△開議
○
赤塚幸一郎議長 おはようございます。 ただいまから本日の会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第4号によって進めます。
△
付託案件審査報告
○
赤塚幸一郎議長 2月28日の本会議において、
予算特別委員会及び各
常任委員会に付託しました日程第1、議第75号平成30年度天童市
一般会計予算から日程第31、議第105
号天童市立天童病院における医療事故に係る和解についてまでの議案31件を一括して議題といたします。
△
予算特別委員長報告
○
赤塚幸一郎議長 最初に、
予算特別委員会に付託しました議案の審査の結果について、委員長の報告を求めます。
鈴木照一予算特別委員長。 〔
鈴木照一予算特別委員長 登壇〕
◆
鈴木照一予算特別委員長 御報告を申し上げます。 去る2月28日の本会議におきまして当
予算特別委員会に付託になりました議第75号平成30年度天童市
一般会計予算から議第85号平成30年度天童市
公共下水道事業会計予算までの議案11件の審査の結果について御報告を申し上げます。 審査に当たりましては、3月12日から3月16日までに審査を行った結果、議第75号平成30年度天童市
一般会計予算につきましては、賛成多数で、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 また、議第76号平成30年度天童市
国民健康保険特別会計予算から議第85号平成30年度天童市
公共下水道事業会計予算までの議案10件につきましては、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上、報告を終わります。
○
赤塚幸一郎議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
総務教育常任委員長報告
○
赤塚幸一郎議長 次に、
総務教育常任委員会に付託しました議案の審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。
武田正二総務教育常任委員長。 〔
武田正二総務教育常任委員長 登壇〕
◆
武田正二総務教育常任委員長 去る2月28日の本会議におきまして当
総務教育常任委員会に付託されました議案5件について審査しましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題となったことのみ申し上げます。 初めに、議第86号天童市
個人情報保護条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、これまで抽象的な文言であった個人情報の定義について、具体化して明確に示し、また新たに取り扱いに配慮すべき個人情報として要
配慮個人情報を定義化して明記し、その
取り扱い規定を追加するもの。さらに個人情報の不正な提供等があった場合、個人情報の保護に関する法律の趣旨を踏まえて罰則規定を追加したものという説明がありました。 委員からは、新たな取り扱いに規定された要
配慮個人情報の具体的な内容はどのようなものかとの質疑がありました。 これに対して執行部からは、要
配慮個人情報とは、人種・信条・社会的身分・病歴・犯罪の経歴、もしくは犯罪により害をこうむった事実など特に配慮を要するもので、具体的な例として、病院のカルテに記載されている内容などが挙げられるという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第87号天童市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について申し上げます。 執行部からは、公務員給与と民間給与との格差是正のため、平成23年度から運用してきた
高齢層職員の給与を1.5%減額する規定の
経過措置期間が、平成30年3月31日までとなっており削除するものである。また、職員の人事評価の評価終了日となる9月30日から定期昇給が行われる1月1日までの間に懲戒処分があった場合、定期昇給を判断する際の勤務成績として考慮するとしたものという説明がありました。 委員からは、
高齢層職員の
給与減額措置の削除は、準拠している県条例に合わせて削除するものなのかとの質疑がありました。 これに対して執行部からは、本市の給与規定は県の給与条例に準拠しており、県条例に合わせるとともに、平成23年改正時に設けた附則に、
経過措置期間を平成30年3月31日までと定めており、関係する規定を削除するものという説明がありました。 また、委員からは、本市職員の
人事評価制度は、どのように運用されているのかとの質疑がありました。 これに対し執行部からは、本市の
人事評価制度は、能力評価と業績評価からなっており、能力評価は1年間、業績評価は半年ごとに職員本人が目標を定め、面談して評価することになっている。人事評価に係る研修は、管理職、一般職員にそれぞれ毎年行い、時代のニーズに合った評価を行っているという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第88号天童市一般職の職員に対する退職手当の支給に関する条例等の一部改正について申し上げます。 執行部からは、
