊研修」を「研修等」に改めるということは、今まで宿泊訓練がずっと行われていました。学校の単位でも行われていました。スポーツ少年団でも行われていました。頻繁に行われておりましたし、今も需要がたくさんあります。 吉次部長、スポーツ少年団にかかわってこられたし、御存じだと思いますが、私たちのときには石城山の宿泊訓練所というのがありました。小学校のときに石城山に行って、でっかいでっかいゴジラ何とかかんとかと言って踊りも踊らされて、テントに寝かされて、とても楽しい思い出があります。それがなくなりました。その後、光の青年の家もなくなりました。ボートをこぐという研修があって、とても楽しい研修がございましたが、なくなりました。 今や光のスポーツ村や、あるいは熊毛の鶴の監視場の隣にあるそういったところを利用せざるを得ません。 したがいまして、スポーツ少年団の人たちは、予約に行ってもとれません。ですから、もしここの、私も議場で何回か提案をさせていただいてきましたが、もしこのセミナーハウスを利用させていただけるんだったら、需要は当然たくさんあったと思います。にもかかわらずこの今、希望の星ラウンジに特化する形で、自治体の実情にこの条例も合わせていくという御決断をされたのはどのような理由なのか、それを改めてお尋ねしたいと思います。 それと、先ほどの御質問にもありましたけど、「育て」を「養い」に変えた理由が私はよくわかりません。なぜ育てではいけなかったのか。 3点目は、条例の中に、下松市セミナーハウスの名称として、笠戸島少年の家というのがございます。この笠戸島少年の家というのは残すという、この今の提案だとなりますが、それでよろしいのかどうか。 そして、その次に避難所の問題です。本浦の指定避難所がここのセミナーハウスになっておりまして、私どもの議会報告会や、いろんなところでこの地元の方が、セミナーハウスの避難所についてとても不安を持っておられます。したがって御要望も多いところです。 今、
教育委員会のところで、地元の方と熱心に御協議をされて、笠戸公民館の建てかえについて慎重に今、御議論をされていらっしゃると思いますが、この避難所としてのセミナーハウスの位置づけについては今後どのようになるのか。その点を改めてお伺いをしておきたいと思います。
○議長(浅本正孝君) 吉次教育部長。
◎教育部長(吉次敦生君) そもそもこの笠戸島少年の家、昭和60年5月に完成して、現在まで32年経過し、これまでセミナーハウスの運営費の中でも、教育費の中で修繕、修繕を繰り返してきた施設で、時には小学校・中学校の管理費のほうからも修繕等をしてきたという実情があります。 その中で、私、今、松尾議員さんもたしかスポーツ少年団に長い間かかわってこられていました。私もありますけれども、私はこの宿泊施設には泊まったことは1回もありません。恐らくスポーツ少年団と、学校のカリキュラムの中で使っていたというのが実態だと思います、多くは。 今、松尾議員さんも言われたように、光の青年の家とか石城山とか、そういうところには私も、それと国立徳地の青少年宿泊訓練所、そういうところには子供たちを連れて行ったことがありますが、過去の実例では、学校のカリキュラムの中で使っているのが現状だったというふうに認識をしております。 確かに今言われるように、光の青年の家、県のほうの施設もなくなっています。そういうので需要があるんではないか、例えばボーイスカウトとか、いろんなところであるんではないかというようなこともあるとは思いますけども、何分にも施設そのものが、宿泊とか、そういう形に対応できるような施設ではないということ。 あわせて、適応指導教室で不登校の子供、児童生徒たちが行くことによって、個人情報等も各部屋にはあったりと、鍵も閉めたりはしていますが、そういうのもあったりということで、このたび宿泊等のことについては省かしていただきたいというふうに思っています。 それから、「育て」を「養い」にでしたっけ、確かに「養い育てる」て、日本語で難しいなとつくづく思うんですが、養うには育てて、それを次第につくり上げていって身につけるというようなことが含まれるんじゃないかなということで、信頼、連帯気風、そういうのを育て身につける。育てるだけでなく、育ったものを蓄えて、蓄えるという意味を持つ「養う」のほうにこのたび変えたと、そのほうがより適切であると判断したところであります。 それから、一応今の笠戸島少年の家の中に、そのセミナーハウス内に適応指導教室希望の星ラウンジは開設しておりますので、そのまま名前は残しているという状況です。 それから、4番目は避難所でしたっけ、避難所については昨年もありましたが、このセミナーハウスは、指定の緊急避難場所という状況で指定をされております。洪水、あるいは地震、あるいは高潮等については最上階に逃げるというような形で、今、セミナーハウス、たしか昨年の台風のときにも自主避難で避難をされた方がいらっしゃったように記憶をしております。 