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12月20日-06号

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  1. 萩市議会 2018-12-20
    12月20日-06号


    取得元: 萩市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-16
    平成30年12月定例会                平成30年12月            萩市議会定例会会議録(第6号)                議事日程第6号         平成30年12月20日(木曜日)午前10時開議第1 会議録署名議員の指名第2 議案第100号から議案第116号まで第3 議員提出議案第2号────────────────────〇本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 議案第100号から議案第116号まで日程第3 議員提出議案第2号────────────────────〇出席議員(20名)       1番  浅 井 朗 太 君       2番  小 林   富 君       3番  瀧 口 治 昭 君       4番  松 浦   誠 君       5番  村 谷 幸 治 君       6番  五十嵐 仁 美 君       7番  石 飛 孝 道 君       8番  佐々木 公 惠 君       9番  松 浦 俊 生 君      10番  美 原 喜 大 君      11番  森 田 哲 弘 君      12番  関   伸 久 君      13番  西 中   忍 君      14番  長 岡 肇太郎 君      15番  中 野   伸 君      16番  西 島 孝 一 君      17番  平 田 啓 一 君      18番  宮 内 欣 二 君      19番  斉 藤 眞 治 君      20番  横 山 秀 二 君────────────────────〇説明のため出席した者 市長        藤 道 健 二 君 副市長       高 橋 博 史 君 教育長       中 村 彰 利 君 総務部長      柴 田 一 郎 君 総合政策部長    香 川 信 善 君 財務部長      大 塚 喜 彦 君 地域政策部長    野 村 謙 司 君 市民生活部長    小 原 厚 子 君 保健部長      田 中 慎 二 君 市民病院事務部長  阿 武 利 明 君 産業戦略部長    長 尾 博 行 君 農林水産部長    下   英 樹 君 商工政策部長    山 本   徹 君 観光政策部長    植 村   正 君 土木建築部長    須 山 靖 夫 君 上下水道局長    池 田   亮 君 教育委員会事務局長 弘 中   保 君 消防本部消防長   野 原 和 正 君 総務部次長     齋 藤 英 樹 君────────────────────〇事務局出席者 事務局長      濱 村 祥 一 君 次長        須 郷   誠 君 議事係長      戸 禰 憲 尚 君 調査係長      大 田 泰 之 君────────────────────     午前10時00分開会 ○議長(横山秀二君) これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。──────────────────── △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(横山秀二君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に、3番、瀧口議員、4番、松浦誠議員を指名いたします。──────────────────── △日程第2 議案第100号から議案第116号まで ○議長(横山秀二君) 日程第2、議案第100号から議案第116号までを一括して議題といたします。 これより各委員長の報告を求めます。 まず、総務委員長の報告を求めます。9番、松浦俊生委員長。  〔総務委員長 松浦俊生君登壇〕 ◆9番(松浦俊生君) おはようございます。 それでは、総務委員会を代表いたしまして、本委員会に付託されました議案5件について、審査の経過及び結果について御報告をいたします。 まず、議案第109号萩市デジタル防災行政無線施設の設置及び管理に関する条例についてであります。 これは、現行の防災行政無線施設の老朽化及び無線設備に係るスプリアス発射強度の許容値の改正により、当該許容値に適合したデジタル防災行政無線施設を新たに整備する必要が生じたことに伴い、施設の設置及び管理について必要な事項を定めるため、条例を制定するものです。 審査においては、新たなデジタル防災行政無線施設の条例制定と既存のアナログ防災行政無線の関係等について質疑が交わされました。執行部より、順次デジタル化整備が完了し、供用開始した地域を新設する条例の業務区域に追加し、これに伴って既設のアナログ防災行政無線が廃止されるため、既設の防災行政無線の条例を業務区域から削除することとなるとの説明がありました。 また、各地域エリアの受信機を他地域で使用できないかとの質疑に対しては、緊急一斉放送は市内のすべての地域で使用できるが、地域別の放送は周波数の関係や受信機の設定などで使用できないとの答弁でした。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第110号萩市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 これは、平成30年8月の人事院勧告に準じて、民間給与との格差等に基づく給与等の改定を行うため、条例を改正するものです。 執行部から主な改正内容や改正規定の適用日などの説明を受け、委員からは、初任給や若年層の給与の引き上げ額が大きくなっていることに関して、また、行政職給料表の職務給の内容等について質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第111号萩市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例についてであります。 これは民間病院の夜間看護手当の状況等を踏まえ、人事院規則に定める夜間看護等手当の手当額を引き上げる改正が行われたことを受け、本市職員の夜間看護手当について、当該改正に準じた引き上げを行うため、条例を改正するものです。 改正の内容は、病院や診療所に勤務する看護師等が午後10時から午前5時までの間の深夜帯の勤務時間の長さに応じて支給される夜間看護手当の額の引き上げを行うものと説明を受けました。 審査においては、夜間看護手当と時間外勤務手当との違いなどについて質疑が交わされたところです。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第114号萩市火災予防条例の一部を改正する条例についてであります。 これは、不正競争防止法の一部を改正する法律による工業標準化法の改正により、日本工業規格が日本産業規格に改称されることに伴い、条文中の当該名称を改めるため、条例を改正するものです。 委員から当該条例の改正施行により、萩市に影響があるものが実在するのかの確認がなされ、今のところ影響はないとの答弁でした。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第115号調停の申立て等についてであります。 これは、平成24年7月4日に本市が締結した消防救急デジタル無線整備工事請負契約に関し、当該契約における納入機器の製造業者である沖電気工業株式会社が入札談合を行い、平成29年2月2日に公正取引委員会から私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律に基づく排除措置命令及び課徴金納付命令を受けたことに伴い、当該談合によって生じた損害の賠償を請求するため、沖電気工業株式会社を相手方として調停を申し立てること等について、地方自治法第96条第1項第12号の規定に基づき、市議会の議決を求めるものです。 また、この調停が成立しなかった場合、またはこの調停において目的を達することができなかった場合は、本件談合に係る損害賠償金の支払いを求める訴えを提起することができるものとする授権事項も議案内容に含まれております。 