平成16年 3月 定例会(第7回) 平成16年3月18日(木曜日) 午前10時50分開議
青柳仁士議長 淺井健一副議長 ●出席議員(26名) 1番 木村竹虎議員 2番
森谷仙一郎議員 3番
篠原みゑ子議員 4番
赤塚幸一郎議員 5番 結城義巳議員 6番 武田達郎議員 7番
佐藤正男議員 8番
後藤和信議員 9番 山崎 諭議員10番
石垣昭一議員 11番 小松善雄議員 12番 伊藤護國議員13番
鈴木照一議員 14番 水戸 保議員 15番 小澤 精議員16番 長岡 繁議員 17番 淺井健一議員 18番 梅津謙一議員19番 片桐郁弥議員 20番
伊藤和子議員 21番 秋葉 忠議員22番 水戸 諭議員 23番
高麗辺市郎議員 24番 高橋 博議員25番 奥山成也議員 26番
青柳仁士議員 ●欠席議員 なし ●出席要求による
出席者職氏名遠藤 登 市長 武田貞夫 助役仲島規昌 収入役 深瀬正人
総務部長佐藤繁雄 市民部長 名佐原雅治
経済部長奥山正一 建設部長 高橋萬策
天童病院事務局長渡邊渡貴雄 消防長 國井研一
総務課長山口勝雄 水道課長 武田良一
教育委員長酒井順一 教育長 植松憲一 教育次長
農業委員会赤塚新吉 農業委員会会長 奥山助正 事務局長
選挙管理委員会 選挙管理委員会後藤昭七 藤山 潤
委員長職務代理者 事務局長奥山吉行 監査委員 松田忠男
監査委員事務局長 ●出席した事務局職員 局長補佐兼林 昇 事務局長 森川敏雄
議事係長野口忠司 副主幹兼調査係長 佐野啓子 副主幹兼庶務係長 庶務係兼瀬野恒二 佐藤 雅 調査係主査 議事係主査 ●議事日程 議事日程第5号 平成16年3月18日(木曜日)
予算特別委員会閉会後開議第1 議第44号 平成16年度天童市
一般会計予算第2 議第45号 平成16年度天童市
国民健康保険特別会計予算第3 議第46号 平成16年度天童市
老人保健特別会計予算第4 議第47号 平成16年度天童市
用地買収特別会計予算第5 議第48号 平成16年度天童市財産区
特別会計予算第6 議第49号 平成16年度天童市
交通災害共済事業特別会計予算第7 議第50号 平成16年度天童市
都市計画公共下水道事業特別会計予算第8 議第51号 平成16年度天童市
老野森土地区画整理事業特別会計予算第9 議第52号 平成16年度天童市鍬ノ
町土地区画整理事業特別会計予算第10 議第53号 平成16年度天童市
介護保険特別会計予算第11 議第54号 平成16年度天童市
水道事業会計予算第12 議第55号 平成16年度
天童市立天童病院事業会計予算第13 議第65号
天童市部設置条例の一部改正について第14 議第66号 天童市公益法人等への職員の派遣等に関する条例等の一部改正について第15 議第67号 天童市特別職に属する者の給与に関する条例の一部改正について第16 議第68号 天童市一般職の職員に対する退職手当の支給に関する条例の一部改正について第17 議第69号 議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部改正について第18 議第70号 天童市森林情報館の設置及び管理に関する条例の設定について第19 議第71号 天童市
火災予防条例の一部改正について第20 議第72号 天童市
スポーツセンターの指定管理者の指定について第21 請陳第7号
地方財政確立に向けた意見書提出を求める請願第22 請陳第8号 サクランボの
雨よけハウスへの
助成制度確立を求める請願(閉会中の継続審査申出事件)第23 請陳第5号 消費税増税を止めさせる意見書の提出を求める請願第24 請陳第6号 消費税の負担増をおこなわないことを求める請願(閉会中の継続調査申出事件)第25 閉会中の継続調査の申し出について(議会案上程)第26 議会案第4号
地方財政確立に向けた意見書の提出について
委員会審査報告書 本委員会に付託された事件について、審査の結果、別紙のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。 なお、各事件に対する議決の理由は、「委員長報告」(会議規則第39条)によって承知願います。 平成16年3月12日
総務常任委員長 水戸 保
文教経済常任委員長 鈴木照一
建設常任委員長 小澤 精
天童市議会議長 青柳仁士様 議案審査結果表 (平成16年3月12日)
付託委員会議案番号件名審査結果
総務常任委員会議第65
号天童市部設置条例の一部改正について原案可決議第66号天童市公益法人等への職員の派遣等に関する条例等の一部改正について原案可決議第67号天童市特別職に属する者の給与に関する条例の一部改正について原案可決議第68号天童市一般職の職員に対する退職手当の支給に関する条例の一部改正について原案可決議第69号議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部改正について