松尾議員さんがおっしゃいましたように、今、地域の中で公民館の建てかえ等の話をしておりますけれども、笠戸本浦、笠戸公民館の講堂の建てかえ、地元の皆さんからは、学校を閉じたときに、セミナーハウスの実情が避難場所として本当にどうかというような話もいただいていて、そして、その笠戸公民館の講堂建てかえとあわせて、そこを避難場所に指定してもらえるようなことが考えられないだろうかということを防災危機管理室のほうにも要望をされているという状況であります。 今後、その話し合いの中で、各公民館の整備計画の中でそういうことが反映できればいいのかなというふうに考えています。 以上です。
○議長(浅本正孝君) 松尾一生議員。
◆16番(松尾一生君) 大体お話はわかりました。 それで、希望の星ラウンジで不登校の子供たちが学んでいるというのを、私も実際そばに何年もおりましたので見かけることもありましたし、それは大切なことだと思います。 一方で、集団訓練、宿泊訓練というのは、私も石城山の先ほどお話もしましたけど、今の子供たちってどうでしょう、昔に比べて、僕は特徴が3つあると思うんです。 1つは、まず遊びについてお金をかけるということ。1つの機械、スマホなりゲーム機なりを購入するのにお金がとてもかかります。2つ目は、家の中であると。外で遊ばない。家の中であるということ。ゲームを中心に遊びます。3つ目では、1人でやるということ。友達が集まるんだけど、それぞれがゲームをやっている。対戦型のゲームもあるようですけども、それぞれがゲームを家の中でやっている、高額の機械です。 でも、私たちのときはどうだったでしょうか。まずお金は必要なかったと思うんです。広場に行けば誰かがいました。いろんな形で運動もしました。お金はかからなかったと思います。2番目に、外だったと思います。そして、3番目に、私はみんなで遊んでいたと思います。大きい子も小っちゃい子もいろんな形で遊んでいたと思います。集団で遊んでいたはずです。 私、繰り返しになりますけど、確かに希望の星ラウンジの仕事というのはとても大事だと思います。しかしながら、今後、下松市がそういったような子供たちの状況を見ながら、ぜひ集団のそういったような場所、そういったようなものにもぜひ配慮をしていただきたいというふうに考えますけど、いかがでしょう。
○議長(浅本正孝君) 吉次教育部長。
◎教育部長(吉次敦生君) 恐らくスポーツとかいろんな地域の活動を松尾議員さんもしておられるからと思いますし、わかるんですけど、私自身も、例えばいろんなところで話すのに、子供たちが遊ぶ、あるいは親子と地域と遊ぶ、その時間とか、空間とか、仲間とか、その3つがすごい大事だというふうに考えています。 今、このセミナーハウスの宿泊訓練所は、ここ数年間というか、平成11年の希望の星ラウンジから約18年間そういう宿泊という状況はないんですが、そういう今の仲間同士が触れ合うところ、例えば、もちろん議員さんや、ほかの議員さんもかかわっておられる地域のスポーツ少年団とか、子供会とか、あるいは、最近では放課後子供教室、先般も花岡のほうで泥んこになって親子が過ごすと、地域の人と過ごす、そして、昨年から始まったコミュニティスクールによって、地域と学校との連携の中で、地域の皆さんと三世代の交流とか、そういうことが広がっていけばいいんじゃないかなというふうに思っています。 宿泊は伴いませんけれども、この夏、例えば多くの地域の公民館の祭り、納涼さんさ踊り、そういうところに足を運びましても、そういうところで、この子供たちは幸せだなと思うときがあるので、そういう時間、空間の仲間をこれからも子供たちが大切に育って、ふるさとを愛する子供たちが育って成長をしてくれればいいかなというふうに考えています。
○議長(浅本正孝君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第40号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 異議なしと認めます。よって、議案第40号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論はございませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 議案第40号下松市
セミナーハウス条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議がありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 御異議なしと認めます。よって、議案第40号は原案のとおり可決をされました。
△日程第11.議案第41号下松市