国家公務員退職手当法の改正に伴い、基本額算定の調整率を100分の87から100分の83.7に引き下げる改定を行うとともに、
雇用保険法の改正に準じて、公務員の
雇用保険制度に当たる失業者の退職手当に関する規定を改正するものとの説明がありました。 委員からは、
雇用保険法の改正に伴うものとはどのようなものがあるかとの質疑がありました。 これに対して執行部からは、
雇用保険法第5条第1項に規定する適用事業の箇所を削除するなど、県の
退職手当条例に準拠した改正を行うものであるという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第89号天童市
退職手当基金の設置、管理及び処分に関する条例の廃止について申し上げます。 執行部からは、当基金は、平成10年に設置し職員の退職手当の財源に充ててきたが、大量退職のピークが終わり、基金の所期の目的は達成したものと考えるため条例の廃止をするものであるとの説明がありました。 委員からは、これからの退職者数の推移についてどのように計画しているのかとの質疑がありました。 これに対して執行部からは、今後10年間の退職者数の見通しは、多い年で16人、少ない年で6人となっている。また、これ以外の職員の年齢構成を見ても、多くて20人くらいとなっており、これまでのように30人を超える退職者を出すような年はないと想定しているという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 最後に、議第91号天童市
手数料条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、
地方公共団体の手数料の標準に関する政令の改正に基づき、
消防関係手数料について改正するもので、危険物施設の設置許可、完成検査前検査、保安検査の項目について、直近の人件費、
消費者物価指数の変動に基づき、審査所要時間や備品費用の増加を加味して積算したところ、手数料が増額改正されることによるものという説明がありました。 委員からは、積算に係る人件費や物件費の具体的な内容とはどのようなものなのかとの質疑がありました。 これに対して執行部からは、人件費では、主任技師、技師、補助技師の人件費単価や、それぞれが行う受付、現地調査、審査など業務に必要な所要時間であり、物件費では、旅費、通信費、備品費、消耗品等の経費の積算が主なものである。
設置申請件数の減少により、審査1件当たりの備品費に係る増額が大きいものであるという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上、当委員会の決定どおり、御賛同賜りますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。
○
赤塚幸一郎議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
環境福祉常任委員長報告
○
赤塚幸一郎議長 次に、
環境福祉常任委員会に付託しました議案の審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。
遠藤敬知環境福祉常任委員長。 〔
遠藤敬知環境福祉常任委員長 登壇〕
◆
遠藤敬知環境福祉常任委員長 去る2月28日の本会議におきまして当
環境福祉常任委員会に付託されました議案11件について審査しましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題となったことのみ申し上げます。 初めに、議第90号天童市市税条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、平成30年度から、
国民健康保険事業が県と市町村の共同で運営に当たり、市町村は県へ納付金を納める仕組みとなることから、本市の
国民健康保険特別会計の健全運営を図るため、資産割を除いた3方式での算定とし、
国民健康保険税率について一部改正を行うものであるという説明がありました。 委員からは、算定方式から資産割を除いた理由と、他市の対応状況についてはどうかとの質疑がありました。 これに対して執行部からは、1点目として、資産割は固定資産に対し、所得割を補完する応能割として賦課していたものであるが、近年では自営業や農林業の方が減り、居住用のものがほとんどになったこと。2点目として、他の
医療保険制度でも資産割の採用はなく、固定資産税との二重課税に当たる可能性もあることから、多くの市町村で、資産割を除いた3方式を採用する方向であるという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第92号天童市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部改正に伴い、条例中の引用部分の条項の番号が繰り下がることから、法律との整合を図るため、法律の施行期日に合わせ一部改正を行うものであるという説明がありました。 委員からは、引用元である
