• "回廊博覧会"(/)
ツイート シェア
  1. 山口市議会 2020-09-07
    令和2年第4回定例会(1日目) 本文 開催日:2020年09月07日


    取得元: 山口市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-14
    2020年09月07日:令和2年第4回定例会(1日目) 本文 ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)    午前10時00分開会開議       ────────────・────・──────────── ◯ 議長坂井芳浩議長) おはようございます。ただいまから、令和2年第4回山口市議会定例会を開会いたします。  本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、12番、山本貴広議員及び21番、藏成幹也議員を指名いたします。  日程第2、会期の決定を議題といたします。  お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から10月1日までの25日間といたしたいと思います。これに御異議はございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯ 議長坂井芳浩議長) 御異議なしと認めます。よって、会期は25日間と決定いたしました。  会期日程につきましては、お手元に配付の会期日程表のとおりであります。  日程第3、市政概況報告から日程第44、諮問第6号人権擁護委員の候補者の推薦についてまでの42件を一括議題といたします。  市長から市政概況報告及び各議案に対する提案理由の説明を求めます。渡辺市長。                〔市長 渡辺純忠君登壇〕 ◯ 市長渡辺純忠君) おはようございます。本日、令和2年度山口市一般会計補正予算、その他諸議案の御審議をいただきますため、令和2年第4回山口市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様方には御多用の中、また荒天の中を御参集賜りまして、誠にありがとうございます。  市政の概況報告に入ります前に、まず、本市の台風10号への対応について御報告を申し上げます。大型で非常に強い台風10号の接近は、暴風により本市に被害をもたらしております。まずは、被害に遭われた市民の皆様に心からお見舞いを申し上げます。本市の対応でございますが、まず、6日午後1時に水防本部を設置いたしますとともに、市内全域避難所を開設し、自主避難者受け入れを開始いたしました。その後、本市が暴風域に入るとの予報を受けまして、午後4時30分に避難準備高齢者等避難開始を発令し、午後5時には災害対策本部を設置の上、避難者受け入れや被害への対応に努めてきたところでございまして、これまでに市内全域で498世帯771名の方が避難をされておられます。その際、新型コロナウイルス感染症対策として、避難所では消毒液の設置や収容人数の削減による3密の回避等を行い、また、市民の皆様には、在宅避難や知人宅への避難等のいわゆる分散回避の呼びかけも行ったところでございます。なお、本市の被害の状況でございますが、これまでに、市内で25,000戸以上が停電いたしましたほか、人的被害公共施設を含む建物被害、また、倒木などが確認されております。これらの被害の状況につきましては、今後、調査を進めてまいりまして、判明次第その詳細を議員の皆様方にお知らせしてまいります。  以上で、台風10号への対応についての御報告を終わりまして、次に、市政の概況につきまして申し上げます。まず、新型コロナウイルス感染症関連取組状況について申し上げます。初めに、地域外来検査センターの設置についてでございます。国におかれましては、新型コロナウイルス感染症感染状況を的確に把握できる体制を持つことが重要であるとの認識の下、地域の関係団体と連携した地域外来検査センターの設置を進めることとされ、これを受け、県におかれましては、県内の8医療圏ごとに1か所以上、同センターを設置する方針を示されたところでございます。この地域外来検査センターでは、保健所を介することなく、医師の判断により検査を行えますことから、新たな検査体制が構築され、保健所等の負担の軽減はもとより、感染者早期発見による感染の拡大防止や適切な医療の提供につながるものと認識をいたしております。こうした状況の下、本市におきましては、同センターの設置に向け、実施主体であります山口県、地域の民間検査機関であります山口県予防保健協会地域医療を担っていただいております山口市医師会、吉南医師会運営方法等の調整を行ってきたところでございます。