天童市議会 > 2011-02-28 >
02月28日-01号

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  1. 天童市議会 2011-02-28
    02月28日-01号


    取得元: 天童市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-09
    平成23年  3月 定例会(第9回)             第9回定例会会議録     平成23年2月28日(月曜日) 午前10時00分開会        伊藤護國議長     小松善雄副議長 ●出席議員(21名) 1番 松田耕一議員   2番 村山俊雄議員   4番 狩野佳和議員 5番 松田光也議員   6番 矢萩武昭議員   7番 山口桂子議員 8番 木村竹虎議員   9番 赤塚幸一郎議員 10番 結城義巳議員11番 武田達郎議員  12番 後藤和信議員  13番 山崎 諭議員14番 石垣昭一議員  15番 小松善雄議員  16番 鈴木照一議員17番 水戸 保議員  18番 小澤 精議員  19番 淺井健一議員20番 伊藤和子議員  21番 秋葉 忠議員  22番 伊藤護國議員 ●欠席議員   なし ●出席要求による出席者職氏名山本信治   市長         鈴木周宏   副市長小林政俊   総務部長       土屋 信   市民部長瀧口 廣   経済部長       飯田 豊   建設部長柏谷 忍   市民病院事務局長   三瓶幸雄   消防長       総務部総務課長後藤秀一   (併)選挙管理    武田 淳   総務部財政課長       委員会事務局長新関清市   水道事業所長     沼澤政辰   教育委員長水戸部知之  教育長        山口 孝   教育次長                         農業委員会結城助一   農業委員会会長    松田 実                         事務局長       選挙管理委員会水戸部秀一             奥山吉行   監査委員       委員長三瓶昭弘   監査委員事務局長 ●出席した事務局職員                         主幹兼局長補佐兼森川敏雄   事務局長       野口忠司                         調査係長原田まき子  副主幹兼庶務係長   武田文敏   副主幹兼議事係長                         庶務係兼加藤博之   調査係主査      青柳利恵                         議事係主査 ●議事日程      平成22年度第9回天童市議会定例会会期日程表                         (平成23年3月)月日曜開議時刻会議名場所備考2月28日月午前10時本会議議場会期の決定 署名議員の指名 諸般の報告 委員会付託省略案件の上程 提案理由の説明・質疑・討論・表決 委員会付託案件の上程 施政方針及び提案理由の説明 予算議案の概要説明 予算特別委員会の設置及び議案付託3月1日 3月2日火 水休会3月3日 3月4日木 金午前10時本会議議場市政に対する一般質問3月5日 3月6日土 日休会3月7日月午前10時本会議議場議案に対する総括質疑、 議案・請願陳情の委員会付託午後1時総務教育常任委員会議員協議会室付託案件の審査3月8日火午前10時環境福祉常任委員会議員協議会室付託案件の審査3月9日水午前10時経済建設常任委員会議員協議会室付託案件の審査3月10日 3月11日木 金午前10時予算特別委員会議員協議会室付託案件の審査3月12日 3月13日土 日休会3月14日 3月15日月
    火午前10時予算特別委員会議員協議会室付託案件の審査3月16日水午後1時3月17日 3月18日 3月19日 3月20日 3月21日木 金 土 日 月休会3月22日火午前10時本会議議場委員長審査報告 質疑・討論・表決 議事日程第1号             平成23年2月28日(月曜日)午前10時開会 第1 会期の決定 第2 会議録署名議員の指名 第3 諸般の報告 ア 議会事務処理状況報告          イ その他 第4 報第12号 平成22年度天童市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の承認を求めることについて 第5 報第13号 交通事故に係る損害賠償の額の決定についての専決処分の報告について 第6 議第92号 天童市監査委員の選任について 第7 議第93号 天童市固定資産評価審査委員会委員の選任について 第8 議第71号 平成22年度天童市一般会計補正予算(第7号) 第9 議第72号 平成22年度天童市国民健康保険特別会計補正予算(第4号) 第10 議第73号 平成22年度天童市老人保健特別会計補正予算(第2号) 第11 議第74号 平成22年度天童市交通災害共済事業特別会計補正予算(第2号) 第12 議第75号 平成22年度天童市都市計画公共下水道事業特別会計補正予算(第3号) 第13 議第76号 平成22年度天童市鍬ノ町土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号) 第14 議第77号 平成22年度天童市介護保険特別会計補正予算(第3号) 第15 議第78号 平成22年度天童市市民墓地特別会計補正予算(第2号) 第16 議第79号 平成22年度天童市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) 第17 議第80号 平成22年度天童市工業団地整備事業特別会計補正予算(第3号) 第18 議第81号 平成22年度天童市民病院事業会計補正予算(第2号) 第19 議第91号 市道天童高原線道路改良工事請負契約の一部変更について 第20 議第59号 平成23年度天童市一般会計予算 第21 議第60号 平成23年度天童市国民健康保険特別会計予算 第22 議第61号 平成23年度天童市用地買収特別会計予算 第23 議第62号 平成23年度天童市財産区特別会計予算 第24 議第63号 平成23年度天童市都市計画公共下水道事業特別会計予算 第25 議第64号 平成23年度天童市鍬ノ町土地区画整理事業特別会計予算 第26 議第65号 平成23年度天童市介護保険特別会計予算 第27 議第66号 平成23年度天童市市民墓地特別会計予算 第28 議第67号 平成23年度天童市後期高齢者医療特別会計予算 第29 議第68号 平成23年度天童市工業団地整備事業特別会計予算 第30 議第69号 平成23年度天童市水道事業会計予算 第31 議第70号 平成23年度天童市民病院事業会計予算 第32 議第82号 地方自治法第96条第2項の規定に基づき議会の議決すべき事件を定める条例の設定について 第33 議第83号 天童市部設置条例の一部改正について 第34 議第84号 天童市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部改正について 第35 議第85号 天童市特別会計条例の一部改正について 第36 議第86号 天童市国民健康保険条例の一部改正について 第37 議第87号 天童市交通災害共済基金の設置、管理及び処分に関する条例の廃止について 第38 議第88号 天童市交通安全基金の設置、管理及び処分に関する条例の設定について 第39 議第89号 天童市下水道条例の一部改正について 第40 議第90号 天童市国土利用計画について 第41 予算特別委員会の設置及び議案付託          議案付託表                     (平成22年度第9回定例会)付託委員会議案番号件名予算特別委員会議第59号平成23年度天童市一般会計予算議第60号平成23年度天童市国民健康保険特別会計予算議第61号平成23年度天童市用地買収特別会計予算議第62号平成23年度天童市財産区特別会計予算議第63号平成23年度天童市都市計画公共下水道事業特別会計予算議第64号平成23年度天童市鍬ノ町土地区画整理事業特別会計予算議第65号平成23年度天童市介護保険特別会計予算議第66号平成23年度天童市市民墓地特別会計予算議第67号平成23年度天童市後期高齢者医療特別会計予算議第68号平成23年度天童市工業団地整備事業特別会計予算議第69号平成23年度天童市水道事業会計予算議第70号平成23年度天童市民病院事業会計予算 ●本日の会議に付した事件  議事日程のとおり △開会 ○伊藤護國議長 ただいまから、2月10日に招集告示されました平成22年度第9回天童市議会定例会を開会いたします。 △開議 ○伊藤護國議長 本日の会議は全員出席でありますので、直ちに会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第1号によって進めます。 △会期の決定 ○伊藤護國議長 日程第1、会期の決定を議題といたします。 会期など議事日程については、議会運営委員会に審議を願っておりますので、その結果について委員長の報告を求めます。 秋葉 忠議会運営委員長。  〔秋葉 忠議会運営委員長 登壇〕 ◆秋葉忠議会運営委員長 御報告申し上げます。 本日招集になりました平成22年度第9回天童市議会定例会の会期及び議事日程につきましては、2月21日に議会運営委員会を開催し、協議いたしました結果、会期は本日から3月22日までの23日間とし、議事日程は皆様のお手元に配付しております日程表に従いまして運営することに決定しております。 以上で報告を終わります。 ○伊藤護國議長 お諮りいたします。 会期など議事日程については、ただいまの議会運営委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 御異議なしと認めます。 よって、会期は本日から3月22日までの23日間と決定いたしました。 △会議録署名議員の指名 ○伊藤護國議長 次に、日程第2、会議録署名議員の指名を行います。  10番 結城義巳議員  11番 武田達郎議員  12番 後藤和信議員 以上、3名を指名いたします。 △諸般の報告 ○伊藤護國議長 次に、日程第3、諸般の報告を行います。 議会事務処理状況などについて事務局長に報告させます。 森川事務局長。 ◎森川敏雄事務局長 諸般の報告を申し上げます。 議会の事務処理状況につきましては、12月定例会以降の事務処理状況を印刷いたしまして皆様のお手元に配付しております。 また、市監査委員から報告ありました定例監査の結果及び例月出納検査結果の一覧、並びに今定例会に説明員として出席通知ありました方の職氏名の一覧表を皆様のお手元に配付しておりますので、ごらんくださるようお願い申し上げます。 以上、簡単でございますが、諸般の報告にかえさせていただきます。 ○伊藤護國議長 以上で諸般の報告を終わります。 △報第12号 平成22年度天童市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の承認を求めることについて外1件 ○伊藤護國議長 次に、日程第4、報第12号平成22年度天童市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の承認を求めることについて及び日程第5、報第13号交通事故に係る損害賠償の額の決定についての専決処分の報告についての報告案件2件を一括上程し、議題といたします。 △提案理由の説明 ○伊藤護國議長 これより市長の報告を求めます。 山本市長。  〔山本信治市長 登壇〕 ◎山本信治市長 おはようございます。 本日ここに平成22年度第9回天童市議会定例会を開催し、平成23年度天童市一般会計予算を始め諸議案を提出するに当たり、その大要について御説明申し上げます。 初めに、報第12号平成22年度天童市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の承認を求めることについて御説明申し上げます。 今回の補正予算の専決処分は、第8回市議会臨時会における補正予算の議決後の予算総額に5,189万円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ195億8,375万2,000円としたものであります。 その内容は、歳入については財政調整基金からの繰入金の増額であります。歳出については、大雪に対応するための除排雪経費の増額であります。 この補正予算に関し、地方自治法第179条第1項の規定により、議会を招集する時間的な余裕がないと認め専決処分を行いましたので、よろしく御審議の上、御承認くださるようお願い申し上げます。 次に、報第13号交通事故に係る損害賠償の額の決定についての専決処分の報告について申し上げます。 今回の専決処分に係る交通事故は、昨年12月17日午前10時ごろ、上貫津地内のT字路において発生したものであります。公園管理業務のため運行中の市有車が当該T字路において一時停止し発進したところ、左方からの走行車両に気づくのがおくれたことにより相手方の車両の後部に接触し、損害を与えたものであります。 この交通事故に関し、市の過失責任において相手方との示談が成立し、損害賠償の額の決定について地方自治法第180条第1項の規定により専決処分を行いましたので、御報告申し上げます。 ○伊藤護國議長 ただいまの報告案件2件のうち、報第13号については、市長の専決事項の指定に基づく報告ですので御了承をお願いいたします。 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております報第12号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 御異議なしと認めます。 よって、報第12号については、委員会付託を省略することに決定しました。 △質疑 ○伊藤護國議長 これより報第12号平成22年度天童市一般会計補正予算(第6号)の専決処分の承認を求めることについて質疑を行います。 質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 質疑なしと認め、終結いたします。 △討論 ○伊藤護國議長 これより討論を行います。 討論の通告はございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。 △採決 ○伊藤護國議長 これより採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの報第12号については、原案のとおり承認することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 御異議なしと認めます。 よって、報第12号については原案のとおり承認することに決定しました。 △議第92号 天童市監査委員の選任について ○伊藤護國議長 次に、日程第6、議第92号天童市監査委員の選任についてを議題といたします。 △提案理由の説明 ○伊藤護國議長 これより提案理由の説明を求めます。 山本市長。  〔山本信治市長 登壇〕 ◎山本信治市長 議第92号天童市監査委員の選任について御説明申し上げます。 現監査委員奥山吉行氏は、平成23年3月31日をもって任期満了となりますが、同氏は識見、人格ともに監査委員として最適任者と認められますので、再び選任しようとするものであります。 よろしく御審議の上、御同意くださるようお願い申し上げます。 ○伊藤護國議長 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております議第92号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案については、委員会付託を省略することに決定しました。 △質疑 ○伊藤護國議長 これより質疑を行います。 質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 質疑なしと認め、終結いたします。 ここでお諮りいたします。 本案件は人事案件でありますので、先例により討論を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 御異議なしと認め、討論を省略することに決定しました。 △採決 ○伊藤護國議長 これより採決いたします。 お諮りいたします。 議第92号天童市監査委員の選任については、これに同意することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 御異議なしと認めます。 よって、議第92号についてはこれに同意することに決定しました。 △議第93号 天童市固定資産評価審査委員会委員の選任について ○伊藤護國議長 次に、日程第7、議第93号天童市固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。 △提案理由の説明 ○伊藤護國議長 これより提案理由の説明を求めます。 山本市長。  〔山本信治市長 登壇〕 ◎山本信治市長 議第93号天童市固定資産評価審査委員会委員の選任について御説明申し上げます。 現固定資産評価審査委員会委員滝口順一氏は、平成23年3月13日をもって任期満了となりますが、同氏は識見、人格ともに当該委員として最適任者と認められますので、再び選任しようとするものであります。 よろしく御審議の上、御同意くださるようお願い申し上げます。 ○伊藤護國議長 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております議第93号については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案については、委員会付託を省略することに決定しました。 △質疑 ○伊藤護國議長 これより質疑を行います。 質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 質疑なしと認め、終結いたします。 ここでお諮りいたします。 本案件は人事案件でありますので、先例により討論を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 御異議なしと認め、討論を省略することに決定しました。 △採決 ○伊藤護國議長 これより採決いたします。 お諮りいたします。 議第93号天童市固定資産評価審査委員会委員の選任については、これに同意することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 御異議なしと認めます。 よって、議第93号についてはこれに同意することに決定しました。 △議第71号 平成22年度天童市一般会計補正予算(第7号)外11件 ○伊藤護國議長 次に、日程第8、議第71号平成22年度天童市一般会計補正予算(第7号)から日程第19、議第91号市道天童高原線道路改良工事請負契約の一部変更についてまでの議案12件を一括上程し、議題といたします。 △提案理由の説明 ○伊藤護國議長 これより提案理由の説明を求めます。 山本市長。  〔山本信治市長 登壇〕 ◎山本信治市長 平成22年度天童市の一般会計、特別会計及び企業会計の補正予算案について、その大要を御説明申し上げます。 初めに、議第71号平成22年度天童市一般会計補正予算(第7号)について申し上げます。 今回の補正予算は、歳入については、交付決定に伴う地方交付税の増額、産業立地促進資金貸付金の確定に伴う諸収入の減額、交通災害共済事業特別会計の廃止に伴う繰入金の増額が主なものであります。 次に、歳出について、主なものを申し上げます。 1つには、今後の市有施設の耐震化に対応するため、市有施設整備基金への積立金を増額するものであります。 2つには、額の確定に伴う産業立地促進資金貸付金の減額であります。 3つには、鍬ノ町土地区画整理事業特別会計の保留地処分金の収入減に伴う繰出金の増額であります。 4つには、政府系資金の補償金免除繰上償還に伴う公債費の増額であります。 これらの内容により、既定の予算総額に2億3,459万8,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ198億1,835万円とするものであります。 予算第2条の繰越明許費の補正については、成生小、荒谷小、天童北部小の耐震化の事業について、工期の工程調整により第2表のとおり次年度に繰り越すものであります。 予算第3条の地方債の補正については、事業費の確定と国庫補助金の増額に伴い、第3表のとおり起債の限度額を変更するものであります。 次に、議第72号平成22年度天童市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額から7,669万3,000円を減額し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ62億314万1,000円とするものであります。 その内容は、歳入については、1つには、医療給付費の減少に伴う療養給付負担金及び療養給付交付金の減額であります。 