認定こども園法第3条に、新たに2項加わったことから、従来の第9項が第11項となるということで間違いないかとの質疑がありました。 これに対して執行部からは、委員指摘のとおり、2項が新たに加わったものであるという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第93号天童市
介護保険条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、第7期天童市
介護保険事業計画期間である平成30年度から平成32年度までの介護保険料について、基準月額を5,400円から5,700円に改定するほか、介護保険法及び関係法令の一部が改正されたことを受けて、基準所得金額の改正、長期譲渡所得及び短期譲渡所得に特別控除額を用いる改正並びに質問検査権の対象の拡大を行うものであるという説明がありました。 執行部の説明を了とし、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第94号天童市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、国が定める基準の一部改正に伴い、定期巡回・随時対応型訪問介護看護等の地域密着型サービスに係る人員基準や運営基準を緩和するほか、身体拘束等のさらなる適正化を図るため、新たな基準を定めるものであるという説明がありました。 委員からは、障がい児の放課後等デイサービスについては、改正内容のどの部分に含まれているのかとの質疑がありました。 これに対して執行部からは、障がい児の放課後等デイサービスは、地域密着型通所介護に含まれ、このたびの改正では、障がい児等の通う障害施設も、体制や施設が整えば、共生型地域密着型通所介護の指定を受けられるものとして基準を設定するものであるという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第95号天童市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、国が定める基準の一部改正に伴い、要支援1、2の方が対象となる市
指定地域密着型介護予防サービスについて、共用型認知症対応型通所介護事業所の利用定員について緩和するほか、身体拘束等のさらなる適正化を図るため、新たな基準を定めるものであるという説明がありました。 委員からは、身体拘束について、書面で記録を残すほか、検討委員会を設置するとあるが、検討委員会についてはどのような構成になるのかとの質疑がありました。 これに対して執行部からは、検討委員会については、現在設置されている運営推進委員会の構成と同様、施設職員だけでなく、地元住民や入所者の保護者等が含まれるものと想定され、3カ月に1回以上の開催が義務づけられることになるという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第96号天童市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の設定について申し上げます。 執行部からは、介護保険法の改正により、保険者機能強化の観点から、居宅介護支援に関する指定権限が県から市町村へ移管されることに伴い、居宅介護支援事業所の指定、更新、事業者の各種届け出の受理、立入検査、改善勧告・命令、指定の取り消し等について、新規に条例を設定するものであるという説明がありました。 委員からは、新規に条例を設定するに当たって、どのような基準に基づき作成したのか。また、本市独自の内容はあるかとの質疑がありました。 これに対して執行部からは、県内各市町村とも、従前の県の条例をひな型として設定している。条例の設定に本市独自の内容は含まれていないという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第97号天童市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、国が定める基準が、平成30年4月1日付で一部改正が施行されることに伴い、本市が指定権者である介護予防支援事業所について、医療と介護の連携強化、公正中立なケアマネジメントの確保及び障がい福祉制度の相談支援専門員との密接な連携を目的として、基準を改定するものであるという説明がありました。 執行部の説明を了とし、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第98号天童市
国民健康保険給付基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、
