山形市議会 2017-09-07
平成29年 9月定例会(第1号 9月 7日)
平成29年 9月定例会(第1号 9月 7日)
平成29年9月7日(木曜日)
〇
出席議員(33名)
1 番 橋 昭 弘 2 番 高 橋 公 夫
3 番 仁 藤 俊 4 番 松 田 孝 男
5 番 阿 曽 隆 6 番 佐 藤 秀 明
7 番 伊 藤 美代子 8 番 渋 江 朋 博
9 番 浅 野 弥 史 10 番 田 中 英 子
11 番 伊 藤 香 織 12 番 中 野 信 吾
13 番 武 田 新 世 14 番 佐 藤 亜希子
15 番 川 口 充 律 16 番 斉 藤 栄 治
17 番 武 田 聡 18 番 小 野 仁
19 番 菊 地 健太郎 20 番 遠 藤 和 典
21 番 丸 子 善 弘 22 番 長谷川 幸 司
23 番 折 原 政 信 24 番 今 野 誠 一
25 番 石 澤 秀 夫 26 番 加 藤 孝
27 番 斎 藤 淳 一 28 番 須 貝 太 郎
29 番 斎 藤 武 弘 30 番 鈴 木 善太郎
31 番 尾 形 源 二 32 番 遠 藤 吉 久
33 番 渡 邊 元
――
――――――――――――――――――
◎決算審査意見書の説明
○議長(渡邊元) 次に、議第56号から議第59号までの議案4件に関して、監査委員から提出されております決算審査意見書の説明を求めます。玉田
代表監査委員。
〔玉田芳和
代表監査委員 登壇〕
○
代表監査委員(玉田芳和) ただいま上程されました、議第56号平成28年度山形市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定についてから、議第59号平成28年度
山形市立病院済生館事業会計決算認定についてまでの4議案の決算審査の概要につきまして、監査委員を代表し、審査意見書により御説明を申し上げます。
初めに、
一般会計・特別会計歳入歳出決算及び基金運用状況審査意見書の1ページをお願いいたします。
まず、第1、審査の対象及び第2、審査の方法につきましては、記載のとおりであります。
第3、審査の結果につきましては、審査に付された各会計の決算及び証書類、その他政令で定める書類は、いずれも関係法令に従って処理されており、かつ、計数は正確であり、予算の執行についてもおおむね適正であると認めました。
また、各基金の運用状況を示す書類の計数は正確であり、その運用はおおむね適正であると認めました。
2ページをお願いします。
次に、第4、審査意見について申し上げます。
平成28年度の
一般会計と特別会計を合わせた決算額は、歳入が1,495億6,993万1,000円で、前年度に比べ33億45万5,000円増加し、歳出が1,466億3,292万円で、26億8,462万4,000円増加しております。
その結果、当年度の収支の状況は、29億3,701万1,000円の剰余金を計上しております。
この中には、翌年度に繰り越すべき財源が3億4,101万7,000円含まれているため、これを除いた実質収支は、25億9,599万4,000円となり、前年度に比べ4億368万6,000円の増加となっております。
一般会計では、歳入が955億2,258万1,000円で、前年度に比べ29億9,601万5,000円増加し、歳出が935億1,936万3,000円で、29億9,694万9,000円の増加となっております。
3段落飛びまして、次に、特別会計では、歳入が540億4,735万円で、前年度に比べ3億444万円増加し、歳出が531億1,355万7,000円で、3億1,232万6,000円の減少となっております。
不納欠損額は、
一般会計と特別会計を合わせ4億9,061万9,000円で、前年度に比べ9,584万8,000円の減少となっております。これは、
一般会計では、市税等で5,544万5,000円、特別会計では、国民健康保険
事業会計などで4,040万3,000円減少したことによるものです。
不納欠損処分に当たっては、負担の公平性及び歳入確保の観点を基本としながらも、滞納者の状況を十分把握の上判断を行うなど、適切な債権管理の徹底に努められるよう望むものであります。
次に、収入未済額は、
一般会計と特別会計を合わせて39億114万1,000円で、前年度に比べ2億7,489万3,000円の減少となっております。これは、
一般会計では、市税等で2,193万9,000円、特別会計では、国民健康保険