設置場所といたしましては、救急外来として市民の皆様の認知度が高いこと、検体の搬送場所であります山口県予防保健協会に近い場所であること、市職員が運営のサポートを行いやすいこと等から、山口市休日・夜間急病診療所の敷地内に設置をいたし、車から降りることなく検体採取を行える、いわゆるドライブスルー方式といたしたところでございます。同センターの運営についてでございますが、かかりつけ医の診察の結果、検査が必要と判断された方を対象に、かかりつけ医からの予約により、当面1日10件程度の検体採取を行うことといたしておりまして、祝日を除く毎週火曜日と木曜日の週2回、午後1時30分から午後3時までを開設時間といたしております。今後とも、関係機関と緊密に連携をいたし、9月29日からの運営開始に向けた準備を進めてまいりますとともに、市民の皆様に分かりやすい周知・啓発に努めてまいります。  次に、山口市新型コロナウイルス感染症経済対策第6弾について申し上げます。現在、本市では、緊急支援期経済対策第1弾から第3弾までと、経済活動段階的再開期の対応としての経済対策第4弾及び第5弾を実施いたしているところでございます。第5弾までの事業の主な取組状況といたしましては、まず、湯田温泉プレミアム宿泊券発行支援として、湯田温泉の旅館・ホテルにおいて、1万円で1万5,000円分の宿泊などの利用ができますプレミアム宿泊券の発行を支援いたしたところ、5月18日から販売を開始され、6月8日に2,000セットを完売されております。また、やまぐちプレミアム宿泊券の発行では、市内全域宿泊施設において、1万円で1万5,000円分の宿泊などの利用ができますプレミアム宿泊券を発行いたしまして、こちらは6月15日から販売を開始し、7月10日に4,000セットを完売いたしたところでございます。これらのプレミアム宿泊券使用期限は、いずれも本年9月末まででございまして、市民の皆様に市内の宿泊施設を御利用いただきますことで、市内需要の喚起を期待いたしております。本市といたしましては、国や県の取組に対応しながら、こうした取組をはじめとする第5弾までの経済対策に鋭意取り組み、市内の社会経済活動の継続や再度の感染拡大への備えを支援してまいりましたが、7月中旬以降、市内におきましても、散発的に感染者が確認され、とりわけ、湯田温泉飲食店での感染者の確認により、市内の飲食店では予約のキャンセルが相次ぐなど、再び市内経済に大きな影響が及び始めたところでございます。こうした状況を踏まえ、本市といたしましては、感染拡大防止対策を徹底的に進めてまいりますとともに、社会経済活動を維持・活性化するためのさらなる取組が必要であると考えておりますことから、このたび経済対策第6弾を取りまとめまして、本日、関連する補正予算議案を提出いたしたところでございます。この第6弾は、感染拡大の防止に向けた取組をはじめ、新しい生活様式の定着に向けた取組、そして、市内消費喚起施策の実施に取り組んでまいるものでございまして、その予算規模を約16億3,000万円といたしております。このうち、緊急的な対応が必要な事業につきましては、8月25日付で補正予算専決処分をいたし、既に事業に着手をさせていただいているところでございます。それでは、第6弾の事業の概要について御説明いたします。まず、1点目の感染拡大の防止に向けた取組といたしましては、先ほど申し上げました地域外来検査センターの設置のほか、陽性患者を救急車で移送する際の感染リスクを低減するため、患者を担架ごと覆うことが可能な密閉式カプセル、アイソレーターを導入いたします。次に、公共施設における感染症対策といたしまして、各施設における消毒液等保健衛生用品の購入や、感染拡大防止のために本市から休館等を要請いたしました施設の指定管理者に対する休業補償を行ってまいります。次に、小・中学校における感染症対策の強化といたしまして、修学旅行の計画変更キャンセルを行った場合のキャンセル料等全額支援や、消毒液等保健衛生用品の購入による感染拡大の防止に引き続き取り組んでまいります。次に、感染拡大の防止を図りながら、継続して保育サービスの提供に努められ、県の給付金の対象とならない地域型保育施設認可外保育施設病児保育施設の職員の皆様に1人当たり5万円を本市独自の応援給付金として支給いたします。次に、国の特別定額給付金の対象外となっております4月28日以降に出生されました新生児を対象に、本市独自の支援策として、1人10万円の新生児臨時特別給付金を支給いたします。続きまして、2点目の新しい生活様式の定着に向けた取組といたしましては、スマートシティの構築に向けまして、市内のあらゆる地域における高速・大容量の情報通信インフラを整えますため、光ファイバー整備地域における民間事業者光ファイバー整備に対する支援を行います。