国民健康保険事業の都道府県単位化に伴い、納付金制度が変わり、保険給付費等の支出に基金を充当することがなくなることから、基金の積立額については会計年度の余剰金以内の額とし、
国民健康保険事業費納付金の納付に要する費用に不足が生じた場合に、基金の処分ができる内容に、一部を改正するものであるいう説明がありました。 委員からは、会計を締めた段階での繰越金は全て積み立てることができ、
国民健康保険事業費納付金の納付に要する費用に不足が生じた場合は、取り崩すことができるという理解でよろしいかとの質疑がありました。 これに対して執行部からは、そのとおりであると回答がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第99号天童市
後期高齢者医療に関する条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、持続可能な
医療保険制度を構築するための
国民健康保険法等の一部を改正する法律の施行及び高齢者の医療の確保に関する法律の一部規定の新設に伴い、
国民健康保険の住所地特例の対象者が75歳に達し、広域連合の被保険者となる場合には、施設所在地の広域連合ではなく、前住所地の市町村が加入する広域連合が保険者となるよう、改定するものであるという説明がありました。 委員からは、条例文には、病院等に入院等とあるが、ほかに対象となる施設はあるのかとの質疑がありました。 これに対して執行部からは、特別養護老人ホーム、老人保健施設等、介護保険の施設も該当するという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第103
号天童市民病院事業の設置等に関する条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、平成26年に医療介護総合確保推進法が制定され、平成28年9月に、県が地域医療構想を策定したことを踏まえ、次の3点について改正を行うものである。第1点目は、病院の診療科目は病院事業管理者が定め、病床数は県知事が許可した病床数とするもの。第2点目は、病院事業管理者を置かないことができるものとするもの。第3点目は、引用法令である地方自治法に改正があり、項または号の繰り下げを行うものであるという説明がありました。 委員からは、病院事業管理者を置かないことができるとあるが、市民病院の今後の対応はとの質疑がありました。 これに対して執行部からは、現在の病院事業管理者の任期が平成30年3月末で満了することに伴い、同年4月からは、地方公営企業法に基づき、市長がその職務を行う予定であるという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 最後に、議第105
号天童市立天童病院における医療事故に係る和解について申し上げます。 執行部からは、平成19年8月6日に、旧
天童市立天童病院において発生した医療事故について、相手方に対し、解決金50万3,296円を支払うこと、本件について第三者に開示しないこと、本件事項に起因する後遺症等が生じた場合を除き、この和解条項に定めるほか、何ら債権・債務がないことを相互に確認するという内容で和解するものであるという説明がありました。 委員からは、和解条項の中に、本件事項に起因する後遺症が生じた場合、別途協議とあるが、現時点で後遺症が生じるような問題はあるのかとの質疑がありました。 これに対して執行部からは、現在のところ、後遺症、合併症、感染症は一切なく、安定した状態である。しかしながら、和解時に予想できなかった後遺症が出た場合については、当該和解については無効にするという判例があるため、ただし書きを設けているものであるという説明がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上、当委員会の決定どおり御賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、報告を終わります。
○
赤塚幸一郎議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
経済建設常任委員長報告
○
赤塚幸一郎議長 最後に、
経済建設常任委員会に付託しました議案の審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。 水戸芳美
経済建設常任委員長。 〔水戸芳美
経済建設常任委員長 登壇〕
◆水戸芳美
経済建設常任委員長 去る2月28日の本会議におきまして
経済建設常任委員会に付託になりました議案4件について審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 なお、報告の内容につきましては、特に話題となったことのみを中心に申し上げます。 議第100号天童市