事業会計などで2億5,295万5,000円減少したことによるものであります。
未収金対策については、これまでも、コンビニエンスストアで納付できる税目を順次拡大するなど、一定の成果を上げております。引き続き、多様な手段により収入未済額の減少に努められるよう望むものであります。
3ページの3段落目になりますが、市債残高は、
一般会計が963億2,498万4,000円、特別会計が58億2,561万9,000円、合わせて1,021億5,060万3,000円となり、前年度に比べ2億8,502万円の増加となっております。これは、特別会計では14億5,233万5,000円減少したものの、
一般会計では17億3,735万4,000円増加したことによるものです。
一般会計の市債残高は、平成24年度末から増加を続けている状況にあり、近年は臨時財政対策債の割合が大きくなっておりますが、引き続き市債残高の適正な管理に努められるよう望むものであります。
積立基金の当年度末の合計は44億2,869万2,000円で、前年度末に比べ11億6,270万1,000円減少しており、このうち、財政調整基金は8億4,563万円で、前年度末に比べ5億3,055万2,000円減少しております。財政調整基金は、年度間の財源不均衡の調整や災害発生等の支出増加への備えとなるものであり、残高の減少に十分留意した財政運営に努められるよう望むものであります。
歳入におきましては、
個人市民税は、若干増加が見込まれるものの、先行きが不透明な状況であり、
法人市民税は、今後も大幅な増加を見込むことは難しいことから、市税収入の確保とともに、受益者負担金の適正化や財産の有効活用を図るなど、一層の歳入確保に取り組まれるよう望むものであります。
一方、歳出においては、社会保障関連の扶助費や公債費のほか、学校施設など大規模な施設整備費用の増加が見込まれるため、より効果的で効率的な行政経営を推進されるよう望むものであります。
山形市発展計画に掲げる諸施策の実施に当たっては、将来にわたり安定した財政運営が必要であるとともに、市民サービスの向上につながる中核市への移行に伴い、保健所の設置など新たな行政需要が求められることから、第5次
行財政改革プランに示された継続的な健全財政の堅持に十分考慮して取り組まれるよう望むものであります。
なお、その他の個別の事項につきましては、説明を省略いたしますが、4ページ以降をごらんいただきますようお願いいたします。
続きまして、別冊になります。公営
企業会計決算審査意見書でございますが、そちらの2ページをお願いいたします。
第1、審査の対象及び第2、審査の方法につきましては、記載のとおりであります。
第3、審査の結果につきましては、審査に付された決算報告書及び財務諸表は、地方公営企業関係法令及び各事業の会計規程に準拠して作成されたもので、経営成績及び財政状態を適正かつ明瞭に表示しており、決算の計数については正確であると認めました。
次に、審査意見について、
水道事業会計から御説明申し上げます。
3ページをお願いいたします。
2段落目からになります。事業の概要について見ると、給水量は、2,687万5,000立方メートルで、前年度に比べ17万1,000立方メートルの増加となり、一方、水道料金徴収の対象となる有収水量は、2,467万6,000立方メートルで、前年度に比べ4万1,000立方メートルの減少となり、無効無収水量は165万2,000立方メートルで、前年度に比べ20万5,000立方メートルの増加となっております。この結果、有収率は91.8%で、前年度に比べ0.8ポイント低くなっております。
無効無収水量の減少に向け、配水管や宅地内給水管の漏水調査による修繕工事を実施するなど、積極的に漏水対策に
取り組み、
上下水道事業基本計画における平成29年度の中間目標である有収率93%の達成に向け、努力されるよう望むものであります。
1段落飛びまして、次に、経営成績を見ると、事業収益は61億9,021万1,000円、事業費用は52億4,179万8,000円となり、当年度純利益は9億4,841万3,000円となっております。
2段落飛びまして、この結果、当年度未
処分利益剰余金は、当年度純利益に前年度繰越利益剰余金59万7,000円、その他未
処分利益剰余金変動額6億円を加えた15億4,901万円となっております。
収益率は、総収支比率、経常収支比率、営業収支比率のいずれも100%を超えており、営業収支比率は前年度に比べ低くなったものの、総収支比率、経常収支比率については高くなっております。
