平成 19年 3月定例会(第1回)平成19年 3月(第1回)
宇部市議会定例会会議録 第1号議 事 日 程 (第1号) 平成19年3月1日(木曜日)───── 午前10時開議 ─────第1
会議録署名議員の指名第2 会期の決定第3 市長の
施政方針演説及び議案第1号から第59号までについて(上程・
提案理由の 説明) 議案第 1 号 平成19年度宇部市
一般会計予算 議案第 2 号 平成19年度宇部市
食肉センター事業特別会計予算 議案第 3 号 平成19年度宇部市
国民健康保険事業特別会計予算 議案第 4 号 平成19年度宇部市
中央卸売市場事業特別会計予算 議案第 5 号 平成19年度宇部市
地方卸売市場事業特別会計予算 議案第 6 号 平成19年度宇部市
小串土地区画整理事業特別会計予算 議案第 7 号 平成19年度宇部市
下水道事業特別会計予算 議案第 8 号 平成19年度宇部市
公共用地造成事業特別会計予算 議案第 9 号 平成19年度宇部市
簡易水道事業特別会計予算 議案第 10号 平成19年度
宇部市営駐車場事業特別会計予算 議案第 11号 平成19年度宇部市
老人保健医療特別会計予算 議案第 12号 平成19年度宇部市
農業集落排水事業特別会計予算 議案第 13号 平成19年度宇部市
介護保険事業特別会計予算 議案第 14号 平成19年度宇部市
水道事業会計予算 議案第 15号 平成19年度宇部市
ガス事業会計予算 議案第 16号 平成19年度宇部市
交通事業会計予算 議案第 17号 平成18年度宇部市
一般会計補正予算(第3回) 議案第 18号 平成18年度宇部市
簡易水道事業特別会計補正予算(第1回) 議案第 19号 平成18年度宇部市
公共用地造成事業特別会計補正予算(第1回) 議案第 20号 平成18年度宇部市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3回) 議案第 21号 平成18年度宇部市
交通事業会計補正予算(第2回) 議案第 22号 平成18年度宇部市
小串土地区画整理事業特別会計補正予算(第3回) 議案第 23号 平成18年度宇部市
下水道事業特別会計補正予算(第4回) 議案第 24号 平成18年度宇部市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1回) 議案第 25号 平成18年度宇部市
水道事業会計補正予算(第2回) 議案第 26号 平成18年度宇部市
ガス事業会計補正予算(第1回) 議案第 27号 宇部市
公聴会等参加者の
実費弁償条例中一部改正の件 議案第 28号 宇部市副市長の定数を定める
条例制定の件 議案第 29号 宇部市長等の給与に関する条例中一部改正の件 議案第 30号 宇部市
非常勤職員の報酬及び
費用弁償条例等の一部を改正する
条例制定 の件 議案第 31号 宇部市
特別職報酬等審議会条例中一部改正の件 議案第 32号 宇部市職員等の旅費に関する条例中一部改正の件 議案第 33号 宇部市職員の退職手当に関する条例中一部改正の件 議案第 34号 宇部市
監査委員条例中一部改正の件 議案第 35号 宇部市
税賦課徴収条例等の一部を改正する
条例制定の件 議案第 36号 宇部市消防賞じゆつ金及び
殉職者特別賞じゆつ金条例中一部改正の件 議案第 37号 宇部市協働の
まちづくり条例制定の件 議案第 38号 宇部市
国民健康保険条例中一部改正の件 議案第 39号 宇部市
障害者生活支援センター条例中一部改正の件 議案第 40号 宇部市
養護老人ホーム条例廃止の件 議案第 41号
宇部市立保育所設置条例中一部改正の件 議案第 42号 宇部市休日・
夜間救急診療所条例中一部改正の件 議案第 43号
宇部市立幼稚園設置条例及び
宇部市立幼稚園授業料徴収条例を廃止する
条例制定の件 議案第 44号 宇部市
視聴覚教育センター条例中一部改正の件 議案第 45号 宇部市青年の家設置及び
使用条例中一部改正の件 議案第 46号 宇部市
青少年研修センター条例中一部改正の件 議案第 47号 宇部市
勤労者総合福祉センター条例中一部改正の件 議案第 48号 宇部市
手数料徴収条例中一部改正の件 議案第 49号
宇部都市計画事業小串土地区画整理事業施行規程中一部改正の件 議案第 50号
宇部都市計画事業中央町三丁目
土地区画整理事業施行規程廃止の件 議案第 51号 山口県
市町総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び規約の 変更について 議案第 52号 宇部市
過疎地域自立促進計画(平成17年度~平成21年度)の変更に ついて 議案第 53号 土地売却の件 議案第 54号
建物無償譲渡の件 議案第 55号
養護老人ホーム長生園組合規約の変更について 議案第 56号
工事請負契約締結の件(