原案可決文教経済常任委員会議第70号天童市森林情報館の設置及び管理に関する条例の設定について原案可決議第72号天童市
スポーツセンターの指定管理者の指定について
原案可決建設常任委員会議第71号天童市
火災予防条例の一部改正について原案可決 請願陳情審査結果表 (平成16年3月12日)
番号受理年月日件名提出者紹介議員付託委員会審査結果516.2.23消費税増税を止めさせる意見書の提出を求める請願天童市大字藤内新田105-5
天童市農民組合
組合長 太田正良高橋 博
伊藤和子総務継続審査616.2.23消費税の負担増をおこなわないことを求める
請願天童市原町1019-141
山形民主商工会
天童支部
須藤松男高橋 博
伊藤和子総務継続審査716.2.23
地方財政確立に向けた意見書提出を求める請願天童市老野森1-1-1
連合山形
天童地域協議会
議長 鈴木長春高橋 博
篠原みゑ子総務採択816.2.23サクランボの
雨よけハウスへの
助成制度確立を求める請願天童市大字藤内新田105-5
天童市農民組合
組合長 太田正良水戸 保
武田達郎
佐藤正男
小松善雄
石垣昭一文経採択 閉会中の継続調査申出書 本委員会は、下記事件について、さらに慎重に審査するため、閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第104条の規定により申し出ます。 記請陳第5号 消費税増税を止めさせる意見書の提出を求める請願 理由 農家のくらしと経済が深刻な状況にあるなか、消費税の増税計画などを止めさせることなどを求めて、国に対して意見書の提出を求める請願であるが、更に調査・検討した上で結論を出したい。 平成16年3月12日
総務常任委員長 水戸 保
天童市議会議長 青柳仁士様 閉会中の継続調査申出書 本委員会は、下記事件について、さらに慎重に審査するため、閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第104条の規定により申し出ます。 記請陳第6号 消費税負担増をおこなわないことを求める請願 理由 長引く不況のもとで、中小業者のらしと経済が深刻な状況にあるなか、消費税の増税計画などを止めさせることなどを求めて、国に対して意見書の提出を求める請願であるが、更に調査・検討した上で結論を出したい。 平成16年3月12日
総務常任委員長 水戸 保
天童市議会議長 青柳仁士様 閉会中の継続調査申出書 本委員会は、下記事件について、閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第104条の規定により申し出ます。 平成16年3月18日
議会運営委員長 長岡 繁
天童市議会議長 青柳仁士様 記 調査事項
議会運営全般について 1 議会の運営に関する事項について 2 議会の会議規則、
委員会条例等に関する事項について 3 議長の諮問に関する事項について 理由 効率的な議事進行と円滑な議会運営を行うため。 方法 閉会中においても委員会を開催して調査を行い、必要に応じて他市の状況なども視察し、議会運営の参考に資する。 期間 平成17年3月31日までとする。 閉会中の継続調査申出書 本委員会は、下記事件について、閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第104条の規定により申し出ます。 平成16年3月18日
総務常任委員長 水戸 保
厚生常任委員長 伊藤護國
文教経済常任委員長 鈴木照一
建設常任委員長 小澤 精
天童市議会議長 青柳仁士様 記 調査事項 別紙のとおり 理由 市政に関する調査研究及び委員会活動の充実に資するため。 方法 閉会中においても委員会を開催して調査を行い、必要に応じて他市の状況なども視察し、議会運営の参考に資する。 期間 平成17年3月31日までとする。
常任委員会調査事項具体的件名総務市政運営、行財政問題について1 市政運営の総合企画について
2 広域行政及び行財政運営について
3 行政水準の向上対策について
4 広報・公聴及び市民参加等について
5 その他
総務常任委員会の所管に属する事項について厚生健康・医療、福祉、生活環境問題について1 社会福祉対策について
2 交通安全対策について
3 健康・医療、
環境衛生事業について
4
国民健康保険・
介護保険事業について
5 その他
厚生常任委員会の所管に属する事項について
文教経済教育・農林・商工・観光物産問題について1 教育の振興について
2
農林業振興対策について
3 商工業及び
観光物産事業の振興対策について
4 その他
文教経済常任委員会の所管に属する事項について建設建設、上・下水道、消防問題について1 建設事業について
2
都市計画事業について
3 上・下水道事業について