道路占用料条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、道路法施行令の一部改正に伴い占用料の額の決定、地下に設ける食事施設等の占用料の額の適正化及び占用面積の端数処理についての改正を行うものとの説明がありました。 委員からは、占用料の額が下がっている部分もあるが、どういったことで下がっているのかという質問がありました。 これに対して執行部からは、国が民間における地価水準等を調査し、占用料を決めており、その結果、額が上がったものや下がったものがあるとの回答がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第101号天童市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、建築基準法の一部改正に伴い、新たな用途地域として田園住居地域が創設されたことに伴い、同法の規定を引用する市の条例について、所要の改正を行うものであるとの説明がありました。 委員からは、文言の表記についての質疑がありました。 これに対して執行部からは、法改正に合わせて、平仮名になっていたものを漢字に改めるとの回答がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第102号天童市
都市公園条例の一部改正について申し上げます。 執行部からは、都市公園法施行令の一部改正に伴い、一つの都市公園の敷地面積に対する運動施設の敷地面積に係る割合の上限について、当該都市公園を設置する
地方公共団体が定める条例に委任されたため、条例の一部を改正するものであるとの説明がありました。 委員からは、これまで造った市内の公園で、この割合を超えるものはあるかという質疑がありました。 これに対して執行部からは、本市が管理している都市公園においては、運動施設を設置している公園はないとの回答がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議第104
号荒谷西工業団地の分譲地の処分について申し上げます。 執行部からは、
荒谷西工業団地1区画について、企業1社に分譲しようとするものとの説明がありました。 委員からは、これまでの分譲は、どのような単価設定としていたのかという質疑がありました。 これに対して執行部からは、不動産鑑定価格を基準として、1平方メートル当たり1万4,000円から1万6,000円の間で設定しているとの回答がありました。 採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上が、当委員会に付託された議案の審査結果でありますので、当委員会の決定どおり御賛同いただきますようお願い申し上げ、報告を終わります。
○
赤塚幸一郎議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 質疑ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△討論
○
赤塚幸一郎議長 これより討論を行います。 討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。 最初に、議第75号平成30年度天童市
一般会計予算に対する反対討論の通告者、
狩野佳和議員。 〔11番
狩野佳和議員 登壇〕
◆11番(
狩野佳和議員) 議第75号平成30年度天童市
一般会計予算について、反対の立場から討論をいたします。 今回の予算に反対する箇所は、3款2項4目認可保育所整備事業、3款2項5目認定こども園整備事業(成生児童館継続施設)、3款2項11目認定こども園整備事業、3款2項12目地域型保育事業所整備事業の市内の児童福祉施設の整備に関し、事業内容と進め方に疑義があります。 昨今、天童市の保育環境も大きく変化をしております。天童市のみならず、山形県、そして日本全体の社会問題として起こっております。 原因の一つは、核家族化の増加による共働き世帯の増加、そして、祖父母の働き方の変化、また、生活スタイルの変化等が挙げられます。 天童市においては、イオンモール天童付近に多くの住宅が建設されました。一昔前までの新築住宅は3世代同居が多かったのですが、今は若者だけの世帯が多いものと予想されます。天童市外からの移住もありますが、半数以上は天童市内からの移動で、核家族化に拍車をかけている状況です。 この現象は、ここ数年の人口と世帯数の統計を見れば一目瞭然です。人口は現状維持、または若干の減少ですが、世帯数だけが年々増加しております。中心市街地、町なかの空洞化を心配しているのは私だけではないと考えます。 核家族だけで住宅を購入すれば、当然ながら住宅ローンが夫婦に重くのしかかり、共働きで返済しなければなりません。そのために、子どもをゼロ歳、1歳から預けて働く共働き夫婦が増えるのは当然の成り行きです。 昨年には、待機児童が36人という、県内では不名誉な結果になってしまいました。昨年の待機児童に関する説明で、年齢内訳の多くはゼロ歳児、1歳児と聞いております。私は、ここの部分を増やさないと解決しない問題だと認識しております。