審査においては、委員からは、沖電気工業工事落札業者に納入した機器の価格はどれくらいであったのか、そのことによる萩市の損害額はいくらなのか、工事落札業者に直接損害賠償請求ができないのかなどの質疑ありました。これらに対する執行部側の答弁は、工事落札業者は、今回、談合業者として公正取引委員会より認定されておらず、萩市が調停を申し立てる相手方は沖電気工業となり、損害賠償の額及び納入機器の価格など具体的数字については、今後の調停から訴訟に移行することも視野に入れていることから、現段階では回答できないとのことでした。なお、今後の推移については、議会に逐次報告をしていくとのことでした。 その他、損害賠償請求権の時効の時期について、調停不成立の場合の訴訟への移行期間、談合が認定された期間、談合が認定された日から今回の調停議案提出までの間の市の対応などについても質疑が交わされました。また、少しでも早く調停の申立てに取りかかってほしいとの意見もありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、総務委員会からの報告といたします。 ○議長(横山秀二君) 総務委員長の報告は終わりました。 次に、教育民生委員長の報告を求めます。西中委員長。  〔教育民生委員長 西中 忍君登壇〕 ◆13番(西中忍君) それでは、教育民生委員会に付託されました議案8件について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 まず、議案第101号平成30年度萩市国民健康保険事業事業勘定特別会計補正予算(第2号)についてであります。 これは、人事異動及び人事院勧告に準拠した給与改定などに伴う職員人件費の調整を行うもので、特段の質疑はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第102号平成30年度萩市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、これも、人事異動及び人事院勧告に準拠した給与改定などに伴う職員人件費の調整を行うものです。 審査では、今回の給与改定により、平均0.2%上昇しているにもかかわらず、職員人件費が876万2,000円減額となっていることについて質疑があり、執行部からは、診療所看護師育児休業等に係る人件費の調整との答弁があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第103号平成30年度萩市休日急患診療事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、これは、人事異動及び人事院勧告に準拠した給与改定などに伴う職員人件費の調整のほか、債務負担行為の補正を行うものであります。 審査では、債務負担行為を設定する、医療事務業務委託事業及び清掃業務委託事業の委託先の選定について質疑があったほかは特段の質疑はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第104号平成30年度萩市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)及び議案第105号平成30年度萩市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)についてでありますが、いずれも人事異動及び人事院勧告に準拠した給与改定などに伴う職員人件費の調整を行うもので、特段の質疑はなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第108号平成30年度萩市病院事業会計補正予算(第1号)についてであります。これは、人事異動及び一般職に準じた給与改定などに伴う職員人件費の調整のほか、債務負担行為の補正を行うものであります。 審査では、債務負担行為を設定する萩市病院医療事務業務委託について質疑が交わされ、人件費が伸びていることを見越した上での金額であるかとの質疑に対し、執行部からは人件費のアップを考慮しながら、来年10月からの消費税増税を考慮したものであるとの答弁がありました。 また、現行の委託金額との比較について、業務内容や従事者数についても質疑が交わされ、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第112号萩市霊園条例の一部を改正する条例についてであります。 これは、西の浜墓地敷地内において、無縁墳墓から合葬墓へ改葬を行い、新たな墓地区画を造成したことに伴い、当該区画の使用料を定める等のため条例を改正するもので、審査を行い、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 最後に、議案第116号指定管理者指定期間の変更についてであります。 これは、平成27年4月1日から平成32年3月31日までとなっている萩市生きがいと健康の村の指定管理者指定期間を平成31年3月31日までに変更するものです。 審査では、12月5日に開催された全員協議会での説明を踏まえた上で、指定管理期間を短縮する理由や今後の対応等について、多くの質疑が交わされました。 まず、指定管理期間の変更に至った経緯について説明を求めたところ、執行部からは、指定管理者である萩市社会福祉事業団では、以前より、現在、萩市楽々園内で行っているデイサービス事業について検討されていたが、昨年、子どもデイサービス事業民間医療機関への機能移転が決定したことや、その他のサービスについても他施設への機能移転が可能であることから、今回、事業団より指定管理期間短縮の申し入れがあった。これを受け、市としても施設の老朽化により今後の維持管理経費も多額となることから、最終的に萩市と事業団が合意の上で指定管理期間を1年短縮することを決めたとの説明がありました。 委員からは、平成27年4月の指定管理開始時点において、楽々園からの事業撤退の話があったのかとの質疑があり、執行部からは、開始時点でそういった話はなかったが、事業団の平成28年度事業計画の中で、各施設の運営に対する今後の方向性について検討が始まったとの答弁がありました。 また、施設老朽化の問題を挙げられたが、市が施設改修を行った場合、楽々園内での事業継続はあったのかとの質疑に対しては、施設老朽化の問題は萩市側の維持管理上の問題で、事業団の中長期的な考え方として、今後、介護人材の確保が難しくなることから、事業団が運営する他施設へサービス機能を移転することで、事業の効率化を図ること。加えて、もともと料亭として使用されており、建物構造上、介護度が高い方の施設利用が難しいという問題もあり、事業団としてはバリアフリーの整った施設でのサービス提供を希望されていたことも挙げられるとの答弁がありました。 このほか、デイサービス機能の移転に伴う他施設への影響について、現在の施設利用者への今後の対応について、指定管理期間を短縮することに対する市の見解について、萩市生きがいと健康の村を構成する施設のうち3施設については、今後、新たな指定管理者が募集されることから、施設利用者の状況についてなど質疑が交わされました。 採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、教育民生委員会の報告とさせていただきます。 ○議長(横山秀二君) 教育民生委員長の報告は終わりました。 次に、経済建設委員長の報告を求めます。長岡委員長。  〔経済建設委員長 長岡肇太郎君登壇〕 ◆14番(長岡肇太郎君) 経済建設委員会を代表して、本委員会に付託された議案3件について、審査の経過及び結果を御報告いたします。 初めに、議案第106号平成30年度萩市水道事業会計補正予算(第1号)、議案第107号平成30年度萩市下水道事業会計補正予算(第1号)の2議案については、一括で審査を行いました。 議案の内容といたしましては、主に職員の人事異動及び人事院勧告に準拠した給与改定に伴う人件費の調整です。 委員からは、水道事業の職員数について、当初予算計上人数の23人から20人になった理由と、現在の職員数で今後十分に対応が可能かどうかとの質疑があり、職員数については、あくまで予算上の予定人数であり、実職員人数は平成29年度末から変更がないこと、また、十分に対応するため人事課へのヒアリングなどを通じ増員を要望している旨の説明がありました。 また、下水道事業会計の人件費について、人数の変更がないが、全体での給与金額が下がっているのはなぜかとの質疑があり、人事異動により平均年齢が下がり、全体での給与金額が減額になったものとの説明がありました。 