4 消防・救急業務について
5 その他
建設常任委員会の所管に属する事項について ●本日の会議に付した事件 議事日程のとおり
△開議
○
青柳仁士議長 ただいまから本日の会議を開きます。 本日の会議は全員が出席であります。したがいまして、直ちに会議を開きます。 本日の会議は、議事日程第5号によって進めます。 なお、出席要求による説明員のうち、
水戸部選挙管理委員会委員長が欠席でありますので、
後藤委員長職務代理者が代理出席しておりますので御了承願いたいと思います。 最初に、議会案1件が提出されましたので、その取り扱いについて
議会運営委員会が開催されておりますので、その結果について、
議会運営委員長の報告を求めます。
長岡議会運営委員長。 〔長岡
繁議会運営委員長 登壇〕
◆
長岡繁議会運営委員長 御報告申し上げます。 議会案1件の提出がありましたので、その取り扱いについて17日に
議会運営委員会を開催し協議いたしました結果、本日の議事日程に追加し審議することを決定いたしましたので、皆様の賛同を賜りますようお願い申し上げまして報告を終わります。
○
青柳仁士議長 お諮りいたします。 ただいまの
議会運営委員長の報告のとおり決定することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、本日の日程に追加し審議することに決定しました。
△
付託案件審査報告
○
青柳仁士議長 3月2日並びに3月9日の本会議におきまして
予算特別委員会並びに各常任委員会に付託しました日程第1、議第44号平成16年度天童市
一般会計予算から日程第22、請願陳情第8
号サクランボの
雨よけハウスへの
助成制度確立を求める請願までの議案20件、請願陳情2件、一括上程し、議題といたします。
△
予算特別委員長報告
○
青柳仁士議長 最初に、
予算特別委員会に付託しました予算議案12件の審査の経過と結果について委員長の報告を求めます。
水戸予算特別委員長。 〔水戸
諭予算特別委員長 登壇〕
◆
水戸諭予算特別委員長 3月2日の本会議におきまして、当
予算特別委員会に付託になりました議第44号平成16年度天童市
一般会計予算から議第55号平成16年度
天童市立天童病院事業会計予算までの予算議案12件の審査の経過と結果につきまして御報告申し上げます。 審査に当たりましては、4つの分科会に付託いたしまして慎重に審査を行った次第であります。 審査の経過につきましては、先ほどの
予算特別委員会におきまして各
分科会委員長の報告を本会議における
予算特別委員長の報告にかえさせていただくことに決定しておりますので、省略させていただきます。 審査の結果につきましては、議第44号平成16年度天童市
一般会計予算については賛成多数で、議第45号平成16年度天童市
国民健康保険特別会計予算から議第55号平成16年度
天童市立天童病院事業会計予算までの11件については全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 何とぞ
予算特別委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。
○
青柳仁士議長 ただいまの報告事項に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
総務常任委員長報告
○
青柳仁士議長 次に、各常任委員会における審査の経過と結果について、各委員長の報告を求めます。 最初に、
総務常任委員会における審査の経過と結果について委員長の報告を求めます。
水戸総務常任委員長。 〔水戸
保総務常任委員長 登壇〕
◆
水戸保総務常任委員長 去る3月9日の本会議におきまして当
総務常任委員会に付託になりました議第65号、議第66号、議第67号、議第68号、議第69号及び請陳第7号につきまして、審査の経過と結果について、特に話題になったことのみ申し上げます。 最初に、議第65
号天童市部設置条例の一部改正について、議第66号天童市公益法人等への職員の派遣等に関する条例等の一部改正について、議第67号天童市特別職に属する者の給与に関する条例の一部改正について、議第68号天童市一般職の職員に対する退職手当の支給に関する条例の一部改正について及び議第69号議会の議員その他非常勤の職員の
公務災害補償等に関する条例の一部改正についての5議案につきましては、特に問題なく、採決した結果、全員異議なく可決すべきものと決定した次第であります。 次に、請陳第7
号地方財政確立に向けた意見書提出を求める請願について申し上げます。 本件は、三位一体改革は単に国の歳出削減のための改革とするのではなく、自治体の財政確立と国民生活安定、向上を目指す改革にするため、財源保障と財政調整機能を持つ