火災予防条例の一部を改正する条例
○議長(浅本正孝君) 日程第11、議案第41号下松市
火災予防条例の一部を改正する条例を議題といたします。 市長から
提案理由の説明を求めます。
國井市長。 〔市長
國井益雄君登壇〕
◎市長(
國井益雄君) 議案第41号下松市
火災予防条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 この議案は、消防法令に関する重大な違反のある建物等について、当該違反の内容などの公表を可能とするため、条例の規定の整備を行うものであります。 具体的には、重大な違反の認められる建物などについて、火災発生時の利用者等の被害軽減を図り、建物等の関係者による防火安全体制の確立を促すため、建物等の危険性に関する情報を公表できる制度を整備するものであります。 以上、議案第41号について御説明いたしましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(浅本正孝君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第41号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 異議なしと認めます。よって、議案第41号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより、議案第41号下松市
火災予防条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議がありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 御異議なしと認めます。よって、議案第41号は原案のとおり可決をされました。
△日程第12.議案第42号下松市
都市公園条例の一部を改正する条例
○議長(浅本正孝君) 日程第12、議案第42号下松市
都市公園条例の一部を改正する条例を議題といたします。 市長から、
提案理由の説明を求めます。
國井市長。 〔市長
國井益雄君登壇〕
◎市長(
國井益雄君) 議案第42号下松市
都市公園条例の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。 この議案は、都市公園法の改正に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。 以上、議案第42号について御説明をいたしましたが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(浅本正孝君) これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第42号については、委員会の付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 異議なしと認めます。よって、議案第42号については委員会の付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 討論なしと認めます。よって、討論を終結いたします。 これより議案第42号下松市
都市公園条例の一部を改正する条例を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 異議なしと認めます。よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。
△日程第13.認定第1号平成28年度下松市
水道事業会計決算の認定について 認定第2号 平成28年度下松市
工業用水道事業会計決算の認定について 認定第3号 平成28年度下松市
簡易水道事業会計決算の認定について 認定第4号 平成28年度下松市
公共下水道事業会計決算の認定について
○議長(浅本正孝君) 日程第13、認定第1号平成28年度下松市
水道事業会計決算の認定について、認定第2号平成28年度下松市
工業用水道事業会計決算の認定について、認定第3号平成28年度下松市
簡易水道事業会計決算の認定について、認定第4号平成28年度下松市
公共下水道事業会計決算の認定について、以上の4件を一括議題といたします。 市長から、
提案理由の説明を求めます。
國井市長。 〔市長
國井益雄君登壇〕
◎市長(
國井益雄君) 認定第1号平成28年度下松市
水道事業会計決算の認定について、認定第2号平成28年度下松市
工業用水道事業会計決算の認定について、認定第3号平成28年度下松市
簡易水道事業会計決算の認定について及び認定第4号平成28年度下松市
公共下水道事業会計決算の認定についての4議案について一括して御説明申し上げます。 これらの議案は、平成28年度の各会計について、地方公営企業法第30条の規定に基づき、議会の認定に付するものであります。