2つには、高額療養費の増加に伴う国・県等からの共同事業負担金及び共同事業交付金の増額であります。 そのほか、国民健康保険給付基金からの繰入金の増額であります。 歳出については、1つには、レセプトの電子化によるシステムの最適化に伴う山形県国民健康保険団体連合会負担金の増額であります。 2つには、一般被保険者の療養給付費等の減額及び高額療養費の増額であります。 3つには、退職被保険者等の保険給付費の減額であります。 そのほか、額の確定に伴う高額医療費共同事業拠出金の増額及び保険財政共同安定化事業拠出金の減額であります。 次に、議第73号平成22年度天童市老人保健特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額に622万3,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ6,926万4,000円とするものであります。 その内容は、歳入については、事業費の精査に伴う支払基金交付金、国庫支出金、一般会計繰入金等の減額及び第三者納付金の増額であります。 歳出については、事業費の精査に伴う医療給付費等の減額及び一般会計繰出金の増額であります。 次に、議第74号平成22年度天童市交通災害共済事業特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額に8,013万6,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ9,074万7,000円とするものであります。 その内容は、交通災害共済事業特別会計を平成22年度で廃止することに伴い、交通災害共済基金等の残余財産を一般会計へ繰り出すための繰出金の増額であります。 次に、議第75号平成22年度天童市都市計画公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額から3,143万3,000円を減額し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ23億6,394万2,000円とするものであります。 その内容は、歳入については、受益者負担金、工事負担金及び使用料滞納繰越分の増額並びに下水道事業債等の減額であります。 歳出については、事業費の確定に伴う法適用公営企業会計移行業務委託料、工事請負費及び最上川流域下水道事業建設負担金等の減額並びに過年度償還金の増額であります。 予算第2条の債務負担行為の補正については、事業費の確定に伴い、第2表のとおり限度額を変更するものであります。 予算第3条の地方債の補正については、事業費の変更に伴い、第3表のとおり起債の限度額を変更するものであります。 次に、議第76号平成22年度天童市鍬ノ町土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額から958万円を減額し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ2億8,329万円とするものであります。 その内容は、歳入については、保留地処分金の減額及び一般会計からの繰入金の増額並びに地籍整備推進補助金の計上であります。 歳出については、事業費の精査による減額であります。 次に、議第77号平成22年度天童市介護保険特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額から3,861万円を減額し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ37億1,519万2,000円とするものであります。 その内容は、歳入については、介護認定調査等に要する経費の増加に伴う一般会計事務費繰入金の増額、並びに事業費の精査に伴う国庫支出金、支払基金交付金、県支出金、一般会計繰入金及び介護保険準備基金繰入金の減額であります。 歳出については、介護認定申請の増加に伴う審査手数料及び訪問調査委託料の増額、並びに事業費の精査に伴う保険給付費及び地域支援事業費の減額であります。 次に、議第78号平成22年度天童市市民墓地特別会計補正予算(第2号)について申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額に18万4,000円を追加し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ425万4,000円とするものであります。 その内容は、歳入については、墓地使用者の増加による墓地管理料の増額であります。 歳出については、賃金と需用費の増額であります。 次に、議第79号平成22年度天童市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額から439万円を減額し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ5億3,236万8,000円とするものであります。 その内容は、歳入については、保険基盤安定繰入金の減額であります。 歳出については、額の確定に伴う後期高齢者医療広域連合納付金の減額であります。 次に、議第80号平成22年度天童市工業団地整備事業特別会計補正予算(第3号)について申し上げます。 今回の補正予算は、既定の予算総額から1億2,688万9,000円を減額し、補正後の歳入歳出予算総額をそれぞれ7億7,540万8,000円とするものであります。 その内容は、歳入については、一般会計繰入金及び事業費の精査に伴う工業団地整備事業債の減額であります。 歳出については、事業費の精査による減額が主なものであります。 予算第2条の地方債の補正については、事業費の変更に伴い、第2表のとおり起債の限度額を変更するものであります。 次に、議第81号平成22年度天童市民病院事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。 今回の補正予算は、収益的収入については、業務量の精査による入院収益及び外来収益の減額、並びに健診等の公衆衛生活動収益及び一般会計負担金の増額が主なものであります。 収益的支出については、精査による材料費の増額及び経費の減額であります。 資本的収入及び支出については、建設改良費の精査による一般会計出資金及び企業債の減額並びに建設改良費の減額であります。 以上が平成22年度の天童市の一般会計、特別会計及び企業会計の補正予算の大要であります。 次に、議第91号市道天童高原線道路改良工事請負契約の一部変更について申し上げます。 市道天童高原線道路改良工事請負契約の締結については、本年度の第5回市議会臨時会において御可決いただき、現在工事を行っております。 今回の変更内容は、事業の進捗を図るため、本線土工を20メートル延長するとともに、法面工、取りつけ道路の下層路盤工及び防護柵等の安全施設工を増工することに伴い、契約金額を増額するものであります。 以上、平成22年度天童市一般会計補正予算(第7号)ほか11議案の提案理由について御説明申し上げました。 よろしく御審議の上、御可決くださるようお願い申し上げます。 ○伊藤護國議長 ここでお諮りいたします。 ただいま議題となっております議案12件については、会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議案12件については、委員会付託を省略することに決定しました。 △質疑 ○伊藤護國議長 これより順次質疑を行います。 初めに、議第71号平成22年度天童市一般会計補正予算(第7号)について質疑を行います。 赤塚幸一郎議員。 ◆9番(赤塚幸一郎議員) 32ページの総務管理費について、補正総額2億7,199万7,000円という大きな補正の増額であります。その主なものは2つで、先ほど市長から説明もあったところでありますが、1つには、市有施設整備基金元金積立金に2億円という部分と、交通安全基金に8,200万何がし。 1つの整備基金2億円についてでありますが、先ほど市有施設の耐震化のために積み立てるというふうなお話がありましたが、ニュージーランドの地震等々なんかのニュースを見ておりますと、財源があるんであれば、なるべく早くやらなければならないというふうに考えます。その辺について、具体的なこの財源を使った耐震整備のスケジュール等がありましたらお聞かせいただきたいということ。 それから、33ページの交通安全基金、これは条例化して基金を設けようと。要するに、剰余金8,265万9,000円全額を基金として積み立てようというふうな補正予算なわけですが、なぜ交通安全基金というふうな新しい名称にして積み立てる必要があるのかな。財政調整基金に組み入れておいて、交通安全対策に必要な場合は、そこから繰り出して運用するということも十分可能ではないかということが第1点。 それから、条例を見てもよくわからないんですが、どういった目的にこの基金の8,000万円を使っていくのか、何年間でこの基金を使っていくのかということがよくわかりません。もしかしたら、この貯金通帳のまんま10年も20年も埋蔵金として残ってしまうんでないかというふうな気もするところであります。 そこら辺も含めて、どのようにこの8,000万円を使って交通安全対策をされていこうとして、この基金に積み立てるようにしたのか、その2点についてお伺いいたします。 ○伊藤護國議長 小林総務部長。 ◎小林政俊総務部長 最初の市有施設整備基金の積み立てに関して御説明申し上げます。 今回の市有資金の積み立てにつきましては、議員おっしゃるように、公の施設の耐震化を図って安全・安心な施設づくりを進めるという観点でございます。 それでスケジュールでございますが、公共施設の耐震診断実施計画というのがございまして、これに基づいて行う予定でございます。 なお、当面予想されるものといたしましては、平成24年度に二中、三中の耐震補強計画、あるいは保育所あるいは公民館など、今後予想されます耐震の補強工事に充当しようというようなことで積み立てをしているところでございます。 以上です。 ○伊藤護國議長 土屋市民部長。 ◎土屋信市民部長 質問ありました交通安全基金関係の積み立てについて御説明申し上げたいと思います。 今回、新たな基金を設けてこの基金を積み立てておるということでございますけれども、内容としましては、これまで交通安全について掛金を掛けてこの基金を醸成してきたというふうな経過がありますので、それぞれの個人の意思等もありますので、そのことを重要視するためにも新たな基金を設けてこのような形にしたというふうな考え方であります。 これからの目的としましては、交通安全に対する、例えば、ガードレール等の安全施設の整備等について支出をしたいという考え方をしておりますので、年次的に計画を立てながら不足している部分についての整備を進めるということを目的とするものであります。 以上であります。 ○伊藤護國議長 赤塚幸一郎議員。 ◆9番(赤塚幸一郎議員) 今、ガードレール等々の整備というふうな話がありましたが、現状でも交通安全対策として一般会計のほうから支出はしておるわけですね。ですから、それとこの基金から活用していこうとするものがおのずと違うとは思うんです。違わなければ、私は別の基金として積み立てる必要はないと思っているんですが、8,000万何がしという大きな金額を、例えば年次計画でどのように使っていこうとしておられるのか。 やっぱりこういったふうなお金を10年も20年もそのまんま通帳に積んだままにしておくということは避けるべきで、私は必要な部分はきちんと早目に整備をしていくというようなことが必要だと思います。 ですから、今現在一般会計から使っている交通安全対策費と、具体的にどう違って、どのような期間でこの資金を運用していくのか、もう一度お願いします。 ○伊藤護國議長 土屋市民部長。 ◎土屋信市民部長 お答え申し上げます。 この8,000万円については、先ほど申し上げたように、この基金に加入した方々の掛金で成り立っているわけですので、当然その使い道については、おっしゃるとおり考え方を整理する必要があるかと思います。 具体的な年度ごとの額は、資料がございませんので詳しくはお答えできませんけれども、考え方としては、先ほど言いましたように、年次計画を立てながら、ガードレール、その他交通安全に要する、例えばカーブミラーとか、その他さまざまな機器がありますので、そのことについての整備を図りたいというふうな考え方をしております。おっしゃられるように何年もかかるということでなくて、年次的な計画の中で執行したいという考え方をしております。 ○伊藤護國議長 ほかに質疑ございませんか。 結城義巳議員。 ◆10番(結城義巳議員) 一般会計事項別明細書の27ページになります。歳入になるわけですが、財政調整基金についてであります。 財政調整基金を取り崩していろいろ事業をやるというのは、財政運営もかなり厳しいんだなというふうに理解するわけですが、5億57万8,000円を取り崩さなければならないということで22年度の当初予算では組んでいるわけですね、非常に大変な財政状況になるのかなというふうに理解しておったんですが、ただ年度中の補正予算の動きをちょっと見てみたんですが、9月では減額1億8,863万9,000円、それから12月には3億415万9,000円、取り崩さなくてもよくなったということになっているわけですね。 そして、年度中を見ますと、今年度7,455万2,000円を増額補正しているわけですから、結果的に、年度中に1億6,471万円を取り崩すというふうな経過になったわけですが、申し上げたいのは、当初予算を組むときには非常に厳しい財政運営であるということだったんですが、決算近くになってきますと、いわゆる年度末になって、このような状況になってくるということ、そういった状況をかんがみれば、22年度当初予算を組むときに、事業を市民のためにやりたかったんだけれども、財政調整基金も5億円ほど取り崩さなければならない、大変だということで、やりたいんだけれどもやれなかった主な事業、どういうようなものがあったのかちょっとお聞きします。 ○伊藤護國議長 小林総務部長。 ◎小林政俊総務部長 お答えいたします。 財政調整基金の繰り入れについての動き、減額・増額ということがあるんですが、基本的には、当初見込みの繰入金から変わった経過について、若干御説明させていただきたいと思います。 当初は、財政調整基金の活用ということで、財政の厳しい折、それを活用しながら事業を組んでいきたいということで進めてきたわけでありますが、結果といたしまして、決算での繰越金やら、あるいは国でのいろいろな政策等によって収入が多く見込まれまして、その結果としまして、財政調整基金に繰り入れたり、今回については逆に財政調整基金から繰り入れるというようなことで、一般会計の成り立ちをやっております。 それで、何ができなかったのかという具体的な御質疑でございますが、何ができなかったと言われるとちょっとなかなか厳しいわけですが、市民の方々の生活に直結するようなことについては可能な限り財政調整基金を活用しながら運営をしておりますので、具体的には申し上げかねるんですが、内容的には、そういった形で常に市民の方々へのサービスに対して対応するために調整基金を使わせていただいているというふうなことでありますが、あわせまして、22年度同様、23年度におきましても現在の残高から約7億8,000万円ほど受け出して23年度予算を編成せざるを得ないという状況にもありますので、常にそのときそのときの必要に応じた対応をさせていただいているというふうな考え方でございますので、御理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○伊藤護國議長 結城義巳議員。 ◆10番(結城義巳議員) 今、御説明をいただいたわけですが、じゃどんな事業がやりたくてもやれなかったのかということはいろいろまだ思い浮かばないんだと思いますが、私が常々感じておりますのは、大した予算はかからないんじゃないか、1,000万円もかからないような事業期間が2年も3年も5年もかかってやらざるを得ない、そして、毎年交通どめをして、市民に不便をかけてやっている、もう少し一気にやれないのかなというところもいろいろあるわけです。 ですから、こういった財政運営を見ていますと、もう少し積極的に、補正でもいいんですが、例えば、財政調整基金を取り崩そうと思っておったんですけれども取り崩さなくても済むようになったという段階で補正を組むとか、そういった対応はできないんですかということを申し上げたいわけです。 その辺もう少し--来年度の当初予算にもたしか7億8,059万1,000円を繰り入れると言っているわけですが、それも年度で--いろいろ地方交付税がふえたとか補助金がふえたとか、余剰金と言ったらおかしいかと思いますが、少し財源的にゆとりができたというときには、むしろ積極的に補正を組んで、市民のためにできるだけ早くやってもらいたいものだということを申し上げておきたいと思います。 それから、一般会計では54ページになるんですが、これは鍬ノ町への繰出金で関係がありますけれども、今一般会計だけ質問しているようでありますが、今質問していいんですか。鍬ノ町でしますか。一般会計では繰り出しているわけです。 ○伊藤護國議長 特別会計でお願いします。 ◆10番(結城義巳議員) わかりました。 ○伊藤護國議長 ほかに。 石垣昭一議員。 ◆14番(石垣昭一議員) 補正予算書の57ページでありますが、8款4項6目になります。天童古城地区の整備に要する経費、工事関連補償金でありますけれども、これは沼の違法建築物に対する補償ということでは異議のあるところであります。この550万円の減額補正というようなことでありますけれども、減額の理由、そして補償の内容についてお示しをいただきたいというふうに思います。 あわせて、解体費用の件についてどう処理されたのかお示しをいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○伊藤護國議長 飯田建設部長。 ◎飯田豊建設部長 石垣委員の質問にお答えいたします。 今回、補正をお願いしてございますのが、いわゆる工事関連補償金、当初2,500万円ほど予定したわけでございます。 御存じのように、愛宕沼の水辺周辺、あと郡役所の前の分について計上したわけですけれども、今回、郡役所前のいわゆる電線の地中化を予定しておったわけなんですけれども、電線の地中化につきまして関係機関との協議がちょっと今年度中には無理だというようなことが出てまいりまして、主にこの部分の額を減額させていただいたというようなことでございます。 あと、先ほどの沼周辺の物件の補償の問題でありますけれども、こちらにつきましては3月31日、今年度末までに撤去をお願いするというようなことで承諾をおもらいしてございます。 詳しい中身につきましてはちょっと勘弁していただきますけれども、現在の建物につきましては、新たに移設した場合に幾らかかるかと、それに伴って、現在の年数が経過してございますので、その年数の経過分を低減する分での補償金の算定をしているところでございます。 以上でございます。 ○伊藤護國議長 石垣昭一議員。