西岐波小学校第3期校舎改築(建築主体)工 事) 議案第 57号 土地取得の件(
公共事業用地) 議案第 58号 市の字の区域及び名称の変更の件(西岐波及び小串地区) 議案第 59号 宇部・
阿知須公共下水道組合規約の変更について────────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程の全部────────────────────────────────────────出席議員(45名) 1番 真 鍋 恭 子 君 2番 山 村 通 弘 君 3番 柴 田 敏 彰 君 4番 河 村 哲 夫 君 5番 岩 本 幹 夫 君 6番 河 野 健 治 君 8番 原 野 浩 義 君 9番 橋 本 嘉 美 君 10番 下 井 洋 美 君 11番 利 重 晃 君 12番 重 枝 尚 治 君 13番 有 川 眞理子 君 14番 岡 本 公 一 君 15番 藤 井 正 晴 君 16番 長谷川 耕 二 君 17番 沖 谷 和 夫 君 18番 今 本 克 己 君 19番 笠 井 泰 孝 君 20番 山 本 清 司 君 21番 猶 克 実 君 22番 山 本 哲 也 君 23番 東 哲 郎 君 24番 志 賀 光 法 君 25番 荒 川 憲 幸 君 26番 大 野 京 子 君 27番 新 城 寛 徳 君 28番 村 上 恵 子 君 29番 射 場 博 義 君 30番 高 井 仁 君 31番 木 下 英 信 君 32番 大 谷 誠 文 君 33番 三 戸 充 君 34番 広 重 市 郎 君 35番 兼 広 三 朗 君 36番 植 松 洋 進 君 37番 川 上 和 恒 君 38番 林 勉 君 39番 田 中 敏 弘 君 40番 山 下 勝 由 君 41番 岩 村 実 君 42番 佐 原 紀美子 君 44番 杉 山 孝 治 君 45番 野 田 隆 志 君 47番 青 木 晴 子 君 48番 小 川 裕 己 君────────────────────────────────────────欠席議員(0名) ────────────────────────────────────────説明のため出席した者 市長 藤 田 忠 夫 君 助役 岩 本 哲 男 君 収入役 今 井 信 之 君 常勤の
監査委員 岡 田 惇 君 教育長 前 田 松 敬 君
ガス水道事業管理者 宗 内 敏 和 君
交通事業管理者 岡 田 勝 長 君 総務部長 木 藤 昭 仁 君
総合政策部長 芥 川 貴 久 爾 君 財務部長 和 田 誠 一 郎 君
市民生活部長 斎 藤 幸 雄 君
環境部長 山 下 義 晴 君
健康福祉部長(福祉事務所長) 久 保 章 君 経済部長 西 山 一 夫 君
土木建築部長 栁 屋 清 君
都市開発部長 西 村 博 充 君
下水道部長 吉 村 俊 朗 君
楠総合支所長 山 田 稔 夫 君 消防長 矢 野 洋 司 君 教育部長 利 重 和 彦 君────────────────────────────────────────
事務局職員出席者 局長 吉 本 栄 三 君 次長 山 根 正 弘 君 議事課長 熊 高 昌 喜 夫 君 庶務課長 河 村 清 一 君
議事課長補佐 山 﨑 泰 秀 君 議事係長 池 田 篤 史 君 調査係長 山 本 敏 夫 君 書記 山 本 純 子 君───────────────────────────────────────────── 午前10時開会 ─────
○議長(岩村実君) おはようございます。これより、平成19年3月(第1回)
宇部市議会定例会を開会いたします。───────────────────────────────────────────── 午前10時開議 ─────
○議長(岩村実君) 直ちに本日の会議を開きます。 〔諸般の報告〕
○議長(岩村実君) この際、事務局から諸般の報告をいたさせます。
◎
事務局次長(山根正弘君) 報告いたします。 本日の
出席議員数は、ただいま45名であります。 次に、本定例会の付議事件について申し上げます。 本日付をもちまして、市長から平成19年度宇部市
一般会計予算外58件の議案の提出がありました。 次に、市長の議会に対する報告について申し上げます。 2月22日付をもちまして、寄附金品の採納について報告がありました。 また、2月26日付をもちまして、宇部市の国民の保護に関する計画作成について及び
地方自治法第180条第1項の規定による専決処分16件の報告がありました。 次に、
監査委員の議会に対する報告について申し上げます。 2月13日付をもちまして、
収入役所管分及び各
公営企業管理者所管分の
例月出納検査の結果に関する報告がありました。 また、2月16日付をもちまして、
健康福祉部に対する定期監査の結果に関する報告がありました。 ただいま申し上げましたこれらの報告書は、いずれも各控室に掲示しておきました。 以上で、報告を終わります。