ただ単に、認証を認可にすれば、待機児童がなくなるものではないということです。 昨年は認可の枠が増えましたが、結局のところ、待機児童は36人となりました。今年度は299人の認可の枠が広がり、ゼロ歳児は27人、1歳児は48人が増加しているので、数字上では待機児童はゼロになるので期待をしているところです。 しかし、問題なのは同時に3歳児、4歳児、5歳児枠も大幅に増えているということです。増やすべきなのは小規模保育事業所であって、認証保育所をそのまま認可にして、枠を広げる方法ではないと考えます。 平成30年度の予算には、新規の認可保育所の予算も計上になっております。そうすると、ゼロ歳児、1歳児も枠が増えるわけですが、当然、3から5歳児までの枠も増えます。 一般論ですが、一度保育所に入れば、そのままエスカレーター式で持ち上がるので、小学校の入学までの移動はほとんどなくなります。 開所当時はゼロから2歳枠が多くを占め、3から5歳児は定員割れが生じます。その後に定員が埋まればよいのですが、埋まらないと経営にも影響してきます。3から5歳児の枠を広げる必要があるでしょうか。 それから、3款2項5目認定こども園整備事業(成生児童館後継施設)の説明にも疑義を申し上げます。 成生児童館を認定こども園に移行し、平成32年4月に開園を目指すに当たり、30年度から用地の測量と設計をする予算と施設用地の整備工事が計上されております。 児童館を認定こども園に移行するに当たっては、地域の要望もあるようなので、それはやむを得ないものと理解しております。 そこで、昨年11月に提案型のプロポーザル方式で入札をし、1月に決定したようですが、2月19日に
常任委員会に説明がありました。2団体の応募があり、山形市に拠点を置く保育所に決まったようです。双方の提案を点数化した結果、開園時間、病後児保育、休日保育等の点で、他者よりも優位だったということで決定したようです。 そこで、残念ながら落札できなかった事業者が、市内なのか市外なのかと質疑をしたところ、それを言うことで事業者が特定される恐れがあるので公表は差し控えますという回答です。昨日の
環境福祉常任委員会の質疑でも、何度もただしましたが同じ回答で、公表しない理由の必然性が見当たりません。なぜ、公表できないのが理解できません。 工事の入札でも何でも、入札の結果は公表されるべきで、請求されれば公表をしなければならないと考えます。その点に疑義があり反対するものであります。 私は、天童市に住む全ての子どもたちが安全に、そして保護者も安心して預けられ、健全にすくすくと育つことを願っております。天童市の子どもたちの安全・安心が最優先です。 民間の保育園を認可保育園に移行することに反対するものではありません。全国的な待機児童対策だから、当然予算計上で、事前説明など不要で、次年度の予算に計上し、予算委員会で説明すれば問題はないだろうという、そういう事業の進め方に疑義を申し上げます。 以上で、私の反対討論といたします。
○
赤塚幸一郎議長 次に、議第75号平成30年度天童市
一般会計予算に対する反対討論の通告者、
石垣昭一議員。 〔17番
石垣昭一議員 登壇〕
◆17番(
石垣昭一議員) 議第75号平成30年度天童市
一般会計予算について、反対の討論を行います。 待機児童解消に向け、児童福祉施設の増や保育士確保のための施策に力を入れ、大規模化している放課後児童クラブの増設に適切に対応するなど、子育て支援策の一層の充実に力を入れられたことを高く評価するものであります。
一般会計予算について、全てを否決するものではないことを先に申し上げて、次の点について反対の意見を申し上げます。 毎年指摘し、是正を求めておりますが、官製ワーキングプアと呼ばれる嘱託職員、非正規の日々雇用職員は、年々増員傾向にあります。本来、職員がしたほうがいいと思われる職種も嘱託職員任せとなっております。 政府は、一億総活躍社会をつくると、働き方改革と銘打った政策を打ち出し、今国会で論争していますが、根拠のない資料に撤回せざるを得ないところに追い込まれております。 派遣など非正規雇用が若者の4割を占める中、自立困難な状態も生まれ、生活保護世帯は増加傾向にあります。生活困窮者自立支援事業も先が見通せない、改善されない、仕事も見つからないなど、前進できない状況にあります。 若者が自立できる雇用確保に、なお一層力を入れていただき、市としても非正規職員の処遇改善を図るべき方策を講じるべきだと指摘いたします。 新年度の保育園の申し込み状況をお聞きしますと、総数では前年並みの443人ですが、3歳未満児の申し込みが増えており、特に1歳児は、前年より25人も増えている状況にあるようです。入園式まで2週間となった今も、入所できるかわからない状況に置かれている児童がいることに心が痛む思いであります。待機児童の問題は深刻であります。一層保育問題解決に力を入れるべきと思います。 高齢者介護について、平成28年度から地域支援事業に移行しています。要支援1、2の方々の費用負担増や利用抑制、事業所の経営などの実態把握は喫緊の課題でもあります。 利用者はもとより、介護事業所などで働く労働者の勤務実態などについても行政としてきちんと把握をし、対応されるよう昨年も申し上げましたが、事業所の人手不足は改善されません。現場の状況を把握し、介護保険利用者や