併せて、市内事業者テレワーク環境導入支援にも、引き続き取り組んでまいります。次に、スマート自治体としての取組といたしまして、山口市LINE公式アカウントにおける本市の情報発信機能の充実や、住民票などの証明手数料キャッシュレス決済の導入、放課後児童クラブにおけるオンライン学習環境の整備、保育業務ICT化の推進、図書館における自動貸出装置追加設置、市職員のテレワーク環境の整備を進め、新しい生活様式への対応と市民サービスの向上を図ってまいります。続きまして、3点目の市内消費の喚起に向けた取組といたしましては、利用客の市内感染が判明したことにより、売上げの大幅な減少に直面しておられる市内の飲食店の状況を踏まえまして、今月9月1日から市内の各料飲組合が発行する、プレミアム率30%の応援チケットでございます「エール!やまぐち」飲食店応援チケット発行支援を行っているところでございます。プレミアム内容といたしましては、5,000円で6,500円分のチケットを御購入いただけるもので、500円券13枚を1セットとして、合計2万セットを現在各料飲組合の事務所と指定の店舗で販売されているところでございまして、9月1日から10月31日までの2か月間お使いいただけるものでございます。また、「エール!やまぐち」プレミアム共通商品券発行支援といたしまして、商工会議所と商工会で組織される協議会が、利用登録をされた市内の店舗を対象に発行されますプレミアム共通商品券プレミアム分情報発信に係る経費などを支援いたします。こちらのプレミアム内容につきましては、1万円で1万3,000円分の共通商品券を御購入いただけるもので、1,000円券13枚を1セットとして、合計20万セットを11月から販売される予定でございまして、約3か月間の利用期間を予定されているところでございます。次に、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響により、需要が落ち込んでいる牛肉、車エビ、鮎、イチゴ、外郎などの市内産農林水産物や特産品について、市内で開催されるイベント等における販売促進に向けた取組を支援いたしますほか、市内産木材の消費喚起に向けた支援といたしまして、市内における市内産の木材を使用した住宅の新築に対する支援を行います。次に、国のGoToキャンペーン等を踏まえた対応と山口ゆめ回廊博覧会プレ事業と連動した取組といたしまして、感染拡大防止対策を講じた上で開催されるイベント等への支援や、山口県央連携都市圏域の7市町への誘客促進や消費喚起に向けた圏域の飲食店等の情報の発信を行ってまいります。また、令和3年度の山口ゆめ回廊博覧会の開催を見据え、二次交通の充実に向けた実証事業として、山口宇部空港との直通タクシー実証運行に対する支援を行います。以上が、山口市新型コロナウイルス感染症経済対策第6弾の概要でございまして、本市といたしましては、こうした事業に取り組むことによりまして、感染拡大防止対策を徹底的に進めますとともに、市内における社会経済活動の維持・活性化に全力で取り組んでまいる所存でございます。
     次に、令和2年7月豪雨への対応について申し上げます。7月3日から7月31日にかけて、広範囲で発生をいたしました記録的な大雨、令和2年7月豪雨は、各地で甚大な被害をもたらしました。お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げます。それでは、本市の対応及び被害の状況について申し上げます。まず、7月13日から14日にかけての大雨によりまして、仁保川の御堀橋上流河川護岸が崩壊し、護岸上の市道が一部陥没をいたしましたことから、直ちに全面通行止めを行うとともに、周辺住民への避難の呼びかけを行いまして、6世帯11名の方が避難をされたところでございます。なお、崩壊いたしました護岸等の復旧工事につきましては山口県において対応されておられ、7月23日までに応急工事を終え、現在、当該市道においては歩行者の通行が可能となっております。そのほか、このたびの豪雨の被害といたしましては、吉敷佐畑墓地法面の崩落のほか、林道の崩落等が12か所、農業用施設等の被害が66件となっておりまして、現在、復旧に努めているところでございます。続きまして、被災地支援の状況でございます。緊急消防援助隊を7月6日から14日までの間、熊本県八代市及び球磨郡球磨村に消防職員を延べ12隊40名派遣いたし、行方不明者の捜索などに従事いたしました。また、義援金の受付につきましては、山口総合支所をはじめ各総合支所等市内19か所に募金箱を設置いたしまして、集まりました義援金は、今後、日本赤十字社を通じまして、被災地へお届けすることといたしております。  