○議長(岩村実君) 以上で、諸般の報告は終わりました。────────────────────────────────────────
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(岩村実君) 次に、日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において原野浩義君、植松洋進君を指名いたします。────────────────────────────────────────
△日程第2会期の決定
○議長(岩村実君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 本定例会の会期は、本日から3月27日までの27日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(岩村実君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は27日間と決定いたしました。────────────────────────────────────────
△日程第3市長の
施政方針演説及び議案第1号から第59号までについて(上程・
提案理由の説明)
○議長(岩村実君) 次に、日程第3、市長の
施政方針演説及び議案第1号から第59号までの59件を一括議題といたします。 市長の
施政方針演説及び議案の
提案理由の説明を求めます。藤田市長。 〔市長 藤田 忠夫 君 登壇〕
◎市長(藤田忠夫君) 平成19年3月
市議会定例会の開会に当たりまして、平成19年度の
市政運営に係る基本的な考え方と予算案の概要について申し述べ、
市議会議員各位を初め、市民の皆様のより一層の御理解と御協力をお願いするものであります。 永らく低迷を続けた日本経済は回復に転じ、現在、いざなぎ景気を超える戦後最長の景気拡大が続いているとのことですが、地方においては、いまだ景気回復の実感は乏しく、また、総人口の減少傾向や
少子高齢化の進行、年金・介護に係る課題や不安など、まだまだ明るい将来像を描きづらい状況が継続しているように思われます。 こうした中、平成16年に新市として新たなスタートを切り、現在、市域の一体性の確立と均衡ある発展を念頭に、地域特性を生かした魅力ある
まちづくりと市民福祉の向上に鋭意取り組んでいるところでありますが、一方で、3カ年にわたり進められた三位一体の改革、
福祉関係経費、公債費の増大等は、市財政に甚大な影響を及ぼしており、これまで以上に、慎重かつ堅実なかじ取りが強く求められる大変厳しい局面に至っております。 このため、平成19年度予算編成に当たりましては、引き続き
包括予算制度を活用し、行政のスリム化と施策の重点化に取り組むとともに、真に必要な
行政サービスの持続、直面する行政課題への対応、
重点戦略プロジェクトの推進に必要な予算を確保したところであります。 この結果、
予算規模は、
一般会計において588億5,000万円、
特別会計において641億4,610万円、合計1,229億9,610万円となり、前年度に比べ、
一般会計では1.5%の増、
特別会計では5.8%の増となったものであります。
一般会計における規模拡大の要因は、
民生関係繰出金をはじめ、退職手当、選挙経費、
後期高齢者医療制度導入準備経費等、国の制度改正に伴う増など、抑制の困難な経費が増加したためであります。 なお、
一般財源不足に伴う多額の基金繰入により
財政調整機能が低下しており、さらに、国の
地方交付税総額抑制の動向と併せ、引き続き、市財政は予断を許さない非常に厳しい状況となっております。 こうした厳しい情勢を踏まえ、より慎重かつ堅実な市政を推進するため、引き続き財政運営の指針とする
中期財政見通しを策定し、
実質公債費比率を初めとした
主要財務指標の推移を十分注視するとともに、決算の審査及び認定に向けた手続きを早め、前年度の
事業成果や
財政状況を早期に把握し市民に報告することで、次年度予算に向けた議論をより深めてまいります。 なお、所得税から住民税への税源移譲に伴い、税務部門を再編成し、市税の賦課・徴収体制を強化してまいります。 また、新
行財政改革プランを着実に推進し、徹底した
行財政改革を進めることはもとより、早稲田大学との連携のもと、施策の立案から実施に至る従来の運営手法を総合的に見直し、より市民志向、成果志向型の市政を推進してまいります。 また、本市が有する自然、歴史、文化、産業などの個性を最大限に生かした魅力ある
地方づくりに取り組むとともに、市民と行政が適切な役割分担のもとに連携・協力し、地域を支えあうことのできる協働の
まちづくりを推進してまいります。 さらに、広域合併について引き続き検討を進めるとともに、将来における
持続的発展のため、広域の
中心都市としての自力を高める4つの