その他、下水道整備の進捗状況や公共下水道事業計画エリアにおいて、浄化槽の補助対象となるかなどの質疑がありました。事業計画エリアにおける整備率は、平成29年度末で76.4%、また、事業計画エリアでは、合併浄化槽を整備する場合、補助金対象とはならないため、一日でも早く完成に向けて努力をするという旨の説明がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第113号萩市景観条例の一部を改正する条例については、500平方メートルを超える工作物の新設などに届出を要するもので、太陽光パネルなどが想定されているとの説明がありました。 委員からは、太陽光パネルの計画は現在も存在するのか、また、太陽光パネル以外に対象の工作物では何を想定しているかとの質疑があり、現在も太陽光パネルは数件の計画があること、また、太陽光パネル以外は、ガスタンクなども対象になる旨の説明がありました。 また、敷地が公道や河川により分けられている事例について質疑があり、分けられた敷地の中において500平方メートルを超えると届出の対象となり、同一所有者であっても公道や河川によって分けられている敷地の工作物は合算されないとの説明がありました。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、経済建設委員会の報告といたします。 ○議長(横山秀二君) 経済建設委員長の報告は終わりました。 次に、予算決算委員長の報告を求めます。西島委員長。  〔予算決算委員長 西島孝一君登壇〕 ◆16番(西島孝一君) 予算決算委員会に付託されました議案第100号平成30年度萩市一般会計補正予算(第3号)について、審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出それぞれ5億5,912万4,000円を追加し、予算の総額を308億8,551万8,000円とするものです。 歳出予算補正の主なものは、すべての公立小中学校普通教室等空調設備を設置する事業など、市勢の発展及び市民の生活を守るために必要な事業を計上されたものであります。あわせて、人事異動及び人事院勧告に準拠した給与改定に伴う人件費の調整が行われるものであります。 本議案の審査では、萩市議会会議規則第117条の委員外議員制度を活用し、18名で審査を行いました。 それでは、審査での主な質疑について申し上げます。 まず、旧明倫小学校利活用検討事業では、市民アンケートを実施する経費の予算補正に対し、アンケートの必要性、内容、手法等について質疑が交わされ、活用プランの例である「中小企業サポートセンター」等について、アンケートの記載内容の中には市民に誤解を与える可能性があるとの指摘を受けたところ、表現を修正したアンケートが示されたところであります。 また、アンケート結果の取り扱いについては、執行部の説明と一般質問等における市長の発言内容との齟齬について確認が行われ、改めてアンケート実施後は5案の中から1つを選ぶことが確認されました。 次に、移動期日投票所開設検証事業では、各地域での開設箇所の予定を確認した上で、事業実施に当たっては、投票所から距離があるなど、地域の実情を考慮し、利便性の向上に資する検証事業となるよう指摘されたところであります。 次に、地域活動支援センター運営事業では、事業の内容、実施場所、対象者及びその見込み人数、委託先、事業費の積算根拠、利用料等利用者負担について質疑が交わされました。 次に、学校施設空調設備整備事業では、来年の夏までにエアコン設置が完了するのか、スケジュールの確認が行われたところであります。あわせて、エアコン設置後の運用について、基準やガイドラインが示されるのか質疑が交わされました。 また、3月補正予算に工事費を計上予定であることから、その際にはランニングコストの見込みについてあわせて説明するよう指摘したところであります。 最後に、今定例会に上程されている調停の申立て等についてが、当時、全国的に整備が行われた消防救急デジタル無線整備工事において談合が行われたことに起因していたことから、今回、全国的に整備が進むことが予測されるエアコン設置工事においても、十分に留意されたい旨の発言がありましたことを申し添えます。 採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、予算決算委員会の報告を終わります。 ○議長(横山秀二君) 予算決算委員長の報告は終わりました。 以上をもちまして、各委員長の報告は終わりました。 これより各委員長に対する質疑を行います。 まず、総務委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 次に、教育民生委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 次に、経済建設委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 次に、予算決算委員長に対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) 質疑なしと認めます。 以上で、各委員長の報告に対する質疑を終わります。──────────────────── △討論 ○議長(横山秀二君) これより討論を行います。通告が4件提出されておりますので、順次発言を許します。 まず、議案第100号に関し、賛成の立場から、6番、五十嵐議員の発言を許します。五十嵐議員。  〔6番 五十嵐仁美君登壇〕
    ◆6番(五十嵐仁美君) 議案第100号平成30年度萩市一般会計補正予算(第3号)に賛成の立場で討論します。 今回の補正は、早急な設置が必要とされる公立小中学校の普通教室の空調設備を整備するため、計画を策定し設計するための経費として3,345万1,000円、ずっと保留され続けた旧明倫小学校3・4号棟をどうするか決めるために、民意を確認するアンケートの実施経費として62万4,000円、心身の障がいにより長期間自宅に引きこもっている方々に対して、機能訓練や社会適応訓練などを行い、社会参加を促すための地域活動支援センターの運営経費251万5,000円、萩市で検討されている選挙の投票区の再編に先駆けて、自動車を利用した移動期日前投票所を開設するための備品購入に84万円、平成30年7月5日から8日まで及び9月1日の豪雨により、被災した農地や水路の復旧工事費として572万円、バスの運行情報をスマートフォンで確認したり、バス停名など外国人旅行者でもわかるように情報を提供したりするバスロケーションシステム導入に168万8,000円、そのほかに生活保護関係や障がい者支援関係などの補助金返還や、人事異動給与改定に伴う職員人件費の補正があり、一般会計補正予算額は5億5,912万4,000円になります。 どの事業も市民の生活を守り、市勢の発展につながるもので、必要なものです。中でも、小中学校の空調設備の整備と、旧明倫小学校3・4号棟のあり方に関するアンケートの実施には、多くの議員から意見が出され、議論されました。それぞれ早急に事業に事業に取りかかることを期待して、賛成討論とします。 ○議長(横山秀二君) 五十嵐議員の討論は終わりました。 次に、議案第100号に関し、賛成の立場から、18番、宮内議員の発言を許します。宮内議員。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 議案第100号一般会計補正予算(第3号)に賛成の立場で討論します。 今回の一般会計補正予算は5億5,912万4,000円を追加し308億8,551万8,000円とするものであります。前年度からの繰越金の2分の1、3億1,015万1,000円を財政調整基金に積み立てるものや、職員人件費の調整と退職手当などで1億684万5,000円などが主なものであります。 賛成の理由の大きなものは2つあります。旧明倫小学校3号棟・4号棟のあり方について、市民の意思を確認する市民アンケートを実施する事業があるということです。その1つですね。金額は62万4,000円でありますが、とても大事な事業だと思います。 この旧明倫小学校3・4号棟問題は、市長選挙の最大の争点となりました。その上で、市民の審判を受けたものであります。凍結された事業は、具体的な活用計画がはっきりしないまま保存整備を行うというものでありました。今回は5つのあり方が示され、それを3,000人の市民にアンケートで意思を確認し、進め方を決めていくというものであります。 5つの活用案については、市民の意見や提案も募集しつくられております。これがベストだというふうには思っておりませんが、前回の進め方と比べると、はるかに市民の側に立ったものだと思います。