地方交付税制度の根幹を堅持し、充実と強化を図り、地方交付税の検討に当たっては地方自治体の意見を十分に踏まえ対処するように意見書の提出を求めるものであります。 委員からは、地方交付税の目的を考え、地方交付税を削減することには当然反対であり、願意妥当で採択賛成の意見があり、採決の結果、全員異議なく採択すべきものと決定した次第であります。 以上、当委員会の決定どおり御賛同賜りますようお願い申し上げまして報告を終わらせていただきます。
○
青柳仁士議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
文教経済常任委員長報告
○
青柳仁士議長 次に、
文教経済常任委員会における審査の経過と結果について委員長の報告を求めます。
鈴木文教経済常任委員長。 〔
鈴木照一文教経済常任委員長 登壇〕
◆
鈴木照一文教経済常任委員長 去る3月9日の本会議におきまして
文教経済常任委員会に付託になりました議第70号、議第72号、請陳第8号について審査いたしましたので、その経過と結果について報告いたします。 議第70号天童市森林情報館の設置及び管理に関する条例の設定については、健全な森林の継承及び
自然循環型社会の形成に資するため、天童市森林情報館の設置及び管理について必要な事項を定めるものであります。 委員からは、
多目的ホール使用料の根拠について質問がありましたが、建設事業費1億3,000万円を建物の耐用年数24年、年間の日数365日、1日の時間24時間で割った数字を根拠に1時間当たり600円という額を算定したとの説明を受けたところです。 また、関係団体が主催して使用する場合の使用料については、できるだけ減免する方向で考えており、物販等の使用を極力制限する意味からも使用料を設定したとの説明を受けたところです。 以上、議第70号については、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決定した次第であります。 議第72号天童市
スポーツセンターの指定管理者の指定については、
財団法人天童市文化・
スポーツ振興事業団に天童市
スポーツセンターの管理を行わせるため、地方自治法第244条の2第6項の規定により指定管理者の指定を行うものであります。 委員からは、文化・
スポーツ振興事業団を指定するに至った経緯について質疑があり、当初4団体から問い合わせがあったが、申込者は文化・
スポーツ振興事業団の1団体のみであった。平成2年以来一貫して
スポーツセンターを管理運営してきた実績等により今回は文化・
スポーツ振興事業団への指定となったところだが、指定期間が経過し、次に指定団体を選考する際に仮に2団体以上の申し込みがあった場合、経費面の比較のほかにこれまでの運営実績などのソフト面の内容をどう選考段階で評価していくかが今後の課題であるとの説明を受けたところです。 以上、議第72号については、採決の結果、全員異議なく可決すべきものと決定した次第であります。 次に、請陳第8
号サクランボの
雨よけハウスへの
助成制度確立を求める請願について申し上げます。 請願の趣旨は、天童市での
サクランボ栽培と産地としての持続的振興を図るため、サクランボの
雨よけハウスへの
助成制度確立を求めるものであります。 委員からは、天童市の果樹栽培の基幹作物であるサクランボをさらに振興させる意味からも、さらなる助成制度の確立は議会としても強く訴えていかなければならないとの意見が出されました。 採決の結果、全員異議なく採択すべきものと決定した次第であります。 当委員会の決定どおり御可決賜りますようお願い申し上げまして、報告を終わります。
○
青柳仁士議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△
建設常任委員長報告
○
青柳仁士議長 最後に、
建設常任委員会における審査の経過と結果について委員長の報告を求めます。
小澤建設常任委員長。 〔小澤
精建設常任委員長 登壇〕
◆
小澤精建設常任委員長 3月9日の本会議におきまして当
建設常任委員会に付託になりました議第71号天童市
火災予防条例の一部改正につきまして審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 委員からは、この改正部分に該当する市内の施設はあるのかとの質疑がございました。 これに対しては、大型の店舗、スーパー、集会所、公民館、市民文化会館、パルテなど49施設が該当する。この改正の内容については文書で通知する予定であるとの説明がありました。 また、委員からは、追加される第25条第6項のただし書きの消防長が認めるときはその限りではないという部分に関し、申請して許可をもらうのか、申請しなくても消防署で判断して指導するのかとの質疑がございました。 これに対しては、建築確認のときにあらかじめ指定の場所を確認することになる。申請者から30分の1の面積がとれないということであれば、建築確認時に相談となるとの説明がございました。 以上、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定した次第でございます。 当常任委員会の決定どおり御賛同賜りますようにお願い申し上げまして報告を終わります。