    ◆14番(石垣昭一議員) ただいまの説明では、いわゆる郡役所地内の電線の地中化に関する補償の問題で、これを減額したというふうなことでありますけれども、沼の移転補償については変わりはないということだと思いますけれども、その中でも撤去する際に、補償金というふうな形の中に含まれているのかどうか。 あわせて、具体的な撤去費用に対する対応をどうなされたのか、もう一度お示しをいただきたいと思います。 ○伊藤護國議長 飯田建設部長。 ◎飯田豊建設部長 お答えいたします。 撤去費用につきましても、すべて補償費の中に含まれてございます。 ○伊藤護國議長 ほかに質疑ございませんか。 伊藤和子議員。 ◆20番(伊藤和子議員) まず、35ページにあります2款3項1目住居表示でありますが、鍬ノ町を住居表示したいということの予算をとりましたが、全額皆減という状況なわけなので次年度に繰り越していくのか、その見通しについて一つ伺っておきます。 それから、45ページにあります4款1項1目健康指導員報酬ということで当初予算で上げましたが、これが使われなかったということで、健康指導員を置かなくて済んだ理由、当初予算でもないようでしたので、その辺をどう対応するのか、あわせて伺っておきます。 それから、51ページにあります6款1項5目農地費の工事関連委託料1,102万3,000円の減であります。関の上橋のことだと思うんですが、9月の補正で組み替え補正をして工事関連委託料に組み替えておりまして、金額については1,205万1,000円の予算があったわけなんですが、議会後の建設常任委員会での説明ですと636万8,000円で調査をしたいというふうなことが報告されておりますが、今回1,102万3,000円の減ということですから一体どういう調査をしたのか、今後どう進めていくのかお伺いしておきます。 それから、55ページにあります8款1項1目木造住宅耐震改修費補助金75万2,000円の減額になりますので、149万8,000円使われることになりますが、これは木造住宅の耐震診断派遣事業というのを受けられた方が、耐震補強する場合にこの補助金をいただけるというふうな制度でありますが、耐震診断は年間15件ほどやっているわけなんですが、どの程度の該当者がおって、どういった補助がどのくらい程度いて、1戸平均どのくらい出ているのか伺っておきます。 それだけです。お願いします。 ○伊藤護國議長 土屋市民部長。 ◎土屋信市民部長 最初に、35ページの住居表示整備事業委託料についてお答え申し上げます。 今回減額しました理由につきましては、鍬ノ町地区の住居表示の新しい町名案ということで複数案出ているような状況でありまして、住民の方の総意を得て町名を決定するということで引き続き協議をする必要があるということで、今回全額を落とさせていただきました。 新年度についても新たに住居表示についても予算化をして計上してありますので、よろしくお願いをしたいと思います。 45ページの健康増進対策に要する経費の中の健康指導員の報酬でございますけれども、嘱託職員1名を当時は置いておったわけでございますけれども、正職員が1名増員になったということで、その関係でこの報酬、それから日々雇用賃金等を減額させていただいたということでございます。 以上であります。 ○伊藤護國議長 瀧口経済部長。 ◎瀧口廣経済部長 お答え申し上げます。 道路管理委託料の減額でございますけれども、御質問にありましたとおり、関の上橋の調査委託料の減額でございます。 特に、大きく減額になりましたのは、今回、まずはボーリング調査をしてみないと状況がわからないということで、ボーリング調査を先行させていただくということでボーリング調査。それも本来ですと両サイドをボーリングしなければならないんですけれども、幅が狭いもんですから片方だけ今回ボーリング調査をさせていただきました。 その結果、非常に地盤がやはり悪いということもございますので、今回は再度それに基づいた事業費等を算出させていただいたところでございますけれども、かなり大きな額ということで5,000万円を超えるような事業費になってくるということで、当初予定しておりました金額からしますと3.6倍ほどの事業費もかかるということもございますので、今回は一中の改築とかいろいろな大きな事業を抱えている中で、緊急性とかそういった部分を含めまして、その他の調査費は落とさせていただくということで考えておったところでございます。 なお、今後の考え方でございますけれども、現在通行どめをして使っていただいてございます。人が歩くだけということになってございますけれども、その辺につきましては、腐食等もございますので、今後、どのくらいの補修であれば人が通れるくらいの補修ができるのかどうかその辺につきまして、維持管理という部分での機能の中でどれくらいできるのかも含めまして、県のほうともう少し協議をさせていただいて、どういったものができるのか、そういったことができた時点で、もし必要であれば、再度お願いをしたいというふうに思っているところであります。 以上です。 ○伊藤護國議長 飯田建設部長。 ◎飯田豊建設部長 お答えいたします。 今回の木造住宅の耐震改修費の補助金分でございますけれども、こちらは2つの補助金の分がございまして、1つが社会資本整備総合交付金事業としまして、いわゆる耐震診断を行いました方の木造住宅の耐震改修でございます。 当初、60万円のを3件ほど予定しておりましたけれども、3件分の事業費が確定いたしまして、その分の減額と。あと、もう一つが、高齢者の減災対策上の上乗せ分というようなことで、15万円のを3件ほど予定しておったわけですけれども、こちらが1件だけというようなことでの確定がありましたので、こちらの分を減額したというようなことでございます。 先ほどありました耐震診断の対象者というようなことでの質問でございますけれども、今現在資料については持ち合わせしてございませんけれども、毎年3戸程度ずつの予算を計上しながら行っているというような状況でございます。 以上でございます。 ○伊藤護國議長 伊藤和子議員。 ◆20番(伊藤和子議員) 51ページの関の上橋については、9月の補正から見れば102万8,000円程度でボーリング調査が済んだということと理解してよろしいでしょうか。 やはりこの進め方だったと思うんですけれども、9月では詳細設計までやるんだというふうな予算に組み替えて、それはまだもうちょっと調べてからでいいんじゃないかというのをそのまま補正で通してしまったわけなんですが、議会閉会の3日後に、測量、地質調査、概略設計に変えるというふうな説明もあったということで、そういった進め方というのは、やっぱりもう少し内部できちんと検討して精査した結果で予算を提示すべきではないかなということを一つ申し上げておきたいと思います。 それから、もう一つ、忘れていましたが、8款2項2目の除雪業務委託料2,000万円増額ということになりまして、先ほどの専決の5,000万円と合わせて1億7,000万円が今年度の除雪費となるわけなんですが、ことしの冬は雪が多かったというふうなことも言われておりますが、今回の除雪体制としては的確に行われたのかという声が、市民の間からはたびたび聞かれるところなんですね。 やっぱり初期の除雪の仕方、間に合わなかったという点も確かにあったかと思うんです。一挙に降られて予想できなかったので手が回らなかったというふうなこともあったかと思うんですが、やっぱり初期の除雪をきちんといっていないと、次々と圧雪になってわだちができて、市内各所でわだち解消ができないというふうな事態になっていったと思うんですが、話をお聞きしますと、除雪車両、専門のきちんとしたものがないというのもあるというふうに業者の方も言っておられるんですが、そうした除雪機械を市としてきちんと準備するというふうなことなんかは、今回の冬の反省点を踏まえてどう考えているのかお聞きしておきたいと思います。 ○伊藤護國議長 飯田建設部長。 ◎飯田豊建設部長 お答えいたします。 今回の除雪につきましては、今御指摘ございましたように、4メートル未満の非常に狭い道路というようなところになりますと、いわゆる圧雪によりましてわだちができているというようなところも多々あったようでございます。 特に、日中暖かくなりましても夜になりまして大分冷え込むというようなことで、なかなか午前中融雪というようなことにいかなかったというようなことで、午後からの分で日が当たってもなかなか消えないというようなことで、雪がなかなかどうしても解けないというようなことがあったようでございます。 そういった、特に危険な部分につきましては排雪も行いながら、何とか市民の生活に影響が出ないようなことで努力させていただいたというようなことでございます。御了承いただきたいというふうに思います。 今、除雪車等の用意というようなことでございますけれども、今回のいろいろな状況を見ながら、改めて部内あるいは課内でちょっといろいろ考えることもございますけれども、なかなか予算上の問題もございますので、いろいろ検討させていただきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○伊藤護國議長 ほかに質疑ございませんか。 小澤 精議員。 ◆18番(小澤精議員) 今回の補正予算2億3,459万8,000円、こういうことでございましたけれども、先ほど市長の説明で、3つ目には、鍬ノ町土地区画特別会計の保留地処分金の収入減に伴う繰出金の増額であると、こういうことを伺いまして、私、予算書を見ましたんですけれども、鍬ノ町、繰出金に2億353万5,000円、これだけの金額が出ているにもかかわらず、ここでは言葉では繰出金の増額だと、これで終わるわけですけれども、私は、1つの課に2億円も支出すると、これ、もう少しやっぱり議会のほうに懇切な情報があってもよかったのではないかなと。 まして、補正予算というのは、委員会付託はないと、これは議会の申し合わせでございますから。2億円もの補正をするについては、いささか議会のほうに情報提供が遅過ぎたのかなと。 私は、こういう予算の計上については大いに不満があるということだけ申し上げておきます。 ○伊藤護國議長 ほかに質疑ございませんか。 狩野佳和議員。 ◆4番(狩野佳和議員) まずは13ページ、歳入について、一番上の段で、法人税が8,600万円ほど多く見込まれております。多く入ることは大変いいことなんですが、なぜこういう8,600万円も入るようになるのか、その理由を説明お願いします。 あと23ページ、同じく歳入ですが、一番下の段で不動産売払収入ということで、収入が1,000万円ちょっとあるんですが、金額が事細かく書いてあるんですが、跡地がもう売れたのかどうか、どこが売れる予定であるのかということで説明をお願いいたします。 それでは、歳出の件で、45ページ、3款3項2目扶助費、生活保護の分野ですが、国から同じ金額がきて一般財源との組み替えになっているわけですが、一体生活保護、今回の組み替えになる分は何世帯の分ぐらいで、何人ぐらいが対象になって組み替えしたのかということで説明をお願いします。 それから、57ページ、8款4項6目都市施設費、天童市の北部地区の経費でございますが、当初工事関連補償金として7,600万円ほどしていたのが、工事費と土地購入費に組み替えになっているようです。なぜ補償ができなくなって工事をするようになったのか、土地を購入するようになったのか、そういう説明。あと一体どういう工事をしたのか、どこの土地を購入したのかということで説明をお願いします。 続きまして、59ページ、10款3項3目中学校費で1,800万円の減額になっております工事関連委託料。天童一中で、なぜこの1,800万円が委託料として減ってしまったのかというところで、歳入と歳出に関して説明をお願いします。 ○伊藤護國議長 小林総務部長。 ◎小林政俊総務部長 お答えいたします。 最初の法人市民税の8,600万円の増額について御説明いたします。 経済情勢が厳しい中ではありますが、業種の一部には景気の上向き傾向がございまして、12月末までの調定、それから1月から3月までの申請等の考慮をいたしまして、今回8,600万円の増額になったわけでありますが、具体的には、自動車関連の業種とか、あるいは家電製品の部品をつくっている工場もございましてそういったところのエコポイントとか、いわゆる国のいろいろな需要を喚起するような事業の企業で業績に一部好転が見られたということで、全体の歳入の分については、増額8,600万円を計上しているところであります。 それから、土地売払収入についての内容でございます。 土地売り払いにつきましては、これは大きく分けまして、普通財産と法定外の公共物の売り払いがございます。普通財産については2件ございまして、750万円ほどです。それから法定外公共物が5件ございまして、333万円ほどでございます。これにつきましては、隣接するところで不要不急の公共物については可能な限り処分をするという基本的な観点から、それぞれ処分をさせていただいたものの合計でございます。 以上です。 ○伊藤護國議長 土屋市民部長。 ◎土屋信市民部長 生活保護費の財源補正した理由についてお答えを申し上げたいと思います。 今回、国・県支出金として1,720万4,000円を一般財源から組み替えをしたということでございますが、このことについては、12月補正で説明をしましたような形での生活保護費に対応する財源の補正を含むものであります。 生活保護世帯の増と、それから中国残留邦人の生活支援給付費の増に伴う国庫負担金として4分の3があるわけですけれども、そのことに対応する補正だというふうなことであります。 以上であります。 ○伊藤護國議長 飯田建設部長。 ◎飯田豊建設部長 お答えいたします。 今回の天童北部地区の整備に関する経費でございます。今回対象となっております今年度の土地関連の補償金関係の分が、道路7路線で大体25件ほどございます。その中の建物あるいは工作物関係で、当初の予算よりも減額になっている分がございまして、その分を組み替えするというようなことが主なものでございますけれども、あと同じく土地購入につきましては同じ7路線で約50件ということで、大変こまいものから大きなものまでございますけれども、多くの土地購入物件がございますので、そちらに振り分けると。あともう一つは、山の山頂につきましての工事費の分について、その分を振り分けていきたいというようなことで、今回予定しているところでございます。 以上でございます。 ○伊藤護國議長 山口教育次長。 ◎山口孝教育次長 第一中学校改築事業に要する経費の1,800万円の減額補正について御説明を申し上げます。 今年度、第一中学校の改築事業といたしましては、改築予定地の敷地の測量及び敷地造成の設計業務、それから2つ目として地質調査、それから3つ目として、建築の基本設計業務を発注し、現在作業を進めておる状況でございます。 1,800万円ほどの不用額が生じた要因でございますが、1つには、それぞれ入札によります業務委託の請負差額が大きかったということがございます。 それから、2つ目としては、特に地質調査業務についてでございますが、予算編成時、概算ではじいた金額よりも、今回入札発注に当たりまして調査項目を精査したところ、設計額が若干下回る結果になったというふうなことで、その2つの要因で、それぞれ3つの事業はすべて発注したわけでございますけれども、1,800万円の不用額を生じたという事情でございます。 ○伊藤護國議長 狩野佳和議員。 ◆4番(狩野佳和議員) それでは、生活保護の件で、私は何世帯、何人が対象の分の予算なのかとお尋ねしたので、もう一度、説明をお願いします。 あと、57ページの天童北部地区の件ですが、今の話ですと工事関連補償金のほうで7路線25件のほうの減額で差額が出たと。その分を山の山頂の工事に充てるんだと、私、何か聞こえたようなんですが、いわゆる天童北部地区の予算内で舞鶴山の山頂の工事に充てているということで理解していいのかどうか。 同じ都市施設費の中で同じまちづくり交付金の中の事業なので、それはやっていいことだろうと思うんですが、ただここでの組み替えだけでなくて、ここでマイナスになったから舞鶴山の工事のほうに充てて、それを工事するということで理解していいのか、もう一回、説明をお願いします。 以上、2点お願いします。 ○伊藤護國議長 土屋市民部長。 ◎土屋信市民部長 お答え申し上げます。 先ほども一部お答え申し上げたところでございますけれども、この補正につきましては、12月補正で歳出のほうを補正させていただいたわけでございますが、その関連で、例年、事業年度が終わる段階で事業費の確定をするということがありまして、今回、3月に財源補正というふうな形にさせていただいたものであります。 そういった内容でありますので、何世帯、何人分かということは、個別に生活保護の額はそれぞれ違いますので、結果としてこういった形になったというふうに御理解願いたいと思います。よろしくどうそお願いします。 ○伊藤護國議長 飯田建設部長。 ◎飯田豊建設部長 お答えいたします。 今ちょっと予算書の行を読み間違えまして、大変失礼いたしました。 北部の分につきましては、北久野本2丁目のJAてんどうフーズというところがございますけれども、そこの東側の道路でございまして、こちらが約258メートルほどございますけれども、こちらの工事に振り分ける分でございます。大変失礼いたしました。 ○伊藤護國議長 ほかに質疑ございませんか。  (発言する者なし) ○伊藤護國議長 質疑なしと認め、議第71号についての質疑を終結いたします。 次に、議第72号平成22年度天童市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)から議第81号平成22年度天童市民病院事業会計補正予算(第2号)までの議案10件について一括して質疑を行います。 質疑ございませんか。 赤塚幸一郎議員。 ◆9番(赤塚幸一郎議員) 議第81号の市民病院の補正予算について質疑をさせていただきます。 今回の補正予算は、先ほど市長から説明もありました。一般会計から6,046万2,000円を追加負担しますと、当年度負担合計額4億円を超えるという膨大な金額になるわけであります。 病院のほうの補正予算の内容を見てみますと、収入の部分が5,658万4,000円減額、費用のほうが1,615万4,000円ほどの減額、つまりこの差額約4,000万円程度赤字が拡大するんだろうというふうに思います。本当に経営計画を立てて始めているわけですが、経営が一段と悪化しているのかどうかというふうな部分でちょっと心配な部分もあるんですが、その辺の策定した経営計画に対してどのように推移されているのかという概要。 それから、もう一点は、201ページに、資金計画表が載っております。この資金計画表を見ますと、1億350万5,000円ほど資金繰りとしては余剰があるというふうな既決の予定額だったものが、一般会計から6,200万円を追加負担しての補正額を入れても、最終的に7,800万円ほど減額して2,500万円しか残らないというふうな資金繰り計画です。 その中身をよくよく見てみると、5番目の一時借入金返済、既決予定額ゼロに対して1億円をここで返済するというふうに記載されております。この1億円の返済がなければ、6,000万円ほどの一般会計から追加繰り出しをしなくても間に合ったはずなんですね。ですから、この既決予定額になかった1億円の返済とはどういうものなのか。 この2点に関して質問をいたします。 ○伊藤護國議長 柏谷市民病院事務局長。 ◎柏谷忍市民病院事務局長 ただいまの御質問にお答えさせていただきたいと思います。 初めに、病院事業の医業収益及び病院事業の費用関係でございます。今回、補正をさせていただきまして、一般会計のほうから6,200万円ほどの繰り入れをさせていただくという内容でございます。 医業収益につきましては、改革プラン値に基づきまして、現在努力しているような状況でございますけれども、ちなみに、ことし1月までの状況を見てみますと、昨年比でいきますと約5,600万円ほどの収益増にはつながっているわけなんですけれども、プラン値と比較いたしますとまだ3,500万円ほどのマイナスということで、プラン値まではまだ医業収益の段階で届いていないというような状況でございます。 支出関係の医業費用につきましては、今回1,600万円の経費の削減ということで、12月の補正を合わせまして、当初予算と比較しまして約4,000万円の経費削減になっているわけなんですけれども、収入・収益を合わせましてプラン値までには至っていないということで、今回、一般会計のほうから6,200万円の繰り入れをしていただくというような補正の内容でございます。 2つ目に、資金計画の中での一時借入金返済1億円の補正予定額でございます。 これにつきましては、22年度の当初の資金計画の中で、受け入れ資金のほうにつきましては一時借入金1億円を計上させていただいたところでございますけれども、支払い資金のほうにつきましては計上をしていなかったという経過がございます。 これにつきましては、当初の資金計画の中で、受け入れ資金及び支払い資金の差が1,000万円強の差額しかないということで、当初予算の中では、資金計画の中で一時借入金の返済部分については資金計画上組むことができなかったということで、当初の中ではゼロ計上になっていたところでございます。 今回、補正調整の中で受け入れ資金の増と、あと支払い資金の減等がございまして、一時借入金返済の1億円返済について、資金計画上組ませていただいたという経過でございます。 以上でございます。よろしくお願いします。 ○伊藤護國議長 赤塚幸一郎議員。 ◆9番(赤塚幸一郎議員) 確かに、一時借入金が限度額2億円で借りられるようになっていることは理解できます。ただ、今まで病院の経営に関していろいろ質疑をさせていただいてきた中において、地方公営企業法の元本の半額とかいろいろなガイドラインがあるんですが、そのガイドラインどおりの一般会計からの繰り出しではとても経営が立ち行かないというようなことで、赤字部分もそれから企業債の返還部分に関しても、ほぼ全額一般会計から負担をしている。そのために、本年度も6,200万円を足すと年間で4億円強もの負担をしているわけです。 ですから、もし足らないんであれば、やっぱり私は、今やっているような方法で一般会計から繰り出していって、よくわかるようにしていっていただきたい。 借金をするということは、利息もかかってくるわけですから、我々がわからないところで何ぼ借金したというふうなことじゃなくて、私は丸抱えで一般会計から負担しているんだなというふうに認識をしておるわけでありますので、その辺の考え方、今後どのように考えていくのか。 結局は、公営企業法に基づいて、繰入金は一般会計からは半額にして、あとは自分たちで借金していくというふうな道を選ぶのか、それとも全額が一般会計から出て、みんながこんな経営状態なんだというようにわかるようにしていくのかというようなことの道筋について、どのように考えているのかちょっとお伺いしたいということと、この1億円の返済ですね。一時借入金というのは、今現在幾ら持っていらっしゃるのか。1億円返した後には、あと何ぼ残るのかというようなところもわかればお聞かせいただきたい。 ○伊藤護國議長 柏谷市民病院事務局長。 ◎柏谷忍市民病院事務局長 ただいまの御質問にお答えさせていただきたいと思います。 