アンケートの実施など必要ないという意見もありましたけれど、市民の意思を確認するということは、とても大事なことではないでしょうか。 5案の作成を市職員だけではなく、市民の意見や提案を取り入れてつくることで、市民に近いものとなり、それを市民の意思を確認して選択しその方向で進めていくっていうことは、より市民的な手法であるということは間違いありません。大きな前進だと思っています。 もう一つの賛成理由は、学校施設空調設備整備事業3,345万1,000円があるということです。記録的な猛暑が続く最近の夏の天候の中で、子供の健康、命を守る上からも、学校の普通教室にエアコンを設置するということは、強く求められておりました。今回、来年の夏までに小中学校の普通教室にエアコンを設置する予算が計上されたということは、大変喜ばしいことだと思います。 しかしながら、もっと国の予算をつけるべきだという思いを持つ人も多いのではないでしょうか。軍事防衛予算は天井知らずにどんどんと膨れ上がっております。その一方で、子供の命と健康を守るための予算は不十分です。その負担は自治体に回していくというような考え方は、義務教育であるということや、子育て支援の充実という観点からしても、改めるべきだと思います。軍事費削って、教育、福祉の充実ということが、今後一層国民共通の要求になることは間違いないと思います。 そのほかにも、災害復旧などの事業も必要なものということで、賛成するものです。 ただ1点、申し上げたいことがあります。職員人件費、給与条例改正にかかわって意見を述べさせていただきたいと思います。 この間、障がい者雇用率にかかわる職員の処分や不正行為、消防団員の問題で、市長は連帯責任も含めて処分や厳しい対応を課しています。その最高責任者はだれなのか。それは市長です。委員会の審査の中でも、市長がみずから自分への処分の話が出ているかということを質しました。今のところないという回答でありました。前の市長も、職員が接待を受けたことで厳しい処分をしたときに、みずから責任をとることはされませんでした。 市民は見ています。きのうも市民の方から、職員や特別職の消防団員に厳しい対応をした後、市長はその責任をどうとったのか、どんな処分があったかということを尋ねられました。今のところ何もありませんと答えるしかありませんでした。 市長もみずからの処分をしてはどうかということが、職員の中からはだれも出てないというように見えました。ほかにだれも言わないのであれば、私からここで市長に伝えたいと思います。市長も最高責任者として、しっかりとその態度を示してください。それが市民の率直な声です。ぜひこのことをよく考えられて、自分の対応を決断されるよう申し上げまして、本予算案の賛成討論といたします。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員の討論は終わりました。 次に、議案第100号に関し、賛成の立場から、3番、瀧口議員の発言を許します。瀧口議員。  〔3番 瀧口治昭君登壇〕 ◆3番(瀧口治昭君) 議案第100号平成30年度萩市一般会計補正予算(第3号)に賛成の立場で討論いたします。 本補正予算は9会計全22事業、歳入歳出5億5,912万4,000円をそれぞれ追加する補正予算ですが、主な金額の内容として、29年度純繰越金の2分の1に当たる3億1,015万1,000円の財政調整基金への積み立てや、補助金超過交付分の返還事業1億99万7,000円など、29年度事業の確定による補正が大半を占めておりますが、新規事業への補正5項目も提案をされております。 その中には、ことし話題となりました小中学校へのエアコン設置に向けた予算案もありますが、このたび賛成討論をいたしますのは、昨年より懸案となっております旧明倫小学校利活用検討事業に対しての補正予算が提案をされていることです。 この補正予算は、旧明倫小学校の利活用について、無作為抽出された3,000人の市民に対してこの夏に旧明倫小学校の取り扱いについて募集をされました意見を集約し、整備、利活用、解体、跡地活用など、5案に分けてアンケート調査を行うことへの予算です。 12月5日の議会全員協議会での説明では、議員より既に7月、8月に行った意見募集がアンケートではなかったのか、重ねてアンケートをとる必要があるのかなどの意見がありました。執行部の説明では、夏に行ったものはあくまでも意見や提案の募集であり、その中で集約されたものを案として提示をし、アンケートにより市民の利活用に対する考えを問いたいとのことでした。 なお、この夏に提出された意見、提案書の内容は、全数276件のうち、活用及び保存の意見が234件、解体や跡地活用が44件と、約85%の意見が保存または活用への検討を希望した意見であったということでした。この提案の集計をもって利活用の検討案が市より決定されると、私自身も当初思っていましたし、他の議員においても同様の思いを持たれた方も多かったとは思いますが、今後のアンケートの実施によって、広く市民の意思を問いたいとの市の意向に対して反対をするものではありません。 また、アンケートの内容については、整備費並びに維持管理費についての算出根拠に対しては、内容設置がまだ検討、議論されていない組織等の維持費も参入されてることについては、あくまでも例として考えるべきと議員からの訂正への意見も多く出たところですが、後日の予算決算委員会では、議員の意見が反映され、維持管理費についても修正されたアンケート案が提出されましたことは、評価をすべきことと考えております。 今後のアンケートの結果は、市民一人一人の考えの中にありまして、私どもの知るところではございませんが、市民の意思が十分に尊重された利活用案が提出されることと期待をいたしております。 旧明倫小学校1号館・2号館は、改修後、萩・明倫学舎として、開館後、622日で入館者50万人を超える萩市の観光のランドマークの一つとしてにぎわう中、隣接した3号・4号館が利活用も決まらないまま放置に近い状態であることは、萩市にとっても、市民にとっても、喜ばしい姿ではないと思います。 自治体間競争も繰り広げられる中、決まらない萩、決められない萩ではなく、進取の気風をもって、今後も課題に対して、議会も執行部もともに当たっていかなければならないのではないかと考えます。 以上、旧明倫小学校利活用検討事業が盛り込まれた議案第100号に対して、賛成の討論といたします。議員各位におかれましては、よろしく御理解のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(横山秀二君) 瀧口議員の討論は終わりました。 次に、議案第115号に関し、賛成の立場から、18番、宮内議員の発言を許します。宮内議員。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 議案第115号調停の申立て等について賛成の立場で討論します。 2012年6月議会に提案され可決された消防救急デジタル無線整備工事請負契約に関するものであります。ちょうどこの2012年6月議会は、私が一般質問で大島漁港工事にかかわる議員の不正行為について取り上げた議会です。その後の経緯は、萩市の体質が公共事業での不正に対して非常に緩やかだったということを物語っています。優しいですね、表現が。その同じ議会で契約議決を行った本件であります。 この消防救急デジタル無線整備工事請負契約、全国的に談合が行われたということが、2017年2月2日に公正取引委員会の排除命令、課徴金納付命令が出されたということで、明らかとなりました。 談合に参加した業者は、富士通ゼネラル、日本電気、沖電気工業、日本無線、日立国際電気、この5社です。萩市では、予定価格、税抜きで7億5,300万円のところ、当初参加予定だった6社のうち4社が辞退し、落札した協和エクシオと沖電気工業の2社で入札が行われました。その結果、協和エクシオが7億1,500万円で落札しました。2位となった沖電気工業は7億1,900万円でした。その差は400万円です。協和エクシオが予定価格の94.95%で落札し、税込みで7億5,075万円で契約したというものであります。協和エクシオは、メーカーである沖電気工業の製品を納入し、この工事を行いました。これが今回の損害賠償を求める根拠であります。 5社の談合については、公正取引委員会が具体的にその手法を明らかにしています。全国で消防救急デジタル無線整備を行うことから、それぞれの自治体や消防組合など、地図と言われる一覧表をつくって、どこをだれが請け負うかということを決めてく手法がとられました。5社が直接請け負う場合と、代理店や別の企業が請け負う場合というものがありました。萩市の場合は、協和エクシオが落札し、沖電気工業は落とせませんでした。