○
青柳仁士議長 ただいまの報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 質疑なしと認め、終結いたします。 以上で各委員長の報告を終わります。
△討論
○
青柳仁士議長 これより討論を行います。 討論の通告がありますので、順次発言を許可いたします。 最初に、議第44号平成16年度天童市
一般会計予算に対する反対討論の通告者、10番
石垣昭一議員。 〔10番
石垣昭一議員 登壇〕
◆10番(
石垣昭一議員) 議第44号平成16年度天童市
一般会計予算について、反対の討論をいたします。 長引く景気の低迷により市民の暮らしは極めて厳しい状況にあります。 中小企業や多くの業者は、景気回復の兆しなどとても感じられないと言い、勤労者の賃金カットやリストラの失業による職探しもままならない状況にあります。 国の2004年度予算編成では、小泉首相が来年度予算で国庫補助金を1兆円削減する、税源移譲も行うと発言したことから、三位一体の改革の動きは
予算編成最大の焦点となりました。 政府の進める三位一体の改革は、地方への財源保障を切り縮めていくものであり、財政支出削減を一層加速させています。 地方分権が叫ばれる中、今こそ市民の暮らしを守り、住民の福祉の増進を図ることを基本とした地方自治法の精神に立ち、暮らしを応援し励ます市政こそが求められています。 市長は、歳出予算について、財政の健全性の確保を図る観点から、計画性や効率性、選択性に基づき、継続事業の早期完成と新規事業の厳選を基本にしつつ、民間事業者との連携なども考慮し編成を行ったとしています。 計画性や効率性、選択性だけでは、市民生活を救うことはできません。不況が長引き、ますます経済的弱者や低所得者の負担が重くなっている現状の中で、最低生活を保障するきめ細かな支援こそ必要です。 最初に、鍬ノ町開発に関することですが、天童市鍬ノ
町地区観光施設立地促進奨励金3,209万5,000円は、条例制定当初から一部企業への優遇措置であると一貫して反対してきたことでもあります。既存ホテルの買収や結婚式場なども対象にするのはおかしいといった市民の声もあり、認めることはできません。 また、23街区の保留地の残地1,920平米の購入ですが、財政が逼迫する中で、他事業に及ぼす影響は計り知れません。 4月25日に森林情報館と屋外ステージが供用を開始しますが、緑豊かなこの地で森林浴の疑似体験をする館が必要なのか、音響照明つきの立派なステージはだれのためにつくったのかという声が聞かれます。せっかくつくったものでもあり、利活用を図るための手だてをしっかりと立てることが必要です。 次に、天童市結婚促進協議会補助金について申し上げます。 これは、仲人会など情報を広く集めてお世話しようという任意の協議会です。公費を入れて支援すべきものではなく、異議のあるところです。 舞鶴保育園の整備工事費として福祉振興基金550万円の取り崩しをしています。保育園は確かに福祉事業ですが、保育施設の整備は基準に基づいてすべきものであり、福祉振興基金を取り崩して行うべきではありません。 次に、ごみ収集処理事業での東根市外二市一町共立衛生処理組合負担金について申し上げます。 前年度と比較して4,410万3,000円の減額となっていますが、これはクリーンピア共立で処理経費がふえる傾向にあると、ことし4月から指定ごみ袋を倍に値上げし、証紙収入を負担金に回すもので、市民からは税金の二重取りではないのかと指摘する声もあります。構成市町の負担を減らすためとして、市民にその負担を押しつけることは許せません。 そもそも指定袋制はごみの減量化を図るため、決して有料化ではないと導入されたものです。しかし、指定袋や有料化を導入した市町村のその後を見ると、決して減量化に成功していません。むしろ金さえ出せばごみが出せると、ごみがふえる傾向がつくられています。 指定袋の導入は、減量化でなくあくまでも処理費用の市民負担そのものにあります。ごみ問題の根本に真剣に取り組む必要があります。 最後に、農業の問題について一言申し述べます。 BSE、鳥インフルエンザの発生で、食糧問題が大きく取り上げられています。さらに、日本人の主食である米は、ことしから新たな米政策に取り組むことになり農家に新たな不安をもたらしています。 補助金づけの農業を批判する方もおりますが、アメリカやヨーロッパの国々も食糧の自給率確保のため保護・補助政策をとっており、それに比べてもまだまだ十分なものではありません。 食糧自給率40%を切った日本の食糧事情をかんがみれば、農業経営が成り立つ施策の充実を図ることが求められます。 天童市予算の歳出に占める農林水産業費は6億6,000万円、3.5%ですが、中身を見れば、直接農業を支援する予算は少なく農業経営を支える力になっていません。 以上申し上げましたが、市長は、市政運営の基本理念として、市民が主役の市民による市民のための市政を掲げています。このたびの