次に、財政状態を見ると、資産合計は563億4,953万3,000円、負債合計は313億3,803万6,000円、資本合計は250億1,149万7,000円となっております。
資産合計は、前年度に比べ3億147万4,000円の増加、次ページになりますが、負債合計は6億4,693万9,000円の減少、資本合計は9億4,841万3,000円の増加となっております。
財政状態を示す経営分析にかかわる諸比率は、前年度に比べいずれも改善しております。
水道事業経営の根幹をなす給水収益について見ると、当年度は給水戸数が増加したものの、給水人口の減少や節水型機器の普及などにより、水需要は長期的に減少傾向にあり、今後も需要の増加を見込むことは難しい状況であります。このような中、これまでも松原浄水場小水力発電設備と上下水道施設管理センター太陽光発電設備により、動力費などの費用の節減に取り組まれております。
一方、耐用年数を迎える配水管や浄配水施設の更新等に係る建設改良事業の推進が引き続き見込まれることなどから、今後とも費用の節減に取り組まれるとともに、施設規模や稼働状況の効率化等を図り、一層の経営の効率化に努められるよう望むものであります。
未収金のうち給水収益は、前年度に比べ260万8,000円の増加となっております。今後も受益者負担の公平性を確保するため、一層の未収金対策に努められるよう望むものであります。
当年度末の企業債残高については、前年度に比べ4億1,276万8,000円減少し、176億5,187万2,000円となっております。引き続き、残高の減少に向け企業債の適切な管理に努められるよう望むものであります。
昨今、地震や集中豪雨などによる大規模な自然災害が頻発しておりますが、
水道事業は、市民生活上最も基本的なライフラインであります。今後とも山形市
上下水道事業基本計画に掲げる施策の着実な実現に向けて、効率的な事業経営に取り組まれるよう望むものであります。
以上が、
水道事業会計決算審査意見の概要であります。
次に、
公共下水道事業会計について、御説明申し上げます。
30ページをお願いいたします。
2段落目からになりますが、事業の概要について見ると、流入水量は、2,975万7,000立方メートルで、前年度に比べ153万2,000立方メートルの増加となっております。一方、
下水道使用料の徴収対象となります有収水量は、2,340万6,000立方メートルで、前年度に比べ9万7,000立方メートルの増加となっており、この結果、有収率は78.7%となっております。これまでも不明水量の減少に向け、管渠などへの雨水の流入防止対策に取り組まれておりますが、
上下水道事業基本計画に掲げる有収率80%台を恒常的に維持されるよう、今後も不明水量の減少の推進に努められるよう望むものであります。
また、次の段落の最後になりますが、公共下水道の利用率は、年々向上しているものの、処理区域内において約1万9,400人が下水道を利用していない状況であります。
1段落飛びまして、次に、経営成績を見ると、事業収益は87億5,609万7,000円、事業費用は81億7,714万2,000円となり、当年度純利益は、前年度に比べ8,902万8,000円増加し、5億7,895万5,000円となっております。
2段落飛びまして、この結果、当年度未
処分利益剰余金は、当年度純利益に前年度繰越利益剰余金53万円、その他未
処分利益剰余金変動額5億円を加えた10億7,948万5,000円となっております。
当年度は、利用戸数の増加などにより、使用水量が増加し、
下水道使用料が増収したものの、長期的な水需要の減少傾向により、平成29年度以降も継続して増収が見込めるか不透明であることから、今後とも費用の節減等に努められるよう望むものであります。
収益率は、総収支比率、経常収支比率及び営業収支比率のいずれも前年度に比べ高くなっております。
次に、財政状態を見ると、資産合計は1,514億8,347万1,000円、負債合計は1,450億8,349万2,000円、資本合計は63億9,997万9,000円となっております。
資産合計は、前年度に比べ25億4,067万9,000円の減少、負債合計は31億1,963万5,000円の減少、資本合計は5億7,895万5,000円の増加となっております。