しかし、協和エクシオを通じて沖電気工業の製品が納入され、目的を達成しています。萩市消防の場合は、沖電気工業と決まっていたということです。損害賠償を請求するのは当然であり、遅過ぎる対応だと思います。もっと早く請求を決断すべきだったと思うぐらいであります。 一方、私たちもこの件に関しては、しっかり反省し、検証し直す必要があるということも示しています。この談合を執行部も議会も見抜けなかったという事実があるからです。私は議案が提案されたときに、2社入札で競争性が働いているかということを質疑いたしましたけれど、全国的な事業で、管理技術者が足りないなどの理由で、業者の応札がなかったということでありました。その理由をそのまま私も受けとめてしまいました。予定価格の95%だったということから、執行部は契約議案を出したわけですけれど、私たち議会もそれを認めています。談合が見抜けなかったということです。 ですから、この問題はもう一度検証が必要だと思います。今までの市役所のシステムでは、今回のような談合には何の役にも立たなかったということです。委員会審査でも尋ねましたけれど、設計段階や政治家の関与も含めて、もう一度詳細に検証し直して、こうした談合を防止する新たな対応が求められているのではないでしょうか。 このことを指摘しながら、また自分自身反省しながら、賛成討論といたします。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員の討論は終わりました。 以上で、討論を終了いたします。──────────────────── △採決 ○議長(横山秀二君) これより採決を行います。 まず、議案第100号平成30年度萩市一般会計補正予算(第3号)に対する委員長の報告は原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第100号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第101号平成30年度萩市国民健康保険事業事業勘定特別会計補正予算(第2号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第101号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第102号平成30年度萩市国民健康保険事業(直診勘定)特別会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第102号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第103号平成30年度萩市休日急患診療事業特別会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第103号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第104号平成30年度萩市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第104号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第105号平成30年度萩市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第105号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第106号平成30年度萩市水道事業会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第106号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第107号平成30年度萩市下水道事業会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第107号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第108号平成30年度萩市病院事業会計補正予算(第1号)に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第108号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第109号萩市デジタル防災行政無線施設の設置及び管理に関する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第109号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第110号萩市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第110号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第111号萩市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第111号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第112号萩市霊園条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第112号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第113号萩市景観条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第113号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第114号萩市火災予防条例の一部を改正する条例に対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議案第114号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第115号調停の申立て等についてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議がありますので、起立により採決をいたします。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第115号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第116号の指定管理者指定期間の変更についてに対する委員長の報告は、原案可決であります。本案は、委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立を願います。  〔起立者多数〕 ○議長(横山秀二君) 起立多数と認めます。よって、議案第116号は委員長の報告のとおり可決されました。──────────────────── △日程第3 議員提出議案第2号 ○議長(横山秀二君) 日程第3、議員提出議案第2号を議題といたします。 まず、提案者から提案理由の説明を求めます。18番、宮内議員宮内議員。  〔18番 宮内欣二君登壇〕 ◆18番(宮内欣二君) 議員提出議案第2号むつみ演習場への迎撃ミサイル基地配備に関する調査特別委員会の設置について提案理由を述べさせていただきたいと思います。 防衛省はことし5月15日、迎撃ミサイル基地イージス・アショアの配備候補地として、自衛隊むつみ演習場を決定いたしました。 住民からは6月議会で萩市議会に対し、配備計画に反対かつ撤回を求める決議及び意見書を提出するよう求める請願が提出されました。請願が付託された萩市議会総務常任委員会では、請願者が求めている反対、撤回について、態度を示すには時期尚早という意見により、不採択とすべきものと決しました。続いて行われた本会議でも不採択となりました。また、そのときに同時に調査特別委員会設置議案を提案いたしましたけれど、これも否決されました。 この間、防衛省は萩市と阿武町で4回にわたって住民説明会と議会説明会を開催いたしました。その中で、たくさんの疑問点や意見が出されました。防衛省の説明は、その疑問に答えるには十分と言えず、市民からは説明を聞いても不安や疑問は解消しない、一層疑問が深まった、こういう声も上がっています。 その住民説明会などで確認した特徴的なことを紹介いたします。 防衛省が今回の配備を、北朝鮮のミサイル攻撃に対応するためだと言っているということ。