監査委員の審査意見書及び平成28年度上下水道事業年報を御参照いただき、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 以上です。
○議長(浅本正孝君) これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。
阿武一治議員。
◆18番(
阿武一治君) 水道の決算について質問をさせてもらいます。 事業年報というのをいただきました。これを見ると、この四半世紀、平成の初めからずっと給水収益、つまり売り上げが10億円をずっと超えておられます。結果として、年間5億円以上の減価償却を計上する中で、この2年、3億円の純利益を計上されておるという見事な決算であり、当局の事業努力と地元企業の存在に感謝を申し上げたいと思います。 こうした
安定経営の中に2つの要因があろうと思いますので、2つほど質問をさせてもらいます。 1つは、有収率についてです。今期は、この年報を見ると、昭和32年から60年間で一番高い有収率92.4%を達成しておられます。ネットで見ると、全国の平均の有収率は89.7%とありました。単純計算をすると2,800万円、2.7%の差は、2,800万円の利益を生み出すというようなことになります。 もちろんこんなことにはならないでしょうけど、有収率というのは、設備の古さや消防の利用、ことに、ことしのように火災が多い場合は消防の利用が多いと思うんですが、さまざまな要因があろうと思いますが、この2.7%の全国レベルとの差はそう簡単に生まれるものではないと思います。どのような企業努力、事業努力をされてきたかお聞きしたいと思いますし、過去最高になった理由は何でしょうか、教えていただけますか。
○議長(浅本正孝君) 白木
上下水道局長。
◎
上下水道局長(白木正博君) 有収率を上げるためには、漏水をなくするのが一番なんですけれども、漏水をなくするため配水管、配水管から伸びている給水管、これらの調査をして漏水を食いとめる必要があるわけですけれども、配水管につきましては、水道事業基本計画に基づきまして計画的に配水管の取りかえを行っています。 そして、給水管につきましては、漏水調査というのを毎年行っておりまして、過去は市内を5つのブロックに分けて漏水調査を行っていましたけれども、平成24年度から市内を3つのブロックに分けて、全戸、各家庭全部を回って、音調棒という漏水の音を聞き分ける器具でもって、漏水があるかないかを調査しております。 ということで、昨年度と今年度を比べますと、漏水量はかなり減っております。ですから、年間1回の漏水調査で30件ぐらい漏水が見つかるわけですけれども、ずっと過去10年、20年近くこれを繰り返してやっておりますので、その成果があらわれてきたものと考えております。
○議長(浅本正孝君)
阿武一治議員。
◆18番(
阿武一治君) 漏水が少ない、つまり手を打っておられると、5億円以上の減価償却をしながらも、装置とか施設の貸借対照表の残高がふえています。だから手を打たれたことがよくわかると思います。ありがたいことだと思いますが、もう一つ、人口増という側面なんです。 年間500戸の増加を見ておるようにこの意見書の中に出ております。これも、年間500戸というのはどのぐらいの効果をあらわすかと思って、給水収益から単純計算しますと2,100万円の売上増になるような仕組みになっています。もちろんこんなわけにはならないと思いますが、500戸というのは相当の量だということになります。 東洋経済新報社発行の住みよさランキング2017年版を見ると、黒部市、富士市と、それらしい名前の市が水道料金を上げたことによって、当市は赤穂、高砂に続く全国3番目の低料金になっています。8月9日付の山口新聞では、下松市が、市の中で唯一人口増になっていると、その理由について水道料金の低価格を上げておられます。 水道料金が安いから人口がふえるのか、人口がふえるので水道料金が安いのか、どっちか、どういうふうに、人口増と水道料金の関係をどう見たらいいのか、これを教えてもらえませんか。 また、配水管延長工事を含めて、人口増加、経費負担も増すと思うんです。そういうマイナス面というか、負担、それをどういうふうに見ておられるか教えていただけますか。
○議長(浅本正孝君) 白木
上下水道局長。
◎
