○
小澤精議長 結城義巳環境福祉常任委員長。
◆
結城義巳環境福祉常任委員長 ただいま申し上げたのは、
地方議会においては国の動向を見守りながら対応すべきであるということを申し上げたわけですが、結局、今、国でいろいろな制度についての抜本的な見直しをしているわけであります。その最中でありますので、
地方議会からいろいろ意見書を出しても余り意味がないのではないか、もう少し国の制度の見直しを図っていく中で、その動向を見きわめていくのがいいのじゃないかというような意見が大勢を占めたということであります。 以上です。
○
小澤精議長 佐藤正男議員。
◆11番(
佐藤正男議員)
地方議会として国の見直しの動向を見きわめるというのも、それも確かにおっしゃるとおりの御意見だと私も思います。 ただ、この請願の提出者の願意は意見書を出してくださいと。国の動向を静観して様子を見るのも
地方議会の役割ならば、そういった見直しを要望する天童市内にも多くの方々の声なき声もあるかと思いますが、そういう声を国のほうに伝えるというのも
地方議会の大事な役割かと思いますが、そういう観点での意見はなかったのかどうか、その辺についてだけ再度お願いいたします。
○
小澤精議長 結城義巳環境福祉常任委員長。
◆
結城義巳環境福祉常任委員長 委員皆様の発言の要旨は先ほど申し上げた内容でありますが、いろいろやはり最終的には国が決めることであるということで、いろいろ意見を出すのは、
地方議会としてそれはできないことではないわけですが、先般行われた委員会の審議は以上のような内容であったということであります。 いろいろ
地方議会として意見をどんどん出すべきないかとのそれは意見でありまして、審議の内容はそのようであったということを申し上げておきます。
○
小澤精議長 ほかにございませんか。 (発言する者なし)
○
小澤精議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
経済建設常任委員長報告
○
小澤精議長 最後に、
経済建設常任委員会における審査の経過と結果について、委員長の報告を求めます。
森谷仙一郎経済建設常任委員長。 〔
森谷仙一郎経済建設常任委員長 登壇〕
◆
森谷仙一郎経済建設常任委員長 去る6月12日、本会議におきまして
経済建設常任委員会に付託になりました議第8号について審査をいたしました。話題になりました主なものと審査の結果について御報告申し上げます。 議第8
号交通事故に係る
損害賠償の額の決定について申し上げます。 この議案は、公務中の
交通事故における
損害賠償金の支払い額についてであります。 委員からは、事故の原因として職員の業務量等について無理はなかったのかと質疑がありました。これに対して執行部から、業務量は適正で、無理な業務はない旨の説明がありました。 また、委員からは、職員に対する
交通事故防止のため具体的な対策を立てるよう、要望意見が複数出されました。 採決の結果、議第8号については全員異議なく可決すべきものと決定いたしました。
常任委員会の
決定どおり御賛同賜りますようお願いを申し上げまして報告を終わります。
○
小澤精議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
小澤精議長 質疑なしと認め、終結いたします。 以上で、各
常任委員長の報告を終わります。
△討論
○
小澤精議長 これより討論を行います。 討論の通告がありますので、発言を許可いたします。 請陳第1
号後期高齢者医療制度の見直しを求める
意見書提出に関する請願書について、賛成討論の通告者、
伊藤和子議員。 〔20番
伊藤和子議員 登壇〕
◆20番(
伊藤和子議員) 請陳第1
号後期高齢者医療制度の見直しを求める
意見書提出に関する請願書について、採択することに賛成の立場から討論を行います。 ことし4月に導入された
後期高齢者医療制度は、75歳以上の高齢者に大きな負担と生きることへの不安と失望を与えています。 戦後、日本の復旧のために粉骨砕身働いてこられた方々が安心した老後を送れない、医者にかかれない状況をつくり出していることに心が痛む思いを抱いている方がたくさんおられます。 各種の世論調査では、「
後期高齢者医療制度を評価しない」は軒並み7割を超えています。新聞各紙の投書欄にも、連日、切実な声が掲載されております。 自民党内にも
後期高齢者医療制度を考える会が発足し、岐阜県
大垣市議会の
自民クラブは、
後期高齢者医療制度に断固反対のチラシを
新聞折り込みで全戸配布し、