現在、北朝鮮は200発から300発のミサイルを持っているということ。その一方で、今すぐミサイル攻撃をする緊急性はないと言っていること。 住民の理解と協力がなければ、自衛隊の活動はできない、このように防衛省が考えているということ。そして、住民の理解が適地・不適地判断の重要な要素であるということを認めているということ。住民の中に、軍事施設イコール防衛施設をつくることへの反対が根強いということ。 迎撃ミサイル基地が置かれることで、テロ攻撃もあわせて攻撃対象となる危険が高くなるということ。 強力なレーダーの電磁波が人体にどんな影響を及ぼすのかいまだに不明なこと。電波防護指針を守れば大丈夫だと防衛省は言っていますけれど、現地の適地調査では、その測定は行われないということ。そして専門家が電波防護指針は、あくまで人体だけが対象であり、心臓ペースメーカーや埋込型の除細動器にどんな影響があるかという問題は別の問題だと言っているということ。同じように、その他の機械、機器に対する影響も、別の方法でないとわからないと言っていること。 巨大な施設ができることにより、地下水への影響が大きく心配されるということ。適地調査のボーリングで調査すると言っていましたけれど、先日の現地調査での聞き取りでは、ボーリングは地下水脈までは掘らないということがわかり、どうなるかということはわからないという説明であったということ。 迎撃ミサイルの1段目のブースターは演習場内等に落ちるということで、演習場外の落下も認めているということ。2段目、3段目、ノーズコーンも、海だけではなく陸地に落ちるということも認めているということ。北側に向けて迎撃ミサイルを発射するだけではなく、南に向かって発射するということもあるということ。集団的自衛権行使の中で、日本の国土ではなく、グアムに向かう弾道ミサイルにも対応することがあるということ。 農林水産業への影響が心配されること。子育てや住民の暮らしに悪影響が心配されること。ジオパーク活動、市民活動への障害になること。自然景観破壊になること。移住や定住の障害になることなど、住民の生活に悪影響が心配されているということ。6,000億円という巨額の費用が見積もられているということ。 そのほかにもありますが、大きくこれらのことを確認いたしました。そうしたことについて、議会でしっかりと調査するということが、市民の負託を受けた議会の役目ではないでしょうか。 今回12月議会には、市民からこの迎撃ミサイルイージス・アショアについての調査特別委員会設置の要請も出されています。市民の不安や疑問に、国の説明を求めるだけではなく、市議会が積極的に調査し、事実を確認するということが、市民の皆さんの期待に沿う議会のあり方ではないでしょうか。 閉会中も含め調査活動を行い、資料の収集、議論を行って、市民に情報を公開し、市民の思いにこたえる必要性があると思って提案をいたしました。賛成の立場、反対の立場、またどちらでもない立場からも、調査する必要があると思います。 配備に当たっては、地元首長の理解と協力が必要であるとされています。市長とともに、二元代表として、市の意思決定を担うのが市議会です。この問題に対し、積極的に調査活動に取り組む必要があると思います。 よってこの迎撃ミサイル基地イージス・アショアに関する調査特別委員会設置を提案するものであります。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 提案理由の説明は終わりました。 これより質疑を行います。 議員提出議案第2号むつみ演習場への迎撃ミサイル基地配備に関する調査特別委員会の設置についてに対する質疑を行います。質疑はありませんか。(「質疑あり」と呼ぶ者あり)13番、西中議員。 ◆13番(西中忍君) いくつか基本的なところをお尋ねしたいと思います。 まず1点目、この調査内容というところに、必要性だとか、候補地選定の根拠だとか、安全性とか、安心の確保と、いろいろとまあ書いてありますが、これを調査するというふうになっています。これは、今の登壇でのお話を聞いておると、どうもこの特別委員会が主体になって調査をしようというようなお考えのようですが、そのあたりの確認をさせていただきたいというふうに思います。 2つ目ですが、設置期間というのがありますが、調査が終了するまでというふうに書いてあります。これはどういう状況になったことで調査が終了したというふうに、現時点で想定されておられるのかお尋ねしたいと思います。 それでもう1点がですね、提出理由の中で、今、お述べになられたところもありますけど、市民の思いにこたえる必要がある、これはね、全く賛成であります。議会っていうのは市民の代表ですから、市民の期待にこたえ、思いにこたえていかなくてはいけない、これは全く同感でありますが、この市民の思いというのはどういったものなのか。このあたりも少し具体的にお答えいただきたいと思います。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 今、西中議員から3点にわたって質疑を受けました。 1点目の調査内容についてですが、おっしゃられたように、議会として、議員の活動、個人の活動ではなくて、議会としてこれを調査するということが大事なんではないかと思います。そういうことから、正式に特別委員会、これを設けて、議会の公的な活動として、公式の活動として、これらの調査活動を行うことが大事だということです。 2点目は、設置期間が調査が終了するまでというふうにしておりますが、この問題に関して、相当の期間が懸案事項としてかかわってくるんではないかなと思ってます。調査が終了するまでというふうに決めたのは、かつて産業廃棄物の最終処分場の設置が懸念されたときに、設置された特別委員会、そのときと同じように、同じものを、同じ方式として踏襲いたしました。だから、その調査期間が終了するというのは、設置が行われたときか、行われなかったときか、それが決定したときまでは続くものだと考えています。 3点目としては、市民の思いにこたえるということなんですが、これは今もこの説明会の中で、その説明会に参加された市民の方々からは、市議会はどうしているんだと、何をやっているんだという声が伝わってきます。こんな萩市を大きく左右するような大問題で、なぜ市議会は何も対応しないのか、いろんな立場から議論を尽くすのが市議会ではないか、こういうふうに言われています。確かに賛成の人もいます。反対の人もいます。態度を決めかねてる人もいます。そういう人たちにかわって市議会が調査をすることによって、そしてその調査した結果、事項について、再び市民の皆さんに返していくことによって、市民の皆様もまた新たな判断の基準というか、判断の材料が出てくるものではないかと思っています。そういう市議会であるべきだと私は思っていますので、その市民の期待にこたえて、こうした提案をしたわけであります。 以上です。 ○議長(横山秀二君) ほかにありませんか。西中議員。 ◆13番(西中忍君) ありがとうございました。 委員会として、特別委員会として調査を行うという御返事でしたが、ちょっと重なるところもありますけど、思いというところで、議会は何もしていないというような声にこたえるんだというような御答弁でした。私自身は決して何もしてないわけではないと、私自身は思っています。4回説明会受けて、それぞれ議員が、それぞれの立場で防衛省に対し質問をし、それに対して答弁をいただき、さらにその答弁に対してさらに質疑を行うということで、やってきているということですので、それは事実ですから、全く何もしていないということには私は当たらないという思いを持っております。 そういうところでですね、その説明会なんかでいろいろと質疑を行うんですが、結局核心部分、先ほど言われていました電磁波がどうだとか、レーダーの出力はどうなんだとか、そういった部分になると、全く答えません。今、現時点で。国はですね。防衛省は答えません。そういう状況がある中で、この特別委員会を設置して、調査、研究を行うことで、それをもう一歩乗り越えていくっていうか、もっと具体的な調査結果が得られるというような、何かそういう核心的なものでもあれば、ちょっとここでお話しいただきたいというふうに思います。 それともう1点。議会は何もしていないという声にこたえるっていうことでしたが、少なくとも私の耳にはそういう声は一つも入ってきていません。入ってきているのは、反対だ、先ほども言われました、請願も出されましたし、要望書も出ています。ですから反対だ、撤回しろという意見。それと漠然として不安だと。いろんな声が聞こえてきて、健康に不安があるとか、風評被害が心配だというような心配の声、これはよく聞こえてきています。