プロジェクトを戦略的に推進いたします。 その一つ目は、
地域産業の創造・育成であります。
地域経済を活性化するため、産学官の連携により
新規産業を創出するとともに、生産者と消費者との連携による地産地消などを進めることにより
農林水産業の振興を図ります。
産学官連携による
新規産業の創出については、引き続き、
地域企業の研究開発から実用化、事業化までを総合的に支援するとともに、新たに
山口大学大学院技術経営研究科の知識、ノウハウを効果的に活用し、ベンチャー・起業化を促進してまいります。併せて、既存の企業に対しても企業間の連携や
競争力強化が図られるよう支援してまいります。 また、山口県や
日本貿易振興機構の協力のもと、
東北アジア機械産業都市連合の市長会議を開催し、
東北アジア地域での機械産業を中心とした経済交流を深め、市内企業への
ビジネスチャンス提供に努めてまいります。 地産地消等による
農林水産業の振興としては、有機・
減農薬栽培の推進役となるエコファーマーの育成を推進するとともに、農業の
担い手育成に取り組んでまいります。 また、
学校給食における
地元農産物の使用率の向上を図るため、米飯給食を推進するとともに、生産者・
流通関係者及び
学校給食関係者の連携を強化し、地元野菜の計画栽培・
調達システムの構築を推進してまいります。 さらに、
交流型農業の推進に向けて、楠こもれびの郷の施設整備を進めてまいります。 また、
地域産業の創造・育成のための条件整備として、宇部港における港湾機能の拡充や
地域高規格道路宇部湾岸線を初めとした
広域的幹線道路の整備を促進するとともに、
山口宇部空港における
国際定期便の実現に向けて、関係機関と連携して取り組んでまいります。 また、団塊世代の経験、技術を
地域経済活動、
地域づくりに効果的に生かす
仕組みづくりに努めてまいります。 二つ目としては、
環境共生都市の実現であります。 平成9年に
国連環境計画グローバル500賞を受賞し、本年で10周年を迎えることとなります。
地球温暖化を初めとした今日の深刻な環境問題に対し、本市が果たすべき役割を再確認するとともに、引き続き、産官学民の協働による
地球温暖化対策や
循環型社会の構築などに幅広く取り組み、
環境共生都市づくりを推進します。
地球温暖化対策としては、宇部市
地球温暖化対策ネットワークの行う主体的な事業への支援や
宇部コンビナート省エネ・
温室効果ガス削減研究協議会において、産学官の連携により
温室効果ガス削減に向けた調査・研究等を進めてまいります。また、
国際環境協力としては、
国際協力機構等と連携を図りながら、海外からの研修生を受け入れるなど、宇部方式の手法を広く世界に向けて発信してまいります。 また、平成20年度のオープンに向けて、
小野湖周辺の自然を活用した
環境教育と交流の
拠点施設アクトビレッジおのの整備を進めるとともに、
市内小中学校における
省エネ教育や市民の環境意識の高揚に努め、日常生活における
省エネ行動を促進してまいります。 さらに、
CO2吸収源の拡大方策として、
緑化事業計画に基づき、市施設の緑化や街路樹の見直し等を積極的に進めてまいります。 こうした様々な
環境関連施策を市民、
事業者等の参画のもとに展開し、
環境NGOが主催する
環境首都コンテストに挑戦するなど、
環境共生都市としてのブランドの定着・発信に積極的に取り組んでまいります。
循環型社会の構築としては、ごみ総排出量の抑制のため、市民・事業者へ発生抑制・再使用・再生利用の指導・啓発に努めるとともに、
学校給食で発生する食品残渣のリサイクルを進めてまいります。 また、廃棄物の適正処理に向けて、
東見初港湾整備事業と併せて進められている
最終処分場の建設を促進してまいります。 三つ目としては、広域の
中心都市としての整備充実であります。
中心市街地の
にぎわい創出としては、
空き店舗対策や
賑わい創出事業など魅力ある
商店街づくりを支援するとともに、まつり・イベントの充実に努めてまいります。 また、
中心市街地での昼間人口を増やすため、
中心市街地事業所開設支援事業を新たに実施いたします。
中心市街地の核となる
市役所周辺整備としては、琴芝街区公園の
駐車場整備に取り組むとともに、市庁舎の建てかえについては、
財政状況を勘案しながら、引き続き検討を進めてまいります。 また、良好な
市街地環境の整備に向けて、宇部新川駅
沖ノ山線街路整備事業を進めるほか、中央町地区においては、
地元関係者と協議を重ねながら、
事業計画の策定に取り組んでまいります。 さらに、土地利用の共同化、高度化等に寄与し、にぎわいの創出にもつながる
優良建築物等の整備を促進するとともに、新たに若者・
子育て世帯にも配慮した住宅の供給促進に向けて取り組み、人口定住につなげてまいります。 四つ目としては、
地域コミュニティーの充実であります。 地域の課題やニーズに対して、地域住民が自主的、主体的に活動できる
