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  1. 山形市議会 1998-03-16
    平成10年厚生委員会( 3月16日 厚生分科会・予算)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成10年厚生委員会( 3月16日 厚生分科会予算厚生委員会 厚生分科会(新年度予算)   日   時   3月16日(月) 13時00分〜16時45分 場   所   第3委員会室 出席委員    高橋啓介高橋 博,澤渡和郎石沢忠八佐藤義久,         小野寺建会田邦夫渡辺秀夫武田一夫,加藤 正 欠席委員    なし 当局出席者   市民生活部長環境部長健康福祉部長済生館事務局長,         関係課長 委員長席    高橋啓介 審査事項    1.議第5号  平成10年度山形一般会計予算      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 (健康福祉部一般会計歳出  〇第3款民生費 第1項社会福祉費   関係課長から説明を受けた後,質疑に入った。主な内容は次のとおり。 ○委員   民生児童委員福祉協力員を兼ねているところはあるのか。 ○生活福祉課長   一部分で兼ねていると聞いている。基本的には民生児童委員は法律に基づくものであり,福祉協力員は市の社会福祉協議会長が委嘱するものなので兼ねない方がよいと考えている。
    委員   主任児童委員民生児童委員役割分担はどうなっているのか。 ○生活福祉課長   主任児童委員平成6年に新たに児童福祉に関する事項を専門的に担当するということで30人が委嘱され,後に5人増となり35人となった。民生委員担当地域があるが,主任児童委員はその地区全体を担当している。 ○委員   全国ボランティアフェスティバルが開催されるが,ボランティアの普及をどう考えているのか。 ○生活福祉課長   9月26・27日に開催される全国ボランティアフェスティバルの打ち合せをする実行委員会が設置された。その中で県内のボランティア団体に,フェスティバルの企画,運営事業についてもやってもらうよう声がけをしている。 ○委員   身体障害者心身障害者心身精神障害者精神薄弱者とはどう違うのか。 ○生活福祉課長   身体障害者身体の不自由な方,心身障害者身体が不自由で精神薄弱の方を,心身精神障害者はすべてを含めたものである。 ○委員   デイサービス内容はなにか。 ○高齢福祉課長   在宅の要援護老人に対して主に医療的ケアではなく,生活の助長や生きがい対策在宅介護者への援助,社会参加促進等基本目的にした事業である。 ○委員   福祉協力員について期待する役割はなにか。 ○高齢福祉課長   今後の高齢社会考えた場合,在宅福祉民生委員人数だけで支えるのは難しいということから,平成5年から社会福祉協議会事業により福祉協力員地区に設置されてきた。平成9年度からは全地区に設置されたことを前提福祉協力員の新たな活動役割を検討してきた。その中で当面期待する役割としては,福祉を理解する人を地域に増やすことが大切ではないかということから,福祉に関わる人を増やし,福祉に対する偏見をなくしていくことが第一であると考えている。また,長い目で見た場合には,在宅前提とした介護保険は,予防のためのサービス地域の見守りと支え合いがないと機能しないといわれている。福祉協力員には地域の見守りと支え合いのボランティア意識を束ねていく中心的役割考えており,10年,11年の取り組みの中でそういうイメージ作りをしていきたい。 ○委員   ホームヘルパー活動支援事業ホームヘルプサービス派遣支援事業とはどういったものか。 ○高齢福祉課長   ホームヘルパー活動支援事業とは,ホームヘルパー活動する際の車両を購入するのに助成する事業である。ホームヘルプサービス派遣支援事業とは,朝夕の時間や日曜等にホームヘルプサービスを必要としている人へのサービス提供を促進していこうということから,そのようなサービスを必要とする人を掘り起こすために,そのような時間帯の派遣に対して支援する事業である。 ○委員   高齢者保健福祉計画では平成11年までに市街地施設をつくって,12年以降は箱物は作らないと理解していいのか。 ○高齢福祉課長   現在の高齢者保健福祉計画では,七日町に施設を作るほか吉原に施設を作る予定がある。介護保険事業計画の策定と同時に高齢者保健福祉計画見直しを10年と11年で行なっていく。介護保険下におけるサービス必要度実態調査を行なう中で,新たな視点から施設が必要ということであれば12年以降も計画が出てくると思う。 ○委員   在宅福祉をすすめていくとなれば,小地域福祉ネットワーク事業をすすめていくべきでないのか。 ○高齢福祉課長   介護保険が導入なれば,小地域福祉ネットワーク事業はますます重要度は増すので,引き続き強化することが必要である。 ○委員   福祉協力員民生委員兼務しているところがあるということであるが,早急に兼務を止めさせはっきり区別すべきであると思うがどうか。 ○高齢福祉課長   福祉協力員福祉に関わる人を増やすということも目的の一つとして設置しているので,協力員の改選時期に合わせて兼務者がいないように取り組んでいきたい。 ○委員   在宅福祉を充実させるためにも,手当制度を含めて,市としてはどんな考えなのか。 ○高齢福祉課長   在宅介護者への配慮として,介護保険における支給サービスとして,現金給付を認めてほしいということを機会あるごとに国に要望してきたが,国では当面現金支給は行わないが,今後制度成熟度合によって検討すべき課題となった。介護保険は,介護者がいてもいなくても介護度によって同じサービスが受けられるので,この制度によって,介護者介護負担が軽減されるようなサービスも受けられることになる。また,ねたきり老人等介護者激励金介護保険において現金支給が行われないので,当面,存続しなければならないと考えている。 ○委員   託老所的なデイサービスはないのか。 ○高齢福祉課長   毎日通所するデイサービスE型があり,蔵王やすらぎの里,菅沢荘,いきいきの郷,とかみ共生苑の4カ所である。 ○委員   在宅介護者負担緩和をするため,デイサービスE型の拡大を図ってほしい。敬老祝品で70歳以上の市民にタオルを支給することを廃止したということであるが,それに変わって何をするのか。 ○高齢福祉課長   他の高齢者福祉施策の強化を図りたいと考えている。新規事業として訪問リハビリ事業を10年度から実施する予定である。 ○委員   サンシャイン大森進捗状況はどうか。 ○高齢福祉課長   今年度は10%,来年度は90%ということで事業を進めている。1月に入札,2月に工事着工し順調に推移している。12月1日オープンを予定している。 ○委員   12年から実施される介護保険準備のため職員は増えると思うが,国から準備のための補助金はあるのか。 ○高齢福祉課長   国からは事務処理実態調査等に対しては補助金はあるが,準備にあたる職員の人件費的なものは地方交付税で対応するということになっている。 ○委員   厚生省では福祉規制緩和を図って,特老等民営化していこうという方針であると聞いている。しかし,現在,特老に入っている人や,在宅よりも特老等施設を必要とする人も今後でてくると思うが,今後,在宅中心とし,施設は作らないという方針は変わらないのか。 ○高齢福祉課長   介護保険は基本的には在宅中心考えている制度である。実態調査をして,施設サービスを受けなければならない人の今後の動向を検討し,今後の予測を立てて,必要度を検討していくことになる。関係者の意見を聞いて計画をつくっていきたい。 ○委員   介護保険では保険料サービス利用のために一定の料金を出さなければならない。また,施設についても,民営化が進み,金を出さないと入れないようになった場合,低所得者は入れなくなることが心配される。福祉規制緩和され,自由化になった場合,法人民営化されれば,サービス提供自由競争ということになる。そうした場合,低所得者や家庭的に恵まれない人に対して自治体としてどういった考えを持っているのか。 ○高齢福祉課長   介護保険では低所得者であるか否かに関係なく,介護度のランクが決まる。しかし,施設入所も含めてサービスを受ければ,一律1割の自己負担食費等自己負担がでてくる。1割の自己負担ということについては,高額介護給付費ということで上限が設けられ,さらに,低所得者対策高額介護給付費も検討されるが,低所得者対策は来年度以降検討していかなければならない課題考えている。 ○委員   周辺の市,町と合併した場合,高齢者福祉計画予定されている施設で間に合うのか。 ○高齢福祉課長   合併を視野に入れた中で,3市2町の施設については天童市,上山市,山辺町にそれぞれ施設があり,上山市,中山町には今計画されているものもある。管内の状況としてはバランスよく施設が作られている。むしろ,山形市の人が他の市町にお世話になっている状況である。 ○委員   老人マッサージ等助成の基準と助成額,実績はどうか。 ○福祉文化センター所長   要綱により68歳以上を対象に健康の増進,福祉の向上を図るものである。1人あたり1,000円,15回受けられるという制度である。平成8年度で1,615人が助成を受けている。 ○委員   女性センターができたが,働く女性の家の利用状況はどうか。 ○福祉文化センター所長   働く女性の家の事業として13講座を実施している。また,平成8年度の利用者は30,628人,平成9年度は3月上旬で30,930人と平成8年度とほぼ同じである。 ○委員   国民年金推進員は何人いるのか。 ○国民年金課長   国民年金推進員は22人で小学校の区域を対象配置している。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決した。                休 憩  14時20分                再 開  15時00分  〇第2項児童福祉費   健康福祉部長から説明を受けた後,質疑に入った。主な内容は次のとおり。 ○委員   助産施設はどこで何人ぐらい対象になったのか。 ○健康福祉部長   助産施設済生館山形済生病院である。生活保護世帯市民税非課税世帯などが対象になり,平成9年度は5人であった。 ○委員   所得関係でなかなか受けられない人もいる。その枠を拡げて山形市の単独事業としてやってみてはどうか。 ○健康福祉部長   制度では経済的に困難な方となっており,国が4分の2,県が4分の1を負担することになっている。子育て応援計画の中には経済的負担軽減ということもうたっているので,検討していきたい。 ○委員   学校や公園の一部を利用してやってきた保育園を統合し,仮称中央保育園が建設されるが,将来の保育園整備構想はどうなのか。  また,統合する若葉保育園保護者から遠くなるのでそのまま置いてほしいという要望があるようだがどう対応しているのか。 ○健康福祉部長   市立保育園の再配置については,11カ所のうち,比較的新しく,郊外にある3カ所を除く,8カ所の保育園を,外環状道路山形バイパス西回りバイパス,国道348号線,天童内表線幹線道路沿いか,その付近に再配置して,中央東西南北に整備していこうと検討している。民間保育園は11カ所あるがほとんどの保育園が比較的市街地内にある。  若葉保育園保護者については,現在の市立保育園通園割合の約8割が車で通園している今の実態保育園配置構想を話し,なお,どうしても徒歩でなければならない方には,つくも保育園などの近隣の保育園を希望してもらうなど理解をいただくよう話をしているところである。 ○委員   保育園運営については,職員の心の問題が一番大事である。保育園の再配置とタイアップしてそういった教育もやって,施設も人も立派にしてほしい。 ○委員   中央保育所が建設されるが,近くに学校託老所などがあって多世代の人が一緒になれるものがあってもいいのではないのか。文部省と厚生省で複合的な施設を模索していくということはなかったのか。 ○健康福祉部長   今の保育園は3歳未満児入園者が増えていることもあり,異年齢児との混合保育が優先となっている。同年齢児同志の生き生きとした活動ができることもあり,大きな保育園にした。これからは保育園児童館の併設について検討したいと考えている。多世代交流施設については今の計画にはのっていない。また,現在空き教室はないが,放課後児童クラブ空き教室有効利用ができないか教育委員会と話をしている。学校福祉の領域で複合的な施設ができるものはないか話し合いをしている。 ○委員   児童館を増やしていく考えはないのか。 ○健康福祉部長   保育ニーズを調査した結果,雨の日や冬場も利用できる施設が望まれている。現在の児童館東西南北郊外にある。仮称中央保育園を除いてであるが,保育園と併設できないかということと併せ,児童館市街地配置できるよう検討していきたい。 ○委員   山形学園入所状況はどうか。また老朽化しているがどう考えているのか。 ○健康福祉部長   入所者は,小学生3人,中学生6人,高校生6人であるが,減ってきている。修繕が必要な箇所については修繕しながら,現在の施設を利用していきたい。 ○委員   児童遊園などは限られた狭い場所であるので,一度安全面での総点検をしてほしい。 ○健康福祉部長   9日に臨時部長会を開催し,市の施設の一斉点検を実施した。児童遊園についても総点検を行った。なお,危険と思われるブランコなどについては改修までの間当面外すなどの対応をしてきたところである。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決した。  〇第4項生活保護費   生活福祉課長から説明を受けた後,質疑に入った。主な内容は次のとおり。 ○委員   今の生活保護費いくらぐらいになっているのか。 ○生活福祉課長   年齢世帯人数によって違うが,平成9年度では,老人単身世帯夏場は113,950円,冬場は129,770円である。また,親子3人世帯では,夏場は182,670円,冬場は207,130円である。 ○委員   保護世帯が所有できる電気製品などはどんなものがあるのか。 ○生活福祉課長   全世帯の7割の世帯が所有しているものは認められている。また,車は原則として認められていない。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決した。  〇第4款衛生費 第1項保健衛生費   健康課長から説明を受けた後,質疑に入った。主な内容は次のとおり。 ○委員   蔵王クリニック医療機器で,今までのものはどうなったのか。使用されないものはあるのか。 ○健康課長   今までのものも使用しており,そのものも含まれている。なお,従来からリースで借りていたナースコールシステムは使用していない。今年の11月でリースの古いものは切れるので不必要なものは返す。 ○委員   何人ぐらいの患者がいるのか。 ○健康課長   1日当たり患者は,12月は24.3人,1月は26.1人,2月は37.5人である。1日平均約30人となっている。 ○委員   採算は取れているのか。1人当たり医療費いくらか。 ○健康課長   当初の見込みより若干上回っている。1件当たり医療費は7,294円であった。 ○委員   夏場になれば患者数も単価も少なくなってくるので,たいへんになってくるのは確かである。補助金を増額してくれとかならないのか。また,3年後に見直しをするのか。 ○健康課長   夏場地元の人が主になる。医師の診療は半日が2日,1日が1日で週延べ2日間である。医師は1日いくらということでやっているので大丈夫ではないかとみている。将来,赤字になっても無条件の補助金増額ということではなく,最大限の経営改善企業努力のうえで部内で検討しなければと考えている。また,3年後には,市・地元事業団とで,廃止を前提としてではなく運営主体も含めて見直しをすることになっている。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決した。  〇第4項上水道費   健康課長説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決した。  〇第2条債務負担行為特別養護老人ホーム施設整備事業補助金)   高齢福祉課長から説明を受けた後,質疑に入った。主な内容は次のとおり。 ○委員   主たる事業申請者はだれか。また,理事にはだれが予定されているのか ○高齢福祉課長   設立母体は七日町の長岡医院の続き地ということで,病院の経営者主体となって設立する。  社会福祉法人認可手続きの際の理事予定者名簿では,理事長予定者溝口きみ子氏(国際ソロプチミスト山形会長),理事予定者遠藤宏氏(元県職員),大江英子氏(山辺町のよねとみの会長),大谷諦道氏(専称寺住職),大平謹一郎氏(福島の医師),落合正五氏(県老人クラブ連合会会長),鈴木清子氏(国際ソロプチミスト山形元副会長),田辺波津枝氏(千葉県で社会福祉法人設立),田辺美智子氏,富田俊子氏である。 ○委員   事業計画の概要,理事予定者名簿などの資料を提出してほしい。...