そういう声に対応しようという委員会の趣旨ではないということでしょう。いや、今説明の中に、議会が何もしていないんだという声にこたえるという答弁でしたから、そういう反対だとか、心配だとかっていう、そういう声に、その市民の思いにこたえる委員会ではないんだということでよろしいのか、その辺もぜひもう一回お願いします。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 今言ったのは、議会は何もしていないって言ったんじゃないんです。議会は何をしているのかという声があるんです。だから、私も何もしてないとは全然思いません。実際に4回の説明会もありましたし、現地の調査も行いました。調査というか、現地説明会に議会として参加もいたしました。何もしてないわけじゃない。だけど、市民から見ると、議会は積極的にどんな活動をしたのか、受け身だけじゃないかっちゅう話です。 そういうことで、もっと市民の疑問とか不安とか、そういうものにこたえるような調査活動してはどうかということなのです。 核心部分が今の防衛省の説明では十分にわからないということがあります。それは私も同じように思っています。だからこそ、わらにもすがるような思いなんですけれど、議会が特別委員会として正式に、参考人としていろんな人からの意見を聞いたり、疑問を払拭するための調査を行ったり、さまざまな情報を集めたりするということが大事なんじゃないかなと思うんです。その集めた情報などを、もう一回議会だよりなどを使って、市民の皆さんにお返しをしていく。そうして少しずつ皆さんの不安とか、反対の意見とか、賛成の意見とかにこたえていけたらいいんじゃないかなと。それが今ある萩市議会のやれることではないかなと思ったんです。何をしてるのかと言われて、こういうことをしましたと言えるのではないかと思います。 以上です。 ○議長(横山秀二君) 西中議員。 ◆13番(西中忍君) ありがとうございました。 失礼しました。ちょっと聞き取りが悪かったんで。ぜひ議会もやってるよっていうことはお知らせいただけたらと思います。 最後にですね、この提出理由の中の最後の方に、市長とともに二元代表として市の意思決定を担う市議会、これもまさに同感でございます。二元代表です。しっかりと、あるときは市長、執行部をしっかりチェックし、あるときは一緒になって活動する。これは当然のことだろうと思います。ただ、今私は、私個人的な考えとしましては、今は市長と議会が対峙しているときではないと私は思います。ですから、市長におかれましても、議会といろいろと調整を図った上でですね、行動をしっかりとっていただきたいというふうな思いを持っておりますが。今は、私は執行部と議会、市民が一緒になってですね、国と対峙する時期だろうと、私は思っています。ですから、今は市長と議会が対峙するときではない。時期尚早というようなお話がありましたが、私は今のところはそういう思いを持っておる状況ですが、現在の状況を宮内議員はどのように、議会と市長の関係をどうあるべきだというふうに思っておられますか。最後、その辺だけお聞きして終わりたいと思います。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 市長と議会の関係は地方自治法で示されたように、議会は市長に対するチェック機関。提案権もあって、新しい政策の提案というようなことも行っています。 今回のこの問題をめぐっては、我々は地方自治を担っているんだということ。このことがやっぱり最大限考慮されるべきではないかなと思うんです。そういう点から、対峙するというのではなくて、地方自治としてこのまちづくりをどうしていくか、市民の安全や安心をどう守っていくか、そのことについてしっかりと議論をし、議会の中でも議論をし、調査をし、そして最終的には判断を示していく。そのことが大事なんだろうと思います。 今の状況は、市長と対峙するというのではないと私も思ってます。対峙ではない。そうじゃなくて、地方自治、この本旨にのっとって、我々が市長とは別に、独自に調査をしていく。その議論をしていく。このことが大事なんではないかなと。 賛成の人もおられますし、反対の人もいますし、そのどちらでもない方もおられます。だからそういう議会の中で、どんな調査が行われるのか、これはその特別委員会が設置されたときに、設置された委員会の中で決めることではありますけれど、そうやってやっぱり、議会も独自に調査活動し、議論を戦わせて、さまざまな情報を市民に返していく。これが大事なんではないかなと思っています。対峙というのはちょっと違います。 市長がどのように御判断なるかはわかりませんけれど、私たちは私たちで、今のところ独自にしっかりと市民のそういう思いにこたえて、調査活動をすべきではないかなと思って提案しとるわけです。 ○議長(横山秀二君) ほかにありませんか。2番、小林議員。 ◆2番(小林富君) この委員の定数についてお伺いをします。 先ほど、御質問及び御回答の中では、主語が議会になっておりましたので、恐らくこの議会の総意というか、総数のような話かなと思うんですけども、ここでは10人に規定されていますが、あえて人数を10人とくくる理由とですね、こちらの協議をするのであれば、全員協議会というような場の設け方もありますが、そうするのではなく委員会とする理由をお教えください。 ○議長(横山秀二君) 宮内議員。 ◆18番(宮内欣二君) 委員の定数については6月議会でも説明いたしましたけれど、定数の半数と。議長、副議長を除いて全員で構成してもいいんですけれど、定数の半数ぐらいが適当ではないかと考えました。なぜ適当かって言われると、委員外議員の方々もいて、初めてこの本会議での議論も進むんじゃないかなと思ったからです。それが理由です。 あと、全協でもできるというふうに言われました。全協でも議論していただきたいと思っていますが、調査特別委員会ということで、正式に議会の調査機関を設けること。これが議会の団体意思を示すことではないかなと思っています。 全員協議会だけでは足りないということではありませんけれど、そうした正式な調査機関を設けること、当然、予算が伴いますので、例えば参考人招致をすることができるとか、どこかに視察するっちゅうようなことはほとんどないでしょうけれど、そうした調査のための予算も確保することができます。より効果的な調査ができると思って提案したわけです。 以上です。 ○議長(横山秀二君) ほかにありませんか。(「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(横山秀二君) ないようですので、質疑を打ち切ります。 お諮りをいたします。 ただいま議題となっております議員提出議案第2号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議なしと認めます。よって、議員提出議案第2号は、委員会付託を省略することに決定をいたしました。──────────────────── △討論 ○議長(横山秀二君) これより討論を行います。討論はありませんか。 1番、賛成。ほかにありますか。五十嵐議員、賛成。ほかにありますか。 2名の方から挙手がありましたので、順次発言を許します。 まず最初に、1番、浅井議員。  〔1番 浅井朗太君登壇〕 ◆1番(浅井朗太君) ただいま上程されました議員提出議案むつみ演習場への迎撃ミサイル基地配備に関する調査特別委員会の設置について賛成の立場から討論をさせていただきます。 6月1日の防衛省による候補地としての選定の通達以来、住民説明会、現地説明会を重ねてきました。 先週12月14日と15日には、7回に分けて地質調査に係るボーリング調査についての現地説明会がありました。調査開始前の防衛省からの説明では、水質調査が終わり次第、地質調査、つまりボーリング調査に進むとのことでした。ところが、地質調査の前の水質調査の完了及び水質分析の報告等はないまま、また住民説明会の質疑をもとに追加された地下水の年代調査の分析結果も出ていないまま、12月5日にボーリング資材の搬入、翌6日からボーリング調査が開始されました。 年代調査の結果は1月末には出せると、防衛局本田企画部長より聞いております。それを待たずにボーリング調査がされるとの報告。これについては、12月5日の搬入作業が実際にあった5日後の12月10日に、市総務部からの資料配付と連絡により知ることとなりました。 去る9月6日には、県知事、市長、阿武町長連名で、適地調査の説明の中で、住民に疑問が残った場合は適地調査の実施前にその解消を図ることを求める要望書を、防衛大臣宛に出されております。 15日に、先週の土曜日ですね、自主的に参加しましたボーリング調査の現地説明会では、このようなことがありました。