次に、山口・小郡都市核づくりマスタープラン策定状況について申し上げます。御案内のとおり、本市では、平成20年8月に策定いたしました現行の山口・小郡都市核づくりマスタープランに基づき、山口・小郡の両都市核を中心に高次の都市機能を集積し、若者等の雇用の受け皿となるサービス業の振興を図り、市内全域県央部等に対して広く高次の都市機能を提供することで、あらゆる地域に安心して住み続けられる広域県央中核都市づくりを進めているところでございます。引き続き、両都市核づくりを進め、本市全体の求心力や拠点性をさらに高めるため、現在、これからのおおむね20年間を計画期間といたします、新たなマスタープランの策定を進めているところでございます。この、新たなマスタープランの骨子案を本年2月に中間報告したところでございまして、このたび、新たに両都市核の各ゾーンの目指す姿及びその具体的な取組を加え、骨子案全体としてお示しするものでございます。まず、山口都市核におきましては、「山口県ナンバーワン広域観光文化創造拠点づくり」を掲げまして、亀山周辺ゾーン及び中心商店街ゾーンは「山口都市核中心地区として一体的なまちづくり」を、大内文化ゾーンは「歴史や文化を未来につむぐ都市空間の形成」を、情報・文化ゾーンは「新たな価値を創造する情報文化都市づくり」を、湯田温泉ゾーンは「住んでよし・訪れてよしの湯田温泉」をコンセプトといたし、それぞれのゾーンにおける具体的な取組を位置づけております。また、小郡都市核におきましては、「山口県ナンバーワン交通結節ビジネス拠点づくり」を掲げまして、市街地形成ゾーンは「多様な人々の交流を促進する空間づくり」を、業務集積ゾーンは「活発なビジネス活動が展開される空間づくり」をコンセプトといたしまして、同じく具体的な取組を位置づけております。今後、本年11月には、新たなマスタープランの素案をお示しいたしまして、令和2年度中の成案化を目指して策定を進めてまいります。  次に、山口市新本庁舎整備進捗状況について申し上げます。新本庁舎の整備につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、延期をいたしておりました市民ワークショップを6月21日及び7月5日に開催いたし、このたび、基本設計中間報告を取りまとめたところでございます。中間報告においては、新たな都市景観の形成、まちづくりへの貢献、配置計画の合理性といった3つの視点により検討を行いまして、新本庁舎配置方針配置計画平面計画の方向性をお示しいたしております。この中では、現中央駐車場の位置に新本庁舎棟を配置し、その東側──現本庁舎の敷地の南西部に新本庁舎に隣接する形で市民交流棟を配しまして、パークロード側には、亀山を背にする形で新立体駐車場を整備し、その南側には広場を設けることといたしております。これにより、新本庁舎市民交流棟によって形づくる庁舎の顔が、玄関口となりますパークロードから明確に視認できますとともに、パークロードから新本庁舎に向けて、安全で明快な歩行者の動線が確保できますことから、気軽に訪れやすく、快適な空間の中で、人々が楽しみくつろげるような整備を進めることといたしております。これらの中間報告の内容につきましては、去る8月25日に山口市新本庁舎整備専門会議を開催いたし、委員の皆様に専門的な見地から御意見を伺いましたところ、おおむね肯定的な評価をいただいたところでございます。今後とも、この専門会議や市議会におきます新本庁舎の建設等に関する調査特別委員会の御意見等をお伺いしながら設計作業を進めてまいりまして、12月を目標に基本設計最終案を取りまとめ、来年1月の基本設計の完了を目指してまいります。  次に、多世代交流健康増進拠点施設整備基本計画について申し上げます。本施設の整備につきましては、平成31年3月に策定をいたしました基本構想を踏まえ、また、多くの市民の皆様や関係者の皆様の御意見をいただきまして、このたび、基本計画の最終案を取りまとめたところでございます。この基本計画案におきましては、住んでよし・訪れてよしの湯田温泉まちづくりの方向性の下、居住エリアへの定住を図るための温泉や交流を楽しめる拠点施設として、また、同時に、湯田温泉ゾーンの県道204号北側等のさらなる回遊を創出する拠点施設としての整備を目指しております。また、基本計画案の中では、本施設の機能として、老人憩の家寿泉荘温浴施設を多世代型の温浴施設へ更新する温浴・健康機能多目的交流施設や大屋根広場文化体験スペースで構成される交流機能に加えまして、飲食スペースや駐車場・駐輪場などの附帯機能を整理いたしており、併せて、本施設の機能配置事業展開イメージ等をお示ししているところでございます。なお、こうした機能の導入や事業展開を可能とするため、施設の規模として、現時点で約3,000平方メートル、概算事業費約22億円をそれぞれ想定いたしております。