介護保険事業者に役立つ介護保険制度にするため、行政としての役目を果たしていただくよう指摘をいたします。 次に、これまで庁内に配置してきた生活支援コーディネーターを社会福祉協議会に設置することであります。このほかにも成年後見センター、多機関の協働による包括的支援体制構築事業、地域の居場所づくり事業なども社会福祉協議会に委託します。 行政と地域との中間的な役割を担うことができる社会福祉協議会だからと言っておりますが、委託しっぱなしにならないよう、行政としての責務を果たすよう申し上げておきます。 最後に、予約制乗合タクシー事業についてであります。 新年度から、区域乗合型4区域に定路線乗合型3路線が運行されます。区域型の地域が拡大され、利用者が少々増えてきましたが、ジャンボタクシーが1台増える分450万円増となり、2,150万円となりました。 現在30カ所で予約制乗合タクシーの説明会を開催しておりますが、個々人に合った使い方などを丁寧に説明し、利用者を拡大する努力をし、登録制や予約制などの課題解決の方策も検討いただき、一層の改善を図られるよう申し上げまして、反対の討論といたします。
○
赤塚幸一郎議長 以上で、討論を終結いたします。
△採決
○
赤塚幸一郎議長 これより順次採決いたします。 最初に、議第75号平成30年度天童市
一般会計予算について採決いたします。 議第75号については討論がありましたので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議第75号については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
赤塚幸一郎議長 起立多数であります。 よって、議第75号については原案のとおり可決されました。 次に、議第76号平成30年度天童市
国民健康保険特別会計予算から議第85号平成30年度天童市
公共下水道事業会計予算までの議案10件について、一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案10件については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 異議なしと認めます。 よって、議第76号から議第85号までの議案10件については原案のとおり可決されました。 次に、議第86号天童市
個人情報保護条例の一部改正についてから議第105
号天童市立天童病院における医療事故に係る和解についてまでの議案20件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案20件については、
総務教育常任委員長、
環境福祉常任委員長及び
経済建設常任委員長の報告はいずれも原案可決であります。 各常任
委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 異議なしと認めます。 よって、議第86号から議第105号までの議案20件については原案のとおり可決されました。
△閉会中の継続審査申し出事件
○
赤塚幸一郎議長 次に、日程第32、請陳第1号地方財政の充実・強化を求める請願についてを議題といたします。 ただいまの請陳第1号については、
総務教育常任委員長からお手元に配付しております申し出のとおり、会議規則第111条の規定により閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。
総務教育常任委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 異議なしと認めます。 よって、請陳第1号については、
総務教育常任委員長申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
△閉会中の継続調査申し出事件
○
赤塚幸一郎議長 次に、日程第33、閉会中の継続調査の申し出についてを議題といたします。 議会運営委員会及び各
常任委員会における所管事務の調査については、各委員長からお手元に配付しております申し出のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。 お諮りいたします。 各委員長の申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 異議なしと認めます。 よって、閉会中の継続調査の申し出については、各委員長の申し出のとおり決定いたしました。 最後にお諮りいたします。 本定例会におきまして議決されました案件の中で、条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