財政状態を示す経営分析に係る諸比率は、前年度に比べポイント数の増減はあるものの、大きな変動はありませんが、これらの諸比率から、企業債に依存する割合が比較的高いことが伺えます。
当年度末における企業債残高は、935億9,977万5,000円となっており、前年度に比べ29億482万7,000円減少しております。企業債残高は、平成20年度をピークに減少しているものの、依然として多額であり、今後数年間、単年度償還額は高どまりとなることが見込まれます。一方、今後増大する下水道施設の
長寿命化や
耐震化事業等を推進するに当たって、引き続き企業債の発行が見込まれることから、より一層企業債の適切な管理に努められるよう望むものであります。
また、未収金のうち、
下水道使用料は2億119万1,000円であり、前年度に比べ1.8%の減少となっております。受益者負担の公平性を確保するため、引き続き未収金対策に努められるよう望むものであります。
昨今、集中豪雨が頻発していることから浸水対策が求められており、あわせて、公共下水道が市内で初めて七日町、山形駅前などに整備されてから50年を経過し、隣接する市街地においても管路施設等が順次耐用年数を迎えることから、本格的な改築更新の時代を迎えます。
公共下水道事業においては、今後とも山形市
上下水道事業基本計画に掲げる施策の着実な実現に向けて、効率的な事業経営に取り組まれるよう望むものであります。
以上が、
公共下水道事業会計決算審査意見の概要であります。
次に、
市立病院済生館事業会計について、御説明申し上げます。
56ページをお願いいたします。
市立病院済生館においては、平成28年度から新たな済生館3カ年計画を策定し、市民の健康を守るため、地域医療の基幹病院として病院運営に取り組んでおり、平成29年1月からは、地域医療構想と整合した病床病棟の改編を行い、病床数については、許可病床を57床削減し528床としております。
平成28年度の病院事業を総括すると、延べ入院患者数が15万978人で、前年度に比べ3,865人、延べ外来患者数が18万6,288人で、7,559人それぞれ減少しております。また、質の高い医療を実現するため、電子カルテ総合医療情報システム、泌尿器科電子内視鏡システムなどを更新しております。
次に、経営成績を見ると、事業収益は113億1,844万4,000円、事業費用は116億4,185万円となり、当年度純損失は3億2,340万6,000円となっております。
2段落飛びまして、この結果、当年度未処理欠損金は、当年度純損失に前年度繰越利益剰余金8万6,000円を加えた3億2,332万円となっております。
収益率は、総収支比率、経常収支比率、医業収支比率のいずれも100%を下回っており、前年度に比べ低い数値となっております。
次に、財政状態を見ると、資産合計は198億8,776万5,000円、負債合計は74億7,534万3,000円、資本合計は124億1,242万2,000円となっております。
資産合計は、前年度に比べ10億539万7,000円の減少、負債合計は5億40万9,000円の減少、資本合計は5億498万8,000円の減少となっております。
57ページになりますが、財政状態を示す経営分析に係る諸比率は、前年度に比べて増減はあるものの、全国平均と比べておおむね良好な数値となっております。
当年度末の個人負担に係る医業未収金は、1億5,427万5,000円で、前年度に比べ284万2,000円増加しております。これまでも、クレジットカード払い、コンビニエンスストア収納など、多様な収納手段の拡充や簡易裁判所の支払督促制度を活用するなどの
取り組みを行っていますが、引き続き未収金対策に努められるよう望むものであります。
当年度末における企業債残高は45億8,414万3,000円で、前年度に比べ7億6,440万8,000円減少しておりますが、医療機器の整備更新に加え、新築や増改築を含めた整備計画の策定などが課題となっており、資金需要が見込まれることから、今後とも、将来を見据えた計画的な事業の推進を図り、企業債の適切な管理に努められるよう望むものであります。
済生館は、地域医療支援病院として、また、地域
がん検診連携拠点病院として、地域の医療機関等と連携強化を図りながら、質の高い医療の提供に取り組んでおります。平成29年度には、削減された病室を利用した病児・病後児保育やリハビリテーション分室の整備が計画されておりますが、市民のニーズに応えた病院機能や診療体制のさらなる充実に向け、引き続き努力されるよう望むものであります。今後とも、済生館3カ年計画に掲げる諸施策の着実な実現に向けて、経営の効率化を図り、健全な病院運営に取り組まれるよう要望するものであります。