上下水道局長(白木正博君) 今、東洋経済新報社の都市データパック、あれで全国3番目とおっしゃいましたけれども、私たちがつかんでいるのが4番目になっています。1つ間に入っておりますので、あと突き合わせてみたいと思います。 それと、人口がふえるから水道料金を安くできるかというお話なんですけれども、人口、家事用という、使用が工場用とか営業用とかいろいろ分かれておるわけですけれども、家事用という部分になりまして、家事用がシェアに占める割合は35%です。そして、通常、人口が変わらなければ、給水装置、どんどん発達しておりますので、トイレとか、洗濯にしましても、普通、有収水量はじわっと下がっていくわけですけれども、下松市の場合、ほぼ横ばいです。 ただ、この人口がふえてから、水道料金を安くできるというまでには至っていないと思っております。よく、何で下松市は水道料金が安いかというお話をよく聞くんですけれども、一番は、工場が大量に安定的に水道水を購入していただけるということと、よく言っておりますが、浄水場、標高が43メーターあります。これは絶妙な高さでして、あれより高いと圧力が強過ぎて減圧装置を設けなきゃいけないと、あれより低いと今度は増圧してポンプで送ってやらなければいけないということで、そういうことによりまして、動力費というか、電気代等が減るということと、下松市、過大投資をしておりません。例えば吉原ダム、一時、水源開発で手をつけたんですけれども、結局途中でやめたと、そして、よく前の市長が言っておられましたが、トンネル配水池と、これらにつきましても結局事業を取りやめて、過大投資を抑制しているということです。 それらによって水道料金が安くなる。そして、結局、水道料金が安いがために、入ってくる料金収入は、他の5万6,000人ぐらいの規模の水道の事業体と入ってくる収入はほとんど一緒なわけです。ですから、企業の経営環境がいいから楽しているんだろうとよくおっしゃる方がいらっしゃいますけれども、経営自体はそんなに楽ではないわけです。ですから、私たちも民間の力をかりたり、一生懸命企業努力をしているわけです。 それと、今、人口がふえて、マイナス要素もあるんじゃないか、例えば配水管を太くせんやいけんとか、そういうことを今おっしゃいましたけれども、現実にはそういうことはありません。むしろ配水管を小さくして、サイズダウンしなければいけないという傾向です。 そして、いろんな住宅のミニ開発とかありますけれども、これらについては開発者が配水管を入れますし、当然給水管も入れます。そして、配水管にとっては、後、下松市が寄附を受けて引き取るという格好ですので、そういうなのによって持ち出しはありませんから、人口がふえることによってのマイナス要素というものは当てがありません。 以上です。
○議長(浅本正孝君)
阿武一治議員。
◆18番(
阿武一治君) ありがとうございました。人口増が経営良化に結びついておるというような回答がいただきたかったけど、そうじゃないというようなニュアンスもあるようでございますが、調べてみましたら、黒部とか富士とか、値段を上げたところは人口が減少しておるんです。それから、山口県内でも、市は言いませんけれど、県内の2市は水道料金を上げておりますが、これはどちらも人口が減少しております。 ということで、この市内、我々のところの当市の人口増を、人口が減らないということを喜びたいと思います。答弁要りません。
○議長(浅本正孝君) 白木
上下水道局長。
◎
上下水道局長(白木正博君) やっぱり人口がふえることによってメリットもあるわけです。ですから料金収入は、まだ今計算しておりませんが、幾らかふえておりますから、阿武議員さん、今、経営に資していないんじゃないかというふうに言われましたが、確かに経営の安定のためには役に立っております。 以上です。
○議長(浅本正孝君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております認定第1号から認定第4号までの4件は、建設経済水道委員会に付託をいたします。
△日程第14.報告第18号専決処分した損害賠償の額の決定に係る報告について
○議長(浅本正孝君) 日程第14、報告第18号専決処分した損害賠償の額の決定に係る報告について提出がありましたので、市長からの
提案理由の説明を求めます。
國井市長。 〔市長
國井益雄君登壇〕
◎市長(
國井益雄君) 報告第18号専決処分した損害賠償の額の決定に係る報告について、御説明申し上げます。 この議案は、本市の損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により、専決処分いたしましたので、議会に報告するものであります。 本年5月26日午後2時48分ごろ、相手方車両が市道青木線を走行中、水路への土の流出により路面が陥没し、陥没部にはまった車両の左前部バンパーを損傷したものであります。 相手方との交渉の結果、相手方の損害額6万4,681円を本市が全額負担することで示談が成立いたしました。 なお、損害賠償額につきましては、本市が加入している損害保険で全額補填されます。 以上、御報告を申し上げます。
○議長(浅本正孝君) これより質疑に入ります。御質疑ありませんか。永田憲男議員。