後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書を発議し、
大垣市議会では可決されております。 今、全国の3割を超える自治体から、見直し、撤廃の意見書が出されています。 また、塩川元財務大臣、堀内元総務会長、中曽根元首相など
自民党幹部も、一たん凍結して議論すべきとの意見を発しています。 山形県
保険医協会の
國井理事長は、山形新聞の提言の欄に、75歳の年代は戦後の厳しい時代に青春を過ごし、日本の経済発展を支え、その後の
高度成長期には働き盛りで、
文字どおり日本の繁栄を体でつくった人たちだ。こうした方々にこのような厳しい制度で臨むことが道義的に許されるのだろうか。健康のための費用など心配せずに静かな余生を送っていただきたいと願うのが我々現役の役割ではないだろうか。世界でも類を見ない、年齢で区切った差別的な保険制度は勇気を持って撤回すべきと寄稿しております。 山形県医師会では、
後期高齢者診療料は75歳以上の高齢者を差別して粗診粗療で済ませようという発想に基づいたものと、各医療機関に算定見合せを通知しております。
全国都道府県医師会の6割以上が反対や批判を表明するなど、
医療関係者からも反対や中止を求める声が広がっているところでもあります。 このように各方面から
後期高齢者医療制度に対する反対、見直し、撤回の意見が出され、今月6日、参議院では廃止法案を可決し、衆議院に送付しているところでもあります。 そもそもこの
後期高齢者医療制度は、小泉内閣が構造改革の一環として発案したもので、いろいろな問題が指摘されながら、明確な説明もなく2年前の国会で強行採決されたものです。細則が決まらない中で準備が進められ、高齢者に制度の内容をきちんと説明もせずに4月を迎えました。 導入後、法案審議中に指摘された以上にさまざまな問題が噴出している現状の中で、政府は、やっと実態調査に取り組み、所得の低い世帯ほど負担増になる割合が高く、
後期高齢者の半数は負担増になるという実態が明らかになりました。 七、八割の人の保険料が下がると答弁したことを撤回したわけであります。そして見直しを言い出しました。 しかし、政府の見直し案は、保険料の一部軽減策であり、制度の構造には全く手をつけておりません。小手先だけの見直しでは、窓口現場がますます混乱を来すばかりであります。 この請願が付託された
環境福祉常任委員会審査では、
石垣委員を除き、国の見直しを見守りたいという意見が大勢でありましたが、保険料一部軽減だけでは何も解決しないのは明らかであります。見守っていたのでは高齢者の不安や怒りをぬぐい去ることはできません。 75歳になったからと、これまでの保険から追い出し、
医療サービスを制限・差別し、長生きは罪なのですかと高齢者に疎外感を与える制度の見直しは当然であります。 特に広域連合として
後期高齢者制度が存在しているわけですが、なかなか広域議会に市民の声が届かない、こういう問題もあります。今こそ
地方議会が市民の生活を見ながら、その声を意見書として出すべきだと思います。 日本の医療費はGDP比8%で、先進国の中でも最低水準にあります。本来なら医療費をふやして当然なのに、高齢者にターゲットを当てて医療費を削減する血も涙もない制度は、現代版うば捨て山、平成のうば捨て山とも言われているところであります。 憲法に保障された生存権、
基本的人権を無視した
後期高齢者医療制度の見直しを求める市民の切実な願いにこたえ、
天童市議会としてこの請願を採択し、関係機関に意見書を送付するよう、
議員皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、賛成の討論といたします。
○
小澤精議長 以上で討論を終結いたします。
△採決
○
小澤精議長 これより順次採決いたします。 最初に、議第3号天童市
監査委員条例の設定について及び議第4号天童市特別職に属する者の給与に関する条例等の一部改正についての議案2件を一括し採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案2件については、
総務教育常任委員長の報告は
原案可決であります。
総務教育常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
小澤精議長 御異議なしと認めます。 よって、議第3号及び議第4号の議案2件については原案のとおり可決されました。 次に、議第8
号交通事故に係る
損害賠償の額の決定について採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案については、