以上が、
市立病院済生館事業会計決算審査意見の概要であります。
なお、個別の事項につきましては、説明を省略いたしますが、
水道事業会計につきましては5ページ以降、
公共下水道事業会計につきましては32ページ以降、
市立病院済生館事業会計につきましては58ページ以降をごらんいただきますようお願い申し上げまして、議第56号から議第59号までの4議案の決算審査の概要説明を終わります。
よろしくお願い申し上げます。
○議長(渡邊元) 以上で決算審査意見書の説明は終わりました。
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◎質疑
○議長(渡邊元) これより質疑に入ります。
上程議案に対し、御質疑ありませんか。24番 今野誠一議員。
○24番(今野誠一) 決算概要についてということで説明がありました、観光振興について市長にお伺いしたいと思います。
私、産文委員なので、決算委員会では、直接、市長の答弁を聞けないので、この場で質問させていただきます。
観光振興については、先ほど説明あったように、さまざまな支援をしながら、また、山形・上山・天童こういった広域的なつながりも重視しながら支援されてきたということで、今後の成果が期待されるわけであります。一方、成果報告書を見ますと、市長が市政発展計画の中で、新しい人の流れによる街の
にぎわいづくりという形で、日本一の観光案内センターをつくりたいと、そういうことを選挙公約にも掲げて取り組んでおられました。成果報告書を見ますと、執行額というのはないのですけれども、事業内容としては日本一の観光案内所の設置に向け、八戸市・仙台市の観光案内所の現場調査を行ったというだけで、こういった山形の観光資源をアピールするというか、そういう市長の心構えというか、山形は持っている観光資源の魅力を伝えきれていないという、そういった考えとは、ちょっと温度差があるのかなと。一般質問あたりの答弁で山形駅前という候補地なども挙げられたと思いますけれども。
まず今、市長の日本一の観光案内センター設置についての取り組む姿勢が変わっていないのか。そして、また今の現況、駅前という候補になった場所への設置ということに対しての現況はどうなっているのかお尋ねします。
○議長(渡邊元) 佐藤市長。
○市長(佐藤孝弘) お答えいたします。
まず、観光施策につきましては、今、議員からも御指摘があったとおりです。
まず、この2年間、山形・上山・天童三市連携観光地域づくり推進議会や、DMOの実働機能を担うおもてなし山形株式会社の設立などの体制整備、これに重点を置いて行ってまいりました。
また、仙台空港から山形間の直行バスの運行再開、名古屋便の増便、札幌便の復活など交通の利便性の強化も図ってまいりました。また、
観光イベントの広域連携化を図りまして、まるごと山形祭りだワッショイや、東北絆まつりなどにより、山形の魅力を広く発信してまいりました。こうしたベースが大分できてきたと思っておりますので、この観光案内所、これについて、まず、観光案内所の正式な設置場所が決定するまでは、山形駅改札口周辺に仮設の観光案内所としての設置を現在検討しております。やはり山形魅力は人づてに伝えることにより、よりよく理解いただけることから、観光やあるいはビジネスなどで山形市を訪れた方に単なる観光地の紹介だけではなくて、その人の目的や希望に合った山形市での楽しみ方、過ごし方を提案でき、そして、山形らしく温かみのある親切でしっかりと顔が見えるサービス、これを提供することが重要と考えております。
また、そうした案内所を拠点として、Wi−Fi環境の整備やタブレット等を配置して各観光地や施設のネットワーク化を検討していきたいと考えております。現在の状況は以上でございます。
○議長(渡邊元) 今野誠一議員。
○24番(今野誠一) 同じく成果報告書の中で、現在ある2年間下地ができてきたということに反して、現在ある、霞城セントラルにあるのですか、山形市観光案内センター、この利用者数が、ここ数年わずかですけれども24万人台で1,000人単位で減ってきているのですけれども。27年から28年にかけては、約2万人近く万単位で減少してると。こういった現実に対して、市長はどのように分析というか捉えておられるか。