公営企業ということで、基本的には独自の採算性をしていくというのが基本になってくるかと思います。そういう状況の中で、一般会計繰入金から負担をいただいているような状況でございます。 ちなみに、22年度の一般会計繰入金の状況について申し上げますと、ただいま赤塚議員がおっしゃいましたように、収益勘定の部分では2億7,500万円ほどの繰り入れをいただいているところです。あと資本勘定につきましては、企業債元金等を含めまして1億3,100万円ほどの繰入金をいただいているというような状況でございます。 ただ、収益勘定の部分の2億7,500万円のうち、基準内と言われております、国のほうで地方交付税等に算定になっております基準内繰入金が2億7,500万円のうち、2億2,351万6,000円になっているところでございます。それに該当しない基準外の繰入金が、今回、22年度につきましては、5,197万9,000円になっているような状況になっているところでございます。 今後の病院会計状況、見通しをしていきますとかなり厳しい状況があるわけなんでございますけれども、1つは、当面の大きな課題といたしまして、医師の確保という部分がございます。これにつきましても、現在、積極的に進めているような状況にございますけれども、なかなか厳しいという、現実的にはなかなか確保が難しいというような実態があるところでございます。 ただ、経営上からいきましても、基本的には他の病院の状況を見てみましても、一般会計からの繰入金をある程度見込んでいかないと、なかなか病院事業的には採算性がとれないというような状況もございますので、一定の繰入金につきましては、今後も継続した中で負担をしていただくような形でお願いをしていきたいというふうに考えているところでございます。 医業収益の改善、あと支出の削減等につきましては、これまで同様に、少しでも医業収益の増及び経費の削減に努めるように、今後とも努力をしていくような形で努めていきたいというふうに覚悟をしているような状況でございます。 あと、一時借入金でございますけれども、今回、資金計画のほうには、受け入れ及び支払い計画のほうにそれぞれ1億円計上させていただいておりますけれども、資金の運営上、22年度につきましても、12月の手当ての段階で1億円の借り入れを行ったところでございます。 最終的には、3月末に、その1億円については返済をするような計画で今手続を進めているような状況でございます。それ以外の借入金等につきましては特にないというような状況でございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○伊藤護國議長 ほかに質疑ございませんか。 結城義巳議員。 ◆10番(結城義巳議員) 鍬ノ町特別会計、136ページになりますが、市長からも御説明がありましたように、保留地処分金の減額ということで一般会計から繰り入れるというふうに理解するわけですが、保留地処分金の減額、それはいわゆる地価が下がったためなのか、それとも年度内に保留地が処分できない、いわゆる売れない、そのための減額なのか、その辺をまずお聞きします。 ○伊藤護國議長 飯田建設部長。 ◎飯田豊建設部長 お答えいたします。 今回の保留地処分金の減額でございますけれども、こちらにつきましては、当初予定してございました18街区の分でございますけれども、こちらにつきまして12月17日に評価委員会を開きまして、公募いたしております。 1月末までの公募の時点で申し込みがなかったわけでございますけれども、その後も公募以外で、相対で申し込みする方があればというようなことで待っておったわけですけれども、今年度中にはなかなか処分はちょっと期待できないだろうというようなことで、今回減額させていただいたというような分でございます。 以上でございます。 ○伊藤護國議長 結城義巳議員。 ◆10番(結城義巳議員) それでは、予定したように処分になれば、一般会計に逆に繰り入れして戻すというか、そういうふうに理解していいんですかということが1つと。 それから、清算年度が平成23年度から25年度に2年間延びるような金額になっているようですが、地価の見直しも大体坪25万円ぐらいに見ておったんですけれども、23万円ぐらいになりそうだというふうに見込んでいるように理解しておりますが、そのように単価が下がってきたという場合に、会計の事業費というものはどういうふうにしていくのか、その辺をちょっと私心配をしております。 これまでの経過もあるんだと思いますが、当初の換地料は、坪当たりで35万円ないしは30万円、その程度を見ておったわけですね。それがもう現在では23万円しか見込めないということになるわけで、特別会計を設けてやっているわけですから、その辺どうなのか。 これまでの事業開始年度から今日までかなり経過しておりますので、坪単価といいますか地価が下がったことによる一般会計の繰り入れというのはどういうふうな状況にあるのか、その辺、全体的なものもお伺いしたいと思います。 以上です。 ○伊藤護國議長 飯田建設部長。 ◎飯田豊建設部長 お答えいたします。 今回の減額させていただきました保留地処分の分でございますけれども、こちらにつきましては、今現在も公募ではございませんけれども受け付けを行ってございますので、それが処分できた段階でまた補正でお願いしたいというふうに考えてございます。 あと、事業計画上の保留地処分でございますけれども、現在保留地で予定している分が全部で72区画の4万1,863平米ほどございます。今のところ、29億8,600万円ほどの全体の事業計画で予定しているところでございます。 今現在、処分済みになっておりますのが、面積で大体83%ほど実施になってございます。金額でいきますと26億3,200万円、88.1%ほど処分済みでございます。21年度末までに処分しました保留地の平均単価とこれから処分を行う予定の保留地の平均単価では、約20.59%というようなことでの地価の下落なんかもございます。 ただ、先ほど話しましたように、割と早い時期に八十何%分が処分になっているというようなこともございまして、下落率の少ない事業期間の初期に大規模な保留地の処分を行ったというようなことで、保留地全体の平均単価の下落率については約7%ほどかなというようなことで、今現在把握しているところでございます。 今現在、事業計画の変更の手続なんかも行っておるわけでございますけれども、全体的に事業費を圧縮してまいりたいというようなことで今のところ考えてございます。これまでの事業費が80億6,300万円ほどでございました。こちらにつきましては、75億6,300万円まで圧縮していきたいというようなことでの事業費の精査を行ってございます。 これに伴いまして、保留地の処分につきましてもあと十何%しなければならない分がございますけれども、それを含めていきますと、今の事業計画の中でやっていけるだろうというようなことで把握しているところでございます。 以上でございます。 ○伊藤護國議長 結城義巳議員。 ◆10番(結城義巳議員) じゃ、もう少し簡単にお聞きしたいと思います。 地価が下がったといいますか、今回、保留地処分しようというところもあるわけですが、計画しておったよりも安く売らざるを得ないというふうな事態になった場合に、その下がった分を一般会計で負担するということにならないのかということをお聞きしたいんです。 ○伊藤護國議長 飯田建設部長。 ◎飯田豊建設部長 下がった分を一般会計で補てんするというようなことにつきましては、ならないということでお答えさせていただきます。 ○伊藤護國議長 ほかに質疑ございませんか。 伊藤和子議員。 ◆20番(伊藤和子議員) 同じ137ページであります。保留地処分金ですが、当初予算から見れば3,219万1,000円ほど売れてはいるということになりますが、保留地の売れた面積をお聞きしたいと思います。 それから、6款1項1目の地籍整備推進調査費補助金1,400万円計上されましたが、これはこれからどう使っていくのか、内容についてお伺いします。 ○伊藤護國議長 飯田建設部長。 ◎飯田豊建設部長 お答えいたします。 今回、保留地処分した3,219万1,000円でございますけれども、7区画で1,610平米になります。 あと2つ目でございますけれども、地籍整備推進調査費の補助金でございます。こちらにつきましては、土地に関するさまざまな測量調査の成果につきまして、地籍調査と同等以上の精度を有するあるいは正確さを有する場合に、国が国土調査法の規定に基づきまして指定を行いまして、法務局、いわゆる登記所等で使用していくというようなことで補助金を交付するというような状況でございます。 こちらの分につきましては、新たに22年度からできたというようなことで、こちらを今回活用させていただいております。補助率が50%でございます。こちらにつきましては、今後の測量図面をつくるための測量調査に使用していくというような中身でございます。 以上でございます。 ○伊藤護國議長 伊藤和子議員。 ◆20番(伊藤和子議員) それで、先ほどの結城議員への答弁でちょっとよくわからなかったんですが、今残っているのが72区画で4万1,680平米。その金額が大体どのくらいというのがちょっと聞けなかったので、そこをもう一回御説明いただきたいのですが、これまで処分した83.1%の金額が26億3,200万円でよろしいのでしょうか。お願いします。 ○伊藤護國議長 飯田建設部長。 ◎飯田豊建設部長 お答えいたします。 先ほどの72区画につきましては、全体計画で72区画で4万1,863平米でございます。これが全体計画上、29億8,600万円でございます。 処分済みの分が61区画、3万4,752平米ございます。これが26億3,200万円ということで、88.1%になってございます。 以上でございます。 ○伊藤護國議長 ほかに質疑ございませんか。 狩野佳和議員。 ◆4番(狩野佳和議員) 同じ鍬ノ町のところで、139ページ、歳出のところなんですが、業務委託料が減額、そして工事費が減額、補償金が増額ということになっております。 当初の金額が、一番最初でいうと5,100万円から1,300万円減額で3,700万円の委託料、安くなることはそれはそれでいいことなんですが、土地区画整理整備工事費は8,700万円のところから200万円減額して8,400万円ほどで、補償金が660万円プラスになるということなんですが、どういった理由で、まず補償金がなぜ増額になるのかという、この説明をお願いいたします。 工事費ということで減額になっているわけなんで、恐らく入札等のあれで少なくなったと思うんですが、これはどこの工事をしているのか、したのか、またはする予定なのか、説明をお願いします。 ○伊藤護國議長 飯田建設部長。 ◎飯田豊建設部長 狩野議員の御質問にお答えいたします。 初めに、工事関連補償金でございますけれども、今回は、事業がほとんど精査というようなことで、いわゆる確定のための補正でございますけれども、工事関連補償金につきましては、区画道路の工事に伴いまして地下埋設物がちょっと新たに出てまいりまして、温泉管、あとガス管ということで、こちらが出てまいりました。約300メートルほどの部分でございますけれども、こちらの分についての補償金が新たに生じたというようなことでございます。 あと、道路の区画整理の工事費でございますけれども、こちらにつきましては北目天童線の歩道整備工事、富士の湯さん、篠田病院さんのところの道路の西側の歩道の部分でございます。あともう一つが、区画道路の整備工事ということで、松の湯さんと舞鶴荘さんの前の通り、あとつるやさんの北側なんかが入ってございます。 以上でございます。 ○伊藤護國議長 狩野佳和議員。 ◆4番(狩野佳和議員) そういった工事、やはり整備しなければならないのでそれはわかるんですが、土地が売れるものだろうという見込みで予算を計上したわけですよね、当初予算として。でも、実際は土地が売れなかったから、一般会計から2億円も繰り入れます、そんな予算は普通一般的にないと思うんです。これは、ちょっと余りにも額が大き過ぎると思うんです。 その辺の土地が売れる見込みの考え方、ちょっと考え方が甘くなかったのか、そして、本当に今後これをどうやって売ろうとしていくのかというその計画を、ちょっと説明をお願いします。 ○伊藤護國議長 飯田建設部長。 ◎飯田豊建設部長 お答えいたします。 先ほど小澤議員のほうからもありましたけれども、議員の皆さんには大変御心配をおかけしていますとおわび申し上げたいと思います。 今回、保留地の処分に当たりましては、先ほどもお話ししましたように、12月17日に評価委員会を開催いたしまして、今現在の土地の実売に見合った評価というようなことで評価委員会でお諮りさせていただきまして、今回、12街区につきましては坪20万1,000円というようなことで公売したわけでございます。 結果的には、1月31日時点で、公売のいわゆる公募にはなかったというようなことで、理由はいろいろあるかと思います。土地がやっぱりまだちょっと高かったのかというようなことがまず一つございますし、土地の面積もちょっと大きかったのかというようないろいろな状況もございますけれども、今回、12月に評価委員会を開きました物件につきましては、そのほかにもいろいろなところがございまして、実際にこの値段で処分をしたというようなところもございますので、今すぐ改めて評価委員会というようなことにはならないかと思いますので、新年度が明けまして、新たな土地の評価というようなものが県あるいは国でなった場合に、それを改めて参考としながら評価委員会等にかけていくというようなことも一つ考えていかなければならないだろうというようなことで考えてございます。 以上でございます。 ○伊藤護國議長 狩野佳和議員。 ◆4番(狩野佳和議員) 努力はわかるんですが、なかなか大変だと思います。今回、延期することになったわけですね、この事業、特別会計を。2年なり延期してすることになったんで、やはり土地を処分してすることが、まず第一の先決なんで、一般会計から繰り入れるということは、それは市民の皆様の税金ですので、それを踏まえながらちゃんとした予算を立てていただければと考えておりますので、次年度に関してはこのようなことのないように、ぜひお願いしたいと思います。 以上で終わります。 ○伊藤護國議長 ほかに質疑ございませんか。 鈴木照一議員。 ◆16番(鈴木照一議員) それでは、議第74号の交通災害共済事業の件でお伺いしたいと思います。 先ほどの一般会計のほうでも若干触れている部分がございましたが、共済会員の権利について、ちょっと改めて確認だけしておきたいのですが、何点かお伺いしたいと思います。 まず、この特別会計を今年度で廃止するということが前提で始まっている話でございますので、残余財産を残さずに処理しなければならないというようなことで、そこは理解しておりますが、今現在の設置条例が生きている中で対応するに当たって、処分に当たりましては、現条例がまだ生きているとすれば、第4条の中でその処分内容について規定されているわけでございます。 廃止するということに伴って、この4条を超えた形で財産を処理できるのかどうかということと、あわせまして、まず、会員のこの会計における財産に対する権利は一切発生していないというふうに理解していいのかどうかという点、その点をお伺いしたいと思います。 ○伊藤護國議長 土屋市民部長。 ◎土屋信市民部長 お答え申し上げます。 最初に、条例の内容で4条の中で、条例がある中では処分できるのかというふうな御質問だったと思いますけれども、考え方として、この条例については既に交通災害共済制度の中で昨年廃止をしているというふうなことがありまして、その請求に基づく1年間の中で今回させていただくというふうな考え方で整理をさせていただくことになったところであります。 それから、権利が発生しているのかどうかというふうな御質問でありますけれども、先ほどお答え申し上げましたけれども、当然これは加入者の保険金の仕組みで成立しているわけでございますけれども、共済の考え方の中でも権利関係については、その目的に応じた処分をするというふうなことが本来趣旨であろうというようなことを考えますので、その意味でいいますと、権利が発生しているかどうかについてはそれはないわけですが、その目的が十分保証される考え方だということで、新たに基金を設けてその処分をするというふうな考え方に立っているところであります。 以上であります。 ○伊藤護國議長 ほかに質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 質疑なしと認め、議第72号から議第81号までの議案10件についての質疑を終結いたします。 次に、議第91号市道天童高原線道路改良工事請負契約の一部変更について質疑を行います。 質疑ございませんか。 山崎 諭議員。 ◆13番(山崎諭議員) これは、先ほどあったように、さきの臨時議会で決めた額にまた補正というようなことになるわけでありますけれども、20メートルの延長その他の工事というようなことでありますけれども、さきの臨時議会から大した時間的な経過もない中でこういうふうな補正が出てきたというような理由、まず、これをお願いしたいというふうに思います。 ○伊藤護國議長 飯田建設部長。 ◎飯田豊建設部長 お答えいたします。 市道天童高原線につきましては、防衛省関係の補助事業でございまして、年度の予算が定まってございます。これに合わせまして請差が生じましたので、その請差分を今回補正させていただくというような中身でございます。 ○伊藤護國議長 ほかに質疑ございませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 質疑なしと認め、議第91号についての質疑を終結いたします。 △討論 ○伊藤護國議長 これより討論を行います。 討論の通告はございませんか。  (発言する者なし) ○伊藤護國議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。 △採決 ○伊藤護國議長 これより順次採決いたします。 最初に、議第71号平成22年度天童市一般会計補正予算(第7号)について採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議第71号については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。  (「異議あり」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 御異議がございますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議第71号については、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。  〔賛成者起立〕 ○伊藤護國議長 起立多数であります。 よって、議第71号については原案のとおり可決されました。 次に、議第72号平成22年度天童市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)から議第81号平成22年度天童市民病院事業会計補正予算(第2号)までの議案10件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案10件については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 御異議なしと認めます。 よって、議第72号から議第81号までの議案10件については原案のとおり可決されました。 次に、議第91号市道天童高原線道路改良工事請負契約の一部変更について採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議第91号については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 御異議なしと認めます。 よって、議第91号については原案のとおり可決されました。 △議第59号 平成23年度天童市一般会計予算外20件 ○伊藤護國議長 次に、日程第20、議第59号平成23年度天童市一般会計予算から日程第40、議第90号天童市国土利用計画についてまでの議案21件を一括上程し、議題といたします。 △提案理由の説明 ○伊藤護國議長 これより平成23年度施政方針並びに議第59号から議第90号までの議案21件について提案理由の説明を求めます。 山本市長。  〔山本信治市長 登壇〕 ◎山本信治市長 平成22年度第9回天童市議会定例会に当たり、市政運営の基本的な考え方について、所信の一端を申し上げ、市民の皆様並びに議員各位の御理解と御協力をお願いする次第であります。 市長に就任して2年が経過し、任期の折り返し点を過ぎたところであります。これまでを顧みますと、市長就任以来、マニフェストに掲げた「子育て支援」、「観光・ものづくり」、「スポーツ・健康づくり」の3つの日本一への挑戦、そして、その挑戦を支える市役所改革など、さまざまな施策を展開してまいりました。 特に、昨年7月からは、医療費の完全無料化を中学3年生まで拡大し、安心して子育てできる環境の充実を図りました。