仕組みづくりを進めるとともに、地域の特性を生かした協働の
まちづくりを推進してまいります。 このため、協働の基本理念や市民、行政、
事業者等の役割分担などを規定した宇部市協働の
まちづくり条例の制定について、本議会に提案しているところであります。 また、地域が抱える諸課題に組織的に取り組める
体制づくりを進めるため、これまで
モデル校区として取り組みを進めてきた厚南、厚東及び黒石校区を含む市内6校区において、
地域コミュニティーの中核となる
コミュニティー団体事務局の運営支援を実施するとともに、さらに、全市的な制度拡大に取り組んでまいります。 また、既存の補助金、助成金を統合し、より柔軟な使途を可能とする地域への助成制度については、まず
二俣瀬校区を
モデル校区に指定し、実施してまいります。 さらに、地域活力の充実と
地域間交流の促進に向けて、常盤公園などの地域資源を活用した
エコミュージアム活動を促進するとともに、子育てや介護、防災など、地域課題の発見・解決に向けた住民活動を促進してまいります。 また、地域における
子どもたちの安全・安心な
居場所づくりを進めるため、
放課後子ども教室と
学童保育クラブとの連携を視野に入れた
放課後子どもプランを策定し、実施可能な校区から取り組んでまいります。 以上が、本市の
重点戦略プロジェクトであります。 また、
少子化対策、教育の充実及び
高齢者対策については、今後とも
市政運営における
基本的課題として積極的に取り組んでまいります。
少子化対策については、次代を担う
子どもたちが健やかに生まれ育つ
環境づくりとして、就労と子育ての両立支援や
子育て家庭への育児支援、
経済的支援などに取り組んでまいります。 教育の充実については、教職員の資質向上に努めるとともに、いじめ問題の未然防止と早期対応、
小学校高学年における
教科担任制の充実、幼保小連携教育の推進、読書活動の充実、
特別支援教育の推進などに力を注ぎ、知・徳・体のバランスのとれた教育を推進してまいります。
高齢者対策については、
在宅高齢者対策、
老人福祉施設対策を推進するとともに、高齢者の
健康づくり、
生きがいづくりに取り組んでまいります。 さらに、平成23年の
山口国体開催を視野に入れた
中央公園テニスコートの整備や威海市との
友好都市締結15周年を記念した
市民訪問団の派遣、また、緑と花と彫刻のまちの新たなシンボルとなる
野外彫刻美術館と
熱帯植物館を一体とした
総合博物館の登録に向けて取り組んでまいります。 最後に、水道・ガス・交通の各
企業会計については、依然として厳しい経営環境にありますが、経済性の発揮と公共の福祉を増進するという公営企業の経営の基本原則にのっとり、健全な
事業運営と
市民サービスの向上に努めてまいります。 私といたしましては、これまで以上に全職員の英知を結集して、求める都市像、活力とやすらぎに満ちた
国際交流都市の実現に取り組んでまいりたいと決意を新たにしているところであります。 どうか、
市議会議員各位をはじめ、市民の皆様におかれましては、これまで申し述べました諸施策と提案について、深い御理解と御賛同を賜りますよう心からお願い申し上げまして、平成19年度の施政方針といたします。 なお、ただいま議題となっておりますその他の議案の
提案理由につきましては、慣例に従いまして助役から説明をいたさせますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(岩村実君) 岩本助役。 〔助役 岩本 哲男 君 登壇〕
◎助役(岩本哲男君) それでは、続きまして、その他の議案の
提案理由について御説明申し上げます。 まず、議案第17号平成18年度宇部市
一般会計補正予算(第3回)であります。 今回の補正は、歳出については、各事業の実施見込みに合わせた減額が主なものであり、また、後年度公債費負担軽減のための繰上償還に伴う地方債元利償還金、退職手当、国民健康保険事業会計繰出金並びに庁舎建設基金及び社会事業基金への積立金等を補正するものであります。 歳入については、実施見込み及び補助内示に合わせ国・県支出金を補正するとともに、地方譲与税、地方消費税交付金及び市債等を減額し、市税、地方交付税、財産収入等を収入見込みに合わせ補正するものであり、補正額を2億2,971万9,000円減額とし、補正後の予算総額を586億6,929万3,000円とするものであります。 次に、債務負担行為については、宇部港芝中地区荷役機械整備事業(平成18年度分)、宇部港芝中地区埠頭用地造成事業(平成18年度分)及び宇部港東見初地区埠頭用地造成事業(平成18年度分)を追加するものであります。 繰越明許費については、年度内に事業が完了しない見込みとなった29事業について、
地方自治法第213条第1項の規定により、平成19年度へ繰り越すものであります。 次に、議案第18号平成18年度宇部市