○議長(渡邊元) 佐藤市長。
○市長(佐藤孝弘) お答えいたします。
やはり立地と言いますか、場所の問題があると思っております。それでも減少しているということに対しては、しっかりと原因を調べて、そして、今後の観光案内所の利用拡大と言いますか、促進につなげるよう調査していきたいと思います。
○議長(渡邊元) 今野誠一議員。
○24番(今野誠一) 山形駅というのは、やはり市長がおっしゃるように、仙山交流あるいはJR仙山線の機能強化と、そういった形で今、観光はいろいろなとこからこう呼び込めるわけですけれども、山形市の顔として、あるいは県都の顔として、県の顔として、それなりの駅前の観光案内所というか、それはインパクトがあるのではないかと思います。
この前、駅前の大きなデパートも撤退ということがあって、なかなか駅前というのは、今非常に問題を抱えているわけですけれども、市長が常々言う、わずか数%の可能性があればチャレンジするという、そういう姿勢は、変わりないのかどうか聞いて終わります。
○議長(渡邊元) 佐藤市長。
○市長(佐藤孝弘) お答えいたします。
今おっしゃられた点も含めて、
中心市街地においては、さまざまな課題があるというところは私も思っております。やはりそうした中で、先ほど申しました観光案内所についても、まず、できることはすぐやろうということで仮設のものをやろうということになった次第であります。十字屋さんの件につきましても、地権者の方がおられるわけですから、そうした方と今後、しっかり話をして前向きな方向性あるいは行政としてできる支援を考えていきたいと思っております。
○議長(渡邊元) ほかに御質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊元) 御質疑なしと認めます。
以上で質疑を終わります。
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◎動議(決算・予算委員会の設置、議案付託)
◯議長(渡邊元) 22番 長谷川幸司議員。
○22番(長谷川幸司) この際、動議を提出します。
ただいま上程されました議案のうち、議第56号から議第59号までの議案4件については、議長を除く全議員で構成する決算委員会を設置して付託、議第60号については、議長を除く全議員で構成する予算委員会を設置して付託の上、審査するよう動議を提出します。
○議長(渡邊元) ただいま長谷川幸司議員から提出されました動議を議題とすることに、御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊元) 御異議なしと認めます。
したがって、決算委員会、予算委員会の設置及び議案付託の動議を議題とします。
お諮りします。ただいまの動議のとおり決定することに、御異議ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊元) 御異議なしと認めます。
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◎委員会付託
○議長(渡邊元) したがって、議第56号から議第59号までの議案4件については、決算委員会を設置して付託、議第60号については、予算委員会を設置して付託、その他の議案は、配付しております付託案件表のとおり、それぞれ所管の
常任委員会に付託します。
なお、請願は、請願文書表のとおり厚生委員会に付託します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(渡邊元) 以上で本日の日程は全部終了しました。
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◎休会
○議長(渡邊元) この際、お諮りします。
議案調査のため、明日から9月11日までの4日間、休会したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊元) 御異議なしと認めます。
したがって、会議は、明日から9月11日までの4日間、休会することに決定しました。
――
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◎散会
○議長(渡邊元) 本日は、これをもって散会します。
午前11時06分 散 会...