また、9月からはデマンド型乗り合いタクシー「ドモス」の運行を始めました。さらに、快適で利便性の高い良質な住宅地を提供するため、芳賀土地区画整理事業が着工されました。これらも議員の皆様を始めとする多くの市民の御協力のたまものと深く感謝を申し上げます。 さて、最近の社会経済情勢は、依然として景気や雇用に対する先行きの不透明感が強く、本市を含め県内における経済の情勢は厳しいため、市民の皆さんが景気の持ち直しを実感できる状況にないのが実情です。特に、雇用に関しては、大変厳しい状況にあると認識しています。 一昨年の政権交代の際、地域の活力を再生しますとの公約のもと、地域の権限や財源を大幅にふやし、地域のことは地域で決められる地域主権改革が掲げられました。地方としては大きな期待を抱き、政府に対し地域の実情を訴えるとともに、生活基盤の整備促進について強く要望してきたところであります。しかしながら、政権はなかなか安定せず、地域主権改革関連法案が通常国会において成立するか否かも不透明な状況にあります。 このような状況の中、地方としては、地域主権改革関連法案の早期成立、義務づけの廃止と権限移譲、地方交付税の増額と国庫補助金等の一括交付金化の完全実施を強く求めていきます。そして、本市としては、財源の確保と政策の整合性を重視して、将来にわって持続可能で身の丈に合った行財政運営を行っていくことが肝要であると考えています。 昨年10月に実施された国勢調査の速報値では、本市の人口は6万2,225人と、平成17年に比べ1,639人、率にして2.57%の減少となりました。このことは、昭和45年以降、人口がふえ続けてきた本市にとって初めてのことであります。これは人口減少社会を迎えた全国的な傾向であるとはいうものの、この結果を真摯に受けとめ、人口回復に取り組んでいく必要があると考えます。 平成23年度は、第六次天童市総合計画の2年目になります。将来都市像「笑顔 にぎわい しあわせ実感 健康都市」の実現に向け、5つのまちづくりの目標に向かって、次のような施策を展開していく考えです。 第1は、「安心して健やかに暮らせるまちづくり」です。 市民の健康づくりや介護サービスの向上、子育て支援などを促進するため、福祉と保健、医療の連携を強化し、きめ細かで総合的な行政サービスを展開します。 中でも、子育て支援については、「子育てするなら天童市」と言われるよう幅広い分野の施策を連携して実施し、子供を安心して産み育てることができる環境づくりをより一層推進します。 高齢者の福祉では、これからの超高齢化社会を見据え、高齢者を取り巻く環境の変化に対応するため、現在の介護保険事業計画等を見直すとともに、お年寄りの方が元気で生活できるように、介護予防事業を積極的に展開します。 また、市民保養施設「ゆぴあ」については、新しい源泉を生かしたリニューアルに取り組みます。 第2は、「魅力と活力ある産業のまちづくり」です。 元気で活発なまちづくりを進め、地域経済の活性化と定住を促進するためには、農林業、工業、商業、観光の振興を図り、業種間の連携を深めるとともに、企業誘致に積極的に取り組み、安定した雇用の確保を図る必要があります。 特に、平成23年度から分譲を開始する荒谷西工業団地については、本市の地理的優位性を生かした企業誘致を進め、新しい雇用の場を創出します。また、農業においては、新規就農者対策事業を新たに立ち上げます。 第3は、「緑ある住みよい環境のまちづくり」です。 安全・安心な住環境の確保は、市民生活の基本となるもので、災害に強い都市基盤の整備を始め、消防・防災体制の充実など、安全で安心なまちづくりに万全を期す考えです。 環境面では、省資源・省エネルギーの促進や再生可能エネルギーの導入、ごみ減量等の環境対策に取り組み、循環型社会の一層の構築に取り組みます。 また、住環境の面では、市街地と田園集落間や市外を結ぶ幹線道路の計画的な整備に努めます。デマンド型乗り合いタクシーについては、さらに利便性の向上を図るため、運行内容を見直します。 第4は、「生き生きとした人をはぐくむまちづくり」です。 未来を開く子供たちが、健康で心豊かに成長できるよう、学校・家庭・地域がそれぞれの役割を担い、連携して子育てに取り組みます。 特に、安全な教育環境の整備については、小・中学校の耐震化を引き続き実施するとともに、第一中学校の改築に着手します。 スポーツについては、生涯にわたってスポーツに親しむことができるよう「市民一人1スポーツ」を目標に、スポーツ・レクリエーション活動に参加する機会を提供します。 第5は、「健全な行財政運営と協働のまちづくり」です。 厳しい財政状況の中、行政サービスを充実させ、魅力あるまちづくりを目指すため、適正で健全な行財政運営に努めるとともに、行財政改革をより一層推進します。また、活力ある地域づくりを目指す地域づくり委員会等の活動を支援し、豊さを実感できるまちづくりを進めます。 一方、これらの施策を着実に実現するため、第六次天童市行財政改革大綱を見直し、限られた財源の有効活用と効率的な行財政運営に努めます。この行財政改革の取り組みについては、スピード感を持って推進し、市民サービスの維持・向上に努めていく考えですので、御理解と御協力をお願い申し上げます。 次に、平成23年度当初予算の大要について申し上げます。 我が国の経済は、リーマンショック後の経済的危機を脱し、一部において持ち直しの動きがあるものの、急速な円高の進行や世界経済の動向などにより、先行き不透明感が強まっています。 こうした経済状況を背景に、国の平成23年度予算は、成長と雇用、国民生活を重視し、新成長戦略を着実に実行する予算として、前年度比1,124億円増の92兆4,116億円を計上しています。しかし、国債発行額が税収を上回るなど、国債に依存する体質となっており、厳しい財政運営が続いています。 一方、国が策定した地方財政計画によれば、平成23年度の地方財政は、地域主権改革に沿った財源の充実を図るため、地方交付税総額を対前年度比で4,799億円増額し、歳入歳出規模を前年度比3,786億円増の82兆5,054億円としていますが、社会保障関係経費の増などにより、依然として極めて深刻な状況にあります。 こうした中、本市の平成23年度当初予算編成に当たりましては、限りある財源を有効に活用しながら、第六次天童市総合計画の着実な推進を図るため、「選択と集中」を基本に事業の見直しを行い、各施策についても厳しく精査し、めり張りのある予算としたところです。 歳入予算については、地方交付税の増加が見込めるものの、雇用情勢の悪化などにより市税の減収は避けられず、不足分については、基金からの繰入金などにより財源を確保しました。また、市債については発行を極力抑制し、後年度負担の軽減を図っています。 歳出予算については、子育て支援の充実、産業基盤の整備、福祉及び教育環境の充実などに積極的に取り組み、市民一人ひとりが幸せを実感できるまちづくりに取り組みます。 この結果、平成23年度の一般会計当初予算総額は200億3,000万円で、前年度比で10億2,000万円、5.4%の増としました。 また、一般会計並びに9つの特別会計、2つの企業会計を含めた全12会計の平成23年度当初予算では、総額で387億2,672万9,000円、前年度比18億3,937万2,000円、5.0%の増としました。 次に、平成23年度の重点施策について、第六次天童市総合計画の基本計画に沿って御説明申し上げます。 初めに、「安心して健やかに暮らせるまちづくり」を実現するための施策について申し上げます。 子育て支援については、芳賀土地区画整理事業地内に計画している子育て支援施設の整備に向けて検討委員会を設置し、基本構想を策定します。また、昨年7月から実施している中学3年生までの医療費の完全無料化に引き続き取り組むとともに、妊婦健康診査においては、基本健診に加え各種抗体検査を追加します。 平成22年度の国の補正予算で一部事業が始まっているヒブワクチン及び小児肺炎球菌ワクチンの予防接種のほか、平成23年度から新たに取り組む子宮頸がんワクチン予防接種については、接種費用を全額公費負担で実施します。 さらに、幼稚園児を持つ世帯の経済的負担を軽減するため、私立幼稚園就園奨励費補助金の補助単価を増額するとともに、放課後児童健全育成事業については、天童地区の放課後児童クラブにおいて預かり時間を延長するなど、子育て環境の充実を図り、子育て支援日本一に取り組みます。 市民保養施設「ゆぴあ」については、経年劣化及び省エネルギー対策を実施するとともに、昨年新たに掘削した源泉を活用して、浴槽の改修や洗い場の増設など施設のリニューアルを実施し、利便性の向上と誘客の促進を図ります。 障がい者福祉については、天童ひまわり園が新たに建設する生活介護施設の整備を支援するため、補助金を交付します。また、のぞみ学園で行っている夏季休業時の障がい児一時預かり事業について、利用者が多いことから受け入れ態勢を拡充します。 高齢者の福祉については、75歳以上の市民及び後期高齢者医療保険の被保険者に対し、肺炎球菌ワクチン予防接種費用への助成を行います。また、介護保険事業による高齢者福祉や介護サービスの充実を図るため、平成24年度から26年度までの第五期介護保険事業計画を策定するとともに、高齢者の介護予防を図るため各種教室を積極的に展開し、元気で活発なお年寄りをふやします。 地域医療・保健の充実については、これまで40歳以上を対象に行っている基本健診に加え、30歳から39歳までの方を対象に、新たな若年健診を実施し、若い時期から健康への関心を高め、生活習慣病の予防及び疾病の早期発見を図っていきます。 第2に、「魅力と活力ある産業のまちづくり」を実現するための施策について申し上げます。 平成22年度で整備が完了する荒谷西工業団地については、平成23年度から分譲を始めることから、積極的に企業誘致を進めるため、産業立地促進資金貸付金を大幅に拡充するとともに、企業誘致に係る関係予算を増額し、県内外の企業にPRしていきます。 観光面では、天童温泉開湯100周年を記念し、温泉組合が実施する記念事業を支援します。また、平成22年度に設立された花のやまがた観光圏推進協議会を通して、広域観光圏を活用した県内外からの誘客促進を図ります。将棋に関係する事業としては、新たにプロ棋士を招聘し、小・中学生に対して指導を行う少年少女将棋教室の充実を図り、「将棋のまち天童」を全国に発信します。 本市の基幹産業の一つである農業については、売れる米づくりを支援し、天童産米の産地間競争力の強化を図るため、特別栽培米の栽培を支援します。また、フルーツのまち天童を全国にPRするため、サクランボとラ・フランスの旬の時期に合わせ、首都圏において特産果実のトップセールスを展開します。 新規就農者の確保と育成を総合的に支援するため、新たな事業として「結い農プロジェクト」を立ち上げ、初期投資の負担軽減を図っていくとともに、新規就農者への技術指導や経営移譲を進めます。また、近年問題となっているサル等の有害鳥獣農作物被害対策を始め、サクランボ結実確保対策、遊休農地解消対策、V溝直播関連機導入支援事業などについても引き続き取り組みます。さらに、国や県の補助を活用しながら、ナラ枯れ防除を実施するほか、畜産農家の規模拡大や花き栽培など、創意工夫に取り組む農家を支援します。 第3に、「緑ある住みよい環境のまちづくり」を実現するための施策について申し上げます。 舞鶴山の整備については、天童古城地区整備事業を活用して愛宕沼周辺などの整備を進めるとともに、天童公園花いっぱい事業に継続して取り組みます。 継続事業である市道矢野目高擶線、乱川矢野目線などの幹線道路の改良工事を推進するとともに、生活関連道路の改良及び維持補修工事について計画的に取り組みます。 土地区画整理事業では、市施行の鍬ノ町地区については、事業完了に向けて換地処分業務を進めます。組合施行である芳賀地区では、新年度より宅地分譲が開始されることから、都市計画道路や水路の整備など、事業が円滑に促進されるよう支援します。 下水道事業については、王将及び清池工業団地、芳賀地区などにおいて管渠整備を推進するとともに、経年劣化が見受けられる管渠については管渠更生を実施します。また、下水道管理センターについては、平成23年度から年次計画で危険度の高い施設から解体を進めていきます。 環境対策としては、住宅用太陽光発電システムの設置を引き続き支援するとともに、市民、事業者、行政がそれぞれの立場で協力と連携を進め、環境への負荷が少ない社会を目指すため、新たな環境基本計画を策定します。 安全・安心の確保の面では、消防団の団員確保及び効率的は車両配備等のため、消防団の再編に向けた検討を行います。また、消防救急無線のデジタル通信への切りかえに向けて、基本設計の策定や電波の伝搬調査を実施します。さらに、市内全地区に組織された自主防災会については、資機材等の整備を支援します。 公共交通では、昨年9月から運行しているデマンド型乗り合いタクシーについて、新年度から運行形態を一部見直し、山口・田麦野地区については、自宅から公共施設等への運行を開始します。また、周辺地域の利便性の向上を図り、高齢化社会等へ対応するため、芳賀地区への新駅設置に係る基本調査を実施します。 居住環境の質の向上及び住宅改修等による市内経済の活性化を図るため、住宅の所有者が行うリフォーム等の工事に対して補助を行います。 平成23年度完成を予定している留山川ダムについては、周辺の環境整備を実施するため、用地買収などを行います。 第4に、「生き生きとした人をはぐくむまちづくり」を実現するための施策について申し上げます。 あすを担う子供たちが明るく健全に育つことは、本市の将来にとって極めて重要です。子供たちの安全な教育環境を確保するために、第一中学校の改築に向け用地買収と造成工事を実施するとともに、校舎の実施設計に取り組みます。また、小・中学校の耐震化事業については、平成23年度で小学校の耐震改修が完了するのに引き続き、第二・第三中学校の耐震設計を行います。 学校教育においては、特別な支援を必要とする児童や生徒に対して学習や生活の面で支援するため、すこやかスクール支援員を配置し、学力の向上を目指します。また、個性的で魅力的な学校づくりを推進するため、伝統文化の学習や自然体験学習などを実施し、継続して教育活動の充実に取り組みます。 スポーツの面では、第50回の記念大会となる「天童ロードレース大会」を天童市農業協同組合主催の「ラ・フランスマラソン大会」と合同で開催し、有名選手を招聘するなど大会の魅力を高め開催します。昨年度から始めましたスポーツ振興基金を活用したジュニアスポーツ選手の育成強化事業についても、新年度も引き続き取り組み、ジュニア選手層の競技力向上を図ります。 J1定着を目指すモンテディオ山形の支援としては、山形県スポーツ振興21世紀協会の運営に対して助成するとともに、ホームタウンTENDO推進協議会を通して、3つのホームタウンチームを継続して支援します。 芸術・文化の面では、文化関係の東北大会以上の大会に団体または個人が出場した場合、スポーツ分野と同様に激励金を支給する制度を新たに設け、芸術・文化活動を支援します。 第5に、「健全な行財政運営と協働のまちづくり」を実現するための施策について申し上げます。 現在取り組んでいる第六次天童市行財政改革大綱に基づき、平成22年度で一部試行している人事評価制度を平成23年度から全職員対象に実施し、分権型社会の担い手にふさわしい人材を育成します。また、下水道事業では、平成24年度から地方公営企業法適用の会計方式を導入するため引き続き準備作業を行い、公営企業会計への移行を着実に進めます。 天童市牧野公社については、今後の施設管理等のプランを策定するとともに、長期借入金等を清算し、平成23年度をもって解散します。 上下水道料金の支払い方法について、利用者の利便性と収納率の向上を図るため、コンビニエンスストアで支払いができる収納システムを導入します。 5つのまちづくりの目標に共通する事業として、昨年12月に協定を結んだ明治大学と天童市との連携事業を展開します。 まず、スポーツの面では、明治大学野球部関係者を招致し、スポーツ少年団や中学生を対象とした講演と実技指導を計画しています。 農業の分野では、新規就農者や女性農業者、認定農業者を対象に講座の開催を考えています。 商工業の面では、企業経営者等を対象に、地域産業の活性化に関する講座の開催を予定しています。 生涯学習においては、3年目を迎える「てんどう笑顔塾」を継続して開催し、市民の生涯学習の機会を提供するとともに、宮城浩蔵に関する共同研究、資料収集等を実施します。 次に、水道事業について申し上げます。 地震等の大規模災害に備え、八幡山第2配水池については、貯水量1万立方メートルの配水池築造工事を行います。また、老朽化した配水管等の耐震化及び長寿命化を進めるため、アセットマネジメントを作成し、将来にわたり安全な水の安定供給を図ります。 今後も、水道業務全般の見直しを行うとともに、より一層健全で効率的な事業経営に努力します。 最後に、病院事業について申し上げます。 昨年の4月から地方公営企業法の全部を適用し、新たに事業管理者を配置し、現場に大きな権限を移すなど経営体制の強化を図ってきました。今後とも、厳しい経営状況の中、市民病院改革プランの着実な実行による経営の健全化に取り組みます。 特に、医療サービスの面では、患者の医療環境の充実を最優先に、多様な医療ニーズに的確に対応し、市民の皆様の信頼と期待にこたえられるよう努力します。 以上が各会計における施策の大要であります。 次に、議第82号地方自治法第96条第2項規定に基づき議会の議決すべき事件を定める条例の設定について申し上げます。 今回の条例設定は、定住自立圏形成協定の締結等について、地方自治法第96条第2項の規定に基づき議会で議決すべき事件として定めるものであります。 定住自立圏構想は、中心市及び周辺市町村がそれぞれの魅力を生かし、連携・協力することにより圏域全体で必要な生活機能を確保し、魅力的で安心して暮らせる地域の形成を目的とするものであります。 次に、議第83号天童市部設置条例の一部改正について申し上げます。 今回の改正は、市民サービスの一層の向上及び効率的な行政運営を図るため、健康福祉部を新たに設置するとともに、市民部の分掌事務を整理し、一部を健康福祉部に移管するものであります。 次に、議第84号天童市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部改正について申し上げます。 今回の改正は、育児や介護を行う職員が、仕事と家庭生活との調和を図ることができる勤務体制を整備するため、子供の看護休暇に係る取得要件を緩和し、取得日数を拡大するとともに、家族の介護等を行うための介護休暇を新設するものであります。 次に、議第85号天童市特別会計条例の一部改正について申し上げます。 今回の改正は、平成21年度をもって廃止した交通災害共済事業の共済見舞金の請求期間が今年度末で終了することに伴い、交通災害共済事業特別会計を廃止するものであります。 次に、議第86号天童市国民健康保険条例の一部改正について申し上げます。 今回の改正は、平成21年10月から平成23年3月までの間、暫定的に引き上げられている出産育児一時金の支給額について、平成23年4月から恒久化するものであります。 また、児童福祉法及び国民健康保険法の一部改正に伴い、関係条文の整備を行うものであります。 次に、議第87号天童市交通災害共済基金の設置、管理及び処分に関する条例の廃止について申し上げます。 今回の条例廃止は、平成21年度をもって廃止した交通災害共済事業の共済見舞金の請求期間が今年度末で終了することに伴い、交通災害共済基金を廃止するものであります。 次に、議第88号天童市交通安全基金の設置、管理及び処分に関する条例の設定について申し上げます。 今回の条例設定は、今年度をもって廃止する交通災害共済事業特別会計及び交通災害共済基金の残余財産を交通安全に関する事業に活用するため、新たな基金を設置するものであります。 次に、議第89号天童市下水道条例の一部改正について申し上げます。 今回の改正は、1つには、下水道使用料の改定であります。 本市の下水道使用料については、平成20年に21年ぶりの改定を行っておりますが、それでも県内13市の中で最も低い使用料となっております。維持管理費の抑制に努めてはおりますが、下水道建設のために借り入れした下水道事業債の元利償還金については、その多くを一般会計からの繰入金に依存しております。 公共下水道事業特別会計は、独立採算性を基本としていることから、一般会計の依存度を押さえ市財政の健全な運営を維持するため、使用料の改定を行うものであります。 2つには、下水道管理センターの廃止、下水道法施行令の一部改正等に伴い、関係条文の整備を行うものであります。 次に、議第90号天童市国土利用計画について申し上げます。 昨年度の第6回定例会において議決していただきました第六次天童市総合計画基本構想に即して、市内の土地を有効に活用するため、現在の天童市国土利用計画を見直し、新たに平成32年を目標年次とした計画を定めるものであります。 この計画は、天童市全域の土地について、土地需要の量的調整と市土利用の質的向上を図る観点から、限られた資源であります土地の活用方法を明らかにするものであります。 以上、施政方針、平成23年度予算議案、条例議案等について御説明申し上げました。よろしく御審議の上、御可決くださるようお願い申し上げます。 ○伊藤護國議長 ここで暫時休憩いたします。   午後零時14分 休憩   午後1時20分 再開 ○伊藤護國議長 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。 △予算議案の概要説明