今後は、パブリックコメントを実施いたし、基本計画案についての御意見をお伺いした後に本計画を成案化し、設計業務に着手してまいりたいと考えております。なお、設計の際には、併せて市道上東湯田温泉五丁目線の整備や雨水排水対策など、地域課題も解消できますよう本施設の周辺整備につきましても整備検討を進めてまいります。  次に、山口市産業交流拠点施設整備進捗状況について申し上げます。まず、建設工事につきましては、8月末現在、全体工程の約50%の進捗率となっておりまして、順調に進んでいるところでございます。また、令和3年4月の開館、そして7月のグランドオープンまで1年を切る中、専用ウェブサイトの開設をはじめプレイベントを開催いたすなど、市民、関係機関への周知、広報活動を本格化しているところでございまして、本年2月から開始しております多目的ホール等利用予約につきましても、コンベンション開催のための全館利用をはじめ、コンサートや長期展示など、幅広い利用形態の御相談をいただき、予約件数も着実に増えてきているところでございます。こうした中、施設の知名度や魅力の向上、自主財源の確保を目的に、施設の命名権を付与するネーミングライツ・パートナーの募集を9月7日から開始いたしたところでございまして、来る9月26日には関係者報道機関の皆様をお招きし、上棟式・建設工事進捗状況報告会を開催することといたしております。また、起業・創業支援中小企業支援、新たなビジネスコミュニティーの創出を目指す産業交流スペースにつきましては、民間のノウハウやネットワークを生かした事業者支援のスキームの構築や、拠点施設内の各支援機関との連携に向けた各種調整など、開館に向けた準備を進めますとともに、多くの市民の皆様に親しみを感じていただける施設となるよう、愛称をメグリバと決定いたし、8月25日からは施設のシンボルマークのデザイン募集も開始いたしたところでございます。そして、居住型の人材育成施設でありますアカデミーハウスにつきましては、8月3日から令和3年度の入居者募集を開始いたし、併せまして、市内、県内の企業や大学に個別訪問を行うなど、まずは募集情報の周知に向け、様々な働きかけを進めているところでございます。引き続き、令和3年4月の開館に向け、ハード・ソフトの両面から、さらなる準備を進めてまいります。  次に、高齢者健康づくり等をテーマとした地域コホート研究連携について申し上げます。去る8月19日に、株式会社島津製作所をはじめ、花王株式会社協同乳業株式会社国立大学法人山口大学、山口県及び本市の6者において、高齢者健康づくり等をテーマとした地域コホート研究連携に関する合意書を締結いたしたところでございます。この、地域コホート研究連携プロジェクトは、6者がそれぞれの長所や知見、特徴を生かす形で連携をいたし、実証の場である阿知須地域の70代から80代の高齢者100名を対象に、運動・認知機能訓練やヨーグルトの摂取等を実施していただき、実施前後での血液中の成分や腸内細菌等の変化の比較を行ってまいります。こうした実証の下に、AIを活用した分析等によりまして、高齢者介護予防、加齢に伴う認知機能移動機能等の低下を予防する生活習慣腸内フローラの検証等を行いまして、健康長寿社会につながる知見やノウハウを蓄積いたし、市民、県民の健康づくりはもとより、研究成果を活用いたしましたヘルスケア産業の先鋭的な取組を促進していくものでございます。本市といたしましては、同プロジェクトの成功に向けまして、実証の場である阿知須地域の住民の皆様との連携や、庁内における推進体制を強化していくとともに、人材交流や多様な機関による協業の促進に向け、新たな価値を創出するプラットフォームづくりを進めてまいります。  次に、鋳銭司地域交流センターの完成について申し上げます。令和元年6月から移転整備を進めておりました同センターが完成し、本年6月15日から供用を開始いたしたところでございます。施設の概要といたしましては、行政窓口サービスを担うセンター事務室地域づくり活動の拠点となる地域団体事務室、生涯学習・社会教育活動の場となる研修室、調理室や図書コーナーといった機能はもとより、ユニバーサルデザインやバリアフリーに配慮した多目的トイレ及び授乳室を設置いたしております。また、消防車庫と合築し、シャワー室を備えますなど、地域防災拠点としての機能を拡充いたしますとともに、駅に近接した立地条件を生かし、新たにパーク・アンド・ライド駐車場を設けたところでございます。去る7月23日には、地元関係者等をお招きいたし、落成記念式典を執り行いまして、地元主催の大村益次郎銅像除幕式も併せて開催されますなど、盛会の中で式典を終えることができたところでございます。