一般会計予算については、三位一体の改革による財政事情もあり難儀された予算編成であったろうと推察しておりますが、こんなときだからこそ市民の暮らしに寄り添う温かい市政が求められます。 市民に負担を押しつける予算であり、市民の暮らしを守る予算になっていないので、
一般会計予算に反対し、討論を終わります。
○
青柳仁士議長 次に、議第44号平成16年度天童市
一般会計予算に対する賛成討論の通告者、24番高橋 博議員。 〔24番 高橋 博議員 登壇〕
◆24番(高橋博議員) 議第44号平成16年度天童市
一般会計予算について、賛成の立場から討論を述べさせていただきます。 御案内のとおり国庫補助金の削減、地方交付税のスリム化、そして地方への税源移譲のあり方を三位一体で検討、改革するという三位一体改革の初年度となる平成16年度にあっては、税財源の移譲にも増して地方交付税等の大幅な削減があり、地方自治体、とりわけ自主財源の少ない市町村にとっては当初予算の編成に大変苦労されたことと思います。天童市でも市税収が大きく落ち込んでおり、例外でなかったのではないかと思っております。 このように大変厳しい状況の中にあって、高機能消防指令センター整備事業を初め市民墓地整備事業や家畜排せつ物適正処理緊急対策事業に取り組むなど、安全で安心して暮らせる天童市を築くため積極的な予算を組んでいただいたものと評価しているところであります。 今後、三位一体改革に伴い、財政運営はますます大変になろうと推測されるところでありますが、健全財政を堅持した中で市民生活の向上と安心して暮らせるまちづくりの推進を御期待を申し上げ、賛成の討論といたします。 議員皆様の御賛同を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。
○
青柳仁士議長 以上で討論を終結いたします。
△採決
○
青柳仁士議長 これより順次採決いたします。 最初に、日程第1、議第44号平成16年度天童市
一般会計予算について採決いたします。 討論がありましたので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案について、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長の報告のとおり可決することに賛成する議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○
青柳仁士議長 起立多数と認めます。 よって、議第44号については原案のとおり可決されました。 次に、日程第2、議第45号平成16年度天童市
国民健康保険特別会計予算から日程第12、議第55号平成16年度
天童市立天童病院事業会計予算までの11件、一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案11件については、
予算特別委員長の報告は原案可決であります。
予算特別委員長の報告のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、議第45号から議第55号までの11件については、原案のとおり可決されました。 次に、日程第13、議第65
号天童市部設置条例の一部改正についてから、日程第20、議第72号天童市
スポーツセンターの指定管理者の指定についてまでの議案8件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議案8件については、各常任委員長の報告は原案可決であります。各常任委員長報告のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、議第65号から議第72号までの8件については、原案のとおり可決されました。 次に、日程第21、請陳第7
号地方財政確立に向けた意見書提出を求める請願並びに日程第22、請陳第8
号サクランボの
雨よけハウスへの
助成制度確立を求める請願2件を一括して採決いたします。 ただいまの請願陳情に対する各常任委員長の報告は採択であります。 お諮りいたします。 ただいまの請願陳情2件については、各常任委員長の報告のとおり採択することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、請陳第7号並びに請陳第8号については採択することに決定しました。