    ○伊藤護國議長 次に、議第59号から議第70号までの予算議案12件の概要についての説明を求めます。 最初に、小林総務部長。  〔小林政俊総務部長 登壇〕 ◎小林政俊総務部長 議第59号平成23年度天童市一般会計予算の主な内容につきまして御説明申し上げます。 予算書の14ページをお開きください。 初めに、歳入から申し上げます。 1款市税でありますが、市税全体では前年度比1.0%の減収を見込んでおります。 以下、主な税目について申し上げます。 1項1目個人市民税につきましては、長引く景気低迷の中、納税義務者数及び個人所得の減少等により、前年度比6.2%の減収を見込んでおります。 2目法人市民税につきましては、一部企業業績の回復により前年度比19.5%の増収を見込んでおります。 次に、16ページをお開きください。 2目固定資産税につきましては、家屋の新増築により増収が見込まれることから、前年度比0.8%の増収を見込んでおります。 2目国有資産等所在市町村交付金につきましては、山形県及び東北財務局が所有する資産についての交付金であり、前年度比3.4%の減収を見込んでおります。 3項軽自動車税につきましては、車両性能の向上や維持費の割安感から軽自動車の登録台数が増加しており、前年度比0.1%の増収を見込んでおります。 次に、18ページをお開きください。 4項市たばこ税につきましては、健康志向の高まりや値上げにより売り上げ本数が減少していることから、前年度比8.9%の減収を見込んでおります。 5項特別土地保有税につきましては、滞納繰越分を計上したところであります。 次に、20ページをお開きください。 6項入湯税につきましては、旅行形態の変化や長引く景気の低迷により温泉の利用客は年々減少傾向にあり、前年度比6.2%の減収を見込んでおります。 7項都市計画税につきましては、家屋の新増築による増収は見込まれるものの、市街化区域における土地の下落修正による減収を見込まれることから、前年度比0.1%の減収を見込んでおります。 2款地方譲与税につきましては、国の地方財政計画や過去の交付実績等を踏まえ、見込み額を計上しております。 次に、22ページをお開きください。 3款利子割交付金、4款配当割交付金、24ページの5款株式等譲渡所得割交付金、6款地方消費税交付金、7款ゴルフ場利用税交付金、8款自動車取得税交付金、9款地方特例交付金につきましては、地方譲与税と同様の理由によりそれぞれ見込み額を計上しております。 次に、26ページをお開きください。 10款地方交付税につきましては、国の地方財政計画や市税収入の見込み等を勘案し、前年度比6.3%の増収を見込んでおります。 11款交通安全対策特別交付金につきましては、地方譲与税と同様の理由により見込み額を計上しております。 12款分担金及び負担金につきましては、高擶橋橋梁整備事業に対する山形市からの負担金などの計上により、前年度比10.8%の増収を見込んでおります。 13款使用料及び手数料につきましては、過去の実績等を勘案し、前年度比3.3%の減収を見込んでおります。 次に、34ページ、14款国庫支出金、そして42ページからの15款県支出金につきましては、いずれも歳出各款の事業に伴う見込み額の計上であります。 国庫支出金につきましては、子ども手当負担金の増額及び防衛施設周辺民生安定施設整備事業費補助金の増額などにより、前年度比6.9%の増収を見込んでおります。 県支出金につきましては、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進臨時特例交付金の計上、農林水産業創意工夫プロジェクト支援事業費補助金の増額及び住宅リフォーム総合支援事業費補助金の計上などにより前年度比7.6%の増収を見込んでおります。 次に、56ページをお開きいただきたいと思います。 16款財産収入につきましては、土地建物貸付収入の増額及び市有施設整備基金積立金利子の増額などにより前年度比4.2%の増収を見込んでおります。 次に、60ページをお開きください。 17款寄附金につきましては、篤志家からの寄附金及びふるさと応援寄附金の計上であります。 18款繰入金につきましては、特別会計からの繰入金のほか、財政調整基金、福祉振興基金、スポーツ振興基金などからの繰入金を計上し、前年度比32.1%の増収を見込んでおります。 次に、64ページをお開きください。 19款繰越金につきましては、前年度繰越金の計上であります。 20款諸収入につきましては、市税延滞金及び貸付金元利収入などが主な内容となっておりますが、産業立地促進資金貸付金元金収入の増額により前年度比74.1%の大幅な増収を見込んでおります。 次に、72ページをお開きください。 21款市債につきましては、各種事業を推進するための所要額を計上したところでありますが、消防・防災施設整備事業債の皆減などにより前年度比7.8%の減収を見込んでおります。 以上が歳入の概要であります。 次に、総務部所管の主な歳出について御説明申し上げます。 76ページをお開きください。 1款議会費につきましては、議員報酬や行政視察旅費、政務調査費交付金など、市議会の運営に要する経費を計上しております。 次に、78ページをお開きください。 2款1項1目一般管理費につきましては、職員給与費、行政運営の管理に要する経費、文書法令の管理に要する経費、人事管理に要する経費、秘書・渉外に要する経費及び地域振興に要する経費などの計上であります。 主な事業といたしましては、全職員を対象とする人事評価の試行に伴い、人事評価制度に関する研修に要する経費を83ページ下段の職員の研修に要する経費に計上しております。 次に、86ページをお開きいただきたいと思います。 2目広報費につきましては、市報てんどうの発行経費などの広報に要する経費並びに市民相談員、市民の声及び市政への提言など広聴に要する経費を計上しております。 次に、88ページをお開きください。 3目財政管理費につきましては、予算の編成、執行管理、予算書・決算書の作成経費のほか、財務会計システム関連費用及び民間企業に準じた財務諸表の整備に要する経費などを計上しております。 次に、90ページをお開きください。 4目会計管理費につきましては、出納の事務に要する経費を計上しております。 5目財産管理費につきましては、財産の管理に要する経費、市庁舎の管理に要する経費、公用車の管理に要する経費及び契約事務に要する経費などを計上しております。 新たな事業といたしましては、改正省エネルギー法に対応し、市庁舎等の年間エネルギー使用料の削減のため、中長期計画等を策定するための経費を、93ページ下段の市庁舎の管理に要する経費に計上しております。 次に、96ページをお開きください。 6目企画費につきましては、3カ年実施計画の策定、事務事業評価及び地盤沈下水準測量など企画調整に要する経費並びに高速交通対策に要する経費などを計上しております。 新たな事業といたしましては、明治大学・天童市連携事業に要する事務局費用を97ページの下段にあります明治大学・天童市連携事業に要する経費に計上しております。 7目情報管理費につきましては、電子計算機借上料のほか、全庁的な情報システムの運用推進に要する経費を計上しております。 次に、102ページをお開きください。 11目防災諸費につきましては、有事・災害に備えるため、計画的に実施しております毛布と食糧の備蓄に要する経費のほか、防災対策に要する経費を計上しております。 次に、104ページをお開きください。 2項徴税費につきましては、固定資産評価審査委員会の運営に要する経費、市税の賦課に要する経費及び市税等の収納に要する経費などを計上しております。 新たな事業といたしましては、収納率の向上を図るため、インターネット公売に要する経費を107ページ下段の市税等の収納に要する経費に計上しております。 次に、110ページをお開きください。 4項選挙費につきましては、山形県議会議員選挙費、天童市議会議員選挙費及び農業委員会委員選挙費などを計上しております。 次に、120ページをお開きください。 5項統計調査費につきましては、経済センサス活動調査などに要する経費を計上しております。 次に、122ページをお開きください。 6項監査委員費につきましては、監査事務に要する経費を計上しております。 次に、170ページをお開きください。 5款1項1目労働諸費につきましては、山形県緊急雇用創出事業臨時特例基金事業費補助金を活用し、契約に関する業者登録事務及び天童市史の資料整理に要する経費を171ページ下段の緊急経済雇用対策に要する経費に計上しております。 次に、288ページをお開きください。 12款公債費につきましては、市債の元金及び利子の償還に要する経費などの計上であり、前年度比1.0%減の収入を計上しております。 また、市債元金の償還に要する経費については、政府系資金の繰上償還に要する経費を含め計上しております。 13款諸支出金及び14款予備費につきましては、前年度と同額を計上しております。 9ページへお戻りください。 次に、予算第2条債務負担行為について御説明申し上げます。 債務負担行為につきましては、各種資金の利子補給や防衛施設周辺道路整備事業について、それぞれの期間と限度額を定めたものであります。 次に、10ページをお開きください。 予算第3条地方債につきましては、事業ごとの限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めたものであります。 次に、1ページをお開きいただきたいと思います。 予算第4条一時借入金及び予算第5条歳出予算の流用につきましては、前年度と同じ内容となっております。 次に、特別会計について御説明申し上げます。 初めに、議第61号平成23年度天童市用地買収特別会計予算について御説明申し上げます。 349ページからであります。 平成23年度の予算総額は291万7,000円で、前年度比19.1%の増額となっております。 次に、356ページをお開きください。 歳入につきましては、財産売払収入、繰越金及び諸収入となっております。 次に、358ページをお開きください。 歳出につきましては、公共用地の先行取得に要する経費が主なものであります。 次に、議第62号平成23年度天童市財産区特別会計予算について御説明申し上げます。 361ページからであります。 本会計は、高擶地区、大字高擶有、干布地区及び大字荒谷有の各財産区の管理費の集合予算であります。予算額は174万8,000円で、前年度比5.2%の増額となっております。 以上、一般会計の歳入及び総務部所管に関する歳出、並びに用地買収特別会計及び財産区特別会計の予算について概要を御説明申し上げました。 ○伊藤護國議長 次に、土屋市民部長。  〔土屋 信市民部長 登壇〕 ◎土屋信市民部長 議第59号平成23年度天童市一般会計予算のうち、市民部所管に係る主な内容について御説明申し上げます。 事項別明細書98ページをお開きください。 2款1項8目市民生活対策費の安全・安心なまちづくりの推進に要する経費につきましては、交通事故防止や暴力追放を図るために開催する安全・安心なまちづくり市民大会に要する経費、子ども見守り隊活動支援を図るために要する経費及び公衆街路灯電気料などの経費であります。 電波障害対策に要する経費につきましては、鍋倉山管理道路整備に要する経費であります。 市営バスの運行に要する経費につきましては、市営バス運行委託料が主なものであり、デマンド型交通に要する経費につきましては、デマンド型乗り合いタクシー運行事業費補助金などの経費であります。 100ページの9目交通安全対策費の交通安全対策に要する経費につきましては、交通安全専門指導員等の報酬や交通安全のための各種事業、道路反射鏡の整備工事、天童地区交通安全協会への補助などに要する経費であります。 102ページの10目市民文化会館費につきましては、市民文化会館の管理運営に要する経費で、燃料費や高熱水費、修繕料及び市民文化会館指定管理委託料であります。 108ページの2款3項1目戸籍住民基本台帳費につきましては、戸籍情報システムの機械器具借上料を始めとする戸籍事務に要する経費、並びに住民基本台帳法の改正による住民基本台帳システム改修業務委託料のほか、住民登録など住民サービスに関する住民基本台帳事務並びに自動交付機に要する経費及び鍬ノ町地区の住居表示の整備に要する経費であります。 124ページの3款1項1目社会福祉総務費につきましては、民生委員・児童委員の活動費や福祉バス運行経費、市社会福祉協議会を始めとする社会福祉関係団体への補助金及び国民健康保険特別会計への繰出金であります。 126ページの2目老人福祉費につきましては、敬老会行事委託料、いきいきサロン21事業委託料、軽度生活援助事業委託料のほか、老人保護措置費、老人福祉施設の整備支援に要する経費、後期高齢者の療養給付費負担金及び介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計などへの繰出金であります。 130ページの3目障がい者福祉費の一般福祉に要する経費につきましては、更生医療及び重度障がい者に対する紙おむつ支給に係る扶助費であります。 自立支援の給付に要する経費につきましては、施設の入所及び通所費などの給付、居宅介護などの介護給付に係る経費などであります。 地域生活支援事業に係る経費につきましては、障がい者等相談支援事業委託料、日常生活用具給付、福祉センター利用助成及び精神障がい者の活動の場を提供する障がい者居宅支援事業に係る委託料などの経費であります。 特別障がい者手当等の給付に要する経費につきましては、在宅で著しい重複障がいを有する方に支給するための扶助費であります。 心身障がい者施設の運営に要する経費につきましては、心身障がい者通所小規模作業所事業補助金として、のぞみ光の家に対する運営補助などであります。 障がい者福祉施設の整備支援に要する経費につきましては、知的障がい者の生活介護及び相談活動を行うために整備しようとする生活介護施設整備事業に対する補助金であります。 134ページの4目福祉医療費につきましては、障がい者の医療給付、ひとり親世帯の医療給付及び児童の医療給付に要する経費であります。 児童の医療給付に要する経費につきましては、子育て家族の経済的負担軽減を図るため、昨年7月から実施している中学3年生までの医療費の完全無料化に係る経費であります。 5目国民年金費につきましては、国民年金事務に要する経費であります。 136ページの6目総合福祉センター費につきましては、総合福祉センター指定管理料及び備品購入などに要する経費であります。 7目公衆浴場費につきましては、ふれあい荘・かまた荘公衆浴場指定管理委託料、備品購入費及び施設修繕に要する経費であります。 138ページ、8目市民保養施設費につきましては、市民保養施設ゆぴあのリニューアルのための工事関連委託料、並びに施設整備工事費及び工事関連補償金、指定管理委託料などに要する経費であります。 3款2項1目児童福祉総務費の子ども手当の支給に要する経費につきましては、中学校終了前までの児童を対象とする子ども手当の支給に要する経費であります。 認可外保育施設の支援に要する経費につきましては、認可保育所を含む認可外保育施設に対する運営費補助金及び保護者の経済的な負担を軽減するため、認可外保育施設に入所している児童の保育料の減免を行った場合における当該保育料を補助する子育て支援事業費補助金であります。 病後児保育に要する経費につきましては、市保健センター内の病後児保育室で実施する病気の回復期にある児童の保育に要する経費であります。 140ページの2目児童措置費につきましては、家庭や児童の相談等に要する経費及び障がい児の自立支援や生活支援などの福祉サービスの給付事業に要する経費であります。 142ページの3目母子父子福祉費につきましては、母子及び父子の相談等に要する経費及び児童扶養手当の支給に要する経費であります。 144ページの4目保育園費につきましては、市立保育園4施設の運営費のほか、さくら保育園、みどり保育園及びいなほ保育園の耐震診断委託料及びみどり保育園の屋根塗りかえ工事、並びにいなほ保育園の保育室床塗装工事などに要する経費であります。 私立保育所に要する経費につきましては、私立保育所3施設の運営に要する経費であります。 148ページの5目児童館費につきましては、市立児童館3施設の運営費のほか、成生児童館の耐震診断委託料及び山口児童館の屋根塗りかえ工事などに要する経費であります。 150ページ、6目特別保育所費につきましては、田麦野へき地保育所の管理に要する経費であります。 7目放課後児童クラブ費につきましては、市内に20カ所ある放課後児童クラブの運営のための委託に要する経費であります。 152ページ、8目わらべ館費につきましては、わらべ館の管理運営及び新たに窓を1カ所整備する工事に要する経費であります。 9目心身障がい児小規模通園費につきましては、のぞみ学園の管理運営及び障がい児の一時預かり事業に係る経費であります。 154ページ、3款3項1目生活保護総務費につきましては、生活保護費等の事務に要する経費として、生活保護面接相談員の報酬及び平成23年度4月からのレセプト電子化に伴う生活保護レセプト管理システム保守管理業務委託料に要する経費であります。 2目扶助費につきましては、生活保護に要する経費、並びに中国残留邦人の生活支援に要する経費及び緊急特別住宅手当に要する経費であります。 中国残留邦人生活支援給付費につきましては、中国残留邦人の生活支援に要する経費であります。 緊急特別住宅手当に要する経費につきましては、離職者で就労意欲がある方に対して住宅及び就労の機会の確保に向けた支援を行うために、最長で9カ月間を限度に支給する住宅手当に要する経費であります。 156ページ、4款1項1目保健衛生総務費の保健衛生一般に要する経費につきましては、休日救急医療対策事業及びAEDの機械器具借上料などに要する経費であります。 健康づくり推進に要する経費につきましては、健康てんどう21推進事業に係る経費であります。 献血の推進に要する経費につきましては、献血協力者に対する謝礼などの経費であります。 精神保健対策に要する経費につきましては、市民の心の健康づくりの推進並びに自殺予防対策を推進するための相談事業に係る経費及び講演事業委託料など普及啓発活動に係る経費であります。 健康増進対策費につきましては、市民の健康保持・増進、並びに疾病の早期発見・早期治療を推進するための健康診査委託料及び健康管理システム機械器具借り上げに係る経費などであります。 母子保健に要する経費につきましては、発達の気になる子供について、市健康センター内の発達支援室において行う相談、並びに保育園等の巡回訪問相談に要する経費及び乳幼児健康診査、育児相談、妊婦健康診査費、並びに特定不妊治療費等の母子保健事業の実施に要する経費であります。 160ページ、2目予防費の定期予防接種に要する経費につきましては、三種混合や麻疹・風疹、BCG、日本脳炎など予防接種に要する経費であります。 任意予防接種に要する経費につきましては、子宮頸がん予防ワクチン、ヒブワクチン及び小児肺炎球菌ワクチンの予防接種に要する経費であります。 インフルエンザの予防接種事業費につきましては、高齢者のインフルエンザ発病予防、重症化防止に係る予防接種委託料であります。 狂犬病の予防に要する経費につきましては、狂犬病予防注射及び登録などに要する経費であります。 高齢者の肺炎球菌予防接種に要する経費につきましては、75歳以上の高齢者の肺炎球菌予防接種委託に係る経費であります。 162ページ、3目環境衛生費の環境衛生一般に要する経費につきましては、環境衛生委員報酬及び側溝清掃に伴う土砂回収などの環境衛生に要する経費であります。 花いっぱい推進事業に要する経費につきましては、美しいまちづくりを推進するための花の苗代などの経費であります。 地球温暖化防止対策に要する経費につきましては、新天童市環境基本計画の策定に関する経費及び地球温暖化防止対策に関する啓発、並びに普及活動に関する経費、住宅用太陽光発電システム設置に対する補助及び親子環境教室の開催などに要する経費であります。 市民墓地の整備に要する経費につきましては、使用許可後3年以内の墓地の返還に伴う使用料の返還などの経費であります。 合併処理浄化槽の設置推進に要する経費につきましては、浄化槽整備事業への補助金に要する経費であります。 164ページ、4目健康センター費につきましては、健康づくり及び子育て支援の拠点としての健康センターの管理に要する経費であります。 166ページの5目斎場費につきましては、斎場の指定管理委託料及び火葬炉などの修繕に要する経費であります。 4款2項1目清掃総務費の清掃の一般事務に要する経費につきましては、不法投棄防止のぼり旗の購入など、不法投棄防止の啓発に要する経費であります。 ごみの減量化・分別の推進に要する経費につきましては、ごみの減量化・分別指導員報酬や集団資源回収団体への奨励金など、ごみ減量推進に要する経費であります。 