新しい鋳銭司地域交流センターが、地域の魅力をさらに高め、いつまでも住み続けたいと思うことができる、暮らしを豊かにする地域拠点となりますことを大いに期待いたしております。  次に、山口ゆめ回廊博覧会プレ事業の取組について申し上げます。本博覧会の前年にあたります本年は、プレ事業といたしまして、山口ゆめ回廊博覧会実行委員会では、圏域全体のプロモーションと周遊の促進に係る事業を、また、それぞれの7市町においては、市町における集客事業を10月から実施することといたしております。まず、実行委員会事業を御紹介いたしますと、主なものでは、香山公園、瑠璃光寺五重塔周辺をユニークベニューの舞台といたしまして、料理家、船越雅代氏の演出による食とアートのイベントを10月31日に開催され、圏域の魅力を発信するプロモーション映像として制作・配信される予定でございます。また、圏域内の周遊を促進する取組といたしまして、9月から12月にかけ、リアル宝探しゲーム「うちら!ななゆめ調査団!第2弾」のほか、ガイドウォークなどの着地型プログラム「ゆめ散歩プレミアムプログラム」などが7市町で実施される予定でございます。次に、本市独自の事業といたしましては、地元のお米をテーマとした「みんな大好き!KOMEZUKI祭-(マイナス)1年祭」を10月17日及び18日の2日間開催いたしますほか、雪舟生誕600年関連記念事業を本市の主要な取組の一つと位置づけまして、10月3日から12月6日まで、雪舟ゆかりの地でございます常栄寺雪舟庭におきまして、坂本龍一氏とYCAMインターラボによる作品「Forest Symphony」の展示など、様々な催しを実施するものでございます。これらのプレ事業は、コロナ禍におけますソーシャルディスタンス等新しい生活様式の下での本市の観光交流事業の在り方、開催の基準について実証する機会でもございますことから、今後のイベント開催のモデルとなりますよう万全の体制を整えてまいります。  次に、企業立地について申し上げます。企業立地の取組につきましては、本年6月以降、2件の協定を締結いたしました。まず、1件目といたしまして、7月20日に本市黒川に本社がございます有限会社元気ジャパンと新事業所建設協定を締結いたしました。同社は、平成28年に鋳銭司団地内に事業所を設置し、鋼材や化学製品、電柱等の運搬を行う道路貨物運送業として事業を展開されておりますが、このたび、貨物運送から倉庫保管までの一貫した物流システムを構築するため、本市鋳銭司の民有地に新たな物流倉庫を建設することとされまして、総投資額として3億9,400万円、新たな雇用の創出として5人を予定されているところでございます。次に、2件目といたしまして、9月2日に広島県廿日市市に本社がございます中国陸運株式会社と進出協定を締結いたしました。同社は、中国・四国地方を中心としたエリアに、常温・冷蔵・冷凍の食品輸送を展開されておりますが、このたび、山口県全域の配送網を強化するため、山口テクノ第2団地の土地、建物を取得し、山口営業所を設置することとされまして、総投資額として2億6,500万円、新たな雇用の創出として30人を予定されているところでございます。今後とも、雇用の創出や地域経済の活性化につながる企業誘致に、積極的に取り組んでまいる所存でございます。  以上で、市政の概況報告を終わりまして、議案説明に入らせていただきます。議案第1号の令和2年度山口市一般会計補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額に、それぞれ16億3,120万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,177億3,885万9,000円といたしております。それでは、歳出予算からその概要を御説明申し上げます。総務費につきましては、総務管理費4億7,624万円を追加計上いたしております。民生費につきましては、児童福祉費1億6,721万1,000円を追加計上いたしております。衛生費につきましては、保健衛生費3,778万2,000円を追加計上いたしております。労働費につきましては、労働諸費4,152万1,000円を追加計上いたしております。農林水産業費につきましては、農業費1,023万1,000円、林業費500万円をそれぞれ追加計上いたしております。商工費につきましては、商工費7億4,830万2,000円を追加計上いたしております。土木費につきましては、都市計画費2,980万1,000円を追加計上いたしております。消防費につきましては、消防費400万円を追加計上いたしております。教育費につきましては、小学校費6,283万円、中学校費2,528万4,000円、幼稚園費606万1,000円、社会教育費1,694万円をそれぞれ追加計上いたしております。