◆17番(永田憲男君) ただいま御説明いただきましたが、陥没の件でございます。後ほどのもう1件も陥没に関することでございますが、非常に軽微で、何とか人的な被害もなくおさまって、大変よかったと思っておりますが、非常に全国的に陥没事故が多発しておりますし、私も議員になりまして若干陥没の問題で対応をしていただいたこともありますし、博多では大きな陥没事故が発生をしております。 まず、この陥没に関しまして、建設部長、市内において今後そういったことが起きるであろうと私も想定しておりますが、それをどのように対応していくか、お考えがあればお聞きしたいがと思います。
○議長(浅本正孝君) 古本建設部長。
◎建設部長(古本清行君) まずは、こういった報告をしなければならなくなったことに関しまして、皆様におわびを申し上げます。 今、永田議員さんおっしゃいました今後の対応という形なんですけども、以前、本議会においても、議員さんのほうから御提案等もあった件があるんですけども、一応、空洞化調査、こういったものをするべきではないかという判断で、一応平成28年度予算でもってやる予定にはいたしておったんですが、福岡の陥没がありまして、業者のほうがそちらのほうに行って手が回らないということで、本年の5月から7月にかけて、旗岡環状線においてテストケースをやらせていただきました。 その結果を見ると、2カ所程度そういったものが調査でもって判明をいたしまして、その現場を掘り起こしたときに、そういった空洞化が見受けられました。 そういうことがありますので、本年度以降で、まずは通過車両の多い市道、それと、今までの陥没が多かった路線等をこちらのほうも把握をいたしておりますので、そういったところを優先順位をつけまして、この空洞化調査を計画的にしていきたいというふうに考えております。 若干、その予算措置については、今現在進めております路面正常化調査というのも今年度からスタートしておるんですけども、それと並行ができるか否か、そういったものも考えながら今後進めていきたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(浅本正孝君) 永田憲男議員。
◆17番(永田憲男君) 私も今、この間、気になりまして、路面下探索技術ということで、地中レーダー探査装置による空洞化調査業務という業者さんのほうにお話を聞きに行きました。結構予算がかかるものでございます。 今、例の先日出されました公共施設等総合管理計画にのっとって、92ページにございますけども、割と道路についてはというか、余り早急な考えはないような気がしておりましたので、きょうこの陥没事故、本当に軽微な事故といったらおかしいんですけど、この程度で済んだと安心しましたけど、これが大きな事故につながらないようにということで先ほどから質問をさせていただきました。 部長の答弁を聞けて安心をいたしました。どうか早急にそういったことで、大きな路線に関しましては若干費用もかかるのはよく存じておりますが、早急に手当てをしていただきたいと思います。 以上です。
○議長(浅本正孝君) 堀本浩司議員。
◆19番(堀本浩司君) この後報告第19号も出てくるわけですけど、関連してお尋ねしたいと思います。 報告第19号については過失割合が50%となっております。たまたま道路を走っていてタイヤが落ちてしまったということで、市民としてはたまったもんじゃないと思うんです。 提案なんですけど、市民からの情報提供として、SNS、また、スマートフォンを使ったり、フェイスブックを使った方法もあります。これは佐賀県武雄市が早くから導入しておるんですけど、市民の方が散歩中見つけて、それを写真を送って、土木のほうで素早く対応をする、また、広報等で、こういった活用もできるのではないかと思います。 このあたり、より多くの市民の方に関心を持ってもらいまして、側溝、さまざま市の管理するものがあると思うんですけど、このあたり、提案に対していかがでしょうか。
○議長(浅本正孝君) 藤本総務部長。
◎総務部長(藤本泰延君) SNSの活用ということで、ホームページ等、秘書広報課が所管しておりますので、私のほうからお答えさせていただきたいんですが、確かに議員さんおっしゃったように、SNSの活用、これはさまざまな場面で、特に防災関係で活用を検討したらどうかというような話もございます。 これにつきましては、多様な情報収集と伝達、こういった、特にSNSは双方にそういった情報の機能が、送ったり送られたりという機能がありますので、これについては担当課にとしても、どういった活用ができるのか、これはこれから研究していきたいというふうに考えています。 以上です。
○議長(浅本正孝君) ほかに。渡辺敏之議員。