天童リサイクルプランに要する経費につきましては、事業系の生ごみのリサイクル事業であります天童リサイクルプランの報奨金に要する経費であります。 168ページ、2目ごみし尿処理費につきましては、東根市外二市一町共立衛生処理組合に対する負担金であります。 4款3項1目上水道施設費につきましては、水道事業会計への退職手当分の負担金であります。 4項1目病院費につきましては、天童市民病院会計への負担金及び出資金であります。 170ページの5款1項1目労働諸費の緊急経済雇用対策に要する経費のうち、市民部の所管するものにつきましては、健康課、生活環境課及び文化スポーツ課において、それぞれ1名を雇用する経費であります。 208ページ、7款1項7目消費者行政推進費につきましては、消費者被害の防止及び消費者教育啓発のため専門の消費生活相談員を設置し、消費生活相談窓口の機能強化を図るための経費であります。 258ページ、10款4項1目幼稚園費につきましては、市内の私立幼稚園に入園している保護者の経済的な負担を軽減するため、保育料に対する補助を行う就園奨励費補助金、並びに私立幼稚園に2人以上の児童が入園している世帯の保育料の負担を軽減するための子育て支援事業費補助金及び私立保育園の運営に対する運営費補助金であります。 270ページ、10款5項8目文化振興費の芸術文化一般の振興に要する経費につきましては、市民芸術祭委託料、芸術文化振興団体活動育成費補助金及び市民創作劇場事業費補助金等に要する経費であります。 274ページの9目旧東村山郡役所資料館費につきましては、旧東村山郡役所資料館の管理運営に要する経費で、資料の薫蒸業務委託料及び旧東村山郡役所資料館指定管理委託料などであります。 10目美術館費につきましては、美術館の管理運営に要する経費で、美術館指定管理委託料、機械器具借上料などであります。 276ページ、10款6項1目保健体育総務費の保健体育の一般事務に要する経費につきましては、一般事務に要する需用費及び山形県体育協会負担金などであります。 スポーツ振興一般に要する経費につきましては、市民スポレクフェスティバル委託料及び友好都市スポーツ交流事業補助金などであります。 スポーツ大会の開催に要する経費につきましては、市総合体育大会、市民ウォーキング大会委託料及び天童ロードレース大会等の開催負担金であります。 スポーツ選手の育成に要する経費につきましては、ジュニア選手の強化を柱とした選手育成委託料、市体育協会育成補助金及び男女駅伝チームへの負担金などであります。 プロスポーツの支援に要する経費につきましては、社団法人山形県スポーツ振興21世紀協会運営負担金及びホームタウンTENDO推進協議会負担金などであります。 総合型地域スポーツクラブの推進に要する経費につきましては、あかねエンジョイクラブの育成補助金及び新たなクラブの設立支援費などであります。 明治大学・天童市連携事業に要する経費につきましては、スポーツ交流公開講座委託料などであります。 282ページ、4目体育施設費につきましては、スポーツセンター指定管理委託料及びスポーツセンター施設整備工事費などであります。 続きまして、予算書の303ページ、議第60号平成23年度天童市国民健康保険特別会計予算について御説明申し上げます。 平成23年度の予算総額は61億7,895万3,000円で、前年度比1.9%の増となっております。これは医療費の増加に伴う保険給付費等の増などが主なものであります。 続きまして、予算書431ページ、議第65号平成23年度天童市介護保険特別会計予算について御説明申し上げます。 平成23年度の予算総額は36億5,875万7,000円で、前年度比0.7%の増となっております。これは介護サービス給付費の伸びを見込んだものであります。 続きまして、予算書479ページ、議第66号平成23年度天童市市民墓地特別会計予算について御説明申し上げます。 平成23年度の予算総額は210万円で、前年度比11.5%の増となっております。 続きまして、予算書491ページ、議第67号平成23年度天童市後期高齢者医療特別会計予算について御説明申し上げます。 平成23年度の予算総額は5億3,097万1,000円で、前年度比1.2%の増となっております。これは被保険者数の増加に伴う保険料収入の増加によるものであります。 以上、市民部所管の予算について、主な点のみ御説明申し上げました。 ○伊藤護國議長 次に、瀧口経済部長。  〔瀧口 廣経済部長 登壇〕 ◎瀧口廣経済部長 議第59号平成23年度天童市一般会計予算のうち、経済部並びに農業委員会所管に関する概要について御説明申し上げます。 予算書事項別明細書170ページをお開きください。 初めに、5款労働費について申し上げます。 1項1目労働諸費のうち、雇用対策一般に要する経費につきましては、市民の就労の確保を図るため、地域職業相談室、天童ワークプラザの運営費や天童市雇用対策協議会に対する補助金、平成15、16年の両年度に取り組みました山形県雇用対策創出資金を活用し、新たな常用雇用を創出した中小企業に対する利子補給金などに要する経費であります。 労働者の福利厚生に要する経費につきましては、技能者の社会的・経済的地位の向上を図るため、優れた技能者を褒賞するための経費及び中小企業に働く勤労者の生活安定と福祉向上を図るため、住宅建設資金の融資を受けた勤労者に対する利子補給金や東北労働金庫に対する生活資金の原資貸付金、信用保証の充実を図るための山形県労働者信用基金協会に対する貸付金などであります。 緊急経済雇用対策に要する経費につきましては、ふるさと雇用再生特別基金事業及び緊急雇用創出事業として平成21年度から引き続き取り組むものであります。本市の全体事業としましては、委託事業7事業、市が直接雇用する事業として15事業、60名の雇用に要する経費であります。 このうち経済部の所管する事業としましては、農林課では、林道管理事業、林道管理台帳整備事業など3事業、商工観光課では、雇用相談員設置事業、地域観光振興促進事業など3事業で、計13名の雇用の確保を図るものであります。 次に、174ページからでございます。 6款農林水産業費について申し上げます。 1項1目農業委員会費につきましては、農業委員の報酬及び農業委員会の運営並びに農業者年金事務に要する経費のほか、農地基本台帳システムの管理に伴う経費や農地の有効活用に要する経費として、V字溝直播関連機の導入に伴う補助金、遊休農地解消のための補助金及び担い手農家への農地を集積し農地を効率よく活用するための補助金が主なものであります。 176ページ、2目農業総務費につきましては、農林水産業の振興を図るための事務諸経費並びに農政推進員の設置に係る経費が主なものであります。 178ページ、3目農業振興費のうち、農業振興一般に要する経費につきましては、農林水産業振興全体に係る経費が主なものであります。 稲作の振興に要する経費につきましては、稲作栽培に係る調査、技術指導に係る経費のほか、天童産米の競争力を高めるため、特別栽培米等に対し支援する経費が主なものであります。 野菜・花きの振興に要する経費につきましては、野菜・花きの産地間競争に対応するため、生産組織の育成や農家の経営安定化を図るための価格安定対策事業費の経費が主なものであります。 181ページ、果樹の振興に要する経費につきましては、マメコバチの導入助成など結実対策に係る経費及び果樹奨励品種の苗木の購入助成により更新を計画的に行い、安定した生産量と品質改善により市場の評価を上げ、産地形成を図るための経費が主なものであります。 食の安全・安心確保対策に要する経費につきましては、県の補助事業を活用して残留農薬分析や防除暦の作成に対する助成を計上するものであります。 農業の経営安定化に要する経費につきましては、おうとう施設等整備資金利子補給金の継続を始めとして、各種融資に対する利子補給金が主なものであります。 農業担い手の確保支援に要する経費につきましては、来年度から新規事業として、後継者がいないなどの理由により第三者への経営移譲希望者と経営受委託希望者を結びつけ、農地の受委託を進めようとする結い農プロジェクトを実施するための経費や、担い手の育成を図るための担い手相談員設置経費、新規農業後継者・女性農業者の研修活動を支援するための経費、並びに農業担い手等の経営確立に向けた支援及び県の事業を活用した農林水産業創意工夫プロジェクト支援事業費補助金が主なものであります。 183ページ、水田農業構造の改革対策に要する経費につきましては、新年度から本格実施される米の戸別所得補償制度を始めとする水田農業経営の確立のための経費及び水田の利活用による受給率向上を推進するための経費が主なものであります。 地産地消の推進に要する経費につきましては、地場産農産物の利用による市内小・中学校における米飯給食の推進及び地産地消啓発事業による経費が主なものであります。 農作物の被害対策に要する経費につきましては、電気柵の設置に対する補助を始めとして、鳥獣から農作物を守る被害防止対策に係る経費が主なものであります。 185ページ、中山間地域活性化に要する経費につきましては、都市と農村の交流を通して中山間地域の活性化を推進する経費及び産地直売組織や農産物加工組織から成るネットワーク組織の支援に係る経費が主なものであります。 中山間地域直接支払制度に要する経費につきましては、農業、農村が有する多面的機能を確保し、耕作放棄地の発生を防止するとともに農業生産の維持を図るため、農業生産条件の不利性を直接的に支援する経費が主なものであります。 明治大学・天童市連携事業に要する経費につきましては、新規就農者や認定農業者等を対象に、明治大学農学部の持っている知的財産を活用し講座を開催するとともに、交流の場を通して継続的かつ発展的な取り組みにつなげるための経費が主なものであります。 4目畜産業費につきましては、天童ブランドの確立を図るため、畜産農家の経営を支援する各種事業の推進や県の畜産規模拡大支援事業を活用し、規模拡大に対する助成のほか、天童高原の放牧場の草地管理及び牧さく等の撤去に要する経費、並びに牧野公社の欠損金を清算し解散するための牧野公社への補助が主なものであります。 186ページ、5目農地費のうち、農道の管理に要する経費につきましては、農道の維持管理に要する業務委託料、機械器具借上料、維持工事費及び補修用原材料費が主なものであります。 農用地の整備に要する経費につきましては、土地改良区の水利施設の整備補修や維持管理に要する経費に対する補助、県営土地改良事業に対する負担金及び地域ぐるみで行う農用地の環境保全活動への支援費が主なものであります。 189ページ、農道の整備に要する経費につきましては、ふるさと農道緊急整備事業に要する工事関連委託料、工事費、土地購入費及び工事関連補償金が主なものであります。 農村地域の環境整備に要する経費につきましては、下貫津地内の排水路整備に要する経費が主なものであります。 6目天童高原運動広場費につきましては、天童高原の活性化を図るため、牧野公社で小動物を飼育する経費が主なものであります。 7目農業センター費につきましては、施設の管理運営に要する経費であります。 190ページ、8目農業者トレーニングセンター費につきましては、指定管理委託料など施設の管理運営に要する経費であります。 次に、6款2項林業費について申し上げます。 192ページ、2目林業振興費につきましては、森林・林業に関する普及啓発促進のための経費や有害鳥獣駆除に要する経費のほか、みどり環境フェアや絆の森整備など、やまがた緑環境税交付金ソフト事業に係る経費、松くい虫、ナラ枯れの防除に要する経費、林道維持管理に係る経費が主なものであります。 195ページ、3目基本財産造成費のうち、市行造林の保育に要する経費につきましては、市行造林の下刈り、除間伐などの保育に要する経費が主なものであります。 若松保全林の管理に要する経費につきましては、下刈りなど保全林の維持管理に要する経費であります。 4目森林ふれあい広場費につきましては、遊歩道の刈り払いや広場の維持管理に要する経費が主なものであります。 196ページ、5目森林情報館費につきましては、森づくり推進員報酬やパート職員賃金など森林情報館の管理運営に要する経費が主なものであります。 次に、198ページでございます。 7款商工費について申し上げます。 1項2目商工業振興費のうち、商工業振興一般に要する経費につきましては、山形貿易情報センターを始めとする各団体の運営事業に対する助成金や東北6県の商工会議所女性会連合大会に対する開催地負担金に要する経費であります。 伝統的工芸産業の支援に要する経費については、伝統工芸品である天童将棋駒産業の振興事業などの支援に要する経費であります。 201ページ、中小企業の経営支援に対する経費については、商工会議所を始めとする商工関係団体の運営事業などに対する補助金や山形県広域商談会負担金に要する経費であります。 商工業の金融対策に要する経費については、急激な経済変動の中、22年度に引き続き、中小企業の経営の安定を図るため、市独自に緊急経済対策利子補給に取り組み、融資に係る利子補給に要する経費であります。また、中小企業者に対する金融の円滑化を図るための信用保証制度の利用者に対する保証料の補給に要する経費であります。 さらに、これまで整備を進めてまいりました荒谷西工業団地などへの立地移転を積極的に促進するため、県の融資制度であります産業立地促進資金の原資として、山形県信用保証協会へ貸し付けする経費などであります。 企業誘致に要する経費につきましては、荒谷西工業団地を始めとして、企業の誘致活動と企業立地を促進するための経費であります。 明治大学・天童市連携事業に要する経費につきましては、明治大学が持っております知的財産を活用して地域産業活性化公開講座を開催するための経費であります。 工業団地整備特別会計繰出金につきましては、工業団地整備事業特別会計に対する繰出金であります。 202ページ、3目観光費のうち、観光物産振興一般に要する経費につきましては、茨城県土浦市を始めとする4つの観光物産交流都市での物産展開催に係る経費や観光パンフレットの印刷、ベニバナ栽培のための経費と、今年開湯100周年を迎えます天童温泉協同組合の記念事業への補助金、さらに観光関係団体の負担金などが主なものであります。 観光誘客に要する経費につきましては、観光駅馬車の運行に係る経費や映画やドラマなどの撮影地として全国に発信するため、山形フィルムコミッションへの負担金などが主なものであります。 205ページ、まつりの開催に要する経費につきましては、天童桜まつりや天童夏まつりを始めとした四季折々に開催されるまつり・イベントを開催するための負担金が主なものであります。 4目観光施設費のうち、観光施設一般の管理に要する経費につきましては、水晶山登山道の刈り払いに係る経費や観光施設の修繕に関する経費が主なものであります。 天童高原観光施設の管理運営に要する経費並びに観光情報センターの管理運営に要する経費につきましては、各施設の指定管理委託に要する経費が主なものであります。 206ページ、5目将棋のふるさと費のうち、将棋の里の振興に要する経費につきましては、将棋駒のまち天童を全国に発信するために開催される全国中学生選抜将棋選手権大会や第40回全国支部対抗将棋大会など各種将棋大会の負担金に要する経費や、少年少女の棋力向上のためのプロ棋士を招聘する少年少女将棋教室の充実を図るために要する経費が主なものであります。 将棋フェスティバルに要する経費につきましては、大山杯争奪将棋大会と市民将棋大会の開催に要する経費であります。 6目中心市街地活性化推進費のうち、市営駐車場の管理運営に要する経費につきましては、指定管理委託料や土地借上料及び精算機器の借上料などに要する経費であります。 パルテ専用部等に要する経費につきましては、天童ターミナルビル・パルテ内の共有床の借上料や通路など共有部分の管理費負担金及び商業フロアの管理運営等に要する経費であります。 次に、議第68号平成23年度天童市工業団地整備事業特別会計予算について御説明を申し上げます。 予算書の513ページをお開きください。 歳入歳出予算額をそれぞれ9億1,181万円とするものであります。 初めに、歳入について申し上げます。 事項別明細書520ページでございます。 1款財産収入につきましては、荒谷西工業団地の造地分譲収入の見込み額を計上したものであります。 2款繰入金につきましては、一般会計からの繰入金であります。 次に、歳出について申し上げます。 522ページでございます。 1款1項1目工業団地整備事業費のうち、工業団地の整備に要する経費につきましては、分譲用地の維持管理に要する経費であります。 524ページ、3款1項公債費につきましては、地方債の元利償還金及び一時借入金の利子を計上したものであります。 以上、経済部及び農業委員会所管に関する一般会計予算及び工業団地整備事業特別会計予算について御説明を申し上げました。 ○伊藤護國議長 次に、飯田建設部長。  〔飯田 豊建設部長 登壇〕 ◎飯田豊建設部長 初めに、議第59号平成23年度天童市一般会計予算のうち、建設部所管に関する概要につきまして御説明申し上げます。 事項別明細書170ページをお願いいたします。 5款労働費について申し上げます。 緊急経済雇用対策に要する経費のうち、建設部で所管するものは、建設課の市道台帳管理システム導入業務委託料、下水道課の総合型下水道台帳システム構築事業委託料及び建設課都市計画において、道路・公園等の維持管理を行う人夫等11名を雇用する経費でございます。 次に、210ページをお開き願います。 8款1項土木管理費について申し上げます。 1目土木総務費につきましては、克雪や建設等関係団体に対する負担金、県の土砂災害対策に対する地元負担金、並びに木造住宅耐震改修費補助金及び住宅リフォーム総合支援事業費補助金などが主なものであります。 次に、2項道路橋梁費について申し上げます。 1目道路橋梁総務費につきましては、市道台帳補正業務委託料及び道路関係団体に対する負担金などが主なものであります。 2目道路維持費につきましては、道路の管理に要する経費で、除雪業務委託料、凍結防止剤散布車購入費のほか、街路樹の管理、舗装・補修及び側溝などの維持補修や小規模改良工事に要する経費であります。 3目道路新設改良費につきましては、社会資本整備総合交付金により整備を進めております高擶橋の架けかえを含む矢野目高擶線、乱川矢野目線、堅田前1号線の道路改良事業と、地方道路等整備事業債で整備を進めております山形矢野目線のほか、高木北線、片羽南原線などの継続事業の道路改良事業に要する経費であります。それに加えまして、防衛省の補助事業で整備しております天童高原線の道路改良事業に要する経費及び県道の整備事業に対する負担金が主なものであります。 4目橋梁維持費につきましては、橋梁の高欄などの維持補修費及び橋梁の長寿命化を図るための橋梁修繕計画策定業務委託料が主なものであります。 次に、3項河川費につきまして申し上げます。 1目河川総務費につきましては、7月と9月に市民の協力を得て実施しております「きれいな川で住みよいふるさと運動」への謝礼金、グラウンドゴルフ場の維持管理に要する経費及び河川の管理事業に要する経費が主なものであります。 次に、4項都市計画費について申し上げます。 1目都市計画総務費につきましては、新駅基本計画調査業務委託料、生け垣設置奨励事業補助金、雨水浸透施設整備補助金及び山口地区の住宅団地開発に係る県住宅供給公社への開発整備負担金が主なものであります。 2目土地区画整理費につきましては、芳賀土地区画整理事業に対する県への負担金であります。 3目街路事業費につきましては、山形老野森線街路事業の県への負担金及び国庫返還金が主なものであります。 4目公共下水道費につきましては、都市計画公共下水道事業特別会計に対する繰出金であります。 5目公園費につきましては、天童公園の花いっぱい事業を始めとする市内114カ所の公園・緑地の管理に要する経費であります。 6目都市計画費につきましては、市内3カ所の足湯の維持管理費、わくわくランド交流広場の管理に要する経費及び社会資本整備総合交付金事業による天童北部防災モデル地区まちづくり事業、及び天童古城まちづくり整備事業に要する経費が主なものであります。 次に、230ページになります。 5項住宅費について申し上げます。 1目住宅管理費につきましては、市営住宅の維持管理及び修繕に要する経費であります。 2目住宅建設費につきましては、久野本第一住宅の外壁とベランダの手すり改修工事が主なものであります。 次に、286ページになります。 11款2項1目道路橋梁災害復旧費につきましては、目の設置を計上したものであります。 続きまして、議第63号平成23年度天童市都市計画公共下水道事業特別会計予算について御説明申し上げます。 予算書383ページからになります。 歳入歳出予算額をそれぞれ24億3,740万5,000円とするものであります。 第2条及び第3条の債務負担行為及び地方債につきましては、386ページの第2表及び387ページの第3表のとおり期間及び限度額などを定めるものであります。 392ページからの歳入について申し上げます。 1款分担金及び負担金につきましては、下水道受益者負担金及び上水道との同時施工に伴う工事負担金を計上したものであります。 