次に、歳入予算につきましては、特定財源といたしまして、国庫支出金13億7,649万9,000円、諸収入462万円、市債9,250万円をそれぞれ追加計上いたしております。また、一般財源といたしまして、繰越金1億5,758万4,000円を追加計上いたしております。第2条の繰越明許費の補正につきましては、中学校施設長寿命化事業について、翌年度に繰り越して執行いたすものでございます。第3条の債務負担行為の補正につきましては、大殿小学校区放課後児童クラブ運営業務ほか3事業に係る債務負担行為の追加及び変更をいたすものでございます。第4条の地方債の補正につきましては、今回補正いたします事業に見込まれる起債につきまして、その限度額の追加及び変更をいたすものでございます。  議案第2号の令和2年度山口市介護保険特別会計補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ5億53万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ188億9,769万3,000円といたしております。これは、国庫支出金等の返還及び繰越金の基金積立てにつきまして、所要の補正をいたすものでございます。  議案第3号の令和2年度山口市介護サービス事業特別会計補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ436万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,543万5,000円といたしております。これは、繰越金の基金積立てにつきまして、所要の補正をいたすものでございます。  議案第4号の令和2年度山口市駐車場事業特別会計補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,908万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,737万2,000円といたしております。これは、繰越金の基金積立てにつきまして、所要の補正をいたすものでございます。  議案第5号の令和2年度山口市地域下水道事業特別会計補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ99万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ774万8,000円といたしております。これは、繰越金の基金積立てにつきまして、所要の補正をいたすものでございます。  議案第6号の令和2年度山口市国民宿舎特別会計補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ634万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,534万3,000円といたしております。これは、新型コロナウイルス感染症対策による施設の休館に伴う補償につきまして、所要の補正をいたすものでございます。  議案第7号の令和2年度山口市特別林野特別会計補正予算につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ246万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,949万円といたしております。これは、繰越金の基金積立てにつきまして、所要の補正をいたすものでございます。  議案第8号の令和2年度山口市水道事業会計補正予算につきましては、朝田浄水場等維持管理業務に係る債務負担行為の追加をいたすものでございます。  議案第9号は、令和2年度山口市公共下水道事業会計補正予算に係るものでございまして、宇部・阿知須公共下水道組合の解散に伴う経費として、収益的支出に608万円を、収益的収入に同額の一般会計からの補助金をそれぞれ追加計上いたしております。このほか、債務負担行為につきましては、川西浄化センター・秋穂浄化センター等維持管理業務に係る債務負担行為の追加をいたすものでございます。  議案第10号は、地方税法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例でございます。これは、同法の施行に伴い、関係条例の条文の整理をいたすものでございます。  議案第11号は、山口市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でございます。これは、勤勉手当の算定方法を変更するため、勤勉手当基礎額から扶養手当を除外することにつきまして、所要の改正をいたすものでございます。  