赤塚幸一郎議長 異議なしと認めます。 よって、条項、字句、数字、その他の整理につきましては議長に委任することに決定いたしました。
△
農業委員会会長挨拶
○
赤塚幸一郎議長 ここで、片桐
農業委員会会長から、発言の申し出がありますので、許可いたします。 片桐
農業委員会会長。 〔片桐久雄
農業委員会会長 登壇〕
◎片桐久雄
農業委員会会長 平成29年度第5回天童市議会定例会の最終日に当たり、貴重な時間をいただきましたこと、心から厚く御礼を申し上げます。 私ごとになりますが、このたび、一身上の都合によりまして、3月31日をもって
農業委員会会長職を辞任することといたしました。 平成23年7月に、本市
農業委員会の第7代目の会長に就任し、6年8カ月間にわたり、本市農業の振興に微力ながら取り組んできましたこと、市長をはじめ行政当局の皆様方、また市議会議員の皆様方の御協力と御支援のたまものであると深く感謝を申し上げる次第であります。 本市の農地については、規模拡大が困難な樹園地における遊休農地化が今後も増加することが懸念されます。 遊休化した農地を解消することだけではなく、農地を遊休化しないような予防施策を積極的に行っていかなければ、果樹を中心とした本市農業は、近い将来、危機的な状況となってしまうのではないかと危惧しているところでございます。 4月からは、一農業委員として、これらの課題に取り組んでまいりたいと思っておりますので、今後とも御協力をお願い申し上げます。 最後になりますが、天童市議会のますますの御発展、市議会議員の皆様のさらなる御活躍と御健勝を御祈念申し上げ、簡単でありますけれども、会長の退任の挨拶とさせていただきます。 ありがとうございました。
△市長挨拶
○
赤塚幸一郎議長 次に、市長から発言の申し出がありますので、許可いたします。 山本市長。 〔山本信治市長 登壇〕
◎山本信治市長 第5回市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 初めに、片桐
農業委員会会長におかれましては、
農業委員会を代表するお立場で、6年あまりの長きにわたり、その重責を担っていただきましたこと、厚く御礼申し上げます。今後とも天童市の農業振興のため、農業委員として御尽力賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 さて、本定例会は、去る2月28日開会し、提出しました諸議案については、慎重な御審議をいただき、いずれも原案のとおり可決いただきましたことに、厚く御礼を申し上げます。 会期中に賜りました市政に対する御意見や御提言については、速やかな検討、対応を心がけ、今後の市政運営に反映していきたいと存じます。 来る平成30年度は、市制施行60周年の節目の年であり、また、第七次天童市総合計画の実質的な初年度となる重要な年でございます。 少子高齢化の進行と、これに伴う本格的な人口減少の到来のほか、グローバル化に伴う経済環境や教育環境の変化、高度情報社会の浸透など、私たちを取り巻く環境は目まぐるしく刻々と変化をしています。 そのような社会経済情勢の変化に的確に対応しながら、市制施行60周年を機に、健康都市のさらなる高みを目指してまいりますので、今後とも議員皆様と実りのある議論を重ねて、市民目線に立った市政運営を進めてまいる所存であります。 引き続き、御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会に当たりましての私からの挨拶とさせていただきます。 ありがとうございました。
△議長挨拶
○
赤塚幸一郎議長 ここで、平成29年度第5回天童市議会定例会閉会に当たり、私より、一言御挨拶を申し上げます。 今定例会は、2月28日に開会以来、本日までの24日間にわたり、平成30年度予算をはじめとする重要な議案について慎重に審議され、全議案の審査を終了して閉会の運びとなりました。 山本市長におかれましては、先ほど発言されたとおり、市制施行60周年という節目の年に当たります。平成30年度においては、施政方針、また第七次天童市総合計画に基づき、魅力あるまちづくりに邁進されますことをお願い申し上げる次第であります。 なお、議案審査の中の過程で出されました意見等を十分に尊重していただき、各事業の実施に当たってはきめ細やかでスピード感のある対応をお願い申し上げる次第であります。 さらに、今年度限りで退職されます職員の皆様方に対しましては、長い間、本市発展のために御尽力をいただき、誠にありがとうございました。敬意と感謝を申し上げる次第です。今後とも市政に対し、御指導、御協力をいただきますようにお願いを申し上げます。 結びに、今会期中に賜りました、議員、執行部各位の御協力に対し、心より厚く御礼を申し上げます。
△閉会
○
赤塚幸一郎議長 以上をもちまして、今定例会の日程は全部終了いたしました。 これをもちまして、平成29年度第5回天童市議会定例会を閉会いたします。 午前11時07分 閉会 議長
赤塚幸一郎 会議録署名議員 熊澤光吏 同 笹原隆義 同 三宅和広...