◆22番(渡辺敏之君) 今、建設部長の答弁で、陥没について、幹線を調査をするという、そういう計画があるというふうにおっしゃいましたけども、陥没だけじゃなしに、幹線道路の路側帯部分がかなり荒れていて、自転車だとか二輪車、そういうふうなものが通行する、さらにはすり鉢状に表面が落ち込んでいるというふうな、そういう箇所も各所であるんです。 今、同僚議員がおっしゃったように、業者に頼めばかなり金がかかるというふうなものも、そういう金をかけてやらなきゃならない分もありますが、目視で、また、実際に走ってみれば、それが体感できるというふうなものもかなりあると思うんです。 私も、バイクで走って、気がつけば原課に行っていろいろ申し上げることもあるんですが、職員の皆さんのところで現場を巡回をしていただいて、そういうふうなことが事故になってからということじゃなしに、なる前に先手を打つという対策が必要じゃないのかなというふうに思いますけれども、そのあたりについて、当然前向きに検討なさるというふうに思いますが、いかがに、計画をお持ちかどうか、今後の見通しについても、後手に回らずに、先手先手をぜひ打っていただきたいというふうに思いますが、そのあたりについてお尋ねをしておきたいというふうに思います。
○議長(浅本正孝君) 古本建設部長。
◎建設部長(古本清行君) 確かに、道路の安全管理というのは私どもの責務であるというのは十分承知をいたしております。ですから、日々、うちの職員でも、仕事で現場、市内を回ります。前も言ったことがあるんですけども、同じ道を通って帰るなというふうなことで、目視はしておると思います。ただ、なかなか全路線となると非常に難しい面はございます。 ただ、これも今、嘱託職員、要は道路維持の嘱託職員もおりますので、そういった者も今、曜日を決めて道路パトロールという業務をさせております。当然、私どもの職員もやります。それと、全職員にもそういう通勤等において通られるときに、異常があれば原課、私どものほうへ報告を願いたいというふうなことも言っております。 それと、ここにいらっしゃいます議員の皆様にもそういった情報があれば、積極的にお申し出いただいている方も数名いらっしゃいますけども、多くの方々にお願いできたらというふうに考えております。 以上です。
○議長(浅本正孝君) ほかに。 〔「なし」と言う者あり〕
○議長(浅本正孝君) 質疑なしと認めます。よって、質疑を終結をいたします。 報告第18号については、議会の承認事項ではありませんので、以上で御了承をお願いしたいと思います。
△日程第15.報告第19号専決処分した損害賠償の額の決定に係る報告について
○議長(浅本正孝君) 日程第15、報告第19号専決処分した損害賠償の額の決定に係る報告について提出がありましたので、市長から報告理由の説明を求めます。
國井市長。 〔市長
國井益雄君登壇〕
◎市長(
國井益雄君) 報告第19号専決処分した損害賠償の額の決定に係る報告について御説明申し上げます。 この議案は、本市の損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条第1項の規定により、専決処分いたしましたので、議会に報告するものであります。 本年7月10日午前9時50分ごろ、相手方車両が市道吉原線を走行中、水路への土の流出により、路面に生じていた陥没部にはまり、車両右側ロアーアームと左前部バンパーを損傷したものであります。 相手方との交渉の結果、本市の過失割合を50%とし、相手方の損害額3万6,774円のうち、1万8,387円を本市が負担することで示談が成立いたしました。 なお、損害賠償額につきましては、本市が加入している損害保険で全額補填されます。 以上、御報告を申し上げます。
○議長(浅本正孝君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。金藤哲夫議員。
◆28番(金藤哲夫君) 先ほどの報告第18号において、それぞれの議員さんからも質問があり、それぞれ答弁がされたところでありますが、この報告第19号において、陥没した理由が、水路への土の流出ということで陥没をしておると、恐らくこの水路の老朽化による吸い出しがあったんだろうということから陥没をしておって、そこに落ち込んだということだろうと思うんです。 したがって、その原因である、これが本当に農業用水路であれば経済部のところでの所管でありますので、そのあたりをどう判断をするのか。それから、過失割合が50%にしたその理由です。相手方50%の過失があった、その過失はどういったところにあるのか。 その2点について、陥没の原因が純然たる水路であれば、経済部と土木のところできちんと協議をされて、どういった方法で解消をしていくのか、そういったところまで話を詰めておられるのかどうなのか、そのあたりについて御説明をいただきたいと思います。
○議長(浅本正孝君) 古本建設部長。