簡易水道事業特別会計補正予算(第1回)であります。 今回の補正は、歳出については、簡易水道事業費を補正し、歳入については、簡易水道事業収入及び
一般会計繰入金を補正するものであり、補正額を130万円とし、補正後の予算総額を2,740万円とするものであります。 次に、議案第19号平成18年度宇部市
公共用地造成事業特別会計補正予算(第1回)であります。 今回の補正は、歳出については、公共用地造成事業費及び公債費を補正し、歳入については、市債及び
一般会計繰入金を補正するものであり、補正額を3万6,000円とし、補正後の予算総額を13億1,223万6,000円とするものであります。 次に、議案第20号平成18年度宇部市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第3回)であります。 今回の補正は、歳出については、保険給付費及び予備費等を補正し、歳入については、
一般会計繰入金を補正するものであり、補正額を5,490万2,000円とし、補正後の予算総額を189億3,684万1,000円とするものであります。 次に、議案第21号平成18年度宇部市
交通事業会計補正予算(第2回)であります。 今回の補正は、収入額及び支出額を実施見込みに合わせ補正するものであります。 収益的収支のうち、収入については、輸送量の減少による旅客運送収入の減額が主なもので、支出については、原油価格高騰に伴う燃料費の増額が主なものであります。 その結果、当年度純損失は1,533万5,000円となり、当年度未処分利益剰余金は1億6,110万5,000円となる見込みであります。 また、資本的収支については、固定資産売却代金及び県補助金の収入並びに繰延勘定等の支出を増額した結果、資本的支出の予定額は5,979万4,000円となり、この財源は、補助金等の収入443万5,000円及び内部留保資金5,535万9,000円で補てんすることといたしました。 次に、議案第22号平成18年度宇部市
小串土地区画整理事業特別会計補正予算(第3回)であります。 今回の補正は、歳出については、小串土地区画整理事業費及び公債費を補正し、歳入については、国庫支出金、財産収入、
一般会計繰入金及び市債等を補正するものであり、補正額を861万4,000円減額とし、補正後の予算総額を10億6,631万3,000円とするものであります。 継続費については、平成18年度及び平成19年度の2カ年継続事業としての小串土地区画整理事業(第8工区)確定測量事業を契約額の確定に伴い、事業費総額及び年割額を変更するものであります。 繰越明許費については、年度内に事業が完了しない見込みとなった事業費を
地方自治法第213条第1項の規定により、平成19年度へ繰り越すものであります。 次に、議案第23号平成18年度宇部市
下水道事業特別会計補正予算(第4回)であります。 今回の補正は、歳出については、下水道管理費、下水道管渠施設事業費及び公債費を補正し、歳入については、国庫支出金、
一般会計繰入金及び市債等を補正するものであり、補正額を2億6,422万3,000円減額とし、補正後の予算総額を92億2,640万6,000円とするものであります。 継続費については、平成17年度及び平成18年度の2カ年継続事業としての厚南1号汚水幹線整備事業を実施見込みにあわせ、平成17年度から平成19年度までの3カ年継続事業とし、年割額を変更するものであります。 繰越明許費については、年度内に事業が完了しない見込みとなった事業費を
地方自治法第213条第1項の規定により、平成19年度へ繰り越すものであります。 次に、議案第24号平成18年度宇部市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第1回)であります。 今回の補正は、歳出については、農業集落排水管理費及び生活排水費を補正し、歳入については、市債等を補正するものであり、補正額を913万2,000円減額とし、補正後の予算総額を3億2,876万8,000円とするものであります。 次に、議案第25号平成18年度宇部市
水道事業会計補正予算(第2回)であります。 今回の補正は、収入額及び支出額を実施見込みに合わせ補正するものであります。 収益的収支については、水道料金収入等の減額及び諸経費等の見直しを行った結果、当年度純利益は3億7,131万7,000円となり、当年度未処分利益剰余金は5億4,642万4,000円となる見込みであります。 また、資本的収支については、企業債等の収入を見直し、建設改良費の支出を減額した結果、資本的支出の予定額は23億936万8,000円となり、この財源は企業債、工事負担金等の収入9億705万1,000円及び内部留保資金14億231万7,000円で補てんすることといたしました。 次に、議案第26号平成18年度宇部市