2款使用料及び手数料につきましては、下水道使用料等の計上であります。 3款国庫支出金につきましては、社会資本整備総合交付金の計上であります。 4款繰入金から6款諸収入につきましては、それぞれの収入について見込み額を計上したものであります。 7款市債につきましては、建設工事等の歳出に対応した額を計上したものであります。 次に、398ページからの歳出について申し上げます。 1款1項下水道管理費につきましては、下水道利用の普及促進に要する経費のほか、流域下水道維持管理負担金、下水道管理センター施設解体費が主なものであります。 2項下水道建設費につきましては、王将工業団地、北部工業団地及び芳賀土地区画整理事業地内などの汚水管渠築造工事費や中里地内における浸水対策事業費、並びに下水道管路の長寿命化計画の策定業務委託料が主なものであります。 3款公債費につきましては、地方債借入金に係る元金償還金と利子償還金などを計上したものであります。 4款予備費につきましては、前年度と同額の計上となっております。 続きまして、議第64号平成23年度天童市鍬ノ町土地区画整理事業特別会計予算の主な内容について御説明申し上げます。 予算書417ページからになります。 歳入歳出予算総額をそれぞれ8,239万7,000円とするものであります。 初めに、事項別明細書424ページの歳入について申し上げます。 1款1項手数料につきましては、仮換地証明等の手数料であります。 2款1項保留地処分金につきましては、事業施行地内の保留地の売り払いを見込み、計上したものであります。 3款1項繰越金につきましては、平成22年度からの繰越金であります。 次に、426ページの歳出について申し上げます。 1款1項1目土地区画整理事業費につきましては、事業完成に向けて換地処分のための設計業務及び道路工事費などを計上したものであります。 以上、建設部所管に係る予算の概要について御説明申し上げました。 ○伊藤護國議長 次に、三瓶消防長。  〔三瓶幸雄消防長 登壇〕 ◎三瓶幸雄消防長 議第59号平成23年度天童市一般会計予算のうち、消防本部に係る内容について御説明申し上げます。 予算書事項別明細書170ページをお開きください。 5款1項1目労働諸費の緊急経済雇用対策に要する経費のうち、消防本部所管分としまして、日々雇用職員賃金2名分を計上し、住宅用火災警報器の設置促進や火災予防広報業務などの安全なまちづくりを推進するものであります。 次に、232ページをお開きください。 初めに、9款1項1目常備消防費につきましては、職員給与費、消防行政一般事務経費、消防庁舎管理経費などの経常経費のほか、常備消防活動及び自主防災組織等の育成に要する経費の計上であります。 職員給与費につきましては、消防職員59名に係る給料及び職員手当などであります。 消防行政の一般事務に要する経費につきましては、消防団の再編に向けた検討を行うための消防審議会の委員報酬のほか、消防一般管理事務に係る経費であります。その主な内容は、消耗品費として、新規採用消防職員の被服物品貸与に係る経費、通信運搬費として、119番受信時の位置情報通知システム回線や災害情報案内回線使用料などであります。 また、負担金として、平成28年6月から消防救急無線のアナログからデジタル通信への移行に伴い、県内一括で基本設計及び電波伝搬調査等を実施するための山形県消防救急デジタル無線基本設計実施協議会の負担金のほか、山形県防災ヘリコプター運航連絡協議会負担金、救急救命士薬剤投与追加講習や新規採用消防職員を始めとする消防職員の学校などにおける研修会負担金などの計上であります。 次に、235ページ後段の消防庁舎の管理に要する経費につきましては、主な内容として、消防庁舎の光熱費、通信指令台の修繕費や清掃業務委託料及び高機能消防指令センター保守点検業務委託料のほか、庁舎施設整備工事費として、給湯設備取りかえ工事に係る経費の計上であります。 次に、237ページをお開きください。 常備消防活動に要する経費につきましては、救急業務などの消防活動に係る消耗品費及び消防車両の燃料費や車検整備などに係る修繕料、また、光熱水費として、防火水槽の水かえや訓練時に使用する水道使用料、メディカルコントロール実習等業務委託料のほか、機械器具購入費として、老朽化により機能の低下が懸念される自動体外式除細動器一式の更新に要する経費の計上が主なものであります。 次に、後段の自主防災組織等の育成に要する経費につきましては、自主防災組織の研修会等の開催及びリーダー研修会参加に要する経費のほか、現在の自主防災会に対する防災資機材の整備補助金交付規定が施行される前に設立された2自主防災会に対する追加整備補助や地域防災力強化のため小学校区に組織化を進めている自主防災会連絡会議に対する支援に要する経費等の計上であります。 次に、2目非常備消防費につきましては、消防団の活動に要する経費であります。主な内容は、消防団員1,063名の報酬、謝礼として、消防団員への出場手当のほか、新入団員の被服貸与物品などの消耗品費、消防ポンプ車庫などに係る光熱水費、修繕費として消防ポンプ16台、小型動力ポンプ積載車22台、小型動力ポンプ63台の維持管理に要する経費の計上であります。 車両購入費につきましては、配備から27年が経過し、老朽化による機能低下が懸念される消防ポンプ車を小型動力ポンプ積載車に更新配備するものであります。 また、消防団員に退職金を支給するための退職報償費負担金や消防活動中における補償のための消防団員災害補償費負担金などの計上であります。 次に、239ページをお開きください。 3目消防施設費につきましては、消防施設の整備に要する経費であります。主な内容は、消防団ポンプ車庫、警鐘台、防火水槽等消防施設の修繕費などの計上であります。また、消火栓維持負担金及び消火栓新設負担金として、上下水道工事に同調した消火栓の新設、交換及び移設工事を行う負担金などの計上であります。 以上、消防本部に係る内容について御説明申し上げました。 ○伊藤護國議長 次に、山口教育次長。  〔山口 孝教育次長 登壇〕 ◎山口孝教育次長 議第59号平成23年度天童市一般会計予算のうち、教育委員会の主な内容について御説明申し上げます。 予算書の事項別明細書170ページをお開きください。 5款1項1目の労働諸費について申し上げます。 緊急経済雇用対策に要する経費のうち、教育委員会の所管するものは、教育総務課、学校教育課、学校給食センターにおいて8名、生涯学習課の発掘調査遺物整理事業において5名を雇用する人件費等の経費であります。 次に、172ページをお開きください。 2目の勤労青少年ホーム費は、青少年に対し余暇活動やサークル活動の場を提供するとともに、各種講座や研修会開催の経費及び施設の維持管理費等の経費であります。 次に、ページが飛びまして240ページをお開きください。 10款1項1目の教育委員会費につきましては、教育委員の報酬及び教育委員会の運営経費が主なものであります。 2目の事務局費は、教育委員会事務局職員の人件費や事務局の管理費、教育関係団体に対する負担金や私立高等学校学費補助金等が主な内容であります。 次に、242ページです。 3目の教育指導費につきましては、学校教育の一層の推進を図るための経費、個々の子供たちの教育的ニーズに対応したすこやかスクールプロジェクトに要する経費や国際理解教育を推進するため青少年大使を派遣するための経費、外国語指導助手に係る経費等が主なものであります。 次に、246ページです。 4目教育研究所費は、教育委員会に設置しております市教育研究所の運営経費及び小・中学校の学力検査に係る事務経費であります。 5目理科センター費は、理科教育推進のため、天童中部小学校内に設置しております市理科教育センターの日々雇用職員賃金などの運営経費であります。 次に、248ページです。 2項1目小学校費の学校管理費は、小学校12校の学校技能士の人件費や学校管理事務経費を始め、校舎設備の保守点検委託経費や施設の営繕費、さらに、天童南部小学校、山口小学校の耐震補強工事を行う経費が主なものであります。小学校の耐震補強工事は、本年度ですべて完了することになります。 次に、250ページの2目教育振興費は、教材備品の購入費や教育用パソコン、校務用パソコンのリース料、経済的理由で就学が困難な世帯に対する扶助費や田麦野地区からの遠距離通学を支援するための経費などが主なものであります。 次に、252ページです。 3項1目の中学校費の学校管理費は、小学校と同様に、学校技能士の人件費や学校管理事務経費を始め、校舎設備の保守点検委託経費や施設の営繕費、第二中学校、第三中学校の耐震補強工事の実施設計などが主なものであります。 次に、256ページです。 2目教育振興費は、中学校の教材備品の購入費や教育用パソコン、校務用パソコンのリース料、教育扶助費、遠距離通学支援経費などが主なものであります。 3目の学校建設費は、第一中学校校舎改築事業に要する経費で、本年度は建設予定地の用地買収と盛り土整地工事及び建物の実施設計を予定しております。 次に、258ページをお開きください。 5項1目の社会教育総務費は、生涯学習課職員の人件費、社会教育委員の報酬、新成人を祝う会の開催経費、地域づくり委員会活動を支援するための経費、学社連携推進のための経費のほか、昨年協定を締結いたしました明治大学との連携事業として、てんどう笑顔塾の継続開催や、新たに宮城浩蔵に関する資料発掘調査や共同研究に要する経費が主なものであります。 次に、262ページです。 2目の青少年費は、青少年健全育成に要する経費、青少年指導センターの運営費及び市内全地区に設置されております放課後子ども教室の開催経費、家庭教育推進のための経費などが主なものであります。 次に、264ページです。 3目の公民館費は、各地域における社会教育を活発に推進するため、公民館職員の人件費を始め、公民館の施設管理費、各地区運動会や文化祭を始めとする年間の公民館事業実施に要する経費です。 次に、268ページです。 4目の図書館費は、市立図書館の管理運営を指定管理者に委託するための委託料や図書購入費が主なものです。 5目の市民プラザ費は、市民プラザの管理運営を指定管理者に委託するための委託料及び共用部分に係る管理負担金の計上です。 6目の高原の里交流施設費は、高原の里交流施設ぽんぽこの維持管理費及び田麦野地域の交流拡大を目指した事業経費が主なものであります。 次に、270ページです。 7目の西沼田遺跡公園費は、西沼田遺跡公園の管理を指定管理者に委託するための経費が主なものです。 次に、273ページをお開きください。 8目文化振興費のうち、中段の文化財の啓発活動に要する経費は、市民を対象とした文化財の研修視察の経費であり、文化財の保護・調査に要する経費は、市内にあります国・県・市の指定文化財の管理・保護に要する経費の計上です。 次に、280ページをお開きください。 6項2目の小学校保健費は、小学校の学校医に対する報酬を始め、学校保健に要する経費及び新1年生を対象とした就学時健康診断に要する経費が主なものであります。 3目の中学校保健費は、小学校と同様に、学校医に対する報酬や学校保健に要する経費の計上です。 次に、282ページです。 5目の学校給食費は、学校給食センター職員の人件費を始め、学校給食調理業務に係る経費や学校給食センター施設の維持管理に要する経費であります。 以上、教育委員会の予算の概要について御説明申し上げました。 ○伊藤護國議長 次に、新関水道事業所長。  〔新関清市水道事業所長 登壇〕 ◎新関清市水道事業所長 議第69号平成23年度天童市水道事業会計予算の概要について御説明申し上げます。 別冊の水道事業会計予算書の1ページから3ページになります。 最初に、第2条の予算編成の基礎となります業務の予定量について申し上げます。 給水件数を2万3,480件、年間総給水量を647万8,200立方メートル、1日平均給水量を1万7,700立方メートルとそれぞれ見込んだところであります。 次に、第3条収益的収入及び支出について申し上げます。 4ページをお開きください。 附属書類1の平成23年度天童市水道事業会計予算実施計画に基づいて御説明を申し上げます。 収入の1款水道事業収益につきましては、総額14億4,067万1,000円、前年度比1.5%の増を見込み、計上したところであります。主な内容といたしましては、1項1目の給水収益13億5,091万7,000円につきましては、水道を取り巻く環境の変化などによる水需要の減少により前年度比2%の減で計上したものであります。 また、4目の負担金につきましては、消火栓の移設、修理に係る他会計からの事務負担金、工事負担金であります。 2項2目の負担金につきましても、他会計からの退職給与費及び下水道使用料の使用料納入事務など受託業務全般に係る負担金であります。 次に、5ページの支出でございますが、1款水道事業費用につきましては、総額13億8,190万3,000円、前年度比0.2%の減を見込み、計上したところであります。主な内容といたしましては、1項1目の浄水及び配給水費につきましては、15節の委託料は舞鶴配水池の解体や給水人口及び給水量の減少などの社会環境の変化に対応した水道事業計画変更認可業務とあわせまして、中長期の更新需要と財政収支見通しを踏まえた更新計画を立て、効率的かつ効果的に水道施設を管理運営していくためのアセットマネジメント作成業務の委託費であります。さらに、継続しまして、配水管等の管理台帳の電子化に取り組むほか、給水装置工事に係る第三者委託費であります。19節修繕費は、給水管、配水管等の漏水修理、その他の施設の維持修繕及び消火栓移設、修理に係る経費であります。36節受水費は、前年と同等額を計上しております。 5ページ、6ページの3目の業務及び総係費につきましては、7節の退職給与金は、予定退職者に係る退職給与金及び今後に備えての退職給与引当金を含め計上しております。15節委託料は、水道施設管理業務の指定管理委託料等であります。16節手数料は、上下水道料金の納付機会を拡大し利便性の向上を図るため、新たにコンビニエンスストアからの納付を開始するための費用を計上しております。 4目の減価償却費につきましては、これまで整備を行ってきました建物、構築物等の減価償却費に、平成22年度に更新しました荒井原配水池及び配水管布設がえ等に係る減価償却費を加えたものであります。 このことにより、収益的収入及び支出では、消費税収支調整前の差し引きで5,876万8,000円の利益を見込んでおりますが、これにつきましては、積立金として処分の上、今後の資本的収支の補てん財源とするものであります。 次に、7ページ、第4条資本的収入及び支出について申し上げます。 収入の1款資本的収入につきましては、総額11億2,094万5,000円、前年度費314.8%の増を見込み、計上したところであります。主な内容といたしましては、1項の加入金につきましては、住宅及び事業所等の新築件数の減少に伴い、新規契約者の加入金の減額を見込み、計上しております。 2項の企業債につきましては、八幡山第2配水池築造工事の起債であります。 3項の負担金につきましては、芳賀土地区画整理事業に係る配水管の布設工事、消火栓新設工事、下水道事業関連工事及び下水道との統合に向けました水道庁舎の事務室改修工事の負担金であります。 8ページ、支出の1款資本的支出につきましては、17億3,180万5,000円、前年度費76.7%の増を見込み、計上したところであります。主な内容といたしましては、1項1目の施設整備費につきましては、21節工事請負費は、安定供給を図るため八幡山第2配水池築造工事、これまで継続実施しております配水管の耐震化工事、下水道事業との関連工事、先ほど御説明いたしました芳賀土地区画整理事業地内の配水管布設工事及び水道庁舎の事務室改修工事であります。 また、工事負担金は、下水道事業関連同調工事に伴う水道事業からの負担金であります。 3項の企業債償還金につきましては、元金償還分を計上しております。 戻りまして、2ページをお開きください。 以上のことから、資本的収入及び支出では、収入支出差し引き6億1,086万円の不足額が生じますが、これにつきましては当年度分損益勘定留保資金、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、減債積立金及び建設改良積立金での補てんを予定しているところであります。 また、第5条から7条につきましては、記載されている内容のとおりでありますので、説明を省略させていただきます。 以上で、平成23年度天童市水道事業会計予算の概要について御説明申し上げました。 ○伊藤護國議長 最後に、柏谷市民病院事務局長。  〔柏谷 忍市民病院事務局長 登壇〕 ◎柏谷忍市民病院事務局長 議第70号平成23年度天童市民病院事業会計予算の内容について御説明申し上げます。 別冊の天童市民病院事業会計予算書の1ページからでございます。 初めに、第2条の業務の予定量でございますが、診療科目は7つの科で、病床数は一般病床54床、療養病床30床の計84床であります。 年間延べ患者数につきましては、入院患者数は一般病床1万6,169人、病床利用率82%、療養病床は9,125人、病床利用率は83.3%を見込んでおります。外来患者数は6万1,250人、1日平均250人を見込んでおります。 主要な建設改良事業では、医療機械の整備事業費として2,000万円を計上しております。 次に、第3条収益的収入及び支出について申し上げます。 4ページをお開きください。 附属書類1の平成23年度天童市民病院事業会計予算実施計画に基づいて御説明申し上げます。 平成21年6月策定の天童市民病院改革プランを踏まえまして、収入の第1款病院事業収益につきましては総額14億1,547万6,000円、前年度比2.5%の増で計上したところであります。 第1項の医業収益につきましては、11億8,782万9,000円、前年度比2.2%増で計上したものであります。主な内容といたしましては、入院収益、外来収益、室料差額収益及び人間ドック、検診などの公衆衛生活動収益などであります。 第2項の医業外収益につきましては、2億2,764万7,000円、前年度比4.6%の増で計上したものであります。主な内容といたしましては、一般会計負担金2億2,345万9,000円及び県の医療提供体制推進事業費補助金322万8,000円などであります。 次に、5ページからの支出でございますが、第1款病院事業費用につきましては、総額16億1,973万8,000円、前年度比0.34%の増で計上したところであります。 第1項の医業費用につきましては、15億4,463万円、前年度比0.15%の増で計上しております。主な内容といたしましては、給与費は、新たな職種として医療ソーシャルワーカーの給与を新たに計上いたしております。経費は、賃借料、委託料の見直しなどを踏まえ、前年度比3.3%の減として計上しております。 第2項の医業外費用につきましては、7,010万8,000円、前年度比2.15%の減で計上しております。主な内容といたしましては、企業債の支払い利息と消費税であります。 収益的収入総額が14億1,547万6,000円、収益的支出総額が16億1,973万8,000円となり、2億426万2,000円の不均衡予算となっております。 次に、7ページの第4条資本的収入及び支出について申し上げます。 資本的収入及び支出につきましては、それぞれ1億5,622万5,000円で、前年度比9%の増で計上しております。 資本的収入の第1項一般会計出資金につきましては、1億4,622万5,000円、前年度比9.7%の増となり、第2項の企業債につきましては、前年度と同額の1,000万円を計上しております。 資本的支出の第1項建設改良費につきましては、前年度と同額の2,000万円で、第2項の企業債償還金につきましては、1億3,622万5,000円、前年度比10.5%の増で計上しております。 恐れ入りますが、2ページ及び3ページに戻らせていただきます。 第5条の企業債から第9条のたな卸資産購入限度額までにつきましては、記載されている内容のとおりでございますので、説明を省略させていただきます。 以上が平成23年度天童市民病院事業会計予算の内容でございます。 よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。 △予算特別委員会の設置及び議案付託 ○伊藤護國議長 次に、日程第41、予算特別委員会の設置及び議案付託を議題といたします。 お諮りいたします。 議第59号から議第70号までの予算議案12件については、予算特別委員会を設置し、審査することにしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○伊藤護國議長 御異議なしと認めます。 よって、予算議案12件については、予算特別委員会を設置し、審査することに決定しました。 委員の選任については、委員会条例第8条第1項の規定により、議長を除く全議員を指名いたします。 なお、予算特別委員会の審査の結果については、来る3月22日の本会議において委員長の報告を求めることにいたします。 △散会 ○伊藤護國議長 これで本日の議事日程は全部終了いたしました。 したがいまして、これで本日の会議を散会いたします。   午後3時08分 散会...