現在、ボーリング作業をしているのは1カ所であり、その現場を見ていただき説明をすると、当日の担当者、本田企画部長が申されました。現地での説明が終わり、質疑応答が一段落したころに、説明があった現場よりさらに北側、演習場奥のあたりからボーリング作業をするエンジン音、ボーリングのおもりを打つ音が聞こえました。4人の市議会議員を含め、10人の参加者がおりましたので、この件について記憶されてる方がほかにもおられるはずです。ボーリング調査の契約者である、現地で説明された日本地研の担当者に2度聞きました。2カ所で作業中ですかと。はい、そうですと。1カ所でしかやっていないと聞いていたのだが、2カ所でやっているのであれば、そちらも見せていただきたいと申したところ、1カ所でしかやっていないという当初の説明に対する本田企画部長の弁解は、あれは違う音ですというものだけで、足場が悪いのでこれ以上中に御案内することはできない、施設の中ですから自由に見ていただくわけにはいかないとの説明を受けました。 調査の説明に関して、その15日の会に参加された方の中には、調査に関する疑問が残っているのではないでしょうか。疑問の解消を要望されてたように、疑問は解消されているのでしょうか。 このようなことが起こったことは、皆様御存じないかとは思われます。 この14日、15日のボーリング現地調査説明会には、議会及び市長初め市執行部に向けての説明会は特別には設定されませんでした。現地説明会には、当議会からはその日の4名のみが自主参加されただけであり、市長も、市執行部も参加されていないと仄聞しております。この点については、情報に誤りがあれば御指摘をお願いしたいと思います。 調査が実行段階にこのように移るにつれ、情報の伝達、報告、開示が丁寧さを欠くようになっていると感じております。議会に対してでさえそうであれば、市民に対してはなお一層伝わっていないという状況ではないかと察します。 実際に市民の方とお話しをすれば、秋田か萩か、どちらかにできるんですよねと聞かれます。昨日は人口減少を憂う一般の市民の方が、配備賛成の立場から、配備されれば400人から600人の定住者が望め、好影響だとの御意見もお伺いしました。しかし、市民の皆様が知り得ているそういった情報は、基礎的な部分でさえ正確さを欠き、周知が行き届いていない状況にあると考えられます。また、防衛装備の観点での必要性ではなく、経済や地域振興、人口減少など、まちづくりの観点から御判断されている様子も多分に伺えます。 イージス・アショアは弾道ミサイルの迎撃に特化したミサイル発射装置と、1,000キロ先まで探知可能な強力かつ世界で未稼働のレーダー装置を設置するものであります。演習場は演習場ではなくなり、24時間365日、いつ何時、迎撃ミサイルを発射でき、弾道ミサイル以外の攻撃対象になり得る、日本の歴史上最初のミサイル基地となるわけです。もし配備されたなら、その設置期間は30年以上にわたり萩市に残り続けるミサイル基地であります。 市民の負託を受けている市議会は、閉会中、定例会の期間であるかどうかにかかわらず、動向を注視し、情報を精査し、必要に応じて情報開示を要望し、また市民に広く伝える役割を全うするのが責務だと考えます。ましてやこれほど長きにわたって萩市の存在に影響を与える可能性のある案件であれば、国策だからということ、ただ結果を待つだけというのは、地方自治のあり方として疑問が残るのではないでしょうか。 適地調査中という段階ではありますが、今述べたような実情を鑑みて、調査特別委員会を設置し、市民とともに調査結果の出る前に、確認、周知すべきことを、それを調査することは果たすべき責務ではないかと考えます。 折しも現在、萩市議会では、議会基本条例を制定すべく、議会運営委員会で議論を重ねております。その中には、議員間討議や、住民への議会報告の場ができるよう、条文に盛り込まれる方向と報告を受けております。議会での活発な議論、また市政に関心を持っていただき、議員としての市民の負託にこたえるという責務をより密度の濃い方法で実現するためのものと考えております。 このような流れが、議会の前提として今流れているのであれば、調査特別委員会の設置は、まさにその議員間討議や、住民への報告の場としての機能を果たす、議会が歩もうとしている形であると考えられます。 説明、質疑の中でもありましたが、この調査特別委員会は、当然のことながら配備の賛否を問うものではなく、市長初め、市執行部とともに、市民生活の安心・安全と発展のために責務を果たす議会の立場として、イージス・アショア配備計画について、今までどおり調査説明等を求めるためのものであり、全議員が立場を問わず参加できるものであるということを皆様におかれましては御確認、再認識いただきたいと思います。 再度申し上げますが、適地調査は適地調査であり、配備計画そのものへの調査ではなく、適地調査中であるということは、調査委員会設置の目的と重なることはないと考えます。 以上で、むつみ演習場への迎撃ミサイル基地配備に関する調査特別委員会の設置についての議員提出議案に対する賛成討論とさせていただきます。 各議員の皆様におかれましては、今の市民だけではなく、30年後の萩市民のことも念頭に置かれまして、世界遺産、ジオパークのまち萩が、ミサイル基地のあるまちになるかもしれないことについて、御賢明な御判断をいただけるよう望んでおります。 以上です。 ○議長(西島孝一君) 浅井議員の討論は終わりました。 次に、同じく議員提出議案第2号に関し、賛成の立場から、6番、五十嵐議員の発言を許します。6番、五十嵐議員。  〔6番 五十嵐仁美君登壇〕 ◆6番(五十嵐仁美君) 議員提出議案第2号むつみ演習場への迎撃ミサイル基地配備に関する調査特別委員会の設置について賛成の立場で討論します。 自衛隊むつみ演習場が迎撃ミサイル基地イージス・アショア配備の候補地に決定して7カ月が過ぎました。この間、防衛省による4回の住民説明会と議会説明会が開催されましたが、電磁波の人体への影響、ミサイル発射時の落下物、設置による自然や社会環境への影響、湧水や地下水の枯渇の心配、攻撃の対象となる危険性など、市民の不安や疑念は増すばかりです。阿武町議会や阿武町長が配備反対を表明する中、萩市議会の迎撃ミサイル基地配備への取り組みはおくれているのではないでしょうか。 先週の十四、十五日に行われた適地調査の一つのボーリング調査についての現地での説明会は、予約した人だけが参加するというもので、制限がありました。しかも、議員を対象とした説明会は持たれませんでした。そのため阿武町議会は、直接防衛省に議員を対象にした説明会の開催を要求し、金曜日に行われています。ここでも萩市議会の消極的な態度がおくれをとっています。 市民の不安や疑念を払拭するためには、配備の賛否に関係なく、防衛省の説明をうのみにするだけでなく、萩市議会で独自に資料収集や議論をし、調査、研究を行い、事実を把握するべきではないかと思います。そして、その情報を市民に伝えることが、市民の信頼にこたえる市議会議員の役目ではないでしょうか。 よって、迎撃ミサイル基地イージス・アショア配備に関する調査特別委員会の設置に賛成します。 ぜひ皆さん、配備の賛否に関係なく設置して調査をしようではありませんか。お願いします。 ○議長(横山秀二君) 五十嵐議員の討論は終わりました。 以上で、討論を終了いたします。──────────────────── △採決 ○議長(横山秀二君) これより採決を行います。 議員提出議案第2号むつみ演習場への迎撃ミサイル基地配備に関する調査特別委員会の設置については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。  〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕 ○議長(横山秀二君) 御異議がありますので、起立により採決をいたします。 本案は、原案のとおり決することに賛成の方は起立を願います。  〔起立者少数〕 ○議長(横山秀二君) 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第2号は否決されました。 ○議長(横山秀二君) 以上で、本定例会の議事はすべて終了いたしました。 これをもちまして、平成30年萩市議会12月定例会を閉会いたします。     午前11時41分閉会──────────────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  平成30年12月20日   萩市議会議 長  横 山 秀 二       議 員  瀧 口 治 昭       議 員  松 浦   誠...