ガス事業会計補正予算(第1回)であります。 今回の補正は、収入額及び支出額を実施見込みに合わせ補正するものであります。 収益的収支のうち、収入については、ガス販売量の減によるガス売り上げの減額及び熱量変更に伴うガス器具等の販売増による営業雑収益の増額が主なもので、支出については、ガス器具等の販売増に伴うその他営業費用の増額が主なものであります。 その結果、当年度純利益は192万1,000円となり、当年度未処理欠損金は2億416万1,000円となる見込みであります。 また、資本的収支については、天然ガス転換事業に伴う支出を減額した結果、資本的支出の予定額は11億9,064万2,000円となり、この財源は企業債等の収入8億6,555万円及び内部留保資金3億2,509万2,000円で補てんすることといたしました。 次に、議案第27号宇部市
公聴会等参加者の
実費弁償条例中一部改正の件であります。 これは、
地方自治法の一部改正等に伴い、所要の整備を行うものであります。 次に、議案第28号宇部市副市長の定数を定める
条例制定の件であります。 これは、
地方自治法の一部改正に伴い、本市の副市長の定数を定める条例を整備するものであります。 次に、議案第29号宇部市長等の給与に関する条例中一部改正の件であります。 これは、
地方自治法の一部改正に伴い所要の整備を行うとともに、諸般の事情を考慮し、市長等の給料について減ずる期間を延長するものであります。 次に、議案第30号宇部市
非常勤職員の報酬及び
費用弁償条例等の一部を改正する
条例制定の件であります。 これは、宇部市協働の
まちづくり審議会の設置等に伴い、所要の整備を行うものであります。 次に、議案第31号宇部市
特別職報酬等審議会条例中一部改正の件であります。 これは、
地方自治法の一部改正に伴い所要の整備を行うとともに、字句の整備を行うものであります。 次に、議案第32号宇部市職員等の旅費に関する条例中一部改正の件であります。 これは、
地方自治法の一部改正に伴い、所要の整備を行うものであります。 次に、議案第33号宇部市職員の退職手当に関する条例中一部改正の件であります。 これは、国家公務員に準じて職員の退職手当の支給の見直し等を行うとともに、
地方自治法の一部改正に伴い、所要の整備を行うものであります。 次に、議案第34号宇部市
監査委員条例中一部改正の件であります。 これは、
地方自治法の一部改正等に伴い、所要の整備を行うものであります。 次に、議案第35号宇部市
税賦課徴収条例等の一部を改正する
条例制定の件であります。 これは、宇部市税賦課徴収条例について、国が示す市町村税条例(例)の構成にのっとり整備するとともに、関係条例の規定の整理を行うものであります。 次に、議案第36号宇部市消防賞じゅつ金及び
殉職者特別賞じゅつ金条例中一部改正の件であります。 これは、消防表彰規程の一部改正に伴い、所要の整備を行うものであります。 次に、議案第37号宇部市協働の
まちづくり条例制定の件であります。 これは、豊かで活力ある地域社会の実現のため、地域社会を構成する多様な主体による適切な役割分担のもと、本市における協働の
まちづくりを推進するため、条例の整備を行うものであります。 次に、議案第38号宇部市
国民健康保険条例中一部改正の件であります。 これは、国民健康保険法施行令の一部改正に伴い、所要の整備を行うものであります。 次に、議案第39号宇部市
障害者生活支援センター条例中一部改正の件であります。 これは、障害者自立支援法の施行に伴い、所要の整備を行うものであります。 次に、議案第40号宇部市
養護老人ホーム条例廃止の件であります。 これは、宇部市博愛園を民営化することに伴い、条例を廃止するものであります。 次に、議案第41号
宇部市立保育所設置条例中一部改正の件であります。 これは、宇部市立神原保育園及び宇部市立乳児保育園の統合及び移転に伴い、所要の整備を行うものであります。 次に、議案第42号宇部市休日・
夜間救急診療所条例中一部改正の件であります。 これは、諸般の事情により小児科の診療時間を見直すとともに、所要の整備を行うものであります。 次に、議案第43号
宇部市立幼稚園設置条例及び
宇部市立幼稚園授業料徴収条例を廃止する
条例制定の件であります。 これは、諸般の事情により宇部市立博愛幼稚園を廃止することに伴い、関係条例を廃止するものであります。 次に、議案第44号宇部市
視聴覚教育センター条例中一部改正の件であります。 これは、
地方自治法の一部改正に伴い所要の整備を行うとともに、字句等の整備を行うものであります。 次に、議案第45号宇部市青年の家設置及び
使用条例中一部改正の件であります。 これは、
地方自治法の一部改正に伴い所要の整備を行うとともに、字句等の整備を行うものであります。 次に、議案第46号宇部市