経済建設常任委員長の報告は
原案可決であります。
経済建設常任委員長報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
小澤精議長 御異議なしと認めます。 よって、議第8号については原案のとおり可決されました。 次に、請陳第1
号後期高齢者医療制度の見直しを求める
意見書提出に関する請願書について採決いたします。 討論がありましたので、起立によって採決いたします。 ただいまの請願陳情については、
環境福祉常任委員長の報告は不採択であります。 お諮りいたします。 請陳第1
号後期高齢者医療制度の見直しを求める
意見書提出に関する請願書について、採択することに賛成する議員の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○
小澤精議長 起立少数と認めます。 よって、請陳第1号については不採択とすることに決定いたしました。
△天童市
農業委員会委員の推薦について
○
小澤精議長 次に、日程第5、天童市
農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。 この際、
地方自治法第117条の規定により、
武田達郎議員の退席を求めます。 〔10番
武田達郎議員 退席〕
○
小澤精議長 お諮りいたします。 議会推薦の
農業委員は3人とし、議長が指名したいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
小澤精議長 御異議なしと認めます。 よって、議長が指名することに決定いたしました。 それでは指名をいたします。
武田達郎議員、奥山千賀さん、林 クラ子さん、以上の3人を推薦したいと思いますが御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
小澤精議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいま指名しました3人を
農業委員会委員として推薦することに決定いたしました。 ここで、
武田達郎議員の入場を許可いたします。 〔10番
武田達郎議員 入場〕
○
小澤精議長 最後にお諮りいたします。 今定例会におきまして議決されました案件の中で、条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任願いたいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
小澤精議長 御異議なしと認めます。 よって、条項、字句、数字、その他の整理については、議長に委任することに決定しました。
△
農業委員会会長あいさつ
○
小澤精議長 この際、
赤塚農業委員会会長から発言の申し出がありますので、許可することにいたします。
赤塚農業委員会会長。 〔
赤塚新吉農業委員会会長 登壇〕
◎
赤塚新吉農業委員会会長 貴重な時間をいただきましてありがとうございます。 さて、私は来る7月19日をもって任期満了になり、
農業委員の職を退任することになりました。 思えば昭和56年初当選以来、これまで9期27年間、本市農業の発展のため、微力ながら取り組むことができました。これもひとえに
議員皆様の御理解と御協力のたまものであり、この場をおかりして厚くお礼を申し上げます。 現在の
農業環境は、高齢化の進行などにより
耕作放棄地が拡大しており、全国的に大きな問題となっております。 こうした中、
本市農業委員は、全国に先駆けて
遊休農地調査を実施し、その対策として平成9年度より
市単独事業による
解消対策事業を実施してまいりました。おおむね10年間で17ヘクタールほどの面積を解消したものであります。 現在では先進地として各地域から視察が訪れるようになりましたが、これも行政当局並びに
議員皆様の御理解のたまものと重ねて感謝申し上げる次第であります。ありがとうございます。 今後は、こうした厳しい農業情勢ではありますが、一農業者として地域農業の発展のためにいささかなりとも努力してまいりたいと存じております。格別の御交誼を賜りますようにお願いを申し上げまして、退任のごあいさつとさせていただきます。 本当に長い間ありがとうございました。
△閉会
○
小澤精議長 以上をもちまして、今定例会の日程は全部終了いたしました。 平成20年度第2回
天童市議会定例会を閉会いたします。 午前10時27分 閉会 議長 小澤 精
会議録署名議員 伊藤護國 同 水戸 保 同 淺井健一...