△閉会中の継続審査申出事件
○
青柳仁士議長 次に、日程第23、請陳第5号並びに日程第24、請陳第6号を一括上程し、議題といたします。 ただいま議題となっております請願陳情2件については、所管の委員長からお手元に配付してあります申し出のとおり、会議規則第104条の規定により閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。 所管の委員長の申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、請陳第5号並びに請陳第6号については、継続審査とすることに決定しました。
△閉会中の継続調査申出事件
○
青柳仁士議長 次に、日程第25、閉会中の継続調査の申し出について議題といたします。
議会運営委員会並びに常任委員会における所管事務の調査については、各委員長からお手元に配付してあります申し出のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。 お諮りいたします。 各委員長の申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、閉会中の継続調査の申し出について、各委員長の申し出のとおり決定いたしました。
△議会案上程
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青柳仁士議長 次に、日程第26、議会案第4
号地方財政確立に向けた意見書の提出についてを議題といたします。
△提案理由の説明
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青柳仁士議長 これより提案理由の説明を求めます。 議会案第4号の提出者、14番水戸 保議員。 〔14番 水戸 保議員 登壇〕
◆14番(水戸保議員) 議会案第4
号地方財政確立に向けた意見書の提案理由を申し上げます。 政府は、来年度の予算案の中で所得税の一部を地方に税源移譲したものの、国庫補助負担金を削減し、さらに地方交付税を対前年度比6.5%減少し、臨時財政対策債発行額についても対前年度比28.6%減少するとしています。 これは、三位一体の改革として行われるとされていますが、実際は、税源移譲は極めて限定されたものであり、国庫補助金と地方交付税の大幅な削減を伴うものとなっております。 このことによって、県を初めとした県内市町村は、税収入と公債費が財政を圧迫する中で、予想を上回る国からの交付税削減などにより大幅な歳出削減を実施せざるを得ない状況となっております。 三位一体改革は、単に国の歳出削減のための改革とするのではなく、財源保障と財政調整機能を持つ
地方交付税制度の根幹を堅持しつつ、自治体の財政確立と国民生活安定・向上を目指す改革とするよう国会及び関係省庁に対し意見書を提出するものであります。 皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明を終わります。
○
青柳仁士議長 ここで、お諮りいたします。 ただいま議題となっております議会案第4号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定しました。
△質疑
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青柳仁士議長 これより質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
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青柳仁士議長 質疑なしと認め、終結いたします。
△討論
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青柳仁士議長 これより討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
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青柳仁士議長 討論の通告がありませんので、終結いたします。
△採決
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青柳仁士議長 これより採決いたします。 お諮りいたします。 ただいまの議会案第4号については、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