青少年研修センター条例中一部改正の件であります。 これは、
地方自治法の一部改正に伴い所要の整備を行うとともに、字句の整備を行うものであります。 次に、議案第47号宇部市
勤労者総合福祉センター条例中一部改正の件であります。 これは、諸般の事情を考慮し、宇部市勤労者総合福祉センターの開館日の見直しを行うものであります。 次に、議案第48号宇部市
手数料徴収条例中一部改正の件であります。 これは、建築基準法の一部改正に伴い、構造計算適合性判定を行う場合の建築物等確認申請手数料に係る規定の追加、その他所要の整備を行うものであります。 次に、議案第49号
宇部都市計画事業小串土地区画整理事業施行規程中一部改正の件であります。 これは、小串土地区画整理事業施行地区のうち、第3工区及び第4工区における事業の中止等に伴い、所要の整備を行うものであります。 次に、議案第50号
宇部都市計画事業中央町三丁目
土地区画整理事業施行規程廃止の件であります。 これは、中央町三丁目土地区画整理事業の完了に伴い、条例を廃止するものであります。 次に、議案第51号山口県
市町総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び規約の変更についてであります。 これは、
地方自治法の一部改正、構成団体の解散による組合からの脱退等に伴い、山口県
市町総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少及び規約の変更を行うことについて、市議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第52号宇部市
過疎地域自立促進計画(平成17年度~平成21年度)の変更についてであります。 これは、市道矢矯線の整備内容の変更に伴い、宇部市
過疎地域自立促進計画(平成17年度~平成21年度)を変更することについて、過疎地域自立促進特別措置法の規定により、市議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第53号土地売却の件であります。 これは、宇部市博愛園を民営化することに伴い、その土地を売却することについて、市議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第54号
建物無償譲渡の件であります。 これは、宇部市博愛園を民営化することに伴い、その建物を無償譲渡することについて、市議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第55号
養護老人ホーム長生園組合規約の変更についてであります。 これは、
地方自治法の一部改正等に伴い、規約の変更を行うことについて、市議会の議決を求めるものであります。 次に、議案第56号
工事請負契約締結の件であります。 これは、
西岐波小学校第3期校舎改築(建築主体)工事で、老朽校舎を改築し、危険校舎の解消を図るものであります。 工事概要は、鉄筋コンクリート造2階建て、延べ面積1,648.84平方メートルで、管理・特別教室棟を建設するものであります。 次に、議案第57号土地取得の件であります。 これは、土地開発公社経営健全化対策公共用地先行取得事業の一環として土地を取得するものであります。 次に、議案第58号市の字の区域及び名称の変更の件であります。 これは、住居表示実施区域内の今村地区及び小串地区について、実施基準により区画するとともに、合理的な住居表示を実施するものであります。 次に、議案第59号宇部・
阿知須公共下水道組合規約の変更についてであります。 これは、
地方自治法の一部改正に伴い、規約の変更を行うことについて、市議会の議決を求めるものであります。 以上で、
提案理由の説明を終わります。 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(岩村実君) 以上で、市長の
施政方針演説及び議案の
提案理由の説明は終わりました。 以上で、本日の日程は全部終了いたしましたが、この際、念のため申し上げます。 市長の
施政方針演説及び議案に対する質疑並びに一般質問の通告書の提出は、本日の本会議終了後から3月5日の午後4時30分までとなっております。 諸君の御協力をお願いいたします。────────────────────────────────────────
○議長(岩村実君) 本日は、これにて散会いたします。───── 午前10時42分散会 ─────────────────────────────────────────────
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 平成19年3月1日 宇部市議会議長 岩 村 実 宇部市議会議員 原 野 浩 義 宇部市議会議員 植 松 洋 進...