議案第12号は、山口市地域交流センター設置及び管理条例の一部を改正する条例でございます。これは、山口市阿東地域交流センター篠生分館の建て替え及び移転に伴い、仮設分館を設置することにつきまして、所要の改正をいたすものでございます。  議案第13号から議案第15号までは、宇部・阿知須公共下水道組合の解散に伴い、解散の期日、財産処分及び汚水処理事務の委託に関することを、それぞれ宇部市と協議して定めることにつきまして、市議会の議決を求めるものでございます。  議案第16号は、住居表示を実施する区域及び住居表示の方法についてでございます。これは、小郡下郷の一部において実施する住居表示に関し、その区域及び方法を定めることにつきまして、市議会の議決を求めるものでございます。  議案第17号から議案第23号までは、請負契約の締結についてでございます。これは、それぞれ議案に示しますとおり請負契約を締結することにつきまして、市議会の議決を求めるものでございます。  議案第24号から議案第29号までは、財産の取得についてでございます。これは、それぞれ議案に示しますとおり財産を取得することにつきまして、市議会の議決を求めるものでございます。  議案第30号から議案第33号までは、令和元年度山口市水道事業会計、令和元年度山口市公共下水道事業会計、令和元年度山口市農業集落排水事業会計及び令和元年度山口市漁業集落排水事業会計に関する利益の処分及び決算の認定についてでございます。これは、利益の処分につきまして、それぞれ市議会の議決を求めるとともに、監査委員の審査を経ました決算につきまして、それぞれ市議会の認定に付するものでございます。  議案第34号は、損害賠償の額を定めることについてでございます。これは、工事に伴い設置した仮排水設備の不全により発生した損害事故に係る損害賠償の額を定めることにつきまして、市議会の議決を求めるものでございます。  議案第35号の令和2年度山口市一般会計補正予算に関する専決処分につきましては、先ほど市政概況報告で申し上げました地域外来検査センターの設置及び市内の飲食店に対する支援に要する経費として、歳入歳出予算の総額にそれぞれ6,892万1,000円を追加計上する補正予算専決処分いたしましたので、その御報告を申し上げ、市議会の承認を求めるものでございます。それでは、歳出予算からその概要を御説明申し上げます。衛生費につきましては、保健衛生費3,892万1,000円を追加計上いたしております。商工費につきましては、商工費3,000万円を追加計上いたしております。次に、歳入予算につきましては、特定財源といたしまして、国庫支出金3,000万円、県支出金2,812万1,000円、諸収入1,080万円をそれぞれ追加計上いたしております。  諮問第1号から諮問第6号までの人権擁護委員の候補者の推薦につきましては、6人の委員の任期が本年12月31日をもって満了することに伴い、引き続き原田茂樹氏、和西孝惠氏、上野千惠氏及び松長直道氏を、新たに三戸純氏及び松田弘子氏を、それぞれ推薦することにつきまして、市議会の意見を求めるものでございます。  以上で、本日提案をいたしました議案につきまして、その概要を御説明申し上げましたが、詳細につきましては、御質問に応じまして、私及び参与員から御説明を申し上げますので、何とぞ慎重御審議の上、適切なる御議決を賜りますようお願い申し上げます。  なお、損害賠償の額を定めることに関する専決処分をいたしましたので、御報告申し上げます。  また、地方自治法第243条の3第2項の規定により、一般財団法人山口県ニューメディア推進財団の経営状況説明書を提出いたしておりますので、御覧いただきたいと存じます。  以上で説明を終わります。 ◯ 議長坂井芳浩議長) 以上で、市政概況報告及び各議案に対する説明が終わりました。  以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれをもって散会いたします。再開は14日午前10時であります。                  午前10時49分散会       ────────────・────・────────────        地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                    議     長  坂 井 芳 浩                    会議録署名議員  山 本 貴 広                    会議録署名議員  藏 成 幹 也 Copyright (c) YAMAGUCHI CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....