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青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの議会案第4号については、原案のとおり可決されました。 最後にお諮りいたします。 今定例会におきまして議決されました案件の中で、条項、字句、数字、その他の整理を要するものについては、その整理を議長に委任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
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青柳仁士議長 御異議なしと認めます。 よって、条項、字句、数字、その他の整理については議長に委任することに決定しました。
△市長あいさつ
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青柳仁士議長 この際、市長から発言の申し出がありますので、許可することにいたします。 遠藤市長。 〔遠藤 登市長 登壇〕
◎遠藤登市長 第7回天童市議会定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 今定例会は、去る3月2日に開会以来17日間にわたりまして慎重な御審議を賜りましたことに厚くお礼を申し上げます。 また、各議案とも原案のとおり御可決いただきましたことに改めて感謝を申し上げる次第であります。 今会期中、皆様から寄せられました学校給食センターを初め多くの御意見や御提言あるいは改善すべき点等については、速やかに検討し、今後の市政運営にできるだけ反映させてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 さて、本市の財政事情は、御承知のとおり市税の減収や地方交付税、国庫補助金負担金の削減などにより、今後ますます厳しさを増してくるものと思われます。 しかしながら、こうしたときこそ行財政改革をさらに進め、知恵と力を出し合いながら、限られた財源を最大限活用して市民サービスの向上に努めてまいりたいと考えております。 そして、日と輝き誇りと生きがいの持てるまち、安全で安心して暮らせるまちの実現に全力を挙げて取り組む決意であります。 一方、現在進められております三位一体改革は、地方に負担を転嫁しようとするものであり遺憾であると言わざるを得ません。今後とも重大な関心を持って改革の動向を注視しながら、議員皆様を初め市長会等と一体となって対応してまいりたいと考えておりますので、議員皆様方の一層の御理解と御支援をお願いする次第であります。 なお、今3月末をもって部長職4名、課長職4名を含む15名の職員が退職いたします。長年にわたりまして市政発展に御尽力いただきましたことに対しまして、市民の皆様とともに深く感謝御礼を申し上げる次第であります。 また、議員皆様にも格別の御指導と御高配を賜ってまいりましたことにお礼を申し上げ、閉会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。 いろいろ大変御指導御高配ありがとうございました。
△議長あいさつ
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青柳仁士議長 以上をもちまして今定例会の日程は全部終了いたしました。 閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。 今定例会は、3月2日開会以来、本日までの17日間にわたり、議員各位におかれましては提案されました平成16年度予算を初め数多くの重要議案について終始熱心に審議され、全議案の審議を終了して閉会の運びとなりました。 遠藤市長におかれましては、去る3月2日の本会議において表明されました平成16年度施政方針に基づき、厳しい財政状況のもと、限られた財源の中で重点的な予算執行を行い、個性的で多様性に富んだ活力のある地域社会に邁進されますことを御期待申し上げる次第であります。 また、議案審議の過程に出されました各委員会等の意見を十分尊重され、将来に向けた確かな市政発展のためにきめ細かな対応をお願い申し上げる次第であります。 なお、今年度限りで退職されます職員の皆様方に対しましては、長い間、本市発展のために御尽力をいただきましたことに対しまして、敬意と感謝を申し上げる次第であります。今後とも市民の立場で御指導、御協力をいただけますようにお願いを申し上げます。長い間、本当に御苦労さまでございました。 最後に、今会期中に賜りました議員、執行部各位の御協力に対しまして衷心より厚くお礼を申し上げます。
△閉会
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青柳仁士議長 これをもちまして、平成15年度第7回天童市議会定例会を閉会いたします。 午前11時30分 閉会 議長 青柳仁士 会議録署名議員 石垣昭一 同 小松善雄 同 伊藤護國...